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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年文教委員会) > 2013/02/12 平成25年文教委員会本文
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2013/02/12 平成25年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、皆様、おはようございます。ただいまから、文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部調整担当部長・生涯学習担当部長(清水富美夫君)  おはようございます。本日は資料を御配付したとおり、2件報告事項がありますので、よろしくお願いいたします。
 じゃあ、順次御報告させていただきます。


◯指導課長(松野泰一君)  私からは、資料1について御報告をさせていただきます。こちらは平成24年度児童・生徒の学力向上を図るための調査、東京都教育委員会が実施したものの結果が先ごろ出ましたので、それについての御報告でございます。
 1枚目をごらんください。こちらに結果の概要が出ております。この東京都の調査、全ての小学校5年生、中学校2年生に行ったもので、三鷹市と東京都の平均正答率の比較をしたものです。まず左側が小学校のグラフです。ごらんいただきますとおわかりになるように、青いグラフが三鷹市、それから赤いグラフが東京都の数値になります。国語、社会、算数、理科4教科ともに、全ての成績が、正答率が東京都を上回っているという状況です。下に細かく観点別に比較したものもございますが、こちらも全ての項目において、三鷹市は東京都の数値を上回っているという状況でございます。
 続いて、右側の中学校のグラフでございます。こちらも各教科の数値、正答率については、全て三鷹市の平均正答率が東京都の正答率を上回っているという状況にございます。しかしながら、下の表を見ますと、観点を細かく見ていきますと、一部東京都の数値を下回っているところがあるという状況です。特に関心・意欲・態度をはかる問題においては、東京都の数値を下回っている、そういう状況です。これらは関心・意欲・態度ってやはり知識・理解、つまり、子どもたちが覚えていることを答えるということは十分にできるものの、やはりいろいろな問題の中の資料を読み取ったり分析したりして考えて答えを出そうとするというところが、やや課題があるというようなことが浮き彫りになったところでございます。
 2枚目をごらんください。2枚目につきましては、昨年度行われたこの東京都の調査との比較でございます。ただし、経年変化というふうに書いておりますが、問題が全く違う問題ですので、これは一律に比較をするということは難しい状況です。ただ、昨年もことしも東京都の数値よりも、三鷹市の正答率が上回っているということは同様でございます。右側の中学校を見ると、かなり今年度、社会科の数字が低いということがおわかりいただけるかと思いますが、これはことしの中学校の社会科の問題の難易度が非常に高かった。全体的な平均が低く、東京都も46.8%というような状況でございますので、これは問題が難しかったということが原因としてあるかと思います。全般的には、全ての教科において、昨年もことしも東京都の数値を上回っているという状況でございます。
 それぞれの学校では、この結果を分析をして、子どもによっていろいろな課題があるような状況、あるいは教科の課題について学習を深めていくための授業改善に取り組むようにということで、このデータやほかのデータをもとに、授業改善推進プランというものを作成して、各学校でこれから公表し、こんな授業改善をしてまいりますというような取り組みを、外部にアピールをしていっていただくということを指導しているところでございます。私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  それでは、私からは、資料の2、三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業の状況という1枚の資料があります。A4の資料ですね。こちらのほうを御説明いたします。
 最初1番目、平成25年2月5日までの臨時休業等の状況ということでございます。その前に、今年度は東京都では1月31日にインフルエンザの流行警報が出ました。これは定点の医療機関というのがありまして、そこでの患者数が30人以上のところが、東京都全体の60%でしたか30%でしたか、それを上回るようになると出されるそうですけれども、1月31日に東京都の場合は出ております。
 三鷹の小・中学校の状況でございますけれども、今年度平成24年度の三鷹市での一番最初の学級閉鎖は、昨年12月17日に第一中学校で1年生一組が学級閉鎖になりました。その後、ずっとなかったんですけれども、ことし1月に入りまして、やはりインフルエンザが流行し始めたというのを受けまして、1月21日に第一小学校で一学級、学級閉鎖になりまして、その後ふえてまいりまして、2月5日現在で小学校では12校、中学校では3校、延べ39学級の閉鎖というふうになっております。ちなみに前年、平成23年度の同期ですけれども、このときには小学校10校、中学校4校で延べ48学級ということですので、少し少ないような状況になっています。
 また今年度の状況に戻りますけれども、39学級の閉鎖のうちですけれども、学年閉鎖が五中の2年生で一学年、2年生が1月の29日にありました。現在、そちらのほうは出席しておりますけれども。これまでのインフルエンザ様症状の欠席者数は262人、うちインフルエンザ確定者147人というふうになっております。2月5日現在の最新の学級閉鎖ですけれども、2学級。平成23年の2月6日の昨年のときには4学級でした。ちなみに本日も、小学校で2クラス、学級閉鎖の報告がきているところです。
 今年度はニュースなどによりますと、ここ10年でインフルエンザの患者数が一番多いというふうな報道もありましたけれども、どうやら20歳以上のほうに多いようでして、三鷹の小・中学校の状況を見てみますと、そこの参考、真ん中から下に参考で、平成21年度の新型インフルエンザが──今、新型インフルエンザと言わなくなりましたけれども、とき、これはもう桁外れに多いんですけれども、全部で374学級の学級閉鎖がございました。ことしの10倍、今現在ですと10倍程度ですね。平成22年度も多少残っておりまして134学級。平成23年度も寒さが大変厳しくて、こちらも新型はまるで関係なかったんですけれども、106学級というふうな学級閉鎖がございました。
 平成21年度の新型のインフルエンザが発生する前の5年間の平均ですと、大体1シーズンに30学級程度の学級閉鎖がございました。ことしは39学級既にふえております。また、まだ寒さが続いて、もうピークはどうやら迎えたような感じですけれども、寒さと乾燥が続いておりますので、もうしばらくは注意しなければいけないと思っておりますけれども、例年よりは確実に多いような状況にはなっておりますけれども、今ニュースで言われているような大流行というふうな状況には、今なっていないというふうな状況でございます。私のほうからは以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。では、資料1から質問させていただきます。この調査は、昨年私、文教委員になりまして、平成23年度の報告もいただきまして、それの比較もさせていただいて質問させていただきます。平成23年度、昨年度は、たしか11月の8日の報告だったと思います。2カ月おくれての報告ですが、この調査自体の時期が違うのか、東京都の報告が遅いのか、三鷹市教育委員会の報告がこうなったのか、その辺の状況をお聞かせいただきたいと思います。
 2点目ですが、これもこの調査とあわせて、児童・生徒質問調査と学校質問調査も行われていると思います。これは東京都の調査の報告書に載っていましたけれども、多分恐らく三鷹市も同様にされていると思いますが、この報告がないのはなぜかということと、もしかしてまとめていらっしゃるのか、その辺のをお聞かせいただきたいと思います。
 もう1点ですが、この調査に当たって東京都では、設定通過率という、これは学習指導要領の内容について、標準的に学習活動が行われたと想定した場合の正答の割合であるという、この設定通過率というものがあります。これとの比較をしていただきたいんですが、これはなぜかというと、教育委員会が定めた、ここぐらいのレベルがあってほしいというものだと思うんですが、この通過した方の割合がどれぐらいかというのが1つの指標かなと。平均もいいんですが、こういった指標もあってもいいのかなということで御質問させていただきます。去年質問させていただいたときには、これちょっと分布、ヒストグラムでまとめたらいいんじゃないかということを要望させていただきまして、検討しますという回答でしたが、その辺の検討も含めてお聞かせいただきたいというように思います。
 それと、この調査は小学生が5年生、中学校が2年生の調査になっていますが、それもこれも前回の答弁の中でありましたけれども、一人一人の学習の到達度を見ての指導、教育を図っていきたいという答弁でしたけれども、教育委員会として学校へは、この調査をどのように──報告以外にですね、生徒の指導という意味で、どのような指導をしてくださいというような指示をなさっているか、その点お聞かせください。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  昨年、確かに文教委員会、11月に報告をさせていただいたところでございます。ことしなぜこの時期になったのかということでございますが、実は昨年11月に報告をしたときには、東京都との比較ということで、三鷹市としては数値はもちろん来るんですけれども、東京都の全体の正答率、平均正答率というのが速報値という値で出された段階での比較でした。ところがそのとき、御記憶があるかもしれませんけれども、中学校の国語科の成績が東京都の数値よりも、三鷹市のほうが低かったという報告になっていたかと思います。それが1月の終わりに東京都の正しい全ての正答率が出てきたときには、その速報値よりもかなり低い数値が出てきた。つまり、三鷹は東京都よりも成績が実はよかったということに、後でわかったということがございました。ことしも東京都は速報値を出してきたんですけれども、その速報値というものが全く当てにならないので、これで報告をするのは、まあ、余り正確性に欠けるということで、ことしは東京都が全てのデータを集計した段階で比較をしてお知らせをいたしますということで、今回このような時期になったということを御理解いただきたいと思います。
 続いて、質問紙調査でございます。この質問紙調査については、その質問全体のデータというのはこちらにお示ししておりませんが、今後、その質問それぞれ、例えば学習に対する意識の調査とか、そういうものと、それぞれの教科の正答率等をクロス集計などして比較をした上で、例えば授業が楽しい、それから少し楽しい、余り楽しくない、楽しくないというような全体的な意識の調査、これを正答率と比べたときにですね、小学校や中学校どちらも楽しい、少し楽しいというふうに回答した児童・生徒の平均正答率と、余り楽しくない、楽しくないというふうに回答した平均正答率よりも、当然そちらのほうが高くなるというような傾向も出ておりますので、こういった結果から、子どもたちが意識、意欲というものが高まっていれば、平均正答率も上がってくるだろうということで、今後また家庭や学校と連携をして、楽しい授業、そしておもしろい、わかる授業というものが実現するような授業改善をするようにということで、指導をしているところでございます。
 それから、設定通過率なんですけれども、確かにおっしゃるように、この問題だったら60%ぐらいはできてほしいというような設定通過率をつくって問題を作成しているはずです、東京都も。ただ、この問題がつくれたから、60%の子どもができるかどうかということは、実際には本当にそれは非常に難しいことだというふうに思います。ただ、やはりこれぐらいは期待しているという数値があるんですけれども、それとそれぞれの子どもたちがどのぐらいの位置にいるのかというようなことについては、個々の個別の個票というものが子どもに返されますので、それと比較をした上で、学校がそこに達していないという子どもについて、子どもの課題ももちろんあるでしょうし、あるいは授業の課題というものもあるでしょうし、そういったものを分析した上で、今後それぞれの学校で授業改善をするための1つの材料にしていただくということで、こちらからも指導しているというところでございます。
 最後の質問にも関連してくるんですけれども、この学習の到達度というものをどのようにこれからはかっていくかということについては、これの調査。それからまた、これ1つだけではなかなかはかれない。例えば、教科1つについて、細かい設問で見ても20問しかないような調査ですので、この本当に1問が全ての、例えばこの知識・理解についてはかれているかどうか。本当に一面的なものだと思いますので、ほかの全国学力調査、国のものもこれから悉皆になるというふうに聞いておりますし、また、それ以外の日々の評価も含めて、子どもたちを正確に見取って課題改善に努めていくように、各学校を指導しているところです。
 先ほどの説明の中でもお話ししたように、授業改善推進プランというものが各学校でつくられます。この学力向上を図るための調査の結果と、その推進プランを含めてホームページで公開したり、コミュニティ・スクール委員会で話し合ったりしていただくということを、ぜひお願いしますというふうに学校には伝えているところです。以上です。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。調査、報告が東京都のホームページにもありましたけれども、これ、11月の22日の、これが正式だと認識しております。ということは、その前年度、平成23年度においては、それより前に速報値があって、それをもとにやったということですね。まあ、タイミング的には11月22日で、1回文教委員会もあったとは思いますが、ただ、直近なんでちょっとできなかったというように思いますし、三鷹市のデータのまとめとかいうのにも時間も要するでしょうし、まあ、今回に至ったという認識でいいかなというように思います。
 あと、先ほど課長からもお話ありましたように、ぜひやはり質問調査もデータとして提出していただいて、やはりそこら辺も見て、数字と意識度調査と比較しながら、我々文教委員としても、三鷹の子どもたちを見ていく上でいいデータになりますので、ぜひいただきたいなというように思いますので、御検討ください。設定通過率につきましても、これもやはりいろいろと大人が見たものではありますけれども、そうですね、大体どれぐらいの割合がいっているのかというものにはなりますので、ぜひそちらのほうも御検討ください。
 じゃ、資料2についてお伺いします。それで、ちょっと所管が違うんですが、学童。この学級閉鎖を行った場合には、学童のほうはどういうふうになっているのか、その辺の関連ですね。ちょっともし教育委員会のほうでつかんでいれば、教えていただきたいと思います。
 もう一つは、二、三週間後、3学期の期末テストに入りますけれども、同じように去年、二、三十%の生徒が休んだ場合には学級閉鎖になるよということで内野課長からもお話がありましたけれども、同様な基準なのか。ちょっとテストの時期にもありますから、ちょっとその辺の判断の基準というんですかね、見方というのを教えていただきたいなと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  学童との関連はどうかということですけれども、学童のほうはどのように取り扱っているかは、ちょっと私のほうでは掌握しておりませんけれども、情報はもちろん幼稚園とか保育園、学童などには相互に連絡をしているところです。
 それから、学級閉鎖の基準ですけれども、これは前々から言っておりますけれども、明確な基準というのはないんです。学校保健安全法でも急にふえた場合ということで、たしか新型インフルエンザのときなどには、学級の3人とか4人なんていうような一定の目安、10%ぐらいとかという目安がありましたけれども、ふだんはそういう特定な目安というのはありませんで、一般的には大体20%ぐらいになってくると多いのかなと。学校医などとももちろん相談しながらやっておりますけれども、流行を防ぐ感染予防という意味でやっている、そういうふうなことになっております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。資料1のほうなんですけれども、中学生のこれを見ると、関心・意欲・態度というのが、英語以外は全部東京都より低いということなんですけれども、これに対しては何か対策を考えていらっしゃるのかということが1つ。それともう一つ、平均値としては、正答率としては、小学校も中学校も全ての教科で東京都より上にあるんですけれども、正答率が。ただ、できていない子どもさんもいらっしゃると思うんですね。そうすると、東京都の平均値よりも、市内の子どもさんたちで、正答率の低い方がどの程度いらっしゃるのか。それを把握しているのであれば、それを教えていただきたい。それは各それぞれの項目もそうなんですけれども、とりあえず平均値として、東京都を下回っている子どもさんがどのぐらいいるかということがわかっていたら教えていただきたいと思います。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問ありがとうございます。まず、関心・意欲・態度についてでございます。特に中学校なんですけれども。例えば、中学校の国語科ではどんな設問があったかというと、目的や場面に応じて、条件に基づいて質問しようとしているかを見る問題。ある文章があって、これに対して、あなただったらどういう質問をしますかというような問題なんですね。ですので、非常に考えて、自分で主体的にその問題について課題を発見をして回答していかなければならないというようなことが求められています。また、作文の内容だとか記事の下書きをもとに、コメントをどういうふうに表現したらいいかという、これもやっぱり実際に自分で主体的に考えていかなければいけないと。こういった問題が平均として、三鷹市が東京都より下回っているということは、これは大きな課題であるというふうに教育委員会でも捉えております。
 先ほども質問いただきましたけれども、意欲という面で、これは質問紙調査の結果からも、やはりそういったものが高い子どもが知識・技能、そういったものについても高まっていくという関係がわかっているということもありますので、今後やはり児童・生徒の興味・関心を高めて、学習意欲を育む指導というものが必要になってくると思います。そこで、各学校においては、先生が何か指導をして、それを例えば黒板に書き、ノートに書き写す。あるいは、ワークシートを埋めていくというような授業はもう充実しているところでございますので、さらにお互いに意見を出し合ったり、学び合ったりする。それから、自分で考えて、その考えたことを発表し、または実際に体験したことに基づいて何かを書いたり話したりをする。そういった課題をたくさん取り入れるような授業を進めて、わかる喜びを味わえるような学習活動、これを行うように、日ごろより指導しているところでございますが、これからさらに一層この課題を受けて、学校への指導をしていきたいと思っています。
 それから、個別の状況についてです。一人一人のお子さんの、いわゆる個別の状況については、各学校が把握をしています。三鷹市教育委員会としては、全体の状況についてわかりますけれども、この平均正答率よりも低い子がどれぐらいいるかということについて、それぞれの学校の状況、全体の状況の中で、今何人というふうには申し上げられないんですけれども、それはもちろんおっしゃるように、そういう子がたくさんいるわけですから、そのお子さんがどういう状況にあるかということについて、一人一人のデータをもとに、その子個人の問題の、課題の解決ということも、授業の中で進めていかなければいけない。個別の指導になるのか、それとも全体の授業の中でできることなのか、それはそれぞれの教科の、また担当する先生が工夫をして改善をしていくために、各学校ではまた研究を進めていくというような状況にあると思います。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。そうですね、個別というか、中学生の関心・意欲・態度という問題については、多分恐らくこれ、いろいろな4つの教科でそういう状態ですので、多分何か問題があるかと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それとあと、落ちこぼれがないようにですね、平均値としては高いんですけれども、何か置いていかれちゃっている子どもさんがいるとか、そういうことがならないように、平均点もいいですけれども、全体が上がるような教育方法を、ぜひ御指導お願いしたいと思います。以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  じゃあ、お願いいたします。この学力調査なんですけれども、私もこれは三鷹市におきましては15の小学校と7つの中学校がありまして、それぞれやはり小・中一貫教育に関しましてもそうですけれども、学校の差もあるんではないかと思うんですね。三鷹市の平均値という形は出ているんですけれども、この学校差というのはあるのかどうか、それをちょっとお聞きしたいと思います。
 それとあと、私も非常に中学校における関心・意欲・態度、これはとっても大事なことだと思っております。確かに先生からいろいろな教科、教えていただいて、それを理解して、また解いていくということももちろん大事なんですけれども、やはり今後、それこそ大人になっていく上で、この関心・意欲とか、それからまたは態度というものは非常に重要なことになってくるわけですから、やはり応用力の面ですとかそういったものに対して、この調査に対して、全てそうなんですけれども、どのような調査結果を生かしていくかということを、再度お聞きしたいと思います。
 それからあと、インフルエンザの件なんですけれども、幸いなことに、ほかから比べたら少ないという御報告でしたけれども、私も、大人にしても子どもにしてもそうなんですが、確かにインフルエンザの菌は空気中にあるわけですが、お医者さんの、医師の何日後には行って、登校してもいいですよとか、それからまた家庭の判断とか、ちょっとさまざま差があるわけですので、これはあれでしょうか、三鷹市としては、医師の登校してもいいという、何か許可書か何かがあった上で登校しているのかどうか、その点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  2点御質問をいただきました。まず、学校間の差というところでございます。これはもちろん学校間の差が全くないわけではありません。いいところもあれば、よくないところもある、そういうような状況でございます。ただ、こういった資料の中で、各学校の比較というようなことをしてしまうと、学校、学園間の過度の序列化、あるいは競争、こういったものを生むおそれがあるため、あえてこちらには記載はしておりません。ただ、各学校にはそれぞれの学校、学園のデータを与えておりますので、これを東京都や三鷹市の数値と比較すれば、自分の学校の子どもたちがどのぐらいの位置にいるのかということは、それぞれの学校では認識ができております。ですので、それを少しでも改善をしていく。あるいは、高いところはさらに伸ばしていく。そういうためには一体どこが、あるいは、その中でどこが落ち込んでいるのかということ。例えば、教科なのか、それとも観点なのか、それとも個々の子どもなのか。そういったところを底上げするための取り組みということを、ぜひお願いしたいということで指導しております。
 それは2つ目の質問の関心・意欲・態度のところにもかかわってくるわけですけれども、やはり意欲が高まらないことには、学習全体の成果というのが上がってこないと思います。例えば、基礎的・基本的な知識・技能、これはある程度できてはいるんですけれども、さらにそこを高めていくためにも、子どもたちが興味・関心を出して学習に取り組んでいくための指導の工夫が求められます。ですから、それはもう本当に子ども個々の課題というだけでなく、授業のあり方。これも先ほどお話ししましたけれども、ただ先生が教え込むような授業を続けているだけでは、知識は身につくかもしれませんけれども、やはり受け身の学習になってしまいますから、子どもが、ああ、どうしてだろう、これは何でこうなっているんだろうと、そういう興味・関心が持てて、調べてみたいな、学んでみたいなと思えるような学習の進め方。これはなかなか難しいところではあるんですけれども、そういった授業の改善、意識改革というものをそれぞれの先生方に求めていくために、私ども指導課が学校を訪問した際には、こういう授業のやり方がありますよ、こういうふうに授業を変えてくださいというような話をさせていただいて、授業をよりよくしていくための指導を続けているところでございます。これからも努力をしてまいりたいと思っております。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  資料2につきまして、インフルエンザなど、医師の診断のもとに、登校する場合には診断書などをとっているのかということですけれども、今、委員おっしゃるとおりでして、インフルエンザなどと診断されましたら、学校でその児童・生徒さんの保護者に、登校許可書というものを渡しまして、次に診断に行くときにお医者さんに持っていって、熱が下がってからやはり二、三日とか、そういう一定の基準はあるようですので、お医者さんのほうで、もう大丈夫ですよというふうな許可書をもらってくる、そういうシステムになっております。その経費については、教育委員会というか、市のほうで負担しております。
 これはインフルエンザだけではございませんで、感染症というふうになるものについては、同じように市の原則、そういうふうな診断が出た場合ですね、登校許可書というのをもらってきて、そして登校するようにしております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。この学力向上の件に関しまして、やはり私は、子どもたちというのは、やっぱり教え方一つによって随分関心、我々もそうですけれども、なぜだろうと身を乗り出すような思いで聞き込むことですとか、つまんない授業だと、それなりになってしまうと思うんですね。ですので、教え方に関しての、やはり先生方が、低いところを教えてくださいとか、そういうことを私も聞くわけではないんですけれども、そういう学校に、結果が低かったところに関しては、やはりただ指導を少し、こういう指導もありますよとかということだけではなくて、お互い教師の、何ていうかな、見学じゃないんですけれども、教え方がどういうふうにしているのかとか、教師任せにするんではなくて、お互い教員同士が交流する中において、こういう教え方もあるとか、学んでいく、何かそういったミーティングのようなものをされているのかどうか、ちょっとその点も1つお聞きしたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  ただいま御指摘いただきましたように、その結果が低い学校というだけではないんですね。どの学校も教職員というのは、やはり研究、研修をしなければいけないというようなことに基づきまして、校内研修。あるいは学園研修、そしてそれだけではなく、教科ごとの三鷹市教育研究会というのがありますので、その中で授業をよりよくするために、どんな授業をしたらいいのかということでお互いの授業を見合ったり、それについて協議をしたりする時間というのをつくっております。ただ、なかなかその授業改善が、全ての教員まで広がっていかないというような状況にあるのは御指摘のとおりです。今後、やはり少しでも授業改善をすることが、子どもの意欲の向上につながると思いますので、そこはこれからも強めていきたいなと思っています。
 また一方で、授業の質というものだけではなく、子どもたちの生活指導上の課題。もっと言ってしまうと学習規律といいますかね、授業に取り組む姿勢とか、そういったものによって上下幅が出てきてしまっているような状況もありますので、そういう学習規律の面も、やはり厳しく指導していくように、まず学習する環境、体制を整えるというようなことを積極的にやってくださいということを、各学校に指導しているところです。以上です。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願いいたします。以上で終わります。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。資料1の件なんですが、平均点というのは、これ、手っ取り早いデータで、割と説得力を持たされるのかなと思うんですけれども、結局大事なのは、得点分布ですよね。普通、得点分布って山型になると思うんですけれども、それでも平均50点であれば、谷型でも得点、平均点50点になるわけで、その得点分布のほうをより分析して、できる子をより伸ばし、できない子を引っ張り上げるということを意識しなきゃいけないのかなと思うところなんですが、そのあたり三鷹はいかがだったでしょうか。
 それと2点目です。三鷹市と東京で比較しておりますが、ほかの自治体ですね、東京都内の。23区26市3町1村とありますけれども、その得点、これは平均でもいいのかなと思うんですけれども、ほかの自治体と比べてどうだったか。じゃあ、三鷹よりすぐれている自治体は何がきっかけですぐれているのかなというところをピックアップして、改善につなげることがいいのかなと思っています。例えば、教育特区で、たしか世田谷は日本語科ってあると思うんですよ。世田谷は国語に関して突出している部分があるのかないのかというのが、分析して、例えば突出した部分があるのであれば、その世田谷の教育をまねするということも大事だと思います。そのあたりの御意見をよろしくお願いいたします。
 それとこれ、結局、究極的には中学校の場合は入試対策ということにもかかわってくると思うんですけれども、ここのところ報道などを見ますと、都立高校でグループディスカッションが取り入れられるようになったというのが出ておりました。そういった対策も、三鷹市の中学校として必要かと思うんですけれども、そのあたりは関心ですとか思考ですとか技能ですとか知識ですとかいろいろある項目の中で、どのあたりを重点を置いてやっていくべきなのかというのをお考えかをお聞かせください。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問いただきました点についてお答えいたします。まず、得点分布ですけれども、細かい一つ一つの山の形というものは、一つ一つは微妙には違うんですが、ただ全般的にどの教科についても山型をしています。そんなに崩れていない山型です。ただ、その山のピークがどのあたりにあるのかというのが、例えば社会科で言えば、多少左寄りにある山ですし、そうでない国語で言えば右側にある山、そういう形で、こぶができているというようなことではない、そんな形をしているということがわかっております。引き続きその中で、じゃあどこが課題なのか。おっしゃるように、それよりも裾野の部分をどのように引き上げていくのかというようなところを、今後授業の中で変えていくための検討をしていただきたいということを、学校に指導しています。
 それから、他区市との比較なんですけれども、実は全ての区市町村のそれぞれのデータというものが、公表はされていないんですね。ですので、比較を今するといっても、ちょっとお話はできないんですけれども、三鷹が東京都の数値と比べて上回っているというだけでなく、上から10番目ぐらいまでの中には大体の教科が入っているということは、ざっくりとですけれどもお話はできるんですが、それぐらいのことはおわかりいただけるかと思います。
 教科によっては、やはり上下幅がありますので、さらに進んだ教育を取り入れているところについては、さまざまな機会に研究発表等を学校が見学に行くというようなことも含めて、いいところは取り入れていくということはもちろん御指摘のとおりですので、そんなふうに進めていきたいと思っております。
 それから、グループディスカッション等、そういう学習の形態については、先ほどからお話ししているように、知識注入的な指導というものが、高校受験のためにどうしても必要な部分というのはもちろんあるんですけれども、やはりそれだけでは、この知識・理解の部分は高いけれどもということになってしまいますので、やはり話し合い活動、グループで1つの意見をまとめる、あるいは疑問点を出し合ってそれを集約すると、そういうような活動をする中で高まっていくものがたくさんあると思いますので、そういった授業をたくさんするように、各学校に対しては指導を続けているところでございます。私からは以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。究極的、最終的な目標というのは、一人一人の子どもに対するきめ細やかな授業、対応なのかなと思うところはあるんですけれども、そのあたりはどうしても国のほうの動向というのもとても大事でありますので、ぜひその辺の課題解決のためのものを、職員の方からも提案していただいて、私どもも一緒に解決に向けていっていければいいのかなと思っております。また、より細やかな分析をしていただくことによって、細やかな指導というのも出てくると。そういう三鷹の教育であってほしいと思いますので、ぜひさらに一層頑張っていただければと思います。ありがとうございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、この調査ですが、傾向というのはわかりますよね、三鷹市と東京都、平均点というね。この数字を見ますと、何か三鷹は東京都の平均よりも高いんだと、よかったみたいなね、そういうものだけであってはならないというふうに思うんですが、この一応数字は出ました。出たんですけれども、東京都はこの調査の結果、これをもとに東京の教育をどうしようとしているのか。それから、この調査に基づいて、三鷹市教育委員会にこれが出されました。三鷹市として、三鷹の教育委員会として今後どうしたらいいのかという、この辺というのは、もう少し具体的に考えている点があれば出していただきたい。
 課長の先ほどの答弁でも、この調査の20問なんですか、20問と言いましたでしょうかね、調査ははかれないと。この結果というのは、非常に一面的なんだという答弁がありましたけれども、この調査が果たして今後の教育に効果があるのかといいましょうか、これだけでは調査ははかれないよと、一面的なものなんだよと、そういう認識で、三鷹の子どもたちの教育をこれから進めていくんだよというふうに私は受けとめておるんですけれども、これの調査というのは、三鷹市としてどう生かそう、生かせるものがあるのかというか、生かそうとしているのか、ちょっとその辺、もう少し具体的な点で方針を持っておられれば、お答えいただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  この調査は、御指摘のように確かに平均点でございますので、平均点ということは、それよりも上があり、それよりも下がある、その平均点でございますので、それを1つの指標と。一面的という、先ほどお話ししましたけれども、1つの指標でございますので、それを、ほかにも日々の授業の中でわかることということももちろんありますし、今後行われる国の学力調査というものの中でもわかると思います。学年が違いますので、これはあくまでも小学校5年生と中学校2年生のデータ。それ以外の学年については、日々の授業やそういった別の調査などをもとに、やはり共通する課題の部分というのがあると思うんですね。なぜその傾向の問題ができないのかということにおいて、それではその部分を改善するためにどうしたらいいのかという分析を、これから進めていかなければならないと思います。
 東京都は東京都として、この問題、回答、あるいは誤答も含めて詳細に分析した報告書を、先ごろ作成をされました。それをもとに、それが三鷹の子どもに当てはまるのか、当てはまらないのか。当てはまるものについては、じゃあどのようにしたらそれを改善できるのか。当てはまらないものについては、三鷹市独自で何らか取り組まなければいけないというようなことを考えながら、例えば来年度、研究推進校というのがそれぞれの年度ごとに、学園や学校で取り組んでいるものがありますので、そういった研究のテーマに、この課題について高めるためにどうしたらいいのかということを、それぞれの学校が、あるいは学園が研究を進めていく。指定校だけではなくて、校内研究会というものも、それぞれの学校、学園で年度ごとに行われていますので、それをこの結果をもとにした課題を解決するための研究にしていただく。そういう取り組みを進めていかざるを得ないかなというふうに思っています。
 例えば、この問題一つ一つを分析していくということも必要かとは思いますけれども、その問題が本当に、先ほど申し上げたように、全てわかるわけではありませんので、それ以外のところに、それがやはり、この結果が広がっているのかどうかということも含めて、それぞれの学校が今、分析を進めているところでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  そうすると、これは実施が昨年7月ですよね。7月5日ですよね。そうですね。それで、それぞれこのデータが、生の形で三鷹のほうに来ているんでしょうか。東京都の教育委員会がそれなりに整理して、それで来ているのか、かなり生々で来ているのか。そして、それがそれぞれの小・中学校、また今、小・中一貫ですから、学園に来て、そこでそれなりに分析して、今後の教育実践で生かそうとしているのか、それとも教育委員会で、まず全体でトータル的に分析して、一定の教育委員会の教育方針といいましょうか、そんなような形で各学園や小・中学校に、問題提起みたいな形で方向性が示されているのか、教育委員会はそこまでやらないで、ストレートに各学校におろして、そこで検討、具体化するという方向になっているのか、ちょっとその辺もう少し聞かせていただければと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  この調査自体は、学校が採点をしたものが東京都教育委員会に直接行き、東京都のほうで全部集約をし、集計をして、その結果が教育委員会と学校に送られてくるというようなことなので、子どもたちの生の情報というのは、三鷹市教育委員会では持っていないんですね。ただ、出てきた結果について、全体的に三鷹の傾向として取りまとめて、その中でここが課題ですよというようなことはお話はできるはずです。さらに学校では、個々の学校のそれぞれの特徴的な課題、あるいはよかった点あると思いますので、それをもとに各学校が分析をすると、そういう流れになっています。
 ですので、三鷹市としては先ほども申し上げたように、共通した傾向のある部分、共通してここが課題であるというふうに捉えた部分について、三鷹の特徴としてここが課題なので、ぜひここは頑張ってくださいと、そういうような言い方はしておりますが、それぞれの学校ではそれに加えて、自分の学校では、じゃあ何が課題なのかということを中心的に、重点的に取り組んでいただくというようなことになると思います。


◯委員(森  徹君)  そうしましたら、わかりました。まず、それぞれの小・中で、そこで具体的なまとめをしていますから、そこがやはりしっかりと持っているということですよね、調査の内容をね。じゃあ、教育委員会として、今おっしゃられた三鷹の課題。今回の調査で、三鷹の課題というのはどういうところにあるんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  これは右のグラフでわかるように、中学校の関心・意欲・態度、ここの部分に大きくあると思います。それからもう一つは、小学校から中学校への連携といいますかね、小・中一貫教育の流れの中で、小学校で関心・意欲・態度が高かったものが、中学校、まあ、同じ子どもではないですけれども、中学校の関心・意欲・態度の部分が低くなっているというのは、一体どういうことなのかということで考えていったときに、やはり授業の進め方、学習活動の展開の仕方、こういったものについて課題があるのではないかということで、それぞれ学校に指導しているところです。以上です。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それから来年度、今、国の予算審議していますけれども、いわゆる35人学級ですか、これは国は見送りましたよね。東京都はそれを進めるというふうに聞いておりますけれども、その東京都が、いわゆる少人数学級の方向、予算化を打ち出しておりますけれども、それはこの調査の結果、そういう方向というふうに踏み出したというふうに理解していいんでしょうか。その辺ちょっと。これは東京都ですから、ちょっと難しいかなと。むしろ三鷹の教育委員会としては、それは歓迎するというところで、三鷹のこの課題を考えたときに、その方向性というのは歓迎するんだと、さらに進めてほしいというふうに考えておられるのか。ちょっと質問が生過ぎるかどうかわかりませんけれども、余り意図はありませんので、素直な形で答弁いただけたらと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  東京都は、今年度も既に中学校1年生については、東京都独自の配置で37人以下学級という形になっておりました。来年度、国が35人学級をもう一学年分進めていくというような話を受けて、東京都も、じゃあこの中1、37人学級を35人学級にしようというふうにしたようでございますが、実際には国の財源はなくなったということで、都が独自にそれを35人以下学級として、中学校1年生を継続するというようなことが進められてきたと聞いております。ただ、まだこれも要求の段階ですので、方向性としてということですけれども。それはやはり中学校1年生におけるいろいろな課題というものがあるというふうに聞いていますので、この学力調査がということでは多分ないと思いますけれども。
 ただ三鷹としては、先ほど申し上げたように、この関心・意欲・態度の課題を改善するためには、やはり小学校から中学校に行ったときに、その中学校における授業が知識注入型になりがちなところを、ぜひ例えば少人数で話し合ったり、活動したり、作業したりという活動に進めてくださいよということをお願いしているところでございますので、東京都が中学校1年生について35人以下学級を進めるというような方向性は、歓迎したいと思っているところです。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。やはりこの調査、テストだけではなかなかはかり知れないと思いますし、やはりその辺は現場の先生から、教育委員会を含めてですね、やはり子どもに接する部分というのが一番現状をつかんでいると思います。
 それで私どもも、こういう非常にデータをいただくのは、方向、傾向を見るという点ではいいかと思うんですけれども、これだけでなかなか現状というのは見えませんよね。ですから、もう少しどこまで出せるのか。生で出てくるのが一番いいんですけれども、この数字だけで、ともすると三鷹は東京都の平均よりもちょっと高い、よかったと、安心と、こうなっちゃいけないわけで。その中でもどこに問題があるのかということを、我々委員としてもしっかりと把握もし、そのために努力していかなければいけないと思いますので、今後とも資料の提出というんでしょうか、もう少しいろいろなものが出していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。
 ほかにございますか。


◯委員(石原 恒君)  済みません、1点だけちょっと追加で質問させていただきます。資料1です。先ほどの課長からの話では、データ、数値だけ東京都のほうに報告されているということだったと思うんですが、このテストはすごく家庭教育にも生かせる部分ってあるというふうに思います。すごく関心・意欲・態度とか、こういった細かく項目に合わせて設問されているので。そういった意味で、保護者のほうで希望があった場合、その答案用紙というのは返却が可能なのか。それは教育委員会としてどう判断されるか、または学校判断なのか、その辺だけちょっとお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  それぞれの児童・生徒の結果については、個票という形で、学校がそのデータをもとに分析をするソフトウエアが東京都から配られておりまして、そこに入れたものをばあっと印刷すると、一人一人の得点の状況と、それから、都との比較、それからどういった傾向、課題があるかということがわかるようなものが各学校でつくれますので、それを児童・生徒に返すという形で、保護者、家庭には伝えられるというような仕組みになっております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。じゃ、うちにも5年生の子どもと中2の子どもがいますので、楽しみにしています。ありがとうございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかによろしいですね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時29分 休憩



                  午前10時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、3月定例会の会期中に開催することとし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、本日はこれをもって散会いたします。どうもありがとうございました。
                  午前10時31分 散会