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2012/08/22 平成24年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(吉野和之君)  それでは、ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  おはようございます。それでは、報告事項の1番目、三鷹景観づくり計画2022(素案)、資料1について御説明いたします。
 本計画は、5月の本委員会を初め、都市計画審議会、まちづくり推進委員会において、素案のたたき台となる案をお示しし、皆様から御意見等をいただき、内容を深め、素案を確定しました。
 本日の報告では、資料1−1の素案については、素案の案からの主な変更点について、また資料1−2の景観づくりのガイドライン(素案)の内容について説明させていただきます。
 資料1−1をごらんください。表紙をごらんください。計画名称についてですが、仮称を取り、三鷹景観づくり計画2022としました。
 10ページ目をお開きください。三鷹らしい景観の特性と課題における景観構成要素についてですが、下から2つ目のにぎわいにつきましては、これまで都市活動としていたものを、景観の特性として、よりわかりやすい表現とするため変更いたしました。
 続きまして、79ページ目をお開きください。第4章の景観づくりのための誘導についてですが、2、景観づくりの方針及び5、景観づくりの基準につきましては、資料1−2の景観づくりのガイドライン(素案)を用いて、後ほど説明させていただきます。
 次に、105ページから118ページ、住区別のまち並み資源図をごらんください。7つの住民協議会、役員の方々と意見交換を行い、地域住民の視点から景観資源についていただいた意見を反映し、修正、補強いたしました。景観資源の名称で(百)と記載されているものにつきましては、風景百選で選定されたものでございます。地域の地理的特性があるため、地図向きが不統一でありますことを御了承ください。
 続きまして、資料1−2をごらんください。景観づくりのガイドライン(素案)について御説明いたします。このガイドラインは、計画に定められた景観づくりの方針や基準の目指す誘導イメージについて、市民等にわかりやすく説明した三鷹らしい景観づくりの手引書であります。
 2ページから13ページにかけてでございますが、景観づくりの方針を記載しております。自然、農、歴史・文化、にぎわい、コミュニティという5つの景観構成要素ごとに方針を定め、方針ごとに具体的な誘導例を記載したイメージパースを掲載しました。
 例えば2ページ、自然の要素については7つの方針を定めております。3ページから4ページに、方針ごとのイメージ図を掲載し、方針に基づく具体的な配置項目をわかりやすく記載いたしました。
 14ページ目をお開きください。景観づくりの検討の流れについてです。最初のステップとして、建築等を行う際には計画地周辺の景観づくりの方針を参照し、景観づくりの基本的な考え方を確認します。次のステップとして、まち並み資源図により計画地周辺に保全活用及び配慮すべき景観資源がないか確認します。さらに、景観づくりの基準を確認し、具体的な計画として、その場にふさわしい周辺と調和したデザインを検討していただきます。こうした流れのフローに沿って景観づくりの検討を進めていただくことになります。
 続きまして、ページは飛びますが、33ページ目をお開きください。この図は建築等の新築、増改築、壁の塗りかえ等をする場合に、地区ごとの届け出対象行為となる規模について記載したものでございます。重点地区を除いた三鷹市全域──薄い茶色の部分でございますけれど、この部分では、まちづくり条例の特定開発事業を基本とした大規模建築物──高さ20メートル以上、または延べ面積3,000平米以上の建築物などを対象とします。また、大沢の里・国分寺崖線重点地区、牟礼の里・玉川上水重点地区、神田川重点地区の3重点地区──薄い水色の部分でございますけれど、につきましては、まちづくり条例の一般の開発事業の対象となる高さ10メートル以上、または延べ面積500平米以上の建築物などを対象とします。なお、重点地区内における牟礼の里、大沢の里、丸池の里の3つのふれあいの里内──黄色の枠の中でございますけれど、につきましては、戸建て住宅を含むすべての建築物を対象とし、質の高い空間を誘導していきたいと考えています。
 景観づくりの具体的な誘導につきましては、特定開発事業は事前相談の段階から、重点地区等の一般の開発事業は事前協議から、また3つのふれあいの里内の建築行為は景観法に基づく届け出からと、事業により誘導する段階を考えております。後ほど資料1−1、81ページ、誘導の流れで御確認ください。
 恐縮ですが、戻っていただきまして、ガイドライン15ページをごらんください。重点地区を除く三鷹市全域における景観づくりの基準です。配置、高さ・規模、形態・意匠・色彩、外構等の基準を記載したものでございます。こうした基準につきましては、これまで東京都が行ってきた基準との整合を図ることはもとより、さらに農地や樹林地等への配慮や歴史・文化資源への配慮、また駐車場の工夫や周辺の植栽等での修景といった、三鷹市の地域特性に応じて追加した項目も含まれており、きめ細かく誘導していくことを考えております。
 こうした基準をどのようにまちづくりに誘導していくかについて、17ページから24ページにかけまして、商業系施設、工業系施設、住居系施設ごとのガイドラインとして誘導イメージ図を掲載しております。17ページ、住居系施設では住宅地のまち並みイメージのほか、戸建て住宅や共同住宅の景観づくりのイメージ図を掲載しています。
 また、20ページからの商業施設については、商店街のまち並みイメージ図のほか、近隣商業地や中心商業地、幹線道路沿いの景観づくりのイメージ図を掲載しています。
 続いて、25ページをお開きください。開発行為を行う場合に、土地利用、造成、緑化等の景観づくりの基準及び具体的な誘導イメージ図を掲載しています。
 同様に、重点地区における景観づくりの基準につきましては、28ページから30ページにかけて、ふれあいの里や水辺の景観づくりの誘導イメージ図を掲載しています。
 また、具体的には16ページや19ページなどの景観づくりのポイントによりまして、案件ごとに適切に誘導していきたいと考えています。
 色彩の基準につきましては、31ページから32ページをごらんください。外壁の色彩はJIS規格に採用されているマンセル表色系で色相、彩度、明度、3つの属性で組み合わされた色で、使用可能な範囲を基準で定めております。
 こうした景観づくりの基準につきましては、資料1−1の計画書、122ページから150ページにかけて詳しく記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 最後に、今後の予定でありますが、8月5日号の広報で市民の方々へ素案をお示しし、8月6日月曜日から31日金曜日までの間でパブリックコメントを実施しております。あわせて、住民説明会を住区ごとに7つのコミュニティ・センターで開催しているところです。その他、商工会やJAなどの関係団体へも説明していきたいと考えております。その後、パブリックコメントなどの意見を反映し、11月ごろには案を確定し、本委員会に報告したいと考えております。その後、条例を制定し、来年早々には景観行政団体への移行を受け、同時に東京都の景観計画分の条例を施行していきたいと考えています。
 平成24年度内には計画を確定し、平成25年4月には計画と条例の全面施行を行いたいと考えております。説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  三鷹景観づくり計画2022(素案)についての説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(栗原健治君)  それでは、何点か。今回のこの景観づくり計画なんですけれども、全市民が対象になる計画になっていて、景観自体が三鷹市にとっても大きな文化を構成する重要な要素だということで、これを周知徹底していくことがすごく重要になってくると思います。
 今、住民協議会ですとか説明会の開催が伝えられましたけれども、1人や2人協力してくれるというのではできませんし、景観ということでいうと、まち全体で取り組まなければならない課題だという認識をどういうふうにつくっていくのかという視点がですね、すごく重要になると思います。
 この景観づくり計画の概要を説明するだけではなくて、理念的な側面をですね、どうして、この景観づくり計画を制定して、景観を構築していくのかという理念の部分をしっかり伝えていく必要があるというふうに思うんですけれども、この点での市として全市民対象に説明をしていく、何ていうんですかね、心構えというんですかね、お伺いしたいというふうに思います。
 自分で自分の家を建てたり、また外装を改善したりするということはあると思うんですけれども、業者が、まちづくりを進めていく上で1つの部門だと思うんですね。この業者に対しての働きかけも、できてから人が移り住んできて、そこに住むというのでは、景観がもう先につくられているわけですから、誘導というときの、その建築業者、住宅リフォームも含めた業者に対しての、この計画の徹底、またお知らせというのはどのように考えているのか、その方法についてお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  市民への周知、また事業者への周知という御質問をいただきました。市民への周知というのは、委員さんおっしゃったとおりで、この景観づくり計画につきましては、市民の方の意識が同じようにというか、そういった取り組みを進めていくという意識がないと成り立たないものというように考えております。
 その中で、計画書の第5章、156ページからですね。市民主体の景観づくりの支援ということで、156ページから、いろいろな支援の制度を今、検討しております。景観づくりの宣言制度とか、活動団体の認定、あるいは表彰制度、こういったさまざまな取り組みを組み合わせながら、そういった意識を高めていくということを考えています。
 特に159ページのところにも、普及・啓発の取り組みということで、そこにまさに市民一人一人の意識を高めることが最も重要な取り組みということで記載しておりますが、子どもたちも含めた景観教育とかですね、今後いろいろなイベントの中で、市としてもこういった計画の内容、あるいはそういった意義をお伝えしていきたいというように考えているところでございます。
 また、161ページのところにも、法に基づくさまざまな市民との取り組みの組織づくりとかありますけれども、最後の5番のモデル地区における景観づくり、全市域が対象にはなりますが、なかなか建てかえとか、個々のあれは進んでいくわけですけど、全体として調和した景観づくりというものを進めるためには、こういったモデル地区等を検討しながら進めていくことも1つだというように考えております。
 もう一つ、事業者への周知でございますが、先ほど説明の中でも商工会等への説明ということで、不動産関係、あるいは建築関係の団体の方、あるいは関係者にも説明をするとともにですね。これからの予定でございますけれど、景観行政団体への移行を受けて、2月ごろを予定しておりますけれども、その2月から4月の間、そういった間で、都の部分はそのまま受け入れますので、そのままの状態で施行していくわけですけれども、市の部分が加わった部分が4月から施行するということで、その間、十分、また周知等をですね、窓口等も含めてしていきたいと考えております。以上でございます。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今の課長のお答えがですね、具体的にどこで、御質問いただいた点は解決をということで指摘があったわけですけれども、もう少し委員の質問を推測するにですね。最初の質問というのは、心構えを聞きたいというふうにおっしゃいましたから、市民参加で、ちゃんと全市民を対象にした説明会ができているのかというお尋ねじゃないかなと思って、それについて補足しますと、住民協議会だけじゃなくて、さまざまな団体にも丁寧に相当ですね、例えば町会長とか、商店会とか、声かけを担当の課長が直接行って、集まりをセットしております。
 それによって、すごく、わさわさに人が集まるかというと、そうじゃなくて、なかなか、この市民参加というのは努力が要るところなんですけれども、これがですね、周知することはとても重要だという認識では共通だと思います。一生懸命やっております。
 それから、2点目ですね。具体的なお答えもしたんですけれども、業者というのはどういうイメージかっていうと、これも私の推測ですけれども、業者に対してどういう働きかけをするかというのは、具体的には、業者に対して説明会をするというよりも、業者に対して、例えばリーフレット等で徹底をするということと、それから届け出ですね。各種の届け出の中で、この景観がどういうふうに生かされるかということを徹底を図っていくということが必要なんですね。ですから、事前協議の段階から、今度は東京都じゃなくて直接市が景観について、色とか形とかですね、そういうものをきちっと指導していきますよということを徹底していこうというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  心構えというか、景観ですので、この計画でいうと、三鷹市全域が含まれているので、有無を言わさず、自分の住んでいるところがですね、そこの景観条例のさまざまな制約というよりも、ルールというか、決め事に協力してくれと要請されるわけですよね。それに協力しようという認識をつくらないと、景観は守られないわけですよね。ですから、この計画自体をつくって、全市民が本当に知っている。この三鷹の景観をこういうふうにつくっていくんだという共通認識をつくっていくということなくしてですね、決まり事を幾らつくっても、それに協力しない、自分は関係ないという方が大勢いらっしゃったら、モザイクもまた模様、景観なのかもしれないですけれども、三鷹が目指すものにはなっていかないだろうということがあると思うんです。
 その点で、理念等含めて、こういう景観づくり計画を三鷹市が持っているんだという認識を高める努力を、つくるだけではなくて、しっかりと位置づけた取り組みにしていくことと、それは、何ですかね、つくって、そのときに発表するだけでは済まない。持続的な、その景観ができるのには、ある面でいうと、何十年、何百年という中でつくられていくものだという認識を私は持っているので、一朝一夕に景観ができるというふうには思わないんです。
 そういう点で、この計画をつくった中で、つくって周知していくこととあわせて、その1回こっきりではなくてですね、景観をつくっていく、まちづくりをしている三鷹市の取り組みというのを、しっかりと三鷹市の行政の中に位置づけた、本当100年という。100年で三鷹は多分なくならない。多分じゃないですね。三鷹はなくならないと思うんですけれども、そのぐらいの取り組みを恒常的にしていくという姿勢を持ったものにしていただきたいというふうに思います。
 事業者に対してですけれども、開発行為をするのは三鷹市の事業者だけではないのでですね、周辺、近県、近隣自治体からも業者は当然、開発、住宅をつくるのにも入ってくるわけですから、そのときにどういうふうにですね、認識を持って三鷹市で事業をするのかという視点が問われると思うんですね。
 その点で、東京都の条例もある上で、三鷹市もしっかりとつくっていくということですけれども、しっかりと、その点でのアピールをですね、三鷹市内というだけではなくて、広く、全国というふうには言わないまでも、近県で、こういう取り組みを、東京都に輪をかけてですね、三鷹市は特に力を入れている、こういうのを明確にしているんだということを発信していく主体性というのが求められると思うんですけれども、その点でのお考えというのはお持ちなのかという点を最後にお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  この景観づくりのですね、委員さんおっしゃったとおり、計画目標は2022年ということで、目標は2022年で置いておりますが、その中でも、そこで完成するものではないというふうに、この中にも記しておりますし、我々もそのように考えておりまして、これからの積み重ねが本当に必要だというように考えています。
 この取り組みを始めるに当たりまして、まち歩き・ワークショップあるいは風景百選、そういった市民の方の景観意識を高め、あるいは参加していただくというところから始めております。
 今後もこの計画の運用を進めていく中でも、同様の取り組みというか、各段階でですね、それをどんどん高めていくような取り組みは当然必要なのかと。その中で少しでも、また検証して、見直すところは見直したりとか、そういう積み重ねで進めていく必要があると考えております。
 また、事業者についても、先ほども申し上げましたけれど、事前協議、事前相談の段階、早い段階からですね、三鷹市としては、こういう考え方があって誘導をしていくということをしっかりと窓口等で伝えるとともに、ホームページ等も積極的に活用しながら周知徹底を図っていきたいと考えております。


◯委員(嶋崎英治君)  何点かありますので、一つ一つお願いしたいと思いますが、文言調整等、いろいろ大変だったなと推察しているんですが、この素案の中で新造語、あるいは日本語ではなかなか表現し切れなかった外来語というか、外国語ということで表現したという点はあるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  景観あるいは風景という言葉をですね、この計画の中でどのように表現していこうかということで、いろいろな表現の中で、風景として使われる場合もありますし、景観として使われる場合もあります。
 従前は、この景観法が策定されるかなり以前の話で、日本の国内としては、余り景観という表現はなかったというように聞いております。総体的にランドスケープというような言葉で表現された部分をこういう形でですね、計画としてあらわす場合には、日本語の表現として表現する必要がありますので、この中でも表現する部分、例えば農とかそういった部分については風景という言葉を残しましたし、全体としては景観づくりということで考えておりますが、内容によって、そういった表現を考えて進めてきたということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  次にですね、これが確定したと。で、実際の実務ですよね、実務。これの中にあるように、このチェックシート的になっているなというふうに見たんですけれども。四角があって、項目がありますよね。実際は、それ用のものを見ながらチェックされるんでしょうかね。それで、そのチェック及び評価は、どのような市の体制の中でやられるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今回の計画づくり、重点地区で里の中とかは戸建て住宅も対象になるわけなんですが、基本的には市全域として考えていますのは、開発事業を中心に誘導をしていくと。
 今、開発事業については、まちづくり条例の環境配慮制度の中で誘導をさせていただいておりますが、事業者の方で計画する内容は、当然その事業計画があって、景観だけの計画じゃないわけなので、誘導としては一本化をなるべく図っていきたいということで、事業については当初、窓口は開発指導係の中で指導させていただくということで、技術的な専門的なところは、その担当の方がお話をさせていただいて誘導するというようなことで考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  大変だなと思ったんですよ、実は。実務でチェックする場合にね。ですから、窓口としては開発指導係で、その後、専門的な知識というか判断が必要な場合には他の課ということの合議というか、何というかね、そういうふうになるというふうに理解していいんでしょうか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  先ほど説明した部分でございますけれど、計画書の81ページをもう一度、ちょっとごらんいただきたいと思います。
 良好な景観づくりのための誘導の流れということで、ここでアドバイザーによる相談・助言というのがございまして、まちづくり条例に基づく事前相談、事前協議の段階でですね、職員だけじゃなく、専門的なこういうアドバイザーを景観づくりの計画の中で制度化いたしまして、こういった方に助言をいただきながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。次にですね、景観づくり計画2022というのは絶対ではないですよね。変更せざるを得ない、例えば外環道のようなでかい事業が国の方で入ってくるとか、法が改正されちゃうというか、そういうこともあるわけですよね。
 だから、これで何でも絶対これなんだということなのか、そうではないということなのか、まずお伺いします。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  すべての計画がそうですけれども、絶対ということはありません。例えば新しい計画ができるとですね、前の計画が退いて、新しい計画に準拠するということはありますし、法制度が変わればですね、その部分は変わったことを前提に考えます。
 ですから、当然、今おっしゃったようにですね、御心配の向きというのは大きな社会的な要素で、大きな道路とか、あるいは公園とか、あるいはその他の要素があって、制度の改正があったらどうなんだ。それは、新しい制度を前提にして、その部分は計画が変更されたと考えるわけです。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。そうすると、それはやっぱりそれなりの、議会にも、あるいは市民にも、かくかくしかじかで変更だと、あるいは改善したというようなことの手続的なことになるんでしょうか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  法制度の場合は、その周知を図ることになりますし、計画の場合はですね、新しい計画をつくって、それに変えた場合は、その新しい計画になりましたということで終わるわけです。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。実際、この計画でですね、法が想定というか、予定というか、していなかった三鷹市独自の基準というか、判断というか。これまで説明があったら申しわけないと思うんですが、私がちょっと聞き逃したのかもしれませんので。そういった点は、この中にあるのでしょうか。大事な視点なので、お尋ねいたします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  景観法に基づく制度も多く活用しておりますが、法に基づかない部分。ちょっと説明の方は足りておりませんでしたけれども、例えばですね、先ほど御紹介した156ページ、市民主体の景観づくりのところでございますが、こちらの景観づくりの宣言制度の創設、あるいは2つ目の景観づくり活動団体の認定。これは法に基づくものではなく、市独自として考えているところでございます。
 また、その下の表彰制度につきましても、これも法に基づくものではなく、市の方で考えている制度ということでございます。
 また、ページが飛びまして。項目としては出ておりませんが、この景観の届け出の内容、あるいはその計画について審議する審議会として景観審議会、そういったものも市の考え方として付設していく予定でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  わかりました。自治法の改正やさまざまなことで市独自のいろんなものが可能になってきたというふうに理解をするんですが、これを生かしながら、三鷹らしいというふうにうたっていますからね、やっていただきたいなと思うんです。
 私がなぜ法が想定、あるいは予定していない、あるいは法の基準ということがないというようなことでのまちづくりで懸念するのはですね、実は第三者にも承認を得て、議会でも景観条例を制定して高さ規制をしたけれども、裁判で負けて、そして最近では、具体的に申し上げますけれども、国立市が元市長の上原公子さんに対して3,123万円の損害賠償請求を起こしたと。およそ信じがたいことが裁判にかけられるという事態になったわけですね。市民の要望に基づいてつくり、そして第三者機関でもこれはオーケーだといって規制をして、最終的に裁判で負けて、その賠償請求を今度、市長が元市長に対して起こすということになっています。
 こうなるとですね、住民の意向、こうしたまちづくりをやっていくということ、大変怖くなってくる。議会もそうですね。このことを決めたことに責任があるよということになりますから、ぜひ、コメントは結構ですから、そういう裁判が起こされているということをどこかで認識しておいていただいて、注視していただければなというふうに。どこでどういうようなことが業者から起こるかわかりませんから。
 先ほど部長の方から、市民、業者への徹底というのは、このことできちんと指導していくことだということで安心はしておりますけれども、業者は何するかわかりませんから、その裁判の動向については注視しておいていただきたいなと、これは私からの要望です。以上で終わります。


◯委員(白鳥 孝君)  景観条例、ありがとうございます。「風景」がなくなったということもございます。
 私も大分、風景のことについてはこだわったんです。それで、それが、じゃあ何ゆえかというふうにいいますとですね、今回もこの条例の策定に当たりまして、これ、現状から始まっているんですね。昔のことは一切何もないわけです。
 例えば何がないかといいますと、昔は風っていっぱいありました。風の道もありました。昔、私がちっちゃいころは関東の空っ風といって、真っ赤な風が北北西から吹いていたわけですね。今はもう建物が建ったり、いろんなことがあって、なくなったわけですけれども、それでも多分、上空は吹いているんでしょう。そして、今、光化学スモッグというのは大体、新川から東、また練馬地区の三鷹寄りのところが。光化学スモッグ、これは何でそこに起きるかというと、吹きだまりができちゃうんですけれども、それはやっぱり風の道がないからということも現状としてある。
 明治始まって以来、都市計画の中で、そういった風の道を全然計算しないでつくってしまったというのが現状であります。それが、もう科学的に証明されているわけなんですけれども、当時は、そういったことがわからないで道路をつくってしまったということがあるわけで、そういう意味で、これからの計画策定の中にですね、自然という、また風土の中で、そういったものをあらわしていかないと、今の現状から出発してはいけないのではないかなというふうに思います。
 その中で、昔はこういう風が吹いたり、こういったことがあって、それで道はつくるんだよとかということもやっていかなければいけないし、今度、東八道路も大分延伸されますので、その道が今度は光化学スモッグにどういうふうに影響するかなと、私も見てみたいなというふうに思っているんですけれども、そういった、やはり風の道等々をこれからもかんがみて計画というのを立てていかなければいけない。道はつくるのは当然つくらざるを得ないんですけれども、そういったことが本当の計画ではないかなというふうに思います。
 今、いろんなほたるの里や丸池の里等々、いっぱい、そういったことで計画がなされております。じゃあ、今後、集中豪雨等々がこれから往々にしてあるかもしれませんけれども、計画の中にそういったことが当てはまって、きちんとできているのだろうか。上連雀の方は大丈夫だろうか、牟礼の方は大丈夫だろうか、そういったことをきちんと当てはめて、その自然の対策の中で当てはめていくような計画が果たしてできているかって、私もちょっと今、きょう資料をいただいたものですから、全然まだ検証していないんですけれども、そんなところからですね、ぜひ、昔のことをひもといた中でやっていかないと大きな間違いが起きるのではないかなというふうに思いますので、ぜひ、まだ、ちょっと私も見ていないものでわからないんですけれども、この辺はどういうふうに検証なさってやったのか、ちょっとお伺いさせていただきたいと思います。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  御指摘いただいたようにですね、まち歩き・ワークショップにしても、風景百選にしても、現状から始まっているんですが、歩いている市民の皆さん、やはり、しょっているものもあるわけで。例えば過去の自然とか、今おっしゃったような風の道とかですね、そういうものも御意見で出ていましたし、これからも、やっぱり予見性というんですかね。これまでの自然の災害が起きたところで、それを封印しているような場所が、可能性があるわけですから、そういうものを予見しながらですね。上連雀とか牟礼というのをおっしゃいましたけれども、そうなんですね。上連雀、牟礼というのは比較的災害が少ないと言われているんですが、例えば牟礼だと牟礼田んぼがあったりしたわけですから、そういうものを予見しながらですね、今は、じゃあ、どうなんだ、将来どうなんだということをしっかりやっていきたいと思いますし、先人の中には後藤新平なんていってですね、全体を読んで、交通の流れを読んで、あの昭和通りをつくりましたよね。そういうふうに予見性が都市計画に生きるということもありますので、そんなスケールの大きな都市ではありませんけれども、そういうものを十分に駆使しながら考えていきたいというふうに思います。


◯委員長(吉野和之君)  それでは次に、項目イ、ウ、エに対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  それでは、報告事項の2番目、7月24日に開催されました三鷹都市計画道路3・4・3号ほか2路線に関する「事業概要及び測量説明会」の開催結果について御説明いたします。
 資料2をごらんください。こちらの1ページ目でございますが、まず1、説明会の開催についてです。(1)目的です。対象路線は三鷹3・4・3号、北野一丁目から三丁目までの約250メートルの区間、三鷹3・4・11号、北野三丁目から四丁目の約380メートルの区間、三鷹3・4・12号、今年度事業化した残りの調布市緑ケ丘一丁目から北野三丁目までの約400メートル区間の3路線です。これら3路線について、整備事業に着手するため、事業の概要や測量の進め方などを説明することを目的として開催されたものでございます。(2)の対象者への周知及び(3)の開催日等は記載のとおりということで御確認いただければと思います。
 続いて、2の開催結果でございますが、東京都からの報告で、来場者数は約80人とのことです。当日は、3ページから6ページが説明会の説明資料として、また参考資料1の「東京のみちづくり」のパンフレットというものが配付されました。
 ここで、説明会の概要を簡単に御説明いたします。4ページ目、先ほどの説明会の資料のところでございますが、こちらの事業概要についての下のところに事業の位置づけというふうにございます。こちらの事業は、三鷹市の東部エリアの道路のネットワークを改善する役割を担うとあります。また、外環の事業に伴い周辺のまちづくりを考え、早期に整備する必要があると位置づけしております。
 次に、整備延長と区間は冒頭説明したとおり、またこの表の中のとおりでございます。右上の平面図でも、あわせて御確認いただければと思います。
 また、幅員につきましては16メートルということで、その構成は右側の断面図の方にありますので、こちらで御確認いただければと思います。
 なお、括弧内は三鷹3・4・11号における当該区間の幅員構成です。当該区間は、道路線形が曲線となるため、道路構造令に基づき車線を広げ、車道幅員を9.5メートル、総幅員を16.5メートルとしたものです。
 続いて、6ページ目のところに測量についてとあります。こちらにありますように、2つの測量を実施していくこととしております。
 まず現況測量によりまして、道路予定区域と周辺の地形等を調査した上で平面図を作成し、都市計画道路の位置を明らかにすることと現地に幅ぐい等を設置していくことを進めていくとしております。
 次に用地測量でございますが、関係権利者の立ち会いの上、境界等を調査・確認し、一筆ごとに土地の測量を行い、用地取得に必要な面積の算出と図面を作成していくこととしております。
 ここで、恐縮でございますが、1ページに戻っていただきまして、2の開催結果の(3)主な質問・意見についてです。
 最初に、優先整備路線の指定時期に関することです。当該路線は平成18年に優先整備路線に指定されております。また、外環が大深度地下方式に都市計画変更したのが平成19年であります。なぜ外環の地下変更が決定するより先に当該路線が優先整備路線に指定されたのかとの質問がありました。東京都からは、当該路線は外環事業とのかかわりだけでなく市内の道路ネットワークを考えて優先整備路線に位置づけしたものであるとの回答がありました。
 また2番目、三鷹3・4・12号の井の頭公園周辺の事業化についての質問がありました。東京都からは、井の頭公園周辺区間は今回の説明会対象区間ではありませんが、今後調整していく区間である旨の回答がありました。
 また3番目として、三鷹3・4・11号が整備される区間で、吉祥寺通りの一部が分断されることに関する質問がありました。東京都からは、三鷹3・4・11号と吉祥寺通りを接続する道路を新たに整備することにより、三鷹3・4・11号を経由して吉祥寺通りをつないでいく旨の回答がありました。また、ジャンクションにより分断される道路の代替道路の整備についても、現在国と調整、検討しているとの回答がありました。
 さらに4番目として、当該路線の早期着工、早期完成を望む意見等がございました。説明は以上でございます。


◯都市交通担当課長(増田俊也君)  おはようございます。報告事項ウ、スポーツ祭東京2013カウントダウンセレモニーについて御報告いたします。
 資料3の1ページをお開きいただきます。この事業につきましては、平成25年9月に東京都で開催されますスポーツ祭東京2013の前年に当たる本年、気運醸成事業として実施されるカウントダウンセレモニーと9月21日から始まります秋の交通安全運動に先立ちまして、交通安全周知を目的にした交通安全パレードを連携して同日に開催するものであります。
 実施日時でありますが、本年9月15日土曜日、交通安全パレードは午後1時から、カウントダウンセレモニーにつきましては交通安全パレード終了後の2時からの開始となっております。なお、交通安全パレードにつきましては雨天は中止となります。
 主催ですが、三鷹市、三鷹警察署、三鷹交通安全協会、スポーツ祭東京2013三鷹市実行委員会です。
 2ページをお開きください。広報活動でありますが、ホームページ、「広報みたか」はもとより、今回はこのようなポスターを作成いたしまして、駅前の各商店会、コミュニティ・センター、学校などに配布をしております。
 3ページをお開きください。事業内容でありますが、交通安全パレードにつきましては、この図にありますような市長、ゲスト等が乗ったオープンカーを中心とした隊列が、駅前中央通りのNTT三鷹ビルからさくら通りのスクランブル交差点まで、途中、市長、ゲストなどのあいさつを交えながら約800メートルをパレードいたします。
 次にですね、カウントダウンセレモニーにつきましては、駅前の緑の小ひろばで、市長ほか関係者によるカウントダウンボードの除幕式をとり行います。終了後、カウントダウンボードにつきましては市庁舎1階ロビーに設置される予定であります。
 ゲストでありますが、スポーツ祭東京2013で三鷹市内で開催する競技、アーチェリー、ソフトボール、サッカーに関連した選手、もしくは三鷹市ゆかりのスポーツ選手を予定しております。
 市議会議員の皆様には招待状をお送りいたしますので、御参加のほど、よろしくお願いいたします。以上で報告を終わらせていただきます。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  おはようございます。それでは、エの特定非営利活動法人花と緑のまち三鷹創造協会の事務所移転について報告をさせていただきます。
 資料4をお開きくださいませ。現在、特定非営利活動法人花と緑のまち三鷹創造協会は、暫定管理地管理棟にて活動しておりますが、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業実施のためにですね、新たに仮事務所を下記のとおり移転して活動してまいります。
 移転先でございます。三鷹市野崎三丁目12番14号でございまして、にしみたか学園三鷹市立第二小学校東側でございます。地図はですね、そちらの下の方にありますので、御確認をいただければと思います。行きどまりの道路に面しておりまして、奥には野崎保育園があるということでございます。
 新事務所の活動開始日はですね、平成24年8月31日金曜日でございます。実際の事務所の移転につきましては、引っ越し作業といたしましては、前日、前々日、29日、30日を今、予定をしているところでございます。
 事務所の概要でございます。2階建てでございまして、そちらに写真があるように仮設のものでございまして、面積は約259平米。1階が事務所、トイレ、休憩室、女子更衣室。そして2階がですね、講習室、トイレ、給湯室、男子更衣室となってございます。駐車場は5台という形でなってございます。私からの説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  以上で項目イ、ウ、エについての市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。資料2のところの説明会ということで、この日がちょうど審議会と重なったものですから行けなくて、80人ということで、結構お集まりになって、心配されている方、不安をお持ちの方が集まっていただいたんだなと思うんですけれども、先ほどの御報告ありまして、主な質問・意見ということで4点ほどお話をいただきましたけれども、三鷹市から見てですね、何かちょっと気にかかることとか、80人の方が結構これ以外にも意見とか御質問があったのかなと思うんですけれども、ちょっとこの辺は気にかかったとかですね、こういう意見が多かったということがありましたら、御参考にお聞かせいただきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  当日の説明会でございますが、当該路線、昨年実施したときに156名の参加から今回80名ほどということで、参加人数は減っておりますけれど、対象路線にお住まいの方の数も前回に比べて今回の対象区間の方が少し減っているということもございます。そういった面で80人という人数についてはですね、おおむね、暑い中でございますけれど、皆さん御心配なさりながら説明の方も御出席いただけたのかなと思っております。
 また、東京都の方で当日、出席できない方等につきまして個別に丁寧に対応していきたいというお話をいただいていますので、大きな混乱もなく説明の方はきちっとされたということで、当日の状況としての大きな心配な点というのは私どもの方ではございません。よろしくお願いいたします。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。前回は急にこんな話が上がったということで、結構、近隣の方も御心配の声が相当寄せられてですね、何でここからなのというようなところも含めたことがありましたけれども、前回そういうことがあって、結構多くてですね。今回、ある程度そういう説明があったということで安心された方も多かったかと思うんですけれども、今回、特に80人来られたということで、この方は特にその辺の利害関係も含めた形で、そういう部分で関心の高い方だと思いますので、これからも個別に丁寧な対応をしていただけるということがありましたので、三鷹市としてもですね、そういう丁寧な説明がどこまでいったのか、これからもしっかりと把握していただいてですね、そごのないような形で進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  資料2の事業概要及び測量説明会の開催についてなんですけれど、私も都計審だったものですから、生の声が聞けなかったので、残念だなというふうに思っています。道路計画自体が外環道路計画に密接にかかわっているということは書かれていますけれども、それだけではなくてですね、東部地域の道路ネットワークということで、優先整備路線に決められたのは、建設委員会のときだったかと思いますけれども、報告を受けていたと思います。
 ただ、ここの道路がですね、本当に優先整備路線に値するのかという点でいうと、北野に住んでいる方たちですとか、その周辺に住んでいる人の中には疑問を持っている方もいらっしゃいます。もっと優先すべき道路、拡幅してほしい、または安全対策を構築する道路というのはあると思うんですけれども、計画のあり方自体がですね、国の外環道路計画ということに付随して、都市計画道路も大型公共事業の影響を受けて、本当に必要な部分に回っていないんじゃないかというふうに思います。また、そういう疑問を持っている人も多くいます。
 この道路計画ですけれども、3・4・11号で吉祥寺通りが分断されるというか、行きどまりになって都市計画道路としては別の方向に持っていく道路になるわけですよね。吉祥寺通りというのは、吉祥寺駅から下連雀を通って、新川を通って来るわけですけれども、この位置づけというのは、この計画でいうと、一部分ですね。3・4・11号という形でつくられるわけですけれども、総合的なこの絵図面では、どう考えているのか。吉祥寺通りの中央高速部分から南の部分というのは、行きどまりになって、吉祥寺通りというものがなくなるという形になるのか。この点での都市計画道路の連続性については、どのように東京都から説明がされているのか、1点お伺いしたいと思います。
 また、今度3・4・12号が天神山通りまで来ているわけですけれども、今後、吉祥寺通りが、ここは新川の交番の交差点ですかね、から南の部分を吉祥寺通りとは言わないんですけれども、杏林大学病院の前を抜けて、消防研究所前通り、中原三丁目の交差点のところまで計画線は優先整備路線として点線が、資料の3ページにもあります。ここの都市計画道路の部分は、将来の優先整備路線として、また計画が持ち上がってくると思うんですけれども、中央高速の料金所があって、それで緑の緩衝帯がつくられている部分があります。そこの部分が道路として計画線が引かれると、緑の緩衝帯がですね。これ、今回のこの計画線の延長の話をしているんですよ。延長されると優先整備路線なのでね。その緩衝帯の部分が道路になる可能性が十分にあると思っているんです。
 この点でですね、緑の緩衝帯をつくっているところを道路にしてしまっていいのかというのが、将来、問題点としてあると思うんですけれども、この点での市としての見解は、将来、この道路の連続性の関係で問われることになると思うので、検討をされているのか。3・4・12号の今回ですね、整備事業、測量説明会があったということで、その将来の延長という視点でお伺いしておきたい。
 中央道ですね、料金所があって、料金所の南北に緩衝帯があるんですね。これ、緩衝帯つくらせたんですよね、住民運動の中で。この点で、これ、なくなってしまうのか。これ、なくなってしまうということは、とても受け入れられることではない。先ほど議論していましたけれど、景観の側面もあるので、どういうお考えを持っているのか、東京都に対してですね、ちゃんと三鷹市の立場というのを住民の立場で伝えていく必要があると思っているので、現時点でのお考えをお伺いしておきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  大きく3点ほど御質問をいただいたかと思います。
 まず、今回の3・4・12号、3・4・3号、3・4・11号、優先整備路線の考え方ということでございますが、三鷹市域、いろいろ御報告しているとおり、都市計画道路の整備については、まだ約42%ということで、低い値になっております。その中で未整備のところというのは、外環周辺、北野地域、また、あるいは西部地域の3・4・20号とか、東西を結ぶ3・4・5号とか、連雀通りの3・4・7号とか、まだ整備に着手していない部分がございます。
 ただ、その中で、西部地域とか東西路線については既存の道路があるところで、狭いなりに歩道も設置していたりという、そういう中で、この東部地域は既存の道路のない南北路線ということで、そういった視点からも早期に整備する必要があるということが1点あるかというように考えております。
 あと、2点目の吉祥寺通りの分断についてでございますが、こちらも市の方からも、その吉祥寺通りが都市計画道路等で分断されたとしても、つなぐようにということは従前から求めているところでございます。
 一方で、吉祥寺通りの完全な代替ということではないんですが、機能の一部を3・4・11号が調布の3・4・17号につながって、甲州街道の方に出る路線が今後整備されていくと。吉祥寺通りの幹線道路としての機能は、そこに置きかえる部分があります。
 ただ、先ほど申し上げましたように、吉祥寺通り自体も、現在そこにお住まいの方、あるいはそこを利用している方が多くおりますので、そこの部分はきちっと機能として確保するように、先ほど言ったように接続するようなところを調整していきたいというように考えております。
 最後の中央道の料金所のところでございますが、3・4・12号がですね、そこに沿った形で計画をされております。優先整備路線ということで、今回の対象事業範囲には入っておりませんけれども、計画線では中央道の料金所の緩衝帯の中に入る形にはなっておりません。
 ただ、委員さんおっしゃられたように、ここの緩衝帯は、緑で周辺への環境を保つという視点でつくられたものという認識をしておりますので、3・4・12号を整備する際にも環境に配慮した道路づくりをしっかり求めていきたいと考えております。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  3・4・12号の将来の延長、優先整備路線ということで、緑の緩衝帯は入っていないということでいいんですか。それは本当ですか。緑の緩衝帯は、環境を守る上で重要な役割を果たしていて、今でも中央高速のタイヤのかすですとか排ガスの影響というのは周辺の地域の問題にもなっていますので、環境が悪くなるような道路計画に対しては、しっかりと環境対策をとらせることと、環境対策がとれないような道路計画に対しては、住民の立場に立って再考を求めることが必要だというふうに思います。
 今回の道路計画で、ここの優先性というのが、地域的にいうと、利用者の視点から考えたときに、本当にここが必要なのかというと、もっとですね、計画線はあるけれども実施されていない、交通量が激しくて、安全対策が必要で、通学路にも隣しているという道路はあると認識しています。
 そういう点で、人見街道ですとか、三鷹の市役所の前も危ないですけれども、優先してですね、また力を入れてやっていかなければできない部分があるというふうに思います。
 比較的、ここの今回整備されている区間というのは、空間が大きなところで、住んでいる人がそんなに多くはないという点では、優先性の高い地域というよりは、ほかに優先していった方がいい場所があるだろうというふうに思うので、その点では、今後の道路の整備計画に対しても、整備率だけで考えるのではなくて、本当に必要な部分を優先してつくっていくという視点に立った働きかけをしていく必要が、この計画の中身で教えているというふうに思います。
 外環道路計画自体がまだ、その2のも含めて問題点が指摘されている部分もありますし、地域からもさまざまな声がありますので、慎重な対応をしていかなければならない中での周辺道路の整備計画というのは、住民の声をしっかりと聞く計画としてですね、再考を求めていく必要があるというふうに私は思っています。
 今後の道路計画でも、地権者だけではなくて周辺の方の意見の反映も、東京都に対して求められてきた場合には、適切な対応をしていただきたいということを要望しておきます。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  1点だけ、先ほどの中央道の緑地帯のところ。今、図面で確認するところでは入っていないというふうに見えますが、事業化した際に測量して、どういう形になるかということでありますので、今後しっかりとその辺を確認しながら調整していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(栗原健治君)  この完成年月日というのは書いてありますかね。済みません、そこだけ。一応、この天神山通りまでの区間、それぞれ、いつまでというふうに計画されているのか。また、その3・4・12号、3・4・11号の起点となっているところから東八道路の部分は事業期間中だと思うんですけれども、この完成期間、目標年月日というのをわかっていたら教えてください。


◯事業担当課長(小出雅則君)  今回の説明会の目的でございますけれど、整備に入るという目的がございますが、まず測量してですね、図面をかいてというところでございまして、今後、事業認可を取得する段階で、そういったスケジュールが示されると思っております。今回は、そういったスケジュールは示されなかったということで、よろしくお願いいたします。


◯委員(栗原健治君)  済みません。そうしたら、この赤い斜線で入っているのは、事業中区間というのは、これの完成月日もわかっていませんか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  事業中の区間につきましてはですね、平成24年6月15日に事業決定いたしまして、平成24年6月15日から平成31年3月31日までの事業期間として事業認可を受けているということでございます。


◯委員長(吉野和之君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時45分 休憩



                  午前10時49分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前10時49分 休憩



                  午前10時55分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 管外視察については、お手元に配付した日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いただきました。なお、ダイヤの改正などに伴いまして、時間につきましては若干前後することがありますから、あらかじめ御了承願います。
 休憩いたします。
                  午前10時55分 休憩



                  午前10時55分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前10時56分 散会