メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、平成25年第1回定例会の会議録をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年第1回定例会) > 平成25年第1回定例会(第5号)本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


平成25年第1回定例会(第5号)本文

                  午前9時29分 開議
◯議長(白鳥 孝君)  ただいまから平成25年第1回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 1番 寺井 均君、登壇願います。
               〔1番 寺井 均君 登壇〕


◯1番(寺井 均君)  おはようございます。3月25日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される議員提出議案6件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 また、請願1件の取り扱いにつきましても、お手元に配付のとおり決定を見ておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。


◯議長(白鳥 孝君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯議長(白鳥 孝君)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 総務委員会審査報告
        (1) 議案第8号 三鷹市国際交流基金条例及び三鷹市文化基金条例を廃止する条例
        (2) 議案第21号 平成24年度三鷹市一般会計補正予算(第6号)
        (3) 議案第22号 平成24年度三鷹市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
        (4) 議案第6号 三鷹市における平和施策の推進に関する条例の一部を改正する条例
        (5) 議案第1号 三鷹市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例
        (6) 議案第29号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例
        (7) 議案第7号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正す
                る条例
        (8) 24請願第14号 「消費税の税率引き上げの中止を求める意見書」の提出を求める
                 ことについて
        (9) 所管事務の調査について
          ICT・地方分権と市民サービスに関すること


◯議長(白鳥 孝君)  これより日程に入ります。
 日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 24番 石井良司君、登壇願います。
               〔24番 石井良司君 登壇〕


◯24番(石井良司君)  それでは、お手元に御配付の総務委員会審査報告書の朗読をもちまして、報告といたしたいと思います。

                                     平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                              総務委員長 石 井 良 司
                  総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年1月30日
 (2) 平成25年3月7日
 (3) 平成25年3月8日
 (4) 平成25年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第8号 三鷹市国際交流基金条例及び三鷹市文化基金条例を廃止する条例
 この議案は、基金を廃止するため、提案されたものであります。
2 議案第21号 平成24年度三鷹市一般会計補正予算(第6号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ19億6,245万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ694億9,443万4,000円とするとともに、繰越明許費及び地方債の補正を行うため、提案されたものであります。
3 議案第22号 平成24年度三鷹市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ808万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億717万円とするため、提案されたものであります。
 以上3件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上3件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・国際交流推進事業におけるこれまでの成果と今後の方向性について
 ・美術品等収集に係る今後の取り組みと文化基金の廃止による影響について
 ・職員人件費の減に係る基本的考え方について
 ・震災復興特別交付税が本市に追加交付される基準等について
 ・新ごみ処理施設「クリーンプラザふじみ」への災害廃棄物の受け入れに係る今後の見通しについて
 ・市税収入増の具体的要因について
 ・総務費寄附金を震災復興関連経費に支出することについての判断基準について
 ・減収補填債の発行に係る基本的考え方とこれまでの発行状況について
 ・都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業の進捗状況と今後の整備の方向性について
 ・後期高齢者健康診査に係る受診率及び受診者数の現状について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成24年度基金運用計画
 ・減収補填債について
 ・市税3月補正の概要
 ・平成24年度ふじみ衛生組合補正予算概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第8号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第21号について討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 岩田康男委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  今回の補正には必要なものややむを得ないものが計上されているが、震災復興特別交付税について
 は認めがたいものである。一方的な交付とのことであるが、東京都からは2月に震災廃棄物は年度末
 で受け入れ終了との説明があり、しかも、震災復興予算は被災地以外で96%の執行に対して、被災地
 でいまだ45.6%しか執行されておらず、制度不備の改善が求められている。今なお13万人余が避難生
 活をしている原発事故の福島の現状は深刻なものであり、震災復興予算は被災地と被災者に使用する
 べきである。
(2) 野村羊子委員(にじ色のつばさ)
  復興特別交付税については、災害瓦れき広域処理の受け入れが可能な施設整備をしているというこ
 と、循環型社会形成推進交付金の対象となっている事業で、その地元負担分について機械的に割り振
 ってきたものであるとの説明である。
  実際には、地元協議会での協議や組合議会での被災地視察が、瓦れき受け入れ協議の実績として評
 価され、交付税対象となっている。また、協議をすれば、実際の瓦れき受け入れがなくても、返還の
 必要がないとされている。
  しかし、実績がないにもかかわらず、現在整備中だというだけで交付税措置されるというのは、復
 興増税を背負わされる市民感情からいって納得できるものではない。また、瓦れき受け入れ協議の経
 緯や今年度末で終了と東京都からの報告があった、このことについて、三鷹市民への説明が一切ない。
  復興特別交付税は、直接被災者のために使うべきである。
  実際に被災地への復興に寄与していないのに、ふじみ衛生組合が昨年度10億円、本年度19億円の交
 付税を受け入れるのは、道義的にも納得しがたい。三鷹市がそれに加担するのは容認しがたいもので
 ある。
  減収補填債については、国へ要望、問題提起として、地方交付税不交付団体が臨時財政対策債を発
 行できないのは問題である、個人市民税の減収補填債の発行を認めてほしい等の問題提起をしている
 立場から、減収補填債を活用する必要がある。中長期的運営収支を考え、発行するとの答弁があった。
  充当するものに充てずに特例として一般財源として活用できる、この減収補填債は、やはり赤字借
 金であり、負担の先送りである。
  1億5,000万円の法人市民税の増額を見込み、なおかつ人件費が総額1億8,000万円の減額が見込ま
 れている中、1億270万円の借金をあえてするのは市民感情として納得しがたい。借りる必要がない
 のに借りる姿勢は、自己点検力に欠けていると言わざるを得ない。今後、さらなる自転車操業に拍車
 をかけるものとして容認できるものではない。
  以上2点の理由から補正予算(第6号)に反対とする。
 以上の討論の後、議案第21号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第22号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第6号 三鷹市における平和施策の推進に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、基金の処分対象を見直すとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例改正に係る基本的考え方について
 ・本市における平和事業の今後の方向性について
 ・平和基金の運用に係る基本的な考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市における平和施策の推進に関する条例の一部を改正する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第6号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
5 議案第1号 三鷹市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例
 この議案は、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律及び地方公務員法の規定に基づき、職員の任期を定めた採用及び任期を定めて採用された職員の給与の特例に関し必要な事項を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・特定任期付職員に求める高度の専門的知識経験等に係る基本的考え方について
 ・震災復興時に必要となる専門的知識経験等を有する人材確保の方策と民間協力団体との連携につい
  て
 ・任期付職員の任期の特例に係る基本的考え方と職種の明確化について
 ・任期付職員採用時における選考方法のあり方と近隣自治体における採用状況について
 ・任期付職員の給料及び諸手当に係る基本的考え方について
 ・本条例の制定趣旨とワークシェアリング推進の関係性について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例案の概要
 ・東日本大震災に係る被災自治体における任期付職員の募集(採用)事例
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第1号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
6 議案第29号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例
 この議案は、普通退職の場合と定年退職等の場合の退職手当の支給率を統合し、最高支給率を引き下げるとともに、退職手当の調整額の点数を見直すほか、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例改正による退職手当支給額及び普通退職者の増嵩について
 ・職員団体との団体交渉の経緯について
 ・常勤の特別職職員の退職手当に係る基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・退職手当の見直しの概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 岩田康男委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  これまで労使合意のものについては賛成してきたが、公務員賃金や退職金の削減はもう認めがたい
 情勢である。公務員に続いて民間賃金まで下がり、電機産業を初め、リストラが大規模に行われ、非
 正規労働が日常化している状態では、市民、国民の暮らしは守れず、景気はよくならない。
  大企業の余剰金、内部留保の活用で賃上げを求める声が国会内外で高まっている中であり、この条
 例には反対する。
〔賛成討論〕
(1) 野村羊子委員(にじ色のつばさ)
  この改正は、退職金を1人平均270万円減額するものである。公務員の待遇改悪は国からの流れで
 あるが、国は今デフレ脱却に賃金引き上げを企業に期待する状況になってきている。地方公務員の給
 料は、地方の賃金の目標値となっている実態があり、公務員給料の引き下げはその地方全体の賃金引
 き下げ要因となり、地域経済へのマイナスの波及となる可能性が大きい。人材確保の面からも憂慮す
 る声がある。
  三鷹市では、さまざまな手当の廃止に加えて同一年度内での減給となる。
  労使合意ができたとの答弁があることから、あえて反対するものではないが、削減分は市民福祉向
 上のために使われるものであると信じる。
  特別職の退職金については、近隣市の状況を鑑み、今回提案しないとされたが、職員の士気の面か
 ら考えても、この際廃止すべきであると再度申し上げ、賛成討論とする。
  以上の討論の後、議案第29号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって
 原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 議案第7号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 この議案は、政策法務の充実・強化を一層図るため、顧問弁護士の報酬月額を改めるとともに、区分を新たに設けるほか、学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の区分を新たに設けるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・顧問弁護士の勤務体制のあり方と本市職員の法務相談状況について
 ・近隣自治体における顧問弁護士の勤務体制及び報酬額について
 ・学校医の勤務実態と学校内における緊急時の対応について
 ・学校医に対する報酬の明確化に係る基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例新旧対照表(抜粋)
 ・近隣6市の顧問弁護士報酬額等の状況
 ・学校医等職務の概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第7号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
8 24請願第14号 「消費税の税率引き上げの中止を求める意見書」の提出を求めることについて
   三鷹市所在
   消費税廃止三鷹各界連絡会
   柳瀬 茂喜  ほか23団体 提出
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明及び請願者からの補足説明を聞きました。
 次いで、24請願第14号について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。
9 所管事務の調査について
  ICT・地方分権と市民サービスに関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上であります。よろしくお願いいたしたいと思います。


◯議長(白鳥 孝君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第8号 三鷹市国際交流基金条例及び三鷹市文化基金条例を廃止する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第8号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第21号 平成24年度三鷹市一般会計補正予算(第6号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第21号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第22号 平成24年度三鷹市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第22号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第6号 三鷹市における平和施策の推進に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第6号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第1号 三鷹市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第1号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第29号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第29号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第7号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第7号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  24請願第14号 「消費税の税率引き上げの中止を求める意見書」の提出を求めることについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件に対する総務委員長の報告は不採択でありますので、24請願第14号の原案について、表決システムにより採決いたします。
 24請願第14号について、採択の上、関係方面に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権と市民サービスに関すること、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認め、よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第2号 三鷹市新型インフルエンザ等対策本部条例
        (2) 議案第3号 三鷹市介護保険法に基づく事業及び施設の人員、設備及び運営の基
                準等に関する条例
        (3) 所管事務の調査について
          健康、福祉施策の充実に関すること


◯議長(白鳥 孝君)  日程第2 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 25番 大城美幸さん、登壇願います。
               〔25番 大城美幸さん 登壇〕


◯25番(大城美幸さん)  お手元の審査報告書を読み上げて、報告にかえさせていただきます。

                                     平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                              厚生委員長 大 城 美 幸
                厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年2月8日
 (2) 平成25年3月8日
 (3) 平成25年3月11日
 (4) 平成25年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第2号 三鷹市新型インフルエンザ等対策本部条例
 この議案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定に基づき、三鷹市新型インフルエンザ等対策本部に関し必要な事項等を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例制定がインフルエンザ等対策に与える具体的影響について
 ・三鷹市新型インフルエンザ等対策本部の組織、構成員及び所掌事務について
 ・三鷹市新型インフルエンザ等対策本部の設置及び解散の判断等に係る基本的考え方について
 ・本条例と三鷹市新型インフルエンザ(強毒型)対策行動計画、三鷹市新型インフルエンザ(強毒
  型)事業継続計画及び新型インフルエンザ等対策特別措置法との関係性について
 ・緊急時における職員及び市民に対する情報伝達の方策等について
 ・本市職員への予防接種について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市新型インフルエンザ等対策本部条例の条例制定の背景等の資料
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第2号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第3号 三鷹市介護保険法に基づく事業及び施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例
 この議案は、指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスの事業及び施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例制定が地域密着型介護サービス事業に与える具体的影響について
 ・本条例制定に際し、市独自基準を設定しなかった理由について
 ・近隣自治体との連携及び相互利用の状況について
 ・当該基準見直し等による今後の条例改正の手続及びその時期について
 ・本条例制定前における地域密着型サービス事業実施の根拠について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市介護保険法に基づく事業及び施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の条例制定の
  背景等の資料
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第3号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 所管事務の調査について
 健康、福祉施策の充実に関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上です。よろしくお願いします。


◯議長(白鳥 孝君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第2号 三鷹市新型インフルエンザ等対策本部条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第2号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第3号 三鷹市介護保険法に基づく事業及び施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第3号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、健康、福祉施策の充実に関すること、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第3 まちづくり環境委員会審査報告
        (1) 議案第4号 三鷹市工場立地法に基づく緑地面積率等を定める地域準則条例
        (2) 議案第5号 三鷹市道における道路構造及び道路標識等に関する条例
        (3) 議案第15号 三鷹市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
        (4) 議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部
                を改正する条例
        (5) 議案第18号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
        (6) 議案第19号 しろがね第2駐輪場の指定管理者の指定について
        (7) 議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例
        (8) 議案第12号 三鷹市福祉住宅条例及び三鷹市営住宅条例の一部を改正する条例
        (9) 所管事務の調査について
          まちづくり、環境に関すること


◯議長(白鳥 孝君)  日程第3 まちづくり環境委員会審査報告。まちづくり環境委員長の審査の報告を求めます。
 23番 吉野和之君、登壇願います。
               〔23番 吉野和之君 登壇〕


◯23番(吉野和之君)  お手元に配付しております審査報告書の朗読をもちまして、報告といたします。

                                     平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                         まちづくり環境委員長 吉 野 和 之
              まちづくり環境委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年2月8日
 (2) 平成25年3月8日
 (3) 平成25年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第4号 三鷹市工場立地法に基づく緑地面積率等を定める地域準則条例
 この議案は、工場立地法第4条の2第2項の規定に基づき、同法第4条第1項の規定により公表された準則に代えて適用すべき市準則を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例制定による特定工場の市外流出防止の効果等について
 ・新たな企業の市内進出に向けた具体的方策について
 ・地域主権改革の観点からの市独自施策に係る検討の方向性について
 ・建築物屋上等緑化施設を緑地面積に算入する基本的考え方について
 ・各特定工場における緑地面積率の現状と基準緩和による効果等について
 ・近隣市における当該地域準則条例制定の動向等について
 ・基準緩和適用事業所の移転に伴う跡地利用事業者への本条例適用について
 ・水耕栽培施設等への本条例適用の考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市工場立地法に基づく緑地面積率等を定める地域準則条例(案)」の制定について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第4号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第5号 三鷹市道における道路構造及び道路標識等に関する条例
 この議案は、市道における道路構造の技術的基準、道路標識の寸法及び移動等の円滑化のために必要な構造に関する基準を定めるとともに、市道に附属する自転車駐車場に設ける標識について必要な事項を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例制定に当たっての今後の道路整備に係る基本的考え方について
 ・地域主権改革における条例委任の経緯等について
 ・本条例施行規則の制定に向けた検討状況について
 ・本条例の適用対象となる自転車駐車場の基本的考え方について
 ・市道における道路区分に係る基本的考え方について
 ・市道における移動等円滑化に向けた具体的取り組みについて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・条例制定の趣旨
 ・市道に附属する駐車料金を徴収する自転車駐車場に設ける標識について
 ・市道における道路構造の一般的技術的基準について
 ・市道における道路標識の寸法について
 ・市道における移動等円滑化の基準について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第5号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第15号 三鷹市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
 この議案は、電柱、電話柱等に係る占用料及び水管、下水道管等を除く施設・物件等に係る占用料を改めるとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・道路占用料改定及び対象物件設定に係る基本的考え方について
 ・占用料の徴収方法について
 ・占用者等への周知及び事前協議のあり方について
 ・占用者の現状把握と占用料の減免に係る基本的考え方について
 ・今後の道路整備に当たっての既存物件に対する条例適用の方向性について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・条例改正の趣旨及び改正概要等の資料
 ・三鷹市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第15号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、三鷹都市計画地区計画大沢三丁目環境緑地整備地区地区計画の区域拡大に伴い、同地区地区整備計画区域について、壁面の位置の制限の特例を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例改正の趣旨について
 ・地区計画を活用した樹木保全等環境誘導の基本的考え方について
 ・壁面の位置の制限に係る特例適用の範囲とその影響等について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」説明資料
 ・「三鷹都市計画地区計画大沢三丁目環境緑地整備地区地区計画」都市計画図書
 ・三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例(抜粋)新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第16号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
5 議案第18号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、しろがね第2駐輪場を新設するとともに、さくら通り第3駐輪場の名称を変更するため、提案されたものであります。
6 議案第19号 しろがね第2駐輪場の指定管理者の指定について
 この議案は、しろがね第2駐輪場の指定管理者を指定するため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上2件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・当該駐輪場の名称決定の経緯について
 ・当該駐輪場の利用形態、収容台数及び整備手法について
 ・三鷹駅周辺の一時利用駐輪場の利用状況の調査・分析について
 ・収容台数の確保と使い勝手に配慮した駐輪場整備のあり方について
 ・駐輪場利用者からの施設利用に関する問い合わせ状況について
 ・駐輪場における事故等の発生状況について
 ・自転車駐輪状況に係る情報提供サービスの現状と拡充の方向性について
 ・指定管理者候補者選定方法を公募によらない選定とした経緯について
 ・公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の運営状況と同分科会評価シートのあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」説明資料
 ・有料駐輪場位置図(しろがね第2駐輪場等)(案)
 ・駐輪場の整備と名称変更のスケジュール(案)
 ・三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例(新旧対照表)
 ・「しろがね第2駐輪場の指定管理者の指定について」説明資料
 ・有料駐輪場位置図(しろがね第2駐輪場等)(案)
 ・平成24年度第3回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果について
 ・(平成23年度評価)指定管理者候補者選定・評価委員会分科会評価シート(施設別)
 ・指定管理者自己評価シート(平成23年度共通項目)
 ・放置自転車等の現状と自転車等駐車場の利用状況
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第18号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第19号について討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 嶋崎英治委員(にじ色のつばさ)
  指定管理先である株式会社まちづくり三鷹の代表取締役のK氏が候補者選定・評価委員会の運営に
 当たり、退席されたことは一定の評価をする。
  しかし、今回も公募せず、非公募としたことは納得がいかない。納得がいかない理由、1、競争原
 理を働かせるため公募を市側は用いるが、自転車駐輪場は相変わらず非公募であること。2、かねて
 から三鷹市議会にじ色のつばさが求めている双方代理的である構造が改めていないこと。
  以上をもって、本議案に反対する。
 以上の討論の後、議案第19号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例
 この議案は、低炭素建築物新築等計画認定(変更認定)事務に係る手数料、社会福祉法人に関する証明事務に係る手数料及び道路境界確定図等の写しの交付事務に係る手数料を定めるとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・手数料の金額設定に係る基本的考え方について
 ・各種証明書類等の交付形態別の手数料一律化に向けた検討状況について
 ・低炭素建築物認定制度に係る基本的考え方と認定事務への対応について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市手数料条例の一部を改正する条例概要等の資料
 ・手数料を徴収する事務の追加等の資料
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第10号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
8 議案第12号 三鷹市福祉住宅条例及び三鷹市営住宅条例の一部を改正する条例
 この議案は、入居収入基準額等の入居者資格及び福祉住宅、市営住宅等の整備基準を定めるとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本条例改正に伴う入居者等への具体的影響について
 ・入居者の収入基準等に係る基本的考え方について
 ・本条例改正に当たっての本市独自規定の検討状況等について
 ・施設の整備基準に関する省令改正への対応に係る具体的検討内容について
 ・福祉住宅の入居世帯数と施設の現状等について
 ・今後の福祉住宅のあり方と施設整備に係る基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・「三鷹市営住宅条例の一部を改正する条例」説明資料(概要)
 ・三鷹市営住宅条例の一部を改正する条例新旧対照表
 ・公営住宅法新旧対照条文(関係規定抜粋)
 ・公営住宅法施行令新旧対照条文(関係規定抜粋)
 ・三鷹市福祉住宅条例の一部を改正する理由等の資料
 ・三鷹市福祉住宅条例の一部を改正する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第12号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
9 所管事務の調査について
  まちづくり、環境に関すること
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  以上をもってまちづくり環境委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第4号 三鷹市工場立地法に基づく緑地面積率等を定める地域準則条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第4号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第5号 三鷹市道における道路構造及び道路標識等に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第5号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第15号 三鷹市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第15号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第16号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第18号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第18号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第19号 しろがね第2駐輪場の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第19号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第10号 三鷹市手数料条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第10号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第12号 三鷹市福祉住宅条例及び三鷹市営住宅条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第12号について、まちづくり環境委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、まちづくり、環境に関すること、本件については、まちづくり環境委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 予算審査特別委員会審査報告
        (1) 議案第23号 平成25年度三鷹市一般会計予算
        (2) 議案第24号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
        (3) 議案第25号 平成25年度三鷹市下水道事業特別会計予算
        (4) 議案第26号 平成25年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
        (5) 議案第27号 平成25年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
        (6) 議案第28号 平成25年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算


◯議長(白鳥 孝君)  日程第4 予算審査特別委員会審査報告。予算審査特別委員長の審査の報告を求めます。
 18番 伊藤俊明君、登壇願います。
               〔18番 伊藤俊明君 登壇〕


◯18番(伊藤俊明君)  それでは、お手元に御配付の審査報告書を朗読いたしまして、審査報告とさせていただきます。

                                     平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                          予算審査特別委員長 伊 藤 俊 明
       平成25年度三鷹市一般会計予算ほか5件審査特別委員会審査報告書
 本委員会に付託された議案第23号 平成25年度三鷹市一般会計予算ほか5件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 正副委員長互選の結果
  平成25年3月6日
   委員長  伊 藤 俊 明
   副委員長 緒 方 一 郎 を互選
○ 委員会開会月日
 (1) 平成25年3月6日
 (2) 平成25年3月12日
 (3) 平成25年3月13日
 (4) 平成25年3月14日
 (5) 平成25年3月15日
 (6) 平成25年3月18日
 (7) 平成25年3月19日
 (8) 平成25年3月26日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
                  〔予算審査の結論〕
1 議案第23号 平成25年度三鷹市一般会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
2 議案第24号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
3 議案第25号 平成25年度三鷹市下水道事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
4 議案第26号 平成25年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
5 議案第27号 平成25年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
6 議案第28号 平成25年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決

                   〔はじめに〕
 平成25年度の本市予算は、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の用地取得費の減、公会堂等の整備終了、クリーンプラザふじみの整備終了など、都市再生に係る経費の減、また、平成24年12月に焼却を停止した環境センターの運営費の減などにより、一般会計の当初予算額は647億8,912万5,000円となり、特別会計と合わせた総計は、1,015億109万6,000円となった。
 このような状況の中で、「第4次三鷹市基本計画の着実な推進」と「行財政改革の更なる推進」を市政運営の基本に据え、「都市再生」、「コミュニティ創生」を最重点プロジェクトとするとともに、「危機管理」を緊急プロジェクトに加え、
(1) 新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備の推進、下水道経営計画(仮称)の策定と下水道
 事業の経営健全化に向けた検討などの都市再生プロジェクトの推進
(2) 地域情報化プラン2022に基づく新たなICT施策の推進、コミュニティ創生の推進などのコミ
 ュニティ創生プロジェクトの推進
(3) 災害時要援護者支援事業の推進、見守りネットワーク事業の推進などの危機管理プロジェクト
 の推進
(4) 新たな子ども・子育て支援制度に向けたニーズ調査の実施、学級数増への適切な対応と学校規
 模の適正化に向けた取り組みなどの子ども・子育て支援プロジェクトの推進
(5) 地域ケアネットワークの推進、特定健康診査・特定保健指導の推進などの健康長寿社会プロジ
 ェクトの推進
(6) 「声の広報」デイジー版の発行、障がい者相談支援の充実などのセーフティーネットプロジェ
 クトの推進
(7) 公共施設維持管理業務の検証、先導的環境活動支援の充実などのサステナブル都市プロジェク
 トの推進
(8) 買物環境の整備の促進、フィルムコミッション事業の推進などの地域活性化プロジェクトの推
 進
(9) 公共交通環境の改善に向けた検討、駐輪場整備基本方針の推進などの都市交通安全プロジェク
 トの推進
(10)市政情報のデジタル化の推進、市民センターの電気需給契約の見直しによる経費の節減などの
 基本計画における主要施策の推進
(11)小中学校のICT環境の再整備と利活用の推進、南部図書館(仮称)の整備の推進などの教育
 施策の推進
 など、維持可能な未来に向けて「三鷹市の価値」を高めるための取り組みを進めるものとされている。
 なお、こうした取り組みの推進に当たっては、当該年度から積極的に推進することとしている「ゼロ‐アップ創造予算」の手法により、経費の増額を伴わないサービスの拡充や経費をかけない事業展開を図るとともに、後年度負担に一層配慮した取り組みを望むものである。
 本委員会は、このような状況を踏まえつつ、平成25年度における事業と収支見積もり等について、鋭意審査を進めた結果、本予算議案についてはいずれも原案を可決すべきものと決定した。
 市理事者は、後に述べる附帯意見とあわせて十分配慮の上、市政の執行に当たることを要望するものである。

               平成25年度三鷹市一般会計予算
                  〔附 帯 意 見〕
                     歳  入
1 地方交付税及び国庫支出金については、不交付団体が不利益を受けることのないよう引き続き国に
 対し要望を行うこと。
                     歳  出
 第2款 総務費
1 みたか太陽系ウォークについては、市全体の魅力づくりや活性化のため、商店街振興及び文化・芸
 術の推進などに役立つ事業手法を検討すること。
2 新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備事業の実施に当たっては、防災機能の充実に最重点
 を置くとともに、多機能複合施設のメリットを十分に生かせるよう、指定管理者制度の活用を含め、
 市民にとってより利便性の高い施設整備に取り組むこと。
 第3款 民生費
1 災害時要援護者支援事業の推進に当たっては、今後とも着実な実行が望まれるが、想定される緊急
 災害に対応できるよう全市展開に向けた取り組みの迅速化にも努めること。
2 北野ハピネスセンター管理運営費における委託化に当たっては、事前に新規のサービス利用計画の
 作成やモニタリングを行い、利用者や保護者の意見・要望を十分に反映すること。
3 生活保護世帯への扶助費の支給に当たっては、不正受給防止のため、厳密な実態調査を実施するな
 ど運用の適正化に努めるとともに、受給者の自立支援・自立促進を図ること。また、ジェネリック医
 薬品の利用促進等医療扶助費のさらなる抑制を図ること。
 第9款 消防費
1 大震災で多数の帰宅困難者が都内の主要駅周辺に滞留したことを踏まえ、首都直下地震等が起きた
 際の対応を確認することを目的として、株式会社まちづくり三鷹、三鷹駅周辺住民協議会、鉄道事業
 者など諸団体との連携を図り、平成25年度中の帰宅困難者対策訓練の実施を検討すること。
2 救急医療情報キット支給事業の推進に当たっては、日中独居の方への配布や、外出時の高齢者の安
 全安心のための利用等に向け、さらに事例の研究を行うこと。
 第10款 教育費
1 学校給食については、食の安全、地産地消、食育の観点から、市内産野菜が最大限に活用されるよ
 う、柔軟な仕入れ・供給方法のシステムづくりを検討すること。
2 生涯学習・生涯スポーツの推進に当たっては、使用料の見直し等、市民サービスの維持向上に向け
 適正化に努めること。
                〔本会計に対する反対討論〕
1 森  徹委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  新川防災公園は一時避難地の基準に照らして問題点が多い。
  広さ1.5万平方メートル、約7,450人の避難が可能で、適正規模であるとしているが、公園の地下に
 スポーツ施設を建設したため盛り土部分が生まれ、その分平地の面積が少なくなり、収容人数も適正
 規模から後退している。
  防災公園に必要な防災ヘリが利用できないことは、市長自身が答弁で認めている。
  また、防災拠点として活用するには、防災公園に必要な10項目の「機能」のうち、「緊急輸送物資
 の中継・一時保管場所」、「緊急物資の備蓄場所」、「消防、救援、医療・救護活動支援用地」、
 「救援・復旧活動基地」の4項目など、災害時の救援・復旧活動基地にするには、敷地面積が狭過ぎ
 る。
  このことは、さきに指摘したように、スポーツ施設を第一義的な目的にしたため、平地部分が狭め
 られ、防災拠点として活用するには問題点も多く、防災拠点として十分機能が果たせない防災公園と
 なっている。
  問題が多い新川防災公園事業に242億円もの税金を投入すること。市の負担額は現時点で169億9,000
 万円。9割は借金であることは市民の理解を得ることはできない。
  新川防災公園・多機能複合施設整備の推進事業の抜本的な見直しを求めるものである。
  箱根みたか荘、平成25年度廃止・売却の方向が出された。
  利用者がピーク時から6割以下に減少とあるが、景気も市民の収入も冷え込んでいる現在とは比べ
 ることは正しくはない。
  むしろ、ここ12年間、安定して年間1万人に利用されていることは、市の施設だから安心できると
 して、市民に必要な保養施設であると言える。
  箱根の保養所は都心からも近く、交通の便もよい。安定した多数の観光客動員力は現在でも健在で
 あると専門家から評価されているように、利用客がふえる条件は十分にある。今三鷹市がなすべきこ
 とは、みたか荘の魅力をPRし、市民に対し、大いに利用を訴えることである。
  毎年約6,000万円台の支出が平成18年度以降は年間1,000万円台の縮減効果があらわれており、この
 施設を大切に維持することこそ、市長が施政方針で述べた三鷹市の価値を高めるものと言える。廃止
 ・売却どころか高齢化社会でみたか荘の必要性は高まっている。築30年たってもロビー・ホールは広
 く明るく、斬新なデザイン構造で、耐震診断は「耐震補強必要なし」と十分で、安全安心の宿泊施設
 である。
  市民の大切な財産を市民の理解を得ることなく、売却に走ることは絶対にあってはならない。
  副市長は予算委員会において、お金ではかれないものがあると答弁しており、みたか荘は、お金で
 はかれない大切な財産である。公共施設はそれぞれに設置目的があり、その目的に必要な運営費の差
 額への税金投入は当然と言える。差額を問題にすると、全ての施設が該当し、税金そのものが問題に
 なる。
  これまで、保育園待機児解消へ、定員枠の弾力運用を初め、保育園の増設、家庭保育の拡充に取り
 組んできたことは評価する。
  保育料の値上げは中止すべきであり、値上げについては条例化を求める。
  新年度において新たな保育園の増設がなかったため、特にゼロ、1〜2歳児の待機児がふえている。
  1〜2歳児の定員増を図るとして、上連雀保育園、中原保育園のゼロ歳児保育を廃止したが、平成
 24年度の上連雀保育園のゼロ歳児の待機児は9人おり、ゼロ歳児保育の市民要求は強く、廃止は問題
 である。
  三鷹市はゼロ歳児保育を廃止した2つの保育園が、職員配置の効率化で、マイナス592万6,000円、
 62.1%の削減効果が生まれたとして、「ゼロ‐アップ創造予算」の実績であると評価している。
  廃止したゼロ歳児保育の復活を求めるとともに、待機児が存在すること自体に問題があり、思い切
 った待機児ゼロへの対応を求める。また、小学校低学年の児童が学童保育所に入れない事態も生じて
 いる。もし事故に遭ったら行政の責任が問われてくる。思い切った対策が求められる。
  子育て分野での企業委託の拡大、京王線・井の頭線の新たな駐輪場の有料化、77歳、88歳の敬老金
 の廃止、高齢者入院見舞金の廃止など新たな市民負担増とサービス低下の予算となっている。予算の
 中には、高齢者の肺炎球菌ワクチン助成、南部図書館建設、学童保育所の建てかえなど市民要望を反
 映したものがあるが、以上問題点を指摘し、2013年度三鷹市一般会計予算に反対する。
2 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  市長は施政方針演説で、三鷹市のまちの価値をさらに高めると決意表明をし、そのために必要な力
 を「都市経営の総合力」と位置づけ、「都市経営の総合力」を支える力として「市民協働力」、「政
 策創造力」、「自己点検力」、「課題発信力」の4つを掲げた。
  明治維新後、日本はおおよそ40年の長いサイクルで景気の上げ下げを経験してきた。日露戦争に勝
 利しピークを迎えるまで約40年、その後第二次世界大戦敗戦でどん底に落ちるまで約40年、さらにそ
 の後平成に入ってバブル崩壊するまで景気上昇を経験してきた。バブル崩壊からさらに40年景気下降
 が続くと考え、景気の底が見えるまでやるべき事業を先送りし、不必要な事業を削除するのが、今や
 らなければならないことなのである。このような視点から、我が会派は「自己点検力」に注目した。
  予算審査特別委員会の場で、我が会派は、過去の決算に基づく数字と、昨年度及び今年度の予算の
 数字を比較するなど、客観的な根拠を示しながら、個々の予算のあり方に疑問を表明したが、市はあ
 る場面では、コストパフォーマンスの最適値を求める。別の場面では、数字で見えないものがある。
 また別の場面では、お金に換算できないものがあるとさまざまな答弁だった。これはダブルスタンダ
 ードそのものである。客観的な状況を背景に、政策判断をするのは理解できるが、その政策判断の背
 景が曖昧な点が見受けられた。我が会派は、政策判断の際には、「今やらなければならない事業なの
 か」、言いかえれば「民の生きるを守るに直結する事業なのか」に着目するべきであるという基本的
 な理念がある。重要なのは、「私がやりたい」ではない。「私はやらなければならないか」を客観的
 に考えることにある。箱根みたか荘と比べ、市民の利用率がわずか1.7%しか違わないネットワーク
 大学を温存したり、星と森と絵本の家については予算書の倍近くの費用がかかっている実態があった
 り、住民票などの交付で、自動交付機の15倍ものコストがかかるコンビニ交付を温存させたり、本気
 で「自己点検力」を発揮しているとは到底考えられない。改革とは、権力者にとって都合のよい事象
 を残すことをいうのではない。
  喫緊の課題は、景気下降サイクルの中にある現状で、リーマン・ショック級の急激な景気変動要因
 に襲われたときに生き残るために、市税収入が300億円前後にまで落ちたとしてもやりくりできる体
 制を確立することにある。「民の生きるを守る」に直結しない有利子負債つきの建物をどんどん売却
 しなければならない。外郭団体を切り離し独立採算でやれるようにしなければならない。処分しよう
 がない資産も、維持管理費削減の見地から無償譲渡を考える必要がある。このようにまだまだ改革で
 きる余地はたくさんあり、少々の改革を自己点検力と自画自賛するようでは、税を負担する市民の側
 からすれば本気度が感じられないのは当然である。さらに、本気で自己点検力を発揮するのであれば、
 退職手当を引き下げられる職員以上に、市長・副市長・教育長は退職手当を削減、いや廃止をすべき
 ではないか。自分で身を削ることすらせずに自己点検力と言われても共感を得られるものではない。
 景気下降サイクルが終了するまでに必要な政治姿勢とは何か、それは共感力を得られる政治であり、
 増税負担にあえぐ民と同じ目線で、本気で自己を改革していく姿勢である。本予算案は、本気で自己
 を改革しているとは思えない事項が多々あり、我が会派は共感できるものではない。
  以上より、本予算案に反対する。
  なお、地方自治法第288条は、「分担金、使用料、加入金及び手数料に関する事項については、条
 例でこれを定めなければならない。」としている。本市においては、保育料を条例で定めていない。
 三鷹市保育の実施に関する条例(仮称)を制定し、保育内容及び保育料について、一刻も早く条例化
 すべきである旨付言しておく。
               〔本会計に対する賛成討論〕
1 土屋健一委員(三鷹市議会自由民主クラブ)
  三鷹市平成25年度当初予算案では、一般会計が647億8,000万円余、前年度予算比で21億円余、
 3.2%の減となっている。歳入の内訳を見ると、いまだに厳しい現状がうかがえる。
  予算編成に当たっては、引き続き基本計画の最重点プロジェクトである「都市再生」と「コミュニ
 ティ創生」を初めとする計画の着実な推進とともに、「絶えざる見直し」の視点を持ち、積極的な改
 革を進める「ゼロ‐アップ創造予算」編成がなされたことを評価する。また、持続可能な未来に向け
 て、三鷹市の価値を高めるとの目標が示された。今こそ発想を大きく転換し、未来に向けてさらなる
 行政のスリム化に努め、人や企業に選ばれる自治体の実現を目指す努力が必要と考える。今後も災害
 に強いまちづくり、安全で安心して生活できる持続可能な価値あるまち三鷹を目指す一層の取り組み
 を求める。
  コミュニティ創生に当たっては、地域のきずな、住民同士の支え合いによる新たな共助の仕組みづ
 くりに取り組むこと。特に災害時の共助の精神が発揮できるよう環境づくりに努めることを求める。
  子育てにおいては、親も子も家庭内保育が重要であるという基本的考え方のもと、さらに在宅子育
 て支援を拡充することを求める。
  産業振興計画2022の実施に当たっては、民学産公のノウハウを十分に生かし、工業・商業・都市農
 業の振興が行えるよう、三鷹の特色を生かした産業の育成に努めることを求める。
  日本無線株式会社の移転問題については、議会の決議の趣旨に沿った交渉を粘り強く行うとともに、
 今後の三鷹市の産業振興のために必須の貴重な土地という観点から、産業振興に資する有効利用につ
 いての研究を進めることを求める。
  教育ビジョン2022の実施に当たっては、郷土、国を愛する心など教育基本法の改正された箇所の理
 念が徹底されるよう努めることを求める。
  コミュニティ・スクール委員会については、その役割と権限を明確化し、計画的な人材発掘と育成
 ・充実に教育委員会が責任を持って支援し、コミュニティ・スクールの充実に資するよう努めること
 を求める。
  結びに、税などの収入未済額については、引き続き収納率の向上に最大限努力することを求める。
 また、収入と支出の乖離を補填するための基金の取り崩し、一般会計からの繰入金を削減するために、
 さらなる徹底した歳出の削減、制度の適正運用、受益と負担の適正化などに一層の取り組みを進める
 ことを強く求めたいと思う。
  不交付団体への不利益処分の是正についても、引き続き強く主張していく必要があることを申し添
 えて、賛成討論とする。
2 赤松大一委員(三鷹市議会公明党)
  平成25年度三鷹市の一般会計予算編成は、長引く不況やリーマン・ショック後より続く市税収入減
 が続く一方で、国民健康保険事業費や介護保険事業費等に見られる関連経費の増加傾向が続く厳しい
 財政状況のもと、第4次基本計画の着実な推進を目指す年となる。新政権による景気・経済対策への
 期待が高まりつつある中、実態としての経済成長を実感できるまでは今しばらく時間を要する。
  そうした中で、従前からの事務事業総点検運動、公共施設総点検運動の継続とあわせ、新たに「ゼ
 ロ‐アップ創造予算」では、コストをかけずに心を込める事業実施を目指された。
  また、エコタウン新川一丁目に見られる単純売却ではない環境に配慮した住宅誘致、市民保養所箱
 根みたか荘の廃止に向けた検討や基金の見直し等、事業実施の取り組みの大きな努力が見受けられる。
  1つには、公会堂のエスカレーターを含むリニューアル、クリーンプラザふじみの本格稼働、新川
 防災公園・多機能複合施設(仮称)の本格的整備着手、三鷹台団地周辺子育て支援施設等整備・再配
 置基本プランの着手等、高度経済成長期に建設された施設の更新に見られる「都市再生」事業。
  2つには、東日本大震災の教訓からの自助・共助の備えの必要性、超高齢社会と人口減少社会によ
 る都市の空洞化や孤立化といった人とのつながりの希薄化が進む社会状況の中、民学産公で進める地
 域ケアネットワークの展開と災害時要援護者支援事業、見守りネットワーク、買物環境整備事業の推
 進に、下連雀六丁目防災広場(仮称)整備を初めとする「危機管理」、「コミュニティ創生」事業。
  こうした事業では、第4次基本計画の中、最重点プロジェクト及び緊急プロジェクトとして掲げた
 大きな成果として実感できるものである。
  さらに、「子ども・子育て支援プロジェクト」における上連雀、中原保育園等の定員拡充、私立保
 育園開設への支援や、児童数増加に伴い第三、高山、井口小学校の教室や学童保育所整備、通学区域
 見直し。
  「健康長寿社会プロジェクト」における高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用の一部助成。
  「セーフティーネットプロジェクト」では、障がい者の安全安心のための「ヘルプカード」導入や
 「声の広報」デイジー版作成等。
  「地域活性化プロジェクト」では、待望の「南部図書館(仮称)」の開設への整備等、我が会派の
 指摘や提案についても多く反映していただいた。
  その上で、今後の課題として残る妊婦歯科健診の拡充、救急医療情報キットの日中独居者への支給
 や外出時に携帯できる先進事例の検討、コミュニティバスの西部ルート見直し等の取り組みをお願い
 するものである。
  三鷹市議会公明党としての意見や政策提案も多く採用していただき、多くの市民の声を反映したバ
 ランスのとれた予算と評価し、不断の努力と運用で、さらなる高環境・高福祉を目指していただくこ
 とを願い、本一般会計予算に賛成する。
3 岩見大三委員(三鷹市議会民主党)
  平成25年度の予算編成に関しては、掲げられた方針として、三鷹市の価値を高めるとし、財政状況
 が困難な折、施策においても多くの工夫が感じられるものであった。その中でも、「都市経営の総合
 力」や「政策創造力」といった表現は危機的状況を逆にチャンスと捉える言葉が持つ力を体現するも
 のと思う。
  今回、我が会派が中心的課題と考え主張したものは、緊急災害時の対応と三鷹市における地域のあ
 り方という点である。
  想定される大規模災害の対応に関しては、東日本大震災の教訓を最大限生かし、あらゆる情報を分
 析し、関係諸団体との連携を深め、英知と想像力を駆使し取り組んでいただき、今後の地域防災計画
 の改定に反映されたいと思う。
  また、地域コミュニティの創成の取り組みに関しては、全般的に評価をしているが、見守りネット
 ワーク事業と地域ケアネットワーク事業のそれぞれの特性を生かし、市民の命を守る視点からより孤
 立化の防止に努められたい。
  事務事業総点検運動に関しては、行財政改革の観点から今後とも促進されると思うが、特に高齢者
 対策、障がい者対策に当たる部分については、削減を行う趣旨について関係者への説明をこれまで以
 上に徹底していただくことを求めたい。
  また、個別的対応については、以下のとおり要望する。
  地区公会堂の利用促進と地域住民の交流機会の拡充を図る目的として、一部の地区公会堂の管理者
 宅において、受け付け専用電話を試行的に設置されるが、今後三鷹市が予約業務を一括管理できる仕
 組みについても検討を進めること。
  川上郷自然の村について、今度とも適正な運営に努め、閑散期の利用率向上に向けた努力を行うこ
 と。
  生活保護受給者の就労支援については、今後ともケースワーカーの負担軽減のため、人員強化にも
 取り組んでいただき、より多くの受給者を啓発しつつ、就労阻害要因のない稼働年齢層以外の生活保
 護受給者への就労支援にも積極的に配慮すること。
  市民に交通ルールの遵守と安全運転マナーの周知を図るため、自転車安全講習会を毎月開催するこ
 と。
  三鷹市教育委員会は、コミュニティ・スクールにかかわりのある全ての教職員、スクールカウンセ
 ラー、そしてコミュニティ・スクール委員会委員に対し、コンプライアンス意識の啓発を行い、定期
 的な研修を実施すること。
  以上申し上げ、三鷹市が今後とも持続可能な自治体運営を行い、広く市民生活満足度を高めていく
 ことに期待申し上げて、本一般会計に賛成する。
    ……………………………………………………………………………………………………
            平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                   〔附 帯 意 見〕
1 国民健康保険事業の運営に当たっては、レセプトデータを活用し、市民負担の軽減、医療費の削減、
 医療の適正化に努めるとともに、より質の高い保健指導、健康づくりに取り組むこと。
                 〔本会計に対する反対討論〕
1 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  1961年に国民皆保険制度として国民健康保険制度が発足し、50年が経過した。発足当時は、15歳か
 ら64歳までのいわゆる生産年齢人口の割合が高く、国民健康保険の加入対象者は生産年齢人口に属す
 る自営業者等が中心となっていた。これらの加入者は担税力も持っており、保険機能は順調に維持さ
 れていた。
  しかし、1980年代になると国民健康保険の加入者が定年退職者等へ変化してきた。少子長寿化社会
 の影響が出始めた。さらに、平成に入ってバブルが崩壊し、日本は景気下降サイクルへと突入した。
 つまり、当初の制度設計で予定した加入者構成と異なる状況が生まれているのである。保険給付対象
 者が多い保険というのは、そもそも保険として成立しないことになる。一般財源からの繰り入れはそ
 のことを物語っている。
  保険制度設計のあり方として、社会保障として行おうとすれば、少子長寿化社会を踏まえた無理な
 く負担できる制度として設計し直すことが必要になる。言うまでもなく、これは制度のあり方の問題
 なので、国民負担率を引き上げれば解決できるというものでもない。
  このように、矛盾を抱えたまま制度維持されているのが、現状の国民健康保険制度である。制度の
 あり方がおかしいと自治体側から発信するのは当然であるが、制度が存続する以上は、制度に頼る民
 を守る責務が自治体にあるのは当然のことである。その意味で、一般財源からの繰り入れを続けるよ
 りほかはない。後は繰り入れの限度をどう考えるかであるが、少なくとも、現状では、近隣他市に比
 べ、繰り入れが十分とは言いがたい現状であると判断した。
  よって、本予算案に反対する。
                 〔本会計に対する賛成討論〕
1 森  徹委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  2010年度、厚労省が実施した国保実態調査は、年金・無年金が40.8%、派遣・パートが35.3%、自
 営業15.5%、農林3.0%の構成となっている。
  国保は負担能力が高くない人が集まる仕組みとなっており、この傾向は三鷹市でも同様である。
  国民健康保険は、公的医療保険のうち加入者の平均所得が最も低い。また、他の被用者保険と比較
 すれば、所得に占める1人当たりの保険料負担は、組合健保の3.1%に対し、国保は10.5%と負担が
 大きく、滞納せざる得ない構造がつくられている。
  国は1984年に国保法を改定し、国保総収入に占める国庫支出金の割合を80年代の約50%から2008年
 には約25%も国庫負担を削減しており、この構造的問題の解決抜きに国保の抱える課題の解決はない。
  医療費抑制と国保の広域化では根本的な解決にならない。
  三鷹市は全国市長会を通して国へ構造的改革への働きかけを行うことを求める。
  滞納者は、収入に比べて国保料が高過ぎることに悲鳴を上げており、滞納整理の対応は市民の生活
 再建と営業再建への丁寧な対応を求める。
  以上、国保の構造的問題を指摘し、本予算に賛成する。
    ……………………………………………………………………………………………………
             平成25年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
                 〔本会計に対する反対討論〕
1 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  前年度予算案は、介護保険料の増額を前提とした予算案であった。最低所得層にも10%の大幅値上
 げとするなどの負担増があった予算案であり、我が会派は反対した経緯がある。本年度予算案では、
 低所得者・世帯に対する保険料軽減制度は拡充されていない。
  よって、本予算案に反対する。
    ……………………………………………………………………………………………………
             平成25年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算
                 〔本会計に対する反対討論〕
1 栗原健治委員(日本共産党三鷹市議会議員団)
  当時の自公政権によって、2008年度4月にスタートした後期高齢者医療保険は、病気にかかりやす
 く治療に時間がかかる後期高齢者を別枠の医療保険に囲い込み、負担増を我慢するか、不十分な医療
 を我慢するかの二者択一に追い込んで、医療・社会保障にかかる国の予算を削減することが狙いだっ
 た。
  この制度の凍結、廃止を求める世論の運動が広がり、2008年6月、廃止法案が参議院で可決されて
 いる。
  この制度の目的は、高齢者を他の年齢層から切り離し、高い負担と安上がりの差別医療を押しつけ
 ることにあり、年齢で命を差別する医療制度は、民主主義国家の保険制度として認められない。
  老人保健制度に戻してこそ差別の一掃になり、後期高齢者医療保険の廃止こそ進むべき道である。
 三鷹市として国に働きかけることを求め、本予算に反対する。
2 半田伸明委員(にじ色のつばさ)
  国民健康保険制度そのものが多くの矛盾を抱えているのに、その一部だけを切り取ってみても、保
 険制度として成り立たないことは明らかである。国民健康保険の場合は、一般財源の繰り入れで何と
 かなるという側面があるが、後期高齢者医療については、広域化されてしまっている以上は、三鷹市
 としていかんともしがたいという現実がある。よりコントロールしにくくなったという側面は看過で
 きない。そもそも年齢で区分する制度は問題である旨、かねてから指摘をしてきているところである。
 やはり、この制度は廃止するしかないのである。
  よって、本予算案に反対する。
 以上が、本委員会に付託された平成25年度三鷹市一般会計予算ほか5件に係る審査の報告であります。
                                            以上
 なお、予算審査特別委員会氏名につきましては、付記されておりますのでごらんください。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
   〔付記〕予算審査特別委員氏名
    ◎伊藤 俊明    ○緒方 一郎     赤松 大一
     伊東 光則     土屋 健一     岩見 大三
     石原  恒     半田 伸明     宍戸 治重
     栗原 健治     森   徹
                      (◎は委員長、○は副委員長)


◯議長(白鳥 孝君)  以上をもって予算審査特別委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第23号 平成25年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第23号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第24号 平成25年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第24号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第25号 平成25年度三鷹市下水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第25号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第26号 平成25年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第26号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第27号 平成25年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第27号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  議案第28号 平成25年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第28号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 三鷹市選挙管理委員及び同補充員の選挙について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第5 三鷹市選挙管理委員及び同補充員の選挙について、これより三鷹市選挙管理委員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 三鷹市選挙管理委員に、板橋安男君、久保田輝男君、後藤國彦君、川上喜四郎君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方々を三鷹市選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が当選されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  次に、三鷹市選挙管理委員補充員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 三鷹市選挙管理委員補充員に、第1順位 五藤寿樹君、第2順位 奈須野郁郎君、第3順位 会田喜政君、第4順位 中村一武君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方々を三鷹市選挙管理委員補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方々が当選されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午後2時39分 休憩



                  午後2時59分 再開
◯議長(白鳥 孝君)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第6 意見書(案)第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・
                   治療の推進を求める意見書


◯議長(白鳥 孝君)  日程第6 意見書(案)第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。2番 赤松大一君。
              〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  お手元に配付されております案文を読み上げまして、提案説明にさしていただきます。

意見書(案)第1号
   ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                        提出者 三鷹市議会議員 赤 松 大 一
                        賛成者    〃    寺 井   均
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎
                         〃     〃    粕 谷   稔

   ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書
 脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ外傷、落下事故、暴力等、頭頸部や全身への衝撃により、脳脊髄液が漏れ続け、頭痛、首・背中の痛み、腰痛、目まい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下等のさまざまな症状が複合的に発症する疾病と言われている。
 医療現場においては、このような症状の原因が特定されない場合が多く、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断されてきた。また、この疾病に対する治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性が認められつつも、保険適用外であり、診断・治療基準も定まっていないため、患者本人の肉体的・精神的苦痛はもとより、患者家族の苦労もはかり知れないものがある。
 平成23年度の厚生労働省研究班による「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」の報告書に、「交通事故を含め外傷による脳脊髄液減少症の漏れは決してまれではない」と明記され、このことにより外傷による髄液漏れはあり得ないとの医学界の常識を覆す結果となった。
 さらに、脳脊髄液減少症の一部である「脳脊髄液漏出症」の画像診断基準が定められ、昨年5月に、治療法である硬膜外自家血注入療法(いわゆるブラッドパッチ療法)が「先進医療」として承認され、7月から平成26年度の保険適用を目指し、ブラッドパッチ療法の治療基準づくりが開始された。
 また、研究班による世界初と言われる脳脊髄液減少症の周辺病態の研究も並行して行われることになっているが、脳脊髄液減少症患者の約8割は「脳脊髄液漏出症」の診断基準には該当しないため、脳脊髄液減少症の周辺病態の解明に大きな期待が寄せられている。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、以上の現状を踏まえ下記の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。
                       記
1 ブラッドパッチ療法の治療基準を速やかに定め、平成26年度に保険適用とすること。
2 「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」を平成25年度以降も継続し、「診療ガイドラ
 イン」の早期作成とともに、子どもに特化した研究及び周辺病態の解明を行うこと。
3 脳脊髄液減少症の実態調査を実施し、患者・家族に対する相談及び支援体制を確立すること。
4 ブラッドパッチ療法に関する「先進医療」認定施設を各都道府県に最低1カ所設けること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年3月28日
                               三鷹市議会議長 白 鳥   孝
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  では、このブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書について、討論をさせていただきます。
 脳脊髄液減少症は、2001年ごろ日本の医師が発見したもので、事故等により髄液が漏れ出し、頭痛ほかさまざまな複合的な症状を訴えるものです。でも、この髄液の漏れを抑えるためにブラッドパッチ療法、つまり、硬膜の外側に患者自身の血液を注入し、漏れの原因となる穴を血液で塞ぐ手法が行われます。1回では十分な効果が得られず、数カ月から半年ほど間隔をあけて何回か続けることが多いようですが、治癒率は完治約3割、4割は部分的に回復、残り3割は無効もしくは悪化するとされています。
 厚労省は2007年に研究班を発足し、CT、RIによる画像判定をベースにした診断基準を作成しました。2011年8月にこれを公表していますが、この脳脊髄液漏出症の診断基準では脳脊髄液減少症の8割の患者が含まれないと言われています。2012年5月にこのブラッドパッチ療法を先進医療に承認し、保険診療との併用を認めながら研究を続けるということですけれども、ここでの適用される基準では本当に患者はやはりごく一部だということです。
 このように脳脊髄液減少症は、現在の診断基準が妥当なのかどうかという疑問が残っている状態、さらにはブラッドパッチ療法自体も有効性が高いとは今、言い切れない、対象範囲の設定、その他の療法との併用等々、今後の研究がさらなる必要な状態だと言えます。したがいまして、この記の2、診断基準の確立やブラッドパッチ療法の有効性、安全性を確認するための研究継続、あるいは記の3、患者の相談、支援体制確立に向けた支援ということには賛同いたしますが、本意見書でも述べていますように、診断・治療基準が定まっていない症状や療法に対して保険適用することは時期尚早であると考えます。
 本意見書の趣旨である記1に賛同できないことから、本意見書には反対といたします。


◯9番(土屋健一君)  意見書(案)第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書について、三鷹市議会自由民主クラブを代表して討論いたします。
 本意見書事項1の平成26年度に保険適用すること及び事項4のブラッドパッチ療法に関する「先進医療」認定施設を各都道府県に最低1カ所設けることにつきましては、一定程度の費用を必要とすることも踏まえ、慎重な検討が必要なものと考えることを申し添えて、本意見書に賛成いたします。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第7 意見書(案)第2号 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済
                   主権を守ることを求める意見書
    日程第8 意見書(案)第3号 日本経済を成長させるための意見書
    日程第9 意見書(案)第4号 生活保護の基準引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充
                   を求める意見書


◯議長(白鳥 孝君)  この際、日程第7 意見書(案)第2号から日程第9 意見書(案)第4号までの3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして、提案とさせていただきます。

意見書(案)第2号
   TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済主権を守ることを求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治

   TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済主権を守ることを求める意見
   書
 2月23日の日米首脳会談とその後の共同声明は「TPP交渉に参加する場合には全ての物品が交渉の対象になる」、「包括的で高い水準の協定を達成することになることを確認する」とし、さらに「一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない」と書かれた。安倍首相は「TPP交渉について、聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」として交渉参加に踏み出す考えを表明した。
 その後の国会論戦や農業・医療・消費者・産業など各界の意見にも見られるように、TPP交渉参加については国論を二分している重大な課題になっており、安倍首相の対応には大いに異論のあるところである。日米共同声明の解釈については「関税に例外が認められるのか何ら保証がない」ことや同じ共同声明に「TPPの輪郭(アウトライン)において示された包括的で高い水準の協定として関税と非関税障壁の撤廃が原則であることが明記しているので、聖域なき関税撤廃が前提でない解釈は、国民を欺くものである」などと指摘されている。
 政府の試算でも、TPPへの参加で日本の農業は打撃を受け食料自給率は19%まで落ち込むことになる。非関税障壁の撤廃・緩和は医療、金融、保険、建設、労働など多くの分野で国民生活の保護策が取り除かれ、国のあり方にかかわる重大問題になるものである。だからこそ自民党の総選挙公約も、例外なき関税撤廃とともに国民皆保険、食の安全、ISD条項による主権侵害を挙げて参加反対を述べているものである。
 日本のTPP交渉への参加は、日本の一部の多国籍大企業と米国の利益を優先したものであり、到底容認できるものではない。安倍首相がいかに理由を取り繕うとも、TPP交渉参加は日本国民にとって絶対的に不利なものである。
 前政権でTPP問題が表面化して以来、JAなど農林漁業団体や医師会、消費者団体など強い反対の声を上げ、本市議会でも2011年第4回定例会でTPP参加協議の撤回を求める意見書を採択している。
 よって、本市議会は、政府に対し、TPP交渉参加をやめ、国会や国民の間で十分な議論を通して日本の食料主権・経済主権を保障する貿易ルールを確立することを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年3月28日
                            三鷹市議会議長 白 鳥   孝
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第3号
   日本経済を成長させるための意見書
意見書(案)第4号
   生活保護の基準引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充を求める意見書
 上記2件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

              日本経済を成長させるための意見書
 日本経済は長引く不況から脱することができず、国民生活は深刻な状況にある。経済を復活成長させるため必要なことは国内消費を温めることにある。1997年をピークに102万円も国民の年収が減少しているが、賃金を引き上げ、消費を温めることにこそ、日本が「デフレ不況」から抜け出す道である。賃金の引き上げは、大企業がため込んでいる内部留保、260兆円の1%を活用すれば月1万円の賃上げが可能である。このことは、国会でも取り上げられ、安倍首相も経済界に働きかけている。
 日本の最低賃金は全国平均時給で749円にすぎない。フランス1,084円、イギリス928円、オランダ1,021円、アメリカ753円など、2012年の購買力平価で換算して日本は最低の水準である。最低賃金で年間2,000時間働いても年収は150万円以下にしかならず、こんな低賃金では人間らしく働き生活することはできない。最低賃金の異常な低さが低賃金の労働者を生み出しやすくし、全体の賃金を引き下げる構造につながっており、そのことが、消費を冷え込ませる大きな原因となっている。
 アメリカでは最低賃金を大幅に引き上げた2007年に、1,000社の経営者らが「最賃引き上げはビジネスも地域経済にも利益になる」との支持声明を出している。最低賃金の引き上げは内需拡大にも企業の経営にもプラスに働く。
 また、雇用の7割を支えている中小企業は、不況で仕事が減り、大企業による下請単価引き下げなどにより苦境に立たされており、今こそ、中小企業を日本経済の「根幹」にふさわしく位置づけ、中小企業と大企業が公正に取引できるようにルールを確立することが求められる。
 賃金助成や税・社会保障の減免など中小企業支援策を拡充し、中小企業の経営を守り、働く人の賃金を引き上げることが必要である。
 よって、本市議会は、政府に対し、内部留保の活用と最低賃金の引き上げ、中小企業支援を有効な経済対策として実行することを求める。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年3月28日
                            三鷹市議会議長 白 鳥   孝
    ……………………………………………………………………………………………………
      生活保護の基準引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充を求める意見書
 政府は、生活扶助の基準額を8月から段階的に削減し、6.5%下げることを初めとした生活保護費のかつてない大幅削減を計画している。厚生労働省によると、受給世帯の96%で基準額が減る見通しである。
 今でも生活保護の受給者は、食費や衣服代、冷暖房代なども切り詰めて生活している。これ以上基準を下げることは、全ての国民に「健康で文化的な最低限度の生活」を保障した憲法第25条に反することになる。しかも、今回の改定は子どもの多い世帯でとりわけ削減幅が大きく、「貧困の連鎖」を広げることになる。
 生活保護基準の引き下げの影響は生活保護受給世帯だけにとどまらない。生活保護基準は、就学援助、最低賃金、住民税の非課税限度額、保育料や医療・介護の保険料の減免制度など少なくとも40近くの制度の基準や給付額に連動する仕組みとなっている。生活保護基準が引き下げられれば、負担がふえたり、制度が利用できなくなったりする人が続出することは明らかである。働いても年収200万円に届かない「ワーキングプア」が勤労者全体の2割以上もいる中で、生活保護基準の引き下げは、最低賃金にも連動し、生活困窮者をますます増大させることとなる。厳しい雇用状況が続く中で、生活保護受給者は現在210万人を超えているが基準の引き下げにより生活困窮者がふえ、結果的には生活保護受給者をふやすことになりかねない。
 政府は他の制度に影響が出ないよう対策をとるとしているが、就学援助は自治体任せ、住民税非課税は先送りで、最低賃金には対処方針すらないなど、影響が避けられる保証は全くない。政府が生活保護基準の引き下げを強行すれば、広範な国民の生活に深刻な影響が及ぶことは明らかである。
 よって、本市議会は、政府に対し、生活扶助基準額の引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充を強く求める。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年3月28日
                           三鷹市議会議長 白 鳥   孝
 よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  意見書(案)第2号 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済主権を守ることを求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯18番(伊藤俊明君)  意見書(案)第2号 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済主権を守ることを求める意見書(案)について、三鷹市議会自由民主クラブを代表して討論いたします。
 3月15日、安倍総理はTPP交渉参加を表明しました。国論を二分する議論の中、我が国の将来を見据え、国益を考え、熟慮の末の決断であったと考えます。総理の決断は、TPPに対して国内にさまざまな不安があることをしっかりと認識した上で、自由主義、市場経済のルールを尊重する国々が自由貿易のきずなの強化を通じて連携を強めようとする流れの中、世界の新たなルールづくりに参加するには今がラストチャンス、1日も早く交渉に参加しなければならないとの危機感を示した、極めて重い判断であると受けとめています。さらにTPPのルールづくりに参加できなければ、その先にあるRCEP、FTAAPのルールづくりにも参加できないと説明しています。26日には日中韓FTA交渉もスタートしました。
 政府の統一試算では、TPPに参加するとGDPは3.2兆円拡大すると発表しました。一方、懸念されているTPP参加による農林水産業への影響については、生産額が3兆円減少になるとした上で、全ての関税が撤廃され、なおかつ何も対策を講じない場合の試算であり、決してそういうことにはならない。交渉力を駆使して守るべきは守り、攻めるべきは攻めると述べています。これは農業分野のみならず、他の分野においても同様に取り組むと確信しております。さらに総理は、守るべき国益については、世界に誇る日本の国柄だとし、農村の伝統・文化や国民皆保険制度などを守り抜くと強調。攻めの農業政策で輸出を拡大し、農業を成長産業にする。TPPはピンチではなくチャンスだと農業の競争力強化にも触れ、中山間地域や東日本大震災の被災地に配慮する考えも示しました。
 自由民主党は、TPPに対する国民の不安を踏まえ、さきの衆議院選挙で6項目の判断基準を公約として掲げ、政府に求めていくことを約束し、政権を担当するに至りました。日米首脳会談後の2月27日には、これをTPPに関して守り抜くべき国益として改めて確認し、政府に申し入れ、3月1日には安倍総裁直属の外交・経済連携本部を立ち上げ、その下に、TPP対策委員会において、経済、農林水産、厚労、財政・金融、外交の5分野にわたる専門的な検討チームが昼夜を分かたず議論し、論点を集約し、その集大成としてTPP対策に関する決議をまとめ、15日に直接総理に手渡しました。総理の決断は、この一連の党内論議を踏まえてなされたものです。
 さらに記者会見では、総理から、TPP担当相を新設することもあわせて発表があり、経済財政・再生相に兼務させ、TPP交渉に臨む体制を整え、政府を挙げて強力な布陣をしいています。また、自民党の外交・経済連携本部が強く求めた国益が守られなかった場合、交渉脱退については、今ここで離脱するかどうかというのはむしろ国益に反する。強い交渉力を持って結論を出していきたいと述べています。
 TPPは単なる経済協定にとどまりません。北朝鮮の傍若無人な振る舞い、中国、韓国、ロシアとの尖閣、竹島、北方領土問題等、近隣諸国との領土、領海、領空、エネルギー問題等を抱える日本において、自由貿易の恩恵を供する経済的メリットのみならず、我が国外交、防衛、安全保障にも大きくかかわる重大な問題です。さらに前政権当時とは全く状況が異なり、現政権ではTPPへの参加表明後も60%を超える高い支持率を維持しています。
 いずれにしても、農林水産業は国の礎であり、地域産業、生命産業である点を深く心に刻んで交渉力を発揮し、我が国と国民にとって実りのあるTPP協定となるよう強く要望し、本意見書に反対します。


◯5番(粕谷 稔君)  TPP(環太平洋連携協定)交渉参加をやめ食料主権・経済主権を守ることを求める意見書(案)に、市議会公明党を代表して討論をさせていただきます。
 2月22日、日本時間23日の日米首脳会談の席上で、安倍首相が関税を撤廃しない例外品目の可能性を引き出したことから、その後の世論調査において、TPP交渉において参加表明賛成が50%に達しました。この結果については、東京、南関東、東海、近畿、中国の各ブロックで6割が参加すべきと回答した一方、参加表明すべきだとは思わないとの反対派は、酪農が盛んな北海道で47.7%、農業圏の広がる東北で45.2%の両ブロックで半数近くを占め、北信越、四国でも4割を占めて賛成派を上回りました。職業別では農林業者の57.9%が参加すべきではないと回答をしました。まさに産業によって意見の対立が見受けられる実態があり、本意見書(案)に記載される農産物を初めとした食料、医療、保険、金融等多くの分野にわたり、国民の不安感があるのが実態であります。
 しかしながら、太平洋を取り巻く多くの国々が交渉参加していること、人口減少社会を迎えた我が国の貿易の展望、質の高い日本製品やブランドの世界戦略や世界貢献等を考慮した場合、交渉することの重要性を指摘する声があるのも実態であります。
 公明党は、かねてよりTPP交渉参加においては、十分な情報がないことから慎重な立場でありました。過半数を超える世論からも、今後は国民への着実な情報提供と対話による理解とコンセンサスを深め、国益を守るよう慎重な交渉が望まれるところであります。場当たり的にTPP参加表明した前政権のような手法や不安ばかりをあおる手法ではなく、台頭するアジア諸国等激変する国際社会における我が国の100年先の姿やあり方を見据えた対応が必要と考えるものであります。
 いずれにせよ、政党として国益を守る責任ある対応と交渉が必要であり、ただ単純に反対する無責任な立場こそ問題視されるべきであるとの立場から、本意見書(案)に反対とします。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第2号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  意見書(案)第3号 日本経済を成長させるための意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯7番(渥美典尚君)  それでは、自由民主クラブを代表して討論させていただきます。
 今、最低賃金を急に引き上げることについては、労働コストの増加により事業経営が圧迫される結果、かえって雇用が失われる面があり、大企業はもとより、特に中小企業を中心に悪影響が出ることになります。まずは成長戦略による経済活性化により、中小企業を中心に賃上げが可能となるような環境整備に取り組むことが先決と考えます。
 よって、本意見書の提出には反対させていただきます。


◯4番(緒方一郎君)  日本経済を成長させるための意見書について、三鷹市議会公明党を代表し討論いたします。
 公明党は、日本再建のための政策実現に全力で取り組み、後退局面にある日本経済の底割れを防ぎ、景気を浮揚させるためには、緊急経済対策としての10兆円規模の大型補正予算が必要であると訴えてきました。これを反映し、24年度補正予算総額約13.1兆円のうち緊急経済対策費が約10.3兆円という規模になりました。あわせて予算執行の空白期間を回避し、切れ目のない景気対策を講じるために、来年度本予算につなげる15カ月予算との考え方で補正予算(案)は編成されたわけです。
 独立行政法人経済産業研究所は、最低賃金の引き上げは貧困問題への対応策としてどの程度有効なのか、この喫緊の問いに対して、就業構造基本調査の個別データをもとに分析、検証を行いました。結果は最低賃金で働いていると考えられる労働者の約半数は年収が500万円以上の中所得者の世帯員、つまり、パートタイムで働く主婦やアルバイトをしている青年層であることから、貧困世帯の世帯主に対する経済的な支援という本来の目的への効果は期待どおりとは言いがたく、さらに最低賃金の引き上げによって十代の男性や既婚中年女性の雇用が失われる可能性が高いことも明らかになりました。低賃金労働者への対応策としては、最低賃金の引き上げだけに頼るのではなく、ほかの選択肢の導入についても幅広く検討する必要があると指摘されています。
 現政権は補正予算で復興・防災対策、成長戦略、暮らしの安心・地域活性化という緊急経済対策の重点3分野を予算化し、経済再生に向けた政策の総動員が始められています。この補正予算案から始まる15カ月予算の執行によって国内総生産(GDP)を実質2%押し上げられると見込まれ、その効果の大半が13年度中にもあらわれると言われ、約60万人の雇用も生み出されると期待されています。
 また、中小企業を守るための政策として、政策金融等を活用した中小企業の資金繰り支援の強化、中小企業の事業再生、経営改善の強力な支援等を進めているところでもあります。最低賃金の引き上げと内部留保の取り崩ししか日本経済の成長策がないとすれば、それは経済活動の縮小再生産をもたらすタコの足食い政策とも言えるようで、とてもデフレの克服にはなりません。このデフレの克服を一刻も早く達成するためにも、各分野での抜本的な改革と考えられる限りの成長戦略を実行しなければなりません。したがって、現政権が日本再建のために政策実現に全力で取り組み、金融政策、財政政策、成長戦略の三本の矢を進め、デフレからの脱却に総力を挙げることが最も肝要であることを述べ、本意見書には反対いたします。


◯17番(半田伸明君)  意見書(案)第3号 日本経済を成長させるための意見書について、市議会にじ色のつばさを代表して一言申し上げます。
 本意見書(案)は政府に対し、内部留保の活用と最低賃金の引き上げを求めています。憲法25条が規定する生存権を我が会派は重視しています。「民の生きるを守る」べく最低賃金の引き上げを求める姿勢には賛成をします。
 しかし、政府が私企業の内部留保のあり方に介入するのは国家社会主義そのものです。国家による統制につながるような本意見書(案)には同意できません。反対します。


◯議長(白鳥 孝君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第3号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  意見書(案)第4号 生活保護の基準引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯20番(後藤貴光君)  会派を代表して討論いたします。
 平成21年12月、鳩山政権は、生活保護の申請があった場合、速やかな保護決定をするように地方自治体に通知したことにより、生活保護世帯は増加し、生活保護費は3年間で8,000億円増加し、約3.7兆円に急増しています。三鷹市の実態としては、総務省の平成27年度の地方自治体の決算状況調べによると、市民1人当たりの生活保護費負担額は約3万9,000円となっており、近隣市区である世田谷区、杉並区、武蔵野市、調布市、府中市、小金井市よりも、市民1人当たりの生活保護費負担額は約4,000円から1万4,000円多く、その分さまざまな市民サービスに回す費用が抑制されてしまっています。生活保護費がふえればふえるほど、それを支えるための市民の負担も比例して増加するのが社会保障の現実です。
 このような状況を踏まえると、生活保護費制度については、真に必要な人に生活保護が行き渡るとともに、納税者の理解の得られる公正な制度に改善し、市民、国民の信頼と安心感を取り戻す必要があります。
 生活保護制度は、自助努力による生計の維持ができない者に対する措置ということを原点に、不正受給への厳格な対処とともに、生活保護水準や医療費扶助の適正化が欠かせません。自治体における現金給付と現物給付の選択的実施、自立や就労の促進などを見直し、ジェネリック医薬品の活用やレセプトの電子化によるチェック機能の強化などにより、医療費扶助の抑制、適正化などを推進することが必要と考えます。また、不安定な家庭環境などにいる子どもたちへのセーフティーネットの確立、教育の提供体制の整備などにより貧困連鎖を防止するとともに、就労不可能者と就労可能者とに制度を二分し、就労可能者を対象とした就職あっせんを断った場合の給付の減額・停止の仕組みや有期制の導入、ケースワーカーの民間委託の推進や成功報酬制の導入などによるケースワーカーのマンパワーの拡充、稼働層の自立を促進するため、生活保護終了時の自立資金に充てる凍結貯蓄の制度化などについても検討をすべきと考えます。
 しかし、本意見書は、単に生活保護の拡充を求めるだけで、誰が財源を負担するのか、制度の改善策はどうするのかについて、将来的な継続性を踏まえた現実的で具体的な視点はなく、三鷹市民にとっても生活保護費のさらなる負担増と広範な市民サービスの低下を招く結果となる内容となっております。
 よって、本意見書の趣旨とは考え方が異なりますので、反対いたします。


◯15番(嶋崎英治君)  生活保護の基準引き下げではなく、憲法25条に基づく拡充を求める意見書について、にじ色のつばさを代表して討論いたします。
 現在、生活保護は総額3兆円を超え、史上最多となっています。それでも2010年度のデータで比較しますと、2010年の日本の人口は1億2,700万人、生活保護利用者は199万8,975人、1.6%、捕捉率15.3から18%にすぎません。ちなみにドイツ、人口8,177万人、生活保護利用者793万5,000人、9.7%、捕捉率64.6%。フランス、人口6,503万人、生活保護利用者372万人、5.7%、捕捉率91.6%。イギリス、人口6,200万人、生活保護利用者574万4,640人、9.27%、捕捉率47から90%です。日本の利用率、捕捉率はヨーロッパに比べて、利用率も捕捉率もはるかに低く最低です。生活保護受給者及び保護費の増加は、本意見書が指摘しているワーキングプアの増加による格差、貧困の進行・拡大に原因があります。また、低年金で生活してきた高齢者も加齢に伴い就労できなくなり、その上、税制度の改悪、高齢者医療保険制度など負担増になり、生活保護に頼らざるを得なくなっていることも原因です。
 昨年5月、人気お笑いタレントの母親が生活保護を受給していたことを不正受給だと言わんばかりに一部国会議員が騒ぎ立て、メディアもそれをあおり立てました。生活保護不正受給者は被保護者の2%程度、金額では全体の1%以下であるにもかかわらず、もらい過ぎ、働かないというバッシングは続けられ、生活保護受給者を萎縮させています。低年金生活者や低賃金労働者が本当に人間らしい暮らしができているのかについての検証を抜きに、最低賃金や基礎年金より生活保護費のほうが高いことを理由に、生活保護費引き下げという制度改悪は断じて認められません。政府がとるべきことは、憲法25条に基づき人々が人らしく生き、誰もが幸福に生きることができるように、生活保護制度を初め諸制度の改善を図ることです。
 以上を述べて、本意見書に賛成いたします。


◯5番(粕谷 稔君)  生活保護の基準引き下げではなく、憲法第25条に基づく拡充を求める意見書(案)について、三鷹市議会公明党を代表して討論をさせていただきます。
 生活保護受給者は、昨年12月時点で215万1,165人に上り、過去最多を更新しました。生活保護費も3兆7,000億円(2012年度予算ベース)と、この5年で1兆円も増加しております。受給世帯は高齢者世帯が68万1,229世帯と最も多いのですが、問題は、働ける世帯を含むその他の世帯数が28万9,197世帯に及び、2000年度、5万5,240世帯に比べ5倍以上に膨らんでいることであります。
 景気低迷で生活に困窮する失業者や非正規雇用の現役世代がふえ、そのまま生活保護になってしまうケースの増大は断じて看過できません。2013年度は、5年ごとの生活扶助基準などの見直しの時期に当たります。生活保護費のうち日常生活に相当する生活扶助と一般低所得世帯の消費支出を比べた検証の結果、生活保護受給の高齢者世帯では低所得世帯の生活水準が下回り、子どもがいる多人数世帯ほど生活保護が上回る傾向が認められました。この逆転現象の解消とこれまで据え置かれていた物価下落分を反映し、扶助基準の適正化を行うこととなりました。
 ただ、見直しは保護費の削減ありきではなく、問題となっている不正受給対策の厳格化や自立就労支援の強化とセットで行われなくてはなりません。また、生活保護の受給に至る直前の方を含む生活困窮者を支援するための法整備も不可欠であります。経済的に苦しい家庭の小・中学生に学用品費などを支給する就学援助は、多くの自治体で生活保護基準額を目安にしております。ほかにも多くの制度が生活保護基準を参考にしているため、見直しによる影響が出ないよう公明党が申し入れた結果、政府は、ほかの制度にできる限り影響が及ばないよう対応するとの方針を示しました。また、住民税の非課税限度額については、本年度は変更なく、14年度以降の税制改正の議論を踏まえて対応する方針であります。
 この本意見書(案)の中には、抜本的解決策もなく、ただ要求するだけのものであることから、本意見書(案)には反対といたします。


◯11番(岩見大三君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表いたしまして討論させていただきます。
 生活保護の基準引き下げについては、多くの議論がある中で、そもそもなぜ引き下げを行う必要があるのか、その背景の1つは、日本経済が20年近くもの間、デフレ状態に陥り、賃金減少も続いている中で、生活保護費の引き下げは実はほとんど行われてこなかったという状況があります。不安定就労や非正規化が進み、長期不況の影響を最も大きく受けている第1分位の低所得の世帯と比較した場合、生活保護世帯の生活費のほうが高いという現象が生じ、その不公平感や最低賃金とのバランスを考慮したという点もあります。また、不正受給や扶助費をギャンブルに使うなど社会問題化されたということもあります。そうした背景があるということを鑑みても、生活保護の基準はわずかな引き下げ幅に抑えるのが妥当と考えます。
 この意見書が示すとおり、生活扶助の基準額を8月から段階的に削減し、6.5%下げることを計画しているとありますが、この下げ幅はどのような基準でありましょうか。多くの影響を考え、今後の物価水準も考慮に入れた場合、二、三%の下げ幅が現実的ではないでありましょうか。下げ幅の縮減を求めたいと思います。
 それと、引き下げの影響を受けるおよそ40の制度の中において、特に就学援助に関して、その利用者は2011年に156万人でありました。小・中学生の約11%であります。この現状が、今回の生活保護基準引き下げによって大きく変化するかもしれません。厚生労働省資料によりますと、生活保護基準の見直しによる影響を受けないよう、25年度当初に要保護者として就学支援を受けていた者で、引き続き、特に困窮していると市町村が認めた世帯については、要保護者としての国庫補助申請を認める取り扱いとする。準要保護者については、国の取り組みを説明の上、その趣旨を理解した上で各自治体において判断していただくよう依頼するとしております。ということでありますので、準要保護者の対応については不透明な状況であります。親の経済的事情が子どもの育成や教育に影響が出ないよう、就学援助という制度には大きな意義があります。給食費が払えない、修学旅行に行けないという経験は、子どもの育成にはかり知れない影響があります。就学援助に影響が出ない制度の構築を要望したいと思います。
 以上をもって、本意見書の趣旨は理解をさせていただきますが、拡充という観点からは、残念ながら反対とさせていただきます。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第4号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第10 意見書(案)第5号 公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書


◯議長(白鳥 孝君)  日程第10 意見書(案)第5号 公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。15番 嶋崎英治君。
               〔15番 嶋崎英治君 登壇〕


◯15番(嶋崎英治君)  それでは、お手元に配付さしていただきました案文を朗読しまして、提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第5号
   公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                        提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治
                        賛成者    〃    野 村 羊 子
                         〃     〃    半 田 伸 明

         公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書
 地方自治体の公職選挙に立候補するに当たり、供託金は都道府県知事300万円、同議会議員60万円、政令指定都市の長240万円、同議員50万円、政令指定都市以外の長100万円、同議員30万円、町村長50万円となっている。
 国政選挙は、小選挙区選挙には供託金300万円であり、比例区選挙は「政党要件」のない政党(団体)が立候補しようとする場合、1人600万円、10人分6,000万円供託金が必要になる。これでは資金がない人・政党は、国政に立候補することは事実上できない。一般の国民が簡単に払える額ではなく、事実上、立候補の制限につながっており、法のもとの平等に反していると言わざるを得ない。
 日本国外では、イギリス10万円、カナダ8万円であるが、フランス(1995年に日本円に換算して2万円を廃止)、ドイツ、イタリア、アメリカは供託金制度そのものがなくゼロ円である。日本の国政選挙の供託金は、韓国の2倍、オーストラリアの60倍、シンガポールの4倍に当たる。
 日本の供託金制度の歴史をたどってみると、1925年の普通選挙法からこの制度は始まっている。当時の政府は、一定額以上の納税者に限られていた選挙権を25歳以上の成人男子に認めるかわりに、立候補に当たり高額の保証金を課したものである。戦後、成人女子に選挙権が認められたが、供託金制度が引き継がれ、額も繰り返し引き上げられてきた。1993年の公職選挙法の改正でそれまでの1.5倍になり、現在に至っている。
 選挙に立候補することは、選挙で議員を選ぶことと同様、主権者である国民の重要な権利である。高額の供託金によって立候補の自由を抑制することは、「国民の参政権」を定めた憲法第15条や、国会議員の資格を「財産又は収入によって差別してはならない」と定めた憲法第44条に反するものと言わざるを得ない。早急に誰もが選挙に立候補ができるように公職選挙法における供託金制度を抜本的に改正する必要がある。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、公職選挙法を改正し、供託金制度を廃止することを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成25年3月28日
                           三鷹市議会議長 白 鳥   孝
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯2番(赤松大一君)  公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書に対して、三鷹市議会公明党を代表し、討論いたします。
 公営選挙は立候補すると、選挙に要する費用の一部が選挙公営の費用として国庫補助されるのでありますが、選挙妨害や売名など不正な目的を持った者が立候補することが考えられ、そのような立候補を抑制するためであり、あるいは選挙でそもそも当選の見込みもない泡沫候補や泡沫政党が選挙に立候補することが考えられるため、そのような立候補がないよう選挙前から防ぎ、これによって自由かつ公正な選挙を実現するために供託金制度が始まりました。
 日本の選挙は、選挙運動に対して規制が厳しく、規制範囲内の活動に対する公費支出が多いと言われており、調達可能な資金量の影響を抑え、同じような内容、水準で行われる選挙活動をもとに投票行動が決まることが特徴とされてきましたが、公費助成のはがきの横流しなど、この制度の悪用を防ぐために、選挙の出馬が経済的に引き合わないように供託金の金額が改正されました。
 供託金制度の見直しや廃止を論ずるとき、選挙に要する費用の一部への国庫補助、公費支出をどうするかも重要な課題であり、供託金は高いが、国庫補助、公費支出も多い現制度か、供託金を抑えるもしくは廃止し、今までの公費支出分は全て自前資金で賄う制度にするなど、検討しなければならないと考えます。
 後者の自前資金による制度にした場合に、政治資金が調達しやすい政党や候補者が有利になってしまうと推測され、供託金を廃止することで制度の悪用や選挙運動の不公平が解決されるとは単純には考えにくく、制度を改革するときは、常にその出発点に考察された内容とバランス、そしてその後の経緯を含めて考えなくてはならないと思います。
 よって、本意見書に反対いたします。


◯28番(岩田康男君)  公職選挙法の供託金制度の抜本的な改正を求める意見書について、一言討論いたします。
 この意見書にありますように、高額な供託金が選挙の被選挙権の平等の原則、これに反することや憲法15条、44条に反すること、私も全くそのとおりだというふうに思います。
 国会もこれまで供託金の高さというところから、これを引き下げようということを一度やりました。2009年の7月に衆議院の政治倫理確立・公選法改正特別委員会というところで、自民、公明、共産、社民、この政党の賛成で引き下げが一度決まりました。ところが、その直後、衆議院が解散をされたために、この議案は参議院で審議されることなく廃案ということになってしまった経過があります。したがって、この供託金を引き下げる──今、高裁で1票格差の是正問題が次々に違憲判決が行われておりますが、こうした選挙制度の改正問題というのは一刻ももう待てないという、こういう状況だというふうに思います。ただ、この意見書の最後の2行ですが、公選法を改正し、供託金制度を廃止するというふうになっているんですが、これはなかなか難しい課題だというふうに私どもは思います。
 フランスもイギリスも確かに供託金制度がなくなっておりますが、そのかわりに立候補のためには一定の署名が必要等ですね、その条件が課せられる、別の条件がですね。それから、供託金制度ができた背景と運用の中身からすると、選挙を悪用する、こういう人たちを防止をしていこうという目的をですね、どういうふうに防止策をこれからつくっていくのかという課題がもう一つあると思います。
 もう一つは政党助成金、税金で政党助成金を受け取ってこれを供託金に充てるという政党がほとんど、私ども以外はほとんどそうなんですが、こういう矛盾をですね、政党助成金を廃止するとか、使えないとかですね、いろんな形のことを考えていかないと、この供託金制度そのものについて論ずるというのは、私はなかなか難しいんではないかと思います。
 しかしながら、全体的に供託金制度が、今、金額が高い、公選法にいろいろ問題があるという点では、総じて、ひっくるめてこの意見書に賛成いたします。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第5号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第11 決議(案)第1号 朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議する決議


◯議長(白鳥 孝君)  日程第11 決議(案)第1号 朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議する決議、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。18番 伊藤俊明君。
               〔18番 伊藤俊明君 登壇〕


◯18番(伊藤俊明君)  それでは、お手元に御配付の案文を朗読いたしまして、提案とさせていただきます。

決議(案)第1号
   朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議する決議
 上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。
  平成25年3月28日
 三鷹市議会議長 白 鳥   孝 様
                        提出者 三鷹市議会議員 伊 藤 俊 明
                        賛成者    〃    加 藤 浩 司
                         〃     〃    渥 美 典 尚
                         〃     〃    伊 東 光 則
                         〃     〃    土 屋 健 一
                         〃     〃    後 藤 貴 光
                         〃     〃    宍 戸 治 重
                         〃     〃    田 中 順 子
                         〃     〃    吉 野 和 之
                         〃     〃    石 井 良 司

            朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議する決議
 朝鮮民主主義人民共和国が3度目となる核実験を強行した。
 我が国並びに国際社会が、朝鮮民主主義人民共和国に対し再三にわたり強く自制を求めていたにもかかわらず、実験が強行されたことは、我が国の安全のみならず、広く国際社会の平和と安定に対する重大な脅威であり、断じて容認できない。
 今回の朝鮮民主主義人民共和国の挑発的行為は、1月22日に全会一致で採択された安保理決議2087号を初めとする一連の国連安保理決議に明確に違反するものであるとともに、日朝平壌宣言や平成17年9月の六者会合共同声明にも違反するものである。
 これらの状況を踏まえ、国連安全保障理事会で、3月8日に決議第2094号が全会一致で採択された。朝鮮民主主義人民共和国が、国際社会が繰り返し示している強い警告と非難を真摯に受けとめるよう、今後、政府は他の国々と連携して、この安保理決議が誠実かつ完全に実施されて、実効性のあるものとすべく、さらなる外交努力を行うことを強く求める。
 また拉致問題に関し、朝鮮民主主義人民共和国が、平成20年に合意した調査のやり直しにいまだ着手していないなど、具体的行動による進展がないことなども勘案しつつ、政府は、朝鮮民主主義人民共和国に対する我が国独自の措置の徹底を図るとともに、追加的な措置についても検討すべきである。
 よって、世界連邦都市宣言及び非核都市宣言を行い、平和施策の推進に関する条例を制定している本市議会は、朝鮮民主主義人民共和国に対し、同国が実施した核実験に強く抗議するとともに、今後の核実験の中止と核兵器の廃絶を行うよう強く求める。同時に、政府に対し、今回の朝鮮民主主義人民共和国の核実験及び先般のミサイル発射の状況を踏まえ、今後とも、国家の防衛と国民・市民の安全確保のための施策の一層の充実に万全を尽くすことを強く求める。
 上記、決議する。
  平成25年3月28日
                               三 鷹 市 議 会
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯27番(森  徹君)  北朝鮮の核実験の強行、これは北東アジアと世界の平和を脅かす重大な行為であると、こういう立場に立っております。この決議は、政府に対してさらなる外交努力を行う、このことを求めていますが、しかし、一方において、今後とも、国家の防衛と国民・市民の安全確保のための施策の一層の充実に万全を尽くすことを強く求める、こういう文言となっております。この施策の一層の充実の目的、これが何を意味しているのか。これが軍事的な対抗措置、これを求めるものであるならば憲法上からも大きな問題がある。安倍首相が自衛隊を国防軍、憲法を改悪する、こういうことを露骨に国会でも答弁している。こういう状況からもこの意見書のこの部分というのは非常に重要な問題であるというふうに認識します。
 軍事的対応で事を構えることは悪循環を繰り返すだけだと。国連を先頭に国際社会が北朝鮮に核計画の放棄を迫ること、国際社会が一致して核計画の放棄を要求することこそ、最も有効な手だてであるというふうに考えます。2005年の6カ国協議のこの共同声明は、ここでは北朝鮮自身が核兵器の放棄を約束しており、この内容に復帰させるために平和的、外交的に解決する立場に徹することが大切であるということを指摘します。その道にこそ正しい展望の方向がある。
 このことを述べて、この決議には賛成します。


◯15番(嶋崎英治君)  朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議する決議について、にじ色のつばさを代表して討論をいたします。
 核実験はもとより核兵器の製造、保有については、いかなる国においても私たちは絶対に反対です。米国による広島、長崎への原爆投下、ビキニ沖の核実験により甚大な犠牲者を出し、今も被爆二世、三世も含め、被爆者は放射能の恐怖の中に生きている現実があり、朝鮮の核実験は断じて認められません。
 一方、この決議は、朝鮮民主主義人民共和国に対して我が国独自の措置の徹底、追加的な措置について検討を求めていますが、制裁措置の追加は両国間の緊張を激化するおそれがあります。現在行われている朝鮮高校の無償化の適用外措置は、何の関係もない在日の子どもたちへのバッシングであり、在日の皆さんへのヘイトトークなど悪影響は拡大しています。また、渡航禁止などの制裁圧力の強化は、ようやく朝鮮への墓参が昨年実現し、遺骨収集に明るい展望が立っている中、この問題への悪影響も懸念します。事態の解決に有効なのは、日朝平壌宣言を双方が誠実に履行することであります。この問題を緊張激化につなげるのではなく、緊張緩和、平和共存につなげる努力こそが求められています。
 3・11東京電力福島原子力発電所震災事故は、核と人類は共存できないことを改めて世界中の人々に教訓化したように、核兵器のみならず原子力発電を含め核廃絶こそ、未来の命のためにも人類が早期にとるべき安全保障策です。
 以上を述べて、本決議には、核廃絶という人類の大義に立って賛成いたします。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 決議(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第12 25請願第1号 ゼロ〜2歳待機児の解消について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第12 25請願第1号 ゼロ〜2歳待機児の解消について、本件を議題といたします。
                     〔書記朗読〕
 この際、質疑を省略し、討論を願います。


◯12番(石原 恒君)  25請願第1号 ゼロ〜2歳待機児の解消についての請願に関して、三鷹市議会民主党を代表し、討論いたします。
 認可保育園の募集は、12月に1次募集、2月に2次募集を行っていますが、本市の新規申込数を見ますと、例年1,000名弱の数を推移しています。昨年度は認可保育園2園、認証保育園3園を新設し、332名の定員拡充を図っていただきました。また、ゼロ歳から2歳児に関しては、この5園の新設により150人を超える定員を拡充を図っていただきました。
 さて、本請願には、第1希望から第4希望の合計の倍率を掲げ、あたかも不十分さを指摘・強調し、危機感がないとあります。待機児童対策については、今後も継続して取り組むべき課題と我が会派も認識していますが、決して本市が危機感がないとは言い切れません。
 上連雀保育園及び中原保育園に在園している児童に加えて、新たにゼロ歳児の兄弟姉妹を入園させようと御検討されておられた6世帯の保護者の方にとっては、当該保育園のゼロ歳枠がなくなったことはまことに残念なことではありますが、4点の兄弟加点により近隣の保育園に入園が決まった御家庭が5世帯、育児休業の延長で対応ができた御家庭が1世帯と報告を受けており、市としては丁寧な対応が図られたと思います。
 今後は、国の進める子ども・子育て新システムへのスムーズな移行を図る中で、三鷹市には公設民営化や幼保一体化等の取り組みを進めていただきたいと思いますし、また、来年、25年度に実施されますニーズ調査については、請願本文にあります指摘事項にも配慮いただきたいと思います。
 以上述べましたとおり、三鷹市議会民主党としましては、これまでの三鷹市としての待機児童の取り組みについては一定の評価をさせていただいていることから、本請願に対しては反対いたします。


◯25番(大城美幸さん)  25請願第1号 ゼロ〜2歳待機児の解消について討論させていただきます。
 保育園に入園を申し込んでも入れないということで、保護者が不服申請の異議申し立てを行うニュースが杉並に始まり、埼玉、横浜と広がっている様子が報道されています。幸い三鷹市においては、今のところ、異議申し立ては出ていないようですが、それでも毎年数件の不服申請があると聞いています。
 保育園の待機児童の中でも、ゼロ歳、1歳、2歳までの待機児童が多いという状況を考えると、三鷹市がワーク・ライフ・バランスの取り組みとして、育休をとってもらうためとした上連雀保育園、中原保育園でのゼロ歳児保育の廃止は、現実には育休がとれない、あるいはとりにくい現状で強引に進めた点は、本請願が指摘しているとおりだと考えます。特にことしは新設の保育園がなかっただけに、待機児童が去年よりも、そして今まで以上にふえることは避けられません。保育園待機児解消に向けた取り組みは、自治体の子育て支援への姿勢が問われる問題であり、この間、次世代育成支援行動計画を前倒しで取り組んできた市の姿勢は評価をいたしますが、ここに来て待機児解消への手を緩めることは許されません。
 請願の記の3に記載のとおり、とり得る施策をフル活用して保育園待機児童の解消に努めることを強く求め、請願に賛成とします。


◯議長(白鳥 孝君)  これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 25請願第1号について、採択の上、市長に送付することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。
 なお、先ほど可決されました意見書、決議の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に御一任願います。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第13 文教委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること
    日程第14 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第15 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第16 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 23請願第11号 市議会の情報公開促進について
        (2) 24請願第13号 市議会の議決範囲の拡大について
        (3) 所管事務の調査について
          議会運営に関すること


◯議長(白鳥 孝君)  この際、日程第13から日程第16までの4件を一括議題といたします。
 以上4件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付のとおりであります。
 お諮りいたします。以上4件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(白鳥 孝君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成25年第1回三鷹市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時11分 閉会