メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年文教委員会) > 2013/08/12 平成25年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2013/08/12 平成25年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開催いたします。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 大変お暑い中、市側の皆様、本当にお疲れさまでございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  皆様、おはようございます。本日は、お手元に資料をお配りしてございますけれども、平成25年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成24年度分)報告書につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。失礼いたします。座らせて説明をさせていただきます。恐れ入ります。今回のこの教育に関する点検及び評価、こちらにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、こちら第27条の規定に基づきまして教育委員会みずからが点検・評価を行うものでございます。資料をおめくりいただきますと、2ページにこちらの根拠条文というものをお示ししてございます。こちらに基づきまして点検・評価を行うというものでございます。
 恐れ入ります、お戻りいただきまして、1ページの1の点検及び評価の目的でございますけれども、毎年度、主要な事務事業につきまして、その課題や取り組みの方向性を明らかにすることによりまして、効果的な教育行政の一層の推進を図るものでございます。この際に、学識経験者の意見を聴取すること、報告書を作成し、市議会に提出をするとともに公表することによりまして、市民の皆様に対する説明責任を果たすものであるということでございます。学識経験者からの意見につきましては、38ページ以降につづってございます。後ほどごらんをいただければというふうに思います。
 おめくりいただきまして3ページから6ページまで、こちらにつきましては、平成24年度の三鷹市教育委員会の活動の概略でございます。この1年間の活動の概要を掲げたものでございますので、お目通しをいただければと思います。
 次の7ページから9ページまで、こちらが今回初めて資料として作成をいたしましたものでございます。11ページ以降のまとめとなっております点検・評価の一覧表でございます。
 さらに10ページに個別評価表の見方のページというものも作成をいたしました。このページにつきましては、これまで教育委員会の委員の皆様、あるいは学識経験者の皆様、そして、この本文教委員会の委員の皆様からいただいてまいりました御意見をできるだけこの点検・評価に反映をいたしまして、今年度はまず事業の背景・目的といたしまして、事業の中長期的な背景・目的を一番上でお示しをし、その下、次に平成24年度の目標というところで点検・評価対象年度、単年度、今回でいえば平成24年度の目標を記載いたしまして、その中でこれはなかなか困難な部分もございますけれども、できる限り定量的な表現で目標、指標を掲げております。
 そして、具体的な平成24年度の取り組み状況。この取り組み状況の評価といたしまして、その下になりますが、平成24年度の事業の評価を記載してございます。この事業の評価につきましては、全体計画の中におけます単年度の取り組みに対する評価という位置づけの中で、まる1、進捗状況に対する評価、まる2、成果に対する評価、この2つに分けてまして、今年度から成果に対する評価も昨年度までの4段階から、市の事業評価の評価段階とあわせまして3段階で評価を行いました。そして、評価がB、またはCであった場合については、その上の取り組み状況の中でその理由等について説明を加えているところでございます。
 お隣11ページからが、主要な事務事業の点検及び評価ということでございます。学校教育関係が総務課所管が8、学務課が5、そして指導課所管が2と、合計15事業ございます。生涯学習関係がそのほかに5事業ということで、合計20事業が今回点検・評価の対象事業ということでお示しをしているところでございます。それぞれの事業の一番上、背景・目的につきましては、平成24年度の目標につきまして、昨年度の基本方針と事業計画の中で御説明をした内容をまとめた、そういったものでございますので、今回につきましては平成24年度の取り組み状況以下を順次御説明をしてまいりたいと思います。
 まず1、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。こちら、取り組み状況、12ページにございますけれども、平成24年度には公立学校の教員に向けました小・中一貫教育推進のためのマニュアルといたしまして、「三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策」というものを策定するとともに、「三鷹市立学校人財育成方針」によりまして、三鷹の教育にふさわしい教員像を明確にしたところでございます。この2つの基本方針は、学識経験者の方からもコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育が着実に推進されるための体系的で重層的な展開であると評価をいただいているところであります。
 また、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実の一環といたしまして、文部科学省の委託事業を活用し、広報活動に力を入れたことによりまして、学校支援ボランティアの参加数が大幅にふえました。1万5,000人を超える人数となったところでございます。
 以上のことから、前ページの平成24年度の目標、指標との対比におきまして、評価といたしましては、進捗状況、成果に対する評価ともAといたしました。今後は各学園の連携や指導交流などを推進するとともに、引き続き三鷹コミュニティ・スクール推進会議などにおきまして、地域人材の育成、養成、地域コーディネーターのあり方などを検討いたしまして、学校支援体制の継続、発展を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 13ページ、2、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。この事業につきましては、目標自体の設定と達成度の把握の難しさが課題とされているところでございますけれども、目標の中の指標の一番上、標準時数を上回る授業時数の確保につきましては、中学校におきまして、夏季休業期間の最後の5日間を登校日とするなど、小・中ともに標準時数を上回る授業時間を確保いたしました。
 また、その下の授業改善推進プランの作成につきましても、市や都における学力調査等の結果を分析いたしまして、同プランを作成いたしまして、ホームページで公開をしたところでございます。
 その他の指標につきましても、14ページ記載のとおり、事業を推進するという中でさまざまな工夫を加えてホームページ等で公開するとともに、積極的な取り組みを行ったということから、評価につきましては、進捗、成果ともAといたしました。今後も客観的で納得性の高い目的、指標の設定を工夫しながら、人間力、社会力の育成に向けた取り組みについてPDCAサイクルが有効に機能するように努めてまいりたいと思います。
 次、15ページ、3、教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。こちら指標といたしましては、まずスクールソーシャルワーカーにつきまして、東京都のスクールソーシャルワーカー活用事業によりまして、現人員体制の中でスクールソーシャルワークを行う教育相談員の体制の充実を図ったところでございます。また、研修会の実施や研修会への参加目標人数も指標を上回る実績となったほか、学習指導員の派遣時間数につきましても、事務事業の改善等により目標を達成することができたところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況、成果ともAといたしまして、今後も効果等の検証を行いながら、この計画に基づいた指導の充実、支援体制の整備を図ってまいりたいと思います。
 17ページの4、幼稚園・保育園・小学校の連携教育の推進でございます。指標といたしましては、各地区連絡会におけます特色ある連携事業の取り組みと、幼・保・小連携推進委員会の開催、ガイドブックの作成と配布。こちらでございまして、取り組みといたしましては、各地区連絡会で給食体験、要は教員と保育士の相互乗り入れなどの特色ある取り組みが行われたところでございます。また、年度当初に幼・保・小連携推進委員会を開催いたしまして、こうした連携事業を検証するとともに、ガイドブックにつきましても予定どおり作成、こちらを配布いたしまして、就学に対して保護者が持つ不安の軽減を図ることができました。
 つきましては、事業の評価は、進捗状況、成果ともAというふうに捉えているところでございます。
 次のページ、18ページの5、子どもの安全・安心の確保でございます。指標は危険箇所への対応策の検討、実施と、学校給食用食材の放射性物質検査の実施でございます。
 危険箇所につきましては、学校・保護者・道路管理者──これは具体的には市の道路交通課になりますけれども、そして警察署によります通学路における緊急合同点検、こちらを実施いたしまして、5校、11カ所の危険箇所が報告されました。このうち5カ所については既に対応策が進んでおりまして──これは6カ所に、1つふえましたね、残りにつきましても平成26年度末までにその対応が行われることとなっているところでございます。こちらにつきましては追加資料を御配付しておりますので、後ほど補足の説明をさせていただきたいというふうに思います。
 学校給食用食材につきましては、小・中22校におきまして1学期に1回ずつ検査を実施した結果、放射性物質は検出をされませんでした。このほか、南浦小学校では、都が受けました国の補助事業といたしまして、学校給食モニタリング事業に参加をいたしました。そして、重ねて学校給食の安全性を確認したところでございます。
 こうした結果を受けまして、評価としては通学路の緊急点検につきましては、進捗状況は、成果は今後の対応箇所があることからBということでさせていただきました。また、放射性物質検査の実施につきましては、進捗状況、成果ともAといたしました。
 20ページになります。6の三鷹中央学園第三小学校の建てかえでございます。新校舎建設につきましては、当初計画どおり順調に進みまして、平成24年の12月に完成をいたしました。卒業を控えました当時の6年生も平成25年の2月13日から新校舎で授業を開始することができたところでございます。
 この進捗状況に鑑みまして、評価につきましては、進捗状況、成果ともAとしております。引き続き平成25年度につきましては、児童・生徒の安全を第一に旧校舎の解体工事、そして校庭等の整備を行う予定になってございます。
 21ページをごらんください。7、学校耐震補強工事の実施でございます。第二小学校、羽沢小学校、第五中学校の耐震補強工事につきまして、予定どおり完了することができました。これによりまして、小・中学校校舎の耐震化率は100%となったところでございます。
 また、学校体育館の耐震診断再調査も予定どおり完了いたしまして、これまでの調整結果と合わせて6校において学校体育館の耐震補強工事が必要であるとの結果が確認をされたところでございます。以上のことから、進捗状況、成果ともAといたしまして、今後につきましては、学校体育館の耐震工事に向けて順次実施計画に取り組んでまいりたいと考えております。
 次、22ページでございます。8の学校空調設備の整備事業の実施でございます。平成24年度対象となります8校、こちら小学校7校と中学校1校の整備工事でございますが、国・都の補助金等を活用いたしまして財政負担の軽減を図る中で、計画どおり完了したところでございます。
 したがいまして、進捗状況、成果ともAとさせていただきました。
 お隣のページ、9、学校給食の充実と効率的運営でございます。平成24年度は平成25年4月から委託を開始いたしました第二中学校につきまして、保護者説明会、あるいはプロポーザル方式による委託業者の選定を行うなど、準備作業を進めたところでございます。この結果、平成25年度からの給食調理業務の委託につきましては、全部で10校となったところでございます。また、各委託実施校ごとに学校給食運営協議会が設置してございまして、毎年1回の同協議会によって学校給食の充実と円滑な運営を図っているところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況、成果ともAとしてございます。
 次の24ページの10、学校校庭の芝生化事業の推進でございます。平成24年度は6校目となります大沢台小学校の芝生化を目標に掲げたところでございまして、取り組みといたしましては、予定どおり大沢台小学校の校庭芝生化整備を完了いたしまして、児童・生徒の屋外での活動が活発になったとの報告を受けているところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況、成果ともAと捉えております。
 25ページ、11、学校版環境マネジメントシステムの導入でございます。平成23年度におきましては3校のモデル校──これはおおさわ学園でございますけれども、こちらの実施に引き続きまして、平成24年度は全小・中学校において学校版環境マネジメントシステムを導入いたしました。全校で基本目標の設定や教職員・職員の研修を実施いたしますとともに、各学校におけます適正な管理運営が行われていることを確認したところでございます。
 平成24年度につきましては、空調設備工事の状況などがございまして、年度を通した直接的な今回のシステムの導入による効果につきましては把握が難しい、そういった状況もございましたけれども、システム導入によりまして全校において環境負荷低減に向けた意識づけができたものと考えておりますので、進捗状況、成果ともAと捉えているところでございます。
 続きまして、26ページの12、学校施設の電気需給契約の見直しによる経費の節減でございます。平成24年3月から小・中学校の電力供給者を東京電力からPPSに切りかえました。このことによりまして、この間の東京電力の値上げの影響もございまして、当初450万円と予定しておりました節減額に対して、推計ですが、年間約1,100万円の節減効果を上げたところでございます。
 評価は進捗状況、成果ともAとしてございます。
 お隣の27ページ、13、校外学習施設のあり方の検討でございます。こちらは平成24年6月に設置をいたしました市保有宿泊施設・校外学習施設のあり方検討チーム、こちらのプロジェクトチームにおきましてさまざまな角度から施設の今後のあり方を検討いたしました結果、平成25年度末までの指定管理期間満了後、次の平成26年度以降の指定管理期間を通常5年のところを3年間といたしまして、その間に経営改善に向けた取り組みを行うとともに、引き続き施設のあり方を検討すべきであるといった報告をまとめました。
 したがいまして、指標に対する進捗状況、成果ともAとしております。
 29ページになります。14、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。更新時期を迎えましたICT機器につきまして、より効果的な授業、あるいは校務事務の効率化に向けたICT環境の整備を図るために、予定どおりICT機器・システムの一部について契約を完了いたしまして、平成25年度の稼働に向けた整備を進めたところでございます。また、校務支援システムの仕様検討に当たりましては、現場の教職員の皆様の声を反映するために検討会議を開催いたしました。
 評価につきましては、進捗状況、成果ともAと捉えております。
 学校教育の最後になります、30ページの15、教育振興基金の充実に向けた取り組みでございます。教育振興基金を「広報みたか」、「みたかの教育」、市のホームページ等で周知いたしまして寄附を募った結果、4月から5月にかけまして3件、合計で115万円の寄附がございまして、基金へ積み立てを行いました。
 一方、基金の活用を検討する段階までは至らなかったことから、評価につきましては、進捗状況、成果ともBといたしました。今後はさらなる寄附文化の醸成を図り、活用委員会等の設置に向けて、基金の具体的な活用方策を検討してまいりたいと考えているところでございます。
 学校教育分野につきましては以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  改めましておはようございます。私からは、続きまして生涯学習の分野について説明をさせていただきたいと思います。座らせて説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 31ページをごらんいただきたいと思います。16、生涯学習プラン2022の推進でございますが、昨年、平成24年3月に策定いたしましたこの計画の推進に関する事業でございまして、平成24年度の目標、指標といたしましては、各種講座を通じて生涯学習のまちづくりで活躍いただく人財の育成やその活用を行い、学びの循環、これを普及促進する取り組み等が中心となっているところでございます。
 取り組み状況といたしましては、各種講座の実施とともに、生涯学習人財情報バンク「まちの先生」のリニューアルですとか、地域SNSを活用いたしました家庭教育支援コミュニティ「かきしぶ」の充実を図りまして、学びの循環の普及促進に努めたところでございます。
 結果といたしまして、みずからが学びの循環の担い手であり、学習成果を地域に還元する役割を期待されていることの意識づけ等を行うことができたと考えておりまして、進捗状況と成果に対する評価はともにAということになったところでございます。今年度も引き続き人材の育成と活用を推進していきたいというふうに考えております。
 次に33ページでございますが、17、健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進でございますが、御案内のとおり新川防災公園・多機能複合施設(仮称)でございますが、この整備に向けた取り組みでございます。平成24年度は指標のとおり各部屋の配置ですとか、設備仕様などをまとめまして実施設計を完了するとともに、管理運営計画の策定に着手できたところから、事業評価といたしましても、進捗状況、成果ともにAということになったところでございます。
 今年度は──平成25年度は施設の建設工事に着手するとともに、効率的・効果的な施設管理とサービスを提供できるよう、引き続き管理運営計画の検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 次、34ページをお開きいただきたいと思います。18、南部図書館の整備の推進でございますが、平成24年度は目標、指標のとおり、市民会議等の意見を踏まえて実施設計を確定したことに加えまして、アジア・アフリカ文化財団と三鷹市、それから教育委員会の3者でパートナーシップ協定を締結するなど、予定どおりの事業の進捗でございました。こうしたことから、進捗状況と成果に対する評価はともにAとなったところでございます。
 平成25年度、今年度は11月23日の開館に向けまして、建物の賃貸借契約の締結と開設準備を粛々と行っていくところでございますが、開設後は財団との協働事業を実施するとともに、ボランティアを活用し、特色ある多様な事業を展開をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 次に35ページでございます。19、図書館サービスの充実でございますが、中学、高校生世代に対するサービス等の充実に向けての検討を行うとともに、みたか子ども読書プラン2022に基づきまして、はじめての絵本(ブックスタート)事業ですけれども、これを開始したところでございます。あわせまして、郷土資料のデジタル化ですとか、今後の図書館所蔵資料のデジタル化のためのマニュアルの整備を行ったところでございます。
 ここにつきましても、設定していた目標、指標等をクリアしていることから、評価といたしましては、進捗状況、成果に対する評価ともにAということになったところでございます。
 今年度はこうした一連の事業を引き続き実施していくとともに、図書館コンピューターシステムの更新に向けた事業分析等の実施を取り組んでいきたいと思っております。
 最後は37ページでございます。20のスポーツ祭東京2013(東京国体)ですけれども、この推進についてでございますが、指標として設定したとおり、平成24年度は総合実施計画の策定ですとか、リハーサル大会3競技の開催、それから機運醸成のためのイベント等啓発事業、全て予定どおり実施できたところでございます。
 こうしたことから、ここにつきましても、評価といたしましては進捗状況と成果に対する評価はともにAというところで考えているところでございます。
 それから、今年、平成25年、9月28日の開会式まで、きょうであとちょうど47日ということになったところでございますが、本大会のスムーズな運営に全力で取り組んでいきたいと、そういうふうに思っているところでございます。私からは以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  先ほど18ページ、5の子どもの安全・安心の確保のところで、通学路の緊急点検の実施で、別紙で1枚、資料をお配りしております。A4の横長のものですね。こちらについて説明をさせていただきます。
 こちらの資料、昨年の12月の本委員会でお配りしたものですけれども、そこの真ん中、二重線で区切ってありますが、そこの右側、市、都、警察の対応状況。これが昨年の12月のときに報告した11月末時点での現在での状況でしたけれども、今回、平成24年度の事業ということですので、平成25年の3月末、その右の実施済み、それから実施の方向で調整中というところを、少し現状に合わせて進捗状況を記入させていただきました。
 これで、事業主体が市となっているところが5つありますけれども、これについては昨年の12月の末時点でも全て実施済みでございました。都道のところが6カ所、実施の方策は示されておりましたけれども、そちらについて簡単に説明をさせていただきます。1の新川三丁目付近の吉祥寺通りのところ、外側線を引く方向で調整中ということですけれども、こちらのほう、実施の方向で調整中の平成26年度末までに対応予定というふうに書いてありますが、こちら当該の道路、平成26年に路面の補修を予定しているそうでして、こちらのほうで外側線を引く方向で、どのくらいの長さにするかなども含めて調整中ということでございます。ですから、こちらはまだ昨年報告したときと丸の位置は変わっておりません。
 2番目の仙川公園東側道路ですけれども、こちらのほうは仙川公園の一部を歩道状空地として既に整備済みでございます。それから、交差点の北側の歩道橋の下にポストコーンが設置──正確にいいますと、これ、ことしの4月に入ってからなんですけれども、これも終わっておりますので実施済みというふうに変わっております。
 あと3番と6番の下段のところですね。こちらのほう、3番のほうが一小の北側の人見街道のところの待機場所を確保すること、それから、6番の七小のまる2の車道に外側線を引く方向で調整中ということですが、こちらのほう、都の道路管理者と警視庁で今協議中でございまして、協議が早く済めば25年度中の対応になるだろうというふうなことでございます。
 もう一つ、こちらのほう、9番ですね。教育センターのすぐ前のところ、南浦小学校に入るところなんですけれども、こちらのほうは都と市で看板を設置する方向で調整中ということで、平成25年度中に対応できるのではないかということです。
 それから、10番目、こちらも井口小のところですけれども、連雀通りに外側線を引く方向で現在、今調整しているということで、そろそろ実施されるのではないかというふうな状況になっております。こちらの資料についての説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 13ページの知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実についてお伺いします。特段ちょっと説明が余りなかったんですが、東京都の一校一取り組み、一学級一実践の取り組みについてですが、こういった取り組みは保護者、地域の方々にわかるようにどのように紹介されてるか。学校のホームページ等にも載せていただきたいと思っておりますが、その公開の方法とかですね、その辺を教えていただきたいと思います。
 それと、あと、その内容についてはどのように、決め方ですね、どのようにして決められたのかを教えていただきたいと思います。各学校それぞれあるかと思いますけど、代表的なものを教えていただければと思います。
 15ページの3の教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室の事業の充実についてお伺いしたいと思います。夏季の教育支援関係研修会ですか、延べ569人の方が参加されたということですけれども、これ、全市の小・中学校の先生方の割合から何割の方が参加されたか、教えていただきたいと思います。
 あと研修会に参加するに当たって、これは交通費などは支給されているんでしょうか、ちょっと細かい点ですけど、教えてください。
 あと、参加された後の報告書はこの先生方でどのように情報の共有をされているのか。もしされていないんでしたらば、何かされるような仕組みをぜひ検討いただきたいというふうに思います。
 23ページ、学校給食の充実と効率的な運営についてお伺いします。先ほど御説明いただきましたけれども、調理業務を民間の委託業者のほうにシフトしているということで、導入当初はいろいろ保護者の方からも不安の声もありましたけども、実績を積むに当たって理解もいただいているのかなというふうに思っております。業者から栄養士、そして学校に、どのようにホウレンソウがなさっているか。先ほど学校給食の運営の協議会等もありますけども、先日のアレルギーの問題等もありましたけども、他市でありましたけれども、こういった即座に連絡が通るような仕組みが、なさっていると思いますが、その辺はどのようになっているかお伺いしたいと思います。
 25ページの学校版環境マネジメントシステムの導入についてお伺いします。私も小学生が3人、中学生1人いますので保護者会とかにも参加する機会があります。参加しますと結構、この夏場なんかよく感じるんですけど、先生方、きちっと空調管理もされて、この学校マネジメントの、先生方にも徹底されてるなというふうに感じて、すばらしい取り組みだなというふうに感じております。環境学習の観点からもよい取り組みですので、今後ともぜひ推進いただきたいと思います。何かまた補足の説明があればよろしくお願いいたします。
 最後になりますが、27ページの13、校外学習施設のあり方の検討についてお伺いします。先日、前回でしたっけね、3月の議会中の報告でしたっけね、ちょっと忘れましたけども、校外学習の施設のあり方検討チームの報告をいただきましたけれども、これは位置づけ的には学校教育の施設というふうになっていますが、経営改善からいくと学校の生徒さん、学校が使うだけでなく、市民の方にも利用していただく施設であることから、これは生涯学習という意味でいいとは思うんですけれども、経営改善をしていくということは、要は学校以外のそういった一般市民の方にもぜひ利用をいただかないと改善しないわけでございますので、そういった利用の仕方のことに関しては、本当に生涯学習課でも検討をしていただいて、利用率の向上も図っていただきたいと思います。
 ただ場所を提供するのではなく、そういったいろんな企画も、イベントもしていただいて、利用率を向上していただきたいと。それに当たっては市民のボランティアの声もぜひ参考にいただきたいと思いますが、その辺の企画とか、そういったところに関してのお考えをお聞かせいただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  体力向上にかかわる一校一取り組みのことについての御質問をいただきました。まず、その取り組みについての周知の方法ですが、「学校便り」でやるとか、ホームページでやる、あるいは保護者会等で、これらについては学校のほうから周知をしているところでございます。
 決め方につきましては、毎年度東京都の体力・運動能力調査がございますので、そちらの結果を踏まえたところで本校ではどのような取り組みをしたらよいかということを、職員会議のほうで案を出しながら校長が決めていくという形をとっております。
 具体的な一校一取り組みの内容ですが、学校によってさまざまな取り組みをやりますが、大きく見たところ、大縄であるとか短縄を使った、つまり縄跳びを使った体力向上、それからマラソン──持久走ですね、などをある期間設けて、そこで体力の向上を図っていくなどの取り組みが多く報告されております。以上でございます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  教員の研修会に来ている者の割合なんですけれども、単純に数で割るよりも、この研修会は教育支援コーディネーターというふうに校長が指名している、各校2人以上いるんですが、それらの教員と、あと生活指導主任、教務主任及び主幹教諭の悉皆研修になっております。それらについてはほぼ全員、100%近く出席をしております。それから、教育支援学級、固定制の学級、通級制の学級、これらにつきましては90%の教員が来ております。
 それから、交通費につきましては、教育センターで実施しておりますので自転車等で来る教員が多いんですが、バス等利用の場合にはもちろん交通費の支給がございます。
 また、各校の教員たちへの支援等のところなんですが、1つの研修会は先ほど申し上げた教育支援コーディネーター、それから主幹、教務主任、生活指導主任という各校の教育全体を推進するような者たちが一堂に会しておりますので、その中で各校の今後に向けての取り組み等を協議させまして、学校に持ち帰らせると、そういうような手法をとっております。よろしいでしょうか。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食に関しまして、業者と栄養職員、学校へのホウレンソウ、報告、連絡、相談はどのようになっているかということでございます。基本的には、日々の業務については委託仕様書の中でも、毎日毎日報告書を、かなりな書類の量になりますけれども、きょうはこういうふうにしてやったというのを逐一、報告書が学校に提出されることになっております。
 そのほかについては直営の場合とそんなに変わりませんで、日ごろの栄養士との連携については、1日の調理が終わった後、必ずミーティングなどを行いまして、どんなふうに改善できるんだろうかなんていう、業者からアイデアが出るような場合もございます。そんなことで連絡のほうはしているところでございます。
 また、直営と同じでして、万が一機材の破損などがあった場合には、直営の場合でも学校のほうから報告などが来ますけれども、委託校においても、まず業者からこんなことがありましたというふうな報告がありまして、それを通して学校からも教育委員会の学務課のほうにも連絡が来るというふうなことになっておりますので、ホウレンソウのほうは滞りなくできているものではないかなというふうに思っております。


◯総務課長(秋山慎一君)  私からはEMSの関係、それから川上村の関係についてお答えをいたします。
 EMSの取り組みにつきまして補足的にということでしたけれども、これ全体で学校教職員等で約800人ぐらいの先生や職員がこの取り組みに一応かかわってやっているというものでございます。
 それから、先ほど前年度との比較でという効果の点について部長のほうからざっくりと御説明をいたしましたけれども、例えば水道でいいますと、前年度比でいうと2.2%ほど、これは減という効果があらわれているんですが、電気、それからガス、これは前年度比でそれぞれ4.1%、7.0%の増というエネルギーの使用の状況になってございます。これは御説明したとおり、学校の空調設備がこの平成23年度から平成24年度にかけまして、学校によってその工事の時期とか稼働の時期が異なることがございまして、なかなか比較とか、そういった点でも難しいことはございましたけれども、各校における取り組みにつきましては、教職員初め児童・生徒もともに節約、節減に対する意識は大変高まったという声を学校のほうからも頂戴をしているところでございます。
 それから、川上村の施設につきまして、市民の利用を高めるような工夫ということでの御質問でございました。確かに川上村、自然教室以外でも、平成24年度につきましては1万人を超える御利用がございまして、今後この利用をさらに高めていくという必要があるというふうに考えております。特に、この夏の時期はかなり利用率高いんですけれども、だんだん寒くなるといいますかね、10月、11月あたりになりますと利用が減ってくる傾向がありますので、この閑散期の時期に利用をふやすために、今指定管理者のほうとも連携をしながら、いわゆるツアーの企画というか、バスツアー、バスを仕立てて三鷹からお客さんを連れていくと。例えばハイキングでありますとか、キノコ狩りであるとかですね。あと、また川上村は非常に空がきれいですから天体観測ですとか、そういったプランを今指定管理者のほうとも相談をしながら進めているところでございます。
 また、御質問にありましたような生涯学習の観点、それから市民のボランティアの声のようなものということにつきましても、今後そういった意見につきまして生涯学習課とも連携しながら、指定管理者と相談もしながら事業のほうを実施して考えてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。まず、一校一取り組みのお話を御説明いただきました。大縄とか、そういったことの取り組みですが、いつでしたかね、6月の議会でしたっけね、体力のデータが調査の結果が出ますよね。ソフトボールの評が三鷹市は低かったというデータは去年もことしも出たわけですから、やはりそういったことも、やはり出た結果を──やりたいことはいろいろあると思うんですけども、やはりそこを重点的にやるとか、何かそういうふうな数値で出たところをもっと考えたほうがいいかなと。それの検討としてどうかなというふうに、それについて何か御説明があればよろしくお願いします。
 それと、夏季の教育支援関係研修会ということで、今数字のことも御説明いただきました。教育支援コーディネーターという方がいろいろと調整してくださっているということですが、約40日間ほどの休みというか……。もちろん、よく先生方、決して子どもたちと一緒に休んでいるわけではないというのも重々承知しておりますけども、そういった夏場を使っての研修、自主的な取り組みももちろんあるかと思います。ぜひそういったところも何か数値的に見えてくると、ああ、先生方、頑張っているなというのがまたわかってくるのかなという。結構個人的なものなんで、もちろん報告義務はないですけれども、何かそういったものが教えてもらえると、またいいのかな。こういった取り組みもなさっているんだなというのがわかるかなと思います。これ、感想なので、もし何かあればよろしくお願いします。
 あとは、給食の調理業務、これは本当に毎日のことですので、しっかりとそういったホウレンソウもなさっているということもよくわかりました。先ほど業者からのアイデアもいただくとかいう、いろんないい関係をつくってこられたというふうに思います。そういったこともぜひ今後、民間業務に委託する、まだ10校ですか、またこれからさらに進めていかれると思うんですけど、そういった取り組みも御紹介いただきたいと思います。
 あとは、学校版のEMSですけれども、細かな数字も教えていただきました。ありがとうございます。そうですね、太陽光のパネルとかつけているところとか、その数字が見える、どれぐらい発電しているとか、そういった取り組みもなさっているところはあると思いますけども、そういった見える形で、やはり取り組んでるというのをぜひ今後も推進していただきたいと思います。これ、感想です。
 あとは、校外学習の施設のあり方検討ということで、平成26年度以降の指定管理期間、現行5年を3年にするということで、見直す回数をふやしていくということで、そういう意味ではより細かく見えてくるのかなというふうに。時代背景もいろいろと変わってくると思いますんで、ぜひその時代背景もよく考慮して、利用率向上に努めていただきたいと思います。ぜひともそういった企画を推進していただいて、また市民にも利用いただけるようにしていただきたいと思います。以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  御指摘のとおり、東京都の体力・運動能力の調査の分析をして、うちの学校は何が下位項目としては低いのか。それに踏まえたところで、その課題の部分を補っていく、向上させていくことの取り組みが大変必要だと思います。実際に学校のほうには、この体力向上の結果を踏まえて、実態を分析した上で、それに見合った運動をしていただくようお願いしたところで、今年度におきましても、御指摘のように投げる部分の運動で、この投げることを中心とした運動遊びで体力の向上を図るというふうな取り組みもしているところもありますが、御指摘のように運動能力調査の結果で、具体的な伸ばすべきところを明確にして、それと一校一取り組みとが連動し、そして、その上で年度末に評価いただくよう学校のほうにはお願いしてまいりたいと思っております。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  各校の教育支援についての自主的な取り組みが見えるようにということなんですが、この研修会、夏休み40日間のうち10日間やっております。そのうちの6日間は午前、午後3時間ずつ、6時間の研修でございます。3つに分かれておりまして、教育支援コーディネーター向け、それから教育支援学級向け、さらに実態把握のための検査法の研修会に分かれております。
 特にこの教育支援のコーディネーター向けにつきましては、1年目のコーディネーターは全部で3日間、それから、三鷹市におけるコーディネーター歴が2年目の者が2日間、3年目以上については1日という研修会なんですが、特に1年目のコーディネーターに対しては、ベテランのコーディネーターが学校の校内委員会の展開の仕方ですとか、それから、どのような時間帯にそのような校内委員会を開くと効率がよいかとか、そういう具体的な取り組みを新しいコーディネーターに説明するというような、そういう具体的なこと、さらに私どもの総合教育相談室におりますスクールソーシャルワーカーであるとか、学習指導員等の活用の仕方、また虐待支援も含めまして、子ども家庭支援ネットワーク等の活用の仕方等を具体的に説明しております。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、22ページの学校空調設備整備事業の実施ということで、この当該年度でホームページを見ますと、全部の学校が空調設備が完了したということになっております。この学校の空調設備が完了したということは、全ての教室に配備ができたのか、あるいは、ついていない教室もあるのかどうかということについて、1点お尋ねをしたいと思います。
 それと、今野先生の評価の中で、40ページになりますけれども、40ページ、丸の上から4つ目のところで、特定の課題が緊急的にクローズアップされた。今回は体罰とか給食時の食物アレルギー対応の問題について、先生、触れられていらっしゃいますけど、今後このような緊急性のあるようなことが出てきた場合に、教育委員会としては、この先生のおっしゃっているようなことの中でどのような対応をされていくのかということをお尋ねしたいと思います。
 それと、同じく先生の一番最後のほうなんですけども、IIIの自己点検・評価のあり方についてというところで、この当該結果について、その結果がどうであるかを議会に提出し、ひいては市民に情報発信することを目的とすることから、できるだけわかりやすくすることが必要であることを言っていらっしゃいます。私も、このことは保護者の方を初めとする多くの方々に御理解いただくことが一番大切なことであるので、このように先生がおっしゃっていらっしゃる中で、教育委員会としてはこのまま市民の方、あるいは保護者の方に説明するのではないと思いますので、どのような対応をとられるのか、その3点をお願いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  御質問のありました学校の空調設備の整備についてです。こちらの達成状況ですが、普通教室、これについては完全に100%です。特別教室、こちらが学校によって若干差があるんですが、特に中学校、これ予算の都合もありまして、少ない学校ですと4教室ぐらい、多い学校だと8教室ぐらいが、今回のこの一連の事業の中では取りつけができなかった特別教室になります。その他、管理系の諸室、職員室だったり、こちらは従前からついていましたので、今回は整備の対象から外れています。要はそういった形で3種類に分かれているということを御確認いただければと思います。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  緊急課題に対する対応はいかがかということでございます。先生の御指摘ごもっともでございまして、世間といいますかね、この目標、評価点検項目を定めた後に緊急に出てきたこういった課題についてどういった対応をしたかというような点につきましても、今後極力、その時期の問題もございますけれども、この報告書の中に可能な限り盛り込んでまいりたいというように考えているところでございます。
 次に、自己点検の部分をわかりやすくということでございます。これ、基本的には市民の皆様に向けてはホームページを活用してお知らせをするというような形になりますので、その際に保護者の皆様だけではなく、広く市民の皆様によりわかりやすいような表現を使って公開をしてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。普通教室については全ての教室が空調設備が入って、専門教室ですか、そういったところには入ってない教室があるということなんですけど、私だけではなくて、ほかの委員さんのところにも多分メールが来ているんじゃないかと思うんですけども、第四中学校の理科室ですとか何かで、夏休みの講座でバーナーを使って授業をやったんだけど、風が来ると危ないんで全教室の窓を閉めて授業をやって、中が蒸し風呂のような状態であったというようなこととか何かがあるそうなんですけども、そういったところについては計画的にはいつごろ、どんな計画で設置される予定なのか、その辺をちょっとお尋ねしたいと思います。もう一度お願いしたいと思います。
 それと、あと緊急時の項目設定をするのか、あるいはその中、あるいはどこかの中に附属として入れていくのかというようなことについては、やっぱり問題の大きさにもよるかと思いますけども、できるだけ、緊急時のことでございますので速やかに対応をお願いをしたいと思います。
 それと、あと、わかりやすい表現ということの中で、非常に最近市の広報を見てもそうですし、観光コースについても横文字が多かったり、専門用語を使っていたりということが非常に多いので、丁寧な言葉の説明をしていただきたい。というのは、僕は広報紙も含めて、新聞なんかもそうですけど、やはりこういった全ての人が見るものについては、義務教育を卒業した方が御理解をいただけるような文章で書いていただくのが最適かと思われますんで、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今御質問のありました一部の特別教室への整備ですね、こちら、ちょっとほかのさまざまな改修も含めて、財源措置の問題もありますので、この段階ではできるだけ早期に解消を図りたいというお答えになります。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  わかりやすい表現についてでございます。御質問にありますとおり、特に専門用語、横文字、これは学校教育にも意外と多うございまして、アントレプレナーシップ教育であるとか、そういったような表現がございます。これについては、これは1つの名称でございますから、これがどういった内容を指すのかということも含めて、一緒に、記述があるときにはそういった解説も含めて記載をして、極力わかりやすい表現に近づきたいというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、じゃあ、空調のほうはできるだけ早くということで、課長さんにそれを答弁してもらうのは難しいなと思いますけども、よろしくお願いしたいと思います。吹奏楽なんかもやっぱりそうだと思いますけども、非常に暑い状況の中ではやりづらいと思いますので、よろしくお願いします。
 また、わかりやすいということでは、できれば、できるだけ日本語表現のできる部分については日本語表現でお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(森  徹君)  御苦労さまです。何点か質問させていただきますが、この点検・評価、この報告書がまとめられましたけども、この点検・評価からの教育委員会の問題意識っていいましょうか。学識のコメントっていいましょうかね、これが最後にお二方書かれておりますけども、これを受けて、教育委員会としてこうだというのがあったほうがよりわかりやすいのかなと思うんですけども、それが書かれておりませんので、これだけのものをまとめられた上に立ってどのような問題意識を持たれているのか、これがあればお聞きしたいと思います。
 まず最初、そこからお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  こちらの報告書、例年、毎年この委員会のほうに御報告をさせていただいている内容でございまして、中身につきましては当初その目標を定めて、その中で数ある事業の中から特に重要と思われる事業について点検・評価対象事業として評価をしている、検証をしているという内容でございます。
 今回20の事業を挙げさせていただきまして、こういった形で報告書をまとめさせていただきました。まず形からいいますと、毎年私の冒頭の御報告でもございましたけれども、やはり吉沼委員からあったようにわかりやすくということがまずございました。そして、わかりやすくの中身といたしまして、何がどういう形でどのくらい、ことしについては達成できたのかというところが非常にわかりづらいというような学識経験者の方々からの御意見が過去ございました。これについて、この報告書の書式、様式をまずその事業全体を一覧表にする、あるいは個票についてさまざまな記述の工夫をするというような中で、よりわかりやすくそういったところについては整理をしたというところでございます。
 全体的な教育委員会の今回の内容を受けての学識の意見を受けての問題意識ということでございます。教育の課題につきましては、こういった1つの成果、進捗状況といったものを御報告するに当たって、やはりより客観性のあるわかりやすい内容ということでございますけれども、なかなか指標化、指数化、定量化しづらい内容が多うございます。例えば、その中で指標化をしたというものがありますと、その指標自体が1つの目的になってしまう。達成するための手段が1つの目標になってしまうというようなこともございまして、この学識の皆様からの意見にもありますけれども、アウトカムについてどのように外に示していくのかというところが大変難しいという御指摘がございました。そのとおりでございまして、全体の事業の進捗の中で、長期スパンの中でどれだけの教育的な効果があったのかということを極力わかりやすく説明するという必要があるなというふうに強く感じているところでございます。問題意識としては、そこに最も現段階では感じているところでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  この報告書に基づいて来年度っていいましょうか、ことしでいうと今年度の教育の目標の中にそれが盛り込まれているというふうには理解するんですが、教育委員会のこの報告書ですから、個人的にはこれを受けて、この平成24年度はこうだったと、これをどう生かしていきたいと考えると。あくまでも、いろいろ施設とか、そういうものは割と見やすいんですけども、教育行政のところで、子どもの教育の部分でこれが求められるという点で、そういう視点のまとめもあってもいいのかなという点で、これは私のそのように感じた点ですので、今後どのような形で生かされるかは1つ、検討していただきたいというふうに思います。
 それから、昨年度、平成24年度、私の記憶では、いじめの問題、全国的にいろいろありまして、三鷹市も昨年の夏休み前にいじめのアンケート調査をやりましたよね。それに基づいて今まで見えなかった部分がわかって、それで夏休み、すぐその対応も図られたと。夏休みだけではそれが改善されないで引き続きということがあったと思うんですけども、その部分というのがこの点検・評価の中に触れられてないんですよね。これは、引き続き不幸な状況というのは全国的に起きておりまして、三鷹のところではそういう深刻な状況は生まれていないけれども、これは皆さん方、本当に大変苦労されているところだと思うんです、いつ三鷹でもということだってあり得るわけですから。三鷹だけ安心できるってことじゃないし、現場の先生方や教育委員会の皆さん方もこのことでは本当に腐心されているというふうに思います。
 これは国連からも日本政府に対する勧告という形での指摘が何度もされている。これに対して、どうも国の教育行政がそれにしっかりと顔を向けてないというふうに感じるんですが、ちょっと長くなりましたけども。このいじめの問題というのは、1つ、私の認識としては、昨年教育委員会としてそういうアンケートということをやったと。私は評価しているんですけども、それに対するここが点検・評価がないっていうのはちょっと残念だというのを思うんですけども、この辺はどのように考えておられるか。載ってないってことだけじゃなくて、この辺も含めて、その後のことも含めて、ぜひ。これ、非常に全国的に大きな課題だと思うもんですから、ちょっとこのことについてお聞きしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御指摘の点、ごもっともでございまして、今さきの委員さんからの御質問もございましたけれども、緊急課題をいかにこの中に取り組んでいくのかということとも共通するわけでございますが、年度当初の点検・評価対象項目としなかった部分についても、その年度内でさまざまな取り組みをしたものについて適時適切な場所にその記述をしていくというふうな形で、これは学識の先生からも御指摘がございましたので、こういった改善に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ぜひ今後その項目のやはり1項目挙げるぐらいの、どういう形でいじめって具体的なことで挙げるのか、教育の実践の分野で挙げるのか、小・中一貫の部分で挙げるのかはありますけども、これはしっかりと位置づけるということが、改めて子どもの立場に立った、やはりなかなか子どもっていうのはみずからが主張できる子どもさんもいるけども、なかなか心の中に持って非常に不幸なところまで突き進んでいっちゃうっていうのが新聞報道でも知られるところですので、ぜひそこまで、三鷹の教育委員会としての点検・評価、国の法律に基づいて行われているんですけども、この三鷹としてそこまで踏み込んだというところにぜひ進めていただければと、それは問題提起という形で1つ、検討していただければというふうに思います。
 それから、この点検・評価の手法といいましょうか、方法については、1ページ目のところで学識の先生方にいろいろ資料を提供して、また現場でもいろいろやっているというふうに書かれておりますけども、この辺もう少し、学識の先生方も限られた時間でやるんでしょうから、そこでこういうコメントを出すってなかなか苦労されると思うんですけども。コミュニティ・スクール委員会ありますよね、それから、こういう方々の、当然これに対して意見が反映されてると思います。それから、保護者の評価、それから、やはり何といっても主人公である児童・生徒の声、それから現場の教師ですよね、こういうものがいろいろ資料、情報等の中でどういう形でこれが挙げられていっているのか、そういう努力を教育委員会としてされているのか。この辺、なかなか難しいとは思うんですけども、こういう努力をしていると、こういう形でできるだけリアルに、毎年やってるからっていうことで流されないで、こういう努力しているということがあれば、お聞かせいただければというふうに思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず、この点検・評価についてでございます。事業評価はさまざまございますけれども、今回これは教育委員会事業の自己評価ということでございます。この自己評価をしたことについて、学識経験者、知見者の御意見をいただいているということでございまして、その個々の事業についての中身については、御質問にありましたようにコミュニティ・スクール委員会であるとか、保護者であるとか、児童・生徒であるとか、そういった方々のアンケート等を通じた学園評価ですね──これ関係者評価という形になりますけども、そういった評価を得て、一つ一つの事業にフィードバックをしているということでございますので、この部分に関してはあくまでも自己評価に対する知見者の意見・評価ということですので、ちょっとすみ分けがあるのかなというふうには思っております。
 ただし、それぞれの事業においてはさまざまな形でのそういった反映をしているということでございますし、なおかつこの事業一つ一つの内容については、先ほどもお話ししたとおり、ホームページ等を通じて広く自己評価の結果がこうでしたということを返します。それを受けて、コミュニティ・スクール委員会であるとか、保護者であるとか、児童・生徒の皆さんに対してその内容を明らかにすることによって、そのまた反応といいますか、御意見等を頂戴して、その一つ一つにまたさらにフィードバックをしていくというような手順になるのかなというふうに思っております。ちょっとお答えになったかどうかわかりませんけども、以上でございます。


◯委員(森  徹君)  どう再質問しましょうかね。これも要望的なものになるかもしれませんけども、やはり点検・評価がやはり三鷹の教育の現状、課題というものをえぐってっていいましょうか、これがなるほどと、こういう問題点があるから、ここにそれぞれのこの点検・評価を読んだ方が、この報告書を読んだ方が、自分のところではこうしようと。また、保護者の方からすると、こういうふうに、例えばですよ、家庭教育ではこうしなくちゃいけないとかね、それから学校に対してこういうことを要望するとかね、こういうコミュニティ・スクールということでやっているわけですから、そこまでやはり生かされるような報告書、いわゆる法律に基づいてるからまとめたよっていうふうにならないように、そういう努力を求めたいというふうに思います。
 ちょっとそんなことで、ちょっと抽象的なんですけども、私の思いとしては、この報告書っていうのはそういうふうに生かされるものにしていかなければ、そういう努力されてるという立場に立って、決して形骸化しちゃいけないっていうふうに言い切りませんけども、そういう立場で進めていただければというふうに思います。ひとつ、その点では、再度そういう上に立ってお答えいただければというふうに思いますけども。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まさにこれは、この結果をお知らせするときの工夫ということもあろうかと思います。それぞれコミュニティ・スクール委員会等でも、教育委員会でこういった自己点検があった、それに対して学識の方からのこういう意見があった、そして内容的には、課題としてこういう課題が報告書の中で記載されているということをよくフィードバックしながら、その点について、自校、自学園の中でかかわりのある部分について積極的な御意見をいただきながら、改善に向けて、来年度の、これは点検・評価事業につなげていきたいというふうに考えてございます。


◯委員(森  徹君)  あと、教育支援のことでちょっとお聞きしたいんですが、ページの15ページですか、先ほどの報告の中でも教育相談員の2人体制ということも含めて、授業改善の観点からという点で改善が図られたという、そういう説明がされたと思うんですけども、この教育支援のところでの現状と、そして課題ですよね。改善図られていってる。小・中一貫で私も議会でも質問させていただいて、小・中一貫が、あそこはおおさわ学園でしたっけ、七中が最後にということで、こういう努力されているっていう点で評価しておりますけども、そういう状況の中で今の現状とそれに対する問題意識でどうしようと、またここでされているのか。この辺、ちょっと現状も含めて報告をしていただければというふうに思います。よろしくお願いします。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  教育相談員を2人体制にしてという、この15ページの記述でございますが、これはスクールソーシャルワークを行う教育相談員を2人体制にしたというものなんですね。これが従来とどのように違うかということなんですが、従来の教育相談員は総合教育相談室に常駐しておりまして、来所の希望のある保護者及び児童・生徒に相談をするという、そういう相談員でございます。これが平成20年度から都の事業を活用いたしまして、スクールソーシャルワーク機能を持つ者を配置いたしました。
 それはどういうことかと申しますと、相談というよりも、子どもや保護者に相談の意思がないような場合でも、つまり家庭環境に問題のある場合、背景に例えば虐待や養育困難等が見え隠れするような家庭の場合に、保護者自身は相談の意欲を持たないわけですね。でも、学校としては相談に持ち込みたいというような場合に、こちらから学校と協力をしながら働きかけていき、そして、相談そのものというよりも福祉や医療・保健等の機関につなぐ、そういうシステムでございます。それらが配置できましたので、今まで学校がぜひ支援したいけれども、なかなかその保護者の意欲を引き出せなかったところにつきまして、こちらから働きかけることができるようになったという、そういうシステムでございます。
 そして、現状なんですが、今申し上げたように相談の意思を持たないような御家庭の場合が課題だったところがそういう動きが出てきたということ。それから、総合教育相談室の事業とこの教育支援プラン2022の両方の推進の中で一番大事なのは、やはり通常の学級も含めた学校の中で、特に学級経営や授業の中でこの教育支援の考え方が浸透していくということでございます。
 簡単に言えば、各通常の学級に注意が不足していたり、落ちつかなかったり、教員が話をしているのに、聞いているふうでも聞いていなかったりというような子どもたち、また空気を読めない、場が読めない、そういうような障がいと言えないまでも、そういう発達障がいの傾向を持っている子どもたちが数人は各校におりますので、そういう子どもたちへの支援を授業の中で、その子たちがわかりやすい授業──ユニバーサルというんですが、その子たちがわかる授業、イコール全ての子に対してわかりやすい授業ということになりますので、そういう実践を教員たちがしていくということが教育支援の最大の課題だというふうに考えております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。そういう体制を強化して、言うなれば出向いてっていいましょうか、かなり教育委員会として能動的に動いていくと。それでいろいろな状況がさらにリアルにつかめると。それがここで言う改善ということなのか、それとも、その後、それによってさらに教育支援が具体的にこういう形で改善が見られたというのか。むしろ、そういう教育支援の段階で改善が見られたという事例があれば、もう少し具体的に紹介していただければと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  例えば子どもが不登校状態にあると。学校に来ない。けれども、学校側が幾ら家庭訪問して働きかけていっても保護者が戸をあけないというような場合に、生活困難な家庭の場合、スクールソーシャルワーカーがつなぎをいたしまして、生活福祉課のケースワーカーとともに参りますと、生活福祉のほうの課題のあるおうちですから戸をあけてくださるんですね。そこで御一緒に子どもさんのことについてもお話をして、学校につなぐというようなことができます。そういう事例がございました。よろしいでしょうか。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。それから、最後に、40ページのところで、今野先生の生涯学習・社会教育に関する取り組みというところで、真ん中あたりですけども、市民の多様な学習活動支援の様子が必ずしもはっきりしないと、こういう指摘があるんですけども、この点についてもう少し具体的に説明をお願いしたいと思います。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  今御質問ございました市民の多様な学習活動の様子が必ずしもはっきりしないという委員の御指摘でございますけれども、これは、今回の評価の部分におきましては、社会教育会館を中心とした教育委員会等で実施している事業を中心に取り組み状況を分析したものでございます。今野先生のこの御指摘につきましては、本来であれば、市全体で行われているもっと大きな市長部局も含めて行われている生涯学習事業についても、実際には各課でいろいろな普及啓発の事業を実施しております。その辺の全体の展開につきまして、今年度は特に表記はしてはなかったものでございますけれども、実際には生涯学習計画推進会議等の庁内会議において、その辺の頭出しの作業を進めているところでございまして、ただ、まだその評価まで各課においてできないところにございましたので、このような御指摘になったのかなというふうに考えております。
 また、今年度末ごろには、もうちょっとその辺の各課の状況が報告できるんではないかというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ちょっとこれ読んで、私自身が詳しく認識しているわけじゃないんですけども、ここでは図書館の事業を除いて市民の多様な学習活動支援の様子が必ずしもはっきりしないと、こういう指摘ですよね。三鷹の社会教育活動っていうのは、生涯学習活動ってのはかなり歴史っていいましょうか、実績もありますよね、市民参加という点では。当時は西社教がない時代から、そういういろいろ運動の中で西社教という住民の声もあって、あそこに児童館と一緒に社教がつくられたという、私はそういう認識なんですけども。
 そういうものがこういう形で評価されてるっていう点で、何かやはりそこで行政のほうにそういう問題があるのかっていいましょうか、課題があるのか、予算的なことも含めてあるのかとかね。それから、時代の状況の中で、しかし、今高齢化ですから、退職した方の生涯学習に対する意欲って強いですよね。その点で、しかし、そういう状況にもかかわらずはっきりしないっていうふうに指摘されているっていう点で、もう少しそこを何なのかということを聞きたいし、どういう問題意識っていいましょうか、こういう指摘されたわけですから、いや、それはこうなんだと、指摘は当たらないと言われるのか、いや、こういう状況から、こう改善しなくちゃならないという問題意識を持ってるのか。この辺、非常に大切と思います。市民が直接そういう参加していく、みずからの意思で生涯学習、積極的な行動ですから。その点でこういう評価がされたという点、ちょっと私も心配といいましょうか、気になるところですので、この辺、もう少し具体的につかんでいることがあればお聞かせいただければというふうに、そういう点での質問でした。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  今の御質問でございますけれども、今回のこの取り組み状況の報告につきましては、基本的には、生涯学習プラン2022の学びの循環に関する部分についてだけ紹介させていただいております。社教会館と生涯学習課、スポーツ振興課全体においても、実際には市民大学事業を初め、むらさき学苑等、多くの事業が実施されているところでございますけれども、最も典型的であります学びの循環ということで、学んだ成果を地域に返していくと、そういう観点で、その部分の事業を主にここに記載させていただいたところが、今野先生のほうにはその点、少し全体像の紹介が見えないというような御指摘かというふうに理解しております。以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  委員御質問の中にあります、いわゆる社会教育の部分が見えない。これは、点検・評価の冊子を読んだ段階で学識の先生が感想として持たれた内容でございます。確かに生涯学習、学びの循環の部分の記述というのは16のところに書いてあるのみでございまして、そこの取り組み状況のところに例示的に平成24年度中に行った事業というのが幾つか羅列はしてはございますけれども、確かにこの1年間をかけて、確かに事業というのはさまざま社会教育事業、この伝統を踏まえてやっておりますので、これが市民の皆様にうまく実績として伝わっていかないという御指摘であろうかというふうに思いますので、この部分については、記述も含めて次年度以降しっかりと工夫をしてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(半田伸明君)  よろしくお願いをいたします。私、文教委員会は初めてなんでね、ああ、こういう報告書があるのかということで、素朴な疑問をまずぶつけます。これは、なぜつくらなきゃいけなかったのか。要は法律が規定しているからということですよね。まず20の事業とありますが、なぜ20なんでしょうか。そこから入ります。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  今回の点検・評価の評価項目、点検・評価項目20というのは、それぞれの平成24年度中に予定をされている事業の中から、あらかじめ基本方針と事業計画の中で主に最重点施策という中から20を選定をして、年度末にこれについて評価をしましょうというようなことで毎年度決めているところで、大体数的には同数ぐらいを選んで御報告をしているという内容でございます。


◯委員(半田伸明君)  先ほど申し上げたように、文教委員初めてっていうことなので、素朴に質問どんどんぶつけますが、ちょっと質問の仕方が悪くてごめんなさい。20じゃなきゃいけないのかっていう質問です。つまり、法律で20って決められているんですか、それとも運用上でそれは自由裁量があるということでしょうか。そういう意味の質問でした。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  地教行法では、その点検・評価項目の数について特に規定はございませんので、教育委員会のほうで適宜選択をしてございます。


◯委員(半田伸明君)  あともう一つは、組織及び運営に関する法律の中で、管理及び執行の状況という表現なされていますよね、この第27条は。管理及び執行の状況を説明する場は現にあるじゃないですか。決算審査特別委員会がありますね。つまり、決算審査特別委員会で教育費の時間帯が設けられているにもかかわらず、この書面をつくって文教委員会に報告することの意義は果たしてどこにあるとお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  まず教育委員会の制度と、そして市議会での決算委員会での御報告というのについては、確かに内容的には相当同一の部分というのがあろうかと思います。これについては、まさにその地教行法の中でこういった点検・評価をして、議会の皆様にお知らせをして、それを通じて市民の皆様への説明責任を果たすということがございますので、それに先立って、法律に基づいてこうした点検・評価という御報告をさせていただいているというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  法律に基づいてというのは、それはよくわかるんですよ、条文を見ればわかりますからね。決算審査特別委員会との差はどこにあるかというところの質問に対して、今の答えはちょっと私はあれっという感じで、法律に書いてあるからやってますと、それはそうですよね。そのとおりだと思いますよ。
 視点を変えましょう。自治体経営白書と、この書面と、具体的に大きな差は現実にありますか。


◯総務課長(秋山慎一君)  自治体経営白書でやっております市の事業評価と、この私どもの教育委員会の点検・評価につきましては、今年度から評価の段階をそろえたり、あるいは記述といいますか目標の設定等々につきましては極力合わせると言ってはあれですけれども、ほぼ同じような形で、そごがないような形で行っておりますので、基本的には同じような考え方に基づいて行っている事業評価というふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  あと、6月議会に御報告いただきました各部の運営方針と目標がありますね。そこも各細かい点がるるありましたよね。それと今回の、これは確かに執行状況ですから1個前にさかのぼるわけなんですけども、各部の運営方針と目標の中の教育部に関する記述と、今回御提出いただいたこの書面との具体的な差は現実にあるんでしょうか、ないんでしょうか。


◯総務課長(秋山慎一君)  選定事業等に若干この違いがあったり、片方にあって片方にないとか、そういうことはございますけれども、基本的には同じ事業を同じように自己評価をしているわけでございますので、内容としては同一のものというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  自治体経営白書にしかり、今回の地教行法の第27条に規定されているから、義務としてやらなきゃいけない、この報告書をですね。各部の運営方針と目標があるわけですよね。要は、はっきり言って同じことを何度もやっているわけですよね。皆さんの口から言えないでしょうから、私のほうからあえて言いますけれども。つまり、要するにこれをやることの意味はどこにあるかといったら、法律上にあるからっていうことで、いわば義務だからやらなきゃいけないっていうのはわかりますよ。だけど、本当にそれでいいんでしょうかねっていう問題がまずあろうかと思うんですよ。私はこの資料を見たときに真っ先にそこに頭が行きました。
 本来ですとね、国会議員さんが決めてらっしゃるわけですから、彼らは現場を見てないでしょうからね、こういうふうに現実に現場でこのように重なりがあるということが彼らの耳に届くかといったら、現実にはなかなか厳しい。となると、自治体のほうとしては、決められたことを粛々とやっていくしかないという現実があるわけですね。でも、現実には、先ほどおっしゃられた合わせざるを得ない現実がある。となると、そういうことはないと信じたいですが、文章を使い回しすら発生しかねない状況なわけですね。
 となると、じゃあ、ここの報告書をつくる意味は果たしてどこにあるのかっていうことをですね、そういった自治体の現場の現状もあわせて政府と国会に、私はやっぱりこれを言っていくべきなんじゃないだろうかと、現実はこうなんですよと。どうでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御質問にありますように、確かに内容的に相当同一のものがあるというのは現実でございます。今盛んに国のほうでも議論されておりますけれども、教育委員会のあり方というような問題もございます。
 ただし、今回に関しましては、議決機関である教育委員会でこの報告書というのはお諮りをしていて、確かに平成24年度の事業はこうでしたという、自己点検としてはこうでした、学識の方の御意見はこうでしたということで教育委員会に御報告をすると。まずそこが大変重要なステップでございます。これは、平成24年度中の教育委員会の事業の総括としての位置づけでございます。これを経て、これについてこういうような議決をいただきましたということで、文教委員会、議会のほうに御報告をさせていただくということでございますので、確かにステップはございますけれども、そういう意味では、教育に関連する各機関に真っ先に平成24年度の状況をお知らせするという意味の必要性、効果というのは現実としてあろうかと思います。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  多分そういう答弁が来るんだろうなと思ってたんですが、それだったらばということで話を進めます。中身に入ります。例えば、平成24年度について現実にこうでしたと、教育委員会の議決案件として挙げなければいけないというところについては、それは理解します。現実そうですからね、流れとしてそうなっているから、もうしようがないですよね。
 であるならば、教育委員さんにどれだけ情報を多く渡し、かつ理解をしていただいて、議決していただくかがポイントになってくるんだろうと私は思います。そう考えると、例えば、学校給食の充実及び運営だとか、校庭の芝生化だとか、あと川上郷、なぜ過去の決算の数字が出てこないんでしょうか。片やPPSですかね、これだけ削減できたと、3桁から4桁に行きました。予算では幾ら見積もってたんですかって話になるわけですね。片や、川上郷の部分については、7,000人でしたかね、6,000人でしたかね、これだけの利用人数がいるからどうのこうの。じゃあ、決算では幾ら毎年支出しているんですかと、こういうのはわかんないわけですね。じゃあ、教育委員さんは市議会の決算委員会にいらっしゃいますか、いらっしゃるわけがないですね、議員さんではないわけですから。
 という感じで、やはり温度差が出てしまってるんです。私は教育委員会の皆さんに議決を図るというところがこの書面の最大の意義、そこにしかないだろうと私は見てますが、であるならば、ここの書面にもう少し数字を充実させて、ああ、なるほど、決算ではこうだったのか、これは確かに過去3年間ふえてきてるね、ふえてきてる分、これだけ成果があったんだ、ああ、なるほどね、私も現場を見たわとかですね。もしくは、ああ、なるほど、成果が、予算が一定額で決算も一定額なのに、確かに利用率は──箱根なんかはその議論がありますけども、利用率は減ってますよねとか、ふえてますよねとか。
 つまり、そういう執行状況、まさに地教行法の第27条の執行の状況とありますけど、そこがまさに執行の状況じゃないんですか。これは、文章を見ている限り、私たちはこういう目標をつくりました、私たちはこういうふうに判断しました、私たちは頑張りました、私たちは来年こういう課題をつくります。まさに自己評価ですよね。
 すばらしい文章はいっぱい並んでいるわけですが、文章を見る人としては、ああ、そうですかで終わっちゃいかねないわけですね。それだと、教育委員会、定例会自体が余りにも意味がないものになりかねない。ということで、この報告書のスタイルが地教行法の──私はよくわかりませんよ、通知とかで実際はこういうフォーマットじゃなきゃいけないというのが、私はこういうのはないだろうと見てますが、こういう数字とかを盛り込んで、もう少し意味のあるものにしていくことが、本当の意味での執行状況の報告なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  先ほども御説明の中でいろいろ御報告いたしましたけども、この様式、書式のあり方については、毎年度さまざまな御意見をいただいて改善を重ねております。つきましては、今、前段の御質問で、例えば教育委員会の中でそういった具体的な数値がないというようなことについては、これはこの点検・評価の以前に、例えばプロジェクトの報告書であるとか、そういったものをもってバックボーンとしてデータはお示しをしている中で、結果としてこういうような報告書の中では表現で議決をいただいたということでございますけれども、この報告書の書式、あり方については、そういった御意見も取り入れながら、また今回、平成25年度の報告書作成に当たってはさまざま工夫をさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  別の資料で数字を出しているっていうことなんですが、じゃあ、視点を変えましょう。公表しなければならないとありますね。これは公表を現にネット上しているわけですよね。前回のその、だから平成23年度になるんですかね、これの前はね、前回の部分をアップしたときのホームページのアクセス件数というのは把握していらっしゃいますか。


◯総務課長(秋山慎一君)  その点検・評価のホームページについてのアクセス数については、把握をしておりません。


◯委員(半田伸明君)  リーマン・ショック後の麻生政権時代の大型補正のときに、市内の小・中学校で1,999万円のホームページの改定の作業がありましたね。4年、5年前になりますかね。あのときにも総務委員会でぎゃんぎゃんやらせてもらったんですが、結局あのときもホームページのアクセス自体を各学校がそもそもとってない。にもかかわらず、各校が100万円かけるのは一体意味があるのかという議論をさせていただいた記憶がございます。
 今回の部分についても、公表しなければならないとある、公表しました、アクセスの件数はわかりません、これじゃ、ちょっとどうかと思うんですね。最低限、議会に対してはアクセス件数はこうでしたという報告は私はやっぱりなきゃいけないと思いますし、先ほどの山口部長の言い分ですと、別の資料でバックボーン云々というお話がございましたね。その別の資料のバックボーンというのが、この公表のページに一緒に載ってますかという話になっていくわけです。
 つまり、公表しなければならないような対象は教育委員の皆さんに限定されているかといったら、この条文を見ると、そうではない。そうなると、アクセス件数自体をとっていないのはお話にならないわけですが、それは最低限とってくださいということと、あともう一つは、そういう別の事業で提供してますからという視点だったらば、これをアップするときに別添のPDFでこういうのもあるときに、別の委員会、教育委員会の場所、定例会の場所で、こういう資料を出させてもらいました、この本体には載ってませんがというふうにしないと、そこはやっぱりつじつまが合わない。ということで、この報告書自体がやはり中途半端な位置づけになってしまっていると、私は思うんです。
 今るる質問を差し上げました。改善の余地があるとのお答えでございます。今、アクセスの話も質問させていただきましたが、改めてですね、この報告書をどのように改善していくつもりなのか、改めて部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  ページ数にも一定の限りはあろうかと思いますけれども、その公表をしたときに、先ほどの別の委員さんからの質問もありましたけれども、内容がわかりやすいということと、細かくなるということはまたちょっと別なことにもなりかねませんので、一番、一目でわかって必要な数値も含めた情報が例えばこの中になければ、どこか別添で見れるような形にする。これは、刊行物ではホームページも含めて公表されている部分ですので。例えば先ほど申し上げましたプロジェクトチームの報告書であるとか、そういったものというのは公開はされていますけれども、それがここと、この資料と直結して一覧性があるかと言われれば、これはございませんので、そういった情報が身近にあることをお知らせしながら、よりわかりやすい資料としていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  来年度のこの時期になるんでしょうか、今度は平成25年度分になるわけですね。ぜひ期待をして待っておきたいと思います。ネットで見られる方に対して、日本語の文章だけで、じゃあ、実際に数字どうだったのかってわからないというのは、これはもうちょっと正直話になんないですね。最低限そのことぐらいはやっていただきたいということ。
 あと、先ほど自治体経営白書の話、各部運営方針と目標の話。つまり、自治体サイドで自主的につくっている書面があって、これは法律でつくらされている。自治体でつくっているものについて、代替措置ができないものかどうかをちょっと御検討いただきたいと思います。実際にこの報告書をつくってあることと、自治体のほうで自治体経営白書とか一生懸命汗を流していることと、こうやって汗を流しています、この第27条のこの書面については、この文章ではどうなんでしょうかねっていうような働きかけをぜひ一度考えてみたらいかがかということがあります。
 あと最後に、なぜこの20を選んだかっていうことについて一言申し述べますけども、予算が国会とか都議会とかでついて、実際に市議会におろされてきて、補正予算で組んでやっているというのは、これは教育費もいっぱいありますよね。そういうものが、やる場合には当然通知が来るわけですよね。そういうものがここの文章の中に入っているとなると、それはちょっといかがなものかなという気はいたします。
 学校芝生化がそこに該当するかどうか、ちょっとここで価値判断が入ってしまいますので、あえてちょっとここでは表現しませんけれども、どうせならば三鷹市の中の教育行政の点検なわけですから、ある程度この20の中の選別の基準という意味では、三鷹市が独自にやっているもの。代表的なのでいうと、真っ先に絵本館が浮ぶわけですね。三鷹市が独自にやっているものとか、ある程度国・都の関与が低いもの。上から通知がおろされました、予算もつきました、総務委員会で補正もとりました、だから粛々とやってます、執行状況の報告書がこれですとなると、それはちょっとどうなのかなという気はします。
 だから、20の選定基準については、そのような自主的にやっているものをある程度ピックアップを今後……。現にやっていらっしゃいますけどね、そういった視点で新たに来年度以降の20も選んでいただきたい。以上3点、要望を申し述べました。質問はこれで終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(宍戸治重君)  私もどうかなと思っているところが他の委員さんからも質問がありましたので、その質問されない部分について質問をしたいと思います。ここに学識経験者の知見の活用ということで、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する懇談会が開かれたということが記載されておりますけれども、もちろん実施されたのはここに今読み上げたようなことだというふうにも考えておりますけども、この知見を得るという難しさもあるのかなと一方では思うんですね。というのは、自分たちが目標設定をして、評価をして、効果を評価してる。これを識者に出して、どう見るかって聞いたら、よく言うっ切りないんじゃないかと。僕は何かそんな気がするんですよね。
 それと、もう一つそれにかかわる、この平成24年度でしたっけ、評価ということで出されておりますけれども、ここにたまたま20のうちの1つの学校の芝生化について、事業はやりました、学校も緑になりましたというのは誰が見てもそうなんだろうと思いますけれども、じゃあ、北野はどうなのという課題があることは間違いない。でも、その課題をそのまま同じ状況だとは言えないだろうけれども、まあ、似たような状況の中で芝生化を進めたと。その後、1年たったらどうなるのと。子どもたちが乗っかって遊んじゃったら、やっぱり薄くなっちゃった、剥げちゃったということになって、じゃあ、この評価は何なのというような思いがしないでもないんですよ、僕はね。だから、この評価っていうのは、もちろん執行部の執行状況、それから、それに執行するまでの管理の評価だから、これは100点であると言ってもうそではないとは思いますけども、その辺のところがね、何かすとんと僕の気持ちの中で落ちないところがあるんですよね。そういうことが1つと。
 それから、これをいろいろな形でペーパーにしても、インターネットにしても流すとしても、識者の意見というのは非常に重たいんですね、やっぱり。重たいんだけども、市民も識者が悪いことを言わなければ安心してしまう。職員の皆さんも、識者に悪いことを言われないように一生懸命やってくださってるとは思うけれども、その辺の兼ね合いがどうなのかなという気がするんですね。
 それと、この出席者についても、教育委員会で行っている高部教育長が代表して出席されてるって言えばそれまでですけども、ほかの教育委員の方々はこれにかかわってないのかなっていう、ちょっと疑問っていいますかね。じゃあ、教育委員って何の仕事なんだと。これから教育委員制度までも変わろうとしているかもしれないこの時代に、じゃあ、仕事って何なのかなっていう感じがするんですね。
 今、大きく3つについて質問しましたけど、その点についてお答え願いたいということと。
 もう一つは、教育振興基金。御寄附を願うということは、私たちは──他の事例であれですけれども、私たちのお寺を維持管理する、お宮を維持管理する、非常に使用目的がはっきりしてます。そのために寄附を、昔の村人っていいますかね、檀家であったり、崇敬者が寄附をして新築までします。そういうことからすると、この簡単に寄附を集めなければいけないとか、そういう記載がここに載っておりますけれども、なぜ寄附を求めなければいけないのか、根本的には。税金を払っている者からすれば、何が足りないんだと、どうしてうまく使ってこねえのかと。言葉がちょっと雑になりましたけど、そういう思いがする。
 もう一つは、寄附を集める難しさっていうのがありまして、私どものお寺は、名前は言いませんけど、平均30万円でお願いしますって来る。一番上の人は1,000万円も2,000万円も出さないと、1,000円、2,000円出す人のあれが埋まらないんだ。目的がはっきりしていてもそのぐらい大変だっていう寄附。それと、やはり目的と心情、それに訴えなければいけない。そういうことからしたら、こんな簡単にこの文章でふやさなきゃいけないっていう文言で整理されると、ちょっと違和感を持っちゃうという思いがありますけれども。そういう視点から、何かもう少し言い方や、目的や、場合によれば学校1つだって建つかもしれない、寄附で。そのくらいの意気込みと気概を持って当たらなければ、この基金は。
 それと、もう少し言わせてもらえば、三鷹の将来を担う子どもたちをいかに支援をするか、そのためにどう使っていくかぐらいのものを出さなければ、特に教育についてはお金が集めにくいんじゃないかっていうふうな気がしますけど、これはいろんなことを言いましたけど、寄附の難しさについて御答弁をいただけたらと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは3点お答えをしたいと思います。まず、例示されました学校校庭の芝生化事業の推進というところでございます。今回は、御報告をしましたとおり、大沢台小学校の芝生整備事業については完了したと、Aでございますという御報告をさせていただきました。ただし、従前、芝生化をした学校の芝生の状況が芳しくないところがあるよと、そういったところはこれにはあらわれてこないだろうというような御質問だと思います。
 指標の中に、今回の大沢台の芝生化とともに、その下に各校の芝生維持管理の実施というのがございまして、確かにこの部分、既存の5校の中でそういった状況、特に子どもたちが乗りやすい場所にある芝生についてはなかなか育成が難しいというところで、さまざま現場でも苦労をしてございます。御指摘のとおりでございます。
 ただし、そこの維持管理につきましても、専門家の方々の御意見もいただきながら、基本的には各学校のボランティアの方々が丹精を込めて維持をしていらっしゃるということも事実でございます。つきましては、結果として、現在そういった状況のところもございますけれども、どういった形で養生をしていくかというようなことも含めて、この今回の評価に恥じないような今後の維持管理によって、そういった御指摘がないように努力をしていきたいなというふうに考えているところでございます。
 その識者の件でございますけれども、識者の御意見、大変重いということがございます。今回先生方から御意見をいただいて、確かにお褒めをいただいている部分も結構ございますけれども、問題、定義、課題として取り上げていただいているところもかなりございます。そういう意味では、決して我々に対して耳ざわりのいい御意見だけではないというふうには思ってございますけれども、それぞれ教育専門のお立場からの御意見ということでございますので、ここら辺についてはきちっと一つ一つの御提言に対してお答えできるような、それを御提言にとどまらず、その部分についてさらなる工夫ができるように各事業の工夫をしてまいりたい。
 あと、この点検・評価の手法自体についても、先ほどの御質問の中にもありましたけども、報告書の内容、つくり方、そういったものも含めて、こういった御指摘にお答えをするような改善をしてまいりたいというふうに思います。
 この懇談会の中での出席者の件でございますけれども、これについては、教育委員会事務局の側で各事業を自己点検をしました。これに対して、専門家の皆様の御意見をいただきました。あわせてこれを教育委員会に御報告をして、御説明をして、議決をいただきましたというような、1つのステップでございますので、ここに意図的に教育委員会の皆さんを排除したということではなくて、今回の自己点検・評価の1つのステップとしてこういう位置づけの出席者ということでございます。
 それぞれの先生方の御意見については、事前にお送りをしております資料で教育委員の皆様にもよくよく御理解をいただいた上で、かなり長い時間をかけた審議を経て、教育委員会のほうでお認めをいただいたという内容でございますので、そういう御理解をいただきたいと思います。


◯総務課長(秋山慎一君)  教育振興基金についての御質問を頂戴いたしました。三鷹市では、まさに三鷹市のまちづくり応援寄附金ということで、市全体として寄附金ということに対してその募集を行っているという中で、教育の部分につきましても、今般教育振興基金を設置をしたところでございます。確かに御指摘をまさにいただいたとおり、ただ漠然と寄附をしてくださいと言っても、それは無理ですよというようなことに関しましては、これは学識経験者との懇談会の中でも先生のほうからいみじくも御指摘を受けたところでございまして、私どもといたしましても、やはりこういうことに皆様の御厚意でいただいたものを積極的に活用していきたいんだという活用の事例というか、メニューといいますか、そういったものを具体的に例示できるように取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。
 まさに、本当に次の時代の子どもたちをどう支えていくかとか、生涯学習も含めた広い範囲での教育全般をどのように市民の方にともに御協力をいただいて発展させていくかという観点から、そういった例示のようなものを考えてまいりたいと思います。よりわかりやすい、そういったものが一目でわかるようなパンフレットのようなものも、簡単なものになると思いますけれども、御用意しながら、市民の方に積極的に呼びかけをしてまいりたいと、このように考えております。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。まさしく御答弁いただいたとおりなんですけれども、やはりこの評価が、先ほどの委員からも出ておりましたけれども、白書であったり、または監査であったりね、大方似たようなところで同じようなものが出てきている。教育委員会は教育委員会なりのね、きめ細かなといいますかね、非常に深いものを持った報告書をぜひつくっていただきたいというふうに思います。並べればいいと言っては皆さんに失礼だけど、並べてこうだ、Aだ、Aだなんて、並べてあるだけでは、やはりなかなか市民に訴えるだけの説得力のある報告書にならないんではないかというような気がいたします。そういう点で、いろいろな多角的な角度から見た、これは法に基づいたものですから、さっきからおっしゃっているように、仕方ないといえばそうなのかもしれませんけど、ぜひ取り組んでいただければというふうに思います。
 それと、教育振興基金については、先ほど申し上げたとおり、大変寄附というのはやはり集めるのも難しい、また利用するのも難しいということがあるというふうに認識しているところですから、ぜひですね。かといって、逆に寄附をいただく効果っていうのも、子どもたちへ向けた成果と同時に、市民同士の意識が大変高まるというような効果もありますので、それがさらに倍加していくような、うまい何て言うんですかね、システムと言っちゃうと、これちょっと軽いですけど、そういう取り組みをぜひこれから考えていただければというふうに思っています。
 何か御答弁ありましたら、どうでしょう。ありましたらって言えば、出るわけないよね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  振興基金についてでございます。今回、3件の御寄附をいただきました。これは端緒として大変ありがたい御寄附だったわけでございますけれども、今後これについてどういった活用をしていくのかということがまず課題としてございます。検討委員会等を設置して、それを検討していこうというふうに考えてございますけども、やはり教育に役立ててもらいたいという厚い意思を持って寄せられたお金、これをいかに集めるかというのは、御質問にあるとおり大変難しい問題でございますし、いただければいただいた中で、これを使うことについて大変重たい責任がある内容だというふうに思ってございますので、制度全般の考え方も含めて、もう一度この平成25年度の中で、今総務課を中心にこのあり方について徹底的に議論をしてございますので、また、そういった方策も含めた新たな展開施策を御報告できるかなというふうに思ってございますので、そのように現在検討中であるということを御理解いただければと思います。以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  それでは、済みません、よろしくお願いします。ちょっと今後の取り組みについてだけ幾つか確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 1つが17ページ、幼稚園・保育園・小学校の連携教育のところで、認証保育所について大分進めていただいたっていうことがわかるんですが、今後、認可外保育所等への連携というんですかね、拡大というんですかね、その辺のお考えについてちょっとお聞きしたいと思います。また、小規模保育所が今後ふえてくるのかなというふうに思うんですけども、そういう小規模保育所に対する連携という考え方について、ちょっと中長期になるかもしれませんが教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それと、2つ目が子どもの安全・安心の確保、18ページなんですけども、昨年、学校、保育所、保護者、道路管理者、三鷹警察署、緊急合同点検をやっていただいて、日ごろ学校規模のそういう点検というのは交通対の方も含めてよくやっていらっしゃるかと思うんですけど、この大規模っていいますかね、今回のこういう緊急合同点検でやったようなその点検というのも、ある程度は定期的に、年1回ぐらいは、特にこういう夏の時期とかはやっていただくといいんじゃないかなと思うんですけども、そういうことの考え方、今後の展開についてちょっとお聞きしたいと思います。
 3つ目が学校耐震補強工事のところなんですけども、大分耐震化も進んできて、ある程度見通し立ってきたかと思うんですけども、今言われています非構造部材の点検、補強工事の取り組みについては特に触れられてないということもありましたし、この学校の、みたかの教育2013のところにも余り触れられてないということもありますので、この学校の非構造部材の今後の点検とか補強の考え方について教えていただきたいと思います。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私からは、幼・保・小連携の関係、それから通学路の点検についてお答えいたします。幼・保・小の連携事業ですけれども、認証外保育所、それから小規模保育所との今後の連携についてどうかということでございますけれども、こちらのほうも必要があれば一向に参加していただいていいんじゃないかというふうに思っております。当初、認証保育所も幼・保・小連携事業を始めた当初には対象にはなっておりませんでした。こちらでお声がけをしましたら、ぜひ参加したいというふうなこともありましたので。それから、学童保育所も当初は対象になっておりませんでしたけれども、学童保育所のほうでも、お声がけしましたら参加するということでしたので、今後こちらについて検討してみたいなというふうに思っております。
 それから、通学路の点検ですけれども、こちらのほうは、以前から三鷹市の場合、市の道路管理者と一緒に毎年毎年、次の年の通学路の学校からの変更などがある場合に、通学路についての交通安全的な整備についての要望も出してもらっていまして、それを毎年毎年、学務課の担当者が実際に見に行きまして、市の道路管理者にもそれを持っていって一緒に対応してもらって、これまでもかなり対応してもらってる部分がありますので、これはぜひ続けていきたいなというふうに思っております。以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今御質問のありました小・中学校の非構造部材の安全点検です。こちらについては、文部科学省でも非構造部材の安全確認ということでホームページにも公開されているんですが、点検のマニュアル、これが公開をされています。昨年の末からこの3学期にかけて、学校関係者による点検、つまり日常の学校管理上の作業の中でできる点検、これは各校に──作業としては副校長先生中心になるんですが、実施をしていただきました。
 緊急、すぐに何とかせにゃいかんというものは、その点検の中では発見されておりません。このマニュアルには学校設置者、これは専門家による確認を含むものなんですが、こちらについての基準も示されていまして、こちらはどうやっていくのかということは、要は業者さんを使いますので経費も伴ってくる。経費確保も含めてできるだけ早期にということで今検討を進めているところでございます。以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。一つ一つの取り組み、わかるようにぜひ進めていただきたいと思うんですけども。今回、あえてもう一回出していただきました一覧、こういう形で非構造部材に関しても、道路の点検も、日ごろやっているのはわかるんですが、どういうことがどういうふうになっているか、この一覧になっているだけで非常に見やすいと思いますので、広報、ホームページの掲示も含めて御検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。質問を終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時34分 休憩



                  午前11時38分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時38分 休憩



                  午前11時42分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 ただいま御確認いただいたとおり、管外視察につきましては文教委員会管外視察日程のとおりとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 なお、視察行程等について一部変更がある場合には、正副委員長に御一任いただきたいと思います。
 続きまして、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、9月定例会会期中に開催することとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
 お疲れさまです。
                  午前11時44分 散会