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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2013/06/19 平成25年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2013/06/19 平成25年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 協議事項及び行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。本日は協議事項が1件、報告事項が7件でございます。
 1点目の協議事項でございますが、お手元の資料1にありますとおり、新たな機種の調布飛行場の使用についてでございます。本件は、東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書、こちらに基づきまして、新たな機種の使用について5件の協議がなされているところでございます。この後、企画経営課長より詳細を御説明いたしますが、本日御審議の上、結論をお出しいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 2点目以降は、報告事項でございます。資料の2は調布飛行場における計器飛行方式の導入についてでございます。本件は6月17日、先日、東京都から連絡が入りまして、翌日の18日から調布飛行場において計器飛行方式を一部導入するという内容となっております。添付いたしました資料は、17日に東京都が記者発表の際、用いた資料でございます。
 3点目、資料の3でございます。武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)の実施設計についてでございます。本件は東京都のホームページ等において、平成25年4月23日に公表されている内容を御報告するものでございます。
 続きまして、4点目ですね。株式会社東京スタジアムの経営状況等については、平成24年度の決算状況を中心に御報告するものでございます。
 報告事項の5点目、6点目、それぞれ資料5、資料6になりますが、スポーツ祭東京2013の日程等について、またスポーツ祭東京2013の開・閉会式についてでございます。こちらはいずれも文教委員会に報告した内容と重複いたしますが、本委員会にかかわる事項でございますので概略を御説明させていただくものでございます。
 また、7点目、8点目の調布飛行場の離着陸状況などの定例報告につきましては、この後担当より御説明させていただくものでございます。以上、よろしくお願いします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  おはようございます。それでは、調布基地跡地利用対策特別委員会の今回、御協議と御説明させていただく点につきまして、お手元の資料に沿いまして御説明をさせていただきます。先ほど企画部長から概略を申し上げましたとおり、今回は御協議する案件が1件、新たな機種の調布飛行場の使用についてです。そのほかに報告事項が7件ございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、資料1の1ページをごらんください。ごめんなさい、それで、今1ページのところです。本来であれば、右肩のところに資料1というふうにお入れすべきだったのですが、資料1だけちょっと抜けてしまいました。1ページ目から始まるものが資料1でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 新たな機種の調布飛行場の使用についてという資料でございます。先ほど部長からも申し上げましたが、調布飛行場では地元3市との覚書に基づき、従来は飛来していなかった新しい機種の飛行機が調布飛行場を使用する際には、地元3市との協議を行うこととなっております。いわゆる新機種協議というふうに言われている手続でございますが、今回は5件6機につきまして、新機種が協議に付されております。
 1件目、資料1の1ページをごらんください。2の対象機種のところに(1)から(5)までございます。そして、3の使用者のところにも(1)から(5)というふうに付番がしてあるかと思います。(1)の対象機種を申請しているのが、使用者の欄に書かれている(1)の方というふうに見ていただければと思います。ということなので、1件目はシーラス式SR22T型、これを申請しているのが東京都三鷹市のアイベックスアビエイション株式会社。2件目がエクストラ式EA300のS型とL型、この件が1件で2機の申請がございます。福島県福島市の株式会社パスファインダーからの申請でございます。3件目がダイヤモンド式DA42型で、使用者が北海道夕張郡長沼町のピーター・スティガー氏。ここまでの3件4機が固定翼機、飛行機となっております。4件目はベル式429型で、東京都江東区の東邦航空株式会社が、また5件目はロビンソン式R66型で、東京都調布市の日本エアロテック株式会社が申請をしており、4件目と5件目が回転翼機、いわゆるヘリコプターとなってございます。
 2ページ以降は、個々の機体の申請書となっておりますので、1件ずつ御説明させていただきます。2ページ目をごらんください。1機種目のシーラス式SR22T型についてです。資料の中ほど、7番のところをごらんください。
 なお、今回この資料1、この後、それぞれの機についての申請書が出てまいりますけれども、一部所有者が個人の方ということで、個人の方の御住所やお名前が書いてある部分がございます。東京都のほうからこのような形で参っておる資料でございますので、本日このような形でそのままお出しをしておりますけれども、法人はともかくとして個人の方の場合の個人情報の取り扱いについて、東京都も協議を重ねて、この後、次回以降の資料の形につきましては少し調整をさせていただきたいと思っておりますが、本日は都からこのような形で参っておりますので、このまま委員の皆様にはお示しをしてございます。一部個人情報が含まれておろうかと思いますので、お取り扱いには、恐れ入りますが、御配慮のほどよろしくお願いをいたします。
 では、ごめんなさい、説明を続けさせていただきます。資料中ほどの7番のところをごらんください。今申し上げましたとおりですが、所有者・使用者は小平市の金子 洋さんです。ちなみに1ページ目の使用者欄には、本件の申請を行う主体が記載をされておりますので、アイベックスアビエイションさんが書いてあったんですが、このアイベックスアビエイションは金子氏から整備を受託する事業者であって、本申請も受託事業者が行っているという関係にあることから、このような書き分けがされているというふうに御理解をいただければと思います。
 飛来目的は整備で、予定される飛来回数は年間3回です。騒音値についてですが、4番の項目のところをごらんいただければと思います。基準値は離陸時に88.0デシベルとなっているところ、本機体につきましては80.8デシベルで基準を満たしております。
 この後、騒音基準値について、大切な点ですので1件1件御説明を申し上げますけれども、基本的には全ての機種につきまして騒音基準を満たしているということをあらかじめ御報告をさせていただきます。
 では、次のページをごらんください。シーラス式SR22T型を前から、上から、横からの3面から見た三面図となります。3ページになります。ここのところにそれぞれの機のサイズ等が記載をされております。シーラス式SR22T型につきましての説明は以上となります。
 この後、同じような形で全ての機種について説明をさせていただきます。
 では、4ページをごらんください。先ほども申し上げましたが、4ページからの2機種目と、その後に続きます3機種目は同じ申請者からの案件となっております。2機種目は、エクストラ式EA300、S型、所有者かつ使用者は株式会社パスファインダーです。飛来目的は整備で、年間の飛来予定回数は3回です。ちょっとお進みをいただきまして、6ページになります。3機種目は、同じくエクストラ式EA300の、こちらはL型となっております。使用者は株式会社パスファインダーで、先ほど4ページ目のところにありましたS型のほうは、所有者かつ使用者のところに丸がついていて、株式会社パスファインダーと書いてございました。6ページのほうは、使用者のところに丸がついていて、同じ法人さん、パスファインダーさんが書いてあるわけですが、こちらのところは、S型のほうはパスファインダーが所有をしており、かつ使用をすると。L型のほうは、別な会社が所有の機体をこちらの株式会社パスファインダーが借りて運用をしているので、このような書き分けがされているというふうに聞いております。
 いずれも飛来目的は整備で、年間の飛来予定回数はそれぞれ3回ずつを想定をしております。この2機につきましては、騒音値のところですけれども、騒音値の基準のところが空欄になってございまして、上空通過時が73デシベルという記載がどちらにもございます。実はこの2機とも曲技飛行用──曲芸飛行、アクロバット飛行というふうに一般には申しますかね、曲技飛行用の機体であるために、国際的な基準により騒音値の基準の設定が適用されないというような国際的なルールになっているようでございます。ですので、騒音値の基準というものが適用されないので、この騒音値の基準のところは空欄になっているのはそのような事情からでございます。ただ、この機が、では、上空通過時にどれぐらいの音を出すのかというのは測定をされておりまして、それはどちらも73デシベルというふうになっております。ですので、騒音値の基準のところは、空欄になっているところは御了解いただければと思います。
 今、曲技飛行の2機のことについてですけれども、念のためでございますが、飛来目的はあくまでも整備でございます。調布飛行場で曲技をするために飛来するということではなくて、整備をするために飛来をするのだということを念のためにつけ加えさせていただきます。
 それから、8ページ目でございます。4機種目は、ダイヤモンド式DA42型です。使用者は北海道夕張郡のピーター・スティガー氏、飛来目的は整備で、年間の飛来予定回数は1回から3回というふうに想定されております。騒音基準値が88デシベル以下のところを、離陸時に79.1デシベルということで、基準を満たしているところでございます。
 では、10ページ目になります。5機目からは、回転翼機、ヘリコプターになります。5機目は、ベル式429型回転翼機です。所有者かつ使用者は東邦航空株式会社。飛来目的は整備で、年間の飛来予定回数は6回を予定しております。騒音値が、上空通過時が89.6デシベル、進入時が91.4デシベル、離陸時が88.9デシベルということで、それぞれの基準値が左側のところに書いてございますけれども、いずれも基準を満たしているところです。
 それから、12ページ目へお進みください。6機目は、ロビンソン式R66型回転翼機です。所有者かつ使用者は、7番のところにありますが、大阪航空株式会社です。先ほど東京都から来ました最初の協議の依頼書のところには、日本エアロテック株式会社ということで、書いてあったかと思いますけれども、先ほどの1件目と同じように、申請者は、日本エアロテック株式会社はこの大阪航空株式会社から整備を受託をしているということで、所有者かつ使用者は大阪航空株式会社ですが、今回の、本件の申請をしているのは日本エアロテック株式会社であるという関係になっているそうでございます。
 飛来目的は整備で、年間の飛来予定回数は4回から5回。騒音値は、上空通過時が84.8デシベル、進入時が88.6デシベル、離陸時が87.8デシベルです。基準値が左側にそれぞれ書いてございますけれども、いずれも基準を満たしているところでございます。
 念のために申し添えさせていただきますが、回転翼機の場合に、基準値がそれぞれ上空通過時、進入時、離陸時というふうに3つ書いてあります。その前の固定翼機のほうは1カ所だけだったんですけれども、これも国際的な基準で、このような形の、このような重さの機は、このような騒音基準を設けなければならないということが、日本のルールということではなくて国際的な基準で決まっているようなんですね。それで、それぞれの基準に照らし合わせますと、この機はこの基準が当てはまるということになっていますので、どうして違うのかなというので、私どももちょっと調べさせていただいたんですけれども、国際的な基準によりこういうふうに表示することが要求されているということの違いがあって、あるものは1つだけが書いてあり、あるものは3つのパターンで書いてあるというようなことになっているとのことでございますので、御理解いただければと思います。
 新機種の御説明は、上記の5件、6機種でございます。後ほど御審議をお願いしたいかと思います。
 それでは、説明を続けさせていただきます。資料2をごらんください。14ページになります。調布飛行場における計器飛行方式の導入についてです。昨年9月の本委員会で御審議をいただき、御同意をいただきました調布飛行場への計器飛行方式の導入につきまして、12月末の都と地元3市による、いわゆる四者協の席上で正式に了承されましたことを受けて、東京都では、国や航空管制を担当する横田基地との調整をこの間行ってまいりました。このほど調整が終了したことに伴い、昨日から運用を開始したとのことでございます。
 先ほど企画部長も申し上げましたが、お手元の資料は6月17日月曜日に、東京都がプレスリリースをした際に使用した資料でございます。運用開始日は6月18日火曜日、導入の目的は、調布飛行場と大島、新島、神津島とを結ぶ定期航空路の就航率の向上を図るためで、導入の効果としては、現行82%の就航率が約90%まで向上すると予想されているとのことです。
 なお、東京都港湾局のこのプレスの資料にもございますけれども、計器飛行方式の導入の対象でございますが、定期航空路に就航する航空機に限り運用を行うもので、また、計器気象状態にあるときのみに計器飛行方式で運用するということになっております。ですので、お天気がいい際には今までどおり有視界飛行方式、VFRで飛行を行います。ちなみに計器飛行方式、有視界飛行方式、また計器気象状態の言葉の説明につきましては、下の丸囲みの中に書いてございますので、御参照いただければと思います。
 それでは、資料3をごらんください。15ページになります。武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)の実施設計についてを御説明をいたします。この資料は、4月23日に東京都から報道発表される際に、実際には4月22日の日に皆様にお届けをさせていただいたものと同じ資料でございます。前回大きな版でお配りしたかと思いますが、今回はA4判にさせていただきました。
 計画概要をごらんください。施設の所在地は調布市飛田給一丁目。写真中ほどの赤い線で囲われた部分、メーンアリーナ、サブアリーナ・屋内プールと書かれた場所が所在地となっております。敷地面積は約3万3,500平方メートルです。左側の下のほうに書いてございます2の建設スケジュールですが、本年10月ごろ、スポーツ祭東京2013終了後に着工し、平成28年10月に竣工予定です。竣工後、開業準備を行うとのことですので、開業時期は現在調整中でございます。
 右側にお進みいただきまして、3の施設概要ですが、メーンアリーナ棟は地下1階、地上4階建て、延べ床面積は約2万7,600平方メートルです。サブアリーナ・プール棟は地下1階、地上3階、塔屋1階。塔屋というのは、屋上広場のことを指すそうでございます。延べ床面積、約2万1,500平方メートルです。
 各施設の概要は(2)に記載のとおりでございますが、メーンアリーナは、大規模スポーツ大会やイベント興行を開催することを想定しております。競技面は約4,800平方メートルで、バレーボールやバスケットボールのコートが4面とれる広さとなっています。サブアリーナは、広域的な大会を開催することを想定しています。競技面は約1,760平方メートル、バレーボールやバスケットボールのコートが2面とれる広さです。また、可動畳により武道の実施が可能となっています。屋内プールは広域的大会や都民の日常利用を想定をしていますが、50メートル掛ける20メートルのプールが、8コース、国内公認を取得する予定でおります。このコースは可動壁によって25メートルプール2つに分割が可能で、また可動床によって水深の変更が可能となっているそうです。このほかトレーニングルームやカフェ・多目的スペース等が配置をされる予定でございます。
 次のページをごらんください。16ページになります。パース図が載っております16ページの上側にありますのが全体を見渡したイメージパース、ちょうど味の素スタジアムの上ぐらいから見おろしたような形になっておりまして、大まかに右側のほうが北側になりますでしょうか。
 施設設計のコンセプトのところをごらんいただければと思います。スポーツとイベント興行の両立、それから、ペデストリアンデッキ等で味の素スタジアムや西競技場と連結し、またデザイン的にも周辺との調和を心がけたとのことになっています。また、太陽光発電等を設置して、省エネ、環境配慮に取り組むとのことで、パース図のメーンアリーナの屋根の部分にちょっと黒っぽい三角形ようなものが絵で見てとれるかと思いますが、このような部分に太陽光パネルを配置をする予定だというふうに聞いております。災害にも備えた、安全安心に配慮した施設づくりを行うとのことでございます。
 右下にありますのは、メーンアリーナの中、真ん中でバスケットボールでしょうかね、大会を催しているようなイメージになっている絵でございます。
 それでは、17ページをごらんください。ちょっと細かくて恐縮でございますけれども、施設の配置図となっております。先ほど申し上げました施設の概要との比較でいいますと、紫色に塗られているところがメーンアリーナに関する部分。今、これではバスケットのコートが4面並んでいるような絵になっております。また、上部に観客席が配置されている様子が見てとれるかと思います。また、緑色に塗られているところがサブアリーナに関する部分。バスケットボールのコートが2面、それから上部に観客席があるということが見てとれるかと思います。ブルーのところがプール、それからトレーニングルームに関連したところですね。
 それから、3階平面図の中ほどにあるオレンジ色のところ、ちょっと細かくて恐縮でございますけれども、ちょっと逆L字のような形になったオレンジ色のところが、にぎわいの創出として位置づけられているカフェと多目的スペースが配置をされている部分です。コンコース、広場に面したところに配置をされているようでございます。
 また、そのほかの黄色に塗られたところは、地下1階平面図のところは防災倉庫、また2階、3階のところはエントランスですとか、事務室というのが、黄色に塗られたところに配置をされているところでございます。
 また、1階平面図のところで見ていただくとわかると思いますが、メーンアリーナの右側のところに関係者駐車場というふうになっております。実際の方位でいいますと北側になるかと思うんですけれども、ここのところに関係者駐車場が43台、また、メーンアリーナとサブアリーナの間のところ、この1階平面図の黄色く塗られたメーンエントランスの前のところに一般用駐車場という記載があると思いますが、こちらが134台の計画になっています。駐輪場はプールの左側、余りはっきりは書かれていないんですけれども、プールの左側の道路との間のところですね。甲州街道に沿ったところに配置されますのと、もう一カ所は、関係者駐車場のさらに北側。今のこの絵ですと、樹木が配置されているように見えるところの内側のところに、その2カ所に配置をされる予定で、合計492台を確保している計画となっています。武蔵野の森総合スポーツ施設につきましては、以上でございます。
 それでは、資料4をごらんください。18ページでございます。例年6月の本委員会にて御報告をしている内容になります。株式会社東京スタジアムの経営状況等についてを御説明いたします。損益計算書の中の売上高ですが、平成24年度は11億2,374万円余となり、平成23年度の10億4,853万円余と比べて、約7,500万円の増となりました。これはFC東京がJ1に復帰をいたしましたので、来場者数が大変ふえたことが一番大きな要因だそうでございます。
 また、イベント事業のうちスポーツ系イベントでは、Jリーグ公式戦等の収入が2億1,000万円強と、昨年と比べて5,000万円以上の増収となりました。また、昨年度から加わった要素といたしまして、西競技場の運用が始まり、売り上げに1,400万円が加わっているところでございます。
 広告収入は、ネーミングライツの収入を中心に堅調でございまして、昨年度と比べて微増となっています。主に広告看板等の収入の影響があって微増ということのようでございます。
 商業施設等につきましては、1,200万円ほどの増収で、駐車場収入やCM・ドラマ撮影などの収入が伸びています。特にCM・ドラマ撮影につきましては、年間約180件ほど対応しているということで、そういう御利用があるとのことでございました。
 営業費用につきましては、施設管理や芝の管理費──西競技場もふえましたので、そういう意味でいえばコストがふえているという面もございます。施設管理、芝の管理、光熱水費を中心に、昨年度と比較して約1億円の増となっています。この結果、営業利益は7,320万円余、経常利益は9,950万円余となっております。
 貸借対照表は、下の図のとおりでございます。
 19ページへお進みください。19ページの事業実績では、Jリーグの来場者はFC東京のJ1昇格による来場者数の増が大変大きく、46万人となりまして、平成23年度の38万6,000人と比べまして7万4,000人の増となりました。これは、一昨年はJ1にいたわけですけども、J1だった際は41万人でございましたので、そこと比較しても伸びているというふうに言えるかと思います。
 商業イベントでは、コンサートの回数が6回、昨年度と変わりませんけれども、来場者数が1万人ふえたほか、フリーマーケット等も堅調でございますが、展示・試乗会等というのが今までは割と大きな人数を集めていたんですけれども、今回大幅に人数を減らしているようでございます。大きなイベントが1つ開催されなくなったという事情があるようでございます。
 そのほかの項目では、昨年度の16万人から20万人と大きく人数をふやしていますけれども、その他というのには、例えば具体的には味スタ・ランナーズクラブですとか、FC東京サッカースクールなどの自主企画、それから最近は特に健康ブームということもあってか、ランニングイベントが大変活況を呈しているとのことでございまして、ランニングイベントなどが定期的に開催されるようになりましたことから、その他のイベントのところが非常に人数がふえているという報告を受けております。
 味の素スタジアム全体で見ますと、昨年度と比較して、利用回数は57回の増、人数では15万2,857人の増となっています。また、アミノバイタルフィールドでは、アメリカンフットボールの開催やFC東京のサッカースクール開催などの定期利用が定着をしておりまして、特にアメリカンフットボールにつきましては、アメフトの聖地というふうに呼ばれ始めているそうでございます。ことしも1万人のお客様の増となっているようです。
 西競技場の実績が新たに加わりまして、ここに3万人強のお客様を集客しているところです。ランニングイベントや、芝のグラウンドということですので、女子サッカーのなでしこリーグの試合などで利用が始まっているようでございます。少しずつ利用がふえてきているという報告を受けております。実績につきましては以上でございます。
 資料5と資料6につきましては、国体推進室長から御説明を申し上げます。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  私からは資料5と資料6の御説明をいたします。
 最初に資料5、スポーツ祭東京2013の日程等についてでございます。今年度の競技日程及び主な取り組みについて御説明いたします。スポーツ祭東京2013の日程につきましては、全体会期といたしまして平成25年9月28日から10月14日まで、味の素スタジアムで開催される総合開会式を皮切りといたしまして、都内全域で各競技が開催されます。このうち国体につきましては、9月28日から10月8日まで、全国障害者スポーツ大会につきましては、10月12日から14日までになっております。
 三鷹市での開催競技でございます。大沢総合グラウンドに仮設施設を設営の上、サッカー成年男子、ソフトボール成年男子、アーチェリーの全種別、また、障がい者アーチェリーを記載の日程で行いますほか、デモンストレーションとしてのスポーツ行事といたしまして、パドルテニスを大成高等学校アリーナまい進・三鷹市第一体育館・三鷹市立第一中学校体育館の3カ所で行います。
 障害者スポーツ大会リハーサル大会のアーチェリー競技につきましては、5月26日に開催いたしたところでございます。
 続きまして、炬火採火イベントでございます。7月13日開催のみたか商工まつりの開会式に引き続き開催することで、現在調整を行っているところでございます。
 3の広報・啓発活動でございますが、今年度も引き続きマスコットキャラクターゆりーとを活用して、各種イベントなどで広報や啓発物品の配布などを行うほか、観戦ガイドなども作成し、市民に配布していきたいというふうに考えております。
 また、デモスポ行事のパドルテニス教室を5月13日より行っております。全5回の教室を2コース開催いたしまして、三鷹市で開催されるデモスポのパドルテニスへの参加を目標に開催するものでございます。
 また、今週末、6月22日には、ソフトボール子ども体験塾を行う予定でございます。ソフトボールの共催市、三鷹市、あきる野市、福生市、瑞穂町の3市1町による共同のイベントでございまして、今年度が3回目の取り組みとなります。今回はルネサスエレクトロニクス高崎を迎えまして、東京都選抜チームとのデモンストレーション試合を行うほか、元全日本の監督の宇津木妙子さんほかによりますソフトボールの体験教室を行う予定でございます。
 21ページになります。4の市民運動でございます。ボランティアの方々と花いっぱい運動に取り組むとともに、会場の大沢総合グラウンド周辺のクリーン活動にも取り組んでいきたいというふうに考えております。このクリーン活動でございますけれども、地元の大沢の商店会ですとか、羽沢小のPTAの方々と協働で取り組むものでございます。また、本大会の開催に向けたボランティア研修会の実施、さらには小・中学校児童・生徒の観戦の実施に取り組むこととしております。
 5の協賛の依頼・募集でございますけれども、現在のところ、物品協賛を中心に約300万円相当の協賛をいただいておるところでございます。引き続き各方面に働きかけて、協賛の依頼・募集に取り組みます。
 最後の6のスポーツ祭東京2013気運醸成・開催記念事業でございますけれども、今年度も東京都の補助制度は継続することとなっておりますので、昨年度に引き続き機運醸成の取り組みを進めていきます。市内の関係団体などがスポーツ祭やオリンピック、パラリンピックの東京招致の機運醸成を図るイベントなどへの助成、また観戦ガイドの作成、啓発グッズの作成などを中心に進めております。
 続きまして、資料の6、スポーツ祭東京2013の開・閉会式についてでございます。スポーツ祭東京の会期中、国体の総合開会式、総合閉会式、また障スポ大会の開会式、閉会式と、合計4回の開・閉会式が調布市の味の素スタジアムで行われます。開・閉会式を開催いたします東京都におきましては、味の素スタジアムの地元の3市、三鷹市、府中市、調布市の周辺の住民の代表、また主な事業所の方々に大会期間等における騒音、交通渋滞の発生、また交通規制の実施について御理解をいただくため、各戸訪問して説明を行う予定としております。このため、地元への説明資料の内容を報告するものでございます。
 資料が3枚ございまして、1枚目が概要、2枚目が式典のスケジュール、3枚目が開・閉会式会場の周辺図となっております。開・閉会式等の日程につきましては、練習会も含めて記載のとおりでございます。詳細のスケジュールにつきましては次ページのとおりでございますので、後ほどお目通しをいただければというふうに考えております。
 また、西側駐車場──先ほど企画経営課長から説明した武蔵野の森総合スポーツ施設の建設予定地でございますけれども、こちらのほうに開・閉会式に合わせて、おもてなし広場──通称ゆりーと広場といいますけれども、こちらを開設いたしまして、物販や飲食物の提供、またイベントの開催などを行います。
 式典会場としての使用範囲でございます。24ページの図面をごらんいただきたいと思います。開会式・閉会式それぞれの図面となっておりますけれども、左側の図面が開会式の図面でございます。青色の味スタ、また左側の西競技場、今申し上げました駐車場の部分、こうしたものに加えて、味スタの北のほうになりますけれども、調布市の暫定スポーツ施設など、こちらを臨時駐車場として活用するなど、全体で赤線で囲まれた部分が式典会場としての使用範囲というふうになっております。
 1枚目の資料にお戻りください。開・閉会式に伴いまして想定される影響でございます。開・閉会式でのアナウンスや音楽演奏による騒音、また、国体の総合開会式では、短時間ではございますが、ブルーインパルスによる展示飛行や花火の打ち上げにより騒音等が発生いたします。なお、ブルーインパルスの展示飛行でございますけれども、いわゆるアクロバット飛行でございまして、古くは東京オリンピックや大阪万博、また、最近では国体の総合開会式など、国家的な行事の際に行われるものというふうに聞いております。
 また、関係車両の往来により周辺道路では渋滞が見込まれ、スタジアム通りなどでは交通規制が実施される予定でございます。また、飛田給駅などの最寄り駅からスタジアムまでの歩道については混雑が見込まれますので、こちらについても規制が想定されております。
 先ほどの24ページの図面でございますけれども、こちらの青の破線の部分、スタジアム通りを中心といたしまして交通規制の想定路線となっております。また、黄色の破線の部分が雑踏対策規制想定路線でございます。いずれにつきましても規制の内容につきましては、現在東京都と警視庁の間で調整を行っているところでございます。さらに味スタ、西競技場及びその周辺では、仮設物の設営工事が今月から順次実施されているところでございます。このため周辺道路では、工事車両の往来が多くなってまいります。こうした工事や交通規制に当たりましては、実施箇所に警備員を配置し、安全対策を確実に講じていくというふうに聞いております。
 最後になりますけれども、地元への説明、広報でございます。東京都のほうで自治会長など、地元の住民代表者、また近隣の福祉施設などの主な事業所を訪問し、説明を行っていくというふうに聞いております。また、開・閉会式等の詳細及びそれに伴う交通規制等の内容につきましては、9月の上旬を目途に、味スタを中心といたします半径2キロメートル圏内の住民、事業所の全戸の皆様にポスティングを行っていく予定でございます。私からは以上でございます。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  それでは、私から残りの資料7と8について御説明をさせていただきます。
 資料7をごらんください。調布飛行場の1月から3月の離着陸状況でございます。25ページが送付文になっておりまして、26ページをごらんをいただければと思います。1月は2地点間輸送が595回で、前年同月に比べて50回の増、合計では1,289回で、前年同月に比べ24回の増となっております。
 27ページは2月の集計になってございますけども、2月は2地点間輸送は479回、前年同月に比べて38回の増、合計は1,057回で、前年同月に比べ28回の減となっております。
 3月でございます。28ページになります。3月は2地点間輸送が575回、前年同月と比べまして149回の増、合計では1,117回、前年同月に比べ58回の増となっています。前年同月の1月から3月と比較をいたしますと、前年が3,409回、ことしが3,468回ですので、54回の増というふうになっております。
 最後に、これも定例でございますけれども、資料8は、味の素スタジアム輸送人員についてです。サッカーJリーグ戦や音楽イベントなど、入場者が多数見込まれる場合には、主催者がバス事業者に依頼をして、周辺駅から味の素スタジアムまでシャトルバスを運行しております。平成25年3月9日から5月18日までの利用実績の御報告でございますが、この期間にサッカーの試合が7試合開催されております。左側のほうに輸送日ということで、3月9日から5月18日まで7日間書いてあるかと思います。サッカーの試合の場合は、吉祥寺、三鷹、武蔵境、多磨、狛江の5駅とスタジアムを結ぶバスが運行をされております。
 29ページ、1枚おめくりをいただきまして、30ページのほうが集計表になっていまして、わかりやすいかもしれません。30ページの一番右側の合計欄にありますとおり、この期間のシャトルバス利用者は1万7,919人で、総入場者数に対する平均乗車率は6.1%。昨年度は5%台でございましたので、それよりも上回っているところでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に移りたいと思います。質問のある方、いらっしゃいますか。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。新しく飛来する飛行機の騒音の関係なんですけども、ちょっと心配なのが、ヘリコプターのほうのぎりぎりのやつがあったですね、たしか。一番最後のやつで、離着陸時の規制が87.9で、実際の測定値が87.8という、0.1デシベルという差なんですけども、基準値というのは当然国際基準で決まっているというお話伺いましたけど、その測定値というのは、これはどんな方法で測定したのか。例えば1回測定なのか、あるいは数回飛来したものか、あるいは機種は1機種なのか、何機種かを平均したものであるのか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  済みません、私、先ほど、もし測定値というふうに申し上げてしまったとしたら、測定値というのは余り正確ではございませんので、それは訂正をさせていただきます。この申請値といいますのは、その機種がこのような騒音になるということで設計をされている、その設計書に書いてある数値なんですね。ですので、こういうふうな音になるようにあらかじめ設計をされているので、この機種については、どの機種についても必ず基準を下回るように設計をされているということなんだそうです。
 ですので、ごめんなさい、測定値ということではなくて、その機種がこの騒音の規定値以下になるように設計をされている、その設計上の仕様の数値がこの数値になっているということで、そういう意味でいえば、その機体を設計をし、製造をする際に、もともとの国際基準の数値を下回るように設計をし、製造をしているということなのだというふうに説明を受けているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、これは設計上の、机上の数値ということであるということで。0.1デシベルですのでね、環境によっては多少音の大きさは変わってくると思うんですね。というのは、付近住民が一番心配しているのは、安全な飛行と騒音関係だと思いますので、この騒音について、もし測定のチャンスがあれば、実際にこの機種については測定をしていただいたほうがいいかなと思いますけども、もしできるんであれば、ぜひお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  ほかに質問。


◯委員(長島 薫さん)  済みません、私、こちらの委員会、初めてなので、いろいろと極めて初歩的なことをお聞きすることになるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
 新たに5カ所で6機種ですね、使用目的が整備ということで申請されているわけですけれども、これはつまり、ふだん置いてある場所は全く別のところで、調布飛行場へは、調布飛行場にある設備や機材等を使って整備を行うためだけに来るという理解でよろしいでしょうか。お願いいたします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  申請書の──まだ決まっていないので記載をしていないという機もございますけれども、例えば一番最初に書いてありますシーラス式SR22T型というものは、長野県松本空港というふうに──3番のところですね、定置場が長野県松本空港というふうに書いてあるかと思います。どの機につきましても、例えばその次のエクストラ式EA300、S型につきましては、福島県ふくしまスカイパークというふうに書いてございます。
 日ごろ置いてある場所は、今、質問委員おっしゃったとおり、別の空港でございまして、そこから調布飛行場には、この申請者にそれぞれなっている事業者が幾つかあったと思いますけれども、アイベックスアビエイションですとか、東邦航空、日本エアロテックというように、整備事業を受託をしている、そういう事業者さんが調布飛行場の周辺には多うございますので、そこの整備事業者さんに整備をしてもらうために調布へ飛来をして、整備をして、またもともとの定置場の空港へ戻っていくというような場合がある。
 そのときにも、そういうような場合にも、全く今まで飛来したことのない新しい機種であれば、このような形で御協議をお願いをするというようなルールに協定書上なってございますので、一件一件お諮りをするというような仕組みになっているところでございます。


◯委員(長島 薫さん)  ありがとうございます。それでは、もう一つお聞きしたいんですけれども、こちらも新たに申請されている機種なんですけれども、整備を行う予定は調布飛行場の受託事業者のみということなんでしょうか。それとも、ほかにも整備を行う場所があって、いろいろ整備を行える場所が何カ所かある中での1つが調布というようなことでしょうか。それとも、この機については整備を行うのは調布のみということなんでしょうか。そのあたりお願いいたします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  この機についてどうか、それぞれのエクストラ式何々とか、シーラス式何々のその機にとってどうかということまではちょっと1回置くとして、調布飛行場以外にも整備を可能な場所が、空港があるかといえば、それはあると思います。ほかの空港でも、もちろんいろいろな機を整備をしていると思うんですね。先ほども申し上げましたとおり、調布飛行場にある航空関係の事業者さん、整備が可能な事業者さんがここに今挙がったもの以外にも何社かあると思うんですけれども、そちらの会社と契約をする、そこにお任せをしてこの機を整備をするんだということでいえば、この機にとっては、整備をする場所はこの飛行場になるということになるかと思いますので、そういう委託、受託の関係で、こちらにお任せをして整備をしてもらうんだということで、飛来を申請してきているという関係になってございます。


◯委員(長島 薫さん)  わかりました。ありがとうございます。初めてのことですのでいろいろとお聞きするんですけれども、こういった新たな機種というのは、どのぐらい新しく入ってくることになるんでしょうか。年間発着する回数等、いろいろ制限があったかと思うんですけれども、ふえる一方なのか、あるいは退役といいますか、引退して発着しなくなる機もあるとか、そういう新陳代謝というようなことっていうのは行われているんでしょうか。お願いいたします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  恐らく御質問の趣旨は、こういうふうに新機種をどんどん受け入れていくと、どんどんどんどん発着の数がふえていってしまうんじゃないのかなっていう、そういう御心配なのではないかと思うのですが、離着陸の回数が、もちろん増するかということと、新機種をお認めいただくかということは、ダイレクトにはつながってはこない部分があろうかと思います。
 というのは、きょう御協議をいたしておりますこの6機種につきましては、今まで一度も調布飛行場におり立ったことがないので、例えば騒音ですとか、このような性質の機が飛来してもいいかどうかとか、そういうことをお認めいただくための今御協議なんですね。例えばですけれども、今まで既にこの機種は大丈夫であるということでお認めいただいている機で、同形の機種で、ただ個体としては新たに飛来するというものも、もちろん営業的にはあるかもしれませんし、今お認めいただいている中でも、整備の目的が発生しなければ、お認めいただいたけれども来ないということも、もちろんあるわけです。ですので、この新しい機種をお認めいただくということと、ダイレクトにあしたから何十回かふえちゃうとか、そういうことはつながらないということを、一つはまず御理解をいただきたいと思います。
 あと、もう一つ、退役してしまうものもあるんですかという御質問もございましたけれども、そういう意味でいえば、過去にこういうふうに新機種協議で認めていただいて、調布に飛来してもよろしいというふうに言っていただいたものの中で、今、例えば質問委員さんおっしゃったとおり、もう使わなくなってしまった飛行機というものも長い歴史の中では恐らくあろうかと思います。ですので、過去にお認めいただいたものが全て今も飛来しているかというと、もちろんそういうわけでもないかと思いますので、純粋にどんどんどんどん累積で──お認めいただいている機種は累積で機種としてはふえてまいりますけれども、飛来する回数がそれに比例してふえているかということではないということを御理解をいただければと思います。


◯委員長(伊東光則君)  ほかにどなたか。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、じゃあ、今回この新たな機種ということで、これはそれぞれの各市でも協議されているかと思うんですけれども、現状こういった形で、私も2年ほどちょっとこの特別委員会離れておりまして、最近の動向がわかれば教えていただきたいんですが。
 最近、三鷹であれば大沢周辺の住民からの、こうした新機種導入なり、離着陸に関する苦情という部分は、例えば市側のほうに届いてきたりとかされているんでしょうか。それか、もしくは調布飛行場にじかに苦情という形で、三鷹市民の方がダイレクトに言っている実情があるのかどうかってことが、もしわかればお教えいただきたいんですが。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  実は新機種協議自体が、前回にお願いをいたしましたのが平成21年の6月だったということもございまして、この何年間かなかったものですから、新機種協議があったということについて、何か市民の皆様からお話があったということは、この間協議もなかったですので、それは直接的にはございませんでした。
 また、そういう意味でいえば、新機種かどうかにかかわらず、騒音の問題ですとか、そういうことにつきましては、ダイレクトにうるさいから云々ということを市のほうにお声がかかるということは、今のところ幸いございませんし、そういう意味では、飛行場のほうは地元の皆さんにいろいろな情報提供などを日ごろからさせていただいていますので、そういうコミュニケーションをさせていただく中から御意見を伺っているということはあろうかと思いますけれども、特段大きなまとまったクレームを頂戴しているということは直接的にはないようでございます。
 ただ、例えば昨年度、こちらの委員会にも御協議をお願いをいたしました、例えばIFR導入ですとか、三宅島新航路の導入ですとか、そういう御相談をさせていただく中で、市民の皆さんとの説明会などを開きますと、もちろん騒音には気を配ってほしいのだ、安全性はちゃんと守ってほしいのだという御要望は頂戴をするところでございますけれども、そういう何か特段の具体的なクレームというようなものを頂戴しているという報告は、私どものほうには来ておりません。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。特段大きなというか、苦情がないという状況だと思うんですが、なかなか地元の皆さん、特には調布飛行場まつりとかっていう形での触れ合いの機会っていうのは、毎年参加者もふえていらっしゃるのかなっていう実情が感想としてあります。
 あと、非常に今回の、きのうからですか、この計器飛行方式の導入という形で報道とかでも取り上げられているかと思いますけど、何かまた今後、調布飛行場まつりとあわせて何か地域の方々が、例えばこうした離島との交流という部分の機会がふえてもいいのかなっていう気がしますし、また、逆にそういった物産とか物が、市民の方が、比較的大沢の地域、買い物とかという部分に不便な側面もあろうかと思いますので、そうした仕組みづくり的な部分も今後期待したいなというふうに考えております。何かそこでお考え、御答弁できることがあれば、1点お願いします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  確かに調布飛行場まつりの場で、特にIFRの御協議を昨年来始めさせていただいてから、また三宅島のほうも、今までは羽田でございましたけれども、調布でお願いをしたいという話になりましてから、今までにも増して離島の皆様方、島の皆様方と調布飛行場を取り巻く地元3市の市民の皆さんとの交流、もしくはいろいろなコミュニケーションというのは非常に重要になってきているかなと思うんですね。
 議会のほうにもお話、お声がけがあったかと思いますけれども、特にIFRや三宅のお認めいただく際には、先方の首長さんだけではなく、議員の皆様ですとか、場合によっては市民の方からの御要望みたいなことも地元3市のほうにも届いておりますし、かなり直接的にお願いに上がられたりとか、もしくは、決まった後には感謝に見えられたりとかというふうに、交流を図りたいという熱意は非常にあろうかと思います。
 飛行場や東京都の港湾局のほうもその辺は重々承知をしておりまして、例えば今委員さんおっしゃった調布飛行場まつりの中でも、離島のブースをきちんと設けて物産のPRであるとか、そういうことをしていく。それから、先日、ターミナルが新しくなりまして、そのターミナルの2階にコーナーが設けられて──まだちょっと売店とかは、まだこの間見ていただいたときには始まっていませんでしたけれども、やはりああいう場で島のすばらしさであるとか、物産であるとか、観光のPR、もしくは、島から着いていただく皆さんに、この地元の調布、府中、三鷹のこの3市のよさをわかっていただくというようなことを、ああいう場ができたことをきっかけにして、より深めていくということが可能なんじゃないかなと思うんですね。
 ですので、そういう1つは物産ですとか、観光PRですとか、そういうことがきっかけになるかとは思いますけれども、そのような取り組みを、イベントや、ああいうターミナルの場所を活用してやっていくということが、非常に飛行場を抱えている地元3市としては大事にしていくべきことなんじゃないかなというふうに思っているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございました。御答弁いただきました。以前、私もこうしたものは、ある意味迷惑施設というか、的な側面がどうしてもフィーチャーされてしまうというか、前面に出てしまうという状況があります。しかしながら、こうした三宅のかかわりとか、離島とのつながりっていう部分、これからまた非常に大事になってくるのかなというふうに思いますし、ちょうどあそこの、先ほど課長からも御答弁いただきましたターミナルの部分は、唯一三鷹市が接しているというか、バス停もございます。何かそうした客も、強制的にじゃないですけど、今後のバスルートの見直しとかで、離島からの訪問者が三鷹のほうに流れてくるような仕組みづくりとか、人の流れ、交流の場みたいな部分をまたしっかりと御提案というか、模索をしていっていただきたいなというふうに思いまして、私の質問を終わらせていただきます。


◯委員(森  徹君)  新たな機種の点で質問させていただきたいんですが、このヘリですね、ロビンソン式のR66、これは大阪航空っていう株式会社の所有、使用ですが、この大阪航空という会社の営業内容といいましょうか、これ、どういう会社なんでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  航空機を運用している会社だという以上の情報を現時点では持ってございませんけれども、この機、ロビンソン式自体を所有かつ使用をしておりますので、日常的にはこの大阪航空さんが運用しておりますけれども、整備について日本エアロテックが運用するということになっているようでございます。


◯委員(森  徹君)  住所が八尾ですよね。八尾空港、あそこも住宅の中にある空港で、今回の仮名橋下という人がオスプレイのなんていう話が出た飛行場ですよね。三鷹よりもちょっと規模、大きいと思うんですよ、保安庁か何かの基地もあるようでしてね。ここにある航空会社、かなり規模、大きいのかなという点で、どういう営業内容といいましょうか、どんな、資本金も含めてちょっとお聞きしたかったんですが、今のお答えでした。
 それで、ヘリコプターの定期整備っていうんでしょうか、車なら何年って決まっていますよね。ヘリコプターっていうのは、定期整備っていうのは大体どういう基準になっているんでしょうか。それをお聞きしたいと思います。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  恐れ入ります。ヘリコプターの定期整備、特にこの機種自体の整備について、どれぐらいの頻度でどうということを、私ども承知はしてございませんけれども、私どもに今お答えできますのは、年間四、五回程度、日本エアロテックのほうに依頼をして、整備をお願いしたいというふうに申請していらっしゃるということでございます。


◯企画部調整担当部長(内田 治君)  先ほどこの大阪航空の会社の概要ということで、八尾の会社ということで、資本金4,800万円というような規模で、31人ほどの従業員さんがいらっしゃるということだそうです。航空写真の撮影でありましたり、また航空パイロットの養成のプログラムなどの御提供や、またこのロビンソンヘリコプターの販売というようなことなども、業務としては、概要の中には記載されているというふうに聞いております。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  四、五回の飛来回数ということになりますと、例えば2カ月から3カ月に一遍ぐらいかなっていうふうに思いますが、本来大阪を中心に営業をやられていると。八尾空港でも、当然この整備の、八尾空港自身が調布と同じような、またそれ以上の整備の体制というか、そういう会社があると思うんですよね。今回、これ初めてですか、この会社が調布に整備で来るのは。ちょっとその辺、過去にそういう例があるのか、今回初めてなのか。ちょっと私の記憶ですと、大阪航空っていう名前は初めてかなっていうふうに、そういう記憶程度なんですけども、この辺どうでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  そうですね、今回、直接的な申請者は大阪航空から委託をしている日本エアロテックさんですので、日本エアロテックが今まででもということはあったかなという記憶はございますが、私も過去何年間かの資料を見ましたけれども、大阪航空さんがあったという記録は現時点ではございませんけれども、過去の全ての記録を見たわけではございませんので、ちょっと、多少、ここ数年来はなったということは申し上げられるかなと思います。


◯委員(森  徹君)  調布飛行場の場合には、住宅の中の飛行場という点で、絶えず東京都との協議の中でもこの問題──騒音の問題と安全性の問題、この安全性の問題というのは絶えず協議になってきました。これは三鷹市としても、そのことを十分に認識して今までも対応してきたと思いますし、議会もそういうことでいろいろこの協議事項、対応していたと思うんですね。
 そういう中でも、やはりヘリの騒音というのは非常に大きいと。固定翼の場合には、冬と夏との離陸、進入の風向きとの関係で、そのときそのときの騒音の大変さっていうのは十分あるんですけども、ヘリの場合、非常に大きいという声は、絶えず我々議員も、市民からの苦情っていいましょうか、何とかしてほしいっていう声は聞いておりますので。かなり飛来回数が多いかなと、整備の回数も多いという点で、この会社が大阪からさらに東京方面に営業展開ということを考えて、こういう形であるのか。そうしますと、やはり騒音等の問題っていうのは、新たなそういう負担を強いられるといいましょうか、その辺はどんなふうに、行政としてこの点を調査されたのか。その辺は非常に大切な点だと思うんですけども、この点はいかがなもんでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  騒音の問題、本当に私どもも非常に気にしているというか、重大だと思っておりまして、そういう意味でいえば、先ほども申し上げましたとおり、きちんと基準以内なのかとかですね。それから、例えばこの4回から5回が、今、委員さん多いとおっしゃいましたけれど、さらに多い回数を書いてあった資料、ちょっと修正をしてある資料などがあったのを目にとめていただいたかと思いますけれども、余りにも回数が多いので、本当にこんなに回数来るんですかということを質問をして、いや、それは済みません、実は記載の間違いでしたということがわかったりとかですね。そういうようなことで、きちんとした形で修正をして書いていただいたりとかということも、この間、東京都との間で、きょう御協議に付すまでの間にかなりいろいろと調整をさせていただいた面はございます。
 確かに4回から5回、必ず4回から5回来るということかどうかというのは、最大でこれぐらいの飛来回数であり、そういう意味でいえば、整備ということですので、必要に応じてということの部分もあろうかと思いますけれども、飛来する可能性があるので、この回数を御申請をいただいているというふうに思っております。
 非常に悩ましいことでございまして、もちろん、三鷹市民、三鷹を含む地元の3市の市民にとっては、少しでも静かなほうがいいわけですし、なるべく少ない回数で安全性が確保されているほうがもちろんいいわけでございますけれども、一方で、やはり公共の飛行場だということで、特に整備ですとか、そういう地元の事業者さんの事業に関することでもございますので、公共の飛行場として制限を加えていきたい部分と、しかし、やはりある程度、安全性や騒音にきちんと縛りをかけてチェックをしつつ、ある程度お認めいただく必要がある部分とあろうかなと思ってございます。
 そこが、例えば飛行場のほうでも、今回整備目的ということは認めるけれども、ここの間の協議の中で、給油だけの目的というのはお断りをするということを飛行場として決断をして、ことしの4月1日から運用をしているわけですね。この点につきましても、そういうわけで、単に給油するだけという目的の飛来は、もう今全てお断りをしているわけなんですけれども、一部の今までの御利用者の方では、公共の飛行場として、給油の目的を断るというのはどうなんだという議論もどうやらあるようでございます。
 ただ、それはそれとして、飛行場としては、地元の3市の市民の皆様へ、きちんと理解をし、受けとめていただくためにも、そこはお約束をして、きちんと断っていくんだという確固たる姿勢で取り組んでいただいていますので。そういう意味でいえば、もちろん御審議をいただきつつ、ちゃんとチェックをしていただきつつ、やはり新機種の協議についての御協議、私どもとしてはお諮りをしていきたいというふうに思っております。


◯委員(森  徹君)  東京都の調布飛行場の管理事務所、東京都がこれを受け入れるという方向で、それを三鷹市がということで、しかし、議会として、この特別委員会が協議事項として、やはり質問をし、ここで我々の内容を市長のほうにという、そういう形ですから、やはり議会の、やはりいろいろここで出された質疑っていうのは非常に重く──これは当然三鷹市はそういう立場に立っていると思いますけども、東京都に対して、これをしっかりと意見を出していただきたい。当然、市長のほうからも、正副委員長から市長の協議に対する対応という点ではそういう意見が出ると思うんですけども、改めてこの辺はしっかりと受けとめて、東京都に対しても対応していただきたい。
 それから、東京都のこの管理事務所からの資料等で、そのままここに出てくるだけじゃなくて、必要な場合には問い合わせをして、しっかりとしたものを認識しながら議会のほうに提案していただきたいということも含めて要望しまして、質問を終わります。よろしくお願いします。


◯委員長(伊東光則君)  ほかに。


◯委員(嶋崎英治君)  10年以上たっています。しばらくぶりに委員にしたんで、少し基本的なことに触れるかもしれませんが、よろしくお願いします。
 最初に、東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書というのは、お手元にありますか。それから、市のホームページなんかに掲載されていますでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  ホームページには掲載はしてはございませんけれども、今までも委員会の中でお配りをしておりますし、もしお手元になければ、お届けをさせていただきます。


◯委員(嶋崎英治君)  よろしくお願いします。その覚書の中に、大きさの制限とか、そういうのは入っていましたでしょうか、飛行機の大きさですね。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  協定書の中には、飛行機のサイズについては特段の記載はないんですけれども、協定書に基づく覚書の中にもう少し具体的な細かな記載をして、さらに別表があるんですけれども、その別表の中に、例えば重さの制限で、飛行機は、大きさはもちろん長さですとか、羽根の大きさとかもございますけれども、基本的にはやはり大きいものは重い、小さいものは軽いというふうなものになっておるかと思いますので、重さの制限というのが別表の中に記載をされていて。例えば今ちょっと読み上げさせていただきますけれど、重量制限については、例えば単車輪荷重、1個の車輪にどれぐらいまでの重さでなくてはいけないかとか、そういうことの記載がございますので、大きさについての何か基準があるかと問われれば、その重さについてのことで、別表の中に記載をさせていただいているところがあるかと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  丁寧に説明ありがとうございました。かつて、この調布飛行場を返還してもらったとき、それから、その後のいろんなやりとりで、YS11クラスを飛ばすんじゃないかというようなことがあったんですね。ですから、それは重さということでできるのかなというふうに思いましたから、それはそれでまた理解をいたしました。
 その上に立って、7ページに図面があるんですが、他の図面はメートルとフィートの併用、あるいはメートルなんですけど、私たちの国はメートル法の国ですから、フィートで書かれるとわからんのですよ。数式掛けて計算すりゃいいんじゃないのと言われても、すっと出てこないんで、この大きさは一体メートルとするとどういうふうになるのかなということでね。こういう申請があったら、この次からはメートルで出させるようにしてもらったほうがいいんではないかと思うんですが。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  少しでもわかりやすいように記載をしてもらったほうがよろしいという御意見につきましては、私も全く同感でございます。今の資料で申し上げますと、ちょっと大変細かくて恐縮なんですが、右肩の備考欄の中に、中段下ぐらいですかね、全幅26フィート3インチで(8メートル)ですとか、全長22フィート10インチで(6.9メートル)、大変細かい字で恐縮なんですけれども、一応メートルも記載はしているようでございます。
 ただ、ちょっと違いますかね。そうですね、わかりました。ということで、いずれにしても、確かにここの下でフィートのところにちゃんと書いてあるとか、そういうことは非常に重要だと私も思いますし、今回、東京都側も私どもも新機種協議、久しぶりということで、ちょっと資料がいろいろ手書きで修正をされていたりとか、いろいろ欄外に注意書きがふえていたりとかするような資料で、お認めいただけますとおり、私どももかなり何度も差し戻しをして、ここははっきり説明されていないとか、ここはもうちょっとちゃんと記載してもらったほうがいいというやりとりをさせていただいてのことでございます。おっしゃるとおり、わかりやすいように、きちんとした形での申請。
 もちろん、間違いがあったりということは、もちろん、きょうのは多少わかりにくくはなってございますけれど、間違いがあるということではないかとは思いますけれども、間違っている、間違っていないという以前に、わかりやすい、御判断していただきやすい資料ということには心がけてまいりたいかと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  次は、6月18日の日経報道等、それから計器飛行というふうに今度切りかわったんですかね。管制官の指示っていうふうに書かれているわけですけれども、御案内のように、調布飛行場の管制権は米軍横田基地ということですね。日米地位協定第6条第2項ぐらいになるんですかね。その管制官というのは、どこにいる人がやりとりするのか。調布基地の人なのか、横田基地の人なのか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず8月18日からIFRが一部導入をされましたけれども、先ほどもちらっと申し上げましたが、基本的にはVFR、有視界飛行方式で飛んでおりまして、有視界飛行方式では飛べない気象条件になり、かつ計器飛行方式であれば飛べるという気象条件のときのみ、しかも定期航空路線に限ってのみ、計器飛行方式で飛ぶということになっていますので、全部が切りかわったというわけではなくて、今まで、例えば視界ですとか、雲の高さなどが有視界飛行方式には適さないので、有視界飛行方式のままだと飛べないけれども、計器飛行で管制が入れば飛べるという範囲のところでだけ使うということですので、そこは全面的に切りかわったのではないというところは、まず御理解をいただければと思います。
 その次の御質問でございますけれども、じゃあ、管制官はどこにいるのかという御質問です。計器飛行方式で管制官とのやりとりが入るわけですけれども、その管制官自体は横田基地にいる管制官だというふうに聞いております。ただ、ごめんなさい、今回、委員のメンバーの皆さん、かわられたので全員の方が御見学をいただいたわけではありませんけれども、4月22日に調布飛行場を見学した際に、管制塔の上にもお邪魔させていただきましたけれども、あの場でも見ていただきましたとおり、実際に調布飛行場にはいわゆる管制官はおりませんけれども、情報提供サービスというものを行っている方が何人もいらっしゃって、その情報提供サービスをしている調布の担当者が横田の基地にいる管制官とやりとりをして、実際には、途中からつなぐ形で、その飛んでいく飛行機をお互いのやりとりの中で引き渡すような形で、パイロットが調布飛行場から情報を受けつつ、横田の管制官からも情報を受けて計器飛行方式で飛んでいく、もしくは到着をするという形になっているんだそうです。
 ここのところで、18日の日、昨日から運用が可能になったというのは、その横田の管制官と調布飛行場との間での協議が調ったので、運航ができるようになったということだそうでございますので、その辺、きちんとしたやりとりをし、引き渡す方法もきちんと確認をしということで進めているというふうに聞いております。
 皆さん、御存じかもしれませんが、つけ加えさせていただきますと、もちろん今、調布飛行場には管制官という人はおりませんけれども、国交省のほうで管制官をしていたOBの方、そういう意味でいえば、プロがきちんとした形で情報提供サービスをしているということも、申し添えさせていただきます。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。多くの方がこのことを御存じないかなというふうに思うんですね。私たちの国で、私たちの上空ですから、これは皆さんに言ってどうなることじゃありませんけれども、早く管制権を取り戻さないといけないなということは、私の気持ちとして申し上げておきたいし。この空の上ですから、そこで、やっぱり安全な管制というか、飛行というか、いうふうにしたほうが絶対安全だというふうに私は思いますので、機会があれば、そういったことでの意見を申し上げる場面があれば、やっていただきたいなと。横田が持っているっていうのは異状だというふうに私は思いますので。
 それから、この関係でもう一つ。先ほど吉沼委員が、騒音の測定可能なんですか、可能ならやってもらいたいということで、可能なんですかね。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  個々の機体についての騒音を測定したということは、基本的にはないかと思います。もちろん、御案内のとおり、飛行場全体として1日を通してどれぐらいの音がというようなことの騒音測定という意味では、定点と、それから季節を置いてということで定期的な測定をしておりますので、飛行場自体の騒音の測定という意味では、きちっとした対応をさせていただいておりますけども。1機種1機種について、飛行場側で、もしくは地元市側で測定をするというようなことというのは過去に実例はございませんし、想定はしてございません。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そうだろうなと思ってはいましたけれども、それでいいっていうわけではないというふうに思いますので。かつて、その飛行場全体で測定する騒音で、その持ち主なり、会社なり、警告っていうのは出したことはあるんでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  1機種1機種に対して騒音の測定をしていない以上、その機に対しての違反があるかどうかということ自体ははかりかねますので、そういう意味でいいますと、騒音については1機種1社がどうかということよりも、飛行場全体としてどうかという捉え方をして、もちろん規定基準内でやらせていただき、もしくは、上回るような場合には、過去にはきちんと防音の対策をとらせていただきということで対応しているかなと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。大変でしょうけども、騒音とか、安全とかっていうことは周辺の人たちの一番の関心ですから、いろいろな工夫をしていただきたいと思います。
 委員長、ほかの項目でもいいんですか。この協議のことだけですか、まずは。
                (「全体的に」と呼ぶ者あり)
 いいですか。それでは、次に、新たなアリーナっていうんでしょうか、それのことで。バスケットとバレーが4面とれる広さということで、写真みたいなものが載っているんですけども、NBAなんかは可能なんですか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  オリンピックを招致をすることを想定にしてつくっている施設だと伺っておりますので、実際来るかどうかは別にして、基本的には大丈夫なんじゃないかと。オリンピックができるものであれば、基本的には同じ対応ができるのではないかと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  国際ルールですから、それはね。ですから、NBAとか、日本のプロバスケットもちょっとルールが違う、コートの大きさもちょっと違ったりするんですよね。ですから、何ていうんですかあれは、ペイントみたいので張りかえたりしながら、いろんなアリーナではやっていると思うんです。東京体育館なんかもそうですね、そのルールに応じたものを何か。床が出てくるのか、あるいは張りかえるのか、私、そこまでは現場を見ていないんですけれども。ナショナル・バスケットボール・アソシエーションですね、アメリカのプロバスケットっていうのは、やっぱり今世界で一番人気のあるところですから、もしそれができるんだったら、またこの調布のアリーナも、また少し名前が世界に知られるんじゃないかと思いますので、そこいらのところを、今じゃなくて結構ですから、調べていただければと思います。
 それから、もう一点。スポーツ祭のことで、道路のことなんですが、中心の道路はいいと思うんですが、周辺の道路、幾つかありますよね。それで、そこも実際この体育祭が始まると車の量もふえるしというふうに、私は想像するんです。それで、3月ぐらいの時点だったですかね、見たら、やっぱり道路が傷んでいるとか、そういうのがあって、これ、直したほうがいいんじゃないのかなと思っていたんです。最近行ってないんで申しわけないんですけど、そこいらの周辺道路の補修状況っていうのはどういうふうになっているんでしょうか。教えてください。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  大変申しわけないんですけれど、周辺道路の状況については、現状では把握しておりませんけれども、かなり関係車両が多く来るということで、東京都のほうでは、時間帯なり、あと、味スタへの迂回ルートをいろいろ模索しているというふうに聞いておりまして、いろんな行き方でここの周辺に集まるようにというふうに聞いております。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  かなりの車がとめられるようになっていますですよね。場所も場所ですから、それはそうかなと思うんですけども。その関係で道路が陥没していた事故──市道だと思うんです、大体が、都道というよりは。ですから、そこいらのところを、やっぱり周辺道路もちゃんとしていたほうが私はいいかなと思いますので、今でなくて結構です。もしそういうところがあれば、直して、支障のないように、責任が問われないようにしたほうがいいんじゃないかということを申し添えて、私の質問を終わります。


◯委員長(伊東光則君)  ほかに。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、幾つか質問させていただきます。まず協議事項について、毎回のことですけど、この件については協定、それから覚書、別表のそれに適合しているようでもございますので、やむなしかなというふうな思いがします。しかしながら、近隣の安全、それから騒音には十分注意するように申し上げて、意見としたいと思います。
 続いて、計器飛行、IFRについてですが、改めて横田基地との調整が済んだというお話ではございますけれど、過日から課題になっている安全性、それから、やはり騒音等についても、港湾局から何か、この機に何か御報告とかあったんでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  IFRのことにつきましては、昨日、一昨日の時点で──月曜日の時点で横田との協定が調ったので、翌日から可能になったということが報告があったところでございます。4月以降、東京都のほうも横田とやりとりをして、いろいろ準備を進める中で、やっとこの日を迎えたという面があったかと思います。
 特に飛行場も、それから港湾局側も、昨日の初運用に向けまして、かなりきのうなどはなかなか連絡がつきにくい状況に──現場に皆さんおりますので、なかなか連絡がつきにくい状況ではあったのですが、電話等で聞き取りましたところ、1つは、やはり横田の側と、それから飛行場の所長との間での協定をきちんと取り結んで、例えば、使う周波数帯の問題であるとか、どこの時点の目印にしてどういうやりとりをするのかとか、かなり具体的な、そういう意味では、きちんと安全に運航するための手順をきちんと確認をして。
 それから、きのう、きょう、あすの3日間については、試験的に運用するという部分も、実運用に入った最初のところですので、有視界飛行方式で明らかに安全に飛べるというところで、そこに合わせて、有視界方式で飛び立つのに合わせて計器飛行の管制とのやりとりもやってみるというような、そういうことを入念的にやりながら進めているのだという報告を受けているところでございます。安全については、そういうふうな形で入念的にチェックをしながら進めていくということで、東京都のほうとしても図っていきたいというふうに思っているところだと思います。
 騒音につきましては、就航率が82%から90%台に上がるということで、そういう意味でいえば、定期航空路であるドルニエでの発着数が年間で500強というふうに言われていますけれども、計器飛行方式が導入されることで、就航率が上がるということは、とりもなおさず離発着数がふえるということにはなりますので、そういう意味では、地元の皆様方にその五百数十便分が多く離発着することでの影響というのがもちろんなくはございませんので、その分につきましては、やはり離島の皆様等の足の確保である定期航空路のほうはお認めをいただきつつ、全体の量を減らしていく。自家用機のほうの制限を厳しくしていく、もしくは先ほど御質問の中でもお答えをいたしました、給油目的での飛来は認めないというような、飛行場全体としての数を減らしていく活動を東京都としてきちんとやっていくことで図っていきたいのだということを、改めて確認をしているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  ちょっと心配なのは、今いろいろな調整の中に、細かい調整の御答弁もありましたけど、VFR、IFRと、その境目といいますかね、いつ使うかわからないみたいなところの中で、信頼性がお互いとれるのかどうか。または、運航する中で、利用者のほうが問題がないのかということを少し感じるんですけど、その辺はどうなんですか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  IFRで飛ぶかどうかというのは、私どももどういうときに使うんですかということを、そういう意味でいうと、全部で使うわけではございませんので、有視界方式で飛べるときは有視界で飛ぶ。有視界方式で飛べないお天気のときで、可能な部分だけIFRにするということなので、じゃあ、どういうときに使うんですかという質問は繰り返しさせていただいているところなんですね。
 基本的には、やはり飛ぶ前に──調布から飛ぶなり、離島から飛んでくる、その前の段階で、この機はIFRで飛ぶということをはっきりさせて飛ぶんだそうでございます。なので、途中で切りかわるっていうことは基本的になくて、今、そういう意味でいいますと、有視界気象状況にないということを飛ぶ前に判断をし、では、有視界飛行状況にはないけれども、計器飛行であれば可能な気象状況なので、この機は計器飛行で飛びますということを、スタートする前に決めてから飛ぶんだそうでございますので、そういう意味では、この機はIFRで飛んでいますよということが、飛び立って、そういう意味では、早い段階から横田の管制官とのやりとりをしながら、無事に運航をするということのルールになっているようでございます。


◯委員(宍戸治重君)  住宅地の中にある空港として、やはり安全性、騒音問題は大きな課題です。そういうような意味から、ぜひ継続して取り組んで、より安全な運航をお願いしたいと思います。
 先ほどの協議事項について1つ言い忘れてしまったんですが、この調布飛行場には、大変技術の高い整備工場があるというふうに以前にも説明をいただいたように思いますけど、できれば、なるべく飛行機が来ないほうがいいというのもちょっとおかしな話ですけども、また、そういう会社があるということで、仕方のないことだなというふうに考えますけど、これから、できるだけ地域の安全性を確保していただいて、運用いただくようにお願いして、終わりたいと思います。


◯委員長(伊東光則君)  どなたか。いいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、協議事項及び行政報告に対する質疑を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時11分 休憩



                  午前11時17分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 ただいまより、協議事項についてお諮りいたします。
 協議事項、新たな機種の調布飛行場の使用について(6機種)につきましては、委員の皆様から出されました意見を付して、おおむね了承ということで報告することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件につきましては、引き続き調査を行っていくということで議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程につきましては、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
 休憩いたします。
                  午前11時19分 休憩



                  午前11時22分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時22分 散会