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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成26年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2014/03/24 平成26年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2014/03/24 平成26年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  おはようございます。それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。本日は報告事項が3件でございます。1点目の報告事項は、お手元の資料1のとおり、調布〜三宅島間の新規航空路線開設についてでございます。平成24年12月に開催されました調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協での合意を踏まえまして、平成26年4月2日、水曜日から新中央航空により運航が開始されるものでございます。新規航空路線の開設に当たりましては、本特別委員会におきまして協議等を賜りありがとうございました。
 2点目は調布飛行場を使用する新たな機種の航空機の確認方法についてでございます。新たな機種が調布飛行場を使用する際には、覚書に基づきまして三鷹市長に協議をすることとなっております。その新機種の範囲につきまして東京都において一定の整理がなされましたので、その内容について御報告するものでございます。
 3点目は、定例報告事項であります調布飛行場の離着陸状況についてでございます。
 それぞれの報告事項について担当から御説明いたしますので、よろしくお願いします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  おはようございます。それでは、お手元の資料に沿って御説明をさせていただきます。まず資料1をごらんください。1ページ目でございます。調布〜三宅島間の新規航空路線開設についてです。昨年度、本委員会にも御協議をさせていただきました三宅島への新規航空路につきまして、お手元の資料にありますとおり4月2日から運航が開始されるとのことです。本資料は3月19日に東京都港湾局がプレスリリースをした際の報道向けの資料を、本日は御用意してございます。
 なお、この資料1には直接は書いていないのですが、参考といたしまして、恐らく一番最後のページに「広報みやけ」12月号をおつけしているかと思います。こちらのほうに運航スケジュールが、左肩のドルニエの写真の上のところに3往復、今回4月2日からの運航ダイヤということで、例えば第1便が調布発9時15分であるというような記載、そこにまとめてございますので、そちらもあわせてごらんをいただければと思います。
 恐れ入ります、1ページ目にお戻りください。リリース資料にありますとおり、記念式典は三宅島空港にて開催されるとのことですけれども、調布飛行場ターミナルビルでは、4月2日から4日までの日程で、島嶼の特産品の物産展を行ってこの就航を祝うというふうに聞いているところでございます。
 では、次に調布飛行場を使用する新たな機種の航空機の確認方法についてです。2ページ目をごらんください。調布飛行場では東京都と地元市との覚書に基づき、新たな機種の航空機の飛行場使用については事前に協議をすることとなっています。最近では、平成25年6月の本委員会でいわゆる新機種協議として、5件6機について御協議を申し上げました。一方、この新機種につきましては、従来は特段の判断基準がなく、軽微な変更と思われる内容であっても全て新たな機種として今まで御協議申し上げてきたという経過がございます。
 このたび、東京都が国土交通省航空局との間で協議をする中で一定の見解が得られましたため、調布飛行場管理事務所から型式の確認方法についての基準を設け、同一型式と分類されないものについて新機種協議を行うというふうにする旨の連絡がございました。この資料2がその案でございます。
 1項目めのところで、まず新たな機種の航空機の型式の定義となってございますところを、まず御説明します。1行1行を御説明いたします。まず1行目ですが、調布飛行場で使用する航空機の型式は、国土交通省航空局で定める型式とするとあります。これは、覚書で定める新たな機種を判断する基準を、航空機の型式をもとにして判断しますという、そういう意味の定義づけであるということを伺っております。
 次に、その1の2行目ですけれども、ここは今回判断基準とした新たな見解が得られたところです。外国製の航空機については、製造国の型式を日本でも採用しているため、製造国航空局のホームページ等で同一型式と分類されている場合は、記号等が一部異なっていても同一型式としてみなしてよいという見解が国土交通省航空局からあったとのことです。このことにつきましては、2の型式の確認方法のところで詳しく御説明をいたします。
 なお、この1の最後の行にありますとおり、同一型式と分類されていないものについては、新機種協議を行うものとするとなっています。ですので、同一型式とみなされないものについては、新機種として従来どおりの協議に付されるということになります。
 では、この同一型式かどうかの確認をどのようにするのかということでございますけれども、2の型式の確認方法のところをごらんください。まず(1)で国産の航空機は国土交通省航空局に確認するというふうになっています。米印に書いてございますけれども、型式一覧などは公表されておりませんので、国産機については個別に照会することとなっています。
 次に、(2)ですね、外国製の航空機についてですけれども、(2)にありますとおり、アメリカについてはアメリカ連邦航空局(FAA)のホームページで、またヨーロッパについては、欧州航空安全局(EASA)のホームページを参照して確認することとされています。また、その他の国で製造された機体については、当該国のホームページで確認をし、不明な場合は国土交通省航空局に問い合わせるというふうになっています。
 この資料2の参考の資料といたしまして、その次のページ、3ページ目、4ページ目にアメリカ連邦航空局(FAA)のホームページと欧州航空安全局(EASA)のホームページの例が添付をされておりますので、そちらのほうを御説明いたします。まず3ページ目、アメリカ連邦航空局のホームページでございますけど、右肩の上のほうに四角く小さく囲っているところがございまして、赤字で、これは東京都のほうで凡例として入れてきたものですけれども、同一型式とみなすというふうに赤字が入っている欄があるかと思います。
 その枠の中の一番上にアグスタ、AGUSTA──アグスタというふうに書いてありまして、その下にモデルA109からモデルAW109SPまで、同じような記号が10件ほど並んでいるかと思います。これは、アグスタという名前の機種の型式が列挙されている部分でございますので、今回の国交省の見解では、この同じ四角の枠組みの中に記載されているものについては同一型式とみなしてよいというふうに見解が得られたということなんだそうでございます。
 ちなみに4ページ目はEASAのホームページの例になります。ホームページのデザインが違いますけれども、EASAの場合ですと、一番下の赤く枠で囲って同一機種、型式とみなすというふうに書いてございます。これはユーロコプターというののモデルEC135P1からEC635T2プラスまで幾つか記号が並んでおりますけれども、この四角の中は同一型式とみなすと、そういうような見解が得られたというようなことをもとにしての今回の東京都からの通知となっています。
 この同一型式とみなされるものにつきましては、判断基準に照らし合わせて新機種としては扱わないため、いわゆる新機種協議には付されませんけれども、事業者から申請があった、その内容等が飛行場管理事務所から地元3市の企画経営課長に報告をされますので、そのような手続に今後なっていくかと思います。
 では、次に資料3をごらんください。調布飛行場の平成25年10月から12月の離着陸状況についての御報告です。資料3の6ページ目が10月になります。10月は2地点間輸送は504回で、前年同月に比べ82回の減、合計は1,071回で前年同月に比べ386回の減になっています。
 7ページ目になりますが、11月です。11月は2地点間輸送は558回で、前年同月に比べ19回の増、合計は1,257回で、前年同月に比べ121回の減となっています。
 12月ですが、12月は8ページになります。12月ですが、2地点間輸送が614回、前年同月に比べ48回の増、合計は1,372回で、前年同月に比べ99回の増となっています。
 前年同期の10月から12月と比較をいたしますと、平成25年が3,700回、平成24年が4,108回で、408回の減というふうになっております。これは平成25年の9月から10月にかけて、全国的に台風や秋雨前線の影響でたびたび大雨に見舞われましたほか、秋に日本へ接近した台風が多かったことなど、天候による欠航が多かったことが原因であるというふうに調布飛行場より報告を受けているところでございます。
 なお、平成25年6月から島嶼部への定期便、この中では2地点間輸送のところに当たるわけですけれども、ここに限りまして計器飛行方式が一部導入されました。10月から12月までの計器飛行──IFRの実績ですけれども、10月は61回、11月は21回、12月は13回で、この3カ月間では合計95回のIFR方式での離着陸だったとの報告を受けているところでございます。私からの御説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(長島 薫さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。もうすぐ4月2日から三宅島との間での定期便の航行が始まるということで、これ自体は私、当会派でも三宅島とのお話ししに行ったりしていましたので非常に喜ばしいことだと思っておりますが、1日3便ということですので、絶対的に調布飛行場で離着陸する便数がふえるということになりますので、つまり調布飛行場の仕事量がふえる。もちろんそういう安全性、きちんと御協議、御確認、準備の上での航行開始とは思いますけれども、改めましてその安全性の点につきましてどのような対応を行われているのかをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  質問委員も今おっしゃっていただきましたとおり、実際に便数がふえるということは事実でございます。新しい航路の就航でございます。昨年度御議論いただきました中でも、そのことは当委員会からもかなりきちっと御質問をいただきまして、東京都からの見解等もあわせてお知らせをしたところでございます。ここでまた実際に就航するという期になりまして、私どものほうからもいろいろ口頭で確認をさせていただいておりますし、飛行場のほうもそこは万全を期すということで、例えば飛行機の点検ですとか、そういうものにつきましてもきちんと確認をした上でやっているというふうに聞いているところでございます。


◯委員(長島 薫さん)  わかりました。もちろんきちんとした対応をしていただいていることとは思いますが、実際始まってみないとわからない点、急に何が起こるかもわかりませんので、地元といたしまして、もちろん周辺住民の安全のためですね、きちんと見守っていただいて問題等ないか確認していっていただきたいと思います。私からは以上です。ありがとうございます。


◯委員(粕谷 稔君)  おはようございます。4月2日から運航が始まるわけなんですが、1日3便で座席数が19ですかね、今まではちょっと全日空の羽田と三宅の3月31日で廃止となるということなんですが、どれぐらいの見込みというか、そういう部分というのは飛行場のほうで何か数値的な目標というか、そういう部分立てられていることがあるのか、わかればちょっと教えていただきたいのと。
 あと、この4月2日から4日にターミナルビルで島嶼物産品の展示・販売をされるということなんですが、せっかくこの滑走路が三鷹市にある調布飛行場と三宅島が近くなるというか、今までも交流はあるわけなんですけれども、やはり飛行場まつりのときに絞られているというか、にぎわいは創出されると思うんですけれども、地域のやっぱり高齢化とかいう部分もある地域ではありますので、今後の何か三宅とのそうした商工振興とか、交流的な部分が三鷹市と3市も含めて何か御予定されているのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず1点目の3便になって実際の実績の目標はということで、目標等の数字について私どもが具体的に伺っているわけではないんですけれども、今まで羽田便は機体がドルニエより大きいということもあって、1往復であったように伺っています。ただ、それがドルニエのほうが小さい、19人乗りということもあって、ただ一方で1日3往復になるということなので、島の方にとっては時間が選べるですとか──それはこちらからいらっしゃる方もそうなんですけどね、観光客等も同じだとは思うんですが、時間が選べるということ。
 それから、いずれにしろ三宅はまだ火山ガスの影響で就航率自体はほかの島嶼と比べれば、やはりその火山の影響を受けているという面がございますけれども、昨年いろいろと検討する中で伺ったお話の中でいいますと、1便だと、その1便が飛ばないともうだめなんだけれども、時間がバラエティーがあるので、例えば午前がだめでも、午後は風向きが変わったからとか、その逆とか、そういうような可能性もあるので、そういう意味でいえば、より飛行機が活用しやすくなるのではないかというような──利用されるお客様の側から見てですね、そういうようなことを、3便ということでいえばそういうことがあるのではないかというお話を伺っているところでございます。
 それから、物産品の展示ということで、今回はこの4月2日の就航に合わせての3日間ということですけれども、御存じのとおりターミナル、昨年新しくなりまして、2階のフロアがきれいに整備をされました。常設の売店をというのはなかなか難しいようでございますが、2階と、それから1階のほうには、先日私も拝見しましたが、物産品が買える自動販売機を1階のほうに置かれて、少しずついろいろなことを整備されているように思います。
 あと、ターミナルができましたことで、2階に日常的に飛行機や空港を見学に来る、飛行機を御利用なさらないけれども、飛行場、ターミナルを訪れるお客様というのも非常にふえてきているというふうに伺っています。ですので、ターミナルも今ここでやっと1年目を迎えるところでございますし、今回このような物産展ということも始まりますので、三鷹、調布、府中の地元は島嶼の物産を受け入れるだけではなくて、こちらからも何かアピールができるような、そういうことを御一緒に考えていければなというふうに思っているところでございます。以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございます。僕もちょっとその自販機、見たことないんですけれども、ちょっとまたしっかり見に行きたいなというふうに思います。
 やはり今、課長からお話あったとおり、当初は迷惑施設的な色が濃い空港、施設ではあると思うんですけれども、何かまたそこを1つの三鷹の魅力という部分にも転じていける施策があるのではないのかなという気がしますし、3便になりまして、またこの飛行場を経由するバスの運行とかもまた工夫が必要になってくるんではないのかなという気がいたしますので、その辺もまた、何とか三宅の方が調布に流れるのではなくて、三鷹に滞留するような、人的交流もまたさらに進むような工夫づくりが必要かというふうに思いますので、その点も御考慮いただいて、これからまた連携とっていただければというふうに思いますので、この点要望させていただきまして終わります。ありがとうございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。今も調布─三宅の質問がありましたけれども、これ便数がふえるわけですので、やはり市街地の中にある飛行場という点では、あの東京都との覚書にありますように安全対策って、これは今までよりも重要になってきますので、その辺はしっかりと対応をお願いしたいと。
 それから、バス路線の話もありましたけれども、新聞には飛行場と調布駅ですか、これはバスが新たにふえるという報道がありましたけれども、これはどのぐらいふえるんでしょうかね。
 それで、あと、京王線のほうに、最寄り駅っていう形では調布駅が近いからそうなったんでしょうけれども、これの三鷹、中央線との関係というのがあるのか、今のところないのか。三鷹市としては何かそういう対応がバス会社との関係でやられているのか。ないし、コミュニティバスですね。当初、平成、あれは18年だったでしょうか、この基本計画がしっかりとしたものがつくられたという私の認識なんですが、それは実際にだんだんそれが薄らいでいるのかなって認識もありますけれども、あのときには西部ルートが、あの中で、調布の中で回って路線バスにつながっていくという、そういう基本計画だったと思うんですね。だから、新たな三宅の路線という中で、三鷹市としてのコミュニティバスの検討というのがされているのか。まず最初に、この問題でお聞かせいただきたいと思います。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず、最初に御質問いただきました安全対策につきましては、私どもも、まずは安全が第一ということを東京都にも、飛行場にも申し上げているところでございますので、就航を祝いつつ確認をきちんとしていきたいなというふうに思っているところでございます。
 バス路線につきまして3点御質問をいただきました。まず1つは、調布駅との飛行場の間で便数ということですけれども、私どもも、今は4往復なんだそうですけれども、15往復30便程度になるというようなことを聞いているところでございます。
 三鷹、中央線の方面との結節ということですが、現時点では直接的な結節はないのですけれども、このバス路線につきまして、三宅が就航するということで、便数もお客様数もふえるということで、東京都のほうから地元の三鷹市と調布市に相談がありまして、実際の担当は、私どもとしては都市整備部のほうになるのですが、三鷹と調布が東京都さんと御一緒に小田急バスと交渉したという経過があるやに聞いております。
 三鷹としては、ぜひ三鷹駅への結節をということでかなり熱望して交渉に当たったところではあるのですけれども、やはりバス事業者のほうで採算性ですとか利便性ということを考えたときに、三鷹駅のほうに路線の変更等をして引っ張っていくのは非常に難しいというような見解があったようで、実際には、結果的には、今、まずは調布駅との間でというようなことの結論に今現在至っているというふうに聞いております。
 コミュニティバスの件につきましては、三鷹市といたしましては、さまざまなこれからも見解を、検討していく必要があるかなというふうに思いますけれども、現状では今、小田急バスさんのほうでは、調布駅と飛行場との間というような結論に至っているということでございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ひとつ、三鷹市のこの際、改めて大沢地域の不便地域ということもありますので、これとの兼ね合いで対応をとっていただければと。
 これは、ここの質問ではないかと思う。ただ、私がこの跡地委員会に参加させてもらったときに、いわゆるコミュニティ通りっていうんですか、龍源寺のほうに抜けた、あの道路が開通する際に、武蔵境から当時大沢コミセンどまりのバスだったと思うんです、武蔵境から。それを武蔵境からその新しい道路を通って、府中ですか、朝日町経由で飛田給という、そういうルートの検討もという報告がこの跡地委員会であった記憶があるんですよね。ちょっと記憶なんですけれども、そういう認識なんですけれども、あわせてこの不便地域のバスルート、検討をお願いしたいというふうに思います。
 それから、新たな機種の航空機の確認方法という、このことについてお聞きしたいんですが、いわゆる先ほど課長さんからも説明のあった、見解があったためという今回の報告ですよね。この見解が変更された見解、いわゆる同一型式ですか、今までは新しい飛行機が全部この跡地委員会に報告されて、それから協議事項でしたよね。ということは、議会で、この跡地委員会で新しい機種に対する議会のチェックといいましょうか、そういうことがなされてたのが、この見解があったことによってそういう協議事項がなくなるわけですよね、報告。結局新しい機種という形ではなくなるわけですから、その点で見解があったという、まず最初にお聞きしたいのは、見解の変更の理由っていいましょうか、背景、これについてまず最初にお聞かせください。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  ただいまの件について、まず新機種協議、これは依然として覚書に基づいてあるということです。したがいまして、新しい機種が飛来する場合には、これは協議をするというのが三鷹市の考え方でございますが、ただ、今まで新機種協議の中にあったもので、ややもすると非常に軽微なマイナーチェンジであっても、要は型番が違うことによって、その都度協議をさせていただきました。我々としても一定の判断基準がございませんので、東京都からそういう協議が来れば、それを全てそのように対応してきたという経緯がございます。
 これについて、ほぼ同一機種でありながら型番がやや微妙に違うことまで全て協議にかけることが合理的なのかどうかというところで、新しい機種については、やはり騒音等の影響等もあることから、かけるという原則は堅持しつつも、軽微なものについては、同一のもの、実際に非常に軽微なマイナーチェンジに当たるものでございますから、それについては報告にとどめたいということで変更があったということで、東京都から聞いているところでございます。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  部長の答弁を補足させていただきます。今回、見解が得られたというふうに申し上げましたが、この見解は、今まで何か判断基準があったものが変更されたということではなくて、今まで判断基準がなかったのに、今般新たに見解が得られたということでございますので。そういう意味でいうと、判断基準がここで示されたというふうに御理解をいただければと思います。


◯委員(森  徹君)  飛行機のことは、操縦できませんので、車と違って余り身近に理解できないんですけれども、今部長さんが答弁されたように、新機種は当然ありますよね、それはわかります。そのとおりだと思います。新しい機種が来たときには、当然協議事項でこれを認めるかどうかっていいましょうか、そういう議論をするということなんですが。
 この型式ですよね、先ほど説明があった。いろいろモデルのA109からAW109SP、スペシャルっていうんでしょうかね、これがですね、こういうのはモデル。だから、どこまでが型式。型式という理解と変わっていきますよね、この型式が少しずつ。これがどの時点で──新機種となると、この型式そのものが当然変わるんだろうと思うんですけれども、同一型式でも、いろいろ性能が変わってくるということっていうのはないんでしょうか。それによって、騒音等もやはりいろいろ改良・改善がなされたことによって型式が変更されるというふうに理解しているんですけれども、それによって当然性能が変わってくるから、一般市民的には、これは新しい機種っていいましょうか、いろいろ性能が変われば騒音が低くなるのか、さらにどうなるのか。
 今までは全部新しい飛行機が来たときには、それを新機種っていう扱いで全部ここに報告されて、協議事項でしたよね。これが型式が同じだからって1つにくくりますよね。そうすると、それは報告はされるんですよね。こういう形のものが来たときには報告があるんですか、それとも、これは新機種じゃないから、それはここに報告がされないんですか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  今質問委員おっしゃいましたとおり、まず、そもそも同一型式とみなされないものについては、今までどおり詳しい資料を全てお出しをして、新機種の場合は全て今までどおりに御協議を申し上げます。
 今までと異なる点という意味で言いますと、この同一型式とみなされるもの、それは東京都のほうでも国交省と随分いろいろやりとりをして、基本的には今、先ほど部長申し上げましたとおり、マイナーチェンジとあるもの。私が聞いているマイナーチェンジの例といたしましては、例えば飛行機の中についている計器が今までアナログ表示だったものがデジタル表示になったとかですね、それからプロペラの形が少し違うであるとか、そういうようなもの。あと、もちろん機体のサイズにやや変更があるということもあるようでございますが、基本的にはそういう非常に軽微な変更も含めて、今までは全部御協議申し上げてきていましたので、そういうところを何かのルールできちんと切り分けて、同じと判断されるものと違うと判断されるものを何かの1つの尺度で分けたいと。
 ただ、このような協議、扱いになっている飛行場というのが、実は全国を探しても調布飛行場しかないものですから、国交省のほうも、新機種なのかどうかということの判断をどういうふうにとるかということ、非常に随分と東京都と相談をしていただいたようで。この同一型式とみなすというこの確認であれば、同一とみなせるというような見解がここで得られたということなんですね。
 ただ、もちろん、事業者さんのほうからは、新しく飛来をする飛行機については、全て今までどおり東京都のほうに申請がございますので、東京都のほうではきちんと確認をした上で、今回このような申請があったけれども、これはこの同一型式とみなすルールに当てはめて協議はしませんが、こういうものが申請がありましたよということは、それぞれ地元3市のほうに報告がございますので、私どももそういう1件1件きちんと確認をした上で対応していきたいなというふうには思っているところでございます。


◯委員(森  徹君)  全国の飛行場の中で、調布飛行場ということは当然市街地の中にある、そういう特殊な中での──大阪の八尾もありますけれども、そういうことできちっと協議事項がなされてきたというふうに理解しています。そうだと思うんですね。そうすると、今後この見解変更になるという形で出されているんですけれども、そうすると、型式が変わった、同一型式という場合には、この跡地委員会に対する取り扱いというのが、まずどうなるのか。
 それから、東京都ですかね、飛行場管理事務所から、新しい今まで飛んで来なかった飛行機が今度飛んでくるという報告というのは、見解の変更によって、そういう報告は、今後これ、今まで同様、これからもあるのか、ないのか。同一形式だからっていうことで、市にないのか、あるのか。それから、この跡地委員会に報告がされるのか、新機種じゃないから報告がないというふうになっちゃうのか、その辺をちょっと聞かせてください。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず、東京都のほうからは、協議ではございませんけれども、報告という形で資料、それから、こういう内容のものが申請があって、東京都としてこれは同一型式だというふうに判断しましたということの報告はいただけます。それは、毎回きちんといただけるというふうに聞いております。
 そういう意味で言いますと、資料等きちんとしたものが来ますので、私どものほうでも、例えばちゃんと同じ型式と判断されているかどうかとか、それから、先ほど委員おっしゃったとおり、私どもにとってもやはり安全性もそうですし、やはり騒音ですとか、そういうことは非常に気になるところですので、そういうことがどうなっているのかということは問い合わせることもできますし。逆に言えば、何かこう、これはやはり新機種として扱うべきなんじゃないかというようなこと、基本的にはないと思いますけれども、もしあった場合には、こちらからどうなのかというふうに質問したりすることは当然できると思います。
 委員会への御対応でございますけれども、基本的には事務的にというふうに思っておりますけれども、三鷹市のほうに報告は来ているところでございますので、例えば、逆に言うと、逐一相談があるとか、報告が──今までのように委員会にかけてということではございませんので、御協議をしたということではないですので、委員会と委員会の間とかなどに相談があった場合にも、それは事務的に確認をしていくということになると思いますけれども。
 そういう意味では、委員会の皆様には、例えばまとめて御報告をするであるとか、そういうのはこれからどれくらいの件数が実際に来るのかというのは、私どももちょっとやってみないとわからないというところもございます。それは、東京都も対応してみないとわからないというところもございますので、御報告方法等につきましては今後御相談をさせていただければと思います。


◯委員(森  徹君)  それでは、新しいこの見解で、新機種以外でも新しい飛行機、調布飛行場に今まで飛行して来なかった飛行機があった場合には、この委員会に報告してもらえるというふうに理解をして、今の御答弁の中で理解しますけれども、そういうことでいいんでしょうか。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  いわゆる新機種とは考えないものの定義をここで、東京都からの報告で得たところでございますので、その状況を見て、適切に今後よりよい方法を検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  余り時間は、しつこくしたくないんですけれども、適切にという言葉の中に、やはり一番、市民に最も身近な自治体ですから、市民の健康・安全を守るというのが地方自治法ですから、その立場でですね、やはりここで新機種の協議、それ以外はここに報告ないっていうんじゃなくて、しっかりとより見える形でね、報告をしていただきたいということで、きょう私はこのやりとりの中で、今までの、今の部長の答弁も含めて、三鷹市の姿勢としては市民に明らかにしていくという立場での答弁があったというふうに理解をさせていただきたいと思います、部長も首を縦に振っておりますので。
 やはり、そうしませんとね、やはり跡地委員会というのは、単なる行政報告を受けて、わかりましたっていうんじゃなくて、あくまでも市民の立場からチェックするという非常に大きな役割を持っていますし、特に市街地の中での飛行場を抱えている。跡地もどんどん少なくなってきたから、跡地委員会っていうのは力がないんだとか、役割がないんだということじゃなくて、ここに飛行場がある以上はしっかりと対応していく特別委員会だという理解でここに参加しておりますので、ひとつその点をしっかりと、行政側も、議会側もそういう対応で市民の安全のために努力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で質問を終わりにします。


◯委員(宍戸治重君)  今丁寧な質疑がありましたけど、何かちょっとわかりにくいような、わかったような気がしますけど。今まで新機種の協議を行ってきましたけど、その協議というのは、機種が新しいか古いかじゃなくて、実際には使用目的だったり、いろいろ諮ってきたわけだね。そういうことからすると、この確認方法がとれたということで、いつでも、同型機なら着陸するのかということについてはどうなのか。いつでも、どんな飛行機でも、同じ形なら来ちゃっているのかと、そのことと、離発着しているのかということ。それから、覚書や協定書にかかわる問題なのかどうかということだよね。
 それと、いつもこうやって報告、後のほうであるように、どういう飛行機が何回飛んでいるなんていう報告の中に、今まで何ていうのかよくわかりませんけど、調布飛行場に登録された飛行機以外は使っていないんじゃないかって僕は思ってきたんだけど。ある意味で登録ね。登録って言うのかどうかわかりませんけど、皆さんが、三鷹市がオーケーしたものだけが飛行場に来ているのかなっていう気がしていたんだけど、これからは何でも飛んでくるよということなのかどうか。
 それと、調布─三宅島の関係なんですけど、先ほどからも議論がありましたけど、安全対策についてはしっかりとやっていただくことで結構なんですが、島というのは、例えば病院の緊急の、病院へ行くとか、例えば患者さんの搬送だとか何とかということにも関係しているんだろうと思うんですけど、そういう点については何か申し合わせとか、病院が──どこの病院だかわかりませんけど、というような関係では何か話があるのかどうかを伺いたいと。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず、新機種のことですけれども、今までも新機種として御協議してきたもの、ございました。それで、ある1つの個体、この飛行機をということではなくて、逆に言えば、今までも全く同じ機種であれば、同型の別な機体というのは飛来する権利はあったわけですね。そういう意味でいうと、なかなか説明が難しゅうございますけれども、例えばですね、たまたま御提示いたしました、このアグスタっていう飛行機があるとしますね。アグスタっていう飛行機の、例えばA109っていうものを、今まで新機種でお認めいただいていると、過去にお認めいただいた経過があると。そうすると、例えば私が持っているアグスタと、委員が持っているアグスタは別な機種なわけですけれども、同じ109であれば。例えば委員が持っていらっしゃるアグスタで新機種の協議がなされて、それはオーケーというふうに言っていただくと、別な所有者が持っているアグスタ109も飛来する権利があるというルールで、今までずっとこの間、平成9年以降ずっと来ているわけです。
 今回、そのアグスタ109と、例えばアグスタAW109SPは同じ型式だと、マイナーチェンジしかしていないのでほぼ同じものなので、同じものだと考えていいというふうにいうことになったと。なので、今までアグスタ109がお認めいただいていますので、今後は、今回AW109SPっていうのも飛来することになりましたけど、これは同一型式ですっていうふうに判断をして──それはもちろん御報告とかありますけれども、今までと同様にありますけれども、そういうふうにして飛来することになるというルールになったというようなことでございますね。
 なので、そういう意味で言えば、同一型式とみなす範囲を定めましたので、今まで全く枝番まで全部同じじゃないと一々新機種として言わなくちゃいけなかったんですが、今回は枝番違うところくらいまでは同じだというふうに判断してよろしいというふうになったという、そこの変更だということなので、今までも同じ型番の中で違う個体というのは飛んで来ていたんだということを、まず御理解をいただければと思います。
 以上のことを含めまして、覚書や協定書に沿った対応であるというふうに、私どもは考えております。それは、私も今回覚書も、協定書ももう一回きちんと点検もいたしまして、それは東京都の方とも協議をする中でも点検をさせていただきましたけれども、それは覚書の中で、新たな機種の航空機の飛行場使用に関することについては協議をする。その新たなということの範囲がどこまでなのかというのが、今回国交省の見解がここで初めて得られたということでございますので、そういう判断であるというふうに考えております。
 そういう意味で言いますと、登録したものをというふうに今質問委員おっしゃっていただきましたけれども、新機種としてお認めをいただいたもの、過去から今までですね。これからも全く新しいもの、逆に言えば、このアグスタならアグスタというこの枝番の中ではない別なものであれば、もちろん新機種として、しかも、それが今まで調布飛行場では扱ったことのない機種であれば、新しい機種として御協議申し上げるわけでございますので。大きな意味では、基本的にはお認めいただいたというふうに登録されているもののみが、個体としては違いますけれども、機種としてはその機種のみが離発着を認めていただいているものだという、その点では変更がないというふうに申し上げたいと思います。
 三宅の件でございますけれども、安全対策はもちろんしっかりということでございますが、緊急の輸送の場合ですね。今回就航いたしますのは、ドルニエでございますけれども、3便になったということで、例えば病院に通院されるとか、そういうことでも御利用されやすくなったんではないかと思います。一方で、本当に人命にかかわるような緊急の場合というのは、今までも恐らくは例えばヘリの対応であるとか、そういうことで賄ってきた部分もあるのではないかと思います。
 病院の指定だとか、そういうことまでは特段取り決めがあるとか、そういうことはございませんけれども、本当に人命にかかわるような場合は、それはケース・バイ・ケースで判断をしているのではないかと思いますし、そういう意味でドルニエが1日3便になることで、そういう緊急事態になる前の段階でね、例えば今までは午前中の1便しかなかったものが夕方にも飛べるとか、そういうことで対応ができていくのであれば、それは調布飛行場で受け入れをさせていただいて3便になったということも価値があるのではないかなというふうに思うところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  後で自分なりに整理をしたいと思いますが、新機種っていうのの、新機種というのは、これでどういうふうに見るんだよというだけであってさ、じゃあ、私たちが便数の確認やら、どのくらい飛ぶのかとかね、何の目的で来るのかとやってきたことはさ、それはもちろん市民の安全のためにチェックをしていることなんだけど、同型ならどんどんおりていいよとか、飛んでいいよとかっていうことと同じことなのかなっていうような気がするんだけど、そう違わないということであれば、それはそれで、そうかと思うきりないんですけど、ぜひ、数等に今までの協定書や覚書に特に変化のないように、また、うちのほうというか、委員会もチェックしていかなきゃいけないことは改めて確認をしたいと思います。
 あと、ドルニエについては、そういうこともあるんだろうなと思いながら、そういうときにスムーズに運用されるというか、そういうことについても配慮しなきゃいけないのかなっていう思いからの質問だったんだけど、そんなに年中来るわけでもないでしょうから、ぜひそういうときには何かと協力をしてあげたいなというふうに思っています。とりあえず以上でございます。ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  では、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時23分 休憩



                  午前10時24分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時25分 散会