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平成23年第2回臨時会(第3号)本文

               午前9時30分 開議
◯議長(白鳥 孝君)  ただいまから平成23年第2回三鷹市議会臨時会第3日目の会議を開きます。
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◯議長(白鳥 孝君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
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◯議長(白鳥 孝君)  この際、事務局長より事務報告をいたさせます。


◯議会事務局長(川出公一君)  おはようございます。御報告いたします。報告事項は3点でございます。
 1点目は、常任委員会の正副委員長互選結果でございます。
 昨日開催されました常任委員会におきまして正副委員長を互選の結果、総務委員長に石井良司委員、同副委員長に赤松大一委員、文教委員長に宍戸治重委員、同副委員長に粕谷 稔委員、厚生委員長に大城美幸委員、同副委員長に土屋健一委員、まちづくり環境委員長に吉野和之委員、同副委員長に岩見大三委員がそれぞれ選任されました。
 2点目は、議会運営委員会の正副委員長互選結果でございます。
 昨日開催されました議会運営委員会におきまして正副委員長を互選の結果、委員長に寺井 均委員、副委員長に加藤浩司委員がそれぞれ選任されました。
 3点目は、会派役員の交代の届け出についてでございます。
 5月23日付で三鷹市議会自由民主クラブから、幹事長を伊藤俊明議員、副幹事長を伊東光則議員、幹事を加藤浩司議員、渥美典尚議員とする旨の届け出がございました。
 報告事項は以上でございます。
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    日程第1 選任による三鷹市農業委員会委員の推薦について


◯議長(白鳥 孝君)  これより日程に入ります。
 日程第1 選任による三鷹市農業委員会委員の推薦について。
 これより選任による三鷹市農業委員会委員の推薦を行います。
 高谷真一朗君、伊藤俊明君、岩田康男君、退席願います。
               〔13番 高谷真一朗君 退席〕
                〔18番 伊藤俊明君 退席〕
                〔28番 岩田康男君 退席〕
 本件は、市議会議員中より3人を推薦することになっております。ただいまから事務局長に氏名を朗読させる議員を選任による三鷹市農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでございますので、事務局長に氏名を朗読いたさせます。


◯議会事務局長(川出公一君)  朗読いたします。
 高谷真一朗議員、伊藤俊明議員、岩田康男議員、以上の3名でございます。


◯議長(白鳥 孝君)  以上朗読させましたとおり、それぞれ推薦いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選任による三鷹市農業委員会委員については、以上3人の方々を推薦することに決定いたしました。
               〔13番 高谷真一朗君 復席〕
                〔18番 伊藤俊明君 復席〕
                〔28番 岩田康男君 復席〕
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    日程第2 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第2 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について。
 これよりふじみ衛生組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 ふじみ衛生組合議会議員に、緒方一郎君、嶋崎英治君、宍戸治重君、石井良司君、大城美幸さんを指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました諸君をふじみ衛生組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が当選されました。
 ただいま当選されました緒方一郎君、嶋崎英治君、宍戸治重君、石井良司君、大城美幸さんが議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。
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    日程第3 東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第3 東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙について。
 これより東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 東京たま広域資源循環組合議会議員に吉野和之君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました吉野和之君を東京たま広域資源循環組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました吉野和之君が当選されました。
 ただいま当選されました吉野和之君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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    日程第4 東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の推薦について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第4 東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の推薦について。
 これより東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の選挙を行います。
 緒方一郎君、退席願います。
                〔4番 緒方一郎君 退席〕
 本件は、市議会議員中より1人を推薦することになっております。ただいまから事務局長に氏名を朗読させる議員を東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者に推薦することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ないようでございますので、事務局長に氏名を朗読いたさせます。


◯議会事務局長(川出公一君)  朗読いたします。
 緒方一郎議員、以上でございます。


◯議長(白鳥 孝君)  以上朗読させましたとおり推薦いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者については、緒方一郎君を推薦することに決定いたしました。
                〔4番 緒方一郎君 復席〕
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    日程第5 議案第29号 三鷹市立第三小学校建替等工事請負契約の締結について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第5 議案第29号 三鷹市立第三小学校建替等工事請負契約の締結について、本件を議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
                〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  おはようございます。ただいま上程されました議案第29号につきまして御説明申し上げます。
 議案第29号 三鷹市立第三小学校建替等工事請負契約の締結について。
 この議案は、三鷹市立第三小学校の建てかえ等工事を行うため、提案するものでございます。
 第三小学校の建てかえ等につきましては、夢のある学校づくりに向けて、学校・家庭・地域との協働による第三小学校建替検討委員会を設置し、さまざまな視点から御検討をいただいてまいりました。同委員会の御意見は、例えば、周囲に圧迫感を与えない外観の新校舎、校庭の芝生化、災害時等への対応が可能な太陽光パネルの設置など可能な限り反映したところでございます。
 議案の内容でございますが、この工事につきまして、去る4月28日、3建設共同企業体による総合評価方式の制限付一般競争入札を行いました結果、落札決定いたしましたので、契約の締結を行うものでございます。
 契約の金額は、19億1,100万円で、契約の相手方は、三鷹市下連雀三丁目27番13号正栄ビル、村本・白石建設共同企業体でございます。
 工期は、契約確定日の翌日から平成26年3月14日まででございます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 どうぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯議長(白鳥 孝君)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(白鳥 孝君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前9時42分 休憩



                  午前10時49分 再開
◯議長(白鳥 孝君)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(白鳥 孝君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 1番 寺井 均君、登壇願います。
                〔1番 寺井 均君 登壇〕


◯1番(寺井 均君)  先ほど開会されました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程された市長提出議案1件についての取り扱いを協議いたしました結果、本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。


◯議長(白鳥 孝君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
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◯議長(白鳥 孝君)  お諮りいたします。この際、日程第6に議会運営委員会所管事務調査の申し出を追加し、議題といたします。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(白鳥 孝君)  議案第29号 三鷹市立第三小学校建替等工事請負契約の締結について、これより質疑に入ります。


◯14番(長島 薫さん)  シックハウス症候群等への対応についてお伺いいたします。
 各種化学物質の測定は行って、規定値を下回るよう対応されているとは思いますが、さまざまな物質の総量によって症状が出る児童もおります。また、先日、東台小学校でも少し気になったのですが、物質の検出量では問題なくとも、においで症状が出る児童もおります。そのあたりへの対応についてはどのようにお考えでしょうか、御所見をお伺いいたします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  お答えいたします。
 シックハウス症候群というのはですね、特定の物質に対してアレルギー反応等がですね、出る方がおられるので、素材がですね、大きく変容したということはこれまでの経過でございます。ですから、現在の建築事業においてはですね、シックハウス症候群に該当するような化学物質をですね、使わない素材を多く使っておりまして、余りそういった物質がですね、検出されることはないのですが、御指摘のようにですね、においというのはですね、その化学物質に該当するかどうかも微妙なところで、特定の児童、あるいはですね、個人が反応する場合もあります。ですから、それは個別の対応ということになります。具体的に言うと、アスファルトを見ただけでですね、じんま疹が出るとかいう、そういう方もおられるわけですから、そういう個別の対応についてはですね、建築事業とはまた別に、施設のありよう、あるいは施設を利用する方の状況を見てですね、考えなければいけませんが、においの検査ってすごく難しいんですよね。ですから、においを制度的に検査をするような方法っていうのは今のところありませんから、今後、個別の検討を進めると同時にですね、においについては研究してみたいというふうに思います。
 以上です。


◯議長(白鳥 孝君)  ほかにありますか。


◯28番(岩田康男君)  今回の第三小学校の建てかえについては、学校が新しくなる。耐震上も完全な対応がとれるということで歓迎はするものですが、契約議案ですので、二、三ちょっとお尋ねをしておきたいと思います。
 共同企業体による入札ということで、共同企業体で入札する場合にですね、仕事をする場合に、この19億円の、19億──消費税が入っている金額でしょうが、内訳ですね、この村本建設と白石建設はどのような役割分担をですね、何割ぐらいの役割分担で仕事をするのかをお尋ねしておきたいと思います。
 2つ目は、今回、総合評価方式ということで、価格点、技術点ということが出されました。で、価格点は数字が出てますから、これは明確です。で、技術点の場合なんですが、技術点が、この項目は何点ですよという表は出てますよね。ただ、この企業体がですね、どこで何点だったのかということは、公表ができるもんでしょうか。あるいは共同企業体の場合には、通常ですね、双方2社の技術点が評価をされるのかですね、あるいは請負金額の割合によって技術点の案分をやるのかですね、そのあたりがですね、どういう技術点の評価の仕方っていうのをしてるんでしょうか。
 3点目なんですが、ほかの公共施設もそうなんですが、特に学校の場合ですね、市内業者がかかわるっていう問題は、大変いろんな面で重要な側面持ってると思うんですね、教育上も。で、下請にですね、どういう企業を使われるのか、下請の企業は2次、3次とかっていうのがあるかもしれませんが、そういうところまで含めてですね、下請の企業名、あるいは下請で働く人たちの労働条件、こういったものを掌握するっていうふうになっているんでしょうか。
 4点目なんですが、今回は体育館は建てかえの対象になってないということですが、先日も話題になりました、ここの三小の体育館で落下事故があって、児童の方が、軽傷とはいえ、けがをしたということが御報告をされましたが、耐震補強上問題がないところでも、そういうことが起こり得るということは、それはあり得ることですよね。で、今回、体育館の耐震補強等ですね、建てかえをしないわけですから、耐震補強等どういう形をとるのかですね、体育館についても一定の工事をするのかどうか、そのあたりを関連してですね、お尋ねをしておきたいと思います。


◯総務部長(佐藤好哉君)  御質問にお答えしてまいりたいというふうに思います。
 まず1点目ですが、共同企業体の各社のですね、幾らずつ請け負うのかというような質問でございました。これはですね、建設共同企業体協定書というのを提出していただきまして、それぞれのですね、出資比率がございます。基本的にはそれに基づいてされるものと思いますが、この協定書にはですね、請負契約の履行については当該企業体の構成員が連帯して責任を負うということに定まっているところでございます。
 それと2点目でございます。技術点はどのように算定するのかというような御質問でございました。
 この技術点の評価項目や積算方法については、議員さんもおっしゃったとおり、既に公表させていただいておるところでございます。入札説明書ということに明記しているところでございますけれども、実際にですね、評価項目ごとの点数がどのようになっているっていうのは、これはですね、本当に各事業者の重要な企業情報といいますか、事業情報でございますので、開示を請求をされた場合はですね、それぞれの企業に開示はいたしますけれども、一般的に公表はしていないところでございます。
 それから、3点目に、ちょっと下請事業者の方のですね、労働条件について御質問ありましたので、私の方からお答えしたいというふうに思います。
 この下請企業者の働き方の、お一人お一人のですね、具体的な労働条件というのは、具体的には情報提供を受けていないところでございますけれども、基本的にはですね、関係法令の遵守等を契約書において明記するとともにですね、下請契約や下請代金の支払いの適正化ということにつきまして、文書等において、ふだんからですね、要請をしているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  4点目の質問にお答えをいたします。
 さきの東北地震におきまして、三小体育館の壁の一部が落下をいたしましたが、これは構造上の問題ではなくて、表面の仕上げ材の一部が落下したものでございますので、日常のチェック、メンテナンスの中できちっと対応していきたいと考えております。
 三小の体育館につきましては、耐震構造という面ではですね、問題のないことがこれまでの診断結果としては出ているところでございます。ただですね、この診断以降、基準の一部が変わりましたり、経年劣化の可能性もあるということで、今年度ですね、4校、来年度3校、既に行いました耐震診断結果の確認業務というのを行うことになっておりまして、三小につきましても今年度行うことになっております。で、その結果を見まして、それ以降のことについては検討したいというふうに考えております。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  下請業者につきましてお尋ねがございました。
 今回は大規模工事でありまして、建設業法に基づいて下請業者はすべて確認ができることになります。施工体制台帳と施工体系図というのがありまして、特に体系図はですね、公共事業で一定規模以上については必ず掲示されておりますので、公共事業は今は通行人にも見てもらう、体系図を見てもらうような時代に入っております。
 以上です。


◯28番(岩田康男君)  答え明確なんですが、肝心のね、私が質問したことは答えられるでしょうか。つまり、1番目はですね、共同企業体の場合の割合というのはあるんでしょうかってお尋ねしました。村本さんが19億のうち何割を受け持つのか、白石さんが何割を受け持つのかっていうのは明確になっているんでしょうか、あるいは何割なんでしょうかっていうことを1番目お尋ねしました。
 2番目なんですが、これもお尋ねしたことを答えてもらいたいんですが、技術点を評価するのは、村本さんの技術点でしょうか、白石さんの技術点でしょうか、それとも2人の技術点でしょうか。その場合に、いわゆる請負金額の割合に応じた案分で技術点を合計するんでしょうか。つまり、何でこんなことを聞くかというとですね、総合評価方式でやるっていうのは、そうないんですよね。で、私の推計で合っているかどうかなんですが、価格点は、これ計算すればすぐ出ますよね。で、1億の差があるわけですよ。私は、安ければいいっていうふうに思ってません、公共工事の場合ですね、安い方がいいんだっていう、そういうふうに単純に思ってません。高くても安心してですね、工事ができるっていうことならば、それでも私はいいっていう考え方です。
 しかし、1億の差をですね、上回るという技術点の技術力というのは、どこでどう評価するんだろうかというのは、当然だれでも思いますよね。で、片方は21点でしょうか、これでやると。で、片方は16点でしょうか、これを逆算してみると。5点の差が出ると、30点満点の中でね。で、そういう技術力を評価する場合ですね、どういう評価をしたのかなっていう──何もこの企業はいいとか悪いとかって私、言ってるんじゃないですよ。だれでもが思いますよね、1億円の価格を上回る技術力を持っているという技術力というのは、どういう評価なんだろうねってだれでも思いますよね。だから、そこはね、2点目は答えてもらいたい。
 3点目なんですが、企業名はわかると。で、働く労働者っていうかね、建設労働者の状況っていうのは、価格──建築材料の価格が高騰、相当していますよね。で、これだけの工事をやる場合に、価格と労賃で、価格が──建築材料が高くなった場合ですね、労賃がどうなるのかっていう、こういう一方では心配もあるわけですよ。だから、総合評価方式でいわゆる建退共に加入しているかとかですね、いわゆる労災はもちろんのこと、社会保険に加入しているかとかですね、いろんな項目ありますよね。そういう中で肝心なのは、働く人たちの賃金保障がされているかどうかっていう問題だと思うんですよね。で、そのことが、掌握すると、行政側ですね──指導するかどうかっていうのはまた別の問題ですけど、掌握するということが私、大事じゃないかと思うんですが、そういう掌握体制というのはできるでしょうか。
 それから、体育館なんですが、構造上の問題というのは、確かにね、耐震補強工事をやって調査をやれば、私は問題ないと思うんですが、私、思い出したのは、8年前にですね、宮城県沖の地震のときに、宮城県を──今回、大震災でまた宮城県のボランティアへ行ってまいりましたが、残念ながらそこの地域は遠くて行くことできなかったんですが、あのときに調査をしたのは、新築をした学校、体育館、それから、耐震補強をした学校、体育館、全く耐震補強していない学校、体育館、これが地震でどういう目に遭うかっていう3カ所を選んで視察しました。で、もちろん耐震補強をしていない学校、体育館はつぶれてしまったんですが、耐震補強をしたところでも体育館だけは問題が出た。それは体育館が持っている構造上の問題ですよね、柱がないとかですね、そういう体育館が持っている、地震に対する対応の問題がどうしても起きるっていう、そういう話でした。で、当然、体育館と震災問題というのは深いかかわり合いがあるんで、そのあたりはですね、体育館に対するこの震災対策、いろんな意味で避難場所になったりですね、使われるわけなんで、体育館に対する、この地震に対する対応ですね、これはやっぱり念入りにこの機会にする必要があるんじゃないかっていうことを痛感をしてます。その点でお尋ねしたわけなんで、この三小の体育館が建てかえになりゃ別ですけど、建てかえのないままではですね、十分な対応っていうのがされているでしょうかということをお尋ねをいたしました。
 以上です。


◯市長(清原慶子さん)  4点目の体育館について、私からお答えいたします。
 体育館というのは、今、御指摘されましたように、日常的にはスポーツ施設でありますし、小・中学校の場合には、まさに体育を指導するための施設でありますが、いざというときの避難場所でもあります。小・中学校の体育館施設であってもそうですし、三鷹市の第一体育館、第二体育館についてもですね、これまでも耐震度と老朽化度を調べながら計画を立ててきたわけでございます。したがいまして、先ほど教育部長が答弁いたしましたように、体育館についてもですね、改めて、もう昨年度の段階からしっかりと小・中学校の校舎を耐震化する前倒しだけではなくて、改めて調査し、点検し、必要であれば、今後、補強なり建てかえを進めていこうということで、既にこの東日本大震災の前にですね、予算もとらせていただいております。その該当の体育館に第三小学校の体育館も位置づけているわけでございます。私としてはですね、今、御質問の趣旨にありますように、教育施設であるとともに地域施設でもあります体育館は、小・中学校のみならず第一体育館、第二体育館も含めてですね、課題があるわけですから、それはしっかりとした調査に基づいて必要な対応をしていくということで、教育委員会とも常に連携して取り組んでいるところです。したがいまして、第三小学校についても適切な対応を、体育館についても含めてですね、していくことになります。
 以上です。


◯副市長(津端 修君)  それではですね、1つ目と2つ目の質問にお答えいたします。
 まずですね、共同企業体の出資比率は6対4でございまして、負担比率もですね、同様の比率だというふうに御認識いただきたいと思います。
 それから、2番目でございます。今回ですね、総合評価方式を導入した背景をまず御説明したいと思います。全体的にですね、公共事業を初めとして建設事業は非常に事業量が少ないという中でですね、こうした入札については非常に厳しい競争になっているという現状がございまして、価格だけではですね、最低制限価格等での落札になると、工事実績、品質に不安があるということからですね、この総合評価方式を用いたということが最大の要因でございました。
 もう1つは、こうした中でですね、市内の事業所においてもですね、なかなか事業量が少ないということから、市内にも一定の配慮をするというふうなことからこの方式を用いたわけでございまして、まず総合評価方式の技術点につきましてはですね、満点30点のうち、技術力について半数の15点を配分いたしました。それはですね、工事実績であり、あるいは施工実績であり、優良工事施工実績、あるいは品質管理等にですね、十分配慮していこうということでございまして、このうちの工事実績につきましてはですね、大手につきましては、ほとんど市内での実績はございません。そうしたことから、工事実績についてのみですね、第2グループの会社の評価もするというふうにいたしまして、その他につきましては、6割以上のですね、負担を行う第1グループの評価をしてきたというふうな基準で判定をいたしました。
 その結果ですね、今回の結果を見ますと、差がついたところはですね、企業の技術点で一定の差がついたということで、これは落札した業者がですね、結果的に市内での実績が優良な実績を上げてきたということと、他の2社につきましてはですね、工事実績がほとんどなかったためにですね、いわゆる平均点相当の持ち点しか得られなかったということが要因で、そこで一定の差がついたと。
 もう1つはですね、先ほど言いました、市内の事業所についての一定の配慮でございまして、営業所の所在地であるとか、あるいは防災協定の締結並びにその取り組み実績ですね、そうしたことを評価することによって一定の差がついたということで、こうした結果になったということでございまして、あくまでも品質管理ですね、そうしたところに最重点を置く中で、地元企業についての配慮も加えた結果、こういうふうな結果になったということで、私どもとしては、一定の評価できる結果が得られたかなというふうに考えているところでございます。


◯15番(嶋崎英治君)  何点か質問をさしていただきたいと思います。
 総合評価方式制限付一般競争入札を行い、3事業者の応札があって、その中で決定したという提案説明がありました。そこで、この工事遂行に当たってですね、三小の児童及び三小内に併設されているちどりこども園児への安全対策及び周辺住民への安全対策が必要になりますね。騒音とか、振動とか、粉じんとか、工事車両、交通などの問題がありますが、総合評価方式の中にある施工能力評価項目及び基準にはそういった項目はないわけですよね。ですから、その辺については、今、私が問題提起した点については、市はどのようにお考えになっていらっしゃるんですか、それをお聞かせいただきたいと思います。
 また、取り壊しがやがて必要になってくるわけですが、学校などでアスベスト問題がありました。撤去できるところは撤去し、撤去できないところは埋め込んじゃうというか、密封しちゃうというか、そういう工事をやったところが幾つかあったかと思うんですけども、三小はどんなだったのかということについて私、記憶が残っておりませんので、取り壊しに当たってのアスベスト対策などではどのようにとらえられているんでしょうか。
 3点目は、第三小学校が一時避難場所になっているわけですが、今回の東日本大震災によって、どこに一時避難しようかということが家族の間でもかなりね、話し合われているということになりました。で、住宅地であります。で、三小のスペースがなくなるんですけども、近隣には四中しかないですね。その辺の周知徹底はいつごろ、いかなるような形で行われるのか、その3点についてお尋ねいたします。


◯総務部長(佐藤好哉君)  私からは一時避難場所の件についてお答えしたいと思います。
 今、質問議員からおっしゃったとおりですね、大規模な避難所というのは近隣の四中しかございません。ですので、工事が始まってですね、なるべく早いうちに市民の皆様にもですね、お知らせし、また児童の安全を図ってまいりたいというふうに思っておるところでございます。
 以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  騒音、振動、粉じん等の問題につきましては、技術的にはですね、防音シートを張るとかですね、そういった基準に決められたとおり丁寧に行ってまいりたいと思っておりますが、周辺への説明等につきましてですね、今後、まちづくり条例に基づいた建設説明会等々ございますので、その中できちっと周辺の方にも周知を図っていきたいと思っております。
 それから、アスベストにつきましては、現在、三小のアスベストの実態については、ちょっと私、詳細には存じておりませんけれども、きちっとですね、決められたとおり、業者によって処分するような手続をとってまいりたいと考えております。


◯15番(嶋崎英治君)  わかりました。工事が始まってからということでしたけど、始める前じゃないと──言い間違いかと思うんですけども、始まる前に看板を立てるとか、あるいは広報とかね、いろんな手段、児童・生徒なんかも含めて周知だというふうに思いますので、始まってからじゃちょっと遅いような気がいたしますので、事前に周知された方がいいんではないかというふうに思います。
 それから、プロポーザルであればね、先ほど私が問題提起したようなことについて、事業者がどのような対策を立てていくかということでできるのかと思いますけれども、粉じん、音、振動というのは、防護壁だとか、あるいはネットだとか、パネルだとかで防げませんよね。特に空気にセメントとか、あるいは取り壊しのときのセメントの粉じんが行って、それを吸い込むと大変な被害になっていくわけですよ。これは働いている者もそうですから。ですから、その辺については、総合評価方式の中に取り入れるっていうのは、困難なのかもしれませんけど、何かできないものでしょうかね。
 それから、この総合評価方式、実施して1年ちょっと、2年目になるのかな。で、一定の見直しもされてきているかなと思いますけれども、固まったものではないですよね。だから、この経験を経ながら、さらによいものに進めていかれる──先ほどの岩田議員からのいろんな問題提起もありました。そういうふうなことを、これを機会にさらに検討をされていくのかどうか、お尋ねをいたします。
 それから、アスベスト問題については、あるかないかということがね、まず必要だと思いますので──やったら出てきたということだとね、また騒ぎになってしまいますから、それを、一定の施しをしていると思いますので、きょうはまだわからないということです、後日で結構ですから、その所在だけを確認をお願いしたいと思います。
 以上です。


◯副市長(津端 修君)  契約方式におけるですね、総合評価方式と、今、御指摘のですね、施工上の技術点の問題は別問題だというふうに認識しております。したがってですね、仕様の中でその辺は──仕様あるいは設計ですね、の中でしっかりと確認すべきことでありますし、施工上、施工管理委託も行っておりますし、市の直営のですね、現場監督者もおりますから、施工上で十分配慮をしていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いします。


◯議長(白鳥 孝君)  これをもって質疑を終わります。
 これより討論に入ります。


◯5番(粕谷 稔君)  それでは、議案第29号 三鷹市立第三小学校建替等工事請負契約の締結について、市議会公明党を代表して討論をさせていただきます。
 今回の第三小学校建てかえに向けては、設計後に東日本の大震災が発生したわけでございます。不幸にも天井付近の壁の仕上げ材の破損、落下が起こったわけでありますが、もちろん今回の建てかえにおいては、耐震化を踏まえた設計となるわけでございます。しかしながら、今回の震災からも、こうした天井、照明、スピーカー、またガラス窓等の基準がない非構造物にも十分配慮をして推進すべきであると考えます。また、建てかえに当たっては、児童、職員の安全な避難ルートの確保、また、地域の災害時の被災避難者の受け入れ体制の確保等、災害時の万全なマニュアルを確立し、また、地域を巻き込んでの訓練の実施など、ソフトユースもしっかりと考慮すべきであると考えます。
 以上の点を配慮いたしまして、児童のみならず地域社会の大きな安全安心のための第三小学校建てかえになるよう申し添えて、賛成といたします。


◯14番(長島 薫さん)  シックハウス症候群、化学物質過敏症についてです。他の自治体での実例として国で認められた物質、また、個々の物質では基準値以下の測定値ではあるんですが、空気中への浮遊物質のトータル、総合量で見るとかなり高い値となっており、実際にそういった症状の出た児童のある学校がある。そういう実例がございます。そういったことをきちんと調査研究して、三鷹市ではそのような例の出ないよう、すべての児童が健康に教室で授業の受けられるように配慮していただくことを要望して、本議案に賛成いたします。


◯15番(嶋崎英治君)  それでは、討論させていただきます。
 東台小学校の建てかえのときがありました。あのとき、東台保育園について、そのままそこで保育をしながら工事を進めていくんだというのが市側の最初の答弁でした。その後、夜、急遽移転をして仮園舎をやって対策を立てますということでね、その心配は要らなくなったんですが、今回は、同じ敷地内にちどりこども園も三小もそのままあるということですから、そうした園児や児童への安全配慮及び周辺住民の皆さんへの安全配慮が本当に必要になると思いますね。
 私、コンクリートのものを削っているところを通ったときにですね、吸じん装置をつけてない、それから、密閉もしてないというところで吸い込んじゃった経験があるんですよ。もうそれ、セメントですから、一、二年ちょっと変でしたですね。これ、体験ないとわからない。だから、じん肺訴訟になったり、いろいろあるんだと思うんですけれども、そういった対策をしっかり立てていってほしいと思いますし、こういう取り壊しに当たっては、密閉をしてコンクリート粉じんが外に出ないように、そして、その局所、排気装置などをつくってやるということが建設事業者に義務づけられていると思うんですね。その点、本当にそれやるかどうか、それやるとなかなか作業がはかどらなかったりするもんだから、働いてる者がちょっとやっちゃったりということがあるんですよね。その辺、市がどこまでそういったことについての指導というのが及ぶのかわかりませんけれども、その粉じんが出て園児なり、生徒なり、あるいはそこに働いている人たち、周辺住民が吸い込んじゃったというときになるとまた大変ですからね。そういったことをしっかり立てていただいて、立派な校舎、安全な校舎ができることをお願いいたしまして、賛成をしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯議長(白鳥 孝君)  これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第29号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員でございます。よって、本件は原案どおり可決されました。
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    日程第6 議会運営委員会所管事務調査の申し出について


◯議長(白鳥 孝君)  日程第6 議会運営委員会所管事務調査の申し出について、本件を議題といたします。
 本件は、委員長から、会議規則第97条第2項及び第103条の規定により、所管事務の調査をいたしたいとの申し出があります。内容については、お手元の配付のとおりでございます。
 お諮りいたします。本件については、議会運営委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査にすることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(白鳥 孝君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成23年第2回三鷹市議会臨時会の閉会をいたします。御協力ありがとうございました。
                  午前11時26分 閉会