メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成24年度決算審査特別委員会) > 2013/09/17 平成24年度決算審査特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2013/09/17 平成24年度決算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから、平成24年度決算審査特別委員会を開きます。
 議案第43号 平成24年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部行財政改革担当部長(土屋 宏君)  おはようございます。それでは、衛生費から御説明させていただきます。実績報告書の134ページをお開きください。第4款 衛生費は、前年度比2億5,132万9,000円、5.2%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。139ページをごらんください。上の事項1.予防接種関係費です。不活化ポリオワクチン及び四種混合ワクチンの導入や、日本脳炎予防接種の積極的な勧奨の拡充など、予防接種事業の円滑な実施を図りました。
 140ページをごらんください。事項5.環境施策推進費です。経済発展と環境保全が両立した持続可能なまちづくりに向けた検討を行い、サステナブル都市政策検討チーム第1次報告書を取りまとめました。
 142ページをごらんください。下の事項3.家庭系ごみ減量・資源化関係費です。行政収集に出された資源物の持ち去りを防止するため、条例に罰則規定を設けるとともに、パトロールの強化に取り組みました。
 右側143ページの事項6.空きびん・空き缶等分別収集関係費です。空き瓶・空き缶の戸別収集を拡充し、対象地域を市内全域としました。
 144ページをごらんください。事項16.ふじみ衛生組合関係費です。クリーンプラザふじみの建設工事が平成25年3月に完了しました。また、震災復興特別交付税相当額分を組合への負担金として支出しています。
 右側145ページ、上の事項2.ごみ処理場管理運営費です。クリーンプラザふじみの整備に合わせ、環境センターの焼却炉の運転を停止しました。
 続きまして、労働費について御説明いたします。146ページをごらんください。第5款 労働費は、前年度比1,864万3,000円、26.1%の減となりました。労働費に関連いたしましては、各款において緊急雇用創出事業臨時特例補助金を活用し、新規雇用の創出と市民サービスの向上に向けた取り組みを推進しております。
 続きまして、農林費について申し上げます。右側147ページをごらんください。第6款 農林費は、前年度比1,881万5,000円、13.0%の減となりました。これは都市農業経営パワーアップ事業費の実績減などによるものです。
 続きまして、商工費について御説明いたします。149ページをごらんください。第7款 商工費は、前年度比4,482万9,000円、11.0%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。中ほどの事項1.商工振興助成事業費です。製造事業所の操業継続に向けた支援策を検討するため、現況調査、意向調査を実施いたしました。
 次の事項2.買物環境整備事業費です。買い物支援のモデル地区の拡充や、買物キャラバン隊の組織化などに取り組みました。
 150ページをごらんください。事項9.観光振興推進事業費です。フィルムコミッションの設立に向け、ロケ地として活用可能な地域資源の現地調査などを行いました。
 続きまして、土木費について御説明いたします。153ページをごらんください。第8款 土木費は、前年度比2億1,222万6,000円、4.3%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。155ページをごらんください。上の事項3.市道第135号線整備事業費と、事項11の繰越明許費執行額です。三鷹台駅周辺地域の歩行空間の整備に向け、用地取得に取り組むとともに、電線共同溝等の実施設計を行いました。
 158ページをごらんください。事項8.放置自転車等対策関係費です。自転車利用環境の改善に向け、駐輪場の整備を行うとともに、利用料金の適正化を図りました。
 160ページをごらんください。事項3.都市計画事業運営費です。地域主権推進一括法による権限移譲に対応するため、用途地域等の指定方針及び指定基準の策定に向けた取り組みを進めました。
 事項8.景観づくり計画策定関係費と、右側161ページの事項15.景観審議会関係費です。新たに景観審議会を設置するとともに、ここでの諮問等を経て、三鷹市景観づくり計画2022を策定しました。
 同じく161ページの下の事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費と、次の162ページの上の事項2.都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費、さらに事項4、事項5の繰越明許費執行額に関連するものです。いずれも都市計画道路の整備に向け、用地取得などに取り組んだものです。
 下の事項2.花と緑のまちづくり事業費です。第29回全国都市緑化フェアTOKYOに参加し、ガーデニングフェスタ2012を開催しました。
 165ページをごらんください。事項7.特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業費です。本年度は4件の沿道建築物に対し、耐震診断の助成を行いました。
 続きまして、消防費について御説明いたします。166ページをごらんください。第9款 消防費は、前年度比7,028万8,000円、3.0%の減となりました。
 特記事項を申し上げます。右側167ページの中ほど、事項2.消防施設整備費です。消防団第四分団の消防ポンプ自動車の買いかえを行いました。
 その下の事項1.防災会議関係費です。三鷹市地域防災計画の改定に多様な意見を反映させるため、防災会議委員の拡充を図りました。
 168ページをごらんください。事項5.防災訓練費です。防災関係機関及び市災害対策本部の参加による防災関係機関・災害対策本部訓練を実施しました。
 事項9.地域防災計画改定関係費です。被害想定の見直しなどを踏まえ、三鷹市地域防災計画の本格改定を行いました。説明は以上です。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに民主党。


◯委員(長島 薫さん)  おはようございます。昨日の台風への対応等でお疲れの方もいらっしゃるかとは存じますが、きょうも1日どうぞよろしくお願いいたします。
 まず衛生費からお伺いいたします。市民の精神、心の健康対策についてお聞きいたします。当該年度の予算審査特別委員会におきまして、当会派から、市民の精神、心の健康対策について質問させていただきました。その際は、市民の精神、心の健康対策という独立した事業や予算はないけれども、親と子の心ケア、産後鬱対策、市民健康講座、総合保健センターでの毎月1回の精神科医による相談、各地区担当の保健師による相談、地域福祉課での相談との連携などが行われるとのことでした。精神、心の健康に関しては、つい先日も働く人の精神科受診が急増していると新聞等で報道され、全国の自殺者数も平成24年は15年ぶりに3万人を切ったとはいえ高い水準で推移しており、予算委員会で申し上げたとおり、精神疾患は治療がおくれ、重篤な状態に陥ってしまうと、就労など社会生活の復帰が困難になるなど、大変深刻な問題です。そこで、当該年度に実施された市民の精神、心の健康対策について、その詳細をお聞かせください。また独立した事業として、市民の精神、心の健康対策を行うべきであるかなどの検討は行われましたでしょうか。お願いいたします。
 次に、実績報告書136ページ、妊産婦及び新生児訪問指導関係費からお聞きいたします。本事業は、生後3カ月までのお子さんのいらっしゃる希望される御家庭に、助産師、保健師が訪問し、育児などについて専門的なアドバイスを行うもので、従来より実施されておりましたが、平成22年12月に乳児家庭全戸訪問事業が始まってからは、連携し合って実施率の向上に努めているところです。福祉業務統計年報を見ますと、平成20年度は647件、平成21年度は692件だった実施数が、平成22年度には747、平成23年度には876、平成24年度には885と、連携の効果があらわれていることがわかります。新生児・乳児の健やかな育ちと、保護者の肉体的・精神的衛生のためにも、ぜひとも今後とも実施率の向上に努めていただきたいと思いますが、当該年度、平成24年度においては、ごくわずかな例外を除いて本事業は三鷹市助産師会への委託事業として行われたとお聞きしています。また一方で、当該年度の三鷹市助産師会所属の助産師さんの数は9人であったともお聞きいたしました。この当該年度においても、助産師さん1人当たりの本事業の実施数は約100件、1人に当てはめるとかなり大きな数字であるように感じられますが、もし今後さらに実施率を向上させていく方針の中で、三鷹市助産師会で対応し切れない数になった場合の対策など、本事業について当該年度どのような議論、検討が行われましたでしょうか。
 次に、実績報告書143ページ、ごみの収集関係費に関連してお聞きいたします。現在三鷹市において、ごみの収集は燃やせるごみが週2回、プラスチック類、古紙、古着、有害ごみが週1回、燃やせないごみ、ペットボトル、空き瓶・空き缶が月2回となっております。しかし市民の皆様にお話を伺いますと、特に家事を主に担っていらっしゃる方から、プラスチック類は週に2回回収してほしい。燃やせないごみは月1回、あるいは何カ月かに1回でも構わないというような御意見がよく聞かれます。ごみ収集の適正な頻度について、当該年度市民から御意見を伺う、あるいは改善のための議論や検討など、どのようなことが行われましたでしょうか。
 また、ごみの分別、出し方についてお聞きいたします。本市はごみの分別と、地区ごとのごみ収集日を表記したごみカレンダーを全戸へ配布し、市民への周知を図っております。今回お聞きしたいのは、スプレー缶やカセットボンベのごみの出し方、処理の仕方についてです。スプレー缶は整髪料、殺虫剤などによく利用されており、カセットボンベについては、これからの寒い季節などによく使われることになるかと思います。このスプレー缶やカセットボンベを出す際は、三鷹市では必ず中身を使い切った上で、有害ごみとして出すようにと示されておりますが、穴をあけて出すべきなのか、それともあけなくてもよいのかについては明確にされておりません。スプレー缶のガスを抜くには、長い時間頭の部分を押さえなければ抜けきれず、高齢者の方など、大変負担に感じているところだとお聞きしております。スプレー缶やカセットボンベの穴をあける際は、残留ガスによって引火や爆発の事故が発生することもございますので、中身を使い切ること、また穴をあけないこと、これをきちんとお示しすべきだと考えますが、これについての御所見をお伺いしたいと思います。
 東京都内でも、自治体によっては穴をあけない自治体と、穴をあける自治体がございますが、清掃協議会の中では、スプレー缶やカセットボンベのごみの出し方、処理の仕方についてどのような討議がなされているのでしょうか。お伺いいたします。ちなみにこの穴をあけるという行為には、ガスを抜くという目的のほかに、これはガスが抜けているということを明らかに示すためという目的もあるとお聞きしております。この点についてよろしくお願いします。
 次に、労働費に関連してお聞きいたします。労働行政におけるワーク・ライフ・バランスの推進についてお聞きいたします。三鷹市はワーク・ライフ・バランス宣言都市ですので、ワーク・ライフ・バランスの推進についてさまざまな取り組みがなされていることと思います。ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活、あるいは家庭の調和ということですので、ワーク・ライフ・バランスの推進に当たっては、労働行政が中心になることと思われます。そこで、三鷹市の労働行政におけるワーク・ライフ・バランスの推進についての考え方及び当該年度に行われた取り組みについてお聞かせください。
 続きまして、消防費に関連してお聞きいたします。概要134ページ、地域防災計画の改定に関してお聞きいたします。こちらにつきましては、当会派からの代表質疑にて既にお聞きいたしましたが、さらに深く質問させていただきたいと思います。まず、災害時要援護者等に対する避難所生活における配慮についてお聞きいたします。代表質疑では、避難所運営マニュアル改定方針に従って、介護室、障がい者専用室、女性専用更衣室、授乳室、男女別トイレの確保等をマニュアルに盛り込むなど、対策の推進に向けた検討がなされたとの御答弁がございました。しかし、例えば障がい者専用室といっても、障がいは身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がい、難病、さらに細かい種類などによって必要な配慮が全く異なってまいります。そういったきめ細かな配慮を実施するためには、検討や準備、訓練などを丁寧に行っておくことが欠かせませんが、当該年度における取り組みの内容をさらに具体的かつ詳細にお示しください。
 次に、高齢者、精神障がい者、難病患者など服薬を必要とする方々への避難所生活における薬品の供給体制の整備についてお聞きいたします。代表質疑での御答弁では、救急医療情報キットのひとり暮らしの高齢者の方への普及啓発に努めたことと、医師会、薬剤師会と災害時用カルテの作成と活用などについて検討したことをお話しいただきました。しかし、救急医療情報キットの支給対象は65歳以上の方の単身世帯、65歳以上の方のみの世帯、障害者手帳の交付を受けた方のみの世帯であって、また65歳以上の方や障害者手帳の交付を受けた方でも、御家族がいらっしゃる場合はお持ちではありません。加えて救急医療情報キットのある世帯でも、大災害などの緊急時に、それを携行して避難するということは困難であると思われます。そのような中で、避難所生活において、服薬を必要とする方々の薬の情報を得るための方法を確立させておくことは必要不可欠です。薬の処方は間違いが起こると極めて危険で、慎重を期さねばなりません。たとえ薬品名がわかったとしても、その薬品の何ミリグラムの錠剤であるかなど、細かな情報が必要となります。服薬を必要とする方々への避難所生活における薬品の供給体制の整備について、さらに詳しい内容をお聞かせください。以上、よろしくお願いいたします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  おはようございます。まず1点目の精神と心の関係でございます。健康推進課では、質問委員さんおっしゃるように、親と子の心のケア、あるいは産後鬱、そして市民健康講座等で精神の方々に対しての対応をしているところでございます。そのほかに保健師活動の中で面接、年間472件のうち、25%の方が精神的な相談があるというところでございます。そのほかに、次の質問にもありますように、新生児訪問の中でも、助産師さんがお母さん方とお話をした上で、気持ちの問題があるときには保健師のほうにつながっているというような状況でございます。
 全体的な精神と心の問題でございますが、これは自殺関係等もありますけれども、ゲートキーパーの研修、あるいは心の中で、市民健康講座の中で命の大切さ。本年度、この決算審査の平成24年度においては、命の大切さということで朗読会、たった1つの命だからということで、さまざまな方々からの詩を集めまして、散文を集めまして、朗読会を開いたというような状況でございます。
 2点目の新生児訪問の件でございますが、年々こんにちは赤ちゃん事業と相まって、実績が上がっているということではおっしゃるとおりでございます。この体制に関して、助産師会の方々ともお話をしたところでございますが、助産師会もこの対応の中では、やはりこの助産師会のメンバーを集めるというところで、福祉会館で行っております、助産師さんと遊びましょうというところで、やはりその方々から、参加の中でも助産師さんがいらっしゃるもので、新メンバーを募集しているというところで、だんだんとふえていく実績に対して対応していきたいというふうにいっております。以上でございます。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  よろしくお願いいたします。御質問につきましては、まずプラスチックごみの回収について必要、週2回できないのかという御質問だと思いますけれども、これは大体年間4,000トンぐらいプラスチックごみが出ておりますけれども、昨年度から比べますと増減等は余りございません。それで今後、ごみの推移、量の推移を検討しながら、コスト面等も含めて検討していきたいというふうに思っております。
 それから、スプレー缶の処分につきましてですが、スプレー缶、エアゾール缶等ですけれども、平成19年から平成23年の5年間で大体110件ぐらいの事故があったそうです。これは消防庁の報告でございますけれども。そうしますと、どうしても家の中で缶に穴をあけたりというようなことで危険であるということですので、三鷹市では10年ぐらい前から、穴をあけないでくださいというようなお話をして、こちらのごみカレンダーのほうにも、ガスを抜いて有害ごみとして出してくださいということでお知らせをしています。有害ごみのほうは、透明な中が見える袋で入れて、パッカー車のほうで巻き込まないので、別のところに置きますので、パッカー車の中で燃えるということも少ないということでございます。以上です。


◯生活経済課長(田口智英君)  ワーク・ライフ・バランスの件について御質問がございました。市としては、このワーク・ライフ・バランスにつきましては、労働行政所管の部分だけではなく、市全体の取り組みとして行っており、各所管横断的に取り組むべきだろうというふうに考えているところでございます。具体的に当該年度で実施した取り組みでございますが、年3回、6月、10月、12月、こちらがワーク・ライフ・バランスの周知月間として、三鷹駅の南口ペデストリアンデッキに、ワーク・ライフ・バランスの啓発用の横断幕を掲示しております。さらに仕事という面から、しごとの相談窓口を毎月行っていたり、面接会や各種セミナー等々でそういった周知を図っていってございます。以上でございます。


◯防災課長(大倉 誠君)  災害時要援護者の件につきまして、決算年度の取り組みでございますが、代表質疑で答えましたとおり、改定方針をつくりましたが、特にこの部分はハード的な部分でございまして、そういった意味では、質問委員さんおっしゃるとおりさまざまな障がいがありますので、その障がいを無視して、例えば部屋の割り振り、そういったことはできないというのは、それは実情であります。とはいえ、学校の校長会等にも働きかけをして、さらなる学校の施設の提供もお願いをしているところですが、その具体的な割り振り等については、今後具体的な検討をしていくことになります。この具体的な検討に当たり、私どもとしては、防災会議の委員さんにも入っておられますが、具体的な障がい者の団体の皆様と、障がいを持った方の避難生活に向けては、当該決算年度からさまざまな打ち合わせをし、二次避難所のマニュアルづくりとか、そういったことも含めて取り組みを始めているところでございます。
 また、薬の供給の件でございますが、確かにこういう救急キットそのものも、あくまでもキットそのものも手段の1つでございますので、幾ら避難所、あるいは医療救護所で、あるいは病院等で薬の用意ができたとしても、実際におっしゃるとおりどの薬をどの程度の量なのか、これについてはやはり第一義的には何らかの形で障がいをお持ちの方、あるいは病気をお持ちの方も御自身の自助の一環としてきちんと把握をし、そして避難所等々、あるいは救護所等でそれをお知らせいただきたいと。もう一つ、これは今後医師会等とも検討していきますが、せめて受診をしている病院等がわかれば、そちらのほうに医療の本部のほうから照会を出して、その資料が、データ提供がもらえるのかどうか、そういったことも今後、医師会、あるいは薬剤師会等の方々とも検討してみたい、このように考えております。以上でございます。


◯委員(長島 薫さん)  ありがとうございます。それでは、幾つか再質問をさせていただきます。まずごみ収集に関しましてですけれども、プラスチック類、特に4,000トンという重さでの量の増減がないというお話で、推移を検討しながらコストを含めてどうしていくかを考えていきたいというお答えでしたけれども、プラスチックというのは、重さの割に非常にかさばるものです。家事を特に担当なさっている市民の方々にお話を伺いますと、プラスチックはとにかくかさばる。家に置いておくと、置き場所に困って仕方がない。だから、できれば週2回ぐらいは集めてほしい、そういう声が非常に切実なんですね。ですから、単純に重さだけではなく、大きさという点からも御検討いただいて、それから実際の市民の皆様の御意見というものをきちんと把握していっていただきたいと思うのですけれども、そういった面についての当該年度、取り組みは何かなされましたでしょうか。
 それから次に、避難所における薬の供給体制ですけれども、自助の取り組みとして本人で管理する、もちろんそれも大事なことですので、そういったことをやはり御本人たちに意識していただくような周知を図る、啓発を図る、そこが大事になってくるかと思われます。また、以前私も一般質問等で提案させていただきましたが、自分が飲んでいる薬などを記しておく、ごく簡単ないつでも持ち歩けるようなカード的なものですね。そういうものを何か考える必要もあるのではないかと。平成25年度、東京都の取り組みとしてそういったもの、障がい者のほうで出ましたけれども、そういう考えをさらに広めて、災害時にも備えるというようなことをしていくべきではないのかとも思われますけれども、その点についての御所見をお願いいたします。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  おはようございます。再質問にお答えいたしますが、ごみ収集の際のプラスチックがかさばるという点でございますが、この間、ごみ減量等推進会議の皆様でも、さらなるごみゼロに向けての検討を、当該年度していただきました。ですから、その中でも市民の代表の皆様から多様な御意見が寄せられて検討しているわけですが、一方で生ごみにつきましては、衛生上の理由から、やはり週2回は回収させていただくべきものと認識をしております。プラスチックについては、もちろんさまざまな商品がプラスチック等で包装されたり、また容器がそうなっているということですが、かさばるものも工夫によって小さくすることもできますので、先ほど担当課長述べましたように、量的な推移、それからコストについての判断等々をさせていただいておりまして、基本は質問委員さんがおっしゃいましたように、市民の皆様の絶えざるお声は、ごみ対策課は、日々お電話や直接の訪問等、あるいはごみ減量等推進会議でいただいておりますので、それらを基礎にして、あくまでも市民の皆様の視点で取り組みをしていきたいと思っております。
 2点目の薬の件でございますが、地域防災会議でも、皆様のいろいろな角度からの御意見をいただきまして、やはり公助だけではなく共助、あるいは自助という点も、もっともっと啓発していかなければいけないというふうに考えております。特に命にかかわる服薬につきましては、市民の皆様にさらなる意識啓発をさせていただきまして、やはり最低でも3日分、まあ、1週間分ぐらいは常時何らかのときには御自身とともに持ち出せるような、そういうような啓発も必要かと思っております。なお、先ほど担当課長述べましたように、医師会、歯科医師会、薬剤師会と三鷹市は、密接な関係をもって医療避難所の取り組みもしておりますので、その点について積極的な対応も連携して図っていきます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で民主党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(大城美幸さん)  おはようございます。各款質問したいところですが、時間に限りがありますので、何点か絞らせて質問させていただきます。
 初めに、商工費の149ページ。説明でもありました製造事業者への現況調査、意向調査を行ったとのことですが、課題として何が浮き彫りになったでしょうか。減災対策や商工振興の観点から、リフォーム助成の活用や小規模事業所登録制度の導入など、市内事業者の活性化について、このことと関連してどのような支援、具体策が講じられるのかということを、この平成24年度検討されたでしょうか。
 次に168ページ、消防費の防災訓練なんですが、昨年初めて自衛隊が参加をしたと思います。私も見学をいたしましたが、自衛隊の側からすると広報活動での参加であり、こちらの市側、市民の側からすると、自主防災の力を高める地域力、自助、共助の力を高めるという防災訓練の目的、趣旨からすると、私は自衛隊は参加すべきではないと思うのですが、再度お答えをいただきたいと思います。
 あと、防災無線が聞き取りにくいという声が前々から、平成24年度だけでなくずうっと前からあり、ついこの間も敬老のつどいが台風で中止になりますという放送が流れましたけれども、やはり防災無線が流れているっていうのはわかるけれども、何を言っているのかというのが聞き取れないという声があります。実際の災害に機能するのかということが心配です。敬老のつどいのときも、やはり二十数名の方が市役所のほうに来られたと聞いていますけども、この年度、改善は当然なんですが、改善とともに、特に災害弱者と言われる高齢者や障がい者の人たちには、防災無線以外の別のツールでの連絡も検討する必要があると思うのですが、その検討はなさっているのでしょうか。お答えをいただきたいと思います。
 もう一つ防災訓練、機関連携訓練のときだったと思うんですけども、訓練のときに、実際、学校の防災倉庫の鍵を誰が持っているのか、どこにあるのかと大騒ぎをしたというふうに聞いています。いざというときに肝心の防災倉庫が開かないのでは大変なことになります。訓練後の反省、教訓は今に生かされているのか、どう総括したのかお答えをいただきたいと思います。
 最後に、衛生、労働、農林、商工と関連するんですけど、TPPの問題です。TPPは農業だけでなく医療にもかかわり、市民の健康にもかかわる問題だと思います。さらに消費者である市民の暮らしとも密接にかかわっていて、商工とも関係する問題です。このTPPの参加が市民の暮らしにどんな影響を与えるのかという予測と、市民への暮らしへの影響について、この年度検討されたでしょうか。そして、市民へのお知らせ、周知など、関係部署でのTPPに対する何らかの対応というのが行われたのか、お答えをいただきたいと思います。以上です。


◯生活経済課長(田口智英君)  市内製造業事業所の操業継続に向けた現況基礎調査の件で御質問をいただきました。この調査から見えてくる課題についてということですが、この調査の内容を回答のほうを見ていきますと、やはり住工混在していると──工場がですね、ということが一番の課題というふうに見えてきておりますので、その解消に向けたこれからの施策を、この調査自体が3月の末に報告書が上がってきた段階ですので、検討というところまではこの当該年度ではしておりませんでしたが、平成25年度に入ってそれぞれ例えば移転ですとか、建てかえ等々のアンケート等も行っておりますので、そういったものを活用して、今後の施策に生かしていきたいというふうに考えているところです。
 また、リフォーム助成等々、商工振興の観点での検討ということですが、こちらもこの調査の結果をしっかりと分析をして、しっかり対応していきたいというふうに考えているところです。以上です。


◯防災課長(大倉 誠君)  まず、防災訓練への自衛隊の参加の件でございますが、この総合防災訓練につきましては、委員さんおっしゃるとおり、確かに市民の自助、共助、こういったところを高める訓練として位置づけておりますけれども、そういった中での自衛隊の今回の参加は、あくまでもいろいろな自衛隊災害支援がある中で、いわゆる生活支援、住民の皆さんの共助を支援する、そういった位置づけでの参加をお願いをしたところでございます。また、いわゆる公助を行うライフライン機関と自衛隊も含めて、機関についてはこの訓練では、いわゆる公助のデモンストレーション、そういったことではなくて、公助としてどのようなことができるのか、またPRを住民の皆さんにしていきたいのか。いわゆるその広報活動という意味での参加を各機関にお願いをいたしましたので、自衛隊のほうもそれを踏まえて、自衛隊の活動等についての広報活動を行ったところでございます。
 それから、防災無線でございますけれども、確かに聞き取りにくいところがあるということはございます。実際に当該年度は、音がかぶって聞き取りにくいというふうに言われた地域につきまして、スピーカーの改善等も行ったところでございます。また、加えてJCN武蔵野三鷹ケーブルテレビさんと防災行政無線による行政情報のデータ放送に関する協定というのを結びまして、今、ケーブルテレビさんは、市内で契約者が8割を超えているというふうに聞いてございまして、その防災無線の内容を即座にテレビの文字放送で流すというようなお約束事を取り交わしました。それによりまして、この文字放送によりまして、内容については確認することができると、このような取り組みを決算年度行いました。
 また、防災倉庫の鍵でございますが、防災倉庫に限らず、学校等にはさまざまな給水拠点とか鍵がありますので、この鍵につきましては各学校、あるいはコミュニティ・センターに防災専用のキーボックスを全て配備しまして、そのキーボックスの中に一つ一つの鍵にタグをつけて、何の鍵であるかわかるように、そういった形をとりまして、全ての学校、コミュニティ・センターに配備をして、周知徹底を図ったところでございます。以上でございます。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  TPP(環太平洋パートナーシップ)協定につきましてでございます。当該年度につきましては、国政レベルのほうで参加するかどうかということで議論がされているところでございました。自治体のほうではということですが、この国政のほうの動きを見ながら、主に担当セクションのほうで個別に検討をいたしておりますが、全庁的な討議というものにはまだ至っておりません。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、今最後のTPPなんですけども、主に担当セクションという、関係する連携の会議はしていないということなんですが、主に担当するセクションとはどこなんですか。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  生活環境部という意味でございまして、生活経済課、それから農林費の農業委員会、こういったところが私どものセクションでございます。こういったところで、主に調査、討議をしているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  生活環境部、主に農林費ということなんですけども、農協との──調査もしているということですが、農協との何か意見交換なり、あと私が心配するのは、やはり市民の医療、健康の問題もある、消費者の問題もあるという点では、医師会や商工関係との意見交換というか、そういうことは行われてはいないのでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  先ほどの担当部長のほうからのお話もありましたけれども、まだ昨年度の段階で具体的な方向性が決まっていない話でありまして、現実的には政治的な課題として議論している最中に、原局がそういう形で動くということはあり得ません、三鷹市の場合は少なくとも、ということで、そういう対応であるということでお話ししたところです。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、政治的な方向性が決まったら、関係する農協、医師会等や商工とか、そういうところとの意見交換とかは行われると考えてもよろしいんでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  まあ、仮定の議論ですよね。どういう状況になるかわかりませんけれども、深刻なそういう問題が起きている中で意見交換というのはあり得ると思いますが、今、断定的にやるとかやらないとかいうことを述べる段階ではないというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  私はTPPの問題は、市民の暮らしに大きな影響を及ぼす、農業だけの問題ではないというふうに考えることから質問をしています。市民の命と暮らしを守る立場にある市が、この問題でも積極的に関係する部署連携し、市民への影響というのを早目早目に予測をし、何かできることをしていくという立場に立っていただきたいということを要望しておきます。
 じゃあ、商工の製造業への現況調査、住工混在ということが大きな課題だということでしたけれども、製造業そのものが建てかえ、移転等の問題が大きいということでしたが、影響の経済的な、今、消費税の問題等もありますけども、建てかえ以外で、移転すれば営業がそのまま続けられるというふうに、経営的な問題での課題というのはなかったんでしょうかということと、リフォーム助成や小規模事業所登録については、今後分析をして考えていきたいということなんですが、ぜひそれは商業、商工業活性化、産業振興の観点から、ぜひ進めていただきたいと思います。お答えをお願いします。


◯生活経済課長(田口智英君)  この工業の、製造業の調査の住工混在のほうと、また営業全体の部分についての課題ということでございました。当然まだまだ、国の大企業については少し復活の兆しが見え始めたと言われているところですが、市内の製造業の各工場につきましては、まだまだそれを実感するところには至っていないと。具体的な質問内容としてそこまでは聞いてはございませんが、この結果を踏まえて、製造業の皆さんに今回の調査の内容を皆さんにお知らせする段階で、意見交換等もしてございます。具体的には工業の各支部会とかといったところに職員が実際に行って、いろいろ意見交換をしております。そういう中では、全然まだまだ景況感が戻ったとか、そういうふうな感じにはとれていないよという意見をいただいているところでございます。ですから、なるべく製造業の皆さんが、これから少しでもよくなったよというふうに感じられるように、細かなこれからの施策を十分検討していきたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、少しでも考えていきたいということで、ぜひ考えていただきたいんですけども。ちょっと今、手元に持っていないんですけれども、小口融資でしたか、商工会がやっているもので、実績がゼロというふうになっていたかと思うんですけれども、それはどこに問題、使い勝手が、申し込みの使い勝手が悪いのか、どこに問題があるというふうに認識をされ、改善しようとしておられるのか、検討されたかお聞かせいただきたいと思います。


◯生活経済課長(田口智英君)  融資の件につきまして御質問ございました。商工会のほうにお願いしている融資は、恐らくそれは緊急無利子融資の件だと思います。この制度は、実際の市のほうが行っております制度融資等々がもう否決になって、もうそれが使うことができないといった場合の最後の部分で活用している制度でございます。ですから、そういったことが今のところ、ここ数年ですが、それを使うまでに至っていないというのが主な内容だと思います。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、市のほうの制度融資でフォローされているというふうに考えてよろしいんでしょうか。


◯生活経済課長(田口智英君)  ただいまの御質問ですが、市のほうでも利子補給を10割する制度ですとか、そういったものを市のほうもフルに活用してまいりましたので、そこで皆さん、事業者さんのほうは、そちらのほうを御活用いただいたというふうに考えています。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。やはり大変今、まだまだ経済状況は厳しいと思いますので、丁寧な相談や対応というのをやっていただきたいというふうに思います。
 最後に、じゃあ防災のところなんですけども、防災無線なんですが、この年度は音がかぶってという声があったのでスピーカーの改善をされたということですが、それでもやはり地域、この間の防災無線の声は本当に大きな声で私のお家は聞こえていたんですけども、はっきりと聞こえていたんですけれども、先日もやはり聞き取れなかったっていう人が何人もいらっしゃったんですね。それでまあ、台風情報だろうって、大雨洪水警報だろうというふうに、皆さん思われたっていうふうにおっしゃっていて、武蔵野ケーブルテレビを8割の市民が利用しているから、じゃあ残りの2割の人ってどういう人たちなのって考えたときに、やはり経済的な面から使えない人だったり、災害弱者がその中にどれだけいるのかっていうことを考えると、一番最も届けなければいけない情報を、その人たちに届いているかということが問題なので、防災無線そのものを改善していくっていうことを考えた場合に、どの地域で聞き取れていないのかっていうことは、やはりそちらでも把握はされていると思うので、その地域の災害弱者、今、災害要援護も取り組んでいるのでそことの連携もして、やはり災害弱者と言われる人たちにきちんと情報を届けるという手だてっていうのが、やはり必要ではないかと思うんですが、ケーブルテレビ以外のツールとか、そういうことは考えたんでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  今、御指摘いただきましたように、市民の皆様に適切に防災に関する情報、あるいは災害対応に関する情報をお伝えするのは、大変重要な市の役割だというふうに認識しています。そこで、もう一昨年になりますが、東日本大震災の際の計画停電等に関するお知らせについても、防災行政無線の聞こえが悪いというお声がかなり寄せられましたので、そのときのデータを防災課が丹念に蓄積しまして、特に聞こえが悪い、あるいは音声が割れているという地域については、平成23年度及び平成24年度、できる限りの技術的な対応を事業者とともにいたしました。それでも聞こえづらいところがあるということで、1つにはケーブルテレビとの連携をいたしましたが、もう一つには、同じ内容を少なくとも、休日はなかなか届かないわけですが、平日であれば、幼稚園であるとか、保育園であるとか、コミュニティ・センターであるとか、そういうところでは同じ音声を施設内で聞くことができるような端末も整備したところです。
 あわせて当該年度、株式会社まちづくり三鷹が総務省のICT街づくりの事業を受託いたしまして、その1つに、簡易な端末を災害時要援護者というか、支援の必要な方に使っていただいて、日ごろはそれをコミュニケーションのツールとして、いざというときは安否確認として使わせていただきましたが、何しろその端末はまだまだ一般的に普及するには高価なものでもあります。余り表現好きじゃないんですが、いわゆるアンドロイド端末というものです。ただ、使っていただいた80代の高齢者は、多く有用であると言われましたので、この取り組みについて、総務省の副大臣が検証に視察されましたときに、できれば介護保険の適用を受ける端末に認定してもらうということなどをして、できるだけ多くの要介護の、少なくとも高齢者には届けられないか。あるいは、障がい者にはそういう端末を持っていただけないかというようなことを提案しました。副大臣としては、厚生労働省にぜひ提案してみるとおっしゃってくださいましたが、それはまだ期待している段階です。そのように、もちろん口コミや、人による伝達も有用でございますので、防災無線の取り組みについては、さらに多元的に正確な情報が届くように取り組みをしていきたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。さすがICTの三鷹だと思います。ぜひ実現すればいいなというふうに思います。放送の仕方も、この間の敬老の、今年度なんですけども、敬老のつどいは77歳以上の方を招待しているので、お近くにいらっしゃったらっていうような呼びかけも最後にあって、随分丁寧な放送だなっていうふうに聞きました。だから、そういう点では本当に災害弱者、一番必要とする人に情報が的確にいくように、ぜひ対応していただきたいと思います。
 それでは、やはり1点だけ。キーボックスにタグをつけて、コミセン等のところに置いているということなんですが、もうそれは今度、2回も同じような失敗をしてはいけないと思うんですが、全職員が、コミセンにしても学校の職員にしても、どこに鍵があるかっていうことをわかっている、周知されたとおっしゃっていますが、わかっているというふうに認識してよろしいんでしょうか。


◯防災課長(大倉 誠君)  全職員というよりも、そこに災害時には出向くことになっているそれぞれの部署の職員がおりますから、その例えば避難所であれば避難所の連絡会なんかを開催するときに、その担当の防災課だけではなく、ほかのセクションの職員も一緒に打ち合わせに参加をさせていますので、少なくともそこに出向くことになる職員については、その場所、鍵の場所であるとか、鍵の存在、あるいは施設の存在、こういったものは理解をさせております。


◯委員(大城美幸さん)  防災の問題は本当に命にかかわる問題で、緊急の問題でもありますので、ぜひいざというときに役立たないということがないようにしていただきたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、細かくなるかと思いますが、お答えもできれば端的にしていただければと思います。
 まず衛生費、予防接種関係費、実績報告書139ページ。この間幾つかの予防接種が変わったり、新たにというふうなことがありました。あるいは、助成金がつくっていうふうなことがあり、さまざまなワクチン行政、今しておりますけれども、副反応情報、どの程度保護者、接種対象者に届いているのか。この間、市内での副反応報告はあったのか。不活化ポリオや日本脳炎も、インフルエンザも、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、子宮頸がんワクチン等々、それ以外もありますけども、それ以外のワクチン全般について副反応情報の提供状況。そして、副反応の報告があったのかどうかということをお願いします。
 それから、140ページ、環境調査・測定関係費ですね。空間放射線量の測定というのは継続実施していただきました。定点5カ所を含む年間338カ所っていうふうにカウントすればいいんでしょうかね。また大変頻繁に継続していただいたっていうことですけども、今、本当に必要なのが何かっていったときに、代表質疑でもしましたけども、土壌、どれだけ土に今残っちゃっているのかっていうことだと思うんです。その辺についての空間線量でははかり切れないものをきちっと測定すべきだったというふうに思いますけれども、その点についてどのような検討があったのかということについてお伺いしたいと思います。
 141ページ、ごみ減量等推進会議関係費になるんでしょうかね。ごみ減量運動啓発費、142ページのこちらにも絡むと思います。総ごみ量が若干ふえていると。2010年で743グラム、2011年746グラム、2012年751グラム。微増ですけどもふえてきていると。有料化するときに、下がるけれどもL字回復っていうふうな言い方をあのときしていました。戻るんじゃないかという懸念をしていた。で、2011年は震災による不燃ごみがふえたんだっていうふうな説明をされていましたが、それよりも2012年、当該年度ふえました。これについてはどう分析しているのか。そして、ごみゼロキャンペーン等々一生懸命やっているのはわかっておりますが、それ以外のこの事態を受けての新たな取り組みの検討というふうなことについて、どのようなことがあったのかっていうことをお伺いしたいと思います。あわせて生ごみ消滅型、堆肥にもなりますけども、段ボールコンポストの取り組みを幾つかの市民団体等がやって、市でも若干取り組んだと思うんですけども、その取り組みについてどうだったのかということをお伺いしたいと思います。
 それから、やはり142ページ、家庭系ごみ減量・資源化関係費の、資源物持ち去り条例設置について。結果的に古紙回収量が増加したっていうことがあります。パトロールの成果なのかどうか、その辺のことをもう一度確認をしたいと思います。そして、ここでは古紙を回収して、その日の食費を稼ぐというふうな人たちがいるっていうふうなことも含めて、要望書等が市民から出ていたと思います。そういうような問題、あるいは市民に対する影響があったのか、なかったのかについてお伺いします。
 商工費、149ページ、買物環境整備事業費ですね。事業効果測定と事業スキームの確立を検証したというふうに、この事業されております。どのような効果があったというふうに判断しているのか。買い物難民への支援というふうになったのか。または個人商店、あるいは商店会への支援となったのか、その辺について端的にお答えください。
 土木費です。157ページの長寿命化修繕計画策定等関係費。橋梁の調査を全て終了しましたとされています。これは市の職員が担当したのでしょうか。まずその確認と、このデータをもとに、今後委託で計画を策定する。調査そのものと計画とが別々に行われるということについて、このことをどういうふうに考えているのかっていうことを、まずお伺いしたいです。
 それから、158ページ、放置自転車等対策関係費。駐輪場を有料化し、機械化しました。駅前はこの当該年度4月から、三鷹駅ですね、三鷹駅の周辺はしました。駐輪場の台数、総量が減ったと思います。そのことについて影響があったかなかったか。機械式になったこと、あるいは有料になったことで、使いにくくなった、使えなくなったというお声を若干いただいております。それらについて、市に対してどのような声があったのかなかったのか、対応したのかしなかったのか、お願いします。
 161ページ、東京外かく環状道路計画調査研究関係費です。「対応の方針」の確実な実行というのを求めています。具体的に、端的に言えば何を指すのか、最も重要だと思っていることは何かということがお答えいただければと思います。
 消防費です。167ページ、防災会議運営費。35人にふやし、さまざまな人が入るようにいたしました。確実に女性の委員は2人です。たまたま市長を初めその他役職の方で女性がいるので合計7人、20%になりました。それなりの数字、女性比率としてはそれなりの数字だと思いますが、これ、今後もこのようにきちっと女性なり、あるいは障がい関係の方は立場としていらっしゃるんですけれども、女性という立場からしっかりと発言できる人ということの確保が、今後もできるのかどうか。
 それから、168ページの地域防災計画改定関係費。女性の視点、あるいは弱者の視点の反映を踏まえた策定というふうなことで、計画に入れ込んでいったというふうにして聞いています。それも中身的には理解しておりますが、策定過程において、どのような形でこの女性の視点や弱者の視点の反映をするために、具体的にどのようなことをしたのかについてお伺いします。
 それと最後にごめんなさい、168ページ、やはり防災通信体制。今のさきの委員にもありましたけれども、防災無線は整備をしたのはわかっていますが、実際に大雨の今回の警報については報じられなかったように思いますが、このような気象庁から発せられる警報等についての周知、告知、情報提供というのは、この防災無線の中には入っていないのかどうか。今、ケーブルテレビに文字放送されると言われましたけれども、そのことがどれだけ市民に周知されているのか。ツイッターや安全安心メール等、ICTを活用した情報発信のツールを三鷹市は持っていますが、それがこういうことが反映されていない状況があります。これについて検証、検討されたのか、しなかったのか。以上、お願いいたします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  先ほど質問委員さんおっしゃいましたように、さまざまな予防接種行政ありますけれども、それぞれの予防接種の受診票を送付する際に、副反応を含めてお知らせを同封しているところでございます。そして、ほかの他の全ての予防接種の中で副反応報告があったかどうかということでありますけれども、一応おかげさまで副反応報告はございません。ただしBCGに関してコッホ現象、二、三例ですね、質問といいますか、コッホ現象ではないかというところで御相談等ありますけども、ほかの医療機関を勧めまして、今のところ報告を伺ったところ、それは大丈夫だというところでございます。以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  市で実施しています空間放射線量の測定は、地上5センチメートルと1メートルで実施してございます。地上5センチメートルの測定は、土壌における放射線の影響を考慮して設定をいたしております。当該年度では、1,000ポイント以上の測定を実施しておりまして、三鷹市の洗浄等の目安としています毎時0.20マイクロシーベルト以上の箇所はございませんでした。セシウム134自体が2年間で半減期を迎えるということもわかっておりまして、年々減っていくという傾向にあります。そういったことからも、今後も5センチメートルの空間放射線量は、継続して測定して見守っていきたいというふうに考えております。以上です。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  先ほどのごみの微増ということでございますけれども、1人当たりのごみの量、微増でございますけれども、これは許容範囲の部分ではないかなというふうに思っております。ごみの減量につきましては5回のキャンペーン、延べ450人ほど参加していただきまして、ごみ減量等推進会議の皆さん、それからボランティアの方がごみの減量を、駅前だとかあちこちでお願いをしているところです。そのほかに広報、ホームページでも皆さんにお伝えしているところでございますけれども、さらにごみ減量等推進会議の皆さんの中でいろいろ議論をしていただいておりまして、レジ袋の削減、それから生ごみの水切り等につきまして、市民の皆さんに啓発をしていきたいというふうに考えております。
 それから、段ボールコンポストにつきまして御質問がございました。これは特に段ボールコンポストとして市ではやっていませんけれども、生ごみ処理の関係で、処理機の補助だとかそういう中で、そういう方法もございますということで皆さんのほうにお示ししているところでございます。
 それから、古紙の持ち去りということでございますけれども、昨年度10月に条例をつくりまして、古紙の持ち去りを一応禁止したところでございますけれども、6カ月間、10月から3月まででございますけれども、古紙の収集量が前年同月に比べまして約2.46倍、2倍以上の古紙が、新聞が、市のほうの行政回収のほうで行っておるということでございます。パトロールの結果、いわゆる不法な業者さんというのが市内ではほとんど見かけなくなりまして、パトロールでも相当注意書を発行したりというようなことで減っております。あと、個人的に小さい、生活のために収集している方につきましては、市のほうでは特に見当たらないということですし、御指導をしているということはございません。以上でございます。


◯生活経済課長(田口智英君)  買物環境整備事業についての御質問をいただきました。これまでの効果ということですが、費用対効果のほうの検証をこれまでずっと行ってきておりますが、平成23年度につきましては、取り組みを始めた年でございますが、各商店会の周知に努めてまいりました。そのため、チラシとかパンフレットのほうに多くその費用がかかっていたということですが、平成24年度はそのことを受けて、具体的にそういったチラシ等々の周知だけではなく、具体的に朝市ですとか、そういったマルシェ事業のほうに取り組んで、既に実施をしてきているところでございます。また、この買物環境整備事業の対象となる部分、買い物弱者なのか、個店なのかということでございましたが、これは一応一体的に推進をしていきたいというふうに、両方取りでいきたいというふうに考えているところです。一般の消費者が楽しんで買い物をしていただける、そういう環境をつくるための、例えばマルシェであったり、また、なかなか重い物を持って帰るのも大変だったりとかという、そういうお年寄りですとかそういった方々につきましては宅配事業ということで、それぞれの商店会が工夫を凝らして現在取り組んでいるところでございます。以上です。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  橋の調査について質問をいただきました。まず調査なんですが、市の職員がやっているのか、委託かということですが、これは委託でやっております。それから、計画と調査委託料との関係ということですが、長寿命化の修繕計画を策定するためには、まず橋の調査をしなければなりません。そういうことで平成23年、それから平成24年の当該年度2年間かけまして、橋の調査をしているところでございます。今年度、その調査をもとに長寿命化修繕計画の策定に向けてまいりたいと思っております。以上です。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  三鷹駅の駐輪場の有料化に伴いまして、総量が削減されたことについての影響と、駐輪場の機械化に伴いまして、いろいろ使いにくいというような御指摘があったということでありますけれども、その対応についてお答えいたします。まず総量の削減ですけれども、約20%ぐらいの駐輪場の数が減りましたが、実際の利用者も7,342人から5,907台と利用者数も減っておりますので、当初一時利用のときにかなりの人が一部の駐輪場に集中したことはありましたが、まちづくり三鷹のほうのいろいろなあいている駐輪場への案内とか、いろいろな対応をいたしまして、現在では大きな問題はありません。また、駐輪場の使いにくさということで、ラックの間隔が非常に狭いという声も聞いております。またそのためにお年寄りが利用できないというようなお話も聞いておりますけれども、お年寄りとか2人乗りの自転車については、思いやりゾーンを設けまして、そちらを利用していただくような検討もしております。今後も駐輪場の機械の幅については、今後も検討させていただきたいと思っております。


◯事業担当課長(小出雅則君)  外環の関係でございます。「対応の方針」において、市として重要なことということで御質問をいただいたところでございます。4点ございます。まず1点目といたしましては、ジャンクション部のふたがけと上部利用についてということで、可能な限りふたがけをするということで、国としても今、基本設計の中で案が示されているところでございます。
 2点目といたしまして、農地の保全の仕組みづくりということで、これにつきましては制限解除される生産緑地、そういった農地を代替農地として提供できるように、3者契約の取り組みが4件されたところでございます。
 3点目といたしまして、周辺の都市計画道路の整備を着実にということで、これは東京都のほうに要望しているところでございますけれど、「対応の方針」に沿って、これまで都のほうでも事業のほうを進めているところでございます。
 最後の4点目でございますけれど、環境の監視体制の構築ということで、これから工事が進んでいく中で、しっかりと環境の監視体制を築いてほしいという4点を要望しているところでございます。以上でございます。


◯防災課長(大倉 誠君)  まず防災会議のメンバーの件ですけれども、決算年度、条例改正をした際に、防災会議のメンバーにおいて、市長が防災上必要と認める者を任ずることができました。そういうような者も防災会議のメンバーとすることにいたしましたので、そういった中で、防災会議の中で女性、あるいは災害時要援護者、そういった視点を着実に意見反映させられるように、メンバーの任命をしていきたい。この辺のメンバーについては任期が2年でございますので、その任期切れごとに調整が可能な条例となってございます。
 また、地域防災計画におきましては、女性あるいは災害時要援護者の視点ということですが、男女平等参画審議会には、この当該年度、私も必ず参加をさせていただき、その中で地域防災計画改定を踏まえたさまざまな御意見を頂戴をいたしましたし、また全ての自主防災組織にヒアリングをさせていただきましたが、その中でも女性のメンバーもおりますし、特に当該年度は会長さん2名も女性の会長さんでございます。そういった中で意見を伺い、反映をさせたところでございます。
 最後に防災無線では、警報発令についての防災無線の放送はいたしておりません。これは防災無線でなくても通常の報道等で十分警報の発令については住民の皆さんが知ることができるというふうに考えておるからでございます。ケーブルテレビ、確かに防災無線の放送を即時に流しておりますが、これのPRにつきましても、この協定を結び、放送するようになりました決算年度、そして今年度についても防災訓練の特集号を組んだときには、11チャンネル、JCNプラスチャンネルでデータ放送がごらんいただけますという趣旨のことを広報で周知を図っているところでございます。以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。時間がないので、幾つか絞って。ちょっと幾つか漏れているなと思うことがありますけども、それはもういいことにしますが。1つは──今ちょっと時間がないのでね、今、ワクチンについてお知らせを同封し、反応がなかったっていうふうなことがありましたけども、本当にそれは幸運なことだというふうに思います。現実に全国ではいろいろな問題が起こっていて、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンでも同時接種が主ですけれども、28例死亡例が出ているという実態がありますよね。死亡、28人もの赤ちゃんが死んでいるっていうことについて、きちっとそういう可能性がある。小さい赤ちゃんに立て続けに接種することで、そういう結果になる。突然死っていうふうに診断されている方もいらっしゃいますけれども、そういうようなことについて、医療機関等がしっかり把握し、保護者に提供しているかどうかということについて1点確認をしたいです。
 それから、外環について。ふたかけの話ですけども、現実に進めなくちゃいけないっていうことですけども、通常ね、こういうふたかけ部分の公園部分については、自治体整備になる。自治体が負担をして整備になるっていうふうなスキームが多いと思います。これについての協議、調整等しているのかということ。それからもう1点、ちょっと聞き忘れたんですけども、「外環ノ2」、地上部街路、「外環ノ2」、杉並、武蔵野で話し合いの会が継続されていますけども、三鷹での対応、検討、協議等があったのかなかったのか、それについて再度お願いいたします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず医療機関で、やはり同時接種の問題というのは非常にそれぞれの医療機関で神経を細やかにしております。こちらのほうも我々のほうも医療機関に任せて、同時接種がその子どもにとって、その接種当時、医療、体調の関係とか、よく予診をした上でやっていただくということは小児科医の当然のことでございまして、それは重々承知しているということでございます。以上です。


◯事業担当課長(小出雅則君)  ふたがけ上部の整備につきましては、具体的な整備主体と今調整している段階でございます。今後協議しながら、国・都、NEXCOと調整していきたいと考えています。また、「外環ノ2」の取り組みにつきましては、他地域で取り組んでいる状況を確認しているという段階でございます。以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。外環については当該年度着工式があり、具体的に進めるっていうふうなことがありました。着工式そのものも事前調整があったのかなかったのかというような日程で、沿線自治体関係者、議員等はほとんど出席できない状況があった。そのような中で、きちっとした情報提供がね、なかなか市民のほうにまで伝わってこないっていう現実がある。そこをどうきちっとしながら進めていくのか、大きな、今後の大きな課題としてこれをやっていかざるを得ないというふうな中で、市民への情報提供と意見の確認等をきっちりしていっていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上でにじ色のつばさの質疑を一旦終了いたします。
 この際、15分間休憩いたします。11時10分再開いたします。
                  午前10時53分 休憩



                  午前11時10分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。まず衛生費です。実績報告書、142ページなどなんですが、ごみ収集業務についてお伺いいたします。過日、歩行収集という言葉があると聞きました。これはパッカー車などでごみを回収する際に、車からおりて作業する作業員の方々が、ごみ集積場から次のごみ集積場に行く際に走らないようにして、歩くことを指導しているということだそうです。23区の一部などで行われているということを聞きました。なぜ歩いていくことを指導しているかというと、やはり走るというのは、歩行者や自転車、自動車との接触、衝突する可能性がふえるので、安全策としてその指導が行われているということであります。三鷹市の様子を見ていますと、業者さんに任せていることかと思うんですけれども、作業員の一生懸命走る姿もよく見かけるところでございます。市では歩行回収の作業に関して、あるいは走ることについてどのような御所見をお持ちか、お聞かせいただければと思います。
 それと決算概要の102ページにもございますが、三鷹市環境センターの廃止、稼働終了、運転停止についてお伺いしたいと思います。平成25年度以降、施設洗浄工事に向けた実施設計などを行うということになっておりますが、解体工事の具体的なスケジュールというのがおわかりでしたらお示しください。またこの環境センター、今、現状の環境センターの使い道に関して1つお聞きしたいんですが、廃屋というんでしょうか、無人の建物というんでしょうか、そういったものとしての活用法があるということがあります。例えば、消防署などの破壊作業の訓練に使われたり、あとは過日、フィルムコミッションでも一般質問させていただきましたが、無人の建物ですとか廃屋っていう需要が結構あるようなんですね。そのような形での再活用の方針があればお聞かせいただければと思います。
 続きまして、農林費についてお伺いいたします。決算概要の105ページにあります市民と農とのふれあいの場の提供、都市農業を育てる市民のつどいという項目についてお聞きいたします。二度の実施で328名の参加ということで、大変盛況であると感じるところです。親からすれば、なかなか農業に触れることのない子どもたちをこういう場に連れていって農業の勉強をさせる。そして、自分たちも楽しむということで、これだけの方々が集まったと思っております。また他方、農業公園においても体験農園というのがございますが、それとの役割の違いに関してはどのような位置づけか、こちらをお聞かせいただければと思います。
 商工費です。決算概要109ページ、買物支援の充実についてお伺いいたします。こちらはモデル地区が幾つか挙がっております。各モデル地区で独創的な取り組みが多々行われておりまして、それぞれの地区の頑張りようということも見聞きしているところであります。これら地区の取り組みなんですけれども、果たして実効性といいますか、有効性といいますか、そのあたりをどのように評価されているか、御所見をお伺いしたいと思います。買い物支援ということで、便利な買い物をする方策が今、大手スーパーマーケット業界で行われております。ネットスーパーというものなんですけれども、ここのところ大分売り上げがふえていると聞いております。近くでは深大寺元町だったと思うんですが、物流センターなども建築され、設置されまして、近くにこんな大きな施設もできたんだなということも実感しました。このネットスーパーというのは、恐らく買い物支援においても最大のライバルではないかと思うんですけれども、ネットスーパーについての研究、検証などはしているのでしょうか。ネットスーパーについての御所見がございましたらお聞かせください。
 土木費です。決算概要の117ページにございます、あんしん歩行エリアについてお聞きいたします。あんしん歩行エリアのやり方といたしまして、カラー舗装を実施しているということであります。これ、カラー舗装の有効性というのは実際に、何となく実感はできるところなんですけれども、具体的な数字でこれだけ安全になったというような例はあるのでしょうか。もしあれば御所見をお伺いしたいと思います。それとこのカラー舗装なんですけれども、まち並みの景観にもかかわるところがあると思うんですね。今まで見た中では赤、青、緑、黄色なども他の自治体含めて見たところでございますが、色による効果、あるいはまち並み、道路の使用用途によって三鷹市では色の使い方に考慮をしているのか、御所見をお伺いいたします。
 決算概要の120ページ、みたかバスネットについてお伺いいたします。このバスネット、ずうっと三鷹市においても検討され続けておりまして、これからも改定される検討が行われているということでございます。バス交通不便地域というのが、半径300メートル以内にバス停がない状態の箇所をいうことになっているということを伺っております。しかしながら、私の身近なエリアの例なんですけれども、例えば天神山通りのバス停というのは本数が少なく、またバスの行き先も活用しやすいとは言いにくいバスしか走っておりません。そのようなエリアでも、バス交通には不足はないとするのはちょっと無理があると思うんですけれども、御所見をお聞かせください。それと過去にバスが走っていた道路、あるいは週に1便でも運行している道路に関しては、そのバス会社の縄張りのようになっており、他の会社が参入することができないというような話がありますが、実際はどのようになっているのでしょうか。これがあるとすると、新バスルートの設置に当たり障害になることがあるのではないかと思うのですが、御所見をお聞かせください。
 北野公園用地取得等について、128ページです。北野公園の借地部分の用地の取得をされたという報告がここにされております。三鷹市の公園におきましては、借地がまだまだたくさんございまして、これからも公有化される公園があるかと思いますが、この公有化するべき公園というのはリストアップされているのでしょうか。公有化しなくてはいけないと思っているところ、あるいは返還してもいいと思っているところ、リストアップされているのかお聞きしたいと思います。また、公有化に関しましては大変たくさんの資金が必要でございますので、一気にはできないのはもちろんなんですけれども、この公有化する順番というものも考慮されていらっしゃるのでしょうか。地主さんのお年の関係などもあるかと思うんですけれども、順番等ありましたら御所見、方針をお聞かせください。
 それから、先ほどもたびたび出ております決算概要133ページ、防災行政無線についてお聞きしたいと思います。先日、天神前地区公会堂の会合に参加しておりましたときに、5時の時報が物すごく明瞭に聞こえたんですね。この地区、随分よく聞こえるなと思って部屋の中をふと見たら戸別受信機が取りつけてありまして、これによりすごい明瞭な5時の時報が聞こえました。恐らくその他のアナウンスに関しても、非常に明瞭に聞こえる機械なんではないかと思っております。日曜日の敬老のつどいの中止案内も聞き取れなくて出かけそうになったという方が、私の耳にも報告がきております。このような家庭が三鷹には多々あるということなんですけれども、この戸別受信機の設置ができればなと思ったところでございます。御所見をお聞かせしたいと思います。またこれ、戸別に配布することもあり得るんですけれども、実費ででも設置したいという希望の家庭が出てくるかと思います。予算が94万5,000円のところ160カ所ということなんで、1台当たり6,000円程度で設置できるのかなというところで見積もったところなんですけれども、こちらの御所見をいただければと思います。以上、一旦よろしくお願いいたします。


◯副市長(河村 孝君)  買い物支援についてお尋ねがございました。私ども、買い物支援の事業をまちづくり三鷹、それから商工会、市商連なんかと一緒にやってきて、三鷹の商店街の実情がだんだんとわかってきているわけでございますが、地域によって状況が全く違いまして、一般的なモデルみたいな形で、市内全体に普遍化するのがなかなか厳しいなというふうな認識を持っています。商店が全くないところもあれば、そういうところの事情の中での買い物支援と、小さな商店街は残っているところ、大きな商店街が残っているところ、それぞれ状況が違います。あとスーパーとかコンビニの状況というのも、必ずしも三鷹の場合には巨大なスーパーがあるというよりは、小さな中型のスーパー、あるいはコンビニ等が、生鮮3品等の買物の普通の商店街の中心になるものがそこに集約されている形で、商店街がそれと共存しているというような状況がございます。
 御指摘のネットスーパーのことがございましたけれども、ネットスーパーだけではなくて宅配のほうも、都市部でございますので、生協とかいろいろなところが宅配事業をやっています。私ども、現在それをライバルというふうに捉えるのではなくて、そういうところで注文をとってもらって配達してもらうんだとすれば、そこは除外できますから、ライバルではなくて、やはりそれは補完し合うものだというふうに思っているわけです。商店街の機能で、スーパーとかコンビニとか、あるいはネットスーパーのようなものと担えないもの、それは地域の中でのコミュニティ機能がございますので、そういうところで私どもは着目して、商店街にまず元気になってもらう。先ほどほかの質問者に対して生活経済課長が申し上げていましたが、まず商店街に元気になってもらって、地域のコミュニティのある機能を担ってもらう、それが前提であると。その上で、元気になった商店街の方たちに、個性ある商店街の魅力を地域に知らせるとともに、また御用聞きとか配達の機能ができるところはやってもらいたいということでございまして、そういうふうに考えながら、徐々に前へ進んでいるということで、なかなか大きな形でぱっと成果が出るほど、三鷹の商店街というのは、元気もありますけれども、そこまでのまだ力がないところもたくさんありますので、少し長い目で見ていただきたいなというふうに思っているところです。
 現在、商店街というよりも各商店の中で、配達機能、あるいは御用聞き機能を持ってまだ頑張っているお店も市内に何十店とありますので、そこのところのヒアリング調査をしながら、うまく買い物支援と結びつけられないかなと。自助努力の中でできないかということを、今模索しているところでございます。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  歩行収集といういわゆるごみの収集の方法でございますけれども、区部ではステーション方式といって、ポイントポイントで集める場所もありますし、三鷹の場合は戸別収集ということになっております。それで三鷹の収集につきましては、ごみ収集作業に関するマニュアルというのを策定いたしまして、それを業者さんに徹底していただくようにお願いをしているところでございます。特にパッカー車の収集でございますので、道路状況、それからそういうものも含めて、安全を確認しながら収集するという形をとっておりまして、歩行収集については特に指定をしておりません。
 続きまして、環境センターの解体のスケジュールということで御質問をいただきましたけれども、現在平成25年度で洗浄、清掃をやりまして、建物内にまだ機械が残っておりますので、侵入防止の措置をする予定でございます。予定につきましては、まだ検討をしているところですが、跡地利用の方法につきまして、いろいろと地区計画等計画を策定しながら、今後の解体に向けてのスケジュールを決めていきたいというふうに思っております。
 それから、現在の無人の建物の利用だとか、それから消防訓練等、あとフィルムコミッションなど映画の撮影の場所とかそういうことにつきましては、そのものに対して安全性の確認と、それから責任の問題等を検討しながら想定をしていきたい、検討していきたいというふうに考えております。以上です。


◯農業委員会事務局長(木村俊文君)  市民のつどいと体験農園、農業公園における体験農園の違いについて御質問がございました。市民のつどいにつきましては、市内に在住する親子を対象に、新鮮野菜の収穫体験を行いまして、日ごろの食生活の大切さを学び、農業者との交流を図ってもらう事業でございます。また、農業公園の事業につきましては、農業者の指導のもと、種まき、あるいは植えつけから収穫までを体験していただくというコースになってございます。花と野菜がございますが、これらを通じまして、いずれも都市農業の役割ですとか実態などを一般市民に理解してもらい、その重要性を考えていただくというような事業でございます。以上です。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  あんしん歩行エリアについて2点御質問いただきました。カラー舗装の有効性でございますが、カラーの色を、外側線の外をグリーンにすることによって、自動車の運転手に対しては、そこを車が走る道が明確になったということと、逆に歩行者に対しては、歩行者が歩く部分が明確になったということで、大変有効性があると考えております。具体的な有効性の数字でございますが、当該年度は第2次のあんしん歩行エリアということで整備いたしましたが、その前の平成17年から平成19年度に、第1次のあんしん歩行エリアの事業を行っております。その実績によりますと、歩行者、自転車が関係する事故が約2割減少したという報告を受けております。
 それから、色に対する景観ですが、まち並みに対して考慮しているのかということでございますが、市が景観条例を制定したことは十分認識しておりますが、まず安全安心が一番ということを考えております。そういうことで、交差点の手前には赤、それから外側線の外側には緑ということで、統一して今整備しているところでございます。以上でございます。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  私からは2点、まずバスネットに関連しての御質問ですけども、なぜコミュニティバスが300メートル以内で、一応交通不便というのをとるかというと、バス停の位置が200メートルから300メートルぐらいですね。原則は300メートルというふうに言われていて、一番短いので50メートルというのも例外であるんですけれども、100メートルぐらいですね。ですから300メートルで、基本的に移動の自由を確保してあげる。だから、本数というよりも移動の自由を確保してあげて、公共交通協働計画2022にもあるんですけども、そのために300メートルで最低限行けるところにバス停がということでチェックをするわけです。
 さて、お尋ねの件は、そうはいっても、例えば天神山通りは本数が少なくて活用しづらいとか、必ずしもコミュニティバスだけではなくて不便なところがあるじゃないかということですけども、一般の路線バスというのは、需要と供給のバランスで営業しているわけですから、ふやせばそれはね、ふえたほうが便利なのにはこしたことはないわけですけども、結局それほど利用者が多くなければ本数が減っても対応できるわけですね。そういう需要と供給の問題が1つあります。
 それから、既に既成のバスが、路線が特定の会社のバスが走っていて、そのバス会社が既に走っていると縄張りになっているのではないかというお尋ねがありましたけども、これはそういうことはありませんね。というのは、それじゃあ特定のね、会社以外は排除するのかということですけども、私の知る限りでもたくさんのバス路線が重複して会社が使っているところがあるわけですね。認可すればいいわけです。ただその際にお互いに礼節があって、礼節です。充実したところはやっぱりそこでずっとやっているんだから、うちも参入させてよねという話があって、それから陸運局に許可をとるということになるわけで、別にそれは縄張りとかいうことではないわけですね。ですから、新ルートの障害になるんじゃないかということですけども、市とバス会社の関係というのは、そんなね、バス会社同士の関係と全然違っていて、公共性があって、自治体がやるバスについてはしっかりと対応していただけるので、縄張りが云々とかそういうことは、新ルートでは出てこないというふうに確信をしております。
 それから、公園に関連してお尋ねがございました。公有化ですね。個人からの借地公園が27、民間会社3公園ありますけども、合計30なんですが、優先順位を強いて挙げるとすればですよ、都市計画決定をした公園は優先順位が高いですよね。ただ、お借りしている公園で、事情があって、例えば相続の発生とか、あるいはほかの事情があって買ってほしいんだというところもあれば、ずっと公園でいいよというところもあるわけですから、特定の優先順位をつけて、どこから買っていくとか買っていかないとかいうことではなくて、できればずっとお借りしたいというように正直申し上げて、そのほうが市としても随分助かるわけですから、率直に地主さんと話し合って、継続の方向で今、努力しておりますが、事情があれば計画的に、それは事情を受けて内部で協議をしてまいりたい、こういうふうに思っております。


◯防災課長(大倉 誠君)  防災無線の戸別受信機の件についてでございますけれども、今回購入した戸別受信機は、日本無線のほうでちょうどシステムの切りかえ等がありまして、三鷹の場合、デジタル系の防災無線システムを入れてからかなり年月がたっているんですが、その仕様に合っているものでございまして、今後実は新しい新たな開発をする中では、もうちょっと最近の防災無線にも適合するような汎用性を持たせたシステムとして、この戸別受信機を製造するということで、そういった理由から、これはかなりの安価で、実際には本来販売すべき価格の10分の1程度の1台当たり価格で購入が実現をしておりまして、この戸別受信機については、在庫そのものはなくなっております。そういった意味では、今後新たに私どもが設置をする場合には、1軒当たりかなりの費用が必要となる。このようなことがありまして、現段階においては、民間の御家庭への設置については計画をしてございません。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。ごみの収集業務に関してなんですけれども、歩行回収にした場合、どうしても回収に時間がかかるということは容易に想像できることですね。市の回収業務が終わってから、例えばね、その委託先がほかの仕事にいくということもあると思うので、委託先業者の時間的な都合も大いにかかわるのではないかなと想像できるところなんですけれども、そのような三鷹での回収業務が終わった以降の仕事内容というのは、全く関知しないこと、こちらで三鷹市では、特に知るべきところではないのかなというところなんですが、そのあたりの業者との間柄というのをお聞かせいただければと思います。
 それと都市農業に関して、双方ともそれぞれの役割が違うということは、今お聞かせいただきました。これらの事業は、将来設置されるであろう北野の里というものの構想にも随分役立つと思うところなんですね。北野の里の構想においては、市民参加型農地をつくるようなことも検討されることと思っておりますが、参考ケースとして、市ではどのような所見をお持ちになっているかお聞かせいただければと思います。
 買い物支援に関してです。本当に副市長のおっしゃるとおりだとは思います。何より商売で大切なのは商店主の自助努力、これは最も大切なことでありまして、それがなければ行政がどんなに指導したところでうまくいくものではないということは、誰もがわかっているところだと思っております。ただ、この買物支援事業に関しましては、東京都からの補助金で対応しているというところがとても大きいので、この補助金次第ではこれからの継続というものも考えざるを得ないところになってしまうのかなと思うんですけれども、継続の方向性についての御所見をお聞かせいただければと思います。
 バスルートの件、よくわかりました。確かにバスの事業者の採算性というものが、まず1番ということでございますね。みたかシティバスにしろ、各バス会社が独自に運行している路線にしろ、とにかく人が乗っていただかなくてはならないということは認識しておりますが、バスの走る道次第では全然人の乗り方も違うので、そのあたりも市の主導をもってやっていただければと思っております。バスルートの充実に関しましては、全ての世代の方に関して便利なサービスでありますので、これからも充実な部分を望んでおります。
 それと防災行政無線の戸別受信機についてお伺いいたします。今現在では6万円ぐらいしてもおかしくないという機械ということなんですけども、量産化、あるいはほかの機械の改造というか、ちょっとした改修で使えるものもあるのかなと思うんですね。私、素人からすると、トランジスタラジオみたいな感覚であるんで、周波数の対応さえすればできちゃうのかなと思うところでもあるんですが、そのような安価に供給していただくような働きかけということに関しては、御所見いかがでしょうか。お願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  再質問で2点お答えいたしますが、最初にごみ収集業務のことですが、直接の御質問は担当より補足をしてもらいますけれども、考え方についてお話しいたします。実は大変残念なことでしたが、私が市長になって間もなく、三鷹市が委託しているごみ収集業者による人身の交通事故が発生いたしました。それ以来、何よりも安全第一、その上で確実な収集ということで、定期的に交通事故防止のための交通安全の研修会を、全ての収集担当者が参加して、三鷹警察署の指導のもと行っております。したがいまして、先ほどマニュアルについては担当課長申しましたが、それに加えて研修ということで、特に職員による研修だけではなくて、三鷹警察署の交通課の専門家による研修を徹底しております。したがって、繰り返しになりますが、確実な収集をルートどおり行うとともに、交通安全第一ということですので、歩行収集ということであれば、利便性のために確かに車をおりて収集している場合もありますが、何しろ交通安全第一ですから、走ることを優先していないわけでございます。そのことについては、私からもしっかり申し上げたいと思います。
 あわせて高齢化が進むにつれ、従来はここまで出したんだけれども、つまり通りの入り口まで出せたけれども、奥に入っている自宅の前まで取りにきてほしいという御要請に応えるため、車を適切に路地まで入れて収集するというようなこともふえておりますので、より一層歩行者との接触事故等がないように、交通安全に努めてもらっております。
 御質問の2点目の、これから北野の里の整備等が始まるときに、都市農業を育てる市民のつどいや体験農場の取り組みが、有効な事例として活用できるのではないかという御趣旨の御質問です。御指摘のとおり、私たちとしては市民の皆様から御提案いただいた北野の里のふたかけの部分というのは、緑地、あるいはひょっとしたら市民の皆様に御参加いただける市民農園的な、農業公園的なものになる可能性もあります。したがってこの間長きにわたり、三鷹地区の農協の皆さんと共催してきた都市農業を育てる市民のつどいの参加者の増加に伴う理解者の増加。実は10年前、私が市長になったときは、参加者は減りつつあったんです。しかしながら、圃場の御協力を農業者がしていただくとか、PRにこれ努めるとか、そうしたこと。あわせてJAの三鷹地区の青壮年部の皆さんの農のある風景画のコンクールとか、あるいは食育の実践とか、そうしたものが相乗効果をもって都市農業に関する関心が高まっていること。さらに援農ボランティア養成講座も、東日本大震災の年は急激に減少しましたが、その後増加して、昨年度は20人を超す修了者が出たわけです。
 したがって、都市農業を育てる市民のつどい、体験農場の取り組み、援農ボランティア養成事業、さらにまちづくり三鷹が協働している三鷹ファームの取り組み、そして、農業委員会の取り組みなどの相乗効果があって初めて、三鷹市としても北野の里の提案ができましたし、それを「対応の方針」にのっとって今後も進めていただくべく、協議をしていきたいと考えております。私からは以上です。その他については担当より補足いたさせます。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  市長の答弁に補足させていただきます。委託の業者が早く終わらせて、他の仕事にということでございますけれども、委託の業者さんですね、地域を決めて、ルートを決めております。それで1日のごみの収集ができるというルートを決めておりますので、三鷹市、戸別収集ですのでね、道を飛ばしていくということができません。それで焼却場が逆に時間の最後の締めが、時間が決まっておりますので、それまでに収集しなければならないという形になっております。もしきのうのように台風とかああいう状況のときには、業者さん、別の車を追加で出してでも、その日のうちに収集するようにやっております。以上でございます。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  バスの走る道で違うのではないかというのは、2つの意味にとれるんですね。1つは、道路の改善をしてみたらどうだという意味もあるんでしょうけど、お尋ねの件というのは、路線の変更をね、バス会社と協議をして、もっと乗れる、需要がある道路を通せるんじゃないかという、そういう趣旨だろうと思うんですけれども、要望があればいつでも要望は受けとめる姿勢を持っておりますので、強い要望が出てくればバス会社に、例えば新しい道路を抜けるとかそういうこともあるわけですから、バス会社と協議をしてまいりたいと思います。


◯生活経済課長(田口智英君)  買い物支援の件につきまして再質問をいただきました。今後の継続の所見でございますが、当該年度は東京都の補助として緊急雇用制度を活用してまいりました。そのほかにも三鷹市としての単費の部分、さらにまちづくり三鷹につきましては持ち出しも含めて、さらに商店会の自助努力等、そういったことも連携しながら買物支援本部として、また三鷹市として買物応援キャラバン隊等、そういった制度等を活用しながら、今後も継続してやってまいりたいというふうに考えております。以上です。


◯防災課長(大倉 誠君)  今回の敬老のつどいを見ても、私どももこういう戸別受信機が本当に安価で市民の皆さんに配備できれば、これほどいいことはないというふうに思っているんですけれども、ただ現実的には防災無線の場合幾つかハードルがありまして、1つは、やはり三鷹市独自の当然周波数の割り当てをされているという中で、デジタル化をされていますので、それのみを受信できるような仕組みがなきゃいけないということが1つと、もう一つは、市で割り当てられている分、周波数の要するに飛ばす電波の強さ、これも限られているので、その弱い電波をきちんと受信できるような仕組みでなきゃいけないと。こういうようなこともありまして、正直なかなか一般的に、いわゆる簡単に言えばFMラジオみたいにばあっと普及させて、ダイヤルを合わせれば聞けるというような仕組みではないものですから、なかなか正直価格を下げるということが難しいという実情もあります。そんなこともありますので、やはり戸別受信機、あるいは防災無線そのもので皆さんに伝えるというのは限界があるのかなと。やはりほかの方法も使いながら、総合的に伝えるのがいいのかな、このように考えておるところでございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。いろいろこう言っていただきましたので、今後政策のほうも私も勉強していきたいと思います。この項、終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  続きまして、自由民主クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いをいたします。まず最初に、衛生費。決算概要の94ページでございます。保健事業費と予防費について、ちょっと大きな観点からお聞かせをいただきたいと思います。保健事業費、予算額6億7,548万2,000円、決算では6億2,976万1,000円と、約4,500万円減額でございます。予防費にあっては、当初予算における予算額は4億364万9,000円で、決算における予算現額というものは4億4,808万5,000円、4,443万6,000円が増額されておりました。保健事業費が約4,500万円の減額の一方で、予防費は約4,500万円の増額となりました。保健事業費の減額の主な要因は、委託費の減が起因していると、この資料から判断させていただきました。当該年度の保健事業費の減、予防費の増に対する三鷹市の考え方についてお伺いをいたします。
 続きまして、決算概要96ページ、子宮頸がん等ワクチン接種事業等の実施についてお伺いをいたします。平成23年4月1日より、三鷹市ではそれまで任意予防接種として実施されていた子宮頸がん予防ワクチン接種費用の一部を公費助成する事業が始まりました。子宮頸がん予防の重要性を鑑み、子宮頸がんを予防し、女性の健康を守ることを目的として、その接種費用の一部を公費助成することにより、予防接種を受けやすくしたものであります。当該年度はその2年目の取り組みであります。この子宮頸がんのワクチンには、サーバリックスとガーダシルの2種類があり、どちらもここ数年で認可がおり、販売に至った薬剤であります。国の交付金に基づく緊急促進事業であることや、子宮頸がん予防に効果が高いということ、接種の時期が限られているということも含め、全国的に対象者は接種に積極的でした。そのような背景から、ワクチン供給量不足になり、平成23年度における初回接種におくれが生じたため、該当者には経過措置をとるまでの処置が行われました。
 ここでお尋ねをいたしたいと思います。三鷹市は当該年度、子宮頸がんワクチン接種に当たり、健康被害について留意した点についてお伺いをいたします。質問の2番目です。新薬に対する安全性情報などの確認はどのようにされたのでしょうか。お伺いをいたします。
 決算概要の97ページ。工場・指定作業場等現況調査の実施についてお伺いをいたします。当該年度の施政方針、緊急雇用創出事業では見当たらない項目であります。緊急雇用以外の予算で見込んでいれば私が見落としているのかもしれませんけれども、このあたりも含めて当調査を実施するに至った経緯についてお伺いをいたします。2つ目、市内の工場及び指定作業場は、調査時の段階で事業者数はどの程度あったのでしょうか。また、今回の現況調査は全てに行われたのでしょうか。実施件数をお伺いをいたします。
 続いて決算概要98ページ、「サステナブル都市三鷹」の実現に向けた研究の推進でございます。サステナブル都市三鷹研究会の報告書を踏まえ、経済発展と環境保全が両立した持続可能なまちづくりに向けた検討を行っていただきました。特にこの環境の保全、緑・農地の保全、経済発展、社会・文化、交通・エネルギー、この5つの視点、5つのキーワード、これから三鷹市がどのような市になっていくのかというところに非常に大きな重点が置かれている項目だと思います。この検討を行ったことにより、三鷹市は今後どのような形で進んでいくのか、御所見をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 農林費についてお伺いをいたします。決算概要105ページ、市民と農とのふれあいの場の提供についてお伺いをいたします。先ほどの委員からも質問がありましたが、ちょっと違う観点からお伺いをさせていただきたいと思います。市内の農地は、市民に対し、新鮮な野菜や果物、卵などを供給し、また植木や花等を提供するだけでなく、都市の緑地空間としても貴重な存在であります。そして、一たび大災害が発生すれば、一時避難場所や延焼防止の空間をも提供してくれます。しかしながら、相続の発生や農業従事者の高齢化、後継者不足等により、農地は毎年約2ヘクタールずつ減り続け、宅地化されているのが現状でございます。
 質問の1、ちょっとこれは単純な疑問なんですけども、当該年度、都市農業を育てる市民のつどいの参加者数についてお伺いいたします。事務報告書では親子34組で84人と記載されております。一方、決算概要については328人と記載されておりますが、この差についてお伺いをさせていただきます。質問の2番目。収穫体験や農業者の交流により、都市農業の必要について、どの程度関心度を高めることができたのでしょうか。お尋ねをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 土木費についてお伺いをいたします。決算概要123ページ、用途地域等における指定方針及び指定基準の検討についてお伺いいたします。当該年度より、東京都から市に用途地域等の都市計画決定の権限が移譲されました。これは地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律という長い名前の法律の施行に伴うものでございます。質問1です。用途地域や建蔽率、容積率などの計画変更の権限を市に移譲されたことで、地域の状況をよく理解している市が行うことによる住環境の保護や、商工業の利便性の増進につながることはとても期待できるところであります。また、住宅地の利用促進や、三鷹市都市型産業誘致条例に基づく優良企業誘致につながる駅前特区など、期待はとても大きなものであります。この点に関しまして、当該年度の協議内容についてお伺いをいたします。
 質問の2番目。40年以上も前に決められた都市計画道路の計画決定などにより、生活設計などに少なからず影響を与えることは異論のないところであると思います。建物の建てかえなどを検討する際に、支障を来している状況などを勘案して、現在の使用状況などに即した変更を速やかに行うべきであると考えます。三鷹市の考え方をお尋ねいたします。
 続きまして、決算概要124ページ、三鷹台駅前周辺地区のまちづくりの推進についてお伺いをいたします。三鷹台は、三鷹市の東の玄関口にふさわしい都市空間を創出し、安全で快適な歩行空間の確保や、商業の活性化に配慮したまちづくりを推進するため、まちづくり推進地区整備方針策定に向け、検討段階に入りました。幅員16メートルの都市計画道路3・4・10号線の変更、廃止などや、用途地域の変更など、課題は山積しております。質問の1番目。当該年度、東京都など関係機関との協議の進捗状況と、その課題についてお伺いをいたします。
 決算概要125ページ、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の推進についてお伺いをいたします。この再開発における再開発地域の関係住民、いわゆる関係住民の数についてお伺いをいたします。当該年度の進捗状況についてお尋ねをいたします。当該年度、市は基本的な考え方を協議会に提案をしていただきました。協議会はそれに対する反応はいかがなものだったのでしょうか、お尋ねをいたします。
 決算概要130ページ、特定緊急輸送道路沿道建築物等の耐震化の促進についてお尋ねをいたします。本事業における対象の建築物は26件。今回、耐震診断に対する相談が14件で、診断の助成に至ったのが4件というふうに記されております。14件のうち4件は診断助成をしましたが、残りの10件のうち、助成には当たらないが、個別に診断をした建築物があれば、その件数をお教えください。診断結果について把握している状況と、耐震改修が必要な建築物についてお教え願います。当該年度、8,000万円余の予算額に対し、決算額が3,000万円余であります。見込み等のこの差異についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 最後に、消防費についてお伺いをいたしたいと思います。決算概要133ページ、防災訓練費についてお伺いをいたします。当該年度の総合防災訓練では、初めて自衛隊の参加が実現いたしました。先ほどの質問委員からの答弁には、自衛隊の参加は広報活動の一環という答弁がございました。私のところには、この総合防災訓練における自衛隊の参加に対して、市民の皆様からとても喜びの声が聞こえてまいりました。ここで改めて確認をさせていただきたいと思います。当該年度の自衛隊の参加要請は、地域の自主防災組織の熱い思いと申しますか、要望があったことによるものと理解をしておりますがいかがでしょうか。以上、よろしくお願いいたします。


◯委員長(白鳥 孝君)  自由民主クラブ、加藤委員の質問の途中ですが、しばらく休憩をいたします。再開を13時といたします。
                  午前11時58分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 自由民主クラブの質疑を続けます。市側の答弁をお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  午後もよろしくお願いいたします。御質問いただいた2点について、私から答弁させていただきます。1点目は、サステナブル都市三鷹研究会の検討を含め、今後の進め方についてどう考えているかという御質問にお答えいたします。サステナブル都市の取り組みというのは、大変重要な、これからの三鷹市としての持続可能性をまさに検討するものですから、もちろん環境保全の視点、緑地・農地の保全の視点、経済発展の視点、社会・文化の視点、そして交通・エネルギーの視点が重要であり、その5つの視点から検討を進めたわけですが、私としては非常に重要な具体的な取り組みとしては、当該年度、これ、款が違うので詳しくはお話しいたしませんが、エコタウン新川の取り組みをするなど、これまで環境政策として進めてきた個人の皆様に環境を配慮した住宅の質の向上を図っていただくとか、あるいは市役所でエコ庁舎の取り組みを進めるとか、そうした目に見える形での実践と啓発の取り組みをしてまいりましたが、さらに具体的に、事業者の皆様の参画をいただくことで、経済の発展をともに果たしつつ、環境及び市の財政の健全化によるサステナビリティーを考えていく、そういう総合化を進めていく方向性が確認されたということでございます。
 繰り返して申し上げますが、緑、あるいは農地を保全し、環境に優しい取り組みをしていくことは、1つのサステナビリティーの特徴でありますが、あわせていかに地域の個人及び事業者にその理念を確認していただいて取り組んでいくかですので、三鷹市が率先してISO14001及びその三鷹版の簡易化を進め、公共施設、あるいは公共的な取り組み全てが環境マネジメントシステムを導入することに加えて、地域の経済発展を進行していかなければ、真の持続可能性はないということを確認した年度でございました。
 次に私から、防災訓練についてお答えをいたします。自衛隊の参加の実現は、広報活動の一環としても、地域の自主防災組織からの要望があったのではないかという御質問です。そのとおりでございます。自主防災組織の皆様と三鷹市が連携をして、警察、消防や関係機関の御協力をいただいて、各地域で実施しているのが総合防災訓練であり、平成24年度の担当は西部地区の自主防災組織でございまして、その皆様がどのような防災訓練を実施すべきかということを丁寧に関係の皆様、御議論いただいて、ぜひ自衛隊の参加をというお声がありました。言うまでもなく東日本大震災、阪神・淡路大震災、中越等々の震災の現場、また本年度で申せば、きのうおとといの台風18号の影響による水害においても、自衛隊の皆様の活躍というのは本当に信頼ある目覚ましいものがございますが、三鷹市でもいざというときには自衛隊の皆様の御支援をいただかなければなりません。そのためにも、市民の皆様の御提案を受けて、このメーン会場での総合防災訓練をすることによって、自衛隊の皆様から指摘された交通上の自衛隊が協力するには不安な点とか、改善すべき点も確認されましたし、市民の皆様と協働して、配食、給食のサービス及びお風呂の支援などを見える化するということの理解が進んだのではないかと思っております。今後とも自主防災組織の皆様、関係機関の皆様のお声を反映して、協働の防災訓練の実践に努めてまいります。私からは以上です。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず保健事業費の減の原因と、予防費の増の原因ということでございます。まず保健事業費の減の原因でございます。こちらのほうは、妊婦・乳幼児健診診査等の関係費、健康診査委託料の実質的な減ということでございます。そして、そのほかにも一般健康診査、あるいは若年健康診査等のやはり実質的な実数の減。そして、がん検診、こちらのほうも実質的な減です。目のほうの眼科検診においても減の、実数が減に生じたことによって、総体的に大きく減だったところでございます。
 一方、予防費の増でございます。こちらのほうは昨年9月から、ポリオが生ワクチン、いわゆる集団接種で総合保健センターで年2回ほどやっていたんですけども、こちらのほうが個別接種に変わりまして、なおかつ2回から4回に変わりました。その接種回数の増。そして、3種混合から4種混合に変わったところでございます。4種混合は一時期、当初なかなか品薄でございまして、3種混合と不活化ポリオ、そして4種混合が同時的に接種が上回ったということで、非常にこのところで回数の増があります。全体的には予防費はその増でございますが、一方でちょっとコメントで、減の要因が1つだけあります。先ほど子宮頸がん、2番目の質問にも入りますけども、子宮頸がんのワクチンが、当初平成23年度は3,680ほどの接種回数だったのが、平成24年度は1,100ぐらいの、大体2,000ぐらいの接種回数の減になりました。こちらのほうは新聞報道等で、やはり副反応の問題が疑義があるというところで、保護者等が接種を控えていたというような状況でございます。
 2点目の子宮頸がんのサーバリックス、ガーダシルの関係でございますが、こちらのほうは助成制度の際にも厳しい認可がありますので、副反応等は当然添付書類とか、あるいはそこで詳しく述べられているところでございます。安全情報ですけども、おかげさまで三鷹においては、助成制度が始まった当初から副反応はございません。そして、その際においても、やはり予診票を送るときに、先ほど言いましたように、お知らせを通じて副反応のことを明記したということでございます。以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  工場・指定作業場等の現況調査の実施につきまして、これは平成24年度の6月に補正予算を計上いたしまして、平成24年9月から12月にかけて、緊急雇用の臨時職員2名により本調査を実施いたしました。工場や指定作業場の手続は、届け出を受けて認可や変更などの事務を行っていますが、最近例えば、駐車場として届け出が出されていた場所が、いつの間にか住宅になっているということなど、実態に合わないことが幾つか見受けられてきました。そこで、三鷹市独自の工場台帳に基づきまして、直接雇用しました臨時職員が現地に赴きまして、過去2年間に届け出がなかった工場、指定作業場等の42施設を除きまして、404の工場、339の指定作業場、29の特定施設を調査いたしました。その結果、約50%の385施設が氏名等の変更、あるいは認可変更などの何らかの手続が必要な施設であることが判明いたしました。現在私ども職員が手続について丁寧な説明等を行いながら、届け出を受け付けているところでございます。以上です。


◯生活環境部調整担当部長(宇山正幸君)  事務報告書と決算概要の人数の違いということで御質問いただきました。まず事務報告書のほうの人数でございますが、三鷹市が主催をしている、例年7月に実施しております集い──バス2台でこのときは行っておりますけども、を事務報告書には載せております。決算概要のほうには、11月でしたか、芋煮会というのをやっておりまして、こちらのほうはまちづくり三鷹、三鷹ファームとの共催ということで実施しておりまして、こちらのほうもあわせて載せているということでございます。いずれにしましても、人数については一致していることが望ましいと思いますので、平成25年度からは考え方、表記とも一致して掲載したいと思います。以上です。


◯農業委員会事務局長(木村俊文君)  都市農業を育てる市民のつどいについての、都市農業の関心は高まったかという御質問がございました。私どもアンケート等とっておりまして、幾つか申し上げますと、三鷹市に養鶏場があると初めて知り驚きました。貴重な体験ができ感謝します。それから、今まで収穫体験にわざわざ田舎へ出かけていましたが、身近にあったなんて本当に驚きです。都市農業を守るのは大変かと思いますが、地産地消、せっせと地元で買い物して応援します。もう一つですけれども、農業者のお話もよくわかり、三鷹の環境の中で実に真剣に従事しておられる姿に頭が下がりますというようなアンケート結果をいただいております。また数値的には、ちょっと今年度の話で恐縮ですけれども、平成25年度7月に実施しました集いでは、180人弱の応募がございました。初めて抽せんを行って、2倍強の抽せんということで、関心度が高まっているということがうかがわれるかと思います。以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  私のほうから、都市計画に関する2つの御質問と、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化について回答させていただきます。まず、用途地域等に関する指定方針及び指定基準の検討でございますが、当該年度平成24年度は、庁内検討チームを設置し、検討をしたところでございます。その検討チームには、土地利用にかかわる部署、都市再生本部、防災課、あるいは生活経済課、建築指導課、道路交通課、そういった部署から構成しまして、議論を進めたところでございます。その中で、特に地域の活性化、用途地域の混在の解消、また新たな土地利用転換に対する適切な誘導、大きくその3点を議論したところでございますが、特にその中で、地域の活性化のために、委員さんのほうからも御指摘ありました、工業と住宅の共存。これまでも特別用途地区等で対応を、受け皿を用意しながらしてきたところでございますが、なかなか実態としてその解消に至らないと。議論の中では、やはり工場等を立地するには、用途地域そのものを変更する必要があるということで、三鷹市の今の立地状況等を踏まえながら、指定規模を、環境を配慮しながらでございますが緩和していく。あるいは、近隣商業の活性化に向けてという、そういった議論を主にしたところでございます。
 2点目の都市計画道路の整備に伴って建築制限があるということで、御存じのとおり都市計画道路は広域的な視点から、交通のネットワーク、あるいはまちそのものを形成する骨格形成をするような広域的な視点。また地域的な視点からは、安全安心の生活道路の確保、そういったものが成り立つものでございます。こういった中で、都市計画道路の整備率、平成24年度末、決算年度の末では全体で43.8%ということで、なかなか整備が進まない状況でございます。御指摘のとおり昭和37年代に都市計画決定してから、長い間事業着手できていない路線が幾つかございます。また、そういった計画線内の地権者には、制限をかけているというのも事実でございます。これを踏まえまして市としても今後、ちょうど都市計画道路を計画的、効率的に整備するために、おおむね10年で優先的に整備すべき路線を定めた第4次事業計画、これを平成28年度に策定していく方向だということで、まだ事務レベルでございますが、東京都から三鷹市も含めた26市2町で検討を進めていくというような説明もありました。こういった検討の中で、各路線の必要性について改めて検証しながら進めていければと思います。
 また一方で、建築制限の緩和、御存じのとおり平成18年から一定の緩和を設けているところでございますが、今後もさらなる実態を確認しながら、法制度等の改正も必要になるかと思いますが、そういった働きかけをあわせてしていきたいと考えております。
 続きまして、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化の促進でございます。成果については委員さんのほうからお話ありましたように、相談14件あったうち、4件が診断助成に入ったということで、このうち大きなマンションが3棟、小型建築物が1棟という割合で進んでいるところでございます。相談のあった残りの件数10件についてでございますが、決算年度ではありませんが、今年度に入りまして診断に着手していると。また、その残りの12件、ございますが、そのうち3件は解体等で対象から外れるという予定だというふうに聞いております。結果として9件残っておりますが、そういった建物についても相談、協議は市のほうでさせていただいているところでありますので、今後若干そういったスケジュール的にはおくれているところがございますが、東京都と連携をしながら、時限措置に間に合うように進めていきたいと考えております。
 もう一つの御質問で、予算現額に対して決算額が40%いかない数字でございますが、この理由ということでございますが、当該制度については、診断については平成25年度、設計については平成26年度、改修については平成27年度の時限措置がございます。そういった中で、対象となる建物を割り当てしながら予算措置をしたということで、若干それに対しておくれが生じたというのは、例えばマンションでありますと、共有財産のために合意形成に時間がかかったり、また事業者でありますと、耐震化の必要性等御理解について時間を要したということがありますので、今後また建物所有者の説明、通知、戸別訪問等を行いながら、早期に進めていきたいと考えているところでございます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  私のほうから、三鷹台駅前周辺地区のまちづくりと、中央通り東地区の再開発事業につきまして、この2点、お答えさせていただきます。当該年度の関係機関との協議状況につきまして御質問いただきました。東京都との協議の状況でございますけれど、平成23年度に土地利用総合計画を策定する際に、都市計画道路3・4・10号の都市計画を変更──これ廃止でございますけど、変更し、地区計画等による面的なまちづくりへの展開ということで、おおむねの合意をしております。そういうことで、土地利用総合計画にも位置づけしたところでございます。平成24年度も、引き続きその方向で協議をしているところでございます。地区計画を定めていくに当たりましては、まずまちづくり整備方針に基づいて地区計画を定めていきますので、その方針を策定することが第一でございます。現時点におきまして、交通関係の計画、まあ、交通広場をどこに置いて、どのぐらいの面積をするのか。そういった方向性を地権者の方と協議をしながら進めているところでございます。なかなか地権者の方の土地利用もまだ定まっていないということもございまして、そこに時間がかかっているというところが大きな課題の1つであるところでございます。今後、地権者の方との調整をまた深めながら、方向性を見定めながら、地域の皆様の御意見を聞いて、まずまちづくり整備方針の策定に取り組んでいきたいと考えております。
 続きまして、中央通り東地区につきまして、関係住民の数はどのぐらいなのかという御質問を、まず1点いただいております。土地所有者、借地権者合わせて約70名。あと借家人の方が240名ほどいらっしゃいます。続きまして、市の基本的な考え方についてでございますけれど、平成25年1月に協議会において市が提案して、その考え方に沿って検討するということが協議会の中で了承されたものでございますけれど、その際に、協議会の中では事業が早く進むことは明らかだと思うという御意見。少し遠回りになっても検討する価値はあるんじゃないか。また、早くよい物をつくりたいので、いろんな手法で検討する必要があるということで、現在施設のゾーニング、そういったものを検討しているという状況でございます。以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。幾つか再質問をさせていただきたいと思います。衛生費のところで、子宮頸がんワクチンの接種事業についてお伺いをいたします。平成24年度、この当該年度当初からテレビ等々で副反応に対しての話がされてきたことにより、やはり市民の方も接種を控えたことという、今お話をいただきました。先ほどの御答弁の中で、助成をするに当たってそれなりの国によっての判断やいろんな検証によって、厳しい審査でこれが通ったということのお話をいただきましたけど、先ほどの質問の中でも、新薬に対する安全性については、三鷹市としてはどのような確認をしたのかというのをちょっとお聞きしたつもりなので、これ1点だけお願いをいたします。
 それと一方で、産婦人科医等の団体では、国に対して早目にこの安全性を明らかにして、当然副反応に対する対策を講じた上で、早期に接種を再開するべきという要望書が国に提出をされております。もちろん御存じだと思いますけど、この件についての所見をお聞かせいただきたいと思います。恐らくその背景には、重篤な副反応もあることは間違いないのですけども、その比率というところと、女性の健康を守るため、このバランスの問題だとは思うんですけど、ちょっとその辺について御答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。とりあえずお願いします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず三鷹市として、この以下の薬品の安全性というのは、残念ながら三鷹の場合はそういう医者もいませんので、あくまでも厚生労働省等の薬品の添付文書、あるいはWHO関係の世界の子宮頸がん等の情報を集めて、その情報に終始したところでございまして、独自には安全性を確認できないというようなことでございます。一方、副反応のほうですけども、子宮頸がん、そしてヒブ、小児用肺炎球菌というのは、それぞれ3混、4混、あるいはインフルエンザの中で副反応の重篤な件数は多いということは承知しております。ですから、産婦人科学会で要望書を出されたのと同時に、市長会でもより情報を、市民が納得いただける情報提供、あるいは検証していただきたいということで、せんだって市長会に出された、要望を出したということで、さまざまな関係機関から要望が出されたというふうに思います。以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひ市民が安心して接種できるような体制づくりを心がけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 農林費について再質問をさせていただきます。先ほどの数字、事務報告書との差異については、共催事業の人数を事務報告書にはカウントしていないという理解でよろしいかと思います。再質問ですけども、今、市民と農業、農家との触れ合いの1つの取り組みの例として、先ほども上がりましたが、農業体験農園というのが都内各地で実施されております。農業体験農園とは、体験農園入園者が種をまくところから苗の植え、収穫まで一連の農作業を体験してもらう、消費者参加型の農園であります。農業者、いわゆる体験農園園主が講習会などを通じて入園者の指導に当たります。園主が作業に当たり、細かく丁寧に指導することで、農業者と同様な高品質の農産物が収穫できるのであります。ぜひ当該年度の都市農業を育てる市民のつどいの実施を踏まえ、この農業体験農園の取り組みについても、農業の重要性を理解していただくチャンスと捉え、検討に加えていただきたいと思いますが、御所見をいただきたくお願いいたします。


◯農業委員会事務局長(木村俊文君)  三鷹市農業振興計画2022におきまして、体験農園につきましては新たな施策の展開として、農家が主体となってみずからの農業経営の一環として行うということで、支援策というようなことで掲げておりますので、今後市としてどういったかかわりを持っていけるかということを検討してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 用途地域等に関する新たな指定方針等々なんですけども、現況では近隣商業地域に近接して、すぐ一低層の住居があったりとか、これは住環境の確保から新たにできないと思いますけれども、この辺もぜひ検討していただき、近商に日影などで影響を与えることもありますので、ぜひお願いいたしたいと思います。終わります。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いします。きょうも私が30分、粕谷委員が20分でございますので、よろしくお願いいたします。
 まず衛生費、137ページの16、歯科保健事業費でございます。小3、小学校3年生での歯磨き講習会、口腔ケアをしていただいているんですが、これの予算が都の市町村包括支援補助金からもらわれているということなわけなんですけれども、これは1つは御要望の多い中1への拡充についての検討とか、あるいは障がい児、支援級への拡充、徹底。あるいはこれ、補助金のもらい方なのかもしれませんが、本来教育費相当ではないかという議論は、当該年度検討されたのでしょうか。
 次に139ページ、衛生害虫駆除と、それから公衆便所の件でございます。衛生害虫駆除につきましては2点、市民からこういうことでという当該年度リクエストがあった件数といいますか、状態。それから定期点検、ここがいつも発生するよという定期点検をされて出てきたもの、この2つの観点から実際にあったものをお聞かせください。公衆便所のほうでございますが、実際に水回りの点、あるいは使い方、汚損、故意的な汚損といった、いわゆる掃除をする上で大変御苦労された点がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
 2番目の労働費、146、就労就職会という点でございます。これも前からお聞きをいたしておりますが、いわゆるなかなか就労に近づかない、近づけない方々、ニートとかひきこもりとか、従来から広域連携ということがございました。相談を受けてからこうしたものの広域の御紹介、あるいは展開について、事例がありましたらお聞かせください。
 次は農林費でございます。これは主にJAさん、あるいは農業経営者からの声をどのように受けとめて打開をされたかという点でお聞きしたいと思いますが、1つは当該年度、外環の代替地はどこまで進んだのか。それから、学校給食で、これは教育費でも聞きますけれど、農業のほうからいうともっともっと地産地消したいんだけれども、ロットの問題とか、それから計画的にある意味ではつくりたいので、農業経営者の側からいうと、あるいはJAの側からいうと、もうちょっとここでナスを使った特集とか、キュウリを使った特集とか、根菜物を使った特集とかというのを学期ごとに組んでいただいて、それを大量につくっていくということができればいいんだけどということで、そういったお声をどのように検討されたのかお聞かせください。
 それから、商工費でございます。これも商工会からのということで、特に用途地域の変更に伴ってこれも出ておりますが、住工混在区域、それからまち環でもお聞きいたしましたけれども、クリーニング屋さんがだんだん非常に厳しくなるということの中で、やっぱり事業を継続したいということの橋渡し役としての何か事例があればお聞かせいただきたいと思います。
 次は土木費でございます。ページ159、河川費でございます。東京湾の北部等の直下型の地震があった場合の津波でございますが、仙川とか、あるいは野川とか、川のさかのぼりというようなことについては何か想定等があったのでしょうか。あるいは、きのうおとといのことでもございますが、玉川上水が、やはり景観との関連で自然をそのまま残しておりまして、壁面ののり面についてはそのままでございますが、やはり水が中に入ったりいろんなことになりますと危ないということもございます。この辺の検討は、危険箇所の検討をされたのかお聞かせください。
 それから、161ページ、三鷹駅前再開発でございます。この再開発の17ヘクタール全部の面で、東西にわたって、あるいは中央通り等を含めて、どこまで平成24年度は進んできたのか。とどまっているものに対しても含めて広報されたのか、お聞かせいただきたいと思います。
 次は163ページ、児童遊園でございます。これは砂とウッドチップの割合といいますか、衛生面のようなことで課題がありましたでしょうか。それから、遊具等からの転落事故等の報告がありましたでしょうか。お聞かせください。
 最後に消防費でございます。概要の133の4、防災関係連携・災害対策本部訓練、あるいは168ページの地域防災計画でございますが、これも代表質問でお聞きいたしましたが、2月17日の連携において、救護所の仕切り役のこと、あるいは備蓄、あるいは準備をされているものの不適合、あるいはHUG等のシミュレーション等、どこまで防災計画に組み込むことができたのか。また、緊急にこことこことは連携をしなければいけない、その連携をとるときの通信手段についても検討されたのか、お聞かせいただきたいと思います。
 最後に、救急医療情報キットでございます。これは日中のひとり暮らしとか、あるいはここの対象の範囲から超えたところでの活用、あるいは渡してもらえないかという問い合わせがあったのかどうかお聞かせください。以上でございます。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず、歯科事業でございます。この小3の小学生に歯科教育を行っているところでございますが、こちらのほうは教育委員会のほうに、15校にこの歯科事業に参加できるかどうかという確認のアンケート調査をした上で行っている事業でありまして、教育委員会と連携をしているところでございます。本年度、この決算年度においては、15校のうち13校が参加をいただいています。毎年、平成25年度におきましては1校ふえまして15分の14という形でなっていますけれども、最終的には中学校1年生に関しては、学校医のほうで何校か口腔衛生の指導をしているというところも聞いておりまして、そこの学校医、あるいは教育委員会、そして健康推進課が連携をとって、今後検討していきたいというふうに思っています。以上です。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  衛生害虫の状況ということで御質問をいただきました。衛生害虫ですね、平成24年度は非常に少なく、ネズミが10件、それから毛虫が4件、あと蛇が10件ということで、最近蛇がちょっとふえているような感じがいたします。
 もう1点、公衆トイレの、便所の維持管理でございますけれども、一応困ったことということで問題があるのは、ロールペーパーをいっぱい中に詰めてしまうとか、そういうのが2件ほどありまして、あとは蛍光灯を割られてしまったとか、そういうのが一、二件あったようでございますけれども、特に重要な事件等々はございませんでした。以上です。


◯生活経済課長(田口智英君)  労働費につきまして御質問がございました。就労関係につきまして、いわゆるニート、ひきこもり等の広域連携の紹介等あったのかということでございましたが、市では毎月一度、しごとの相談窓口というものを開催しております。そこで実際にひきこもりの親から御相談がございまして、三鷹地域の若者サポートステーションのほうを御紹介をしているところでございます。あと各種セミナー、就職面接会等々におきましては、こちらの相談窓口ガイドブックというものをお配りをしてございます。そういった御案内を通して、これからも引き続きさまざまな窓口の御紹介をしていきたいというふうに考えているところです。以上です。


◯事業担当課長(小出雅則君)  外環事業にかかわりまして、代替農地がどこまで進んでいるのかという御質問をいただきました。外環事業の中で農地、減っているわけでございますけれども、計画線の外側で制限解除される農地が平成24年度ある中で、4件の農地を代替農地としてあっせん、提供するような形で3者契約が締結できました。面積といたしましては6,000平米強の面積が、計画線の中の農地を外側につけかえたということでございます。その農地が適切に引き渡されることによって、計画線の中の農地は減っていますけれども、外に確保できた事例がございます。


◯農業委員会事務局長(木村俊文君)  学校給食の関係の御質問がございました。JAとの話し合い等どうかということなんですが、現在につきましては、地域の農業者が学校と調整しながら納入対応しているというようなことでございまして、今後どう展開していくかについては、教育委員会とも連携しながらやっていきたいというふうに考えております。


◯建築指導課長(山崎良平君)  既存クリーニング店の継続についての御質問についてお答えさせていただきます。ドライクリーニングの工場ということで、かなり用途地域的にできるところが限られております。これにつきましては、国土交通省のほうから平成22年度に建築許可に関する技術的助言が発出されておりますので、まずは建築指導課の窓口まで御相談いただければと思います。以上です。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  まず河川についてお答えをいたします。まず東京都のほうでは、東京湾沿いの川につきましては、津波についてのさかのぼり等検討しているようでございますが、三鷹市に流れております仙川、野川、神田川については、そういうことについてのことは承知していないということでございます。だから、そういうことは検討されていないということでございます。そして玉川上水ののり面のことにつきましてでございますけれども、玉川上水につきましては、東京都の水道局が所管しております玉川上水整備活用計画におきまして、のり面の非常に危険な箇所を優先的に整備をするということで着手しているところでございます。またそれにつきましては毎年1回、住民への説明会等も設置しているところでございます。
 引き続きまして、児童遊園等のことにつきまして2点御質問がございました。砂、ウッドチップ等の衛生面についてでございます。砂につきましては、砂場の砂等ございまして、犬や猫の尿の問題がございます。またウッドチップにつきましても、しけって湿度が高いとそういう病気も考えられますので、定期的な入れかえも検討していかなければいけないし、また実施をしているところでございます。
 それから、遊具の転落事故でございますけれども、平成24年度、当該年度等ではございませんでした。ただ丸池で、木に登ったお子さんが木から落ちたということで、地域の方からそういう御報告があったところは承知しているところでございます。私からは以上です。


◯事業担当課長(小出雅則君)  三鷹駅前地区の再開発事業の推進の状況につきましてお答えさせていただきます。平成17年10月に改定いたしました三鷹駅前地区再開発基本計画に基づきまして、現在重点事業を進めているところでございます。中央通り東地区の再開発事業、また中央通りモール化整備推進事業、区域内幹線道路第2期整備事業、この3つの事業を一体的に現在推進をしているというところでございます。中央通り東地区の再開発事業の中に、区域内幹線道路第2期の事業がエリア内に入ってございますが、区域内幹線第2期整備事業を完成させながら、中央通りのモール化にも取り組んでいくと。この3つの事業を一体的に推進していくということで現在取り組んでおります。以上でございます。


◯防災課長(大倉 誠君)  2月に実施しました機関連携訓練の中で、さまざまな御指摘をいただいておりますが、特に今、委員さんがおっしゃられた医療の関係では、私ども五師会の先生方と災害医療連絡会を構成しておりまして、この機関訓練が終わった後にもう既に3回会合を開いておりますけれども、その中でやはり医療に関する医療救護所の備蓄については不足するもの、あるいは考えたほうがいいようなもの、御指摘いただいていますので、その辺はその御指摘を踏まえて、今後取り組んでいきたいと思っていますが、委員さんがおっしゃった仕切り役という意味では、特に私どもの会合の中では五師会のほうから直接話はいただいていないのですか、ただいわゆる医療関係者ではない事務の通信をする人とか、あるいは何かそういう書類をつくる人とか、そういう事務的な仕事をする人、こういう人については、やはり各医療救護所で必要だという御意見はいただいていますので、何とかそれを確保すべく、今、努力をしているところでございます。
 また、通信手段については、基本的には各協定連携機関のほうに全てMCA無線等を置くというわけにもいきませんので、全てではありませんが、一部の協定機関さんにはこの当該年度で、一方通行ではありますが、防災無線の戸別受信機を配備してございます。この受信機は、市民向けに放送しない内容でも、機関だけの戸別受信機だけの放送、こういったものもかけられるような仕組みのものでございますので、そういったものも活用するとともに、また防災計画では機関の代表者の方に一定程度市のほうの本部の補完施設、会議室等に集まってもらって、当面市のほうから初動の情報を伝えた中で動いてもらうと。それぞれの会員の皆さんには、なかなか電話が使えないとするならば、狭い市域なので一定程度伝令等も含めて対応してもらうと、このような方向で考えております。以上です。


◯高齢者支援課長(吉田克秀君)  緊急情報キットについて御質問いただきました。日中ひとり暮らし等の問い合わせ、それから活用はどうかという御質問かと思いますが、この問い合わせの件数につきましては、特に把握しておりません。また、活用についても特に把握しておりませんが、やはり問い合わせ等がございましたら、市のホームページにございますシートとステッカーをダウンロードしていただきまして、それを活用していただくような形で御説明させていただいております。また、窓口等においても同じように対応させていただいております。以上でございます。


◯委員(緒方一郎君)  御答弁ありがとうございました。三鷹駅前の再開発については、例のかわら版がなくなってしまいましたので、ここまでできている、ここはちょっとおくれている、あるいは今みたいな順序というのは、ぜひ広報でもお願いしたいと思います。以上で私は終わります。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、ちょっと質問させていただきます。ちょっとかぶっている質問もございますが、ちょっと観点を変えて質問しますので、御答弁よろしくお願いいたします。
 まず142ページ、事項3.家庭系ごみ減量・資源化関係費。概要100ページの2、資源物の持ち去り防止による資源化の推進。また実績報告書142ページ、事項4.事業系ごみ抑制事業費にもかかわってくることなんですが、一括していきたいと思います。持ち去り防止のために条例改正後、資源持ち去り防止パトロール強化によって持ち去り抑制ができたかと思いますが、パトロールをされている方が持ち去り犯と接触したなどの事例はあったのでしょうか。お伺いします。また、資源物持ち去りを防止する目的での条例や見回り、規定の制定を行ったわけですが、一方で事業系ごみの抑制についても事業を推進されましたが、例えば私立幼稚園等における段ボール等の資源ごみは、事業系ごみとされて抑制の対象となっており、1回で出せる枚数が制限されていると伺います。どちらかといえば事業というよりも公共性の高いごみではないのかなという気がするんですが、なおかつ資源であることで矛盾しているんじゃないかという御指摘もございます。こうした部分の整合性についてどうお考えなのか、当該年度の議論をお伺いしたいと思います。
 また持ち去り防止では、他自治体でもGPSの導入で追跡を図るというような自治体もふえています。我が市での当該年度、こうした導入の検討がなされたのか、またパトロールの実施において、早朝持ち去られるケースが多いと思われますが、実施の時間帯等は適正だったのか、その成果についてお伺いしたいと思います。
 次に、事業報告書143ページ、事項9.集団回収助成事業費、伺います。7団体助成団体がふえていますが、助成金額が減しております。集団回収は大変に資源ごみ回収には有効と考えますが、助成団体の拡充について当該年度どう取り組まれたのか、検討をされたのかお伺いをしたいと思います。
 次に商工費、概要の108ページ、2、市内製造事業所の現況基礎調査の実施でございます。先ほど来質問が続いておりますが、この調査実施338に対して165の回答ということですが、調査手法や結果についての総括、これからというお話もございましたけれども、この調査実施と回答数においてのお考えをお伺いしたいと思います。また当該年度、相談とかこうした市民からの御要望、事業者からの要望はあったのでしょうか。お伺いをしたいと思います。
 次に109ページ、事項3.買物支援の充実。さきの代表質疑においても、今後は高齢者の声を伺っていただけるとの御答弁をいただきました。市の立場としては、あくまでも商店街の支援という事業であると考えるものでございますが、当該年度における商店街や、商店がない地域への対応、また買い物の同行支援についての議論はどのようなものがあったのでしょうか。また、引き売り業者の誘致等の働きかけ等はいかがでしたでしょうか。お伺いします。
 次に113ページ、事項7.観光振興に関する資源基礎調査の実施。フィルムコミッションの設立に向けた地域資源調査とのことでございますが、532の公共施設が調査対象となっております。当該年度における取り組みや、また民間事業者や商店、例えばJA等への協力拡充への議論はいかがなものがあったのでしょうか。さきに三鷹の無農薬というんですかね、農業がテレビでも取り上げられたりとかしております。こうした部分も非常にまた三鷹の、先ほど来質問がございますが、農のあるまち三鷹という部分では、フィルムコミッション的な部分の活用が図れるのではないかと思います。あわせてジブリ美術館でのパーソントリップ調査の結果分析と、それを受けて、その目指す方向性、まちづくりにかかわる部分でございますが、当該年度どのような議論があったのでしょうか。お伺いしたいと思います。
 実績報告書155ページ、事項6.道路愛称名称標識設置事業費についてお伺いいたします。今までの名称の表記をローマ字表記にして、外国人でもわかるような表記に変える取り組みが全国的にも始まっておりますけれども、三鷹市において、今までの表記の方法の検討はどのように当該年度なされたでしょうか。お伺いをしたいと思います。
 次に、実績報告書の158ページ、事項8.放置自転車等対策関係費でございます。駐輪場整備をずうっと三鷹市でも進めてきていただいたわけですけれども、一定の効果も、この放置自転車に関しましては効果があったように考えます。有料化導入による放置自転車への影響について、当該年度がどのように検討されたのかお伺いしたいと思います。
 続きまして159ページ、事項10.コミュニティバス関係費でございます。新規ルートの、例えば新北野ルートや、要望の強い三鷹駅中央通り等の検討はどう進んだのでしょうか。また、既存ルートの三鷹台ルートの増発、西部ルートへの取り組みは、当該年度どう進められたのでしょうか。お伺いしたいと思います。
 次に161ページ、事項16.遊び場広場暫定開放事業費です。当該年度12回の「1日プレイパーク」の開催がございました。来場者は増加傾向なのでしょうか。また、新たな遊びの検討や、多くの方に来ていただくための新たな工夫、取り組みがあったのでしょうか。お伺いしたいと思います。
 161ページ、都市計画道路関連、整備事業費でございますが、土地買収に関して、同じ地域で住み続けたいという相談、御要望が多いと思われます。どのような対応を行い、不動産関連企業、組合との連携、協議はどのように行われたのでしょうか。お伺いいたします。
 最後に160ページ、事項5.木造住宅耐震診断助成事業費です。当該年度、診断改修助成件数は59件、改修助成件数は18件であったようですが、三鷹市耐震改修促進計画に基づく当該年度の目標を立て、それに対する取り組みを行い、年度ごとの総括を行い、翌年への取り組みに生かすべきだと考えますが、御所見をお伺いしたいと思います。課題であった手続の簡略化は進んだのでしょうか。あわせてお聞かせください。以上です。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  よろしくお願いいたします。資源化の持ち去りにつきまして、違法業者のパトロールでどういう状況であったかということでございますけれども、口頭で注意等が16件ぐらいありまして、そのまま注意書を交付したのが6件ございました。そして早朝、抜き取りの業者が回っておりますけれども、6時ぐらいから緊急雇用のパトロールを使いまして、パトロールを行っております。実際に現在市の美化パトロールというのがございまして、それが西、東というふうに分かれて回っておりますけれども、実際に遭遇するということはほとんどないということでございます。
 それから、事業系の段ボールということで、保育園のほうから発生しました段ボール等なんですけれども、事業系の小規模事業者ということで、保育園も対象になっております。また、三鷹市も事業系の市役所の庁舎から出たごみも事業系という扱いになっておりまして、これはもともとごみの減量、事業系の減量ということでこういう形をとらせていただいております。
 それから、集団回収の件数がふえたということでございますけれども、これは広報、ホームページ等でいろいろ募集しておりまして、新しいマンションとかそういう団体が改めて応募してきたということでございます。
 それから、GPSの関係でございますけれども、三鷹市、資源の定期回収でございますけれども、2.46倍、前年度比で月平均2.46倍の収集量がございました。現在のところいわゆる違法業者等に会っていないということで、GPSは今のところ考えておりません。以上です。


◯生活経済課長(田口智英君)  製造業の調査の件で御質問がございました。338社のうちの165社の御回答ということですが、実際には338社を対象に調査をいたしましたが、実際には65社が所在不明であったりということがございます。ですから実数、実際の母数で考えますと273社、それでこの165社をすると60%の回答率になることから、かなり高い回答率であったというふうにこちらでは考えているところでございます。また、事業者からのさまざまな要望等々に対することでございますが、今年度になってからですけれども、ヒアリングを個別に行ってございます。そういったところから、それぞれの合った施策等々をこれから検討をして、実際に操業に役立てるさまざまな支援を考えていきたいというふうに考えております。
 次に、買物支援事業のことについてございました。商店街ですとか、商店街のない地域に対する支援の御質問ですが、実際には今、モデル地域として新川・中原地域のところで、実際に宅配をやっていらっしゃる事業者さんたちをリスト化して、もうちょっと広い範囲でそういったものを配れないかということを検討してございます。これまでの取り組んできたことを踏まえて、そういったモデル事業みたいなものを考えていっているところでございます。また、引き売りの誘致とか、あと買い物同行の件ですが、同行につきましては、例えば井の頭のほうの商店会さんでは、ケアマネジャーさんたちへいろいろパンフレットを配ったりとかしながら、そういったことも含んでやっております。なお、引き売りの誘致につきましては、今のところ商店街の活性化の観点からすると、別事業者さんを呼んでくるということには至っていない状況でございます。
 次に、観光の調査の件でございます。とりあえず今までのところでいえば、公共施設を中心に交渉等々を重ねてまいりました。これから商店会さんであるとか、さまざまな民間施設といろいろ話を進めていきたいというふうに思っております。何分にもフィルムコミッション、これから立ち上がる状況ですので、観光協会の事務局長と一緒に、さまざまな施設を回って御協力を求めていきたいというふうに考えております。
 最後にジブリ美術館のパーソントリップの件でございますが、実際には1月に5日間を行っております。そのうち日本人に対して1,600件、外国人に対して359件のサンプルをいただいております。実際には行動パターンとしては、ジブリ美術館に来る前、三鷹駅から来ているのが65%でした。続いて吉祥寺が15%。実際にどちらへ帰るかという御質問に対しては、三鷹駅が55%で、吉祥寺駅が24%となっております。1割が吉祥寺のほうに流れている可能性はございますが、そのほとんどが三鷹地域のほうに戻ってきているということがございますので、来週なんですけれど、三鷹商工会の商業部会の幹事会がございまして、そこでこの内容について御説明をして、今後の対策を皆さんとともに考えていきたいというふうに考えているところです。以上でございます。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  道路愛称名について御質問いただきました。ローマ字表記から英語表記にしたほうがよろしいのではないかという御質問でございます。従前から、道路愛称名なんですが、何々通りという名前がついているところに限りましては、アベニューという英語表記をしておりました。ただ、それ以外のものに対してはローマ字表記ということになっております。今後2020年の東京オリンピック、東京になったということで、ことしになってから国も愛称名を英語表記にするという方針を出してきましたので、市のほうもそれに基づきまして、オリンピックのときには味の素スタジアム等も会場になると聞いておりますので、それに向けて道路愛称名も、電柱に巻きつける愛称名、4年に一度ずつ交換しておりましたので、その機会を捉えて英語の表記にしていきたいというふうに考えております。以上です。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  まず1つ、三鷹駅の有料化に伴った放置自転車の効果ということですけれども、平成23年度5月、それから平成24年度の5月の数の比較からいいますと、1日の比較ですけども、平成23年度は421台であったものが、平成24年5月16日に200台に減っております。平成23年度の10月の数からいきますと、218台から170台に減っているということと、それと自転車の撤去台数も減っているということで、数につきましては、平成23年度が3,197台であったのが2,438台となっておりまして、これは有料化に伴い、全体的な駐輪利用の数も減っているということだと思います。
 続きまして、コミュニティバスの平成24年度の協議の内容ですけれども、平成24年度は、基本的にコミュニティバス基本方針にのっとった新川・中原ルートが開通いたしましたので、その新川・中原ルートのフォローアップ調査を行いまして、これをもとに来年度以降参考としながら、今後もコミュニティバスの検討を進めていくということで、バスにつきましてはフォローアップ調査をしたということであります。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  北野の遊び場広場につきましては、平成24年度につきましては年間900名程度ということで、平成23年度は600名ということを考えますと、人数につきましては広く利用者がふえたというふうに考えております。その理由といたしましては、このプレーパークを運営しているプレイパーク運営委員会ということがございまして、市民の方、委員が3名以上の方、それから市職員で構成されているわけなんですけれども、市民、プレイパーク運営委員会の皆様が周知の方法ですとか遊び方のことを一生懸命考えていただきまして、少しでも子どもたちが遊びができますようにということで考えている結果だというふうに認識をしているところでございます。以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  私のほうから2点、都市計画道路の事業に関連しまして、三鷹に住み続けたいという、そういった思いに対してどういった対応かという御質問かと思いますが、当然個々に御事情を丁寧に聞きながら対応しております。地権者はもちろんのこと借家人の方、そういった御都合、また時期等も確認しながら、例えば御都合が合わなければ、当初予定していた買収等も繰り越し等で対応しているということで行っているところでございます。また3・4・7号線と都道に関連しての事業でございますが、都営住宅のあっせん制度等も活用して、実際にその制度を活用して移転された方もおりますので、今後も代替地の情報とかそういったものも丁寧に聞きながら、これまで以上に丁寧に対応していきたいと考えているところでございます。
 2点目、木造住宅の耐震化助成事業でございます。まず耐震改修計画の目標に合わせてという御質問でございますが、耐震改修計画におきましては、平成27年度までに90%という目標値を挙げております。現時点の推定値としましては、85%程度が耐震基準を満たしているものと考えております。実際には、実際行っている木造住宅の耐震化の実情と照らし合わせますと、かなり数値としては開いているところでございますが、なかなか個人の財産ということで、さまざまな考え方とか御事情がございまして、我々としても東京で大震災が発生した際に、被害をできるだけ軽減できるように、この改修だけでなく、建てかえも含めてさまざまな機会、取り組みの中で誘導していきたいと考えているところでございます。
 済みません、もう1点。わかりやすいというか、簡略化の手続のことでございますが、どうしても補助金ということで、必要な書類は当然出していただくようになるんですが、わかりやすい表記、そういったものに努めるとともに、実際にこの事業を活用していただく際に、専門家のほうにもいろいろ入っていただきますので、そういった中で丁寧に説明をした上で進めていきたいと考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。それでは、ちょっと今、プレーパークのほうで、今後の新たな工夫や取り組みの考えについてということがあれば、ちょっと答弁漏れていたかと思うんですが、再質問させてください。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  先ほども申しましたように、プレーパークにつきましては、市民の運営委員会のほうにお任せしてございますので、それにつきまして市のほうからも適切なアドバイス等で、それからプレーパークの運営の皆様の数にちょっと限りがあるものですから、なかなか正直新たな展開をというのがちょっと厳しいなというところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、今、プレーパークのほう御答弁いただきましたけれども、さまざまな取り組み、市のほうでもいろいろ御検討というか、学んでいただいているかと思うんですけれども、引き続き本当に多くの子どもたちがプレーパークの醍醐味に触れる機会にしていっていただければというように思います。
 ちょっとごみのほうで再質問をさせていただきたいんですが、あくまでも先ほど私立幼稚園等の段ボール等、資源ごみですか、減量が目的であるということで御答弁いただきましたけれども、やはり傾向性というか、やっぱり幼稚園のさまざまなカリキュラムというか取り組みの中で、例えばやっぱり折り紙でいっぱい工作物をつくったりとかということが多くて、とかく段ボールにおいては、もうちょっと弾力的にやってもらえたりしてもらうとありがたいんだけれどもというようなお声も、市のほうにも届いているとは思うんですけれども、この部分の、もちろん庁舎でのごみの減量という部分も大変重要かと思うんですが、やはり成長過程におけるこうした部分の必要性という部分、やっぱり弾力的にやっていかれたほうがいいのではないのかなという気がするんですが、この点においてまた再質問をさせていただきたいと思います。
 あと、集団収集の助成事業ですが、新しいマンション等で団体が増加したということなんですが、助成金の減という形ででして、いかにやっぱりこうした取り組んでいらっしゃる方々が前向きにというか、意識を持って、もちろんごみの減量かという部分はあるかと思うんですが、そうした部分の何か当該年度での工夫とか、今後の拡充についての議論があったかどうか、ちょっと再度質問します。
 あと、フィルムコミッションの件はこれからということでございました。いろいろ設立に向けて、他地域での取り組みっていうのが研究をされているかと思いますが、やはり三鷹の魅力っていうか、三鷹の武器っていう部分。よく何気なくテレビを見ていると、三鷹の農業が、農地が取り上げられていたりとかっていう、水車経営農家のところで何かロケをしていたりとかということを見受けるんですが、ジブリもあわせて、今御答弁いただきましたように、意外に吉祥寺のほうには漏れていないというような実態がございました。以前にもちょっと一般質問させていただきましたが、こうしたジブリを中心にしたわくわく感というか、という部分のまちづくりについて、今後の拡充、考えていることがあれば、再度質問させていただきたいと思います。


◯ごみ対策課長(小池 晋君)  幼稚園等の段ボールの資源ごみでございますけれども、これ、ちょっと私のほうでも今まで把握していなかったものですから、今後いろいろ検討をしていきたいというふうには思っております。
 それから、マンションの助成金の減ということで、集団回収の助成金の減ということでよろしいでしょうか。これにつきましては、今までの実績から上限額を決めただけでございまして、実際に8割以上がその助成金の中で一番、100万円以下の助成金の金額の下のほうで推移しているということでございます。ですから、実質的には助成金の上限をオーバーしているところはないということでございます。以上です。


◯副市長(河村 孝君)  前段のごみの有料化の問題なんですけれども、事業系のごみの有料化の問題で、公益性等どこで判断するのか大変難しい問題ですよね。市役所もそうですし、うちの芸文財団でも子どものそういうワークショップや何かで出てくるごみは全部有料の事業系のごみで対応していますので、そういうことを前提に、やはり公平性、こういうところで見たときに、大変線引きが難しい問題でありますから、今、担当の課長から申し上げたように、検討はいたしますが、大変難しいということを私のほうから申し上げておきます。


◯生活経済課長(田口智英君)  フィルムコミッション等につきまして再質問をいただきました。今回の調査では、近隣の関東近県の各フィルムコミッション等にもアンケートを行っておりますし、とりわけこの多摩地域のフィルムコミッションのさまざまなアンケートによって、いろいろな取り組みでの悩みですとか、そういったことも聞いておりますので、それを踏まえながら、さらに三鷹らしいフィルムコミッションの取り組みに向けてやっていきたいというふうに思っております。また、ジブリ美術館を中心にしたその拡充というんですか、あの建物自体がなかなかフィルムコミッションで使えるかというと、外観の部分は映してもいいんですが、それ以外にさまざまないろいろな三鷹には本当にいろいろな観光の対象になる資源がございますので、そういったところ。それと映像の事業者さんからすれば、逆にそういう旧所名跡というよりは、何気ない日常の部分を撮りたいというニーズが大変高くなってございますので、そういったところもうまくフィルムコミッションがマッチングをしながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。今、河村副市長からも再質問に御答弁いただきました。公平性という部分、非常に難しいところかと思います。やはり納得していただいてごみを出していただく、また整理をしていただくということが重要かと思いますので、引き続きそうした各種団体との周知徹底及び指導も含めて、納得の対話を進めていただければと思います。
 今、フィルムコミッションのほうからも、何気ない日常ということで、本当にそういう部分では三鷹の強さというのは非常にあろうかと思います。ちょっとジブリそのものを何か撮影っていうのではなくて、ジブリ美術館の調査、1,600人と359人の外国人だったということなんですが、それも踏まえて、やはり吉祥寺には24%ぐらいという話だったんですが、三鷹にいかにまた戻ってきてお金を落としていっていただくかという仕組みづくりを、いろいろな御意見をいただきながら、また考えていっていただきたいと思います。
 最後にもう1点なんですが、オリンピックに向けて道路の標識、ローマ字標識から英字標識に奇をてらってということでいっていただけるというお話だったんですが、やはり三鷹駅周辺、外国人の方も非常に多くいますし、MISHOPで名をはせている三鷹でもございますので、この辺もあわせて力強く推進していっていただければというように思いますので、よろしくお願いいたします。
 ではバスルート、本当にフォローアップ調査を踏まえて、今後の拡充に生かしていただけるということでございました。しっかりとまた地域住民の声を聞いていただいて、本当に三鷹の安全安心の交通手段の1つとして拡充していただきますよう御要望させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 ここで市側の入れかえのため、10分間、25分まで休憩いたします。
                  午後2時14分 休憩



                  午後2時24分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  おそろいのようですので、委員会を再開いたします。
 一般会計歳出 第10款 教育費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部行財政改革担当部長(土屋 宏君)  それでは、教育費について御説明させていただきます。実績報告書の170ページをお開きください。第10款 教育費は、前年度比6億229万4,000円、8.2%の増となりました。
 特記事項を申し上げます。事項2.教育委員会事務局運営費です。モデル校での評価・検証を踏まえまして、全ての小・中学校で学校版環境マネジメントシステムの運用を開始しました。
 172ページをごらんください。事項12.小・中一貫教育校関係費です。三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策を策定し、コミュニティ・スクールを基盤とする小・中一貫教育のさらなる充実を図りました。
 右側、173ページの事項21.学校運営支援等の推進事業費です。国の委託事業を活用し、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実などに取り組みました。
 174ページをごらんください。事項3.教育ネットワークセンター管理運営費です。児童・生徒及び教員用のICT機器の更新に向け、設計及び機器の一部調達等を行いました。なお小学校費、中学校費でも関連経費の支出がございます。
 右側175ページの事項2.幼稚園就園奨励関係費です。幼稚園児の保護者の負担軽減に向け、補助単価を拡充するとともに、市内に居住している被災者への助成を継続して実施いたしました。
 下の事項1.教育振興基金積立金です。学校教育の充実及び生涯学習の推進に向けた寄附金を教育振興基金に積み立てました。
 179ページをごらんください。事項2.小学校の学校給食関係費です。新たに第四小学校で、学校給食調理業務の民間委託を開始しました。
 下の事項1.耐震補強事業費で、中学校費にも同様の経費がございます。南浦小学校、井口小学校、第六中学校の体育館について、耐震診断内容再調査を行いました。
 180ページをごらんください。上の事項2.三鷹中央学園第三小学校建替事業費です。2年次目の整備を進め、平成25年2月から、新校舎での授業を開始いたしました。
 事項5.耐震補強事業費で、中学校費にも同様の経費がございます。前年度からの繰り越し事業として、第二小学校、羽沢小学校、第五中学校の耐震補強工事を実施いたしました。なお、本年度の整備で校舎の耐震化率100%を達成しております。
 事項6.学校空調設備整備事業費で、中学校費にも同様の経費がございます。前年度からの繰り越し事業として学校空調設備の整備に取り組み、全ての普通教室への配備を完了いたしました。
 185ページをごらんください。事項8.埋蔵文化財関係費です。市内遺跡の発掘調査出土資料の基礎整理等に取り組みました。
 189ページをごらんください。事項4.情報処理関係費です。総務費でも御説明いたしましたが、市政情報に関する紙媒体の資料をデジタル化し、電子書籍として公開いたしました。
 190ページをごらんください。事項11.南部図書館整備事業費です。公益財団法人アジア・アフリカ文化財団と、南部図書館(仮称)パートナーシップ協定を締結するとともに、内装工事の実施設計等を行いました。
 同じページ、事項5.スポーツ祭東京2013(東京国体)推進関係費です。リハーサル大会を開催するとともに、カウントダウンセレモニーの実施やラッピングバスの運行など、大会開催に向けた機運醸成を図りました。説明は以上です。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。教育費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに日本共産党。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、質問させていただきたいと思います。初めに井口グラウンドの問題なんですけれども、井口グラウンドの利用が、事務報告書の129ページによりますと、グラウンド、ゲートボール場で6万4,335人の利用になっています。前年度から比べると1,000人ぐらいふえてきていると思うんですが、特設暫定のグラウンドであるとしても、今後そこがなくなってしまうことを見通して、教育委員会としては、これだけの人が利用している。存続を求める声もいまだに多く寄せられているかとは思いますけども、私どものほうには寄せられているんですけども、その井口グラウンドのこれだけの人が利用している代替の施設の検討ということは、平成24年度行ったでしょうか。
 それと今言った体育施設使用統計を見ると、三鷹市民間体育施設も含めると、この施設を利用しているのが49万3,089人いらっしゃいます。市民体育施設使用登録団体、在勤、在学以外の人も含めてだと2,500を超える団体が登録しているわけですが、スポーツ人口と市内のスポーツ施設の関係で、これから国体やオリンピックの開催があるということを考えると、スポーツ人口はますます増加していくのではないかというふうに考えます。そうすると、現在の三鷹市内の体育施設の充足状況、申し込み状況等からも考えて、これで十分というふうに教育委員会、スポーツ振興のところでは考えておられるのでしょうか。体育館の利用申し込みについて、インターネットでの申し込みだと思うんですけども、なかなか申し込みがとれないっていう声も聞くようになっているんですが、スポーツ人口登録団体と施設の充足率というか、についてはどのようなお考えでしょうか。
 次に、これも学校の部活は学校の授業が終わってから3時半以降、部活をされていると思うんですけれども、保護者の方から、光化学スモッグ注意報が流れて、それは防災無線で光化学スモッグ注意報が発令されましたと。屋外には外出しないようにという放送が流れているんだけれども、その流れて──流れるのは大体12時とか1時とか2時の段階で放送が流れますけども、3時半過ぎの学校のグラウンドで部活の子どもたちが汗を流して走ったりとかしている姿を見るんだけども、子どもへの健康の被害はなかったのか。まあ、なかったとしても健康被害ということへの影響っていうことについては、教育委員会としてはどのようにお考えなんでしょうかということがあります。お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 もう1点、調布保谷線との関連で、通学路の交通安全対策なんですけども、調布保谷線の通過交通の予測は、現在8,000のものが、完成すると2万7,000から8,000ですかね、に約3倍にふえるという予測があるという中で、調布保谷線の開通に伴う通学路の安全対策について、教育委員会としては東京都に対して何か要望とかしていらっしゃるでしょうか。あればお答えをいただきたいというふうに思います。とりあえずお答えをお願いいたします。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  御質問の1点目と2点目について、私のほうから答弁させていただきます。井口特設グラウンドの代替の検討でございますが、これについてはあくまで暫定の場所だということでございますので、特に代替地については検討は平成24年度はしてございません。
 それから2つ目、スポーツ施設とスポーツ人口との関係で充足をどのように考えているのか、十分なのかというお話でございますが、今後スポーツ人口についてもふえていくということは想定されますけれども、現在の段階ではスポーツ施設については、十分かどうかはわかりませんけれども、現状の段階で進めていくということで考えております。以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  部活動についての御質問をいただきました。光化学スモッグが発生しているところでの部活動による健康被害については、この夏、昨年とも教育委員会のほうに報告はございませんでした。ただ、子どもたちの健康状態を考えますと、光化学スモッグが発生している中での部活動に関しては、原則禁止ということで学校のほうに申し渡しております。以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  調布保谷線と通学路の関係で御質問をいただきました。通行量がかなりふえることが予測されるということですけれども、都へ現在要望書ということでは特別行っておりませんけれども、今後道路の安全対策状況などを見まして、信号機の設置など必要なことがあれば、今後十分検討してまいりたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  では、最後の調布保谷線に伴う問題で、信号機の設置等を今後検討していきたいということなんですけども、現在調布保谷線、武蔵境通りの信号機、山中と野崎の間に2カ所信号機が設置されているんですが、とかく道路が拡幅されたりとかすると、交通量も既にもうふえてきているわけで、警察等のほうは、信号機がなるべく少ないほうがいいというふうな考えのもとに、現在2つあるんですが、野崎側のほうが50メートルぐらいの範囲で近いんですよね、野崎の交差点の信号機と。そうすると、そこがなくなるんじゃないかという心配が住民のほうにもあるんですけども、やはり通学路をきちんと見て、なくさないでほしいということ、あるいは増設ということは、ぜひ検討していただきたいんですが、その辺の把握はされておられるでしょうかということと、学区なんですけども、やはり調布保谷線でまちが分断されているといったら大げさかもしれないんですけども、道路を渡っていかなきゃいけない上連雀九丁目の一部が、二小のほうの学区になっていますけども、学区の見直しの検討ということは考えておられたでしょうか、おられるのでしょうか。


◯学務課長(内野時男君)  調布保谷線の信号機がその後どうなるかっていうのは、市側のほうともよく情報を収集しながら、確かに警察もいろいろ設置基準あるようでございますけれども、東台小学校建てかえのときにもかなり要望して、横断歩道なんかをつけてもらった例もあります。市側のほうと十分連携しながら、そこら辺は対応を考えていきたいと思っております。
 また、学校をまたぐということですけれども、確かに大きな幹線道路っていうのが学区域の1つの要素というふうにはなるとは思いますけれども、一方で学校の規模と、それからそこのエリアで、何ていうんでしょうか、収容できるといいますか、学校規模と、そのエリア内の学区域の児童・生徒数との関係もございますので、そのようなことも考え合わせながら、総合的に今、学校規模の適正化という中で検討してまいりたいというふうに思っております。


◯委員(大城美幸さん)  やはり子どもの安全が第一に考えていただいて、住民、保護者の合意が必要だし、学区域の見直しもそうなんですけども、それは進めて、考えていただきたいんですが、ぜひ通学路の交通安全対策っていうのは徹底して行っていただきたいと要望します。
 次に、部活の光化学スモッグ注意報のときには禁止するように、各学校に申し入れているというお答えなんですが、実際に私も子どもの同級生とかに、うちの子はバスケなので体育館の中なんですけども、陸上部だとかほかの野球部とか、学校に保護者会で行ったりとかしたときに見ていても、実際には光化学スモッグ注意報とは関係なくやっているっていうふうに聞いているんですよね。やっぱり健康被害がある、ないとかとは関係なく、光化学スモッグ注意報は日没とともに解除されるっていうふうにも聞いていますけども、やはり解除をされていないのに外に出ていいのかなっていうふうに思うんですが、それは徹底をしていただきたいと思います。
 スポーツ人口との、井口グラウンドもそうなんですが、代替は考えていないっていうことなんですが、やはりそれだけもう6万4,000人を超える人が利用していて、あれだけの広場のスペースっていうのがどこに三鷹にあるかって考えても難しいところではあるけれども、やはり代替をもう検討しなければいけない時期にきているのではないかと思うんですがいかがでしょうかということと、現状スポーツ人口と施設の充足がどうかっていうことでは、苦情とかそういうのが届いているのかどうかっていうことをお尋ねしたいんですが、以前だと体育館の利用のときに、インターネット利用申し込みじゃないときだと、区分を利用人数が少ない団体が使っていたら、別の区分、別の団体、同じスポーツで別の団体が申し込みがあったときに、じゃあそこにあと半コートとか、そういうことを配慮していただいたりとかしていたそうなんですが、インターネットでの申し込みになったことによって、そういうことがなされないので、100人いる団体と3人とか10人ぐらいの団体とか、団体が分散してたくさんできることによって、利用が殺到しますよね。そういうことでとれなくなっているというふうなことも聞いているんです。利用の団体の登録人数と施設の区分の工夫、1区分でもほかの団体に使わせるなどの工夫っていうか、改善っていうか、そういうことは考えてはおられなかったんでしょうか。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  そろそろ井口の特設グラウンドについては、検討の時期にきているのではないかという御質問でございました。これについては、先ほどは当該年度のお話でございましたけど、今後については総合的に検討していくということも視野に入れて進めていきたいと思ってございます。
 それから、充足の関係で、苦情はきているかということでございますが、お話のように具体的に取りづらくなっているというような声はあるようでございますが、直接苦情として届いてきてはございません。利用の仕方を、区分を変える工夫とかということなんですが、それについては今のところはしてございませんが、新しく新川防災公園の複合施設のほうのスポーツ施設ができた場合には、必要の区分等も変わってまいりますので、そういうことについてはかなり利用の拡大につながっていくのではないかなというように考えております。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  いろいろスポーツする人がこれからふえていくっていうことも考えると、やっぱり体育協会に加盟して、利用登録している団体でも、大きな団体から抜けて、なかなかそこの団体が定期的な、月に何回かの定期的な区分でとれなくなってきているために、そこにせっかく参加していた人が抜けて、少人数のグループをつくって、その人が申し込みをする。だから、そういうのがいっぱいできちゃうと、余計申し込みがしづらくなってきているっていうふうに私はお伺いをしたんですね。それは余りよいことではなくて、やはりお互いに同じスポーツ、テニスだとかバドミントンとか同じ競技をするのであれば、たった5人とかで1つのところを全体で使っているよりも、もっとほかの団体も一緒に使えるようにしたらどうかっていうような声を聞いているんですが、さっきも繰り返しになりますけど、インターネットだと利用人数がどうとかそういうことはなく、申し込みで決まってしまうので、大人数で使っているのと少人数で同じ場所を使っているっていうようなことがあるというふうに認識はされていらっしゃいますかね。そういう改善っていうのは、まあ、新しい施設ができたら改善されるようなことをおっしゃったんですが、今何かやっぱり利用団体とそういう何ていうんですか、申し込みの段階だとか、利用のしやすさとかっていうことについては、協議とか懇談とかされて、改善等に努めてはおられると思うんですが、どういうふうに取り組んでいるんでしょうか。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  私どもスポーツ施設については、あくまで市民の皆様方がいろんな形でスポーツに親しんでいただくということで考えてございますので、その使用人数によって区別という形ではなく、認識としては少ない団体、それから多い団体が同時に活動しているということは認識してございますけれども、それだから人数が多ければいい、少なければだめだということだけではないんじゃないかなというように考えています。
 それと改善についてでございますけれども、以前過去のことでございますが、各団体さんで調整してもらうこと、協議をしたこともあったようですけども、なかなかほかの団体と一緒にやるということについては、なかなか意見がまとまらなかったというふうにも聞いてございます。ですので、今のところは今後の課題だというふうに考えてございます。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  じゃあ、この問題では最後にしたいんですが、集まって協議もしてもらったけど、なかなかまとまらなかったっていうんですが、私が聞いた方は、自分たちは年輩者だから、仕事している人たちは土日使うだろうから、第一体育館の利用は、自分たちは土日は使わないように配慮をしているっていうふうにおっしゃっていたんですね。やっぱりもうキャパが決まっているわけで、それをどう有効活用していくかっていうことは、ぜひ利用者と市も一緒にコーディネートして、話がまとまらないからこれでしようがないっていうんじゃなくて、やっぱりまとめて利用しやすいように、ぜひ協議を続けていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  引き続きそういったことも含めて、検討してまいりたいと思います。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、ちょっとこれまでの質問ではなく、教職員の多忙化について、代表質問でもさせていただいたんですけども、代表質問でお答えになっていましたが、ICTの活用だとか、自治体経営白書でもそのことについて書いてありますが、ICTの活用の整備等は書いてありましたけども、やはり教職員が多忙になるっていうことは、その職員の問題ではなくて、やはり子ども、生徒にも影響を及ぼす問題だと私は思うので、とてもこの問題は放置してはいけない問題だというふうに思うんですね。私はICTの活用で、それは一般的に何か文書を統一化して書きやすいものにするとか、そういう工夫をされているのは承知をしていますけども、そういうことではなくて、この年度の予算のとき、その年度の12月でしたか、一般質問でも取り上げたときに、機械警備のもので、どこの学校で12時を超えて勤務している教職員がいるとかっていうのが、もう調べれば明らかなわけですよね。それでその当時の教育長は調査をしますっていうふうにおっしゃっていたので、やはり調査をすることによって、誰がそういう状況に置かれているのか。じゃあ、どう支援すればいいのかということを、やはりそれぞれの学校で具体的に手を打つ必要があったのではないかっていうふうに私は考えるんですが、どうなんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  教職員の対応、多忙化に関しましては、全国的な大きな課題かなというふうに思っております。教職員の退勤時刻が、今、機械警備になりましたものですから、そこで明確に記されるようになっております。6月期に、どれくらいの退勤時刻なのかということを全学校調査いたしました。ほとんどの小学校は、機械警備に切りかわる9時半までには退勤しております。中学校に関しましては、部活動を終えてから校務等をやる関係で、9時半までに退勤できない方が多いですが、しかし、午前0時っていう時間の前後に退勤するというのは非常に異例な状況でありまして、いずれも小学校のほうでは多い学校で1校だけですけど4回、あとは小学校2校1回ずつですね。中学校に関しては、多い学校で1校多い学校がありますが、そこが4回ぐらい。2校の中学校が1回ということです。いずれも小学校の場合は、副校長がこれまでの職務が終わらなかったために帰れなかったという状況がございました。
 職務が、これに関しましては副校長、校長を呼びまして、退勤時刻の様子もお話しした中で、誰が遅くまで残っているかを話す中で、特定の職員に仕事が集中していないか、また全体で分かち合えることはないかということで、校務についての学校の課題を明確にし、指導したところでございます。以上でございます。


◯委員(大城美幸さん)  具体的にお答えいただいてありがとうございます。それは前年度とかと比較をすると、減っているというふうに考えていいんでしょうか。12時を超えて退勤している人の数というのは、そういうふうに考えていいんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  やはり校務、結論から申し上げますと減っているというふうに御理解いただけたらと思っております。校務の効率化、これは学校全体の課題ですので、組織を挙げて今変えているというところで御理解いただけたらと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。今言われたのは副校長ということが特定の役職なんですけども、新任教員っていう方はいなかったんでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  新任も、教材研究に夢中になる余り遅くなってしまったということが2回ほどございました。これに関しましては、校務についての優先順位であるとか、仕事の進め方について、また先輩教員のほうから指導いただくように学校のほうにお願いいたしました。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。具体的に調査もし、そしてそれぞれの学校でも、それぞれきちんと対応されているということを聞いて安心いたしました。ぜひやはり子どもたちが学ぶ学校を支える先生も支えていただきたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、よろしくお願いします。白い実績報告書のほうのページ数を言いますが、一応その関連という形のものもあります。171ページ、学校給食関係費、放射能測定についてです。今期、2012年度は東京都実施分で全22校、学期ごとに事前4食品を検査をしたと。それから、文科省の分で1食丸ごと1つの学校で行ったということです。近隣自治体はどの程度の対応をしているのかということを把握していらっしゃるでしょうか。年に一度の調査で、保護者の不安に応えているというふうな──代表質疑でもやらせていただきましたけれども、というふうに市の教育委員会では思っているという理解でいいのかということを改めて、過剰な測定というふうな言葉も出てまいりましたけれども、実際保護者の不安に応えるというのはどういうことか、どういうふうに理解しているのかということ。それについて再度お答えいただければと思います。
 173ページ、学校運営支援等の推進事業費。コミュニティ・スクール委員会の活動についてです。今回国の委託事業である、お金をもらって広報に取り組み、サポーター等を増加させたというふうなことが経営白書にもあります。現実にこの経営白書の中のね、評価の中で、コミュニティ・スクール委員の具体的な活動を支える事務局機能をしっかり持つ、あるいはコーディネーターの役割を担う人材というものが必要ではないかというふうなことで、コミュニティ・スクール委員会ができた当初からその事務局機能、あるいはコーディネーター機能を持つ人、専任で、あるいは専従で、有償でっていうふうな話はあったかと思います。あるいは、同時にコミュニティ・スクール委員会独自の活動についての予算をしっかりつけるべきだというふうな話もあったかと思います。そういうようなこと、活動費をね、捻出するためのさまざまな御苦労、かつて委員のほうでもなさっていて、そういうこともいろいろあって、今回教育基金の寄附などもあるというふうに思います。ですので、その辺の地域の皆様に御苦労していただいている、このコミュニティ・スクール委員会の活動をしっかりと支えるようなものになっているのかどうか。それが市の教育委員会としてできているのかどうか。それについてこの2012年度どこまでできたのかということについてお伺いしたいと思います。
 173ページ、総合教育相談事業費ですね。スクールソーシャルワーカー、増員をしていただきました。本当に今必要とされている存在だと思いますが、これ、全三鷹市内でどういう形で担当しているのか。学区担当でしているのか、それともその場、相談ごとの対応なのか。自治体によっては、ほぼ学校常駐型という形でね、いるところもあるというふうな形で、大変ニーズの高い役割でありますので、それについてどういうふうに考えて、この2012年度運営したのか。またその事業、結果としてどういうふうな検証をしているのかということをお伺いしたいと思います。
 178ページと183ページ、小学校、中学校両方にまたがる授業用コンピュータ関係費の中で、電子黒板の設置をいたしました。これについては、緊急雇用で使い方の指導をする方を雇用したというふうなことが書かれておりますけれども、実際にどれだけ授業で使用できたのか。先生たちの授業をどれだけサポートしたのか。ある意味では費用対効果というのはどうなのか。また電子黒板については、保守点検等、それらの維持管理の経費というのはどういうふうになっているのかを確認させていただきたいと思います。
 180ページ、校庭芝生化整備事業です。芝生化が徐々に進んでおりますけれども、維持管理。維持管理委託料があります。東京都の補助金10分の10をいただくには、芝生の管理は地元の保護者を含めた人たちでやるんだというふうなことが、そういう体制をつくることというふうになっていたと思います。この管理委託料と実際の維持管理、あるいは管理体制、地域の方々との協働、あるいはお願いしてボランティアでやっていただいていることについての関係性を、いま一度確認をさせていただきたいと思います。
 済みません、ちょっと戻りますね。177ページと181ページ、学校教育振興助成費の中の図書購入費です。小学校656万円余、中学校291万円余、1つの学校当たり40万円の図書購入費です。三鷹市は学校司書をちゃんと配置しているという事態であるにもかかわらず、購入費、資料費が大変少なくある。子どもたちに本当に提供したい図書資料がそろえ切れない、あるいは調べ学習で必要な資料をそろえ切れないというお声も伺います。そのような中で、この金額でどうだったのかという検証をしているのか、それについてお伺いしたい。
 そして、あわせて189ページの図書館の中の図書資料整備費、これも6,114万円ですか、昨年度に比べて213万円少なくなっています。予算段階からも少なかったんですけれども、ある意味で図書館が、学校図書館もバックアップしているという状況があります。にもかかわらず、学校図書館をバックアップしなくてはいけない、あるいはその他の今ネット予約ができることによってさまざまな予約、あるいは図書購入依頼がある、ふえていく中で、図書資料の購入というのも本当に大変な状態になってきていると思います。そういう中で新たな資料を購入し、学校も支えるという中でも減額し続けてきているということが、本当に図書館行政、市民の知的財産、あるいは知識を支えるという部分でね、これが成立していたのかどうか、どのように検証なさっているのかお伺いしたいと思います。
 最後に190ページ、スポーツ祭東京、東京国体関連費用ですね。これ、途中で補正予算がありましたので、予算額とは比率が変わって、一般財源は当初の予算額よりも少なくなり、都の補助金がふえたという事態になりました。それはそれで、結局これは国、あるいは東京都がこれをやれ、あれをやれというふうにある程度割り振ってくるものですから、本来であれば東京都が全部持つべきではないかというふうに思いますけれども、一般財源でかなりの額を担わなければいけないという事態。昨年、この2012年、そして2013年が本番としてあります。累積として一般財源、本当にどれだけこれを担わざるを得ないのか。これについて東京都との協議、この2012年度にそういうことをしたのかしないのかというふうなことについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  私からは、給食の食材の放射性物質の測定の件と、学校図書館の図書購入費についてお答えいたします。給食の食材を含めまして、食品の安全確保については、これは国や東京都が行うものというふうに考えております。あと不安に対してどう対応するかということでございますけれども、当該年度、先ほどおっしゃいましたように、東京都の制度を活用しまして、各学校年3回実施いたしました、食材。それから、1月21日から3月22日まで2カ月間丸々毎日の学校給食、南浦小学校について、1食丸ごとの検査を1週間単位で年9回実施いたしました。いずれでも放射性物質検出されていないということで、一定の不安の払拭、解消にはなっているのではないかと思います。
 あと近隣の状況でございますけれども、平成24年度では、検査機器を独自で購入して検査しているところが3市ございます。こちらも1週間に一遍やったり、1カ月に1回とかというふうに検査の期間はまちまちでございます。あと消費者庁から貸与された機器で使っているところも6市ありますけれども、こちらのほうは学校給食食材だけではありませんので、年に1回ですとか2カ月に1回ですとか、こちらのほうもまちまちになっております。それから、三鷹市を含みまして、外部の検査機関、民間検査機関に委託して行っているところが17市。このうち7市は、昨年度は東京都が行った検査のみでございます。そのような状況になっております。
 それから、学校図書の購入費についてでございます。三鷹市の場合には、学校図書標準というのがございまして、こちらのほうが早くから学校図書館図書標準ですね、こちらのほうを100%満たしておりまして、確かに学校によってでこぼこはございます。それで平成23年度の補正予算で、地域活性化交付金を活用しまして700万円使いまして、主に充足率が少しほかよりも低いところなどを重点的に交付して行ったところです。それから、確かに図書の整理などで図書も廃棄する分もありますので、以前は児童・生徒数の頭割りで予算配当しておりましたけれども、最近ではさっき言いました図書標準、こちらのほうの充足率を見まして、そういうふうに重点的な配分をするような見直しもしているところです。今後もできるだけ子どもたちに、図書が不足しないような形で十分検討してまいりたいと思っております。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  スクールソーシャルワーカーについての御質問をいただきました。三鷹市では教育相談員、教育センター勤務の教育相談員の中にスクールソーシャルワーカーを位置づけております。22校に対応するためには、今のところまだ教育センターに配置いたしまして、学校長からの要請があったケースにつきまして、学校に出向き、学校だけでは解決できない家庭への支援等が必要なケースにつきまして、さまざまな福祉、医療等の機関へのつなぐ、それらのケースにつなぐ役目を果たしております。


◯教育施設担当課長(所 夏目さん)  三鷹コミュニティ・スクール推進会議での検討についてなんですけれども、コミュニティ・スクール委員会事務局機能と、そして地域をつなぐ役割を担うコーディネーターの体制整備につきましては、今年度引き続き重点課題として検討しているところでございます。昨年度につきましては、広報活動に重点を置いて検討をしてまいりました。活動費として一くくりにいたしました名称の費目はございませんけれども、活動するために必要な費目につきましては、CS委員会が主催する研修会などの講師謝礼、視察するための委員旅費、消耗品費等、使途に応じて申請された額を支出しているところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  私からは2点、まず学校に配置しました電子黒板の利活用の状況です。こちらについては現在、各校に1台ずつの配置となっています。この当該決算年度、学校ICT機器利活用支援業務ということで、これらの機械の簡単な使い方から取り扱いについてのトラブル対応といったことを重点的に取り組みをしました。その中で、難しい使い方というよりは、ごくごく簡単にわかりやすく使ってもらえる使い方を各校の先生方に支援をしてきたという実績になります。
 それから2点目、芝生の維持管理についてです。各校状況は違いますが、保護者の方、それから地域の学校への協力者等が芝生の維持管理、特にこの季節は芝刈りであったり、冬場の目砂まきということで、芝生を保護するための活動といったことをしっかりやっていただいております。委託業務との関係ですが、この委託業務はこういった1年間の芝生の管理計画をつくったり、どうしても専門的な技術が必要な芝刈り機のメンテナンスであったり、生育の診断といったことを行って、各地域、各学校ごとの維持組織の支援をするという形で役割を分担しています。以上です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  図書購入費が非常に厳しい状況の中で、学校図書館を特にどのように支えるかという点でお尋ねをいただきました。学校図書館に対しては、図書館は週1回の配送というようなことをしながら、学校図書館の司書の皆さんのリクエストに応えているわけですけれども、図書購入費全体の中で、選書等をますます充実させながら、必要な支援を行っていきたいというふうに考えております。また、特に学校図書館に対しては、リサイクルという形で、除籍した本の提供を行っておりますけれども、平成24年度にはリサイクルの提供方法というのを新たに少し形を変えて行いまして、本館のほうに全ての除籍本を、児童向けの本を集中させて提供するというような形に変えたところ、前年の5倍程度、2,000冊以上を各校に提供することができました。以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  スポーツ祭東京2013の準備経費でございます。平成20年度に初めて予算措置をいたしまして、平成25年度、こちら予算の額で申しますけれども、今までの6年間でおよそ2億8,800万円ほどかかっております。そのうち東京都の支出金を中心に特定財源が約1億4,200万円、一般財源が1億4,600万円程度かかっておるというふうになっております。おおむね約半分が特定財源になっております。当初国体の開催に当たりましては、いわゆる競技会ですね、三鷹でいうとサッカー、ソフトボール、アーチェリー、こうした競技にかかわる経費については、東京都が半分を負担すると、そういうことになっておったんですけれども、それに至る準備の経費ですね。いわゆる広報ですとか、そういった機運醸成的なものっていうのは、各市町村で全額見ていただくというような話になっておったんですけれども、東京都市長会総意で東京都に要望を続けておりまして、平成23年度には競技の普及啓発事業、そして平成24年度には開催機運醸成の補助金が新設されたというふうになっております。
 それから、担当レベルでも東京都はかなりそういった、例えば補助率を高くするような交渉をしておりまして、例えばアーチェリーというのは特殊競技で、ほとんどが仮設で行うということもありますので、通常2分の1のところを10分の10の補助をもらうような、そういった協議もさせていただいておりまして、通常よりも多く補助金が得られるというふうになっております。以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  済みません、答弁漏れがございました。電子黒板関係で費用対効果ということですが、こちらについては支援事業、緊急雇用事業を活用して、市の財源の負担の軽減を図っています。また機器の保守点検ですが、こちらは特別保守をかけていませんで、壊れた場合には個別に修繕対応ということで対応しています。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。いろいろ言いたいことはたくさんありますが、1つは図書館ですけれども、今学校図書の充実支援ということだけでお答えいただきましたが、本当にそのことはそれなりに対応していただいているというふうに思っています。ただ、全体像の中でそれを確保する、あるいは全体像が縮む中でどうしていくのか。全体のね、図書の確保、市民要望と、市としての公設図書館として何を資料として収集し保存するのかっていうね、その指針があるはずです。それが本当に確保できる予算になっているのか、決算になったのか。その辺の確認をちゃんとしていただきたいというふうに思います。今現在で本当に市の公の図書館として、知的な支援をする場としてね、しっかりとそれができる状況なのかっていうことの検証っていうの、そういう視点の検証をしているのかしていないのか、それについて何かあれば一言お願いします。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  図書購入費全体ということで、確かに図書購入費自体は少しずつ減っている中ですけれども、全体としてやはり出版界自体が、何というかベストセラーの本は非常に売れるけれども、そのほかの本に余り目が向かないというような状況があって、たくさんの市民ニーズというところで考えると、そういった本の複本をたくさん求めるというようなところが要望になっているわけですけれども、そういうことではなく、知の拠点として、あるいは情報拠点としてという図書館のあり方、あるいは本の紹介の仕方というようなことを充実させながら、しかも貸し出しの冊数を減少させないように選書をしていくのは大変難しいことなんですけれども、そこに向けて検証をしながら購入を続けていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  頑張っていただきたいと思います。
 それでは、スクールソーシャルワーカーですけれども、学校長の要請があったときだけ出かけていくので本当にいいのか。それでは本当に子どもたちの必要な状況をサポートし切れないのではないか。あるいは、その他の施設ですね。児童館やコミセンなど、あるいはその他いろいろ学童保育とかいろいろなところがあります。そういうところからね、必要がある、ニーズが、相談に乗ってもらえないか。子どもの声を聞いてもらえないかというような、そういうことはないのか。そういうときには出動できないのかというふうなことを、もう1点伺いたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  済みません、先ほどの説明に不足がございました。学校に出向いていく場合には学校長からの要請のある場合に出向いてまいります。もちろん今おっしゃられましたように、児童館、学童保育所その他さまざまな機関からの要請に基づいて、派遣をいたしております。


◯委員(野村羊子さん)  現実にはやはり学校に、何でもなくてもいるっていうふうなね、常駐型っていうのができれば、やはりスクールカウンセラーと同様に、週何日でもいいです、お隣の小金井では、ほぼそういう形で2校に1人みたいな形で常駐していると思います。そういうようなこともしっかり確認しながら、子どもたちの福祉と教育の環境を整えるということでね、していただきたいと思います。
 最後に、コミュニティ・スクール委員会の話をします。このとき当該年度は広報だったと。その事務局やコーディネーター機能は今年度に重点課題として検討するっていうふうになりました。本当にね、コミュニティ・スクール委員会を支えてくださっている方の思いを思ったときに、予算をいかに確保するかということも大変重要なことだと思います。過去にやはり国の補助金をいただいて、委員会機能を支えようとしたときにいろいろなことが起こったということもあります。そのことも踏まえて、今また再度検証し、検討していると思いますけれども、必要以上の御負担をかけないような形でのしっかりと支えていくことが必要だと思います。これについて何かあればお願いいたします。


◯教育長(高部明夫君)  ボランティアの数も1万5,000人ふえたということでございますので、一定の負担もおかけしていると思います。今後はそういう担い手をさらにふやすための周知活動、まあ、広報も通じてですけれども、いろいろなパンフレット、手引を通じて行いたいということ。それから、補助のあり方としては、基本的に活動についてはボランタリーな方ですから、実際のその事業、事務、そういう中身について、旅費とか研修費とか印刷費とか、工夫しながら出していきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  しっかりとやっていっていただきたいと思います。終わります。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上でにじ色のつばさの質疑を一旦終了いたします。
 ここでしばらく休憩をしたいと思います。再開を15時50分とします。
                  午後3時20分 休憩



                  午後3時49分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 次の質問者、自由民主クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いをいたします。決算概要138ページ、言語能力向上推進事業費についてお尋ねをいたします。東京都の委託事業である言語能力向上推進事業を活用して、アナウンサー等の専門家を招いた体験学習などが行われました。子どもたちの言語能力向上を目的として行われた当事業の成果についてお尋ねをいたします。
 続きまして142ページ、143ページ、学校耐震補強事業の実施等でございます。平成23年度から実施していた第三小学校の建てかえ事業について、当該年度、平成24年12月に新校舎が完成したことで、市立小・中学校校舎の耐震化率は100%になりました。しかしながら、耐震診断の診断基準が改定されたことにより、当該年度、耐震診断内容について再調査を実施した結果、6校の体育館で補強工事が必要であることがわかりました。いつ起こるかわからない地震に対して早急に補強工事を行っていただきたいところですが、どのような計画で進めているのかお尋ねをいたします。
 続きまして、決算概要の145ページ、学校空調設備整備事業の実施についてお尋ねをいたします。夏季の猛暑対策として、児童・生徒の良好な学習環境を維持し、適切な教育活動を実施するため、市立小・中学校の普通教室や特別教室などに空調設備が整備されました。質問の1です。当初計画どおり、当該年度8校に空調設備が整備されました。この8校の空調設備について、この設置された空調機は、熱源は電気式でしょうか、ガス式でしょうか。このガスなのか電気なのか、設備を導入した経過についてお伺いをいたします。質問の2番目です。当該年度、8校全ての工事においての、市内の業者と市外業者の受注比率についてお尋ねをいたします。
 決算概要147ページ、南部図書館整備事業費についてお伺いをいたします。平成23年度の基本プラン、基本設計を踏まえ、当該年度実施設計が行われました。この地域において念願の図書館整備でありますが、AA文化財団との協働による施設で、ほかにない形態を擁しているわけでありますけれども、特に実施設計に当たり留意した点についてお尋ねをいたします。
 続きまして、決算概要の148ページ、スポーツ祭東京2013(東京国体)の推進についてお尋ねをいたします。開会式がもう残すところ10日余りとなりました。スポーツ祭東京2013国民体育大会において、本大会の競技、運営などを成功裏におさめるために、当該年度、アーチェリー、ソフトボール、サッカーの3競技のリハーサル大会を開催いたしました。リハーサル大会を開催したことで、運営上わかったことというか、机上で想定したことと違ったことなど、リハーサル大会を開催したことのメリットについてお尋ねをいたします。当該年度、先ほどちょっと他の委員から御質問がありましたが、当該年度、大会開催機運醸成のために行われたカウントダウンセレモニー、路線バス2台に対するラッピング、JR三鷹駅構内路面へのラッピング、PRフラッグについて、さまざまなこのようなことを行うことによって、開催機運の醸成を図ったことでございます。この成果についてお尋ねをいたします。以上、一旦よろしくお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  言語能力向上推進にかかわる御質問をいただきました。新しい学習指導要領の実施の中で、国語科を初めとして全ての教科で、記録であるとか説明であるとか批評、論述、討論などの言語活動を通していって、子どもたちの思考力や判断力、表現力を育成していくと、このような趣旨から、本市の小学校のほうが言語能力向上推進校を受けたという形になっております。質問委員御指摘のように、アナウンサーを呼んだり、あるいは落語家を呼んだり、また国語の授業等で授業研究をしていく中で、2年間のうちの1年間の研究が終わりました。
 御質問の子どもの変容なんですが、相手を褒めるスキルを練習することで、互いに認め合う姿が生まれたりと。認め合うことで安心感をもって集中して話し合ったり、話題に沿った話し合いができるようになったと。また、話し合いの見本ビデオを作成、活用することで、目指す姿が具体化されて、目当てを意識しながら話し合いができるようになった。自己の課題を明確に持つ姿が見られるようになった。話し合いを可視化っていうんでしょうか、メモを活用したり、資料を活用したりすることで、教師にも児童にも思考の流れが見えて、活発に質問したり、感想を述べることができた。話し合いの中では、うなずきながら聞くことや、相づちを打つこと、質問をして話題を深めることなど、聞くことに重点を置いた指導をしたことで、相手の話をしっかりと聞き取ろうとする姿勢の向上が見られたなどの、子どもたちの変容が見られたと御報告を受けております。以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず学校の耐震に関係して、体育館、再調査をかけた結果、6校が補強が必要となりました。平成25年度に、このうち2校についての設計を行っています。残り4校についても、財政負担の問題がありますが、できるだけ早期に対応していきたいというふうに考えています。
 空調整備の関連です。そのうちのまず1点目、当該決算年度に設置をしました学校の熱源ですが、結果として全校ガス空調を選択をしています。選択の際には初期経費、機器の経費、それから工事費といった初期経費、それからメンテナンスにかかる経費。それから、いわゆる燃料費ですね。運転に必要な経費、これらを比較をして、一番有利なものを選択をしようということで選んだ結果、当該年度については全てガスになったということになります。
 それから、受注業者なんですが、こちらについては市内及び近隣要件ということで、隣接の市町村までを含めたという条件で入札を行っています。今、手元に実際に三鷹市外と……。このうち1件だけがお隣の市の企業で、残りは全部市内の事業者さんが受託をしています。以上です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  南部図書館について、実施設計の段階で特に留意した点についてお尋ねをいただきました。まず基本設計の段階では、子どものためのお話の部屋、こちらのほうが若干小さ目だったんですけれども、この点については市民会議でも、それから、その後の図書館協議会のほうでももう少し広くできないかというようなお話をいただきまして、そちらのほうを少し広げるというようなことをしました。それから、居心地のいい図書館というものを目指して、市民会議の中でテラスを設置するという案が出たんですけれども、その整備について、樹木や花壇の整備などそういったところ。あるいは、閲覧席をできるだけ多くとれるようにというような形で、何ていうのかな、居心地のいい、そういう滞在型の図書館というものを目指した設計をしました。
 それから、アジア・アフリカ文化財団との協働ということで、郭 沫若の資料展示というのを行いますので、展示のコーナーについて、ある程度資料をお預かりして展示するということにふさわしい設備になるようにというような点に留意をいたしました。それから、そのほか省エネの設備をというようなことも出ておりましたので、太陽光パネルですとか、あるいは木製の書棚を入れて温かみを出すというような点で配慮をいたしました。以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  リハーサル大会の実施で運営上わかったことやメリットについてという御質問でございました。もちろんリハーサル大会をやる前から、こういうふうにやっていこうというのは、競技団体含めて協議しながら進めているところなんですけれども、実際やってみると、やはり話はしてあったんだけれども、例えばこことここでは市のほうで仕切るとか、ここはこちらでというのはあるんですけれども、実際ちょっと食い違いが出てくるということがよくありました。例えば、受け付けなんていうのは、来賓の受け付けは市のほうで、また選手や競技役員は競技団体でというのはあったんですけれども、なかなかうまくいかなかったりとか、あと表彰式等の式典についても、どちらが進めるのかというようなお話があったんですけれども、そのあたり市のほうが中心にやっていかなくちゃいけないというようなことがわかったので、今年度に向けて、そういったシナリオで進めているところでございます。
 また、仮設施設の配置等についても、図面上は当然落としているんですけれども、実際大沢グラウンドというグラウンドの中に物を配置してみると、わからなかったことが見えてくるということもございます。例えば、アーチェリー競技でいいますと、後方の安全のために防矢ネットという高さ6メートル、幅が130メートルぐらいのネットを、矢が飛ばないように後ろに設置するんですけれども、それが実際、突き抜けてはいけないのでなるべく重ねておくとか、ゆとりをもってやらないと矢が後ろにいってしまうことがあるというので、そのあたりがこれじゃだめだよという指摘を受けたりとか、あとやっぱり芝生があったり土の部分があったりするので的の高さが違うとか、微妙にそういうことを御指摘いただきました。あと、お客様の動線だとか、細部についてまでいろいろな競技団体、ボランティアを行ってくれた方、職員の皆さん、そうした方々からいろいろな意見をいただきまして、本大会に向けて役立てるようにしたいと思っております。
 それから、気運醸成事業でございます。委員さん御指摘の事業以外にもさまざまな、例えば町会や商店会の皆様の御協力によってやった事業ですとか、それから、ポスターの展示会、そういったものや、さまざまな事業に取り組んだところでございます。そんな中でも、例えばラッピングバスはもちろん市内、バス、回っていただいて、それだけでかなり皆さんの目に触れて、かなり効果があったのかなというふうに思っておりますけれども、ラッピングをお願いしたのは市のほうでは2台なんですけど、それ以外に市内を走るバスについては、車内放送で、大沢グラウンドで国体が行われるというような内容で周知していただいております。通勤でバスを使われる方にかなりの効果があったんじゃないかと思っております。こうしたさまざまな取り組みで、今年度国体、三鷹の大沢で行われるということを市民の皆様に周知できたんじゃないかなというふうに考えております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。1つずつちょっと再質問というか、お尋ねをさせていただきたいと思います。まず最初に、言語能力向上推進事業についてでありますけれども、ちょっとこの決算概要等々に書かれる程度だと、どの程度やったのかなというのがちょっとわからなかったんですけど、今の御説明をいただいて非常によくわかりました。ここに書いてある言語能力と一言で言いますけれども、ただ単に上手にすらすらとつかえることなく読むことができるというよりは、今御答弁いただいたように、討論したり、思考力、表現力というようなことで、一つ一つ体験することでいろいろなことがわかり、話し合いの中でも聞くことに重点を置く。私もこういう言語能力向上を目指していかなきゃいけないかなというふうに聞きながら思っていたところでございます。
 今、現代はパソコンや携帯等によるメールや、あらゆるソーシャルネットワークシステムを利用して連絡などが行われている時代なので、やはり自分の思いや気持ちは直接相対してきちんと伝えることができるということは重要であるというふうに、私も考えております。この取り組みは、さきに申し上げましたが、東京都の委託事業として進められているものですけれども、今後10分の10の東京のほうの委託事業なので、10分の10として進められているものですけれども、今後北野小学校だけでなく、ほかの学校にどのようにこれをうまく運用させていくことができるかという点について、再質問させていただきます。よろしくお願いします。
 学校耐震補強事業等の実施ですけれども、他市も同様に、23区26市等々、学校の耐震化、学校施設の耐震化については、文部科学省が毎年調査をしているところでございます。三鷹市においても、校舎は100%となりましたけれども、残念ながら体育館がそういうことで補強工事が必要であるということがわかりました。平成25年度は2校設計していただけるということで、この2校については恐らく平成26年度には工事に取りかかれるのであろうというふうに思いますけれども、他の4校についての具体的な計画について、再度お尋ねをいたしたいと思います。よろしくお願いします。
 南部図書館の整備です。これまで数年にわたり南部図書館近隣、またはパブリックコメント、そしてAAスクール、AA財団といろいろと練りに練って、やっと平成25年の11月に整備完了というふうに数カ月後を迎えるわけですけれども、この平成24年度に、今るるお話がありました、子どもたちのお話の部屋ですとか、居心地のよいところだとかっていうお話がありましたけれども、これは近隣の方々のコメントとして考えていいんでしょうか。ちょっとこれだけ再度確認をさせていただきたいと思います。お願いします。
 スポーツ祭東京でございます。本当にもう少しというところで、今までの成果が実るところだと思います。最初にこのスポーツ祭東京2013というネーミングからして、国民体育大会というものが想像できず、いろいろ苦慮されたんじゃないか。とても素敵なネーミングなんですけどね、そういうところで苦慮されたんじゃないかなというふうに思っております。実際本当に最近になるまで、三鷹市で何が行われるのかとか、それに対する観覧はどうすればいいのかということが、残念なことに市民の中でも周知がちょっとおくれていたようには思いますけれども、実際この間もなく迎える開会式、本大会に向けて、どうぞ私ども、開会式だけでなく、機会があればいろいろ見に行きたいというふうにも思っておりますので、成功を祈っております。これについて、答弁は結構でございます。ほかの答弁をよろしくお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私、学校体育館の耐震補強についてお答えをしたいと思います。今後の予定でございますけれども、あくまでも予定ということでございますが、平成25年度、今年度以降、4年次をかけまして設計・工事、設計・工事ということで2校ずつ実施をするという予定ではございます。しかしながら、市の財政状況等もございます。また、非構造部材への対応ということもございますので、今後計画的にこちらのほうは検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  さまざまな要望が地域の皆さんから寄せられているわけですけれども、これはパブリックコメントはもちろんですけれども、基本構想策定のときの市民会議にもいろいろな地域の方、あるいは公募の方等にも入っていただいておりますし、それからその後、図書館協議会のほうでも十分な論議をしたり、あるいは近隣の方からの説明会等々の声も反映しながら設計を進めたというところです。


◯指導課長(川崎知已君)  言語の能力の向上の取り組みについての御質問をいただきました。北野小学校のほうでは、今後平成26年までこの言語能力の向上推進校として研究を進めてまいりますが、既に市内の中では、三鷹市の教育研究協力校という形で、三鷹の森学園のほうが、言語活動を通して9年間の授業をつくるということで、国語以外の教科についても研究を進めている。それから、昨年度は研究奨励校として三鷹第四小学校のほうが、科学的な思考力、表現力を育てるということで研究をしている。今年度はまた、三鷹中央学園が学園としてそれぞれ教科等を担当して、この言語活動を中心とした研究を進めております。今、この言語活動は非常に重要な1つの教育的な意義がありますので、この言語活動の研究に関しましては、今、全市的に広がっているところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。体育館等の耐震補強については、もう少し早いほうがいいのかなという感想を述べさせていただきたいと思います。先般の一般質問では、私も非構造部材についての早目の対応ということを質問させていただきました。やはり子どもたちが通常そこで生活を営むところですから、やはり安全でなければならない。そして、発災時にはそこが避難所としてなるわけですから、特に体育館が不安な状態であるというのは、なるべく早期に解決をしなければならない事案ではないかというふうに思っております。今はあくまでも予定ということで教育部長がお示しされたので、早くなるかもしれないという期待を込めて、一言だけ申させていただきたいと思います。
 言語能力向上推進事業ですけれども、今、同様な取り組みを他の学園で進められているということを御答弁いただきました。具体的に同じように、いろいろなやり方を通して言語能力向上を推進していくということは非常にいいことだと思うんですけれども、たまたまこの東京都の委託事業である、アナウンサーや落語家の方を呼んでという取り組みが非常にユーモラスで評判がいいということをお聞きしたものですから、ぜひこういった同じようなやり方を他のところで広げられないかなという、ちょっと御質問をしたつもりなんですけれども、その点についてもう一度御答弁をお願いできますでしょうか。


◯指導課長(川崎知已君)  御質問いただきました言語能力向上推進事業にかかわるような形で進めていくのも1つの方法なんですが、大切なのは国語の中で培ってきた能力を基本にしながら、それぞれの教科の目標を実現する手だてとして、知的活動であるとか、論理的な思考ですね。コミュニケーション、感性、情緒の基盤となった言語の役割を踏まえていって、言語活動を充実させていくというのが、この学習指導要領に求められている1つの言語活動の大きな役割だと思っています。ぜひその狙いが達成できるような形で、さまざまな取り組みをしていきたいと考えています。


◯委員(加藤浩司君)  おっしゃることはよくわかりました。ここでの研究が生かされるということが、やはり大事だとはわかっております。そのように私も考えるところですけども、ぜひその取り組みを上手に利用されて進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。まず決算概要137ページなどによりまして、学校給食の充実についてお伺いいたします。観点はちょっと書いてある内容と違うんですが、学校給食の充実というのは、本当に子どもたちにとっても、また子どもたちを送り出す親にとっても大変歓迎されることであると思います。しかしながら、どんなに充実した給食であっても、食事時間が慌ただしいくらい時間が短いのはもったいないなという感じなんですね。中学校での話を子どもたちに聞きました。4時間目の授業が終わって、給食のワゴンをとりにいって、配膳して、そうすると食べる時間が10分とか15分ぐらいしかないっていうんですよね。それだと本当に味わって食事を楽しむというところまでいかない状況ではないかと思うんですね。そのあたりの現状認識と御所見をお聞きしたいと思います。また、小学校のほうは子どもの声を聞けなかったんですけども、小学校の給食時間など、実際に食べる時間、そのあたりの時間は中学と同等なのか、もうちょっと長い時間であるのか、現状を御存じでしたらお聞かせください。
 続きまして144ページ、校庭芝生化についてお聞きします。校庭芝生化については、芝生化することが目標として明文化されておりまして、自治体経営白書におきましても、芝生化をしました、芝生化工事の完了という部分が評価として上がっていまして、高得点の評価が書かれております。この芝生化については、工事されたばかりのときに関しましては、本当に青々としてきれいなところばかりだったというのを見ておりますが、しばらくするとどうしても傷んでくるのを、また見ているところです。この維持管理に関する完成度というものもはかられなければいけないと思うんですが、各校の芝生の現状など、御認識をお聞かせください。
 決算概要の146ページ、第一中学校トイレ改修についてお伺いいたします。各学校でのトイレ改修が待たれているということは、各学校関係者からたびたび聞くところではあります。昔は汚いトイレというものがまち中にいっぱいありました。駅のトイレ、サービスエリア、ドライブインのトイレ、それから国立競技場のような古いトイレは汚かったんですけれども、今は駅も、ドライブインも、サービスエリアも、味の素スタジアムも、トイレは本当にきれいになっているところです。今の子どもたちにとって、学校のトイレが最も旧式、旧型のトイレではないかなと思うくらいな状態になっているので、順次改修していくことが望ましいと思っております。昨年、まず一中のトイレを改修を実施した経緯というものをお聞かせください。他校で実施できなかった理由がありましたら、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、実績報告書のほうですね。小学校費と中学校費双方あります。179ページ、183ページに、日本スポーツ振興センター負担金という項目があります。これは学校内における傷害保険の掛金という位置づけになっているかと思います。生徒1人当たり年額945円ということで認識しておりますが、これ、1人当たり945円においては、保護者負担というものはあるのでしょうか。この日本スポーツ振興センターの傷害保険に関しましては、日本中の学校で加入しているということであります。これは強制加入なのか、あるいは学校ごと、あるいは自治体ごとの任意加入の位置づけなのでしょうか。また、この日本スポーツ振興センターにおける傷害保険以外に、同等の傷害保険はあるのでしょうか。もしあるようでしたら、そちらも検討されたのでしょうか。御所見をお聞かせください。
 実績報告書の186ページに、覚せい剤追放対策事業というのがございます。こちらは毎年駅前の例大祭に合わせてキャンペーンが駅のペデストリアンデッキで行われております。先日の8日にも三鷹駅でキャンペーンを行ったということです。ここ数年、ボーイスカウトの協力を得て実施しておりますが、ボーイスカウトが出るようになった経緯をお聞きしたいと思います。と同時に、青少年育成団体には他にもありまして、例えばPTA、青少対、ジュニアリーダー、青少年委員、子ども会などなどありますけれども、そういった組織へのこのキャンペーンの打診はされているのでしょうか。お聞かせください。
 それから、学校ICTについてお聞かせください。学校のパソコン、職員とあとパソコン教室などにも物すごい数のパソコンが並んでいるところなんでございますが、ここのところちょっと問題になっているウインドウズXPの保守期間が間もなく終わるということで、マイクロソフトではウインドウズXPから早く最新のOSに更新してくださいということになっておるんですが、ウインドウズXPが残っているのかどうか、そちらの現状をお聞かせください。学校のパソコン教育なんかでは、セキュリティーなどにも随分注意を払って教育しているということなんですけども、ウインドウズXPの保守がきかなくなると、それこそセキュリティーホールが穴だらけになってしまうというところになりますので、教育になりはしないという状況になるかと思うので、その認識をお聞かせいただければと思います。
 それと小・中学校におけるPPSについてお聞きいたします。こちら、その他の項目で、学校版環境マネジメントシステム、それから学校における環境教育の題材としても、この学校版PPSは使えるかと思うんですけれども、学校版PPSの教育への取り入れについて、現状をお聞かせいただければと思います。一旦終わります。


◯指導課長(川崎知已君)  学校の給食指導時間のことについての御質問をいただきました。児童・生徒の発達の段階もありますので、中学校よりも小学校のほうが給食指導の時間ですね、これは配膳から片づけまで含めての時間ですけども、小学校のほうが指導時間のほうを多くとっております。大体配膳から片づけまで45分ぐらいの中で行われるようになっております。この時間の中で、各校子どもたちの教育上、この時間で足りるのかという御質問ですが、恐らくおおむね食育という観点で、要するに子どもたちに味わってよくかんで、よく食べるということを身につけるという意味での食育ということを含めて、おおむねこの時間の中で十分教育の目標はなし得ていると考えております。ただ、小学校1年生入ったばかりのときは、非常にこのあたり時間がかかりますものですから、ここは担任のほうで、当初は少し4時間目を繰り上げて、給食の時間を確保して、子どもたちに慌てないで給食を食べさせるように、段階を踏んだ指導をしております。以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず学校の校庭の芝生化の件です。維持管理の状況はということですが、こちら学校ごとにそれぞれ特徴があるんですが、地域の皆さんが非常に熱心に協力をしていただいて、全体としてはよく管理されているかなと考えています。また御質問の中にあった、一部はげて芝生が傷んでいるというお話かなと思うんですが、こちらも春先の気温の上がり方であったり、あるいは冬場の雨であったり雪であったりという状況によっても変わってきてしまいます。特に全面芝生をした北野小から丸々4年間たってきていまして、そういった冬場の過ごし方、あるいは春の迎え方についても、維持管理をする側でも大分ノウハウがたまってきていますので、小さな傷んだときの苗を事前に十分用意をしておいて、そこを補っていくようなことをしたり、あるいは冬場には保護用のシートを張るなどで対策をとってきていますので、少しずつ改善をしてきているかなというふうに考えています。
 それから次、トイレの問題です。こちらも順次ほかの改修等と合わせて対応をとってきているんですが、御質問にあった内容とすると、恐らく洋式を中心とした便器の配置、それから乾式というんですが、昔ながらの水洗いをするのではなく拭き掃除のトイレということが中心かなと思うんですが、こちらも御質問にあった第一中学校の例ですと2カ年に分けてやって、実際には総合計画、実績額で8,000万円近くの工事費がかかっているような状況です。こういった多額の経費を要します。また工事期間中はトイレが使えなくなるということで、夏休みを中心とした工事になりますので、なるべく学校の運営に支障を来さないように、とはいいながら、財政負担を考慮しながらなるべく早くということで考えているところでございます。
 それからもう1点、学校のICT環境です。こちらウインドウズXPですが、今年度この平成24年から平成25年にかけて全体の見直しをする中で、ことしの夏、平成25年の夏にパソコン全台の更新を行いました。ウインドウズ7の環境になりましたので、全体約1,900台ほどなんですが、こちら全部更新が終わったという状況になります。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  日本スポーツ振興センターの掛金ということで御質問がございました。こちらはまず制度としては、保険という形ではなくて共済制度ということになっておりまして、日本スポーツ振興センター法という法律で掛金なども全て定められておりまして、これは教育委員会とか学校に過失があるなしにかかわらず、お子さん同士の、例えばちょっとしたけんかなどがあったような場合でも、医療費について保護者負担分、3割負担分が全額出ます。それから、さらに交通費分ということで1割出て、非常に有利な制度になっております。この掛金の金額で、これ以上有利なものというのはほかに見当たりませんので、全国でほぼこれを利用しているというところですけれども、こちらの掛金については市で全額負担しておりますので、保護者負担はございません。強制かということですが、これは別に強制ではございませんけれども、大体学校でのこういうような子ども同士のけんかによるトラブルなど、やはり学校生活での円滑な生活をという意味でかけております。私のほうからは以上でございます。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  薬物乱用防止の駅頭のキャンペーンについての、ボーイスカウトの協力の件でございますが、実際いつごろからどういった経緯でということで、ボーイスカウト協議会の協力といった部分を得ているのかというふうなところについては、申しわけございません、ちょっと把握をしておりません。ただこの団体自体が昭和53年からの活動でございますので、それと過去の経緯もあるかと思いますが、役員の中にボーイスカウト協議会の会長さんや、ほかにもう1名、ボーイスカウトに入っている方がいらっしゃいますので、そういったつながりの中でお互いに協力というようなところで出てきたことかとは思いますが、お子さん方が、私も実際現場で参加しておりますので、お子様方が元気にやっていただくというようなところで大いに助かっているっていうような実情がございます。
 それと、あと他団体への打診といいますか、協力っていうようなことかと思いますが、こちらについてもこの活動の中で、ほかに駅頭に加えてコミセン祭りでのキャンペーンだったり、成人式のところでキャンペーンだったりっていうようなことを実施しておりますが、そういう意味では、大きくっていうようなことではなくて、広く広めようというようなところで活動していただいていまして、これまで特にそういった形でお願いをしたことはございません。御案内っていうふうなところで、こういうことをやりますっていうことは御案内をしたことがありますが、その辺のところについては、今後また検討していきたいと思います。


◯指導課長(川崎知已君)  小学校、中学校のほうに一般電気事業者から特定規模電気事業者への供給切りかえということがどのように教育に生かせるかという御質問でございました。小学校、中学校においてPPSを導入したこと、このことがなぜPPSを導入しなければならなかったのか、することが何がよかったのか。それはどういうふうな経緯で、どのようなことからそれが必要なのか。では、自分たちはその中でどのような姿勢で、今のエネルギー問題に取り組めばいいのかという観点から、環境教育という観点から学校として取り組む可能性があるかと思います。そのあたりについて検討してまいりたいと思っております。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。学校給食の時間の件、中学では10分とか15分しかないということに関して、御所見が御答弁いただいていないのかなと思うんですが、まずそこをお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  大変失礼いたしました。中学校の給食時間が10分から15分というのは、恐らく学校が組んだ時間帯の時間ではないと考えております。子どもたちが、例えば給食準備がおくれてしまって、実際に食べる時間がそれしかなくなってしまったということはあるかと思いますが、学校としては、基本的にはゆとりのある時間の中で、配膳を含めて給食の時間の確保はしておりますので、中学校の給食の時間、給食を食べる時間についても、今の時間の中で十分機能されていると考えております。
 中学校、配膳から片づけまで含めて、約30分で行う形になっております。ただ、食べ切れない者に関しては、そのまま食事をできると。大体食事時間は15分。15分の時間の中で、中学生の場合は十分に食事をすることができると考えております。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。学校給食、中学は15分で食べる設定。これはちょっと短いのかなっていうような感想です。午後の授業の開始時間などもあると思いますのでね、給食時間を多目にとるというのは難しいのかもしれませんが、もう少し食育ですとか、スローフードですとかね、立ち食いそば食べているわけではないんで、今後検証していっていただければいいのかなと思います。
 芝生の現状も、そのとおりだと思います。どうしてもね、小学校の場合は子どもたちが遊んで、その部分がどうしても傷みやすい。中学校のほうは余り生徒たちが芝生の上に上がらないようにしているせいか、いつでもきれいになっているなっていう認識を持っているんですね。とにかく人が入らなければきれいに維持できるっていうジレンマがここにありますのでね、うまいこと地区割りみたいなのをして、養生していっていくのがいいのかなと思うんですけれども、養生の仕方というもの、この区域は立入禁止だけれども、こっちは使っていい。そのような分け方の仕方っていうのも、学校ごとに芝生の形が違いますから何ともいえないんでしょうけれども、その養生の仕方に関して御所見がありましたらお聞かせください。
 学校のトイレについてお伺いいたします。この間、リストを一覧いただきまして、小学校でいわゆる乾式床仕上げで新しくなっている学校というのが、第一小学校、第二小学校、第三小学校、第七小学校、東台小学校ということですね。中学校では第一中学校のみということになっております。ですから、中学校はほとんど旧式のトイレということになっているわけなんですけれども、新しくなっている小学校から中学校に進級した場合に、そのマイナスのギャップっていうのは結構気の毒だなというのはあるんですよね。ですから、ぜひ予算を組んでいただき、補助を取っていただき、トイレの改修というものを進めていただくのがいいのかなと思っております。1校当たり8,000万円ぐらい。補助金が7分の2ということで聞いておりますが、なかなか大変な市独自の出費にはなると思います。トイレの改修で、かつて荒れていた学校がそこから鎮静化に向かったという例も過去に聞いているところでありますので、ほかの学校設備よりも優先してトイレを改修してもいいんじゃないかというところがあるんですけれども、今までの経緯を検証した上で、御認識をお聞かせいただければと思います。
 日本スポーツ振興センターの共済制度に関してなんですが、これ、三鷹市での請求実績は年間どれぐらいあるのかおわかりでしょうか。金額など、最低こんな金額で、最高こんな金額がおりましたというのも、おわかりでしたらお聞かせください。
 覚せい剤追放対策事業についてなんですけれども、これ、主催は東京都薬物乱用防止推進三鷹地区協議会ということだと思います。この組織なんですけども、東京都の組織のブランチ団体として、三鷹地区協議会があるような形になっていると認識しているんですけども、東京都では、東京都福祉保健局の管轄になっているんですね。それを踏襲しますと、教育費ではなくて衛生費のほうが適切なのかなと思うところがあるんですけれども、教育費に入れた経緯というものをお聞かせください。お願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  私からは、芝生の養生についてお答えをしたいと思います。御提案がございました、区分けをして育ててはどうかというような御提案もございましたけれども、環境学習という一環もございますので、禁止区域を設けて、ここは入ってはいけないと。芝生に親しむという1つの目的の中では、そういった方法もいかがかなということもちょっと感じたりいたします。荒い使い方をすれば芝生が傷む。丁寧に使ってあげれば芝生が育つというようなことを身をもって感じることも、これは1つ学習効果があろうということを思います。どのような方法をとったら、一番芝生が傷まずに、よりよい環境でいられるのかということにつきましては、専門家の御意見なども今までも聞いてございますけれども、今後より一層そういった御助言などもいただきながら、やはり子どもたちに対する環境教育の一環として、芝生の生育を見守っていくというような形をとりたいと思っているところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  学校のトイレです。スピードアップをということなんですが、先ほどもお話ししたとおり、トイレの改修の際には既存のものを解体をして、排水管等の改修も出ますので、大分ほこりが出たり、当然1系統使えなくなりますので、夏に集中する必要がある。また、トイレだけではなくて、小・中学校施設、先ほども話題になりましたが、非構造部材の補強の問題、あるいは老朽化の対応の問題ということがございますので、こういったさまざまな課題をうまく解決できるように、あわせて補助金もなるべく効率よく確保できるような事業の組み合わせを考えて、早く早期の対応を考えていきたいというふうに考えております。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  日本スポーツ振興センターの共済制度の支出状況でございますけれども、これは歳入と同額でございまして、720万円ほど年間支出しております。これは学校での小さなけがも、すり傷から、それから骨折に至るまでありますので、毎月数十件請求が、細かいものも入れますとあります。改めて今、何件ということまではなかなか申し上げられないんですけれども、何百件という、年間ですと件数になるのではないかなと思っております。骨折の場合などですと10万円、20万円というふうになるような場合もございます。それから、小さなものですと数千円で済んでいるっていうようなものもございます。


◯児童青少年課長(桑名 茂君)  薬物乱用防止の事業費がなぜ教育費のほうで計上されているのかということなんですが、児童の健全育成、こういった観点からの事業費として、教育費のほうで計上しているものだと思われます。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。よくわかりました。トイレに関しては、補助金の請求というのが大事、補助金を取ってくるということが大事だと思うんですけども、これ、一度に数校分をまとめて申請する、あるいは取ってくるということは可能なんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  制度としては可能です。ただ、国の補助金も全体の上限額、許容額がございますので、その年度ごとに東京都の中で採択の順番づけがされます。そういった兼ね合いで、若干の調整が入ってくる可能性がございます。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。給食の時間の件に関しては、給食試食会、保護者の参加する試食会でも話題になったことがあると聞いています。果たして成人である保護者たちが15分で食べられるのかなということも考慮しながら食したらしいんですけども、やはり相当な忙しさだったというような感想も耳に入っているところであります。学校の朝から夕、放課するまでの時間の長さの中で調整するのは難しいのかもしれませんけれども、将来的な課題としてぜひ検討していただくほうが、子どもたちにとっていいのかなと思っております。よろしくお願いいたします。
 それとスポーツ振興センターの共済金に関しましてです。これは本当にすごい件数。ということは、子どもたちが随分けがしているんだなということがここでよくわかるところなんですけれども、そういった役割として、この日本スポーツ振興センターが社会に貢献しているということがよくわかりました。このスポーツ振興センター、totoの発行元であったり、いろんなところで話題になっているんですね。なぜここが学校の傷害保険にかかわっているのかなということも疑問に思いましたので、一緒に質問させていただいた次第です。ありがとうございました。ちょっと時間が余ってはおりますが、これにて終了させていただきます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いいたします。170ページの教育委員会でまとめて聞きます。1、いじめ、2、体罰、3、不登校、4、警察連携、5、学級崩壊等、当該年度において、こうした不適切行動等を生じたものは何件ありまして、その解決を図られているのでしょうか。
 2番目、171ページと172ページ、支援教育です。いわゆる普通教諭の方々が、こうした養護系の、あるいは発達支援、発達障がいに対しての研修、あるいは体験、こういったものはどういう形でされていたのでしょうか。
 173ページが3つあります。1つは、英語教育や何かを含めて、MISHOPさんとの連携はその後どうなっていますでしょうか。在日の外国人の保護者が、学校に関する相談、PTA活動、あるいは災害時等、用語、キーワードにお困りと聞いておりますが、そういう連携はMISHOPさんも含めてされたのでしょうか。
 同じページの2番目は、教科書の採択です。新旧使用のテキストについての現状と課題でございます。以前にもございましたとおり、一般市販のものを購入するだけじゃなくて、自腹、自前でテキストを書かれたりすることがございますが、現場ではどのような使い方をされているのでしょうか。
 それから3番目、いわゆる言語力アップの向上についてが先ほどございました。ヒアリングというか聞く力ということなんですが、いわゆるプレゼンテーション能力とかTED、いわゆるテクノロジー、エンターテインメント、デザインといったものも注目されておりますが、そういう発表系のほうへの発展の検討はされたんでしょうか。
 174ページ、ICT関係です。これまでもいろんなモデル事業がございました。IPv6とかいろいろございましたが、今、三鷹市のITはどういうことをメーンとして念頭において、特に平成24年度は目標に置いてされたのでしょうか。それらが例えばモラル教育であるとか、アイフォンであるとか、タブレットであるとかという現状に生かされる、あるいはホームページ、学校やクラスやクラブ活動のホームページに反映されたというふうにお考えでしょうか。
 181ページ、学校施設改修の中で、今、一中のトイレのことが出てまいりました。一中のトイレは解消されたんですが、多く北側から入って左側の、いわゆる多目的なトイレというのは、そのまま物の置き場になっているのでしょうか。給水系がだめでほったらかしになっているといううわさもありますが、その辺はどうなっているのでしょうか。
 183ページ、学校保健衛生。先ほど衛生費のことがございました。歯磨き口腔衛生の件で、今は衛生費の中で小学校3年生のは行われております。ただこれの中学校1年、あるいは支援級の生徒に対する広がりからいくと、教育費としてこれは取り扱うべきではないかという意見もあります。保健衛生、あるいは健康教育等、文科省のそうした指導の中にも入っておりますので、この辺の教育委員会側の御検討と見解をお聞かせください。
 187ページ、社会教育会館、資料171の112でございます。いわゆる事務事業の見直しで、講座、あるいは自主グループ等の削減というか、されました。これ、前にもちょっと御指摘をしたことがございますが、こうしたことが窓口に来て初めてわかったと、変更点がですね。広報等では発表されないで、初めてそこに申し込みに来てわかったということがございますが、広報・周知の点で課題はなかったのでしょうか。
 189ページ、図書館でございます。図書館は空調環境、冷房も完備されておりますが、加湿面ではいかがでしょうか、湿度のほうですね。それから、これらのエネルギー環境、太陽光、蓄電池のほうはどのように考えられたでしょうか。それから災害時、書架から本が崩れ落ちるとか、こうしたことの対応。あるいは、そこにいらっしゃる方の備蓄品についてはどうなっておりましたでしょうか。
 それから、資料の134ページ、エレベーターがございます。唯一公的ではあります六中のシンドラーのエレベーターについては、ふぐあいは起きなかったでしょうか。
 それから、資料250ページ、七小の情緒障がい学級の児童数が大変ふえてきております。以前は六小が問題になっておりました。こういう面から二小へのそうした支援級の開設、あるいはこれがそのまま二中に持ち上がります、こうしたことについての対応についてはどのように御検討されたでしょうか。以上でございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  委員の皆様にお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと御確認をいただいているところでございますが、しばらくの間会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。さよう決定いたしました。
 答弁をお願いいたします。


◯指導課長(川崎知已君)  生徒の健全育成上のこと、服務上のことについて御質問いただきましたので回答させていただきます。最初にいじめに関してですけれども、平成24年度、これから国が正式に数値を発表しますので、まだ正式な発表にはなっておりませんが、いじめに関しましては、昨年度平成24年度は小学校が53件、中学校が82件、いじめを認知した数として挙げられております。全てこれらは年度末までに解消されております。
 2つ目の体罰につきましてですが、昨年度の体罰に関しましては、委員会でも御報告しましたように、小学校の教員1名、中学校の教員1名、それぞれ市教委として口頭注意というふうな措置をしております。
 それから、不登校でございます。不登校に関しましても、これもまだ国の正式な発表がない中でございますが、平成24年度の不登校の数でございます。小学校のほうが2名、中学校が31名という形で国のほうには報告してございます。
 それから、警察との連携ですが、警察との連携というのは、児童・生徒の学校だけで解決できないような問題ですね、これを学校と警察が相互に連携し合う、つまり連絡し合う制度のことをいっているわけですけれども、このような警察との連携でかかわった数ですが、少しお待ちください。失礼いたしました。平成24年度、学校から警察へのほうが3件、それから、警察から学校に報告があったのが8件になってございます。
 いわゆる学級崩壊、学級が機能しない状況というところでございますが、昨年度さまざまな程度の差はありますが、こちらのほうでちょっと学級のほうに、ある程度てこ入れをしなければならないという形で教育支援員を配置した学級が2学級ございました。
 それから、MISHOPとの関係ですけども、2つですね。外国から編入した児童・生徒が、学校生活の適応が困難である場合に、日本語指導員を派遣する。原則として週1回20時間として、状況に応じてお時間が可能だということなんですけども、このようなケースにつきましては、中学校で1人の女子生徒、小学校のほうで1人の男子児童にこのような指導をしてございます。
 それから、教科書採択に当たって、教育支援学級での教科用図書の使用の仕方ですが、基本的には教育支援学級の場合は、個々の子どもたちのさまざまな障がいの状態に応じて、そこに応じた教材を教員が工夫していく。例えば交流及び共同学習で通常学級の子どもたちと交わるときに、その教科書を使っていく。あるいは、個々の教材を使っていく上で、1つの資料として教科書の中にある冊子を使うとか、あるいは写真を使うとか、地図を使うとかという形での使用の仕方でいく。基本的には個々の子どもの障がいの状態に合った指導を工夫しながら、教材を工夫しながらやっていく。その中で一般教科書を活用していくという形をとってございます。
 それから、言語力アップのところですけども、御指摘のように言語力というところでは、全ての教科の中で記録、説明、批評、論述、討論というのが言語活動の大事な役割です。ですので、いわゆる発表型というんでしょうか、いわゆるこちらのほうから発信していく、相手に伝わるように伝えていくというような言語活動は、非常に重要な観点で進めているところでございます。以上、そこまでにさせていただきます。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  通常の学級の教員たちの研修の件と、それから情緒障がい等の通級指導学級の件、2点についてお答えいたします。通常の学級の教員たちの研修につきましては、3つのポイントがあるというふうに考えます。1つ目は直接の研修なんですけれども、教育委員会の職員や、それから専門の先生方が学校に直接出向いて行う研修会を、年1回義務づけております。各学校年1回ということです。
 それから2つ目なんですが、OJTのシステムが学校の中でうまく行われるということを念頭にいたしまして、三鷹市では通常の学級の教員たちが、児童・生徒の学習や行動面の課題を共通の視点でチェックできるようなチェックシートをつくっております。それを用いまして、学校の中で教員たちが早期に児童・生徒の課題を発見し、そしてそれに取り組めるよう、それらにつきましては教育支援コーディネーターを中心に研修を行いまして、校内でそれらがOJTとして遂行できるようにしております。
 3つ目です。考え方として、とにかく通常の学級の中に課題のある児童・生徒がいるのは当たり前ですので、みんな違って当たり前というそういう考え方と、それから、みんなに対してわかりやすい授業をしていく。ただしゃべるだけではなく、文字や絵を提示する、そのようなユニバーサルデザインの教育という、そういう考え方を浸透させているところでございます。
 次、情緒障がい学級なんですが、確かに七小の情緒障がい学級ふえておりますが、七小だけではなく小学校、第一小、北野小、南浦小、ふえております。御指摘のような設置の点も含めまして検討していきたいと考えております。以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず学校のICT関係です。現状の目標とかということですが、先ほどお話ししたとおり、小・中学校全体で1,900台ほどのパソコンがございます。ちょうど今、再整備の最中ですが、まず1点は、まずきちっと安定をして使っていただけるようなしっかりした基盤をつくりましょうということで、とまらない、安心して使える環境を用意しましょう。それから2点目は、教員が事務、校務を中心として使っていますので、子どもたちの大切な情報、これが外部に漏れないようにということを十分考慮をしてございます。また3点目なんですが、授業での活用の面です。まだまだ機械的な問題、それから教材の問題、発展途上ではありますが、いずれの形のものが整備をされてきても、十分その変化に対応できるような基盤を整備をしようということで、対応してございます。これが学校ICT関係です。
 次、一中のトイレの問題です。1階の多目的トイレということですが、こちらしばらく前に、扉が破損をしていたために使いにくくなってということで、結果として使われないまま、ついいろんな物を置いたりということがあったようです。こちらも昨年度、ちょうどこの決算年度中に修理をして、正常に使えるようになってございます。こういった壊れたものの連絡がおくれた場合に、こういうケースがございますので、各校にはそういった破損やふぐあいはスムーズに我々の側に連絡をいただけるようにということで、声かけをしているところでございます。
 それから最後、エレベーターの問題です。第六中学校のエレベーターですが、こちらも点検をして、異常ないということで報告をいただいています。以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  口腔衛生の件で御質問をいただきました。現在健康推進課の予算のほうで、歯科衛生士さんによる歯磨き指導、小学校3年生の児童を対象に行っているわけです。中学校に行った後、あるいは教育支援学級の子どもたちへということですが、現在市内の中学校の中には、口腔衛生としてブラッシングの仕方であるとか、あるいは染色剤を使った歯垢チェックを、学校長から学校の歯科医さんのほうに指導を依頼して進めている学校もある。またその中で、教育支援学級の子どもたちにも、通常学級の子どもたちにまじりながら、交流及び共同学習という形で一緒に学んでいるという例もございますので、そのあたりも少し踏まえながら、今後検討していく必要があるかなと思っております。


◯社会教育会館長(新名清人君)  今回の事務事業総点検運動における見直しにつきましての広報・周知についての御質問をいただきました。今回社会教育会館では、主に青少年体験学習事業、自主グループ講師派遣事業、住民協議会との連携事業についてそれぞれ見直しをさせていただいたところですが、それぞれにつきまして、まず1つ青少年体験事業につきましては、比較的短い、あるいは単発の講座を数多くこれまで展開してきたということがございます中で、昨年度やって、当該年度募集を行わないということで、結果として利用者の方にわかって、御意見をいただくという場合は確かにございました。その点では申しわけなく感じておるところでございますが、自主グループの講師派遣事業につきましては、主に今回当該年度で、高齢者自主グループの頻度につきまして見直しをさせていただいたところなので、この点につきましては、募集時、募集段階で広報、あるいはホームページ、あるいは当然常時利用されている方々も多いものですから、館内掲示などで、その頻度の変更がわかるような形で行ったと私どもは考えていたところですが、確かに実際に募集申し込み段階で、その違いに気づいた方々が多かったということがございます。
 それと住民協議会との連携事業では、連絡会議等でそれぞれの住協の事務局長の方々がいらっしゃる場で、程度の変更について説明を差し上げて、御理解と御協力をお願いしたという経過がございます。以上です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  図書館の空調設備等についてお尋ねいただきました。まず加湿の設備ということですけれども、図書館のほう、本館、分館とも加湿の設備というのは特に現在のところございません。ただ、今整備しております南部図書館では、加湿装置、あるいは熱交換機、太陽光パネル等を準備をしているところです。それから、本館と、それから分館の空調ですけれども、平成19年度とそれから平成22年度にガス式のものに空調設備を更新しております。省エネという面では効果が上がっているところです。
 それから、災害時ということですけれども、東日本の後、本の落下等に備えるというような対応をしておりますけれども、備蓄についてはございません。以上です。


◯委員(緒方一郎君)  済みません、じゃあ答弁漏れから最初に聞きます。在日の保護者のほうを聞いたんですね。保護者の方がPTA活動だとか、学級指導とかについて、よく用語がわからない。それから、災害時の、だから子どもたちを受け持っている、どう連絡したらいいか、そういうことがちょっとわからないというお声を聞いたので、その辺はどういうふうにフォローされているか、これが1つ。
 それから、再質問に入ります。いじめについては、これだけのいじめがありましたが、解消されたという報告になっておりますが、私は解消されたと思っていません。その後もこれらの波及が続いていると思いますんで、そのフォローはどうなっていますでしょうか。それから、体罰については、これらの先生が異動されて解決されたということではなくて、今後やっぱり徹底して体罰についての物の考え方を、全先生がやっぱりすり込んでいただかなきゃ、理解していただかなきゃいけない。この辺はどうなっておりましたでしょうか。
 それから、警察連携のそれぞれの中で、万引きとか粗暴犯とか、あるいは薬害はなかったと思うんですが、その内容についてお聞かせいただけますでしょうか。
 それから、一中の体育館のことはそのとおりでございまして、ちょっと1点、そこでドアだけじゃなくて給水関係も、つまり水の流れも悪かったというのも解消されたのか、ここでもう1回お聞きいたします。
 それから、歯のことなんですが、先ほどありました、都の区市町村の補助金というのは、別にこれは衛生費でなくても教育費で受け取っても問題ない性質のものなんでしょうか。財政的にちょっと確認をさせていただきます。
 それから、社会教育会館のことについては、本当にやっぱり広報をしっかりしていただいて、全市の方、だからそこに申し込みにいく、応募にいくっていうことは、そのグループの方々が準備をされて話し合っていくわけですから、そうしたらそういう枠がなかったとかっていうことになっちゃうわけですので、これは今後とも見直しそのものは大事なことなんですが、それの周知徹底はぜひ丁寧にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 それから、図書館でいいますと、書架ですね、本が倒れたりする。だから、実際にその場にいらっしゃる方々が、倒れてきたり何かするときの、そういった事故に対する対応はちゃんとできているのかどうか。バンドや何かでやっているのかどうかというのをお聞きしたいと思いました。よろしくお願いします。


◯指導課長(川崎知已君)  大変失礼いたしました。在日で保護者の方が日本語がわからなくてというところでございますが、指導課の予算の中で行っているこのMISHOPとのものは、基本的には児童・生徒対象のものですので、そこからの使用の仕方はできないんですが、保護者の方が直接、あるいは学校のほうに情報提供する中で、学校のほうがその保護者の方が困っているようでしたら、MISHOPのほうにダイレクトに行って、そこで通訳をしていただいているという事例はあるというふうに聞いております。学校のほうにそのような情報、困っている方がどのような救済の措置があるのかというあたりの情報のほうは、流していかなければならないなというふうに思っております。
 それから、いじめですが、御指摘のとおり1回解消したからといって、それが起こらないという保証は何もない。あくまでも教育委員会のほうでは、学校のほうに申し上げているのは、その子どもが卒業するまで見届けると。一度起こったことに関しては再燃するという1つの危機感を持って見届けていく。注意深く見守っていくということを徹底してまいりたいと思っております。
 それから、体罰につきましても、これも大変残念なことでございます。昨年度来、体罰におきましては、校長会で指導する、あるいは学校のほうに指導主事が行って指導していく。それから、体罰が起こり得る状況について、どうやったら起こらないかっていうあたりの校内整備を学校としてアイデアを出させていく。あるいは、教員たちが自分たちの中で体罰というものを起こさないための風土づくりっていうんでしょうか、それをどういうふうに醸し出していくのかというところでの取り組みなど、さまざまなところをしてまいりました。これにつきましては、引き続き学校の中に、職員の中に体罰というものを容認しない風土づくりを進めていきたいと考えております。
 それから、警察との連携ですが、これは1つは、万引きに関してが4件でございます。それは警察から学校に情報があったものが、万引きですね。それから、けんかに関してが1件。それから、窃盗ですね、万引きも窃盗も同じなんですけども、失礼しました。窃盗に関してが、6件でございます。それから、薬害についてはございません。以上ですね。大変失礼しました。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  一中体育館のトイレの件ですが、学校から正式なふぐあい等の連絡は、実はいただいてございません。なので、詳細を確認をして、速やかな対応をしていきたいと思います。他校でも同様のことが起き得ますので、こういったことの再発防止、これを機会に徹底していきたいと思います。以上です。


◯企画部行財政改革担当部長(土屋 宏君)  先ほどの予算の組み方のお話ですが、基本的に歳出予算の科目に関しましては、自治法の施行規則に一定のひな型は示されております。しかしながら、それに具体的にどのような内容を盛り込むかということは、それぞれの市町村のある程度の裁量に委ねられているということです。御指摘いただきました口腔衛生に関しましては、これは三鷹市としてどういう施策の体系の中でやっているかということになりますので、今のところ、例えば小学生もありますけども、乳幼児もあるというような全体の中で、今のところは衛生費で組ませていただいているというのが現状です。ただし、この小学生に関して、これを教育費に移すべきではないかということ、それもまた一理あるとは思いますけども、それはまた今後考えさせていただくということにさせていただくとして、その上で、当該歳入、東京都なり国の補助金に関しましては、例えば教育費で組んだ歳出に対しては、教育費の国庫補助金で受ける。衛生費の歳出で組んだものについては、衛生費の国庫補助金、あるいは都補助金で受けるというような形で、財源充当関係を明確にしながら予算計上、あるいは決算を行っていくというのが基本的な考え方となっております。以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(高階豊彦君)  私からは、社会教育会館の事業の見直しにかかわる広報・周知についての再質問についてお答えをさせていただきます。当該年度の周知につきましては、先ほど館長が答弁させていただいたとおりでございますけれども、今後さらに丁寧に対応を行っていきたいと思いますし、先ほど質問委員さんのほうから指摘がありました事前の周知の徹底、これはやはり大切だと思いますので、これからもしっかりとやっていきたいと思います。以上です。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  災害対応ということで、書架の倒壊等についてへの対応ということで、図書館の書架ですけれども、非常に重量のある台形の書架となっておりまして、倒れるというような形ではないと、想定されないんですけれども、それがずれるとか動くとかっていうようなことが考えられるので、それについては床にとめるとか、あるいは本館の団体室などのように、一般的な鉄製の書架を用いている部分では、書架同士をつなげるというような形で対応をしているところです。また南部図書館については、床にアンカーを打ってとめるというようなことをしております。以上です。


◯委員(緒方一郎君)  せっかくすばらしい事業、施策を展開していただいておりますので、市民の方々への周知徹底、細かい点もぜひ今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、ちょっと時間も限られていますので、ちょっと絞って質問させていただきたいと思います。
 報告書171ページ、事項4.学校安全推進関係費、安全推進業務委託料ですが、各小学校におけるスクールエンジェルスの活動においてちょっとお伺いしたいんですが、さきに練馬区で発生しました児童襲撃事件等の事案からも、安心してこのスクールエンジェルスの業務遂行がなされることが重要と考えますが、本事業はシニアSOHOへの委託とのことですが、保険体制、また当該年度も含めて携行する備品等の見直しについての考え、議論はあったのでしょうか。確認を含めて伺いたいと思います。
 次に報告書171ページ、事項6.給食調理業務委託化等関係費です。市内産野菜の利用率向上における取り組みの課題として、調理材料の一括発注が一因とされているというふうに伺いますけれども、例えば市内農家からの納入にインセンティブを与えるっていうこととか、利用率のさらなる向上が図れるのではないかと考えます。また農家と学校間の輸送の手間も、この妨げている一因ではないかと聞きます。食育の取り組みや、自給率向上の、当該年度ではどのような議論がなされたのでしょうか。お伺いします。
 次に172ページ、事項12.小・中一貫教育関係費です。平成21年度より全市展開した7学園のそれぞれの課題解決のノウハウや、活用ツール等が集積されてきたと考えます。同じ手間や失敗を各学園で起こさないためにも、データベース化してできるだけ共有化し、必要なものを取り出せるようにする環境整備が必要だと考えます。当該年度、どのような検討があったのかお伺いをしたいと思います。
 続きまして、175ページ、事項1.私立幼稚園等助成関係費です。認定こども園も含め、預かり保育に関する提出書類が大変多様で、各種ばらばらである状況があると伺います。そのための人員を確保しなければならないほど手間がかかっているとのことであって、当該年度、事務作業効率化のための各市との協議行われたのでしょうか。行われたのであれば、どのようになされたのかお伺いをしたいと思います。また、障がいのある園児を預かる場合に、三鷹市の園児を武蔵野市や杉並区が預かると、三鷹市から各市に補助が出るということなんですが、武蔵野市や杉並区、隣接市区からの園児を預かっても、各市からの助成がない実態があるというふうにお伺いします。当該年度、各市との協議がどのようにされたのかお伺いをしたいと思います。
 先ほどの款の質問ともかぶりますけれども、落ち葉とか工作用紙等のごみが大量にやっぱり出てしまうという状況で、市での回収は最低限度となっているんですが、結局事業ごみとして処理しなければならない。そのための負担が大きいということなんですが、幼稚園のごみの問題についての考え方、基本的な部分を再度ちょっとこの款でも聞きたいと思います。
 次に実績報告書191ページ、事項4.学校体育施設開放事業費でございます。当該年度より、委託先が変わりました。学校開放業務は、子どもたちが安全に安心して校庭などで遊ぶため、多岐にわたる仕事があり、知識とか経験が豊富な業務であろうかと思います。長きにわたり開放業務に携わっていた委託先から、当該年度変わったわけなんですが、スタッフなどは継続して運営をされているようでございますが、委託先が変わって、開放業務に対してどのような声が寄せられているでしょうか。また、市としてどのようにこの事業者の変わったことを評価されているのか、お伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯総務課長(秋山慎一君)  学校安全推進員につきまして、2点御質問を受けましたのでお答えをします。まず1件目の保険の関係でございますけれども、これは契約の中に業務従事者の損害保険料ということで、その金額を含んだものを契約をしておりまして、委託先の事業者のほうで、けがなどを想定した、いわゆる普通傷害保険のほうに加入をしているということでございます。それから、携行品の見直しをしたかという御質問ですけれども、学校安全推進員はベストを着用して、トランシーバー等を携行しているわけでございますけれども、これにつきましては、特に見直しというものは行っておりません。以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食の調理業務委託に関連しまして、市内産野菜の活用ということでございますけれども、これ給食、調理業務は委託になった場合でも、食材の調達方法は以前と変わりません。学校が今までどおり直接行っておりますので、委託業者は調理業務だけでございます。食材の調達、それから献立などは、従前どおりで行っております。それから、協力農家は今8軒ございます。確かに皆さん個人でやられているところから納入いただいているんですけれども、搬送が少し負担になっているのではないかということですけれども、連絡会を毎年1回設けているんですけれども、そういう問題がありますけれども、今やはり問題になっているのは、やはり協力農家さん、全て露地物栽培ですので、収穫の時期と、学校が食材を使う時期をいかに合わせるかというほうが、今中心になっておりまして、これまで少し形がふぞろいのようなものも使えるような工夫をしてまいりました。ただ、搬送などについても、確かに課題のところがあると思いますけれども、教育委員会だけで解決できるかどうかわかりませんけれども、毎年連絡会を持っておりますので、そのような声を吸い上げながら、何かいい工夫ができたらしていきたいというふうに思っています。


◯教育施設担当課長(所 夏目さん)  小・中一貫教育関係費の中で、三鷹コミュニティ・スクール推進会議のほうで、一貫教育にかかわるすぐれた実践についての共有化を図っているところでございます。昨年度は文部科学省の委託事業である学校運営支援等推進事業、この会議の中で報告書を作成いたしまして、共有化を図ったところでございます。


◯子育て支援課長(濱仲純子さん)  幼稚園に関しまして御質問をいただきました。まず1点目、認定こども園の請求についてということでございます。こちらは認定こども園さんだけが対象となっていて、各市の自治体に、市民の請求分をするときの手続かと思われます。各市請求の様式がさまざまであるということで、今回御指摘をいただいているところでございますけれども、これは今度新制度、子どもの子育ての支援新制度が始まった段階におきましては、全国統一の形式ができてくる部分もございますので、そのときにまた検討させていただきますが、通常の預かり保育につきましては、東京都さんから全て補助金が1本で出ることになっておりまして、各市に請求をするというような現状ではございません。
 また、次に障がい児の補助金の関係でございます。障がい児の補助金につきましては、基本的にはこちらも東京都から私学の助成金ということで支出がされております。それにあわせて、各市が上乗せをする部分のことだと思いますが、こちらについて、やはり今後の新制度におきまして、そういった公定価格等の検討もされるかと思いますので、その状況を見ていきたいと考えております。
 次に、落ち葉等のごみの関係でございます。確かに幼稚園という公的な施設ではございますけれども、やはりその反面、その一方では事業主という側面もございますので、公平性の観点から、全体のバランスということもございますので、今後ちょっと検討をさせていただきたいと思います。以上でございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(中森邦夫君)  学校体育施設の開放についての御質問がございました。これにつきましては、業者がかわったと申しますのは、平成19年から業者さんを委託したところは5年を経過したので、新たに競争入札において契約したということでございます。効果といたしましては、委託の金額がかなり下がったということがまずございます。スタッフについては、一部はそのまま残っているということもございまして、引き継ぎは十分うまくいっているというふうに考えてございます。これに対して利用者の市民の方からのお声については、特に苦情というものは、こちらのほうにはきておりません。以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。再質問をさせていただきたいというふうに思います。スクールエンジェルスの件、保険も契約先でっていうことで伺いました。練馬のときもそうだったと思うんですが、あのときはたしか旗か何かで一生懸命対応したっていうようなことがあったと思います。やはり最前線で学校と外の世界というか、という部分で働いているというか、事業をされているという方だというふうに思いますので、またその安全の部分をしっかりと保障しながら、いろいろな考え得る他市の状況とか取り組み、これもしっかりとまた検証していっていただきたいなというふうに思います。これは1点御要望をさせていただきます。
 あと給食の調理業務なんですが、さまざま教育委員会だけでは難しいという状況があろうかと思いますけれども、その連絡会の中でもさまざまな課題が出ているかというふうに思います。やはりちょっと何ていうんですかね、なかなか学校の給食で年間計画っていうようなものも難しいかと思うんですけれども、例えば季節物というかという部分、前もってJA、農協さんのお力添えとかをいただいて、この時期はこういうものがみたいな部分、積極的に栽培していただくような形。また、農家の皆さんもなかなか地元の学校に出すよりは、一括でスーパーが買い取ってくれるっていうか、そのほうが安心というか、後も楽だっていうような声があるのも事実だと伺います。何かしら当該年度の検討も踏まえて、何か学校給食の地元産野菜の活用における工夫の点、また市長でも、お考えがあればちょっとお伺いをしたいと思います。
 そして小・中一貫のほうでは、すぐれた実践の共有化ということを伺いました。さまざまやはり7つの学園の特徴ある取り組みかと思うんですけれども、例えばそうした部分の基本となるような地域との協働の部分での失敗例というか、課題というか、今までの培ってきた部分、にしみたか学園なりがあろうかと思うんですけど、そうした部分の何か情報の共有化っていう部分がなされているのか、再質問ちょっとお伺いしたいと思います。
 それから、幼稚園のほうなんですが、本当に認定こども園のほうは各新制度で統一化されるという御希望の部分も含めての御答弁をいただきました。預かり保育に関する、何というんですかね、各市区でフォーマットが違うというような声を伺ってはいるんですけれども、そういうやっぱり実際幼稚園を経営されている方、事業主であるということが前提なんですけれども、やはり子育て支援に力を入れている三鷹市として、先導的にそうした改善できる部分があれば、各隣接市区とも連携をとって、ちょっと事務の簡素化に努めていくような努力、これに向かってのお考えがあればお伺いしたいと思います。
 また、ごみの問題、またちょっと今回も御答弁いただきましたが、公平性ということで、先ほど副市長からも、芸文のこととかいろいろいただいたんですが、やはり何ていうんですかね、芸文の取り組みとかとはまたこの幼稚園の何ていうんですか、意義づけというか、公共性という部分は非常にちょっと違うかなっていう気がいたします。こうした部分の皆さんの地域の事業主ということではあるかと思いますけれども、こうした御要望等は入っているのかどうか、再質問したいと思います。以上、ちょっとよろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  教育費でございますが、御指名もありましたので、私から答えられる範囲で答えさせていただきますが、1点目、地元産野菜をぜひ学校給食で生かしていけばいいかという御質問です。これは多くの議員の皆様から、同様の趣旨の御質問もいただいておりますし、教育委員会のほうでも農協さんといろいろお話し合いを重ねる中で、それなりの取り組みを進行してきた経過があります。三鷹市の都市農業の皆様は、多品種少量栽培というところがございますので、なかなか同一のものを一気に大量に納入っていうことは困難もあるようですが、しかし、食育の観点でも努力をいただいておりますので、この間一定の協力関係があるということが事実で。ただ、公立保育園の場合の連携と違いまして、やはりかなりの食数を一気につくらなければいけないっていうところの困難は、現場では大きなものがあります。引き続き御提案もありますし、農協の皆さんと検討を重ねながら、できる限り給食の献立の中に三鷹産の野菜等が生かされるように、教育委員会ともども努力していきたいと思っています。
 それから、幼稚園に関して幾つか繰り返し御質問いただいているんですが、極めて重要なのは、幼稚園の事務といいましょうか、そういうものが子ども・子育て支援新制度になったときに、できる限りわかりやすく統一化されたものがよいだろうと。それは実は幼稚園の場合には、御指摘のように、三鷹市内にある幼稚園でも、それを利用されている方が他市の方がいらっしゃる。また三鷹市民が他市の幼稚園を利用されているということもあるわけですから、そういう意味では、ぜひ今おっしゃった自治体で異なることない、できる限り標準化されたほうがいいんじゃないかっていうことは、担当の課長が申しましたように、今後の制度の中でそういうことが進んでいくように、三鷹市としても努力をしていきたいと思います。なお、新しい制度の中では、幼稚園であれ保育園であれ、幼保連携型こども園であれ、事務的なものも相当程度改善もされるでしょうが、ふえていく面があるでしょうから、努力をしていきたいと思います。
 なお、繰り返しごみの問題について御質問いただいているわけですが、これにつきましてはなかなか悩ましい問題でございまして、事業者としての責任を果たしていただくインセンティブとして、経営努力の根拠にもなります。ただし御指摘のように、公益的な子育て支援の取り組みをしていただいているからこそ、これまでも就園奨励費でありますとか、いろいろな事柄について国・東京都と連携して、三鷹市も財源を使ってきた経過がありますから、出す先がどこであるのが一番幅広い市民の御理解をいただいて、しかも幼稚園経営に資するかっていうことについては、引き続き検討もさせていただきますけれども、やはり何よりもその他の支援とのバランスというのもございまして、私たちとしては真剣に考えているところでもございます。私からは以上です。


◯教育長(高部明夫君)  小・中一貫教育の成果の共有化ということで、コミュニティ・スクールも含めた再質問でございました。小・中一貫教育については、昨年度実施方策を7年ぶりに改定いたしまして、市として共通して行うべき部分と、それぞれ学園ごとに工夫して行うべき部分、あるいはいろんな活動の実績、小・中の交流とか、そういったものも踏まえた実施方策を示しましたので、それが今、7学園で実践されているということでございます。
 それから、コミュニティ・スクールについても、「委員の手引き」の第3版改定を行いましたし、それぞれ学園長会議、会長会議の中で情報を共有化しています。人材育成をどうするのか、今後のコミュニティ・スクールはどういうふうな方向でいくべきなのか、そういう課題もいただいていますので、教育委員会も入って、そういう会議の中で情報を共有認識していきたいというふうに考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。再質問にも御答弁いただきました。時間もございませんけれども、本当にしつこく質問をさせていただいちゃった部分もございますけれども、本当にこれからもまた市民の声、多様なお声を取り入れていただいて、この教育推進に尽力いただきたいと思います。私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 次に、民主党。


◯委員(長島 薫さん)  それでは、よろしくお願いいたします。既に他の委員からの質問のあった事項もございますが、異なる視点からや問題についてお聞きしたいと思いますので、御答弁をよろしくお願いいたします。
 まず概要147ページ、南部図書館の整備の推進に関してお聞きいたします。既にほかの委員からも質問がありましたけれども、南部図書館、平成25年11月の開館を目指して、この当該年度も整備が進められました。私はこの南部図書館の最大の特徴は、協働にあると思っております。アジア・アフリカ語学院の校舎の一部を図書館として利用するといいますか、最初から利用する目的で新しい校舎を建てる。また資料の貸与を受けたり、さらに選書に関して協力を得るなどの公益財団法人アジア・アフリカ文化財団との協働。また、平成23年度の市民会議の提言やパブリックコメントを反映させた基本プランに沿った設計。そして開館準備及び開館後の運営に、サポーターと呼ばれる市民ボランティアの力を積極的に活用するなど、市民、地域住民との協働などが行われているところに、その特徴があらわれていると思います。そこで当該年度におきまして、この南部図書館に関して、どのような協働の取り組みがなされましたでしょうか。また、南部図書館に関する協働の取り組みをさらに広げ、深めるためにどのような議論や検討がなされましたでしょうか。
 次に、三鷹型エコミュージアム事業についてお聞きいたします。こちらは特に独立した事業や決算等あるわけではございませんけれども、第4次三鷹市基本計画及び個別計画にさまざま記載されているとおり、三鷹市において、現在三鷹型エコミュージアム事業が推進されております。当該年度において、三鷹型エコミュージアム事業に関連して、どのような事業や取り組みが実施されましたでしょうか。また、それらの三鷹型エコミュージアム事業全体の中における位置づけを御説明ください。
 次に、柴田勝家兜埋納伝承地の史跡登録についてお聞きいたします。当該年度、柴田勝家兜埋納伝承地が、三鷹市初の登録史跡になりました。その選定基準となっているのは、平成18年4月1日施行の三鷹市文化財保護条例に基づいて、平成20年4月に策定された三鷹市文化財の指定及び登録基準に定められている、「著名な伝説地及び特に由緒ある地域の類」というものです。伝説地や、由緒ある地域といった基準は、国や東京都などの文化財の基準にはない三鷹市独自のもので、文化財行政における地域主権のあらわれであるとも言えます。ほかにも三鷹市独自の文化財の基準としては、無形民俗文化財の口頭伝承の地、由来、内容等において、三鷹市民の生活文化を示すものや、三鷹市登録名称の地理的、歴史的、文化的な地名を有する場所、または古くから地域に伝存している地名、呼び名、もしくは屋号で現存している地域、または場所などがあります。
 そこで、こういった三鷹市独自の文化財選定基準を設けていることについての背景となる考え方。そして当該年度、その基準による第1号として、柴田勝家兜埋納伝承地が選定され、登録されるに至った経緯についてお聞かせください。また、三鷹型エコミュージアム事業の中における今回の柴田勝家兜埋納伝承地史跡登録の位置づけについてお聞かせください。
 次に、実績報告書185ページ、186ページの、みたか民俗資料収蔵展示室関係費に関連してお聞きいたします。当該年度の予算審査特別委員会において当会派から、暫定管理施設閉鎖後のみたか民俗資料収蔵展示室の資料の移転について質問させていただきました。その際御答弁では、暫定管理施設のみたか民俗資料収蔵展示室には約3,400点の資料が収蔵されており、暫定管理施設閉鎖後は、教育センターや小・中学校に分散して収蔵し、公開や展示、あるいは学校の授業での活用を考えている。さらに保存状態のよいものなどを優先的に保管するというような整理も考えているとのことでしたが、実際の暫定管理施設閉鎖に当たって、この約3,400点の民俗資料はどのように処理されましたでしょうか。数なども含めまして、詳細をお聞かせください。
 次に、概要148ページ、スポーツ祭東京2013の推進についてお聞きいたします。もうすぐ開会式を迎えますスポーツ祭東京2013に向けましては、この当該年度もさまざまな準備や広報などが行われたところです。この三鷹市におけるスポーツ東京2013というものは、東京都全体で実施する国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会の競技の一部を三鷹市内の施設で実施するという位置づけではありますが、三鷹市内で行う以上、三鷹市らしい特色ある実施が望まれます。三鷹市というのは、市民協働の伝統を有する自治体ですので、スポーツ祭東京2013の開催に当たっても、市民との協働に積極的に努めることが望ましいと考えますが、当該年度において、スポーツ祭東京2013の準備や広報、リハーサル大会の実施などで、どのような市民との協働の取り組みがなされましたでしょうか。また、平成25年度の本大会実施の際に、より深い市民との協働を行うために、当該年度においてどのような議論や検討、準備がなされましたでしょうか。
 次に、当該年度から必修化されました、中学校の武道の授業についてお聞きいたします。この武道の必修化に当たっては、けがや事故などを心配する声が多く聞かれました。実際に1年間必修授業として武道を実施したわけでありますけれども、この三鷹市において、けがや事故の報告、あるいはけがや事故につながりかねない危険を感じた事例などの報告はございましたでしょうか。報道などでは、全国的には事故の事例が報告されており、本当に些細な、畳のすき間に指を挟んだというような些細な不注意による事故なども報告されております。また、けがにつきましては、例えば脳脊髄液減少症など、すぐその場ではあらわれないものもあるため、慎重な見きわめが必要となります。本当にごく些細なものも含めて、三鷹市における状況をお聞かせください。
 それから、概要の137ページ、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展に関連してお聞きいたします。三鷹市は保護者や地域住民が積極的に学校運営に参画し、学校教育を支援するコミュニティ・スクールを基盤とした学校づくりの充実、発展を図り、学園としての教育力の向上を図る取り組みをずうっと行ってまいりました。コミュニティ・スクールについては、児童・生徒の保護者だけではなく、今現在三鷹市立小・中学校に子どもが在籍しているわけではない市民ですね、地域住民、あるいは実際にお子さんとかお孫さんとかいらっしゃらない地域住民の方も含めて参画していただくことが、この事業の目的の中にございまして、そして非常に難しい課題でもあると思います。また、新たに地域住民の方に参加していくためのアプローチは、さまざま地域活動に対する思いの高い方に対してであってもなかなか難しいのではないかなとは思いますが、PTAや学校支援ボランティア等でかかわっていただいた保護者の方──その保護者の方は子どもが在籍している保護者の方ですけど、その保護者の方々に、その後も御負担にならない範囲で継続をしていただくこと、参画の継続をしていただくことが、コミュニティ・スクールの充実、発展を図る上でとても重要な要素だと思われます。お子さんが進学、あるいは就職等、要するに卒業していった後も、その保護者の方が参画していただけるような啓発活動は、当該年度において何か行われましたでしょうか。
 そのコミュニティ・スクール事業に対しましては、御家庭の事情などで継続してかかわれないっていう方もいらっしゃいますけれども、お聞きした中では、人間関係で余りうまくいかなかったから、子どもが卒業すると同時に離れてしまったみたいな方もいらっしゃるというようなお話もあります。そういった状況については当該年度、教育委員会としてはどのように把握されていらっしゃいますでしょうか。そういったことの調査方法を含めて御説明いただきたいと思います。また新しくコミュニティ・スクール事業にかかわっていただく方、保護者の方も含めまして、自由に新たな発想をどんどん取り入れられるように発言できる環境をつくっていただきたいものだと思いますけれども、当該年度においてそういった取り組み、どのようになされましたでしょうか。お願いいたします。
 最後にですけれども、学校において子どもの命を守るということについてお聞きしたいと思います。当該年度は、いじめや体罰を苦に子どもが自殺した事件、給食の際の食物アレルギーによって子どもが死亡した事故など、学校にかかわることで子どもの命が失われるという痛ましい事例が多数問題となりました。幸い三鷹市では当該年度、学校にかかわることの中で、子どもの命が失われた事例は報告されておりませんが、この学校現場においては、子どもの命を守る、安全を守るということは、常に真剣に取り組み続けなければならない最重要課題です。学校において、子どもの安全が脅かされる事例の相次いだ当該年度を受けまして、学校でいかに子どもの命、安全を守るかについて、教育長の思いをお聞かせください。以上、よろしくお願いいたします。


◯教育長(高部明夫君)  最後の御質問ですけれども、まさに学校が安心して通える場所なのかどうなのかということで、私が教育長に就任したのは去年の10月16日ですけども、まさにそのときにそれが、通学路の安全も含めて非常に問題になって、私もまずやるべきことは、学校教育の基本である安全の確保だろうということで、これは校長会にも、そういうまず冒頭説明しましたし、文教委員会でも出席が許されたときに、まず今、重点で掲げる教育課題は、そこにまず取りかかることだというお話はさせていただきました。
 それから、コミュニティ・スクール、小・中一貫の地域協力者の問題です。これは確かに卒業後についても、地域協力者、地域コーディネーターという形で引き続きかかわっていらっしゃる方もいます。今はそういった御要望があればもちろん受け入れたいと思いますけれども、やはり社会全体で子どもを見守るということが非常に重要なことで、三鷹は幸いにも青少対、あるいは児童・民生委員、住協の方、行政相談員、さまざまな地域の方が学校に協力していただいているという実態もありますので、今、ちょうど8年たちまして、やはり一定の新陳代謝といいますか、人事交流の時期で、多少なじむまでにさまざまな人間関係があるというのは聞いておりますけれども、それはやはり学園長、それから会長も含めて、教育委員会もバックアップしていきたいと思いますので、より自由に闊達な改善の意見表明ができるような、そういう協議、熟議の進化といいますか、そういうコミュニティ・スクールを形成していきたいというふうに考えております。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  南部図書館に関して、当該年度の協働の取り組みということですけれども、この年は、特に図書館協議会を中心として実施設計、先ほどありましたお話の部屋など、さまざまな御意見をいただいたところですし、また20年ぶりの新しい分館ということで、地域に大変期待を持っている方が多く、市民グループなどもありますので、そちらで説明会を行いながら御意見やアイデアをいただいたところです。それに引き続いて、今、サポーター募集等もしておりますけれども、現在100人以上の方が登録をされていまして、さまざまな活動に意欲を持っていられるところなので、この登録については今年度末までという形になっていまして、いろんな御意見をいただきながら、サポーターになりやすい、あるいは皆さんが楽しんでできるような仕組みをつくっていきたいというふうに考えております。また一方で、アジア・アフリカ文化財団との協働ということでも、郭 沫若の資料に関して、当該年度、郭 沫若の伝記の執筆者でありますとか、映像の監督を行った方などに御協力をいただいて、展示内容について検討を進めたところです。以上です。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  3点ほど御質問いただきました。三鷹型エコミュージアム事業、どのような取り組みをしているかということでございますけれども、エコミュージアム事業は、さきにも御説明をしているところでございますけれども、地域丸ごと博物館ということで、地域の文化、歴史、自然の遺産をそのまま地域で保存していこうというような取り組みでございます。全体としましては、昨年度は水車、大沢の里水車経営農家のエコミュージアムモデル事業としての活動の取り組みですね。それと特にエコミュージアム関連としては、丸池の里の中近世ということで、昨年度登録史跡といたしました柴田勝家兜埋納伝承地ということで、それにまつわる講座を3回にわたってやらせていただいております。また、そのときの柴田勝家のかぶと埋納伝承地の選考基準の背景となる考え方ということでございますけれども、基準の中には伝承地というような項目がございまして、伝承地が文化財になるのかというのは果たして、そういう議論もあるとは思うんですけれども、勝淵神社の場合は兜塚という場所がございまして、そこにかぶとがあったか否かということについては定かではございませんけれども、そこのところは伝承があることは間違いないと、記述されているということで、登録とさせていただいたものでございます。
 また、みたか民俗資料収蔵庫の展示室の移転でございますけれども、当初暫定管理地のところにございました収蔵庫、3,400点ほどございました。それをいろいろ整理させていただいた上で2,800点ほどに減らしまして、主に市立五中のほうに移転させていただいております。また教育センターとか、中原小学校などにも移転させたところでございます。以上でございます。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  スポーツ祭の準備における市民との協働の質問でございます。市を挙げてスポーツ祭の準備を進めていくという趣旨で、市内の関係団体の代表の方に入っていただいて、実行委員会を組織しておりますけれども、そうした実行委員の皆様の御協力をいただきながら、駅頭でのキャンペーンですとか、カウントダウンセレモニーにおけるパレード、こうしたものに御協力いただいております。また、市内の多くの企業の方々から御協賛をいただいておりまして、のぼり旗の作成ですとか、学校観戦における応援グッズの作成などを行っております。本大会に向けましては、ことしの1月からなんですけど、市民のボランティアの公募をしております。選考している自治体からは、ボランティアの公募、余り応募がないよっていうふうに伺っていたところなんですけれども、三鷹の場合100名を超える市民の方から応募がございまして、かなり今回の本大会のボランティア、人数的に助かっているというような状況がございます。私からは以上です。


◯指導課長(川崎知已君)  昨年度から本日にかけまして、体育の授業で、武道による生徒についての医療機関にかかるようなけがの報告はありません。すり傷とか、組み合った際に突き指などをするということは聞いておりますが、大きな事故であったり、あるいは障がいにつながるものではないということです。引き続き安全の指導についての理解と、教員の指導力の向上について図ってまいります。以上でございます。


◯委員(長島 薫さん)  御答弁ありがとうございます。南部図書館及び、それからスポーツ祭東京におきましても、市民との協働という考え方、非常に行き渡っているといいますか、非常に市民の方に御参加いただいて、協働が図られていることがわかって非常にうれしく思います。やはり三鷹市、市民協働のまちですので、しっかりと市民協働を念頭に、いろいろなことに取り組んでいっていただきたいと思います。
 エコミュージアム事業に関しましてですけれども、全体の中における位置づけですね。例えば、水車経営農家と柴田勝家兜埋納伝承地、そういったことについては、現在当該年度においては何か検討はなされましたでしょうか。その点についてもう一度お願いいたします。それから民俗資料、3,400点から2,800点に減らしたと。その選定基準がどのようなものであったのかも少しお聞かせください。
 それから、武道の特に事故等起こっていないというのは安心いたしましたけれども、やはり全国的に見ますといろいろ起こっておりますので、決して気を緩めることなく、今後も安全な授業の実施に当たっていっていただきたいと思います。
 では、エコミュージアムの件について、少しお願いいたします。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  エコミュージアム事業の全体の中の位置づけということでございますけれども、もちろん三鷹市全体の取り組みということを想定して、今後の進展を考えております。そういう中で、まず今まで進めてきたことは、大沢の里地区のモデル事業としての取り組みでございます。それに加えまして昨年は、勝淵神社の史跡登録ということで、場所は新川丸池地区まで広げているような取り組みをしたというふうに考えております。また今後、ことしの取り組みの中で、だんごまきの登録とか、そういう形で市内全域にエコミュージアムのそういう歴史的な遺産を位置づけていきたいというふうに考えております。
 また、民俗資料の選定基準につきましては、やはり破損状態が、相当破損しているものが多くて、保存状態が悪いというようなものがたくさんございましたので、そのまま置いといても皆さんに見ていただけるようなものではないということを基準といたしまして、いろいろ処分したりとかさせていただいております。以上でございます。


◯委員(長島 薫さん)  ありがとうございます。三鷹型エコミュージアム事業につきましては、大沢で行われていたり、丸池で行われていたり、今後それ以外の場所でもいろいろと行われていくことになると思いますが、決してばらばらにならないように、1つのエコミュージアムという中で行っているんだという認識をしっかりと持って進めていっていただきたいと思います。私からは、では、少し時間が残りましたけども、以上とさせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で民主党の質疑を一旦終了いたします。
 以上で、第10款 教育費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の決算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は9月18日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日は大変御苦労さまでございました。
                  午後6時00分 散会