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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年文教委員会) > 2013/03/07 平成25年文教委員会本文
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2013/03/07 平成25年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  文教委員会を開会いたします。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議はないようです。それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部調整担当部長・生涯学習担当部長(清水富美夫君)  おはようございます。本日は2件、行政報告ございます。私のほうから教育委員会の基本方針について御報告させていただいた後に、2点目については総務課長のほうから御報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 基本方針でございます。まず、平成25年度の基本方針について御説明するに当たりまして、御案内のとおり三鷹の教育に関しましては、その目指すべき中長期の施策に関しましては、平成24年3月に策定しました三鷹市教育ビジョン2022を初めとしまして、教育支援プラン2022、生涯学習プラン2022、子ども読書プラン2022において定められているところでございます。これら教育ビジョンなどに基づきまして、教育委員会といたしましては、各年度における取り組みについての基本的な方向性を定めたものが今御配付している基本方針でございます。大きな流れ、考え方につきましては教育ビジョンなどの個別計画に基づいて一貫はしておりますが、毎年度定めます基本方針につきましては、前年度の事業の進捗状況、あるいは翌年度の事業計画を踏まえたもの、また、特に力を入れたいポイントなど、若干の補強、それから時点修正といった内容となっております。
 今回は昨年度に変更した部分を中心に御説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず基本方針の3ページをお開きください。目標I、地域とともに、協働する教育を進めますということで、一番目にコミュニティ・スクールの機能の充実というのがございます。この中で、特に後半の部分でございますコミュニティ・スクール委員会以降の記述につきましてを、ちょっと修正をしております。これは、特に学校支援体制のあり方に関しまして、いわゆる現場のニーズを踏まえた議論をしながらより実効性を高めるものとするということで、三鷹のコミュニティ・スクール推進会議を活用して検討をしていくという形で内容を変えております。
 また、あわせまして、同じく3ページの3番にございますコミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備の点で、下から3行目にございます、いわゆる地域コーディネーターの人材のあり方につきましても、この同会議におきまして検討をするということで修正をさせていただいております。
 それから、4ページに当たりますけれども、目標IIの小・中一貫教育の充実と発展、(1)の最初に、平成24年12月に策定しました三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策、これは平成24年度に実施方策を策定したということで追加をさせていただいております。
 次に、同じく4ページ目にございます、2番の知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実に関しまして、真ん中から後半あたりに、いわゆる国や都や市の学力調査等とございますが、いわゆる学力調査、体力・運動能力調査の結果に基づきまして、それを生かした形で授業改善をしていくという形で追加をさせていただいております。
 それから、5ページでございます。生活指導の充実でございますが、後半におきまして、面談、アンケートなど云々とございます。社会的に問題となっておりますいじめといった問題行動に対しまして、面談、あるいはアンケートなどの具体的な形でそういったものを活用し、取り組みの方向を定めたところでございます。
 次に、6ページ目、お開きください。これは、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成に関する部分でございますが、4行目に、平成25年3月に市立学校の人財育成方針を策定をしたということを踏まえて修正をさせていただいております。
 次に7ページをお開きください。目標IVにございます1の子どもの安全・安心の確保でございます。特に後段の部分、学校給食の安全を確保するという記述でございますが、学校給食におけますアレルギー疾患対応を管理の徹底を図るということとあわせまして、学校給食食材に絞った形の放射性物質の検査を行うということで、時点修正をさせていただいております。
 それから、同じページの3番にございます環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用の点で、後段の「また、」以降に、平成24年5月に学校版環境マネジメントシステムを導入をしたということで、事業進捗による時点修正をさせていただいております。また、昨年度は、いわゆる校外学習関係の記述がここにありましたけれども、また別に新たな項目を立てて記述をしておりますので、後ほど御報告させていただきます。
 次に8ページ目ですね。5番にございます学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。御案内のとおり、これは新規に追加した項目でございます。児童数の増加によって新たな普通教室の確保が必要となる学校について所要の整備をするという記述と、あわせまして、今後の学級編制基準の見直しや、あるいは市内の宅地開発の動向等を踏まえた通学区域の見直しを含めた総合的な視点からの学校規模の適正化を図るという内容で、新たに項目立てをしております。
 また、次の6番に、先ほど申し上げました校外学習施設川上郷自然の村の効率的運営の推進ということで、1つは、これまで検討チームで、後ほど御報告はさせていただきますけれども、指定管理者との連携による効果的な運営を図るということと、引き続き今後のあり方について検討をしていくという内容で記述をさせております。以上が学校教育の部分でございます。
 続きまして、生涯学習の部分でございます。これにつきましては、11ページ、お開きください。2番目にライフステージ別の多様な学習内容の提供ということで、上から2行目から3行目にかけまして、これまでは単に多様な学習機会やメニューを提供するという記述の仕方をしておりましたので、もう少し具体的な事業を追加するということで、イベントや初心者講習会等を実施し、ライフステージの対象者にわかりやすい情報提供という形で修正をしたところでございます。
 また、この項目の最後にございます大沢二丁目古民家(仮称)の復原などの整備に取り組むということで、エコミュージアム事業のモデル事業といたしまして、大沢二丁目古民家の復原整備に着手をするという内容で追加をしております。
 次に、12ページをお開きください。3番にございます生涯学習のまちづくりに資する人材の育成及び活用の推進でございます。これまでは、ちょうど平成24年度時点におきましては、ちょうど個別計画を策定する時期と同じ時期でございましたので、基本的な考え方をきちんと整理すべきであろうということと、もう少し具体的な事業の方向性を出すべきだという点で、この3番につきましてはコミュニティ創生につながる生涯学習のまちづくりを目指して、地域における人材育成と活用を推進するという考え方を整理するとともに、後半部分で、学びの循環に関しまして具体的な事業を示しながら取り組んでいくという形にしております。
 次に13ページをお開きください。4番目、学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進でございます。これも3番と同じように、基本的な考え方を整理するとともに、具体的な事業の方向性を追加をさせていただきました。内容的には、学校教育におけます家庭教育の教育力の向上の記述とリンクした形で記述をさせていただいているところでございます。
 同じく13ページの図書館の関係でございます。南部図書館(仮称)の開館の1番でございますけれども、これは事業進捗による時点修正ということで、内装工事の着手、開設準備に当たりますという形で修正をさせていただいております。
 また、14ページをお開きください。みたか子ども読書プラン2022の推進でございますけれども、これにつきましても基本的な考え方を整理するとともに、いわゆる事業進捗によって具体的な事業を追加修正させていただきました。読書に親しむ環境の整備と自主的な読書活動の支援という形でプランを推進していくと。特に利用率の低いヤングアダルト世代を対象とした新たなサービス検討、あるいは障がい者へのサービスにかかわるボランティア向けの研修なども実施するということで記述をさせております。
 それから、同じ14ページで、3番の図書館のサービス向上のための取り組みの中の(2)番で図書館コンピューターシステム及び機器の更新ということで、平成27年度におけます図書館システムの更新に向けて具体的に取り組んでいくということで、記述をさせていただいております。
 15ページをお開きください。最後になります。6番のスポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございます。これは事業の進捗によって時点の修正を行うものでございますけれども、1つは本大会の実施、2つ目がいわゆるオリンピックの聖火に当たる炬火の採火──これは気運醸成という趣旨で炬火の採火に取り組んでいくと。あわせまして、学校観戦などの機会を設けていくということで、時点修正をさせていただいております。以上が基本方針の御説明でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは、市保有宿泊施設・校外学習施設のあり方の検討チームの報告につきまして、御説明をいたします。本チームですけれども、行財政改革アクションプラン2022の重点課題として市保有宿泊施設のあり方の検討が位置づけられたことを踏まえまして、平成24年6月にチームを設置いたしまして検討を進めてまいりました。具体的には、箱根みたか荘と川上郷自然の村について検討を進めましたが、いずれも平成25年度末をもちまして指定管理期間が満了となる施設でございます。
 1ページおめくりいただきまして、目次をごらんいただきたいと思います。報告書につきましては2部構成になっておりまして、本委員会におきましては、第2部の川上郷自然の村の検討結果について御報告をいたします。15ページをお開きいただきたいと思います。初めに、川上郷自然の村の概要ですけれども、開設日は平成2年9月8日、敷地面積は10万平米余ありまして、建物延べ床面積も7,300平米余ございます。また、体育館や屋外施設を併設しております。収容人員は、一般室65人、団体室290人で、計355人の収容が可能となっており、都内の他市区が保有する宿泊施設の中でも最大規模の施設となっております。
 次に16ページですが、施設の管理体制です。一般財団法人川上村振興公社が指定管理者となっております。
 次に、4番、施設の利用状況ですが、一般利用者は平成15年度の5,839人を底といたしまして増加に転じ、平成21年度には1万1,252人を記録しました。今後も1万人程度の一般利用者を見込めると想定しております。また、自然教室につきましては6,500人前後で推移するものと考えております。
 1枚おめくりいただきまして、17ページをお願いいたします。利用者の特性ですが、スポーツクラブ等の団体と、小学生までの子どものいる家族の利用が大半を占めております。また、7月、8月の夏休み期間に年間利用者の約6割が集中をしております。また、下にグラフがございますけれども、1月にも小さなピークがあるわけですが、これは大半を家族スキーの利用者が占めます。こうした利用者の特性は右側の上のグラフにもありますけれども、年度間での変化がなく、利用者の年齢構成と月別の利用者は極めて安定した傾向を示しているということが特徴でございます。
 次に、管理運営費ですけれども、一番下の表をごらんいただきたいと思います。指定管理料という欄がありますが、毎年6,500万円前後の経費を一般財源から支出をしております。本施設につきましては、概算といいますか、約ですけれども1億3,000万円の経費がかかるうち、約半分の6,500万円程度を指定管理料を一般財源から持ち出しているとお考えいただければよろしいかと思います。なお、平成17年度以降は毎年7,000万円から8,000万円以上の支出がありましたので、指定管理制度の導入の効果があらわれていると言えると考えております。
 1ページをおめくりください。3番の施設・設備の改修工事の実績と今後の見込みです。冬季はマイナス20度にもなる寒冷地にありますので、これまでも2億7,000万円余をかけまして必要な施設整備の改修工事を計画的に実施してきました。一方、予防保全の視点から作成された長期修繕計画のシミュレーションですけれども、今後7億5,000万円程度の工事を実施することが望ましいとの試算も出されております。
 次に自然教室の関係ですが、右側のページになります。都内25市及び近隣3区を調査いたしまして自然教室、校外学習の実施状況を把握しました。22団体から回答を得ましたけれども、宿泊施設別では民間施設の利用が最も多く、市区保有施設のほか国立施設など公営施設の利用もあるところでございます。
 次に21ページをお願いいたします。下の段にありますけれども、自然教室の経費のうち保護者の負担額に着目をいたしますと、三鷹市は小学校で平均8,140円、中学校では1万8,349円となっております。他市区との比較におきまして、例えば民間施設を利用している市区では、小学校で2万2,953円、中学校では3万3,181円となっておりまして、市区保有施設を利用している自治体は、民間施設を利用している自治体と比較して保護者の負担が大幅に少なくなっているという状況が確認をできたところでございます。
 次に、今後の施設のあり方の検討ですけれども、今後の施設のあり方につきましては、施設を廃止した場合の影響、それから施設を存続する場合の対応という点から課題を整理しました。また、施設の売却の可能性も検討したところですけれども、売却は難しいとの検討結果となりました。
 まず、施設を廃止した場合の影響ですが、施設を廃止した場合、代替となる宿泊施設の選定・確保及び自然教室の実施プログラムの全面見直しが必要になりますので、こうしたことを考えますと、方法としては国立施設の利用、それから他市区保有施設の利用、あるいは民間施設の利用、いずれかを選択することになります。しかしながら、国立施設を利用した場合は一部可能ですけれども、利用人数が多いことから、三鷹市の特色となっております学園での実施、小学校2校での合同宿泊が困難になること、また、実施プログラムの見直しには宿泊候補地の選定・予約、あるいは現地の調査も必要なことから、二、三年は要するだろうということも課題となっております。
 そのほか、一般利用者──24ページに一般利用者への影響と(2)というのがございますけれども、一般利用者につきましても年間1万人程度の利用があるということでありまして、特に市内のスポーツ団体を初め、夏期だけでも5,000人から6,000人程度、毎年計画的に利用されている実績を考慮する必要があるということでございます。
 それから、3番の施設を存続する場合の対応ですけれども、こちらは、今後のあり方として、より効率的な運営と利用者の拡大に向けた対策の検討・実施が求められるということから、検討すべき課題を例示しました。1つは、(1)にありますけれども、効率的な運営に向けた検討という視点です。例えば営業期間の縮小と書いてありますけれども、閑散期に営業を休止する。あるいは、1ページおめくりいただきますと、利用料金体系の見直し、あるいは共同による運営、指定管理料の削減に向けた経営改善など、検討課題を整理したところでございます。
 次に、(2)の利用者拡大の方策ですが、こちらも検討課題として例示したものですが、1つは秋の閑散期における他市区の自然教室の誘致、あるいはハイシーズン、7月、8月、さらに利用者の拡大の方策がないか。あるいは、自主事業の充実の中でスキーパックの充実など、魅力的な自主事業の拡充などを例示として挙げております。
 こうした検討結果を踏まえまして、検討チームの検討結果といたしましては、当面施設を継続するが、平成26年度以降の指定管理者の指定に当たっては、現在5年間としておりますが、指定管理期間を3年としまして、施設の運営状況等を検証しつつ、継続して今後のあり方を検討することが妥当であるとチームとして判断したところでございます。
 また、その間指定管理料の削減に向けた経営改善の検討を行うとともに、指定管理者との連携強化による広報活動の充実、あるいはサービス性の向上など、利用者の拡大を図ることによりまして利益率の向上と一層の効果的な運営に取り組む必要があると、そうした結論をまとめたところでございます。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。では、資料1から質問させていただきますので、よろしくお願いします。5ページの5に多様な教育的ニーズに対応した教育の推進というのがございますけど、その中にゼロ歳から教育支援を適切に行えるよう、福祉、健康、医療等の関係機関との連携、相談、支援体制を強固にしていきますとありますけれども、これは三鷹市教育支援プラン2022の中にも記載されております。実行年度は今年度もう終了しますけれども、振り返りまして、ゼロ歳からの教育支援として、教育委員会としてですね、この取り組み、例えば会合を持たれたとか、何か具体的な取り組みはなさったでしょうか。その点についてお伺いしたいと思います。また、それで来年度以降に関しましても、その取り組みはどういうふうになさるかという点についてもお伺いします。
 10ページの学びの循環というところについてお伺いします。こちらも昨年の生涯学習プラン2022の中で記載しておりました。人とのつながりを創出してもって、地域全体が発展して、将来にわたって受け継がれるようにというふうな社会の実現を目指すということが目標だったと思いますが、これも初年度、実行年度終了に当たってどういった成果があったのか、それをどのように評価されているか、それを、その結果をもとに次年度に向けてどのように進めようとされているか、その点についてお伺いしたいと思います。
 14ページの図書館とコミュニティ・センター図書室との連携についてお伺いいたします。これは取り組みを開始しますというような記述になっていますけれども、ちょっとこれ具体的なものが書いてませんので、その点についてお伺いしたいんですが、今のコミュニティ・センターの図書室というのは寄贈書籍もありますし、政治的な偏りといった面も指摘されているところです。この点を考慮してですね、コミュニティ・センター図書室との連携する際に選書の考え方をお示しいただきたいなと、改めてお伺いしたいなと思います。
 では、資料1につきまして、よろしくお願いします。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  御質問がありましたゼロ歳からの教育支援でございますが、教育委員会といたしましては直接の支援というよりも、子ども家庭支援ネットワークを利用した連携の中で、そのようなリスクのある──御兄弟の場合が多いんですけれども、そのようなときに総合保健センターの早期受診等をお勧めしております。また、そういう方の了解を得まして、そちらに早期から御連絡をして準備をしていただくという、そういう連携をしております。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  学びの循環の成果と評価、次年度の方向性ということで御質問ございました。成果ということなんですけれども、学びの循環の考え方といいますのが、一旦生涯学習、社会教育の場で学習した市民の方がその成果を地域に生かしていただくという1つの流れがあると。その地域に生かしていく中で、やはり一定のハードルなりに突き当たる。そこで、もう一度生涯学習、社会教育の場に振り返っていただいて、また受講していただくなりしていただいて、また次の活動につなげていただくと、このようなモデル的な考え方をしているわけなんですけれども。
 平成24年度の成果と評価ということなんですけれども、基本的に伝統的に行われております、例えば、PTAの活動がございますけれども、PTAの活動は、お子さんが小学校1年のときにお父さん、お母さん方がまずはその学校のPTAに参加されるというような形をとるわけなんですけれども、そういう中で、例えば家庭教育学級の担当者になりましたということで、どんな講座を皆さん方のために開いたらいいかっていうことで、初めてそういう公といいますか地域のことに、問題に気づくというような気づきが恐らくあるだろうと。実際に事業を実施して非常によかったというような評価を受けていただいておりますけれども、そういう方々がまたPTA会長になられるとか、何かそういう役員になられるとかいうことを通じてPTA連合会のほうに参加していただいて、それでまたさらに大きな場所で活動をしていただくと。また、PTAを卒業された方が地域の子どもクラブとか、そういう中で自分の今までのスキルを発揮していただくような構造がございます。これは典型例としてあるということですけれども、このような形で既に実行されている部分もございますので、そこそこには今のところ順調に進んでいる部分があるかなというふうに評価しております。
 また、次年度につきましても、こういう方向をさらにまた進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  コミュニティ・センター図書室との連携についてのお尋ねにお答えいたします。コミュニティ・センターの図書室との連携ということでは、基本計画の中でコミュニティ・センターの図書室と市立図書館が連携をして、予約であるとか検索、貸し出し、あるいは返却の機能を持たせて、そして配送網も組むというような、そういう考え方に向けて検討するというふうになっております。現在は住民協議会が運営をしていまして、一部の──大沢と連雀と井の頭ですけれども、貸し出しの協定を結ぶような形で本のやりとりも、実績は余り、少ないんですけれどもやっているところです。
 そういうような中で独自の運営をされているということで、現在のところはそことどのような形で連携していけるかということを検討を始めているというような段階です。今年度ですね、昨年の秋に図書館の職員と、それからコミュニティ文化課の職員とで各コミュニティ・センターの図書室を実際調査をして、どんな形で今行われているかとかっていうようなことを調査したところですけれども、そういう相手の運営しているところですから、具体的にどういう連携の仕方がいいのか、やり方も、協力貸し出しからシステム的なところの連携であるとか、あるいは選書とかっていうところまでかかわるとかっていう、いろいろな連携のあり方というのがあると思いますので、どういうふうに進めるのがいいかっていうことを今検討が始まったというのが今の段階です。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。ゼロ歳児の教育というのは子ども家庭支援ネットワークの中で後方支援というか、そういった位置づけになるということで理解いたしました。
 あと、学びの循環も、私もいろんな家庭教育学級にも参加をさせていただいて、すごいいい取り組みだなというふうには思っております。1つ思うのはですね、今地域で活動していく中でハードルがあって、また受講しようということの、それが学びの循環だということで御説明がありましたけれども、そうしますと大体年間でカリキュラムが決まっている、ほとんどのものが決まってますね。そうすると、そこでぶち当たったら、次の年度でまたという形で、結局1年間待つとか、そういったことになってしまうので、できるだけ柔軟な、年度でも新たなカリキュラムを組むとか、そういった柔軟性はあるのでしょうか。ちょっとその辺の市民からの要望等も反映しながら、そういった講座のあり方とか、その辺をどのように考えているかということの再質問をさせていただきます。
 図書館サービスについては、これから議論していくということで理解いたしました。ただ、ちょっと選書についてもちょっと御答弁いただきたかったんですけど、その辺についてもまだ決まってないということでいいんでしょうか。ちょっとその辺、お願いいたしたいと思います。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  学びの循環の機会の提供という意味での柔軟性ですね。基本的に社会教育会館の実施しております総合コースを初めとした事業は、ほとんど年間コースとか、半期の単位で実施しているコースとかございますけれども、個別にそういうことをまた別にやるということも可能だと思いますので、今後検討していきたいというふうに思っております。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  選書についてですけれども、そういう段階ですので、まだ具体的に住民協議会のほうで運営されてる図書館のあり方についてというところまでは踏み込んで検討してないということですけれども、選書のあり方等についても、例えば連絡会であるとか、あるいは研修をするとかっていうようないろんなやり方があるかと思いますので、検討していきたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そうですね、柔軟な生涯学習の事業の進め方もぜひ進めていただきたいなと思います。
 図書館に関しましては今後ということで、ぜひよろしくお願いします。
 資料2についてお伺いします。前半が箱根みたか荘で、今回、文教委員会のほうでは自然村のほうの御説明をいただきました。ちょっと全般拝見しますと、いろんな形で分析をされて、他市の取り組み、いろんなデータも用いながら評価をしていただいてました。これ、後ろのほうに構成員のことが書いてましたけども、拝見しますと、市の職員、教育委員会の職員、そして学校長という構成になってますけど、この検討チームを構成するに当たって、関係者以外の学識経験者や施設を経営されている、そういったものを研究されている第三者メンバーということを考えてこられなかったかということについて、お伺いしたいと思います。
 あと、これも報告書全般で見ますと、最後にもちょっと報告がありましたけども、広報について触れられましたけども、広報のあり方をもうちょっと踏み込んだところでの議論って、やっぱり要るかなと。この広報によって利用者って断然変わってくると思いますね。その辺の、いろんなデータを用いるのはいいんですけど、やはり三鷹市のやっぱり若干弱いところは広報だと私は思うんですね。だから、広報をどうしたらいいかという議論が、やっぱりそこにはないといけないかなと思います。その広報についてどういった議論があったのかお伺いしたい。これは報告書に載ってない部分になると思いますけど、お伺いしたいなと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  2点御質問をいただきました。1点目の構成員なんですけれども、学識経験者等のメンバーは入っておりません。実際、校長先生はやはり自然教室の関係もありますし、メンバーに入っていただいて、実際どうだということを詳しく意見交換させていただき、検討してまいりましたけれども、一方、第三者メンバーに入っていないんですけれども、例えば箱根みたか荘の検討の中では、ちょっとこれ全体の流れとして御説明しますと、やはり実際にですね、ヒアリングの中でそうしたところも活用させていただいているということで考えていただければと思います。
 それから、広報のあり方なんですけれども、こちら、やはり広報が重要だということは十分認識しておりまして、そうした中で、やはり今まで以上に、例えば検討の中で出てきたのは四市行政連絡協議会、4市の協議会がありますけれども、以前は、かつてパンフレットもつくったこともあるんですが、いろいろなツールを使ってそうしたPRをさらに進めていく必要があるだろう。それから、例えばスキーパックでありますとか、そういったところも、当然ですけれども指定管理者任せにせずに、教育委員会としてもしっかり連携協力してPRをしていくと、ここをさらに強化を図りたいと考えているところです。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。広報についても、教育委員会も入ってしっかりとPRしていくということで御答弁いただきました。
 こういった保養所的な施設ですけれども、一般企業でもされている会社は多くて、今いろんな、不景気でだんだん閉鎖しているところが実情ですけども、私が会社に勤めてたときは結構利用者が多くてですね、週末は抽せんしないと、抽せんして、これで当選したら入れるといった結構ハードルの高い、人気の高い施設だったんですけれども。私、そういったイメージがすごく強くて、三鷹市のこの箱根みたか荘もそうですし、川上郷自然の村もそうですけど、人気が多くて当然当たらないという認識が強かったもので、申し込みすらしなかったんですね。私、そういった認識が強かったんですね。
 今回こういったデータをいただきまして、ああ、そうなんだということで、改めて、ああ、もっと利用したいなっていうふうに思ったので。現状を、やはり私のようにまだ使う余地、とれるんだよというのが何かこう表現されてたら、また使う方もふえるんじゃないかなということを感じます。だから、今の利用状況をね、もっと、今あいてますよというのを、決して恥ずかしいことではないので出してもいいのかなっていうふうに思います。
 それと、これ7月、8月がピークになってます。1月も、先ほどスキーパックとかで子どもたちと一緒に家族連れで利用されてる。すごくいい試みだと思うんですけど、閑散期、今ちょっと閉鎖という手も1つの案として挙げられましたけども、この閑散期のあり方をもうちょっとですね、どれぐらいの。できるだけフラットにしていけばいいんでしょうけども、何人ぐらいが利用者として目標に置いたほうがいいのかっていう、そういった数値目標的なものがやっぱり出てないところも、1つ、指摘させていただきたいなと思います。その辺は何か、これまで、この報告書に載ってませんけども、議論があったのか、ちょっとこれだけ質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  1点目の広報につきましては、十分御指摘の点も踏まえてさらに広報していきたいと考えております。
 それから、2点目、閑散期の状況なんですけれども、例えばですね、11月ですと極端に少ない利用でありまして、これはどうしても寒冷地で秋も紅葉のきれいな季節が短くてですね、非常に秋の……。冬になりますとスキーがありまして、そこは家族利用も多くなるんですけども、どうしてもそうした時期は非常に利用者が少ない状況が毎年続いているということがございます。そこで、例えば秋ですとゴルフのプランをセットにしたらどうかとか、幾つか。あるいは、ミニ宴会のパックとか、検討の中ではいろいろな議論がありました。そうしたものをやはり指定管理者とも十分相談、打ち合わせをしながら、閑散期の集客力の向上というのも1つの課題だと思っております。
 特に数値目標というのはないわけですけれども、できるだけ多くの方に、平準化してきたら一番いいわけですから、そうしたところは十分考えていきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  この今回の資料1の基本計画と、あと検討チームの報告書について質問させていただきましたけど、この後、予算審査特別委員会もございますので、その中でこれまで取り組んだこととか、今後の取り組みについてお伺いしたいと思いますので、ありがとうございました。質問を終わらせていただきます。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。東京都の教育委員会のほうで、先日、子どもたちの1日60分屋外での活動について何か各教育委員会に指示したいというような、これは昨年11月20日の文教委員会でもいただいた資料でも、子どもたちの体力が低下をしていて、東京都教育委員会で先日、休み時間や放課後に教員が指導して毎日計60分間の外遊びをするというようなことが書かれているんですけど、ことしのこの基本方針の中にそれはどの辺に、どのように盛り込まれて、どう実施されていくのかということがもしわかれば、教えていただきたいというのが1つですね。
 それと、8ページなんですけども、8ページの5に学級数増への対応ということで、これは学童保育が多分学校外に出られるということだと思うんですけど、学校のほうから考えて、学童保育が学校内にあるときのメリット・デメリット、出たときのメリット・デメリットについてどんなものがあるのか教えていただきたいと思います。
 それと、生涯学習のほうで、一番最後のほうスポーツ祭東京2013で炬火の採火ということがあるんですけど、この採火の後のことが書いて……。これはどのようにその後取り扱いをされるものであるのかどうかということをちょっとお尋ねをしたいと思います。
 それから、あと資料の2のほう、続けて、1つですので。これはお願いになるか、ちょっとあれなんですけども、学校のほうの最後のところの22ページの2の施設を廃止した場合の影響というところで、(1)の一番下に、他の施設を利用する場合は実施プログラムの見直しが必要であるが、候補地の調査及び代替施設の選定・予約から現地調査まで二、三年を要するということが書いてありまして、今度、来年度から3年間の管理委託、指定管理者制度をするということであると、すぐこれ検討に入らないと、その次に間に合わなくなるわけですよね。それで、理由の中に保護者の方の負担もふえるというようなことが書いてあるんですけども、この自然教室の経費負担の中の保護者の負担がふえる部分、それから現在の保護者の負担の金額等を合わせて計算してみると、大体保護者の負担分が6,700万円なんですね、これ。そうすると、今の大体指定管理者制度で払ってる金額とほとんど変わらない程度の市が負担をすると、保護者の分をですね、市の負担分と保護者のふえる分を。
 もともと今やっているところでかかってる保護者負担分というのは当然必要なものですから、それは必要なものとして保護者に負担していただく。そして、新しく必要になる保護者負担分と、それから今現在公費負担をしている部分を合わせると約6,700万円程度で、ほとんど変わらないような状況ですので、これはやっぱり相当しっかりと、この3年間の中で検討をしていただいて結論を出していただきたい。これはお願いと、それから、皆さんによく検討していただきたい、チームの方にお願いをしたいことだと思っておりますので、それはお願いをいたします。よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  体力低下、体力向上への取り組みについて御質問をいただきました。これは、基本方針ですのでそこまでなかなか細かくは書いてございませんが、5ページの中で知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実ということで、体力の向上を図るための授業改善ということを書いております。もちろん、授業改善だけで、体育の授業週3時間だけではなかなか体力向上を望めない部分もございますので、御指摘のとおり休み時間ですとか、それから集会活動や、あるいは自主的な体力向上への取り組み等をさまざま学校で今後検討を進めて、子どもたちの体力向上、運動能力向上に向けてはさまざまな取り組みをしていくということについて、指導課としても支援、指導してまいりたいと考えております。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  学童保育所の学校敷地内といいますか、校舎内と学校外のメリット・デメリットということ、子ども政策部の所管ではありますが、学校側から見ますと、今回学童保育所の移転ということもあるわけですけれども、やはり学校の校舎は子どもの教育活動のためにある、学校教育活動のためにある、これがまず前提です。そうした中で、教室の不足の心配があるところにつきまして、学童保育所の定員の増ということも含めてですけれどもね、校舎外の移転というところがありました。
 また、デメリットというところでは、学校外のところでは、保護者の方からの不安としては、学校から行くときに交通の安全が確保されるかとか、そういったところの御心配があるというのは聞いております。また、一方で、学校外になりますと気持ちが切りかわるといいますか、もう学校の勉強そのものとは違うところもあるというようなことも聞いて──これは一部の声かもしれませんけれども、そういったところでございます。
 それから、川上郷自然の村の選定の関係ですけれども、こちら、御指摘のとおり、プログラム見直しに二、三年かかるということで、指定管理期間3年にしますと平成28年までとなります。平成29年度からは、例えば廃止をすればほかのところということになりますので、教育委員会といたしましても、継続検討の中にはそうしたこともしっかり、おくれないように検討をしていく必要があるというふうには考えております。
 また、保護者負担の問題は御意見といいますか、要望といいますか、そういうふうに受けとめましたけれども、全てが市が保護者負担をするかどうかということも含めてですね、保護者負担のあり方というところも検討課題になると思います。他市区の事例を見ますと、この中にもありますが、自前の施設を持っていないところは保護者負担も多くなるというような傾向があるのも明らかになっております。そこですぐさまということはないんですけれども、教育委員会としましても、保護者負担のあり方というのも、廃止した場合の影響としては出てくるだろうということで、検討課題にはしているところでございます。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  炬火の採火について御質問がございました。炬火の採火につきましては、夏ごろ、既存の一定の集客のあるイベントの際にあわせて行いたいというふうに考えております。その後の活用でございますけれども、例えば先催市の事例で見ますと、例えば花火大会ですとか、そういった火を活用するような事業、お祭り等がある場合はそれの種火といいますか、そういったものに活用している事例が多くありますけれども、三鷹の場合、そういったものが、花火とかございませんので、どうやって活用していこうかというのはちょっと今課題となっているところでございます。
 それから、県レベル、都レベルでいえば、前回の岐阜国体の際は岐阜県全域をリレーのような形で、全市町村が参加して炬火リレーを行ったというような事例がございますけれども、こちらにつきましても、現在のところ東京都からはリレーの予定はないというふうに伺っておりますけれども、今後オリンピックの盛り上げ等もございますので、ちょっと様子を見ていきたいというふうに考えております。
 それから、実際9月28日に国体の総合開会式が行われるわけでございますけれども、その際のオープニングプログラムの中で都内の全自治体の炬火を集めまして、炬火の集火式っていうのを行う予定でございます。これで全ての炬火を一つに集めた上で、その後の式典の中で炬火の点火というふうに進める予定でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  どうもありがとうございました。児童の体力向上についてなんですけど、昨年の11月の20日にいただいた資料においても、大分東京都の言っていることと同じように三鷹でも体力の落ちている部分もあります。
 それとあと、そのときに私、ちょっとお尋ねというかお願いをしたんですけども、市内の広場っていうのは、要するに東京都内でも今ボール遊びができるような公園を開いているというようなこともこの間新聞に出てたんですけど、千代田区や何かでドッジボール、ソフトボールができるようなっていうことが書いてあったんですけど、そのときに私も、何か時間制限的なもので、子どもたちが帰ってきた時間にはそういうボール遊びができるようなことを、たしか緑と公園課だったかな、それにお話をしていただけるというだったんですけど、そのときのことで何かお話の結果はあるんでしたら、そのことを1つお伺いしたいと思います。
 それと、炬火のことはわかりました。ただ、もったいないので、何か有効的な利用法をぜひお考えをいただきたいと思います。
 あと、学童保育のほうのことはちょっと、学校とちょっと離れたところもあるんで、出ることがどうなのかなと。中にあったほうが学校として何か都合がいいことがあるのかなと思ったんですけども、そういうことも余りないようですので、わかりました。
 あと、川上郷自然の村のことですけども、やはり今後しっかりと検討をしてですね、工事費として約7億円ですか、7億5,000万円の経費がかかるということでありますので、存続するとなるとですね、やっぱり費用対効果ということを十分に検討をして、早急に結論を出さないと3年間の要するに検討時間が要るということであれば、それをお願いしたいと思います。以上でございます。
 聞きたいのは1つだけ、緑と公園課との交渉はどのようになってきたかということをちょっと。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  御指摘の点、前回でしょうか、前々回でしょうか、本委員会でも御質問がありまして、その後すぐに緑と公園課長にこういう御意見といいますか、あったということでお話をしました。その中で、公園のあり方の一部に他市区の事例でも、時間を区切って公園でキャッチボールができるようにとかですね、そういったこともございますので、緑と公園課だけでなく、教育委員会としても、体力の向上の一環として何かできることはないかと引き続き検討しているところでございます。


◯委員長(宍戸治重君)  次。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。基本方針、14ページ、4番の図書館ネットワークの強化に向けた取り組みというところで、これコミュニティ・センターの図書室もかかわるんで、ちょっと教育委員会と所管が違う部分も出てくるかと思うんですが、可能な範囲で御答弁いただければと思っております。
 まず、コミュニティ・センターの図書室なんですが、OA化はされてないと思うんですよね。そういった意味で、整理、分類体制などどうなっているのか。OA化していないと、蔵書などの検索ができないんで、ネットワーク化っていうのは難しいのかなと思うんですが、そのあたりの御所見をお聞かせください。
 それと、もう一点、川上郷自然の村のほうについてお聞きします。なかなかお金がかかって費用対コストっていうのもいろいろ検討されてるようなんですが、民間のノウハウの活用というものはお考えになられているのかなというところをお聞きします。今、指定管理者が一般財団法人川上村振興公社ということなんですが、これはある意味村立のところですので、純粋に民間とは言えないのかなというところだと思います。例えば、この川上郷自然の村を使っていただいて、エコツアーとか自然教室などをやっているNPOですとか株式会社もあると思うんですけども、そういうところに使っていただくような働きかけ、あるいはツアー会社に任せて、どうぞ使ってくださいというようなことも考えていらっしゃるのか。以上2点、お願いいたします。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  コミュニティ・センターの図書室ですけれども、現状、昨年事務で実態を調査したところ、現在もまだ昔のブラウン方式といいますか、紙を挟んで貸し出しをするというような方式で行われているということで、一部のコミセンでは少しデータを入れるというような取り組みも始まったところもあるようですけれども、今のところそういう形で運営されていて、蔵書はそれなりにあるんですけれども、少し利用が限られた方たちを中心にということになっているかと思います。
 ただ、その分ゆったりとした運営がされていて、図書館ではなかなか手元に行きにくい予約のたくさんついた本も比較的手に入るというような、そんな声もあって、独自の運営がされているというようなことですので、なかなかこれからどういうふうにやっていくかという検討の中で、そのシステムの問題等も考えていくことになると思います。
 ただ、ネットワーク化といったときに、システム的なネットワークということだけではなくて、配送であるとか、協力貸し出しというような、そういったさまざまな形での連携を段階的に考えていくということになるかと思います。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  川上郷自然の村の件ですけれども、民間ノウハウの活用ということで、まず1点目として、指定管理者の考え方としては、やはり川上村振興公社への委託ということが村との連携、それからさまざまな点で、例えば防災訓練を、村の防災訓練をあそこで連携してといいますか、協働してやっていただいたりとかですね、施設がいっぱいになったときに一部村の施設をお借りできたりとか、さまざまな点で柔軟に対応していただけるというところでメリットがあると考えております。
 一方、御指摘のように民間のノウハウという点におきましては、特に今例示をされましたのはエコツアーとかですね、そうした利用のほうでさらに民間の利用をということの質問だったと思います。検討チームの中でも、例えば今一般に、例えばスカイツリーを見て、ディズニーランドを見てじゃないですけども、箱根に泊まってとかですね、地方からもそうしたツアーもあるようですし、さまざまな形でそうした民間の活用というところも検討の課題として挙がっております。
 一方、5月から8月、それから12月後半から2月はもうほぼあきがありません。自然教室で使用してまして、そのほか、夏はもう団体でかなりいっぱいですので、どうしても閑散期、人が利用の少ないところにツアーを呼び込むということですので相当の工夫が必要なのかなというところはございます。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。図書館、そうすると、コミュニティ・センターの図書室には司書さんがいるわけではないんで、うまいこと整理できてるのかなっていうところもあるんですね。
 それとあと、これ完全に所管違いと思いますけども、コミュニティ・センターにそもそも図書室は要らないんじゃないかっていうのもたびたび聞くんですよ。その分、会議室、貸し部屋に使って、みんなより多くの人が使えるようにしてほしいという意見も何度か聞いておりまして、そのあたりも御相談していただく必要はあるのかなと思っている次第です。
 それと、川上のほうは、これ費用もさることながら、三鷹の児童・生徒には本当に必要な場所だと思っているんで、うまいこと運営していただいて、三鷹の子どもたち中心にやはり考えて、より存続していく方法をつくっていただければと思っております。以上です。終わります。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願いします。まず、基本方針なんですが、読ませていただきまして、本当によくまとまっているなということを感じました。それとともに、非常にすばらしい文言で、本当にこのようになったら、これが目標ですから、このようになっていくのが三鷹市の教育としてこれが目標だっていうことはわかるんですが、具体的に、じゃあ、この場合はどういうふうにするのかなってことが幾つも幾つも、ちょっと私出てきまして、その中でちょっと一つ一つ言ったら切りがないんですが、幾つかお聞きしたいなと思うことは、全てやはり教育というのは子どものためにあるわけですから、児童・生徒が、本当に三鷹の宝であります子どもたちが育まれていくわけですから、その中でやはり人材ということがとっても大切だと思います。教員はもとより、子どもを取り巻く地域の方々、またコミュニティ・スクールを運営する方々、全ての子どもを取り巻く地域の人材の育成と協働の推進ということがぱっと目に入ってきまして、その中で具体的に、要するにここの中では意図的・計画的な学校支援者の人材発掘と育成を推進しますと。本当にこれは重要なことなんですが、どのような形でこの人材発掘ということをしていくのか。また、育成はどのようにしていくのかっていうことを、まず1点お聞きしたいと思います。
 それとあと、これに伴って放課後活動を充実しますということで関連してくるんですが、9ページの学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくりの中に、この中でもやはり人材の育成、こういった方たちが行っていくわけですけども、主に三鷹の場合、母子家庭の方、それから昼間親御さんたちが働いてらっしゃる、保護者が働いてるっていう子どもたちが多いことから、学童ですとかも大いに利用されてるわけなんですね。
 その中で、学童の場合も小学校3年生までですから、小学校4年生のお子さんを持つ、またそれも一人っ子だというか、その方の保護者の方たちからも、やっぱり子どもの居場所、預けてて安心なやっぱり学校や何かの放課後や何か、また土曜、日曜──日曜日はともかく、お休みの日はいいんですが、日曜日でも働いてらっしゃる方もいますから、こういった子どもたちが安全で安心な場所という部分でどのような育み方をしていくのかということ。
 それから、あと、中学生の居場所づくり、これも私もずっと議員になったころからお願いしてきたことなんですが、これもやはり学校を拠点としてということでなさるわけだと思うんですが、この学習支援機能の充実、これはどのような形で行っていくのかお聞きしたいと思います。
 それからあと、戻りますが、8ページの5番の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みということで、これも確かに本当に今の三鷹市内の宅地の開発とかいろいろ見ていると、どんどん、どんどん今変貌してきている状況なんですが、この中で子どもの、要するに児童・生徒が学校に通う距離でこの学区域の見直しというのはするのか。それから、または、でなければ、児童・生徒数の学校の枠、何ていうかな、学校の学級数、学校の子どもの人数からいって学区域を見直すのか。要するに私としては、子どもの歩く距離というか、それで見直していただけたらばという思いがあるんですけど、どのような観点からこの学区域の見直しというものを含めていくのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 それから、あと、7ページなんですが、子どもの安全・安心の確保というところで、これは私もこの間の吉祥寺の事件がありまして、そのときに吉祥寺の付近にあります私立の高校に行ってらっしゃる方たちからも聞いたんですが、その日の未明に事件があったんですけど、朝の時点では誰もその状況は知らなかったということで、ここで要するに三鷹市の中ではこのスクールエンジェルスのことだとか、防犯カメラとか、いろいろな形はとっているんですけど、また、この文言の中にも三鷹警察署とか市及び都の道路管理者とか、いろんな協働パトロールとの連携の強化によりってなってますが、こういった事件が発生したときの連絡体制ってのは具体的にどういうふうになっているのかなっていうことを感じます。それで、三鷹市内には幼稚園も、保育園も、それから学校はもとよりですけれども、学童だとか、そういったところの連絡体制というものはどのようにされるのか、お聞かせいただければと思います。
 それと、あと4ページですけれども、15歳の姿に責任を持った教育を実現しますとなっていますが、本当にこれは確かに雰囲気としては私も意味はよくわかるんですが、気になったのは、市民に選ばれる公立学校としての成果と把握、さらなる推進を進めるっていうことで、要するに市民に選ばれる公立学校っていうのはどういうことなのかっていうことをちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  私のほうで3点になるでしょうか、ちょっとお答えさせていただきたいと思います。
 まず1点目ですけれども、地域のいわゆる人材発掘、それから育成ということについての部分です。御承知のとおりさまざまな地域の団体等でも地域の後継者といいますか、担う方をどう育成していくのかと、いろいろな団体で課題になっているところです。私どもの教育の部分に関して申し上げますと、毎年小学校1年生に新入生が入ってくるという、そういう仕組みがあるわけでして、そういった意味では、毎年新しいお父さん、お母さんが学校にかかわっていただけるというものを持っているという強みは、ほかの団体に比べるとすごくあるのかなと思っています。
 そういった中で、1つは、もちろんPTAの役員さん等を経験していただいた方の中からっていうのはもちろん今もやっていることなんですけれども、これまで以上に、学校に来るというハードルをできるだけ低くして、いろいろな形で学校に入っていただく。その中でさまざまな支援等に参画をしていただくっていうことを、今各学校で進めていただいているところです。そういう中で意図的にかかわっていただける人の数をふやすことが、これが私たちの学校だっていう意識を育てていくことになるんだろうと考えているところです。
 それから、2点目になりますけれども、居場所づくりの部分、学校を拠点とした子ども安全……。居場所づくりということです。御質問ありましたことで申し上げますと、1つは、現在放課後のことといいますと、地域子どもクラブという形で、子どもたちが放課後の時間をそこでということはあるわけですけれども、これを中学校版でどういう形のことができるのかということですね。中学生に関していうと部活動のこともありますが、期間限定のような形で、例えば試験前の部活動休止期間に、その期間勉強ができるような形の運営をするとか、そういうような形で取り組もうということで、今中学校では2つ──三中、四中になるかと思うんですけれども、こちらではいわゆる中学生版の地域子どもクラブ的な活動を始めていただいているところです。これを拡充するには予算化ということも出てくる部分があるんですけれども、国や都の補助金というのは基本的に小学校単位でしか出てこないと。中学校にはまたちょっと違うんじゃないかということもありまして、今その辺のあり方につきましても、コミュニティ・スクールとのかかわり、そのあたりも含めて検討をしているところです。
 この学習支援機能の部分につきましては、今まで子ども政策部のほうで今やっています地域子どもクラブについては余り学習っていう部分のことは重視してこなかったということがあるんですけれども、今それぞれの地域コーディネーターの会議等の中で、勉強するというのも1つの放課後の過ごし方ですよねっていうことで、そういった取り組みも進めていきたいということで動いているところです。1つは、やはり学生ボランティア等も入っていただけるような仕組みを整えていきたいということでやっているということです。
 それから、15歳の姿に責任を持つというこの3つ目のところですけれども、こちら、当然小・中一貫教育を進めていく上では、15歳、中学校卒業の段階というのが1つの、一定点の到達地点ということで進めているわけです。ここの姿に小学校の先生も、中学校の先生も、こういう目標に向かって教育を進めていこうっていう、共有していくっていうことが重要だということで進めてるわけですね。ここで市民に選ばれる公立学校としてっていう部分なんですけれども、まあ、三鷹の小・中一貫教育、特に小学校で学んだ子どもが、例えば中学校で私学に進学されるとか、あるいは都立の中等教育学校に進学されるとかっていうケースがあるわけですけれども、公立学校を運営する学校もそうですし、教育委員会といたしましても、わざわざ遠くに行かなくても、三鷹の学校で勉強することが絶対幸せになるんだと、そういう自信を持って進められるものにしていきたいということで、自信を持って、ぜひ学園で9年間過ごしましょうということを、それぞれの中学校にも頑張っていただくということで今進めているところです。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  学校規模の適正化に向けた取り組みということで、8ページになりますけれども、今回この8ページの5番ですね、学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みというのを、新規で最重点課題としたところです。御案内のとおりですけれども、現在、昨年11月に設置した検討チームで検討を進めておりまして、この背景としては、年少児童、特に児童数が増加している地域がある。要因としては、新規の宅地開発でありますとか、中規模以上のマンション建設、こういうのが一定の地域に集中しているという状況がある。結果として、児童数の変化にも地域差が生じている。
 こうしたことを背景として本チームが設置され、その中で今基礎的な調査を進めています。御指摘のような学区域の見直しの考え方と今御質問ありましたけれども、現在学区域の見直しも含め、例えば1つの例示でありまして、総合的な視点からというところに着目をしていただきたいんですが、いろいろな教室の改修で対応ができるのか、そのときに周りの状況はどうなんだとか、いろいろな要素を総合的に判断して今後検討をしていくことになる、そのように御理解いただければと思います。
 続いて、子どもの安全の確保という点なんですけれども、例えば事件が起こった場合にすぐに対応が必要な場合、警察からの連絡、安全安心課に行きますけれども、すぐに教育委員会にも連絡が来るような体制になっております。また、それを適時に、適切に判断をいたしまして、学校にも情報提供を行っていくと。これは今後もそういった仕組みを考えていきたい。また、災害発生時の連絡体制も含めて、そうした連絡体制の強化というところも含めて考えておりますので、そうしたことをこれからも進めていきたいと思っているところでございます。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。まず、学区域のことなんですけど、私もこの総合的な視点からということは、三鷹市全体、一部の地域だけではなくって三鷹市全体が今宅地造成とか、マンション化とか、今どんどん進んでるわけですから、そういう意味で、総合的な視点からこれからの適正化を図ってらっしゃると思うんですが、その中で、ですから、この学校の数云々というか、学級数だとか、規模だとかっていうことよりも、子どもの例えば距離、子どもの歩く足の距離とかね、そういった部分で、ぜひともこの学区域の見直しとかっていうことは今後考えていただければなということを思います。
 それと、あと、先ほどの事件の件なんですが、確かにこういう連携は密にということは当然のことだと思うんですが、本当にこういう事件が起きた場合、犯人というのはそれこそどこにでも逃げられるわけなので、近隣市でやっぱり事件が起きた場合っていうのは、警察署の場合っていうのは、三鷹警察は三鷹警察範囲内とか、または武蔵野警察署とか、その連携っていうものが、武蔵野で起きたことであったとしても三鷹のほうに入ってくるだとか、そういう近隣市とのやっぱり連携っていうものも必要ではないかなっていうことを感じます。
 それから、あと、私もボランティアの推進はどんどんやっぱり推進していくべきだということの考えの持ち主なんですが、やはり昨今、やはりボランティアをやってくださっている方の問題等もありましたので、本当に地域との垣根を低くしていくってことは非常に大切なことだと思うんですが、それとともに気をつけていかなくてはいけないのは、誰でも彼でもボランティアをしてくださるからいいという考え方ではなくって、やっぱりその人の人格的なものとか、背後とかにあるものとか、そういったボランティアの人はどのような適性かっていうか、見ていらっしゃるのか、ちょっとその点もお聞きしたいと思います。
 済みません、要するに教育関係なので、学校関係ですよね。学校に関してコミュニティ・スクールもそうですし、そういった関係ですね。要するに学校に入ってくる方たち。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  さまざまな方が今ボランティアでかかわっていただいてるっていうことは事実としてあるわけですけれども、例えばコミュニティ・スクールの委員さんにつきましては、基本的には学園長の御推薦をいただいてということで。これまで、やっぱり地域であるとか、学校支援とかで実績を持ってらっしゃる方、あるいは学識経験のある方っていうことで推薦をいただいて入っていただいているところです。
 また、いわゆる学校支援ボランティアに入られている方々は、それぞれのコミュニティ・スクール委員会でいわゆる支援部と言われている部門があるわけですけれども、そちらでボランティア登録のお知らせをし、そちらに趣旨に御賛同していただいた方が登録をしていただくっていう仕組みをとっているところです。そういう意味では、いわゆるこの人はどういう人なのかっていうことを、100%スクリーンにかけるっていうことができているかどうかっていうのは、もしかしたら課題があるのかもしれませんけれども、そういった意味で、そこの誰でも、今すぐ来たいと言った人が入れるということではなく、一定程度学校にかかわりのある方にそういう御通知を差し上げて、そこから御提出をいただいているということで、基本的には学校にかかわっている保護者、地域の方っていうところに、今のところ限定をさせていただいているところです。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。そういったことで、それにも関連してくることなので、やはり放課後の部活動や何かに関しても、私もやっぱりそういった体罰のことだとか、いじめのことだとか、そういった学校外のね、地域外の方々で好意でボランティアをやってくださる方々に関しても、ちょっと目を光らせていただきたいと思います。以上で終わります。


◯委員(森  徹君)  最初に基本方針のほうから質問させていただきたいんですが、ページの3ページになりましょうかね、コミュニティ・スクールのところで、かなりこのコミュニティ・スクールに関して、貝ノ瀬さんが、この会長さんですか、全国の、そういうこともあるんでしょうが、視察が多いという話を聞いておりますけども、この視察項目、どんな項目で視察があるのか。視察があったときにそこにいたいなという気持ちもあるんですけども。それから、視察が多いということなんですけども、このコミュニティ・スクールの実施校っていうんですか、全国にどのぐらいあるんでしょうか。これが1つ、お聞かせいただきたいんですね。
 それから、小・中一貫との関係でコミュニティ・スクールという流れに来てると思うんですけれども、貝ノ瀬、今は教育委員長さんですか、委員長さんがこの前一般質問でも来ていただいて答弁されてましたけども、三鷹の教育長として答弁するときと、再生実行会議で思い切った発言をする、大分違うんだなと。そういう点では、再生実行会議で発言していただいたっていうのは非常によかったと思うんですけども、いわゆる30人学級の問題ですよね。審議委員っていうんですか、審議委員の立場から発言されたんですけども、と同時に、三鷹の教育長として、教育委員長としての立場ですよね。この辺、三鷹の教育委員会として、この教育長、教育委員長の発言ってのは非常に大きい、重たいと思うんですけども、この立場、今後どんなふうに考えて行動しようとしているのか。この三鷹の教育委員会から30人学級をですね、大きく進めていこうという、そういうことがあるのか。この辺、ここには貝ノ瀬さんいらっしゃいませんけども、どんな思いでこれを受けとめているのかお聞かせいただければと。この基本方針には述べられてませんけども、お話聞かせていただければというふうに思いますが、余り難しく考えないで答弁していただければと思います。
 それから、ページの5ページですけども、いじめの問題。私、本当にこれ、大津の生徒さんのね、いじめの問題、これが後を絶たないし、三鷹の場合にはいろいろ昨年も調査されて、努力されてると。これは本当に、こういう問題起きたときに一番大変なのは教育委員会といいましょうか、学校の現場の先生。ただ、大津の場合には当初これが見抜けなかったといいましょうか。これ、もっと自然な形でね、これを、いじめ絶対起こしちゃならないってことで、絶対ってことはあり得ないんですけども、しかし、起きてもおかしくない。その点でのこれからの取り組みが必要だと思うんですけども、この新年度の生活指導の中でのいじめの対応っていうのが、私は大津の場合には第三者委員会ですか、外部の、これが非常に大きな役割を果たしてると思います。
 そして、市長さんも当初は裁判で争うみたいなことでしたけども、非常にね、何とか解決するって方向に変わってきたという点では、この姿勢が当初からあったらなって残念なんですけども、この第三者委員会の方向というのが三鷹のいじめ対策でも生かしてもらいたいなと思うんですが、その辺どんなような対応をされるのか、これをお聞かせいただきたいと思うんです。
 以上、4点ですね、よろしくお願いします。


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩



                  午前11時00分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  コミュニティ・スクール関係の視察についてということでのお尋ねがございました。きょうもあるんですけれども、きのうも2件とか、非常にすさまじい数を対応してまして、年間で来ていただくもので100件程度はやっぱりあるかなと思っています。そのうち学校に行きたいとおっしゃる自治体がだんだんふえてまいりまして、コミュニティ・スクールの現場を見たいということなんですね。なかなかコミュニティ・スクールって基本的には協議をする場所ですから、夜会議が開かれてって、そういうところも見たいってことで、きょうの夜もあるんで、そちらにも視察で何人か来られるということがあります。
 そういった意味ではすごい数がありますが、今視察されてる項目としてどういうことを知りたいかということで申し上げますと、1つはコミュニティ・スクールを実際にこれから始めようというところに関しては、どうやって組織づくりや仕組みづくりをして、具体的にどんな動きをしているのかといったことについて見たいということ。それから、実際にもう運営されてるところに関していうと、三鷹は本当に市民の皆さんが献身的に学校に入っていただいてやっていただいてますので、かなり活発にいろいろな意見交換がなされています。そういった活性化させるためにはどんな手だてがあるのかといったことを聞きたいということ。
 それから、3つ目は、これをすることでいろんな立場の方が来られます。議員さんも来られますし、それから教育委員会も来られますし、具体的な学校の関係者だったり、いろんな方がそれぞれの立場で来られるので、何ともどれがって言うのは難しいんですけれども、1つはやっぱり予算ですね。どのぐらい、どうお金がかかってくるのかということを知りたいということです。
 それから、あわせて現在のコミュニティ・スクールの全国の指定校の数なんですけれども、平成24年の4月1日──約1年前になりますけれども、時点で全国で1,183校になります。ことしもいろんなところが視察に来られて、九州のほうでは全市、ことしやるんで見せてくださいってことで来たとか、どんどんふえてくるかなっていう気はしています。また今度、平成25年の4月1日の統計が出てくるかなって思っているところです。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  教育委員長、貝ノ瀬委員長の発言ということですけども、教育委員会、合議制の執行機関としての教育委員会を代表する教育委員長としてというよりは、再生実行会議に選ばれた委員としての発言というふうに受けとめています。また、教育委員会として30人以下学級という見解ですが、三鷹市も加盟しております東京都市教育長会において35人以下学級の拡充というのを求めているところでございます。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめの問題について御質問をいただきました。おっしゃるように、いじめは絶対にないということはあり得ないということは、今回の事件を通じて先生方が強く認識したところだと思います。あってはならないんですけれども、とはいえ、これはもうないんだというふうに思うのではなく、あると。あるんだということを前提に考えて、子どもたちに接していくということを強く認識させる。これは新年度も引き続き行ってまいりたいというふうに考えておりますし、そのことによって先生方が日ごろからいじめの兆候をいち早く察知をするという、そのアンテナを高くするという面で教訓を生かしていきたいというふうにも思っております。
 第三者委員会というものは、三鷹では今のところはございませんけれども、コミュニティ・スクール委員会や、支援の方々という多くの目が三鷹の学校の場合には子どもたちに注がれておりますので、そうしたコミュニティ・スクールの特性を生かすことによって、いじめの兆候を発見をし、地域や、家庭や、学校が一体となってそれに対応していくという組織づくりとしては、もう既に三鷹はでき上がっているものと考えております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。難しい質問も、的確な答弁だと思いますので、ありがとうございます。コミュニティ・スクール、1,183、こんなにあるんですか。実は貝ノ瀬前教育長がまだいらっしゃったときにパンフレットを見せていただいたら、まだぱらぱらぱらでね、出身の北海道にもまだあるとかないとか、何とかつくりたいとかいうような話を聞いたんですけども、これはこの1年でかなり進んだっていうことなんでしょうかね。そんなふうに理解。最初は、両手両足の指があれば十分な数だったと思うんですけども。
 それから、コミュニティ・スクール、これだけ視察があり、いろいろ具体的なことでお聞きしたいということで全国から見えられているんですけども、その点では三鷹の市民の認知度っていうんでしょうか、理解度っていうんですか、身近に感じる肌合いっていいましょうか、近さ、この辺がですね、私自身が十分努力してないのかもしれませんけども、ちょっとその辺がどうなんでしょうか。それ、当然学校というのは地域との関係で非常に密接、日ごろから、先ほど別の委員さんに答弁ありましたけども、毎年小学生が、新入生入ってくると。新しい子ども、新しい地域とのつながりが生まれる、こういうところはないんだと。と同時に送り出してもいくわけですけども、そういう点では本当に身近なところですよね。これが、学校っていう狭い世界だけにしないっていう点での、そういう接点の場だと思うんですけども、そこの中での新鮮な感覚でこのコミュニティ・スクールというものが進めていければいいのかなと思うんですけども、なかなか身近にちょっと感じられてないという点で、それをどう発信するのかっていいましょうか、そこの努力、現在こういうところに検討の課題があって、こうしようとしているということも含めて、何かあればお聞きしたいということです。
 それから、ぜひ委員長、文教委員会も視察しないといけないですね、夜。そんなことも考えますが、これが1つです。
 それから、ページ4ページで、三鷹市の学習到達度調査、実施しますというんですが、この到達度調査の中身、ちょっと紹介していただければと思います。以上、お願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  ぜひ視察していただけたら、市民の皆さんのモチベーションも上がるんじゃないかと思っていますので、よろしくお願いします。
 私のほうでは認知度という部分でのお話なんですけれども、それはやはり大きい課題だというふうに捉えています。さまざまな媒体を使いながらコミュニティ・スクールについてお話をさせていただく機会ですとか持っていますが、1つは、特に新しく入ってこられる新入生の保護者向けに、最初の保護者会等の中でコミュニティ・スクールの会長さん等にお話をしていただく機会をつくりましょうということで動いているところです。
 あと、平成24年度に関しては、各コミュニティ・スクール委員会の広報の充実っていったことを活動の重点に置かせていただいて、各それぞれのコミュニティ・スクール委員会で、コミュニティ・スクールってこういうところです、こんな形の参画しましょうみたいな形の呼びかけを行って、進めてきたところです。また次年度も広報は重点を置いてやっていきたいと考えています。


◯指導課長(松野泰一君)  学習到達度調査について御質問をいただきました。この学習到達度調査は、やはりここで書いてあるように学校教育の成果というようなことをはかるという意味合いもありますので、小学校の最終学年である6年生と、それから中学校の最終学年である3年生、この2学年において実施をするものです。教科については、小学校については国語と算数、それから意識調査、中学校については国語、数学と英語、この3教科と意識調査と、こういうことになっております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございます。意識調査、意識調査って言われましたっけ、意識。これはどんなような項目があるんですか。当然書いてもらうわけですね。面接とか、そういうことじゃないですよね。意識調査っていうのは、その目的とその内容ですね。


◯指導課長(松野泰一君)  意識調査というのは、その子どもが、例えばどれぐらい勉強しているかとか、勉強に対してどういう気持ちを持っているかとか、そういうものであって、今細かく一つ一つちょっと挙げることはできないんですけど、そういう意識でございます。


◯委員(森  徹君)  きょうのいろいろ質問させていただいた内容を整理しながら、予算委員会でね、教育費がありますんで、またそこでも整理して質問させていただければと思います。
 あと、安全のところで、実は三小の新しい校舎、内覧会見させていただきました。ありがとうございました。すばらしい学校です。ただ、屋上にちょっと上がりましてね、そうしたら、小学生の背丈でどうなのかわかりませんけども、屋上にアンテナがありまして、そこに、子どもってのは冒険したいですからね、飛びついて上に上がるような……。ちょっと案内していただいた方には、ちょっとこれどうでしょうかね、ちょっと危険じゃないでしょうかねって話はしたんですが、その後教育委員会のほうに言えばよかったんですけども、ちょっとそんなことを気になったもんですから、これ答弁とかそういうことじゃなくて、なくて、ちょっと見ていただいて、そういうことが起きないようにということでよろしくお願いします。
 それから、次に、校外学習施設のあり方検討チーム、このことの内容でちょっと質問させてください。この一番最後のページにですね、検討チームのメンバーが載っておりますけども、このリーダーと言われる二重丸がかわりましたね、教育部長から市民部長に。これは理由は何かあるんでしょうか。教育部長から市民部長にかわったというのは何かあったんでしょうか。これは1つと。
 それから、検討チームがつくられたわけですけども、これを設けた背景っていいましょうか、理由っていいましょうか。これは、いわゆる事業見直しずっとやられてきて、その一環としてここ挙げたのか、この点です。
 それから、ここでは継続して検討ってなってますね。ただ、指定管理者は5年から3年でしたので、3年をめどに結論を出すということで、検討というのをそういうふうに理解していいんでしょうか。
 それから、売却ということも含めて検討。しかし、継続の検討という非常に悩ましい状況ですけども、ここをですね、売却しなければならない内容の市財政の状況なのかということですね。
 それから、4点目で、ここのまとめの中で、この施設がつくられた教育的なこの効果ということを余り触れられてないんじゃないかなと思うんですが、やはり教育施設ってのは費用対効果でははかれないものだと思います。この辺で教育の効果、この施設が生まれてどういう効果があったのか。当然建物をつくって、施設つくって老朽化すると、建物つくっても、新しくても維持管理費かかりますよね。当然かかる。しかし、それが教育のために、市民のために、市民のスポーツや健康のために必要ならば、何としてもこれは頑張っていかなくちゃならないっていう行政の役割があると思うんですけども、その辺どうなんでしょうか。
 それから、あと、やはりこれは市の施設ですけど、市民の財産ですよね、市民の財産。やはり当然検討チームでいろいろ重要なことを検討されるわけですけども、やはり市長が主人公じゃなくて、市民が主人公ですから、やはり市民の意見をよく聞く、集約するっていうんですか、そういう努力というのがね、例えばどういう方向性が出されたとしても、多様な意見を聞きながら──全て多様な意見を聞いてはまとまらないんですけども、聞きながらそこを方向性を見出していくし、そのプロセスが市民の理解を得ていくという、非常に民主主義の醸成といいましょうか、発展のためにも非常に大切な手法だと思うんですね。
 これはもう一つの施設のことでも言えるんですけども、やはり特に教育施設であるっていうことを思いますとね、この辺、やはり意見の集約の方法をどのようにされようとしているのか、お聞かせいただければと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  5点ほど御質問をいただきました。初めのメンバー構成の件なんですけども、平成24年10月、高部当時の教育部長が教育長になりましたので、就任されましたので、それでリーダーを交代しております。
 次に、検討チームの背景ですけども、御質問の中にもありましたとおり、1つは平成25年度末をもって指定管理期間が満了になる。また、全庁的な事務事業総点検運動の一環といたしましてこの検討が進められた。その大もととしては行革アクションプラン2022があるということでございます。
 それから、3年をめどに結果を出すのかという御質問ですけれども、当然ながら引き続き継続検討という中で、先ほどの質問委員さんにもありましたような、自然教室変えるとすれば二、三年かかるということも踏まえて、今後対応してまいります。
 それから、売却しなければならない市財政状況なのかというよりは、施設を廃止すれば当然売却するのかどうかという話になります。そうした中で売却の可能性を考えたところでございます。
 次に、教育効果という中では、これも御質問の中にあったと思いますけれども、7月、8月だけでも6,000人規模の方が御利用になっている。その中には少年のスポーツ団体であり、成人のスポーツ団体、サークルであったり、そうした方に御利用いただいてます。そうした方々の影響といいますか、使えなくなることによる影響というのも考慮しつつ考えているところでございます。
 また、市民の財産、市民の皆さんの御意見を聞くべきということでありますけども、今後の検討に当たっては、どういった形でそういった形がとれるのか、検討のプロセスということですね。そこも検討課題とさせていただきたいと思います。
 自然教室についての教育効果は指導課長のほうからお答えします。


◯指導課長(松野泰一君)  自然教室を小学校、中学校、この川上郷で行っているわけですけれども、三鷹は比較的自然の多い土地でございますが、といえども、やはり大きな自然、雄大な自然の中で子どもたちが生活をともにするということは非常に意義のあることです。特に集団で共通な体験をするということがやはり学校教育の大きな意義だというふうに考えておりますので、登山をしたり、キャンプファイアをしたり、スキーをしたりという、同じ体験を長い時間ともにしたという、そういうことが大きな成果があるものだというふうに考えております。
 特に三鷹の場合、小学校の場合は、学園の2校が同時にその施設に行くということができておりますので、6年生で同じ経験をしている子どもたちが中学校で一緒になるということについても、やはり中1の問題に大きく影響しているというふうに考えておりますので、その友達づくり、仲間づくり、仲間意識という点からも、これは大きな成果があるものと捉えております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。わかりました。ということは、小・中一貫教育の上からもこの施設は非常に有効だと、教育的にも、このように、私は。小・中一貫教育もいろいろ意見も、考え方はありますけども、この施設はそういう点からも、学園としての小・中一貫の教育施設として重要だという御答弁だったと思います。
 それで、先ほど渥美委員さんからも、これはぜひ残してほしいという発言っていいましょうか、ありました。与党第1会派の委員さんの発言、非常に重たいものがあると思いまして、この辺は議会一つになってですね、教育施設、非常に小・中一貫の上からも重要だという課長さんの御答弁もありましたので、そういう方向で検討していただきたいということを強く要望しまして質問を終わりにします。どうもありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時19分 休憩



                  午前11時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それでは、文化行政につきまして、平成24年度の事業報告をさせていただきます。
 初めに1番でございます。太宰治賞関係でございます。本年度も太宰治賞選考委員会、それから作品の募集、また文学講演会と行いました。その中で太宰治賞につきましては、平成24年度は1,212編の応募がございました。また、現在もう募集を締め切っておりますけれども、第29回の太宰治賞の作品募集は1,378編と、若干でございますけれども多く応募をしていただいているところでございます。そして、せんだって文学講演会、2月9日に今回は初めて芸術文化センターのほうで実施をさせていただきました。三鷹市に御在住の奥泉 光先生に講師をお願いいたしまして、ほぼ満員ということで220人のお客様をお迎えすることができました。
 続きまして、2番目でございます。中近東文化センターの企画展示等の実施状況でございます。御案内のとおり、中近東文化センターは今年度をもちまして、図書館、そして博物館の業務は一旦中止ということになっておりますけれども、今年度は展覧会、企画展といたしまして、昨年の9月から今年度末まで、「中近東のむかしのファッション」ということで現在行われているところでございます。また、三鷹市との連携事業といたしまして、今年度も2月に連雀学園の生徒さん、そして3月1日には団体見学ということで、第四中学校の生徒さんが125名ということで見学をされております。また、博物館のボランティアでございます。現在20名程度登録されているということでございますけれども、そのうちの7名の方が博物館ボランティアとして、三鷹市の市民の方が活躍をしているところでございます。
 また、3番目でございます。太宰 治の顕彰事業ということで、今年度も文学サロンのほう運営しております。1月31日現在の入館者でございますけれども、9,215人ということで、平成24年度も1万人を超えるという状況でございます。
 続きまして、次のページに参ります。平成24年度の美術品等の購入と寄贈の状況でございます。平成24年度は購入資料はございません。寄贈資料につきましては495点と数が多くなっておりますけれども、これはこの表の一番上にございます太宰 治の関係の写真でございまして、御遺族の津島園子様からいただいたものでございます。この477点のうちの5点が三鷹市のお住まいだった自宅の風景が載っているということでございます。そのほか、美術ギャラリーにおきまして昨年企画展を実施いたしました依田洋一朗さん──表の中ほどではございますけれども、こちらのほうからもいただいております。それから、福王寺法林さんの、これは50号といいますから、大きさは大体116.7センチから90.9センチのサイズのものでございますが、御子息のほうから寄贈をいただいております。
 続きまして、5番目でございます、アニメーション美術館の実施状況でございます。今年度も三鷹市民枠、近隣市民枠ということで発売をいたしておりまして、午前・午後ということで50枚ずつ、毎日100枚ということで発売いたしておりますが、販売数は1万7,869人と、前年度とほぼ同様ということでございます。また、美術館との連携事業でございます。市民、あるいは近隣市民の招待デーということで、今年度も9月30日と10月の1日に実施をさせていただきました。こちらのほうは三鷹市民のほうが1.6倍、それから近隣市民と三鷹市ということになっております。こちらのほうがおよそ4倍ということで、満員ということで実施がされました。そして、小学校、それから幼稚園・保育園等の見学につきましても、今年度も実施をさせていただいております。
 また、6番目でございますけども、アニメーション文化事業財団ということで展覧会の状況でございます。こちらのほうは243日、入場者数56万3,533人ということで、1月31日現在でございますので、ことしも60万人を突破するということになる見込みでございます。
 続きまして、7番目の三鷹市芸術文化振興財団の事業実施状況につきましては、芸術文化担当課長のほうから御説明させていただきます。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  お手元の資料3ページ、7番、平成24年度公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団事業実施状況につきまして、別添の資料に基づき御報告させていただきます。御報告いたします各部門の事業でございますが、本資料集計時点での実施事業、公演数は合計で225、入場者等の動員数ですけども、合計で5万4,995人という状況でございます。
 部門別に簡単に御説明をさせていただきます。最初に音楽部門でございます。音楽部門では、芸術文化センターの風のホールの特性を生かしたさまざまなジャンルを取り上げまして、また同時に各事業実施の際には可能な限りプレトークやワークショップ等の関連企画をあわせて実施するなど、より深みのある事業展開を図っております。なお、特に本年は「ピアノ解体ショー!」と銘打ちまして、風のホールの部隊の上でピアノの構造や音の出る仕組みなどを解説する企画も実施し、御好評をいただいております。みたかジュニア・オーケストラでございますけれども、定期演奏会を中心に市内幼稚園への訪問演奏や、あとニューイヤー・ファミリーコンサート会場におけるロビーコンサートや、あと楽器体験コーナーなどを受け持っていただきまして、さまざまな分野で世代交代を行いながらも例年どおり着実な活動を続けております。また、教育普及の分野では、プロの演奏家による新たな試みといたしまして、今年度特に第一中学校吹奏楽部への訪問演奏、指導も実現することができました。
 続きまして演劇部門でございます。芸術文化センター星のホールを舞台に毎回御好評をいただいております太宰 治の朗読会や、また、同じく太宰をモチーフにした演劇公演、あと、若手劇団の登竜門としてすっかり定着しましたMITAKA“Next”Selectionなど、三鷹ならではのフレッシュな演劇企画を数多く実施し、市内外から多くのお客様をお迎えすることができました。映画部門では特にチャップリンを特集したシリーズが好評で、予想を上回るお客様に御来場をいただきました。
 次に美術部門でございます。今年度の三鷹市美術ギャラリーでは、19世紀から20世紀にかけてフランスで活躍した芸術家の肖像100点を集めた写真展「芸術家の肖像」と、ニューヨークで活躍する日本人画家を国内で初めて紹介する「記憶のドラマ 依田洋一朗展」と、2つの展覧会を独自開催し、それぞれ異なったジャンルに外部からも高い評価をいただきながら、多くのお客様をお迎えすることができました。なお、いずれの展覧会でも市内外の小学校やNPO団体との連携を図りまして、出張授業やギャラリートークなど、教育普及事業の充実にも意を用いております。
 続きまして文芸部門でございます。山本有三記念館における年2回の企画展を中心とした山本有三顕彰事業のさらなる内容の充実に努めております。特に同館では今年度、都内70以上の施設が加盟する東京の美術館、博物館と共通入館券、ぐるっとパス2013と申しますが、こちらの対象施設に今年度から加わりまして、また、子ども向けの企画として夏休み子どもワークショップを新たに開催するなど、記念館がより広い地域や年齢層をターゲットとした情報発信や新規事業を行うことで、さらに多くのお客様をお迎えできるよう取り組みを進めております。
 太宰治文学サロンでは、先ほども報告ありましたが、おかげさまで昨年7月に開館以来の入場者数を7万人を超えるなど、引き続き多くのお客様をお迎えしています。また、昨年9月に大変貴重な太宰直筆のはがきが市に寄贈されましたので、新たな企画展の開始にあわせ、サロンにおきまして先月一般公開をさせていただいております。
 資料には別段記載はございませんが、指定管理者としての文化施設の管理運営に当たりましても、常に職員一同、施設を利用されるお客様の立場に立った安全安心な施設運営に努めております。特に芸術文化センターにおきましては、昨年度、市における公共施設総点検運動による管理運営経費の見直し対象施設として、各種委託業務の単価、仕様の見直しにも指定管理者として積極的に協力し、当該年度の大幅な経費節減につなげることができました。私からの御説明、御報告は以上でございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  引き続きまして、報告させていただきます。みたか・子どもと絵本プロジェクトの推進でございます。平成18年度に第1回のボランティア養成講座を新川中原コミュニティ・センターで行いまして、本年度は市内7カ所目に当たる牟礼コミュニティ・センターを会場に養成講座を行いました。過去6回の養成講座では子どもと絵本のつながりを仲立ちするボランティアさんということで養成をしておりましたが、今年度は高齢の方々とのつながりというのも意識して講座を進めたところでございます。
 その結果、1つの養成講座からグループが4つ立ち上がりまして、東部ケアネット、それから中学校での放課後の読み聞かせ、児童館での放課後読み聞かせ、あるいは小さい子どもさんのために集まった会場でのお母さんに対する読み聞かせなど、新しい活動の展開を今模索して、今活動を続けているところでございます。この養成講座を卒業して地域でボランティア活動をしているグループの相互の連絡、交流、あるいは研さんの場としてみたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会をつくっておりますが、この中で研修会、あるいは絵本を楽しむ会としての交流を、ここに記載しておりますように5回開催いたしました。また、この連絡会が主体となりまして、現在子どもさんを育てておられる、小さいお子さんをお持ちのお母さん向けの保育つきの講座ということで講演会を開催し、およそ100人の参加を得ております。
 一方です、星と森と絵本の家の運営状況について。本年1月末で250日、開館、入場者数3万1,092人となっております。おかげさまで11月に通算10万人目のお客様をお迎えいたしました。星と森と絵本の家は平成21年7月7日にオープンいたしまして、その7月7日を開館記念として、三鷹市長、それから国立天文台台長の読み聞かせをするということを特徴としております。ことしは台長の御都合により、副台長に講演を行っていただきました。
 また、展示も7月7日を会期の区切りとしておりますが、平成24年6月までは「おひさま いっぱい」というテーマで、太陽をテーマにした絵本の展示、あるいは、ちょうど5月21日に金環日食がございましたので、太陽をそのまま直接感じられる体験活動などを組み合わせ、展示をいたしました。現在は、6月までの予定で「宇宙で いきてる」というテーマで展示を行っております。ほかの展示は、3年をめどで常設掲示継続ということでやっておりますので、この展示の質の維持に努めているところでございます。
 絵本蔵書は5,100冊、そのうち2,600冊を季節に合わせてお客様の前に開架しております。季節行事は旧暦の天文現象を行事として体験するということで、七夕、お月見会をしております。こちらでは、天文台普及室の職員の方に星の解説をしていただくなど、独特な展開をしております。あと、天文台の特別公開にあわせ秋祭りをしておりますが、ことしは好天に恵まれまして1,655人の御来館をいただきました。大正時代の絵本の家、大正時代の雰囲気を生かした季節行事ということで、餅つき、大掃除、鏡開き、獅子舞などの行事も大変好評をいただいておるところです。
 その他、各地域で活動をされているボランティアの方々に来ていただいて行事を開催する定例行事が、主に毎週土曜日、このとおり開催しております。平成24年度は、おおさわ学園の七中天文部の皆さんに星のお話をしていただくという新たな展開を加えました。
 また、体験活動の場を提供するということでいろいろなコーナーを工夫しているところですが、ここで2歳6カ月から幼稚園へ行く前の年齢お子さんのグループの活動、野外体験を提供する「森のたんけん隊」が好評を得ておりまして、春の部から比べ、冬の部に至ってだんだんに参加者がふえてきているところです。
 多くの活動を市民ボランティアの方に支えていただいておりますが、絵本の家フレンズということで、ことしは45人の方が活動をしてくださっています。また、近隣小・中学校の生徒さんたちによるジュニア・スタッフは約30人の活動メンバーを持っておりますが、中学生の比率が少しずつ高くなってきているというのが特徴となっております。
 以上のことを毎月「おたよりえほん」で配らせていただいておりまして、委員さん方にも毎月ごらんいただいているところです。以上、報告を終わります。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それでは、最後になりました。5ページでございます、公会堂等の整備事業でございます。公会堂のほうの工事は平成23年の12月から約1年と3カ月ですかね、期間かかりましたけれども、おかげをもちまして無事完了をいたしました。
 事業の概要でございます。光のホールでございますが、こちらのほうは面積的には変わってございません。工事費につきましては、監理委託業務、あるいはエスカレーターの設置工事も含めまして、およそ6億円というふうになっております。また、さんさん館のほうでございます。こちらのほうは以前は3階建てでございましたので、今度新たに4階建てとなりまして、面積は1,815.5平米と、若干ふえてございます。工事費につきましては、監理委託料を含めまして、およそ7億3,200万円ということになっております。また、両ホールの整備の設計でございます。合わせて4,231万5,000円ということになっております。
 また、3月2日の式典にいらしていただきましたのでおわかりになると思いますけれども、光のホールの特徴でございますけれども、耐震補強工事をメーンといたしまして、公会堂の内外のロビー、それから客席などを改修をしたところでございます。また、さんさん館につきましては、今後の機能面の充実を図るということで新たに建てかえまして、かねてより御希望の高かったエレベーター等を設置したところでございます。
 また、愛称につきましては全国から237点の応募がございまして、選考委員会で審査した結果、光のホールと、会議室のほうはさんさん館というふうに決定したところでございます。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入りたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  時間も限られてるので要点だけ質問させていただきます。まず、太宰治顕彰事業について伺います。月1回、多分月末だと思うんですけども、土曜日、市内を、太宰 治のゆかりの地を回っていく活動があると思いますけど、そちらのほうは記載がないんですけど、その辺は市として直接かかわらないのか、その記載についてちょっとお考えを聞かせていただきたいのと、あと、朗読会についても同じで、これもサロンの中での朗読会とは思うんですが、コミセンでも単独で朗読会なさってます。この点について、またコミセンとの共催とかですね、その辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。
 あと、アニメーション美術館ですけれども、これは販売数しか書いてません、招待も含めてですね。全体の来場者数は市としてちゃんとつかんでるのか。その全体から三鷹市民はどれぐらい利用されているかというところの、その割合もちょっと知りたいので、できればこの報告書にもその分を載せていただきたいと思いますが、その数値的なものを教えていただきたいと思います。
 あと、もう一つ、アニメーション美術館に関して、三鷹市の市営というか、市立ですから、企画なんかも三鷹市からどんどん提案していただきたいと。決してジブリ側からの提案だけじゃなくて、市からの提案もしていただきたいと。その点についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  太宰治文学サロンのほうでガイド協会の活動の内容を御質問いただいております。今年度、年末までで48回ほど実際に活動がございまして、それぞれにお申し込みいただいた方の御案内をこちらの財団とガイド協会さんと連携をして、こちらの私どもの財団のほうから協会のほうに委託業務ということで、案内業務ということで実施させていただいております。実績はそういった形で出ております。以上でございます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  アニメーション美術館の来場者数でございます。こちらにつきましては、三鷹市内だけでなく市外もございまして、人数の直接の把握はしてございません。ですから、こういう形で、販売数という形で御報告を申し上げているところでございます。
 また、アニメーション美術館のほうの企画展でございます。こちらのほうで、市としていろいろな提案がという、そういうものがあるのかというお話でございました。アニメーション美術館では理事会、あるいは評議員会等ございまして、今のところそういった提案はしておりませんけども、三鷹市民に合わせた内容のものもやっていただいているようでございますので、またその辺は今後また検討させていただきたいと思います。以上です。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  済みません、先ほどサロンの朗読会と他の施設の連携について御質問あったと思うんですけども、私どものサロンの朗読会につきましては、先ほど委員さん御指摘のように、サロンのほうで一応事前申し込みで25名程度の方に集まっていただいてやっているんですけども、これ一応あちらのサロンに御来館いただくということを一番の主目的に、PRも含めて考えて今実施しておりまして、今のところまだちょっとほかのそういった機関とか、施設との連携を含めた活動までにはちょっと広がってないというか、単独の企画ということで今運営しております。以上でございます。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。では、できるだけいろんな住民協議会とも情報交換して、やはり同じことを、太宰 治のこういった顕彰事業を行っているわけですから、協力の体制を図っていただきたいと思います。
 あとは、アニメーション美術館に関しても、ぜひとも三鷹市からの提案という形も、もちろん三鷹市民に合った事業を進めているっていうことですけれども、どんどん意見を言っていただけるような方向性でお願いいたします。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  次。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。私からは2点、ちょっとお尋ねをしたいんですけど、1点目が寄贈品ですね。4番、2ページですか、5点ほどここに項目が書いてあるんですけども、これはどんな基準で──これを持ってきたものを全部いただくわけではないと思いますんで、基準的なものはどうなっているのか。山本有三記念館ですとか美術館ギャラリーですと、市の施設ですので保存にはお金はかからないのかとは思いますけども、その他の施設は恐らく有料でお借りしている、預けてると思いますけども、その費用がだんだんだんだん、これいただくとどんどんかさむと思うんですよね。廃棄があるのかどうか。それで、どんなような調整をして保存をしているか、費用に対してはどんなふうになっているかっていうことをちょっとお尋ねをしたいと思います。
 それと、もう一点が、芸術文化振興財団の事業報告をいただいたんですけども、ちょっと私が知ってる方から、複数日公演される音楽事業、あるいは演劇事業、それから展示事業ってありますね。例えば1カ月とか、1週間とか展示される、あるいは公演をされる。そんなときに、障がい者の方が非常に入りづらい、一般の方と一緒には入りづらいということがあるので、できれば、例えば何月何日は、例えばこの日は1日だけは……。だけじゃなくて、障がい者が優先的に入れる。だから、その日は、障がい者の方は余り一般の人を気にしないでも入れるような日にちをつくってほしいというような話があったんですけど、そういうことというのはできないんでしょうか。ちょっとそれをお尋ねしたいと思います。以上、2点です。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  今年度寄贈を受けました5点でございます。こういったものの基準ということでお話がございました。基準といたしましては、まず三鷹にゆかりのある作品であるのか、作家であるのかということが第一でございまして、また、それから、その価値、どの程度の価値があるのかということも大事な基準の1つというふうになっております。その辺のところを芸術文化振興財団に学芸員もおりますので、あわせて検討して決めさせていただいております。
 また、保管の費用という御質問がございました。これらの寄贈、あるいは購入した作品も含めて保管をしておりますけれども、現在のところ、こちらの表にも保管場所ということで載っておりますが、美術関係におきましては美術ギャラリーがメーンということで。それから、もう一つ、江東区に美術専門の倉庫がございます。こちらのほうにもお預けして、また調布市に倉庫がございますので、そちらのほうにもお預けしております。これらの倉庫は専門倉庫でございますので、温湿度の管理の上での倉庫でございます。また、文芸資料につきましては、山本有三記念館のほうでも保管をしているところでございます。費用でございますけども、こういった形で保険等もございまして、特別重要物品というふうに指定されたものは保険を掛けておりまして、その保険が年間210万円程度ということの金額になっております。以上でございます。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  財団の事業、さまざまございますが、そちらの障がい者の方の優先日をというような御意見をいただいた件につきましてお答えいたします。今現在、御指摘のような優先日という設定は、多分今、私のこれ記憶の範囲なんですけども、特に確かに行っていないというのが実態だと思います。一部美術ギャラリーなどの企画展なんかにおきましては、入場料などの部分で障害者手帳をお持ちの方は無料とか、そういった形の対応は当然事業によってはさせていただいていますけども、特にホールの公演系の事業になりますと、お席、車椅子席ですとか、通常の座席の関係ありますので、物理的に車椅子席の数の範囲では、車椅子の方の御要望はその都度お受けできるわけですけども、それ以外のところまではちょっとまだ対応できていないということで、その辺、少し今後御指摘を受けて研究もしてみたいと思います。今のところ以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。今この寄贈品のほうなんですけども、これは廃棄ということはまずほとんどないと思うんですけど、どんどんふえる一方なんでしょうか。それをお尋ねしたいと思います。
 それと、今芸術文化財団のほうの公演についてはぜひ御検討をいただいてですね、演劇なんかの場合は客数や何かがあっていろいろ難しいかと思いますけど、例えばギャラリーでの展示については確かに今手帳を持ってる方は無料とか、いろいろ金銭的なことはあると思いますけど、やはり途中で声を出したり何かすると迷惑がかかるからといって、どうしても行きづらいという方もいらっしゃるので、この日はそういう方もいらっしゃるよということを知ってて来れば、一般の方もそんなに苦情はないと思うんですけど、やっぱり突然声を出したりすると、ほかの一般の方が驚いたり、びっくりしたりして、非常にいづらいということがありますので、ぜひ御検討をいただきたいと思います、それは。よろしくお願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  寄贈、あるいは購入作品の廃棄ということで御質問ございました。現在のところ、まだ倉庫にはスペースがある程度ございますので、廃棄をしているという寄贈作品等はございません。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  障がい者の方の優先日の件、今委員の御指摘もいただきましたので、各部門の担当のほうにも、そういった障がい者の方から今までもどういったニーズがあるかとか、そういったことも確認をして、できることから、もしできれば対応も検討していきたいと思います。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ぜひよろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに。


◯委員(森  徹君)  済みませんね。何か時計が目に入っちゃって。じゃあ、1つ、絵本の家のことでお聞きしたいんですが、10万人突破されたということで、この10万人というのを、これをどんなふうに見ておられるのか。
 それから、場所は非常に、環境はね、絵本の家にふさわしい場所ですけども、三鷹の地理的なところからするといろいろ課題があると思うんですよね。その辺で、あそこの天文台の駐車場がたしか使えるようになったんだろうと思うんですけども、その辺で利用されてる方が、それとの関係で何か。それは非常に歓迎されてることだと思うんです、子どもさん乗せて若いお母さんがっていうのは。この平成25年1月30日現在で3万1,092人ですか、この入場者が市内、市外っていうのが、これわかるんでしょうか。それから、あと年齢的にですね。絵本というのは別に子どもだけのもんじゃなくて、大人も大切なものと思うんですけども、この辺、もしもわかっていればお聞かせいただきたいと。
 それから、美術ギャラリー関係で、あと三木露風の企画展が今後検討されるのかどうなのか、この辺があればお聞かせいただければと。以上、2点です。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  絵本の家に10万人目がお見えになったことについて、通常開館直後3年目ぐらいになると利用者のペースが落ちるというふうに言われていると聞いているんですが、ことし4年目、過去になくたくさんの方に来てもらっております。現在までの1日当たりの平均利用者数が98.6人だったのに比べ、ことしだけの1日当たりの利用者数が123人を超えております。ですので、ことしが例年になく利用者がふえているという認識をしております。
 それの大きな背景としては、委員御指摘のとおり、隣のスペースを天文台が有料駐車場として整備されまして、5月連休から運用を開始されました。おかげさまで、雨の日に今まで落ち込んでいた利用者が維持されている。むしろ雨でどこにも行けないからというような形で、近場で来ていただくというような声もお聞きしております。その結果、私ども、アンケートとして直接数としてとってないんですが、遠くからお越しいただいたんですかというふうに入場のときに必ずお声かけをするんですが、調布から、あるいは登戸のほうからとか、あと高速からおりて近いという地理的条件がありますので、長野から来ました、山梨から来ましたというような声もいただいております。かなり広範囲から観光地としてお見えいただいているというようなのが実感でございます。
 あと、大人と子どもの比率についてでございますが、今年度ですね、乳幼児が31%、小・中学生が18%、大人の方が51%という利用比率になっております。大人の方が半分いらっしゃるということで、大人の方といっても高校生以上を対象に数をとっておりますので、実際にお子さんを連れた方の数だけではなくて、若いカップルが最近目立つようになっておりますので、大人の方も楽しめる場所として認識されているのではないかというふうに感じているところでございます。以上です。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  三鷹市にゆかりのある文化人の企画展につきましては、大体記念する年、大体10年に一度ぐらいのスパンで実施をしておりまして、三木露風さんに関しましては、まだちょっと以前やってから10年たってございませんので、またそのあたりでどうするか検討をしていきたいと思っております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。ぜひ絵本の家、頑張っていただきたいと思います。それで、そういう今の全国区といいましょうかね、中央道を通ってっていうのは初めて、ああ、そこまで広がってるのかと思いましたけども、そういう点では、あそこの外で、ちょっとあいてるところで、庭でもいいんでしょうけども、三鷹のタケノコを売れるかどうかわかりませんけども、例えば農産物みたいな、そういう三鷹を紹介するようなものもあわせて、そういうこともいいのかなというふうに思います。これはちょっと宍戸さんのあれかもしれませんけども。
 それから、三木露風、10年に1度、もうちょっとこういう企画は……。太宰は一生懸命なんですけども、三鷹は太宰だけではないと思いますので、この辺ももう少し検討、見直しをしていただければと思います。終わります。


◯委員(川原純子さん)  1点だけちょっとお願いします。新しく生まれ変わりました公会堂等の件なんですけども、愛称募集のところに全国からって書いてありまして、これはあれでしょうか、三鷹の公会堂別館ではあるんですけれども、全国というのは三鷹に関係ある方たちなんでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  応募していただいた方が、例えば北海道、九州のほうからも応募していただいた方がいらっしゃったということでございます。
 そこまではちょっと確認はさせていただいておりません。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時10分 休憩



                  午後0時12分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩します。
                  午後0時13分 休憩



                  午後0時13分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  では、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、次回定例会の会期中に開催することとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 引き続きまして、その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 休憩します。
                  午後0時14分 休憩



                  午後0時14分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、再開いたします。
 特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございました。
                  午後0時14分 散会