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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年まちづくり環境委員会) > 2012/09/12 平成24年まちづくり環境委員会本文
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2012/09/12 平成24年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成25年度運動方針三鷹市要望事項について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第40号 三鷹市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  おはようございます。御審議よろしくお願いいたします。
 本件は、三鷹市の廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。これについて御説明いたします。本条例改正案は、ふじみ衛生組合新ごみ処理施設が平成24年10月より試験運転を開始し、平成25年4月より正式稼働することに伴いまして、ふじみ衛生組合で新たに一般廃棄物処理手数料を定め徴収することとされました。これに伴い、本市の一般廃棄物の処理施設及び処理手数料などに係る条例を整備するものでございます。
 まず、資料1、新旧対照表を御用意ください。ふじみ衛生組合新ごみ処理施設の稼働に伴いまして、条例第32条、別表に定める一般廃棄物処理手数料の徴収について改めます。これについては21分の20のページを御参照ください。御説明に当たりましては、資料1の新旧対照表はちょっと見開きになっておりますので、資料2のように1枚に、別表の部分が大きなところでございますので、資料2といたしまして別表を抜粋したものを御用意させていただきましたので、資料2のほうで御説明をさせていただきます。説明の順番は別表の順番とちょっと前後いたしますけれども、議案概要に沿って御説明をさせていただきたいと思っているところです。
 まず1点目でございます。別表中の区分5をごらんいただきたいと思います。新ごみ処理施設では、平成24年10月より設備の電気系統などの試験運転を開始いたしまして、12月より三鷹市、調布市の可燃性廃棄物の全量を受け入れ、焼却試験を開始する予定となっているところでございます。この試験運転の間、市内で発生する一般廃棄物を運搬する施設を市の処理施設から市長の指定する処理施設──このアンダーラインを引かさせていただいておりますけれども、と改めまして、処理施設を明確にし、新ごみ処理施設での処理を行います。市長の指定する処理施設につきましては、毎年告示いたします一般廃棄物処理計画──これは実施計画に当たります、及びごみ処理総合計画2015(改定)においても、三鷹市環境センター及びふじみ衛生組合新ごみ処理施設を指定をしているところでございます。
 なお、この5の項につきましては、平成25年4月より新ごみ処理施設の正式稼働に伴い、施設に直接持ち込まれる一般廃棄物の処理手数料の徴収につきましては、各市の処理ではなく、ふじみ衛生組合で徴収されることになりますので削除いたすところでございます。このため、この5の項の適用につきましては、新ごみ処理施設試運転期間中の措置とさせていただきます。なお、焼却試験中の手数料につきましては従来どおり市の条例を適用し、1キログラム当たり20円という処理手数料のままとさせていただきます。
 続きまして、2点目でございます。これは一般廃棄物処理手数料の見直しに関するものでございます。ふじみ衛生組合では、平成24年8月定例会におきまして、新ごみ処理施設稼働に伴い御家庭や事業所より直接持ち込まれるごみを処理するに当たりまして、その処理手数料をごみ処理原価──例えば建設費、あるいは土地の取得費、20年間の運営費、焼却灰のエコセメント化──処分費ですね、こういったものから換算いたしまして、10キログラム当たり350円、1キログラム当たり35円といたしました。この処理手数料の規定に伴いまして、市の指定収集袋によらない排出手数料を改定するものでございます。このふじみ衛生組合の手数料に係る条例につきましては、平成25年4月より適用させていただきます。
 まず別表中の区分2でございます。家庭系廃棄物を指定収集袋によらず排出する占有者における多量のごみの項をごらんいただきたいと思います。これは御家庭などで緊急な引っ越し、例えばあしたあさってというようなところですね、我々のほうの委託業務のところで対応できない、そういったところの事例につきまして、そのごみにつきまして収集・運搬・処理を行う場合の手数料でございます。これを1キログラム当たり35円から1キログラム当たり50円に改定をさせていただきます。
 この手数料の内訳といたしましては、三鷹市環境センターでの焼却処理手数料は1キログラム当たり20円でございます。これに収集・運搬手数料を1キログラム15円とさせていただき、合わせて1キログラム35円としております。新ごみ処理施設での処理に当たりましては、処理手数料が1キログラム当たり35円と改めましたので、新たな手数料に従来の収集・運搬手数料15円を足して、1キログラム当たり50円とさせていただくところでございます。ただし、指定収集袋によるものの排出についての手数料については変更はいたしません。
 次に、別表中の区分3でございます。事業系一般廃棄物を排出する事業者でございます。事業系一般廃棄物を排出する事業者のうち、その多くは事業所の登録がなされている小規模な事業者でありまして、指定収集袋により排出をされているところでございます。この項に係るところは、それによらない大規模な事業者さん、多量にごみを排出する事業者さんが市において収集・運搬を許可した業者に処理を依頼する、あるいは御自分で処理施設に持ち込んだ場合の処理に関するものでございます。この許可業者に処理を依頼する際の収集・運搬・処理の基準を家庭系廃棄物の処理手数料と同様の考え方により改めるものでございます。処理手数料35円で、収集・運搬15円、こういう内訳でございます。
 一方、この規則で定める指定収集袋による手数料というのがこの2段目にございますけれども、指定収集袋に係る手数料については変更いたさない予定でございます。これにつきましては市内の多くを占めます小規模な事業者さん、こういった事業者さんに対する社会経済状況、あるいは商工振興保護という観点から現行の料金のほうで維持をしてまいりたいと考えているところでございます。
 続きまして、技術管理者の資格でございます。こちらにつきましては、資料1に戻っていただきたいと思います。21分の17ページでございます。ちょうど黄色で出ております。これは新たに第50条の2といたしまして、技術管理者の資格を定めるものでございます。これは廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴いまして、一般廃棄物処理施設を有する者は技術管理者の資格を環境省令で定める基準を参酌して定めることとされたところでございます。
 法の施行から猶予期間といたしまして、平成24年度中に条例制定することとされております。市においても、ふじみ衛生組合新ごみ処理施設稼働後も環境センターにつきましては施設の洗浄などを行いますので、施設の一部を運転する必要がございます。そのために、ここに技術管理者の資格を定めるものでございます。また、現在環境センターにおきましては技術管理者の資格を有する者が配置をされているところでございます。
 以上のとおり、三鷹市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の内容について御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどをお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。この資料2の区分の2と3のところなんですけれども、年間どのぐらいの量と、例えば平成23年度でどのぐらいの金額のものがあったのかどうかということを教えていただきたいと思います。
 それと、この3のところの事業系一般廃棄物の部分で、大規模事業者といいますか、ある程度大きな企業の方だと思うんですが、ある程度定期的には使われているんだと思うんですけれども、その会社の社数と、その方たちへの説明会とか、説明・周知はどういうふうに考えてらっしゃるのかお願いします。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点御質問をいただきました。2に係る、まず家庭系の部分でございますね、持ち込まれる。これは推定になってしまいますけれども、いろいろ環境センター等で調査した結果、年間で約17トン程度、非常に少ないです。やはり私どものほうの粗大ごみの処理の関係で、できるだけ収集の体制を調整しながら御家庭のところについては対応しているというのが現状ございますので、こちらはその程度だと思っております。
 あと、3に係る事業者さんでございますが、この事業者さんで持ち込まれるものについてはおおむね、約880トンぐらいでございますね。それで、基本的に許可業者さん、業者に頼んで処理をしているっていうのが4,568トンございますので、直接搬入ごみというのは昨年度で、そういったような事業者さんを含めて5,470トンございましたので、ほとんど、約84%ぐらいは業者さんに頼んで処理を依頼されているっていうところでございます。この料金は、単純に今のところ20円を掛けて、手数料をかけていただいておりますので、家庭系だと34万円ぐらい。あと、持ち込みのほうでいえば、1億1,000万円程度ぐらいでございますね、現行においては。
 それと、あと、2点目でございます。業者さんのほうは、私どもが許可を出している業者というのは22社出しておりまして、大体それのお客様を今現在大体当たったところ約700件程度お取引先がある。これは大規模な事業者さんという形になると思いますけれども、このぐらいの件数がございますので、その後の皆様への周知という形でございますけれども、一応今回の条例の改正を受けまして、ふじみ衛生組合のほうでは、まず許可業者さんのほうを、例えば私ども三鷹市、あるいは調布市、それぞれ集めて、まず御説明をさせていただくというのを今予定がされているところでございます。何はともあれ、業者さんのほうには情報を早くお出ししなければなりませんので、できるだけ早くという形で、今ふじみ衛生組合と我々のほうも調整をとっているところでございます。以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。家庭系のほうはこれによって余り影響というのはどうなのかなと思いますけれども、事業系、特に700件の事業者さんというのは35円から50円ということで、全体を1億と考えると結構負担にはなっているかと思いますので、ふじみ衛生組合さんともうまく調整していただいて、何かのくくりで支援とか助成とかできるんだったら、そういう部分とかの声を聞いてあげて対応していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。私の質問は以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、もう一度ちょっと詳しく説明してもらいたいんですけれど、資料をいただいた部分の21分の21で、5の家庭系廃棄物を排出する占有者または事業系一般廃棄物を排出する事業者が市長の指定する処理施設に運搬する場合は、1キログラム当たり20円と変わらないと。平成25年4月1日で削除されるということで、ここ、ちょっともう少し詳しく教えていただけますか。
 それと、来年の4月1日以降、ふじみのごみ処理が始まるわけですけれども、資源回収の視点で、三鷹市はプラスチックごみを分別して回収していると思いますけれども、今度新しい施設になると、電力を発電するということで、カロリーを、燃焼効率を上げていくという視点に立ったときに、温度を維持するためのエネルギーとしてプラスチックごみを燃やしている同じような施設の場合に、積極的に受け入れているところがあると。それを活用しているということだと思うんですけれども、今後の三鷹市における分別収集ということで、プラスチックごみは今まで同様に分別収集を徹底して資源のリサイクルを進めていく考えでいるのか、そういう姿勢に立ったふじみとの関係を考えているのか、お考えを教えていただきたいと思います。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点御質問をいただきました。
 1点目は、第5の項についての説明をさらにちょっと詳細にさせていただきます。これは、やはり試運転期間中に限定をさせていただくというのがまず前提でございます。ただ、試運転期間中でも、やっぱりふじみ衛生組合の新しい施設としては持ち物でございますので、ここの書きようでいくと市の処理施設っていうふうにうたっておりますので、この言葉からすると、やっぱり市の処理施設は市の独自で持っている施設っていうような意味合いとしてのほうがちょっと強いかなというふうに、我々のほうも感じたところでございますので、ここを改めて市長の指定する処理施設であれば、私どものほうも処理計画の中ではセンターと新ごみ処理施設とをうたっておりますので、その中間処理施設はどちらも使えるっていう形です。
 ですので、ふじみ衛生組合の新ごみ処理施設で焼却することに対しての条例上の裏づけ等をより明確にさせていただいたっていうような考え方でございます。ですので、4月以降につきましてはこの条項につきまして削除をします。要は、持ち込まれる手数料っていうのは4月以降ふじみで取りますので、市のほうの手数料に関する事務ではなくなってしまいます。ですので、この手数料を定めた条例の中では、その項については私どものほうが直接いただかなくなるということでございますので、全てふじみに委ねて、それにかかわるものについては市のほうの適用するものは削除していくという、そういう考え方で削除するということでございます。
 2点目でございます。プラスチックについてでございます。これは、私ども三鷹市及び調布市とふじみ衛生組合も含めまして協議をしているところでございます。新しいごみ処理施設稼働後につきましては、これは地元協議会等とも協議がされたところでございますけれども、現在民間施設のほうで容器プラスチック法によらないプラスチック残渣、基本的にいえば埋立処分をするようなプラスチック残渣につきましては民間施設で熱回収措置をさせていただいているところでございます。
 ただ、新ごみ処理施設はもともと発電機能を持った施設でございますので、稼働後につきましては、この民間施設に委ねている部分につきましては、新ごみ処理施設で焼却し、電気として活用させて、サーマルリサイクルを行っていくということの話がなされているところでございます。ただ、その過程の中で私どものほうも、調布市も、同じようにプラスチックの分別収集をやっております。その分別収集のやり方というのはそのまま堅持する、あるいはまた、さらに一層分別のほうを強化させていただきまして、できるだけ容器包装リサイクル法の事業者に引き渡せるようなことを、我々としては皆様に啓発等をしながら、さらに分別させていただく、一すすぎしていただくという形で御協力いただいて、できるだけ残渣のほうが出ないような形ではお願いします。その残渣については、冒頭申しましたように新しいところで処理を行う。これは、当然経費の、コストの面もございますので、自前のところの発電施設を有効活用していくという視点からもそういったような形で現在の収集体系を維持しながら行っていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  プラスチックごみの資源回収について、容器包装リサイクル法を推進していく立場から、現在の立場で継続していくってことですけれども、質問したのは、プラスチック資源回収をもしやめることになればですね、一般ごみに一緒にしなくてはならなくなるわけですよね。それは、サーマルリサイクルになるっていう視点で、分別の部分を省略している自治体も見受けられますけれども、そうするとごみの量がふえるわけですよね。一般の家庭ごみの中にプラスチックも一緒に含めていかなければならなくなるわけですから、そうすると市民負担がふえることにつながっていくので、ごみの総量がふえる、また有料ごみで出さなければならない量がふえるっていうことにつながるとすれば、プラスチックごみの資源回収というのは、引き続き続けていくことで資源のリサイクルっていうことの重要な役割を果たせるというのと同時に、市民の負担を軽減することにもつながって、また分別に対する意識も醸成できるので、この立場は、三鷹市としても、調布市との関係もあると思いますけれども、堅持して、しっかりと分別収集をプラスチックの分野でも継続していく姿勢を保っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  お願いします。資料2のほうですね、この有料袋の関係ですけれども、私どもの会派では、この際上げるんじゃないんだろうかというふうに考えていたんですけれど、現行のままというふうに皆さんで協議をした経過っていうのがあると思うんですけれど、もう少しわかれば教えていただきたいです。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  今委員御質問のとおり、指定収集袋についても処理手数料、収集・運搬手数料、処分手数料、全部入った料金で算定をしているところでございます。ただ、こちらにつきましては、本来処理分が15円値上がりするということになれば、そのまま15円分に対する何らかの措置という形で袋に対しての付加をしていくところでございます。
 ただ、今小規模な事業者さん、袋で出されているところというのは、市の御家庭の行政回収と一緒に収集をしております。特別に袋を出しているからといって特別なところの事業者さんのところに行くわけではなく、我々のほうで設けているルートに沿って、その中で処理がなされているところでございます。であるならば、量的なものも推計いたしますと、我々のほうでごみの総量として考えているところが、2万3,000トンぐらい収集しているんですけれども、そのうちの大体600トン弱程度なんですね。おおむね2.4%ぐらいの比率でございます。件数的に多分そのぐらいになると思っていますので、改めてこの手数料のほうの上乗せを付加するというところは、収集の中での負担というのは我々の中の1つの行政回収の中でおさめているし、占める率も少ないというところで、その中でおさまっていくのではないかということを考えました。その中で、コスト的にはそういったところで、特にそこの部分の料金のほうを上げなくても、市のほうとしては行政上の処理ができていくというふうに考える。
 また、やはり小規模のところでございますので、社会的な、経済的な面、あるいは商工振興というところは、やっぱりその辺はある程度重視をさせていただいて、両面のところから、今回については据え置きをさせていただいたというふうに判断をさせていただきました。


◯委員(嶋崎英治君)  その件については理解をいたしました。
 あと、このままいくと消費税が上がっちゃうわけですよ。そうすると、有料袋の販売価格はどういうふうになっていくのかということがちょっと気になっているんです。それは、どんなふうに想定されているんでしょうかね。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  消費税の関係は、本当にこちらの手数料だけでなく、市全体のほかのいろいろな経費に影響が出てくると思いますので、内で見るか、外で見るか、いろいろ考え方はあると思いますので、そのあたりはまた諸般の状況を勘案しながら検討させていただく。できるだけ御負担にならないようにという観点はあろうかとは思いますけれども、現時点で明確に方針を定めているわけではありません。当然法案等の具体的なそういう過程がもっと具体的になっていけばですね、法も通っておりますので検討の俎上には乗るかとは思いますけれども、現時点ではまだ未定ということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  そうなると、ちょっとまたいろいろ大変かな。いつまでに仕入れた物とかというところもあったり、なかなか大変な作業がまた来るのかなというふうに懸念しております。
 それから、この袋を取り扱っている店というのは、当初、スタートと今っていうのは、多分ふえているんじゃないかと思うんですが、その辺のところもちょっと教えてください。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  今取り扱いをされているお店は190店舗ございます。これは実は家庭系ごみを取り扱っていただくようになってから飛躍的にふえて、それ以前は100店舗程度だったもんですので、ほぼ倍ぐらいになっているところでございますので、大体事業系のごみについても、指定収集袋も、あるいは家庭系、あるいは粗大ごみのシールも大体全て扱っていただくということで。市外のお店も大分ふえてきておりますので、私どものほうとしては御要望のあるお店については取り扱いをお願いするというところで、できるだけ広く扱っていただくように考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そういう協力を得られているっていうことは理解いたしましたので、質問は以上で終わります。


◯委員(岩見大三君)  先ほど事業系の業者といいますか、事業系の方の22社、700件というお話があったんですが、もう少しちょっと済みません、この中身について、例えば業種であったりした場合、どのような業種、業者の方が今まで申し込むというか、されまして、実態的にどういうような形になっているか、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  実は今、詳細につきましては調査中でございまして、数だけとりあえず今ちょっと把握させていただいて、また業種については、おっしゃるとおり飲食店さんが主体にはなるかなとは思っているところではございますけれども、それによっては、やはり何というんでしょうか、新しい施設での焼却だけではなく、ほかのリサイクルに回っていけるような措置でしょうか、資源化に持っていくというようなところですね、そういったところもできることもあろうかと思いますので、おっしゃったように業種については、私どもも詳細にまたこれから調査をかけまして、その中で資源化に持っていけるような業種の方から出るごみについては、できるだけ資源化したり、食品のリサイクルとか、そういったところに持っていけるような形といったところを御依頼をしていくような形で、なるべく御負担を減らしていくような形でお知らせ等はさせていただきたいなと思っているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  わかりました。では、その辺のあたりの調査も引き続き行っていただきまして、多分にちょっと影響をなるべく軽減していただけますような措置をとっていただけますよう、お願いを申し上げたいと思います。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  多摩地区でこういう事業系、あるいは一般家庭系のごみとの比較というのをされたと思うんですが、それはどんな状況なんでしょうか、そういうのに比べてね。
 それから、もう一つは、隣の杉並とか世田谷とかっていう23区では、そういった場合にどのぐらいの料金になっているんでしょうかね。参考までに教えてください。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  多摩地域につきましては、おおむねですね、近隣のところでいえば柳泉園組合さんなんかがありまして、これは38円という形で処理手数料をいただいております。西多摩衛生組合さんでは30円、多摩川さんではおおむね42円、あるいは多摩ニュータウンさんにつきましては若干安くて25円という形で出ております。ですので、見てみますと、大体30円から42円ぐらいかなというんで、大体真ん中ぐらいになるのかなっていうふうな料金には、近隣ではなっているところでございます。
 23区につきましては、焼却だけの手数料はたしか17.5円だったと思います。以上でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。終わります。


◯委員長(吉野和之君)  他になければ。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時07分 休憩



                  午前10時11分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第41号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  おはようございます。議案提案について説明させていただきます。本議案は、さきの第2回市議会定例会で議決していただきました三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例につきまして、三鷹台駅周辺駐輪場の有料化の時期を延期する目的で議案提案をさせていただくものであります。
 参考資料1ページをお開きください。条例を改正する理由でありますが、改正する理由につきましては、土地所有者より平成24年6月26日に通告のありました三鷹台第1駐輪場の建築計画により三鷹台駅周辺の駐輪場の台数が不足するため、駐輪場の再配置を検討する必要が生じたため、三鷹台駅周辺駐輪場の有料化について延期をするものであります。
 続きまして、三鷹台駅周辺の台数不足の対策でありますが、建設工事中につきましては、新たな駐輪場を確保するため駅前周辺駐輪場の地権者と交渉を今実施しているところでございます。また、京王電鉄の管理地の駐輪場用地への開放も要望しております。さらに周辺駐車場などの地権者との交渉も進め、必要台数の確保に努めているところであります。
 続きまして、建築計画が完了した後でありますが、建築計画完了後は、三鷹台第1駐輪場に780台の駐輪場が確保できる予定であります。そのほか、三鷹台第2駐輪場、三鷹台第3駐輪場、三鷹台第4駐輪場の現駐輪場と京王電鉄の管理地、周辺地権者等の協力による駐輪場の確保などにより必要台数を確保できる予定でおりますが、さらに周辺の地権者などと交渉して計画台数以上の確保を目指していきたいと考えております。
 続きまして、三鷹台駐輪場以外の駐輪場、井の頭第1駐輪場、井の頭第2駐輪場、つつじケ丘駐輪場につきましては、条例に変更なく平成25年4月1日から有料化を実施する予定でおります。料金、利用形態につきましては、指定管理者とよく協議を行い実施していきます。
 条例の施行日ですが、三鷹台駅周辺駐輪場につきましては、規則で定める日とします。井の頭公園駅及びつつじヶ丘駅周辺駐輪場につきましては、平成25年4月1日とします。
 準備行為でありますが、改正後の三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の規定による有料駐輪場の利用に係る手続その他については、この施行日前に行うことができるとしております。
 それでは、3ページをお開きください。3ページは、三鷹台駅周辺の駐輪場の配置図でありまして、4カ所の駐輪場を示しております。
 続きまして4ページをお開きください。4ページにつきましては、井の頭公園駅周辺の駐輪場2カ所を示しております。
 続きまして5ページ。5ページにつきましては、つつじケ丘駐輪場の位置を示しております。井の頭公園駐輪場、つつじケ丘駐輪場については、平成25年4月1日から有料化を実施する予定でおります。
 続きまして6ページをお開きください。今後のスケジュールでありますが、広報掲載につきましては、三鷹台第1駐輪場の計画がはっきり確定されていなかったため今まで広報掲示を控えておりましたが、このおくれた分を議会で議決後、各月、毎月掲示をさせていただきまして、住民周知に努めていきたいと考えております。
 7ページ以降につきましては、三鷹市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の新旧対照表を添付しておりますので、御参考にしていただきたいと思います。以上で説明を終わらせていただきます。審議のほどよろしくお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。今回、三鷹台駅のところが延期になるということで、ここには780台確保されるというふうに書いてありますけれども、今現在1,000台を一応予定しているかと思うんですね。減ることには間違いないのかなという部分で、周辺の地権者と交渉していただくっていうことなんですけれども。三鷹台はおくらせるんだけれども、井の頭公園はここにあるように4月1日からやりますよということになると、私がどちらでもとめられる場所に住んでいた場合、今まで井の頭にいたのが、こちらは有料になりますということですので、間違いなく、多少遠くても三鷹台のほうに自転車をとめるっていう可能性が高くなると思うんですね。
 いわゆる井の頭公園はがらがらだけれども、三鷹台がさらに足らなくなる部分でさらにふえてしまうっていう危険性が非常にあるのかなと。自転車ですので100メートル、200メートル遠くても、多分考え方としてはどうしてもただのほうへ行くということになりますので、井の頭第1、第2に関してはこの三鷹台と合わせたほうがいいんじゃないのかなと。余計三鷹台が混雑するんじゃないのかなと。ある程度周辺でその部分のところの確保ができるまでは延ばしていただいて、同時に施行するということを考えていったほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  確かに井の頭が有料になると、では、無料のほうにとめようということで三鷹台に行くと。ただ、三鷹台の、その場合、工事が始まるのが来年の3月でしたね、たしか。3月までは、そういう事態が想定はされるんですけれども、今後議会終了後告知をして、第1駐輪場については3月から工事に入りますと、使えなくなりますという告知をして、上手にお知らせをして、それまでの間は、例えば有料化は4月1日ですから、告知するということになると、ああ、こっちもなくなるんだということがきちっと知れ渡れば、ないわけですから、来れないですよね。ということで、それは御理解いただけるというふうに考えております。


◯委員(寺井 均君)  話はわかりました。ただ、やっぱりどうしてもそういうことを考えて、混乱はされると思いますね。説明会をどういう形で何回やっていただくのか。どういう形にやっていただくのかなかなかあれですけれども、その辺はやっぱり混乱がないように。そういうことによって偏るとか、そういうことがないようにぜひ進めていただきたいと思いますので。ちょっと市民としては、やっぱりそういう流れになるなっていうふうに想定されますので、ぜひよろしくお願いします。


◯委員(栗原健治君)  それじゃあ、質問します。6月の議会でも、三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例について質疑をしましたけれども、今回、今説明のあった理由で三鷹台の駐輪場については延期をすると。延期すること自体に関しては理由から考えても当然だっていうふうに思うんですけれども、今回有料化される駐輪場については、全てが無料だった点からも丁寧な説明が必要だということは指摘してきたところで、要望もさせていただいたところです。
 資料の1ページ目の3の「今後は、現状の利用形態、利用人数などを検討し、指定管理者と十分協議を行い」ということですけれども、どのような形で、どのように、時期的なことも含めて行うのか。つつじケ丘の場合には、一時利用は考えていないということが6月議会であったというふうに思います。現状をしっかりと把握しなければ混乱を引き起こすと思いますし、実際に一時利用で使っている方も大勢いるのを聞いているので、この点での実態把握と、現時点で検討はどのようになっているのか。一時利用も当然確保することが、市の駐輪場として確保する上でも必要だと思いますけれども、要望した上で今の現状をお伺いして、今後の取り組み、指定管理者との協議という点での説明をお願いしたいと思います。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  指定管理者との今後の協議、また一時利用についてどう考えているのかということでございますが、この後御審議される議案第43号について、その中で指定管理者とのまた議論もいただくわけですけれど、基本的には、指定管理者が確定した後に実際の運営形態の協議に入りますが、6月議会のときも委員さんから御指摘をいただいていたその後に、事務局側としても基本的には一時利用も受け入れて運営をしていくんだということで、今後指定管理者との協議に入っていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。実態把握はとても重要なので、三鷹駅前での有料化の教訓をしっかりと生かしていただきたいというふうに思います。
 その上で、説明会なんですけれども、広報では、もとになっている三鷹市駐輪場整備基本方針に基づいて進められている事業ですよね、昨年の6月、7月ですか、つくったのは7月ですか、それは広報で知らせていると。具体的に中身については、条例を制定してから広報、市民に周知していくということで見解が違いましたけれども、ありました。今回、この三鷹台のことがあって、スケジュールは少しおくれている。実際には、これでいうとされてないってことなんですか。利用者に対しての丁寧な説明会が必要ですし、市民という一般ではなくて、利用者というのはかなり地域的には限定されているので、町会もその対象にはなるかと思いますけれども、利用者に対しての広報の仕方というのは、自転車を駐輪されている方に対して直接お知らせを配ったり、または晴れているときにお知らせを自転車のかごの中に入れたり、そういう丁寧なやり方が必要かと思うんですけれども、この点でのこの間の市の取り組み、今後の取り組み等を含めてお伺いします。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  まず、説明はこれからです。当然見解の違うところとおっしゃいましたけれども、議会にきちっと御確認をさせていただいて、その後説明をしていきたいという考え方に変わりありませんので、御承認をいただいてからなんですが。ただ、御指摘いただいたように丁寧な説明というのはすごく大事だと思うんですね。ですから、利用者に対して、例えばかごにチラシを入れるところから始まって、それも大事ですけれども、町会の回覧板とかですね──これはコミュニティバスとも一緒ですね。それから商店会にチラシを置いてもらうとかですね、そういうことを丁寧に発掘していこうと思いますが。
 これ、難しいのは、今は無料ですから誰がとめているかわからないんですね。だから、説明会といっても、告知して説明会というのは難しいので、今のところ、どこかで一般的に説明会をやるという考えはないんですけれども、それも内部で検討してみたいと思います。ただ、成り立たないですね。一般的に広報して説明会をやりますといっても、説明会っていったって有料の説明会でしょうって、こう言われちゃうんですよね。そうすると、一般的にはこれは成り立たないと。むしろ利用者に個別にこういうふうになりますよということを告知していったほうがいいかなということを今議論しております。


◯委員(栗原健治君)  一応お話を聞いてね、有料の説明会以外ないですよね、有料化なんだから。実際に利用している人に対してしっかりとしないといけないという点で、4月1日になって知らなかったということに利用者がならないようにですね。広報もよく読まれている情報発信源ですけれども、読まれていない方も実際にはいらっしゃるんですよね。ですから、どのように利用者に漏れなく知らせていくのかっていうのは、無料で登録制にはなっていないところだからこそ工夫が必要だと思うんです、その実態はですね。
 今回はそれぞれ三鷹台、井の頭、つつじケ丘と、無料ですから、本当にわからないわけですね。ですから、朝立って、お知らせを本当に伝えていくとか、有料化の方針で進めるわけですから、そこのところで丁寧な市の姿勢を示す必要があると。本来は有料化する方針がある中で、この駐輪場を三鷹台も、井の頭も、つつじケ丘も、有料化していくのかっていうことをですね、三鷹市の方針もあると思いますけれども、市民の意見も聞いた上で決める手続が必要だっていうふうに思います。その点を指摘したのが前回の条例での審議でしたけれども、丁寧な説明を行っていただきたいと。利用者に向けた説明会をぜひ開いていただきたいということを要望しておきます。よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  まず1つは確認なんですが、これまで周知をしてこなかったというのは、この3つのところについてしてこなかったという意味なんでしょうか、それともつつじケ丘のところ、全部含めてしてこなかったという意味なんでしょうかね。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  委員お尋ねのとおり、全てに対して周知を控えさせていただいておりました。


◯委員(嶋崎英治君)  それでわかりました。火曜日につつじヶ丘駅に立つもんですから、この話をしたわけですよ、前の条例制定のときに。そうすると、いつから、幾らというふうに聞かれるんです、必ず。それで、一時利用のところはどこかにできるんですか、困っちゃうなという話が必ず来るんですよ。今料金のほうは、あっちは京王線のことを鑑みしながらということですから、駅前とは違うというふうに、それもそのとおり理解しておいて、まずいいでしょうか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  駅周辺とはまた異なって、京王線周辺の近隣の状況も踏まえて、今後指定管理者と協議をしていきたいというふうに考えています。


◯委員(嶋崎英治君)  それで、一時利用を含めて指定管理に決まったところと協議をしたいというふうな答弁がありましたけれども、現在、少なくなりましたよね。つつじケ丘は聞くところによると、別の場所に用地を借りて駐輪場を用意したっていうふうに聞いたんですけれども、この地図でいうとどの辺になって、何台なんですか、それは。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  今お話のありました仮の駐輪場なんですが、今水再生課で工事を進めるに当たりまして駐輪場が使用できないということで、仮の駐輪場を設置しております。場所につきましては、5ページの「甲州街道」とあると思います「州」という字の上側になるんですかね、そこら辺です。その上の部分です。三角部分です。ちょっと説明がこれぐらいしかできなくて申しわけございません。500台強ということで考えております。これにつきましては、全て周知を図りまして、問題のないような形でですね、仮の駐輪場に移っていただくような形を今整えております。


◯委員(嶋崎英治君)  そうしますとね、つつじケ丘ができると500台は無理になりますよね。ですから、土地を借りてあれをつくっているんだと思いますから、費用はかなりかかっているのかなという気はいたします。その努力については感謝をしたいと思うんですが。私のほうからも、本当に一時がないと困りますよということで、新川・中原地区の人で、商店がないもんですからね。中原二丁目、四丁目にはないですからね。食べ物もないということですから、やっぱりそういうことでも利用できたらという声が物すごく強いんで、その確保方は私のほうからもお願いしておきたいと思います。
 それから、もう一点はですね、寺井委員からもありましたけれども、人間の心理として行っちゃいますよね。工事やっているからだめだ、とめられないというふうに思考がいけばいいんですけれども、いかないと思いますから、何ていうんでしょうか、軽減期間というか、移行期間というような考え方をとって、私も施行期日はそろえたほうがいいんではないかなという気がいたしますので、ぜひそのことは前向きに検討をしていただきたいと思います。それ、1つ要望ね。
 それから、もう一点、これは2011年の12月議会の議案第67号のときに、私、討論で申し上げたことがあります。第23条にかかわることです。第23条に減免のことがありますよね。条例第23条、ここですね。指定管理者は、必要があると認めるときは、規則で定めるところにより、利用料金を減免することができると。そのとき申し上げたのは、準要保護世帯の減免とか、病気やけが等、やむを得ぬ事情で自転車を長期に置かざるを得なくなった場合などについての減免規定を明記するように討論したんですが、これに伴う規則の改正というのはその後されたんでしょうかね。それともされていないんでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  規則の改正は行っておりませんが、即施行と同時に指定管理者と協議をしまして、御指摘の減免措置を講じております。規則改正については、全体でトータルに駐輪場の有料化が終わってから考えたいというふうに思っておったんですけれども、御指摘の点もありますから、そうであればできるだけ早く規則改正も行ってまいりたいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  御配慮いただいたことを感謝したいと思います。いろんな意味で整合性を保たなきゃいけませんからね。だから、全部が整ったときっていうのも理解できなくはないです。ですから、整ったときには、現実にはそうされているわけですから、仮に他の指定管理者になったときも含めて、指定管理者にAじゃなくてBもCもとあった場合には、そのことは必要だと思いますから、迅速に規則改正をお願いしたいと思います。以上です。


◯委員(寺井 均君)  申しわけありません、ここのところなんですが、第6条の2なんですね。これは前回のときにもちょっとこの場では言わなかったんですが、後から指摘させていただいたんですが、自転車の利用者等は、自転車に住所、氏名その他連絡先を明記することと書いてあるんですけれど、今これをやると、自転車の駐輪場へ行くと個人情報の固まりになって、それ全部やると、特に女性の名前とかが入っていると、ストーカーとか、そういうことの温床になるので、この辺については検討してくださいという指摘をさせていただいたことがあったんですが、今回また変わらないということなんですけれど、この検討はされたのかどうか、その辺をもう一度、済みません、よろしくお願いします。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  御指摘がしっかりと認識されていませんでした。済みません。条例の改正について、検討は内部での議論だけで、改正までは議論が届いてないね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 ですから、これも全体を整備して有料化してまいりますので、必ず改正させていただきます。


◯委員(寺井 均君)  ぜひお願いしたいです。この条例があるってことは、その記入していない自転車はとめちゃいけないよということになるので、基本的には三鷹の駅前も全員違反をしているということになって、そういう車を登録していいのかというところにもかかってきてしまいますので、済みません、思い立ったことを言わないと通らないんだったら、もっと言わなきゃいけなかったのかと思いますが、ぜひよろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  周辺地権者との交渉については、もちろん当然この場では申し上げられない点だと思うんですが、先ほど来お話がありましたとおり、若干のといいますか、大変な混乱が予測をされるというところでもありますし、今後についての見通しについて、お答えできる範囲で結構ですので、よろしくお願いしたいと思うんですが。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  今後の見通しでございます。工事中につきましては、基本的には約1,000台からとまっていた土地がなくなるわけですから、そのほかでなるべく運営をうまくいくように人的誘導も含めながら、第2、第3、第4については、なるべく台数をもうちょっとふやして入れていきたいという基本的な考え方がございます。
 そのほかに、現在ポケットパークとして市が使っている部分や、あと道路を拡幅するために既に用地買収されたまだ未整備のスペースもございますので、その部分もうまく活用して暫定的に駐輪できるようなスペースを工夫してみようかなというふうに今考えております。
 そのほか、駅周辺には未利用地がたまたま2カ所ございまして、その地権者さんとも交渉をさせてもらった結果、快諾を今得ている状況でございますので、そこをうまく活用しながらさらに確保に努めていきたいと思っていますし、それでも基本的にはまだまだ不足する部分がございますので、さらに周辺の駐車場などの地権者さんとの交渉も現在進行中だということでございます。以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。これまでの経過は経過ですので、本当に事後の対応が大変だと思うんですが、ここにも記載されているとおり計画台数以上の確保を目指すということも、ある意味では工事自体も今後のメリットにも生かせるような形で今後とも対応していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(白鳥 孝君)  東京都のほうでナンバープレートをつけるというような情報も入っているんですけれども、その辺のところはどの辺まで市のほうで把握しているのか、ちょっとお伺いしたいんですけれど。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  唐突なナンバープレートについての提案でありまして、要するに違反車をどう取り締まるのかという議論から出てきたことなんですね、あれは。それで、私どもは常日ごろから、マナーの向上というのはですね、必ず罰則を強化したり、警察官の取り締まりが強化されたり、それから注意する人がたくさんいたらいいかっていうと、そうだけでもないと。やはり今回の駐輪場有料化に当たって、講習会を受けた人は優遇されますよとかですね、プラスアルファをつけながら、太陽政策といつも言っているんですけれども、上手にマナーの向上に向けて誘導していきたいと思っておりまして。
 それと並行してですね、罰則を適用するためには誰かっていうのを特定しなきゃいけないと。だから、ナンバープレートって、個人を特定をするわけですね。特定をするためにナンバープレートの議論が出てきているわけで、それはまた取り締まる側の論理として、今後実際にそれがそうされるかどうかというのは推移を見守りたいというレベルでございます。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時41分 休憩



                  午前10時42分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第43号 井の頭第1駐輪場等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  それでは、説明させていただきます。本件は、さきの第2回の市議会定例会で議決していただきました三鷹市自転車等の放置防止に関する条例により、平成25年4月1日から有料化を実施する予定の駐輪場のうち、井の頭公園駅周辺駐輪場及びつつじケ丘駐輪場につきまして指定管理者を指定するものであります。
 参考資料1ページをお開きください。指定管理者の候補でありますけれども、平成24年度の第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議を経まして、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づきまして、非公募により株式会社まちづくり三鷹を選定しました。選定の主な理由といたしましては、三鷹駅周辺駐輪場の運営管理について長い間良好に行ってきた実績による経験及びノウハウの蓄積などを踏まえ、今回の井の頭公園駅周辺駐輪場及びつつじケ丘駐輪場と三鷹駅駐輪場を総合的に管理することで、効率的な運営と市民サービスの向上につながると思います。指定期間でありますが、平成25年4月1日から平成30年3月31日までの5年間とします。
 資料2ページをお開きください。今回の指定管理者が実施する駐輪場整備(案)であります。左が整備計画台数であります。右が実態調査の台数でありまして、実態調査の台数より余裕を持った計画としております。
 資料3ページをお開きください。3ページにつきましては、井の頭公園駅周辺の駐輪場の配置図、4ページにつきましてはつつじケ丘駐輪場の配置図を示しております。
 資料5ページ以降は、第2回三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の審議結果を参考として添付させていただきました。
 説明は以上で終わります。審議のほどよろしくお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。指定管理者はまちづくり三鷹ということで、駐輪場の実績もあるということで、先日すずかけ駐輪場で事故って言ったらいいのかどうかわかりませんが、地下へ潜るところの駐輪のところに人が入ってしまったと。想定外なのかよくわかりませんが、のことが重なったということだと思うんですね。想定外っていうことが今の時代あってはいけないということなので、いろんなことの観点で考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、まちづくり三鷹さんのそのときの対応──警察への連絡、消防への連絡、三鷹市への連絡、あとその連携についてですね、どういう形でやられたのか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  すずかけ駐輪場の事故のまちづくり三鷹の対応でありますが、まず一報が、そこの発見した高校生から連絡がありまして、すぐにまちづくり三鷹に連絡がありました。それに伴って各関係、警察、消防等にすぐ連絡を入れるとともに三鷹市のほうにも連絡が入りまして、我々も対応するような状況になっております。その後、レスキューによりまして救出されまして、けがをされた方については軽傷で済んだというような報告を受けております。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  その後、まちづくり三鷹と市で協議をいたしまして、今寺井委員の御質問の本旨というか、要するにどうするのかというところなんですけれどね、例外的な措置としても、例外的なことであるとしても、人がおっこっちゃったらやっぱりまずいわけで、センサーが機能しなかったのは、かごに物を忘れたというので急に伏せてセンサーのところをかいくぐったわけですけれども、それから下でも圧を感じるところがあったにもかかわらず、それが作動すると、もう下のセンサーは感知しないというようなことがあってですね、ハード面でのガードはどうかということをメーカーに投げかけると同時に、ソフト面については注意をすると。それから、注意するとしても、利用者じゃない人が妹さんか何かのカードで来たんですね。だから、利用者自身が利用してくださいねということを徹底すると同時に、表示をしたり、あるいはカードの入れて抜くところをちょっと場所を離すとか、そういうソフト面の対策についても協議をしておるところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。規定外のことをやられてしまったということもあるかと思うんですけれども、一応管理する立場としては、そういうことも含めたときの対応というのは、当然マニュアルとか、指導とか、そこを整備していただいている方への徹底とか、いろいろ必要なことがあるかと思いますので、今回の反省に立って改善していただくことは改善していただきたいと思いますし。
 今度できる井の頭とかつつじケ丘とかっていうのは、やり方というのは当然違うことなので、三鷹駅のところで少しなれてきているのかと思いますけれども、もう一回見直していただいて、規定外のことをやられたときの対応のマニュアルっていうのはちゃんと整備されているのかどうか、そのときの連絡、報告っていうのが整備をされているのか、もう一回、今回反省に立っていただいてぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問します。指定管理者の指定で、非公募でまちづくり三鷹に決めたと。実績を評価してとのことですけれども、2点、このまちづくり三鷹の駐輪場の接遇、管理運営の中でですね、自転車駐輪場というのは駅前における商業振興にも結びつけて生かすことのできる事業で、いかに商業振興に結びつけていくのか。指定管理者についても、地元との結びつきをより強くした取り組みで商業振興に結びつけていくような、放置自転車対策としてだけではなくて複合的な目的を持った施策に進めていく必要があるというふうに思っています。また、そういう観点で商業振興に結びつけた管理運営を課題としても指摘してきたところですけれども、まちづくり三鷹として今回の駐輪場の取り組みが、今年度からの駅前の新たに有料になった駐輪場の事業だけではなくて、今までの事業も含めて、どのような視点で行われてきたのか、そういうことが行われてきているのか、そういう部分が指定管理者の選定に当たって検討されたのか、まず1点お伺いしたいと思います。
 もう一つ、今回雇用の問題でシルバー人材センターなど、前、三鷹市がじかにやっていたときには、三鷹に住んでいる方々の、また高齢の方々の雇用に結びついていて、市民からもその対応については評価が大変あったと思います。今回、この事業は4月から三鷹の駅前は始まっているわけですけれども、雇用の面でどうだったのか。三鷹の高齢者、もしくは雇用対策に結びついたのか。今後のこの計画の中で、三鷹市の高齢者の雇用の面での効果っていうのはどのような側面が検討されているのか、お伺いします。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  まち鷹が管理運営をしている中での駅周辺での商業振興についてどのようなことをされているのか、また、していくつもりがあるのかというお尋ねだと思いますが、実際私がまちづくり三鷹にいたときも、既にこの駐輪場を有料化するに当たって商業振興にどうやってつなげていったらいいのだろうと、そういう議論を常にしておりました。その中で、今回機械を導入して機械化をしながらスムーズにいくためにはどうしたらいいのかということで、一定のハードカードを導入することにしまして、そのカードを将来的にはポイントをためられて商業振興に使えないのかっていう、そういう議論まで当時進めております。
 現在も多分まだ検証をしているというふうに聞いております。ただ、すぐに導入できるかどうかっていうのが、今のカードシステム上のハードの部分での立証はできるんですけれども、ソフト部分で連携がうまくとれるかどうかというところで今検証をさらに重ねているということを聞いておりますが、近い将来になるのか、少し遠い将来になるのか、この辺が難しいところでございますけれど、いずれにしても商業のポイントを、要するに駐輪場を使う人が月々使用料を払いますから、その払ったポイントを各お店で使えるようになるかっていうことを検証しております。以上です。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  シルバー人材センター等の雇用の状況でありますけれども、市から指定管理者に移って、その後どうなったかということでありますけれども、現状は三鷹市よりも少し多目なシルバー人材センターの方と一緒に協力をさせていただけるという状況で、今後も新しい駐輪場ができた時点で、シルバー人材センターさんの御協力を得ながら進めていくように指定管理者とお話ししていきたいと思っております。


◯委員(栗原健治君)  確認なんですけれども、今回まち鷹が三鷹の駅前の駐輪場有料化ということで人数がふえたっていう認識でいいんですか。もし具体的な数字がわかるのであれば、教えていただきたいというふうに思います。
 あと商業振興を考えていらっしゃったということで、まちづくり三鷹が取り組む中で、三鷹の駅前の件でいえば、三鷹の商業振興に結びつけていく取り組みを位置づけなければ意味がない。もっと結びつけられる事業者へと、言ってみればより厳格にですね、適正に指定管理者の指定を進めていく課題だというふうに思いますので、まちづくり三鷹に対しての自転車駐輪場の管理という点で商業振興という視点、放置自転車をなくすということとあわせて、それを商業振興に結びつけていく視点をしっかりと位置づけた取り組みをですね、商業者の人たち、商店街も、また三鷹商工会もあると思いますので、協議を重ねて進めていくように、三鷹市のほうからも助言していただきたいというふうに思います。
 雇用の点で数字がわかれば、教えてください。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  雇用についてお答えします。まちづくり三鷹で有料化に踏み切る前のシルバーさんの協力を得ている人数っていうのが、要するに他事業でも12名いて、駐輪場でも直接8名の御協力を得て事業を進めています。有料化に踏み切って、平成24年度については人数がふえまして19名、駐輪場についても8名から13名ということで、実際に協力している体制としてはふえているということでございます。


◯委員(栗原健治君)  8名から13名、協力してくれている方っていうことですけれども、実際に駐輪場で自転車を受け取ってきれいに並べる仕事っていうのをかなりの方々が、シルバー人材センターの人たちが以前はやっていらっしゃって、仕事からあふれてしまったという声も伺っているんですけれども、実際にはふえているっていうこととの関係っていうのは、どういうところからそういうことが生まれているのか。今までしていた人たちじゃない人たちが雇用されているってことですか。この点、教えていただきたいんですけれど。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  要はまちづくり三鷹で実際に雇用してふやしたという中身の内容については、駐輪場については機械化を導入して有料化に踏み切ったわけですから、常に今まで無料でとめていた整理員が配属されているわけではございません。ですから、有料化に伴った中での整理員が若干配属されていますし、具体例を出せば、例えばすずかけ駐輪場では人的管理をしていますから、そういうところではシルバーさんの雇用で運営をしていたり、その他もろもろで必要なときにお願いをしているという状況でございます。
 したがいまして、三鷹市が無料で駐輪場を運営していたときに直接三鷹市がシルバーさんにお願いして整理をしていたわけですから、イコールまちづくり三鷹と三鷹市の雇用している人数が合うっていう話ではないので、その辺は御理解願いたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  そういう点でいうと、雇用っていう側面で考えたときに、コストという運営費の問題もありますけれども、重要なシルバーの人たちの働き場所、三鷹市民の、言ってみれば今深刻な雇用不安がある中で重要な働き場だったんですね。ですから、その働き場であった駐輪場の施設の運営の中で、雇用に結びつけていくっていう視点も、駐輪場の管理っていうだけではなくて重要な視点で私は考えています。その点で、指定管理者としてまちづくり三鷹を選んだという、それも非公募で進めたっていうときに、雇用の面でもしっかりと役割を果たしていくっていう部分もぜひ反映させていただきたいということを要望しておきたいと思うんですけれども、その点について御意見を聞かせてください。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  既にそうした御意見、御議論を承っておりましたから、今回もまち鷹の今の実情をお話ししたように、雇用っていう視点に立って、しかもこれまでシルバー人材センターにお願いしていたという視点に立ってですね、全然機械警備だから一切雇用しないということではなくて、必要な部署についてはシルバー人材センター等、必要な雇用をしておりますし、今後も御指摘のとおり、できるだけ雇用っていう視点も踏まえてまちづくり三鷹としっかりと協議をしてまいりたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。あと、雇用についてはですね、全庁を挙げての取り組みだと思いますので、それぞれの施策の中で生かせるように進めていただきたいというふうに思います。
 ちょっとさかのぼってというよりも、まちづくり三鷹を選定したっていうことで、4月からの約半年間の評価なんですけれど、始まった当初は一時利用がとめられなかったと。支援員を置いてスムーズに回転するように配置した経過とかも見て、そういうことをされているんだっていうふうに認識していますけれど、どういう取り組みを一番初めの、言ってみればスタート時の取り組みとして行ったのか。半年ほどたてば落ちつくだろうという見通しをされていたと思いますけれども、現状改善されているのか。当初はラックにはまらない自転車がそのまま駐輪場の中に置かれているっていうことも、今でも数台は見ることがあります。有料の駐輪場としての管理としては不十分な部分が見受けられているので、改善も必要だろうというふうに思われるわけですけれども、この半年間の取り組みの評価という点で市が把握している対応はどうだったのか、最後にお伺いしたいと思います。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  三鷹駅前の半年間の動向でございますけれど、基本的には定期で御利用いただいた当初のあふれている状況はおかげさまをもちまして落ちついておりますし、7月末現在でキャンセルを待っている方はさくら通り第2駐輪場の2名のみということで、もともと既存からあった東駐輪場につきましては百数名いたのが14名、三鷹駅南口の西駐輪場、200名ぐらいの待機がいたのが現在102名ということで、西駐輪場につきましては、従来からずっとより近くにとめたいっていう方が応募されていましたので、本来の姿の台数に戻ったのかなというふうに考えているところでございます。
 あわせて、一時利用につきましては、委員さん御指摘のとおり現段階でも何台かラックに入れないで置かれている状況を見受けられる状況にあることは事実でございます。まちづくり三鷹についても定期的に巡回をして、悪質な行為でのラックに入れていない方も見られますので、そういう方はしっかりとめ直しをさせてもらっているところでございますし、あいているのにわざととめていない方も一応基本的にはラックにおさめさせていただいているというふうに聞いております。
 利用につきましても、規定の定数台数に対して1日平均規定台数以上の利用をされているっていう実態がありますから、これは基本的には、本来であれば2倍、3倍の利用率が高まればそれにこしたことはないんでしょうけれど、一定程度一時利用も、がらがらにあいている状況じゃなくて、しっかり使われているというふうに理解をしているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  最初に候補者選定方法審議結果というのがありますね。5年というふうにした意味をお聞かせください。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  この5年というのは、原則指定管理を行う場合の一般的な基準でありまして、一番最初だけは3年という1つの基準があるんですけれども、指定管理行為は5年を原則に行っているので、それ以外の意味はこの5年にはないです。


◯委員(嶋崎英治君)  次に、指定管理者候補者選定・評価委員会分科会というのがあって、評価がされていますよね。3つの駐輪場なんですが、東口と西口っていうのは前年度ということでわかるんですが、すずかけは前からやっていますよね。この期間を通して、私たちとしてもこれが妥当なのかどうなのかってことも評価するわけですけれども、そっちのほうはつけてもらいたかったなというふうに思うんです。すずかけのほうですね。あるんですよね。
 単年度ではなくて5年ということですから、やっぱり5年間を通してどうだったのかということをこれからも検証していく必要があるんで、すずかけについては他の年度もおありなんでしょうとお尋ねしたわけです。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  すずかけ駐輪場も含めまして、この分科会シートについては毎年評価をしている内容でありまして、今回この平成23年度の評価として出しております。その前の平成22年度、それ以降についても同じようなA評価をもらっておりまして、まちづくり三鷹として運営管理が適切にされているという評価はされております。


◯委員(嶋崎英治君)  そうすると、すずかけについて、それ以前の評価についてもオールAというふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  オールAという形で理解していただければと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  それで、このA、B、Cという評価の区分ですが、どういう場合にCになるのか、どういう場合にBになるのかって、私どもわかんないわけですよ。こういう場合はBだ、こういう場合はCだと。それを評価するに当たっては報告書っていうのがありますよね、指定管理者からの。今手元にないんで、どういう報告が上がっていってこういうAになったというのがわからないんで、できれば報告書っていうのも公開しても構わないものじゃないかなと思うんですが、どうなんでしょうかね。つけていただければと思ったんですが。
                (「もう一回」と呼ぶ者あり)
 もう一回整理すると、どういう場合がAで、どういう場合がBで、どういう場合がCだという、その基準と、それから、それに基づく評価をするに当たっての報告書というのがあると思うんですが、それをつけていただければなということが私の質問です。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  A、B、Cについてお答えいたします。Aというのは適切な管理が行われたということでAと、これはおわかりいただけると思うんですけれども、Bというのは一部不適切な管理があった。例えば連絡を怠ったとか、あるいは管理上の瑕疵があってトラブルが発生したとか、そういうものはBになります。Cというのは、要望も含めて具体的に現場でさまざまな課題があるわけですけれど、そういうものも上がってこないような、我々に対して報告がないような場合には、これはCをつけざるを得なくて、Cがたくさんつくということは適性を欠くということになりますので、そういう基準でですね、まず良好な管理がされていればA、それから適切な管理を一部欠いた場合にはB、それから十分な現場からの課題も上がってこないような、報告を怠るような場合にはCというふうに考えて評価をしております。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  指定管理者からの自己評価シートのお話だと思うんですけれども、指定管理者からも自己評価シートが上げられておりまして、これはA、B、Cではなくて、AA、A、B、Cという評価になっておりまして、この内容は指定管理者まちづくり三鷹としては全てAをつけております。例えば基本的ビジョンということで、施設の目的や基本方針の確立ということで、まちづくり三鷹としては経営ビジョン、経営理念を会社に徹底するなどをして、社員に十分な教育を行っているとか。あと、施設の維持管理につきましては定期的な点検を必ず行うほか、法定点検も必ず実施しておるというような報告を受けながら、まちづくり三鷹としては全てA、Aの方向で御報告をいただいているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  やっぱりどういう報告を上げているのか、それに対してこの評価委員会がどういう評価をしたのかっていうことが、客観的な私たちの判断になると思うんですよね。ですから、私も資料請求しておりませんでしたから、この場ではしませんけれども、それがあったほうが私たちの理解も深まるんじゃないのかなと思いますんで、内部で検討していただいて、次回からその報告についても資料として提供していただければと思うんですが、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  次回からの資料提供については検討してみます。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、具体的な利用者からのことなんですけれども、極力台数をたくさんとめたいということで高いのと低いのとやりながら、幅も自転車の大きさなんかぎりぎり計算しながらされたと思うんですね。そこまでは理解できるんですが、高齢者やお子さんから、高いところのほうについては入れるときも出すときもちょっと大変なんですということなんですよね。あれを構造を変えることってなかなか難しいと思いますから、やっぱり人なんですよ。
 私も何でこのごろ自転車のカバーのところが曲がっていたり、カバーを支えるのが曲がっていたり、あるいはブレーキのワイヤーですね、変なふうになっているんですよ、実は。そうすると、あの状況を見ると、重なり合っていて、力でやらないと動かないという事態の中にあるんですね。私も何人か女性の人や高齢者の人を、自分の自転車をちょいととめておいて手助けをしたことがあるんです。すずかけのほうは何かやっていると出てきてくれるんですよね、シルバーの人が、あのグリーンの帽子をかぶって。ところが、東っていうんですか、あそこはいませんよね。だもんですから、そこは何とかならないのかということがあります。そういう苦情というか、要請っていうのは届いていますでしょうかね。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  委員の御指摘のとおり、利用者から見れば、そういう要望は耳にしている状況でございます。設置をするときも、やはり常にああいうビルの下に入る駐輪場というのは、どうしても必要台数を欲しいということで、ああいう2段ラック式を採用せざるを得ない状況にありまして、そもそも1平米当たりの単価が相当するものですから、より台数をどうしても確保したいっていうのが、結果的に、使いたくないんですけれど、ああいう2段式ラックになってしまうと。その中でも、昔よりさらに改善されているのは、多少左右にスライドしながら余裕を持って出し入れできるっていうところが利点にあるんですけれど、逆にラックが動いてしまって、なかなか上に上げられないっていうマイナス点も実はあるんですね。
 その辺については、運用上の中で人的配置をして、協力できるんであればそういうふうにしていきたいんですけれど、今委員、たしか東って言ったけれど西駐輪場の間違いなんですね。西駐輪場につきましては、受付には管理している方はいらっしゃるんですけれど、奥まで行ってしまうと、なかなかそういう誘導、指導が、お助けもできないという状況ですから、今後はまちづくり三鷹が管理している中で、課題として、市としてもまた検討していただけるように要望をしていきたいなというふうに考えていますし、今後そういう駐輪場につきましても、例えば今回三鷹台は有料化を見送っていますけれど、三鷹台の第1はオーナーさんの御好意によって駐輪場がまたできますけれど、基本的には平場じゃなくて建物の地下に入る部分が半分ぐらいございます。これもやはり、どうしても台数を稼ぐ関係で、同じまた2段ラックを使わざるを得ない。この辺が大きな課題かなというふうに考えているところでございます。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  板橋部長の答弁のとおりなんですけれども、少し具体的な話をしますと、高齢者とかお子さんからの要望を受けて、例えばわざとラックを丁寧に1カ所、1カ所見てもらっているんですよ、駐輪場。ラックをふやして台数をふやしたところもあれば、ラックが置けるのに、置かないで、ここだったら自然に置けるだろうというところをつくったりですね。あと、先ほど指摘があった、ブレーキのワイヤーがとれちゃっているのを、それは担当が行って、ぴゅうっと直してくれたり、そういう細かい配慮、1カ所、1カ所していますから、だからAなんです。そういうことがないと、それはやっぱり苦情ばっかり来ていたらAにならないわけです。だから、相当丁寧に担当も決めて管理をしてもらっているという、我々は認識でいます。


◯委員(嶋崎英治君)  やっぱり人だと思うんですよ、それはね。機械でできないことですから、利用者が気持ちよくできるように。壊しちゃったじゃないかって、とめている人同士のトラブルなんかになると、やっぱり善意がそうじゃないというふうになっちゃうと、これもまずいと思いますんで、引き続きそういうことについて、人的措置しかありませんから、やっていただきたいなと思っています。
 それと、もともとこの指定管理をするに当たっての本議会での審査に当たって、多様なサービスということを、私提案させていただきました。1つは、パンクの修理、1つは、自転車タクシー、それからレンタサイクルなどについては充実ですね、今でもやっていらっしゃいますから。富山の例なんか、いいなあなんていうふうに思っているんですけれども。富山行きましたか。行った人はいないか。この委員会で視察に行ったんですよね。乗り継ぎができて、料金が変わらないと。だから、勤め人の人がそこまで乗っていって、また次のところに乗っていくっていうような形でやっているのは、ああ、あれはいい考えだなと思っていたんですけれども、そういうこと。
 それから、一時利用の確保などをずっとお願いしてきたんですけれども、このパンクの修理や自転車タクシー、レンタサイクルの改善というか、充実というか、そんな点の検討のお願いなどは、今している指定管理者のところにはお願いしたんでしょうかね。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  駐輪場のサービスということですけれども、空気入れなどのパンクなどの対応につきましては、専門の方が直さなくちゃいけないときもありますけれども、自転車店ともいろいろと協議しながら指定管理者が対応できたら、していきたいとは思っております。
 それと、レンタサイクル等ですけれども、これにつきましては、今すずかけ駐輪場でレンタサイクルを実施しておりまして、今人数がふえていることも事実でありますので、今後充実するような検討もしておきたいんですけれども、土地を確保するとか、そういうところも必要なものですから、全体的な中で検討しながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(嶋崎英治君)  やっぱり何でも土地だからね、この三鷹という都市事情の中ですから大変かと思いますけれども、富山の例なども参考にしながら、ああいうのができると結構よくなるなと。それで、そういう自転車を利用しながら三鷹ならではのジブリ美術館へ行ったり、あるいは太宰のところへ行ったり、あるいは著名人のお墓がありますよね、そういったところへ行ったりとか、あるいは天文台のほうに行ったりとかっていうことも可能になるのかなと。自動車より自転車のほうが、排ガスがありませんから、そういったこともできるのかなというふうに思っております。
 最後に、私ども、双方代理的な事態は避けるようにということで言ってまいりました。本会議場での答弁で違法ではないと。違法を指摘しているわけじゃない、そういうように思われるとまずいから変えたほうがいいんじゃないですかということを求め続けておりますが、実際の運営で、今度は社長が受けて、社長が報告を書いて、こっちで評価委員会にその社長がいるというのはいかにもまずいんじゃないですかということを指摘させていただきました。福祉事業団はそういうことをされていないということでしたけれども、今回このことに当たってそういう点については改善されたんでしょうか。私から見れば改善なんですが、されたんでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  評価委員会の委員会の中でですね、この課題につきましては、まちづくり三鷹の社長としての身分をお持ちの方は退席しております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。ありがとうございました。


◯委員(田中順子さん)  それでは、今資料の中にいただいているものですから、ちょっと関連でお伺いをしたいというふうに思います。それは、放置自転車の数がここに出ておりまして、実際に中央商店会といいますか、中央通りのがカウントされて大分多くの数があるんですけれども、実際にここは駅前の中央通り含めてのこれからの開発といいますか、長い間懸案として持っているかと思いますけれども、そんな中でいろんな案は出てくるのかと思いますけれど、それまでの間ここの商店会の方たちとのお話し合いの中で、自転車の取り扱いといいますか、とめ方について何度かお話し合いもあったのではないかと思うんですが、現状としてはそこら辺はどうなっておりますでしょうか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  中央通りの放置自転車の現状の表を見ればおわかりかと思いますけれど、基本的には商店街とは今駐輪対策に対して具体的に協議はしておりません。自然発生的に、むしろ個人というか、多くとめられるお店があるので、そういうところには直接みずから駐輪場をしっかり設けてくださいというお願いは市のほうとしてもしていますし。
 ここ数年の状況を見ますと、客観的ですけれど、数字上のデータにもあらわれていると思いますけれど、大分放置駐輪は、中央通りは減ってきております。特に第三市街地住宅のビルがあるあの周辺、昔結構ずらずらっと並んでいたんですけれど、今ほとんどなくなっているような実態が見えますので。実際にとめているのは、本当に買い物に来ているお客さんが一時的に御利用になっているというのが、昼間歩いていてもそのように感じられます。
 あとは、今後将来的に中央通りがモール化になって、あの一帯、再開発のエリアがどうなるかっていう議論については、まだ具体的にそういうところまでは調整もしていませんので、駐輪場を再開発の計画の中に一定程度確保することによって、買い物駐輪をさらにどういうふうにするのかっていう議論は今後の課題として取り組んでいきたいと思っています。


◯委員(田中順子さん)  今ありましたように、それぞれの商店のお店の前のところに、本当に一時駐輪ですね、本当にお買い物の方たちの。でも、それも今の時点では放置になっちゃうわけですね、実際には。でも、そういうことですので、利用する方たちのことを考えますと、そこら辺、もうちょっと商店の方たちの思いもおありになると思いますけれども、そこら辺がもっと快適なといいますか、快く、いい形で買い物ができるような形の取り組みといいますか、そこら辺はやはり考えていかなきゃいけないのかなと思って見ております。
 ぜひ今後も、それは本当にその商店街の方たちのいろんな思いといいますか、積極的な取り組みがなければできないことだと思いますけれども、そこら辺の部分についてぜひ市のほうも助言等をされて、いい形で市民の方が利用できる形になっていくと大変いいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時25分 休憩



                  午前11時45分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 議案第40号 三鷹市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、議案第40号について討論をさせていただきます。
 市民の負担がふえるということについて一定の懸念をいたします。不況が長引いている状況の中で、少しでも負担がないようにするということが市の使命でもあると思います。新たなごみ処理施設の建設等を勘案すると、一定額の引き上げはやむを得ないものと判断いたしますが、消費税引き上げの折には有料ごみ袋の引き上げをしない、据え置くということを求めて、この議案については賛成したいと思います。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第40号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第41号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(栗原健治君)  三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例に討論します。
 三鷹台駅、井の頭公園駅、つつじヶ丘駅の駐輪場の全面有料化は、十分な説明がされておらず市民の理解は得られていない。また、市民、利用者の意見が反映されていない。駐輪場全面有料化は市民、利用者への説明会を丁寧に行い、意見を聞いて見直すべきである。
 改めて無料駐輪場の廃止、利用料大幅負担増は認める立場でないことを申し添えます。


◯委員(嶋崎英治君)  議案第41号 三鷹市自転車等の放置防止に関する条例等の一部を改正する条例について討論いたします。
 この条例の施行期日が駐輪場によって異なっているということがあります。それは同一施行日にするということを、まず指摘しておきたいと思います。
 さらに、同条例第6条第2項、自転車の利用者等は、自転車に住所、氏名その他連絡先を明記するとともに、防犯登録を受けなければならないという事項については、早急に改正することを求めて、この条例について賛成をいたします。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第41号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第43号 井の頭第1駐輪場等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  指定管理の指定に当たって、5年間を委ねるということでありますから、その評価シートについても5年分を資料として提供し審査すべきであるということ、さらに、にじ色のつばさは、他の案件で指定管理者側の事業報告書も資料として添付して慎重審査をすることを求めているところです。今回、残念ながら5年分のこともなかったこと、それから事業報告書が添付されていなかったこと、極めて残念であります。
 また、公募にしなかったこと、このことについては、私ども会派は、パンクの修理、自転車タクシー、レンタサイクルの改善など多様なサービスが展開できるようにするためには、非公募でなく公募で行ってやることが妥当であるというふうに考えます。
 また、選定・評価委員会の運営に当たって、一部改善が見られましたけれども、引き続き双方代理的な懸案事項については改善されていないということを指摘して、本議案には反対をいたします。


◯委員長(吉野和之君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第43号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前11時51分 休憩



                  午後1時01分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  今回は報告事項は2点でございます。1点は、三鷹市内の空間放射線量の測定についてということで、第5次測定の結果を中心に御報告をさせていただきます。それから、もう一点は、土壌汚染対策法に基づく区域の指定についてということで、直接は東京都の所管になりますけれども、市内で3つの案件について、この間公報等で告示をされましたので、その内容について御報告をさせていただきます。詳しくは環境政策課長から説明をさせていただきます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  よろしくお願いします。それでは、資料1のアの三鷹市内の空間放射線量の測定について御報告させていただきます。三鷹市では、市民の皆様の不安を少しでも低減するために、空間放射線量の測定を第1次測定といたしまして平成23年7月5日より開始いたしまして、現在第5次測定として平成24年6月19日まで、定点を含む市内等644カ所で実施をいたしました。第5次までの測定結果といたしまして、0.03から0.41毎時マイクロシーベルトの範囲でございました。なお、御存じのとおり毎時0.20マイクロシーベルト以上の場所は、洗浄等を実施し低減したことを確認済みです。
 第5次測定の結果は別紙のとおりでございます。別紙1をごらんいただければと思います。別紙1が第5次測定の結果になりますが、そちらの最後から1ページ開いたところの9ページ目になりますが、そこの下に市内平均(第五次)ということで0.074マイクロシーベルトというのが地上5センチメートル、地上1メートルでは0.067マイクロシーベルトとなってございます。少しではございますが、下がっている傾向にございます。
 それから、また資料1にお戻りいただきまして、平成23年7月5日から平成24年6月19日までの測定につきましては、新たに雇用した第2種放射線取扱主任者及び測定器の取り扱い経験者等で測定を行ってまいりましたが、平成24年7月2日からは、市独自の空間放射線量測定者養成講習会を受講した職員が測定を行ってございます。
 今後とも継続して、空間放射線量の測定を市内6カ所の定点及び子ども施設等で、年に一、二回程度、公園等は字ごとに選定して実施いたします。定点につきましては毎月実施する予定でございます。ただし、今まで期間を区切って第何次というような表現をしてまいった次第なんですが、今後はそういう表現をしないで測定を継続していきたいと考えてございます。
 それから、測定結果については、原則として、測定日の翌々日の開庁日にホームページに掲載するとともに、ツイッターや安全安心メール──安全安心メールについては月2回程度、でお知らせいたします。また、ホームページをごらんにならない方のために定期的にコミュニティ・センター等で掲出するとともに、「広報みたか」で月1回お知らせをするとなってございます。
 地図情報として、第1次から第4次までにつきましては、わがまちマップ「三鷹市空間放射線量測定マップ」に掲載してございますが、第5次測定については、現在掲載準備中でございます。一両日中にはアップするようなことを今進めてございます。
 続きまして、資料2にございますイの土壌汚染対策法に基づく区域の指定について御報告いたします。土壌汚染対策法に基づいた形質変更時要届出区域及び要措置区域の指定を受け、東京都より告示されましたので御報告いたします。
 まず、一番目にMCC三鷹ビル。以下に(1)から(7)に告示内容を、(8)から(11)に調査結果等を記させていただきます。東京都の公報及び案内図は別紙1のとおりでございます。別紙1をごらんいただければと思います。公報でちょうど赤く囲った部分がその公報の内容になってございます。場所、それから告示内容、こちらは有害物質として鉛及びその化合物が出たところになりますが、別図の3ページのところには、その斜線部分に実際に検出された場所が示されてございます。4ページをごらんいただきますと、MCC三鷹ビルの概略図、地図が載ってございます。こちらの対象地においてその測定等を行った次第です。詳細については、また資料2のほうにお戻りいただければと思います。
 (2)にございます告示内容といたしましては、法第11条第1項の規定により、特定有害物質によって汚染されていることから土地の形質を変更しようとするとき、例えば掘削をする等によって、そういうことを行おうとするときは届け出をしなければならない区域といたしまして、形質変更時要届出区域として指定がされました。範囲としましては、下連雀八丁目地内の974.6平方メートル。こちらの所管が東京都環境局の多摩環境事務所になってございます。
 土壌調査結果の概要ですが、昭和37年から昭和56年まで三井金属鉱業中央研究所の敷地の一部として使用されていたことから、使用の可能性のあるシアン、六価クロム、鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、フッ素、セレン、ホウ素及びそれぞれの化合物と、それを土壌汚染調査が行われました。昭和59年以降では、三鷹高度情報センター、あるいはMCC三鷹ビルの敷地として利用されておりましたが、その際には土壌汚染を引き起こすような土地利用は行われていなかったということです。その中で鉛及びその化合物が基準を超えて確認されたということになります。
 別紙2をごらんいただけますでしょうか。そちらに調査を行った調査対象物質の一覧が1ページ目に、2ページ目に調査を行った地点のそれぞれの濃度と、それから深度がわかるような図が描かれてございます。こちらに、高いところでC1−5という左側のところに、表層で5,300ミリグラム・パー・キログラム、それから深度でも大体1メートル程度のところまで範囲がございますが、表層から1メートル程度で汚染がとどまっているというふうに御理解いただければと思います。
 また、資料2の2ページをごらんいただきたいと思いますが、こちらに表−1に土壌汚染調査結果というのがそれぞれ記載させていただいていますが、先ほど申し上げた5,300ミリグラム・パー・キログラムというのが基準値の35.3倍、表層下0.75メートルまでの深度のところ、こちらが一番大きな値になってございますが、今後の市の対応といたしまして、東京都の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例第117条と法第14条に基づく届け出ということになりますと、東京都の所管事務になりますので、市といたしましては、適宜情報提供を求めるとともに、動向に注意していきたいというふうに考えてございます。
 東京都の対応として、届け出等については(10)の記載のとおりです。(11)の事業者の今後の対応といたしまして、土壌汚染の区域外搬出届出書によりますと、平成24年9月30日までに汚染土壌の処理が完了する予定となってございます。
 続きまして、資料2の3ページのみやおクリーニング跡地について報告いたします。こちらも同様に(1)から(7)に告示内容、(8)から(11)に調査結果等を記しております。別紙3をごらんいただければと思います。そちらに東京都公報と、それから3ページにみやおクリーニング跡地の対象地の地図がございます。こちらはテトラクロロエチレンという有機塩素系化合物が検出されたということで、そちらについて御報告させていただきます。
 それでは、資料2の3ページのほうにお戻りいただきまして、こちらは(2)告示内容のところで、法第6条第1項の規定により、特定有害物質によって汚染されており、当該汚染による人の健康に係る被害を防止するため当該汚染の除去、当該汚染の拡散の防止その他の措置を講ずることが必要な区域として指定されております。人の健康に被害を及ぼす可能性があるということで要措置区域という指定を受けてございます。所管部署は、先ほどと同じように東京都環境局多摩環境事務所が主体となってございます。
 それから、この調査結果の概要でございますが、平成2年からクリーニング店洗浄工場が操業していたことが確認されています。その中で使用していた可能性のある揮発性有機化合物──トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等を対象物質として調査が行われた結果、189.9平米においてテトラクロロエチレンが基準を超えて確認されました。その調査区域については別紙4をごらんいただきますと、ちょうどその値、数値がわかるようになってございます。赤く塗られているところが基準を超えた深度になっていまして、ここでは地下9メートルのところまで汚染が広がっているということで、地下水に対して影響があるのではないかというふうに東京都のほうで判断をいたしまして、要措置区域というふうな指定をしている次第でございます。
 土壌汚染調査結果といたしましては、テトラクロロエチレン、表−2にありますように、基準値が0.01ミリグラム・パー・リットルのところをですね、最高でB21−1のところで0.19ミリグラム・パー・リットル、19倍、B21−2のところで0.86ミリグラム・パー・リットルで、86倍という倍率の基準値をオーバーした値が出てございます。
 4ページに市の対応等を記載してございますが、第117条及び法第14条に基づく届け出は東京都の所管事務になるんですが、三鷹市においても工場があったということで、条例第116条の届け出(工場の廃止による土壌汚染調査及び対策等)が必要というふうになっていますので、この案件につきましては東京都と連携して対応してまいる所存です。
 東京都の今後の対応ですが、法第7条の汚染の除去等の措置の指示がなされてございます。土壌汚染が除去された場合には、指定は解除されるということになっています。
 それから、事業者の今後の対応につきましては、この法第7条の汚染の除去等の措置の指示がなされて、適切に汚染拡散防止の措置を完了していくことになっております。
 続きまして、5ページ目の3、クリハシの跡地について御報告いたします。同様に、別紙5のところに東京都公報の記載がございます。こちらは3ページにそのクリハシの地図がございます。連雀通り、第三中学校の右側にある工場の跡地になってございます。こちらも牟礼六丁目地内に形質変更時要届出区域として指定をされているところでございます。特定有害物質は鉛及びその化合物、所管部署は東京都環境局多摩環境事務所になってございます。
 概要といたしまして、昭和11年から昭和26年ごろに三鷹電機株式会社というのがございまして、昭和26年以降は、栗橋紡績株式会社、または大洋工芸、あるいは関東電子株式会社三鷹工場等が混在していたというのがわかってございます。ただ、この三鷹電機株式会社がどういったものを取り扱っていたかということが不明であったことから、汚染のおそれがあると考えて土壌汚染調査を実施した次第です。調査の結果、60.6平米において鉛及びその化合物が基準を超えて確認されましたが、それ以外のものは確認されませんでした。表−4に鉛(含有量)の150ミリグラム・パー・キログラムの基準に対して630ミリグラム・パー・キログラム、4.2倍が表層下0.6メートルのところまで確認がされてございます。
 別紙6をごらんになっていただきますと、1ページ目に調査対象物質、2ページ目に赤く塗られているところが実際に確認された場所です。非常にごく一部のところで、表層下0.6メートルということで表層でとどまっている案件ですので、形質変更時要届出区域として指定を受けているところでございます。
 資料2の5ページにちょっとお戻りいただきますと、(9)に市の対応がございます。東京都の所管事務になりますので、市としましては適宜情報提供を求めていくとともに、動向を注視してまいります。
 (10)東京都の今後の対応については、以下のとおりでございます。
 6ページ目の(11)で、事業者の今後の対応といたしましては、汚染土壌の区域外搬出届出書の提出後、汚染土壌の処理を行うという予定になってございます。私からの報告は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  お願いします。土壌汚染対策のほうなんですけれども、今回調査になった背景といいますか、クリハシの場合はここに今度マンションが建つってことがあったんで調査になったかと思うんですけれど、MCC三鷹ビルとみやおクリーニング、この調査対象になる何か変化があるかと思うんですけれど、どういうあれがあったのかだけ教えていただけますでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  MCC三鷹ビルはですね、新しくそこにデータセンターのような建物を建てる計画がございまして、そちらを建てるということで調査を行って、東京都の指導のもと実際に検査をしたところ確認されたということになっています。
 みやおクリーニング跡地につきましては、調布保谷線の道路計画がございまして、既に買収、解体等は終わっていたんですが、そこのところで土壌汚染調査をした結果、こちらを確認できたということになってございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  空間放射線量の測定なんですけれども、少しずつ下がってきているっていう部分が読み取れますけれども、0.20毎時マイクロシーベルト以上の場所については今まで洗浄してきたと思うんですけれども、取り除いた場所は今回はなかったわけですね。今まで取り除いた部分の除去したものは、管理が今どういうふうに現状なっているのか。1年半たっているので、適切な管理は、安全が確認されるまでは管理していかなければならないものなので、現状どうなっているのか、1点お伺いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  7カ所が第3次調査において確認がされておりまして、6カ所については水による洗浄等で低減されたということで確認をされております。1カ所につきましては第五中学校になりますけれども、側溝の土をまとめて積み上げたところから放射線が確認されていますので、それを一応二重の袋に詰めて、隣にある環境センターに大きく穴を掘って一時保管をしてございます。それについては、地中深く、土をかぶせたときに放射線が低減されたことを確認してございますが、一応今の時点でも一時保管をしているところでございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。もう一歩、ちょっと確認なんですけれど、一時保管はあくまでも一時保管だと思うので、今後はどういうふうに最終的になっていくのか、はっきりしているところがあれば教えていただきたいというふうに思います。
 環境センター自体は焼却の事業は役割を終えて、次の利用計画が決定すれば建物のほうは建て壊しになるわけですけれども、それが決まるまでは洗浄はしていくようですけれども、残るわけですね。敷地内に確保されているってことですけれども、今後の処理がいつまでそういう形でしていくのか、方針が決まれば対応されるっていうことになると思うんですけれども、今後の見通し等ははっきりしているところがあればお伺いしたいと思います。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  処理の基本としては、今回の場合は五中の側溝の泥ということでしたので、基本的には当該学校の敷地内で処理をするというのが基本ではありますけれども、当該敷地が狭いということもありまして、隣接する環境センターのほうに処理を依頼をして、そこの土の中に深く埋めさせていただいたというような経過がございます。環境政策課長が申し上げましたように、基本は一時保管ということで考えておりますので、今後の環境センターの予定等いろいろございますけれども、現時点ではそういった、またはかる機会もあるかとは思いますけれども、数値の低減状態を見ながら判断をさせていただきたいと思っておりまして、当面は一時保管を継続をする予定でございます。


◯委員(栗原健治君)  済みません。それでは、ちょっとわからない部分もあるので教えていただければと思うんですけれども、処理方法というのは国の指針で今一時保管っていう状況になっているっていう認識でよろしいんでしょうか。数値が下がっていくことを期待したいと思うんですけれども、物質としてはなかなか放射性物質の処理には各自治体困っていて、三鷹市の場合には大きなそういう取り除く場所は今回でいうと1カ所のみだということで、量はそんなに多くはないかと思うんですけれども、この処理の一時保管をしているっていうのは、どういう法律というか、取り決めによってされているのかっていう点を1点教えてください。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  文部科学省の放射線測定に関するガイドラインによりますと、地表から1メートルの高さで、空間放射線量率が周辺より1マイクロシーベルト以上高い数値が測定された場合には洗浄等を行うというような方向性が、ガイドラインが平成23年10月21日に出ております。三鷹市の場合は、そういう意味では0.20マイクロシーベルトを超える場合には自主的に洗浄等を行う。除染というよりも洗浄という表現を使っているのはそういう部分もあるんですけれども、基本的には国の方針にのっとって対応することになっていますが、そういう意味では、線量的にもそんなに高くないものですので、今後は数値の動向を見きわめながら、当面はまだ処理の仕方を明確に国も出されていないところもありますので、一時保管をしながらそれらについても検討を進めていきたいというふうに考えてございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  国も東日本全体を通して、放射性物質によって汚染された物質の処理というのはこれから検討されることになると思いますけれども、三鷹市における除去した放射性物質の管理を適正に、処理方法が明確になるまで、また処理方法が明確になった時点では、それに基づいた対応を速やかに行えるように管理をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  アの空間線量ですね。福島のほうの現地の情報によれば、下がるどころか上がっているところもあるということも出てきているんですよ。確かめようがないんでね。そうすると、また雨とか、そういうことで影響が出てくるのかなという心配をちょっとしているんです。今測定のときの天候を見たら、小雨とか雨のところも何カ所かありますよね。そういうときに、何ていうんでしょうか、雨どいとか、そういう集中するようなところを測定するようなことをやってもらえたらなと思うんですけれども、どうでしょうかね。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  なるべく雨のたくさん降っているときはですね、器械の影響とか、ちょっと水が出ているときにはなかなかはかりづらくてですね、小雨程度では今まで傘を持って実行していたんですが、機器の関係で余り正直やっていなかった。それがたまった後の雨どいについては確認を、全てではございませんけれども、やってございますので、一通りある一定の方向性としては三鷹の中では落ちついてきたのかなって判断をしてございます。そのように御理解いただければと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。
 続いて、土壌汚染なんですけれども、特にクリーニング、三鷹だけじゃなくてクリーニング店の跡って大体そうなんですよね。9メートルでしょう。物質が何に含まれていたかっていうのは、私知識がないものですから、ここでトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、それからジクロロエチレンとかありますよね。クリーニング店で使っていた薬剤というか何かだと思うんですけれど、どういうものにこれは含まれていたということなんでしょうか。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  テトラクロロエチレン等この有機塩素系化合物というのは、洋服の脂を取る脱脂というんですかね、脂汚れを取るのをメーンにやっているもので、そのままそこにつけて、その溶剤の中で直接洗い流すというようなことを目的にしていたものです。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  そうすると、この9メートルのところまで出てきちゃったってことは、下水に流せないですよね、もちろん。だから、どういう保管方法をしていたのかな。地中に垂れ流しじゃないけれど、しちゃっていたのかなという。何でこんなふうになるのかなってことをね、そこを教えてください。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  現状では、もうそういったものは一切、取り扱いも、しっかり廃棄をする業者さんに出すのが一般的になっているんですけれども、当時この辺の取り扱いが非常にずさんだったというか、昭和58年、昭和59年とか、あるいはこの当時、三鷹市でも地下水にテトラクロロエチレンの汚染が発見されたということで、その辺から国も法整備等を進めたんですが、当時はやはり取り扱い自体、あるいは発がん性自体、余りはっきりしていなかった部分もあって、管理してしっかりと対応していたんだとは思いますけれども、今みたいに明確に廃棄処分をしなければいけない、そういったものには該当していなかったものですから、やはりずさんな管理が若干あったかもしれない。あくまでも予測の上ですけれども、そういう可能性があるということだけはわかってございます。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そうすると、こういう工場とか、あるいはこのクリーニング店なんていうのは、そこを建てかえるとか何かってなると必ず出るんじゃないかという想像をして、市としての対策を立てるというか──東京都がやるんでしょうけれども、なんでしょうかね。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  現状は、もしクリーニング店さんがおやめになるとか、あるいは工場を改修するとかといった際には、東京都の条例第116条で、そういう場合には土壌汚染調査をする。あるいは、履歴調査をして、そういった有害物質の取り扱いがあった場合には調査をするような、そういったような義務づけがございますので、漏れなく確認ができるというふうにこちらでは考えてございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ガソリンスタンドなどに勤めている人が揮発性のものを吸って、労災というか、神経が物すごいやられちゃっているとか、あるいは鉛というので害があって、ガソリンスタンド跡なんかもいろいろ注意しなきゃならないというか、取り壊すときにはいろいろ条件がありますね。そういった点も注意していただきたいのと、ここに書かれている化学物質を体内に入れるとどういうふうになっちゃうのか、私体験がないもんですから、その害っていうものがどういうものなのか、知っておくことも必要だと思うので、ちょっと教えてください。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  まず、これらのテトラクロロエチレンは発がん性物質になっています。大量に摂取すると、例えば間違って飲み込んでしまったりすると、やっぱり肝機能障害とか、そういったまた別の意味での急性毒性は別途あるかと思いますが、基本的には発がん性物質というふうに言われております。


◯委員長(吉野和之君)  では、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時32分 休憩



                  午後1時38分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。まずアですね。三鷹市景観条例制定及び三鷹市まちづくり条例改正における基本的な考え方について。


◯事業担当課長(小出雅則君)  報告事項の1番目、アの三鷹市景観条例制定及び三鷹市まちづくり条例改正における基本的な考え方について御説明いたします。資料1のほうをごらんください。
 1ページ目をお開きください。三鷹市景観条例制定における基本的な考え方についてです。1、趣旨についてですが、現在三鷹市は東京都の景観計画が適用されております。今後東京都より景観行政団体の移行を受け、市が定める景観条例により、地域の特性を生かしたよりきめ細やかな景観づくりに取り組みます。
 2ページ目をお開きください。2、景観条例の概要について御説明いたします。本条例案は三鷹景観づくり計画2022の内容を適切に具現化するためのものであり、大きく5項目から構成されております。最初に、(1)三鷹景観づくり計画に係る事項についてです。これまで東京都が定めた計画基本軸に加え、ふれあいの里を新たに重点地区に指定するなど、重点地区の拡充を図り、地域特性に適した景観誘導を行います。
 建築行為に対する景観の誘導方法として、(2)建築時などにおける行為の届け出について定めます。ア、行為の届け出については、建築物や工作物の新築等を行う際の届出対象規模を地域特性に応じて拡充いたします。イ、事前協議については、三鷹市まちづくり条例の環境配慮制度と連携した開発事業を中心とした景観の事前協議制度を確立します。
 以上の重点地区の拡充、対象規模を地域特性に応じて拡充、開発事業との連動、この3点が三鷹市の制度としてポイントとなる点でございます。
 また、ウ、景観づくり計画区域における指導については、行為の制限に関する事項に適合しない行為をしようとする場合などに指導、勧告、公表、変更命令、原状回復命令を行うことを定めます。
 3ページをお開きください。(3)良好な景観づくりに係る事項の支援及び審議機関に関する事項です。ア、景観アドバイザーについてです。事業者や市民が景観づくりの活動や開発事業を中心とした景観の事前協議をする際に、景観アドバイザーによる技術的指導や助言などの支援を行います。こちらも三鷹市の制度の特徴です。
 次にイ、三鷹市景観審議会についてです。良好な景観づくりの推進に関する重要事項を調査及び審議、建築行為については勧告、変更命令等を審議するため、三鷹市景観審議会を設置します。
 (4)良好な景観を形成する建造物や樹木、保全地区の指定に係る事項です。景観上重要な建築物、工作物、樹木を景観重要建造物、景観重要樹木に指定して保全します。また、三鷹らしい景観として、重要な農地とその周辺を農のある風景保全地区──仮称でございますけれども、に指定し、農のある風景の保全と周辺と調和したまち並みの誘導を図ります。この農地保全の取り組みを景観計画に取り入れたことも特徴の1つです。
 (5)市民主体の景観づくりの支援に関する事項です。この取り組みも、これまでの三鷹市の協働のまちづくりを踏まえたものです。ア、景観づくり宣言制度の創設です。市民が主体となり、景観資源を生かした取り組みや景観づくりの取り組みを行うことを宣言する景観づくり宣言制度を創設し、アドバイザーの派遣など技術的支援等を行います。
 4ページをお開きください。イ、景観づくり活動団体の認定です。景観づくりに関する自主的な活動を行う団体を景観づくり活動団体として認定し、アドバイザーの派遣など技術的支援等を行います。ウ、景観協定の締結です。一団の土地において、住民合意による景観に関するルールをつくり、市民主体の景観形成を支援します。エ、表彰制度の創設です。良好な景観づくりの推進に寄与していると認める建築物等の所有者などを表彰する制度を創設します。
 5ページをお開きください。三鷹市景観条例の構成イメージ図となります。上段の大きな囲みは、景観づくりの方針、区域等の策定、建築行為の誘導、良好な景観の保全、市民主体の景観づくりの活動など、直接的な取り組み及び誘導に関する事項となります。こうした上段の取り組みを、下段に記載しております景観アドバイザー、三鷹市景観審議会、表彰制度などのソフト的な取り組みにより支援していきます。
 恐れ入りますが、4ページに戻っていただきまして、3の制定スケジュール(案)をごらんください。条例制定の基本的な考え方を報告いたしました後、10月に条例(素案)のパブリックコメントを実施いたします。周知につきましては、市報、ホームページを予定しております。その後、12月の市議会定例会へ条例議案を上程したいと考えております。平成25年2月には東京都より景観行政団体の移行を受け、段階的に条例を施行します。この段階では、東京都の景観条例の対象となるものを引き継ぐ部分のみを施行いたします。また、景観行政団体となった後景観づくり計画を確定し、平成25年4月には条例の全面施行を予定しております。
 6ページをお開きください。三鷹市まちづくり条例改正における基本的な考え方について御説明いたします。1、趣旨でありますが、これまでまちづくりに関する事項や景観に関する事項は、三鷹市まちづくり条例に基づく三鷹市まちづくり推進委員会が調査、審議してまいりました。しかしながら、今後はまちづくり推進地区の指定など、地域のまちづくりに関することは三鷹市都市計画審議会に役割を移行するとともに、三鷹市景観条例に基づく三鷹市景観審議会を設置し、景観に関するその役割は三鷹市景観審議会に移行することとなります。まちづくり推進委員会の役割が終わりましたので、三鷹市まちづくり条例を改正いたします。
 改正の概要につきましては、まちづくり推進委員会の廃止など、2に記載のとおりでございます。
 改正スケジュール(案)でありますが、条例改正の基本的な考え方を報告いたしました後、12月の市議会定例会へ条例議案を上程したいと考えております。その後、平成25年1月には条例の施行を行いたいと考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  これより項目アに対する質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  まちづくり条例改正における基本的な考え方のところで、まちづくり推進委員会が今後一部都市計画のほうへ移って、三鷹市景観審議会のほうへ移行されるってことなので、少し今までの学識の方とかっていう構成メンバーが、まちづくり推進委員会と三鷹市景観審議会というのはかわるのかどうかということをお願いしたいと思います。
 改正概要のところに、「係る事項を三鷹市景観審議会に移行する」の前に、「新規に設置し移行する」みたいなコメントのほうがいいのかなという部分があるので、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  景観審議会の構成につきましての御質問でございます。周辺環境への配慮事項などにつきましては、専門家などによります第三者機関として景観審議会を設置して審議したいと考えております。景観重要建造物など市独自の取り組みの審議、検討、開発事業や建築行為の審査や助言等がございますので、まちづくり推進委員会の学識経験者を中心とした各分野の専門委員会の方を中心に構成したいと考えておりますけれど、まだ確定しているところではございません。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  2点目ですね。表現の問題ですけれども、新規に設置し移行するという、それはお考えのとおりだと思います。移行するということで、ここは基本的な考え方で説明しやすい、あるいはわかりやすい表現にしてありますけれども、考え方としては新規に設置するようなイメージですよね。ですから、それは文言を整理するか、今後の説明で工夫するかさせていただきます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。構成メンバーのところで、それでは今までのような市民枠とか議員枠っていうのはこれからの検討なんでしょうか。入れる予定なんでしょうか。ちょっとその点だけ、済みません。


◯事業担当課長(小出雅則君)  専門的な審査、審議等になりますので、現時点では学識経験者で設置したいと考えておるところでございます。


◯委員(栗原健治君)  前委員の今の質問を受けてなんですけれども、改めて構成なんですけれども、まちづくり推進委員会として市民の委員が果たした役割というのは、大変この景観条例をつくる上でも大きな役割を果たしたというふうに思います。実際にこれから構成を検討するということで、まだコンクリートしていないということなので、まちづくり推進委員会の中で果たしてきた市民の役割と功績を考えると、市民委員を入れるっていうことは、この景観重要建造物だとか、景観重要樹木だとか、さまざまな指定をしていく上で、地域を知っている人の意見というのがとても参考になるし、大きな意味を持つんではないかと。
 この点で、入れることを検討されるようにお願いしたいと思うんですけれども、この点では市民委員を外して学識者だけでやろうっていう考えに立っているのはどういう理由なのか。市民委員を入れない理由をお聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  景観審議会のほうに市民委員の方を入れない理由ということでございますが、先ほど担当課長のほうからもお話ありましたように、景観審議会が調査、審議する案件として、これから開発事業等、個別の事業、そういったものを対象に調査、審議する審議会になるということで、都市計画とか建築、緑地、造園とか、そういった個別の計画に対して審議いたしますので。建築審査会と内容は違いますけれども、性格的には同様な性格を持っておりまして、そういったところに権利関係とか、そういったものはなるべく入らないようにということで、専門家の視点で審査する審議というふうに考えております。
 また、地域のまちづくりとか、そういったことをまちづくり推進委員会のほうではこれまで行ってきました。その内容については、都市計画審議会のほうについても、地方分権による都市計画法の改正が平成12年、平成14年に実施されまして、その中でも従前は、その前までは都市計画の内容についての審議機関というような位置づけが大きかったんですが、平成12年、平成14年の改正等の中では、都市計画の前段の部分、あるいはこういった広いまちづくりの部分も審議対象にできるというような、そういった方向づけもあります。
 また、今年度の地方分権による権限移譲、用途地域の移譲等によりまして、そういった都市計画の部分でも市の独自性、あるいは協働のまちづくり、そういったものが出せるようになったということで、その役割については都市計画審議会のほうで進めていけると。その中で市民意見等は反映させていただければと、このように考えております。


◯委員(栗原健治君)  考え方はわかりましたが、市民参加をより積極的に進めてきた三鷹市として、まちづくり推進委員会を閉じて、新しい景観審議会をつくって、それぞれの今まで審議してきた中身についての振り分けをするということで、市民の声がやっぱり反映される方向で拡充されていくことがより重要だっていうふうに思います。
 その点では、都市計画審議会で市民の意見が反映させられる部分はあるっていう側面はあるけれども、市民枠が、都市計画審議会の中での委員がふえるわけではないですよね。そういう点で考えたときには、今回新たに設置することになる景観審議会の中にも、市民枠をもって市民の意見を反映させることが、より今後の景観づくりを進めていく上でもプラスになるというふうに思いますので、構成はまだコンクリートしていないという初めのお話だったので、改めて入れることを検討していただきたいと。また、入れることがプラスになるというふうに考えているということを意見として述べさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、次に項目イ、ウ、エに対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、私のほうから2点目のイの三鷹3・2・6号調布保谷線の交通開放等について、資料2のほうを用いまして御説明させていただきます。資料2のほうを御用意いただければと思います。調布保谷線につきましては、昨年の11月の本委員会におきまして、調布保谷線の道路整備に伴う設計説明会について御報告をさせていただいております。また、その後、同年の12月に、口頭でございますが、連雀通りの塚の交差点から北側へ仮設道路設置工事、暫定整備工事を行うということと、上連雀一丁目の武蔵野3・4・7号から北側、武蔵野市の関前一丁目の井の頭通りまで、そこに街路築造工事と電線共同溝設置工事などを行う、そういった情報提供をさせていただいております。これらの工事につきましては、その後順調に進捗していると。また用地買収も、直近での情報でございますが、9割以上進んできたと聞いております。
 このような状況の中で、東京都が、1ページ目の説明会のお知らせにありますように、第1部としまして、連雀通りから井の頭通りの区間、暫定2車線の交通開放と、第2部としまして、新道北通りから武蔵野3・4・7号の区間の設計概要について、10月6日土曜日、午後2時から、2ページ目に会場の案内図がございますが、武蔵境駅近くの武蔵野プレイスというところで沿道住民等に対しまして説明会を開催すると、そういった内容でございます。
 説明会では、第1部として、暫定開通としまして、連雀通りから新道北通りの交差点のところまで、これを第1段階、交通開放を10月の中旬から行い、次に、一定の期間を置きまして、年内に武蔵野3・4・7号から武蔵野3・4・3号──井の頭通りでございますが、そこまでを第2弾の交通開放を行うというものでございます。地域の住民の方に配慮しまして、段階的に暫定2車線の開通を行うという計画の説明を行うというように聞いております。次に、第2部の設計概要でございますが、環境施設帯の概要。これは、これまでも御説明してまいりましたが、緑地タイプ、副道タイプ、樹種、そういった内容の説明を行うというように聞いております。
 また、3ページ目に、先ほどの第1弾のほうの連雀通りから新道北通りまでのこの暫定2車線の開通について、沿道の住民の方にお知らせするチラシを掲載しております。こちらに記載されておりますように、仮設の道路形態で10月17日水曜日、午後2時に、北から南への一方通行だったものを相互通行に開通するということで、交通の流れが変わるということをお知らせしていくというものでございます。
 三鷹市としましても、これまでも安全対策等についてはもちろんのことでございますが、地域の環境が段階的に移行することなどに配慮することや、地域へ説明を十分行うことなどを求めてまいりました。今後も東京都と連絡・調整しながら取り組んでいきたいと考えております。説明は以上でございます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  報告事項の3番目、ウの三鷹駅南口中央通り東地区における再開発事業用地の取得について御説明いたします。資料3のほうをごらんください。1ページ目をごらんください。用地取得に至る経過について御説明いたします。再開発事業を予定しております三鷹駅南口中央通り東地区におきまして、本年3月、エリア内の一部の土地所有者であります株式会社イントランス──これは3番の所有者のところに記載しておりますけれど、株式会社イントランスより当該地での建築に係る事前相談がございました。
 マンションの建設計画が判明いたしまして、当該地に新たにマンションが建設されますと再開発事業の計画に困難を来すため、再開発計画への参画要請を重ねてまいりましたが、当該地を早期に事業化したいという強い意向がありまして、再開発事業への参画協力を得ることができませんでした。そこで、UR都市機構に用地取得を要請いたしましたが、都市計画決定の前段階での取得は困難であるとの回答を得たため、市の用地調整会議を経て、三鷹市及び三鷹市土地開発公社にて用地交渉を重ねてまいりました。その結果、三鷹市土地開発公社にて再開発事業用地として先行取得することとなったものでございます。取得価格は4億円で、本日契約を締結いたしました。
 今回取得いたしました再開発事業用地の概要について御説明いたします。下段の位置図をごらんください。点線で表示しておりますのが三鷹駅南口中央通り東地区の再開発事業予定区域でございます。取得地の位置につきましては、塗り潰しで表示した部分でございます。地積471.68平米でして、2の不動産の概要に記載しておりますとおり5筆の土地でございます。各筆の詳細な配置及び地積につきましては2ページに記載しておりますので、後ほど御確認ください。なお、取得後、再開発事業着手までの期間につきましては、買い物駐輪場などの一時駐輪場として活用していきたいと考えております。説明は以上でございます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  4点目のエ、大沢二丁目の用地取得について、資料4のほうを御説明させていただきます。まず、この大沢二丁目の1109番地先の土地の取得に至る経過でございますが、三鷹市は当該地について下記所有者、こちらが事業者という形で、平成23年11月に開発行為による宅地分譲の計画の相談を受けました。平成24年2月から三鷹市まちづくり条例に基づく手続を進めてきたところでございます。
 2ページ目の案内図をあわせてごらんいただきたいと思いますが、当該地周辺は大沢の里に位置づけられ、国分寺崖線、野川や国立天文台など自然豊かな地域となっております。また、当該地の西側には大沢の里公園、北側には大沢緑地、南側には大沢風致地区などを指定しております。当該地は将来にわたって貴重な緑地空間として保全すべき区域ということが言えます。
 この開発事業が当初計画どおり進められた場合、国分寺崖線の貴重な緑地の一部の保全が困難になる可能性があることから、三鷹市用地調整会議を経て、三鷹市土地開発公社にて開発事業地の一部の土地を取得することにいたしました。これは、事業地に隣接する国分寺崖線の樹木の根や枝などが事業地側に越境していることから、事業がそのまま進められた場合、国分寺崖線の樹木の多くを伐採、抜根せざるを得ない状況となり、貴重な緑地の保全が困難になる状況を回避するために取り組んだものでございます。平成24年9月下旬の用地の売買契約に向けて現在手続を進めているところでございます。
 次に、1ページ目の2番目に戻りまして、不動産の概要でございます。3ページ目の土地利用計画図をあわせてごらんいただきたいと思います。所在地は三鷹市大沢二丁目1109番1、地目は宅地で、取得面積が、こちらの図面に取得予定地と茶色い線で囲ったところでございますが、911.12平米ということでございます。当初の開発事業は、この今の取得予定地と、その下の新設道路、また専用住宅の1から9と書いてある部分を全て開発事業ということで計画されておりましたが、事業面積が2,596.21平米で、当初は16区画の宅地分譲の計画でありました。そのうち、7区画分を取得させていただくということになったわけでございます。取得価格は1億9,800万円余でございます。
 次に、土地を購入させていただく所有者でございますが、3番のところに記載させていただいているとおり、杉並区にあります株式会社細田工務店で、こちらの事業者と協議をしまして、三鷹市の緑地保全の考えを理解して協力をしていただくというものでございます。
 最後に、今後の当該地の活用方法についてでございますが、補助金の活用などを踏まえながら東京都と協議を行い、都市計画緑地の指定などを検討するほか、より適切な緑地の保全に向け、市民の方からの意見を伺いながら整備方法や利用方法についてあわせて検討していきたいと考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  これより、項目イ、ウ、エに対する質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、資料3のところの東地区のところなんですけれども、今回該当するイントランスさんのところということなんですけれども、再開発計画に参画要請をして協力を得ていない土地所有者というのがほかにこの地域であるのかどうか、ちょっと教えていただきたいと思います。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  御質問の反対している地権者がいるか否かですが、基本的に大きく今はっきり反対だと言っているのは2件ございます。ただ、これは動向によって御理解を求めていくということで、2件といっても一土地の所有者で複数持っている方も含めて。だから、大きく考えてその1件、個人で持っている方1件と、そういうふうに捉えていますから、人数でいくともう少しふえるかもしれませんけれど、基本的には今御理解を得る努力をして事業の説明を、鋭意URさんとともに市も出向いて行っているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。その反対されて、参画されていない方の理由は、主に答えられるところで結構なんですが、教えていただけますでしょうか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  基本的に現在の環境がいいって言われている方と、条件次第ですと言われている方と、大きく分けるとその2つになるかなというふうに思います。ただ、今の現状の状況がまだよくつかめていないという方もいらっしゃるもんですから、その辺の状況をしっかりお伝えしていくということになろうかと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。そういう理由ということで、同じような形で、ある程度のところで納得いただければ、やっぱり同じような形で先行取得するという可能性はあるのでしょうか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  地区外に出ていく方がこれからどれくらいいるかということになりますけれど、基本的には現在まだ都市計画上の手続の決定を経ていないという状況で、市として再開発を進めたいというふうに思っていまして、事業者は今URさんがなっていただくような形での体制を組んで取り組んでいますけれど、まだ事業を確定してやるんだという、要するに都市計画の決定を経ていないもんですから、先ほど小出課長のほうも申し上げたように、まだURさんでの土地取得っていうのはかなり難しいという状況にあります。
 市もですね、ここにまたマンションが建ってしまうと、とてもこの事業を行っていく上で困難だというふうに判断したもんですから、先行的に市で一時取得して、この取得した種地をさらに再開発に生かしていこうと思っていますから、現段階では今後次々またそのような形態が出てくるとは思っていませんけれど、そのときはそのときでまた状況を踏まえて考えていくということになろうかと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。反対の理由を今お聞きしましたが、今一番問題になっている、道がなくなるとか、なくならないとかで、その方たちが反対しているということはないということでよろしいんでしょうか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  しろがね通りに対してのつけかえに対する反対というのは、いまだにしろがね通りの町会の方々が反対をしております。三鷹市としては、なくなるんではなくて、区域内幹線道路につけかえるんだということを御説明していますけれど、これも既に、今イメージされている地権者のプランと、今後さらに議論を重ねていくプランと、確定しているわけじゃないもんですから、一体的に開発したときにしろがね通りを廃止してつけかえをすると。
 しろがね通りを廃止しても、形態を残しながら空間として歩行者を残す空間をイメージする分棟案というのも過去に検討されましたけれど、そういう案にさらに今加わっていない地権者が今後賛同してきて、そっちのほうがいいんだということであれば、皆さんの意見の総論で多分決まっていくと思いますので、現段階では何とも言いがたいということで、反対ではないということです。


◯委員(嶋崎英治君)  まず中央通りの東地区ね。UR都市機構に用地を取得要請したが云々で困難だと。もう少しそこの理由をかみ砕いてお話ししていただけると理解が達するんですけれど。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  まさにここに書いてあるとおりで、これ以上色をつけるというのがなかなか難しいんですけれど。基本的には、URさんは各再開発事業を進めている都市計画上の市街地再開発事業の認定をもらっている場合は、国からの事業資金で事業を展開して土地の取得なり、権利変換なり、どんどんしていくわけですね。現在は、まだ正式にそういう状況に至っていない中で、UR都市機構の中での一定程度の予算編成の中で事業の準備行為をしているというふうに捉えていただけたらいいかと思うんですけれど、その中で、なかなか新たな土地の取得をするのが現在は難しいということをここに書かせていただいております。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  つまり、URの基本的なコードとして、都市計画決定前はそういうことはしないんだと、そういうことでいいですか。


◯広域まちづくり等担当部長(板橋弘二君)  委員さんのとおり、そのとおりでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  こことは直接ではないんだけれども、多摩青果跡地の開発で協定を結んだですよね。第何条だったか忘れちゃったんですけれども、まちづくりに協力するということがUR側とあると思うんですけれども、それであっても、これはなかなか難しいと、こういうふうに理解していいんでしょうかね。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  総括的な協力の協定を結んでいるというのは承知しているんですけれど、これは個別の課題で、しかもお願いをして、どうだろうと。隣接しているし、区域内にはあるんだけれども、URの再開発のコードとしては、ここは都市計画決定されていない。計画決定がされていない。また、地権者の意見もまだ割れているわけですよね。そういう中では難しいんだということになりました。


◯委員(嶋崎英治君)  理解しました。
 続いて、大沢二丁目です。この地図から見ると斜面になっていますよね。これ、なかなか交渉は大変だったのかなというふうに想像しているんですけれども、これを市が取得しないと、こうなっちゃうということがわかると、急いでというか、交渉して買った意味というのが理解深まると思うんですけれど、そこを教えてください。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  交渉の中でどのようにこれを進めたかということだと思いますが、3ページ目の図面、先ほど御説明した中で取得予定地と。その上の部分が図面上、等高線というか、線がいっぱい引いてあると思いますが、こちらが国分寺崖線で、上に行くほど実際は下がっている形状になっております。
 この取得予定地あたりまでが平らなところで、もともと個人の方の住宅が建っていたところなので、この部分は平らなんですが、その取得予定地との境に、ちょっと写真等がついていなくて申しわけないんですが、かなり高い樹木が生い茂っております。もともとは、その境界は越境は当然していなかったはずでありますが、樹木が育つ中で根っこの部分とか枝の部分がこの取得予定地に、枝等は半分ぐらいかかっているような状況になりまして、当然ここを開発事業をすると、そこの部分を切ってくれということになりますと、切らざるを得ないと。根っこについても除去しなくてはいけないと。あるいは、斜面地ですので、ここに擁壁もつくる必要も出てくると。そうしますと、この崖線の緑地、いい環境をそのまま保全することは困難になるということで、その中で開発事業が出てきた中で、市としてもそういう状況を確認させていただいたので、すぐに事業者のほうに交渉に入りました。
 ただ、事業者も、当然ここを宅地分譲する予定で購入をして計画を進めていたわけですので、いろいろ交渉して市の考え方を十分伝えて、やはりここの環境は守っていきたいということを事業者のほうが御理解していただいたので、覚書等を結んで、先ほど御説明しましたように9月の末ごろに契約を結べる予定になっております。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。これが、ここにうちが建ってしまうと、1軒の家ですけれど、かなり広い土地だったですよね。今回、12月に提案されて、1月施行になる景観条例というのができると、こういうものはもっと未然にっていうか、事業者のほうは守らなきゃいけないとかっていうことにつながっていくんでしょうかね。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  里の周辺等については、市内全域と比較しまして、戸建て住宅等も対象にしていくということで、それぞれ基準に基づいて配慮していただくので、そういった視点で個別事業に対してもそういう指導は一定程度は可能かと考えます。
 ただ、樹木の保全そのものは、やはり都市計画の緑地をかけるとか、あるいは先ほど説明をしました景観重要樹木の指定とか、そういったものをやはりかけた上で守っていくという必要がありますので、今後そういった里周辺、あるいは景観を守っていくというところを十分整理をしながら、調整はしていきたいというふうに考えております。


◯委員(嶋崎英治君)  それでぜひやっていただきたいなと思うんですが、周辺が、全体が大沢の里とか天文台とかですね。七中もあるということなんですが、ここの周辺というのは、ガスとか、下水道とかってないですよね。参考までに、それを教えてもらえますか。既に入っているんですかね。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  先ほど御説明しましたように、ここはもともと1軒の家がありましたので、3ページの図面の右側の上下に引いてあるところは既存の市道第38号線という道路が来ておりますので、そちらについては下水、水道、ガス等、もともとそこまで引き込まれているという状況でございます。


◯委員(岩見大三君)  調布保谷線の、今回一部開通の塚から新道北通りまで、またはこの新道北通り自体のですね、これは改めてだと思うんですけれど、この点についての交通量の予測をちょっと改めて教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  暫定開通に当たりまして、東京都のほうも一定程度そういった予測はしております。第1弾の開通では、まだこの新道北、その上の部分、もう相互通行になっている部分もございますけれど、そこから連雀通りまで抜けますので、当然今までより、一方通行が相互通行になるのでかなり回ってくるんじゃないかという予測がありまして、さらに第2弾で上までつなげますと、全体が武蔵野市の先までつながることになるので、かなりの量が回ってくるんじゃないかという予測をしております。
 東京都のほうの予測の中では、第1弾の交通開放の中では5,000台から6,000台、第2弾の開通をしますと8,000台から9,000台──これは1日当たりということでございますが、流れております。ただ、この交通量の予測はどのように転換するかっていう視点がちょっと整理をされていないと。ですから、これはマックスで今の数字は考えているというようなことでありますので、実際には既に三鷹通りとか、南北につながっている道もありますので、全てが最大で回ってきた場合の数字というふうに捉えていただければと思います。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。この5,000から6,000というのはマックス、あるいは8,000から9,000はマックスということなんですが、大体この現状から、例えば何倍とかですね、どのぐらいふえるかっていう感覚的なところなんですけれど、その点ちょっとわかれば教えていただければ。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  現状一番、塚のところの南側が一方通行でありますので、東京都のデータでいきますと1,500台ぐらいということになっております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、続きまして、項目オ、カに対する市側の説明を求めます。


◯建築指導課長(山崎良平君)  それでは、報告事項のオ、三鷹市耐震改修促進計画改定(案)の概要について、資料5を用いて御説明させていただきます。まず、現行の三鷹市の耐震改修促進計画ですけれども、平成20年3月に策定したものです。当初計画におきましても、必要に応じて見直しを行うとされておりましたところ、昨年の東日本の大震災、また東京都の緊急輸送道路の推進する条例が施行されたことや、ことしの3月に東京都の耐震改修促進計画が改定されました。また、さらに、今年度は市の地域防災計画も改定されることから、本耐震改修促進計画もこれらの改定とあわせまして今年度に改定を行うものです。
 それでは、改定の概要でございますけれども、1のまる1、被害想定の見直しですけれども、これは、ことしの4月18日に東京都防災会議のほうから首都直下地震の東京の被害想定報告書が出されましたので、これを反映させるものでございます。まる2番目としまして、対象建築物の追加としまして、現行の計画では、防災上重要な公共建築物としまして、災害対策本部を設置する施設及び避難所を設置する施設を対象としていましたけれども、今回の改定でライフライン施設(下水処理施設)を追加しまして、合計111棟とするものです。まる2の2番目でございます。公共の特定建築物、これは耐震改修促進法の中で定められております階数が2以上で500平米以上の保育所、また階数が3以上かつ1,000平米以上のその他の公共施設等、これらのうち防災上重要な公共建築物を除いた14棟について、今回新たに追加して、その目標を設定するというものです。まる2の3番目、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化目標を新たに設定するというものです。
 まる3の計画期間でございますけれども、現行計画は平成20年度から平成27年度までの計画でございましたけれども、今回の改定の期間としましては、平成25年度から平成32年度までの期間とします。この理由としましては、国の新成長戦略の中で、住宅に対して平成32年度までに95%の耐震化を目標とするということ。もう一つは、東京都の耐震改修促進計画におきましても、住宅と民間特定建築物も平成32年度までに95%の耐震化を目標とする。こちらの計画期間と連動を図ったところでございます。
 まる4でございますけれども、今御説明したことを表にあらわしたものでございますけれども、左側に耐震化の対象とする建物の種類、その右隣に現状の耐震化率の数値。なお、この数値につきましては現在精査中でございまして、11月ごろ確定するところでございます。その右隣に、耐震化年度の目標でございますけれども、平成27年度から平成28年度末と、先ほどの住宅、民間特定建築物については平成32年度までと期間を変更したところでございます。
 まる5番目でございますけれども、耐震診断及び改修の促進を図るための施策でございますけれども、1つ目としまして、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業について記載したいと考えております。この記載については、その次のページ、2ページ目をごらんください。こちらの中に、現在老朽化して耐震上課題のある公共施設をこの防災公園の中に集約するという計画でございますので、市の施策としてこの中に表現をするものでございます。もう一つは、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断と耐震改修助成について新たに記載するものでございます。
 今後のスケジュールでございますけれども、本委員会の終わった後、12月の本委員会に再度素案を御説明させていただいた後、1月中旬にパブリックコメントを行いまして、3月下旬には策定、公表したいと考えております。なお、このスケジュールにつきましては、地域防災計画と十分整合を図るためスケジュールのほうも歩調を合わせているものでございます。
 次のカでございますけれども、三鷹市建築安全マネジメント計画(素案)について、資料6を用いて御説明させていただきます。まず、この計画でございますけれども、三鷹市が特定行政庁になりましたのは平成8年でございます。その後、さまざまな法改正、また災害や地震等、社会的状況が大きく変化してきました。このような変化に適切に対応するため、この計画を策定するものでございます。それでは、次の次のページをごらんください。目次の左側のページでございます。用紙を横使いに使用しておりますけれども、この計画の全体の構成をお示ししております。1章の計画の基本的な考え方から、4章の施策推進のための執行体制の整備の4章立て、合計24ページから構成されております。下段に具体的な構成内容をお示ししております。
 それでは、章ごとに計画の重立ったところを御説明させていただきます。1ページをごらんください。こちらに、基本的な考えと社会的状況の変化を改めて掲載してございます。それで、2番目の計画の位置づけでございますけれども、国におきましては、平成22年5月に建築行政マネジメント計画策定指針を定めました。東京都におきましては、平成23年1月に建築安全マネジメント計画を策定しました。市では、国・東京都の動向を踏まえまして、第4次基本計画に位置づけをしまして、本年12月に策定したいと考えております。
 2ページの3でございます。計画の対象法令ですけれども、建築基準法、建築士法及び建築物の耐震改修の促進に関する法律の3つの法律でございます。
 4番目の基本的な考え方ですけれども、(1)の現場主義の原則、(2)の円滑化の推進、(3)の関係行政機関・市関係各課との連携強化の3つの視点に基づいております。(3)の関係行政機関との連携でございますけれども、平成13年に発生しました歌舞伎町の雑居ビル火災を契機に、消防、警察、保健所と三鷹市、この4機関におきまして、雑居ビル等に関する三鷹市安全対策連絡協議会を組織しまして、これまでも定期的に協議を行い情報共有に努めるとともに、現場においても合同で査察等を行ってきております。
 次のページの5でございますけれど、本計画の計画期間につきましては、本年度から平成26年度までの3年間でございます。この期間につきましては、国と東京都の計画期間に合わせたものでございます。その後は必要な見直しや推進を行います。
 6の進行管理につきましては、計画策定後、ホームページなどで公表しまして、政策の実行、検証、見直し、また新たな目標といったPDCAのサイクルで進行管理を進めていくものでございます。
 それでは、4ページ、2章でございますけれども、建築基準行政を取り巻く社会的状況としまして、先ほどもお話ししました法改正による影響。中段に図をお示ししておりますけれども、確認検査業務が民間機関に開放されたということでございまして、平成11年度当時は全て市のほうが確認を行ってきましたけれども、最近では市のほうはもう2割程度ということになっております。さらには、(2)の耐震偽装事件の発覚によります審査の厳格化等が図られたことにより、審査期間が長引くといったこともこの計画の背景にございます。
 続いて、5ページは東日本震災の市内の影響でありますとか、6ページ、雑居ビルの火災の影響等の事故内容一覧をお示ししております。さらには、7ページ、定期報告制度の的確な運用が求められていることであるとか、次ページ、アスベスト対策や危険老朽空き家対策も求められているところでございます。
 それでは、少し飛んでいきまして12ページをごらんください。今の社会状況の変化に応じまして、このマネジメント計画の具体の施策でございますけれども、課題を5つに体系化しまして、それぞれの取り組む具体的施策を記載しております。特に市民生活の安全に直結する課題であります、一番目の適切な維持管理を通じた既存建築物の安全性確保と、2番目の違反建築対策の徹底につきましては重点的に取り組みます。
 3番目の課題でございます、建築確認から検査までの建築規制の実効性確保につきましては、その右隣の具体的取り組みの3−(1)、こちらに記載のありますように、本計画とあわせまして三鷹市建築確認手続き等の運用改善推進計画書、こちらについては後ろの2ページに添付させていただいております。これは、先ほどの確認審査等が長引いたことを受けまして、迅速な確認審査を行うために実際の審査日数を調査しまして、迅速化の目標設定であるとか、審査過程のマネジメントの具体的方針を定めたものでございます。
 それでは、飛んでいただきまして23ページをごらんください。最後の4章でございますけれども、1の業務執行体制の見直し拡充としましては、限られた人材、財政的資源の中で業務の重点化や効率化の観点で見直しを行いまして、人材育成を図りながら市民に信頼される公正な建築行政を推進するというものでございます。
 また、次のページの市関係各課及び関係機関等との連携強化につきましては、市の補助金や助成を行う関係各課や、民間の職能団体であります建築士事務所協会等の関係団体との連携について記載しております。
 今後のスケジュールでございますけれども、本委員会の後、建築士事務所協会や三鷹商工会建設業部会等に意見聴取を行いまして、10月にはパブリックコメントで広く御意見をいただき、11月の本委員会に改めて御説明しました後、本年12月には計画を確定したいと考えております。説明については以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  これより項目オ、カに対する質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  資料5のほうなんですけれど、ちょっと確認なんですけれど、平成23年度耐震化率は今調査中ということだと思うんですが、ここに明示されているのは平成22年度末の数字なのかどうかっていう。この数値はどれをもとにして出されているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 それと、資料6のところの8ページ、危険老朽空き家対策ということで、直接対応が困難な状況にあるという、難しいよということが書いてあって、23ページに、執行体制の整備のところの1の(1)のところで、危険老朽空き家対策などの課題にも積極的に取り組むという、空き家に対してはこの2行なのかなという部分でですね、ちょっと具体性が何も見えないというところで。今一生懸命やっていただいているローラー調査の推進ですとか、それを踏まえた条例の制定への検討とか、そういうコメントを少し入れていただくと、そういう方向で向かっているのかなって。これ、方向性も何もわからないような記述になっているので、入れていただくのがいいのかなと思うんですが、その辺の見解をお聞きしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  平成23年度末の耐震化率についてのお尋ねがありましたけれども、こちらの数値でございますけれども、住宅につきましては住宅・土地統計調査が平成20年に公表されましたので、公表されていますから、調査が平成20年に終わって、公表されたのが平成22年。そのときの耐震化率から、平成23年度末の数字を推計したものでございます。
 あと、民間特定建築物につきましては、市の中で把握できる範囲内での数字でございまして、11月までこの辺の数値の精度を上げるための作業をまさに今やっているところですので、そのころにはまた改めて御紹介できると思います。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  2番目に御質問をいただきました空き家の問題ですね。確かにちょっと表現が弱いなという、そういう御指摘ですけれども、チームも庁内にできて、そのチームがこれから検討していくんですけれど、それから調査もかけますよね、緊急雇用のを使って。かけることと合わないんです。12月に策定するということでちょっとタイムラグがあるんですが、いただいたせっかくの御意見ですから、もうちょっと前向きな表現を含めて検討させていただきます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、資料5について。耐震改修促進計画改定(案)の概要っていうことで、実際にその改定の中身が出てくればより詳細にわかるかと思うのですが、対象建築物の追加というところで、合計111棟にするということで、これは改定前と改定後の具体的なものが知りたいというふうに思います。これは、示されるんでしょうか。
 あわせて公共の特定建築物ということで、14棟、新たに目標を設定するということで、この14棟というのは、どの施設なのかっていうことをまず伺います。
 あと、耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策ということで、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断と耐震改修助成制度ということを掲載するってことですけれども、個人住宅の耐震化を課題として進めていく点で、現状の個人住宅の耐震の簡易診断、耐震診断と耐震改修についての助成制度で、よりこの目標を達成するために改善をしていかなければならないんじゃないかと思います。その点で検討している部分もあるかと思うんですが、その反映というのはこれに含まれていくのか、その目標を実現するための個人住宅の耐震化に向けた助成制度についての現状をお伺いしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  3つほど御質問をいただきました。まず最初の111棟の内訳でございますけれども、現行計画では109棟、先ほど御説明しました災害対策本部を設置する施設と避難所の設置施設ということで109棟でございます。こちらのうちから、いちょう苑が解体されましたので108棟になりましたけれども、それにライフライン施設を3棟追加しまして、109マイナス1足す3ということで、合計111棟ということになっています。
           (「ライフライン施設っていうのは」と呼ぶ者あり)
 水再生センターと井の頭ポンプ場です。
 次に、2番目の公共特定建築物の14棟でございますけれども、こちらも具体的に建物名称を特定しております。具体的には保育園関係が8棟とか、福祉会館、図書館本館、社会教育会館等と。改定計画を次回お示しするときには、その辺の具体的な名称もお示しさせていただきたいと考えております。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  3番目に御質問いただきました、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断というよりも、質問の趣旨というのは個人住宅の耐震化を今後どうしていくんだと、工夫が必要だろうと、こういうことですね。
          (「そうです。含まれるかっていうこと」と呼ぶ者あり)
 そうですね。そこなんですけれども、今の制度についてを基本にして、それのPRとか、制度そのものが設計として我々は意外と使いやすいんだけれど、十分に宣伝ができていないっていう考え方に立っておりますので、それはしっかりとしていきたいんですけれど。
 一方で、確かにもっといいやり方があるんじゃないかと。例えば普通の大工さんが耐震診断をやって、耐震改修をやっても、うまくできることはできるんです。でも、それは助成制度と直接リンクしないんですよね。というのも、今求められているのと簡易なものというのは全然もう。だから、きちっとした診断と、きちっとした改修になると、どうしても一級建築士の診断とって、こういうふうに入ってくるわけですね。だから、それと違ったもう少し簡易なやり方は、皆さん方自身、市民自身も望んでおられると思うし、それはやっぱり我々がこんなやり方もありますよって提唱できるのかどうか非常に難しいところがありますので、今検討はしていますが、ここで記述されるのは、今の制度を基本にPR等について記述していきたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  対象建築物の追加の点ですけれども、今後の詳細な改定案の中身を見させていただいて、また勉強させていただきたいというふうに思います。
 あと、個人住宅の耐震化の促進という点での、今回の耐震改修促進計画の改定案をつくって改定していくわけですから、現行制度の洗い直しもしっかりとして、よりその目標が実現できるような制度を、この改定案、耐震改修促進計画に盛り込めるように策定していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  次に、項目キ、クに対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  報告事項の7番目、キの都市計画道路の整備推進と用地取得に関する要望書等について御説明いたします。資料7のほうをごらんいただきたいと思います。1ページ目をごらんください。都市計画道路の整備推進と用地取得に関する要望書についてです。本要望書につきましては、9月7日に市長が東京都建設局長へ提出したものでございます。都市計画道路の整備の推進に関する事項といたしまして、着手路線の積極的な整備の推進を図るとともに、未着手路線の着実な事業着手を要望いたしました。また、三鷹3・4・7号の用地取得につきましては、地権者の円滑な生活再建に配慮するとともに、地域住民の要望にあるような残地を道路用地等として活用することなど、沿道地域のまちづくりに寄与する道路整備を進めるよう要望いたしました。
 2ページをごらんください。東京都建設局長への要望書にあわせて、東京都北多摩南部建設事務所長へ、連雀通りの用地買収に関する要望書を提出いたしました。本要望書は、連雀通りまちづくり協議会から提出された連雀通りの用地買収に関する緊急要望書の要望事項に特段の配慮を要望するとともに、市としても当該地域の将来像実現を目指して協働のまちづくりを進めていることから、地区整備方針の早期実現に向けて、改めて2項目を要望したものでございます。説明は以上です。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  私からは8番目、クの全国都市緑化フェアTOKYOについて、資料8に基づきまして御説明をさせていただきます。本件につきましては、平成23年6月の本委員会で御報告いたしましたけれども、三鷹市主催の事業内容がほぼ固まりましたので、改めて御報告をさせていただくものでございます。
 資料8に基づきますところでございます。9月29日から10月28日におきまして、6つの会場のうち、特に井の頭恩賜公園会場で開催されるわけなんでございますけれども、そのうち9月30日から10月7日をみたかweekと称しまして、特にこの期間を重点的に三鷹市の催事を行うものでございます。9月30日の三鷹の森フェスティバル2012を皮切りにいたしまして、10月1日のガーデニング講座、10月2日の花文字イベント、10月3日の野鳥観察会、10月4日の植物観察会。特に10月6日を、これまで農業公園で行っておりましたガーデニングフェスタを拡充いたしまして、三鷹DAYと称しまして実施するものでございます。10月7日がむらさき祭りでございます。
 特にガーデニングフェスタ2012(三鷹DAY)は、ステージイベントといたしまして、ガーデニングフェスタ写真を応募していただいた方の表彰になります。
 裏面を見ていただければと思います。次に、花のまち交流会といたしまして、須磨佳津江さんという園芸キャスターと、それから東京農業大学の濱野周泰先生を司会にいたしまして、第1部を「人を元気にする花と緑のある暮らし」というテーマでトークショーを行い、第2部では参加者との交流会を行う予定でございます。現在、事前の申し込みを受け付けているところでございます。
 そして、催事テントでは、そちらに書いてございますようにパネル展示や交流コーナー、メーン装飾、花緑クイズ、草花チャリティーバザー、ボランティアブースでの緑のボランティアブース、花壇ボランティアブースを設けるとともに、子ども向けの体験コーナーや模擬店なども催します。
 また、スポーツ祭東京のマスコットキャラクター、ゆりーとのフアフアの設置でございますとか、太陽系ウォークのスタンプイベント、そしてJA東京むさしさんの御協力によりまして9月30日の野菜無料配布、そして10月6日の花苗の無料配布と、こういう形で盛りだくさんの催し物を考えているところでございます。ぜひ委員の皆様におかれましても、このガーデニングフェスタ2012の10月6日につきましてはお越しいただければなと思っておりますので、何とぞよろしくお願いします。私からは以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、これより項目キ、クに対する質疑に入ります。


◯委員(栗原健治君)  資料7の要望書、両方とも要望書ですね。1枚目のほうで確認なんですけれど、三鷹3・4・7号は連雀通りかと思うんですが、特にこの2の部分で掲げているところはどこなのか。後で確認しようとは思うんですが、ちょっと図がないものですから具体的なイメージがはっきりさせられていないのでお尋ねします。また、残地ということでいうと北側を指すかと思うんですけれども、改めて確認させていただきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  東京都は、都市計画道路3・4・7号の下連雀七丁目交差点付近から、狐久保交差点付近までの用地買収に着手するということで、連雀通りまちづくり協議会から用地買収に関する緊急要望事項、2項目を提出いたしました。6月11日に提出されたものでございますが、本委員会にも報告させていただいたところでございます。
 市といたしましては、こうした協議会の動きにあわせまして、道路整備と一体的な魅力あるまちづくりを進めるために、あわせて東京都の建設局長、北多摩南部建設事務所長へ要望書を提出いたしたものでございますので、よろしくお願いいたします。北側の商店街の再生ということでございます。


◯委員(栗原健治君)  確認ですけれども、そうすると、下連雀七丁目の交差点というと南浦の交差点ですかね。後で確認させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時56分 休憩



                  午後2時58分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成25年度運動方針三鷹市要望事項について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後2時58分 休憩



                  午後3時51分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 三多摩上下水及び道路建設促進協議会平成25年度運動方針三鷹市要望事項について、お手元に配付のとおりといたしたいと思いますが、御意見はございますか。


◯委員(栗原健治君)  それでは、三鷹市の要望事項について意見を述べたいと思います。16ページの三多摩地域道路事業に対する要望総括表で、11、12、14の番号に当たる要望事項ですけれども、いずれも外環道路計画に関する事項です。三鷹の住環境に大変大きな影響を与える外環道路と関係する都市計画道路の整備を要望する事項になっています。外環道路計画については賛否、今も多数あって、住民合意がなされていないと認識しています。近隣住民からも不安と反対の声もありますので、この要望事項から11、12、14番の要望事項を削除すべきと考えますけれども、意見を述べさせていただきます。


◯委員(嶋崎英治君)  三水協の2013年度運動方針の三鷹市要望事項について意見を述べる。この方針書は本日の委員会で配付されたものであり、詳細を検討する時間がなかった。要望事項の中には新規のものもあり、東京外郭環状道路についてのものもある。同道路については状況の変化があるのが現実である。したがって、道路に関する事項の中で東京外郭環状道路に関する事項の中で第11項、第12項、及び第14項については同意できないものであり、削除を求めるものである。以上を表明しておきます。


◯委員長(吉野和之君)  ほかに御意見ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、お手元に配付のとおりとすることに確認をいたします。
 休憩いたします。
                  午後3時54分 休憩



                  午後3時54分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である9月28日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後3時55分 散会