メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成22年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2010/06/16 平成22年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2010/06/16 平成22年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。では、ただいまより東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開催いたします。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと存じます。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 では、休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  おはようございます。本日の報告事項は1件でございます。内容は東京外郭環状道路に関する要望についてでございます。これはですね、4月に国交省が高速道路に関する再検証を行いまして、その結果として会社施行方式への整備事業の見直し、それと直轄予算の配分の公表、いわゆる57.9億円の件でございます。この経過に至りましては沿線区市への正式な説明はございませんでした。私どもとしては報道による情報の入手をするという状況でございました。御案内のとおりこの事業は計画段階から国と沿線区市、それから沿線住民との話し合いによって進められてまいりました。現在の事業実施段階に入っても、これまでの経過を踏まえた国の誠実な対応が不可欠であるというふうにとらえておりまして、整備手法の違いはあってもですね、国の責任において財源の確保と「対応の方針」の確実な履行を求めるという考え方から、今回国と都に要望をしたものでございます。具体的な内容につきましては、担当の方から説明をします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  皆さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項の東京外かく環状道路(関越道〜東名高速間)に関する要望書の提出について御報告いたします。資料1の1ページ目をお開きいただきたいと思います。先ほど技監の方からもその趣旨について説明がありましたが、その内容について前文に記載しております。東京外郭環状道路は昨年5月に事業化が確定した後、同年10月に補正予算の高速道路事業にかかわる見直しが公表され、用地費及び補償費が執行停止となりました。
 その際、沿線区市は、適切な情報提供や「対応の方針」の確実な履行及び確実な事業の実施等を求める要望を行ったところでございます。
 また、本年4月に国の高速道路に関する再検証結果として、会社施行方式への整備手法の見直しや直轄予算の配分等が公表され、その後も再度の見直しが報道されているなど、不透明な状況となっております。こうした状況の中で今後の事業実施段階においても、これまでの経緯を踏まえた国の誠実な対応が必要不可欠であり、外環本線は高速自動車国道であることから、いかなる整備手法をとるにしても国において財源確保を図り、都と協力しながら「対応の方針」を確実に履行するなど、国が完成まで責任を持って整備するべきものでございます。
 外環事業の進め方についてはいまだ不明確な部分が多いことから、これまでの沿線区市との信頼関係を崩すことなく、国が次に掲げる3点を確実に取り組むよう国土交通大臣に5月28日付で要望し、誠意ある対応を求めたものでございます。
 具体的な内容としまして、まず1点目としまして、「対応の方針」の確実な履行についてでございます。「対応の方針」は、沿線の区市長より一定の理解を得て、国及び都が、整備に伴う環境対策やふたかけ部分の環境整備などの地域課題や対応の方向性を取りまとめ公表したものでございます。事業化に向けた前提と言えるものでございます。このことから、「対応の方針」につきまして、整備手法にかかわらず、国が完成まで責任を持って都と連携し、地元住民や沿線区市の意見を聞きながら、確実に履行することを求めました。
 次に2点目としまして、関係権利者の生活再建等についてでございます。外環本線の事業に当たっては、国において必要な手続を早急に行い、関係権利者に不公平が生じることなく税制上の措置──いわゆる用地の売り払いに伴う譲渡所得に対する課税の特例等の措置が講じられるなど、生活再建に際しての適切な対応を責任を持って行うこと。また、施行者にかかわらず、区市の土地開発公社が協定書に基づき生活再建救済制度で取得した用地の買い戻しなどに対し、国が責任を持って対応することを求めました。
 次に、2ページ目をお開きいただきたいと思います。3点目としまして、今後の高速道路計画についてでございます。外環本線が、関越道から東名高速の区間について事業実施段階に至ったので、予定路線とされている東名高速から湾岸道路までの区間、いわゆる東名以南という区間でございますが、こちらについても、国において早期に計画を具体化することを求めました。
 次に、3ページ目と4ページ目につきましては、ただいま御説明した3項目について東京都に対して要望したものでございます。国にその内容について働きかけるよう求めたものでございます。
 また、参考資料としまして4月に公表され、本委員会の委員の皆様にも情報提供させていただいております高速道路の再検証結果と新たな料金割引の資料を添付しておりますので、あわせて御確認いただければと思います。説明は以上でございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 最初の要望に関してですけれども、5月28日ということで、まだ1カ月たっていないでしょうか、この回答というのはいつごろまでにいただける約束になっているのか、予定になっているのか、お聞かせいただければなというふうに思います。
 それともう一点、この参考資料の方ですけれども、27ページです。今回見直しということでこういうことが明示されたわけですけれども、これは説明を受けたのかどうかで、首都圏の部分で0.4兆円、4,000億円が0.45兆円ということで500億円ほどふえているというところなんですけれども、特に言われているのはトラック業界の皆さんがこの時間帯割引、また大口多頻度割引、この辺がなくなってしまうと非常に影響があるということを言われていますが、三鷹市の業界に関する方がどのぐらいいらっしゃって、どのぐらい影響を受けるのか、もし試算とかをされていましたら、教えていただきたいなと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  1点目の、要望に対する回答につきまして答弁させていただきます。今回の要望につきましては、回答まで求めているものではございません。これまでも国・都と沿線区市、信頼関係を築きながらですね、いろいろな取り組みを進めてきました。そういう中で今回会社施行方式へ移行ということで、当然対応方針の確実な履行というものは沿線区市としても、それは引き継がれるものと、そういう認識を持っているものでございますが、その内容について、まだ今後国等の中で調整される部分もありますので、そういったところをしっかり、この段階で今後調整する内容にそういうものを反映されるように、そういった意味で要望したという位置づけでございますので、回答については求めないということでございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  2点目のですね、説明を受けたのかという、資料に対する御質問でございますけれども、直接説明を受けておりません。それで、じゃ、業界に関する試算、具体的にどうかということですけれども、これはですね、御指摘の内容について少し検討したいと思いますけれども、今まで直接ですね、市内の業者にですね、このことによってどういう影響が出るかという視点で、申しわけないんですけれども、考えたり、影響を憂慮したり、そういう姿勢でこの資料を見ておりませんでしたので、検討してみたいと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。回答は求めていないということですけれども、せっかく要望として出していますのでね。大体返ってくる答えは想像されるものがありますが、一応約束ということの確認ということで求めていただいたらどうだったのかなと思います。これは感想です。
 この料金、どのぐらいの業界の方が負担になるのかなというのはぜひやってもらいたいなと思うんです。まずは、この見直しで縮減ならある程度しようがないなという部分はあるかと思うんですけれども、ふえているときに、時間帯割引でその部分が非常に混雑しているとか、渋滞とか、それが社会的問題を起こしているのかどうかというところも含めてですね、そこがどうしようもないので、その部分は解消させるためにこういうことをやったと。そのためには多少お金がかかってもしようがないねということだったら、ふえているところも含めて、なかなか業界の方も含めて、その周りの方も含めて、市民も国民も含めて、ちょっと納得がいかない部分じゃないかなと思いますので、これを今出してくれと言ったら大変だと思いますので、ぜひこの分析をしっかり検討していただいてですね、ある程度のところで御報告いただければと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  ただいまの感想ということでお伺いしましたけれども、具体的にはですね、そのような情報としても、三鷹市としても今後必要になろうかと思いますので、国交省の方にその旨伝えて情報の提供をですね、できる限り求めていきたいというふうに考えております。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいですか。では、他の委員、ございませんか。


◯委員(野村羊子さん)  よろしくお願いします。1つは、まずこの要望に関することで、3番のいわゆる以南計画という言い方をしていると思います。「対応の方針」にもたしかこれ、掲載してあったようなものだったと思いますけれども、これの見通しというか、何かそういう情報をどういうものなのかということも含めて、何か情報があれば教えていただきたいということと、それと、この要望の後にまた武蔵野市長がさらに独自で要望を出されたような話を聞いたんですが、それについて情報をお持ちかどうか、あれば教えていただければというふうに思います。出したと思います。なので、できればその中身を情報提供いただければありがたいと思います。
 それとですね、この高速道路の料金にかかわる法案ですよね、今国会で多分どうなっているのか、結局この終盤のところでどうなっていくのか、あるいはどうなりそうなのかというふうなことがおわかりになれば、教えていただければと思います。お願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3点質問をいただきました。まず1点目の東名以南についてでございますが、具体的にはまだその検討を進めていくというお話は聞いておりません。ただ、事務レベルの話の中では、国も都も検討を要する、必要があるというような話はですね、従前から聞いております。
 2点目、武蔵野市の要望ということで、これについても具体的に私ども入手はしておりませんが、今回この6市で出す要望に当たって、それにかかわる市の考え方等について要望していきたいというような話は事務レベルで聞いております。
 3点目の、この高速道路利便増進計画、この料金割引についてでございますが、具体的な内容としては、私どもで把握しているのはやはりテレビ・新聞報道で把握している内容で、昨日も発表がありましたけれども、28日から3月末まで、たしか37路線、50区間についてデータをとりながらですね、検証をしていくと。そういった検証結果によって、今後見直しされるかどうか、今後の検証結果だと思いますけれども、そういった流れで取り組みが進んでいくものと思われます。以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  世田谷の東名以南については二子玉川の大規模再開発とひっかかって、どこに通すんだという議論を世田谷で話が出ているようなことを聞きました。現実にこういう要望をして、これが本当に現実味があるのかどうか、非常に危ういところがあるのではないかと思うんです。それはそれですけれども、その辺について情報提供を、もし収集できるものがあればしていただきたいということと、武蔵野市の市長要望もできれば具体的な中身をぜひ情報提供、お願いします。
 それから、今の法案についても、現状マスコミ報道した情報を含めてですね、あるいは国交省がマスコミに提供した情報を速やかに自治体にも流すようにということを含めて、その情報をできればこちらにもそのまま提供していただきたいという要望をしておきます。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  まず1つずつお伺いしたいんですけれども、要望についてなんですが、先ほど回答は求めていないということで、会社方式になってもこれまでの経過を踏まえたことで反映されるようにということで要望したということなんですが、この要望書にも、前段のところにも書いてありますけれども、先ほど説明で読み上げていましたが、前文の「今回においても」と、「も」ということは、今回だけじゃなくて二度三度と、国からの説明もなくいきなりマスコミ報道しているということが何度もあったわけですよね。
 何度も、だから、この場で私ども、質問もさせていただいて、そういうことがないようにということでの答弁をいただいて、今回もということは、本当に二度じゃないですよね。そのことを考えると、私は回答を求めない要望でいいのかという点では、もう既に信頼関係は崩れているんじゃないかと思うんですが、その点についての認識と抗議文を今からでも出すべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  今日に至る経過はですね、政治的な局面の展開ということで大きく影響を受けているというふうに認識しております。私ども沿線区市としましては、国交省や東京都に情報については常に新しい情報を、報道される前にですね、できるだけ早く、速やかに提供していただき、具体的な説明をしてほしいと、このように求めているところでございます。しかしながら、現実にこういう対応があってですね、その面についてはその都度国交省側に、出先の機関ではございますが、改善を求めているところでございます。
 また、今回のですね、回答を求めるべきであるというふうな御指摘でございますが、この問題についてはですね、国の事業の執行の方向性がまだ確定をしている段階ではないというふうに、1つの方向性が示されたというふうに理解しております。国会においてもですね、具体的な審議や政府の予定ですと、もう国会審議がもう終わっている段階ですが、御案内のとおり、報道のとおり非常におくれているような状況で、次期国会に託されるのではないかと、そういう状況がございますので、その推移を見ながらですね、今後の具体的な対応をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(大城美幸さん)  政治的な影響で、自治体も関係住民も影響を受けていろいろ大変な思いをしているわけですけれども、情報を早く速やかにということを常に求めているにもかかわらず、いつもいつも、マスコミ報道が先で、住民には後からでも仕方がないとしてもね、時間的な問題でマスコミ報道が先だったとしても、自治体にはやはり先に来るべきだと思うんですよね。その点は、ただ常に求めているというだけの問題で済むかというと、私はもっと強く抗議すべきだと思うし、三鷹市がこの事業着手まで容認するものではないと最初に市長が言った、一番影響を受ける地域である自治体だということからしても、やはり私は抗議をして、きちんと情報をしないとこの問題は進められませんよというくらいのことを言うべきだと思います。
 具体的なことをお伺いしますけれども、「対応の方針」の確実な履行ということで、じゃ、この要望書を持っていったのは、どなたがだれに持っていって、どういう状況でお渡ししたのか。回答はいただかない、単なる要望だったとしても、手渡したときのやりとりとかがあったのかどうか、お答えをいただきたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  この要望はですね、沿線6区市の当初市長の皆さんでやるという予定でおりましたが、途中で杉並区長さんの案件がございまして、急遽5月中にというふうな状況から、スケジュールの関係から、沿線区市の部長職でもってですね、国交大臣の秘書官に直接手渡してまいりました。そういう状況でございます。


◯委員(大城美幸さん)  手渡しただけで、この要望一つ一つについてその場でのやりとりというのはなかったんでしょうか。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  急遽ということでございまして、大臣の予定がとれなかったということがございます。そういう関係からですね、秘書官に手渡すまでと、残念ながらそういう形に終わってしまったというところでございます。趣旨については若干口頭で申し上げましたけれども、直接大臣にお会いできなかった。秘書官にとまってしまったということでございます。


◯委員(大城美幸さん)  私ども共産党議員団、都議団、国会議員団、そして関係区市の議員とですね、5月21日、国交省と、会社方式になるということの問題と前回議論したBバイCの公表の問題で、国交省とちょっと懇談というか、レクチャーをしました。そのときにですね、話が飛んじゃいますけれども、BバイCの公表については努力していると。なるべく年内に公表できるようにしたいという回答を得たんですけれども、「対応の方針」についてね、いろいろ関係区市、その都度その都度、自治体や住民との説明会、話し合いとかを持っていくということが約束されているけれども、それをしてほしいというふうに要望というか、質問して、いろいろ何度も角度を変えて言ったんですけれども、そのときにですね、議論になったのが、外環のこういう資料がありますよね。その後ろに今後の進め方ということで、もう既に事業実施段階に入っていて、測量、地質調査等がもう今行われたわけですよね。この図から見ても、住民への説明会とか、話し合いの場とか、首長に意見を聞くとかというのはどこにも書いていないわけですよ。
 だけれども、「対応の方針」では、適宜適切な時期にそういう話し合いを持つということを約束しているはずですよね。約束しているんだから、いつやるんですかとか、やる気持ちがあるのかとかって聞いたんですが、法的にはここに書いてあるとおりなので、話し合いを持つ必要はないという態度なんですよ、国交省の態度は。それを考えると、これまでも情報提供が遅いということも含めてなんですが、信頼関係はもう既に崩れていると私は思うんですね。どうでしょうか。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  この資料ですね、今後の事業の進め方という資料にございますが、ここには今大城委員がおっしゃいました説明会とか、いろいろな具体的な話は書いていないということで、国交省もそれについて具体的に実施する方向性を示さなかったというお話をいただきましたが、私ども現場ではですね、前回の説明会、いわゆる測量、地質調査時の説明会は地域、沿線区域でですね、確実に実施されたというふうに記憶しておりますし、今後もですね、設計とか用地取得、各段階でそれぞれ具体的な説明をするというふうなこともですね、その説明会の中でいろいろな意見が出されましたけれども、確実に実施していくという方向性を示していただいたというふうに記憶しております。
 また、これまでもですね、市や都の事業においても関係する住民の皆さんには、事業実施に当たっては具体的な説明というのは、絶対これを抜きに話が進むということはあり得ないというふうに考えておりますから、その点、もしそういうことがあるとするならば、これまでの経過から全く違った考え方が示されたということになりますので、それは当然許されないことだというふうに認識しております。ですから、これからもですね、「対応の方針」の確実な履行ということで、その都度その都度、具体的な事業の展開に当たってですね、確実な履行ということを求めてまいりたいというふうに重ねて申し上げます。


◯委員(大城美幸さん)  要望書の中にも、国の誠実な対応が必要不可欠であるというふうに書いてありますよね。この今後の進め方の設計用地取得の下のところに、小さな字で設計説明会、用地説明会とか一応書いてありますよ。この間も測量、地質調査の説明会を北野でやりましたよね。北野小でやりましたけれども、じゃ、その後、測量の結果がどうだったのかとか、そういうことの説明はしないんですかといったら、法的にやる必要はないから、やらなくてもいいんですというような答弁だったんです。
 今言われた、やはり私はきちんとこういうパンフレットに「対応の方針」に基づいた説明会なり、住民との話し合いを持つという文字がきちっと入った今後のスケジュールが出されることが必要だし、そうじゃないと、信頼できない。また、「対応の方針」の住民への説明会や話し合いの場を持つということがきちんと書かれるべきだと思いますけれども、このことについては、もっときちっと自治体の側から信頼……。住民からも、自治体側からも、私たち自身も納得して信頼できるようなスケジュールを明らかにするとか、きちんと文書で出るとか、そこまで詰めていただきたいんですけれども、どうなんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今委員さんの方から、いろいろなスケジュールとか、いろいろな取り組みの公表についてということで、私どもも同様に考えておりまして、既にリアルタイムで情報を提供していただくよう、事務レベルでは常に求めているところでございます。ただ、政権交代の中で事務レベルで、なかなか国の方の職員も法的な部分では決まっていることについて話はされるんですが、法的でない部分については、従前はいろいろ予定とか、そういうお話が得られたところですが、なかなかその辺のところが話が出にくくなっている状況はあります。
 ただ、先ほど技監も話をしておりましたが、事務レベルで外環の方の事務所の方と私どもでいろいろ協議している中では、きちっと今までの信頼関係は築けておりまして、そういった方向で進められるものと考えております。また、施行会社の方へ移行する際、こちらについては東京都の方に、どういう会社に移行するという意見照会というようなものがあるようで、その際に東京都もきちっと今までのことを踏まえて、対応方針等、そういったものを履行しない会社にされると、仮にそういうことがあれば、それは認めないと、そういうような発言も東京都からも得られていますので、そういったところできちっと市としても求めるところは今後も求めていきたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  事務レベルでね、密な連絡をとっていろいろ協議したりとかして話を進めるのはいいんですけれども、結局法案の関係もありますけれども、上の方でがらっと180度転換するような方向が出たり、「対応の方針」は法的な手続を踏まなくてもいいことになるわけだから、法的なことだけで進めればいいと上の方が決めちゃえば、いくら事務レベルでそういうことを話し合っていても、住民との話し合いは持たれなくなるんじゃないかというふうなことが心配をされます。だから、私はやっぱりきちんと事務レベルでの話し合いも大事ですけれども、今回国交大臣と会うことができなかったとおっしゃいましたけれども、きちんと国交大臣に三鷹市の立場というか、そういうことも伝えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  現在の国会の状況から、非常に先行きが不透明な部分がございますが、これまで三鷹市が対応してきた方針、方向性に向かってですね、今後も揺るぎなく進めていく必要があるというふうに感じております。機会ごとに、あればですね、国交大臣、市長が直接行って要望するとか、沿線区市で連携してそういう対応をするとか、具体的な必要に迫られればそういう対応もやっていく必要があるかと思いますので、その辺についても積極的な対応を進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  御答弁ありがとうございます。私は「対応の方針」の確実な履行というか、住民との話し合いの場を持つということが法的な手続の中ではなかったとしても、これがその都度行われなければ、三鷹市としては事業をストップするぞ、中止するぞ、一時でもとめるぞというようなことをはっきり国に言っていただきたいということを要望しておきます。
 最後に1点、行政報告のところでなかったんですけれども、練馬での「外環ノ2」についての住民説明会というのがありますよという資料が来ましたよね。急だったので、私ももう11日の夜は別の用がずっと前から入っていて、自分自身が主役だったのでどうしても日程を調整することができなくて行くことができなかったんですが、その「外環ノ2」についての動き、他市の状況と練馬での説明会がどうだったのか、御報告いただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  地上部街路、「外環ノ2」についての御質問をいただきました。他区市の状況ということでございますが、武蔵野市につきましては従前報告しておりますが、平成21年の8月から武蔵野市における地上部街路に関する話し合いの会ということで、これまで計4回話し合いが行われております。また、練馬区につきましては6月11日、第1回練馬区における地上部街路に関する話し合いの会ということで開催されました。そのときの状況について東京都の方から情報提供がありまして、出席者が25人ということで、会の構成員としては29人で、25人の方が出席をされたということでございます。そのときの主な発言の内容としましては、この話し合いの会の位置づけについて確認するような質問、あるいはこの会とは別にですね、住民の意見を聞く手段を講じる、そういったことの関係を教えていただきたいというような御質問、また、都市計画が計画された昭和41年と、現在と、交通状況も変化しているので、将来を見据えた検討をすべきである、そういった御意見があったというように聞いております。その会の中では、会の運営要領等について確認をしたということで、今後につきましては、道路のイメージとして、例えば調布保谷線等の図面、写真等を確認しながらいろいろ検討をしていくというように聞いております。以上でございます。


◯委員(大城美幸さん)  今回の練馬の情報提供というのは、東京都からあったというふうに認識していいと思うんですけれども、ほかの自治体でやる場合にも、もうちょっと早く東京都からの情報提供も、「外環ノ2」についても、三鷹市にとっては上を通さないからということでの下を、本線を評価した経過を考えると、やはり私は「外環ノ2」の問題についても軽視できないと思いますので、速やかな情報提供をお願いしたいと思います。要望して終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員、ございますか。


◯委員(谷口敏也君)  まず要望の回答を求めないということだったんですけれども、今のいろいろなやりとりの御答弁を聞いていると、おおむねこの要望どおりになるんじゃないかなという受け取り方を市側はしているのかなという気がするんですが、その点についてはいかがでしょうか。
 それと、3番の東名以南についてを要望していますが、そうなると、品川は入らないのかな、多分大田区とかが入ってくるんではないかなと思うんですが、そうした場合は大田区長も話に入れるべきじゃないかなと思うんですけれども、その辺はどういうこの6市での協議になっているのかお伺いします。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  今回の要望はどの程度かという御質問でございますけれども、はっきり言って確実な御返事ができない段階だというふうに、私ども思っていまして、5月末に要望させていただきましたけれども、今後の動向を見守ってですね、また新たな対応が必要になるかどうかというのは今後の経過を見てから判断をする必要があるのかなというふうに思っております。
 それと、東名以南の問題ですが、これまで大泉で関越自動車道があそこで終わっていて、練馬区の皆さんがですね、生活道路までその車が入ってきているというので大変な思いをされている。それがですね、外環ができますと、今度世田谷の方で第二の大泉になるのではないかということから、東名以南をどうしても必要だと。そういうことから沿線区市でこれを要望したということでございます。今後ですね、この要望が方向性として必要だというふうな方向性が全体で出ればですね、また我々の7区市以外にまた南側の方たちとも連携をして、いろいろな具体的な対応をする必要があるのかなというふうに思っているところでございます。以上です。


◯委員(谷口敏也君)  国の方は多分そういう状況なのかなという気がするんですけれども、東京都にも要望している部分、ありますね。東京都は同じ考え……。例えば3番については国に働きかけることというのは国に要望書を出してくれという意味でしょうけれども、東京都の方はそれに基づいて出すとかいう見通しとかもないんでしょうか。
 それともう一つ、沿線のさっき言った大田区の方の、全然協議をしていないのか、今小俣部長がおっしゃったように、結局あそこでとまっていて、あそこの生活道路に入ってくるというのは私も何度か行って実感しているので、世田谷の方々がそれを懸念しているのは当然だと思うんですよ。それに対して、環状だからつながっていればそれが少なくなるということで、大田区とかにも協力を得なければいけないのであれば、ある程度話をしていって感触なり──大田区の方でまたそこで反対しているというんだけれども、話を持っていきづらいかもしれないですけれども、説得するしかないわけですよね。その辺は、この6市、7市の方でどう考えているのかというのをお伺いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  大田区等の調整について、私ども、把握はしていないところでございますが、今都市計画として決まっている部分が東名までということで、それ以南、大田区にかかるところにつきましては、そういった予定路線ということで構想の段階ということだと思います。今後、国・都の中でそういった具体的な検討が入る際には、当然予定路線でなく、計画線として今後検討していく中でそういう話を協議に入っていくと。次のそういう段階において、そういったものが協議されるものだというふうに認識をしているところでございます。
 東京都の考え方としては、従前いろいろ事務レベルの協議の中では外環という環状道路としてリング、つなげることについては必要だというような事務レベルでのお話は伺っているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  都市計画の決まる、決まらないの部分でそうなのかもしれないですけれども、そうすると、確認なんですけれども、大深度でずっと行きますよね。東名以南というのはまだ大深度で行くも何も話がなくて、上が残っているだけなんですか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  東名以南につきましては、まだ具体的に計画線という形ではございませんので、高架式なのか、地下なのか、そういったことも具体的には決まってはおりません。ただ、東名以南につきましても、北側と同様にですね、かなり住宅地を通るということで、そういったことを配慮しながら今後検討されるのではないかと考えます。


◯委員(栗原健治君)  要望書についてお伺いします。私は外環道路計画については、三鷹の住環境に大きな影響を与えると。中央高速につながるジャンクションと東八のインターチェンジということで、市内の交通渋滞ですとか、大気汚染ですとか、換気所の関係もありますし、地下水の問題もあると。東京都のPIでも議論がされてきた中で、合意がされなかったという報告も出されたり、またその後にね、この事業、都市計画を進めていく上で地域のPIなどが行われて「対応の方針」が決められた経過があります。この「対応の方針」というのは、市民に対しての約束なのですごく重要な意味があると思います。それは認識として一緒だと思うんですけれども、私はこの道路計画自体ですね、今度のこの新しい料金割引の資料を見させていただいても、利便増進事業を活用して新しい会社施行方式で進めると。政権公約はね、「コンクリートから人へ」という公約のもとで、これは言ってみれば料金割引の制度のお金を流用した形で高速道路に使っていくという点でも、約束とは大きく違う形での財源の確保の仕方だという点でも批判が出ている中身です。
 今の国家的な財政の観点からも、公共事業のあり方は一つ一つ検証しなければならないというのは政府の立場だと思いますけれども、私は本来、三鷹の住環境への影響からしても、また市民の合意の関係からしても、また財政の問題からしても、見直す慎重な対応が必要ですし、中止すべき道路計画だと私は思っています。そういう中でもね、市は今度の「対応の方針」を国と東京都と一緒に進めていく立場で対応しているということで言えば、最低限実行してもらわなければならない約束だと思うんですけれども、この要望書を出した理由というのが、新しい施行方式になって引き継がれるべきものだというものが実際には引き継がれていない、態度がはっきりしないということで出されたものだという認識でいいのか、確認をしたいというふうに思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  「対応の方針」がですね、確実に履行されるという確証があればですね、このような要望書を現時点で出さなかったというふうに認識しております。


◯委員(栗原健治君)  ここ、すごく重要な市の認識だと思うんです。この間の議論の中でも、この「対応の方針」が、進める上では市民の約束ですから、これを守らなければ、また実行しなければ、進めさせない。進める前提が崩れているということで明確に伝えて、本来で言えばはっきり態度がしていないわけですから、させるという回答を求めるべきだと。私はこれ、6市で出したものだから、全体の調整があると思うのでね、市として確認をさせるということを考えてもらいたい。また、考えているのかお伺いしたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  この事業はですね、これまでも沿線区市で連携してやってまいりました。それぞれの区市の事情が若干違うということがありますが、これまでの進め方のとおり沿線区市が連携してやってきたということでありまして、今後もその基本的な考え方は変わらない。市独自としてもですね、独特の三鷹市独自の行動というのは必要があればやりますが、これまで連携してきた経過を踏まえて、これも連携していく必要があろうかと思います。
 また、「対応の方針」につきましてはですね、沿線区市のみならず東京都も確実な履行というのは重要なテーマであるというふうには認識しておりますので、今後は沿線区市並びに東京都と連携をして、国に確実な履行ということを求めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  6区市の連携での取り組みはよくわかります。また、それぞれの自治体ごとの特質、地域PIも別々にやっている部分もありますし、中央ジャンクション、また東八道路のインターチェンジを抱えて受け入れるという条件がある三鷹市としての独自の対応もあってもいいと思います。その点でぜひ検討していただきたい。
 最後に「対応の方針」ですけれども、各段階で調査して、また不確定な部分を明確にしていくという部分が記されています。私はこれ、三鷹市だけでやれるものもあるとは思いますけれども、やはり地域の問題、市民の問題なので、市民と一緒に協働して、「対応の方針」で市民と一緒に決めたものですから、進めていく姿勢を持っていただきたいというふうに思うのと、各段階での「対応の方針」があるのでね、今測量が地質と地形の問題ですけれども、この段階でやるべきことをやるということをしなければ、次の段階には進めないというのが私の認識です。これは「対応の方針」、一つ一つの各段階での意見を聞くことですとか、市民との話し合いをするとかいうことが明確にされているので、その各段階での正確な履行というのを市が求めている中身ですから、この点での事業が全体に都市計画、東京都や市がつくる道路のように明確な期日が進め方として確実なものがフォームとして不確定な部分があるようなので、そこの点での進め方については本当に慎重なね、この「対応の方針」をしっかりと守らせるという最低限の約束は三鷹市としてしっかりと担保するという姿勢を示してもらいたいんですけれども、その点での御検討をお願いしたいと思うんですけれども。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  事業実施段階に入りまして、測量調査等、いろいろ実際行われたわけでございますが、これからますます具体的な地域の課題が浮き彫りにされてきて、その課題をどう対応していくか、どう解決していくかということが大きな問題になってくると思います。そこにおいてはですね、市民参加は当然のことでございますが、その形はまだいろいろな方法が考えられますけれども、とても重要な課題だというふうに考えておりまして、それを確実に履行するということがとても重要ではないかというふうに考えています。
 今後ですね、その課題についても、課題解決に当たっては短期間で済むものと、またもうちょっと時間がかかるものとか、いろいろな課題があろうかと思いますので、今後その課題を一定程度三鷹市としても整理をさせていただいて、どのような手法でこれから展開していくかということをですね、調整する必要があるかなというふうに考えております。課題が非常にたくさんあるということを御認識いただきまして、短期的なもの、中期的なもの、長期的なものというような整理をしながらですね、市民参加がどういう形が一番適するのかということについてもですね、これから検討してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。「対応の方針」の中でもいろいろな調査事項、今行われている中身についても公表もされると思うのでね、情報提供はすごく重要ですし、実際に三鷹に甚大な影響が出る場合には中止を求めることもあり得ると、そこのところはまだ留保している姿勢で確実な履行を求めているという認識で、私、市の立場を認識しています。また、「対応の方針」が確実に履行されないとか、明確に答えないとか、調査の中で問題が起こって、これを受け入れるものではないとなったときに断固とした対応をとるという姿勢をぜひ示してもらいたい。さっきの委員の中にもそういう意見が出ていましたので、ぜひそういう立場をとっていただいて、今後の対応をしていただきたい。
 これ、要望ですけれども、要望にとどめなければならなかった事情があるかと。要望だけれども、要望じゃないんだという強い姿勢をね、明確にこの履行をされなければ本当に受け入れられるものじゃないんだと、それは約束なんだという点をぜひはっきりとさせて取り組んでいただきたいと思います。まだまだ住民の合意という部分では認められていない部分もあります。私、この今の財政状況のもとでは本当に一番初めに言いましたけれども、見直す、またいろいろさまざまな問題を解決していく手段を、新たな道、第二、第三の検討をして対策をとることも、方向性と一緒に考えるときが来ているんじゃないかという思いも持っていますので、その点もね、三鷹の外環特別委員会の中でそういう意見が出ているということをよく伝えてもらいたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩といたします。
                  午前10時31分 休憩



                  午前10時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくこととしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、先ほど質疑の中で求めた資料について、ぜひ委員長の方からもきちっと、速やかに情報提供されるように要望していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  わかりました。
 それでは、他に何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。ありがとうございました。
                  午前10時34分 散会