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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成25年総務委員会) > 2013/12/10 平成25年総務委員会本文
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2013/12/10 平成25年総務委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから総務委員会を開会いたします。
 まず初めに、休憩して、本日の流れを確認したいと思います。
 休憩します。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(石井良司君)  総務委員会を再開いたします。
 ただいま、本日の流れの確認をいたしましたように、昨日に引き続きまして、残りの請願の審査、請願の取り扱い、総務委員会の管外視察結果報告書の確認、所管事務の調査について、次回の委員会の日程について、その他という形で進めたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、おはようございます。総務委員会を再開いたします。市側の皆様、どうも御苦労さまでございます。
 それでは、25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて、本件を議題といたします。本件にかかわる現状等について市側の説明をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯総務部長・危機管理担当部長(馬男木賢一君)  それでは、25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについてに係ります市の現状について御説明をさせていただきます。
 家具転倒防止器具につきましては、平成21年度から平成23年度までの3年間、家具転倒防止器具助成事業を実施いたしております。また、請願の趣旨にもございますが、現在、自主防災組織と連携いたしまして、消火器や住宅用火災警報器とともに、家具転倒防止器具につきましても、購入あっせん事業を実施しておるところでございます。
 したがいまして、市の現状につきましては、以上2点を中心に防災課長より詳細を御説明させていただきます。


◯防災課長(大倉 誠君)  おはようございます。ただいま部長のほうから話がありました点、私のほうから詳細を説明をさせていただきます。
 今、話ありましたとおり、三鷹市では、平成21年度から平成23年度までの間、これは東京都市長会の3カ年限定の家具転倒防止器具助成金、こういったものを活用いたしまして、家具転倒防止器具の給付事業というものを行いました。これは、市民の皆様に家具転倒防止器具を給付することにより、住居内の家具の転倒防止対策を文字どおり推進するとともに、そういったものの普及啓発を図っていく、それによりまして、震災時に人的被害を最小限に抑えると、こういったことを目的に実施をしたものでございます。
 事業そのものは、市内に住所を有しまして、給付を希望する世帯を対象とし、3年間で市内の世帯数の5%の世帯に普及を図る、こういったところを目標に実施をいたしましたが、実は、御案内のとおり、事業実施中の平成23年3月に東日本大震災が発生をしましたことから、より多くの世帯に普及啓発を図ることといたしまして、目標を3年間で5%の世帯から10%の世帯へ拡充をして、給付事業を行ったところでございます。その結果、この3年間で目標を上回る12.8%の世帯に給付を行うことができました。
 こういったことから、この事業については、一定の目的、目標を達成した、このように考えております。
 給付の中での取りつけ事業でございますが、実はこの事業の中で、65歳以上のみの世帯、それから、要介護認定を受けている世帯、それから、身体障害者手帳、あるいは東京都の愛の手帳、または精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方や、難病医療費助成を受けている方のいらっしゃる世帯、こういった世帯には無料で器具の取りつけも行ったところでございます。
 そして、平成24年度以降は、お手元に資料配付をさせていただきましたが、市内の7つの自主防災組織により組織されております三鷹市自主防災組織連絡会、ここと市内の防災業者が、これまでも消火器とか住宅用火災警報器のあっせん契約、普通よりも安価で購入できるようなあっせん契約を結んでおりましたが、そこに平成24年度からは家具転倒防止器具の購入、そして取りつけについても、あっせん項目といたしまして、引き続き市民の皆様には取りつけの普及啓発を行っているところでございます。
 また、防災訓練であるとか、今年度本格的に実施をしております防災出前講座の際にも、引き続き家具転倒防止器具の設置促進については啓発を行っておりまして、基本的には、それぞれ、自助において、自助の責任においてこういったものを進めていただくという方針で取り組んでいるところでございます。
 私からは以上でございます。


◯委員長(石井良司君)  市側の説明は終わりました。委員から質疑ございますか。


◯委員(岩田康男君)  家具転倒防止だけじゃなくて、住宅用火災報知器の義務づけがありましたよね。この間四中で防災訓練あったときに、ちょっと消防の人にお聞きしたんですが、どのくらい、おおよそですね、家庭の中で設置されているだろうかと。あの方は7割と言ったかな、それは責任ある人が責任ある資料を持って答えたわけじゃなくて、窓口にいた人がぱっと答えただけなんですけれども、そういう答え方したんですが、家具転倒防止のほうはわからないという話だったんですが、おおよそどのくらいの家庭に普及しているという数字というのはおわかりですか。両方、家具転倒防止と住宅火災。


◯防災課長(大倉 誠君)  住宅用火災警報器については、三鷹消防署が調査をした中では、設置率というのは8割というふうに私どもは三鷹消防署から説明を受けております。ただ、これも、住宅用火災警報器は本来全てのお部屋にというのが原則ですが、全てのお部屋ということではなくて、つけている世帯が8割というふうに説明を受けております。
 それから、家具転倒防止器具ですけれども、私どもも、市民の皆さんへのそういう意味では調査というのは行っておりませんので、正確な数字についてはつかんでおりませんけれども、ただ、防災出前講座等で今つけておられる人というふうに手を挙げていただいたりすると、そのときによって違うんですけれども、大体3割から5割ぐらいというふうに私どもとしては認識をしておるところでございます。


◯委員(岩田康男君)  ありがとうございました。それで、100%つけてもらうというのが一番もちろんいいことなんでしょうけれども、もう一つは、つけ方の問題で、住宅用火災報知器が必要なところについていなくて、余り効果的でないところに、自分でつけるものだから、つけている家庭だとか、家具転倒防止の余り効果的でないつけ方をしているだとか、そういう話がよくあるんですけれども、効果的に正しくというか、つけ方というかね、そういうのは器具のあっせん以外に何か取り組んでいるんでしょうか。


◯防災課長(大倉 誠君)  三鷹消防署のほうが、いわゆる高齢者の方を中心に、防火防災診断、こういった事業をやっておりまして、室内にお邪魔する機会がございます。そういったときには、もちろん住宅用火災警報器もそうなんですが、こういった家具転倒防止器具につきましても、一定の指導をしていただいております。
 また、細かい図を示してまではやっていませんが、防災出前講座などでも、ただつけるだけではなくて、要は、はりのあるところに取りつけないと効果が少ないんですよ、あるいは、複数の器具を複合的につけることがより効果を高めますよ、こんなようなことも含めて、啓発、御案内はしているところでございます。


◯委員(高谷真一朗君)  おはようございます。ちょっと記憶をたどって、ちょっと確認も含めてなんですけれども、最初これが始まったのは、東京都市長会さんの補助事業ということで始まりましたが、そのときに、三鷹市が補助された金額と、それが大体市内の何世帯分というか、何カ所に普及したんだというようなということをもう1回確認させていただきたいのと、東京都市長会さんのほうで、もう1回これを復活しようとか、そういう動きとかというのはあるかどうか、様子がわかれば教えていただきたいんですが。


◯防災課長(大倉 誠君)  まず東京都市長会のほうで、ひとまず動きとしては、今現在は復活云々という話は、私どもの資料あるいはデータの中では持ち合わせておりません。
 それで、実際に市長会のほうから交付された金額ですけれども、おおむね、おおよそですが、平成21年度、平成22年度がそれぞれ3,000万円、それから、平成23年度につきましては、ただいま説明いたしましたとおり、事業の拡充を行いましたので、6,200万円ほどと、トータルでは1億2,100万円余の助成金額を受けておりまして、結果的にはトータルでは9,700世帯に給付を行ったところでございます。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございました。結構大きな金額が来たということを今思い起こしました。三鷹でもし、この請願の趣旨にあるように、新たな事業として起こすということというのは、可能な、まあ、予算がつけば可能なんでしょうけれども、ここまでの大きな金額というのはなかなか難しいと思うんですね、全部、何千万という金額は。だけども、やはり普及はしていかなければいけないという反面の中で、三鷹市が今、10%の目標で、12.8%の効果があったということですけれども、さらに、例えばこれを15%に目標を上げるだとか、そういう考えというのはおありでしょうか。


◯総務部長・危機管理担当部長(馬男木賢一君)  現時点におきましては、一定の給付は終わったということで、これ以上、15%といった目標値を掲げ、それについて経費を使っていくということは想定しておりません。


◯委員(嶋崎英治君)  きょう配られた資料で、基本的な問題なんですが、この家具転倒防止器具というところで、マグニチュードの記載があるのがある、あとは、ないのが3つなんですけれども、このマグニチュード7というのは、これはマグニチュード7程度に耐えられるということなんでしょうかね。そして、ないのは、どのくらいのマグニチュードで防止できるんでしょうか。


◯防災課長(大倉 誠君)  マグニチュード7というのは、これは商品名でございまして、特にそういう、今委員さんがおっしゃられたような基準を示すものではございません。実際に、マグニチュードというのは、御案内のとおり、地震の規模を示すものですので、いわゆる揺れの質によって、あるいは当然、下の床の状況等によって、どの程度の揺れで家具が倒れるかというのはそれぞれ異なるわけですけれども、現状そういったことでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。ありがとうございました。3・11以降、関東近辺でも5強とか5があったり、私の携帯電話、3以上が入るように設定してあるんですね、情報が。ない日がないくらいあって、ある意味じゃ、原発の問題も含めて恐怖を感じるときがあるんですが、そういう状況の中で、改めて、転ばぬ先のつえじゃないですけれども、高齢者世帯がふえていくという傾向、それから、家屋の老朽化も同時に進むということも含めて、先ほどは説明では自助努力だということだったんですが、それでも経済的な問題も含めて、一定の市の助成というのが必要ではないかと思うんですよね。財政上の問題があるんだとしたら、一定の所得とか、一定の年齢とかということをさらに加えてやったほうがいいのではないのかと思うんですが、近年そういう地震の傾向と高齢化ということと家の中での家具転倒による災害ということについて、現状どのようにお考えか、ちょっとお聞かせください。


◯総務部長・危機管理担当部長(馬男木賢一君)  繰り返しになりますけれども、先ほど申し上げましたように、経費の観点、あるいは一定の目的や目標を達成したという認識、それから、自助努力の範囲で頑張っていただくということから、現時点ではこの家具転倒防止器具の取りつけに関して助成ということは想定しておりません。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。12.何%まで上げて目的を、ある意味じゃ、12.8ですか、目的を達成したという判断なんですが、世帯構成だとか、家屋のとかということについてまで把握はされていないと思うんですが、新築なんかの場合だと、警報器とか、いろんなことがかなり構造的に研究されて、同時に家具転倒防止なんかもあったりするので、見えないところで普及しているのかもしれませんけれども、今の冒頭申し上げたところでは、世帯構成とか、家屋の老朽化とかということを含めて、市としては把握されているでしょうか。


◯防災課長(大倉 誠君)  そこの部分については、市のほうでは把握をしてございません。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。


◯委員(高谷真一朗君)  はい、済みません。あっせんしているこの事業というのは、何か市がお金出しているとか、そういうことではないんですよね、これは。


◯防災課長(大倉 誠君)  市のほうは一切お金等は出しておりませんで、あくまでも自主防災さんと、それから業者さんが契約を結んでいるということでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません。じゃあ、ちょっと1点、ああ、2点ほどちょっとお伺いをしたいと思います。大変に重要な事業ではあるかと思うんですが、先ほど防災課長おっしゃっていたように、やっぱりはりのあるところでないと、例えば家具転倒防止器具、突っ張り棒みたいなやつですね、に関しては、なかなか最近の長期振動というんですかね、揺れの質というか、という部分では意味をなさないというような、取りつけ方も大事だというようなこともあると思うんですが、私どもも震災後にいろいろ防災のセミナーとかやらせていただいたときに、中には、何ていうんですかね、非常に取りつけが難しいのでということで、たんすと天井に段ボールの箱をはわせて、ちょっとしたものを入れて、かわりとしてやっているという方もいらっしゃったんですね。そういうのも非常に確度としては有効ではないのかなというふうに非常に感触としては思ったんですが。私ども、ちょっと伺いました、先ほど防災課長からも実際に支給した件数が9,724ですか、3年間トータルで、で、申請受理件数というのが1万1,389件という形なんですが、この差というのは、申請したけどとりに来なかったということなんでしょうか。


◯防災課長(大倉 誠君)  まあ、予算が、市長会からの助成金、これは100%助成でありまして、そういった予算の限界がある中での事業でございましたので、予定していた数を超えたときには、抽せんという形でさせていただきましたので、抽せんで取りつけがかなわなかった世帯が大半でございますし、また、世帯によっては、その後転居されたりとか、ほかの理由で、取りつけまでの間に、交付までの間に辞退されたという方もいらっしゃいます。


◯委員(粕谷 稔君)  あと、付随しまして、平成23年度までの3カ年事業ということで、終了後、例えば抽せんで漏れた方とか、それ以外の方からの防災課への問い合わせ等は、その後、状況としてありますでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯防災課長(大倉 誠君)  詳しい件数は当然記録しておりませんが、年にやっぱり数件程度は、もうやらないんですかというのが平成24年度にはあったと記憶してございます。今年度については、特にそういう問い合わせを受けたという記憶はございません。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。やはり非常に大事な事業かとは思うんですけれども、やっぱり財源の問題とか、今お伺いしましたように、市長会でもなかなか復活するような状況はないということでございました。まずやっぱり、先ほど申し上げましたような、そういった転倒防止器具ではないやり方というのもあるかと思うんですけれども、やっぱり引き続き、ちょっとこれは要望として、転倒防止器具も含めた設置の周知というのは、引き続きしていっていただきたいなと思いましたので、その点よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で25請願第8号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩します。
                  午前9時53分 休憩



                  午前9時53分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日はお忙しいところ、おいでいただきまして、ありがとうございます。きょう御出席いただくのは、提出されました請願が現在本委員会に付託されておりますので、これを審査することにいたしたいと思っております。そのための補足説明を本日はお願いしたいと思っております。
 それでは、まず初めに、総務委員の自己紹介をさせていただきます。私は委員長の石井と申します。


◯委員(粕谷 稔君)  粕谷と申します。よろしくお願いいたします。


◯委員(伊藤俊明君)  伊藤俊明と申します。よろしくお願いいたします。


◯委員(伊東光則君)  伊東光則と申します。よろしくお願いします。


◯委員(岩田康男君)  岩田康男です。


◯委員(嶋崎英治君)  にじ色のつばさの嶋崎英治です。よろしくお願いします。


◯委員(高谷真一朗君)  高谷真一朗と申します。よろしくお願いします。


◯委員長(石井良司君)  それでは、自己紹介のほう、またお願いいたします。


◯請願者(片桐由輝君)  東京土建三鷹支部の片桐と申します。


◯委員長(石井良司君)  それでは、どうもありがとうございました。
 これから補足説明をいただくわけでございますが、会議の記録をとる都合がございますので、発言のときは手を挙げていただき、私がお名前を呼んでから、マイクをお使いいただいて御発言をお願いしたいと思っております。また、本日は、委員会の審査の参考とするために、私どもからお聞きするということが趣旨でございますので、片桐さんのほうから私どもに質問することは御遠慮いただきたいと思っております。
 それでは、25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて、本件を議題といたします。それでは、補足説明のほう、お願いいたします。


◯請願者(片桐由輝君)  家具転倒防止器具の助成を求める請願の趣旨説明させていただきます。済みません。座らせていただきます。
 今回の請願は、三鷹市内の建設従事者が加盟をする3つの組合、首都圏建設産業ユニオン東多摩支部と武蔵野建設組合、それから、東京土建一般労働組合三鷹支部が共同で取り組みました。本来であれば、本日は各団体の責任者の方が趣旨説明に来るところなんですけれども、どうしてもちょっとあしたでないと仕事の関係上調整がつかず、きょうは東京土建の三鷹支部の片桐のほうから説明をさせていただきます。
 ことしの5月ごろに、家具転倒防止金具の問い合わせが三鷹市に寄せられた場合は、どのような対応かを三鷹市に確認をしたところ、現在は市民からの問い合わせがあった場合、防災課が対応し、自主防災組織連絡会を紹介し、同連絡会はあっせん契約を結ぶ市内の業者を紹介しているとのことでした。以前の三鷹市は、2009年度から2011年度まで、防災グッズの配布を行っており、この事業は市民に好評だったと聞いております。しかし、2011年度で事業は終了してしまい、現在の三鷹市の対応は、上記の協議会を紹介するのみと伺っております。地方自治体が果たす役割として、国や都が捕捉できない範囲を、市民に一番近い三鷹市にぜひ取り組んでいただきたいと思っております。
 市民の減災・防災に対する関心は依然高く、家具転倒防止器具についての助成を三鷹市が行えば、多くの市民が器具の設置を行うはずです。しかし、器具は、正しい取りつけが行われなければ、震災時にその力を発揮しません。そのため、地域の建設労働者として、器具の正しい取りつけを行うことで力を発揮することが地域に籍を置く建設労働者としての責任だと考えております。
 阪神・淡路大震災後に国土交通省近畿地方整備局が出した資料でも、死亡原因の77%が圧死ということになっていて、死亡原因として最も多い圧死を減らすには、家屋の耐震性の強化と家具転倒防止に取り組むことがまず重要であると述べられていることからも、この事業は市民の命を守る重要な取り組みとなるはずです。減災・防災対策をさらに進めるため、ぜひ家具転倒防止器具取りつけに当たり、器具の費用を三鷹市に助成していただき、この助成制度の宣伝強化を図っていただくようお願いいたします。以上です。


◯委員長(石井良司君)  ありがとうございました。それでは、補足説明が終わりましたので、委員から質疑をお願いしたいと思っております。


◯委員(岩田康男君)  御苦労さまです。市内の建設業にかかわる職人さんの組合が請願するというのは、従来にないというかね。今までは、収入の少ない人とか、そういう方が請願してくるというのはあったんですが。で、皆さんがお仕事をされている中で気がつかれたんだと思うんですけれども、実際お仕事をしていて、家具転倒防止をつける必要性とか、つけていないとか、あるいはこういうつけ方したらいいんじゃないかとか、どんなこういう職人さんの集まりの中で、家具転倒防止のことについての話し合いからこういう請願になったんでしょうか。


◯請願者(片桐由輝君)  ちょっとここに、今回請願に取り組んだこの3つの建設職人が集まる組合と、あともう一つ、商工会さんが入って、4つの団体で、三鷹市に住宅相談があったものの受け皿になっている三鷹市住宅リフォームセンターというのがあるんですけれども、そこで毎月会議があって、その中でいろいろ職人さんたちがお客様のところへ行って、現場でどんなことがあったとか、どういうことを質問されたとかいうようないろいろな話の中で、やっぱり転倒防止器具って、つけているんだけれども、あのつけ方じゃだめだよなとかというような話がやっぱり幾つか出てきたところもありましたし、まだまだついていない家がいっぱいあるんだということなんかも、そういう実際に現場に入る職人ですから、そういうのを見ていますので、そういう中で少しずつ話が盛り上がっていって、実は市にはそういう何かないのかねというところで、実は調べてみたら、以前はこういうのがあってと。やっぱりつけるにしても、きちっとしたつけ方、安易に、自分は電動ドリル持っているからぴゅっとつけてしまったとかというのではなくて、きちっと器具が力を発揮するような形で、取りつけにくい場所であれば、一定の補強をしてつけないと意味がないんだよねというようなところから話が煮詰まっていって、だったら、例えば金具だけでも助成してもらえば、つけたいという人が出てくるはずだから、その後のつけるところを責任持って力を発揮していこうじゃないかというような流れでこの請願をすることになりました。


◯委員(嶋崎英治君)  今の補足説明では、市へ照会をすると、自主防災会議を紹介すると、こういうことだったんですが、皆さんのそれぞれの3つの組合に加入をされている事業主さんのところに、こうつけたいんだけどとか、そういう照会というのはあるんでしょうか。


◯請願者(片桐由輝君)  ちょっと各組織、それなりの人数がいるものですから、そういうあっせん契約している組合の仲間ももちろんいるとは思うんですけれども、実際そこの会議の場に出てきている人たちの中には、あっせん契約を結んでいるという人はいないので、どの程度までそういうのが、連絡が来るのかは、正確なところはこちらではつかんではおりません。


◯委員(嶋崎英治君)  それから、もう一つ、実際お仕事をされていて、ここはつけたほうがいいんじゃないのというようなことを助言したり、まあ、助言、ちょっと補足説明があったかと思いますけれども、助言したいけれども、費用の問題があってというような経験というのはあるんでしょうか。


◯請願者(片桐由輝君)  当然行って、間違ったつけ方とかしていれば、つけ直しだとかいうことはあるとは思うんですけれども、実際お金が、直接的にやっぱりお客さんとの話の中で、いや、お金がないからつけられないんですよというようなことをお客さんのほうから言うというのは、やっぱりなかなか。ただ、この請願をやるということを決めてから、仕事に行ったお客さんのところで署名もらったりとかということを職人さんにはしてきているので、そういうときには、こういうことしてもらえたら、うちもつけたいわというような反応があったことは、実際署名していただいているので、署名簿を見ていただければと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  それから、きょう市側が配られた資料、手元にはないんですかね。私どもに配られた資料として、家具転倒防止器具で、値段が4,900円から1,050円まででという、さまざま内容が違うのがあるんですが、例えば4,900円とか4,500円あたりの……。それで、この何割とかという補助があれば、もう少し進むんじゃないかという。全額ではないと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。


◯請願者(片桐由輝君)  私たちのもともとの市にお願いしたいなというところは、器具のお金は出していただいて、取りつけ工事にはやっぱりお金がかかるので、そこは市民の方に負担していただくようになるのかなと思っていたので、できれば器具の全額負担を補助をしていただきたいというところでありますけれども、何割とか、各行政府で例えば上限幾らで何%とかというようなことはあって、それは一定、市民は、当然そういう制度があれば利用されて、進んでいくとは思うので、そういうところから始めていただいて、最終的に全額というふうに徐々に事業規模を大きくしてもらうとかということも方法なのかなとは思います。


◯委員(嶋崎英治君)  実際に仕事をされる範囲は三鷹だけではないと思うんですよね。多摩地区、ここで言えば、先ほど調布とか、武蔵野とかというのも入ってくるんだろうと思うんですが、三鷹は、先ほど市側の説明があったとおり、目的を達成したということで、その後独自にというのは考えていないということで、傍聴になってお聞きになったと思うんですが、この近隣市あたりで、市長会ではやめたけれども、何らかの形で自治体で助成をしているというところはあるんでしょうか。


◯請願者(片桐由輝君)  済みません。そこについてはちょっとこちらも調べていないので。


◯委員(嶋崎英治君)  質問は以上です。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。いいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これで質疑を終了いたします。どうも御苦労さまでございました。
 休憩します。
                  午前10時08分 休憩



                  午前10時08分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 25請願第8号 家具転倒防止器具取りつけ助成制度を求めることについて、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(岩田康男君)  紹介会派からもぜひ皆さんにこの請願に賛成をしていただきたいと思います。東日本大震災の教訓から見ても、大規模災害の発生時にまず自分の身を守るということが重要だという認識が広がっています。その点で、家具転倒防止器具の取りつけは大変効果的な対応である。全ての家庭でこれを設置することが望ましいと思います。今、家具転倒防止器具を取りつけている家庭は、住宅用火災警報器の設置に比べてまだ低いということがわかりました。器具のあっせん、PR、取りつけ方の指導とともに、支援が必要な家庭には市の助成策を講じることが必要な時期になっているという認識で、この請願に賛成をいたします。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 25請願第8号について、採択の上、市長に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 可否同数であります。三鷹市議会委員会条例第17条第1項の規定により、委員長の決することにいたします。本件については、委員長は不採択と裁決いたします。よって、本件は不採択と決定いたしました。
 休憩します。
                  午前10時11分 休憩



                  午前10時22分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 総務委員会の管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 総務委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思っております。
 休憩します。
                  午前10時23分 休憩



                  午前10時23分 再開
◯委員長(石井良司君)  総務委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)をもって総務委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように決定をさせていただきます。ありがとうございます。
 次に、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 ICT・地方分権と市民サービスに関すること、本件については引き続き調査を行っていくことということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることといたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 次に、次回委員会の日程でございますが、本定例会最終日であります12月の19日といたしたいと思います。なお、その間に何かありました場合には正副委員長に御一任をいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、そのように確認させていただきます。ありがとうございます。
 その他でございますが、先ほど休憩中に皆さんで御協議いただきましたように、日本無線及びといいましょうか、杏林大学新キャンパス予定地等を視察をするということで議長に申し入れたいと思います。なお、その経過については、正副委員長に一任をお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、そのように確認させていただきます。
 その他、何かございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、本日はこれをもって散会といたします。ありがとうございました。
                  午前10時25分 散会