メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年文教委員会) > 2011/09/13 平成23年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2011/09/13 平成23年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。
 まず、項目アからエについてお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  おはようございます。教育委員会の行政報告をさせていただきます。委員長から今、御案内ございましたように、今回7件ございまして、前半の4件、今、教育委員会の方で進めております個別の計画──基本計画に合わせまして、個別の計画を今、改定作業を進めておりますけれども、その個別の計画について4件まとめて。そして、後ほど、その後、問題行動調査、教科書の採択、給食食材の放射性検査の実施状況ということで御説明をさせていただきたいと思います。
 前半の個別の計画につきましては4点、ごらんのとおり教育ビジョン、支援プラン、生涯学習プラン、みたか子ども読書プランと、4件、教育委員会の方で今作業を進めているところでございます。教育ビジョンにつきましては、改定作業、昨年度から取り組んでおりまして、昨年度、教育・子育て研究所からの提言を受けまして、今年度に入りまして校長との意見交換、学園長、コミュニティ・スクール委員の皆様、それから小・中学校の代表者による子ども熟議等をやってまいりました上で、骨格案までつくってきたものでございます。1年ぐらいかけてここまで来たということで御理解いただきたいと思います。
 教育支援プランにつきましても、教育・子育て研究所からの提言もございましたし、それから教育支援推進委員会の方でも検証、提言をいただきまして、そして今年度に入りましてからは校長会等での意見交換、そして教育委員会でも御議論をいただいてきょうに至っているものでございます。
 みたか生涯学習プランにつきましては、これも昨年度から動いておりまして、市民意向調査の把握、それから社会教育委員会議からの提言、それから庁内の生涯学習計画推進会議等での意見交換も経まして、そして、ここ6月からは集中的に社会教育委員会議で骨格案の検討をいたしまして今日に至っているものでございます。
 それから、みたか子ども読書プランにつきましても、平成22年度に関係機関へのアンケート調査、それから図書館協議会へ諮問いたしまして図書館協議会から答申をいただくというようなやりとりを経まして、教育委員会の方で骨格案を検討いたしましてきょうに至っているところでございます。
 今後皆様からの御意見等も承った後、ホームページ等で市民への意見聴取も図りまして、10月には素案という形で、計画のきちっとした形でお示しできるように頑張ってまいりたいと思っております。現時点ではまず骨格ということでございますので、計画の骨格をこれから担当課長より順次説明させますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  おはようございます。それでは、私から三鷹市教育ビジョン2022(仮称)骨格案につきまして御説明をいたします。資料1をごらんいただきたいと思います。1ページおめくりください。初めに目次です。全体の構成ですけれども、ローマ数字のIといたしまして、三鷹市教育ビジョンの策定に向けて。ここでは基本的な考え方等を示しております。それから、2番目といたしまして、目指す子ども像。これは現行教育ビジョンにもありますけれども、子ども像を明確にするということでございます。それからローマ数字のIIIといたしまして施策の体系。IVでは、目標・重点施策の設定と取り組みの方向ということで、具体的な目標に沿った重点施策を記載しているところでございます。
 それでは、1ページおめくりいただきまして、1ページをお願いいたします。策定に向けた基本的な考え方というところでは、今後12年間の三鷹市の教育の方向性を示す計画を策定していくということで、改正教育基本法、それから教育振興基本計画との一層の整合を図っていくと、これが基本的な考え方でございます。計画期間といたしましては、第4次基本計画と同様に平成23年度、今年度を含み34年までの12年間の計画でございます。
 それではページをおめくりいただきまして、4ページをお願いいたします。目指す子ども像ということでございますけれども、こちら、四角の囲みの下のところに子ども像、具体的に掲げております。5点ございまして、大きな構成といいますか、内容的には現行の、今のといいますか平成18年に策定した教育ビジョンと同様でございますが、例えば三鷹を愛する人とか、健康な心身とか、それから地域に貢献できる人など、教育基本法とのより一層の整合を図るような内容になっております。
 それでは、5ページをお開きいただきたいと思います。施策の体系です。目標を5つ掲げておりまして、目標Iは、これ、コミュニティ・スクールの内容になります。それから、目標IIは、これ小・中一貫教育の教育内容、それから目標IIIでは特色ある学校・学園づくりということで、人材育成等についてもここで記述をしているところです。それから、目標IVでは、安全で快適な教育環境の整備という内容でございます。それから、目標Vは、地域をつなぐ拠点となる学校。学校を核としたコミュニティづくり、あるいはスクール・コミュニティと呼んでいるような内容になります。
 それでは、6ページ、右側のページをお願いいたします。まず目標Iの中では、コミュニティ・スクールの機能の充実、あるいは地域人材の育成と協働の推進、2番目の丸にありますけれども、地域人材による学習指導等の充実など、コミュニティ・スクールの機能の充実を図るという内容でございます。
 それから、8ページをごらんいただきたいと思います。目標IIになります。こちらは小・中一貫の中身ですけれども、当然ですけれども、4番にあるような小・中一貫教育の充実と発展と。この中では、これまでも取り組んできておりますけれども、そうした内容をより一層充実を図っていくという内容で記載をしているところです。
 5番では、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実ということでありまして、これまでもこうした内容で取り組んできましたが、ここで明確に知・徳・体と、これをですね、次のページをお開きいただきますと、具体的にぽつがありまして、知・徳・体それぞれ内容を記載しておりますけれども、そうした明確な目標のもと子どもの教育活動に当たっていきたい、指導に当たっていくということでございます。
 そのほか、6番では、これまでも取り組んできたキャリア・アントレプレナーシップ教育を初めとした多様な学習機会の提供であるとか、右側の8番では、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進と。2番目の丸では、多様な教育方法による個に応じた指導の推進。一人一人の個に応じた指導の充実を図っていくと。その際、そのために多様な教育方法を取り入れた指導等に取り組むという内容でございます。
 それから、11ページをお開きいただきたいと思います。こちらは特色ある学校・学園づくりとなりまして、10番のところの2番目の丸では学校評価・学園評価の充実と。これまで学校評価・学園評価、4本柱の1つになっておりましたけども、一定の仕組みが整ったこと、引き続き重点的に取り組む課題として進めるわけですけれども、こうした形で記述をしているところでございます。それから、11番では教員のキャリア支援と人材育成と。この中身も教員の資質・能力の向上ということで、明確に三鷹市立学校人財育成方針の作成と、こうしたことも掲げまして、キャリアパスを示しながら、先生の段階といいますか、キャリアに応じた、そうした能力の向上を図っていくと、そうした方針を打ち出しております。
 13ページをお願いいたします。こちらは教育環境の整備ということで、子どもの安全安心でありますとか、あるいは14では快適な学校施設づくり。これは学校のハード面の部分ですね、そうしたこと。それから15番では、環境に配慮した学校施設の整備と活用ということで、学校のエコスクール化でありますとか、屋外運動場の芝生化、壁面緑化の推進等々も記載しているところです。それから、16番ではICTを活用した教育環境の整備と利活用という内容になっております。
 1ページおめくりいただきまして15ページをお願いいたします。こちらは地域をつなぐ拠点となる学校をつくるということでありまして、17番の施策にあるように、地域社会の拠点としての学校づくりの推進と。スクール・コミュニティの創造に向けた学校を拠点とした事業の推進、そのような内容を中心に19番にあるような家庭や地域の教育力の向上等も図りながら、こうした地域をつなぐ拠点となる学校をつくると、そのような内容になっております。私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私からは資料の2、教育支援プラン2022の骨格案について説明させていただきます。
 お手元の資料、最初開いていただきますと目次がございます。体系ですけれども、教育支援プラン2022の策定に向けてということで、基本的な考え、位置づけなどがそこに書いてあります。それから教育支援を通して育成したい力、それから今回の教育支援プランの基本方針、大きな4つ目が教育支援プランの体系を示してあります。大きな5つ目からは具体的な施策となっております。
 それでは、早速1ページの方から説明させていただきます。教育支援に関する基本的な考えは、教育ビジョン2022、今説明がありましたけれども、ここにも掲げられておりまして、今回の教育支援プラン2022は、この教育ビジョンに基づいて作成するものです。特別支援教育は、教育基本法及び学校教育法の改正によりまして、平成19年度から特別支援教育が法的に位置づけられております。三鷹市では、障がいのある子も、ない子にも、一人一人のニーズに応じた支援を行うという考えから、特別支援教育の特別を取って教育支援として展開していますけれども、現行の教育支援プランは法による基本的な考えを基本にしながら、三鷹の実情に合わせて策定されたものです。したがいまして、基本的には現在の施策をさらに推進していくもので、現行の教育支援プランの基本方針を引き継いでいくものというふうにします。そこで、1ページのところも、理念と基本方針については、現行のプランの理念及び基本方針を引き継いでいきますということでやっております。教育支援プランは、現在の具体的な施策を今後も推進していくというふうな位置づけでございます。
 3ページでございます。教育支援を通して育成したい力。こちらの方も基本的に変わっておりません。文言整理をしておりますけれども、大きな2番の教育支援を通して育成していきたい力ということで、こちらの方も現在のと、文言整理はしておりますけれども、大きく変わっておりません。
 4ページが今回の基本方針でございます。現在の支援プランの4つの柱のうち、教育支援のためのモニタリングシステムの構築、これは教育ビジョンでもそうですけれども、柱というよりも、各施策の中で行うこととしたため、今回の基本方針はそこに掲げている3つといたしました。こちらも文言整理をしたということで、今までのものと基本的には変わりございません。
 5ページの体系図でございますけれども、こちらの方も、したがって基本方針4つから3つになりましたけれども、文言整理などはしておりますけれども、基本的な考えというところは変わっておりませんで、一人一人の教育的ニーズに的確にこたえる教育支援、小・中一貫教育の特徴を行かした教育支援、総合教育相談室では連携して取り組む教育支援、それぞれを推進しますということになっております。
 6ページは飛ばしまして、7ページですね。中ほどの2の(1)、校長のリーダーシップによる教育支援の推進のところのアでございますけれども、教育支援の校内委員会、こちらの柔軟なあり方を工夫し、充実を図りますというふうにいたしました。これまでも校内委員会の活用を掲げていたんですけれども、より柔軟に複数の関係者で指導、支援に当たる学校の体制をつくって、一人じゃなくて学校で対応するっていうふうなことでございます。同じく7ページの(3)教育支援コーディネーター、これ、学校の中ではかなり浸透してまいりましたけれども、これをなお保護者の方にもよく浸透させて、身近な相談に活用していきたいと思っております。
 9ページをお開きいただけますでしょうか。小・中一貫教育の特徴を生かした教育支援を推進しますというところですけれども、こちらの頭書き部分で、今現在7つの学園に教育支援学級が固定制、通級制の差はありますけれども、7つの学園に1つは必ず教育支援学級が設置されております。この特徴を活用して教育支援を推進するというものでございます。同じく9ページの1の(1)義務教育9年間を通した教育支援のイ、そこにスクールソーシャルワーカーの学園単位での活用ができるような計画的な配置を進めるっていうことを今回掲げています。現在の教育支援プランでもそのあり方について検討するということはありましたけれども、引き続き推進していくというものです。
 それから同じく9ページの(2)のアですね。こちらでは、東京都が第3次特別支援教育推進計画で構想しております支援教室というのがございます。これは、通級の課題を補完するようなものでして、今までは支援を必要とする通常級にいるお子さんが通級という形で、通級支援学級のある学校に通っている場合がありましたけれども、これは通級の教員が逆に学校に出向いてやるというふうなことですけれども、三鷹の場合は小・中一貫の7つの学園の特徴を生かして進めていきたいなと思っております。同じく9ページの一番下ですけれども、計画的な整備についてはここで大規模化の解消にも一定のめどがつきましたので、国や東京都の動向及び地域の児童・生徒の状況を見ながら今後は対応していきたいというふうにさせていただいております。
 あと11ページのこちらは、前は教育相談室が担うといふうな──目標3ですね、書き方をしておりましたけれども、そこのところをちょっと表現を変えさせていただきました。あと1の(1)、(2)、個別の支援計画なども大分活用されてまいりましたので、それの活用の充実。それから、幼・保・小連携の事業などでも教育支援シートが大分普及してまいりましたので、さらなる浸透を図っていきたいと思います。
 12ページでございます。(2)の派遣事業の充実のイのところですけれども、スクールカウンセラーをスクールソーシャルワーカー的な活用をして、先ほど言いましたスクールソーシャルワーカーの充実を図っていきたいというところでございます。以上です。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  資料3をごらんいただきたいと思います。生涯学習プラン2022について御説明したいと思います。
 まず1ページをおあけください。全体の構成についてお話をさせていただきます。まず総論と各論に分けてございまして、左側の総論の方では全体的な考え方とか基本目標、それから基本施策などを書かせていただいております。2ページ目の各論の方では、その基本目標、基本施策を実現するための個別施策、個別事業について、市全体の事業と絡めて、関係して事業の内容について書くというような構成になっております。
 それでは、3ページをおあけいただきたいと思います。第1編、総論でございますが、総論の初めに生涯学習の定義について記載をしております。自分の意思で学んだり何かをしたりというさまざまな活動が生涯学習になるということと、それから生涯学習を通しまして生きがいの発見とか、自己実現を図り、住み続けたくなる魅力あるまちづくりにつながるというようなことを、生涯学習の定義として書かせていただいております。
 第1部、計画の前提でございます。今回のプランにおきましては目標が変わっております。その目標がここに、計画の目的のところに書かれておりますが、黒字のところでございます。新しい目標はともに学び、学びを生かし、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていく心豊かな社会をつくるというのを今回の生涯学習プランの目標にしております。具体的な内容としましては、そこの計画の目的の3行目をごらんいただきたいんですけども、市民みずからが学び、豊かな心をはぐくみ、成長し、また学んだことを地域に返す、地域で生かすということですね。そういう学びの循環や、人とのつながりを創出して、もって地域全体が発展して将来にわたって受け継がれていく、そういうような社会の実現を目指すというふうな目標に書いております。
 続きまして4ページをごらんいただきたいと思います。2の計画の基本的視点、この計画の基本的な考え方について書いている部分でございます。今回の考え方につきまして、(1)と(3)ですね、生涯学習による知識基盤社会への対応、それから3の知の循環型社会の構築というのが、新しい考え方として入ってきております。これは国の中央教育審議会や社会教育委員会議の提言としていただいている内容の部分でございます。簡単に説明しますと、知識基盤型社会というのは、科学技術の高度化とか情報化などによって新しい知識が重要な役割を果たす社会、そういう社会には新しい知識基盤社会に必要な学びを支援していく必要があるという考え方と、(3)の知の循環型社会の構築といいますのは、みずからが学んだことを地域に還元して、地域で学んだことをまた実践していく中で新たな課題が出てきた場合には、その解決のためにまた学んでと、そういうような学びの繰り返しを行うことによって社会が循環して、その中で地域がつながって、お互いが協力し合って支え合うような心豊かな社会を目指すという考え方でございます。
 (2)番の生涯学習を支援する環境整備と、次のページ、5ページの学校・家庭・地域の教育力の向上につきましては、前回掲げた内容のさらに推進をするという形で、考え方として載せております。そして、5ページの第3部の2でございますが、その基本的な考え方を実践するための基本施策として4つ掲げております。1つ目は、生涯学習の基盤づくりということで、いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも学習できる環境を今後とも整備をしていくという施策でございます。2番目の生涯学習の機会と場の提供は、市民に対して生涯学習を行うさまざまな機会や場を今後とも提供していくと。3番目の生涯学習の支援はICTの活用や保育つき講座など、生涯学習を受けにくい環境にある人たちをいかに支援していくかということの施策でございます。4番目の生涯学習によるまちづくりは、人材育成とか、学校・家庭・地域を連携する生涯学習のまちづくりを進めていく必要な基本的な施策ということで、4つ基本施策を挙げております。
 6ページ、計画の重点事業としまして5つほど挙げてございまして、(1)から(4)は新しい事業でございますが、まず(1)と(2)の新川防災公園・多機能複合施設、それから南部図書館につきましては、新しい生涯学習の拠点となる施設として新しく整備を行うということで重点事業の中に載せております。そして、(3)の「スポーツ推進計画(仮称)」策定と推進と、次のページ、7ページ目、スポーツ祭東京2013(東京国体)の開催につきましては、生涯学習に関係するスポーツの事業として重点事業の中に2つほど載せております。(5)番目、三鷹型エコミュージアム事業の推進につきましては、前回も行っている事業で、それの一層の推進ということで、5つ目の重点事業として掲げておる内容でございます。
 8ページ目、各論のところでございますが、この生涯学習プラン2022の体系図ということで、全体の構成図を載せております。これは、まず左側のともに学び、学びを生かし、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていく心豊かな社会をつくるという目標の中で、各1から4までの基本施策、そして、その基本施策の右側にあるそれぞれの柱が、例えば生涯学習の基盤づくりの個別の施策として、例えば1番、市民ニーズの把握ということが掲げられまして、さらにその後に個別事業が加わってくるというような内容になりますけども、これについての詳細につきましては次ページ以降ですね、9ページから12ページの中でそれぞれ具体的な個別事業を記載をしているというような構成でございます。
 私の方は以上でございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  それでは、資料4をお開きください。私の方からは、みたか子ども読書プラン2022について御説明申し上げたいというふうに思います。まず、このプランの基本的な構成でございますが、1ページのところに目次は出ているんですけれども、基本的な考え方は本編の4ページまでに載ってございます。それから具体的なこの計画の測定する指標ということで、7ページから8ページに指標が載ってございます。前回の2010では指標については2つだったんですけれども、今回3つということで、2つの指標については前回のものを継続してございます。今回新しく入れた指標については、そこの7ページの2というところが新しく入った指標でございます。具体的な取り組みについては9ページ以降という構成になってございます。
 まず、この骨格案の作成に行く前に、前回のプラン2010の分析を行いました。これについては、47事業、実際にはあったわけですけれども、その達成度は78.7%であったというところでございます。それから、この分析に際して、今回108カ所の子育て関係施設にアンケート調査を行ったわけですけれども、それによりますと特徴的なことが3点わかりました。1つは、図書館のサービスの認知度、これが図書館側としてはあると思ってたんですけれども、思ったよりも、2割ぐらいはわからないというところがあったというようなことがあったので意外だったというところがまず1点。2点目は、各関係施設で起こっている読書ボランティア等のボランティアを束ねてほしいという要望が各所から寄せられているというのが2点目でございます。3点目は、中・高生の事業の部分が弱い、あるいは課題があるということがわかったということでございます。これを図書館協議会に御報告申し上げまして、そこで図書館協議会の方から答申をいただいたというところでございます。
 5ページ、6ページをお開きください。こちらにその図が載っております。この図の見方は、5ページの下から上に挙がっていきます。そして、6ページの上から下へおりてくるという、そういう循環型の図になってございます。で、旧プランはそこの一番下にあるように3つの視点であったというところでございます。で、この家型の3つが分析と、それから108カ所のアンケートの結果、図書館協議会からいただいた3つの視点というところになっております。
 この読書プランですけれども、この新しい読書プランについては、子どもの読書環境の整備と読書活動の支援に取り組むという目標ですね、これを基本としたみたか子ども読書プラン2010の基本理念を継承しつつ、新たに子どもが本を手にする仕組み、読書の楽しさを伝える仕組み、これが5ページの円筒形の2つになっているんですけれども、この2つの柱で再構成して、それを10のカテゴリーに分けたんですけれども、その10のカテゴリーについては、大きく言って4つの視点から10のカテゴリーに分けたというところでございます。
 それは、1つは、団体サービスの充実、2つ目はボランティアの育成、3つ目は中・高生向けサービスの充実、それから4つ目が、多少ホームページ等の電子媒体に寄っていた部分があるんですけど、やはり紙媒体の見直しということが大事だという視点をいただきましたので、この4つの視点から47事業を10のカテゴリーに再構成して拡充する取り組み、継続する取り組みという形でやって構成したというところでございます。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  とりあえずここまでの報告は終わりました。
 それでは、質疑に入りたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。資料に沿って質問をさせていただきます。資料1で、7ページにございますけど、以前にも御説明はあったかもしれませんが、ちょっと教えていただきたいんです。地域コーディネーターという表現がされてますけども、このコーディネーターはどういった人格で、あと、どういったスキルを持っている方を対象にイメージされているかっていうことを、できればこの注釈でも載せていただくとありがたいんですけど、ちょっと御説明いただきたいと思います。
 それと、資料1ではですね、あと14ページの16番目の学校・学園ホームページの拡充とウェブアクセシビリティーの向上ということで、私もホームページを拝見することがあるんですけど、なかなかちょっと更新されてないところも多々ありましてですね、1つの要因は、お聞きしたところ、操作性というか使い勝手がちょっとよくないようなことも聞いてます。ITに詳しい方がやられたりしてるということも聞いてますけれども、やっぱり学校長さんがですね、校長先生とかが簡単に操作できるような、ちょっとマニュアルもあるんでしょうけれども、ちょっと教えていただいて、だれでも更新ができて新しい情報を載せられるような仕組みにしていただければなと思います。どうしても、どのホームページもそうですけれども、更新されないとちょっと見なくなりますので、ぜひこういうのを活用いただきたいなと思います。
 資料3の9ページですね、市民ニーズの把握ということで載せてありますけれども、いろんな御意見や御要望が挙がってくると思うんですが、結局それをいろんな施策に反映されると思いますけど、結局それがどの部分に反映されたかという、市民の声がここに反映されたというひもづけが、やはりいただくと、ああ、これだけ市民の方が関心があってこの施策として反映されたんだなということがわかると思いますので、何かこれの施策は市民の声のもとにつくられたものですという何か表現をしていただくと、ああ、関心が高まってきているなというのも感じとしてとれるんじゃないかなと思います。ちょっとその辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。
 あと最後になります。読書プランの、資料4になりますけども。私も図書館をよく利用させていただく中で感じるところが何点かあります。結構シリーズ物もございますけれども、やはり1巻目とか2巻目が結構借りられているケースが多くて、要はそこが借りられていると、次はもう借りる気持ちがなくなってしまうと。私なんかもそうですが、ビデオでもそうですけども。だから、その1巻、2巻というのをもうちょっと数をふやしていただいて、導入には、すぐとってもらうような、そういうような工夫も要るのかなというふうに思いますので、その辺もお願いします。
 それと、あとですね、これはもう1つ、アマゾンの仕組みをちょっと考えたときに、この本を買った人はこの本を買ってますという連携があるんですよね。それでまた買う、購買意欲をかき立てるというふうな仕組みになって、これも1つの参考として、この本を借りた人はこの本も借りるというようなのもいいんじゃないかなと思いますので、その辺のお考えとかいただければと思います。
 あと最後、済みません、同じ読書プランの関係ですけども、子どもたちが図書館を利用する際に、やっぱり子どもたちをターゲットにするんじゃなくて、お父さん、お母さん、家族ということで見ていただくのもいいのかなと。だから、お父さん、お母さんも行って、一緒に家族で図書館を利用して、子どもたちも本になじむということもあり得ると思いますんで、そういった仕組みもぜひ御検討いただければと。その辺の何か御答弁をいただければと思います。以上です。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  地域コーディネーターについてのお尋ねの部分について、私の方からお答えいたします。こちらにも書かせていただいておりますように、地域コーディネーターには学校支援の事務局的な機能を持っていただきたいといったことを目指しています。これは、やはりコミュニティ・スクールを運営していく上で、学校の先生方の負担もそうですし、どうコーディネートしていくのかといったときに、地域をよりよく知っていらっしゃる方にお願いをしていきたいといったところで、1つは、学校支援のこれまでの御経験のある方、さらには地域のことをよく御存じの方、そういった方が学校と地域をつなぐコーディネート役ということでお願いをできればということで、今後配置等について検討していきたいということで書かせていただいております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  学校・学園のホームページの件です。こちらについては、従来は学校で1台のパソコンでしか更新ができない状態でした。こちらについて、一昨年になりますか、すべての教員が比較的簡単に更新ができるようにということで仕組みの導入をしています。ところが、まだまだ先生方、忙しいということでなかなか手が回らない状態になっています。こちらでも、そのサポートの要員も確保していますので、これまで以上に学校・学園から積極的に情報発信できるように、こちらからも強く働きかけをしていきたいと思っています。以上です。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  市民ニーズの把握について御質問をいただきました。現在のこの生涯学習プランでも、昨年の7月に三鷹市民2,500人を対象に生涯学習についての市民意向調査を実施して、今回の生涯学習プランの方にも反映するということを考えておりまして、さらに通常の生涯学習情報システムにおいてもさまざまな市民の要望を把握しているところでございますが、市民ニーズの反映、それを市民にもわかるようにということの御指摘については、今後生涯学習プラン等も含めて検討させていただきたいというふうに思います。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  3点御質問をいただきました。まず1点目のシリーズ物の、特に1巻、2巻というものを少し多目に入れたらどうかということでございますが、三鷹図書館はこの夏休みを前にして、実は青少年向けの図書のヤングアダルトコーナーというのがあるんですけれども、そこの書庫を増設してございます。それから、見やすくする配置がえを行ったというところでございます。そうしましたところ本の動きが非常に活発になりまして、貸出数が飛躍的に伸びたという、この裏腹の関係がございまして、実は団体等でも必ず複数買ってあるんですけれども、そういうのが全部出てしまっているということで、できるだけそういうように配慮しながら購入したいと思うんですけれども、貸出数との関係がございまして、そういうことだということで御理解いただければというふうに思います。
 2つ目のアマゾンの仕組みでございますが、これは図書館内部でも当然声は出ております。やることはさして難しいことではない。しかし、これは履歴をとらないといけないので、その点についての利用者の合意ができていないということもあります。賛否両論ございます。ということで検討・研究の対象にはなっているんですけど、すぐにということに対しては、もう少し利用者の声を聞きながら慎重にやっていきたいと思います。
 それから、家族での利用をもっとということなんですけれども、これは図書館がより市民に近いということのあらわれではないかなというふうに思いますので、特にさまざまな図書館の事業、おはなし会を中心としたさまざまな事業をやっているわけですけども、さらにそういうものを充実しながら家族で利用できるような環境をつくっていきたいと思っているところでございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。質問ではありませんけれども、お願いになります。ホームページですね、ぜひ定期的に市の職員の方も見ていただいて、ちょっと進んでないなと思われたならば、ちょっとどうしたのかなというふうに聞いていただければなと思いますんで、その点御配慮よろしくお願いいたします。
 それと、あと図書館、済みません、よくわかります。あと、よく借りられるということは人気があるっていうことですので、要はちょっと傷みも激しくなりますので、その辺も更新とか、あと版が変わったらば、ちょっとそれもどういって調べるのかちょっと難しいところがあると思いますけど、その辺の方の研究もされていただいて、ぜひ利用度を上げていただければなと思います。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  おはようございます。吉沼でございます。よろしくお願いをいたします。
 最初にですね、教育ビジョンのところなんですけども、13ページですね、13番の子どもの安全・安心の確保というところの2番目に、通学路における児童・生徒の安全の確保という項目がありまして、実は私も安全安心メールを受けているんですけども、現在は放射線のことがありまして安全安心メールも放射線が非常に多いんですけども、その前は約6割近くが生徒・子どもの体にさわられたとかっていうような事例がすごく多いんですね。そういったものを排除していくためには、ここには確かに生徒たちの見守りを安全に確保することに努めますと書いてあるんですが、そうじゃなくて、どんな場所でどんなふうにして遭ったのかというのを何か地図か何かにプロットをしていただいて、例えばPTAなり住協なりと協力をして、お買い物、あるいは犬の散歩等──連雀ではよくわんわんパトロールというのを連雀コミセンではやってますけど、ああいったようなシステムをつくって、できるだけそういう被害に遭われたような場所に保護者なり付近住民なりが足を運べるような何かシステムをおつくりいただけないかというのが1つ、私の要望でございます。
 それと、子ども読書プランの中でいろいろ書かれておりましてあれなんですけども、この中に、この子ども読書プランだけではなくて、その前の生涯学習プランとも関係があるかとは思うんですけど、移動図書館の話が全然出てこないんですね。南部図書館との関連もあるのかと思うんですけども、現在移動図書館というのは南部図書館ができるまでというあれもあるのかもしれないんですけども、位置的には三鷹の西部の方にも行ってますので、この移動図書館というのはこのプランの中でどのような位置づけになっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。以上、2点でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問いただきました通学路における安全安心でございますけれども、確かに不審者の対応ということで、昨今学区域にそういった方が出没をして子どもたちが被害に遭うという事例が幾つか御報告されております。このあたりに不審者が多いですというようなマッピングはなかなかちょっと難しいところもございますので、そういう安全安心メールということで発信はしておりますけれども、PTAと協力をしながらその時間帯、あるいはそういうことが多い場所については、そういう傾向のある場所についてパトロールをしていくというようなことをこれから検討し、既に学校とPTAが連携をして動いているところもございますので、そういう動きをさらに進めていきたいと考えております。私からは以上です。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  移動図書館のことについて御質問いただきました。移動図書館につきましては、現状では利用者の7割以上がお母さんとそのお子さんという状況になっております。したがいまして図書館の中では非常に重要な位置を占めているというところでございます。しかし、図書館として見た場合、スペース的な問題がございまして、そこでの事業ということになりますと非常に限られてくるというところがあって、ここでは載せていないわけですけれども、重要な御視点をいただきましたので、ちょっと検討したいというふうに思っているところでございます。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  生涯学習プランの方では基本施策の3番、生涯学習の支援という部分で、直接図書館に行けない人たちを対象に移動図書館サービスの充実ということで、こちらの方で一層推進を進めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  どうもありがとうございます。今お話しいただきまして、生徒の方の安全安心の確保ということは、もし大きなトラウマになるような事件があってはいけないと思いますので、これは幾ら見守りをしてもやり切れるものではないんですけども、極力地域と協力をして実施していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 あと、図書館につきましては、いろいろあると思うんですけども、小さなスペースでありますけれども御検討いただきまして、やっぱり西部地区の方でも利用者大分いると思いますので、御検討をよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。何点か質問いたします。教育ビジョン2022の資料1、ページの4の四角の囲みです。目指す子ども像の1行目ですね。自分を愛し、他人を愛し、三鷹を愛する人という項目がありますが、ここに例えば国を愛する人、日本を愛する人と入れることは、恐らく教育委員会内でも議論があったんじゃないかと思うんですが、ここに表記されていないことに関して御所見を伺いたいと思います。
 続きまして、同じ資料1の9ページ、アントレプレナーシップ教育ですね。こちらも私、議員になる前から第四小学校ですとか第一小学校で拝見してきたところなんですが、非常に広い範囲でアントレプレナーシップ教育というものをとらえて、さまざまなことをやっているというのはいいことかと思うんですが、このアントレプレナーシップという言葉に特化した部分ですね、いわゆる起業するための教育というのが欧米では非常に中学校、小学校でも盛んにやっている。お勤め人にならなくても、自分で起業して、自分で人生切り開いていくんだよという教育が欧米では盛んであって、独立志向も非常に高い子どもができているというのがあると聞いております。そういった意味で起業家としての特化した教育も必要ではないかと思うんですが、御所見をお聞かせいただければと思います。
 続きまして、同じ資料1、13ページ、通学路における児童・生徒の安全確保というところです。ただいま吉沼委員からも質問があったんですが、私の視点は、不審者というよりも交通上の安全というものを心配することが多々あります。今までも歩車分離式信号を三鷹市で広めるようにという発言を多々しておるわけなんですが、殊に通学路に関しては歩車分離式信号の必要性を感じております。また、交通量の激しい道路でも、ガードレールがない、横断防止さくというものらしいんですが、そういったものがないという通りもありまして、地域の保護者からもそのような要望が出ることは多々あります。ただ、三鷹市道ではなくて都道であるという関係で設置が難しいというところも聞いております。ですから、道路交通機関にもいろいろ相談したり、お願いしたりしているところはあるんですけれども、教育委員会からとしても東京都へ、横断防止さくをつけて子どもたちの道路へのはみ出しなどを抑制するような策が必要かと思っているんですが、御所見をお伺いいたします。
 それと、最後に1点、図書館に関連してのことなんですけれども、1カ月、2カ月ぐらい前でしょうか、とある作家の方が新刊本に関しては、図書館ではちょっと貸し出すのを控えてくれということが発言されて話題になりました。実際にCDやDVDというのは発売以降、レンタルビデオ店ではしばらくの間貸し出しを控えるということがあるようなんですけれども、民間と公の部分とはもちろん違うとは思いますが、この辺の意見に関して三鷹での図書館の対応をお聞かせいただければと思います。以上、よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  私から、交通安全についての1点目、お答えさせていただきます。今まで、目指す子ども像については、自分を愛し、他人を愛しということで終わっていたのを、今回三鷹市、コミュニティ・スクール、地域と連携したということで、三鷹を愛する人という文言をつけ加えさせていただきました。御指摘の点あろうかと思いますけれども、まず自分の地域、自分の郷土に愛情を持つということが、今御指摘のあったことにつながっていくのではないかなというふうに考えております。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  アントレプレナーシップ教育のことについて、私の方からお話をさせていただきます。委員御指摘のとおり、さまざまな形で幅の広い活動を今学校の方で進めているところでございます。アントレプレナー教育ということではなくて、アントレプレナーシップ教育ということで考えさせていただいている部分もありまして、起業家の持つチャレンジ精神や創造性を発揮しながら、新しい価値と社会を創造していこうという、そういう意欲、能力を培いたいということで、子どもたちにさせています。
 正直言いまして、これを全国でいろいろなところがやっているかというと、そういうわけではございません。ある意味では、東京都の中でも三鷹の場合は大分ここの部分をやってて、子どもたちにとってみると相当プロの大人の方からいろいろな形の御指導を直接受けたりということで、子どもたちがすごく伸びているという話をよく伺っているところです。
 今後、そういった活動を進めていく中で、子どもたちに独立心であるとか、そういったことができるようになっていくんではないかなというふうに考えているところです。御指摘あったところについては、今後検討していきたいと思っております。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  通学路の安全ということで、特に交通安全、道路交通上のことで御質問をいただきました。通学路につきましては、毎年毎年、学校、それからPTA、それから地域の交通対の方なども一緒になって現場を確認して、そこで何か気がついて要望があると学務課の方に要望がございます、通学路上の問題で。そのようなときには、こちらの道路の交通安全上のことですので、交通管理者である警察の方にお願いすることになるんですが、市の窓口としては道路交通課で一本化してやっておりますので、このような要望があったということで、道路交通課の方にこちらからも要望をお願いしているところです。
 直近のですと、東台の小学校が移転するときに通学路上に仮設校舎の間とはいえ、ぜひ横断歩道が欲しいというふうなことがありまして、あれなども地域の方の要望でしたので、道路交通課を通して警察の方に要望しまして、何とか設置することができたというふうな経過もございます。歩車分離などもありましたら、そういうことは伝えていきたいと思います。
 また、これとは別に各小学校区の交通対の方でも通学路に限らず地域の道路の安全点検を毎年行って、これは道路交通課の方に直接、気がついたところをまた警察の方に要望していますけども、その中にも通学路が含まれているようなことがありますので、それは引き続き行っていきたいというふうに思っております。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  新刊本の貸し出しの件の御質問をいただきました。図書館は利用者のニーズにこたえるという大きな役割があることはあるんですけれども、この図書館の業界を一歩出ますと、無料貸本屋としての業界からの風当たりというのは非常に強いものがあります。図書館が民業を圧迫しているという、こういう意見も非常に認識しているところであります。そういう中でこの新刊本の貸出制限というようなことが出てきたのかなというふうに思っております。三鷹市立図書館においては、今回の新刊本の貸出制限の部分については、作者の意向を尊重しております。したがって、館内閲覧、これをして、この日から貸していいよというときがあったので、その日以降貸し出しをするという、そういう形をとっております。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。1点目の、目指す子ども像のところですね。ここのところ、日本を取り巻く情勢というのも激変しました。例えば3・11の地震のときには、自分の地域だけではなくて、日本中の子どもたちが日本のことを心配したきっかけだったと思います。また、尖閣で漁船が衝突してきた件でも、日本と外国というものを意識したきっかけになった、そんな話を子どもたちからも聞いてる形であります。そういった意味でね、あえて先ほど提案した文言を入れるということも必要かとは思うんですけれども、三鷹を愛する、地域を愛する、ひいては国を愛するということに発展するような教育になっていただければと期待するところであります。よろしくお願いいたします。
 アントレプレナーシップについて御答弁いただきました。これ、欧米においては、自分の意見をはっきり言うことっていうのもアントレプレナーの教育の一環だと聞いています。その最初の一歩として伺ったのが、例えば小学校1年生の子が一番大事にしているもの、こんなすばらしいものを買ってもらったんだよというものを1つ学校に持ってきて、私が何でこれを欲しかったのか、どうやってお父さん、お母さんを説得して買ってもらったのか、買ってもらってどうだったんだということを発表させること、これ、非常に子どもにとってもしゃべりやすいことだと思うんですよね。そういったプレゼンを通してアントレプレナーを意識づけていくということもあるので、ちょっとそういった欧米での取り組みというのも研究していただいて、小さな子からでも意識づけをさせていっていくことというのが、今後生きる力をはぐくむという意味でも必要かと思いますので、ぜひ取り組んでいっていただければと思います。
 交通安全の分野に関しましては、よくわかりました。私、たびたび申し上げているのは、道路の環境っていうのはその地域の人、常々通る人、使っている人が一番よくわかっているというのが当たり前の話だと思いますので、ぜひ地域の保護者、地域の人、また子どもたちの話をよく聞いて、より安全な交通の仕組みというものを、特に通学路に関してはつくっていっていただかなければいけないなと思っております。ぜひ市内での連携をうまくとってやっていただければと思います。
 新刊に関しましてはよくわかりました。ありがとうございます。
 もう一点再質問させていただきます。通学路においての交通上の安全なんですけれども、東京都の道路の仕組みというものが非常に決まりがあって、なかなか融通がきかないという部分が、特にガードレールの部分ですね、路面づらより25センチセットバックしないとガードレール、横断防止さくがつけられないということで、もともと狭い歩道にそれつけてしまうとさらに狭くなってしまうということがあるのでつけられないという箇所が、三鷹市にも多々あるように聞いております。それをですね、もう少し融通をしていただくような働きかけ──東京都議会を活用するですとか、あるかとは思うんですけれども、御所見をお聞かせいただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  私も以前、都市整備部の方で担当をやっておりましたこともありますんで、おっしゃる件はよくわかります。ただ、今は教育委員会という立場でございますので、やはり教育委員会から言っても、言うことを聞くような場所じゃございませんので、やはりオール三鷹で、要するに都市整備部の方にそういう教育委員会としても心配だってことをしっかりと伝えて、そして都市整備部が中心となって役所全体として東京都に働きかけなきゃいけないという、そういうやっぱり組織上のシステムございますので、その辺は精いっぱい使いまして、また議員の皆様の御協力なんかもいただきまして。確かに、例えば市道であればむらさき橋通りなんかは市がやってましたから、ちゃんとガードレールのさくもやりましたし、そして歩道をわずかですけども広げるとかいうような工夫ができましたけれども、都道はなかなかそういうわけにいかないんです。その辺、よく事情を承知しておりますので、関係部局とよく連携とってやってまいりたいというふうに思っております。


◯委員(川原純子さん)  それでは、ちょっと順次質問させていただきます。資料の1ですけれども、子どもの安全・安心の確保、先ほどからいろいろ各委員から質問出てますけども、児童・生徒への安全教育のより一層の充実を図りということで、本当、こういうことは嫌なことではありますけども、やはり危険を予測し回避する能力を育てますとありますが、平成15年か16年あたりからですけど、三鷹市としては防災ブザーの貸与を全児童・生徒の希望者に、三鷹市在住の子どもさんたちに渡しています。この防災ブザーなんですけど、当初はいろいろな持ち方をされていましたけど、今かばんにつけているお子さんだとか、さまざまのところに防災ブザーをつけているという状況を見ます。実際にそういった変質者等に遭遇したときに、すぐに防災ブザーが使えなければ意味がありませんので、そういったこと等も子どもたちにしっかりと安全対策という意味で、飾りではないので、すぐに防災ブザーが対応できるような状況に設置するということ等も教育されているのか、聞きたいということと。それから、あと、これも毎年毎年子どもたちが入ってくるわけですから、そして、また中学生ぐらいになってくるとだんだん言うことを聞かなくなってくるという、親御さんからの話も聞いてますので、この防災ブザー、この対応をするっていうことをどのように教育されているのかお聞きしたいことが1点。
 それからあと、ユニバーサルデザインを基調としたバリアフリーの施設整備を進めていきますということなんですが、これ読ませていただく中におきまして、障がい児等のこと等は入っておりますけども、外見上ではわからない、やはり色弱の児童・生徒という方もいらっしゃいますので、そういった色弱等の児童・生徒、外見上ではわからないこういった障がいを持っている子どもさんに対しての対応というのはどのようにされているのか、記述されてないのでお聞きしたいと思います。
 それから、資料の2のところ、10ページですけど、特別支援教育の推進計画、ここに関しまして教育支援学級の件なんですが、確かに私もこれ何度かお聞きしてて、にしみたか学園、それからまた東三鷹学園、ここには情緒障がいの通級はあります。この通級がありますからということを書いてあるんですけれども、やはり三鷹市の小・中一貫教育、これが全校できましたわけですから、この中でやはり教育支援学級の設置ということを、三鷹の子どもたちが平等にこのプランを読ませていただいてもそうですけど、ビジョンもそうですけれども、障がいのある子もない子も同じような扱い方、また三鷹の子どもたちが平等な教育環境の場で学べるということが、私は原点ではないかと思ってます。その中から、やはり7つの学校が中心でありますけれども、住区の中にありますけども、その中の5つはありまして、あとその2つのにしみたか学園と東三鷹学園でしょうか、六中中心の、一小、北野、それから二中、井口小、二小に関しては情緒障がいの通級はありますけれども、今後のこの見通しについてお聞きしたいと思います。
 それから、あと行事に関してなんですけれども、この行事のことも書いてございますが、ことしはやむなく、仕方がないとは思いますけど、学芸発表会、これも本当に私も議員になってから欠かさず毎回見させていただきまして、本当に先生方の御苦労、それからまた子どもさんたちの本当に生き生きとした学芸会を見て、こちら側が本当に心洗われるような思いでございます。そういった学芸発表会のこと、それからあと移動教室と言うんでしょうか、学校行事の中にあります林間学校のような、そういったものも今後の方向性というものはどうなっていくのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
 私も先日、9月10日にありました子どもの人権メッセージ、これを聞かせていただいて、全部最初から最後まで子どもさんたちの、三鷹の児童も参加されてましたけど、本当に障がいは個性であるという、そういった子どもたちからのメッセージを聞いたときに、本当にああ、いい教育をされてるなってことで感じました。そういったことから、やはり子ども、要するに障がいのある子も、ないお子さんも、そういった平等な教育ということからちょっと質問させていただきたいと思います。
 それから、これはちょっと生涯学習プランの中で、これちょっと私が感じたことなんですが、余計なことかもわからないんですが、3ページのところで計画の目的とありますが、これが全部一言でというか、いい言葉は本当に全部、本当にそのとおりだと思うんですけども、息継ぎもなくというか、句読点はあるんですけども、全部これが1文になっているということで、これはどこかで切った方がいいんではないかなということを感じました。以上でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  まず1点目、安全安心のことについてでございますけれども、安全教育を進める中で、やはり防災ブザーをどのように活用するかという、非常に重要なところかと思います。日ごろ学校でも指導しておりますけれども、質問委員おっしゃるように持っているだけでは余り役に立たないということもございますので、定期的に毎年鳴るか鳴らないかということをチェックをするということは指導しているとともに、学校でもさまざまな通知にブザーを携帯するようにということを子どもたちに指導しておりますし、また、市の安全安心メールの中では必ず文面の中に、人通りの少ない場所では、防災ブザーを持つなどというようなこと、いつでも使えるようにというような啓発もしております。
 ただ、御質問をいただきましたし、また2学期も始まって間もないところでもございますので、改めて生活指導主任会等で防災ブザーを持っているだけじゃなくて、ちゃんと効果があるのかどうか、鳴らしてくださいと言うのも変ですけども、鳴らして撃退ができるようにというような指導をきちんと子どもたちにするようにということで指導してまいりたいと考えております。
 それから、もう一点、支援学級の学芸発表会についての御質問をいただきましたが、その学芸発表会について、委員おっしゃるように広角教育的効果・意義というものは非常にあると思います。今年度は公会堂の改修工事のために中止ということになっておりますけども、来年度以降また検討してまいりますが、一方で、新しい学習指導要領の完全実施ということもございまして、その限られた時間の中でどれだけの活動ができるのかということ。また、支援学級、通常の学級一緒に活動するっていうことの大切さということもございますので、各学校での行事の中で支援学級の子どもたちが活躍する場っていうものも必要かと思いますので、そういったことを各学校と協議しながら今後検討を進めてまいりたいと考えております。以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  学校施設の改修の部分です。今御指摘のあったとおり、外見からはわかりにくいハンディを持った方というのもたくさんいらっしゃいます。ただ、ここにあるとおりユニバーサルデザインをということで、障がいのあるなしにかかわらずだれもが使いやすい公共施設という観点での整備を図っていきたいというふうに考えています。しかしながら、時間とお金のかかることですので、順次計画的にということも1点添えたいと思います。以上です。


◯学務課長(内野時男君)  支援学級の整備に関して、東三鷹学園とにしみたか学園の固定の教育支援学級の今後の見通しということで御質問をいただきました。これまで教育支援学級、特に固定制につきましては、大規模化の解消ということと、それから、もちろん9年間を通した教育ができるようにということで進めてまいりました。おかげさまで大規模化の解消ということでは、かなり解消してまいりました。現在の教育支援プランがスタートした当時は、近隣の各市に比べましても、教育支援学級がある1つの学校で受け持つ児童・生徒数が近隣では一番多いものに入っていましたけれども、ここに来て5つの学園で固定学級については小・中一貫が図られている、7つの学園のうちですね。おかげさまで近隣でかなり充実したような状態になってまいりました。ぜひこの特徴を生かして9年間を通した教育支援を進めていきたいと思っております。
 あと、このようにかなり大規模化は解消されてきました。それから、今国の方で少しインクルーシブ教育というふうなことでの動きがございますので、あとこの辺は国や東京都の教育支援、特別支援教育そのものの動きがあるかもしれませんので、その辺も見きわめていきたいということと、それから、ある程度整備されてきていますので、地域の児童・生徒の状況なども見ながらしばらく様子を見ていきたいなというふうに思っております。以上でございます。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  目標の文言の件ですけども、目標はプランの根幹になるもので、確かにおっしゃるとおり学びの成果以降がずっとつながっているということでございまして、キャッチフレーズということで市民の方もわかりやすく、また読みやすくということもございますので、検討させていただきたいと思います。以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。子どもの安全の件なんですけど、安全安心メールも、これも当初は防災ブザーとともに子どもの安全を守るということから始まったことなんですけれども、どこどこでこういった事案がありましたということはあるんですけど、犯人が捕まったというのは本当に聞かないんですね。子どもというのは、本当にこういった思いをすると心に非常に大きな傷を負います。ですので、私もこの安全安心パトロールの一員にはなっているんですけども、なかなかそういった子どもさんたちが帰る下校時とか登校時とか夕方というのが、地域の安全安心パトロールのメンバーの方たちもいろいろやってくださっているんですけれども、非常にこういった、そこをくぐってやっているわけなので、できましたら、やっぱり三鷹警察ももちろんなんですが、近隣、武蔵野ですとか、近隣市の市区ともやっぱりこれは連携を密にしてやっていくということは非常に──子どもたちはいろんなところを動いていますので、非常にこういった管轄の問題ってあるのかもわからないんですけれども、ぜひお願いしたいと思います。
 それとあと、このユニバーサルデザインもそうなんですが、私も以前に一般質問でもやったんですけど、色盲検査っていうのがなくなっていまして、そういったことから、やはり赤と緑の区別ですとか、なかなか色弱の部分というのを持っている子どもさんというのは非常に苦労されております。そういったことから、お金のかかるというか、予算のこととか、建てかえとか、それはもう仕方ないんですけど、前も言いましたけどチョークで変わる部分もあります。それから、あと、または今黒板というよりも緑板ですので、それを本当に黒にすることによっても変わりますので、いろいろな観点からこの色弱の、外見上はわからないこういった障がいを持つ児童・生徒の立場に立っても施設の整備ということをお願いしたいと思います。
 それから、あと、学校行事でございますけれども、本当にこれはぜひぜひこういった、なし崩しにならないように。だんだんとなくなってしまったとか、発表の場がなくなってしまったとかっていうことのないように。必ず、やはりそういった障がいをお持ちの保護者の方の御意見ですとか、または子どもたちの意見だとか、それから障がいを持ってないお子さんだとしても、そういった──私もこの人権の発表会を聞いたときに、本当に子どもたちは障がいを持つ子どもの立場に立って、本当考えてきてくれてるんだということを非常にうれしく思いました。そういったいろいろなアンケートをとるなり何なりして進めていただきたいと思います。
 この三鷹市の小・中一貫教育っていうのは、確かに国の方針だとか、東京都の動向だとか、いろいろあるんですけども、やはり三鷹市独自としての小・中一貫教育校、コミュニティ・スクールを基盤としたこの小・中一貫教育校でありますので、本当に固定級──通級・固定級ありますけども、7つのうち5つはできてるわけですので、あと2つもこのいい成果が出るような方向でぜひともやっていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(森  徹君)  じゃ、質問させていただきます。最初に、この教育ビジョンの2022骨格案から入ります。その前にですね、いろいろ教育ビジョンから各骨格案が一度に示されてるんですが、やはり限られた時間の中で、また資料を昨日もらったもんですから、なかなかいろいろまとめて聞きたいこと、整理されてませんのでね、ぜひ次回、素案という形ですけども、一括ではなくて、それぞれつくられているところはしっかりと準備されてきていると思いますので、ここの委員会でもしっかりと議論していきたいということもありまして、私の意見としては、そういうような形でもって出していただければ助かるというふうに、まずそれは意見といいましょうか、要望として出しておきます。
 それから、教育ビジョン、前回私ども、教育長にいろいろ意見等も文書で出したんですが、今回この策定で努力された、いろいろ苦労、腐心された点、また前回とここが大きく変えたんだというものがあったらですね、お聞かせいただければと思います。
 それから、やはりこの現場の声、教育の専門家である──当然学校長もそうですけども、学校の教師集団と言いましょうか現場の先生ですね、がこの骨格案にどういう形で参加されているのか。そして、きょう議会に、ここで骨格案が示されましたけども、教師には、この骨格案が素案になる前にどういう形で──校長からでしょうか、教育長からでしょうか、報告されるのか、その流れについてお聞きしたいというふうに思います。
 それから、このビジョン、市の計画というのはなかなか数多くあるんですけども、実際に市民が直接目になかなか触れにくいと言いましょうか、閉ざしているわけじゃないけども、市民から見てそういうものがあるということを知らないという状況はありますね。私ども議会が4次計のアンケートをとった中にも、いわゆるこれ市の基本計画知っていますかという設問に、余り知らないというのが34.6%、全く知らないが43.9%、こういう状況です。実際に毎日の市民の生活に市政がどういう計画を持っているのかっていうことが、市民は知らないところで生活している。少なくともこういうものがあるんだということぐらいはですね、知らせていくし、本来ならこれに参加してもらうということが大切ですし、まして知らないという人が圧倒的に多いということがわかりましたし、関心があるかということに対しては、大いに関心があるが27.9、少し関心があるが44.9、合わせても相当多いですよね。
 そういう状況があるもんですから、この教育ビジョン、非常に重要なビジョンですから、これもこういう角度から教育委員会として努力すべきことはどういうふうに考えておられるのか。つくったというだけで終わりにならないし、つくる過程の市民参加、市民の声を吸い上げる、先ほどの報告でもありましたけども、つくったものをさらに市民の中にこれをどう生かしていくのか、活用していくのかという点での努力すべき点、どういうふうに考えているのか。
 それから、私、今年のこの夏に東大の名誉教授の太田 堯さんという方の──ちょっと今正確じゃないかわかりませんけども、「かすかな光へ」っていうことでしたでしょうかね、その本を読みました。この先生は学徒動員で南方の方に送られて、それで輸送艦が撃沈されて、漂流してって、非常に苦労して、その後また生きて帰られて、教育実践、教師として歩んでこられて、その戦争の悲惨さというところから今日の教育という流れにその先生はあるんですが、やはり教育というのは国のためにあるのではなくて──この辺は非常にドイツはしっかりしております、教科書検定もありませんし。しかし、日本の場合にはきな臭いといいましょうか、教育に対する国の動きっていうのがいろいろ見え隠れするんですが、教育は子どもが持っている力、生まれたときからそれぞれ違うわけですから、その子どもが持っている力をどう引き出すのか、教育は。教師はそれをどう手助けをするのかということで、国が考えている方向に持っていってはいけない、そういう立場でした。
 そういうことからも、この教育ビジョンというのは、あくまでも子どもの持っている力、これを引き出すというところに中心がなければならないと思うんですけども、実際にこの教育ビジョンの最初のところを読んでみますと、策定に向けた基本的な考え方という中で、平成18年12月に策定した前回の教育ビジョンは、政策の柱である小・中一貫の全市展開、これを達成することができたというところから入っているんですが、小・中一貫が、その教育の子どもの力を引き出すってところに小・中一貫があるんだと、だからこれを書いたんだということかもしれませんけども、その辺、やはり子どもの教育がどうだったのか、この策定をしてどうだったのか、三鷹の子どもたちがどのように成長していったのかというところに触れるということが大切ではないだろうかと思いますが、この辺いかがでしょうか。
 それから、教育ビジョンの11ページですが、校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学校づくりの推進というふうになっているんですね。やはり、この部分は前回のときにも、私、これは文教委員会で質問をさせていただきましたけども、やはり学校長が中心ではない。やはり学校長を含む──今副校長という言い方をしていますけども、副校長となると校長の副だと。しかし、教頭となりますと、教員の頭、長なんですから立場が違うわけですね、位置づけね、言葉っていうのは非常に大切なんで。そういう流れが来てる中で学校長のビジョンに基づく学校づくりという点では、やはりこれは違うんじゃないだろうかと。やはり教師集団、やはり一人が考えている、または三鷹の校長会というところの集団だけで考えているっていうことではなくて、その学校にはそれぞれの個性を持った子どもたちがいる、その子どもたちに接しているのが先生一人一人である、その先生方の大きな集団の力を添えて学校づくりをしていくっていうことが大切なんではないだろうか。
 したがって、校長の経営ビジョンに基づく学校づくりというのはね、これは本当に子どもの個性を助ける、子どもの心に寄り添ってそれを引き出していくという教育本来のあり方としてはね、ここのところは問題があるのではないかというふうに考えます。最初の質問は以上で、ちょっと項目が多いもんですから、教育ビジョンについて最初に質問させていただいて、あとの骨格案については一括で質問させていただきます。ひとつよろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  まず、ビジョンにつきまして、今回ビジョンの改定を図るということになりましたけれども、実は前回のビジョンが平成18年からで、19、20、21、22と4年間しか経過しておりません。その間に三鷹市がやってきたことというのは、コミュニティ・スクールを基盤とする小・中一貫教育を全市展開してきたということでございます。で、お答えも一問一答というような形で御質問されてなかったので、まとめて答えるような形にある程度なりますけれども、その間の子どもの内容につきましては、学習到達度調査や何かも御報告させていただいておりますけど、まあ、それなりにレベルは上がってきているという現状がございます。
 それから、この後、また問題行動調査なんかの御報告もございますけれども、不登校等に対する対応についても小・中一貫教育をやったことによってある程度結果が出ているというような、そういう状況が出ております。それから、コミュニティ・スクールを中心としまして、学校に関する意識調査をやったり、それから前回御報告したんですっけ、各父兄の皆様にアンケートをとった結果なんかもお示ししましたけれども、ここ数年間……。実施したということを申し上げてあるわけですけれども、おおむねこの4年間の三鷹の取り組みというのは、実質的な成果の面でも、あるいは皆様の評価の点でも、よくやったなという、よく前進しているぞという評価をいただいているものというふうに、私ども考えております。
 となりますと、ビジョンを変える場合に、根底から、前回のビジョン、18年につくったビジョンをつくるということは、これは当然ないわけです。今までやってきて成果が出てきているわけですから。その部分のいいところをどういうふうに伸ばしていくのか。それから、また若干うまく回らなかったり、問題があったりするところがあるとすれば、それをどういうふうに改善をしてよりよい形ができていくのか。今までの流れの上にしっかりと花を咲かせ、実がつくような形にするためにはどうしたらいいのかという、そういう取り組みになってくるわけでございます。そういう点からの今回の見直しというふうに、御理解をまずいただきたいなというふうに考えております。
 それから、初めにも申し上げましたとおり、今回ビジョンに限らずですけれども、これまでの経過の中でそれぞれ関係する皆さん、それから関係する市民の皆さん等の御意見も受けながらこの骨格案まで至っているところでございます。今後、今回はまだ骨格案ですから、計画できたわけじゃありませんので、骨格案を市民の皆様にお示ししながら、市民の皆さんの意見を聞いていく。あるいは、三鷹市では基本計画を中心に回るということになりますので、基本計画を回しながら、基本計画の中身と教育ビジョンの中身とが結構ダブっている面もございますので、その過程で市民の皆さんの御意見を承って、それを最終的な成案に結びつけていくというような形で進みますので、今までもある意味では、そういう皆さんの参加もいただいてきましたけれども、これからいよいよ本格的な市民の皆さんの御意見を承るプロセスが始まるもんだというふうに考えておりますので、そのように御理解をいただければなというふうに考えております。
 それから、教育、国のためにある、子どもたちのためにある、そういうあれかこれかでは決してないと思います。子どもたちがきちっと実力をつけて能力をつけることによって、そしてその子どもたちが社会に出て活躍することによって日本の国力も高まっていくわけですから。私どもとしましては、やはり学習指導要領に決められた国の教育に対する大きな枠がもちろんあるわけですから、その中でいかにいい成果を出していくのか、立派な子どもたちを育てていくのかということが、国が発展するということにもやがてはつながっていくのではないかなというふうに考えておりますので、そういった点でより成果が出る形がとれるように頑張っていければなというふうに考えております。
 それから、教育ビジョンの過程では、先ほど申し上げましたように、学校では校長が中心となって教師の皆さんのこの4年間の実践のいい面、悪い面、改善点等々について意見を出していただいております。それから、またコミュニティ・スクールの委員の皆さんからも生々しい意見をいろいろ承っております。それから、子どもからも教師の皆さんに対する厳しい意見等も含めて、いろんな意見を承っております。で、それらを総合して私どもが教育ビジョンというのを教育委員会として定めていくという形になりますので、いろんな多層な意見を承っているんだというふうに考えております。
 それから、後で指導課長の方からあるかもしれませんけども、学校長の経営ビジョン、これ必要なことは当然なんです。これがしっかりしてないと、学校がどっち向いていいかわかんないからです。ただしですよ、まともな校長であれば、学校の経営ビジョンをつくる段階で教師の皆さんの実力、教師の皆さんのお考え、教師の皆さんの御提案、こういうものを日常的に討論しまして、ミーティングしまして、お互いわかり合った上で、それが校長の教育ビジョンとしてまとまっていくことによって、初めて教育ビジョンが教育の現場の中で生きてくるわけですから。あとは、学校長がその辺きちっと踏まえてやれるかどうか、私どもはしっかりチェックしていければなというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  現場の先生のという話、質問があったんですけど、この辺は実際には骨格案はどういう形で示されて、そしてそれをまた声を吸い上げるんでしょうかね。この辺はどうでしょう。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  現在の段階は骨格案ということで、この前は本当にいろいろなこう現行の教育ビジョンを、平成18年の教育ビジョンを検証する中でどういうふうに変えていくかという、まだこう具体的な内容が出る前の段階ですので。考え方については部長、申し上げましたように校長会とか、そういう中で示しておりまして、そのときに教育長みずからお話をしてますけども、校長だけではなくて、きちっと教師の意見も把握する中で意見を出してくれと、これは教育長みずからおっしゃってます。これ、校長会でもこうしたことは徹底している。
 しかしながら、なかなか現段階ではそのあたりは難しいところもあるのかなと、中身がまだ示してませんから、そういう段階ですので。ですから、この後は骨格案という形になりますと、具体的に何をやってくるというのが明確にこう出てきますので。そうした段階で、教師もそうですけれども、コミュニティ・スクール委員会初め丁寧な市民参加を行っていきたい。もちろん、当事者の参加もそうですけどね。そのように考えておりますので、よろしくお願いします。


◯委員(森  徹君)  はい。今の答弁聞きますと、実際には余り現場の先生の……。骨格案だから、その段階から意見を吸い上げてつくり上げていくっていうのが大切だと思うんですけどね、骨格案だからこれからみたいなね、話ってちょっと流れがね、逆ではないのかなと、やはりそういうふうに思いますね。
 それから、学校長の、これは同じこと、前回もこれ入ってましたから、これが特別に今回入れられたというふうに思ってません。しかし、確かに校長ですから、その責任者ですから、その責任というものはある、当然。しかし、あくまでも一人の考えというのは非常に狭い、限りありますし、そこが生徒と接している先生、教師集団の集団的な実践の知恵といいましょうか、それがどう生かされるのかっていうことがね、三鷹の子どもたち、三鷹の教育にとってね、それこそ三鷹にふさわしい教育のあり方だっていうふうに思いますよ。
 ですから、この辺はむしろこういう第10項があるということがね、気になるところだというところから質問させていただいたし、ぜひ骨格案の段階でも、どうも教員の方がどれだけ参加されてるのか、意見が吸い上げられているのか。また、この骨格案自体が、これ、いつの段階で、素案に行く流れの中で教師一人一人にこれが示されるのか、この辺はそういうことが現にあるんでしょうか。
 それから、学校長、きちっと教育委員会がチェックすると言いましたけども、下手にチェックしない方がいいですね。教育委員会のチェックがあると、いろいろ学校長が自由に判断できないというふうになりますのでね、ぜひ教育委員会は下手にチェックしない方がいいというふうに思います。
 それから、以上そういう点で、やはり私はどうしても子どもたちのための教育ビジョンでなくてはならないということから、現場の先生がどれだけこれに参加できているのか、そういうシステムというのは、それが保障されているのか、この辺をもう一度お聞きしたいんです。この点について、もう少しわかりやすい形でお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  私も校長じゃないですけども、部をしょって立ってるわけですけども、自分の考え方だけで組織を動かそうと思ったら、みんなついてきません。仕事も回りません。やっぱり一人一人現場でやっている人間が何を考えて、どこが課題と感じて、それをどうしたいと思っているのか、これがわからないとだめです。で、それができないような校長はだめなんです、教師が何を考えているかどうかってことを。
 それで、今回骨格案に至る前においても、先ほど伊藤課長が申し上げたように、校長の方に教員とよくディスカッションをして、そして小・中一貫教育だとか、コミュニティ・スクールだとか、これまでの実践をしっかり総括した上でよりよくするためにはどうしたらいいかの提言を挙げてほしいということでやっております。で、それは、それなりにやられていると思います。そこまで一々チェックすると、またおかしなことになりますね、教育委員会でそんなことをチェックすることなんて。だから、そういうことで、これまでもきちっとそういったやりとりはしてましたし。それから、今回骨格案ができまして、次は素案になります。そのプロセスもまたそういう議論をしていくプロセスです。ですから、よく我々は学校長に、この骨格案を示しながら、学校でもう一度よく議論をして、そして問題点を挙げなさい、意見を出してくださいねということをちゃんと組織を通じて指示を出しますし。
 それから、また、どうしても校長に言いにくいってことであれば、これは一般市民の方と一緒にメール等で御意見出していただいて、直接意見を出していただくということも可能ですので、その点は御心配なく、精いっぱい皆さんの意見が、周知に反映されるように努めてまいりたいと考えています。


◯委員(森  徹君)  教育部長のお考えは理解ではなくて、言われてることはわかりました。どういう考えで述べられているのかということはわかりました。やはり、今のお話の中で、どうも現場の先生の声が、教育委員会と学校長といろいろやってるんでしょうけども、本当に子どものために、そのために、私が言ってるのは三鷹の子どものためなんです。教師の声を吸い上げることが目的でなくて、三鷹の子どものために、日ごろ接している教師の声をしっかりと吸い上げてほしいという立場での質問でしたので、ひとつそういう角度からこの教育ビジョンをつくり上げていただきたいと思います。
 それから、やはり先ほどの教育長の答弁の中で非常に大切だなと思ったのは、国のための教育の問題で、国、子ども、あれかこれかではないというふうにおっしゃいましたけども、やはり施策のね、あれかこれかという考え方じゃないんですね。やはり憲法の前文にもありますようにね、やはり国民が主権なんですよ。主権は国民に存するという立場からこの教育がなされなくちゃならないんですよ。で、教育基本法、改悪されましたね。安倍内閣のもとで改悪されました。この教育ビジョンにも新しい教育基本法という流れになっていますけども、あれにもいろいろな意見が出されたところです。国民の十分な議論がなされないままに、国会で多数だということで教育の憲法と言われた最初の教育基本法が改悪されてると。そういう流れの中で、やはり三鷹の子どもたちの教育を進めていくという立場から、三鷹の教育ビジョンをしっかりしたものにつくり上げていただきたいということから質問をさせていただきました。ぜひその点での努力をよろしくお願いをしたいと思います。
 それでは、次に、他の骨格のことで若干時間も押してますので、幾つか質問をさせていただきます。先ほどの教育支援プランですが、説明の中で、大規模化は一定のめどがついたというお話があったと思うんですが、この辺について、私も議会での質問でふじみの大規模化ということも何回か質問させていただいています。ただ、その前に、やはり中学校、私ども小・中一貫というのはいろいろ考え方持っていますけども、この間のやはり教育支援学級の設立ってのは非常に、やはり努力していただいてるなっていうふうに思います。で、やはりそういう体制をつくって、その中身の充実、これもやはり教育委員会だけで考えるんでなくて、当然教育支援の場合にはなおさらこの教師集団という役割が大きいですから、その立場で進めていただきたい。まず、努力してることはまず最初に申し上げて、意見だけではなくて、そういう立場に立って、まず大規模化一定のめどと、この点についてどういうことなのかをお聞かせいただきたいと思います。
 それから、生涯学習プランの方ですが、ページの5の上、(4)のところですけども、学校を拠点とする生涯学習の推進にも力を入れるというふうになっていますが、これ、私、前の部分ちょっと記憶にないんですけども、これは前からこういう形で位置づけられていたのか。で、これは、現在の社会教育会館でやられている──三鷹の社会教育って非常に市民参加も熱心でしたし、講師集団といいましょうか、そういう方の努力もあって、生涯学習ってのに非常に大きな力を果たしてきた歴史的な役割を持ってるって思うんですが、これとの関係で、こういう学校を拠点とする生涯学習というところで、例えばこれに対する講師の派遣だとか、予算的な措置だとか、この辺どんなふうに理解をしたらいいのかという、この点です。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  大規模化について一定のめどが立ったというふうなことで先ほどお答えいたしました。固定級の方が主な御質問だと思います。今7つの学園がありまして、そのうち5つの学園で小・中にそれぞれおかげさまでここのところ1つずつ固定制の支援学級が整備されてまいりました。それで、まだ今現在では4学級というふうなところもございます。これは、今通ってらっしゃるお子さんが、やはり新しい学校ができましても、そちらの方に行くというよりも今現在通ってる学校にそのまま行きたいという意向がございます。ですから、新1年生──中学でも同じですけれども、から徐々に大規模化といいますか、そういう教育支援学級が整備されてきた効果が出てくると思いますので、何年かはちょっとかかると思いますが、そういう意味では一定のめどがついてきているんじゃないかというふうに思っております。
 それから、教育支援の中身が問題だと、これはごもっともなお話ですので、ここのところ、教育支援に関する研修、かなり夏休みなどにも集中的にやっております。また、各学校に教育支援コーディネーターが複数設置されるようになりましたので、また先ほど言いましたように、教育支援学級がかなり設置されてまいりましたので、そちらの支援学級の先生が通常学級の先生の方、こちらの方にもですね、研修、また指導の方法などが教えられるような体制もこれからより充実していきたいというふうに思っております。それは中身が問題だというのは、本当にそのとおりだとは思っています。以上です。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  学校を拠点とする生涯学習ということで御質問いただきました。現在も放課後等に学校を開放して一般市民の方が学校でいろいろな生涯学習活動をされて、で、また子どもたちと一緒に接する機会もあってということで、そういうことも含めて一般市民の方たちが学校を拠点とした生涯学習ということにも触れられるような環境づくりといいますか、それぞれの地域全体が発展するような教育力を向上するということで取り組みを進めているところでございます。
 それから、予算の関係でございますけれども、予算につきましては、これまで、今まで学校開放事業ということで進めてきた事業を引き続き充実させていくということでございますので、そういうふうに御理解をいただければというふうに思います。私の方からは以上でございます。


◯社会教育会館長(古谷一祐君)  社会教育会館では、市民参加によります市民大学総合コースを伝統的に事業として実施しているところでございます。今後につきましても、市民の企画立案によります事業を続けていきたいと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
 また、学校・家庭・地域での教育力の向上につきましては、現在のところも、これは生涯学習課の方でございますけれども、家庭教育学級ということでPTAの方に企画立案していただいた事業展開を実施しているところでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。今後は学校を拠点とするっていう、この流れなもんですから、社会教育会館の本来のですね、そこが財政が厳しい、厳しいというのがかなり言われてますので、その削減の中で今までやってきた大切なものをこういう形でっていうことではないかなと。前に座ってる方も首を横に振られてましたので、それは余分な心配だということが答弁だと思いますので、それはしっかりと充実させていただきたいというふうに思います。
 それから、申しわけございません、図書館長さんからいろいろ丁寧なこのプランの説明があったんですが、素案のところで質問させていただくということで、今回別に質問がなかった、用意してたんですけど、時計を見たらちょっとこう押してるもんですから、済みません、よろしくお願いします。以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  以上をもちましてアからエについての質疑を終わりたいと思います。
 続いて、オからキについて説明を求めます。


◯指導課長(松野泰一君)  私からは資料5、児童・生徒の問題行動調査につきまして御説明をさせていただきます。A3判、資料5をごらんください。こちらは平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」という、文部科学省の全国調査から三鷹市だけの数値を抜粋して示させていただいたものでございます。本調査は文部科学省におきまして毎年度実施をするものでございまして、先月、文部科学省から22年度の数値が公表されたところです。
 初めに左上の不登校の状況の調査でございますが、平成22年度につきましては小・中合わせまして、この調査の定義に当てはまる不登校が45名でございます。内訳は小学校5名、中学校40名でございます。グラフを見ていただくとおわかりになると思いますが、22年度は21年度の63人に比較して45人と減っております。しかし、その年その年によって子どもたちの実態も変わりますし、市内1万1,000人の子どもたちの中の40人、50人という割合ですので、1年単位で見ていると多少の増減があるということはやむを得ないことかと思います。
 ただ、平成15年からのグラフの大きな流れで見ていただければ、小・中一貫教育校の開園に従って全体として減少の方向に向かっているということが統計的な傾向として御理解いただけるかと思います。なお、グラフの下の方に三鷹市の小・中学校と東京都の小・中学校の出現率を比較した表がございます。出現率というのは、全児童・生徒数の中で不登校の児童・生徒の割合を示す数値です。平成22年度の三鷹市の小・中学校、いずれも都と比較した場合に出現率はかなり低い数値になっているということがわかります。
 続いて、右側のいじめの状況でございます。平成22年度、小学校が──ちょっとこれはつぶれていて読みにくいかもしれませんが16、それから中学校が28、合計44件でございます。なお、こちらのグラフを見ますと、まず平成18年のところで数値が急増しているわけでございますが、これは平成18年の時点からこの調査のいじめの定義というものが発生件数から認知件数になったということで、これは定義が変わったために平成18年度からふえたということでございます。また、21年度、22年度、今回急増しているというものは、これは日本全国的に同じような傾向でございまして、いじめに関して個人面談や聞き取りの実施などを細かく行ったことによっていじめが発見をされる、そういうようなことが学校として積極的に取り組んだ成果としてあらわれたものでございます。
 これについては文部科学省もいじめがふえたのではなくて、掘り起こしが進んだためというふうに分析しているとおり、学校が細かく子どもたちの実態を把握して、今までは発見できていなかったような事象までいじめとして細かく把握できるようになったという成果ととらえております。いわば網の目を細かくして小さな事象まで見逃さずに拾っていくことによって、早期発見ができて解決が早まるものというふうにとらえております。
 このいじめの対応でございますが、右側にございますように、冷やかされた、悪口を言われたというものが最も多く、あるいは仲間外れ、遊ぶふりをしてたたかれたなどのようなものがございました。この44件のいじめでございますけれども、昨年度末の時点で解消しているもの、そして、昨年度末には解消しなかったけれども、残りの3件、5件、合わせて8件につきましても新年度になった4月に解消しているという報告を受けております。
 次に、左下の暴力行為の状況でございますが、三鷹市におきましては平成22年度、小学校では暴力行為ゼロ、そして中学校では14件ございました。内容につきましては、対教師暴力が7名、生徒間暴力が6名、そして器物破損が1名と、このようになっております。人数については、これ延べ人数でございますので、1人の生徒が今回何件も起こしているという事例がございました。以上、不登校、いじめ、暴力行為についての結果を報告させていただきましたが、このような問題行動等につきましては、学校において健全育成、生活指導、この充実を図りまして、引き続き指導を進めてまいりたいと考えております。
 続いて資料6でございます。こちらは平成24年度に、来年度、三鷹市立小・中学校で使用する教科用図書についての報告でございます。教科書の一覧ということになりますが、今年度は平成24年度、来年度からの中学校の使用教科書、平成24年度の教育支援学級用の教科書採択を行いまして、平成23年度から引き続き使用する小学校の教科書とあわせまして、法令、要綱に基づいた手順にのっとって教育委員会の責任において採択・可決した内容でございます。これは一覧ということで、採択結果の報告ということでさせていただきました。私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  資料7、市立小・中学校給食食材の放射性物質検査の状況ということで御報告させていただきます。資料7でございますけれども、ここのところ御連絡差し上げていたところですけれども、学校給食の食材については基本的には市場に出回っているものから、その日その日に調達しているんですけれども、国の方の検査体制も強化されております。基本的には安全であるというふうに考えておりますけれども、市民の皆さんにより安心していただくためにということで、給食食材の放射性物質の検査を実施することといたしました。
 検体は2学期の学校給食が始まってなるべく早い時期にということで、9月2日の金曜日に10品目を選びまして検査をいたしました。その結果なんですけれども、そちらにありますように、すべての検体から放射性沃素、セシウム、それぞれすべて検出されなかったということでございます。
 検査機関としては、多摩市にあります日本食品分析センター──財団法人ですね、こちらの方に依頼をしたところでございます。検査品目につきましては、野菜類、そこにありますが、タマネギ、ニンジン、コマツナ、ネギ、インゲン、ゴボウ、それから肉類は鳥肉、豚肉、鶏卵、あと牛乳ということで、学校給食で日ごろよく使われる食材の中から特に選んで検査を依頼したというところでございます。
 私の方からは以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。これから質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  よろしくお願いします。資料5からお尋ねいたします。まず不登校の状況、これは毎年報告されているということですけど、これらはすべて報告されてるってことなんですけども、不登校の条件というんですかね、何日学校へ行かなかったらばという、何かそういった条件がありましたら教えていただければと思います。
 それと、あといじめの方ですけれども、現在の状況から解消という形になってまして、解消して、でも再発が起きることも想定されます。そういった児童に対してどういった、その受けてる子だけじゃなくて、した子に対してもそうでしょうけども、どういった指導というか、対応されているかということと、これも同じように解消したというのはどういったことを条件に判断をされているかっていうことを教えていただきたいと思います。
 それと、あと暴力行為のところですけれども、今お話だと延べ人数だということでお伺いしました。ちょっと具体的な学校とか聞くとまた風評被害とかになりますんでお伺いしませんけれども、このうち何校、こういった特に平成22年、14件ということですけど、何校あったのかという数だけで結構ですので教えていただければと思います。
 資料7に関しましては、何度も内野学務課長には御相談をさせていただいて、問い合わせさせていただきましたけども、今回2学期の給食を検査いただきましたけれども、今後の進め方についても、毎回問い合わせがあると思います。ぜひともこの検討中でも、どういった方向性でもいいんですけども、そういった進め方に関してもできれば載せていただければなと思います。それに対してまた質問とかいろいろまたあるかと思いますけれども、方向性についても載せていただければと思います。
 資料6は今説明されましたでしょうか。いいですか、これも。資料6に関しましては、これ、ちょっと見るとほとんどの教科書を載せております。これは採択かえって書いていますけど、全部採択かえされたという認識でよろしいんでしょうか。すべての教科書が載っているみたいなんですけども、その辺の確認でございます。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  初めに不登校の定義でございますけれども、この調査におきましては、不登校というものは何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因や背景によって児童・生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるものということで、欠席日数は30日以上の者ということになっております。ただし病気の場合を除きます。ということでございます。
 それから、いじめの指導、再発防止でございますが、ある意味、1回いじめた子、いじめられた子というのは先生方もきちんと把握しておりますので、新しく発見するよりは逆にケアしやすいというような状況もございます。ですので、引き続き何回も面談をする、あるいは子どもたちの様子を注視するというようなことで状況を見取り、再発を防止するということが行われます。一方で、いじめた子については、また違う子をいじめるとか、そういうことも考えられますので十分に指導しつつ、また同じことが起きないように見守っていくという体制を、学校としてそれぞれ取り組んで構築しておりますので。また、解消したものがまた別の形で起きるということもあるかもしれませんけれども、また細かく指導を続けていくということになるかと思います。
 それから、暴力行為でございますけども、これは本当に簡単にお答えいたしますけれども、中学校3校においてこの件数が発生したということでございます。
 それから、教科書採択についてのお尋ねでございますが、採択がえ、今年度中学校全種目、教科ということになりますけれども、採択をいたしました。教科書の内容等が変わっておりますので、新しい学習指導要領に準拠した内容ということで、すべて採択がえということになります。同じ教科書会社を使っているということはありますけども、すべての教科について新しい教科書を採択したということになります。以上でございます。


◯学務課長(内野時男君)  給食の食材の今後の放射性物質の検査の今後の進め方ということでございますけれども、庁内で放射線量の測定等の連絡調整会議っていうのを設けておりまして、こちらの方で今後のことについては検討することになっておりますので、そのようなところで検討していきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。では、まず放射能の、先ほど直近でお答えいただいた、ホームページとかに載せるってことはやはり難しいということでいいんですかね。今の進捗状況、もしくは進め方に関して、今こういった方向でいるというような載せ方というのはできるんでしょうか。
 あともう1つ、済みません、あと資料5のいじめの方ですけれども、いじめする側、される側がいろんな形で複合してると思うんですけども、またいじめてる子がいじめられるケースもありますし、逆もしかりで、その辺も固定観念でこの子はいじめてるんだっていう、多分見てないと思うんですけど、それは総合的に見ていただければと思いますんで、よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  給食の放射性物質の検査の今後の進め方について、ホームページで案内できないのかということですけれども、まだホームページに載せて説明するっていうふうなところまでは至っておりません。


◯委員(石原 恒君)  御説明ありがとうございます。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  いじめのところでちょっとお伺いをしたいんですけども、小学生が16人、ことし、22年度、中学生が28名ということなんですけれども、小学生の場合は小・中一貫教育ということで学園の中で進学する方が多いと思われるんですけども、中学生の場合はやっぱり高校受験ということを控えておりますので、この中学生の中で、例えば3年生でいじめに遭っている方が何人ぐらいいらしたのか。それで、もしわかれば期間的なものがあって、受験に支障がないうちに解消していればよろしいんですけども、受験に影響のあるような3年生が何人ぐらいいらしたのかということを、わかれば教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  済みません、お待たせいたしました。学年ごとのいじめの内訳でございますけれども、中学校28件のうち、こちらに報告を受けている中学校3年生のいじめの数は1件ということでございます。御心配の進学等の影響でございますけれども、確かにそういったことも考えられますので、こういった場合には、もちろんほかの学年もそうですけれども、細かく対応してそういう影響の出ないようにということで指導を続けてまいりたいと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  1件ということで、1件でもあってはいけないはずなんですけども、できるだけ進学に影響のないように3年生に対しては注意を払っていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いをいたします。以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  まず不登校の方なんですけれども、この小学校が5名、中学校40名ですけど、不登校になっている児童・生徒のなぜ不登校なのかっていう実態は、これはきちんと家庭訪問等をして状況は把握されているのでしょうか。
 それとあと、いじめの状況なんですけれども、確かにいろいろな聞き取りですとか、個人面談とか、アンケートなどで実態把握を積極的にやってきたということで、件数がこれだけ44件ってふえているんだとは思うんですけれども、このいじめに関しまして、やはりこれが相談だとか、またはそういったことから本人の訴えだとか、さまざまなことからいじめの発見ができたとしても、それをきちんと対応するっていうことに関してはやられていると思うんですけれども、こういったただ単に担任の先生が一番状況がわかっているとは思うんですけども、そのようないじめられてる子どもに対してのケアの仕方だとか、対応の仕方というのが非常に大切だと思うんですけれども、このいじめを少なくしていくための策というのはどのような形をやってらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  初めに不登校のことでございますけれども、その原因ですが、さまざまございます。ただ、友人関係ですとか、それから無気力等、本人にかかわる問題というようなことで不登校に入るということが非常に多うございます。それぞれ各学校におきましては、不登校の該当児童・生徒につきまして手紙を届けるとか、家庭訪問を行うとか、電話で連絡をする、その子の状況におきましてそれぞれ対応を図っております。例えば学級担任、あるいはスクールカウンセラー、養護教諭、そういったところが細かく対応していることによって不登校の解消というものも少しずつ図られているところでございます。
 また、いじめの問題につきましては、そのいじめの把握ということ。単に把握して終わりということではございませんので、当然そちらも学級担任がその後も細かく継続的に子どもたちの声を聞いていく、あるいは学校のスクールカウンセラーが対応するというようなことで、いじめの実態把握というだけではなくて、そこからどのように子どもたちが復帰をし、子どもたちのいじめが解消され、子どもたち同士が仲よくなるようにというようなことで指導しているところでございますので、継続して子どもに対して接していくということで効果が上がっているという報告が一番多うございます。以上です。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。不登校に関しては、そういったさまざまな状況というのは私もわかるんですが、要するにこの一人一人がどういった状況で不登校なのかっていうことがきちんと、一人一人本当に実態がわかっているんであれば私も安心なんですが。例えば保護者、家庭訪問へ行ったとしてもね、保護者にも会えないだとか、当然本人にも会えないってことあるかもわかんないんですが、手紙を置いてくるだけとかじゃなくて、やっぱり私は心配なのは虐待があったりとか、そういったことをきちんと、会えない場合、なおさらやはり保護者に会えるまでとか、本人に会えるまでちょっと状況を把握していただければと思いますけど、その点ちょっとお聞きしたいと思います。ちょっと虐待が心配だなと思います。
 それとあと、このいじめの状況なんですが、やはり先生の対応の仕方。いじめられている子ども──もちろんいじめてる子もそうですけど、いじめられてる子どもに対してのスクールカウンセラーも順次異動していきますので、一貫してっていうのがなかなか難しい問題もあるんです。それとあと、要は、かなめはやっぱり担任の先生だと思うんですが、そこで要するに先生に言いつけたとか、また小学生ぐらいならまだしも、やっぱり中学生となってくると陰湿な部分もありますので、その点の対応の仕方ということを気をつけていただければと思います。よろしくお願いします。
 不登校の点、ちょっとお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  確かに親にも会えないというようなことで虐待が心配される事例ということがあるかと思います。学校に対しては、子どもにとにかくアクションをしてほしいということ、そして、休んでいる子どもがいたら、その子の今の状況どうなっているのかということを常に把握してほしいということを指導しておりますが、それとともにスクールソーシャルワーカーと、あるいは子ども家庭支援センターと連携をして情報交換をしながら、子どもだけではなく家庭の状況についても把握できるように連携をとってこの対応を進めているところでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは、資料8のところで、いじめの状況が平成18年度から定義ととらえ方が変わったと。こういう、だから数字がふえているよというのかもしれませんけども、しかし、ふえてきてますよね、年々。それから、だから、いじめは減る傾向でなくて、今のところふえる傾向にあると。そして、暴力行為も中学校で増加している。2年生の割合が多いというふうに書いてありますが、このいじめがふえているというこういう方向性と暴力行為とのこの辺の関係っていうのは、どんなふうに教育委員会、つかんで、とらえておるっていうか、その辺、検討・分析されているものがあればお聞きしたいと思います。
 それから、中学の暴力行為がふえている、これはどんなふうに理解したらいいんでしょうか。また、どのようにとらえているのか。それから、21年から22年でぐっとふえ、確かにふえていますよね。これ、21年で22年、まだよく状況わからない面があるのかもしれませんけども、しかし、現状はどんなふうに分析をし、どう対策をとらえてきているのか、この辺お聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめと暴力行為の関係でございますが、確かにいじめの中には暴力をふるう、簡単なところで言えば、遊ぶふりをしてたたかれるとか、けられるとかいうようなものもございますので、全く関係がないというふうには考えてはおりません。ただ、暴力行為の件数自体が小学校はないということ。それから、中学校の暴力行為、2つ目の質問の答えにもなるんですけども、暴力行為がふえている分析でございますが、14件のうち実は半数近くが1人の生徒によってなされた行為でございます。余り話をしてしまうと、これ、個人が特定されてしまうので話しづらいんですが、そういった暴力行為につきましては、学校としては決して許さないと。許さないという立場で指導しておりますので、例えば友達同士でのそういうぶった、けったというようなことも含めて報告が上がってきます。
 ぜひ子どもたちが少し落ちついて、こういう暴力行為がなくなるようにということで、中学校では生活指導主任会を中心に暴力行為の根絶に向けて子どもたちをきちんと指導するようにと。その背景には、当然子どもたちの心が落ちついていない、あるいはさまざまな生活習慣、規律がきちんとしていないというようなところから出てくる部分もありますので、そういう根本の部分からきちんと指導していくということが大切だということで、各学校を指導しております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。逆に言うと、今の具体的な報告の中で、非常に対応と言いましょうか、対処もかなり教育委員会や学校として具体的な方向性といいましょうか、方針、持っているのかなと思いますけども、やはりその背景にあるもの、子どもの、お子さんの背景にあるもの、これは例えばいろいろありますよね。例えば学校の教育についていけない、学校がわからない、自分の居場所がないというところから出てくる背景だとか、それから、今社会的にはやはり子どもの貧困の問題、そういう側面からもいろいろ出てきていると思いますけども、余りこのことでその背景がどうなんですかというと特定されちゃいけないと思いますので、ここだけにしときますけども。
 そういうことも、だから絶対暴力はいけないんだということは大切ですよね。それはやはり子どもたちにもしっかりとわからせなくちゃいけないけども、その背景をしっかりとつかんでの対応ということが大切だと思いますが、十分にその辺は考慮して対応されていると思いますけども、その点はいかがなんでしょうか、再度お願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  そうですね、委員おっしゃるように背景にあるもの、そして生徒の心の安定を図るということは非常に大事なことかと思います。やっぱり問題を起こす生徒には、それなりの心の思いというものがあって、その心の安定を図るために子どもとの信頼関係を先生が築いた上で、きめ細かく子どもたちの状況を把握して、その上で指導をしていくということが大事だというふうにとらえておりますので、今後もそのような形で子どもたちが落ちついて生活ができるようにいろいろと支援をしてまいりたいと考えております。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で、オからキの質疑を終わりたいと思います。
 以上をもって教育委員会報告を終了いたします。どうもありがとうございました。
 休憩します。
                  午前11時52分 休憩



                  午前11時53分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 続いて、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩します。
                  午前11時54分 休憩



                  午前11時56分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  再開いたします。
 次回委員会の日程については、11月8日午前9時半とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、その他についてでありますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で閉会といたします。
                  午前11時57分 散会