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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年まちづくり環境委員会) > 2012/02/13 平成24年まちづくり環境委員会本文
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2012/02/13 平成24年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  おはようございます。よろしくお願いします。アの三鷹市内の空間放射線量の測定について、御報告させていただきます。
 三鷹市では、市民の皆様の不安を払拭するために今まで空間放射線量の第1次測定として、7月5日より市内104カ所の測定を、続きまして8月25日より第2次測定として市内71カ所の測定を、第3次測定といたしまして10月13日より12月27日まで市内124カ所を測定してまいりました。第1次及び第2次の測定結果につきましては、以前も御報告させていただきましたが、0.04から0.14毎時マイクロシーベルトの範囲でございました。この実績を踏まえまして、第3次測定の10月28日からは雨水による放射性物質の集積の状況を確認するため、雨どいの下や排水口、水たまりのできやすい場所などの調査も加えて実施してまいりました。
 一般的には0.24毎時マイクロシーベルト以下が1つの目安とされているところでございますが、三鷹市におきましては、測定結果が0.20毎時マイクロシーベルト以上の場所は念のため洗浄等を行うことといたしました。その結果、第1次から第3次までの測定結果は0.04から0.41毎時マイクロシーベルトの範囲でございました。その中で0.20毎時マイクロシーベルト以上の場所は7地点ございましたが、洗浄等を実施後、測定数値はいずれも0.07から0.15毎時マイクロシーベルトと低減され、洗浄の効果がございました。
 さらに1月5日より第4次空間放射線量の測定を市内6カ所の第二小学校、第五小学校、南浦小学校、羽沢小学校、東台小学校、堀合児童公園の定点観測地点と、第1次から第3次の測定地点以外の公共施設等で新たな公園や地区公会堂などを選定いたしまして、約230カ所で地上5センチメートル及び地上1メートル地点での空間放射線量の測定を行ってまいっています。
 測定結果については、原則、測定日の翌日に市のホームページに掲載するとともに、ツイッターや安全安心メールでもお知らせしてございます。また、ホームページなどをごらんになれない方のために、定期的に各コミュニティ・センターなどに掲出するとともに、「広報みたか」でもお知らせしてございます。
 また、新たに地図情報として第1次から第3次測定までの結果につきましては、三鷹市のわがまちマップ「三鷹市空間放射線量測定マップ」に掲載してございます。
 それから、別紙に第3次測定の一覧を記載してございます。それぞれの箇所、それから5センチメートル、1メートルの場所についても記載がございます。
 一番最後のページ、8ページをごらんいただければと思います。市内平均の値をまとめてございます。5センチメートルで0.08、1メートルのところで0.07という平均になってございます。これは第3次の平均になってございます。私の方からは以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  私の方から、イの調布市の可燃ごみの受け入れについて御報告をさせていただきます。調布市におけます可燃ごみにつきましては、平成19年3月に二枚橋衛生組合の方が全焼却炉を停止して以降、私どもの方で広域支援の方を実施しているところでございます。この件につきましても、平成24年度につきましてもですね、広域支援の御要請がございましたので、平成25年3月までの1年間で4,300トンを上限に可燃ごみを受け入れることとさせていただきます。
 なお、予定する受け入れる時期や量につきましては、平成25年4月稼働予定のふじみ衛生組合新ごみ処理施設の試運転の状況により変動することがございます。こちらは、おおむね新ごみ処理施設の進捗状況がですね、このところで約46%と順調に進んでいるところでございますので、来年度の12月ぐらいから試験焼却ができそうだと、この状況でいけば。ですので、それによっては時期、あるいは受け入れ時期や量について縮小の方が可能だというふうに考えているところでございます。
 2番目の受け入れする可燃ごみでございます。調布市の家庭系可燃ごみ4,300トンを上限とさせていただきます。これは今年度と同量でございます。ちなみに平成22年度の実績といたしましては、3,751トン、平成23年度12月現在まででは2,447トンという形の実績がございます。おおむねこのぐらいの量、4,000トン弱という形で推移をしているところでございます。
 3番目の周辺住民への説明会の開催でございます。こちらは、平成24年の2月17日に説明会を開催する予定になっております。こちらは新川中原のコミュニティ・センターで7時から開催をいたします。この件につきましては、2月5日号の広報、あるいは地域の町会さん、あるいは住民協議会さんの方に御連絡を申し上げているところでございます。
 4番目の環境センターへの搬入ルートでございます。こちらのルートは下の図を参照していただきたいと思います。点線が出ております。点線のところは、一番左端の点線の方が天神山通りでございます。こちらがメーンで通るところでございますけれども、緑ケ丘地区──右の方の点線がありますけれども、この緑ケ丘地区が調布でございますので、このルート、どちらか、なるべく短い距離を、天神山通りを走りたいということで、最短距離の方を通って環境センターの方に搬入するというルートの方を設定しております。こちらは広域支援を受け入れたときからこのルートの方で進入していただいておりますので、引き続きこういう形で搬入の方をお願いしたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。1点だけなんですけれども、空間放射線量の測定ということで、マップなんかも見させていただいて非常にわかりやすくなっているなという感じがするんですが、今後の予定なんですけども、ある声としては、定点とかというのは、今、原発の方が何か起こらない限りは上がるっていうことはないんだろうから、定点とか今までやったところはそのままにして、もうやらなくて、市民の方の希望のところをやってほしいという声もあるんですが、今後の予定、どういう形で進められるのかだけちょっと聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  今、第4次を行っておりまして、まだ公共施設の中で測定していない公園とかが百数十カ所ございまして、今そういうのもやっております。それから、市民の方が御利用していただいている地区公会堂とか、そういったところを今、現時点では中心に行っているところで、大体この第4次で公共施設のほとんど網羅されるようになるであろうというふうに感じています。そこでですね、その結果を踏まえて、その後については測定方法をどうするか、測定箇所をどうするかというのは決めていきたいと思っております。もうしばらく、ちょっとお時間をいただければと思います。以上です。


◯委員(栗原健治君)  空中放射線量の測定なんですけれども、洗浄をした箇所は7カ所あるっていうことで、この間、雨どいですとか、排水口とか、水たまりとか、集積しやすい場所の測定を重ねてきた1つのあらわれかと思うんですけども、特徴的なところが7カ所で、もしあるのであれば教えていただきたいというふうに思います。
 また、今、前委員からもあったんですけれども、放射線の測定で個人的なところは自分で──器械の精度はいろいろな条件がありますけれども、自分で調べなければならない状況があるんですね。不確定でも、測定をして一定の値、この0.2よりも出てしまったときにどういう対応ができるのかっていう点でですね、市の方で正確な測定をすることがね、可能であるのかどうなのか。市民の測定の取り組みに対してのね、援助の方向性をちょっとお伺いしたい。できれば、そういうところの確実性をね、市の測定は正確な、より精密にできる測定器を持ってやっているので、その点での活用の仕方の方向性をお伺いしたい。ぜひそういうのにこたえてもらいたいというのが要望としてありますけれども、よろしくお願いします。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  まず、7カ所の特徴なんですけれども、市民センターの中でも何カ所か、0.20以上のところがございました。これはやはり大きな水がですね、雨が降った後に、そこにくぼみになっていてたまりやすい。いわゆる泥とかがそこに集積しやすいような場所がございまして、そこに降った土がずっとたまっていたというところがございます。
 ただ、そこもですね、1メートルの地点では0.10ということでほとんど変わりがない。たまたま数十センチのところでたまったところに、0.20をちょっと超えるような値があったというのが大体のところです。ほかにも学校関係で、体育館の側溝の水が、屋根が広くてですね、雨水がたくさんたまりやすいところ、そういったところの排水口の一番下のところにたまっていた。ただ、そこもですね、同じく1メートルの地点ではほとんど変わりがないような値でしたので、そういったところが一応今回の特徴ではないかと。ただ、水で流せばあっと言う間に下がってしまいますので、そういったところで十分対応できるだろうと思っています。
 市民の方でですね、一応国のガイドライン等では1マイクロシーベルトを超えるような値が出たときには、私どもの方、市とか、あるいは国の方に通報していただいて確認をするというような方法になってますけれども、それ以外のところにつきましては、今申し上げたように洗浄することによって大体は低減されるということがわかってますので、そういった御案内をして、そうやってはかってみたらいかがですかというようなアドバイス的なところはお伝えしているところです。
 過去にもですね、道路で1マイクロシーベルトを超えたところがあるという御連絡があってですね、実際私どもの方で精密な器械で現地に行ったこともあるんですけど、幸い通常と変わらない0.1マイクロシーベルト程度であったということがわかりまして、器械の誤差とか、そういうことも若干はあるのかもしれませんけれども、そういった確認をするようなことは、それ以上の値であれば行くような方向では今お伝えはしているところです。以上です。


◯委員(栗原健治君)  市民の測定のところで言うと、器械のさまざまな機種があるのでばらつきがあると思うんですけれども、現状で言うと、その測定活動も生かした形はぜひ継続してもらいたいというふうに思います。実際に個人的にはかってみても、そんな高いところは、本当に三鷹市の測定と大体同じような傾向が出ているので、高くなったときの差がやっぱり気になるところなので、お願いしたいというふうに思います。
 また、この7カ所の洗浄ですけれども、堆積物がある場合には集めたりしてどこかに保管しているような形になってるんでしょうか。全部、表層で流してしまえばいいような環境なのか。それとも、そのときの対応の仕方で、実際に蓄積している放射性物質が含まれていると思われるものっていうのは、なかなか処理に──今、方法が明確な形になっているのであれば、処理方法はどういうふうにされてるのかという点だけ確認させていただければと思います。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  基本的には、まず水で洗い流すというのを基本にしています。ただ、委員さんおっしゃるように、排水口の泥をとって集めたようなところがございました。ですから、逆に言えば、集めたようなところですね、それについて第五中学校の中でそういったところがあったんですけども、それについては、その場に土になってますから洗い流すことがちょっとやっぱり難しいということで、その土を隣の環境センターに一時的に保管を今しているところです。穴を掘って、ちゃんと二重袋に入れて、土をかぶせて、影響がないというのを確認しています。
 本来であれば、その中学校の中に穴を掘って保管するというのが最も適当かと思われたんですが、ちょっと場所がなかったという、そんな関係で環境センターに一時的に保管をしてございます。今後については、その後の状況を見てどう対応するか、検討していきたいと思っているところです。以上です。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。一時的な保管、最後そこの点で、国と都と相談して解決するのか、それとも自治体でそれを独自に判断しないといけない状況になるんですか。この点だけ。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  基本的にですね、国が定めている値よりもぐっと低い値で三鷹市は対応してございます。これもあくまでも念のためというふうにお知らせをしているところですので、そういう意味では第五中学校も数値的には0.41という値になってますが、経年的な変化で放射性物質の半減期というのもございまして、時間の経過とともに減っていくところもございます。ですので、現状ではそういったものも見つつ、また、国の今いろんなガイドラインとか、いろんな方向性も出てますので、そういうのもこちらとしては情報を収集しつつ今後の対応は決めていきたいと思います。今のところは仮置きということで対応してございます。


◯委員(嶋崎英治君)  資料の2のところですね。調布市のごみ受け入れですけれども、この新年度の受け入れ費用は幾らで、それは現状と同じなんでしょうか。その1点だけ教えてください。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  ちょうど予算にかかわるところでございますけれども、現状のところでは、トン4万2,000円で受けているところでございます。来年度につきましては、電気料金の事業者分の17%の増というのが東京電力さんの方から御連絡っていうか、来ておりますので、一応その分を若干上乗せして、今のところは、4万3,000円でお受けをしようというふうには考えているところでございます。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  東電の分、17%ぐらいで済むんですかね。再生何とか金というので付加されてきますよね。そうすると、もう少しあるんじゃないかなっていう気がしたんですけれども、その辺どうでしょうか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  一応、環境センターのみならず、市の方の全体的な施設等も絡んできますので、こちらについては御連絡来ているところはおおむね17%というふうに来ておりますので、その値で私どもの方は予算上は見ているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  今後ですね、東電の電気を使用していると、災害補償の何とか金とか、さまざまなものが付加されていく可能性が高い、また電気料金の値上げということも取りざたされている折ですから、極力電気料金軽減ということでね、三鷹市は新年度から小学校、中学校にPPSを導入するという方向を明らかにしておりますけれども、そういった方向も経費節減の折からも検討する必要があるんじゃないかと思いますので、ぜひ検討していただきたいということを申し上げて質問を終わります。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時52分 休憩



                  午前9時58分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、まず第1点目の三鷹市バリアフリーの基本構想2022(仮称)の素案について、資料1を用いまして御説明させていただきます。まず表紙をめくっていただきまして、1ページ目でございます。基本構想策定に当たってということで、これは従前に御報告させていただいています策定の基本方針のところで御説明させていただきましたが、まず目的でございますが、3つございます。平成22年度における達成状況の検証、2つ目が法改正及び制度改革への対応、2ページ目に行きまして、重点整備地区の設定の検討──市民センター周辺地区への対応や傾斜地対策の拡充、また、新たな施策として商店街のバリアフリー化支援の検討などを検討してまいりました。
 続いて、4ページ目をお開きいただきたいと思います。構想策定までの流れということで、8月にですね、三鷹市バリアフリーのまちづくり推進協議会を立ち上げまして、9月から検討を進めてまいりました。第2回の協議会では、三鷹駅前エリア、また市民センター、中原などの急傾斜地などのまち歩きを実施しまして、ワークショップによる検討、議論を進めてまいりました。そして、12月に3回目の会議を開きまして、骨格案という形で整理をしてきたところでございます。
 今後の流れでございますが、本委員会報告後ですね、パブリックコメントを実施しまして、市民の御意見を聞いた上で、3月に策定を取りまとめていきたいと考えております。
 続いて、7ページ目をお開きいただきたいと思います。7ページ目から、市の現状ということで、地形・地勢、8ページ目には人口ということで、9ページ目のところ、人口の中の内訳で、障がい者、高齢者、その内訳の表を掲載しております。平成19年度から見ると、いずれも微増というか、増加傾向にあるということがこの表の中から読みとれるかと思います。
 続いて、次の10ページ目をお開きください。合計特殊出生率及び就学前児童人口ということで、子どもと子育て世代の割合ということで、こちらもこの表から見ると年々増加する傾向があるということが読み取れるかと思います。
 11ページ目からは交通・道路、そういった現状の内容と、13ページ目、施設、公共施設とか、14ページ目には公園、そういった配置が記載されております。
 15ページ目のところで、市民意見ということで、今回の取り組みにあわせまして市内の高齢者、障がい者、子育て中の市民の方など、団体の協力を得ましてアンケート調査を実施しました。8月に実施しましたけれども、配布枚数302枚で、回収率が67.2%ということで、そちらでいただいた意見、下の棒グラフの方に示しておりますが、三鷹駅周辺地区、三鷹台駅・井の頭公園駅周辺地区、いずれもですね、放置自転車が多い、また道が歩きにくい、そういった歩行環境の改善というところの御意見が多く出されたところでございます。
 続きまして、18ページ目、19ページ目のところをお開きください。進捗状況の検証結果ということで、現構想で計画した内容の検証をそれぞれ特定事業ごとに記載しております。三鷹駅周辺地区──左側については、おおむね特定事業が完了したというような内容を記載しております。また、三鷹台駅・井の頭公園駅につきましては、まだ事業中のものも多い、これからの事業も多いということで、これからも事業を継続して実施していくというような方向性を記載しております。
 続いて、20ページ目をお開きいただきたいと思います。基本的な方針ということで、基本理念、「すべての人がいきいきと暮らせる、バリアフリーのまちづくり」ということで、基本的な方針としては3つ掲げております。1つ目は、すべての人が自由に安心して移動できる社会の形成、2つ目が21ページ目の方ですが、市民・事業者・行政の協働によるまちづくり、3つ目が、バリアフリー啓発活動の推進ということでございます。
 こうした方針をもとに22ページ目、23ページ目に、バリアフリーのまちづくりの取り組みということで具体的な取り組みの内容を掲載しております。1つ目は、重点整備地区での取り組みということで、現構想で進めてきました三鷹駅周辺地区、三鷹台駅・井の頭公園駅周辺地区。こちらはですね、今後も重点地区として位置づけながら、また、新たに生活関連施設などが法改正によって位置づけが可能になりましたので、そういった検討を図っていくということを記載しております。
 2つ目は、新たな重点整備地区の取り組みということで、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)を市民センター周辺地区として位置づけて検討を進めるということで掲げております。
 3つ目が、23ページ目の方でございますが、市内全域におけるバリアフリーのまちづくりの取り組みということで、現構想で位置づけています主要幹線道路、都道3路線でございますが、連雀通り、吉祥寺通り、人見街道、こういった路線を引き続き重点整備路線と位置づけるとともにですね、この中での優先整備区間、また新たに優先整備路線を検討していくということと、そのほか、下の表の中にもありますけれども、市内の傾斜地、商店街のバリアフリー化等を検討していくと、展開していくということを示しております。
 続いて、今申し上げました重点整備地区、24ページから記載しておりますが、こちらの方針でございますが、三鷹駅周辺地区、まる1のところでございますが、区域の見直しをしていきます。井の頭恩賜公園の区域が変更される予定でありますので、西園を含めた区域を拡充していくのと、三鷹駅の北側、上連雀一丁目と、隣接、武蔵野市との連続性を考慮しまして区域を拡充していくということに方向を出しております。
 2点目が生活関連施設、生活関連経路の整備ということで、法改正によりまして、特定旅客施設──駅等のそういった施設のほかに公共施設、都市公園を生活関連施設として位置づけが可能になりましたので、そういった位置づけと、その施設間を結ぶ生活関連経路の位置づけをしていくということを記載しております。
 続いて26ページ目、その重点整備地区の1つであります三鷹駅周辺地区の内容でございます。先ほどおおむね事業は完了したということを申し上げましたが、この検討の中で、先ほど申し上げましたように歩道が歩きにくい、また放置自転車が多い、そういった課題が示されております。そういったことを踏まえまして、27ページから43ページにかけまして、特定事業、そのほかの事業の事業内容と目標時期を改めて定めております。
 この中で30ページ目をお開きいただきたいと思います。中段に路外駐車場特定事業とございます。こちらにありますように、法改正によりましてこういった公共的な駐車場が新たに位置づけできることになりましたので、この中で整備目標等を定めながらバリアフリー化を図っていくと。また、その下の都市公園特定事業も同様にですね、新たに位置づけをしております。
 また、37ページ目をお開きいただきたいと思います。中段に民間建築物ということで、産業プラザから郵便局等を記載しておりますが、こちらも法改正により生活関連施設という位置づけが可能になりましたので、その事業内容、整備目標時期を掲げているところでございます。
 同様に39ページ目、アトレヴィ三鷹、ネオシティ三鷹等、こういった多くの人が利用する商業施設もですね、生活関連施設という位置づけが可能になったことから、利用者に呼びかけてこういった目標を定めているところでございます。
 今申し上げました内容が43ページのところに、重点整備地区(三鷹駅周辺地区)ということで図を載せております。重点整備地区のエリア、先ほど申し上げましたように公園の部分を拡張したり、駅の北側の部分も取り込んでおります。その中で生活関連経路、特定道路──赤い線で結んだところ、ネットワーク道路──青い線で表示したところでございますが、こういった位置づけと、右側に生活関連施設──行政関連、文化関連、医療、教育、路外駐車場、都市公園、商業施設といったものを落としたところでございます。
 同様にですね、44ページからが重点整備地区の2つ目の三鷹台駅・井の頭公園駅周辺地区の内容でございます。こちらも同様にですね、45ページからその事業内容、整備目標時期等を定めております。総括した図面が53ページのところでございますが、こちらにありますように特定道路は135号線ですね。今、事業を進めておりますが、そういった事業を位置づけてネットワーク経路も同様に位置づけているところでございます。
 続いて54ページ、4−4、今後の取り組みというところをお開きいただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、市民センター周辺地区を含めた地域一帯を市民センター周辺地区、こちらは案という形で重点整備地区として位置づけていくことを検討していくということを掲げております。
 55ページから57ページに、重点整備地区に指定した際にですね、建築物特定事業となる公共施設の事業内容、これは現時点でわかっている内容でございますので、整備目標時期、あるいは内容を掲載しているものでございます。
 58ページにその図面という形で、案という形で同様に掲載しております。こちらの生活関連経路、特定道路とかネットワーク道路は今後検討し、また、まち歩き等を今後した上で位置づけをしていく予定ということで、今回のものについては記載はされておりません。
 続いて59ページ、5の市内全域におけるバリアフリーのまちづくりの取り組みということで、下の取り組みのイメージ図をごらんいただきたいと思いますが、重点整備路線のバリアフリー化、また、右側に外出支援のための情報提供、バリアフリーの啓発事業、左側に商店街のバリアフリー化、傾斜地のバリアフリー化、こういった展開を市内全域で進めていきたいと。一番下に継続的・段階的なバリアフリー化「スパイラルアップ」とありますが、この事業を推進していく体制を示しているものでございます。
 61ページ目がその重点整備路線ということで、下に市内全域の図がございますが、重点整備地区以外の中で重点整備を必要な路線ということで、黄色に示しているのは現構想で位置づけたもの。これに加えて赤い路線、左から天文台通り、武蔵境通り(調布保谷線)、あと吉祥寺通りの南側の部分、また東八道路、こういったところを新たに重点整備路線として位置づけていくということを示しております。
 続いて63ページのところに、重点整備路線の1つであります吉祥寺通りの事例を出しております。オレンジ色に書いた部分、優先整備区間とございます。重点整備路線の中で優先的に整備を進めていく区間ということで位置づけをしております。同様に、次のページから武蔵境通り、人見街道、東八道路、その重点整備路線を68ページまで示しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 続いて69ページ目になりますが、外出しやすい環境づくりのための情報提供ということで、これまでもですね、例えば平成22年に、こちらに絵が出ております三鷹おでかけマップ、こういったものを策定してまいりましたが、今後こういったものをですね、高齢者、障がい者、乳幼児連れの方も、すべての方が使いやすいというような情報提供を拡充、更新していくということの方向性を示しております。
 同様に、70ページ目も、平成20年に策定した「みたかバリアフリーガイドおでかけ情報」、こういったものの充実化を図っていきたいということを示しております。
 72ページ目をお開きください。傾斜地におけるバリアフリー化の取り組みでございます。これまでもほっとベンチの取り組み等を進めてきましたが、市内南側地域に多い国分寺崖線周辺の急傾斜地、そういったところに、73ページ目に写真がありますように手すりをつける、あるいは坂道の案内サインをつけて、勾配と助け合いの標語を掲示する──これは神戸市の事例でございますが、こういった取り組みを進めていきたいと考えております。
 続いて、75ページ目、商店街のバリアフリー化の取り組みでございます。商店街として一体的、連続的なバリアフリー化を進めること。また、バリアフリー情報の発信、歩きやすい歩行空間のあり方、放置自転車対策、そういったことを進めていく方向性を示しております。また、高齢者、障がい者などがだれでも利用できるトイレを提供することを示す「トイレの店先表示」を商店街単位でモデル的に実施するといった方向を、今後検討していきたいと考えております。
 76ページ目に、これは仙台市さんの例でございますが、こういったステッカー表示、こういったことを検討していきたいと考えております。
 78ページ目をお開きください。啓発事業の取り組みということで、心のバリアフリー推進事業、こういった事業をさらに推進していくということで、理解を深めるための交流・体験できる啓発事業や、児童や生徒に対しては学校教育の中で福祉体験授業や自転車交通安全教室を通して啓発活動に取り組んでいきたいと考えております。
 最後は80ページ目になりますが、推進体制、今後の進め方ということで、さらに継続的・段階的な発展を目指すためにですね、まちづくり推進協議会を継続していくというような内容を示しているところでございます。
 駆け足の説明で恐縮でございますが、以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  以上で、項目は三鷹市バリアフリー基本構想2022(仮称)素案についての市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。ちょっと細かい点になりますが、よろしくお願いします。最初、33ページ、太宰治文学サロンなんですけども、平成34年までの目標時期ということで流れが載ってます。平成34年まで、大規模改修に合わせてってありますけども、そういう予定があるのかどうか。太宰治文学サロン、継続も含めてですね、ちょっと考え方を教えていただきたいというふうに思います。
 37ページ、民間建築物、これもですね、今後対象になってくるということなんですけども、民間の施設のところで、例えば38ページ、井之頭病院でいいますと、道路から施設云々ってあって、誘導用ブロックの整備・改修とか、建てかえや大規模な修繕に合わせての施設のバリアフリー化という部分がありますけど、こういうのは例えば助成とか支援とかってことでお金、予算とって市がやる部分というのがどのぐらいかかわってくるのか、ちょっとその辺の考え方を教えていただきたいなっていうふうに思います。
 それと、45ページ、三鷹台駅・井の頭公園駅周辺なんですけども、45ページのところで鉄道事業者云々ってありますけども、三鷹台駅も、井の頭公園駅も、エスカレーターは今はないんですけど、記入されているってことは検討を予定されているのかどうか、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。
 あと47ページなんですけども、井の頭公園駅前通りということで、法政中高ができたということで、あそこからある時間帯はもうずっと数珠つなぎで歩いてるってことで、なかなかそこから出る車が出られないということが結構声をいただいてまして。以前、そこに路側帯のカラーをやれば、生徒さんがそこに入って少しいいんじゃないかって話があったんですけども、ちょっと井の頭のそういういわゆる風景に合わないみたいなところがあってですね、頓挫されてしまったことがあったかと思うんですけども、これをこの期間中にやれるのかどうかですね、ちょっとその辺のお考えもお聞きしたいなと思います。
 あと済みません、重点整備路線ということのところで、例えばですね、65ページのところの三鷹新川から牟礼二丁目の交差点までのところの、例えば電柱や標識ポールの移設ってありますけども、そういうところは歩道があるところには地中化なんかもあり得るのかどうか、その辺のお考えと、歩道の設置ってあるんですけども、その区間で今現在のままで拡幅しなければ、歩道が設置できるところっていうのはちょっと難しいのかなって思っているんですが、歩道の設置ってことは、その拡幅も含めた検討もされるのかどうかですね、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 最後に71ページの移動支援システムなんですけども、バリアフリー、わがまちマップのところで、例えば公共施設、どこからどこまでってやると、例えば歩いて何分、自転車で何分、自動車で何分って出るんですけども、同じなんですね、路線が。バリアフリーですので、例えば車いすで移動したときには、おのずとちょっとコースが変わるのかなっていうふうに思ってるんですね。車いすだと、こういうコースで何分ですよっていうことが必要なんだと思って以前も提案させていただいたことがあるんですけども、このシステムの導入でそういうことが可能になるのかどうか、ちょっとその辺の御回答をいただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  御質問ありがとうございます。まずですね、最初の御質問っていうのは太宰治文学サロンの件ですね。これは、調書を出していただいた時点で、その事業計画についてまで詳細にはうちでは確認してないので、事業継続を前提にして、事業継続をするとすれば大改修に合わせてこのような設置を検討するという、そういうことでありまして、極めて政策判断も伴って、とりあえず計画期間内は廃止はしないということは承知しているんですけど、それ以上の情報ってのはないんですね。だから、これは所管とよく相談をしてですね、その辺、所管もそういう前提で、当然調書を出してきてますから、そういうふうにお考えいただければなというふうに思います。
 それから、民間のですね、建築物についてお尋ねいただきました。38ページの例示では病院を例示されたんだと思うんですけども、さまざまなバリアフリーの仕掛けがあるんですけども、民間の建築物についての直接バリアフリーに基づく補助制度ってのはないんですよね。ですから、今後考える余地はないことはないんですけども、事業者も法に基づいて直接義務を果たしていただくと。法に基づいて、それぞれですね、バリアフリー法に基づいてバリアフリーを進めていくという義務がありますから──一定の建築物、あるいは特定の建築物ですね、それで調書を出していただいてますので、補助をどんどん出していくっていう、そういうイメージではなくて、きちっと法律を守ってバリアフリー化を進めてくださいと、そういうことであります。
 それから、三鷹台と井の頭公園について、エレベーターではなくてエスカレーターとおっしゃいましたよね。そうすると、例えば井の頭公園なんていうのはリフトが既にできていてですね、リフトで一定のバリアフリー化が終わっているということがありますから、井の頭公園についてはエスカレーターの検討はされてないだろうなというのは予想されるんですけど、三鷹台についてはエレベーターもエスカレーターも含めてですね、今後検討していくことになろうかというふうに思います。
 私からはとりあえず、1、2、3についてお答えいたしました。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  私からは4番目のですね、井の頭公園駅前通りの整備について御説明いたします。歩車共存道路ということで、以前路側帯のカラー舗装がやられたということですけども、いろいろな事情でということで今はやってないんですが、今後どうですかというような御質問だと思うんですが、法政の中高ができましてですね、大分、人の流れも変わってきました。やっぱりかなりの多くの生徒さんがあそこを歩くということで、はっきり、やっぱり車と歩行者をしっかりこれからは区別していく必要があるんではないかと考えてます。
 そういうことで歩車共存道路ということで、今、下連雀地区でですね、あんしん歩行エリアというエリアの中で歩車共存道路の整備を行っております。これは路側帯をやっぱりカラー化をしてですね、はっきり歩行者の歩くところを車から識別するというような手法です。それから、交差点部分を強調するとかですね、そういう手法をやっておりますので、今後、今やってますあんしん歩行エリアの効果を十分検討してですね、ここの部分にどのような手法で持ってきたらいいかというようなことを今後検討していきたいと考えております。以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  5点目、6点目の御質問にご回答させていただきます。まず65ページ目の人見街道のですね、歩道の拡幅、電柱についての御質問でございますが、こちらの路線につきましては、都道でバスも通る幹線道路の中で歩道がほとんどない状況ですので、これは従前から市からも東京都に早期に歩道設置を求めているところでございます。今、この中では整備区間ということで位置づけだけということで、ここに記載しております電柱の移設というのは地中化ということではなくですね、歩行者の通行に障害にならないところに移設してもらうというようなことと、歩道の設置は平成34年以降ということの課題ということで、これは引き続き東京都と調整しながら歩道拡幅を求めていきたいというところでございます。
 最後の御質問、71ページ目の移動支援の関係でございますが、こちらはまだこれからの検討ということで、今後の検討の中で御質問の趣旨を検討していきたいと考えております。以上でございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  4点目、道路交通課長が答弁したとおりなんですけども、1つだけ補足をしますと、委員の気持ちの中にはですね、法政の通学に対する周囲からのさまざまな意見というのも入ってると思うんですね。大量に──まるで水が流れるがごとくですね、同じ時間に学生が通ることによってさまざまな課題が、例えばうるさいとか、通りにくいとか、その中の1つが御指摘のことだと思うんですね。これはね、法政の校長先生と都市整備部の方でちょっと話をさせていただいて、解決策まではいかないんですけども、例えば三鷹台からの通学バスみたいなね、そういうことを何とかできないかという検討もあわせてしていることを御報告させていただきます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。細かい点までいろいろと御答弁いただきまして、ありがとうございました。本当に今回のこのバリアフリーの書類を見てますと、本当に細かいところまで市民の皆さんの声が結構入ってるなというふうに思ってますので、ぜひこれがですね平成34年までに、本当にできる限り進めていただくような形でお願いしたいと思います。ありがとうございました。


◯委員(栗原健治君)  それでは、端的に。まず初めに、3ページまでのところでの関連で。重点プロジェクトの1つが都市再生プロジェクトだと、三鷹市の都市再生の課題というのは重点項目にも掲げられているので、既存の社会資本を有効に使用しつつ、環境との調和を図りながら進めていくっていう点では、都市の質的向上を図る上で重要だというふうに思います。この点で、2ページのところでは新川防災公園・多機能複合施設で集約化も、公共施設のバリアフリー化とあわせて掲げられていると。バリアフリーっていう観点に立ったとき、施設的な側面で言えば新しいものをつくれば改善されるわけですけれども、地域の身近なところに施設があるっていうことでのバリアフリーっていう側面が、高齢化していく中でですね、そこは重要な点だというふうに思います。地域の各施設の位置づけをですね、明確にして進めていく必要があると思うんですけれども、この点での考え方を伺いたいと、改めて聞きたいと思います。
 その上でですね、21ページでバリアフリーの啓発活動の推進について伺います。市民の意識の啓発ってのはすごい重要な側面を持っていて、道路に対して生け垣がはみ出していてですね、それが新たなバリアをつくっている視点もあります。これは、なかなか注意というか、啓発しなければ、そこがバリアになってるってことを実感してなくて、なかなか改善しないっていう問題もあります。この点でのバリアフリーの啓発活動についてどのように深めていくのか、課題の解決方法ですね。どういうふうに啓発するっていうことで、改善の方向性をつくると同時に、それを実際に実施していくための働きかけ、コーディネートがすごく重要な役割を持つと思うんですけれども、この点での役割を、明確になっているのか、役割をですね、伺いたいと思います。
 それと、3点目、42ページの右側にある、43ページ目になる重点整備地区、これは三鷹駅周辺地区の地図ですけれども、ネットワーク道路でですね、中央通りが特定道路だと。その右側に駅前に行くネットワーク道路としてしろがね通りになる点だと思うんですけども、ここの道路がですね、クランクする形で記載されていると。どういうネットワークを考えているのかと思うんです。ここは現時点では通りが抜けていて、行く方向、南北に行くというのであればクランクすることはバリアになるっていうふうに読み取れます。ここは、まち歩きでもいろいろな形で地域からも声が出てると思いますし、バリアフリー化を進めていくときに地域の声を正確に反映させていく必要があるのではないかと思いますが、この点でこれをこういう形でですね、ある面で決まっているのでしょうか。ここの辺は慎重な対応をしないと、今後のこのバリアフリー化を進めていく計画の中でですね、ボタンのかけ違いではないですけれども、障害にならないようにしなければならない点かと思うんですけども、市民と一緒につくっていくという視点での計画づくりについてですね、問いたいというふうに思います。
 優先整備路線が新しく掲げられていて、一定の年次も含めて書かれています。既存の道路の本当に細い、狭い、で、歩道を確保されてない道路っていうのは本当に改善しなければならないと思いますし、そこにはすごく力が、財政的な側面も含めて、市民の協力も必要ですし、重要かと思います。これは本当にぜひ進めていく具体的な中身が必要だと思いますし、この点でですね、今あえて言うのであれば、都市計画道路を進めていくっていう計画も、道なきところに道路をつくる計画もあるとは思いますけども、そういうものとの関連を考えたときにどうなのか。当然、こっちに今ある道路を優先的に整備していくことが重要で、新しく都市計画道路なんかを整備していくときには、そこの地域の声を聞くことが重要で、その周辺地域の優先度をどういうふうに決定していくのか。ここには明確に年次的な側面は書いてあると思いますけども、そこにさらに地域の声を反映させていく、計画をつくる上では重要だと思うんですけども、住民の意思、意見を聞いていく、反映させていく考え方で、これからパブリックコメントをとるということですけれども、どのようにそれを反映させていくお考えなのかということを伺って。
 最後に、この素案の中身ですけど、パブリックコメントをとるのにこれだけの分量が広報ではなかなか配り切れないと思うんですけども、この中身を知る情報提供をどのように考えているのか。この冊子も含めてですね、各地域ごとに本当に必要だと考えている人たちが、この冊子を一人一人が見ることができるのか、検討する資料提供されるのかという点を、4点お願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  それでは、私の方から3点ですね、1、2、4についてお答えします。
 まず都市再生についてですけども、集約化と地域化ってのはおっしゃるとおりですね。だから、地域にあった方がいい施設もあるんですよ。それは当然一般的な議論としてあるんですが、今回の都市再生の仕掛けで新川に防災公園をつくることについては別の論点、あるいは総合的な視点で、つまり財政上の問題とかですね、それぞれが一定の年数を経てですね、施設が老朽化したこと、あるいは耐震の問題を総合的に判断して行っているわけで、委員がおっしゃるような視点で全部集約した方がいいっていうふうに行政は考えてるわけじゃないです。もちろん、今回の判断は今回の判断で行ってますけども、もう少し総合的な判断をしているということですね。
 それから、2番目ですね。啓発活動についてですけども、79ページをごらんいただくと、行政の役割、明確に書いてあります。行政がどのような役割をするのか書いてあるんですけども、委員がお尋ねのことの本質っていうのはですね、要するに、地域ではみ出した生け垣なんかがあったときに、なかなかみんなが協力してすぐに切ったりですね、危ないからここを切ってくれとか、はみ出してるところは塀まで削ってくれとかですね、そういうことを言ったところでなかなか難しいっていうことを御指摘されてるんですね。それについては個別対応しかないです、正直言って。というのは、それぞれの地域でそれぞれの相隣の難しさがあるんですよ。だから、これきちっと個別対応はしていきます。だから、とりあえず一般的にね、こういうことがありますよ、やめてくださいねってことは宣伝はしていきます。
 それから、都市計画道路について整備するときは地域の声を聞くことは非常に重要だと。そのとおりだと思います。そのとおりですけども、どう反映させていくのかというのはですね、都市計画法の法によって都市計画道路を整備するというふうに決まった限りにおいては、やはり、じゃ、整備しますよと。だけども、今の現状で皆さん方の声はどうですかって、そういう聞き方になるわけですね。そうじゃなくて、交通安全施設として整備していくような場合は、逆にうんと声を聞いて、その中身は全部反映できるようなときもあるでしょう。つまり、都市計画法とそれに基づく執行が前提になった場合にはですね、全部受けとめるわけにはなかなかいかないという側面もあります。だから、その場合には、例えば少しおくらせて議論を踏まえた上で、都市計画の中身について再検討するっていうようなことも必要だろうというふうに考えております。私からは以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3点目の区域内幹線道路のところの質問に回答いたします。43ページの図表で、再開発のエリアを区域内幹線道路としてネットワーク道路として結んでおりますが、これは区域内幹線道路の計画線を想定してこういった経路としておりますが、ネットワーク経路そのものがですね、公共施設と、あるいは今回位置づけしております生活関連施設を結ぶ道路ということで、例えばその下の中央通りタウンプラザから太宰治文学サロン、あるいは消費者活動センター、またネットワーク大学、そういった経路を考えると、一番近い経路になっているということでございます。
 また一方で、この再開発事業、今、協議会の方で検討中でございます。その中でも、まだ当然確定は、事業内容は決まってはおりませんが、しろがね通りの機能はきちっと確保した上で進めていきたいというような議論もされておりますので、今後そういった議論もあわせながらですね、検討を深めていきたいと考えております。
 4点目、パブリックコメントの情報についてでございますが、こちらは当然ホームページの方には全文掲載させていただきますが、また、市役所の方、我々5階の窓口と2階の相談・情報センターの方、また市政窓口の方にですね、こちらの冊子を置かせていただいて確認していただこうというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  情報提供ですけれども、都市整備部の窓口と市政窓口の範囲ですか。これ、広範囲に及んでいるので、コミュニティ・センターぐらいには持っていける分まで用意すると、なかなか必要なのはあるかとは思いますけども、複数冊ね、見れるような環境づくりは、これだけの膨大なものなのでね、必要かと思います。対応を求めると同時に、欲しいっていう方の場合にはどのような対応をするのか、伺いたいと。ホームページで出せっていうふうに言うのか、ない人の場合にはどのような対応をするのか、お伺いしたいというふうに思います。
 バリアフリーのまちづくりに対する啓発活動の取り組みですけども、個別対応は重要なんですけども、なかなか個別対応でも、個人の生け垣なんかの場合にはね、道路にはみ出ても切っちゃうということは、なかなか行政でもし切れない側面があるのと、この間、声があるところで指摘したところでも、道路に出ているのに、それが改善されない部分があるんですね。なかなか苦慮しているわけですけれども、やっぱり啓発活動で全市的に取り組まれているっていう認識をね、うちだけ言われてるみたいな認識があったんでは、改善がやっぱり進まない。啓発事業の重要性というのを認識しているので、このバリアフリーのまちづくりに関してのね、取り組みをより全市民的な認識になるような形でですね、工夫することをぜひ求めたいというふうに思います。
 三鷹駅の周辺地区のことですけど、しろがね通りのところでですね、これクランクしていて太宰治文学サロンの方に、消費者センターに行く道、経路だっていうことですけども、現時点ではこのクランクしている道がないですよね。ない道をそういうふうに将来なるんだっていうふうに書くのは、やはり市がどういうふうに考えているのかっていうところでですね、計画を載せてるっていうことでの説明だけでは市民の理解がなかなか得られない部分も出る可能性がある。実際には、ここの道路で言えばね、しろがね通りっていう歴史的にも本当に長く、南北で下連雀、上連雀っていうのは区画が本当にしっかりとされている地域なので、それを生かしたまちづくり、バリアフリー化を進めていく必要があると思いますので、アンケートなどの中で寄せられた声をちゃんと反映できるように対応を求めたいというふうに考えます。要請しておきますが、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  1点目のですね、情報についてでございますが、今、委員さんの方から指摘がありましたように、できるだけ多くの方にこの情報は知っていただいた方がよろしいかと思いますので、コミセン等の配布、また、冊子もできる限り望む方には配布していきたいということで、今後ちょっとそのあたりは検討していきたいと考えております。進めていきたいと考えております。以上でございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  1つだけですね、御意見であったと思うんですけども、個別対応のことですね。こういう悩みがあるってことだけは御理解いただきたいんですけど、法によれば、民法上は塀の真っ直ぐ上までカッティングしなきゃいけないんですね、例えば土地の境界線からですね。それが法律なんです。しかし、実際にはですね、植栽とか生け垣っていうのは全部はみ出てるわけですよ。だから、全体的に啓発はしますけれども、実際に本当に危ないところだけしかカッティングはできないし、強権発動も、民法の所有権は、はみ出たのはオーナーの所有権があってですね、所有権があるものについてはカッティングするには本人の承諾が要ると、こういうふうになるわけですね。だから、現実の対応というのは個別対応にならざるを得ない悩みもあることだけは申し上げておきたい。こういうふうに思います。


◯委員(栗原健治君)  具体的な場所についてはですね、引き続き対応を伝えたいと思いますし、実際に道路幅があるのに生け垣が出ていて、車がすれ違えないっていう声が寄せられてる中でね、なかなか解決できないところもあるので、啓発活動の重要性っていう部分をここで確認すると同時にね、ちゃんと理解をしていくっていう、啓発して理解されることによって、それがまち全体でバリアフリーが広がるっていう趣旨のもとで書かれてるわけですから、ぜひ徹底していただきたいと。
 資料の提供は、情報の提供としてお願いいたします。
 この駅前の計画それぞれ、細かい部分はまだまだたくさんあるわけですけども、ここの具体的なところで言えば、三鷹の駅前の周辺地区のこの部分の書き方もですね、ちょっと丁寧さを、今、具体的には話し合ってる側面もあると思うのでね、ちゃんと反映した、市民の理解がちゃんとできるような形でやっていくことを求めたいと思いますし、しろがね通り自体、連雀通りのですね、南北に碁盤のようにちゃんと区画された地形を生かすことがバリアフリー化にもつながるっていうふうに思いますので、それを反映したものにしていっていただきたいということは要請しておきたいと思います。


◯委員(岩見大三君)  済みません、じゃ、よろしくお願いします。いわゆる視覚障がい者用の誘導用のブロックについてなんですが、これは重点地区並びにほかの地区、共通してということでちょっとお聞きしたいんですけど、いわゆるこの整備、あるいは改修に関する考え方、あるいは維持管理に対する今後の考え方といいますか、についてですね、大枠でありますがちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  視覚障がい者の誘導ブロックについての御質問をいただきました。基本的にはですね、こちらで挙げております特定道路と、歩道が設置されてる部分については、こういった図面に示していますように、公共施設、あるいは生活関連施設、そういったところを結んでいけるような形で整備は進めていきたいというように考えております。
 また、ネットワーク道路は、こちらはですね、歩道のない道路がほとんどでございますが、そういったところについては基準的にできるかどうか、そういった検討をした上でですね、進められればというふうに考えております。
 また、維持管理につきましては、当然、今、設置されているところでも、障害物があったりとかですね、そういったもので連続性が絶たれてたり、そういった課題があるかと思いますので、そういったところを重点的にですね、整備していきたいと考えております。
 あと、1点加えておきますと、JR三鷹駅でございますが、駅内のバリアフリーの整備は一定程度終わってはいるんですが、今後平成23年から平成24年度で内方線の設置ということで、ホームの端のところですね、今、古いタイプですので、とまれ表示がないような形のブロックがついておりますので、こちらについて平成23年から平成24年度で施工するというふうに聞いております。以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。特にブロックについては、視覚、実際に障がいをお持ちの方からもさまざまな要望を聞くということもあるんですが、こういう形で今、素案からパブリックコメントという形態もとってはいるんですけど、今後についてですね、恐らく現在この計画を進める段階でも、そういった声はお聞きはしていると思うんですが、今後についてもさまざま細かい点では、そういった方々の要望をですね、受け入れるような形の対策をとられていらっしゃるか、一応その点だけお聞きできればと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今後の拡充、展開ということで御質問をいただきました。5−7のところにですね、80ページになりますが、バリアフリー化の推進のための取り組みということで、先ほど御説明しましたように、この推進協議会は継続して、継続的・段階的にまた意見をいただきながらですね、検証しながら、さらに必要なところを拡充していくと、そういった方針で進めていきたいと考えております。
 また、参考に、隣の参考資料に1ページから2ページ、隣のページですね、80ページの隣のページでございますが、推進協議会の名簿を掲載しております。今回このような形で、中段下あたりに障がい者団体の方、さまざまな障がい者団体、あるいは高齢者団体、子育て中の市民の方、そういった方に入っていただいて御意見をいただいております。今後もこういった方々からさまざまな御意見をいただきながらですね、さらに進めていきたいと考えております。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  他にアに関する質疑、ありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、休憩します。
                  午前10時51分 休憩



                  午前10時57分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、項目イ、三鷹風景・景観づくり計画2022(仮称)骨格案についての説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、2点目のですね、三鷹風景・景観づくり計画2022(仮称)骨格案について、資料2を用いまして御説明させていただきます。資料の方でございますが、資料2−1、こちらが骨格案の本冊ということで、もう1つ、資料2−2、その概要版となっております。そちらの概要版を中心に御説明させていただきながら、ポイントとなる部分は本冊で確認させていただこうかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 まず資料2−1、本冊の方の1ページ目をお開きください。序章の背景のところでございますが、これまで地域特性を踏まえた取り組みをですね、さらに拡充し、三鷹らしい展開をするため、景観法を活用した計画を策定していくとしております。本計画により、実効性のあるまちづくりの取り組み、総合的なまちづくりの展開を進め、最後の3行目のところに記載しておりますが、調和のとれたまち並みの実現、住環境の質の向上や地域力の向上を図り、成熟都市としての質の向上を図ってまいりますということでございます。
 続いて、その資料2−1の3ページ目、3の目標年次のところをごらんいただきたいと思います。目標年次は、基本計画との整合を図りまして2022年(平成34年)としておりますが、さまざまな取り組みの積み重ねにより目的のまちづくりを達成するものであることから、2022年をもって完結する性格のものではないと示しております。
 次に、骨格案の構成を御説明いたします。資料2−2、概要版の方の1ページ目をお開きいただきたいと思います。こちらの右側のところにですね、計画の構成を記載しております。第1章が三鷹の特性ということで、風景・景観の構造を整理するとともに、その特徴と課題を明らかにしております。
 その下が第2章ということで、基本的な考え方。将来像である緑と水の公園都市を示した上、市民、事業者、市による協働で風景・景観づくりを推進するという理念を示しております。また、効率的・効果的に進めていくため、諸制度の活用の基本的な考え方を「守る、生かす、創る、育てる」と、4つの分類で総合的に示しているところでございます。
 この第2章の方針、施策を具体的に展開していく手法や取り組みを第3章と第4章で示しております。第3章は景観法を生かした取り組みで、区域、方針、基準を定めていく考え方やイメージを示すとともに、法制度の活用の方針を示しております。
 また、第4章が風景・景観づくり施策の展開ということで、三鷹市独自の取り組みをあらわした条例やまちづくり条例との連携を示しております。
 そして、最後に一番下のところでございますが、コミュニティ住区別のですね、まち並みづくりの手引き、こういったものを示して各住区の資源図ということを示していきたいと考えております。
 次に、この2−2の2ページ目をお開きいただきたいと思います。左側が第1章の概要を示したものでございます。従前、方針でお示ししましたように、自然基盤から地域コミュニティまで、5つの特性と課題で整理をしております。
 そして、この右側のところが第2章、「守る、生かす、創る、育てる」と、4つの分類で総合的に進めていくと御説明しましたが、まず、「守る」の部分では、都市計画法などの制度により国分寺崖線の保全を図っていくことなどで、緑と水の基盤を守っていくことを示しています。次に、「生かす」では、三鷹固有の風景・景観資源をまちづくりに反映するため、まち並み資源図を作成し、公開していくことなどを取り組んでいくと示しております。続いて、「創る」では、ポイントや資源、配慮事項などのまちづくりに参画する手がかりとなるガイドラインを市民、事業者等に示し、質の高いまちづくりを誘導していきます。次に、「育てる」では、例えば向こう三軒両隣とか、または町会・自治会、そういった一定のまとまりのある市民に、地域資源を生かした取り組みや緑化などを行うことを宣言していただき、市はその内容を登録し、広く周知するとともに、アドバイザーの派遣など、技術支援を行う、こういった制度を創出して、地域の取り組みを育てていきたいと考えております。
 続いて、概要版の3ページ目をごらんいただきたいと思います。上の大きな枠が第3章の部分でございますが、景観法による取り組みを示しております。この上の左側の部分、きめ細かい誘導、緩やかな誘導、その下に三鷹市内全域と記載しておりますが、計画区域を示しているところでございます。計画区域は三鷹市全域ということでございます。その上のきめ細かい誘導のところに重点的な軸・地区という枠がございますが、玉川上水など、現行の東京都の計画の中で位置づけられている景観基本軸と、大沢の里など3つのふれあいの里を重点地区として位置づけていくことを示しております。
 また、その隣の右側のですね、緩やかな誘導のところに一般地域の地区特性という枠がございますが、三鷹駅前エリアから住宅地エリアまで、それぞれの特性に合わせ緩やかな誘導をするエリアとして位置づけていくことを示しております。
 ここで5ページ目のところをお開きいただきたいと思います。ただいま御説明した内容を区域図としてあらわしております。三鷹駅前エリア、あるいは市民センターエリア──赤で囲った部分、また、幹線道路沿道エリア、そういったエリア別に誘導していくことを示している図面でございます。
 また、恐縮でございますが、3ページ目に戻っていただきまして、左側の上のところ、まる1、届け出による規制・誘導という枠がございますが、こちらは景観法に基づくフロー、流れを示したところでございます。それぞれの区域の対象となる建築物等を誘導していく流れを示したものでございます。
 続いて、その右側、まる2からまる7がございますが、景観法に基づいて重要な資源を景観重要建造物や樹木、公共施設として指定すること、良好なまち並みの誘導のためのルールづくりの仕組みである景観協定の制度、また、さまざまな景観の取り組みを進めるための組織である景観協議会や景観整備機構など、景観法の積極的な活用を示しているところでございます。
 次に、その下の部分、大きな枠のところでございますが、こちらは第4章のところでございます。三鷹市独自の取り組みを示しておりますが、その中で新条例──左側にありますが、そのところのまる1、農の風景保全地区(仮称)制度の創設とありますが、農の営みを保全するため農地と屋敷林、屋敷、倉など、農の風景を構成する要素を一体としてとらえ、保全のための支援の仕組みを検討するとともに、周辺と調和したまち並みを誘導していくことを考えております。
 また、その下のまる2、まち並み資源図の作成、公開。コミュニティ住区ごとに地域固有の資源を生かしたまちづくりを展開するため、まち並み資源図を作成し、公開していくと。それによって、市民と事業者が共有化を図る、周辺環境との調和、そういった誘導が可能になってくると考えております。
 続いて、その右側のまる3からまる5のところでございますが、先ほども御説明しましたガイドラインの作成、また市民主体の宣言制度、市民活動団体認定制度の創設、表彰制度の創設、こういったところが三鷹市独自の取り組みで、新たな条例に盛り込む内容として検討しているものでございます。
 また、その下、一番下のところでございますが、まちづくり条例との連携。これまでも開発事業を環境配慮制度により定性的に景観誘導してきましたが、本計画で方針や基準を明確にし、これと連携、整合を図り、質の高い風景・景観誘導を行うため、事前協議などの拡充を図ってまいります。
 ここで今、御説明した内容を6ページのところにですね、新しい体系と既存体系の拡充というイメージを載せております。右側の都市計画法等に係るまちづくり条例の既存の体系が、左側の新しい体系とどのように連携・補完していくかという、そういったイメージを示したものでございますので、あわせて御確認いただければと思います。
 また、恐縮でございますが、今度は4ページ目の方に戻っていただきたいと思います。第3章の景観法の取り組みの中で方針、基準がございますが、方針につきましては、自然の基盤から地域コミュニティまで、5つの特性ごとにこのように整備をしております。それぞれの方針を記述しておりますが、誘導していくイメージをお示しします。
 ここでまた大変恐縮ですが、資料2−1、本冊の方の57ページをお開きいただきたいと思います。こちらが自然基盤の概念図ということで、こういった地域をですね、重点的な軸・地区という形で示しておりますが、この地区の誘導のイメージが隣の58ページ、イメージ図になっております。上の方が河川沿いの誘導イメージ、下の方がふれあいの里の誘導イメージということでございます。
 同様にですね、次に60ページ目、こちらは農の営みに係る概念図ということで、農地の多い部分を楕円で振っておりますが、その次の61ページに農のある風景の地区の誘導イメージを掲載しておりますので、こちらの方で確認していただければと思います。
 同様に、次に63ページ目の方が歴史・文化に係る概念図ということで、市内にある街道、文教、芸術・文化施設等を示しているところでございますが、その誘導イメージが64ページ、こういったイメージで誘導を図っていくということを示しております。
 次に66ページ目、活動の骨格に係る都市整備の拠点の図ということで、活性化の拠点などを示しておりますが、67ページ目のところに活性化のエリアの1つであります商店街の誘導のイメージを図にしております。方針のイメージの最後でございますが、70ページ、地域コミュニティに係る誘導イメージということで、地域のシンボルとなる樹木の保全、また、周辺環境と一体となった誘導イメージ、そういったものを示しております。
 こういった誘導をこの計画の中で考えているところでございます。
 最後に、今後の予定でございますが、次の段階で素案という形で取りまとめまして、来年度中にこの計画は確定していきたいと考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  項目イについての質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  済みません、よろしくお願いします。1点だけなんですけど、風景・景観ということで、第4次基本計画の方にも空き地・空き家条例の検討ってあったかと思うんですね。やっぱり風景・景観というと、やっぱりその辺が非常に大事になる部分かと思うんですが、この中にはそういう記述は全くないんですが、ちょっとその辺の考え方について御説明をお願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  空き家条例について、関連で風景・景観計画の中にないのはどうしてかというお尋ねですけども、風景・景観計画っていうのはですね、どちらかというとまちのイメージですね、あるいはデザインとカラー、そして農地とか保全すべきもの、こういうものを含んで形成される1つの緩い規制なんですね。それで、空き家というのは個別に、あいている家をですね、ネットワークして、例えば災害のときに使うとか、あるいはあいている家が防犯対策上問題がないかということを検討したり、あるいはあいてるがゆえにネズミの巣になってるから困るじゃないかとかですね、個別の施策との具体的なつながりが強いので、あえてこの中で空き家条例との関連というのは触れてないんです。だから、直接ね、風景と空き家ってのはですね、空き家があるから、それで風景・景観上問題があるっていう、そういう問題設定をしてないので、ここでは触れてないということで、ほかの施策では全部空き家は出てきますので、よろしくお願いします。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。空き家になっているところの木が繁茂してしまっているというところで、風景でいうと非常に汚点になるところなので、そういう記述が少しあってもいいのかなと思って質問させていただきましたが、そういうことで理解させていただきます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  では、1点、三鷹の風景と景観づくりの計画っていうことで、重点地区を指定してですね、きめ細かな誘導を図りますということで、概要の5ページの骨格案区域図でも、例えば本当、この三鷹の住環境、緑豊かな、23区に隣接している都市でありながら、都市農地があって、中央線沿線の閑静な住宅街ですね、農地も含めた住宅街が南の側にあるというのは本当に好きなところで、これを守っていく必要があるというふうに思ってます。その住環境を守っていく、また緑や農地を守っていくに資するね、計画にしてほしいと思うんですけれども、北野の里がそれに資するものなのかっていう点をどのように考えているのかお伺いしたいというふうに思います。
 北野の地域は、本当に農地でいうと三鷹の貴重な都市農業がある地域で、屋敷林もある立派な農家もありますし、緑を残す、農地を残すという点でも、また三鷹の原風景を残すという点でも、今ある現状がやっぱり原点だというふうに思うんですけれども、この北野の里の計画で進めると、そういう今ある北野の原風景っていうのは守られるものなんでしょうか。外環道路計画に基づく中央ジャンクションの影響というのは大きいので、国交省が出しているものでは不十分だし、イメージがわかないっていうのがあります。実際守れないんじゃないかという不安があるんですけれども、ここの緩やかな誘導の部分にも入っているので、どういうふうに考えているのかお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  御指摘いただきました北野の里についてお答えします。本当に風景・景観計画の中で風景・景観のプラスの要素として資するのか、実際そういう資格があるか、どういうものなんだというお尋ねですけども、資するものにしたいということですね、今後。だから、おっしゃるとおり外環計画と重なってますから、これから検討をして内容を固めていくものですから、その内容についてですね、記述が余りないですよね。それは、これから豊かにしていくからですけれども、間違いなくあのエリアについてはですね、方向として、ワークショップを通じてですね、北野の里的な農地を残した空間にしてほしいというところまでは市民要望を受けとめましたから、その先の具体的な内容について、またきちっとした枠組みをつくって皆さんで議論をして、まさに風景・景観の要素として資するものにしたいと、こういうふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  北野の里の地域ですけれども、やはり三鷹の原風景を残している農家もありますし、地域特性もあるので、外環道路計画を前提にした開発を進めていけば、そういう三鷹が残すべきね、次の世代につなげるべき風景を残せないだろうと、僕は、外環道路計画について見直しをしなければその風景は守れないっていうふうに思います。
 ただ、この点ではしっかりと地域の声を聞いて詰めていく必要が十分にあるので、ここの地域の対応をですね、これからも長い取り組みが必要なので、注意して携わっていきたいと思っています。よろしくお願いします。三鷹市の方も、原風景を守れるように、今ある形をですね。何を残していくのかっていう視点を厳格に考えて進めていっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(白鳥 孝君)  まず風景・景観という名称等が、私はさんざん言ってるとおり反対でございまして、まず風景なんですけども、今、前者が言われた風景とまた私の風景の中のイメージは違うんですけれども、風景というのはやはり今あるイメージと、それから昔あるイメージ、そしてこれからのつくっていくイメージ等々があるでしょうけども、景観というのは、やはりこういうものをきちんとこういうことで守っていきましょうということをですね、やっていかなければならないということで、そういう意味で、なぜこの風景ってくっつけてるのかなっていうのが、ちょっといまだにイメージがわかない。また、この中に書いてあることが、風景ってのは何ぞやということになってしまうので、もう一度しっかり私も勉強しなければいけないかなというふうに思うんですけれども。
 その中で、風景っていうとすぐ、やはり市民の方、また皆さんもそうでしょうけれども、農村というか、農のある風景とかという風景をすぐにイメージしてしまう。これ、ビルの中にあってもビルも風景なんですけれども、その意味で、果たしてビルの風景をイメージしていただけるかどうかっていうのは、どのように今後の風景ってのを描いていくのか。そしてまた、その中で文章としてやっていくのか。その中でもう1つ、まちづくり条例というものがございますけども、それとの兼ね合いというか、その辺はどのようにやっていくのか、その辺をお聞きをします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  御質問ありがとうございました。まず1点目の名称につきましては、41ページをごらんいただくとですね、風景と景観という、これまでの議論をまとめてしっかりと定義をしたところがありますけれども、委員おっしゃるとおりですね、今の風景、それから昔の風景、これからの風景というふうに考えると、風景っていうのは歴史的にそういう時間軸を持った景観であることがわかると思うんですね。
 それで、逆に景観というのは今の景観だろうと、そのとおりです。ですから、景観と風景のすみ分けというのはそういうふうに考えていけばいいんですが、名称についてはですね、前回もお答えしたようにさまざまな御意見もいただいておりますので、鋭意まだ検討をしておりまして、あくまでもまだ仮称でございますので、我々もまたより研さんを深めまして、この名称については最終的に詰めてまいりたいと、こういうふうに考えております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  まちづくり条例との関係の御質問をいただきました。80ページのところにですね、ちょっと本当に簡単に今のところは触れているだけなんですが、2のまちづくり条例との連携による取り組みということで、これまでも環境配慮指針ということで、景観についてはですね、基準は特に設けてなかったんですが、定性的な形で周辺環境との調和ということで事業者の方にお願いして、よい景観・風景をつくっていただくということで進めてきたところでございますが、この計画策定にあわせてですね、一定規模以上の事業につきましては、影響力が大きい事業ということで、これまでの開発事業に対象としてた事業と、特に重点地区──景観基本軸、あるいはふれあいの里周辺ですね、そういったところについては一体的な調和した環境になるように、そういったところを基準を整理しながら定めた上でですね、事前相談、事前協議を拡充して進めてまいりたいというように考えております。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  それではですね、ウの三鷹市公共施設維持・保全計画2022(仮称)素案についての説明を求めます。


◯公共施設課長(若林俊樹君)  それでは、三鷹市公共施設維持・保全計画2022(仮称)素案について御説明いたします。
 資料の方の3の1ページ目でございますけれども、本計画の目的ということで書いてございますけれども、皆さん御承知のとおり、市の施設が大分老朽化等をしてきている段階でございますので、この目的の中で、保全の方法としていろいろな手法がございますけれども、この中で予防保全を中心にしてこの計画を立てるということで、目的としてはその予防的な保全によって長寿命化を図り、ライフサイクルコストの縮減を図ることを目指すという形をこちらでうたっております。
 位置づけでございますけれども、2ページ目の図をごらんいただきたいと思いますけれども、本計画の位置づけにつきましては、真ん中のところですね、平成20年に三鷹市におけるファシリティーマネジメントの推進に関する基本的方向というものが出ておりますので、それに基づいて今回本計画を策定するということでございます。
 3ページ目については、市の現状と課題ということで、3ページ目には現状の人口の傾向を表記してございます。
 4ページ目の表のところでございますけれども、これは市の施設、分類して表記されてございますけれども、この表のところで市の所有している建物の棟数として全部で613棟、面積として約31万平米強の面積があるということでございます。
 5ページ目の方の表でございますけども、その下の表のところで築年数ごとの面積をあらわしております。ここで分けてございますけれども、築30年以上のものが56.9%、30年から15年の間のものが21%、15年未満のものが22.1%、これが市の建物の現状ということでございます。
 6ページ目でございますけれども、6ページ目、7ページ目、8ページ目にかけましては、市の施設のですね、耐震化の整備の状況ということで、現在やっております防災上重要な公共建築物の109棟についての耐震の状況と、今後の予定等について記述させていただいております。
 続きまして9ページでございますけれども、課題ということで、これにつきましては都市再生ビジョンの中でうたわれている3項目、長寿命化をする、財政等を踏まえて健全に対応する、緊急的に必要なものについては行っていくということで、現在、公共施設についての課題等も整理されておりますので、これに従っていくという形でございます。
 10ページ目でございますけども、その下のエというところでございますけれども、保全にしても、建物を維持管理していくには非常に財政的に負担になりますので、この計画の中でもうたっておりますけれども、あくまでも財源調整をですね、しっかりして行っていくということでございます。
 11ページ目でございますけれども、今回の計画の対象施設ということで、ここの枠で囲んであるところに4つ、このような条件のものを選んで対象とすると。その結果ですね、今回対象とするのは92施設、棟数にして151棟という形を対象として考えております。その枠の下に書いてございますけれども、市の施設が613棟あって、今回は151棟ということでございますけれども、この151棟が市の保有する建物の延べ床面積の約85.3%と、ほぼ大多数のものが含まれているということでございます。それによって選ばれたものが11ページから16ページまで、ここに表記されている施設を今回の対象とするということでございます。
 17ページ、計画期間でございますけれども、(1)の方の長期保全計画(シミュレーション)、これにつきましては、第4次基本計画の期間と合わせて平成23年から平成34年までの12年間とすると。(2)の中期保全実施計画でございますけれども、こちらにつきましては4次計の見直し、ローリングと合わせて一次、二次、三次という形でそれぞれ計画するということにしております。
 18ページ目でございますけれども、維持・保全計画の内容ということで、(1)の方で分析の方法として基本的に重要なことということで、1番、安全性の視点、2番目に機能性、3番目に経済性、4番目に環境性、5番目に景観性、これを考慮して行うという形でございます。
 あと19ページでございますけれども、この下の方の表でございますけれども、現在の建物の現状の分析の方法ということで、1番目にですね、長期保全計画のシミュレーションをつくると。2番目に優先度の高い施設の絞り込みと。この条件としては、備考の方にございますけども、ア、イ、ウという形でこのような施設を優先すると。3番目として、その内容をですね、財源調整をしながら検討していって、4番目として、中期保全計画を作成するという形をとっております。
 20ページ目につきましては、耐震補強工事のですね、今後の平成28年度までの予定の分を記載させていただいております。
 21ページにつきましては、それの今回の長期保全計画と中期保全計画の策定のプロセスを図にしたものでございます。
 22ページのところの最初、長期保全計画(シミュレーション)という形でこちらで記載してございますけれども、この長期保全計画については、望ましい工事の対象部位、工事の時期、予防保全の事業費を算出したもので、これが12年間ですと、23ページの方の表になります。これはあくまでも、今現在のデータをもとにですね、シミュレーションした数字ということで、各年度によって棒グラフの方の出っ込み引っ込みが非常にありますので、これは財源調整の中で平準化して、それぞれのところ、中期実施計画の中で処理していくという形を述べております。
 そのところの(4)第一次保全実施計画でございますけれども、こちらについては、その下のところの部位の分類による優先度という形でですね、それぞれの部位についてどれだけ優先かということで、1として最重要、2として重要、3として一般という形で区分けしまして、それにつきましては、そこの下から24ページまでの表という形で判断の基準としております。
 実質的な第一次保全実施計画の基本的方向と書いてございますけれども、その下の表から25ページ目にわたりまして、平成23年から平成26年までの予防保全として行う事業について、こちらに計画として記載させていただいております。この下段のところの文章から26ページまでの間にその内容について書いてございますけれども、これも今後、情勢とか、いろいろな変化があったり、財政的な問題があるんで、逐次見直しを図っていくということを記載させていただいております。
 27ページ、推進の体制ということでございますけど、こちらに記載されています絵を見ていただきたいと思いますけれども、まず今回の計画ですね。計画を立案して、それを補修・修繕工事を行う。それについて財政調整とかいろいろありますけれども、時点修正を行って、また回していくという形のですね、評価・検証・見直しという形のサイクルでですね、今後、引き続いて行っていくということ。(2)の方としては、先ほども申しましたように、財政課との財源の調整が必要ですので、そのことについて記載させていただきました。
 28ページの(3)、最後でございますけれども、施設の現状の調査の拡充ということで、現在、特殊建築物の定期調査とかですね、今後は現地の巡回を頻繁に行って、それらの状態の状況を、今私どもで入れておりますデータベースシステムに組み込んで今後の計画の中に反映させていく、このような形で計画を進めていきたいということで本計画をお示ししたところです。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  これより項目ウについての質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  お願いします。8ページのところの北野ハピネスセンター、体育館なんですが、記述のところで、米印の2番ということで、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に集約予定の建築物となって、集約っていうと、何で集約するのに建てかえなのっていうことがあるので、一部集約予定の、何で集約するものを建てかえるんだって、あんまり御存じない方は疑問なだけだと思うので、ちょっとその辺の表記の仕方は少し考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。以上です。


◯公共施設課長(若林俊樹君)  今おっしゃるとおり、ハピネスセンターについては一部集約するということで、建物自体は残りますので、その辺についてはちょっと表記の仕方を考えたいと思います。


◯委員(寺井 均君)  くるみ幼児園、お子さんの部分の方は集約されますけれども、成人の方の部分は残るので、心配されてはいけないので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  28ページの最後の施設の現状調査の拡充っていう点で、今後調査拡充していくっていうことと、データベースの更新を適切に行っていくということですけど、イメージと年次的な側面をどういうふうに進めていくのか。ずっと継続的に進められていくものなのか、それともある期間を区切って全体的に把握して、それを反映させていくのか。ローリングもあるかとは思いますけれども、一定の区切りというのをされて進めていくのか、お伺いします。


◯公共施設課長(若林俊樹君)  今の御質問でございますけれども、これはあくまでも維持・保全計画ですので延々と続くものと、私どもの方は理解しております。ここに書いてありますように、特殊建築物の定期報告、これは毎年行っているものです。法律的に定められて、やらなければいけない。そのときに当然劣化の部分も調べますので、それについては、その都度データベースの方に入力していく。当然補修が終わったところについても、データベースの方で更新が終わったという形でデータを入れてですね、そうしますとその建物の今後のかかる費用がまた変わってきますので、あくまでも毎年といいますか、逐次データを入れて、その都度最終的にはそれを反映させていくという形になるというふうに考えております。


◯委員長(吉野和之君)  それではですね、項目エ、用地説明会についての市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  三鷹3・4・7号三鷹国分寺線用地説明会について、資料4の方を用いながら御説明させていただきます。
 まず開催の目的でございますが、この都市計画道路のですね、下連雀五丁目から下連雀七丁目まで、約0.8キロメートルの区間に事業認可が12月の初めにされたわけでございますが、それに伴いまして地権者に対して用地補償の説明を行うというものでございます。
 その対象者への周知でございますが、資料4−1に添付しました用地説明会のお知らせ、こちらをですね、1月13日に計画線内の地権者約150人に配布しまして、お知らせをしたところでございます。こちらの4−1にありますように、中央通りの東側から狐久保の東側約100メートル先ですね、そちらにかけて事業区間0.8キロメートルということになっております。
 開催日時は1月27日、市民協働センターの方で実施いたしました。
 開催の結果でございますが、来場者数が86人ということでございました。
 配布した資料、あわせて説明した概要を簡単に御説明しますと、資料4−2に公共事業と補償という資料がございます。まず、こちらの3ページ目から4ページ目をお開きいただきたいと思います。説明した内容としましては、補償を受けられる範囲ということで、土地の所有者、建物の所有者等に限られるという御説明ということと、補償のあらましとしまして、土地売買代金、物件移転補償金、建物移転補償費等、4ページにかけたそういった補償の内容を説明をしたところでございます。
 続いて、こちらの4−2の6ページ目になりますが、生活再建のために移転資金の貸付制度があると、こういった説明、また、7ページ目の中段に公営住宅のあっせんとございますが、そういった制度もあるということを説明していたところでございます。また、その下の税金の優遇措置ということで、5,000万円の特別控除、こういった制度もあるということを説明したところでございます。
 そして、こちら4−2の1ページ目、2ページ目のところをお開きいただきたいと思います。物件補償の流れをこちらの方で説明をしたところです。1ページの右側の4と書いてある物件等の調査から、2ページの土地の引き渡し、こちらの流れで進めていくということを説明したところでございます。
 また、最後にですね、物件調査を行う委託会社、4つの会社があるということで、その会社の紹介もあったところでございます。
 その説明会の中で出た主な質問・意見、2の(3)のところに掲載しておりますが、残地を有効活用した整備、また早期整備への要望。また一方では、拡幅によるコミュニティ分断への懸念。自転車道についての意見。また、一番多かったのがですね、今後の進め方、手続ということで、その(3)のところに記載した下の4つでございますが、今後の具体的なスケジュールとか、アパート在住者からの御意見とか、家主さんの御意見、買収の時期等、そういった質問が多く出されたところでございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、これよりエに対する質疑に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それではですね、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時40分 休憩



                  午前11時47分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時47分 散会