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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年まちづくり環境委員会) > 2011/06/16 平成23年まちづくり環境委員会本文
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2011/06/16 平成23年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時31分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前10時10分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、3、行政報告、それから4ですね、管外視察について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思います。
 なお、1の請願の審査について及び2の請願の取り扱いについての2件については、6月20日に委員会を開催して審査及び取り扱いを行います。6月20日の委員会に市側の説明及び請願者の出席を求めることとし、その人選につきましては正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前10時11分 休憩



                  午前10時14分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 水道部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯副市長(津端 修君)  おはようございます。本日は水道部長として出席をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず水道部からの報告事項、2点でございますけれども、1点目は、水道部の「運営方針と目標」(平成23年度)について御説明をさせていただきたいと思います。昭和34年、1959年に三鷹市で水道事業を開始して以来52年たつわけでございますけれども、平成14年に都営水道に一元化した後、逆委託でですね、受託水道として運営してきましたが、この平成23年度をもってその事業も終えんするという予定になっております。したがいまして三鷹市内における水道事業の供給につきましては、東京都にその管理運営すべてがですね、24年以降、移行されるという年になっているわけでございまして、今年度はその24年度への引き継ぎのための準備等を行う大切な年だというふうに考えているところでございます。
 特に都営水道に一元化された後の三鷹市内の水道の扱いでございますけれども、通常の公営企業としての運営は東京都に管理運営すべて移行されるわけでございますけれども、災害時における飲み水の供給につきましては引き続き三鷹市の災害対策事業として残るということでございますので、その辺のすり合わせ含めてですね、慎重に対応をしていかなきゃならないということでございます。したがいまして、平成24年度にも水道部は廃止する予定でございますけれども、何らかの形でこの水に対する所管を決めていかなければならないというふうに考えているところでございます。
 そんなことで、この1年は、東京都に引き継ぐということで一番大切な年だというふうに考えています。
 またですね、現在水道部職員は15人おるわけでございますけれども、この1年をもって一応終えんするということで、平成24年度以降は職員も新たな部署に配置転換されるということでございますので、そうした点で職員のモチベーションも下がらないようにいろいろな配慮をしていかなきゃならないというふうに考えているところでございます。
 それでは、この36ページの個別事業とその目標について説明させていただきたいと思います。事務委託解消に向けた取り組みにつきましては、今お話ししたとおりでございます。そのほか、今まで逆委託として、受託水道として対応してきました経年管、あるいは初期ダクタイル管の取りかえ工事等につきましても、従前に引き続き対応していくということで、できるだけ引き継ぐ前にこうした対応を早めていきたいということで、今年度も15億円に近い工事費を予算獲得し、対応してきているところでございます。
 そして、4番目の耐震継手化事業につきましては、今年度から新たに対応するということで着手するものでございまして、2,930メートルの布設がえということですが、残存率が3.7%になるということで、これもできるだけ早期に対応していきたいということで取り組んでおります。
 5番の配水管の新設につきましても、これは継続的にやってきている事業でございますので、ことしにつきましても従来どおりの進捗をしていきたいというふうに考えているところであります。
 甚だ簡単ですけれども、「運営方針と目標」については以上でございます。
 引き続きましてですね、関連する平成23年度の三鷹市における主な水道工事について御説明させていただきたいと思いますが、説明は工務課長にさせていただきます。


◯工務課長(小泉 修君)  資料の方で御説明いたしたいと思います。まずA3判の地図が載っていると思いますが、資料の方です。よろしいでしょうか。それでは、御説明いたします。こちらの地図は平成23年度三鷹市における主な水道工事を示しております。右下の方の凡例をちょっとごらんいただきたいと思います。まず最初に赤い線なんですが、これは三鷹市水道部施工箇所、水道部が発注する工事で、配水小管の工事で口径が150ミリ以上をこちらの地図の方に記載しております。地図上ではこれで13カ所、約4,000メートルほど、この地図では載せてあります。そこで主なものはですね、真ん中の北側の方、駅前の中央通りになるんですが、ちょっとL字型で入っていると思います。こちら、中央通り南北の道なんですが、一富士という果物屋さんからスーパーの丸正ですか、そこまでの間を経年管を行う工事でして、これをもってですね、駅前のロータリーから中央通り、コミセンの当たるところまで、すべて経年管が布設がえされることになります。
 続きまして、凡例の方で緑色ですが、こちらは東京都水道局の直轄工事でして、口径400ミリ以上の配水本管の工事です。こちらにつきましては、点在しておりますが、箇所数でいきますと5カ所となっております。右側、下の方の新川団地のところなんですが、杏林から新川団地を経由して中仙川農協、これが1つ、それから、農協からですね、中原小学校の前を通って北側に新川浄水所、ここまで行くのが1つ、合計5路線となっております。こちらの配水本管の工事は平成22年度から着手しているものもございます。それと、そこの新川のところからちょっと上に行ったところ、L字、これは吉祥寺通りですね、公庫グラウンドの前になるところなんですが、こちらが公庫グラウンドに送水管、上連雀浄水所と新川浄水所を結んでいる600ミリ、これが公庫グラウンドに入ってまして、これを吉祥寺通りに移設するものでございます。
 続きまして、凡例の最後なんですが、青い四角です。これは、真ん中よりもちょっと左側、上連雀浄水所、ここの敷地が青く塗られております。こちらは前面の調布保谷線の拡幅に伴いまして、上連雀浄水所のポンプ棟の新設・撤去、水源井の掘りかえ、配水池、倉庫の撤去、あと管路工事、そのようなものを東京都水道局で直轄で行っております。工期としましては、平成22年2月から24年3月の予定となっております。
 続きまして、この凡例の下に詳細の工事内容というところがございまして、上の段に三鷹市水道部施工がありまして、こちらはですね、この地図上では150ミリ以上なんですが、100ミリ以下も含めますと、全体の延長が1万2,140メートル、工事箇所としては37カ所工事を行う予定となっております。
 続きまして、次のページのグラフ、こちらは先ほど副市長の方からお話がありました、個別事業の経年管の取りかえ、これをグラフにしたものでございます。これは昭和47年以前に布設された耐震強度の劣る普通鋳鉄管をダクタイル鋳鉄管に取りかえるものでして、平成17年度から着手しております。その16年度末では、配水管総延長に対するこの残存延長の割合は10.09%でしたが、平成23年度末では残存率は2.31%となります。平成24年度以降は引き続き東京都水道局の方で工事を行ってまいりまして、現段階では平成25年度末で解消する予定となっております。
 次のページ、裏、こちらは経年管の取りかえを写真を示しているものでございます。裏面ですね、グラフの裏になります。これは、左上が撤去した経年管、このように鋳鉄管なんですが、大きなハンマーでたたくと割れてしまうような管です。これを左下の改めてダクタイル鋳鉄管に布設がえをします。これはビニールのようなものをかぶっておりますが、これはポリエチレンスリーブといいまして、外からの腐食も防ぐように全面的にこういうポリエチレンスリーブ、ビニールでシートを覆います。私の方からは以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。確認なんですけれども、「運営方針と目標」の方で、2回書いてあるんで確認したいんですが、市民サービスの低下を招かないように配慮しながらということで、移行に伴って今想定されている市民サービスの低下はどういうものがあるのかどうか。市としてはどういうところに注視していく、配慮していくということがありましたら、ちょっと教えていただきたいなというふうに思います。
 あと、個別事業と目標の方で、経年管、初期ダクタイル管等、目標指標を書いてありますが、これは全部今年度中に着工、完工できるまでやられるのかどうか、その辺の確認をしたいと思います。よろしくお願いします。


◯工務課長(小泉 修君)  まず1点目、移行に伴う市民サービスの低下についてでございますが、こちらは先ほど副市長の方からもお話がありましたが、平成24年度以降水道担当部署がなくなるということで、まず第1には、それ以降も私ども──水道事業は東京都がすべて行っていきますが、災害時の応急給水ですね、こちらが今までは水道担当部署が浄水所において水を出すところから市民の皆様に配るところまでを行っておりますが、これが委託解消と同時にですね、東京都の地域防災計画にのっとりまして役割分担が決まっておりまして、水を出すのは東京都水道局、そこから市民の皆様に配るのが市の職員というふうになっていますので、その辺をうまく連携をとっていかないと、いざというときに市民の皆様に御迷惑かける。その辺を、今年度中にそういう情報の共有とか、その連携方針を確かめていくということになります。
 あともう一点は、それ以外にも、仮に大きな水道の事故が起こった場合は、こちらは水道事業になりますが、そのときの情報の共有、その辺をいただかないと、基礎自治体である三鷹市の方にもお客様の方から問い合わせ等がございますので、その辺で一定の情報を提供。その辺の連携方針について、今年度詰めていくところになっております。
 次、2点目の経年管、あるいは初期ダクタイル管の指標値ですが、こちらにつきましては、こちらに載っております経年管、今年度2,680メートルを布設がえし、残存率を2.3%。これは、今年度私どもの水道部の責任においてここまでは行いまして、平成24年度以降は東京都に引き継いで、東京都では経年管につきましては平成25年度を目標として改修をしてまいります。
 次の初期ダクタイル管の取りかえは、こちらは私ども、今年度2,080メートルを布設がえし、残存率を3%にする。こちらにつきましては、東京都水道局は結構長い──平成31年度ですか、をめどにこれを開始をしていくんですが、ここのところでですね、東京都ではもうちょっと早めて前倒ししていきたいということで、耐震継手化緊急10カ年というのを東京都が打ち出しまして、こういう初期ダクタイル管、あるいは経年管を前倒していくというような方向性を出しております。三鷹市水道部では、それをとらえまして、4番で耐震継手化事業の推進ということで、初期ダクタイル管、経年管以外に新たな対象管を昭和54年以前のダクタイル鋳鉄管と位置づけて、それを工事を行っていくものでございます。こちらの指標値は今年度、私どもで責任を持って行う予定となっている数値でございます。以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。想定される課題といいますか、緊急時で水道事故、これは三鷹市だけじゃない、一遍に起こる可能性も非常に高いときに、東京都の限られた人数の方でどこまで見ていただけるかというのがなかなか難しい問題もあると思いますので、その辺、これからそういう打ち合わせもしていただくかと思いますが、そういうところで配慮していただいて、よろしくお願いします。終わります。


◯委員(栗原健治君)  これは上水だけの、下水も関係……。上水だけ。そうしたら、上水の関係で震災対応の件なんですけれども、東京都に一元化されるということで、平成24年度以降は水道事業にかかわる市の職員がいなくなるということで、配水、市民と直接かかわっていくのは市の体制で災害時はとるということなので、その体制づくりはこれから考えていくということなんですけど、その点を万全を期すようにこの1年、どういうふうに考えて体制をつくっていくのか。それこそ、東日本大震災のときのような大規模災害のときの対応ができるということが課題になると思いますので、その点をお伺いしたいのと。
 あと、3月の福島原発の事故の関係で放射性物質の影響が出る危険性があるということで、東京都の金町浄水場の検出の結果がここにも入ってきている関係で出たと思うんです。実際に調査して不検出だという、バックグラウンドの数値内におさまっていたということで、安全だという確認をしたと思うんですけれども、安全確認のあり方、情報の伝達も含めて、このときには東京都から直接市の方には連絡がなくて、報道で市の方は中身を知ったんではないかというふうにうかがわれますけれども、安全性を確保するという点で、課題、情報共有のあり方、この間の3月の事例をもとにして生かしていく必要があると思うんですけれども、その点でこれから検討しようとしていることは何なのか、お伺いしたいと思います。


◯副市長(津端 修君)  まず、最初の御質問の、今後のこの水対策の庁内の体制のあり方でございますけれども、これは非常に難しい問題でですね、今までは市が水道も災害対策も一緒にやっておったもんでから、一緒くたで区分なく対応してきたわけです。しかしながら、今度公営企業としての通常の水供給が東京都に行くと、災害時の対応は市に残るということで、災害時の水の配布はいわゆる災害対策だというふうに位置づけになったわけですね。そうしますと、災害時には水だけじゃなくて、いろいろな対応に手がとられるわけで、人手も非常に潤沢な体制がないわけで、いろいろ苦慮しているところですけれども、通常時にですね、このために、じゃ、新しい組織、水道係なりをつくれるかということになると、それは無理だと思うんです。
 したがいまして、今想定されるのは下水道、あるいは防災課あたりがその対象になろうかと思ってはいますけれども、そちらの方で一応この部分の所管はしていくと。体制についても、災害時の応援体制を含めて、万全の体制を──万全と言い切れるかどうかわかりませんが、体制をとっていくということになろうかと思いますので、それについてはこれから詰めていくという状況でございます。よろしくお願いします。


◯工務課長(小泉 修君)  2点目の今回の放射能の件でですね、東京都からの情報、その辺で課題がないのか、その件でございますが、確かに今回は報道で初めて私ども知りました。実際東京都でも受託市で水道をやっているのは6市あるんですが、そちらもほとんど同じような状況でして、東京都でもこちらを管轄している多摩水道改革推進本部、こちらもすべて情報は知っていたということでもなかったような、一元的に水道局の方で管理していたのかなと思います。
 その辺が、やっぱり今後私ども水道担当部署がいてもそういう状況で、日常のようにそういうことではやっぱり市民の皆様に大変御迷惑をおかけしますので、現在水道が残っている八王子、三鷹を含めて受託6市が連絡会というのを立ち上げまして、東京都水道局とともにこの委託解消に向けた、先ほどお話がありました連携方法とか、その辺を今調整してですね、よりよい方向を今検討している最中でございまして、この中でやはり情報を共有するというのが一番大きな問題として挙げておりまして、東京都もそれは認識しているところでございまして、この辺をいかに迅速に的確な情報を共有して、基礎自治体として、水道事業はなくなっても、市民の皆様にそれをお知らせしていく、その辺が一応、今回反省というんですかね、その辺で現在東京都と調整をして24年を迎えるように、今検討しているところでございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  市の水道事業は都に一元化されるわけですけれども、これで失ってはならない、確保しなければならないのは、安全な水を市民に供給するという視点なので、万全な体制をとっていただきたいというふうに思います。その点でですね、一元化で三鷹市が最終的に市民に供給するわけですよね。上連と新川の浄水所から配水するという形になって、最後に出るところの安全というのがどうなのか。金町浄水場では出ているけれども、三鷹市では出なかった。その中には経由されている関係があるわけですね。市民にとって一番心配なのは、水道をひねったところで出ている水が安全なのかどうなのかという点なので、今度の事象がですね、3月の福島原発の影響が出たかもしれないというふうに言われた課題というのは、最後のところで安全確認が一元化される中で不十分さがあるということを示していると思うんですよ。そこの点での安全性を確保していく検査体制ですとか、または情報の共有のあり方を、ぜひこの1年間の中で──緊急の課題だと思いますけれども、検討していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  他に質疑ございますか。


◯委員(白鳥 孝君)  同じ質問なんですけれども、金町から1%ほどとってますよね。それで、朝霞からほとんどなはずなんですけれども、1%金町からとらなきゃいけない理由というのはあるんでしょうか、今回再開をしたらしいんですけれども。
 それとですね、例えば今三鷹で地下水くみ上げて、それを今度東京都が全部仕切るとなると、調布に行ったり、小金井にその地下水の水がね、三鷹で使わないで──極端な話、そういうことも起こり得るのかなというところが、そういったことは三鷹ではもうどうにもならなくなってしまうのか、それをちょっとお伺いをいたします。
 それから、先ほどのこのA3の地図を見させていただいて、工事をこれから着手していくということでございますけれども、今回はこれ、多分平成23年度だから三鷹市でやるんでしょうけれども、当然これ、市民サービスのほかいろいろなことの手だてというのは、いろいろと今お伺いし、また一生懸命やっているんですけれども、工事となると時間もかかって、夜間やらなければいけないところというのは、きちんと三鷹市の職員だったら把握もしているでしょうし。これが東京都に行ってしまうと、そこの辺のこの地図の把握もきちんとし、また地域それぞれの中の地域の仕組みがわかってて工事にこれから入っていくのか。その辺というのは、この地域は夜間やらなければだめだということが本当にわかっていらっしゃるのかどうか、都の職員の人たちがね。そういったことが三鷹市にちゃんと、きちんとそういった連絡等々の網がかかっているのかどうか、その辺をちょっとお伺いをしたいなというふうに思っております。


◯工務課長(小泉 修君)  まず1点目、金町の系統ですが、東京都で発表したのは6%ということですね。三鷹市においては全体の配水の6%ということでした。こちらは、東京都の方では給水区域、23区と多摩地区、武蔵野、羽村、昭島を除いた全体に対しての安定供給という責任があることから、水の運用につきましては、1つの浄水場で1つのエリアということではなくて、何かあった場合にお互いにバックアップできる、そのようなことで複合的に浄水場をある浄水施設に入れて、そこから分配するという、要するにバックアップですかね。今回の放射能ということではなくて、事故ですね、その辺を想定した水運用をやっていることから、三鷹市においても金町がまざっているということになります。これは平成21年度までは朝霞系という一くくりではあったんですが、それから平成22年度に三郷、三園が入ってくる。金町というのは今回初めて知ったんですが、これはあくまでもやっぱりバックアップ。都民の皆様に安定して水を供給するために、その運用を柔軟にするということからこのような形になっているとのことです。
 続きまして、地下水ですね、井戸の水で近隣市との関係なんですが、東京都がすべて水運用を行いますので、全体としてそれは考えていきますが、近隣とすると小金井と調布になりますが、調布、小金井も井戸がございまして、もう平成17年ですか、三鷹市の井口五丁目、あそこはすべて小金井の梶野浄水所から来ております。梶野浄水所は三鷹市よりも井戸の割合が多い。あと調布も井戸がありますので、当然私どもの三鷹市の浄水所からは調布、あるいは小金井にも行きますが、反対に調布、小金井からも供給される。やっぱりこれも事故時に対するバックアップですかね、そういうものでいきますので、極端に三鷹の水が遠く離れたところというのはあり得ないと思いますが、近隣の市にはお互いに融通し合って柔軟な水運用をしていく、そのようなことになります。
 あと平成24年度以降の工事の件ですが、現在24年度に向けて私ども工事案件、一応上げております。それは普通の予算の上げるのと同じように提出して、平成24年度工事、三鷹市ではこういうところを行っていただきたいというふうに上げておりまして、平成25年度以降も私どもは5カ年計画をつくって引き渡す予定になっております。工事を担っていくのが東京都水道局なんですが、そこの管理団体である東京水道サービスというところが監督、あるいは設計の監理を行っていきます。
 三鷹市におきましては平成22年度、昨年度からそういうことも想定も入れまして、あとは私どもの移行計画の人員の問題から、昨年度から東京水道サービスに監督業務、あるいは設計監理業務を委託しております。そこで、その委託業者と一緒に2年、ことしも入れて行っていく中で、その辺の三鷹市の特殊性というんですかね、夜間工事、あるいは水運用でどこを工事やると濁るとか、その辺はノウハウを継承していき、平成24年度以降も今委託している業者の東京水道サービスの職員の大半が三鷹市を見ていくということになっておりますので、その辺の心配しないように、もうちょっと私どもはノウハウをきちんと継承してまいりたいと思っております。以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  たかだか6%、これをもしものことがあるといけないから6%という、その6%の必要性って、じゃ、その6%が果たして、だから必要なのかどうかってね。確かに、じゃ、何でもっと流さないのと、逆に言うとね。その6%という意味って何なのという、その辺がいまいちわからないんですけれども。
 それと、朝霞浄水場も、やっぱり金町がこんだけの大きな問題が出ちゃったんですけれども、朝霞浄水場もきちんとそういったことの問題は把握をし、そういった検査もやっているのかどうか、その辺もお伺いをし、それからあと、三鷹の地下水のくみ上げの中でそういった検査というのもやっていらっしゃるのかどうか、その辺と。
 あと、工事の方なんですけれども、市内業者の問題というのは平成24年度から始まるんじゃないかと思うんですけれども、これは一般質問でも等々、お話が、一定の御答弁もいただいたんですけれども、その中でぜひもう一度お願いをし、また、ぜひその方向性に向かってですね、市内業者ということも考えていただきたいなというふうに思っております。
 まずその6%というのが、さびないように流しているのかどうかって、そういうことも考えられるんですけれども、その辺どうなんでしょう。


◯工務課長(小泉 修君)  6%というのは三鷹市へ配水される割合ということでですね、三鷹市の場合は約6割が井戸水になっておりまして、その残りの40%の中で朝霞が34%。ですから、全体としてはもっと大きな量が流れておりまして、井戸水をたくさん使っている武蔵野では4%、井戸水の少ない町田や多摩市なんかは10%というふうになっています。ただ、確かに量的にはもう少し流せるんですが、現状で水運用を考えてですね、それは今三鷹市の場合6%なんですが、最大、事故時にはもう少し多く流す、そういう運用をしていくというふうに聞いております。
 続きまして朝霞浄水場ですが、こちらにつきましても金町と同じく放射能等の検査を行っています。東京都の主な水源は利根川。利根川も荒川と江戸川がございます。江戸川系統は金町浄水場、荒川系統が朝霞浄水場。あと多摩川がございまして、こちらの方が小作浄水場。それと、東村山浄水場では多摩川と朝霞の水を一緒に入れています。ですから、この4カ所を同じ測定をすることで、もとでですね、ちゃんと把握することで、蛇口のところは全部密閉された状態ですので、そこの間で放射能が汚染されるということは考えられませんので、もとでしっかり管理するということで、朝霞浄水場も同じように調査はしております。


◯副市長(津端 修君)  平成24年度以降の工事、市内の業者の入り方でございますけれども、一般質問でもお答えしたとおりなんですが、十数億の水道事業が全く市の発注から離れるというふうなことでございますし、もっと言えば、水道事業を東京都に一元化されたときに、市内における工事量がどれだけ確保されるかも大きな問題でございます。したがいまして、先ほど工務課長がお話ししましたように、平成25年度までは一定の関与ができますが、それ以降については独自に東京都が工事費も積算するというふうなことになるわけでございますが。
 さて、そうした中で工事の発注につきましては、東京都は東京都の考え方で工事発注するわけでございまして、三鷹市の工事だからということで三鷹市だけの業者の入札ということはどうもないようでございます。したがいまして、私どもとしては工事もそうですが、例の検針業務も含めて管工事業協同組合が請け負っていますが、従来からのそうした取り組みについての継続と、三鷹市内の地元業者の配慮について、私も直接お願いしているところでございますし、都議会議員等とも連携をしながらそうした働きかけを強めていきたいと思っておりますが、どうも急激な変化はしないような形での対応をしてくれるというような感触は得ております。そんな中で十分配慮していきたいなと思っています。


◯委員(白鳥 孝君)  ぜひ配慮していただきたいと思います。
 ほかの点についてはわかりました。


◯委員(田中順子さん)  それでは、1点だけなんですが、先ほど都に移管をされて、その後、災害時に特に三鷹市の体制としてはこれから検討していらっしゃるというお話でしたけれども、逆に災害時じゃなくて、今お話を伺ってましても、これからも新たな経年管についても事業として始まるということもありますし、それはずっと、逆に言えば上水についてはずっと事業があるわけですね、三鷹の中に。ですから、その中で改めて担当といいますか、直接的にそれについての専門の担当といいますか、そこら辺をどういうふうにお考えになっていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。


◯副市長(津端 修君)  その辺の部分は、基本的な考え方としては、公営事業をすべて東京都にお返しするわけですから、基本的には全部東京都の対応なんですね。それで、一部災害時にそうした部分等が市に残るということでございますが、広域化されると、どうしても三鷹市民に東京都が今までどおりの対応ができないだろうというふうな想定のもとで、三鷹市が市民のためにどれだけかかわっていけるかというふうな対応になっていくわけですね。そこでですね、これをどこの組織で対応していくかということなんですが、先ほど下水道の話も出ましたが、上下水道料金等について一緒に徴収しているわけですね。そんなことから考えると、下水道あたりも該当するのかなとも思いますし、災害対策だったら防災課というふうなことも考えられますが、まだその辺の協議が十分調っておりませんので、今後、今年度中に早急に議論をした上で、しかるべき対応する組織をやっぱり持たなきゃいけないだろうというふうに考えております。


◯委員(田中順子さん)  ありがとうございます。今お話を伺って、基本的には組織としてはそうなりますけれども、実態として、毎日の水道、それぞれ市民の方が直接一番といいますか、生活の基本的なライフラインですから、そういう面ではやはりきちっとしたそういう体制をとっていただく中で、特に今いろいろな大災害の後の水ということでは、大変市民の方も大きな関心事といいますか、ありますので、ぜひそこら辺をしっかりと御検討いただきたいというふうに思っております。


◯委員長(吉野和之君)  では、以上で水道部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時52分 休憩



                  午前11時05分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  それでは、都市整備部の行政報告を行います。私の方からそれぞれの項目の中身について一言ずつ触れさせていただいて、かつ「運営方針と目標」の説明をさせていただきたいと思います。
 「運営方針と目標」につきましては今御説明いたしますので、まち歩き・ワークショップ──イですね、なんですが、これはまち歩きをして市民と一緒にワークショップをやった結果を報告書にまとめましたので、それを御説明すると同時に、今後3つの計画をどういうふうにつくっていくのか、基本計画との関係はどうかということを概略御説明申し上げる次第であります。
 次にウですが、これは検討会がございまして、そこで配られた資料をもとに、今の現状、それからどういう結果になったか、そういうことを御説明申し上げます。
 エですが、これは三鷹台駅前のこれまでの経過を踏まえて、現状と課題について御説明申し上げます。
 オですが、これは駅前の例のさくら通りの駐車場と、それから公団の建てかえをベースにした再開発につきまして、現状について御説明を申し上げます。
 それから、カですね。国が行う緑化フェアというのがあるんですけれども、来年の9月に1カ月ほど、今度は東京都で行われるわけで、この今準備に入っておりまして、その内容につきまして御説明を申し上げます。
 それから、キですね。駐輪場につきましては、さまざまなパターンの駐輪場が今4種類あるんですけれども、これを2種類に整理をさせていただいて適正化を図る。無料の駐輪場はごちゃごちゃになったり何かして整理がうまくついていない部分もありますから、これをきちっとしたい。2段階に分けてですね、三鷹駅周辺とそれ以外で分けて適正化を図っていきたい、こういう内容でございます。
 それでは、「運営方針と目標」ですが、これはページにしますと都市整備部のは28ページにございます。ただ、今までと違うところだけ御説明しますと、大きく変わった点は30ページをごらんください。パラグラフでいうと3、黒ぽちで3つ目に建築基準行政の推進というのがございます。これまでなかったんですけれども、まちづくりでいうと、例えば開発を指導するとかですね、特定の都市計画道路を整備するとか、あるいは公共施設を管理するとか、バリアフリーのまちづくりを推進するとかいう項目があったわけですけれども、そうではなくて、それにプラスしてまちづくりのベースに建築基準行政、建築基準法をきちっと守っていく、そういう行政を位置づけたものであります。
 その他は、個別事業とその目標に書いてございますとおりでございますので、私からは以上で御説明は終わります。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、私の方から報告事項のイのまち歩き・ワークショップ報告書について御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 こちらはですね、資料1の方を御用意していただければと思います。ことしの2月の本委員会の方でもまち歩き・ワークショップの実施状況ということで、この報告書(案)という形で取りまとめをさせていただき、その内容を報告させていただいておりますが、最初にこの報告書をまとめるまでの経過、フローを簡単に御説明させていただきたいと思います。
 参考資料1という資料が一番後ろの方に御用意してあるかと思います。資料1枚のペーパーでございますが、こちらを見ていただきながら確認していただきたいと思います。まち歩き・ワークショップの報告書の位置づけと意見の反映ということで、下の表を見ていただきますと、下にフローが出ております。一番左側がまち歩き・ワークショップということで、各住区、7つの住区で昨年の9月から12月にかけて実施したもので、延べ542人の方に参加していただきました。その隣に矢印が2本出ておりますが、上の矢印でございますが、このワークショップで出た意見をアイデアシートという形で取りまとめまして、報告書の策定に向けております。下の矢印の方は、そのアイデアシートをいろいろなところで公開して追加意見を募集したということで、その右側にありますようにホームページで公開したり、また各コミュニティ・センターでアイデアシートをパネルとして展示して御意見をいただくと。それに加えて、その上に全体会、全市での共有とありますけれども、これは2月12日に産業プラザの方で実施しましたが、そこでも全体の意見を共有化を図ったというような取り組みをしまして、それを踏まえて報告書ということでこの3月にまとめたものでございます。
 この報告書、先ほど部長の方から説明がありましたように、第4次基本計画を初めまちづくりの3計画、そういった個別計画の方にここでいただいた意見を反映していくという取り組みの内容でございます。
 それでは、報告書の方の内容を資料1の概要版の方で御説明させていただきます。1枚めくっていただきまして目次がございます。そちらにありますように、市全体に共通するまちづくりのアイデア、それと、各住区のまちづくりのアイデア、その2部構成ということになっております。
 次のページをめくっていただきまして、2ページ目からが市全体に共通するまちづくりのアイデアということで、まず1番目としましては、三鷹市を代表する自然や風景など、資源を中心とした回遊性のあるまちづくりに関するもの。もう一枚めくっていただきまして、4ページ目の方が2番目で、武蔵野の面影の残る農地や雑木林、史跡などを守り、三鷹らしいまちづくりに生かしていくこと。続いてその隣のページが3番目でございますが、安全安心に係る道路の改善に関するもの。続いて6ページ目の方が4番目としまして、住環境、防犯に関するもの。続いて7ページ目が5番目、地域の特性を生かした商店街の形成に関するもの。続いて8ページ目の方が6番目で、地域のかかわりと魅力のある公園、広場づくりに関するもの。そして、9ページ目の方が7番として、大規模な土地利用転換など、公共・公益的な場所の整備に関するもの。そして、最後が10ページ目になりますが、今までのさまざまな取り組みを実現するための協働のまちづくりに関するものということで、以上、8つの項目で全体としてはまとめております。
 今回提案されたこうしたアイデアは、緑と水の公園都市の実現に向けまして、これまでの取り組みを踏まえまして、さらに三鷹らしさの充実や地域資源の活用を求めた内容が多く示されたというふうにとらえております。また、最後の協働のまちづくりに関するアイデアはどの住区の方でも多く提案されまして、行政の役割はもちろんのこと、市民、事業者の役割を踏まえまして、建設的にみずからが取り組む課題を提案されたということが印象的でございました。
 続いて、その隣の各住区のまちづくりのアイデアでございますが、それぞれ7住区、いろいろな提案をいただいておりますが、12ページから13ページの方は大沢住区、14から15にかけて東部住区、続いて16ページ目から西部住区、18ページ目から井の頭住区、20ページ目から新川中原住区、22ページ目は連雀住区、24ページ目は三鷹駅周辺のまちづくりのアイデアということで、7つの住区それぞれ建設的な御意見をいただきました。
 報告書の内容は以上でございますが、冒頭に申し上げましたように、このような市民の意見、アイデアを受けまして、計画の反映をしっかり取り組んでいきたいと考えております。
 最後にですね、この計画検討を今いろいろ各個別計画について進めているところでございますが、土地利用総合計画に関しての検討状況をちょっと簡単に、資料ございませんけれども御説明させていただきますと、現在策定の基本方針というものを検討しております。先ほど御説明した市全体に共通する8つのまちづくりのアイデアをテーマ別のまちづくりの方針などに反映する検討を進めております。また、都市として基本特性、課題ということで、持続可能性を実現するサステナブルなまちを実現していく、そうした要素を新たに加えていきたいというふうに考えております。
 また、まちづくりの方向性に、環境に配慮したまちづくりと、農のあるまちづくりの実現等を加える、そういったことを検討しております。また、各住区ごとに出された意見については、住区編の方に反映できるものはしっかり反映していきたいというふうに考えております。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、これまでの説明に対する質疑に入ります。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。都市整備部の「運営方針と目標」ということで、一番市民との接点が多くてですね、直接的な要求もありますし、またそれにこたえている中心的な部だというふうに思っています。ぜひこのまち歩き・ワークショップですか、広範な、本当にこれから報告される中身も含まれているので、その生かし方等がやはり重要かというふうに思います。当然行政の考えていることと、地域の方々が考えていることとの違いがありますし、調整できるところもあれば、よく議論していかなければならない点もあると思うんですけれども、生かし方について、1点、どのように生かしていくのか、総合的なところをお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  議員おっしゃられたように、具体的な要望が集約される部でありますから、一つ一つの要望についてきちっと対応していくというのが、これは日常的な課題として行っているところでありますので、そのことはきちっと対応してまいりたいと思います。
 そこで、まち歩き・ワークショップの生かし方が重要だということですけれども、そのとおりで、これまでも御答弁申し上げているとおり、御意見については、とりあえずまとめた内容については、これは率直にそのまま受けとめる内容なんですけれども、一部反映できるものもあれば、この報告書に書いてあるようにほとんどそのとおり反映しているものもあれば、御意見として承るものもあるわけですから、そういう交通整理を細かくして計画の中に反映していこうというふうに考えております。
 いずれにしても、行政と地域の違いというのを乗り越えるためにこのような形で意見の集約のシステムを市民参加の手法として入れ込んだわけですから、今回の結果を大切に、丁寧に扱っていきたいというふうに思っております。


◯委員(栗原健治君)  市民から見たときに、御意見を承るというのが聞き流しみたいにとられ……。実際には聞き流しになっているという部分が、ここはちゃんと行政の側に考え方があって、共通の認識にすることでこれからまちづくりに生かせる部分もあると思うので、その点の協議というか、進め方を一部生かすところ、また全面的に生かすところってあると言いましたけれども、丁寧な対応をどの事業でも進めていただきたいというふうに思います。
 実施方針全部やっていると時間があれなんですけれども、東日本大震災の震災を受けて、まちづくりというのが安全ということに重きを置いた、また関心事が、考え方も変わってきている中で、空間の確保ですとか、国全体を考えたときには外環道路などの公共事業を今三鷹市は進めるべきなのかという点もあります。1点、まちづくりという観点で外環の問題で言うと、土地の買い取りの中で歯抜け状態に、地域的にまちの中が閑散としてきている部分のあり方の対策というのが課題になっているなというふうに思っています。
 一気に進められるものではない中での直近の課題としてもあるので、まちづくりという観点からいって今のまちの不安がそういうところに出ているという、1つの不安なんですが、ほかにもいっぱいあるんですけれども、ちょっとこの1点に限って、まちづくりの視点のあり方を1つお聞きしたい。
 もう一点、下水道事業の観点で、東部処理区の東京都の流域下水道への編入の協議を進めていくということで、現時点で今問題になっている放射性物質の対策が、各地で汚泥に出ていると。この間の審議の中では調査をしてないですか。この点の確認をしたいのと、私は市の職員の、そこで働いている作業をしている人たちの安全の部分でもあるので、この点では早急な取り組みが必要かというふうに思っていますが、この点での取り組みは新たな課題なので、今あればお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  外環の部分は担当の課長からお答えをさせていただきますけれども、まちづくりとまちが閑散となってきているということについてのお答えはですね。下水道事業ですけれども、放射性物質、現在測定はしておりませんが、立川とか、町田とか、同じような下水処理施設──一番規模はうちは小さくて汚泥しか処理していないんですけれども、状況を見ると、極端に、例えば福島のような放射性物質が一定のレベルを超えているのではないかというようなことはないとは思うんですが、いずれにしてもカウンターを購入いたしますので、その時点。
 それから、6月末には一定の下水処理施設関連の基準が出されるというふうになっていますね。それを見きわめてきちっとした対応をしていきたいというふうに思っております。現在は一応特定の、例えば汚泥しか出ませんから、焼却灰がどこかにストックされているとか、そういうのがないですね、うちはたまたまですね。汚泥の段階で処理していますので、そういう状況にあります。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  外環事業にかかわります用地買収にかかわって歯抜け状態になる、そういったところの安全管理等の御質問についてお答えいたします。当然事業化されましたので、国の方でしっかり管理していくことになりますけれども、従前から、例えば工事にかかる前、工事中、そういった状態のときにもしっかり安全対策はしてほしいと、そういったことも市から国に伝えているところでございますが、今後そういった展開の中で、例えば全部用地買収が一挙に進むということでは当然ありませんけれども、そういう状態の中でもしっかり通学路の安全を確保するとか、機能を補償する道路をですね、必要に応じては仮設的に結ぶとか、そういったことも含めて国の方に求めていきたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(栗原健治君)  外環なんですけれども、「対応の方針」がつくられていて、各段階での対応をしていくと。それに対しての三鷹市の姿勢も厳格で行ってきたと思っております。本当にこの現状を見ると、コミュニティが見直されている中で、そのコミュニティが危機に瀕しているというか、影響を受けているという視点で新しい課題的な側面もあるので、ぜひこの点もよく審議、軽減対策をとる上でも、その「対応の方針」を力にしっかりと対策していくことも含めてお願いしておきたいと思います。外環は外環の特別委員会もありますので、その場でも審議していきたいと思っています。
 あと、下水道なんですけれども、調査されていないところで、6月、三鷹市も測定器を買って調査すると。かなり危険性があるので早急に方針が出されるという点も生かして、知らなかったというのでは済まされないというか、危険性があるという認識のもとで、今確認して出なければ、それでいいということになるわけですから、調査するまでの間は万全を期した対応を、作業をしている方々の健康を守るという観点からもぜひ対応していただきたいと。1年間とか、そういうレベルで接するような場所でなければ、安全確保されるという確率はすごく低くなるということは明確な点ですから、安全をしっかり確認するという視点でお願いしたい。民間の住宅もそれに面している側面もあるので、しっかりした情報の提供もあわせてお願いしたいというふうに思います。
 あと、最後、都市交通の環境の整備の問題で、新・中の地域公共交通活性化協議会というのを開きながらその策定に取り組みますと。新・中ルートはこの間の積年の課題で、もう一歩だというところだと思いますので、新・中の新規運行についての決意というか、見通し。ここでどのくらいのところで進んでいるのかお伺いしたい。
 あと、民間業者は三鷹市の場合には北の端と南の端に中央線と京王線が走っている環境で、幹線のバスは発達していると。そのとおりだと思うんですね。そこの中でのより利便性を高めていくための協議というのはより重要で、この間の積年の課題になっているというか、住民からも要求が出ている連雀通りの回送バスの問題ですとか、その点で市がしっかりと市民のニーズを公共交通の利便性の向上という観点でイニシアチブをとっていただきたいと。地域公共交通活性化協議会という中でぜひそういう取り組みをしていく必要があるだろうというふうに思うんですけれども、この点での認識をこの1年間で考えていることをお伺いしたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(福島照雄君)  新・中ルートの見通しということでございます。これは、ずっとこの間早期運行に向けて今取り組んできておりまして、現在警視庁の方と最終的なバスを走らせるための最後の調整を今行っております。また、あと若干用地の取得を見込まれる部分がございますけれども、現在調布市と三鷹市、今連携をとりながら早期運行に向けて一つ一つ課題を整理しております。
 今の段階では、例えば何月という見通しがはっきり示すことができませんが、可能な限りすべての条件がクリアした段階で早期に運行して、ぜひ地域のお年寄り、その他皆様方の利便性の向上に向けて早く取り組んでいきたいということで現在考えております。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  民間のバス事業者の状況についても、より利便性を高めるのは重要だという御指摘がありました。そのとおりだと思います。ただ、地域公共交通活性化協議会でも明らかにいつも議論されるんですけれども、規則あるいは事業の状況等もありますので、そういうのを一切無視してこれはいいんじゃないか、これはだめなんじゃないかということにはなりませんから、やはりよく聞いて、また御指摘もしながら、協議会の中で、今の視点が大変重要だと思いますので、利便性を高めるように努力してまいりたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  市民の要求、今私が言ったことがですね、ルールを逸脱したことを要求しているんだというふうに認識しているということではないと思うんですけれども、そういう視点ですか。利便性を高めていくという立場、それぞれ事業者として、また地域に住んでいる人たちが協議できることってあるんですよ。だから、そのときに、これは無理を言っているんだということを言っているんじゃないと思いますので、ぜひ地域公共交通活性化協議会の中で利便性を高めていく、その本来の目的、趣旨に立って、最大限の地域の人たちの貢献ということを考えて対応していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  では、1点といいますか、少しだけお願いいたします。今のまち歩き・ワークショップの件につきまして、今の栗原委員の質問にも少しダブるんですが、この計画は──計画といいますか、取り組みは大変いいものだなというふうに思っておりますが、この個々の取り組みについて、先ほどありました生かし方という話もありましたけれども、こういう取り組みを、これは恐らく所管が都市整備部の方で行いまして、ただし中身についてはいろいろな形で反映をしていくということになると思うんですけれども、これは計画の反映についてはもう少し具体的に今後どういうふうに考えていらっしゃるかということが1つ。
 もう1つは、この各住区のまちづくりのアイデアということで、これは従来からあった各地域の課題が主だと思うんですが、こういう課題につきまして非常に行政とコミュニティが接点を持つという意味では、これも大変いいことだと思うんですけれども、これをどう今後各地区の方にフィードバックをしていくかということについても1点お聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  まち歩き・ワークショップの取り組みの具体的な反映ということでお答えいたします。先ほど御説明しましたように、市内全体にかかわる共通のアイデアということで、これは三鷹市のこれまでの取り組みを市民の方もよくとらえていただいて、それを踏まえてまだ課題として残っている部分を挙げていただいたのかなというふうに思っております。
 例えば1番目の三鷹を代表する自然やまちの風景をみんなで守っていくとともに、これらの魅力的な資源を中心にして回遊性のあるまちをつくっていこうと。野川とか、井の頭公園とか、代表的なそういう風景・景観がいいところについては、公園とか、そういう河川という状態で守られておりますけれども、例えばその周辺とかは、何もこれからしないと、やはり住宅が多く建つとか、そういうことが予想されますので、そういった資源周辺地とか、そういったところをどういうふうに保全、または誘導していくかというようなことをですね、例えばこれから策定します風景・景観づくり──仮称ですけれども、そういった計画の中でそういった仕組みを新たに取り入れていく必要があるのかなというようなことが1点。
 あと、また3番目、5ページ目の方に、安全に安心して歩ける道、道路の改善について求められているところがございますが、例えば山中通り等、都市計画線は入ってはいるんですけれども、なかなか優先整備路線という位置づけにもなっておりませんので、すぐにそういった都市計画事業にはかかれないというのが実情でございますが、場所によって交差点付近の安全対策、そういったことをこういった中で意見、多くいただいておりますので、新たにそういった手法、これからの検討でございますけれども、東京都が行っているような交差点改良事業みたいな、そういったことも市として検討していかなくてはならないというようなことを、今この意見をいただいた中で検討を始めているところでございます。
 あと、もう2点目の御質問のフィードバックについてでございますが、今後、基本計画も策定をしていくスケジュールに合わせて、個別計画についても各段階で情報提供を市民の方に取り組みをしていくことになると思います。その辺、ちょっと企画の方と調整しているところでございますが、この段階等、そういった中でもいただいた意見をこういうふうに反映するというようなことを、お示しできる限りしていきたいと。また、広報等を活用しながらパブリックコメント等をしながら御意見をいただいてフィードバックしていきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。こうした計画をまた密に地域の方にフィードバックしていったり、こういったことを切り口として、ぜひ今後とも行っていただきたいということであります。ここの従来にかかわる課題と、今後はこの計画の中身とはまたあれなんですが、防災といった点からも、より住区とのつながりといいますか、そういったものもあわせて加味していただいて、本当にそういう仕組みづくりといいますか、地域との連携づくりといいますか、ということをやはり行政の方で主導していただいて、さまざまな形で今後取り組んでいただければということで、よりこの取り組みを推進していただくことをお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(白鳥 孝君)  きのう太宰治賞の作家、由井さんじゃないんですけれども、ちょっとワークショップのつくり出す三鷹の未来ということで、わかりにくいかなというところがあります。それは風景と景観ということなんですけれども、特に風景・景観づくり計画2022(仮称)ということで進めようということなんですけれども、果たして風景と景観というのはどのようにマッチさせていくのか、その辺がちょっといまいち私もわからない。景観条例なんていう話もちらちら聞いたことはあるんですけれども、その辺がちょっとわからない。
 そのわからないという理由をちょっと具体的にお話ししますと、例えば丸池公園というのが今あるんですけれども、当時都市整備部じゃなかったと思う、建設部かな、あそこ、埋めちゃったんですよね、わき水を。確かに渇水したから埋めたんですけれども、それを今地域の方々が掘り起こしたらわき水が出たということもございます。それを当時埋めちゃったら、そのまんま、それは確かにそのままでいれば景観は景観なんです。だけれども、その中に風土があったりいろいろなものがあって風景をつくり出すことができたんではないかなと。先ほど言ったように、風景と景観というのはちょっと意味合いが違うということがあります。
 ちょっと哲学的になりますけれども、そういう意味で、どういうふうにこれからワークショップをですね、これ、もし昔の人がいなかったらまるっきりわからないですよ。例えば天文台の入り口のところの反対側の道路、すごいがけっ縁になってワサビ田があったわけですね。そういうことを新しい方は全然知らない。もし、今から、じゃ、地域の方であそこを掘り起こそうよと言ったら、みんな拍手喝采かもしれません。だから、そういう意味で、どういうふうなワークショップの手法をとっていくのかということも、ただアイデアを募っていけばいいのかという問題というのが、ちょっと私は違うかなということもあり、その辺で市としてリーダーシップというか、地域の方々とのどのような交わりをこれからしていくのかということが、いまいちちょっと私はこの意味ではわかっていないと。
 それから、ここに各住区のまちづくりのアイデアということで、カラーで各住区、線が引いてあるわけでございますけれども、例えばコミュニティ創生という言葉が今市の方でこれからやっていこうということもございます。先ほどのことも確かにコミュニティ創生の一部かもしれません。この各住区のこともコミュニティ創生の中でやっていかなければならないんですけれども、この線引きで果たしていいかどうかの問題がございます。特に学校の問題、教育の問題の中でコミュニティ・スクールという問題もございまして、その辺の単なる住区分けではなくて。
 例えば学校でいいますと、私の住んでいる西部住協の中に例えば連雀住協の方々も一部の方が学校の区域のコミュニティ・スクールの中に入っているわけです。そういういろいろな問題というか、相反したところで何かやってしまうと、行政の指導のもとにはまってしまうみたいなところがございますので、その辺の注意というか、これからのまちづくりをどういうふうに考えていっているのかなということをお願いしたいなということです。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  幾つか御質問をいただきました。
 まず最初にですね、風景と景観というところで、議員恐らくずっとこだわりがあるのかなというふうに思うわけですけれども、景観というのは法律に基づいた用語でもあるし、ハードの景観観なんていう言い方をしますけれども、見方の中心がハードになります。風景というのは、人の営みを含めた見方が中心なんですけれども、いずれにしても総じて言葉としては景観でまとめられるような内容だと思うんですが。問題はむしろ、御意見はどうなったかというと、既にワークショップの手法をとって御意見をいただいているんですね。だから、これからはいただいた御意見をどう生かしていこうか、すべてのアイデアをどう生かしていこうかという次の作業になるというふうに思っていまして、そのときに風景とか景観で議論がもし分かれるんだったら、このまま継続して風景・景観計画でもいいではないかというのが今の行政の考え方ですね。だから、両方並立して人の営みも含めた風景の考え方、あるいは景観の考え方両方含んでいますよというようなイメージでいいのではないかというのが、今の考え方でございます。
 それから、コミュニティについては現実には所管が違うので、余り発言をすると問題になるんですけれども、少し踏み込んで議論すれば、当時のことを知っているという意味で、逆に、中学校区であって、その線引きでいいのかという問題提起ですね。これについては、ずっとお答えしているのは、その線は引いたけれども、それはあくまでも仮の線であってファジーなんだと。だから、例えば中町通りをずっと延長していくと、中学校区でいうと家の真ん中を線が通ったりなんかするわけですね。そうすると、これ、どっちの住区なんですか、どっちでもいいという、そういう部分もあって、当時議論をして、それでどちらに参加してもいいんですよというような議論があったのも覚えております。
 ただ、重要な問題提起を含んでいるのは、これからのコミュニティ創生というのを考えたときには、エリアごとのコミュニティだけではなくて、学校とか、幾つかの集会施設とか、施設ごとにコミュニティもできそうな勢いはありますよね。そういうことも含めてエリアコミュニティ、あるいは施設コミュニティ、そして住民活動の活動コミュニティ、ふくそうするさまざまなコミュニティが多層にあって、それを束ねるのではなくて、そういうものが全部生きていくような、そういうコミュニティをつくりましょうというふうに市長、考えていらっしゃるんじゃないでしょうかね。それは市長のお考えですから。
 ただ、我々としては今言ったように、線引きしたから、こっちからこっちはこっちのコミュニティだから、こっち来ちゃだめよみたいな考えじゃなくてつくったというのだけは、歴史的な経過もございますので、私の方からコメントさせていただきます。


◯委員(白鳥 孝君)  まさに市長の答弁に、市長が喜ぶんではないかと思うんですけれども。私の言いたいのは、先ほども言ったようにワークショップというあり方の問題というのも含めて考えていただかないと、昔のことはまるっきり古いことすべて私の代でおしまいになってしまうみたいなところも、もしかしたらあるかもしれませんし。そういう意味では、そういったことの資料集め、少なくても資料を集めたり、いろいろな情報を提供できるような方策を考えていただきながら、新しい方々とまたワークショップをやっていただければいいかなというふうに思って。ただ、景観と風景とは私は違うかなということは、あえてまた言わせていただきますけれども、そういう意味でございます。
 先ほど、その住協の話はまさにそのとおりでございまして、これからそういったことを注意をしていかなければいけないかなというふうに思っております。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  休憩します。
                  午前11時46分 休憩



                  午前11時47分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 では市側の説明を続けます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、報告事項ウの調布保谷線の検討会等の報告について、資料2をお開きいただきたいと思います。
 調布保谷線の環境施設帯の検討協議会の取り組みにつきましては、これまでも本委員会の方で逐次報告をさせていただいてきたところでございますが、3月の本委員会におきまして、東京都はこれまでいただいた意見について統一して整理していく項目と、地域特性で整理していく項目をまとめまして、その結果を3月19日に開催する全体説明会で説明していくという報告をいたしましたが、3月11日に大震災が来まして、その説明会が延期されまして、先週、6月11日土曜日に開催されたものでございます。
 本日は、その説明会で説明された内容を中心に報告をさせていただきたいと思います。それでは、資料2の全体説明会の資料を御用意いただければと思います。パワーポイントの方で説明した資料でございますが、右肩の上に、シートの上に小さいんですがナンバーを振っておりますので、その番号に沿って御説明させていただきたいと思います。
 まず、1枚開いていただいてナンバー3のところに調布保谷線の事業概要ということで、三鷹・武蔵野区間約3.1キロということと、多摩地域の幹線道路のネットワークを形成する道路だということが記載されております。
 その下のナンバー4のところには幅員構成が示されておりますが、幅員36メートルのうち両側に10メートルずつ歩道と植栽などで構成される環境施設帯が配置されるということが示されております。
 続いて隣のページになりますが、ナンバー5のところでございますが、検討の仕組みをあらわした図がございます。道路を挟みまして沿道の方、また地域住民の方──20メートルの部分ですね、そして市民全般という3層に分類しまして、それぞれの課題に応じて検討を進めてきたということでございます。
 その下のナンバー6のシートのところには具体的な検討会の流れを示しております。まず、この検討会をスタートするに当たりまして、平成21年10月に全体説明会を開催しまして、市民全般への事業の進め方とか検討の仕組みを説明しました。その後、平成21年11月から平成23年1月にかけましてブロック検討会、地区検討会、それぞれ開催を重ねてまいりまして、最後に平成23年2月から3月に合同地区検討会ということで、意見調整をした上で全体説明会ということで開催されたといった流れをお示ししております。
 次に検討結果ということで、次のページのナンバー9のところをお開きいただきたいと思います。こちらは環境施設帯のタイプということで、緑地タイプ、副道タイプ、その違いを断面図と写真であらわしているものでございますので、内容を確認していただいた上で、ナンバー10が環境施設帯のタイプを希望する意向を示したグラフになっております。左側が東八道路から連雀通り、右側が連雀通りから北側の井の頭通りまでということで、現道、都道のある連雀通りまで──南側ですね、連雀通りの南側については副道タイプを希望する方が多いと。逆に、連雀通りより北側、現道が一方通行の道路になっているところですが、そちらについては緑地タイプの希望をする方が多いと、そういう結果になっております。
 次のページのナンバー11をお開きいただきたいと思います。こちらに記載しておりますが、東京都は今の意向の結果を反映して、環境施設帯のタイプを割りつけを行っております。その図ではこの中にはないんですが、検討結果は説明会場で図面で市民の方に示されているところでございます。
 次にナンバー12からずっとナンバー29にかけてでございますが、こちらの中で植栽帯の配置、あるいは街路樹の配置パターン、樹種について、地区ごとに意向調査結果を取りまとめております。その結果をナンバー30──ちょっと後ろの方になりますが、30のシートのところで検討項目別結果報告ということで示しております。この下のナンバー31のところにイメージパースが出ておりますが、このように車道側に常緑樹のシラカシ、また落葉樹のケヤキを交互に植えて、歩道側にキンモクセイなどの中木を植えると。下部にはドウダンツツジとか地被類を植えて、自転車通行帯と歩道の間にはハナミズキ、またはドウダンツツジを植えると、そういったイメージを各地区ごとに、この32から45のシートの中で示しております。おおむねパターンはそれほど大きく変わらず、少し樹種、木の種類が違うものが地区によってあるというようなことでございますので、御確認いただければと思います。東京都はこういうパターンを一定程度統一感を持たせるということで、路線全体をそういった統一的なイメージを持たせるということを説明をしておりました。
 続いてナンバー46、後ろのところになりますけれども、ナンバー46のシートをごらんいただきたいと思います。こちらで自転車通行帯、また歩行者通行帯、歩道の部分をインターロッキング舗装にすると、歩道をインターロッキング舗装にして、自転車通行帯については走行性を考えてアスファルト舗装にすると、こういった検討結果を出しております。
 続いて、次のページをめくっていただきまして、ナンバー50から54にかけまして、遮音壁の設置の有無についての検討をしております。計画では、車道と環境施設帯の間に高さ2メートルの遮音壁を設置するということが前提になっていると、そういったことを示した上で地域の御意向を伺った結果、調布・三鷹区間の変更と同様に二層式低騒音舗装による対策に変更していくと、そういう結果になったということを説明しました。今後変更に向けまして対象項目の予測評価を実施し、環境局にそういった書類を提出するなどの手続を進めると。その結果についてはまた調布保谷線だよりで報告するということで説明がありました。
 続いて、ナンバー55のシートから58のシートでございますが、こちらでバスの上屋やベンチのことについて検討をしております。調布・三鷹区間と同様にベンチ、上屋を道路施設として設置していくと。今後、交通管理者、関係機関との協議をしながら進めていくと説明しました。
 続いて、ナンバー59のところから66のシートにかけてでございますが、こちらで市道の取りつけ、横断歩道、Uターンについての検討結果を示しております。こちらについても、計画図で内容は示しておりまして、それについて市民の方からもおおむねその形状・位置でよいという意向をいただいておりますけれども、東京都の案を作成した上で、今後交通管理者と協議を行う予定であるというような説明がございました。
 そして、続いて67のシートから70のシートに、最後のところでございますけれども、こちらで工事実施状況と今後の予定を説明をしております。67のシートのフローの一番下にありますけれども、平成26年度全線完成の予定で進めていくということでございます。そして、その隣の69、下のシートでございますが、こちらで本年度、平成23年度の工事実施予定というものを説明しております。人見街道から連雀通りの間の東側区間を電線共同溝工事と街路築造工事を、また、堀合通りから北側の部分ですね、こちらも同様の工事を今年度行っていくと。あわせて連雀通りから新道北通り付近まで暫定二車線整備工事も行うと、そういう予定になっておるということでございます。
 最後に、最後のページの70のシートのところに記載しておりますが、東京都は今後道路の設計状況とか計画図の詳細をまた新たに説明の場を設けて、市民の方に説明をしていくとしております。
 最後に、この説明会で出た質疑を簡単に御報告いたしますと、低騒音舗装の機能の持続期間というか、機能についての御質問、また暫定二車線で開放した区間とか、あるいは連雀通りの南側の用地買収した区間、その歩道の安全対策を求める意見、また、環境影響評価条例に基づく変更手続の周知に関する質問、そういった御質問がありました。
 こちらについての御説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  休憩します。
                  午前11時59分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告を続けます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、報告事項エの三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針の検討状況について、資料の3の方で御報告させていただきます。
 資料3の1枚目をお開きいただきたいと思います。左側のところでございますが、一番上に市民意見とございますが、整備方針の検討状況を説明する前に市民意見をいただき、まちづくりの検討を進めてきました経過と整備方針の策定の根拠などを御説明させていただきます。最初に、この左上の平成9年4月ということで、三鷹台商店会から出された要望書でございますが、生業の継続性、都市計画道路幅員にこだわらない歩行空間の整備、商店街の活性化など、5点の要望をいただきました。この要望により、当該地域のまちづくりについて新たな視点を加えた検討、取り組みがスタートしたということでございます。
 次に、その下の三鷹台まちづくり協議会からの要望・提案ということで、まず平成16年9月に提出されました緊急提言書でございます。三鷹台駅前通り市道135号線の安全性確保、環境整備と買い物空間の整備による商業の活性化を早急に対応することを求める提言ということでございました。これに対しまして三鷹市は、右側の方になりますが、一番上に三鷹市道第135号線緊急整備方針ということで、平成17年10月に都市計画線にこだわらないで、現在の道路を最大限に有効活用する旨の整備方針を示したところでございます。それに基づきまして現在、平成18年から道路整備事業に着手しまして、駅前に近い三鷹台駅前交番から立教女学院の区間約200メートルについて、事業、用地買収を進めているところでございます。
 続いて、左側の方の協議会からの提案ということで、三鷹台のまちづくりプランということで、平成17年4月に第一次提案、さらにその右側になりますが、平成18年8月に第二次提案ということを受けております。また、その下のところで第三次提案ということで、平成21年3月に三鷹市は提案を3つ受けているという形でございます。
 また、商店会からは、その上のところにありますが、平成19年6月と平成20年1月に都市計画線の速やかな変更、緊急整備方針の暫定整備を本格的整備に変換する旨の要望など、6点の要望をいただいております。そして、この間に平成19年3月に三鷹市まちづくり条例に基づきまして、まちづくり推進地区の申し出を協議会から受け、三鷹市は平成19年8月にまちづくり推進地区の指定・告示を行いました。同条例ではまちづくり推進地区の指定を行った地区については、まちづくり推進地区整備方針を三鷹市が策定すると定められております。これに基づき検討を進めているというものでございます。
 それでは、右側の方のまちづくりへの展開というところをごらんいただきたいと思います。1から4という形で数字を振っておりますが、4つのステップで現在検討を進めております。まずステップ1でございますが、まちづくりの課題と取り組みの方向性ということで、要望や提案を踏まえた上で当該地区の持つ地域特性や基礎データを把握しまして、地区の位置づけと地区特性、現状の問題等を整理するとともに、道づくり、防災、住環境など、分野別の課題整理とその取り組みの方向性を取りまとめております。
 次にステップ2でございますが、取り組みの基本的な考え方とまちづくりの方針でございます。この整備方針の基本的な考え方になるところでございますが、要望と提案をしっかり反映するために、生業の継続と商業の活性化、及び早急な安全な歩行空間の確保、そして駅前を利用・活用する地域住民のニーズという、3つの方針で整理をしているところでございます。具体的には、安全な空間の確保や活性化を促す商業環境の整備のための道路や広場の基盤整備、また地域ニーズを受けとめた協働の取り組みで活性化を図るということで考えております。
 続いて、その下のステップ3でございますが、都市基盤の整備水準と土地利用の検証でございます。先ほどのステップ2の基本的な考え方、方針を具現化するために必要な都市基盤を検証するとともに個々の土地利用を検証しまして、適切な誘導のための必要な規制、施策を検討するということでございます。特に既存の駅前広場を有しました都市計画道路の交通処理機能と広場機能について綿密な検証が必要であると考えております。
 2ページ目のところで、現時点での検証をした結果をもとにした当該地区のまちづくりイメージを掲載しております。右上の方に三鷹台駅と記載してありますが、市道135号線を中心に安全な買い物空間の整備を行うとともに、現在の駅舎に合わせた小広場を駅前に、またバスの折り返し場を中心にした交通広場を配置しまして──ちょうど紫の破線のところでございますが、交通広場ということで、その間を青色の破線で、通路で結びまして、その周辺を含めて商業環境の広がりを展開していくというイメージでございます。
 また、地区全体としては回遊性の向上や防災機能を高めるため細街路の整備促進等を図っていくイメージを示しております。このイメージをもとに具体的な対応が必要な事項の整理と検討を深めて、ステップ4、1ページ目の方に戻っていただきまして、整備イメージ案を作成していくということになります。市道135号線、駅前空間等を中心に整備イメージ図を作成していくということになります。この整備方針の策定に当たりましては、冒頭に御説明しました要望・提案の検討に加えまして、今後も協議会、商店会を初めとする地域の方々、特に地権者の方々と意見交換をしながら進めていきたいと考えております。こちらの方の説明は以上でございます。
 続きまして、オの三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業について御報告をさせていただきます。こちらも、昨年の6月の本委員会で同地区の地権者から構成されます再開発協議会の検討状況について、その施設計画案などを報告させていただきましたが、本日もその後の施設計画案の検討状況などを報告させていただくものでございます。
 それでは、資料4の1ページ目をお開きいただきたいと思います。UR都市機構がことしの5月に協議会へ示した概要を提示しております。協議会の意見等をもとに検討した現時点の施設計画案ということでございます。最初に、一番上のところに記載しておりますが、2行目のところで、UR都市機構は住宅用駐車場と非住宅用駐車場、いわゆる商業用棟の公共駐車場のことをいいますが、その駐車場を分離した施設計画案を策定したと記述がございます。この点が施設計画案で大きく変更した部分でございます。従前の計画案では、管理運用面のメリットから、住宅用駐車場と非住宅用駐車場を一体の機械式で計画する旨のUR都市機構からの提案をもとに検討してきたものでございますが、しかしながら、さまざまな検討をしたところ、住宅用駐車場を三鷹市が管理すること、また非住宅用駐車場、公共駐車場を共同住宅の管理者等が管理すること、いずれも区分所有の観点から難しいということになりまして、住宅用駐車場と非住宅用駐車場を分離して検討していくことになりました。
 これに基づきまして、主な変更点ということで、2番目に挙げております。1点目、地下2階の部分でございますが、ただいま御説明しました駐車場の変更にかかわる部分。掘削範囲を広げまして、機械駐車ピットを新たに配置したということでございます。2点目が地下1階部分ということで、こちらも駐車場の変更に伴いまして、住宅用駐車場にタワー式、非住宅用駐車場に地下機械式をそれぞれ配置したということでございます。3点目が1階部分でございますが、交通管理者、警察の方の指導に基づきまして、さくら通りと本町通りの方に右折レーンを設置するとともに、駐車場の位置を変更した案としております。この変更に伴いまして事業用地の東側にもエスカレーターを設置することも新たに加えております。4点目の変更点でございますが、2階と3階部分で新たに吹き抜けを設けまして、1階部分の商業施設内への採光を確保しているということでございます。
 それでは、今御説明しました変更点を図面の方で簡単に御紹介いたします。2ページ目の方をお開きいただきたいと思います。図面の右の上にですね、前回6月10日に報告した図面、ちょっと小さくでありますけれども、示しております。こちらで変更した部分は、先ほど御説明しましたように1のまる1の部分、非住宅用駐車場に伴いまして機械駐車ピットを地下2階のところに設けたという内容でございます。
 続いて3ページ目のところでございますが、こちらが地下1階部分になります。先ほどと同様に、右上に前回の案を示しておりますが、まず、まる2のところはタワー式の駐車場ということで、住宅用の駐車場の出入りのところになります。まる3が、非住宅用、先ほどの地下2階に入る出入り口のところになりますが、まる3のところから入っていくというところになります。また、まる4の荷さばき場の位置変更、まる5の自動二輪場の位置もあわせて変更しております。
 続いて、4ページ目のところになります。こちらは1階になります。商業施設、店舗等を配置した図面でございますが、まる6、さくら通りのところでございますが、駅前に右折していくバスが入ってくるレーンのところと、こちらの施設に入る、まる9のところが本町通りに入るところでございますが、そちらについても右折レーンを設けるということで、さくら通りを約2メートルほど事業用地側に広げるという形で今検討をしているところでございます。まる7、本町通りについても、こちらの駐車場の出入りのための右折レーンを設けるという計画案になっております。まる8のところが駐車場の出入り口ということになっております。そして、まる9のところに丸で囲ってあるところが新たに設けるエスカレーターの配置ということになっております。
 続いて、5ページ目のところが2階部分でございます。こちらの変更点は、先ほどのエスカレーターの2階の部分ということで、その部分が変わったということでございます。
 続いて6ページ目のところになりますが、こちらは3階部分ということで、従前からこの3階の屋上のところに大きく屋上緑化をとっております。その部分は変わりませんが、丸で囲みました11のところ、吹き抜けと白抜きのところを書いてありますが、ここに吹き抜けをつくりまして1階、2階に光を呼び込むというような形になっております。
 7ページ目のところは4階平面図ということで、こちらは6月の案と変わらない形になっております。左側が住戸で右側の南棟については住宅用の駐輪場を配置した計画になっております。
 続きまして8ページ目のところが基準階ということで、4階以上の配置を示しております。北棟、南棟とも住戸が配置されるというような計画になっております。
 今回の変更の箇所については以上でございますが、大変恐縮ですが、資料4の1ページ目の方に戻っていただきまして、協議会の際にこの変更案等を確認していただいて、協議会の方から出た主な意見を掲載しております。ちょうど3月11日以降に開催された勉強会だったということから、震災を踏まえた意見が多く示されたということで、こちらにありますように太陽光発電等の供給エネルギーの検討や、地域の防災拠点として活用できる建物とする検討を求める意見のほか、大震災のリスクを考慮し、高層化にこだわらないといった意見も示されました。また、三鷹市らしさを反映した屋上庭園の整備を求める意見などもございました。
 今後は、今回の施設計画案を基本にしまして協議会において議論を重ねまして、さらに具体的な検討を進めていく予定でございます。説明は以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  これまでの説明に対する質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それじゃ、済みません、資料の2の方からですけれども、ナンバーでいうと66で、今後市道取りつけ、横断歩道、Uターン要望箇所については、交通管理者との協議を行うということでなっていますけれども、いろいろ今のサミット周辺ですとか、そういうところに横断歩道がどの辺にできるんだろうかという声が多いそうなんですけれども、その辺の、市民の方の要望があるかとは思うんですけれども、今後意見を言う場とか、説明会とか、そういうのは近々といいますか、そういう形でやられるのかどうかですね、ちょっとお願いしたいと思います。
 じゃ、一問一答でいきたいと思いますので、済みません、じゃ、お願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  横断歩道等の箇所についてでございますが、基本的にこれまでの検討会の中でも市民の方の御意見を多くいただいているというふうに聞いております。そういった中で、やはり要望はすごく多いということも聞いておりまして、なかなかそのすべての要望にこたえると横断歩道だらけになってしまうということもありまして、地域の動線とか、そういったことを踏まえて、意見も受けとめながらでございますけれども、交通管理者と今後協議をして、先ほどの説明の中でも申し上げたんですが、東京都としての案をこれから交通管理者等に示していきながら、そこで一定の回答が出たものを、また今後70のシートのところに出ておりますが、そういった内容を設計状況、計画の詳細について説明の場を新たに設けるということで。ただ、ちょっとその日程等についてはまだ聞いていないところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。そういうふうには進むんだと思うんです。特にまだできていないというか、これからのところ、やっぱり不安があると思いますので、今空き地といいますか、あいているところがいっぱいありますので、そういう説明の載った看板とか、何かこういうイメージなんですよ、今こういうことをやっているんですよと、少しこの中を抜粋していただいて、できるようなやつをもう少しわかりやすい形で挙げていただけるといいのかなと思いますので、その辺はぜひお願いしたいなというふうに思います。それについて何かありますか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  このシートの中には入ってはないんですけれども、当日説明会の会場で環境施設帯の配置計画、あるいは横断歩道の案も含んだものを示しておりまして、これをお配りはしなかったので、今後ホームページ等に掲載して周知をしていくというふうに聞いております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ホームページもお願いしたいと思いますし、できたら、あの位置のところに看板を張るだけのスペース、今あると思いますので、少しそういう形で。三鷹台の駅なんかも張ってあったときありましたよね。ああいう感じでやっていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
 じゃ、続きましては三鷹台駅の方の周辺まちづくりの推進、整備方針の方なんですけれども、ステップ1、2、3、4と進めていきますよと。これ、時間軸という考え方でいいんでしょうか。また、今はどの位置にあるという判断でよろしいのかなという部分と、この間の協議会でも今後個別に相談を受けながらという話があったかと思うんですけれども、それはいつごろまでの予定でやられるのか。そのいつごろまでと、この4のイメージ図というのが同時期なのか、相談の方がもっと前のステップのところでやられるのかどうか、その辺の御回答をお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  このステップ1から4、時間軸で考えているところですが、検討の内容としては、もう3のステップのところに入っているところでございますが。今委員さんの方からお話ありました、個々の地権者とのお話ということで、今それについても同時並行に、まだすべての地権者という形ではないんですが、関係する駅前に近い地権者の方からそういったお話をさせていただいているところでございます。そういったお話を御説明をしまして、一定程度御理解をしていただいた上で、この2枚目に示しました案をもう少し具体的にしたものを示せるような、御理解をいただいた上ででありますけれども、そういったものが御用意できましたら、その段階で都市計画の手続とか、そういったものも踏まえて現地というか、住民の方への説明に入っていきたいというように考えております。


◯委員(寺井 均君)  説明に入る時期はいつごろという想定はしていますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  先ほど申し上げましたように、今ちょっとその地権者の方といろいろお話をしているところで、いろいろ御事情もあるという方もいらっしゃるので、その辺がなかなか御理解していただくのが、いつごろまでにはっきりできるかというのはなかなかちょっと難しい面もございますが、市としては今年度中にこの方針を出していきたいというふうには考えているところであります。


◯委員(寺井 均君)  この2枚目の絵なんですけれども、昨年の春先にこの協議会で最後のところでこの絵が出て、その以降協議会がぱったりととまってしまったということがあったんですが。ちょっと三鷹台駅と書いた文字のところの下の安全な歩行空間、また新たなにぎわい空間の創出、何か唐突に出てきたというイメージがあったんですけれども、これは今までの三次元モデルをつくったかと思うんですけれども、そこにもそういう絵はありませんでしたし、協議会としての要望とかっていうのもなかったかと思うんですね。急に出てきたあれは、安全な歩行空間をつくらなきゃいけないというところが主体なのかなとは思うんですが、この辺が出てきたいきさつというんですか、背景を教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今委員さんの御指摘のとおり、協議会の方で検討しておりました第三次まちづくり提案の中で、具体的に今市がこういう形で示しているとおりの提案はなかったものでございますが、ただ、提案の中に駅直近の安全な空間の確保と、それと広場機能を、今駅舎のあるところと違うところに都市計画で駅前広場が配置されておりますので、その機能を変更するという旨の意見、そういった意見もございましたので、市としては今の都市計画の駅前広場で進めるのは難しいというふうに判断したところで、駅前広場の機能を分散化して市民の方からいただいた意見の趣旨を反映した計画として、こういったイメージにあらわしたものというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(寺井 均君)  にぎわい、安全ということで、そういう判断だと思うんですが。基本的に商店街は、その左側の市道に向かって当然入り口があるという形になっていますので、裏側にそういう道ができて、そちら側をにぎわいのという形になったときに、もう幾つかのお店が建て直しをされているといったときに、その部分のところのまた入り口といいますかね、そういうことも判断しなければいけないということがあるかと思うんですけれども。これから個別にやるということですので、建てかえた方にもそういう個別の説明に行かれて、そういうところの補償も含めた話というのはされる予定があるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今個別にお話をさせていただいているところにつきましては、これから用地を協力していただく方を中心にお話しさせていただいておりますが、新たなこのにぎわい空間の創出ということで、委員さんおっしゃるとおり、裏側にもそういう形になるというところはあると思いますので、今後そういったところも含めて御説明しながら、色の変わったこの新たなにぎわい空間を、そこだけのにぎわいを誘導するということではなく、全体として広げていきながら三鷹台の駅前が活性化できるようにしていきたいというふうに考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。もう建てかえか、セットバックしていただいて、そういうことでやられた方は率先といいますかね、先にやっていただいたということで、その方たちが不利益にならない、そういう取り組みを市の側も考えていただきたいなと思います。よろしくお願いします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。初めに調布保谷線の確認をしたいんですけれども、この道路が幹線道路としては、地域の分断をしていく問題点を課題として持っているというふうに認識をしています。先ほど説明では、横断歩道についても意見を聞いて一定の理解を得ているという話が説明にあったかと思うんですけれども、現状、今横断歩道があるところにつけられるのか、それにまた改めてほかにもつけるということがあるのか。もう案としては出ている、ホームページ見ればわかるという中身だった、先ほど質疑の中ではそういう状況だと思うんですけれども。
 明確に今考えられている案を、後で資料でいいのでいただきたいというふうに思っています。セットバックして、新しく大きなスーパーですとか、衣料品、子どものためのものを売っているお店ができたりしていて、流れが一定生まれていて、井口の方から渡りづらいという。渡れないんですよね、実際に危険というか、あって。それで、実際に整備がされれば歩道は位置づけられると思うんですけれども、それまでの間の期間がですね、やはり安全対策というのはしっかりとやっていかないといけないというふうに思います。
 この点で、現状この間も検討されていると思うんですけれども、まだこの横断歩道をつける場所が意見を反映することができる状況にあるのか。この点、かなり実態が見えつつある中で、生活している人たちの感覚というのが本来生かして、住んでいる人たちにとって利便性が高まると思いますので。感覚としては幹線道路なので、川にかかる橋のように、かなり横断歩道は限定されるものという性格があるというふうに思います。その点も含めて、やはり配置する場所はしっかりと議論していかないと、今後のまちづくりという観点からも重要なので、ここの議論はすごく大切な点だと思うので、市民の声を反映させられる条件があるとすれば、それを反映させていく、また酌み取っていく最大限の努力というのを現状必要だというふうに認識しているんですけれども、その点で取り組みを。もう一回、先ほど答弁あったかと思うんですが、お願いしたい。
 現状、新しい道路ができるまでの間の安全対策も課題で、人見街道から北に30メートルぐらいのところの郵便局があるんですけれども、郵便局から、浄水所のところから井口の方に渡る横断歩道があるんですね。そこは学区でいうと小学校の通学路にもなっていて、古い信号機が朝日で見にくいと。東西でちょうど区画が、連雀通りも含めて、連雀地域と井口の地域はされてるので見にくいというのがあります。それを若干対応をお願いして、角度を変えてもらったりもしてるんですけれども、本格的な整備は中身がね、全体ができて、今はやりのというか、省エネで見やすいLEDの横断歩道の言ってみれば信号機というのが普及されて、それも積極的にやっているようですけれども、決まっている、安全性、今後の整備も含めて横断歩道の確実にできるところでは整備の進捗の中でも優先してですね、安全対策を施してもらいたい、見やすいものにしてもらいたいという思いがあるんですけれども、また要求が出ているんですけれども、この点での事業と安全対策の前倒しというんですか、その関係で取り組みができないのかどうなのかお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  横断歩道の市民の意向を反映してほしいという御意見でございますが、シートで62というシートをごらんいただきたいと思います。こちらは横断歩道の今調整中の箇所という一例を示したものでございます。ブルーに表示しているところが現在の位置でございますが、それを赤い位置に変えていくという、今変更の調整をしている一例でございます。これはいろいろな要因、今委員さんの方からお話もありました歩行者の利便性も当然そういう視点の中には入っていると思いますが、また全体の安全対策、この水色の横断歩道の右側にバス停が表示されておると思いますが、やはりバス停の直近にはなかなか横断歩道を設置するのは難しいという判断のもと、左側の市道に沿ったところに横断歩道をつけると。
 そういった利便性、安全性、そういったことを総合的に判断をした上で、最終的には交通管理者、警察の方の判断にはなってはくるんですが、そういった調整をした上で決めていくというもので。中には、同じ箇所にできるところもございますが、そういった調整を今後していくということになります。
 また、現状から工事中、あるいは整備を終わった後の安全対策という御質問をいただきましたが、そういったところも暫定開放を今しているところの安全対策のお話もありましたけれども、その各段階で今委員さんおっしゃられたように、きちっとした安全対策が図れるように東京都の方に強く要請していきたいと思います。以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  ちょっと細かく聞いていいですか。このナンバー62の、この紫と水色がありますよね。紫の横断歩道のマークと水色の横断歩道のマークというのは、現状が水色で、ここが調整中で、検討されているのは、今後決定するけれども紫のところに移すという、ここ、どこですかというのもあれなんですけれども、上連雀郵便局前というのは浄水所のところの……。浄水所のところですか、これ。これ、上連雀何丁目の地図ですか。調布保谷線の下側が上連雀ですよね。済みません、ちょっとこの図の説明を。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(福島照雄君)  ナンバー62の図面の見方ですが、右側が北になっております。紫色のところが上連雀郵便局の目の前でございまして、右端がちょうど配水場になります。現在水色のところに既存の横断歩道がございまして、実はこの横断歩道の利用勝手については地域からやはり多く要望がされてきております。横断歩道があってもなかなか利用しない横断歩道だという、非常に渡りづらい横断歩道という要望等も来ておりまして、その横断歩道をより今後市民の方が安全に利用できるようにするためには、このような横断歩道のつけかえも1つ検討の中であるだろうということでお示ししてございますので、これらにつきましてはまた今後、より地域の方の要望を踏まえながら、やはり一番望ましい位置に横断歩道を設置していくという形で、最終的には東京都の方ともしっかり詰めていただけるよう要望してまいりたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  通学路になる、横断歩道になる場所があると思いますので、変わるとなるとその周知も必要ですし、学校関係者も含めて地域の方々の声をより聞いた形で定めていってもらいたいというふうに思います。現状、整備が始まるまではアスファルトが打ってあって、白い馬だとかがあって、今の車道が中心となると思うんですけれども、できるまでの間の安全対策もぜひ詰めていただいて、対応をしていただきたいというふうに思います。こういうの、道路ができる前がやっぱり経過の時期が危険なんですよね。ですから、その点を事業を進めていく上でも万全を期していただきたいというふうに思います。
 今地下から操車場のところでの拡幅されて、これでいうと暫定二車線になる地域なんですかね、検討がされているという……。信号機の設置なども今までの形状とは市境が変わってきているので、あそこは一方通行になる手前から北側の地域になりますけれども、安全対策を十分にして、必要な信号機は適切に早い段階でつけられるように協議をしていただきたいと。できるだけ仕事を一緒にした方がお金がかからないんで、そういうふうになるものかとは思いますけれども、安全最優先の工事を必要な箇所を適切に把握して実施していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(白鳥 孝君)  調布保谷線なんですけれども、これも計画当初の計画期間というか、着工から始まって完成するまでの期間というのは、当初もう2年、たしか4年ぐらいおくれているのかしら。もう4年ぐらいおくれてますよね、たしかね。ああ、これ、だめだなというふうにすぐわかったのは、農地があったもんで、継続農地初め、これは、だって、まるっきりこの設計係の担当の人は全然農地のことを知らなかったのかな、愚かなことをやったなというふうに思ってはいます。情けなかったかなと。既に、だから、そのときに、ああ、これ2年おくれるなというふうに当初わかりました。そんなふうな関係で、すべて完工するのはいつごろなのかしら、それをちょっとお伺いしたいんです。
 今買収、一生懸命やっていらっしゃって、野崎の向こう側のお墓のある南側の個人さんのところが執行にかかるというような感じらしいんですけれども、三鷹の部分でそんなようなことはないでしょうねというふうなことをお聞きしたいのと、強制執行ね。それから、その方は名誉のために言っときますけれども、話に乗りたいんだけれども、商売柄なかなか移る場所がないということでございますけれども。
 そんなことを初め、今なかなかどかなかった方がいらっしゃるんですけれども──ある私の知っている方なんですけれども、昔この市の監査もやった方なんですけれども、その方がやっとどいていただいて奥に引っ込んでいただいて、そこに条件として遮音壁を設けております。遮音壁というのは、それは確かにいいんですけれども、あれ、連続でずっと遮音壁だと通風の関係、風の関係等々の問題がありますもんですから、あれ、嫌だよと言ったときに、そこのうちだけ遮音で、連続でやればそれは効果があるのかもしれませんけれども、その効果の面ではちょっと違うんではないかなと思うので、その辺のわがままをちゃんとそれぞれ聞いちゃうのかどうか。もう既にそこは完成しているんですよね。その辺をどういうふうにしたらいいのかなというふうに思います。
 先ほど栗原委員も横断歩道の、前もお話ししましたけれども、地元の意見はよく聞いていただいて、それはお願いをいたします。調布保谷線のことはそれだけで。
 あと、三鷹台のことにつきましては、本当に地権者初め地域の方々、御苦労があって、私がああだこうだって言うほどじゃなくて、本当にありがとうございますと言うぐらいで、それ以上のことはさらにお互いに努力していただければなというふうに思います。
 それから、南口の中央通りのことなんですけれども、これはURのことなんでどうにもならないということも私は承知してお話しするんですけれども、これは容積率等々の問題を絡めてもう少し何とかならなかったのか。と申しますのは、店舗が一生懸命入っていますけれども、果たして今経済このような状況の中でそういう店舗をつくったはいいけれどもという話にもなりかねません。その辺、きちんとわきまえてつくっていただければいいんですけれども、想像の世界の中で入ってしまうんですけれども、計画をきちんと立てているのか、その辺。
 それと、あと、昔デッキを一生懸命つくっていただいたんですけれども、今にして思えば、あれは少し中途半端だったなと。もうちょっと全面的にやらないと、人口があれだけふえちゃって、かなりのデッキがいっぱいになってきておるという状況もございますので、その辺も考えてね。あれは議員もいけないんでしょうけれども、当時のね、もう少し考えたことをやっていかないと。
 あとバスの問題もございますよね。駅前のバス、二重、三重の……。朝になると、ラッシュになると、二重、三重に停車をして、あそこにみんな乗降客をおろすというような状況もございます。危険な状況が、多分一般質問でも──たしか森議員からかな、ありましたけれども、そういう状況を含めて、三鷹の駅前をどういうふうにしていこうかという、そこのところを、これ、今URで勝手にこういうふうに書いて、三鷹市としてはどう考え、また、まちづくりはどう考えているのかなということを、これではちょっと無理じゃないかなというふうに思うんですけれども、この辺、きちんとしたことをやっていかないとまずいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺どうですかね。以上。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  それでは、私の方からは、駅前の関連で質問が3つありましたので、お答えしたいと思います。
 URがやっていることだけれども、まず店舗が入るのかと、再開発についてですね。これは、経済状況というのは全く読み切れないところはあるんですけれども、現状の店舗を前提に全然入らないというわけにもいかないわけです、今店舗があるわけですから。それが入って、プラスアルファというところで、さまざまな地権者や、あるいは事業者の意見も聞きながらここまで詰めてきているわけで、当然経済の現状というのを踏まえているというふうに、私どもは考えているんですが。
 これも固定的に考えているわけじゃないですから。つまり、実際にこれから急激に、本当に再開発しても店が入らないような、そういう状況になるんでしたら考え直さなきゃいけないですよね、当然。今のところ、現状のお店が戻ってきて、これぐらいは店舗は必要なんじゃないかと。すごくふえたっていう感じじゃないんですよね。その辺のところを今後十分に考えていきたいと、URと一緒に考えていきたいと。URがやっていることだからというふうにほったらかしてですね、どうぞお考えくださいなんて言ってないですから、我々は。そういうことは一緒に考えていきたい。
 それから、デッキが狭いという話があったんですけれども、今となってはということなんですけれども、当時の計画で今のデッキが完成しているわけで、一定の割合は果たせているとは思うんですよね。確かに人の流れからいうと朝晩中心に厳しい時間帯もあるようですけれども、これはバスの限界点とも、バス路線の限界点等も含めて、総合的にですね、またその先をにらんだ総合的な検討をしていく必要があってですね、今、だから、じゃ、すぐ変えましょうというわけにもいかないので、正直申し上げてですね、しっかり腰を据えて次のステップというのを、駅前のイメージづくりと一緒に考えていきたいというふうに思って……。組織は継続しますから、その中でしっかりと引き継いで総合的な検討を続けてまいりたいと思っております。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(福島照雄君)  調布保谷線の関係でございます。まず、完成がいつごろかということでございますが、67のところでもお示ししてございますが、平成26年度全線完成予定で現在工事を進めております。若干予定よりもおくれておりますけれども、今後の進捗にぜひ期待したいところでございます。
 また、強制代執行があるのかということでございます。これは今の段階では非常に全くないと言い切れない部分もあります。できれば三鷹としてはそういったことがないように、ぜひ交渉については東京都に万全を期していただけるよう、また改めてお願いしてまいりたいと思います。
 それと遮音壁の設置のところが今後続くかということですが、これは現在モデル事業として、整備プランとして設置してありますので、今後、この中でも検討しておりますが、全体としてとらえますので、そこだけ残るということは多分ないと思います。ある面ではそこの区間としてとらえますので、そこの前だけ遮音壁を残して、ほかはやらないのかということには多分ならないと思いますので、今の段階では、まだ確定はしておりませんけれども、二層式の低騒音舗装を前面に打ち出して、騒音を抑えながら、そういった遮音壁は可能な限りつくらない方向に多分なるだろうというところでございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。遮音壁のことはわかってるんですけれども、ただ、あそこの売ったところの人がということで、とりあえずモデルという形になったかと思うんですけれども。本来つくらないと言ってたのが、あそこにとりあえずモデルということになって、それがどうなるのかなということでございまして、質問をいたしました。
 あと、三鷹駅前のことにつきましては、いろいろとこれからも、今大石田部長の方からもお話がございました。駐車場も、この絵図面を見ますと駐車場もいっぱいつくるようなことでもございます。じゃ、この道路どうすんだという、じゃ、一通にするのかという問題から始まって、どうするんだということも出てきて。だから、これだけの問題じゃないということなんですね。私が言っているのは、この集客力はこれからどうしたらいいのかということも含めて、私は当初からコンベンションホールをつくれというふうに言ってるんですけれども、それは、だから、先ほども言ったように膨らませる方法もあるんではないかということを言って、そういったことで今後考えていただければいいかなと思っています。
 それは、先ほども部長の方からもURだけの問題じゃないということを御確認をさせていただいて、何かお話がございますれば、それを確約できるんでしたら。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  再開発につきましてはですね、どちらにしても、さくら通りの説明があったように、道路問題をどうしていくか。それから、そうした道路を整備していくためには当然のことですが、駐車場のあり方は今URと一緒に検討はしているわけですけれども、地区計画をかけたり、周りの同意をとったり、あるいは中央通りのあり方を検討したり、総合的に検討してまいりたいと思います。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明を続けます。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  カの都市緑化フェアTOKYOの開催について御報告をさせていただきます。都市緑化フェアTOKYOは、平成24年秋に緑化フェアが井の頭公園を含めた6会場で開催することとなりました。
 資料5をお開きください。まず、それでは都市緑化フェアとは何かということで概要を説明させていただきます。都市緑化フェアの概要でございます。開催の趣旨でございます。昭和57年に都市計画中央審議会におきまして答申がございまして、都市緑化に関する意識の高揚と知識の普及等を図るための中心的な行事として開催都市を選定すべきだということでございまして、これを建設省が提唱いたしまして、都市緑化意識の高揚、都市緑化に関する知識の普及を図ることによりまして、都市緑化を全国的に推進し、もって緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与することを目的といたしまして、昭和58年度より毎年開催しているものでございます。
 開催時期はおおむね都市緑化月間の期間で1カ月以上、1カ月から2カ月開催されるものでございます。
 会場は、おおむね県庁所在地等を含めまして、その都市公園、または都市公園の設置が予定されている会場を主とする会場となってございます。
 提唱が国土交通省、主催が全国都市緑化フェア実行委員会ということで、その実行委員会としまして地方公共団体と財団法人都市緑化機構でございます。
 全国統一のテーマといたしまして、緑豊かなまちづくりということになってございます。
 6として、全国都市緑化祭、これがフェアの中心的な行事として開催されるものでございます。これは具体的には、この期間に皇室の方をお呼びいたしまして開催をするものでございます。これまでは秋篠宮様御夫妻をお呼びして開催をしているところでございます。
 2ページ目をお開きください。都市緑化フェアの開催経緯でございます。昭和58年、第1回大阪から始まりまして、第2回に東京都が開催されました。ずっと書いてございますように、下から2番目の第28回、平成23年でございますが、つい先日まで鹿児島県鹿児島市で開かれたところでございます。
 次に3ページ目をお開きください。これが都市緑化フェアTOKYOの概要でございます。テーマが緑の風が吹き抜ける東京ということで、開催期間が平成24年9月29日から10月28日までの30日間となっております。基本方針はそこに書いてございます、1から6に書いてございますようなことでございます。また、展開方針といたしましても1から6ということで記載がされてございます。右側に行きまして、目標の入場者数、おおむね500万人ということになってございます。さきの鹿児島の方では、小さな県でございましたので、目標が80万人で、実際の来場者数が96万人ということになっております。
 会場はメーン会場とテーマということで、上野恩賜公園、井の頭恩賜公園、それから日比谷公園、浜離宮恩賜庭園、海の森、昭和記念公園となってございます。6つの会場でございまして、井の頭恩賜公園では触れ合いとにぎわい、交流の風というのがテーマになってございます。それから、あと区市町村によります協賛のサテライト会場もございます。
 推進団体といたしましては、実行委員会を5月30日に立ち上げまして、会長が東京都知事となっております。委員には市長会の会長さん、それから井の頭会場になります武蔵野市長さん、それから三鷹市長もこの実行委員会のメンバーになってございます。
 今後のスケジュールといたしましては、ことしの9月ごろプレイベントを開催いたしまして、24年に開催ということでございます。
 最後に、こちらの方にチラシがございます。今現在東京都からは、三鷹市と武蔵野市に対して、ぜひこの井の頭会場における運営を共同で実施してほしいということで依頼がございまして、両市とも協力をしていく予定でございます。現在具体的な取り組みといたしましては、両市から職員が1名ずつ、この東京都の本フェア開催担当部局へ職員を派遣しております。詳細がまだほとんど決まってございませんけれども、今後三鷹市も三鷹市民とともに協力して取り組んでまいりたいと考えております。私からの説明は以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  私からは、キ、三鷹市駐輪場運営・整備に関する基本的な考え方について、資料6を用いて説明をいたします。資料6をお開きください。駐輪場の運営・整備については、自転車等の放置を防止し、歩行者の安全確保と自転車等の適正な利用を図り、安全で快適な市民生活の実現を目的に行うものです。
 初めに駐輪場の現状を説明いたしたいと思います。5ページをお開きください。カラーのページでございます。ここには三鷹駅南口周辺の駐輪場の現況をあらわしておりまして、左下に凡例がございますけれども、市内の駐輪場は登録駐輪場、無料駐輪場、買い物駐輪場、有料駐輪場、このほかに民間が運営する駐輪場と、このような多種類の駐輪場ということになっております。
 次に6ページをお開きいただきますと、井の頭公園駅周辺の駐輪場の状況を示しております。ここには2カ所の無料駐輪場を設けております。7ページには、三鷹台駅周辺の駐輪場の現況です。三鷹台周辺には4カ所の駐輪場が整備しておりますが、3カ所が無料の駐輪場、1カ所が買い物利用者用の駐輪場という、こういう運営形態をしております。最後に8ページでございますが、京王線のつつじヶ丘駅周辺の駐輪場でございます。ここには1カ所の無料駐輪場。こういうふうな状況でございます。
 それでは、1ページにお戻りください。駐輪場の整備の適正化の視点ということで、御説明いたしました現行の4種類の駐輪場を、一時利用駐輪場と定期利用駐輪場の2種類として整備するものでございまして、下段にございます9つの視点、この視点をもとに取り組みを進めるものでございます。1つ目として、自転車利用者のマナー向上、利便性の高い駐輪場の設置、安定的な駐輪施設の運営、受益者負担の適正化、買い物環境の整備と商店街の振興、鉄道駅に集中する自転車の分散化、放置自転車対策の推進、民間活力を活用した駐輪場管理・運営手法の導入、近隣自治体との利用料金の均衡と利用の連携、このような視点で取り組みを進めるものでございます。
 2ページをごらんください。2ページには、対象駐輪場15カ所の整備スケジュールを示しております。第1段階といたしまして、三鷹駅周辺の駐輪場8カ所について、平成24年4月より運営を行う予定です。第2段階といたしまして、三鷹駅以外の3つの駐輪場7カ所について、平成25年4月1日より運営を行う予定でございます。
 整備方式ですが、ゲート式及びラック式による機械駐輪場として整備する予定でございます。具体的には、ゲート式、ラック式の写真を示しておりますので、9ページをお開きいただきたいと思います。9ページにゲート式の入り口の写真がございますけれども、こういった機械仕掛けのもので管理運営をする考えでございます。
 続いて10ページにはラック式、こういった機械で電磁ロックといいますけれども、ここに入れることで料金を課金するというようなシステムでございます。
 また2ページにお戻りいただきたいと思います。4番として、適正な利用料金の体系化ということでございまして、6個の項目を掲げてございますが、鉄道駅からの距離に応じた利用料金を設定する。障がい者、学生等を対象に減免を行う。屋根の有無等、駐輪場の施設の状況に応じて定期利用の料金差を設ける。4といたしまして、自転車安全講習会の受講者に対して、一般の利用者よりも優先的に配慮できるようなことを検討したいと考えております。また、5番目といたしまして、市民と市民以外の利用者の料金について、近隣市と同様に料金差を設けてまいりたいと考えております。また、一時利用の駐輪場につきましては、買い物等に配慮し、1時間から3時間程度の無料の時間帯を設けることを考えております。
 下の表ですけれども、定期利用と一時利用の割引・割り増しの条件ということで、1つ金額を例示しております。3ページをごらんください。自転車利用のマナー向上に向けた取り組みということでございまして、料金の体系化の方にもありましたけれども、単に駐輪場を利用していただくということではなく、この利用と安全な自転車利用ということを連携した取り組みが必要と考えておりまして、将来的には自転車安全講習会を受講することを駐輪場利用の義務化ということも検討してまいりたいと考えております。
 最後に、条例の改正でございますが、本年第3回の定例会におきまして、三鷹市自転車等の放置防止に関する条例について、駐輪場の位置づけ及び利用料金を規定する条文及び関係条文について一部改正をする予定でございます。説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  それでは、これまでの説明に対する質疑に入ります。


◯委員(栗原健治君)  都市緑化フェアTOKYOの開催なんですけれども、実施が来年度ということで、500万人ということを、入場者数、おおむね予測していますけれども、井の頭恩賜公園はどのくらいかというのがもしわかっていればお伺いしたい。井の頭恩賜公園の元グラウンドのあった、今閉鎖している春光スポーツ倶楽部ですか、以前は、そこが会場としても整備されるかと思うんですけれども、この間課題として歩道の整備を進めてほしいという要請を三鷹市の方でもしているかと思います。吉祥寺通りの道路という点でも、歩道が、地域がすごく細く狭隘で、下連雀と井の頭が面する南側の部分でも歩道が十分整備されていないという点があります。
 明星小・中・高、入っていく通りも含めて、これ、整備をしていくというふうに思うんですけれども、歩道の整備をですね、前倒しにぜひ具体的に進めてもらいたいというふうに要請していく考えがあるのか。24年の9月ということで、来年度の9月、秋ですよね。ですから、これから約1年半以上ある中での計画促進について、安全対策という観点からぜひ今年度の整備の働きかけを強めていただきたいというふうに思うんですけれども、その点での見通しをお伺いしたいと思います。
 自転車の駐輪場の考え方ですけれども、利用者の利用料金を取るという方向で、この見直しを2つにしていこうというふうに考えている方針ですね、これはどういうところから来ているのか。やはり市民に対しての負担を強いることでいえば、慎重な審議が必要だというふうに思います。また、市民の声も生かした形で進めていく必要があると思います。三鷹駅前と、三鷹台と、つつじヶ丘と、それぞれ環境が違う。そういう中で屋根がついているとか、いろいろと条件、規定を明確にするということが出されていますけれども、周辺の料金、近隣市との料金もかんがみてという方向性ですが、やっぱりこれをつくったために放置自転車が生まれてくることのないような取り組みにしなければならないというふうに思います。
 駅から離れていて、住宅地の中で安易に進めると、その周辺に放置駐輪がふえたり、また、遊歩道が近くにあるような駐輪場もあります。そういうところだと、目が行き届かないということが放置自転車につながるんですよね。だから、本当に各地域ごとの特性を生かす上でも住民の、地域の声を聞く必要があると思うんですけれども、方針を定める前にぜひ市民の声を聞く必要があるんじゃないかと思うんですけれども、この点で市民の声を聞く考え方はあるのか。ぜひ説明会をする必要があると思うんですけれども、説明会についての考えはあるのかお伺いしたいと思います。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  まず井の頭公園の入場者目標につきましてですけれども、特に東京都の方からは聞いてございません。申しわけございませんが、御理解のほどをお願いいたします。
 それから、緑化フェアに合わせて吉祥寺通りと南側の明星学園通りの部分の歩道と一体化したような整備をということでございます。これは、私ども、遠方より非常に多くのお客様が来ることを予想しますので、ぜひ東京都にはこの緑化フェアに合わせてそのような整備をしていただくよう強く要望をしてまいりたいと思います。以上です。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  駐輪場の件ですけれども、この4種類から2種類にするという考え方ですけれども、1つは無料駐輪場という考え方は、利用が乱雑になったり、ちゃんとこちらがお金を出して、借りて整備をしているわけですけれども、そういった努力が必ずしも伝わっていないような現況もあるわけですよね。ですから、きちっと整備をしてあげたい、きちっと整備をして管理をしていきたいという思いがあってですね、二分化をすると。
 今までも、買い物駐輪場で一部、最初の1時間とか2時間はただと、そういうのは生かして対応していきたいということで。ただ、おっしゃるとおり市民の声は大事ですから、市民の声をどういう形で吸い上げるかというのは今後検討してみたいと思うんですけれども、とりあえずどんな考え方で今後駐輪場を整備していくかということをですね、目が行き届かないという点ではおっしゃるとおりですね。近くに遊歩道があったり、あるいは住宅地の中の駐輪場というのは目が行き届かなくて放置自転車を呼ぶ可能性があるので、そういうことは申しわけないんですけれども徹底させていただくと。これはしようがないですよね。そうしないと、近隣の方にも迷惑がかかるわけですから。そういうこともきちっとしていきたいという、そういう思いで随分長い間検討してきたわけですね。
 これは未整理な部分だったので、ここへ来てまず議会にお示しをして、御意見を伺って、それからということで、きょうの意見も参考にして今後の進め方を検討してまいりたいと思います。特に市民の声をどう聞くかというのは検討してみたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  都市緑化フェアの開催ですけれども、歩道の整備の点では、現状ではバリケードというか、さくで覆われているので、早く歩道の部分だけでも先行してできないかということをぜひ追求していただきたい。来年度の秋の取り組みなので、ことしどこまで進むのかというのはこれからの協議かと思うんですけれども、そういう中で今年度整備できるような中身、これから具体化されていくかと思うんですけれども、ぜひ強く要請していただきたいと思います。できれば、今年度中に歩道だけでも確保するように努力していただきたいと思います。
 あと、駐輪場ですけれども、ぜひ市民の声を聞く機会を検討していただきたいと。現状整備計画でいうと、第1段階で、来年の4月1日、三鷹駅周辺、第2段階で井の頭、三鷹台、つつじヶ丘でやるということで、それぞれの場所の現状の課題もあると思います。つつじヶ丘の駐輪場、出入り口が坂で急勾配で、下も砂利道で出るのに危険だとかという、今現状抱えている問題もあるので、整備計画があるから、整備計画に先送りということではなくて、現状で安全対策をとらなければならないという部分は再確認して、適切な対応をぜひしていっていただきたい。その中でどういう駐輪場にしていくのかも検討していっていただきたいというふうに思いますので、指摘して、またお伝えしておきたいというふうに思います。
 また、原付というと、原動機付自転車、二輪車の問題点もあるんですよね、バイクの。今パーキングはかなりできるようになって、四輪車はとめられるけれども、二輪車をとめる場所がない。駅前の地域では課題でもあるので、この点での整備、検討というのは、この駐輪場の計画の中で反映させるものなのかどうなのかというのは課題だと思うんですけれども、その位置づけを再度お伺いしたいと思います。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  本日お示しいたしました基本的な考え方につきましては駐輪場ということで、自転車と50cc以下の原動機付自転車、原付バイクを対象としております。委員御指摘いただきました自動二輪につきましては、乗用車の範疇といいますか、自動車の範疇ということで、本基本的な考え方の中では含まれておりません。
 今自動二輪の駐車場につきましては、まちづくり三鷹が定期利用の大型バイクの駐車場をさくら通りの沿道に整備してございますけれども、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  了解いたしました。丁寧な対応をよろしくお願いします。


◯委員(寺井 均君)  じゃ、済みません、お願いします。確認なんですが、1つは、3ページの自転車利用マナーの向上ということで、自転車安全講習と連動させた、これはすごい、いいなと思っているんで、ぜひこれを進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 1つ、確認なんですけれども、一般利用駐輪場と定期利用駐輪場、2種類にしますよということなんですけれども、この駐輪場は一時利用、この駐輪場は定期利用という分け方なのか、1つの駐車場に、このスペースは一時利用、この部分は定期利用という分け方なのか、それだけちょっと確認させてください。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  まだ具体的には……。機械上はどのような対応もできるということになっていまして、小規模な駐輪場が点在しているという状況もありますので、1つの種類に限定した駐輪場という整備の場所もあろうかと思いますけれども、大規模な敷地のところにつきましては入り口を1カ所にして、定期利用の方も、一時利用の方も利用できるというような、そんな仕組みもできますので、今後その辺を検討してまいりたいと考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。特に三鷹台は今3つ、第4ですかね、あります。全部一応無料という形なので、そうなっているから逆に買い物客の自転車がとめられないという現状もあって、そういうことが必要だと思うんですけれども。なかなかちょっと、あそこ、小さいところばっかりというところもあったりするので難しいことがあるので、ぜひそういう商店利用の方の声とかも集めていただいて、反映できるような形で進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(吉野和之君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時19分 休憩



                  午後2時34分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(竹内冨士夫君)  それでは、私の方から、生活環境部の「運営方針と目標」をまとめて報告をさせていただきまして、そのほかの行政報告については各担当から報告をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、各部の「運営方針と目標」の生活環境部の部分ですが、13ページ以降になります。まちづくり環境委員会の所管にかかわる部分ですが、生活経済課の産業振興に関すること、それから環境政策課の環境保全に関すること、ごみ対策課のごみに関することでございます。それで、1の部の使命・目標に関する認識、それから2の部の経営資源については省略をさせていただきまして、3の部の実施方針及び個別事業の目標を中心に御説明をさせていただきたいと思います。実施方針では、14ページに3項目ございます。環境保全の推進、ごみ減量・資源化と環境に優しいごみ処理・リサイクルの推進、産業振興と生活者支援でございます。
 それでは、個別事業について説明をさせていただきます。15ページからになりますけれども、まず3番でございます。緊急不況対策・緊急雇用創出事業の充実。こちら、リーマン・ショック以降の長引く景気低迷によりまして、いまだ景気、雇用環境とも厳しい状況にあります。これらに加えて東日本大震災の影響も懸念されるところであり、引き続いて生活者のセーフティーネットとしての機能を担いながら、平成23年度においても緊急不況対策・緊急雇用創出事業を継続して実施をしていくものでございます。
 4番目、都市型農業の支援と農業振興計画2022(仮称)の策定でございます。認定農業者制度など都市型農業の支援に引き続き努めるとともに、貴重な農地の保全・活用を図るための農地保全条例(仮称)や、また新しい制度の創設なども視野に入れまして、農業振興計画2022(仮称)を策定をしていきたいと考えています。
 それから、5番目、産業振興計画2022(仮称)の策定でございますが、社会経済状況の変化や三鷹市の都市環境を踏まえながら、既存事業所を含む産業立地の支援、三鷹駅前地区中心市街地の活性化や買い物環境の支援、それから中小企業の経営支援など、審議会や関係団体の意見を集約しながら計画の方を策定していく予定でございます。
 次のページ、6番目、買い物環境の整備でございます。日常生活で身近な買い物に不便を感じることが多い地域における生活の利便性の向上を支援するために、商工会、商店会連合会、まちづくり三鷹と連携をしまして買い物支援のモデル事業を実施する予定でございます。また、消費生活の安定と商店街の活性化に向けても、商店会連合会と商工会によるむらさき商品券事業も継続して支援をしてまいります。
 7番目、都市型産業誘致事業の推進です。昨年10月に施行しました都市型産業誘致条例に基づきまして、今年度具体的な誘致活動を展開し、できれば担税力のある企業の獲得に向けてまた努力をしていきたいというふうに考えております。
 8番目、環境基本計画2022(仮称)の策定とサステナブル都市三鷹の研究・推進でございます。持続可能なサステナブルシティーについて検討を行うため、三鷹まちづくり総合研究所にサステナブル都市三鷹研究会を設置し研究を進めるほか、幅広く市民活動団体から意見を求めまして環境基本計画2022を策定をしてまいります。
 9番目、ごみ処理総合計画2015の改定及び家庭系ごみの減量・資源化の推進です。ごみ処理総合計画2015について、持続可能な循環型社会の形成に向けて、平成22年度の助言者会議で検討された提言を踏まえまして今年度改定を行います。本件については、項目のウで個別に行政報告を予定をしています。
 10番目、地球温暖化対策実行計画(第3期)の策定です。地球温暖化対策の推進に関する法律に基づきまして、市の事務事業に伴う温室効果ガスの排出削減等の計画に加えて、新たに区域施策を含んだ第3期の計画を策定をする予定です。以上でございます。
 引き続き各担当から報告をさせていただきます。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  平成22年度、環境活動表彰について御報告させていただきます。市では市民、団体、事業者の先導的な環境活動を広く御紹介することで、市民の方々の環境への意識の向上や行動を促進することを目的といたしまして、環境基金を活用いたしました環境活動表彰を実施しております。このたび、平成22年12月から平成23年1月の間に応募のありました3件の環境活動につきまして、平成23年1月31日に開催いたしました三鷹市環境基金活用委員会で審査した結果、団体2件を環境活動表彰として、個人1件を環境活動功労表彰として選定いたしまして、表彰式を平成23年3月16日に実施いたしました。
 1枚おめくりいただきますと別紙がございまして、そちらに詳細が書かれておりますが、1つの団体としまして、みたか野川の会。こちらは野川を中心といたしまして、在来生物を保護するために特定外来生物を駆除するような活動を行っております。また、野草観察会、あるいはモニタリング調査なども平成20年から実施している団体でございます。
 もう1つが、きらめきライフ多摩という、老人クラブきらめき桜の会とさくらの会の2団体と協力して、下連雀一丁目にありますさくら児童遊園・バンビ児童遊園での清掃活動、あるいは環境学習事業等を実施しております。こちらの団体も平成19年度から週1回程度の活動を行っております。
 それから、環境活動功労表彰ですが、小俣たみ様が平成15年から毎週3日以上、大沢地区の清掃活動を続けておられます。周りに非常に車のバッテリー、自転車などの不法投棄が多かったんですが、この活動を通して非常にそれが減ったということで皆様からも感謝されているということです。今後もこの活動を続けていきたいということで、環境活動功労表彰とさせていただきました。私からは以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  よろしくお願いいたします。私どもの方の課からはウ、エ、オと御報告をさせていただきます。ウとオにつきましては私の方から御報告、エにつきましては環境センター長の小池の方から御報告させていただきます。
 まずウでございます。三鷹市ごみ処理総合計画2015の改定についてでございます。本計画につきましては、平成20年3月に三鷹市の中長期的なごみ処理の計画を推進するために立てた計画でございます。これは平成20年度から27年度になっております。この中では4つの基本数値目標と60の施策を掲げているところでございます。
 平成22年度はこの計画の中間の見直し年度に当たっておりましたので、基本目標の見直し、あるいは施策の進捗状況の確認、新たな取り組みなどを検討するところでございました。検討に当たりまして、助言者会議の方を設置をさせていただきました。助言者会議のメンバーといたしましては、学識経験者1名、ごみ減量等推進員の方8名、無作為抽出により選ばれた市民の方2名、計11名で6回の検討会をさせていただきました。熱心に御議論いただきまして、すべての施策、目標等々に対しての御意見をいただいたところでございます。これに対しての意見の集約といたしまして、改定に向けての提言書の方が提出をされましたので、本委員会のところで御報告するとともに、ホームページの方で公開をさせていただきたいなと思っているところでございます。
 今後の予定といたしましては、平成23年度の運営方針にもございましたように、平成23年度に第4次基本計画の策定にあわせまして、本提言書をもとに私どもの方もパブリックコメント等などを広く市民の方の意見を聞きながら、改定版の確定の方をさせていただくというふうな予定になっております。
 資料といたしまして提言書の方と、それとあと概要版という形で2つ御用意させていただきました。提言書につきましては、各施策すべてに対しての意見等々ございますので、この席では概要版の方を用いて御説明をさせていただきたいなと思っております。
 概要版のところでございます。大きく数値目標の方を私どもの方で、見直しさせていただきましたので、こちらを中心にお話をさせていただきたいと思っております。1ページでございます。数値目標の見直しというところで、1番、1人1日当たりのごみの総排出量、こちらの方の数値、これはごみの原単位と呼ばれるところでございます。当初の方では850グラムと目標値を設定したところでございます。これも平成22年度、一番新しいところの実績では743グラムと、非常に私どもの方の分別収集への御協力、あるいは家庭系ごみの有料化という形の御協力によりまして大きく原単位の方が下がっております。さらに、これからあと平成27年度までに、私どもの方としてももう少し努力しながら、あるいは市民の皆様の御協力をいただきながら、725グラムを目標値という形でこれからの後半のところを頑張っていきたいなという形で設けさせていただいたところでございます。
 2番目でございます。リサイクル率でございます。こちらは1番の分別リサイクル率と、2番の総資源化率がございます。分別リサイクル率につきましては、同じように35%以上を目標とするという形で、そのままの目標値を掲げていくところでございます。実際のところ、平成22年度の実績値といたしましては35.1%で、目標値として掲げた細かいところでは35.6%というところでございますので、若干足らなかった部分もございますので、これも引き続き目標値を同じ設定にしておきながら、平成27年度はもう少しふやしていこうという形で確認をさせていただいたところでございます。
 2番目の総資源化率でございます。こちらは、一応同じような、改定前と同じように45%以上としているところでございますが、ただ、これは平成27年度目標値にいきますと、実際のところは41.9%という形で下がった数値になっております。平成25年度から新しいごみ処理施設の方が稼働します。今までふじみ衛生組合の方で埋め立てに回っていたようなプラスチック類を独自に民間事業者の方に資源化処理をしていたのがございます。ただ、平成25年度以降、新ごみのところでは、それは熱回収機能を生かすという形で、新しいごみ処理施設の方でサーマルリカバリーをするという形で焼却をします。そうすると、この総資源化率の算定基準からすると、その分の量が算定されないという基準がございますので、これは国の基準の考え方なので、やむを得ずこういう形でその算定方式からすると下がってきてしまう。
 ただ、助言者会議の中でもあったんですけれども、でも、実際には同じようにサーマルしているんであれば、私どもの方としては、市の方の考えとしては、その分も資源物と見込んで入れていった方がいいんじゃないのかということだったので、上で括弧書きになっておりますけれども、そういったものも含めますと46.8%ぐらいになるのではないかという予想ですので、一応こういう2段構えになっておりますけれども、実質的な熱回収という機能を考えて上段の方の数値という形で、我々の方も目標としていきたいなと思っているところでございます。
 3番目でございます。ごみの焼却量の削減目標でございます。こちらにつきましては、平成27年は当初3万5,000トン余、目標値だったんですけれども、やはりいろいろな皆様の御協力によりまして、焼却する量、少なくなって、削減がされておりますので、平成27年度は3万1,493トンという形で、ちょっと細かいんでございますけれども、こういったところの数値にさせていただきます。ただ、一応平成27年度につきましては、人口の増は私どもの方も考えております。原単位の方は下げておるんですけれども、人口増を一応私ども18万6,000人ぐらいと読んで数値をこの辺立てておりますので、どうしても、少なくなっても人口ふえちゃうとふえていくので、できるだけその分はプラスチックとか分別収集の方でふやしていく努力という形でしておきますけれども、若干細かく計算をすると、少し量的には上がってくるという形もございます。ただ、一応その3万1,500トンという数値についてよりはクリアしていくという形になっております。
 4番でございます。最終処分量の削減目標。これは、現在も埋め立てをするものについてはゼロになっております。そして、焼却灰につきましてはエコセメントによって資源化しているところでございます。埋立最終処分量としてはゼロになっておりますので、これをこのまま引き続きゼロという形で目指していきたいなと思っております。
 次、3ページでございます。重要施策という形で、後期の施策といたしまして、市民の皆さん、あるいは事業者の方から排出を抑制していこうという施策のところを皆様と一緒に取り組んでいきたいなというふうに考えたところでございます。やはりごみの総排出量、原単位を抑えていくということは総排出量を抑えないと──これは資源も含めて、処分するごみも入れてですので、全部のごみという形ですので、やはりすべてに対しての排出抑制、抑えていかないと原単位の目標に達していきません。ですので、改定以降の計画の中では、私どももそうですけれども、市民の皆様、あるいは事業者の皆様とあわせて、各いろいろな60ある施策の中でどういったところを重点的に、あるいはきっかけとして取り組んでいくかということをそれぞれの立場から考えていって、具体的な施策のところの行動につなげていくような形で取り組みを始めていきたいなというふうに思っております。もちろん、これは市民の方、今私どもの方のごみ減量等推進員さんもございますので、こういった市民の推進員さんも中心に行っていきたいなというふうに思っているところでございます。
 その下でございます。それぞれの役割でございますけれども設けさせていただきます。特に私どもの方の役割としては、いろいろな支援とか、PRとかありますけれども、できるだけ市民の皆様、事業者の方々との取り組みへのコーディネートという立場の方、もちろんコーディネートという立場で皆様と一緒に行動をともにしていきたいなというふうに考えているところでございます。
 次、めくって4ページをお願いします。4、5、6、これは各細かいそれぞれの具体的な施策になっているところでございます。この中身については、いろいろ本文の方を読んでいただければなと思っておりますけれども、やはり一番重要な施策としては、1番の排出抑制計画というところで、この中の計画。それと連動しております2番の資源化計画、あるいは7番の啓発・推進計画という形で、それぞれトータルな形で動かしていかないと、やはりごみの方の減量も先に進みませんので、こういった形の施策をそれぞれオーソライズしながら進めていきたいなと思っているところでございます。以上でございます。


◯環境センター担当課長(小池 晋君)  平成22年度の三鷹市の環境センターの実績を御報告させていただきます。まず可燃ごみの搬入量でございますけれども、平成22年度は2万9,073.99トン。これは市内で発生した可燃のごみでございます。ほぼ前年度と比較いたしまして約9%の減ということになっております。これは、本来平成21年度に有料化を行いまして、通常他の市町村にお伺いしますとリバウンドというのがちょうど1年目ぐらいから出てくるということでございますけれども、三鷹市の場合、市民の皆さんの御理解と、それから御協力によりまして、リバウンドというのがなく、逆にマイナスになっているということでございます。
 続きまして、(2)のごみの処理量でございます。これは広域支援、それから相互支援を含めた量でございます。これは3万3,698トンということで、昨年度から比べますと約9%、市内の搬入量と同じくらいの割合で減となっております。
 続きまして、相互支援でございますけれども、これは三鷹市、武蔵野市、三鷹の環境センターと武蔵野のクリーンセンターでございますけれども、お互いに定期修繕等を行うときに相互にごみを受け入れましょうということでやっております。武蔵野市からは4月と10月に三鷹市に搬入されておりまして、648.43トン。それから、6月と11月には644.77トンが武蔵野市に搬出されております。これは、お互い相互ということでございます。
 次に、続きまして焼却灰と灰中金属の件でございます。平成22年度、焼却灰につきましては3,172.99トンが発生しております。このうちの2,173.5トン、これが日の出の二ツ塚処分場のエコセメント工場の方へ搬出されております。この灰を焼成と言いまして、焼きましてエコセメントにしているということでございます。それから、残りの999.49トン──ちょっと細かいんですけれども、これは栃木県の小山市にある民間の処理施設に送りまして、溶融スラグといいまして道路上の、道路の骨材、路盤材ですね、砕石に、砕いて使うということで。こちらは、先ほど焼成といって焼いたんですけれども、こちらは溶かしてしまう。溶融して、その溶融した溶岩のようなものを固めて、それを砕いたものを石として使うという形でリサイクルをしております。
 そのほか、灰中金属といいまして、どうしても灰の中に金属がたまってしまう。それを、やはり小山の同施設でございますけれども、そこへ送りまして、それをまた溶融しましてどろどろに溶かす。そして、先ほどのスラグ、溶融スラグの下側に金属は重いものですからたまります。それだけを今度は製錬所へ持っていきまして、製錬所で亜鉛、銅、その他の金属に分けて抽出し、リサイクルするという形になっております。その金属につきましても137.13トンといって、その平成21年度に比べますと非常に減っております。これは今環境センターの方、ごみ対策課も含めて中心的にごみの検査をやっております。搬入物の検査をやっております。その検査で出てきた場合に、排出事業者さんにも協力をお願いするように運搬業者さんと一緒になってやっていると。これに伴いまして金属が減っているのではないかなというふうに思います。
 続きまして、省エネルギー事業でございますけれども、平成20年度でESCO事業というのは環境センターは終了しております。このESCO事業は、事業者から施設をそのまま無償譲渡を受けまして、引き続き省エネルギー活動としてやっております。ESCO事業の基準年というか、基本の年度が平成15年でございます。その平成15年と比べますと約27.1%の節電を行っております。これは原油換算でいきますと519キロリットル、CO2で772トンという削減になっております。
 続きまして、(6)のISOでございますけれども、ISOは平成23年2月、ことしの2月に更新審査を受けまして、リマーク等一切ないということで更新を受けました。引き続き認定工場としてやっていきたいというふうに思っております。
 それから、(7)ダイオキシンでございます。これは、煙突から出る排気ガスの数値でございますけれども、法定基準が5ナノグラムTEQ・パー・立法メートル・ノルマルということでございますけれども、自主基準を決めておりまして、法定基準の10分の1、0.5ナノでございますけれども、実際に排出されたものは0.037ということで100分の1以下ということになっております。
 続きまして、大きな2でございます。広域支援につきまして。これは平成19年、二枚橋の焼却場が閉鎖されたことによりまして、調布市のごみを一部受け入れているということでございます。年間の予定数量は4,300トンを上限にしております。調布市さんの方もごみの減量というのを一生懸命やっているようで、実際に搬入したのが3,750.79トンということでございます。
 続きまして、夏の節電でございます。東日本大震災の影響で電力不足ということで、ことしの夏、皆様も御心配されていることと思いますけれども、環境センターの方では計画停電の方も無事乗り切りましたし、夏の準備を4月の段階からやっておりました。当初25%の削減ということで、この2炉運転だと相当厳しい状況ではあるということでしたけれども、15%ということで早目にオーバーホール、定期修繕をですね、通常6月にやって、7月はごみの量が非常に多い時期なんですけれども、ことしは5月に定期修繕を行いまして、6月中に全部大量にたまったごみは処理して7月に臨もうということで計画をいたしまして、早目の準備が功を奏したようで、現在のところ順調なごみのピットの残量でございます。
 環境センターの方は、計画停電の基準電力量というのが1,050キロワットでございます。これの0.85、15%をマイナスしますと、893キロワットぐらいです。これで、うちの今想定でございますけれども、七百五、六十ぐらいで平均2炉運転が運転できるのではないかということでございます。工場内の照明も極力落とし、危険のない程度に落としまして、その他、電力を上手に使おうということで所員一同頑張っているところでございます。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  オの新ごみ処理施設整備事業の進捗状況について御報告をさせていただきます。ふじみ衛生組合で取り組んでおります新ごみ処理施設の整備事業の進捗状況でございます。
 まず1点目でございます。処理施設の建設工事についてでございます。建設工事につきましても、先ほどのようにやはり東日本大震災の影響を受けまして、計画停電、あそこもなりました。それと、あと建設用の重機の燃料不足、それから、それに伴います工場の方が動かなくなったための建設資材の確保ができなくなった。そういった形で支障を来したところなんですけれども、その後比較的早く燃料等、あるいは資材の方も回復しておりましたので、今は順調に進んできているところでございます。進捗率はおおむね11%となっているところでございます。
 建物につきましては、地下の1階から地上1階にかけての工事、これはごみピットのところがかなりの大きなところを占めるんですけれども、そちらの方のコンクリートの打設を終わりまして、地上部の方への工事に向かっています。煙突につきましては、基礎部のコンクリート打設を終わりまして、今は立ち上げていく中での鉄筋工事をかなりやって──かなり20メートルぐらいまででしょうかね、ちょっとお時間があれば見ていただければと思うんですけれども、かなりのすごい鉄筋を建てて、100メートルの煙突でございますので、そういったところの工事の途中になっているところでございます。当然、それに伴いましてタワークレーンといいまして、立ち上げて、上にクレーンを乗せた中でそれぞれのところの重機、資材を持っていってつけるというので、今そういう形でクレーンが立ち上げてございます。
 こういった工事の経過を三鷹市、調布市の両市の市民の皆様に経過の方をお見せするということで、去る6月5日の日曜日に工事の見学会の方をふじみ衛生組合の方で開催をさせていただきました。同日の中で3回開催いたしましたけれども、延べで63名の方、多くの方が見ていただきました。前半的には工事の概要を説明させていただいて、その後は現場の方を見ていただいて、実際に作業をしているところの過程を説明しながら受けたという形でございます。非常になかなか有意義な説明会であったなというふうに思っているところでございます。
 2番でございます。新ごみ処理施設整備の市民検討会でございます。こちらにつきましては、昨年に第3期の市民検討委員さんになっております。これは第2期も引き続きなんでございますけれども、新しいごみ処理施設の環境学習機能、見学者の方、あるいは中に来てのいろいろ体験をしていただく方、そういったところの施設の使い方とか、あるいは施設の外の使い方とか、そういったようなところの学習機能の具体的に皆さんいろいろ意見をいただいて、各階の見学の流れのルートですとか、こういった部屋を設けるとかというところで細かく皆さんに御議論をいただいているところでございますので、引き続き検討していただいております。これにつきましては、本日、第27回の市民検討会が7時から開催されることになっております。
 3番目でございます。地元協議会でございます。地元協議会につきましては、施設の建設、あるいは建設後につきましての環境保全や公害の防止に関する協定の方を締結していく、そのためのいろいろ準備、協定書の方の中身の方の策定という形で今協議が行われているところでございます。現在のところは事務局の方でたたき台を出されたものをもとに皆様の御意見をいただいております。協議会はそれぞれ三鷹市、調布市、両市民の方から構成されているメンバーでございます。これにつきましても、明日6時半から第14回の地元の協議会が開催されることになっております。以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それじゃ、お願いします。三鷹市ごみ処理総合計画2015の提言書の概要のところで、2番のリサイクル率の見直しがありまして、目標設定が平成22年度まで35%以上とするということで、先ほどの説明の中で詳細目標というんですかね、それが35.6%になっているということだったんですけれども、平成22年度の実績が35.1%で、その大きな目標では35%以上とするということなので、その辺がちょっと何なのかなという部分で、ちょっとわかりづらいのかなという部分があって。いわゆる平成22年度、35.6%の目標で、最初が35.6%になっている。ちょっとその辺のいきさつを含めて、2015改定計画にはまた35%以上で36.6という、ちょっとその辺がですね、これだけを見ているとちょっとわかりづらい部分があるんですが。表記の仕方なのか、目標値の設定はこうだからということを少し入れていただいた方がいいのかどうかなんですけれども、ちょっとその辺の御説明をいただけますか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  おっしゃるとおり、目標値の方としては、ごみ量の方の予測ですね、いろいろなところから細かい0.1ぐらいまでは出させていただいたんですけれども。ただ、計画の中での設定の数値となると、やっぱり例えば35とか36とかという切りのいい数字の方がいいのかなというふうに思っているところでございました。
 ただ、もともとの計画自体の中では35で、具体的な数字としては35.6というふうに、ちょっと表記の方がある程度細かく出してしまったものですので。だから、もしあれでしたらば、できるだけ……。確かに変動する部分が非常に多いものですので、委員さんがおっしゃったように0.1、コンマの1けたぐらいまで必要なのかどうかというところは、ちょっと助言者会議の中では検討がなかったものですので、意見をいただいて、その辺の整理はこれからまた確定作業がございますので、わかりやすいような形で考えていきたいなと思っているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。それで、細かく言うと平成22年度、35.6%に目標設定されていて、平成27年度の目標値も35.6%で、この5年間の現状維持というのはどういうあれなのかなと思いまして。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  これは前の計画でございましたので、上段の方は改定前の計画のそのままですので、2段目の方が改定をかけてという形で数値目標見直しを、数字をかけてございます。ですので、細かいところでいうと36.6%に目指そうというので改定をかけていく、数字をいじるという考えでございます。ですので、そこのところをもうちょっと、余り細かく出さないでという考えも今考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  わかっているんですけれども、最初のところ、2015計画改定の前のやつが、詳細設定では平成22年度も35.6%だったということですよね。中間目標値、平成22年度は35.6%。で、最終的な平成27年度目標値も35.6%なので、この5年間が目標値が一緒だというその根拠はどういうあれなのですかという、よろしいですか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  この時点では、一応平成22年度までの皆様の分別に対する御協力という形の予想を、その22から27年度以降の人口等ふえる中でも、同じように協力をしてもらえるという読みでこの数値を。だから、増という形はあるんですけれども、その中で同じ分別で出していただくやり方というか、御努力、御協力は同じ状況かなというふうに見た数字の結果でございます。


◯委員(寺井 均君)  わかりました。それを踏まえて、現在が35.1%で36.6というのが逆にどういう根拠なんですか。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  これは、この間、平成22年度までですか、平成20年から22年、3年間のところで実績をちょっと、協力率とか、そういうのを中で調査というか、その辺を詳細を見たところ、まだ御協力いただけている、あるいは、これからの施策の展開も、もう少し具体的なものが助言者会議の中でも出てきたので、であるならば、またさらにリサイクル率の協力を上げていける余地はあるだろうと、そういったような検討内容の中でございましたので、1%ですけれども上げて、また皆様とともに分別を頑張っていこうかなという数字でございます。


◯委員(寺井 均君)  頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 それで、改定の、あちらの方のやつの33ページなんですけれども、放置自転車の再利用の活用推進というところで、従来は平成20年からリサイクル法が改正されて、売却という形ができるようになったということで、平成20年が2,560と、平成21年、1,922台という形が、今までは廃棄処分になったと思うんですね。台数的にはこのぐらいなのかなと思うんですけれども。自転車の販売店への出しが67から131、上がっているのは上がっているんですけれども、率からいうと10%以下ということで、もう少しこれを上げられるというか、そういう該当する自転車はないのかどうかということと、あと2,560台、1,922台のこの金額がどのぐらいのものになるのか、わかりましたら教えていただきたいと思います。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  実は売却等々のやつにつきましては、私どもの方で実際に所管でやっていない事業なんです。ですので、ちょっと金額等は申しわけございません、承知しておりません。傾向といたしましては、自転車商さんの方に、1行目ですね、自転車販売店さんの方に渡すというのは、もう本当に質のいいものという形で、それをできるだけ、売却もする中で、当然選択というか、してまいりますので、その中でも本当にいいもの、いいものというのはできるだけ選んでいて、自転車商さんの方もいっぱい来てもらった方がいいので、そういった形で手が入っておりますので、量的にはちょっと総体的にはあれですけれども、倍ぐらいにはふえていって、この組合さんの方に落としているというふうに考えております。
 私どもの方も、リサイクル市民工房につきましても、この中から、また自転車商組合さんの方の御協力を得て、フリーマーケット等で、そういったところで販売をさせていただいているという形で。量的にはすごく少ないんですけれども、基本的にはそういった動きになっております。


◯委員(寺井 均君)  ちょっと所管的にあれなのかもしれないので、あれなんですけれども。もう少し67件、130……。相当いいものなのかなという部分もあるんですけれども、そこまででなくても欲しいという方はいらっしゃるような気もしていたので、そういう販路なんかもちょっと見つけていただいて。全部鉄くずにするのではなくて、もう少し何か救って、その部分がということも、自転車の活用ということでいいんじゃないかと思うので、そういうところも少し研究していただければと思います。以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、まず初めに経済対策なんですけれども、本当に長引く景気低迷と3月の東日本大震災の景気への影響というのは本当に深刻だと思います。市税収入の観点でも影響を及ぼすおそれも予断を許さない状況の中で、市内の経済振興ということでは本当に期待して、また努力されてつくっていらっしゃるというふうに思います。
 むらさき商品券もそうですけれども、買い物環境を整えるという点で、買い物の弱者の方々への支援も取り組むということで、この事業は本当に難しい事業で、事業者、商店街の協力がなければできないものを引き込んでやれたということに本当に敬意を表したいというふうに思います。商店会連合会の総会の中でも、買い物弱者への支援というよりも、自分たちのビジネスチャンスとしてとらえたいという前向きな意見も出ていて、本当にそういう取り計らいを三鷹市は進めてきたというところにも、本当にこの事業をうまくやっていく。でも課題がまたあると思うので、ぜひ成功させていただきたいと。その点での今回の取り組みについても、ちょっと特徴的な点、これから考えていることも含めてお聞かせいただければというふうに思います。
 あと、震災ということで言うと、商店の中でもコンビニからも食料品だとか、そういうものが、生活物資がなくなってしまったことに本当に驚きを感じて、地域の補てんの役割が改めて再認識された部分もあると思います。そういう点でも、これからの雇用対策もそうですけれども、中小の商店街の振興策というのをぜひさらに協力して、また知恵を絞って拡充していっていただきたいというふうに思うんですけれども、よろしくお願いします。
 ごみ関係で、減量が進んで、さらなる目標値を高く設定していくという点で、有料化して市民に対して協力を仰いで、それが成果で実ってきている。また、経済的な危機的な状況から考えると、本当にごみを出すのでも経済的な負担というか、生活するので大変だと。より弱者対策、減免制度の精査ですね。いろいろな矛盾、指摘もされてきていると思うので、どんな検討がされていて、反映させられる議論をしていく必要があると思うんですけれども、災害被災地、また福島などからも被災されて来ている方で、直接家を借りているような人は生活保護で、有料化のごみ袋の供給があっても、身寄りを頼って三鷹市で生活しているという方の場合には、その家庭の負担になっているわけですよね。だから、被災者が三鷹に来ている人に対しての支援策というのは、弱者対策、減免施策としても一定配慮があってもいいんじゃないかと思うんですけれども、そういう例示、被災された方々が三鷹市に来ていて、そういう要望だとか、そういう対応などは何か三鷹市としてやった経験というか、実績はあるのか。もしくは、今後の対策として考えているのか、お伺いしたいというふうに思います。
 それと、ごみの有料化は減量が続いている中での賛否両論あったと思います。今でもやってよかったという意見と、やはり経済的負担が大きいと。無料にならないだろうかという意見があります。私はごみの減量という点では市民の協力がなければならないという点で、この目標値を一定達成したという三鷹市の評価を市民に対してどういうふうに返すのか。さらに頑張ろうという視点ですけれども、私は一定の市民の努力に対してのインセンティブがあってもいいんじゃないかと。それで、より一層の減量を、例えば家庭ごみ、全家庭にその減量目標が達成できたら有料のごみ袋を配るみたいなことがあっても、その目標を達成していく1つのモチベーションづくりにもなると考えるんですけれども。目標を達成してきている、減量を努力して一定の成果を上げていることに対しての市の評価と、それに対しての市民に対しての恩返しというか。一緒に進めてきている中身だと思いますけれども、何か形にしてあらわしていいんじゃないかと思うんですけれども、その点の御見解をお伺いしたいと思います。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  買い物環境整備に関して御質問をいただいたところです。現在の進捗状況としては、委員さん、お話の中にありましたように、市商連、商店会、あるいは商工会、まちづくり三鷹、それと三鷹市、それから、これからそれに参加していただける商店会さんと協議会を立ち上げて、具体的に何をしていくかといった点を協議していきたい。例示として示しているのは、いわゆるマルシェとして、市場ですね、にぎわいを創出したらどうかだとか、あるいは委員さんからも弱者対策ということでお話があったいわゆる宅配、スーパーさんなどと協力して宅配がやれないだろうか。あるいは、そこにない生鮮品を売っていくような取り組み、そうしたものを呼んでやれないかというようなことをるる、いろいろ考えているところです。当然、空き店舗があればサロンとして活用したりということがあるわけですけれども。
 今、幾つかの商店会さんでこれを実際にやっていただきたいというふうな希望を受けておりますので、逆に、私どもやまちづくり三鷹が希望される商店会さんすべてを受けてやり尽くす体力があるかどうか。しかも、一定程度限られた予算の中でやるということであれば、それが可能かどうかというところにかかるのかなというふうに思っていますので。しかしながら、一方では、せっかく手を挙げていただいている。できるだけそれを実現をしてやっていける工夫はないだろうかといったことを、今検討をしているところでございます。
 いずれにしても、今年度モデル事業として進めるわけであります。委員さん、既にもう御承知のとおり若い人であれば共同購入をやったり、車で買いに行ったりということがあるわけですけれども、出かけてもそう長い距離は出かけられない、バスの乗り継ぎがちょっと大変だというような方を対象にする事業だけではなくて、車で遠くへ行ってしまっている、そういう若い人たちも含めた商店街の振興策として結びつけたいと。そのことを商店会の皆さんが1つのビジネスチャンスだというふうに言っていただけているのは、私どもとしても大変ありがたいなというふうに思っています。
 ことしのモデル事業をして持続可能、商店会さんなどが継続してこの仕組みができていくと。取り組みとして進められるというような方法にするためには、やはり市としてもそれを応援する組織ができ、その応援するような組織を側面から支援していくような、場合によっては条例改正、あるいは新しく規則をつくるといったような手法で取り組んでいく必要があるのではないかというようなことを現段階では感じていますが、冒頭喜んでいただけるということではありますけれども、まだ始まっておりませんで、おおむねめどは9月の終わりから10月、恐らく10月になってしまうかなというふうに思っています。半年間のモデル事業を成功させた上で、市としても一定の支援策をつくっていくと、そうした段階に進めればいいなというふうに感じているところです。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点御質問をいただきました。震災の被災者の方々に対しての支援という形で、まず1点目でございます。実際のところ、こちらの方に入居、市営住宅、あるいは都営住宅という形で私どもの方も御支援という形で受け入れておるところでございます。実際には、例えばごみの袋、指定収集袋についての御要望というのはございません。ただ、やはり最初入るときにどうしても何もない状況で見えられてしまうので、家具類等々を中心にしては、私どもの方では御提供はさせていただきました。
 ですので、今のところとしては、多分そういった形で新たに入居されている方に対してはそういう形で御支援をさせていただいているんですけれども、こちらの方の御親戚とかを頼って来ていらっしゃる方についてのところで、そういったお宅のところから指定収集袋、あるいはごみ出しに対しての、袋に対しての支援はできないんでしょうかねというのは、今のところ私どもの方では聞いておりません。ただ、これも東京都さん、あるいは近隣市等のところで、ある程度長期的な形になってくると思いますので、そういったようなケースがございましたら、ちょっといろいろ調査しながら検討を加えていきたいなと思っているところでございます。
 2点目の有料化に対する減量の効果に対してのインセンティブという御意見でございます。私どもの方、有料化に対して本当にごみの方の減量は進んでおります。まず、これに対しての皆様に対しての実際にどのくらい減っているのか、どのくらいの歳入とかがあったとかという形では、まず皆様にお示しをしていく、数字的なものを、これだけ減りましたと。これを常に当然広報、あるいはホームページ、それとあとキャンペーン等、我々も何回もやっておりますので、そういったところで実際にこう減っているんだという形を皆様にお伝えしていくことは、まず大きなインセンティブになっているのではないかなというふうには思っているところでございます。
 ただ、委員さんのお考えでは物質類的にいうと、例えばごみの指定収集袋の金額ですとか、あるいはそういったものを御想定なさっているのかな、ちょっとわからないんですけれども、そういった面では、一応私どもの方ではその辺は検討していないというところでございます。


◯委員(栗原健治君)  買い物支援事業ですとか、むらさき商品券の商業支援ということとあわせて、実際にこれからの課題、なかなか難しい事業で、私も三条でやっている事業を見ましたけれども、国の予算をシステムを構築するのに使ったり、金額的な大変な負担がある中で、ただ民間の力を引き出すという取り組みは本当に他にはない取り組みだと。困難は本当にあると思うので、ぜひこれから5年、10年先ということを考えたときの1つの地域の商店の活路にもなるヒントもあるかなと思います。これだけに限らず全体の商工振興という視点も、引き続きほかの分野でも知恵を絞っていただきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。
 ごみなんですけれども、ごみ袋の有料化というのは、ごみ袋を安くしてくれという人もいるんですよ。ただ、安くするということは反するんですよね。反するというよりも、考え方として有料化して減量するんだということでいうと、安くするという考え方にはならないんです、実際に。なるはずがないんですね。私、そういう点で言うと、減量したというのをお知らせすることがインセンティブだというのが、何がインセンティブなのかというところはわからないんですけれども、例えば買わなければならないごみ袋を、減量が達成して目標が達成したときにごみ袋を全家庭に、世帯に配るということは1つのインセンティブ、提案した中身はね。安くしろということではなくて、ごみ袋を目標を達成したことで配るようなことも、例えばですよ、あってもいいんじゃないかと。私は努力だけではなくて、その努力に対してどういうふうに報いていくのかというその部分も、減量のあり方として考えていく必要がね。ただ有料化して、負担をかけて抑制するんだという考えではなくて、積極的な協力を引き出す知恵も今後考えてもらいたいと。
 減量すると、そこからさらに進めるのが大変なんですよ。毎回15%、15%っていう、例えばの例としてね、減量を同じパーセントで引き下げていくということというのは人口もふえていく中で大変で、努力をすればするほど、言ってみればボクサーが減量して自分の体重を抑えるのと同じように難しくなるんですよね。豊満な形であればすぐ落ちる量というのはあるんです。だけれども、そこからさらに下げていくというよりも、維持していくことに、ある面ではこれから努力していかなきゃならない課題もあると思うんです。だから、その点をやっぱり考えて、ぜひリバウンドという形になっていないという報告もあったので、それをどうしてそういうふうになっているのかと分析しながら、その努力に対してしっかりと市が返していくということもぜひ検討していただきたいというふうに思います。
 被災された方の具体的に要求がなかったというお話があったんですけれども、私は4月の段階で身寄りの家に空き家を借りたという方のお話を聞きました。その人がごみを出すのに、全く緊急の、福島から避難してきた方の話だったんですけれども、何も持っていないという中で、ごみは有料化だと。ごみ袋さえなくて、お金の手持ちのものが、収入が今義援金も配分されなければ、東電からの補償もないという中で、将来の見通しがつかないという中で生活されているんですよ。その人が近所の商店でごみ袋のことを話したときに、何とかならないかって民生委員に話を聞いて、それで窓口に行ったという話を聞きました。実際に話が通じてないということであれば、確認──今もうその人は三鷹から離れたのでそういう状況ではない、また新しい事象があったときに対応してもらいたいと思うんですけれども、今までの前例というのは、この震災、福島原発の事故ってないんですよ、前例が。前例がない中で被災されている方が三鷹市にいるときに、その弱者に対しての対策というのは、生活保護をとれた人はできるけれども、そうでない人に対しての支援というのは、一定窓口ですぐには対応できない。前例がないからできないんですけれども、前例があるものじゃないから、ぜひ柔軟な対応を想像力を働かせて検討していただきたいというふうに思います。何かありましたら。なかったらいいです。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  商業支援について、私は応援していただいたというふうにとらせていただきますが、商店街活性化条例を平成19年度に創設し、もう少しこれを生かして頑張れというふうにもとっています。したがいまして、こうした施策を講じながら、なお一層地域を中心としたまちづくり、その核に商店街がなるように活動していきたいというふうに思っています。以上です。


◯生活環境部調整担当部長(竹内冨士夫君)  先ほどの被災者への対応でございますけれども、庁内的には総務部の情報公開といいますか、相談窓口が統一的な窓口になって、相談、それから東京都ないしは各市からの情報提供をさせていただいているという状況でございますので、そういった窓口を中心に、今御要望のありましたごみの件も含めてきめ細かく対応していきたいというふうに思っております。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。ごみの減量というのはこれからすごく重要な課題なので、市民的な議論で4つのRということで、サステナブルというのも横文字なので、なかなかお年寄りとか家庭の主婦ではぴんとこない部分もあるかと思うので、そういう言葉の部分も工夫しながらやっていただければなというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(白鳥 孝君)  経済の方でお聞きをしますけれども、先ほど都市整備部の御説明があったんですね。駅前再開発の中でURの問題が、話がございました。その中で、あそこの集合住宅を壊して、その店舗も入れるんだというような話で、私はその店舗を入れるのは構わないんですけれども、それだと経済的な膨らみというか、何ら、ただ移動しただけのことであって、要するに活性化になるのかなというところが、ちょっとこれは都市整備部に聞いてもしようがないなというふうに思ったものですから、その辺を生活経済課はどういうふうに考え、また商工会初め、どういうようなことの展望を持っていらっしゃるのかということを、今後重々横断的な物の考え方の中で、都市整備部と打ち合わせをしていただいてですね。都市整備部は何かそんなような話をしていたものですから、ぜひ……。ちょっと違うかな。私はちょっと違うかなというふうに思ってはいるんですけれども、その辺のところをもうちょっとじっくりとですね。また、URだからしようがないというだけの話ではなく、やっぱり三鷹のまちづくりという、また商店の活性化ということもかんがみたときにはちょっと違うかなというふうに私は思ったものですから、その辺、別にお答えじゃなくて、要望という形で1つお願いしたい。
 それから、ごみの環境センターで実績の報告があって、平成21年度だったか、小金井の受け入れがありましたね。平成22年度はなかったんですかね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 まるっきりないんですか。はい、それだけです。


◯委員(岩見大三君)  済みません、運営方針の中で2点ばかりお伺いしたいと思います。
 1つは、これは緊急不況対策の中の融資の無利子融資あっせん事業というものの中で、大変これでも助かっている商工業者の方は大勢いらっしゃると思うんですけれども。ちょっと細かい話なんですが、この中で融資契約の変更や、あるいは何かの理由で継続をした場合ですね、ちょっと細かい状況はあると思うんですけれども、その中でこの無利子融資というところが適用されないというケースが出てきているのではないかというようなこともちょっと聞いたものですから、その実情等々を加えまして、もしそのようなことがありましたら、こういう大変不況というようなことで、せっかくこういう制度を立ち上げていると思いますので、ぜひとも契約云々にかかわらず適用してあげてはどうかと思いますけれども、そのあたりの現状をお聞きできればと思います。
 それともう一点は、先ほどサステナブルという話が出まして、これは環境基本計画とサステナブル都市の三鷹ということで、こういうことを研究して将来を考えていくということは本当に大変結構なことだと思います。それで、この中身についてはこれからだと思うんですけれども、先般三鷹将来構想とかいろいろな部分で出してきた経緯があると思うんですが、今回のこのサステナブル都市三鷹という中身についての、もう少し具体的な概略がお聞きできればと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  無利子融資に関して御質問いただいたわけでありますけれども、計画の変更等でせっかくの無利子のそうした制度が適用されない場合が確かに起こり得るということであります。それは、借りかえをなさるなんていう場合は、改めて審査のやり直しというようなことになります。審査のやり直しということは、今度保証料もかかわってくるということもありまして、そうした場合については、市としては保証料も助成しておりますので、それについては対応を、残念ながらできないという事情にあります。
 しかしながら、最近金融機関でよくとられているケースでは、いわゆる返済スケジュールを変更するというんですかね、金融機関はリスケ、リスケなんていう、そういう言い方をしているようでありますけれども、一定の期間、半年間返済を据え置いたり、利子だけ返したり、あるいは減額をして期間を延ばしたりというような、そういうことが行われるというものであります。これも、私どもの制度としてはその適用されないケースに当たっているところでありますけれども、金融円滑化法によってこうしたことができるようになったということもありますので、いわゆる今申し上げたリスケに当たる返済期間、スケジュールを変更するというような場合ですね、それについてはどんなやり方をするかというのは、今金融機関と調整中でありますけれども、申し上げたようにたくさんの手法があるので、事細かく1つずつ決めることはなかなか難しいというふうに思っています。
 ここで申し上げるのは妥当かどうかはちょっとあれですけれども、私ども、事務的に言えばですね、そうした場合を認めて、私どもとしては従前どおり利子補給を約束した期間続けていってしまうというようなことが可能なのかどうか、金融機関と今調整をしているところであります。それによって、どんな変更であっても、当初借り受けたときの利子補給を受けられるということに変わりがないというふうに市としては考えておりまして、そうしたところでの制度改正というよりは、具体的な運用の改定を早急に目指しておりまして、できたら来月の上旬にはこれを適用できるようにしたいというふうに考えているところです。以上です。


◯環境政策課長(岩崎好高君)  サステナブル都市に関する総合的な調査研究を、三鷹まちづくり総合研究所でこれから研究を進めていくところになっています。ネットワーク大学と三鷹市が共同設置した研究所になります。実は、本日6時が第1回の会合として予定されておりまして、学識経験者3名、それから市側研究員が4名という形で、あと事務局とで、これからの持続可能な都市であるサステナブルシティーについてどういうふうな方向性をとっていったらいいのかということ、特に環境に関して特化して今回は中心に議論を進めていこうということになっています。おおむね5回程度の会議を予定しまして、9月には報告書を上げていきたいというふうに思っておりますが、若干震災があってちょっと考え方が少し一部、電力だとか、いろいろな場面で方向転換をしなければいけないところももしかすると出てくるかもしれませんので、そういったところも含めて議論を進めていきたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。この無利子についてのお話は実質的な制度の運用の改定ということで答弁をいただきまして、大変安心いたしました。こういうようなことで実際的な対策の方に邁進をお願いしたいところでございます。
 それと、サステナブル都市の関係は、きょう夕方からというようなことで、まさにこれからの三鷹の未来を考えていくような会議になるのではないかと思うわけですが。さまざまな、きょうも都市整備部の方からワークショップの取り組み等々のお話がありまして、いろいろな部署の中でいろいろな形での取り組みを行っていると思うんですけれども、ぜひ将来的に向けて集約ができるような形で方針を全部統一というのはなかなか難しいと思うんですが、1つのイメージを統一していただくような形で持続可能な都市ということを三鷹の中で目指していっていただきたいということをお願い申し上げる次第です。以上です。


◯委員長(吉野和之君)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時46分 休憩



                  午後3時54分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後3時54分 休憩



                  午後3時59分 再開
◯委員長(吉野和之君)  では、委員会を再開いたします。
 管外視察については、休憩中に御協議いただいたように視察項目、視察先については6月21日までに事務局に提出するということで進めていくことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。それでは、そのように進めさせていただきます。
 休憩いたします。
                  午後3時59分 休憩



                  午後4時00分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査については、本委員会の調査事件をまちづくり、環境に関することとし、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午後4時00分 休憩



                  午後4時01分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、6月20日9時半としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。なお、開催場所は協議会室としたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 休憩します。
                  午後4時01分 休憩



                  午後4時02分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開します。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後4時02分 散会