午前10時00分 開議
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を開会する。
本日の流れについては、協議事項について、1、検討課題について、(1)、一日一常任委員会の開催、(2)、一般質問の時間配分について、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと考えるがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
また、本日の委員会において、できれば今後の検討課題の進め方等についても協議したいと考えるところである。
協議事項に入る。
協議事項の項目1(1)、一日一常任委員会の開催、本件を議題とする。
会派に持ち帰り検討を願うこととしたところであるが、検討の結果についてはいかがか。
◯委員(石井良司君) 本件については十分な検討を要するものと考えるところであり、まだ会派の中で結論は得られていないところである。例えば、共同提案の文中にある「原則4日間」の記述については、原則として4日間とする必要性はないのではないかといった意見もあったところである。
◯委員(岩田康男君) さきの委員会でも議論があったところであるが、常任委員会開催日を原則4日間としたのは共同提案4会派による議論の結果であり、この日程設定であれば、懸念されるリスク等は発生しないものと判断したことによるものである。
本来、一日一常任委員会制であれば、予備日を含め5日間の日程設定を要するところであるが、現状3日間の日程設定を5日間に改めることは困難であると考える。これまでも本市議会では常任委員会を重視した取り組みがなされてきているところであるが、執行機関側にはもう1日、日程をやりくりしてもらい、市民の傍聴機会を確保していくことが必要であると考える。この取り組みは、開かれた議会として必要なものであると認識するところであり、ぜひ一歩踏み出していただきたいと考えるものである。
◯委員(石井良司君) 現状においても4常任委員会を2日間の日程の中で開催しているのが実態であり、提案された方向性に沿った見直しを図るとすれば、既存の3日間の常任委員会日の中で1日目に1委員会、2日目に1委員会及び3日目に2委員会をそれぞれ開催するなどといった工夫で対応は可能ではないかと考える。
◯委員(岩田康男君) 請願審査や所管事務調査等に充てるために予備日が必要であると考えるところであり、現状の常任委員会日3日目の中に4常任委員会の開催を割り当てることは危険である。
やはり、本件における議論の方向性としては、市民が傍聴できる環境づくりをとの観点から進めていくべきであると考えるところである。
◯委員(石井良司君) そうであれば既存の3日間の日程設定で十分対応は可能であると考える。場合によっては本会議最終日等も活用することでやりくりは十分に可能である。
◯委員(岩田康男君) 確かに日程をやりくりすれば対応は可能であるかもしれないが、本件についてはやりくりの問題ではなく、本市議会としていかなるメッセージを市民等に対して発するのかという問題である。
◯委員(嶋崎英治君) なぜ3日間の日程設定に拘泥するのかが理解できないところである。開かれた議会として市民の傍聴機会を保障すべきであることは明白であり、既に共同提案する4会派としては、当初の常任委員会日5日間との主張を原則4日間に見直し、一定の妥協を図っているところである。
◯委員(石井良司君) 我々としては、この提案内容では一致できないと主張しているものである。
会派内では現状の日程の中で工夫をすべきであるとの意見があるところであり、意見の差を埋めるような、より柔軟な対応を示してほしいと考えるところである。
◯委員(高谷真一朗君) 前回の委員会では、そうしたことを前提に3日プラス予備日1日とする日程設定で会派に持ち帰り検討願うこととしたのではなかったか。
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午前10時21分 休憩
午前10時28分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
協議事項の項目1(1)、一日一常任委員会の開催については、さきに4会派より共同提案のあった内容について、常任委員会開催日を原則4日間とする記述を原則3日間プラス予備日1日と改め、再提出を願うこととすることでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
休憩する。
午前10時29分 休憩
午前10時41分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
協議事項の項目1(1)、一日一常任委員会の開催については、新たに配付された共同提案文のとおりとすることでよろしいか。
◯委員(石井良司君) 共同提案文中の「休会中」との文言は「閉会中」に修正願いたいが、その他については問題ないものと考える。
◯委員長(宍戸治重君) では、共同提案文中の「休会中」を「閉会中」に文言を修正することとし、その他の文言修正等は答申文案の段階で正副委員長に一任を願うことでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
◯事務局長(郷原 彰君) ただいま確認された内容の実施に当たっては、早期実現に向けて対応してまいりたいと考えるところであるが、今後の手続として、本委員会から答申の後、各派代表者会議において協議を行う必要があるとともに、執行機関側との事務的な調整を要するものであることから、その実施時期についてはあらかじめ留保を願いたい。
◯委員(石井良司君) 一日一常任委員会制の実施に伴い、事務局の人員体制への影響等もあるものと考える。
◯委員(岩田康男君) 早期に実現を図りたいとする議会側の意向については、執行機関側に伝えてほしい。
◯事務局長(郷原 彰君) 会期の決定権は議会側が有することは前提ではあるが、早期の実現に向け執行機関側とも対応してまいりたいと考えるところである。
◯委員長(宍戸治重君) 実施時期等については、今後執行機関側との調整を要する旨をあらかじめ留意願いたい。
では、協議事項の項目1(1)、一日一常任委員会の開催については、本日のところは一旦終了とする。
次に、協議事項の項目1(2)、一般質問の時間配分について、本件を議題とする。
前回の委員会においては、会派持ち時間制の是非について、質問時間設定のあり方等について議論があったところであり、あわせて事務局に会議時間のシミュレーションを指示したところである。
配付した資料について事務局から説明させる。
◯副主幹(藤井泰男君) 配付資料について説明する。
平成23年から平成25年の間に本市議会で実施された一般質問の平均質問者数が22.2人であったことから、本シミュレーションの想定としては、一般質問者数を23人、本会議終了時間を午後5時、質問・答弁時間の割合を5対5として計算を行ったところである。その結果としては、いわゆる片道25分または30分を質問時間として付与した場合には、本会議4日目まで一般質問を実施せざる得ない状況である。
◯委員長(宍戸治重君) ただいまの説明に質疑等はあるか。
◯委員(緒方一郎君) 我が会派ではさきの一般質問で3人の議員が質問を行ったところであるが、1人当たりの質問時間は約25分であった。いわゆる予算・決算議会には質問者が減少することも想定されるところであり、我が会派としては1人当たり25分を引き続き主張してまいりたいと考える。
なお、前述の一般質問の状況等について、実際に一般質問を実施した会派の同僚委員から補足させる。
◯委員(寺井 均君) ただいまの内容に補足する。
現在、我が会派では会派持ち時間が80分与えられており、今回、一般質問を実施した3人の議員にそれぞれ割り振ったところである。各自に割り振られた約二十四、五分の質問時間を活用することにより、第1質問において全ての質問項目の質問を行った上で、それらに係る再質問についても実施できる時間的余裕があったと考えるところであり、1人当たり20分の質問時間では足りないのではないかと考えるところである。25分の質問時間が与えられたことで、非常にやりやすかった印象があったところである。
◯委員(石井良司君) その際の答弁時間についてはいかがであったか。
◯委員(寺井 均君) 質問・答弁時間を合算して約50分程度であり、答弁時間のほうが若干長かったのではないかと考えるところである。
◯委員(岩田康男君) 質問・答弁時間の割合はこれまでの平均でどのぐらいか。
◯副主幹(藤井泰男君) ここ最近の事例では、ほぼ5対5に近い状況と認識するところである。
◯委員(岩田康男君) 議員によって答弁時間に違いが見られるのか。また、質問時間についてはそれぞれの会派で残さず使用されているのか。
◯副主幹(藤井泰男君) 会派単位で見た場合には、質問時間についてはほぼ使用されている状況にある。
◯委員(石井良司君) 答弁時間については、今後さらにふえていく傾向にあるのではないか。
◯委員(岩田康男君) 現状の会派持ち時間を廃止した場合には、質問時間の使い方など各議員の対応もそれぞれ違ってくるのではないかと考える。
◯委員(石井良司君) そうであれば、答弁時間を含めた質問時間設定とすべきである。
◯委員(岩田康男君) 予算・決算審査特別委員会などのこれまでの事例から見て、それはやめたほうがよい。
◯委員(土屋健一君) 一般質問を本会議4日目まで実施するような状況については、いかがなものかと考える。
◯委員(岩田康男君) 先ほど示されたシミュレーションはいわば最大値であり、全員が持ち時間を全て使用するわけではないと考える。実際にはもう少しコンパクトな日程でおさまるのではないか。
◯委員(嶋崎英治君) 我が会派では、今回の一般質問において3人の一般質問者の質問時間をそれぞれ25分、20分、15分に設定し実施してみたところであるが、やはり15分の質問時間では足りない、苦しいというのが正直なところである。
先ほどから、質問時間設定に答弁時間を含める、いわゆる往復でとの意見が出されているところであるが、往復の時間設定がされている予算審査特別委員会の質疑は本当に厳しい状況がある。ぜひ、答弁時間を含まない片道の時間設定を前提とした議論でお願いしたい。
◯委員(土屋健一君) いわゆる片道の時間設定には、本会議の進行状況を想定しにくいデメリットがある。また、本会議の進行に遅延等の影響が出る可能性も想定され、会期への影響も想定されるところである。
◯委員(岩田康男君) 本会議の進行への影響という点では、議事進行の発言についても同様である。
◯委員(土屋健一君) あらかじめスケジュールに沿った本会議の進行ができるような制度の枠組みが必要であると考える。質問時間は、いわゆる往復の設定とすべきではないか。
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午前11時15分 休憩
午前11時46分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
協議事項の項目1(2)、一般質問の時間配分については、提案における趣旨と各会派の主張に隔たりが見られることから、会派に持ち帰り検討願うこととしたいがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
次に、協議事項の項目2、次回委員会の日程についてであるが、4月に開催する2回の委員会については既に確認をいただいているところである。5月の開催日程については、次回の委員会で協議することとしたいがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
次に、協議事項の項目3、その他であるが、今後における検討課題の進め方等についてである。項目としては、議長から追加諮問された「議会選出監査委員を初めとした行政委員会委員長等の出席要請のあり方」における議会選出監査委員に関する部分及び「議会選出監査委員の役割と一般質問のあり方」、並びに各会派から提案のあった「議会報告会の開催」、「予決委員会中継、続いて常任委員会中継」及び「政務活動費について」などの項目が当面の検討課題として挙げられるところである。本来的な順序としては、ただいま示したもののうち、「議会報告会の開催」、「予決委員会中継、続いて常任委員会中継」となるものと考えるが、緊急性等も考慮し意見等はあるか。
◯委員(岩田康男君) 前回の委員会において、政務活動費の問題について優先して検討願いたい旨発言をしたところであるが、提案内容にある個人支給への見直しについては容認できるものではないことから、ただいまの順序で進めていただければと考えるものである。なお、追加諮問の問題については、こうした形でたびたび諮問を受けることにより、本来行うべき議会改革の議論に影響が出るようであればいかがなものかと考えるところである。
◯委員(石井良司君) ただいまの政務活動費の件については、逆に会派支給を前提とした場合には議会報告・市政報告等への活用に合意できるということか。
◯委員(岩田康男君) 会派支給を前提とするのであれば、その部分については合意も可能ではないかと考えるところである。
◯委員(石井良司君) そうしたことであれば、提案中の後段の記述については対応する余地がある。
◯委員(岩田康男君) 我々としては、政務活動費において支給対象の見直しを議論するつもりはない。個人支給に見直した場合、政務活動費のあり方がこれまでと大きく変わることになってしまう。
◯委員(石井良司君) それについては理解できるところであり、我々としても前段の議員の議会報告・市政報告等への活用について実現できるのであれば、後段の支給対象に係る議論は要しないところである。
◯委員長(宍戸治重君) 現実問題として、会派支給を見直さずに議員個人の議会報告等に政務活動費を支出することは可能なのか。
◯委員(岩田康男君) 上級救命技能取得講習に係る経費のように議員に帰属する内容に政務活動費が支出できる事例もあることから、会派支給を前提とした中で、とり得る方策等を突破口として検討していければよいと考えるところである。
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午後0時02分 休憩
午後0時08分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
次回委員会における検討課題の進め方については、「議会報告会の開催」、「予決委員会中継、続いて常任委員会中継」、「政務活動費について」の順に取り扱っていくことでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
では、本日の議会改革検討委員会(第2期)を散会する。
午後0時10分 散会