午前10時00分 開議
◯委員長(石井良司君) 議会改革検討委員会を開会する。
休憩する。
午前10時00分 休憩
午前10時05分 再開
◯委員長(石井良司君) 議会改革検討委員会を再開する。
本日の流れについては、1、検討課題について、2、次回委員会の日程について、3、その他という形で進めていきたいと考えるが、よろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
なお、11月12日に議長に対し、本委員会の中間答申を行ったところである。具体的内容としては、議員の体制に関することとして、三鷹市議会災害対策支援本部設置要綱(案)を提示するとともに、情報の収集・提供に関することとして、三鷹市議会災害対策支援行動マニュアル兼チェックリスト(案)及び三鷹市議会議員災害対応フロー図(案)の提示を行ったところである。また、市議会災害対策支援本部の設置に際して、執行機関側と要員配置について必要な調整を行うことや、災害復興計画を議決事件に加えることについての検討、市議会の防災訓練実施などについても答申を行ったところである。
◯事務局長(郷原 彰君) 補足する。
11月12日の委員長から議長への中間答申を受け、11月22日に議長及び副議長から市長に対し、中間答申の説明を行ったところであるが、災害対策支援本部における各班の名称等について、市側の規程と整合性をとる必要が生じたため、現在その調整を行っているところである。調整した内容については、改めて本委員会へも御報告差し上げたいと考えているところである。なお、各派代表者会議に対しては11月27日に報告を行ったところである。
◯委員長(石井良司君) 何かあるか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
協議事項に入る。1の(1)については、前回の委員会において一定の議論があったところであるが、その後、各会派からは意見が出されなかったところである。引き続き協議願いたいが、個人の市政報告については、広報紙の両面を個人の報告に使用するとなると政治活動になってしまい政務調査費を支出することは困難なものと考えるがいかがか。
◯委員(岩田康男君) 今までも広報紙の表面を会派の報告、裏面を個人の報告に使用した場合、政務調査費からの支出はできなかったか。
◯事務局次長(市原勝彦君) 現状において広報紙に政務調査費を支出する際、会派としての活動報告と個人の記事を掲載することについては、幾つかの判例を確認したところではあるが、紙面上の構成割合が全体の何割であれば問題はないという明確な基準は示されていないところである。
◯委員(岩田康男君) 会派の活動を市民に理解してもらうとともに、議員個人の活動についても市民に理解してもらうことは大切なことと考える。よって、広報紙に個人の活動をどのように生かしていくかを検討していくべきだと考える。
◯委員長(石井良司君) 広報紙の裏面を個人の報告に使用することはできなかったか。
◯事務局次長(市原勝彦君) 各会派から実績が出てきた段階で調整し、対応させていただいているところである。
◯委員(岩田康男君) 政務調査費を議員個人の宣伝等に使用することはできないものと考えるが、議員個人の活動を市民に周知する機会を拡大する必要はあるものと考える。当該活動について報告を行うことを義務づければ多くの市民へ訴えかけることができるものと考える。政務調査費による支出がどこまで可能かということについては、事務的に考えれば、先ほどの事務局からの説明のとおりであるが、議員活動の活性化という観点からは、今後検討が必要なものと考える。
◯委員長(石井良司君) 個人の市政報告というものは、どの程度まで許されるのか。
◯事務局次長(市原勝彦君) 具体的な程度については、明確にお答えすることはできないが、過去の事例等を幾つか調べた限りでは、個々の議員活動に係る報告については、会派全体にフィードバックされたものであり、会派のコンセンサスを得られていることが客観的に証明できることが必要なものと考えるところである。
◯委員長(石井良司君) 休憩する。
午前10時20分 休憩
午前10時50分 再開
◯委員長(石井良司君) 議会改革検討委員会を再開する。
個人の市政報告については、さまざまな課題があるところである。引き続き継続して協議していくということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
次に、図書の割り当て冊数等について協議願う。
◯委員(嶋崎英治君) 必要なものについては、1人1部認める方向でよいのではないか。
◯委員長(石井良司君) 必要なものについての判断が必要になってくるが、議員自身で判断することとあわせて、事務局とも相談して対応すればよいものと考える。
休憩する。
午前10時52分 休憩
午前10時56分 再開
◯委員長(石井良司君) 議会改革検討委員会を再開する。
図書の割り当て冊数等については、その購入に当たって事務局と相談しながら進めていただくこととし、その結果責任については当該会派で負うということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
なお、文言等の調整については、正副委員長に一任いただくことでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
その他、何かあるか。
◯委員(岩田康男君) 宿泊を伴う会派視察の際、宿泊費の領収書と朝食代の領収書が分けられず、政務調査費による支出ができない場合がある。やむを得ない事情がある場合には、何らかの対応ができるようにしておいたほうがよいのではないか。
◯委員(粕谷 稔君) 我が会派においても宿泊を伴う会派視察の際、宿泊費の領収書と朝食代の領収書が分けられないと言われた経緯があった。また、宿泊するホテルに朝食代を除いた形での料金を確認したところ、いわゆる朝食代が含まれたパック料金のほうが安くなると言われたこともあったところである。使い勝手が悪いところがあるので、例えば朝食代が含まれたパック料金のほうが安くなるような場合については、臨機応変に対応できるようなものにしたほうがよいのではないか。
◯委員(伊藤俊明君) おっしゃるとおりである。時代にそぐうような形での対応ができればよいものと考える。
◯委員(石原 恒君) 我が会派においても宿泊費の領収書と朝食代の領収書が分けられないと言われた経緯があり、そのようなことについて対応は必要なものと考える。
◯委員(後藤貴光君) 領収書が分けられないようなやむを得ない事情がある場合には、何らかの対応が必要なものと考える。
◯委員(嶋崎英治君) 我が会派においてはそのような事例はなかったように記憶する。やむを得ない事情がある場合の対応は悩ましい問題と考える。
◯委員(粕谷 稔君) そもそも朝食代が幾らなのか特定できない場合もある。また、決められた金額以内で宿泊できるホテル等が視察先周辺になく、視察が効率的にできなかった場合もあったところである。
◯事務局長(郷原 彰君) いわゆるパック料金で朝食代が含まれているものについては、政務調査費で一切支出できないかというと、もともとの旅費支給の考え方からすれば運用上は特に問題ないものと考える。いずれにしても皆様で御判断いただきたい。
◯委員長(石井良司君) 飲食費については政務調査費で支出できないものであるが、朝食代を除いた料金が朝食代が含まれた、いわゆるパック料金よりも高くなるような場合の対応は考えなくてはいけないのではないか。
◯委員(高谷真一朗君) 極力安いホテルに宿泊することを原則とし、いわゆるパック料金のほうが安いなど合理的な理由がある場合には、そのような対応も認める方向でよいのではないか。
◯委員長(石井良司君) 宿泊費についてはどうか。
◯事務局長(郷原 彰君) 大都市圏においては1万円でホテルを探すのは厳しい場合もあるという話を聞いているところである。
(「確かにそうである」と呼ぶ者あり)
◯委員(岩田康男君) 会派視察については、大都市圏においても1万円以内で不便は感じていないところである。金額を上げる必要はないものと考える。
◯委員(高谷真一朗君) ここで一気に基準を緩和していくのもいかがなものかと考える。金額を上げることについては、1年ほど様子を見てから判断してもよいのではないか。
◯委員(伊藤俊明君) ホテル代が安いということだけで、宿泊場所が視察先から余りにも離れた場所になってしまうような場合などについては、合理的で効率的な視察という観点での対応も必要なのではないか。
◯委員(加藤浩司君) 我が会派は人数が多いため手ごろなホテルを探すのに苦慮しているところである。原則は今までどおりでよいが、やむを得ない事情がある場合には一定の金額まで使うことができるということではいかがか。
◯委員(岩田康男君) 金額を上げる必要はないものと考える。
◯委員(粕谷 稔君) 我が会派が京都へ視察に行った際、ホテルの予約が全くとれず、割高なホテルしか残っていなかったということがあった。この御時世、宿泊費を何が何でも使い切るという者はいないものと考える。宿泊費の運用の範囲をもう少し広げてもよいのではないか。
◯委員(加藤浩司君) 正直な話、視察の際、やむを得ず個人負担をしたこともあったところである。
◯委員(粕谷 稔君) やむを得ない事情を鑑みた対応も必要なのではないか。
◯委員長(石井良司君) 宿泊費については原則1万円以内、やむを得ない事情がある場合には幾ら、ということではいかがか。
◯委員(後藤貴光君) 合理的な理由がある場合には1万2,000円までということではいかがか。
◯委員(粕谷 稔君) 現実問題、自分たちで宿泊場所を探すとなると、なかなか適当なところが見つからず、大変な思いをしているところである。
◯委員(岩田康男君) 政務調査費については、一定の基準に基づき支給されるものなので、あえて反対はしないが、やむを得ない事情がある場合はともかく、会派視察についてはできる限り安い宿泊費で対応願いたい。
◯委員長(石井良司君) ただいまの協議の内容をまとめると、宿泊費については原則1万円以内、朝食代が宿泊費と分けることができない場合など、やむを得ない事情がある場合には1万2,000円を限度とするということでよろしいか。
◯事務局長(郷原 彰君) 事務局でただいまの協議の内容を整理し、その内容を反映した使途基準を作成し、次回委員会で御確認いただくということでいかがか。
◯委員長(石井良司君) ただいまの事務局長の説明のとおりとすることでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
その他、何かあるか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、協議事項1の(2)について協議願う。
初めに、事務局より説明願う。
◯副主幹(富永幹雄君) 視察を4つの形態に分類して、公務災害の適用・非適用を検討したところである。1つは、私費による視察。2つ目は、政務調査費に基づく視察。3つ目は、議員派遣としての視察。4つ目は、委員派遣としての視察である。このうち、委員派遣としての視察については、公務災害の適用は認められるが、私費による視察と政務調査費に基づく視察については、公務性が認められないため、公務災害の適用は認められないものと考える。また、議員派遣としての視察についても昭和43年の行政実例に基づく認定基準を満たさないものについては、公務災害の適用は認められないものと考えるところである。
◯委員長(石井良司君) 現段階において、会派視察時の公務災害の適用は困難なものと考える。
◯委員(岩田康男君) 旅行保険も対象外か。
◯委員長(石井良司君) そのように考える。
◯委員(嶋崎英治君) さまざまな要件を満たさないと公務災害の適用は認められないものと考える。
◯委員長(石井良司君) 協議事項1の(2)については、継続して協議するということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
それでは、次に、協議事項1の(3)について、別紙1を参照の上、協議願う。
検討項目は全部で10項目あるが、9番目の検討項目については、既に中間答申を済ませている項目なので、それ以外の9項目について協議していくということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
正副委員長において話し合ったところでは、1番目と2番目、4番目から6番目、8番目と10番目の検討項目については、結論を出すには一定の時間が必要なものと考え、3番目と7番目の検討項目については、一定の方向性を持ってまとめられる可能性があるのではないかと考えるところである。
事務局に補足させる。
◯事務局長(郷原 彰君) 議事録の公開に当たっては、現状、議事係において多くの時間を費やし対応しているところである。その業務をどのように合理化していくか、さまざまな検討や工夫はしてきているところではあるが、引き続き研究をしていきたいと考えるものである。
◯委員(後藤貴光君) 議事録の公開のスピード化には、どのくらいのコストがかかるのか。
◯事務局長(郷原 彰君) 人件費を含めたコストについては、できる限り現状維持の方向、予算の範囲内での対応を考えたい。
◯委員(加藤浩司君) そのような対応で、公開までの期間を何日短縮できるのか。
◯事務局長(郷原 彰君) 1週間程度と考える。
◯委員(後藤貴光君) 1週間程度の短縮のために、どれだけのコストをかけるのかということである。
◯委員(岩田康男君) 現状、本会議の議事録が公開されるのは、次回定例会の初日である。
◯委員(加藤浩司君) 1週間程度の短縮のために、事務局への負担もふえるものと考える。そのあたりの部分も考慮する必要があるのではないか。
◯委員(岩田康男君) どうして議事録の公開のスピード化が必要かというと、他会派の議員が行った一般質問の内容を文章で確認することにより、同じ内容の質問を避けるということが1つ。また、市民も、当該市民が支持する会派以外の議員に対しては、一般質問の内容を文章で確認することができないところである。これらの問題を議事録公開のルールを変更することにより解消できるのであれば、公開を1週間短縮しなくてもよいものと考える。
◯委員(加藤浩司君) 市民に対しては、本会議の翌日にはインターネットで録画中継を見ることができるので、そちらのほうでの対応をお願いしたいところである。また、議員への情報提供というレベルでの議事録の公開であれば、1カ月か1カ月半での対応は可能なのではないか。
◯事務局長(郷原 彰君) 現在、調製中の会議録については、当該議員の発言に係る部分のみお渡ししているところであるが、本委員会での協議により当該議員以外の発言についても調製中の会議録を渡すことができるということで合意ができるのであれば、そのような対応も可能なものと考える。なお、市民へはインターネットの録画中継をごらんいただくよう案内はしているところである。
◯委員(加藤浩司君) 本会議の議事録公開のスピード化については、本日結論を出すのは困難なものと考える。
◯委員(岩田康男君) 本日結論を出すのは困難なものと考えるが、一般的には、議事録公開のスピード化については結論を出せるものと考える。具体的なことは次の段階での話になるものと考える。
◯委員(高谷真一朗君) 8番目の検討項目についても俎上にのせていただきたい。前段のインターネット中継については困難であっても、後段の議会だよりの紙面構成の刷新については早急に御協議いただきたい。内容は紙面構成に議員がかかわって対応するというものである。
◯委員長(石井良司君) 議員が紙面の構成にかかわると、議員個人の主張のようなものが反映されてしまうおそれはないか。
◯委員(高谷真一朗君) まずは、検討課題として取り上げていただきたい。
◯委員長(石井良司君) 御協議いただくための時間が限られているので、合意ができそうなものから協議してみてはどうかと考えるところである。
◯委員(高谷真一朗君) 協議する検討課題の中に8番目の検討項目も入れていただきたい。
◯委員長(石井良司君) 了解した。
◯委員(加藤浩司君) 協議する順番は正副委員長に任せるべきである。
◯委員長(石井良司君) 御協議いただく項目として、3、7、8と出たが、いかがするか。
◯委員(嶋崎英治君) 5番目の項目についてはどうか。
◯委員長(石井良司君) 5番目の項目について、見積もりはどうだったか。
◯副主幹(富永幹雄君) 実際にユーストリームによるインターネット中継を実施している自治体を訪問し話を伺っているところではあるが、本市議会が実施した場合の具体的な金額については、まだ確認をしていないところである。
◯委員長(石井良司君) 具体的に実施内容が確定しないと、見積もりもとりようがないものと考える。
◯委員(嶋崎英治君) インターネット中継という点では、5番目の項目と8番目の項目は関連があるのではないか。
◯委員(岩田康男君) 8番目の項目については、後段の議会だよりの紙面構成の刷新について協議するものである。
◯委員長(石井良司君) 御協議いただく項目として、3、5、7、8と出たが、協議する順番はいかがするか。
(「委員長判断」と呼ぶ者あり)
それでは、項目の順番どおりに協議していくということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
なお、御協議いただく項目の関連性については、その都度皆様に確認しながら進めていくということでよろしいか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
次に、次回委員会の日程についてだが、前回の委員会で御確認いただいたとおり、1月22日(火)午後1時30分に開会することとし、その間必要があれば正副委員長に一任することで異議はないか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
休憩する。
午前11時55分 休憩
午前11時57分 再開
◯委員長(石井良司君) 議会改革検討委員会を再開する。
ただいま、休憩中に御確認いただいたとおり、次々回の委員会の日程については、2月25日(月)午前10時に開会することとし、その間必要があれば正副委員長に一任することで異議はないか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
そのように確認する。
その他、何かあるか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようなので、本日の議会改革検討委員会を散会する。
午前11時58分 散会