午前10時00分 開議
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を開会する。
本日の流れについては、協議事項について、1、検討課題について、(1)、「議会選出監査委員を初めとした行政委員会委員長等の出席要請のあり方」について、(2)、一日一常任委員会の開催、(3)、一般質問の時間配分について、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと考えるがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
協議事項に入る。
1、検討課題について、(1)、「議会選出監査委員を初めとした行政委員会委員長等の出席要請のあり方」について、本件を議題とする。
この間の議論を踏まえ、出席要請に係る検討経過について正副委員長案を作成したので、お目通し願いたい。
(資料朗読)
本件について何かあるか。
◯委員(嶋崎英治君) 表題の「検討経過」は「検討結果」に変更願いたい。また、緊急時における対応についての記述を加えていただきたいと考える。
◯委員長(宍戸治重君) 正副議長への報告の際には検討結果として報告させていただく。緊急時における対応については、従前どおりの対処となろうかと考えるところである。
◯委員(岩田康男君) イの文中には、「議案審議(審査)を深めるため」に出席を要請するとの文言を加えたほうがよろしいのではないか。
◯委員長(宍戸治重君) そのような意見があったがいかがか。
◯委員(緒方一郎君) ただいまの提案に当たり、どのように文言を見直すつもりか。
◯委員(岩田康男君) このままの文言では、いたずらに議会側が自粛してしまいかねないおそれがあることから提案したものである。
◯委員(緒方一郎君) イの文中の「配意」とはどのような意味か。また、「合理性・必然性」との表現についてはいかがか。
◯議事係書記(星野 東君) 「配意」するは、配慮するに近い意味で使用したものである。また、「合理性・必然性」の語については、これまでの検討過程の中で議論されてきた内容を反映したものである。
◯委員(緒方一郎君) では、「配意」と「配慮」とは強さの違いと理解すればよいのか。法令等で使い分けなどがあるのか。
◯議事係書記(星野 東君) 強さの違いというよりは表現の仕方の違いと考えるものである。
◯副主幹(富永幹雄君) 「配意」については文字どおり意を配るの意味で使用したものであり、法令等で使用される用語というよりは、より一般的な意味合いで使用させていただいたものである。
◯委員(土屋健一君) 議会選出監査委員に関する議論についてはまだ始めていないことから、表題については「行政委員会委員長等の出席要請のあり方」としたほうがよろしいのではないか。
◯委員長(宍戸治重君) 議会選出監査委員については別に分けて議論を進めてきた経緯があることから、これまでの検討部分についての取りまとめとして表題に明示してはどうかとの意見があった。各委員の意見はいかがか。
◯委員(土屋健一君) このままではわかりにくいのではないかと考える。
◯委員長(宍戸治重君) あくまでも途中経過としての取りまとめということで了解すればよろしいのではないかと考えるところである。
◯委員(後藤貴光君) アにおいて「2日前」、「5日前」といった記述が見られるが、括弧書きで議会運営委員会開催日や特別委員会設置日といった内容を加えたほうがわかりやすいのではないか。日程がずれる可能性などについても配慮すべきである。
◯委員長(宍戸治重君) ただいまの提案についてはもっともな部分があるように思われるが、具体的にはどのような記述が必要か。議会運営委員会開催日のほかに何かあるか。
◯委員(石原 恒君) 前回の配付資料を活用できないかと考えるところである。フロー図が挿入できればわかりやすいのではないか。
◯事務局長(郷原 彰君) 具体的な記述方法等については、事務局において検討させていただければと考えるところである。
◯委員(後藤貴光君) 土日の問題だけでなく、会期内審議日程の変更についても可能性があるところであり、そうした際に対応できるような記述とすべきではないか。
◯事務局長(郷原 彰君) これまでにも議案検討日を短縮した事例などもあるところであり、ただいまの御提案については、新たに括弧書きを付する方向で検討させていただければと考えるところである。また、先ほど御議論のあったイの「議案審議(審査)を深めるため」の記述を加える件についても、本会議における一般質問などについてもその対象となることから、「等」を加えさせていただければと考えるものである。
◯委員長(宍戸治重君) では、出席要請に係る検討経過については、そのような形で再度取りまとめたいと考える。
次に、議会選出監査委員の出席要請に関して議論を進めてまいりたいがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
資料説明を願う。
◯副主幹(藤井泰男君) 説明する。
(平成25年12月11日配付資料説明)
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午前10時36分 休憩
午前10時37分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
引き続き説明を願う。
◯副主幹(藤井泰男君) 実質的に議会選出監査委員が議会において答弁を行っている事例は、多摩地域でも武蔵野市議会ぐらいであり、ほとんど行われていないようである。
◯委員長(宍戸治重君) 監査委員については、いわゆる有識者と議会選出の2人により構成され、有識者が代表監査委員となっている現状がある。
◯委員(石原 恒君) 議会選出監査委員に報告の場が与えられていない現状があり、課題であると考える。
◯委員(高谷真一朗君) 議会において、監査委員が決算に係る審査意見を述べる場がない点については課題ではないかと考える。
◯副主幹(富永幹雄君) 例年、第3回定例会の第3日目に市長の決算議案に係る提案理由説明の後、代表監査委員による審査意見の報告が行われているところである。
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午前10時45分 休憩
午前10時57分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
◯委員(緒方一郎君) 議会選出監査委員が議会に出席すること自体については担保願いたい。
代表監査委員と議会選出監査委員がどちらも出席している事例がないわけではなく、そもそも議会選出監査委員の出席を禁止することはできないものである。この後、一定の整理、判断を行った上で対応すべきであると考えるところである。
さきの9月議会における決算審査特別委員会においては、関係する住民監査請求事件に係る除斥の問題等について、結果として委員会には御出席いただけなかった高谷真一朗監査委員に対し文書により対応を願ったところである。
繰り返しになるが、議会選出監査委員の出席について禁止はできないものと考えるところである。
◯委員(石井良司君) 議会選出監査委員の出席の問題については、現状維持の対応とすることでよろしいのではないかと考えるところである。
◯委員(岩田康男君) 議会選出監査委員の所信等については委員会の質疑等の場でではなく、全員協議会での予備選挙の時点で決意表明していただければよい。その段階において確認ができればよいものと考える。
実際の質疑に当たっては、議会選出監査委員に対し監査内容を一つ一つ聞くというようなことは困難であり、大くくりな質疑になりがちと考える。武蔵野市議会の事例では、監査に当たりなぜそのような立場をとったのかといった質疑があると聞いている。議論することは大いに結構だが、監査委員としての活動に議会としての拘束がかかっていない以上、そうした質疑等を議事録に残すことについてはいかがなものかと考えるところである。なお、私自身も、かつて後期高齢者医療広域連合議会の議員であった折には、厚生委員会において報告を行った事例がある。そうした場はあってもよいのではないか。
◯委員長(宍戸治重君) 文書による質疑の事例について発言があったが、そうした対応を図ることも可能であるのか。
◯副主幹(富永幹雄君) さきの決算審査特別委員会の事例では、高谷真一朗監査委員より提出された文書の取り扱いについて、答弁書としての扱いではなく、資料として配付することで対応したところである。なお、現行の三鷹市議会会議規則においては、直ちに答弁しがたい場合における答弁書の配付規定は存在するが、文書による質問及び質疑に係る規定等は存在しないところである。
◯委員長(宍戸治重君) 文書質問及び質疑に関する件については別として、議会選出監査委員の出席の問題については現状維持とすべきとの意見もあったところである。これについては「議会選出監査委員の役割と一般質問のあり方」に係る検討を行う際に改めて検討してはどうか。
◯委員(岩田康男君) これまでも「みたか議会だより」に監査委員の審査意見欄を設けた経緯があり、議会選出監査委員の活動を知らせる取り組みについては検討されてきたところである。活動を知らせる取り組み等については、今回の出席要請のあり方としてではなく、もう少し後で議論をしたいと考える。
◯委員長(宍戸治重君) 休憩する。
午前11時20分 休憩
午前11時26分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
議会選出監査委員の出席要請のあり方に関する件については、「議会選出監査委員の役割と一般質問のあり方」についての中で検討を継続したいと考えるがいかがか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
今後の方向性として、3月までに記載の3項目の検討課題については議論を取りまとめたいと考えるところである。
なお、3月は日程の確保が難しいところであるが、中間答申に向けた方向性についてはいかがか。
休憩する。
午前11時28分 休憩
午前11時35分 再開
◯委員長(宍戸治重君) 議会改革検討委員会(第2期)を再開する。
協議事項の項目1(2)、一日一常任委員会の開催について、本件を議題とする。
改めて提案者から説明等はあるか。
◯委員(石原 恒君) 説明する。
提案理由欄に記載のとおり、全ての委員会において市民や委員以外の議員が傍聴できる権利を保障することが必要であり、提案をしたものである。
◯委員長(宍戸治重君) ただいまの説明に対して意見等あるか。
◯委員(嶋崎英治君) 一日一常任委員会制には、もう一点出席説明員の調整を容易にするという観点もあるところである。
一日一常任委員会制は、既に当たり前のものとなっていると考えるところであり、他市議会に視察した折に本市議会の現状を説明すると驚かれたりするところである。
◯委員(緒方一郎君) つけ加えれば、今後の方向性としてではあるが、委員会のインターネット中継への対応においても必要なものと考える。実態として実績が少ないとの声もあるところであるが、市民のみならず議員としてもより広く見聞を深める必要があり、本件については検討の必要があるものと考える。
◯委員(石井良司君) 本市議会における委員会開催の現状について、他市議会の議員から驚かれたというような経験はこれまでにないところである。
緒方一郎委員の意見もわかるが、会期前における行政報告の実施や常任委員会日における予備日の設定など、これまでの取り組みの中で十分な対応が図られているものと考えるところであり、とりわけ会期内審議日程の設定に影響がある一日一常任委員会制の導入についての必要性は感じないところである。
◯委員(栗原健治君) 我が会派としても、一日一常任委員会制の実現を望むものであり、議論を深めてまいりたいと考える。
◯委員(石井良司君) 各常任委員会においては、各会派からそれぞれ委員を選任しているところであり、会派内での情報共有は可能であると考える。傍聴等において課題となるのは市民だけではないのか。
◯委員(嶋崎英治君) 会派内での情報共有は当然のことと考えるが、より議員のスキルを高める観点からも、リアルタイムに全ての議員が委員会の状況を把握できることが重要であると考える。他の3会派も要望している事項であり、ぜひ御理解を願いたい。
◯委員長(宍戸治重君) ほかに意見等はあるか。
◯委員(石井良司君) リアルタイムでとの意見については理解するが、現状において十分対応できているものであり、他の方法でも十分代替が可能であると考える。
◯委員長(宍戸治重君) 議論は進んでいるが予定された時間もあることから、協議事項の項目1(2)、一日一常任委員会の開催については、次回委員会に継続とすることでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
次に、協議事項の項目2、次回委員会の日程について、本件を議題とする。
次回委員会については2月4日火曜日午前10時からとし、次々回については、先ほど休憩中に御協議いただいたとおり3月27日木曜日午前10時からとしたいがよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
なお、議会選出監査委員に係る事項の検討が第1回定例会の日程に間に合わない場合には、一般質問の実施などについては自粛を願いたい。
協議事項の項目3、その他について何かあるか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
では、本日の議会改革検討委員会(第2期)を散会する。
午前11時54分 散会