メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成26年文教委員会) > 2014/06/18 平成26年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2014/06/18 平成26年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 初めに、本日は教育長に御出席いただいておりますので、教育長より御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯教育長(高部明夫君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、今年度の教育委員会の基本方針と事業計画につきまして、私のほうから総括的にお話をさせていただきたいと思います。御案内のように毎年度定めます基本方針と事業計画ですが、第4次三鷹市基本計画を初めとしまして、三鷹市教育ビジョン2022、あるいは三鷹市生涯学習プラン2022などに掲げます基本的な目標、方向性を踏まえつつ、進捗や課題に応じて予算の裏づけのある主要事業を展開をして、学校教育及び生涯学習の着実な推進を図るというものでございます。
 今年度の重要課題の1点目でございますけれども、まずコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。今年度は、このコミュニティ・スクール、平成18年4月の導入から9年目、全市展開から5年目を迎えますけれども、にしみたか学園では、来年3月には小学校1年に入学してから9年間を過ごした生徒が卒業するという記念すべき年度に当たります。
 また、これからコミュニティ・スクール委員会においては、役員の交代期──これは任期がございますので、役員交代期を迎えることもありまして、このコミュニティ・スクールを仕組みとして持続可能なものにしていく、そういった活動にしていくという必要がございます。そこで、人材育成のためにコミュニティ・スクールガイドを活用した広報活動ですとか、あるいはネットワーク大学と連携をした学校支援者養成講座の拡充を図ってまいります。
 また、学校評価、学園評価──この後、御説明もございますけれども、学校運営に反映されるよう、自律的なマネジメントシステムとしていくとともに、各学園でのアクションプラン、実行プランづくりも進んでおりますので、そういった活動を広げてまいりたいというふうに思っております。
 そういう意味では、このコミュニティ・スクールも、今年度一つの節目を迎える年と言ってよろしいかと思いますけれども、地域とともにつくる学校ということがコミュニティ・スクールの理念、原点でございますので、やはり多くの方々にコミュニティ・スクールにかかわっていただけるようにしていくとともに、子どもの実態、課題解決のための仕組みということですので、これがより効果的に活動できる仕組み、日常的な仕組みとして定着していくように工夫をしていきたいというふうに考えております。
 2点目ですけれども、これは知・徳・体の調和のとれた学校教育の充実ということでございます。これにつきましては、学力テストなどの結果の分析に基づく授業改善ですとか、あるいは学生ボランティアなどの活用によります学習支援のほかに、今回学校版、家庭版「学び」のスタンダードを3月に策定しましたので、これらを活用して学力との相関関係が高い、そういったデータの裏づけのある生活習慣や学習習慣を学校、家庭で連携して取り組んでいくことといたします。この「学び」のスタンダードはコミュニティ・スクールをさらに推進していく仕組みであるというふうにも捉えております。学力向上は学校だけで完結するものではありませんので、家庭教育も含めて、学校と家庭の役割、相互理解、連携を深めていくということが必要ですので、さらにこのスタンダードをもとに各学園でこの目標の重点化ですとか展開を図って、浸透させていきたいというふうに考えております。
 さらに、東京都の委託事業を活用しまして、言語能力向上推進事業、あるいは理数フロンティア校事業、そしてオリンピック教育推進校事業などを進めまして、研究開発による指導力の向上とともに、児童・生徒の学力向上、体力向上につなげてまいりたいというふうに考えております。
 さらに、いじめ問題でございますけれども、引き続き学校では学校いじめ対策委員会を立ち上げて組織的な対応を進めているところでございますけれども、未然防止、早期発見、早期対応の取り組みを進めるとともに、いじめ防止対策推進法に基づきまして、市としての基本方針の策定及び体制整備を図ってまいります。
 3点目ですけれども、教育支援ですが、三鷹市教育支援プラン2022に基づきまして、子ども一人一人の教育的ニーズに対応した的確な教育支援を推進するとともに、スクールソーシャルワーカーによる体制を強化しまして、福祉、保健、医療など、関係機関との連携により自立と社会参加に向けた取り組みを進めてまいります。
 4点目ですけれども、安全・安心な学校教育の環境づくりでございます。学校体育館の耐震化を前倒しして進めまして、来年度、平成27年度の完了を目指して取り組むとともに、学校施設の長寿命化及び非構造部材の耐震点検を実施します。また、一部未整備となっております中学校の特別教室の空調設備につきましても、補助金等を活用しながら整備を進めてまいります。
 次に、学校給食につきましては、アレルギー症疾患につきまして一層の管理の徹底を図るとともに、学校給食の充実と運営の効率的な推進のため、自校方式による民間委託を拡大してまいります。
 さらに学校規模の適正化でございますけれども、昨年度プロジェクトチームを立ち上げて検討いたしまして一定の方向性をまとめましたけれども、さらに最新のマンション建築計画情報などに基づきまして、引き続き総合的な対策を検討してまいります。
 次に、5点目ですけれども、生涯学習の振興、推進でございます。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)につきましては、市長部局と連携をしながら安全に整備工事を進めるとともに、スポーツ及び生涯学習の拠点といたしまして、効率的で効果的な施設管理と質を確保したサービスを提供するための管理運営計画を今年度策定してまいります。
 また、大沢二丁目の古民家(仮称)につきましては、三鷹型エコミュージアム事業といたしまして、平成27年度の公開を目指して復原工事を行うとともに、体験学習や民具の展示を行うよう管理運営計画を策定してまいります。
 さらに、三鷹市立図書館の開館50年に当たる年度でございますので、図書館サポーターを養成しながら、新たな図書館活動につながる事業を進めていくとともに、平成27年度の運用開始に向けての新たな図書館システムの開発に取り組んでまいります。
 また、3年ぶりにみたかスポーツフェスティバルを開催するとともに、この5月に確定しました三鷹市スポーツ推進計画2022に基づきまして、さらに具体的な方策の策定とその推進に取り組んでまいります。
 いろいろ、るる申し上げましたけれども、この後、事務局のほうからまた詳細な御説明をさせていただきますけれども、まずは総括的にお話をさせていただきました。
 なお、先日、13日に国会におきましては教育委員会制度改革に関連する法案が成立をいたしました。当事者としては一層緊張感を持って迅速で的確な対応に心がけてまいりますけれども、やはり大切なことは、市長を初め教育委員会での協議を十分尽くしていくということと、それから、やはり学校やコミュニティ・スクール、さまざまな教育関係者ともより緊密な連携を行いまして、さまざまな問題の透明性、あるいは協働性、自律性を発揮して、三鷹市の教育をより充実、発展したものにしていけるよう取り組んでいきたいというふうに考えております。
 文教委員会の皆様には引き続き御理解と御支援をいただきますようお願いするとともに、本日はこのような機会を与えていただきまして、お礼を申し上げます。大変ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございました。以上で教育長からの御挨拶を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時41分 休憩



                  午前9時42分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おはようございます。私から、本日教育委員会の御報告をいたしますのは3点でございます。お手元の行政資料目録でございますけれども、1つ目が教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(平成26年度)について、2点目が平成25年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、3点目が、三鷹市スポーツ推進計画2022についてでございます。順次、資料に基づいて御説明をさせていただきますので、着席をして失礼をさせていただきます。
 それでは、まずこの各部の運営方針と目標、こちらでございます。こちらをお配りしてございますけれども、これにつきましては、今年度の各部の運営方針と目標が5月に市として確定をしてございましたので、教育部に関する部分、36ページからになりますが、順次この資料に沿って御説明をさせていただきたいと思います。
 まず36ページをお開きいただければと思います。まず第1、部の使命・目標でございます。これにつきましては、教育ビジョン2022が策定された際にその内容を反映いたして書きかえたところでございますので、今年度につきましては変更はございません。
 続きまして、お隣のページ、37ページでございます。3の部の実施方針でございますけれども、実施方針の部分につきましては、これを踏まえまして、この後に出てまいります38ページ中段以降の、個別事業とその目標の中においてやや詳しく説明してございますので、内容につきましてはそちらで説明をさせていただきたいと思います。
 それでは、恐れ入ります、38ページをお開きいただきたいと思います。今年度取り組む重要課題順に1から11まででございますけれども、説明につきましては、まず私のほうから学校教育分野を先に御説明をさせていただきたいと思います。
 まず1点目、コミュニティ・スクールを基盤といたしました小・中一貫教育の充実と発展でございます。包括的に掲げてございますけれども、引き続きコミュニティ・スクールガイドなどを活用いたしました広報活動を充実するとともに、学校評価・学園評価を活用して、コミュニティ・スクール委員会の機能を強化する中で自律的な学園・学校運営に向け、体制整備を推進したいと考えているところでございます。また、教育ボランティア向けの研修の充実など、地域人材の養成、育成やネットワーク大学と連携をいたしました教員向けの講座などを通して教員の人材育成を行うとともに、さまざまな教育活動を通して学園として一体感のある教育を推進し、さらなる小・中一貫教育の質の向上を図りたいというふうに考えてございます。
 続きまして、飛びますけれども、39ページの5点目でございます。学校体育館の耐震補強の実施でございます。今年度は耐震補強工事に向けました計画全体を前倒しする中で、実施計画を終えました第五小学校と南浦小学校、2校の体育館補強工事を実施するとともに、残る4校の耐震補強設計を行いまして、国・都の補助金を活用する中で整備を進めると。平成27年度末の学校体育館耐震化率100%を目指すというところでございます。
 その下、6点目でございます。中学校特別教室の空調設備整備の推進でございます。特に暑い夏場におけます教育環境の向上に向けまして、一部未整備の中学校の特別教室の空調設備整備の実施設計を行いたいと考えてございます。次年度以降の整備工事に当たりましては、財政負担を考慮いたしまして国・東京都等の補助制度を活用する中で計画的な整備を推進してまいりたいと思います。
 その下、7点目、総合教育相談の充実でございます。市が作成をいたしましたガイドラインによりまして、子ども一人一人の実態をしっかり把握をいたしまして、これに基づいた個別指導計画、個別の教育支援計画を作成し、活用を図ります。また、教職員等に質の高い研修を実施いたしまして、アンケートの実施などにより、その理解度を検証してまいりたいと考えてございます。総合教育相談室の体制につきましては、スクールソーシャルワーカーの充実など、総合教育相談室の資源を有効に活用して事業の充実を図ってまいります。
 40ページになります。8点目、学校給食の充実と効率的な運営の推進でございます。今年度当初から北野小学校と第六中学校で給食調理業務の民間委託が開始をされまして、市内22校中12校が委託校となったところでございます。今年度新たに来年度からの委託化を予定してございます第一小学校と、委託から5年目を迎えます中原小学校、この2校につきまして事業者の選定を進めて、さらなる学校給食の充実と効率的な運営を推進してまいりたいと考えてございます。
 9点目、学級数増への適切な対応及び学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。平成25年度、学校・学童保育所の規模の適正化検討チーム、プロジェクトチームでございますが、こちらにおきまして検討作業を進め、市内全域の今後の年少人口のシミュレーションによりまして、その将来予測を行ったところでございます。予測の中では高山小学校区におきまして、将来学級数が不足する可能性が高いという結果を得ましたので、今後の対応につきましては教育委員会で一定の方向性を確認したところでございます。今年度につきましては、引き続き年少人口の動向を注視する中で、その状況に応じた最も適切な対応に向けて、各年次における必要な取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。
 最後、41ページ、11点目でございますけれども、川上郷自然の村の効率的な運営の推進と今後のあり方の検討でございます。指定管理者でございます川上村振興公社と連携いたしまして、大学など大口利用者の獲得、自主事業の充実など、さらなる利用者の拡大を図ってまいります。また、自然教室実施プログラムの検証結果から、代替施設での実施の可能性ということについても検討するとともに、施設自体の管理形態など、今後の施設のあり方を引き続き検討をしてまいりたいと考えてございます。
 補足といたしまして、お手元にもう一つ資料でございますが、基本方針と事業計画、この黄色い表紙のものをお配りしてございます。少しこの資料で補足をさせていただきたいというふうに思います。基本的には今お話しした重点事業が盛り込まれているということでございますけれども、この基本方針と事業計画につきましては、3月のこの文教委員会の中でも基本方針の部分について御説明をさせていただきました。これを受けまして、4月に教育委員会で事業計画を具体的に定めたものでございます。
 内容は、基本的に昨年度御説明したものと大きな変更点はございませんけれども、平成25年度中の事業の進捗状況に合わせまして、それぞれの表現に時点修正を加えているところでございます。また、重点課題の変更等に伴いまして新たに追加したものもございますので、重立ったものにポイントを絞って若干補足させていただきたいと思います。この基本方針と事業計画は、教育ビジョン2022の体系に沿ったそれぞれの重点施策の単年度目標という位置づけになっているところでございます。
 まず5ページでございますけれども、下のほうですね、2番、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実のところで、具体的には、恐れ入ります、次ページ、6ページの四角の囲みの中になりますけれども、まる1、確かな学力の育成という中の黒丸、点がありますが、それの5番目でございます。学力の向上に向けました、授業の中における「学び」のスタンダード(学校版)の活用と推進による取り組みというものを記述したところでございます。その下、まる1の6番目では、推進事業を通した研究成果の全市での共有と授業改善の推進について追記をしたところでございます。
 飛びまして、8ページの事業計画のまる2とまる3でございます。こちら、生活指導の充実という項目の中の事業計画でございますけれども、平成25年9月に施行されましたいじめ防止対策推進法を受けまして、いじめに対する市、そして教育委員会の今後の防止対策への対応等について記述をいたしましたので、まる2で状況把握について、まる3で今後の取り組みについてということを明記したところでございます。
 9ページの上段でございます。多様な教育的ニーズに対応した教育の推進では、事業計画の中身をより具体的にわかりやすくするために、教育支援プラン2022の内容について、まる1、子どもへの教育支援、まる2、学校における教育支援体制、まる3、関係機関との連携、この3つに分けまして、まる1の2番目の項目として、通常学級におけます支援が必要な児童・生徒への対応というものを記述したところでございます。全体を通じましては、事業の進捗により平成25年度に終了した事業にかえまして、新たに平成26年度事業を記述したというところでございます。学校教育分野の説明については以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  おはようございます。私も座って説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私のほうからは、生涯学習の部分につきまして説明をさせていただきたいと思います。
 まず各部の運営方針と目標、これにちょっと戻っていただきたいと思いますけれども、私のほうから4点ございます。38ページの下のほうの2、健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進についてでございますけれども、引き続き市長部局と連携し、昨年着工した多機能複合施設──仮称ですけれども、ここにかかわる管理運営計画の策定を進めていきたいと考えております。
 次に、お隣39ページですけれども、この上のほう、3の大沢二丁目古民家(仮称)の整備の推進についてでございますが、来年、平成27年度秋の公開を目指して古民家の復原工事を行うとともに、管理運営方法や実施事業につきまして詰めの検討を行って、地域文化財・地域観光の情報拠点として三鷹型エコミュージアムの推進を図っていきたいというふうに考えております。
 続いて、その下の4です。新たな図書館システムの開発についてでございますが、4者で締結いたしました協定書に基づきまして、来年9月の本格稼働に向けまして新たな図書館システムの開発に取り組むものでございます。
 次に、ページをめくっていただきまして、ちょっと飛びますが、40ページの一番下の10番でございます。三鷹市立図書館50周年記念事業の実施についてでございますが、昭和39年に初めて三鷹市立図書館が開館されてから50周年を迎えることから、実行委員会を立ち上げまして、さまざまなイベントですとか、ネットワーク大学との連携をした連続講座の開催に加えまして、図書館サポーターの育成ですとか、中高生の「図書部!」の発足など、人材の育成にも取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
 運営方針と目標につきましては、以上4点でございますが、次に、もう一冊、黄色の表紙のほうでございますけども、平成26年度の教育委員会の基本方針と事業計画の第2部の生涯学習につきまして、平成25年度との変更点を中心に説明させていただきたいと思います。まず19ページでございます。黄色い表紙のこの基本方針と事業計画の19ページをお開きいただきたいと思いますが、この二の生涯学習の基本方針につきまして、ここに4つ掲げておりますけれども、この目標につきましては平成25年度のものと同様のものとなっているところでございます。
 最初に御説明させていただくのは、ちょっとページが飛びますが22ページをお開きいただきたいと思います。目標IIの部分になりますけれども、その中の2の生涯学習の支援の項目でございますが、今年度は矢吹町との姉妹市町締結50周年を迎えることから、事業計画2の下のほうですけれども、3年ごとに行っている三鷹市管弦楽団の──矢吹町の中学校でやるんだそうですけども、その演奏会を50周年事業の一環として位置づけ、実施するとしたものでございます。
 次に、24ページになります。次の次のページ、24ページの下のほうでございますけれども、目標IIIでございます。地域の情報拠点としての図書館活動を推進します、ここについてでございますけれども、3月のこの文教委員会でも御説明をしたとおり、昨年度、南部図書館建設という大きな事業を完了したことですとか、本来の図書館活動という視点に立ち返って方針の整理を行ったところでございますけれども、その方針にあわせて事業計画も整理をし直したものでございます。
 まず24ページ、下のほうですけれども、1の読書活動の推進についてでございますけれども、25ページの真ん中辺に事業計画がございますけれども、まずこれは、先ほど申し上げました、今年度は三鷹市に初めて図書館ができてから50周年に当たるということで、まる1といたしまして、三鷹市立図書館開館50周年記念事業を通じた協働の推進を掲げて、その中でサポーター養成講座の実施ですとか、あるいは市民との協働によるいろいろなイベントの開催を考えているところでございます。
 その下のまる2でございますけれども、昨年開設いたしました南部図書館みんなみ、ここでの特色ある運営を推進するためにアジア・アフリカ文化財団と協働した事業の展開や、それから南部図書館のサポーターの活動の場づくりを行うということを考えております。
 まる3以降につきましては、引き続きブックスタート事業の充実ですとか、中高生の参加・交流の場づくりを進めるとともに、図書館の利用率の低い中高生の世代ですね──ヤングアダルトと言われていますけれども、そのヤングアダルトですとか、あと児童、また障がい者などのアクセシビリティーを高めるような事業等の実施を考えているところでございます。
 次に、同じく25ページのその下のほうですけれども、大きい2の図書館のサービス向上のための取り組みの項目の中ですけれども、事業計画としては、次ページ、26ページになりますが、一番上ですね、(3)のICTを活用した快適なサービスの提供でございますが、まる1の図書館資料の充実では、目の不自由な方々、視覚障がい者の方々へのサービスの充実のために録音図書、デイジー図書と言っているそうなんですけれども、この貸し出しを行っているサピエ図書館を活用してデイジー図書の提供を充実していきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、目標IVですけれども、事業としては27ページの下のほうの3ですけれども、地域スポーツクラブの充実と市民スポーツ活動の支援についてでございますが、ここでは昨年度、国体開催での中断により3年ぶりの開催となりますスポーツフェスティバルの開催と、今年度、平成26年度は矢吹町との姉妹市町締結50周年でございますので、その記念大会ということで位置づけた23回目になります市民駅伝についての追加修正を行ったところでございます。
 最後に、28ページでございますけれども、28ページの上のほうの4、スポーツ推進に係る人材の育成及び活用の推進でございますが、昨年のスポーツ祭東京2013、国体ですが、この開催経験から得られました課題でもあるこのスポーツボランティアの育成方策について検討していくこととしたものでございまして、これにつきましては、御案内のとおり2020年に開催が決定した東京オリンピックに向けてもぜひ検討すべき課題というふうに考えておりますので、一生懸命その育成方策について検討していきたいというふうに考えているところでございます。私からは以上でございます。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  私のほうから、平成25年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について御説明をさせていただきます。この評価・検証は三鷹市公立学校における学校運営協議会に関する規則に基づき、毎年度コミュニティ・スクール委員会が中心となって実施する学園評価を経て、各学園から年度末に教育委員会に報告いただくもので、ことしで5回目になります。資料は本体に当たります資料1−2、A4判の冊子の全7学園の評価・検証報告と、その説明用資料として資料1−1、A3判の概要版をお示しさせていただいております。
 それでは、平成25年度の全7学園の評価・検証報告から重立った内容について、資料1−1概要版をもとに御説明をさせていただきます。まず成果についてですが、平成25年度は前年度の課題と改善の方向性として示されました学校の全教職員とコミュニティ・スクール委員会の委員との交流の機会の設定や、子ども熟議などを通した子どもたちの発想を生かした企画・実践、十分実践しているけれども、認知度が低い取り組み内容の情報発信や、学園の実態に応じた特色ある活動等に、各学園の工夫・改善がされました。各学園からの評価・検証報告の中から主な成果を評価項目ごとにまとめてみました。
 (1)番目、人間力・社会力の育成の項目です。まるの3つ目と5つ目に当たります、子どもたちの企画に専門家などの評価を取り入れ実践し、企画力、効果的な情報発信力、コミュニケーション能力などを育むキャリア・アントレプレナーシップ教育の学習、6番目、定着をしてきました小・小、小・中の交流活動や、中学生の地域行事などへのボランティア活動などを通して、児童・生徒の人間力、社会力の育成に成果が上がったという検証報告がされております。
 (2)番、学校運営の項目です。一番上に当たりますが、学園研究会へのCS委員の参加がふえ、学園研究の方向についてもCS委員の意見を反映できるようになってきた。5番目、学園校長会、管理職会、幹事会を毎月定期的に実施し、協議したことは幹事会だよりで全教員へ周知した。会次第を毎回作成することで話し合う内容が明確になり、効率的に話し合われ、学園の運営を組織的に行えたという検証結果をいただきました。
 (3)番目、小・中一貫教育校としての教育活動の項目です。7番目をごらんください。児童・生徒会の交流活動では、小学生と中学生が一緒に活動する機会を年3回実施した。中学生が工夫した内容に小学生が楽しさやうれしさを感じ、小・中学生を合わせて99.3%の満足を得た。「中学生が盛り上げてくれた。あのような中学生になりたい」という意見が多数あったという検証結果をいただいております。
 (4)番目、児童・生徒の学力・健全育成の項目です。2番目をごらんください。小学校の教科担任制、保護者、地域の方々のサポート活動、小・中学校でのサマースクールや週一、二回の補充教室などを通して学力の向上を図ることができた。6番目、生活指導連絡会を年2回学園で実施し、生徒指導の資料を作成するとともに、カウンセリング手法を用いた個人面談を実施し、教員の児童・生徒理解を進めることができたという検証結果をいただいております。
 (5)番目のコミュニティ・スクールの運営での項目です。4番目をごらんください。先生方との交流を深めるため、学園研究会とCS委員会の同時開催を年2回実施した。特に5月には防災をテーマに100人熟議を実施し、学園とCS委員会とが防災教育について相互理解を深めた。5番目です。学園の経営計画を軸に、育てたい学園生の姿、身につけてほしい力について熟議を行ったり、各家庭から意見をもらったりしながら、学校、子ども自身、家庭がやるべきこと、地域ができることをまとめることができた。6番目、CS委員会の活動についてCS便り、保存版CSガイドブックの発行、PTAとのCS熟議などの実施により、CS委員会のPRに努めるとともに、テーマを持って広報誌を発行できたなどの結果をいただいております。
 最後に、平成25年度の課題と今後の改善の方向性について御説明させていただきます。児童・生徒の学力向上を図るために、望ましい生活習慣、学習習慣の定着に向けて、学校、家庭、地域が協働して取り組むこと、学園の活動内容の情報発信の中で、特に学園のホームページの充実を図ること、多くの保護者、地域の方々の参加や協力体制の維持・向上や、地域人材を活用した豊かな教育活動の充実に引き続き努めることという報告をいただいております。
 それでは、資料1−2の3ページ以降をごらんください。全7学園の評価・検証報告では、今回から新規に取り組んだ内容には下線を引いて、各学園の努力が見えるようにしてあります。なお、下線以外についても、これまで継続してきた取り組みを工夫・改善をした実践の報告となっております。また、上段の欄、具体的な取り組み内容の番号は通し番号を、成果・効果以下の欄の番号は具体的な取り組み内容に対応する番号をつけました。
 そのほか、資料には記載されておりませんけれども、第4次基本計画の学校教育の部門での協働指標であります学校支援ボランティアの参加者数──これは1年間の延べ人数になりますが、そのことについて御報告いたします。平成25年度には1万6,303人になり、前年度と比較し、500人を超える参加者数となり、継続的に参加者数の確保ができたところです。見やすくわかりやすい広報誌づくりや、メールを利用した募集など、各学園及びコミュニティ・スクール委員会の創意工夫により、コミュニティ・スクールの充実・発展につながっていると考えております。報告は以上です。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  私は、三鷹市スポーツ推進計画2022が確定したので御報告させていただきます。資料の2でございます。計画は3月10日のこの文教委員会で素案を御報告した後に、3月17日から4月7日にかけてパブリックコメントを実施いたしました。その上で決定したもので、素案と大きな変更はございません。ですので、内容の報告は特にございません。
 パブリックコメントでの御意見は1件のみで、それは野川沿いをジョギングしているときに、お互いただ走っているだけで、声をかけ合ったりすることがないと。誰でも気軽に声をかけ合うことができるまちを推進してもらいたいという御意見でございました。これにつきましては、37ページにございますが、仲間づくりや交流の推進、こちらで既に織り込み済みであり、それ以外にも事業実施に際しても対応を図っていくということでございます。
 あと、素案と変わった点について御報告させていただきます。変更点、変わった点については、28ページ以降に重点を明記したことでございます。これは、第4次三鷹市基本計画の中、第7部第2に市民スポーツ活動の推進というのがございますが、この中の主要事業ですとか推進事業を中心にお示ししたものでございます。
 また、新たに重点として加えたものとしては、30ページの(3)、高齢者や障がい者のスポーツ機会の充実、それから35ページ(1)、スポーツを支える人材の育成と活動支援の推進の中のスポーツボランティアの育成、37ページの(2)、大学との連携、こういったものを基本計画に加えて、重点として事項を定めたものでございます。私からの報告は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。では、質問をさせていただきます。
 まず、黄色い冊子の基本方針と事業計画。これは、先ほど御説明ありましたとおり、基本方針の部分は3月の定例議会中の文教委員会で御説明いただいたということで、順番的には、こちらを制作した後に今回の各部の方針とつながっているのかなというふうに思っております。発行元が教育委員会で、一方は教育委員会事務局の教育部という形になっていますが、基本的には同じ関係だっていうふうに思っております。あえてこちらの運営方針と目標に載せた、その選び方っていうか選別、どういうふうな基準で選んで記載しているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
 あと、先ほど教育長も部長もお話がありましたように、いじめ、体罰、あと、そういった通学路の安全確保とかも重要だということで御説明ありましたが、この各部の方針のところと目標には記載がございません。その点についてお考え、お聞かせいただければと思います。まずはよろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず、こちらの基本方針と事業計画、そして各部の運営方針と目標の関係でございますけれども、基本方針と事業計画、策定の時期といたしましては教育委員会でお示ししたとおりの時期で選んでございます。この各部の運営方針と目標につきましては、御案内のとおり全ての部において策定をいたしまして、この時期に各所管の委員会を通して議会のほうに報告をさせていただいているということでございまして、教育の場合には、教育委員会で定める基本方針と事業計画が加えてあると。これを含めて御報告をしているというようなことでございます。
 選定でございますけれども、この各部の運営方針と目標につきましては、もうかれこれ10年ぐらい前になりましょうか、平成15年から各部でつくっているものでございます。基本的には市民の皆様に向けまして、市の説明責任といいますか、成果重視の自治体運営を前進させるために、毎年度の大体秋ごろに行いますけれども、政策会議を経たさまざまな議論の中から、基本的にはですね、基本的には単年度事業として見た場合の重要性を基本としたベストテン事業ということを担っております。教育の場合はベストテンではなくて、ベストイレブンということで、1つ多いわけですけれども、そういう中での選び方をしている。毎年度の予算編成時の考え方を例えば体現しているようなものについても加えているということです。
 平成26年度については創造的予算編成ということがありまして、ゼロ-アップ、なるべく経費をかけないで市民満足度を上げるような施策、これを重視していきましょうというような方向性が一つありましたから、そういった要素も含めながらベストテン事業──あるいはベストイレブンですね、教育の場合は。を選んだということでございます。
 したがいまして、基本的に基本方針と事業計画、ベーシックな、教育が現在抱えております取り組むべき課題の中から抽出をしたということでございますけども、選ぶに当たっての視点というのは、各部の運営方針については、そういった経営効率、成果主義というようなところから、一定の判断基準の中で選んだものでございます。以上でございます。
 ごめんなさい、1点漏れていました。いじめとか、そういった部分についてですね。これは、各部の運営方針と目標についてはそういう視点から選んでおりますから、もちろん中身に対して軽重があるということではございません。しかし、この問題については教育の中でしっかりと取り組んでいくべき中身であって、この中の事業性というようなところをどちらかというと重視した、運営方針と目標の中にはあえて入れませんでしたけれども、この中にないからといって軽んじているということではありません。大変重視しているところでございます。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。事業性という観点から選ばれているという、そういう視点で考えられているということがよくわかりました。ですから、そういった課題として上がります体罰、いじめ、あとアレルギーは先ほど言いませんでしたけども、アレルギーの対策とか、通学路の安全の確保等もしっかりとやっていただくということで確認をさせていただきました。
 それと、あと内容につきましてちょっと、先ほども御説明ありましたけれども、基本方針と事業計画の中の9ページ目の事業計画という四角に囲った中の2番目の、通常学級において支援が必要なっていうことでの計画がありますけれども、これ、具体的にどういったことを今までされたか、これからされるのかということを、ちょっと詳しい点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  通常の学級において支援が必要なお子さんということで、障がいという診断をされていなくても、通常の学級には発達障がいを持っているかもしれないお子さん、または、そういう観点ではなくても、家庭支援が必要なお子さん等々、大人の支援が必要な子どもが大勢おります。三鷹市におきましては、この教育支援プラン2022のもとで、通常の学級の教員がこのようなお子さんを発見できるように、気づきのポイントを示しましたガイドラインを全教員に配付しております。そして、教員たちがそれらをチェックしまして、あとは総合教育相談室から専門家を派遣する巡回発達相談等の事業がございますので、それらの中で専門の先生の指導を仰いだり、それから、一番は校内委員会という組織がございまして、校内でそういうお子さんたちの対応を話し合ったりというようなことをしております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。いろんなお子さんがいる中で、中にはそういった発達障がいのお子さんがいたときに、ああ、これがそうなのかなという気づきの部分もあるということで伺って。結局それで、そんな障がいを余り持っていないようなお子さんとの、何ていうか、時間のかけ方というかですね、その辺はうまくできるのかなって、ちょっとその辺は感じてまして。場合によっては、支援学級のほうに案内したりとか、そういった指導をいただくような形にはすると思いますけれども、実際はそういった事例とかはございますでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  はい、もちろんございます。ただ、一番大事なことは、まずは通常の学級の中できちっとした支援をすること。そして、きちんとした指導と支援を行いつつ、それでも、今、委員さんがおっしゃったような教育支援学級、例えば通級制、または固定制の教育支援学級に御案内するような場合には、その教員たちが通常の学級でやった指導の結果をもとに、保護者に御案内をしているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そういったところが、我々もしっかり学んでおかなきゃいけないなと思いまして、お話をお聞きをしました。
 それでは、評価・検証の報告について御質問をさせていただきますけれども、毎年こうやってまとめていただいてますが、まず1点目ですけども、これ結構数字が並べられております。この数字は、1つの学園の数字なのか、それをトータルした合計の数字なのか、その辺をお伺いしたいと思います。人数とかパーセンテージが書いてますけど、こういった数っていうのはどういうふうに捉えればいいかというのをお伺いしたいと思います。
 もう一つは、去年のものと比較しながら見てきたんですけども、去年の課題が結局成果の中にも反映はされてるんですけども、何か関連づけがいま一つ見にくいというか、何かその辺は──学園ごとの検証報告のほうにはアンダーラインを引いていただいて、いろいろ工夫をしていただいた。これも去年も私のほうからフォーマットの見直しをお願いして、検討した結果だというふうに思っております。
 このサマリーのほうですね、この概要版についてはどういった工夫をしていくのか、もう一度、今現在考えていることについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  冊子のほうにあります数値につきましては、それぞれ学園内の数値というふうになっておりますので、市統一の数値ではないということになります。
 それから、2点目ですが、昨年度との比較っていう意味では、こちらの検証報告、こちらが本体になりますので、昨年度重要視をさせていただいたのは、前年度の改善の方向性を受けて具体的な内容を記入していただき、それに対して成果、改善策がわかるようにちょっと工夫をさせていただいたところでございます。
 概要版につきましては、できる限り市教委といたしましては成果を多く見せて御紹介をしたいというところがございますので、御説明資料ということで考えておりますので。また、学園のほうのフォーマットについては、また今後工夫、検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  はい、わかりました。成果をたくさん載せたいということで、密度も高い方針になってますけれども。一つ要望っていうか、御意見もお伺いしたいんですけども、これはやっぱり学園が、どこの学園が取り組んだっていうのはやっぱり載せたほうがいいのかなと。括弧書きでも、ちょっと文字数をうまく圧縮して、ああ、この学園がこういうの取り組んだなっていうことと、また、全学園がやったことも当然あるかと思いますので、それについては全学園やったというふうに示していただくと、また、各学園に対しての見方、鳥瞰して見てできますから、そういった取り組みもぜひ研究いただければなというふうに思います。
 その点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  どの学園が実践をしたのかっていうことについては、今後前向きに検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございました。以上で質問を終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。初めに、黄色い基本方針と事業計画の一番最初のところの上から3段落目のところに、「また、学校施設を地域に開かれた生涯学習の拠点、地域防災の拠点施設として位置付け」というふうに書いてあって、学校が地域防災の拠点になるということはここで示されていますね。先ほど評価と検証ですね、小・中学校の一貫教育、その中のコミュニティ・スクールの運営というところでも、5番のコミュニティ・スクールの運営の中の4つ目のまるのところにも、一番最後のところに学園とコミュニティ・スクール委員会とが防災教育について相互理解を深めたと、防災に対する考え方がいろいろ載っていますし、また、中央教育審議会のほうでも現在、防災教育を学習指導要領に盛り込み、災害時に身を守る方法や日ごろの備えなどを学校の授業でしっかり教えようという議論をしているというような報道もあるんですけども、先日の一般質問でも危機管理のほうにお伺いしたんですけど、学校の避難所となる体育館のバリアフリーのことについて、教育委員会側としてはどのようなお考えを持っていらっしゃるのかちょっとお伺いをしたいと思います。
 それともう一点、これは私の勉強不足かもしれないんですけど、ちょっと教えていただきたいんですけども、これ、黄色い基本方針の5ページの知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実というところの中で、言語能力向上推進事業、あるいは理数フロンティア校事業、オリンピック教育推進校事業っていうことをそれぞれの指定校が行っているということなんですけども、その指定校でやってるこのための授業というのが、例えばこの指定校になっていない学校の子どもたちと比べたときに、1週間の授業時間数というのは多くなっているのか、あるいは、そのまま同じような時間数の中で工夫をしているのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。以上です。


◯総務課長(秋山慎一君)  学校体育館のバリアフリー化という御質問でございますけれども、教育委員会では学校体育館、防災の拠点になるということでバリアフリー化についても重要な観点であるというふうに認識をしておりまして、今年度実施をいたします南浦小学校の体育館で耐震補強工事の中でもスロープを設置するなど、改修事業などの際に合わせて可能な限り対応していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯指導課長(川崎知已君)  言語能力向上推進事業、理数フロンティア校事業、オリンピック教育推進校事業を受けている学校についてですけれども、授業時数についてはほかの学校と同じ授業時数の中で内容の工夫をしております。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  どうもありがとうございます。それでは、バリアフリーについてなんですけども、今、平成27年度で全部の学校が耐震工事を終えるということなんですけども、耐震工事が終わりましても、何かトイレの改修とかですね、そういったものが済んでない学校がたくさんあって、例えば避難所となって避難はできても、例えばトイレの使用ができないと。私もちょっといろいろな運動で学校の体育館を使わせていただいているんですけども、ちょっとこの状態だと避難所になったときどうなのかなというような施設がたくさんあるんですけども、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  学校の体育館のトイレは、確かに御指摘のように、なかなか古い体育館が多いものでございますので、避難所等になった際に不自由があるという御指摘については、そうかなというふうに思いますけれども、なかなか狭いスペースというか、改修を仮に行った場合に、例えば体育館の実際の屋内運動施設のフロアのほうの面積をまた確保しなきゃいけないとか、そういった問題なども個々見てまいりますとありますので、そういった状況などを踏まえながら、今後トイレの改修等についても研究、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  災害っていうのはいつ起こるかわからないので、できるだけですね。例えば洋式トイレのついてないような体育館もありますので、例えば1つだけでも、2つでも、全部をしろとは申しませんけども、やっぱりそういったものがないと、例えば避難した人が生活ができないというようなことも考えられるんで、できるだけ早く──全部とは言いませんけど、各体育館のトイレに1つとか2つ、そういったものを設置していただけるとありがたいかなと思います。
 それとあと、理数フロンティアとか、各種指定校の授業についてはわかりました、その中の工夫の中でやってらっしゃると。はい、ありがとうございました。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(半田伸明君)  まずですね、1年前を思い起こしてください。1年前の運営方針と目標の報告をしたときの議事録を確認した方はこの中で何人いるでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  去年の分を確認させていただきました、私のほうはですね。


◯委員(半田伸明君)  それは部長御本人ということですよね。結局、例年同じことの繰り返しなんですよ。例えば基本方針と事業計画は平成26年度とある。平成25年度とどこが違うのかの使用前使用後表とでも言えばいいんでしょうかね、それがなきゃわかんないわけです。単年度ごとに、ことしはこれつくりました、これをことしつくりましたと、今お二方からいろいろ質問あったけども、ああいう要望的な質問が出るのは無理もない。それで、検討しますで終わっちゃうわけですね。それでは、連関をしていかないわけです。
 ですから、この手のものをつくるときに、同じ報告をした該当の議会のどういう問題提起が文教委員会でなされたのか、その問題提起に1年間どう取り組んできたのか、その取り組んだ結果をどう反省し、次の検証につなげるのかを見たいんですね。毎年毎年こういうのが出てきた、ここはこういうふうにしたほうがいいと思います、はい、検討します、これじゃあ、余りにももったいない。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  PDCAサイクルの中で御指摘があった部分について改善につなげて、その成果をまた御報告するということについては、これは必要なことかと思います。この、特に基本方針と事業計画につきましては、これは教育委員会で定めるものでございますけれども、この中の事業計画に点検・評価対象事業というものがございます。こちらについて、毎年度、この事業計画を定めた──時期的には後になるでしょうか、前年のこの点検・評価対象事業について学識の皆さんの御意見などもいただきながら、また7月にこれはお示しをするような形になります。
 こういったもので、文教委員会の中でもいただいた御意見について内容を反映して、この基本方針と事業計画そのもののつくりについては、毎年毎年、工夫をしているところでございます。先ほどもちょっと出ましたけれども、当初はこの重点施策についても、これは教育ビジョン2022にフィックスされた内容だったんですけれども、そのときそのときの課題となっているものも柔軟に取り入れたらどうかというような御意見がありまして、これについてはいじめであったり、アレルギーであったりというところを取り込んで、この中の重点施策という位置づけにしているというようなこともございます。
 そういう意味で毎年毎年、改善は重ねているところでございますけれども、先ほどちょっとお話のありました平成25年度、平成26年度の比較の中でお示しを、というようなことがございました。これについては、我々のほうでも一応わかりやすい御説明という位置の中で考えてございますけれども、どうしても時点修正ということも含めて、かなり変更点そのものはそれなりの数になっていきます。行政報告の中で我々がポイントとしたところを、この実際のものをお示ししながら、こういうところを改善しましたというふうな御説明のほうが、むしろそういった数ある中で御説明するよりもわかりやすいのではないかという判断の中で、引き続きこのような形をとらせていただいたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  昨年のちょうどこの時期にね、各部の運営方針と目標及び基本方針と事業計画ですか、実は同じ質問をしているんですよ。で、一人一人の文教委員、私なんかは野党にすらなれない、その他扱いなんでね、別にどうでもいいって言われたらそれまでなんだけども、一人一人の文教委員の扱いをね、どうのこうのというレベルの、そういうくだらないレベルの話じゃなくて、どういう問題提起を受けて、それを1年後の行政報告をよりよい場にすべきかの観点がやっぱり重要だと思うんですね。
 各部の運営方針と目標、基本方針と事業計画、変更点、多数あるとおっしゃいました。多数あるんであれば、それを最初に言ってください。なるほど、冊子が出てきて、無理もないなと、私はそこで理解をしますんでね。1年前にああいう問題提起をしたのに、また同じなのかって、私はまず受けとめました。多数変更点があるんであればね、それは使用前使用後表をつくるよりは原本を示したほうが早いというのは、それは一理あると思いますよ。だったら、それをね、ぜひ最初にお示しいただきたかったなというのがあります。
 それと、あと教育部の中の各課におかれましてもですね──これ、生涯学習もそうなんでしょうけど、どうしてもこの手の話はルーチンワークになりやすい。だから、去年との比較というよりは、ちょっとこう言っちゃあなんですが、去年をたたき台にしてとならざるを得ない部分がどうしても出てくると思うんですね。それはそうですね、毎年毎年、ことしはこっち重視しろ、ことしはこっち重視しろって言ったら、これだとたまったもんじゃないわけですから。結局一定の方向性があって、それが継続されるというのは、これはむしろ当たり前の話なんですね。それをより重視して、より厚みを増す。つまり、予算をふやして厚みを増して、引き続き拡大の方向性でやるということもあれば、ちょっとしぼむ方向もあれば、だけど、継続という意味では同じであるということになるわけですよね。
 だから、そこのあたりの御説明をですね、より厚みを増した説明をいただきたい。実際にこの教育部の中、いろいろと羅列されていますけど、例えば図書館システムの話とかね、なるほどなという感じがしますけども、要するに新たに追加された項目か、そうでない項目かというのは、この資料を見ただけでは一べつしては、やっぱりわかりにくいわけですね。
 今るる申し上げました。運営方針と目標ですね、基本方針と事業計画の行政報告のあり方について、再度教育部長から総括的なお話をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  各部の運営の方針と目標につきましては、先ほどもお話ししたとおり全庁的に時期もそろえて、内容もレベルをそろえて議会に御報告をするという大前提がございますので、この点についてはそういった位置づけの中で文教委員会でも引き続き御報告をさせていただく中で、この基本方針と事業計画だけについては、この教育委員会、ある意味特殊な資料でございます。この各部の運営方針と目標、そして、先ほどもお尋ねがありましたけれども、基本方針と事業計画の位置関係といいますかね、それぞれの関係も明確にしながら、またこの1年間、よりわかりやすい説明に向けて工夫をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(半田伸明君)  ここは行政報告の場なんでね、報告を受けて、頑張ってくださいでおしまいなんですね、本来はね。予算要望的な場所では全くないんで、だから、あんまりこれはどうか、あれをやったほうがいいんじゃないかってことは、ちょっと私は削除しますけど、今の問題提起はちょっとどこかにもう一回とどめておいていただいて、実はほとんど似たようなことを1年前も指摘していると。
 じゃあ、何の進歩もなかったんだなというふうに捉えてしまいがちなんですね、指摘した側としては。ですから、よりよい行政報告の場であるべきだっていうのは、行政側であろうが、議会側であろうが、それは同じ思いだと思いますんで、より前に進むためにどういう資料のあり方がいいのか、今一度御検討いただきたい。今の答弁で結構でございます。
 角度を変えます。各部の運営方針と目標ということで昨年も出ました。昨年の目標もいろいろ掲げていらっしゃいました。これは単年度のお話でございます。平成25年度に掲げられた目標について、どのように総括をしたのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  事業系もかなり平成25年度、多くございました。例えば三小の建てかえであるとか、スポーツ祭東京2013というようなこともありましたし、南部図書館の建設というような大きな事業がございまして、これはおかげさまをもちまして全てつつがなく終了させていただくと。また、南部図書館については、11月23日に開館をして、以降順調にお客様に御利用をいただいているということでございます。
 その余の──比較的今年度に引き続いている課題、たくさんございます。コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫であるとか、教育支援であるとか、そういった部分についてはなかなか、例年お話をしていますけれども、指標化をして、その進捗状況をお示しするということが難しいところがございますけれども、教育、我々担当する部署といたしましては、毎年毎年、着実に次のステップに向けて取り組みを進めているというふうに自覚をしてございます。何らかの形で指標化したものについてお示しをする機会があれば、そういったものもまた工夫しながら、こちらのほうに御報告をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  ちょっとずれてる、方向性が、ベクトルがずれてるかなって。一応確認しておきますが、指標化したものを出せって言っているわけじゃないんですね。各部の運営方針と目標、ことしはこれやりまっせということをですね、1年前に同じことをやってるの。で、1年間終わって、新たに平成26年度で出てくるわけです。となると、この場では平成25年度の目標に対しての達成はどうだったのか、それを指標化とおっしゃったんでしょうけども、本来は目標を出してですね、あの目標はどうなったんだ、いや、ここまでできました。A項目はここまでできました、B項目はちょっとここまででした。なぜならこういう問題があったからです。じゃあ、その問題について解決策を話し合おうじゃないかと、これが当たり前なんですね。
 総括をしたんですかって言ったのはそこなんです。まず重要なことは、教育部の中でその総括を共有する必要がありますね。この共有の場は課単位であったんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  恐れ入ります。今この各部の運営方針と目標をお示ししてございますけれども、当然平成25年度中についてもこれにつながりますといいますか、この具体的な内容として業績評価、事業評価がございます。これ、個票になってございまして、それぞれの事業の取り組み状況、達成状況というのが見える形になっております。これ、まさに市全体で今取りまとめをして、取りまとめ後にホームページを通じて市民の皆様にも広く公開をするというような形になってございますので。今その作業中ではございますけれども、それをごらんいただければ、このお示しをした平成25年度の運営方針と目標に対するそれぞれの課単位の、あるいは部単位の評価というものが御確認いただけるかなというふうに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  確かにちょっと予算的なことも含めたら、出納閉鎖期間のことを考えた場合に、5月の翌6月に、昨年度どう総括できるのかといったら、現実的には難しい。それはよくわかります。よくわかりますが、私が問題意識を持っているのはですね、これが2つ目になります。さっきのが1個目ですからね、これが2つ目になりますけど、運営方針と目標で、こういうふうにことしやりますよと言っておしまいだったら意味がないわけですね。
 運営方針と目標ということで御報告いただいて、ここにいる7人が問題意識を持っているのをぶつける。ぶつけた結果、反映するものもあれば、反映しないものもある。その取りまとめを3月の段階で、一旦年度末を終わったときに、6月にこの新しく目標を出す前に3月を一旦締めた4月以降に、前年度の平成25年度はどうだったのか。文書化して行政報告資料として議会に出すまでは行かないと思いますよ、それは現実問題難しいと思う。難しいと、それはよくわかります。よくわかりますが、せめて教育部の中でこれをつくる段階で各課ごとにいろいろお打ち合わせとかあろうかと思うんですが、昨年度議会に報告した目標の達成がどこまでできたのかは、やはり行政の中だけで十分でございますので、それはやっぱり共有しておく必要があると思う。
 共有したものを報告できるかどうかは部長判断になると思います。それは事情はよくわかります。改めてお伺いしますが、運営方針と目標の平成26年度については確かに教育部については、私は個人的には了解をしております。昨年度について、教育部の中でどのような総括をなされたのか、意識の共有が図られたのかについて、いま一度お聞かせをいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御質問の趣旨はよくわかりました。平成26年度の運営方針と目標を策定するに当たりましては、当然平成25年度の進捗状況を踏まえたものが必要になってくるというふうに認識をしてございます。したがいまして、ここに挙げました引き続きの課題、こちらにつきましては、平成25年度がどこまで、どのように達成をできたかということについては教育部の中でしっかりと情報共有といいますか、進捗状況も含めた共有をした上で、今現在がお示ししております平成26年度の各部の運営方針と目標があるものというふうに御理解をいただきたいと思いますし、それぞれの事業の進捗状況については、最大限、平成25年度の中で書かせていただいた、予定させていただいたものについては達成をしているものというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  これをつくるときにね、その平成25年度の部分についての議論と、検証ということを踏まえた上でこれをつくっていらっしゃるというのであるならば、その議論と検証を踏まえたものを、踏まえた上のステップでこれがあるわけだから、これが出る以上は、平成25年度の検証の資料は出てきて当然なんです、本来は。ですから、今の答弁で私は了解しますけども、今るる申し上げましたが、私は6月議会、個人的にかなり重視をしておりまして、これが出てくるでしょう、運営方針と目標が。つまり、6月議会がある意味総括でもあるわけです。これを私、かなり個人的には大変重視しております。
 毎年これは出た、あれやってくれ、これやってくれと要望が出た、はい、検討します。その単年度ごとを断面図にばさん、ばさん、ばさんと切って数年間つなげてみたら、一体これは何なんだと思うわけです。予算にしろ、行政にしろ、議会にしろ、流れがあるわけで、その流れに基づいてある時点で断面図を切り開いた場合にこういう問題提起があった。それは今この時点でどの程度反映されているだろうか、いや、反映すべきではないことなんだろうかということを、教育部の中で──これは市全体に言えることなんだけどね。本来はですね、そこをね、サイクルをつくるべきですね。これは民間では、正直言いますと常識だと思います。
 毎年毎年、支店長に、ことしは新規を15件とりますと言って、来年も15件とりますと言って、じゃあ、おまえ、成果何件だったんだ、いや、済みません、ことし5件だけでしたって。その5件だけでしたっていうのが共有されなきゃ話になんないわけですね。それと同じことだと思うんです。
 るる申し上げましたが、運営方針と目標、及び基本方針と事業計画のあり方、去年と同じことを言いますが、いま一度ちょっとあり方、で、流れ、サイクルのあり方、それを部の中でどのように共有するのか。部の中で共有したものを議会に出していいのか、出すとした場合にどこまで出していいのかについては、教育部の職員の皆さんで、いま一度ちょっと根本に立ち返って考えていただきたいと思いますね。
 これが最後の質問になりますけども。この手の運営方針と目標というのは、もうやられ始めて先ほど10年って言いましたかね、今はちょっと記憶掘り起こしているんですがね、10年ぐらい前にたしか部長級マニフェストとかはやった時期がありましたね。あれは見事に廃れていったわけなんですが、廃れていったのも無理もなくて、部長級マニフェストって、要は市長のマニフェストを受けて部長級マニフェストなんかやる意味がないじゃないかというある学者の指摘で、ぴしゃんととまってしまった。私はそれ、意味があった議論だと今振り返って思います。
 それで、運営方針の目標ということで、結局基本的には市長のマニフェストをですね──教育はちょっと特殊性ありますけどね、受けて、部長としてはこれをやりますということで、本来的な議論をすると、山口さんは以前こっちにもいらっしゃいましたんでね、本来的な議論をすると、その部長級マニフェストっていう意味合いがあるのかないのかについては、やはりちょっと聞いておきたい。教育部長っていうお立場でいらっしゃいますから、当然予算、可決されましたんでね、可決された予算を執行する責任は当然出てくるわけですね。
 この運営方針と目標ということを、部長級マニフェストとして考えているのか、いやいや、教育部全体としてやるべきことを考えているのか。このあたりは、ちょっと一回聞いておきたいと思ってたんですが、どうでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  お尋ねの趣旨がはっきり捉えられているかどうかよくわかりませんけれども、内容的には、先ほども申し上げましたけれども、この各部の運営方針と目標については、事業部制をとる中で各部長が首長である市長との約束、契約をすると。この事業をきちっと1年間通してやっていきますよというお約束をする。それを同時に、市民の皆様にもお示しをするというような性格のものでございますので、そういう意味では、ある意味部長のマニフェストと言ってもいいのかなというふうには思いますけれども、そこのところはそういう名称ではなくて、あくまでも各部が、各部長がその権限と責任において1年間やっていく事業をお示しをするという内容をここにお示しをしているということでございます。


◯委員(半田伸明君)  今の答弁を聞いて安心しましたが、私が怖いなといつも思っているのはですね、結局この策定自体がルーチンワーク化しかねないんですよ。1回ちょっと興味を持って並べて、ちょっとどこの部かちょっとあえて言いませんが、比較して見たことありますけど、まあ、似た文言が毎年毎年並んでる。これは、先ほど部長おっしゃられたね、市長との契約なんだという議論の出発がそこなんですが、確かにそのとおりなんですね。であるならばですね、毎年こういう目標を立てました、はい、おしまいと、翌年こういう目標を立てました、はい、おしまいではなくて、話をもとに戻しますが、立てた目標の達成度ぐあい、契約という以上はですね、それをやはり検証して当たり前なんだろうなと思うんですよ。
 もとに戻すわけですが、その達成度ぐあいを当然、教育長ないしは場合によっては市長と議論する機会は当然多かろうと思います。ですから、そのときには、その議論をする前に、例えば教育部の中でこういうミーティングがありますよと、現場の声はどうなんだということで課長レベルに話を聞くことも当然あろうかと思う、会議に臨む前に。その際には、部長クラス、もしくは課長クラスにも言えることなんだろうと思うけども、これが去年の段階でどうだったのか、で、それがどの程度進捗したのか、それを契約の発想で見た場合に、ちょっとあえて言いますが、債務不履行になっていないのかどうか、もしくは、契約解除になっている事項なのかどうか、そういった観点を見ていただいて、出した運営方針と目標を有機的にその1年間使い、それを有機的に反省をして、翌年度につなげる。
 翌年度につなげたものを、我々議会側のほうにわかるような流れにしていただきたい。さっきPDCAっておっしゃいましたね。議会はCかどうかはちょっと個人的には疑問を感じますけども、PDCAということではなくてですね、昨年度踏まえた目標、それに対してことしはどうなっていくのか。より連関的な流れにしていっていただきたい。十分おわかりになっていらっしゃると思いますんでね、しつこくなるといけないのでこれで終わりにしますけど。そのあたりはですね、ぜひ来年度、いらっしゃる委員さんに対してはそういう意識で臨んでいただきたい。その旨申し上げまして質問を終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問をさせていただきます。小・中一貫なんですが、学校の先生が移動する相互乗り入れ授業ですか、小学校の先生が中学校に行きますよね。具体的にどういう授業、どういう役割を担っているのか、具体的に説明していただければというふうに思います。これが1つです。
 それから、小・中一貫校という形で、これは都教委と市のほうもそうなんですが、兼務発令っていうんですか。しかし、実際には中学校の免許を持っていない先生も兼務発令でそこに行くことはできますよね、そこにっていうのは中学校のほうに。それは法律的にっていいましょうか、資格はないんですけども、そこに行って対応すると。そういうときに、何かそういうことで都教委がそれを認めてるわけですけども、不都合っていいましょうか、どういう形で。教員免許はないんですけども、そこに行かれてると。そういうときに、何かそれなりの配慮っていうのがあるのかどうなのか、この点をお聞かせいただければというふうに思います。
 それから、この平成25年度の評価・検証報告、この概要版には、このまとめ、報告というのは、コミュニティ・スクール委員会が成果や課題と改善策、また今後の創意工夫、有効性等、これはコミュニティ・スクール委員会が評価・検証を行ってというふうになっていますね、これをまとめられたと。市長の施政方針でも、また議会の答弁でも、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫、必ずこれが出ていますよね。そういう点では、コミュニティ・スクールを基盤としたっていうことですから、小・中一貫校でなくてもコミュニティ・スクールっていうんでしょうか、地域とのかかわりっていうのが、これは非常に重要だと思いますし、あえてこういう言葉を使わなくても、日ごろから日本の学校教育っていうのは地域とのつながり、非常に大きかったと思うし、そういう役割を果たしたと思うんですけども。こういう三鷹の場合には小・中一貫校ということを進めて、平成21年ですか、全校展開が終了して今日に進んできてるという中で、コミュニティ・スクール委員会がこういう形でまとめてるということですけども、これが地域の保護者とかね、そういう方々の意見っていいましょうか、声がこれにどういう形で生かされているのか。その努力といいましょうか、手法といいましょうか、その辺、具体的にこういう努力していると、また、ここは苦労してるところなんだというものがあれば、報告していただければというふうに思います。
 それから、私も今回の一般質問で事務事業の総点検運動というね、この問題、質問させていただいたんですが、非常に残念だと思ってるのは、連合学芸会っていう名称でしたっけ、1月にやっていて、障がいのあるお子さんの。私ども議員も招待されて、私、それ毎年行ってたんですが、公会堂の改修を契機にそれがなくなって、それで今現在それが復活してないというふうにちょっと認識してるんですが。これ、非常に役割が大きかったんじゃないかっていうふうに思います。そこで、子どもさんが一生懸命発表すると、また、先生方も非常に努力されてるっていうのがその場で学ぶことができました。事務事業見直し、総点検運動という中で、今後この位置づけがどうなっていくのか、あればお聞かせいただければというふうに思います。
 それから、各部の運営方針の中のページの38でも、健康・スポーツ及び生涯学習のというところで、スポーツ問題、位置づけられておりますし、この基本方針と事業計画のページの27でも、地域スポーツクラブの充実と市民スポーツ活動の支援という項目が挙げられていますけども、井口グラウンドですね、井口グラウンドが現在利用状況、どんなところにあるのか、これがわかればお聞かせいただければと思います。以上、最初にこの点での質問をさせていただきます。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  私のほうから3点、御質問にお答えしたいと思います。まず1点目ですが、小・中一貫教育校での相互乗り入れ授業の小学校から中学校へどういうふうに入っているかということなんですが、全ての学園で数学に小学校から中学校に入っております。そのほか、美術、音楽に入っている事例もございます。数学に入っている場合は、小学校の先生がTT、ティーム・ティーチングのT2として入るケースが多いです。つまり、T1は中学校の先生が授業を主に進められて、個別支援にT2として小学校の先生が入るという形が多くございます。
 特に効果があると言われておりますのが、元担任の先生が入ることによって、子どもの状況をよくわかって指導ができるということと、あと、子どもたちのほうも安心して質問ができるということがあります。
 それから、2点目の兼務発令についてなんですが、これは中学校の免許を持っていなくても、先ほどのティーム・ティーチングのT2でしたら入ることが可能です。免許を持って、きちんと主で中学校の先生が授業をしておりますので、そういった意味では全教科に入ることも可能というふうな扱いになります。兼務発令があっても、例えば中学校の御自分の専門教科以外のところで小学校の授業をすることはできないとか、さまざまルールはございますけれども、T2に関しては問題がないということになります。
 それから、3つ目ですね、コミュニティ・スクールを基盤としたという中で、保護者の意見をどのように取り入れていらっしゃるかということなんですが、これにつきましては、コミュニティ・スクール委員会、学校運営協議会の中に保護者代表の方がいらっしゃいますので、その方を通して保護者の意見が述べられたり、あるいは、その方を通して保護者に伝えられたりというような形が一般的かと思います。さまざまコミュニティ・スクール委員会も努力をしておりまして、例えばコミュニティ・スクール委員会の方々と、PTAの方々と、一緒に熟議をしたりというような事例も今進められたりしております。本当に多くの方々の御意見を反映して、そういった活動が今重点的に行われているところかなというふうに考えております。


◯指導課長(川崎知已君)  質問委員のおっしゃるように、これまで教育支援学級の子どもたちの連合学芸会が行われていたところです。この連合学芸会って、確かに子どもたちが見せる姿がそこの参観する方たちに、たくさんの子どもの成長する姿とか、あるいは頑張ってる姿で非常に感動を生んだということは重々承知しているところでございます。実は、各学校でも、学芸会のほうで教育支援学級の子どもたちも自分たちの出し物は出しているわけで、そこはその子たちの教育の成果を発表する場はございます。
 今回、結局学校のほうで学芸会が行われて、そこの場所で子どもたちはそれに向けて時間をかけて出し物を、演技をすると。また、1月に結局教育支援学級の連合があると、やはりその学芸会でやったものをそのまま成果を発表すればいいといっても、期間があいてるために、この1月の教育支援学級のための連合発表会のために、またそこで練習をしなきゃならない。そうすると、本来子どもたちにつけていく力の部分のところの授業のところが、実はそこで抜けている。そのところに負担がかかってしまって、本来やる授業のところに、なかなかそこが抜けてしまうというところに課題が、これまでも教育支援学級の教員からも指摘がありました。
 また、通級制の場合は最大でも週8時間が限界なので、そうすると最大でも週2回通う形が、うちの何時間かをその練習にとられてしまうっていうのは、本来その子が身につける力の部分が抜けてしまうという、実は大きな課題がありました。ですから、その子たちにとってみてどういう力をつけたらいいのかっていうところで、じゃあ、その子たちが見せる場は各学校にあるので、今回のこの教育支援学級の総合で集まって行うものに関しては、それぞれの子たちの発達の課題に適応した教育を充実させるために、見直しを行ったという次第でございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  井口グラウンドの利用状況でございますが、大体約1,500件強の御利用がございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。相互乗り入れで、どちらかというと補助といいましょうか、そういう形で小学校の先生が中学校で対応されてると。これ、数学──私も大分昔ですね、にしみたか学園の習熟度授業ですか、算数の、行ったんですが、A、B、Cぐらいに分かれてますよね。よくわかる子、中間な子、それから、いろいろまだよくわからない。こういうところにこういう先生が行かれてるのか、それとも数学ですね、中学校だから、その全体の授業の中に行かれてるのか、どうなんでしょうか。まず、これを最初にお願いします。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  習熟度別の授業と、それと全体への授業の場合と、両方のパターンがございます。それは学校の実態に応じてという形になります。


◯委員(森  徹君)  その現場、実際には参観っていいましょうか、見てませんのでわからないんですけども、どうなのかなと思うのは、自分の担任の先生が小学校の持っているクラスを離れて行くと。しかし、そこにいる中学校の1年生は、小学校の先生が来たから安心感があると。そういう点だけでね、この効果があるのかなというふうにちょっと疑問は持つんですが、それよりも、しっかりと自分の担任のクラスをですね、やったほうがいいんではないのかなと。相互乗り入れっていうのが何かかなり重要に位置づけられているんですけども、その辺の今後の検討っていいましょうか。
 やはり、絶えずその先生と中学校の先生が打ち合わせができてればいいんですけども、そうでないときに、その効果がですね、そこに先生が来ていただいても、その効果が果たしてあるのかどうなのかという点で、相互乗り入れ授業に対する今の教育委員会としてですね、これを評価っていいましょうか、今後の検討も含めてどのようにお考えなのか。この点、最後にちょっとお聞きしたいんですが。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  子どもたちが、もと習った先生が来て安心だっていうのは、これは1つの効果であることは間違いございません。ただ、大きな相互乗り入れ授業の狙いといたしましては、例えば今小学校の先生が中学校に行ってという場合を想定したときに、小学校の算数の授業がどのように中学校の数学の授業の中で展開をされているのかというところは、意外とそのカリキュラムの連続性というのを具体的に御存じないというようなこともあります。
 ですから、小学校のところでこういうポイントでつまずいた子が、中学校の数学でこういうふうな状況にあるとか、そういった先生自身の気づき──これは逆もしかりなんですけれども、そういった意味で教員の人材育成という視点からも、この相互乗り入れ授業というのは大変効果があるというふうに考えてございます。もちろん、子どもにとっても、その指導のポイントを押さえた先生がT2として入れば、それは個別にわからない部分を解消していただけるということで、大変それはそれで効果がございますけれども。そういったさまざまな利点があるという中で、ただし、御指摘のように自分の持っている授業をあけて、その時間は行かなければならないということ、これは確かに1つ、課題とすべき点であろうとは思います。
 ですから、あらかじめ自分の授業をあけて相互乗り入れ授業に行くということは計画的にわかっておりますので、その段階までに極力その影響がないような形で、御自身の授業についてもきちっと計画的に進めていただいた上での相互乗り入れ授業ということで、今後も推進してまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(森  徹君)  確かに中学校へ行って理解できてないという点での気づきということもあるんでしょうね。それはそれで理解できるような、ありますけども、実際に自分たちの受け持ちの子どもを教えている中で、A君はここがわからないと、B君はここだっていうのは、よくその辺、先生は認識しているっていうか、状況だと思うんですね。その辺は、むしろ小・中一貫ならば、そういうことが先生の考えが中学校のほうに情報として伝えられるという方法も1つあるのかなと。
 それから、やはり先生が多忙化という状況があるもんですから、やはり自分の受け持ちを外れるっていうことがね、かなりいろいろ検討すべきことがあるのではないのかなという、ここを1つ私は考えて今の質問をさせていただきました。
 それから、じゃあ、次に行きたいんですが、確かにコミュニティ・スクール委員会、その評価の問題、保護者の代表も入っていますよね。しかし、保護者の代表も自分の生活、家庭を持ちながら、そういう役割していただいている分ですから、入っているからといって保護者全体、どれほど認識されているか、つかんでいるのかっていうと非常に限りがありますので、その辺では、こういうまとめやるときに、例えば、何ですか、お知らせみたいのが出て、アンケートをとるとか、いろいろ。アンケートも、設問によってなかなか難しいんですけどもね、絶えずそういう努力っていうものが生かされていくってことが必要じゃないだろうかと。
 そうしませんと、この評価も非常に、このページだけでは伝え切れないものがあると思うんですね。それから、課題と改善の方向性ももっとたくさんあると思うんです。そういうことを私ども議会側も、文教委員会としても知りたいし、そういう点での努力をぜひお願いしたいというふうに思います。
 次に、連合学芸会ですが、確かにあれだけ準備されるのは先生方も相当大変だろうと思いますけども、しかし、子どもたちが非常に躍動的にやっているっていう、これもね、参加してる我々が感動するだけじゃなくて、子どもたちが発表する場として、そのプロセス、そこまで持っていくプロセスっていうのは非常に大切なんじゃないだろうかと、教育支援という点で。
 一般の生徒さんと一緒っていうふうになると、どうしても自分たちが主人公になれないっていう面が──そういう努力はあると思うんですけども、その辺では今後やはりこの問題、この連合学芸会の持ち方、1月がいいのか、どの時期がいいのかっていうことありますけども、これはぜひですね、見直しっていいましょうか、そういう努力が必要なんではないだろうかと。やはり事務事業の総点検運動というのが、全て見直しということが、減らされていくっていう方向じゃなくて、見直しですから、当然復活があっていいと。復活も、そういういろいろ課題があるならば、形を変えての復活があってもいいという点で、やはり教育ってのは非常にここはお金をかけなくちゃいけないところだと思います。未来の三鷹の市民、国民つくっていく、日本の国をつくっていくわけですから、そこのところでただの総点検運動ということでもって減らされることのないように、ひとつ努力をしていただければと思います。これは要望としてよろしくお願いしたいと思うんですが。
 それから、井口グラウンドのことで、1,500件。この件というのは、1つのチームとか、老人の人たちが申し込んだ件数だと思うんですが、人数的にいうとですね、1,500件、1,500チームといいましょうか、団体が申し込んだ、利用されたっていうことなんですけど、人数的にはどのぐらい、わかれば。わからなければ後からでもいいんですけども、お願いします。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  井口特設グラウンドの利用人数でございますが、まだ未定稿でございますけれども、約6万6,000人程度の御利用があったというふうに考えてございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。これは、清原市長さん、これを売却という方向で進んでいて、教育委員会の立場としては非常に悩ましいところじゃないかなと思います。まして、教育委員会制度がいろいろ、先ほど御報告があったように変わりました。これ、安倍さんの右傾化といいましょうか、そういう方向で教育委員会制度がある。教育長は本来ね、ここにいていただければ、教育長にこの問題、質問したかったんです。貝ノ瀬さんがいたときには、教育委員会、こういうときだけじゃなくて、出られるときには出て、いろいろ質問にも答えていただいたんですが、これ、ぜひ教育長にもこういう場には最後までいていただいて、質問にも答弁していただきたいと思うんですけども。この井口グラウンドは、これもですね、三鷹全体の──ここは教育委員会ですから防災上のところには入れませんけども、この地域スポーツクラブの充実と市民スポーツ活動の支援というところからいっても、これは売却はやめるべきだというふうに考えます。このことを最後に述べて質問を終わります。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、よろしくお願いします。まず、小・中一貫校とコミュニティ・スクールのあり方から。今回は評価が出されておりますし、先ほどの半田委員の御指摘ももっともだなというような気もします。それと同時にですね、この資料1−2、評価と検証報告、最初ぱあっと開いただけで、もう見るのが嫌になってしまったというような感じで。というのはですね、これ専門用語の羅列で、同じようなことがずっと並んでいる。それと、ここに例えば検証項目、丸で幾つか並んでいますが、それについての評価が載っかってないし、その後の次年度の改善点っていうけど、実際には何やるのかよくわからない状況で、これを父兄に配るんだろうけど、これじゃあわかんないんじゃないかっていうような気がします。自分たちの子どもにとってどれだけいいもんなんだと、どこを改善していくんだというのがわからなければ、本来的にはいけないんじゃないかなという気がしますし、これを見て、じゃあ、どう評価したのかっていうことになってくると、皆さんが、じゃあ、これ見て何がわかってんだろうかと。実は、例えが悪いですが、僕は畑をやっていますが、毎朝見に行きます。というのは、何を見に行くか。一回りしてきます。毎日野菜の顔を見てくるんです。きょう、どこか変化がないか、どこか悪いところがないか、そのぐらいにしないと実際には変化や悪いところが見えないんじゃないかと。
 というような、例えは悪いですけど、皆さんが全部の学校の全部を見ろとは言いませんが、相当な注意力を持って、実際には課題にどう取り組んでいるのかをきちっと把握しながら見てこないと、これはわかんないんじゃないかと。数字に出せと言ったら、出せないに決まってます。
 それとですね、あと、いろいろ見てますと、課題であるとか、毎年同じようなこと載ってるんだよね。ということは、取り組んでないっていうことだというふうに僕らには捉えられます。新年度に来て、新しい別の学校から来た人たちがわからないのは、これ、しようがないです。それの研修会もあるというふうに聞いていますから、これも当たり前のことであります。そういうことからすると、何かもう一工夫が必要ではないかと。そういうように感じるところで、この様式も工夫はされているとは思いますが、実際の検証項目に当たってのですね、あれが明確にわからないし、次の年度の、まず専門用語過ぎちゃってて、何をどうするか、父兄や子どもたちにわからない、問題意識が共通されないっていうふうに思いますが、いかがでしょうか、その点について。
 それと、長くなりますから次に行きますが、最近はネットワーク大学というものを冠につけると何かいいような感じがするんだけど、実際には今までやってきた教員養成であるとか、そういうものはどうなっちゃったのか。今度はネットワーク大学の冠をつけた研修の成果が上がっているというようなことになってますが、学校の先生はもともとそういう研修っていうのはやってたはずなんですが、その研修とネットワーク大学という冠をつけた研修の違いは何なのかということを、1つお聞きしたいと思います。
 それと、総論的に各学園の差はあると思いますが、これはしようがないんですね、地域性や何かで。しかしながら、学園開園の時期も違うということで、学園の成熟度はそれぞれ進捗が違う。しかしながら、今その進捗の違いをどう縮めるかということで、皆さんが連合組織みたいのをつくってですね、その差を縮めようとしていると思いますが、先生方についてもどう取り組んでいらっしゃるのか。または、それについての取り組みの1つとして小・中一貫コーディネーター役というのがあるし、それをまた養成しているところもありますが、なぜ差が縮まんないのか。すごく気になるところです。そういう点についてお尋ねをしたいと思います。
 それと、先ほど森委員への御説明の中に、この検証報告はいいところをなるべく並べて皆さんに評価をいただくようにというような答弁があったと思いますが、実際はとんでもないことで、80%、90%、例えばとってもよかった、よかった、どちらでもよい、まあ、何とかかんとかで、だめだというような評価があるとしたら、よいぐらいのところまでで80%ぐらいは行くとしたら、あとの20%をどうするかが問題なんであってね、それが全然書かれてない、見えない。だから、そういう点をね。やっぱり、ちょっといい評価を載せるのはいいけども、じゃあ、それに対して20%をどう評価していくかっていうことのほうが大切なんじゃないかと。今の学校教育は120点の人を生み出す必要はないんであって、5点、10点、20点の人が5点でも上乗せしていけばいいという、それが1つの目標ではないかと。まあ、そればっかり全てとは言いませんが、それを考えれば20%か、15%の評価をいただいた人をどうするかということのほうが大切ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 それと、「学び」のスタンダードの活用についてですが、今回初めての取り組みですから何とも言えませんが、学校のスタンダード、それから家庭のスタンダードというのがありますが、じゃあ、それをどう使っていくか、どう効果を出していくかっていうことについての議論をされたと思いますが、その内容についてお願いしたいと思います。
 それと、あと、地域スポーツクラブ、なかなか見えてまいりません。これは国の事業との関連もありますから、まあ、ほかの後のスポーツ関係とのね、関係もありますけど、なかなか成果が上がらないのは何なのか。どういうふうに捉えているのか、どういうような議論がされているのかをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは何点かお答えしたいと思います。まず学園ごとの違い、差というようなことで御質問をいただきました。コミュニティ・スクール、御質問者もおっしゃっているとおり、学園になった年も違いますし、それぞれの推進役であるメンバーの方々の個性も含めて違いがあるということは事実でございますけれども、これにつきましては違い、差というふうに捉えるよりは、それぞれの地域の独自性を反映した学園、コミュニティ・スクールだというふうに捉えております。
 ただし、それぞれの仕組みの中ですぐれた点、あるいは改善すべき点というのはございます。これにつきましては、平成24年度、平成25年度と、またこの平成26年度につきましても、それぞれの学園長にお集まりをいただいてコミュニティ・スクール推進会議という会議を催して、もちろん我々事務局も入ってですね、それぞれの学園の実態の状況把握、そして情報共有というようなところについて、かなり頻繁に会議を開いております。あるいは、コミュニティ・スクールの会長、副会長会議というようなこともありますし、お集まりをいただいて他の学園の状況というのを知っていただく、よいところは学んでいただく、改善すべきところは他に学んで改善をしていただくというような、そういう取り組みを進めております。
 ただし、全てが同じ形になればいいのかというと、そうではございません。それぞれの地域のやはり特色というのは、その部分は伸ばしていただきたいなというふうに思っておりますので、自主性、自律性を尊重する中でいい方向に向かっていっていただきたいということで、そういった会議を催しているというところでございます。
 それから、「学び」のスタンダードについてでございますけれども、これについては、この「学び」のスタンダード、こちらで御報告させていただいたときにもお話をしていますけれども、これはあくまでも一つの、まさにスタンダード、基準として、私どもが一定の学力テストの結果とアンケートの結果に基づいた部分から抽出したものでございまして、8つの実践ということを例示的に示させていただきました。ただし、これをそのまま家庭でやってください、学園でやってください、学校でやってくださいということではなくて、今まさに各コミュニティ・スクール委員会の中で、これもやはりその地域に合わせた、子どもたちの実態に合わせたそういった内容をどういうふうに取り組んでいけばいいか。全く新しい形で、例えば何とか学園「学び」のスタンダードというようなものの策定に取り組んでいただいてる場所もあれば、既にアクションプラン的なものをお持ちで、そこに今回のお示しをした「学び」のスタンダードの視点を反映させられるところは反映していただくというような取り組みをしていただいている。それぞれ7つの学園独自の取り組みをして根づいたものといいますかね、普及させるための努力をしていただいているというところでございます。まだ4月にお示しをしたばかりですので、この段階で具体的に形となってはおりませんけれども、その取り組みについては着実に進めていただいているというところでございます。
 あともう一点、評価・検証報告の中で、この資料1−1、担当より御説明しましたとおり、これ7学園分のA4の冊子、かなり厚手がございますけれども、これをここの場で御説明するに当たって、担当のほうがかなり時間をかけて一応集約はさせていただいたということです。ですから、そういう視点でね、いいところだけをつまんだということではありませんけれども、やはり特徴となる点というところについては集約をさせて、お示しをさせていただきましたけれども、個々のところを見ていただきますと、それぞれの項目で課題とすべき点、あるいは前年の改善とすべき点というところをどういうふうにつなげたかというところは工夫はしてきております。
 なお、平成26年度については、さらにもう既に書式も含めて、より入力側についても、作成側についても負担のないように、あるいは内容がわかりやすいような、そういう書式の改善も含めて取り組んでございますので、これについてはさらに精度を上げたものをお示しできるのかなというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  私からは、地域スポーツクラブに関する御質問にお答えをさせていただきたいと思います。御案内のとおり東西に1つずつ、現在地域スポーツクラブはございまして、西側のウエストという団体に至りましては10周年、それから東側を拠点にしておりますベッセルにつきましては30周年を迎えるということで非常に歴史があるんですが、なかなかその次が続かないっていう状況は確かにございます。
 ただ、こういった団体ができてから、あるいは国の制度としてもできてから大分社会状況が変わってきたりとか、人々の興味が変わってきたというところがあると思います。じゃあ、課題は何なんだというところでございますけれども、いろいろスポーツ推進計画を策定する中でもいろいろ議論をしたんですけども、やはり取りまとめるキーマンの存在ですとか、あるいは、かつて一世を風靡しました三鷹方式という、教室からグループづくりという──非常に功を奏しまして、団体はできたんですけれども、団体の例えばネットワーク化の問題ですとか、あるいは、せっかくできたんだけども、なかなかやる場所もないという状況、少なくなってきたっていう状況、人口がふえてですね、やる場所がないという状況もございました。
 そういったことを含めて、今回のこの計画の中にも示したところですけども、やはり今後はそういったキーマンをいかに集めるかということと、それから周知も必要ですし。場所に関しては、おかげさまで防災公園の中に立派なスポーツセンター、今のキャパの恐らく3倍ぐらいのキャパシティーございますので、そういった意味では場所も確保できるわけですから。いろいろこの計画の中にはネットワーク化、あといろいろな団体の連携ということが今後の推進体制の中でうたってるところですが、そういったことを進めながら、この計画を進めながら、そういった地域スポーツクラブのさらに3つ目、4つ目というものをつくっていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  ネットワーク大学で実施している研修と、それから教育委員会のほうでやってる研修と、どう違いがあるかという御質問をいただきました。ネットワーク大学でやってる、例えば教師力養成講座、これはこれから教員になる者に対しての1つの研修機関なんですけども、この趣旨は大学でも、それから今度は教員になって教育委員会の研修でもできない研修を展開している。つまり、大学でも、教育委員会でも提供できない教育を提供しているというところが、1つのネットワーク大学の研修の意味だと思います。
 同じように教師力練成講座というのがありますが、これもやはり、実は東京都教育委員会も教員の研修をしている。これは教科に関するものであるとか、生活指導上の問題をやっている。三鷹市のほうでも、そういったことは研修している。しかし、三鷹の教員にとって本当に必要な、また別に独自のものとしては外部折衝力、いろいろな方々と、どういうふうに地域の方々と折衝していく、そういった力をつけていくということが、三鷹で働く以上は必要な力になっている。そういったことを三鷹の独自のものを、身につけさせたいものをネットワーク大学のほうで研修しているというふうな位置づけになっております。
 別途ネットワーク大学で行っている学校支援者養成講座、これはこれから学校支援に当たっていく方々の、市民の方たちの一つの学習の場という形で提供しているところでございます。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  先ほど御指摘がございました80%よくて、20%をどうするのかという課題、この課題につきましては、それぞれやはりどの学園も課題意識持っておりまして、コミュニティ・スクール委員会でも、この子たちにどういうふうな支援をするのが重要なのかっていうことは十分に話し合われておりました。
 例えば、その子たちの学力を向上させるためにもっとボランティアを入れましょうとか、あるいは補充の学習をもう少しふやしましょうとか、そういった具体的なお話もされておりました。その話をもとに今年度また取り組んでいくという方向性も確認されておりましたので。ただ、それを全てここに書き切れていないというところがございますので、今後は何を重点的に評価をしていくのか、そこは精選を図っていきたいというふうに考えております。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。今三鷹市でも協働の取り組みとしても、小・中一貫校、コミュニティ・スクール、こういう言葉が実際には当たり前になってきたなっていう感じはします。しかしながら、ここのところで女性の就労支援であるとか、そういうことについて大変国でも力が入ってきているということからすると、コミュニティ・スクール支援者のね、これからの増加を望めるのかどうか。また、そういう対象をどういうふうに絞っているのか。特に児童の父兄の皆さんは、皆さんの年代に近いですから当然おわかりになりますが、大変就労したい気持ちがたくさんあるんだろうというふうな思いがします。そういうふうな点からですね、これからその点についてもどう取り組んでいくのかをお伺いしたいなと思います。
 20%のことについてはですね、これからぜひですね、大きな課題なんで、たまたま言葉につっかかっただけですから、ぜひよろしくお願いします。
 ネットワーク大学の役割というのは十分わかってますし、しかしながら、僕らも歩いておりますと、市内、なかなか先生方のお気持ちや、本当の──教育長といいますかね、それの目指すものが徹底されてないのかなというようなところが見受けられます。それと同時に、それを徹底させるための取り組みと、先生方の意識がどうなのかというようなところで感じるところもあります。その点についてはいかがでしょうか。
 「学び」のスタンダードについては、これからぜひ初めてのことでもありますから、しっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。
 地域スポーツクラブについては、なかなかこれ長い、もう10年たちましたよって言うけど、じゃあ、本当に地域に地域スポーツクラブが浸透してるのかっていったら、なかなかそうは見えてこないんで、10年を契機にですね、この後進でしたっけ、何か三鷹方式が云々という一くだりがありましたけど、何となくこうね、三鷹がスポーツに取り組んでいるんだというような姿が見えるようなね、太宰は見えますけどスポーツは全然見えないというような状況でもあるようですから、ぜひこれもしっかり取り組んでいきたいなというふうな、僕らも思ってますから、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず1点目のCS支援者の増加ということで、就労希望との関係でございます。確かに今、女性の社会進出というのが進んでおりますけれども、先ほど御報告の中にもありましたけれども、学校支援ボランティア、あるいは教育ボランティア、こういったものについてはおかげさまで、現段階では順調に数は伸びております。ただし、PTAの会合、あるいはCSの委員の皆様の全体会等を見ましても、それなりに男性の方の参加というのもふえてきているということがございます。これは違う意味で喜ばしいことかなと思いますし。
 あと、活動につきましても、必ずしも平日昼間ということではなくて、平日の夜であったり、あるいは休日であったりということがございますので、就労されている皆さんについても一定の御参加をいただけるような機会、場というのが提供されているのかなと思いますので、永続的なコミュニティ・スクールに向けて、そういった開催する場所とか時間というのについてもさらに工夫をしてまいりたいなというふうに思っているところでございます。
 あと、ネットワーク大学の研修でございますけれども、これはいわゆる研修でございまして、悉皆研修という位置づけではございません。ただし、我々として、メニューでございますけれども、先ほど課長からもお話ししましたが、三鷹の教員として働いていく上で、こういったものについてはきちっと伸ばしたほうがいいというような力を精選した中でカリキュラムを組んでおりますので、これについては随時開催の情報を学校に伝えるとともに、それへの参加ということを勧奨してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(宍戸治重君)  畑で野菜つくってるとね、あそこにいろんな人が来るんで、いろんな話を聞ける。そういう中でね、特に教育について特段の悪い話は聞きませんが、中にね、名前出しちゃいけないような話まで出てきたりして、結構おもしろいことが聞けるんで、いい情報源になってます。そんな流れでね、気がついた点を1つだけさっきお話ししましたが、ぜひですね、これからもしっかりと取り組んでいっていただきたい。期待してます。ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 じゃあ、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時37分 休憩



                  午前11時43分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する生活環境部の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  部の運営方針と目標、平成26年度でございます。資料の14ページです。本年度につきましては、御承知のとおり安全安心課が総務部へ移動しましたので4課の体制で臨むことになりました。15ページをごらんください。実施方針ですけれども、特に文化の部分につきましてはこれから個別の事業で説明をさせていただきます。
 資料の18ページ、10、竹久夢二顕彰事業の実施のところでございます。昨年度は中田喜直さんの「ちいさい秋みつけた」の碑を井の頭公園で顕彰いたしましたけれども、今年度については竹久夢二ということで、生誕130年、没後80年を迎えるということから開催をするものでございます。8月30日から10月19日までという割と長期間にわたって、手紙が中心なんですけれども、270点、これまでにない多さでございます。こういったことで顕彰をしてまいりたいというふうに考えております。詳細については井崎課長から御説明を差し上げます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  竹久夢二展でございますけれども、そもそも竹久夢二は画家でもあり詩人でもあるということで、1884年といいますから、明治17年の9月に岡山県のほうで出生されて、現在の瀬戸内市というところでございますけれども。1934年、昭和9年には長野県の八ヶ岳の麓にあります結核の診療所、こちらのほうで49歳の若さで亡くなっておりまして、先ほど申し上げましたとおり、ことしがちょうど生誕130年、そして没後80年を迎えるメモリアルな年というふうになっております。
 夢二は夢二式美人と呼ばれる美人画でも有名な方でございますけれども、三鷹市の所蔵作品は生前に夢二と親交の深かった高相利郎氏──三鷹市に在住していらっしゃいますが、から数多く寄贈された直筆の書簡資料が中心でありまして、ほかには余り類のない恋文、こういったものがございます。こういった希少価値の高いものになっております。
 今回の企画ではそうした書簡資料を中心に、夢二とかかわりのあった方々の写真パネルなども織りまぜて「大正浪漫の恋と文」というふうに題しまして、夢二を語る上では欠かせない代表的な3人の女性もいらっしゃいます、そういった方々への文なども公開をする予定でございます。
 夢二展は過去に2回開催しておりますけれども、いずれも規模の大きなものではございませんでした。前回は市制50周年の年であります平成12年に、会期は18日の会期で実施をしておりまして、そのときの入場者は3,700人程度でございました。展示作品も130点ほどの展示ということになっております。今回の展示会では、三鷹市美術館ギャラリーを会場といたしまして、先ほど申し上げた8月30日から10月19日、延べで42日間という期間で270点を一堂に公開するという本格的な企画展として開催を予定しております。また、この開催に当たりまして、三鷹ネットワーク大学で町田文学館の学芸員さんによる講演会なども予定をしているところでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  生活環境部の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  竹久夢二の件なんですけど、その大正浪漫で恋とか文とかね、それは結構なんですが、ちょっと気になった点が1点あって、大正時代の話なんですよね。要するに昔の話ですよね。ですから、プライバシーもへったくれもないなという価値観がまず一つ。もう一つは、恋愛っていうのは非常にプライベートのことなんで、文を出された、もしくは出した相手方当事者の了解っていうのは、これ、どうなのかなと。つまり、芸術文化をやりたいっていうのはいいんだけど、最低限のね、当然固有名詞が出てくるんだったらなおさらだと思うんですが、そのあたりはどう整理しているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  開催に当たりましては、竹久夢二側の御遺族、それから寄贈をいただきました高相氏の御遺族の皆様に今回の開催について御案内をし、御説明をしているところでございます。その中で概要についてもお話をしているところでございます。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  その270点の手紙っていうのは、現物は全部見ていらっしゃいますか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  私どもは270点全ては見ておりません。この事業は芸術文化振興財団のほうに委託という形で、市と共催でやるような事業でございまして、そちらの学芸員のほうはきちんと全部調査をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  要は竹久さんと、あと高相さんの了解以外にとらなきゃいけない了解の相手方がいるんじゃないかという問題提起なんですよ。つまり、文面を見て別の固有名詞があって、恋愛対象の名前が例えば、例えばですよ、半田伸明とかあったらですね、高相さんとかですね、夢二さんの関係とは別の方になるわけですよね。そのあたりの整理がついてないと、後々厄介なことになるんじゃないかっていう心配があるわけです。このあたりいかがでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  今回登場いたしますそれぞれ関係ある方々は、もう既にいろいろな方面で御紹介されて、竹久夢二とのかかわりについても公表されている方でございますので、その辺は心配ないというふうに考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。では、よろしいですかね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時52分 休憩



                  午前11時53分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時53分 休憩



                  午後0時00分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 ただいま御確認いただいたとおり、管外視察の視察日程につきましては、10月27日月曜から29日の水曜のいずれの日程で行うこととし、視察候補地とその目的の申し出につきましては、6月24日火曜日、午後2時までに事務局へ届け出ることとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 続きまして、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時01分 休憩



                  午後0時03分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、8月11日、月曜日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでました。
                  午後0時04分 散会