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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年文教委員会) > 2013/06/14 平成25年文教委員会本文
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2013/06/14 平成25年文教委員会本文

                  午後1時29分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまでございます。ただいまから文教委員会を開催いたします。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時29分 休憩



                  午後1時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、管外視察について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時31分 休憩



                  午後1時32分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  では、委員会を再開いたします。
 市側の皆さん、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 議案第32号 三鷹市立図書館条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  それでは、三鷹市立南部図書館の概要について御説明いたします。南部図書館は、公益財団法人アジア・アフリカ文化財団が建設する新施設を借り上げて、三鷹市が整備するという手法で、ことし11月に市立図書館の5つ目の分館として開館する予定です。三鷹市にとっては、平成6年の三鷹駅前図書館開館以来のおよそ20年ぶりの新しい図書館分館の整備となります。
 資料の説明の前に、この間の20年間の経過を少し説明いたします。南部図書館が市の基本計画に初めて盛り込まれたのは、平成8年3月確定の第2次三鷹市基本計画(改定)及びその実施計画で、そこでは平成12年度に設計を行うというスケジュールが示されました。この時期は前提となっている財政計画が実際と大きく乖離していきまして、平成10年には既に実施設計まで完了していた総合スポーツセンターの着工も見送られるというような時期です。平成12年度に予定されていた南部図書館の実施設計につきましても延期をされるということになりました。
 そして、平成13年11月に確定した第3次三鷹市基本計画では、さらに期間が計画期間の後期に延期されて、平成20年に設計、平成21年度工事、そして平成22年度に開館という年次計画になりました。この間、図書館網の中で空白地帯になっている南部地域について1日も早く設置をという市民の皆様の声が大変強く、市としてもその必要性を深く認識していたのですが、財政状況がさらに厳しさを増すという一方で、三鷹市の公共施設の多くが老朽化して一斉更新の時期を迎えるということで、全体的なファシリティーマネジメントが不可欠になりました。
 そして、平成19年1月に市内の大学や研究機関、そして企業等の知的資源の地域開放に関する調査が行われまして、現在のアジア・アフリカ文化財団から図書館等における協働の意向が示されたということから、地域資源の有効活用を図るという、広い意味での公共施設ファシリティーマネジメントの観点を踏まえて検討を進めるということになりまして、平成20年3月の第3次三鷹市基本計画の第2次改定、この中でアジア・アフリカ文化財団との協働により、特色ある市立図書館として整備するという、現在の考え方が示されました。
 そのメリットとしては、なかなか事業着手に至らなかった南部図書館を早期に、かつ限られた予算を有効に活用して整備できるということ、そして、財団の保有する知的資源や施設の利用によって機能の充実と特色ある図書館事業の展開が可能になるという2つの点が挙げられます。その後、公益法人制度の改革という制度改革があったことによって、アジア・アフリカ文化財団が公益財団法人に移行するための認可の手続等がありまして、その間、見通しが立つまで協議を進めることが難しいという時期もございましたが、事業スキームや施設規模、それから役割分担等について検討協議を進めて、平成23年4月に公益財団法人に移行したというときとともに一挙に整備事業が動き出しました。
 平成23年度には、基本プラン検討市民会議による検討を経て基本プランが策定され、同時に基本設計も行われました。そして、資料のほうの5行目にもございますけれども、昨年、平成24年の8月にアジア・アフリカ文化財団と三鷹市、そして三鷹市教育委員会がパートナーシップ協定を締結しまして、財団による建物の建設も始まり、三鷹市は内装工事の実施設計を行いました。そして、現在その内装工事が進んでいるという状況です。
 それでは、1番の施設の概要から説明をいたします。所在地は、新川五丁目の14の16。床面積は760.95平米ということで、鉄筋コンクリート建ての3階建ての建物の1・2階部分になります。めくっていただいて3ページに簡単な図面がございますけれども、右側1階部分、ここが一般開架と、それから児童開架の部分を中心とする南部図書館のフロアになります。そして、2階、左側ですけれども、緑色の右下の部分ですね、ここが閉架書庫と、それから事務スペース等ということになっておりまして、その左側の部分にアジア・アフリカ図書館が整備されることになっております。
 1ページのほうに戻りまして、南部図書館の基本コンセプトですけれども、大きく3つ。1つ目に、アジア・アフリカへの関心を深め交流を広げる図書館、そして2番目に、地域の多様なニーズに応える情報拠点としての図書館、そして3番目に、魅力ある「場所」としての図書館(乳幼児から高齢者までがゆったりと過ごせる施設)という3つのコンセプトで整備をされております。
 1番目の、アジア・アフリカへの関心を深め交流を広げる図書館につきましては、アジア・アフリカ文化財団との連携、協力によりまして、選書の協力による外国語資料、あるいはアジア・アフリカ関連の資料などを収集する特色ある蔵書の構成ですとか、外国語絵本の読み聞かせ、それからアジア・アフリカ圏の文化に触れるイベントなど、特色ある事業を展開し、また、アジア・アフリカ図書館の貴重資料であります郭沫若文庫、これを貸与を受けて広く市民に公開するという予定でおります。例えば、アジア・アフリカ語学院の留学生によるおはなし会ですとか、イベント、それから南部図書館の中に郭 沫若コーナーを設けて資料展示などを行うというようなことを予定しております。
 2番目の地域の多様なニーズに応える情報拠点としての図書館。これは市立図書館の分館としての充実ということで、地域の特性にも配慮した資料収集を行い、図書館サービスを行ってまいりますけれども、建物の3階にはアジア・アフリカ語学院の教室がございますので、こちらのほうを活用して、地域課題の解決や活性化を支援する生涯学習の場として充実させてまいります。この教室については、語学院のほうのお休みの土曜日、日曜日、あるいは夏休み期間中といったところで使用させていただくということになっております。
 3番目の魅力ある「場所」としての図書館ということでは、基本プランの検討市民会議、あるいはパブリックコメント、図書館協議会等でさまざまな意見が市民の方から出されましたので、これらをできる限り反映して居心地のいい図書館づくりをしたところですけれども、例えば、閲覧席を90席程度設けるとか、あるいはおはなしの部屋の形に配慮するとか、それから、特に一般と児童の開架部分をエントランスホールで南北に分けて、お互い共存できるような形をとる。あるいは、飲食可能で雑談等ができる緑や花に囲まれたテラスを設置するというようなことで、魅力ある場所としての図書館を整備しようとしております。
 3番目、設備規模ですけれども、収容冊数としては約7万冊収容できる規模になっております。開館当初としては3万冊を主に、新たに購入して用意する予定です。それから、雑誌ですとか、その他、地域資料、オンラインデータベース等も整備する予定です。
 4番目、開館記念式典と記念のイベントですけれども、式典は11月23日に、この議案の施行の日ですけれども、施設見学会とあわせて開催する予定です。特徴としまして、アジア・アフリカ図書館のリニューアルオープンを同時に行うということになっておりますので、両方の施設をごらんいただくというような機会になると思います。そして、24日から通常に貸し出しを予定しておりまして、開館記念イベントとして、平成25年度中、11月下旬から12月、1月、2月、3月と、その間に講演会、おはなし会等、あるいはワークショップなどのさまざまな記念イベントを行っていくというつもりでおります。その会場は、主として3階のアジア・アフリカ語学院の教室の部分などを活用しようと考えております。
 今後のスケジュールですけれども、まず工事の日程ですが、内装工事は現在4月9日に請負契約を締結して行われているところですが、引き渡しとしては9月上旬を予定しております。そして、財団の建物は8月20日に財団のほうに引き渡しをされまして、引っ越しの後、現在建物の東にあります旧語学院校舎を取り壊して外構工事をするということになっておりまして、全て終わるのが10月18日を予定しているというところです。
 それから、開館準備として、市立図書館としては、引き渡しを受けた9月から南部図書館の中で開館準備を始めるということで、職員体制としては正規職員4人、そして再任用、市嘱託職員などとなる予定です。
 それから、賃貸借契約ですけれども、8月中には契約を締結する予定で、賃貸借契約の開始日は平成25年9月1日を予定しております。
 そのほか、愛称の募集を行う予定にしておりまして、7月から8月にかけて募集をしようと考えております。また、南部図書館で初めてなんですが、図書館のサポーターの募集というのを行っておりまして、南部図書館ではサポーターとともに図書館を運営していくということを行いたいということで、いずれは図書館全体でと考えておりますけれども、テストケースのような形でさまざまな活動──ガーデニングですとか、実際の配架の業務だとか、開館式典やイベントのお手伝いなど、さまざまなことに御協力をいただくという予定で、5月には説明会等も開催したのですが、大変多くの方にお集まりいただいて、既にぜひ手伝いたいというようなことでお名前をいただいたりしているところです。説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  御説明ありがとうございました。何点か質問をしたいと思います。
 まず、平成19年1月の段階で、アジア・アフリカ文化財団のほうから地域資源に関することについて一定の活用の意向が出たというお話がございましたですね。これは、どのような意向の内容だったんでしょうか。建物を新しくつくるということの意向だったんでしょうか。それとも、郭沫若文庫の話、ありますね。これの活用に限った話だったのか、ここから入りたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  1月の調査を実施しまして、これはアジア・アフリカ文化財団だけではなくて、市内の大学等々複数カ所にわたったアンケートだったんですけども、アジア・アフリカ文化財団のほうからは、さらに今やっている施設の地域開放を進めていく用意があるというようなことでの回答だったというふうに聞いております。


◯委員(半田伸明君)  施設の地域開放の用意があると、こういうことだったわけですね。わかりました。
 続けたいと思います。聞くところによりますと、ここについては耐震補強工事が終わった後に取り壊しをして、さらに新しく建てたという経緯がある。このあたりについて、もう一度事実経過を教えてください。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  耐震補強工事というのは、済みません、ちょっと聞いたことがない状態なんですけれども、それはアジア・アフリカ図書館の部分のということでしょうか。


◯委員(半田伸明君)  私も不確実なところがあるので行政に聞くのが間違いないと思って、質問いたしました。私が聞いてる範囲では、校舎がありますよと。校舎を耐震補強工事をしました。それが終わった後に、取り壊しをさせて、新たにこの図書館をつくったというふうに聞いておるんです。これは事実か、事実でないかを、まず教えてください。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  こちらで聞いておりますのは、アジア・アフリカ図書館の入っていた建物ですけれども、耐震補強の診断をしたところ、図書館ということで窓が少ないような建物なので、大変強度があって補強は必要ないというふうになったというふうに聞いております。


◯委員(半田伸明君)  となると、補強工事を完成させた後に取り壊しをして、新たに建設ではなくて、そもそも補強工事をしていなかったという認識で間違いはないでしょうか、念のため確認です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  はい、そのように認識しております。


◯委員(半田伸明君)  論点を変えます。過去何度か行政報告で、文教委員会のほうで御報告なされたということは重々承知の上であえてお伺いをしたいと思います。行政報告で何度か報告を文教委員会でなされるときに、資金的な背景の議論はあったのでしょうか。要は、中原三丁目、小早川邸跡地の利活用の案がかつてありましたですね。そこに新たに箱物をつくることによるコストと、今回みたいにAA財団に協働をお願いをすることで発生するコストと比較をして、こちらのほうが安いからこちらにしたという説明がかつて行政報告であったのか。それとも、コストの比較をした上で、こちらのほうが高いけれども、協働を重視することによってAA財団の土地を重視することにしましたという報告だったのか、それともコストについての報告はそもそもなかったのか。この3者のうちどれなのかを教えてください。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  小早川邸の跡地ですけれども、これについては既にファシリティーマネジメントの考え方から、全体的な公共施設の再配置の中で既に図書館としてではなく、売却をして財源に充てるというような考え方が出ておりましたので、ここに建物を建ててというような形での比較は、御説明として行ってはおりません。


◯委員(半田伸明君)  もうちょっと角度を変えて聞きましょう。小早川邸跡地を南部図書館の候補地として、かつて考えた形跡はあるんでしょうか、ないんでしょうか。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  平成13年の段階で、第3次三鷹市基本計画ですね、この段階で文言としては明確に小早川邸というふうにはなっておりませんが、地図上などに落とされたところから見ると、そこが候補地かなと思われるようなものはございます。


◯委員(半田伸明君)  そうなんですよね。かつて本会議でもそのことは、利活用のことは一般質問で実はあるんですよね、平成17年度とかにそういう記録は残っております。つまり、そういう検討した経緯があることが事実なんですね。で、かつ、今回AA財団の話がある。なぜAA財団にしたのかっていう先ほどの質問に戻ります。つまり、コスト比較をした上、安いからここなのか、コスト比較した上、高いけれどもここなのか、コスト比較をそもそも行政報告の対象にしていないのか。再度、もう一回この点を質問します。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まず小早川邸の、つまり既に用地がある形での整備と、それからこのAAとの協働による整備という形での比較というものは行っておりませんし、御報告もしてないところですけれども、そもそも全体としてなかなか建設が前に進まないというような状況の中で、平成20年3月に三鷹市基本計画(第2次改定)でアジア・アフリカ文化財団との協働による整備という考え方が出されておりますので、その財団との協働による整備の中でどのような経費がかかってくるのかというようなことについては、文教委員会でも御説明をしてきたところです。


◯委員(半田伸明君)  平成19年度でしたか、平成20年度でしたか、ファシリティーマネジメントについての中間報告書がありますよね。そこで初めて出てくるんですよ、AA財団の話が。そうですよね。そこでは地域資源の話、活用の申し出があった云々、協働云々と、こういう話が載っかってくるわけなんですが、実はそれは余りにも唐突なんですよね。その平成20年度でしたか、ファシリティーマネジメント中間報告書に載ってくるまでの間のとまってた時期がありますね。ちょっとこの場で言うのもあれですから、いろいろ事情があったこともよくわかってます。
 このとまってた時期についての総括がなされないまま、ファシリティーマネジメントの中間報告書でいきなりぽおんと、こうやって出てきた。その後どんどん進んでいった。それがいいか悪いかは置いておきます。ファシリティーマネジメントというのは基本は総務マターですから、文教委員会で質問することではないかもしれない。だけども、あえて今回質問することにしたのは、議案審査参考資料とは一体何ぞやということを聞きたかったわけです。
 ここから先は部長にお伺いをいたします。議案審査参考資料で今回、コンセプト、所在地、面積、要するに概要、あるわけですね。そうはいっても、教育委員会は教育委員会として予算の配分を受けているわけです。そう考えると、ファシリティーマネジメントは総務マターだということの議論ではなく、教育委員会としてこの南部図書館につきどれだけのコストがかかるんだろうかということは、やはり議案審査の参考資料には、私はあってしかるべきではなかったかと。
 今の宇山さんの、館長さんのお話ですと、コスト比較云々というのが現実的にはなかったということで、これはもうしようがないと思います。ただし、ここの部分に今回改めて議案審査で出てきているわけです。決定的に違うのは行政報告ではないということなんですね。ですから、議案を審査をするということと行政報告とでは、明らかにレベルも格も違うわけです。今回コンセプトで済ませていい資料だったのかと考えると、ちょっとやっぱり私は疑問を感じます。
 例えば今後、図書館費としては幾ら増額するのか。現状、億単位のお金、流れてますね。ここで新たにAA財団の話がクローズアップされることで、コストはどれだけふえるのかとか、総建設費用だとか、施設維持管理費用だとか、そういった資金的なことも含めて議案審査参考資料にすべきではなかったかと私は思います。お考えをお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  先ほど、冒頭、館長のほうから経過を説明しました。もうちょっと説明を補足でさせていただきたいと思うんですが、そもそもファシリティーマネジメントの話が出てきたのは平成17年度のころなんですけども、そこで市の施設が高度成長期に建てて一斉更新が必要になってくると、そういう時期を目前にして、ハードだけではなくてソフトの面でも検討しなくちゃいけないって始めたのがファシリティーマネジメントなんですが、それが平成17年度です。
 それを検討しようということで、平成18年の10月に職員のプロジェクトチームを立ち上げました。そこが中心になって、平成19年の1月に先ほどから申し上げている調査を実施したわけでございます。その調査の実施の結果の報告が、平成19年の6月の総務委員会でも報告しておりますし、定例会のほうでも一般質問の答弁で答えるような形でも、市長のほうから答弁させていただいております。その後、プロジェクトチームの中間報告書が9月に出ましたので、その同時期の9月の総務委員会にも報告をさせていただいています。その翌月の10月に三鷹市の都市再生推進本部が発足いたしました。
 ここまでが経過なんですけども、そこからいよいよ、先ほど申し上げました調査の結果の中でいろいろ、AA財団のほうも地域開放を進めていく用意があるというようなことがわかったもんですから、じゃあ、協議をしようということになったわけで、その推進本部が中心になってやったわけでございまして、先ほどコスト比較してないっていうお話を申し上げましたけれども、事務レベルでは、もちろんまだまだ話が出てきた状況でございましたので、いろんな条件下で試算ですとか、コスト比較はその場でやっているっていうふうに聞いてます。ただ、もう6年ぐらい前の話で、手元に資料はございませんけれども。
 いろんな比較をする中で、おおむね同じような条件で、土地を買って立ち上げるといったことよりも有利であると。何よりも、やはり先ほど館長の説明でもありましたとおり、コストの部分ももちろんそうなんですけれども、それまで懸案だった、ずっととまってた事業が早期に実現するのにはこれが一番可能性が高いということでやったのが1つ。それから、いろんな面から特色ある図書館事業の展開が可能になるという状況があったもんですから、ここの話に乗ったわけですけれども。
 ちょっと話が飛びましたけれども。そういう状況の中で、いろんな条件のもとに試算、コスト計算はいろいろやっております。ただ、そうした中でいろいろ、総務委員会ですとか、一般質問の答弁の中、あるいは予算委員会等々の中で説明をさせていただいたところでございます。ただ、その中で比較の部分についての報告がなかったところは、議事録を見ても明らかなところでございますので、それは否めないところですが。
 ただ、その後に、平成20年の3月にファシリティーマネジメントのあり方の最終報告が出まして、そこで同時期に平成20年の4月からの三鷹市第3次基本計画の俎上にのりましたので、そこから、先ほど館長が申し上げましたとおり、実際のコストの計算みたいなものというのは、ここでやった場合のってことで実証していったというのが先ほどの報告でございます。ですから、比較はしていなかったということではなくて、実際にはその結論に至るまでは非常にいろんな条件のもとに、どれくらいになるのかという試算というのは実際には事務レベルでやってきたという状況でございます。


◯委員(半田伸明君)  なぜその試算したことがあるんだったら、その資料が議案審査のこの場に出てこないんですか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  基本的には、平成20年3月の報告書に出て、しかも第3次基本計画にのったところで、そういった部分の議論については終了しているものというふうに私どもは把握しておりまして、基本的に今の状況でやっている部分については、どれぐらいの試算になるのかという説明は必要だと思っておりますので、その以前については一応そこで決定しました。


◯委員(半田伸明君)  あのですね、議論は終了してないんですよ。ここは議案審査の場ですから、ここで議論するんですよ。それはちょっと、あんまりじゃないですかね。私は今ちょっと愕然としてます。行政内部で議論を終結したら、こういう結論になりましたっていう事実を報告するだけで、あと、我々はそれではいって賛成するって、そういうことですか。そういうふうに聞こえますよ。それで本当によろしいんでしょうかって聞いてるんです。
 現に小早川邸跡地の話もありましたね。ワーキングの話もありましたね。そうなったら、議案を審査する立場のこの7名は、そういうのを見ない段階でこれにマル・バツをつけろってことですかと。私は、それはちょっといかがなものかという問題提起なんですよ。いや、いいですよ、これはこれでいいですよ。だけども、ファシマネは総務マターだといいますが、総務委員会で実はこの件、まともに報告されてないんですよ。ファシマネの中間報告書の概要の説明はありましたよ。ただし、これについて、南部図書館についてですよ、複数地がある中で比較したことを、あえて総務として審査報告書があるかといったら、それは現実的にはない。ずばり中間報告書がぽおんとあるだけです。
 議論は終了しましたとおっしゃる。じゃあ、議案審査をする場はどこだと。実はここの文教委員会なんですね。ですから、この図書館、今回条例改正案ですが、実際には設置なわけですね。その設置の話のときに、マル・バツをつける段階で比較する資料すらないというのは、私はこれは大変問題だと思います。確かにこれは財政だ、企画だ、気持ちはよくわかります。しかし、事業を引き受けて実際に教育の話で進んでいって、内部調整をなされた宇山さん初め皆様の努力は本当に頭が下がります。下がった上であえて苦言を申したいんですよ。
 これが参考資料だと、ちょっとこれはさすがにだめ。これで年間何億かかりますかという数字すらない。定期借地権は幾らですかという数字もない。人件費は幾らかかるんですかっていう数字もない。これでは、ちょっと、私。いいんですよ、いいんですけれども、それって議案審査って言えるんですかって話ですね。余りにも不透明な事項が多過ぎるんじゃないですか。過去、行政報告でやってらっしゃる。私も一応目は通しましたよ。だけども、行政報告でやったからっていうことと、議案審査とはレベルが違いますね。
 議論は行政内部で終了したっていう部長の発言は大変、ちょっと私はびっくりしたんですが。じゃあ、文教委員会は何なのよって話になるわけですね。これ以上は言いませんが、議案審査参考資料とは何なのかっていうのをぜひもう一度真剣にお考えいただきたい。この旨申し添えて、質問は終わります。別途また。


◯委員長(渥美典尚君)  その他、質問ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質問もないようですので、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時06分 休憩



                  午後2時07分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開します。
 議案第32号 三鷹市立図書館条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(半田伸明君)  議案第32号 三鷹市立図書館条例の一部を改正する条例について、討論する。本条例改正案は、公益財団法人アジア・アフリカ文化財団が建設する新施設を借り上げ、三鷹市が整備する手法で三鷹市立南部図書館として開館することに伴うものである。南部図書館については、全ての行政報告が文教委員会に対してなされた経緯がある。しかし、それらはあくまで報告にすぎないものであり、正式な議案審査としては今議会で審査することとなる。教育委員会事務局教育部から、三鷹市立南部図書館(仮称)の概要という議案審査参考資料が提出されている。この中身は、所在地、床面積など、施設概要のほか、基本コンセプト、収容冊数、開館記念式典、今後のスケジュールなどである。
 かつて南部図書館については、中原三丁目小早川邸跡地利用の案もあった時期もある。アジア・アフリカ文化財団が建設する新施設を借り上げるほうがよいのか、それとも中原三丁目、小早川邸跡地利用により新規建設のほうがよいのか、過去に文教委員会でどういう議論があったのか質疑をしたが、要領を得ない答弁であった。また、どちらのほうがコスト的に無理がないかを明確にする資料もない。不透明な事項が多過ぎる。
 行政側におかれては、行政報告と議案審査とは全く別物であること、及び議案審査にふさわしい参考資料とは何かをいま一度考えていただきたい。なぜアジア・アフリカ文化財団が建設する新施設を借り上げることにしたのか、新規建設コストと比較した資料、及び今後の南部図書館に要する毎年発生するであろうコストを明らかにした資料くらいは、最低限議案審査参考資料につけるべきではなかったか。なぜ文教委員会が存在するのだろうか、議案審査参考資料とはどういうものであるべきか、今後熟慮いただきたい旨申し添えて、本議案には賛成とする。


◯委員長(渥美典尚君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第32号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後2時10分 休憩



                  午後2時15分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 ア、教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(平成25年度)について(平成25年度基本方針と事業計画)、本件に対する教育委員会側の説明を求めます。
 本日は教育長に出席をいただいておりますので、冒頭に御発言をいただければと思います。


◯教育長(高部明夫君)  皆さん、こんにちは。それでは、私のほうから今年度の教育委員会の基本方針と事業計画につきまして、今後取り組みます主要課題の方向性について総括的にお話をさせていただきたいと思います。
 三鷹市教育委員会におきましては、昨年3月に策定いたしました三鷹市教育ビジョン2022や生涯学習プラン2022などに掲げます基本的な目標や方向性を踏まえまして、学校教育及び生涯学習の着実な発展・充実を図っていくこととしております。その中で、今年度の重点課題の1つ目としまして、まず安全、快適な学校環境づくりを掲げております。具体的には、学校体育館の耐震化ですとか、ICT環境の充実などのハード面での整備も推進していきますけれども、子どもたちが安全で安心して学校生活を送れるよう、ソフト面での対応も不可欠というふうに認識しております。
 昨年度は、いじめが大きな社会問題というふうになりました。また、学校給食の食材アレルギー対応の再点検も求められたところでございます。さらに、三鷹市の小・中学校におきましても、遺憾ながら体罰が発生いたしました。学校は、まずもって子どもたちが安全で安心して快適に過ごし、学習に取り組める環境であることが第一に求められているところでございますので、いわばこういった原点に立ち返って取り組んでいきたいというふうに考えております。
 具体的には、いじめを含みます問題行動の未然防止に学校を挙げて取り組むとともに、早期発見、早期対応に徹底してまいります。また、給食につきましては食材アレルギー疾患対応マニュアルというのを作成しておりますので、これをもとにいたしまして関係者にその役割や手順の再確認を徹底するとともに、体罰につきましては教職員が適切な指導方法を学ぶ機会を設けまして、部活動におきましても組織的な指導体制を図ってまいりたいというふうに考えております。
 さらに学校規模の適正化につきましても一般質問で再三いただいておりますが、広く学校環境の整備の1つというふうに捉えられますけれども、きめの細かな人口動向の見通しを踏まえながら、通学区域の見直しも含めた総合的な対応策を検討してまいりたいというふうに思っております。
 それから、重点課題の2つ目としましては、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。御案内のように平成18年の4月の導入から8年目、そして全市展開を行ってから4年目を迎えますけれども、現在でも全国から年間100件ほどの視察がございます。先日、西アフリカのフランス語圏の3カ国、ブルキナファソ、ニジェール、セネガルからも視察がございました。そして、また今週の月曜日には、文科省の義家政務官が三鷹中央学園の視察に見えたところでございます。
 視察に来られた方は皆さん、コミュニティ・スクール委員会の活動ですとか、事業内容をごらんになって感心して帰られたところでございますけれども、コミュニティ・スクール委員会におきます議論がより活発になり、また学習支援ボランティアの入った効果的な授業の展開など、コミュニティ・スクールというのは着実な進歩を遂げているというふうに認識しております。これからも、三鷹市におけるコミュニティ・スクールの到達点と課題も分析しまして、全国のフロントランナーとしてさらに充実発展を目指していきたいというふうに考えております。
 今年度は、コミュニティ・スクールの広報活動の充実ですとか、学園、学校評価の充実を図るとともに、学校支援者の拡大とそのコーディネート機能の強化について検討し、より実効性の高い持続的なシステムとなるような改善を図ってまいりたいというふうに考えております。
 また、教育の質の向上につきましても、学力調査の結果を生かした学習状況の把握と授業改善に努めるとともに、理数フロンティア校やスポーツ教育推進校を中心としまして、研究開発や体力向上に向けた取り組みを実施してまいります。
 これからもコミュニティ・スクールや小・中一貫教育の強みを生かしまして、子どものつまずきを解消し、子どもみずからが考え、判断し、人とかかわりながら問題解決をしていけるように、人間力、社会力を兼ね備えた子どもの育成を目指してまいります。
 次に、生涯学習でございますけれども、先ほど条例の御審議をいただきましたが、南部図書館(仮称)の整備が進み、11月の開館を目指しまして準備を進めているところでございます。また、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の施設整備に向けた取り組みを始めるとともに、スポーツ祭東京2013も本大会まであと106日後に控えておりまして、開催機運の醸成を図り、三鷹市のPRしながら安全で円滑な大会運営に努めてまいります。さらに、今年度は市民文化祭60周年、芸術文化協会40周年という記念すべき年を迎えまして、生涯学習におきましては、生涯学習の基盤整備を初めとしまして、市民の主体的な学習を支援して学びの循環を生み出し、人と人とのつながり、交流がさらに深まるようなまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
 今後とも、教育委員会が一体となって事業の推進に取り組んでまいりますので、文教委員会の委員の皆様におかれましても引き続き御支援と御理解を賜りますようによろしくお願いをいたします。きょうは発言の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございました。
 休憩いたします。
                  午後2時21分 休憩



                  午後2時22分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 引き続き御報告をお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは、教育部の行政報告をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 本日、教育委員会から御報告を申し上げますのは4点ございます。お手元の資料、行政報告資料目録にございますけれども、1つ目が、教育委員会事務局教育部の運営方針と目標(平成25年度)について、2点目でございますけれども、こちらは先日ございました東京都教育委員会からの体罰の実態把握調査の結果について、3点目が、平成24年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、そして4点目が、こちら資料が2つに分かれてございますけれども、スポーツ祭東京2013についてでございます。順次資料に基づいて御説明をいたしますので、失礼ではございますけれども、着席して御説明をさせていただきたいと思います。
 それでは、まずこの各部の運営方針と目標、こちらは事前にお配りをしているところでございますが、これは今年度の各部の運営方針と目標が5月末に主として確定いたしましたので、教育部に関する部分、こちら38ページからになりますけれども、お開きをいただきたいというふうに思います。
 まず第1、部の使命・目標でございます。こちらにつきましては、平成24年3月に教育ビジョン2022が策定されました際に、その内容を反映いたしまして書きかえたところでございまして、今年度につきましては変更はございません。
 続きまして、お隣のページ、39ページでございます。一番上、3の部の実施方針及び個別事業の目標等でございますけれども、実施方針の部分につきましては、この内容を踏まえまして、この後に出てきます40ページ中段以降の個別事業と目標の中においてやや詳しく御説明をしておりますので、内容につきましてはそちらで説明をさせていただきたいと思います。
 恐れ入りますが、40ページをお開きいただきたいと思います。今年度取り組む重点課題順に1から11まででございますけれども、掲げてございます。説明につきましては、学校教育分野をまとめて御説明したほうがわかりやすいと思いますので、その分を先に御説明をさせていただきたいと思います。
 まず1点目でございます。コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展ということでございます。包括的に掲げてございますけれども、引き続き学園評価や広報活動を充実いたしまして、コミュニティ・スクール委員会の機能を強化する中で、地域人材の育成・養成、地域コーディネーターのあり方の検討、教員の育成などを通しまして、小・中一貫教育の質の向上を図ることとしております。また、この小・中一貫教育の充実・発展に向けまして、学園内での相互乗り入れ授業などを通じ、その交流を努めて、さらに一体感のある教育の実施を目指すものでございます。
 続きまして、飛びますけれども、お隣、41ページの中ほど、5点目から最後の11点目までが学校教育関係になります。それでは、5点目でございます。学級数増への適切な対応及び学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。こちら、先ほど教育長からも触れさせていただきましたけれども、この項目は今年度新たに追加したものでございまして、大きく2つの内容となってございます。
 まず1点目は、高山小学校と井口小学校におきまして、通学区域内の児童・生徒の数が増加しておりますことから、校舎内にあります学童保育所につきまして、近隣地に学童保育所の場所を新たに確保いたしまして、移転後の教室を普通教室に充てるというものでございます。2点目につきましては、市内の一部地域で年少人口の増加が今後も予想されることから、庁内に学校・学童保育所の規模の適正化検討チーム──これはプロジェクトチームでございますが、こちらを設置いたしまして、今後の宅地開発、中規模マンションの建設等による年少人口の市内における偏在、こういった傾向を中長期的な視点からシミュレーションをいたしまして、その結果を踏まえて学校規模の適正化に関する報告書をまとめまして、通学区域の変更などを含めて今後の方向性を検討するというものでございます。
 次、6点目、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。こちらの事業は、2年間で学校ICT環境を再整備するという内容でございます。昨年度から引き続き2年目の事業になります。効果的な授業、校務事務の効率化と改善、セキュリティー及び信頼性の確保とコスト負担の両立等を図るために実施する事業でございまして、今年度は夏休み期間を中心に小・中学校へのパソコンの配備を行うとともに、ネットワーク回線の見直しを行いまして、ランニングコストの軽減を図るとするものでございます。
 次のページ、42ページをお開きいただきたいと思います。こちら、一番上、7点目、教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。教育支援プラン2022に基づきまして、子ども一人一人のニーズに応じた個別指導計画、個別の教育支援計画を作成、活用するとともに、教職員等に質の高い研修を実施いたしまして、支援教育の充実を図ることといたします。また、スクールカウンセラーの活用の検討など、総合教育相談室の資源を有効に活用いたしまして、事業の充実を図ることとしております。
 8点目、学校給食の充実と効率的運営でございまして、ことしの4月から新たに第二中学校で給食調理業務の民間委託を実施することとなりまして、委託校は10校目になってございます。来年度につきましては、北野小学校と第六中学校での委託に向けて、今年度準備を進めております。7月の10日には北野小学校で、また12日には第六中学校におきまして、保護者説明会を行う予定となっているところでございます。また、第六小学校、こちらでは委託から5年が経過をいたしましたので、改めて事業者の選定を行うこととしております。
 9点目でございます。三鷹中央学園第三小学校の建てかえということでございます。第三小学校では、ことし2月の13日から新しい校舎で授業を開始してございますけれども、今年度は旧校舎の解体に着手をいたしますので、敷地内におります児童・生徒の安全を何よりも第一優先に工事を進めていくこととしております。
 10点目、こちらが学校体育館の耐震性の確保でございます。耐震診断内容再調査の結果に基づきまして、耐震補強が必要とされる学校体育館の計画的な補強工事を行うものでございまして、今年度は第五小学校と南浦小学校の2校の耐震補強工事の実施設計を行うところでございます。
 最後、11点目が川上郷自然の村の効率的な運営の推進でございます。校外学習施設のあり方の検討ということでございまして、昨年の校外学習施設のあり方検討チームの報告内容に沿いまして、今後の指定管理者の指定期間を3年とする中で、施設の効率的な運営や広報活動の充実などによりまして集客力の向上を目指すとともに、並行いたしまして、今後の校外学習施設のあり方を引き続き検討していくとしているところでございます。
 補足といたしまして、今お手元に基本方針と事業計画、この緑色の表紙の冊子をお配りしてございます。少しこの資料で補足をさせていただきたいと思います。基本的には、今お話しをいたしました重点項目がこの中に盛り込まれているわけでございますけれども、この基本方針と事業計画につきましては、3月のこの文教委員会の中でも御説明をさせていただきました。それを受けまして4月に教育委員会で事業計画を具体的に定めたものでございます。
 内容は基本的に昨年度と大きな変更点はございませんけれども、平成24年度中の事業の達成状況に合わせまして、それぞれの表現に時点修正を加えております。また、重点課題の変更等に伴いまして新たに追加したものもございますので、重立ったものにポイントを絞って御説明をさせていただきたいと思います。構成の関係から、説明に当たりましてページの前後がございますけれども、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。
 最初に、少しおさらいになりますけれども、この基本方針と事業計画の前提になっておりますのが教育ビジョン2022でございます。そこに5つの施策目標がございまして、その施策目標の下にそれぞれの重点施策があり、今回の基本方針と事業計画はそれぞれの重点施策の単年度目標と、そういった位置づけになっているところでございます。
 まず、この緑色の冊子、6ページをごらんいただきたいと思います。6ページ、上の四角囲みの中のまる3でございます。健やかな体の育成というところの4段目に、スポーツ推進校を中心とした体力向上に向けた取り組みの実施という1行がございます。こちらを新たに追加したところでございまして、この部分は今御説明いたしました教育ビジョン2022の目標の2、小・中一貫した質の高い学校教育を推進します。これ、ちょっと戻っていただきまして4ページをごらんいただきますと、4ページの中ほどちょっと下に、この目標II、小・中一貫した質の高い学校教育を推進しますという文言がございます。この中の2、これは隣のページ、5ページになりますけれども、ゴシックで書いてあります、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実という項目の中の事業計画というような位置関係にございます。この今回の1行追加といいますのは、体力向上に向けました取り組みの中で、スポーツ推進校の位置づけを明記したものでございます。
 次に8ページの上のほうでございますけれども、四角囲みの中のまる4、スクール・ソーシャルワーカーの中の活用事業の拡充と充実でございます。これは、平成24年度に全小学校に東京都から週1回スクールカウンセラーが配置されたことから、新たな体制に合わせた表現としたところでございます。
 飛びまして11ページの上段でございます。こちら、四角囲みの中の上から4段目です。ページの一番上から4行目、体罰禁止等、服務事故防止を徹底する研修の充実でございます。これは、今学校教育上の中で大きな問題となっております体罰について、その禁止と発生防止に対する研修を明記したものでございます。
 あと、大きなところでは、14ページ、中ほどの重点施策の5、こちらもさっき出てまいりましたけれども、学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組み、その下の重点施策6、校外学習施設「三鷹市川上郷自然の村」の効率的な運営の推進、この2つにつきましては、先ほど御説明いたしました教育部の運営方針と目標の個別事業の内容に合わせまして、新たに基本方針の中に追加をしたものでございます。学校教育分野の説明につきましては以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  私からは、続きまして、生涯学習の部分について説明をさせていただきたいと思います。冊子、また戻りまして、各部の運営方針と目標の40ページをお開きいただきたいと思います。まず、40ページの一番下でございます。2の健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進についてでございますが、新川防災公園・多機能複合施設の整備に関する記述でございまして、ちょうどこの冊子の3ページの企画部の部分の個別目標の1と2にも、この事業に係る全体の記述があるわけでございますけれども、この40ページの記述の部分につきましては、教育委員会が担当しておりますスポーツ、あるいは生涯学習の部分を中心に記載をされているものでございます。
 具体的には、今年度、新川防災公園・多機能複合施設の建設工事に着手するとともに、平成28年度の完成後の効率的、効果的な施設管理と、サービスを提供するための管理運営計画、この計画の検討を進める予定でございます。なお、この計画の策定につきましては、来年度、平成26年度を目途に考えているところでございます。
 続きまして、41ページのその下の3でございますが、南部図書館の整備の推進についてでございますけども、これにつきましては先ほど議案の審査をいただいたところでございますけれども、11月23日の開館を目指して、その準備はもちろんのこと、開館後の特色ある事業展開を実施していきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、その下でございます。4番のスポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございますけれども、後ほど本日の行政報告の最後に日程や開会式、閉会式等の詳細について改めて説明させていただきますが、9月28日の開会式まであと106日ということになりまして、準備を着々と進めているところでございます。今後、炬火の採火式の、これは7月13日の商工まつりの中で考えているところでございますけれども、この実施と機運醸成を図っていきたいとともに、それから、大会の成功はもちろん、実施に伴う地域の活性化ですとか、地域の魅力の発信に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
 冊子をかえていただきまして、グリーンのものでございます。教育委員会の基本方針と事業計画についてでございますけれども、これについて若干説明をさせていただきたいと思います。先ほど山口部長のほうから学校教育の説明でもあったように、基本的には、たった今説明いたしました運営方針と目標でお話しした内容にあったものについては省略をさせていただくと。それから、それ以外の事業につきましても、平成24年度、昨年度との変更点を中心に簡潔に説明をさせていただきたいと思います。
 まず17ページでございますが、生涯学習の推進目標につきましては、平成24年度と変更はなく、同様のものとなっておりまして、下の基本方針ですけれども、ここに掲げた4つの目標につきましても、昨年度、平成24年度のものと同様のものとなっているところでございます。
 続きまして、次のページ、18ページでございます。お開きいただきたいと思いますが、まず目標Iの部分について。学習環境の整備についてでございますが、まず1番目の市民ニーズの把握と生涯学習情報の提供の中に、これは先ほどお話ししましたけれども、いよいよことし、11月23日に南部図書館が開館の予定となっているところでございますが、情報拠点としての市立図書館の充実ということを改めてうたったものでございます。
 続きまして、2番目のライフステージ別の多様な学習内容の提供についてでございますが、エコミュージアム事業の1つのモデル事業といたしまして、長年の懸案課題になっていた大沢二丁目の古民家の復元にいよいよ今年度から3年かけて取り組んでいくことになったものでございますので、具体的に事業の中に掲げたものでございます。
 その次の、目標IIでございますが、飛びますけれども20ページになります。20ページでございますが、目標IIの学習活動の支援と生涯学習によるまちづくりについてでございますが、まず最重点施策の1つ目の生涯学習の拠点の整備につきましては、これも冒頭で申し上げましたとおり、今年度は新川防災公園・多機能複合施設の施設整備の着工と管理運営計画の検討を進めることとなっているところでございます。
 次の2番目の生涯学習の支援についてでございますけれども、事業計画の中に今年度は市民文化祭60周年及び芸術文化協会設立40周年に当たるということから、それぞれの関係団体への支援を行っていくこととしたものでございます。
 続きまして、また飛びますけれども、22ページをお開きいただきたいと思いますが、目標IIIでございます。地域の情報拠点としての図書館活動の推進についてでございますけれども、まず、最重点施策、1番目の南部図書館の開館についてでございますが、これにつきましては先ほど申し上げましたとおりでございます。
 続きまして、次、23ページ、隣でございますけれども、2番目に、みたか子ども読書プラン2022の推進につきましては、趣旨は変わっておりませんけれども、平成25年度の新規の取り組みの追加を行ったところでございまして、具体的にはこの事業計画の枠の中のまる3、まる4、まる5の事業の部分を追加したものでございます。内容的に、利用率の低い中学生、高校生を対象とした新たな事業ですとか、あと障がい者、あるいは障がい児へのサービス拡充に向けた講習会の実施、また推薦図書リスト等の充実を掲げたものでございます。
 次に、その下の3でございます。図書館のサービス向上のための取り組みについてでございますが、平成24年度中の事業管理に伴う修正と、平成25年度の新規事業を追加したものでございまして、次の24ページにかけまして記載がありますけれども、枠の中のまる2の行政資料・地域資料のデジタル化と公開に向けた検討を行うことと、それから図書館のコンピューターシステムの更新に向けた業務分析等の事業を盛り込んだものでございます。
 次に、その下でございますけれども、目標のIVでございます。市民スポーツ活動の推進についてでございますけれども、まず最重点施策の1番目、健康・スポーツの拠点の整備についてでございますが、先ほどお話ししました新川防災公園・多機能複合施設の施設整備に関することですので、これは省略させていただきますけれども、その次のページですけれども、2番目のスポーツ推進計画の策定に向けた取り組みにつきましては、変更はございませんが、平成26年度、来年度の策定に向けて、今年度は素案までまとめていきたいというふうに考えているところでございます。
 そして、最後になりますが、26ページでございます。次のページです。最重点事業であります。6番目、スポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございますが、これにつきましては、先ほど来お話ししておりますけれども、泣いても笑ってもあと106日後には開会式を迎える運びとなっておりますので、今後も怠りなく準備を進めていくというものでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。(1)のアの部分ですね、質疑をお願いいたします。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑もないようですので、休憩をいたします。
                  午後2時42分 休憩



                  午後2時43分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは委員会を再開いたします。
 引き続き、教育委員会報告、本件を議題といたします。イ、都内公立学校における体罰の実態把握調査の結果について、ウ、平成24年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、エ、スポーツ祭東京2013の日程等について、オ、スポーツ祭東京2013の開・閉会式について、本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯指導課長(川崎知已君)  私のほうからは、都内公立学校における体罰の実態把握調査の結果について御報告させていただきます。東京都教育委員会は、大阪市立高等学校の体罰による生徒の自殺事案を受け、体罰の疑いがあるような事例に対しても見逃さずに迅速に対応することを含め、体罰の根絶に向けた取り組みを行うため、平成25年1月から3月にかけて都内の全公立学校を対象に、平成24年度の公立小・中学校における体罰の調査がありました。
 市教育委員会の調査結果に基づいて、このたび東京都教育委員会から各市町村の集計結果の公表がありました。この中に、三鷹の小学校1校と中学校1校がそれぞれにおける体罰事案が含まれておりました。本日はこの2件の体罰事案について御報告させていただきます。
 調査の趣旨、調査の概要については、そちらの資料のほうにお示ししてあるとおりでございます。三鷹市における体罰の状況ですが、1件目が本市、大沢台小学校のほうで、平成24年6月14日、そして15日と、2日間かけて起こった事案でございます。関係教員は平成24年度末で本大沢台小学校を3年目、都の教員歴3年目の32歳の男性教員です。内容は、放送委員会のときに、放送中にふざけて噴き出した6年の男子児童の放送をやめるように注意したところ、児童のほうがその教員の指示に従わなかったことから、児童の頭を拳で2回たたいたことが、まず6月14日のことです。翌日、この児童が、昨日たたかれたから頭痛がすると訴えた同児童に対して、たたいてないでしょう、この程度でしょうと言って、昨日の件を再現するように頭を2回こすり上げるように拳でたたいて、同児童は後ろの壁に頭をぶつけたという事案でございます。
 これにつきましては、この調査のかかる前に三鷹市教育委員会のほうが東京都教育委員会のほうに体罰事案ということで報告いたしまして、東京都教育委員会のほうから、市教委から口頭注意をするようにという形での措置を受けたところでございます。
 もう1件目でございます。こちらは、第一中学校で発生した体罰事案です。平成24年10月6日です。これも、平成24年度末で第一中学校7年目、都では18年目の教職員歴の42歳の男性教員です。これは、バスケットの試合中に審判の指示に従わなかった2年の男子生徒に対して、この男子生徒の左頬を右手の平手で1回たたいたという事案でございます。
 これにつきましても、調査により三鷹市教育委員会として詳細な調査をした結果、東京都教育委員会のほうから口頭注意をするということでの措置をいたしました。以上でございます。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  私のほうから、平成24年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について御説明させていただきます。
 資料2−2、A4判横の全7学園の評価・検証報告と、資料2−1、A3判横の概要版をお示しさせていただいております。全7学園のコミュニティ・スクール委員会での評価・検証につきましては、ことしで4回目になります。今年度も、昨年度に引き続きまして概要版を作成させていただきました。この評価・検証は、毎年度コミュニティ・スクール委員会の評価部が中心となって実施する学園評価を経て、毎年度末に教育委員会に各学園からの提出を義務づけて御報告いただいております。
 それでは、概要版をもとに平成24年度の各学園の評価・検証報告から重立った内容について、説明をさせていただきます。まず(1)の人間力・社会力の育成の項目です。中学生が母校を訪問し小学生の授業補助をするふれあい学習や、小学校6年生の合同自然教室、合同水泳記録会などの小学生同士、小学生と中学生の交流活動、あいさつ運動、花いっぱい運動、地域清掃、職場体験など、地域と協働した活動や、全学年で指導計画に基づき実施している生き方・キャリア教育が児童・生徒の人間力、社会力の育成に成果があったという検証結果が報告されております。
 続いて(2)番、学校運営の項目です。学園運営委員会や学園合同職員会議などにコミュニティ・スクール委員会の委員に出席いただき、教職員とのコミュニケーションをとる機会を設けたこと、学園校長会を定期的に実施し、幹事会──これは学園長、副学園長、副校長、各校の教務、生活指導、研究主任、小・中一貫コーディネーターなどで構成されております。各月1回開催したものでございます。それから、管理職会への伝達指導をすることにより、学園運営が円滑になった。学園運営委員会に各校の委員会、教務、生活指導、健康教育、キャリア教育、研究推進、評価・情報のリーダーを全員参加させたことで、学園運営への参画意識が高まったという検証結果をいただきました。
 続いて(3)番目、小・中一貫教育校としての教育活動の項目です。学園研究会として各教科における言語活動の充実を通して思考力を高めることに重点を置き、年3回、3教科ずつ、全9教科の研究授業を行ったことが授業の質的改善につながった。小・中学校の全教員が年3回以上相互乗り入れの授業を実施したことが、児童から専門的な内容をわかりやすく教えてもらい、興味を持った、生徒からは、小学校の先生にわからないところの質問がしやすいという、肯定的な評価を得たとともに、教員も互いに指導法を学び、授業力の向上に成果を上げることができたという検証結果をいただいております。
 (4)番目、児童・生徒の学力・健全育成の項目です。発達段階に合わせた家庭学習への支援、ノートのとり方、学習規律を全校統一して取り組んだことで、学習規律や生活指導の定着が徹底され、その結果安定した集団づくりにつながった。また、年間13回の学園合同研究会を実施したことが授業改善への取り組みにつながり、児童・生徒の84%がわかりやすい授業という肯定的な評価につながったという検証結果を御報告いただいております。
 (5)番目のコミュニティ・スクールの運営での項目です。コミュニティ・スクール委員会の広報部が写真を多くするなど、見やすく工夫した学園ニュースを年間計画に従って回数をふやして発行したことによって、学園評価ではコミュニティ・スクールの活動が見えるようになったと、以前より高い評価を得ました。より自立した委員会運営を目指し、学校からの案内状の廃止、議事録当番制度の導入、飲み物持参などを行ったことにより、事務局の教員の負担軽減につながったなどの検証結果をいただいております。
 最後に、平成24年度の課題と今後の改善の方向性について御説明させていただきます。キャリア・アントレプレナーシップ教育や、コミュニティ・スクール委員会の活動など、十分実践しているけれども、認知度が低い取り組み内容については、保護者、地域の方への説明、公開する場の設定や、学園便り、CS便り、ホームページなどによる情報発信に努め、成果を引き続き周知していく必要があります。管理職や一部の教員だけでなく、学校の全教職員とコミュニティ・スクール委員会の委員との交流の機会を設け、顔の見える関係づくりに努め、相互理解を深めることが学校を核としたコミュニティづくりを進める上で一層重要であるという御報告をいただいております。
 教育委員会としましては、小・中一貫教育につながってからの児童・生徒への教育上の成果、効果について、事例的、質的な根拠だけでなく、数値ではかれるものについては数値的なデータも根拠の1つとして地域・保護者の方々にお示しし、伝えていくことが重要であるということで、各学園に指導をしているところです。概要版には記載されておりませんけれども、第4次基本計画のこの学校教育の部門での協働指標であります学校の支援者の数についてですが、学校支援者の延べ人数が平成22年度の7,835人から、平成23年度には1万70人、平成24年度には1万5,762人になり、確実に増加しているということが見てとれます。今後、より一層の活動の充実や発展のために、さらなる教育内容の充実を図り、コミュニティ・スクールとしての取り組みの周知や小・中一貫教育校のよさを、具体的な児童・生徒の姿や数値的な根拠で示せるよう、広報活動の充実を図っていきたいというふうに考えているところです。私からは以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  私からは、資料3と資料4、スポーツ祭東京2013の日程等、及び開・閉会式の2点について御説明いたします。
 最初に、1点目の資料3でございます。スポーツ祭東京2013の日程等についてでございます。今年度の競技日程及び主な取り組みについて御説明いたします。スポーツ祭の日程につきましては、全体会期としては平成25年9月28日から10月14日まで、味の素スタジアムで開催される総合開会式を皮切りに、都内全域で各競技が開催されます。このうち国体の会期は9月28日から10月8日まで、全国障害者スポーツ大会の会期は10月12日から14日まででございます。
 三鷹市での開催競技でございますが、大沢総合グラウンドに仮設施設を設営の上、サッカー成年男子、ソフトボール成年男子、アーチェリー全種別、それから障がい者アーチェリーを記載の日程で行うほか、デモンストレーションとしてのスポーツ行事といたしまして、パドルテニスを大成高等学校アリーナまい進ほかで行います。障害者スポーツ大会のリハーサル大会、アーチェリー競技につきましては、5月26日に開催いたしたところでございます。
 続いて、2、炬火採火イベントでございますが、7月13日開催のみたか商工まつりの際に、商工まつりの開催式に引き続き開催することで、現在商工会と調整を行っているところでございます。
 3、広報・啓発活動でございますが、今年度も引き続きマスコットキャラクター「ゆりーと」を活用して、各種イベントなどで広報・啓発物品の配布などを行うほか、観戦ガイドなども作成し、市民の皆様に配布していきたいというふうに考えております。
 5月13日からはデモスポ行事のパドルテニス教室を開催しております。全5回の教室を2コース開催いたします。三鷹市で開催されるパドルテニスへの参加を目標に開催するものでございます。このほか、6月22日にはソフトボール子ども体験塾を行います。ソフトボールを共催いたします三鷹市、あきる野市、福生市、瑞穂町の3市1町により開催するイベントで、ことしが3回目となります。今年度はルネサスエレクトロニクス高崎と東京都の選抜チームとのデモンストレーション試合、及び宇津木妙子さんやオリンピック出場者によるソフトボールの体験教室を行います。
 4の市民運動といたしましては、ボランティアの方々と花いっぱい運動に取り組むとともに、会場の大沢総合グラウンド周辺のクリーン活動にも取り組んでまいりたいと考えております。また、本大会の開催に向けたボランティア研修会の実施、さらには小・中学校児童・生徒の学校観戦の実施にも取り組みます。
 協賛の依頼・募集でございます。現在のところ、物品協賛を中心に約300万円相当の協賛を各企業・団体からいただいておるところでございますが、引き続き協賛の依頼・募集に取り組みたいと思います。
 6のスポーツ祭東京2013気運醸成・開催記念事業でございます。今年度も東京都の補助制度が継続することとなりましたので、引き続き機運醸成の取り組みを進めていきたいというふうに考えております。市内の関係団体がスポーツ祭やオリンピック招致の機運醸成を図るイベントなどへの助成ですとか、観戦ガイドや啓発グッズ、こうしたものの作成などを中心に進めております。
 続きまして、資料の4、スポーツ祭東京2013の開・閉会式についてでございます。スポーツ祭東京2013の会期中、国体の総合開会式、総合閉会式、それから障スポ大会の開会式、閉会式と、合計4回の開・閉会式が調布市の味の素スタジアムで行われます。開・閉会式を開催いたします東京都におきましては、味の素スタジアムの地元の3市、三鷹市、府中市、調布市になりますけれども、地元市の周辺住民の代表及び主な事業所の方々に、全国から来られる選手団の歓迎ですとか、それから大会期間、また準備期間における騒音や交通渋滞の発生、また交通規制の実施などにつきまして御理解をいただくために、各戸訪問して説明を行う予定となっております。
 東京都からの依頼もございまして、地元の説明の前に市議会のほうに御報告するものでございます。説明資料は3枚ございまして、いずれも東京都が作成した資料でございますが、1枚目が概要、2枚目が式典スケジュール、3枚目が開・閉会式会場周辺図となっております。
 1枚目の開・閉会式等の日程につきましては、練習会も含めて記載のとおりでございます。また、詳細スケジュールにつきましては2枚目のとおりでございますので、後ほどお目通しをいただければと思います。
 また、西側駐車場には開・閉会式にあわせておもてなし広場、こちらを開設いたしまして、物販や飲食店の提供のほか、イベントを開催することとしております。
 式典会場としての使用範囲でございますけれども、3枚目の資料をごらんいただきたいと思います。こちら、左右に図面がございますけれども、左側の図面が開会式の際の図面でございます。青い部分、味スタ、それからその左側の西競技場のほか、周辺の調布市の暫定スポーツ施設などを臨時の駐車場として活用することとしております。こちら、ちょっと見にくいんですけれども、赤線で囲まれた部分が式典として会場を使用する範囲というふうになっております。
 済みません、もう一度1枚目にお戻りください。開・閉会式に伴って想定される影響でございます。開・閉会式でのアナウンスや音楽演奏、こうしたものによる騒音に加えまして、国体の総合開会式の際には、短時間ではございますが、ブルーインパルスの展示飛行や花火の打ち上げによる騒音等が発生いたします。また、関係車両の往来により周辺道路では渋滞が見込まれて、スタジアム通りなどでは交通規制が実施され、また、飛田給駅など、最寄り駅からスタジアムまでの歩道ではかなりの混雑が見込まれます。
 規制の内容は、現在東京都と警視庁のほうで調整を行っておりますけれども、済みません、先ほどの3枚目の図面、もう一度申しわけありません。こちらの青の破線の部分がございます。こちらがスタジアム通りになりますけれども、ここの部分が交通規制想定路線。また、飛田給駅から味スタのほうに向かう黄色の部分ですね、こちらが雑踏対策規制想定路線でございます。また、味スタ西競技場及びその周辺では、仮設物の設営工事が今月から順次実施されております。周辺道路では工事車両の往来が多くなってまいります。こうしたことから、これらの工事や交通規制に当たりましては、実施箇所に警備員を必ず配置し、安全対策を確実に講じていくと、このように聞いております。
 地元への説明でございます。東京都のほうで地元の自治会長など、地元住民代表者、また近隣の福祉施設などの主な事業所を訪問し、説明に伺っていく予定でございます。また、開・閉会式等の詳細と、それに伴う交通規制等の内容が固まってまいりましたら、9月の上旬を目途に味スタを中心とする半径2キロメートル圏内の住民、また事業所の全戸の皆様にポスティングを行っていく予定でございます。私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いいたします。2点、御質問をさせていただきます。
 資料1の体罰についてお伺いします。大沢台小学校の事案ですが、これは調査前に事故報告済みということですが、いつ報告をされたでしょうか。報告というか、調査前に報告したのがいつだったかということと、一中のほうの事案のほうは、今回の調査でわかったっていうことですが、なぜその報告に至らなかったか。その点の調査は行ったかということについて、お伺いいたします。
 資料2について伺います。これは、毎年、前年度の学園の評価・検証の報告ということでなさっていることですが、去年同じような報告があったときに私のほうから御指摘させていただいたのは、前年度の内容とそう変わってないということで、教育委員会としてきちっと見たのかということで御質問というか、お願いをしたわけでありますが、その点、今年度においては、前年度の報告と比べて、そういった相違点とか、その辺の確認はなさったのか。もしなさっていたら、そういった点はあったのかということについてお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  委員のほうから2点、体罰についての御質問がありましたので、お答えいたします。まず、大沢台小学校の体罰にかかわる調査につきましては、7月中に東京都教育委員会のほうに事故報告をさせていただいたところでございます。
 2点目の第一中学校なんですが、今回の体罰に係る調査を行った段階で、教員のほうが、あれは体罰ではなかっただろうかということの、それまで体罰だという認識がこの教員にはなくて、この調査をかけることによって初めて体罰ということを認識したという次第でございます。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  2点目の、昨年度との比較をしたのかということですが、全ての項目について昨年度と比較しながら、どういうところが変わっているのか確認して、この概要版を作成いたしました。それぞれの取り組み、毎年経常的に行っているものもございますので、それが実質数値を見ると、伸びていたりというのは確認をさせていただいております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。まず再質問ですが、体罰の実態把握のほうですが、大沢台小学校の報告が7月中ということですが、7月末と見た場合には約1カ月半経過してますが、市の教育委員会への報告はあったのか、直接都の教育委員会のほうにあったのか、その辺、もうちょっとやりとりのところを教えていただきたいと思うのと。
 資料2につきましては、今当然私も毎年度やっていることは当然あると思うんですけど、ちょっとこのフォーマット自体、ちょっと私、やはり見直していってもいいのかなというのが1つあるのは、毎年度やってる、継続でこうなっている取り組みなのか、新たに取り組んだものなのかということの、この表を分けたほうがいいのかなと思います。だから、そういった観点で今後も見ていきたいと思っておりますので、その辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  大沢台小学校の件なんですが、6月の14日、15日に実際に起こった件なんですが、その後学校のほうから三鷹市教育委員会のほうに一報がある。そして、三鷹市教育委員会のほうから学校のほうに調査を再度かけて御報告書をいただく。教育委員会のほうが再度調査をしまして、東京都教育委員会のほうに事故報告をしたという順番になっております。


◯委員(石原 恒君)  ということは、三鷹市の教育委員会にはいつごろ報告があったのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  教育委員会のほうには、大変恥ずかしい話なんですけれども、直後に本当はあるべきなんですが、直後にあるべきだったんですけど、ちょっとそこを学校のほうが連絡おくれまして、6月の末日あたりに報告をいただいたというふうに承っております。


◯委員(石原 恒君)  済みません、個々についてお伺いします。学校長はどの辺で認識していたかということをお伺いします。


◯指導課長(川崎知已君)  校長のほうに連絡が行った直後には、実は教育委員会に連絡があったんですが、実は教員レベルのところで、いわゆる2日間にわたってのことのところは、教員レベルのところで実はこの事案を抱えてしまったと。そこで校長への連絡がおくれたという経緯がありました。


◯委員(石原 恒君)  了解しました。ということは、やっぱり先生のほうの認識、やっぱりしていかなきゃいけないのかなという。管理職である校長先生は報告を受けて、すぐ教育委員会のほうに報告いただいたというのはすごく迅速であったかというふうに思いますけども。そういった意味では、教員一人一人に対してのそういった、先日も私、コンプライアンスの話をさせていただきましたけれども、そういった認識のところをやはり徹底すべきなのかなというふうに思いますので、重ねてその点にお願いしたいと思います。以上です。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  先ほどのフォーマットの変更はということでの御質問でした。ここに示されております人間力・社会力の育成、学校運営、小・中一貫教育校としての教育活動、児童・生徒の学力・健全育成、コミュニティ・スクールの運営、これにつきましては、コミュニティ・スクール委員会のほうで評価の指標となって、経年で追っていくということになっておりますので、この部分を変えることは学校のほうも、またコミュニティ・スクールのほうも大変困ることなのかなと思いますので、ここについては変更の予定はございません。
 ただ、お示しする中で継続と新たな取り組みがわかるような表記であるとか、あるいは実施方策で小・中一貫教育との絡みで新たに入れてほしいものというのも、教育委員会側としてもありますので、フォーマットについては今後また検討してまいりたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。ぜひとも見る側の立場での内容にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  その他、質疑。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、じゃあ、1点だけお尋ねさせてください。一般質問でいろいろ伺いましたんですけども、学校の体罰についてなんですけども、大沢台小学校、それと一中の児童と生徒御本人と、その後、体罰をしたほうの先生との関係はどうなっているか。それから、学校の中のほかの児童・生徒はこのことを知っていらっしゃるのかどうか。それと、ほかの生徒たちと、この体罰を受けた子どもさんたちがふだんの生活において何か変化があったのかどうか、その辺をちょっとお尋ねしたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  まず、この体罰にかかわった当該の教員は、管理職とともに児童・生徒並びに保護者のほうには経緯、並びに謝罪のほうをしております。ですので、本人と教員、特に中学校の場合は本人と教員のわだかまりというものはないと承っております。
 それから、この調査をするに当たりましては、体罰をした教員、それから体罰を受けた者、それを見ていた者の3者から調査をしますので、当然見ていた者はいるという中での調査になっております。それに当たりましては、学校のほうではもちろん、その生徒に対して、あるいは児童に対して、起こったことについては説明をし、また、保護者会のときには、年度当初の保護者会では、大沢台小学校、第一中学校とも、全保護者に体罰事案があったこと、そして今後そういったことを起こさないことを含めて御説明をさせていただいて、現在その体罰が起こったことによって、子どもと教員、あるいは保護者等でわだかまりがあるということはないと承っております。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。その本人と先生が表向きはやっぱり問題はないと思うんですけど、やはりお互いに何かあってはいけないと思いますので、その辺はやはり教育委員会、あるいは校長先生がしっかりと監視をしていくような格好で見定めていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  その他、質疑。


◯委員(半田伸明君)  体罰の話ですね。まず大沢台のほうから行きます。先ほどのお話だと、学校側から市教委への伝達、6月末というお話がありましたですね。それと、7月中に市教委から都教委に報告と。じゃあ、それまで何やってたんだという質問に対しては、教員レベルで抱えていたのではないかというような御答弁ございましたですね。ここをまず確認します。抱えていたということは、校長先生に報告していなかったという理解でよろしいですか。そこをまずお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  校長への連絡がおくれていたと聞いております。


◯委員(半田伸明君)  あと、吉沼委員の質問に対する答弁で、ちょっともう一回確認したいんですが、両方とも、大沢台と一中ですか、両方とも管理職を伴って児童のほうに謝罪があったということと、あと全保護者に説明をしたという御答弁がありましたですね。全保護者に説明した日程、大沢台、一中、それぞれ教えてください。


◯指導課長(川崎知已君)  全保護者に説明したのは、ごめんなさい、日程のところはわかんないんですが、年度当初に保護者会があります。学年ごとに保護者会を実施しますので、一中、それから大沢台小学校、各学年、あるいは小学校の場合は2学年まとめてやりますので、そこの場所で説明をさせていただいたと承っております。


◯委員(半田伸明君)  とおっしゃいますと、保護者会があるまでは体罰事案は報告する機会はないという理解でよろしいんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  はい、体罰事案があるまでは、一般の保護者に関して報告する場はなかったということで御理解ください。


◯委員(半田伸明君)  先ほど保護者会について年度当初というお話がございました。今平成25年度ですね。平成25年度当初ということで、今年度、つまり4月以降になりますね、今年度になってこの2つの事案が初めて保護者会で説明された。これで間違いないか、もう一度聞いておきます。


◯指導課長(川崎知已君)  学校のほうから一般の保護者、当該の保護者以外の方たちに説明したのは、この年度当初の保護者会が最初でございます。


◯委員(半田伸明君)  それと、石原委員の質問に対して、あれは体罰ではなかったのかと本人が考えて、その場で報告云々ってありました。ちょっとそこ、よく聞き取れなかったんですが、これ一中の話でよろしいですか。よろしいですね。ちょっとそこ、一応確認です。


◯指導課長(川崎知已君)  体罰の認識がなかったというのは、一中の話でございます。


◯委員(半田伸明君)  これは体罰ではなかったのかと、当該加害者である教員が認識をしたのは、都教委がこういう調査を始めて認識をしたということなのか、そうではないのか、ここはどうでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  残念なことに、今回の東京都の体罰調査が行われた段階で教員が認識をしたというふうに承っております。


◯委員(半田伸明君)  それは残念な話ですね。迫られなきゃ動かないんですね、人間ね。
 ちょっと角度を変えます。体罰の通報窓口、先ほど調査については、当該加害者である教員、体罰を受けた被害者、見ていた者と、3者の話ということ、答弁ございましたですね。ちょっと確認をしておきたいんですが、体罰が実際に発生しているところを見てしまった、残念ながらですね。例えばこれ一中なんかは、バスケ部の試合中とありますが、試合というのはバスケットは1人じゃ当然できませんので、複数の人間が当然見ているわけですね。ということは、そういう見ている学生、もしくは試合ということだから多分ほかの中学校なんだろうけども、そういう複数の人間がいる。その複数の人間が三鷹市に住んでいらっしゃる。
 そういう状況で、見ている学生、もしくは保護者が通報する──こんな体罰ありましたよ、どないですねんって通報する窓口はあるんでしょうか、今の市教委には。今の市教委にそういう通報を受ける窓口があるのか、学校にあるのか。この事案が発生した当時、その窓口はあったのか。以上、3点、お願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  当然学校では体罰事案が発生した場合には、すぐ管理職に言う、見た者も言うっていうことで、毎年度、服務事故防止研修会ではそのあたりは徹底しております。また、教育委員会の指導課のほうにもそのあたりの窓口は当然あるわけなんですけども。以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  徹底しているはずなのが、一中はあれは体罰じゃなかったってお尻に火がついて気がつくってことは、一中の校長さんは服務事故に関して徹底していなかったという理解でよろしいですか。


◯指導課長(川崎知已君)  服務事故防止研修については、毎年2回にわたってやっておりますので、校長としてはやっていたのですが、教員への認識がいま一つ不十分だったというふうに受けとめております。


◯委員(半田伸明君)  ちょっとよくわからないですね。あれは体罰じゃなかったのかって、当該加害を加えた教員が調査が始まって認識してるっていうことで、さっき答弁がありましたですね。片や、一中について、校長先生はそういった服務事故関係で徹底をしていらっしゃるということは、校長先生は当該事案を体罰として認識していたんだけれども、加害を加えていた教員は体罰として認識していなかったという、非常に不可思議な話に聞こえてしまうんですが、これどうなんですか、実態は。


◯指導課長(川崎知已君)  まず、この10月の6日に起こったこの事案については、教員が体罰という認識がなかったし、周りの者もそのあたりの認識というのが多分弱かったと思うんですね。なので、そこで一旦潜ってしまったもんなんです。それで、1月から3月にかけてのこの体罰事案にかかわる調査があった段階で、もしかしたらあれは体罰かもしれないということで、実はこの調査については教員に全部聞き取り調査をし、また児童・生徒からアンケートをとりという形でやっておりますので、そのときに初めて教員が、実はあのときやったのは、僕は体罰ではなかっただろうかということを自分のほうから申し出てきたもんですから、その段階で調査をかけた。内容について詳細な調査をかけたという形になります。


◯委員(半田伸明君)  済みません、やっと意味がわかってきた。つまり、1月から3月の調査がある前の段階では、校長先生は知ってなかったということでよろしいわけですね。そこを一応確認です。


◯指導課長(川崎知已君)  はい、そのとおりでございます。調査がかかるまでの段階は、こういうことが起こったということの報告が校長にはなかったので、校長はその事実を知らなかったということで御理解ください。


◯委員(半田伸明君)  視点を変えます。こういう体罰が発生した場合に、具体的に被害を受けた児童さんの親御さんはどこに相談をすればいいんでしょうか。学校でしょうか、教育委員会でしょうか、都の教育委員会なんでしょうか、ここを教えていただきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  まずは学校の管理職のほうにお申し出いただけたらと思っております。学校のほうでそのあたりの事案がはっきりした段階で、教育委員会のほうに連絡があります。市教委のほうでそれを確認した段階で、東京都教育委員会のほうに連絡いたします。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、もし何かあった場合は学校に御相談をすればいいと、こういうことでよろしゅうございますね。実際に大沢台の例については、これはちょっと私、愕然としたんですが、翌日に再現をしているわけですよね。こんなことがあっちゃ、当然ならないわけですけど、こういうことがあった場合に、学校の校長に伝えれば間違いなく問題にしてくれて、市の教育委員会も都の教育委員会もちゃんと把握してくれるんだという安心感が果たして保護者にあるんでしょうか。ここだと思うんですね。これについてはいかがですか。


◯指導課長(川崎知已君)  本来、学校で起こった事案につきましては、当然全て服務事故にかかわらず、起こったことについては管理職に報告するというのがまず原則でございます。保護者からのさまざまな苦情等につきましても、全て管理職に連絡、報告するというのが原則でありますので、それをもとに校長のほうが教育委員会のほうに連絡する。事案によっては、東京都教育委員会のほうに三鷹市教育委員会のほうが報告するというのが原則でございますので、それにのっとってやっていきたいと思っております。
 また、学校のほうには、きちんと保護者会の折に何か御心配な向きがあった場合には、必ず学校の管理職のほうに御連絡いただくように、再度校長会のほうで指導してまいります。


◯委員(半田伸明君)  年度当初の学年ごとの保護者会というところで、初めてこの事案について報告があったと。それまでは報告なかったというようなお話、先ほど答弁でございましたですよね。大沢台については、これ6月なんですね。つまり10カ月たっているわけですよね、年度当初の報告ということであるならば。ということは、10カ月間の間、大沢台の地域にお住まいのお子さん、親御さんは、そのことを知らなかったわけですよね。果たしてこれはどうなのかと思いますね。
 ちょっと失礼な言い方ですけど、ああ、隠蔽してたんだね、10カ月と見られても、これ仕方がない。だから、保護者会のあり方について、こういう──これ、要するに人権侵害なわけですから、はっきり言いましてね。人権侵害案件があった場合には、何らかの、最悪お手紙でも構いませんけども、加害者はこういう人間なんだという実名を出して、生徒の親としては当然防御に走りますから、ああ、こういう人がいるんだねっていうことで。それはね、最低限、こういう事案があったということは6月中に、本来はなされなければいけなかったのではないか。10カ月ためにためて、保護者会のときに報告すればいいというのでは私はないと思いますが、近隣住民の皆さんに対する説明のあり方として、どのようにお考えなのかをお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  委員さんおっしゃるとおり、何か事あれば、極力速やかに関係者の皆様も含めて広く事実だけをお伝えするということではなくて、この案件というのは、被害者の方もいらっしゃいます。そちらの被害者の方のプライバシーの保護ということもございますから、どこをどこまで御説明するかという問題はありますけれども。
 例えば今回の案件といいますのは、ここに措置のところに市教委の口頭注意というのがございます。これはレベル的には、最高ですと都教委の処分という形になりますね。市教委の中で、その中の口頭注意ということでございますから、体罰という位置づけになったことに変わりはございません。これは大変ゆゆしきことではございますけれども、体罰という中では比較的軽微な事案だったというようなこともありますので、そこの部分に関してプライバシーの保護、加害者ではなくて被害者の児童・生徒の特定につながらないような、そういった配慮の中で極力速やかにこういったことについての情報共有はしてまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  もう1回聞きますよ。大沢台小の案件は、被害者のプライバシーの保護のために10カ月ためておいたという認識なんですか。違いますよね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  これ、冒頭申しましたとおり、極力早い情報提供が必要だったという認識の中で、今御答弁を申し上げました。


◯委員(半田伸明君)  被害者のプライバシー保護は当たり前の話ですね。当たり前の話ですが、加害者の教員はこういう人間であるって実名を出すことは、被害者の保護ということとは別の話ではないですか。当該校にお子さんを通わせている親としては、そういう加害を加えている教員がいるんだということは大変ショックですし、その教員に子どもを近づかせたくないと思いますよ。被害者のプライバシー保護というだけで10カ月、今回制度上、保護者会の話があるからしようがないとしてもね、被害者のプライバシー保護を図らなきゃいけない。だから、被害者の承諾を得て情報の開放をするというのではなく、加害を加えた教員の名前はかれこれですという情報公開はいち早くして当たり前なんじゃないでしょうか。いかがですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  加害側の教員の名前の公表ということでございますけれども、これについては学習の場、学校の中での教師と生徒の信頼関係というものがございます。今回、この口頭注意という処分を受けたことについて、御本人には猛省を促しているという認識でございますので、ここでの心の改善といいますか、御自身の反省を経過を見て、それでも繰り返すとか、そういうようなことがあれば、次の対応を考えていくというのが正しい対応ではないかというふうに考えているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  言っていることはよくわかりますよ。だけど、教師と生徒の信頼関係云々って言う前に、現に加害を、要するにこれ、構成要件としては暴行罪ですからね。暴行を加えている人間がいるっていう事実と、教員と生徒の信頼関係を守んなきゃいけないっていうのと、どちらのほうが重要なんでしょうかね。私はそれはちょっと、答弁は個人的には不思議だなと思いますね。私だったら、この教員、名前知ったら、近づかせませんもん、子どもを。怖いですよね、いきなりぼこっですよ。そんな教員のところ近づかせたくないですよ、親としては。名前ぐらい公表してほしいですよねと、思われても仕方がないんですよね。
 ですから、教員と生徒の信頼関係を守るために加害者の実名を公表するのはやめておくっていう価値観であるならば、それは大変おかしいのではないかということは、ちょっと問題提起をしておきます。ちょっと私は今、非常に答弁を聞いててちょっとびっくりしてしまいました。
 最後に確認しておきます。通報を受けた場合、校長は抱え込んでしまう可能性があることを考えた場合には、市教委にまず最初に通報したほうがいいのか。それがまず1つ。要するにコミュニティ・スクールとかいう話がありますから、抱え込まれたらおしまいですね。片や、コミュニティ・スクールって、コミュニティ創生だ、コミュニティ・スクールだって言っておきながら、いざ体罰事案があったら10カ月表にならない、これはお笑いですよ、正直申し上げて。こんなことは絶対あってはならない。だから、せめて児童・生徒に対して何かあった場合には通報窓口はここだよっていうことは、はっきり示さなきゃいけない。いじめについては、それはありますね。体罰についてはそういうのがあるかっていったら、現実にはないじゃないですか。だから、体罰が発生した場合に、通報としてはここを信用して、ここにちゃんとやってくださいよと、電話してくださいよ、ここだったら守ってくれますよ、そういう安心感が親としては欲しいと思いますよ。
 10カ月、これ報告してないっていうのは、私はびっくりしましたし、こんなんだったら安心して学校の校長に話は持っていけないなと思いますね。どこに連絡をすれば、ちゃんと通報をすれば、生徒を守ってもらえるんですか。これで最後の質問にします。


◯指導課長(川崎知已君)  学校の管理職のほうにぜひ御連絡をいただければと思います。


◯委員(半田伸明君)  これだけ言っても校長とおっしゃるんであれば、校長がもし抱え込んだっていう事案が今後発生した場合には、どのように対処してくださるんでしょうかね。


◯指導課長(川崎知已君)  学校の管理職のほうに連絡していただいて、それでも学校が動かないようでしたら、ぜひ教育委員会指導課のほうに連絡をいただくようにお願いいたします。


◯委員(半田伸明君)  最後、最後と言いながらごめんなさいね。これで最後にしますけど、6月に発生したのが翌年度の当初の保護者会まで明らかにされてないという状況を当該地域の親が知ったら、そんな学校の校長は信用しませんって。それは間違いないですよ。10カ月抱え込んで、保護者会があるまで報告しませんでしたっていうことがまかり通って、それでも学校の校長を信じてくれっていうんであれば、それは学校の校長が信じてもらえるように行動すべきですね、当該地域の親御さんに対して。この旨問題提起をして、質問を終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問します。体罰の問題が大分時間をかけて質疑されましたけども、1点だけ。報告されたのかもしれませんけど、報告されていれば、改めてこういう報告したということで結構ですけれども、口頭注意というのがそれぞれいつ口頭注意されたのか、その日にちがわかればお聞きしたい。ちょっと厳しい顔をされてますので、後でまた、わからなければ、いただければと思いますけど、どうでしょう。


◯指導課長(川崎知已君)  その点、日程について控えてなかったので、後ほどでよろしいでしょうか。


◯委員(森  徹君)  それでは、私だけじゃなくて、委員長のほう、委員会のほうに出していただければと思います。そういうことで、委員長、取り計らっていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、よろしくお願いいたします。


◯委員(森  徹君)  じゃあ、委員会のほうに、委員長のほうに、調べてわかったら、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、あと、この国体、スポーツ祭東京2013の開会のところで、私もこういうこと疎いんですけども、ブルーインパルスの展示飛行って書いてあるんですが、このブルーインパルスってのは航空自衛隊のあれですか。展示飛行っていうのは、ちょっとその辺、簡潔にわかりやすく答弁、お願いします。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  ブルーインパルスの展示飛行でございますけれども、古くは昭和39年の東京オリンピックの際ですとか、また万博の際に、航空自衛隊で行っているっていうふうに伺っております。最近では、国体の開会式の際にも行っているそうなんですけども、展示飛行でございますけれども、航空自衛隊のホームページに出ておりまして、航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や、国民的な大きな行事などで華麗なアクロバット飛行──アクロバット飛行のことを展示飛行というそうです、を行うことを専門とするチーム、それがブルーインパルスということでございます。


◯委員(森  徹君)  よくわかりました。ありがとうございました。東京オリンピックのときに生まれてたかどうかわかりませんけども、私はいましたけども。そうですね、ですから、このスポーツをお祝いするということよりも、航空自衛隊のPRということで展示飛行がされるようですけども、住宅密集地ということと、それから学校や介護施設等もありますよね。これ、高さとか、騒音とか、この辺の配慮というのはどうなんでしょうか。ちょっとその辺だけ。余り深く追及しません。それだけお願いします。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  一番心配になるのが騒音でございまして、場合によっては騒音というよりも轟音というような可能性もあるというふうに聞いてるんですけども、現在、飛行のコースですとか高さについては防衛省と国土交通省で協議中ということでございます。8月末までには決まるというふうに聞いております。
 それから、昨年、東京都の職員が岐阜の国体を視察に行った際の報告を伺っておりまして、通常の自衛隊の飛行機の騒音よりはかなり小さい音のように感じたというふうに聞いておりますので、かなり高いところを飛ぶのかなというふうに想像しております。


◯委員(森  徹君)  これ、26日、27日、28日と予行演習ですか、含めて3日間ですよね。これ平日、木、金、土──土曜日、学校やっているかわかりませんけども、学校をやっている、塾をやっている時間帯なのかどうかわかりませんけども、その辺、やはり教育委員会として、そういう学校施設、教育に差し支えがあるのかどうなのかということもしっかり検討していただいて、必要な場合には申し入れをするとかいうことで対応をお願いしていただければと思います。これは答弁といいましょうか、ぜひそういう立場で、部長もうなずいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  済みません、先ほどの森委員の御質問についての回答をさせていただきます。大沢台小学校につきましては、平成24年の11月6日、16時30分に教育委員会のほうで口頭注意をいたしました。第一中学校につきましては、平成25年3月11日、同じく16時30分より、教育委員会のほうに呼んで口頭注意をいたしました。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございます。一応そういうことです。
 それから、引き続き質問させていただきますが、この小・中一貫教育校の評価・検証報告ですね。これ、昨日いただきまして、それできょう、14日なもんですから、忙しくない方もいるかもしれませんけども、14日なもんですから、なかなかしっかりと読むことができませんで、そういう点では十分な質問できないかもしれませんけども、まず何点かお聞きしたいと思います。
 したがって、最初からページめくっていったもんですから、まず連雀学園のところで、これはページが3ページなんですが、キャリア・アントレプレナーシップ教育のことに触れております。それで、このアントレですけども、先ほどのこの基本方針と事業計画の中でも、三鷹らしい特色のある教育と、この中でアントレが位置づけられておりますよね。しかし、この連雀学園のところには、言葉になじみが薄く、理解されにくい面があるという、課題のところで書いてあるんですが、この辺の内容。
 私は、三鷹らしい教育とアントレとは、私の頭の中ではイコールに結びつかないんですよね。三鷹らしさっていうんだったら、もっと別のことがあるんじゃないのかなと思うんですが。これ、アントレをここに持ってきているところに、言葉だけじゃなくて、なじめないというね、こういう問題があるんではないかと思うんですけども、この辺、どうお考えでしょうか。言葉だけの問題なんでしょうか。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  アントレプレナーシップ教育なんですが、連雀学園については、ほかの学園に比べて早くから取り組み、かなり成果も上がってきているところです。例えば、教育効果といたしましては、みずから考え、みずから判断し、行動するというところが、子どもたちの主体的な取り組みの姿が見えるですとか、あるいは、働くことに興味・関心が湧くですとか、さまざま効果が上がっているところです。そういった取り組みについて、ちょっと言葉の面でわかりにくい部分があるかもしれませんが、実践して効果が出ていることは積極的にアピールしていきましょうと。そういった意味合いで課題が書かれているのかなっていうふうに考えております。実施の面では連雀学園はかなり進んでいるほうだというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  それで、この検証項目の学校運営のところで、やはり課題の共有というところが載っておりますよね、学園のやはり共有フォルダとか、メール、回覧板等で。だから、やはり1つの学園をやって、これが全体に前に進んでいくという点では共通認識、共通の課題に共通の認識、そこにやはり苦労されているのかなというふうに思うんですが。このところで、この学校運営について、私はちょっと別のところでそれは載ってるのかもしれませんけども、本来、小・中一貫、当初の提起というのは段差の解消といいましょうかね、それが大きなテーマでしたよね。そのために、やはり中1プロブレムの問題も含めての課題があったと思うんです。
 しかし、実践をする中で、いろいろそれは状況によって変化しますからね。最初その課題で済んだけども、必ずしもそれだけではないというふうには認識してるんですけども、この学校運営のこのまとめの中では、やはり子どもの姿っていいましょうか、これがちょっと見えてないんですけども、この辺はどんなふうに理解したらいいんでしょうか。やはり教諭が、今の課題、相変わらず教師間の共通認識が大切だから、まずそこのところが一生懸命になっていてということなのか。そうであるならば、この小・中一貫というのもね、いろいろそこに課題が引き続きあるのかなと。
 きょう、ここにいらっしゃいませんけど、前の教育長さんは、よくこの文教委員会にも、最初の御挨拶だけで引き揚げるんじゃなくて、ここにいてくださったんですけども、やはり質問の中で、課題というのは教員の多忙化だということを言われてまして──数年前ですけども、これが引き続きこういう形で出てるのかなと。子どもに、やはり学校の先生が目を向かないんだったら、小・中一貫というのは何なのかということになると思うんですけども、この辺、どんなような認識と、今後の解決の方向ってのを考えていらっしゃるんでしょうか。これをお聞きしたいと思います。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  まず、一貫教育の成果としましては、この概要版の(1)から(5)まで全て成果として挙げられていることなんですね。なので、一貫教育そのものが課題であるというよりは、いろいろと離れた場所の学校が共通の認識を持って進めていく上で、どういうふうに情報を共有化しようかといったときに、共通のフォルダを作成して、そこから各学校がパソコン上から取り出せるようにしたらどうだろうかと、そういった課題であるので、解決に向けて動ける内容なのかなというふうに考えております。
 そのシステムというのは、三鷹市のほうは整っておりますので、あとは共通のフォルダを作成して活用していきましょうという、そういう前向きな課題かなというふうに捉えております。


◯委員(森  徹君)  メール、共有フォルダという、こういう技術を活用というのがあるんですけども、今学校の職員会議、先生同士が顔と顔を合わせて、これは週に各校何回やってるんでしょうか。毎朝やられてるんでしょうか。それから、時間的にはどのぐらいの、忙しい中でやられると思うんですけども、現実はどうなんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  学校によって多少の差はありますが、朝、職員朝会を設けているところ、あるいは夕会を設けているところで、10分程度の時間ですが、そこでまず打ち合わせを行う。
 それから、職員会議につきましては、大体今、月に1回くらいのペースで職員会議が行われているのが一般的な傾向でございます。


◯委員(森  徹君)  月一遍の職員会議というのは、大体時間、どのぐらいとってるんですか。


◯指導課長(川崎知已君)  学校によってまたさまざまなんですが、大体2時半ぐらいから始まって、4時には終わる形になるかと思います。


◯委員(森  徹君)  わかりました。自分の学園の先生っていう言い方と、何々学校の先生という、所属するという2つの立場あると思うんですけども、教員の交流もありますからね。やはり学園全体の共有することがあって、なかなか自分の所属しているといいましょうか、勤務してる学校での職員の大切な打ち合わせがなかなかできないでいるって、そういう悩みを持っているということも聞いたんですけども、そういう声は教育委員会のほうは届いてるんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  三鷹の場合は学園の会議が月1回、そして学校ごとの会議が月1回って形なんです。そういった声は学校からはいただいておりません。本市のことではなくて恐縮なんですが、一般的に大体今、どこの学校も学校の職員会議が月1回のペースですので、三鷹はそれを確保した上で、さらに学園としての会議があるってことで、会議の回数等については恐らく標準であろうと考えております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それから、次に、一番古いにしみたか学園ですね。13ページのところから書いてあるんですけども、課題のところで相互乗り入れ授業については、特に中学校の教員の負担感が大きいということですね。これは、当時の教育長さんも、当時まだにしみたか学園でしたから、このことを指していたと思いますし、それがまだ一向に改善されてないのかなということなんですけども、この辺は、ここに市の予算での後補充では、なかなか正規の教員並み力量を持った講師の確保が難しいと書いてありますね。この辺は、これはやはりにしみたか学園の1つの特性といいましょうか、ここにあらわれているところなのか、これは全市的な状況なのか、ちょっとこの辺もお聞かせいただければと思います。


◯教育施策担当課長(所 夏目さん)  相互乗り入れに関してなんですけれども、中学校は確かに相手校が小学校が2校ないしは3校ありますので、小学校は対中学校に対して1校ですから、そういった意味では、確かに行くということに関しての負担感はあるかもしれませんけれども、市での後補充補助教員というのが選考に基づいて入っておりますので、そういった意味では、ここでは、にしみたかはこういうふうに書かれていますが、どういった特有の課題があるのかどうかというのは、今後学園とも相談しながら考えて、改善できることはしていきたいなというふうに思っております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ぜひ子どもたちに、要は学校の主人公は子どもですから、教員の多忙化、これはひいては子どもに行きますから、教員の問題として捉えないで、これはしっかりと対応することは必要ですし、今の御答弁から、ぜひ来年度予算に市長部局のほうにもしっかりと声を上げていただくということも大切かなと思います。
 それから、14ページのところ、課題で、教員がさまざまな取り組み、努力しているにもかかわらず、低学力の児童・生徒が存在していると、こういうふうに書いてありますね。低学力の児童っていうふうに言い切っちゃっているとどうかなと思うんですけど、早く進む子もいるし、丁寧に、丁寧に教えればよくわかるっていうこともありますから。私、言葉尻を捉えるわけじゃありませんけども、そういうことだと思うんです。
 私も、にしみたか学園で習熟度授業、二小の授業を文教委員会で授業を参観させていただきました。これ、本当にこれ、感じました。といいますのはね、できる子、真ん中の子、おくれた子って、こうなるでしょう、習熟度。そうですか、大体こうなってるのかな。そうすると、進んでる授業のところは、みんな元気がいいんですよ。塾行ってるのかな、学校よりも先を、教科書よりも先を学んでるのかなっていうぐらいに、どんどん手を挙げて元気なんですね。これは先生、楽だなと思うんです。真ん中は真ん中なんですけど、非常に苦労している。先生は本当に苦労しているとわかるんです、見ていても。これだけ丁寧にやっていてもね、やはり子どもたちはわからないんですよね。
 やはりおくれてるお子さんだけが1つのグループっていいましょうか、あるもんだから、だから、やはり授業っていうのは、進んでる子、真ん中の子、おくれる子もいて、全体でやって、そういう中で進んでる子どもが手を挙げて回答すると。そこから、おくれてる子どもがヒントを得たりですね。ああ、そういうことなのかっていうこともあって、習熟度っていうのはどうなのかなと思うんですが。この辺はあれでしょうね、答弁変わらないと思うんですけども、習熟度っていうのはもう少し見直しの時期に来ていいんじゃないかと思うんですけど、いかがなもんでしょうかね。


◯指導課長(川崎知已君)  やはり子どもたちが同じ教室にいて、同じ教材を与えたときに、伸ばし悩みの問題、それから、あるいは、いわゆる理解をきちんと定着させていく問題、教室にはそういった課題はあります。やはり毎回、毎回わからないことの繰り返しをさせていって、自己肯定感を下げていくことよりも、やはりその子どもが毎時間、毎時間、自分が理解した、わかったということの蓄積をさせていくことが子どもにとっては大きな力になっていくと思っております。
 つきましては、子どもたちの習熟の程度に応じて、目指すところは同じ、到達するところは同じというところで、さまざまなその子どもに合った、あるいはその子どもの進度に合った教材の提示の仕方や説明の仕方を教員が工夫をすることによって、子どもたちには達成感とか、成就感というものを味わわせたいと思っております。


◯委員(森  徹君)  私だけで時間とるわけにいきませんのでこれで終わりにしますが、やはりにしみたか学園のところで、この学園が小・中一貫を一番最初にスタートした。ここの課題が依然として載ってるということで、きょう質問させていただきました。ですから、教員の多忙化の問題、これは前教育長、今の教育委員長さんも理解をしている。自分の発言ですから、そういう認識を持ったわけですから、そういう立場でぜひここのですね、やはり子どもがそこにいるんだと。特に学校というのは楽しくなくちゃいけない。しかし、わからなくて、僕はいつも習熟度になるとおくれたクラスなんだよというところで行くと、学校も非常に暗いところになるというふうにならないように、ぜひ教育委員会、頑張っていただきたいということで、質問を終わりにします。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、2つほど。体罰の関係なんですが、処罰があったとか、事実関係については、ほかの委員の質疑の中でわかりましたけれど、そんなに数は多くないというのは承知してますが、体罰をせざるを得なかった。もしくは、いろんな子どもがいるんだけど、教師が指導するという段階で、受けとめる子どもたちの側にもそれは課題があるんだろうと思いますけど、そういう点については、このたび検証がされたのか。また、これからいろいろな子どもたちにどう対処していくかっていうことについて検証されていくのかね。または、研修会とか、共通の認識を持ちながらやっていくのか。その点について、何か。
 起きちゃったからどうのこうのっていうことじゃなくて、起きる前の体制として、例えば先ほどから答弁の中にありましたけど、起きたらすぐに連絡するように。幾ら会議開いたって、伝わってない状況が裏側にあるような気がするんだけど、そういう点も含めて御答弁をお願いします。
 それと、一貫校の評価・検証の概要版の(2)の学校運営の5番目の丸、これを見てますと、毎回毎回こういうことって出てきますよね。教員が全員がまだ認識してないとか、そういう課題が必ず出てくる。ある意味では、校長と教育委員会だけが会議開けば、学校が全部、小・中一貫校の理解ができるとは思いませんけど、毎回毎回こういうことが出てきて、またコーディネーターがいて、なぜ徹底されないのか。ある意味では校長のリーダーシップなのかもしれませんし、じゃあ、それをどうやって一般のというのが正しいのかどうかわかりませんけど、教員の意識を高めていくかっていうことがどうされているのかね。
 会議開いたら、会議も何回かやってる。これが小・中一貫校が話題になってないのか、議題になってないのかよくわかりませんけど、毎回毎回こんなことを載せてるようでは、みんな努力してないというのと似たようなもんに見えるんだけど、いかがなんでしょうか。校長のリーダーシップと、教員の小・中一貫校への理解、もしくはそういう認識っていうのがいかがなもんなのかなっていう疑問を感じるんですけど、どうでしょうか。この2点。


◯指導課長(川崎知已君)  御指摘のとおり、今回この事案を受けまして共通することは、教員が指導した際に、子どもがその指導に対して素直に従わなかったということから教員が感情的になったというのが共通するところです。子どもがどういう状態であっても体罰はいけないので、それがまず、まずいことではあります。ただ、子どもが素直に従わないさまざまな事案等あるかと思います。そのときに、教員がその怒りのコントロールをどうしていくのかということとか、それから、いわゆる専門としての、プロとしての教員としてはどういうふうな専門性のある指導をしていくかというあたり等は非常に大きな課題だと思っております。
 また、校長が認識しているかどうかというところの問題も大きな問題かと思っております。教育委員会としては、5月のところで、校長たちには、もう一度体罰を含めた服務事故を防止するための校長としての、管理職としてのチェックリストを教育委員会のほうからお示しして、どの観点で気づいていくべきなのかと、どういうことが起こり得るのかというあたりを校長のほうには指導させていただきました。
 また、教員に関しましては、教育委員会のほうから各学校のほうに赴きまして、統括指導主事、指導主事が教員、そして外部指導者を含めまして、その者を対象にこの感情的になってしまうこととか、古い間違った指導観であるとか、あるいは体罰に関しての認識の浅さとかいうものを含めましての指導をさせていただいたところでございます。また、今後、研修にしても、コーチングであるとか、先ほどあった怒りのコントロールとかっていうところでの研修を教員のほうにはしていく必要があるってことで、今計画をしているところです。
 また、教育委員会から一方的に体罰のことを指導するというだけでは、やはりこれまで何度もやってきた中で起こっていることとするならば、学校がこの体罰をどのように防止していくのかというところで、学校としてどういうふうなシステムづくりをしていくことによって体罰を起こすことを撲滅できるかというところを、今学校から調査をかけて、学校としてのアイデアをいただいております。
 また、教育委員会として、もう一つは、学校の現場に教員の中でこういった体罰を撲滅する土壌、風土をつくんなきゃいけないってことで、各学校のほうに各学校としての宣言、体罰含めた安全安心な学校づくりのためにということで、教員たちに、そのような教員たちの中での意識を表明していくような取り組みを現在しているところでございます。
 それから、2点目でございますが、先ほどの教員がかわっていけばだんだん小・中一貫の認識が薄れていくというところは起こり得るかと思うんですけれども、そこは御指摘のとおり、校長がどれだけ自分の言葉で小・中一貫教育が必要であるかと、なぜ必要であるか、なぜその取り組みをしなきゃならないのかということをしっかり校長の口で、校長の言葉で伝えていかない限りは、なかなかそこは難しい部分であります。異動してきた校長、それから長くいてだんだんその意識が変わってきた校長には、再度小・中一貫教育の必要性、それがどうして必要なのか、自分の言葉で伝えていただくようにお願いしたいと思っております。


◯委員(宍戸治重君)  体罰のほうなんですが、体罰以外に何かいい方法を見つけないと、それと子どもたちに指導するにしても、まず必要なのは先生と子どもたちの信頼関係。言葉に対する信頼関係がきちっとできてなかったら、これは伝わらないもんだろうというふうに思います。それにつけても、さらにいろいろな子どもたちがいるのは承知していますけど、そういう中でやっぱり取り組んでいかないと、この体罰はなくならないんだろうというふうな思いがしているところですけど、ぜひそういう点でもね、処罰すればいいんだと。先生を処罰すればいいんだということだけでなくね、子どもたちとの信頼関係の中に体罰をなくすような環境をつくっていくという取り組みを、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。
 それと、先ほど、次の学園校長とか、一貫校の趣旨を、もちろん年度初めには必ず新しい教員が入れかわりがありますから、これは仕方ないとしても、それをきちっと伝えていって、いつまでもこういう項目を残していかないようにしないと、ほかの委員からも指摘があったように、これのあれがおかしいんじゃないかまで出てきちゃう。何もやってないのと同じみたいになってきちゃうんで、そういう点ではぜひね、この部分だけ指摘をして質問は終わりますけど、そういう意味ではいい学校に、または先進地として私たちも誇りとしてますので、御努力をお願いして、終わりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようで、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。お疲れさまでございます。
                  午後4時05分 休憩



                  午後4時10分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  それでは、報告書のほうの16ページをお開きくださいませ。実施方針のほうで、トップでございますが、芸術文化の振興ということで、文章の下から3行目からが触れておりますように、文化の薫り高い三鷹を目指して、まち全体が活性化する協働型の芸術文化のまちづくりをこれまでも進めてまいりましたけれども、今後も進めていくということでございます。特にことしについては文化人の顕彰ということで、「ちいさい秋みつけた」の作曲をされた中田喜直さんの顕彰事業がございますので、個別事業のほうで説明をさせていただきます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それでは、19ページの11番になります。先ほどの中田喜直生誕90周年事業の実施でございます。昭和20年代前半に三鷹市に在住をしていました中田喜直でございますけども、その間に「夏の思い出」や、あるいは「雪の降るまちを」など、数多くのメロディーを作曲されています。また、武蔵野の自然をこよなく愛したということで、井の頭の公園内をよく散策をしていらしたということで、そのときに生まれたのが「ちいさい秋見つけた」のメロディーであったということを遺族から聞いております。
 本事業は、平成25年に生誕90周年ということを迎えるに当たりまして、歌碑を建立して、その功績を記念するとともに、広く後世に伝えていこうということを目的に実施するものでございます。実施に当たりましては、実行委員会を設置いたしますとともに、経費の一部を市内外から寄附を募って行っていこうというものでございます。以上でございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  それでは、12番、みたか・子どもと絵本プロジェクトの推進について御報告いたします。平成18年度から三鷹市のコミュニティ・センターを会場に、子どもと絵本ボランティア養成講座を行ってきておりまして、本年で8回目になりました。過去7回の養成講座を卒業した方々が地域でグループをつくってボランティア活動をされているんですが、その横のつながりを持っているのがみたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会でございます。このたび、この連絡会が財団法人地域社会振興財団の補助金を受けて、民間グループが地域の今までつながりのなかった方々との新しいつながりをつくることで、まちづくりの新たな活性を目指すという趣旨の補助金を受けることができまして、まるごと絵本市を開催するという運びになっております。私ども担当課としては、民間グループが新しい事業に少しでも思いを遂げることができるように支援してまいりたいと思っているところでございます。
 あわせて、ネットワーク大学と共催をいたしまして、大人の人たちが楽しめる絵本という切り口で共催の講座を進めていく。これをあわせて、新たなプロジェクトの魅力ある事業としていきたいと考えているところでございます。以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(森  徹君)  このまるごと絵本市ですか、それと、この中で三鷹ネットワーク大学と連携した講座というんですけども、これはあれですか、例えば絵本の家でやるとか、ネットワーク大学でやると結構高いですよね、受講料っていいましょうか。絵本の家で身近な形でやるという方向ってないんでしょうか。何か、ネットワーク大学と連携しなければ進まないものじゃないですよね。ちょっとその辺、率直なお答えをいただければと思います。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  星と森と絵本の家のほうでは、無料で受けていただける講座を年に数回、市民の方々の御協力を得て、あるいは関係機関の御協力を得て実施してきたところなんですが、新しい側面ということで、市内だけではなくて、市外からも関心を持っていただくために、駅前のほうで会場を設定したいという希望もございましたので、このたびネットワーク大学を会場にして講座を持とうということになっております。受講料はほかの受講クラスと、そんなに高く設定しないで、一人頭1,000円ぐらいで受講できるようにという企画をしておるところでございます。以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時17分 休憩



                  午後4時19分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後4時19分 休憩



                  午後4時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 ただいま御確認いただいたとおり、管外視察の視察日程につきましては、10月17、木曜、18の金。あるいは、10月21日月曜日から25日金曜日までのいずれかの日程で行うこととし、視察候補地とその目的の申し出につきましては、6月19日水曜日までに事務局へ届け出ることとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 続きまして、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、6月25日、本会議休憩中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思います。これに異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他について確認いたします。何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと確認いたします。
 それでは、本日の委員会を全て終了いたします。
 お疲れさまでした。ありがとうございます。
                  午後4時32分 散会