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2010/03/19 平成22年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午後2時01分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認したいかと思います。
 休憩いたします。
                  午後2時02分 休憩



                  午後2時03分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御確認をいただきましたとおり、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査の申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認をいたしました。
 休憩いたします。
                  午後2時04分 休憩



                  午後2時05分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の説明、お願いをいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。本日は報告事項が3件でございます。1つ目の報告事項は、お手元の資料1のとおり、調布飛行場ターミナル整備についてでございます。調布飛行場のターミナル整備につきましては、平成8年7月に開催されました六者協におきまして、市議会も含めて地元市として了承しておりまして、また、その翌月の8月に確定いたしました調布飛行場整備方針及び同整備基本計画におきまして、ターミナル整備について明記されているところでございます。このたび、このターミナルの整備の年次に関するおおよそのスケジュールとその施設規模などにつきまして、東京都港湾局から報告がありましたので、この後、担当より御説明させていただきたいと思います。
 そのほか、2点目、3点目につきましては、定例的に御報告させていただいております調布飛行場の離着陸状況と味の素スタジアムの輸送人員についてでございます。それぞれの報告事項につきまして各担当から御説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  どうぞよろしくお願いいたします。まず、資料1をごらんいただきたいと思います。東京都港湾局から調布飛行場のターミナル整備について、基本計画の段階でございますが報告がありましたので御説明いたします。まず、今回のターミナルの整備理由でございますが、調布飛行場のターミナルにつきましては、今、部長から説明がありました平成8年に確定をした調布飛行場の整備方針及び同整備基本計画におきまして、配置や整備方針が決定をされているところでございますが、現在のターミナルは平成12年度に仮設建築物──いわゆるプレハブで設置されたもので、現行の建築許可申請の期限が平成24年3月で切れるということもありまして、整備方針及び同整備基本計画に基づく施設整備をここで行い、離島便の利用者の利便性の向上やサービスの向上、それからセキュリティーの強化を図るというものでございます。この整備に伴う特に飛行場機能の拡大、増便等は今、予定をされておりません。
 次に、整備内容でございますけれども、現状のターミナルと同様、仮設建築物として設置されている事業者──新中央航空ということになりますが、こちらの方の事務室機能を含めまして、ターミナル施設としての所要の機能を整備するため、鉄筋コンクリート2階建てで整備をする予定でございます。なお、ターミナルにつきましては、これまでの東京都と地元3市の合意を踏まえた基本方針及び基本計画に基づきまして、コミュニティ関連施設を設置するとともに、そこに3点掲げてありますけれども、保安の強化──これは危機管理対策上の要請がございますけれども、強化を図る。それから、この整備方針等にも盛り込まれておりますけれども、防災機能の確保と展望室の設置。これは地域に親しまれる空港といった趣旨で整備方針に沿った考え方をこの計画に盛り込んでいます。
 具体的には次のページ以降をごらんいただきたいと思います。現時点での整備スケジュールでございますが、平成22年度に実施設計、平成23年度に整備工事を予定しております。ただし、米印のところで、実施設計の結果、平成23年度末に工事が終了しないときは、平成23年度、平成24年度の2カ年で工事を完成させる予定でございます。延びた場合でも、国体が予定をされている平成25年までには完成をさせるということでございます。いわゆる島嶼の方も、国体ではビーチバレーなどの会場が予定されているところでございます。
 2の施設規模の算出根拠ということでございますが、こちらの方につきましては、調布飛行場のピーク時、出到着が重なるような時期ですとか、繁忙期等のピーク時から計算をしたり、また事業者からヒアリングをして計算をしたもので、必要面積を踏まえて右のような計画面積を算定しているところでございます。1番目の旅客取扱関連施設につきましては、出到着ロビー、チェックインカウンター、搭乗待合所、手荷物取扱所。2番目の事務室関連施設としましては、航空会社の事務所、それからビル管理事務所とありますけれども、これは警備員事務所というふうに御理解いただきたいと思います。空港全体を警備会社の警備にお願いしておりますので、そちらの方の警備員さんの事務所ということでございます。それから、警察の詰所ということで、これは毎日警察の方も巡回をしていただいておりますので、その際の詰所ということでございます。その他、コンセッション──いわゆる自販機コーナー等でございます。3番目のその他では、防災・コミュニティ施設、展望室等を設ける予定でございます。現段階はまだ基本計画の段階ということで、今後、実施設計の結果、配置や面積について一定の変更が見込まれるところでございます。
 3ページでございますけれども、これは調布飛行場の現在のターミナルの航空写真といいますか、上から見たところでございます。右側の既設ターミナル、それから事業者である新中央の事務所、いずれも仮設建築物ということで、こちらが矢印の方向で黒枠で新しく35メートル掛ける26メートルというおおよその枠で囲っておりますが、こちらの方の新しいターミナルを整備することによってこちらに移るという予定でございます。
 次の4ページ、5ページをごらんいただきたいと思います。これは現在の1階と2階の平面図でございます。1階の中央は出到着ロビーで、チェックインカウンターを挟みまして、航空会社の事務室が配置をされております。搭乗客といいますか、乗客の方の動線は、出到着ロビーから、左の点線のところになりますが、チェックを受けて搭乗待合室を経て搭乗という動線になります。2階は航空会社事務室のほか、防災・コミュニティ施設ということで、ふだんはコミュニティ施設で、会議室機能が中心ということになろうかと思いますけれども、これからどういった使い方がいいのかということについては、地元と東京都で協議をしていくことになろうかと思います。あと、防災機能という面では、調布飛行場について多摩地区の防災拠点としての機能を高めるということを整備方針に掲げておりますので、そういった災害時の際の救急隊等の会議ですとか、もろもろを一応想定はしているところでございます。それから、一番左端が展望室ということで、こちらの方につきましては、送迎の際の見送りですとか、あと、調布飛行場に最近はよくいろいろ飛行機を見に来られたりする方が多いわけですが、そういった方に見ていただいて、地域に親しまれる空港にしていきたいと、そういった趣旨で考えているところで、こちらの方については、今のところ展望室、ここで考えておりますけれども、展望デッキという案もあるようでございます。具体的には、実施設計をしていく中でまた計画の方は詰まっていくかと思います。
 続きまして、資料2の離着陸状況の10月から12月の離着陸状況について御報告いたします。10月は2地点間輸送は496回で、前年同月に比べまして82回の減。合計は1,437回で、前年同月に比べ312回の減になっております。
 次のページ、11月ですが、2地点間輸送につきましては548回。前年同月に比べて15回の減。合計──一番下ですが、1,348回で、前年同月に比べ196回の減となっております。
 12月ですが、2地点間輸送が574回。これは前年同月に比べ18回の減。合計は1,584回で前年同月に比べ199回の減になっております。失礼しました。12月ですけれども、今、199回の減というところまで説明をいたしました。それで、前年同期の10月から12月と比較しますと、前年が5,076回、ことしが4,369回と707回の減となっております。平成21年度の年間を通しますと1万6,292回で、平成20年と比較をしまして2,144回減少しています。こちらの方は天候の影響と、それから減っているのが、整備、試験の部分が、回数が減っているということもありまして、経済状況も影響しているのではないかというふうに見ているところでございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  よろしくお願いいたします。私からは、味の素スタジアム輸送人員について報告いたします。資料10ページ、資料3をごらんください。平成21年3月7日から11月28日までの期間に行われた試合等につきましては、前回に委員会で御報告しておりますが、集計の都合上、3月から本年2月13日までの輸送人員を報告いたします。輸送対応した回数は41回ございました。このうち、サッカーJリーグが36試合行われております。このほかに8月22、23日に野外音楽フェスティバルが開催されております。また、2月の6日、10日、13日に東アジアサッカー選手権大会が開催されました。
 資料の15ページをごらんください。一番最後のページになります。この期間のシャトルバス等の利用実績を報告いたします。シャトルバスは、JRの三鷹駅、吉祥寺駅、武蔵境駅、西武多摩川線の多磨駅、小田急線の狛江駅の5駅から味の素スタジアムまで運行いたしました。シャトルバス利用者が全体で5万7,922人、総入場者数に対する利用率は4.7%となっております。このうち、三鷹駅利用者は1万3,151人、入場者総数に対する利用率は1%でございます。昨年同期との比較では、5駅全体で0.5ポイントの減。三鷹駅利用者は0.2ポイントの減となっております。


◯委員長(白鳥 孝君)  市側の説明は終わりました。
 説明に対する質疑をこれから行いたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いします。ターミナル整備についてお聞きします。まず、以前からここのところに地域で使える場所を用意するというお話があったかと思います。それがここで言う防災・コミュニティ施設というところに当てはまるのかなとは思うんですが、これが地域の方が使えるようにしてもらえるのかどうかをまず再確認。
 それと、この工事をするということで、来年度ですか、平成23年度に実際の工事が入るわけですが、この辺やはり、人は余り住んでない地区なんですが、実はこの前の道、都道ですが、朝、車が、大きなトラック、工事車両等がとまってるんですね。多分、時間合わせの停車かなとは思うんですが。余り人が住んでなくて迷惑に感じている人が少ないところではあるんですが、少しその辺の交通整理というか、そういうのも必要かなということと、やはりここで工事をするということで、近隣のスポーツ施設、グラウンド等に来る子どもたちも多いわけですから、その辺の安全性の確保をしっかりしていただくということをどういうふうに考えられているのかなという点。
 それと、工期が延びると平成24年まで入っていくというお話だったんですが、平成24年度には、国体の前の年ということでリハーサルを何かされるというふうに聞いています。それとの関係はどうなのかなという点。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず1点目のコミュニティ施設でございますけれども、これにつきましては、コミューター空港開設で合意をした際の基本方針及び同基本計画で──これは先ほどもありましたように、六者協で合意をした地元の要望等を踏まえた内容でございまして、それに沿った形で今回コミュニティ施設を、地元で使える施設ということで東京都の方が計画をしたものでございます。今後、このスペースにつきまして具体的にどういった形で管理をしていくのか、活用していくのかというのは東京都と私どもの方で検討していく課題でありますし、まずは東京都さんの方は、どういった形で管理をしていくかというのを、基本的な案をこれから提示をされるということですので、それを踏まえて私ども、それから地元とも協議をしていきたいというふうに考えております。
 それから、工事の関係でございますけれども、これにつきましては、今もいろいろ大沢グラウンドの整備工事等も実施をされて、ここで一段落したところでございますけれども、近隣のスポーツ施設、それから利用者に迷惑のかからないように設計、それから工事に入る段階で東京都に十分対策を練っていただくように申し入れをしていきたいというふうに思います。
 それから、国体のリハーサル大会との関係でございますが、今回の整備工事につきましては、東京都の方も、基本的には予定どおりいけば平成23年度内に終わるということで、念のため、延びた場合は平成24年度ということで想定をしておりますけれども、基本的には平成23年度内でおさまると考えておりますが、延びた場合、リハーサル大会との具体的な関係については、そこまでは、東京都からは私どもの方も伺っていないところでございます。飛行場の利用自体には直接的には影響いたしませんので、リハーサル大会そのものには直接影響はないのではないかなと。整備が済めば、より快適に使っていただけるということはあるとは思いますけれども、旅客輸送には直接影響はないというふうに考えています。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。工事期間中、今、御答弁いただきましたが、地元の周辺に影響がないようにぜひ進めていただきたい。
 最後なんですが、施設を新しい──今、空地になっているところに建てて行うようなんですが、もとあった仮設の建物のところは完成後どうなるんでしょう。平地に、何ていうんですか、空地に戻すというか、建物をつぶしちゃうのか、それとも、その辺の利用についてお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  施設の新たなターミナルの完成後につきましては、既存の仮設建築物については撤去をするというふうに聞いております。ちょっとその後の活用までは伺っていないところでございます。


◯委員(土屋健一君)  済みません。では、よろしくお願いします。ちょっと細かい点で何点か質問させていただきます。まず、冒頭説明いただきました平成7年に六者協で、翌月8月に調布飛行場整備方針とさっき私聞いたんですけれども、そのとおりでしょうか。たしかそう聞いたと思うんですけれども。平成7年で翌月8月と。その点、ちょっと確認をお願いします。
 それと、この警察詰所ですけれども、毎日警察の方がいらっしゃるということ。この時間帯は、運営時間帯はずっといるんでしょうか。それとも、たまに立ち寄るとか、そういう程度なのかという点と、あと、防災・コミュニティ施設、この2階なんですけれども、これは兼用として使うんでしょうか。防災の方は多摩地区の防災拠点ということで、コミュニティ施設というのは今、説明がありましたけれども、平常時はコミュニティ施設で、災害時は防災の何かそういう──防災というか、拠点として使えるのか。それとも、最初から分けてあるのか、中で。コミュニティ部分と。その点をお願いします。
 あと、トイレで多目的トイレがあるんですけれども、これ、ちょっと私も知らないので──知らないというか、一度だけ飛行機を利用したことがあるんですけれども、車いすで飛行機に乗れるんでしたっけ。ちょっとよく覚えていないので。済みません、よろしくお願いします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  冒頭の私の説明は聞き苦しかったかと思います。まず六者協で了承したのは平成8年7月です。それで、方針及び計画が策定されたのは翌月の8月です。再度言いますけど、六者協は7月。平成8年7月。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  2番目の警察の詰所でございますが、こちらの方は、パトロール中に、巡回中に立ち寄られるということでございます。これは毎日定期的に巡回をされているということでございます。
 それから、3番目の防災・コミュニティ施設でございますけれども、委員さんおっしゃったように、平常時といいますか、はコミュニティ施設として地域に開放すると。災害時については、飛行場としていろいろ、訓練なんか輸送物資、輸送等の訓練もしておりますけれども、また災害救助なんかもやっておりますけれども、そういったところで必要なときに使うということでございます。
 それから、4番目の車いすでの飛行機の利用ということでしょうか。こちらの方については、私ども、直接確認はしておりませんけれども、今使っている飛行機はドルニエとアイランダーということで、ドルニエは19人乗りでアイランダーは9人乗りですけれども、ドルニエが基本ですので、比較的大きな飛行機ですので、車いすの方も御利用されていると思いますし、私も一度、おりて車いすに乗りかえられているようなところを見たこともありますので、ちょっと確認はしておりませんけれども、大丈夫ではないかなというふうに思っています。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。ありがとうございます。


◯委員(岩見大三君)  では、済みません、よろしくお願いいたします。調布飛行場のターミナル整備についてお伺いいたしますが、整備理由の中で、離島便利用者の利便性の向上、あるいは提供するサービスの向上、セキュリティーの強化という文言が書いてありますが、これについては、恐らく施設整備によってそのことを果たしていくという意味であると思うんですけれども、もう少し今言っている意味のこの具体的な部分について東京都はどういうことを言っているのかというのにつきまして、わかる範囲で結構ですのでお答えいただければと思います。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  現行のターミナルは、仮設の本当にプレハブの建物ということで快適性には欠けるというような状況でございますので、改めてここで、例えば出到着ロビー、待合室ですね、最初の入ったところ、それからチェックをして外に、今回は搭乗の待合室もできるということで、そのあたりが搭乗手続の進行ぐあいに応じて、それぞれ待合スペースも確保されて、搭乗するまでの間、快適に過ごしていただけるといいますか。あと、いわゆるコンセッションスペースということで自販機等、そういったところも個別に確保しておりますので、単に本当に飛行機に乗るということではなくて、その飛行機に乗る動線をより快適にやっていただく。あと、それから、チェックインカウンターの方もここできれいに整備をしますので、このあたりも手続がスムーズに進むというふうに考えているところでございます。
 それから、セキュリティー機能の強化でございますけれども、こちらの方もいろいろ新聞紙上でよくごらんいただけると、そういったテロ対策の訓練なんかも今やっているところですけれども、今そういったセキュリティーのそういった物理的な施設も必ずしも十分とは言いがたい部分もありますので、ここでそういった施設面もきっちり整備をして、セキュリティー機能を向上させていくと、そういう整備の側面も持っております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。先ほども危機管理という観点というお話がありまして、空港という性格上、やはりさまざまな、何と申しましょうか、交通の整備の入り口ということもありますので、特にこの整備に当たって、やはりセキュリティーの強化、乗客の安全をしっかり守っていき、またテロ対策という話もありましたけれども、そういうところが万が一でも起きないような万全なる体制を組んでいただきまして、ぜひ今後の整備に臨んでいただきたいということをぜひとも東京都にも要望していただきまして、よろしくお願いします。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。


◯委員(森  徹君)  それでは、1点だけ。これは、新ターミナルというのは、全額都の予算でつくられるというふうに理解しているんですが、そういうことでいいでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  調布飛行場は都営空港で都営の施設でございますので、こちらのターミナルについても、基本的に東京都が責任を持って、自己負担で整備をされるというふうに理解をしております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。そうしますと、この現在の空から見た配置の写真を見ますと、新中央が──これも仮設建築物でプレハブなんでしょうかね。これも新しいところに入ると。で、現在の仮設のターミナルも一緒になるわけですよね。そうしますと、これは東京都の関係になるんですけれども、当然、そこでの賃貸契約とかいうような形で、一緒には入るけれども、そういう関係でターミナルといいましょうか、そこで利用するということで理解してよろしいですね。現在は建物が別々になっているみたいな感じなんですが。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  現在、新しい施設に空港事務所の──空港といいますか、空港会社の事務所が入るわけですが、こちらにつきましては正規──正規といいますか、賃料を取って、要するに使用許可をして賃料を取るというふうに聞いております。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、1つだけ。朝日新聞に、61空港、需要予測というのが載っておりますけれども、3月10日付の新聞です。調布の、08年の実績として国内線需要予測、6万人の予測に対して6万人。94%達成率ということで書いてあります。ちょっと計算すると、1日に12人の不足をしてたがために94%になってしまったという結果になると思うんですけれども、ところが、きょう発表されている離着陸回数集計表によると、2地点間輸送というところの項目がそれに当たるんだろうと思いますけれども、これは大島でしたよね。3つですか。大島、新島、神津島か。ところが、神津島は5万人利用を予測していたところが2万人で37%。大島は17万人の予測に対して7万人、41%。新島は5万人予測のところ、3万人で49%。調布だけはこういう100%近くの数字が上がっているわけですけれども、こういうことに関して六者協であるとか、そういうところで議論がされたことはあったんでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  需要予測の関係でございますけれども、調布飛行場につきましては、今おっしゃったように6万人目標ということで、ここ3年間を見てみますと、大体5万7,000人で、あと天候等がありますので、ほぼ横ばいという状況でございます。輸送のニーズといいますか、島嶼の方につきましては、この間、計器飛行の関係とか、いろいろこちらの委員会にも状況を報告させていただいた経過はあるかとは思いますけれども、島嶼の方につきましては、就航率の向上ということで強い要望──東京都の方もそういった考え方があるようですけれども、一方で調布飛行場については市街地の中の飛行場というような、そういう制約もある中で、双方が折り合いをつけながらやってきたという経過があります。ですので、当初の六者協の段階で具体的な数値目標については、検討の段階ではあったとしても、正式な会議の段階では私の方はちょっと記憶にございません。全体として就航率を高めるとか、コミューター空港として、ある程度正式に路線を確定すると、そういったところでの議論はあったかと思うんですけれども、その先のもう一歩進めた段階の議論については、正式な場では直接議論されていないのではないかという記憶でございます。


◯委員(宍戸治重君)  空港祭りといいましたかね、あそこでも離島の宣伝や、言ってみれば観光地へお客を招致しようという話も含めてのことだと思いますし、また一方では、向こうの名産品をこちらへ送って、空港祭りだけじゃなくて、シェアを広げようというような話があってのことだと思うんですね、空港祭りというのは。そういうことからすると、まだふえそうだというような気もしますよね、そういうことがきちっと実現してくると。今、6万人予測なんだけど、この6万人予測というのは、当初の六者協での話の中にどのぐらい余裕があるんでしょうか、あと。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  六者協の議論の中では、調布飛行場の離着陸全体の回数というのが議論の対象になっていまして、2万3,000回というのが上限で、今、先ほど年間の離着陸回数を御報告しましたけれども、1万6,000台に落ちているということで、回数だけとってみれば、今、余裕があるわけですが、やっぱり便数等につきましては、今も大体、大島3便、新島4便、神津島3便で、ゴールデンウイークですとか、夏等にそれぞれまた増便をされるというような状況です。全体のそういった枠での余裕はありますけれども、あとは乗降ニーズの問題等、今後の需要予測にかかわってくるのかなというふうに思いますし、あとはやっぱり、それぞれ3市、状況が異なりますけれども、地元との関係ということになるのではないかと思います。


◯委員(宍戸治重君)  特に何をしろという話でもないんですけれども、これは6万人という人数ですから、離発着率にはまだ余裕があるとすれば、まだまだ、幾らかそういう意味では、地域振興だとか何とかでは、調布飛行場もコミューター空港として意味がある部分が残っているということですね。その確認だけで結構です。答弁があったら、じゃあ、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  コミュニティ施設ですけれども、整備基本計画等では、今、委員さんがおっしゃったように、例えば島の特産品の物販ですとか、そういったものの即売ですか、そういったのも具体的なことも例示として挙げられておりました。ただ、常時そういったものをここのスペースに置いておけるかというのは、それは費用対効果の問題とかいろいろありますので、当初はそういったことも念頭に置きながら、地域に親しまれる空港に整備をしていきたいということでコミュニティ関連施設の整備が挙がっておりましたので、整備内容につきましては、他の2市とも協力をしながら東京都とよく詰めていきたいというふうに思っております。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、一たん質疑を終了いたしまして、続けて情報提供が市側からあるそうでございますので、お願いをいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最後に1点、情報提供をさせていただきます。昨年、本委員会で協議をさせていただきまして御了承いただきました武蔵野の森総合スポーツ施設の整備でございますが、地元市が了承しました同施設の基本構想に基づき、現在、東京都において基本計画の策定を進めているところでありまして、平成22年度の当初に基本計画が策定される予定というふうに今聞いているところでございます。東京都が基本計画の確定を行った際には、本委員会の方にも速やかに報告をさせていただきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  情報提供の質疑ございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、これをもって質疑を一たん打ち切りたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後2時46分 休憩



                  午後2時46分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、継続審査申し出の確認をしたいかと思います。調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくということで継続審査の申し出を行うことに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 続きまして、次回の委員会の日程ですが、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 その他、ほかに何かございますでしょうか。
 休憩いたします。
                  午後2時47分 休憩



                  午後2時58分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
                  午後2時59分 散会