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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年文教委員会) > 2012/03/09 平成24年文教委員会本文
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2012/03/09 平成24年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。それでは、よろしくお願いいたします。委員会を再開いたします。
 議案第1号 三鷹市教育振興基金条例、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 それでは、議案第1号 三鷹市教育振興基金条例について御説明をいたします。条例の趣旨につきましては既に市長より御説明をしておりますので、本日は審査参考資料の1ページに基づきまして御説明を申し上げます。
 初めに1の概要をごらんください。三鷹市教育振興基金は、寄附が生み出すまちづくりの推進を図るとともに、学校教育の充実及び生涯学習の推進を目指して行う教育振興に資する事業の財源に充てるものでございます。ここでは「施設の整備を除く」とありますが、学校の建てかえなど、施設整備につきましては、まちづくり施設整備基金を活用しておりますので、除外しているものでございます。
 次に、基金の活用と今後の取り組みについてですが、基金の活用につきましては、一たん基金に積み立てることとなりますが、その活用に当たりましては、寄附者の意思に沿った活用を図ってまいります。三鷹市では、まちづくりを応援していただける方からまちづくり応援寄附金といたしまして寄附金を募集しているところですが、教育振興基金の創設によりまして、教育の振興につきましても寄附のメニューとして提示をし、幅広く基金の募集を行っていきたいと考えております。
 また、将来的な拡充の方向性といたしましては、学校からの提案による基金の活用など、より積極的な活用策についても検討を進めてまいります。あわせて、基金活用委員会など、基金の運用、活用に係る委員会を設置することも検討課題であると考えております。
 なお、基金の積み立て、元金の積立金につきましては、別に補正予算の議案として審査をお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました、これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。私から三鷹市教育振興基金創設についての質問を1点だけさせていただきます。
 第3条の2で、基金に属する現金は、必要に応じ、最も重要かつ有利な有価証券にかえることができるとありますけれども、現在この可能性は、有価証券にかえるということはあり得るのでしょうか。想定される有価証券というのはどういうところを指していらっしゃるのか、教えていただきたいということと、基金の活用の際、広報はどのように考えていらっしゃるか、ちょっと教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  三鷹市におきましては、基金、幾つか設置をされておりますけれども、基金の運用につきましては、企画部が所管をしておりまして、他の基金とあわせて、一番こうした有利な方法で保管すると、また有価証券にかえることができるという規定もございますので、そうした状況をいろいろ判断しながら今後検討されることと思います。
 それから、広報ですけれども、広報につきましては、教育委員会では「みたかの教育」という広報紙もありますし、また市の広報の中で、まちづくり応援寄附金としていろいろな寄附の募集、過去にも広報を使って募集しておりますので、そうしたさまざまなツールを活用しながら、広報の充実に努めていきたいと考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。ほかの基金の条例にも同じような文言で書いてあるので、本当に安全な形で運用していただけるとは思うんですけれども、とりあえず今のところは貯蓄という形にはなっているかと思いますので、今、金融が結構不安なところがありますので、決して、安全なところを選んでいただいて、うまく運用していただければと思います。
 あとは、こういった基金での取り組みということは本当に非常にいいことだと思っております。寄附された方のお気持ちを考えて、活用についてはこういうふうに使っていますという形でまたお知らせをしていただくと、またさらにふえていくのかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。


◯委員(川原純子さん)  1点だけお願いします。三鷹市教育振興基金についてお聞きしたいんですが、今まで三鷹市に、ぜひ教育に使っていただきたいということで、教育に関係することに使っていただきたいということで三鷹市に寄附をされてきた方々がいらっしゃると思うんです。そういったことから、今までは、そういった、こういった基金に対しての、今回こういう振興基金条例ができましたけれども、それまではそういったものがなかったことから、三鷹市民にとって有効な使い方をされてきたと思うんですが、これまで、要するにどのぐらいの寄附というか、教育にぜひ使っていただきたいといったことがあったのか、教えていただきたいと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  過去にも、質問委員さんお話しのとおり、寄附はありましたけれども、最近では、昨年度、ちょうど1年前ぐらいになりますけれども、市内の企業の方から100万円の寄附ということもございました。その際には、寄附者の意向が中学生「東京駅伝」、残念ながら震災の影響で昨年度中止になりましたけれども、それと中学生の部活動のためにというようなお申し出がありまして、東京駅伝に向けてウインドブレーカー、購入させていただいたりしたところです。
 そのほかにも、図書館の管理運営に使ってほしいということで、2万円の寄附があったりとかございますので、そういった寄附者の意向が反映できるような形で、目に見える形でそうした活用がなされるようなあり方を考えているところです。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。本当にこういったことが、きちんと教育振興基金条例ができれば、寄附者の意向が反映されていくと思いますので、ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。よろしくお願いします。1つ、目的及び設置というところで、学校教育から生涯学習教育ですか、すごく幅が広いんですけれども、例えば今までの基金ですと、環境基金ですとか国際交流基金とかというのは、ある程度場所が決められて、例えば市役所に持ってくればいい、国際交流に持っていけばいいとかとあると思うんですけれども、学校教育ですと学校、あるいは生涯学習ですと、例えば社会教育会館とか、ほかにも市役所とか、受け入れ窓口が非常に広いと思うんですね。これは、PRの中でするんだと思うんですけれども、どのような方法で、どこで受けるのかというようなことがちょっと不明確なので、どこでも受けるのか、あるいは、市役所でないと受けられないのか、その辺のところを1つお聞きしたいと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  今でもまちづくり応援基金というような形で一応受け付けの窓口は相談・情報課になっておりますが、当然各所管の課の方にお話がある場合もありますし、そこは柔軟に対応しているところです。
 また、御質問者の趣旨というのは、やはり各、例えば職場にこういう基金があって、こういう寄附を受け入れているということを周知徹底すべきだという趣旨も含まれているんだと思うんですけれども、ここでお認めいただいて、基金が創設された際には、きちっと各所管にもそうした内容を周知をいたしまして、徹底を図ってまいりたいと考えます。
 また、例えば学校で寄附をしたいというお申し出がありましたら、その場で、額にもよると思うんですけれども、現金なのか、小切手なのか、いろいろあると思うんですけれども、適切な方法で、一たんお預かりすることになりますので、そこできちっと市の歳入に入れて積み立ててという形になりますので、そこは適切なあり方といいますか、あと、手法を今後も十分考えていきたいと考えています。


◯委員(吉沼徳人君)  寄附者のやっぱり意思と、それから、手数のかからない方法で寄附をいただけるような方法を御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。


◯委員(森  徹君)  市民の方、また企業の方の寄附というのは、寄附を自治体が、三鷹市が受けた場合に、その寄附者の趣旨に沿ってそれを生かすというのは当然ですね。今回この教育に関する条例を改めて設けたというのは、この条例に至った経緯ですね、先ほどの説明で100万円の寄附が寄せられたということも紹介されましたけども、この条例を制定しようというふうに至った経過といいましょうか、目的といいましょうか、この辺の背景について1つお聞きしたいと。
 それから、このような条例、周辺市のみならず、そういう条例を設けているところがどういうところがあるのか。
 それから、この10年間と言わず、5年間ぐらいの間で、教育に関して三鷹市に対する寄附がかなりふえてきているのか、そういう背景でこういう条例を制定したのか、その3点についてお聞きします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  初めに寄附の設置の背景、趣旨なんですけれども、御案内かと思いますけれども、平成20年度の税制改正によって、平成21年度の適用分から個人住民税の寄附金税額控除が拡充されたと。これを契機に、いわゆる当時はふるさと納税と呼んでいましたけれども、納税というのは正しくないと思うので、今はふるさと寄附金というような名称で一般的に、いわゆるですね、使われているようですけれども、全国的に広まったということです。
 三鷹市においても、まちづくり応援寄附金としてのそうした寄附のあり方ということで、寄附文化の醸成、寄附によるまちづくりということを進めているところです。
 そうした中で、やはり教育、学校教育、生涯学習に対するそうしたニーズといいますか、そうしたこともあるだろうということで、今まで基金に該当したようなメニューを提示しておりましたので、教育はどうしてもその他みたいな扱いになっておりましたけれども、やはり教育というものをしっかり出して、メニューの1つとして出して寄附を募っていきたい。これが背景、目的でございます。
 また、ふえているかという質問ございましたけれども、特にふえているという状況はありません。これが、やはりPRの仕方といいますか、今申し上げたような理由も1つと考えられますので、今後は基金を整備し、寄附を募っていきたいと考えているところです。
 それから、周辺市といいますか、近隣市の状況ですけれども、多摩26市の中では3市が教育振興基金というような名称の基金を持っております。しかしながら、中では、それぞれ活用の方法等もさまざまでございまして、いわゆる学校施設の整備のための積み立てがメーンになっているところとか、あるいは、特色ある教育活動への支援ということで使っているところもありますけれども、それぞれ、成り立ち、経緯、活用方法も違います。三鷹市の場合には、たとえ少額であっても、そうした寄附者の意向が目に見える形で反映できたらいいなと考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  はい、わかりました。その3市というのがもしも御紹介いただければと思いますけども、それが1つと、今やはり教育の問題では、例えば駅なんかであしなが育英という形で募金を訴えていますよね。それから、非常に不況の中で、親が職を失うと。そうすると、高校に行っているお子さんもやめざるを得ないとか、大学に行けないとか、そういう背景がありまして、そういう中では、貴重な個人の寄附も含めて、企業の寄附というのも、非常に、そういうところに社会的な責任という点で大きいと思いますので、そういうものも期待をして、こういうものが市民的にも知らしめていくといいましょうか、ということで、この寄附が集まることを期待しております。3市の紹介があればと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  3市につきましては、昭島市、羽村市、東久留米市の3市になります。


◯委員(渥美典尚君)  お願いいたします。ちょっと今までの委員の寄附者の意思に関する部分に重なる部分があるんですが、例えば寄附者が幼稚園のために使ってください、小学校に使ってください、中学校に使ってください、あるいは図書館の蔵書をふやすために使ってくださいという名目で寄附されました。それが一たん基金に入って、その意思、寄附者の意思が、基金から出費された場合に、そのまま反映されるのかというのが、ちょっとどのような仕組みになるのかなと思うところなんですね。例えば100万円入りました。一遍に100万円、例えば図書館の蔵書に使っちゃえばわかりやすいんですけれども、今回10万円、じゃあ、残りの90万円をまた図書館の蔵書に使えるようなシステムになっているのか。もしなっていないとすると、寄附者の意思にちょっと期待に沿えない、沿っていない形になっちゃうのかなという部分もあるんですね。これ、ほかの基金でも同様のこと言えるかと思うんですけれども、そのあたりの見解をお聞きしたいと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  まず基金のですね、やはりこれは市への寄附ですので、一たんは基金に積み立てることになります。それから、歳出も一たんは基金の取り崩しということで歳出がありまして、個々の事業につきましては、例えばすぐに必要なものであれば、流用なり、補正、あるいは今ある範囲の中で使っていくような形で、仕組みとしては、一たん基金に積む、基金を取り崩す、歳入として個々の事業の経費を組むというような構造になりますので、そこは財政構造としてそうなっているということで御理解いただきたいんですが、問題は、やはりそれがきちっと寄附者の意向が反映されたような取り扱いがされるのかというところだと思います。そこにつきましては、基金の運用を管理するところは財政課ですけれども、十分な協議の上、それから、市の方針のもと、今回の教育振興基金はそうした形で使っていこうということは確認されておりますので、それは今後も運用していくといいますか、直接の教育振興基金の活用の方の所管である教育委員会含め、市としてきちっとそうした対応をとっていきたいと考えているところです。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。そうしますと、例えば寄附された方に、一遍に使わないで小分けに使うなりあるかと思うんですけれども、そのたびにこういうふうに使いましたという報告はされているんでしょうか。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  過去の例ですと、件数も少ないので、当然ながらそうした報告をしておりますし、先ほどどなたか、御質問委員さんありましたけれども、やはり何に使ったか、どういうふうな活用がなされたかというところをしっかり注視といいますか、フィードバックしていくことが次の新たな寄附を生むことにもなりますので、そこは十分に留意して、きちっと、その方だけではなくて、広く周知できるようなあり方を考えております。


◯委員(渥美典尚君)  はい、ありがとうございます。ほっとベンチみたいに、寄附がはっきりわかる形だと寄附しがいがあるというのが市民感覚だと思いますので、その他の寄附に関しても同様のものが何かつくれればいいなと思っております。名前を出せというわけではありませんけども、実感として寄附してよかったなというシステムがつくれればいいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で本件に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時54分 休憩



                  午前9時55分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議案第9号 三鷹市社会教育会館条例及び三鷹市立図書館協議会条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  資料に沿いながら御説明をさせていただきたいと思います。
 まず私の方から、これまで議案上程の際に市長より提案理由を述べさせていただきました公民館の運営審議会並びに図書館協議会の委員の委嘱並びに選任につきましては、これまで──資料的には7ページをお開きください。7ページの新旧対照表、これ、社会教育法の新旧対照表になっております。これまで公民館の運営審議会の委員につきましては、下の旧条文によりますと、学校教育及び社会教育の関係者等云々、そういう経験のある者の中から教育委員会が委嘱をするという形で、この法に基づいて委員の委嘱を行っていたところでございます。
 去る平成23年の8月の26日に、この資料の、同7ページの資料の右端に、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律というものが公布をされたところでございます。いわゆる第2次一括法という形でございますけれども、その内容を見ますと、この上段に「新」と書いてありますように、旧法にありました規定がすべて削除をされまして、それは条例で定めるという内容が第2項の方で規定がされたところでございます。また、その際には、委員の委嘱を実際にする場合の基準については、9ページに委員の委嘱又は任命の基準を定める文部科学省令というのがございまして、そこを読みますと、下線の部分でございますが、省令で定める基準については、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から委嘱することとするということが、基準がございますので、この基準に沿って、ページ的には3ページですか、社会教育会館条例の第8条、公民館の運営審議会のところ、その後ですね、第9条の委員ですね、そのところに先ほど申し上げました基準を規定したところでございます。
 また、参酌すべき基準ということで例示をされておりますので、この参酌すべき基準というものが、いわゆる私どもの方ではある意味地域の特性に応じた委員も加味して構わないという内容でございますので、三鷹市としては市民参加と協働を進めているところでございますので、三鷹市独自の一般市民というものを加えさせていただいたところでございます。メーンはこの改正でございます。
 なお、附則のところにございますように、4月1日の施行のほかに、現任の委員さんにつきましては、この改正によって委員としてみなすという規定の改正もあわせて行っているところでございます。
 なお、同様な理由で図書館の協議会の委員についても改正をしたところでございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。先ほどの説明にありましたように、一般市民というものを入れたというのは非常にいいことだというふうに思います。この点については評価したいといいましょうか、思います。それで、一般市民の選出の方法ですね、これはどんなようなことで行われるのか。
 それから、社会教育会館ですね、こっちの方では8人なっております。それから、図書館の方では12人というんですが、その委員の割り振りというんでしょうか、振り分けというんでしょうか、この辺はどんなふうになっているのか、この点についてお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  市民の選出方法でございます。現在は、平成22年にいわゆる無作為抽出という形で一般市民の方にお願いをしている。そういう形も原則あります。ただ、難しい部分もございますので、一般公募という枠も現時点では生きておりますので、一般公募プラス無作為。原則は無作為で考えておりますけれども、現状難しい場合には一般公募という方法もとり得るということで考えております。


◯社会教育会館長(古谷一祐君)  現在の委員の区分の人数ということでございますけれども、現在、学校教育関係者、社会教育関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験者という4つの枠でございます。そのうち、学校教育関係者につきましては1人、社会教育関係者については2人、家庭教育の向上に資する活動を行う者につきましては2人、あと、学識経験者については3人という配分で、4つの区分にそれぞれ委員さんの人数を割り当てているところでございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  まず選出方法でございますが、図書館の場合には、特に選書等のこともありますし、それから、図書館という特殊、専門的な部分もございますので、一般市民枠2名となっているわけですけれども、1人は無作為抽出、1人は論文による一般公募という、この形をとってございます。
 それから、各区分の振り分けでございますけれども、社会教育会館とほぼ同じように、学校関係者が2人、社会教育関係者が2人、家庭教育の向上に資する活動を行う者が3人、学識経験のある者が3人、一般公募の市民枠が2人という、12名の枠になってございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。そうしますと、図書館の方はわかりました。それから、社会教育の方は、これでいきますと、一般市民というのが今後どんなふうに。先ほどの数でいうと、これで8人の枠が入るのかな。一般市民はお答えあったでしょうか。


◯社会教育会館長(古谷一祐君)  一般市民の枠でございますけれども、今年度改選が10月にございまして、そのときに改めて枠をつくろうということで、全体の配分については特に現在のところ定めはございませんので、調整させていただいた上で、1名の枠をつくろうというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  8人という、この以内となっていますから、現在のところは市民は入っていないと。その中で調整されるという形ですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。以上で質問終わります。


◯委員(渥美典尚君)  1点だけ。ちょっと大変細かい部分になります。5ページですね。改正後が第5条、改正前が第4条で、教育委員会というところに三鷹市が入っているか、入っていないかという部分があるんですが、この辺の意味合いというものを教えていただければと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  図書館の方はですね、5ページになりますけれども、「三鷹市教育委員会(以下「教育委員会」という。)」というふうになっていまして、第5条の方の教育委員会は読みかえているので、教育委員会というような、読みかえです。


◯委員(渥美典尚君)  わかりました。失礼いたしました。ありがとうございました。よくわかりました。


◯委員長(宍戸治重君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で本件に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時07分 休憩



                  午前10時09分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 議案第1号 三鷹市教育振興基金条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続いて、議案第9号 三鷹市社会教育会館条例及び三鷹市立図書館協議会条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第9号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時11分 休憩



                  午前10時35分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  それでは、教育委員会の行政報告という形でやらさせていただきます。お手元に資料がございますとおり、本日御報告する内容は4点ございます。そのうち、まず教育委員会の基本方針について、私と、それから担当部長の方から御説明をさせていただきたいと思います。
 お手元に資料1がございますので、ごらんいただきたいと思います。基本方針という単純な名称になってございますけれども、これは平成24年度の教育委員会としての基本方針でございまして、2月の教育委員会で決定したものでございます。昨年までの基本方針から比べますと、構成など、特に学校教育の分野は大きく変わっているところでございます。というのは、御案内のとおり、教育ビジョンの改定をしてまいりまして、今回の基本方針、教育ビジョン2022の構成に合わせてあるということで、教育ビジョンが大きく変わりましたので、それに合わせた内容になっているところでございます。
 それは学校教育の部分でございますけれども、生涯学習の分野では、これまたいろいろ御議論いただきました生涯学習プラン2022の内容とか、図書館等々での新たな施策の展開を踏まえた内容となっているものでございます。
 学校教育の分野では、ビジョンと内容的にも方向性は、今の時点から始まるわけですから、かなりダブっておりまして、ただ、教育ビジョンの内容を当該年度の取り組みという視点に立って絞って論じているところでございます。
 では、具体的な内容に入りたいと思いますけれども、1ページ目でございますけれども、基本方針の前文では、教育基本法の流れをうたった上で、三鷹市教育委員会といたしまして、教育基本法の実現に向けた責務を自覚しながら、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を柱としました学校教育の充実と、それから、生涯学習社会の実現に向けて、家庭教育・学校教育・社会教育との緊密な連携のもとに「学びの循環」の構築を目指して取り組んでいくんだという基本的な考え方が示されているところでございます。
 第1部、学校教育になりますけれども、これにつきましては、教育ビジョンにございましたとおり、人間力と社会力を兼ね備えた子どもの育成を目指して学校教育を推進しているという内容になってございまして、2ページ目に目指す子ども像、これも教育ビジョンの内容のとおりでございます。
 そして、学校教育の基本方針としましては5つの目標を掲げておりますけれども、この大きな目標についても、教育ビジョンの内容をそのまま取り入れているところでございます。
 まず目標I、地域とともに、協働する教育を進めますというところでございますけれども、1、コミュニティ・スクールの機能の充実ということで、これは最重点という位置づけで取り組んでまいりますけれども、保護者や地域の意向が学校運営に、より反映されるように取り組んでまいるということ。それから、学校関係者評価の充実を図っていくということ。そして、次のページになりますけれども、そのために、積極的な情報発信によりまして、学校支援者を拡大、組織化を図りながら、コミュニティ・スクールとしての充実を図っていくという内容になってございます。
 2番目の地域人材の育成と協働の推進では、こうしたコミュニティ・スクールがより発展していくためには、意図的・計画的に学校支援者の人材発掘と育成を推進していくという方向性を明記しているところでございます。
 なお、先ほどちょっと言い逃しましたけれども、こうした今回の基本方針に基づきまして、今回、3月議会で議論いただいている予算の裏づけのある実施計画をですね、また基本方針と実施計画という形でお見せをいたしますので、基本方針では主に考え方、方向性、こういったものが論じられているというふうに御理解いただければいいかなと思っております。
 では、引き続き、3番目、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備ということで、これも最重点施策ということでございますけれども、学校支援が組織的かつ継続的に可能となるよう、支援組織の法人化等の支援も含めまして、支援体制の充実をより図っていきたいということでございます。
 次に目標II、小・中一貫した質の高い学校教育を推進しますということでございますが、その1として、小・中一貫教育の充実と発展ということで、最重点ということで、小・中一貫の教育が、学園の教育活動が一層効果的かつ持続可能に運営できるシステムの構築を目指しまして、学園内の小学校同士の交流、そして、実質的な中身を決めます小・中一貫教育校の方の小・中一貫カリキュラムを、各学園、学校のカリキュラムの改善とともにきちんと進めていきたいということでございます。
 それから、市民に期待される公立学校としての小・中一貫教育の充実ということで、学園研究等において発達段階を意識した学習指導方法の工夫改善をしていきたいということ。それから、三鷹市の学習到達度調査を小学校第6学年と中学校第3学年で実施しまして、今やっている取り組みが本当に成果が出ているかどうかということを確かめながら前進していきたいという方向性でございます。
 それから2番目、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実ということで、学びの連続性、系統性を明確にする中で、もちろん知的な学習も進めますけれども、三鷹市の目標としましては、知・徳・体の関連に留意しながら、人間力、社会力の一層の充実に努めていきたいということでございます。
 それから、三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供ということで、人間力、社会力の育成のために、キャリア・アントレプレナーシップ教育、それから、三鷹学習等々、小・中一貫カリキュラムに中に位置づけまして取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
 それから、生活指導の充実というところでは、やはりいじめ、不登校等の問題行動に対する取り組み、それから、保健・医療・福祉、各機関と連携を強化いたしまして、スクール・ソーシャルワーク的な考え方に基づいて、ネットワーク化することによって問題行動等に当たっていきたいということが明記されているところでございます。
 それから、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進でございますけれども、一人一人のニーズにこたえられるような教育支援を図っていくということで、これまた、今申し上げたような各関係機関、市の関係部局、そういったところと連携しまして、相談、支援体制を充実していきたいということでございます。
 それから、幼・保・小の問題が6でございますが、地区ごとに幼・保・小の連携の連絡会ができましたので、今回からはよりその中身の充実ということに取り組んでまいりたいと考えております。
 目標IIIの学校の経営力と教員の力量を高め、特色ある学園・学校づくりを進めるという点でございます。
 その1でございますけれども、ここでは多様な指導法、効果的な学習集団の編成などを学校ごとに決定していくと。学校の状況に応じて適宜そういった指導方法を取り組めるようなことを考えていくと同時に、学校評価ですね、学園評価、これ、定着してまいりましたけれども、その内容を一層実際の指導の中に生かせるような工夫に取り組んでいきたいと考えております。
 6ページ目でございます。三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成。これも最重点施策で取り組んでいきたいと思っておりますけれども、特に三鷹市立学校の人財育成方針の策定に来年度は取り組んでまいりたいなと考えております。それから、そういった流れの中で、ネットワーク大学との連携等々しまして、教員の指導とか育成とか、そういったものを図っていきたいということでございます。
 それから、その下の三鷹教育・子育て研究所の活用の中にございますけれども、教員用のコンピューターから利用できるカリキュラムライブラリーを設置するなどして、教員同士がお互いの知的な取り組みの成果を共有できるようなシステムづくりを進めてまいりたいと考えております。
 それから、目標IV、安全で快適な、充実した教育環境を整えるということで、特に子どもの安全・安心の確保を最重点ということで考えているところでございます。3・11の東日本の大震災ございましたので、児童・生徒への安全教育、防災教育の一層の充実を図りまして、特に危険を予測し回避する能力ですね、非常時に備えた安全確保する力、こういったものを重点的に取り組んでまいりたいと考えております。
 それから、安全、快適な学校施設づくりの推進ということで、補正で御議論をいただいている最中でございますけれども、耐震補強工事、建てかえ、そういったものを着実に進めると同時に、空調設備事業の完了を目指していきたいということでございます。
 また、後ほど御説明ございますけれども、学校給食調理業務の委託化というようなことで、充実になるように努めてまいりたいと考えております。
 それから、環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用ということで、学校のエコスクール化ということで、三小等も取り組んでおりますけれども、来年度は学校版の環境マネジメントシステムを全市、市内全校において導入を図って、環境意識の高揚もあわせて取り組んでまいりたいと考えております。
 それから、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用ということ、これも最重点ということですけれども、ICT機器の更新時期をとらえまして、デジタル教材・教具の活用策の検討、教職員のよりICTのサポートを進め、授業等に有効に活用できるような環境整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。
 それから目標V、8ページになりますけれども、地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますということで、その1、地域社会の拠点としての学校づくりの推進ということで、コミュニティ・スクールの一層の充実を考える中で、生涯学習の考え方何かとも連携させながら、学校が地域社会の拠点となり、地域コミュニティ活動がさらに醸成されるようなスクール・コミュニティの創造に向けて取り組みを進めてまいりたい。あわせて、防災拠点としての機能充実が図られなければならないと考えておりまして、そのような取り組みも進めてまいりたいと考えております。
 それから、学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくり。これは子ども政策部の方の事業等もここのところには入ってくるわけですけれども、子どもの居場所づくり等々の考え方を進めてまいりたいと考えております。
 それから、家庭や地域の教育力の向上ということで、家庭教育学級、これは生涯学習の方の考え方も入ってまいりますけれども、家庭や地域での教育力の充実、それからまた、NPOや大学等と連携しながら、より広範な力を三鷹の学校教育に生かせるような仕組みを考えていきたいと考えているところでございます。
 それでは、第2部は担当部長の方から説明させます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  資料、9ページでございます。生涯学習の分野にかかわることでございますけれども、近年、地域教育力の向上とか、地域の課題解決のためのツールとしての生涯学習の期待が高まっているということ。また、個人の学びを地域社会への学びにまで展開させる学びの循環の構築というものが望まれている。そうした背景のもと、生涯学習プランの中におきまして、こちらに記載してあります推進目標にある、「ともに学び、学びを活かし、学びの成果や絆が地域に受け継がれていく心豊かな社会をつくる」、そうした目標を定めまして、2番目にあります、その実現のための4つの目標を定めたところでございます。
 基本的には、生涯学習、図書館活動、スポーツ活動、その3つにわたった目標を定めているところでございます。
 次のページ、お願いします。目標Iでございます。これは生涯学習社会の実現に向けた学習環境の整備の推進ということでございます。1番目の市民ニーズの把握、2番目のライフステージ別の多様な学習内容の提供につきましては、これまでもそうしたニーズを反映した生涯学習の支援なども行ってきております。引き続き行うということでございます。
 次のページに、4番目に、生涯学習にかかわる新たな拠点の整備。これ、最重点施策とさせていただいておりますが、1つは、新川防災公園・多機能複合施設の整備事業の一環として、新しい生涯学習の拠点、並びに、健康・スポーツの拠点の整備をすると。そのための実施設計、管理運営計画の検討を行う。あわせまして、平成25年度の開館を目指しております南部図書館の整備についても着手をしていくということで、どちらかといいますと、ハード系の内容を記載しております。
 目標IIの市民の多様な学習活動の支援と生涯学習によるまちづくりを推進でございますけれども、生涯学習の拠点の整備ということで、ここは社会教育会館の関係の記述でございますが、これはむしろソフト系の内容で今後議論を深めて検討をしていきたいということでございます。
 2番目の生涯学習の支援につきましては、これも引き続き、在宅学習の機会の拡充を含めて、あらゆる方が生涯学習に触れる機会、そういった場を提供できるような支援を行っていきたいということでございます。
 またあわせまして、3番目にございます生涯学習のまちづくりに資する人材の育成及び活用の推進ということでございますけれども、ここはやはり中心はあくまで学びの循環の仕組みづくりであるということでございますので、コミュニティ創生につながるような仕組みづくりをしていきたいと思っております。
 4番目の学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進でございますが、コミュニティ・スクールを通じまして、学校を拠点とした学校・家庭・地域とが連携しまして、出会い、学び合う生涯学習を推進をし、コミュニティの創生につなげていきたいと思っております。
 目標のIIIでございますが、地域の情報拠点としての図書館活動の推進でございます。
 1番目は、最重点施策として、南部図書館の整備を記載しております。今年度は、平成25年度開館予定の南部図書館につきまして、実施設計を行うということと、あわせまして、アジア・アフリカ文化財団との間で、いわゆるソフト面での事業提携、事業連携などにつきましても具体的に検討をしていきたいということでございます。
 また、2番のみたか子ども読書プラン2022の推進でございますが、1つは、これは子どもの読書環境の整備と自主的な読書活動の支援がメーンでございます。特にプランの中にもありましたように、中高生の世代を中心とした図書資料の充実など、そうしたものへの着手、並びに、当然これまでどおり子どもの本に関するレファレンスの拡充、そういったものを検討をしていきたいと思っています。
 それから、(2)のはじめての絵本(ブックスタート)事業の拡充、最重点施策でございますけれども、これにつきましては、子ども政策部と連携をし、いわゆるこんにちは赤ちゃん事業、乳児家庭全戸訪問事業でございますが、それとのタイアップで、ブックスタート事業をさらに拡充をしていきたいということと、子育て支援施設などでのおはなし会などの実施とボランティアの養成などに取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、3番目の図書館のサービス向上のための取り組みでございますけれども、レファレンスサービスの充実。いわゆる課題解決型の対応というんでしょうか、そうした意味合いでレファレンスサービスをさらに充実していくことと地域資料のデジタル化に取り組んでまいりたいと思っております。
 また(2)で、図書館コンピューターシステム並びに機器の更新でございますけれども、一応平成25年度の開館予定の南部図書館はそれも視野に入れまして、このシステム等の今後の更新の基本的な考え方を検討をしてまいりたいと思っております。
 目標のIVでございますが、生涯にわたって親しむことができる豊かなスポーツライフの推進でございます。これは最重点施策として1番目にありますように、健康・スポーツの拠点施設の整備に向けた取り組みでございます。
 2番目には、スポーツ推進計画(仮称)の策定に向けた取り組みでございます。スポーツ基本法が制定されたこと、また新しい施設の整備もございますので、そういうことを踏まえながら、新しい時代の生涯にわたる心身の健康とスポーツ施策の推進のあり方、その1つの指針となるようなものを示せるような計画策定を始めたいと思っております。
 それから、3番目の地域スポーツクラブの充実と市民スポーツ活動の支援でございますが、これはいわゆる地域住民の方が主体的に運営する地域スポーツクラブへの活動支援も継続しながら、全市的な展開が図られるよう地域スポーツ活動との連携、協働を推進をしていきたいと思っております。
 4番目でございますが、人材の育成。スポーツの推進に係る人材育成及び活用の推進でございますが、引き続き体協などを初めとした団体と連携しながら指導者の充実と資質を高めるための研修等の実施を考えているところでございます。
 5番目にはですね、体育施設の円滑な運営、維持管理の充実でございます。体育施設の運営につきましては、利便性の向上を図るために、予約システムの円滑な運用と施設の維持管理の充実に引き続き努めたいと思っております。
 また、最後になりますけれども、スポーツ祭東京2013、それの推進でございますが、最重点施策として位置づけております。平成24年度、国体開催の前年でもありますリハーサル大会が開催されるほか、広報とか啓発活動、あるいは市民運動の展開など、大会開催に向けた準備などをして開催機運の醸成をさらに高めて、市民にスポーツをさらに普及するよう取り組んでまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは資料2の御説明をさせていただきます。A4横使いの資料ですので、横使いでお開きいただければと思います。
 「教育ビジョン2022(仮称)等4計画の素案に係る主な市民意見と対応・修正の方向性について」ということで御説明をいたします。
 教育ビジョン等4計画につきましては、これまでも9月の骨格案、12月の素案と本委員会におきましても行政報告をさせていただいているところです。このたびいよいよ成案に向けて最終調整を行っております。上位計画であります第4次三鷹市基本計画の作成の時期と合わせて、今年度中の策定を目指して最後の調整を行っているところです。今回は素案以降の主な修正の方向性について、パブリックコメント、それから教育委員会での審議、審議会、庁内の推進会議等々行っておりますので、そうした中での修正意見というところを御報告をしたいと考えております。
 1ページをお開きいただきたいと思います。こちらはパブリックコメントの対応ということで、パブリックコメントにつきましては、4計画のうち、教育ビジョンについてお一人の方から2件の御意見があったところです。これのみでございます。市民意見というところをごらんいただきたいんですが、1点目は、ICT機器の授業での活用、あるいは指導者の研修をという御意見です。こちらにつきましては、既に小・中一貫カリキュラムの中でICT(情報)教育として位置づけておりますので、より一層の活用を図るという対応でございます。
 その下のところですけれども、多様な学習機会の提供として、世界で活躍している人物の講演等もぜひ検討してほしいと。一部実施の例もございますけれども、これは事業実施の中で検討していくということでございます。
 次のページをごらんいただきたいと思います。こちらは教育委員会の審議の中で出されました教育ビジョンに係る修正の方向性です。
 1点目、目指す子ども像ですけれども、みずからの考えで主体的に判断するという視点を追加すべきという御指摘がありました。社会力についてもあわせて文言修正、一部文言修正をして、趣旨を反映しております。
 それから、次の生活指導の充実のところですけれども、スクール・ソーシャルワーカーの機能拡充という表現でしたけれども、業務に着目した表現が適切ではないかという御意見でありまして、スクール・ソーシャルワークの拡充という表現に修正をいたします。
 その下ですけれども、教員のキャリア支援と研修プログラムの充実という中で、コンプライアンスの意識を高めという記述があったのですけれども、どのような位置づけを持つのかというところで、キャリア形成上求められるというふうに追記をしております。
 次のページをお願いいたします。こちらは教育支援プランに対する主な修正の方向性となります。こちらも教育委員会の審議の反映ということですけれども、平成19年策定のプランの達成状況を追加した方がいいという、すべきという指摘を踏まえまして、記述を追加をしております。
 次のページをお願いいたします。こちらは生涯学習プランになります。こちらでも主な修正が3点ございまして、1点目ですけれども、こちら、東日本大震災の教訓を踏まえた環境づくりの視点ということでありまして、この指摘に対しまして、安全確保に向けた施設改善や避難誘導等のマニュアルづくり等の記述を追加いたします。こちらは生涯学習計画推進会議からの意見でございます。
 その下ですけれども、これは社会教育委員会議からの意見ですが、学校を核としたコミュニティづくりの視点を明確に記述した方がよいということで、その趣旨を反映したいと考えております。
 その下、こちらも生涯学習計画推進会議ですけれども、学習の場の提供において、ICTの活用というところも記述すべきではないかという指摘を踏まえ、その趣旨を反映いたします。
 最後になりますけれども、子ども読書プランです。こちらは1点ですけれども、これは内部の検討の中でこの方がわかりやすいだろうということで修正をしたいと考えておりますけれども、全プランの施策を再構築・再編とありますが、前のプランの施策がどういう柱だったのか、ここを具体的に記述した方がいいということで記述を追加いたします。
 以上、総括的には、大きな変更点はなかったというふうに御理解いただいてよろしいのかなと考えております。


◯学務課長(内野時男君)  それでは、私からは資料3について、A4、1枚のものでございますね、説明させていただきます。
 この4月から給食の調理業務の委託化を行う第四小学校の委託事業者が決定いたしましたので、御報告いたします。
 本件につきましては、12月議会で補正予算として債務負担行為を設定しまして、今年度に契約のみを行ったものでして、実際の業務はこの4月からとなるものでございます。
 資料についてでございますけれども、1の選定方法、一般公募型のプロポーザル方式で行いまして、配布の時期、それから説明会などは項目2、3のとおりに行いまして、応募の受け付けにつきましては、議決後の12月の21日から26日の間に行いました。
 選定経過でございますけれども、応募事業者は6社ございまして、第一次審査、1月4日に行いまして、こちらの方は資格審査などの書類審査ですけれども、6社とも全部通過したということで、その次の1月12日には第二次選考、これは6業者、プレゼンテーションを実施いたしました。
 それら書類選考、それから実際のプレゼンテーションなど、企画提案書の内容などを総合的に判断いたしまして、最終選考、1月27日に1位の1社を内定いたしました。2月の14日には競争入札等の審査委員会で内定業者について確認、承認をしたものでございます。
 決定業者ですけれども、6番目にあります第四小学校につきましては、株式会社東洋食品に決定いたしました。なお、東洋食品は、連雀学園の他の3校、一中、南浦小学校、六小も請け負っている業者でありまして、結果的に連雀学園はすべて東洋食品ということになりました。
 参考までに、7番目にその他の応募業者、他の5社でございますけれども、イートランド株式会社、一冨士フードサービス株式会社、株式会社グリーンハウス、株式会社東京天竜、葉隠勇進株式会社というふうになっております。
 資料の説明は以上でございます。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  私からは資料の4、南部図書館(仮称)基本プラン(案)パブリックコメントの実施状況について御報告をさせていただきます。
 2月の委員会で基本プラン(案)について説明をさせていただきましたが、これにつきまして、パブリックコメントが2月の25日までで意見提出期間が終了しておりますので、状況について御説明いたします。
 8人の方から御意見をいただきまして、27項目ということで、次のめくっていただいたところに一覧になっております。
 主な内容といたしましては、特に、内部のレイアウトの関係で、入り口を西側にしておりますけれども、そちらへの玄関アプローチ、特にひさしのデザイン等についての御意見ですとか、あるいは、「おはなしの部屋」の充実ということで、若干狭いのではないかとか、形をこうした方がいいというような御意見ですとか、それから、高齢者、障がい者等への配慮、バリアフリーについて。それから、周辺環境やアクセスということで、コミュニティバスのことなどについて、バス停の問題ですね。あと、アジア・アフリカ図書館の貴重資料という、郭沫若文庫等の展示方法を含めたいろいろな配慮についてというふうなところが主な内容で、具体的な非常に期待のこもったいろいろな御意見をいただいたところです。
 あわせて、パブリックコメントの実施に伴ってということで、2月9日の日に新川中原コミュニティ・センターで地元での説明会をさせていただきました。こちらには21人の方が参加をされまして、プランについていろいろ御質問をいただいたり、御要望をいただいたりしました。これにつきましては、一番最後の裏のページのところに、こんな内容の、内容の充実とか、いろいろな配慮を求めるという、同じような内容ですけれども、御質問と御意見をいただいたところです。
 これらについては、3月中にパブリックコメントの意見に市の対応を添えた形で公開をして、基本プランを3月中に確定をしていきたいと考えておりますが、非常に具体的な要望、意見等が多いので、実際に平成24年度の実施設計の中で対応していくというような対応が主で、ほぼ基本プラン(案)と修正のないような形で確定していくものというふうに考えております。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  では、質問をさせていただきます。資料1の教育委員会の基本方針についてお伺いいたします。こちらは基本方針ということで、基本的な考え方ということですけれども、あと、細かなところは、教育ビジョンや生涯学習プランの方に記載しているということで、ちょっと細かなところの質問になりますけれども、ちょっと御答弁よろしくお願いします。
 3ページの学校支援者養成講座についてちょっとお伺いしたいと思います。昨年の実績で結構ですけれども、何回実績されたのかということと、何人の方が受講されているかということをお伺いしたいと思います。いろいろちょっとネットワーク大学のホームページとか見させていただくと、コミュニティ・スクール委員会の委員の方とか、あと、学校の先生とかが講師としてやられているというところまではわかっているんですけれども、ちょっと実績というところだけお伺いしたいなと思っています。
 同じく3ページで、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備について伺いたいと思います。こちらもネットワーク大学と進めていくわけですけれども、あと、企業、ボランティア活動の団体と連携されているということですけれども、企業というところはどういった企業をイメージしているのか。職種、その辺でイメージしているところのお考えを聞かせていただきたいなと思います。
 それとあと、企業とかボランティア活動へのアプローチはどのようにされているかということを伺います。
 11ページの生涯学習について伺いたいと思います。学習講座、教室、イベント等に参加できない市民のために、インターネット等を活用した在宅学習の機会を拡充するということですけれども、これは、教材はどういったものを意味しているのでしょうか。例えばeラーニングみたいなものなのか、ちょっとその辺、詳しい御説明いただければありがたいと思います。
 それとまた、機会があるということですけれども、どういった形で広報されているかということをお伺いしたいと思います。
 同じく11ページで、音訳ボランティアのことについて触れてありますけれども、図書館の対面朗読サービスのところでよろしいんですかね。このサービスは本館のみ行っていることなんでしょうか。ほかの地域の図書館でもやっているサービスでしょうか。あと、その利用状況についてお伺いしたいなと思っております。これも同時に、市民への広報というのはどういった形でされているか。ホームページには載せてありますけれども、広報紙とか、その辺でどういうふうにされているかということをお伺いしたいと思います。
 12ページです。地域ぐるみの家庭教室ということで書いてありますけれども、わかったようで、わかってないような、ちょっと自分の中で整理できてないんですけれども、どのような環境をイメージされているのか。昨年の実績等も含めてお教えいただきたいなと思っております。
 13ページのレファレンスサービスについて伺いたいと思います。本館の資料室内にあるということで、2階の、思っておりますけれども、利用者の状況をお伺いしたいと思います。月間でも年間でも結構ですので、お教えいただきたいのと、その充実と促進、利用促進ということですけれども、現状の課題、また促進のための具体的な施策等、教えていただければと思います。
 14ページ、伺います。体育施設の円滑な運営と維持管理について伺いたいと思います。スポーツの情報予約システムがございますけれども、私もちょっと実際使っていなくて、質問しづらいんですけど、円滑という表現をされている中で、今、現状どういった問題を抱えているのかというところをお教えいただければと思います。資料1については以上です。
 資料3について伺いたいと思います。学校給食について伺いたいと思います。これは何度も御説明いただいていますので、わかっておりますが、1点だけ御質問させていただきます。その他の応募業者が5社あるということで御説明いただきましたけれども、これらの業者は、三鷹市内で使っていらっしゃる、委託されている業者はそのうちどれなのか。東洋食品が多いというのはよくわかるんですけれども、ほかの業者で三鷹市で使っているところはどちらかということだけ御説明いただければと思います。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  御質問いただきました学校支援者養成講座の平成23年度の実施状況についてですけれども、平成23年度は2回実施をいたしました。各回ともに30人ずつぐらいの規模で御参加をいただいたところでございます。
 2点目です。三鷹ネットワーク大学や企業、ボランティア活動団体等のという部分で、どのようなことをということなんですけれども、お尋ねでございました。現在、三鷹市の各学校のさまざまなボランティア活動等で、企業がCSR活動の一環としてさまざまな形で入っていただいております。一番多く入っていただいているのは、日本アイ・ビー・エムが今までの流れの中で入っていただいているところです。それ以外にも、アントレプレナーシップ教育等の流れの中で、さまざまな企業の方から今お話をいただいているところで、その中で、各学校で選択したものを入れていければなというふうなことを考えているところです。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  ICTを活用した学習の支援ということで御質問いただきました。現状、生涯学習情報システム等を使って、さまざまな生涯学習の情報を提供しております。御質問いただいたインターネット等を使ったソーシャルメディアでの学習につきましては、今後検討をしていく予定でございます。
 それと、市民への広報でございますけれども、生涯学習情報システム等の広報はしておりますけれども、具体的なインターネット等を使った事業については今後検討して、事業をする際には情報提供をしていきたいと考えております。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  2点御質問いただきました。対面朗読サービスということで、これは一応施設的には対面朗読室があるのが5館中4館ございます。下連雀図書館だけは対面朗読室は館内に持っていないというだけですけども。現実として、そこで、全館で実施できる体制はとっております。
 その中で、対面朗読サービスを今受けている方がいらっしゃるところとしましては、3館、本館とそれから駅前、それから、一部社教、社会教育会館というところの、この3館でやっております。その他の館については一応希望者がいないというところでございます。
 それから、広報活動でございますけれども、この広報活動については一応ホームページ上でやってございます。その他については、広報等ではまだやっていないというところでございます。
 それから、レファレンスサービスでございますけれども、レファレンスサービスというのも、幾つか、言葉でくくるとレファレンスサービスなんですけれども、特に2階のところで、資料室でやっているレファレンスサービスは一般向けのレファレンスサービスかというふうに思います。これは、何人利用といっても、実は統計をとっていないものですから、常時利用されている方は10名程度毎日いらっしゃいます。大体9時半から8時まであいておりますので、それが入れかわっていますので、トータル人数としては結構な人数になるかなというふうに思っているところでございます。
 もう一つのレファレンスサービスは、インターネットでやっているものでございます。これにつきましては、1週間に1件程度でございましょうか、現段階ではまだその程度だというところでございます。季節がございまして、夏休み等になりますと、お子さんの部分がふえてきたりしますので、そのときになるとまたふえてくるというところでございます。
 課題でございますけれども、特にレファレンスサービスについては、やはり本の内容が非常に充実していないといけないということになってきています。最近はやはりさまざまな課題に対応するために、多岐に及んでいるので、そこの部分が一番大きな課題だというところで、やはりレファレンスに供する本の充実ということが一番大きな課題だと思っております。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  済みません。1点、地域ぐるみで家庭教育を支援する体制について御質問いただきました。これにつきましては、1つは、家庭教育学級ということで、PTAが、保護者が中心になりまして、家庭教育のそれぞれのいろいろな課題をテーマにして各学校単位で実施をしております。
 それとあと「かきしぶ」ということで、小学校の保護者が中心となりまして、インターネットを使ってさまざまな情報交換を行うコミュニティサイトがございまして、これは現在300人ぐらいの方が登録をされて、いろいろな情報交換を行っているということでございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  スポーツ情報予約システムについて御質問いただきまして、お答えいたします。現在、体育施設の予約は、家からパソコンを通じて予約ができるということで、利用者側にとっては非常に便利になっております。この問題点ですが、やはり家にパソコンがない方、あるいはまた、高齢者などの方に多いんですが、パソコンの操作が苦手な方がおります。そういう方々には、体育館とか教育センターに予約システムがございますので、そこで入力するか、また必要に応じて係員がそこで代理で入力するとか、そういう措置をとっております。


◯学務課長(内野時男君)  第四小学校の給食調理業務委託の関係で、その他の応募業者の中で、現在受託している業者がいるかということでございますが、現在受託しているのは、東洋食品のほかに、第五中学校と東台小学校が大新東ヒューマンサービス株式会社、中原小学校が株式会社メフォスが受託しております。今回は、その2業者とも応募はございませんでした。というような状況になっております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。まず、学校支援者養成講座の方は年2回ということで、30人募集で30人ということですね。私も見まして、全員というか、フルで申し込まれたということがわかりました。
 あと、コミュニティ・スクールの充実、支援ということで、アイ・ビー・エムが取り組んでいるということも調べさせていただいて、あと、企業の方から積極的にお声かけていただいているということで、学校もそれに応じて、その企業を選んでいるということもよくわかりました。ありがとうございます。
 あと、生涯学習支援につきましては、今後ということで、ぜひ、いろんなツールはあると思うんですけれども、精査していただいて、また広報もよろしくお願いいたします。
 音訳ボランティアも、全館対応が可能ということで、ちょっといろんな利用されている方の御意見を伺って、ぜひこういうサービスもありますので、またホームページに限らず、やはり音訳ボランティアというのは多分、ホームページというか、そういうのも、インターネットも多分使われてない方が多いのかなというふうに思うんですけれども、その辺、ニーズとかを聞いて、広報もちょっと工夫していただければなと思います。
 地域ぐるみのことにつきましても、家庭教育学級は私も何度も参加させていただいて、いろんな取り組みされているのは承知しております。傾向としては、やっぱり御父兄が参加していますので、地域ぐるみとなると、御父兄だけでない、子育て世代じゃない大人の方々がいらっしゃいますので、そういった方への広報はどういうふうに、地域ぐるみということですから、ちょっと限定された方でなく、もっと広く募集できるような仕組みになっているのか、その辺をもう一度お伺いしたいなと思います。
 レファレンスサービスにつきましては、10名程度毎日されている、大体されているということも承知しましたし、ウェブ上でも登録ができるということで、確認をさせていただきました。これもぜひ、図書館としての、ただ本を貸し出すだけでなく、レファレンスをぜひ使っていただいて、もっと詳しく情報になれ親しんでいただくような仕組みをつくっていただきたいなと思いますので、夏休みの教材のお役に立てればなというふうに私も思います。
 それと、体育施設の方も、これはちょっとお願いですけれども、体育館で、パソコン、インターネットが使えない方のためにそういったサービスを体育館でできるということで、コミュニティ・センターとか、そういったところ、パソコンが使える環境のところでもこういったサービスができる、やっていただくような話になっているのか、ちょっとその辺もお伺いしたいなと思います。
 あと、四小の給食調理業務につきましては、確認させていただきました。じゃあ、今回の5社、ちょっと残念ながら選ばれなかった5社に関しては、今までのやっていなかったということでよろしいんですかね。あと、メフォスという会社ですから、ちょっと入っていないということは、この5社は三鷹市内では受託してないということでよろしいんですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 じゃあ、ちょっと済みません。2点だけお願いします。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  地域ぐるみということで、地域にいろんな方が入ってくるような形での教育ということでお答えさせていただきたいと思いますけれども、家庭教育学級以外に、例えば「みんなのみたか」とか、さまざまな高齢者の方、リタイアをされた方が学校に入ってきて、子どもたちにいろんな教えを、講演を、講義をしたりとか、もしくは、いろんな学校でのイベントを手伝ったりとかというところで地域の方と学校とが一緒になっていろいろ行事を行っていくという中で、地域の中の連携とか、生まれていくということで、そのような活動が行われていると。市の方から具体的に、例えば「みんなのみたか」の方からこういうふうなことでやるので広報を流してほしいという依頼があった場合には、そういうものを地域の方にお流しをして、そういう事業をやるということは、その都度その都度広報として実施をしているということでございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  コミュニティ・センターに予約の情報システムがあるかどうか、ちょっと済みません、私、勉強不足で。これからちょっと調査しまして、システム上それが可能かどうか、できるか、できないかも含めまして、ちょっと調査いたします。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。済みません。もう一度、地域ぐるみのところ、家庭教育学級には人一倍ちょっと思い入れがありまして、ぜひ父兄の方だけじゃなくて、地域の方にも参加をいただけるようなところの取り組みをちょっと、もう一度お願いしたいなと思います。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  一応家庭教育学級については、父兄ということで特定はしてございませんで、一般の方も参加をしていただくようなことで取り組みをしております。ですから、内容も家庭教育ということでない場合もございまして、もっと広い形で学校と子どもたちとの取り組み等もやっておりますので、特別父兄じゃないといけないということではないので、さまざまな方、子どもたち、子どもがいらっしゃらない方も来て、いろいろ参加をされているということもございます。そういうことでよろしいでしょうか。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。限定してないということで、そういう趣旨のものだということをぜひPTAと、あとコミュニティ・スクール等々にそういう趣旨のことを伝えていただいて、広く募集いただきたいと思います。ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。ちょっと全体的なことで、私だけなのかもしれないんですけども、非常に表現の中に横文字の表現が多いんですけども、実は私、平成24年度の予算要望の中の市への業務姿勢に関する要望書の中で、高齢者社会などを考えると、市の刊行物等に片仮名文字の削減をしたらどうかというようなお話をしましたら、回答の中で、市の刊行物においては今後もできる限り平易な表現に置きかえるなど、だれにでも読みやすくわかりやすい日本語表現に引き続き取り組んでいきますというような回答をいただいたんですけども、中に大変難しい、私だけわからないのかもしれないんですけれども、表現の方法もあるので、その辺ちょっと御検討いただければというのが全体的なお話でございます。
 それと、中身としては、5ページ、これは学校教育の方なんですけども、5ページの6番、幼稚園・保育園と小学校の連携教育と支援の推進という中で、幼稚園とか保育園というのは義務教育じゃありませんので、恐らく行ってない方がいるのかどうかということが1つ。もし行っていらっしゃらない子どもさんがいるとしたら、その方たちはこれはどういうふうに対処をしていくのかということを1つお尋ねをしたいと思います。
 それと、その次のページ、6ページになるんですけれども、5ページの目標のIIIの1の中の6ページ目の一番最後、1の最後なんですけれども、学校評価結果の公表を進めますと書いてありますけども、だれが公表を、評価をして、どのような場所にどのように公表するのかということをちょっと教えていただきたいと思います。
 それと、先ほど石原委員からもあった、スポーツ情報予約システムのことなんですけども、非常にスポーツが盛んであるということで、非常に多くの団体が申し込みをして、非常にとりにくいという話があるんですけれども、その中で、例えば同一種目に同じ人がいろいろなサークルに申し込んでいて、人数が集まらないとサークルとして成立しないのでね、そういう規制がないのかどうか。というのは、同じ1つのグループが幾つも分けて申し込んでいるという現実があるんですね。例えば3つぐらい、自分の1つの、たくさんいるクラブは3つに分けて、A、B、Cみたいに分けて申し込んでいて、実際AもBも当たってしまう。私もあるスポーツクラブで、それ、使っているんですけれども、1つしか申し込んでないと、実際には申し込んだ時間帯に外れたので、次の時間帯に申し込む。で、行ってみると、前の時間帯があいている。というのは、2つ当たっているから、片一方キャンセルをするというようなやり方をしているサークルがあるみたいなんですね。そういう実態を考えると、例えば同一の人が同じスポーツで幾つもの要するにサークルに登録しているのは、余り公平でないような気がするんですけど、その辺についてちょっと御意見をお伺いしたいと思います。
 それとあと、一番最後の、南部図書館のことで御意見をいただいているパブリックコメントの中で、ちょっとどういう意味かわからない部分がある。というのは、10番の図書館が利用者の近くまで来るような仕組みも検討してほしい。これは移動図書館のことを言っているのか、ちょっと意味が、これ、南部図書館のお話でこういうことになっているのでわからないのと、あと、14番なんですけど、におい対策のためにトイレに扉、扉がないトイレがあるのかなとちょっと不思議に思いまして、この2点もちょっと済みません、よろしくお願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  基本方針のうち、幼・保・小連携事業で、保育園や幼稚園に通ってない家庭への連携事業のあり方ということですけれども、まず幼・保・小連携事業というのは、いわゆる小1プロブレムというものへの対応でございます。幼稚園・保育園などの環境と、それから小学校、やはり時間が拘束されますし、施設も多くなります。それから、じっと座って授業を受けるというふうな、今までの習慣と大分生活習慣が変わってまいります。それによって、入った当初、なかなかなじめないお子さんがいます。それを解消するというものの事業ですけれども、幼・保・小と言っていますけれども、実際には平成22年度からは認証保育園も取り込んでやっております。また、そういうところにも通ってない御家庭のために、次の年に小学校に入学するお子さんに対して、毎年10月から11月にかけて就学時健診というのを行っております。その折に、全保護者に幼・保・小連携のための、小学校に入るときに心がけておきたいものということで、保護者の方にガイドブックを全部配布しております。大変好評いただいておりまして、そのようなものでも対応ができているということでございます。
 また、年に一、二回でございますけれども、幼・保・小の連携に関する講演会なども開いて対応している、そういうような対応をしているところでございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  まず、施設を利用するときには団体登録というのをしていただきまして、これは各競技によってそれぞれ最低人数というのは変わってくるわけですが、その団体登録に当たりまして、それぞれ登録メンバーを書いてもらいますので、同じ人がダブって登録しているということは、書類上ですが、それはないというふうに思っております。それで、施設をとるがために、同じチームで何枚もカードをつくって、確かに20名いれば、3つか4つそれぞれ分けて、カードをつくって、予約をとるということは現状ではございます。ただ、これも現在のやり方では合法的なやり方でございますので、それも取り締まることはちょっと現状ではできないのかなというふうに思っております。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  学校評価につきまして御質問をいただきました。学校評価につきましては、こちらは学校の責任者である校長が公表をするということになっています。公表の媒体といたしましては、学校便り及び学校のホームページという形でやっているということでございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  トイレのにおい対策というところについて、私、お答えさせていただきます。トイレのドアについては、いろいろありまして、入り口のところに扉があるかというと、ないところが多いと思います。特に利用者の使われるところは。中にはもちろんドアはございます。このにおい対策といいますのは、恐らくですけれども、実は、東部図書館の障がい者用トイレ、ここの扉が蛇腹だったんですね。で、非常ににおいがするということで、利用者からの訴えがあったことは事実でございます。昨年の7月だったでしょうか、そこの時点で扉を変えてございます。きちっとした扉を導入して、におい対策については万全の体制をとっているというところで、それから苦情はなくなっておりますので、恐らくそのことを言っているのではないかなと思います。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  パブリックコメントの項目で、図書館が利用者の近くまで来るような仕組みも検討してほしいということですけれども、高齢化社会に配慮してというようなことなので、この文章だけなんですけれども、移動図書館を含めて、いろいろな形で地域の中での図書館サービスというのを期待しているという意味というふうに受けとめています。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  横文字が多いのではないかという、少なくすべきという御意見だと思いましたけれども、市の方針といたしまして、できるだけ横文字を日本語に言いかえるといいますか、それは原則だというふうに考えております。そうした中でも、どうしても横文字の方が使われているものにつきましては、1つは併記の方向で日本語を併記する。コンプライアンスであれば、法令遵守とか、使っているものがあります。それから、OJTであれば、注記をしていく。それから、中には、レファレンスサービスとか、エコミュージアムとか、用語解説が必要なものもあるんですけれども、今回基本方針ということで、これは一定程度、今の形でさせていただいておりますが、その他の計画とか、そうしたものはきちっと、できるだけそのページにわかりやすくあるのがいいですし、日本語で置きかえられればということもありますので、御意見の趣旨を、御指摘の趣旨を踏まえて、基本方針はこういった形でいきたいと思っておりますけれども、できるだけ基本計画、その他、「みたかの教育」とか、事業概要とかもありますので、そうしたものも活用していただきながら、あるいは、そうした中でも十分注意していきたいと考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  御丁寧な説明ありがとうございます。今の横文字のお話ですけれども、生涯学習の中でも、いつでも、どこでも、だれでもということで、そしていつまでも、それから、図書館の方の表記の中にも、成人、青少年、児童、高齢者というようなものも入っていますので、できるだけわかりやすい平易な記載をよろしくお願いをしたいと思います。
 それと、幼稚園・保育園との連携、仕組みというのはよくわかりました。事業については、ありがとうございます。
 それとあと、学校の評価については、校長先生である。それから、学校便り、ホームページ。できれば「みたかの教育」ですか、そんなところにも出していただけるといいかなとも思います。
 それと、スポーツの合法的であるという話なんですけども、確かにそうなんですけども、キャンセルをするのであれば、やっぱりもっと何かいい方法はないのかなというふうに思うんです。というのは、その時間、体育館が、学校体育館があいていて、使えなくて、ほかの時間帯にとって、行ってみたら、前の時間が使われてないという、非常にあいているという状況ですので、もったいないと思うんですけども、何かいい方法を考えていただいて、例えば、今、1つのチームを3つに分けて、3枚申し込めば、当たる率は非常にいいわけですよね。我々、1つしか申し込んでないものですから、時々外れて、行ってみると、前の時間、何で使ってないのという。あそこのチームは多いから、3つぐらい申し込んでいるんだってさという話があるので、何とかいい方法を考えていただきたいと思いますので、ひとつその辺はよろしくお願いをいたします。
 あと、今、トイレと、それからあと、僕、トイレの話はよくわかりました。東部図書館の話。それとあと、近くまで来てほしいというのは、これ、AA財団との協働に期待しているわという文章が前にあったので、南部図書館が何とかならないのかというような話かと思いましたので、それ専用の移動車をつくれというような要望だったのかなと思ったものですから、伺いましたけど、わかりました。ありがとうございました。スポーツ振興課の方だけ、ひとつよろしくお願いいたします。


◯委員(川原純子さん)  今、多岐にわたっていろいろ御説明していただきました中において、私としては、先ほども、地域、お話もありましたけど、コミュニティ・スクール、これに関しまして、コミュニティ・スクールの機能の充実というふうにございますけれども、大分、このコミュニティ・スクール、始まって、三鷹市は進んできましたけれども、また、7つこの学園がございますけれども、地域格差というのは、当然、地域の特色もありますので、いろいろあると思いますけど、地域差というものが今どの程度なのか、ちょっと教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それからあと、今、吉沼委員からもお話ありましたけど、体育施設の円滑な運営と維持管理の充実ということで、スポーツ情報予約システム、これ、私、本当に、1期生のときに一般質問させていただいて、取り入れていただいたこと、本当に私も多くの市民の方々から使いやすくなったと言われた反面、やはり高齢者の方ですとか、それから、先ほど課長が説明してくださったように、パソコンがないとか、使えないとかという方たちからは随分言われてしまいまして、やはりまだまだ、もっとこれだけ、自分たちの健康維持のためには、この体育館、また、このスポーツ施設を使いやすくしてもらうためには、予約が苦手な人たちに使いやすいシステムにできないものだろうかと、逆の方たちからも言われてしまっていまして、今、説明の中には、非常に丁寧に予約のこと、させていただいていると思うんですけども、ある反面、スポーツ振興課のところに来れば予約ができるという、そういった体制も持てるのかどうか、ちょっとその点もお聞かせいただければと思います。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  コミュニティ・スクールということで、7つの学園、どうでしょうかということでの御質問をいただきました。なかなか格差ということで申し上げるのは、なかなか難しい部分があるのでございますけれども、それぞれの学園で、委員おっしゃったように、特色を持った活動をしているところです。例えば広報活動に相当重点を置いてやっていらっしゃる学園、それから、地域をつなぐという形で、今までの関係諸団体を上手にどう学校とつないでいくのかという活動に重点を置いているところ、それから、学園としての評価にエネルギーを注いでいるところとさまざまございます。そういったところで、できるだけ進んでいる学園にそろえていってもらいたいなという思いがございまして、平成23年度は、コミュニティ・スクールの会長、副会長連絡会等を実施する中で、それぞれの部門ごとの担当の方同士で情報交換をかなりしていただいて、あっ、うちは進んでいるとか、あっ、うちはもうちょっとやらなきゃいけないなとかということで、レベルアップを今図っているところです。なかなかそういった意味で全体のレベルアップをという形で今、目指して動いているというようなところの状況でございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  確かにこの施設予約システムを導入することによって、24時間対応できるということで、光と影の部分が出てくるわけですが、先ほど言いましたけど、高齢者の方とかパソコンのない方にとっては非常に不便なものであることは認識しております。そういう方々には、御面倒でも、体育館とか教育センターに来ていただいて、そのときに説明し、またはうちの方で、もしできない場合は対応するという形をとっております。そこのまたシステムの設置ですが、今回また新たに大沢の総合グラウンドの管理棟にこのシステムをまた設置をしましたので、こういうものをどんどん普及していけば、それなりの課題は解消されるのかなと思っております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。今の体育館施設等のスポーツ情報予約システム等の質問に関しましては理解しましたので、よろしくお願い申し上げます。
 それと、このコミュニティ・スクールもそうですし、それからあと、先ほど子ども政策部にも関係するとおっしゃっていましたけれども、そのとおりなんですけど、やはり今、3・11以降、また、それから東京においても、いつ直下型地震が来るかわからないということで、三鷹市は、母子家庭の方、また、それからまた父子家庭の方、ひとり親という方もたくさん住んでいる地域であるわけなんですけど、そういったときに、やはり学童の場合は、小学校3年生までで、4年生以降というのは、本当に1人だとか、御兄弟とかってあると思うんですけど、やはり今、少子化でもありますので、一人っ子家庭が多いんですけども、その中でまた、児童館においても、西児童館、東児童館もそうなんですが、中央にはないわけなんですけど、この点に関しても、長期のね、学童があるときはいいんですけども、夏休みですとか、そういったときに、子どもを安心して置いて、それで働きに行くということがなかなかできないということで、いろいろ御相談も私も受けているんですけど、本当に地震ですとか災害はいつ来るかわかりませんので、また、今、あってはならないことですけど、社会的にも、いろいろな子どもに対していたずらをしたりする大人もいることから、こういった社会情勢の中で、やはりこういったコミュニティ・スクールですとか、また、こういった地域子どもクラブの充実ということが本当に必要になってくると思うんです。この中で、やはり学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくりということで、確かにこのビジョンの中でも非常によくうたってはいるんですけど、具体的に本当に安心して働けるような、こういうシステムということがどの程度議論されているのか、ちょっと教えていただければと思いますが、よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  今、御指摘ありました学童、児童館、子どもクラブ等々については、一応所管としては子ども政策部の方になるわけです。ただ、3・11のときに、子どもたちを預かる、預からないというような問題があったり、いろいろと緊急事態があって、そのときにどう処理しようかということで、そのときは悩みながら学校の避難所に一緒に来てもらうとか、いろいろやりまして、一応原則としてはそれぞれの所管施設できちっと責任を持って親に引き渡しをするということが原則かなという、原則は踏まえながらも、実際の事情によっては、学校に来て、避難所の中でやっていただくと、備蓄品もございますしというような運用の方法もございます。その辺については、子ども政策部とも議論をしてまいったんですが、部長と、それから担当部長もここでおやめになってしまうということもございますので、その辺、改めて、新しい体制になっても、今まではちょくちょくそういう意味では情報交換してまいりましたので、その都度その都度適宜事態に対応するようなシステムができていましたけど、引き続きそういうシステムをつくるように努力してまいりたいと思っております。


◯委員(川原純子さん)  私としては今の質問に関しては、もちろん子ども政策部に関してのことはよくわかっていて、先ほど説明の中で、学校を拠点とした子どもの安全・安心な居場所づくりに関しては、子ども政策部とも関連しますがということで、それはわかるんですけど、要するにここの部分において、政策部とは関係なく、教育の関係で、このビジョンの中で、基本方針の中で、やはりしっかりとこの7つの学園の中にそれぞれの地域の子どもたちが住んでいるわけですので、そういった中で、長期の夏休み、特に長期のお休みのときなんかは非常に心配な点が多岐にあるわけですので、その中で、地域の方々、家庭・地域・学校との連携の中で、特に地域の方々がやっぱりともに子どもの安全を守っていくというシステムを、波及をしていただきたいという、そういう強い思いがありますので、よろしくお願い申し上げます。


◯委員(渥美典尚君)  では、1点だけ。給食委託の件についてお聞きします。こちら、一般公募型プロポーザル方式ということで、議決事項ではないので、これでお任せしちゃっていいことなのかなとは思うんですけれども、報告事項として、総合的な評価をされてこの業者に決まったという経緯があると思います。価格だけではないという理解をしていいかと思うんですが、その選定過程、この業者を選定した概要的な部分というものの資料も欲しいなというところがあると思うんですね。そのあたりに関してお考えはいかがでしょうか。


◯学務課長(内野時男君)  今、御質問がございました。この選定方法はプロポーザル方式ということでやっております。業務形態は委託でございまして、業者を選定する方法がプロポーザル方式ということで、価格だけではなくて、業者の、会社の経営状況など、それから、企画提案書の内容なども総合的に、見積もりも含めましてやっております。
 具体的に資料ということですけれども、そうですね、昨年も少しそんなようなお声いただいたんですけども、なかなか資料として出すといいますと、募集要綱でこういうことを選定項目として選びましたということぐらいにはなるんですけれども、先ほど言いましたような企画提案書の内容、それから、会社の経営状況、それから、見積金額、この3つを大きく総合的に判断して選定したものでございまして、今回の東洋食品は、企画提案書の内容、それから、会社の経営状況などもすごく安定しております。また価格面でも、平均的な、ごく平均的なというところで、総合的に点数をつけまして、1位になったものでございます。
 ですから、余り資料ということになりますと、その項目ぐらいを出すということはできると思いますので、その辺は検討してみたいと思います。何点をつけたとか、そういうのは、情報公開の方でも以前、保育園を、公設民営のをやったときなどもありましたけれども、その部分は非開示になりますので、申しわけありませんけれども、どういう項目で選定しているかということはお示しできると思いますので、次回考慮したいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  質疑の途中でありますが、休憩といたします。
                  午前11時56分 休憩



                  午後1時05分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。


◯委員(森  徹君)  教育委員会の皆さん、午前に引き続き、御苦労さまです。よろしくお願いいたします。
 基本方針の学校教育の指導目標を読みますと、単なる知識量や記憶力にとどまらず、課題を見つけ解決策を考える力とか、そういうところに三鷹の指導目標があるというふうに書かれております。それで、ページ、この4ページの三鷹らしいというところで、これも先ほど委員から指摘のあった片仮名なんですけども、キャリア・アントレプレナーシップ教育ですね。これが三鷹の、三鷹らしいということで挙げられているんですね。これはいわゆる教育界でもこの点では意見が分かれるという部分だと思います。それで、これ、今回新しく位置づけられたわけじゃなくて、当初からですが、改めまして、この三鷹らしい教育という中でアントレを位置づけた理由、ここでは創造性と自主・自律の精神、チャレンジ精神の育成としているわけですけども、これを位置づけた理由ですね。これを改めてお聞かせいただきたいと。
 それから、この間、これを、教育を進めてきて、これに対する評価、それから、この中での課題、その中で見えてきた課題、また見直しの方向等も検討されている内容があるのか否か、この3点についてお聞かせいただければと思います。
 それから、川上村なんですが、ページ、7ページで、ここで今後の運営のあり方について検討を行うというふうにしてあります。この検討の内容ですね。利用者の拡大を図りますということも書かれておりますが、現在の利用状況と今後の検討ということ、文言として入っているわけですけれども、この内容、これをお聞かせいただければと思います。
 それから、これは何ページになるかな、13ページですか、図書館ネットワーク、このコミセンの図書室、あそこは図書室ですね、図書室との連携、この連携などというふうに入っているんですが、図書室が中心なんだと思います。このネットワークの強化に向けた取り組みを開始しますと書いてあります。この開始する中身ですね、これは図書館関係の方々からもコミセンの図書室の位置づけという要望はかなり以前から出されていますので、この取り組みを開始する中身、これをお聞かせいただければと思います。
 それから、教育ビジョン、この資料2のところで、市民意見というところで、結局意見、提出された方がお1人ですよね。非常に少ないですが、これ、どんなふうに見ていられるか、どう評価されているかということがあれば、お聞かせいただければと思います。
 以上、この点について最初にお答えいただければと思います。よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  キャリア・アントレプレナーシップ教育についてのお尋ねでございました。平成18年に作成いたしました三鷹市教育ビジョンの中で、このアントレプレナーシップ教育を推進するといった形のことで、ここの間ずっと進めてきたところでございます。三鷹のこの人間力、社会力といった部分を子どもたちに身につけさせるということ、そのためにこのキャリア・アントレプレナーシップ、位置づけているわけでございますけれども、それだけで人間力、社会力が子どもたちに身につくとは考えておりません。それの1つの方策として位置づけてやってきたところです。改めまして、今回、前回の教育ビジョンを改定するに当たりまして、今まで進めてきたこのキャリア・アントレプレナーシップによって、より子どもたちに人間力、社会力であるとか、あるいは、目指す子ども像の中に「チャレンジする心をもち」という形の言葉も入れさせてもらいましたけれども、こういった部分を大事にしていくといったことで、このアントレプレナーシップ教育がより、そのためには子どもたちの力をつける教育としてはふさわしいということで、再度、ここの部分を位置づけをさせていただいたところでございます。
 この間の課題、評価、それから見直しの方向性ということでございますけれども、1つは、評価といたしましては、全市で、すべての学校でこのキャリア・アントレプレナーシップ教育、この間取り組んでまいりました。その中で、さまざまな学習の指導案といいますか、計画案といいますか、そういったものも数多くの実践がなされてきたわけです。これはそういった意味では、先生方の考え方、アイデアとか、それも含めて大分進んできたのかなというふうには考えています。ただ、課題ということともかかわってくるんですけれども、アントレプレナーシップ教育はチャレンジ精神であるとか、あるいは、創造性、クリエイティブな部分ですね、それから、あわせて、子どもたちのアイデアをどう生かしていくのかといったところがかぎなわけなんですけれども、その部分でまだまだ学校がというか、あるいは先生方がというか、設定した課題で進めている実践もまだあるのかなと考えているところです。
 今後につきましては、見直しの方向と申しますか、今後につきましては、今申し上げました課題の部分をより鮮明に、研究主任会等を含めて、そういった場面で学校の方に周知をしていきたいと考えているところです。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  川上郷自然の村についてなんですけれども、御案内のとおり、川上郷自然の村につきましては、一般利用客が平成20年に初めて1万人を超えて、その後も、平成22年は工事がありましたので、減っておりますけれども、順調に利用客をふやしている状況にあります。
 また、もともと校外学習施設ですから、小・中学校の自然教室でもその時期は目いっぱい使っているような状況でありまして、また、それによって学園の交流も図られているというふうに考えているところです。
 また一方、平成25年に指定管理者が期間満了を迎えることから、今後の運営のあり方を含めて、さまざまな視点から川上郷自然の村の運営のあり方を検討するということで、ここに書かれたとおりなんですけれども、そのようなことを平成24年、25年にかけて行っていきたいと考えているところです。
 それから、最後に質問のありましたパブリックコメント1人であったけれどもということなんですけれども、例えば教育ビジョンを見ますと、正直言って、骨格案から素案、大きく変わってないというところもありまして、それから、また、その前にも骨格案の段階ではかなり御意見もいただいておりますので、そうしたものを反映していること。それから、審議会でありますとか、関係者の皆さんはもとよりですけれども、多様な市民参加により事前にかなり情報公開、意見交換しておりますので、そうした中で、結果的にここでは1件だったのかなと、そのように考えているところです。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  図書館ネットワークの強化に向けた取り組みを開始するということの具体的な中身ということですけれども、委員おっしゃられましたけれども、コミュニティ・センター図書室との連携を開始しますというふうなことばかりではなくて、その前にある移動図書館等の総合的な取り組みの中で、コミュニティ・センター図書室との連携などの部分に、実は具体的にまだどうするかというところまではいってないんですけれども、例えば絵本館との連携とか、そういうことなども入っている。そういう視点を総合した取り組みを開始しますという、その開始の中身だということになりますけれども、具体的にはまず図書館の内部でプロジェクトを立ち上げて、今言ったようなことが具体的に取り組みとして案を出して、その案というのが、今度は、市の政策とかなりリンクする場面があるので、理事者等との調整をしつつ、具体的に、本当にそれが政策的なものであるならば、具体化していくという取り組みを開始しますというところでございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。最初にこのアントレですが、今のお答えで、平成18年といいますと、ちょうどにしみたか学園、これがスタートした年度になるんでしょうか。だから、小・中一貫との一体でこれを中心に据えてきたと。しかし、まだ全体に子どもたちからというところ、どうしても先生方のというところからまだ、ここで言っている教育の指導目標にある課題を見つけ、解決策を考える力というところまで、これからかなというところですが、やはりこれ、いろいろ学校教育の中で、子どもたち、小学生、喜んで楽しんでやるという側面もあるんですけども、果たしてこれが学校教育で必要なのかというような意見もあるところなんですね。これは十分御承知だと思うんですけども。ですから、その辺も十分に考えて、今後の課題の見直しの中では、やはり三鷹の子どもたちの教育のために検討していくことも必要じゃないかと考えるところです。ぜひあわせて検討をお願いできればと思います。
 それから、川上村で、平成20年、1万人を超えたと。順調に利用者がふえているということは、一般の利用者がふえているというふうに理解していいんでしょうか。子どもたちは、年度によって生徒数、児童数、変わるわけですけども、一般の利用者がふえているというような理解でいいんでしょうか。
 それから、図書館は、コミセン図書室とのというふうに、これが最初にコミセン図書室が入っていたものですから、そこにぐっと特化してかなり検討が、取り組みが開始されるのかなという理解だったんですが、絵本館も含めて全体のという点では理解しました。しかし、あわせて、コミセンの図書室の位置づけというものもあわせて、これはしっかりと検討していただければと思います。
 それから、教育ビジョンですが、多様な意見、三鷹の場合にはいろいろ意見を吸い上げるというところで、そういうことで、そんなに出てないということなんですけれども、やはり個別計画、今回かなりたくさん出されていまして、これが市役所の中、建物の中では一生懸命進んでいるんですけども、市民から見るとなかなか見えないというのは残念ながらあるんだろうと思うんです。教育ビジョンも、やはりコミュニティ・スクールという形で実施している中での教育ビジョンという点では非常に寂しいかなと。ですから、意見を吸い上げている、多様な意見が寄せられているとは言いつつ、改めて、少なかったという点はしっかりと見るということ、厳しくみずからを律する、厳しく見るということは必要じゃないかと思うんですけども、この点、いかがお考えでしょうか、改めてお聞かせいただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  教育ビジョンの関係では、先ほど伊藤課長の方からも申し上げましたけれども、初めの骨格案の段階、それから、素案の段階ということで、段階を追ってやってきております。特に素案、今回のところに来る前の段階で、各コミュニティ・スクールの委員の皆さんとも相当激しいというか、活発なやりとりがございましたし、PTAの方からも御意見を承っていますし、子どもたちの御意見も承っていますし、学校でも校長からも相当いろいろ御意見承っているという流れの中で、9月の段階でもうほとんどそういった意見を取り込みまして、計画の形ができておりまして、あとは、言葉の使い方だとか、それから、もうちょっと全体を見た場合、バランス、強化した方がいいんじゃないかというような御意見を受けて、微修正、微修正として来ておりますので、全体として見ると、今回、非常にそういう意味では、市民意見の広い意見を吸収してここに至っているなと思っておりますので、そのように御理解いただければなと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  1点、訂正をお願いしたいんですが、先ほど私、平成20年と言いましたが、平成20年度が正しいので、済みません、平成20年度で訂正をお願いいたします。委員さん御指摘のとおり、先ほどの人数は一般の利用者の人数でありまして、児童・生徒、いわゆる市立の児童・生徒は除いております。一般の利用者です。


◯委員(森  徹君)  はい、わかりました。教育ビジョンについては、ちょっとその辺、認識といいましょうか、評価は違うんですが、一応そういうお答えということで受けとめて、質問を終わらせていただきます。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。ほかに質疑ありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で質疑を終了いたしたいと思います。
 ありがとうございました。
 休憩いたします。
                  午後1時23分 休憩



                  午後1時39分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 それでは、生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(竹内冨士夫君)  高畑部長はまちづくり環境委員会の方に出席をしております。失礼をさせていただきます。
 毎年この時期に当該年度の文化行政の実績を御報告させていただいておりますので、平成23年度の文化行政の実績について、予定の部分もございますけれども、各担当から御報告をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  よろしくお願いいたします。初めに、ちょっと資料の訂正について御連絡をさせていただきたいと思います。提出資料の3ページになりますが、7番目の芸術文化振興財団の事業実施状況のところでございます。こちらの方が日付が平成24年1月31日現在となっておりますが、1月15日現在に訂正していただければと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、文化行政について御報告をさせていただきます。初めに、太宰治賞関係事業でございます。
 第27回の太宰治賞につきまして、平成23年の5月9日に選考を行いました。最終選考候補が4作品残りまして、その中で「会えなかった人」、由井鮎彦さんの作品が選考されました。
 応募数でございますけれども、1,271編、このうち、三鷹市からの応募は6編ございました。
 なお、また贈呈式は平成23年の6月15日に東京會舘の方で実施をされまして、関係者を含めて369名の方に御出席をいただいたところでございます。
 続きまして、第28回の太宰治賞の作品募集でございます。こちらは、昨年の12月10日に募集を締め切りいたしまして、応募数が1,212編、第1次の選考通過作品が115編ございます。今後また細かく絞られていくということでございます。
 続きまして、文学講演会。平成23年度は、平成24年の1月の14日に「小説を書くこと」ということで、三鷹市在住の芥川賞作家の津村節子さんと、それから編集者の松田哲夫さんに御講演をいただいたところでございます。
 こちらの入場者数は248人ということで、これまでの文学講演会の中では一番大勢お集まりいただきました。
 続きまして、財団法人中近東文化センター、こちらの企画展等についてでございます。企画展につきましては、今年度は「珈琲がやってきた」というタイトルでございます。こちらは武蔵野市の方に在住しております標さんという方のコーヒーのコレクション、これは中近東文化センターの方に寄贈されたということで、そのコレクションの全品を公開したというものでございます。中身につきましては、サイホンとか、ポット、ミル、そういったもののコレクションを全品公開いたしました。
 期間は昨年の4月16日から9月25日の間で、入館者数は3,331人の入場者数をお迎えしております。
 続きまして、三鷹市との連携事業でございます。今年度も三鷹市立の小・中学校の見学を受け入れております。四小と井口小、それから、市立の第四中学校でございます。
 また、芸術文化振興財団との連携ということで、芸術文化振興財団が後援をしている事業でございますけども、今年度は東日本の大震災のチャリティーコンサート、こちらの方が実施されましたので、このコンサートの御後援を行っていただきました。
 また、博物館ボランティアでございます。こちらの方は、中近東文化センターの方でボランティアの養成講座を受講された方が20人ほどいらっしゃいまして、その中の7名が三鷹市民の方で、博物館のボランティアとして現在活動中でございます。
 続きまして3番、太宰治顕彰事業の実施状況でございます。こちらの方は、展示がえが2回行われたところでございます。
 入場者数は8,622人ということでございました。平成19年の3月にオープンして、延べ6万4,711人の方をお迎えしたところでございます。
 また、その他、ふれあいトーク、こちらの方も実施いたしました。次のページをごらんいただきたいと思いますが、平成23年の10月16日ですね。参加者数52名、産業プラザの方でふれあいトークを実施させていただきました。
 続きまして、平成23年度の美術作品、文学資料の購入・寄贈等でございます。
 初めに購入資料でございますけれども、太宰 治の直筆のはがき、こちらの方、編集者あてに出したものということで、太宰 治の直筆の資料というのはなかなか出回らないということで、非常に希少価値があるということから、購入をさせていただきました。
 また、寄贈資料でございます。こちらの方は、美術の資料として112点を寄贈していただきました。三鷹にゆかりのある高松次郎の作品のほか、111点ということで御寄贈いただいております。
 続きまして、アニメーション美術館の関係の事業でございます。こちらの方は、入場でございますけれども、三鷹市、近隣市、特別枠でございますが、平成24年の1月まででございますけども、1万7,646人の方が御入場をいただいております。
 また、美術館との連携事業でございますけれども、これは毎年実施されております、三鷹市民あるいは近隣市民の招待デーということで、今年度も昨年の10月1日と2日と2日間行われました。こちらの方は、そこにもございますように、大勢の方に応募していただきまして、抽せんで4,800人の方を御招待したところでございます。
 また、小学校、それから幼稚園・保育園の美術館見学でございます。アニメーション文化財団の御協力をいただきまして見学を実施しておりますけれども、市内の小学生、3年生ですね、こちらの15校ございまして、1,375人、同じく市内の幼稚園・保育園の年長の園児でございますけれども、こちらの方が829人受け入れをお願いしたところでございます。
 続きまして、アニメーション文化財団の事業実施状況でございます。こちらの方は、展覧会事業でございますけれども、昨年は「ねこバスから見た風景展」ということで企画展を行っております。こちらの方は5月から実施されております。入館者数につきましては、53万1,234人と、昨年と比較いたしますと5.6%ちょっと減少しておりますけれども、これは年度当初の震災の影響によるということで、4月、5月あたりが若干入館者が減少したことによるものでございます。
 また、海外からの入場者数でございますけれども、今年度は2万4,987人の方にお越しいただいております。昨年が5万人ですから、こちらの方もかなり大幅に減少しておりますけれども、うち、台湾の方に限りましては、昨年と同様の数字を示しているということでございます。
 続きまして、7番以降の事業につきましては、それぞれ担当課長の方から御報告をさせていただきます。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  お手元の資料3ページ、7番の平成23年度公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団事業実施状況につきまして、関連いたします添付資料、先ほどちょっと日付の修正もありましたが、そちらの資料、事業経過報告に基づき、御報告させていただきます。
 当財団では、昨年の本委員会でも御報告いたしましたとおり、昨年4月1日に公益財団法人への移行を果たしました。これを機により一層の経営改革に努めるとともに、市民ニーズを的確にとらえた三鷹ならではのオリジナリティーに富んだ事業を企画し、芸術文化が市民の皆様にとって心のオアシスとなるよう、当該年度におきましても創意工夫を凝らした事業展開を図ってまいりました。
 これから御報告いたします各部門の事業でございますけれども、本資料集計時点での実施事業、公演数は、合計で86と。入場者と動員数は、各事業、書いてございますが、合計で6万161人という状況でございます。
 なお、この事業の中には、昨年3月の東日本大震災の影響によりまして、昨年度末時点ではやむなく中止といたしました平成22年度の5つの事業の振りかえ公演というものも含まれてございます。
 最初に音楽部門でございます。音楽部門は、芸術文化センター風のホールの特性を生かしたバロック音楽やクラシック音楽、タンゴやフリージャズなど、幅の広いジャンルを取り上げ、また同時に、各事業実施の際には可能な限りプレトークやワークショップ等の関連企画をあわせて実施するなど、より深みのある事業展開を図っております。
 結団12年目を迎えましたみたかジュニア・オーケストラは、春、秋の定期演奏会を中心に、市内外の幼稚園や小学校への訪問演奏など、その活動の幅を着実に広げております。
 また、教育普及の分野では、教育委員会、学校との連携によりまして、プロ演奏家の市内全小学校への訪問演奏事業を今年度も継続することができました。
 なお、特にことしの音楽部門につきましては、当財団による東日本大震災の復興支援への取り組みといたしまして、みたかジュニア・オーケストラの定期演奏会など、3つの音楽公演事業をチャリティーコンサートとあえていたしまして、お客様からちょうだいする入場料収入の全額を全国楽器協会という協会の立ち上げたこどもの音楽再生基金という基金に寄附することといたしました。
 公益法人として、震災、被災地の学校の楽器・備品の点検修理などの分野で、この基金を通じた財団独自の復興支援にも積極的に取り組んでおります。
 続きまして、演劇部門でございます。芸術文化センター星のホールを舞台に毎回御好評をいただいております太宰治朗読会や、同じく太宰をモチーフにした演劇公演、若手劇団の登竜門としてすっかり定着いたしましたMITAKA“Next”Selectionなど、三鷹ならではのフレッシュな演劇企画を数多く実施し、市内外から多くのお客様をお迎えすることができました。
 昨年の「日本の男優」に続きまして、「日本の女優」を特集した映画シリーズや、あと、人気、実力を兼ね備えた落語家による独演会なども引き続き好評をいただいておるところでございます。
 次に、美術部門でございます。今年度の三鷹市美術ギャラリーでは、19世紀フランス美術の一端を御紹介するドーミエとグランヴィル展、絵本作家としても活躍されている画家、谷川晃一展、妖精画を集めたフェアリー・テイル展等、3つの展覧会を開催し、それぞれの異なったジャンルに多くのお客様をお迎えすることができました。
 また、いずれの展覧会におきましても、市内教育機関やNPO団体との連携を図りまして、出張授業やギャラリートークなど、教育普及事業の充実にも意を用いてまいりました。
 文芸部門につきましては、まず三鷹山本有三記念館における2回の企画展のほか、朗読会やコンサートの実施、ガイドボランティア活動の支援、館報の発行など、山本有三顕彰事業のさらなる内容充実を市とともに努めております。
 太宰治文学サロンでは、展示、朗読会やふれあいトーク、ガイドボランティア養成講座など、太宰治作品と三鷹のまちの魅力を伝えるさまざまな事業を引き続き展開し、御好評をいただいております。
 資料には別段記載ございませんが、指定管理者としての文化施設の管理運営に当たりましても、昨年3月の東日本大震災に伴うその後の夜間閉館や、これに伴う施設使用料の還付、節電対策への取り組み、また、三鷹市公会堂整備事業開始に伴う利用者への事前周知や施設休館中のさまざまな利用者ニーズに対応した市内外の類似施設の御紹介など、常に職員一同、施設を利用されるお客様の立場に立った安全安心な施設運営に努めております。
 最後になりますが、このたび、地域に根差した芸術文化の振興とその普及を両立させた三鷹市芸術文化センターのこうした取り組みが評価され、財団法人地域創造が主催する平成23年度地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞することができました。この賞は、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰するもので、今年度は当館を含め、全国で7施設が選ばれたものでございます。去る1月16日には、清原市長及び河村理事長が表彰式に出席し、特に清原市長には授賞式の中で受賞7団体を代表してごあいさつをしていただきましたこともあわせて御報告させていただきます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  引き続きまして、同じく資料3ページの8番、絵本館プロジェクトの推進について御報告させていただきます。
 これは、平成18年度から推進しております三鷹市内全域での絵本を通したコミュニケーションを高めるという活動の事業を総称しておりまして、1つは、担い手の育成という事業です。こちらは、保育つきで連続講座を開催しておりまして、平成23年度は6カ所目となる会場、連雀コミュニティ・センターを会場にいたしまして、保育つきの講座を開催いたしました。こちらは、1月ごろに修了生で実施グループが形成され、継続して活動するということを表明しております。
 2番のみたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会は、この1番の担い手の講座を修了した自主グループ、既に4グループが活動しておりまして、今年度できた連雀コミュニティ・センターの修了生の新しいグループも含め、連合して、協力して市内各地域での活動を高めるというようなことをしておりまして、このグループの連絡会の支援というのを平成23年度に初めて着手いたしました。
 9番、星と森と絵本の家の運営状況についてでございます。
 平成24年1月末現在、開館日数249日、入場者数は2万1,655人です。累計で平成24年1月27日に通算7万人目のお客様をお迎えしたところでございます。
 絵本の家は、7月7日が開館記念日で、絵本の家年度とも言いますが、7月7日を新年度のスタートというふうな形で行事を組んでおりますが、それの冒頭、記念講演という形で、三鷹市長、天文台長の講演会が行われました。こちらは、平日にもかかわらず123名の参加の方がいらっしゃいまして、今年度は初めて普及室長によるギャラリートーク、展示の御案内を含めて講演をさせていただきました。
 テーマ展示につきましては、7月を切れ目といたしまして、前年度から引き続いておりました地球に関する絵本展示、今年度は太陽についてのテーマ展示をしております。7月にはぎらぎらした太陽、それから、冬にはぽかぽかした太陽と、1年の展示の中で子どもたちが体感する太陽の感じを季節感に合わせて展示がえを行い、継続しております。
 常設展示は、テーマ展示室のほかに3カ所ございまして、建築展示室、それから、文化財の雰囲気を残した客間・書斎での展示、廊下の回廊ギャラリーを使った3種類の展示を継続して行っております。
 絵本の蔵書は昨年より約500冊ふえまして、約4,300冊所蔵しております。季節に合わせ、展示テーマに合わせ、お客様の前には約2,400冊の絵本を配架しております。
 季節行事、大きな行事は、主に天文の関連行事を中心にお客様に参加いただいておりますが、平成23年度は、七夕の夜に雨が降り、国立天文台特別公開の日にも雨が降りましたので、この分は昨年より半分ぐらいの利用者になっておりますが、おおむね大きな行事には市民の皆様の関心をたくさん呼んでいると感じております。ここに示した数字のとおり、たくさんの方にお見えいただきました。
 市民の皆さん自身が実施する定例行事も、ここに、資料にお示ししたように、継続してたくさんの行事が実施されております。
 この定例行事に加えまして、天文台で育成をしておられます科学プロデューサーという方の実習を兼ねた子どもたちに向けての易しい形での科学のお話というのも随時希望があれば受け入れておりまして、中から定例化するものが育っていくように支援をしているところです。
 庭を使った体験活動ですが、昨年秋から始めました幼児クラブ「森のたんけん隊」、これは2歳半から来年幼稚園に上がるぐらいの年齢のお子さんと親御さんと一緒に庭を使って動物を探したり、あるいは、氷を張ったのをたたいてみたりとかということで活動をしております。おおよそ20組を募集しておりますが、春の部は、御案内のとおり、放射能に関する影響が問われていたときで、屋外への体験について少し反応が薄かったというふうに感じております。
 絵本の家の市民協働事業は、主に大人の方で構成された星と森と絵本の家フレンズという組織と、それから、近隣の小・中学生で構成されましたジュニア・スタッフ、この2つの団体によってボランタリーな活動が展開されております。
 星と森と絵本の家フレンズは、星、それから森、絵本、それから伝統的な家の行事ということで、年間を通じて行事の支援をしていただいております。ジュニア・スタッフの方は、中学3年生になっても継続して活動を続けたいという方がふえておりまして、初年度、小学生だけだったメンバーに少し膨らみが出てきております。また、そのほかに、隣接しております第七中学校に天文部ができまして、こちらの天文部員の方たちにも星と森と絵本の家の星の行事に応援をいただいております。
 井戸掘りワークショップにつきましては、昨年、一昨年、2度にわたって、庭に池を掘るという活動をしておりまして、そのときに水脈があれば井戸が出るのではないかということで、手掘りで試掘をしておりまして、これが水が出てくるようだということで、少し管を広げて今掘っているところです。これも公募した市民の方たちが手で掘っておられるところです。
 これらの活動を毎月「おたよりえほん」という形で、皆様のお手元にも届けさせていただいておりますが、予告するお知らせだけではなく、活動の成果を少しでもわかりやすく届けようということで、毎月5,500部、手書きでつくっておりまして、これも各小学校に配布をさせていただいているところです。


◯委員長(宍戸治重君)  以上、説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。何点か御質問させていただきます。1ページの太宰治顕彰事業のことについて伺います。例年だと6回、去年、平成23年度は6回で、今年度というか、平成24年度が8回という解釈でいいかどうかわからないですけれども、朗読会ですね、朗読会、これは作品はあらかじめわかっているものでしょうか、また、日程的なものがあらかじめわかっているものなのでしょうか、1つ御質問させていただきます。
 あとは、井戸、最後に御説明いただきました井戸掘りのことについて伺います。先ほど池からちょっと話が進展されたということですけれども、去年の10月始められて、3月、今月で終わる予定になっていますが、これは場所は御自宅なんですか。それとも、あらかじめ決まった場所でされているんでしょうかということと、あと、済みません、戻りますけど、同じ4ページで、絵本館のプロジェクト推進事業の中で、季節行事ですね。これ、すごい関心が高いという御説明をいただきまして、参加人数も本当に多い感じになっています。例えば、これ、行事見ますと、七夕とか、天体に関することというふうなお話だったんですが、例えばクリスマスとか、あと、子どもが関係しますので、こどもの日の5月5日とか、こういうところ、祭日だからちょっと難しいところあろうかと思いますけれども、こういった取り組みは今後は検討されているんでしょうか。よろしくお願いいたします。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  太宰サロンの朗読会の御質問いただきましたけれども、朗読会の方は、サロン自体の展示がえ、年に2回、3回ということで行っている、テーマにも合わせまして、大体2回ずつぐらいを2カ月ぐらい前からテーマと朗読をお願いする方を決めて、告知等を行っていると、そういう形で実施をしております。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  井戸を掘っている場所についてのお尋ねでございます。星と森と絵本の家の敷地の東側に広い広場がございまして、その一部が池になっているんですが、池といっても直径1メートルに足りないぐらいの大きさなんですが、その隣接した位置に掘っております。ですので、絵本の家の敷地の中にございます。
 あと、季節行事のどの季節行事をみんなで取り組むかということについては、私ども、今までに掲げているここのリスト以外にやらないというふうには決めておりませんが、できれば昭和初期ごろに行われていた失われた風景を再現していきたいというところを大事にしておりますので、クリスマスが割と下位の方に、順番としては後の方で、バレンタインデーとか、そういうのは余り取り組んではおりませんが、絵本を、テーマを選ぶときには、棚一面がクリスマスの絵本の棚になるとかというふうに、組み合わせてやっております。お客様にお集まりいただいてやる事業は、できるだけ昭和初期の雰囲気を楽しめるものをというふうに取り上げております。5月5日は、私ども、祝日は開館しておりますので、お子様と一緒に遊べるような体験を御用意してお待ちしております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。太宰 治の方は、じゃあ、年間行事というのは、まだ、何の作品かというところまでは立ててないということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。それと、井戸の件も、敷地の中でということで、ちょっと再質問させていただきます。済みません。15組が公募で決められて、6カ月間やられているということで、例えばこの事業、10月過ぎて知ったという方がですね、見学とか、もちろん一緒に参加するのができるかどうかわからないですよ、でも、見たいという。3月11日の東日本大震災以降、井戸ということに対してすごく関心持たれている方も多いので、そういった参加の仕方というのが可能なのか、ちょっとその辺、伺いたいと思います。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  この井戸は、飲料用に掘っているというよりは、昔ここに、大沢の地にあった水脈をもう一度掘り当てたいというような、むしろロマンに関した事業でございまして、出た後も庭の水やり程度というふうに考えているものですが、クローズでやっているわけではございませんので、あれ何やっているのという関心をむしろ持っていただくように、皆様がいらっしゃる時間帯の中でやっております。途中から参加をしたいと言って、加わっていただいた方も4組いらっしゃいます。ちなみに、明日を予定しております。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。私も関心持っている1人なので、ちょっと体調がよくないので、参加できるかわかりませんけれども、まだ今後も多分企画されると思いますので、そのときにはぜひ参加したいと思います。ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、太宰治賞関係の事業状況なんですけれども、前年度は1,271編のうち6編、0.5%、0.6%ぐらいですか、市内ということで、28回については、1,212編で、1次で115編になったということなんですけれども、この中には市内の応募の方はいらっしゃるのかどうかをちょっとお尋ねしたいと思います。応募者の中にもいるか、1次選考通った方がいらっしゃるかどうか。
 それと、その次の文学講演会なんですけども、私もこれ、聞かせていただいたんですけども、大変会場、お客様がたくさん入っていらして、津村様は大変高齢なものですから、声が非常に聞き取りにくかったんですね。もうちょっと何かマイクの感度のいいものを使うとか、後ろの方の方は何かざわざわしちゃって、逆にその声でもう聞こえないというような状況だったので、次回何かこのようなことがあったら、ちょっと考えていただきたいなと思いました。
 それと、その裏に行きまして、2ページの平成23年度購入・寄贈美術等資料なんですけども、購入が1点で、あと、112点、寄贈があるということなんですけども、これ、寄贈をいただくときに何か基準があって、どのような方がどんな選考をしているか。というのは、これ、保管場所は美術ギャラリーと、それから共進倉庫と書いてあるんですけども、倉庫なんかの場合には恐らく保管料みたいなものもかかると思うんですね。いただくときの何か基準、あるいは選考をする方々が、どんな方々が選考して、これはいただくとか、いただかないとか、あるいは全部いただくのか、寄贈として来たものは、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  初めに太宰治賞の選考の中で、現在の115編の中に市民の方がいらっしゃるかという御質問でございます。残念ながら、この115編の中には今回、三鷹市民の方はいらっしゃらなかったという状況でございます。
 また、津村さんの対談でございます。こちらの方は、また次回、十分考えて、お客様に聞こえやすいような形で開催していきたいと考えております。
 それから、美術の寄贈について、基準というものが何かあるかという御質問でございますけれども、現在のところ、特に基準というものは定めておりません。いただいたものすべて、寄贈ということでいただいているわけではございませんけれども、基準というものは今のところ定めてないというところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  太宰治賞の方は、今、115編には三鷹市内、だれも残っていない。応募の方には三鷹市民がいらっしゃったかどうかをちょっと、あと、教えていただけますか。
 それと、今の寄贈の問題なんですけど、これはいただく基準も全然何もないんでしょうか。そうすると、例えば価値のあるもの、まるで価値のないものと、いろいろあると思うんですね。その辺で例えばどのぐらいの価値のあるものならもらうというか、何でもかんでももらってしまうと、展示もできないようなものが入ってきちゃう可能性もあると思うんですけど、その辺のところはいかがでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  寄贈のことでございますけれども、三鷹にゆかりのある方の作品とか、あるいは、一般に市場に高価なもの等、寄贈の方、いただいているような状況でございます。
 それから、太宰の方の御質問でございます。最初の1,212編の中には、ここまでちょっと確認ができないものですから、また後ほど確認したいと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  じゃあ、後でまた太宰の方の応募者、いたら、ちょっと教えていただきたいと思います。
 それと、寄贈の方なんですけども、今後、何でもいただくのはいいんですけども、今までに例えばそういうふうにしていただいているということは、例えば展示をしたことのないようなもの、今までに1回も市民の目に触れたことのないようなものもあるのでしょうか、ちょっとその辺、お願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  展示に関しましては、特別重要物品等を、まず皆様の一般に知られている作品から順番に展示の方、させていただいている状況でございまして、中には、御寄贈いただいたものを展示していないというものもある状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。せっかく御寄贈いただいたものですので、できるだけ市民の目に触れるような格好で御展示をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。まず太宰治文学サロンなんですが、入館者数が8,622人ということです。恐らく開館日数って年間250日ぐらいなのかなと思っているんですが、そうすると、大体1日30人ぐらいの入場になるのかなというふうに数字から読み取っているんですけれども、1日30人という来館者数をどう評価されているのか、お聞かせください。
 それと、美術品資料などに関してお聞きします。購入した資料が1点あります。これ、今回、太宰 治の直筆ということなんですけども、購入する場合って、真贋判定もいろいろかかわってくるので、入手経路というのも非常に大切だと思うんですが、このような購入元というのは発表されないのかなと。何とかオークションなり、何とか画廊なりから買いましたというのがあるとよりいいのかなと思っております。また、せっかくこうして買ったもの、私が恐らく4年ぐらい前にこのあたりの一般質問したときには、入手したものを三鷹市報に載せたらどうですかといったら、その直後に1回か2回載ったことがあるんですけれども、その後載ってないような気がするんですね。こういった貴重な、特に太宰 治の直筆なんていうのは貴重なので、そういった形で広報されてもいいのかなと思います。その辺はいかがお考えでしょう。
 それと、寄贈資料ですが、わざわざ三鷹市外の方が三鷹市向けに寄贈されているということになるかと思うんですけども、そのあたりの寄贈される方の意思は、どうして三鷹市なのかなというところをお聞かせいただければと思います。お願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  太宰治文学サロンの入場者につきまして、平均すると30人ぐらい程度と。こちらの方の評価ということでございます。確かに平均するとそのぐらいの人数にはなりますけれども、月によって、例えば太宰の桜桃忌、そのようなときには、1日で400人もお越しいただく場合もございます。また、天候によって、夏場とか、やはりどうしてもお客様が少ないような状況でございますので、今年度は震災の関係で年度当初多少減少しておりますけれども、大体安定して1万人程度の数字を保っている状況でございます。
 また、購入先の公表ということで、今後またそちらの方は、検討させて、公表できる部分については公表していきたいと思っております。
 それから、寄贈の関係でございます。他市の方が三鷹市に御寄贈いただいているという件でございます。こちらの方は、三鷹に、例えば今回の高松次郎につきましては、やはり三鷹の方にアトリエなどございまして、三鷹で大分所蔵しておりますので、作品をですね、そういったゆかりのある、そういう自治体に寄贈したいということで、今回は御寄贈をまず1点いただきました。そういう形で、何らかの形で三鷹市にゆかりのある、それから、公共のこういう施設で企画展を行ってもらいたいと、そういう御意思がございまして、いただいているというのがほとんどでございます。


◯委員(渥美典尚君)  はい、ありがとうございました。太宰治文学サロン、その時々によってばらつきがあるというのはよくわかりました。桜桃忌というものはすごいものなんですね。そのときに、やはりこういったフラッグシップの太宰 治の場所があるというのはいいことだと思います。伊勢元さんも、私、よく知っている方なので、そこを使っていただいているというのはうれしいことなんですけどね、今後三鷹を有名に資する部分をより検討いただいて、削減しなきゃならないときは削減しなきゃならないでしょうし、拡張しなきゃならないときは拡張するべきだと思いますし、そのあたり、よく御検討いただければと思います。
 それから、寄贈資料に関しましては、これ、芸術文化財団の企画展なんかでもやはり三鷹がいいなということで、この持ち主の方々が評価されているんだろうなということは感じました。私も、文化振興財団が行っている自主事業、とてもいいものが多いなと思っておりますので、今後もよりよいものをつくっていっていただければと思います。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願いします。美術品の購入・寄贈美術等資料ですけれども、今日まで三鷹市もいろいろ寄贈していただいたり、または、購入してきているので、かなりの数があると思います。それに対して、今まで古くなって、焼却した、破棄せざるを得なくなったものだとか、または、そういった場合には、寄贈された方に対して何らかの御説明をするのか、もしくは、もう三鷹にいただいたものなのだからということで、そのままなのかということと、それからあと、共進倉庫で借りていますけども、こういった美術作品のものというのは、どうしても湿度だとか、そういったものが非常に、温度、湿度が微妙なものがございますけれども、そういったものに対してのことからこの倉庫をお借りしているのだと思うんですけれども、こういった美術品に対しての保管に対して、三鷹市としてはそういった湿度だとか、また温度ですとか、市に関しての保管に対しての対応はどうされているのか、聞きたいと思います。
 それとあと、本当に築地課長にはいろいろと、もう最初から、絵本に関してのことに対して、絵本館プロジェクトに対しては大変お世話になってきておりまして、感謝しております。その中で、本当に手書きの通信に関してはいつも楽しみに読ませていただいています。この中で、ちょっと私もお聞きしたいなと思っていたのが、いつも、この間も読ませていただいて、お子さんの探険でしたっけ、先ほど2歳半ぐらいから就学前のということで、イベントの中であったんですけど、親子、「森のたんけん隊」ですけど、これは親子ということになっているんですけども、親子じゃなくてもよろしいのか。例えば祖父母だとか、おじさん、おばさんとか、身内であるならばいいのか。そういったこともちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 この状況としては、いつも応募が多いのかどうか、抽せんのような状況なんでしょうかしら。
 それからあと、ここの星と森の絵本の館に関しまして、三鷹市在住以外の方たちも大勢来ていらっしゃると思うんですけど、その割合というのはどの程度なのか、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  美術資料の処分についてお尋ねがございました。現在のところ、御寄贈いただいたものについて、処分しているものは現状ございません。
 また、倉庫の保管状況でございます。現在、江東区にある美術の専用の倉庫、それから、先ほどの共進倉庫、それから、美術ギャラリーの収蔵室と、3カ所ございますが、いずれも温湿度に関しましてはきちんと管理をしているという状況でございます。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  たんけん隊の参加資格ということですが、直接の親子である必要はなく、今もある回はお母さんだけれども、ある回はお父さんという形でお見えになっていたり、おばあちゃまと一緒にというふうになっておりますので、特に親子である必要はないです。ただ、子どもだけ預けて、親は見ているだけという活動ではないですよということを強調するために親子の活動という表現をさせていただいております。
 応募状況ですが、15組といって公募して、23組になったり、20組になったりということで、割と反応は早くに埋まる状況になっております。足切りというのは、まず第1次には市内の方、優先にさせていただいて、15組を超えた以降に調布市内にお住まいの方で御希望があったらお受けするというようなことをしております。ですので、今のところ、足切りをしてお断りはしていないで、なるべく全員を受けているということです。
 それから、絵本の家の利用者の市外、市内の割合なんですが、受け付けの方法が、男女比、年齢比だけでしておりますので、正確な数はちょっとつまびらかにはできないと思うんですが、お聞きしたところでは、埼玉から来ましたとか、松戸から来ましたという遠方からお見えになる方、それから、バス路線が調布から武蔵境の便が割といいので、調布から来ましたというお声はよく耳にしております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。本当いずれにしても、安心いたしました、美術の方に関しましては。
 それとあと、星と森と絵本の家に関しましては、私も聞くところによりますと、市内よりも市外の方が多いんじゃないかというような話も聞いたことがございました。私も、結構三鷹市外の方たちから行ってきましたよというお話も聞いていますので、やはりそれだけ、中身にしても、運営に関しても充実してきているんじゃないかなと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。


◯委員(森  徹君)  それでは、絵本の家で、絵本は子どもから大人までといいましょうか、赤ちゃんから大人までということで、子どもに限らないと思うんですが、今の委員からも質問あったように、アクセスの面で、それでせっかく三鷹の中にありながら、絵本の家から遠い地域ですね、中原地域だとか、北野、井の頭、なかなか行きたくも行けないという方の声も聞いておりますけれども、以前、駐車場の対応ということがいろいろ検討されているというふうに聞いたんですけども、今の若いお母さん方、軽を運転して、結構子どもさん乗せてというのがあるので、雨が降っても、駐車場があれば、子どもさんを連れて遊びに行けるというような、で、環境もいいところですし、ですから、その辺の駐車場の対応というのがどんなふうになっているのか。
 それから、大人も、井戸もありましたけども、ハンモックもいいですね。ぜひハンモック乗ってない人は、委員長乗ったら、切れるかどうかわかりませんけども、ぜひあれも大人の人も利用してもらうと、空が高くてすばらしいということで、ぜひ絵本の家は、もっともっと、埼玉からという方、お話もありましたけども、市内の方に大いに利用してもらうために、いろんな努力。しかし、これは担当のところは一生懸命努力しているんでしょうけども、市長でしょうかね、太宰とか、ジブリとか、そっちの方は大分力入れているようなんですけども、もっとその辺も、これは予算委員会の審議になるかもしれませんけれども、絵本の方も、行政としても頑張っていただきたいと思います。そういう点でちょっと駐車場アクセスの面でお聞きしたい。
 それから、あと、美術ギャラリーですね。これ、私、話、寄せられたんですけども、非常に評価が高いんですね、三鷹の展示の内容というのは。かなり専門的にその道で勉強されている方も、三鷹の美術ギャラリーですか、駅前の、あれは非常に注目というか、注視しているようなんです。ですから、そこのところは非常に頑張っているんだなと、努力されているんだなというふうに、これはぜひこの場で申し上げておきたいと思います。
 1点だけですけども、よろしくお願いします。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  平成23年3月に絵本の家に隣接している空き地を駐車場にするという計画がございまして、その後起きた地震で、被害を受けたほかの施設の修理に回すということで、1年待ちしましたが、3月12日から工事をいたしまして、4月冒頭から有料の駐車場として運営をするということで、天文台施設課の方からけさ連絡があったところでございます。あちらもぎりぎりで御連絡だったので、あとの細かい運用のことについては、まだ考えている途中というふうには聞いておりますが、新年度冒頭に市民の方に提供できるスケジュールにようやく入ってきたというところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません。じゃあ、ちょっと2点ほどなんですが、先ほど来お話ございますとおり、今回の美術品購入に関しまして、太宰直筆のはがきを購入されたということで、これの今後市民への公開の機会という部分を何か御予定はされているのか。とともにですね、先ほど御答弁にありましたように、桜桃忌のときにはかなり三鷹の駅周辺、禅林寺さん含めて、太宰ゆかり、太宰のファンの方が全国から集まる状況があるというふうに我々も認識しております。積極的に、太宰の生誕100年のときの企画も好評だったかと思いますので、こうした桜桃忌のときに何か、場所の問題等もあろうかと思うんですけれども、ひとつ何か三鷹で、桜桃忌に来て、また太宰の新たな三鷹との接点というか、三鷹が、生きたまち三鷹という部分に太宰ファンが触れていくような機会をどんどんつくるのも観光施策の拡充においても有効かなと思うんですけど、その辺のお考えをお伺いしたいと思います。
 あと、今、森委員からハンモックの御提案あったんですが、渥美委員もいらっしゃいますけど、JCの方々がいつもいろいろな企画で、カブトムシを子どもに夏配っていただいたりとかしていると思うんですけど、国立天文台の中、昔はいけなかったんですけど、私も子どものころ、ひそかに入って、カブトムシ、クワガタを捕まえに行ったという記憶がございます。今、ちょっと放射能の問題で、落ち葉のこととか、非常にナーバスな部分もあろうかと思うんですけど、例えば昭和の初期のころにもやっぱりそういう風景というのはあったかと思うんですけれども、例えばそういった新たな、JCの方なのかわからないですけれども、近くには文教委員長の宍戸さんもいらっしゃいまして、カブトムシのいつも夏は話題で盛り上がるんですけれども、そういった地域の農家の方とかの連携等も図れて、なおかつ、子どもたちも喜ぶのかなという気がするので、そうした部分のまた何か、ハードな部分なのかもしれないですけど、拡充に向けての何か御所見あれば、伺いたいと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  太宰 治の購入作品のことで御質問ございました。このはがきでございますけれども、平成24年度の企画展の中で皆様に公表していくということで、今、予定を立てているところでございます。
 また、桜桃忌にはたくさんのお客様が見えるということで、この辺の事業でPRということでございます。現在は、毎回企画展を行っておりますけれども、企画展のPR程度で、チラシを皆様にお配りしたりというところでございますので、今後また桜桃忌にあてて、何か企画展ができればと考えております。


◯芸術文化担当課長(齋藤浩司君)  桜桃忌に関連した事業関係でございまして、財団の方で、桜桃忌6月19日なんですけども、特にことしちょっと当日にはならないんですが、その週の後、日曜日、24日になりますが、禅林寺に近い、私ども芸術文化センターの星のホールの方では、一応太宰を聞くという朗読会ですね、俳優さんに来ていただいての朗読会というのは、一応こちらとしては、まだ予定ではございますが、事業を計画しております。


◯絵本館担当課長(築地 律さん)  天文台の中にはもう絶滅してしまった動植物がひそかにいて、それを黙って持ち出してオークションにかけたりするという方がいらっしゃるそうで、全面的に天文台の中の動植物は外へ持ち出さないということで、私どももその志向に賛成はしております。それで、持っては出ない、そこで見てくださいというふうにお願いをしているところです。ただ、今、委員さんから御提案があった近隣の農家さんとタイアップするという側面では、私ども、思いが至りませんでしたので、今後検討していきたいと思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。動植物持ち出し、非常に子どものころ、悪いことしていたのかなと。いわゆる日本古来の固有種のカブトムシでございますので、そういう部分、当たらないのかなと思いますけれども、非常にさまざま委員から御提案あったように、三鷹独自の、ある意味太宰にしてもそうですし、この絵本館も、大きな、西部地域というか、西側の地域財産だと思いますので、積極的に活用していただいて、多くの市民も含めて、市外からの観光客を取り込めるようにまた御努力願えればと思いますので、よろしくお願い申し上げます。終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに質問ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時38分 休憩



                  午後2時40分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回の委員会については、最終日といたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、以上で委員会を閉じたいと思います。御苦労さまでした。
                  午後2時41分 散会