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2013/11/01 平成25年厚生委員会本文

                  午前9時33分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時34分 休憩



                  午前9時36分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、請願の審査について、2、請願の取り扱いについて、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時36分 休憩



                  午前9時38分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 25請願第6号 三鷹市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成等について、本件を議題といたします。
 本件にかかわる現状等について、市側の説明を求めます。


◯子育て支援課長(濱仲純子さん)  おはようございます。では、今回の請願事項に関しまして御説明をさせていただきます。
 まず第1番目でございます。市内在住の私立小・中学校に就学する児童・生徒に対する教育費助成の復活という要望でございます。この要望は保護者助成について、公立学校の整備が人口増加に追いついていない状況の中で、私立学校が市民の受け皿となっていたことを背景に昭和46年から保護者の負担軽減のために助成制度を行ってまいりました。平成23年度の段階で年間9,000円を助成させていただいておりましたけれども、公立学校も整備され、また児童手当の支給、医療費助成制度の導入等、保護者に対する財政的支援というものも拡充されている状況、また都内の他の自治体の状況も踏まえまして、平成23年度の事務事業総点検運動の中で助成制度事業、そのあり方を検討させていただきまして、平成23年度末をもって事業を終了したということでございます。
 今回の要望はこの助成について、公私間格差の視点をもって復活を要望するという内容でございます。市といたしましては、私学に対する助成については、私立学校が公教育に果たしている大きな役割、また、その存在自体が広域に及ぶものということも鑑みまして、国や都道府県が行うものというふうに基本的に考えております。これまでの保護者助成もあくまでも補完的な役割であったと認識しているところでございまして、また都内でも、当初から都内でこの助成制度を設けていたのが5市であり、そういったところも勘案いたしまして事業を廃止ということにさせていただいているところでございます。
 現在この制度を持っているのは、今調布市のみ1市という状況でございます。
 2番目でございますが、地域との連携、市民への貢献を前提とした活動への支援を要望するというものでございますけれども、この要望には個別具体の事業についてお示ししていただいてはおりませんので、地域にある学校として広く三鷹市との協働、協力、貢献というものに値する事業につきまして支援を要望されているというふうに認識しているところでございます。地域との連携ということから申しまして、市内に所在する私立学校に関してというふうに感じておりますけれども、実績といたしまして地域の防災訓練に参加していただいたり、かつて玉川上水の清掃活動にボランティアとして参加していただいたり、地域とのつながりを大事にしていただいております。また、災害時の避難場所として協定を結ばせていただいている学校もございます。そういった活動は、基本的には私学助成という部分とはちょっと性格を異にするものというふうに考えております。
 そういったことから、他の団体と同様に、今後さらに地域にある施設として三鷹市と連携を深める中で、協働で、また協力してというような事業が出てきた折には、その事業ごとに市の役割、学校の役割といったところをしっかりと押さえて、事業に即した支援を検討していくということは従前から三鷹市としてお示ししているところでございますし、また今後ともそういった対応を考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方、挙手でお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、何点かお伺いしたいと思いますが、1つは、基本的に私立学校の学費っていうのがね、どの程度の保護者への負担になっているっていうふうに把握しているのかどうかということが1つ。
 それと、現在、地域連携活動支援、事業ごと検討すると言ってますけども、実際に支援している実例、事業がどの程度あるのか、何が具体的にあるのかっていうことがわかれば教えてください。


◯子育て支援課長(濱仲純子さん)  私学に通われているお子さんの保護者の方の自己負担というところでございますけれども、東京都の統計によりますと、平成23年の実績でございますが、私立の小学校に入る保護者の平均負担額、年額でございます、初年度、入学金も含めて99万円程度。中学生では92万円程度だったかと思われます。
 あと、地域との連携というところで具体的に把握している事業というものについては、現在のところございません。


◯委員(野村羊子さん)  今の地域連携のほうですけども、事業ごとに検討するって言ってますけど、現状実績がないっていうことですけども、具体的にはいろいろな活動を私学のほうでなさっていることはありますよね。そういうことについて、今後何らかの支援というふうなことが検討し得るのか、そういう枠組みというのが設けられ得るのかっていうことをお願いします。


◯子育て支援課長(濱仲純子さん)  今の連携の部分でございますけれども、あくまで私立学校だからということではなくて、三鷹市にある施設というところで、それぞれの事業ごとに検討していくことは十分に考えられることだというふうに認識しております。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、私立学校以外でこのような形で連携について支援している実例はありますか。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  支援している実例ということですけれども、2番目の項目については地域にある施設、地域資源ということで、例えば地域防災計画1つとっても、学校としての施設特性を生かしていただいてそういった協定を結んで、そういう災害時に活動に協力をしていただく、そういったような流れの中で、私学そのものというよりも、学校としてのそういった特性を生かして、地域にあるそのほかの団体と同じように、私どものほうでいろいろ訓練なり何なりする場合について、また、施設整備といいますか、備品等用意をするような場合について、個々に交渉をさせていただいて、事業に協力いただくっていうことは、支援というよりも、その事業を進める上で必要に応じてそういった協議はさせていただくことになると思います。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、質問は、私学以外で具体的にこのようなことをやってるのがあるのかって聞いたんです。つまりそういうことの実績。前例がなければ、たとえ今言葉でね、おっしゃっても、実際に私学が相手であっても、そういうことは起きないのではないかということは推定されるわけですよね。それについて、実際ここでこういう形でやっていることがある、これを援用できるのではないかというような事業スキームが考えられるのかどうかということを確認したかったんですけど。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  例えば同じレベルで扱えないかもしれませんけれども、住協等の防災活動にとっても、防災関係の視点から、予算から一定の支出をして事業に協力をしていただいているという実例が当然のことながらありますので、私学に限らず、そういった事業、事業ごとにそれぞれ判断して対応すべきものだというふうに思っています。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。住協っていうのはやはりね、全然三鷹市の中では位置づけが違うと思いますね。ほかの、例えば福祉施設などでも、福祉避難所としての場を設定し、防災等々の必要な用具の設置等についての支援要望というのがあったと思うんですね。そういうことについても、今現在三鷹市はやってないっていうことですよねっていうことを確認したいです。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  個々の福祉施設のことについてちょっとお話がありましたけども、私どものほうはちょっとそこまで把握しておりませんので、申しわけありませんが、住協と確かに学校は違いますけれども、1つの事業推進の事例としてちょっと紹介をさせていただいたということです。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。現実に事業ごとに検討っていうことがね、具体性を持つのかどうかっていうふうなことが、ちょっと今の話ではなかなか難しいことかなと。それをどうしたら、じゃあ、現実にね、保護者の方の思いを市が受けとめられるのかっていうことについては、今のお話でなかなか困難、あるいは壁が高いのかなっていう感想を持ちました。それなりの負担を保護者の方がしているっていうことを、単に人口増加っていう過去のね、ことで言うのはどうなのかっていうふうなことも感想としては持ちました。ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  その他、質疑ございますか。


◯委員(後藤貴光君)  それでは1点だけ。請願の事項で2点ありましたけども、1点のほうについての考え方はわかりました。
 2点目の請願事項に関しての地域との連携とか、市民への貢献の部分なんですけれども、こういった部分について個々具体的に進めていくということで、例えばことしも市内の私立学校の中でむらさき祭りとか、そういうような形の中で、その学校に就学されている児童・生徒さんがいろいろと発表する場であったりとか、そういうような形へのところに、市のほうとしてもそれに対して運営費の3分の1部分を補助していますよね、東京都と一緒ですけれども、事業に当たって。そういうふうな形の中で、学校さんのほうも協力していただいたことで、あそこでお祭りができたと、そういうふうなことっていうのは、全て何でもかんでも私学のところでやるっていうことではないですけども、こういった私学に通っていらっしゃる就学者の児童・生徒さんに対して地域との連携とか、あるいはそういったところへの補助っていうのは、今後こういった事業だけではないんですけど──ことしはそういうような事業をやっていただきましたけれども、今後もさらに進めて連携していくと、そういうふうな可能性というのがあるのかどうか、改めてお伺いしたいと思いますが、御答弁お願いします。


◯子ども政策部長(竹内冨士夫君)  市としましては、地域にいろいろな資源ということで、大学であったり、研究機関であったり、また学校は少し性格は違いますけれども、それぞれ今お話にありましたように地域に密着をして、お祭りであったり、また明星学園なんかも、また私学としてのいろいろな大会をやられるというようなことで、私どもも後援をしたりしておりますので、学校のほうの考え方ももちろんあるとは思いますけれども、これまで長年地域に根差して活動していただいており、定着をしている部分もあると思いますので、引き続き地域活動には市とともに御協力をいただいて。
 もちろん、市の施策の部分で防災であったり、そのほか、いろいろ町会で玉川上水の清掃活動なんかの協力の話もしていただきましたけれども、生徒さん方もいろいろ活動に参加をしていただいたりということで、地域貢献ということでも新たな取り組みをしていただいてる部分もありますので、これからしっかり協力、連携していく部分はあると思いますので、それぞれ事業の内容に応じて協力関係を構築していきたいというふうに思います。


◯委員長(大城美幸さん)  では、その他質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時54分 休憩



                  午前10時17分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 25請願第6号 三鷹市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成等について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、討論させていただきます。本請願は例年出されているものです。市内在住私立小・中学生に対する教育費の助成については、多様な生き方を尊重し、個々人の個性、能力を発揮できるまちづくりのためにも、教育において多様な選択の機会を保障する必要があると考えているので、財政状況が許す限り拡充が図られるべきだという私たちの考えは変わりません。厳しい財政状況のもと、事務事業総点検運動のもとに子どもに直結した事業がどんどん削減されていくということに危機感を感じ続けております。
 また、制度廃止に当たって関係者等への説明が十分であったかどうか、このような請願が継続して出されてくるということに当たっては、その説明等が、あるいは納得性がある説明について十分なされたのかという疑念が残ります。そのような観点からも、あるいはこの公私格差をきちっと解消していくというふうなことについても、平等性に照らして考えれば、やはりこのような助成をきちっと検討していく、継続していくっていうことを考えるべきではなかったのかというふうなことを思わざるを得ません。
 また、今回団体に対する助成ではなくて、地域貢献の支援のあり方について項目がついてきました。個別事業ごとに検討するとの市の答弁でしたけれども、具体性が見えませんでした。市全体の事業を見通した上で、私学が地域で連携協力をする場ということをきちっと確保し、市と私学が協力し、貢献し合えるような環境設置にさらに努めるということが求められていると思います。
 以上、指摘した上で本請願に賛成をいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、討論ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 25請願第6号について、採択の上、市長に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。
 それでは、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、12月定例会会期中に開催することとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かありますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前10時20分 散会