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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年議会改革検討委員会) > 2013/01/22 平成25年議会改革検討委員会本文(要点)
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2013/01/22 平成25年議会改革検討委員会本文(要点)

                  午後1時30分 開議
◯委員長(石井良司君)  議会改革検討委員会を開会する。本年最初の委員会開催になるが、しっかりとまとめていきたいと思うので、引き続き本年もよろしくお願いする。
 本日の流れの確認をする前に、本日は、岩田康男委員からインフルエンザのため欠席する旨連絡を受けていることを報告しておく。
 休憩する。
                  午後1時31分 休憩



                  午後1時32分 再開
◯委員長(石井良司君)  議会改革検討委員会を再開する。
 本日の流れについては、1、検討課題について、2、次回委員会の日程について、3、その他という形で進めていきたいと考えるが、よろしいか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 傍聴者の入室のため休憩する。
                  午後1時33分 休憩



                  午後1時34分 再開
◯委員長(石井良司君)  議会改革検討委員会を再開する。
 協議事項1の検討課題について、(1)の政務調査費の「使途基準」の見直しについては、前回議論をしたところではあるが、その内容について確認したい。
 個人の市政報告については、いろいろと調べたが難しいということで、現状どおりとすることでよろしいか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 図書の割当冊数等については、1人1冊ということでよろしいか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 (2)の会派視察時の公務災害適用については、いろいろと調べたが難しいということで、現状どおりとすることでよろしいか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 この件について、事務局から補足説明はあるか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 休憩中に確認いただいたように、(3)から(6)については、提案会派の委員から説明を受けた上で、一定の議論をして方向づけをしていくこととする。
 それでは、(3)、「議員と議会の研修の改善。個別の研修課題について希望者中心、に集中研修会を行なう。」について説明を求める。


◯委員(栗原健治君)  説明する。
 現状の議員研修に当たっては、各派代表者会議の中で講師の調整を行った上で、講師を呼ぶ形で実施することが慣例になっている。議員研修のあり方については、個別具体的な課題に対し専門的知識を得られるように改善したほうがよいのではないかということで提案した。
 少人数で、制度の細かい点まで学ぶようなことができればと考えている。


◯委員(高谷真一朗君)  できないことではないと考えるものの、議員全員が少数グループで学ぶのはいいが、議員のうちの数人が参加するような研修というのは難しいのではないか。ただ、今ある形での議員研修以外の方法もあるとは考える。


◯委員長(石井良司君)  例えばどのようなものか。


◯委員(高谷真一朗君)  例えば、議会の共通認識のもとでどこかに出向いて研修を受けることなどは可能と考える。


◯委員(粕谷 稔君)  希望者だけの参加だと公平性の観点から難しいと考える。市議会としては年1回の研修があって、半期に1回とか出向き研修みたいなものがあってもよいのではないかとは思う。


◯委員(嶋崎英治君)  今行っている講演・講義方式の研修はやめてしまうのか。それとも、今ある研修のほかにやることを考えているのか。


◯委員(栗原健治君)  今行っている方式をやめることは、前提にはしていない。ただ、質疑応答の時間はあるが一方通行的で、より深い議論ができるような研修に改善することはできないかと考えている。何回研修をやるのかというと、予算の関係もあるので、それはこれからの議論による。


◯委員(嶋崎英治君)  両方必要だと考える。これからの議会は何を問われるか。私が議員になって14年になるが、自治全般に係る条例提案をしたことがあるのかといったら、ほとんどない。これからは、二元代表制の一つとして、市長側ではなく、議会側がそういった条例提案をしていかなければならない。
 そういったことをしていくためには、1会派、2会派でできるわけではないことから議員全員で研究し合って条例をつくっていくことが必要だと考える。テーマに基づいて講師を招いて勉強して、三鷹に合ったものをつくっていくなど、栗原委員が言うような研修があってもいいと考える。


◯委員(伊藤俊明君)  希望者を中心に、というのは予算をどう切り分けるのか疑問がある。現在、年1回の研修が行われていて、テーマを決めてそこでやればよいと考えるが、全体の底上げという考え方はよいと思う。もっと細かい個別のテーマについては会派で勉強会なりなんなりやればよく、現状どおりでよいと考える。また、議員研修の回数をふやすなどについてはこれからしっかり議論すればよいと考える。


◯事務局長(郷原 彰君)  研修費の予算計上について説明させていただきたい。年1回の全体で行っている議員研修に15万円、その他の議員研修に35万円計上している。その他の議員研修は、パソコンの入れかえをしたときの研修などであるが、昨年度の市議会ネットワークシステム用機器の更新の際には、業務委託の中に操作講習に関する経費を盛り込むなど経費削減の努力もあり、今年度も含めて、かなりの執行残が出ている。実績に応じた予算額にするように予算査定の際に求められているが、議会改革の議題になっていることから査定は見送ってもらっている。また、会派で行うとなると政務調査費での支出となる。なお、議員研修関係費として配当されている予算から支出すべき研修について考えた場合、例えば各常任委員会で講師を招くなど行ったとしても、二、三回程度できる予算はある状況である。


◯委員(栗原健治君)  確認したいのだが、予算が幾らとってあって、執行残が35万円ということなのか。


◯事務局長(郷原 彰君)  全体の講演会費用に15万円、その他の、以前に議会改革絡みで予算化した研修用の35万円が計上されており、その35万円が丸々執行残となっている。


◯委員(栗原健治君)  今までの議会改革絡みというのは、パソコン導入に関する講師の報酬として予算化されているということなのか。


◯事務局長(郷原 彰君)  経過はそういうことである。


◯委員長(石井良司君)  皆の話を聞いていると、希望者だけというのは好ましくない。今現在ある研修会のほかに、もう1回、2回行うことは考えられるであろうと。やはりこういう時勢柄だから議員がもっと勉強するべきだとは思う。事務局長から話があったように、委員会から出してもらうのもよいとは思うが、毎回、各派代表者会議で各会派から出てくる項目は多く、日程や講師の都合などでできないものもあり、会派の意見が通っていないところもある。各派代表者会議で出てきた項目でもう1回ぐらい行ってもよいのではないかと考える。そのような方向でまとめられればと思うがいかがか。本日はあえて結論を出さないが、各会派に持ち帰って議論してもらい、次回一定の方向性をまとめたいと考える。予算のほうは大丈夫か。


◯事務局長(郷原 彰君)  平成25年度予算についても同様の要求をしているところである。


◯委員(嶋崎英治君)  自治法の改正によって知見者を招くことができるようになったと思うが、委員会あるいは議会全体でやる場合の費用はどこから出されるのか。今までの研修の項目から出されるのか、それとも違う項目から出されるのか。


◯事務局長(郷原 彰君)  議会全体としてやるのであれば講師謝礼として出される。個別の場合は政務調査費から支出ということになる。


◯委員(嶋崎英治君)  時代は変わってきていて、これからどんなことが課題となってくるかわからない。35万円あるということだが、そういうことにも使えるようにすることも考えてもよいのかではないかと考える。これは問題提起ということで申し上げたい。


◯委員長(石井良司君)  議員がもっと勉強しなくてはならないことは一番重要なことであり、研修や講演会をふやすことはよいと考える。その方法・方策について、会派でまた検討してもらい、委員会でまとめられればよいと考える。
 確認しておきたいが、今まで行ってきた形式での研修会について、今後も必要性はあるものと考えるが、異議はないか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。


◯委員(伊藤俊明君)  予算も大丈夫ということでよいのか。


◯委員長(石井良司君)  今年度は時間的に難しいが、来年度も大丈夫である。
 次に(4)、「情報公開の一環として、当面「予算・決算審査特別委員会(順次、常任委員会から特別委員会)へのインターネット(含むユーストリーム)放映」に実施に向けて見積もり調査する。」について説明を求める。


◯委員(粕谷 稔君)  説明する。
 本会議については、生中継、録画中継ともに行われているところであるが、市議会の情報公開として、まず予算・決算の特別委員会、順次可能であれば常任委員会と発展できればと考える。市民にとって身近な予算・決算の特別委員会については、小金井市等では始まっているが、本市議会としても進めていく必要があるのではないか。予算・決算、常任の委員会いずれも協議会室に入り切れないという状況は見たことがないが、定点カメラだけでもよいと思うが、こうしたところから情報公開を進めるべきと考え、提案した。我々が調べた範囲では、定点カメラだけのように予算をかけずに公開できるものもある。


◯事務局長(郷原 彰君)  過去に東京都市議会議会運営研究会で流山市議会に視察に行った経過もある。昨年の予算編成時においても、議会事務局としてもそういった視察等の経過を踏まえ、大まかな概算としての調査等はしている。いずれにしても、定点カメラ1つでも、ユーストリーム等に配信するということであれば、カメラのほかに三脚ほかもろもろで、数十万円単位で導入は可能である。画質の問題やテロップが入らない等課題もあり、果たしてそれが見やすくわかりやすい中継なのかということは別にして、やろうとすればできるということである。ただ、調査研究は指示を受ければ事務局として行うが、委員会の中継をするかどうかは決めてもらわないと予算の執行はできない。


◯委員長(石井良司君)  調査の結果、費用がどのくらいかかるのかわかっているならば提示してほしい。


◯副主幹(富永幹雄君)  平成23年度の段階で直接流山市議会に調査した結果、インターネット中継のメリットは、低コストで中継を実施できることにある。デメリットとしては、ユーストリームを活用する上で、録画がいつまで残るのかがわからない。これは無料の配信サービスであり、管理をするユーストリーム側が一定期間で映像を落とすことによるものである。また、中継の途絶については、免責事項になっている。市議会とは無関係の広告が外せない。これらは、配信側のサーバに起因する問題である。映像を配信する上で、撮影側の機材に起因することとしては、流山市議会の場合、ウエブカメラを使用していることから画質の限界が低く、ズームができない。また、当初はカメラ1台であったため、本会議の配信映像とはかなりのギャップがある。テロップも出せない。休憩中の映像の差しかえもできない。固定カメラの映像を流れっ放しにしているのが当初のやり方であった。その後、カメラの質を上げる。2台体制にする。それに伴い操作する職員を配置する。結局、それなりの投資をしないと、一定の望ましいと思われる議会中継の映像はつくれないとのことであった。
 金額のほうは、当初の設備投資としては、職員の日常使用しているパソコンを使うことで、ウエブカメラとソフトウエアの1万5,000円程度で始めたとのことであるが、カメラの交換、2台体制への移行等の際に10万円、20万円単位での投資が必要になってきているとのことであった。
 見積もりに当たっては、配信サービスに固有のメリット・デメリットを考える必要がある。撮影するための機材にどのくらいの投資をするのか。この部分で、どういうレベルでどういうものを配信するのかというイメージを共有していただき、そのイメージで指示を受ければある程度の見積もり等調査はできるものと考える。


◯委員長(石井良司君)  流山市議会の例で説明してもらったが、どういうものが必要かという内容がわからないと調査ができないとのことである。しっかり議論をして、三鷹に合ったものを調査してもらわなければならない。その上で確認をしておきたいと考える。


◯委員(嶋崎英治君)  時間がとれるかわからないが、委員会で視察に行って、見ることでイメージ化を図ることがよいと考える。そういった調査から始めることが必要なのではないかと考える。


◯委員(赤松大一君)  我が会派からの提案であるが、予算・決算についてはインターネット中継の必要がないと考える会派もあると思うので、予算のための見積もりよりも、まず公開するかしないかの議論が先と考える。


◯委員長(石井良司君)  先ほど、議論をして三鷹に合ったものを、と言ったのはその辺のことを含めた発言である。時間的問題があるので、各会派で議論をしてきてもらいたい。


◯委員(栗原健治君)  公開するかしないかが決まらなければ、予算をどうするかという議論にはならない。情報公開の観点から、この場で予算・決算等のあり方を議論することが必要ではないかと考える。


◯委員(高谷真一朗君)  我が会派も予算・決算からインターネット中継を始めていくのがよいと考える。ただ、デメリットが多いような気もしている。ユーストリームによる流山市議会の中継をどれくらいの人が見ているのかがわかれば教えてもらいたい。価格が安いというのはメリットだということだが、一度会派に持ち帰り検討したい。


◯委員(伊藤俊明君)  我が会派としては、本会議の際にいろいろとふぐあいがあった状況や事務局からメリット・デメリットの紹介があったが、やるからには万全の体制をもってやるべきと考え、現時点では時期尚早と考える。


◯委員長(石井良司君)  そういう流れを考えて各会派で検討してきてもらい、次回委員会で方向性を出すこととしたいが、異議はないか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 それでは次に(5)の議会議事録公開のスピード化について説明を求める。


◯委員(栗原健治君)  説明する。
 議事録の公開については前回議論があり、費用対効果の問題も事務局から指摘されたものである。常任委員会、特別委員会の情報を速やかに公開するということでは各会派一致しているものと考える。本会議は議事録ができるまでインターネット中継があるが、委員会はそういうふうになっていない。一定の費用を出してでも早く公開するべきと考える。


◯委員長(石井良司君)  製本されたものを早く見たいのか、未定稿でもいいから早く見たいのかという2つの点があるが、栗原委員が言うのは製本されたもののことか。


◯委員(栗原健治君)  そうである。


◯委員(高谷真一朗君)  1週間早まるというところまで一定の議論をしたものと認識している。


◯委員長(石井良司君)  そういう話はしたが、未定稿ならばさらに早くなるとの話もあったことから確認した。


◯委員(栗原健治君)  本会議の会議録と認識している。委員会のほうはどのくらいかかるのか。


◯副主幹(富永幹雄君)  現在、本会議録と委員会記録の公開に関する内容については、平成16年から取扱要領という形で対応している。本会議録は次回定例会の初日に製本されたものを配付しており、臨時会については、次々回の定例会の初日に配付している。常任委員会と特別委員会は、実際に開会された委員会の属する月の翌月から数えて4カ月後の初日に公開をしている。予算・決算の特別委員会については、6カ月となっている。


◯委員長(石井良司君)  それをもっと早く欲しいとのことか。


◯委員(栗原健治君)  予算というのは4月からの執行になることから、予算審査の内容は4月の段階で見れることが理想だと考える。予算を割けば前倒しできるということだが、必要性をどう考えるのかということが議会改革の場だと考える。一定の予算をかけてでも早くやって、年度が明けた時点で、検索もかけられるようにする必要があるのではないかと考える。


◯委員長(石井良司君)  そのほかにも、一般質問の題材にしたい等の理由はあるのか。


◯委員(栗原健治君)  議員の一般質問の関係でいえば、他の委員の質問に対する答弁等を正確に把握したいとは当然思う。同じ会派であればわかるが他の会派の分の共有は難しい。


◯委員(高谷真一朗君)  DVDを見れば済む。お金をかければ議事録公開のスピードは上がるのか。本会議録のことだと思っていたのだが、インターネットに載る委員会の会議記録は、どのくらいお金をかければどのくらい早くなるものなのか。


◯副主幹(富永幹雄君)  現状を含めて紹介させていただく。会議録を調製する作業は、委託業務として音声を文字に置きかえる速記やテープ起こしによる反訳業務と会議の内容と文字が合っているかを確認する校正業務の2つがある。
 反訳業務は全て業者に委託しており、委員会記録の場合、最初の粗原稿を2週間で納品することになっているが、1週間で納品してもらうためには費用が倍になるとのことである。現状で1時間につき1万6,000円となっているものが特急便ということになると3万2,000円になるということである。本会議については、現状そのような具体的な制度を設けていないので、2週間の納期を1週間にした場合の経費については想定していない。
 それ以外に、文字が会議の内容に合っているか、誤植はないか等については事務局のほうで対応しているが、そちらについては事務の効率化を図って短縮するように努めている。


◯委員長(石井良司君)  これをやるには事務局の強化が必要である。


◯委員(栗原健治君)  本会議での速記の費用はどのくらいかかっているのか。


◯副主幹(富永幹雄君)  本会議については、定例会と臨時会で230万円程度、委員会については、330万円程度の予算を組んでいる。実績については、単価契約となっており時間数により各年度まちまちである。


◯委員(栗原健治君)  単価契約ということだが、本会議は開会時間もまちまちでどのようになっているのか。


◯副主幹(富永幹雄君)  本会議については、実際に作業している時間、待機している時間、深夜になった場合等の幾つかのパターンで単価契約をしている。


◯委員(栗原健治君)  国会でも速記者の養成所もなくなり、委員会ではテープということで、ほかの議会ではどうなっているのかということもあるが、速記のあり方も対象になるのかと考える。


◯委員長(石井良司君)  速記者の問題もあるが、事務局の体制の問題もある。事務局には無理を言って申し訳ないが、頑張って1週間ぐらい早くなるのか。4カ月前の本会議の会議録ができてすぐでは、次の本会議で一般質問等する人も困る。1週間、2週間早くもらったほうが皆やりやすいだろう。そういうことはできるか。やはり人が足りないか。


◯事務局長(郷原 彰君)  究極は確かに人の問題と考える。現状、見落とし等のリスクとスピードアップとのバランスの中でぎりぎりやっている。以前にも話したことがあるが、参議院が速記者を廃止したように、技術革新がもう少し進み、音声反訳システムが実用に耐えられるようになれば、相当数の日数の短縮が図れるものと考える。数年前に小金井市が速記者を廃止したが、その後の技術革新はそんなに進んではいないと感じている。技術の進展等いろいろな状況を踏まえて、本会議録、委員会記録の作成に関しては短縮を図りたいと考えているが、片や本会議録は、訴訟の際など法的な証拠能力がある非常に厳格なものであることから、いい加減な粗製乱造といったことは考えていない。


◯委員(栗原健治君)  事務局の労働強化をしろという考えはないが、議事録を速やかに出すという責務は考えてもらいたい。


◯委員長(石井良司君)  質問を明瞭にすればよい。


◯委員(嶋崎英治君)  未定稿のものを早めることは委託費の増で可能だが、それを製本等可視化するためには、事務局で発言が正しいかどうか経験に基づき慎重に確認している。これを早めるためには人をふやさないと困難であると考える。早めてはもらいたいが、そういうところでは議長と市長で合意できるかという問題がある。


◯委員(高谷真一朗君)  人を1人、2人入れたところで、そんなに劇的に変わるものではないのではないか。


◯委員(石原 恒君)  製本に時間がかかるとのことなので、製本せずにデータをストレージに入れてもらう場合はどのくらい早くなるのか。


◯事務局長(郷原 彰君)  1週間程度早くなると考える。


◯委員(嶋崎英治君)  予算委員会等のやりとりが半年後では間に合わない。間に合わすにはどうしたらよいのか。インターネット中継なら動画が残る。これが改善策になると考える。


◯委員(加藤浩司君)  皆の話を聞いていると、議会改革と市民のための情報公開と自分たちの便利さのために税金を使うことといろいろ混乱しているように感じる。自分たちで議員一人一人がやることを考えて、自分たちの便利さの話よりも、傍聴してしっかりメモをとるなりしてから、今の話になるのかと考える。


◯委員(嶋崎英治君)  早く市民に知ってもらうことは議会改革の1つである。


◯委員(栗原健治君)  初めに言った中身である。


◯委員長(石井良司君)  議員が、質問するのならばしっかり質問して、無駄なことは省くなどして、聞く人にわかりやすくする。それから事務局も努力して1週間でも早くなればよいものと考える。


◯委員(栗原健治君)  議事録の公開のスピード化ということで確認をしたいのだが、予算委員会の内容が6カ月たたないとわからないということは改善しなくてはならない点であると考える。傍聴者は録音もできない。次年度の予算を審査している内容について市民は知る権利を持っているし、それを知らせることは議会の責務でもある。自分たちが次の議会での質問をするために前の質問を知りたいということだけではない。


◯委員(加藤浩司君)  それはもっともだが、限りある財源の中でどこにお金を使うかのバランスを考える必要があると考える。情報公開はやるべきだが、傍聴者が殺到している状況にあるようには感じられない。そういったことを踏まえ、バランスをとった話をしたほうがよいと考えるものであって、否定するつもりはない。


◯委員(栗原健治君)  次年度の予算を審査して、予算が執行されるとなったときに、どのような議論がされたのか立ち戻って確認したいと思う市民がいる可能性がある。それを確認できる条件づくりが必要であると考えた提案である。


◯委員(加藤浩司君)  それはバランスである。どの程度の人が、何カ月か早まったことで、どの程度のお金をかけて喜ぶかということを考えなければならない。


◯委員(嶋崎英治君)  予算がどのように提案されてどのように決められていくかということの透明度を高めることは一番大切なことだと考える。その1つの手段として議事録を早く出してもらいたい。または中継ということである。透明度を高めて、市民がリアルタイムで見ることができるということが大事なことだと考える。議事録が議会事務局職員をふやさなくてはどう考えても短縮は不可能なのだから、だとしたらそれにかわるものとして、動画での公開というものも考えられるのではないかということである。


◯委員長(石井良司君)  議会報が出るのだから、結果の内容は市民に伝わると考える。議会がいかに市民に発信するかということについては、いろいろな手法がある。議員は二元代表制の一翼を担う代表として投票してもらい選ばれている。全体には難しいが、全体の結果は1カ月後に議会報が出るのだから、そういう人たちにはしっかりと伝えていけばよいと考える。


◯委員(嶋崎英治君)  質疑、討論は出ない。


◯委員長(石井良司君)  それは議員の問題で、予算は結果が大事である。議員が自分たちで質問等は伝えるべきである。インターネット中継もあるが、ここでは議事録をどうするかだ。事務局は1週間くらいなら早くできるだろう。


◯事務局長(郷原 彰君)  特急便で紙ベースでなく、データのみであれば可能である。


◯委員(石原 恒君)  そこから先はコピー等自分でするということになるか。


◯委員(赤松大一君)  市民公開はどうなるか。


◯委員(石原 恒君)  それは議員を介して出すか。


◯委員長(石井良司君)  この場合は議事録の公開を早める話である。


◯委員(石原 恒君)  紙の議事録が出た後インターネットには載る。


◯委員(嶋崎英治君)  持ち帰りにしよう。


◯委員長(石井良司君)  持ち帰りにしても方法がまだ見えていない。


◯委員(伊藤俊明君)  議会改革なのだから、いかに予算をかけずにやるかだと考える。議員が便利になることは工夫すれば何とかなるが、とにかく費用対効果だとかバランスを考えつつ、迅速に対応してもらうことだと考える。


◯委員(後藤貴光君)  議事録を1週間早めることで費用が倍になるということなら、製本より先にデータができればそちらでよいのではないかと考える。あくまで委員会ではなく本会議がテーマである。


◯委員(栗原健治君)  委員会も含めるものと考える。


◯委員(後藤貴光君)  あくまでも今は議会議事録の公開ということなのだから、原則、本会議がテーマと考える。


◯委員長(石井良司君)  場合によっては、継続になるかもしれないし、事務局に頑張ってもらっても1週間くらい早くなるかはわからない。


◯委員(高谷真一朗君)  今の仕事量を低減させるために職員をふやすのはわかるが、議事録の公開を早めるために職員をふやすのはどうかと考える。


◯委員長(石井良司君)  合意点が見出せない状況であるが、とりあえず持ち帰りとする。
 次に(6)、「主に議会の情報公開について。委員会などのインターネット中継に関しては率先して推進していきたいとするが、財政状況の厳しい折、コスト面も勘案しなければならない。また現在の議会だよりの紙面構成の刷新などを議員が検討する「議会報作成委員会(仮称)」の設置をしていきたいと考える。」について説明を求める。


◯委員(高谷真一朗君)  説明する。
 委員会というのは常任委員会を指しており、予算・決算の特別委員会については、インターネット中継を行いたいと考えている。各委員会に、ユーストリームではなく、きちんとしたインターネット配信用設備を導入しようとすると、500万円くらいかかると聞いている。そこまでするのもどうかというふうに考えた結果このような文面となった。インターネット等ICTの活用もよいが、高齢者には「議会だより」のようなアナログなもののほうが読んでもらえる確率も高いと考えている。視察等で他市に行くとさまざまな議会報をもらうが、なかなか凝っていて読み物としておもしろい。そういったことから調べてみると、議会報作成委員会を設置して、議員が議会報の作成にかかわりながら市民目線で発信しているようなところもある。本市でも導入できれば、事務局の負担軽減にもつながるのではないかと考えている。


◯委員(栗原健治君)  議員がかかわって議会報がつくられているところは都内でどのくらいあるのか。


◯副主幹(藤井泰男君)  26市でいうと、議運で扱っている2市を含めると16市が議会報の編集にかかわっている。


◯委員(加藤浩司君)  主にどんなことをやっているのか。


◯副主幹(藤井泰男君)  隣の武蔵野市の場合、定例会の最終日に委員に集まってもらい、1時間ほどで事務局からレイアウトを示す。およそ2週間後に校正原稿が上がってくるので、委員に集まってもらい、その内容の確認と1面の写真を公募しているのでその写真を選んでもらう。一般質問に関しては、本市と同じく事務局で作成したものを確認してもらっている。


◯委員(粕谷 稔君)  事務局の仕事をふやすことになるのではないかと考える。


◯委員(嶋崎英治君)  早く会津若松市のようにやりたいと考える。討論も載っているから、議会で何を議論したかがわかる。


◯委員長(石井良司君)  最終的には事務局がやっているものと考える。


◯委員(粕谷 稔君)  記事のことを言っているのか、校正にまで議員がかかわっているのかで別の話になると考える。


◯委員(高谷真一朗君)  議員が委員として紙面を決める。その他の部分は今までどおり事務局がすることになると考える。その余の部分で、なるべく知恵を出し合ってやっている自治体がどこかにあったかと記憶している。


◯委員(粕谷 稔君)  本会議最終日に議員が集まってできるのかという問題がある。


◯委員(後藤貴光君)  議員だけでやるのか、それとも事務局も入ってやるのか。


◯委員(高谷真一朗君)  全部が全部議員だけとは考えずに事務局にも入ってもらい、やるのであれば初めての試みなので、どのようにするのがよいのか、この議会改革の場で議論してもらいたい。


◯委員(粕谷 稔君)  予算・決算のときのページ数は膨大になるのではないか。最近、議員提出の意見書がかなり多くなっており、その討論を載せていたら切りがない。本会議最終日の終了時刻もその討論の量に左右される状況である。


◯委員長(石井良司君)  16市で議員がかかわっているということだが、事務局のかかわり方はどのようになっているのか。


◯副主幹(藤井泰男君)  事務局が提案をしたものを議員に決定してもらうパターンが多いものと認識している。


◯委員(加藤浩司君)  16市のパターンだと会津若松市とは違うということか。委員会でこんなふうにしようと決めて、結局具体的には事務局にお願いすることになると考える。議員が入ると多少公平性に欠けたり、いろいろなバランスが悪くなったりだとかしかねないことから、任せるところは任せるしかないものと考える。
 紙面構成や毎回何ページで幾らくらいかかってといったことを委員会で検討して、でき上がったら解散するような委員会ならばよいと思うが、毎回やる委員会というのはどうかと考える。今の議会だよりの形を変える委員会みたいなもの、あるいは超党派でグループを組んで検討し議長に提案するようなもの、毎回やる委員会より、そういった感じのもののほうがよいと考える。


◯委員長(石井良司君)  各会派から出てくると、各会派の意見が絶対になって、なかなかまとまらない可能性がある。それから、事務局は第三者的に見れるが、議員が入って言いたいことを言うと、まとまらなくなる可能性がある。やはり議員が入るのは難しいか。


◯委員(石原 恒君)  今まで議員から意見を言う場がなかったから、今回一致する意見を入れてもいいのではないかとの考えであり、常にということではない。今の紙面をそろそろ変えてもよいのではないかという意見を含めた提案である。


◯委員(粕谷 稔君)  審議結果の表のマル・バツに討論を載せたり、個別に提案して見直されたりしている。


◯委員(石原 恒君)  公式に委員会をつくって、そこで検討しようということである。


◯委員(高谷真一朗君)  今までとは違ったところでという意味で議論してもらいたい。その中で各市の状況などを参考にしながら検討できればと考える。当初は、毎回やる委員会を想定しており、けんけんがくがく意見を出し合う中で、各会派の枠を超え、公平性を保とうと努力することでまとまっていくというプラスの面を考えていた。このまま各会派に持ち帰っても議論の俎上にのらないというのであれば、委員長や加藤委員の提案で各会派に持ち帰り検討してもらいたい。


◯副主幹(藤井泰男君)  今までの紙面を刷新してきた経緯だけ簡単に説明しておく。平成16年第1回定例会号から、それまでのモノクロ印刷からカラー印刷に移行。また、議会のあり方検討委員会の答申を受ける形で、議員ごとの採決結果一覧を掲載。その後、平成16年の各派代表者会議の中で一定の議論をし、平成17年第1回定例会号から現在とほぼ同じ紙面構成となった。その際は、文字を大きく読みやすくするとともに、それまで定例会号は4ページだったものを8ページにし、新たに委員会の活動や常任委員会の管外視察を掲載することとした。さらに、それまで「である」調であったものを「ですます」調で親しみやすくするとともに、一般質問と代表質疑に議員の顔写真を掲載するようにし、答弁部分も一括で掲載していたものを一問一答方式での掲載に改めた。あわせて、1面には大きく写真を掲載することとした。その後も少しずつ各派代表者会議の中で議論し、多少変わってきているところとして、議員名が姓のみの表示だったものを姓名表示するようにしたり、平成20年第1回定例会号からは次回定例会の予定を掲載するようにしたりして、現在に至っている。


◯委員(高谷真一朗君)  いろいろと変わってきているようだが、市民に親しまれるレイアウトを検討していきたいと考える。


◯委員長(石井良司君)  刷新の委員会の立ち上げということに絞られるということか。毎回というのは難しいが、そういうことができるのかということを各会派で検討してきてほしいということになるか。


◯事務局長(郷原 彰君)  いろいろな話の中で他市のA4判の議会報の例があったが、本市においては、株式会社日刊スポーツ印刷社で輪転機を回してタブロイド版で発行している。この関係が変わるということになると、配送のほうも新聞折り込みではなく、今は公益社団法人三鷹市シルバー人材センターを介して戸別配布している、これらの関係も含めた全体の組みかえというようなことになる。紙面の構成そのものをシミュレーションして試しのものをつくってみることなどが必要になってくると考えられる。契約に関することも時間をかけて検討する必要があり、すぐ明日にでもというわけにはいかないと考えていただきたい。


◯委員長(石井良司君)  それでは、今の事務局長の話も含めて、次回までに一定の方向性を出したいので、各会派で検討してきてもらいたい。
 次に、皆さんのお手元に配付してある資料、政務調査費の使途基準について、前回の議論を受けて下線部の変更をした。皆に確認してもらいたい。


◯議事係主任(小菅 稔君)  別紙2について説明する。
 こちら、三鷹市議会政務調査費に関する取扱い要領の別表(第3条関係)であるが、前回の委員会における協議の内容を反映させたものである。
 まず、まる1、研究研修費の支出できるものの項中、「。ただし、やむを得ない理由がある場合、1人1泊1万2,000円を上限とする。」の1文を追加し、その右の支出できないものの欄中、飲食費の次に、「(宿泊料金のみの実費精算が困難な場合等、やむを得ない理由がある場合の朝食代を除く。)」の1文を追加した。
 次に、次ページのまる2、調査旅費の支出できるものの項中、「。ただし、やむを得ない理由がある場合、1人1泊1万2,000円を上限とする。)」の1文を追加し、その右の支出できないものの欄中、飲食費の次に、「(宿泊料金のみの実費精算が困難な場合等、やむを得ない理由がある場合の朝食代を除く。)」の1文を追加した。
 最後に、まる4、資料購入費の支出できないものの欄中、「会派所属議員数が6人の会派は2冊まで、会派所属議員数が6人を超える会派にあっては、その超える数が3人を増すごとに1冊を加えた冊数まで購入することができる。」とあったものを、「必要に応じ、会派所属議員数を上限とする部数まで購入することができる。」と変更した。


◯委員長(石井良司君)  これは、前回の議論を踏まえ変更したものである。何かあるか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 もう一つ、別紙1について。


◯副主幹(藤井泰男君)  別紙1、政務調査費に関する東京高等裁判所の平成16年4月14日の判決について説明する。
 本件は、栃木県議会の会派、栃木県議会自由民主党議員会、民主党・県民連合議員団、公明党栃木県議会議員会、日本共産党に交付された政務調査費の一部を広報に活用したことが違法であるとして、当該会派に不当利得返還を請求した住民訴訟である。
 判決の内容は、県政に対する住民の意思を的確に集中把握する前提として、広報費は調査研究のために有益な費用と言えること、政務調査費を広報に使用することが、政務調査費交付制度の趣旨に反するとは言えないことなどから、違法はないとして第1審の宇都宮地方裁判所の判決が是認された事例である。
 次ページに、決して各会派所属の議員個人の政治活動を専ら紹介する内容となっているものではないとの判断記述が示されている。要するに、議員の広報活動は適法であるが、ただし、当該広報活動が議員個人の政治活動を専ら紹介する内容となっている場合には、広報活動の範囲から逸脱し違法となるという内容になっている。なお、本裁判は、東京高等裁判所の判決で確定している。
 もう一つ、行政裁判例として名古屋地方裁判所の平成21年3月26日の判決であるが、これは自由民主党名古屋市会議員団に支給された政務調査費をめぐり、名古屋市市民オンブズマンが市長を相手に返還請求するよう求めた裁判である。これは、市議会の会派が政務調査費から支出した費用のうち、当該会派発行に係る機関紙の印刷費用のうち、所属議員の後援会活動または選挙活動の一環と認められる記載部分に係る費用は、政務調査費の使途基準に適合しないとされた事例である。
 判決の内容は、機関紙の一部に自分自身をPRする記載があり、その部分は後援会活動、または選挙活動の一環と認められるとして、その発行に応じた経費の3分の1に相当する額を政務調査費から支出したことを違法とした裁判例である。
 その後、原告である市民オンブズマン側、被告である議員側ともにこれを不服とし、名古屋高等裁判所に控訴したが棄却された。原告である市民オンブズマン側は、さらに、最高裁判所に上告したが棄却された。


◯委員長(石井良司君)  このような判例もあることから、冒頭に述べたように、個人の市政報告については難しいということである。
 何かあるか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、日程の調整をするため休憩する。
                  午後3時15分 休憩



                  午後3時20分 再開
◯委員長(石井良司君)  議会改革検討委員会を再開する。
 次々回の委員会の日程については、休憩中に御確認いただいたとおり、3月27日(水)午前10時に開会することとする。なお、次回委員会の日程については、前回の委員会で御確認いただいたとおり、2月25日(月)午前10時に開会することとし、その間必要があれば正副委員長に一任することで異議はないか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認する。
 その他、何かあるか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようなので、本日の議会改革検討委員会を散会する。
                  午後3時21分 散会