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2010/06/15 平成22年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  おはようございます。それでは、調布基地跡地利用対策特別委員会を開会をいたしたいと思います。
 初めに休憩をとりまして、本日の流れを確認したいかと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  それでは、委員会を再開いたします。
 休憩中御確認をいただきましたとおり、1、行政報告、2、議会閉会中の継続審査の申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認をさせていただきます。
 休憩をいたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開をいたします。
 それでは、市側の説明をお願いをいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  おはようございます。それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。
 本日、報告事項が4件でございます。1つ目の報告事項でございますが、お手元の資料の1にございますとおり、調布飛行場ターミナル整備についてでございます。本件は3月の本委員会におきまして、東京都港湾局からの報告に基づきまして、整備の年次に関するスケジュールやおおよその施設内容などについて報告をさせていただきました。その後、港湾局において検討が進められまして、施設の規模等において変更がありまして、東京都から修正の報告があったところでございます。そのため、この後、修正点などについて担当より御説明をさせていただきます。
 次に2点目の株式会社東京スタジアムの経営状況等について、以降ですね、調布飛行場の離発着状況などの定例報告につきましても、この後に御説明させていただきますので、よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  おはようございます。それでは、私の方から資料の説明をさせていただきます。まず資料1をごらんください。調布飛行場のターミナル整備につきましては、3月の本委員会におきまして基本計画段階での整備内容を御報告したところです。その後の検討によりまして施設の基本的な規模等が定まった旨、東京都港湾局から報告を受けましたので御説明をいたします。
 裏面2ページをごらんいただきたいと思います。ターミナルの整備位置につきましては前回と変更はありません。既存の倉庫を撤去して現在の仮設ターミナルの隣接地に鉄筋コンクリート構造の2階建てで建設する予定でございます。
 隣の3ページ、施設平面図(案)でございますが、まず1階部分をごらんいただきたいと思います。1階部分は当初の案とそれほど大きく変わっておりませんが、チェックインカウンターが当初案より少し広くなったほか、当初、出発・到着ロビーのみに設置予定のトイレを搭乗待合室にも配置をし、利用者に配慮した案になっています。
 次に4ページの2階部分の施設平面図及び6ページの一般開放施設の施設概要の方をごらんをいただきたいと思います。当初の案では大きく3つに分けまして、航空会社事務室、防災・コミュニティ施設、展望室の3つに区切っておりましたが、防災・コミュニティ施設と展望室の計画を一部変更をしております。展望室につきましては、室外の展望デッキと室内のユーティリティースペースに分け、送迎者や見学者など、一般の利用に供されるように工夫をしております。さらに、地域からの情報発信・交流の場及び飛行場や島嶼のPRの場としての活用も想定をしているところでございます。
 7ページにイメージ図を添付しておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。
 それから当初ですね、防災・コミュニティ施設と称していた真ん中の会議室につきましては、この段階では防災・空港等会議室とし、通常は飛行場の管理事務所が会議室として使用いたしまして、災害時は緊急輸送基地の本部会議室として使用する予定でございます。また、当初の空港の整備方針と整備基本計画を作成した際の地元との合意に基づきまして、この会議室につきましては6ページのですね、防災施設の一番下の段に記載がありますように、飛行場の普及・啓発または島嶼の振興等にかかわる会合について、地元市・地元町会・自治会の要請に基づいて利用を認めることとし、地元町会や自治会の利用についても一定の手続のもとに認めていただくことになっております。詳細は今後詰めていくということになろうかと思います。
 なお、5ページに整備スケジュール等の記載がございますが、こちらの方は変更ございません。平成22年度に設計委託、平成23年度、平成24年度の2カ年で工事を完成させる予定で、国体開催年に合わせて完成をさせる予定としております。
 続きまして資料2ですね。株式会社東京スタジアムの経営状況等をごらんいただきたいと思います。平成21年度の報告でございます。まず損益計算書でございますが、最初に売上高ですが、平成20年度は初めて10億円を超えて過去最高の11億円強という売り上げになりましたけれども、平成21年度につきましては9,779万円減の10億347万6,000円となっております。こちらの方は東京ヴェルディの2部降格等のマイナス要因が影響を及ぼしております。しかしながら、運営状況全体としては、売り上げは10億円を超えてですね、比較的良好ということでございます。
 イベント事業につきましては、アミノバイタルフィールドの利用が前年に引き続き増加をしております。Jリーグの公式戦につきましては、ヴェルディの2部降格、それから大型コンサートの回数減によりまして売り上げが7,000万円弱減っています。広告収入は引き続きネーミングライツが2億3,300万円ということで貢献をしているところでございます。
 また、商業施設等ではCM・ドラマ撮影などの誘致が貢献をしておりますが、降格による入場者減の影響が出ています。営業費用が8億8,615万8,000円で、営業利益が1億1,731万8,000円、営業外損益が3,915万円で、経常利益が1億5,646万8,000円です。特別損益ではですね、有価証券償還損ということで、この経済情勢の悪化もありまして平成21年度に償還をしたものが元本割れを生じたということで、1,462万7,000円の償還損が発生をしております。税引き後の当期純利益は8,240万2,000円です。最終的には、繰越利益剰余金(累積損失)が昨年度の9億1,136万8,000円から8億2,896万6,000円に縮小しているところでございます。貸借対照表についてはごらんのとおりでございます。
 9ページの事業実績、少し繰り返しになりますけれども、先ほどのとおり東京ヴェルディの降格によりまして、ヴェルディの入場者が18万9,341人から9万8,484人に半減したこと及び集客力のある商業イベントのコンサートが当該年度、4回の17万人が──これは平成20年度ですが、2回の10万人、2分の1であったことが総来場者数の減にあらわれているところでございます。ただしですね、利用回数の方をごらんいただきますと、一番上ですが242回から283回と増加をしておりますし、また、その下のアミノバイタルフィールドにつきましても、381回から477回ということで利用回数が増加をしております。厳しい経営環境の中で経営努力を積み重ねていることがうかがえるかと思います。施設貸出回数の統計は910回から1,049回ということで、15%増になっております。
 それから、次に資料3をごらんいただきたいと思います。調布飛行場の離着陸状況でございます。1月から3月の状況ですが、1月につきましては2地点間輸送が611回、前年同月に比べまして49回の増、合計1,520回で、前年同月に比べまして151回の増になっております。増の要因は航空測量がふえているという状況でございます。次のページの2月ですが、2地点間輸送は464回、前年同月に比べ28回の減、合計は988回で前年同月に比べ172回の減となっております。3月でございますが、2地点間輸送が537回、前年同月に比べ37回の減、合計は1,358回で前年同月に比べ71回の減となっています。前年同期の1月から3月を比較しますと、前年が3,958回、ことしが3,866回と92回の減ということで、状況としてはそれほど大きく変わっておりません。
 なお、最後に資料4として味の素スタジアム輸送人員表ということで、3月から5月までの状況を添付しておりますのでごらんいただきたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 何か質問ございますでしょうか。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いします。資料1のターミナル整備についてお聞きしたいと思います。まずですね、3ページの施設の図に、これは何というんですか、右側の下の方に警察詰所というところがあるんですが、ここに警察の方が詰めるのかなということなんですが、これは常設になるんでしょうか。いつもお巡りさんがいる状況なのかどうかというのをお聞きしたいと思います。
 それとですね、ユーティリティースペース等のことなんですが、これ、地元の町会とか自治会が使えるということなんですが、時間帯としてはどのぐらいの時間帯ということで。多分、飛行場そのものは、飛行機が飛べるのは日が出ている時間帯ということですが、町会活動等は多分、夜7時、8時、9時というような時間帯も打ち合わせ等で考えられるのかなと思うんですが、その辺どういうふうに考えられているのか。
 それと、この整備そのもの、どこかの建設屋さんが請け負うのかなと思うんですが、それに対して三鷹の業者が工事を請け負えるような取り組みというか、そういうのはされるのか、されているのか、その辺をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  3点御質問をいただきました。まず1点目の詰所でございますけれども、こちらの方については定期的に、定時に警察の方が巡回をしておりますので、その際に活用するということで、常時ということではないというふうに聞いております。
 それから2番目、使える時間帯の問題ですが、委員さん御指摘のように利用勝手の問題、夜の問題が出てくるんですが、今のところですが、飛行場管理事務所があいている時間ということですので、基本的には日中ということになります。
 それから3番目の整備工事に当たっての市内事業者への対応ということですけれども、工事については東京都の方で公告をしましてオープンでやっておりますので、地元への特別な配慮ということは聞いてはおりませんけれども、開かれているというふうに考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。このコミュニティスペースのことについてもう少しお聞きしたいんですが、やはり住民の方が使えるようなスペースをせっかく用意していただけるということですので、まだほとんどどういうふうに使っていいかとかいうことは決まっていないのかなと思うんですが、その辺、まず単純に手続ができて、できたら時間帯も融通をきかせていただいて、夜11時とかまでということはないんですが、9時ぐらいまでどうにか使えるような努力をしていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 また、警察の詰所については、せっかくそういう交番的なスペースが用意されているので、できたらなるべくいつでもいれるような状況にしていただくと、地域の安全のためにもいいのかなというふうに考えますので、できたらそういう取り組みもお願いしたいと思いますが、可能性はあるのかないのかという点でお聞きしたんですが、よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最初の時間帯の問題につきましては、先ほどお答えしたような状況でございますが、今後この案をもとに港湾局の方から地元の町会・自治会への説明をして、そこでまた御意見をいただいた上でですね、詳細、手続を詰めていくということになろうかと思います。
 それから、警察詰所の関係でございますが、こちらの方はですね、空港の管理自体につきましてはセキュリティー面で管理事務所の方が──たしか委託警備会社もあったかと思うんですけれども、きっちりやっております。その上でまた警察の方が近隣の巡回ということでやっておりますので、御意見につきましては、そういう御要望があったということで、港湾局の方には伝えていきたいというふうに思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  次、いらっしゃいますか、どなたか。どなたかいらっしゃいませんか。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いいたします。まずターミナルについて引き続き質問なんですけれども、2階の防災・空港等の会議室は地元の利用もできるということで今、質問もありましたけれども、このユーティリティースペースと展望デッキ、こちらについても何か小規模なイベントに利用できるようにすることというのは予定はあるんでしょうか、地元の団体の。これについて教えてください。
 あと、東京スタジアムのことにつきまして、売り上げは減ですけれども、本来事業のスポーツイベントだと件数もふえているということで、これはいい傾向ではないかなと思うんですが、逆に、スポーツ利用がふえていくのであれば、それにあわせてですね、スポーツ利用者向けの広告等も売り上げを図っていくこともできるのかなという気がするんですが。そのあたりっていうのは、いろいろな形で機会を見て意見を上げていただければなと思うんですが、そのあたりについて見解などありましたらお聞かせください。お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最初のユーティリティースペースの活用についての御質問ですが、そこの中ほどにありますように、地域からの情報発信・交流の場及び飛行場や島嶼のPRの場としての活用ということを掲げておりますので、来場者の関係からいうと、常設というのはなかなか厳しいものがあろうかとは──例えば物産の販売ですね、そういったところは難しいかとは思うんですけれども、私ども東京都と話していく中で、飛行場まつりを初め、そういったイベントを中心にですね、しっかり活用の仕方を考えていきたいということですし、また、地元にも掲示板等、情報発信で活用してほしいということですので、そのあたりは地元とお話し合いをしながらより有効活用ということで検討していきたいというふうに思っております。
 それから、広告収入の関係ですけれども、こちらにつきましては、やはり経済状況の影響が出ておりまして、平成20年度、平成21年度はそれほど大きく変わりませんが──平成19年度、平成20年度、平成20年度で少し落ち込みました。かなり営業努力はしているようですが、広告収入についてはですね、右肩下がりだったのを、何とかこの年度横ばいにとどめているというような状況かなというところで、非常にこの面については厳しいということを聞いております。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。ユーティリティースペースにつきましても、これはいろいろな形で活用できるように引き続き協議をお願いしたいと思います。
 また、広告収入については売り上げをふやすというのはなかなか難しい問題ではあるんですけれども、方向性ですよね。やっぱりスポーツの日常的な利用の場として認知されてきたということも傾向としてあるのかなと思いますので、広告の売り上げを伸ばしていく方法を検討するに当たって、本来のスポーツ施設としての、媒体といいますか、施設が媒体としてのアピールをもっと検討していただければなという、これは要望です。よろしくお願いいたします。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにありますでしょうか。


◯委員(土屋健一君)  済みません、何点かお願いします。飛行場ターミナルの2階の平面図を見ますと、前回お示しいただいたのと縦横24メートル、35メートル、同じなんですけれども、展望デッキがふえ、吹き抜けがふえたということは、相当床面積が減ったと思うんですけれども、どの程度床面積が減少したのでしょうか。
 貸しロッカースペースがあるんですけれども、これは前回なかったのかなと思うんですけれども、この貸しロッカースペースはどういう方が利用されると想定されているのかということと、あと、これは有料なんでしょうか、コインがバックするような無料なんでしょうか、おわかりでしたらお願いします。
 それと、東京スタジアムの方なんですけれども、コンサートが半分になったということ。この回数が2分の1になった理由がもしおわかりになれば、よろしくお願いします。
 あと、この平成21年度でしたっけ、勘違いかな、芝生を張りかえていると思うんですけれども、その費用は載っていますか。ちょっと見当たらないんですけれども、芝生の張りかえの費用なんかも恐らく相当かかっていると思うんですけれども──芝管理、施設管理に入っているんですかね、芝生の張りかえの金額がわかれば、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず最初に、床面積について御質問をいただきました。それで、延べ床という意味では展望デッキの部分、5ページに140平米というふうに記載してございますけれども、この部分がですね、そういう意味では屋外に出ておりますので、減っているという意味では減っております。
 それから、貸しロッカーの関係でございますが、この点の利用者は、いわゆる一般の方、それから、もちろん地元の方も想定をしておりますけれども、有料、無料等についてはまだそこまで詰めていない状況かとは思います。
 それから、コンサートの減の理由ということですが、こちらの方は、スタジアムの方でいろいろ営業活動はされているかとは思いますけれども、これは相手のある話でございまして、8月のa−nationとかといいますと定期的にやっていただいていますので、それが平成21年度には2回分ということになります。平成22年度については、平成21年度、そういった大型の集客力のあるイベントは減りましたので、また営業努力をしたということもありまして、8月の、今4回ぐらいですかね、ここで地元にもコンサートの御迷惑をおかけしますというようなお知らせのといいますか、周知のビラが入っているという状況で、平成22年度につきましては、そういった営業努力もありまして平成20年度相当に戻っているという状況でございます。
 あとはですね、5万人を埋めるというのはなかなか大変な、アーチストの中でも非常に有名な方でないと難しいんですけれども、今回、味の素の関係の5月にフェアをやりましたけれども、感謝デーですね、そこで新しい使い方ということで、1万人規模のコンサートを考えるということで、THE BOOMというんですか、呼んで、ちょっと天気は悪かったんですけれども5,000人を集めて、そういったコンサートも実施をしたということで、今スタジアムの方もいろいろな使い方を検討して実地に移しているという状況でございます。
 それから、芝生の管理でございますが、こちらの方の資料にそのものではですね、営業費用の業務委託費の中の芝管理の、そこの3,700万円という部分が当たるのではないかというふうに見ております。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。芝管理だと多分ふだんのメンテナンスのも入っていると思うんですけれども、芝の張りかえの値段はわからないんでしょうか。
 あと、ターミナルの方なんですけれども、吹き抜けも相当大きな吹き抜けがふえているということは、これは多分総工費も大分減ったのではないかなと思うんですけれども、その辺、おわかりでしたらお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず芝生の張りかえの関係ですが、今3,700万円ということで申し上げましたけれども、前年度と経費、変わっておりませんので、張りかえのために特別な経費がかかっているということもちょっと考えられますので、それは確認をさせていただきたいというふうに思います。
 それから、吹き抜けの部分ですけれども、こちらの方、答えが漏れまして失礼いたしました。今のこの段階はですね、まだ設計の前段階ということでございますので、こちらの基本的な計画をもとに、今年度これから基本設計に入りますので、その段階で金額等はある程度判明していくのではないかと思います。もちろん、御指摘のような点を配慮しているかもしれませんけれども、ちょっとそのあたりについては東京都からお話を聞いておりませんので、申しわけございません。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。ありがとうございました。芝生のをちょっと調べておいてください。よろしくお願いします。


◯委員(岩見大三君)  済みません、念のため1点だけちょっとお伺いしたいと思います。東京スタジアムの経営状況の点につきまして、先ほども広告等の収入のお話がございましたけれども、このいわゆるネーミングライツにつきましてですね、これはまだ更新の時期はかなり先だと思いますが、現下の経済情勢でもありますので、現時点でこれを継続していくという見通しといいますか、不透明なら不透明ということでも結構なんですが、もし何かわかる点があれば教えていただきたいと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  ネーミングライツについてはですね、横浜スタジアム、日産スタジアム、あちらの方が更新が非常に厳しかったという状況がございますけれども、東京スタジアムにつきましては、1期が2003年の3月から2008年の2月、これは5年、それから今回2期目に入っておりますけれども、2008年の3月から2014年の2月まで6年間、ほぼ毎年2億3,300万円が入ってくるということで、国体が終了するまでは今の味の素スタジアムということでネーミングライツは継続する予定になっております。
 いろいろ、これは相手のあることですので、経済状況等も影響するかとは思いますけれども、もうここで通算すると10年近くに、2014年まで継続すればなりますので、そういった定着度等を踏まえて、企業の方でそのあたり、最終的に判断されるかとは思いますけれども。調布基地跡地については、今後また西側の施設等の整備等も想定をされるところですし、かなりネーミングライツの効果としてはあるのではないかなというふうに見ておりますので、そのあたりは期待にとどまりますけれども、今の段階ではかなり定着をしておりますので、今後も引き続き──当該企業さんか、また新たな企業さんが出てくるかどうかわかりませんけれども、日本でのネーミングライツのはしりでございますのでそのあたり、継続できればというふうに思っております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。現時点ではありますけれども、かなり収益上の割合も恐らく以前より大きくなっているのかなという気もいたしますし、先のことは確かにわからないわけですけれども、14年以降もこれを維持していけるような働きかけといいますか、御意見もしていただければというふうに要望をさせていただきます。終わります。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。


◯委員(森  徹君)  まだ1時間たっていませんから、2点ほど質問させていただきます。ページの6ページで、(コミュニティ・防災施設)の中で、災害時などには、医療器材や救援物資の仮置きとありますが、この医療器材とか救援物資、これはどんなようなものが検討されているんでしょうか。また、三鷹市として東京都にその内容についていろいろ要望・意見等を出されているんでしょうか。この辺が具体的にあれば、お聞かせいただければというふうに思います。
 それから、これはスケジュールを見ますと来年度完成ですよね。これは遅くとも国体、平成25年に合わせて完成させるとなっておりますけれども、あわせてこの周辺の道路整備といいましょうか、その辺どんなふうな進捗状況になっているのか、あわせてお答えいただければというふうに思います。以上、2点、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず、ユーティリティースペースの活用の御質問にお答えをします。医療器材や救援物資等の中身ということでございますけれども、こちらの方についてはまだ検討段階で、具体的にどういったものを置くかということについては未定というふうに、東京都から聞いておりません。ただ、私どもの方はですね、調布基地跡地の整備に際し要望をさせていただいていたのはですね──これは一般的な要望になりますけれども、調布飛行場という飛行場機能を生かして地域防災の拠点として活躍といいますか、活動できるように整備をしてほしいということで、これまで要望してきた経過がございます。
 それから、2点目の周辺道路の整備でございますけれども、まず3・4・19号線、通称2号線と言っておりますけれども、野川公園から大沢コミセンに至る道路で、未整備の部分が現在、人見街道から南側600メートル強ございます。用地についてはほぼ取得済みでございますが、南側部分の一部用地が未取得で、まだ現在交渉中というふうに聞いております。
 それで、工事の状況でございますが、昨年度から人見街道、野川公園の入り口から武蔵野の森公園のところまで、約300メートルについて街路築造工事と、あと電線共同溝設置工事を引き続き実施をしているという状況でございます。本年度も残る区間といいますか、引き続き整備をするというふうに聞いております。それからもう一点、天文台通りの方の進捗状況でございますけれども、野川の北側ということになりますが、用地取得につきましては西側部分については完了していると。それから、東側部分については、ガソリンスタンドがありましたけれども、そのあたりの一部がまだ未買収というふうに聞いております。平成22年度の工事の予定につきましては、東側の部分につきまして電線共同溝と街路築造工事をする予定ということで今聞いているところでございます。
 医療器材及び救援物資の仮置きということでしたので、私は常時置くような形のお答えをしたかと思いますが、いずれにしてもこちらの方は詳細はこれから詰めていくことになるかと思いますので、また随時報告をさせていただければと思います。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。医療器材、救援物資、これは仮置きとなっておりますけれども、いろいろ公共施設のあるところですので、ぜひその辺は東京都と詰めた話し合いをですね、市としてもしっかりと要望をしていただければというふうに思います。
 これは直接調布飛行場とは違うんですけれども、ある医療関係でこれは太郎かな──太郎というのがありますね、下連雀に、あそこにAEDですか、あれがまだ置かれていないという話を聞きましてね。直接調布飛行場とは関係ないんですよ。やはり公共の施設等を考えると、そういうところもしっかりと対応していくということは必要だと思いますので、その辺の内容も含めて、このスペースのところに必要な医療器材等をしっかりと対応していただければというふうに思います。
 それで、3・4・19ですか、これは現にあそこの人見街道から工事が見えますけれども、実質的にこれがしっかりと道路が接合するといいましょうか、完成するのは具体的に見通しとしてどんなふうに理解したらいいんでしょうか。それをお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  道路を一部築造工事を行っておりますけれども、まだ一部ではありますけれども未買収のところもあるということでございますので、供用についてはですね、整備が終わったところでというふうに聞いております。ですので、今の段階でどの年度ということは私の方からは申し上げられない状況でございます。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、少し質問させていただきます。まずターミナル整備についてですけれども、もちろん本来的にはターミナル機能を高めるための工事であろうというふうにも考えられますが、もう1つ、近隣の市では広域的な防災拠点としての機能を活用するというのが災害時に見えているわけですけれども、そんな中で1つ、2つ質問させていただきますが、ここに電源局舎というのがございますけれども、この機能と、またその機能がどういうものなのか、それと、もし自家発電用の機材があるとすれば、その機能性と音等についてお答え願いたいと思います。
 それとですね、それに付随して、防災拠点であるとすれば、ここにも会議室がその拠点の1つになるというふうに書いてありますけれども、通信網の整備とか、またそれに対するインフラ等の整備はどういうふうになっているんでしょうか。これからの見通し等についてお話しいただければというふうに思います。
 それから、スタジアムの経営状況についてですけれども、幸い利益は出ているようですが、先ほど別の委員からも御指摘があったんですが、ヴェルディがどうしても人気が落ちてくると入場者数も減ってくるということで、ヴェルディとスタジアムの関係がどうだったのか再確認をしたいのと、ヴェルディを育てるための何らかの経営努力といいますか、そういうものはされているのかどうか。先ほども御指摘がありましたけれども、大型コンサートが減ってしまったのは、やる側の気持ちでもあるわけですけれども、営業努力をしっかりとやっていただきたいと思いますが、これからの考え方について伺いたい。
 それから、ネーミングライツは全国的にトイレのネーミングライツまで出てきて結構盛んだったときがあるんですけれども、最近では、景気の状況がこういう状況ですから、なかなか難しいという状況であることは間違いないわけで、それにかわる何か対策を考えているのかどうか伺いたいと思います。
 それと、有価証券償還損というのがありますけれども、いっとき大騒ぎになりました有価証券でもありますけれども、しっかりとした運用益を出せるようなものに取り組んでいっていただきたいと思いますけれども、そういう点で今後の見通しと、取り扱いの内規まであるのかどうかわかりませんけれども、そういうようなところでの配慮はどうなっているのか伺いたいと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  それでは、順次お答えをいたします。まず電源局舎の内容といいますか活用の関係ですが、こちらの方、飛行場、それから飛行機の方の関係で活用していると思われますが、詳細、私どもの方、存じ上げておりませんので、こちらの方は東京都の方に確認をさせていただければというふうに思います。
 それから、2番目の防災・空港等会議室の活用ですけれども、今後、委員御指摘のように緊急時にそういった形で災害用に活用するとすれば、そういった通信網等の整備もあわせてやっていく必要があるかとは思いますけれども、このあたりについては今後の活用の問題ということで、現時点ではまだ設計の前段階ということで、そこまでは固まっていないといいますか、方向性が決まっていないという状況でございます。
 それから、スタジアムの関係、ヴェルディと東京スタジアムとの関係でございますけれども、東京ヴェルディの経営状況につきましてはいろいろ新聞等で取りざたをされておりまして、東京スタジアムがですね、もちろん試合で活用する場合についてはしっかりスタジアムとしてのサポートはいたしますけれども、経営についてはですね、これは今Jリーグの本体が直接かんでどういうふうにするかという協議をされているようでございますので、スタジアムそのものが直接支援というのは実質的には難しいのではないかというふうに思います。
 それから、ネーミングライツにかわる対策ということでございますが、もちろんネーミングライツの継続についても努力をしていかないといけないわけですが、今後の展開としましては、スタジアムの方としてはいわゆるコンサートなどの収益性の高いイベント誘致による収入の確保ですとか、あと、先ほど申し上げました5万人ではなく、例えば1万人規模のコンサート等の誘致に向けた検討、それから、平日における外構部分、それからいろいろな諸施設があるわけですが、こういった展示会等の商業イベント──今も自動車会社のショーですとか、そういったものに最近も活用されておりますように、そういった商業イベントの誘致などで施設利用のさらなる拡大を図るということとともに、一方で、地域貢献ということで、ちょうどここで今年度の来場者が1,000万人を突破するというふうに──7月ごろですね、言われておりますので、そういったまた地元向けの地域貢献のいろいろな取り組みなどもしていただきながら、相乗効果で経営状況を上げていただければというふうに思っております。
 有価証券償還損ということで今回計上されておりますけれども、今回のものはですね、東京都主導の社債担保証券の1つで、格付自体は当時はトリプルAだったようですが、昨今の不況の影響を受けまして元本割れになったというふうに聞いております。それで、東京都のこういった資金運用についての内規でございますけれども、資金運用については金融資産の運用規程というのを取締役会で決定に基づいて定めておりまして、現在のところですね、いわゆるデリバティブ取引、そういった取引はこの金融資産運用規程に従って行っていないという状況でございます。


◯委員(宍戸治重君)  防災拠点としての機能を、これから計画されるんでしたらしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 それから、ヴェルディについてはわかりましたけれども、サッカーの試合でも5万人入るということは全くないので、5万人入らなきゃいけないのかどうかという問題もありますけれども、ぜひ、先ほどほかの委員からもありましたように、スポーツイベントとしてのしっかりとした経営といいますか、営業努力もしていただきたいなというふうに思います。
 ネーミングライツのかわりに、そうとは言いながら今度は反対のことを言うわけですけれども、利益を上げなければしようがないということからすれば、コンサートなどの利益を上げていくことにもぜひ取り組んでいただきたい。一番私たちが次に申し上げるのは、3億円、三鷹の出捐金を出していることからすると、しっかりとした資金管理、それから有価証券などの運用については、規程があるとはいいながら、やはり見ていかなければいけないのかなと思います。
 また、繰越剰余金なんですが、これについても、当初の計画どおりこれは減ってきているんだろうか。どうでしょうかね、これ、今ほかの数字が見えないのであれなんですけれども。その点だけ最後に。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  繰越剰余金の関係でございますけれども、ここのところ毎年1億円前後の純利益を上げておりますので、スタジアムの方としますと、残りの金額からしますと、約10年で累積損失は解消できるのではないかというふうに言っております。


◯委員(宍戸治重君)  それではですね、マイナスが減りますようにぜひ経営努力をお願いして、終わりたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、質疑を終了してもよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、市側の説明に対する質疑をこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時26分 休憩



                  午前10時27分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 継続審査申し出の確認をしたいかと思います。調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくということで、継続審査の申し出を行うことに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように決定をさせていただきます。
 続きまして、次回の委員会の日程ですけれども、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副の委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように決定をいたします。
 その他、ほかに何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にございませんので、以上をもちまして、本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
                  午前10時28分 散会