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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年文教委員会) > 2012/06/18 平成24年文教委員会本文
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2012/06/18 平成24年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにいては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、管外視察について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議案第31号 三鷹市公会堂条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。
 それでは、三鷹市公会堂条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきますが、担当課長の方から説明させていただきます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  おはようございます。それでは、議案第31号 三鷹市公会堂条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきます。この条例は、三鷹市公会堂ホールの改修及び別館の建てかえに伴いまして施設使用料等を定めるものでございます。主な改正内容でございますが、公会堂別館に新たに設置します展示室兼会議室の使用料を定めますとともに、ホール及び会議室の使用料の改定等を行うものでございます。
 それでは、お手元の参考資料に基づきまして御説明をさせていただきます。初めに、使用料改正に対します基本的な考え方でございますが、資料1をごらんください。御案内のとおり、公会堂及び公会堂別館は、耐震性を確保するとともに、バリアフリー化への対応も含む施設の機能面の向上を図るため、平成23年12月から平成25年1月までの工期で整備を行っているところでございます。
 公会堂につきましては、耐震補強工事とともにですね、エスカレーターの設置などを含む全体的なリニューアルをいたします。また、公会堂別館につきましては、環境面やバリアフリー化へも配慮いたしまして、機能が大幅に向上する施設ということで生まれ変わる予定でございます。このように公会堂は文化施設として機能面や設備面の向上が図れますとともに、また、平成9年に使用料改正をして以来15年が経過しているということもありますので、近隣の文化ホールや会議室の使用料の状況なども踏まえまして、実態に合った使用料の設定を行うものでございます。
 改定に当たりましては、基本的な考え方を次のとおり定めました。1点目は、公会堂ホールは施設の全面的なリニューアルというふうになりますので、使用料の改定を行うということになりますけれども、近隣の施設の平均使用料を参考にいたしますと、現行の使用料の5割増しの改定というふうになってしまいますので、現行の使用料や、また今回のリニューアルで客席が減少するということもございます。そして、施設の立地条件等を考慮いたしまして改定率の抑制を図るというふうにいたしました。
 2点目でございますが、公会堂別館につきましては、建てかえにより最新施設というふうになりますので、近隣施設の平均使用料を基礎として、参考ということで、使用料を設定することといたしました。
 3点目でございますが、公会堂及び公会堂別館の使用料の改定に当たりましては、市民の皆様に、より質の高い施設を、より気軽に御利用していただくということを念頭に置きましてサービスの向上に努めるということといたします。
 以上を基本的な考え方といたしまして、使用料の算定を行ったところでございます。
 続きまして、条例の新旧の対照でございます。資料2をごらんください。第8条でございます。使用の制限、こちらを使用の不承認というふうに改めまして、第2項に、市長は、施設の管理上必要があると認めるときは、公会堂の施設及び器具の使用を承認しないことができるという形で規定をさせていただきました。
 また、同じく第13条でございます。使用承認の取り消し等、こちらにおきましても、第2項に市長は、施設の管理上必要があると認めるときは、公会堂の施設及び器具の使用条件を変更し、使用を停止し、または使用の承認を取り消すことができると規定をしております。
 また、第9条でございます。使用期間でございますが、ホール及び会議室の使用期間と公会堂別館に新たに設置をいたします展示室兼会議室を、展示室として使用する場合と、会議室として使用する場合の規定を加えております。また、第10条、使用料でございますが、ホールと会議室は別表第1に、展示室兼会議室につきましては別表第2に定めておりますけれども、会議室及び、それから会議室として使用する場合の展示室兼会議室、こちらの方につきましては、新たに開始時間を繰り上げて使用できることとするとともに、延長使用に関する時間及び使用料の改定等を行うものでございます。
 また、この条例は平成25年3月3日から施行いたしますけれども、準備行為といたしまして公会堂の使用に係る手続、その他の行為につきましては、この条例の施行日前においても行うことができるということといたしました。
 次に、使用料の算定の考え方でございます。初めに公会堂ホールについて説明をさせていただきます。資料の3と4をごらんくださいませ。資料3は土日と休日についてですね。また、資料4は、平日についての午前、午後、夜間、それから全日の各区分の使用料と客席1席に対する1時間当たりの平均単価について近隣ホールと比較をしたものでございます。客席数や建築年次、また主要駅からの時間によりましても平均単価というものが異なってまいりますけれども、三鷹市公会堂の現行の使用料の1席に対します使用料は、近隣のホールと比較しましても平均単価はかなり低く設定されておりますので、先ほども述べましたとおり、近隣ホールの平均を基礎とする算定は難しいという判断をいたしましたが、内外装や設備の更新、エスカレーターの設置など、全面的なリニューアルも考えまして、新使用料につきましては、改定前の各使用区分の金額に対しまして、平均20%増を上限として1,000円単位の料金設定というふうにいたしました。
 算定に当たりましては、現行の午前区分の使用料を基準に、新使用料の午前区分の使用料を算出をいたしまして、この午前区分の1時間当たりの使用料に対しましてですね、使用頻度の高い順に、午後区分はおおむね25%増、また夜間区分は午後区分のおおむね25%増というふうに段階的に算定をしております。また、全日区分につきましては、午前、午後、夜間区分の使用料の合計額のおおむね15%減というふうになるように、割引料金という形で設定をさせていただきました。
 次に、会議室と展示室の使用算定でございますが、公会堂は別館につきましては、建てかえによりまして最新施設ということになりますので、近隣施設の平均使用料を参考といたしまして使用料を算出しております。資料6をごらんいただきたいと思います。こちらの方の資料でございますけれども、午前、午後、夜間、そして全日のですね、各区分の平均の使用料と、会議室1平方メートルに対する1時間当たりの平均単価について近隣のホールと比較をしたものでございます。全施設を平均いたしますと、1平方メートルに対する使用料の平均単価はごらんのとおり、午前区分が9.8円、午後区分が10.9円、夜間区分が13.3円、そして全日区分が10.5円というふうになっております。この平均的な単価を参考といたしまして、新たな使用料を算定したところでございます。
 続きまして、資料5をごらんいただきたいと思います。資料5の左上の表がございますが、こちらが現行の公会堂の会議室の使用料でございます。その下の表が、近隣施設の平均単価を基礎として算出した資料でございます。また、新たに展示室兼会議室を設置いたしますので、三鷹市芸術文化センターの地階にございます展示室の使用料等についても参考資料といたしました。
 そして、右側の上の表をごらんいただきたいと思いますけれども、会議室の新使用料につきましては、近隣施設も参考にいたしまして、現行使用料の午前、午後、夜間の各区分の1時間当たりの平米単価、これに対しまして平均30%を上限として100円単位の料金というふうに設定をいたしました。算定に当たりましては、左側の現行使用料の表にあります第1から第6会議室の午前区分、1時間当たりの平米単価9.5円──赤い色の部分でございますけれども、おおむね10%増というものを基準にいたしまして、各会議室の午前区分の単価、料金を算出いたしまして、この午前区分単価に対しまして、午後区分はおおむね10%増、夜間区分は午後区分のおおむね20%増と、こちらの方も段階的に算出をしております。また、全日区分の使用料につきましては、午前、午後、夜間区分の合計額のおおむね10%減というふうになるように割引の料金を設定をいたしました。
 さらに、別館の会議室、防音機能にすぐれる3階の多目的会議室、A、Bというのの使用料には、機能を考えまして、別途加算ということも検討いたしましたけれども、改修前の同規模でありました旧の別館の第7会議室──左の表に出ておりますけれども、そちらの料金単価がですね、他の会議室と比較をいたしまして安価と、安いということでありましたので、多目的会議室利用者の負担増がさらに大きくなるという事情も勘案いたしまして、別途加算は行わないことといたしました。
 また、公会堂内の1階にあります、ホールの方の1階の方にあります第7、第8会議室、水色の部分でございますけれども、こちらは建てかえではなく、リニューアルということになりますので、旧第8号会議室の午前区分の1時間当たりの平米単価、9.0円を基準に各会議室の同区分の単価、料金を算出したところでございます。この午前区分の単価に対しまして、午後区分はおおむね10%増、夜間区分単価は午後区分のおおむね20%増として、こちらの方も段階的に算出をしております。
 続きまして、新たに設置をいたします展示室兼会議室の使用料でございますが、その目的に応じましてそれぞれ使用料を設定をしております。会議室として使用する場合でございます。基本的にですね、展示用途を設定しておりまして、可動壁も多いということで、設置場所や、あと防音性ですね、こちらの方の面でですね、他の会議室と同じ単価設定にはなじまないという判断から、会議室の単価のおおむね15%減にて算出をしております。そして、展示室として使用する場合でございます。こちらは芸術文化センターの美術展示室と同様の料金体系というふうになりまして、3日間と5日間の使用期間というふうにいたしますけれども、市民の皆様に気軽に御利用いただくために芸術文化センターの1日当たりの平米単価のおおむね5%減にて算出をしております。また、展示室1、2、3、全室を御使用になる場合でございますけれども、こちらの方は個別料金の合計額のおおむね10%減となるように割引料金を設定したところでございます。ホールと同様の1,000円単位の料金設定というふうにしております。
 最後になりますけれども、資料7といたしまして、各会議室の見取り図を添付してございますので、御参照いただければと思います。説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。では、よろしくお願いいたします。今、公会堂の会議室とホールの利用料金の御説明をいただきまして、御丁寧にありがとうございます。資料におきましてもほかのホールとかの比較をしていただいて、よくわかる内容になっております。また、主要駅からの時間とかも細かく調べていただき、本当にありがとうございます。
 その中でちょっとこういって利用者が見る上でですね、比較するのはこういった料金もそうですし、主要駅からの距離、時間とかも、もちろんそれは検討の1つと思うんですけども、あと駐車場という観点で見た場合ですね、ほかのホール等、そういうところも検討されたかどうかということと、あと、以前まで、今、工事中ですけども、減免処理すれば、もちろん有料なんですけど、無料で使えますけれども、この辺の公会堂を利用された方、実際見学、鑑賞される方もそうですし、主催者の方もそうですけども、減免処理っていうのをするような対象になるのかということをお伺いしたいと思います。
 あと、利用料金につきまして、多分ここに載っていないということは一律だと思うんですけども、市内と市外の方で違いというのは今まで検討されたか。これに書いてないということは、多分市内、市外というのは分けてないとは思うんですけど、その辺の検討をされたかどうかをお伺いします。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  まず、1点目、駐車場の関係でございます。駐車場については、私どもも、例えばホールとして使う場合、あるいは会議室として使う場合、非常に関係があるというふうに思っておりますが、厳密にですね、それぞれの駐車場を調べて、その費用についての検証というのは行っておりません。ただ、私ども、特に会議室については、特に市内の団体の方がお使いになる、なおかつですね、恐らくそういった団体の方たちは、比較的ちょっと不便な場所にある施設ですので車でおいでになるということを前提にですね、やはりある程度駐車台数があるこの場所であればお使いいただけるんではないかという、そういう判断についてはしております。
 それから、減免につきましてはですね、実は減免、三鷹市の場合は行ってないです。これ、実は近隣でも行っているところは非常に少なくて、近いところでいうと狛江市がやっているんですけれども、それ以外は、例えば財団や市が主催する事業については減免しますという規定はあっても、それ以外の減免については行っておりませんので、今のところ私どもも同様の考え方に立って行いたいなと思っています。
 それから、市内、市外の優先の関係です。こちらも、特段それで使用料について差は設けておりません。ただ、ホール、展示室については1年前から申し込みを受け付けるわけですけれども、事前に使用計画書というのを御提出いただいております。その段階で、市内の団体と市外の団体との申請が仮にブッキングしたようなケースについては、市内を優先させると、そういう形での優先をしております。以上です。


◯委員(石原 恒君)  説明ありがとうございます。駐車場の金額に当たっては特に検証していないということもわかりました。
 あと、おっしゃったように場所的にやはり駅からちょっと遠いということで、やはり車で利用される方も当然いらっしゃると思いますので、今おっしゃったように減免処理はされないということですが、この市民センターはいろんな、体育館もありますし、もちろんいずれ新川防災公園・多機能複合施設の方に移動するにしても、しばらくの間この施設の中に併用しますので、相当イベントが重なったときには駐車が想定されます。その辺の対応とかも十分考慮されていると思いますが、何かその辺で現段階でいいですけども、検討していることがあれば教えていただきたいということ。
 あと、この公会堂が新しくなったことで、芸術文化センターとか、あと協働センターへの影響というのは当然あるかと思います。その辺も考慮しているとは思うんですが、今、管理されている部門、あとは指定管理者との話し合いとかいうのは今の段階ではされているんでしょうか。すべてが三鷹市の施設ですので、ウイン・ウインの運営ができるような進め方をしていただきたいと思いますけど、その辺のお考えをお聞かせください。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  駐車場につきましては、実際にですね、例えば大量に駐車台数がふえるというのは、やはりホールで何か大規模な事業を行ったときではないかというふうに想定をしておりまして、多くはですね、やはり土日にそういったイベントが企画されるケースが多いです。ですから、場合によっては、今の駐車のキャパを超えて車が押し寄せるということも考えられますが、現段階では、何とかおさまるんではないかなというふうに想定をしております。
 それから、他の市の施設との関連でございます。1つ、芸文センターを例としてお話がありましたけれども、芸文センターについては同じ芸術文化財団が管理をしておりますので、中できちっとした検討を加えております。例えば芸文センターとこの公会堂との駅からの距離なんかも、使用料算定の中では検討しております。
 それから、それ以外の施設、市民協働センターであるとか、あるいは集会施設ということであれば地区公会堂であるとかコミセンなんかもございますが、そういったところについてもですね、ほとんどが無料の施設になっておりますので、その中で具体的にこの有料の施設とのバランスをどうとっていくかっていうことについても、一応検討をして料金設定を考えております。以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。今、部長がおっしゃったように土日の利用率がふえるということは、もう想定されているということで、やはり今でも結構体育館でイベントがあると、もうそこの駐車場の方にいっぱいいっぱいになって並んでいる状況なんで、もしそういうことが想定された場合には、早目に人見街道に立つとか、職員を立たせるとか、その辺の対応も十分検討いただきたいと思います。以上で終わります。ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。今いろいろ御説明いただきまして、ホールあるいは会議室のことはわかったんですけど、ホールの舞台については、今までの舞台と何か奥行き、あるいは間口等の変更、利用状況、利用で搬入・搬出等についての変更等はなかったのかどうかということが1つ。
 それともう1つは、料金体系のことでちょっと伺いたいんですけど、ホールの方については今いろいろお話をいただいた基礎をもとに出ているということはよくわかるんですけど、第7会議室と第8会議室のことなんですけども、午前中については料金がそのまま持ち越しで1,000円のまま、あるいは1,300円のままなんですけど、午後になると一挙に25%、これは一番アップ率が高いんですけども、第7会議室の25%というのはかなり値上がり幅としては高いと思うんですけど。午前中がアップ率ゼロで、午後になると、いきなり25%。確かに今おっしゃった平米単価とか、そういったものから出すとそうなんでしょうけども、御利用をなさる市民の方からすると、なぜ午後だけこんなに高くなるのかというような疑問が出てくると思うんですけども、その辺のところについてちょっと御説明をいただけますでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それでは、ホールの具体の御質問がございました。こちらについてお答えをいたします。公会堂のホールにつきましてはですね、大きさそのものは現状と変わらない予定で設計をしております。ただ、舞台面の材質ですね、木造になっておりますけれども、そちらの方は新たに更新してかえる予定で考えております。以上でございます。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  会議室の料金のお尋ねをいただきました。旧来からあります公会堂ホール地下の会議室、午後になると非常にアップ率高いんではないかということなんですが、これ、ちょっとわかりづらくて恐縮なんですが、右上の表を見ていただきますと、この中でですね、料金の下に午前、午後、夜間というふうに書いてあって、その下に時間が入っているかと思います。実は、午前中というのは3時間区分になっております。午後は4時間区分ということで、時間単価でならしていきますと、午前中が3時間ですので、1,000円ですと333円、午後は4時間ということになりますので、1,500円ですと375円ということで、約12%の引き上げ率といいますか、見直しをしております。
 実はこれ全体に共通していることなんですが、これまでに公会堂の会議室等についての料金設定が、午後が一番安い設定になっておりました。ただ、私ども、今回見直す際にですね、やはり会議室といえども、あるいは公共施設といえども、需給のバランスの中で料金設定をすべきではないか。その中でいうと、一番需要が高いのは午後の時間帯ではないかということで、まず午前の料金設定をした上で、それに対して一定の係数を掛け合わせるというような料金の算定をしております。説明については以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、公会堂の舞台の方に関しては搬入・搬出や何かも従来どおりで変更がないと、床材等の変更だけであるということでよろしいんですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それと、あと、今、料金のことなんですけど、使用頻度が高いということ、今までの料金というのはどうだったのかなということはちょっと疑問になるんですけども、従前7と8については午前中全然アップをしないでいて、今までの料金体系も、やっぱり今おっしゃった3時間、4時間という関係でいくと、1,000円、1,200円というのはいいと思うんですけどね、その辺が1,000円から1,500円になるというのは、ちょっとしっかり利用者にも説明をしないと、随分値上がりするなという感覚を持つと思うんですけども、その辺をもう一度よろしくお願いします。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  御指摘のとおりだと思います。ちょっとその辺で誤解を招く可能性がありますので、例えば時間単価を明記するであるとか、あるいは明確に御利用いただける時間をもうちょっとわかりやすく説明する等の努力をしていきたいなと思っています。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、やっぱり利用者が納得できる簡単な表をつくって、理解を求めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。


◯委員(川原純子さん)  御丁寧な御説明をいただきまして、本当にありがとうございました。非常にわかりやすく説明していただいたので、料金の設定等に対してはわかりました。その中で公会堂、こういった施設の使用料等に関してはわかったんですが、それに付随しまして、要するに使用するに際しまして、機器の使用料、こういったものに関してはここには明示されてませんけれども、どのような形なのでしょうか。この施設使用料に含まれているのか、または協働センター等々もそうですけれども、マイクですとか、そういった備品機器に関しては別途料金でございますので、それに対してはどうなのかということと、それから、使用に際しての、先ほど市民の方、それから市外の方たちも自由に、公会堂は今までも使用はできたわけですけど、それに対しての使用者の団体の方たちの、どのような方たちが使うのかということ。
 例えば暴力団だとか、そういった人たちの団体が使用したということがわかった場合なんかはどうなのかということと、そういった対しての条例等に関してはここには明記されてませんけれども、そういう場合はどのようなお考えなのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  まず機器の使用料です。ちょっと御説明の中でさせていただいておりませんが、実は機器についてもですね、一定程度料金の見直しをさせていただいております。全体で新しい器具使用料の単価平均が12.6%の引き上げという形をさせていただいております。ただ、例えば譜面台であるとか、あるいはスポットライトや何かにつきましては、これまで1個幾らというような単価設定をして、それに対して数を掛け合わすみたいな形での御推計をさせていただいていたんですが、今回からいわゆるセット料金的なものにして、一定の数で割安なセット料金というのを設定をさせていただいています。
 これは実は、当日お見えになって、実際にそういったものを用意すると、その場で足りないというようなことがあって、結果として財団側も少し、また新たに料金をいただいたりする手間もありますので、もちろん御利用いただく団体の皆様の利便性というものも考えた上で、そういった見直しをしております。
 それから、利用いただく団体の関係です。今お話にありました暴力団、あるいは、いわゆる公序良俗に反するような団体につきましては、当然申し込む段階でわかれば、もちろん申請をお受けしないということになりますが、先ほど新旧対照表の中でも説明しましたが、市長の判断で使用を取り消す、不承認にするというような規定を今回入れておりますので、やはりそういった事態に陥らないように、また指定管理者である財団が矢面に立たないような形にするということで、今回こういうような規定を設けさせていただいております。以上です。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。そうしますと、機器の使用料等に関してもそうですし、それから、この施設の使用料もそうですが、かなり今までの公会堂のイメージからすると、確かに割高になってくるわけですね。ですので、市民の方々、また利用者の方々に、広報等に関しては本当に十分なくらいに説明を、それから広報していただきたいと思います。それから、また使用に際してですけれども、細かくというか、わかりやすい説明の提示の仕方をしていただきたいということをお願いしたいと思うんですね。
 それから、あと、利用者に対してですが、確かに事前にわかれば一番いいことだと思うんですが、途中から会合等をやっている中で使用中止ということに対しては、大変な事態にも発展していきますので、やっぱりある程度事前審査じゃないんですが、そういった大きい会合をこちらで、それこそ市役所とも隣接していますし、市民の方々等も、ここは中心的な立場でもありますので、そういった事前審査はきちっとしていただければと思います。その点、よろしくお願い申し上げます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  今、事前審査という御質問ということで、公会堂の利用の申請につきましては基本的に二本立てというふうになっております、簡単に言いますとですね。最初にですね、まず使用計画書を出していただきます。それで、それをこちらが受領いたしまして、どういう団体か中身をよく確認した上で最終的に申請をしていただくという形になっておりますので、そういう意味では事前審査に当たるのではないかというふうに考えております。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  川原委員、いいですか。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願い申し上げます。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。私もたびたび会議室、使わせていただいている身として、今回新しい会議室がたくさんできることに関して非常に関心がありました。料金的には多少の値上がりは覚悟していたんですが、これぐらいでよかったのかなというところは、私個人としての実感であります。経営努力しているのかなということを感じている次第でございます。
 それで質問なんですが、市で、例えばこの条例なり、使用規定なり、使用規約っていうんでしょうか、その中で設けていらっしゃるかどうかというのを確認したいんですが、三鷹市が共催ですとか、後援するような他団体が主催する事業、あるいは特別な事情を加味した団体の事業において、この全体的な施設の使用料減免制というものは明文化されているのかということをお聞きしたいと思います。産業プラザなんかですと、市が後援したり、共催したりという部分においては、半額とか、全額減免というようなものがあったかと記憶しておりますので、そのあたりの考え方を教えていただければと思います。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  今、御質問にありました市、あるいは市の関連団体が使用する場合は、芸文財団に関してはございます。ただ、それ以外の団体については、特別、規定上もございません。


◯委員(渥美典尚君)  では、この市公会堂に関しては、どんな団体が使っても減免はしない方針と考えてよろしいんでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  基本的にはですね、今、減免についてはおっしゃられたような形で考えております。減免が非常に難しいのは、実はその運用の部分でして、お申し込みいただく団体によって、例えば減免制度を設けた中で、それをきちっと確認する作業というのがかなり難しいなというふうにとらえております。例えば障がい者団体であるとか、それ以外の福祉団体なんかにお使いいただくときに、一定程度減免をしている市もございますが、それが個人で使われるのか、団体で使われるのかというようなところの確認も含めてですね、運用についてはかなり難しい面がございまして、今はなるべくそこは小さくしていこうという考え方になっております。


◯委員(渥美典尚君)  今ちょっと済みません、言葉じりとらえるようで申しわけないです。小さくしていこうという、もうちょっと詳しいおっしゃり方をしていただけるといいんですが。
 それと、減免するような事業ですとか、団体とか、あっていいと思うんですけれども、それがその場、その場のさじかげんっていうんでしょうかね、それでやってしまうのは、ちょっと市民に疑問を持たれるのかなというところがあるので、明確な明文化をした方がいいんじゃないかと思うんですが、そのあたり、いかがお考えでしょう。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  失礼しました。小さくするという言い方ではなくて、今のところ、そこについては考えておりません。
 それから、明文規定でということでございますが、特段そこのところを今、明文規定、持ってないわけですので、それについてあえて今後入れていくかどうかは、ちょっと検討させていただきたいなと思います。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。市としてそういった形で考えられるというのは、今後検討していっていただければいいのかなと思いますが。
 あとですね、指定管理者である芸文財団がこの金額に対して、上げるということはないでしょうけど、下げるという行為は、それは許可はしてないと考えてよろしいんでしょうか。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  これは使用料条例で市の権限ですので、基本的には市が定めます。


◯委員(渥美典尚君)  よくわかりました。以上で終わります。ありがとうございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきますが、この条例改正で使用の不承認、第7条、なってますね。第7条の条例改正前、改正後とも文言は同じですよね。しかし、改正前は使用の制限というのが括弧の中で不承認となっておりますね、同じ文言で。それから、次の第8条で、いろいろ公会堂の使用を承認しないっていう4項目が載っていて、そして前項の規定にかかわらずっていうことで、市長はと、施設の管理上必要があると認めるときは、公会堂の使用を承認しないと、こうなってるんですが、この辺は市長が管理上と、これ、どういう、市長の判断っていうのは。この文言ですと、市長が判断したら、すべて取り消しというふうになりますね。
 清原さんはそうではないと思うんですが、なぜそういう質問をするかといいますと、大阪の橋下市長がかなり過激な人で、公務員は国民を命令することができるんだというようなね。公僕ではなくて、命令すると。逆に言うと、国民は従えと、戦前の市民であるかのようなね、そういう動きも一部にある中で、清原さんはそんなことないと思っていますけども、市長にこういう権限が行くという点、どういうことを想定されて、先ほど他の議員からも質問がありましたけども、こういう流れになったんでしょうか。このことをまず最初にお聞かせください。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  この条文はですね、本来持っている施設設置者としての責任を市長が果たすための規定というふうに考えております。地方自治法で指定管理者制度を導入して、施設の運営についてはそれぞれの指定管理者に運営をゆだねておりますけれども、本来、指定管理者導入前に当たっては市長が、こういった規定がありまして本来持っていた権限でございますので、前回といいますか、協働センターでの事例、それから公会堂につきましてもかつてそういった事例がありましたので、施設設置者としての持っている権限を本来全うするためにこれを設置をしているということで、これを設置してですね、市長が個人的に判断するというわけではありませんので、市長として、機関といいますか、組織として判断をするということでございます。
 前項、1、2、3、4号ありますけれども、これは本当にこれらに該当する状況で市民生活への影響が切迫、いろいろ危険な状況があると。市民生活の安全を担保するための規定というふうに私どもは考えております。


◯委員(森  徹君)  確かに教職員の組合が公会堂を使用するときに暴力団が三鷹市内、市民が非常に迷惑したということもありました。結果的には、それは裁判所が判断して、使用すると。極めて民主主義として当然のこと。公会堂がつくられて利用されてきて、過去に、私の認識していたのは公会堂ではそのことが1つあったんですけども、あと協働センターでありましたよね。これ、いずれも非常に市民の良識といいましょうか、民主的な団体の行動としては考えられないような──いわゆる警視庁でいうと特殊暴力団ですか、ことも含めて、そういう特殊な例であると。
 私は公会堂で今まで1回しかないんですけども、今まで過去に何回ぐらいあったんでしょうか、こういう事例というのは。不測の事態といいましょうか、こういう条例を今回改めて条例として置いたということは、今後そういうことがさらに考えられるというゆえに。市長はいつまでも市長をやっているわけではありませんから、この条例として残った場合にですね、どんな市長が市政を運営するかわかりませんけども、こういう状況が条例の中につくられていいんだろうか。それとも、あくまでも市民の良識と、憲法のもとで、やはり自由にですね、公会堂は集まる自由があると。あくまでもそこは市民の良識にゆだねると。多くは市民が利用すると思うんです。
 特に、市民がいろんな運動をする中で、場所があるっていうことは民主主義の発展にとって非常に大切なことで、できるだけ制限は、条例上ですね、余り置かない方がいいんだろうと考えますが、今までの事例の件数、それから今後そういう予測を考えるということで、こういうものを置いた。なぜこれ条例上明確に置かれたのか、その背景ですね、判断、その辺をお聞かせください。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  お答えいたします。過去の事例は当該の1件だけというふうに認識をしております。それで、今後そういったことを想定してかというような御質問でしたけれども、これは危機管理の一環としての意味合いももちろんございますし、繰り返しになりますけれども、これまでも指定管理者制度が導入される以前、通常の規定として置かれていた規定というふうにも認識をしております。
 それで、争点として思想・信条の関係のことをおっしゃっておるように私は受け取れますけれども、最高裁の判例も思想・信条について判断をしたわけではなくて、要するに市民生活にどの程度危険が及ぶかということでの判断をされたというふうに、私は認識をしております。私どもは、ですから市民生活への影響度を考えて最終的には判断をするということで、その前段の思想・信条ということではないということで御理解をいただきたいと思います。


◯委員(森  徹君)  思想・信条というよりも、憲法上、国民がいろいろな運動を行った上に当たって、それは当然そこには自分の考え方、思想や信条があります。脱原発という動きも思想から始まったわけではなくて、やはり放射能は怖いというところからいろいろ思想的にも発展していくことがあるでしょう、その人において。そういう場合において集まる場所っていうのは非常に大切なところだと。それを市長のということで置くのがいかがなのかという点で質問させていただきまして。
 それで、やはりこういう公会堂その他も含めてですね、あくまでもこういう非常に特殊な団体が妨害行為を行ったときには、あくまでも市民の良識で排除していく、世論で排除していくということが、やはり民主主義をさらに発展させていくという上からも大切なんで、こういう条例上、市長の権限でというのはいかがなものかということで質問したわけですので。この点、清原さんはそういうことはやらないと思いますけども、どういう市長が今後なっていくかわからないという点で、その辺、再度、市側のこれに対する市民の良識、世論でこういう不法な事態が起きたときにはそれを排除していくと、そういう民主主義の位置づけとしてもどうなのかという点でお答えいただければというふうに思いますが。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  お答えをいたします。御意見の方はごもっともだとは思いますけれども、こういったケースというのは本当に公序良俗に反する事例で、市民生活に直接危険が及ぶっていうことで、短期間のうちにスピーディーに判断をしなければならないという事例というふうに考えております。市民の世論といいますかね、それで排除できれば、それはそれで好ましいかもしれませんけれども、私どもが想定しているのは本当にそういった状況も、予断も許さないような状況の中で市長が設置者としての責任を果たさなければいけないというような事例と考えておりますので、その点はあくまで市長がですね──恣意的な判断ということじゃなくて、ここの条例に置かれている、規定されている状況に該当するということを客観的に判断をして、施設管理者としての責任をそこで果たすということで考えております。


◯委員(森  徹君)  今のお答えの中で、やはり右翼的な暴力団だとか、協働センターでのああいう一連の動き、こういうものに対して市としてきちっと対応するというふうに理解しておりますけども、そういう点でよろしいんでしょうか。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  過去にそういった事例がございましたので、そういった事例を教訓に、私ども施設管理者としてしっかり対応していきたいということの規定でございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。そういう右翼的な暴力団の不法行為含めて、こういうものにしっかりと市民がいろいろ会場を使うという点で、市長がきちんとしたこの条例に基づいて対応していただくということが確認されましたので、以上、この件の質問は終わります。
 次に、使用料のことで質問に移りたいと思うんですが、やはりいろいろ説明されましたけども、よくついていけない部分がありましてね。一番わかりやすいのは、今までの公会堂の3階までありまして、パーテーション、カーテンというんでしょうか、区切って、必ずしもきちっとした会場ではなかったんですが、一応その使用料は決まってましたよね、1階から3階まで。それから、この建物の下にも、7、8というんですか、ありましたよね。あの広さで幾らで、今度はこの広さになったから幾らかというようなわかりやすい説明があれば非常に理解しやすかったと思いますが、全体としては値上げなんですよね。値上げになってますね。全体としては値上げというふうに考えますが、いかがでしょうか。
 それで、極めて市民的な、素朴な質問なんですが、市の公会堂や別館が非常に利用しやすくなるというのは市民としてはありがたい。しかし、なぜこの時期に値上げなのか。利用したいと、しかし値上げになったということ。それから、一般市民も利用します。公会堂は営利目的というんですか、何か事業で使うところ、これ料金、同じですよね、これでいうと。例えば市民料金とか、そういう営業目的、それから財源がそれなりにしっかりとしている、そういうところでなぜ三鷹市公会堂という公会堂がですね、こういう値上げ、市民への配慮というんでしょうか、がなされなかったのか。
 例えば武蔵野プレイスの場合ですね、これは非常に配慮されてるなと思うのは、サウンドスタジオとか、パフォーマンススタジオとか、いろいろスタジオがありまして、子どもの料金は大分安くなっているんですね、10分の1とか、そういう配慮がされています。これ、文教委員会で実際に現地視察させていただいたんですが、こういう配慮がなぜされないのかということですね。
 それから、公会堂はこの地図というか図面を見ますと、これ昔の図面なんでしょうか、今度通路ができるということで、いわゆるキャパが減りますよね。いすがね、八百幾つから六百幾つかに減るんでしょうか。リニューアルして設備の内容がよくなったと、だから値上げなんだということなのかもしれませんけども、普通会場のキャパが少ないと、やはり余り値上げできないんじゃないかというふうに考えますけども、全体に値上げと。全体的になぜこの時期に値上げなのかということが1つと。
 やはり本来は市民の税金でつくられる、また改修される公会堂が、やはり市民に対する配慮が見えない。値上げだけが見えて配慮が見えない。この辺どのようにお考えなのでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  まず1点目の、新しい料金の説明といいますか、この資料はちょっとわかりづらいんじゃないかという御指摘ですが、確かにちょっといろんな資料をですね、1枚に凝縮して入れておりますので、わかりづらい部分もあろうかと思います。ただ、委員御指摘いただきました平米単価につきましては、この右上の表、資料5の右上の表ですね、カラー刷りの中で、1時間当たりの平米単価という、ちょうど右の本当に上のところに書いてございますが、そういう表記で、それぞれの会議室の大きさ、それから、そこに入るであろう想定の定員、それを入れた上で1時間当たりの平米単価を表記して、客観的に比較ができるような形のものにしたつもりであります。
 それから、2点目の、なぜ今、見直しなのかという話です。料金の改定ですね。それについてはですね、私ども、非常に今、財政的に厳しい中で、今回公会堂と別館、リニューアル、建て直しということで13億円から14億円ほど経費をかけてですね、工事を行っております。かねてから本当に長年の課題といいますか、エスカレーターの設置であるとか、あるいは別館のエレベーターの設置をしておりまして、施設面的にもいろいろな部分で機能向上をさせていただきました。
 また、前回の見直しが平成9年ということでございますので、15年間見直しをしてきませんでした。そういったことももろもろ含めまして、一定程度、今回料金については見直しをさせていただきたいということで、御提案を差し上げたということで御理解いただければというふうに思います。
 それから、3点目に、市民料金の設定といいますか、市民への配慮が少し足りないんではないかというお話ございました。これは先ほどの減免の話とも共通するんですが、なかなかこれも難しい。例えば団体の中でですね、市民が1人入っていれば市民料金とするのか、あるいは全員が市民でなければいけないのか。そういったところも含めて運用が非常に難しいというところもあって、今のところは先ほど申し上げたような申し込み段階での優先順位の優遇というところで考えております。
 それから、公会堂ホールについてですね、席が減るのに何で料金見直すんだというようなお話かと思いますが、これも先ほど冒頭に申し上げたことと同様なんですが、確かに席は少し減ります。ただ、ホールのキャパ自体は、広さ自体はもちろん狭くなるわけではありませんし、いろいろな部分で少し以前よりもゆったりした席で使いやすい施設に生まれ変わりますので、そういったところも勘案して今回の御提案をさせていただいております。以上です。


◯委員(森  徹君)  困ったもんですね。かなり長期間値上げしてこなかったと。これはね、努力されたんだと思いますし、それはいいことですよね。値上げしない、市民に負担かけないということなんですから。長い間値上げしてこなかったから、ここで上げるんだというのは説明になるのかもしれないけども、今、市民の生活が大変なときに、リニューアルしたからといって、利用しやすくなったからといって、値上げするのはちょっと大変じゃないかと、利用する者。
 それから、市民がそこに何人いるかという、そういう考え方もあるとは思いますけども、実際に申し込んだ主催者が市民の人たちなのか、例えば何とかテレビ会社なのか、こういうことでひとつ判断。そこにテレビ会社でやっても、市民の人はたくさん、三鷹の公会堂というのは来ると思うんですけども、私が言ってるのはそういうことで、いわゆる財政力のない、資金力のない市民が公会堂を使って集会やりたいとか、何か人を呼んで講演会をやりたいとか、勉強会をしたいとか、そういうときに、そういう市民活動を援助するといいましょうか、そういうものがあっていいんではないのかと。この点を再度お聞かせいただきたい。
 それから、平米単価っていうのはね、やはり算出根拠にはなると思うんですよ。しかし、利用する人間としてはね、なかなか平米単価で見てもよく意味わからないんですね。例えば武蔵野公会堂の会議室は夜幾らですと、三鷹は幾らですって、こういう理解なんです。あそこは何十人入って、こっち何十人でと。そういう方が、市民的にはね。だから、単価を、使用料を決める場合には平米単価っていうのは根拠として当然必要だと思いますけども、利用する側としては、そこにどういう設備があってですね、プロジェクターが使えるのかとか、使えないのかとか、部屋が幾つなのか、駅から遠いのか、近いのかとか、そういう点で利用するもので、そういう資料といいましょうか、わかりやすいものが欲しかったなと。
 それから、いろいろ使用料の問題になると財政が苦しいということなんですね。市民的には財政が苦しいって言われると、自分の家計も考えますから、自分も大変だから市も大変なんだなと思います。しかし、本当に大変な、例えば中小企業だとか商店のおやじさんたちは自分の給料を払わないでも使用人だとか、社員だとかいうことでやっているのを、私現実に知ってます。しかし、じゃあ、市長が自分の給料を下げたかと、大変だから皆さん方に値上げを求めると、じゃあ、私の給料を下げましょうとかね、だからわかってくださいということは見えませんよね。
 本当に市民にそういう負担を求めるんだったら、そういうことも、本当にお金が大変なんだったらやるんだろうと思うんです。市の財政が大変なんだったら、そんなにお金もらえないよと。我々もそういう立場です。市長がそうならば、議会側もそうなりますよね。一見大型の、ここでは言いませんけども、事業は進められてるから、お金がないと言っていながら、市はお金あるんだろうと、また、お金の工面はきくんだろうというふうで、やはりそういう身近な使用料とかそういうところで、お金がないという中で値上げしていくってことを進めていきますとね、やはり今国の政治も国民は信頼していないという動きが出ているんですけども、こういうことをやっていくと、市民に対しても、市はそう言ってると。議会でも通っちゃったと。しかし、実際にはそうじゃないんじゃないかという、そういうものが議会を含めて、そういうものを市民の中に持ち込んではマイナスだろうと思うんですね。
 だから、少なくとも、例えば値上げする場合にはこうだと、しかし、市民の皆さん方にはこれは据え置きますとかね、そういうようなものが見えなければ、この値上げというのは、この委員会、どうなるかわかりませんけども、市長の提案は通っていくのかもしれないけども、それが議会が承認したからっていう、何か議会がすべてを決めたみたいなよく言い方をされますけどね、こういう考え方ってのは非常に大切じゃないかと思います。
 これは答弁は結構です。部長に、市長にかわって答弁を求めるっていかないんですけども、やはりこの値上げの問題、市民に説明するときにはそこがいかないんじゃないかと思います。何かこれに対してあれば、部長から御答弁いただければと思います。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  なぜこの時期にということですが、この時期をとらえるのが一番適当だというふうに思っております。繰り返しになりますけれども、十数億円をかけてここで新設、それから全面的なリニューアルをしたわけですから、ここで料金を見直さないと、反対に、私は市民の理解も得られないんじゃないかというふうに思っております。現行の料金はもう説明しましたように、15年間見直しをしておりませんし、15年前に10数%値上げをしておりますが、そのときエレベーター、エスカレーターもないということでいろいろその当時も御議論いただきましたが、ここでそういった面の改修もして、バリアフリーの仕様にもなりますし、市民の皆さんの利用にこたえられるというふうに思っておりますので、むしろ受益者負担という、それを全面的に押し出すわけではありませんけれども、この施設改修の機会をとらえて一定の御負担をいただくというのは、むしろ市民の方に御理解をいただけるんではないかなというふうに思っておりますし、上げ幅についても、ホールについては現行の使用料を見ていただければわかると思うんですが、本当に一番最低のラインです。上げたとしてもかなりまだ低いということで、そもそもの使用料がいろいろな経済状況もあって抑えてきたという経過がありますが、そういった抑えてきた経過も踏まえて、アップ率についても私どもの方としては抑制をしたというふうに思っております。
 ただ、公会堂別館につきましては新設ということでございますので、近隣の料金等をベースに考えさせていただきましたけれども、私どもの方としては、この施設の改修・更新をとらえて受益者負担のバランスの適正を保つということで、今回は提案をさせていただいたところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、1点ちょっとお伺いをしたいんですが、さまざま御説明をいただきました。ちょっと附帯することなんですが、見取り図もつけていただきまして、レストラン、厨房という形で入れていただいているかとは思うんですが、現状、今、工事中になっていますので、ないですけれども、従前C−Cafeさんがずっと営業していただいているかと思います。今回のこの計画におけるC−Cafeさんの図面的な部分のかかわり方という部分があれば、ちょっと教えていただきたい。
 あと、今後リニューアルした場合に、やはりC−Cafeさんが来るのか。以前、民間の、何ていうんですかね、食事というか業者さんが入っていて、採算の部分が非常に難しくて、今、現状では社会福祉協議会さんが間に入ってC−Cafeさんがやっていただいているという形かと思います。今、非常にこうした施設の運営という部分は、管理運営も含めて大変難しい時代背景なのかなという気がいたします。その中で、福祉的な意味合いを持って業者さんが入っていただくことは非常に有意義なことであろうかなというふうに考える反面ですね、市民の使い勝手とか、今後の契約等々考えていった場合に、また見直し等々がある場合、またそこでこの図面における今のかかわりという部分をちょっとお聞きしましたけれども、何かまた今後の契約の中で、違う業者さんが入った場合に、またそこで何か工事が必要になってしまったりとかっていうことがあるのではないのかなということが、ちょっと1点考えられますので、現状、間に社会福祉協議会が入っているという事業なので、ちょっと御答弁の方は難しいかとは思うんですけども、現状、何かその辺のお考えとか計画等あれば、ちょっとお伺いしたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  C−Cafeさんにつきましては、図面にございますように2階のレストラン、厨房というところを、委員御指摘のとおり民間の事業者さんが入られていて、なかなか採算ベースに合わなくて撤退をされたりということで、そんな中で社会福祉協議会を通して、改修前はC−Cafeさんが営業をされてたという状況でございました。そんな関係もありまして、再開後といいますか、新しく施設がオープンした際にはC−Cafeさんに引き続き入っていただくということで、工事の方の関係も、調整できる部分については調整をさせていただいているということでございます。
 ただですね、基本的にはこの種の契約、1年更新でございます。社会福祉協議会を通してです。ですので、C−Cafeさんが既得権として全面的にこれ以後ずっと営業されるということでの権利はございませんので。この間いろいろ営業されていて、いろいろ工夫をしながらやられているということは承知をしておりますし、またいろいろ課題があれば、また私どもの方と社会福祉協議会を通して、またいろいろ見直しもさせていただければというふうに思っておりますので、オープンに向けてできる限り双方そごのないように、市民の皆さんに使っていただきやすい施設となるように調整をしていきたいというふうに思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございます。非常に今、工事中で我々もちょっと利用できない。多くの市民の方も利用されている実態もありますし、使い勝手という部分では、例えばこうした文化施設、先ほど来の御説明いただきました、やっぱり夜10時ぐらいまで利用される市民の方もいらっしゃいますし、会議等においても、会議のみならず、その事前事後に打ち合わせという部分がやっぱり反映というか、どうしても必要に応じて出てくると思うんですけども。そうした部分の居場所的な部分で、なかなかこのC−Cafeさん的な部分の特徴を持った事業者さんが、夜遅くまでっていうのは難しいのかもしれないんですけれども、以前私もちょっと参加させていただいた公会堂の行事の中で、主催者さんとC−Cafeさんが交渉していただいて、夜というか、終了後に──夕方だったんですけども、特別にあけていただいて、懇親会みたいなことをやっていただいたという場に私も参加させていただいた機会がございました。
 なるべく、もちろん福祉の向上という部分も重要な課題でございますので、市民の皆さんがさらに使い勝手がいいように橋渡しという立場の行政的な皆さんのお仕事かと思うんですけれども、さらに利便性向上を図っていただいて、使いやすい総合的な施設になっていくように心がけていただくとともに、公会堂が工事に入る前に、新聞にも出ましたけれども、私の子どものころは本当によく議員仲間でも話すんですけど、「全員集合」を見に来たりとかっていう名物的なホールだったっていうところがあって、これからまたいろいろ名前を公募したりとかっていうことも計画されているようですけれども、本当に三鷹ならではというか、内外に座席数とかいろいろな部分では、まだまだ使い勝手の部分ではどうなのかなという不安もあるにはあるんですけれども、今後もいろいろな部分で名物のホールとなるように、皆様方のまたお取り組みをぜひお願いをして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、一通り質問をしていただきましたが、ほかに。


◯委員(川原純子さん)  申しわけございません。今の質問に付随してなんですけれども、今、部長の御答弁の中で、このレストランに関してですね、一応1年契約ですかしら、契約としては。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  当該の施設は公会堂に付随した施設でございますけれども、公共施設の使用許可については通常単年度ということが原則でございます。ですので、これまでもそうですけど、1年1年更新ということになります。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。そうしますと、やはりこのレストランに関しましても、こういう公会堂、また別館等も新しくなるわけですから、今の質問にもございましたけども、またいろいろな意味で募集をかけるだとか、見直しをするということも考えていらっしゃるんでしょうか。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  お答えをいたします。現状につきましては、C−Cafeさんに引き続きやっていただくということで予定をしております。ただ、今後5年、10年と年数がたって、C−Cafeさん自体がどういった営業をされるか、展開をされるかということも正直不明でございますので、私どもの方としては、将来的には見直しをする機会というのはもちろんある──あるといいますか、C−Cafeさんがやられていたとしても、その営業状況なり、経営の状況といいますか、そういったものを検証させていただいて、それで引き続きやっていただくか、また新しく募集をした方がいいのかという、そういったところについてはしっかり検証させていただきたいというふうに思います。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。それでは、やはりC−Cafeさんが続いてということですけれども、きちっと1年1年で内容等も検証したり、または市民の方々からアンケートをとるなり、効果とか、講評とかも入れていただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代いたします。


◯副委員長(粕谷 稔君)  委員長を交代しました。


◯委員(宍戸治重君)  細かい数字等も挙げていただいて説明をいただきました。本当にありがとうございます。しかしながら、先ほどの御指摘もありました。例えば十何年間変更してない、または近隣の数字を細かく分析していただいた数字も結構なんですが、この財政逼迫する中で大きなお金を使ってくる更新、または新築等もこれから考えられますけれども、やはりそこには、何ていいますか、コスト的なものも、または日々使う、例えば夜なら電気料、夏ならエアコンというような、使用する中にもいろいろ勝手が違ってくるというふうにも考えられます。そういうようなことからすれば、コスト的な考え方も表に出てきて、その根拠が明確になるようなものも表示される必要があるんではないかというふうに思います。
 また、ここには載っておりませんが、じゃあ、長年変えなかったからいいというわけではなくて、じゃあ、3年なり、5年なり、期間はわかりませんが、見直しをする必要も出てくるんではないか。そういう点でも、どのように考えているのかお尋ねをしたいと思います。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  公会堂に限らず、使用料、手数料等の見直しにつきましては、新しく定めました行財政改革アクションプラン2022の中でもですね、重点課題ということで、受益者負担のバランスを適正に保つため、施設の更新や新規・拡充事業の予算化に当たって、使用料の見直しや新設を検討するということを明示をしておりますし、この間、平成23年度、平成24年度、事務事業総点検運動を続けてきたところでございますが、こういった取り組みとも連動して、事業費と、それから使用料のバランスをとって一定の財源を確保していきたいというふうに考えています。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  今、御質問いただきました基本的な考え方、実は公会堂に関してはこういったものをこれまで持ってきておりませんでした。ただ、今回こういった細かな近隣市の料金、あるいは具体的な建設時期等を表にしてみますと、何らかの形でこういった基本的な方針をつくるべきではないか、あるいはつくってしかるべきではないかというふうに私ども考えておりますので、今後そういった方向で一定の基準をつくっていきたいなというふうに思っております。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  御答弁ありがとうございます。全くそのとおりで、これからは市民への明快な説明をするためにも、行政の考え方、それから方針、またはこういうもののルールづくり、それから先ほども出ておりましたけれども、減免関係の検討もしていただかないといけませんし、きちっとした、一部ではコスト意識をしっかりと持った設定料といいますかね、そういうものの決め方もこれから考えていかなければいけないんじゃないかと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。


◯副委員長(粕谷 稔君)  それでは、委員長を交代いたします。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代いたしました。
 ほかに御質問ありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で本件に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩



                  午前11時20分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは委員会を再開いたします。
 議案第31号 三鷹市公会堂条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(森  徹君)  それでは、三鷹市公会堂条例の一部を改正する条例について、討論いたします。
 新しい、この第8条第2項の市長の不承認規定について、右翼など、暴力団の使用を認めないこととの答弁がありました。
 公会堂などの公共施設は、市民に対し、利用、活用しやすい料金設定でなければなりません。
 武蔵野市の武蔵野プレイスでは若者への利用料の配慮もされています。
 市民の暮らしが大変なとき、使用料の値上げは慎重でなければならず、今回の値上げは市民の理解を得られるものとは言えません。
 よって、本条例の改定に反対します。


◯委員長(宍戸治重君)  以上をもって討論を終了します。
 これより採決いたします。
 議案第31号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前11時22分 休憩



                  午前11時24分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは委員会を再開いたします。
 本日は、教育長が御出席いただいておりますので、最初に、冒頭ごあいさつをお願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  どうも、皆さん、こんにちは。最初にですね、平成24年度ですが、第4次の三鷹市の基本計画の実質的な初年度ということになりますので、教育委員会におきましても昨年度末に教育ビジョン、生涯学習プランなど、4つの計画を策定いたしまして、新たな計画のもとで積極的な事業展開を図っていきたいというふうに考えているわけでございますが、そういうことも含めまして、きょうは教育部におきます今年度の運営方針と目標、そして教育委員会の基本方針と事業計画につきましてですね、こういったことに触れながら、教育委員会の取り組む今後の主要事業の行政報告をさせていただきたいということを考えております。
 こうした機会に、まず私からごあいさつを兼ねて、教育委員会が取り組む主要課題の方向性について総括的に今お話をさせていただきたいというふうに思いまして、きょう参上いたしましたので、よろしくお願いをいたします。
 まず、初めに学校教育関係でございますけれども、御承知のようにコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育ということを本市、進めているわけでございますが、これは平成21年の9月に鷹南学園が開園したということで、これですべて全市において7つの学園が調ったということでございます。現在この7つの学園では小・中の先生方の、また子どもたちの相互乗り入れ授業ですとか、学園研究を通しました学園内の活発な交流の促進、そして地域と連携、協働いたしました特色ある教育活動の実践が行われているわけでございますけれども、やはりより一層の成果を上げるためには、やはり内容の充実ということをしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。
 今後は、3月に策定いたしました教育ビジョン2022に基づきまして、知・徳・体のこの調和のとれた子どもの育成を図るためにコミュニティ・スクール委員会の機能の充実ですとか、地域の広がりを視野に入れました地域人材の育成などを、より一層取り組みを進めていくことが大事だというふうに考えているわけでございます。
 今、国では教育改革の議論が非常に活発になっておりまして、教育基本法の改定を受けまして、教育振興基本計画の改定作業が今、中央教育審議会を中心に進められております。その中にどういうものが具体的に盛り込まれるべきかということが今盛んに──私も末席を汚しているわけでありますが、盛んに議論をしておりますけれども、少なくとも今まで余り明確になっていなかったそれぞれの計画の数値目標ですね、これをやはりできるだけ具体的に何年までにどのくらいというふうな、こういう数値目標を具体的に設定をして、やはり国全体で取り組んでいくというふうなことがほぼ共通のコンセンサスになりつつあります。
 また同時に、これは私の方も申し上げましたけれども、それぞれの条文の主語といいますか、だれがそれをやるのかと。国がやるのか、地方自治体がやるのか、両方がやるのか。そういった点で、今までその辺があいまいになっていたという点もありますので、やはりきちんと責任の主体といいますか、所在をはっきりさせて、そして、しっかり取り組んでいくということが大事ではないかというふうに思いますが、その点もやはりきちんと整理されていくものというふうに考えております。
 せんだって、6月4日でございますけども、政府の方で国家戦略会議が開かれたということで、その中で教育システム改革に関する議論もございました。そこでは、多様な教育体系の確立ということで、6・3・3制の柔軟化ということで、システム改革が必要であるということで、小・中一貫教育制度の創設が議論されております。この小・中一貫教育でございますが、本市は小・中一貫教育ということで、制度内でやれることをしっかりやりましょうということでやっておりますけれども、地域によりましては、教育課程の特例を活用しながらやっているところも多くありますし、小・中連携というふうなことで、緩やかな形で小学校と中学校が連携した形で教育を進めているというところもございますし、さまざま多様でございますが、やはり中には、新しい義務教育学校をつくるべきだと、こういうふうに主張なさる自治体も結構ございまして、そういう意味では、いわゆる小学校、中学校、高等学校という、こういう校種のほかに義務教育学校、つまり小と中が一緒になった9年制の新しい学校をつくるべきだと、こういう主張もあるわけで、そういった面で議論が中教審でもされてきておりまして。
 その中で、まだ結論は出ておりませんけれども、しかし、義務教育学校という形よりも、むしろ6・3・3制の柔軟化を図って、自治体でもって相当程度、国の許可を得なくても、自治体でもってやれる範囲をふやしながら小・中一貫教育をやっていくということの方が現実的ではないかというふうな議論に傾きつつあるわけで、そういったことを踏まえて、平野文科大臣の方で、この小・中一貫教育制度の創設ということが提起されたというふうに私は受けとめております。
 その際にですね、文部科学大臣の説明資料には、最初に本市で小・中一貫教育が形として設置されました、にしみたか学園の取り組みが先進例としてお手元の資料に掲載されておりまして、それをもとに小・中一貫教育の制度化について提案をしたということでございました。
 また、もう1つのテーマとして、教育行政や学校のガバナンス改革によりまして、地域の主体性や創意工夫が生かされるような教育行政体制を確立するということで、地域とともにある学校づくりを目指し、コミュニティ・スクールの拡大が取り上げられているというわけでございます。このコミュニティ・スクールについては、これはせんだっての国家戦略会議では、制度化というような、そういった議論までは発展しなかったようでございますが、しかし、少なくとも地域とともにある学校というのは大事だということで確認されているというふうに受けとめておりますが、御承知のようにコミュニティ・スクールは、年ごとに設置校が拡大しておりまして、平成24年の4月1日現在で全国に1,183校が指定されております。
 前年比で394校の1年間で増加ということでございまして、国は平成28年度までに、つまり5年間で、全国の公立小・中学校は全国で約3万校ございますけれども、そのうちのいわゆる1割ですね、ですから3,000校をコミュニティ・スクールに指定したいということで、努力目標として数値目標を掲げているわけでありますが、そういう中で現在のところ1,183校ということでございます。このように、今後はこのコミュニティ・スクールの導入が全国的にさらに進んでいくだろうというふうに考えているところでございます。
 このような国の教育改革の方向性、特に義務教育に関する部分では、三鷹市の実践をモデルとして取り上げて、三鷹市の教育システムの考え方を全国に普及させ、影響を与える取り組みとして考えているというふうに見てとれるわけであります。私たちは、それを望んで取り組んでいるわけでございませんで、三鷹市の子どもたちのためによりよい教育は何かということを、まさに教育関係者、市民の皆さん、そして議会の皆さん方といろいろ話し合いながら、議論しながら現在に至っているわけでありまして、その結果として全国の教育改革に一定の影響を与えているということでございまして、そういう意味では、やはり教育改革のフロントランナーとして、やはり私たちが望む望まないにかかわらず、そういうふうに位置づけられているということを考えますと、しっかりと私たちも責任を持って取り組んでいかなければならないというふうに考えているところでございます。
 国との連携の中で、国の委託事業も十分に活用したいというふうに考えておりますし、本市には教育・子育て研究所というのもございますが、この研究所の活用も図りながら、三鷹市らしい教育をさらに推進していくということでありまして、今まで取り組んでまいりましたコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育というものを、やはり自信を持って、検証をしっかりとやりながら着実に進めていくということが大事ではないかというふうに思っているところでございます。
 それから、教育支援プラン2022の推進につきましてでございますが、教育支援につきましても、小・中一貫教育を生かしまして、義務教育9年間を通した継続的かつ系統的な教育支援を行うということがこの本市の大きな特徴になっているわけでございます。さらには、スクールソーシャルワーカーによる福祉・保健・医療など、関係機関との一層の連携を進めまして、一人一人のニーズにこたえる教育支援を推進していきたいというふうに考えているわけでございます。
 これは余談になりますけども、またことしの4月から課長職の総合教育相談室長を配置いたしまして、相談事業の充実にも一層取り組みを進めていくということでの大きなはずみとなるのではないかというふうに考えております。その点もよろしくお願いいたします。
 それから、生涯学習でございますが、生涯学習の分野におきましても中心的な計画となります生涯学習プラン2022を策定いたしました。これはまさに合い言葉になっていますが、いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも学ぶことができる生涯学習の構築ということでございまして、これまでの目標を一歩進めまして、主体的な学びを地域に返し、生かしていくという。ただ学んで自己満足ということではなくて、やはりこれを地域に返したり、生かしたり、そして実践をしていくという、そういう学びの循環を目指す計画というふうにいたしました。
 具体的な主要事業を幾つかお話ししますと、まずは健康・スポーツ、生涯学習の拠点となります新川防災公園・多機能複合施設の整備に向けました取り組みが挙げられます。御案内のように、平成23年度末に管理運営方針を策定したところでございますが、今年度は実施設計の取りまとめ、それから管理運営計画の検討ですとか、さらに具体的な施設整備と運営の方向性を決めていくということでございまして、大切な1年となるというふうに考えているところでございます。
 次に、スポーツ祭東京2013でございますけども、いよいよことしはリハーサル大会が開催されます。本大会に向けまして総合実施計画書もことし4月の総会で確定いたしまして、円滑な運営はもとよりでございますけれども、開催の機運を醸成いたしまして、地域が一体となった大会の開催、地域振興にも資する事業を市長部局との連携によりまして検討、実施をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、南部図書館でございますけれども、本委員会でも御報告をさせていただきました基本プランをもとにいたしまして、今年度は内装整備工事の実施設計に取り組むこととなります。南部図書館ですが、市民の皆さんの待望の施設でございまして、アジア・アフリカ文化財団との協働事業であるという、この特色も生かしながら、開館に向けた準備を着実に進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 また、この学校施設の整備でございますが、三小の新校舎の竣工、校舎の耐震補強工事の完了とか、空調設備工事の完了ですとか、いわば節目の年となるわけでございます。このように、平成24年度は教育委員会におきましては重要な1年になるというふうに認識しておりますので、教育委員会が一丸となりまして着実な取り組みを進めていきたいというふうに考えております。
 この後、部長から詳細な御説明をさせていただきますけれども、まずは総括的にお話をさせていただいたわけでございます。文教委員会の皆様には、引き続き御理解と御支援をいただきますようお願いをするとともに、本日はこのような機会を与えていただきましたことについて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。
 それでは、教育長には、大変お忙しいということでもございますので、お話もございましたので、退席をお願いしたいと思います。
 休憩します。
                  午前11時43分 休憩



                  午前11時44分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  よろしくお願いいたします。本日、教育委員会から御報告いたしますのは2点でございまして、お手元に行ってございますけれども、1つ目が、教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(平成24年度)について、もう一点が、平成23年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告についてでございます。資料に基づいて御説明しますので、着席して失礼いたします。
 それでは、まずこの各部の運営方針と目標、お手元の資料ございますけれども、これは今年度の各部の運営方針と目標が5月末に市として確定いたしましたので、教育部に関する部分が39ページからございます。お開きいただきたいと思います。39ページ、まず第1、部の使命・目標でございます。これにつきましても、先ほど教育長の方から説明がございましたけれども、新たに策定されました教育ビジョン2022を反映いたしまして書きかえたところでございまして、1つ目が、人間力と社会力を兼ね備えた子どもの育成を目指し、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を柱に、学校・家庭・地域との連携・協働による学校教育の推進を図るということで、教育ビジョン2022に掲げます目指す子ども像ですとか、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を柱として推進していくということを明確にしているところでございます。
 2つ目が生涯学習でございまして、ともに学び、学びを生かし、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていく心豊かな社会の実現を目指し、生涯学習基盤の整備や施策の充実により、市民の主体的な生涯学習を支援しますということで、生涯学習プラン2022に掲げます基本目標を踏まえまして、学びの循環の仕組みづくりをしていくものでございます。
 続きまして、3の部の実施方針及び個別事業の目標でございますけれども、実施方針の部分につきましては、これを踏まえまして、この後に出てきます41ページ以降の個別事業と目標の中においてやや詳しく説明してございますので、41ページの順番に沿って説明させていただきたいと思いますが、1つだけ総論的な部分としまして、実施方針の1番目でございますけれども、教育ビジョン2022に基づく取り組みの推進ということで、総論的に掲げてございます。人間力と社会力を兼ね備えた子どもの育成を目指し、教育ビジョン2022に掲げる施策・事業の計画的な推進を図ります。施策・事業の推進に当たっては、保護者、地域住民の一層の参画促進を図るとともに、スクール・コミュニティの創造の視点から、生涯学習施策との一体的な推進や子ども政策部との連携強化を図るということで、横縦の連携を図りながら進めていくということを明らかにしてございます。
 それでは、41ページの個別事業と目標に沿って御説明をいたします。これは、今年度取り組む重要課題順となって1から14までございますけれども、説明につきましては、学校教育分野をまとめて御説明した方がわかりやすいと思いますので、その分を先に御説明をいたします。
 まず1点目、コミュニティ・スクールを基盤としました小・中一貫教育の充実と発展でございます。包括的に掲げてございますけれども、大きく3段に分かれておりまして、1つ目が、義務教育9年間の一貫した指導を通じて、知・徳・体の調和のとれた子どもを育てる教育内容の充実を図るとともに、進路指導やキャリア教育の徹底によりまして、市民に積極的に選ばれ、15歳の姿に責任を持つ公立学校を目指すということで、9年間の一貫教育指導、それから15歳の姿に責任を持つということを明らかにしております。
 2段落目が、コミュニティ・スクールの充実・発展を目指し、学園評価(検証)の一層の充実など、広報活動の充実など、コミュニティ・スクール委員会の機能の充実を図るとともに、コミュニティ・スクールの理念を継承・発展するための地域人材の養成・育成、ネット大との連携をしながら養成・育成に努めるということで、地域とともに協働する教育を進めるということを明らかにしております。
 3段落目が、効果的かつ持続可能な学園運営のシステムの構築を目指しまして、平成17年に三鷹市立小・中一貫教育校の開設に関する実施方策を定めたわけですけれども、それを見直しまして、新たな実施方策を策定することといたします。また、小・中学校の兼務発令を生かしました小・中相互乗り入れの授業や学園研究を通して、積極的な学園内の交流を推進するとともに、三鷹市立学校人財育成方針を策定して、教員の人材育成を図るということで、学校の教職員の力量を高めて人材育成を図るということとしております。
 続きまして、42ページでございますけれども、3番目以降に、安全で快適な充実した教育環境の整備を図るということで、以下、建てかえですとか、耐震補強ですとか、空調設備ですとか、ICTなどを掲げるところでございまして、3番目に掲げますのは、まず今年度の重点事業として、三鷹中央学園の第三小学校の建てかえということで、着工は平成23年の6月でございましたけれども、ことしの末、平成24年12月末の新校舎の完成と年度内の移転を目指して、引き続き建てかえ工事を実施するというものでございます。
 なお、建設期間中は既存校舎を使用して、新校舎の完成・移転後に既存校舎の解体ということで、主には平成25年度になりますけれども、進めていくということでございます。建設工事に当たりましては、児童の安全確保の徹底を図るとともに、学校生活への影響をできる限り軽減するよう努めるものでございます。
 飛びまして5番目、学校耐震補強工事の実施でございます。計画的に実施してまいりましたけれども、今年度は3校、第二小学校の西校舎、羽沢小学校の体育館、それから第五中学校の南校舎ということで、このことによりまして、今年度中に全校の校舎の耐震化は100%完了するということでございます。
 なお、学校体育館につきましては、平成7年度から平成12年度に1回耐震診断を行っておりますけれども、その後の老朽化ですとか耐震基準の改定ということで、再調査業務を昨年と同様に今年度も行うということで、3校、南浦、井口、六中を予定しているところでございます。
 続きまして、43ページ、6番目でございます。学校空調設備整備事業の実施ということでございまして、夏季の猛暑対策として前倒しで行ってきましたけれども、平成24年度は、下にありますように8校の空調設備の整備工事を実施しまして、すべての整備を完了するというものでございます。
 飛びまして8番目、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。これは学校の教員用、あるいは児童・生徒用のICTの機器が更新時期を迎えるということでございまして、ネットワーク機器の入れかえ、通信回線の整備を図ってまいりますが、特に3点掲げてございます。効果的な授業を実施するためのICT環境、それから校務事務の効率化と改善のためのICT環境整備、それから、それに当たりましてはセキュリティーの確保、それから信頼性の確保、それから負担の適正化、そういったことを両立しながら、今年度と来年度の2年間で再整備を行うというものでございます。
 続きまして9点目、教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。1つ目は、教育支援プラン2022に掲げます3つの基本方針と、8つの具体的な施策がございまして、一人一人の教育的ニーズにこたえる教育支援を目指すものでございますけれども、1つ目は、個別指導計画・個別の教育支援計画の適切な作成、活用を図るということと、それに基づきました教員の質の高い研修を実施するということと、もう1つはですね、教育相談員などを活用しましたスクールソーシャルワークを拡充いたしまして、ハピネスですとか、総合保健センターなど、関係機関と連携した支援を行うというものでございます。
 続きまして10番目、学校給食の充実と効率的な運営ということでございまして、ことしの4月からは新たに第四小学校で給食調理業務の民間委託を実施するということで、9校目になります。来年度につきましては、第二中学校での委託に向けて、今年度準備を進めるというものでございます。
 続きまして、44ページでございます。11番目、教育振興基金の充実に向けた取り組みということでございまして、3月の条例改正を受けて、幅広い市民への周知に努め寄附金を募集するということと、今後より積極的な基金の活用についても検討を進めるというものでございます。
 12点目は小・中学校の電力供給事業者の見直しということでございまして、全校を対象としましてPPS事業者との契約によりまして経費の節減を図るということで、年間ベースでは約450万円ほど、4.4%、4.5%の削減を目指しているところでございます。
 13番目が、校外学習施設のあり方の検討ということでございまして、川上郷自然の村、22年度目を迎えますけれども、今後施設の老朽化等、一定の維持補修経費の見込みもございます。利用状況や経営状況を踏まえまして、今後の適切なあり方について、全庁的なプロジェクトチームを設置しまして、箱根みたか荘とともに、市民サービスのあり方、自然教室のあり方も含めて抜本的な検討を進めるというものでございます。
 14点目、学校版環境マネジメントシステムの導入ということでございまして、これは環境保全活動の推進と環境負荷の低減に向けた取り組みということで、平成23年度はおおさわ学園で試行しましたけれども、それを受けて全校に環境マネジメントシステムを導入するというものでございます。
 補足として、お手元に基本方針と事業計画、この水色の表紙をお配りしてございますけれども、少しこの資料で補足をさせていただきたいと思います。基本的には今お話しした重点項目がほぼ盛り込まれているところでございますけれども、この基本方針と事業計画につきましては、3月の文教委員会の中でも基本方針を御説明しましたけれども、それを受けまして、4月に教育委員会で事業計画を具体的に定めたものでございます。
 今回の書き方は、基本方針の目標との関連性を明確にしまして、目標の体系──学校教育では5つ目標を掲げてございますけれども、それに沿って事業を位置づけるとともにですね、重点的に取り組む事業を選択してわかりやすく記載をしたところでございます。先ほど最重点事業を触れましたので、ここでは簡潔に補足説明をさせていただきたいと思います。資料の2ページ、この事業計画の2ページをごらんいただきたいと思います。
 目標I、地域とともに、協働する教育を進めますということで、1にコミュニティ・スクールの機能の充実ということで、先ほどの個別事業の1に対応してございますけれども、その事業計画は3ページの囲みの中に掲げてございます。主要な部分はまる1、コミュニティ・スクール委員会の学校運営への参画の活性化ということで、熟議を推進して保護者や地域の意向を学校運営へ反映していくというものでございます。2点目は、地域の学校支援活動への参加促進を通した教育活動への参画の活性化ということで、学校支援ボランティアの拡充と組織化による持続可能な学校支援の推進を図って、評価の充実を行っていくというものでございます。3点目が、各コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実ということで、広く保護者、地域の方々にも周知を図って学校支援の拡大につなげるというものでございます。
 飛びまして3番目ですね、3ページの3に掲げましたコミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備ということで、学校支援が組織的、継続的に可能になるように人材の組織化への支援や関係機関との連携により体制の整備を図っていくものでございます。
 続きまして4ページ目、目標のII、小・中一貫した質の高い学校教育を推進するということで、その1、小・中一貫教育の充実と発展が最重点施策となっております。下の囲みの事業計画としては、先ほども御説明しましたけれども、実施方策の見直しということで、これまでの実践と新学習指導要領を踏まえました小・中一貫実施方策の改訂を行っていくものでございます。
 飛びまして7ページをごらんいただきたいと思います。7ページの5、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進ということで、三鷹市教育支援プラン2022の推進と教育支援の充実ということで、研修体制の整備、あるいは個別指導計画・個別の教育支援計画ガイドラインに基づく計画の作成と実施の充実を図るということで、その上の囲みの中のまる4もそれに関連しておりまして、スクール・ソーシャルワーカー活用事業の拡充と充実により、教育相談体制を強化するというものでございます。
 続きまして、8ページ、学校の経営力と教員の力量を高め、特色ある学園・学校づくりを進めますということで、9ページの2に、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成が最重点施策でございまして、具体的な事業は10ページの囲みのまる1でございますけれども、人財育成方針の策定に向けた検討を進めるというものでございます。
 次の11ページ、目標IVでございますけれども、安全で快適な、充実した教育環境を整えるということでございまして、特に3・11を受けまして、非常時に安全確保のためにみずから主体的に判断できる能力の育成ということで、安全教育、防災教育に努めるところでございますけれども、施設的には12ページに事業計画、掲げてございます。先ほどの個別事業3、5、6、10に関連するところでございますけれども、三小の建てかえ、耐震補強工事の3校推進、それから体育館の再調査3校、それから空調の8校、それから学校給食の四小、それから二中の準備ということで、具体的な学校名も掲げて記載しているところでございます。
 それから、3の環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用ということにつきましては、この下の事業計画にありますように、学校版EMSの全校導入を図るというものでございます。それから、13ページの上段、上の方ですね、まる3、これはさっきの電気需給契約の見直しによる経費の節減、PPSとの契約と。それから、まる4が、川上郷自然の村の全庁的なプロジェクトチームでのあり方の検討というものでございます。
 それから、4のICTを活用しました魅力ある教育環境の整備と利活用ということで、先ほどの個別事業の8ですけれども、この囲みの中のまる2、教育用コンピュータ機器の利活用と運用管理体制の整備ということで、小・中学校ICT環境の再整備の実施ということで、2カ年で取り組むものでございます。
 最後に14ページ、目標のVです。地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますということで、地域社会の拠点としての学校づくりの推進ということで、特に今年度は災害時の避難場所としての機能確保に向けて施設設備の一層の充実を図るとともに、危機管理マニュアルの改善と安全教育・防災教育の充実を図るというものでございます。
 学校教育分野の個別事業の説明につきましては、以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、市側の説明の途中ではありますが、休憩といたします。再開は1時といたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 休憩します。
                  午後0時01分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  それでは、運営方針と目標の個別事業に関しまして、生涯学習の分野について御説明させていただきます。まず、個別事業の2番目にございます健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進(新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備に向けた取り組み)でございます。先ほど教育長からお話がありましたけれども、昨年度策定された運営方針がございます。そこでは、いわゆる適正で、かつ効率的な施設運営とサービス提供を行うという形で、指定管理者制度の導入や、あるいは新しい施設の休館日並びに開館時間の統一、そういったものなどの基本的な事項の考え方をお示しをさせていただいたところでございます。
 今年度は、さらに具体化を進めまして運営計画を定めるということでございます。また、あわせて平成23年、平成24年度、2カ年にかけた実施設計の取りまとめを行いますが、教育委員会といたしましては、市長部局とよく連携をしながら関係する審議会、団体等との調整を図りながら事業の推進に取り組みたいと思っております。なお、今年度、平成24年11月にはですね、実際に目に見える形で暫定管理地の解体工事が始まるということでございます。
 次に4番目、スポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございます。今年度策定されました総合実施計画とあわせまして、今年度リハーサル大会の開催でございますけれども、特に今年度、私どもの方で重点的に取り組みたいと思っておりますのは、いわゆる広報・啓発事業でございます。スポーツ祭東京の開催機運を醸成をするということで、1つは、ゆりーとの積極的な活用を図っていきたい。そのほか、東京都で新たな補助金の制度ができましたので、それを活用して機運の醸成を図っていきます。具体的には、ボランティアの募集、育成やカウントダウンセレモニー、あるいは市内の街路灯にはフラッグを設置をする、あるいはラッピングのバスを走る、そういった形で啓発事業に取り組んでまいりたいと思っております。
 また、市民運動として歓迎事業、応援事業など、大きく2つありますけれども、その辺についての組織づくりもしっかりとやっていきたいと思っておりますし、また、企業協賛の関係で協賛制度をとっておりますので、企業協賛の依頼募集等に十分に今後強力に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
 それから、7番目、南部図書館(仮称)の整備の推進でございますけれども、昨年度策定した基本プランをもとに実施設計に取り組むほか、AA財団との協働による特色ある事業等の実施に向けた協議を進めておりますけれども、特に今の進捗状況を申し上げますと、AA財団の方の建てかえに関しましては、恐らく来月の中旬ぐらいから解体工事が始まる予定でございます。したがいまして、今年度債務負担行為で設定をさせていただいた建設費の助成金に関する支出についての協定書を結ぶ予定でございますし、あわせて協働事業に関する協定も締結をする予定でございます。
 1つは、郭 沫若等の貴重資料の無償貸与を受けて一般公開をすること、あるいはAA図書館の市民向けのサービス、あるいはAA語学院の教室の空き時間を活用した生涯学習事業なども、今後協働事業として協議を進めながら実現をしていきたいと思っているところでございます。
 運営方針と目標の方は以上でございますけれども、この平成24年度の基本方針と事業計画について若干御説明させていただきたいと思います。
 まず、生涯学習の基本方針、16ページでございます。目標Iから目標IVにわたりまして、生涯学習、それから図書館、それからスポーツという形で基本方針をまとめておりますので、その目標に沿いながら、主に強調したい点を御説明させていただきます。
 まず、次のページにございます生涯学習プラン2022の推進でございますけれども、これにつきましては、今、市民周知を十分図っていく、普及ということでしょうか、社会教育委員会議を中心に市民周知に向けた概要版の作成に今取り組んでいるところでございます。
 また、次のライフステージ別の多様な学習内容の提供の中の1番目にございます、ライフステージ別各種事業の推進でございますけれども、これまで年に4回、生涯学習事業情報を発行しておりますが、このプランに新計画の策定を契機にライフステージ別の事業一覧を生涯学習事業情報に一覧として作成をしました。参加希望者がわかりやすく事業に入り込めるような形で御紹介をさせていただいております。
 また、次のまる2の三鷹型エコミュージアムのモデル事業の推進でございますが、ここではあくまで大沢の地域の話をしておりますけれども、1つ、昨年度予算でお認めいただいた勝淵神社の関係で総合調査を行った結果、柴田勝家の、勝淵神社にございます柴田勝家のかぶとが埋葬されたであろうという伝承地として、一応登録史跡として登録をされたところでございます。そういう意味では、三鷹市では初の登録史跡として登録されたということと、これを契機にこの地区の文化財保護や活用を促進し、まちづくりに生かしたいと思っておりますので、夏以降、エコミュージアム事業として幾つか事業展開を予定をしているところでございます。
 それから、ちょっと飛びますけど、20ページの3に、生涯学習のまちづくりに資する人材の育成及び活用の推進でございます。生涯学習プランでも述べておりますように、学びの循環ということが1つ、大きな取り組みの1つとなっております。その仕組みづくりの取り組みということで、地域のさまざまな分野で活動する人材の育成や、その活用を図ってまいりたい。そのためには、課題解決能力をつけるということで場づくり、人づくり、そして学びづくりといった形で仕組みづくりに取り組んでまいりたいと思っております。
 また、4番目の学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進でございますけれども、事業計画のまる2にあります、地域による家庭教育支援体制の充実ということで、これまで学校単位で行っていた家庭教育学級に関しましては、学園単位での開催も自由に選択できるようになったということであります。学園化が軌道に乗ったこと、あるいはPTA関連の連携・交流もあることから、CSのすそ野を広げることにつながっていくのかなと思っているところでございます。
 それと、ページが21ページでございます。みたか子ども読書プラン2022の推進でございますが、ブックスタート事業につきましては新たな手法で事業を行っております。順調に事業が進んでいるところでございますし、また、1番にあります子どもカウンターを拡充するなどして、子どもの読書環境の整備に努めているところでございます。
 23ページ、お開きください。健康・スポーツの関係でございますけど、2番目にスポーツ推進計画(仮称)の策定に向けた取り組みでございます。新しい時代の生涯にわたる心身の健康とスポーツ施策の推進にあり方を示すということで、スポーツ推進審議会を中心に調査・研究をし始めているところでございます。一応計画的には平成26年度策定をするということで、一般的な生涯スポーツの振興とあわせて、スポーツを通じた健康づくりができるような計画ができればいいなと思っておりますし、また、スポーツ基本法ができて、スポーツ基本計画もできておりますので、それとの整合性、新施設もございますから、それとの絡みで計画をつくっていきたいと思っております。大変雑駁ですが、以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  1点、本年度の事業計画の中で補足をさせていただきます。基本方針と事業計画の12ページをお開きいただきたいと思います。そちらの四角い枠の中の事業計画のまる5、学校給食の充実と運営の効率化というところで、平成25年4月から学校給食調理業務の民間委託化に向けた準備ということで、本年度当初予算でも債務負担行為ということで計上させていただいておりますけれども、第二中学校で行う予定でございます。これについての保護者への説明会でございますけれども、7月2日月曜日、夜7時から1階の地域開放室で行う予定でございます。明日以降に保護者の方には通知などしたいと思っております。補足、1点させていただきました。以上です。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  私の方からは、平成23年度三鷹市立小・中一貫教育校全7学園の評価・検証報告について御説明をさせていただきます。資料はA4版横の本冊の部分と、もう1つ、A3版横の概要版という2つ、きょうお示しさせていただいているところです。全7学園のコミュニティ・スクール委員会での評価・検証につきましては、ことしで3回目になります。今年度も昨年度に引き続きまして概要版を作成させていただきました。
 この評価・検証ですけれども、毎年度コミュニティ・スクール委員会による学校関係者評価として、各学校の自己評価や各コミュニティ・スクール委員会の評価部を中心に実施する学園評価を経て、毎年度末に教育委員会に各学園からの提出を義務づけている評価・検証の報告となります。平成23年度は、東京大学と連携をいたしまして、三鷹市のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育についての保護者アンケート調査を実施いたしました。その結果が本冊の方の58ページ以降に参考資料として掲載させていただいているところです。
 62ページをごらんください。こちらのこの結果を見ますと、小・中一貫教育につきましては、保護者にとっては子どもたちの活動として実際に見てとれるということもございまして、全15項目にわたって質問をさせていただいたわけでございますが、全項目とも70%以上の肯定的な回答をいただくことができました。
 しかしながら、60ページをごらんください。コミュニティ・スクールについて、なってからの学校や地域についてということで質問させていただいたんですけれども、コミュニティ・スクールにつきましては肯定的な評価の方が多いものの、一般の保護者への浸透度が十分ではないと考えられると思います。理由といたしましては、小・中一貫教育につきましては、子どもたちの交流活動や教員の指導交流等で目に見えるものでありますけれども、コミュニティ・スクールにつきましては、参画している方にはよく御理解いただけてると思いますが、そうでない方については、まだ仕組みや活動内容が十分には見えていないのかなというふうに考えているところでございます。
 こちらの結果を踏まえまして、今年度の各学園の評価・検証について少し御説明をさせていただきます。この本冊の方の1ページ目といいますか、表紙をあけていただいたところをごらんください。各学園とも(1)から(5)の5項目にわたりまして、児童・生徒の評価、それから保護者の評価、地域の評価、そういうデータを踏まえまして、定量的、定性的なデータをもとにこの報告書の方を各学園で作成をいただいたところです。
 概要版の方もごらんいただきたいと思いますけれども、(1)から(5)までの四角の中は、これ、それぞれ各学園から出てまいりました成果に当たる部分であります。(1)番目、人間力・社会力の育成の項目です。こちらは、例えば報告書では11ページに出ているところなんですけれども、これ、にしみたか学園からのデータです。学園としての活動が子どもたちや保護者、地域の方々にも浸透し、小学生同士、小学生と中学生、地域の方々との交流を通して、人間力の向上が図られたという報告がございました。
 また、(2)番、学校運営の項目では、こちらは本冊の28ページになります。三鷹中央学園ですね。コミュニティ・スクール委員会評価部が中心になり、学園評価と学校評価を行い、その結果を分析し、学園運営に活用した。保護者アンケートの回収率が90%を超え、関心の高さがうかがえる。重要度と実現度を聞き、学園としての重点課題を把握することができた。重要度、実現度を聞くというのは、いわゆるCS分析、カスタマーサティスファクション、顧客満足度調査ですね、そういう形の分析をすることで、どこが保護者が重要だと思っているところで実現ができていないのかといったところで課題を把握したということです。
 それから、(3)番目、小・中一貫教育校としての教育活動の項目では、例えば概要版でいいますと上から3つ目の点になりますかね、三鷹の森学園です。研究奨励校として地域とともに、学力・人間力をはぐくむと題して研究を深めた小学校の学び方を重視した指導方法やノート等の充実、中学校の専門性を生かした学習について相互に学び合いを深めることができたということが報告されています。
 それから、(4)番、児童・生徒の学力・健全育成の項目です。こちらも、にしみたか学園では習熟の程度に応じた少人数指導、小学校で実施した学年内教科担任制、それから保護者、地域の方々のサポート活動等を通して学力の向上を図ることができたという報告がございました。
 (5)番です。コミュニティ・スクールの運営での項目につきましては、例えば概要版でいいますと上から3つ目の点になるんでしょうか、こちらおおさわ学園です。コーディネート部会は、3校のサポート依頼を全登録者にメール配信することにより、サポート隊の参加者がふえた等の御報告をいただいたところです。
 今年度の実施の状況を踏まえまして、今年度出てきた課題、それから今年度の改善の方向性ということで、二重の丸がついているところですけれども、こちらの方を少しお話をさせていただきたいと思います。例年出てきているところではあるんですけれども、1つ目が、やはり小・中一貫教育になってからの成果がどうなのかといったことについて。児童・生徒がどのように成長したのかをしっかりと地域、保護者に伝えていくということが必要であるだろうということ。
 それから、時間割に位置づけた相互乗り入れ授業を年間480時間実施した。そのうち80時間は小学校同士の乗り入れを行った。このことが授業改善に効果を上げている。相互乗り入れにかかる時間や講師対応が課題である。ここら辺の部分については、例年指摘をされているところだと考えています。
 それから、異年齢や大人と触れ合うことは、人間力・社会力の育成にとって重要である。また、児童同士、児童・生徒の交流活動については、交流をふやしてほしいという児童・生徒も多く、その成果やあり方、回数等について人間力・社会力の育成の観点からも見直しをしていく。
 コミュニティ・スクール委員会と管理職の共通理解が進んだ。学園目標・学園実施方策の改訂においてもコミュニティ・スクール委員会の意見を取り入れることができた。今後は、コミュニティ・スクール委員会と一般の先生方との相互理解を深めるための会合を持つことが必要である。
 それから、3校の教員がさまざまな取り組みをしているわけでございますけれども、3校の教員の協働による生活指導、学習指導、評価の取り組み、これをより明快な成果として示していくことが必要であろうということ。
 それから、学園、コミュニティ・スクール委員会ともに、学園便りやコミュニティ・スクール便り、ホームページの充実を図り広報活動に力を入れ、さまざまな活動やその成果を周知していくことが必要であるというようなこと。このあたりのことが、今年度に向けての改善の方向性ということで進んでいるところです。
 概要版の方には記載しておりませんけれども、第4次基本計画のこの学校教育の部門での協働指標であります学校の支援者の数についてなんですけれども、学校支援者の延べ人数が平成22年度の7,835人から、平成23年度は1万70人になり、確実に増加しているということが見てとれます。今後、より一層の活動の充実や発展のために、さらなる教育内容の充実を図り、コミュニティ・スクールとしての取り組みの周知や小・中一貫教育校のよさを具体的な児童・生徒の姿で示せるように広報活動の充実を図っていきたいというふうに考えているところです。私の方からは以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  質問させていただきます。まず、各部の運営方針と目標について伺います。41ページ、42ページに健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進項目についてということで伺います。こちらに関係する審議会とか団体というふうに書いています、審議会は、これはスポーツ推進審議会とか、あと振興審議会とか、教育委員会とかが対象になりますか。ちょっとその辺を1つお伺いします。
 あと、41ページの南部図書館(仮称)の整備と効率的な図書館の管理・運営について伺います。市民の資料・情報の要望に迅速かつ的確に対応するサービスの向上を目指すとありますけれども、どのような要望があり、対応されたのでしょうか。あと、近年この利用者の要望というのは変化があるんでしょうか。その辺、教えてください。
 3つ目が、この図書館の絡みですけども、ホームページを見ますと、ベストオーダーというのがございまして、図書館の件数を見ますと、2日前のデータで見ますと、太宰治賞で選考委員をされた三浦しをんさんの「舟を編む」というのが319件、200件を超えるのが4件、100件を超えるのが11件というような人気がある図書がこうやってリクエストがかかっているわけですけれども、蔵書数をまた見ますと、大体11冊とか、10冊とか、各図書館に配置されているのも確認しました。この蔵書に当たってどのような基準でふやしているのか、その辺、決まっているものがあれば教えてください。
 次に、ICTの環境について伺います。43ページに記載しておりますけれども、現在PTAにはICTの環境が整っておりません。今年度整備するというようなことを伺っていますが、その点を伺います。あと、もしそうであれば、PTA連合会等の──毎月開催されていますけども、常務理事会等で報告いただきたいと思います。
 それと、あと、ネットワーク環境についてですけども、学校内のイントラネットと接続される、もし整備されるんだったら接続されるんでしょうか。ということと、あとUSBの扱いについて伺います。USBとかSDカード、メディアの記憶媒体ですけれども、今そのメディアの運用基準とかいうのは決められているんでしょうか。結構ウイルスとかの感染の原因に挙げられていますんで、その辺の考えをお伺いしたいと思います。
 あと、43ページの学校給食について伺いたいと思います。各学校、給食として出されているパンは市外の業者1社から全校に納入されているということを伺っております。ちょっと残念ですけども3年間連続、異物が混入されたということを聞きますが、状況を伺いたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  私の方から、健康・スポーツの関係で、関係の審議会等ですね。一般的には、スポーツ推進審議会、あるいは体育協会、あるいは社会教育委員会議、それから公運審──公民館運営審議会等ですね、スポーツ並びに生涯学習施設に関係する団体には、密にいろいろ御報告と御意見等をいただいているところでございます。


◯三鷹図書館長(宇山陽子さん)  まずICタグ等を活用した迅速かつ的確なサービスということで、三鷹市立図書館ではICタグを導入以来、大変大幅な貸し出し冊数の増加、1.5倍ぐらいになるとか、あるいは予約サービスですね、こちらの方が非常に多く活用されるようになって、それまでの2.5倍ぐらいの予約に対応するようになったということで、ICタグを使った自動貸し出し、それから自動返却、そして予約というようなシステムで対応しているところです。ICタグということではありませんけれども、最近では雑誌のリサイクルというようなことを6月、7月ぐらいから始めておりまして、これは、保管の時期が過ぎた雑誌を一般の方にタグをなくしたような形で提供するというような新しいサービスを開始したところです。
 それから、予約ですけれども、確かに300件を超えるような予約がついている本というのがございます。著作権というか、大量の本を購入するということになりますと、それだけまた出版社や作家を圧迫するというふうなことにもなってしまいますので、複本をやたらに多く買うというようなことは控えようというような方針で、各館に適宜配置するような、今の10冊から11冊というようなところで様子を見ているというところです。以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  学校のICT関係です。御質問のありましたPTAの役員の方ということなんですが、PTAの方、それからコミュニティ・スクール委員会の委員の方、これらの方にもということで、利用いただけるような環境は、最終的には台数とか詳細はこれから検討していきますので、細かいところはまだ決まってないんですが、要は学校の中で学校活動に協力をしていただいている方にも使っていただけるような環境、これの整備に努めたいというふうに思っています。具体的な数は予算との兼ね合いがありますので、全体的な調整の中でのやりくりになるかなというふうに思います。
 また、ネットワーク上のというお話だったんですが、当然学校内で使われているネットワーク内にということになります。
 それから、USBを初めとする電子媒体の取り扱いなんですが、現在もそれぞれの学校で電子媒体の取り扱いについては、学校から持ち出し、持ち込みについてのルールを定めていただいています。ただし、外部の記憶媒体に書き込みをすることは現在の学校に配置してあるパソコンではできないという形になっています。読み込みは可能となっていますが、これが最近のカメラ、デジタルカメラもUSBポートに接続をしますので、カメラの映像が取り込めないという問題があるので、現在は取り込める仕組みになっています。そのかわり、何らかのメディアを持ち込む場合には、校長、副校長といった学校管理職の承認を受けて、内容、それから目的といったものも全部明示をした上で取り扱うというルールになっております。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  給食に関連して、三鷹市のパンの事業者の状況ということでございます。今、御質問にありましたように、三鷹のパンを請け負っている業者は市外の業者でございますけれども、これは東京都の学校給食会が契約しているものでして、学校給食のパンを請け負う業者というのが大変少なくなってきております。薄利ということがあるのかもしれません。また、品種と、それから生産の量の関係などで、こちらの方が割り当てられていると言ってはなんですけれども、何市かをその業者が請け負っております。
 その業者は、パンの質などは、この学校給食会で登録してある業者の中では大変評判がいいところなんですけれども、今お話にありましたように、髪の毛が混入したりだとか、ちょっとパンのこげが一緒に入ってしまったなどという例が年間に、平成23年度でも二、三件ございました。以前にもございましたので、私どもの方の事務局と栄養職員の方でパンの業者の方を実際に見に行きまして、改善ということでベルトコンベアのベルトなどを取りかえてもらったこともあります。
 それから、ちなみにほかの市の状況、ほかの業者はどうかということも確認してみましたけれども、やはり髪の毛の混入などというのは年間に何回かはどうしてもあるということで、その都度発見したものは業者の方に返して、改善の方法を、報告を求めたりしているところですけれども、今後もきめ細かくそういうことについては対応して、学校給食のパン、安全なものが提供できるように引き続き努めてまいりたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。再質問させていただきますけど、まず、スポーツの方の審議会、わかりました。ありがとうございます。
 あと、図書館の絡みも、ICタグを使ってのということなんですが、あとリサイクル、6月、7月で提供しているということで好評だということも理解いたしました。
 あと、ベストオーダーの件数も、今、現状の10冊か11冊でふやさないということもわかりました。あと、ある程度リクエストが落ちたときに、またさっき言ったリサイクルという形にするということでよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。
 あと、PTAのICTの環境でございますけれども、やはり今はもう多くの方がパソコンで文章とかいろんなものをつくってますし、メールを使った情報の共有、交換というのも、どの家庭でもやっているわけですけれども。やはり、もう自校で入れたいという学校もありますので、その辺の方針を早目に出していただいて、いつごろ、予算の関係もあるかと思いますけれども、その辺の判断ができるようなことで情報を伝えていただければなと思います。
 あと、給食ですね。これは、1社だということで、これは東京都から業者が決められているということですけども、これ逆に、三鷹市内、もしくは近隣でもいいですけども、この業者はいいんじゃないかという提案というのが東京都に対してできないのか。いろんな条件でこの会社を選んでいるということは多分あるとは思いますけど、その辺の東京都とのやりとりのところで教えていただきたいんですが、そうでないと、今1社だけだと、やはりいろんな問題が。髪の毛とか、そういう異物であれば仕方ないんですけど、会社自体がどうかなるかということもありますし、そういったリスクマネジメントの観点から、何か2社なり3社なりという形をとることも1つの選択肢ではないかなと思います。いろんな制約がある中で検討いただきたいんですけど、今、現段階においてその辺の考えがあるか、教えていただければと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  このパンの業者、逆に提案することができるかということですけれども、学校給食のパンは、その日の朝焼きパンというものを納品していただいています。ですから、地域的なものがあります。今の業者、比較的三鷹に近いので、このエリアを担当しております。以前、私の方でも、例えば八王子の方にも業者がありますので、そちらの方に定期的にかえるようなことも東京都の方にも言ってみましたけれども、これは配送の関係で、これはもうかなり無理があるということでございます。
 最近、パン食が大分今、米飯の方が週に少なくとも3日ということになっておりますので、だんだん減ってきておりまして、請け負ってくれている業者が今ちょうど需要と供給でぴったり合っているというような状況でございまして、今そういうふうなことがなかなか難しい状況ですけれども、こちらの方でもそのようなこと、やはり心配がないように提案は続けてまいりたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  PTAの利用環境、今の御質問の趣旨はわかりましたので、今後整備計画を詰めていく中で、十分学校側、あるいはPTA側とも連携を図っていきたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。
 資料、かわりまして、平成23年度三鷹市立小・中一貫教育校全7学園の評価・検証報告について伺いたいと思います。概要版と、あと詳細のものといただきましたけれど、まず率直、3年連続、3年になるということでお話をいただきましたけども、去年、前年度との比較はされているんでしょうかと。それは教育委員会としてですね。きちっとその辺も見て、レビューを教育委員会としてされているんでしょうかということの1つ、質問です。
 私が見たところ、何かどうも同じ文章が並んでいるなという、率直、感じました。先ほどちょっと例に挙げた、にしみたか学園はしっかり検証してるなと私も拝見したんですけど、そのほかは、もう8割、9割方は何か同じ文章が入っているなと直感的に感じた次第です。その辺も含めて、どういうふうに御指導されているのか伺いたいなと思います。いろいろ課題とか、その成果とかって、同じものが書いてたら、本当に取り組んだのかなというちょっと疑問を持つところです。ぜひ、ちょっとその辺のちょっとやりとりを、もしあれば教えていただきたいなと思います。
 あと、概要版ですけれども、(1)の人間力・社会力の育成についてですけれども、一番下の項目で、ICUとの協力で、スカイプ等のテレビ会議を通じて南アフリカの教員との交流が定期的に取り組めるようになったというふうに書いてます。1年間でどのくらいされたのか。時差が7時間、南アフリカでございますけれども、日本時間で大体何時ぐらいにやっていたか、その辺、もしわかれば教えていただきたいのと、それに参加された職員の方々はどれくらいいらっしゃったか。この授業に対して、その成果と課題について、わかる範囲で結構ですけど、教えていただきたいと思います。
 あと、アンケートについて去年と違ったのは、このアンケートが記載されてたことだと思います。回収率が46.7%ということで、回収率が高かった学校、低かった学校があると思います。そのポイントの差、どれくらいあったのか教えていただきたいなと思います。
 当然ながら、保護者のアンケートは意識も影響しますけれども、回収の方法によって左右されるところもあると思います。回収率向上のためにどのような工夫をされているのか、お教えいただきたいと思います。以上、よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  まず1点目、前年度の比較等についての部分なんですけれども、委員御指摘のとおり、私もそう思いました。金曜日に再度学園長会議がございまして、学園長会議の中では、実際取り組んで努力されていることが同じだということは理解できますけれども、もう少し、昨年度に比較してどうだったのかということも含めて、次年度の記載をしてくださいという形でお話をさせていただいたところです。
 内容的には、先ほども申し上げましたけれども、こちらの方は各学園から提出を報告として義務づけているという、そういう文書になりますので、内容について書き方とか、そういう部分については、私どもの方で確認をした上で修正をっていうことはしましたけれども、思い切り内容に踏み込んだところの部分についてはなかなかそういうわけにもいかない部分もありまして、このような形で出させていただいたところでございます。
 それから、南アフリカとの部分ですけれど、こちら、おおさわ学園の方で取り組まれているものです。国際基督教大学との協力で、ことしで4年目になるんだと思います。夏に教員が、これICUの研究費等の部分もあるんですけれども、国からお金をいただいたりということもありまして、南アフリカの学校に教員が行ったり、また、向こうの教員がこちらに来たりということで、いわゆるESD研究というふうに呼んでいますけれども、持続可能な開発教育といいますか、そういう部分になるんですけれども、こちらでやりました。
 特に理科、環境教育という部分において、スカイプ等を通して、実際の日本でやっている理科の授業の中で、向こうの南アフリカの子どもたちと話をしたりとか、また、逆に、南アフリカの授業の中で日本の学校の子どもたちが話をしたりというような形でのテレビ会議システムを使った交流をしました。時間的なこと、時差の関係というのは結構厳しい部分が正直言ってございまして、向こうで授業がやっている時間、それからこちらで授業がやっている時間といったところを、何とかぎりぎり、向こうではスタートぎりぎりなのか、こちらでぎりぎりなのかといったところで、合わせたところで設定をして授業をしたということです。ちょっと時間、何時間目にやったかということについては、私の方では把握しておりません。
 先生方は学園の研究の一部としてこのESD研究に取り組まれていますので、どのぐらい参加したかということでいうと、会議、その授業の中でというのは実際授業をやっている時間帯なので、全部の先生がということは無理なんですけれども、できる限りこの部分も学園の研究に位置づけて情報が共有できるようにして行ったというふうに聞いているところです。
 それから、アンケートにつきましては46.7%という回収率で、結論から申し上げますと、私としてはとても低かったというふうに感じているところです。こちら、いっぱい集めたところと、そうでないところの差、大体10ポイントぐらいの差があったかなというふうに考えています。学園の評価・検証のものだと90%を超えるところで集まってるものもあるんですけれども、こちら、大変保護者にとってどう受けとめられたかっていうと、1つは東京大学の名前が前に出ている調査であったといったところで、なかなかそこら辺の部分が十分に御理解いただけなかったのかなというふうに思っているところです。私は以上です。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。そうですね、やはりレビューしてみてわかったと思いますけれども、ぜひ来年度はやはりそれもちゃんとできるようにしていただきたいなと思いますし。
 あと、ICUとの協力のところは本当にいい取り組みかなというふうに思います。この大沢という地域特性もよく出ているかなというふうに思いますので、ぜひこういった学園ごとの何か特性というのを生かした取り組みも本当にいいかなというふうに思います。
 あと、アンケートに関しても、ぜひ回収率もそうですし、その趣旨がちゃんと伝わるような何か工夫もぜひしていただきたいなと思います。
 済みません、最後の質問です。参考資料について御説明あったので、ちょっとそこだけお願いして、1点だけ。部長の方から、生涯学習プラン2022概要版をつくるということ、作成中ということでお話をいただきましたけども、スケジュールはどういったスケジュールで進めているかということと、最後できた段階で、この文教委員会の方で説明なり何かというのはあるんでしょうか。以上、よろしくお願いします。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  生涯学習プランの概要版につきましては、現社会教育委員会議の任期が10月の2日で終わるところなんですけれども、それに合わせまして9月ぐらいに完成する予定ということになっております。以上です。
 申しわけございません、文教委員会にも配付させていただいて、ごらんいただきたいというふうに考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。ぜひ、できた段階で見せていただきたいと思います。以上です。ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。実は、今いろいろと基本計画、事業方針等、御説明いただいたんですけれども、昨年の10月に文教委員会で配付された、東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査と、それから東京都の児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等の調査の中で、三鷹の中学生が前年度、平成23年度に大分国語、社会、数学等が落ちていて、国語については、中学生は東京都の数値よりも低いということで、ここに報告をいただきました。それと、体力、運動習慣調査等の方におきましても、これはソフトボール投げについては、すべての学年において東京都よりも低いという数値を報告いただいておりますけど、ことしの計画の中で、その部分はどこの部分にどのように反映されて、どのような表現になっているのかということをちょっとお尋ねをしたいと思います。
 それとですね、これは基本方針と事業計画の6ページのところに、事業計画のまる2のところに、児童・生徒の発育段階に応じた国際理解教育の充実というところがあるんですけども、国際理解ということになると、生活を通してすることが一番早いのではないかと思うんですけど、以前、たしか何年か前までは海外のホームステイみたいなことをされてたと思うんですね、中学生。それが今は一時、地震でしたかね、何か海外の情勢がよくないということで中止になっていたんですけども、これをまた復活させるような計画等は現在ないのかどうかということを、1つお聞きしたいと思います。
 それと、これはちょっと文教委員会でお聞きしていいかわかんないですけど、新川防災公園・多機能複合施設の中で、ここで管理運営という言葉が出てきましたので、お尋ねというか、お願いも含めてなんですけども、現在の第一体育館、第二体育館につきましては、お昼休みに職員の健康保持と体力増進のために12時から1時まで、互助会との契約だと思いますけども、使わせていただいているんですけど、新しい施設ができたときに、その貸し出し時間を考慮いただきまして、また今後も職員の体力増進に寄与できるように、12時、1時という間に職員に開放をしていただけるようなことを、ちょっと御検討いただけないかということが1つです。
 それと、ここの方針や何かに出てこないんですけども、実は3月に、私、第二小学校の卒業式に行きました。そのときに、卒業児童さんの服装なんですけども、羽織はかまを着ている方もいれば、ごくシンプルな服を着ている方もいらっしゃいます。親御さんたちにしてみれば、なるべく着飾って最後の小学校の晴れ舞台ですから、させたいと思うんですけど、その辺で羽織はかまを着ている方とかなり差があるし、あと、ほかの学校でもちょっと校長先生とトラブルがあったというようなお話も伺ってるんですけども、その辺の服装に対する指導というのはどのようになっているか。
 以上4点、ちょっとよろしくお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問いただいた点の中で、3点についてお答えいたします。
 まず、この学力調査、それから体力・運動能力調査につきましては、昨年そういった結果が出たというような部分もありまして、当然ある程度は達成している部分もあれば、十分に足りてないところがあるということで、そういったことをそれぞれの学校できちんと課題を把握した上で、その課題を解決するための教育をしてほしいということでございます。
 具体的には、この部の実施方針の中では、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展という中で、知・徳・体の調和のとれた子どもを育てる教育内容の充実と、こういう簡単な表現にはなっておりますけれども、やはり知だけではなく、また体だけではなく、そういった知・徳・体、全部バランスがとれた教育をするための指導を充実させていくということで、それぞれの学校の課題を挙げていただいて、学校の指導計画の中で実現をしていくということを指導しているところでございます。
 それから、海外の生徒の中学生の派遣でございますが、平成21年度にインフルエンザ等の状況がございまして中止をいたしました。それ以降、やはり国際情勢、あるいはインフルエンザの問題、そして実際に行っておりましたクライストチャーチの地震等によって、現在安全性が確保できるというような担保ができないということで中止の状態が続いております。財政の問題もございますので、いろいろなことを勘案しながら、将来的にまた復活できるところを見計らってということはありますけども、現在の段階ではまだ方向性はこのままということになると思います。
 それから、小学生の卒業式の服装でございますけども、これは、やはり保護者の意向というものもあるとは思いますが、各学校としてはやはり華美にならないようにというようなこと、そういったことも含めて、式にふさわしい、卒業式のねらい、目標にふさわしい服装をということを指導しているところでございます。なかなか一部の保護者の中で、そういったことについて理解をいただけないというところがあるのかもしれませんけれども、引き続き今の方針に従って各学校からは働きかけてまいりたいと考えております。以上です。


◯総務担当課長(向井研一君)  私からは、防災公園のスポーツ施設に関しての利用の時間の御質問をいただきましたので、お答えいたします。確かに管理運営方針の中では、それぞれスポーツ施設、また生涯学習施設、それぞれの諸施設の利用時間区分について掲載をしております。一方で、現在の体育館で職員の福利厚生のために使われているということも検討をしておりましたけれども、やはり市民の方に、より多くの方々に利用いただくということで、時間の拡充であるとか、夜も10時までというような時間帯で利用していただくというような方針を定めております。
 今後、ここの使い方については、市民の方、また職員の者がどのように使うかというところまでは詰めておりませんけれども、今後検討していく中で、その辺の使い方のルールというんでしょうか、そういったものは検討していきたいなというふうに考えております。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。学校、運動能力と、それから学力向上については、またことしの10月に恐らく同じような結果が出てくると思いますので、また今のお話を伺って楽しみにしていたいと思っております。
 それと、あと、海外のホームステイの話なんですけれども、確かにインフルエンザ、それから地震等であったんですけれども、やっぱり国際理解というのは、先ほども申し上げたんですけども、生活の中からでないとなかなか理解できないものがあると思うんですけれども、幸いにこの三鷹地区というのは海外の方、外国の方もたくさん生活しておりますので、何かうまい方法でお互いにホームステイみたいなことができないのかどうか、その辺の御検討をしていただいたことはあるのかどうかを、ちょっともう一度お伺いしたいと思います。
 あと、小学校の卒業式については、確かに相当差があるので私も驚いたんですけども、その辺はやっぱりある程度、校長先生からも必要かもしれませんけど、学校、教育委員会としてもある程度きちっとしたものを、華美にならないというのはどこまでなのかちょっと理解しづらいと思いますので、その辺のところをしっかりとした指導指針をつくった方がいいんではないかと思うんですけども、御検討をひとつお願いしたいと思います。
 それから、防災公園のところなんですけども、第一体育館、第二体育館がなくなってしまって、お昼休みが一般市民向けに開放されてしまうと、確かに現在、卓球、あるいはバドミントンとかをしているようなメンバーというのは運動する場所がなくなってしまうというのが現実なんですけども。何かお互いが、プールみたいなものですと、別に決まってないもんですから、今でも市職員と市民が一緒に利用することできるんですけども、何かそういったうまい方法をぜひ考案していただきまして、職員の体力増進、これ、職員がいないと三鷹市役所も動かなくなって、また病人になってしまっても困るんで、ぜひその辺、御検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  市内に在住の外国籍の方等についてということで御質問をいただきましたけれども、総合的な学習の時間等の中でそういった方々を学校にお招きをして、ゲストティーチャーとして海外の風習、生活等に触れる、そういった機会を設けているのはそれぞれの学校で行っています。ただ、それを発展させて、ホームステイをお互いにするというようなことまで、ちょっと今のところ教育委員会としては考えておりません。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。できるだけゲストティーチャーですか、そういった方々もいろいろな多くの国々の方を招いて、やっぱり皆さん、子どもたちにもいろいろな経験をさせていただきたいと思います。以上で終わります。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問をさせていただきます。先ほど、このアンケートで回収率46.7%は低いという認識を持っているということでした。それで、この概要版で肯定的、否定的と2つに分かれているもんですから、あれと思ったんですけども、この中身を見ると、より詳しく出ておりますね。それで、やはり小・中一貫、にしみたか学園でスタートするとき、いろいろ議論になりましたけども、段差の解消の問題ということが出まして、やはり何と言っても、子どもさんが義務教育の中でしっかりと学力をつけるということと、学ぶことの楽しさといいましょうか、また、学ぶことの大切さ、これを義務教育の中で身につけることが非常に大切なんじゃないかなと思います。
 それで考えますと、現在どうなっているかわかりませんけども、当初、文教委員会で第二小学校だったかな、にしみたか学園をスタートして翌年だったでしょうか、だから、まだその時点ではなかなかその効果が出るという状況じゃなかったかもしれませんけども、習熟度別の授業を視察したときに、一番大変なといいましょうか、数学の授業で苦手っていいましょうか、わからない。そこの授業で、先生も苦労されているなっていうふうに感じたのがそのときの私の感想といいましょうか。やはり、一番進んでるところのお子さんはどんどん活発で、元気がよくて、先生も非常に楽で、先に先に進んでいく。しかし、なかなかわからないお子さんの場合には苦労されてる。習熟度っていう分け方がいいのかなっていう認識を持ったわけですけども。
 今回も、このデータの中で、15項目のうちの2項目めですね。確かな学力が身につくというところで見てみますと、どちらかといえばそう思わないと答えた方が25.4、そして、そう思わない4.5で、この概要版に出ていますように29.9、この中で一番多いですよね、そういう否定的と言われる部分。実際に小・中一貫を行ったのは、やはり子どもたちのために行ったわけですから、そういう視点からすると、これをどういうふうに判断し、これからに生かそうとしているのか。小・中一貫が目的ではないと思うんです。目的化されてもいけない。そういう点では、教育長さんが中教審のメンバーという点では、ここにいらしたら国の立場からのお答えをいただけると思ったんですが、この辺、どういうふうに考え、これからに生かそうとされているのかということを、1つお聞きしたいと思います。
 それから、概要版でも触れてますけども、相互乗り入れのところで、相互乗り入れにかかる時間や講師対応が課題であるという、これはゴシックでアンダーライン引いて特別に記載されております。それで、にしみたか学園のところを見てみますと──これ、ページが13ページだったかな、この検証の方の検証報告の13ページを見てみますと、課題のところで、中学校の教員の負担感が大きい。正規職員が加配状態ない中で、市の予算ではなかなか難しいということで、正規職員並みの力量を持った講師の確保が難しいというふうに、はっきりと非常によくわかりやすい形で書かれているなと思います。
 それで、現に私も現場の、いろいろお話聞いたときに、その方は小学校の先生だったんですけども、小学校の先生が中学校に行くときに、講師の方がうまく先生の授業、連携がとれてないもんですから、急に担当されるというのかな、だから十分に対応できなくて、それが習字の学習かなんかに充てられていてですね、結果的には小学校の先生が中学校に教えに行っちゃうと、子どもたちは自習の時間になっちゃうと。小学校の先生がそこにいれば、その授業の流れの中で新たなことができるって、そういういろいろ小・中一貫の先生の忙しさと同時に、そういう矛盾といいましょうか、1つの解決、これでいいというわけじゃないですので、これをしっかりと解決しなくちゃいけない課題もあるのかなっていうふうに思います。
 そういうことを考えますと、このしっかりとした力量を持った講師の確保は難しいと言ってるんですけども、小・中一貫を進めてきて、やはり子どもたちのことを考えると、いや、難しいというだけでは済まないんだろうと思うんですよね。このところはどんなふうに、例えば東京都や国に働きかけができるもんなのか。教育長が中教審のメンバーだから、特別加配みたいな形であるのかということを、期待を含めながらちょっと質問をさせていただきます。
 それからもう一点、川上村のことなんですが、今後の施設の適切なあり方を報告しますと、先ほど部長からも御報告がありましたけども、この辺の中身をもう少しわかりやすい、理解しやすい形で、もう少し報告していただければというふうに思います。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  まず、2点御質問をいただいた件の1件目ですけれども、先ほどの東京大学との連携の調査の中での、確かな学力といった部分について70.1%で、残りが否定的であったといったことについてということなんですけれども、学力というのは簡単に測定がなかなかできるというものでもない部分もありまして、保護者の中には、当然高い学力をというのは、もうこれは保護者であれば、皆さん望まれていることだと考えています。そういった意味では、ここの部分が15項目のうち一番低かったといったことについては大変残念な結果であるなというふうに考えているのが、まず1点目です。
 今後、これをどういうふうに判断し、生かそうかといったことなんですけれども、1つは、当然のことながら、小・中一貫教育を行っていく中で、より丁寧な指導ができるといったことで進めてきている部分があるわけで、そこの部分をもう一度、今回、小・中一貫カリキュラムの見直しという作業も全部行ったところですので、その中できちっと子どもたち一人一人が、全員が確かな学力を身につけられるようにということをこれからも学校の方で努力をしていただくということを、教育委員会としても支援をしていきたいというふうに考えているところです。
 それから、相互乗り入れ授業のことなんですけれども、確かにずっと、毎年ここの部分で時間講師の対応といったところが課題であるといったことは感じているところでございます。この中で、正規職員並みの力量を持ったという形の講師をどうなのかといったところなんですけれども、東京都の講師の方に一部、市の講師ということで勤務をお願いしている実態もございます。また、市報とか、ホームページ等で募集をしているということもありまして、確かに力量としてはさまざまなばらつきがあるのかなというふうには感じているところです。
 現実、今そういう形で進めているわけですけれども、今後、教育ビジョンとか、それから今回の部の運営方針等の中にもありますけれども、この小・中一貫教育が効果的かつ持続可能なものになるようにということの中の1つには、ここの部分ですね、どういう形で国や都にお願いができることがあるのかといったことも当然入っているわけです。その中では、例えば今、東京都の職員ということで教員が全部いるわけですけれども、市の中でその配置する学校、例えば学園の中に教科の人が行って、そこが行ったり来たりできるようになるとか、そういった仕組みが今のところ東京都にはありません。そのあたりのことについては、今後とも東京都と協議を進めていき、このいわゆる相互乗り入れ授業で講師での対応がなくて済むような仕組み、仕掛けを何とか導入していきたいというふうに考えているところです。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  今のところを若干補足させていただきたいと思うんですけれども、中教審の中でも市長が委員として参加されているのが2つ、3つございまして、学級規模ですとか、あるいは教員の定数とかですね、それから教員の資質能力向上の特別部会とかっていうことで市長が委員として出ておりますけども。その中でも、今、小・中一貫というのはそれぞれの市の独自の施策になっておりますけれども、先ほどの教育長のお話では、それが文部省がオーソライズされて全国的な展開をしていく方向も見えてきたということ。
 それから、教員の配置でいえば、今、部会の中で問題になっているのは、学級規模の、今後3年生以上の部分もございますけれども、やはり教員の多忙化の中で、やっぱり校務支援の強化が必要だろうと。例えばスクールソーシャルワーカーですとか、スクールカウンセラーとか、それぞれ東京都の予算、あるいは市の独自の予算で今そういった補充もしているわけですけれども、そういったことを国が積極的に取り組んで、業務のスリム化、研修のスリム化、そういう中で、学校の教員が授業の中により集中できるような環境整備も必要ではないかというようなことですとか、小・中一貫でいえば、コーディネーターの部分で強化ができないかというようなところが議論されて、三鷹市長もそういう主張をしているところでございます。
 それから、川上郷自然の村のあり方検討の件でございますけれども、これは昨年度末、平成24年3月に三鷹市の行財政改革アクションプラン2022というのが市全体として定まりまして、たしか七、八十項目の検討課題が掲げられておりますけれども、そのうちの1つに、市保有の宿泊施設のあり方の検討ということで、この川上郷自然の村と箱根みたか荘の今後のあり方というのが重要課題として載ってきました。
 これは、箱根みたか荘はもう30年目、それから川上郷自然の村も22年目ということで、相当施設自体が老朽化していることで、今後の施設更新経費ですね──耐震も含めて、配管等も含めて、今後相当な経費が想定されるということもございます。それから、ランニングコストで見ても、今、川上郷自然の村では年間約1億3,000万円ぐらい経費かかっておりますけれども、使用料・利用料の部分についてはほぼ半分の6,000万円ちょっと、6,500万円程度ということで、その残りは市の持ち出しということで、指定管理料で行われている。箱根の方もやはり五、六千万円、市の持ち出しで行われている。
 それが今の市税の動向、財政状況を踏まえて、そういったことが今後も維持可能なのかどうなのか。もともと旅館業というのは官民競合施設でございまして、今26市を見ても固有の施設を持っているというのは、校外学習でいえばもう3分の1以下になっているだろうと。ですから、自然教室の意義というのはもちろん、私どもも持っているわけですけれども、それが今みたいな固有の施設で、拠点方式でやらなければできないものなのかどうなのかということも含めて、そういった自然教室のあり方、それから市民サービスのあり方、いろんな利用情勢もありますけれども、そういったことも含めて、トータルで──別に廃止ありきではございませんけれども、有効利用ということも含めて、利用状況、経営状況もかんがみながら全庁的なプロジェクトということで、教育部、市民部、それから企画部も、健康福祉部も入って検討していこうと。
 今の指定管理者の指定期間が平成25年度が満了ということですので、今年度、平成24年度には一定の方向を出していきたいなと。いろんなことを、さらにそれを受けて検討していくのが平成25年度という形になろうかなというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。このアンケート、保護者のアンケートですから、実際、実態が、学力の問題がどうだったのか。あくまでも保護者が感じた点でやっていくっていうのがありますよね。その辺で教育委員会としては厳しいというの、出ているんですが、実態は厳しいという結果が出たけども、教育委員会としてはこうだというものがおありならば、お答えいただきたいと思いますし、別に東大が悪かったわけ──ここには東大の方がいらっしゃるかどうかわかりませんが。ここ以外にもいるみたいですけども、東大がというのがあるかどうかわかりませんけども、別に次回は早稲田にするとかいうことじゃないとは思いますけども、その辺、この結果を教育委員会としてどう判断といいましょうか、認識しているのか。
 例えばこういう結果が出たけども、保護者の方には、こうなんですという、そういうアンケートに対する返しがあるのか、持っておられるのか。あるならば、それはきちっと出さなければいけないと思いますし、その辺どうお考えなのでしょうか。
 それから、12ページのところにも、やはり教師の多忙化。交流、先生が中学校に行ったり、小学校に行ったりという忙しさもあるけども、やはり会議が多いというのが出てますね。校内での会議のほかに、自分の学校の会議のほかに、小・中一貫の関係の会議、コミュニティ・スクール関係の会議ということで、勤務時間外に会議を持たなくちゃならないというようなことで、これは前々から、新たに書かれていて認識してるわけじゃないんですけど、前から言われていることなんですけど、それでパソコンを持たせたっていうことがあったんでしょうかね。そう短絡じゃないと思うんですけども。
 じゃあ、果たして機械がそれに対応できるかっていうと、教育ってのは子ども相手ですから、やはりそれぞれが顔と顔を合わせて子どもの問題を検討するってことが大切なので、それをIC、パソコンっていうわけにいかないんだろうというように私は思うんですが、この辺はどんなふうに今後ですね、先生が忙しいという中で、三鷹の場合には小・中一貫、これからも進めていく、国もここを、光を当ててるみたいですし、そうなると、ここは三鷹市としてはどんなふうに教育委員会としてお考えになっているのか、お答えください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  最初の1点目の保護者アンケートの結果を踏まえて、今後、教育委員会としてどう対応していくかということでございますけれども、確かに私ども、非常に厳しいアンケート結果であるけれども、それは当初スタートするときにもある程度想定できた結果なのかなと思っています。それはなぜかといいますと、小・中一貫が全市展開をして4年目ということですけれども、このアンケートを見ても、率直に出ているのは、比較的肯定が多いのは小・中学校の教員の相互理解が深まったとか、あるいは子どもたちの健全育成に効果があったというのが90%近いわけです。
 それは学校にコミュニティ・スクール委員さんを初め、地域や家庭の方がいろいろ入ってきて、ボランタリーにかかわったり、あるいは学校の点検・評価を通じていろんな意見を学校にストレートに言う機会がふえたということで、そういった連携が一層強まったということで、そういう交流なり理解が深まったというのは、割と比較的結果として出やすい。やっぱり9割まで、そこまで到達している。
 ところが、学力とか問題行動が、じゃあ、この4年間ですべて今までの課題がこれで払拭できるかというと、先ほども言いましたように、コミュニティ・スクールというのはもうちょっと仕掛けの大がかりなといいますかね、最終的にはもちろん学力というのも1つの重要な要素ですけれども、子どもたちがやっぱり地域のかかわりの中で安心して授業を受けて、みずから考えて、意欲的に学んで、学習習慣もついて生き生きとしてくれれば、それはやはり学力というものも、やはり勉強にも集中して伸びてくるだろうと。
 そこは先生が習熟とか、子どもの状態に合ったきめ細かい指導をしていけば、それはいずれ結果として私どももついてくるだろうという確信を持っていますけども、ただ、今の現在では、やはり保護者の方も、去年、おととしの子どもの成績が今一気に50点の人が70点になったとか、そういう目に見える形での画期的な成果というのはまだまだ生み出していない。やはり、今までが悪かったということではなくて、今のこの状態を継続して、さらに学力の向上に結びつくような改善をさらに集中的に、私どもは今後の重要目標として小・中一貫を掲げてやっていかなきゃいけないなという認識はしてますので、それを受けて、また来年のこの検証報告に反映できるように、結果としてあらわせるように努力を続けていきたいというふうに考えております。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  時間外、会議等のことなんですけれども、大分会議の回数とか、実施するべきものの精選というのは各学園で図られてはきました。その結果、実際に顔を合わせて行わなければいけない会議とICTを使って、そこで情報交換をする形で済ませられる会議というのの、学園、学校の中でのすみ分けというのは大分進んできたというふうに考えています。
 今後は、そうはいっても、学校の先生方の多忙感というものを軽減していくということは必要なことだろうと考えております。その中でさらに必要な事項、つまり会議として必ず顔を合わせなければならないもの、それから、そうでないものといったところをきちっと仕分けをするとともに、そういう中で子どもたちときちっと指導ができる時間を十分につくり出していきたいというふうに考えています。


◯委員(森  徹君)  これで終わりますけども、やはり多忙感の解消というのは、先生の健康の問題とか、いろいろそれは大切です。それは当然です。と同時に、多忙感があるということが子どもに影響が出ないということ。やはり、先生たちが非常に健康な体と──心身ともにですよ、充実した毎日を暮らせるということが、それは子どもたちにも出るわけですから。これは、私は小・中一貫をすべて否定している立場じゃありません、今までも。しかし、これが三鷹の現場の先生や地域の保護者や、そこから出た要求ではなくて、行政側が小・中一貫ということでスタートしたところに、まだまだそこの一体感といいましょうか、難しさがあるんだろうというふうに思います。
 やはり最も大切なのは、先生が子ども一人一人の目を見て教育のできる、私は少人数学級だという立場なんですね。これはヨーロッパなんかでは、20人とか、25人とか、そういう形で行われてますし、アメリカでもそうですし、そういう点では日本はここの制度はおくれてるのかなというふうに思います。という点で、この大変な中で、やはり子どもたちのための教育を進めていくという点で、このアンケートをしっかりと受けとめて取り組んでいただければと思います。
 それから、やはり建物をつくると、どうしてもランニングコストとかついて回りますよね。今、市が進めようとしている施設もランニングコストも非常に心配です。箱物をつくると、それ、ついて回ります。と同時に、教育の場合には、それは1つ、見直さなくちゃいけないんですけども、子どもの場合には未来への投資ですからね、それもあわせて検討されなければならないだろうと。
 それから、例えば、みたか荘みたいなところは、やはり今まで頑張ってこられた市民の皆さん方、高齢者の皆さんに対する福祉の側面ってのがあるわけですから、ただ収支だけで見ることはいけないんだろうと。お金が大変だったら、大型の公共事業も見直しが必要だろうということも述べて、質問を終わりにします。ありがとうございました。


◯委員(川原純子さん)  それでは、私もちょっと小・中一貫教育校のことでちょっと質問させていただきます、最初に。私も立ち上げのときから議員として見させていただいてきまして、こういった今、全7学園の評価・検証報告というものも、いつも目を通させていただいております。先ほど来お話がありましたけれども、やはりこういう形として、この範囲内でというか、報告を現場の先生方等々が書くとなると、もう大体がやはり決まった範囲内でおさめなくちゃいけない状況だと思うんですね。
 ですので、一番やっぱり大事なところは、現場の先生方の生の声と、また、それから実際の課題というものをきちんと記録なり何なりとってあるのかどうか。それと、やはり私が思うには、教育というのは長い目で見ていかなければ結果というのはあらわれませんので、確かにずっと経緯を見ていくと、いい方向に進んでいるということはよくわかっているんですけれども、ただ、やはり子どものための教育、この小・中一貫教育校ですので、本当にいい方向へ進めさせるためにも、ここの書面にはあらわれない、書けない、そういったこともきちっとやはり継承していくというか、つなげていくということが大事だと思うんですが、そういった記録とか何かはあるのかどうか。それをまた、要するに担当の方たちというのは4月にかわったりとか、また定年になられたりとか、そういったこともありますので、長い目でこの三鷹市の小・中一貫教育校の成果というものがきちっと継承されていくのかどうか、どのような形をきちっと記録で残されるのか、それをちょっとお聞きしたいと思います。
 それと、あと、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成、これ、最重点施策になっておりますけれども、本当に私としても、意欲ある三鷹にふさわしい教員の配置を進めるための、こういった内容というのは理想的だと思うんですが、この、みたか教師力養成講座、この充実を図りますということですが、どうしても教員の先生方に関しましては都の管轄でございますので、どのぐらいまで三鷹でいい先生をと言ったら申しわけないんですが、実力のある、せっかく教師力養成をした先生方を三鷹でとどめておくことができるのかなということを、ちょっとお聞きしたいのと。
 それから、あと、この小・中一貫教育校になりまして、学園によっては解消されたということは、私もちょっと個人的には聞いたんですけど、やはり保護者の中からは、若い先生が固まってしまっているだとか、年齢に関係はないのかもわかりませんけれども、やはりバランスのとれた教員の先生方の年齢というか、若い先生ばっかりではなくて、中にはキャリアの先生もいたりとか、そういったバランスというものはどういうふうに配置をされているのか、それもちょっとお聞きしたいと思います。
 それから、あと、子どもの安全・安心の確保、これも最重点施策になっていますけど、防災教育はもちろんなんですけれども、昨今、通学路の点検ではないですけど、これは三鷹市においても地域安全マップ等もやっていることはわかっているんですが、通学に関しまして、暴走車というか、車が子どもたちの列に突っ込んできたりとか、そういった悲惨な事件が今、後を絶たないような状況ですけども、そういった危険を予測するとか、回避するといった、そういったこともこの中に入っているのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 最後にですが、先ほどの学校給食の件なんですけども、本当にこれも私も聞いていて、パンの件ですが、髪の毛一本たりともあったとしても、子どもの健康面に関することですのでね。私、髪の毛があるってことは、それこそふけだとか、変な話ですけど、普通はきちっと帽子をかぶって調理っていうのはするはずですし、何で髪の毛が入るのかってことは、私は許せないなと思いますけど、衛生上、非常に心配でなりません。東京都が提携している業者であるってことなんですけども、もっと厳しくこういったことを三鷹市として言っていらっしゃるということを先ほどおっしゃいましたけど、どうして、もう少し、年に二、三件もあるような、こういう状況が続いているのかっていうことが回避できないものなのか。この点に関して、もう一度きちっと答弁をお願いしたいと思います。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  評価・検証報告書の中で、現場の生の声等も含めた記録はどうなっているのかという御質問がございました。基本的には、各学校の中で、先生方からもすべて、アンケート調査等も含めて調査をしているところです。これ、教育委員会がということではなくて、学校の自己評価として、先生方が実際にこれをやってみてどうなのかといったことについて、自由記述等も含めてしています。それにつきましては各学校で、学校評価という形ですべて記録にして、1つは職員会議等の中で検討等を進めていらっしゃるということです。
 また、市全体に係ることにつきましては、さまざまな会議ですとか、校長会含めて、そういう会議の中で私たちの方にも入ってきて、どう改善していくのかということ、あるいは、学園単位のことであれば、コミュニティ・スクール委員会の中でそういったテーマにつきましては話がなされているということでございます。


◯指導課長(松野泰一君)  2点についてお答えをいたします。まず、三鷹市にふさわしい力のある教員をどの程度確保できているのかというお問い合わせですが、東京都の職員である学校の教員を配置するに当たっては、やはり東京都の教育委員会人事部が新規採用も、それからベテランの異動もすべて取り扱っています。ただ、その中でコミュニティ・スクールの制度を活用した学校運営協議会の意見具申によって東京都の教育委員会もその人事についての意見を、反映をしてくださる部分もあります。また、コミュニティ・スクールには、コミュニティ・スクールの教員の公募制度というのを東京都が用意しておりまして、それによっても、希望する教員については三鷹市で異動することができるということになっております。
 この教師力養成講座の卒業生といいますか、講習を受講した者については、学校運営協議会からの意見具申ということで、東京都教育委員会に採用していただけるようにお願いをしているところです。力のある、本当に欲しい教員については、ぜひこの教員を三鷹に回してくださいということをお願いして、何人か三鷹市に採用することができています。ただ、特に中学校は教科の問題がありまして、その教科の教員があいているか、あいていないかということによって、採用できる、できないもありますので、すべてというわけにはまいりませんけれども、力のある教員をできる限り今後も確保してまいりたいと考えております。
 また、若い教員が偏っているというのは、これは三鷹市、あるいは一部の学校ということだけではなくて、今の東京都、特に小学校は毎年2,000人、ベテランの教員が退職し、新たに新規採用の若い教員が2,000人入ってくるという状況が毎年続いておりますので、どうしても若い教員が多くなるという状況はございます。ただ、こちらが人事上各学校に人員を配置する際には、先ほど質問委員おっしゃったように、バランスというものを第一に考えておりますので、ベテランばかり、それから若い教員ばかりということにならないように、今後も配置をしてまいりたいと考えております。
 それから、防災教育、通学路の安全について御質問をいただきました。おっしゃるとおり、やはり子どもたちが危機を回避する能力ということについては、このときはこうするということを一々全部教えるということではなくて、やはり子どもたちが危機を予測して、それを回避する力をつけていくということが重要でございます。これは防災の観点から、あるいは交通安全の観点からも、子どもたちの中に安全教育という形で指導を続けているところでございますので、引き続き子どもたちの安全については取り組んでまいりたいと思っております。私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  学校の給食で、先ほどパンについて異物混入、髪の毛などが絶対にこれはあってはならないんではないか、回避できないのかということでございます。絶対に回避できないのかということでございますけども、これは本当はあってはならないことだというふうに私どもの方も思っております。ただ、年間1回の給食、例えばパン給食が週に1回あったとすると、1回で、三鷹の子ども、児童・生徒、1万人以上おりますけれども、年間にすると何万個、数十万個納品していただいていると思います。その中で、こちらもできるだけ検収には努めておりまして、他の給食、学校給食は衛生管理は病院給食と並ぶくらいに厳しくやっているというふうに自負はしておりますけれども、それでも年間何回か出てきてしまうというのは、こちらとしても大変残念なことなんですけれども、先ほど言いましたように、出てきたときには、一本一本、そのパンを業者の方に返品いたしまして、原因を究明してもらいまして、業者の方でも、もちろん帽子、キャップ、白衣などをして、さらに調理をする前には必ずローラーをかけてもらう、衣服に、髪の毛などは本当にないようにしてもらっています。
 私どもも、先ほど言いましたけれども、栄養士や事務局の方と、事故がある場合には、そちらの業者の方に現場を見に行かせていただいております。そちらの方で何か衛生管理上問題があれば、こういうふうに改善してもらえないかというふうなことは要望しているところです。そういう要望をいたしまして、この業者も1年間全く1回もないというふうなこともございます。それから、一、二回続いてしまうということもございますけれども、これは今後もぜひないように、1回もないのが一番いいわけでございますので、そのような取り組みは今後もずっと続けていきたいと思っております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(高部明夫君)  通学路の安全の部分でちょっと補足させていただきたいと思いますけれども、京都の亀岡市の事故もございまして、私どもも通学路の安全点検ということで、5月のあの時期に全校調査をしました。その結果、今ちょっと詳細なデータはないですけど、たしか7校から13点ほどいろいろな改善要望がございまして、例えばガードレールの整備ですとか、歩道の拡幅ですとか、あるいは信号で待っているときに子どもがあふれて車道の方に出てしまうとかですね、やはり何点かそういう箇所がございましたので、そのところは集約をして、道路交通課、あるいは警察、関係機関に改善要望を提出しているところです。引き続きそういった安全点検はしっかりやっていきたいというふうに考えております。


◯委員(川原純子さん)  済みません、パンに関しましては、本当に1回たりともあってはならない。ないのが当たり前なことなわけですから、これに関しては、私は、東京都ともよく話し合いをしていただきまして、なぜこういったことが続くって、1年なかったこともありましたというんですけど、そんなのは当たり前のことであって、これが二度とないように。子どもが見つけたからまだいいものの、体の中に入っちゃったらと思うと、本当にぞっとするような状況でございますので、衛生管理上に関してはうるさいくらいに、三鷹市は本当にうるさいというくらいしっかりと言っていただきたいと思います。
 それと、あと、先ほどの小・中一貫教育校の件ですけれども、各学校ではそういうふうな形で取りまとめをされていると思います。ですけど、やはりトータルで三鷹市の7つの学園が、先ほども言いましたように、教育というのは20年後、30年後、そういった長期にわたって教育の検証というのは出てくるわけですので、そのときに三鷹のこの小・中一貫教育校がどういう成果だったのかって、子どもたちが大人になったときの実証、検証ということもありますので、それを見据えての小・中一貫教育校ですので、各学校にばらばらでわかっているっていうんではなくて、トータルでやはりきちっと記録なり何なりとっておくってことが必要ではないかと思いますが、その点、もう一度お聞かせいただければと思います。
 あとは、先ほど部長の方から通学路の件に関しましても御答弁ありましたけれども、本当に子どもの命、安全というものをしっかりと三鷹の教育の方としても守っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。じゃあ、ちょっと御答弁、お願い申し上げます。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  ただいま御質問をいただきました7つの学園、トータルとしてという形で検証のための記録の残し方ということで御質問をいただきました。先ほど言い方がよくなかったのかもしれないですけど、学校でっていう形のものというのは、決して学校単位でとまっているということではなくて、さまざまな形で学校評価の結果、それを今度学園の評価にし、そしてCSの評価にしっていう形で、それぞれの検証した結果といったものにつきましては全部残るような形で、今後とも進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願い申し上げます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。こちらは58ページから後ろにアンケートについてデータが出ております。私のうちにも義務教育学齢期の子がいまして、このアンケートを実際に配られたのを拝見いたしました。アンケートをつける側の立場に立って考えてみますと、どうも肯定的にとらえやすい設問というんでしょうか、どちらかといえばそう思うというところに丸がつけやすい形になってるんですね。
 ということは、否定的な意見を言っている方々っていうのは、本当にコミュニティ・スクールのことを見た上で否定的な意見というか、丸をつけている方々が多い。否定的な部分にこそ物事の真実がここにはあるのじゃないかというアンケートではないかと感じました。そういった意味で、設問の仕方、例えば59ページですと、進むというのが、これ、肯定的な質問ですけども、否定的な質問にすると、またどちらかというとそう思うがふえるような設問がされて、それがアンケートの答えに反映される可能性があるんですけれども、そのあたり、今後何か考えるところがあれば、お聞かせいただければと思います。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  こちらの設問についてということなんですけれども、難しい御質問をいただいたんですけれども、基本的にコミュニティ・スクールについても、それから小・中一貫教育についても、幾つかの先行事例の先行調査が研究分野でありまして、そのところで使われている文言を基本的には使いながらやらせていただいたところなんです。確かに委員がおっしゃるとおり、否定的なところにこそ本当の真実という部分があるんではないかといったことは、私どももこの実際調査している上で感じている部分は当然ございます。これで肯定的が多かったからよかったとか、そういうことではなくて、今後どこが課題なのかといったこと、これでまた分析をさせていただきながら、より実践に生かせていければなというふうに考えているところです。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。我々議員も、もちろん保護者の皆さんもそう考えているところですので、よりよいコミュニティ・スクールをつくっていただけるように頑張っていければと思います。ありがとうございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに御質問ありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、以上で本件に対する質疑を一たん終了いたします。
 それでは、休憩します。
                  午後2時40分 休憩



                  午後2時42分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  それでは、お手元に配付しております各部の運営方針と目標、その17ページをお開きください。文教委員会の所管にかかわる項目として、私ども生活環境部の事業は1点です。この17ページの一番下です。4番目の公会堂の整備及び公会堂別館建てかえ事業の推進でございます。こちらは、コミュニティ文化課の事業でございます。午前中にも御審議いただきましたが、平成25年1月末を目指しまして、公会堂は耐震補強とリニューアル、別館は建てかえ工事を継続して行っております。また、この夏から受け付け開始に向けてホール及び会議室等の使用料の改定を行います。さらに、秋以降に公会堂ホールと別館を含めました全体の愛称を募集いたします。オープンにつきましては、来年の3月を予定しております。なお、これらの工事によりまして耐震性の確保、バリアフリーへの対応、施設機能や利便性の向上、施設の長寿命化などの改善が図られる予定です。説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、じゃあ、1点、先ほどちょっと触れさせていただいたんですが、今後の公会堂、先ほど特色あるというか、「8時だョ!全員集合」の聖地というか、いろいろな惜しまれつつ今回閉じたという報道もありまして、これからこの愛称の募集、公募という部分におきまして、どういったスケジュールというか、またイメージ。それから、こういった部分、お子さんとか、どれぐらいの市民の年齢層に向けて公募をかけていくのかっていう形。また、例えばマスコットキャラ的な部分とかも考えているのかっていう部分。そうですね、あとはネーミングライツ的な考え方、以前ちょっと委員会等でも聞いたことがあるかと思いますけども、その辺も教えていただければと思います。


◯生活環境部調整担当部長(山口亮三君)  愛称募集の概要といいますか、スケジュールとしては、一応秋ということで想定しておりますので、9月、10月ぐらいを想定しております。具体的には、恐らくこれ、広報中心のPRになろうかなと思います。ただ、委員さんの方からもお子さんへ向けたPRというお話もありましたので、少しその辺については具体的に検討してみたいなというふうに思ってます。
 それから、ネーミングライツについては、今のところ考えておりません。いただいた愛称を使って、広くそれを浸透させていくということは考えておりますが、それで一定のお金をいただくというようなところまでは、現在のところ考えておりません。以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。いろいろな可能性というか、幅広く研究していただいて、引き続き三鷹の顔となるような公会堂を中心とした機能になりますように御要望させていただきまして、質問を終わらせていただきます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で質疑を終了したいと思います。
 休憩します。
                  午後2時47分 休憩



                  午後2時48分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 4、管外視察について、視察日程について議題としたいと思います。
 休憩します。
                  午後2時49分 休憩



                  午後2時57分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について確認いたします。視察日程については、第1案を10月31日から11月2日までの3日間、第2案を10月24、25、26日といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認いたします。
 また、視察候補地とその目的の申し出については、6月21日まで、資料を添えて事務局までお願いしたいと思います。よろしいですね。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認いたします。
 続いて5、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については議会閉会中の継続審査を申し出ることを確認をさせていただきます。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認させていただきます。
 6、次回委員会の日程については、本会議の最終日ということにいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 7、その他については何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で本日の文教委員会を終了といたします。ありがとうございました。
                  午後2時58分 散会