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トップ会議録会議録閲覧会議録閲覧(平成25年度予算審査特別委員会) > 2013/03/12 平成25年度予算審査特別委員会本文
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2013/03/12 平成25年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、おはようございます。ただいまから平成25年度予算審査特別委員会を開きます。
 初めに報告事項を申し上げます。事務局に説明をいたさせます。事務局、お願いします。


◯議事係書記(星野 東君)  恐れ入ります。報告事項について申し上げます。(1)、各行政委員会委員長等の出席要請について、こちらは3月の8日金曜日、正午締め切りとなっておりましたが、出席の要請はございませんでした。
 (2)、予算審査参考資料の配付について。3月8日金曜日に、各会派控室の席上に配付させていただきました。なお、3月6日の日に要望のありました事務事業総点検運動による事業見直し等一覧につきましては、予算参考資料の143ページ、事務事業総点検運動の最後のページに、3年間の件数及び金額等を一覧にして表示してあります。
 報告事項は以上でございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  説明は終わりました。委員の皆さんから何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で報告事項を終わります。
 議案の審査につきましては、午前10時に協議会室にて委員会を再開し、市長挨拶、委員長から市側への協力要請の後、三鷹市一般会計予算を議題とし、企画部財政課長の説明を受けた後、質疑を行う。また、次回以降については、審査日程に基づいて順次議題とし、それぞれ企画部財政課長の説明を受けた後、質疑を行うということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時57分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、皆さん、おはようございます。それでは、よろしくお願いいたします。委員会を再開いたします。
 この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。


◯市長(清原慶子さん)  皆様、おはようございます。平成25年度、2013年度の一般会計予算及び特別会計予算を御審議いただくに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 平成25年度は、第4次三鷹市基本計画における前期計画期間の中核的な年度に当たります。そのため、計画した施策、事業を着実に推進し、その成果を市民の皆様にしっかりとお示しするとともに、将来の三鷹市の発展につながる施策の展開を図ることが求められております。昨日、東日本大震災発災より2年が経過しましたけれども、東日本大震災は私たちに多くの教訓を示してくれているとともに、被災地の皆様とともに全国各自治体が復興に向けて歩みをともにしていくということの大切さを示していると思います。三鷹市におきましても、東日本大震災の経験、教訓を風化させることなく危機管理に臨んでいくことが求められております。さらに基礎自治体の責務として、市民の皆様が安全に安心して生活していただけるように堅実な取り組みを継続していかなければなりません。
 こうした現状認識のもと、平成25年度予算は、持続可能な未来に向けて三鷹市の価値を高めるために全職員が一丸となって、さまざまな創意工夫を凝らしながら編成作業に取り組んできました。引き続き事務事業総点検運動や公共施設総点検運動の取り組みを推進したのはもちろんのことです。また、本年度からは、経費をかけない事業にもしっかりと目を配るとともに、できるだけ経費をかけずに事業のレベルアップを図るゼロ-アップ創造予算を推進し、細やかな配慮と創意工夫によって最小の経費で市民満足度の向上を実現できるよう、真摯な検討に努めました。
 そして、こうして確保した財源によって市民の皆様のセーフティーネットを維持するとともに、喫緊の課題であります都市再生やコミュニティ創生に積極的に取り組んでいくことといたしました。私は、平成25年度予算は全職員がこれまでにも増して職員力を遺憾なく発揮して編成したものであると考えています。もちろん、市議会の皆様や市民の皆様からいただいた御要望に対しても真摯に耳を傾け、できる限りその反映に努めたところでございます。丁寧な検討が本日審査いただけることを大変光栄に思います。
 本日から長期間、膨大かつ多岐にわたる内容を御審査いただくことになります。理事者及び部課長一同、何よりも簡潔明瞭な御説明に心がけてまいりたいと思います。委員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で市長の挨拶を終わります。
 これより実質審査に入るわけでありますが、その前に私から市側の皆さんに一言申し上げます。本委員会の審査日程等につきましては既に御通知したとおりでありますが、本委員会といたしましても予定された日程に基づき審査を進めてまいりたいと思っております。質疑時間につきましては、原則会派単位で決められ、会派の委員数に基づく比例案分方式によることが確認されております。会派の質疑時間終了の3分前にベルでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。なお、市側の答弁時間につきましてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるよう、お願いいたします。
 また、本委員会は、録音により会議録を作成いたします関係上、御答弁に当たっては、委員長が指名をした後、職名と氏名をおっしゃってから明確に答弁されるようお願いいたします。
 以上、御協力のほどよろしくお願いいたします。
 議案第23号 平成25年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出 第1款 議会費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(土屋 宏君)  おはようございます。それでは、平成25年度予算につきまして、一般会計歳出の第1款 議会費から御説明いたします。予算書の92ページをお開きください。議会費の予算額は5億4,222万1,000円で、前年度比0.5%の減となっております。説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。フリー質疑ですので、質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(赤松大一君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、95ページ、事項7.市議会情報化関係費についてお聞きいたします。今回、特にホームページのことでございますが、開かれた議会を目指す我々にとってホームページは非常に重要な広報のツールでありますが、実際には全くここ数年コンテンツのイメージ等が変わっていないのが現状であります。
 また、本会議中継のアクセス数や会議録のアクセス数の推移についてお聞きしたいと思いますが、特にこのアクセス数で多かった項目、どのような項目に一番アクセス数が集中していたのかお聞きしたいと思います。また、そのアクセスの数の中で庁内の職員の皆様のアクセスと、また、市民、その他のアクセスの数の把握はされているのか、お聞きいたします。
 さらに、この結果を踏まえて、当該年度、平成25年度はどのような改善をされていくのか、御計画をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  市議会のホームページは、市議会の活動に関する積極的な情報提供を実施することにより、市民の皆様の利便性の向上と情報公開の推進を図ることを目的に、より開かれた議会を目指す取り組みの1つとして平成13年度に開設され、平成18年度に主にバリアフリーの観点から大幅なリニューアルを実施し現在に至っております。
 今後の改善に向けた方向性についてということの質問でございますので、特に本会議のインターネット中継を中心に、より使いやすい力点を置いたコンテンツ等の見直しや、より多くの方々にごらんいただけるよう広報の取り組みに努めてまいりたいというふうに考えております。なお、詳細につきましては担当より補足をいたさせます。よろしくお願いします。


◯事務局次長(市原勝彦君)  議長の答弁に補足させていただきます。何点か個別の御質問をいただきましたけれども、まず市議会ホームページのアクセス数につきましては、平成13年度の開設以降、アクセス数としては増加傾向が現在も続いているところです。中でも本会議中継のアクセス数につきましては、生中継につきましては本会議開催月平均300件程度、それから録画中継につきましては各月平均400件程度で推移しているところでございます。
 それから、特にアクセス数が多いコンテンツという部分でございますけれども、まず当然トップページが一番多くて、その後、議員名簿、それから会議録等のコンテンツというふうに順列として見られるところでございます。
 それから、庁内職員のアクセス数、また市民、その他のアクセス数という点でございますけれども、この部分につきましては、本会議中継につきましての分析が現在なされているところでございますけれども、生中継につきましてはアクセス数の約半数、それから録画中継につきましては約3分の1が庁内からの視聴という状況になっているところでございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。特に中継、また録画の視聴が多いという御報告をいただきましたけれども、昨今やはりスマートフォンやタブレット環境が今非常に拡充しているところでもございますが、現状ではまだスマートフォンとかタブレットでは本市議会のホームページ、特に中継とか、もしくは一般質問の録画等を視聴することはできないのですが、その辺の今後の展開、よりアクセス数をふやすために、より開かれた議会に努めるということにおいて必要ではないかと思いますが、その辺の御検討はされたのかお聞きしたいと思います。
 また、今回の手前どもが検討している議会改革検討委員会のコーナーもすぐにつくっていただいて、より開かれた議会の改革の取り組み等を広報していただいているんですが、その上段にあります東日本大震災関連のところでございますが、実はこれ、市民の方からもあったんですが、平成23年3月24日に市議会一同で一文を載せさせていただいて以降、全く何も変化がなく、先ほど市長のお話にもありましたが、もう2年経過したという中で、この辺は何か塩漬け状態というか、全く何もしていないのはどういうことかということでありますので、例えばこの中で各会派ごとではありますが、被災地に行っていろんな視察等をしてきたところを、例えば議会というか、これ会派なので各会派の御理解をいただかないと難しいところもあると思うんですが、その辺の取り組みをしっかりとこのページを使って広報していくとかっていうことがあると思うんですが、その辺に関しまして、見直しというか、記事の再生というか、棚卸しというか、ということはどういう形の、どういう期間といいますか、どういうサイクルでやっておられるのか改めてお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯事務局長(郷原 彰君)  御質問をいただきました、再質問、前段ですね。いろいろ技術革新があって、ユーストリームの中継だとか、いろいろ議論もあるところですが、そういう状況を踏まえまして、議会改革の中でいろいろ御議論をいただいて改善を図っていきたいなというふうに考えます。
 それから、東日本大震災のコンテンツに関してのことですが、各会派で被災地にボランティアで入ったとか、いろんな状況は事務局でも承知しております。こういったものをそのページに反映させていくということであれば、各派代表者会議等で会派からも御提案いただいて、各会派の中で御協議をいただければというふうに考えております。


◯委員(赤松大一君)  あと、棚卸しか、見直しはどういう期間でやられているかという御答弁を。


◯事務局長(郷原 彰君)  東日本大震災のページの打つ関係ですとか、必要に応じてその都度ページのレイアウトを変更したり、コンテンツの組みかえ等を考えていきたいなというふうに考えております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。冒頭でもお話しさせていただきましたが、この議会のホームページ、やはり我々委員にとっても大事な広報の手段でもございますし、また、開かれた議会を目指す我々にとっては大事なものでございますので、しっかりと我々議員も協力しながら、より充実して市民に親しみやすいホームページ作成に向けて頑張っていきたいと思っているところでございますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(半田伸明君)  95ページ、事項の6、議会及び事務局運営管理費の中の議長会関係負担金についてお伺いをいたします。111万円ということで、昨年度比プラス28万円になっております。これは議長会の会長市が回ってくる関係だというふうに伺っております。まず、この28万円の増額についてなんですが、これは財源はどのようになっているのでしょうか。


◯事務局長(郷原 彰君)  平成25年度におきまして、本市議会議長が26市の議長で構成します東京都市議会議長会の会長に就任する予定となっております。構成市の負担金については、今お話ありましたが、会則に基づき毎年度会議に諮ってこれを定めることとしておりまして、平成25年度の負担金は13万円で、前年度より2万円減額されております。これに加えまして、会長市となる三鷹市が特別負担金30万円を負担し、同額が東京都の市町村総合交付金で三鷹市に上乗せ交付されることとなっております。
 この点については現会長市の八王子市議会に確認するとともに、財政課を通じて東京都に照会したところ、東京都市議会議長会の中で30万円の枠が設けられているということを確認しました。今年度の議長会関係の負担金の増はこの特別負担金の計上によるものですが、市町村総合交付金が交付されれば、実質的には2万円の減というふうになると考えております。


◯委員(半田伸明君)  市長会はまた話が別なんですが、議長会の場合は事務局がないというお話ありますよね。実際に会長市となった場合には当然人件費の手当てもしなければいけない、だから負担がふえる、これは実際上しようがないという部分があるかと思います。今2万円のお話を外した場合に、実際は30万円というお話がございました。実際に支出が伴う分、会長市がいわゆる自腹を切る、一般財源で手当てをするというやり方、もしくは、その分を見越してみんなが均等に分担をするというのだったらまだ理屈は通ると思うんですが、市長会ではなくて、議長会の会長市の負担金を東京都の市町村総合交付金で賄うということにかなり違和感を覚えております。
 これは過去の歴史の経緯はどういう経緯なのでしょうか。いつからこういう対応になったのでしょうか。過去の会長市、御担当になられた市、幾つかありますが、それぞれこの点について問題提起をなさったのか、なされていないのか。以上3点、お答えいただきたいと思います。


◯事務局長(郷原 彰君)  この間の経緯はちょっと不明です。市長会と違って常設の事務局を持たない市議会議長会に対する運営費補助として総合交付金が充てられてきた、そういう経緯だと推測しますが、現会長市の八王子市も、この交付金の件について特別負担金の見直しを東京都と交渉したということですが、現在も算定上のルールは変更されておりません。つまり、市議会議長会が30万円の補助を受けるために会長市がトンネルのように特別負担金を計上して、その見合いの額を補助を受けているという形になるわけですね。
 三鷹市としても、事務量がふえて、例えば定例総会が年4回、臨時総会があって、それぞれについて事務局長連絡会議なり、正副会長会議なり、本番の定例総会を迎えると。開催通知の関係ですとか、会議録とか、会議結果とか、毎回議案が100ページぐらいとか、物すごい事務量が想定されます。これが歴代会長市を引き受けた議会がその分をかぶっているという形になっているわけですね。御指摘いただいたように、その分を東京都の総合交付金とは言わなくても、議長会全体の総予算の中で何がしかの負担を会長市にバックするとか、こういったやり方がとられてもおかしくないのかなと思いますけれども、何分にも各市がそれぞれ今まで負担してきたところですので、今後、東京都の総合交付金のこの算定のルールも含めまして、議長会の中で何か一定の議論ができるように、そういう材料を事務的には提供していきたいなっていうふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  不明だということで、過去の経緯はわかりました。結局この点の問題なのは何かというと、何年前か、何十年前かわかりませんが、そういうルールが決まったと。要するにこれは何が一番問題なのかといったら、行政の硬直性の問題だと私は思います。一旦決まったものを、ルールを変えたくないというのが実際は東京都さんの本音なんだろうなと推察をしますが、そこはやはりきっちり解きほぐして、原理原則論をやはり議長会として考えていくべきだと私は思いますから、市町村総合交付金に頼っているというあり方自体を、会長市になられた後、議長会の中で、これは議長にお願いになりますが、堂々と中で議論をしていただきたいということ。及び、議長会負担金、私は大体80万円と頭にあったんですが──今回111万円なんですが、多額の出費になっております。これだけの出費を負担をさせられてるという現状を鑑みますと、支払った負担金がどのように使われているのかの情報の開放は本来あってしかるべきです。その部分が、会長市が事務を負わなければいけないかどうかとは、また別の話だと思います。あくまで議長会の情報の開放をすることが必要だと思いますので、その旨を要請をいたしまして、質問を終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で第1款 議会費に対する質疑を一旦終了いたします。
 市側の入れかえのため若干休憩をいたしたいと思いますが、委員の皆さんにおかれましては、このまま席でお待ちください。
 休憩いたします。
                  午前10時18分 休憩



                  午前10時19分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 一般会計歳出 第2款 総務費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(土屋 宏君)  それでは、第2款 総務費について御説明いたします。予算書の96ページをお開きください。総務費の予算額は96億6,876万6,000円で、前年度比21.8%の減となっております。これは新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の用地取得費の減や公会堂等の整備費の減などによるものでございます。
 特記事項を申し上げます。105ページをごらんください。事項の6、点字・声の広報発行費です。視覚障がい者向けに声の広報デイジー版を作成し、希望者に配付いたします。
 107ページをごらんください。一番下の事項4.非核・平和事業費です。東京空襲資料展を東京都と共同開催するとともに、戦争体験談のアーカイブ化の推進などに取り組みます。
 109ページをごらんください。事項の6、男女平等推進関係費です。市民と協働で企画運営を行うワーク・ライフ・バランスのための民学産公協働講座(仮称)を開催いたします。同じページ、事項の11、三鷹ネットワーク大学管理関係費と、次の111ページの事項12.三鷹ネットワーク大学運営費です。三鷹ネットワーク大学のさらなる活用に向けた取り組みを推進するとともに、事業の活性化に向けましてホームページのリニューアル等を実施いたします。事項の14、三鷹まちづくり総合研究所関係費です。地域の活性化に向けましてプログラミング言語、Rubyを活用した新たなビジネスモデルの検討を進めます。その下の事項1.新川防災公園(仮称)整備事業費から、事項5.都市再生推進関係費までについてです。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業につきましては、事業費をしっかりとお示ししていくという観点から、ここに1つの目としてまとめて計上することといたしました。なお、本年度は、UR都市機構と連携しながら施設の本格的な整備に着手するとともに、情報通信システムの導入に向けた基本計画の策定に取り組むこととしております。
 113ページをごらんください。上の事項3.地域情報化推進関係費です。平成24年度に引き続き、株式会社まちづくり三鷹と協働でICT街づくり事業を推進してまいります。事項の2、ファシリティ・マネジメント関係費です。公共施設総点検運動の取り組みといたしまして、本年度は福祉施設などの管理業務の検証を行うとともに、検証のノウハウを汎用化するため職員研修を実施いたします。
 115ページをごらんください。中ほどの事項1.市民センター管理運営費です。市民センターで使用する電気の需給契約を特定規模電気事業者と締結し、経費の節減を図ります。
 119ページをごらんください。事項の5、三鷹西部市政窓口運営費です。本年度から西部市政窓口業務の委託化に取り組み、市民サービスの質を確保しながら運営の効率化を図ります。
 121ページをごらんください。事項の2、コミュニティ創生研究事業費です。コミュニティ創生に向けた研究を進めるとともに、町会・自治会等によるみたか地域SNSの活用に向けた検討を行います。
 123ページをごらんください。事項の7、住民協議会活動支援事業費です。住民協議会の活性化に向け、新たに住民協議会活性化事業支援助成金制度(仮称)を創設いたします。事項の9、牟礼コミュニティ・センター耐震補強事業費です。牟礼コミュニティ・センター体育館の耐震補強工事を実施するものです。下の事項1.芸術文化施設管理関係費と事項2.芸術文化振興財団運営費です。リニューアルオープンした光のホールとさんさん館について、公益財団法人芸術文化振興財団と連携しながら円滑な管理運営を進めてまいります。
 125ページをごらんください。事項9.みたか・子どもと絵本プロジェクト関係費です。みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会が開催するまるごと絵本市(仮称)を支援いたしまして、地域の活性化を図ってまいります。
 127ページをごらんください。事項11.文化人顕彰事業費です。中田喜直生誕90周年を記念した歌碑を井の頭恩賜公園内に設置するとともに、竹久夢二展(仮称)の開催に向けた準備を進めます。事項の2、安全安心推進費です。平成24年度に実施した空き家等の現況調査などを踏まえながら、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進していきます。
 129ページをごらんください。下の事項3.固定資産税賦課関係費です。平成26年1月から固定資産税、償却資産の電子申告への対応を開始いたします。
 135ページをごらんください。事項の7、証明書コンビニ交付関係費です。本年度、複数の大手コンビニチェーンが新たに証明書交付のサービスに参入する予定となっております。
 137ページをごらんください。上の事項1及び下の事項1のとおり、本年度は参議院議員選挙と東京都議会議員の執行費を計上しております。総務費の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。総務費の委員1人当たりの持ち時間は30分になっております。
 初めに自由民主クラブ。


◯委員(伊東光則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、施政方針の59ページ、そして予算書の107ページの、これは真ん中から下ですかね、市政情報のデジタル化の推進について質問させてもらいます。具体的にはどのような仕様を考えているのか。特に紙ベースの情報をワープロ的な電子化をするのか、それとも、もっと付加価値をつけた情報にするのか。また、市民へは市のホームページ経由で提供できるのかどうか。それと、三鷹市地域防災計画、三鷹景観づくり計画2022などということでありますが、そのほかの部分ではどういうものを考えられているのかということです。
 続きまして、施政方針の61ページ、予算書の111ページです。みたか太陽系ウォークの実施について質問させていただきます。まず、もう平成25年度は5回目ということでありますので、1回目から4回目の流れと、現状と課題ということでお聞かせください。それと、平成25年度につきましてはスポーツ祭東京2013や外郭団体のイベントと連携しながらということがあります。スポーツ祭東京については時期も大体かぶるときですので、ぜひやっていただきたい。外郭団体のイベントというのは具体的にどういうものがあるのかというのをお示しいただければと思います。
 続きまして、施政方針62ページ、予算書は111ページのままなんですが、オープンソース・ソフトウエアを活用した地域活性化の検討というところでありますが、これはRubyに注目してさまざまな展開をするということであります。このRubyというものに注目した経緯を説明していただければと思います。また、このRubyというのは、今さまざまなパソコン、OSとか、周辺機器とかを含めていろんな環境があるんですが、その中でどんなところでも動くのかどうか。その辺、多様性というか、応用力というか、その辺はどういうふうになっているのか。
 それと、このRubyそのものというのがインタープリターという形式のものだと聞いてますが、通常よく言われるFORTRANとか、COBOLとか、そういう言語というのはコンパイラーといって、人間がプログラムしたものが翻訳して実行されるではなくて、全部一括して機械のコードに変換されて実行されるタイプのもの、大きく2つあると思うんですが、このRubyというのは、その前の翻訳しながらプログラムを実行していくタイプというふうに聞いてます。その分、毎回翻訳しなければいけないので時間がかかるんじゃないかなと思うんですが、このRubyという言語そのものはコンパイラ化されるのかどうか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。
 続きまして、施政方針の63ページ、予算書の110ページ、111ページですかね。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備の推進についてお聞きします。まず、進捗について、順調なのかというのを確認させていただきます。大きな問題は特にないのかという点を中心にお聞かせ願いたいと思います。そして、平成25年度としては、電線類地中化の推進という項目が挙がっていますが、この電線類を地中化するメリット、またデメリットをどのように考えられているのか、お聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。
 続きまして、施政方針67ページ、予算書の113ページです。地域情報化プラン2022に基づく新たなICT施策の推進ということであります。これも先ほどのRubyとかぶるんですが、Rubyそのものをプログラムコンテストという形で展開される。過去にもされたと思うんですが、例えばこの三鷹市の庁舎の中でどういうものが実際にコンテストにプログラムが参加していたのかという検証がちょっとしにくいのかなと思います。どちらかというと、今普及ということが挙げられてはいるんですが、どっちかというとプログラムに対してのマニアみたいな方中心になっているのかなという、一般的にはなかなかRubyというものがまだ普及しづらいというところもあると思うんですが、その辺どういうふうに考えられているのかということをお聞かせ願いたいと思います。
 また、この中で、そのほかとして駅前のWiFiの整備という項目、もう既に始まっていると思うんですが、これについて今、現状どのようになっているのか。また、これからどのように進めていくのか。特に駅前に限らず、三鷹のさまざまなところでもWiFiについて展開されていくのかどうかをお聞かせ願いたいと思います。
 それと、IP告知システムによる買い物支援と見守り環境の整備、共通IDを活用した要援護者支援システム、それと情報伝達制御システムによる情報発信環境の一元管理というのは、具体的にはどういうことなのかをお示しいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、施政方針の68ページ、予算書の115ページです。市民センターの電気需給契約の見直しによる経費の節減ということであります。これは、市民センターで使っている電気全てをこのPPSというんですか、特定規模電気事業者に契約を移行するのかということを、まずお聞きしたいと思います。そして、お隣のクリーンプラザふじみの発電機能というのがあるんですが、そちらの電気を市民センターのほうで使うということは検討されたのかどうかをお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、施政方針73ページ、予算書133ページです。戸籍副本データ管理システムの構築ということであります。これは施政方針の説明によりますと、東日本大震災のときに戸籍正本がなくなってしまったということで、バックアップシステムを国が用意するので、三鷹もそれを利用してくださいということであると思うんですが、三鷹市としては、もともとバックアップシステムというのはもう稼働しているんじゃないかなというふうに思っていますが、その本来、今まで三鷹市がやっていたものと、この国とのリンクする上でメリットとデメリットというか、今度移行することによってどういうふうに変わっていくのか、その違いについて説明願えればと思います。また、従来のバックアップというのはもう廃止するのか、それとも並行で利用されるのか、その2点をお聞かせ願えればと思います。
 続きまして、ちょっと戻るんですけども、施政方針の59ページです。そして、予算書の105ページ、声の広報デイジー版の発行という項目であります。これについて──参考資料の46ページですか、を見ますと、ちょっと予算額がふえているふうに読み取れるのですが、このふえている理由は、まずどういうことなのかお示しいただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  まず、3点目の御質問のオープンソフトウエアであるRubyに注目した経緯についてということです。実は、情報通信社会の中では、多くの皆様がパソコンを使い、携帯電話を使い、それを端末としてインターネットに接続し、世界につながっていくことはできますし、みずから発信することもできますし、コミュニケーションできます。けれども、どちらかといえば使い手にはなれても、つくり手にはなりにくいところがあって、それは言うまでもなくプログラミング言語というのが相対的に難しいからで、専門性を必要とするからです。
 その中でこのRubyという言語は、もう20年前でしたかね、生まれたのはね、結構古い歴史を持っている言語なんですが、オープンソフトウエア、つまり専門家がそれを専有しないで自由に、ライセンス料を払わなくて使えることができる言語ということがあり、しかも、それほど長時間のトレーニングを積まなくても目的にかなったシステムを構築することができる。ですから、いわゆる情報リテラシーがなかなか身につかない高齢の方であるとか、あるいは幼い子どもたちにも、自分たちの目的に合ったシステムを構築することができる言語です。しかも、日本の島根県松江市を拠点としているまつもとゆきひろさんという日本人が創作した言語でもあります。
 そこで、私としては主体的に情報社会の中でプログラミング言語を使い、私たちが行政サービスを円滑にするためにも、コストをかけずにシステム開発ができるという方向もありますし、また、市民の皆様にも使っていただけるということから、3点目の御質問にありますように、今後行政サービスの拡充の上でコストもかからず、また、いろいろな制度改正にも柔軟に対応する可能性があるRubyという言語に注目しました。
 あわせて三鷹市もメンバーであります四市行政連絡協議会という組織があります。これは三鷹市、武蔵野市、小金井市、西東京市で、かねてから公共施設の市民の皆様の共同利用なども進めてきた近隣市の関係の4市の団体です。その中で、市長たちが集まってやはり課題になるのが、さまざまな行政システムの更新に経費がかかるということ。そして、柔軟性を持ちたいんだけれども、どうしても専門的な企業等に依存してしまいがちであるということでした。そこで、私のほうから、実はRubyという言語があって、三鷹市が出資している株式会社まちづくり三鷹では、図書館システムというのを既に開発していて、長野県の塩尻市等で活用していただいている、姉妹町の矢吹町でも導入していただいているというようなことをお話ししましたら、ぜひ近隣市でコストがかかりやすい、しかし、柔軟な対応が必要な図書館システムについて共同研究しようではないかということになりまして、共同研究を開始しております。
 この間の取り組みを踏まえて、平成25年度も東京都の自治調査会のほうの予算もいただきながら共同の研究を進めていきます。そういうことも一方でありますので、ぜひ、情報化というと、何でしょうか、市民サービス向上のためとはいっても開発経費等かかる中で、維持管理費もかかる中で、柔軟に対応できる言語として注目した経過があります。
 関連して、私からもう一点お答えします。したがって、地域情報化の取り組みの中で、中高生国際Rubyプログラミングコンテストというのをやるということになった、この経過も連動するわけです。すなわち、三鷹市はICTのまちづくりを事業者の皆様、SOHOの皆様と連携して進めていくという上で注目されていますけれども、あわせて世代を超えて、若い世代にも、利用者になるだけではなくて、みずからつくり手になる中で、自分たちに必要なものを自分たちがつくれるということを経験していただくにはRubyという言語は非常に容易で、短期間の講習で、学習ソフトであるとか、ゲームソフトであるとか、あるいは生活を支援するソフトをつくっていただけるということで、まずはまちづくり三鷹が昨年と一昨年、2回にわたって事業を実施してくれました。
 私は当日、いずれも参加し、そして、そのプレゼンテーションを中高生がするのを聞かせていただいて、ああ、やはりこのRubyという言語は中高生にもすぐ目的にかなったシステムをつくれるものだということを確認いたしました。あわせて、1年目は国際と銘打ちながら外国の中高生の参加はなかったわけですが、今年度の開催であります昨年の秋にはアメリカから参加者があり、まさに国際的な取り組みが可能になりました。私としては、やはり主体的に情報リテラシーを高めるとともに、目的にかなったシステムをみずからつくっていく経験を三鷹の地で、三鷹市民のみならず中高生がしていただくことのメリットを確認しましたので、平成25年度は共催という形で取り組むこととしたものです。
 私からは以上です。その他については担当より補足いたさせます。


◯副市長(河村 孝君)  私からは、67ページのICTのまちづくりに関する御質問にお答えさせていただきます。まず、駅前WiFiの整備の状況ということでございますが、今年度、従前も議会の中でお答えさせていただいてますが、補正対応でまちづくり三鷹が受託会社になり、三鷹市と協力しながら、ここに示してあります4つのICTのまちづくり事業について進めているところです。それで、これは4本柱として来年度さらに拡充して、国の御支援も受けながら展開していくというものでございますけれども。
 駅前のWiFiにつきましては既に駅前にアンテナを設置しておりまして、これは平常時は買い物支援といいますか、観光の御案内とか店舗の紹介とかいう形で情報をとれて、なおかつクーポンといいますけども、自分がそのお店を捉えてクーポンを発行するところに行くと、商店で割引でサービスを受けられるというふうな事業展開でございまして、今商店の開拓をしているところでございます。30店舗ぐらい既に集まったという話を聞いていますが、これをさらに拡充していこうとか、駅前の、さらに来年度はデジタルのあの表示板の大きなところと連動できないかとか、いろんなことを今考えているところでございます。
 次に、IP告知システムによる買い物支援と見守り環境の整備は、これはおひとりでお住まいの高齢者の方とか、あるいは今介護のサービスを受けている、そういう高齢者の方、今井の頭地域をモデルにしまして10人ぐらいの方を、それをサポートしているはなかいどうだとか、あるいはNPOのほかの団体とも連携しながら──これは平常時は買い物を注文をとったりとか、そこに配達をするとか、あるいは、いろいろな防災訓練的な情報を流したりとか、そういうところでの情報の提供をしながら、災害時にはこれを使ってまた情報の共有を、サポートしている人たちも含めて安否確認等もしていこうというものでございます。
 次に、共通IDを活用した要援護者支援システムは、これは共通IDというのはまだ法律通っておりませんので、これは1つの、それがあったとしたらという前提での実験をシステム的にやろうということでございまして、その番号を振って災害時に、例えばこれもお一人でお住まいの方で、御親族が例えば関西に住んでいらっしゃると。そうすると、連絡がなかなかとりづらくなったり、いろんな移動の情報等がばらばらになってなかなか難しいというものを、この共通ID化した情報のシステムでもって災害時に安否確認がスムーズに流れるようにということで、この実験をするというものでございます。
 最後に、情報伝達制御システムによる情報発信環境の一元管理というのは、これは通常時は安全安心メールとかいうものと同様に、そういう市内の安全安心情報だとか、光化学スモッグ情報とか、そういうものを流すわけでございますが、災害時には私ども、3月11日の経験からすると、非常にいろんなツールを多岐にわたって使っていかなければいけない。ツイッターもあれば、安全安心メールもありますし、いろいろな仕組みがありますので、これは庁内にそういう制御のシステムを設けまして、一斉にいろいろな情報が同じ仕組みで流れるようにする、そういう実験でございます。これらについては年度内に準備が済みますので、来年度はそれをさらに展開していくというものでございます。
 私のほうから、あともう一点だけ。細かいところは補足してもらいますけれども、新川防災公園・多機能複合施設の関係で、進捗度はどうか、難しい点はないかということでございますが、おおむね全般的には順調に進行しております。ただ、土地の買収の点でまだ若干地主さん、関係者といろいろ調整している点がありますので、それを除けば大体順調ということで、これも来年度内には解決するだろうというふうに考えてますので、全体としては問題なく進行しているということでございます。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  私からは市政情報のデジタル化の推進について、3点お答えをいたします。
 まず、仕様でございます。平成24年度に第4次三鷹市基本計画を初めとする24の個別計画や、市政に関する基礎資料、情報誌等をやりまして、その仕様を例えば多機能版ということで付箋がつけられたり、検索ができたりする仕様、それからシンプル版ということで、そういう検索機能等はついてないんですが、データ容量が小さいので通信環境が余りよくないときでも見やすいもの。それから、今までおなじみのPDF版、この3つの仕様で、別サイトをつくりまして運営をしているところでございます。
 ホームページからアクセスできるのかというお問い合わせですが、現状で三鷹市のホームページのトップページの右上のほうにバナーをつけてもらっていまして、そこを押すと、ちょっと、もうワンクリックあるんですけれども、比較的わかりやすく特設サイトへ飛んでいただけるような様子にしてございます。
 それから、59ページにある地域防災計画、景観づくり計画以外に何かということですけれども、今もう既に挙げているのですが、この「コーヒー入れて!」という冊子、グラビアできれいなんですけども、やはり紙で配布するのにはお手元に届きにくい場合もありますので、これを電子化することで、より見ていただきやすくということで、ページをめくるような形で読んでいただけるのが電子書籍のポイントでもございますので、今までPDF版はあったんですけれども、やはりページをめくるような形で見ていただきやすいものとして、こういうものをことしも御用意する予定でございます。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(秋山慎一君)  みたか太陽系ウォークスタンプラリーにつきまして2点御質問を頂戴しましたので、順次お答えをいたします。みたか太陽系ウォークにつきましては平成21年度から開催をしておりまして、来年度、平成25年度で5回目になりますけれども、当初1回目は、約14日間、2週間の期間で50カ所のスタンプを設置しました。全ての総スタンプ数というので申し上げますと、約3,100個ぐらいあったんですけれども、今年度、平成24年度の実施に当たりましては、スタンプの設置箇所は185カ所にふえまして、総スタンプ数は約12万800個余りのスタンプを押していただくというふうに大きく成長してきたところでございます。
 現状と課題ということでございますけれども、平成24年度、昨年の秋に実施しました4回目のみたか太陽系ウォークにつきましては、かなりメディアのほうにも取り上げていただいたりしまして、おおむね参加者の方にとるアンケートでも好評をいただいているところでございます。ただ、一方、この事業は、事業の特徴からかお子さんが非常に多く参加されまして、アンケートの中にも、例えば遅い時間まで子どもたちだけでスタンプを押して回っているとか、子どもにちょっとわかりにくくて、やや危ない箇所もあるんではないかというような、特に安全管理的なことの御指摘なども頂戴しておりますので、今後実施に当たりましては、実行委員会等の中でそういった御意見を反映させてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 2点目は、さまざまな団体、特に外郭団体等との連携ということについて、具体的な内容についてということで御質問を頂戴しました。実行委員会を構成しております市の外郭団体、いろいろあるんでございますけれども、中でも現在ちょっと具体的に話が上がっているのは芸術文化振興財団とともに、ちょっと1つ事業をやってみようかというふうに計画をしております。具体的には、ことしの秋になりますけれども、芸文財団さんのほうで、ちょうどバロック音楽、小楽器を使ったコンサートを計画をしておりまして、これがちょうどガリレオ・ガリレイが生きた時代の音楽だということがありますので、そのガリレオに絡めて、ネットワーク大学がいわゆる天文学的な、例えばアストロノミー・パブを芸文センターのほうで開催するとか、他方、芸文財団のほうからネットワーク大学を会場に、例えば音楽の講座を開講していただくとか、太陽系ウォークの期間中を捉えまして、そういった連携を図ってまいりたいと思います。他の団体につきましても、今後実行委員会などを通じて、期間中連携できる事業についていろいろ検討してまいりたいというふうに考えております。


◯企画部地域情報化担当部長(後藤省二君)  市長、副市長の答弁に補足をしてお答えを申し上げます。まず、施政方針62ページの関係でございます。Rubyという言語について、これが具体的にどういう環境で動くのかというような専門的な御質問がございました。私どもで把握をしている限り、Rubyというのはウィンドウズ、あるいはユニックス、あるいはリナックスといった広範囲なOS、コンピューターの上で作動するシステムであるというふうに聞いてございます。
 また、この言語の特徴としてインタープリターと言われる──これは処理をする際に、その時点で機械語に置きかえるということを繰り返す言語でございます。対話型で、データを入力をしたりするのには向いているということですが、委員御指摘のとおり、大量のデータの処理を一括で行うバッチの処理をする際には余り向いていない。これはコンパイラー型の言語が望ましいということなのですが。このRubyについては最近コンパイラーも開発されているということを聞いておりますので、今後のより機能の拡大が期待ができるんではないかというふうに思っております。
 それから、補足をいたしまして、67ページのところで、庁内のシステムの中でこのコンテストに参加をしたものがあったのかという御質問がございましたが、残念ながらこのコンテスト、庁内のシステムでコンテストに参加をしたことはございません。ただ、先ほど河村副市長からも御答弁申し上げましたICTまちづくりの中で、共通IDを活用した要援護者支援システムについては、現在これをRubyで開発をしているところでございます。今後も、庁内の比較的小規模な事務処理システムについてはRubyの活用を検討してまいりたいというふうに考えております。


◯都市再生推進本部総務担当課長(向井研一君)  私からは、新川防災公園の電線類の地中化についてお答えさせていただきます。電線類の地中化について、まずメリットでございますが、まず新川防災公園・多機能複合施設は災害時に一時避難場所となるという点、また、市の防災拠点施設として、防災センター機能を配置して、災害時には施設全体が災害対策の拠点となることから、当然避難してくる市民の皆さんの安全安心な歩行環境の確保をするために、この電線類の地中化というのは大変メリットがあるというふうに考えております。
 デメリットについてでございますが、特にデメリットについてはございませんけれども、今後、この電線類の地中化に進める以前の課題といたしまして、電気や電気通信事業者などの企業や、また交通管理者との調整業務が大きなウエートを占めてまいりますので、関係機関との調整や設計、整備に向けてのいろいろな協議を漏れなく重ねていきたいというふうに思っています。当然また東京都の補助金などの活用についても、担当者で漏れなく円滑に進めていくように配慮していきたいなと思っております。
 もう一点、関連いたしまして私のほうからは、ふじみからの電力の供給についてお答えをさせていただきます。これにつきましては、新川防災公園の活用も視野に入れまして、これまで総務部とも調整いたしまして市役所での活用についても検討をしてまいりました。その中で、クリーンプラザふじみの電力使用につきましては、市役所の活用に向けて受電のための環境を整えるための、例えば受電設備の場所であるとか、また、その整備に当たってのコストをさまざまな視点から検討してまいりましたけれども、そういった検討の結果、直ちに導入することについては難しいということでいただいたところでございます。私からは以上でございます。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  私からは、市民センターの電力の供給範囲ということになりますが、市民センターの敷地内の建物全てということになりますので、本庁舎、第二、第三庁舎、それから福祉会館、第一、第二体育館、そして公会堂、さんさん館、これらの建物全てがこの契約の中で電力を賄うということになります。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  戸籍の副本データに関して御質問をいただきました。これは、国がこの平成25年3月1日に戸籍法の施行規則を改正しまして3月1日に施行されたわけですけれども、全国一律に行うというものでございます。委員から御質問の中にございましたが、この概要といたしましては、全国の市町村の副本データを管理する副本データ管理センター、これを東日本と西日本に設置をすると。それをクロスがけにして、東日本の地域は西日本のデータセンターに、西日本の地域は東日本のデータセンターにそれぞれそういう副本データを保管をするというものでございます。
 そこで3点御質問をいただきました。こうしたものについて、移行のメリットと、もう1つはデメリットでございます。これは法務省が行うものでございますけれども、メリットといたしましては、独自に市が保管をしているということもございますが、全国のシステムが国によっても保管されるということで、1つは安全性が増すということだろうというふうに思っています。それから、もう1つは、これまで1年に1回職員が磁気ディスクにしたものを、これを移動するということで持っていったわけですけれども、その間にそうしたデータが漏れることがなくなるというような面ではメリットがあるのではないかというふうに考えているところです。
 一方、これに関するデメリットでございますけれども、何といってもこの経費が全額市負担だということでございます。これについてはやや納得がいかないところもあって、今担当の課長会としても何らかの動きを国にとるべきだというふうに検討しているところでございます。
 そして、最後に、従来のものとの関係性について御質問ありました。これは市のバックアップデータとして今後も活用したいというふうに考えてますけれども、国のシステムが安定するかどうかというような期間を見て、そうしたことをしっかり把握した上で、今後また検討したいというふうに思ってます。


◯広報担当課長(大野憲一君)  声の広報デイジー版の発行に伴う経費増の理由ということで御質問をいただきました。この増加分につきましては年間で4万2,000円ということになりますが、従来はカセット版を声の広報として、90分のカセットをつくりまして配布をさせていただいていたところでございますが、今般デイジーという便利な機能を持つ、そういったものも出てきてまいりまして、利便性の向上が大変図れるというものでございます。検索機能であるとか、読み飛ばしができる、あるいは声の情報が劣化しないというようなことでございます。
 ただ、現在約30人の方にカセットテープ版をお配りしているわけですが、これに加えましてデイジー版をつくるということになりますと、今ボランティア団体さんのほうにお願いしているわけですけれども、カセットとCDは当面の間併用させていただくということで予定をしておりまして、カセット版に加えましてCD版をつくる、やはり手間、経費等がかかるということで、この部分で増加しているというところでございます。説明は以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。それぞれわかったんですが、何点か再質問をさせていただきます。
 まず、大きなところでRubyのことからまずお聞きします。まだ三鷹市内の小学生だとか高校生まで、市民に対して広報がまだ行き渡ってないのかなっていうところがあります。特にコンテスト等をやっているっていう実績もありますので、もっとアピールをしていただいて、身近にさわってもらえるような環境を提供したり、いろいろあると思いますが、そういう普及にもっと努めていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 そして、みたか太陽系ウォークについては、大変子どもたちを中心に楽しみな事業だと思っています。それを行った先というか、商店とか、店舗とか、事業所とか、いろいろあると思うんですが、そこでもっと活用していただきたいなというふうにすごい思っています。これは行政がどうのこうのっていうことは余りできないかもしれませんけども、せっかくそこに人が来ていただけるのですから、その先で個人の方もいらっしゃるでしょうし、いろいろいらっしゃると思うんですが、そこで利用をもっと促進してもらう。新しい顧客さんになってもらうような取り組みを一緒に考えていただければなと思います。まだいろんな部署と連携をしなければいけないかと思いますが、せっかく来てくれる方──今までは全然知らない人だったんだけど、スタンプラリーをやることによって店舗まで来てくれるという事実はありますので、その先をうまく展開していただければなと思うんですが、その辺どういうふうに、検討されているかとか、そういうことでお聞きしたいと思います。
 あと、済みません、もう一回Rubyの件に戻ってしまうんですが、ちょっと私が調べたところによると、スマートフォンのアプリケーションも開発できるようなお話も聞いてますので、さまざまなところでRubyというキーワードが出てくるのかなと思います。できたら、三鷹がこれだけRubyを取り組んでいるんですから、三鷹のRubyみたいな形でできないかなと思いますので、Rubyイコール三鷹みたいな印象づけるような、そういう取り組みに展開していただければなと思いますので、よろしくお願いします。
 新川防災公園の電線類の地中化についてでありますが、三鷹市内の他の地区、防災公園の周辺ではなくて、他の地域については展開されていくのかどうか。展開する方向で考えられてるのかどうかということをお聞かせ願えればと思います。
 そして、地域情報化プランのファシリティー施策の推進についてでありますが、これはちょっと細かい話をさせていただきますが、予算書の113ページの金額が602万7,000円であります。方針のほうの67ページ、金額が652万7,000円で、50万円ちょっと違うんですが、この50万円というのは具体的にはどういうことなのか御説明願えればと思います。
 そして、あと市民センターの事業者の見直しということで、これはこの地域、市民センター周辺全部がそういうふうになるということですが、これは金額的にはどのぐらいの削減になる見込みなのか、お示し願えればと思います。東電の電気料金が上がるというお話もありますので、その辺、見越してこういうPPSにされているところもあると思うんで、その辺を踏まえて説明願えればと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、声の広報のことでありますが、予算書の105ページです。これもちょっと細かい話になるのかな、施政方針のほうの金額を見ますと、施政方針のほうは81万2,000円という額なんですが、予算書のほうでは声の広報発行業務委託料は77万2,000円であります。上の消耗品費っていうんですか、これを足すと、この81万2,000円になるんですけども、そうすると、点字のほうでは諸消耗品費っていうのは使えないことになってしまうかなと思うんですが、この辺の説明をいただければと思います。よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  このたび、この予算及び説明書の中で110ページのように、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業費をまとめてお示ししました。そのために、この中には電線類地中化の話入ってるんですが、一般的には電線類地中化、ちょっと款を変えて説明をしておりますので、ごめんなさい、ほかでも三鷹台駅前の通りとか進めておりますけれども、款をまとめたということで、ちょっと質問委員さんに誤解があったかもしれませんが、そういうことですので、そのほかにも進めていくということをお話しします。
 もう一点、私たちにとってこのRubyということで発信していくことは、質問委員さんと同じように1つの重要な課題だというふうに考えています。幸い、つい先ごろ、庁内の検討チーム、いわゆるオープンソフトウエアに関する検討チームのほうからも、市長、副市長に提案がありまして、例えば島根県の松江市であれば、Rubyを発信していくためにRubyCityMATSUE、RCMというのを標榜していると。私が間違えるぐらいですから、まだまだ浸透してないのかもしれませんけれども。ですから、RubyCityMATSUEと同じように、RubyCityMITAKA的な表現。私は同じになるのが嫌なので、何かRubyCityMATSUEとは違う表現で発信していこうということを話し合ったところです。御提案いただきましたように、やはりこれだけ取り組んでいく価値があるというふうに市長は認識しておりますし、株式会社まちづくり三鷹でも一定の成果を上げつつありますので、しっかりとそれを無駄にしないで、三鷹市として発信していきたいと考えております。


◯副市長(河村 孝君)  市内の小学生、高校生に対してまだ広報が足りないんじゃないかというお話で、まちづくり三鷹のほうでは2年間、このRubyのコンテストをやってきているんですが、実際にRuby自体まだ普及しておりませんので、そういう意味では講習会と必ずタイアップをするような形でやってきています。ですから、春休みと夏休みにそういう子どもたち向け、中高生向けのそういう講習会を宣伝して、そこで学んだものを発表するっていうか、コンテストに応募してもらうみたいな、今はそういうサイクルなんですね。
 それがより充実してくると、経験者の層も厚くなってきますし、指導者の講習会もやってますから、指導者層も出てくるということで、今まちづくり三鷹でつくったテキストも使って、全国で、被災地の岩手なんかでも講習会を開いたりして、いろんなところでやってますから、その広がりが三鷹だけではなくて、次第に広がっていくものだというふうに思っています。そういう意味で、ただ、足元のこの三鷹の中で子どもたちがぜひいっぱい受けて、挑戦してもらうような、そういう土壌もつくりたいと思ってますので、三鷹市の共催という形で今回以降進みますので、充実した講習会の土壌づくりから、まずしっかりとやっていきたいということで、そのPRに努めてまいりたいというふうに思っています。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(秋山慎一君)  太陽系ウォークの商店への利用というか、利用促進についての御質問を頂戴しました。太陽系ウォークの実行委員会の中には、三鷹商工会さん、それから三鷹商店会連合会さんも一応入っていただいておりまして、毎回実行委員会の中ではスタンプをどういうふうに商業振興につなげるかというようなことの議論もしているところでございます。
 それから、先ほどもちょっと紹介しましたけれども、参加者の方のアンケートの中には、以前から興味があったんだけども、この太陽系ウォークをきっかけにお店に入ることができたとか、そういう前向きな御意見などもたくさんいただいておりまして、こういった御意見を──もちろん、余り耳ざわりのよくないものもあるんですけれども、そういう意見をまとめまして、参加の店舗さんにフィードバックをしながら、また今後とも太陽系ウォークを発展させていけるように取り組んでまいっているところでございます。


◯企画部地域情報化担当部長(後藤省二君)  施政方針の67ページのところで、地域情報化プラン2022に基づく新たなICT施策の推進、この予算額652万7,000円と、予算書の金額との差の説明をさせていただきます。まず、予算書のほうの113ページでございます。事項の3のところの地域情報化推進関係費の8行目、運用支援業務委託料、1,299万5,000円。この内容は、先ほどお話が出ました駅前WiFiの通信料であったり、機器の保守委託料であったり、あるいはさまざまなほかのシステムの機器の保守委託料であったり、システム保守の委託料でございます。
 それから、差額の50万円というのは、これは施政方針に出ております三鷹国際Rubyプログラミングコンテストの開催の経費ということで、予算書の中では、このICTまちづくりの4つ上の支援業務委託料として300万円計上しておりますが、この300万円の内数として、このうちの50万円をこのRubyのコンテストに充当したいというふうに考えているところでございます。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  市民センターの電力の契約を見直したことによる削減の効果なんですが、先ほど市民センター内の施設についてお話しさせていただきましたが、第一、第二体育館を含んでますので、実はこの電力が総務費と教育費で両方賄っています。一応その合計で、削減といたしましては、当初見込んでいた金額に対して123万7,000円ほどの減額、率でいいますと1.66%の入札による削減効果があったというふうに考えております。
 それと、今後の東電の値上げを踏まえてという部分なんですが、具体的に東電の値上げの金額出てませんので、まだそれによったところの効果というのは見えないんですが、ただ1点が、契約の特殊性として、東京電力では燃料費調整であるとか、太陽光発電の調整といったものを毎月で変動してる部分があるんですが、それについてはPPSの契約においても同額で変動いたしますので、そこの部分で東電が仮にニュースで燃料費が上がったというような報道をされた場合には、それと同じ額でPPSからの供給においても上がってしまいます。ただ、基本料金部分が大きく減額されてる部分は変更ありませんので、そこは御承知おきいただきたいと思います。


◯財政課長(土屋 宏君)  声の広報のデイジー版につきましては、消耗品費についてはあくまでもこちらのデイジー版の発行のために使うことということでの計上になります。
 関連いたしまして、今回この施政方針を作成させていただくに当たりまして、個々の事業費について、従来は割と事項の金額に合わせたような事業費をそのまま掲載しておりましたけども、議会の皆様からの御指摘もいただいたこともありまして、それぞれここに書かれてる事業費が幾らかということを予算書のこの細かい中から抜き出して掲載させていただいておりますので、幾つかそういったことで、これとこれとの相違ということが出るかと思いますが、その点は御理解いただきたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。さまざまなところで努力をされて新しい予算をつくられているということで、市民に納得いくような事業をこれからも展開していただければなと思いますので、どうかよろしくお願いします。


◯委員(土屋健一君)  では、よろしくお願いします。まず予算書97、事項の1、または324ページからの給与費明細書ですか。市長は先日施政方針におきまして、職員人件費につきましては給与の適正化を図るため、住宅、扶養、管理職、時間外勤務手当等の見直しを行うとされましたが、この給与の適正化、要するに適正な給与とは具体的にどのような給与を市長は意味しているのでしょうか、まずお伺いします。
 また、この各種手当の見直しにおいて、平成25年度のラスパイレス指数は対平成24年度でどのぐらいの減少を見込んでるのでしょうか、お伺いいたします。平成23年度のこの数値は100.9、ちなみに東京都で13位でした。この今回いただきました資料の120ページに記載してあります平成24年度の数値100.4は、2月8日の総務省通知によると、この数字はもはや参考値の扱いになっております。実質108.7となり、公式と言っていいんでしょうか、公式なラスの指数は108.7ではないかと考えます。この記載方法について、総務省と逆の形に記載されてある、この点についての御見解をお伺いいたします。
 99ページ、事項の8、職員貸与被服費でございます。規律やセキュリティーの観点から勤務中の制服着用の徹底は重要かと、以前より我が会派では考えていたところではありますが、このたび制服をやめるとのことです。新しいブレザーの購入が廃止されると思いますけれども、これに至った経緯について。それと、今後、今着ていらっしゃるブレザー、着れる間は着ると思いますけども、その後私服等になっていくと思いますけども、私服による服務規律についてのまた規定などについて、この点についての御所見をお伺いいたします。
 この件につきまして、やはり参考資料の133ページで、平成25年度予算は694万7,000円、平成24年度予算は487万1,000円で議会で可決されているので、この予算ベースは207万6,000円ふえているということになります。参考資料の平成24年度予算欄に976万1,000円と記載したこの理由と、この備考に説明書いてあるんですけども、この備考の詳しいわかりやすい説明を求めたいと思います。
 続きまして、概要63、先ほども質問ありましたけども、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備の推進におきまして、この防災公園におきましての電線の地中化、先ほど御答弁で市民の安全安心な通行というメリットがあるという御答弁ありました。私は、この市民センターとの動線について質問したいと思いますけども、多機能複合施設には防災課等の部署や多くの公共施設が集約される予定でおります。しかも、現在市民センター内にある第一、第二体育館、福祉会館も移ることになります。そこで、市役所本庁舎、市民センターにこの施設が隣接しているというよりも、より一体化する施設であるべきではないか、市民センターと多機能複合施設とのこのスムーズに移動できる動線の整備は重要であると考えております。市民センターとの動線についての構想と申しますか、この点について御所見をお伺いいたします。
 市民センターとの一体化と今申しましたけども、既存のこの西側道路に電柱や電線がなくなるということですので、車両の通行を担保しつつも、現在の道路部分を敷地の一部として活用できる可能性もあるのではないかと考えます。そうすれば、この市民センター及びクリーンプラザふじみも含めまして、一体化という表現は適切かどうかわかりませんけども、一体化することが可能になると考えます。市民センターとの一体化の検討、この点について検討されたのか、どうでしょうか、お伺いいたします。新川防災公園・多機能複合施設(仮称)西側道路の一部廃道を含めた敷地の一体化についての御所見を伺いたいと思います。
 続きまして、119ページ事項の1、市民保養所管理運営費、箱根みたか荘について質問したいと思います。先日の我が会派の代表質疑の答弁で、廃止の方向、予定だという御答弁でした。その要因は、取り巻く環境変化による利用者の減、それに多額の経費が今後もかかっていくという御答弁でした。近年この箱根みたか荘の施設改修工事は、予算ベースで、平成23年度予算では367万5,000円ですけども、今年度、平成24年度予算では1,588万5,000円、多額の改修費をつぎ込んでおります。この直後に廃止するという、この廃止に向けた検討を進めているということをお知らせいただいたわけなんですけども、過去5年間ぐらい、実質的にこの施設改修費の総計はどの程度かかっているのでしょうか。当該年度改修工事費は200万円計上されておりますけれども、維持する場合の今後の改修費の見込み額も伺いたいと思います。
 続きまして、概要71ページ、公会堂等のリニューアルオープンについて、予算書123ページ、事項の1、2ですけども、公会堂、光のホール、さんさん館がまさにさんさんの3月3日にリニューアルオープンし、前日の内覧会で拝見させていただきました。耐震補強工事に伴い、本当に天然木で落ちつきのある感じがしましたし、また、エスカレーター、エレベーター、トイレなどもバリアフリー化されて、高齢者、障がい者に本当に優しくなった施設ではないかと思います。座席数についても、減りましたけれども、ゆったりとして、一番前列のほうは千鳥状配置ということで観覧しやすくなったのかと思います。まるで、知らない方でしたら新築に間違えるぐらい、新築のようにすてきな施設になったと思います。
 まず、この座席数の減少による影響についてですけども、三鷹市で行う成人を祝福するつどいはいつも満員というか、それ以上の方がいらっしゃるので例外としましても、そのほかの行事や、あるいはコンサートなどの催し物等で車椅子の6人分を除いた定員713人以上になることが近年公会堂であったのか、そういう実績があったのかということについてお伺いしたいと思います。また、座席数の減少による今後の利用者に関する影響についてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、駐車場なんですけれども、公会堂の改修工事及び公会堂別館の建てかえ工事に伴い、駐車場も全部ではありませんけども、一部整備されました。台数の増減並びに大型バス等の駐車スペース等はどのようにされるのでしょうか。それと、その場合の、もし駐車可能となりましたら、料金についてどのようなお考えがあるのか、お伺いしたいと思います。それともう1つ、駐車料金の減免対象車、車ですけども、その設定の考え方についてお伺いしたいと思います。
 続きまして、さんさん館ですけれども、早速先日、多目的会議室AとB、両方利用させていただきました。内覧会のときは阿波踊りも披露されまして、まさにこの多目的会議室の防音効果を確認させていただきました。しかしね、真ん中に、要するにAまたはBのみの使用時にはパーティションを使うことになると思いますので、結構幅15センチ、20センチ、かなり厚い防音のパーティションでしたけども、その防音効果というのはどうなんでしょうか。隣で笛太鼓をやっていて、隣が会議っていうのは可能なのか、その点について確認をしたいと思います。
 続きまして、123ページ、事項の8、コミュニティ・センター改修事業費についてです。先日の一般質問でも質問させていただきましたけども、降雪というか、積雪による被害というか、井口コミュニティ・センターの図書館と新川中原コミュニティ・センター体育館の雨漏りがしたというお話を聞いております。この雨漏り修繕工事はされたんでしょうか。また、されてなければ、いつ、どのタイミングで行う予定なのかをお伺いします。また、近年中に予定しているこのコミュニティ・センターの改修工事は、前倒ししてでも耐震補強工事にあわせて行うべきではないかと私は考えますが、この点についての御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、125ページ、事項の5、中近東文化センター関係費でございます。この件についても一般質問させていただきましたけども、そのときに質問できなかったこの予算の点について質問したいと思います。事業費負担金100万円、平成23年度予算500万円、平成24年度予算ベースで400万円、今回、平成25年度100万円と推移しております。この事業費負担金についての説明を求めたいと思います。また、この一般公開中止のこの施設に対する事業費負担金100万円を計上されてるわけですので、この根拠をお伺いしたいと思います。先日の答弁でもありましたけども、子どもたちの調査研究のお話ありましたけど、それ以外での活用への見込みがあるのでしょうか。既に約束等もらっているのか、それについてお伺いしたいと思います。
 続きまして、131ページ、事項の8、収納管理関係費。郵便振替等の手数料の部分でございます。税のコンビニ納付が市民の方にも大分定着してきたと思います。市民の利便性向上への貢献度、このコンビニ納付が利便性向上にどの程度貢献されているのかについての御所見をお伺いしたいと思います。コンビニ納付のこの手数料の当該年度見込み額と割合について、どのように想定されていますでしょうか。また、現在納付書1枚30万円までしかコンビニ納付が使えないから、よく市民の方に不便だと、もっと上げられないのかというお話を聞きます。特に固定資産税の場合だと、まずコンビニではなかなか納付できないんだとお伺いします。この30万円の設定の理由と、今後この限度額のアップは可能なのか、その点についてお伺いをしたいと思います。一旦終わります。


◯市長(清原慶子さん)  私から2点お答えします。1点目、職員の人件費について、市長、基本的にどのように考えているかということです。公務員、三鷹市の職員は市民の皆様に成りかわって自治体の業務を進めるという役割を担っています。したがいまして、まず基本的にその働きに対して保障するとともに、努力や成果を適切に評価していきたいと思っています。加えて、手当等につきましては、三鷹市独自の考え方もありますけれども、やはり国あるいは東京都の動向、さらには近隣市の動向をきちんと把握しながら、整合性を持っていかなければならないというふうに考えておりますので、私としましては、きちんと職員の給与については保障しつつ、気概を持って市民の皆様のために働いていただけるような制度というものを見直しを重ねながらつくってきたつもりです。
 私からの2点目なんですが、職員の被服について、これを廃止することは規律に影響はないかという観点からの御質問です。この点につきましては、事務事業総点検運動の中から、やはり職員のほうでも問題意識が高まり、私のほうでも判断をしたものでございます。後ほどまた補足答弁してもらいますが、作業衣につきましては安全を確保しなければいけませんし、また、市民の皆様に三鷹市の職員であることが一定程度明確化するということも大変重要なことでございますので、デザインにコストのかからないものについて職員と話し合いながら決定をして、順次移行していくつもりで、残します。
 ただ、いわゆる事務職のブレザーの共通性についてなくしていく根拠は、私も胸につけて率先垂範しているわけですけれども、この名札を、私、市長になりまして改善をいたしました。大きなものになるのと、以前は姓だけでした。例えば清原なら清原だけでしたけれども、下の名前もきちんと明確化するし、写真もついているものを職務のとき、仕事のときには必ず左胸につけると。一部、どうしても事情があってひもで下げている職員もおりますけれども、基本的にはこの左胸につけるということを一定の基準にして、これも定着をしてまいりましたので、職員としてきちんと仕事をするというときにはこれをつけると。
 ですから、私も敬老金の贈呈のときなどはあえてつけております、私もこれは。職務としてきちんとやっていきますということで、職員と一緒にこれをつけて公務をさせていただくということを定着しておりますので、決して共通のブレザーがなくなっても、三鷹市の職員としてきちんと服務規律は守っていけるものと判断をしてこのたびの決定としたものでございます。
 その他については担当から補足をいたさせます。よろしくお願いいたします。


◯副市長(津端 修君)  ラスパイレス指数の見方について御質問がありました。100.4、108.7、108.7が正しいんじゃないかという御指摘でございましたけども、この108.7の数値が出るのは、御案内のように、国が暫定的に7.8%の給与を削減しているものの比較で出るわけです。地方はその7.8の引き下げについて猛反発をしているわけです。市長会でも、地方は国に先んじて人員の大幅な削減や独自の費用削減を断行し、国を上回る総人件費の削減を実施してきたと。にもかかわらず、一方的にマスコミ等を使ってそういう比較まで公表して出すことについて遺憾であるというふうに表明しているわけです。
 そこで、このラスパイレス指数のあり方についても、国と地方の協議の機関の場を設置してほしいと。そこで十分議論してほしいという問題提起をしまして、総務大臣もそれには前向きな発言をしているということでございまして、私どもとしましては、本来あるべき国の給与と、私どもが今支給している制度との比較で100.4ですね、今年度ね、100.4で比較するべきであって、暫定的な数値でやるんだとしたら、じゃあ、いろんな財政事情等で削減したときに、それで一時的な比較で下がった下がったって発表して喜んでいいんでしょうかというふうにも思いますから、これはやっぱり本来あるべき姿でやっていくべきだと思ってますから、100.4という数値で私どもは正しいというふうに考えています。


◯副市長(河村 孝君)  私のほうから、新川防災公園と市民センターとの間の道路の問題の御指摘ございました。新川防災公園と市民センターが究極的には非常に利便性よく一体的な使い方をされることが、私どもも望ましいと考えております。御指摘の道路の廃道について検討はしたことがあります。ただ、実際道路っていうのは新設するのに比べて、廃道というのは大変難しいんですね、そこで実際利用されて生活していらっしゃる方がいますから。だから、現実的にいうと、ふじみのほうも出入り口がございますし、それから、お店をやって、野菜を売っているお店だとか、自動車工場だとか、それから東西に抜ける道もございますので、そこに生活していらっしゃる方が、マンションとか、いろんな住居もございますので、西側だけを今回のことだけで廃路にするのはなかなかちょっと難しいということは、検討の結果──将来課題は別にして、今この段階でやると、大変整備に当たって方程式が大変複雑になっちゃいますので、現段階では難しかろうという結論でございます。
 それから、横断歩道橋みたいなもので大がかりにやるっていうことも検討しました。これは経費が何十億となってしまいますので、それも今回は考えていないということでございますので、しかるべき段階の宿題だというふうに思っていますが、現段階では見送っているということでございます。


◯総務部調整担当部長(山口忠嗣君)  予算参考資料133ページの職員貸与被服費について御質問をいただきました。この部分ですが、作業服の見直しによる財源効果というものをお示ししようということで、こちらに記載をさせていただいているところでございます。実は作業服、御案内のとおり、5階の職員を中心にデザイン性のあるものを今採用しておりますけれども、単価のほうがそれなりにかかるということでございまして、事務事業総点検運動の中でこの単価を約半額に見直すということといたしました。この作業服につきましては貸与が2年に一度ということでございまして、なかなか単価を見直したことに対して、平成24年度と平成25年度の予算だけを比較いたしますと、貸与年に平成25年度が当たっておりますので、見えづらいということでございまして、平成24年度の部分で同様の貸与をした場合との比較ということで、こちらにこういった数字をお示しをさせていただいたということでございます。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  私のほうから、箱根みたか荘の廃止の関係で御質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。廃止ということでいろいろ御説明をさせていただいておりますけども、現在まだ営業していると。これから約1年営業するわけであります。この営業に支障があるものというのは、やはりこれ、お客様をお迎えするので修繕・改修をしなきゃいけないという観点に立っております。この5年間では約3,200万円ほどかけて修繕など行っているわけでありますけれども、最も必要な耐震診断を行ったり、あるいは自家発電装置が今年度壊れてしまって、これを修繕するといったことを行ってかかる経費を支出しているところでございます。
 それから、今後の経費、どういうふうに見込んでいるかということでございます。私どもも試算をしたものに沿ってこれまでも御説明しておりますけれども、今後10年間で3億2,700万円ほどこうした修繕に必要になるんではないかというふうに見込んでいるところでございます。1年に直すと3,200万円という、そういう金額でございます。こうした過去の経費については、今後仮に売却することとなれば、施設を良好な状態に保っているということからこれが生かされるというふうにも考えておりますし、ある意味、できるだけ早く売却するということも、そうした生かされる1つの道ではないかというふうに考えているところです。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  私のほうからは公会堂の御質問の光のホールの客席についてお答えをさせていただきます。先ほどもお話にございました光のホールは、座席の幅を広げたということと、また、ホール内の横の通路を確保するために150席程度減少しているところでございます。
 この影響ということでございますけれども、先日もホールのほうで親子音楽会の開催がございました。そちらのほうで特に減少したことについてのクレームといいますか、苦情等ございませんでした。また、今、今後の利用も受け付けを行っているところでございますけれども、その中でも特に客席数の減少ということについては、お客様からのお声は頂戴しておりません。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  公会堂リニューアルに伴いまして駐車場台数の増減がございました。ちょうど公会堂とバス停の間に駐車場のゲートがありますけども、あのゲートを利用して駐車していただける台数っていうのがリニューアル工事の着手前は36台でした。これが、今回リニューアルオープンして34台になりました。といいますのは、屋根の比較的雨のかからないところに障がい者の方の駐車場のスペースを確保するということも含めて対応を行っております。
 料金の減免についてなんですが、公会堂のホールに御来場の皆さんが車でお見えになると、市民センター全体で現在114台がキャパですので、公会堂の御利用のお客様が車で来るということは、ちょっと実は想定していないというのが正直なところでございます。減免につきましては従前から変更ございませんので、市役所に御用でお見えになった方については2時間まで無料ということで、引き続き制度としては運用させていただきたいと考えております。


◯副市長(河村 孝君)  先ほどの座席数の減少についての影響ということでございますが、基本的に一般の団体の方は、先ほど課長が述べたように、そのホールに合った人数で開催してもらうしかないので、そうでなければ、ほかのもう少したくさん入れるホール、他市のホールなどに流れるものというふうに考えていますが、今のところ、全般的に利用団体からそういう声は上がっていないという意味です。ただ、市の事業で敬老のつどいだとか、御質問にもありました成人式のような場合には、運営上の工夫で回数をふやすなり、あるいはロビー等で視聴できるようにするとかいう形での工夫を、これまで以上にちょっと考えていかざるを得ないなというふうに考えているところです。
 それから、さんさん館の多目的施設のA、Bの問題ですけれども、そこの防音の問題ですけれどね、実際、内覧会のときに阿波踊りやったりして、これは相当な音を出すものについては、基本的にパーティションで分けるとしても、両方借りてもらうというのを前提にせざるを得ないというふうに考えているところです。
 それから、実際阿波踊りなんかやってみて、ほとんど音が聞こえないんですけども、太鼓の音だけはやはり下でも、横でも、ちょっと振動として聞こえますので、練習のときに、そういうことについては少し抑え目にしてくださいというような──太鼓についてはですね、そういうようなことを受け付けの段階で言うようなことにしようというふうに、運用の方法として、今幾つかそういう項目を挙げて協議中です。今のところ、すぐにそういうものを使いたいというところは出てきてないのであれですけども、市のほうと芸文財団のほうと協議しながら、そういう細かなルールを決めていこうというふうに考えているところでございますので、そのように御理解ください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  コミュニティ・センターの雨漏りの件で御質問ございました。井口コミュニティ・センター及び新中コミュニティ・センター等で、先日の雪のときの雨漏りということで御質問ございましたけれども、特に利用の皆様に影響するような雨漏りではございません。そして、その後もまた雨も降っておりまして、その後の雨漏りは特に聞いていない状況でございます。
 あと、それぞれのコミュニティ・センターのほうに修繕料というのが指定管理料の中から支出してありますので、今後また状況を見ながら、その修繕料のほうで必要があれば直していただくと、そういうことで考えておるところでございます。
 続きまして、中近東文化センターの負担金について御質問ございました。これまで、平成23年度までは、先ほどお話にありましたとおり500万円という負担金で展示の企画経費に充てていただくということで支出をしてまいりまして、平成24年度に400万円と、100万円減額いたしましたけれども、これは企画展の展示数が減少いたしましたので、そういうことで400万円ということにさせていただきました。また、平成25年度からは図書館、あるいは博物館の業務もなくなるということで、100万円ということで負担金を計上しておりますけども、こちらにつきましては、先日お話をしております市内の小・中学校の皆さんの見学を、定期的ということではございませんけれども、御要望の都度、そういった見学を受け入れたいというお話がございましたので、その経費といたしまして100万円を計上したところでございます。
 また、今後、そのほかの受け入れ体制ということでお話ございましたけれども、今のところは具体的にはお話がございませんので、小・中学生の皆さんの受け入れということで計上させていただいているところでございます。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  コミセンの工事、この前倒しの御質問でございました。コミセンの工事については計画的に今後行っていくということで、今のところ特に改修工事の前倒しについては考えておりません。


◯納税課長・国保納税担当課長(横山 哲君)  コンビニ収納について御質問をいただきました。コンビニ収納は、平成16年度より全国に先駆けて軽自動車税のコンビニ収納を初め、平成19年度から法人税を外して全税目を対象に対応をしてきたところでございます。コンビニ収納の導入の背景、また効果といたしましては、まず市外、都外へ転出した納税者への利便性、また市外に出かけたときに、いつでもどこでも納めることができると。また、休日・夜間の納付機会の拡大、また若年層のコンビニ利用率の高さから、若年層の収納率の向上対策という部分もございました。ただ、それ以外に、業務効率面からもコンビニ納付の収納率が上がるということは、督促状の発付件数が減ると、また発送にかかるコスト、また作業も軽減されるという部分も含まれてくるということで御理解いただきたいと思います。また、時間別で統計をとりますと、銀行の営業時間外の納付が52%、平成23年度決算です。また、市外の納付が43.7%ということになっております。このことからも、利便性という部分ではかなり貢献している部分があるのかなというふうに理解をしております。
 それと、あと郵便振替等手数料に係る来年度のコンビニの予測件数でございますけども、来年度、平成25年度は12万件の予定をしております。単価57円ということで、718万2,000円の予算措置をしているところでございます。
 あと、30万円以上の取り扱いということで御質問をいただきました。当初、コンビニ収納をするに当たりまして、日本フランチャイズチェーン協会、これはコンビニチェーンを含む業界団体でございますが、ここに所属の各コンビニの総意といたしまして、コンビニ収納に当たっての要望事項が出ております。その中に防犯上のリスク軽減という点から、納付書1枚につき30万円以下という要望が出ております。現在は全国、この要望書に沿って取り扱いを行っているというところでございまして、当市においてこれを変更するということは現状では非常に難しいというふうに理解をしております。


◯総務部調整担当部長(山口忠嗣君)  1点、ラスパイレス指数について補足をさせていただきたいと思います。今回見直しを行いました住居手当、扶養手当等の見直しに対するラスパイレス指数への影響ということでお尋ねをいただきました。ラスパイレス指数自体は給料表による国と市の比較ということでございますので、手当の見直しによる影響額というのはございません。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、自由民主クラブ、質疑の途中ですが一旦終了いたします。
 休憩します。
                  午前11時58分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 引き続き自由民主クラブの質疑を続けます。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  休憩前の私の答弁に1点漏れがございましたので、改めて答弁させていただきます。公会堂に大型バスでお客様がお見えになられた場合の対応ですが、構内にそのまま駐車するのではなく、お客様をおろしていただいて市民センターから退出していただく。そして、終了時間を見合わせてまた迎えに来ていただくという運用をしております。したがいまして、大型バスの駐車場の利用料金の設定は特にしておりません。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、続けまして、自由民主クラブ、質疑続けます。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。何点か再質問させていただきます。まず、ラスパイレス指数なんですけども、先ほど副市長のほうから御答弁がありましたが、私も本当に同感であります。先ほど御答弁で、職員の方々にとっては手当が減っても、ラスは減らない。でも、実際給料としては減っているんですので、減っているのにもかかわらず、ラスパイレス指数は減らない。本当に私も何かおかしいなと思います。でも、市民の方々は関心が高いんですよね。この指数について、私もよく言われます。それで、マスコミ等も取り上げられます。
 あえてこれに関して質問しましたが、三鷹市の職員は本当に18万市、小さな自治体の中で、職員の方々、少数精鋭で本当に頑張っていると思いますし、このラスが低ければいいのかといえば、本当に私も疑問を感じております。さらに今回、この2年間のような国の動向というか、勝手にそちらが下がれば上がるわけですから、こんなとんでもない数字が出てくるんです。したがって、あえて私は言ってみればこの2年間はおかしな、変な数字を記載してもよかったのかなと、そういう観点もありまして質問させていただきました。この国家公務員をもとにした、比較したような、単純に比較するこのラスパイレス指数について、市長からもう一度これについての御所見をいただけたらと思います。
 それと、この参考資料の記載方法なんですけども、被服のほうです。参考資料の記載方法ですけども、御答弁で比較が見えにくいから、記載の数字が本来の予算の額ではないというんですけども、やはりこれは議会で承認されてる数字が、しかもここにちゃんと平成24年度予算って書いてありますので、逆に、その数字を書いて、参考として比較するために新たにこの数字を載せられたほうがよろしいのかなと思いますけども、ほかにもいっぱいありますよね、今回こういう形とってるところ。その点について、もう一度お願いします。
 あと、服装ですけども、市長のほうから名札がついて、本当にこの件についてはよくわかっていますし、だけど、名札をつけていればどんな格好でもいいのかということになってしまうと、やはり規律面、やはり市の職員として適切な服装があると思いますので、その点についての指導について御所見をお願いしたいと思います。
 箱根みたか荘、私ももうやめる方向で行くと決めたのであれば、早ければ早いほどいいと思います。時期がたてば、それだけ余計なって言っちゃあれですけど、どんどん経費がかかっていく。経費がかかっていくんですけども、あえて言わせていただければ、廃止に向かうんであれば、せめて二、三年前から計画的に行われれば、この平成24年度の1,500万円からの予算も、もしかしたらもう少し見直し──だましだましと言っちゃおかしいですけど、もう少し何とか工夫ができたのかなとも思いますし、市民の方々は3カ月前にはもう申請が始まるので、この広報についてもできるだけ早くしていかないと、また後で混乱、苦情等が起こってしまうと思いますので、この市民への説明、広報の仕方、時期等について御所見をお願い申し上げます。
 それと、先ほど公会堂、光のホール……。旧公会堂、三鷹市公会堂、近年の実績を質問したんですけど、その点について答弁がなかったと思いますので、この713人を超えるような実績、近年あったかどうかという点、もう一度お願いします。
 大型バス運転はわかりました。


◯市長(清原慶子さん)  再質問で、幾つか私がお答えしまして、担当から補足してもらいます。被服についてもう一度御質問いただきましたので、お答えいたします。どのような指導をしているのかということですが、服装についてでございますが、近年御案内のようにクールビズとして5月から10月まで上着を着用しないでもよいというふうにはしております。しかしながら、三鷹市の職員としては、原則として、とにかく襟のある服装をするように。そして、ようやく東日本大震災発災後、それを支援するポロシャツもつくった経過がありますので、スポーツ祭東京2013の取り組みなどと連動してポロシャツまでは認めております。基本的に襟のある服装でということです。
 ただし、例えばソーシャルワーカーであるとか、その仕事柄、市民の皆様と寄り添いながらお仕事を一層させていただくような職員については、必ずしもこの時期でも背広の上着を着ないほうが逆によい、あるいはネクタイをしないほうがよいというような判断をしてもらっておりまして、その辺は言うまでもなくケース・バイ・ケースで、市民の皆様に対して不愉快にならないように、そして失礼にならないようにということで徹底をしておりまして、このことにつきましては総務部の職員課を中心としてきちんとした対応をしておりますので、私としてはただ単に支給した制服があるからということで、襟の汚れたのをそのまま着続けていたりするようなことがほかの自治体などでは往々にして見受けられることにも、私反省しておりまして、三鷹市の職員にそんなことにならないように。何かあっても、その上着を着ればどうにか三鷹市の職員性が保てるということではなく、全体として服装を気配りする中で、市民の皆様へのきちんとした接遇を徹底したいというふうに改めて思っているところです。
 それから、これも補足してもらいますが、箱根みたか荘の改修費等についてでございますけれども、この間も温泉があることのメリットもありますが、デメリットもあって、その源泉を保ち、そして温泉をきちんと市民の皆様に喜んで使っていただくためには、それなりの経費を長年にわたってかけてきたわけでございまして、累積的な経費というのは、やはりあのような市外の保養所を持つについてはかなりかけてきました。そういうことを全部精査して、むしろ平成25年度というのはこれでも精査した金額でございまして、私としては、質問委員さんも同様だと思いますけれども、今後の見通しを持って一定の決断をしましたし、今後、質の高い条件のまま疑義なく新たな所有者に譲渡するためにも、最後の精査したものとして、一応基礎的なものを整備するということでございまして、今後1年間お客様をお迎えする施設として、やはり安全性を期すというようなことでございますので、その辺につきましては、先ほど担当部長が答弁いたしましたように、今後10年間は本当に億かかるような状況でございますが、今きちんとしておけば、それを見越しても買い手がつくであろうという判断でございます。私からは以上です。


◯副市長(津端 修君)  再度ラスパイレス指数関連について御質問ございました。職員の人件費っていうのは、単価を見直すか、数を見直すか、どちらかなんですね。御案内のように、三鷹市においては職員の定数、数ですね、ピーク時1,330人余あった数が、平成24年現在、1,000と飛んで一五、六というふうなことで、300人近くの数を減らしてきているわけです。
 なお、給与費についても、御案内のように、先ほど質問がありましたけども、昨年の給与改定は住居手当、扶養手当、管理職手当等を大幅に見直す中で、東京都は住居手当を落とした分を給料に上積みしたわけですね。私どもはそこを自粛した上で、東京都は0.32の改定の中で、経過措置もありますけども、経過措置がなければ2%を超える見直しをしているわけです。給与の関係について、昨年だけの話にしましたけども、そうした見直しをずっと続けてきてるわけで、私としましても、非常に職員、よく我慢して協力してくれるということで感謝してるわけでございますが、なかなかそれに応えるだけの給与等の改善ができないというふうなことで、非常に心苦しくも思っています、実は。
 したがいまして、市民からそういうふうな疑問といいますか、声があるとすれば、やはり説明が足りないのかなというふうに思いますから、広報等で機会を見て、そうした取り組みの内容について周知をしていきたい、このように思っていますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 それから、保養所、市長のあれに補足しますけども、廃止するんだと決めたらっていうことですが、市長としましては、廃止を目指すというふうに決めてます。しかしながら、最終的には、これ、議会の議決事項でございますから、速やかに議会の議決を経たいと思ってますが、これもなかなか難しいんですけど、議会の議決を経る前に市民に周知するのが、ある面、またいろんな指摘を受けることもございますので、そこは十分配慮しながら、市の考え方をできるだけ早く市民にも周知してそごのないように対応していきたい、このように考えております。


◯財政課長(土屋 宏君)  見直し事業の記載方法について御指摘をいただきました。御指摘いただきましたとおり、今後は予算額の欄には予算額をきっちりと記載をさせていただいた上で、例えば理論値を用いないと削減効果をお示しできないようなもの、これを逆に備考欄に記載するなどの工夫をいたしまして、今後誤解のないようにさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂のホールの近年の実績ということで、これまでは868席ございましたけれども、市の事業は除きまして、一般御利用の際のクレーム等、大体御利用いただく前に座席数等は確認して御利用いただいておりますので、そういった面では特に問題はございませんでした。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、時間もございませんので、早口でちょっと質問させていただきます。まず、施政方針の61ページ、三鷹ネットワーク大学事業の充実に向けた取り組みについてお伺いをします。まず、教育・学習機能については、市民に高度な生涯学習の機会を提供するということで進められているところですが、ここに市民の要望と乖離はないのかということを確認をさせていただきたいと思います。また、今後の取り組みについても伺いたいと思います。
 次、研究開発機能につきましては、この予算書の中にもまちづくり総合研究所の事業が施策として取り上げられております。そういうことは評価をしていきたいと思いますが、今までの評価と今後の取り組みについて伺いたいと思います。
 次、窓口・ネットワーク機能についても同様に、今までの成果と今後の取り組みについて伺いたいと思います。
 次に、オープンソース・ソフトウエアを活用した地域活性化の検討ということで、先ほどそれなりの一定の答弁がございましたけれども、島根県松江市を拠点とするソフトウエア産業の集積は非常に目覚ましいものがありますし、長い間取り組んでいるというものでございます。先ほどRubyCityMATSUEというような話も出ておりましたけれども、ソフトウエア産業振興策とともに産業振興に大きな成果を上げているというふうに受け取っております。三鷹市においてもRubyを活用した図書館システムや子育て支援システムの開発を行ってきたところでございますけれども、Rubyの信頼性、可能性、将来性についてお伺いします。また、Rubyを活用したシステム開発による産業振興、地域活性化、または地域課題解決への取り組みについて、これからの将来性と取り組みについてお伺いをしたいと思います。
 次に、市政窓口における窓口業務の委託化ということで質問させていただきます。市政窓口のあり方検討プロジェクトチーム、昨年検討されたようですが、進捗状況と今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。これはごめんなさい、総務費の69ページ、74ページですね。
 予算書の133ページ、住民基本台帳記録事務費ということ、135ページの住民基本台帳カード普及促進事業費についてです。カードの発行状況と、平成25年度の促進策、取り組みについてお伺いしたいと思います。また、カードの利用と市民の利便性について、今後の取り組みをお伺いをしたいと思います。
 次に、参考資料131ページ、地方自治研究機構、社団法人東京自治研究センター、社団法人日本テレワーク協会、経営品質協議会、マルチペイメント協議会の退会についてですが、それぞれの団体に加入してた理由と、ここに来て退会する理由というのをお伺いしたいと思います。また、再質問ができないといけませんので、退会理由とともにこれにかわるものは考えていらっしゃると思いますが、それについてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  私から答弁しまして、担当から補足をしてもらいますが、その1つ目、三鷹ネットワーク大学の教育・学習機能に関して市民の要望との乖離はないのかということでございます。ネットワーク大学は常にやはり一方で市民の皆様の学習ニーズを把握しつつ、他方で資源としての三鷹ネットワーク大学推進機構の理事を務めていただいている大学・研究機関の御活躍、あるいは賛助会員等の寄附講座等をいただきながら、そのマッチングを図るというのが第一義的に重要な機能です。したがいまして、企画の段階からニーズにそごがないように、あるいはニーズはないけれども、三鷹市として必要な分野についてあえて取り組みをしていく、発信していくということがあります。
 例えば太宰 治の百夜百冊とかですね、そうした三鷹から積極的に発信していこう、そして関係者をネットワークしていこうというものもありますし、あるいは三鷹の次世代のまちづくりの人材養成ということで、これらは三鷹市のNPOや、あるいは農協の皆さんとか、商工会の皆さんとか、そういう中の若い世代をつなごうというような人材養成をするなど、そこから出てきたニーズをまた次なる展開につなげていくというような循環型の取り組みに心がけてもらっています。これらについては、やはり参加者の評価を得て、その評価が高いということから、また次に継続していこうと、こういうことになっているということをお話ししておきます。
 次に、まちづくり総合研究所の所長としてお答えいたしますけれども、研究開発機能の成果ということについてです。実は平成25年度もエコタウン開発奨励事業費っていうことで、エコタウンを開発する事業者に奨励制度をしようということについても、サステナブル都市三鷹研究会で、三鷹市の職員を含む外部の専門家を構成員とする委員会での提案というのがやはり底を流れています。すなわち民学産公の協働というけれども、どのぐらい特に産業界に参加をしてもらえるか、サステナブル都市を目指せるかっていうときに、一つずつの所帯だけではなくて、事業者にも参入してもらうあり方を、今度はサステナブル都市三鷹研究会の提案を受けて庁内のチームがつくり出していくということになっています。
 このほか、後の答弁と関連しますが、オープンソフトウエアの研究をする中で、三鷹市の独自性を生かしつつ、地域の特性を超えて波及効果、汎用性の高いものを目指していこうというような研究が進んでいるということは、三鷹のまちづくりを研究するんだけれども、そのベースで外向きに取り組みを展開できていくということです。
 そこで、Rubyの信頼性、可能性ということですが、私自身Ruby言語はまだ使えません。ですから、私自身が使うということでお答えすることはできないんですが、使っている方を見る限り、非常に簡易であるということと、それから、人がいろいろな目的にかなってつくっていくときの親和性があるということ、そして、先ほど例示されましたが、RubyCityMATSUE、島根県松江は大変なかなか三鷹以上に困難を抱えている自治体ですけれども、全国からさまざまな取り組みの事業者等が参入してきて、松江発信をしているということがありますし、島根県も、松江市もそれに結集しているというところもあります。
 三鷹市はもう既にSOHOCITYみたかの取り組みが10年以上たってるわけですから──10年どころじゃないですね、もう20年近くになるわけですから、そういう意味では、そうした中で培ってきたSOHOの事業者やICTの事業者との拠点をまちづくり三鷹などに定めながら、より一層Rubyというものを展開していくことで、近隣市のみならず全国的な市のサービス等に活用を図っていただけるものと考えています。私からは以上です。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(秋山慎一君)  ネットワーク大学の窓口・ネットワーク機能についてお答えをいたします。ネットワーク大学では開設以来、アストロノミー・パブという事業を開講しておりまして、これが既に80回を超えるというようなところで成果を上げているところでございます。また、最近では、三鷹まちなか協働サロンの支援など、窓口・ネットワークの機能を十分果たしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  Rubyを活用した地域支援ということでございますけれども、平成25年度の予算の中で、今年度に引き続き三鷹まちづくり総合研究所で研究を進めていく中の一番の課題が、やはり地域社会でどのように活用して産業振興に結びつけていくかという点でございますので、引き続き研究をしてまいりたいと思っております。
 それから、幾つかの負担金等を見直しを行ったわけですけれども、それぞれ一定の効果があったということで見直しを行いました。特に10年ほど続けてまいりました経営品質賞も、このことを中心にして行政評価等やってきたわけですけれども、三鷹市の仕組みの中に内在化が可能であるという判断をいたしまして、退会をすることにしたところです。
 ちなみにこのかわるものといたしまして、施政方針の62ページをごらんいただければと思いますけれども、同じく三鷹まちづくり総合研究所が拡充をいたしまして、持続可能な都市経営と基本計画策定等の将来課題に関する調査研究ということで、このような中で職員が民学産公の協働の中で研究を進める中でフォローしてまいりたいと思っております。


◯市民部長(佐藤好哉君)  私からは市政窓口のあり方の検討についてお答えいたしたいと思います。御指摘ありましたとおり、平成23年度から市政窓口の業務について調査をいたしております。市政窓口でどんな事務が、市民課、それから他課、どういうふうに行われているかということを調査しております。
 また、平成24年度はこの施政方針にもありますとおりプロジェクトチームをつくって検討をしております。大きな検討は、やはり西部市政窓口を委託化──これはアクションプランに書かれているわけですけども、そのままやっていいのかどうかっていうようなことをしっかりと検証したところでございます。
 また、今後のあり方についても、抜本的なあり方の改正も含めて今後検討しております。2年間の任期でやっておりますので、またさらに平成25年度も検討を続けてまいりたいと思っております。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  私のほうからは住基カードの御質問についてお答えをいたします。平成24年度においては、12月までで1,605枚交付されておりまして、平成23年度4,500枚余りと比べると、若干底でとどまってきているというふうになっております。特に促進策というものを、無料交付のような策は講じることを考えていないところでありますけれども、市民の利便性をPRするという意味では、このカードをおつくりになるとコンビニ交付、使えると。時間も自由だし、場所も選ばないというようなことをぜひ広くPRしてまいりたいと思ってます。


◯委員(宍戸治重君)  時間もありませんので、ネットワーク大学については、生涯学習においても学びの循環が位置づけられてると同様に、行ってみると、非常に広範な人であったり、若い人がたくさんいる。また、講座を受けてみると、おもしろいこともあるんですが、ぜひ三鷹市への循環といいますかね、そういうものを心がけていただきたいと思います。
 オープンソース・ソフトウエアにつきましても、既にもう松江市においてはいろいろなソフトができ上がっているようでもあります。そういうことから考えますと、産業振興や諸課題の解決に向けた取り組みがこれからも必要になると御承知の上だと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
 それから、市政窓口につきましても、行政の電子化やコンビニ納付、コンビニ証明書交付、これなどが進む中であり方っていうものを考えていかなければいけないんだろうと。また、住民基本台帳カードの活用も一緒に御検討願いたいというふうに思います。
 以上、そういうことで、ぜひ平成25年度も御活躍をお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了します。
 次に、公明党。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いいたします。まず最初に、この紫表紙なんですが、ごらんいただいてわかるとおり、今回はページが抜けてしまうんです。かわりのものを随分いただきましたけど、抜けてしまう。同僚議員で製本をなりわいとした者がおりますので、のりが足りないんじゃないかって言ってましたけど、これは1つ、今後の課題としてよろしくお願いしたいと思います。
 質問に入ります。ページ99の職員互助会でございます。職員互助会につきましては、地方自治法で、こういった公の方々の福利厚生ということで大事なものでございます。ところが、先般、新聞記事で、これらの福利厚生費がいわゆる祝い金等に使われていることがどうなのかという指摘がいろんなところであったということがございます。ただ、三鷹市においては、これまでも見直し、改善、あるいは余剰金の取り扱い等も御工夫されてるということもございますので、三鷹市としてのこの互助会に対する考え方をここでお示しをいただきたいと思います。私、この互助会の使われ方といいますか、互助会費の使われ方の内容を拝見いたしましたところ、確かに祝い金もあるんですけれども、逆に脳ドックとか、人間ドックとか、むしろこの職員互助会ではなくて別会計で手当てをしたほうがいいと、皆さん方にこういう研修もしていただいたほうがいいということもございますので、こうした方向性についてもあわせてお答えいただければと思います。
 2番目、109ページの男女平等、そして女性交流室のことでございます。今回の資料を拝見いたしますと、これまで例年女性懇の方々に補助金を出して頑張っていただいた部分が、平成25年度予算ではゼロということで、大変寂しい思いをしております。女性問題懇談会の方々が担ってこられた役割というのはどういうものだったのでしょうか。それを今後、発展的に民学産公という、あるいはワーク・ライフ・バランスということで、また新たな協働の形ということでお示しいただいておりますが、この女性懇が担ってきた役割を、どのように三鷹市としてされていこうとするのか。この平和と女性等々は担当職員が複数の要件を1名でというところもございますので、単に職員が多いから姿勢がないということではありませんけれども、今後こうした審議会でのテーマの投げかけ方、それからワーク・ライフ・バランスだけではなくて、新たな協働の投げかけ方、こういった点についてお答えいただきたいと思います。
 3番目、111ページの新川防災公園及び多機能施設でございます。これは、こうやって項目を独立していただきまして大変よろしいことだと思います。同時に、この建設までに至る今の状況はどういうところなのか。6月、7月ですか、URさんから実際に建築をしていただく、いわゆる入札、総合評価制度に基づくものを出すということでございますが、大事なことは、ここで出していただく、いわゆる仕様設計、設計仕様といいますか、建設仕様というものに対して、三鷹市がどれだけ三鷹市の意思といいますか、三鷹市に対する配慮をしていただけるのか、どういう交渉を今進めていただいてるのかということをお聞かせいただきたいと思います。
 従来からこのURさんというのは独自の入札系統を持っておりまして、例えば今回私どもでぜひお願いしたいというJVの組み合わせ、組成につきましても、いわゆる国交省がしております設置基準の経営審査事項という点数をもとにこのJV、あるいは下請企業を決める。今回の場合でいいますと、1,150点という点数なんですが、実は三鷹市内にある大きな建設会社、私どもの地元の建設会社はここに至らないということがございます。じゃあ、本当に地元企業とのJVはどうやって担保をされるのか。
 それから、もう1つは、URさんの中でいろんなところで実績のある企業っていうのは点数が多くなるんですが、その中のほとんどは団地とか、いわゆる住宅でございまして、必ずしも防災公園というような実績ではないんです。何でもかんでもそのURの仕事をやってれば点数が上がってるんであれば、そうした経験のないところが入ってくるおそれがある。紅白歌合戦じゃないんですから、NHKに出てりゃいいってもんじゃなくて、やっぱりヒットがあるとか、特徴があるということがきちっと選ばれるような、そうしたことをやはり申し入れていく必要があるのではないかと思います。
 また、同時に、地元企業ということでございますと、同じように、例えば災害時、あと4年か5年の建設期間の間にもし首都圏の直下型地震が起こった。これもBCPが大切でございますが、大手企業、そして実際に片づけていただくのは地元企業であります。逆に、大手企業であれば、大きなところから、もっと全国から資材──やっぱりこれ、首都圏で大きな地震が起こりましたら資材の枯渇ということもございます、手当てということもございます、応援ということもございます。ジョイントがやっぱりどうしても必要なので、そうしたBCPについての評点というのも高めていただかなければいけない。
 あるいは、今回の建物、特に多機能施設というのはほかにない複合施設でございます。社会的弱者の方たちといわれる方ですね、高齢者、障がい者、障がい児、あるいは乳幼児の方々、こういった方が来られますので、動線や採光、環境、いざというときのことを含めて特殊性がございます。やっぱりこういうものも、選ぶ場合に評点として、ポイントとして、技術点として、評価点を高めていただきたいと思います。
 それから、最後に、業者が選ばれるときに、実際の総合評価審査委員会というのがございます。これ、従来ですとURさんが勝手に集めてきた学識の方たちだけになってしまうんですが、やっぱり三鷹市の中でこの人はというものを、やっぱりここに送り込んでいただきたいと思います。日野市の多摩平のように、URさんが土地をそもそも持っているところに日野市との複合的な施設をつくるんだったら、URさんが母体となって、その考え方がベースになって構わないと思いますけれども、三鷹市がここにつくるのは、三鷹市の施設の集合体でありますので、そういった区分についてどのように交渉されているのか、ポイントについてお伺いさせていただきたいと思います。
 4番目のAでございます。先ほどから出ておりますまちづくり総合研究所でございます。今回このまちづくり総合研究所にメニューとして提示する、これとこれを検討していただきたいという、ちょっとメニューを調査研究とございますが、これをもう一回お示しいただきたいと思います。
 それから、同じく、これは都市再生ということになるかと思いますが、都市再生の中で第二分庁舎のことでございます。今回の予算の中には入っておりませんけれども、やはり準備が始まる。それから、実際には、ここに建て直しをする場合の間借りるところがある、こういった準備状況、実際の建設に向かっての準備状況は平成25年度はどのようにお進めになるのか、お聞きさせていただきたいと思います。
 5番目、113ページ、公共施設維持等、いわゆるファシリティーマネジメント関連費にありますPREのことであります。ことしは福祉関係のところがこうした形で、平常時、災害時のことを踏まえてされております。これまでの公の建物とはちょっと別の観点で、どういう視点で調査検討されるのか、このポイント、視点についてお伺いさせていただきたいと思います。
 6番目、ページ121でございます。コミュニティ創生というものの言い方がございますけど、これは何で再生でなかったのか、創生なのかということを、基本的なところをお聞かせください。
 7番目、125ページ、絵本館でございます。今度まるごと絵本市ということで、従来の大沢とは別に駅前でということがございます。1つは、絵本プロジェクトの全体の流れの中でここに1つ、たどり着いてきた位置づけ、それから、今回の地域性がどうやって選ばれたのか。連絡会を持たれておりますが、テーマごとに追っかけていくのか、地域ごとに追っかけていくのか、今後の方向性。この3点をお聞かせいただきたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  私から男女平等参画に関するテーマと、コミュニティ創生の2点についてお答えいたします。
 1点目、男女平等参画の施策において、女性問題懇談会が果たしてきた役割についてどのように認識しているかという御質問です。女性問題懇談会は、私が若いころは婦人問題懇談会という名称でしたが、三鷹市においてまさに男女平等参画の社会をつくっていく上で、市民の皆様の組織として長らく行政と協働でさまざまなことをなし遂げてきてくださいました。1つには、まだ男女平等参画条例がない段階から、女性憲章、あるいは男女平等参画の行動計画をつくる上で大いなる役割を果たしてくださいました。私が市長になりましてからは、女性問題懇談会の皆さんと引き続き毎年1回の男女平等参画を進める市民フォーラムを共催してきましたし、単独でも、例えば講演会をする、あるいは会報を発行するという活動もされていましたが、やはり市と協働で進めるということでは、重要なパートナーであったと思います。
 だからこそ、非常に厳しい中、男女平等参画条例も制定できましたし、その成果があって、男女平等参画審議会も、男女平等参画相談員も設置することができましたし、また、改めまして男女平等参画の現代の状況に合わせた行動計画をつくり直すこともできました。やはり男女平等参画というところ、国では男女共同参画というわけですけれども、そこに三鷹市の大変深い意味があると思います。それを具体的な活動の中から発信してきてくださったと思います。ただし、ここのところ、やはり会員の皆様の減少傾向、あるいは固定化、さらには会長さんもずっと一貫して、私が市長になってからは交代なくやってこられたわけですから、そういう意味では、新たな展開、新たな三鷹市の男女平等参画施策推進のパートナーとしての形というのを熟慮された上での発展的な解散だというふうに承っています。この発展的解散というところに大変意味を持って、先ごろこの解散を決定したときに、会長さん、役員の方、訪ねていただいておっしゃっていましたので、私としては、1つの組織にはそれなりの経過と、歴史と、また、始まりがあれば終焉もあるかもしれませんけれども、しかしながら、発展的解散ということですので、これからの新しい形を期待したいと思います。
 さらに、最近入られた若い会員さんもいらっしゃるということで、そういう皆さんは元気いっぱい、これからそれぞれの形でまた市と協働して進めていこうというふうに言ってくださっていますので、そういう中で三鷹市もしっかりと今までのパートナーシップの歴史を踏まえたあり方を、試行錯誤になると思いますけれども、切り開いていきたいと思います。
 次に、コミュニティ創生はなぜコミュニティ再生ではないのかということです。これは、実はもう第4次三鷹市基本計画の最重点プロジェクトとしてコミュニティ創生を位置づける前に、第3次三鷹市基本計画の後半のときから私は創生という言葉を選んで使わせていただいていますが、それは三鷹市のコミュニティづくりというのは、早くから産声が上がっていまして、もともと町会・自治会等が培ってきた地域があるわけですが、昭和40年代後半、50年代、1970年代に、鈴木市長、坂本市長、そして安田市長と連綿とつながってきた、いわゆるコミュニティづくりは、まさにコミュニティ再生の取り組みだったと思います。昔からある、いわゆる片仮名のムラのよさ、人と人との共助のつながり、それを三鷹市のように住宅都市で人口が急増していて、古くから住んでいる人と新しく転入してきた人がいかに新しい意味でのムラをつくっていくか。それは、失われようとしている日本のコミュニティを再生していくという表現で進められてきたコミュニティづくりでした。
 それがもうことし最初のコミュニティ・センター、住民協議会である大沢住民協議会が40年を迎えるのが三鷹市です。そうであるならば、昔に再び戻る、生まれ変わるというよりは、むしろ21世紀の少子長寿社会の新しいコミュニティづくりを、さらにまた転入してきてくださっている──私が市長になってから8,000人、人口ふえているわけですけども、そういう人たちとともに生み出していく、つくり出していく。昔のようなコミュニティに戻るということではなく、昔のコミュニティのよさを1つ要素としながらも、新しい少子長寿社会のコミュニティづくりを一緒にしていきましょう、つくり出していきましょう。皆さんは受け身ではなく、一緒に私たちコミュニティのメンバーとしてつくっていきましょうというようなメッセージを込めて、創造の創、クリエーションの創生とさせていただきました。
 それでは、都市再生は再生としたのにということですが、都市再生の場合はコミュニティの再生よりは、三鷹市にはおくれてタイミングが来ていますので、今は基盤づくりとして維持管理を適正にしつつ、質問委員さんもよく御指摘のファシリティーマネジメントを充実していく、そういう段階だと思っています。
 いずれにしても大事なのは、市民の皆様が地域のメンバーとしてしっかりと主体的にコミュニティを生み出していただくということの思いを込めて進めております、地域ケアネットワークだけでは不十分ということで、災害時要援護者支援事業が生まれ、そして、それだけでも、もう少し新しい視点をということで見守りネットワークが生まれ、それとは別に、教育委員会ではコミュニティ・スクールを進めていただいていますので、そういう意味でコミュニティ創生をこれからも各部横断的に、まず現場の地域ありきということで臨んでいきたいと思います。私からは以上です。


◯総務部調整担当部長(山口忠嗣君)  互助会について御質問をいただきました。お答えさせていただきます。まず、確認の意味で互助会の祝い金等の処理についてお答えさせていただきますと、新聞等で御指摘のありましたこうした祝い金等につきましては、三鷹市の互助会におきましては全て会員から徴収をいたしました会費を充てております。したがいまして、市からの交付金については、その支出をいわゆる厚生事業というものに充ててございます。御質問で、互助会に対する方向性、考え方というような内容でございましたので、ここで人間ドック、あるいは脳ドック等の事業を例示していただきましたところでございますけれども、こうした福利厚生事業につきましては、これは地公法上で地方公務員の福祉については適切かつ公正でなければならないというふうにされております。
 そういった意味で、今後につきまして互助会全体の事業を見直す中で、1つは平等性ですね。職員間に疎密がないかどうかということと、もう1つは実効性、その互助会の事業が職員の公務能率の向上に本当に資するものかどうかという視点、それから助成適用の均衡の原則、国・東京都、あるいは他の自治体とのバランスがどうなのか。最後に、住民納得性ということで、住民の皆さんから見て、この職員の福利厚生が適正なものなのかどうか。こういったような視点を入れながら、見直し、改善というものをこれからも進めてまいりたいというふうに考えております。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  女性懇の発展的な解散に伴いまして、三鷹市といたしましては、市の主体性を発揮しつつ、市民の皆さんと新たな協働の形を模索していかなければならないと思っております。施政方針等にも書かせていただきましたが、新たな市民の皆さんに参加していただけるような講座を企画をしつつ、審議会はございますので、審議会の場で委員の皆様の御意見なども承りながら、平成25年度進めてまいりたいと思っております。
 それから、まちづくり総合研究所へのどのような研究を委ねていくのかというメニューについての御質問を頂戴をいたしました。三鷹まちづくり総合研究所は、三鷹市長と、それから三鷹ネットワーク大学推進機構の理事長とが協定を結んで、三鷹市長を所長としつつ活動をしております。具体的には要綱に定めているんですけれども、三鷹市の総合的なまちづくりに資する調査研究、それから三鷹市の基本構想及び基本計画に関すること、また、新たに検討が必要となった政策課題に関することなどというようなことを、まちづくり総合研究所で扱っていくというふうに定めて活動を行っているところでございます。
 来年度につきましては、具体的には、先ほど来の御質問もいただいておりますオープンソース・ソフトウエアを使った地域活性化のこと、それから、持続可能な都市経営と基本計画改定等の将来課題等の研究などなどを行って、シンクタンク機能を発揮していきたいというふうに思っているところでございます。


◯都市再生推進本部総務担当課長(向井研一君)  私からは新川防災公園について幾つか質問をいただきましたので、お答えいたします。まず新川防災公園につきましては、現在、平成25年度の施設整備に向けて三鷹市が主体的になってURとともに実施設計を今年度取りまとめている予定でございます。そして、平成25年度の整備に向けては、質問委員さんの思いと同様に市内企業への波及効果を望む観点から、地元の企業が工事に参画しやすい環境づくりを検討をしてほしい旨をUR都市機構とも調整を図って協議を行っているところでございます。URからは、具体的な対応の一例として、例えば現場説明書の仕様の中に地域貢献というような要素を盛り込むようなことも検討したいというようなお答えもいただいておりますので、市内企業の参画の実効性が高くなるようないろんな手法について検討をしていきたいということを確認しております。
 また、工事中の災害時における対応については、東日本大震災規模の地震等の災害がもし工事中に起こった場合としては、地域全体の問題として広域的に対応していくことが想定されますけれども、まずは現場はもとより現場周辺にお住まいの市民の皆様の安全や、また現場で働く作業員の方たちの安否確認などを早急に救助、救出等の対応に当たるとともに、BCPによって優先度の高い業務を適時適切に遂行するということをURとも確認をしているところでございます。
 また、被害の状況に応じた判断になろうかと思いますが、他の地域からの応援や事後の片づけとか、資材の確保などについても三鷹市が主体となってUR、また、さらには工事事業者とも連携を図って対応をしていくことになろうかというふうに考えております。
 もう一点、私からは第二分庁舎の整備についてお答えをいたします。平成25年度の予算の計上は伴いませんけれども、都市再生の取り組みの1つとして、今年度は都市再生推進本部が中心となりまして、庁内関係部署と連携と調整を図りながら基本プランの作成に取り組む予定でおります。おおむねのスケジュールとしては、平成25年度はプランを作成いたしまして、平成26年度に設計、その後速やかに整備に向けた取り組みを、防災公園整備前には竣工できるような形で進めていきたいということで、現在地の建てかえを現在は検討しております。代替地の検討につきましては、その代替地の施設の建設は難しいと考えておりますけれども、市民センター内の施設の中で調整できるかどうか、また基本プラン等の検討の中で進めていきたいと思っております。私からは以上です。


◯企画部調整担当部長(内田 治君)  ただいまの説明に若干補足をさせていただきまして、防災公園の関係でございますけれども、審査員の件で三鷹の関係者も入ってはどうかと、こういうような問題提起をいただいたところでございます。これにつきましても、URの所定の決まり事、判断の基準はあろうかとは思いますが、このような点についても、こちらのほうから伝えた上で対応の可能性などについては改めて調整をお願いしたいと思います。
 また、複合施設等に関する事業の整備の特殊性を踏まえた施行事業者の配慮、これも重要な観点だと思いますので、さまざまな事業にかかわった経験のある事業者の参画を期待する旨、機会を見て伝えてまいりたいと、このように思います。


◯都市整備部調整担当部長(若林俊樹君)  公共施設の維持管理業務についての御質問でございました。来年度は福祉施設等をやるということで、どのような視点でやるのかという御質問でございますけれども、今まで文化的施設、事務庁舎等を行っておりますけれども、基本的には、内容的には同じような形で進めたいと思いますけど、福祉施設等でございますんで、例えば送迎とか、そういう面もありますので、その辺もちょっと加えて検討できればというふうに考えているところでございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  まるごと絵本市について御質問をいただきました。みたか・子どもと絵本プロジェクトでは、平成18年度から市内各コミセンを会場に、絵本を通じて子どもたちに温かな触れ合いのあるまちで育ってもらいたいというボランティア活動を推進してまいりました。平成24年、今年度で7カ所目のコミュニティ・センターでの養成を終わり、それらの養成講座を母体にしたボランティアグループが連絡会をつくって、将来こういうふうにしてみたいというような夢を語っているわけですが、その1つとして、三鷹の駅におりたときに、ああ、三鷹は絵本のまちなんだと言われるようなイベントをやってみたいという夢を抱いておりまして、このたび財団法人地域活性化センターが用意しております補助金を、コミュニティの民間のグループが主体となる活動に補助金をというものに手を挙げまして、駅前で1日絵本の市をしてみたいということになっております。将来としては、いずれ三鷹丸ごとになるようにというように連絡会のほうでは夢を見ておりますので、私どもも適正に支援をしていきたいと思っているところでございます。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。まず、職員互助会でございますが、先ほどお話がございました平等、実効性、均衡ということでありますと、先ほどのドック関係についても、例えば20年目、30年目になったら必ず受けるという、通り過ぎる人が全員受けられるというような御工夫をされながら、ぜひ福利厚生に取り組んでいただきたいと思いますので、これはぜひ御検討いただきたいと思います。
 それから、次は男女平等でございます。平成25年度、1年目がそうしたまた新しい萌芽、それからいろんなことが芽生えてくるときでございますので、ちょっと補足して御答弁いただきたいと思いますのが、ワーク・ライフ・バランスだけではない、何か大きなテーマ、柱立てとしてお示しになるようなものがあるのか。そういった点をちょっと補足をしていただきたいと思います。
 それから、新川でございます。何といっても今回の補正、それから、あるいは本予算通しましても、命を守るそうした防災、減災、いろいろな立場からいきましても、大事なこれは取り組みでございます。地元の業者の方々が潤っていただく、これは1つ大事なこと。
 それから、もう1つは、さっき地域貢献というお話がございました。実際には、約3年半ぐらいの工事期間になりますので、地域の中で例えばお弁当をつくってくださる福祉関係の作業所さんであるとか、商店であるとか、そうしたものから必ず供給していただく、あるいはネームプレートや掲示板をそうした福祉関係のところに発注していただくと、ほかの自治体ではまさにその期間中も含めて、そうしたふだんは余り大きな単価や注文が行かないところが継続的にお仕事をいただけるというようなこともございます。それから、呉市や上田市の例でございますが、単に下請、孫請だけではなくて、材料、ですから土木、建築だけではなくて、塗料、配管、いろいろな業者が、やっぱり地域の中にあるそうした業者さんが全て一覧になって御提案をできるような、そうした取り組みも始まってるそうでございます。
 URというのは、あくまで独立になったとしても、その地域のためになければいけない公な機関でございますので、ぜひ今回は三鷹モデルと思われるような、地域の声が生きる形の入札形態をとっていただきたい。そのためには全力での交渉にしていただきたいと思いますが、今の点も含めて、いかがでしょうか。
 それから第二分庁舎のことでございます。できればこのセンター内にということでございますが、ボラセンを初め、あるいはハンディキャブを初め、出入りの多いところが今分庁舎さんに入っていらっしゃいますね。特にハンディキャブ、あそこの駐車場を見ていただいてもわかるとおり。ですから、そうしたことも配慮する、何カ所かのところも含めて、あるいは複数で、ボラセンの中にあるものを庁舎のセンターの中とほかのそうした駐車場がいっぱいできる、そうしたところも検討するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 それから、公共施設の維持管理の検討の中で福祉関係でございました。送迎もそうなんですが、実は防犯ということもございまして、今いわゆる痴漢とか、のぞき見とか、入り込んでくる。実は北野ハピネスでもそういったことがあったんですけども、ふだん、普通の方々というのは申しわけない、健常の方々でしたら一喝できるとか、注意できるのが、それにおびえてしまったりということがあってね、防犯という観点もぜひ取り入れていただきたい。もちろん非常時のことは考えていらっしゃると思いますが、その点はいかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  それでは、男女平等参画について私が考えていることをお話ししますが、ワーク・ライフ・バランスというキーワードをワーク・ライフ・バランス宣言都市だから使ったというだけではなくて、これまでの取り組みをさらに広げていきたい、深めていきたいときに、まず、今までは女性懇という強力なパートナーがいたので、私たちの中でもちょっと手薄だったかなと思っているのは、やはり事業者や企業の方に三鷹市の男女平等参画にやっぱり本当に積極的にかかわっていただきたい。そういう意味では、働くという概念を入れることによって、やはり勤労者のまちでもありますので、子育てや家事だけではなくて、働く場所でも、ともに男性も女性も出会いながら、支え合いながらというようなキーワードになるだろうと。
 とりわけ、ですから事業者や企業の参加、あるいは男性のこういうテーマについての参加、そうしたものを広げていくときに、ワーク・ライフ・バランスというのは1つ、大きなキーワードになるんではないかなという判断をしました。ですから、ワーク・ライフ・バランスを非常に狭く、企業内の問題とか、そういうふうに捉えるんじゃなくて、むしろ地域の中で考えたらどうなるかっていうことで膨らませていくことが重要だと思います。
 なお、質問委員さんが、平成25年度はそういう意味で女性懇が発展的解散した後なので大変重要な年度ではないかとおっしゃったのは、私もそのように思います。ただ、まあ、肩肘張らずに、職員も新たな出会いやきずなを求めて男女平等参画ということで、いろいろなところにより一層今まで以上にお声がけもしていきたいし、手を携えていきたいと思っています。
 それから、公共施設の維持管理と防犯という観点について。これは、私も常々そのことを強く言っておりまして、例えば機械管理にしたら、コスト的には、人がいないから安くなるというような計算を頭上では成り立つんですね。しかしながら、巡回の警備員さんが巡回するというような、人による見回りがあることのほうが、単純に機械警備になるだけよりも安全だと判断したときには、やはり人手っていうのも考えなきゃいけないし、適切な防犯カメラの設置とか、そういうのもなければいけないので、公共施設総点検運動っていうのは、もちろんコストパフォーマンスの最適値を求める上で重要な切り口なんですが、公共施設は人が使っていただく場所です。命が守られなきゃいけないし、安全な部分を利用される方は皆さん願っているわけですね。だからこそエレベーターの安全も大事、エスカレーターの安全も大事ですが、働く人の安全、そして利用する人の安全のために、このことについては本当にバランスを持ってきちんと検討課題に入れるとともに、言うまでもなく最優先でそうした防犯の点、皆様、利用者の安全安心度を高めるように取り組みを進めていきたいと考えております。私からは以上です。


◯企画部調整担当部長(内田 治君)  私からは、重ねてお問い合わせをいただきました新川防災公園の関連でお答えをいたします。まず、地域貢献が大切であると、具体的に例を挙げていただきまして、地元の事業者の方からの物品等の調達というお話などもございまして、こういったところを念頭に、また、加えて市民の方々に事業期間中、整備期間中における現場の安全で、かつ適切な情報提供につながるような見学会であるとか──例えばですね、そういう形での事業のPRなどにもお手伝いをいただく旨、お願いをしてまいりたいと考えております。
 また、三鷹モデルというようなお言葉を掲げていただきながら御提案をいただきました。重ねて地域の方々に少しでも経済波及効果が及ぶような手法を、今までのURさんの他地域の例も御指摘をいただいたところでもございますので、それらの情報もきちんと把握をした上で、三鷹なりの、私どもなりのやり方というのを重ねて丁寧な協議を通じて前進をさせてまいりたいと考えております。
 もう一点、第二分庁舎の件で、ハンディキャブ等の御利用の面を、庁舎内に限らず外部を含めて、例えばどうかと、こういう問題提起でいらっしゃったと思います。現在の事業の利用の状況、車両の運行の状況なども担当部署ときちんと協議をし、確認をしながら、必要に応じた形の御指摘の点も踏まえた可能性は検討してまいりたいと思っております。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。特に男女共同につきましては、女性懇にはなかなか男性が入りにくかった面もございまして、発表会等で私どもも参加させていただくと、そこでアウエーみたいな感じもありましたけれども、今回そういった形で男性も一緒に入れて、平等に参画させていただければと思いますので、私の質問を以上で終わります。新川のほう、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。予算書105ページ、事項6.点字・声の広報発行費、声の広報デイジー版発行について、まずお聞きいたします。今回、テープ版に加えてデイジー版の発行ということでございますが、今現状、デイジー版を視聴する際には、例えば御自宅のパソコンに専用ソフトを入れることによって視聴することができるという環境になってきておりますけれども、これ、御自宅に例えばパソコンとか、そういう御自身で聞く道具というかツールがない方に対して、デイジー版の再生機の貸し出し等の検討はされたのか、お聞きいたしたいと思います。
 続きまして、105ページ、事項9.市政情報誌等発行費についてお聞きいたします。今回英・中・韓、3カ国語対応の作成で6,000部作成ということでございますが、市内在住外国人の方への配布方法についてお伺いいたします。例えば窓口での配布なのか、また、MISHOP等に御協力いただくのか、はたまた従来の便利帳ですとシルバーの方でございますが、そうではなくて、例えば郵送で送ることが考えられるのかということについて、お聞きしたいと思います。
 続きまして、107ページ、事項1.企画調査関係費をお聞きいたします。まず、これに関しましては、第4次基本計画と個別計画等がデジタル化によってペーパーレス化の推進が図られたと思います。また、施政方針の中でも利便性の向上、印刷物の削減による環境への配慮とございますが、具体的にどのぐらいの効果が、ペーパーレス化等の実績があったのか、まずお聞かせいただければと思います。
 また、当該年度、三鷹市地域防災計画や景観づくり計画の電子書籍化がされますが、やはり一番市民の身近でございます「広報みたか」等の定期刊行物の発行されるものの電子書籍化はどのように検討されておるのか、お聞きしたいと思います。現状、PDF版での見ることはできますけれども、具体的に「広報みたか」等の発行の計画をお聞かせいただければと思います。
 また、具体的に、先ほど課長からも、ほかの委員からの質問にございました、市のホームページの右上のほうにサイト、入ることができるところがございますが、具体的に今回、平成24年度も踏まえてアクセス数、どのくらいあったのか。また、当初予定しておりましたアクセス数と、市が実際に今度あけたとき、設定したときのアクセス数のどのぐらい差があったのか。思ったよりも多かったのか、また、いま一歩だったのか、どのような評価されているのか、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、107ページ、事項4.非核・平和事業費についてお聞きいたします。本事業は、東京空襲、原爆被害者、また、そういう具体的な今回の事業の対象になるような関連資料は、一体今どのくらい市が所有されているのか、まずお聞きしたいと思います。また、今後の施策充実のためにそろえる予算額は、本予算の金額で十分であるのか、まずお聞きしたいと思います。
 続きまして、また市内戦争跡地を訪れるフィールドワーク講座についてでございますが、例えば戦前よりある市内企業との協力要請等は考えられているのか、お聞かせいただければと思います。
 続いて、戦争体験のアーカイブ化も今回入っておりますけれども、具体的には、例えばデジタル映像としてのDVD化、また図書館、小・中学校等への配付や設置、どのような活用をされていくのか、お考えをお伺いしたいと思います。また、やはりこの非核・平和事業、非核・平和の意識醸成のためには、やはり大きな年に数回のイベント制ではなくして、常に市民の皆様が非核・平和意識をしっかりと持てるような環境づくりが必要かと思いますが、そのシステム等はどのように、システムづくりの課題があればお聞かせいただければと思います。
 続きまして、111ページ、事項1.基幹系システム関係費についてお聞きいたします。庁内のクラウドの取り組みにおいて、これまで幾つかのシステムについてはいわゆるASPサービスを利用しながら対応してきたことでございますが、より一層のクラウド化の推進ということで、今年度再構築を予定しておられますが、財務会計システムの再構築に当たってはクラウド化を検討するということでありましたが、どのように進まれたのか、お聞かせいただければと思います。また、今後新たに検討するシステムがあるのか、加えてお聞きいたします。
 続きまして、113ページ、事項3.地域情報化推進関係費でございますが、IP告知システムによる買い物支援と見守り環境の整備について、井の頭を中心に関係機関を合わせて10世帯プラス関係機関ということで端末の配備をさせていただきましたが、いよいよ今年度3月末までに利用状況の集計分析を総務省に報告でございますが、本事業の今後の展開や拡充についての見通しはどのようになっておられるのか、お聞かせいただければと思います。また、駅前WiFi環境整備についてでございますが、現在登録状況はどのぐらいあるのか、お聞かせいただければと思います。また、これを受けて、今後の市全体を見通したときに、市関連施設への拡充の見通しはどのようにお考えなのか、お聞かせいただければと思います。
 また、地域情報の交流を図る際に、みたか地域SNS(ポキネット)やFAQは非常にたくさんの方に御利用いただいているところでございますが、ユビキタス・コミュニティの推進事業から新しい地域情報化プランの中に引き継がれた事業でございますが、平成24年度、両事業はどのように捉えられているのか、お聞かせいただければと思います。また、最近特にソーシャルメディアと呼ばれているフェースブック等の利用が拡大しておりますが、あるいは携帯型の端末、スマートフォンの普及が進んだ災害時の通信手段の確保といったさまざまな課題があるかと思いますが、これについて積極的に取り組んでいっていただきたいと思いますが、平成24年度検討、また、当該年度はどのような取り組みをされていくのか、お聞かせいただければと思います。
 また、先ほど、さきの委員でもございました、まち鷹でやっているコンピュータープログラム講座でございますが、これ、やはり今後のRubyの周知の手法としてということで御答弁いただきましたけども、実際には、やはりこの理想といいますか、このプログラム講座を受けていただいた方が昨年、また当該年度も行われますRubyプログラムコンテストに御参加いただいて、より広めていただきたいという趣旨がございます。具体的に講座を受けた方がこのコンテスト等を受けられた実績といいますか、また、このプログラミングコンテストの意義とか、また、どのような目的でこのコンテストを昨年、本年とやられているのか、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、115ページ、事項1.市民センター管理運営費でございます。PPSのことでございますが、市内の学校に次いで、いよいよ市民センターでのPPSとの契約になりますが、先行して導入しました学校への導入によって得られたメリット・デメリット、どういうものがあったのか。また、市民センターの次の段階として、各地域のコミュニティ・センター等への施設のPPSの導入の見通しについて、お考えをいただければと思います。
 続きまして、119ページ、事項5.三鷹西部市政窓口運営費についてお聞きいたします。今回の西部市政窓口、民間委託化になるわけでございますが、既に先行して始まっております駅前、三鷹台、東部、委託化されているわけでございますが、その具体的にこの民間委託化したことによっての市民満足度の調査はどのようにされているのか、お聞かせいただければと思います。
 また、西部、非常に特徴のある地域でございますが、井口、深大寺、大沢の住民の方の利用が多いかと思われますけども、大沢からのアクセスは大変にしづらいというお声も聞いているところでございますが、具体的には車等での窓口利用があるかと思うんですけども、駐車場スペースが2台しかないっていうのは、これは現状として今妥当であるのか。また、今後新たな展開として、あり方検討会の中でも、先ほど御答弁いただきましたが、西部を2つに、ですので大沢地域への窓口設置のお考えはあるのか、お聞かせいただければと思います。
 最後でございます。127ページ、事項3.安全安心パトロール関係費でございますが、昨年に引き続き、当該年度も大学生等の若い世代に向けて広げる取り組みの進捗をという説明がございますが、具体的にどのような進捗状況なのか、お聞かせいただければと思います。例えば成功事例といいますか、展開の好事例があれば教えていただければと思います。また、この地域に偏りがあるのではなく、全市的にやはりこれ広がっていかなければならない事業だと思いますが、いよいよこの全市的な展開に向けての取り組みのお考え、また、今回のこのパトロールの方々の御活躍をいただいた今後の空き家対策としてのパトロールのあり方について伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から1点、答弁いたします。それは、平成24年度、ICT街づくり事業を進めていくけれども、平成25年度以降はどうなるのかということについてお答えいたします。実は、この取り組み自体は、私自身が構成員を務めておりました総務省のICT街づくりの検討会議での提案を受けて、総務省で提案をしているだけでは事は進まないと。幾つかの地域に応募をしてもらって、総務省から委託して、実際のICTを活用したまちづくりを進めるべきであると。そして、それを検証して、それを全国的に、あるいは世界にも発信していくべきであると。こういうコンセプトの中で、政権交代はありましたが、これについては全く変更なく推進されている事業です。
 そこで、私、構成員ではありましたけれども、この提案をした者として株式会社まちづくり三鷹がこの委託事業に応募をしてもらい、全く公正な、つまり私が審査員にならずに、私以外の構成員が審査員になった審査会で選考されまして委託を受けた事業が、この67ページに書いてありますICT街づくり事業概要でございますが、主体としてまちづくり三鷹が行いますけれども、三鷹市としては平成25年度一定の運用経費について計上もしております。
 加えて、さきに開かれましたICT街づくりの総務省の会議で、私自身も、せっかく平成24年度、株式会社まちづくり三鷹が委託しているけれども、認定されてから3月まで本当に2カ月ぐらいしか日程がなくて、そこで検証をと言われてもなかなか困難ですということを控え目に発言いたしました。けれども、それを受けて、座長も、それから、これをサブグループであります推進部会の主査もともども、これはモデルとして選んだ5つの地域をさらに面的にほかに水平展開していくためには、平成25年度もしっかりと総務省が支援を継続すべきであるというふうに強く言っていただきまして、総務省のほうでもそのように、少なくとも競争的な中で新たに予算がつきましたので公募しますけれども、平成24年度委託をしている5つの地域については、平成25年度も継続して検証をするための支援をすることにしていただけるものと、現時点認識しております。
 それともう1つ、災害時の取り組みについてきちんと考えていくべきであるということは、全く私たちそのように考えておりまして、さきの質問者にも河村副市長が答弁いたしましたように、平常時に買い物支援に使っている。しかし、それがあるからこそ、いざというときに帰宅困難者に機能する駅前のWiFiであったり、災害時要援護者に機能する日常の買い物支援であったりということで、常に平時と緊急時、災害時をきちんと行ったり来たりできるように検討するのが重要課題でございます。そういう意味で、情報伝達制御システムによる情報発信環境の一元管理というのは、わかりにくいと思うんですが、SNSとか、ケーブルとか、あるいはエリアメールとか、防災の無線であるとか、そういうものが別々にあるようなところを一元的に、同じ情報を適切にどのメディアによっても伝えることができるようにすることを三鷹市で検証するということでございますので、そうした成果を上げて、新川防災公園での取り組み、そして駅前だけではなくて、全市的にそうした情報が行き渡るように検討を進めます。私からは以上です。


◯副市長(河村 孝君)  私からRubyのコンテストの関連について御説明申し上げます。このRubyの中高生プログラミングコンテストは、まさにそういうICTの受け身的な、いろんなゲームとかそういうものの利用者である子どもたちに今蔓延しているわけでありますけれども、そうではなくて、ほかの質問者への答弁で市長が申し上げましたけれども、つくり手としての主体的なかかわり方をまさに求めているわけであります。ですから、子どもたち、最優秀賞をとった小学生の子どもは、たしか忘れ物がないようにチェックする仕組みだとか、勉強するような仕組みを提案した子どもたちもいましたし、ゲームももちろんあるんですけれども、いろいろな、ゲームも立体的なゲームで何人かが一緒にできるようなゲームとか、いろんな提案が、自分たちでつくって提案してきているわけです。これがやはり主体的な、情報化時代を生きる主体づくりということで大変意義あるものだというふうに思っているところです。
 それから、これは普及していく上で、これも先ほど若干述べましたけれども、テキストづくりと、それから、それに基づく指導者の養成、そして子どもたちの養成という、この3つでもって全国にまちづくり三鷹としては展開してますし、各自治体の中でもそれに御協力していただく自治体が非常にふえているということでありますので、この方針をより徹底させていきたいというふうに考えております。


◯広報担当課長(大野憲一君)  まずデイジー版の再生機の貸し出しの検討という部分でございます。現在、カセットで30人の方に提供しておりますが、事前の意向調査をしている段階では約半数の方がデイジー版に乗りかえるというような意向を示されているところでございます。確かにパソコンも普及しておりますが、再生録音機、これは8万5,000円、それから再生専用ですと3万5,000円という値段がかかるようでございますけれども、日常生活用具で一定の資格要件、所得制限はございますけれども、費用負担1割でこれは購入するということもできますので、こういった御案内も進めながら、今後利用者の方、市民の声を聞きながら、貸し出しの件については今後の検討課題とさせていただきたいと思いまして、当面はそのようなことは考えていないというところでございます。
 次に、外国語版の市民便利帳でございますけれども、これにつきましては3カ国語版の便利帳でございますけれども、翻訳、版下作成、印刷等につきましては業務委託でやらさせていただく予定でございます。これは全戸配布ということではなく、転入してくる外国籍の市民の方に配付をさせていただくということで予定をしておるところでございます。
 最後に、広報の電子版というところでございますが、現在はPDF版、テキスト版を提供させていただいておりまして、読み上げ等の対応もここでなされているところでございます。今後のまさに電子版の部分については、また今後調整して検討していきたいと考えております。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず市政情報のデジタル化の効果ということで、例えば私どもが担当いたしました第4次基本計画の冊子の関連での比較で申し上げますと、印刷をしなかったということで、印刷を制限したということで約100万円程度の削減が図られたところでございます。また、来年度取り組む取り組みの中で、防災計画、前回つくったときとの比較でいいますと約200万円程度、また、景観計画は約100万円ぐらいの削減効果があるのではないかというふうにシミュレーションしているところでございます。
 また、今大野課長からもありましたけれども、「広報みたか」自体は読み上げソフトへの対応等がありますので、すぐの対応は難しいかと思いますけど、例えば今話題に上りました外国語版市民便利帳など、外国語対応のところも可能であればデジタル化していきたいなというような相談を今始めているところでございます。
 それから、ホームページへのアクセス数ということで、12月と1月の記録が今手元にございますけれども、1カ月で、12月がページビューで1万6,340件、実訪問者数で3,400人強。1月のほうは17万6,132ページビューで、6,000人強の訪問者があった──延べ数でございますけれども、あったということで、私どもといたしましては思ったより多かったなというふうに思っています。
 それから非核・平和でいろいろな資料があるかということで、パネル等いろいろ持っております。また、MISHOPの国際交流センターの中に平和関連図書などを置いて、貸し出しも行っているところでございます。金額の面につきましては、ゼロ-アップ等を活用して心を込めて対応してまいりたいと思っております。
 フィールドワークについてですが、市内企業等との連携は三鷹ネットワーク大学でやっている講座のほうでもいろいろ協力をしていただいているところです。アーカイブ化につきまして、まずは戦争体験者の方が、御長寿の方が御存命のうちに記録にとるということがまずは先決と思っておりますので、そのような対応をしたいと思っております。


◯企画部地域情報化担当部長(後藤省二君)  大きく2点御質問をいただきましたので、お答えをいたします。まず、基幹系システムでクラウド化の関係でございますが、これについては財務会計システムを、御指摘がありましたように昨年の10月からクラウド化をしております。かなりの経費削減の効果がありましたので、今後ともシステムの更新の機会を捉えてクラウド化を進めてまいりたいと考えております。
 次に、地域情報化の関連でございます。少し細かい御質問をいただきましたが、IP告知につきましては、御指摘のとおり高齢者の方を中心に配置をしてきたところでございます。今後もまちづくり三鷹と協議をしながら進めてまいりたいというふうに思います。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  市民センターでPPSを導入した効果ということですが、市民センターの総務費部分で予算ベースで削減は104万1,000円、1.6%の削減効果を見込んでいるところです。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  西部市政窓口の委託化について御質問をいただきました。委託化に伴う満足度でございますが、毎年、年度末に市民課と各市政窓口、アンケートを実施してございまして、大変高い満足度をいただいておりまして、株式会社まちづくり三鷹と連携して行っている、そうした効果だろうというふうに思っています。
 それから、駐車場については、おおむね今の施設では2台、妥当かなというふうに考えてございます。
 それから、大沢地区への市政窓口については、議会等の要望があるということは十分承知しております。平成25年度、十分検討してまいりたいと思います。


◯安全安心課長(中村 修君)  若い世代の防犯活動への参加については、4月以降、市内の大学、高校等を訪問いたしまして防犯活動への参加についてお話をしました。昨年の7月に大成高校の生徒会の皆さん、ことしの2月には法政高校の生徒会の皆さんと地域の環境改善活動を進めております。空き家についても、防犯パトロール中に気づいたことについて市に連絡をいただくようにしております。


◯企画部地域情報化担当部長(後藤省二君)  フェースブック等を中心にしましたソーシャルメディアの活用でございます。非常に利用者がふえている、利用形態がさまざまあるということがございますので、これについても今後注意深く状況を見ながら対応を考えていきたいと考えております。


◯委員(赤松大一君)  もう時間もございませんので、御丁寧な答弁ありがとうございました。またしっかりと取り組んでいただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で公明党の質疑を一旦終了いたします。
 次に民主党。


◯委員(石原 恒君)  では、よろしくお願いいたします。予算概要70ページの地区公会堂利用促進事業の実施についてお伺いいたします。地区公会堂利用者向上のための施策につきましては、昨年6月、私のほうから第2回定例会中に質問と要望をさせていただきました。来年度、地区公会堂が管理者宅に受け付け専用電話が試行的に設置されることにつきましては評価をさせていただきます。地区公会堂の利用促進と地域の住民との交流する機会の拡充とありますけれども、受け付け専用電話の設置、これの方法はどのような形で今後行われるのでしょうか、お伺いします。そして、その電話の機種とか、仕様についてもお伺いしたいと思います。
 2つ目が、予算概要の74ページの証明書、コンビニ交付の拡充についてお伺いいたします。こちらにつきましては何人かの委員からも御質問ありましたけれども、別の観点からの質問をさせていただきたいと思います。かなりコンビニのほうにはこういった情報端末──これキオスクっていうんですね、駅等にあるキオスクと同じようなあれなんですけども、こういった端末が置いてあるんですけれども、これ、閉店した場合、この端末はどういった処理をするのかをちょっと確認しているのかなというふうに疑問を持っております。市内を回っていますと、結構閉店しているところはあります。これはパソコンと同じような構成になっておりまして、ハードディスク、記憶媒体ですね、あとメモリーの、そういったものが内臓されています。センターとの通信は当然あるんですけど、スピードを高速化するために一時的にメモリー、ハードディスクに保管する機能が必ずついてると思います。そういった場合に、廃棄するときにその情報がそのまま残ってる可能性があります。そういったデータの廃棄、端末を処理するときの処置は市はちゃんと管理をしているのかということの御質問になります。よろしくお願いいたします。
 説明書の109ページ、111ページについてお伺いします。これは三鷹ネットワーク大学管理運営関係費と、次、三鷹ネットワーク大学運営費についてお伺いいたします。平成23年、平成24年の2カ年、福祉や商業活性化のために課題解決に向けて地域の各団体と連携しながら、三鷹まちなか協働サロン事業を行っていただきました。これは東京都の新しい公共支援事業──助成金事業でございますけれども、行っていただきました。これ2カ年ですけれども、協働サロンにつきましては4店舗ございます。そのうち3店舗は私もお伺いすることがあるんですが、お店の一角としてサロンを設けていますし、もう一店舗はお店とは別に別室を使ってサロンを行っている状況です。
 当初、予定どおり今年度で終了ということになりますけれども、この2年間の成果と今後の事業について三鷹市はどのように考えているか、ちょっとその辺についてお伺いしたいと思います。この事業につきましては三鷹ネットワーク大学さんがサポートしてくださって、チラシの作成からホームページの運営等、多岐にわたって支援いただきました。この支援につきまして、どういった形で継続されるのか、その辺のところにつきましてお伺いしたいと思います。
 この参考資料のほうの51ページでございます。例規データベース更新事務についてお伺いいたします。平成21年度から平成23年度の実績、そして平成24年度の見込み、そして来年度の、平成25年度の予算というような形で、約400万円強が毎年割り当てられている状況です。当然議会等で議決した条例等は反映されていくわけでございますけれども、新規制定された場合、改定された場合の見直しを行っていただきますが、実際このデータベース、ウェブで使ってみますと、なかなかちょっと使いづらいなという点を感じます。こういったもちろん中身の更新は当然ながらそうですが、操作性の向上という面では何か取り組みはなさっているんでしょうか、お願いいたします。
 それと、ちょっと戻りますけども、予算概要の59ページ、市政情報デジタル化の推進についてお伺いいたします。こちらのほうもほかの委員からたくさん御質問をいただきまして、一定程度の御答弁もいただきました。これから、こういったデジタル化を進めていただくわけですけども、その発展的意義についてお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  地区公会堂の維持管理につきまして、利用促進の拡充ということで、固定電話について御質問ございました。今それぞれの管理人さんにアンケートをとっていろいろ確認させていただいているところでございます。個人情報のこともございますので、今年度は一応試行的にということで、1台の携帯等の電話の設置を考えているところでございます。また、今後、試行結果によっては台数をふやしていければというふうに考えているところでございます。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  機械的なこと、僕も余りよくわからないんでございますけれども、申しわけございません。コンビニ交付について、この端末に情報が残って、これを端末を処理したときに、いわゆる処分などする場合にデータが残っているんじゃないかという御質問というふうに理解してございますけども、このコンビニ交付は直接この端末と情報……。情報で来て、そこで、端末側で加工して証明書を交付しているんではなくて、もともと改ざん防止のために1つの絵と同じような形にあらかじめサーバのほうでつくったものがこのキオスクの端末に送られてきます。ですから、データはこの端末には残らないというような仕組みになっておりますので、そうした場合に、これの処分をする場合に、そのデータの処置云々については必要がないものだというふうになってございます。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(秋山慎一君)  三鷹まちなか協働サロンの2年間の成果と今後という御質問を頂戴いたしました。協働サロンは昨年2月から開設をしていますけれども、この1月末までで利用者の数で申し上げますと5,737人の方が御利用になられました。4拠点を合わせますと、開設日数は1,374日間ということになりますので、1日当たりで申し上げますと4.2人の方が御利用されたということになります。
 それから、イベントもこの期間、トータルで1月末現在までで93回開催をいたしまして、このイベントには368人の方が参加をされまして、1回当たり大体4人ぐらいの方が御参加を頂戴したところでございます。先週各4拠点、ちょっと私も回ってまいりまして、いろいろサロンコーディネーターの店主の方とお話をしてまいりましたけれども、おおむねこの事業に対してはよい評価ということを頂戴をいたしたところであります。
 それで、来年度、平成25年度以降の取り組みでございますけれども、この中で各4拠点の店主さんとも、現在と若干いろいろな形は変わる部分はあるんですけれども、引き続き協働サロンについては運営をしていきたいというお話を頂戴いたしましたので、2点目の質問に絡みますけれども、三鷹ネットワーク大学としましては、もともと持っております協働サロン事業の中での支援といいますか、いわゆるイベントの講師の手配であるとか、一部謝金をお出しするとか、そういう財政的な支援とか、あとは現在稼働させておりますホームページの管理などにつきましては、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。
 なお、協働サロンの運営に当たりましては、協議会を設立して行っておりますけれども、この運営協議会につきましても継続して平成25年度は開催をしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯政策法務課長(一條義治君)  例規データの更新業務に関する御質問をいただきました。この例規データのシステムにつきましては、庁内職員が共通して使っているシステムでございますが、委員さんおっしゃられたような操作性が悪いというような指摘は現在職員のほうからはいただいていないところでございます。
 なお、この例規データの更新業務につきましては、平成24年度につきましては分権改革の一括の1次、あるいは2次に対する法案に伴う市の条例、規則の整備などについても支援を受けていただいているところでございますが、平成25年度は引き続き分権一括の3次、4次の改革に伴う条例の整備などもしようとされているところでございますので、こういった法改正に伴う条例の整備といったことも含めて、引き続き実際に使っている職員の意見も聞きながら、今後の例規データのより使い勝手のいいシステムについて業者とよく協議をしながらつくっていきたいというふうに考えているところでございます。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  市政情報のデジタル化の推進につきまして、発展的な意義はという御質問でございます。多様な意義あろうかと思います。先ほどの御質問にもありましたペーパーレス化で環境に優しいとか、コストが削減されるとか、いろんな意義がございますけれども、やはり今パソコン、それからスマートフォン、タブレット端末等々、急速に普及をしておりますので、1つの意義といたしましては、今までなかなか市政情報にアクセスしてくださる機会の少なかったインターネットをお使いの方、比較的年齢の若い方にリーチできるということがあるのではないかと思っております。
 また、インターネットの社会はどんどん進んでおりますので、恐らく10年後、20年後になりますと、御長寿の方でもインターネットを活用するとか、そういう時代もすぐに来ようかと思います。そこを見据えて市政情報をよりわかりやすい形でお届けをするという取り組みに進めてまいりたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。地区公会堂につきましては試行的にされるということで、地区公会堂はどうしても限られた地域での利用になりがちなので、その限られた地域での広報ではなくて、やはり全市的にこういうことをやってますということで、ほかの地域からでもアクセス、要は予約ができるような、そういったちょっと試験的にやっていただきたいなと思います。ただ、御家庭に設置しますので、時間的な配慮がどうしても要るかと思います。だから、夜遅い時間でも受け入れられないような仕組みとか、その辺もちょっといろいろと検討していかなければならないなというふうに思います。
 それと、やはりこの地区公会堂利用促進におきましては、やはり電話設置のことも私御提案をさせていただきましたが、やはり一元管理というところをやはり目指したほうがいいのかなと。いろいろと今、地域での町会・自治会の方々のいろんな、ほのぼのネットさんの利用とか、そういった意味ですごく重要な拠点ではあるんですけれども、やはり多くの方に使っていただくっていうことが望ましいというふうに思います。そういった意味では、いろんなICTの技術もありますし、そういったもので活用しながら、予約の部分はできるだけそういう技術を使いながら利便性を図っていくような検討もぜひしていただきたいと思います。何か御答弁があれば、よろしくお願いいたします。
 証明書のコンビニ送付でございますけども、おっしゃるところ、データが来て、そこで加工しているわけではないということでございましたけど、それにしても、一応イメージとしては飛んでくるはずなので、そういった意味では必ず何か、残るか残らないかはわからないけども、何かやはり記憶媒体があるっていう機器が内臓されてますので、その処理がどうなってるかの追跡はやはりやるべきじゃないかなと思います。それが入ってなければもちろんいいんですけれども、追跡をきちっとやるということはぜひ努めていただきたいなと思います。
 三鷹まちなか協働サロンでございますけれども、継続してネットワーク大学さんがしていただけるということで安心しているんですけれども。あと、やはり店舗を使ってる関係上、本来ならばそこに商品が並んでいるところ、そこを一角借りているわけですけど、できればそのスペースの分の家賃というか、その辺の配慮もあったらいいのかなというふうに、私個人的には思います。何かその辺の、もちろんその場を提供してくださるのはありがたいんですけど、やはりお店もやっていらっしゃるわけですから、経営的にもかなり厳しい部分もあるので、今までどおりな支援ではなくてもいいんですけど、ちょっとその辺のスペース的な配慮というか、その辺の支援もちょっと御検討いただければと思います。何かあれば、よろしくお願いします。
 例規データベースですけれども、特に職員からの意見がなかったということでございますけども、これ、私使っていて不便に感じるのは、検索機能が五十音検索になってるんですね。それが、頭からあいうえおとなっていて、その頭がわからないと検索できないんですね。本来ならば検索といいますと、文頭だけじゃなくて、全文検索ができなければ、やっぱり機能としていま一つかなと思います。その全文検索の機能の充実とか、その辺は検討はなされないのか、その辺をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  コンビニ交付の件について御心配があるので確認の再質問がありましたので、私のほうからお答えいたします。そもそも三鷹市役所が直接管理する場所でないところで、個人情報に当たる戸籍であるとか、納税通知書であるとか、あるいは住民票であるとかを発行するに当たっては、これは細心の注意できちんとした覚書及び契約雇用をしておりまして、私としてはそのような、たまたま廃業されるそこにありました多機能端末については、それを管理している、現在であればセブンイレブンですけれども、今後はファミリーマート等展開していきますけれども、きちんとそうしたところと確認をしてそのサービスを始めておりますので、そのことをまず申し上げておきたい。
 ですから、システム的、機能的なことの御心配はよくわかりましたけれども、制度的にそういう個人情報の遺漏がないように。そして、途中でいろいろな改ざんだとか、あるいは悪用がないようなハード面での仕組みであるということを確認してこのようなサービスを開始しておりますので、そうした御懸念を、質問委員さんのみならず市民の皆様も抱いている方もあるかもしれませんので、その辺は、もちろんそういうことがないようにいたしますけれども、そういうことがないということを確認してこの取り組みをしているということについても、引き続きPRをしていきたいと思っております。


◯副市長(河村 孝君)  協働サロンについて、今後の継続の中で家賃の負担の問題がございましたけども、現在、先ほどのネットワーク大学の担当の課長のほうからも話がありましたように、今までやっていただいた方にいろいろなヒアリングして今後どうするかというお話をする中で、そういうものはなくてもやりますということですので、まさに協働でやる部分でありますので、お店の部分を活用するという性格上、その部分は自分たちでやりますということでございますので、そのように御理解ください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  地区公会堂の受け付けの一元化について御質問がございました。地区公会堂につきましては、市民の自主的な活動を支援する立場から現在の受け付け方法ということにしております。受け付けの一元化につきましては、利用の促進につながる面と、また一方では、受け付けと鍵の管理が分かれるということで手続が混乱する可能性もございますので、費用対効果や町会の管理者の意向、また負担などを含めて十分に検討してまいりたいと思っております。


◯政策法務課長(一條義治君)  例規データの検索システムでございますが、三鷹市が使っておりますのは実際で汎用的に使われているシステムでございまして、使いやすさとともに外部からの情報の保守みたいなものの強さのことも含めて現在のシステムを採用しているところでございますが、御指摘の点も含めまして、今後よりよいシステムにするために引き続き事業者と協議、調整を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。今市長からも、コンビニのキオスクの端末は契約の段階からきちっとやってるという御答弁もいただきまして、契約上では本当にしっかりやってるっていうことをまたPRしていただきたいなと思います。ちょっと私もこういった電機メーカーに勤めていた関係上、やっぱりちょっと心配なところがあったんで。ただ、どこでどういう処理をしているかというところの確認は、やっぱり押さえておいたほうがいいかなということもちょっと思っているところでございます。よろしくお願いいたします。
 あと、協働サロンにつきましては、その4店舗ともしっかりやっていくということで、それぞれと意見交換はされてるということです。今後もずっと継続していくわけですから、ことしがよかったから、来年もいいというわけではなくて、随時お話を聞いていただいて、ちゃんと問題ないかという確認はしていただきたいなというふうに思います。
 例規データベースにつきましてはぜひ御検討いただいて、やはり効率向上にもつながりますので、ぜひ御検討よろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯委員(岩見大三君)  では、よろしくお願をいたします。まずは、新川防災公園(仮称)についてであります。新川防災公園(仮称)については、平常時には消防団の訓練施設としても活用される予定だと思いますが、より訓練のしやすい環境を整えていただきたいというふうに思うところであります。夜間訓練する場合の照明や消火栓の取り口への配慮、放水時には周辺に水が飛散しないような工夫、または駐車場を活用することから、訓練開始時までに一般の施設利用者が完全に退場してくださるかどうかなど、さまざまな想定をして取り組んでいただきたいと思いますが、御見解のほうをお伺いをしたいと思います。
 続きまして、説明書の113ページであります。市有物件災害共済会等保険料についてであります。まず端的にお伺いをいたしますが、この市の公共施設に絡む災害共済について、これは適用される災害の範囲と対象となる公共施設の範囲、並びに地震保険対応の現状につきましてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、概要の68ページ、公共施設維持管理業務の検証についてお伺いいたします。公共施設の維持管理に関連をいたしまして、市内の送電線、いわゆる鉄塔における耐震化等についてお伺いをさせていただきたいと思いますが、これは市の管理管轄ではないということでありますが、こうした鉄塔が市内何カ所ぐらいあるかというのはちょっと私も把握をしておりませんが、住宅街や幹線道路沿いにもこういったものが存在するということで、これが災害時もし倒れてきた場合に火災や交通遮断を起こす可能性もあるんではないかということで、まずは市内でこのような施設はどの程度存在をするかということをお伺いしたいと思います。また、維持管理について、電力会社を初めどのような実態になっているか伺いたいと思います。それと、これらの施設の大規模地震に耐えられる耐震性について、これは把握をしておられますでしょうか、あわせてお示しをいただきたいと思います。
 続きまして概要の67ページ、地域情報化プラン2022における駅前WiFiについてであります。先ほど来、種々の御質問がありましたが、私のほうからは災害対応という観点でお伺いしたいと思います。この御趣旨についてでありますが、東日本大震災の際には三鷹駅南口には携帯電話も通じず、災害情報も入手できない帰宅困難となった人々が多く集まりました。こうした状況に備えるために、情報インフラ強化の一環として、総務省、平成24年度ICT街づくり推進事業、三鷹市コミュニティ創生プロジェクトの実証事業を活用してAPを整備しましたとあります。これは当然自治体としては大変先駆的でありまして、大変必要な措置であるというふうにも思っているところでありますが、初期である現在、災害対応という観点から、この登録数と市民周知についてお伺いをしたいと思います。あと、これはいわゆるシステム上、ちょっと私も機械は弱いんでよくわからないんですが、どの程度の市民登録ということを受けられるキャパシティーがあるのか。この点について、できるだけ多くの市民の方の登録、活用というものをできればという観点から、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、概要の69ページ、コミュニティ創生の推進からであります。町会・自治会との連携によりまして、みたか地域SNSを活用したコミュニティ事業の推進について、従来からも地域の連携のあり方として、住民同士の直接的なつながりをある意味でアナログ的と言えば、ネット世界でのいわゆる連携はデジタル的とも言えるわけではないかと思いますが、このアナログとデジタルの融合がいわば現代的な地域の連携の形を示すものだとも思いますが、実際問題、この地域SNSの活用は、地域社会の連携において、具体的にどのようなイメージと捉えればいいのか、その点についてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、概要の73ページ、安全安心まちづくり事業の普及拡大に関連をいたしまして、治安対策といたしまして、特に若年層の犯罪の実態という観点からお伺いをしたいと思います。先般の吉祥寺で発生しました22歳の女性が帰宅途中に刺殺をされ、金品を奪われた事件についてということで、本当に動機からも大変驚き、また三鷹市民の方にも、この近隣の吉祥寺のまちでこのような事件が起こったということは、ある意味ではすごい市民不安を呼び起こしたということが想定されるわけでありますが、現に容疑者の1人の青年も三鷹を経由して日野市に潜伏したというような状況がありました。一部報道によりますと、この脱法ドラッグと呼ばれる薬物を飲んでの犯行ということも言われておりますが、ある意味でこのような犯行を起こしかねない若年層、若者がどの程度実態として存在をするかということは、やはり1つは、武蔵野市の管轄ということではありますが、把握しておかなければいけないということではあるんじゃないかというふうに思うわけであります。といった意味におきまして、今回の事件を機に、この事件の中身をどう捉えているかっていうことについてお伺いをしたいと思います。
 また、関連をいたしまして、いわゆる通称半ぐれというふうに呼ばれる、代表的には最近は関東連合といったような集団が存在をするということで、この実態ということはよくわからないんですが、こうした集団が現在振り込め詐欺、あるいはさまざまな犯罪の資金源の温床にもなってるということはあるんではないかというふうに聞いております。そのような状況を受けて、警察庁も現在このような集団を準暴力団と特定し、取り締まり強化に乗り出しているということでありますが、三鷹市には現在こういった暴力団と呼ばれる組織は存在しないというふうに認識をしておりますが、この点も踏まえまして、お隣のまちに範囲を広げた場合、その実態としてどのように捉えていらっしゃるかについてお伺いをしたいと思います。
 それと、先ほど関連をいたしまして、大学生等の若い世代による防犯団体というようなことの御質問ございました。先ほどの御答弁で大抵の部分は理解させていただいたんですが、改めて今後の参加状況は大変難しい状況ということも聞いておりますので、今後の促進に関する考え方についてお伺いをしたいと思います。
 最後の質問になります。概要61ページ、みたか太陽系ウォークの実施についてであります。これも先ほど来から質問がありまして、内容的には理解をさせていただいておりますが、この参加されてる市民の参加年齢の把握ということも踏まえまして、高齢者の参加ということに関してはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。また、市民の、あるいは参加の事業者の方からもバスと徒歩との組み合わせというような視点、御意見も出ているというふうにも聞いております。そういった部分につきましての御見解をお伺いをしたいと思います。以上、よろしくお願いをいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  現在、民主党岩見委員の質疑の途中ですが、しばらく休憩いたします。再開は3時30分といたします。15時30分です。
                  午後3時00分 休憩



                  午後3時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。


◯市長(清原慶子さん)  いただいた御質問のうち、2つの点について私から答弁をさせていただきます。1点目は、これは基本的な御質問については担当から答弁いたしますが、市内の送電線、鉄塔にかかわる問題です。これは御指摘のとおり、三鷹市の責任というよりも、東京電力がこの管内の電線、あるいは鉄塔及び大きな送電線の安全管理の責務があるわけですが、市民の皆様との関係でいえば、送電線の下に住宅をお持ちであるとか、土地をお持ちであるとか、それが農地であれ、住宅地であれ、所有されている方とは線下組合、線の下の組合ということで定期的な協議もされていますし、その線下に土地等をお持ちの方については、当然のことながら、協力しながら東京電力とも話し合いの場を持っているということを情報提供いたします。
 私からの答弁の2点目ですが、安全安心のまちづくりに関して、先ごろ残念な事件がお隣の市で発生し、そうした中から若年層の犯罪等についてどのような問題意識を持ち、取り組みをしていくかということについて答弁をいたします。今回の事件はまさにお隣の市で起きましたし、その後、この事件の直後にまた別のお隣の市でも、いわゆる振り込め詐欺のお金を受け取りに行く役割を果たした未成年が検挙されたというようなことが続きました。私は、固有名詞はあんまり言わないほうがいいと思いながら、質問委員がおっしゃったので、武蔵野署管内の事件が発生しましたときには三鷹署長と直接情報も交換し、三鷹市への影響、対応について話し合いましたし、また、安全安心課長も常日ごろの情報交換に加えて、この件についても情報共有をしています。治安維持は、やはり三鷹市管内においては警視庁三鷹警察署の所管でございますけれども、安全安心のまちづくりというのは常にその警察と三鷹市との適切な情報共有のもとに、特に防犯に努めるということに市の責務があると認識しています。
 当該の事件がもたらしているのは、この安全安心のまちづくり事業として総務費で書いた以外の款にもかかわる予防的な措置の連携がさらに必要だと思います。例えば薬物乱用防止のPRについては、毎年ボーイスカウトの少年たちが参加してくれていますし、保護司の皆さんは──款が違うのですが、関連情報としてお伝えしますが、非行化した青少年の更生保護のために農業公園等でボランティアの取り組みを企画し、実際に青少年にそのような取り組みをしてもらいながら更正に努めていただいています。
 そのように、この安全安心まちづくり事業の普及拡大は基礎ですけれども、それに加えて今申し上げました一例などのような取り組みと連携しながら、より一層犯罪を起こさない、あるいは非行に走る青少年の気持ちを抑制できるような教育委員会との連携等による取り組みが必要だと思っています。その意味でも、ここにもありますように相対的に若い層が防犯環境整備活動にかかわってもらう、子どもたちに例えば落書きを除去してもらう。大成高校の学生だったり、法政高校の生徒だったり、あるいは三鷹市の児童・生徒だったりがそういうことをすることによって、同年代の皆さんの防犯活動が見える化するということは大変大きな意義があるのではないかと思いますので、この73ページに書きましたようなことがより実効性のあるように取り組みを強め、最近ふえているとされる若年層の犯罪についての予防に少しでも努め、市民の皆様の安全安心度を高めていきたいと考えております。私からは以上です。


◯都市再生推進本部総務担当課長(向井研一君)  私からは、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に関連いたしまして、消防活動の訓練スペースについて御質問をいただきましたので、お答えいたします。多機能複合施設の西側に配置を予定しております消防活動訓練スペース、これ10メートル掛ける80メートルのスペースを今予定しておりますが、これにつきましては大型車両が入ることを考慮した舗装構成とするとともに、南側から北側への放水を想定いたしまして北側部分に排水側溝を設けることとしています。また、夜間の訓練が想定されることから、一定の明るさを確保するために独立した照明を12基設定する予定でございます。また、訓練の際の駐車場の問題や、また一般の人の退場、安全を確保したような運用につきましては、訓練に支障のないような運用については、消防団の方を含め関係者とともに協議を重ね配慮をしていきたいというふうに考えております。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  市有物件災害共済会の建物損害共済について、私のほうから答弁をさせていただきます。まず対象となる施設ですが、市が所有する全ての建物と、その中にある動産ということになりますので、いわゆる通常の火災保険をイメージしていただけるといいのかなと思います。そして、その保障の範囲なんですが、これは免責条項がございまして、幾つか細かいものもありますけれども、大きなものでいいますと、戦争、暴動、その他事変によるもの、それから、地震もしくは噴火、または津波によるもの、そして核燃料物質による損害、こういったものが、これはもう保険の対象とはならないということで免責条項としてうたわれております。
 そして、御質問の地震についてということなんですが、今言いましたように免責になっておりますので、一昨年の大震災の後、私も幾つか地震に対する保険について、ないのかなというふうに調べてみましたけれども、現状においては、いわゆる地震保険というのは個人の居住用の財産をベースに保険制度が成り立っているということがありまして、現状においては、市の施設が地震で被害があった場合に、それを担保するような保険については現状では見当たらないということになります。


◯都市整備部調整担当部長(若林俊樹君)  市内の送電線の件でございますけれども、市内にある送電線につきましては、東京電力とJRのものもありまして、合計で74基、市内にはあります。鉄塔につきましては、電気設備に関する技術的基準を定める省令に基づいて設置されておりまして、この内容的には、風圧、風の力とか、あと設置している場所の衝撃とか振動に対して倒壊のおそれがないようにつくるということで定められておりますので、地震に対しても安全に設計されていると理解しております。
 また、点検のほうでございますけれども、これも省令のほうで6カ月に1回点検するという規定になっておりますので、点検のほうも十分行われていると思われます。


◯企画部地域情報化担当部長(後藤省二君)  ICT街づくり事業に関連いたしまして、駅前WiFi事業についての御質問にお答えをいたします。きょう現在、この駅前WiFiを利用できるための仮登録をしておられる方が391名、それから本登録をして実際に使える状態になっておられる方が180名でございます。この数についてはまだまだ少ないと思っておりまして、今後も広報等でPRをしてまいりたいと思います。
 また、いわゆる仕組みのキャパシティーといいますか、能力についての御質問もございました。これは、駅前に4カ所に基地局を設置をしてございまして、1つの基地局で同時に256人の方が利用できると。ですから、4カ所で合計1,024人というのが計算上の数字でございます。実際には使われ方によっても違いがあろうかと思いますので、これは近々人をできるだけ集めてぜひ確認もしてみたいというふうに思っております。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  みたか地域SNSを活用した取り組みについて御質問をいただきました。現在、ほとんどの町会や自治会の会員の情報手段というのは回覧板というものが中心でございまして、それは町会等が形成された時代から変わってないという状況でございます。ただ、フェース・ツー・フェースで顔の見える関係も大変大切なことであるというふうに考えております。この取り組みはICTの活用によりまして、地域における情報共有や情報交換を行うことのメリット等を検討いたしまして、町会や自治会同士の情報交流なども視野に入れまして、実現に向けた検討を行うものでございます。


◯安全安心課長(中村 修君)  若い世代の防犯活動についてお答えいたします。地域の安全安心のまちづくりへの取り組みに若い世代が参加することで、防犯活動の活性化、地域貢献、あるいは規範意識の向上につながるものと考えています。今年度は第1段階として、地域の方々と一緒に落書き消し活動や防犯PR活動に参加していただきましたが、これをきっかけに防犯団体への立ち上げへとつなげていこうと考えております。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(秋山慎一君)  太陽系ウォークにつきまして2点質問がございましたので、お答えをします。1点目は、参加者の年齢構成と、高齢者はどうかという御質問でございましたけれども、スタンプラリーの景品の交換のときにアンケートをとっておりまして、これ、昨年秋の実施で申し上げますと、1,629人の方にアンケートをとりました。年齢構成としては、やはり10代までの方が圧倒的に多くて702人、それから、多分その親御さんとかになると思うんですが、30代、40代の方がそれぞれ252人、340人と、ほぼ太陽系ウォークの参加者の多くをこういった年齢の方が占めているというところでございます。一方で、60代以上の方となりますと、104人の方がアンケートにお答えをいただいているということで、1割にも満たない状況になっているというふうに認識をしております。元気な高齢者の方も多く、昨今の健康志向とか、ウオーキングの流行とかもございますので、今後その太陽系ウォークにつきましても、高齢者というか年齢層の高い方の御参加がいただけるような工夫を図ってまいりたいというふうに思っております。
 それから、バスとの組み合わせについてはどうかというお話ですけれども、これもアンケートの自由記述の中などにバスの1日乗車券のことがあったら、それを利用したかったというような御意見もいただいておるところで、三鷹市内も狭いようで大変広いですので、全ての惑星のエリアを回っていただきたいというのが私どもの狙いでございますので、そのためにバスを有効に活用するということは非常に重要なことだということで認識をしておりまして、昨年の実施後に開きました実行委員会の中でもそういうテーマで話し合ったところでございます。今後は、具体的に小田急、京王のバス事業者さんとも協議をして、平成25年度の実施においてはバス事業者さんとの連携を図れないかというふうに考えているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。それでは、幾つかお聞きしたいんですが、ちょっとその前に、済みません、2つ目の質問にありました、この市有地の物件の災害共済会についてちょっと1点だけお伺いをしたいと思いますが、これは災害共済については、地震については対応できるかという点について一応御答弁のほう、お願いします。


◯契約管理課長(岡本 弘君)  先ほども申し上げましたけど、免責になりますので、地震による直接の被害につきましては保険の対象とはなりません。ただし、見舞金制度というのがありまして、これは一定の見舞金の原資を、その地震の被災した市の建物の損害割合に応じて一定の案分をした見舞金ということで、そういった制度はありますが、具体的に再取得するための保険としては免責ということになっております。


◯委員(岩見大三君)  済みません、ありがとうございます。
 それでは、順次再質問をお伺いしたいと思います。まず、新川防災公園の点につきましてでありますが、一応今後とも消防団等、さまざまな現場の御意見を伺ってというふうな御意見ということで承ったわけでありますが、一応その中におきまして、細かい点でありますがお伺いをしたいと思います。例えば、この消火栓のあり方についてということでもありますが、こういった点につきましても、例えば分団長の会議であったり、皆さん方の御意見、そういったものも今後について反映をさせていただけるかどうか、この点についてもお伺いをしたいと思います。
 それと、この駐車場の管理のあり方でありますが、大変ちょっと細かい点でありますが、今後の指定管理ということの中で、例えばその駐車場を夜間で消防団が訓練をするというものの中で、例えば、これ1台でも残ってると、なかなか訓練を始められないといったような点もありまして、そういった部分においての駐車場管理のあり方につきましても、どのようにされるかということについてお伺いをしたいと思います。
 次に、先ほどお聞きしました市の公共施設に絡む災害共済の点についてでありますが、この質問をさせていただいたということは、要するに緊急地震災害を想定して、その後の復旧に係る財政的手当てについてどのようなお考えを持っておられるかということが質問の趣旨であります。先ほどもお話がありましたとおり、なかなか地震保険等々は難しいと。自治体の中でも、やはりこの地震保険ということで行っているところはなかなか少ないという話で、自治体の公共施設に関していうと、それはちょっと難しいんじゃないかというような点もあるようであります。例えば、あとは災害復旧事業費というものがあります。これは、災害があった際に国の中で3分の2を補填するというような制度であるというふうに聞いておりますが、この点につきましても、災害の規模によったり、そういったものの中でどのぐらいの財政的手当てが要るかということはなかなかやはり想定しづらいという部分があります。
 あとは、変わったところでは、ARTと呼ばれるようなデリバティブを活用した、そういった財政措置も考えられるわけでありますが、そういった点もちょっと踏まえまして、今後の被害想定も踏まえて市のほうの災害の復旧に関する、改めて申し上げますが、この財政的手当てについての考え方について改めてお伺いをしたいと思います。
 それと、この電柱に関する維持管理、現状についてよくわかりました。なかなか御答弁しづらかったと思いますが、ありがとうございます。合計、今74基を保有しているということで、基本的には省令においての点検も行っているということで、そういった点については安心をいたしました。この74基の中での、この塔が倒れていくということになると、御認識のように、やっぱりなかなか相当な被害というものが想定されるのではないかということが考えられるわけでありますが、改めてこれは耐震性には問題はないかということの点について、1つ済みません、問題ないとは思いますが、お伺いをできればと思います。
 続きまして、駅前のWiFiにつきましては状態的にはよくわかりました。なかなかこのキャパシティーにおいてはまだ初期の実験段階ということでもあるかと思いますし、例えば全市民対応なんていうことは難しい点もあるかと思いますが、ぜひこの点につきましては、やはり御承知のとおり東日本大震災の発災時のあの混乱状況をできるだけ回避できるような方策ということで、より今後とも実験、実証をちょっと重ねていただきまして進めていただくような形もお願いをしたいと思います。なかなか民間でも、NTTドコモとかいうところが伝言板ダイヤルを出したり、いろいろな方策があるかと思いますが、これがなかなか意識づけというのが非常に市民に対しては難しい点もあるかと思いますが、今後とも啓発等々も含めましてお願いをしたいと思います。
 続きまして、コミュニティ創生の推進の点であります。なかなかちょっと従来のこの取り組み、その情報化の交流という点がわかりにくい点もちょっとあったわけでありますが、例えばSNSの活用に関して、地域の、例えば余り使いなれてない高齢者の方々、そういった方々に対して何らかのこういったものの活用に関する部分でレクチャー等々を行っていくとか、非常に交流という観点においては、ネットを使い切る、あるいはネットに親しみを持ってもらえるという部分もある意味では必要かと思いますので、その点に関して何かお考えがありましたら、お願いをしたいと思います。
 それと、この犯罪のほうの点についてであります。市長から御答弁をいただきまして、本当に意識をして取り組んでいらっしゃると。若年層対策に対する今後との危機感というものも御答弁いただきまして、よくわかりました。この中で非常にこの組織の実態というものが、先ほど言ったこの半ぐれとかという表現をした部分でありますが、わかりにくい状況が、いろんな都心で起こった事件とか、いろいろな地域で起こってる事件を見ましてもあるかと思うんですが、そういった点につきまして、今後とも情報共有を行いながら、ぜひとも実態把握という点につきましても行っていただきたいということも、あわせてお願いをさせていただくところでございます。
 あと、大学生の若い世代による防犯団体につきましては、よくわかりました。引き続き大学生が参加するということはなかなか環境的に厳しいという点もあるかと思いますが、高校生が率先して落書きを消しにマッチングされたということは、今後ともより推進のほうをお願いをしたいというふうに思うところであります。これについてはよくわかりました。ありがとうございました。
 それと最後、みたか太陽系ウォークについてでありますが、ぜひ今後とも高齢者の、1つは、その生活に密着する部分でのこういった参加の促進について今後ともお願いをしたいと思います。では、よろしくお願いいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  ちょっとその前に、岩見委員、先ほど鉄塔の耐震化の安全性はどうかという質問あったんですが、それは先ほどちょっと答弁があった範囲で答えたのでよろしいでしょうか。鉄塔のことは6カ月に1度点検しているということで、直接三鷹の中でこれ以上の答弁はちょっと難しいかなと思いますので、ちょっと鉄塔の件に関してはそういうことでお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  残り時間が少ないので、私から幾つか答え、あと担当から補足いたさせます。公共施設の地震対応のことで、保険に絡めて再質問をいただきましたけれども、地震保険もようやく民間でも普及し始め、しかしながら、東日本大震災で三鷹市内でも被害があっても、なかなか条件に満たず十分な対応ができないぐらい、まだまだ難しいところですから、公共施設に関して一般的に十分な対応ができないということは、担当者も申し上げたとおりです。そうであるならば、私たちは耐震化に努めるとか、いざというときの対応については、幅広い、保険ではなく財政制度、あるいは国による地方財政制度の中で対応していくということが基本だと思いますので、保険だけではないということを私から答弁させていただきます。
 次に、駅前WiFiなんですが、おととし東日本大震災が発生して、帰宅困難者等で本当にいざというときに携帯電話が役に立たないっていうことが流布されましたけれども、その後、総務省でも十分な対応をするとともに、本当に偶然なんですけど、その年の7月24日、地上放送のデジタル化が被災地を除いて完成しました。その趣旨は空いている電波帯をふやすということですから、したがって総務省でも、今後東日本大震災が起こったときには──起こることは望んでるわけじゃないんですけれども、同様のものがあったときに対応できるような指示をしていますし、民間の事業者も努力をしています。それでも集中したときのために、駅前WiFiを私たちは導入し、検証していきたいと思っています。先ほど、一時期に同時にやったときには、1基地局で200何人とかって話がありましたけれども、それは一斉にですから、私としては人数については今後も関心のある方に一定程度はいつでも使えるような登録をしていただければと思っています。
 私から、最後に防犯ですが、三鷹市では暴力団排除条例を制定することができました。具体的にそれについて取り組んでいきますが、その間、警察と三鷹市との情報共有や具体的な対応についても市として責任をとりますし、警察にもしっかりやっていただくということになります。準暴力団というふうにしていることを含めて、実は三鷹警察署も既成の暴力団についても、事務所はありませんけれども、しっかりとした対応を、ない地域の所轄ですが一生懸命やっていただいているという経過もありますから、今後も情報共有しながら、市民の皆様が被害に遭わないように、また予備軍が生まれないように配慮していきたいと思います。


◯都市再生推進本部総務担当課長(向井研一君)  私からは、新川防災公園に関連して、消火活動の訓練スペースについて再質問にお答えいたします。まず消火栓の位置でございますが、現在、消防活動訓練スペースの南側、東八道路に消火栓はございますけれども、その取り回しにつきましては、今後、水道管理者との協議などを含めまして、場所については、取り回しの位置については検討を重ねていきたいと思っております。その際には、消防団の方にも、できる範囲で御意見が反映できるかどうか調整していきたいと思っております。
 駐車場の管理についてでございますが、現在、日中の時間はハピネスセンターの園庭としても利用できるような想定をしておりますけれども、駐車場としてはあの場所は考えておりません。駐車場ではございませんので、そういったものについては、この部分については心配はないというふうに考えております。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  みたか地域SNSの取り組みでございますけれども、まず、町会や自治会同士の情報交流ということをまず第1の目的として取り組んでいきたいと思っております。高齢者の皆様に対しても、今後具体的にどんな形で対応できるか具体的に検討してまいりたいと思います。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。さまざまちょっと錯綜する中で御答弁をいただき、大変にありがとうございました。もう時間もないのであれでありますが、ぜひとも、今回は生命にかかわる部分での質問を主にさせていただきまして、全体的にそういった視点を持ちまして改めて事業のほうに取り組んでいただきたいというふうにお願いを申しまして、終わりにさせていただきたいと思います。どうもありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、次に日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  では、よろしくお願いいたします。それでは施政方針、ページ60ページの非核・平和事業について、予算書でいうと107ページと、施政方針71ページの公会堂リニューアルオープンについて、予算書でいうと115ページ、それとあわせて、地区公会堂利用促進事業、施政方針でページ70ページ、予算書で121ページの3点について、まず初めに質問させていただきたいというふうに思います。
 非核・平和事業についてですが、東京空襲資料展、2階で行われていたものを見させていただきました。東京の空襲後のモノクロの写真は、戦争を直接経験していない私たち戦後世代にとっても、平和の大切さを伝えるとても重要なものだというふうに実感いたしました。戦後68年となる今、戦争の記憶を風化させることなく次世代に継承していくことは重要です。特に戦争体験者や被爆者が高齢化して、戦争や被爆の実相を次世代に引き継ぎにくくなっていく、これから年を追うごとにますます困難になるというふうに思います。非核都市宣言をしている自治体にふさわしい反核・平和の事業が求められています。昨年、新しい原爆と人間展のパネルがつくられました。市では被爆者団体にお借りをしてパネル展示を実施したと思います。
 ここで質問をさせていただきます。戦争や被爆の実相を広く市民に継承していく事業をどのように充実させていくのかという点です。今回、戦争体験談のアーカイブ化を推進するとあります。どのような体験を想定しているのか。被爆者の体験談や、遺族、抑留者なども経験をされた人は大勢いらっしゃると思うんですけれども、お伺いしたいと思います。また、どのような形で募っていくのかお伺いします。
 次に、公会堂リニューアルオープンに関してです。公会堂のリニューアルに伴って、バリアフリーの施設として見学会、オープンセレモニーの中で施設、見させていただきました。バリアフリーの施設として、市内の施設のモデルにも象徴にもなる施設に生まれ変わったというふうに思います。耳の聞こえにくい人に優しい施設として、磁気ループが設置された中で質問をさせていただきたいと思います。この磁気ループなんですけれども、まだまだ多くの人に認知されていない現状があります。イヤホン感覚で聞きたい言葉が聞き取れる、また音が聞ける磁気ループをより多くの人に利用していただくために、どのような取り組みを実施するのか、お伺いします。また、磁気ループの受信機ですけれども、幾つ準備をされているのか伺います。
 3つ目、地区公会堂利用促進事業で地区公会堂維持管理費という点で、最もこの地区公会堂は市民にとって身近な施設だと思います。利用者も大変多いと思いますし、老若男女さまざまな地域の行事にも活用されているものです。指定管理者によって維持管理されて、今回、電話での申し込みもできるように実証実験というんですか、全てではないと思います。試験運用をするところをやるということだと思うんですけれども、地区公会堂、一番身近な点で、使いやすい施設にする点で市民としての要求で多いのが、日曜日に利用できない状況の改善ができないかという点です。この利用できない日というのは、清掃されている理由になったりもしてるようですけれども、どのように決められるものなのか。指定管理者に委ねられるものなのか、市としてどういう指導というか、対応をされているのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  まず非核・平和の中で、どのように戦争の記憶を次世代へつないでいくか、平和を希求していくかという点についてですけれども、まず原爆と人間展の新しいパネルができたということで、昨年度、1階のロビーで行いました平和展では、被爆者の会の方からお借りをして展示をさせていただきました。大変好評でございましたので、平成25年度の予算の中にこの新しいシリーズのパネル購入費を計上してございます。購入する予定で、今予算に含まれております。というわけで、古いシリーズと、新しいシリーズと、それぞれ相当な数のパネルを来年度以降所有することになろうかと思いますので、そのようなパネル、活用いたしまして、例えば貸し出し事業ですとか、そういうことを今までもやってはおりますけれども、さらにお声がけなどきちんとしていきたいと思っております。
 それから、アーカイブ化のことについても御質問をいただきました。先ほど来御質問にもありますとおり、まずは本当に今実際に体験をなさった皆様方がどんどん御高齢化、本当に御年配になられていらっしゃいます。その皆様方が今は活発にいろいろなところで御活躍いただいておりますけれども、お元気なうちにきちんと記録にとどめるということが、まずは最優先かなと思いまして、来年度からこのアーカイブ化、まずは記録をとって、それを文字にして公表していくということを考えております。
 ですので、どのような形で記録をとるのがよろしいのか。ビデオがいいのか、音としてまずは録音させていただくのかとか、それはお話をされるシチュエーションにもよろうかと思います。今までも、例えば8月15日の式典のときにも、体験談を皆さんの前で語っていただいたり、あと、各小・中学校では、子どもたちの前で直接お話をしていただく会を設けたりと、次世代につなぐための活動をいろいろさせてはいただいているんですけれども、残念ながら記録にきちんととるということを余り心がけてこなかったという反省がございまして、触れ合う機会をふやしていただいているのであれば、さらにそれをきちんと記録に残すということをしていきたい。
 記録の仕方、公表の仕方につきましては、お話をいただく方、それからお話しいただいているシチュエーションにもよろうかと思いますので丁寧に対応していきたいと思いますけれども、やはり、先ほど来申し上げましたとおり、お元気なうちに、実際に子どもたちやほかの市民の皆様の前で語っていただけるチャンスがあるうちに、何らかの形の記録にきちんととどめる。記録さえ残っていれば、あとはいろいろな公表の仕方、いろいろな活用の仕方もあろうかと思いますので、まずはきちんと記録にとるということを平成25年度からきちんとやってまいりたいというふうに思っております。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂のリニューアルの関係で、磁気ループのことで御質問をいただきました。磁気ループはホールと、それから会議室に設置されております。これを広く皆様に御利用いただきたいということがございますので、今後、市報、あるいは市のホームページ、そして財団のホームページ、あらゆる形で市民の皆様に周知をさせていただきたいというふうに思っております。また、貸し出し用のイヤホンの数ということで御質問ございました。現在は20ほどございますので、今後御利用いただけるように皆様にも周知してまいりたいというふうに思っております。
 続いて、地区公会堂の日曜日の開館について御質問をいただきました。現在、地区公会堂が32カ所ございますけれども、うち29カ所については日曜日も開館してる状況でございます。土日の開館となりますと、管理人さんの休む間もなくなりますし、また、それによって管理人さんのなり手がなかなか見つからないという現状がございます。ただ、こうした問題につきまして、今後また指定管理者と丁寧に協議のほうをしてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  それでは、平和事業について再質問させていただきます。アーカイブ化で体験談をとっていくということで、どのような人の話を聞こうっていうふうにされているのか。また、聞き取りをするときに、専門の方をお願いするっていうことも1つですけども、小・中学生などと一緒に聞き取りなどをすることも、実際に戦争体験を次の世代に引き継ぐ事業として、よりシナジー効果、相乗的にできるんではないかと思うんですけども、お伺いしたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  このアーカイブ化って、片仮名で使っていて恐縮なんですけれども、もう既に三鷹市では、この三鷹市そのものが戦争があった場所であるということで、これまでも記録をつくってきた経過がありますが、改めて私、いろいろ遺族会の皆さんや原爆被害者の会の皆様とお会いしていて、記録はもっとほかにないのかっていうことで担当に確認したところ、意外にもあれだけ語っていただいているのに、映像であれ、音声であれ、記録がなかったということがわかりました。
 それで今、教育委員会とも相談をしているところですが、戦争体験を小・中学生に語っていただくときに、もし録音装置、あるいはカメラなどを入れてよろしければ、その場で記録をさせていただければ、何度もお話ししていただかなくてもいいわけですし、実際、原爆被害者の会の皆様は、もし児童・生徒の皆さんが了承してくれたら、そういうときに録画してくれてもいいですよと言っていただいている何人かはいらっしゃいますので、それについては企画部のほうでいま一度、教育委員会とも連携しながらしていきたいと思います。
 なお、お体が御不自由であったり、高齢のためになかなか移動が難しい体験者もいらっしゃいますので、そういう場合には職員が訪問をさせていただいて、それで聞き取らせていただくっていうことも必要になってくるかと思います。こういう形がいいとか決めずに、幾つかの記録のことについて、大朝課長も述べましたように、まずは早い段階で記録をさせていただくと。そして、三鷹市がそれをさせていただくことを御理解いただくということで、そして、その語り手の方の語りやすい条件の中で記録をとらせていただければなと考えているところです。


◯委員(栗原健治君)  市の考えはわかりました。体験談の、どのような人を想定しているのかっていう点ではまだお答えがないかと思うんですが、銃後の備えではないですけれども、空襲で大変な思いをされた方ですとか、戦地に行った方、また、そこで抑留された方、いろいろいらっしゃると思うんですね。ですから、本当に戦争の全体像がわかるように、また、ある面では知らなければならないけれども、加害者としての語りにくい部分ですが、語る方もふえている部分も戦争の体験としてあります。そういう戦争っていうものが本当に平和につながっていくための資料として、資料が集められるように努力して、活用していっていただきたいというふうに思います。
 その点でホームページの活用が一番現実的だと。平和記念館を箱物でつくる、またスペースをとるのは常設でもなかなか難しいということは、この間求めてきましたけども、難しい部分も語られてきました。戦争の体験と含めて、目で視覚的にわかるものの記録もしっかりと残していく必要があるというふうに思います。前の質問者の質問で、どのくらい市が戦争にかかわるものを持っているのかということに対しての質問があったかと思うんですが、答弁がなかったんじゃないかというふうに思います。
 実際に市民が持っているものなどは、今デジカメだとか、そういうもので記録することができるので、証言とあわせて、そういう赤紙ですとか、食料の配給の券ですとか、そういうものを持っていらっしゃる方、また、焼夷弾の不発弾を持ってらっしゃる方とかいらっしゃる中で、そういうものを記録することっていうのも考える必要があるんじゃないかと思うんですが、アーカイブ化という点で、見える視覚的な記録というのはどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。
 また、戦争の体験談として戦没者慰霊と平和を祈念する集いは、被爆者の体験談はとても毎回胸に刺さるお話です。また、実際に被爆者の実相とあわせて、戦争体験談も話していただける機会をつくれたらいいんじゃないかとも思います。この点で、より参加者をふやしていく、その集いに足を運んでいただける若い世代をふやしていくという観点からも、戦争体験を伝えていくという点からも、被爆者とあわせて戦争の体験を語ってもらうということを反映させていくっていう検討はされてないんでしょうか。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  先ほど、別な委員さんの御質問の中で、済みません、お時間が余りなかったのですごく早口で申し上げましたので、ちょっとお聞き取りにくかったかなと思うんですけれども、一応市が持っている資料といたしましては、先ほど御質問にもありましたパネル──今回買い足しますけれども、そういうパネル、原爆と人間展のパネルを含めて幾つかのパネルを所有しております。航空写真的なものですとか、そういうものを持っております。
 それから、以前につくりましたビデオですとか、それから書籍のようなものも幾つか持っております。それから、早口でも御紹介しましたけれども、図書についてはほかにも幾つか持っておりまして、国際交流センターのほうで日ごろから貸し出しも行っております。それから、もちろん市立図書館のほうでも書籍は持っておりますし。あと、今──焼夷弾や赤紙というお話は本当に物ですね、ということもありましたけれども。済みません、三鷹の市内で市役所が幾つ持っているかというのは私の今手元にはございませんけれども、確かに以前、8月15日の集いなどをやるようなときに、市民の方がお持ちのものをお借りをして展示をしたりとか、市民団体の方がそういうものを持ってきて展示をなさったりとかしたこともあるかと思いますので、実際に三鷹市が所有しているかどうかは別にして、市内にそういう貴重なものがあるということは恐らく事実であろうかと思います。ですので、今委員さんがおっしゃいましたとおり、写真に撮らせていただいて記録をさせていただく。もしくは、所有者が了解をしてくだされば、ホームページに載せていくなどということは可能だと思います。
 今回、このアーカイブ化というのは、本当に片仮名で恐縮でございますけれども、まずは記録をする、散逸をしない、お元気なうちに物が散逸したり、それから御本人様がお元気なうちに記録をさせていただくというところを、まずは始めましょうということで取りかかり始めておりますので。おっしゃいましたとおり、やはりホームページ上に載せていくことで、広く三鷹市民、お若い方、それから三鷹市民に限らず、いろんな方がアクセスをして、情報を手にしていただく。どこかの場所に行くのではなくても情報を手に入れられるということも大変貴重なことかなと思いますので、緒についたばかりではございますので、今トータルでここまでできますということまでは全部は申し上げられませんけれども一歩一歩、歩を進めてまいりたいと思っております。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。物についてはいろんな方が持っていらっしゃると思いますので、その目録ではないですけれども、集められなければ、それをしっかりと誰が所蔵しているのかっていうのを管理して、それがいつまでも残っているという保障がないんですね、やっぱり物でも。引っ越したり、いろんな事情で整理するっていうこともありますので、ぜひその点でも、アーカイブ化と証言とあわせて記録に残せるように取り組んでいただきたいと思います。
 そして、最後に8月15日の平和を祈念する集いに向けて、新しくパネルも購入して、より充実したという状況のもとで、7つの住協を巻き込んだ平和事業を8月の平和月間を軸にして展開していくことが、その集いにより多くの人を足を運んでもらえることにつながっていくと思います。この点で住協との連携をしたその平和の推進事業っていうのを展開することができないのか。パネル展示なんかも移動してやっていくようなこともぜひやっていくということとあわせて、8月15日の慰霊の式典を、それこそ映像として流して、ホームページにアップするようなことも考えることも、当日、8月15日は帰省の時期ですし、平日であれば、昼間ですから働いている人は参加できないわけですから、行きたくても行けないっていう方もいらっしゃると思うんですね。そういう人たちが見れる環境づくりをつくることもプラスになると思いますので、検討していただきたいというふうに思います。
 リニューアルのオープンに基づいて、磁気ループですけれども、この受信機ですね、20ほどっていうことで、公会堂、今度のところは全体でほぼ装置があれば、受信機があれば受けられるわけですよね。ですから、この数を充実させていくことはとても重要だと思います。実際に演説会などで行くと、受信機がなくて聞こえないっていう方も大勢出ます。この点での充実をしていただくのと同時に、やっぱり知られて、使われないと意味がないっていう点で、当日、私も会場を見させていただいたんですけども、磁気ループの装置があるということを知らせる表示というのは、わかりやすいところに全体についているんでしょうか。いろいろな耳の聞こえにくい、音の聞こえにくい人たちへの補助システムがありますよっていうことを知らせるマークがあります。こういうマークを取りつけることっていうのは、それも、誰もが見てわかるようなところにつけておくことが必要だと思うんですが、この点での対応はされているんでしょうか。


◯委員長(伊藤俊明君)  平和祈念式典については、平成25年度より民生費化されておりますので、その点、答弁に御配慮をお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  非核・平和事業について、住民協議会等の連携で進めてはどうかということについて、私からお答えいたします。住民協議会は基本的には自主・自立的なそれぞれの取り組みの目的や方針を年度ごとに決めて進めていらっしゃいます。ただ、例えば東日本大震災のときには、被災地支援で独自のことを始められて、お互いに情報共有しながら取り組みをされるとか、臨機応変にいろいろな取り組みをされています。例えば平成24年度であれば、スポーツ祭東京2013の普及啓発ということもあって、子どもたちが描いたポスター展の巡回展などもやっていただいています。
 そういうことで、実は3月2日の内覧会のときに公会堂でごらんいただいたと思うんですが、平和カレンダーを25年分集めた展示をいたしましたら、これはぜひ公会堂だけではなくて、各地域でも見たいというようなお声が届いておりまして、そうであるならば、これは住民協議会の皆様と連携しながら巡回展というのもあり得るのかなと思っています。そういうこととあわせて、せっかく新しくパネルも購入するということになっておりますので、三鷹市役所で展示するということが多いわけですが、なかなか市役所までお運びいただけない方のことも考えれば、住民協議会の皆様の取り組みの中で、この非核・平和事業が入ってきているとも思いますし、ぜひ自主性を尊重しつつ、この取り組みについては非核宣言都市である三鷹市として、連携して各地域でそのような事業ができるようにできるのではないかなとも思っています。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂の磁気ループの表示の件で御質問ございました。現在は、光のホールの正面玄関、自動扉がございますけれども、そこのところにまず1つ表示してございます。また、さんさん館のほうも事務室側の部分の壁に外から確認ができるような形で表示をしているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  気づかなかったっていう点で、いろいろなところから入ってくることのできる施設ですし、人が多く入って、ホールの中でも気づけるような、こういう施設があるんだっていうことをお知らせすることができる工夫をぜひしていただきたいというふうに思います。
 私、一般質問の中でもこの磁気ループの取り組みをされているっていうことで、本当にスタートだというふうに思います。公共の施設モデルにもなるんじゃないかということでお話しさせていただきましたけれども、高齢者が市政の相談とか、また手続をするときの窓口ですとか、小さな集会をするような場所などにも必要とされる補助施設だというふうに思います。将来的に、この市民センター全体の中で普及させていったらいいんじゃないかと思われるような場所を、市長はどのような箇所だと思いますか。


◯市長(清原慶子さん)  この磁気ループについては、やはり公会堂のように一定程度大人数が集まって、しかしながら、お一人お一人になかなか声が届きにくい方の場合に、それを情報保障するという意味で設置するのが有効だと思っています。ですから、小さな会議室等ではやはり皆様の御配慮、あるいは補聴器等によって、あるいは骨伝導で伝えるようなものによってどうにか補えるんですね。ただ、せっかくの芸術文化の舞台でありますとか、そういうところでは難しいので。現在、芸文センターはどうでしたっけね。芸文センターはまだですよね。公会堂が初めてということでしたので、今後、公会堂での利用の頻度でありますとか、あるいは利用者の声などをアンケート等で把握させていただいて、本当に端緒ですので、その有効性を検証しつつ、もし仮に今後展開されるとしたら、そういう大人数が集まる施設からではないかなっていうふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  本当に初めて市内でも施設で導入するので、検証は必要だっていうふうに私も思います。その上で検討を進めていってほしいと思うんですけれども、窓口での個別的なパネル型の磁気ループもあります。聞こえることによって、安心してその中身がよくわかるっていう、スムーズに業務を進められるっていう点でも、聞こえに不自由な人に対しての優しい市政、市庁舎になるので、ぜひ検討課題にしていただきたいというふうに思います。
 最後に、地区公会堂の点で、32カ所のうち29カ所、日曜開いていると。3カ所、実際にされていないところがある。これ、理由は何ですか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  その3カ所の理由でございますけども、先ほどもおっしゃられておりましたように清掃による休館、それから管理人さんが店舗もあわせて営業しているというところもございまして、そういったことで休館をさせていただいているというところでございます。


◯委員(栗原健治君)  地区公会堂の利用のルールでは、使ったら片づけもしますし、清掃もしますし、1日かかるような状況にはない。その管理者に対しての負担は当然ありますけれども、ぜひ土日使えるような施設として利便性を高めていく努力をしていただきたいと思います。
 また、施設の利用という点で、今では和式を使ったことがないという世代も随分ふえてますけれども、トイレの洋式化を進めていくことも重要だと思います。まだまだ和式が残っている地区公会堂があると思いますけども、その残ってる場所と改善を求めて、どのような考え方を持っているのかお伺いしたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  現在、地区公会堂の改修につきましては、バリアフリー化も含めまして順次計画に沿って改修をしているところでございますので、今後もその計画に沿って1つずつ順番に改修ができればというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  ぜひ、洋式トイレの普及はこれから高齢化する中でも重要ですので、積極的に進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  現在、日本共産党の質疑の途中ですが、委員の皆様にお諮りいたします。本委員会の審査要領において、会議は原則として午後5時までとすることが確認されているところですが、しばらくの間会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 それでは、質疑を続けます。


◯委員(森  徹君)  私は、これでいきますと、予算概要の63ページ、それから予算説明書の11ページ、いわゆる新川防災公園、それから、もう一点は、この予算説明の119ページの箱根みたか荘、この2点について質問させていただきます。
 最初に、新川防災公園のことについて質問いたします。ちょっとこれは私がつくった資料なんですが、見ていただきたいんですけども、ここが新川防災公園ですね。この円はいわゆる500メートル範囲と、これが井口のグラウンドで同じような500メートル以内。この間が一般代表質問のときの1.65キロという答弁がありました。まずちょっとこれを頭に入れておいていただきたいんです。それで、この新川防災公園は一時避難地と、緊急避難の場ということの条件があるわけですが、昨年の1月17日の総務委員会、この部長答弁で避難所の面積1人当たりという点では、ここは7,450人が500メートル以内で避難圏域と、そういう点ではこのスペースは適正だという御答弁があったと思います。
 しかし、実際に体育館施設をこの地下に埋めてるわけで、ここはフラットでないですね。そういう点では平地の面積が少ない。いわゆる緊急避難の場としては、国の基準では平地の面積換算というふうに理解するんですが、平地部分の面積というのはどのぐらいあるんでしょうか。これを最初にお聞きしたいんです。


◯企画部調整担当部長(内田 治君)  済みません、直ちに平地の面積を今正確に答弁する資料を持ち合わせておりませんが、1点、この一時避難場所としての防災公園の面積につきましては、必ずしも完全なフラットということでないんですね。国の避難場所の設置の説明の中にも、緩やかな傾斜というのは当然想定の範囲内であることと、それから、防災公園の1.5ヘクタールをもとに今回、避難人口の御説明しておりますけれども、それにあわせて、今回の場合では、先ほども話題になっておりましたような周辺のスペース、東側、西側にも広場がございますが、そういう都市公園としての位置づけ以外の空閑地も含めての広さが十分にございますので、御心配には及ばないのかなと、このように考えております。


◯委員(森  徹君)  そこをちょっと心配して質問しているわけですよね。市の資料は非常に広い、上から見てますから、どこが斜面なのかわかりませんけども、平地の面積というのは大体半分ぐらいじゃないだろうかと。そうしますと、実際には高齢者その他、やはり防災公園、私どももいろいろ視察等で見てきてますけども、ほとんどフラットですよね。広さはもっと大きいところがありますけども、狭いところではこういう場所はないんですが。防災公園の基準に照らしていろいろ問題があるんじゃないか。昨年の予算委員会では、市長の答弁では防災ヘリは利用できないということをお認めになりました。私ども、昨年市政アンケートをやりまして、市民の皆さん方から多くの回答を寄せられているんですが、そういう中で防災公園認知度ですね、だんだんと認知度が上がってきておりまして、計画を知っているという人が58.5%、知らないという人は31.9%ですね。だから、32%弱の方がまだこの計画知らないと。それから、知った方で、計画をこのまま推進という方が11.6%、再検討、見直しというのが42.6%と、こういう結果も出ております。
 私の代表質問で、市長は防災拠点として活用すると言っておりますけども、この防災拠点のどういう項目が必要かという一覧がありますよね、防災公園。この中で、例えば緊急物資の備蓄場所は二重丸と、それから、緊急避難の場や、一時集合住宅、避難中継地と。だから、物資の備蓄とか避難をするという点では、ここは必ず必要だと。当然ここにはヘリポートも必要という項目になっています。防災公園のこの三鷹市の場合の一時的避難地、ここの10項目のうち緊急物資の中継・一時保管場所、それから緊急物資の備蓄場所、消防、救援、医療・救護活動支援用地、救援・復旧活動基地というふうになりますと、やはりオープンスペースが必要だということだというふうに考えます。そういう点では、平地の面積が少ないのが非常に欠点ではないか。果たしてこれで防災公園って言えるんだろうか。この防災公園の基準に照らして、役割が果たせないんじゃないか、このように非常に心配するんですが、この点は部長、どうでしょう。


◯副市長(河村 孝君)  防災公園として国が認めて補助金を出すわけですから、ここで認める、認めないの話じゃないんじゃないんですかね。せっかくもらえるものを、もらえないようにしたいとしか思えない御質問だと私は理解します。今までなかったわけですから、これがプラスされているわけですよね。一時避難場所としては周辺の小学校、中学校も含めて使えるわけですし、それから、防災のヘリは基本的には東京都の計画でも、調布飛行場のところも大量に物資を持ってくるためのそういう飛行場としての活用もありますし、三鷹市でも一中のところを使えるようになっている。それから、杏林には立派なヘリポートができましたよね。あれも至近距離ですよ。だから、そういうことを全体として考えれば、防災拠点として中枢の防災センター的な機能を果たす、上のフロアのそういう防災センターみたいなのができるわけですから。
 ですから、そういう意味でいうと、やはり、そういうものの中核として位置づけていくことについて何ら問題ないんじゃないんですかね。プラスアルファ、これだけの強力なものができるということをぜひ御理解いただきたいというふうに思います。


◯企画部調整担当部長(内田 治君)  冒頭の質問で、平面な場所はどうだと、避難に適した場所としてどうだというようなところがありましたけれども、ちょっと関連してより具体的に御説明しますが、質問委員さんもおっしゃっていただきました7,450人というのも、計算上、もちろんはじき出しているものですが、それぞれのこの2ヘクタールの敷地の中のどの場所に何人と、こういったような人数もきちんと想定をしながら対応をしておりますので、そういう意味で御心配なくということでございます。
 また、ヘリポート云々のお話も、御承知でおっしゃってるとは思うんですが、防災公園のこの整備事業にヘリポートが不可欠であるかのようなおっしゃり方をしていますが、必ずしもそういうことは全くございません。この間のUR都市機構の防災公園街区整備事業の全てにヘリポートがあるということも、もちろん御確認をいただければおわかりのとおりでありまして、必要な機能を周辺の防災ネットワークとともに整備をすると、こういう考え方で副市長が答弁されたとおりでございます。


◯委員(森  徹君)  市長の答弁が防災拠点として活用する。代表質問の答弁でこうなっているわけですね。私はそういう一時的避難地となる防災公園、ここには本部スペースだとか、ヘリポートだとか、先ほど挙げた10項目が位置づけられているんですよね。これに基づいて、本当にこれが防災拠点として安心なのかと、大丈夫なのかという点、そういう角度から質問をしているわけです。
 それで、市民の皆さんからのアンケートの中ではこういう内容がありました。市の広報を読む限り、これだけ便利になりますということしか読み取れず、他の方向からの意見がわからないと。計画のメリット・デメリットを明確に提示してほしい、こういう声が寄せられております。そこに、やはりこの計画を推進というのがまだ11.6%、見直しというのが42.6%という状況じゃないでしょうかね。この点をやはりしっかりと見ていくことが必要だと。
 それから、井口の500メートル以内、私はそれなりに計算してみました。そうしますと、ここでは周辺8,750人、約ですけども、これぜひそちらも、市のほうも計算していただきたいんですけども、新川防災公園よりも1,300人、この500メートル以内で多いということで、ぜひ抜本的な見直しを求めるところであります。やはり30年後、40年後、市民の皆さん方が一体誰がこんな施設をつくったのかと、市民から言われないように改めて抜本的な見直しを求めて質問を終わります。失礼しました、この防災公園について。資料は、これ首都圏南西部の広域レベルの防災拠点の機能は下記のとおり整理されるというホームページ、これから出ております。
 じゃあ、次に、時間が過ぎておりますので、箱根みたか荘について質問に移りたいと。それから、みたか荘では、この平成25年度に売却の方向ということが示されております。売却するなら早く売れというような質問もありましたけども、総務委員会の質疑の中ではかなり厳しい質問、意見も出されたように聞いております。ピーク時から6割以下に減少ということですけども、利用者が減ったといっても年間1万人以上利用していると。この12年間、年間1万人以上が利用して、市民の利用も8,500人、リピーターが多いという点では市民に愛用されてるというふうに考えておりますが、この認識あるんでしょうか。いかがでしょうか。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  今、数をおっしゃっていただいた箱根みたか荘の利用状況ですね。基本的にはリピーターの方をして実質に御利用いただく4,762人というこの方が、これは平成23年度でございますけれども、市民の3%に満たないという数であります。こうした状況の中で、広く市民に利用されるということを初期の目的としてつくった施設がこういう状況にあるということは、私ども担当としては、とても残念だなというふうな思いを持っています。


◯委員(森  徹君)  愛用されているかどうかということをお聞きしたわけです。ちょっとこれに対する具体的な御答弁がなかったんですが。実は、先週の土曜、日曜、みたか荘に御夫婦で行かれた方が、向こうに着いたら、いや、この施設はもう今年度で廃止なんですよということを知らされて、びっくりしましてね。それで、私ども、このことを来年度の予算の内示の説明をもとに、今地域にこういうことですよということで紹介していますけども、そういう実態で、これ、なくさないためにどうしたらいいんだろうかという相談も寄せられております。市民の皆さん方、本当に残念だと、本当なのかと、そこまで三鷹市っていうのは財政が厳しいのかと。何か聞くところによると、多摩青果の跡地は相当お金かけて進めてるようだけども、どうなんだろうかという声が寄せられました。
 このプロジェクトチームのこのあり方検討チーム資料を読ませていただきますと、不動産市況というところで、箱根の保養所は都心から近く、交通の便もよい。安定した多数の観光客動員力は現在でも健在、このように専門家が評価されていると。そうしますとね、利用者が落ちてるんだったら、普通どうするんでしょうか。ぜひ、こういうすばらしい施設、使ってくださいっていうふうに、まず市役所の仕事としてPRすることじゃないでしょうかね。企業だったら当然そうだと思うんですね。市長を先頭にPR活動っていうことも、社長先頭にっていうことがあるかもしれません。やはり売るということよりも、努力することってのがあるかと思うんですけども、先ほどの市民の方が泊まって、楽しみにして泊まりに行ったら、ここはなくなっちゃう。この利用者アップに努力すべきだと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  私、市長に就任して10年間、箱根みたか荘及び川上郷自然の村については、担当職員のみならず、本当にいろんな形で利用していただくための努力をしてまいりました。それを御承知の上で、さらにもっと努力せいという御質問だとしたら、私たちはもうある程度限界まで努力をしてまいりまして、その上で判断したということをお答えするしかありません。
 例えば三鷹市民の皆様の動向については、担当部長がかねてから代表質疑でもお答えしてきたとおりでございまして、何よりもいい立地であり、そして、お泊まりいただいた方の満足度が高いってことは本当に誇らしいことです。いい立地を選び、そして温泉つきであると。しかしながら、私も直接あの場所を伺って、その当時泊まっているお客様のお声も聞きましたけれども、市長、市のバスが出ているから来ることができましたよと。みずから、もう若いときは車運転できたけれども、今は小田急に乗るのもしんどい。ですから、市がバスを出してるんですよ。でも、それを利用されない方については、市がどうしてそこまでするのかっていうお声が届いていることも事実でございます。
 市民の皆様の声は多様です。ですから、行って、そこがよいと満足していただける声も届いています。けれども、次は近くのところに行っても、このごろは安いからねというお声も届いているわけです。ですから、リピーターの方もいらっしゃいますが、一度来たら、次は別のところという方もいらっしゃいますし、これは市が公共の施設として確保し続けることが妥当なのかどうかという、この2013年の判断なんですね。
 ですから、10年かけてきました。努力をしてまいりました。ただしですよ、私たちはいろいろ趣旨、意義を判断しなきゃいけませんから、川上郷自然の村については、それぞれ改修費もコストもかかりますが、子どもたちのために有効な効果も上がっているというところを鑑みて、直ちに売るというのではなく、慎重に検討しようということになっているわけで、客観的に利用者の声もお聞きしながら検討しておりますし、利用については四市行政連絡協議会で、武蔵野市の皆さん、小金井市の皆さん、西東京市の皆様にも御利用いただくっていう形、あるいは企業PRもしておりますし、だから、これだけ維持できているということが現状だと思います。
 したがいまして、私としては、まず、するのは利用者をふやすことじゃないですかという御質問なので、これまで10年間一生懸命やってきて、この横ばいです。あるいは、下降現象ですっていうことをお答えしなければなりません。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  市長の答えに少し補足をさせていただきます。三鷹市として、この利用者拡大のために、代表質問でもお答えした市報やホームページのほかにも、各商工会、あるいは商店会、それから市内の大学等にパンフレットをお送りして利用促進をしたりしています。それから、駅伝や農業祭でパンフレットをお配りしたことも御紹介をしていますし、それから、指定管理者のほうもバスツアーを企画したり、当然ホームページ、それからダイレクトメールなどを使ってこの利用PRをしていると。3回も行っているわけですけれども。そのほかに四季折々のサービス向上のために、例えば子どもの日の餅つき大会だとか、母の日、父の日の宿泊者へのプレゼント、それから誕生日のプレゼント、そうしたことをやりながら、あるいは御紹介しながら利用者の拡大を図っているところでございます。


◯委員(森  徹君)  やはり努力をされてきたと、努力してきたんでしょう。しかし、土曜日に箱根みたか荘に行った方が廃止だと。そういうことを知らないで行ってるわけですよね。やはり行って驚いたということだから、もっともっとやはり、この間もっと利用してくださいというPRが必要ではないだろうかということです。
 それで、これも総務委員会で質疑されたことだそうですが、いわゆる周辺市が廃止したと。ここは廃止した周辺市の施設には温泉がないと聞いていますけども、三鷹市の場合には源泉を持ってますよね。この周辺市には温泉がないと聞いてるんですけども、それは事実なんでしょうか。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  私ども、このプロジェクトチームで検討した報告書にまとめた他市の状況、これについては温泉施設はないというところでございます。


◯委員(森  徹君)  このあり方検討チームのページ、8ページですね。ここには他市の市民保養所の状況というところの中で、専門家の話だと、先ほどの人気があると書いてあるんですが、売却に当たっては、施設の廃止後、できるだけ速やかに売却することが重要であると。これは、温泉を持っているからだと、そこにメリットがあると。だから、今売却すればということに読み取れるんですが、その辺はどのような検討、既にそういう不動産関係も含めてそういう話し合いっていうのは進んでいるんでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  まず、この方針について今回議論をしていただいているのが市議会がまず先でございます。私たちは市議会に御提案して、予算の中で方向性を示させていただいて、そして御議論いただいて、それから動き出すわけでございますから、売る当てがあるから提案するというようなこと、本来は市民の皆様の大切な財産ですから、かなり詰めてから提案するというのもあり得るでしょうし、民間企業ならそういうことをするかもしれません。けれども、私は、私の口からまだ市議会で御議論いただいている中、市民の皆様に箱根みたか荘をやめますというようなことも、まだ慎重に私は私の立場では言ってないぐらいでございまして。ましてや、全くの可能性を判断しないでチームが報告書をまとめるっていうわけにもいかないわけですから、本当に、何て言うんでしょうかね、万万が一、仮にみたいな、そんな感じですね。それで感触をつかむしかない。そういうことでございますので、何か特定のところが決まっているとかっていうことは全くございません。


◯委員(森  徹君)  この8ページには、このように書いてありますね。専門家の話では、箱根の保養所は都心から近く人気があるとのことで、金額面などの条件次第では売却が可能であると言われていると。ただし、売却に当たっては、施設の廃止後、できるだけ速やかに売却することが重要とのことであると。これは、そういう情報をどこからか聞いたという、市長の御答弁ですと、こういうことをどこからか聞いたと、そういうところの施設であるという御答弁だったというふうに思います。そういうふうに理解します。
 やはり市の方もいろいろ努力して、平成17年度までは毎年6,000万円の支出と、平成18年以降は年間1,000万円以上の縮減に努めてきたという点で、今高齢化社会に向けて、このみたか荘の役割、非常に大きいんじゃないかと。先ほど、戦後の記録の問題もありましたけども、今の60代、70代の方がここ、利用が多いんですけど、この方々は戦後本当に苦労されてきた。だったら、しっかりと施設を大切に維持して、長くこれを使ってもらうということにこそ三鷹の価値があるんじゃないでしょうかね。
 市長、施政方針で三鷹市の価値を高めると言われましたけども、売却ではなく、本当にこれをしっかりと市民に利用していただくと。特に築30年たっても、あの施設というのは、入ると非常にロビー広いですよね、天井も高くて、今でも非常にデザインとして斬新だし、古さは感じませんよ。ああ、これなら市が売却してもしようがないな。やはり、ここに今なら速やかに売ればということが見えるというふうに思います。三鷹市の価値を高める点でも、これを売却する方向ではないと思いますけども、この点いかがでしょうか。


◯副市長(津端 修君)  まず保養所の利用促進というふうな話ですが、この保養所はもともと利用を高めれば高めるほど赤字が出る、そういうシステムになっているんですね。ところが、そういう前提でスタートしたのは事実です。今、一定の役割を終えて、また同様の代替施設が普及している中で、そうしたことが今の時代で果たして適切なんだろうかどうかということを考えて、ここで一定の結論を出したわけでございまして、売却、売却と言いますけど、売却は先ほど市長がお答えしましたように、売却するために廃止するんじゃないんです。とりあえずは、一定の役割を終えたという判断のもとに、これを見直したいということでございます。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  先ほど専門家の話を引用されて、このように理解するというような内容でお話がありましたが、これはあくまでも一般論として専門家から聞いておりまして、この箱根みたか荘を個々具体の案件として聞いたものではありませんので、その点だけ申し添えます。


◯委員(森  徹君)  市の施設はですね、使えば使うほど赤字が出るっていう、この副市長の御答弁というのはね。例えば、公共施設にはそれぞれの目的がありますよね。ありますね。特に箱物をつくると、そのランニングコストはかかりますよね。しかし、それが今本当に利用されているこの施設、当然その運営費の差額っていうのは税金投入するのは当然だと思うんです。当然だと思いますよ。
 まして、いろいろ苦労しながら、最後ここを売る以外ないんだというんではなくて、片や大型の公共事業を進めようとしているわけですよ。ここだっていずれ経費かかってくるでしょう。施設維持すればするほど赤字っていうふうになるでしょう、その考え方で言うならば、公共施設。それは、やはり答弁には、やはりならない。やはり改めて市民の皆さん方にしっかりと、市長も敬老金廃止になりましたけども、お年寄りのところをずっと回っていろいろ意見を聞かれてきたわけですから、そういう点でしっかりと見直しが必要ということを要望して、要求して質問を終わりにします。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(半田伸明君)  最後になりました。もうしばらくおつき合いください。予算説明書105ページ、事項4.広報みたか発行費でございます。過去3年の予算推移としては若干微減ですが、7,672万円から7,525万円、7,453万円ということで、かなり経費を削られている。努力なされていることは評価をしたいと思います。そもそも論として「広報みたか」が伝えるべき内容とは何かということを考えた場合に、今、月2回の発行を、例えば月1回に減らす。そのかわり月に1回にする分、ページは若干ふやすなどの工夫をして、伝えるべき情報をより狭めて、これだけはピンポイントで伝えなきゃいけないというふうな市報にリニューアルをして、発行回数を減らすという方向性は考えられないものなんでしょうか。
 今は、例えば市民活動の団体の紹介、それも確かに重要だという指摘もあろうかと思います。市長のコラムを初め医師会のコラム、いろんな情報盛りだくさんでございます。そういったのを情報を若干取捨選択をしながら狭めるという方策を考えることはできないだろうかということを、まずお伺いをしたいと思います。
 質問の2つ目、同じく105ページになります、事項8ですね。音声・映像広報費になります。これはケーブルテレビさんの関係だと思うんですが、過去3年の予算推移でいいますと、1,965万円から1,897万円に落としてと、それで今回もそうだと。ケーブルテレビへの委託料の1,638万円のこの実態、どういうことになっているのか。つまり、委託料の中に含まれているのはほとんど実は人件費ですとかですね、いやいや、実は経費が多いんですよとか、いろいろあろうかと思います。その委託費の実際はどうなっていらっしゃるんでしょうか。
 これはどういうことかといいますと、実はケーブルテレビの放送サービスの加入者数が13万5,153から12万248、つまり減ってるわけですね。そういった状況で、果たして同額でいいのかっていう問題提起でございます。しかも、加入者のうちに市側の出してる番組を見る人、見ない人、当然分かれると思います。ここについて、やはり一定の精査が今後必要になってくるのではないか。放送回数の減を考えてもいいのではないか。そのあたりを含めまして、委託料の抜本的見直しを求めたいと思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、早口でごめんなさい、107ページになります。企画費の中ですね、事項の2、市長表彰関係費ということで、市長表彰記念品購入費ということでございます。これはいわゆるベストプラクティスということだと思うんですが、清原市長が市長として就任なされた平成15年以降の決算状況を拝見しておりますと、5万円、7万円、9万円、8万円、10万円、14万円、12万円、15万円、18万円と、平成23年度の場合は、予算が15万円に対して18万2,000円というような状況でございます。これは、実際に表彰なされる方の対象がふえたのか、それとも、表彰するときの──たしか盾ですかね、その単価が高くなったのかについて、お聞かせをいただきたいと思います。
 質問の4つ目、109ページになります。事項の10ですね。三鷹国際交流協会運営費補助金1,037万5,000円ということでございます。過去数年間、削減をなされてきたその経緯は高く評価をさせていただきたいと思います。そこで、改めて根本的な議論をここで確認をしておきたいと思います。国際交流事業は本来住まう人たちの自主的な活動として行われるべきことではないでしょうか。市が多額のお金をつぎ込んで行うべき事業なのかは疑問をやはり感じます。例えば常務理事ほか、固有の職員を置いてまで行う事業といえるのかどうかですね。例えば町内会の活動にしても自主的に行われるべきである。自助、共助という話もございますが、そういったことを考えた場合に、外国人を対象とした活動といえども同じように考えていいという価値観はあるのではないでしょうか。
 グローバル化が進んだような今の現状でございます。既にこの協会の役割は終えたと考えることはできないでしょうか。フルスペックの行政がこの小さなまちに必要だとはちょっと思いがたいですね。真に必要なことと、そうではないものを仕分けをしなきゃいけない時期に入りますので、この部分については、この協会はいわば独立採算として市から切り離す検討を開始すべきではないかと考えますが、御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 質問の5番目になります。同じく109ページ、三鷹ネットワーク大学管理関係費でございます。これについては、運営費については平成17年度から開始をされております。決算ベースで見ますと、初年度は3,839万円だったんですが、そこから8,000万円台に行って、それで7,789万円、4,798万円と推移していると。平成23年度の予算の段階では7,866万円でしたが、実際は決算では大分半分近く落ちているような状況でございます。平成24年度予算は、今まさに今年度なんですが7,222万円で、今回は若干下がって6,937万円、そういう状況でございます。
 平成23年度の受講者数ですが、事務報告書をちょっと拝見しておりますと、8,478人という数字がございました。ちょっと若干、1つの例として出します。先ほど箱根みたか荘の質問ございましたですね。総務委員会で箱根みたか荘の関係で、市保有宿泊施設・校外学習施設のあり方検討チーム報告書ということで、その中で1万193人の総利用者数に対して、市民等の利用者数が8,508人と、実利用人数は4,762人と、18万市民で割ったら、先ほど質問の答弁にも3%未満というお話がございました。この基準は非常に大切だなという目で見ております。では、このネットワーク大学に関していいますと、どうなるかというと、今回は予算で4,703万円ということなんですが、これを8,478人ということで割りますと、1人頭の恩恵としては、大体ざっくりとした数字なんですが5,500円台になります。8,478人という数字が固定化しているのであるならば、この受講者数の受ける恩恵ということを考えた場合に、ちょっとやはりこれは固まってるのではないかという感じを受けます。
 先ほど8,478人という数字を出しましたが、18万市民との対比、さっき箱根みたか荘で3%っていうお話がございました。この8,478人を18万市民で割りますと4.7で、実はそんなに差はない。このように考えてくると、ネットワーク大学も見直しを考えるべき時期なのかなと、あくまで数字を見ながらそのように思ったわけでございます。平成24年とことし、予算ベース、それまでの決算ベースということで数字を出しますと、ネットワーク大学管理関係費だけで6億5,000万円弱支出があったことになり、当初の整備費を合わせますと、実に11億5,000万円にもなる一大事業となったわけでございます。もちろん、この期間、七、八年ですか、会員数の増減もあろうかと思いますが、特定の人に恩恵が行っているのか、行っていないのかをいま一度検証し直す時期に来ているのではないでしょうか。場合によっては廃止もあり得るのではないでしょうか。
 そもそも駅前開発の関係で床の買い取りのことを、以前このネットワークのことについては当初からそういう議論ありましたけど、例えば実際には民生費の問題になりますけど、待機児の問題とか、ほかにも優先課題いろいろございます。床の転用ということを考えて、ネットワーク大学のあり方については、いま一度ちょっと立ちどまって、過去を振り返りながら、今後これは続けていくべきかどうかを考えるべき時期に来ていると思いますが、お考えをお聞かせをいただきたいと思います。
 質問の6番目になります。111ページ、新川防災公園ですね。事項1ですね。これなんですが、これは施政方針にグラフがございますよね。平成29年度ですか。ごめんなさい、66ページですね。土地を売ることを前提として、公債費及び市債残高の推移ということでグラフがございます。このグラフは土地を売れることを前提としたグラフになっておりますが、一応確認をしておきたいんですが、万が一土地が売れなかった場合のことを考えた場合のグラフっていうのは、おつくりになっていらっしゃるのでしょうか。あわせまして、この点につきましては、今後5年間に分けて借り入れを発生させるわけでございますが、据置期間いろいろございます。そういったことを含めて考えた場合に、返済のピークは何年度に幾らぐらいになるだろうというふうに見積もりをとっていらっしゃるのであったら、教えていただきたいと思います。
 次の質問に移ります。125ページになります、飛びます。事項10.星と森と絵本の家管理運営関係費でございます。これについては、まず市外の利用者の人数のカウントはとっていらっしゃるのでしょうか。そこをまずお聞かせをいただきたいと思います。あと、この星森については2,188万円ということで載ってるんですが、実際には、課長さんが1人と、あとたしか主事の方がお二人行ってらっしゃるかというふうに思っております。そこで、参考資料の119ページを拝見いたしますと、部課長職を初め給与の平均値、最高、最低の金額が載っております。あくまで大ざっぱな数字なんですが、そういったものを掛け合わせていくと、例えば期末手当とかを含めて3.95ですか、合計で15.95、及び共済費などを考えた場合に、非常にざっくりした言い方なんですが、2,400万円ほど実際は上乗せされている実態になっているのではないでしょうか。平成23年度決算だと2,369万円で、今回については2,188万円の予算になっているわけなんですが、実際のこの星森にかかっているコスト、人のコスト及び事業のコストってことを考えていた場合に、これが実際に正職のコストが反映されてない数字になっているわけですね。
 そう考えていった場合に、質問になりますが、果たして星森に常駐しなければいけない職員さんは正職員である必要があるのかどうか。なぜ正職員でなければいけないのか。天文台という相手方とのおつき合いもあるかと思うんですが、先ほど市外の人数を調査しているんですかという質問をしましたが、これもある意味固定的な部分が見え隠れするようなことであるならば、どこかでやっぱり廃止に踏み切ることも一旦考えなければいけないのではないでしょうか。人件費全体が見えないこと、及びリピーターの内訳、そういったことについてどのように捉えていらっしゃるのかを教えていただきたいと思います。
 次の質問になります。127ページ、安全安心パトロール関係費でございます。せんだって厚生委員会で、安全安心課の方から治安状況の改善ということで御報告をいただきました。治安状況の改善については大変喜ばしいことなんですが、ここから先は考え方だと思うんですが、治安状況の改善がなされてきた今現在、市政嘱託員の4人を例えば半減をすることはできないでしょうか。それとも、逆にこれを8人にふやして、もっと減らすという価値観でいくべきなのか。この辺については安全安心コストをどのように考えるかにもよろうかと思います。基本的な御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 その下、安全安心メール関係費でございます。これについては、例えば市内で犯罪が発生した場合に、メールけいしちょうというのがありますよね。実際に、例えば小金井の安全安心メールとかを見ておりますと、それがすぐ反映されてるような状況がたまには見受けられます。一方、我が市の場合の安全安心メールの現状は、実際は放射能お知らせメールになっている。市内に犯罪が発生した場合には、反映しているときもあれば、反映していないときもある。ここで安全安心メールの存在意義を考えていった場合に、市民の皆さんに安全安心の状況をいかに早く伝えるかということを考えていった場合、餅は餅屋の発想で、メールけいしちょうなどのほうをどんどん御紹介することによって、この安全安心メールを1回廃止することも考えてみたらどうかと思いますが、御所見をお聞かせをいただきたいと思います。
 あと、最後になります。141ページ、経済センサスの話です。市内の小売業の集計、小売売上高とかですね。平成19年度に、6月時点でしたか、その数字が残っております。東京都の都市統計とかにも数字が載っかっております。実際に経済センサスにかわって、市内の小売の売上高の把握っていうのが厳しくなっているのではないかとちょっと危惧をしております。このあたりはどのように今後推移していくのか。以上、ちょっと多岐にわたって申しわけないんですが、よろしくお願いをいたします。


◯市長(清原慶子さん)  多岐にわたりますので時間が足りるか不安ですが、私、幾つかお答えしますが、1点目、「広報みたか」を月2回のところを月1回にしてはどうかという大胆な御提案いただきまして、市民の皆様からは、総体としては毎週出したほうがいいんじゃないかっていうようなことを伺っている中、情報を市民の皆様の事業であっても取捨選択して、月に1回にして、少しページをふやしたらどうか。私、全く考えは違います。インターネットをよくお使いの質問議員さんですから、別に印刷物発行しなくってもインターネットで情報は見れるんじゃないかというお考えかもしれませんけれども、三鷹市、幸い長寿化が進んでおりますし、実は小学生も「広報みたか」を読んでくれてまして、私に意見を寄せてくれたりするぐらいでございまして、印刷メディアというのは、私はやはり基幹的メディアだと思っています。したがいまして、放送があれ、インターネットがあれ、いろいろ多メディア化していても、やはり広報紙については原則月2回を平成25年度もしっかりと発行していきたいと思います。
 その中で、例えばパブリックコメントをお願いするときなど、それでも紙面の制約がありますので、相談・情報センターに行っていただいたり、コミュニティ・センターに行っていただいたり、担当者のところへ行っていただいたり、広報だけでお知らせできずに御迷惑かけるような、そういうときには特集号を発行したりして補う必要があるぐらいだと思っています。また、市民の皆様も広報に自分たちの活動を載せてほしいということで、大変早い段階からお寄せいただいておりますので、今後も広報紙として行政の取り組みをお伝えするだけじゃなくて、やはり市民の皆様の多様な活動を、一定の、もちろん公正さ、中立性を持ちながらお知らせしていくには、やはり月2回がいいのではないかなと思っています。
 あわせて、関係することですが、シルバー人材センターの皆様にこれをお届けしていただいているんですが、シルバー人材センターとも見守りネットワークの覚書交わしておりまして、実はお配りいただく中でコミュニケーションも生まれているということも、私は大事な、副次的な、しかし重要な機能だと思っていますので、そういう意味でも、私としては続けていきたいと思っています。
 それから、次もまた、これ会派を代表しての御質問だとしたら、かなり会派として大胆な御提案なんですが、国際交流協会ももう離れて場合によっては解散したらどうか、三鷹ネットワーク大学も、数字だけの御判断ですけれども、これもやめたらどうかとか、あるいは星と森と絵本の家、これもやめたらどうかとか、かなり大胆な。ですから、質問委員さんの数字的な判断によれば、三鷹市はいろんな事業をしなくてよくなってしまいまして、それは小さな政府に本当になるかもしれませんけれども、市民の皆様の活躍の舞台、そして、さまざまな取り組みとの連携の居場所、拠点、そして出会い、また、それを生み出す力となる場所を全く市が用意しなくてもいいんだっていうことになるとすると、これ、いずれも市の中で、市の場所で取り組んでいただいているものでございますので、私としては単純に表面的な数字上の判断で廃止してはどうか、廃止してはどうかということを強調されましたが、私は平成25年度、そんなような気持ちは全くありません。
 ただ、お断りしなきゃいけないのは、いずれも税金を活用して取り組む事業である以上、それは一定の検証をしているわけです。例えば国際交流協会であれば、議員の皆様にも評議員をお願いしていて、私の記憶では、質問委員さんも国際交流協会の評議員もされていたと思います。ただ、この間、国際交流協会のイベントでも、三鷹ネットワーク大学でも、星と森と絵本の家でも、少なくとも質問委員さんと私はお会いしていないので、現場を確認していただいているとは思いますが、数字だけの判断というのは危ないと思います。やっぱり実際の事業に参加されている市民の皆様の生の声とか、あるいはそうした実態とか、そういうものを、私はほかの委員さんとはよくお会いしますので、ぜひ質問委員さんにも現場を見ていただいて、その上で総合的な評価をし、そして数字も1つの重要な目安ですし、税金は本当に貴重ですから、それを公正・中立に使っているということについて、私はきちんと予算、決算、あるいは公益財団法人等であれば理事会、評議員会等で見ていただいているわけですから、それも尊重していただければありがたいと思います。
 その他、細かい点、ほかの項目については担当から答弁させますので、よろしくお願いします。


◯副市長(河村 孝君)  市長の答弁に補足をいたします。質問委員さんは、市長もお話をされましたけれども、基本的に広報にしろ、市がやってる事業にしても、市が協働ということをテーマにかかわっている部分は市が全部手を引くべきだというお考えのようですから、これはもう基本的なところで意見が合わないんですけども。その上で申し上げさせていただきますと、やはり国際交流協会を例にとって申し上げますと、実際ここで数字で出ていることと、見えないものがあるわけですよね。つまり、一定の補助金を出したり、職員を出したりしておりますけれども、それによって、その協働の領域で市民の人たちの、つまり無償のボランティアでやっている部分で、三鷹にお住まいの外国人、それから周辺にお住まいの外国人も含めていろんな相談をしたりして、そういう機会がふえて過ごしやすいところだということで安堵したり、あるいは親身な相談にのったりすることによって救われてきているわけです。
 「民の生きるを守る」がテーマだそうですから、外国人の方も市民でありますから、そういう方たちが住みよいまちにするっていうことは、三鷹の市民の方が海外に行かれて、そこでいろんな形で守っていただいたことに対する、皆さん、お互いさま、恩返しみたいなつもりでやっていらっしゃいますから、その点をより広くして三鷹の価値を高めていって、まさに井の頭でやる国際フェスティバル、ごらんになったことあるかどうかわかりませんけれども、何万人という数がひしめき合って、日本の方も外国の方もいっぱいいらして楽しむ、そういう空間が生まれてきているわけです。それをボランティアの皆さんたち、お金に換算したら大変な金額だと思いますけれども、無償で、手弁当で何百人という方たちがそれを支えて運営されているということは、これは三鷹の誇りであります。
 ネットワーク大学も同じでありまして、これもたしか諮問委員会みたいなのに御参加されてましたからある程度内容は御存じだと思いますけれども、各大学、研究機関、民間企業の方たちが、今の三鷹のこのネットワーク大学のあり方については全国注目の的でありますから、そこでもってシンクタンク的な機能も含めて、単にカルチャーセンター的な講座だけではなくて、いろんな研究、調査、それから、それぞれのネットワークづくりでやっているわけでありますので、それも非常に寄附講座も含めて手弁当で、あるいは安い値段で講師をしていただくそういう層が、三鷹の応援部隊が出てきているっていうことは大変心強いことでありまして、これはお金に換算できない部分がございます。
 そういう点を、ぜひ御検討の際に1つの重要な項目として入れていただけたらというふうに思っているところでございます。


◯広報担当課長(大野憲一君)  それでは、ケーブルテレビの関係についてお答えをいたします。まず、この契約の中身でございますけれども、基本的にはスタジオ収録、それからVTRの作成に伴いまして、台本の作成とか撮影、それからキャスターの代金とございまして、明確に人件費と言われる部分はキャスターの経費っていうのはわかっておりますけれども、そのほか、台本、撮影、編集につきましては、もちろん人件費もございますし、機材を使用するという部分もございますので、そういったものも含めて全体の契約ということになってきているところでございます。
 それから、加入世帯の関係でございますけれども、有料で契約している世帯数というのは確かに伸び悩んでいる部分はあるかとは思いますけれども、いわゆる再送信、いわゆる集合住宅等で見れる、原則地デジのみ見れる部分というのもございまして、そこは一貫して増加しておりますので、そういう意味では、広く市民に視聴していただいているというふうに考えておりまして、これは放送回数の減等は考えておりません。


◯企画経営課長(大朝摂子さん)  ベストプラクティス表彰につきまして、平成15年度以降予算の金額に増減があるのは、幅があるのはなぜかというお問い合わせでございますが、委員さんおっしゃいましたとおり、表彰される数にその年々によりまして増減がございますので、単価が違うということではなくて、その年表彰された数に違いがあるためにこのような結果になっております。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  防災公園に関して、土地が売れない場合のグラフが今あるかということですが、それはありません。ただ、かつて売らなかったとしたらどの程度の差があるかということは計算したことはあります。その段階では、売らない場合は、各年約5億円ほどの償還費がふえるものというふうに記憶しているところでございます。
 また、返済のピークについては、公債費にも絡んでしまうので慎重にお答えしますが、大体平成32年度あたりがピークではないかというふうに現時点で見ているところです。


◯安全安心課長(中村 修君)  安全安心パトロールについて御質問いただきました。いわゆる青パト、安全安心パトロールにつきましては、平成16年7月よりスタートしておりまして、ただいま市政嘱託員4人で、2人1組でパトロールを行っております。行政が行う防犯活動として適正な業務として判断しており、廃止、あるいは縮小ということは考えておりません。
 続いて、メール関係費で御質問いただきました。メールけいしちょうについては、警視庁から犯罪発生状況を配信しておりまして、私ども、安全安心メールにつきましては、メールけいしちょうに先立ちまして平成18年2月より配信をしております。これにつきましても、特に市の安全安心メールについては、子どもの見守り、防犯啓発についてメールを配信しており、メールけいしちょうとは連携して進めているところです。


◯統計担当課長(伊藤千恵子さん)  経済センサスは、つい平成24年2月1日を基準日として実施いたしました。確報値の集計結果でございますが、平成25年の夏ごろに公表される予定でございます。その際、売上高につきましても明確になる予定でございます。


◯委員(半田伸明君)  じゃあ、一通り御答弁いただきまして、ありがとうございました。1点ちょっと質問し忘れて、申しわけありません。ちょっと1点追加をさせてください。135ページ、住民基本台帳カード普及促進事業費と証明書自動交付関係費です。これも数字をちょっと過去の決算を見ておりますと、平成23年度事務報告書で10万1,632件と、それの内訳を前もってお伺いしましたところ、自動交付機だと9万8,713件で、コンビニだと2,919件と。これ単純に決算額で割り返しますと、自動交付機の場合は単価208円、コンビニ交付の場合は実に3,150円にもなります。15倍の差があります。この15倍の差をずっと続けるおつもりなんでしょうか。コンビニ交付は明らかにこれは非効率だと思いますので、LASDECとのおつき合いも含めてどのようにお考えかを教えてください。


◯市民部調整担当部長(鈴木伸若君)  15倍も差があるということで、コンビニ交付が不経済じゃないかという御質問でございますけれども、仮に自動交付機と同じ枚数出れば、これは200円ちょっとという金額になるので、決してそういうものではございませんし、また、何といっても市民の利便性を考えれば、市内に5台ある自動交付機と、全国に展開されているコンビニ、比較すれば、その利というのは、あるいは長時間扱うということも考えれば、結果は明らかではないかというふうに思っています。
 また、このコンビニのチェーン店も今年度多く参入されるということもございますので、より一層これが利便性が増すということと、市としてもPRを一生懸命してまいりたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  では、残り時間が少ないので最後になりますが、公共施設の利用状況というのは、実際のコストが実人数に対してどう割り返されるのかなどの数字の分析を含め、今回、箱根みたか荘の総務委員会に出された報告書は画期的だったと私は思っております。同じような視点で、市内の公共施設につき分析をしていくべきではないか。終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、にじ色のつばさの質問を一旦終了します。
 以上で第2款 総務費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は3月13日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日は御苦労さまでした。お疲れさまでした。
                  午後5時30分 散会