メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年文教委員会) > 2012/09/11 平成24年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2012/09/11 平成24年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから、文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  おはようございます。きょうは委員会報告1件でございます。
 南部図書館(仮称)の整備につきましてはですね、これまでも逐次御報告をさせていただいたところでございますけれども、今般ですね、公益財団法人アジア・アフリカ文化財団と三鷹市及び三鷹市教育委員会とのパートナーシップ協定を締結をしたところでございます。内容につきましてはですね、担当のほうから御説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  よろしくお願いいたします。このたび公益財団法人アジア・アフリカ文化財団と三鷹市及び三鷹市教育委員会の3者で締結いたしましたパートナーシップ協定について御報告をいたします。アジア・アフリカ文化財団との間では、これまでに平成19年に南部図書館(仮称)の整備に向けた検討に関する覚書を結びまして、さらに昨年6月には整備に向けた確認書を締結しました。そして、財団による建物の建設、賃貸借という形での事業スキームを確認したところです。また、12月には、経費の負担に関する確認書ということで、財団の理事会、評議員会での決定、あるいは内閣府への定款変更申請に向けて、施設建設への助成金及び月額賃料のおおむねの額を提示する確認書を取り交わしております。
 現在アジア・アフリカ文化財団は既存の建物の取り壊しを終了しまして、今週からいよいよ施設の建設に着工しようとしているところですけれども、これに先立ってということで、南部図書館の整備、そして開館後の協働事業について改めてしっかりと協定という形で確認するというものでした。中身としましては、これまでの確認書や、それから、ことしの3月に確定した南部図書館(仮称)基本プランの中でコンセプトや事業計画ということで固められてきたことを、アジア・アフリカ文化財団と、それから三鷹市、そして三鷹市教育委員会のそれぞれの役割と責務という形で整理したという形式になっております。
 本文ですけれども、1の協定の目的を市民の生涯学習活動の推進と豊かな地域社会の実現に向けて、協働の精神に基づくパートナーとして事業を推進するために、相互協力の内容、両者の役割分担等を定めることとしています。
 そして、2でそれぞれの役割と責務を定めています。(1)がアジア・アフリカ文化財団の役割と責務となります。アは、施設の整備及び賃貸として、新施設の建設に当たっての南部図書館のスペースの整備、それから三鷹市への長期の賃貸について。それから、イでは、郭沫若文庫等の貴重資料の三鷹市への無償貸与等について規定しています。それから、ウからカまでは、開館後の事業での協働に関するものでして、南部図書館におけるアジア・アフリカ関連資料の収集についての選書の協力、それからアジア・アフリカ図書館としての市民向け公開の充実、建物の2、3階にあるアジア・アフリカ語学院の教室の生涯学習事業への提供、そして国際理解のための事業での連携協力を行うということにしています。
 (2)が三鷹市及び三鷹市教育委員会の責務と役割です。アで、施設建設に関する助成として、建設に当たって整備のための助成金2億円の交付、そして、イで、南部図書館の整備として、三鷹市が行う内装工事について規定しています。ウは、貸与される郭沫若文庫等の資料展示に関するもので、南部図書館の中で貴重資料を公開して、広く一般市民にその意義を伝えるということにしています。エでは、連携事業として、協働による異文化・多文化理解、国際交流に資する事業の企画、実施、オでは、アジア・アフリカ図書館の協力によって、南部図書館でアジア・アフリカ圏の絵本など特色のある蔵書収集を行うこと、そして、カで広報に関する支援を掲げています。
 3ですけれども、円滑な連絡調整を図るために連絡調整会議を設置するということにしています。そういったところが協定の内容になります。
 なお、今後の予定としましては、内装工事の実施設計を今年度行うことになっておりまして、平成25年度に入って内装工事を速やかに実施して、9月には引き渡しを受けるような形で、現地での開設準備作業に入りたいと考えております。年度の後半、平成25年の11月か12月ぐらいでの開館を予定して調整しているところです。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。
 ただいま宇山館長から御丁寧に御説明いただきまして、去年からずっと覚書、確認書、あと事業スキームの取り決めとか進めていただきまして、ありがとうございます。宇山館長におきましては準備委員会のころからされて思い入れがあると思いますけども、御質問させていただきます。
 今現在、南部図書館(仮称)という表現になってますが、これが(仮称)がとれるのはいつごろでしょうか。また、名称がついて市民公募とかする計画があるんでしょうか。その辺をお伺いしたいと思います。
 それと、役割の(1)アのところで、下のほうに、乙に対し長期に賃貸するということで、この長期っていうのは、こういった取り決めの場合はこういった表現になるのかちょっとわからないんですが、期限つきではないということになるんでしょうけども、ちょっとその辺の考えを何か教えていただければと思います。
 それと、(1)のオで、生涯学習への場の提供ということで、甲は、乙及び乙の関連団体が実施する生涯学習目的というような形で書いてありますが、これ市民、個人使用はできないということで考えていいのか、その辺を教えていただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まず1点目の名称ですけれども、仮称がとれるのは実質来年の6月の議会あたりに図書館の設置条例の改正を提案するという形で、このときに正式にとれるというふうになると思います。名称ですけれども、公募というような形とか、愛称名をつけるとか、まだそういったことをちょっと検討中な段階であります。
 それから、2番目ですけれども、長期賃貸という形になっておりますけれども、以前の確認書等では30年程度というようなことをうたっておりまして、定期借家契約というような形になりますので、期間を区切っての契約という形になります。
 3番目、アジア・アフリカ文化財団の教室ですけれども、当面、市とか、あるいは関連団体──ネットワーク大学ですとか、MISHOPですとか、そういうところと協働でやるような事業について使っていくというようなことを今話し合っているところですけれども。ですから、個人使用とか、あるいは市民への開放についてはまだ当面は考えておりませんが、検討したいというところです。


◯委員(石原 恒君)  済みません、ありがとうございます。
 それとですね、私もちょっとこちらの南部図書館(仮称)のほうに行ってみたいなと思いまして、実は先日行きましてですね、壊した跡と、また建設している様子がよくわかりまして。行ったときにですね、ちょっとやっぱりわかりづらい。ちょっと入り組んだところでしたので、標識等ですね、案内する標識とかは多分計画はされてるんでしょうけども、その当たりは何かつけてるんでしょうか、ちょっとその辺お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  ちょっと奥まった住宅地にありますので、なかなか初めての方にはわかりづらいというところがあると思いますので、それぞれ必要なところにサイン等を設けるということで、今、場所ですとか、どのような形でということを検討しているところですけれども、周辺のバス停のあるところですとか、杏林の側のほうですとか、いろいろなところに設置を考えていきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そうですね、多くいらっしゃれるような環境をつくっていただきたいなと思います。
 アジア・アフリカといいますと、これから発展して伸びていく国々ですので、国際情勢もよく見ていただきまして、そういった国々の状況をですね、情報発信していただいて、三鷹市民が関心を持っていただくような、そういった施設にしていただきたいですし、また地域に愛され親しまれる図書館として運営いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。済みません、今、石原委員からもお尋ねがあったんですけど、アのところで、長期について、長期、これ今ちょっと私聞こえなかったんですけど、何年ですか。
                 (「30年」と呼ぶ者あり)
 30年が1単位となるということになるわけですね。そうすると、賃貸というのは、これ無料ですか。貸与ではなくて賃貸ということに書いてあるんですけども、交付金として建物に対して2億円の交付をして、それで内装工事は市のほうで内装工事をして、一度AA財団にお渡しして、それをまた借りるという格好になってるんですけども、1回限りで、例えばその次の協定が組めないというようなことになった場合に、2億円の交付金、内装費用とかってことがあるんですけど、その次のことに対しては何か手を打ってあるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  以前の確認書の段階ではですね、このもともとの事業スキームそのものがですね、御報告をさせていただいておりますが、確認のためにちょっと一言させていただきますけれども、いわゆるAA財団が建物を建てて、そこに南部図書館が入るという形の事業スキームになっております。賃料については当然お支払いをするということで、先ほど課長のほうからですね、おおむね100万円という形で確認書を取り交わしております。
 もう一つは、30年の関係で、それ以後どうするのという話だと思いますけれども、いわゆる借地借家法の第38条に基づく定期の建物賃貸借契約を結ぶ方向で今考えております。内容につきましては、当然期限つきのものでございますので、契約を結ぶ段階で再契約をするという文言を入れ込むことで、継続して賃貸ができると、そういう形で今考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ぜひ継続ということをしっかりしていただかないと、せっかく市民の貴重な財産を使って建てるもんですから、ひとつよろしくお願いいたします。


◯委員(森  徹君)  それでは、先ほど市の乙の関連団体でネットワーク大学って話がありましたけども、それ以外にこの関連団体として考えているところがほかにあるんだったら、それをお示しいただきたいということと、あと、資料収集のオのところで、アジア・アフリカ圏の絵本等を収集するということがありますけども、この絵本という形になりますと、絵本の家ですか、これとの関連で何か具体的に詰めた形であるんでしょうか。それとも、それはこれからということなんでしょうか。この2点をお聞かせいただければと思います。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まず1点目のネットワーク大学以外の連携ということですけども、例えば国際交流協会とかですね、それから社会教育会館ですとか、そういう生涯学習関係といったようなところを考えております。
 それから、2番目の絵本ということですけれども、ここでは留学生の方たちなどもいますので、絵本の読み聞かせ等の事業などもやろうと思っていますけれども、そういうことも含めて、これからになりますけれども、絵本の家との連携というのも考えていきたいと思っております。


◯委員(森  徹君)  そうすると、この南部図書館で絵本の読み聞かせという事業も検討されているということですね、これが具体化されているということ。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。
 それから、相互の連絡調整というところで、この調整会議の設置がうたわれていますけども、これは例えばどのような、定期的に年何回とか、この辺はどうなんでしょう。それから、相手側から、アジア・アフリカ語学院から、またこちらがどのレベルといいましょうか、館長さんが出るのか、部長さんが出るのか、清水さんが出られるのかということも含めてですね、どの事務局的なところで調整をやるのか、この辺がもう決まっているんでしたら、お願いいたします。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  連絡調整会議ですけれども、特にまだこういった形で、どのぐらいの頻度でというところまで決まってはいないんですけれども、比較的事務的なレベルでしっかりと事業の上で連携していくための連絡調整に当たりたいと思っておりますので、そういう実務的なレベルでの会議になろうかというふうに考えております。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。何点かございますので、順番にお願いいたします。
 まず、2億円の助成金を交付するということなんですが、これ、総工費などはお聞きされてるのでしょうか。お聞きしてるようでしたら、お願いいたします。
 それとですね、郭沫若文庫の公開ってあるんですけれども、これはいわゆるショーケース展示なのか、手にとって見ることができるのかというあたりをお聞かせください。
 それと、この連絡調整会議なんですけれども、このパートナーシップ協定の有効期間というか、存在意義という部分なのかもしれませんけども、いつまでが連絡調整会議の設置期間なのかなというところをお聞かせください。と同時にですね、本格的な、法的に拘束力のある契約書というものもあると思うんですけども、それとパートナーシップ協定とのかかわりというか、関連というか、別物というのでしょうか、そのあたり。また、契約自体はいつ結ばれるのかというのをお聞かせください。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まず総工費ですけれども、建設工事本体ということでおおむね4億6,000万円程度というふうに聞いているところです。
 それから、2番目の郭沫若文庫の展示についてですけれども、これはショーケースといいますか、ガラスケースを設置して、貴重な資料ですので温湿度管理ですとか、そういったこともしながら展示をしたいと思っていますけれども、関連するようなもの、手にとれる本なども周辺に置くというようなことをして、あと、解説のパネルとかで周辺の状況なども十分にわかるような形で、市民にとってわかりやすい展示というのをしたいというふうに考えております。
 それから、調整会議ですけれども、これは契約についてはその後も再更新というような形になりますので、いつまでというよりも、これから先ずっと置かれている機関というようなことになろうかと思います。
 契約書については、30年というような期間で、一応今年度中に調整をして、来年度早々ぐらいで契約を締結するということになると思いますが、この協定とまた別のものというふうになります。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。契約内容もこれに準じた形になるのかなというところで、その辺は全く心配してないところなんですけれども。
 あと1点、工事費に関係する点なんですが、内装も三鷹市でやるということなんですけども、これもそこそこお金がかかるのかなと思うんですが、予定金額はお幾らでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  今年度は今、実施設計を行っております。基本計画上はですね、事業費で3億円という形になっておりますので、この助成金が含まれた金額になっておりますので、当然差し引けばですね、大体工事費の金額は出るのかなと思っております。約1億円程度で考えてはいますけれども、実施設計によっては多少の増減はあるのかなと思っております。
 それから、先ほど課長のほうから御報告させていただいた協定書の有効期間とかがございますけれども、これは南部図書館がある限りずっと協定は続くという形になろうかと思っておりますし、あとは個別な契約の中にですね、この協定の中身も一部入り込む形で今考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。今、総事業費が3億円ということで、そのうち2億円が補助金、残りの1億円でということなんですけども、これ内装工事以外にも蔵書準備とかで何万冊か買うと思うんですが、これが残りの1億円の中に入ってるんでしょうか。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  1億円は内装工事ということで、蔵書のほうはまたそれとは別ということになります。


◯委員(川原純子さん)  このお金に関してなんですけれども、それなりのかなりのお金、三鷹市としても出すわけなんですが、協定に関して、これ、とっても大切なことで、それこそ永遠にわたってこの南部図書館、維持していただきたいという思いがあるんですが、長期ということに対して一応30年、1つのその節目で更新していくわけなんですけど、その際の、例えば協定書を見ているわけじゃないので、更新料がかかるのかとか、それからまたは、人がかわっていきますよね。いつまでもその当時の人が生きているわけではないわけですから、両者ともに。だから、そういった部分でここに対しては、本当にきちんと文言として残しておかなくちゃいけないことってたくさんあると思うんですが、それに対しては市としても完璧なものをとなっているんであろうとは思いますが、その協定書に関してしっかりとした、お互い、両者ともに市がこれだけの金額を出していくわけですから、そのような内容のものなのか。
 また、30年たった継続のときにそういった更新料がかかるのか否かということとか、それから、あと、先ほど賃料が約100万円ということで、約ということで、ここもしっかりと、例えば月々幾らなのかっていうことも、100万円だったり、110万円だったり、98万円だったりとか、そういうずれがあるのか否か、それもちょっとお聞きしたいと思います。
 それから、あと人件費なんですけど、新たに図書館ができるわけですから、そこにおける司書の方ですとか、それから館長等々を置くのかどうか、それをお聞きしたい。
 それから、あと、この南部図書館以外で、三鷹市には西部図書館だとか、駅前図書館、また中央図書館等々ありますけど、そういった図書館との交流等はどうなっていくのか。以上、お聞きしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  先ほど30年のいわゆる定期建物賃貸借契約を結ぶという形になっておりますので、そこで確認書等で記載されているおおむね賃料100万円が明確な形で出したいと思っております。
 また、更新時期になった際には更新料の関係──一般の民間のところもございますけれども、今私どもの現時点の考え方では、逆に賃料等は下がるのかなと思っておりますけれども。途中の改定はしないような形で、一応お互いに合意はとれていると思ってはおります。
 それから、そういうことも含めたですね、できるだけ長い期間借り受けるということなので、必要なものについては、できる限り書面に残してですね、ちゃんと次の方々にもですね、きちんとわかるような形で残していきたいと思っております。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まず人件費というか体制ですけれども、今、職員数としては東部図書館と同規模ということで4人程度を考えておりまして、分館長を置くという形になります。ちょっと特徴のある施設ではありますけれども、5つ目の分館ということで、分館としての機能を果たすということも大事なことですので、他の図書館と同じように配送ですとか、そういったネットワークの中で、また事業の面でも交流しながらやっていこうというふうに考えております。


◯委員(川原純子さん)  そうなりますと、職員に関しては新たに人を採用するという形になっていくんでしょうか。
 それとですね、あと今、質問した答弁の中で思ったことはですね、要するに、もしもですよ、近隣から例えば苦情だとか、自転車の置き方だとか、例えば車で来ちゃって、車の駐車のことだとか、近隣から図書館に対して苦情が来た場合っていうのは、その責任っていうのはどこがとるのかということと、その苦情処理は誰が──三鷹市なのか、図書館側なのか、それからこのアジア・アフリカ文化財団のほうなのか、そういったこと等々はどちらがそういったものは対処するんでしょうか。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  人員ですけれども、新たな職員というか、増員するという形で職員を配置するということを考えております。
 それから、近隣からの苦情等ですけれども、内容にもよりますけれども、図書館としてという対応になろうかと思います。内容によっては、もちろん文化財団のほうが対応すべきことというものもあると思いますけれども、図書館に対する苦情としては、図書館、教育委員会のほうで対応ということになります。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。今現在も、今、建設してますよね。そういった場合、例えば工事車両のことだとか、そういったことに関しての苦情等々があった場合も、やっぱり今、三鷹市が対応されてるんですか、そういう場合も。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  私どもはですね、先ほど事業スキームで申し上げたように、いわば建てかえに伴ってそこに入るという形になっております。施主はあくまでAA財団が今、施主になっておりますので。先般もですね、工事の着手に当たりましてはですね、施主としての文書を近隣の方々に御挨拶ともども御報告をさせていただいております。そういう形でやっております。以上です。


◯委員(川原純子さん)  この今回の資料とちょっと今ずれてきちゃって申しわけないんですが、施主のほうから近隣のほうに文書等々が行っているということで、実際にちょっと三鷹市民の近隣の方からそういう文書が来てないというちょっとお話もあったもんですから、その点もまたよろしくお願いします。いろいろな意味で、今後、先々本当にちょっと特殊な、それこそある意味では魅力のある図書館となっていくわけですので、しっかりと、ある意味では三鷹市側とこの協定に関してはよろしくお願いしたいと思います。永遠にいい意味で続くようにお願いしたいと思います。以上です。


◯委員(森  徹君)  今回の南部図書館というのは、三鷹の図書館の中でも、駅前図書館以来、何年ですか、20年って書いてありますけども、しかし、こういう方式は初めてですよね。全て三鷹市の図書館としてつくられてきて、今回初めてのケースですね。それで、これ、前にも質問したかもしれないんですが、質問してるとしたらちょっと申しわけないんですけど、いわゆる今、少子化ですよね、少子化。そして、いわゆる大学、学校経営ってのがどこもいろいろ問題抱えてると思うんですね。三鷹市が、きのう本会議で代表質疑でいろいろ不交付団体の問題ありましたけども、市が倒産するっていいましょうか、なくなるってことないと思うんだけども、大学がね、経営的にいろいろ難しくなってきたというときに、そういうことも含めてこのパートナーシップ協定、ここまで進んできて、現に8月30日にこれ、結ばれているわけですけども、その辺は担当としてどのように考えているのか。これは絶対ないということは言えないわけですよね、学校経営がね、うまくいかなくなったと。特殊な学校ですけども、その辺はどんなふうに考えておられるのか、この辺ちょっと聞いておきたいと思うんです。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  たしか前回、私のほうからですね、アジア・アフリカ文化財団といいますかね、学院の経営状況と図書館の存続との関係で御質問がございまして、経営努力だという話もさせていただきましたけれども。こういう形でですね、AA財団が定款を変更してですね、この事業に取り組む際にはですね、当然内閣府のほうでチェックを受けております。図書館のこの賃貸事業と自分たちの本来事業は全く別物であって、例えば図書館の関係で賃料をですね、事業経営のほうに回すというような仕組みにはなっておりません。あくまで自分たちの事業については、自分たちの具体的な事業を通して収支を合わせていく、そういう形でやっていくという話も聞いております。また、そういう形で内閣府も御理解をしていただいているようでございます。
 また、確かに50年もやってますとですね、いろいろ紆余曲折等はあろうかと思いますが、逆に50年間こういう形でやられてきてたということもございますのでね、やはりそういうところは財団のですね、今後の経営努力を見ていきたいと思っておりますし、また大丈夫かなと思ってはおります。


◯委員(森  徹君)  そういう方向を願うんですが、願うんですけども、どういう不測の事態が起こるとも限らないという点で、もしもですね、そういう学校経営的に行き詰まったというときには、市はどんなふうにこの南部図書館の存続、運営も含めて考えておられるのか、その辺をお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  確かにこういう事業スキームの中でですね、将来的なことも踏まえてですね、事業に着手するということでございます。それなりの将来的なことはあろうかとも思いますけれども、我々はその辺につきましてもきちんとAA財団との間で将来志向も含めてですね、話を聞いております。先ほどお話ししたようにですね、かなりの経営努力をされて、今後も新しい事業として、例えば国際交流の関係で新しい事業に取り組む。これは海外からの人をアジア・アフリカ文化財団のほうで引き受けて、日本語教育等を施した上で地域に輩出する、地域に出していくという、そういった新しい事業もですね、取り組んでいるという話も聞いておりますので、やはりその辺の経営努力はですね、私どももきちんと見ておりますので、確かに将来的にあろうかとは思いますけれどもね、ただ、それはちょっとわかりません。
 ただ、私どもは、今現在は両者がお互いに頑張っていくということでやっていくしかないのかなと思っております。


◯委員(森  徹君)  パートナーシップ、パートナーとしてそこを選んだわけで、そことの信頼といいましょうか。ただ、やはり市民の税金をそこに投入するわけですから、そこも含めてしっかりと判断も含めてですね、今後の努力も見きわめていくことも含めて大切だと思いますの、その情報も含めて今後の対応をしっかりとお願いしたいと。地域にやはり生かされる図書館として努力をしていただきたいという、そういう要望も兼ねて質問を終わりにします。


◯委員(渥美典尚君)  済みません、もう一回。今、森委員から非常にいい質問というか、重要で深刻な質問だったと思うんです。それをお聞きしててちょっと思ったのがですね、例えばAA財団、土地、建物がほかに渡ってしまうということがもし起きるということが将来的に考えられるとするならば、この助成金として交付ではなくて、例えば建物だけの地上権というんでしょうかね、それを三鷹市のものとして登記するためのお金として使うということも考えられるのかなと思うんですが、そのあたりの御見解をお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  例えば抵当権の関係で、例えば第三者が執行する際に第三者に渡る、そういう際に、じゃあ、図書館はどうなるのと。そのためには事前に何か担保すべきじゃないかと。そういう制度もですね、抵当権の制度の中であるようですので、その辺よく研究をしてですね、第三者に渡ったとしても対抗できるような法的手段をとれるように、ちょっと研究をしてみたいと思っております。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時08分 休憩



                  午前10時09分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については、引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩します。
                  午前10時10分 休憩



                  午前10時15分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、11月20日午後1時30分より開催することとし、その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 なお、委員会を開かないこととなった場合については、その旨連絡することといたしますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、その他でございますが、何かありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでした。
                  午前10時16分 散会