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平成25年第4回定例会(第5号)本文

               午前9時29分 開議
◯議長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから平成25年第4回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 2番 赤松大一君、登壇願います。
                〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  おはようございます。12月16日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される議員提出議案10件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。


◯議長(伊藤俊明君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午前9時30分 休憩



               午後0時59分 再開
◯議長(伊藤俊明君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 総務委員会審査報告
        (1) 議案第74号 平成25年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
        (2) 議案第75号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
        (3) 議案第49号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例
        (4) 議案第50号 三鷹市公平委員会設置条例を廃止する条例
        (5) 議案第60号 東京都市公平委員会を共同設置する団体となることについて
        (6) 議案第52号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例
        (7) 議案第63号 三鷹国際交流センター及び三鷹市女性交流室の指定管理者の指定に
                ついて
        (8) 25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて
        (9) 所管事務の調査について
          ICT・地方分権と市民サービスに関すること


◯議長(伊藤俊明君)  これより日程に入ります。
 日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 24番 石井良司君、登壇願います。
                〔24番 石井良司君 登壇〕


◯24番(石井良司君)  それでは、お手元に配付の総務委員会審査報告書の朗読をもちまして報告といたしたいと思います。

                                     平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                              総務委員長 石 井 良 司
                総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年11月8日
 (2) 平成25年12月9日
 (3) 平成25年12月10日
 (4) 平成25年12月19日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第74号 平成25年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,274万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ649億7,951万9,000円とするとともに、債務負担行為の補正を行うため、提案されたものであります。
2 議案第75号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,095万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ174億3,217万3,000円とするため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・防犯カメラの設置場所及び費用負担に係る考え方並びに防犯カメラ等防犯設備整備費補助金の交付
  基準について
 ・防犯カメラ画像データの情報管理及び外部提供に係る考え方について
 ・三鷹台保育園・三鷹台地区公会堂解体工事に係る安全確保及び今後のスケジュールについて
 ・保育士等処遇改善事業による給与水準向上に係る検証と今後の事業継続の見通しについて
 ・保育士等処遇改善事業に係る事業者等への周知と人材確保への効果について
 ・農業公園の施設管理等における課題解決と寄附者の意向確認について
 ・図書館資料購入に係る選書のあり方について
 ・国民健康保険事業特別会計に係る国庫負担金等の算定基準について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・防犯設備整備費補助事業について
 ・三鷹台保育園・三鷹台地区公会堂解体工事について
 ・保育士等処遇改善事業の実施
 ・農業公園の施設改修等事業について
 ・図書館資料購入事業概要説明
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第74号、議案第75号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上2件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第49号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例
 この議案は、市民の安全安心に関する事務を生活環境部から総務部に移管するとともに、健康福祉部の分掌事務のうち、障がい者福祉に関する事務を地域福祉課から分離し、新たに同部に課を設けて処理することとするほか、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例改正に伴う市全体における職員配置の見通しについて
 ・安全安心課を移管する経緯及び執務場所について
 ・障がい者支援課の新設目的及び名称に係る検討の経緯と市民への周知について
 ・外環対策担当の設置に関する基本的考え方と相談体制のあり方について
 ・観光施策の重点化に伴う分掌事務の追加に係る考え方について
 ・生活福祉課福祉3係の設置に伴う考え方と労働安全衛生管理について
 ・国体推進室廃止に伴う業務知識等の継承について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市組織条例の改正を伴う組織見直しについて
 ・三鷹市組織条例の一部を改正する条例新旧対照表
 ・三鷹市行政機構図
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第49号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第50号 三鷹市公平委員会設置条例を廃止する条例
 この議案は、三鷹市公平委員会を廃止するため、提案されたものであります。
5 議案第60号 東京都市公平委員会を共同設置する団体となることについて
 この議案は、東京都市公平委員会を共同設置する団体となるため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・東京都市公平委員会の概要と不服申し立て等の審査実績等について
 ・三鷹市公平委員会廃止に伴う影響と職員体制の見直しについて
 ・市職員が不服申し立て等を行う際の相談体制について
 ・東京都市公平委員会加入後における情報提供のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・東京都市公平委員会の概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第50号、議案第60号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上2件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
6 議案第52号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例
 この議案は、地方税法の一部改正に伴い、公社債等に対する課税方式の変更、金融商品の損益通算の範囲の拡大、住宅ローン控除制度の適用期限の延長及び控除限度額の拡充並びに延滞金の利率の引下げ、公的年金からの特別徴収制度の見直し等を行うとともに、平成26年度分の都市計画税の税率における特例を定めるほか、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・延滞金の利率の引き下げに伴う納税者等への影響とその広報等について
 ・金融所得課税の一体化に係る基本的考え方について
 ・都市計画税における税率の特例措置延長に伴う納税者への影響について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市市税条例の一部を改正する条例のあらまし
 ・三鷹市における都市計画税税率の推移
 ・平成25年度各市の都市計画税税率の状況
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第52号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 議案第63号 三鷹国際交流センター及び三鷹市女性交流室の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹国際交流センター及び三鷹市女性交流室の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・国際交流事業関連施設における近隣自治体での指定管理者制度の導入状況について
 ・当該施設の運営に係る市との連携と利用者からの意見聴取について
 ・指定期間満了に伴う指定管理料の精算について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・公益財団法人三鷹国際交流協会の概要
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・2012年度三鷹国際交流センター及び三鷹市女性交流室指定管理業務実績報告書
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 嶋崎英治委員(にじ色のつばさ)
  反対の理由1、両施設の維持管理業務を国際交流協会において行うものであるが、「2012年度国際
 交流センター及び三鷹市女性交流室指定管理業務実績報告書」を見ると、指定管理料319万5,000円の
 うち、株式会社まちづくり三鷹への支出実績額は270万3,991円となっている。実際は、施設の維持管
 理業務は株式会社まちづくり三鷹への丸投げに等しい状況である。
 2、女性交流室は内閣府に届け出た施設であるならば、女性センターとして位置づけ、その機能がしっかりと果たせる団体を指定管理者とすべきである。
 以上をもって、本議案には反対する。
〔賛成討論〕
(1) 伊東光則委員(三鷹市議会自由民主クラブ)
  三鷹国際交流センター、三鷹市女性交流室の取り組みは、三鷹市にとって不可欠である。これまで
 の実務に実績があり、利用者からも高い評価を得ている公益財団法人三鷹国際交流協会が引き続き指
 定管理者となり管理運営に当たることは、最善の選択であると考える。
  よって、この議案に賛成する。
 以上の討論の後、議案第63号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
8 25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて
   調布市所在
   首都圏建設産業ユニオン東多摩支部
   執行委員長 下村 治男
   武蔵野市所在
   武蔵野建設組合
   組合長 小内 義弘
   三鷹市所在
   東京土建一般労働組合三鷹支部
   執行委員長 金子 昭二 ほか 1,094人 提出
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明及び請願者からの補足説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・消火器・住宅用火災警報器・家具転倒防止器具購入等申込書
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、25請願第8号について採決いたしました結果、本件については、可否同数のため委員長裁決により不採択とすべきものと決定いたしました。
9 所管事務の調査について
  ICT・地方分権と市民サービスに関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上であります。よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第74号 平成25年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第74号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
 押し忘れは……。早いね。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第75号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第75号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第49号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第49号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第50号 三鷹市公平委員会設置条例を廃止する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第50号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第60号 東京都市公平委員会を共同設置する団体となることについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第60号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第52号 三鷹市市税条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決をいたします。
 議案第52号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第63号 三鷹国際交流センター及び三鷹市女性交流室の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第63号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件に対する総務委員長の報告は不採択でありますので、25請願第8号の原案について、表決システムにより採決いたします。
 25請願第8号について、採択の上、市長に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権と市民サービスに関すること、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を行うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 文教委員会審査報告
        (1) 議案第53号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例を廃止する条例
        (2) 議案第61号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について
        (3) 議案第62号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について
        (4) 25請願第5号 三鷹市立中学校の空調等未整備教室へのエアコン設置について
        (5) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること


◯議長(伊藤俊明君)  日程第2 文教委員会審査報告。文教委員長の審査の報告を求めます。
 7番 渥美典尚君、登壇願います。
                〔7番 渥美典尚君 登壇〕


◯7番(渥美典尚君)  それでは、お手元の案文を朗読いたしまして、報告とさせていただきます。

                                     平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                              文教委員長 渥 美 典 尚
                  文教委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                        記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年11月8日
 (2) 平成25年12月10日
 (3) 平成25年12月19日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第53号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例を廃止する条例
 この議案は、スポーツ傷害見舞金を廃止するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・近隣自治体における見舞金等支給事業の現状について
 ・三鷹市市民活動災害補償保険への加入による補償内容の具体的拡充並びに補償実績等について
 ・スポーツ傷害見舞金を廃止するに至った具体的理由等について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例を廃止する条例概要説明
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第53号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第61号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市川上郷自然の村の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該指定管理者候補者に再指定することとした基本的考え方について
 ・施設利用者数の増加要因と当該指定管理者候補者による取り組み等への評価について
 ・本施設における指定管理者候補者の職員配置体制等のあり方と人件費抑制等への具体的方策につい
  て
 ・指定期間満了後における三鷹市川上郷自然の村のあり方等について
 ・当該施設における維持・保全並びに危機管理等への具体的取り組みについて
 ・利用者等の声を聞く具体的な取り組みについて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・一般財団法人川上村振興公社の概要
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度個別項目)
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・三鷹市川上郷自然の村の管理運営に係る推移(平成16年〜25年度)
 ・三鷹市川上郷自然の村の管理に係る平成24年度指定管理者事業報告書
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  本議案は川上郷自然の村の指定管理者の再指定の議案である。
 デフレ下では、物の価値が下がり、現金の価値が上がる。市所有施設の処分を進めなければならな
 い時期である。税は「民の生きるを守る」に直結する対象にのみ使われるべきであり、施設の要・不
 要も同じ観点で考えなければならない。
  川上郷自然の村は、利用実態を考慮すると、「民の生きるを守る」に直結する施設とは言いがたい。
 そもそも、指定管理の是非の前に、当該施設を保有し続けなければならないか否かが先に議論されな
 ければならない。川上郷自然の村は廃止すべきであり、存続を前提とした指定管理者の再指定の本議
 案には反対する。
 以上の討論の後、議案第61号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第62号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市山本有三記念館等の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該指定管理者候補者による業務実績等に対する具体的評価について
 ・本件指定管理業務において仮に公募による選定とした際の課題等について
 ・指定管理者候補者選定過程に係る情報公開等のあり方について
 ・当該文化施設における危機管理体制整備のあり方等について
 ・本件指定管理業務における市民ボランティア等の活用について
 ・三鷹市山本有三記念館等の利用状況と学校教育への活用等について
 ・議案審査参考資料の提供のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・概要(三鷹市山本有三記念館等の指定管理の指定について)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・事業報告書(施設の開館状況及び利用状況)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  本議案は、山本有三記念館、美術ギャラリー、芸術文化センター、公会堂、井心亭の指定管理者の
 再指定の議案である。
  デフレ下では、物の価値が下がり、現金の価値が上がる。市所有施設の処分を進めなければならな
 い時期である。税は「民の生きるを守る」に直結する対象にのみ使われるべきであり、施設の要・不
 要も同じ観点で考えなければならない。
  本議案対象の5施設は、「民の生きるを守る」に直結する施設とは言いがたい。そもそも、指定管
 理の是非の前に、当該施設を保有し続けなければならないか否かが先に議論されなければならない。
 これらは廃止を検討しなければならない。
  仮に存続理由を認めることができたと仮定しても、指定管理者として提案されている三鷹市芸術文
 化振興財団の代表者で理事長の地位にあるのは、河村 孝副市長である。選定過程で考慮されていた
 としても、そもそも相手先の代表者が副市長というのは、いわば「代打、俺」であり、指定管理者制
 度が持つ本来の趣旨と大きくかけ離れている。この点からも賛成することはできない。
  今後、景気の悪化に伴い、資金繰りが悪化し、より一層の固定資産処分を検討すべき時期が来るで
 あろう。その際には、これら5施設のような芸術文化施設から真っ先に廃止を検討するべき旨申し添
 え、反対する。
 以上の討論の後、議案第62号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 25請願第5号 三鷹市立中学校の空調等未整備教室へのエアコン設置について
   三鷹市在住
   内田 大作 提出
 委員会は本件審査に当たり、教育委員会側の説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・空調設備の整備状況
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、25請願第5号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく採択の上、市長及び教育委員会に送付すべきものと決定いたしました。
5 所管事務の調査について
  三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  以上をもって文教委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第53号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例を廃止する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第53号について、文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第61号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第61号について、文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第62号 三鷹市山本有三記念館等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第62号について、文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  25請願第5号 三鷹市立中学校の空調等未整備教室へのエアコン設置について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 25請願第5号について、文教委員長報告どおり採択の上、市長及び教育委員会に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については、文教委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第3 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第54号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
        (2) 議案第56号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例
        (3) 議案第64号 三鷹市福祉会館の指定管理者の指定について
        (4) 議案第65号 三鷹市高齢者センターけやき苑の指定管理者の指定について
        (5) 議案第66号 三鷹市高齢者センターどんぐり山及び三鷹市立特別養護老人ホー
                ムどんぐり山の指定管理者の指定について
        (6) 議案第67号 三鷹市牟礼老人保健施設の指定管理者の指定について
        (7) 議案第68号 三鷹市立母子生活支援施設三鷹寮の指定管理者の指定について
        (8) 議案第69号 三鷹市一小学童保育所A等の指定管理者の指定について
        (9) 25請願第6号 三鷹市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成等に
                 ついて
        (10)25請願第7号 宿泊助成の拡充を求めることについて
        (11)25請願第9号 福祉バス「ふれあい号」の利用改善について
        (12)所管事務の調査について
          健康、福祉施策の充実に関すること


◯議長(伊藤俊明君)  日程第3 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 25番 大城美幸さん、登壇願います。
               〔25番 大城美幸さん 登壇〕


◯25番(大城美幸さん)  お手元の文書を読み上げて報告にかえさせていただきます。

                                     平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様

                              厚生委員長 大 城 美 幸
                 厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年11月1日
 (2) 平成25年12月10日
 (3) 平成25年12月11日
 (4) 平成25年12月19日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第54号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、国税の見直しにあわせ、延滞金の利率を引き下げるため、提案されたものであります。
2 議案第56号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例
 この議案は、延滞金減免規定を新設するとともに、国税の見直しにあわせ、延滞金の利率を引き下げるため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・地方税法改正により、市税及び各保険料に係る延滞金の利率を同率にする根拠について
 ・延滞金徴収事務の現状及び延滞金徴収による滞納防止効果について
 ・分割納付における各保険料及び延滞金の徴収の考え方について
 ・各保険料及び延滞金の減免措置に係る基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例のあらまし
 ・三鷹市後期高齢者医療に関する条例新旧対照表(抜粋)
 ・三鷹市介護福祉条例の一部改正(案)の概要
 ・三鷹市介護福祉条例新旧対照表(案)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第54号、議案第56号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上2件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第64号 三鷹市福祉会館の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市福祉会館の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該施設における指定管理業務の範囲と使用料収入の取り扱いについて
 ・指定管理者制度導入による市の財源効果と当該施設のサービス向上について
 ・指定管理者における職員体制、職員の処遇及びモチベーションの維持・向上等について
 ・当該施設における各種事業の実施状況と指定管理業務との関連性について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・平成24年度事業報告書(抜粋)
 ・社会福祉協議会平成24年度委託関係費返還精算書
 ・公益事業資金収支計算書第1号
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第64号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第65号 三鷹市高齢者センターけやき苑の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市高齢者センターけやき苑の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
5 議案第66号 三鷹市高齢者センターどんぐり山及び三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山の指定
        管理者の指定について
 この議案は、三鷹市高齢者センターどんぐり山及び三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
6 議案第67号 三鷹市牟礼老人保健施設の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市牟礼老人保健施設の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 以上3件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上3件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議における各施設の現状確認について
 ・当該施設における利用者からのアンケートの結果及びその対応について
 ・指定管理者における職員体制、職員の処遇及びモチベーションの維持・向上等について
 ・高齢者センターけやき苑における指定管理業務の範囲について
 ・高齢者センターどんぐり山における利用率の現状について
 ・高齢者センターどんぐり山の指定期間を3年とした経緯について
 ・高齢者センターどんぐり山が公の施設である必要性について
 ・特別養護老人ホームどんぐり山における緊急時対応について
 ・特別養護老人ホームどんぐり山における予算流用の考え方について
 ・高齢者センターどんぐり山及び特別養護老人ホームどんぐり山における老朽化した設備の更新等に
  ついて
 ・牟礼老人保健施設はなかいどうにおける指定管理業務の範囲について
 ・社会福祉事業団理事長に副市長が就任していることによる指定管理者選定に係る影響等について
 ・社会保障改革プログラム法の成立による当該施設への影響等今後の見通しについて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(三鷹市高齢者センターけやき苑)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(三鷹市高齢者センターけやき苑)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)(三鷹市高齢者センターけやき苑)
 ・平成24年度事業報告(社会福祉法人東京弘済園)
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(三鷹市高齢者センターどんぐり山)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(三鷹市高齢者センターどんぐり山)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)(三鷹市高齢者センターどんぐり山)
 ・平成24年度事業報告書(どんぐり山)(社会福祉法人楽山会)
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)(三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山)
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(三鷹市牟礼老人保健施設)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(三鷹市牟礼老人保健施設)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)(三鷹市牟礼老人保健施設はなかいどう)
 ・平成24年度事業報告書及び決算報告書(社会福祉法人三鷹市社会福祉事業団)
 ・三鷹市高齢者センターけやき苑平成24年事業運営委託費決算総括表
 ・どんぐり山平成24年度収入支出決算総括表
 ・資金収支 補正・流用予算書(社会福祉法人楽山会)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第65号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第66号について討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 野村羊子委員(にじ色のつばさ)
  高齢者センターは、利用率の低下で、介護給付費だけでは成り立たない状態が続いており、公的な
 施設としての役割は終了しているのではないかと思わされる。もっと早くに対応を検討すべきであっ
 た。特別養護老人ホームについては、公の施設として、これを支える必要がある部分、それは認める
 が、全体としてセットの指定であるので、どんぐり山の指定管理者の指定管理については反対である。
 以上の討論の後、議案第66号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第67号について討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 野村羊子委員(にじ色のつばさ)
  指定管理者である社会福祉事業団は、副市長が理事長である。かねてより指摘してきた、いわば双
 方代理状態が解消されていないため、この指定管理者の指定については認められない。
 以上の討論の後、議案第67号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 議案第68号 三鷹市立母子生活支援施設三鷹寮の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市立母子生活支援施設三鷹寮の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・指定管理料の推移と精算に係る考え方について
 ・母子生活支援における相談件数及び相談内容について
 ・社会福祉事業団理事長に副市長が就任していることによる指定管理者候補者選定に係る影響等につ
  いて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度個別項目)
 ・平成24年度事業報告書(抜粋)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 野村羊子委員(にじ色のつばさ)
  三鷹市立母子生活支援施設三鷹寮の指定管理者の指定について、この施設の必要性は認めるものの、
 社会福祉事業団は、副市長が理事長であり、かねてより指摘してきた、いわば双方代理状態が解消さ
 れていないため、この指定管理者の指定については認められない。
 以上の討論の後、議案第68号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
8 議案第69号 三鷹市一小学童保育所A等の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市一小学童保育所A等の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・中原小学童保育所及び東台小学童保育所の指定管理者候補者選定方法を公募とすることとした経
  緯・目的等について
 ・公募による指定管理者候補者選定に関する今後の方向性等について
 ・選定方法の違いによる指定管理料の算定等への影響について
 ・公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果における評価内容及び評価基準について
 ・保護者等関係者に対する、当該施設における指定管理者候補者選定の経過に係る周知・説明につい
  て
 ・指定管理者における人件費抑制とサービス提供の関連性について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・三鷹市中原小学童保育所及び東台小学童保育所指定管理者候補者審議結果
 ・三鷹市中原小学童保育所A等の指定管理者候補者の選定基準
 ・三鷹市中原小学童保育所A等の指定管理者候補者の選定経過
 ・三鷹市中原小学童保育所A等の指定管理者応募法人一覧
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度個別項目)
 ・平成24年度三鷹市一小学童保育所A等事業実績報告書(抜粋)
 ・三鷹市中原小学童保育所及び東台小学童保育所指定管理者候補者選定結果
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第69号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
9 25請願第6号 三鷹市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成等について
   三鷹市在住
   私学助成小中学校協議会
   代表 加藤 結花 ほか 32,425人 提出
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明を聞きました。
 次いで、25請願第6号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。
10 25請願第7号 宿泊助成の拡充を求めることについて
   三鷹市在住
   宿泊助成の拡充を求める連絡会
   印南 泰成 ほか 243人 提出
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明及び請願者からの補足説明を聞きました。
 次いで、25請願第7号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。
11 25請願第9号 福祉バス「ふれあい号」の利用改善について
   三鷹市在住
   三鷹市の福祉をすすめる女性の会
   津田 清子 ほか 132人 提出
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明及び請願者からの補足説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市福祉バス使用要綱
 ・平成25年度上半期「ふれあい号」抽選日日程表
 ・平成25年度上半期利用分抽選実施状況
 ・平成25年度下半期利用分抽選実施状況
 ・平成24年度「ふれあい号」利用状況
 ・平成25年度「ふれあい号」利用状況
 ・平成25年7月22日(月)〜7月28日(日)利用分 福祉バス「ふれあい号」抽選会記録(決定)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、25請願第9号について採決いたしました結果、本件については、可否同数のため委員長裁決により採択の上、市長に送付すべきものと決定いたしました。
12 所管事務の調査について
  健康、福祉施策の充実に関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いします。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第54号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第54号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第56号 三鷹市介護福祉条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第56号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第64号 三鷹市福祉会館の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第64号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第65号 三鷹市高齢者センターけやき苑の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第65号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第66号 三鷹市高齢者センターどんぐり山及び三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第66号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第67号 三鷹市牟礼老人保健施設の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第67号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第68号 三鷹市立母子生活支援施設三鷹寮の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第68号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第69号 三鷹市一小学童保育所A等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第69号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  25請願第6号 三鷹市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成等について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は不採択でありますので、25請願第6号の原案について、表決システムにより採決いたします。
 25請願第6号について、採択の上、市長に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  25請願第7号 宿泊助成の拡充を求めることについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件に対する厚生委員長の報告は不採択でありますので、25請願第7号の原案について、表決システムにより採決いたします。
 25請願第7号について、採択の上、市長に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  25請願第9号 福祉バス「ふれあい号」の利用改善について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 25請願第9号について、厚生委員長報告どおり採択の上、市長に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、健康、福祉施策の充実に関すること、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 まちづくり環境委員会審査報告
        (1) 議案第57号 三鷹市市民住宅条例の一部を改正する条例
        (2) 議案第58号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
        (3) 議案第59号 三鷹市下水道条例の一部を改正する条例
        (4) 議案第71号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について
        (5) 議案第72号 すずかけ駐輪場等の指定管理者の指定について
        (6) 議案第70号 三鷹市農業公園の指定管理者の指定について
        (7) 所管事務の調査について
          まちづくり、環境に関すること


◯議長(伊藤俊明君)  日程第4 まちづくり環境委員会審査報告。まちづくり環境委員長の審査の報告を求めます。
 23番 吉野和之君、登壇願います。
                〔23番 吉野和之君 登壇〕


◯23番(吉野和之君)  お手元に配付の審査報告書を朗読いたしまして、まちづくり環境委員会審査報告とさせていただきます。

                                     平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                         まちづくり環境委員長 吉 野 和 之
               まちづくり環境委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年11月7日
 (2) 平成25年12月9日
 (3) 平成25年12月19日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第57号 三鷹市市民住宅条例の一部を改正する条例
 この議案は、三鷹市市民住宅の保証金の金額を見直すため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・公共住宅政策における市民住宅制度の役割と今後のあり方について
 ・使用料及び保証金の見直し等に係る基本的考え方について
 ・空き室の増要因と入居率向上に向けた今後の取り組みについて
 ・障がい者及び高齢者世帯等の受け入れに向けた考え方について
 ・市民住宅の設備更新等に係る基本的考え方について
 ・公共住宅政策のあり方検討に当たっての実態調査の必要性等について
 ・本条例改正による民間賃貸住宅等への影響について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市市民住宅条例の一部を改正する条例」説明資料
 ・三鷹市市民住宅条例の一部を改正する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第57号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第58号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、しろがね通り第1駐輪場及び三鷹台第2駐輪場の位置を変更するとともに、三鷹台第5駐輪場を新設するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・駐輪場整備及び放置自転車対策に係る基本的考え方について
 ・撤去した放置自転車の管理体制及び引き取り状況等について
 ・駐輪場に係るニーズ調査の実施について
 ・三鷹台駅周辺の一時利用駐輪場整備等の方向性について
 ・三鷹台駅周辺駐輪場の有料化実施に向けた周知のあり方について
 ・駐輪場利用料金の見直し等に係る基本的考え方について
 ・三鷹駅周辺の自転車乗り入れ状況とその推移について
 ・地域振興に向けた駐輪場整備のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」説明資料
 ・しろがね通り第1駐輪場位置図
 ・三鷹台駅周辺駐輪場位置図
 ・「三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 栗原健治委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  三鷹駅南口しろがね通り第1駐輪場と三鷹台第2駐輪場の移転、新たに三鷹台第5駐輪場を設置す
 ることには賛成であるが、厳しい市民生活の中で、駐輪場の有料化は市民、また利用者の重い負担に
 なっている。三鷹台第5駐輪場の有料化には賛成できない。
  三鷹市の駐輪場の全面有料化は、事前に十分な説明がされず、市民の理解は得られていない。また、
 市民、利用者の意見が反映されてこなかった。駐輪場全面有料化に対し、改めて市民、利用者に丁寧
 な説明を行い、市民の意見を聞き、全面有料化を見直すべきである。
  改めて、無料の駐輪場の廃止はすべきでないこと、利用料の大幅負担増を認められないことを申し
 述べる。
 以上の討論の後、議案第58号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第59号 三鷹市下水道条例の一部を改正する条例
 この議案は、使用料の排出量区分を見直すとともに、料率を改定するほか、使用料の額の算定方法を改めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・使用料徴収及び改定に係る基本的考え方について
 ・使用料改定に伴う市民への具体的影響と広報のあり方等について
 ・下水道事業の財政収支に係る周辺自治体の状況について
 ・下水道施設に係る老朽化対策等の取り組みとその経費について
 ・消費税率引き上げの影響とその対応について
 ・減免補填金等を使用料対象経費充当財源とした考え方について
 ・公債費負担の見通しと下水道事業経営のあり方について
 ・井戸水利用事業所等における使用料算定のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市下水道条例の一部を改正する条例」説明資料
 ・三鷹市下水道条例(抜粋)新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 栗原健治委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  本条例案は、汚水処理にかかわる維持管理費などの経費に対し発生している使用料による歳入不足
 を受益者である使用者に求めるものであるが、深刻な経済不況のもとで市民生活を強いられている市
 民にとって負担増は生活と暮らしに影響を与える点から認めることはできない。
  地方自治体の公衆衛生を支える下水道事業は自治体本来の仕事であり、その負担を受益者市民にか
 ぶせれば限りない負担増につながる。今回、大口使用者の負担はそのままで、負担増は100立米以下
 に負担をふやすものになっている。
  汚水処理の経費負担のあり方を見直し、応能負担の考え方も適用し、重い受益者負担にならぬよう
 適正に一般財源の活用をすべきであること、使用料の少ない家庭へのより一層の負担軽減策が必要な
 ことを申し述べる。
 以上の討論の後、議案第59号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第71号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
5 議案第72号 すずかけ駐輪場等の指定管理者の指定について
 この議案は、すずかけ駐輪場等の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該指定管理者候補者の管理実績とその評価について
 ・複合施設内に整備された市民住宅の指定管理のあり方及び災害時の対応等について
 ・駐輪場指定管理業務における苦情対応、機器の故障対応及び老朽化対策等の取り組みと当該事業者
  の収支状況等について
 ・駐輪場整理員の労働安全衛生管理等への具体的取り組みについて
 ・三鷹台駅周辺駐輪場の有料化実施と指定管理業務への影響等について
 ・指定管理者候補者選定過程における事業者の経営状況等に係る評価について
 ・指定管理者候補者選定方法に係る基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について」説明資料
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(三鷹市下連雀市民住宅)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(三鷹市下連雀市民住宅)
 ・三鷹市下連雀市民住宅の管理事業報告書の提出について
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・「すずかけ駐輪場等の指定管理者の指定について」説明資料
 ・すずかけ駐輪場・三鷹駅南口東駐輪場位置図
 ・三鷹台第1〜第5駐輪場位置図
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定期間における指定管理者評価シート(すずかけ駐輪場・三鷹駅南口東駐輪場)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)(すずかけ駐輪場・三鷹駅南口東駐輪場、三鷹台第1〜第5
  駐輪場)
 ・平成24年度指定管理駐輪場に係る事業報告書の提出について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第71号、議案第72号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上2件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
6 議案第70号 三鷹市農業公園の指定管理者の指定について
 この議案は、三鷹市農業公園の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該施設の維持管理に係る具体的課題と修繕等の進捗状況について
 ・公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の委員構成とそのあり方について
 ・指定管理実績に係る自己評価への認識等について
 ・議案審査参考資料の提供のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市農業公園の指定管理者の指定について」説明資料
 ・指定期間における指定管理者評価シート
 ・平成25年度第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について(通知)
 ・指定管理者候補者審議結果(施設別)
 ・指定管理者自己評価シート(平成24年度共通項目)
 ・平成24年度三鷹市農業公園指定管理業務報告書の提出について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第70号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 所管事務の調査について
  まちづくり、環境に関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  以上をもってまちづくり環境委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第57号 三鷹市市民住宅条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  では、議案第57号について討論をいたします。
 国の住宅政策では、公営住宅等低廉な家賃の住宅の供給のほか、中堅所得者や高齢者向けの賃貸住宅に対する住宅整備及び家賃の減額のための補助を行っており、三鷹市の市民住宅は中堅所得者層のファミリー世帯を対象に供給している住宅として位置づけられています。しかし、昨今の不動産市況においては、中堅所得者層向けの賃貸住宅が飽和状態となり、公的施策としての必要性が薄れてきていると言わざるを得ません。その結果、市民住宅に約3割の空き家が生じている事態を生み出しています。
 このような現状分析に基づき、今後の三鷹市における公営住宅施策を住宅に困窮する低所得者対象への転換の検討を提案したいと思います。しかし、現状ある施設の有効活用を促進するため、即効性ある対策としての保証金引き下げである本議案には賛成といたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第57号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第58号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第58号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第59号 三鷹市下水道条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  では、第59号について討論をさせていただきます。
 本議案は、下水道料金の一部引き上げを行う改正案です。市長の提案理由説明では、引き上げの具体的な理由説明がありませんでした。委員会提出資料を確認したところ、下水道会計は歳入不足が続いており、今後の老朽化対策でさらなる支出増が求められる状況であること、現在の使用料が多摩26市の平均を大きく下回り、引き上げ後も平均以下にとどまること、使用者数の多い排水量区分での引き上げによって、負担増がかかる部分を薄く広くしてバランスをとっていること、基本使用料は据え置き、ひとり暮らしの世帯に配慮していることなどがわかりました。下水道はまさにライフラインであり、施設の維持管理は会計の健全性を維持しつつ継続して行われる必要があることなどを鑑み、本議案には賛成といたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第59号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第71号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯17番(半田伸明君)  議案第71号 三鷹市下連雀市民住宅の指定管理者の指定について、本議案は下連雀市民住宅の指定管理者の再指定の議案である。デフレ下では物の価値が下がり、現金の価値が上がる。市所有資産の処分を進め、現金を確保しなければならない時期である。税は「民の生きるを守る」に直結する対象にのみ使われるべきであり、市所有資産の要・不要も同じ観点で考えなければならない。
 貸しアパート等にあきがある状況で、市民住宅が「民の生きるを守る」に直結する施設とは言いがたい。そもそも、指定管理の是非の前に、当該施設を保有し続けなければならないか否かが先に議論されなければならない。別途上程のあった市民住宅の保証金見直しについては、この見直しそのものについては妥当性があるので賛成という結論だが、施設そのものの見直しを検討すべきとの観点から、この議案には賛成できないという結論になった。市民住宅は廃止の検討も視野に入れるべきである。
 仮に存続利用を認めることができたと仮定しても、指定管理者として提案している株式会社まちづくり三鷹の代表取締役会長の地位にあるのは河村 孝副市長である。選定過程で考慮されていたとしても、そもそも、相手先の代表者が副市長ということは、いわば「代打、俺」であり、指定管理者制度が持つ本来の趣旨と大きくかけ離れている。我が会派はこの問題を過去何度も指摘してきた。この点からも賛成することはできない。
 以上より本議案に反対する。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第71号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
 24番議員さん。
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第72号 すずかけ駐輪場等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯17番(半田伸明君)  議案第72号 すずかけ駐輪場等の指定管理者の指定について、本議案はすずかけ駐輪場等の指定管理者の再指定の議案である。指定管理者として提案されている株式会社まちづくり三鷹の代表取締役会長の地位にあるのは河村 孝副市長である。選定過程で考慮されていたとしても、そもそも相手先の代表者が副市長というのは、いわば「代打、俺」であり、指定管理者制度が持つ本来の趣旨と大きくかけ離れている。我が会派はこの問題を過去何度も指摘してきた。
 以上より本議案に反対する。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第72号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第70号 三鷹市農業公園の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯17番(半田伸明君)  議案第70号 三鷹市農業公園の指定管理者の指定について、本議案は農業公園の指定管理者の再指定の議案である。デフレ下では物の価値が下がり、現金の価値が上がる。市所有資産の処分を進め、現金を確保しなければならない時期である。税は「民の生きるを守る」に直結する対象にのみ使われるべきであり、市所有資産の要・不要も同じ観点で考えなければならない。
 農業公園は「民の生きるを守る」に直結する施設とは言いがたい。そもそも、指定管理の是非の前に、当該施設を保有し続けなければならないか否かが先に議論されなければならない。農業公園は廃止を検討すべきである。
 以上より本議案に反対する。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第70号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、まちづくり、環境に関すること、本件については、まちづくり環境委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第6 議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第7 議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第8 議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について


◯議長(伊藤俊明君)  この際、日程第5 議案第76号から日程第8 議案第79号までの4件を一括議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
                〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  ただいま上程されました議案第76号から議案第79号までの4件につきまして、説明を申し上げます。
 議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について
 以上の4件は、平成26年3月31日をもって任期満了となります金子惠一さん、高橋雄二さん、寺本修子さん、板橋利定さんの4人の方を、引き続き人権擁護委員候補者として推薦したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。
 略歴につきましては、お手元に差し上げてありますとおりでございます。いずれの方も再任でございますので、御紹介は省略をさせていただきます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 どうぞ、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午後2時30分 休憩



               午後3時09分 再開
◯議長(伊藤俊明君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第76号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第77号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第78号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第79号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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    日程第9 意見書(案)第22号 企業減税等から確実な賃金引き上げを求める意見書
    日程第10 意見書(案)第23号 消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書
    日程第11 意見書(案)第24号 介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見
                   書
    日程第12 意見書(案)第25号 公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書


◯議長(伊藤俊明君)  この際、日程第9 意見書(案)第22号から日程第12 意見書(案)第25号の4件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。1番 寺井 均君。
                〔1番 寺井 均君 登壇〕


◯1番(寺井 均君)  それでは、配付されております案文の朗読をもちまして提案とさせていただきます。

意見書(案)第22号
   企業減税等から確実な賃金引き上げを求める意見書
意見書(案)第23号
   消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書
意見書(案)第24号
   介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見書
意見書(案)第25号
   公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書
 上記4件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 寺 井   均
                        賛成者    〃    赤 松 大 一
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎
                         〃     〃    粕 谷   稔

          企業減税等から確実な賃金引き上げを求める意見書
 内閣府が発表したことし7月〜9月期のGDP成長率(季節調整済前期比)は、1次速報値で、実質0.5%(年率1.9%)、名目0.4%(年率1.6%)と実質、名目ともに4四半期連続のプラス成長となった。4〜6月期に比べると一服感があるが、全体の景気状況としては上向きのトレンドには変わりないと言える。実体経済の現状を示す多くの指標が改善し、企業の景況感が上向いている一方で、賃金上昇を実感する国民は少なく、賃上げ要請が高まっている。
 10月1日に決定した税制改正大綱には企業減税が盛り込まれているが、これらが賃上げなど景気浮揚に向けた動きとなるかどうかは、企業自身の判断に委ねられ、内部留保にとどまる懸念も拭えない。
 また、同じく税制改正大綱の中で「所得拡大促進税制」の要件緩和方針が決定したが、さらなる支援策として、最低賃金の引き上げに取り組む企業への助成金として、中小企業の最低賃金引上げ支援対策費補助金(業務改善助成金)の拡充を図ることや、業界を挙げた賃金底上げの環境整備を支援する助成金(業種別中小企業団体助成金)などの拡充を図ることも検討すべきと考える。
 そこで、9月に始まった政府、労働者、企業経営者の各代表による「政労使会議」では、賃金の引き上げが経済成長に必要不可欠との認識を労使間で共有し、企業が賃金を引き上げしやすい環境を整えるための実行力が求められる。
 「アベノミクス」による景気回復の兆しから、実感が伴う景気回復を実現するためにも、減税等による業績好転から得た収益を確実に賃金上昇に反映させるための「賃金の配分に関するルール」づくりもポイントと言える。
 よって、本市議会は、政府に対し、実効的な賃上げに結びつくような施策を講ずるとともに、具体的な道筋を示すことを求める。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
    ----------------------------------------------------------------------------
             消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書
 厳しい財政状況のもと、一層本格化する少子高齢社会にあって、社会保障の費用を安定的に確保し、将来にわたって持続可能な社会保障制度を維持・強化していくために「社会保障と税の一体改革」関連8法案が昨年8月に成立した。そして、安倍総理は法律どおり明年4月1日から消費税率を5%から8%へ引き上げる決断をした。法律では、さらに平成27年10月には10%へ引き上げられる予定となっている。
 消費税率の引き上げは国民の暮らし、特に中堅・低所得者層の生活に大きく影響を与えることから、8%引き上げ段階では「簡素な給付措置」が実施される。
 しかし、これはあくまでも一時的な給付措置であり、抜本的かつ恒久的な対応が求められている。食料品など生活必需品に「軽減税率制度」の導入を図ることは、逆進性対策としても、国民の消費税に対する理解を得るためにも必要な制度であり、各種世論調査でも約7割が導入を望んでいる。
 与党の平成25年度税制改正大綱では「消費税10%への引き上げ時に、軽減税率制度を導入することをめざす。」としていたが、「本年12月12日に決定した2014年度与党税制改正大綱」では、「必要な財源を確保しつつ、国民の理解を得た上で税率10%時に導入。対象品目や具体的な安定財源など詳細な内容を検討し、2014年12月までに結論を得る」となり、引き上げ時での導入が確定していない。
 よって、本市議会は、政府に対し、下記の事項について、速やかに実施することを強く求める。
                       記
1 「軽減税率制度」の導入へ向けて、早期に結論を得るようその議論を加速し、軽減税率を適用する
 対象、品目、中小・小規模事業者等に対する事務負担の配慮などを含めた制度設計の基本方針につい
 て、鋭意検討を進め、消費税10%への引き上げ時での実現へ向けての環境整備を図ること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
    ----------------------------------------------------------------------------
          介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見書
 現在、国においては、第6期介護保険事業計画を視野に、これまで個別給付として実施してきた介護予防給付について、市町村が実施している地域支援事業に段階的に移行させ、新しい地域支援事業として包括的に実施する方向で検討が進められている。
 介護予防給付やこれまでの地域支援事業については、介護予防を進めるため市町村の現場で要支援者などに対する取り組みが進められ、介護サービス受給者のうち3割程度は要支援者であり、また、介護予防給付も4,000億円を超える額となっており、介護予防に大きな役割を果たすようになってきている。
 また、介護予防給付を担う事業所も地域の中で育ってきており、大きな力となっている。
 こうした状況の中で、急激な制度変更は、現場の事業者や市町村に大きな混乱を生ずることになる。
 よって、本市議会は、政府に対し、下記の項目について、十分配慮の上、特段の取り組みが図られることを強く求める。
                       記
1 新たな地域支援事業の導入に当たっては、市町村の介護予防事業の機能強化の観点から、市町村の
 現場で適切に事業を実施できるよう手引書の作成、先進的な事例の周知、説明会や研修会を通じた丁
 寧な説明の実施を行うこと。
2 特に、介護給付と合わせて事業実施を行っている事業者などに対して、円滑な事業移行ができるよ
 う適切な取り組みを行うこと。
3 これまでの地域支援事業については事業費の上限が設定されていたが、新たな地域支援事業への移
 行に伴い、上限設定について適切に見直すこと。また、事業の詳細については市町村の裁量で自由に
 取り組めるよう配慮すること。
4 新たな地域支援事業の実施に当たっては、住民主体の地域づくりなどの基盤整備が重要であり、こ
 うした市町村における環境整備に合わせて適切な移行期間を設けるとともに、地域のマネジメント力
 の強化のため必要な人材の確保等については、消費税財源を有効に活用すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
    ----------------------------------------------------------------------------
           公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書
 公共工事の入札が成立しない「入札不調」が増加している。報道によれば、国が今年度の4〜6月に北海道で入札した公共工事では、入札不調が昨年同時期の2倍に上っている。入札不調の増加は、東日本大震災被災地の復興事業や景気回復に伴う建設工事の増加による資材の高騰、工事を担う人材不足が全国的に広がりつつある影響と見られている。
 建設業就業者数を見ると、平成23年推計(国交省資料)で約497万人となっており、平成4年の619万人から約20%減少している。また、就業者のうち55歳以上が約33%、29歳以下が約12%と高齢化が進行している。
 その背景には、労働環境の悪化やダンピング受注の増加がある。これまでの建設投資の大幅な減少により受注競争が激化し、ダンピング受注や下請へのしわ寄せ等で、現場で働く労働者の処遇が悪化するなど、深刻な人材不足への影響が生じている。重労働の割に低賃金なため、中堅・若年層の離職が相次ぎ、就職後3年以内の離職率も製造業の2倍近くに上っている。
 震災復興事業は加速させなければならず、また、首都直下地震、南海トラフ巨大地震に備え、老朽化が進む国内全域の公共インフラの防災・減災対策も待ったなしである。そのためにも、必要な公共工事の円滑な入札に対する取り組みは急務と言える。
 よって、本市議会は、政府に対し、入札不調を解消するため、以下の環境整備を早急に進めるよう強く求める。
                       記
1 地元に精通した施工力のある建設業者が各地域のインフラを安定的・継続的に維持・管理できるよ
 うにするため、地元貢献や技術力に対する加点評価など、多様な入札契約方式を導入すること。
2 事業の発注者が元請業者に支払った代金が、下請業者や現場で働く職人へ着実に届く流れをつくる
 ため、ダンピング対策を徹底すること。
3 公共工事設計労務単価の大幅引き上げに伴う賃上げ状況の調査とフォローアップ、職人の人材確保
 と働く環境の改善に向けた社会保険の加入促進や、公共工事の入札において若年者らの確保・育成に
 取り組む建設業者への加点評価を行うこと。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
 以上でございます。よろしくお願いします。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第22号 企業減税等から確実な賃金引き上げを求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯17番(半田伸明君)  本意見書(案)は、減税等による業績好転から得た収益を確実に賃金上昇に反映させるための「賃金の配分に関するルール」づくりもポイントと言えるとしていますが、企業の活動に政府が介入することは、社会主義国そのものです。税を取られる側の懐を暖かくしたいのなら、所得税減税がまず先にありきで、企業の活動の自由に介入するやり方は本末転倒です。
 以上より、本意見書(案)に反対します。


◯28番(岩田康男君)  この意見書について、若干意見を述べたいと思います。結論から言いますと、9月の議会に同様の意見書が出されまして、私どもは反対をしました。しかし、今回の意見書につきましては、政府に対し、実効的な賃上げに結びつくような施策を講ずることを求めることを限定にしておりますので、今回は賛成をしたいと思います。
 しかしながら、先ほども話がありました、「賃金の配分に関するルール」づくりという言葉がなお残りましたので、このことについては、9月の議会で私が討論をしましたこの部分について、もう一度言わせてもらいます。このルールについて意見書提案の政党が、生産性向上による企業収益を確実に賃金の上昇に反映させるため、政労使による賃金配分に関するルールづくりという選挙政策を発表しています。そこで問題なのは、労使交渉への政治の干渉の危険性、収益の範囲内での賃金上昇の配分、収益が下がったときの賃金引き下げの危険性、生産性の向上を図るために過密労働の日常化、こうしたことが発生することが心配をしております。
 以上です。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第22号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第23号 消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯26番(栗原健治君)  消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書について討論します。
 消費税は低所得者ほど負担が重く、赤字の中小企業にも課税を強いる社会的弱者いじめの税金で、応能負担の原則に反する税制です。日本共産党は大企業や富裕層の適切な負担増を求め、この消費税に反対し、将来的にその廃止を求めています。消費税廃止に至る以前の段階で、食料品などの生活必需品の消費税非課税のゼロ税率や消費税の免税点の引き上げ、病院や診療所が仕入れる医薬品や医療機器などの非課税など、家計や中小零細企業への支援は、当然、必要である。
 本意見書は、安倍自公政権が決めた2014年4月からの8%への税率引き上げ、2015年10月からの10%への大増税が前提となっており、賛成できません。消費税増税中止を求める国会内外の世論が広がっている中、その世論に耳を傾け、消費税税率引き上げこそ中止すべきです。消費税増税中止の1点で共同し、消費税増税中止を求めていくことを申し述べ、本意見書に反対します。


◯13番(高谷真一朗君)  消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書について討論いたします。
 国政民主党の考え方としては、逆進性対策の必要性はあるとしながらも、給付つきの税額控除で対応すべきとの見解でありますが、市議会民主党といたしましては、国民生活への影響が大きい軽減税率の対象品目の選定や中小零細企業の事務負担軽減への配慮という部分について、早急に結論を得るということには賛成であります。
 よって、税額控除で対応することも、国政の場で議論を継続することもあわせて要望いたしまして、本意見書に賛成いたします。


◯17番(半田伸明君)  そもそも、より多くの税負担を強いる消費税率の引き上げが間違っています。税を取られる側の税負担を楽にし、豊かにすることで真の国の発展が望めるのです。そのことを前提として税率のあり方を考えるべきですが、税率の設定については、効率性を基準に考えなければならないのは当然のことです。税率の設定については、効率性を追求する経済学の世界でラムゼイルールの有効性が言われています。このルールは、各財やサービスの持つ需要の価格弾力性の逆数に比例させる形で税率設定をするというものです。本意見書(案)にある生活必需品は、需要の価格弾力性は低く、逆に高い税率を課すべきであるとの結論になります。逆に言えば、いわゆるぜいたく品については低い税率を適用すべきであるということになります。経済学者の中で軽減税率制度を肯定的に見ている方は本当にいらっしゃるのでしょうか。
 このように消費税率の引き上げがそもそもおかしな話であり、さらに税を取る以上は効率性を重視すべきなのに、軽減税率制度はこれに逆行するものであり、これを認めてしまうと、効率性を重視すべき分野に政治が介入することになりかねず、ただでさえゆがんでいる徴税制度がさらにゆがんでしまうことにつながりかねません。
 以上より本意見書(案)に反対いたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第23号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第24号 介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯12番(石原 恒君)  意見書(案)第24号 介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見書に対して、三鷹市議会民主党を代表し討論いたします。
 本意見書は、要支援者に対する介護サービス事業を市町村に移行することを前提にされています。私どもは、要支援者に対する介護サービスを現行どおり介護保険給付とすること、介護給付における国の負担分を確保することの2点について国に求める立場から、本意見書には反対いたします。


◯25番(大城美幸さん)  討論します。厚生労働省は再来年の制度改正実施に向けて、来年の通常国会に介護保険の改正案を提出する方向で準備を進めています。法案については、社会保障審議会介護保険部会の中や東社協を初め認知症の人と家族の会など関係者からの意見を受け、内容を見直しせざるを得ない状況になってきています。しかし、法案の本質である事業の削減と自治体への負担の押しつけに変わりはなく、本意見書では国の法案そのものを肯定した内容となっていることから、賛成することはできません。
 さらに、財源について、まだ実施されていない消費税の増税が前提となっていることも認められません。市民の暮らし、命を守る立場からも、介護保険制度は国が責任を持って行うべきと考え、本意見書には反対します。


◯16番(野村羊子さん)  介護保険制度における新たな地域支援事業の導入に係る意見書に討論をいたします。
 2000年にスタートした介護保険は、超高齢社会になくてはならない制度として多くの高齢者が利用して、その役割はますます大きくなっています。しかし、介護保険制度維持を名目に給付範囲(介護サービス)を圧縮する動きが強まり、今回の改正では利用負担割合引き上げなど、さまざまな利用抑制が検討されています。中でも要支援1、2対象のサービス事業、訪問介護と通所介護事業を地域支援事業として市町村に移行させることは、大変問題が大きいと言わざるを得ません。サービス料金や料金を柔軟に設定できるようにし、効率化するとしていますが、人的資源も予算規模も異なる自治体によって格差が生じる可能性が大きいものです。その上、国のプランでは高齢者のボランティアによる互助等老老支援を求めているとも読み取れるもので、サービスの質や量の維持・確保にも不安が残ります。
 介護保険制度内と制度外利用という格差をこれ以上広げて、さらなる弱者切り捨てを進めてはなりません。現状では要支援と要介護との境界は曖昧で、専門性を持つ介護職による継続的な支援が必要な認知症患者が要支援と認定されることも多く見られます。機械的に数値で切り捨てるようでは、社会全体で高齢者を支える介護の社会化の根底が崩れてしまいます。軽度の人をケアし、重度化するのを防ぐ予防重視の方針は、ナショナルミニマムによって質を維持し、財源の裏づけを伴った国による一律保障が必要です。
 本意見書は、このような地域支援事業の基礎自治体への移行についての問題点を顧みようとしていないため、残念ながら賛成することはできません。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第24号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第25号 公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯26番(栗原健治君)  公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書に討論します。
 公共工事は、地域循環型の経済をつくり、地域経済の活性化を生み出す力を持っており、今、適正な労働条件と公共事業の質の確保のための公正なルールを確立していくための法整備が求められています。そのため、全国地方自治体で制定の動きが広がっている公契約条例の早期整備が求められていることを指摘し、本意見書に賛成をします。


◯15番(嶋崎英治君)  公共工事の入札不調を解消する環境整備を求める意見書について、にじ色のつばさを代表して討論します。
 本意見書の前文で触れている情勢については、おおむね合意できます。記以下の具体の意見項目について、意見を述べます。
 第1項について、地方自治法第99条の趣旨を踏まえるならば、国が云々するより、三鷹市がそうした観点に立った契約方式、すなわち公契約条例を事業者代表、労働組合、学識経験者と三鷹市の協議の上制定することが先決だと思います。
 第2項について、ダンピング対策を徹底することは賛成です。さらに言えば、三鷹市がそのために具体の対策を立て、実行することが三鷹市に求められていると思います。
 第3項目について、国がそのことに本腰を入れて取り組まなければなりません。
 結論、第3項のように国がしっかりと指針を出し、ナショナルスタンダードにすることは重要なことですが、三鷹市においては、一刻も早く公契約条例を制定し、事業者と三鷹市が対等平等の関係、まちづくりパートナーシップによる契約を結び、公共事業を進めることだと思います。
 公共工事の入札に当たって、地元事業者を優先するという入札方式について、一言述べさせていただきます。
 TPPの動向が気になります。とても心配です。ある国の政府が、外国企業、外国資本に対してのみ不当な差別を行った場合、当該企業がその差別によって受けた損害について、相手国政府に対し賠償を求めることができるとする投資家対国家間の紛争解決条項であるISD条項に抵触します。TPPの動向によっては、日本国内法が定める社会的公正基準が、外国企業、外国資本の自由な経済活動を阻害したとされ、日本政府が訴えられる可能性大です。日本の国内法規定よりも外国籍企業の自由な経済活動が優先されるとなれば、TPPは亡民、亡国へ通じる道と認識し、大いに懸念します。
 以上述べて、本意見書に賛成いたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第25号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第13 意見書(案)第26号 要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書
    日程第14 意見書(案)第27号 東日本大震災からの速やかな復興、福島再生を求める意見書


◯議長(伊藤俊明君)  この際、日程第13 意見書(案)第26号及び日程第14 意見書(案)第27号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。12番 石原 恒君。
                〔12番 石原 恒君 登壇〕


◯12番(石原 恒君)  お手元の案文を読み上げまして提案いたします。

意見書(案)第26号
   要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 石 原   恒
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    野 村 羊 子

          要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書
 高齢化が進展し、独居や高齢者世帯など家族介護に頼れない高齢者がふえている中で、介護保険によるサービスの役割がますます大きくなっている。
 しかし、政府は、ことし8月に社会保障制度改革国民会議が、「要支援者に対する介護予防給付について、市町村が地域の実情に応じ、住民主体の取組等を積極的に活用しながら柔軟かつ効率的にサービスを提供できるよう、受け皿を確保しながら新たな地域包括推進事業(仮称)に段階的に移行させていくべきである。」と提案したことを受け、要支援者向けサービスを介護保険から市町村事業へ移行することを検討している。
 要支援者は、全国で約150万人に上るとされ、認知症の初期症状、鬱症状を含め、虚弱な高齢者である。要介護度の進行の抑制、症状の改善のためには、「いのち綱」として安定した今までどおりのサービスが不可欠であるが、要支援者向けのサービス事業を市町村に移行すると、今までのサービスが利用できなくなるおそれがある。自己負担額も含め、サービスの質や量の市町村での格差も拡大する。
 また、多くの利用者に影響が出るものだが、費用削減効果はごく限定的である。
 よって、本市議会は、政府に対し、要支援者に対する介護サービスの継続について、下記の事項の実施を強く要望する。
                       記
1 要支援者に対する介護サービスを現行どおり介護保険給付とすること。
2 介護給付における国の負担分を確保すること。
3 要支援者の実態を把握するため、調査を実施すること。
4 支援を必要とする人に適切な給付が行われるよう制度改正をすること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
    ----------------------------------------------------------------------------
意見書(案)第27号
   東日本大震災からの速やかな復興、福島再生を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 石 原   恒
                        賛成者    〃    岩 見 大 三
                         〃     〃    高 谷 真一朗
                         〃     〃    長 島   薫

        東日本大震災からの速やかな復興、福島再生を求める意見書
 東北地方を初めとする各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から既に2年半以上が経過しようとしている。震災からの復旧・復興は、我が国が全力を挙げて取り組むべき最大の課題であることは言うまでもない。
 また、震災に伴う東京電力福島第一原発事故の発生により、いまだに15万人近い福島県民の皆さんが住みなれた自宅を離れ、避難を余儀なくされているという重い現実を忘れることがあってはならない。まさに、福島の再生なくして日本の再生はない。
 こうした状況に鑑み、政府は大震災からの復興、福島再生に今後とも全力で取り組むべきである。
 よって、本市議会は、政府に対し、特に下記の点に十分に留意した施策の遂行を強く求めるものである。
                       記
1 政府においては今後とも十分な復興予算を確保し、復興庁を中心に現地の要望に寄り添ったきめ細
 やかな復興関連諸施策を進めることで、復興をさらに加速させること。また、復興予算が被災地以外
 の事業に流用されることがないよう留意するとともに、資機材・燃料代の高騰や人材不足によって復
 興におくれの出ることがないよう、最大限の注意を払うこと。
2 復興特区、復興交付金の拡充・活用などにより、産業の再生、雇用の創出、インフラ、まちづくり
 等など早期復旧を促進すること。
3 事故原発の安全確保には今後とも万全を期すとともに、除染の徹底、賠償の一層の迅速化などを通
 じて、住民の生活の再建・安定化を進めること。特に子どもたちへの健康調査を強化・徹底し、母子
 避難者への支援、帰還支援などを進めること。
4 被災地の産品に対する風評被害について、政府が各自治体や関連機関と密接に連携をとり、対策に
 は特に万全を期すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第26号 要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯9番(土屋健一君)  意見書(案)第26号 要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書に対し、市議会自由民主クラブを代表して討論をいたします。
 今般の見直しにより、軽度の高齢者に対するサービスを保険給付から市町村事業に移行することにより、ボランティア、NPOなども活用して柔軟、効率的に実施されることが期待されます。さらに全国一律の予防給付から地域の実情に応じた効率的なサービス提供が可能となるものと考えます。他方、サービスを提供する市町村の財源の問題、要介護者にとって真に必要なサービスが切り捨てられることがないよう適切な見直しが必要であり、現行の給付範囲を維持するのではなく、柔軟な見直しが必要と考えます。
 よって、増大が予想される介護保険料の上昇を抑制するため、介護保険給付範囲の見直しは避けては通れない問題であると考えますことから、本意見書には反対いたします。


◯5番(粕谷 稔君)  要支援者に対する介護サービスの継続を求める意見書(案)について、市議会公明党を代表し、討論をさせていただきます。
 過日、社会保障改革法が成立をしました。同法の内容は、政府の社会保障制度改革国民会議における報告書に沿ったもので、負担のあり方を現役中心の年齢別から能力別に改め、給付のあり方を高齢者中心から全世代型に転換することにより、給付と負担のバランスを図ることで持続可能な社会保障制度の確立を目指すものであります。
 審議では介護保険の軽度者向けサービスの見直しが焦点となり、訪問介護と通所介護を市町村事業に移し、サービス内容や利用料を市町村が独自に決められる案で、民間企業やNPO、ボランティアも活用し、費用抑制を図る狙いがあります。批判もありますが、先行する44の自治体の取り組みからも、課題とともに一定の成果が見えているのも実態であります。担い手の確保や事業運営の国による後押し等、自治体や利用者の不安解消を図る必要があります。長寿社会に突き進む我が国にとって、誰もが住みなれた地域で安心して暮らせる仕組みが重要であり、事介護をめぐっては、必要とされる支援が適切にサービス提供されるよう不断の見直しと改善が必要であり、何よりも財源の確保が大きな課題であります。
 さて、同法の出発点は12年6月の民主党政権時、野党であった自民党、公明党による3党合意でありました。これによって消費税率の引き上げと社会保障の将来像を検討する社会保障制度改革国民会議の設置が決まったものです。「やりましょうよ」と時の首相が言っていたのを忘れられません。しかし、民主党は、同法の国会審議にて反対に回りました。その原因として、党として求める年金や高齢者医療の改革案が盛り込まれなかったことが理由でありました。これらは国民会議の場でも、実現の可能性からも棚上げをされた内容であります。個別法案の議論も難航が予想されますが、自民、公明からすれば、やみくもな反対は3党合意に反し、法案審議を停滞させるべきではないと考えるものであります。与党から野党に変わり、違いを際立たせることも重要でしょうが、立場が大きく変わってしまうことこそ大きな問題であります。決められない政治から、小さな声を聞き、日本を取り戻すことが重要です。そうしたスタンスより提出された本意見書(案)には賛成できません。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第26号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明君)  意見書(案)第27号 東日本大震災からの速やかな復興、福島再生を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯17番(半田伸明君)  地方自治法第99条は、「普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。」と規定しています。本意見書(案)は、三鷹市の公益に関する事件についての意見書とは言えません。このことは、本意見書(案)に「福島の再生なくして日本の再生はない」という記述があることからも明らかです。
 我が会派は、地方自治法99条の観点から、過去本会議場で何度となく意見書と決議の違いを述べてまいりました。ほとんどの会派が提出する意見書(案)は、三鷹市の公益に関する事件と言えるかどうかの観点がはっきりと示されるようになってきました。そのようなさなか、このような意見書(案)が提案されたことを大変残念に思います。内容の判断以前の問題で、形式面で意見書(案)と呼べないようなものは議論する対象にすらなり得ません。
 以上より、本意見書(案)に反対します。


◯5番(粕谷 稔君)  東日本大震災からの速やかな復興、福島再生を求める意見書について、市議会公明党を代表して討論をさせていただきます。
 福島の復興加速化に向けて自民、公明両党が検討をしていた東京電力福島第一原発の事故処理や被災者支援に関する提言案をまとめ、政府に提出しました。「原子力事故災害からの復興加速化に向けて」と題した同提言は、福島の復興はおくれているとの強い認識と危機感のもと、新たな政策への転換が急がれることを指摘しております。前政権がしいた全て東電任せの仕組みを抜本的に見直し、国が全面に出てオールジャパンで福島の再生を実現していく姿勢を明確にし、今なお約15万人が避難生活を送る福島の現状と、事故を起こした東電に全費用を負担させる現行制度の限界とを見据えた現実的な提言であり、最大の注目点は、住民帰還のネックとなっている除染のおくれを取り戻すため、除染作業を公共事業と位置づけ、国費投入を求めております。具体的には、これまでの除染に要した費用は、現行計画どおり東電が負担しますが、学校や公園など避難区域の生活再建に欠かせないインフラ整備と一体で進める今後の除染には国費を投入します。あわせて汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設費用も、国が万全を期すと明記されました。
 提言はまた、放射線量が依然として高い帰還困難区域の厳しい現状にも率直に言及しております。同区域などからの避難者を対象にした新しい生活を始めるための支援強化を国の責任で行うべきとし、帰宅見通しの情報提示や移住先の住宅確保のための賠償拡充などを要請しております。このほか、廃炉、汚染水対策に関連し、東電と国の責任の所在の明確化、政府内の意思決定系統の整理と事務局機能の強化、廃炉実施体制の構築なども提示し、国が一層前面に出ることを強く要求しているものでございます。
 以上を申し述べ、こうした取り組みを力強く推進し、速やかな復興、再生を期待し、本意見書(案)に賛成をいたします。


◯27番(森  徹君)  それでは討論します。
 間もなく被災3年目を迎えようとしております。いまだ復興はおくれており、被災者の生活は厳しさを増しているという状況です。本意見書の1項に、復興におくれの出ることがないよう、最大限の注意を払うことと、このことを求めております。そこで、国の復興支援の問題点を指摘いたします。
 政府のあらゆる支援策には期限がついておる。このことが被災者の不安を募らせていると。大切なことは、支援が必要な人と地域がある限り、国は最後まで支援を続けることを約束することであるというふうに考えます。それを支援策の大原則に据えること。これまでのルールを現場に押しつけるのではなく、今日の実態にルールを合わせることが大事であると考えます。生活再建支援金の増額、仮設住宅の改善、震災公営住宅の建設促進なども非常に今、急がれております。被災地の要望を無視し、実態にかみ合わない復興交付金の問題や、生活再建に障害を持ち込む消費税の増税など、政治が復興に障害を持ち込み、妨害するようなことが、こういう事態が起きている。このことを指摘せざるを得ません。
 次に、本意見書の3項にあります原発事故の賠償の一層の迅速化についてです。東電の福島第一原発、この事故が原発に対する国民の認識を大きく変えたと言えます。原発ゼロの日本は多くの国民の切実な願いである。大きな障害は政府が収束宣言したことにある。早急に宣言の撤回を求めます。この撤回が必要です。
 賠償問題は、原子力損害賠償審査会のこの指針を見直すと。賠償の一層の迅速化とともに、何よりも国の責任で全面賠償、国の責任での全面賠償が必要であることを述べて、本意見書に賛成します。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第27号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第15 意見書(案)第28号 難病患者支援の充実に関する意見書


◯議長(伊藤俊明君)  日程第15 意見書(案)第28号 難病患者支援の充実に関する意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして、意見書の提案とします。

意見書(案)第28号
   難病患者支援の充実に関する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

              難病患者支援の充実に関する意見書
 有効な治療法が確立していない、いわゆる難病は5,000から7,000疾患に及ぶと言われ、多くの難病患者が困難な生活を送っている。現在、国において難病対策の見直しが進められ、対象が300の疾患に広げられようとしているが、それでも全体からみれば極めて狭い範囲にとどまっている。症例数の少ない希少難病や小児の先天的な難病においては、難病対策の施策からも障がい者施策からも十分な支援を得ることができず、本人と家族に深刻な負担がのしかかっていることも少なくない。これらの疾患に対しては治療研究においてもおくれており、難病対策の施策を抜本的に拡充することが求められる。また、厚生労働省が進める難病の医療費助成見直し案では、重症者約8万人にも新たに負担が発生し、同時に「軽症者」を助成対象から除外する原則によって、負担額が数倍にはね上がる見込みの患者もあり、治療や薬で症状を抑えている患者の状態を悪化させることにつながりかねない。
 難病患者の負担は医療費だけではなく、家族の付添費用や、遠くの専門病院に通う交通費などさまざまな出費がかさむ。激痛や慢性的なだるさなどで仕事を続けられなくなり、家族に経済的に依存しながら、今でもぎりぎりの暮らしを維持している人も多数いる。また小児難病においては、保育所などの育児支援が受けられず、父母いずれかが仕事をやめてずっと子どもに付き添わなければならない場合もある。経済的・社会的な支援がなければ、本人や家族の尊厳ある暮らしを維持していくことは困難である。難病の多くは原因も定かでなく、患者や家族にその責任はない。難病患者やその家族が、安心して治療を受け、落ちついた生活を送りたいと思うのは当然の願いである。難病は、誰もがいつ突然発症してもおかしくない病気であり、発症から一生つき合っていくことも必要な、困難な病気を抱えても、絶望することなく、尊厳を持って患者が暮らせる社会をつくることが政府の役割であると考える。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、難病患者支援に関し、下記の事項を実現するよう強く要請する。
                       記
1 難病対策の対象となる疾患を抜本的に広げ、支援の内容も拡充すること。
2 難病治療についての研究を進め、有効性が認められた医療については直ちに保険適用を行うこと。
3 現在、身体障害者手帳を交付されていない難病患者についても、手帳の保持者と同様の支援を受け
 られるようにすること。
4 難病患者への就労支援を強化すること。
5 小児期から難病に罹患している者については、医療費助成を20歳以上になっても継続するなど、支
 援を拡充すること。
6 受診・受療を遠ざけるような、新たな自己負担の導入などを行わないこと。
7 難病対策のための十分な予算を安定的に確保すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
 よろしくお願いします。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯1番(寺井 均君)  難病患者支援の充実に関する意見書に対し、三鷹市議会公明党を代表し、討論します。
 政府は、これまでの法の裏づけがなかった難病の医療費助成について、安定した予算が確保できるよう、来年の通常国会に新法を提出し、助成の対象を56から300以上に拡大し、希少疾病に光を当てる新制度の来年度中での施行を目指しています。それにより助成の対象者は現在の約78万人から100万人を超える見込みであります。対象とする疾患の条件は、1、患者数が人口の0.1%程度以下、2、原因が不明、3、治療法が確立されていない、4、長期にわたる生活に支障が出ることとし、症状の程度が一定以上の患者や医療費が高額に上る場合に限定しています。しかし、制度の課題として、これまで無料であった重症患者が相応の負担を求められることや、患者数の多いパーキンソン病などが助成対象から外される可能性が出ていることに不安が広がっています。
 一方、難病に苦しむ子どもの多くが、20歳になると公費助成を打ち切られており、成人後も必要な支援が受けられるよう、切れ目のない支援のあり方を検討し、制度の充実を進める必要があります。公明党は、難病対策の制度見直しに当たって、療養の質を保つことを最優先に考え、手厚く支える体制の整備に全力で取り組むよう求めているところであり、公明党の難病対策推進本部と厚生労働部会が合同で難病患者の各団体と徹底して意見交換を重ね、課題や新制度に対する要望などの聞き取り調査を行い、政府に働きかけていく方針であります。
 よって、この本意見書がこれらの趣旨に沿ったものと理解し、賛成いたします。


◯14番(長島 薫さん)  難病患者支援の充実に関する意見書(案)に三鷹市議会民主党を代表し、賛成討論させていただきます。
 難病患者が障害者総合支援法に定める障がい児(者)として、障がい福祉サービス、相談支援等の対象となったのは本年4月のことであり、難病患者への障がい者としての支援は始まったばかりで不十分かつ不安定な状態にあります。三鷹市議会民主党としても、難病患者支援充実の必要性は認識しており、せんだっての来年度予算に向けた会派からの要望にて、難病については、実際に日常生活等に困難が生じている患者が支援を受けられるよう、病名による判定だけでなく、病状による判定も行えるよう、国に対し制度の改正を要望するとともに、制度改正までは三鷹市においてできる限り支援を実施することと述べております。
 本意見書(案)の内容は、当会派の難病患者支援に関する考え方に大要一致しており、また、始まったばかりで不安定な状態にある難病患者支援が安定的に確立するまでより手厚い支援が求められることから、本意見書(案)に賛成いたします。


◯16番(野村羊子さん)  難病患者支援の充実に関する意見書に討論いたします。
 去る12月13日、厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会は難病患者医療費助成制度について、対象の病気を大幅にふやす一方、所得に応じて月額2,500円から3万円を上限に負担を求めるなどとした最終案をまとめました。これは、さきに示した素案に患者団体などから異論が相次いだため、患者負担増の金額を縮小するなどしたものです。また、小児がんなど子どもの慢性疾患患者の負担限度額を大人の半額とする小児長期療養医療費の見直し案も別の専門家会議で大筋合意をしました。これらの意見を踏まえ、厚生労働省は来年の通常国会に法案を提出する予定としています。
 一定程度患者団体の意向が反映されたものではありますが、医療費助成の対象とならない難病もまだまだたくさんあります。何よりも医療費助成にとどまらない、患者の生活を総合的に支援する新制度こそが求められるものです。難病を抱えてもなお誰もが人として尊厳を持って暮らせるより豊かな社会を構築するために、社会保障の抜本的改革を求めて、本意見書に賛成といたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第28号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第16 意見書(案)第29号 容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進す
                   るための法律の制定を求める意見書


◯議長(伊藤俊明君)  日程第16 意見書(案)第29号 容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。15番 嶋崎英治君。
                〔15番 嶋崎英治君 登壇〕


◯15番(嶋崎英治君)  お手元に配付させていただきました案文を読み上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきたいと思います。

意見書(案)第29号
   容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治
                        賛成者    〃    野 村 羊 子
                         〃     〃    半 田 伸 明

   容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める
   意見書
 容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)は、リサイクルのための分別収集・選別保管を税負担で行うことになっているため、上位法である循環型社会形成推進基本法の3Rの優先順位に反して、リサイクル優先に偏っている。
 このため、家庭から出されるごみ総排出量の減量は不十分で、環境によいリユース容器が激減し、リサイクルに適さない容器包装がいまだに使われているのが社会の実態である。
 根本的な問題は、自治体が税負担で容器包装を分別収集しているため、リサイクルに必要な総費用のうち約8割が製品価格に内部化されていないことにある。このため、容器包装を選択する事業者には、真剣に発生抑制や環境配慮設計に取り組もうとするインセンティブ(誘因)が働かず、ごみを減らそうと努力している市民には、負担のあり方について不公平感が高まっている。
 気候変動防止の観点からも、資源の無駄遣いによる環境負荷を減らすことは急務であり、デポジット制度の導入を初めとした事業者責任の強化がますます必要不可欠となっている。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記のとおり容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律を制定することを強く求めるものである。
                       記
1 容器包装の拡大生産者責任を強化し、リサイクルの社会的コストを低減するため、分別収集・選別
 保管の費用について製品価格への内部化を進めること。
2 レジ袋使用量を大幅に削減するため、方策の検討を進めること。
3 発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)を促進する制度を法制化することについて検討を進
 めること。
4 リユースを普及するため、学校牛乳の瓶化が促進されるように、さまざまな環境を整備すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯7番(渥美典尚君)  それでは、討論をさせていただきます。
 平成22年5月に参議院環境委員会において採択された決議のもと、容器ごみの発生抑制のための拡大生産者責任について強化を求める動きが既に顕在化しています。この考え方に基づき、容器リサイクル法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法などの法律が制定されていますが、さらなる拡大生産者責任を強め、容器包装リサイクル法の範囲拡大を法制化することは、今の経済情勢等を総合的に勘案すると賢明だとは思えません。環境問題やリサイクルは重要なことではありますが、企業のさらなる負担や商品値上げによる消費者負担を考慮すると、景気動向を含めた慎重な検討が必要であり、拙速な法制化は難しいと考えます。
 よって、本意見書には反対とさせていただきます。


◯1番(寺井 均君)  容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書について、三鷹市議会公明党を代表し討論します。
 公明党は、大量生産、大量消費、大量廃棄の浪費型社会から節約、再使用、再利用を徹底したごみ・ゼロ社会への転換を目指し、政党としては初めて具体的な形として循環型社会形成推進基本法案を1999年に提示し、2000年5月に成立しました。その後も自動車リサイクル法や建設リサイクル法、食品リサイクル法、家電リサイクル法、容器包装リサイクル法が相次いで実現、本格的なリサイクル社会への道筋が着実に開かれています。公明党が提出した「循環型社会形成推進に係る3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進と容器包装リサイクル法の見直しに関する質問主意書」に対し、答弁書で、容器包装リサイクル法の見直しについて関係者の意見等も参考にしながら検討するとし、レジ袋の削減については地域での取り組みを促進していくなどの回答を受けているところであります。これからも1日も早く持続可能な社会へ転換するため、3Rの強化を図るための容器包装リサイクル法の見直しを求めるとともに、ごみ排出量が高どまりしている点を問題視し、政府の見解をただすとともに、スーパーのレジ袋の発生を抑制する必要性も訴えてきたところであります。
 その上で、本意見書の記の4の学校牛乳の瓶化については、さらなる経費等が発生し、一般家庭の牛乳パックのリサイクルも日常化していることから、当事者等の意見や議論を必要とするところでありますが、本意見書の趣旨には理解し、賛成といたします。


◯28番(岩田康男君)  今の4番の学校牛乳を提案会派は、今度はお認めをいただいたということで、この意見書を理解をしていいんですよね。それでですね、この意見書のですね、5行目から9行目の部分で、もう少し強化したほうがいいんじゃないかなというふうに思う部分はですね、自治体が税負担で容器包装を分別収集しているために、リサイクルに適しない容器がいまだ製造使用されている問題や、総費用のうち約8割が製品価格に内部化されていないという理由はそこにあるという書き方をしているんですけどね。
 もう提案者もお気づきだと思うんですけど、それだけではないですよね。循環型社会形成推進基本法第7条、これにはですね、循環資源の環境的な利用及び処分に当たっては、技術的及び経済的な可能な範囲で行うというのが基本原則として法律にあるんですね。そこが抜け道になっているという点ではですね、そういったことの指摘とともに、拡大生産者責任制度の法制化っていうことがこの文章の中では含まれているんだと思うんですが、そういうところまで含めてですね、やっぱり強化をしていくということが必要ではないかということを老婆心ながら一言申し上げまして、賛成いたします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第29号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第17 意見書(案)第30号 産科医療補償制度の抜本的見直しを求める意見書


◯議長(伊藤俊明君)  日程第17 意見書(案)第30号 産科医療補償制度の抜本的見直しを求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。
               〔16番 野村羊子さん 登壇〕


◯16番(野村羊子さん)  それでは、お手元に配付してあります意見書案文を読み上げまして、提案とさせていただきます。

意見書(案)第30号
   産科医療補償制度の抜本的見直しを求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治
                         〃     〃    半 田 伸 明

            産科医療補償制度の抜本的見直しを求める意見書
 「産科医療補償制度」は、分娩に関連して発症した重度脳性麻痺の子どもに対する速やかな補償と、再発防止に資する情報を提供することなどにより、紛争の防止・早期解決及び産科医療の質の向上を図ることを目的としている制度で、2009年1月に導入された。本制度の運営は、公益財団法人日本医療機能評価機構が行っている。
 2015年以降の制度見直しのために、基本方針が話し合われている最中だが、7月25日の社会保障審議会医療保険部会では、剰余金や保険料の扱いについて大きな議論となった。
 制度開始当初、補償対象になる重度脳性麻痺児は年間500〜800人と予測され、それに合わせて保険料が徴収されている。しかし、これまで実際に補償されているのは年間約200人である。
 年間300億円の保険料が集められているが、1件当たりの補償金は20年間で3,000万円なので、合計でも60億円程度。毎年200億円強の剰余金が発生しており、制度発足から5年目となったことしは、約1,000億円の剰余金が積み上がっている。公表されていないが、年間約40億円が事務経費として損害保険会社5社の収入となっていると推計される。
 加えて、損害保険会社が預かった保険料を運用している間に得られる利益もある。これらの剰余金は、公益財団法人日本医療機能評価機構と損害保険会社の利益として分配されるルールになっている。
 同制度の保険料は、妊婦が健康保険から受け取る出産育児一時金が原資である。すなわち、健康保険料や税金で、国民全体が負担している。
 ただでさえ健康保険は厳しい財政運営を強いられている中で、1,000億円もの剰余金を抱える産科医療補償制度の運営に批判の声が上がるのは当然とも言える。保険料の減額という小手先の改正ではなく、剰余金は各保険者に返還すべきであり、また事務経費の明細をつまびらかに公表すべきである。
 見直しの議論をしている公益財団法人日本医療機能評価機構の運営委員会は27日、保険料を減額すると同時に補償対象を若干拡大する方針を決めた。
 しかしながら、この制度には、出産によって起きた事故で、一定に条件内にある重度脳性麻痺の子どもだけを補償し、その枠におさまらない障がい児を対象としないため、障がい者間の差別が生じさせるという根本的問題がある。障がい者を支援する施策ならば、保険制度での補償ではなく、広く「福祉政策」で保障すべきである。
 よって、本市議会は、政府に対し、産科医療補償制度の抜本的見直しを強く求める。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年12月19日
                            三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明
 よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯20番(後藤貴光君)  市議会自由民主クラブを代表して討論します。
 民間の損害保険会社の仕組みを使って国が後押しする補償制度は、産科医療補償制度のほかにも、地震保険や自動車損害賠償責任保険があります。国と民間が一体となって補償を行う点では同じですが、地震保険や自賠責保険はノーロス・ノープロフィットの原則に基づいています。ノーロス・ノープロフィットの原則とは、保険料率を決める際に、利潤も不足も生じないような基準のことです。この仕組みでは、損害保険会社には保険料徴収の手数料、保険金支払いのための調査費などの実費は入るものの、集められた保険料は保険金支払いのために積み立てられ、損害保険会社には利益が入らない仕組みとなっています。そして、地震保険や自賠責保険は社宅や車を持っている特定の人を救済するためのもので、万一のときに補償を受ける当事者が保険料を支払っている、いわゆる受益者負担で、公共性は一段下がります。
 一方、産科医療補償制度の原資は健康保険料や税金で国民全体が負担しているので、より公共性の高い位置づけになります。にもかかわらず、産科医療補償制度ではその剰余金等が一民間団体や損害保険会社の利益になる仕組みになっていたことにより、今般の社会保障審議会医療保険部会での見直し作業でも大きな課題となり、今後のより一層の見直しについても十分に検討する余地があると考えます。
 ただ、産科医療補償制度が創設されたのは、産科医療分野では労働環境が過酷で、分娩時の医療事故において過失の有無が困難な場合が多く、医療紛争が生じやすく、分娩の取り扱いをやめる施設がふえ、2002年に1万1,034人だった産婦人科の医師数が2006年には1万74人まで減少するなど、産科医療の提供が十分でない地域が生じるなど、社会問題になったためです。そして、補償対象となった子どもの親の9割がこの制度があってよかったと答えており、産婦人科の訴訟件数も2006年は161件だったのが2012年には59件と減少傾向にあり、一定の評価を得る制度にもなっています。
 よって、現実にすぐ本意見書(案)にあるように、現状の保険制度を廃止し、福祉政策で障がい児の救済を図ることは、医療紛争が生じやすいという産科医療の現場の問題が再度問題提起される結果となるおそれがあり、本意見書には反対します。


◯5番(粕谷 稔君)  産科医療補償制度の抜本的見直しを求める意見書(案)について、市議会公明党を代表し、討論をさせていただきます。
 公明党は、長年、出産一時金の増額をリードしてまいりました。本制度は発足から5年目となり、約1,000億円の余剰金が積み上がっている現状であり、この余剰金の使途について、さまざま議論はありますが、いずれにせよ、産科医療補償制度が基本的に信頼される制度となるよう見直しをすべきであると考えます。余剰金の使途については、公平性の観点からも、次の時代を築く子どもたちのために子育て支援の拡充等に充てるべきであるものと考えます。さまざまちょっと考えが違う部分はございますが、本意見書(案)には賛成をさせていただきます。


◯25番(大城美幸さん)  日本共産党三鷹市議団を代表して討論させていただきます。
 私ども日本共産党は、産科医療補償制度について導入の2009年の前から、補償対象が脳性麻痺に限定され、かつ通常の妊娠、分娩に限定されていることや、保険料、補償金額の水準、多額の保険料が民間保険会社に委ねられているために、透明性、公平性に問題があることを指摘、制度の見直しを提案してきました。
 本意見書は制度の廃止を求めているものではないということを提案者からも確認をいたしました。意見書の表題にもあり、また、本意見書で求めている抜本的見直しの中身として、1、対象の拡大、2、民間保険への丸投げをやめて公的制度に改編すること、3、掛け金、補償金額の水準の再検討、4、制度の透明性、公平性の確保などの改革が必要と考えます。対象者の拡大とともに、民間企業任せにすることなく、公的な補償制度にする必要があることから、ヨーロッパで導入されている無過失補償制度に発展させるべきと考えます。
 また、障がい児(者)の生活と権利を保障するために、福祉施策を充実させることは当然であり、障害者総合福祉法の制定を初め、医療、療育、教育、住まい、労働などあらゆる分野で障がい者が安心して暮らせる社会をつくるための国内法の整備についても強く求め、本意見書に賛成とします。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第30号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第18 決議(案)第4号 特定秘密保護法の撤廃を求める決議


◯議長(伊藤俊明君)  日程第18 決議(案)第4号 特定秘密保護法の撤廃を求める決議、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして、決議の提案とします。

決議(案)第4号
   特定秘密保護法の撤廃を求める決議
 上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年12月19日
 三鷹市議会議長 伊 藤 俊 明 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

              特定秘密保護法の撤廃を求める決議
 安倍自公政権は、世論の反対を押し切って特定秘密保護法を強行採決した。
 特定秘密保護法は、「行政機関の長」が「安全保障」に妨げになると判断すれば、軍事、外交、スパイ防止、テロ対策などの行政情報を「特定秘密」と指定し、公務員や国から仕事を請け負う関連事業者が、故意であれ、過失であれ、それを漏らせば、最高懲役10年もの重罰を科すものである。その危険性は、何が秘密か、それ自体が秘密で、「行政機関の長」の判断で「特定秘密」がどこまでも広がる危険に限られない。「特定秘密」の保全を義務づけられる公務員だけでなく、何が「特定秘密」に指定されているかを知らされていない国民も、行政情報を知ろうとした場合、「特定秘密」を取得しようとしたとして重罰に処せられるおそれがある。未遂でも、共謀・教唆・扇動しただけでも処罰の対象である。逮捕され、裁判にかけられるときにも、どんな「特定秘密」を取得しようとしたのかは公開されない。審議などを通じて法案の危険な中身が知らされるとともに国民の間では戦争への道を危惧する不安が一層募っている。表現の自由と基本的人権を侵害する特定秘密保護法案反対の声は、宮崎 駿監督を初め映画監督、俳優、法曹界やジャーナリストなど、立場の違いを超えて急速に広がっている。
 朝日新聞(12月2日付)の世論調査は、「反対」が50%に達し、「賛成」が25%にすぎず、同法の強行採決は民意を無視した、まさに暴挙以外の何物でもない。
 国民の目、耳、口を塞ぎ、基本的人権も民主主義も破壊する憲法違反の危険な法案の強行成立は許されない。
 よって、本市議会は、特定秘密保護法の撤廃を求めるものである。
 上記、決議する。
  平成25年12月19日
                                   三 鷹 市 議 会
 よろしくお願いいたします。


◯議長(伊藤俊明君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯4番(緒方一郎君)  日本共産党から提出されました特定秘密保護法の撤廃を求める決議(案)に対して、市議会公明党を代表して反対討論をさせていただきます。
 1995年3月20日午前8時30分前後、地下鉄丸の内線、日比谷線、千代田各線で化学的神経ガス兵器サリンが散布され、死者13人、重軽傷者6,300人の犠牲者を出した国内初のテロが発生しました。そして、その2日後の3月22日、オウム真理教拠点の上九一色村への一斉捜査が敢行されましたが、これは地下鉄サリン事件が起こったから捜索をしたのではなく、捜索を準備していた諸機関、公務員の中に紛れ込んでいた信者からの内部通報をもとに、それを察知したオウム側が予防攻撃として地下鉄サリン事件を強行したと言われています。その後、オウム真理教はアレフ等に名前を変えて生き長らえていますが、破壊活動防止法の調査対象団体として、テロ活動の再発防止が強く求められています。
 今回の特定秘密保護法は、こうした身近なテロを未然に防ぐためにも、また、世界の新たな紛争形態や中国や北朝鮮諸国と緊迫した東アジア情勢のもと、国民の生命と財産を守り、国土、領海、領空を保存していくためにも絶対必要な法整備です。実際に想定されている秘密の90%は、偵察衛星画像であり、その残りも防衛、外交面での暗号、また、兵器の精度等に関するものであります。一方で、国民の知る権利の担保や、とりわけ報道の自由、取材活動に対する配慮、運用面における実効的な第三者機関の設置は欠かすことができません。そして、何よりも国会がその使命のとおり、新たなチェック機関の常設化や情報保全審査室等を公正取引委員会のような強い権限を持たせて監察できるよう、手厚い制度設計を補強してつくり上げていかなければなりません。
 こうした懸念される諸課題に対しては、議場を出たり入ったりせず、議論の場から逃げずに正面から向き合い、より幅広い国民の理解を得るために一層の努力をしていくことは論をまちません。もう決められない政治や先送りの政治は終わりにしましょう。国会では逃げず、避けず、熟議を尽くし、国民の安全と安心を保障していくための情報管理と保護、そして一方でSPEEDIや中国船体当たりの映像、JR北海道における不正事業における組合の関与等、明らかにすべきものは徹底的に国民の前に明らかにしていくという管理と公開のバランスこそが大事です。
 先ほど述べましたような破壊活動防止調査対象団体によるテロを繰り返させないためにも、この決議(案)には反対いたします。


◯11番(岩見大三君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表いたしまして、討論させていただきます。
 国家安全保障と情報への権利に関する国際原則としての、いわゆるツワネ原則作成にかかわってきたアメリカのオープンソサエティー財団の上級顧問で、米国の3つの政権において国家安全保障の重要ポストを務めたモートン・ハルペリン氏は、こう述べております。この法律は、21世紀の民主主義国家が検討するものとしては最悪の部類に入るものだ。その内容と同じぐらい深刻なのは、市民社会や世界の専門家を関与させた広範囲にわたる公聴会や協議会なしにスピード成立させてしまうことにあるとしております。この見解をまつまでもなく、特定秘密保護法の問題点については、既に多くの法律家が指摘しているように、国民主権と基本的人権、あるいは知る権利を侵害するおそれがあります。行政が特定秘密の指定を専管すれば、憲法上国権の最高機関であるはずの国会議員の国政調査権も空洞化する懸念も叫ばれているところであります。具体的には適正評価制度を適用したプライバシーの侵害、特定秘密の範囲の不特定、マスコミ報道・取材の阻害などが想定されます。安倍政権が推進したいとする、この法律とセットと考えられている日本版NSCや集団的自衛権の行使については、国家のあり方を根本的に変えるものであり、本来であれば憲法改正論議と国民投票によって民主的に手続を進めなければならないものであり、特定秘密保護法に限っても、臨時国会の中による極めて短い審議過程で強行採決したことは、民主国家としては考えられない暴挙であります。
 私が最も危惧するのは、安倍総理のこうした拙速性であり、与党内で議論が巻き起こらない状況そのものであります。米国との軍事、防衛に関する情報共有は必要なことではありますが、今後は何が秘密かとする国民の不安を払拭すべく、欠陥と呼べる法律の撤廃も視野に入れ、国内外で評価される法制度のあり方を求め、本決議案に賛成をいたします。


◯17番(半田伸明君)  特定秘密保護法が採決されてしまうまでさまざまな迷走がありました。公聴会の開催を採決直前に設定したり、与党が推薦した参考人に懸念を表明されてしまったり、あげくの果てに同一人物による答弁内容が二転三転したりと、議案としての資格がなかったと言えます。議案として審議に耐えることができない案件ならば、議案提出する側が一旦引っ込めて、もっと練り直すべきなのですが、それすらなされず採決に踏み切ったのですから、この採決のありようは強行採決と言われても仕方がないと考えます。
 特定秘密保護法に賛成の立場から、日本以外の秘密制度があるほぼ全ての先進国は民主主義国家である。日本は民主主義国家ではないとでもいうのかという論調が聞こえてきますが、はい、そうですねと答えることになるでしょう。日本は民主主義の衣をかぶっただけの国で、しょせんは税を取り使う側と税を取られる側の二極社会でしかなく、しかもその色合いが強い国だと考えます。こういう背景があるからこそ、特定秘密保護法に対する反対運動がここまで強くなったのです。私たちは、このことから学ばなくてはなりません。問題の本質は、法案そのものより、それで政府が何を実現しようとしているかについて、国民のかなりの部分が信頼していないということにあるのです。こういう国が民主主義国家と果たして言えるでしょうか。
 法案は修正の過程をたどりました。官の秘密指定につき、官の頂点である首相に同意を求めるというわけのわからない修正もありました。私は以前、銀行に勤めておりましたが、融資実行の際には支店長ないし本店の決裁が必要となるわけですが、きちんと支店長ないし本店の決裁をとりなさいねという至極当たり前のことを修正と呼ぶ現象に頭を抱えてしまいました。しかも、話題の第三者機関については、とどのつまり、秘密を指定するのも首相、監督するのも首相という事態になりかねない状況で、一体何のための国会なのかと言いたくもなります。民主主義の衣をかぶっているにすぎない我が国では、国会は、形式上かもしれませんが、民主主義を民主主義として実行あらしめる最後のとりでとなるのです。しかし、この法が採決されたことで、行政機関の長の判断で秘密指定なされる以上、国会はいわば国会としての機能を放棄し、いわば自殺したに等しいのです。かつて憲法学者だった清宮先生は、憲法改正無限界説に対し、もしそれがなされれば、それはまさに憲法の自殺であると述べられましたが、同じことを今回の特定秘密保護法についても言えるだろうと考えます。
 国会が秘密指定につき権限を行使しようと思えばできたはずなのに、それをしないことは国会の自殺そのものなのです。ちまたでは知る権利の論点が広く浸透しているようですが、特定秘密保護法について一番重要な論点は何か。それは国民主権そのものなのです。国会議員は民意を反映して生まれた産物です。秘密を秘密たらしめる唯一の権力は国会でなければならないのです。特定秘密保護法は、要は税を取り使う権力者側が、税を取られ続けられるのを我慢する納税者側に、権力者側の都合で情報を使えない状態を生み出すことにほかならないわけですから、いわば我が国が民主主義国家ではなく、国民主権はないと宣言したに等しい重大な結果を生み出してしまったことになるのです。
 最後に、不逮捕特権につき一言述べておきます。国会議員には国会会期中に逮捕されない権利、いわゆる不逮捕特権が憲法上認められています。では、会期中以外の時期に逮捕されて、逮捕理由が秘密指定されてしまったら、どういう事態になるでしょうか。どういう理由で逮捕されたのかもわからなくなってしまうのです。これは独裁につながりかねない大変危険なことです。このようにさまざまな問題を抱えている特定秘密保護法は、撤廃されなければなりません。
 以上より本決議案には賛成します。


◯議長(伊藤俊明君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 決議(案)第4号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
 なお、ただいま可決されました意見書の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。
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    日程第19 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第20 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第21 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 23請願第11号 市議会の情報公開促進について
        (2) 24請願第13号 市議会の議決範囲の拡大について
        (3) 所管事務の調査について
          議会運営に関すること


◯議長(伊藤俊明君)  この際、日程第19から日程第21までの3件を一括議題といたします。
 以上3件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付のとおりであります。
 お諮りいたします。以上3件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(伊藤俊明君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成25年第4回三鷹市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
               午後4時41分 閉会