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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成26年文教委員会) > 2014/02/10 平成26年文教委員会本文
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2014/02/10 平成26年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  おはようございます。本日、教育委員会からは2点、行政報告をさせていただきたいと思います。1点目が平成24年度三鷹市立小・中学校 児童・生徒の問題行動等の実態について、2点目が三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況についてでございます。
 それでは、それぞれ担当から報告をさせていただきます。


◯指導課長(川崎知已君)  文部科学省が実施しました平成24年度児童・生徒の問題行動等、生徒指導上の諸問題に関する調査結果が公表されましたので、平成24年度の三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動等の実態について、お手元の資料に沿って説明させていただきます。
 最初に不登校の状況ですが、小・中学校での不登校人数、不登校の割合──これを出現率と申しますが、昨年度より減少しております。資料の右上に平成15年から平成24年までの市内の小・中学校の児童・生徒数を掲載しておりますが、毎年度、その年度の不登校数の全児童・生徒に占める割合のことをこの出現率と申します。その出現率を示すために、その割合を出すための母集団ということで、全児童・生徒数を示させていただいております。
 特徴的なこととしては、全国、都の中学校1年生の不登校出現率と比べますと、三鷹市の中学校1年生の不登校の出現率は3分の1ほど低く、つまり中1ギャップを小・中一貫教育によってかなり回避できているのではないかと考察をいたします。
 次に、暴力行為の状況です。中学校での暴力行為件数は横ばいとなっています。内訳は中学校3年生の生徒による行為の割合が多くなっています。
 最後に、いじめの状況についてです。平成24年度は小学校・中学校ともいじめの認知件数が増加しています。この平成24年度は年間3回の調査に加え、7月に東京都の調査、9月に国の調査が実施されました。この調査を実施するに当たって、三鷹市では自分が受けているいじめだけでなく、自分の周囲で起きているいじめと思われることについても記載できるアンケートを全校で統一して実施し、その後児童・生徒との個人面談、聞き取り等のさまざまな方法でいじめの実態把握を詳細に実施いたしました。
 このようなアンケートの実施、面談等、いじめの実態把握を詳細に実施したことにより、認知件数が増加したと考えられます。いじめの対応については、仲間外れ、無視は減少傾向ですが、冷やかし、悪口は増加し、最も多くなっています。アンケート、個人面談の実施率は三鷹市では100%です。いじめの解消率についても、平成25年4月段階では100%の解消となっています。三鷹市におけるいじめや不登校の解消及び未然防止等の健全育成に向けての取り組みですが、資料の右下部分に記載されておりますことを推進しますとともに、いじめ防止等に関しましては、いじめ防止対策推進法を受け、市教育委員会として学校が作成する学校いじめ防止基本方針の観点を明確に示した通知文を学校に出しました。
 現在、市立小・中学校ではこれに基づいて学校いじめ防止基本方針の暫定版を策定しました。今後、東京都のいじめ防止基本方針が策定された段階で、それを踏まえた改定を行って、学校いじめ防止基本方針の正式案を策定してまいります。私のほうからは以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  私のほうからは、資料2、三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況ということで御報告させていただきます。この報告は、平成21年度に新型インフルエンザ、豚インフルエンザと言っておりましたけれども、それがあったときに報告を始めまして、その後、次の年など、どのような状況になっているかということで、いつもこの時期に文教委員会に報告をすることになっているものです。
 大分、新型インフルエンザ、落ちついたと思っていましたけれども、またことしは感染者がふえてきているようですけれども、今の状況を報告させていただきます。先週、2月5日までの臨時休業の状況でございますけれども、ことしは三鷹での一番最初が、11月20日に南浦小学校の1年生で2クラスが学級閉鎖になりました。その後、2月5日現在ですけれども、小学校で11校、中学校4校、延べ77学級ということでございます。
 その下に括弧書きで平成24年度のときも書いてございますので、参考にしてください。それから、学年閉鎖が4校でございました。延べ5学年とありますけれども、第六中学校で2年生が2回再閉鎖いたしましたので、そのような形になっています。学年閉鎖4校は中学校が3校、小学校が1校という内訳になっております。インフルエンザ様症状の欠席者ですが、586人というふうになっております。
 そこに、平成26年2月5日現在、学級閉鎖は23学級となっていますけれども、本日2月10日ですと、小学校だけで3校、それぞれ1学級ずつ、合計、本日ですと小学校で3校、3学級のみになっております。ピークを迎えたか、ピーク、少し超えつつあるのかなっていうような状況ではないかと思います。
 それから、その下に参考として、平成21年度、これは新型インフルエンザが大分流行したときのですけれども、このときは小・中学校で延べ374学級というちょっと桁外れな数字になっておりまして、インフルエンザ様症状の欠席者数も2,292人となっておりました。このとき、平成21年度のときは12月いっぱいで落ちついてしまいまして、年が明けてからほとんど学級閉鎖がなかったというふうな特異な状況がございました。
 平成22年度、平成23年度も若干残っておりましたが、前年度、平成24年度は大分落ちつきまして、延べで45学級、それからインフルエンザ様症状の欠席者も305人。これ、実は平成21年度の新型インフルエンザが発生する前の平成16年から平成20年までの平均にほぼ近い状態に戻ってきておりました。ところが、ことしまたちょっとふえてきておりまして、平成23年度の状況に近いような状況になってきております。
 それから、先ほどから私、新型インフルエンザと言っておりましたけれども、こちらのほうは平成23年の4月からはいわゆる感染法上では新型という類型からは外されまして、A型ですとかB型と同じような季節性のインフルエンザと同様の取り扱いとなっております。なお、本年度、報道などでもされておりますけれども、H1N1型、要するに平成21年度のときの新型ですけれども、これが50%、それからB型が27%、それからA香港型、これが23%というような発生状況になっているということでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 まず資料1の平成24年度三鷹市立小・中学校 児童・生徒の問題行動等の実態についてお伺いしていきたいと思います。例年これ、平成15年からスタートした事業だと思うんですけれども、今年度はいじめに関しては冷やかしや悪口等がふえてきたということの傾向もお示しいただきました。また、解消につきましても100%しているということでのお話でしたけども──まず、いじめのところをちょっとお伺いしたいんですが、まずこのいじめの対応のところが、今までだと件数で示されていたんですけど、パーセントで示された、その辺の説明をもうちょっと詳しくいただければと思います。
 それと、あと再発も多分おそれとしてはあるのかなと思ってます。この再発がまたどういったぐらい件数的にはあったのか、また、その辺の対応、御家庭へのいろんなケアとか、その辺の対応につきましてもちょっと御説明いただければと思います。
 それと、右下の段に、「三鷹市における健全育成に向けて〜いじめや不登校の解消及び未然防止」ということでさまざま記載しておりますが、この今回の報告書におきましていじめ防止の教材DVDと、あといじめ防止対策推進法、あと学校いじめ防止基本方針の策定というのが新たに追加されている形になってます。恐らくこれ、平成25年度9月ということなので、この資料としてはまだその結果というか、効果がまだ出てこないかとは思いますが、平成25年に向かってこのどういった効果が見られるのか、その辺の今の平成25年としての状況等もお話しいただければと思います。数値的なものは結構ですんで、効果等、定性的なものでも結構ですんでお示しいただければと思います。
 あと、資料2のインフルエンザの臨時休業につきましてお尋ねしたいんですが、細かく各学校の件数、お示しいただいているんですが、保護者への通知っていうのはどのようにされているか。小・中学校、計22校ございますけれども、メーリングリストによる通知とかも行っている学校もありますし、まだそこまで整備されてないところもあります。そういったばらつきのある中で、どういった形で保護者へ通知されているか、その辺の取り組みにつきましてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  3点御質問いただきました。まず、こちらの表に平成15年から児童・生徒数が示されておりますが、これは表のスペースの問題で、調査そのものはかなり昔からやっているものということで御理解いただいて、いじめの対応についてのパーセントにしたというところは、国や東京都と比較するために、件数では比べにくいもんですから、国や東京都と比べてどのくらいの割合になっているかということを知るためにパーセントでお示ししているところでございます。
 それから、このいじめについては、いじめのその当座の問題を解消しても再発が起こり得るということを十分懸念しております。各学校から毎月調査の結果、いじめに上がった子たち、これについてどういう状況になってるか、誰が今対応してるのか、いじめの状況はないのか、毎月御報告をいただいております。その中で学年が上がるとき、小学校は中学校に引き上げるときにそれをちゃんと引き継いでいって、全校体制で見守っていく、卒業期まで見守るというふうな体制、指導をしております。
 それから、いじめ防止対策推進法を受けまして──この書き方が悪くて申しわけありません、この資料はいじめの防止教材DVDまでが資料という意味でございます。それで、現在学校のほうではこのいじめ防止基本方針の暫定版を作成しているというところでございますが、この推進法について学校のほうにお示ししたことと、いじめの防止教材DVDを、これを学校のほうに配付して見ていただいております。これは、教師としてどう組織的にかかわっていくのか、それから保護者は我が子がいじめに遭ったときにどういうふうな対応でどういうふうにしていくのかという、子どもが自分がいじめに遭ったときにどういうふうに対応していくのか、3者からいじめに対する防止、あるいは対応についてのことを示したものでございます。
 子どもたちに見せてるもの、教員が見るもの、そして保護者が見るものということで見せている中で、まずは学校が組織的に対応しなきゃならないという教員の意識がやはりここでもう一回確認されたことがあります。それから、保護者のほうでは、やはり自分の子どもがいじめに遭った、あるいは自分の子どもがいじめをしているという状況のときに、保護者としてどのように対応したらよいのか、そこがもう一回保護者の中で共通した確認されていくところに、この資料活用の意義があったと考えております。以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  インフルエンザのときの保護者への通知の方法ということでございます。出席をしている児童・生徒については通知文を帰りに渡します。また、欠席している児童・生徒の保護者については、メールと、それから電話、両方を活用して通知をしているというところでございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。再発のところはちゃんと小学校から中学校に上がるところとか、その辺の引き継ぎ、また毎月の報告等もお示しをいただきました。そうですね、この辺はしっかりやっていただきたいと思います。
 あと、下段のDVDの教材ですが、教師、学校の組織としてどう対応するべきかということと、あと保護者、自分の子どもがこういったいじめに遭ったときの対応をどうしたらいいか、あとまた本人と、その3者に向けてのDVDだということですけども、学校に配付されてるということで、その先、保護者がごらんになる機会というのはどの辺を想定されているのか教えていただきたいということと、あと、インフルエンザ、済みません、さまざまなツールを使って出席しているお子さんに通知文を渡すというのもありますが、私の近所の小学校では、やはりメールをうまく活用して、防災につきましてもそうですし、いろんな形で学校の行事にも使わせてもらっているんですけども、このインフルエンザにつきましては、本当にほかの学年の情報も通知いただけるんですね。
 だから、そういった意味では、本当にできれば小学校、中学校、全校においてメールができる環境を整えて、また市がその辺をサポートしてもらって、こういった貴重な情報も発信できるというふうに思っております。ちょっと担当、まだきょういらっしゃってないので、また改めて要望はしていきますが、こういったインフルエンザ情報につきましてもすごく活用できますので、そのように考えております。
 じゃあ、最初の質問だけお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  保護者につきましては、学年の保護者会であるとか、あるいは学校公開の折に保護者がお見えになるところで見せていただくように、学校のほうにお願いしているところでございます。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。学校公開、私も行く機会があって、ちょっとなかなか見る機会がなかったので、済みません、そういった機会もあるということで。基本的には、お子さんの授業の様子を見に来ていらっしゃるので、そういった中でこのいじめのDVDをやっているというのは多分知らない方も多いかと思います。また、貸し出し等も含めて、ぜひ積極的にやっていただければと思います。以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。最初に、資料1のほうなんですけども、不登校の状況が出ているんですけど、中学生が大分、小学生から比べると多いんですけども、不登校、それから、その下の暴力行為等も関係すると思うんですけど、3年生ですと、進学、あるいは就職に対して影響が出てくると思うんですけども、中学3年生の割合はこのうちのどのぐらいの人数が中学3年生の中にいるのか。暴力行為のところの平成21年、多分これ数が5になっているけど、7の総件数が違うんじゃないかなと思うんですけども。平成21年の暴力行為件数が今5件になっていますね、中学が。これ、7件じゃないのかなと思って。対教師が2人で器物破損が5件あるということは、これ7件なのかなというふうに思うんですけど。
 それともう一つ、ここにいじめの状況が出ておりますけども、いじめが原因でですね、例えば不登校になった生徒がいるのか、いないのか。この不登校のちょっと定義が私はよくわかってないもんですから、例えば何日休んだら、あるいはどういう状況だと不登校というふうに判断をするのか、その辺をちょっとお教えいただきたいと思います。
 それと、インフルエンザのほうなんですけど、実は先日第一小学校のほうへ、私、所属しているクラブで子どもたちの昔遊びということでちょっとお邪魔をしたんです。そのときにですね、あるクラスの生徒は全員がマスクをしてるんですね。クラスによっては全然していないクラスもあったりして、これは、例えば教師の判断で生徒にマスクをさせてるのか、あるいは教育委員会ではどのような指導をなさっているのかをちょっとお伺いしたいと思います。以上でございます。


◯指導課長(川崎知已君)  まず、不登校に関しまして、中学3年生の子どもの割合ということでございます。中学校3年生の子どもの割合ですが、平成24年度、14名が不登校の子どもの割合になっております。
 それから、暴力行為ですけども、この暴力行為の割合も、実はここにある平成24年度の暴力行為8件ございますが、うち4件、これが中学校3年生の子どもの暴力行為でございました。
 それから、いじめの状況のところでございますが、いじめが原因で不登校になった子どもは三鷹市においては昨年度はおりません。
 それから、不登校の定義でございますが、年度内に連続、または断続して30日以上欠席した児童・生徒のうち、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景によって児童が登校しない、あるいはしたくともできない状況にある、これを不登校ということで、病気あるいは経済的理由によるものを除く、これが不登校の定義でございます。
 先ほど御指摘をいただいた数値、少しお待ちいただけますでしょうか。


◯学務課長(内野時男君)  学校でのマスクの着用ということですけれども、マスクを全員に着用するようにというふうな指導はこちらでは行ってはいません。ただし、一般的なインフルエンザの感染予防として、特に手洗い──手洗いが一番有効だというふうに言われています。手洗い、うがい、それから、少しそういうような症状が出た場合にはマスクは着用するようにというふうな一般的な指導はしております。以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  大変失礼しました。平成21年度の暴力行為の総件数、御指摘のとおり、これはこちらの誤りでございました。申しわけありません。5件ではなくて、7件でございます。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  資料訂正ですか。平成21年の暴力行為件数のところの5が7ということですね。いいですか。じゃあ、続けます。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。今は不登校が中学3年生で14名、それから暴力事件を起こした生徒が4件あったということで、この4件というのは4名という解釈でよろしいんでしょうか、それとも、1人の方が何回か事件を起こしたというふうに数えるあれがあるんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  4件ということで、1人の子どもが複数のことにかかわっていることがございます。4名ではないということ。件数としては4件で、複数の生徒が複数の事案にかかわっているということがございます。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。そうすると、人数としては4名ではないと。不登校の子どもさん、中学生が14名いらっしゃるということは、進学、あるいは就職に対してきちっとした指導をしないと、これから先自分の人生相当狂っていくと思うんですけども、このような子どもたちに対して、特に中学3年生を私は気にしているんですけども、その子たちの学校側の指導等についてはどのようになっていらっしゃるのかをちょっとお伺いしたいと思います。
 それとあと、マスクのほうは教育委員会のほうでは指導していないということですので、クラスによって違うということは、恐らく担任の先生の配慮によるのかと思うんですけども。それはまた、しないよりはしたほうがいいと思いますけども、ちょっと異様な雰囲気がしたもんですから、全員がぱあっと並んで。2クラス一緒に授業をやったときに、片っ方のクラスだけ全員がしてて、片っ方は誰もしてないという状況だったもんですから、ちょっと。わかりました、それは。
 じゃあ、今のちょっと、子どもたちの14名の不登校者についての何か取り扱いというか、学校での指導についてちょっとお伺いできればと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  不登校の生徒につきましても、学校のほうから誰が不登校になっているのか。それは、いわゆる30日以上じゃなくてもですね、休みが続いている子どもについて、誰が不登校になっているのか、現在どういう人がそれにかかわっているのか、どういう機関にかかわっているのか、これは定期的に月1くらいの割合での報告をいただいておる中で、それを踏まえて学校のほうに指導しているところでございます。
 特に進学に向けて、あるいは進学、就職等に向けての中学校3年生については、どこまで、どういうふうな状況が今学校としてなされているのか、誰が中心にかかわっているのか、これを御報告いただく中で、必要に応じてこちらのほうから助言等をさせていただいております。


◯委員(吉沼徳人君)  これからも、じゃあ、その14名の方々に対していろいろ御指導をよろしくお願いをしたいと思います。
 また、インフルエンザについては手洗い、あるいはうがい等を徹底していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(森  徹君)  それでは、お願いします。いじめの問題ですが、このいじめ発見のきっかけ、これ全体見てみますと、小学校では学級担任の発見というのがちょっと少ないのかなと。小学校のときからこういうことが起こるって非常に残念、何とかしなくちゃいけないと思っているんですけども、この辺、アンケート、いじめのきっかけの数値見て、教育委員会として、これ全体ですね、どうこれから対応しようとしてるのか、その辺の考え方を、まずこの数値から対応をちょっとどのように検討されてるのかをお聞きしたいと。
 それから、やはりここで見ると、小学校も中学校もそうですけども、アンケートなど学校での取り組みから、また本人の訴えっていうのが、それぞれ、これ共通して6割ぐらいでしょうかね。そういう点での、やはり本人の訴えと、アンケートを実施したことによっての訴えっていいましょうか、そういう関係。私は、大津でしたっけ、皇子山中学校──皇子山でしたっけね、ちょっとはっきりと覚えてないんですけど、あの子どもさんが自殺したという裁判にもなりましたけども。あの年に三鷹の市教委として、たしか夏休み前に独自にアンケートをやったと思うんですね、独自のときに。これは非常によかったというふうに私は考えて、議会でもそのことを質問させていただきましたけども、この全体のアンケートとの関係でそういう動きが、本人の訴えがあるのか。
 それから、もう一つ、本人、保護者以外ってありますよね。これは、具体的にどういうところなのか、それをお話しいただければというふうに思います。
 それから、このいじめの現在の状況というところで、一定の解消が図られたが、継続支援中と。一定のっていうのが、一定なんでしょうけども、これをどういうふうに、具体的に一定のっていうのはこういうことだということで、紹介、説明していただければと。継続支援中ということなんですけども、解消に向けて取り組み中っていうのがゼロになってんですけども、その継続支援中っていうのは、一定の解消が図られたけども、まだその実態はあるんだというふうに理解すると、解消に向けての取り組み中、このゼロっていう、この辺の関係、分類してるんですけども、この辺をどういうふうに理解したらいいのかなというふうに思います。以上、この点での御答弁お願いしたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  このいじめ発見のきっかけでございますが、実はこれ、どれか1つを回答するっていうことになっております。確かに御指摘のように、担任の発見というところのパーセンテージが非常に少ないというところは非常に残念なところで、子どもたちのさまざまな様子の中から、担任がアンケートや本人の訴えがある前に対応していくというふうな力をつけていくことは非常に重要なことだと思っております。
 学校のほうでは、子どもたちのさまざまな変化に気づく1つのいじめの発見のポイントとして、資料等を作成し、学校のほうに配付しているところではありますが、今後教員が若手がふえていく中で、一層このような教員の感性を磨いていくことは大変重要なことであると思っております。
 ただ、ここにですね、こういうふうな数少なく出ている背景には、複数回答ではなく、このうちどれか1つを選ぶということもあったもんですから、担任としては何となくおかしいなというものに関して、最終的にアンケートではっきりとわかったというところもあったもんですから、複数のものもある中でより明確になったものというところで、学校のほうもお答えいただいているところが内情にはございます。ただ、御指摘のとおり、教員のほうがまず、みずから発見していく、そういった感性を磨いていくことは非常に重要であると思います。
 2つ目ですが、本人の訴え、アンケート、これも夏休み前のアンケートでこうしたものが出てくるんですけども、本人の訴えというのは、みずから自分のほうがアンケートをとる前に先生のほうに自分のいじめられてる状況を訴えていることが本人の訴え、それから、アンケートなどによって起こったものがアンケートの取り組みという形になります。
 この本人、保護者以外のところというのは、他の子どもからの訴えであったり、他の保護者、あなたのお子さんがいじめられてるかもしれないですよとか、何々ちゃんが何かいじめられてるように思うというふうなことが、本人、保護者以外のところに入っているところでございます。
 それから、一定の解消というところなんですけども、これは、まず解消しているもの、完全に解消、それから次が一定の解消が図られたけども、つまり現象そのものは解消してると、だけど、この事案については引き続きちょっと重点的に経過観察をしなきゃならないであろうというものが、実は一定の解消が図られたが、継続支援中というもので、指導もしました、そして現象も解消してます、ただ、引き続き注意深く見守っていきましょうというのが継続支援中。
 次に、解消に向けて取り組み中というのは、まだ解消が図られてないものについてやっていかなきゃならない、指導中である、あるいは調査中であるものが解消に向けて取り組み中。いじめが継続してますよってものがこの継続ってことで、本市のほうでは、その調査時において一定の解消が図られたということで、それがその期間の中で解消に向けてまだ取り組んでいる状態のものはないということで御理解いただけたらと思っております。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。一定の解消が図られたが継続支援中というのは、私もちょっとまだ十分理解できてないのかもしれませんけども、それが解消に向けて取り組み中というふうにも理解できるのかなっていうふうに思いますけども、そういうふうに分けられていると。
 それから、保護者以外、本人以外から、こういういじめ、起きてるんじゃないかなと。こういうのは非常にいいことなんだろうと思うんですね。これがあること自体は決していいことじゃないんですけども、それだけいじめの問題が全体で何とかしたいという大人社会の動き、そういう点ではもっとこの三鷹の調査をできるだけオープンにして、私どももここで報告聞きますから、議員としてもそれを地域にアナウンスしてといいましょうか、それはやっていく活動ってのはあるんですけども、教育委員会としても、できるだけこれを、教育委員会がこういう調査もやり、この結果だったと。だから、市民全体として、だから、現場だけで、教育委員会も含めて教育現場だけで取り組むことじゃないと思うんですね。やはり市民の全体のものにしていくっていうことがいじめを生んでいかないっていうことですので、ぜひそういう対応というのをお願いしたいというふうに思います。
 それで、アンケート実施の方法なんですけども、私、議会で質問させていただいたときに、アンケートの記入方法っていうんでしょうか、ちょっとしっかりとその当時のことを覚えてないんですけど、意外とフリーというか、オープンでやられていて、だから、なかなか周りを気にして書きにくいっていうことがあってはならないなと。特にいじめてるお子さん、児童・生徒が本当に訴えたいということがしっかりと書けるような環境が必要じゃないかなと思ったんですけど、ちょっとその辺。そうでなかったら、私の理解がそこまで行ってないんですけども、現在のアンケートの記入方法、アンケートを書く環境っていいましょうか、これはどんなような状況なんでしょう。ちょっとそのことをお聞きしたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  まず先ほどのこの調査結果については、コミュニティ・スクール委員会とか、さまざまな場で共有して、みんなで当事者意識を持っていくってことが必要だと思います。ぜひそんな形で進めたいと思っております。
 それから、アンケートの調査方法なんですけども、これはやはり初年度、学校によってさまざまな差があったやに思います。慎重なところは封筒と一緒に開封するとか、あるいは書いているか、書いていないかによって、またそれがわかってしまうっていうこともいけないということで、全員が何らかの形で書くような仕掛けをして、全員が何か書いているというようなことがわかるような方法をとるなりってことで、細心の注意を払って検査をしたところがありますし、回収に当たっても、担任がきちんと、あるいは管理職がきちんと回収していくということもあります。このあたりのところが昨年度は十分足並みがそろってないところでございますんで、今年度実施するに当たりましては、それについては子どもたちが安心して回答できるように学校のほうに指導しているところでございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(半田伸明君)  行政報告、平成24年度三鷹市立小・中学校 児童・生徒の問題行動等の実態についての資料1について質問します。まずですね、先ほどのそのアンケートの回収の話なんですが、問題になったのは後ろの席からざあっと集めるというやり方がありましたよね。それで議会でも質問が飛んだときがありました。今のお話を聞いてますと、要はその場で書かせてるのが中心なのか、ここを確認したいと思います。つまり、完全に安心して書ける環境といったら、これは答えは1つで、家庭で書くしかないんですよね。学校の同じクラスで、いじめってのは要はムラ社会の圧力でしかないわけですから、同じムラを構成している学級、もしくは学校内で告白できるわけがない。本来は家に持って帰るのが筋だと思います。
 ここのいじめの調査、国とか、都とか、いろいろ調査があったんですけども、これは持って帰らせたんですか、そうじゃないんですかってところを、まずちょっと確認をしておきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  平成24年度、昨年度のこの調査においては、学校のほうでの調査であって、持って帰らせたわけではございません。


◯委員(半田伸明君)  となると、同じクラスの中でいじめてる、いじめられてる、加害者、被害者が両方とも同じクラスでいるとした場合に、その加害者側と被害者側が同じ空間でいじめの実態についてのアンケートを書かされてたのが現実だということでよろしいでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  現実としてはその教室の中での、いじめられてる者、いじめてる者のことを書いているということでございます。


◯委員(半田伸明君)  それじゃあ、お話にならないですね。安心して被害者がですね、私はいじめられてるんだよということが、同じ空間の中で言えるか。だから、この53件と82件ですか、勇気がある子たちだと思いますね、第三者が見つけたというのの報告を含めてですよ。そう考えてると、やっぱりちょっと一旦持ち帰らせてですね。それは、学校の担任の先生の負担がふえることは百も承知で申し上げております。例えば封筒を一緒に持ち帰らせて、のりづけをしなさいと、例えばですよ。例えば封筒の回収のときも、例えば後ろの席から回収させるというのではなくて、のりづけされたものを担任が一個一個回収していくとかですね。
 そこは、やっぱり本当にいじめられてるお子さんの立場に立ったアンケートでないと。私は今のやりとりを聞いてましてね、今の私の質問の回答を聞いてまして、この53と82っていうのは、ああ、これは実態じゃないなと思いました、正直申し上げまして。ですから、その点について、もう一段のですね、配慮があってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  御指摘のとおり、やはり子どもたちの心情、特にいじめられてる子どもたちの心情を考えたときに、どのようなことをしたら子どもたちが訴えやすいのか、書きやすいのか、このあたりについては本当に慎重な配慮が必要だと思います。
 子どもが学校から持って帰らせることによって、実は回収そのものが難しくなるのではないかというふうな先生方の懸念もあったと思いますが、それも含めてまして、今後調査のあり方について、子どもたちが安心して書けるような状況をどういうふうにしたらつくれるのか、学校のほうとまた考えてまいりたいと思っております。


◯委員(半田伸明君)  持って帰らせたら回収が難しくなるというのは、その気持ちはわかりますよ。わかりますが、答えは簡単なんですよ。全員提出させりゃあいいんです。つまり、回収するっていうことが、例えばあくまでアンケートなわけですから、持ち帰らせて、何かあった場合に出してくれじゃあなくてですね、持ち帰らせた、アンケートを書かせた、全員義務として出させますと。義務として出させるんであれば、回収の問題がどうのこうのってことは発生するわけがないですね。ですから、持ち帰らせた場合に回収ができなくなるのではないかっていうのは、それはちょっとピントがずれてる話だと思います。
 実際に回収をきっちりさせる。家で安心して書かせてですよ、しっかりのりづけまでさせてですよ、学校に持って来させる。例えば回収するのもですね、クラスの担任が回収するのではなく、例えばスクールカウンセラーが回る、校長が回る、校長室に一人一人投函させる、大きいポストをもってですね。みたいな知恵は幾らでもあると思うんです。そのあたりをもう少しちょっとやりとりをしていただいてですね。同じ空間で書いたっていう段階で、もう既に53と82っていうのは、これは私はちょっと信用できない数字だなって思ってますんで、いま一段の配慮を今後求めたいと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。
 あと、この53と82っていう数字なんですが、いじめ発見のきっかけっていう表ありますね。これ、縦に算を入れると53と82になりますね。担任が発見しただの、アンケートなどの取り組みで発見しただの、本人の訴えだとか、いろいろありますけど、ここで確認したいことはですね、いじめ発見のきっかけの合計件数がいじめの現在の状況、つまり認知件数になってますよね。ここを一応確認したいと思います。認知件数の認知というのは誰が認知をするんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  認知件数というのは、いじめられたというふうに訴えた数をもって認知というふうになっております。


◯委員(半田伸明君)  もう一回聞きますね。誰が認知をするんですか。つまり、アンケートとかで集まりますよね、累計しますよね。累計して、この53と82っていう数字になってるわけでしょう。こういうふうに聞けばいいですかね。認知をした件数は、誰が最初に把握するんですか。こういうふうに聞けばいいですかね。つまり、学校の先生が認知をするわけですよね。そこをちょっと確認したいんですが。


◯指導課長(川崎知已君)  学校の教員がもちろん認知をするわけですけど、認知の基準は、子どもが自分がいじめられたと訴えたというものが、もう認知と考えております。子どものほうで、いじめられてる子どもが自分がいじめられているんだというふうに明確に訴えたもの、これを認知というふうに数えております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  認知の定義ということではなくて、件数として、この件数は53と82の件数を認知として捉えたのは誰かということでございますので、これは教師ということでございます。


◯委員(半田伸明君)  ということはですね、要するに第1段階であくまで教師なわけですよね。それを確認して、ちょっと今議論を続けますが、つまり教師が認知しないこともあり得るんじゃないですかって話です。出てきたアンケートが、教師がまず回収をする。で、教師が回収をして、教師が認知をする。認知の定義は、川崎さんが言うのは百も承知で、それはわかりますよ。わかりますが、ちゃんと認知できてるんですかっていう気持ちがあります。つまり、同じ空間でいじめてる側、いじめられてる側がいるわけです。しかも、その場でアンケートを書かせるわけです。しかも、その場で先生が見てるわけですね。その先生が認知した。言い方を変えましょう。認知した件数が53、82とありますけど、先生以外で例えば校長、副校長が認知をしたというケースはこの中に該当しないわけですよね。どうでしょうか、そこは。


◯指導課長(川崎知已君)  この認知に当たってのさまざまなルートなんですけども、例えばアンケートで出てきます。これは、アンケートも、いじめられたかどうかというアンケートを聞いてるわけではなくて、さまざまな事象ですね。例えば物を隠されたことがありますかとか、学校に来たくない日がありますかとか、あるいは悪口を言われたことがありますかといった形でのアンケートなんです。そうすると、その中から教員のほうが全ての子どもからこれをもとに聞き取りをしていきます。聞き取りをしていく中で、これがやはり本人がいじめだというふうに訴えているということでいじめという形で上げていきます。そして、それを学校としては学年会であるとか、生活指導部会でこういうふうなものが上がっていると、それは校長、副校長の知っているところでそのような話し合いをしていく中で、調査を上げていただいているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  続けますね。この認知件数の53と82の下、解消しているもの、41と72、一定の解消が図られたが、継続支援中。一定の解消が図られたがの定義は、先ほど聞いて、ああ、そういうもんなんだねってわかりましたが、これは解消していると判断する人、一定の解消が図られたが、継続支援していますよと判断する人は誰なんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  これは学校でございます。最終的に判断は校長、副校長になりますが、教員からの情報を得て、また状況を見て、校長のほうが判断して調査を上げていただきます。


◯委員(半田伸明君)  ということはね、同じ空間でアンケートを書かせて、しかもその場で回収するのは担任ですよと。担任の先生が回収をしてるっていうのがあるわけでしょう。回収した担任の先生が出発点となって、これは解消してますよっていうふうに言って、校長先生はその教師の情報をきっかけとして当該、例えば10件ケースがある。その10件については10件と報告がありました。ああ、何々先生からの報告でした、例えばですよ、1つのちょっと仮想ですよ。あるクラスで10件いじめがありました。10件のいじめの件数を把握したのはそのクラスの担任の先生でした。その10件が解消されたかどうかをチェックするのも、その担任の先生でしたということになるわけですよね、結局は。その情報が校長に集まって、で、それが教育委員会に集まってという。
 つまり、ある程度クラスの中で完結してしまう。私はそこが一番ちょっと気になってるんですよ。例えば認知する件数、アンケートの提出先、どこですか。例えば東京都でした、教育委員会でしたっていうんだったら、これはまだ安心できます。つまり、同じクラスの中で完結をしてしまう。はっきり言いますと、例えば認知を、件数が例えば多かった場合、指導力不足ということで、その先生は人事に影響があるんじゃないかと、ひょっとしたら思っているかもしれない。私のクラスでいじめなんかあるわけがない、私は出世ができなくなってしまう。それは当然人の心理としてはわかるんですね。
 そういう人事の問題が絡むとなった場合に、同じクラスの中で先生がですよ、積極的にいじめを認知するとは思えない。そこは私、どうしてもひっかかるんですよ。ですから、正確な定義──定義がどうのこうのっていう話は置いておいてですよ、正確な件数の把握としてどうなんだろうなと。やっぱりひっかかるものがあるわけですね。
 ここで部長にお伺いしたいと思いますが、今るる問題点を申し上げました。いじめの、要するに当該教員の人事の話とですね、いじめる側、いじめられる側が同じクラスの中でいる中で、そういうムラの中でですね、学校の担任の先生がですよ、これ、解消してると言っちゃったら、それでおしまいになっちゃう。校長は校長で、上がってきた報告を見るだけ、教育委員会も見るだけ、これ実態、本当に把握できてるんでしょうかね。部長の見解をお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  いじめはおっしゃる表現をお借りするとすれば、ムラの中で起きているということがございます。個別の案件でございますので、例えば認知をされたものが解消をしているというものもあれば、水面下でまだ完全には解消してないということもあるでしょうし、そもそも認知がされていないいじめということもまだ存在する可能性はあろうかと思います。そういったいじめという1つのいわゆる社会問題に対する取り組み、この部分についてなかなか完璧な解決策がないんだというところがあるわけですけども、まさにそういった社会的背景を受けて、今こちらの資料の一番下から2番目にありますけれども、いじめ防止対策推進法というものが施行されたということがございます。
 この法律を受けて、各自治体では、自治体全体での取り組みの中でさまざまなことをこれから推進していこうと。この一番下にある基本方針の策定というのも当然あるわけですけれども、条例化をするであるとか、専門家による1つの委員会を立ち上げて、さらなるいじめ防止に対する補完をしていくというような施策というものも考えられているところでございます。
 御質問にありますような、まだまだ不完全な部分をより完全に近づけていくというための仕組みをこれから早急につくり上げていくというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  これ、いじめの現在の状況って53と82で、解消しているもの41、72って。解消しているものっていうのは誰が解消してると判断するんですかという疑問は今申し上げたとおりなんですが、一定の解消は図られたが、継続支援中というのは、先ほど森委員の質問に対する定義を聞いて、ああ、そういうもんなのかなと。その下に解消に向けて取り組み中、継続中、ゼロ、ゼロとありますね。ということは、いじめは今、三鷹市内にないということになるんですか。


◯指導課長(川崎知已君)  これは平成24年度のいじめに関する件数についてのところで、平成25年3月31日現在では解消はされております。ただ、いじめはいつでも、どこでも、誰にも起こり得るというような危機感は常に持っておりますので、継続して調査等もしておりまして、現在もいじめにかかわる子と、それから継続的に見ていかなきゃならない子どもたち、これは学校のほうで教育委員会と実際に個別のデータベースをつくりまして、どういうふうな状況であるのか、誰が対応しているのか、その後の状態はどうかというあたりを御報告をいただいているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  ちょっとよくわからないんですけど、つまり平成25年3月31日でいじめがゼロになったってことですか。


◯指導課長(川崎知已君)  はい、この平成24年度に出てくる53件、82件については、3月31日現在ではいじめは解消したと考えました。が、しかし、それでまた安心しているわけではなくて、この子たちについても、引き続きいじめが起こってないかどうかは、この後の追跡調査をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  それはおかしいでしょう。現実にいじめはあるんじゃないですか、いろんなところに。で、平成25年3月31日の段階で解消したという理屈自体がおかしいと思いませんか。解消した、でも、もう一回再発したっていうのと、いじめられてる環境が継続されてるっていうのは明らかに意味が違いますよ。平成25年3月31日でいじめがゼロって言い切る神経が、私には全く理解できないですね。つまり、解消された、でも、もう一回再発したっていう話の次元と、いや、実は継続されてましたっていうのとは明らかに意味が違うと思うんですよ。
 実際に担任の先生から上がってきた数字のベースで見ると、解消されてることになりましたってなると、これはちょっと失礼な言い方ですけど、あくまで詭弁じゃないですか。実際にいじめが継続しているってことがもし発覚した場合に、三鷹市さんは、教育委員会さんは、いじめゼロって言ってましたよね、同じケースが再発したってことになるんですかというふうになりかねないんじゃないですか。ここを私、根本的に疑問を感じてるんですよ。まず、この資料を目にしたときに、まず真っ先にこっちに目が行きましたから、ここを部長、どうお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  これは、件数をお示ししてます小学校53件、中学校82件については、今まで御説明をしていたとおり、この段階のアンケート等で認知をしたそれぞれ小・中のいじめの件数であると。個々の件数が顕在化をしているわけですので、これに対するさまざまな学校での取り組み、あるいは教育委員会の取り組みの中で、個別、この53件と82件についてはお示しをしているとおりの経過であるということでございますけれども、例えばこの後に新たなそういったいじめ等が発生をしていないというふうに、これは断言はできないわけでございます。この表はあくまでも、認知をしたこの段階での53件、82件についての取り組みの結果をお示しをしているということでございます。


◯委員(半田伸明君)  そろそろまとめに入りますけどね、アンケートを回収する最初の端緒はどこにあるかっていったら、学校の担任の先生からだと、アンケートを回収してるわけでしょう。そこがまず違うってこと。アンケートを書かせるわけでしょう、お子さんに。アンケートを回収するのは担任の先生ってことでしょう。そこからまずスタートですよね、そうですよね。で、アンケートを開きますよと。最初に先生が見ますよと、担任の先生がね。ああ、これはいじめと言えるのかどうかという認知の部分──認知っていう定義が今お話があったとおり、アンケートという客体がある以上、その認知件数というのはなるほどなという気がするんだけども、そういう最初の端緒の部分で発覚したときに見てる先生が、いや、これは解消したと言っちゃって、3月31日の段階でいじめはゼロになりましたと。例えば1日明けました、4月1日、新たないじめが再発してますというのは、これは通じませんよ、普通に考えて。どうなんですかね。
 私も子どもいますけどね、この数字を見た瞬間ですね、何だ、これはと思ったわけですよ。結局3月31日の中でいじめはなくなりました。はい、解約、新規の扱いで、4月1日から新たないじめが発覚しました。ああ、何か、たまたまた同じケースらしいですねって、これはね、だめですよ。まずこの数字を見た段階で、先ほど森委員からも地域にこの数字を開放するべきだみたいな質問がありましたけど、これ、逆に不信感を買うんじゃないですか。部長、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほども申し上げましたけれども、この認知件数はこの段階での認知件数、それぞれについての解決に向けた取り組みをした結果であると。ただ、当然日々学校生活の中でそれぞれの生徒同士の関係というのは変わってまいります。いじめる側が、場合によってはいじめられる側になるというようなケースもあるというふうに考えてございますので、それぞれこの取り組みをしていく経過の中でも、別のいじめに対しての取り組みというのは教師は当然しているということでございますから、これはあくまでもここで認知したものの経過ということで考えていただきたいと思います。
 ですから、これ以外のいじめについても、発生もしているし、この認知件数に対する取り組みと同様の解決に向けた働きかけもしているというふうに御理解をいただければと思います。


◯委員(半田伸明君)  ちょっとやっぱりずれてるんですよね。結局発覚してないいじめもあるんじゃないかってことを言ってるわけじゃないんですよ、私は。53件、82件がこのいじめの中身ね、一定の解消が図られたが、継続支援中という定義は、先ほどの答弁聞いてますと、要は解消されてるんだって話ですよね。そうですよね。解消されてて、でも、ちょっと何かうさん臭いなと、だから継続して見ていきましょうっちゅう話なわけでしょう。解消に向けて取り組み中、継続というのと比べて、一定の解消が図られたがっていうのを、いや、もういじめはなくなりました、我がクラスにはありませんということになって、それでも気になるから見ていきましょうねっていうのが、一定の解消が図られたが、継続支援中と、こういうことなわけですね。
 それを判断するのは誰なんですかっちゅう話です。つまり、当事者である先生が、アンケートが上がってきた、しようがないな、虐待の証拠が上がってきちゃった。とりあえず私の出世に響いたら困る。だから、一定の解消が図られたということにしておこう。極論かもしれませんが、あえて言いますよ。で、3月31日になりました。ゼロ、ゼロですね、万歳、三鷹市にはいじめありませんでした。そうなるわけですよね。そうではなくて、認知の部分で解消した部分が第三者的な監査を入れられる発想がなぜないのか。ここが一番私、気になるんです。
 それは、アンケートが出てきた、見つかっちゃった、参ったな、うちのクラスじゃねえかよと。どうでしょうかね。せめて一定の解消が図られたが、継続支援中と判断する人間が担任じゃないのが、むしろ筋じゃないかと思いますよ。いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  一定の解消が図られたという判断の客観性というようなところになろうかと思います。確かに担任が自分の受け持つ生徒の間の人間関係に入って、ここにいじめがある、あるいはそれを解消したというような判断というのは一次的にはあるわけですけれども、今の子どもたちのいじめの問題の解決に当たっては、どうしても子どもだけの間では解決しない部分というのはかなり多いわけですね。これは、自宅に持ち帰って親御さんも巻き込んだ形の、例えば解決策が求められるというようなこともあります。
 学校全体の中でいじめの解消というのは取り組んでおりますので、ここで一次的判断というのは確かに教員にあろうかということはありますけれども、やっぱりそれが解消されたというような部分に関しては、学校全体の中で、これは養護教員も含めて、これはきちっとした客観性を持って判断をしているという前提で、一定の解消が図られたけれども、継続支援中と。この継続支援中というのは、いわゆる子ども同士の関係性というのは根本からなかなか変わるわけではないという部分もありますから、それが再燃をしないようにとか、あるいは、関係性が逆転をして、立場が変わって、またいじめが発生しないようにというようなことを懸念して、温かく周りで見守りましょうということでございますので、そこのところは、一担任が単純にこれはいじめ解消してゼロだというふうに判断をした部分の数字ではないというところについては、御理解をいただければなと思います。


◯委員(半田伸明君)  いや、理解できないですね。あくまで解消したっていう、今の説明を聞いて、果たして親御さんが納得するかですよ。
              (「すると思いますよ」と呼ぶ者あり)
 そうですか。まあ、価値観が全然違うんでしょうね。あくまでですね、解消したっていう人が、見つけた人が解消した、それはひとり相撲ですよ。そうではない、あくまで解消したっていう人間が、別に私は必要だと思います。
 まとめに入りますが、実はこれは人権保障の発想なんですよ。大人の社会だっていじめはいっぱいあるじゃないですか。いじめを解消してくださいって、大人に言ってもしようがないですよね。大人の社会は、だって、力が強い者が勝つんですから、いじめられている側からするとひたすら逃げるしかないわけですよ。自分を押さえ込んで逃げるしかない。大人の社会ってそういうもんですよね、パワハラとか、セクハラとか。逃げるしかない。逃げてどうなるかっていったら、訴える機関がありますよ。じゃあ、訴えたらどうなるんだ。パワハラでも、セクハラでもそうですけど、訴えたら、あのやろう、訴えやがってになるわけですよ、それが大人のムラっていうもんだと思います。
 だから、本当の意味での人権保障なんて我が国にはないと私は思ってますけど、せめて子どもぐらいは人権保障してあげましょうよっていう発想があるわけです。そうなると、同じクラス、学校の中でいじめが本質的に解消できると、まず思わないことからスタートするべきじゃないか。お子さんが逃げたいというときに、安全に逃げ道、逃げ場所を提供してあげられるのか。例えば転校とかですね。そのお子さんを本質的に守るっていう発想と、そのお子さんが所属していらっしゃる学校で解決しろというのは、私は全然違う話だと思います。
 先ほどいじめの対策の基本方針ですか、学校ごとですか──学校いじめ防止基本方針の策定ですか。ぜひですね、ここは学校でいじめを解決しなさいという発想からぜひちょっと抜けてほしい。いじめられてるお子さんが、どうやったら本当にそのお子さんに対して逃げ道をつくってあげられるのかっていう発想なんですね。アンケートをしました。発覚した。発覚したのは、そのクラスの担任がまずわかる。そのクラスの担任がいじめを解消したと言い切る。平成25年3月31日の段階ではゼロになりましたっていうのを信じる親なんか、まずいません。だったら、ちゃんとそのいじめられてる子が本当に守ってくださるんですかっていうのを示してほしいですね。
 この調査は今やりとりした中では、私はこれはあんまりどうなのという気はしますよ。で、実際に基本方針を策定するときには、学校の中で解決しなさいではなくて、学校で解決できないケースがあるから、そのお子さんをどうやって三鷹市は守っていくのかというところが一番ポイントになろうかと思いますよ。例えばそれが──去年の予算のときにやりとりしましたけど、例えばホットラインがありますね。ホットラインだったら安心してしゃべるお子さんがいらっしゃるかもしれない。そういう逃げ道をいかに確保するかというところが、やっぱり一番ポイントになってくるかと思いますんで、そこのあたりはですね、ぜひちょっと配慮をしていただきたい。
 クラスの中でいじめが発覚しました、いじめが解消されましたというのも、正直申し上げて私はそれどうなのと思いますから。部長と価値観が違うということはよくわかりましたんで、それはいいんですが、本当にいじめられてるお子さんの気持ちになってですね、どうその子を守るかって発想が必要だと思いますよ。これ以上言いません。終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
 休憩いたします。
                  午前10時39分 休憩



                  午前10時43分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  再開いたします。


◯委員(宍戸治重君)  先ほどちょっと、答弁があったかどうかわからないんだけども、不登校といじめ、暴力行為等の発生との相関関係があるのかどうかっていうことをもう一度確認したいと思います。それと、最近では、不登校について、ITの関係するゲーム脳だとか、そういうものの事例がね、三鷹にあるのかなあというような気もしますんで、そういう点について。
 それと、さっきも言いましたけど、いじめを調べなけりゃ出てこないっていうのはいかにもおかしいんで、じゃあ、なぜ出てこないのかっていうのは、例えばそういうスクールカウンセラーがいますよとか何とかって言うけど、発見して初めてそういうものが効果が出るんであって、本当は学校の中、もしくはPTAだとか、保護者会だとか、コミュニティ・スクールだとかって、いろんな言い方がある中で、やっぱり受け入れ体制というか、言わせてあげる体制ができていなかったのは事実だよ。これは、もういろんないじめがあること自体、また、それがなかなか言葉に出てこない、表に認知されないっていうのはたくさんあるってことは、いまだそういうきちっとした、何ていうのかな、伝えられる場所がない、機会がない、多分そういうことだろうなっていうことだと思う。
 それと、いじめっていうのは、それこそ誰かをいじめてると、それをチクると、またいじめるわけだよ。連鎖反応みたいなもので続いちゃう。どこかでそれをとめなきゃいけないんだけど、そういう受け入れ体制が多分いまだできていないんだろう。アンケートをとったから、また個人面談をやったから発見されたんでは、なかなかこれも解消できないし、ぜひね、そういう取り組みをどうしていくのかを、これからどうするのかをちょっと質問しておきたいなというふうに思います。
 それと、教職員が云々って言うけども、生活指導の徹底をしますって言ったって、じゃあ、何やるの。ここに書いてあるけど、スクールカウンセラーの効果的な活用っていったって、じゃあ、何ができるのと。やっぱりそれは、私たちがこういう会合を開いて、あれだから、こういうことで、こういうことが原因が多いから、こういうふうにスクールカウンセラーで取り組んでいきますとかって言ってくれないと、ああ、なるほどなって、読めば簡単なんだけど、ちょっとこういうあれでは、やっぱり説明も欲しいなっていう気はしますよね。
 あと、それこそ書いてあることが、これは行政のあれだから仕方ないにしても、やっぱり原因はどこにあるからどういう解決方法をしていきますとか、保護者にはどういうふうに取り組んでいきますからとかっていう報告がなければ、これもただ結果の発表でしかないなっていう気がするんだけど、そういう点についてはどうでしょうか。これから検討しますみたいな話になっても、残念だけど、これからの取り組みについて聞いておきたいなっていうふうな気がします。以上。


◯指導課長(川崎知已君)  いじめと不登校に関しましては、平成24年度、今年度についてはそのようなことはない、いじめがあったために学校に来れなくなって、不登校になっているってことはないということでございます。
 委員さんのおっしゃるとおり、子どもが訴えてからというのではなくて、やはり教員が子どもの異変っていうんでしょうか、に気づくという感度、感性っていうものを上げていくってことは本当に必要なことだと思ってます。また、子どもたちが安心して自分の今の苦しい状況を訴えられる、誰からもそれが守られて訴えられるというような窓口に当たるものであるとか、そういったことも十分確保、もう一回子どもたちの、いじめられてる子どもの心情に立って確保していく必要があると思っています。
 実際に、学校で、じゃあ、どういういじめに対してどういうふうな対応をしていくのか。確かにこちらのほうの紙1枚では十分御説明が足りない部分があります。現在学校のほうで作成している学校のいじめ防止基本方針の中では、具体的に未然防止をどう図っていくのか、それから初期対応として何をしていくのか、どういうような役割分担をしていくのか。そして、もしも重大な事件、事案があった場合、例えば先ほどおっしゃるように、学校に来れなくなってしまうような子どもたちに大きな影響を与えるものについては、どういうふうに、どこと連携してやっていくのか。これについては、具体的に今学校のほうで示しているところでございます。
 不登校の子どもの背景にこのゲーム脳ということが御指摘ありましたけど、現在のところ、まだ実際にゲーム脳がどういうものであるのかとか、その背景にどういうものがあるのかというところ、細かいところは実はまだわかっておりません。で、不登校の子どもの背景の多くは無気力であるところが、本市の場合は多くなっています、数値的には。じゃあ、その無気力の背景にゲーム脳があるかないかってあたりは、もう少し調査をしていく必要があるかと思います。


◯委員(宍戸治重君)  これだけ、何ていうんですかね、ICTとかね、そういうものが発達してくると、そういう今情緒的なものから脳の障がいまで出てくるという研究発表もあります。今言われたように集中力がないとか、まさにそういうことではないかなっていう、ちょっと心配をしているところです。ぜひね、しっかりと取り組んでいただいて情報集めをして、取り組んでもらいたいなっていうような気がします。
 細かいことはもう抜きにして、何しろどう対応するかっていうのは、この紙配って終わりだよっていったら、何の解決にもならないし、それとさっき言ったように、くどくなりますけど、いじめっていうのは絶対なくならない。連鎖反応を起こしていくし、広がっていくし。最終的にどうなるかっていったら、子どもたちにいろんな結果が残っちゃう。一生のうち一番楽しいはずの中学校生活が、私は一生クラス会には行かないとかっていうところまで多分残ってっちゃうんだろうというふうな気がします。
 そういう意味では、早目に認知するっていうかね、受け入れ体制を万全につくってですね、取り組んでもらいたいなと思います。はい、よろしくお願いします。


◯委員(森  徹君)  済みません、再度なんですが、今宍戸委員さんからもいろいろ報告といいましょうか、話も聞きましたし、それから半田委員さんからも何回か私の名前も出たわけですが、もう一度確認なんですがね、このいじめの結果、報告されましたよね。これは、こういう理解でいいんでしょうか。いわゆる毎年調査をやってきたと、平成24年度、いろいろ大きな事件があってやったし、平成25年度もやったと。その数値、つかんだ数字に基づいて、この平成24年度は今ゼロですよと。だから、このアンケートに基づいてこうだというふうに理解して私も質問もしてきたんですが、そういうことでいいんでしょうか。
 それで、暴力行為っていうのは別に調査しなくても、具体的な事例が出て、年度のところでこうだったってことは言えますよね。まだつかめてない暴力行為もあるかもしれませんけども、つかんだ数字はこうだと。だから、調査しなくても、例えば3月の末でそういうことがあれば、ここに数字として出てくると。じゃあ、こういうアンケートに基づいていじめ、状況、手を打ってこうだったっていう報告なんですが、しかし、アンケートだけではないですよね。やはり日常的にいろいろそういうものが、見えない部分も含めてあるわけですから、そういうことをつかむシステムっていうんでしょうか、それが日常的に三鷹の実態が掌握できるという、そういう対応システムってのはあるんでしょうか。その点をちょっとお聞きしたいんですね。
 いじめの問題というのは、先ほど他の委員さんからも出てるように、大人社会でもあるよと。それから、日本の場合には、この過度の競争社会っていうのがいじめを生んでるよっていう、国連の子どもの権利委員会ですか、そういう勧告ってのが日本政府に対して行われてると。それから、過度にっていうことになると学力テストの問題、いろいろ、だから、さまざまあるんですよね。一概に教師だけの問題ではないってのは、私は認識してます。しかし、そこに現実には児童・生徒に対応してるのは担任の教師ですから、すぐそこに行くんですけども、そこだけではないと。昔に比べてそれは非常に深刻になってきているということが、今の状況をしっかりと認識して対応しなくちゃならないと。そういう点では、学級編制の問題から、児童・生徒の人数の問題から、先生が一人一人の子どもの目を見て教育ができるような、そういう教育環境の問題、さまざまあると思うんです。
 そういう中でいろいろ苦労されてると思うんですけど、まず、いろんなことを長々言いましたけども、日常的にアンケート以外で対応する、掌握する、こういうシステムってのはどうなってるんでしょうか。この点をちょっと最後に確認というか、お聞きしたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  ここの認知件数、これはアンケートだけではなくて、子どもが実際に自分から訴えてきたもの、保護者が訴えたものひっくるめて、その年度間に把握したものに対してどのような結果になったかをお示ししたものでございます。その際に、当然、当該の子どもたち、保護者とも連絡をとる中で、自分たちがもう安心なんだということも聞いた上で、学校としての御判断をいただいてる部分でございます。
 それから、いじめの、子どもたちが訴える1つの、何ていうかな、子どもたちのいじめをつかむシステムというんでしょうか、これについて学校のほうでは校長とかが、こういう際にそういったことがあったときには、こういうところがあるということもお示ししますし、また、東京都がやっているいじめの相談窓口っていうんでしょうか、電話の相談場所も公表しているところでございます。
 また、三鷹市では総合教育相談窓口がこのような子どもの相談の受け付けの窓口になっておりますが、まだまだこの周知についてはもっともっとしていかなきゃならない部分もありますし、学校のほうでも、さらに子どもたちが安心して訴えられるような状況も子どもたちに訴えていかなきゃならないかなというふうに思っております。


◯委員(森  徹君)  ぜひそこの取り組みを強めていただきたいといいましょうか、しっかりと対応していただきたいと思うんです。そういう中で、やはり現場のですね、職員会議。職員会議の中で実態が十分にこう、いろいろ出せるような民主的な運営っていいましょうか。絶えず子どもの学習の状況も含めて、いじめがどうなのかっていうことが職員会議のテーマに上がるように、ひとつ指導っていいましょうか、そういう努力をしていただきたいということを申し添えて質問を終わります。


◯委員(半田伸明君)  委員長、追加資料の請求の御提案をしたいんですが、資料1のですね、右側、いじめの現在の状況っていう表がありますね。真ん中ら辺、いじめの現在の状況、認知件数、解消しているもの、一定の解消が図れたが、継続支援中、解消に向けて取り組み中、継続という表がありますね。ありますね。この表の内訳を知りたいです。
 小学校と中学校、中学校は7つ、小学校は二十幾つありますね。その内訳、何々小学校、何々中学校が何件というですね、このいじめの現在の状況を小・中学校ごとに分類した表が欲しいんですが、という御提案をしたいと思います。いかがでしょうか。


◯委員長(渥美典尚君)  休憩します。
                  午前10時53分 休憩



                  午前11時18分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 今、半田委員からお申し出のあった資料の件なんですけれども、取り下げということで確認させていただきますので、これで御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、そのように決定させていただきます。
 質疑の途中でございますが、その他質疑ございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で教育委員会報告、終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時21分 休憩



                  午前11時23分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時23分 散会