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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成26年文教委員会) > 2014/08/11 平成26年文教委員会本文
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2014/08/11 平成26年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 最初に、寺井 均委員から、体調不良のため本日委員会を欠席したいという申し出がございましたので、報告させていただきます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おはようございます。今回、教育委員会からは2点、御報告をさせていただきたいと思います。
 1点目が平成26年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成25年度分)でございます。2件目が、これは毎年度御報告をしている内容でございますけれども、学校給食の放射性物質の検査の結果についてですね。今回、前半の部分のみでございますが、こちらの御報告をさせていただきたいと思います。
 私からは1点目、執行状況の点検及び評価について御説明をさせていただきたいと思います。恐れ入ります、恐縮ですが座って説明をさせていただきたいと思います。
 それでは、資料の1、平成26年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成25年度分)の報告書、こちらをごらんいただきたいと思います。教育に関する事務に係る点検及び評価につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第27条の規定に基づきまして、教育委員会みずからが点検・評価を行うものでございます。今回御報告をいたしますのは、昨年度6月に各部の運営方針と目標を御報告いたしました際、あわせて御説明をいたしました教育委員会の基本方針と事業計画、こちらの中の点検・評価対象事業に対する報告でございます。
 1ページの1、1ページをごらんください。点検及び評価の目的でございます。毎年度、主要な事務事業につきまして、具体的な決算等の数値等につきましては9月議会の中で御説明をさせていただく機会がございますので、主にその課題、あるいは取り組みの方向性を明らかにすることによりまして、効果的な教育行政の一層の推進を図るものでございます。その際に学識経験者の意見を聴取すること、報告書を作成いたしまして市議会に提出するとともに、市民の皆様に公表することをしております。
 3ページから6ページにつきましては、平成25年度の三鷹市教育委員会の活動の概要でございます。この1年間の活動の概要を掲げたものでございますので、お目通しをいただければというふうに思います。
 飛びまして、8ページから15ページまで。こちらが、点検・評価の一覧表でございます。17ページ以降の個表のまとめとなってございます。一覧表でございますので、後ほどこちらもごらんいただければというふうに思います。
 16ページ、こちらが17ページ以降の個別評価表の見方、凡例でございます。上から、事業の背景・目的、その下、2番目が平成25年度の目標、この目標の中に平成25年度達成に向けた、できるだけ具体的、定量的な指標を掲げているところでございます。事業の背景・目標につきましては、平成25年度基本方針と事業計画の中で御説明をいたしました、点検・評価対象事業の内容を集約したものでございます。
 その下、枠の外になりますけれども、平成25年度の取り組み状況。目標、指標達成に向けました具体的な事業内容でございます。そして、その下がこの取り組み状況に対する進捗度、成果達成度に対する自己評価でございます。進捗度につきましては、A、B、Cの3段階評価で行いまして、B、Cとした場合には、その理由を取り組み状況の中で説明をさせていただいているところでございます。ちなみにAが計画どおりということでございますが、Bは計画よりも少しおくれた、Cは大きくおくれたということでございます。
 その下、成果に対する評価につきましては、平成24年度は3段階でございましたけれども、平成25年度に市の事業評価の評価段階が4段階に改められましたので、これと整合を図り、AからDまでの4段階評価といたしました。こちらも凡例ございますけれども、Aについては目標を上回る成果を得た、Bは目標を達成できた、Cは目標を達成できなかった。Dについては、取り組みの方針そのものの変更があった場合ということでございまして、評価がCとDの場合につきましては、その理由を取り組み状況に記載しているところでございます。また、記載例にはございませんけれども、評価Aとした場合につきましても理由の記載を行ったところでございます。
 最後、その下になりますが、今後の取り組み・課題でございます。平成26年度以降継続します事業につきましては、その取り組みの方向性や実施に当たっての課題を説明させていただいております。
 17ページからが主要な事務事業の点検及び評価でございます。学校教育関係が13事業ございます。
 それでは、それぞれの事業の取り組み状況、評価、今後の課題を順次御説明してまいります。まず17ページ、1、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。17ページから18ページにかけての取り組み状況でございますけれども、平成25年度には学園・学校評価の充実を図るとともに、文部科学省の委託事業を活用いたしまして、コミュニティ・スクール委員会の会長、小・中学校の校長代表、学識経験者をメンバーといたします三鷹コミュニティ・スクール推進会議という会議を年4回開催いたしました。永続的なコミュニティ・スクールのあり方について、この会議の中で議論を重ねたところでございます。
 国に対する報告書の中では、各学園の活動内容や組織についてそれぞれの特色を明らかにするとともに、今後永続的な活動に向けての方向性など、全国に展開をされつつありますコミュニティ・スクールのガイドラインとなり得るような報告書を作成することができたというふうに考えているところでございます。また、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実の一環といたしまして、CSガイドのカラー版を作成いたしまして、配布。そういった広報活動に力を入れたことによりまして、昨年大幅な増加がございました学校支援ボランティアでございますが、さらに昨年の数字を500人以上上回る、そういった学校支援ボランティアを確保することができたということでございます。
 きょうは、先ほどお話ししました報告書、お手元の資料1の下に参考資料としておつけをしてございます。こちらも後ほどお目通しをいただければと思いますけれども、今ちょっと目次を──2ページ目でございますが、おあけいただければというふうに思います。全体、目次のほうで俯瞰していただきたいと思いますけれども、内容は、(1)としてコミュニティ・スクールの組織、(2)として永続的な組織に向けてのあり方、こちらについてはそれぞれの学園の実態把握、課題や方向性をまとめました。(3)番で活性化に向けた取り組みでございますが、こちらではCS委員会の協議の活性化、あるいはCS委員会の活動支援への取り組みなどについて、具体的な会議におけます委員の皆様からの意見を記載しているところでございます。こういった報告書を国に最終的な事業報告書として提出をしたということでございます。
 こういった平成25年度の取り組みから進捗状況、成果に対する評価とも、この事業についてはAとさせていただいたところでございます。
 今後の取り組み・課題でございますけれども、学識経験者からも評価をいただいてございます、三鷹「学び」のスタンダード、こちらの推進につきまして、それぞれの学園の中で児童・生徒の実態に合わせたものとしていただき、活用を図っていくための学園での取り組みを推奨してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 また、学校のマネジメントシステムを有効に機能させまして、学校の自己評価、学校関係者評価の結果公表、改善策の次年度計画への反映等、自律的な学園、学校経営を推進してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 次、19ページ、2の知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。(1)の確かな学力の育成につきましては、小学校、中学校ともに十分な授業時数の確保に努めたところでございます。また、学力テスト等の結果分析に基づきまして、授業改善推進プランを作成いたしましてホームページに公開するなど、学力や学習上の課題の共有化と解決に向けた取り組みを行いました。
 20ページになります。(2)番、豊かな心の育成でございますけれども、道徳教育、人権教育、それぞれにおいて年間指導計画の見直し、改善を図りまして、教員に対する研修などを通して授業改善への取り組みを行ったところでございます。
 (3)番の健やかな体の育成でございますが、こちら、体力向上への取り組みとして引き続き一校一取り組み、あるいは一学園一実践を実施したほか、体育の乗り入れ授業の実施、地域人材の活用による授業などを行ったところでございます。なお、この体力につきましては、国や都の体力・運動能力調査の結果について学識経験者からも現状改善に向け、さらなる取り組みの強化について御意見をいただいたところでございます。
 以上の取り組みを総合的に評価いたしまして、進捗状況につきましてはA、成果につきましてはBといたしました。体力・運動能力の向上につきましては例年の課題となっておりますので、一校一取り組み、一学級一実践を継続する中で国や都の調査結果からしっかり課題を捉えながら、その改善に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
 22ページの3、いじめ防止対策推進法に基づくいじめ防止等の対策の推進でございます。この事業は昨年度の学識経験者からの御意見を反映いたしまして、当初の点検・評価対象事業には含まれておりませんでしたけれども、社会的に強い関心が寄せられた内容として盛り込んだ内容でございます。平成25年度の取り組みといたしましては、いじめ防止対策推進法の施行に伴いまして、学校におけるいじめ防止基本方針──これ暫定版でございましたが、こちらの策定を小・中学校全校においてそれぞれ行いました。あわせて、いじめ防止等の対策のための校内組織を設置したところでございます。また、年4回のいじめに関する調査を通した校内での情報の共有や問題解決、再発防止に向けた取り組みを推進いたしました。
 今後は、教育委員会で条例、あるいは基本方針を策定いたしまして、学校いじめ等防止基本方針へ反映させるとともに、必要な組織の整備を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。また、いじめ問題においても、学校・学園運営のPDCAサイクルの中で適切な対応を行ってまいりたいと考えてございます。
 24ページになります。4番の教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。一般教員の教育支援に対する理解を深めるために、夏季を中心といたしまして校内研修会を充実させ、アンケート調査を実施して教員たちの研修に対する理解度の把握に努めたところでございます。体制といたしましては、現有人員の配置の工夫によりましてスクールソーシャルワーカーを3人体制としたことにより、関係機関との連携を行うことができた対応件数が大幅な増となったところでございます。あわせまして、子ども一人一人の状況に合わせた指導に向けました個別指導計画、個別の教育支援計画作成のガイドライン、こちらを改訂いたしまして、こちらの改訂版を全教員に周知をいたしました。
 評価といたしましては、進捗状況がA、成果がBでございます。今後の取り組みでございます。引き続き関係機関との連携を強めるとともに、相談、支援体制の充実を推進してまいります。また、通常学級において何らかの教育支援を必要とするお子様がいらっしゃいますので、こちらへの対応として教員同士の連携、あるいは研修による教員の資質の向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
 26ページの5、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成でございます。平成25年度の取り組みにつきましては、三鷹市立学校人財育成基本方針、こちらの理解促進と活用指導に向けまして、若手教員研修から主幹教諭研修まで幅広い階層別研修や、1学期中に8回開講いたしました学校マネジメント講座の中で各職層の教員にその周知を図ったところでございます。
 また、ネットワーク大学との合同企画講座、みたか教師力錬成講座、こちらにおきまして指導力の向上を図るとともに、三鷹市の教員としての自覚を高めるなど、資質向上に向けた講座を実施いたしました。体罰につきましても、事例の収集、独自の調査の作成などを通しまして理解を深める中で、その発生防止の取り組みを行いまして、その一定の成果として平成25年度は体罰事故の発生はございませんでした。
 評価でございますが、進捗はA、成果はBでございます。
 28ページ、6、児童・生徒の安全を見守る体制の充実でございます。平成18年度から全小学校に配置をしてございます学校安全推進員、通称スクールエンジェルスと呼んでいますが、こちらの業務マニュアルを改訂いたしまして、不審者への対応手順などをわかりやすいものといたしました。あわせて教育委員会では講師の派遣などにつきまして、この受託者が実施する研修を支援いたしまして、学校の安全推進に取り組んだところでございます。また、学校敷地内に設置をされております防犯カメラの保守点検、必要に応じた修繕を行いまして、安全管理設備の整備に努めました。
 評価は、進捗がA、成果がBとしているところでございます。今後も引き続き事業者が実施する研修に対して、三鷹警察署等とも連携しながら支援をしていくとともに、安全管理設備の整備に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
 30ページ、7、学校給食の安全・安心の確保でございます。学校給食用食材、こちら、後ほど御報告させていただきますけれども、小・中22校において1学期に1回ずつ検査を実施した結果、放射性物質は検出をされませんでした。平成25年度についても検出をされなかったということでございます。また、アレルギー疾患対策につきましては、学校におけるアレルギー疾患対応マニュアル、こちらを作成しまして、これを基本とした管理や取り組みの一層の徹底を図るとともに、各学校において食物アレルギー対応委員会の設置と、組織的な対応、役割の明確化について周知徹底を図って、あわせてエピペン研修など、校内研修を推進したところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況がA、成果はBといたしました。今後につきましても、アレルギー対策につきましては、各校において一層の緊張感を持って日々の給食における調理手順、配膳方法などの管理、教職員に向けた研修を徹底してまいりたいと考えているところでございます。
 32ページになります。8の三鷹中央学園第三小学校の建てかえでございます。新校舎建設を含めた建てかえ事業全体につきましては、平成26年度の3月中旬の竣工を目指してまいりました。この2月に想定外の大雪に見舞われましたことから一部の工事に若干のおくれが生じまして、児童の安全第一に工事を進めた結果、3月の下旬に竣工することができたというところでございます。
 評価につきましては、こうした一部工期におくれが生じましたことから、進捗状況がB、成果もBとしているところでございます。
 そのお隣の33ページの9、学校体育館の耐震性の確保でございます。学校体育館の耐震診断再調査の結果から、新たに耐震補強工事が必要であるとされた6校のうち、第五小学校と南浦小学校の2校の耐震改修工事実施設計を完了いたしました。評価は進捗がA、成果がBでございます。平成26年度につきましては、この実施設計の終わった2校の体育館の耐震補強工事を実施するとともに、残ります4校の実施設計をあわせて行いまして、平成27年度中に学校耐震化率100%を目指したいというふうに考えてございます。
 34ページでございます。10の学校給食の充実と効率的運営でございます。平成25年度の4月から委託を開始いたしました第二中学校を加えまして、委託校は10校となりました。各委託実施校では、学校給食運営協議会を設置いたしまして、安全でおいしい給食が提供されており、順調な運営がされているというふうに評価をいただいているところでございます。また、この平成26年4月からの委託化を予定しておりました北野小学校と第六中学校において保護者説明会、あるいはプロポーザル方式による委託業者の選定というものを行いまして、準備作業を進めたところでございます。
 評価としては、進捗状況はA、成果はBといたしました。引き続き、平成27年度からは、新たに第一小学校において給食調理業務の委託化を予定してございますので、これに向けた準備作業を進めてまいりたいと考えてございます。
 次の35ページ、11の学校ICT環境の再整備と最適化ということでございます。小・中学校で児童・生徒、教職員用に配置をしておりますパソコン等のICT機器の更新を行いました。また、学校図書館システムと学校用のホームページ作成ソフトの更新も予定どおり行い、同時に教職員などシステム利用者へ研修を実施して、円滑なシステムの運用を図ったところでございます。校務支援システムにつきましては次年度対応といたしましたけれども、事業全体の成果に鑑みまして、評価は進捗がA、成果はBといたしました。
 36ページ、12の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。平成25年度におきましては、学区域内の児童数の増加に対応するために高山小学校と井口小学校におきまして、校舎内の学童保育所を校舎外に移転いたしまして、改修工事により児童数増への対応を行ったところでございます。また、平成24年度に設置をいたしました庁内プロジェクトチーム、それは学校・学童保育所の規模の適正化検討チームでございますが、こちらによりまして全市を対象に、今後の宅地開発、大規模集合住宅の建設、あるいはその他の地域特性などを勘案いたしました年少人口の将来予測シミュレーションを行ったところでございます。この中で、児童数の増加により将来さらなる教室数の確保が必要となる可能性が高い地域について検討を加えまして、一定の方向性を確認いたしました。そして、継続して児童数の増加について検証・検討を行っていくということにしたところでございます。
 評価については、進捗がA、成果はBでございます。
 学校教育の最後でございますが、38ページ、13の川上郷自然の村の効率的な運営の推進でございます。川上郷自然の村の経営改善につきましては、指定管理者である川上村振興公社が主体となりまして、教育委員会が同公社と連携する中で大学サークルなど、大口の利用者の新規獲得に向けまして大学等へのパンフレットの配布を行ったほか、トレッキングツアー、あるいは星空観察ツアーなど、各種ツアーを企画・開催いたしまして、利用者の増に努めました。こうした取り組みの結果、大学サークルの利用、あるいはツアー参加者などについて、利用者の増加効果が見え始めておりますので、引き続きさまざまな改善・工夫を行ってまいりたいと考えてございます。
 また、平成26年度からの厨房業務の見直しに向けまして指定管理者と調整を行い、経費節減に向けた取り組みを行いました。あわせて同施設で実施をしております小・中学校の自然教室につきましても、今後の施設の管理運営形態の変更の可能性なども踏まえ、代替施設での実施の可能性の検討や、代替候補施設の抽出を行ったところでございます。
 評価につきましては、進捗状況がA、成果がBとしております。今後は、3年間の指定管理期間の中でさらなる経営改善への対応策を実施していくとともに、自然教室プログラムの検証、代替候補施設の詳細な検討、施設の管理形態の検討など、校外学習施設のあり方について引き続き検討を行ってまいりたいと考えてございます。
 引き続き生涯学習から御報告を申し上げます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  おはようございます。続きまして、私のほうからは、生涯学習の分野、5つの事業につきまして説明をさせていただきたいと思います。
 40ページをお開きいただきたいと思いますけれども、14の健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進についてでございますが、御案内のとおり新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備に向けた取り組みでございます。平成25年度は指標にあるとおり、10月に施設の建設工事に着手するとともに、庁内はもとより関係団体等との調整を図りながら管理運営計画の検討を行うなど、予定どおり実施できたことから、事業評価といたしましては、進捗状況がA、成果がBということになったところでございます。今年度は引き続き建設工事を安全かつ計画的に進めるとともに、効率的・効果的な施設管理と質を確保したサービスを提供するために管理運営計画の策定を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、お隣の41ページから42ページにまたがりますけれども、ごらんいただきたいと思います。15の生涯学習プラン2022の推進でございますが、一昨年3月──平成23年度ですけども、3月に策定いたしましたこの計画の推進に関する事業でございます。平成25年度は指標のとおり、生涯学習計画推進会議、これは生涯学習に関する何らかの事業を所管している庁内の課や、それから外郭団体が集まった会議のことでございますけれども、そこに入っているその所管課が所管する事業につきまして、みずから調査と自己評価、内容的には進捗状況ですとか成果の評価及び取り組み状況等についてを内容とした自己評価を実施したところでございます。
 また、生涯学習に係る人材の育成と支援につきましては、市民大学ボランティア養成講座の2つの講座を実施するとともに、市民講師入門講座を実施して、その受講者を対象に市民講師デビュー講座を開設いたしまして、7人が市民講師としてデビューをしたところでございます。まさに学びの循環のための事業となっているところでございます。
 以上の結果などから、進捗状況に対する評価はA、成果に対する評価はBということになったところでございます。今年度は調査結果と自己評価内容を各課にフィードバックするなどして、引き続き全庁的な生涯学習事業の推進を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
 次に43ページでございます。16、南部図書館──このときは仮称でしたけれども、この整備の推進についてでございますが、御案内のとおり平成25年度は当初の計画どおり11月23日に南部図書館を開館したところでございます。開館に当たりましては大勢の市民サポーターの御協力をいただくとともに、準備段階からオープニングイベント、そして、その後の事業の実施に至るまで、市民サポーターとの協働で事業を実施したところでございます。
 こうしたことから、評価といたしましては進捗状況に対する評価はAということになったところでございます。成果につきましては、準備から開館に至るまでソフト、ハード両面において大変好評で大いに成果を上げたところでございますけれども、当初予定しておりました来館者数が5万人だったところに、実際には3万9,000人という結果になったために、成果に対する評価につきましてはBということになったところでございます。今年度はアジア・アフリカ文化財団との協働事業を一層進めるとともに、市民サポーターの御協力をいただき、魅力ある滞在型の図書館として一層の協働をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、45ページをお開きいただきたいと思います。17の図書館サービスの充実についてでございますが、引き続き子どもの読書環境の整備に取り組み、こどもカウンターの充実やでまえとしょかんを実施するとともに、絵本パックの設置場所を増設して、その拡充を図ったところでございます。また、中高生向けのイベントといたしましてPOPコンテストを実施するとともに、平成26年度中の新たな図書館システムの構築に向けまして現状分析を行うとともに、要件定義書等の作成を行ったところでございます。
 こうしたことから、ここにつきましても設定していた指標等をクリアしていることから、評価といたしましては、進捗状況につきましてはA、それから成果に対する評価といたしましてはBということになったところでございます。今年度は、子どもの読書環境を整備するため引き続き事業を実施していくとともに、新たに「みたかとしょかん図書部!」というものを創設して、中高生の参加を促すなど、市民との協働を推進をしていきたいというふうに考えております。また、平成27年度、来年度ですね、新たなコンピューターシステムの更新に向けまして、システムの構築に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 最後は47ページになりますけれども、18、スポーツ祭東京2013(東京国体)ですけれども、この推進についてでございますが、指標として設定した全ての事業につきまして、大勢の市民、団体等の協力を得て滞りなく実施をすることができたところでございます。なお、三鷹市開催競技の参加者数はおよそ1万3,800人と。このうち一般観覧者数が8,200人でしたけども、これだけの人数に集まっていただいたところでございます。
 こうしたことから、評価といたしましては、進捗状況につきましてはA、成果につきましてはBという結果になったところでございます。今後は、このスポーツ祭東京2013で得られた貴重な経験ですとか、ノウハウを生かしまして、スポーツボランティアの養成ですとか、市民との協働によるスポーツ行政の推進にさらに努めていきたいと考えているところでございます。私からは以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  恐れ入ります。点検・評価で1点だけ補足をさせていただきたいと思います。点検・評価の報告書49ページ以下でございますけれども、今回も教育委員会の点検・評価に関しまして、教育に関する学識経験者の方からの知見を活用するということで、2名の学識経験者の方から御意見をいただいたところでございます。49ページをごらんいただきますと、今回は政策研究大学院大学の今野先生、それから東京純心女子大学の吉澤先生。今回吉澤先生は初めてということでございます。内容につきましては、51ページ以下にそれぞれ記載をしているとおりでございます。
 大略集約いたしますと、おおむね事業につきましては教育委員会の評価に対しまして、御評価をいただいているところでございます。今後、これに基づきまして──さらに充実、発展、普及していくためのさまざまなアドバイス、助言をいただいたところでございますけれども、評価方法、説明についてはいろいろな御意見もいただいておりますので、やはり客観的、わかりやすい表現にすべきだというところでございますので、来年度以降さらに工夫を重ねてまいりたいというふうに考えているところでございます。補足は以上でございます。
 引き続き資料2について、担当課長より説明をさせていただきます。


◯学務課長(高松真也君)  私からは、資料の2、平成26年度学校給食の放射性物質検査について、御説明をさせていただきます。学校給食のより一層の安全確保と、保護者の方のより一層の安心のために、平成25年度に引き続きまして、市独自で学校給食の放射性物質検査を民間の検査機関に依頼をして実施をしております。
 資料の1、検査対象校ですが、市立小・中学校、全22校でございます。
 2、検査日程ですが、前半の13校を1学期、6月30日から7月7日にかけまして実施をいたしました。残りの9校につきましては2学期、12月に実施をする予定でございます。
 3番、検査品目ですが、実際に児童・生徒に提供しました給食丸ごと一食分となっております。
 4、検査方法ですが、ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメーターによる核種分析法ということで、一番精度の高い方法とされておりまして、現在、食品の放射性物質の基準値は、一般食品につきまして1キログラム当たり100ベクレルでございますけれども、この検査方法では、1キログラム当たり1ベクレル程度まで検出が可能というものでございます。
 5番、検査項目ですが、セシウム134と137となっております。
 6、検査結果ですが、前半に実施をいたしました検査、13校全ての学校給食について放射性物質は不検出という結果でございました。
 最後、7、検査機関ですが、一般財団法人日本食品分析センター、多摩市にございますが、こちらに依頼をして行っております。
 資料の2枚目に、ホームページで公表しております1日分、参考例として7月7日に実施をしました検査結果について添付をさせていただいております。こちらにありますとおり、セシウム137、134ともにこの検査機器で測定できる検出限界値未満となっております。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。どうぞ、挙手でお願いいたします。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。ちょっとこの評価をいただいた先生がことし1人、去年とはかわっていらっしゃるんですけども、吉澤先生が新しくなって。この評価をいただく学識経験者の先生の選定というのは、どのような方法でどんな基準があって行われているのか、ちょっとまず1つ、それをお聞きしたいと思っております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今回新たに初めて吉澤先生にお願いをいたしました。これまでの有村先生、かなり長い期間お願いをしたということがございます。順次、各市の動向を見ましても、余り長きにわたりますと、そういったところでマンネリ化に陥るようなことがあってもいけませんので、順次、先生については教育委員会の中で選定をしてお願いをしているところでございます。
 これまでの経験もそうなんですけど、御専門の分野等、そういったところを勘案しながら、適任と思われる方についてお願いをしているというところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  吉澤先生、今回初めてということなんですけども、評価の中身をちょっと見せていただきますと、今野先生のほうはいろいろと役所のほうに提言であるとか、御指導的なところが出てくるんですけれども、吉澤先生の評価については、確かにどこで成果が出ているか確認できる文書を羅列はされているんですけれども、市に対して提言みたいなものというのは1カ所だけですかね。58ページの上の段なんですけども、上から7行目ぐらいのところから、相互に子どもの育ちにかかわっていくという態度が必要となるというようなことが1つ書いてあるだけで、あとほとんどの部分が、要するに、何ていうかな、確認できたというところの文章が羅列されているだけなんで、何かその辺について、部長としては評価の方法についてどのようにお考えになっているか、ちょっと伺いたい。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御指摘のとおり、今回平成25年度の教育委員会の自己評価について御評価をいただいているという内容になってございます。これ、私ども、初めてお願いするに当たって、三鷹でどういった評価をお願いしたいかということで、これまでのほかの先生方の評価、あるいは、吉澤先生、実は近隣でも点検・評価をやっていらっしゃるんですけれども、その各市によってかなりやり方、表現が違うところがございますので、私どもといたしましては、点検・評価でございますので、次年度につなげる改善点、課題、問題点、こういったものを御指摘をいただきたいということの中でお願いをしてございます。
 結果といたしまして、こういった御評価をいただいたということでございますので、このいただいた御評価の中から、我々といたしましてもさらに課題等を確認しながら次年度につなげていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  じゃあ、それではひとつまた、よろしく。私としてはちょっと甘いかなという感じはしますけども、その中から課題を拾い上げていただいて、丁寧に平成26年度、お願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。では、よろしくお願いいたします。資料1の報告書の中の19ページ、20ページにあります知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実ということで、昨年も同じこの報告書をいただきまして、その中で私もこのテーマについて触れさせていただいたのが一校一取り組み、一学級一実践のことについてお伺いしました。いろいろな学校での取り組みがあるということでございますけど、公開についてもいろいろされているということですけども、実際年度を通してやったことで課題が多分見えてきていると思います。先ほども部長、おっしゃってましたけど、課題について、それぞれ学校によってあるかと思いますけども、総じてどういった課題があったのか、その辺についてお伺いしたいなと思います。
 それと、同じ資料1で、35ページの11、学校ICT環境の再整備と最適化でございますけれども、システムを更新したということで、学校の先生、もしくは職員の方々が、変わったことでいろいろな勝手も違いますし、ふなれなところもあると思います。また、教育もされてるとは思いますけども、システムを利用する上での課題、御意見等ありましたらお聞かせいただきたいと思います。
 新システムに変わったことでよりよくなったこと、幾つか御紹介はされていますけども、何か利用者側の立場に立ったメリットというところをお伺いしたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 36ページの12の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みについてお伺いします。取り組み状況をちょっと読みますと、一番最後のところで、次年度以降も継続的な検証、検討を行い、報告書を取りまとめていくこととしたということで、これ一応年度目標を見ますと、検討報告書の作成ということで、一応この年度としての成果があると思うんですね。継続でやることは非常に大切なことでございますけれども、実際この報告書は平成25年度としてはできたのかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。
 43ページ、16、南部図書館(仮称)の整備の推進ですけども、これも何年前か忘れましたけれども、みんなみをつくるときに、やはり多くの市民の方に場所をわかっていただくような工夫が要るのではないかということでの提案の中で、私、看板の掲示をね、バス停をおりてすぐわかるようなところとか、そんな掲示板のところをちょっとお願いをしたんですけれども、そういった──来館者数が3万9,000人と、やや伸び悩んだということの記載もございますけれども、そういったことでの取り組み、工夫はなされたのか、その点についてお伺いしたいと思います。
 資料2についてお伺いします。毎年度こういった形で学校給食の放射性物質の検査の報告をいただいております。また、先ほど課長からもホームページの記載内容の御紹介もいただきまして、問題ないということで、不検出ということでしたので確認はさせていただきましたけども、こういったことを続けていく中で、実際学校に通わせている保護者の方々の反応とか関心というのは、どのように変化してきたのか、その辺をどのように捉えているのか、捉えようとしているのか、その辺についてお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  一校一取り組み等についての御質問をいただいたわけなんですけども、この一校一取り組み、体力の向上に向けて全校体制で行っているもので、例えば持久走であるとか、それから縄跳びでも、長縄、短縄というところ、それから休み時間の運動を奨励するような活動、そのようなものをやってきている。そのものは──持久走にしても、縄跳びにしても、その活動そのものは体力向上にとっては非常に意味があることなんですが、ただ、国の調査の項目に必ずしも一致しない部分があるというところで課題となっております。1つ、調査があるからというわけではないんですけども、自分たちがやっている体力向上に向けた取り組みに対してのモチベーションを上げていくためにも、この国がやっている調査の中で何が弱いのか、それを焦点化した取り組み等を重点的にやっていただくように、現在お願いしているところなんですね。縄跳び、持久走という大きな体力向上の意味はあるんですけども、1つ、体力検査での項目のところの数値が上がるような取り組みのところに、少し焦点化していく必要があるかと考えております。そんなように学校のほうにもお願いしているところでございます。


◯総務課長(秋山慎一君)  学校ICT環境の再整備、最適化に関する御質問で、課題と意見等があったかということ、それから利用者側にとってのメリットという御質問でございました。
 今回、学校ICT環境の再整備に関しましては、これらICT機器が更新時期を迎えると、取りかえなきゃいけない時期に差しかかったということから、セキュリティーと信頼性の確保とか、コスト負担の軽減ということ、この2つをテーマにしまして、平成24年度、平成25年度の2カ年でパソコン等のICT機器の入れかえなどを行ったところでございます。
 課題というのは、先ほど御質問にありました機器やシステムが変わったことによる操作等についてですけれども、これらは研修などを行った上で導入をしたということで、特に導入当初、何か混乱をしたということはございません。ただ、その後、いわゆるヘルプデスクというのをしっかり常駐させる中で、何かあれば日々教員の方々の利用勝手、御質問などについてお答えをしていくということを図っているところでございます。
 それから、今回ネットワーク化を行いまして、いわゆるクラウド型のサービスなどを導入いたしましたけれども、特に学校のパソコンの更新、これは我々の庁内のパソコンと同じ考え方ですけれども、パソコン環境をシンクライアント化いたしました。データなどをパソコン本体に持たないという形で、通信を利用して行うという形にしましたけども、このことによってセキュリティーが向上したり、例えば停電があったりとか、そういったときにもデータがすぐになくなったりはしないとか、そういうことで安全性、安定性の向上が図られたというところが、ほかの大きな効果だと認識をしております。
 それから、次に学級数増への対応の報告書の関係でございますけれども、こちらにつきましては、この平成25年度1年間かけまして、さまざまなシミュレーション等を行ってまいりまして、最終的に、さっき部長のほうで御説明いたしましたけれども、一定の方向性というのをその検討の中で導いたわけですが、報告書に関しましては、特に報告書をまとめていく年度末の時期にかけまして、日本無線の跡地の関係が今後どのように──協定のほうは3月に結ばれましたけれども、そういった市内におけます一定の開発等の動向などがその時点で出てまいりましたので、それをどう盛り込んで今後の検討にするかというところもございましたので、最終的に報告書という形にはなっておりませんが、検討のまとめみたいな形で一定の取りまとめを行ったという内容でございます。私からは以上です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  南部図書館の場所をわかってもらう工夫というようなことで、看板等について御質問いただきました。開館前の時期に、各バス停ですとか、あるいは吉祥寺通り等の大きな道から入ってくるポイントになるところに地図を入れた看板ですとか、あるいは表示板、矢羽根になっているような部分ですね、そういったものですとか、あと電柱のほうを利用しまして、電柱とかカーブミラーのところなどに20カ所以上の南部図書館の方向を示した看板の取りつけをいたしました。
 そのほか、開館前に南部図書館のサポーターの皆さんにお願いをしまして、地図入りのチラシのポスティングというのを新川・中原地域のエリアの各戸に対して行ったところです。全体ではないですけれども、近隣のところのエリアで行いました。以上です。


◯学務課長(高松真也君)  放射性物質検査につきまして、保護者の方の関心の変化ということで御質問いただきました。当初、東日本大震災に伴う原子力発電所事故に伴って、食材自体が安全なのかという中で、数品目を選んで主な食材について検査をするという形をとってございました。その後、国が食品の放射性物質について新しい基準も定め、検査体制もより強化をする中で、生産・流通の各段階で、既に関係諸機関で食品の放射性物質検査が実施されているということで、基本的に市場に流通する食品の安全確保というのはされているのかなとは考えてございます。
 そうした中で実際に食べている給食にどれぐらい含まれているのかというのを確認してほしいというようなお声もある中で、こうした1食丸ごとの方式という形で今検査をさせていただいているという状況でございます。私からは以上です。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。御答弁いただいた中で、まずは一校一取り組み、一学級一実践ですけど、これは本当にやらなきゃいけないことは──数値を上げるためにやらなきゃいけないことと、学校ごとのやりたいこと、やりやすいことっていうのは、やっぱり合わない部分はあるなと思って。逆に、やっぱりそうであるならば、こういう取り組みをすると、こういう効果が出るということも提案しつつやらないと、自分たちで考えてくださいだと、どうしてもやりやすいとか、学校に合ったスタイルのようなものになると、いつまでたっても文科省が狙いとしているものが伝わらないのかなと思います。それの何か工夫とか、それについてもし御説明があればよろしくお願いいたします。
 あとは、ICTの環境ですけれども、そうですね、いろいろと工夫されている。ヘルプデスクを設置して、そういったわからないところは、そういった対応、サポートしようということでの御説明いただきました。あと、下のほうにですね、校務支援システムの更新ということで、これ事業者が辞退したということで、どういった理由なのか差し支えない程度で、ちょっとお伺いできればなと思います。
 それと、同じ学校ICTの関係で、セキュリティーの部分、ちょっと私も前の仕事で絡んでいたんで多少はちょっとわかるんですけど、例えば学校の先生が学校の外、家に仕事を持っていくためにUSBを使うと──リムーバブルディスクっていうんですけどね、ハードディスクとかを含めた。こういったものが、会社だと今は使えないようにしているんですが、その辺ができないようにしているのかどうか、その辺の管理の部分、お伺いできればなと思います。いろんなセキュリティーは、何ですかね、ウイルスのことも心配ですし、また個人情報のそういったものも取り出せて、持って帰ってしまうとか、そういったことがないように。今、クラウドのシステムでやっているってことなので、多分そういったことがないようなシステムになっているとは思います。ということで、ちょっとその辺についてお伺いしたいなと思います。
 あとは、学級増への適切な取り組み。先ほど日本無線の話、こういったことにも影響しているんだなというふうに確認させていただきました。一定程度できた時点で報告をいただけるという趣旨の内容でございましたけども、やはりそうなると翌年度になるんですかね、報告書っていうのは。どの辺でこういった一定のめどがあって、報告書として我々、文教委員会の中で御説明をいただけるのか。その辺のめどを教えていただければと思います。
 南部図書館についてもいろいろ工夫されているということで、バス停からのそういった順路とか、御説明いただきましたし、ポスティングのこともお話をいただきまして、よくわかりました。結構、やはり南部図書館は斬新でいいっていう評価もいただいて、うちの家族もよくこの夏場の暑い時期、勉強するのに使ってまして、また南部図書館に行ってくるって言って行ってくれてるんで、よかったなと思います。ぜひより多くの方に御利用いただいて、にぎわった──にぎわったというか、図書館なんで静かにやらなきゃいけないんですけども、喜んでいただけるような図書館づくりに努めていただければなと思います。これ、感想です、済みません。
 あと、学校給食ですけれども、1食丸ごとっていう取り組みをずっとされているってことも存じてますんで。ただ、これをずっと続けるのかどうか。その辺は、国の方針として定められているのかどうかわからないですけども、これは震災、原子力発電所の事故云々かんぬん関係なくずっとやっていくのか。収束してないんで、それを本当の意味での収束宣言がない限りは続けていくんだろうとは思いますけど、その辺が、どのように教育委員会としてつかんでいるのか、考えているのかを、ちょっと現時点でのお考えをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  体力調査にかかわって、さまざまな調査項目があるわけなんですけども、それぞれの調査項目が一体、体力の何に影響していくのかというところの認識を、もう一回学校のほうに持っていただくという意味で、体力を構成するものと、その各運動種目の関係性を明確にして、まずお示しをしました。何でそれが必要なのか、何で高めることが必要なのかというあたりの意義をまずお示しをさせていただきました。
 それから、特に三鷹の場合、握力とか、投てきですか、投げる力というところの弱さがあるわけですけども、それについては子どもたちがきちんとしたフォームで、適切なフォームできちんとやっていくことができて、初めて記録になるんではないかということで御指導しております。つまり、細かい、投げるということに対しても、適切なフォームで投げるという指導があって初めて、それが適切な記録になるということで。それで、各学校のほうでは十分な、適切なフォームを身につけるという準備期間も設けて、今回は体力調査のほうに臨んでいただいたところでございます。また、体育を特に専門とする管理職の方々の中では、子どもたちにフォームなどのトレーニングをするというようなところの実践もしている学校もございます。
 それから、現在そういった効果を上げている学校の取り組みについて、トレーニングの方法であるとか、それについての実践などについても、各学校から発信をしていただいて、情報共有をしていって、体力向上、この特に調査にかかわる項目についての効果的な取り組みについての情報共有に努めているところでございます。


◯総務課長(秋山慎一君)  校務支援システムの件でございますけども、これは現在使っている校務支援システムを新しく更新しようということで準備を進めておりました。事業者のほうからさまざまな提案などを受けて、この事業者の提案でいこうというところまでは一応決めたんですけれども、その後、その事業者のほうから、その提案した内容のいわゆるシステムの──簡単にいうとバージョンアップなんですけれども、それがちょっと難しくなったというお話がございまして、結果的にこの年度においてのバージョンアップは、図られないということになったところでございます。契約前に辞退をするという結果になったところでございます。
 それから、USBの関係でございますけれども、教員用のパソコンにつきましてはUSBの使用は一切できないという設定になっております。そのほか、学校に1台共用用のパソコンというのを置いてありますけども、このパソコンではUSBは使えるんですけれども、読み込みだけできるという設定にしておりますので、いわゆる教育ネットワークの中で使っているデータをUSBに取り込んで外に持ち出すということは一切できないということになっております。
 それから、学級数増の関係の報告書云々の関係でございますけれども、こちらにつきましては、今年度現在も市域全体、三鷹市域全体でどういう児童数の変容等があるかということなどもあわせて検討を行っておりますので、今年度中にしっかりと最終的な結果について取りまとめて、適切な時期に御報告してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


◯学務課長(高松真也君)  現在の放射性物質検査について、現時点での考え方というところでございます。市場に流通する食品の安全確保について、国が責任を持ってしっかり検査体制を確保する中で、一定の学校給食の安全確保というのを図られているという前提の中で、学校給食に対する保護者の方の不安の払拭、またより一層の安心のために保育園の給食と同様に、市で独自に今は検査を実施しているものと認識をしております。
 今後の放射性物質の検査につきましては、国や東京都など他団体の動向、また情報等を十分見きわめまして、状況に応じて庁内の放射線量測定等連絡調整会議等の開催も行いながら、検討また調整を図ってまいりたいと考えております。以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。先ほども吉沼委員から質問ありましたけども、学識の評価ですね、今野先生、おおむね良好という、これ読んでみますとね、そういう状況ですよね。それで、5月29日、午前10時から正午まで2時間という、時間的には2時間という短い時間でこういう結果が出てるんですが、この学識の方から課題だとか、問題提起とか、そういうような発言、意見交換がなかったんでしょうかね。この文章からはおおむね良好みたいなことなんですが、自己分析、自己評価からスタートしますよね。それは教育委員会の事務局職員の中ではかなり、ここにまとめるまでの経過の中ではいろいろ努力されているんだろうとは思うんですが、この時間の中でこれだけのことで終えるっていうのは、ちょっとどうなのかなっていう疑問を持つもんですから、今後のあり方も含めて、そういう学識の方から、ここに活字で出ていること以外で何かあれば紹介していただきたいというふうに思います。
 それから、あと、私、先ほどの説明で聞き漏らしたのかもしれませんけど、ページ24で、教育支援のところなんですが、スクールソーシャルワーカーを3人配置して、関係機関との連携件数が161件、前年度1.5倍となったという、この関係機関との連携件数という、ちょっとこの理解ですね。この辺、もう少し具体的な背景も含めて、どういうふうに考えられているのか、今後ここをどう、解決の方向っていうか、生かそうとされているのか、もう少しお聞きしたいというふうに思います。
 それから、新聞報道なんですけども、これは産経新聞の8月8日の記事で、不登校の小・中学生が6年ぶりにふえていると。東京でもかなり多いということで、東京都の教育委員会の担当者、名前出ていませんけども、ふえるとは思っていなかったと困惑気味ということなんですけども、この辺、三鷹ではどうなんでしょうか。
 それから、所在不明の小学生、中学生、この問題がニュースでも出ております。1つの社会的な問題として、大きな問題として出てると思うんですけど、そこの最多は東京で194人と、全国で397人のうちこの人数と。これ、三鷹の中ではどんな状況なのか、また、これへの対応はどうなのか、この点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(秋山慎一君)  点検・評価の学識経験者の方々との懇談の内容等でございますけれども、確かに懇談そのものは2時間という枠の中で、この18事業を御説明をいたしまして質疑という形になってございました。その前にあらかじめこの報告書のほうは時間、余裕を持って先生のほうにお送りをいたしまして、基本的にこういうポイントだということでお示しをしているところでございます。巻末の先生方から御寄稿いただいた点以外の何か御指摘はということでございますけども、主に表現等、中身につきましてそれぞれ幾つか、何でしょう、もう少し詳しい表現はできないのかとか、そういう御指摘などをいただいた点は確かに幾つかございまして、実際きょうお示ししている部分につきましては、その学識経験者の方々からいただいた意見を当該年度に修正といいますか、改善をできるものについては改善をした上で、現在この報告書という形でまとめさせていただいております。
 なお、例えば去年、これ御指摘あったんですけれども、あらかじめ決めた事業以外のものを、例えば社会的な関心があったような──今回でいいますといじめでありますとか、安全・安心の件でございますとか、給食の関係ですけれども、そういったものを翌年度に新しく加えるということで、適宜いただいた課題につきましては対応を図っていくというところでございます。この中につきましては、そのような状況ということでございます。以上でございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  関係機関との連携なんですが、学校、教育委員会以外の機関ということになりますので、子ども政策部の中の子ども家庭支援センターや、地域福祉課、障がい者支援課、また生活福祉課等も含まれます。また、医療機関ですとか警察も含んで関係機関というふうに考えております。スクールソーシャルワーカー、平成25年度は3人にいたしました。相談件数が1.5倍になりまして、今年度、平成26年度は4人体制で取り組んでいるところでございます。やはり学校だけで解決できないことがございますので、こういう連携が非常に必要だと考えております。
 それから、2つ目の不登校なんですけれども、全く学校に行かれない状況の児童・生徒を不登校というんですが、三鷹市の場合は、例えば保健室に登校したり、あと学校の教員等の家庭訪問から放課後に登校したりとか、そういうようなケースがありますので、不登校については余りふえていないという状況があるんです。
 ただ、今申し上げたように登校しにくい状況の児童・生徒はおりますので、そのような児童・生徒については学校側が連絡をとっていくというのが中心になりますが、そこが難しいときにこのスクールソーシャルワーカー等が一緒になって、子ども家庭支援センター等とも協力をしながら家庭訪問等をしております。
 あと、所在不明の方については、私の答弁できる範囲であれば、市民課、学籍、学務課、指導課、それから子ども家庭支援センター等と協力をしながら調べた結果、三鷹はゼロになったという経過がございます。


◯学務課長(高松真也君)  所在不明の児童・生徒について、三鷹ではゼロという形になってございますけれども、学務課での取り扱いですと、ただ就学に向けて就学通知をお送りをいたします。その上で進路予定調査票というのを御返信いただくんですが、返信がないような御家庭について逐次確認をしながら、必要に応じて子ども家庭支援センターにつないでいくというような形で対応しているところでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。この所在不明、いろいろ関係する担当部署っていうのはありますけども、教育委員会としてもこれ非常に大切なことですので、あわせてそういう不幸な状況が出ないように、やはり努力していただければというふうに思います。
 それから、不登校問題、今の説明で理解できました。それで、やはり教室には行けないけどもということはあると思いますんで、この問題もですね、しっかりと今後努力していただければというふうに思います。それで、やはり点検・評価、やはり何ていうんでしょうか、非常に自己点検・評価というのは大切なことだと思います。これはしっかりと行っていかなくちゃいけないんですが、やはり問題点っていうのをですね、もっと報告の中でもリアルに出していただいて、そこを全体で解決していくっていうんでしょうか、そういう考え方っていいましょうかね、そういう1つの点検というのが必要じゃないかなと。やはり、学識の方も、やはりそれなりの専門性を持ってるわけですから、そういう指摘っていうのがあって、やはりそこのところをやはり読むわけですよね。職員の方の自己点検とあわせて学識はどう見ているのか。しかし、おおむね良好的な文章になると、実際そうでないんだろうと思うんですけどもね、やはりこの自己点検・評価っていうのが本当にきちんとやられているんだろうかというような思いもあるもんですからね。その点は、やはりしっかりと事前の資料を送ったりということはあると思うんですけども、もう少しそういう厳しい指摘っていうのがあって、そうすると、我々も、ああ、そこの課題をどうしたらいいのかっていう、我々自身も問題意識を持つし、そこでの議論というのも行われていくわけですから。これが単なる報告ができたよっていうふうにならないほうがいいんだろうということもあって、質問させていただきました。
 それから、私どもの会派は学校給食の食材の放射線の測定問題、市としても独自に測定の機器を購入してと──三鷹市は大気中の放射能の測定というのはかなり積極的にやったと思うんですけども、この機器購入という点では、市長はこれを購入しないという立場で答弁もらっているんですけども、今後とも、その辺は教育委員会としても必要性を考えて、機器の購入で独自に、という考えはないんでしょうか。この点を再度お聞きしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  点検・評価の点につきましては御意見のとおりかと思います。我々も、例えば到達点が同じであっても、そのプロセス、いろいろなアプローチの仕方があろうかと思います。我々は自己点検・自己評価の中で、こういうような進捗状況も含めた成果を評価をしたけれども、実はこういうやり方をすればもっと簡単にといいますか、効果的なものが出せたんじゃないかというような、そういうような御意見も専門的な立場からいただきたいというふうに思っておりますので、そういった御意見をいただけるような学識経験者の方も含めて、これから体制を整備してまいりたいというふうに思っているところでございます。
 放射線につきましては先ほど担当の課長からも御説明をいたしましたけれども、現段階では保護者の方々の不安を払拭するために1食丸ごと検査というようなことをやってございます。これは、今後の放射線をめぐる社会情勢というものの変化もあろうかと思いますけども、現段階では、現在の放射線検査の継続ということで対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ぜひ子どもたちの、やはり今後の三鷹の市民、国民ですから、そういう点での健康管理ってのをしっかりとやるという点では、ぜひ放射性物質検査の機器の購入、独自にしっかりとってということも1つ求めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、この点検・評価からちょっと外れるんですが、実は、いわゆる三鷹の市内の学校の先生の裁判、バス痴漢問題等の高裁で無罪判決が出されましたね。それで、この先生が復職すると思うんですが、それに対するフォローっていうんでしょうか、これ教育委員会として具体的な対応を検討されていることがあれば報告いただければと思うんですが、いかがでしょうか。


◯委員長(渥美典尚君)  休憩をいたします。
                  午前10時44分 休憩



                  午前10時47分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  再開いたします。


◯委員(森  徹君)  私の質問、そういう形で、この点検項目とは別に、しかし行政報告との関係でということで、その他ということで質問したもんですから、まだほかの委員の方のこの件に対する質問が終わってませんので、一応委員長のほうからそういう取り扱いをしていただきたいということで、よろしくお願いします。
 それでは、私の質問は、一応この場での質問は終わります。よろしくお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  その他、ございますか。


◯委員(半田伸明君)  何点かあるんですが、まず既に御指摘があったこの学識の吉澤先生の文ですね。58ページの基本方針、目標II、小・中一貫した質の高い学校教育を推進しますと。成果を確認できる、その理由は次であるとありますね。そこの黒丸1つ目ですね、家庭、地域においても人間力と社会力を身につけていけるように、家庭でできる8つの実践として、学びのスタンダードの話になっていますね、リーフレットを配布しているとあります。その後に点検・評価事業ナンバー2とあります。点検・評価事業ナンバー2というのは、これはいわゆる個別の話になるわけですよね。そこで、個別事業の2番目を見てみますと、これは何ページだ、19ページから始まりますね。それで、「学び」のスタンダードという文字が出てくるのは、20ページの下のほうになりますね。ほかでは見当たらないですよね。そうですね。この20ページの下のほうにリーフレットを配布しているとは書いていないんですね。ということは、この方は点検をちゃんとしているっていうふうに思われるんですよ。つまり、ここに書いていない文章で、リーフレットを配布しているという新たな情報を得て、成果を確認できるという点検をしているんですね。ここが私まず、あれっと思ったんですが、ここを確認しておきたいんですが、この文章を見て点検・評価をなさる方が、リーフレットを配布しているという情報をいつ知ったのか。
 先ほど森委員から2時間の会議って話がありましたですね。その2時間の会議の──懇談と言えばいいんでしょうかね、そこでリーフレットという情報を例えば聞いた。その後で、この点検・評価の一筆が出てきたわけでは当然ないわけですね。ここの事実関係をまず確認しておきたいと思います。点検・評価の文章を、先生方がお書きになる文章を、いつの時点で把握をしたのか。先ほどのリーフレットの配布ということの時間軸と言いましょうかね、吉澤先生はいつ情報を御存じになられて、その情報に基づいて点検して成果を確認できるとあるわけですが、このあたりがちょっと何なんだろうなというのがあったんですね。ここ、いかがでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  点検・評価の学識経験者の懇談、それから原稿の流れでございますけども、まず点検・評価の2時間の懇談の中で、ここに出てきます説明を差し上げる上で必要な資料等、これは別途用意しまして、その中で例えば今回のスタンダードの件であれば、その冊子がございますので、こういうものをつくりましたと。これに基づいてこのような取り組みをやっておりますという御説明をして、当然それについての質疑や御意見などいただきまして、最終的にこの懇談というか、学識経験者との意見交換の後、先生方にはその内容を踏まえて原稿のほうをお書きいただくと、そういう流れになってございます。以上です。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと時間軸がね、よく読めないんだけれども、2時間の会議をしたのがいつでしたっけ。何ページだったかな。49ページですか、後ろのほうですね。5月29日になってますね。この5月29日っていうのは懇談をされたメンバーがいらっしゃる。教育委員会事務局の皆さん、ここ名前出てますね。学識経験者のお2人の先生がいらっしゃると。この懇談の後に一筆を書いてもらったという流れでいいのか、一応ここ確認です。


◯総務課長(秋山慎一君)  原稿につきましては、この懇談の後、そのときの議論などを踏まえまして、先生のほうに御執筆をいただいたというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  あと、今度1ページ目ですね。点検・評価の実施方法とありますね。下のほうの3番ですね。そのうちの(2)番なんですが、教育委員会事務局において云々と、学識経験者の意見を聴取するとありますね。その次の(3)番で教育委員会において点検・評価を行うと。この教育委員会というのは事務局ではないんですよね、定例会でよろしいですかね。そこをちょっと確認しておきたいと思います。つまり、学識経験者の意見を聴取する、それは懇談の後でした。一筆が届きました。その一筆を教育委員会の定例会で確認をして議論があった。この流れでいいかを、一応確認したいと思います。


◯総務課長(秋山慎一君)  今の点につきましては、そのとおりでございます。


◯委員(半田伸明君)  となると、だんだん見えてきたんですが、教育委員会定例会でこの吉澤先生の文章に評価の部分があるかどうかの議論はあったんでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  その点につきましても、さまざま教育委員会の会議の中で御質問等はございました。


◯委員(半田伸明君)  差し支えなければ、どういう質問があったか、吉澤先生に関してですね。覚えていらっしゃらなければ別にいいですけれども、御記憶ある範囲でちょっと、二、三御紹介いただけませんかね。


◯総務課長(秋山慎一君)  ちょっと細かい点はあれでございますけれども、まさにきょうここの文教委員会でお話をいただいているようなところもございまして、点検・評価につきましては、まさに先ほどからあるとおり教育委員会みずからが点検・評価をして、その課題を見つけてまた次につなげるということですので、学識経験者の方とのそこら辺のコミュニケーションというものもしっかりとって、実りのあるものにするというようなことの議論があったように記憶をしてございます。


◯委員(半田伸明君)  さっき吉沼委員が質問して、森委員が質問して、ああ、やっぱりこの文教委員会のメンバーはやっぱり似たところを見るんだなって、改めて思ったんですが、吉澤先生、これ枕ことば何を書いているかといったら、点検・評価した結果についてって書いてるんですよ、報告いたしますと。これは確かに主語が三鷹市教育委員会が所管するということになっていますね。目的語が続いて、主要な事務事業について誰が点検・評価した結果について報告するのか。これ、誰でしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  この先生の文章、文脈においては、この後総評ということで先生のほうの文章は続きますので、先生がこの事務事業についてごらんいただいた御意見をいただいたというふうに認識をしております。


◯委員(半田伸明君)  まとめますけどね、つまり支離滅裂なんですよ。この方を選ばれたのは、プロフィールを拝見してますと社会教育委員とあるので、ああ、そういうことなのかというふうに思いましたが、三鷹市にゆかりのある先生をこういった点検・評価に選んでいただくというのは、それはそれでよろしいことかと思いますけど、当然幾ばくかの謝礼も発生するでしょう。そういったことを考えた場合に、いただいた文章が果たして求めているレベルに達しているかどうかの検証は教育委員会事務局内部で行われてしかるべきだと、私は思います。
 先ほど吉沼委員が御指摘されてましたが、評価といえる項目、私もこれ見る限り1項目しかないなと思ったんですね、どこか言いませんけど。つまり、求めているものとしては、よりよい教育行政を執行するのにつなげていくために、課題の提供をしてもらうところに最大のポイントがあって、現状を確認する文章は私は全く不要だと思います。
 ここで教育部長にお伺いをいたしたいと思いますが、この先生の選任、先ほどマンネリ化を防ぐというお話もございましたね。それはお気持ちはよくわかります。定期的に入れかえをしなきゃいけないんだろうけども、入れかえをする際に選定基準といいますかね。例えば今回初めてだったわけですよね、吉澤先生がですね。初めてだから、何ていいましょうか、要領がわからないとかでこういう箇条書きの文章ばっかりになってしまった、これは正直無理もない部分があろうかなという気もするんですが、これで、そのままでいいのかどうかについて、部長の御見解をお伺いをしておきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほどもお答えをした部分ではございますけれども、委員おっしゃるとおり、我々は課題をいただきたいということでございます。その改善に向けてどのように来年度につなげていくかということでございますので、今回いただきました文章、先ほども御説明いたしましたけれども、過去の先生方の御意見、それから近隣でやられているところの評価、先生の評価も参考のためにいただきました。事前に厳しい御意見をできればお願いをしたいというようなことでお願いをした結果で、1稿、2稿といただくわけですけど、言葉の間違い等もございますので、一応目を通させていただきますが、その段階でも重ねてそういったお願いをした結果、今ここにある原稿のような状況ということでございます。
 これが我々にとっては自己評価を評価していただいたということですので、その点においては喜ばしい結果でございますけども、やっぱり課題をいただくという点から見ますと、いま一つ物足りなさを感じるというところもございますので、今後については、先生をどうお願いするかということは別にいたしまして、この学識経験者からの知見をいただくというところがございますので、我々の気づきのないところについて御意見をいただくというところが本来の趣旨でございますので、その趣旨を体現できるような御意見をいただけるような形に改めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  私も大学で教えている方、知人、何人かいますので、よく話をするんですけど、この手の話が来たら基本的にいいことしか書かないもんなんですね。それはそうですよ、2年目、3年目の仕事がなくなったら嫌ですもん。この手の仕事のお小遣いをふやしながら徐々に知名度アップを図っていくというのが、アカデミックな世界の人たちの、ある意味登竜門みたいなことがありますので、だからいいことを書くのは当たり前なんですね。
 ですから、自己評価をした部分について、さらに外部の意見を見て、評価をしてもらったなではなくて、そういった学校の先生方が持つ特質とでもいいましょうか、仕事を失いたくないという発想があることを先にわかった上でですね、それをわかった上で三鷹市は知見が欲しいんだということをですね、今後社会教育委員の、しかも社会教育委員会議議長さんですか、すごいですね、そこまで有名な方なんですから当然いろんな知見をお持ちでいらっしゃるんでしょうからね。それをどうやったら、文章化していただいて引き出すかっていうところがポイント。これは初年度なんでね、しようがないかなと思いますが、そのあたりは、もうおわかりになっていらっしゃると思いますので、次につなげていただきたいと思います。
 それと、じゃあ、学識はその程度でいいんですが。これ、第27条ってありましたね、地教行法ですね、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条と。第27条の文章が抜粋をされておりますね。それが2ページ目にあります。ここの第1項を見ますと、先ほどの学識の話は第2項にあるわけなんですけど、第1項を見ますと、云々かんぬん、その結果に関する報告書を作成。報告書はこれですね。報告書を作成、これを議会に提出するとともに公表しなければならない。公表はインターネットとかの話だと思うんですけど、この提出とはどういうことを指すのかについて、お考えになったことはありますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  教育委員会事業につきまして、所管は文教委員会の皆様でございますので、まずここに御報告をさせていただくということで捉えてございます。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  提出という言葉をそのまま受け取れば、極端な話、机上配付でもいいわけですね。提出ですから、机のところに置いておきましたよと、電話一本で終わり。それも提出なわけですね。ところが、文教委員会という常任委員会の場に提出をしている。しかも、こうやって質疑をしている。改めて第27条第1項の提出とはどのような効果を狙っているものなのか、立法趣旨についてお考えになったことはあるかを、いま一度聞いておきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  この地教行法第27条に関しましては、比較的地教行法の中では新しい規定でございます。平成19年に改正された段階で、当時教育委員会全般が形骸化をしているんではないかというような社会的な問題がございまして、この点について実質的にどういった事業をしていて、これからどういう方向に向かうのかというのを、市民の代表である議会のほうに提出をすると、お知らせをする、報告をする、その中でさまざまな御意見をいただいて、次の改善につなげるというために設けられた1条でございますので、まさに提出とはそのような内容だというふうに考えているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。第27条第1項を見ますと、ちょっと中身は中略しますが、事務の管理及び執行の状況について点検及び評価とありますね。この執行の中身をどう捉えていらっしゃるのか。実際に個別事業の中身を拝見いたしますと、例えばこのような取り組みがありました、このような課題がありましたということの、いわば過去、そして、これからの未来を見据えた課題という2本立てで、要は作文といいましょうか文章化がされている。この文章化をすることで、執行の状況を説明できると思っていらっしゃいますでしょうか。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  執行という大きな言葉の中に、さまざまな意味を含んでいるかと思います。例えば予算の執行管理であるとか、事業の進捗であるとかということでございます。この点検・評価、冒頭私のほうで御説明をする段階で、その数字的なものにつきましては今後詳細な御質問をいただく中で御説明する機会がありますので、ここの点検・評価の中では、その事業を行うに当たって、平成25年度でございますけれども、主な課題、あるいは取り組みの方向性といったものを執行する段階での、そういったものをこちらで御説明をさせていただくということで、御報告をさせていただきましたので、そういった捉え方をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  要はそこなんですね。結局執行という言葉は非常に曖昧なんですよね。我々、議会人としては執行という言葉が来たら何を想定するかといったら、当然予算なわけです。幾つか例を紹介いたしましょう。
 まず24ページですね。スクールソーシャルワーカーを3人配置した結果、関係機関との連携件数が161件、括弧して前年度比1.5倍となり。3人配置した結果、幾ら予算がふえたんでしょうか。もう一つ紹介しましょうか、35ページになりますね。学校ICT、さっきもね、質問がありましたけども、ここもそうなんですが、中ほどですね、「及び」の後ですね、パソコン等の一括調達による所要経費の削減など最適化を図った。予算に対して幾ら削減されたんでしょうかね。それと、38ページに移りますね。川上郷の話がありますね。39ページ、上からこれは6行目になりますか、平成25年度予算比で約4.5%削減することができました。これも数字の話になりますね。45ページをちょっと見てみましょうね。図書館サービスの充実というところがありますね。これには平成26年度に実施する共同開発のための予算化などを図った。これも数字の話になりますね。
 このように──ここから先はちょっと考えを申し上げますけど、執行の状況という法律の文言を改めて正面から捉えた場合、現実にこのように数字に関する記述もある以上は、これは平成25年度ですから、平成25年の決算をいつ議論するか、来月になるわけですよね。ですから、平成25年度の決算の数字がわかるかといったら、当然まだわかるわけないわけなんですけど。だから、そういう意味でいうと、これが例えば10月以降に出てきて決算の数字と合体するんだったらまだわかるけども、今の時期に出てくる、しかも5月29日に学識経験者の皆さんと懇談をしているという事実経過を考えますと、決算の数字は当然出てくるわけがないですよね。
 では、予算にですね、例えば削減という文字があったり、予算化っていう文字があったりという文章がある中で、しかも第27条で執行の状況という文言がある中で、議会のほうとしては、この報告書のあり方にプラスをして、執行の状況という文字がある以上は、せめて平成25年度の分の該当の──例えば小・中一貫とかね、いろんなのが複数がまざっている場合はなかなか難しいかなと思うんですけど、個別の具体的な節レベルでもいいですけどね、款・項・目・節と、そういうのありますね。そういった細かい部分で、わかる部分がもしあるのであれば、この報告書の中に載せてですね、せめて削減とか予算化とかいう文字がある場合に、幾らから幾らになったのか、これはまさに執行の状況の提出なわけです。
 このように考えますと、この報告書のあり方を──議会に提出とあるわけですから、ただ提出すればいいだけなんだけども、実際には文教委員会でこうやって議論をしているという経過を考えますとね、よりよいこの報告書のあり方ということを考える、かつ第27条の文言を考えた場合に、この報告書に若干の改良を加えてですね、数字の部分を載せてもよろしいのではないか。いかがでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  この点検・評価の報告書のあり方につきましては、先ほどもありましたが、学識経験者の方の御意見や御指摘などを踏まえて評価のあり方についても毎年度いろいろ工夫をしているところでございます。今、御指摘のありました決算との関係ですね。7月の末には、決算監査も受けているということもございますので、ちょっとこの点につきましては、よりよいものにするということについては、私どもも基本的にはさらに改善をしていきたいと思っておりますので、今の点につきましてはいま一度検討、研究をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと無理な質問だったのでね、申しわけないですけど、言わんとしていることはおわかりいただけたと思うんですね。結局第27条の文言を考えた場合に、文章の羅列だけで本当に執行の状況を提出したと言えるのだろうかという問題提起です。ですから、第27条の文言、あくまで法律は守るのは当然、当たり前なわけですから、そう考えていた場合に、この執行の状況という文言をどう解釈をするのか。
 例えば、文科省に問い合わせる。ほかの自治体の議会の例を、例えば見てみる。ほかの自治体も同じように文章化されているのばっかりですよというんだったら、これはまた全然別の問題が出てきますけど、他の自治体ではどうなんだろうかなということを調べてみてもよし。そういったことを考えていった場合に、この報告書のあり方っていうのはちょっと一旦立ちどまって考えてみてもよろしいのではないかという問題提起でした。御理解いただけたと思いますので、ここでこの点は終わりにしておきたいと思います。
 それと、学校給食の放射線の検査ですね。資料の2ですか。これ、本当に御苦労さまでございますと言うしかないわけなんですが、先ほど課長、御説明のときに保護者の方の不安を払拭しという趣旨を御説明なさいましたですね。改めてお伺いしますが、保護者の方の不安というのはどこにあると思いますか。


◯学務課長(高松真也君)  実際に子どもたちの口の中に入る給食について、本当に安全なものかというところかと思っております。


◯委員(半田伸明君)  例えば検査した日の食材が、例えば九州とか、沖縄とか、四国とか、そういったところ、一般的に福島第一原発の影響を受けていないと思われるところの食材を使いました。この情報を得た場合に保護者は不安を感じるでしょうか、感じないでしょうか。どうお考えでしょうか。


◯学務課長(高松真也君)  実際に食材の産地につきましても、平成23年の11月からですか、ホームページで月ごとに公表もさせていただいております。その中でも御確認をいただいているのかなと考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  逆に、私は個人的にそれはどうなのとも今思っているんですが、例えば福島とか、宮城とか、ああいったところの産地の食材をけげん視する方、以前いらっしゃいましたね。今もいらっしゃるかもしれない。つまり、保護者の方の不安というのはどこにあるかというと、それは産地なんですね。と、私は思います。
 うちの息子は小学校3年と保育園年中さんなんですけど、うちは別に、個人的な話をしますと余り不安は感じないわけなんですけど、感じるとするならば、産地をやっぱり不安視するのかなと思うんですね。で、この資料を改めて拝見いたしますと、中原小学校、東台小学校、第五中学校とありますね。セシウム137、134とあって、不検出、不検出、不検出。大変よろしい話なんですが、これ不検出ってどこの地域のものと思うのが普通なんではないでしょうか。先ほど、保護者の方の不安を払拭するとありました。現に公表していらっしゃるというお話もありましたですね。で、文教委員会に出てくる資料は産地はないんですね。
 ここで、部長、お伺いしますが──部長じゃなくてもいいんですけど、済みませんね。結局不検出ということのこの資料を見て、議会情報を公開をした場合に、果たしてこれで不安を払拭できるのだろうか。せめて産地を一緒に併記をするとかするんだったら、一べつしておわかりいただけるケースがふえるかと思いますけども、これを見ただけだと、不安を払拭するとはちょっと私には思えないんですが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  産地を気にされる保護者の方がいらっしゃるということは恐らく事実だと思います。これについては、なぜ産地を気にされるかといえば、その産地で例えばとれたもの、野菜でも、魚でもそうですけれども、その中にはこういった放射性物質が含まれている可能性が高いのではないかというようなところから不安に思われるということがあろうかと思います。結果として、丸ごと一食検査の中でいろんな産地の食材が含まれておりますから、それを一つ一つ分解して検査するわけではありません。製品といいますか、給食になった形で検査をしますので、どこに何が入っているかわからない。ただし、総体としてこの中からは一切そういったものは検出されませんでしたという結果を御公表しておりますので、ここにあえて産地を記載するという必要はないのではないかと、私は考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  1食丸ごと検査を物理学御専門の早野先生が御提唱なされてもう随分たちますけど、理屈はそれはわかります。そういうお考えで文教委員会に出す資料に産地を載せませんでしたということでよろしいんでしょうかね。ここを一応確認しておきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  そのとおりでございます。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。そういう考えだということであれば、それはそれで承りました。じゃあ、そういう考えだということをどこかに書いておいたほうがいいかもしれませんね。必要なコストを事前に要望するということを考えた場合に、1食丸ごと検査とはこうですと。複数の食材が──実際にミキサーをかけてやるわけなんですけど、実際に複数の産地がまざるのは当然の話なんですね。ですから、私個人は、食材はここと、ここと、ここの分を1食丸ごとに使いましたと表明するのは筋だろうと私は思いますが、そういうお考えであるならば、表明していないのはなぜだという問い合わせがもしあった場合に、答えることのコストを考えるならば、事前に1食丸ごと検査とはこうですというお考えをどこかで表明してもよろしいのかなと。ホームページが一番いいんでしょうかね、そのあたりはお任せして、御検討いただきたいと思います。
 それと、最後の質問になりますが、もう一旦戻りますが、35ページですね、ごめんなさい、先ほどの冊子ですね。学校ICTの話がありましたですね。先ほどUSBの質問がやりとりありましたですね。今USBを使う人はまずいませんね。ですから、USBを接続して情報を持ち出すことができる、できないっていうこと、それは一昔前の話ですね。ですから、私はちょっとこれ気になったのは、PC等機器の更新という文字があるわけですよね。この更新をしたのはいつかと。当然平成25年度なわけです。平成25年度に考えられなかったことがついこの間発生したわけですね、ベネッセの問題です。
 あれは、スマホを直接接続することでデータが移るという盲点があった。これは、あくまで平成25年度の御報告をいただいてるわけですから、平成25年度の報告をいただいたことに、ベネッセの事例を出して、これはどうなのって言うのはちょっとルール違反だと思いますから、意見表明だけにとどめておきますが、学校及び生涯学習でいうと図書館とかですね、要するにその教育部の中で管轄しているパソコンについて、スマホでデータを──実際は有線になりますけど、接続した場合に、ちょっと名前を出しますけど、例えばEvernoteとか、Dropboxとか、アプリは幾らでもあるわけですね。そういうところに自動的に流れていくのをちゃんととめることができるようになっているのかどうかは、一旦どこかでちょっと考えておいていただかないと。
 私はあのニュースを見たときに、真っ先にそこを思いました。平成25年度はこうやって更新をして、USB云々、それは結構でございます。これをどうやって次につなげるかっていうことを考えていった場合に、そういった問題点があるということの意見表明をして、これについては平成26年度に発生したことですので、答弁は求めずに私の質問は終わります。ありがとうございました。


◯委員(宍戸治重君)  よろしくお願いします。識者についての皆さんの御意見は、全く私も同感のところもあります。今後この報告書をつくるに当たって、ぜひきょうの指摘をしっかりと受けとめていただきたいと思います。
 それと、それに付随した関係なんですけど、この報告書が出る前にそれなりの調査をされているんだろうということはうかがえますが、これに何十倍もの資料があって、それから評価が行われてくるのかなというふうに思いますが、その点についてちょっと実情を、ちょっとお知らせいただければというふうに思います。
 また、そういうことから、識者は、ほとんどがそうなんでしょうけど、研究者であったり、それなりの長い知見を持っている人でしょうから、そういう報告書をもとに評価をしてくださるっていうのはわからないわけでもないんですが、現場を全部回れっていうのも、これも無理ですけど、正確な報告書があって、そして、先生方の所見を問うわけですが、場合によると、悪い言葉ですが机上の空論にならないかっていうような感じもしないわけじゃないんですが。その辺の、もちろん自己評価の難しさもありますけど、その正確さと机上の空論をいかにギャップを埋めるかというようなところにもあろうかと思うんですが、その辺のお考えを伺えたらなというふうに思います。
 それから、この評価に対して、51ページ、最後の丸ですが、今回の評価では、成果に対する評価スケール云々という文章がありますが、そこのところに、事業の継続的な理解や評価の観点からは、好ましいとは思えない。評価枠組み自体の変更について、評価の安定性確保の観点から、慎重に対応されることを希望したい、というような1つの指摘がございます。この辺の説明と、それから、この先生の御意見は何を言っているのかということをちょっと確認をしておきたいなというふうに思います。
 もう時間もありませんから、もう一つだけ。学校のICT環境の再整備と最適化について、文章として出ておりますので、事業者の辞退。先ほどちょっと説明がありましたが、辞退されることによって当初の目的を達成できたのかどうかと、事業者によってこれができなかったのかどうかということについても、ちょっと確認をしておきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず1点目、正確な資料に基づいた調査がされたのかどうかということでございます。実際にこの周辺の資料をお示しできるというのは、ここに書いてあります懇談会の中でなんですけれども、例えば先ほど出ました「学び」のスタンダードのパンフレットもございますし、さまざまな報告書関連を先生方のお席に、ある意味山積みをいたしまして、全部その場でお目通しいただくわけにはいきませんから、そのときにはポイントをこちらからお示しをするということでございますが、その御説明をする我々のスタンスは、先ほどからお話ししていますとおり、ぜひその中で課題を御指摘いただきたいというスタンスで御説明をしてございますので、あれができた、これができた、こんなによかったというような説明の仕方をしてございません。
 そういう意味では、おっしゃったような机上の空論といいますか、できてもいないような中身を、例えばできたというようなことをやったり、結果はともかくとして、そのプロセスが大変冗長なものであったとかいうようなことが仮にあれば、そういう御説明をしてございますので、実態とその内容が乖離をするというような御説明はしていないというつもりでございます。
 それから、51ページの件なんですが、これは、先ほど16ページの表の見方というところでちょっと触れさせていただいたんですけれども、成果の評価指標、3段階から4段階に変えましたというところに対する1つの御意見でございます。その評価スケールが変わったよということで、去年と比較すると同じAがAではない。去年のAはことしのBだというような、そういう構造になっているので、非常にここでは好ましいことではないという御意見をいただきました。そのとおりだと思います。
 これは、事業評価との連動ということで、我々のほうでも悩んだあげくにそういった対応をとらせていただいたわけですけれども、今後、事業の1つの連続性ということを考えますと、同じ評価スケールで評価をしていくというのは当然のことでございますので、このところの御意見については真摯に受けとめさせていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯総務課長(秋山慎一君)  校務支援システムの件でございますけれども、事業者のほうの辞退という形になりましたので、平成25年度につきましては、そのシステムの更新──先ほど申し上げたとおりバージョンアップを考えておりましたけれども、それは達成できなかったということになります。引き続き平成26年度、今年度ですけれども、この件につきましては、引き続き達成できるようにさまざまな工夫を凝らしながら取り組んでいるところでございます。以上でございます。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。それで、今の評価スケールの問題ですけど、それと同時に、私たちが見てもここに挙がってるA、Bということは、ほとんどA、Bなんだよね、Cがない。それを考えると、進捗状況はAで成果はBというと、どうしてもランクが1つ下に見える。Bは、できてないのかなっていう感じに受けとめざるを得ないというふうに、簡単に言うとね。それだったら、じゃあ、当然この成果BのところがA、それ以上のときはAダッシュをつけるとかね、何かそうでもしないと、これ、何か片方はAだけど、片方はBで、できてなかったのかなみたいなように受けとめられることは間違いなくあると思う。まさか甲・乙・丙・丁ってつけるわけにもいかないでしょうから、何かその辺の工夫はね、したらどうかなっていう感じはします。
 それと、先生方に御意見を聞くというのは、一方では、私たちも先生の御意見に非常に関心を持ってますし、みんなA、Bって並んでるのばっかりでは、私たちはちょっとなかなか──何ていうんですか、自己評価はいいけど、手前みそというふうにもとれないわけでもないし、先生の評価に期待したいところは私たちの大きな部分であるというふうにも思えます。そういう点からも、先生方の選任と言うとおかしいですけど、先生方にそれなりの説明をきちっとしていただいて、先生方にきちっと評価をいただくような方法を取り組んでいただきたいなというふうに思っているところです。
 それと、個別の評価の話ですが、そういうような評価からすると、南部図書館は何ページだったっけ。43ページ、失礼。ここに目標数字が5万人って挙がっているところですが、それなりにはきちっとやっていただいて、私たちもこの開館については大変喜んでいるところでもありますが、じゃあ、これがBなのかということになってくると、果たしてどうなのかと。本当はCじゃないかっていうようにも言えないでもないと。この辺の幅があるんだろうと思いますが、その辺は。3万9,000人、まあ、1万人少ないけど、丸かというようなふうに──例えばの話で、これ項目を挙げてしまって担当の方には大変申しわけないけど、この評価自体が果たしてどうなのかなっていう感じも受け取れるというふうに思います。個別のあれについては、決算委員会もあることですから言いませんけども、そんなふうにも受け取れるなっていう感じはします。
 それと、ICT環境の再整備と最適化。そこに取り組もうとした、先がけて取り組もうとしているんでしょうけども、できなかったことに対して、これから取り組むということですから、ぜひね、そういう意味では取り組んでいただきたいと。新しい課題もできているようですから、ぜひ御説明があった理由からであるというふうに理解をして、期待をして終わりたいと思います。よろしくどうぞお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいでしょうか。以上で、教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時30分 休憩



                  午前11時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  再開いたします。
 先ほどの森委員からの問い合わせ、質問に関して御答弁ありましたら、お願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御質問ございましたとおり、学校の教員の裁判の結果が確定をしたところでございます。これにつきましては、上告がなかったということで無罪判決が確定をしたということでございます。当然、無罪の確定ということであれば、従前のままの身分、在籍校ということになります。まだ現場には復職してございませんけれども、近々にそのような対応になろうかというふうに思います。
 ただ、委員のほうからの御質問で、どういった配慮があるのかということでございます。これは、2つ側面がございます。御本人に対する配慮、そして、学校側からの保護者、あるいは児童・生徒に対する配慮ということがあろうかと思います。あくまでも大原則、無罪でございますので、何もなかったということが確定をしたということでございますけれども、一定の期間そういった係争という非常に非日常の世界の中にいた先生が戻ってくるわけでございますので、十分な──実際に先生が教壇に立たれるまでの間の環境整備というものについては、学校側、あるいは教育委員会側で最善を尽くしてまいりたいと。極力なだらかな形で復職していただけるような環境整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  では、休憩いたします。
                  午前11時33分 休憩



                  午前11時38分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時39分 休憩



                  午後0時01分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 管外視察については、本日決定をいたさないことに決めました。続けて検討してまいりますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時02分 散会