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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2012/12/13 平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2012/12/13 平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。それでは、報告事項の1番目、外環事業に係る代替農地の確保の取組みについてということで、資料1のほうで御説明させていただきます。昨年6月の本委員会におきまして、中央ジャンクション周辺農地の意向調査を報告させていただきました。中央ジャンクション及びその周辺都市計画道路整備による用地買収予定地に、平成23年の意向調査実施時点でございますけど、約5ヘクタールの農地が含まれておりまして、代替農地の確保など、農地の保全が大きな課題となっております。
 平成19年度と平成20年度に同様の意向調査を実施しましたが、平成21年5月に事業化後、農業従事者の意向を再度把握することを目的に、地権者の団体であります北野不動産管理研究会からの要望に基づき実施したものでございます。市では、こうした調査結果を参考にいたしまして、農業委員会やJA東京むさしなどの協力を得て代替農地のあっせんを行ったものでございます。
 まず最初に、1番の経過についてでございます。4月5日に新川二丁目地内にあります約2,950平米の生産緑地、裏面に位置図がございますのでごらんいただければと思います。場所は、東八道路の少し南側、天神山通りの西側にあります六中の南側にあります農地でございます。生産緑地法に基づきます生産緑地買取申出書が提出されました。生産緑地法では届け出の、申し出のありました日から1カ月以内が市などの地方公共団体の買い取り期間であり、その後2カ月が農業従事者等へのあっせん期間となっております。市では4月27日に買い取らない旨の通知を行いまして、北野不動産管理研究会の会員のうち、代替農地の取得を希望する地権者で新川地域を候補地に含む方々に対しまして、農業委員会やJA東京むさしなどの協力を得てあっせんを行いました。この結果、取得検討の意向がありました地権者の方に対しまして、国が3者契約の仕組みを説明するとともに、国の補償額について個別に説明を行いまして、最終取得希望者が確定したところでございます。8月に入りまして、生産緑地買い取り申し出者、代替農地取得希望者、国の3者契約が取り交わされました。生産緑地法に基づきまして制限解除となりましたが、生産緑地の追加指定の手続を行いまして、12月11日付でそういった都市計画の手続も完了して、現在告示をしているところでございます。
 続きまして、資料2について御説明させていただきます。報告事項の2番目でございます。10月25日に開催されました三鷹都市計画道路3・4・12号「用地説明会」の開催結果について、資料2のほうで説明させていただきます。
 まず、1ページ目をごらんいただきたいと思います。1番目に説明会の開催についてです。(1)、目的ですが、東京都は当該路線のうち、吉祥寺通りから東八道路までの約840メートルの区間について、平成24年6月15日に事業認可を取得しました。本説明会は用地買収を始めるに当たりまして、用地補償の進め方や補償の内容を地権者及び建物所有者の方々に説明することを目的として開催されたものであります。(2)、対象者への周知、及び(3)、開催日などにつきましては、記載のとおりでございます。
 続いて、2番目、説明会の開催結果でございます。(1)、来場者数は90名ということでございました。(2)の配布資料でございますけれど、3ページ、こちらの事業範囲を示した図と、4ページ目以降、公共事業と補償という冊子でございます。ここで説明の概要を簡単に御紹介いたします。4ページ目をお開きください。本冊子は東京都建設局用地部が作成したものでありまして、一般的な用地取得の手順、用地補償のあらまし、税金の優遇措置等について記載されております。当日は、東京都はこの冊子の内容についてスライドを用いまして説明いたしました。説明会における質問は1件でございまして、用地取得の予定時期に関することがありました。用地買収の時期といたしましては、本年度後半から平成28年度末までを予定しているとの回答が東京都よりありました。資料2の説明につきましては以上です。
 続きまして、参考資料についてです。9月に開催されました外環オープンハウスにおきまして、来場者に実施しましたアンケートの結果が国のホームページに公表されましたので、情報提供をさせていただきます。また、本日、席上の配付資料といたしましてアンケート用紙を情報提供させていただきましたので、あわせて御確認いただければと思います。説明は以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明、ア、外環事業に係る代替農地の確保の取組みについて、イ、三鷹市都市計画道路3・4・12号「用地説明会」の開催結果について、エ、外環オープンハウスアンケート結果についての説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、済みません、幾つか質問させていただきます。代替農地のことです、まず。現実に御本人同士で納得の上にこれ、なされたということですので、それはそれですが、規模的には用地内に入っている、要するに失われる予定の農地とこの代替農地と同じ規模というふうなことでいいでしょうか。それだけ確認したいです。


◯事業担当課長(小出雅則君)  規模についての御質問でございますけれど、3者契約は国が代替農地提供者には代金をお支払いして、代替農地提供者は代替農地取得者へその代金に合った面積をお渡しするわけですが、これは等積じゃなくて価格的に等価になる、そういった面積でお渡しするような形になります。その等価というのは当事者間同士で合意した価格で、国は計画線の中の補償費を最大の、マックスという形で代替農地提供者にお渡ししますので、その価格の範囲の中で等価で面積が渡されると。
 さらに、それに過不足が生じた場合は、民民の間で追加で新たな契約を結びまして、今回の全体の面積が2,950平米になったという形でございます。面積的にはですね、済みません、ほぼ一緒でございますけれど。


◯委員(野村羊子さん)  都市計画の告示もやっているので、そこの絡みで多分その先のことは、買われる場所については、また明確には出てこないというふうな話になるでしょうけども、基本的に同じということであれば、わかりました。結構ね、担当の方含めて苦労なさったことだと思いますので、これはこれで地権者の方の御希望に沿ったものであればよかったなとは思いますが。私としては、両方がちゃんと生産緑地、残っていっていただきたいとは思っておりますが、それは個人的意見として言っておきます。
 じゃあ、その次、用地説明会の開催についてですね。135人に、地権者及び建物所有者の方にお知らせをして、来場者が90人ということで、これ、用地説明会の出席率としてはこんなようなものなんでしょうかというのが1つ。
 それと、会場、私もちょっと傍聴させていただきましたけど、本当に個別の説明を求める方たちも──事業説明会ではなくて用地説明会ですからね、そういう方々が多いんですけど、この用地説明会、いつも思うんですが、個別の方の、自分のうちはどうなるんだ、みたいなことの対応にすごくいつも不十分だなというふうに思うんです。大きな地図の周りに人が群がってね、説明員があくのを待ちながらぐちゅぐちゅやっているみたいなことが、いつもすごく、あれで本当に実際に御不安な方たちの対応としてどうなんだろうかというふうな思いがあるんですけども。その辺、地権者の方たちからの市に対する何らかの要望なり、声なりというのは届いていますでしょうか。
 それと、135人、地権者及び建物所有者になりますけども、実際に立ち退く件数、この範囲の中でね、立ち退かざるを得ない件数っていうのは何件になると把握しているでしょうか。お願いします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  地権者及び建物所有者、135人ということでございますけど、筆の数ということで、少し地権者の方で2筆等お持ちの方でダブっている場合等ございますけれども、数としては135人に対しまして、参加者が90名ですので、参加率としてはかなり御参加いただけたのかなというふうに捉えております。
 ただ、御夫婦でいらっしゃっている場合とかもございますので、詳細については東京都のほうからデータをいただいてございませんので、不明なところもございますが、出席としては参加いただけたというふうに捉えております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  市への要望があったかどうかという御質問でございますが、この説明会前後として要望という形はございませんでしたけれども、従前から外環本線、それ以外の周辺の都市計画道路についても、早目にいろいろ説明をしてほしいというのは多くの声をいただいていたところでございます。
 また、立ち退き件数については、申しわけありませんが、今は把握してはございません。


◯委員(野村羊子さん)  用地説明会について、今後、まだ都市計画、あるいは市がやる場合も含めて、個別に対応する時間って、時間的には設けていても、きちっと皆さんの個別の対応──別にブースを設けろというわけではないですけれども、もう少しちゃんと張り出す地図をふやすとか、そこに張りつく説明がきちっと対応できるような人はいるんだけど、やっぱり全然足りないような状況とかがあるので、それについては市でもきちっと今後自前の説明会のあり方も含めて東京都と協議をしながら、そこに参加される方がきちっと思いがね、応えられるようなね、せっかく時間割いて皆さん行くし、急なお知らせの中で予定をやりくりして行かれる方が多いわけだから、そこの部分はきちっとやれるように都にも要望を出していただきたいというふうに思います。
 アンケートについて行きます。これ、いただいた資料では、質問1の開催を何で知ったかということがないのですが、それについては資料が来ていないということでしょうか。ここもね、用地担当の人員をふやしてほしいとありますけども、実際に先ほどのね、お答えにもあったように、どこがどうなるんだというのは、実際設計が決まっていないからきっちり言えないと思いますけども、そういう方の声っていうのはあるわけで。
 あとは、もう一つは、パネルの資料を、後から来たのでは、ここにはプリンターがないしパソコンもないしみたいなことを言って、もらえなかったわけですけども、ほかのところでは、要求してもらえるようになっていったという話があって。それについて、ほかとの対応が違うというのはおかしな話なので、きちっとそれについては最初からパネルのプリントを用意しておくなりして、きちっと持ち帰りたい、じっくりこれ眺めたいというふうなね、検討したいっていう方の来場者の要望に応えられるようにしてほしいんですけども、それについて何か協議なりはしているでしょうか。その点についてお願いします。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  まず、アンケートの何で知ったかがないっていうことですけれども、この我々が手に入れたアンケートの結果はあくまでも結果概要でして、ぜひ私も何で知ったかというのは統計的に知りたいですから、確認をして、またお知らせします。
 それから、ほかとの対応が違うのはまずいって、そのとおりですよね。だから、今言ったような事実があるかどうか確認をして、ぜひほかとも同じ対応ができるようにきちっとしていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ぜひ、実際にいただいている方がいらっしゃいますのでね。当日は私もこれは今ないと言われたことは事実ですので、きちっと確認をして、国交省がきちっとね、外環国道事務所がちゃんと対応を最初からできるようにね。それは、過去にはやっていた、オープンハウスの中でね、できていたことだけど、外環国道事務所に所管が移った、そのことによって情報提供が大変不十分になっているというふうに私は思っていますので、事業が始まったから余計情報量が減るなんていうことはおかしな話なので、そのことについてはきちっと申し入れて情報を提供してもらってください。とりあえず、いいです。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。代替農地のほうなんですけども、4月5日、生産緑地買取申出書が出たということで、ちょっと個人情報の差しさわりないところで、背景がわかりましたら教えていただきたいと思います。
 それと、用地説明会のほうなんですけど、135人で、135人というのは135世帯に送られて、来場者は90人ということで、ペアで来られた方もいたということで、来られていない方も当然いたということと、事前に説明を受けた方もいるかと思うんですが、まだ説明を受けてない方の今後の対応、何かまた説明会があるのか、個別でやられるのか、窓口へ来ていただくのか、ちょっとその辺の対応がどうなるのか教えていただきたいと思います。
 あと、用地買い取りなんですけども、本年度後半からということなんで、本年度予算というのはある程度とれているかと思うんですけど、それがどれぐらいあるのかということと、それに対する優先度、こういう方を優先にするよというのがあれば教えていただきたいと思います。手挙げで早い者順なのか、そういうところも含めて教えていただきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  まず1点目の買い取り申し出の出た背景ということでございますけど、相続等によりまして発生したものでございます。
 あと、都市計画道路のほうの対応ということで、説明会に来られなかった方への対応ということでございますけれど、測量等をさせていただく中で、各地権者の方と都のほうでお話ししながら進めているところでございまして、当日来られなかった方に対しては個別に対応するということで聞いております。よろしくお願いいたします。
 あと、東京都の予算のことでございますけれど、今年度当該路線にどのぐらいという規模については、まだ都のほうから詳しい説明を受けてございませんので、確認していきたいというふうに考えております。
 優先順位等につきましては東京都のほうとよく考え方を確認させていただきますけれど、中でも相続等も発生している方もいらっしゃるというふうに聞いていますので、よくどういった順位で、御希望の順番でいけるのか、どういう形になるのか、そこもあわせて確認させていただきます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。優先度の部分でいえば、これまでは生活再建にかかわる方を優先的にやっていたと思うんですが、それが優先されるのかなとは思うんですが。そういうことがなくても、もうここまで来たらという方もいらっしゃるかと思うんですけど、そういう方が手挙げしたら、そっちも先にやっていただくことができるのかどうか、その辺はぜひ確認していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それで、代替農地の考え方で、申し出書が出て、市では買い取らないよということは言って、どっちかというと仲介的な立場でやられるんだとは──仲介というと、ちょっと土地のはあり得ないんであれなんですけど、そういう立場でやられていたと思うんですけど、市として一回確保しておいてという考え方はないんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  生産緑地が買い取り申し出、出た際に、市として制度的にできるのは、公共用地として取得するために確保は可能でありますが、残念ながら今の制度では代替地として──特に市の事業でないということもあって、そこを市が買い取ってストックをして提供するということは制度的に今は難しいということで、できないという形になっております。


◯委員長(加藤浩司君)  次の方、質問の方いらっしゃいますでしょうか。


◯委員(大城美幸さん)  では、代替農地の件でちょっと細かいことをお聞かせいただきたいんですけど、新川地域を候補地に含む方々っていうのが何人なんでしょうか。国の補償額について個別に説明した人っていうのが何人か、おわかりなら教えていただきたいと思います。
 あと、先ほど野村委員の質問に用地説明会の立ち退きの件数は把握をしていないということでしたけども、その立ち退きの件数がわかる時期っていうか、このまま把握しないままでいくんでしょうか。わかった時点でお知らせしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
 あと、ちょっとオープンハウスアンケートに用地買収とか、「対応の方針」を説明することとか、これは国がやっていることなんだけども、やはり三鷹市に対しても要望しているというか、かかわることだと思う。やっぱり三鷹市の市民が要望していることであり、国と三鷹市が市民の求めていることに対して真摯に応えなければいけない問題が、今後の運営に期待することだとか、このアンケートの中でも幾つか見受けられるんですけども、その点、ただアンケートとりました、こういう結果でしたっていうことで終わらせていいのかっていうことを考えると、このアンケートをとって、三鷹市が国とどう連携をして、市民にきちっと返していくのかという姿勢をちょっと確認しておきたいんですけども、いかがでしょうか。
 それと、ちょっと関係ないっていったら関係ないかもしれないんですが、トンネル事故を受けて、やはり改めてトンネルの距離の問題や、地下トンネルでつくろうとしているこの外環の危険性というか、問題点っていうのも浮き彫りになったと思うんですが、国が今進めようとしている中で、このトンネル事故を受けて改めて全部のトンネルの打音検査をするとか、そういうことはあるけれども、新しいものをつくろうとすることに対して何らかの考え方の変更とか、そういう国の動きっていうのがあるのかどうかということと、三鷹市として事故を受けて国に対して改めて要望するとか、そういう動き、考えはあるでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  私は最初に3番目のアンケートですね。アンケートは国に対しての要望であるけど、三鷹市に対する要望でもあるんじゃないか、そのとおりですね。ですから、事業主体は国であって、あるいは東京都絡みのところもありますし、高速道路の会社が2つ絡んできますね。そういうこともありますけれども、もちろん三鷹という自治体の地で行われる事業でもあるわけですから、関係するところはきちっととっていきますが、今回のを見ると、直接そういう三鷹市が一緒になって、あるいは三鷹市がチェックするような内容というのは、私の感性が悪いのかもしれませんけども、特段今のところ感じていないんですけれども、あれば必ず一緒になって、アンケートの調査の中でこういう項目が出てきたじゃないかということで議論をし、あるいは確認をし、そういう対応をしていきたいというふうに思っております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  2点目以降、私のほうから回答させていただきます。立ち退きの件数でございますが、当然東京都のほうは事業に入っているということで、早急に確認して、また御報告をさせていただきたいと思います。
 3点目は部長ですね。4点目が、今回の中央道のトンネルの事故を受けてということでございますが、当然トンネルということで、外環についても上部を通過している道路とは違って、特殊な安全対策は必要になるのかなということで。対応方針をまとめた中でも、安全安心、災害事故等の対応の中で、国交省のほうは大深度トンネル技術検討委員会というものを設置して、その中でトンネルの地震時の安全性や火災時の対策などの検討を進めていると。火災時の換気施設においての対応など、起こり得るさまざまな状況を十分検討しながら防災設備の詳細な設計をやっていくということで。
 当然今回の事故を受けて、さらなる安全対策を検討する必要があるというふうに考えておりますので、そういった内容、まだいろいろ今回の事故については調査をしている段階で、はっきりとした原因というのが示されていないということもありますので、今後、そういったものも市としてもしっかり情報を受けながら確認して、安全対策を十分にするように考えていきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  1点目の代替農地の関係で新川地区を含む希望者の数ということで、12名の方に今回お話をさせていただきました。
 それと、国が補償額を提示した人数でございますけど、お二方にお話をさせていただいたということであります。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。このアンケートの件で、三鷹市が特段関係することであればというお話だったんですけども、この参考資料の1の今後のっていうところ、オープンハウスの運営に期待することというところを見ただけでも、課題会議を開催して個別の方針を説明することとか、「外環ノ2」について詳しく知りたいっていうことは、やはり北野で開かれたアンケートなので、三鷹の人が要望していることですよね。「外環ノ2」については東京都なんですけども、やはりここでこの委員会でも随時報告はしていただいているけれども、やはり市民に対してもきちっと説明するっていうことが必要、ほかの動きについても説明する必要があるのではないかというふうに考えたときに、やはり他の自治体で進んでいることを、三鷹市としては別に他の自治体のことだからお知らせしなくてもいいっていうふうに考えているんでしょうか。
 あと、今ここで取り上げた課題会議を開催して「対応の方針」を説明することっていうことに対しては、三鷹市、それは国とやらなければいけないことなので、国と連携した取り組みが必要だとは思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
 あと、トンネル事故の件なんですけども、国のほうでは特殊な安全対策が必要だっていう検討だとか、いろいろ新たな動きっていうのがあるのかもしれないんですけども、三鷹市として改めてこの事故を受けて、国に対して、こういうことが危惧されるとか、こういう安全対策してほしいとか、三鷹市として何らかの国に対する要望とか、そういうことは考えているんでしょうか、いないんでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  私のほうから2点ですね。アンケートに絡んで、今後の外環オープンハウスの運営に期待することのところで、他の自治体で進んでいる内容は知らせなくてもいいのかということ、それはそうではありませんね。でも、直接他の自治体との連携もあるわけですから、その中で必要な事項については市民にお知らせしていますし、これからもお知らせしていこうと思っています。
 それで、じゃあ、例えば課題会議を開催しというような、説明することとかあるけど、どうなのと。これはまず第一義的に国の問題ですよね。「対応の方針」については市民に示していますし、説明もしていますし、お尋ねがあれば、いつでも説明は市としてはしているわけですけれども、課題会議というのをどういうふうに国が考えて、それで、この「対応の方針」を説明することという内容、つまりこの項目をどういうふうに国として受けとめて対応するかというのは、まず第一義的には国の問題ですし、私が見る限りでは、ちょっとイメージとしてはね、課題があったら、会議を開いて「対応の方針」に基づいてきちっと対応してねっていうふうに読めるんですけども、そういうのがもし具体的にあれば、しかも今までの対応と違うような大きな課題があれば、もちろんそれは議論することはやぶさかではありませんし、きちっと説明もしていかないと、市民にとって不安な材料があればですよ、そういうふうに思いますし。
 ということで、「外環ノ2」について言えば、これはうちは、前にも申し上げているように、まずジャンクション部分の課題がありますから、それが先でしょうということで対応しているわけですから、特に詳しく知りたいというふうにこれは言っているんですけども、国として、あるいは東京都としてどういう状況にあるかというのは説明してねというふうには言っているんですけども、東京都も三鷹市のレベルで「外環ノ2」について具体的な動きがあるわけではありませんから、それはお知らせする内容があればお知らせしていきたいとは思いますけども、現状ではありません。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  トンネルの安全対策として、三鷹市として求めるものという御質問でございますが、まずは今回の事故のやはり原因をしっかり、市にも一般市民の方にも伝わるように情報公開をしていただきたいということを求めるとともに、外環については今回の方式とは違う方式を検討しているというふうには聞いておりますが、まだそれが決まっているものではないということで、そういったものがどういった方式でやるかということが、決まる際にはきちっと市民の方にも、市にも当然説明をしていただいて、安全対策は十分だということを説明していただきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  では、質問した根幹は、やはり市民がさまざま抱えている不安にきちんとした情報提供をして、応えていくっていう姿勢が国や市に求められていると思いますので、その姿勢を貫いて、いち早い情報提供、そして市民の求める要望にいち早く応えられるような姿勢を持っていただきたいということを要望して、終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  次の質問者。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させていただきます。最初、外環事業に係る代替農地の確保の取り組みということで御説明いただきました。また、他の委員からも意見がありましたので、このシステム自体は非常に今回の4月5日の生産緑地買い取り申し出から1カ月以内の市の対応ですよね。それで、あっせん期間の2カ月を経てということで、こういう貴重な農地をまた農家の方へあっせんすることで成功した例として、この取り組みをしっかりとこれからもね、続けていただきたい。
 特に市のほうでのいち早い、買い取られないけれども、この不動産管理研究会の会員とか、JA東京むさしとか、農業委員会に情報提供をして、結果がこのような好結果に結びついたのではないかと思いますので、これからも速やかな情報提供と日々のこういう制度で取り組んでいるという周知のあり方ですね、広報のあり方を徹底していただきたいなということに対しての、また今後のなお一層この取り組みをさらに進めるための、周知するための取り組みについてちょっと御所見をということと、あと、市が買い取れないということを言ってから、この農業従事者、関係者への周知の期間が2カ月なんですか。これをやはり、もうちょっと時間を延ばすこととか、どうなんでしょうか。
 我々もちょっと聞いて、いろんな意味でね、この期間にもう少し余裕をいただいたほうが、もっとより農家同士で農地を取得できるチャンスがあるんじゃないかなということで、この2カ月によってね、それでまたすぐディベロッパーの方に持っていってしまえばとか、あっせんするような形になってしまうと、やはり農地が占める高環境維持のウエートというか、重要性は非常に高いので、なるべくこの農地は農地としての維持の取り組みへという観点で質問させていただいております。
 それと、公共用地の、今他の委員からもありましたけど、一旦プールしておくような、そういう制度も。確かに御答弁の中でも、これは市の事業ではないのでというお答えもありましたけど、これを何とか東京都とか、国とか、いろんな機関で、またJA東京むさしさんとかとも協力いただく中で、せっかく出たこの農地を一旦プールしておいて、事業に、外環用地にかかった場合には特別な低利で融資していただけるようなね。期間とか何とか、外環事業で協力する場合には、その利子分も若干見ていただく中で代替農地に協力していただけるようなシステムっていうんですかね。この第三者機関の仕組みを説明してということで、この国と第三者機関との取り組みを進める中でね、かなり控除だとか、いろんな意味での特典があることも承知しておりますが、改めてこの農地をなるべく喪失しないための取り組みということで、ちょっとその辺の制度のあり方が可能なのかどうか、ちょっと御所見をお聞かせください。
 それと、3・4・12号線の用地説明会の件に関してなんですけど、これも引き続き、こちらの3・4・12号線に関しても、この代替農地の確保という観点で、この道路の進め方においてもね、代替農地の確保の取り組みをどのように考えてやってくれているのかということと、あと外環のほうでもそうなんですけども、住みなれたこの北野の中をなるべく離れたくないというような方の宅地に、一戸建てにお住みのとか、マンションにお住みの、戸建ての方からも、何かこういうこの近辺で、特に北野で住みたいので、そのような情報提供とかのあり方もちょっと工夫してもらえないかというような声も聞いておりますので、その点もちょっとお聞かせください。
 それと、オープンハウスのアンケートのところも読ませていただいて、私のほうにも、やはり非常に用地買収が個別の立ち入った案件であるために、用地担当の人員をふやしてほしいというような希望もありますので、その辺もちょっとこれから増員のほうに向けて取り組むように要望も出してもらいたいなと思います。
 それと、あと工事スケジュールの明確化といいますか、それと、あと設計も早目に、早期にどういうような形でやっていくのかというような全体像を早く知りたいというような希望も非常に多いので、その点の取り組み等もお願いいたします。
 それと、やはりいろんな意味で昨年の東日本もありますし、このトンネル事故とか、やっぱり災害に対しての対応ということも非常に関心があるところなので、その辺に対してもしっかりと要望を出していただきたいという点ですね。
 あと、オープンハウスのなんですけど、できましたらスライドだとか何か、こういう状況でね、説明会とか、大きな場だけじゃなくて、オープンハウスの中でも、例えば1時、3時だとか、何かそういう形でスライドとかの上映もしていただけると、もう少し臨場感というか、具体性があっていいんだとかっていう意見も聞いておりますので、その辺の御所見もあわせてよろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  それでは、代替農地に関連して5点御質問がありましたけども、3番目と4番目を私のほうでですね。買い取り請求の期間が短いんじゃないかという、そういうことですね。制度的には決められているんですけども、要は制度的に買い取り請求をして、買う、買わないという返事を行政がしないと、そこから始まっていかないわけですから、その制度を変えるのはかなり難しいんじゃないかなということ。
 それから、逆に、相続が発生して10カ月以内に処理をしなきゃいけないですね。そういう相続税法上の処理の限定もありますよね。ですから、限界はあるんですけれども、この要するに買う側と売る側の都合をよく調整しながら、今回のような仕掛けができないかということを今後も追求してまいりたいと思います。
 それから、一旦プールって、これもずっと考えていて、行政が買えないのかと。しばらく、じゃあ、行政のほうで預かるとかですね。預かるというのは失礼ですけど、買うしかないんですけど、買って売却すれば同じことじゃないかと。一旦買ってということなんですけど、農地を公共の施設以外で買うことはできませんね。農地だから。農地を自治体が持って農業をすることができるようにしてくれって、この前も国交省の課長さんと議論をしたときに、そういう仕掛けできないのかと。株式会社が農地を持てるじゃないかと。NPOが農業できるじゃないかと。だから、自治体が農地を持って、農業をできるような仕掛けを制度改革できないのかという議論、壮大な議論なんですけども、そういう問題提起もしているところでありますが、一旦プールはできません、今の段階ではですね。ぜひこれは制度的な工夫ができないか、今後も追求していきたいと思っております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  1点目の代替農地のこういった取り組みを周知拡充していくということでございますが、市としてもできる限りそういったことを努めていきたいと考えております。現在も1件、まだ調整中でございますが、同様な、今取り組みを展開しているところもございますので、そういった取り組みを広げていきたいと。
 周知に関しましては、農業委員会、またJAさんのほうにも協力をしていただきながら、農業従事者の方、買収対象になる方も当然でございますが、それを周辺で提供していただく方にそういった協力を呼びかけていきたいと考えております。こういった取り組み、本来プレスリリースをして、そういったことで周知を図るということも市としても検討はしてはいるんですが、今の段階ではちょっと個人情報にかかわる部分もあるので、ちょっとその辺の難しさがあるということで、今検討をしているということでございます。
 また、次に宅地の代替地でございますが、こういったことも市としても、これはちょっと時間的に合わなかったのでできなかったのですが、以前、三鷹台団地がURのほうで土地利用転換されるというところで、そういった土地の一部を間に合えば代替地に検討してほしいということを国・都と調整した経緯もございます。ただ、残念ながら、時間的なずれがあってそれは可能にはならなかったんですが。市としても、そういった周りで皆さんが移っていただけるような土地があれば、そういった調整を今後も検討していきたいと考えております。
 また、用地担当者の増員ということでございます。こちらも、これから事業がどんどん進んでいく中で、丁寧な対応が必要になると思いますので、また市としてもそういったものを国に求めていきたいと思います。
 また、スケジュール全体の流れ、そういったことについても、市としても、これまでも早い段階でそういったものを市民の方にも示して、そういったことによって理解が得られるということで国のほうにも求めてきておりますが、今後さらに事業化が本格的に進みますので、そういった不安を払拭するためにも、そういった情報を的確に提供していただくように求めていきたいと考えております。
 オープンハウスの開き方でございますが、委員さん御指摘のとおり、よりわかりやすくするためにそういったことも求めていきたいと考えております。


◯事業担当課長(小出雅則君)  あと、3・4・12号線におきまして代替農地の確保ということでお話しいただきまして、今回の取り組みと同様なものを3・4・12号線のところにつきましても行っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 今耐震につきまして工夫ができないかという御質問ございましたけれど、トンネルの耐震につきましては、今国のほうでも委員会を開催しましてさまざまな検討を進めているところでございます。そういった検討結果を踏まえて、市としてもさらに必要な要望をよく確認して対応させていただきたいというふうに考えております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  済みません、もう一つ、最後に、特別の低金利で融資をするというふうなことができないかという御質問でございますが、ちょっと制度的に研究が必要なのかなというふうに考えております。国のほうにもそういったことを研究、検討を求めていきたいというように考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧に御答弁ありがとうございました。なかなか市として答えにくいような問題も多かったとは思うんですけども、いかんせん一番基礎自治体というか、身近な自治体ですので、いかに農地を減らさないでこの高環境を維持できるようなということを、何とか皆さんにも制度的に工夫を、また国・都に要望を出していただいて、また知恵を出していただいて、しっかりこの事業が逆にできて取り組んでよかったと思えるような、しっかりとした制度設計をお願いしたいなと思います。
 それで今、一旦全部お答えをいただいたので、やはり買い取り期間とか、いろんな意味で相続との兼ね合いとかがあって難しいと思いますので、いかに迅速に情報提供を皆さんに、何ていうのかな、公平に、適正に、迅速に行えるかということが非常に問題だと思いますので、その辺の情報提供を今後ともしっかりと徹底していただきたいということと、一連の議論とか経過を踏まえて、それを国や東京都にしっかりと要望していってもらいたいということを要望いたしまして、質問とさせていただきます。結構です、私からは。


◯委員長(加藤浩司君)  委員の皆さん、ほかに質問はよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 よろしければ、引き続きまして、都市整備部行政報告のウについて、市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  報告事項3番目、ウの北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップの開催についてということで、口頭で報告させていただきます。
 外郭環状道路事業につきましては、今後本格的に用地買収が進捗していくことが想定されます。市では北野の里(仮称)の創出に向けまして、ふたかけ部分を含むジャンクション上部の利用方法や、外環で分断される道路の機能補償──代替道路ですけれども、そういったことのあり方などを、ジャンクション周辺のまちづくりについて具体的なプランの提案などを受けるため、市民参加によるワークショップを早期に行う必要があると考え、現在準備を進めているところでございます。
 ワークショップの運営につきましては現在検討中でありますが、「対応の方針」に基づきまして、国・東京都にも協力を要請しているところです。早期開催を目指して関係機関などと協議を進めてまいります。報告は以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  今の説明だと、ワークショップを開催するのは三鷹市が主催をして、ここで取りまとめたものを都・国、そして事業主体の株式会社に提示をするというふうな流れになるというふうに理解していいですか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  主催者ということでございますが、対応方針の中ででも国・東京都のほうは今後各段階、各事業取り組みについて、さまざまな手法を区市と相談しながら市民の意見を聞いていくというふうに答えておりますので、それに基づいて行っていきますので、三鷹市が中心にはなりますが、国・都も主催者側に入っていただいて開催することを考えております。


◯委員(野村羊子さん)  これは、今年度中の開催を目指しているのか、来年度の開催なのか。そのスケジュール、日程的なめどというのはどうでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今、課長が申し上げたとおり、国・都との調整もありますので、市はリーダーシップをとろうと思っていますけども、主催者3者で協議をして進めてまいります。そうなりますと、別に年度にこだわってやるということではなくて、やり方を慎重に対応していこうというふうに考えておりますから、年度内に開催するというのはちょっと難しいなと。年度にこだわるというよりも、十分な協議、あるいは御意見を承って、それをすり合わせたもので実施をするということになりますので、現実には4月以降の開催になるだろうと、そういうふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。そうすると、予算どりも含めてこれから調整ということだというふうに伺いました。意見をどのような形で取り扱うのか、あるいはどういう形で出してもらうのかといった場合に、地域課題検討会のような形よりも、丸池をつくったような形のほうがね、丁寧な、市民意見を聞きながら具体的なものをゼロからつくり上げるというふうな形になると思うんですが、方向性としてどういうふうにお考えになっているのか、もしあればお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  取りまとめのイメージということでございますが、平成20年に地区課題検討会を開催しまして、そこで多くの市民の方からさまざまな御意見をいただき、それについて「対応の方針」として国と都がまとめております。この方針、当然市民の方からいただいたものをもとにした「対応の方針」ですから、それがベースにはなってきます。
 そこでいろいろな意見をいただいておりますので、実際にふたかけ部分の整備のあり方、あるいは周辺の都市計画道路を含めたまちづくりのあり方、また、大きな課題としては機能補償道路──あの分断されるところですね、そういったところの具体的な意見をいただきながら、今、委員のほうからお話があった丸池も事業の展開としてワークショップをやっていると。そういったところでは共通点はございますが、事業としてまとめる形でワークショップを行っていきたいと思いますが、そういったプランの提案というか、そういったものをしていただければというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  あくまでも市民のさまざまな声でプランを聞いて、そのプランを最終的には、ですから国に対して要望すると。国が主催者としてなれば、国がワークショップの中で受けとめるというふうなことになるわけですけども、それこそ丸池なんかは市がやって、そこで出た形を割と具体的にその場で実現化していったというふうなことがありますよね。ただ、今回の場合はそれが市がやる事業ではないというか、そこの辺がちょっと非常にまだ曖昧な状態で、事業の費用をどうするのかというふうなこともね、含めて非常に曖昧な状態のままでやるというふうなことなので、どういうふうな形で具体的に意見が保障されていくのかというふうなあたりは、ちょっとどんなもんなのかなというふうなことが1つ。
 それから、もう一つは、ふたかけできる部分、できない部分ということがね、まだまだ未確定だと思うんです。この前もオープンハウスで私も質問したんですが、回答が来ないままですが、料金所の上はふたかけできないというふうに、ぽこっとそこだけ穴があいた状態になるじゃないですけども、そういうような事態がどうなのかって、これ、どうしてできないのかということについてはいまだに回答をいただけないままですが。そういうような構造上の問題がね、その場所がどこになるかによって、どういうふうな形でつくれるかということも変わってくるわけですけども、そういうことについて、そして、その構造のまた今地震の問題も含めて安全性の問題ってありますよね。
 このジャンクション部分はある意味で一番危うい。完成形、安定した形という円ではない形で道路が入り乱れて、何本もトンネル状態になるというふうな中のね、その辺の構造の安全性というふうなことも含めて、本当にこの上で。場所によってはちゃんとトンネルの上に住居ができているところはありますけども、こういうジャンクション部分でのね、安全性というのをどう確保し、担保して、その上で本当に安心できるような場ができるのかというふうなことについては、何か協議というか、する場っていうのはきちっとあるんでしょうか。お願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  大きく2点ほど御質問をいただいたと思いますが、事業と提案されるプランという、その関連でございますが、事業についても、当然これ行政間で前提条件として整理をすることだというように考えております。今、そういった調整もこれから進めていくということで、そういった、例えばジャンクションの部分、ランプが──誘導路ですね、高速道路につながる、接続する道路、ランプが計画されますが、そういったものの配置とか、そういったものは当然物理的な前提条件になるというように考えております。その中で、市民の方が提案していただくプランがどういうふうにはめ込められるかというようなことを今後やっていくことになるのかなというふうに考えております。
 2点目の安全性にかかわる部分ということでございますが、この安全性についても、当然道路としての設計基準というか、そういった安全性を確保した上で、その中で上部利用をどうするか。そういったものが、そういった考え方で進められていくということになりますので、この安全性等についても、当然前提の条件になってくるのかなというふうに考えておりますので、そういったものもしっかり国、事業者のほうから説明をしていただきながらやっていきたいというふうに考えております。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今2点、課長から答えがありましたけども、最初にその質問の冒頭に意見の保障という問題がありましたので、それは私のほうで補足をしたいと思います。意見の保障ですけども、ワークショップというのは、やり方からいって、意見の集約をするんですけれども、すごく具体的になるものと、それから意外と大枠で集約するものがありますから、これはどういうふうに最終的な形をとるかということによって大分変わってくると思うんですね。
 それから、提案する、この場合はジャンクションの上の利用なんですけども、これも建造物、あるいは運営主体、そういう費用負担、こういうものによってまた変わってくるわけですね。そうすると、そこでも変化があるということで、意見の保障を求めていくという姿勢を持って臨むというのがお答えになるのかなというふうに思います。あとは、交渉をして、しっかりと市民の意見を──自治体の基本ですから、市民の意見を具現化するという、そういう姿勢で臨んでまいりたいと、こういうふうに思います。


◯委員(野村羊子さん)  現実には、私は非常にこの外環道路計画というのは危うい、危ないというふうに思っているので、いろんな意味で実はできないほうがいい。この計画そのものが、だから計画線上、もう国が買っている部分は、それはそのまま公園にきちっとするなり、農地として残すなりというふうなことをしていただきたいというふうに私は個人的には思っていますので、具体的にどこまでなるのかというあたりはね、本当に今のトンネル事故の状況を見たら、今新しいトンネルを掘っている場合かというふうなところは現実にあるわけで。お金をどこに使うのかといった場合に、今新しいものにというよりは、丁寧に今あるものを補修していかざるを得ないんじゃないかというふうに思うんですけども。
 だから、そういうことを考えた場合に、どれだけね、市が思っている、あるいは要望することに対して国や事業者が対応できるのか、するのかということ、今後についてはね、私も非常にこのあり方、あるいはワークショップの開催そのものもね、非常に慎重にやっていかなくてはいけないのではないかというふうなことは思いますので、それは意見として述べておきます。


◯委員(大城美幸さん)  基本的なことで、先ほど「対応の方針」に基づいて国と関係機関と調整をしているということと、部長の答弁でやり方を慎重に対応するということで、年度内は難しいだろうというお答えだったんですけども。ということは、既に国と、関係機関と、そのワークショップをどういう方向でやろうかっていう調整の会議っていうのは行われているんでしょうか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  事務レベルで、ジャンクション上部の利活用と、あと機能補償道路といいまして、道路が実際に分断されてなくなっていく部分をどういうふうにしていったらいいのかという協議をしているところでございまして、市としては、そういった機能補償道路とあわせてふたかけ上部のことを今後ワークショップでやりたいという話をしているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  今、文章での報告はないので、北野の里のワークショップを開きたいという市のほうの報告なので、機能補償道路の具体的な事務レベルでの話の中でそういう要望をしているんだなっていうふうに受け取れたんですけども、北野の里のワークショップを、じゃあ、開きたいって言っている三鷹市として、このワークショップをどれくらいの規模、市民参加を何人の人数にして、そのうち地元の人全員に参加してもらうとか、何人って人数を限定するのか、あるいは市内全域で市民枠をとるのか、専門家を入れるのかとか、そういう考え方を持っているんでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今のワークショップの内容について、どんなイメージでいるのかということですけども、まさにどれぐらいの規模で、地元ではどなたの参加を、方法はどういうふうに、市民の枠はということを今検討中なんですね。それが、市の考えがまとまれば御提案できるじゃないですか、こういうことで考えていますと。その前に、情報提供として、今それをワークショップをやりたいということで、一部の情報提供なり、国との協議も始めましたということを御報告したわけで、まさにそのことを今、市の内部でコンクリートできていないわけです。議論を今しているところであります。ですから、今のような枠組みでは、当面今は何も決めておりません。


◯委員(大城美幸さん)  ということで、ちょっと要望したいんですけども、市は最近市民検討会議とかいろいろ、無作為抽出っていうのをよく──最近はそれがいいんだって、関心のなかった人もそれに参加することで関心持つようになるからいいんだっていうことで、無作為抽出を盛んにいろんなことで最近はやっていますけども、私はやはり何人の規模になるかわからないけれども、まずは地元の人が優先だし、そして、関心のある人だからこそ意見が言えるという点では、それ以外の市民枠も取り入れていただきたいということを要望しておきたいと思います。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに質問よろしいですか。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点かまた質問させていただきたいと思います。北野の里の件については、非常に地元の人たちも関心が深いところなんで、基本的には、平成20年でしたっけ、課題検討会を設けましたよね、あのときに出されたさまざまな課題がもちろんベースになろうかとは思いますが、今、他の委員からもありましたように、地元の人たちの、周辺の住民の方たちが、とにかく長い間ここにお住みになって、また農業をされていた、またいろんな御商売をされていたという方たちの、まず意見を吸い上げる。
 いきなりこのワークショップという形で、全体で聞くのか、それとも、やはり地元の人たちのまずお考えをとかっていう聞く機会も設けていただきつつ、広く全体として聞くことも大事だとは思いますが、やはり何ていうんですかね、地元の北野不動産管理研究会初めいろんな方たちがおられると思いますけど、何かまず思いを、検討会のときにもかなり聞いていただいたとは思います。だけど、また、特に昨年の東日本大震災だとかを踏まえたりして、また、その防災のね、もっと観点を入れておいてもらいたいとかっていう意見もね、かなり出てきているんですね、実に。
 また、検討会の前の時点でも農業公園にしてもらいたいとか、スポーツ公園だ、コミュニティ公園だとかっていろんな案が出されて、それはそれぞれにすばらしい取り組みだっていうこともよくわかっていますし。だから、そういうそれぞれの取り組みをしつつ、いろんな、例えばベンチを取るとかまどになっているとか、いろんなね。あと、災害時にはソーラーのシステムでいち早く復旧できるとか、食料の備蓄をどうにかとかって、そんな具体的にじゃないですけど、そういう本当に災害を踏まえてから、ちょっと考え方も、そういう意味でね、災害の観点というものをあらゆる箇所に入れながら公園づくりをしてほしいというような意見も出ておりますので。
 そういう意味からも、何か改めて地元の人たちが、もちろん景観に配慮してですよ、環境に配慮して、将来にわたって最大の効果が出るようなまちづくりをしていただくっていうことも、もちろん最大の要望で。地域の方たちもこの外環が来て、かえってまちがよくなったねと言ってもらえるような、日本中のモデルケースとしての取り組みをしてもらいたいということもよく聞いておりますので、そういう点も踏まえての皆さんの御所見をお聞きしたいなと思います。よろしく。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  地元の人たちの考えを聞いてほしいということで、御提案の内容というのはよくわかります。それで、ただ、じゃあ、地元の人たちの考えを聞いて、ワークショップをやる前にその人たちの考えだけを聞くというわけにもいきませんから。だから、ワークショップのやり方の中で、どこら辺でね、いろんな諸団体の考えをやっぱり聞く方法を取り入れるのか、それとも、初めにね、こちらがワークショップの土台、ベースをつくりますから、その前にいろいろな意見を聞いてベースをつくっていくのか、その辺の方法の中できちっと今の御意見を受けとめたいと思います。
 特に防災の視点は大事な視点でありまして、また、他の委員からも構造上の問題ということも出ておりますのでね。そういうことも踏まえて、しっかりとその視点を取り入れたワークショップの方法を構築してまいりたいというふうに思います。


◯委員(伊藤俊明君)  そういうことで、とにかく最大の効果が出るようによろしくお願いいたします。


◯委員長(加藤浩司君)  他の委員、よろしいでしょうか。


◯委員(栗原健治君)  今回、北野の里を中心としたまちづくりワークショップの開催ということで、率直に私、この三鷹に住んでいる市民の感覚からも、ちょっとお話ししたいというふうに思います。中央道のトンネル事故も受けて、安全対策、すごく大切だと。首都高も含めて老朽化が進んでいる中で、しっかりと保守点検して機能を確保することが重要じゃないかという声が寄せられています。また、専門家からも、その費用をしっかりと捻出していかなければならないんじゃないかということが指摘されている中で、この新しい、新規道路のね、外環計画を前提にした北野の里を中心としたワークショップの開催をしていこうっていう感覚がね、今の現状の市民の感覚と合っているのかっていうことを、私はちょっと伺いたいなというふうに思います。
 事業主体の中日本高速道路株式会社ですか、このトンネル事故の場合には、つくったままね、何の保守点検もしてこなかった。制度的な問題もありますけれども、この事業を進めていくね、言ってみれば1つの事業者として資格があるのかっていうこともね、問われる事故だったというふうに思います。根本からね、その事業主体としての資格もやはり検証しなければならないというふうに思いますし、三鷹市として、用地の買収が進んで、本格的に買収が進められていくからその準備をしていくということですけれども、この新規道路、外環道路の計画をね、前提にしたワークショップを進めていくっていう、この時期のタイミング、市民感情に対しての市としての受けとめ方をお伺いしたいというふうに思います。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今の御指摘は、市民は今、道路構造物に対する一定の不信とか、老朽化に対する不安とか、そういうものがあるから、ワークショップをするタイミングとしては悪いのではないかというような御指摘だと思うんですけども、道路そのものの必要性とか、それに対して「対応の方針」できちっとチェックをしながら進めていくとか、それからジャンクション部分については、市にとって、あるいは市民にとってプラスになるような方向で、環境問題にも配慮しながらきちっと進めていくということ、これらを前提にこの外郭環状道路について対応しているわけですから、この次のステップに行くということについては、私は市民感覚と合っていないとは思われないんですね。
 ただ、不安があるのはよくわかります。御指摘のように、事故があって不安がある。そういうものも含めて、きちっと不安も払拭できるように、計画の中でそういう構造物に対する不安を議論しながら、ワークショップそのものがそのことを阻害する、あるいは合っていないということにはならないのかなと。計画をつくるために事業を進める手法として、ワークショップで具体的な計画を具現化していく、市民の意見を聞きながら具現化していく。その中で市民の不安があれば、それもきちっと受けとめていくということが私は正しい方法だと思います。


◯委員(栗原健治君)  市の考え方はそういう考え方だということはわかりましたが、市民の中に、今何が優先されるべきものなのか。国の財政が大変厳しい中で、公共事業に対しての厳しい視点、必要なものに対してしっかりとつくってほしいという視点が醸成されてきたと思うんですね。その点で、今ある公共インフラの重要性、中央道、関越、高速道路を中心に都心に集中、一定の放射線状に広がっている高速道路と、それをつないでいる首都高。この首都高の安全性の確保というのは、本当にこれ機能を失われたら大変な事態になる。ここの安全対策をしっかりやる。また、保守点検をしていく必要がある。新規の拡充をすべきなのかっていう議論も、今新規の拡充している場合じゃないんじゃないかという意見も本当に今高まっていて、実際には優先順位をしっかりと考えていく時期だというふうに思います。
 三鷹市も、自治体として北野の中央高速、外環道路があって、中央ジャンクションができる場所としての計画を将来的につくらなければならない事情はありますけれども、やっぱり時代をしっかりとつかんだ対応をすべきだというふうに思います。意見として述べておくと同時に、ワークショップをする場合においては、前委員の質疑がありましたので、市民の声をしっかりと反映させた計画としてつくっていくことは当然のことだと私も考えていますので、その点では、より広範にワークショップの進め方も含めて、市民の意見を反映できるようにしていくことはしっかりとしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(加藤浩司君)  よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で、都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時54分 休憩



                  午前10時55分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。


◯委員(野村羊子さん)  市外で起こっている外環事業にかかわる問題については、市外であっても、今現状、東名ジャンクション、あと大泉インターチェンジ、ジャンクションについて事業が進められている経緯がありますので、それについて常にやはり報告の中に入れていただくと、情報提供していただくというふうな形に、ぜひ今後していっていただきたいと思います。
 あと、「外環ノ2」についても、今大泉地域で1キロだけの事業化をするとかいうことも含めて話し合いの会の継続もありますのでね、それも常に情報提供として、他のところでどういうふうな進捗状況になっているのか。それに比べて、三鷹市がどうなのかということはやっぱり必要なことだと思いますので、ぜひ毎回情報提供いただけるように、委員長のほうで取り計らっていただけるようにお願いしたいと思います。


◯委員長(加藤浩司君)  休憩いたします。
                  午前10時57分 休憩



                  午前10時58分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 ただいま野村委員からいただきました外郭環状道路、市外に関することについての情報提供について、委員会として都市整備部のほうに申し出いたしたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 その他、ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これ以上はないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午前10時58分 散会