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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年まちづくり環境委員会) > 2012/11/19 平成24年まちづくり環境委員会本文
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2012/11/19 平成24年まちづくり環境委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩



                  午後1時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時30分 休憩



                  午後1時33分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯建築指導課長(山崎良平君)  よろしくお願いいたします。私のほうからは、アの三鷹市建築安全マネジメント計画について策定しましたので、御報告させていただきます。この計画につきましては、9月の本委員会で素案を御説明させていただきました。その後、10月にパブリックコメントを行い、本委員会でいただいた御意見とパブコメでいただいた御意見を一部反映しまして確定させていただきました。
 まず、9月の本委員会でいただいた御意見ですけれども、本冊、資料1−2の23ページをお開きください。業務の重点化の中で2行目、危険老朽空き家対策につきまして積極的に取り組むという記載がございましたけれども、具体性や方向性が見えないとの御意見をいただきました。これにつきましては、本計画の策定主体である建築基準行政をつかさどります特定行政庁としての視点と、地方公共団体であります市との関係性を整理させていただきました。
 具体的には、15ページの中段の(5)をごらんください。(5)、危険老朽空き家対策の検討のところでございますけれども、この中の上から2行目以降に、特定行政庁として緊急措置の検討など、安全対策に取り組むことを記載しまして、下から2行の部分に、特定行政庁に限定されない地方公共団体である市としての取り組みとしまして、市では空き家等対策庁内連絡会議を設置して条例化の検討も含めた全庁的な協議を開始している旨を記載させていただきました。
 続いてパブリックコメントですが、市民お1人から3項目、関係団体である東京建築士会から18項目、合計21項目の御意見をいただきました。御意見の内容と対応につきましては、資料の1−1をごらんください。こちらに一覧表として取りまとめさせていただきました。この中で、本計画に反映させていただいた3項目につきまして赤字で記載しております。
 それでは、1ページおめくりいただきまして、赤字で記載の8項目め、本冊でいいますと10ページになります。検査済証の交付率からみた既存建築物の状況についての記載ですが、木造2階建て住宅など小規模建築物は、検査済証がなくても使用できる。過去に完了検査を受けることなく使用されとの一律な表現につきまして御意見をいただきました。法律による使用制限がないこともありを追記したほうがよいとの御意見でした。この御意見につきましては、同じく10ページの3行目の中ほどに追記させていただきました。
 2点目は、資料1−1の15項目め、本冊でいうと16ページでございます。下段の(2)、既存の違反建築物への対策につきまして、違反建築物のみを強調している。既存不適格もあることから、丁寧な説明が必要であるとの御意見をいただきました。この御意見につきましては、違反建築物と既存不適格建築物の違いを明確にするため、15ページ下段に(6)として既存不適格建築物の安全性の確保の項目を新たに設けまして、丁寧な記載を行いました。
 3点目でございますが、資料1−1の最後のページ、21項目めの項でございますが、本冊の23ページをお開きください。こちらの(3)、人財の育成の項目におきまして、建築確認申請という表現は確認検査業務ではないでしょうかとの御意見でございましたが、まさに御意見の表現が正確でしたので文言を修正いたしました。
 そのほか、いただきました御意見と本計画での対応につきましては、資料1−1のとおりでありますので、後ほど本冊とあわせて御確認いただければと思います。説明は以上でございます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  よろしくお願いいたします。三鷹市景観づくり計画2022(案)について、素案からの主な変更点を御説明させていただきます。資料2をごらんください。まず、計画の名称についてですが、三鷹市景観条例と名称の整合を図ることから、三鷹市景観づくり計画2022(案)に変更いたしました。本日は、三鷹市景観づくり計画2022(案)、景観づくりのガイドライン(案)、三鷹景観づくり計画2022「素案」に係る市民意見等への対応の3点について御説明させていただきます。
 資料の順番が前後し、恐縮ですが、最初に三鷹景観づくり計画2022「素案」に係る市民意見等への対応から御説明させていただきます。資料2−3を御用意いただければと思います。8月に実施しました計画素案へのパブリックコメントや7住区で開催した住民説明会において、41件の御意見をいただきました。また、三鷹市まちづくり推進委員会で10件の御意見を、さらに三鷹市都市計画審議会では7件の御意見をいただきました。全体では58件の御意見が寄せられたところでございます。
 本日は、計画に盛り込みました主な意見とその対応の方向性について御紹介させていただきます。薄く塗り潰しております箇所が新たに計画に反映した意見となります。まず、2ページをごらんください。5番目の意見でございます。左側にナンバーが振ってありますところの5番をごらんください。住区別の景観の特性と課題、(2)、東部住区において、牟礼たんぼの起源や歴史等を記載してほしいとの御意見があり、追加記載しました。
 次に、3ページをごらんください。13番目の御意見でございます。東部住区のまち並み資源図に牟礼用水の記載要望がありました。対応の方向性につきましては、牟礼用水が以前通っていた正確な位置は不明なため、趣旨を反映し、玉川上水取水堰と分水取入口を記載しました。
 次に、まちづくり推進委員会でいただいた意見と、その対応の方向性について御紹介いたします。8ページをごらんください。1番目の意見でございます。第1章に計画策定の背景と目的が一緒に記載してあるため、わかりにくいとの御意見をいただきました。対応の方向性につきましては、計画書冒頭のはじめにの部分において策定の目的を明確に記載することとしました。
 また、4番目の御意見といたしまして、「風景」と「景観」の使い方についての御指摘をいただきましたので、該当箇所を修正いたしました。
 続きまして9ページをごらんください。8番目の意見でございます。誘導・指導に従わない事業者への対応はどうなるのかとの御意見をいただきました。こうした場合には、景観法や景観条例に基づく勧告、変更命令等が行われますので、本計画書においても勧告等について記載した景観条例に基づく事前協議制度を追記しました。
 また、このほかにも本委員会を初め、都市計画審議会、まちづくり推進委員会の委員の皆様から多くの御意見をいただき、補強・修正しております。
 計画書の主な変更内容について御説明させていただきます。資料2−1をごらんいただきたいと思います。素案から案にする段階で変更した箇所につきましては黄色く塗り潰しをかけている箇所になります。1ページおめくりいただきまして、まず、はじめにをごらんください。今回新たに記載した部分ですが、先ほど御説明いたしましたとおり計画策定の目的及び背景をわかりやすく記載しました。
 続きまして28ページをごらんください。井の頭一丁目から井の頭四丁目としていたものを井の頭一丁目から井の頭五丁目に修正いたしました。
 続きまして、35ページをごらんください。三鷹駅前地区再開発基本計画区域内の景観づくりについて、広場やオープンスペース等の計画的な配置を進めるとした記載を追記しました。
 続きまして、36ページからの(5)、コミュニティについてです。36ページから40ページに記載しました「風景」と「景観」の表現が適切となるよう、全体的に見直しをいたしました。
 続きまして、43ページをごらんください。水車経営農家の旧態をとどめる貴重な景観である新車の記載を追加しました。また、同様に、48ページに牟礼たんぼと武蔵野の面影を追記しました。
 続きまして、62ページをごらんください。まちなかに残る農地の記載において、上連雀地区とともに下連雀地区の仙川周辺を追記しました。
 続きまして71ページをごらんください。景観づくりの基本的な考え方に、三鷹市景観審議会の設置について記載しました。三鷹市景観審議会につきましては、その役割を明確にし、今回新たに景観づくりの推進体制として159ページにも追記しておりますので、あわせて御確認ください。
 続きまして73ページをごらんください。東日本大震災の際に、農地が防災上のオープンスペースとしての機能を果たしたことについて追記しました。
 続きまして、82ページをごらんください。重点地区の名称をわかりやすく変更しております。例えばこれまで大沢の里・国分寺崖線重点地区としていたものを、大沢の里重点地区、国分寺崖線重点地区に名称を分け、ふれあいの里の位置づけを明確にしました。牟礼の里・玉川上水重点地区も同様であります。さらに、右側の83ページにおいては、勧告、変更命令等が規定されている景観条例に基づく事前協議制度を誘導の流れに追記しました。
 続きまして、少しページが飛びますが148ページをごらんください。建築物、工作物、開発行為等による届出対象行為及び規模一覧表を追記しました。工作物につきましては、届け出対象となるものを具体的に記載しました。
 続きまして、150ページをごらんください。まちづくり条例に基づく事前協議制度と景観条例に基づく事前協議制度の関係や、景観法の届け出と建築確認の流れを新たに記載しました。まちづくり条例で定める開発事業及び特定開発事業を行う際には、まちづくり条例に基づく事前協議、事前相談を行う必要があります。今後、三鷹市景観条例が制定されますと、まちづくり条例の事前協議、事前相談の中で景観条例に基づく景観誘導をあわせて協議していくこととなります。また、景観法に基づく行為の届け出は、まちづくり条例に基づく事前協議が終了した後に行うこととなります。建築確認申請との関係についてですが、景観法においては行為着手の30日前までに行為の届け出を行うことが定められております。しかしながら、法において建築確認申請と連動した規定はございません。そこで、建築行政の面からも確実に確認できるように、建築確認申請の前に届け出が出されるよう、三鷹市景観条例で定めていく考えであります。また、151ページでは、まちづくり条例に基づく環境配慮制度として、景観条例に基づく事前協議制度とまちづくり条例との関係を記載しました。
 そのほか、107ページから119ページのまち並み資源図を修正、補強しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 続きまして、資料2−2をごらんいただきたいと思います。景観づくりのガイドライン(案)となります。こちらは大きな修正はございませんが、計画書における重点地区の変更に伴い、27ページの重点地区の変更等を行いました。説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、これより今報告のありました、項目ア、イについての質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。三鷹市建築安全マネジメント計画で、今回追加になったという15ページのところの既存不適格建築物の安全性の確保というところなんですけれども、いわゆる確認申請の必要ない修繕工事が行われているということで、確認申請が必要ないということで、一戸建てに修繕が行われているときに現行基準への適合を誘導するってなっているんですけれど、これはどの時点で──建築が始まってからだとちょっと難しいと思うんですけれど、どの時点でそういうチェックをすることができるのかどうかっていうことで、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  既存不適格の戸建ての場合のチェックのタイミングといいますか、いろんなケースがございまして、建築主さんが事前に御相談に来ることもあります。そういう場合はですね、その相談の機会を捉えまして、報告、建築確認をとっているのか、とっていないのかから始まりまして、どんな計画をされているのかというようなことをお尋ねしまして、誘導させていただきます。
 そのほかにも、現地をパトロールしている段階で、工事用のシートなんかがあったりしますと、建築確認をとっている現場であれば、こちらも情報があるんですが、何も手続がないものは、現地に行って、ああ、何か工事をやっているというようなことがわかりますので、その場合は市のほうに来庁をお願いしまして、計画の内容について御説明をし、なおかつその第12条第5項の報告を求めて、いただいております。大きなパターンとしてはそういうことになります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。三鷹市は広いですので、パトロールといってもなかなかわかりづらい部分があって、ある程度家が建って5年、10年たった人に、いつの間にかちょっと建て増しじゃないですけれども、できちゃう可能性っていうのは多いと思うんですね。まず1つは、工事か何かやっているよっていうときには、これはパトロールしてわかれば、必ず声をかけて何をなされているんですかですとか、どういうものなんですかということは必ずやられるのかどうか、まずそれを最初にお願いします。


◯建築指導課長(山崎良平君)  パトロールにおきまして、工事をやっているということであれば、必ず確認をさせていただきます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。それで、気がつかなくて、終わった時点で、あれ、ちょっと前と少し感じが変わっているぞというときに、何をなされたんですかということを、その家の方に質問したりするっていうことはあるのでしょうか。


◯建築指導課長(山崎良平君)  陳情というケースもございまして、お隣で何かやっていると、違法ではないのかと、こういう情報をもとに調べるケースもございますけれども、現実的にはですね、既に工事が終わっているものについてはなかなか指導が難しいということが現状です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。違法建築と思われる家っていうのは結構三鷹市でも多いと思うんですけれども、都度ごとに御指導というんですかね、当然されるかと思うんですけれども、余りにも密集していて、なかなかポンプ車っていうんですかね、通れないっていうところがあるかと思うんですけれども、方向として、三鷹市として、そういうものに対してはどのように対応するっていうんですかね、されるっていうのを原則にしてやられているのか、最後ちょっとお聞きしたいと思います。


◯建築指導課長(山崎良平君)  密集しているということでありますと、一番肝心な道路が、接道がないというふうなケースが市内随所にあります。接道がないということは、正規の建築確認がとれないということになりますので、そういうケースであっても、法に定められた最低の道路幅員、4メートルありますので、自分の敷地の中でその最低幅員を確保していただけるように御指導は差し上げております。


◯委員(田中順子さん)  済みません、ちょっと声が出ないので申しわけないんですが。景観づくりのほうですけれども、今市民の方からのいろんな御意見があって、訂正した部分がありますけれども、本文の48ページの牟礼たんぼです。これについては、7行ですか、入れていただいたということです。そこにビオトープの写真が載っているんですが、基本的にこれはその地域の文化といいますか、それを残すためにということでと思いますが、これについてはあれでしょうか、その後市民の方から御意見があるんでしょうか。何かございますか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  牟礼たんぼの記載につきましては、説明会等の中で三鷹台団地があった以前の場所に牟礼たんぼがあったということをきちっと後世に伝えるようなことで、計画書の中にも反映してほしいという御要望がございまして、私どもでも今回、牟礼たんぼと武蔵野の面影ということで、実際に今お話あったように三鷹台団地のビオトープと牟礼たんぼの田植えの風景が完全にマッチするわけではないんですけれど、そういったことで三鷹台団地のビオトープを設けるような形で、開発の中で指導をさせていただいた経過もございます。
 確かに写真の位置がここの記載の真横ってなっていて、少し違和感があるということで多分御意見いただいたんだと思いますので、写真の位置等とか、全体的に案を確定するときに、もう一度よく見させていただきたいというふうに事務局のほうでは考えております。


◯委員(田中順子さん)  ありがとうございます。それで、この牟礼たんぼの復活についてはその後何か市民の方からの動きというのはあるんですか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  住民協議会の方々のほうからは、直接牟礼たんぼを復活というお話はいただいているところではないんですね。我々としては、こういう景観づくりの計画の中でしっかりと後世に伝えていきたいという思いをまず反映させていただいたんですが、今後いろいろとこういった記載をしていく中で地域の皆様に御意見等を承りまして、どういうふうな対応ができるのか、市としても考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(白鳥 孝君)  済みません、今の関連質問なんですけれど、牟礼たんぼが出てはいるんですけれども、じゃあ、ほかのところ、例えば島屋敷だとか、いろいろな、昔、旧のところがいっぱいあちこち、まだまだ調べれば、この牟礼たんぼだけではなくてね、今は団地になっちゃったとかっていうんじゃなくて、またほかでは住宅になったところもあるかと思うんですけれども、そういうところをもうちょっと調べていただいて、牟礼たんぼだけじゃない面影がきっとあるんではないかなということ。これ、牟礼たんぼだけ、ここだけ突出すると、だんだん多分田んぼつくってくれという要望も出てくるかなというふうなところもあるので、それはまた、それはそれでいいんですけれども、ただ、そういうふうに突出してしまうと、あちこちあるんだよということも示していただかないといけないかなというふうに思うんで、そこら辺はどういうふうに思っているのか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今の御指摘のとおりでございますが、この計画書の中で、景観資源となるような、そういったものについては、この時点でございますが、記述させていただいていると。
 あと、先ほどちょっと説明を省略いたしましたけれど、107ページから各住区ごとの景観資源図がございます。こちらについても、地域の説明会をやったときに、こちらの資源図にかなり御意見いただきまして、その中で補強、追加した部分がございます。こういったものを今後さまざまなまちづくりの中で、それを基本として展開をしていくと。まだ計画書の中で全てを網羅できていないのは御指摘のとおりでございますが、今後そういった展開の中で、さらに計画書もこれでずっと変えないということではありませんので、そういった積み重ねを重ねていきながら、市民の方の御意見をさらに丁寧に聞きながら進めていきたいというように考えております。


◯委員(白鳥 孝君)  ぜひそういうふうなことで、三鷹市の中の面影っていうのはいっぱいあるということをぜひ頭に入れておいていただければありがたいかと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、引き続きまして、項目ウ、エに対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  それでは、報告事項の3番目、三鷹都市計画地区計画下連雀五丁目地区地区計画の変更(原案)について御説明いたします。資料3をごらんください。1の概要及び経過についてです。公庫総合運動場がありました当該地区は、平成19年12月に独立行政法人整理合理化計画の閣議決定を受けて、土地所有者である株式会社日本政策金融公庫、財務省、独立行政法人住宅金融支援機構及び独立行政法人福祉医療機構の4機関により処分されることとなりました。市は地権者である4者が個々に土地の処分を行うことにより住宅等が建設されることを想定する中で、三鷹市のまちづくりに資する土地利用が展開されるよう各機関と協議し、平成23年2月に地区計画を都市計画決定しました。
 その後、学校法人杏林学園が大学施設敷地として取得し、当該地に新キャンパスの建設を進めていくこととなりました。市は大学として一体的に土地利用ができる立地環境を整え、周辺との調和を図るため、地区計画の変更を行うこととし、今回変更原案を示すものであります。
 次に、2の当該地及び権利者の状況でございます。(1)、当該地の用途地域等につきましては記載のとおりでございます。(2)の地権者でございます。日本政策金融公庫、財務省、独立行政法人福祉医療機構が所有していた合計約2万8,100平米の土地につきましては、既に学校法人杏林学園が取得しております。財務省との国有財産売買契約は10月17日に締結されました。現時点で未取得の独立行政法人住宅金融支援機構が所有する北東側約6,300平方メートルの土地につきましても、同杏林学園が取得する方向で調整していると聞いております。
 続きまして、変更する地区計画(原案)について御説明いたします。1ページ目をごらんください。まず地区計画の目標ですが、本地区は、三鷹市土地利用総合計画2022の策定に伴ったゾーンの変更などによる記述の変更があります。当該地区は都市再生ゾーンに位置づけられ、大学などの公益施設の立地環境を整え周辺と調和を図る地域であるとしています。変更内容につきましても、地区計画の趣旨に配慮しながらも、三鷹市土地利用総合計画2022に基づき、大学の新キャンパス計画と調和させ、道路など地区施設の一部の廃止、見直しを行うものであります。
 具体的には計画図を用いて説明させていただきます。本日情報提供させていただきました説明会の開催案内の2ページをお開きください。こちらの青い資料でございます。こちらの2ページをごらんください。下段に計画図1というものがございますので、こちらをごらんください。廃止する地区施設は区画道路1号、区画道路2号、緑道1号、公園1号です。公園1号の廃止に伴いまして、環境緑地1号、歩道状空地1号を連続させております。
 大変恐縮ですが、再びちょっと資料3に戻っていただきまして、2ページ目をお開きください。こうした内容を地区施設の配置及び規模の表にまとめておりますので、あわせて御確認いただければと思います。
 続きまして、4ページをお開きください。こちらが変更後の計画図となります。地区計画の地区施設としての位置づけはありませんが、大学の計画の中で敷地北側の外周部に緩衝帯となる緑地を大きく設ける予定と聞いております。こうした緑地を大学の開校時に一般市民の方にも開放し、歩行者、自転車等の通行に供することができるよう、大学側と調整しております。
 なお、5ページに記載しております壁面の位置の制限につきましては、変更ありません。
 最後に、今後の予定ということでございますが、7ページ目の都市計画の策定の経緯の概要書をお開きください。7ページでございます。本日御説明いたしました原案につきましては、11月19日から12月3日にかけて都市計画法の第16条の公告・縦覧の手続に入ります。それと同時に、原案に関する住民説明会を11月22日に牟礼コミュニティ・センターで開催する予定です。また、平成25年1月には都市計画法第17条の公告・縦覧の手続を行いまして、3月の都市計画審議会に諮問を行い、答申をいただき、3月末までに都市計画決定の告示を行いたいと考えております。説明は以上でございます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、私のほうから報告事項の4番目になります三鷹都市計画地区計画大沢三丁目環境緑地整備地区地区計画の変更(原案)について、資料4のほうで御説明させていただきます。
 まず資料4の4ページ目、総括図というものがございますので、そちらをお開きいただきたいと思います。地区計画の位置を示しております。赤く塗った部分が当該区域ということでございます。
 それでは、恐縮ですが最初のページに戻っていただきまして、1番目の概要及び経過のほうから御説明させていただきます。従前、当該地域は金融機関の運動場として緑豊かで開放的な空間を提供してきましたが、平成18年にその大部分、約1.6ヘクタールが処分された際、市はこの地権者と宅地開発を行う事業者に対しまして、周辺の樹林地などの緑と調和した良好な住環境を創出できるよう事業者等に協力を求め、理解を得た上で地区計画を平成18年8月に定めたものでございます。
 その後、本年8月に残りの部分、約0.6ヘクタールになりますが、こちらについても開発事業が行われ、市に事前相談が示されたところでございます。三鷹市は平成23年度に策定しました三鷹市土地利用総合計画2022の中でも、当該地区のゾーンを平成18年に定めた地区計画の趣旨を踏まえ、自然環境整備ゾーンから、より良好な住環境の保全・育成を図るべき地域として、住環境整備ゾーンに変更をしております。これらのことから、市は今回の開発事業者に対しましても、地区計画の区域を広げ、周辺地域の恵まれた自然環境と連携した緑のネットワークを形成した緑化を推進することなどを指導してまいりました。
 環境との共生、環境負荷の低減を図り、緑豊かで良好な景観と住環境を有するゆとりのある住宅地の形成と保全を目指すことを求め、おおむねの理解が得られたことから、地区計画の変更を急遽行うことといたしたものでございます。
 次に、2番目の当該地及び権利者の状況でございます。当該地の用途地域、都市計画の用途地域でございますが、第一種低層住居専用地域で、そちらに記載しているとおりでございますが、最低敷地面積は都市計画の中では100平米、また地区計画では110平米ということになっております。また区域面積は拡大する部分、既存の公園等も含めておりますが、約2万3,000平米ということになります。地権者は既にこちらにお住まいの95戸の住宅地の所有者と、道路、公園などの所有者である三鷹市と東京都に加えまして、今回開発事業を行う株式会社大京と近鉄不動産株式会社ということでございます。
 3番目の地区計画(原案)につきまして、1ページ目のほうの計画書の原案をごらんいただきたいと思います。今回区域を拡大することにより、変更あるいは追記した部分を中心に御説明させていただきます。面積は先ほど御説明したとおりでございます。地区計画の目標については、先ほどの1の概要及び経過で御説明しましたように、三鷹市土地利用総合計画2022の策定に伴ったゾーンの変更などによる記述の変更をしております。より良好な住環境の保全・育成を図るべき地域となったことを示しているものでございます。土地利用の方針なども基本的には変更はございません。
 次に、2ページ目をお開きいただきたいと思います。表の地区整備計画の地区施設の配置及び規模でございますが、今回開発事業で整備される幅5メートルの区画道路5号、またその下の区画道路6号、こちらが140メートルと30メートル、計170メートルを加えております。また、同様に、整備される公園370平米でございますが、もともとありました公園610平米と合わせまして公園2号として980平米という形で記載しているところでございます。
 さらに、そのほかの公共空地、住宅地の接道部に配置される環境緑地についても、今回の事業分340メートルを加えまして、計1,320メートルということにしております。
 ここで5ページ目の計画図をごらんいただきたいと思います。図面の左上の部分が今回新たに拡大する区域で、区画道路5号、6号、公園2号が配置されている部分が今回拡大する区域ということでございます。先ほど2ページ目の地区整備計画の地区施設の配置及び規模で示された内容をこの図で示しているものでございます。
 あわせて、説明会の御案内ということで、今度は黄色のほうのパンフレットがございますが、こちらの2ページ目のところに区域の概略図というものを載せております。ちょっと白黒なので見にくいんですが、網かけのハッチをかけている部分、左上の部分が今回広げる部分ということで、あわせて御確認いただければと思います。
 ここで、恐縮でございますが、資料4の2ページ目のほうに戻っていただきまして、先ほどの地区施設の配置及び規模の下のところに、建築物等に関する事項とございます。その1番目でございますが、建築物の用途の制限は戸建て住宅など、これまでと同じように限定列挙をしております。また、建築物の敷地面積の最低限度は110平米と、いずれも変更はございません。
 続いて、3ページ目をお開きいただきたいと思います。壁面の位置の制限ということで、まず「建築物の外壁」の後ろに括弧書きで出窓、プライバシー保護及びバリアフリーのために設置する建築物の部分を含む。以下「出窓等」という外壁の説明を加えております。これは内容が変わるというものではなく、わかりやすく示したということで加えたものでございます。
 次に、この項目の1番目の道路境界線までの距離は基本的に1メートルとして、環境緑地などのスペースを確保し、良好な環境を創出していきます。この規定の中で、今回広げる区域に配置しました区画道路5号と6号を含む街区の角地にある敷地、言いかえますと2面の道路に面した角地の敷地につきましては、そのうち1面の道路境界線までの距離は0.5メートル以上とするということにしております。これは、今回広げる区域の全体の面積、形状、こういったことに伴いまして、各敷地についての面積が既存の部分より少し小さい、そういった特性がございますので、土地利用の誘導に違いが生じております。その特性を踏まえて、2つの道路に面する角地については建蔽率の角地緩和、40%のところが50%というふうに使えるわけですが、それが効果的に図れるよう道路境界線までの1面については0.5メートル以上としているものでございます。その下の隣地境界線までの距離は変更はなしで、0.5メートルということにしております。
 次の壁面後退区域の工作物の制限、これ以下の項目については現行の地区計画の内容と変更はございません。
 計画書の最後でございますが、表の右下の部分に米印がございます。知事協議事項──計画書の枠の外の部分ですが、米印は知事協議事項となります。これは地区計画を定めていく中で、1ページ目に記載している位置とか面積は、東京都知事と協議する事項ということを示したものでございます。従前は知事同意事項ということでございましたが、本年4月から地方分権改革推進計画に基づきまして、第1次一括法案の改正の義務づけ・枠づけの見直しによりまして、市の都市計画決定にかかわる知事同意事項が協議事項になったというものでございます。また、その下の理由については、今回住宅地への土地利用転換により地区計画の区域を拡大する変更を行う旨の内容を加えております。
 最後に、今後の予定でございますが、7ページ目の都市計画の策定の経緯の概要書をお開きいただきたいと思います。2段目のところですが、都市計画原案の公告・縦覧、11月中旬から11月下旬までの予定と書いておりますが、これは本日から公告・縦覧を開始しておりまして、具体的には11月19日から12月3日までということになります。また、その下の原案に関する説明会は、先ほどの黄色のチラシで配付しましたように、本日夜に深大寺地区公会堂のほうで開催する予定です。
 また、その下の原案に対する意見書の提出期間は、これも11月中旬から12月中旬と記載しておりますが、具体的な日程が決まりました。11月19日、本日から12月17日にかけまして意見書の提出を受ける期間というふうに定めています。
 その下の東京都知事協議、こちらは先ほどの米印のところでございますが、それが対象になりまして、年を明けまして平成25年1月中旬から1月の下旬ぐらいの予定で考えております。その後、都市計画案の公告・縦覧──都市計画法の第17条に基づく公告・縦覧でございますが、2月の中旬から2月の下旬までを予定しております。その公告・縦覧に伴いまして、案の意見書の提出期間も同様の期間で予定をしているところでございます。その後、3月下旬に都市計画審議会を開催していただきまして諮問を行い、答申をいただいた上で、3月末ごろまでに都市計画決定の告示をしたいと考えております。
 また、あわせて3月議会に関係する条例改正を上程しまして、条例公布、施行した上で良好な環境の誘導を進めていきたいと考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  今説明のありました項目ウ、エについての質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  済みません、よろしくお願いします。この内容につきましては都市計画審議会でもお聞きしているのであれなんですけれど、今回この青と黄色の部分の説明会が開催されて、大沢三丁目に対してはきょうということだと思うんですけれど、この説明会をやるということで配布された地域はどのぐらいなのかなと思いまして。下連雀五丁目については、私のところが隣接しているので、私のところにも入っていました。ただ、その隣のマンションに聞いたら、まだ入っていませんということだったんですけれど、どのぐらいの範囲の方が、おのおのどのぐらいの地域の方に配られたか、それだけちょっとお答えいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  説明会のお知らせの配布範囲でございますが、基本的にはその地区計画を定める区域内に加えまして、その外側、ちょっと表現は悪いんですが、一皮というかですね、もう一本道路を挟んだあたりまでは影響があるということで考えておりまして、そういった範囲で、どの地区計画も同様に進めてきておりますが、そういった形で配布、周知させていただいております。


◯委員(寺井 均君)  例えば、じゃあ、下連雀五丁目でいいますと、道っていうのが、結構北側は大分離れたところに道があるわけですけれども、そこの中に幾つかマンションがある形になっているんですが、例えばそのままずっと道っていうと、狐久保の交番のところの連雀通りまで次の道なのかなという感じなんですが、そこまで配られたのか、例えば。東側でいうと、1本道っていうと人見街道のところまで配られたのか、そういう感じのもので捉えていいのかどうか、ちょっとそれだけ済みません。


◯事業担当課長(小出雅則君)  具体的に配布した箇所でございますけれど、北側につきましては、下連雀八丁目の交差点、山中通りのところの部分のマンションのところまででございます。西については、吉祥寺通りに接しているマンションと山中通りとの交差点側1面のところでございます。北側につきましては、今回の道路の1区画北側のマンション、何棟かございますけれど、そちら全てが含まれております。東側につきましては、一方通行の人見街道に接するところまで配っておりまして、おおむね1,300世帯ほど配布しております。


◯委員(栗原健治君)  下連雀五丁目地区地区計画についてなんですけれども、この配布された説明会の資料でも、公園1号の廃止が書かれています。ここ、まだ三鷹の土地になっているんでしょうか。今後売却も含めて検討するっていうことだったと思うんですけれども、この地域での公園用地がなくなる。今公園としては運用していませんけれども、閉鎖状況ですが、なくなるということで、この地区計画の中で地域の良好な環境を確保していくっていう点では、地区計画をかけて杏林大学のキャンパスの設計の中で反映させていくことが必要だと。そこを市としてもしっかりと計画の中でも反映できるように働きかけが必要かと思うんですけれども、この点での取り組みについて、また、この地域で代替する公園の用地っていうのはなかなか確保することは難しいっていうふうに思うんですけれども、この点での認識をお伺いしたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  まず三鷹市が所有している公園についてのお問い合わせですが、市が357.65平米の公園を所有しております。まだ杏林大学のほうに売却という形には至ってございませんが、手続を進めている段階ということで御理解いただければと思います。
 それと、大学計画の中で代替機能となる公園施設のお話、今いただいているところでございますけれど、杏林大学のほうでもオープンスペースとなる公園施設の設置を検討しているということでございます。まだ全体の施設計画が固まっているわけではないんですが、市としても公園施設のような形で市民に開放できるような、そういう公園をつくってほしいということで、今回の地区計画変更に当たりまして要望しているところでございまして、大学側もそういうことに関しましては一定の理解を示していただいていますので、ぜひこれから協議となってまいりますけれど、今委員さんの御指摘ありましたようなことも含めて、大学側と協議を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  この下連雀五丁目地区では御存じのようにマンションが連立しているところなので、貴重なオープンスペースだと思います。地区計画を立てた上でキャンパスとしての整備をすること自体は、地区に財産としても残す可能性を十分持っていると思いますので、その特性を生かしたオープンスペースの確保というのは三鷹市としてもしっかりと要請して、そういう認識のもとで進めていけるように協議をしていただきたいというふうに思います。
 また、これからの説明会の中でも丁寧な説明をして、市民の声も反映できるように、また、直接聞いてもらって、それに配慮していく姿勢を三鷹市としても働きかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  下連雀五丁目のこちらの地区計画の件でありますが、大学をつくるということで今後は学生がかなりの数ふえるということもありましてですね、この辺は先ほども御指摘があったようにマンションがかなり乱立しておりまして、要はできた後の交通網の整備ということについての現在検討されていることがあれば、ちょっと教えていただきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  まだ確実にどういう形になるかというお話ができる段階ではないんですが、確かにおっしゃるとおり4,000人の学生が参りますので、交通機能を確保することは大きな課題と市としても考えております。
 まず1つは、公共交通としてのバス交通をどういうふうにするのか。今吉祥寺から吉祥寺通りを通っているバスルートがございますけれど、かなり朝夕、吉祥寺通りの交通量もふえておりまして、通過交通を処理することが非常に渋滞を招いている状況ということも認識しております。そういうことも含めまして新たなルートで、吉祥寺からがいいのか、三鷹からがいいのか、いろいろなことを含めまして、今後バス事業者さんとも相談しながら交通ルートを、新たなバスルートを検討していきたいというふうに考えています。また、大学側ともどういったところにバスを導けるのか、そういったことも含めて考えていきたいと思っています。
 また、自転車の通行ということで、学生さん、恐らく自転車を走行して通学される方もいらっしゃると思いますので、自転車走行空間の整備と自転車駐輪場の確保、そういったことの中でレンタサイクル、できましたらそういったことも検討しながら、自転車の対策も考えていきたいというふうに考えております。いずれにしても、総合的な交通対策の検討が必要だというふうに認識しているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。吉祥寺から学生が来るのか、あるいは三鷹から来るのかというところでも、例えば三鷹駅前の商業の発展とか、そういった部分にも資するものもあるかと思いますので、そういった部分も加味していただきまして、今後より検討のほうをお願いしたいと思います。以上です。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、引き続きまして、項目オからキに対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、報告事項の5点目になります。調布保谷線(三鷹武蔵野間)暫定開通及び設計概要説明会の開催結果ということで、資料5のほうで御説明させていただきたいと思います。調布保谷線につきましては、9月の本委員会にて暫定2車線の開通、交通開放と設計概要などについて、10月6日に沿道住民などに対し説明会を開催するという情報提供を報告させていただきましたが、本日はその結果について報告をさせていただきます。
 それでは、1ページ目をごらんいただきたいと思います。1の(1)、開催の目的から御説明いたします。暫定開通及び設計概要説明について、それぞれの区間に面する地権者と居住者とその周辺の方を主な対象として説明を行うことを目的として実施したものでございます。
 (2)の対象者への周知でございますが、(ア)の配布日、(イ)の配布の範囲に記載したとおり、今回暫定開通の第1弾となった連雀通りから新道北通りの沿道については両側100メートルの範囲で配布し、周知しているところでございます。
 (3)、開催日及び開催場所でございますが、こちらも記載のとおりでございますので、御確認いただければと思います。
 次に開催結果でございますが、(1)の来場者数。連雀通りから井の頭通り区間の暫定開通の説明を行った第1部につきましては53人、また新道北通りから武蔵野3・4・7号の区間の設計概要の説明を行った第2部につきましては7人ということでございました。
 (2)の配布資料につきましては、4ページ目のほうから17ページに掲載しましたパワーポイントの写しで説明をしたものでございます。この中で6ページ目の上のシートをごらんいただきたいと思います。今回の開通区間、その下のシートで暫定の道路断面、こういったことを説明いたしました。また、7ページ目から13ページ目にかけまして、信号機、横断歩道の設置などの安全対策を説明したものでございます。7ページ目の下のシートをごらんいただきたいと思いますが、こちらで黒丸、黒の四角、こちらが既設の信号機、既設の横断歩道になります。緑の丸が新しく設ける信号機、緑の四角が新しく設ける横断歩道ということを示しておりますので、御確認いただければと思います。また、13ページの下のシートから16ページにかけてのシートによって、第2段階目の開通となる武蔵野3・4・7号から井の頭通りの区間の暫定2車線の計画や交通開放の予定と、その安全対策を説明したものでございます。
 次に、恐縮でございますが、また1ページ目のほうに戻っていただきまして、(3)、主な質問・意見でございます。そちらに記載していますとおり、電車庫通りとの交差点の安全対策に多くの厳しい意見が示されました。また、そのほか想定される交通量や制限速度に関する質問、横断歩道や信号機の設置に関する質問・意見などが示されたものでございます。
 この中で電車庫通りとの交差点の安全対策に関する質疑応答で、東京都はその対策の1つとして、電車庫通りを直線的に横断できない、言いかえますと歩行者や自転車が飛び出さないような対策をしたいということで、暫定の中央分離帯を設置すると、それについて三鷹警察署のほうと調整をしている旨説明をしておりました。この対策は、その後10月30日に実施されております。今後、三鷹市としても開放後の状況をさらに注視しながら、必要な対策があれば求めていきたいと考えております。こちらの説明は以上でございます。
 続きまして、6番目の報告事項でございます。三鷹都市計画道路3・4・19号(水車通り〜人見街道)の開放について、資料6のほうで御説明させていただきたいと思います。本路線につきましては、用地買収などに関し地権者との交渉、調整等に時間を要し、当初予定より大分おくれてきました。ここでようやく交通開放ができる旨、東京都より情報提供があったものでございます。
 3番の案内図に記載されているとおり、全体事業区間1,570メートルのうち、水車通りから南側、天文台通りまでは交通開放されてきましたが、水車通りから北側、人見街道までの区間、約640メートルについて12月中旬ごろに交通開放されることになったということでございます。
 あわせて2ページ目のほうに詳細図を掲載しております。図面の左側が北になりまして人見街道のほうでございます。あわせて御確認いただければと思います。
 なお、今回の交通開放後につきましても、若干工事が残るということを聞いております。歩道にケーブルを設置したり、歩道の復旧をする工事が残るということを聞いております。最終的に整備が全て完了した時点で三鷹市が管理をするということになりますので、道路完成後、都から引き継がれることになるということでございます。こちらの説明は以上でございます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  報告事項の7番目、10月25日に開催されました三鷹都市計画道路3・4・12号「用地説明会」の開催結果について、資料7のほうで御説明させていただきます。
 まず1ページ目をごらんいただきたいと思います。1番目に説明会の開催についてです。(1)、目的ですが、東京都は当該路線のうち吉祥寺通りから東八道路までの約840メートルの区間について、平成24年6月15日に事業認可を取得しました。本説明会は用地買収を始めるに当たり、用地補償の進め方、補償の内容を地権者及び建物所有者の方々に説明することを目的として開催されたものでございます。次に、(2)、対象者への周知及び(3)、開催日などにつきましては記載のとおりでございます。
 続きまして、2番目の説明会の開催結果でございます。来場者数は90名ということでございました。(2)、配布資料でございますけれど、3ページ目、事業範囲を示した図、それと4ページ目以降の公共事業と補償という、そういった冊子でございます。
 ここで説明の概要を簡単に御紹介いたします。4ページ目をお開きいただきたいと思います。本冊子は東京都建設局用地部が作成したものでありまして、一般的な用地取得の手順、補償のあらまし、税金の優遇措置等について記載されております。当日、東京都はこの冊子の内容についてスライドを用いて説明いたしました。説明会における質問は1件で、用地買収の予定時期に関することがありました。用地買収の時期としては本年度後半から平成28年度末までを予定しているとの回答が東京都よりありました。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  今報告のありました項目のオからキに対する質疑に入ります。


◯委員(白鳥 孝君)  資料5の調布保谷線なんですけれども、塚から北のほうへ向かっていくのは新設道路でもございます。バスの路線の問題なんですけれども、今後新設の道路に走るのかどうかということと、それから、今後ですね、人口の推移もありますし、また建物の推移もございますけれども、バスベイの設置はどういうふうに考えているのか。そしてまた、停留所等々、これから新設する場合にはバスベイも設けなければならないかと思うんですけれども、バスベイのことについてちょっとお願いします。
 また、そのバスベイをつくってからまた新たなバスベイっていうわけにはいかないでしょうから、そういった推移を考えながら設置をしていかなければいけないかなというふうに思うんですけれども、その辺のお考えをちょっとお示しください。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  調布保谷線が今後本整備されるに向けて、バス交通、計画等の御質問をいただきました。まだ具体的に私どものほうにも新規路線とか、そういう話は東京都のほうからはおりてきておりませんが、当然、今、委員さんおっしゃられたように幹線道路になるわけですので、新しい市民の足となるように充足したバス交通路線の検討が、計画が必要だというように考えております。三鷹市として、また考え方を整理した上で東京都のほうに伝えていく必要があると考えております。
 また、あわせてバスベイのほうなんですが、既にでき上がった調布区間のほうも特に幅員が広いということで、バスベイという形で下がる形では整備されていないということで、恐らくその協議もまだこれからでございますが、バスベイという形の整備は調布区間と同様になるのではないかと考えております。
 また、バス停の位置についても、既存の道路のところを拡幅する部分がございます。当然既存のバス停というのがございますので、そういったものが基本となって、あの位置は調整して進められるものというふうに考えております。また、市民の方の御意見を聞きながら進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(白鳥 孝君)  ぜひ、また東京都のほうにもお願いをしていかなければいけない。また、調布のほうは確かにそういったバスベイはないんですけれども、それは、三鷹は特に駅に近ければ近くなるほど交通量も多くなるのは当然のことでございますので、その辺のことの考え方がやっぱりちょっと違うところもあろうかと思いますので、その辺もまた加味をしながら、設置をするならするということをしていかなければいけないかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。


◯委員(栗原健治君)  済みません、調布保谷線の暫定的な開通区間の安全対策についてお伺いしたいと思うんですけれど、完全な整備の前段階での供用なので、かなり安全対策をしっかりとやらなきゃいけないという認識があったと思います。実際にそういう地域の人たちは使っていると思うんですけれども、市としてここの区間を車で通ったり、自転車で通ったり、歩いたり、そういう実地的なことをしたんでしょうか。その点をお伺いするのと、そこの中で三鷹市として改善しなければならないというふうに感じたことなどを東京都などに伝えているかと思うんですが、そういう点での対応をどういうふうに行ったのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  この暫定開通がされる前に、当然東京都のほうからそういった計画が示された時点で、市のほうも道路交通課とまちづくり推進課のほうで現地を検証いたしました。当然本路線のほうは道路管理者、交通管理者のほうで十分検討はされるものでございますが、生活道路が交わるところ、交差するところ、そういったところの支点を中心に、市として東京都のほうに改善箇所等の意見を上げてきたところでございます。
 また、開通後も、説明会の中でも意見が出ておりましたが、いろいろカーブとか、交差点のところにいろんな表示がありますが、ドライバー、運転する人からもうちょっとわかりやすくする必要があるんじゃないかと、そういった御意見も出ておりました。また、三鷹市としても開通後の現場、私も直接現場へ行っておりますが、特に塚の交差点のところから北へ新たに抜けたということで、ちょっとスピードが、制限速度以上かどうかっていうのはちょっとわかりませんが、出されているんじゃないかと。また、カーブの表示、いろんな表示がありまして、なれないとちょっとわかりにくいんじゃないかと、そういうような印象も持ったところでございます。
 また、先ほどちょっと報告の中でも申し上げましたが、電車庫通りのほうの対策、今はちょっとその中央分離帯を設けた中で状況を注視しながら、また必要な対策があれば、市からも東京都のほうにいろいろ改善を求めていきたいと考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  私も何回か通らせていただいて、南に向かって一方通行だったのが南から北に向かうことができるようになったということで、これからこの道路が、武蔵野側の遊歩道が整備された道路だとか、武蔵境駅の東西の南北交通の通りよりも便利がいい道路になるっていうのを、通ってみて感じるんですね。交通量も本当に大幅にふえていく可能性が高い中での暫定的な開通、供用なので、変化が随分してくるんじゃないかと。一時的な、当初の課題、なれるまでの、近所に住んでいる人たちのなれっていうのと、その道路を知る中でふえていくっていう変化があるっていうふうに思います。
 ちょっとその一時的、供用する前でのそういう立ち会ったのは、本当に御苦労さまだと思うんですけれども、今後ちょっと時間を見てでの対応も、また交通量の変化もちょっとしっかりと確認して対策をですね、都や警察のほうにも求めていく必要があるというふうに思いますので、丁寧な対応を今後とも行っていただきたいというふうに思います。また、市民の側からも声を聞いて、伝えられるものは伝えていきたいというふうに思いますので、中身に対して改善できるようなことがある場合にはぜひお願いしたいというふうに思います。
 それと、三鷹3・4・12の説明会で、済みません、確認で、供用時期っていうのは、ちょっと聞き落としたのかと思うんですけれど、今後のスケジュールについてもう少し詳しく、今の現時点での東京都の方針をお伺いしたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  まずですね、用地買収にかかるということで、本年度後半から平成28年度ごろまでを用地買収をしていきたいというふうに都のほうでは考えているようです。その後、工事に着手していきまして、おおむね平成30年度の完成を目指して整備をしていきたいというふうに考えているようでございます。


◯委員(栗原健治君)  区間的な長さ、840メートル、約1キロには満たないですけれども、用地買収なので、買収される中で、工事に入るタイミングは、どの程度買収をされた時点で工事を進めていくのか。全地域を買収してから進めるのか、それとも半分の時点でも進めていくのか。この点では、一般的な都市計画道路の言ってみれば工事のあり方の例だと思いますけれども、伺いたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  都市計画道路等の幹線道路の整備の考え方ということでございますが、基本的にはその整備する都市計画道路が接続する幹線道路から幹線道路、そこまでの区間を整備する必要があると。やはりネットワークとして、整備された車両が通過できるように処理する必要があるということで、基本的にはそういう考え方になるかと思います。
 ただ、事業効果を早期に上げるという視点で考えますと、完全に100%抜けない状態でも通過が可能だということが判断できれば、その時点で供用開始されるということはあるかと思います。直近の例では、調布保谷線につきましても一部残っていたところがございましたが、交通処理が可能ということで、それより南側の部分は拡幅した部分を供用開始した例がございました。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  用地買収、平成28年度までに済ます方向で平成30年度の完成を目指すと。平成28年度までは用地買収で、工事自体には通常は入らないっていうふうに考えるのが普通でしょうか。お伺いします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  整備するに当たりまして、道路の整備だけじゃなくてライフラインの整備もあわせて行いますので、一定程度の区間で用地買収が進んで、連続的に地下の埋設管路が施工できるような状況が整った段階で、まず最初に地下の埋設管路から行っていくというふうに都のほうから聞いておりますので、用地買収の状況を見ながら進めていくというふうに今、市のほうでは考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  平成28年度までに全て買収できるようにという努力はするけれども、買収状況によって平成28年度前の段階でも工事が入るっていう認識でいいのかを確認しておきたいというふうに思います。そういう認識でいいですか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  都のほうから明確に何年からやりたいっていうことはまだ聞いていないんですけれど、今後調整していきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  3・4・12号線です。1ページ目の(2)の約135名ということの意味、135通じゃなくて135名ということ、その意味と、それが1つですね。
 2つ目は、その計画予定のところに集合住宅とか、アパートとかっていう居住者はいるんでしょうか。
 3点目は、いつから工事云々というところまでは説明をしなかった。しかし、ライフライン等の整備が必要なんで、そういうところから始まるというような答弁がありましたけれども、説明会はこれで終わりというふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  まず、郵送した135名ということでございますけれど、これは今回の用地の説明会ということでございますので、関係権利者を対象としております。土地の所有者、また建物所有者を対象としてございまして、土地の所有者は筆ごとに送っておりますので、同じ方に重複して送られることもございます。
 それと、集合住宅等にお住まいの方ということでございましたけれど、区分所有の場合は、当然皆様に所有者として郵送されているとは思いますが、お住まいの方という方だけには今回は郵送はございません。通常、あとポスティングという作業もございまして、お住まいの方にするケースもあるんですけれど、今回は所有されている方だけを対象に行っております。
 説明会につきましては、用地の説明会という形ではこの場で開催ということでございますけれど、都のほうが、あとは個別にお話を伺うと聞いてございますので、後ほどは個別対応になろうかと思っております。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、引き続きまして、項目のクからサに対する市側の説明を求めます。


◯業務担当課長(木村俊文君)  資料8のほうをごらんいただきたいと思います。権限移譲に伴う専用水道事務等の事務委託についてでございます。この件につきましては、12月の議案を提出しております関係で考え方を御説明させていただきたいと思います。
 平成25年4月1日に権限移譲される専用水道事務等の業務について、地方自治法に基づく事務委託を東京都に行うものでございます。まず資料のほうですけれども、これまでの経過としまして、1の権限移譲ですが、地域主権推進一括法に基づきまして、水道法等にかかわる衛生管理業務が来年度から東京都から市に権限移譲される予定となっております。業務の内容ですが、裏面をごらんいただきたいんですけれども、大きく4つの分類に分けられます。
 まずアとしまして、水道法に関係のあるものが2種類ですね。それから、飲用井戸等衛生対策要領関係のものが2種類ございまして、わかりやすく言いますと、主に受水槽のマンション等における飲料水の衛生管理業務を行っていくということになります。これは今現在は保健所が行っているところでございます。
 表に戻っていただきまして、(2)、事務委託の動きですが、アとしまして、都内においては水道事業の一元化が行われておりまして、市に業務が来ましても、事務の行き違い──東京都と市の間で行き違いが起こるというようなことがありまして、効率化が図れないというような実情があります。そこで市から東京都へ事務委託をしていく。いわゆる地方自治法第252条の14に基づくものですけれども、委託をしていくということで検討をしてまいりました。(2)のイになりますが、都の福祉保健局主催で検討会、それから作業部会等を設置しまして、各市で検討を重ねてまいりました。このほど、ウになりますけれども、事務委託の合意がなされまして、来年度から権限移譲される専用水道事務等につきまして、東京都に事務委託をしていくということになりました。
 今後の事務の流れですけれども、先ほど申し上げました第4回定例会で事務委託に係る議案を上程させていただくということでございまして、また来年度予算につきましては委託金がかかると、発生するということで、財政課と協議していくことになります。財源につきましては交付税措置ということになっております。さらに、来年2月に規約ですとか、実施細則の締結を行うほか、3月に告示、総務大臣への届け出を行いまして、来年度から事務委託を開始する。これまでの保健所の業務をそのまま継続して、広域的に対応していくというふうになっております。以上です。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  私のほうからは、報告事項のケ、堀合地下道に係る安全対策について御報告申し上げます。堀合地下道は、上連雀一丁目地区と上連雀二丁目地区をJR中央線の地下で連絡する地下道でございます。
 では、資料9をごらんください。資料9の1ページをごらんください。まず、堀合地下道の安全対策についての経緯でございますが、1番としまして、平成16年度に堀合地下道の耐震補強工事を行っております。あわせまして道路照明の取りかえ等をしまして、照度のアップをして明るくしております。それから、2番目としまして、バリアフリー化の改善工事でございます。これは平成17年度に斜路の改善、それから二段手すりの設置等を行っております。
 2ページ目をごらんください。3番目の堀合地下道の安全管理業務でございますが、これは平成18年の2月から開始をしております。この目的は、堀合地下道に防犯カメラ等を設置することで、堀合地下道の利用者の安全確保を図ることが目的でございます。
 それでは、主な機器類が、どういうものが設置されているかということについて御説明いたします。まず、(2)のアのカラーモニター4台でございます。恐れ入りますが、3ページをお開きいただきまして、写真1です。このカラーモニターが4台設置してあります。設置の詳細な位置ですが、7ページをごらんいただきますと、配置図がこのように凡例とともに描いてありますので、後ほど御確認のほうをお願いいたしたいと思います。
 恐れ入りますが、また2ページに戻っていただきまして、イの非常ボタン4カ所です。これは3ページの写真2をごらんいただきますように、非常ボタンが4カ所ついております。
 それから、ウの防犯カメラでございますが、これは4ページの写真3のような防犯カメラを4基設置しております。
 それから、エの集音マイク及びスピーカー4カ所でございますが、同じく4ページの写真の4でございますが、非常ボタンのすぐ上に集音マイクがついております。これは非常ボタンを押すと、その集音マイクがオンになってしゃべることができます。天井につるしてあるのがスピーカーでございまして、これは監視センターからの声がここでやりとりができるということで、このスピーカーは非常ボタンを押さなくても、常時このスピーカーから、監視センターから通報ができるというような状況になっております。
 また2ページに戻っていただきまして、次にオのパトライト2基でございますが、これは5ページの写真5でございます。これは非常ボタンが押されたときに、これが回転して危険をお知らせするというもので、これが2基ついております。
 カの浸水感知センサー1基でございますが、5ページの写真6でございますが、浸水感知センサーがついておりまして、後ほど御説明しますが、地下道の浸水が20センチに達したときに通行禁止の警報を発するというものでございます。
 キの浸水警報ランプ及びスピーカー4基でございますが、6ページの写真7です。これが、水位が20センチになったときに黄色のパトライトが回転しまして、なおかつスピーカーから通報というか、危険のお知らせをするアナウンスが流れるものでございます。
 それから、録画の装置が1基、これは監視センターのほうについております。
 それから、(3)の画像の監視でございますが、これは定時監視と要請監視というのがございます。まずアの定時監視でございますが、この記載にあります時間帯の1日8回、監視センターで定時監視をしております。それからイの要請監視でございますが、非常ボタン及び音声確認により、異常事態の通報があった場合はこの画面を見ながら適切な処理をいたします。それからウの画像記録でございますが、このモニターの画像記録は7日間保存されまして、何かの事件等で警察等からの提供要請がございましたら、提供が可能となっております。それからエの浸水でございますが、先ほど御説明したように、地下道に浸水が20センチ発生したときに通行禁止の警報を発する装置でございます。私からの説明は以上でございます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、私のほうから資料10、JR中央線国立駅線路切換に伴う列車運休について、御説明をさせていただきます。
 資料10のほうをごらんいただきたいと思います。JR中央線(三鷹駅〜立川駅間)連続立体交差事業に伴いまして、国立駅において上り線の使用を開始するための切りかえ工事を行うということでございます。資料10の1ページ目の1番に記載しましたとおり、12月15日の土曜日の夜から、翌16日、日曜日の早朝にかけ、国分寺駅から立川駅の区間で大幅に列車を運休するということになると聞いております。ほかの輸送機関への振りかえ乗車やバス代行輸送を実施し、混乱をできるだけ回避することに努めると聞いております。
 詳細については、2ページ目と3ページ目のほうに具体的な案内のポスターの写しを載せております。こういったポスターを駅あるいは公共施設、またホームページ、広報等でお知らせしながら周知をしていくというように聞いております。説明は以上でございます。


◯都市整備部調整担当部長(若林俊樹君)  私のほうから、行政報告のサ、サステナブル都市・三鷹「エコタウン新川一丁目地区」事業について御報告申し上げます。この件につきまして、12月議会に売却の件で議案として上程されますので、これまでの経過について御説明をいたします。
 資料11をごらんください。この資料の中で2番目のスケジュールのところでございますけれども、7月17日に再募集を行いまして、内容的には都市計画の要素については変更せず、環境面の条件については若干緩和して、あと価格の見直しを行いました。提案に求めた内容につきましては、こちらの資料の3のほうにあるとおりでございます。価格につきましては、一応14億8,000万円が最低価格ということで提示をいたしました。
 再募集を行った結果でございますけれども、9月12日の提出期限までに2社の応募がありまして、10月12日にプロポーザル審査会を開催しました。プロポーザルの委員につきましては、学識3名と、あと市の部長職を含めて計8人で行いました。2社の応募してきた内容でございますけれども、両方ともマンション計画でありまして、規模的にもほぼ同じというような形のものでございました。それにつきまして、資料の裏側、5にありますような内容で応募がされてきて、両社を審査したところ、より1社のほうが周辺への配慮とか、エコな要素とかが高いということで、1社に確定いたしました。
 その決まった業者でございますけれども、資料のほうの4番、裏のページの一番上でございますけれども、選定された業者につきましては、代表法人、株式会社グローバル・エルシード、構成員として白石建設株式会社の企業共同体でございます。審査の後、事業者との協議を経て、11月7日に基本協定を締結いたしました。さらに土地売買にかかわることなので、内容などについて協議を重ね、あす仮契約をする予定となっております。土地につきましては、代表法人のグローバル・エルシードのみとなりますけれども、土地の売買契約につきましてはグローバル・エルシードと企業体である白石建設、三鷹市の3者で契約を行う予定としております。
 今後の予定ですけれども、12月議会を経まして本契約となり、土地の引き渡しは来年の1月中を予定しております。
 住民の方のほうの説明ですけれども、あす11月20日に新川中原住民協議会の役員さんのほうに、今までの経過について、あす夜説明する予定でございます。説明のほうは以上です。


◯委員長(吉野和之君)  以上で項目クからサに対する市側の説明は終わりました。
 休憩します。
                  午後3時18分 休憩



                  午後3時18分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 それでは、項目クからサに対しての質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  資料9なので、どこまで答えていただくかでちょっとあれなんですけれども、浸水感知センサーの件なんですが、水が20センチ以上たまったりということなんですけれど、これ、例えばいわゆる集中豪雨といいますか、ゲリラ豪雨のいわゆる50ミリ以上になった場合に20センチ以上になるのか、通常のちょっとした激しい雨でも20センチになる可能性があるのか、いわゆる通常の水は下水に流れるようなものはできているのかどうか、ちょっとその辺のことを教えていただきたいと思います。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  御質問にお答えします。雨の降り方にもよります。この想定は電車庫通りとか、上連雀一丁目の道路の冠水によってスロープを伝わって水が地下道に入ることを想定しておりますので、雨の降り方とか、あとは道路排水の雨水ますの状況ですね。例えば枯れ葉とか落ち葉が詰まっていて排水が悪いとか、そういう状況になりますと、50ミリ以下でも当然そういう状況にはなるということを想定して、とにかく地下道に地下水が入ってある程度危険な水位になった場合は、必ず雨量に関係なく警報を出すというような考え方で設置をしております。以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。通常の何ていうんですかね、排水処理っていうんですかね、通常の雨の水の排水処理っていうのは、通常のものでしたらこの中でもできるというふうな考え方でよろしいでしょうか。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  5ページの写真6のところの感知センサーの下のところにもありますように、地下道の中にも下水に排水するますが横断的についておりますので、通常の多少の雨でしたら、ここで下水に排水できるというような状況になっております。以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  今の資料9なんですけれど、この堀合地下道、これ何か事件とか事故とか、何かあったんですか。これ、平成17年と平成18年にもつくって、新たに何かしたとかあったのかしら。なぜこれ今急にこういうふうに出てきたのかなって、今ちょっと不思議に思ったんですけれども、ちょっと説明していただけますか。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  お答えいたします。特に事件があったわけではございません。ただ、御要望がありまして、特にセンサーを取りつけたことについての御報告は当委員会にされていなかったということがありましたので、あえてこのタイミングでできるだけお知らせしたほうがいいということで、お知らせいたしました。


◯委員(白鳥 孝君)  了解いたしました。


◯委員(栗原健治君)  そうしたら、もう確認の上で、この監視センターというのはどこにあって、業務をやっている事業者を確認しておきたいと、改めて。ここだけ見ると、監視センターとしかわからないので、教えていただきたいと思うんですが、確認したいと思います。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  具体的な業者のお名前ということでよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 セコムでございます。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  このセコムという、この監視センター自体はどこにあるんでしょうか。緊急要員の派遣もするということで、まだ出動したことがないのかどうなのかと。呼び出しなんかはこの間、この機器がそれぞれの防犯、非常ボタンですとか、使われたことってのはあるのか。せっかく出されたものなんで聞いておきたいと思います。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  業者はセコムさんで、事業所は武蔵境の北口にございます。比較的近い距離にございますので、すぐに何かあったときには駆けつけられるということでございます。
 それから、この機器が使用されたことがあるかっていうことですが、幸いにも非常ボタンは今までに押されたことがございません。それはなぜかというと、入り口にモニターが4カ所ついておりまして、結局そのモニターで中は監視されているっていうのが、中に入る前からわかるっていうことで、結構この抑止的な効果があるんではないかと考えております。
 それから、参考にですけれども、画像の録画の情報提供ですが、今まで警察のほうから1件だけ録画の提出の要請がございました。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  幸いにも使われていないということでよかったと思うんですけれども、使われていないっていうことで、押したときに使えないっていう状況になっているということはないのかと。定期的な検査で当然やっていると思うんですけれども、この点を確認したいと思います。


◯道路交通課長(大川原秀一君)  月1回、定期点検を行っております。以上でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  事前審査にならないように、認識を深めるためにお伺いします。資料8のところなんですけれども、地域主権推進一括法の制定・施行がなければ、こういう問題は起きなかったというふうに理解していいんでしょうか。


◯業務担当課長(木村俊文君)  そうですね、一括法がなければ、これまでのとおり東京都が主体的にやっているという事業でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  妙な話だということがわかりました。これから先になると議案のあれになると思いますから、これをどうするかということは議案の中で審査だと思います。そちらの場面でさせていただきたいと思います。


◯委員長(吉野和之君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時25分 休憩



                  午後4時00分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  生活環境部のほうから、アからオまで5点でございます。私のほうからアからエまでのほうを御報告させていただき、オについては小池環境センター長のほうから御報告をさせていただきます。
 まずアでございます。家庭系ごみ有料化実施後のごみ量の推移についてでございます。家庭系ごみのほうも有料化してから3年目を迎えたところでございますので、今回から年度という形で量のほうを御報告させていただきます。まず表の下のほうでございますけれども、燃やせるごみにつきましては3トンの増、燃やせないごみにつきましては211トンの増と、合わせて214トンの増となっております。また、ごみ全体の総量といたしましても、4万10トンで192トンの増となっているところでございます。やっぱりこれを見ますと、平成23年度といたしましては、燃やせないごみの量の増のほうがやっぱり目立っておりまして、やはり昨年3月の東日本大震災によると思われます震災ごみ、あるいはそれ以降の節電の関係でございますね、そういったような形で製品の買いかえなどがありましたことから、不燃ごみのほうの増加があったのかなというふうに考えているところでございます。
 ただ、やはりそういった面を含めまして、私どものほうもごみ減量のほうの呼びかけや、引き続きキャンペーン等を実施させていただきまして、燃やせるごみ、燃やせないごみの総量といたしまして、0.9%の微増にとどまったという形でございますので、リバウンド現象というふうには考えていないところでございます。
 やはり、これも市民の皆様が日ごろのごみの分別あるいは減量に対する意識というものを、もう年間を通じてやっていらっしゃっているということが定着してきた結果ではないかというふうに考えているところでございます。今年度も引き続きごみ減量等推進員と、皆様と、あるいは事業者の皆様と啓発活動を協働して行ってまいりました。こういった形で、広く市民の皆様への継続的なごみの減量の取り組みを工夫してまいっていくと考えているところでございます。
 一応、平成24年度のほうを上半期という形で出しております。こちらも可燃ごみ、不燃ごみ、どちらも昨年度に比べれば減量しておりますので、そういった傾向はやっぱり顕著にあらわれてきているのではないかなというふうに、上半期の量だけを見ても考えられるところでございます。この結果につきましては、11月18日に、ここのところで出ました広報のほうに、ごみの流れ、量、そういった形のところで細かく市民の皆様に御報告をしているところでございます。
 平成23年度におきます有料化に係る歳入歳出の決算についてでございます。こちらにつきましては、表のとおりでございます。歳入につきましては、2億7,634万1,462円、歳出につきましては6,505万5,553円という形で、収支につきましては2億1,128万5,909円という形でございます。こちらにつきましては、可燃ごみ、不燃ごみの収集の委託料、あるいは環境保全にかかわる基金のほうの積み立てという形で充当をさせていただいたところでございます。
 続きまして、イでございます。条例施行後の資源物持ち去り行為禁止に係る取り組みについてでございます。こちらの条例につきましては6月に委員会で御審議いただきまして、10月から持ち去り行為の禁止という形で取り組んでいるところでございます。まずパトロール体制でございます。まずパトロール体制といたしましては、美化パトロールを中心としたごみ対策課のパトロールとして3班組みました。また、あと委託業者によるパトロールという形で民間業者に委託をいたしまして、これは1班体制。あと、おかげさまで生活環境部の安全安心パトロール、こういった形で、部内という形で御協力をいただいて、安全安心パトロールのパトロール隊が1班ついていただいたということで、5班体制。これは、かなりの充実した体制で実施をさせていただきました。
 もう一点、市民の皆様への周知でございます。こちらにつきましては、10月からこういう形で取り組みを行いますということで、チラシのほうを全戸配布させていただいたところでございます。あわせて広報、ホームページ等で、皆様にこういった形の取り組みを行っているので情報をできるだけ集めたいということで、市民の皆様からの情報収集に努めたところでございます。
 そしてもう一つが、これは実施チラシのほうの裏面を使用させていただきまして、持ち去り防止のチラシという形で、これは市の行政収集に出したものですよという形で、それを上に乗せて新聞等を出していただくという形で、これは非常に大きな効果を出してきたところでございます。
 実施状況でございます。10月だけの持ち去りパトロール実績でございますけれども、注意書の交付は3件でございます。口頭の注意は6件──この口頭注意というのは、人がまだ実際に持ち去りはしていないんですけれども、おりて動いているというようなところを見たときには注意をしたというところで、これが6件でございます。ただ、ここにあります10月22日、3週目以降につきましても、やはりパトロールの効果でほとんど車も見かけなくなったというのが現実になっているところでございます。
 3番目といたしまして収集実績でございます。こちらは1カ月だけなんですけれども、こちらの表におきますように、新聞、雑誌・雑紙、段ボール、この3種類につきましても顕著に伸びております。特に新聞につきましては、倍以上という形で非常に大きな効果が収集量としてもあらわれているのではないかなというふうに思っているところでございます。
 私どものほうも、こういったような冒頭のパトロール体制の中で、また引き続き監視のほうを強化していきたいなというふうに思っているところでございます。
 続きまして、ウでございます。空きびん・空き缶戸別収集地区の拡大でございます。こちらにつきましては、平成7年より空き瓶・空き缶というのはコンテナで収集を行ってまいったところでございますけれども、平成20年より戸別収集のほうに切りかえという形で地区を拡大してまいりました。そして、平成24年度につきましては、水曜日、木曜日地区、2地区拡大して、これによりまして市内の全域での戸別収集のほうに移行をしたところでございます。おおむね水曜日地区につきましては11月7日、木曜日地区につきましては11月1日からという形で、今、既に戸別収集のほうに切りかわっておりまして、順調に推移しているところでございます。
 これを皆様にお知らせするために、市民への説明会については13回開催をさせていただきました。チラシにつきましても、対象地区において全戸配布をさせていただく、あるいは広報のほうに2回載せさせていただきました。それと、あと結構効果があったのがコンテナですね。事前に、まだコンテナが配付のときに、そのコンテナにもう既にチラシを配付して、11月から個別になって配付はなくなりますよという形で、こちらについてはそれぞれの地区で3回ほど、1カ月以上前から周知を図ったところでございます。
 それと、あと最後のところに集合住宅向けの事前意向調査という形で、こちらにつきましては緊急雇用の創出事業を使わせていただきまして、やはり集合住宅さんというのは、皆さんにコンテナがなくなるとか、戸別になるというのが、周知がなかなか難しいもんですので、できるだけ事前にお知らせをしておいて、どういう対応をしていくかという形で、スムーズにいかなければならないところだったんですけれど、こちらを民間委託業者のほうにお願いしまして全部の集合住宅を調整かけさせていただきまして、スムーズに今行われているところでございます。
 続きまして、4番です。新ごみ処理施設整備事業の進捗状況についてでございます。こちらにつきまして、まず1番として工事でございます。新ごみ処理施設の工事につきましては、10月から設備の試運転と、それから周囲の外構工事のほうに取り組んでおります。進捗率は、こちら93%となっておりますけれども、最新の状況では約95%という形で日々進んでいるところでございます。
 これに伴いまして、12月3日──もう間近なんですけれども、から試験焼却のほうを開始いたしまして、三鷹市と調布市の全てのごみにつきましては、新ごみ処理施設のほうに搬入をされていくということになります。これに伴いまして、三鷹市の環境センターへの搬入というのは11月30日までとなります。ですので、この環境センターに今持ち込まれている収集運搬業者、あるいは民間の許可を与えている事業者さん、あるいは市民に対しては、環境センター内の周知ビラやあるいは広報、あと事業者さん向けの説明会のほうも開催をさせていただきまして、着実に3日からの新ごみ処理施設への搬入については周知を図ったところでございます。
 2点目でございます。新ごみ処理施設整備の市民検討会についてでございます。市民検討会では、環境学習に関する報告を受けまして、具体的な検討を進めてくださいというようなことの御意見をいただいております。これを受けまして、市民の皆さんや教職員を含みます専門チームのほうを今設置をさせていただきました。この中で環境の啓発パネル、あるいは施設のパンフレット、あと大きなところでは見学者向けのDVD、こちらのほうの作成につきまして、今この専門チームの中で検討を加えて、今年度末までにつくって来年の施設見学に備えていこうという形で、今議論を交わしているところでございます。
 3点目が地元協議会についてでございます。地元協議会につきましては、平成23年の12月以降、毎月開催されました。おかげさまで環境保全や公害防止等に関する協定に向けて協議が行われて、10月に開催されました第28回の地元協議会において正副管理者のもと協定書の最終案ということが確認をされたところでございます。現在も本協定書に基づきまして、地元の町会・自治会と個別に協定のほうを締結に向けて今準備事務が進められているところでございます。こちらにつきましては、参考資料という形で協定書の中身、全部つけさせていただきましたので、ごらんいただければなと思っているところでございます。あと、名前のほうが今また決まりましたので、後で部長のほうから御説明させていただきます。
 続きまして。


◯環境センター担当課長(小池 晋君)  よろしくお願いいたします。平成24年度の三鷹市環境センター上半期の実績報告をさせていただきます。御存じのとおり、三鷹市環境センターはこの12月ぐらいに火がとまるということでございます。実質的にフルの状態で御報告するのは今回が最後かなというふうに思います。
 それでは、まずごみの搬入量でございます。平成24年度の三鷹市環境センターへのごみの搬入量でございます。これは定期収集、それから武蔵野市との相互支援、調布市との広域支援、小金井市の支援、それからふじみ可燃粗大、それから臨時搬入等、合わせまして1万8,283.37トンとなっております。これは、昨年度の上半期に比べますと7.1%増になっております。増になっているのは、実質的には小金井市さんのごみを4月から受け入れているということで、その分が増になっているということでございます。
 続きまして、灰の関係でございますけれども、上半期の搬出量でございます。平成24年度の上半期で1,627.52トン、これはごみの量に比べますと減っております。約1.3%の減になっております。そのうちの1,243.39トン、これは日の出町のエコセメント工場へ送られております。それから、残りの384.13トンでございますけれども、これは栃木県の民間のリサイクル工場、ここへ搬出されました後溶融されまして、溶融スラグとしてリサイクルされております。金属につきましてですが、77.97トン発生しております。これは、平成23年度と比べますとちょっとふえております。ただ、これは搬入検査以前、平成21年度以前に比べますと約40%の減となっております。そのほかの金属につきましては、先ほどの栃木県の民間のリサイクル工場で溶融されまして、それも各部、鉛、銅等を分離してリサイクルされております。
 続きまして、相互支援でございます。相互支援、これは武蔵野市との相互の支援ということで、お互いのオーバーホール、停止時に受け入れているということでございます。武蔵野市からは334.82トン、三鷹市から武蔵野市へは331.28トンが搬出されております。
 続きまして、広域支援でございます。広域支援、これは調布市との支援でございますけれども、年間4,300トンを予定しておりますけれども、今年度上半期は1,628.23トンが搬入されております。そのほかに今回、小金井市のごみを搬入しております。4月から1,130.65トンを受け入れております。
 3番目でございます。ISO14001でございます。これは平成16年度の2月に取得して以来、8年たっております。これもマニュアルも11版を数えておりまして、ことしの1月11日、定期審査を受けましてリマークなしということで、指摘事項はないということで承認をされております。今後も、あと少しでございますけれども、最後まで環境活動を進めていきたいというふうに思っております。
 最後に、焼却灰の放射能でございます。平成23年の3月11日に発生の震災によりまして、福島第二原発の影響が大きく出ておりまして、昨年度の7月から測定を開始しました。飛灰では昨年度の7月に3,004ということでございました、ベクレル・パー・キログラムですね。今年度は、次の表を見ていただきますと、最後の8月、9月あたりは飛灰のほうでも1,000を切るような状況になっております。ただ、原発の事故以前の飛灰等の測定をしていない状況でございまして、どこが基準なのかというのは我々もわかっておりません。ただ、今この1,000を切って安定をしてきたということでございます。以上です。


◯生活環境部長(竹内冨士夫君)  新ごみ処理施設整備事業の進捗状況に関連して、名称の関係で追加資料を配付をさせていただきました。新ごみ処理施設の名称につきましては、愛称名を9月の末まで募集をさせていただきまして、103通の応募があったところでございます。その中から正式名称をクリーンプラザふじみ、それから愛称名については三調めのエントツくんということで、愛称名の趣旨につきましては、「三調め」の「三」は三鷹、「三調め」の「調」のほうは調布の「調」ということで、この名称そのものを応募された方はいなかったわけですが、例えば三鷹と調布を組み合わせた名前ですとか、やはり100メートルの煙突ということで、煙突にちなんだ愛称名等々が多かったということもありまして、それらの趣旨、名称を組み合わせをしまして、できるだけ両市の市民に愛される親しみやすい名称ということで、この2つを決定をさせていただいたところでございます。
 応募の状況が二極化、正式名称に近いものと、いわゆる愛称に近いものと2つ、両極化したようなこともありまして、せっかくでございますので正式名称も応募の中から決めさせていただいて、愛称名も含めて両方決定をさせていただいたということでございます。
 今後の予定でございますが、22日にプレス発表をさせていただく予定でございます。これは三鷹市のほうでございますが、調布市さんのほうと若干先行しますが、調布市さんもまた正式に発表されるというふうに聞いております。今後、両市の市報で結果を御報告をしまして、3月の終わりに予定をしております竣工式の場で、また御応募をいただいた方については表彰をさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、お願いします。最初に、家庭系ごみ有料化ということで、家庭系ごみ有料化による収支って出ています。2億1,100万円ということなんですけれども、この可燃ごみ・不燃ごみ収集業務委託料というのがあるかと思うんですけれど──決算のときに出ていたと思うんですが、それがどのぐらいで、これは何%ぐらいにそれに当たるのか、ちょっと教えていただきたいなというふうに思います。
 それと、イの条例施行後の資源物持ち去り行為ですけれども、課題になっていた路上生活者の生活を圧迫するんじゃないかということがあったかと思うんですけれども、この期間、余りまだ期間的にはないかと思いますが、路上生活者との何かトラブルとか、対応とか、路上生活者の変化というんですかね、こういうことになってしまったとか、こういうふうになっているよとかというのがわかりましたら、ちょっと教えていただきたいなというふうに思います。
 それから、新ごみ処理施設の整備事業の進捗は95%ということで、きょうも議員で、ほとんどの方で見学会をさせていただいたので、立派な施設ですので問題はないのかなとは思っているんですけれども、あくまでも試験焼却ということだと思うんです。試験焼却なんですけれど、本当はある一定の期間は並行作業というのがあってもいいのかなとは思ったんですけれど、完全に切りかえてのという形になるかと思うんですけれど。ないとは思うんですけれど、万が一何かあったときに、例えばこの試験焼却期間中は、少しのものを環境センターに戻してやることができるとか、そういう対応ができるのか。その辺も心配ないから、そのままでいくんだということなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  3点御質問をいただきました。1点目につきまして、ちょっと私も、正確じゃないんですけれど、可燃・不燃委託料でございますが、約4億円ぐらいだったというふうに、今ちょっと記憶しているところでございますので、その一部という形になろうかというふうに思っているところでございます。
 2点目の路上生活者の方のトラブルという形でございますけれど、これは実際パトロールの者からの報告で上がったところでは、1件もございません。実際にこうやられているっていうような状況もありませんでしたので。ただ、その後、10月の中では、支援をなさっている団体さんがいらっしゃいますので、その支援をなさっている方の団体とは懇談会のほうを1回設けさせていただいて、実情のほうも、実際質問委員さんと同じような内容等の質問もいただきましたところですけれども、やはり実際にやり始めてみると、そういったことの状況もございませんという形で御説明をさせていただいているところでございます。
 3点目でございます。施設につきましては、やはり焼却は全量のほうを三鷹、調布は入れますので、何かあったという場合も含めて、やはり今現状で、多分ピットをごらんいただいたかと思いますけれども、9日間ストックできるという状況でございますので。ここの中でのふぐあいの程度にもよるのかと思いますけれども、基本的にはその中でためておいて焼却のほうの調整をかけていくというふうに聞いておりますので、環境センターのほうでは稼働はしないという形を考えているところでございます。


◯委員(栗原健治君)  家庭ごみの有料化実施後のごみ量の推移ということで、今後の減量をさらに進めていく上での啓発活動というのは重要かと思うんですけれども、新たな取り組みも先進的な自治体の取り組みなどを研究していく必要が、今後減量がかなり努力されている中での三鷹では困難なのが想像できるので、リバウンドっていうよりも、さらに減量を進めていく上での三鷹市としての考え方をお伺いしたいと、また努力をしていただきたいという思いで質問させていただきます。
 あと、この空き瓶・空き缶の戸別収集地区の拡大ということで、今どの程度地区的に、三鷹市全体でこのステーション方式でない部分が、なっているのか。面積なんですかね、最終的に100%まで実施をしようということだと思うんですけれども、計画をお伺いしたいというふうに思います。
 ここの三調めのエントツくんなんですけれども、愛称だけではなくてキャラクターをつくったり、そういうことは考えてないんでしょうか。ゆるキャラブームですけれども、そういう計画というのは、より親しまれる点で考えてもいいんじゃないかというふうに思いますけれども、お伺いしておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  3点御質問をいただきました。まず1点目、新たな啓発等の取り組みという形でございます。やはり委員おっしゃるとおり、私どものほうとしても何か新しい切り口という形の啓発をやっぱり考えていく。やはり今年度は、特にごみ処理計画のほうも昨年度改定をさせていただいたところでございますので、やっぱり発生を抑制していこうという形での新たな取り組み──これは、実は私どものごみ減量等推進会議と一緒に今いろんな方策のほうを研究しているところでございます。特にレジ袋に関しての辞退していく、マイバッグを進めていくという形のところがですね、そこをまた切り口を広げていくことによって、市民の皆さんがまたもう一層ごみにならないものを求めていこうとか、自分のお宅で余りごみを出さないようにしようっていう形がいけるんではないかなという形で考えておりますので、その辺を強調して取り組みのほうを具体的に発展していくように考えています。
 特に、ことしはマイバッグキャンペーンのほうを10月にやらせていただいたんですけれども、ある程度事業者さんですね、例えばスーパーさんとか、コンビニエンスストアさんで、一部なんですけれども、ある程度期間を──1週間とか10日ぐらいの期間を、例えば啓発品、ティッシュペーパーをずっと置かせておいてくれるとか、マイバッグ等を御持参くださいというような形でお声がけもするのとともに、三鷹市と一緒に目に見える形でというような取り組みなんかもことしからちょっと見られてきますので、さらにそういったようなきっかけを生かしながら、来年度、また新たな展開という形で研究を進めていきたいなと思っているところでございます。
 あと、2点目の瓶・缶でございます。こちらについては、今年度2地区を10月からやらせていただきましたので、これで完全に戸別化という形で。今までのやはり瓶・缶のステーション方式でのいろいろな弊害ということが、これで解消されていくのではないかと。実際にもうやっているところの収集の業者等々、現状を見ますと、質のほうは非常に向上しております。まざりもの等々入ることもなくなっておりますので、収集の面、あるいは資源化ということを考えると効果があるところだと思っております。
 3点目でございます。こちらにつきましては、御意見という形で、ふじみ衛生組合にもお伝えをさせていただきたいなというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  資料2の2に関連して幾つか質問したいと思いますが、先ほど野宿の皆さんとの懇談を持たれたということなんですが、10月25日にICUの加藤ゼミの皆さんも一緒だったと思うんですけれども、それが事実かどうかということが1点ね。
 それから、2点目が、資料2の2の注意書交付って3件とありますよね。これは相手がわからなくて出したのか、相手がわかっていてそこに送りつけたのか。その業者というのも、当初言われていたナンバーの業者ということなのかどうかということを教えてください。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点ですね。1点目につきましては、ICUの学生さん、こちらに交換に来ていらっしゃるのかしら、外国の方ですね。15人ぐらいいらっしゃったかしら、その学生さんと一緒に支援団体の方という形で、結構、3時間ぐらい、いろいろ情報提供も含めてお話をさせていただきまして。海外の事情という形のことも我々のほうも情報をいただきながら、日本というんでしょうか、三鷹市も含めた日本のこういったような現状、取り組みなんかもお話ししながらですね。単にホームレスという問題に余り特化しなくて、広範なごみの処理の資源化をしていく三鷹市あるいは多摩地域の問題だとか、埋め立ての問題だとかって、そういったような広域的な考え方でこういうことに取り組んでいるんだよという形ではいろいろお話しして、かなり有意義な時間がとれたかなと思っているところでございます。
 2点目の注意書の問題で、こちらは現認をさせていただきました。特に、本当に持ち上げるというんでしょうかね、持ち上げる行為をしたところがあったので、それに対しての注意書で、例えば免許証を見せてくださいだとかいう形で、名前と車両番号を明記したものを相手に差し渡しております。これについては、ちょっと個人情報になるんですけれども、前々からある程度御情報いただいたようなところと同じようなところでございますので。こちらについては、実は注意書のほうも別に3件出しておりますけれども、同じ方ではございません。
 ただ、これちょうど10月にやっていたときに杉並区さんで氏名公表をしたんですね。これ15件分ぐらい氏名公表をしました。その業者は公表されたお名前の方と我々がつかんでいる方とは一致はしておりませんが、車両番号なんか見るとちょっと似たようなのがあるので、やっぱり関連性についてはちょっとどうかなっていうのを疑っているところでございますけれども。ここのところでも、11月になってから落ちついたというか、余りそういった持ち去り行為がないもんですので、またここでちょっと出てきたときに、同じ方がやっているというのがあれば、さらに警告書とか、そういったような形で事務のほうの手続を進めていきたいなというふうに思っているところでございます。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  参考までに聞きたいんですけれど、テレビでちょっと中継しているのがあって、持ち去りのいろいろと顔がわからないようにやって、すごい怖い思いをして、突入されてくるとかって、西のほうでしたけれど。この間多摩地区で言われていたのは、隣の県のナンバーが主だったということなんですけれど、西のほうから来たとか、そういうのはあったんでしょうか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  委員おっしゃるとおりですね、北側のほうの他県のナンバーですね。やはり、これは予想していたというか、事前に情報をいただいたのと同じような状況でした。ただ、やっぱり条例が施行しているよっていうことを、端的に言えば、注意書を出しながら説明することで、やっぱり理解はしていると思います。やっぱり条例違反になるんだっていう形では。ですので、それでもまだ行為に及ぶのであれば、やっぱりもうちょっと厳しいような対応という形で考えております。


◯委員(嶋崎英治君)  ぜひ、これも審査のときに私のほうでも問題提起させていただきましたけれども、立川市がいろんな意味で誘導するんで、市役所のというか、委託業者の収集車以外の車が持っていくときに連絡してくださいよというふうにやって、そういう大がかりな人たちの摘発というか、警告というかで、したという例があって、成功しているんだと思うんです。ぜひ、まだ三鷹はそこまで行っていないと思いますので、そういう誘導策っていうのも検討していただければと思います。
 それからもう一つですね、きょうの資料1、2、3、4、5ってありますね。この中で三鷹市及びふじみ衛生組合のほうでホームページにアップされているっていうのはあるんでしょうか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  新ごみ関係については、ふじみ衛生組合でアップしております。各市の状況については、やはり各市のホームページという形で補完をしているところでございます。以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  先ほど栗原委員のほうからありましたけれども、さらなる減量化に向けての政策ということでね、こういう成果をホームページにアップしていくということも、若い人たちはそっちを見るからね、啓発につながっていくんじゃないか。さらに皆さん、御協力ってやっていくっていうことも、ホームページにアップする中で有効な力を発揮するんじゃないかと思いますから、ぜひ御検討いただきたいということを申し上げて、質問を終わります。


◯委員長(吉野和之君)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時37分 休憩



                  午後4時38分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後4時38分 散会