メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成26年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2014/06/23 平成26年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2014/06/23 平成26年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。項目アからオについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項の1番目、アの北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップ報告書について、資料1のほうで御説明させていただきます。こちらの資料でございますけれど、報告書の抜粋版になります。表紙の裏面の目次をごらんください。1から3のワークショップの開催内容等につきましては、さきの委員会で御説明させていただきました。本日は4のまとめの考え方と、5のワークショップの検討結果について御説明いたします。
 11ページをごらんください。4、まとめの考え方についてです。(1)、ワークショップの成果の生かし方です。この報告書については、今後、三鷹市が策定する北野の里(仮称)まちづくり方針にできる限り反映していくこととなります。
 (2)、意見の記載についてです。まる1、グループごとのまとめた意見、残したい意見のほか、参加者が記述したものを全て掲載いたしました。
 12ページをごらんください。(3)、話し合いの結果のまとめ方です。手順1、グループごとのとりまとめとして、全てのグループから出された重要と思われる意見、残したい意見、話し合いの全意見を掲載し、話の流れがわかるように議論の概要を掲載しました。手順2、重要と思われる意見、残したい意見の共通項目を手がかりにして中分類にまとめました。手順3、全てのグループから出された重要と思われる意見、残したい意見の中分類されたものをさらに共通項目を手がかりにし、内容を大分類ごとにまとめました。
 こうした手順で整理した内容については、13ページのまとめ方のとおりでございます。テーマごとに大分類、中分類に取りまとめ、シール枚数より傾向を分析いたしました。
 次に14ページをごらんください。5、ワークショップの検討結果についてです。(1)、ふたかけ上部空間等の利用、ジャンクション周辺のまちづくりのまとめについてです。テーマAでは、ふたかけ上部空間などの緑と農の創生について話し合いました。片括弧1、緑についてでは、既存樹木、雑木林や並木の確保に対する関心が高く、多くの投票がありました。片括弧2、農についてでは、市民農園、学校農園、体験農園の創生に対し、多くのグループから要望がありました。片括弧3、緑と農に関する施設についてでは、子どもが自然体験をしながら自分で考え、自由に遊べる場に関心が高く、子どもが自然や農に触れ合える環境が望まれていました。片括弧4、コミュニティについてでは、地域コミュニティ維持のためコミュニティの場の創出が望まれていました。具体的な意見につきましては、15ページから17ページに記載のとおりでございます。
 18ページをごらんください。テーマBでは、ふたかけ上部空間などの施設の整備について話し合いました。片括弧1、施設についてでは、外周道路には、サイクリングロードやジョギングコースを設ける要望が多くのグループからありました。また、スポーツ広場、多目的広場、地区公会堂などのコミュニティ施設や子育て・教育施設の整備に関する意見に多くの投票がありました。片括弧2、環境配慮についてでは、太陽光パネルなど、自然エネルギーを使った循環システムに関心があり、多くの投票がありました。そのほか、駐車場及び駐輪場の確保などの交通面での意見が出されました。
 具体的な意見につきましては、19ページから23ページに記載のとおりです。
 24ページをごらんください。テーマCでは、ジャンクション周辺の北野地域の特性や資源について話し合いました。片括弧1、緑についてでは、大きな樹木、並木、雑木林を残してほしいとした意見や、仙川などの自然を残すといった意見に多くの投票がありました。片括弧2、農、片括弧3、景観についてでは、広々と感じる農地や農の原風景を残すことなどに関する意見に多くの投票がありました。そのほか、地域のコミュニティ環境、コミュニティによる安全安心、そういったものを残していくことに多くの意見がありました。
 具体的な意見につきましては、25ページから27ページに記載のとおりです。
 28ページをごらんください。テーマDでは、将来のジャンクション周辺のまちづくりについてとして、北野の緑や、農地や、まち並みについて話し合いました。片括弧1、緑についてでは、ジャンクション出入り口周辺などの沿道には並木を整備し、緑のカーテンをつくるとした意見や、敷地内には生け垣や緑地帯を設けるなど、緑を多くしたいとする意見に高い関心がありました。片括弧2、農についてでは、野菜の直売所の設置や農地のクラインガルテンとしての利用など、地産地消に要望がありました。そのほか、建物の用途規制など、まちづくりのルールに関する要望や、将来を見据えた道路構造として、安全で使いやすい道路や歩道整備に多くの投票がありました。
 具体的な意見につきましては29ページから31ページに記載のとおりです。
 33ページをごらんください。こちらは第2回、第3回ワークショップで出された地図型のワークシートを取りまとめたものでございます。8グループから提案のあった主な意見を1枚のワークシートに記載したものとなります。緑色で囲まれた意見につきましては、第2回ワークショップにおけるふたかけ上部空間等への御意見で、青色で囲んだ意見につきましては第3回ワークショップにおけるジャンクション周辺のまちづくりへの御意見です。また、それぞれの主な意見に対するイメージスケッチ、これについても記載しております。イメージスケッチにつきましては技術アドバイザーが行ったもので、ワークショップの中で参加者にも確認していただきました。
 こうした御意見につきましては、6月15日号の市報で広く市民の皆様へ御紹介したところでございます。資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イの東京外かく環状道路(関越〜東名)都市計画事業に関する説明の場の開催結果について、資料2のほうで御説明させていただきます。
 こちらの1ページをごらんください。まず1、説明会の開催についてです。外環事業は3月28日付で都市計画事業として施行するための承認及び認可の告示がされたことから、事業者である国土交通省、東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社は都市計画法第66条に基づき、都市計画事業の概要、土地・建物等についての制限内容等について、沿線住民を対象に説明することを目的として開催されたものであります。
 (1)、対象者への周知、及び(2)の開催日及び開催場所は記載のとおりということで御確認いただければと思います。なお、2ページのお知らせチラシのポスティング数は市内で約7,000枚ということでございます。
 続いて2、開催結果についてです。来場者数ですが、148名の方に御来場いただきました。都市計画事業に関する説明につきましては、毎時ごとに20分程度の説明が行われました。説明内容といたしましては、3ページから8ページの資料を用いまして、都市計画法第65条、建築等の制限の適用、また、事業地内の土地・建物等を有償で譲渡する際の都市計画法第67条の制限、本線トンネル工事に伴う家屋調査について、本線トンネル工事に伴う家屋調査範囲について説明がありました。
 それでは、3ページをごらんください。東京外郭環状道路の都市計画事業承認及び認可により、都市計画法第65条、建築等の制限が適用されることとなります。事業地内において、都市計画事業の施行の障害となるおそれがある土地の形質の変更、建築物の建築などを行おうとする者は、都道府県知事等の許可を受けなければならないとしております。本件につきましては、市に権限が移譲されておりますので、三鷹市長の許可が必要となります。
 4ページをごらんください。1、事業地内の土地建物等を有償で譲渡する際の都市計画法第67条の制限となります。事業地内の土地建物等を有償で譲り渡そうとする場合は、その予定対価の額、譲渡する相手方などを施行者に書面で届け出なければならないとしております。
 5ページをごらんください。本線トンネル工事に伴う家屋調査についてです。事業者は、本線トンネル工事はシールド工法を採用することから、地上への影響は生じないと考えております。しかしながら、万が一建築物等に損害が発生し、工事の施行に起因することが確認された場合には補償させていただくとしており、家屋調査を実施するとしております。
 調査範囲ですが、まる1、トンネル基盤面から45度で立ち上げ、トンネル天端からの離隔距離──トンネル外径の2倍でございますけど、2Dより浅い範囲は直上に立ち上げた範囲、または、まる2、トンネルから40メートルの範囲のうち、広い範囲とするとのことでございます。具体的には6ページから8ページ、こちらの図面におきまして青線の範囲内、こちらの範囲内を実施する予定ということでなっております。
 恐れ入りますが、資料2、1ページにお戻りください。2の(3)、主な質問・意見についてです。1点目です。外環の事業概要に関することとして、いつ完成するのかとの質問がありました。国からは2020年度を目指しているとの回答がありました。
 2点目です。都市計画法による権利制限等に関することとして、地権者は有償譲渡の制限がかけられている。大深度部や区分地上権部で事業者に土地を買い取ってもらえるよう請求できないのかとの御質問がありました。国からは、大深度部や区分地上権部の土地は、トンネル部分のため原則買い取りはしないとの回答がありました。
 3点目です。環境への影響に関することとして、調査は家屋だけでよいのか。環境への影響も調査すべきであるとの御意見がありました。国からは、環境への影響につきましては、環境アセスメントに基づき調査するとの回答がありました。
 4点目です。本線トンネル工事の家屋調査に関することとして、どのような法令に基づき行われるのかとの御質問がありました。事業者からは、家屋調査は法令に基づくものではない任意の調査であり、事業者の基準により行うとの回答がありました。資料2の説明は以上でございます。
 続きまして、報告事項の3番目、ウの中央ジャンクション準備工事等の進捗状況につきまして、資料3のほうで御説明させていただきます。資料3の1ページをごらんください。1の(1)、中央ジャンクション準備工事の進捗状況についてです。2ページの準備工事の進捗状況をあわせてごらんください。中央ジャンクション地域では、3つの工事が発注されております。アのH25東京外環中央JCT準備他工事についてです。2ページの平面図では、赤く塗り潰している箇所となります。こちらは、国土交通省発注の工事で、中央道からの進入路確保を目的とした工事用道路の整備、仮囲いの設置等を行うもので、右下写真のとおり5月30日に完成したところでございます。
 イは、東京外郭環状道路中央ジャンクション工事用仮橋設置工事です。2ページの平面図では、青く塗り潰している箇所となります。こちらはNEXCO中日本発注の工事で、工事用車両が中央道に直接乗りおりできるよう仮橋を設置する工事です。OFFランプ側の遺跡調査が完了し、ONランプ側、OFFランプ側ともに仮橋のくい打ち工事を施行中です。写真上段左側は、北野中央通り東側の中央道側道が通行どめとなっている状況でございます。こちらでは、基礎工事の準備を行っております。写真上段中央はOFFランプ側、北野遊び場広場周辺、写真上段右側は、ONランプ側の仮橋のくい打ちの状況でございます。
 ウの東京外環中央JCT準備他(その2)工事につきましては、施行計画等の準備段階と聞いております。施行の準備が整い次第、工事説明会が開催されるものと考えております。
 恐縮ですが、1ページにお戻りください。(2)、暫定利用地の閉鎖についてです。これまでプレーパークの拠点として利用されておりました北野遊び場広場につきましては、9月30日で全面閉鎖となります。閉鎖後につきましては、埋蔵文化財の試掘調査を実施する予定と聞いております。
 続きまして2、東京外郭環状道路(関越〜東名)全体の進捗状況について御説明いたします。(1)、平成26年度予算についてです。3ページをごらんください。字が小さくて恐縮でございますが、こちらは国のホームページで公表された東京外環の平成26年度予算でございます。予算は308億8,800万円です。このうち、地方負担額として東京都が4分の1の77億2,200万円を負担いたします。内訳ですが、工事費122億円、測量設計費22億8,800万円、用地費及び補償費164億円となります。平成26年度の事業内容ですが、道路設計、埋蔵文化財調査、用地買収、区分地上権設定等となっております。備考でございますが、用地進捗率は約32%、事業進捗率は約7%とのことです。
 続きまして、4ページをごらんください。本線シールドトンネル工事の契約についてです。4月3日に4つのトンネル工事が契約されました。南行き──これは関越から東名に向かうトンネルでございます。南行きトンネルはNEXCO東日本が担当いたします。表の緑色の帯に記載しておりますとおり、東名ジャンクションから北側へ発進するシールド工事は、鹿島建設ほかのJVで施工いたします。大泉ジャンクションから南へ発進するシールド工事は清水建設ほかのJVで施工をいたします。また北行き、これは東名から関越に向かうトンネルでございますけれど、NEXCO中日本が担当いたします。表のオレンジ色の帯に記載しておりますとおり、東名ジャンクションから北側へ発進するシールド工事は大林組ほかのJVで施工いたします。大泉ジャンクションから南へ発進するシールド工事は、大成建設ほかのJVで施工いたします。資料3の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の4番目、エの東京外かく環状道路整備に伴う、安全・安心のまちづくり協議会(仮称)について、資料4のほうで御説明させていただきます。資料4の1ページをごらんください。1の目的です。今後、外環道の整備が進む過程においては、例えば通学路については迂回路等の対応が想定されるなど、工事区域内通学路における小・中学校児童や地域住民の交通安全対策及び防犯対策の推進が必要であると考えます。そこで、北野地域における交通安全の確保及び防犯対策の視点から関係者間で情報共有を図り、相互協力により地域の安全安心を確保することを目的として連絡協議会を設置することで準備を進めているところでございます。
 2の実施体制です。(1)、地元関係団体として東部住区の住民協議会、町会、学校関係者及び交通関係者等を予定しております。(2)、行政側は三鷹市が事務局を担う予定でございます。(3)、その他関係機関といたしまして、事業者である国や高速道路会社、都市計画道路の事業者である東京都等であります。参加の仕方を含め、現在こうした関係機関との調整を進めております。
 3、実施内容です。(1)、安全確認の対象案件ですが、ア、通学路、イ、工事により交通に影響があると考えられる道路、ウ、その他、安全確認が必要と思われる施設などであります。
 (2)、安全確認の流れですが、ア、対象道路の交通安全及び防犯状況について合同で確認いたします。イ、状況を確認後、交通安全確保及び防犯対策について話し合います。
 (3)、点検項目ですが、ア、対象道路の交差点、道路附属物、歩行者安全確保及び防犯状況などです。連絡協議会では必要な対策について話し合い、事業者へ提言を行うことを考えております。
 今後の予定ですが、7月中を目途に地元関係団体と調整を図り、準備運営会議を開催していきたいと考えております。準備運営会議において実施内容等を確定し、夏休み期間中には組織を設置していきたいというふうに考えております。資料4の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の5番目、オの東京外環トンネル施工等検討委員会とりまとめについて、資料5のほうで御説明させていただきます。こちらは6月16日に公表された東京外環トンネル施工等検討委員会のとりまとめです。1ページ目をごらんください。はじめにとして、設立の目的です。東京外環トンネル施工等検討委員会は、本線シールドトンネルの施工技術、及び本線トンネルとランプトンネルとを地中で結合、地中拡幅させる構造・施工技術等について検討することを目的に、学識経験者及び行政からなる委員により平成24年7月18日に設立されたもので、事業者である国とNEXCO中日本、NEXCO東日本の3者が設置したものです。
 平成25年4月にはシールドトンネル等について「中間とりまとめ」を公表し、今回、地中拡幅についてさらに整理がされたことから、今後の工事実施に向けた方向性を「とりまとめ」として公表したものです。委員名簿は2ページのとおりです。委員会検討経緯は3ページから5ページのとおりでございます。
 8ページをごらんください。5、取りまとめです。5の1、シールドトンネルについてです。こちらは平成25年4月の「中間とりまとめ」で公表された内容となっております。まる1、シールドトンネルの掘進方法については、5行目から6行目に記載しておりますが、東名側及び大泉側からの両側掘進が妥当であるとしております。まる2として、安全かつ確実に施工するためには、シールド機の能力に十分な余裕を確保することが必要であるとしております。
 5の2、地中拡幅部についてです。今回さらに整理された部分です。9ページをごらんください。まる3の片括弧1です。施工中の漏水を抑制するための高い止水性能の確保が必要であるとしております。片括弧2では、コンクリート構造におけるひび割れの発生の抑制等への配慮が必要であるとしております。まる4において、計画段階で想定した馬蹄形形状においても、施工時の安全性や長期的な構造物の健全性の確保は可能であるとしておりますが、以下の考え方を採用することで、より確実な安全性や健全性の確保が可能となるとしております。
 片括弧1において、地中拡幅部の構造は円形形状を基本とすることが提言されました。これによりひび割れが生じにくい構造となるとのことです。片括弧2です。地中拡幅両端のシールドトンネルとの接続となる箇所については、確実に漏水を抑制するための十分な止水領域が必要であるとしております。これにより、地下水の条件下においても、施工中及び完成後の漏水を抑制できる構造となるとしております。
 資料5の説明は以上でございますが、本日席上配付資料として、お手元に配付させていただきました資料につきまして、引き続き御説明のほうさせていただきます。
 お手元に配付させていただきました記者発表資料をごらんください。東京外環トンネル施工等検討委員会から「とりまとめ」が公表され、円形形状を基本とし、十分な止水領域を確保した構造が提言されました。事業者、国、高速道路会社は、この提言を踏まえ、地中拡幅部の構造、範囲を見直すこととし、今後、当該部分に関する都市計画の変更などについて関係機関と調整していくことを6月20日に発表しました。
 裏面をごらんください。また字が小さくて恐縮でございますが、左側中段の平面図、また左側下段の断面図をごらんください。見直しする地中拡幅部につきましては、青の太線で記載している箇所で、路線全体で8カ所となります。関係する区市は三鷹、世田谷、調布、練馬の4区市です。三鷹市内における対象箇所につきましては、資料2で先ほど御説明させていただきました6ページから8ページにおいて、オレンジ色で着色されている範囲となります。こちら、区分地上権を設定する範囲でございますが、こちらの範囲に変更が生じてくるということでございます。
 右側の地中拡幅部拡大イメージをごらんください。地中拡幅部はジャンクションやインターチェンジを利用するために本線から分岐、あるいは合流するトンネルと本線トンネルが接続する区間です。下段の断面図をごらんください。点線の四角の範囲が現在の都市計画の範囲です。馬蹄形形状となっているものを円形形状に変更する範囲のイメージが記載されております。円形形状の外側の黄色い範囲は止水領域になります。中段の平面図をごらんください。地中拡幅両端のシールドトンネルとの接続となる箇所においては、より確実に漏水を抑制するため十分な止水領域を確保する範囲のイメージが記載されたものでございます。具体的な変更内容や変更範囲につきましては今後示されるものと考えております。
 また、参考資料でございますけれど、今回おつけしております参考資料につきましては、1月24日に開催されたオープンハウスのアンケート結果が国のホームページに公表されたことから、情報提供を行うものでございます。後ほど御確認いただければと思います。資料の説明につきましては以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入りたいと思います。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。最初のワークショップの成果の生かし方のところで、スケジュールというか、載っているかと思うんですけども、今後このワークショップに参加された方への説明ということで、例えば設計段階とか施工段階で、当然市民の方向けの説明会もあるかと思うんですが、このワークショップに参加された方へのそういう段階での何か説明会等、考えているのかどうか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、資料2のほうですけども、この青い線が入っているところですけども、今回の通達で範囲が広がったとかいう感じ、地中拡幅部の構造範囲の変更ということに伴ったこの青い線の変更っていうのはあるのかどうか、ちょっとお聞かせいただきたいっていうふうに思います。
 まだちょっとこれが出て、3月28日付なんでまだあれかもしれませんけど、ここにお知らせの1番にかかわる届け出っていうのが今現在あるのかどうか。今後予定があるような情報等あるのかどうか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 あと、資料3のほうですけども、9月30日で北野遊び場広場のプレーパークが終わるということで、10月1日以降のプレーパーク機能の継続についてのお考えですね。北野の里ができた後に、そのところに持っていくということも検討されるかと思うんですけども、それまでの間のこのプレーパーク機能の継続についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 それと、資料4の東京外郭環状道路整備に伴う連絡協議会ですけども、7月中旬に準備委員会ということなので、そこで詳しくは決まってくるのかなとは思うんですけども、今わかっている──例えば人数をどのぐらいですとか、規模ですとか、期間をどのぐらいやるとか、回数とか、何かちょっともう少し詳しい情報がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
 あと、東京外環トンネル施工等検討委員会とりまとめの8ページですけども、とりまとめで幾つか載っているんですが、例えばまる2のトラブル発生に伴うシールド機の補修は通常に比べ困難な状況にあるということで、安全かつ確実に施工するためのシールド機の能力に十分な余裕を確保することが必要、余裕っていうか、シールド機の能力っていうものを一番確保はしていただけるかと思うんですけども、それでも万が一事故とか、故障とか起こるかと思うんですね。そのときの対応っていうんですかね、シミュレーションっていうんですかね、そういうことが当然できているのかなとは思うんですけども、十分なのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  大きく5点、御質問いただきました。まず1点目のワークショップの成果につきまして、参加された方への説明をどのようにしていくのかということでございますけど、今現在我々、北野の里の整備方針を策定していく段階で広く市民の皆様にもホームページ等でお示ししながら進めていこうというふうには考えているところでございますけど、具体的に参加者にどのようにお知らせしていくのかというところにつきましては、現在まだ検討しているところでございますので、委員からも今お話しいただきましたので、参加者の方へのアナウンスみたいなところも今後検討していきたいというふうに考えています。
 2点目の資料2、青い線の部分、家屋調査の範囲の変更っていうことでございますけれど、この説明資料につきましては3月の段階でのシールド本線に関する大深度部の範囲のことでございますので、今回具体的に分合流部の提言を受けまして、どのように変更になるのかっていうところは我々としてもまだ説明のほうは聞いてございませんので、もし変更があるようでしたら、また委員会のほうに情報のほうを提供したいというふうに考えております。
 また、お知らせの届け出、有償対価の届け出があったのかということでございますけれど、具体的に施行者のほうに届け出られることになっておりますので、個人情報もございますので、具体的に何件あって、どういうふうになっているっていうことは、私どものほうでそこまで把握しているところではございません。
 また、3点目でございます。資料3のプレーパークの継続ということで、緑と公園課のほうで実施のほうを進めているところの事業でございますけど、当然工事期間中代替となる場所において引き続き実施していく方向というふうに聞いております。具体的には、今後皆様にもアナウンスされていくと思いますけど、農業公園等のほかの施設で実施のほうが進んでいくものというふうに考えております。
 また、4点目でございます。連絡協議会の準備会の中でいろいろと今後決まってくるだろうということですが、現時点で想定できるものということで御質問いただいたところでございます。まさに今、行政間含めて調整しているところでございまして、地域の方々にもこれから個別に詳しくお願いしていくところでございまして、具体的な実施内容についてはまだこれから詰めていく段階でございます。ただ、工事の進捗に応じて実施回数とか、そういったものについては適切に対応していきたいというふうに考えているところでございます。
 5点目でございます。シールドトンネルの件でございます。シールドマシンにつきましては、十分な余裕を持ってシミュレーションしているだろうがというお話でございます。トンネルの技術検討会の中でも日々技術が進歩している中で、多分技術的には16キロという区間を1台のマシンで理論的には掘削することが恐らく可能であったので、こういった検討委員会でそのことを再度検証してきているものというふうに考えております。1台のマシンでなく、両側からしっかりと確実に施工するということで、その分がしっかり十分な余裕を確保して施工していくということで、シミュレーション等をやりながら施工等検討委員会の中で進めてきたものというふうに認識しているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。これからっていうところもありますので、しっかりその辺はね、確認していただいて、逐次報告をいただきたいと思います。特にワークショップにせっかく参加していただいて、ここまでつくり込んでいただいた方、やっぱり丁寧な説明っていうのが今後必要になるかと思いますので、その御検討もお願いして質問を終わります。ありがとうございます。


◯委員(野村羊子さん)  それでは1つずつ、ちょっとね、混乱しちゃうのでね、質問させていただきたいと思います。まず、まちづくりワークショップですが、これから方針をね、市が方針を策定し、具現化に向けてっていうふうなことですけれども、現実にこれ、市が単独で設置をしていくっていうふうなことなのか、あるいは東京都・国、あるいは事業者というふうなところと協働というのか、していくっていうことになるのか。具体的に市だけではない場合の予算のね、あり方。東京都や国に対して予算要望をするっていうふうな、そういう形になるのか、事業者が予算組みをするのかというふうなことを、まず第1点、お伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  北野の里整備方針を策定していく中での取り決めのことになるかと思います。具体的にジャンクションの上をどのように整備してという中では、誰が管理をして、管理主体がどこになって、また誰が整備していくのかっていうところも大きなポイントになろうかと思います。そういったことと費用のことも密接にかかわってくることになろうかというふうに考えているところでございます。
 市では、都立公園的な整備をしていきたいんだっていうことで東京都さんにもお願いしているところでございますけど、具体的にまだ管理主体をどうするというところは協議している段階でございますので。ワークショップは国・都・市と、3者で共同で開催しておりますので、今後市民の皆様からいただいているものを市が可能な限り反映する案を策定していく中で、そういった費用等に関することや何かもあわせて詰めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。次に、今回の御意見、御要望というのを取りまとめた報告書になっているわけですけども、これ具体的に思いをいろいろ集めているっていうふうなことで、思いは思いとして、このジャンクションの構造上、困難なものとか、例えば北野小学校への通学路、直線が欲しいといっても、それは要望として機能補償道路のところでかなり出たにもかかわらず、そうではない形を示されているって現状があるわけですよね。そういうようなことも含めて、この構造上ね、困難だろうと今ある程度思うけども、でも、それはやっぱり要望として言いたいということで残しているみたいなね、そういうようなことっていうのはあるのでしょうか。まず、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  報告書につきましては、出てきている意見を全て掲載しておるところでございますので、今後、当然整備方針を策定していく中でできるものとできないものを整理していきながら、できないものについては何でできないのかっていうことをきちっと明らかにしていく必要があるというふうに考えておりますので、今、今後できるものとできないものを含めて対応表を整理していきながら、そういったものも公表していくように準備のほうを進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。本当に思いをどう具現化するのか、それは大変に困難なことだと思いますので。一方で、ジャンクション地域、換気所がね、大きな換気所2つあるっていう中でさまざま、あるいは車の出入りがね、坂道、ランプの中に入っていく車が山ほどある中で、その辺の環境がね、本当に子どもたちが遊ぶのにふさわしい場になるのかっていう疑問も私自身は持っています。スペース的にここに今までの代替機能としてね、遊び場広場とかスポーツ広場っていうのを置くしかないんだと思うんですけども、本当にそれにふさわしい環境なのかって。今の環境と全く変わってしまう現実があるわけですからね。換気所からの大気汚染等々の問題、あるいはジャンクション部分、インターチェンジ部分の車の出入りによるさまざまな環境被害というかね、影響というものと、ここに公園をつくるということの整合性についての検討は何らかしているでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  環境にかかわる影響につきましては、前回のワークショップの中でも市民の皆様からいろいろといただいているところでございます。そういったものが「対応の方針」の中でもしっかりとこういう形で対応していくっていうのが示されておりますので、我々といたしましては、また北野の里の方針をつくっていく中で「対応の方針」と、今いただいている御心配な点がきちっと整理できているのかどうなのか、よく考えながら国のほうに必要な対策を要望していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  とりあえずは、考え方は伺いました。
 それでは、その次ですね。都市計画事業の説明の場ということですが、今回のこの都市計画事業の説明ですが、実際には大深度が認可されたことと同時にあわせて行われています。それで、今回の説明そのものは都市計画事業が承認、認可されたことに伴うっていうふうに言っていますけども、じゃあ、大深度の認可っていうものはね、これは、いつ、どのようにして皆さんにきちっとした告知がされるのか。官報告知だけで、実際に大深度の皆さんにね、大深度の使用認可されましたみたいなお知らせっていうのはあったのか、なかったのか、するのか、しないのか、まずそこをお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  大深度の認可につきましては、都市計画の手続と同様に市のほうでも縦覧等をしております。また、永久縦覧という形で市のホームページや何かで、それについては市民の皆様にお知らせしているところでございます。また、事業者のほうでもオープンハウス等でそういったものについては説明をしているというふうに捉えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  この間の説明会はあくまでも都市計画事業の説明だというふうに事業者は言っています。なので、大深度に住んでいる方が自分の地下が大深度のトンネルを掘るということが確定したんだと。国交省が、国がそれを認可したのだというようなお知らせってのは直接受けているんでしょうか。
 また、あわせてね、今回の家屋調査の範囲の方々には事業者は直接何らかの通知、家屋調査の範囲になりましたよ、しますよというふうなことをしているのかっていうことは確認しているでしょうか。
 また、この対象者、何軒になると。家屋調査についての対象者は何軒になると把握しているか、再度お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  実際に大深度の認可を受けたところにお住まいの方に、周知、どのようにきちっと個別にされているのかっていう最初の御質問でございますけれど、現時点で一軒一軒にまだ周知しているというふうには聞いているところではございません。
 また、家屋調査につきましても、実際今まだ市内のほうではどういった形でいつごろ実施するということが示されているところではございませんので、当然そういったことがはっきりしてきた段階で、また国とも調整しながら、周知については対応していきたいというふうには考えているところでございます。
 対象の家屋でございますけれど、路線全体で大体1万軒以上というふうに聞いております。これは、所有者の数ということでございますが、これからまだ詳しいところは整理しているところというふうに聞いています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。これ、家屋調査についてですが、工事中の、トンネル工事に伴う家屋調査というふうにされています。それで、1つは本当に工事中にどの程度の被害があると予測されるのかっていうのは、何らかの先行事例等からの予測というのはしているでしょうか。
 それと、もう1つ、工事以後、トンネル供用後の被害というのを住民の皆さん、心配していらっしゃいますが、それについての対応ということについては、事業者はどういう対応をしようとしていると聞いているのか。あるいは、市としてそこの供用後について、何らかの要望をしているのかどうかということをお伺いしたいです。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  実際にトンネル工事につきましては、資料2のほうで御説明させていただきましたけれど、シールド工法を採用することから、事業者としては地上への影響は生じないというふうに考えているというふうに聞いております。しかしながら、万一ということもございます。建物や工作物に損害が発生するという場合に備えまして、実際に今回の家屋調査を行うというふうに聞いております。
 事後の流れでございますけれど、建築物等の損害等の発生に申し出があったとき、実際に所有者の方からそういった御相談があったときに速やかに事後調査をしていくというふうに聞いてございますので、基本的な被害は想定は現時点ではしていないけれど、万一そういったものが起きたときにもしっかりと対応していきたいということでございます。
 また、事後の、工事が終わった後のことについてはどうなのかという御質問でございますけれど、そういった事後につきましても所有者の方からお申し出があった場合については、そういったものについても国のほうは事後の調査のほうを対応するというふうに聞いておりますので、そこら辺もあわせて今後確認していきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  中央環状の工事では、工事中から振動、低周波、そしてその後の地盤沈下という被害があったというふうに聞いております。それについては、きっちり市として調査をしていただきたいと思います。国がないと言ったからといって、現実にないわけではない、今までのね。ほかの例えばトンネルでも、過去いろいろなその後の被害っていうのが言われていますので、そこは市としてもきっちりと調査をして、予測を立て、市としての対応っていうのを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今、中央環状新宿線のお話をいただきました。実際にどういったことがあってっていうことを市として調査をすべきであるというお話でございます。私どものほうでも、しっかりと委員から今お話、いただいておりますので確認をしながら、類似のトンネル工事でございますので、影響がないような対策を国のほうに求めていきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  それは、まずよろしくお願いいたします。
 それでは、次へ行こう。済みません、今ちょっと関連するので、トンネル施工等検討委員会の取りまとめと、その後出された、本日配付された地中拡幅部の構造、範囲の変更についてですけれども、このトンネル施工等検討委員会は、この取りまとめを出して終了したということではないんですか。継続して、これはまだ委員会があるのかということ。これ、最終ではないからまだ継続しているんでしょうかね、ちょっとそれ、一つ確認と、それから、今回示された地中拡幅部拡大ですけども、本当、三鷹はジャンクション、両側あるので、かなり大きくこれ影響してくると思います。現実にこの範囲のイメージを見ても、この円形は30メートル、16プラス12の周囲だから、30メートルあるいは止水領域を入れるとそれ以上の範囲のものになるというふうに予測ができるんですが、済みません、30メートルのトンネルというのは、過去どれだけ施工実績があるのかっていうのを御存じでしたら教えていただければと思うんですが。なければ、調べていただければありがたいですが、いかがでしょうか。2点、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず1点目の委員会のあり方でございますけれど、今回提言があって、これで終わったということは聞いてございません。実際にどういうふうにちょっと進めていくのか、国のほうと確認しながら、必要な情報をまた委員会のほうに提供していきたいというふうに考えています。
 2点目の施工の事例のお話でございます。私どものほうで、今そういった大規模な関係のものについては現在手元に資料ございませんが、国のほうに確認しながら、必要な情報を確認できましたら御提供したいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  それで、これは都市計画の変更っていうふうになりますけども、環境アセスもやり直すのか、その辺のスケジュールですね。どんなふうな今後の動きになるのか、わかる範囲で教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  都市計画の変更のスケジュール等の御質問をいただきました。先週の金曜日のときに都市計画の変更も含めて、関係機関と調整していくということを国のほうから出てきたところでございますので、具体的にどのくらいの幅で、どういった変更が起きてきてというところがまだ示されているところではございません。そういったことを確認しながら、環境にどんな影響が出てくるのかっていうことも含めて、今後、委員おっしゃられたことにつきましては、私どもとしても国・都のほうに確認していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。金曜日の月曜日ですからね、仕方がないと思いますが。これで全体の工事のスケジュールがずれる可能性というのはあるのかどうか、それはどのような感触を持っていらっしゃいますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  具体的なスケジュールに与える今回の影響でございますけど、これについてもまだどういった形で影響が出てくるのかっていうところについては、詳細に把握しているところではございませんけれど、ただ、これからシールドトンネル、本線については今の提言と施工の進め方は合ってございますので、その部分については大きな影響はないというふうに考えています。ただ、分合流部のところについては、本線を進めていく中での手続になれば、全体の工事に与える影響というのはそれほど大きなものではないのかなというふうには考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  市のお考えはわかりました。じゃ、中央ジャンクション準備工事とまちづくり連絡協議会ですかね。現在、中央ジャンクション準備工事、始まっていますけれども、周辺のお宅でね、やはり振動、騒音等、それなりの影響が出ているっていうふうに聞いています。ジャンクション周辺住宅の家屋調査、被害補償等についてはどのようになっているのか。
 つまり、今示された40メートルというのは本線部分だけですよね。ジャンクションについて準備工事の段階でね、もう既にいろいろ起こっているにもかかわらず、家屋調査等まだ全然そういう話になっていないっていうことは大変大きな問題ではないかと思うんですが、これについて事業者は今後どうするつもりかっていうことを、わかれば教えてください。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  準備工事の段階で家屋調査の御質問でございますけど、実際に通行どめをしている区間、これから基礎の掘削をしていく区間でございますけど、その区間につきましては沿道幅20メートル幅の範囲で準備工事のための家屋調査を進めて、実施していくというふうに国のほうから聞いております。ジャンクション、その他、大深度以外の全体の進め方については、まだ詳しい説明を聞いてございませんので、今後確認していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。実際くい打ちするところは大変な状態になるんじゃないかと思いますので、そこはしっかりとしていただいて、市のほうもきちっと住民の皆さんのお声を聞くようにしていただきたいと思います。
 それで、連絡協議会ですが、目的が通学路、交通安全、防犯対策っていうふうになっていまして、工事の被害、工事の影響っていうことがきちっと書かれていないんですけども、これで本当に今言ったような工事被害等のね、対応・対策ができるのかどうか。それは、このまちづくり連絡協議会の範疇外になるのかということをちょっと確認したいです。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今の連絡協議会の中では、まず一番、地域の小・中学生、通学路が変更することに伴う安全確認、それと仮囲いや何かがふえてくる防犯対策、そこをしっかりやっていこうということで、この連絡協議会を設置していこうというふうに考えているところでございます。
 それと、環境等の今御心配の点、いただいております。そういった点については、この協議会でやっていくのか、それともまた別の形で環境監視体制を整えていくのか、そこについては今後国や都のほうとも確認しながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。もちろん、子どもたち、今言ったようにね、通学路が状況によってどんどん変わっていくとか、地域住民の通る場所もそうですよね。そういうようなことは大変重要ですけれども、それと同時に、やはり日々暮らしているね、近隣で暮らしている方たちの住環境というのも大変重要なものだと思います。環境監視体制っていうのをきちっとつくるのであれば、一日も早くつくっていただきたいですし、ここで兼ねるのであれば、そのことをきちっと入れた会にしていっていただきたいと思います。
 やっぱり工事協定的なものをね、きちっと結んで、工事の施工時間であるとか、いつ、どういう工事が行われるのかという周知徹底とか──周辺住民へのね、そういうことをきちっと対策をしていただきたいと思うんですが、それについて何らかの対策、あるいはそういうことをできるという担保を事業者にとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今お話をいただいています件につきましては、工事協定を結んで進めていくということは、今の段階では市のほうは考えているところではございません。まずしっかりと、安全確認の面ではこういった協議会を立ち上げて進めていくということ。それと、「対応の方針」に沿ってしっかりと事業が進んでいくように、それは説明会の中で約束したことがしっかりと履行されていくように、市としてもそういったところは確認しながら、必要があれば国にしっかり申し入れしながら事業、工事のほうの進め方については、そういうことで進めていくというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  今、「対応の方針」のほかに、説明会で確認されたことというふうにおっしゃいました。説明会で確認されたことっていうのは具体的にどういうこととして市は捉えているのかっていうのね、それはどこかの文章で確認できるでしょうか、ホームページ上で公表されているでしょうか、お願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  説明会で確認されたという私どもの今の答弁でございますけど、説明会の中で作業日は月曜日から土曜日にするとか、休日は日曜日、祝日をとるとか、作業時間は8時から6時にするとか、そういったことについては、皆様のほうに説明会の中でお答えしていることでございますので、そういったことは市のほうでもしっかりと把握しているところでございます。そういったことをしっかりと事業者のほうに守るように確認していくということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。きちっとね、対応するっていうことと。これ、もう1つは工事事務所というかね、その工事について何らかの苦情なり、問い合わせなりできるっていうふうな場所っていうのは、あそこの現場にあるんでしょうかね。それとも、説明会で資料を配られて、ここへ問い合わせろって話はたしかあったと思いますけども、それをきちっと取り置いている住民の方ってどこまでいるのかっていうのはあるので、改めてその工事、どこに問い合わせるのかってことが明示されているかどうか。あるいは、市のホームページ等でそれも掲載できるかどうかということをお願いします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  工事に関するお問い合わせ先ということでございますが、周辺に工事のお知らせ看板、周知看板のほうを何カ所か出しておりますので、そういった中でお知らせ先として、地域の皆様に御案内させていただいております。
 また、状況によっては市のほうに連絡が入る場合や何かもございますけれど、きちっと今の周知の中でされているものというふうに、今私どもでは考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  看板だけでは不十分だというふうに私は思っておりますので、それについては善処していただけるように、ぜひ市からも事業者に言っていただければと思います。
 再度、今回特にくい打ちするために家屋調査をするっていうふうなことですけども、それに絡んで、再度周辺にきちっとしたお知らせを配布し、問い合わせ先を明示する等のね、対応・対策をきちっとしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  今御説明させていただきましたけれど、もう一度国のほうと確認しながら、今国がとっている対策の中で不足している部分、よく確認して、必要なことをしっかり国のほうに申し入れしていきます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。今回、報告事項にないので、区分地上権のね、測量等々について市民の方からいろいろ御不安の声を聞いています。それについて、市としての対応もね、きちっと市のところまでそれが届いているかどうかわからないので、また別途きちっとそれについてはまた確認させていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、最初にワークショップの件なんですけど、できることとできないことについては明らかにしていくというふうに先ほど御答弁があったんですけども、それはぜひ明らかにしていただきたいんですが、この間、4月30日でしたっけ、視察をしましたよね。和光のほうとかを見ると、上部のところで結局管理がね、維持管理が大変だっていうことで囲われて、そのままになっているところがありましたよね、幾つか。あれを見たときに、三鷹市もワークショップですごいいろいろ皆さんから意見を聞いているにもかかわらず、結局管理するところがどこになるんだ、誰がするんだ、予算がないとかっていうことになったら、できない部分が出てくるんじゃないかっていう不安が、あのとき物すごく目の当たりにしたんですね。
 だから、先ほど誰が管理して整備するのかっていう質問には、都立公園的整備を都にお願いしているという御答弁だったんですけども、そこのところが一番……。せっかくこんなに意見をもらっておいて、構造的にできない部分っていうのなら理由は納得できるし、2つの意見があって、Aを取り入れたからBはできないんですよとかっていう、できるできないのところでの理由の説明についても、そういう説明だったら多分市民は納得するんだろうけれども、このワークショップとの関係で、やはり東京都や国が整備しない、管理しないということだからできませんっていうような理由になっちゃうことが出てくるのかどうかっていうことを、物すごく心配しているんですけども、その辺はどうなんでしょうか。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  今の御質問ですけども、それが一番重要なところだと思うんですね。視察に行ったときに、確かに閉鎖されて管理されていると。多分、つくっているときにはそこまで地元でも余り考えていなくてやっていると思うんですね。今回市のほうではワークショップを開いて、そういう御意見も聞いて、じゃあ、これからどこが管理していくのか、管理して閉鎖しちゃうのかという話になるかと思うんですけれども、そこをこれから、国、NEXCO等とも、あと東京都も当然絡みますけども、そこで十分話し合いしながら、開放できるものは開放していくというような形にこれから詰めていくことになるかと思います。


◯委員(大城美幸さん)  じゃあ、ここに書いてある図、いろんな市民からの意見が出たのは絵にかいた餅になってしまう可能性があるのかっていうので心配なんですけども、外環道路そのものについては私ども反対なんですが、もうできてしまっていく中での上部構造の利用っていうことでの市民からこれだけ意見を吸い上げて、時間と労力を使ってやっているものは、やはり生かしていくというふうにしてもらいたいんですけども。これから国や都に詰めていくって言うんですが、じゃあ、国や都がやらなくても、三鷹市がやるんですよっていう、その姿勢があるのかどうかっていうことが聞きたいんですけど。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  私どもでは、この北野の里、ジャンクションの上部、こちらを新たな北野地域の中心となるような緑、農の拠点をつくろうということでワークショップをやりながら方針をつくっていこうとしております。確かに費用のこともございます。市のほうで実際に負担していかなきゃいけないものっていうのは当然出てくるっていうふうに、それはゼロではないということは、私どもでも、それは考えているところでございますが、しっかりと国や都の、例えば財政的に補助金で支援するとか、支援の仕方はいろいろとあると思うんですね。そういったことを、これから支援も含めて誰が整備して、じゃあ、どういう形で管理運営していくのかということをしっかりと話し合いをしていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(大城美幸さん)  これ以上言ってもあれでしょうから、その点は、誰がどう管理するのかを含めて、随時市民にも議会にも明らかにしていただきたいというふうに、どういう進捗状況なのか、話せる範囲でいいですので、なるべく早く情報っていうのは提供していただきたいと思います。
 あと2つ目が、都市計画事業に関する資料2なんですけど、先ほどの答弁で家屋調査の対象件数は1万軒以上っていうふうなお答えだったと思うんですが、ポスティングが7,000枚ですよね。三鷹市の家屋調査の軒数っていうのが1万軒の中で三鷹市部分じゃないところも含まれているのかどうかっていうことをお尋ねしたいんですけども。
 それと、開催が25日の金曜日の16時から20時ということで、この1回の説明会なんですが、それでも148人の方が来場されていますけども、1日、平日のこの時間っていうことだけで果たしていいんだろうか。やはりこの日にどうしても都合がつかないって、1日だけだと、限られた日程でポスティングされても、やはりこの日は最初からどうしても抜けられないっていうのがあるっていうふうに考えると、もうちょっと丁寧な説明っていうか、やはり情報をきちんと伝えるっていう姿勢があるなら、もっと2日なり、3日なり、あるいは土日の開催とかも検討して──毎回何らかの説明会のたんびに言っていることではありますが、やはりそうすべきではないかと思うので、東京都については都市計画、都や国について、そういう説明会の開催日時のことについては、再度申し入れっていうか要望していただきたいんですが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず家屋調査の対象件数でございますけれど、1万軒というお話をさせていただいたのは路線全体で1万軒ということでございます。1万軒、これは所有者数でございまして、例えば賃貸でマンションやアパートなどは所有者はこれ1ですので、1として数えたときに1万ということでございます。
 ポスティングとの絡みですけれど、先ほどポスティングは市内で7,000枚というお話をさせていただいたのは、これは世帯数でございますので、世帯数としては三鷹市内で7,000枚のポスティングをさせていただきましたけど、所有者数ベースでいけば1,000から2,000というふうに家屋調査のことには聞いているところでございます。
 それと、あと、説明会のことでございますけれど、沿線地域で同じ内容を同じタイミングで説明させていただくということで、平日の開催だったというふうには聞いてございます。委員、今おっしゃるように土日も含めた説明の場という、我々としても丁寧に、都市計画の変更にもしなってくるんであれば、御説明していただきたいと考えていますんで、都や国のほうにそういったことも申し入れしたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  どんな説明会でも、説明会の点については、やはりたった1回こっきりっていうことがないようにしていただきたいなっていうことは要望しておきます。
 それで、じゃあ、三鷹市の家屋調査の対象っていうのは、所有者っていうので1,000から2,000というふうに考えていいんですか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  具体的に対象者数については今整理しているところと聞いておりますけれど、所有者数でいえば1,000から2,000ぐらいじゃないかっていうことの連絡を受けているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。じゃあ、この件でもう1つ、ちょっと最後に資料の一番下の家屋調査に関することのところで、これはあくまで法令に基づくものではないと、主な質問・意見のところで御説明があったんですが、任意の調査なので事業者の基準で調査するっていうふうに、たしか会場内での質疑があったような旨の説明がありましたけども、この家屋調査、万一のためにということでやるんだっていうことも、先ほど来何度も御答弁されているんですけども、家屋調査を例えば拒否して、自分で調査っていうか、写真を室内とか家屋の写真等を残しておいて、事後に何らかの影響があるというふうに申し出をしたりしたときに、その写真等とかが採用されるのかどうか。その補償がそのときの件でどうなるかっていうふうなことは、御存じでしょうか。
 あくまで事業者、この家屋調査をしないと、この家屋調査の流れ等、図がありますよね、問い合わせ先とか。補償の場合の横に、施工に起因すると確認された場合には補償の対象となりますということで、工事の施工に起因するっていうことの証明をするっていうことは本当に難しいことだと思うんですね。事業者が調査をしていろいろ写真を残したとしても、それが工事によるものなのかどうかっていうことを証明するっていうことは難しいことだと思うんですけども、自分でやった場合の調査と、事業者でなければならないのかっていうことは御存じでしょうか。


◯都市整備部技監・調整担当部長(若林俊樹君)  家屋調査なんですけれども、全ての工事なんですけれども、法律的にこれをしなさいという規定にはなっておりませんので、工事者が工事の影響があるだろうと思われるところについて事前に家屋調査をして。そうすると事業者がしているわけですから、それで事後の調査をして、その比較をして、工事期間中に変化があったということであれば、事業者のサイドで影響が出たということで補償をするという形になるかと思うんですけども。
 今委員がおっしゃったように、自分で調査しておいて、それをあと工事後にこうなりましたよという形で証明できるのかという話ですけれども、基本的にこれ訴えた方が証明せざるを得ませんので、非常に──裁判に持っていくのかどうかわかりませんけども、非常に大変なことですんで、あくまでも事業者が先に家屋調査をしますよということであれば、ここはお願いという形じゃないですけども、それを受けていただいて、その事後のを受けるということであれば、事業者も前回のをわかっていて今回するわけですから、その工事に影響したということを事業者側が認めて補償するというような形になるかと思いますんで。そういう形で皆さん、されたほうがいいと思いますし、自分で調べておいて後で訴えるといいますか、事業者に言うのはなかなか非常に大変なことなんで、非常に難しいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  そうすると、自分でやるものはなかなか認められないっていうふうに考えたほうがいいっていうことですよね。それはわかりました。
 じゃあ、次が協議会でしたっけ、まちづくり連絡協議会なんですが、先ほど準備運営会議でまだ議論をしている段階なので、人数がどれぐらいなのかとか、そういうことの御答弁がなかったんですけども、ここに地元関係団体、住民協議会、町会、学校関係等書いてありますけども、先ほどの答弁でも、まずは通学路の安全確保っていうことを御答弁されていることを考えると、学校関係のもちろん交通対とかありますけども、交通対だけでなく、学校関係者っていうところの保護者と先生方等を含めて、この地元関係団体の中でも、そこの人数は厚くするんですよとか、そういう何ていうんですか、市の考え方っていうのは準備運営会議でどれくらいの──住民協議会の人、何人とか、そういうことまで細かく、今は議論しているところだから答えられないにしても、規模としてどれくらいで、そのうちの割合として、学校関係者、交通安全、通学路の安全を確保する上でこれぐらいの人を考えているとかっていう、その方針みたいなものはないんでしょうかね。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  実施体制については、何もないというわけではないんですけれど、やはり今委員おっしゃったように、小学校・中学校の青少対、交通対も含め、そのほかにPTAの方に入っていただきたいというふうに考えているのと、当然、小・中学校の校長先生とか、学校の関係の方にも入っていただきたいというふうに考えていますんで、全体では30人から50人ぐらいの規模感で、学校の関係の──教育委員会も含めて、そこはしっかりとよく教育委員会とも調整しながら呼びかけのほうをしていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。ぜひ、やはりそのときどきのテーマ、交通、通学路の安全確保が重要だというと、そこに関係する人をやはり厚くするとか、そういう柔軟な対応っていうか、あるいは、委員はもう決められているけども、その人たちが関係する当事者からきちんと意見を聞けるような仕組みっていうか、そういうことはぜひ考えていただきたいと思います。
 あと、ちょっと1つ漏らしてしまったというか、先ほどの都市計画のところでのアセスについて──スケジュールとかはこれからいろいろまだ決まっていなくて、国に確認する部分等あるって言われたんですが、都市計画変更がなされるってなると、もう一度アセスをするのかどうかっていうことについてのお答えがなかったんですが、それも確認するのかどうかっていうこともあるんですけども。環境アセスのことについてはどのように、市として考えているのか。アセスをもう一度やり直してほしいっていうふうに思うんですが、やり直すべきではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  アセスについての御質問でございますけど、変更されるところの内容でアセスにかかわるところが出てくれば、当然、例えば土量が変わるとか、そういうものが出てくれば当然変更アセスの対象になると思いますんで、変わった項目が環境にどんなふうに影響するのかっていうことは検証がされるものというふうに市のほうでは考えています。


◯委員長(加藤浩司君)  次の質問者、よろしいでしょうか。


◯委員(栗原健治君)  済みません。それでは、もう少し家屋調査の部分と、都市計画変更によるランプトンネルと大深度地下トンネルの接合部分の構造変更について、お聞きしたいっていうふうに思います。この家屋調査なんですけども、時期が明確に、いつ行うのかっていうのが示されてないっていうふうに思うんですが、計画でいうと、練馬と世田谷の南北の起点から中央ジャンクションに向かって進捗していくと。その工事に対する影響を調査するっていうことですから、その進捗状況に合わせて家屋調査が行われるようになるのか。時期的なところで、いつごろに実施されるのかっていうのは、市民にとって重要な情報なので、把握と、今つかんでいるのかどうか確認したいと思うんですけども。資料でもですね、平成31年までの工事期間っていうふうになっていますね。大体平成31年の、トンネルを掘るだけの、計算でいえばね、土地がちゃんと買収できて滞りなくできればっていう計画だと思うんですけども、確認したいっていうふうに思います。
 それとですね、この地中拡幅部の構造の範囲を見直すっていうことで、安全性のより確実な確保、健全性の確保っていうことでもあります。もともと安全なものをより安全なものにするっていうことですけれども、先ほどの委員でもありましたように、16メートルのトンネルも今までなかった計画で、また接合するっていうこと自体も、中央環状で実施されているとはいえ、規模が大きくなると土圧の関係だとか、まだ新しい技術だっていうことはここに書いてあるとおりだというふうに思います。
 特に漏水を防ぐための止水性能の確保ということが言われていて、一番この地下水への影響が心配です。三鷹市は御存知のように、上水は都に移管していますけれども、その地下水を使っていると。このNATM工法でいうと、薬剤注入で凍結、周辺部を土どめして確保をしていくと。今回の範囲のイメージ図を見ても、黄色い範囲は止水領域だということで、シールドの外側にも土どめをしていくっていうことがあって、この薬剤の影響というのは地下水に出ないのか。私たちの上水に対しての影響は出ないのかっていうことを心配することが指摘されてきていて、「対応の方針」でもそれを、対策をしっかりと、影響が出ればとっていくということが課題だったというふうに認識しています。
 この点では、この接合部分が三鷹市に直結している部分ですよね。中央ジャンクションでいうと、新川の部分と牟礼の部分の接合部分になるので、この工事自体が本当に三鷹市の、言ってみれば直接事案だと思います。この点では、この新しい方法で万全を期すっていうことでされるわけですけども、新しいっていうことで言うと、今までの実績がない中で、本当に安全なものなのかっていうことについては、よりしっかりと技術的な側面ですとか説明を求める必要があると思いますし、三鷹市の財産を守るということでも、市民の財産を守るということでも対応が必要だと思います。
 これからの課題になるかと思うんですけれども、十分なね、説明をですね、都市計画変更に伴うのであれば都市計画審議会などの場でも工事のあり方を説明させることだとか、十分に市民にそのやり方を、地下水に影響しないということを説明させていく必要があるというふうに思いますが、今後の取り組みについて伺いたいというふうに思います。
 費用的な側面でも、この計画に、新しいやり方にするとふえていくんではないかというふうに思うのですが、財政的な側面での確認も必要だという──できるものなのかね。幾らお金がかかっても実施するものなのか、この点も重要な視点だというふうに思いますので、確認しておきたいというふうに思います。
 それと、家屋調査の件ですけれども、これは工事に伴う家屋調査で、工事で影響が出た場合に補償するっていうことでいいのでしょうか。道路が完成した後にですね、これだけの地中に16メートルの本道が、ジャンクション部分は開削、掘削もありますから、もっと広範な地域に複数のトンネルが通されるわけですけれども、最低でも2本、本道の部分が地中に16キロできるわけですね。それの、それこそ5階建てのビルが入るほどのトンネルですので、万里の長城を地下に埋めるような構造物をつくるっていうことで、地上部でつくれば本当に堰のようなものだっていうふうに言えると思います。完全にこれに水が入らないようにするわけですから、上に通るのか、下に通るのか、そのとまった地下水脈がどういうふうに滞留して地盤に影響するのかっていうのは心配されているところで。外環道路によって形状が変化したっていうときには、この家屋調査の対象っていうふうになるのかどうなのか。実際工事に伴うものなのか、それとも外環道路という施設で影響した場合には、その家屋に対する影響っていうのはどういう形で補償されるのかという点を確認しておきたいと思います。分けられるものなのか、それとも同じような形で、これが生かされる形で進められるものなのかお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  まず、1点目の家屋調査のことでございます。時期、進め方、どういう形で進んでいくのかということでございます。トンネルの施工事業者でございますけれど、本日の資料でも説明させていただきましたが、高速道路会社2社でございます。NEXCO中日本とNEXCO東日本、この2社が北行きと南行きの1本ずつのトンネルを施工しますので、区域全体を今後この2社がどういった形で分担しながら進めていくのかというのが示されてくるというふうに考えています。実際には、進め方としまして、両側で、発進する世田谷区や狛江市のところと大泉のところ、ここの地域が一番最初に家屋調査をする地域というふうに聞いております。
 次に、世田谷区から発進した側のシールド機は調布市、大泉から発進した側のシールド機は杉並区を通ります。世田谷からと大泉からの調査が最初の1段階とすると、ある程度の段階で調布市、杉並区の調査の区域、エリアに入って行き、最後に三鷹市、武蔵野市のエリアに入っていく。そういう流れで、具体的に全部そこが終わらないと次に入らないのかとか、そういったことは今聞いておりませんけれど、少し時期をずらしながらこの3つの区域に調査を進めていきたいということで、国のほうから聞いているところでございます。
 また、工事に対する影響ということで、工事に伴う家屋調査でいいのかということでございます。おっしゃるとおり、今回説明がありましたのは工事に伴う家屋調査ということで、工事が実施されたときにどういった影響が出るのか。出ないとしながらも、万一ということに備えてということでの調査でございますので。実際に今、施設で影響したときにはどうなるのかという御質問でございますけれど、今、私どもではそういった影響について、国のほうからは今までの中でお話を聞いているところではございませんので、委員、御心配のこともあろうかと思いますので、もう一度そこは確認をさせていただきます。
 それと、シールド工事のことでございます。周辺地盤を改良するための地下水への影響のお話ということでございますけれど、具体的にどういった影響が地下水に出てくるのかというところは、これから市民の皆さん、御心配していることでございますので、市としてもしっかり確認していきたいというふうに考えています。また、そういった影響を、地盤改良を行うための領域が広がるということで、今回示されましたので、その領域をどういった工法で地盤改良するのか。また、工法によって当然影響のことも明らかになってくると思いますので、影響のない工法で当然進めていくように、私どものほうからも国のほうに申し入れをするとともに、都市計画審議会の中でも都市計画変更が伴うことでございます。形になりましたら、お話のほうは審議会の中でも説明のほうはさせていただくように考えています。
 また、費用の件等も、ここで考え方を示されたところでございますので、今後そのほかにもいろいろな質問点が、整理しなきゃいけないところが出てくると思いますので、しっかりと国のほうに確認していきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  地盤が変化した場合には、その上に建てられている建物に影響するので、影響が出た場合には市民の財産が、言ってみれば影響を受けると、侵害されるということになるので、市民の財産を守るっていう視点で考えたときには、工事中も、また工事によってつくられた施設によってでも影響が出た場合には、市民の財産を守れなかった、守ることができなかったってことになるわけですから、守る立場でですね、対応する必要があると思いますし、そこでは工事によって影響が出るっていうことがないように、また出るような状況が予測されるような場合には、中止をですね、その時点でもはっきりと影響の出ないようにするっていうことを前提にしたものに対応することが三鷹市としては必要だと。大きな影響が出た場合には、三鷹市も今までこの計画が審議されている中では物を申していくという姿勢を市は持っていたわけですから、そういう対応をしっかりとしていただきたいというふうに思います。
 確認したいんですけども、補償というのは、この工事によって影響を受けた場合には、NEXCO、事業者が補償するっていうことでしょうか。関連して、先ほどと、質問と重複している部分もあるかと思うんですが、施設ができて、その後、10年後、20年後、50年後っていう形で地形が変わって影響を受けたときには、どこが補償するのかってという点で、今、現時点ではどういう考え方なんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  補償は誰がするのか、高速道路会社がするのかという御質問でございます。施工方法はトンネルの検討委員会等を開催して、事業者と国も含めてですけれど、そこでしっかりとこういう方法でやるんだという設計図書になって、その設計図書が、施工会社がしっかりと手順を守って施工したにもかかわらず、当初は発生しなかったと想定したものが発生したというケースであった場合に、施工会社に全部そこの責任が行くのかっていうのは、私どものほうでも国のほうに確認したいというふうに考えています。その影響が出た原因が何なのかというところを、やっぱりしっかりと確認しないと、誰が補償するのかというところに結びつくことには──確認をするためにはそこが大切なポイントだというふうに考えています。
 また、施設に関することでございますけれど、そこについても、ちょっと今の段階で想定しているところではございませんので、国に改めて確認していきます。


◯委員(栗原健治君)  市民の財産を守ることなので、地下水ということでは環境を守るということにもつながっていますし、上水に関連している地下水ということにも関連しているので、全市民にかかわっていることなので、しっかりとした研究と検証等を三鷹市としても責任を持ってやっていただきたいというふうにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(加藤浩司君)  次の質問者、よろしいでしょうか。


◯委員(野村羊子さん)  申しわけありません。資料3の一番後ろについていたシールドトンネル工事の契約ができたという説明で、1点確認したいんですけども、大深度のトンネルを掘る──ちょっと蛇足ですが、私、大深度使用認可については国交省に対して異議申し立てをしておりまして、これ、基本的には認められるものではないんですが、もともとこのトンネルについては北側と南側と分けるというふうな言い方をしていましたが、今回決まったのは、NEXCO東日本とNEXCO中日本でトンネルを1本ずつ担当するというふうな理解でいいのかどうか。接合部分は、だから、それぞれそのトンネル──だから、北側、南側じゃなくて、南行きのトンネル1本が東日本、北行きのトンネルが中日本で、西側に行くのが南行きで、東側にあるのが北行きだという理解だったと思うんですけども、その理解でいいのかどうか。それで、ほぼ7キロと9キロのところでそれぞれありますので、その接合部分、おおよそどの地点になるのかということをちょっとお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  委員、今おっしゃったとおり、南行きのトンネルということで、大泉から東名方向に向かって行くトンネル、これはNEXCO東日本が担当いたします。北行きのトンネルということで、世田谷から、東名から大泉に行くトンネルはNEXCO中日本が担当いたします。それぞれ1本ずつのトンネルを担当するということでございます。
 接続地点でございますけれど、東名北行き工事にありますように、東名ジャンクションからおおよそ9.1キロの地点で接続がされます。接続点については、ちょっと図面のほうに明確にちょっと記してはございませんが、中央ジャンクションの北側になるというふうに認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、2本の、だから北行き、南行きがどういうふうに並んでいるのかっていうのをもう一回、どっちが西側にあって、どっちが東側にあるのかというのと、中央ジャンクション北側というのは、三鷹の地名でいえば牟礼、あるいはこの井の頭あたりにまでなるのか。大体その9.1キロっていうこの計画線から判断すれば、大体それくらいになる。つまり、玉川上水の下あたりでその接合工事が行われるのか。大変大きな問題だと思うんですが、その辺ちょっともう一度確認したいと思いますが、いかがでしょうか。


◯委員長(加藤浩司君)  整理して、もう一回お願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  北行きのトンネルと、南行きのトンネルがどちらがこうなるのかという形でございますけど、通常の左側通行の逆側の配列になるというふうに聞いています。これは、連結通路で結びますので、その関係で連結通路から出て行ったときに通行が支障にならないような形でトンネルを配置するという話で聞いておりますけれど、よく改めて今御質問いただいたことについては確認しながら、情報のほうをまた提供させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(加藤浩司君)  改めてわかりやすい資料があれば、委員の皆さんに提供できるようなやつをおつくりいただければと思います。お願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。接合部分、本当にどこになるかっていうのは、非常にこれも難しい。シールド同士、機械のシールドマシン同士をどうぶつけていくのかっていうことは、過去の施工例がもしあれば、それもぜひ情報提供いただきたいですけれども。しかも、このちょうどね、私は心配しているのは、本当にこの井の頭からおりてきて玉川上水っていう、この地形のところで、さらにその下っていうふうなことになるのではないかと大変心配しておりますので、ぜひそれについてもきちっと御確認していただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 ここで1点、都市整備部より情報提供がありますので、よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(小出雅則君)  資料はございませんが、東名ジャンクションにおける本線シールドトンネル工事の再開について情報提供させていただきます。去る5月7日水曜日に、東名ジャンクション予定地で本線トンネル掘削用シールドマシンの発進基地となる立坑を構築する工事において、鉄筋組み立てのため組み立て架台に鉄筋を仮置きしていたところ、架台から鉄筋が落下し、組み立て作業中の作業員3名が鉄筋の下敷きとなり、1名の方がお亡くなりになり、2名の方が重傷を負う事故が発生しました。
 その後、発生原因の究明のため警察や労働基準監督署の調査が行われており、工事発注者であります中日本高速道路と工事受注者は工事を中断し、調査に協力するとともに、再発防止策について労働基準監督署の指導を受けてきました。事故発生等に関する詳細な調査は現在も継続中であると聞いておりますが、再発防止策を講じた上で、工事を再開することについて警察や労働基準監督署の了解が得られましたので、本日6月23日より工事を再開することとなりました。
 工事の再開に先立ち、6月18日に近隣住民に周知を図るとともに、19日より安全点検や作業手順の確認等を行い、再発防止策を徹底するよう取り組んでいると聞いております。また、事故の原因及び再発防止策についてですが、仮置きしていた鉄筋が落下して作業員が被災した事故であることから、施工会社としては、組み立て用の鉄筋を仮置きしている場所の下で作業を行っていたということが1つの要因であると考えているというふうに聞いております。
 したがいまして、鉄筋組み立て架台の構造を見直しし、仮置きした鉄筋の下には作業員が立ち入れないように作業方法を見直ししたこと、また、あわせて安全パトロールや安全教育などの安全管理体制についても強化を図り、再発防止に取り組んでいくとしております。工事再開についての情報提供は以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で、都市整備部からの情報提供を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時35分 休憩



                  午前11時36分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午前11時37分 散会