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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年文教委員会) > 2011/08/19 平成23年文教委員会本文
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2011/08/19 平成23年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(竹内冨士夫君)  おはようございます。生活環境部からは報告事項は1件、公会堂等整備事業に係る整備概要についてでございます。本件につきましては、公会堂等の整備に関する基本方針に基づきまして、この間基本設計、実施設計を進めてまいりましたが、6月末で一通り設計等を終えましたので、今回整備の概要について御報告をさせていただきます。
 なお、今後入札を経て、9月議会に公会堂整備工事と、それから公会堂別館の建てかえ工事の2件の契約議案として提出する準備を進めているところでございます。
 それでは、詳細につきましてはコミュニティ文化課長から御報告いたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それでは、公会堂等の整備計画概要につきまして御報告をさせていただきます。
 公会堂につきましては、既存の建物の耐震補強を含みますリニューアルの整備、公会堂別館につきましてはバリアフリーへの対応を含む機能面を向上させるために建てかえを行うということになっております。工事につきましては、平成23年12月から着工する予定でございます。
 それでは、公会堂の工事の概要につきまして、お手元の平面図をごらんいただきながら御説明したいと思います。(1)番でございます、耐震改修でございますが、公会堂のホールの特性や機能を考慮いたしまして耐震設計を行いました。耐震補強壁の新設、それからブロック壁の撤去、鉄筋コンクリート壁の新設などを行いまして、図面上でいきますと赤色の部分が耐震補強壁となっておりますが、そういった形で耐震改修を行ってまいります。
 (2)番でございます、客席の改修でございますが、現況と同様の前後のいすの席の間隔で、いす幅を若干50ミリ程度拡大をする予定でございます。また、建築基準法の関係でございますけれども、横の通路を確保しなければなりませんので、そのためのレイアウト調整によりまして、客席数が868席から713席になるということになります。
 (3)番でございます、天井・壁など、ホール内の改修でございます。現在ホール内、天井にございます既存の音響反射板、こちらを撤去いたしまして、新たに反射天井を設置する予定でございます。また、ホール内の壁が劣化しておりますので、左右の壁を撤去いたしまして、新規に木質系の壁を施工しまして、ホール全体を木質系の仕上げに統一をいたします。
 続きまして(4)番、ダクトなど、ホール内の空調でございます。冷暖房の効果と騒音に苦慮しておりましたけれども、空調機本体の更新とダクトの改修によりまして冷暖房の効率が向上いたします。また、ダクトへの消音器等の設置によりまして、消音効果も向上するということになっております。
 続きまして、ホワイエの改修でございます。こちらの方は、ホール内と同様に天井、壁、床、こちらを木質系を基調といたしました統一感のあるものに仕上げてまいります。また、既存のベンチ等も改修にあわせて統一感を図るところでございます。
 それから、トイレでございます。ホワイエに既存のトイレございますけれども、こちらのトイレも改修いたしまして、オストメイトやベビーベッドなどを整備する予定でございます。
 (6)番といたしまして、1階会議室前のトイレでございますが、老朽化をしておりました天井、壁、それから排気扇の改修とともに、温水洗浄便座を設置する予定でございます。
 (7)番でございます。楽屋回りの改修でございますが、こちらの方は2階のシャワールームの改修のほか、楽屋は拡張いたしまして、天井、それから壁の改修を行います。また、1階楽屋入口が西側のところにございますけれども、今までの階段からスロープに改修をする予定でございます。また、トイレについても先ほどと同様に温水洗浄便座の設置や、あるいは天井、それから壁の改修を行ってまいります。
 それから(8)番でございます。照明器具等の改修でございますが、ホールの照明器具を更新いたしまして足元の明るさを確保するなど、ホール内の照度アップを図ってまいります。その他の配管・配線などにつきましても、老朽化している部分を設備を改修をいたします。
 それから(9)番でございます。客席ホールの入口でございますが、外部音を遮断いたしまして快適な空間を提供するために、扉を二重扉に改修をする予定でございます。
 (10)番、磁気ループシステムの導入でございますけれども、難聴者への対応といたしまして市販の磁気コイル式の補聴器に直接音声が受信可能となりますシステムを導入をいたします。こちらにつきましては、2階平面図の緑の線の範囲内で受信が可能となっております。
 それから(11)番、事務所の移転に伴います改修でございます。公会堂事務所は別館に移転する予定でございますので、その後につきまして、市民センター総合管理業者の事務室及び清掃員の控室というふうに改修をする予定でございます。それから、屋上につきましては防水の改修を行いまして、外壁には、外壁のタイルが大分老朽化しておりますので、こちらの方の張りかえなども予定をしております。
 その他、公会堂の改修でございますけれども、舞台の床の張りかえ、それから窓の窓枠のサッシ等の塗装などを予定しているところでございます。
 以上が公会堂の工事概要でございました。
 続きまして、公会堂別館の建てかえ工事の概要について御報告いたします。公会堂別館は、これまで3階建てから4階建てになりまして、延べ床面積が増加するほか、エレベーターが設置されるということになりますけれども、おおむね現在と形態的には同規模で建てかえをするということになっております。こちらの方も平面図を御参照ください。
 1階につきましては玄関、エントランスとなりますので、管理事務所はこちらの方に移設をされる予定でございます。また、従来と同様に和室が2部屋設置されることになっております。2階につきましては、飲食スペースと、新たに設置いたしました多目的会議室、こちらオープンスペースということにもなりますけれども、そういう形で設置をいたします。それから3階、4階につきましては会議室のスペースとなっております。
 それでは、(2)番からまた順番に特徴を御説明させていただきます。バリアフリーの関係でございます。エレベーターの設置によりまして、2階の渡り廊下を活用いたしまして公会堂ホワイエへのアクセスを可能といたしました。また、エレベーターは西側の玄関の入り口と、それから東側の市民センターの中庭からも、両方からアクセスできるようになっております。
 (3)番、トイレの設置でございます。各階にはオストメイトの対応ということでトイレを設置いたします。
 それから(4)番目、防音会議室の設置でございます。こちらは3階の大会議室、第7・第8会議室でございますけれども、こちらではコンサートや阿波踊りの練習などにも使用できるという防音性能を備えております。その他の会議室につきましても、2階の多目的会議室を除きまして、一般的な防音会議室というふうになっております。
 それから(5)番目の駐車場の確保でございます。現状は15台駐車できるようになっておりますが、17台に拡張いたしまして、障がい者にも配慮いたしまして、濡れずに別館へアクセスできるようにいたしました。
 それから(6)番の事務室機能の移設でございます。先ほど申し上げましたが、管理事務所を公会堂から移設することで、新たに照明や空調などの集中管理が可能というふうになっておりまして、機能の充実が図れるということでございます。
 それから(7)番、別館回りを中心とした外構設備、それから屋上緑化等が工事で予定をされております。
 そのほか、別館の機能といたしましては、公会堂と同様に難聴者への対応ということで、会議室の1から6号に磁気ループアンテナを敷設いたしまして、補聴器に直接音声受信が可能となるシステムを導入する予定でございます。また、第7・第8の大きい会議室につきましては電動スクリーンなども設置を予定しております。
 以上が公会堂別館の工事概要となります。
 また、3番といたしましてエスカレーターの設置でございますが、公会堂の正面玄関のホワイエのアクセスということで、階段の昇降では高齢者には負担が大きいということでエスカレーターを設置いたしまして、利便性の向上を図るということでございます。設置につきましては、その後の4の今後のスケジュールにもお示ししておりますけども、平成23年度に階段の一部を撤去いたしましてエスカレーターの設置のための地質調査、地盤の調査を行う予定でございます。平成24年度に工事を着手いたしまして、24年度中には完了の予定でございます。
 それから、今後のスケジュールでございます。閉館期間でございますが、現状では23年の12月から25年の1月までを予定をしております。また、利用者への周知でございますが、市のホームページ、施設案内に掲載するとともに、広報におきましても定期的にお知らせをしているところでございます。また芸術文化振興財団におきましても、常時ホームページや情報誌等で御案内を差し上げているところでございます。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。説明は終わりました。
 これより質疑に入りたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 公会堂の方からですが、客席が868席から713ということで、約2割弱ぐらい減ったわけですけれども、この辺はどういった、レイアウト調整という御説明ですけれども、何か図面を見る限りでは特に、2階の平面図見る限りでは変わっていない。いす自体もかえたりとかされるんですか。その辺をもうちょっと詳しく教えてください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  客席そのものも、先ほどもお話し申し上げましたが、いすの幅を若干、現在ちょっと小さ目でございますので、それを50ミリ程度広げる予定でございます。それも含めまして席数が減少するということです。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。あとですね、空調機の本体の取りかえということで効率化を図るということでしたけれども、大体見込みで結構ですけど、どれぐらいの効率アップされるのかということをお尋ねいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  空調機の効率でございますが、数字的にはちょっと今載せておりませんけれども、これまで騒音と、もちろん冷暖房の効果がかなり低い状態でございました。そういったものをほぼ解消できるということで考えております。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そうですね、かなり古いんで、快適な空間をつくっていただきたいと思います。
 最後に、これも公会堂関係ですが、磁気ループシステム、新しく導入されるということで、この図面上では緑の枠という御説明をいただきました。これ、例えば利用者がこの範囲だっていうことを何かわかるような表示とか、何かそういうのはされるんでしょうか。済みません、よろしくお願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  特に表示等につきましては、今の段階では考えておりませんが、基本的に全体が聞こえるようになっておりますので、その枠の中にお座りいただければ受信が可能ということでございます。


◯委員(石原 恒君)  ほぼ網羅されているということで認識しました。ありがとうございます。


◯委員(森  徹君)  これ前にも、別館の方ですけどね、図面資料が出たと思うんですが、ちょっと再度確認させていただきたいのは、平面図だけなもんですから、側面図、何年か前の資料には側面図も出てたんでしょうか。これで言うと、現在の別館、ここからも見えますけれども、東西長いですよね。これ、1階の平面図見ますと、約、現在の別館という東西に長い建物ではなくて、何て言うんでしょうか、塔みたいに上に、4階に伸びていると。したがって、その1階部分、現在の別館の半分から西側部分が駐車場になって、台数もふえるというふうに理解をしていいのか。それで、2階の平面図もその上に乗っかるっていう形で理解できるんですが、3階の平面図、これは、これをちょっとどんなふうに理解したらいいのか、もう少し詳しく説明していただければ。会議室が1、2、3、右側の方が4、5、6となってますから、これが4階ですから、乗っかるという形じゃなくて、この部分が横に伸びて、どんなふうに、ちょっとこれ理解していいのか、ちょっともう少し構造的に、配置的に説明していただければと思います。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  駐車場のことでございますが、建物そのものが4階建てになりまして、従来より東側の方に寄っております。その関係で御指摘のようにスペースが生まれたということで拡張しております。
 また、会議室でございます。3階の会議室でございますけれども、3階はごらんのとおり1、2、3と、それから4階の方で4、5、6と会議室ございます。4階は、この7・8会議室の上はございません。屋上という形になります。7・8会議室につきましては間仕切りがございますので、一つの大きな会議室にもなるというスタイルでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  了解しました。この3階平面図、右側が4階平面図と書いてあったものですから、これをちょっと見落としまして一つというふうに理解したもんですから、これで4階という形ですね。はい。
 それから、今再生可能エネルギーということが盛んに言われてるんですが、この公会堂の本館と言いましょうか、ホールの方のあそこに太陽光とか、そういうようなものを──太陽光パネルですね、そんなようなものを考えるという検討というのが、当初の計画から、そういう今、東日本大震災以後、福島原発の事故以来、そういうものが大きく出されてきてるんですが、そういう背景の中でその辺の検討というのがされることっていうのはあるんでしょうか。それとも、何か、例えば構造上難しいものがあるのか、予算的なものがどうなのかということも含めて、その辺の検討がされているかどうか。もしも検討がされていないんでしたら、あわせてそのことも必要ではないかと思いますけど、いかがでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂の関係でホールの。公会堂のホールの屋根はですね、下がそのまま空洞で柱がございませんので、ソーラーパネル等になりますと重量の関係でちょっと厳しいものがあるということで、現在はその辺は考えておりません。また、別館につきましては、屋上にソーラーパネルということも検討いたしました。ただ、屋上には屋外機等もございますので、その関係でスペースがちょっと狭くなるという関係もございまして、なかなかソーラーパネルの電力量だけでは確保できないということで、緑化という形で進めさせていただくということになりました。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いします。公会堂別館の2階平面図、これちょっと小さくて見にくいんですけど、カフェが、カフェスペース、いわゆる喫食スペースがあると見てるんですが、現在C−Cafeさんが入ってらっしゃる、あのような形になるのかなとは思うんですね。このカフェの運営形態をどのように考えているのか。また、往々にしてこのようなところ、非常に営業的にも厳しい状況も考えられる。お客さんが少ないのかなという状況も考えられると思うんですが、その辺の対策はどのようにお考えなのか、お聞かせください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  まずC−Cafeの件でございます。この2階の飲食スペースございますけれども、こちらは現在入っておりますC−Cafeさんと、御了承いただきまして、完成後は引き続きそのまま入っていただくことになっております。若干スペースが少なくはなっておりますけれども、現状の状況も見ながら、こういった形の配置にいたしました。以上でございます。
 営業の関係でございます。業的に厳しいかどうかということでございますけども、その辺も考えてこちらの方はお約束をしたということでございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。立地からすると、これ、現在のC−Cafeの位置とあんまり変わらない位置づけになるのかなというふうに図面を拝見してます。一般の人からすると、通りからは大分奥に入ってて、なかなか知っている人じゃないと、ふらっと入りにくい位置づけであります。お客さんが来て何ぼという言い方も失礼なんですけども、そういうのがこういう飲食店でございますので、ここにありますよ、だれでも使えますよというのを、告知と同時に目立つような看板などもつけていただくことが大事なのかなと思っております。市とC−Cafeさんと共存共栄できるように検討していただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員(川原純子さん)  公会堂別館の屋上緑化についてなんですが、私もこれ、見てて初めて思ったんですけど、この屋上緑化に関しましては、これはどういった感じの屋上緑化なのか。市民の方が上がるとか、使用するってことはできるような、公園のような緑化なのか、ただ単なる草、芝だとか、そういった緑のものを植えているものなのか。
 それと、あと、この図面を見て思ったのは、ハト小屋っていうのがあります、左側に。これ、ハト小屋って書いてある。ハト、私が目が悪いのかわかんないですけど。公会堂別館屋上平面図(8)で、ハト小屋っていうのは、初めて私も知ったんですけど、三鷹市でハトを飼ってるんですか。
                (「伝書バト」と呼ぶ者あり)
 それで、だれが世話をしているのかとか、もし飼っているんであれば。その点をちょっと。
 それとあと、公会堂、それからまた別館等が──公会堂は特にですね、使えない期間が結構長いんですけども、これは工事で当たり前なんですけど、その間、三鷹市の──以前にもこれ、ちょっと質問で出たし、私もしてるんですが、使えない、市としての行事が使えない期間、どのような、それぞれ、大分詰まってきたもんですから、いろいろ対応策考えてらっしゃると思いますけど、三鷹市の建物では産業プラザか、もしくは芸術文化劇場、芸文しかないんですけれども。芸文の場合も限られた内容ですので、どのような対応策を今後。例えばこれから敬老のつどいもありますし、成人式もありますし、さまざまあると思うんですが、ちょっとどのような対応策を考えていらっしゃるのか、お聞かせください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  まず、屋上の緑化のお話でございます。こちらの方はまだ現状では特に何を植えるというあれはございません。一応芝生程度ということを考えておりまして、屋上を一般の方が入るというふうには、危険性も考えまして、今のところは考えておりません。
 それから、大変申しわけございません。これ、はっきりバツが。ハト小屋のことでございますけども、ここは特に建物は置かない。屋外機器の設置スペースとなっております。ですから、図面上ちょっと載っておりますけれども、こちらの方はないということでお考えいただければと思います。


◯委員(川原純子さん)  済みません、このハト小屋は、ここにはですけど、これだけ図面に書いてあるハト小屋ってありますから、これは撤去するということだったら、削除しなくちゃいけないですよね。
 それと、あと現在はあるんですか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  現在も特にハト等は飼っておりません。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  それから、代替施設の御質問でございます。こちらにつきましてはですね、ホール、先ほどもお話出ましたけれども、芸術文化センターのホールをできるだけ御案内して、芸術文化振興財団の方で調整を図っていただくということも1つでございます。なかなかそれだけでは厳しいので、近隣の各市のホールにも、今回のこの期間御協力をいただくように依頼はしておるところでございます。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。各市というと近隣市、調布だとか、武蔵野だとか、そういったところの施設を代替で借りるような形とか。また、あと、市民の方たちが毎年毎年やっている公会堂も、それこそいつもいつも満杯なんですけど、市民の方々から、例えば御相談があった場合には、その相談にも例えば対応策というか、御相談に乗って差し上げるんでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  ホールにつきましては、先ほど申し上げた近隣市といいますのは、多摩の多摩公文というのがございまして、多摩の公共施設の連絡会でございます。その席上で各市の代表者の皆様にお願いをしたところでございまして、実際の調整は各市のホールでしていただくということになると思います。以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。公会堂の方なんですけども、客席の改修をして868から713と、155脚減るわけなんですけども、それによって、例えば利用できない団体ができたりして利用率が減るというようなことはないのでしょうか。その辺、1つ。
 それと、あともう1つ、これ確認なんですけど、別館の方の1階平面図の中に和室というのがありますけど、これは職員の休憩室という解釈でよろしいのでしょうか。その2点、お願いいたします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂のホールの利用率の関係でございます。芸術文化振興財団の実施いたします事業につきましては、多少その分利用率が下がる可能性はございます。利用率といいましても集客率ですね。ただ、一般の方々の収容人数、これまでもそう多くお越しいただくものというのは数少ないものですから、極端に利用率が下がるというふうには考えておりません。
 それから、和室でございましたね。和室につきましては、従来どおりの職員の休憩室という形で、お昼はですね、使わせていただくと。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかによろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時02分 休憩



                  午前10時05分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。よろしくお願いいたします。
 委員会を再開いたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  皆さん、おはようございます。それでは、教育委員会の報告をさせていただきます。今回は1点でございまして、事務の管理及び執行の点検・評価ということでやらさせていただきたいと思います。
 前回の委員会で御報告いたしましたように、教育委員会の事業は教育ビジョンに基づきまして年度ごとに計画を立てまして、そして執行するという形をとっております。その年度ごとの事業が終わった段階で点検・評価というのをやるということになっております。その御報告という内容になります。皆様のお手元にございますけれども、1ページ目、ちょっとごらんいただけますでしょうか。1ページ目、ごらんいただきたいと思います。ここに点検・評価の趣旨等について書いているところでございますけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第27条に、毎年度所管する主要な事務事業について点検・評価を行うものということで定められているものでございます。
 この点検・評価の実施に当たりましては、学識経験を有する者の知見の活用ということが一応なっておりまして、教育委員会といたしましても、5月17日に学識者の方にお集まりいただきまして、この内容の、もちろん素案という段階でございましたけれども、皆様にお見せをして、議論をして、修正等を加えながら今日に至ったものでございます。
 ちょっと37ページをごらんいただきたいと思います。その学識者の知見の活用ということにつきまして37ページ以降にまとめてございますけれども、(3)の出席者のところにございますような学識経験者ということで、教育行政について詳しい知見をお持ちの皆さんに、3名の方にお集まりをいただいているところでございます。私どもと議論した後、それぞれ皆様にミニ論文といいましょうか、それを書いていただいて、39ページ以降、3人の方の文章が並んでおりますので、これについては後ほど御参照いただければなというふうに考えているところでございます。
 改めまして1ページに戻っていただきまして、点検及び評価の目的でございますけれども、簡単には申し上げましたけれども、教育委員会の主要な事務事業につきまして課題や取り組みの方向性を明らかにして、効果的な教育行政の一層の推進を図るということが1点目、大きな目標でございます。それから、学識経験者からの意見を聴取いたしまして、課題や問題に対してのより質の高い取り組みの方向性、翌年度以降につながるようにということで議論をさせていただいているところでございます。それから3点目、報告書を市議会に提出をした後、公表するということで、教育委員会としての市民の皆様への説明責任を果たしていくという内容になっているところでございます。2にございますとおり、前年度の教育委員会の主要事務事業ということでございまして、22年度に実施した事業につきまして、21事業を対象といたしまして、今回点検・評価を行っているところでございます。
 3ページ目でございます。具体的な説明はちょっと省略させていただきますけれども、教育委員会の活動の概要ということで、5人の委員さんを中心に毎月定例会を持ちまして教育委員会、行っておりますけれども、その活動の内容について簡単にまとめているところでございます。
 それでは、早速でございますけれども、21事業の点検・評価の概要について説明をさせていただきたいと思います。きょうは全課長が基本的には参っておりますので、いろいろ後ほど御質問をいただければと考えております。ことしは、今年度は若干去年までと違って、6ページの下の方ですね、事業の評価という欄がございます。前年度までは、進捗状況に対する評価ということしかございませんでしたけれども、いろいろ学識者の皆さんと議論していく中で、予定どおり予算が執行された場合、ほとんど計画どおりというふうになってしまうので、内容、成果がどうだったのかということについて評価軸をつくろうということで、今回進捗状況と成果に対する評価という二段構えの評価手法を取り入れているところでございます。
 それでは、1点目、三鷹中央学園三小と、それから東台小学校の建てかえの関係でございます。指標にございますとおり、三小については実施設計業務の完了、東台小学校については3月竣工ということを目標に、指標に取り組んだところでございます。皆さん御案内のとおり、計画どおり、予定どおりこれは進んだところでございまして、東台小学校については新築記念の式典もやらさせていただいたところでございます。三小については建てかえ工事がここで着手をされてるところでございますので、おおむね目標は達成できたという成果批評もつけたところでございます。
 それから、8ページ目、第五中学校の体育館の建てかえでございます。これにつきましても、既存体育館の解体工事、そして新体育館の建設工事に取り組むということで、22年度でございますので予定してございますけれども、御案内のとおり、こちらも新しい体育館が完成をしたということで、50周年の学校の創立の記念式典なども新しい体育館で行ったところでございます。進捗A、成果がBということで評価しているところでございます。
 9ページ目、学校耐震補強工事でございますけれども、一中、七小の体育館の耐震補強工事、それから二小の耐震補強工事に向けました実施設計ということでございますけれども、これも予定どおり進んでいるところでございます。なお、23年度は二小及び羽沢小学校の耐震補強工事に取り組んでいるところでございます。
 10ページ目、4番、学校校庭の芝生化の推進でございますけれども、六中と東台小の校庭の芝生化工事の実施ということでございますけれども、これについても六中、きれいになりました東台小学校も新築工事にあわせまして芝生化工事を実施したところでございます。
 それから5の川上郷自然の村の大規模改修。主に経年劣化をいたしました浴場の大規模改修工事、それから屋根の防水工事等を予定したところでございます。すべての工事を一応完了しておりますけれども、昨年正月前にリニューアルオープンしたかったところでございますけれども、工事の都合とか検査の都合等によりまして正月明けのオープンという形になりましたので、進捗状況Bというところで少しおくれたという評価をしたところでございます。
 13ページ目、学校給食の充実と効率的運営でございますけれども、23年度から新たに1校での委託を検討し、決定していくという指標で取り組んでまいりました。4月からは中原小学校の委託を開始、これは無事に進んでおります。それと同時に、当初1校でございました委託事業の実施の予定を事務事業の総点検運動の中で二小と井口小学校の2校やろうということで急遽変更いたしまして、この4月から、23年度の当初から2校委託をして順調に進んでいるところでございます。これにつきましては、当初1校が2校になったということでございますので、成果に対する評価につきましても目標以上の結果が得られたということでAをマークしたところでございます。
 それから、教育支援プランの推進と教育支援学級の整備等でございますけれども、これにつきましては教育支援プランに基づきまして、七中に教育支援学級(固定制)を開設するということで、当初予定を立てたところでございます。ところが、これも昨年度の秋、予算編成の中で七中に教育支援の固定制の学級をつくることによりまして、残るは五中というんでしょうか、要するに固定制、知的障がいの教育支援学級につきましても、小・中一貫教育ができればいいなということで取り組んでまいりまして、一応5番目の中学校ということで、小・中一貫ができるということで前倒しをいたしまして、補正予算を組んで、12月の補正通していただいて、七中に加え、五中にも固定制の教育支援教室を整備したということで、成果に対する評価といたしましては、1校が2校になったということで、目標以上の成果が得られたということでAをつけさせていただいているところでございます。
 それから、8ページ、幼・保・小の連携でございますけれども、これは幼・保・小の地区の連絡会等を立ち上げて、順次まいりました。今年度、全小学校15校での事業を実施するという目標が予定どおり実施をされまして、研修等も行われたり、認証保育園の皆さんとの連携事業の説明会を実施するなど、一応予定どおり実施できたところでございます。
 それから、9ページ目、小・中一貫教育の充実と教育改革フォーラムということでございます。御案内のとおり、小・中一貫教育、7つの学園で始まりまして、昨年度につきましては市制施行60周年記念事業にあわせまして教育改革フォーラム2010ということで、公会堂、あるいは全小・中学校での研究授業等を通しまして、これまでの検証並びに外部への発信ということで取り組まさせていただいたところでございます。全国からかなりの方が来ていただきましたとともに、「地域と創る三鷹の教育」という本も刊行するなど、一応小・中一貫教育ということを考えた場合に順調に進んで、1つのまとめができた年かなということで、A及びBということで評価をさせていただいたところでございます。
 それから20ページ目、教育・子育て研究所の設置と三鷹市教育ビジョンの見直しということでございますが、ネットワーク大学と三鷹市と3者で教育・子育て研究所、一応設置をいたしまして、そして教育ビジョンの見直しに向けました作業グループといいましょうか、研究会を設置いたしまして、提言を3月にいただいたところでございます。現在、その提言に基づきましてビジョンの見直し作業を進めているところでございまして、おおむね目標が達成できたものと考えております。これについては9月のときに、議会の際に教育ビジョンの見直しについては、詳しく御説明できるかなというふうに思っております。
 それから22ページ、みたか教師力養成講座の充実では、ネットワーク大学と連携をいたしまして、みたか教師力養成講座、教師力錬成講座、それから学校支援者養成講座というものを展開しているところでございます。学生さんを中心とした教師力養成講座を卒業というか、経験した者が三鷹市の新規職員になるような事例もかなり出てまいりましたのと同時に、学校支援者養成講座ということで、コミュニティ・スクールの委員さんに向けた、昨年度はテキストをつくりまして、そのテキストに基づいて講座等も開講いたしましたということで、非常に皆さんにとってよかったという御意見も承っておりますので、成果評価Aをつけさせていただいたところでございます。
 それから次のページ、児童の学力の向上ということで、三鷹市の教育委員会が実施しております児童・生徒の学力向上を図るための学習到達度調査ということを中心に、その分析等も踏まえて学力の向上に取り組んできているところでございます。おおむね成果目標どおり達成はされたというふうに考えてございますけれども、右にありますとおり、新学習指導要領が実施されてるという状況も踏まえまして、また、来年は中学校で新しい教科書の採用ということも考えまして、小・中一貫教育カリキュラムの中で新学習指導要領がきちんと教育されるように、現在取り組みを進めているところでございます。
 それから、26ページ、児童・生徒の体力の向上ということでございまして、特に体力が衰えたというような状況も踏まえまして、22年度は幸い、市内小・中学校22校中10校が東京都のスポーツ教育推進校の指定を受けまして、講演会をやったり、その他、いろいろなプログラムを組んで取り組んでまいったところでございます。子どもたちのスポーツに対する意識の向上も見えましたし、それからまた体力テストをそれぞれの学校で行うなど持続的な取り組みができたということで、おおむね目標が達成ができたという、そういう評価をしているところでございます。
 それでは、学校教育関係、以上でございます。生涯学習関係につきましては、担当部長から御説明をさせていただきます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  よろしくお願いします。ページが28ページでございます。まず水車経営農家並びに大沢二丁目の古民家の整備でございますけれども、水車の関係につきましては、平成22年の11月より水車経営農家をリニューアルしまして、文化財としても一般公開をさせていただきました。その間、震災によるかなり中止の期間がございました関係がありまして、実際2,000人程度、目標が8,000人程度を予想しておりましたけれども、若干少なかったということでございます。もともと水車経営農家につきましては、さらに入場者数をふやす、リピーターをふやすということで集客力を高めていきたいと思っておりますので、今後展示がえ、イベント等で取り組んでまいりたいと思っております。
 また、大沢二丁目の古民家の関係でございますけれども、これにつきましては平成23年度、復原修理工事の予定でございましたけれども、その後、国の影響の関係でなかなか進捗が進まなかったということもございます。ただ、実施設計業務が若干おくれましたけれども、年度末には完成をしたところでございます。したがいまして、進捗状況並びに成果に対してはB、両方ともBということで評価をしているところでございます。
 次に30ページのみたか生涯学習プランの改定に向けた取り組みでございます。もともと新しい計画の、これにつきましては新しい計画の方向性、あるいは主要課題などの検討を行ったところでございます。さきに市民意向調査、あるいは社会教育委員会議から御提言をいただいておりますので、それをもとに方向性や主要課題の検討を行ったところでございます。今後、9月には骨格案、12月には素案、策定に向けて準備を進めてまいりたいと思っております。そういうことで、評価的には、計画どおり進めておりますし、おおむね目標が達成できたのではないかということで評価をしております。
 次に31ページの親子音楽会の開催。これは市制施行60周年の記念事業でありますとともに、ちょうど100回目を迎える節目の音楽祭でもございました。非常に内容的には評価が高いお声をいただいております。次年度以降も内容充実を図りながら取り組んでまいりたいと思っております。そういう意味で、計画どおりでよい結果が得られたと思っております。
 32ページ、生涯学習人財情報の一層の拡充ということでございます。これは、地域に埋もれた人材や講座の受講生を生涯学習人財として登録し、地域のまちづくりに役立てていきたいということで、ある意味自己実現の機会の提供と人材の有効活用という視点で、下にありますように各種事業に取り組んだところでございます。事業評価的には、計画どおりでおおむね目標が達成できたのではないか。今後も引き続き人材の発掘、育成、活用に取り組んでまいりたいと思っております。
 次に、南部図書館(仮称)の整備に向けた取り組みでございます。当該年度、平成22年度につきましては、AA財団の公益認定の動向を踏まえながら基本プランの作成に向けて継続的な検討を進めてきたところでございます。23年4月に公益認定されたことを受けまして、既にAA財団との間でこの整備に向けた事業スキームを含めた確認書の取り交わしを行うとともに、7月、先月には基本プラン検討市民会議を立ち上げております。11月までの5回にわたって基本プランについて御検討していただき、御提言をいただくという形で現在進んでいるところでございます。若干おくれた部分もございますが、今後進めてまいりたいと思っております。
 次に、みたか子ども読書プランの改定でございます。これは、子どもの読書環境の整備を行うということで新しいプランを改定するわけでございます。私どもも図書館協議会の方に子どもたちに本をどのような形で届けたらよろしいのかという、本を届ける仕組み、あるいは読書の楽しさを伝えるような仕組みをつくる、そうした視点で図書館協議会に答申をしたところでございます。6月に一応答申がなされたということでございますので、計画どおりでおおむね目標が達成できたのではないか。今後、個別計画と同様に骨格案、素案等を進めてまいりたいと思っております。
 それから、次に健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進でございます。当該年度、平成22年度につきましては多様な市民参加によって基本設計をまとめるとともに、新川防災公園・多機能複合施設という仮称で事業に取り組んでいるところでございます。基本設計業務も完了をしたところでございまして、23、24年度の2カ年にかけて実施設計を進めているところでございます。今後、事業のあり方、これは多機能複合施設ということもございますので、そうした複合機能を生かした事業展開の検討、あるいは施設運営のあり方の検討を進めてまいりたいと思っております。
 最後ですが、東京国体の推進でございます。御案内のように平成25年、開催されます東京国体もスポーツ祭東京2013という形で名称も決まっております。当該三鷹市におきましてはサッカー、ソフトボール、アーチェリーというものを担当しますが、当該年度は大会開催の決定、あるいは競技日程の決定を受けまして実行委員会を設置をしたところでございます。今後、23年度以降につきましては、専門委員会を設置し、24年度にリハーサル大会、25年の本番に向けた計画づくりに努めてまいりたいと思っております。そういう意味で、計画どおりでおおむね目標が達成できたのではないかと思っております。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いします。
 報告書の全体でまず1つ質問させていただきます。各21事業ございますけれども、この中でも、すべて重要ではあるかと思うんですが、何か重点というか、重きを置いているのはどれかという、何かぱっと見でわかるようなものが評価ができるものかどうかというのと、あと、それぞれに予算がついてると思うんで、予算もあわせて記載をしていただければ。1つの指標としては予算で見るとか、そんな感じになるのかと思うんですが、その辺もあわせて記載いただければと思います。
 中身についてですが、13ページの6項目の学校給食の充実と効率的運営ということで、学校給食の中で民間委託されているということで、あとドライ化ですね、という取り組みですけれども、ドライ化の実施率、導入率というのはどの程度進んでいらっしゃるのかということと、1回、設備を入れるに当たってどれぐらいのコストとあと工期がかかっているかということについてお尋ねします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  1点目の御質問、それから2点目もそうですけれども、この点検・評価のあり方という御質問だと思います。点検・評価に当たりましては、三鷹市の場合には、この点検・評価自体は、これは地教行法と言っておりますけれども、地方教育行政の組織運営に関する法律に基づいて実施するもので、各自治体がこうした点検・評価を行っているところですけれども、三鷹市の場合には、事業評価という中でも、今手元にありますけども、かなり細かい事業の評価をしておりまして、そうした中で何が、市民の皆さんにとりましてわかりやすい形で、ということで、これ大分、20年度分から評価を始めておりますけれども、その中で、教育委員会の中でも、事業評価は非常に細かいんですけれども、市民の方が見てわかりづらい面があるんではないかと。そうした中で、できるだけ簡潔に書いた方がいいだろう、そういう中で現在のスタイルになったところです。
 そうした中で、重点につきましても、事業評価ではベストテン事業と呼んでおりますけれども、そうした重点化が図られておりますけれども、現在はこうした形で各課ごとに並べる形になっております。基本的には、すべて重点的な事業ですけれども、具体的にはこの中で見ますと、市の事業評価でも重点事業として挙げられている10点ぐらいの事業が──ちょっと個別には割愛しますけれども、重点事業となるということです。しかしながら、今後、あり方として重点順に並べるでありますとか、そうしたことも考えていきたいなと思っております。それが皆さんにとってわかりやすいのかどうか、ちょっとその辺も、教育委員会各課の取り組みという側面もありますので、そうしたものも含めて今後の検討課題にさせていただきたいと思います。
 それから、予算につきましては、どういった形の予算の表記をしていくかというのは、ちょっとこちらも検討課題とさせていただきたいんですけれども、コストに関する部分ということでは、これは学識者の先生方からも、コストはどうなんだということで、この中にもできるだけ補助金の活用を図ったであるとか、こうしたコスト削減を図ったであるとか、数値は出ておりませんけれども、そうしたコストの意識というものは十分持っているところです。それをよりわかりやすい形といいますか、そうしたところの御提案といいますか、御意見だと思いますので、そうしたところも含めて今後検討課題とさせていただきたいと思います。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食の民間委託化に関連しまして、ドライ化の導入率ということで御質問がございました。設備的に床がもうすべてドライ運用できるようになっているようなところは、建てかえが新たに行われたりしたところになっております。具体的に言いますと、三鷹ですと高山小、それからスーパーリニューアルの行われました第一小学校、それから建てかえが終わっております三中、それから今回東台小学校が建てかえが終わりましたので、今4校が設備的にはドライ化運用ができるような構造になっております。
 ただ、ほかの学校もできる限り床に水を流さないような運用できるように、ドライ運用というものを心がけています。機材、例えば回転がまなども、従来は横に傾けてお湯を全部床にこぼしてたような構造だったんですけども、今は底からすとんと抜けるような構造にしまして、できるだけ床に水をまかないような運用をしているというところでございます。今後建てかえの事業、大規模改修の折でないとなかなかできない。経費的にも、先ほど御質問ありましたけれども、既存のを直すとすると、前にちょっと概算でございますけれども、七、八千万ぐらい──これは何年か前の試算ですのでまた変わってるかもしれませんけれども、そのくらいかかるのではないかというふうなことでした。今後は、先ほど言いましたように大規模改修ですとか、建てかえの折などにドライ化を進めていきたいと思っております。


◯委員(石原 恒君)  御回答ありがとうございます。そうですね、最初の全体の話ですけど、多分そういうことかなと思います。単独の資料にもなってますので、ぜひ限られた中でわかりやすくしていただくためにも、ポイントのあるところを掲載いただければと思います。
 あと、ドライ化の方もですね、衛生的にはやっぱり今後進めていく必要があるし、あと、やっぱり作業中の事故とかも、やっぱり濡れているとあるかもしれませんので、進めていただければなと思っております。以上です。ありがとうございます。


◯委員(川原純子さん)  全体のちょっと評価のことに関してなんですが、やはり非常にABCでこのランクの中に、この枠の中に評価するということは非常に難しいことであろうと思うんですね。それで、特にそれこそ成果に対する評価に関しては、進捗状況は大体どこもAなんですが、成果に対する評価というところを、私たち見た場合にどうしても目につくのは、どうしてもおおむね目標は達成できたと、そういったことで、おおむねというものがどの程度なのかなということがすごくクエスチョンになるというのが現状です。
 ですので、評価の出し方というのは非常に苦慮されているんではないかというふうに思うんですが、この中の枠に当てはめるということに対して。ですから、市民の方たち、また私たち、見る際に対して、今御説明があったからわかるんですが、一目瞭然にという御説明もありましたけれども、何かちょっとこの評価の出し方に対してお考えがありましたら聞かせていただきたいと思います。
 それとあと、この評価の中で33ページにあります南部図書館なんですが、ここだけが目について、成果に対する事業の進捗はBであるということと、それから、成果に対する評価が一部目標が未達成であったということで、この一部目標というものがどういったものだったのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。大変この南部図書館、アジア・アフリカ文化財団、財団法人の文化財団さんがかかわってることですので非常に難しいことであると思いますけども、ここの点をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  初めに、1点目の評価についてといいますか、この成果の指標とか、そうしたところの御質問ですけれども、確かにこれは基本的に、その成果に対する指標というのは、上の指標というところの当初の目標に対してどうだったかと。これ、定量的に、例えば何%とか、何件とかいう出るものだったらいいんですけど、かなり定性的なもの、なかなか評価の難しいところがあるのも御理解いただいているところかと思います。
 しかしながら、例えば凡例をつけるとか、そうしたよりわかりやすい、初めてごらんになった方がわかりやすい見方というのもあるでしょうから、それは改めてこちらの方で十分よりわかりやすい工夫ということで、先ほどの質問委員さんの件も含めて十分考えていきたいと思います。以上です。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  南部図書館の整備に向けた取り組みですけれども、22年度の評価ということで、指標としては基本プランの作成に取り組むということを指標に掲げていたわけですけれども、これについて、財団の公益認定が時間かかったということがございまして、作成が達成できなかったということで、進捗状況に対する評価がB、そして成果に対する評価がCというふうになっております。
 年度中にも基本プランの作成準備ということで、内部的な調整というものはかなり進めてきたわけですけれども、実際には4月に入っての認定ということになりましたので、23年度に入ってから急激に進むということで、先ほど部長からも申し上げましたように、市民会議を行ったり、あるいは財団との確認書を取り交わすというような形で、今年度に入って順調に進んでいるところです。以上です。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。南部図書館に関しましては市民の方々も大変に期待をしているところですので、より多くの方々のまた御意見等もお聞きしながら、よい図書館をお願いしたいと思います。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めにですね、10ページなんですけど、学校校庭の芝生化事業の推進というところで、学校の芝生の管理ですね、維持管理について地域の協働によるというふうに書かれているんですけど、どのような組織をつくって、どのような組織と協働をしてやっていっているのかということ。
 それと、この後、23年度に大沢台小学校もされるそうですけども、私がちょっと見ているところでは、直接教育委員会とは関係ないんですけども、公園の広場や何かに植えた芝生が数年でもってだめになってしまっているような例がたくさんあると思うんですね。そうすると、せっかくつくった芝生が維持管理ができないというようなことになって枯れてしまったのではもったいないので、しっかりした維持管理協定をどういうふうにして結んでいるのかということ。それと、学校を芝生にするということは非常に子どもたちにもいい環境だと思うんですけども、それをすることによってできなくなってしまった競技、例えば野球ができないんではないかとか、そういったものがあるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
 それと、もう1つ、細かなことで申しわけないんですけども、20ページ、教育・子育て研究所の設置と三鷹市教育ビジョンの見直しというところの2行目に、三鷹らしい教育・子育ての支援という言葉が出てくるんですけども、目標の2行目ですね。ほかのところの項目には三鷹らしい教育という言葉は出てこないんですけど、現実にこの三鷹らしい教育・子育ての支援というのはどのようなことを意味しているのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず芝生化の維持管理の部分なんですが、これ、学校ごとに若干異なっています。ただ、基本的な枠組みとしては、学校、それから保護者の方、それから校庭の開放で利用している団体さん、それから地域の方、これらのそれぞれ役割を担っていただいて維持管理に当たっていただいているという関係になります。特に特徴的なのは第六中学校、さすがに中学生ですので、かなり自分たちでもこの維持管理に従事をしています。で、六中は一小と北野小の卒業生が行っていますので、小学校で芝生の様子を見た子どもたちが今1年生になりましたので、彼らがかなり一生懸命従事をしているという関係になります。東台小については3月に竣工したばかりですので今組織をつくっているところですが、こちらも今の基本的な構成で、どうやら順調に維持管理は動き出しそうな状態になっています。
 それから、できなくなった競技という点なんですが、これについては現状では特に大きなものはございません。ただ、綱引きみたいなのは非常に弱いので、芝生が張っていない場所でやっていただくように工夫をしていただいています。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  2点目の教育・子育て研究所の中にある三鷹らしい教育・子育て支援のまちづくりということですけれども、三鷹らしいまちづくりとか、よく基本計画などにも出てまいりますけれども、御案内のとおり三鷹の特徴というところは市民参加と協働のまちづくりということでございまして、ここではやはり、特に教育分野ではコミュニティ・スクールと言っておりますけれども、学校、家庭、地域が一体となった教育の推進というところ、そうした市民参加と協働、それからコミュニティに根差したまちづくりというところが三鷹らしいまちづくり、三鷹らしい教育・子育て支援、そのように御理解いただければと思います。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、今、芝生化のところなんですけども、保護者の方、あるいは利用者の方が管理をするという話ですけども、相手が生き物ですので、何かきちっとした計画を立てて、当番制みたいなものをしいているかどうかを、1つお伺いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今の点、御質問については年間の維持管理の計画、こちらを一応専門的な知識があるということで、まちづくり三鷹にそのサポートをお願いをしています。定期的に芝生の根の伸び方であったりというところも確認をしながら、地域の皆さんに御協力をいただいて維持管理に当たっているという形になります。また、様子によっては作業計画も都度見直しをする。天候によっても変わってきてしまいますので、そういった対応もきめ細かに行っているという状態になります。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  どうもありがとうございました。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。学校給食の件についてお聞きします。委託が6校、それと三鷹市独自の給食づくりということがされております。文章の中に1年間を通して安全でおいしい給食っていう内容が書いてありますが、このおいしいという意味合いですよね。子どもたち、児童・生徒の満足度っていうのもはかっているのかということを、まずお聞かせいただきたいと思います。
 それと、おいしいこと、それから見ばえがきれいというか、いい、見ばえがいいっていうのも料理では非常に重要な部分でありますが、そのようなことを業者ですとか、また三鷹直営において競わせるようなことっていうのは、何かお互いに切磋琢磨するような部分がシステムとしてあるのかなということ、その2点をお聞かせいただければと思います。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食に関連しまして、おいしい給食ということで、特に委託化されたところかと思いますけれども、満足度ということですけれども、平成19年度に4つの学校、一中、南浦、五中、東台小学校で委託を開始いたしました。そこで1年間の給食の運営状況を検証いたしまして、平成21年度にその検証結果を出しました。そのときに1つの学校で直接子どもたちにアンケートをしたものがあります。その中では、おいしいというふうな評価がほとんどでございました。逆に、そこが中学校だったものですから、少し量が足りないというようなことはありました。
 委託当初は三鷹は回転がまというものを使っておりまして、炊飯器でありませんので、それの扱いで御飯の炊き方がなれないようなところが、確かにこれは出てくるんですけれども、1学期ぐらいたちますと、これの方も大分なれてまいりまして、年間を通してかなりおいしいというふうな評価をいただいてます。それから、委託校につきましては、その後必ず学校の中に学校給食の運営協議会というのを、保護者、事業者、学校の校長、それから私たち教育委員会の事務局も入りまして設けておりまして、年に必ず1回以上は試食を兼ねまして運営状況の確認をしております。その中でも、保護者や子どもたち、児童・生徒の評価として大変おいしいというふうな評価を今いただいているというところです。
 それから、見ばえなどを競わせてはということで、給食の内容そのものは直営でも決して劣るとか、そういうことではございません。ただ、直営と比べまして、委託校では朝早くから調理ができますので、かなり丁寧な下ごしらえ、例えば野菜なども手切りでできるだとかいうことで、そういうことは直営校でもできるところは、例えば小規模の学校などはできるだけそんなこともしたらいいんじゃないかっていうことも、栄養士などの研修の際などにもそういうことはやっております。
 また、先ほど別の委員さんから御質問ありましたけれども、委託業者のドライ運用のノウハウ、かなり持っています。設備的にドライの設備ではなくても、なるべく水を床にまかないような運用を徹底しておりますので、それなどについても調理員の研修の折などにはそのようなことは参考になっているというところでございます。以上です。


◯委員(渥美典尚君)  はい、ありがとうございます。我々、なかなか給食を試食する機会というのがなくて、子どもからたまにどんな内容の給食が出るのかなみたいな話を聞く程度でありまして、ぜひ我々にも機会を、つくっていただくというより、我々がつくるように働きかけるのかもしれませんが、そのような形で何校かね、いただきたいなということを今感じた次第です。子どもたち、非常に成長期でありますので、より安全でおいしい給食、今後も希望したいと思います。終わります。ありがとうございました。


◯委員(森  徹君)  それでは、ちょっと何点かお聞きします。学校耐震化の項目ですが、3月11日の三小の体育館ですね。その後の対応といいましょうか、現状どうなっているのか、これをちょっと報告していただければというふうに思います。
 それから、教育支援学級、かなり努力されているというふうに評価しております。その中で連合学芸会ですね、あれが今後どんなふうに対応されているのか、このことをお聞かせいただきたい。
 それから、小・中一貫問題で保護者の調査ってありますね。この保護者の調査については、調査の内容、項目的なものも含めてどんな内容、それから内容、方法も含めてですけれども、それとその時期ですね、これがどうなっているのか。
 それから、都立三鷹、武蔵もそうでしょうか、中高一貫、この周辺校で行われているという点での、この三鷹の小・中一貫との関係。これ、やはりそれなりに検討されていると思うんです。現実に三鷹は小・中一貫でやっているけども、実際に都立三鷹に進む、武蔵という点での、その辺で教育委員会としていろいろ検討もされ、課題として認識されているものがあれば、この辺、どういう方向を考えておられるのか、問題点等をお聞かせいただきたいと思います。
 それから、きょうこの「みたかの教育」という広報をいただきました。この中でいわゆるクーラーですか、空調問題出ておりまして、小学校、今週以降に工事に着手できるよう準備を進めていますと。この準備状況がお聞かせいただければと思います。
 それから、川上村の施設の利用で、3年度の報告が、数字出ていますけども、1つの10年ぐらいの流れの中でこの利用が一般利用と、特に一般利用ですね。学校の方はそれなりに検討されてるわけですけども、これがどうなのか、この辺もあわせて報告していただければと思います。現在、その手持ちの資料なければ、後でも結構ですけども、一応3年間出ておりますけども、その辺、全体的に利用状況と今後の方向ですね、この辺もお聞かせください。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  小・中一貫と中高一貫の関係でございますが、御案内のとおり三鷹市では小・中一貫教育というのをやりまして、義務教育9年間で最大の成果を出すようにということで取り組んでいるところでございます。そういう流れに対して東京都の方が中高一貫というのをこの近隣の学校でやったということで、非常に私どもとしては余りうれしくないことと言うんでしょうかね、そのような申し入れをしたというような経過はあるところでございます。
 ただですね、私どもがやっている小・中一貫教育の流れは、別に小学校でやっていることを中学校でおくらせて勉強させるとか、あるいは中学校でやるべきことを小学校で逆に早目に教えてしまうということではなくて、小学校、中学校の流れを体系的に見ながら、小学校でやることは小学校できちんと、中学校でやることは中学校できちんと、ただし、それらがうまくつながるようにということで、小学校と中学校が連携し、カリキュラムをつくることによって最大限の効果が発揮できるようにということでやっているものでございますので、三鷹の小学校を出て、中高一貫の中学校へ行ったからといって決してマイナスになることはございませんので、そういう意味では、別に小・中一貫と、中高一貫と、そういう学校が並立してもマイナス面というのは特にないんではないかなというふうに考えております。
 私どもといたしましては、小学校、中学校の連携、一貫性というものを最大限追求いたしまして、中高一貫へ行くよりも、小・中一貫、三鷹で出ていただいた方が教育効果が十分上がるんだというふうなことが現実になるように、引き続き努力していきたいというふうに考えております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず第三小学校の体育館です。まさに今、直しの工事をやっています。この夏休みを使って対応するということで、もうすぐ完成の予定です。
 それから、空調の小学校分ですが、今回小学校も大きく2期に分けて工事を予定しています。この1期目について、今設計がほぼ終わる段階となっています。ちょっとこれ、入札が絡むんで、日にちが明確にお伝えできないんですが、近々に入札の手続に入っていくという状態になります。こちらについては年度内、3月末までの竣工ということで予定をしているものになります。それから、残る小学校、半分ですね、こちらは設計を今年度の、この後半に予定をして、工事経費については来年度予算計上の予定となっています。以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  教育支援学級の連合学芸会について御質問をいただきました。今年度につきましては公会堂の改修工事がございますので中止ということになっておりますけれども、これ以降、この連合学芸会をどうするかということですけれども、質問委員さんおっしゃるように教育的な意義というものはございます。一方で、新しく学習指導要領が改訂になって、学習内容もふえてまいりました。その中で、この連合学芸会を行うということによって育つもの、あるいは授業の時間を確保することによって育つもの、そのバランスを考えながら学校の意見もまとめて、今後検討してまいりたいと考えております。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  小・中一貫教育に関するところでの御質問です。三鷹市のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育についての保護者アンケートですけれども、こちらは平成23年の6月の末から7月にかけて実施をいたしました。方法といたしましては、児童・生徒を通じて各家庭にこちらの調査をお願いをさせていただきまして、学校で回収をし、そして今集計をしているところです。各御家庭に、お子さんが複数いらっしゃる家庭につきましては1枚の御提出をということでお願いをさせていただきました。
 内容につきましてですけれども、1つは、コミュニティ・スクールとなることで期待されることとしてどんなことを考えていましたかという部分です。あわせまして、全校がコミュニティ・スクールになっておりますので、コミュニティ・スクールとなってからの学校や地域等についてのどうなったのかといったことでの、実際に子どもを通わせている中で感じてらっしゃることについての意見をとりました。
 もう1つは、三鷹市の小・中一貫教育に関することについてということで、にしみたかが開園する際にとったものとの比較ができるようにということで調査項目自体は同じにしてありますけれども、いずれにしましても、これ、教育ビジョンをさらにこの後改定していくという作業について、いろいろな小・中一貫教育の中での仕掛けがございますが、それについて保護者がどう感じ、どう思ってらっしゃるのか、その部分を市民からの意見ということでくみ上げたいということで実施したものでございます。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  川上村の件について御質問いただきました。ここに「みたかの教育」の中にあるのは3年間ですけれども、10年前、平成13年度ととらえますと、一般の利用者は6,576人、その後、6,264、5,839という形でこう下がってきて、その後指定管理者を導入したのが平成18年。ここから8,219、9,754、そして20年度に初めて1万人を超える、それから1万1,000人という形で推移をしております。指定管理者導入後はスキーのリフト券つきのパックを指定管理者の営業努力の中で、そうしたもの、非常に好評でありまして、そうしたものを実施したり、いろいろなイベント等も実施する中で順調に利用者が伸びているということです。
 しかしながら、ここは3カ月休館ということで、残念ながら1月、年末年始の繁忙期がオープンできなかったこと、それから実は3月11日の東日本大震災の後に、ガソリン不足というのがありまして、ここでお彼岸のあたりの連休すべてキャンセルになってしまいまして、満室だったものがキャンセルになって、こうしたことを細かく検証していきますと、その休館、それから3月11日の影響を除けば若干のプラスになってたような状況ではないかと思っております。
 しかしながら、点検・評価の項目にも学識者の先生からの指摘もあるように、今後も一般の利用者の方にも御利用いただけるようなさまざまな工夫を指定管理者と連携しながら進めてまいりたいと思っております。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。三小体育館、わかりました。
 連合学芸会ですけども、いわゆる三鷹の公会堂の耐震工事ということを含めて今年度はないということなんですが、やはり教育の一貫性といいましょうか、これ、途切れさせない方がいいんだろうと思うんですね。それで、先ほどもいろいろ会場周辺も含めて、芸文も含めてっていうことでぜひ検討していただきたいというふうに思います。特に教育支援の立場からいっても、これ、この4%との関係はないと思うんですが、それでやめたっていうことじゃないと思うんですけども、やはり教育支援という立場からすると、これを途切れさせちゃいけないんじゃないかと。そのことを強く思いますので、ぜひこれは再検討、時期的にも十分間に合いますので、検討していただきたいというふうに思います。
 それから、保護者の調査、これ、回収率、今、回答率というんですか、回収率っていうのか、世帯ごとの、これどのぐらいなんでしょうかね。それで、コミュニティ・スクールという言葉で、いわゆる教育委員会、学校部局はこの言葉が当たり前として使われてますけども、実際に市民の方がこの言葉で理解できてるのかどうかって、そもそも論なんですけどね、その辺でどうなのか。
 それから、先ほどの答弁の中であったんだろうかと思うんですけども、やはり自由記載っていいましょうか、この項目というのはあるんですよね、要望等も含めてってことで回答がなされているようなんですけども、こちらからの設問だけの回答、マル・バツとか、そういうのではなくて、やはり親御さんにとっては教育というのは非常に大切なことですから、フリーの記載といいましょうか、そういうものの項目もあるんでしょうか。
 それから、小・中一貫か中高一貫、これ、教育の専門のところでもいろいろ分かれるところですよね。やはり小・中一貫でしっかりと教育をするということよりも、少人数学級だという考え方ありますよね、小・中一貫が必ずしもすべてではないと。少人数学級って。国もこのおくれをようやく少人数学級って方向を。私ども、欧米との関係をいっても30人ぐらいという考え方はあるんですが、現実にそれに近い部分というのは現状としてありますけどもね、やはり小・中一貫、中高一貫って、いろいろ考えがあるようです。
 うれしくないことっていう、非常にわかりやすい御答弁がありましたけども、やはり小・中一貫の中で、実際に中高をやってますから、そちらに受けて行くという子どもさん、いると思うんですよね。これは三鷹の中でどのぐらいというふうにつかんでおられるのか。やはりマイナス面はないというふうに言われたわけですから、そういう点ではうれしくないということではないと思うんですよね、自信を持ってマイナス面ないって言ってるんですから、これでやるんだということですけども、うれしくないことっていうのは何かそこに迷いがあるのかね。現実に三鷹の中でどの程度のお子さんがそういう方向で行っているのか。という点で、今後、三鷹で小・中一貫、中高一貫との関係での検討課題があるのか、この辺の考えがあればお聞かせいただければと思います。
 川上村はわかりました。
 あとは……。以上です。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  三鷹の小学校から中学校に行くときに、これは中高一貫という武蔵、あるいは三鷹だけではなく、私学も含めてということになってしまいますけれども、逆にそれを取り除いて、三鷹市の小学校から三鷹市立の中学校に進学をしたという、その入学率につきましては、6年生の数と新しい中学校1年生の数を比較すればわかるわけですね。それについては、ここ数年、75%から80%の割合、年によって違いますけれども、そのような数で推移しているところでございます。つまり、それを引いた20から25%ぐらいの子どもたちが私学に進学しているという状況でございます。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  委員さんの方から今お尋ねがありましたことについてお答えします。
 1つは、コミュニティ・スクールという言葉が市民に理解されているのかどうかということなんですけれども、今回アンケート調査の中でコミュニティ・スクールとはという形で、地域がどう学校を支援するか、また、地域が学校の運営等について意見が言えるという、そういう制度の中でのことですという形のことは説明書きとして冒頭にさせていただいているところです。
 それから、回収率なんですけれども、ちょっとこれ非常に計算が今できない状況がございまして。といいますのは、先ほども申し上げましたけれども、家庭数といいますか、世帯数といいますか、そこの部分と実際に集まっているものの数というのが今きちっと明確にできないです。ただ、回収したアンケート用紙の方は約3,900ぐらい集まってはいるところです。児童・生徒数は約1万1,000といったところですので、御兄弟がいるところは1枚しか出てこないので、ちょっと今そのところは明確に申し上げることができません。
 それから、自由記述の欄があるのかということだったんですけれども、今回はそこの部分についてはとっていません。こちらからお願いをしたところについて御回答をいただいたということになっております。以上です。


◯委員(森  徹君)  やはりアンケート調査っていうのもフリーの記載っていうのは必要でしょうね。こちら、教育委員会として、やはり目的があって当然調査するわけですから、その設問があってしかるべきと思うんですけども、やはり保護者が学校教育に対してどんな要望があるのか、これをやはり知るっていうこともね、大切なことだと思うんです。こちらの目的だけではなくて、どんなことが。その中に非常に大切な、小・中一貫も含めて三鷹の教育行政の中でそこが、やはり何て言いましょうか、認識できてなかった非常に大切なものがそこでつかめるってことがあるかもしれませんので、今後の中ではぜひそれをやっていただければというふうに考えます。
 それから、回収は3,900程度ということなんですが、これ、同じ家庭から2人お子さんいる場合には配ってないというふうになっているわけですよね。そうすると、配付数が幾つで……。
             (「全員に配っています」と呼ぶ者あり)
 配付数が何枚で、それに対して現在の回収となると、現状は何%っていう、そういうことでお聞きしたんですけども、その辺はどうでしょうか。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  全家庭配付はさせていただいたものですから、お子さんの数に対して、今現在約3,900ぐらい集まってますよということを申し上げたんで、そういう意味では、小学校での家庭数、中学校での家庭数というのが小・中学校にまたがってる御家庭もございますので、正確な数が現状では把握できていないということで申し上げたところです。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。わかりました。中高一貫の問題では、やはりこれ非常に注意してですね、特に周辺、本当に三鷹市内にもあるし、武蔵野、すぐ私どもの時代からここの学校っていうのは非常に身近な都立高校ということでしたから、この点はやはり小・中一貫で頑張ってんだというだけではなくて、三鷹の小・中一貫が東京都の進めている中高一貫との関係も含めてどうあるべきかということは絶えず注視してやっていただければというふうに思います。その点を要望といいましょうか、ぜひ検討していただきたいということで終わります。どうもありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、質疑を終わりたいと思います。
 以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。どうもありがとうございました。
                  午前11時14分 休憩



                  午前11時14分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 引き続きまして、管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時14分 休憩



                  午前11時24分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 管外視察については、休憩中に御協議いただきました内容によりまして進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 はい。それでは、そのように確認をいたしました。
 次回の日程についてでありますが、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、本日はこれをもって散会いたしたいと思います。御苦労さまでした。
                  午前11時25分 散会