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2012/08/17 平成24年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、ただいまから、文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 おはようございます。暑い中、いつも御苦労さまでございます。教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  おはようございます。今回、教育委員会として御報告させていただきますのは、日程にもございますけれども、4点でございます。
 1点目は、平成24年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成23年度分)報告書ということでございまして、これは毎年度行っております教育委員会としての事務事業の点検・評価ということで、平成23年度分の報告を行うものでございます。
 2番目が、通学路における緊急合同点検ということでございまして、毎年度通学路については安全点検を行っているところでございますけれども、この4月に亀岡市での痛ましい事故を初めとしまして、登校中での被害が相次ぐということで、警察署等と連携しまして、緊急の合同点検を行いましたので、その御報告をさせていただくということでございます。
 それから、3点目のいじめの実態把握のための緊急調査の実施と調査結果についてということでございます。いじめの調査につきましても、これまでも行ってまいりましたけれども、他県におきまして自殺に至る痛ましい事件が発生したということで、三鷹市独自、それから東京都の緊急調査を行いましたので、その御報告をさせていただくというものでございます。
 それから、4点目がスポーツ祭東京2013カウントダウンセレモニーの概要についてということで、本大会に向けまして、気運醸成として取り組む事業でございますので、御報告させていただきます。それでは、資料に従いまして、順次説明をさせていただきます。座って失礼します。
 それでは、1番目の平成24年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成23年度分)報告書ということでございます。別添になってございます。あけていただきますと目次がございます。その次をめくっていただきまして、1ページでございます。この点検・評価の目的ですけれども、御案内だと思いますが、これについては地教行法に基づきまして教育委員会みずからが行うというもので、今年度で4回目のものになります。7月6日の教育委員会におきましてこの点検・評価が確定したということで、御報告をさせていただきたいと思います。点検・評価の目的については、記載のとおりでございます。今年度、平成23年度の三鷹市教育委員会の主要事務事業ということで、22の事業を対象としているところでございます。
 続きまして3ページをお開きいただきますと、ここには三鷹市教育委員会の活動の概要でございまして、この1年間の取り組み内容を、概略掲げましたので、後ほどごらんいただければと思います。
 それでは、事業の内容ということで7ページ。7ページからが、事務事業の点検・評価でございますので、先に学校教育分野について御説明をさせていただきます。7ページ、1項目め、三鷹市教育ビジョン2022(仮称)の策定でございます。これは平成18年に策定しました三鷹市教育ビジョンを見直しまして、三鷹市の教育が今後目指すべき基本的かつ総合的な教育施策の方向を示すということで、学校長、コミュニティ・スクール委員会を初め、子どもの意見やパブリックコメントによる市民意見など、幅広い市民の意見を計画に反映しながら策定に努めたところでございます。
 取り組み状況でございますけれども、策定に当たりましては、先ほど言いましたようにコミュニティ・スクール委員会、校長会、あるいは児童・生徒の代表51人によります三鷹子ども熟議を開催するとともに、パブリックコメントを実施するなど、多様な市民参加による意見の反映に努めたところでございます。計画の内容におきましても、目指す子ども像を明らかして、5つの目標、20の重点施策を定めるなど、目標の明確化と施策の重点化を図ったということでございます。したがいまして、評価の部分につきましては進捗状況は計画どおりA、それから、成果につきましては、これは4段階になっておりまして、目標を達成した場合にはB、おおむね達成できたということでございますけれども、特にその成果が顕著である場合はAということで、この教育ビジョンにつきましては、その策定のプロセス、あるいは計画内容の充実、先進性からAという結果をつけさせていただいたところでございます。
 続きまして、9ページ、2項目め、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。7学園におきまして、一貫カリキュラムに基づく指導の充実を図るとともに、コミュニティ・スクールの充実・発展を目指すものでございます。取り組みの内容でございますけれども、6月の文教委員会でも7つの学園評価・検証報告もさせていただいたところですけれども、コミュニティ・スクール委員会については、より活動が活発化されて、コミュニティ・スクール委員会自体も全体会、部会で285回、あるいは学校ボランティアについても1万人を超える参加ということで、ますます充実が図られたということでございます。それから、学園評価につきましても、それぞれ保護者、地域の声を反映した学校運営の改善が図られたということでございます。また、全保護者を対象としたアンケートにつきましても、全項目とも70%を超える肯定的な評価が確認されたということでございまして、10ページに教育委員会としての評価を掲げてございますけれども、進捗状況は計画どおりA、それから、成果についてはおおむね達成できたということでBとしております。今後はさらにコミュニティ・スクール委員会の周知・広報活動の充実を通じまして、学校支援ボランティアの拡大、充実を図っていくことを課題としております。
 続きまして11ページ、3、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。これにつきまして、アントレプレナーシップ教育を初めとしたさまざまな教育活動を充実させて、より一層、人間力、社会力を身につけ、知・徳・体の調和のとれた児童・生徒の育成を目指すというものでございまして、取り組み状況としましては、毎年行っています学習到達度調査でも少しずつ正答率が高くなっているところでございますけれども、この年代は特に小・中一貫カリキュラムにつきまして、学習指導要領の改訂等もございまして、平成22年度、平成23年度にかけて小・中一貫カリキュラムの改訂作業を完了したということでございます。それから、教員の指導力につきましても、学校が抱える教育課題を踏まえまして、職層や経験に応じた職員研修を実施して、教員の指導力向上を図ったというものでございまして、評価としましては、12ページに掲げてございますように、進捗状況がA、成果についてはBということでとらえているところでございます。今後一層この改訂になった小・中一貫カリキュラムに基づきまして、一層子どもの人間力、社会力の育成に努めるということとしております。
 飛びまして、15ページになります。ハード系の内容が続くところでございますけれども、5項目め、三鷹中央学園第三小学校の建てかえでございます。これにつきましては計画どおり平成23年の6月に着工いたしまして、ことしいっぱい平成24年12月の新校舎完成に向けて、順調に工事を進めているところでございます。またこの間、校庭の確保、安全対策についても配慮を行っているところでございます。評価につきましては、進捗状況がA、成果につきましてはBととらえているところでございます。
 続きまして16ページ、学校空調設備整備事業の実施でございます。既に整備された、あるいは整備中を除きます対象17校につきまして、この年度実施設計を行うとともに、11校につきまして整備工事を計画どおり完了したものでございます。進捗状況はAですけれども、成果につきましては、特に後段に掲げておりますけれども、当初予定していました国・都の補助金を大幅に上回る、国の安全・安心な学校づくり交付金及び都の公立学校空調設備整備事業補助金などを確保しまして、財政負担の軽減を図ることができたということも加味いたしまして、成果についてはAというふうにとらえているところでございます。
 次に、飛びまして18ページをお開きいただきたいと思います。8項目め、学校耐震補強工事の実施でございます。この年度につきましては、第二小学校校舎及び体育館、それから、羽沢小学校校舎の耐震補強工事についてでございますけれども、予定どおり実施できました。それから、学校体育館につきましては、平成7年度から平成12年度にかけて耐震診断を行ったところですけれども、その後の老朽化、あるいは判断基準の変更等もございまして、再確認を実施しているところでございます。平成23年度につきましては4校、それから、今年度、平成24年度も3校行う予定としております。このことによりまして、耐震補強工事につきましては、一応平成24年度、今年度をもって完了するということでございます。進捗状況につきましてはA、成果につきましてはBとしております。
 恐縮です、さらに飛びまして21ページをごらんいただきたいと思います。学校教育関係ということで11項目め。学校給食の充実と効率的運営でございます。この平成23年度については、4月から第二小学校及び井口小学校の給食調理の委託業務を開始したところでございます。さらに今年度、平成24年度からの委託実施に向けまして、第四小学校につきまして、その準備ということで、保護者説明会ですとか、あるいは業者による、プロポーザルによる選定事業を行ったところでございます。この結果、調理業務は委託校9校ということでございまして、運営協議会での検証などを経まして、順調に推移しているところでございます。進捗状況はA、成果につきましてはBととらえているところでございます。
 続きまして、22ページ、教育支援プラン2022(仮称)の策定でございます。教育委員会としての個別計画4計画のうちの1つでございますけれども、教育ビジョン2022の策定との整合性を図りながら、当初の計画どおり、平成23年度末に計画策定を行うことができました。また、市民意見の反映ということで、教育支援推進委員会での検討も踏まえながら、市民意見の募集ですとか、パブリックコメントの実施を行い、その把握と反映に努めたところでございます。3つの基本方針と8つの柱となる施策を定めまして、一人一人の教育的ニーズにこたえる教育支援を目指す計画が策定できたものでございます。進捗状況につきましてはA、成果につきましてはBということで、今後この計画に基づいて、一層の充実した指導、それから支援体制の強化を図っていくというものでございます。
 続きまして、23ページ、13項目め、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。ICT機器の更新時期を迎えまして、より効果的な授業、あるいは校務事務の効率化を図るとともに、セキュリティー、あるいは信頼性の確保とコスト負担が両立します最適なICT環境の実現を目指すということで、この年度はICT整備方針、それから教育ICT推進計画を策定することを目標として掲げまして、順調に計画を完了したものでございます。学校長、副校長、あるいは現場の意見を踏まえまして、計画を完了したところでございます。進捗につきましてはA、成果につきましてはBということで、これに基づいた整備を平成24年度、平成25年度2カ年で行っていくというものでございます。
 続きまして、24ページ、14項目め、三鷹教育・子育て研究所の活用でございます。教師力養成講座・錬成講座など講座開催の充実、それから教育ビジョン2022の策定や新たな教育課題への助言を得るということでございまして、教師力養成講座では、教員採用試験にその受講者の中から11名合格し、3名が三鷹市に配置されたということ。それから、学校支援者養成講座におきましても、学校支援ボランティアとして42名を養成し、拡充を図ることができたということとしております。他方、助言者会議につきましては、既に平成22年度の提言を踏まえて教育ビジョンが策定されましたので、この年度には特に学識者の知見を活用すべき新規課題がなかったということで開催を見送った経過もございました。ということで、一部目標内容の変更がございましたので、進捗につきましてはAではなくてBというふうにとらえまして、ただ内容としましては、掲げた内容が達成できたということで、成果につきましてはBとしているところでございます。
 続きまして、25ページ、15項目め、連雀学園第一中学校のトイレ改修事業の実施でございます。大規模校でございますので、年度に分けまして、この年度は第1期、西棟のトイレ改修を完了させるという目標を掲げまして、計画どおり完了し、清潔で明るいバリアフリーを考慮した整備が行われたということについて、進捗状況はA、成果につきましてはBととらえているところでございます。
 飛びまして、28ページになります。28ページ、18、教育センター設備維持補修工事の拡充でございます。教育センターの老朽化に伴いまして、耐用年数の経過いたしました受変電設備の改修、それから、自動火災報知設備と非常放送設備の改修を目標といたしまして、計画どおり完了したということでございまして、進捗につきましてはA、成果につきましてはBととらえているところでございます。
 続きまして、29ページ、19項目め、学校校庭の芝生化事業の推進でございます。全市で5校目となります大沢台小学校の芝生化の設計業務を目標として掲げたところでございまして、取り組み内容としては、設計業務自体は完了いたしましたけれども、進行につきましては、若干学校側との調整に時間を要したということで数カ月遅くなりましたので、進捗としましては評価がB、少しおくれたということでございますけれども、設計業務自体は予定どおり完了いたしましたのでB、おおむね達成できたというふうにしているところでございます。これに基づきまして、今年度、平成24年度、大沢台小学校の芝生化整備工事に取り組んでいるところでございます。
 続きまして、30ページ、20項目め、幼稚園・保育園・小学校の連携教育の推進でございます。目標は、幼稚園・保育園と小学校・学童保育所等で構成します、連携地区連絡会の充実を図るということで、取り組みとしましては、すべての小学校区でこの連携地区連絡会を年3回ずつ開催いたしまして、それぞれの地区での特色のある取り組みが行われたというものでございます。またアンケート結果からも、こういった連携事業については、小学校への入学への円滑な移行について効果があるということが確認されたところでございます。したがって、進捗状況につきましてはA、それから成果につきましては、おおむね達成できたということでBととらえているところでございます。学校教育分野については以上ですけれども、引き続き生涯学習分野について御説明をいたします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  ページで13ページ、項目4でございます。健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進、具体的には新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備に向けた取り組みでございますが、昨年度につきましては、平成25年から着工予定の施設整備に向けまして、関係機関、関係団体等との連携のもと、計画どおり実施設計に着手したこと、管理運営方針を策定したということで、着実な実施が図られたということでございます。評価的には計画どおりのA、おおむね目標が達成できたという成果評価をしております。今後は引き続き関係者の意見集約を行うなどしながら、的確な計画推進に取り組んでまいりたいと思っております。
 次に17ページ、項目7、南部図書館(仮称)の整備の推進でございます。この件につきましては検討市民会議、あるいはパブリックコメントを踏まえて、基本プランの策定、そして基本設計が完了をしたところでございます。順調に今、準備が進展をしております。またそういう意味では、計画どおり進捗されております。また作成に当たっては、レイアウトプランの変更を行うなど、市民満足度の高い案をまとめることができたということで、目標以上のよい結果が得られたということでA評価をしておるところでございます。今後は、実施設計の完了と郭沫若文庫を初めとした貴重資料の展示公開に向けた調査研究を始めるということでございます。
 次に19ページ、項目9、みたか生涯学習プラン2022(仮称)の策定でございます。市民の学びと地域活動とが循環して持続、発展する学びの循環、そして人とのつながりを創出する、そのことで生涯学習によるまちづくりへと発展していくこと、そういうことを目指した計画として策定をしたものでございます。多様な市民参加によって計画を策定したところでございます。そういう意味では、計画どおり策定され、おおむね目標が達成できたところでございます。今後は、推進をどのように進めていくのか、計画をどう普及させていくのかという課題がございますので、それに向けて取り組んでまいりたいと思っております。
 次に20ページ、項目10、スポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございます。平成25年開催のスポーツ祭東京2013に向けて4つの専門委員会を設置をしまして、総合実施計画書案の作成に着手をしました。この計画書案につきましては、本年4月に確定をしたところでございます。またあわせて平成24年、本年、リハーサル大会のための企画、調査を行うなど、着実に準備を進めたところでございますので、今後本大会に向けた検証、評価と都の補助を活用したさらなる気運醸成事業の実施、広報・啓発活動の充実を図ってまいりたいと思っております。
 次に、26ページです。16番、みたか子ども読書プラン2022(仮称)の策定でございます。子どもたちの読書環境の一層の充実と子どもたちの自主的な読書活動を支援する、それを目的に計画を策定したところでございます。策定に当たってさまざまな調査を行っておりますが、その過程で新しい連携が生まれたり、新しいものが組み込まれるなど、目標以上の結果が得られたところでもございます。したがいまして、計画どおりの進捗と目標以上のよい結果が得られたと考えております。今後は大きな課題でもございます、中・高校生世代を中心とした子ども向けサービスの充実などに取り組んでまいりたいと思っております。
 次に27ページ、項目17、市民駅伝大会・スポーツフェスティバルの開催でございます。昨年度は駅伝大会、節目の20回目でございました。関係団体との連携のもと実施をしたところでございますけれども、招待の矢吹町も含めて実施をしたところでございますが、こうした事業を通じ、スポーツを通した市民交流が図られたということでございます。また、みたかスポーツフェスティバルにつきましても、東日本大震災を受けながら、三鷹から東北へ元気を届けたいという「絆」をテーマに取り組んだところでもございます。来場者も、数値目標を上回る1万9,000人の方がスポーツに親しんだところでございます。そうしたことで、計画どおりの進捗と目標以上のよい結果が得られたと思っております。今後もこの2つの事業は、三鷹市ならではのスポーツ文化をはぐくむ、いわばシンボル的な事業でもございますので、きちんと今後も取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、31ページ、21番、デイジー図書等の充実でございます。これは緊急雇用創出事業として、デイジー図書等の作成、整理業務を委託し、サービス向上に努めたところでございます。特にデイジー図書の作成業務につきましては、対象テープの録音状況が想定を超えて劣悪であったということで、成果物が計画よりも少なくなったということ、実績としては200タイトルでございます。その他の業務につきましては、計画どおり達成をしたところでございます。したがいまして、進捗状況については大きくおくれたところでございますが、おおむね目標が成果的には達成できたのではないか。今後引き続き、この緊急雇用創出事業の交付金を活用しまして、今年度100本を予定しております委託事業として実施をしていきたいと思っております。
 次、32ページ、22番、勝淵神社の文化財調査の実施でございます。勝淵神社につきましては、建物、古文書、絵馬、民俗等、さまざまな観点から調査を行って、いわば総合的な調査を実施したところでございます。その結果、文化財としての深い価値を見出すこともできたということと、地域文化の継承と発展に寄与することができたということでございます。実際は柴田勝家にまつわる勝淵神社の境内の柴田勝家兜埋納伝承地として初めての登録を、史跡として登録したところでございます。また、そのことを契機に、地域の文化財保護活動などを促したということでございます。少しおくれておりましたが、おおむね目標は達成できたところでございます。以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  点検・評価で少し補足をさせていただきますけれども、この33ページ以下でございますけれども、今回も教育委員会の点検・評価に関しまして、教育に関する学識経験者の方からの知見を活用するということで、3名の学識経験者から御意見をいただいたところでございます。34ページをごらんいただきますと、今回はルーテル学院大学の市川先生、それから政策研究大学院大学の今野先生、このお二人は今回初めてということでございます。それから、昨年度に引き続き、帝京科学大学の有村先生にお願いしたところで、内容については35ページ以下にそれぞれ記載をしているとおりでございます。大略、集約しますと、おおむね事業については教育委員会の評価をそのまま肯定というか、御評価いただいたところでございます。今後これに基づいて、さらに充実、発展、普及していくためのいろいろなアドバイス、助言をいただいたところでございます。
 それから、評価方法、説明についてはいろいろ御意見をいただきまして、やはりよりわかりやすい表現にすべきだということで御意見をいただいたところでございますので、来年度以降、今後反映していきたいというふうに考えているところでございます。補足は以上でございます。
 引き続きまして、2項目以下につきましても、それぞれ担当の方から説明させていただきますので、よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  それでは、私からは資料の2、通学路における緊急合同点検について説明させていただきます。先ほど部長から説明もありましたとおり、合同点検の実施を行いました。その実施に至る経緯、それから状況、今後の流れなどについて御説明させていただきます。
 資料の2にフロー図がありますけれども、ステップ1、これが合同点検の実施までのところですが、今、このステップ1、合同点検の実施のところまでが終わっております。それでは、これに至る経緯ですけれども、本年4月23日に京都府亀岡市の通学路に指定されている府道ですね、こちらで無免許で居眠り運転の少年が、通学途中の児童らをはねて多数の死傷者が出るという痛ましい事故がありました。これを受けまして三鷹市の教育委員会では、早速通学路の交通安全につきまして、毎年通学路の指定の際に、道路の整備要望箇所などについて、報告も学校から提出してもらっているんです。これまでも行っているんですが、今回のこの事故を受けて、直ちに各学校に緊急対応として指定通学路の交通安全の再確認を行い、危険箇所について報告をもらいました。これを4月中に行っております。その結果、小学校の通学路につきましては、資料の裏の面にありますけれども、11カ所について、学校から交通安全の点検要望箇所の報告がありました。この報告のあった箇所について、市の道路管理者、道路交通課に対応を依頼していたところに今回の国の通知がありまして、通学路の交通安全の確保の徹底についてということで連絡がありました。その内容が、資料の2の表にありますように、文部科学省、国土交通省、警察庁の3者が連携して検討したものなんですけれども、資料にあるような手順で、小学校の通学路について、学校、それから地元警察、道路管理者等による通学路における緊急合同点検を実施し、点検の結果及びその点検結果を受けた対策案、ステップ2以降ですね、について報告してほしいというものです。
 この経過を受けて、教育委員会が学校、それから保護者、三鷹警察、それから市の道路交通課の4者の日程調整を行いまして、11カ所について7月30日から8月1日にかけて、保護者も交えて4者で合同点検を実施いたしました。当日の点検の実施状況は、今回の点検が緊急対策ということですので、即効性の高い対策案を積極的に活用するというものですけれども、学校や保護者からの意見、それから警察、道路交通課からは、各箇所で考えられる対策についてのアドバイスを受けながら、点検を行ったところです。
 この合同点検の今後の流れなんですけれども、まずは合同点検の実施状況については、今月中に東京都教育委員会に報告しますけれども、その後、ステップ2にありますように、学校と教育委員会で、警察や道路管理者とも連携・協力しまして、対策案について検討しまして、道路管理者及び警察に要望を行った上で、11月末までに対策案についての内容と実施状況などについて、また東京都の教育委員会に報告することになっております。以上、そのような今、実施状況ですので、きょう報告させていただきました。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  私からは資料3、いじめの実態把握のための緊急調査の実施と調査結果について、これまでの取り組みと市内の状況について説明をさせていただきます。
 これまでも三鷹市教育委員会では、年3回のふれあい月間の機会に、各学校がアンケート等による実態調査を行って、いじめ等問題行動の把握に努めてまいったところでございます。それに加え、年度末に行われる国の問題行動調査とあわせて年4回の実態把握を行うとともに、各学校では把握した実態について、児童・生徒に対して指導をしてまいりました。しかしながら、他県でのいじめによる自殺事故が報道されるという中で、三鷹市教育委員会ではこれまでの調査とは別に、7月13日付で、このいじめの実態把握のための緊急調査を発出いたしまして、全児童・生徒に対する具体的なアンケート調査を行いました。
 各学校では、1学期末の状況について、このアンケートからわかった状況をさらに聞き取り、面談等を行って事実確認をし、いじめが解消しているのか、継続しているのか。継続しているとすれば、解決に向けた指導に取り組んでいるところでございます。机上にお配りした資料は、その調査結果でございますが、中央の上の部分、調査結果(7月23日現在の状況)というところをごらんください。いじめと認知した件数は、小学校が29件、中学校が39件ありました。このうち既に解消しているというものが、小学校18件、中学校16件ございますので、差し引き残りの小学校11件、中学校23件が、現在も教員が指導、対応中の案件でございます。いじめの定義については、左下に国の文部科学省の調査の定義が載せてあります。当該児童・生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの、つまり、いじめられた子どもが嫌な思いをしていれば、これはいじめだというふうに判断をするわけでございます。
 ただ、今回のアンケートでは、さらに網の目を細かくして、予兆が感じられるような小さな出来事も疑わしい事例として件数を報告させました。こちらが資料中央の上の3番、いじめの疑いがあると思われる件数ということで、小学校で20件、中学校12件という結果となりました。これらについては、教員が状況確認を含めて対応をしているところでございます。今回のアンケート調査は、担任だけが見て、これはいじめではない、いつもは遊んでいるから大丈夫だと安易に判断することのないように、学年全体でアンケートを確認する。また、校長、副校長等が目を通すなどして、組織としていじめに対する感度を上げて、細かく見ていくようにさせております。
 さらに三鷹市教育委員会では、全児童・生徒の記入したアンケート用紙の原本をすべて学校から回収をし、指導課を中心に複数の目で、すべてのアンケート1万1,000枚をチェックをいたしました。私どもは、子どもの姿は実際には見ておりませんけれども、逆に先入観なく、学校が見逃しているような回答を第三者の目でチェックすることで、さらに網の目を細かくして、危ない事例を探したところです。例えば、1回ぶたれたとか、悪口を言われるというようなこと、そういったことまで含めて、気になる児童・生徒については、すべてリストアップしていますので、その名簿を作成いたしました。今後そのリストとアンケート用紙を学校に返却して、2学期以降の状況について、いじめがどうなったのか、これはどうなのかと。また、解消されたとされる事案について、対応中の事案についても、そのリストに挙がっている児童・生徒を徹底的に追いかけていくということで、一層注意深く学校の状況を把握する予定でございます。
 そのことによって、この数値というものもさらに変わってくるかもしれませんが、いじめと認知した件数が多い少ないということではなく、一人一人の子どもの実態が具体的につかめるということが大切だと考えております。実態把握の後、学校がどのように組織で対応していくかということについては、いじめは存在するものであるという認識の上に立って動くことが大切ということを、学校に対してこれからも指導し、子どもたちの健全育成に努めてまいります。私からは以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  私からは、資料4のスポーツ祭東京2013カウントダウンセレモニーの概要について御説明いたします。事業の目的でございますが、平成25年9月から東京都の多摩地域を中心に開催されるスポーツ祭東京2013が、ことしの9月に開催1年前を迎えることになりますので、スポーツ祭の周知と気運醸成を図ることを目的として、カウントダウンセレモニーを実施するものでございます。またあわせて秋の交通安全週間とも時期が重なることから、三鷹警察署、三鷹交通安全協会と連携して交通安全パレードを実施し、交通安全の周知も図ろうというものでございます。なお本事業は、6月補正予算に計上いたしました、東京都のスポーツ祭東京2013気運醸成・開催記念事業費補助金を活用して実施するものでございます。
 実施日時でございますが、平成24年9月15日の土曜日で、交通安全パレードは午後1時から、カウントダウンセレモニーは午後2時からを予定しております。
 主催は三鷹市・三鷹警察署・三鷹交通安全協会、そしてスポーツ祭東京2013三鷹市実行委員会でございます。
 実施場所でございますが、交通安全パレードはNTT三鷹ビルからさくら通りのスクランブル交差点手前までで、三鷹市での国体の開催競技、または三鷹市にゆかりのあるスポーツ選手2名をゲストに迎えて、オープンカー、パトカー、騎馬隊、また南浦小の鼓笛隊等でパレードを行う予定でございます。また、引き続き行いますカウントダウンセレモニーでございますが、三鷹駅前の緑の小ひろばで実施し、事業内容は、協賛によりカウントダウンボード、いわゆる残日計でございますけれども、こちらを御寄贈いただきましたので、このカウントダウンボードの除幕を市長、議長、寄贈者、その他関係者により行います。このほか、ゆりーとダンスの披露、寄贈者への感謝状の贈呈等を予定しております。なお、カウントダウンボードでございますが、本セレモニー終了後には、市役所本庁舎1階ロビーに設置し、市役所来庁者へのスポーツ祭の周知を図るほか、各種イベントで展示、活用する予定でございます。
 資料をめくっていただいて、チラシがございますけれども、本事業PRのためのチラシでございます。後ほどごらんいただければと思います。また、同じデザインのポスターも作成しております。私からは以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。今からさせていただくのは、質問もございますが、要望も含めて述べさせていただきます。資料1でございますが、学識経験者からのコメントがすごくいいことを書かれているので、そこをちょっと触れさせていただきたいと思います。44ページに、頭の方に、この点検・評価の活動は、教育委員会の仕事はどのような意図で、どのような事業を推進し、その結果がどうであったかを議会に提出し、ひいては市民に情報発信するということを目的とすることから、できるだけわかりやすくすることが必要で、そうした観点から、改善すべき点が考えられるというふうに、先ほど教育部長からもお話がありましたけれども、ぜひこの情報発信というところ、市民の子育てにかかわらない方々にも、要は認知してもらうということを、ぜひ努めていただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
 それと資料2でございますが、緊急安全の対策のことですけれども、私も子どもが小学校、中学校と通っている関係で、朝のあいさつ運動とかにも取り組ませていただいております。特に一中の前、南浦小学校の前の通りに立ってあいさつ運動をしていく中で、8番にも書いてありますが、東側の道路ですね、非常に車の交通量が多くて困ったものだなというように思っております。時間帯には、スクールゾーンの扱いで、本来ならば住民でなければ通れないはずなのに、住民でない方が通っている状況です。そういったところも、御存じとは思うんですが、交通対の方とか青少対の方とかの御協力のもと、ぜひ安全確保をしていただきたいなというふうに思います。しっかりと分析した後で対策が必要かと思いますので、よろしくお願いいたします。あと、11月末に対策案を提出するということですけれども、その結果もぜひ広報として載せていただきたいなというふうに思います。
 資料3でございますが、今、非常に注目されておりますけれども、報告書を見ますと、数字的な、何件がありますとか、疑いが何件ありますという報告で、対策も載せてありますけれども、原因が、1段階の原因というのはとられているんですけれども、分析、解析、要するにFTAの解析等々を、やはりした上での対策が必要ではないかなと。例えば、家庭環境がどうなのかとか、そういう背景的なものをしっかりと認識していかなければ、本当のいじめの対策にはつながらないのかなというふうに思います。その点もぜひ検討して、もし出せるものであれば、そういったところも含めて検討結果も出していただきたいなと思いますが、その辺の取り組み等がありましたら、お教えいただきたいと思います。
 これもちょっとすごくいいことが書いてあるので、いじめのところで、戻りますけれども資料1の方に37ページに、ルーテル学院大学の市川学長がおっしゃっている言葉で、12番目のまる2の2段落目ですけれども、近年、虐待される児童がふえている。具体的取り組みとして、早期発見と予防、虐待の見きわめ・情報把握・対応のために、ネットワーク、市民への啓発等が求められている。協働した取り組みは、今後の緊急課題としてほしいというふうに、しっかりとこういうふうに見ていただいております。要するに、ネットワーク、また市民への啓発、先ほども申し上げましたけれども、この点も推進していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 資料4について、最後になりますけれども、スポーツ祭東京2013のカウントダウンセレモニーについてですが、こういった形でチラシ等もつくられて配布されると思いますが、ホームページ、広報載せられると思いますけれども、学校の子どもたちにはどういった形で、市民全体への広報はありますけれども、特段ここで注目したいのは、交通安全を周知する機会とするという、こういう子どもたちの安全応用にメッセージとして載せておりますから、学校への、子どもたちへの特段なPRというのかな、その辺はどのように考えていらっしゃるか。1つ思うのは、学校への配布物もそうですけれども、今PTAの方で、メールの仕組みを取り組んでいるところが一部でございます。こういったPTAのメールを使って、9月15日の前日とか、1週間前でもいいですけれども、こういったありますよという、通知は通知として配布するんですけれども、そういう直前になって、またこういうことがあるというように案内を出すとか、そういった形で、できるだけ市民の方に参加をしていただけるような取り組みをとっていただきたいなと思います。その辺で何かお考えがあれば、答弁をお願いいたします。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  それでは、1点目の点検・評価にかかわる評価方法、説明、表現の部分でございます。学識者からも御指摘をいただきましたけれども、特に教育活動の取り組み状況について、充実・発展という非常に抽象的な文言を使っておりますので、それが実際どれだけ達成できたのか非常にわかりにくいということで、どう数値化していくかというのは難しい面もありますけれども、今後そういうところは、できるだけわかりやすいように工夫、改善していく必要があるのかなと。
 それからもう一つは、この事業評価が単年度評価ですので、教育ビジョンとか、中長期的な目標の中で、じゃあ今、どれだけの進捗状況なのか、達成度合いなのか、やっぱりそういうことをあわせて表示していかないと、単年度評価ではAだけれども、じゃあそれはすべて今、現状ではオーケーなのかというとそうではなくて、やっぱりいろいろな課題がありますし、今後に向けてそれをどう解消、発展していくかという課題もありますので、そういったことがよくわかるような、そういう表現は今後努力していきたいというふうに考えております。


◯学務課長(内野時男君)  資料の2の、通学路の緊急合同点検のことで御質問いただきました。今後──今後といいますか、今回合同点検を、警察や道路管理者と行いました。その意味は、やはり警察には交通規制の面から、道路管理者には道路の構造の面からということがあると思いますので、保護者や学校などの意見を、その場で一緒に聞いていただきましたので、もちろん学校側や保護者の方から、道路が狭いな、歩道が狭いということで、拡幅してほしいというふうな要望も根本的な問題としてありますけれども、それは用地買収などがありまして、将来的な課題になります。それはまたそれとして要望していきますけれども、今回即効性の高い対策案なども、合同点検を実施した折にアドバイスなどを受けておりますので、そのようなものを参考にして、今後学校と対策案をつくっていって、それぞれ要望して、できるだけ即効性のある、実効性のあるものにしていきたいというように思っております。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめの原因の分析について御質問いただきました。いじめの原因については、やはり本人の状況があったり、それから、学級の安定の状況があったり、あるいは家庭の安定の状況があったり、さまざまあると思います。今回の調査で、まずいじめと疑われるような件を把握させていただきましたので、この具体的な個々の状況については、今後各学校がいじめの様態として把握をするということとともに、個別面談で、さらに子どもから、あるいは家庭から状況を聞き取って確認をしていく。そのことを最終的には各学校が、三鷹市の場合にはコミュニティ・スクールという形態をとっておりますので、学校運営協議会等で報告をしていくということで、これから学校の状況については、地域に、あるいは家庭に啓発をして、いじめの防止に努めていくというような取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  子どもへの交通安全パレード等へのPRでございます。学校へはポスター、チラシ等を配布するというふうに考えておりますけれども、また都市整備部とも連携して行う事業でございますので、交通対とも協働しながら、PRを図っていきたいというふうに考えております。また、PTAのメールの活用でございますけれども、ちょっと研究させていただいて、可能であれば活用していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。


◯委員(石原 恒君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。そうですね、最初の資料1の報告書ですけれども、単年度ということで評価されているということで、確かに長期で見ていかないと、何ともわからない部分がありますので、その辺は長期的なところを見据えながら、わかるような表現をぜひ、部長から答弁ありましたように、形でお願いします。
 それと道路のことでございますけれども、こちらもそうですね、即効的な対策ということでいろいろ取り組んでいただきますが、その対策と、またさらに評価という形も、ぜひとっていただきたいなと思いますので、またその辺の検討がございましたら、この場で御答弁いただけましたらよろしくお願いします。特になければ結構でございます。
 スポーツ祭の方も、先ほど課長がおっしゃったように、PTAの方はぜひ検討いただきたいと思います。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。ちょっと細かなこともお尋ねしますので、よろしくお願いします。初めに、11ページの知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実というところで、事業の取り組みの状況の一番下のところに、体力調査の結果では、複数の項目で市の平均値として全国や東京都の平均値を下回るものがあり、今後体力の向上に向けた一層の取り組みが必要であるということで、今野先生のコメントの中でも、42ページの一番上の段で、体力向上のための「一校一取組運動」の実施については、事業実施は行われたものの、体力調査の結果から体力向上への一層の取り組みが必要になっているとされている。課題としてとらえるべきであろうというふうに書いてありますけれども、確かに課題の中にどのようなことを取り上げていくのかということは一切明記されていませんので、その辺についてちょっと1つお聞きをしたいと思います。
 それと21ページの学校給食の充実と効率的運営についてということで、事業の取り組みの中段のところで、これで9校の委託が決まったということで、その次平成19年度に、調理業務の委託を開始してから5年目を迎え、4校についてプロポーザル方式により委託事業者の見直しを行い、平成23年11月に決定したというふうにあります。このプロポーザルで委託業者の見直しを行ったそうですけれども、その結果として、例えば業者の入れかえがあったのかなかったのか。そのまま継続になってしまったのかどうかということを、1つお聞きしたいと思います。
 それと、市民駅伝大会・スポーツフェスティバルの開催の中で、取り組み・課題として下から2行目に、安全な運営と経費の節減を課題とするというふうに書いてありますけれども、安全な運営は当然でございますけれども、経費の削減がどのようなところで、今までやってきた中から削減を考えられるのかというようなこと。安全という面に関して考えますと、ある程度の経費の削減というのも必要ではないかと思っておりますけれども、その削減の箇所というのは、どのようなところが削減できそうなのであるかというようなことを、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
 それと29ページの学校校庭芝生化事業の推進についてというところで、今度これで5校目の校庭の芝生化が実施されたわけでございますけれども、その管理についてなんですけれども、今まで4校の管理の中で、何か問題になったようなことはなかったのかどうか。順調に芝生が枯れるようなことがなく、管理がしっかりできていたのかどうか、その辺のところをお尋ねをしたいと思います。
 それとその次、30ページ。幼稚園・保育園・小学校の連携教育の推進というところの、事業の取り組みの状況の一番下のところなんですけれども、市外の幼稚園・保育園に在籍している子どもたちが、子どもを対象とした事業に参加できない等のさまざまな課題もあることがわかったということが書いてあるんですけれども、取り組みについて何も書いていないんですけれども、この辺のところはどのようになっているのでしょうか。
 それとあと、デイジー図書等の充実というところで、目標の中の4番目に、開館日数の増を達成するということが書いてありますけれども、そのことについては取り組み状況、あるいは取り組みの課題について一切触れられていないんですけれども、この辺はどういうふうになっていらっしゃるんでしょうか。
 あともう一つ、大変細かくて申しわけないんですけれども、一番最初の第1の4ページの部分なんですけれども、5月には市議会の臨時会に出席、6月には市議会本会議に出席、9月には本会議に出席と書いてあるんですけれども、これはどなたが出席したことなのか。教育長さんであるなら、12月、3月にも出席をしていらっしゃるのではないかと思うんですけれども、その記述がないんですけれども、その辺はどういうことでございましょうか。
 あと大変申しわけないです、間違いだと思うんですけれども、目次の中の第1に、教育委員会の平成22年度となっている、これは多分平成23年度の誤りではないかと思うんですけれども。2と3のところなんですけれども。平成22年度の基本方針でよろしいのでしょうか。それと、それにあわせて、大変申しわけありません、今野先生の42ページの6のみたか生涯学習プラン2002になっていますけれども、2022の誤りではないかと思います。それと、その下の行もそうなっておりますので、その辺。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  文章の確認はだれかできますか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 じゃあ、それちょっと先にお願いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  初めに、今、御指摘になりました訂正につきまして。まず目次のところですけれども、これは平成23年度、いずれも平成23年度ですので、おわびして訂正をさせていただきます。
 それから、委員の出席ですけれども、これは教育長ですので、これ、12月も記載しなければいけないところなんですが、そうですね、ちょっとお待ちください、済みません。そうですね、はい。失礼しました。これ、出席したのは教育長ですので、いずれも出席していますので、そこはどちらかに統一する。教育委員会の活動というところで、教育長の出席が当たるのかどうか、ちょっとこれは微妙なところだと思いますけれども、今後しっかり統一して対応していきたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、それぞれの課題についての答弁をお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  11ページの知・徳・体の調和のとれたというところで、体力向上の取り組みについて御質問いただきました。各学校の調査結果、これ、昨年の調査結果をもとにこういったことになっているんですけれども、やはり小学校の低学年が全体的にいろいろな体力、運動能力が三鷹市は低いという傾向がある。それから、これは小学校、中学校含めすべてなんですけれども、ソフトボール投げがちょっと能力が低い傾向にある。ただ、これは学校によって非常に差があるので、全体の傾向としてはそうなんですけれども、当然得意な子もいれば得意な学校もあるということで、さまざまでございます。そういった中で、やはりとにかく運動をたくさんする。特に低学年のうちでは運動を好きになるということが非常に大事なことととらえておりまして、各学校の「一校一取組運動」の中では、例えば毎週何曜日、運動週間をやるというようなこと。あるいは、縄跳び週間、体づくり週間というものを行う。集会のときに必ずダンスを行うとかそういったようなことで、とにかく体を動かそうというような取り組みを続けている学校が多くございます。全校スポーツデーですとか、鉄棒週間ですとか、鉄棒月間ですとか、そういうようなことをそれぞれ工夫をして取り組んでいるところでございます。
 今年度の調査結果がまた秋以降に出てくると思いますけれども、昨年の課題を踏まえて、どれだけ改善されたのかということを、また今回確認をし、そしてまた弱い分野について、その工夫した取り組みをまた進めていくというようなことを続けていくということが、今後の体力向上につながるものと考えております。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私からは2点、学校給食の調理業務委託の関係ですね、効率的運営。そして、幼・保・小の連携事業についてお答えいたします。まず、給食調理業務委託のことですけれども、平成23年度に──平成19年度に委託を開始しました4校、一中と南浦小学校、五中と東台小学校、この4校でございます。この4校については、5年が経過しましたので、三鷹市の方では最長でも5年ということになっておりますので、一から見直しをして、プロポーザルによって業者の募集を行いました。募集に当たっては中学校区ごとに募集を行いまして、一中と南浦小学校、五中と東台小学校ということです。これまで一中と南浦小学校は東洋食品というところが請け負っておりました。東台小学校は大新東ヒューマンサービス、五中も大新東ヒューマンサービスというところが請け負っておりました。今回この見直しによりまして、一中と南浦小学校は前と同じ業者、東洋食品というところになりました。それから、五中と東台小学校については株式会社メフォスというところが請け負って、こちらの方が変更になったということです。どちらも現在、おかげさまで順調に運営はされているところでございます。
 それから、幼・保・小の連携事業、今、御指摘がありましたように、市外に通っている幼稚園児について、子どもについての事業に参加できない。これは幼稚園・保育園というのは、学区域と関係なく通っていらっしゃいます。ここにありますように、市外の幼稚園、かなり遠くのところまで中には通っている方がいまして、東京都外にも何人かはいるというふうな状況です。現在、三鷹市内の幼稚園・保育園と連携を図っているということでこういうことが生じておりますので、こういうことが少しでもないようにということで、実は毎年、翌年度小学校に入学するお子さんについての就学時健診を、10月ごろから11月いっぱいで行っております。市外に通っている幼稚園・保育園の園児についてももちろんですけれども、保護者もなかなか参加できる機会がないものですから、平成22年度にこのような保護者向けといいますか、ガイドブックをつくりました。昨年も皆様に紹介させていただいたんですけれども、就学時健診のときにこれを御案内すると、三鷹市内に住んでいらっしゃる保護者の方に全部行き渡りますので、このようなことをやっております。今後、子どもの事業についても、例えば学校で運動会やっていますとか何かなどは、学校からもお知らせできますけれども、幼・保・小の連携事業の中でも、かなり広範囲にわたりますけれども、そういうふうな案内ができればしていきたいなということで思っております。以上です。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  駅伝の経費の削減について御質問をいただきました。この駅伝大会は、市の補助金として多額の補助をいただいて運営しております。そんな中で、その額を、これから長く続けていくためには、この額を少しでもふやさないというようなことを考えておりまして、その策として、毎年駅伝大会の趣旨に賛同するということで、企業からの協賛金をいただいております。それで前回初めての試みだったんですが、ナンバープレートに企業のロゴマークを入れて、そのために企業から数十万円という寄附金をいただいております。ですから、これからこういう趣旨に賛同する企業をどんどん募って、なるべく末永く実施できるようにというふうに考えております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  校庭の芝生化です。維持管理については地域の皆さん、それから、学校の子どもたちにも協力をしてもらって順調に進んでいます。やはり部分的には、あるいはことしの春先非常に寒かったので、ちょっとみんながよく使うところは、部分的にすり切れみたいなのが出たところもありますが、それは子どもたち、それから地域の皆さんに協力していただいて補修をして、この暖かくなったところで一気に復活をしています。また、こういったやっぱり生き物なので、天候による変動もございます。ここは天気の様子を見ながら、学校の様子に応じてきめ細かく対応していきたいというふうに思います。全体としては、非常に順調な状態と言えると思います。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  31ページのデイジー図書等の充実に関連してですが、この内容は東京都の緊急雇用創出事業ということで、利用者サービスの向上を図る内容ですが、デイジー図書の作成、それから児童図書のデータの刷新ですね。約5万6,000冊の児童書のラベルを2けたから3けた、4けたに変えるというような作業を行い、そのほかに保存庫図書の整理及び蔵書点検ということで、本館の地下にある13万冊の保存庫の方を、整理を行って改善するとともに、蔵書点検ということで、従来、通常ですと全館を3日間ほど休館にしまして、水曜日の休館日にかけて行いますので、連続して5日間ぐらい休館して行う蔵書点検というのがあるんですけれども、これを休館しない形で実施をしたということで、休館日数が3日間ほど全体として減らすことができたという内容になっております。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。学校の給食の関係なんですけれども、またこれからも5年をたつと、またこのプロポーザルでもって委託業者の見直しをしなきゃいけないということが出てくると思いますけれども、私は確かにプロポーザルでしっかり見ていただいて、五中と東台小学校の業者が変わったというのは、東洋食品の方にもいい影響を与えるのではないかと思いますので、これからもしっかり業者の選定に当たって、プロポーザル方式を利用した業者選定を行っていただきたいと思います。あとは結構でございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、執行状況の評価・点検ですね。この中で、三鷹市教育ビジョン2022、評価、進捗状況A、成果に対する評価Aと、こういうふうになっておりますけれども、この最後のところで、学識の市川先生ですか、評価Aの場合は、この点がプラスになっているといった評価基準が欲しいというふうに書いております。こういうことを書かれているんですが、教育ビジョン、Aと評価をした、その評価内容ですね。こういうことで評価できたということがあれば、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、いじめの問題でお聞きしますが、これは7月21日の東京新聞に、平野文科大臣が二十日の記者会見ということで、全国の小・中に対して緊急調査を実施するという報道がなされておりました。しかし、三鷹市の場合には、その以前にやられているようですので、この文科大臣の記者会見、いわゆる国の文科省との緊急実態全国調査ですか、これとの関係。特に私、この記事を見たときに、7月のこれ、27日なんですけれども、夏休みに入っちゃうということでね、この時点で国が、文科大臣が全国に調査指示しても、一体どんな調査を。それで8月中をめどに報告を求めるとなっているのでね、この記事を読んだときに、ちょっとこんなことを文科大臣、何考えているのかというように思ったんですが、そういう点では三鷹市がやったという点ではよかったと思うんですけれども、この文科省の通達との関係も含めて、これはどんなふうに三鷹の教育委員会は扱っておるのか。
 それから、この初めにやった調査ですね。1万1,000の回答があった。1万1,000でしたっけ、児童の。ここに生徒を対象で、この数字が小学校で29件、中学校で39件とありますが、いじめというのは、私も専門家じゃありませんけれども、いろいろ報道等によりますと、加害者も被害者もなかなか言わないというんですね。それから、大津の非常に悲劇、この子どもさんも、当初はいじめられてないというようなことも言っていたかのようで、そういう点では、これだけの件数があった、これに対して、こういう対応だという報告なんですが、いろいろ学校名出さなくても、その回答の中身ですよね、いじめ、子どもたちがこういうことをされた、こういう嫌がらせがあったというのは、当然教育委員会で全部整理していると思いますので、そういうものの資料というのは、この文教委員会にお示ししていただくということはないんでしょうか。やはりいじめの問題というのは、学校現場の対応が非常に大切だと思いますけれども、家庭や社会、それからこの私どもの文教委員会も含めて、三鷹でもああいう悲惨な事故があっちゃいけない。しかし、あってもおかしくないという、社会全体の病気だと思いますので、この点全体で対応していくということが必要だと思いますので、その辺、このデータだけではちょっと不十分かなというふうに思うんですが、この点についてお聞かせいただければというふうに思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  それでは、1点目の点検・評価の部分、特に教育ビジョンのA評価の部分でございます。市川先生御指摘がありましたように、この4段階評価のAとBの評価の仕方がなかなかわかりづらいというのは、学識者から御意見をいただきまして、目標を達成したということならばBではないかということなので、じゃあAとBの違いはどこなのかということは御指摘いただきましたので、評価基準そのものも、来年度に向けてはちょっと、よりわかりやすいような工夫をしていきたいというふうに考えております。
 それから、具体的に、この教育ビジョン2022がどうしてBではなくてAだったかということですけれども、先ほども御説明しましたように、1つ策定プロセスの中で、いろいろ学校関係者の御意見を反映するというのは当然なことで、もちろんパブリックコメント、市民から意見を聴取するというのも、三鷹のやり方としてごく当然なやり方ですけれども、今回特に三鷹子ども熟議ということで、児童・生徒の代表51名の方に参加をしていただいて、こういった計画を策定する中でのいろいろな御意見をいただいたということで、子どもたちがこういった形でこういう計画のプロセスに参加するというのは、やはりほかの市では例のない画期的な中身であったかなということが、1つございます。
 それから、もう一つ策定された教育の計画の中身ですけれども、教育・子育て研究所の助言もいただきながら、目指す子ども像ということで、単なる学力ではなくて、幅広い人間力、社会力を兼ね備えた子どもの育成を目指すということですとか、あるいは、地域とともに協働する、教育を進める。コミュニティ・スクールのですね、より充実、発展をさせていく。さらにはスクール・コミュニティということで、地域をつなぐ拠点となる、今、きずなとかつながりとか言われておりますけれども、そういったことを先取りするような形で、地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますということを重点目標の中に掲げたということで、それは皆さんの御意見、英知を結集して、そういう計画ができ上がったわけですけれども、それは私どもにとっては、他市にも誇れるような計画内容になったのではないかということで、そういういろいろな御意見の集約の中で、当初予定していたよりもさらにすぐれた内容のものができ上がってきたのではないかということで、特に加点をしたA評価にさせていただいたところでございます。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  まず初めに、文部科学省の調査との関係ということで御質問をいただきましたが、緊急実態全国調査が、夏休みに入ってから実施が発表されたということで、それ以前に三鷹市が取り組みを行ったということに対して御評価いただいたものというふうに考えております。やはり子どもがいるうちに実態を把握するということが非常に大事だと考えておりまして、1学期でまだ子どもが登校中のときに、この調査をさせていただいたということです。文科省の調査は、実はすべての児童・生徒にアンケートを実施するというものではないので、各学校にいじめの実態の状況について調査をするという内容になっておりまして、今回三鷹市で行った調査、都で行った調査の内容で、文科省の調査については包含できる項目になっております。しかしながら、今回すべてアンケート用紙を把握した中で、いろいろ私どもも全部危なそうな事例について附せんをつけて学校に返しますので、その状況も加味した上で、9月に入ってすぐまた子どもが来てから面談等を行い、確認をした上で、文科省への回答は9月の4日ということになっておりますので、今回のこの調査結果を基礎にした上で、それをさらに精査して、文科省に報告をするというような形をとりたいと考えております。
 もう1点、いじめの回答の中身の具体例を示せないかという御質問でございます。この具体例につきましては、個別の案件で、例えばたたかれるというような回答があったときに、それが本当にいじめなのかどうかということは、その背景等を語っていかないと、どうしても物語になってしまう部分があります。ですので、たたかれたからすぐいじめだというふうに集計できるものではないので、なかなかお話しするのは難しいというふうに考えておりますが、今ここでどんなものがあったのかということを御報告させていただきますと、やはりいじめと認知したものの中では、たたかれる、けられる、何もしてないのに突然けられた。それから、通りすがりにたたかれた。肩や足をけられたり殴られたりしたというようなこと。あるいは、物を隠される。持ち物を隠されたり、勝手に使われたりするというようなこと。それから、悪口が非常に多いですね。嫌なあだ名で呼ばれた。内容はわからないけれども、どうも陰口をされている。そういうような回答が非常に多い。非常にというのは、このいじめと認知した件数、疑いがあると思われる件数の中でということですけれども、そういうようなことになっております。傾向としてはそんな状況でございます。私からは以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは、最初に教育ビジョン、A評価についてですが、これは子どもさんの参加というのは、これはこれで非常に大切だというように思いますが、現場の先生との関係というのはどうなんでしょうか。この点ちょっとお聞かせいただければと思います。
 それから、いじめのことで、今回大津の場合には、メールなども使われているようです。それで実際には自殺の仕方といいましょうか、そんなようなこともあるようですが、今回の中で、メールに関するものというのはあったんでしょうか。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  教育ビジョンの策定に当たっての、現場の先生方とのということの御質問がございました。これにつきましては、骨格案等をこちらでお示しさせていただいた際にも、先生方の意見を聞いてくださいということで、委員の方からもお話をいただいたところです。こちらにつきましては、学校という組織の中で、骨格案、それから素案の段階で、各学校で印刷等していただきまして、各教員にお示しをさせていただき、学校の中で意見集約をしていただいたものを、教育委員会の方でも、学校の代表者である校長先生方との議論を踏まえて進めてまいりました。あわせて三鷹のコミュニティ・スクールということで、CS委員会等の中でもかなり徹底的な議論をさせていただく中で、丁寧な形で意見集約を進めるということで進めてまいったところでございます。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  私も実は、一枚一枚この調査用紙を見せていただきました。それの中に、やはり特に中学校なんですけれども、ブログで悪口を書かれたというようなこと、あるいは、掲示板に自分のことが書かれて嫌だったというようなことはございます。また、メールで無視をしようというふうに回されたというような事例もございました。実際にそれがどのように子どもたちの中で広まったかどうかというところまでは、このアンケートだけでは把握できませんので、これからまた学校でそれを受け取った者、出した者について面談等を行って、調査をしてまいりたいと考えておりますが、今の段階では、例えば自殺しろとか命にかかわるような、重篤な悪口や書き込み等を行っているという案件は確認はできておりません。ただ、安心はできませんので、今後も引き続きそういったことについても注意深く見守ってまいりたいと考えております。


◯委員(森  徹君)  大津市の場合に、あそこは文教厚生常任委員会という委員会らしいんですが、教育委員会から必要な──どの程度かわかりませんけれども、情報提供がなかった。したがって、議会としても、文教常任委員会としても、しっかりとした審議といいましょうか、議会として対応できなかったということも聞いております。三鷹でこういうことが絶対起こしてはならないという立場からも、必要な情報は教育委員会だけで対応するといいましょうか、ではなくて、必要な情報は議会の方にも出していただいて、議会としてもこの問題、しっかりと受けとめていくということが必要じゃないかという点で、質問させていただきました。
 それで、ここには解消している件数18、16、言葉は正確でなくちゃいけないと思うんですけれども、私は決して言葉じりじゃなくて、解消という言葉と解決、なかなか難しいですから、とりあえずはなくなったといいましょうか、そういう点で受けとめているんですが、どのような対応、対策の中でこれを解消というふうにしたのか、その中で報告してもらえるものがあれば、この内容、このところについてお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめの具体的な内容については、国の調査の報告がまたございますので、そのときに改めて報告をさせていただきたいと思っております。あるいはまた、先ほども申し上げましたけれども、コミュニティ・スクールという組織の中で、やはり学校運営協議会にそれぞれの学校がそれぞれの学校の状況について報告するということが必要かと考えております。
 この解消のことなんですけれども、解消という言葉は、文科省の調査の中でも使われている用語なので、私ども解消というふうに言っておりますが、やはり各学校が、子どもたちに対していじめを行った者、いじめを受けたとされる者、それぞれ聞き取りを行った結果、お互いが了承というか納得の上で、これはもういじめではないというふうに、いじめを受けたものが判断をするというか、もうこれは大丈夫だというようなときに解消というふうに言っております。つまり、いじめというのは、いじめを受けた者が嫌だと感じたときにいじめというふうに認知されるわけですから、それが解消されたもの。つまり、いじめをもう受けていないというふうに本人が判断したもの。ただそれも、先ほどおっしゃるように、これはいじめではないというふうに言いながら、やっぱりいじめだったということもありますので、特に解消した事例というのは、本当に安心できるものではなくて、さらにこれから注意深く追跡をしていかなければならないものと考えております。以上です。


◯委員(森  徹君)  アンケート、子どもさん、児童・生徒のアンケートとあわせて、父母、保護者ですね、ここに対して今までアンケートというのは、教育委員会としてやったことあるんでしょうか。また今後、そういう検討等あるんでしょうか。といいますのは、大津の場合には、その親御さんが、父親が子どものいじめを心配して、親が知らなかったというのではなくて、親はそのことを感じていてといいましょうか、そういう深刻な状況をわかっていて、たしか警察にも3回行って、警察も取り合わなかったというんですね。今は警察の捜査は非常に不幸な状況ですけれども、捜査入っているということなんですけれども、実際には警察も被害届を受け付けなかった。それから、教育委員会も、それに対して親御さんの対応がおくれたといいましょうか、そういう状況があって不幸なことになって、結果的には親御さんが賠償の裁判ですか、裁判を起こすという、子どもさんが不幸にして亡くなられた。裁判を起こしても子どもは戻ってはこない、帰ってこないんだけれども、このままでは許せないということで裁判に踏み切る。
 当初、大津市もこの裁判は争うと、全面的に争うという立場だったのが、ここに来て市長、和解ということを表明しているようですけれども、こういう深刻な状況は絶対にあってはならないという立場で、やはりいろいろな手を打つということが必要だと思うんですが、これをやれば完全だ、すべてではないけれども、あらゆる手を打つという点で、子どもから聞くというだけではなくて、親御さんとか、そういうようなことも必要かなと思うんですが、過去にそういうことがあったのか、また今後そういうことを検討されているものがあるのか、この点を最後にお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  これまで教育委員会として、保護者にいじめのアンケート調査を行ったということはございません。アンケートという形、今回の児童・生徒に対するものもそうですけれども、それですべてわかるものではありませんし、またおっしゃるように、いろいろな方法をとっていくということが必要になります。今後、各学校でこういった保護者へのアンケート等、あるいはまた違った形での面談やアンケート等ということを実施をしていく中で、どんどんどんどんそうやって網の目を細かくしていくことが必要だと考えております。
 保護者からは、各学校、ちょうど夏休み期間中が多いんですけれども、保護者との面談、三者面談、そういった機会がありましたので、その中でどういった声が上がってくるのかということも、これから確認をしてまいりたいと思っております。今後、コミュニティ・スクール委員会、学校運営協議会でも、さらなる対策について、地域を交えて協議をしていきたいと考えております。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。資料2の、通学路における点検についてお聞きします。裏面に11カ所出ておりまして、学校としては、小学校15校ある中で、わずかの学校しか取り上げられていないというところの不思議さがあるんですね。見てみますと、第一小学校は、新川宿まちづくり協議会、六小と南浦小は連雀地区まちづくり協議会というのがあって、通学路も含めて、学校周辺の道路の検証が、多分その協議会によってされておるんですね。その共通認識がこの表にあらわれているのかなとも思うところがあるんですが、そのあたりの分析はいかがお考えでしょうか。ほかの学校では、本当に危険とされている箇所が上がらなかったのか。また、上がったとしても、ここに掲載されていないのかというところをお聞かせいただければと思います。
 それと、通学路という定義というか位置づけなんですが、通学路だから、いわゆる法令的、条例的に特例が認められるようなことというのはないのかなというものをお聞かせいただければと思います。と申しますのは、例えば東京都道であれば、道路から25センチオフセットさせないと、ガードレールや横断防止さくがつけられない。それも通学路では、その条例にのっとったものしかつけてはいけないということになっているようですし、また民家の生け垣が1メートルもはみ出しているのに、それを切ってくれない。子どもたちはそれをよけて通らなければいけない。そのような通学路だからこそ安全確保するために、民間に対しても強制力を持たせられないのかという位置づけが、法令ですとか条例で特例が認められないのかなというところがあるんですけれども、そのあたりの認識をお聞かせいただければと思います。
 それと、いじめに対するアンケートなんですけれども、ここに5・6年生用の回答用紙がついているわけなんですが、これ、記名制になっておりますよね。記名制と無記名制で、やはり回答の仕方というものが変わってくるんじゃないかと思うんですけれども。記名式のものと無記名式のものと双方使うということも考えてもいいのかなと思うんですが、そちらの認識をお聞かせいただければと思います。お願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  通学路について御質問がありました。今回緊急点検ということで、4月の京都の方での事故を受けまして、緊急に学校の方に整備要望箇所について行いました。今回は、交通安全についてということでございます。毎年、先ほども説明いたしましたが、通学路は毎年毎年指定見直しをしておりますので、その際には全校からあわせて、道路の整備要望箇所も毎年出してもらっています。その中では、交通安全のほかにも防犯上の問題なども出てきておりまして、それについてはかなり出てきております。今回は、生け垣でちょっと見えにくくなっているとかそういうことではなくて、もちろん交通について、危険な場合にはそれも対象になりますけれども、今回については、道路の交通安全上の問題についてのがありましたけれども、今回はこの5校からということのみでございました。交通安全上の問題ということで絞ると、緊急に対応してほしいということになると、こういうことになったのかなというふうに考えております。
 それから、通学路の位置づけですけれども、通学路というのは、先ほど説明いたしましたが、毎年毎年学校や地域などが毎年調査しまして、ここを通学路にしてほしいということで要望が教育委員会に上がってきまして、教育委員会の方で、そちらの方を認定しているというところがあります。道路のガードレールをつけられるか、つけられないかというふうなところについては、通学路については、法令上の特例というものはないようですけれども、三鷹市の、たしか中高層のビルを建てるときのセットバックする、あれについては、通学路ですと少し余分にとるようなことを要請しているということは聞いたことがありますけれども、それ以外については特別の、何といいましょうか、特例というものはないというふうに認識しているところです。以上でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  アンケートの無記名、記名についてでございますが、いじめの被害を受けているお子さんが、他人に言えない方法や内容でいじめを受けているといった場合も考えられるので、そういった場合には無記名の方が、おっしゃるように記入しやすいとも考えられます。ただ一方で、無記名だと、被害をもし訴えたとしても、その特定に非常に時間がかかってしまうということで、対応がおくれるということも考えられます。今回は緊急調査ということで、記名式をとらせていただきましたけれども、これまでも年3回程度、各学校でアンケート調査等実施しておりますので、今後状況に応じてさまざまな方法で実施をしてみるようにということを、学校にまた話をしてまいりたいと考えております。
 今回記名式でございましたけれども、設問の最後に、いじめられている人を知っているというような項目も設けまして、その中で出てきたものも、私も見ましたけれども、実際に名前が上がってきた子どもがどうなのかということについて調べることができるので、それも1つの方法なのかなというふうに考えて、今回それを取り入れさせていただきました。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。いじめに関しましては、こうやった形でなかなか目に見えないものがあるというのもあると思います。結局、先生や職員が子どもたちの様子を注意深く見守ることが何より大切なのかなというところもありますので、先生方が事務に忙殺されないでね、子どもたちと触れ合う時間をより多くつくるような体制も予防策になるのかなと思いますので、広い目で対応していただければと思います。
 それと通学路に関してなんですが、やはり通学路であるから、より安全な道路にするべきだと思いますので、そのあたりの東京都、三鷹の場合は国道はないですから東京都ですよね。東京都へ強く要望を出すべきだと思います。私は実際に自分でも第一小学校に通っていて、子どもも第一小学校へ通っていたわけなんですが、この1番の新川三丁目付近(吉祥寺通り)というのが非常に危険だなと思っておりまして、常々近隣の方々からも相談を受けている場所です。歩道が非常に狭い、交通が多い、通過交通の速度が速いという場所なんですね。新川団地、島屋敷団地から行く子どももここを通るわけなんですけれども、どうも子どもたちを見てますと、この吉祥寺通りから南側の住宅地の中の道ですよね、そちらを独自にショートカットして歩いているというのも見受けられまして、そちらは住宅地で畑なんかもあるので、不審者対策というものがちょっと問題になるのかなと思うんですけれども、自動車事故に関しては、はるかにそちらの方が安心、安全だというふうに私は感じております。そのあたりも、どちらが安全なのかということも含めて、地域住民の皆さんの意見を聞いて、通学路指定していっていただければと思います。
 また、先ほどまちづくり協議会の件もお話しいたしましたけれども、地域住民が、やはり子どもたちのためのまちづくりの安全を図るという位置づけが非常に高い組織だと思いますので、そちらとの連携も含めて、この道路づくりを対策していっていただければと思います。あと私、一般質問でも質問したことがあるんですけれども、子どもたちが多く渡る信号に関しては、歩車分離式信号というものの導入も、あわせて信号管理者、公安委員会でしょうか、こちらに提言していっていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。御答弁があればよろしくお願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  今、委員から御指摘のありました、特に一小のところ、3カ所ともこれは都道でございます。こちらの方、市の道路管理者とも、できれば当日の点検の実施状況を、東京都の道路建設事務所の方に直接日程調整がとれましたら行って、説明などもしながら、今後協議していきたいなというふうに思っております。
 あと、通学路の指定につきましては、通学路の指定は、そうですね、血管で言えば大動脈、余り一軒一軒の個々の児童・生徒さんの家の道まではもちろん指定しておりません。最終的に一番、学校の方でも信号があったり歩道があったりするということを大前提にして決めておりますけれども、防犯上のこともありますが、まち中というか住宅街などを通ることについては、学校の方でこれから指導をより徹底していくように、こちらの方からも指導してまいりたいというふうには思っております。


◯委員(川原純子さん)  では、よろしくお願いいたします。最初に16ページの学校空調設備整備事業の実施に関しましてですが、本当にことしの夏もかなり猛暑が続いております。せっかくこのように普通教室、小・中学校の普通教室、特別教室に空調設備の整備をしていただいていますが、この件に関しまして、実際にやはり児童・生徒の良好な学習環境ということで維持していかなければいけないんですが、小学校の場合は担任の先生がいらっしゃいますが、中学校等に関しまして、この温度調整に関してどのようになさっていらっしゃるのか。学校によっても、校舎の向き、それから西日が非常に当たるところですとか、そういったことに関してもこの温度というのは、庁舎であれば、この市役所なんかは28度設定となっておりますが、一律28度なのかどうか、この点をちょっとお聞きしたいと思います。
 それからあと、耐震補強工事なんですが、92.9%となったということで、これは100%をもちろん目標にされていると思いますが、これ以外で、やはり天井ですとか、それからガラスですとか、そういった非構造部材に対してのことに関しましては、この点に関してどのようにお考えなのか、実施に対しての方向性をちょっとお聞かせいただければと思います。
 あと次、学校給食に関しまして、21ページですけれども、給食調理業務委託校に関しまして順次されておりますけれども、アレルギー食、今まで三鷹市に関しては、アレルギーを持っていらっしゃるお子様たちに対してのアレルギー食の整備というのが本当に充実しておりますが、これも安心していいのかどうか。それから、牛乳に関しましても、赤ちゃんのときから、それこそミルクを受け付けないという、豆乳で育ったというお子さんも私も知っておりまして、そういった生まれつき飲めないお子様ですとか、今、放射能等々に関しても心配されている保護者が非常に多いわけですけれども、そういった牛乳に関しての対応に関してどのようにされているのか。私も、自分自身もそうだったんですけれども、私のときは牛乳というよりも、何でしたっけ、脱脂粉乳。脱脂粉乳の時代だったものですから、強制的に先生から飲まされるというような。それで飲めない場合というのは、やっぱりそれこそ非常に嫌ないじめではないんですけれども、私はいじめに遭わなかったんですが、そういったいじめの問題にもちょっと起因する部分もあるのではないかという、ちょっと私のこれ、心配がありまして、その部分に関してどのように対応されているのか。それから、給食費の問題にもなってくるんですが、牛乳を飲ませてないんだから、給食費を牛乳分だけ支払わなくていいんじゃないかという保護者もいらっしゃいまして、その点についてちょっとお聞かせいただければと思います。
 それから、先ほどから委員の方たちからお話が出ておりますいじめの問題なんですが、私もこの調査結果を見させていただいて、教育委員会としてはこの数字が、多いと思っていらっしゃるのか、少ないと思っていらっしゃるのか。それから、このようなものだろうというふうに思っていらっしゃるのか、その点をまず最初にお聞きしたいと思います。
 それからあと、このアンケート用紙ですけれども、全児童・生徒に配付をされたんでしょうか。そして、欠席の児童・生徒に対しては、どのようにこのアンケートに対してされたのかということもお聞かせください。
 それから、私は一番ちょっと心配しているのは、先ほども委員から出ましたけれども、名前に関して、要するに、記名という形になっていますけれども、アンケートを見ると、いじめられた場合とか何かに関して、だれにとか、それから要するにだれということが出ていますね。それなので、これがだれからとか、だれにとかとなると、名前を記入するわけですよね。そうしたときに自分が、例えばここに川原純子という人間が、このアンケート用紙を書いたとしまして、それでこの回収方法なんですけれども、よく先生方がやるんですけれども、後ろからばあっと、後ろから回収する場合、回していらっしゃいという感じなのか。それから、一人一人が先生のところにこのアンケート用紙を、回収の仕方ですね、持っていっているのか。それによって随分違うんですね。要するに、後ろからとか、生徒が集めたり、児童が集めたりした場合に、ちらっとだれにいじめられていたとか、またそれがいじめの起因にもつながってきますので、その回収の仕方まで、私は指導の徹底が非常に大切なのではないかということと、それから、あと面談の仕方なんですけれども、ここでもスクールカウンセラーとの面談だとか、いろいろこうやっています、ああやっていますということを書かれているんですけれども、ここが私、本当にネックじゃないかなと思うんですけれども。要するに聞き取り調査にしても、子どもの目につく場所で聞き取り調査していても、何にもならないと思うんです。スクールカウンセラーの場所においてもそうなんですけれども、ある児童・生徒からも聞いたことがあるんですけれども、やはりカウンセリングを受けに行きたいと思っても、結局どこどこ行ってきたなとか、見られたとか、そういったことで行くにも行けないということも、私、実際相談を受けたこともございまして、せっかく教育委員会、また学校側としては、いじめをなくしていこう、ゼロにしていこうということでいろいろ努力されているのかもわかりませんが、そういった盲点というところまで、なかなか学校の先生によっては気がつく先生、また本当に単純に事務的な処理にしか負えてない方もいらっしゃいますので、やはりこの面談の仕方、場所、子どもの目につくところに関して、どのような場所でやっていらっしゃるのか、そういったこともちょっとお聞きしたいと思います。
 あと、先ほど森委員の方からもお話がありました、回収している件数に関して、やはり今後の再発を防ぐために、先ほど御答弁で、解消については追跡、防止のため、努めていかなければならないとなってましたけれども、やはり絶対にこれは再発ということを考えていかなければいけないと思うんですね。なので、この対策をどのようにしていくのかということも、具体的にちょっとお聞きしたいと思っております。
 それから、あと最後に、この通学路における緊急合同点検なんですが、これは本当に11カ所出ていますが、裏道が本当は私は非常に危ないと思っています。私も公明党の1人といたしまして、市の方にも要望書も出させていただきました。それでこの中で、この夏にもあったんですが、これは児童ではなかったんですが、やはり樹木が非常に繁茂しているところですとか、それからそういったものに関して、本当にどこが、本来は樹木等々を所持している人がきちっと道路側にはみ出さないように剪定していかなくちゃいけないと私は思うんですけれども、それに対しての指導というものがどこでやっていくのかということを、私も都市整備部だとかいろいろとお話をしたんですけれども、そこを事故があってはならないわけですから、そういった巡回していったりとか、そういうことのないように。
 それからあと、こういう夏休みもそうですし、ふだんもそうなんですが、もちろん通学路を重視していかなくちゃいけないのは当然なんですが、やはり家から学校まで30分かかるところとかいう児童・生徒に関しては、近道を容易に使っていたりとかそういったこともありますので、子どもたちが通る、遊ぶ、そういった使っている道路に関して、コミュニティ・スクールの委員の方ですとか、いろいろ青少対の方、またPTAの方々といろいろと協議をされて、安全には、安全を重視していただきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  私から2点です。まず1つ、学校の空調の関係です。この温度調整については、省エネの観点もありますので、いわゆる一般的に冷房、暖房のガイドラインというのは示させていただこうと思っています。実際に温度調整なんですが、各教室で個別に可能です。あわせて消し忘れというのも結構ございますので、集中で管理をできる制御盤というのもあわせて用意をしてございます。ですから、集中で入れて、個別にあとはきめ細かな調整をしていただく、そういった運用ができるような設備で整備をしています。
 それから2点目、耐震関係です。こちらの非構造部材についてですが、こちら、一通りの躯体そのものの耐震が終わりましても、建築以来の年数大分経過している建物が多くなってきていますので、老朽化対策の観点も含めて、この非構造部材の補強なり改修をやっていこうということで、さきに決まりました第4次基本計画にも位置づけをさせていただいております。計画上では平成25年度に、まず1校目の設計を行って、平成26年度から具体的な工事に入ろうということで、計画上の位置づけとなっています。そのための箇所の選定は、公共施設課で公共施設全体の営繕の状況を整理をしていますので、今後のお金のかかり方も含めて、全体の調整を図っていくという予定になっています。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私からは2点、給食の関係と、通学路の合同点検についてお答えいたします。給食についてです。委託校が現在9校ということでなっておりますけれども、そちらの方のアレルギー食対応について、まず御質問がありました。委託になっても、アレルギー対応については今までとは何ら変わりがございません。アレルギーについては、学校と市の栄養職員が、献立などもすべて作成して最後に点検をしております。もちろん調理委託業者もその辺のところは栄養士からの指示書によって、アレルギー食対応については気をつけてやっているところですので、直営校と何ら今までとは変わるところはなくやっているところでございます。
 それから、今例えで、牛乳飲めない子についてですけれども、これについては御存じのように、2年前から学校生活管理指導表という医師の診断をもとに、アレルギーのある子については、給食について、牛乳については、これについては何というんでしょうか、外すというふうなことはやっております。それ以外については、残念ですけれども、やはりこれ、食育の時間でもありますので、現に食育の中で牛乳の栄養価、それから、そのほかの食品などについても説明することによって、牛乳飲めるようになった。それから、今まで嫌いだった食べ物も、調理員さんがあんなしっかり頑張ってやってくれているんだからということで食べるようになったということで、喜ばれている例もございます。食育の一環ですので、牛乳についても、基本的にはアレルギー対応で、医師の診断書をもとに提出してもらった場合以外は、基本的には返金していないところです。ただ、この返金云々については、これは市の予算ではございませんので、私費会計でございますので、最終的には校長の方が個別に相談をして行っているところでございます。
 通学路についてです。裏道の、特に樹木がはみ出ているようなところの対応はどこが行っているのかということですけれども、これ、道路にはみ出ているということですので、市の道路管理の方で行っております。私有地の庭からはみ出ている場合が多いですので、こちらの方は勝手に切るわけにいきませんので、市の道路管理者の方で協力をお願いしているというところでございます。どうしても向こうで切れないという場合には、了解が得られた場合には道路管理者の方で伐採だけすることもあるそうでございます。あと、裏道などについては、今後も学校や、それから地域全体で見守って、安全になるようにしていきたいなというふうに思っております。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめについての御質問をいただきました。まず、多いのか少ないのかという認識を御質問いただきましたけれども、いじめは当然ゼロがいいわけで、当たり前にいいわけで、それよりも1件でもあれば、これは多いと言わざるを得ないわけです。ただ、それは多いとか少ないとかそういう問題ではなくて、やはりいじめの件数、いじめと疑われるような件数が上がってきて、それを一件一件確認をしていくということが必要だというふうに考えているところです。今回このいじめと認知した件数に加えて、いじめの疑いがあると思われる件数をさらに上乗せをし、そして指導課で一枚一枚すべてチェックをした中には、これはこの2つの中には入っていないけれども、子どもが嫌だと思っているんじゃないかと思われるようなことまで、すべて附せんを差し挟んでリストアップをいたしました。そうすると、またさらにこれよりも多い数が出てまいります。つまり、今後また9月に文科省の報告をする際には数値が変わって、もっと多くなるかもしれませんし、また解消していって少なくなるかもしれません。今の段階でこれを多いとか少ないとか、そういうことをお答えできるようなものではないと考えております。
 続いて、児童の欠席の対応ですけれども、この調査、7月18日に1学期末に行いました。先ほど申し上げたように、1学期に子どもがいるうちにまず調査をし、そして調査をするだけではだめなので、その後学校に来ている間に子どもから面談をしたり、聞き取りをしたりする。そのために7月の18日に行ったわけでございます。したがいまして、このときに欠席をした児童・生徒については、それ以降、もし出席をしていればその際に、あるいは学期末までお休みをされている場合には、今後面談や家庭訪問、あるいは学校に来た際に改めて聞き取るなどして対応してまいりたいと考えております。
 回収の仕方につきましては、このアンケート用紙を見ていただくとおわかりのように、2つ折りにして、子どもの書いた内容が表に出ないようにして作成をさせていただきました。つまり、2つ折りにして表紙をつける、それを提出する形にして配慮をさせていただいたんですけれども、質問委員おっしゃるように、学校の個々の教員の判断が本当に適切な配慮ができたのかどうかというところは、やはり可能性としてはなくはないと思っております。したがって、今後またこういった調査をする際には、プライバシー、書き込みの内容についての扱いについて、各学校に指導を続けてまいりたいと思っております。
 面談の仕方については、各学校に教育相談室、スクールカウンセラーが相談を受ける部屋等もございますし、あるいは保健室、さまざまな会議室のちょっとした小部屋みたいなところ、そういったところを活用しているところですが、できる限り子どもたちがすべてそういうようなところで、とにかく各担任が一人一人聞き取りをするということであれば、この子だけが呼ばれたとか、そういうようなことではないような対応ができると思いますけれども、これも先ほどの回収方法と同じで、それぞれ学校に対して、子どもたちが安心して相談ができる体制づくりをできるようにということで、環境を整えるように指導してまいります。
 最後、再発防止の具体的な対策というようなことで御質問をいただきました。解消している件数を、そのまま放置をするということは非常によろしくないことと思います。したがって、一件一件これは様態も違いますし、背景も状況も違いますので、それを一括してこういうような対応をいたしますといっても、それはなかなか具体的な対応にはならない、対策にはならないというふうに考えております。一つ一つそれぞれ違う対応が必要になると思います。ただ、まとめて言えるとすれば、この再発防止については、今この解消した事例についてはすべて名前が上がっておりますし、このいじめの疑いがあると思われる児童・生徒の数、あるいはこちらでチェックをした数、これもすべて名簿として私ども作成いたしましたので、そのすべての子どもたちを、今後追跡をしていく、継続をしていく。そしてこの子はどうだったんだ、この子はどうなったんだ、解消した子についても続けて見ていくということが、まず具体的な対策として、総括してお答えできることかと思います。私からは以上です。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。このいじめに関しての、私が多いか少ないかってどういうふうに教育委員会は見ていらっしゃるのかというのは、確かにおっしゃることはよくわかるんですが、私は本当にこの数字にあらわれているのは、何か一部というんじゃないんですが、もっともっとこの裏に多くあるのではないかというような思いで話をさせていただいております。やはり一人一人の、もちろんいじめは絶対あってはならないことでございまして、それに対して、やはり夏季休業中にもかかわらず、教員の方たちも面談の指導を行ったということで、早期解決を図るためにもということで、被害者、被害の児童・生徒の心のケアにも努められているということも書いてありまして、これも面談に関しては、加害者、被害者両方の面談を行っていらっしゃるんだとは思いますけれども、やはりその対応に関して、本当に丁寧にやっていくということが本当に非常に大切なので、先ほどの回収の仕方に関しても、これは再度、それこそ校長会等々でも徹底をしていただき、また現場の先生方の方にも徹底がされるように、これは私の要望としてお願いしたいと思います。このいじめに関してですが、これは先ほども、加害者、被害者両方に関しての聞き取り調査というのはされていらっしゃるんでしょうか。
 これはちょっと最後聞かせていただきたいのと、それからあと、先ほどの給食に関しては、何かちょっと、これに関してちょっと違うかもわからないけれども、これは牛乳飲めない、これは私、食育に関しては本当に非常に大切で、要するに、嫌いだから飲まないというのであれば、これはきちっと食育でやっていかなければならないと思います。これに関しては、返金に関して個別に、校長の個別でやっていらっしゃるということなんですが、今の保護者の方々というのは、メールでも何でもそうなんですけど、他校の情報って結構入っているんですね。ですので、この学校では返してくれるけれども、うちでは返してもらっていないだとか、そういったことが非常にすぐに伝わっていくものですから、やはりこれも教育委員会として、22学校、三鷹市の市立の学校に関しては、同一のやはり基本の体制で、個別対応ということではなくて、判断するのは校長の個別でいいと思います。それこそ医師の診断書があるということが前提ということはいいと思います。それはいいと思いますが、それをよろしくお願いしたいと思いますが、それに対しての御見解をお聞かせいただければと思います。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  面談、聞き取り等については、いじめというのは人間関係の中で起こるものですので、当然加害者、被害者という言い方が適切かはわかりませんけれども、いじめを加えた者、あるいは受けた者という両方について、それぞれ学校で聞き取りを行っているものでございます。件数についてはおっしゃるように、この数がすべてではないというふうに認識をしております。ですから、一枚一枚教育委員会でもすべて拝見をさせていただいた上で、学校にお返しする。そうすると、さらにその中から浮かび上がってくるものがあるかもしれません。単純に授業中にうるさかったから注意したらたたかれたというようなものも上がっています。それはいじめなのかいじめじゃないのかということについては、やはり現場で判断しなければわからないことですので、それをこちらはチェックをし、そしてそれがそうでないかどうかということについて、改めて確認をしていただくという作業が、これから続いていくと思われます。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  給食費のことでお答えいたします。今、放射能汚染ということで、食材について非常に関心を持たれて、不安を持たれているという現状は十分把握しているところでございます。そして前回も御報告しましたように、一定の東京都なり国の検査方法ということで、三鷹市もそれに参加をして、今のところ基準値を超える値が出ていないということで、その中で学校給食、食材を調達して給食をしているということでございますので、そういう理解の上で、しかし、自分のところは不安で、どうしても食せないということであれば、それは強制する中身ではございませんので、それは食育とはまた別の観点だとは思います。ただ、給食費については、先ほど言いましたように、その客観的な部分については考慮するということですので、そういった情報を学校長にも伝えながら、統一とれるところ、それから、個々にやはり対応せざるを得ないところ、そういうところを調整していきたいというふうに考えております。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに質問ございますか。


◯委員(吉沼徳人君)  今の教育委員会報告ではないんですけれども、1つ御報告をいただきたいと思うことがあるので、お尋ねしてよろしいでしょうか。


◯委員長(宍戸治重君)  次回ではどうでしょうか。


◯委員(吉沼徳人君)  次回では実は間に合わないので。


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前11時34分 休憩



                  午前11時38分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で、教育委員会の報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時39分 休憩



                  午前11時45分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時45分 休憩



                  午前11時49分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 ただいま御確認をいただいたとおり、管外視察につきましては、文教委員会管外視察日程のとおりとさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。なお、視察行程等について一部変更がある場合には、正副委員長に御一任をいただきたいと思います。
 続きまして、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、9月定例会会期中に開催することとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 それでは、その他につきまして何かありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。ありがとうございました。
                  午前11時50分 散会