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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年まちづくり環境委員会) > 2011/03/07 平成23年まちづくり環境委員会本文
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2011/03/07 平成23年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、議案第17号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例、以上2件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上2件に対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  おはようございます。それでは、議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例及び議案第17号の三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例について、関連議案ということであわせて御説明させていただきます。
 まず初めに、本日説明させていただきます条例の改正の対象となる下連雀五丁目地区地区計画の取り組み、計画を簡単に御説明させていただきます。昨年8月と11月の本委員会の報告の中で、それぞれ地区計画の素案と案について御説明するとともに、都市計画法の手続などを御説明させていただきました。その後、本年1月25日に開催しました都市計画審議会において、地区計画の決定につきまして諮問を行い、異議ない旨の答申をいただきましたので、同年2月14日に地区計画の都市計画の決定と告示をしたところでございます。
 それでは、参考資料の1ページ目をお開きいただきたいと思います。議案第16号の三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の説明資料でございます。最初に1点目でございますが、条例の一部を改正する理由であります。先ほど御説明しましたように、地区計画の都市計画決定をしたところでありますが、建築物等の制限に関する事項として、壁面の位置の制限を定めました。こちらの内容につきましては、2ページ目から7ページ目に掲載しました地区計画の都市計画図書の4ページ目のところの表の中の一番上のところでございますが、こちらに壁面の位置の制限の内容を記載しております。また、7ページ目のところに計画図2というのがございますが、そちらに吉祥寺通りに沿ったところに位置を点線で表記している部分と、右側に壁面の位置の制限の断面図を掲載しておりますので、あわせて御確認いただければと思います。この建築物の制限に関する事項を定めたことに伴いまして、建築基準法第68条の2の規定に基づき制定しました、三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正するというものでございます。
 お手数ですが、また1ページ目の方に戻っていただきまして、次に2点目でございますが、制定前の状況ということで、これまで御説明してきましたとおり、公庫総合運動場は、市民に利用されるなど、緑豊かで開放的な空間を提供してきましたが、独立行政法人の整理合理化計画の閣議決定を受けまして、土地所有者より処分の方針が示されたことから、処分後の新たな土地利用に先立ち地区計画を定めたというものでございます。
 次に3点目、制定の効果でございます。地区計画で定めた建築物の制限に関する事項について、条例化することにより、建築基準関係規定となり、実効性を担保することができ、三鷹市が都市将来像として掲げる緑と水の公園都市の創造に寄与するものと考えております。
 続いて、4点目でございます。条例改正案の内容でございます。主な内容として、ここに掲げている2点ございます。まず1点目、別表第1の名称及び区域の欄に、三鷹都市計画地区計画下連雀五丁目地区地区計画に関する内容を加えるというものでございます。2点目が、別表第2の名称及びオ、壁面の位置の制限の欄に三鷹都市計画地区計画下連雀五丁目地区地区計画に関する内容を加えるというものでございます。
 5点目でございますが、施行予定日でありますが、条例公布の日から施行と考えております。
 ただいま御説明しました条例の改正の内容につきましては、8ページ目のところから新旧対照表がございます。この中で、12ページから13ページ目にかけまして、12ページ目の一番下のところになりますが、別表第1、第3条関係というところで、具体的な内容としましては、13ページ目の中段あたりになりますが、こちらに名称と区域を加えております。アンダーラインで示しているところでございます。次に、この13ページ、この下のところから17ページ目にかけまして別表第2ということで、オの第7条の壁面の位置の制限について、下連雀五丁目地区地区計画における建築物の制限に関する事項と整合するように定めるというものでございます。こちらにつきましても、アンダーラインを引いているところが新たに加えた部分ということで、御確認をいただければと思います。
 続きまして、議案第17号の三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例の説明資料の御説明をさせていただきます。18ページ目をお開きいただきたいと思います。1点目、条例の一部を改正する理由でございますが、地区計画の建築物等の制限に関する事項として、建築物の緑化率の最低限度の項目を定めました。こちらの内容は先ほどと同様に、4ページ目の表の一番下に掲載しておりますが、地区計画の制限内容ということで、緑化率の最低限度を定めているということで御確認いただければと思います。地域特性を踏まえた制限20%ということで定めております。この制限を定めたことに伴いまして、都市緑地法第39条第1項の規定に基づき制定しました三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正するというものでございます。
 18ページ目のところで2点目、制定の前の状況と、3点目の制定の効果につきましては、先ほど御説明しました議案第16号の条例の内容と同一でありますので、説明は省略させていただきます。
 4点目、条例改正案の概要でございます。別表の地区整備計画区域、ア、緑化率指定区域、イ、建築物の緑化率の最低限度及びウ、建築物の緑化率の最低限度の適用除外に関する敷地面積の各欄に、三鷹都市計画地区計画下連雀五丁目地区地区計画に関する内容を加えるというものでございます。
 5点目の施行予定日は先ほどと同様に、条例公布の日から施行というふうに考えております。
 ただいま説明した内容につきましては、新旧対照表の24ページ目になります。最後のページでございますが、緑化率の最低限度を10分の2として定めております。ただし、戸建て住宅の場合は10分の1.5ということになっております。また、緑化率の最低限度の適用除外となる敷地面積は、こちらの用途地域で定めている敷地面積の最低限度と整合させまして、90平米未満と規定しております。説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。ちょっと確認も含めて、幾つか質問をさせていただきたいと思います。吉祥寺通りに面するこの一面に関してだけ、セットバックというか、壁面線の後退が今回想定されていると思いますけれども、この吉祥寺通りに面して北側にも南側にも幾つか同じように建物が多く建って、共同住宅が建っているんですけれども、その辺に関しては地区計画ということで壁面線の後退の規定がされているのかどうか、教えていただければと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  ただいま御質問いただきました内容につきましては、今回の地区計画の南北両側の、それぞれ開発等行われた場所についての壁面後退についてということでございます。北側、南側については地区計画等定めているところではございませんが、開発事業の中で一定の誘導はしております。吉祥寺通りが緑と水の公園都市ということで、できる限りそういった道路に沿って緑化空間、あるいは圧迫感のない空間として整備をということで求めているところでございますが、ただし、地区計画等は定めておりませんので、定まった後退距離、そういった数値はかけているということではございません。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。まち並みだとか景観だとかという言葉が今、市内ではいろいろ定義されているというか議論されている中で、そこだけそういうことを、壁面線の後退を図ることによって、建物のまち並みがいろいろがたがたになっていくという表現が正しいかどうかわからないんですけれども、吉祥寺通りはやはり今、三鷹の中でも整備を続けていく都道の中ではきれいになっているところが進んでいるんですけれども、そういう一連の流れを通して、今後規制をかけていくということは考えていらっしゃるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  ただいま御指摘いただきましたとおり、今後──従前からもそういった指導はしていたところですけれども、吉祥寺通り、特に皆様に親しまれている道路ということで、先ほど申し上げましたように緑化空間とか、そういった圧迫感のない景観誘導ということで、開発事業等今後行われる際には、そういったことを整理しながら検討を進めてまいりたいと考えております。


◯委員(加藤浩司君)  これ、開発で規制されるよりも、厳しくなっているということでいいですか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今回の規制内容については、先ほど御紹介しました7ページ目の断面図にありますように、建物を高くすると壁面後退が下がるということで、低い建物に抑えれば3メートルということ、10メートル以下ですと3メートルということでございますのでそれほど厳しくはないわけですけれども、20メートルを超えると9メートルということで、これについては開発事業等で指導している内容よりはかなり厳しくなっていると。つけ加えて申し上げますと、こちらの特に公庫グラウンドの吉祥寺通り沿いには既存の樹木が多くございますので、そちらをできる限り残せるようにという考え方も加味しながら、こういった制限をさらにさせていただくということで考えております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。次に、緑地に関する制限を、緑化率の最低限度に関する条例について御質問をさせていただきます。三鷹市のように、都市の中でもだんだん緑が少なくなってしまっているようなところ、または23区でも、昔は緑が多かったけれども、だんだん開発によって建物がふえてきて、緑が少なくなってきたところというのは、昔からというか、従前からこのような緑化率の規定があったと思うんですけれども、実際この近隣市で緑化率を定めているところというのは、幾つぐらいあるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  地区計画の中で緑化率を定めている、まあ、ちょっと私が今、現時点で把握している中では、千代田区さんがそういった条例の中で、三鷹市が平成17年に初めてこの地区の中で条例化した際に同時期にやったというお話は聞いておりますが、その後ちょっとほかの地区計画でかけたというお話は、今のところちょっとお聞きしていないという状況でございます。また、地区計画以外で緑化率ということで、世田谷区さんが区域全域にそういった──ええ、かけた。ただ、それについては、最低敷地面積というのが規定がありまして、かなり大きい事業が対象になるというように聞いております。


◯委員(加藤浩司君)  確かに地区計画等まで、大げさなところまでいかずに、中高層の建物を建てるときに緑化率という話が都内では、23区内では出てきているのが今までも多くあったと思います。この辺の、今回制定前の状況が、緑豊かで開放的な空間を提供してきて、それをなるべく残していきたいというところも多分あっての話、趣旨はそこにあるんだと思うんですけれども、地区計画をかけずに、今後開発にもよらず、この緑化率を定めていくというお考えは、市にはあるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  まだ現時点で、全市域全体にという検討までには至ってはおりませんが、先ほど御紹介しました世田谷区さんの取り組み等をよく研究した上で、効果、そういったものがきちっと検証されれば、そういった検討も進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(加藤浩司君)  世田谷区は、同じような比率になっていますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  ちょっと数値、データ的なものまで、申しわけありませんが把握はしておりませんが、緑化率の規定で定められる率としましては最高が25%という、これは地区計画でもそうでございますが、全域にかける場合もそういう数字になっておりますので、その中で地域特性をきちっと確認した上で、その特性に沿った形での割合を定めていく必要があるのではないかと考えております。


◯委員(加藤浩司君)  三鷹市は、緑と水の公園都市ということで、これについては非常に市がどういう方向に、当然高環境、高福祉ということの前にそういう言葉が入ってきている。とてもスローガンというか、三鷹市が望んでいる、求めている方向の緑と水の、それをきちっと現実化する意味でのこういった条例だと思いますので、今後、この下連雀五丁目がこのような形で、公庫総合グラウンドが民間に売り渡しされたときに、なるべく実効性をということでやってきているんだと思うんですけれども、これだけに限らず、ぜひ三鷹市全域でこのような取り組みができるように考慮していただきたいと思います。質問を終わります。


◯委員(川原純子さん)  お願いします。今の加藤委員とちょっと関連してくる関係もありますが、今後の三鷹市のまちづくりに当たりまして、こういった建築物の制限ですとか、それからまた緑被率、こういった問題は、これからこういった同じような状況が出てきた場合にも、同じようなことが起きてくるのか。それからもう1点が、前の委員会でもちょっとお話が、御答弁がございましたけれども、こういうふうに形になってきた場合には、マンションの中の一部に保育所を入れるだとか、人口がふえていくわけですよね。ですので、そういった保育所を入れるとか、そういった規制というか、決まりというか、そういったものも今後入れていくのかどうか、そこの2点、お願い申し上げます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  2点御質問をいただきました。まず1点目ですけれども、まちづくりをしていく上では、面的な都市計画と、それから、個別の建物に対する規制である建築基準法で、1軒の家なりマンションなり、そういうものが規制をされるわけですね。それで今回は、壁面の制限と緑化の問題でそれぞれ地区計画で強い規制をかけたということがあります。まちづくりで、壁面の後退というのは、景観とか圧迫感とか環境の問題ですよね。それから、緑化も環境の問題ですね。そういうまちづくりの中の1つの制限に、緑化にしても景観にしても、環境問題というのを入れ込んだというのは最近の基本的な考え方というか、見てくれや圧迫感や緑やですね、そういう考え方です。それを受けて、今度だんだん大きな流れとしては、一部に保育所をつくるというのは何かというと、教育だったり、それから、福祉だったり、新たな面的な整備であるまちづくりの中にそういう要素が入ってくるという、そういう大きな流れがあるんですね。
 だから、委員おっしゃったように、今後の壁面の制限や緑被率というのを、もちろん今も建築基準法、あるいは都市計画で、用途や個別の建物のあり方についての制限があるわけですけれども、それに上乗せしてまちづくり条例、あるいは地区計画で制限を加えているのにプラスされていく傾向があるということですね。福祉の要素ですね。もっと言えば、福祉の理念や、あるいは教育の理念というものを、居住空間の整備の中にどう乗せていくかという大きな課題があって、都市整備のセクションというのは、実はそういうソフトの問題からのアプローチというのは弱いんですね。まだまだ弱いんですね。だから、今は環境の問題、緑の問題というのを、そういう都市整備のこの建築基準や地区計画、都市計画の理念の中に入れ込んで、やっと制度化できているという状況にあるというのが現状なんだというふうに御理解いただくとわかりやすいのかなというふうに思います。何か補完があれば。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今後の建築物、あるいは緑化誘導についてということで補足いたしますと、三鷹市で平成16年から地区計画、今回で6地区目ということになります。最初の調布保谷線以外5地区については、この緑化率の最低限度を定め、そういった制限を定めまして、今、部長のお話がありました、そういう良好な環境誘導ということを努めているところでございます。今後も土地利用が大きく変わるところ、そういったところについては、積極的にこういった緑化率の最低限度に関する制限等を定めながら、良好な環境を誘導してまいりたいと考えております。


◯委員(川原純子さん)  本当にやはり三鷹の緑というのが、緑被率が本当にどんどん低くなっている状況ですよね。ですから、これから三鷹のまちがいろいろ変貌を遂げていくわけですけれども、その際に、やはりこういったきちんと緑被率の問題ですとか、それから、建築物の制限に対しては、この緑の環境を維持するためにもお願いしていきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(栗原健治君)  それでは、数点お伺いしたいと思います。今回の条例の改正で、建築物の制限、また緑化率の最低限度を定めるということが、住工調和のとれたまちづくりという点では重要な意味を持つと思いますので、それをどういうふうに生かしていくのかという点をお伺いしたいと思います。この下連雀五丁目のこの地域というかこの場所は、実際にグラウンドとして使われてきた場所で、地域の貴重な避難場所にもなってきたところです。今回売却、開発計画に資するところになるということで、どんなまちになっていくのかと、これからの変容が、地域の方からも関心が持たれているのと同時に、心配も寄せられていると。地域の周辺の状況をかんがみると、高層集合住宅、マンションが乱立するのではないかという状況も想像ができて、今回のもの、条例の改正によって、この地域のまちづくりを良好な形にするための誘導をかけていくのが1つの目的だと思います。
 この効果ですね。実際に今、下連雀の五丁目の地域が、この計画がかけられる、条例化がされるということで、どういうふうになっていくのかという点が、やっぱり実効性のあるものに、この効果ですね、導いていくことが必要だと思いますので、現状、見通しですね。状況をもしつかんでいれば、どんな状況を、施設、マンションだとかそういうものが建っていくのか、それとも、低層の民間住宅が建っていくような計画になっていきそうなのか、つかんでいるところがあればお伺いしたいのと、やはりこの地域にとって必要な施設を誘導していくことも、この制限をかけることによって取り組む条件が生まれてくると思うんですけれども、市の働きかけですよね。ここに市として必要なものを誘致させていくために必要なものですね、取り組みをどのように考えているのか。今取り組んでいる中身があればお伺いしたいのと、土地を持っているところと協議などをしているのかどうなのか、中身についても今度の条例をかけていくということも含めて、誘導していく方向性を伝えているかと思うんですけれども、その点での現状を教えていただきたいと思います。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  なかなか難しい御指摘でありまして、見通しということなんですけれども、まず1点目ですね。これは事業者が4事業者あって、御説明もしたところなんですが、資産をそれぞれ分配されてそれを売却する方向であって、それをどういうところに売却するかというのは、それぞれができるだけ高く売りたいというふうに考えるのが普通ですよね。ですから、全体に地区計画をかけて、何とか条件を、どういう開発がされてもそれぞればらばらになるのか、まとまるのかわかりませんけれども、対応できるようにしているというのが現状であって、正直申し上げて見通しは立たない。最もポピュラーに考えられるのは、それぞれがマンションになるというイメージはありますけれども。
 じゃ、我々はどうするのかということですけれども、地域に必要なものを、では何かというと、一番いいのは買って、グラウンドみたいにするのが一番いいわけですけれども、全く歯が立たない状況ですから、財政問題もあってですね。その中で、事業体が来ること、例えばね。事業者が来れないかとか、企業誘致の問題というのをずっと考えているし、これからも考えなきゃいけないと思っています。ただ、今ですね、手ごたえのある何かがあるかというとないんですよね。これは生活経済課とも組みながら、いろんなところでいろんな話を発掘をして、とにかく事業者が来られるようなそういう条件、あるいは事業者がいないかどうかというのを今後も探していきたいというのが、今の現状であります。


◯委員(栗原健治君)  なかなか見通しが立たない中で、都計審でもこの中身は情報提供があったわけですけれども、担当部も、また市も、企画部も含めてですかね、取り組みをしたいと。その立場は、この間繰り返されてきたと思います。今、市はどうするのかと、お話があった中で、事業者、企業誘致など、生活経済課等も含めての取り組みが重要だということで、そのとおりだと思うんですよね。ここ、何もしなかったら本当にマンションになっていく。また、高く売りたいということで言えば、そこのところに、市のまちづくりの視点に立った、やっぱり誘導をしっかりとしていくということが重要だと思うんです。社会福祉施設が絶対的に不足しているわけですし、もし集合住宅、マンションなどが建てば、保育園の不足などが予測されるわけですよね。そういう点では、積極的な社会福祉施設などの誘致を本当に働きかけていく必要があると。それは一部局ではできることではないということの中での1つの努力だと思いますので、意味があると評価すると同時に、それを生かした取り組みを、ぜひ市全体で取り組んでいただきたいと。
 具体的に部としてできることというのは、何かあるんですか。連携してやるということでいうと、これは1つのまちづくり、所管の部ができることだと思うんですけれども、連携して進めていく点で、今回のこれが受けていくという中身というのは何かされているんですか。これ、つくるだけで、もうあとはお任せというわけではないと思うので、その点での連携のあり方をどう考えているのかというのを、1点お伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  市の組織としては、生活経済課、生活環境部と都市整備が一緒になって事業者を探したりするということになりますと、両部に係るわけですから、企画も一緒になると。それから、企画のもとには都市再生本部もありますから、今、企画と都市再生本部と生活経済課と我々が一緒になって事業者を探すようなことを日々──だから、これは行為として、ここいかがですかみたいなそういうことではなくて、情報を得たらそこに行って話をするというような中身ですよね。ですから、行政行為としては、手ごたえが非常に厳しい行政行為ではあるんですけれども、事業者を探すということを、企画と生活環境部と、それから都市整備部が行っていく。特に都市整備は、いろいろな開発事業者との接点もありますから。例えば、土地を探している事業者がいるとかいないとか、そういうときにこういう制限があるけれども、そういうことは御紹介できるわけですね。ただ建築確認のセクションもありますから、それはいろいろな制限もかかっていますし、特定の事業者、例えば、マンション業者に声をかけるようなことはできませんよね。事業者というのはそういう意味じゃなくて、企業?ここに来て何かやれないかというようなことはいつも念頭に入れて、地域で情報を求めているということになろうかと思います。


◯委員(栗原健治君)  現時点では、公庫も含めて4つの事業者が持っているということだと思うんですけれども、こういう条例の改正をするということも伝えているわけですよね。ですから、三鷹市としての意向ですね。今持っている方と、またこれから売却していくという中での働きかけとして、十分な協議、かなり広い土地ですので、かかわっていってもらいたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、質問させていただきます。特にお聞きしたいのは、とにかくこの下連雀五丁目というのは、市のある意味では中心的なところで、緑が少ないということで、緑を保持するためにも大変貴重なところなので、まずこの建物の緑化率を10分の2以上にしなければいけないということと、まずそちらの方はマンションで、一戸建ての方は10分の1.5でしたっけ。それの、それぞれ以上にしたという根拠というか、その間にどのような議論があったのかということと、あと、建物は最高でも25メートルという認識で、高さ、よろしいんでしたね。この屋上の緑化だとか、そういうことも緑化率に算定するんでしょうか。ちょっとその辺をお聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  緑化率に関しまして、2点御質問をいただきました。まず、20%という制限を定めたことにつきまして、こちらの地域は用途地域の中では、建ぺい率60%という地域でございます。通常の開発事業でいきますと、60建物が建った残り40%の空地の2割を緑化するということの指導になります。そうしますと、40掛ける20%ということで、全体としては8%の緑化率が最大になるということです。それに、そういった8%ということでありますと、先ほど申し上げたように、既存の緑地がなかなか残せない状況も出てくるということで、より可能な数値ということで、地権者の方とも協議しながら、20%という数字を定めさせていただいていると。
 また、戸建て住宅が建った場合についてということで、同様に20%という考え方で地権者の方ともお話し合いをしていたところでありますが、やはりそれぞれの区画が小さいということで、建ぺい率、容積率は当然同じなんですけれども、その中で、一つ一つ住宅を建てて駐車場等を設けた場合に、やはりなかなか20%というのは難しいということで、こちらは大沢三丁目の方で住宅地にかけた緑化率を参考にしながら、そういった形で15%ということで。ただ、戸建て住宅の場合は、その率が下がったとしても一つ一つの区画が重なり合いますので、緑化の見え方としては、それほど少ないという形にはならないというようなことで考えたところでございます。
 2点目、屋上緑化について、緑化率の対象になるかということで、こちらについては対象になるということで、よろしくお願いいたします。


◯委員(伊藤俊明君)  その場合、屋上緑化にした場合だと、かなり景色がね、景観という意味で、それは緑化はいいんですけど、その近隣からというか、市民目線から見た場合の景観というか緑化が、どういうふうにするか、その事業者によってのお考えとは思いますが、その辺がどうなのかということで、その辺の指導があるのかないのかということをちょっと御質問、その点も質問させていただきます。
 あと、全体で、特に下連雀地区というのが緑被率低いですよね。地区ごとので見ても21.7%だったか何かということで、ほかの大沢の方は圧倒的に多いですし、北野の方はもちろんね。余計に都心部というか、中心部だけにありがたみというかね、必要性が迫られるところもあるかとは思うので、その辺の、これによってどのぐらいふえるというんですかね、下連雀のこの辺の地区の今後の緑被率の向上に向けてというか、どの程度寄与するというような議論というか、想定はされているんでしょうか、予想は。その点をちょっとお聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  まず1点目の、屋上緑化をした際に、そういった景観的にちょっと見え方としては緑が多くなったというふうにはならないという御指摘かと思いますが、御指摘のとおりの面はございますが、法制度上、この緑化率というのは、今回御説明しましたように建築基準関係規定ということで、確認をとる際にきちっとその率をとっていないと、建物と同じように確認がおりないという規定になって、かなり厳しい規定になっております。そういったところで、法制度を国の方が考える中で、できるだけ努力をしていただいた部分については認めていくと。そういった趣旨があろうかということで、ただ、法制度についてはそういう趣旨でございますが、市としては、先ほど来お話ししているように、既存緑地をなるべく残していきたいと。あるいは、やむを得ず撤去する部分についても新たな緑地を設けていただきたいというところで、開発事業の指導の中では、できるだけそういった景観的にも配慮されたような緑地を残すように指導してまいりたいと考えております。
 あと、2点目の、この地域の緑化率ということでございますが、ちょっと数字的には算出、ちょっと今、手元にはございませんが、こういった大きな土地が、土地利用が転換されて、そういう中で緑が減ってしまうということは、市としてはなるべく避けていきたい。ですから、こういった事業、モデル的になるように考えていきたいということで、今後もっと小さい土地が事業用に転換される際も同じように、それ以上に緑化保全、あるいは創出ということを考えていきたいと考えております。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  1点目の屋上緑化の問題なんですけれども、課長が答弁したとおりなんですけれども、もう少し具体的な例でイメージされるとわかりやすいと思うんです。例えば、ジブリの上の緑化。巨神兵があるところですね。あれは雑草ですけれども、あれは建物とあの雑草が生えていることでバランスがとれているわけですね。じゃ、例えば神田の駅の近くの、あるいは秋葉原の近くの結構ペンシルビルで緑化すると。そうすると、今度は半端な緑化なものですから、ただ緑はあるんだけれども、非常に見てくれ、都市景観としては悪いものになる。だから、建物とバランスということがあると思うんです。だから、この屋上緑化がどういうふうにされるかというのは、課長の答弁にもあったように、どういう建物でどう緑化していくか、どの部分をですね、そのバランス。それから、植生にもよると思うんですよ。芝でね、カッティングしてきれいに、これも緑化ですから、同じようなタイプで低く緑化するのがいいのか、それとも少し中木も含んで配置していって、中木、高木になると危険なんですけどね、風が吹いて飛んじゃうとか、屋上の養生の問題は出てくるんですけれども、それ?もかかわらず、どういうふうにバランスをとっていくかという、そういうことで屋上緑化の景観も、またいろいろな指導があると思うんですよね。ですから景観行政も、これから風景・景観行政もまちづくりの中に取り入れて進めていくつもりですので、十分に今のようなバランス、地域の中における屋上の見え方、そういうものも誘導していく、指導していくということになろうかと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。何となくというか、大分イメージがわいてきましたので、そのようにバランスのとれた景観をしっかり指導していただきたいと思います。
 それと1点なんですが、公園1号ってありますよね、公園1号。この位置というのは、例えばこれ、全体の建物とかね、ここのやったときに、この位置でなきゃいけないということで固定してあるのか、それともまたこれも……。三鷹市、ありますよね、今現在公園。だからということで、今の位置。今現在ありますもんね、ということでよろしいのか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  地区計画の方で定めさせていただいています公園1号については、三鷹市が保有している土地もございますので、それに合わせてこの事業、この位置に定めさせていただくということで考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございました。いずれにしましても、緑豊かなまちづくりの大きな要素を占めるので、これからも緑被率の向上に努めていただけるような形でよろしくお願いいたします。


◯委員(谷口敏也君)  済みません、幾つか質問させていただきます。御説明の中で、1ページの都市計画審議会を経て地区計画決定されたわけなんですけど、地区計画決定されただけではなく、なおかつ条例を改正するという意味についてお伺いしたいと思います。
 それと、先ほどの確認なんですけれども、伊藤委員のあれで。屋上緑化も緑化率に含むということは、制度上もこれはしようがないということなのかどうか、ちょっと確認してみたいと思います。それと、これも確認なんですけど、6ページの緑道1号ですとか、環境緑地1号ですとか、環境緑地3号とかありますけれども、現在生えている大きな木というのは、基本的には残せるというイメージで、我々、認識でいいのかどうか。樹木医とかに判断してもらって、危険性とかを診断した後なんでしょうけど、基本的にあそこの回りにぐるっとある木は残せるという認識でいいのかどうかをお伺いしたいと思います。以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3点ほど御質問いただきました。まず、この条例化する意味ということで、地区計画を都市計画決定をするだけでも、当然都市計画の制限がかかりまして、それを当然守っていただくということになりますので、それだけでもこの誘導は可能の部分もございます。ただ、建築基準関係規定にするということで、確認申請においても、その緑化率、あるいは壁面の位置の制限、そういったものをきちんと確認の届け出の中で示さないと、それは確認がおりないということになりますので、そういったことで、2段階できちっとした誘導をしていくということで、今回こういった条例を定めさせていただくという考えでございます。
 2点目、屋上緑化について、制度的には、先ほども申し上げましたが、緑化率という規定でかなり厳しい側面もございますので、屋上緑化、あるいは壁面緑化、そういったものもカウントできるということで、壁面については線上にありますけれども、幅1メートルでカウントできるというような規定にもなっておりますので、そういった規定の中で運用していきますが、市としては、先ほど申し上げましたように、できる限りこの地域に合った緑化をいろいろしていきたいと考えております。
 また最後、3点目、既存の樹木。できる限り、長年この地にいい環境をもたらしてきた樹木ですので残していきたいというふうに考えておりますが、委員さん御指摘のとおり、木の状態、樹木の状態、そういったものもきちっと検証してもらいながら、残せる樹木、そういったものを選定しながら進めていきたいと。仮に伐採しなくちゃいけない樹木があった場合についても、その緑地、もともとあったところについては、新しい緑地を創出していただきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。緑被率、緑化率の関係で、質問というか要望なんですけど、この辺の地域ってやっぱりマンションを売る場合には、駐車場の確保というのが、大体駅から遠いもので一戸に一台、ないしはそれプラスアルファみたいな感じで確保されているのが多くて、そうすると極端な話、屋上緑化の部分で緑化率に加えて、駐車場の部分は全部アスファルトとか、あと機械にしちゃって、その分広くとるという可能性もなきにしもあらずだと思いますので、その辺は指導の中でやっていくしかないんでしょうか。質問になっちゃうかな、申しわけないんですけれども、その辺はどうとらえていらっしゃいますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  地区計画で定めた内容につきましては、当然その中できちっと確保していただくということになります。その中で駐車場の配置、あるいはそのほかいろいろな建物、施設の配置、さまざまなケース、おそらくケース・バイ・ケースで考えられるかと思いますが、そういった中の適切な誘導の仕方、誘導については、やはり開発事業が出てきた際に、個別に指導させていただくということになると考えております。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  指導の中身について、課長の答弁のとおりなんですけれども、もう少し具体的にイメージがわくように言いますと、ただ駐車場というのは、アスファルトをべたっと敷くようなイメージがあるんですけれども、例えば、鹿児島の路面電車というのは、ずっと路面電車の下というのはアスファルトだったのを、芝にしたんですね、全部。緑化の1つの見本として表彰されたりしたわけです。同じように、いなげやの一部の駐車場は芝にして、駐車場ですね。肝心なところはもちろんアスファルトじゃないと車が絡んじゃいまして動けなくなるんですけれども、そうじゃなくて余分なところ、アスファルトじゃなくてもいいところを芝にしたり緑化して上手に緑をふやすという、そういうこともあるわけですね。だから、指導の中身としては、いろんなやり方があるので、それはぜひ工夫をしてやっていきたい、こういうふうに思っています。


◯委員(谷口敏也君)  期待しています。上から見たら緑が多いけど、水平で見るとアスファルトだらけというのでは余り意味がないので、よろしくお願いします。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに質問ございますか。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で、議案第16号及び議案第17号に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時25分 休憩



                  午前10時27分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 議案第16号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第16号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続いて、議案第17号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了します。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第17号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時29分 休憩



                  午前10時40分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  それでは、都市整備部から、まちづくり環境委員会に対して行政報告をさせていただきます。3点ございます。1点目は、自転車専用道に関するアンケート調査がまとまりましたので、その調査結果を御報告するものでありますが、これは自転車専用道に対する総括的な1つの節目になる評価だというふうに我々はとらえております。それから、2点目は、まちづくり協議会、条例に基づくまちづくり協議会が今、3地区あるわけですけれども、連雀通り、それから新川宿地区からそれぞれ御提言、要望をいただいておりますので、その内容につきまして御報告をさせていただきます。3点目は、調布保谷線の検討会の御報告でございます。以上3点をよろしくお願いいたします。


◯道路交通課長(福島照雄君)  行政報告ア、自転車道に関する歩行者・自転車交通量調査及びアンケート調査結果概要です。資料1をごらんいただきたいと思います。かえで通りの自転車道は、平成22年4月に全線が開通いたしました。その後、自転車道の利用状況を把握するために、今回調査を行ったものでございますので、その結果を御報告いたします。
 調査は2つ行いまして、まず1つ目でございます。1、歩行者・自転車交通量調査でございます。日時が平成22年9月7日と10月26日、2回行いました。場所につきましては、かえで通りの中間部分、東野住宅交差点付近でございます。また、調査方法は、朝7時から10時までの3時間と、夕方16時から19時の3時間、計6時間の調査を行ったものでございます。下の方に調査結果がございます。交通量の比較ですが、平成20年6月4日と、それから今回の調査を比較いたしますと、歩行者が49から66%の増加、また自転車が25%から43%の増加という結果になっております。右側をごらんいただきたいと思いますが、調査結果(自転車の通行状況)でございます。歩道を通行する自転車は整備前が89%でございましたが、整備後では6%に減少したということです。これは自転車道をほとんどの方が通行されているということでございます。
 次に2、アンケート調査でございます。このアンケート調査は、平成22年9月下旬から11月中旬にかけまして行いました。アンケートの配布状況ですが、自転車道利用者及び周辺住民への配布1,600票、それから、沿道住民への配布で339票、それと沿道の事務所・店舗へのヒアリングが43票、合計1,982票を配布いたしまして、回収が579、回収率が29%という結果になっております。
 2ページをごらんいただきたいと思います。その内容でございます。まず1、回答者の属性ですが、図−1にございますように、各年代から幅広い回答を得られております。住所は三鷹市が最も多く66%。また、職業につきましては、会社員・公務員が最も多く、36%となっております。次に、右側の2番でございます。その利用状況です。平日ではほぼ毎日が44%ということで多くなっております。また、休日も48%ということで、ほぼ毎週利用している結果になっております。その下の移動目的でございます。これは平日、休日ともに買い物が最も多くなっております。そして、2番目には通勤の順番となっております。
 3ページをごらんいただきたいと思います。これは自転車道の利用状況について尋ねました。こちらの項目は、複数回答になっております。危険の有無についてお尋ねいたしました。危険を感じた人が、整備後では約半減しております。また、危険を感じたことはないが最初は60人と少なかったわけですが、整備後では209人ということで3倍に増加しております。また、自転車を通行時に危険を感じたことがあるという方にその内容について尋ねましたところ、歩行者との接触、これが3分の1に減っております。また、自転車との接触が半減しております。それから、3つ目に自動車との接触、こちらも3分の1に減少しております。
 右側の4番です。歩行者の状況です。こちらも同じく複数回答になっておりますが、整備前では危険を感じたことがあるが、やはり半減しております。また、危険を感じたことがないが3倍増加しております。同じく、歩道を歩行時に危険を感じたことがあると答えた人にその内容を尋ねましたところ、自転車との接触が最も多く、318人となっております。また、整備後では149人と半減しております。
 4ページをごらんいただきたいと思います。かえで通りの自転車道及び歩道を通行した際の満足度について尋ねました。まる1の自転車道の広さ、それからまる2の通行のしやすさ、まる3の通行区分のわかりやすさ、また歩道の広さにつきましては、満足が60%台、不満足が10%台という結果になっております。総合評価といたしまして、満足が52%、不満足が18%という結果になっております。下の(2)でございます。自転車道整備による使いやすさの変化ですが、使いやすくなったが74%と高い評価を得ております。
 次に6番目、右側でございますが、利用頻度の変化でございます。利用頻度が多くなったが28%となっております。このことは、表−1に示してあります交通量の比較からも裏づけられております。
 7番、自動車の出入りについてですが、自動車の出入りがしにくくなったが全体では30%でありましたが、沿道に限定して集計すると47%と高くなっております。
 次に8番、歩道の植栽について伺いました。全体では植栽を残してほしい、これが最も多く44%、また、沿道に限定して集計しましたところ、36%と減少しております。
 5ページをごらんいただきたいと思います。最後の質問で、三鷹市に対する御意見を自由回答で伺いました。この内容につきましては、369人から518件の意見がございました。図−1のとおり、その内容を大きく9項目に分類することができました。その中でも、利用者のマナーが悪いが最も多くなっております。以下、各項目ごとの内訳を示してありますので、ごらんいただきたいと思います。
 以上が、アンケート調査の結果でございます。今後、この結果を詳細に分析いたしまして、かえで通り自転車道への維持や改善に役立てるとともに、これからの自転車走行空間の整備のあり方の検討に活用してまいりたいと考えております。私からは以上です。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  それでは、2点目、イのまちづくり協議会からの要望について、資料2を用いまして御報告させていただきます。本年の2月に、連雀通りまちづくり協議会と新川宿まちづくり協議会から、それぞれ三鷹市へ要望があったものでございます。
 まず、連雀通りまちづくり協議会からの要望でございます。昨年4月に確定しました連雀通り商店街地区まちづくり推進地区整備方針に基づきまして、協議会を中心に、道路の幅員構成などの検討を積み重ねてきましたが、その検討がまとまり、第一次要望書という形で2月4日に提出されたものでございます。
 資料2の3ページ目をお開きいただきたいと思います。まず、要望の背景を記載しておりますが、このページの下から3分の1ぐらいのところ、このたびから始まる段落のところでございますが、こちらに記載していますとおり、都市計画道路三鷹3・4・7号線は、東京都が事業化に向け、用地測量等まで進めております。この間協議会では、今後事業化され、幅員16メートルとして整備される道路の幅員構成等について、先進事例の見学や、まちづくり情報コーナー等を実施することなどを含め、検討を重ねてまいりました。主な検討内容としましては、危険な状況を早く解消する。歩道は、安心して歩けるゆとりある広さとする。車道は、商店街として荷おろしの車が停車できる広さとする。狭小残地の有効利用を促進する。自転車利用者の利便性を考えるなどでございました。
 このような内容について、4ページの方でございますが、3点の要望事項として取りまとめております。1点目は、安全で安心な歩行空間の確保と買い物空間の創出をするため、早期に整備すること。2点目は、16メートル道路の幅員構成について、歩道3.5メートルを両側に配置し、停車帯を配置した車道9.0メートルを基本とすること。あわせて買い物空間等の創出に寄与する広い歩道幅員を確保するため、狭小残地等を生かした整備をすること。3点目は、この2点目を実現するため、狭小残地等を積極的に買収すること。今回の要望事項は、以上でございます。また、今後協議会では、狭小残地や植栽などの歩道の構成内容、あるいは街路灯などの道路施設、横断歩道やバス停、さらに自転車交通も含めた道路空間の検討を行い、一体的な魅力のあるまちづくりの実現に向けて取り組んでいくと示されております。
 5ページから8ページ目にかけまして、今回の検討に関してのアンケート結果等を掲載しておりますので、あわせて御確認いただければと思います。三鷹市は、この要望書について東京都に進達し、今後、東京都が基本設計等を進める内容に反映させるよう、調整していきたいと考えてございます。
 次に、9ページ目の方をお開きいただきたいと思います。新川宿まちづくり協議会からの要望書でございます。簡単に背景の方から御説明いたします。11ページ目をお開きください。新川宿まちづくり協議会は平成19年9月に、地域における人のつながり、安全で安心な歩行空間の確保と良好な景観形成などのまちづくりの課題に取り組んでいくことを目的に発足いたしました。次に、協議会の活動経緯でございますが、タウンウオッチング、まち歩きから始めまして、課題を検証した上で、旧吉祥寺通りをまちづくりのモデルとして、道路のあり方や整備の方向性の検討を進めてまいりました。この検討案がまとまると、協議会案として地域の方にアンケートを実施し、説明を繰り返しながら合意形成を図ってきたというところでございます。その検討の結果を協議会の考え方として取りまとめ、要望書という形で2月22日に三鷹市へ提出されたものでございます。
 次に、下のところ、2番の要望事項でございますが、地域でつくる、人と地球にやさしいゆとりとくつろぎのある道。また、子どもからお年寄りまで、みんなが触れ合う新川宿の道といったコンセプトのもと、1点目としまして、車いすや乳母車が安心して通行できるように、歩道幅員を広くとり、バリアフリーに配慮した整備。2点目は、通過交通量を少なくし、東から西への一方通行化、この2点の要望をいただきました。
 次に、12ページ目をお開きください。この要望事項を取りまとめた際の考え方を整理しております。
 続いて、13ページ目の方でございますが、検討した内容を掲載しておりますが、まず、歩道の改善についてということで、その必要性を検討しまして、次に、道路全体の幅員を変更できないという前提条件がございましたので、そういった中で一方通行化を検討したこと。さらに通過交通抑制を考慮し、一方通行の方向を検討したことなどを、この中で示しております。
 次の14ページ目の方には、検討対象とした旧吉祥寺通り、この矢印で示しているところでございますが、そういった方向と範囲を示しております。
 次に、15ページ目の方でございますが、先ほど申し上げましたアンケートの範囲、この青枠で示したところについて、アンケートをとっております。
 続いて16ページ目には、そのアンケートの結果を掲載しております。下の円グラフを見ていただくとわかりますが、約9割の方が、この協議会案に賛成しているという結果になっております。
 次の17ページ目から50ページ目にかけましては、この要望書の資料ということで、これまでの協議会の活動を示す概要やアンケートの内容、また協議会だよりなどを掲載しておりますので、あわせて御確認いただければと思います。要望書についての御説明は以上でございますが、この旧吉祥寺通りは、昨年開催しました第4回定例会の議決を受けまして、平成23年1月5日付で、三鷹市道第840号として告示させていただいております。現在は東京都の認定道路という位置づけもございますが、本年3月末で、東京都が認定の廃止の手続を行いまして、その結果として三鷹市へ移管されるということになります。三鷹市としましては、この要望の内容をしっかり受けとめまして、来年度以降、当該路線の設計、整備等を進めていきたいと考えております。2点目の説明は、以上でございます。
 続きまして、報告事項の3点目、ウの調布保谷線の検討会の報告について、資料3の方で御説明させていただきます。資料の方は、本日、説明会の御案内の資料もお配りさせていただいておりますので、あわせて御確認いただければと思います。
 それでは、この調布保谷線の環境施設帯の検討協議会につきましては、昨年12月の本委員会で、9月から10月にかけて開催されました第2回ブロック検討会と、10月から11月にかけて開催されました第1回地区検討会の検討内容や、暫定二車線道路整備工事について、また、11月に発行された調布保谷線だより第5号を用いて、その内容を御報告させていただきました。また、本年1月には、第3回ブロック検討会の検討内容を掲載しました調布保谷線だより第6号を、本委員会の委員の皆様には情報提供させていただいております。本日は、1月に開催されました第2回地区検討会の検討内容などについて、こちらの2月に発行された調布保谷線だより第7号を用いて御報告させていただきます。
 それでは、まずこの1ページ目をごらんいただきたいと思いますが、中段のところで、平成22年度ブロック検討会・地区検討会実施状況という表がございます。本日御説明させていただく部分は、この左下の白抜きの部分の第2回地区検討会の検討内容でございます。検討会実施箇所は右下のところに図面がございますが、水色で網かけした地区、まる1、まる2、まる4、まる6及びまる7でございます。
 次に、2ページ目をお開きいただきたいと思います。第2回地区検討会の概要でございます。第1回地区検討会及び第3回ブロック検討会等で伺った意見・要望を報告した上で、修正した計画図を提示しております。さらにこれまでの検討により絞り込まれてきました環境施設帯の植栽帯の配置及び樹種について、緑地帯タイプ、それと副道タイプ、それぞれ意見・要望をいただきました。まず、検討の前提としまして、こちらのページの上に樹種の候補ということで、緑色に網かけした部分、この候補を示しております。まず最初に、緑地タイプの検討をしておりますが、植栽帯の配置については、これまでの各検討会で希望の多かった、自転車道と歩道との間を白線のみで分離するタイプまる1、また一定の間隔で設置する植樹帯で分離するタイプまる3、この2つについて御意見をいただきました。その結果は、下の2つの円グラフに示しておりますが、地区まる1、まる2、まる4の御意見としては、約6割近い方がタイプまる1、またはタイプまる3でよいという結果でございました。同様にまる6とまる7では、約8割の方がこの2つのタイプでよいという結果を示しております。
 次に、3ページ目をお開きください。植樹についてでございますが、先ほど紹介しました樹種の候補について御意見をいただいております。この2つの円グラフで示しておりますが、地区まる1、まる2、まる4では約6割の方が、また地区まる6とまる7では約4割の方が、この候補についてはよくないという結果を示しております。この結果は、ここに挙げた候補が、落葉樹を基本とした内容であったということが要因で、意見として、高木は常緑樹を希望するというものが多く寄せられていたということでございます。
 次に、その下の副道タイプの検討でございますが、植栽帯の配置について、こちらも各検討会で希望の多かった、自動車道と歩道の間を白線のみで分離するタイプまる1と、一定の間隔で設置する植樹帯で分離するタイプまる4、こちらの2つについて御意見をいただきました。タイプのイメージはこちらに掲載しておりますが、一番下の植栽帯の配置について、ここでも意見を集約しております。この円グラフで示されていますとおり、地区まる1、まる2、まる4と、地区まる6、まる7双方とも約7割以上の方が、この2つのタイプでよいという結果を示しております。
 次に、4ページ目をお開きください。副道タイプの樹種についての意見集約でございます。こちらも緑地タイプと同様に、2つの円グラフで示されておりますが、まる1、まる2、まる4の地区では約6割、まる6、まる7の地区では約4割の方がよくないと。その候補についてはよくないという結果を示しております。こちらの検討においても先ほどと同様に、高木は常緑樹を希望するという意見が多く寄せられたということでございます。その下に樹種の候補の参考の写真を掲載しておりますので、御確認いただければと思います。
 最後に、今後の進め方でございますが、東京都は、樹木は道路のまち並みの景観を構成する重要な要素であるとともに、道路を利用する方々や沿道にお住まいの方々の生活にかかわりがあるため、その選定は重要な検討要素であるという認識をしています。これまでいただいた意見を参考に、一定の範囲内で採用する樹種や配置の絞り込みを行っていく考えであるとしております。
 ここで1ページ目に戻っていただきまして、今後の予定を確認していただきたいと思います。実施状況の表の中で、黄色い濃い網かけをした第1回合同地区検討会、2月19日に実施しております。また、第2回合同地区検討会も、先週3月5日に開催しております。こちらの合同検討会で、環境施設帯のタイプ、また植栽帯の配置、樹木の配置や樹種、これらの御意見をいただいて、その分類と再確認を行ったということで、そういった御意見については、統一して整理していく項目と、地域特性で整理していく項目とをまとめまして、その結果を本日、お手元に配付させていただきました御案内のとおり、3月19日に武蔵野市にある日本獣医生命科学大学で予定しています合同説明会で説明していくという予定であると聞いております。説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。それでは、まず、自転車道のところからお聞きいたします。本当に平成22年の4月にかえで通りが開通してから調査結果を拝見いたしまして、また、あそこの近隣のお住まいの方たちからも、本当に以前よりかはよくなったというお話は聞きます。それで、その間にもここまで整備されてきた中におきましても、なかなかやはり自転車道が認知されていなくて、自転車道であっても歩行者が歩いていたりとか、そういったところも見かけておりましたが、今では大分歩道の、自転車道の色も変えてくださったりとか、整備されてきたので大分よくなってきたなということは感じます。この調査結果を踏まえて、やはり自転車のマナーが本当に非常に悪いということが出ておりますけれども、私から見ても、本当に自転車のマナーは、これはもう大変悪い状況が目にしております。
 このかえで通りの自転車道に関しましても、本来自転車は左側通行であるということは、これは常識的というか、認知されているものかと思うんですが、なかなかこれが左側だということが知らない方が多いということが、最近よくわかってきました。かえで通りの中でも、左側、まあ、両方向にありますけれども、両方向走っているにもかかわらず、譲り合わないで対面でぶつかり合っているというところも私、見かけまして、左側に走ればどうってことではないのに、両方から動いてしまっているという部分もありますので、そこにこれ、本当に先日見かけてびっくりしたんですけど、後ろからお巡りさんが来ているにもかかわらず、注意をしなかったというのを見まして、私もなぜ注意をされないんですかと、左側だということを言えばよろしいのにと言ったらすうっと行ってしまいまして、やはりこういった左側通行なんだということを、まず最低限わかってもらえると随分変わってくるのではないのかなと思うんですが、まず自転車道、せっかくつくったにもかかわらず、マナーが悪いということに対して、今後どういうふうな検討をされていくのか、これをお聞きしたいなと思います。
 それから、あと、このまちづくり協議会の要望についてというのはまさにこのとおりでございまして、今後、まちづくり協議会から出された要望書に対しては、前向きに検討されていかれると思うんですけれども、今後のちょっと取り組みについてお聞かせいただければと思います。
 最後の調布保谷線の環境施設帯の整備検討会、これは私、最後だからということでお聞きしましたので、先日伺ってきたんですが、本当にこれは忍耐力の──都の方も、また市の職員の方も忍耐力が要るだろうなということを、検討会のいろいろ島ができていたんですけれども、樹木の、それこそ種類に関しても、同じことを何回も何回も検討会でやっているような状況で、結局またそこで覆されてしまったりとか、中には環境委員もやっていらっしゃるという方の御意見が、三鷹市の木はイチョウなんだからイチョウを植えるべきだとか、そういった話も出てきたりとか、ですからイチョウの木と、それぞれ説明の中で、こういう木は環境施設帯には適さないんですよということや何かも当然説明はされているとは思うんですけれども、なかなか説明会が先に進まないというか。こういった中におきましての、市民の方の、ここに近隣市の方々の御意見を聞くのは当然なことは当然なんですけれども、そういう市民の方たちに関しても、いろいろ広報はされていると思うんですね。ですけど、何かまたもとに戻されてしまうような意見等々がある中で、この説明会に来られている方、また検討会に来られている方たちも黙って聞いて?るような状況を考えたときに、やはりこういった検討会のあり方というのも、ちょっと私もどんなものかなということを考えさせられてしまいました。
 ですので、これから環境施設帯等々のもろもろ整備、これで終わりだと思いますけれども、今後のことに関しましても、例えば、そういった樹木に関しても、こういったものは適さないんだとか、例えば、1つの例を挙げれば、確かに三鷹市の木と言われているイチョウの木なんかだって、それこそ雨になれば滑りますし、落葉樹でもありますし、それから、肥料にもならないというかいろんなことがありますので、確かにそういった説明も、情報提供というのも必要なんではないかなということを感じました。それに対して、今後の検討会のあり方についてお聞かせいただければと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  やはり今回のアンケートの中でも、マナーの悪さというのが、やはりこれ、自転車を利用する皆さん方からも大きく寄せられております。これらにつきましては非常に大きな課題でございますけれども、引き続き自転車走行のあり方についてはさまざまな講習会等を通じて、マナー、ルールの徹底を行っていきたいと思いますが、現在、実は自転車走行空間に関する協議会というのを、東京都北多摩南部建設事務所と、それと三鷹市、それから調布、府中、小金井、こういった近隣4市が合同で、やはり自転車走行空間に関して取り組もうということで活動を始めております。その大きな目標といたしましては、今、東京都も自転車走行空間整備を行っております。三鷹市も自転車道の整備を行ってきたと。またさらに周辺市におきましても、そういった自転車道の整備が行われている中、なかなか事故が減らないという共通の課題を持っておりますので、今議論しておりますのが案内標識、サインの統一をしたらどうかとか、またルール、マナーについても、ぜひ1市だけでなくて広域的に、やはりPRすべきでなかろうかというようなことで、もう間もなくこの方向性も出てまいりますので、三鷹?としても当然積極的にルール、マナーの徹底を図りますが、広域的な部分でも、さらに自転車の走行空間のあり方について、積極的に取り組んでいきたいと考えております。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  まちづくり協議会の今後の取り組みということで御質問をいただきました。まちづくり協議会は、地域の方が中心となって、行政はそれを支援するという立場でずっと継続して今日まできているわけでございますけれども、いかに私どもの役割としては、この住民の皆さんが主体となる取り組みができるような縁の下の働きかけといいますか、そういうことが重要でありまして、また、地域の方々にとっては、まちづくりの情報というものは結構届いていない。まあ、こういうネット社会ですから、いろいろ調べればいろんな形であるわけですけれども、具体的な例を挙げてわかりやすく説明してあげて、そのまちづくりの方向性についてポイントポイントで的の合った、焦点の合った情報を提供してあげるというのが重要でないかなというふうに思っています。
 今回の連雀と新川の問題にしても、道路問題ということで、我々にとっては専門の領域でありますし、先行事例等もいろいろあるわけでして、そこへの御案内とか、いわゆる言葉だけじゃなくて、目で見ていただいて御理解をいただくというふうな形でも進めております。そんなことで、一つ一つのステップというのは非常に緩やかではありますけれども、継続して続けていくということが、この協議会にとっては重要なことではないかというふうに認識しております。ですから、今回の連雀にしても新川にしても、具体的な目標である道づくりというところできちっと焦点を合わせて、それが具体、いわゆるまちづくりの上で道路というのは非常に重要なものでございますので、皆さんの生活実態に合った道づくりができるように、これからも支援をしていきたいというふうに考えております。
 それともう1点、調布保谷線の、いわゆる検討会のあり方ということで御質問をいただきました。具体的な例で街路樹等挙げていただきまして、なかなかその議論がスムーズに進まないというふうな御指摘もございました。なかなかこの検討会そのものは、私どもは逃げるわけじゃございませんけれども、東京都の主催ということで、我々三鷹市は、市民を巻き込んだこういう話し合いというのは結構重ねていまして、それなりのノウハウを持っているところでございますけれども、なかなか進行というのは非常に難しい。それと重要なのは、先ほども御指摘ありました情報提供というのはすごく重要だと思うんですね。御指摘のありましたイチョウのお話とか、そのような具体的な事例をうまく情報提供して、議論がスムーズに進むような運営をしていただければいいのかなというふうに思いますので、今後も東京都には、そんなふうなスムーズな進行に、私どもとしても、何か参考になる話があればそっと提供してみまして、全体の運営がうまくいければいいなというふうに協力を──あくまで協力という視点でやらせていただければいいのかなというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  この自転車走行空間のあり方に関しても、やはり徹底していくということは非常に難しいことでありますし、情報を教えていく。それで私、子どもたちの場合は自転車教室、小学生とかはあるんでよろしいんですが、やっぱり大人のマナーがほんと非常に悪いのが目につきます。ですので、この情報のあり方というか、提供のあり方というのはどういうふうにしたらいいのかということも、私も悩んでしまうんですが、その点をぜひともお知恵を出していただいて、特に主婦層ですとか、それから、高齢者ですとか、そういったいろんな層に与えまして、お願いをしていきたいなと思います。若い人は若い人で、すごい猛スピードで、今、自転車もいろんな機能がついていますから、飛ばしていますし。だから、この走行空間のあり方ということに関しても、また検討の余地がたくさんあるのではないかと思いますので、この点よろしくお願い申し上げます。
 あと、調布保谷線に関しましては、確かに東京都がやっていることではあるんですけれども、やはり情報の提供を、そっとと言わずに積極的にぜひ提供していかないと、本当に遅々として進まないような状況ですので、私も申しわけないんですけど、本当にこれじゃちょっと時間があれだなと思いましたので、途中で退座してしまったような状況でした。ですので、やはり市民の方々の御意見を聞くことはもちろんですけれども、やはり専門家としての知識を提供していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、今回の自転車の専用道路のアンケートですけれども、今後のネットワークの期待が高まっているので、整備できる道路というのはなかなか限られているというか、東京都のね、連携によって進めなければならない点もあるかと思うんですけれども、これを生かした今後の展開について、現時点での状況を教えていただきたいと思います。やはり整備することによってスピードもアップするというか、分けることで機能的にもなるんだけれども、やはりマナーの問題は課題があるので、大きな事故にならないこと、ならない条件では車歩分離になったりすることでなると思うんですけれども、どうしても接点はあるのでね、歩道と自転車道との接点とか、車道と自転車道との接点では、やはり今後の検討、研究していく部分もあるかと思いますので、先ほど広域的な取り組みを強化していきたいということでしたので、ぜひお願いしたいと思っていますけれども、その点、1点お伺いしたいと思います。
 あと、まちづくり協議会ですけれども、連雀通りも、また吉祥寺通りの部分も、積年の課題だったと思います。行政の御苦労も多々あったと思うんですけれども、新川宿のところ、吉祥寺通りでは、一方通行化などは、まち、その地域の人たちには理解が重要な点で、賛成者が多数の状況は見てとれますけれども、懸念を持っている方もいらっしゃる中での丁寧な対応を、支援していくという立場でお願いしたいところと、そこの点での対応を、丁寧な対応をお願いしたいというように思いますけれども、この点何かありましたらお伺いしたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  まず、1点目の自転車道のネットワークについて答弁させていただきます。三鷹市は既に御案内のとおり、自転車の事故が事故の中で半数を占めるということで、また、自転車が走りやすい道ができていない、道路ができていないというのは、そういうことから自転車の利用される方が、生活道路の中で走っていると。そこに危険性が高まってくるということで、事故も当然ふえてくるのかなというふうに考えているわけです。そうしますと、なるべく生活道路に入らなくて、自転車が走りやすい道をこれから考えていかなきゃいけないのかな。そうしますと、御指摘のありましたとおり、自転車道のネットワークということが非常に重要になってくるのかなというふうに思います。じゃ、自転車道をつくれる道ってどこにあるだろうかといいますと、やはり高幅員の高規格の道路というふうになってこようかなと思いますけれども、実証実験のありましたかえで通り、都市計画道路であり、16メートルの幅員があるということでございまして、いわゆる2.5の歩道と路側帯と車道というところで、車道のところに駐車違反等があって、なかなか自転車も端を走りにくいような状況がある中で、ここを英断しまして、そこをつぶして自転車道にしたというのが今回の大きな変化といいますか、これまではそこは絶対道路以外に使えないという部分を、新たに車道部分を制限して自転車道をつくったということが、大きな結果で評価を受けているというふうに思います。
 市内には都道を初め都市計画道路がある程度ネットワークされていますね、三鷹市の場合。ですから、今後、都道の整備には自転車道についていろいろ考えなければいけないのかなというふうに思うんですね。そして、一定程度市内を、都市計画道路がネットワークされている上に自転車道を整備すると、自転車道がネットワークされてくるということで、走りやすい道を整備してあげることによって、生活道路への自転車の進入を減らしていくということになると、おのずと事故も減ってくるのではないか。そういう意味で、三鷹市内全域の広域的なネットワークというのを形成するのが必要ではないかというふうに思います。既にいろんな課題も、今回のかえで通りでもいろんな課題が指摘されていますし、自転車が走るということのルール上の問題、マナーの問題いろいろあると思いますが、今後そういうネットワークを整備していく中で、やっぱり一歩一歩積み上げていかなきゃならない話かなというふうに思います、安全走行ということに関しましてですね。ですから、三鷹の交通事情を考えた場合、将来的には、いわゆる都市計画道路を視野に入れたネットワークというのを、今後考えていかなきゃいけないのかなという?うに思いますので、これは重要なテーマではないかというふうに認識しているところでございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  新川宿の要望書に関してお尋ねがございました。委員のお尋ねの趣旨というのは、理解はとても大事なので、合意形成を丁寧にやるべきだという、そういう前提でお尋ねされたと思うんですけれども、絶えず行政のサービスの執行というのはそういう問題を伴うわけですけれども、この場合非常に特徴的なのは、住民の組織ができていて、先ほどの技監のお答えにもありましたように、その組織を中心にまちをつくっていくといった場合に、この住民組織が住民に対して合意形成を図っていくという、そういうパターンになっているんですね、これね。住民同士が合意形成を図っていく。そこが特徴的でもあるし、また、だからこそ高いね、87%という合意形成ができつつあるというのも理解できると思うし、もう一つこの地域は、人と人の輪がすごくできているというか、協議会を担っている人たちの人柄とか、お互いを気遣ったり、信頼していくという考え方が非常に強いんですね。だから、こういう地域というのはどこにでもあるわけではないので、むしろ我々も期待しているし、彼らの動き方ですね、住民の皆さんの合意形成について大いに支援をしていきたいというふうに思っているところです。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  ただいまの部長の新川宿の答弁に、若干アンケートの結果の内容を補足させていただきます。当初、アンケート、平成22年の7月に入ったんですが、この段階ではまだ約6割の方が賛成ということで、そのほかについては反対、あるいははっきりした意見がないというような状況でしたが、冒頭に御説明しましたとおり、部長が今、お話ししたとおり、地域の方が中心になって、いろいろ考え方を議論、あるいは説明をした中で、最終的にこの要望提出の段階では、先ほど御説明しましたように、87%という賛同を得たと。反対が10%ということでございますが、この中にも、地域の方の意向がまとまればそれに従うという方も約7%ほどいまして、そういった方を含めますと95%ぐらいの方が、今、反対はしないというような形に取りまとまっているということでございます。
 今後また、まだ反対されている方に、また協議会中心に説明は繰り返しながら理解をいただくというようなことを聞いております。


◯委員(栗原健治君)  ありがとうございます。自転車道ということでは、車、自動車中心よりも自転車中心の人に優しい、また環境に優しいまちづくりを三鷹の売りにできるように整備を進めていっていただきたいというふうに思います。
 まちづくり協議会での新川宿のところですけれども、新しい市民もふえてきているところもあると思います。長く住んでいらっしゃる方とのまちづくりのいい、言ってみれば事例になるように、三鷹市としてもサポートしていって頑張ってもらいたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(加藤浩司君)  かえで通りの自転車道に関する調査、それと調布保谷線の検討会の御報告、まちづくり協議会からの要望について御報告、3点いただきました。詳細な資料をもとに丁寧な答弁をいただきまして、御報告に関してはすべて了解いたしました。今後とも情報収集に努め、随時スピーディーな、委員会によらず、随時御報告いただければと思います。終わります。


◯委員(伊藤俊明君)  何点かすばらしい御答弁をいただいているんですが、ちょっとだけ確認というか、御質問をさせていただきます。まず、この自転車道のかえで通りの整備が、これほどいい結果というんですかね、整備効果が上がったという評価をいただいているというのはありがたい。本当に整備したかいがあったなというような思いでございます。それで、その中でちょっとだけあれなんですが、先ほど来他の委員からもありましたように、利用者のマナーの向上に向けての取り組みということは、引き続き大いに、また啓発活動もしていただきたいという思いは同感でございますので、その点もしっかりお願いしたい。あと、一部の自動車の出入りだとか、自動車道がやっぱりかなりね、狭くなったというような印象はあるんですが、この辺の改善点というか、どのようにお考えなのかということで、特に7番のところのアンケートですね。特に沿道の方の改善要望が強いというような形で出ていますので、ちょっとその辺の御答弁をお願いいたします。
 それと、連雀通りのまちづくり協議会、そして新川宿まちづくり協議会、これも行政の方、また地域の方も本当に根気よく取り組んでいただいていてありがたいなと、ほんと思いでいっぱいでございます。それで、この連雀通りのまちづくり協議会からの要望では、ほぼ1、2、3案のこの形で進めていくというような、どれかで。どれが今、特に議論がということがあるんでしょうか。特に車道の幅員、歩道の幅員がかなり違うと思うんですが、その辺の議論がもしちょっとありましたらということと、あと、新川まちづくり協議会の方のこれも、本当にいろんな角度から、特に実際に自分たちが実験して、これだけの行動を起こしてやっているということがね、地域の方の並々ならぬ熱意のほどがうかがわれるんですが、それでも合意形成の方が、今、九十、何だかんだで5%ということで、どの程度だとこれが実際に動き出せるのかというような今後の見通しと、特にあそこの歩道は非常に段差がありますよね。それと、危険だとかということでいろんな地域を、実際に車いすだとか、乳母車を押しながらの実験をしておりますので、その辺を含めた議論のあり方と、今後の実現というかスケジュールがありましたら教えていた?きたいと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  沿道の方の出入りの問題です。実は、この沿道の方の出入りの問題につきましては、この自転車道整備計画を行ったときに、やはり一番心配した部分でございまして、やはり沿道の方の協力がないと、この事業はできなかったというふうに思っております。そこで今回のアンケートの中でも、あえて沿道の方、さらには沿道の事務所・店舗へのヒアリングを行いまして、きめ細かく実はデータをとったところでございます。結果といたしまして、今までは歩道を自転車と歩行者が混雑していたわけですが、車道の左側を自転車道をつくったことによって、確認する事項が2つふえたわけですね。自宅に入るときも、まず自転車道の安全確認、次に、歩道の歩行者の安全確認ということで、二重、三重の安全確認をしないと地先への出入りができないという状況がございます。ただ、この自転車道もそういった部分では、見通しを実は大分よくしました。樹木等も大分切ったりして、これは安全確保という視点からやむなく行ったわけですが、そういった部分では、今回のアンケートの中にもありますけれども、47%近い方々が、やはりしにくくなったというのは、これはもうこういった手法をとる限りやむを得ないものかなと思っております。
 ただそういった中で、先ほど来言われております自転車を利用する方のルール、マナーといった問題が、沿道の方への配慮もぜひしていただければ一番ありがたいところですけれども、そういった部分では、やはり今始まったばかりでございますので、こういった自転車走行空間のあり方を、沿道の方も含めまして、やはり今後の整備のあり方についてもっともっと研究しながら、よりよいものに改善していきたいというふうに考えております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  協議会のまちづくりについて、御質問を2点いただきました。まず、連雀通りの方の幅員構成につきましては、5ページ目の検討案1ということで要望をいただいております。ただ、この間の検討過程の中で、検討案の2、歩道を4メートルぐらい広くとるとか、検討案3は4.5メートルということで、そういったできる限り歩道の幅員が広い方がいいんじゃないかという御意見もいろいろあったんですが、この商店街ということで、やはりどうしても停車帯は必要だろうという議論になりまして、検討案1について、この5ページに示しています1.5メートルの停車帯をつける形で検討をしていくと。歩道については、狭小残地等を活用しながら、歩道幅員3.5メートルに加えて、より広い空間をとれるように、今後また検討をしていくということになっております。
 続きまして、新川宿の合意形成についてでございますが、約9割近い方が賛成ということで、今後、交通管理者の方に一方通行化について上げていくことになると思いますが、交通管理者、警察の方からは、おおむね9割以上の賛同があれば可能だというお話を聞いております。今後、警察、あるいは公安委員会、そういったところと協議をして進めていくということになります。また、協議会の方では、今後道路の幅員構成、あるいは整備の仕方、歩道の整備の仕方等、そういったことも、この協議会の中でまた検討を進めていくということになります。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧な御答弁ありがとうございました。それで今後の、先ほど他の委員からもありましたように、自転車道のネットワークの整備によって生活道路の安全確保とか、いろんな観点から必要かとは思うんですが、今後、とにかく三鷹市でなかなかできるものではないと思いますので、東京都と連携をとりながらということで、今後も16メートル以上の道路を、こういう自転車道専用をもしつくるとしても、そのような形という取り組みでよろしいんですかね。やっぱりある程度幅員がなければそういう取り組みも難しいでしょうし、基本的にはそれと、あと新規にこれから都市計画道路の、例えば16メートルとかありますよね。そういう計画には、当初からある程度こういうことを計画に入れながら、取り組みを進めていくんでしょうかという点。
 それと、あと連雀通りまちづくり協議会と新川宿両方とも、非常にこれから、要は既存の商店街の活性化とか、都道のあり方でも、こういう取り組みがあり得るかなということなんで、あと新川宿のように、結局、今までのメーンの通りからちょっと逆に、だけどそれが地域の活性化とか、まちづくりの大きな要素を担いそうな道路になるような、こういうような取り組みも非常に斬新的なこれからの取り組みかと思いますので、これからも丁寧なというんですかね、なるべく皆さんが納得していい形で進めていただけるように、御指導というか、よろしくお願いしたいなと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  今後、自転車道を整備するに当たりましては、基本的に高幅員の道路でないと、自転車道を設けることが非常に難しいという状況があります。そういう中で、都市計画道路を優先してというふうなネットワークをする場合は、そういう道路が当然対象になってくるのかなというふうに思っていまして、自転車道の必要性については、皆さんお認めいただける状況がいろんな形でできてきておりますので、方向としてはそういう方向があろうかと思います。ただ、何も課題がないわけじゃございませんので、幾つかの課題があろうかと思いますので、それは順次乗り越えていかなければいけないものかなというふうには思いますけれども、1つの方向として、都市計画道路を中心に整備するという方向でいくのではないかというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  済みません、自転車道のアンケートで1点だけお伺いしたいんですけど、4ページの(2)の自転車道整備による使いやすさの変化の中で、使いやすくなったが74%で、ある程度予想がつくような結果じゃないかなと思いますけれども、使いづらくなったが10%あるというのは、これ、何が理由なのかというのは把握されているんでしょうか。


◯道路交通課長(福島照雄君)  アンケートの中にあります、まず使いづらくなったというのが確かに10%ございます。この自転車道整備で使いづらくなったというのは、先ほど私も申し上げましたけれども、歩道のほかに自転車道をつくったことによって、やはり利用者にとっても、最初のうちはわかりづらい部分があったかもしれません。ただ、こういったルール、マナーがある程度浸透してくれば、かえって以前よりも歩行者と自転車の分離がされたことによって、いい面が本来見えてくるはずなんですけれども、そういった部分で、なかなか今回も完全分離は、実はできなかったわけです。交差点の手前では、また歩道に戻らなきゃいけないとか、そういったちょっと流れ的に若干ふくそうするところもございますので、そういった部分で、やはり一部の方にはなかなかわかりづらい部分があるのかなというふうに認識しております。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、以上で、都市整備部報告を終了いたしたいと思いますが、よろしいですか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、休憩いたします。ありがとうございました。
                  午前11時41分 休憩



                  午前11時44分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。次回委員会の日程については、3月24日、本会議休憩中といたします。そこで委員会審査報告の確認をすることにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。お疲れさまでした。
                  午前11時45分 散会