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2010/09/21 平成22年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認したいと思います。
 休憩をします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 休憩中の御確認をいただきましたとおり、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査の申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう確認いたします。
 市側の入室まで休憩といたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の説明をお願いをいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。本日は協議事項が1件、報告事項が4件でございます。
 1つ目の協議事項は、お手元の資料1のとおり、調布飛行場まつりに係る行事についてでございます。東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書、こちらに基づきまして、東京都港湾局長から協議の出された事項は、昨年も実施いたしましたが、体験飛行のための離発着でございます。実施内容でございますが、体験飛行は昨年の申請と同様に21回程度の予定となっております。この件につきましては、この後担当より御説明させていただきますが、本日御審議いただきまして結論をお出しいただければと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、報告事項でございますが、2点目は調布飛行場まつりについてでございます。ことしの飛行場まつりは10月17日の日曜日に開催されます。毎年、「多摩と島しょを翼でつなぐ調布飛行場」をキャッチフレーズとして実施しておりますこの飛行場まつりも、ことしで15回目となります。お手元には調布飛行場まつりの開催概要(案)を資料2としてお示ししているところでございます。
 続きまして3点目でございますが、別冊の資料となっております。これまでも、本委員会に逐次経過を御報告してまいりました武蔵野の森総合スポーツ施設基本計画についてでございます。こちらにつきましては、この基本構想につきまして、本委員会の協議了承の後、平成21年4月にいわゆる四者協が開催されまして、地元3市におきまして基本構想を了承をいただいているところでございます。その後、東京都におきましてはこの基本構想に基づきまして検討を進めまして、本年、平成22年8月に資料として御配付のとおり、武蔵野の森総合スポーツ施設基本計画の確定を行ったところでございまして、なお、こちらについても公表されているところでございます。
 そのほか、4点目、5点目につきましては、定例的な御報告内容でございまして、調布飛行場の離着陸状況と味の素スタジアムの輸送人員についてでございます。
 これらの報告事項につきまして、担当から御説明させていただきますので、よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず、協議事項の資料1、調布飛行場まつりに係る行事について御説明をいたします。お手元にありますように東京都港湾局長より、10月17日に開催されます調布飛行場まつりにつきまして、東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する協定書及び同覚書に基づきまして、体験飛行の実施について協議がございました。この体験飛行につきましては、地域住民の皆様に調布飛行場への理解を深めていただくために毎年実施をしております。昨年と同様、21回のフライトを予定をしております。使用予定機は調布飛行場に常駐しております、昨年も同型機でございますが、セスナ172型を予定しているところでございます。
 続きまして、報告事項でございます。資料2、第15回調布飛行場まつり開催概要(案)でございます。開催日時のところが、申しわけございません、東京都からいただいた資料、平成21年になっておりましたけれども、平成22年10月17日、日曜日、10時半から16時ということで予定をしているところでございます。ことしは開催時間が30分ずれておりますけれども、これは前日、島嶼等で防災訓練が開催される関係で、時間をずらしているところでございます。
 主催は調布飛行場まつり実行委員会でございます。
 イベント内容でございますが、特設ステージを設けての地元市や島嶼の郷土芸能の披露、それから協議をお願いをしております体験搭乗・管制塔見学、小型飛行機やヘリコプターの展示、飛行場内を見学するバスツアー、毎年人気の高い島嶼物産即売、あとふれあい水族館など、おなじみの内容でございます。
 来場者は、昨年、一昨年同様、2万5,000人程度を想定しているところでございます。
 次に、別冊の資料3、武蔵野の森総合スポーツ施設基本計画をごらんいただきたいと思います。目次をごらんいただきますと、基本計画は施設整備計画の概要のほか、第1章が施設整備の全体計画、第2章が管理運営のあり方、第3章が施設整備スケジュールの構成になっております。
 まず1ページのA3の施設整備計画の概要をごらんいただきたいと思いますけれども、こちらにつきましては、左側の基本構想の5つの基本的な考え方を実現するために、それぞれ右側のとおり、基本計画に当たって具体化をしているところでございます。この基本的な考え方に沿って、以降の計画は練られているところでございます。
 3ページにつきましては、施設位置でございますけれども、味の素スタジアム西側の6.6ヘクタールの用地でございます。
 5ページ、6ページをごらんいただきたいと思います。6ページの図を見ていただくのがわかりやすいかと思いますが、エリアは第1期事業、西側、左側の屋外スポーツゾーンと武蔵野の森景観ゾーン。それから、第2期事業としての屋内スポーツゾーン、エントランスゾーン、メーンアリーナ、サブアリーナ、屋内プール、ペデストリアンデッキに分かれているところでございます。
 このうち第1期、屋外スポーツゾーン、武蔵野の森景観ゾーンにつきましては、2013年の多摩国体──今スポーツ祭東京2013と総称されておりますが、国体のメーン会場となる味の素スタジアムの補助競技場として先行して整備をすると。あわせて、武蔵野の森景観ゾーンについても、桜の木を中心としまして緑地を整備保存するという予定でございます。
 次に、第2期事業につきましては、この国体終了後、屋内スポーツゾーンのメーンアリーナ、サブアリーナ、屋内プール、それからエントランスゾーンとしてのペデストリアンデッキを整備する予定になっております。
 8ページ以降は、各施設のコンセプト等の概要が少し詳しくまとめられているところでございます。簡単に見ていきますと、補助競技場につきましては味の素スタジアムの補助競技場、第3種公認陸上競技場として整備をする予定です。フィールドは陸上競技だけでなく多様な屋外スポーツができる施設としまして、観客席や諸室を有するスタンド棟もあわせて整備を行うということで、下のまる2のところ、観客席でございますが、市民大会等の広域的な大会や近隣地域の学校単位の大会等の利用を考慮しまして、800席程度を設置をする。なお、スタンド棟の観客席のほか、芝スタンドも観戦スペースとして活用するというような考え方でおります。右の表の中に、ここで文章で示された内容をコンパクトにまとめられています。
 続きまして、10ページ、緑地・みどりの広場。イメージ図にありますとおり、地域に親しまれている桜を残し、そのほか大きな木を可能な限り移植をして、武蔵野の森の景観にふさわしい整備を進めるということでございます。
 第2期事業につきましては、メーンアリーナ、これにつきましては、武蔵野の森総合スポーツ施設の中核となる最大観客席数1万人規模の施設とするということで、利用としまして、国際的・全国的な大規模スポーツ大会が開催可能であるほか、イベント興行の空間としても利用可能な機能を備えた、多目的アリーナとするという考えでございます。
 続きまして、サブアリーナ、14ページでございます。こちらにつきましては、大規模スポーツ大会時のメーンアリーナの補完的な役割を担う施設とするとともに、広域的な大会の開催や団体、個人の利用が可能なアリーナとするということで、特に日本の伝統文化である柔道や剣道を初めとする武道の実践の場を提供するため、日常のけいこや小規模な大会も可能な施設として整備するということで、あわせて施設内に、地域の活性化やにぎわいを補完するためのスペースを整備するという考え方でいます。観客席については350から400程度を想定しています。
 続きまして、屋内プールでございますが、こちらにつきましては幅広い年齢層の都民の個人の利用のほか、広域的な大会の開催が可能な施設とするということで、50メートルの国内公認競泳プールとして整備をするという考え方でございます。
 それから、17ページの中ほど下、ペデストリアンデッキですが、デッキ上部につきましては、各スポーツ施設へのエントランスを形成し、利用者の交流の場としてのにぎわいを演出すると。また、補助競技場のスタンド棟と接続し、味の素スタジアムへの歩行者動線を確保すると。デッキの下部については、一般車両の駐車場を想定をしています。
 (5)の駐車場ですが、駐車場につきましては、一般車両と各種イベントの機材等搬出入車両等に分離し、利用者の利便性を考慮し、合わせて附置義務台数以上の台数とするという考え方でございます。
 19ページ以降ですが、大きく第2章になります。管理運営のあり方についてということで、1「戦略的」かつ「赤字を出さない運営」を基本方針とする施設運営を打ち出しております。かがみ文の下にありますように、スポーツにとどまらず多様なイベントの開催空間として活用することで、「戦略的」かつ「赤字を出さない運営」を基本方針とする事業展開を図っていくということで、1、2、3と考え方をまとめております。
 都民のスポーツへの多様なかかわりを支援する施設運営ということで、施設利用の時間設定やきめ細かな利用情報の提供、簡易な予約システムの導入など、だれもが気軽に利用しやすい施設運営に努めていくと。
 2番目としまして、地域の活性化・まちづくりに貢献する施設運営ということで、このあたり、当然地元3市にかかわってくるわけですが、地域活性化の視点に立った施設の利用促進や、利用者の利便性向上のための交通アクセスに関する環境整備など、地域のまちづくりと幅広く連携した取り組みを行っていくと。
 3番目が、規模のメリットと立地を生かした採算性に配慮した経営ということで、20ページに、個別戦略として、まる1、まる2、まる3。メーンアリーナの多目的活用ということで、スポーツだけでなく、興行系のイベントの誘致をして、収益力の強化を目指すと。それから、利用目的に応じた施設利用料金の設定、3番目としまして、周辺スポーツ施設との機能的連携ということで、これらのスポーツ施設が整備されますと、味の素スタジアムを初め一大スポーツ拠点が形成されるわけでして、こういった施設を一体的に活用した国際的規模のスポーツ大会の誘致や、アリーナとスタジアムでの土日の大型イベントの開催が可能になるほか、イベント主催者に対するPRやセールス活動を連携して行うことによって、両施設の稼働率の向上を図り、収益の向上を目指すと。これは現時点の考え方でございますが、こういったような考え方を示しております。
 2番目、戦略的施設運営を支える管理運営方式を、それでは具体的にどうするのかという話になりますけれども、本施設の管理運営に求められる条件として1から4までここに挙げております。大規模スポーツ施設の管理運営能力、都のスポーツ振興施策との連携、3番目、私ども地域との連携、4番目、興行系イベントの誘致ということで、2の管理運営方式の検討ということですが、これは今後、今挙げたような戦略等も踏まえながら、民間が有する経営上の創意工夫やノウハウの活用が不可欠であると。それとともに、社会経済状況の変化に対応できる管理運営体制と都、地元自治体、関係団体との密接な連携の構築が必要ということで、これらを踏まえながら、今後、最適な整備・運営方式を具体的に定めていくという予定でございます。
 最後の方になりますが、22ページ、地元3市との連携ということで、大規模で広域的なスポーツ大会の開催の場ということだけでなく、立地条件を考えますと、当然のことながら、地域の人々に親しまれる身近なスポーツ施設である本施設のより一層の利用促進と安定的運営に向けて、地元3市等と連携した取り組みを展開していくということで、安定的な経営に向けた連携の取り組みとして、仮称ですが、経営戦略委員会を今後設置する予定にしております。
 設置目的としましては、関係自治体、団体が連携をして、利用促進、稼働率の向上等について幅広い視点から検討することにより、施設の安定的な経営に資することを目的とするということで、今後これらの委員会については、具体的に設置について、内容について検討することになります。
 最後、第3章、施設整備スケジュール。繰り返しになりますけれども、第1期事業につきましては、本年度工事着手──今後、秋以降になりますが、着手予定で、平成23年度内に竣工の見込みでございます。平成24年度にリハーサル大会がありますので、それまでに間に合うようにということでございます。第2期事業につきましては、設計には入りますけれども、工事等につきましては、国体が終わってから工事に入るという流れでございます。
 以上が基本計画の概要でございます。
 続きまして、資料4の東京都調布離着陸場の4月から6月分の離着陸状況ですけれども、4月につきましては2地点間輸送が474回で、前年同月に比べて78回の減、合計は1,149回で、前年同月に比べ304回の減になっております。次ページの5月ですが、2地点間輸送は591回、前年同月に比べ44回の減、合計は1,420回で、前年同月に比べ80回の増になっております。6月ですが、2地点間輸送が526回、前年同月に比べ74回の増、合計は1,326回、前年同月に比べ90回の増になっています。前年同期の4月から6月までを比較しますと、前年が4,029回、ことしは3,895回と、134回、若干の減ということになっております。
 資料5の味の素スタジアム輸送人員については、3月から8月分までを掲載しておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
 なお、資料等がございませんので、口頭で1点報告をさせていただきますが、先週の13日、月曜日の11時20分ごろに米軍の横田基地所属のヘリコプターが調布飛行場に緊急着陸した件ですが、これは飛行中に計器が異常を察知し、安全点検・事故予防のために着陸したと伺っているところですが、同日横田基地から修理班が調布飛行場に向かいまして修理を実施をしまして、翌14日、午前中にエンジンテスト等のチェックを行った上、午後1時45分に離陸をしております。本事案につきましては、米軍横田基地に対しまして情報提供や原因究明、再発防止に向けた安全対策の徹底につきまして、東京都と横田基地周辺自治体5市1町で構成する協議会と、調布、府中、三鷹の3市を代表しまして、調布市が参加をいたしまして、口頭の要請を行ったところでございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 市側の説明に対する質疑がございましたら、お願いをいたします。


◯委員(伊東光則君)  何点かお聞きしたいと思います。まず、武蔵野の森総合スポーツ施設について、1つ、赤字の出ないという事業展開を目指しているということなんですが、どのぐらいの支出を見込まれているのかを1点お聞きしたいと思います。
 それと、離発着の件でお聞きしたいんですが、どうも計画をされている離発着のこのコースから少し大きく、着陸するときに違うコースから入ってきたりとか、飛び立つときに予定されている地域から外れて飛び立っている飛行機があるというふうに思われるんですが、その辺の調査をどのように、今、現状はされているのかという2点、まずお聞きしたいと思います。お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず1点目の件でございますけれども、どのくらいの支出を見込んでいるのかということですが、こちらの方については施設計画がこれから具体化をして、運営計画がさまざま練られると思います。東京都の方で、一定の今どれぐらいの利用があるか等々、収支のそういったシミュレーション等はやっているところでございますが、私ども地元3市としましては、この経営戦略委員会には入りますけれども、基本的な経営責任というのは東京都にありますので、私どもの方が赤字分を補てんするとか、そういったことは当然考えておりません。
 それから、離発着の件でございますけれども、コースが外れているのではないかということですが、これにつきましては、そういうお話をいただいたこともありますので、調布飛行場の方に確認をしましたところ、飛行場の方では管制塔から離発着の状況が見えますので、コースが外れるようなことがあるとすぐわかるということで、基本的にはそういうケースはほとんどないのではないかというふうに、調布飛行場の方では説明を受けたところでございます。もし仮に外れた場合は、即管制塔の方からそういった指導が、もしくは調布飛行場の方から指導が行くというふうには聞いているところでございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。収支の方はですね、赤字を出さないというふうに大々的に宣言された事業でありますので、きちんと東京都の方に要望を出して、最低限三鷹市が補てんするようなことがないようにしていただきたいと思います。
 コースから外れる点については、風が吹いていたりすると、音が飛んでいないはずのところで聞こえたりするということもあるかなとは思うんですが、なお一層、しっかりとコース内を飛んでいただくように確認をしていっていただきたいと思います。
 最後にもう一点お聞きしたいんですが、室内プールを整備されるということなんですが、この中には、飛び込み競技については明記されていない気がしますが、飛び込みについてはどのように考えられているんでしょうか、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今飛び込みについてという御質問でございますけれども、現在の基本計画の段階では、16ページ、17ページにあるような内容でございますので、飛び込みについては可能種目の中に含まれておりませんので、含まれていないというふうに理解をしています。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。水泳、オリンピックの競技とかもかんがみると、飛び込みという競技がたしかあったというふうに思います。ここを大規模につくって、しっかりとした国際大会等を開くことができるプールということですので、飛び込みができないのはどうなのかなというところがあります。その辺、できるように、本当はせっかくですから、していただいた方がいいのかなと思うんですが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今の御質問でございますけれども、こちらの方については、基本的な考え方として、メーンアリーナ等については国際的な規模ということで、大会の規模ということで想定をしていますが、屋内プールについては50メートル国内公認競泳プールということですので、大会の想定としては、広域的な大会ということで、国際レベルまでのものは想定をしていないのではないかというふうに考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。例えば、でも、飛び込み競技ってなかなか迫力のある競技のような気もしますし、近隣でそれが可能なところもないというふうに思います。せっかくしっかりとした整備をするので、予算がすごいかかってしまうとかということになれば、また理由として違うんでしょうが、もし可能ならば飛び込み競技ができた方が人が集まるんじゃないかなという気もいたしますので、その辺、少し研究していただきたいと思います。質問は以上です。ありがとうございました。


◯委員(土屋健一君)  では、よろしくお願いします。まず調布飛行場まつりですけれども、想定来場者数2.5万人ということで、これ、まず昨年度の実績はどのくらいだったんでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  昨年と一昨年は天候に恵まれたこともありまして、これはあくまで主催者側発表ですけれども、2万5,000人ということで、ことしについても同程度を見込んでいるということでございます。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。昨年は想定が2万人だったところで2万5,000人と、5,000人多かったということです。年々、天候にもよるでしょうけれども、ふえている傾向のある中、島の方の防災訓練で30分遅くなって、終わる時間が同じ。これ、5,000人多く想定していて時間が30分少ない、この点についてお答えを。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  時間、30分ずらした点でございますが、要は開場時間については従来どおりということを考えております。9時半開門というんでしょうか。ただ、関係者がそろうのが、島嶼からの飛行機の関係もありまして10時半ということで、いわゆる正式なそういった開式等のスケジュールについては10時半ですけれども、来場者については前年同様の開門時間ということで、大きな混乱はないというふうに見ております。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。開場等についてはよくわかりました。30分遅いというか、その分後ろに延長というのも、まだこの時期の4時なら、まだ全然4時半でも暗くなっていないと思うんですけれども、その辺の御検討とかされたんでしょうか。それだけ再度。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  私どもの方もですね、東京都と全体の概要について説明を受けましたけれども、開場時間の延長については議論がそこまでございませんでした。来場者の動向を見ますと、恐らく4時ぐらい、3時過ぎぐらいでかなり減っていきますので、これまた4時半等に延ばしますと、また後片づけ等の関係もありますので、今のところはこちらの4時がこれまでの開催ぐあいからしましても妥当ではないかというふうには見ております。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。片づけ等もあるので、終了時間は同じということで理解しました。
 武蔵野の森総合スポーツ施設の方で3点ほど。まず、この施設整備の基本的な考え方にありました、周辺地域のまちづくりに貢献ということは、具体的にこの基本計画においてどのように反映されているのかという点が1点。
 あと、6ページに第1期事業ということで、スポーツ祭東京2013に間に合わせるという感じで完成されると思うんですけれども、この補助競技場と同時に、暫定的な駐車場というか、デッキの下に駐車場をつくるということが、これは第2期工事なんでしょうか。それとも、第1期工事で下に駐車場だけつくって、第2期工事で上にデッキをつくるのか、その点をお伺いします。と同時に、このスポーツ祭東京2013のときの本番並びに前年のリハーサル時の駐車場はどのようにお考えでしょうか。
 最後に、22ページのこの経営戦略委員会、3市、三鷹市も──もちろん東京都もでしょうけれども、入るということです。先日の9月6日の新聞ですと、調布と三鷹、府中の地元3市とも経営戦略委員会を設置してというふうに書いてあるんですけれども、この記事を読んだときはそれぞれ単独で、三鷹市単独でも委員会をつくるのかなという理解したんですけれども、その点、よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず1点目の、基本構想でまちづくりに貢献する施設ということが挙げられていますが、具体的にどういった点が基本計画に盛り込まれているのかというところでございますけれども、例えばサブアリーナの多目的スペースですとか、あとペデストリアンデッキの活用というところがここに挙げられることになろうかとは思いますけれども、三鷹市としましては、味の素スタジアムのときもそうなんですけれども、交通アクセスの環境整備ということを以前から東京都の方に要望しておりますので、今後経営戦略委員会の中でも交通アクセスについても検討の1つの項目になっておりますので、そういったこともまた要望して、具体化に努めていきたいと考えております。
 それから2番目、駐車場の関係ですけれども、まず第2期事業のところにつきましては、国体用に暫定的に駐車場として活用するということですので、暫定的な駐車場としての整備、1期目のところですね、国体の駐車場に使えるようにということです。その後、第2期事業として、ペデストリアンデッキをつくって、その下に駐車場を整備をするという考え方でございます。
 それから、経営戦略委員会につきましては、これは東京都が中心となってつくる委員会に関係団体、地元3市が加わると、そういう内容で、私どもの方としては委員会での検討事項を受けて、また庁内でいろいろ御協力をいただく部分はあろうかとは思いますけれども、各市で単独の委員会を設けることは考えておりません。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。御丁寧な御答弁ありがとうございました。1点だけ、先ほどの暫定的な駐車場というのは、じゃ、この第2期事業分の土地がまだ更地というか、そういうときに端から置けるような、そんな簡単な程度の駐車場なんでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  駐車場については、暫定的な整備というふうに伺っておりますので、詳しくはまた東京都の方から情報提供をいただきたいと思いますが、あくまで暫定的な整備ということで聞いております。


◯委員(土屋健一君)  よくわかりました。ありがとうございました。終わります。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。武蔵野の森総合スポーツ施設の件でお伺いしたいと思います。来場者という観点からで幾つかお聞きしたいんですが、まず各競技場の観客席の数なんですけれども、例えば補助競技場は800、メーンアリーナは約1万と、サブアリーナは350から400ということで、関連してトイレの数も観客席のキャパに応じて設置されると思うんですが。まず、面積上の問題はもちろんあると思うんですけれども、この観客席の設置数についての、もう少しちょっと御説明いただければと思います。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  観客席ですけれども、メーンアリーナにつきましては国際大会等、大規模な大会を想定をしておりますので1万人ということで、サブアリーナにつきましては、先ほど申し上げましたように大規模大会の補完、もしくは広域的な大会──ちょっと小規模の大会ということになりますけれども、そういった大会を想定をしておりますので350から400。補助競技場につきましては、3種の公認競技場ということで、このエリア6.6ヘクタールということで、極めて限られたスペースでございますので、この中でスタンドの設置というのも一定の条件になっていたかと思うんですけれども、800席。それから、芝の方も使えるようにということにしておりますので、補助競技場については、もう少し観客がふえるのかなというふうには見ております。
 いずれにしましても、こういう6.6ヘクタールという限られた中に補助競技場ほか、4施設を設置をして、なおかつ経営戦略上も赤字を出さないということで考えておりますので、メーンアリーナについては1万人というようなことで、それぞれ特徴を出しながら施設運営をしていくということで、全体の観客数の連携というところまでは東京都の考え方は伺っておりませんけれども、それぞれの施設、目的に応じて観客席、最大限配慮しているのかなというふうに思っております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。ほかの件に関してもわかりました。メーンアリーナの1万人という数は、経営戦略的に考えると、逆に言えば最低限度の数なのかなと、あくまで印象ですけれども、思います。この中でメーンアリーナの多目的活用というところで、興行系イベントの誘致ということも書いてありますが、これもどうでしょうね、興行系のイベントの誘致と書いてありまして、その後に若干具体的な記述もあるんですけれども、このあたり、どの程度のことまで興行系のイベントという中身についてお考えになるかということを、済みません、ちょっとお聞きできればと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  施設目的、もちろんスポーツ施設ということで、大規模大会等も想定をしておりますので、いろいろスケジュールを調整をしながら、今の味の素スタジアムもそうですけれども、Jリーグの試合とうまく調整をしながら、夏場、土日、土日でサッカーの試合を挟んで、誘致をして、それを収益につなげているという状況がございます。
 興行系のイベントについては、かなり誘致の競争も激しいというふうに聞いております。味の素スタジアムでやりますと、4万人、5万人という規模の集客をしないといけないということになりますので、こちらの方のメーンアリーナにつきましては天候も関係なく1万人程度ということであれば、またそれにふさわしい歌手というんですかね、歌の方になりますとそういった系統になりますけれども。味の素スタジアムからメーンアリーナ、それぞれ集客数といいますか、収容人数に応じたイベントの開催が可能になって、一体的にいろいろ、例えばアピールすれば、そういった開催の幅も広がっていくのではないかなというふうに、ちょっと考えているところです。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。特にこのメーンアリーナの活用の度合いといいますか、観客の度合い、あるいは施設の有効活用というところが、やはり経営戦略というところの大きな部分にも資するのかなというふうにも思いますので、なるべく飽きの来ないようなイベントを誘致していただいて、経営の方、頑張っていただきたいと思います。
 済みません、最後に関連して、駐車場の話も先ほど出たんですが、これは何台ぐらいの想定になられますか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  駐車場の台数については、附置義務以上の台数ということで、具体的な数字は出ておりませんけれども、150台程度というふうに伺っております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございました。終わります。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いします。まず武蔵野の森総合スポーツ基本計画で、今、岩見委員から大規模なイベント等について話がありましたけれども、逆に、例えばサブアリーナですか、について、やっぱり日常的な練習ですとか、そういった使い方もふえてくるのかなと思うんですが、22ページ、23ページについて、交通アクセスに関する環境整備の検討で、日常的な活動だから、ちょっと小規模な試合とかに使う場合に、交通アクセスは現時点では三鷹からは不便なのかなと思うんですが、交通アクセスに関する検討について、現時点で何かお話しできることがあれば教えてください。
 あと、味の素スタジアム輸送人員について、音楽系のイベント、例えばEXILEのライブだとかa−nation、以前もこういった議論は出たかもしれないんですけれども、三鷹駅発着のバス便がないですよね。日常のサッカーの試合を見てみますと、例えば武蔵境からの利用者と三鷹駅からの利用者というのは、武蔵境の方が多いんですけれども、三鷹駅からもそこそこの利用があると。このバス便に関してどこまで三鷹市がかかわれるかという問題もあると思うんですけれども、三鷹からも発着便を出すよう働きかけをしてもよいのではないかと思うのですが、現時点での御意見を聞かせてください。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず1点目の交通アクセスの問題でございますけれども、現状、御指摘のようにバス便も朝日町経由ですとか、あと調布の方に行くバスにつきましても境から出ていますね。ということで、直接スタジアムの方に行く本数というのは、朝日町三丁目という本当に限定的な本数しかないと思っています。こちらの方につきましては、味の素スタジアム建設の際にも中央線、それから三鷹市からのアクセスということで再三要望してきた経過もございますけれども、大規模イベント時のバス輸送にとどまっているということで、市としましては今後こういった西側のスポーツ施設、常時利用できるような施設も整備をされてきますので、経営戦略委員会を初め、機会をとらえて、バス事業者の協力を得ながらということになりますけれども、そういったアクセスの改善に向けて取り組んでいきたいと思っております。現時点でこういうふうなコースだというところまでは、残念ながら至っておりません。
 それから、味の素スタジアムの輸送人員の関係で、音楽系のイベントにつきましては、確かに三鷹駅からの発着便が出ておりませんが、こちらのイベントにつきましては、基本的に主催者側の考え方ということによります。主催者側の方としますと、基本的にバス便は出しておりますけれども、こういった音楽系のイベントというのは京王線からお越しくださいということを集中的にやっているようでございます。スタジアム自体には私どもも三鷹からのバス便をということで要望をしておりますけれども、主催者の方には直接要望はしていない状況でございます。
 それと、あと一つ補足しますと、バス便の時間ですね。境の方が比較的近い、短いということもあります。人数が多い場合については、増便がよりそういったコースの方が可能になるという事情もあるというふうに伺ったところでございます。


◯委員(浦野英樹君)  まず武蔵野の森総合スポーツ施設への交通アクセスにつきましては、今も答弁がありましたけれども、本当に最寄りが朝日町三丁目で、あそこは1日数便しかないような状況ですので、これは日常的に市民がこの施設を利用するためには、必ずこれは何らかの改善が必要かと思いますので、今後も継続的な働きかけをお願いしたいと思います。
 音楽系イベントについてはわかりました、事情については。ただ、変な話、千葉方面からのアクセスということを考えたら、三鷹から総武線に乗っちゃえば帰りも楽だしというのもあるのかなと思うんですよね。せっかくこれだけ近隣の施設に人が集まっているわけですので、これもどういった機会があるのか検討していただいた上で、また継続的に機会を見て働きかけをお願いしたいなと思います。よろしくお願いします。


◯委員(森  徹君)  大分質問が出ておりますので、若干皆さん方の質問ともかぶる部分はあるかもしれませんけれども、何点かお聞きしたいと思います。この戦略的施設運営という、これは新聞報道でも石原知事でしたっけ、赤字を出さないことを条件にみたいな、そういう発言があったようですけれども、やはりこういうことが報道も含めて出されているというのは、かなりこの施設の運営自体が財政的に厳しいということを既に読まれているのかなということで、この地元3市がこの中に入って経営戦略委員会ですか、これはこういう方向が出されたときの三鷹市の対応というのはどういう、議論も含めてあったんでしょうか。まず最初にそれをお聞きしたいと思います。
 それから、第2期以降ですよね、メーンアリーナその他は。だから、国体の終わった後になりますね。このメーンアリーナという1万人規模ですけれども、これの具体的なイメージ、こういう同規模の施設が都内といいましょうか、東京の中でそういう施設が、例えばこういうところがイメージだよというのが紹介されるんでしょうか。
 メーンとあわせてサブアリーナですよね、これの積極活用のことが提起されていますし、戦略委員会の中の三鷹市にもそういう働きかけがあると思うんですけれども、三鷹市は多摩青果跡地ということを書いておりますけれども、それとの関係、三鷹市、どういうふうに考えておられるのか。
 それから、米軍ヘリが不時着したという報告がありました。このヘリがどういう任務で、どういう飛行ルートで飛ばれていて不時着されたのか、その辺、つかんでいればここで報告していただければと思います。以上、最初にそういうことでお願いします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  2点目の質問の方にありました、多摩青果の市場跡地の開発との関係で本施設の内容をどうとらえているかということですが、このように待望の施設が具体化され、基本計画まで出されました。非常に大規模な施設ということで、特に多摩青果の総合スポーツセンターのところで御期待のあった観客席の問題については、ここのところの施設でかなりの部分が解消できますし、いわゆる大会規模、国内のトップクラスの規模の大会なども容易に開催できるのではないかというふうに考えております。
 したがいまして、いわゆる市民センター周辺地区整備におけるスポーツ施設については、原点に立ち返って、市民スポーツの拠点としての機能ということで、観客席も一定程度設けますが、非常に大きな大会というレベルまでには必要ないんではないかと、このようなことも御説明しながら、適正規模に抑制する方向で考えておりますし、また、一方で、この武蔵野の森スポーツ施設についても、地元3市の協力というところでは、地元3市がめり張りをつけた利用の仕方をしますけれども、使いやすい内容でないといけないと。それは、ですから条件によりますけれども、料金の設定でありますし、先ほど議論になっておりました交通アクセスの問題、こちらについても前向きに解決していくということでお話ししているところでございますので、その方向で両者、両施設をうまい組み合わせで使っていけるように、これからも考えていきたいと考えております。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  メーンアリーナの具体的なイメージということですが、代々木の東京体育館が同程度というふうに伺っています。
 それから、米軍ヘリの任務飛行ルートですが、こちらについてはそういう情報を得ておりません。一番近い飛行場に連絡をして、着陸をしたというふうに聞いております。米軍のマニュアルがそういうふうになっておるようで、マニュアルどおり厳格に運用したというふうに聞いております。


◯委員(森  徹君)  それでは、再質問ですが、東京都の体育館、たしかあそこも客席1万というふうに聞いてます。駅から非常にアクセスがいいところで。しかし、稼働率というのはかなり高いんでしょうか、あそこ、都心の立地条件のいいところ。その点を1つお聞きしたい。
 多摩青果の市が進めている点では、これは観客というよりも、身近な市民のスポーツ施設というところですよね。だから、同じような、観客がという点では当たらないと思うんですけれども、身近な施設という点で、サブアリーナが、メーンというよりも、サブアリーナがそういう市民が利用できるというような施設になっていくんだろうと思うんですが。この経営戦略委員会、これは、いわゆるこの施設に対して、地元市にあるから、そこでのいろいろ運営に関して、また利用に関して地元市と東京都が話し合いを持っていくというふうに理解をしていいのか。いわゆる経営的な側面で、先ほどもどなたか質問がありましたけれども、市が財政的なものを求められるということはないんですよね。その点、はっきりお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いします。
 それから、米軍ヘリのことについてはわかりました。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  代々木の東京体育館の稼働率ですが、今、手元には資料がございませんのでお答えできませんけれども、かなり幅広く利用されているというふうに聞いております。それが具体的に赤字か黒字かというところまで承知しておりませんので、申しわけございません。
 関連して、市が新しい西側のスポーツ施設について、運営・利用等についてどこまでかかわるかということでございますけれども、先ほど申し上げましたように、これはほかの2市も共通した考え方ですけれども、端的に財政負担と言われるような、そういう負担は当然考えておりません。経営責任につきましては、これから運営形態等具体的に検討されますけれども、東京都が責任を負っているという前提で、私どもとしますと利用促進等について地元市として協力をするというスタンスでございます。あと、市民利用も当然身近な施設ですので、都民の施設ですので市民の優先的利用というとなかなか難しい部分はあるんですけれども、そういったことも含めて地元市としては東京都と話し合っていきたいというふうに思っています。施設については、多摩地区ではこういった施設、初めてでございますので、多摩地域の拠点になるというふうに考えているところでございます。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  都の資料によりますと、東京都代々木体育館、メーンアリーナの稼働率が99.6%ということで書いてあります。また、先日の都政新報の記事の中で書いてあることは、代々木体育館のことですけれども、年間の管理費が約7億5,000万円ということで、それに対して都は指定管理料として2億5,000万円を払っているということで、その差が収益なのかなと推測はしますが、この指定管理料として払っている部分が要は赤字部分の補てんかと思われますので、そこら辺を極力縮小するというのがこの基本計画の考え方でありますし、それに向かっては、イベントとか、そういうのの開催で収益を上げるほか、地元も含めた稼働率を極力上げると、こういうことが求められていると、このように理解しているところでございます。


◯委員(森  徹君)  スポーツ施設というのは非常に大切ですよね。高齢化社会を含めてもそういう施設、大切なんですが、それはやはり身近なところにね、市民が利用できる身近なところにつくっていくという点で、かなり大規模な施設ですから、そうしますと稼働率と赤字を出さないという点でイベントというふうになりますと、これから、現在も含めてですけれども、今の経済の動きからしてもなかなか難しい状況はあるのかなと。
 それから、経営運営のあり方のところで、新宿から電車で約20分って書いてありますね。多摩の全市域を1時間でカバーできると書いてあるんですが、ちょっと多摩の市域全域を1時間というのは厳しいかなと。やはり都庁的な視点かなと。新宿から20分。多摩のこと、わかってないんじゃないかなと。確かに多摩格差という言葉があるように、23区だけに都心型ではないということは1つなんですけれども、この場所が果たしてそういうスポーツの多摩の拠点としての位置からすると、京王線、ずっと昔のイメージでいくと、三多摩という点でいくと北多摩だとか、西多摩だとかいうところから離れていて、どちらかというと南多摩的な施設になっていましてね。そういう位置からすると、東京都自身もこれが非常に赤字と、これだけの大規模な施設をつくって、実際にそのことを相当頭に入れて計画が組まれているのかなというふうに、このわずかな文言の中からもかいま見られるんですが。ぜひこの問題については、三鷹市がそういう都の財政的な負担を強いられるというふうにない状況とあわせて、今後の高齢化とあわせて健康の問題のスペースが、そのためにどういう施設が最も必要なのかということで、積極的な意見を上げていくということも必要だと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。これは意見と要望です。
 それからアクセスの問題で、バス会社も経営が非常に厳しいですよね。特に私ども、小田急さんといろいろ話し合いさせていただく中で、東八道路から北側と南側というのはかなり分水嶺みたいになっていて、そこから路線を延ばすというのは人件費の問題、いろいろ車の配車の問題でなかなか慎重になっているようなので、その点の問題を合わせると、交通アクセス、この利便性だけじゃなくて、大沢というのは不便地域ですから、やはり三鷹のコミュニティバスの問題も含めて、この地域のアクセスというのはあわせて検討が求められると。単純に国がそういう公共交通で助成金その他を補てんするという、いわゆる交通権の問題とあわせて考えていれば別ですけれども、そうでないならば、なかなか厳しい位置にこの施設ができるというふうに考えております。私、そんなふうに考えているので、これは御答弁をということじゃないんですけれども、そのことも含めて必要な意見は上げていっていただきたいということで、質問を終わりにします。


◯委員(宍戸治重君)  最初にね、これからいきます、武蔵野の森総合スポーツ施設。森委員のお話とそう遠くない話なんですけれども、森委員の裏返しというか、裏づけの話をすると、経営戦略委員会というのが設置されるということですけれども、先ほど東京都の武蔵野の森総合スポーツ施設基本構想の流れからそういう位置づけになっているということですけれども、三鷹市にとっても今、市場跡地のところにつくられるスポーツ施設、その上の段階でこれが考えられるわけだけれども、これからのスポーツ振興だとか、教育、そういう面からも、または、広くはまちづくりですけれども、もう少し小さく言えば産業振興にどうかかわっていけるのかということを、きちっと位置づけるなり議論をした上で、この経営戦略委員会に臨むべきだろうと思っています。そういう意味で、三鷹市ではどういう形で委員会に対して体制としてつくられるのか、または考えていくのかということを1つお伺いしておきたいし、ぜひそうあるべきだと考えています。
 それと、この委員会が東京都の施設であったり、三多摩全域の1つの施設であったりしたときに、この3市、調布、三鷹、府中がどれだけのものが言えてくるのかということもちょっと疑問に思っていますので、その辺どういうふうに考えられているのかお伺いしたいなというふうに思います。細かい点については、この委員会にこれからのことだろうと思いますので、基本的な考えをひとつよろしくお願いします。
 それと、きょうは協議事項が1つありますので、その協議事項について。毎年やっていることなので、今まで事故の報告もないようですから問題はないかと思いますけれども、ぜひ近隣の安全と搭乗者の安全には十分配慮をいただいて取り組んでいただきたいというのを申し添えて、協議事項への意見というふうに思います。そういうことで、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず、経営戦略委員会に臨む市の考え方ということでございますけれども、この施設の建設に当たって地元3市で要望した中で、今回具体的に盛り込まれていないのが地元の優先利用と。これは都立の施設ですのでなかなか難しい部分はありますけれども、こういったところは3市で共同してまた取り組んでいきたいと思いますし、まちづくりについては、立地条件の問題等がありますけれども、そこの施設を多目的に活用してということで、今後3市、それから東京都で具体的に案を出していきたいと思っております。
 あと、産業振興については以前御質問いただいた、例えば三鷹駅とのアクセスの問題等があろうかとは思いますけれども、現段階ではイベントの数も少なくて、散発的な交通アクセス、運搬状況というような状況で、直接的に産業振興、商業振興につながるような状況ではありませんけれども、今後そういった施設の一体的活用の中で三鷹市、大沢地区を中心にどうかかわっていけるのかというのを、もう少し市の方でも詰めていきたいと思っております。
 基本的にはスポーツ振興の部分で、こちらの新しく整備する施設とのすみ分け、機能分化というのがあるかとは思いますけれども、経営戦略委員会に当たって私どもが一番要望したのは、3市の共通要望とは別に交通アクセスの環境整備ということでしたので、こちらの方を重点的に取り組むことによって──産業振興はなかなか具体的な成果というのは難しいかと思いますけれども、そちらの方につなげていければということで、また委員会の方が具体的になりましたら、庁内でしっかり調整をさせていただきたいと思っております。
 それから、地元3市の優先利用の部分ですが、これについては3市と東京都の課題別の協議会等で私どもの方も積極的に発言をさせていただいているんですが、東京都さんの方も都立の施設ということもあって、なかなか計画上は文言にしづらいというところの部分があるようですが、そうは言っても地元3市周辺を含めますと、本当に100万人単位のそういった人口になりますので、地元3市抜きにはそういったことは考えられないんじゃないかということで、常々東京都さんには申し上げているところでございますので、いろいろな利用料金の形態を考えられるということも挙げられておりますし、あとは東京スタジアムなんかでも、例えば1日分、大体地元3市に無料利用させていただいて、その中で市のイベントをするというようなこともありますので、そういった今の利用等も踏まえながら、何とか地元市民の利用しやすいように持っていきたいというふうには思っております。


◯委員(宍戸治重君)  大分質問もたくさん皆さんから出ていますので、今申し上げたような、それこそスポーツ振興、教育での使い方、まちづくり、産業振興というのも、距離感じゃないところもありますので、例えば駅前でどう取り組んでいくのかとか、そういうものも位置づけていく必要があるんじゃないかというふうに思いますので。ただ、スタジアムの前例を見ると、なかなかそうもいかないところは承知していますけれども。それも1つの戦略経営じゃないかというふうにも思いますので、ぜひきちっとした三鷹市での位置づけをはっきりして、そこから委員会への発言を求めていっていただきたいというふうに思います。以上で終わります。


◯委員(半田伸明君)  武蔵野の森総合スポーツ施設基本計画の冊子についての質問なんですが、これ、基本計画であって、基本計画案ではないわけですから、確定ということの前提でよろしいわけですよね。いろいろ、こういうのがあった方がいいんじゃないかという意見もあったようなんですが、これは確定と。この確定した部分について若干疑念というか、これ、どうなのかなというところから聞きたいんですが、これ、平成22年8月発行とありますね。だから、最近なのかなと思うんですが、やはり皆さんから質問が集中していた点を私もちょっと不思議に思っていた部分があって、19ページなんですが、当然質問が出るべき項目だろうなと思って聞いておりましたら、質問が何人か出ていましたので、皆さんやっぱり気になさっていらっしゃるんだろうと思うんですが、赤字を出さない運営ってありますよね。
 この赤字の定義って非常に難しいなと思っていて、どの程度をもって赤字と言うのか、言わないのかというのは大変問題なのかなと。さっき部長の方からも都政新報の記事の御紹介がございましたが、例えば指定管理料分も赤字と考えるというやり方なのか、それとも入りと払いを単年度ごと考えて、ことしは利用料が少なかったからこれだけ赤字になりましたよという概念なのか、この赤字の概念というのは非常に重要だと思うんですね。だから、赤字って、あなた、どう考えているんですかというのを東京都に聞くというのも変な話なので、私が疑問に思っているというのは、この赤字を出さない運営方針を、──19ページの(3)ですね、財源面から支えとありますよね。安定したサービスの提供を継続するため云々という流れになっていますね。これ、文章の流れを見るとそういうふうに見えるんですね。
 最後の22ページの方を見てますと、経営戦略委員会(仮称)というところの設置目的の部分なんですが、2行目、利用促進、稼働率の向上などについて幅広い視点から検討することにより、施設の安定的な経営に資することを目的とすると書いてあるわけですね。ですから、これを見る限りは、ああ、なるほど、三鷹市は利用促進、稼働率向上について意見を言う場があるんだなと読めますよね。つまり、ここから財政負担という文字は絶対に読めないですよね。
 片や、先ほどの19ページを見ますと、赤字を出さない運営を基本方針とする事業展開を図っていくとしながらも、(3)の部分でそれを財源面から支えるとある。いやいや、これは当然東京都の話なんですよと言ってしまえばおしまいなんですが、多分これはどの委員さんも危惧していらっしゃることだろうと思うんですが、こういうのがもし数年後、ころころ変わって、例えばランニングコストのうちの3分の1は三鷹市が持ちなさいよだとかですね、考えたくはないんですが、そうならざるを得ない事態があった場合に、じゃ、どうするのということなんですよね。現時点では、財政負担の部分は東京都からこういうのをやりなさいというのが、例えば味の素に億単位の金を出したみたいに、あんなことはないんだろうと思うんですけれども、もし万が一、今後そういうことがあった場合には、いやいや、話が違うじゃないですかということを言える余地が東京都に対してあるのかどうかですね。ここはやっぱり、1点確認をしておきたいと思うんですよね。いかがでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今の御意見ですけれども、例えば仮に財政負担とか、そういったような話にはならないと思っていますけれども、そういった事項については、いわゆる四者協ですね、前の六者協、そういった場でしっかり──しっかりというよりも議論すべき題材でございますので、恐らく私はそこまで行かないとは思っておりますけれども、仮定として考えますと、そういう場での議論の対象となるべき課題というふうに思っております。


◯委員(半田伸明君)  今の答弁が欲しかったんですよね。つまり、この委員会云々ではなくて、あくまで原則は原則であるということだろうと思うので、それはよくわかりました。引き続きこの点は個人的には危惧している点でもありますので、三鷹市の財政負担はふえないですよねということを言い続けていただきたいと思います。以上で終わります。


◯委員長(白鳥 孝君)  質疑がほかにございませんでしたら、これで終わりにしたいと思いますけれども、終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑はこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時51分 休憩



                  午前10時53分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開をいたします。
 協議事項につきましては、委員の皆様から出されました意見を付しまして、おおむね了承ということで報告したいと思います。これに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 次に、議会閉会中の継続審査申し出の確認をいたしたいと思います。調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 さよう決定をいたします。
 続きまして、次回委員会の日程でございますが、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 その他、ほかにございませんでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもちまして、本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会をいたします。ありがとうございました。
                  午前10時54分 散会