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2010/11/15 平成22年文教委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(緒方一郎君)  文教委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとりまして本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  おはようございます。文教委員会を再開いたします。
 文教委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  おはようございます。文教委員会に際しまして、教育委員会の方から行政報告をさせていただきます。本日は教育委員会として作成いたしました2点の資料についてでございますけれども、その前にまず11月5日、6日、7日、3日間にわたりまして開催しました三鷹教育改革フォーラム2010が無事終了いたしましたことを、私の方から簡単に御報告させていただきます。
 フォーラムの内容につきましては既に御案内のとおりでございますけれども、5日の金曜日、市内全小・中学校で実施いたしました授業公開や、7つの学園単位での特色ある教育活動の公開等におきましては、相当数の地方からの参加の方も含めまして、全体で2,800名を超える方が参加されたという状況でございます。また、6日土曜日の三鷹市公会堂での記念講演及びパネルディスカッションには700名を超える方が参加をされたということでございます。ごらんになっていただいた方もいらっしゃると思いますけれども、テレビでおなじみの橋本五郎さんの講演、また公教育におきまして小・中一貫教育と、先進的な取り組みを進める自治体の教育長らによるパネルディスカッションのほか、井口囃子とか三鷹の森学園の児童・生徒らにおける学園歌の合唱なども花を添えたところでございます。
 こうした取り組みを通じまして、三鷹市がここ数年来進めてまいりましたコミュニティ・スクールを基盤とする小・中一貫教育の現状や成果、ほかの市と比べた特徴点などが皆さんにも明確に発信をすることができたのではないかというふうに考えております。7日の日曜日は、今回フォーラムを共催いたしました日本学習社会学会の研究大会でございましたが、これにも多くの皆さんが参加されまして、3日間にわたりまして三鷹市を舞台に教育のあり方についてたくさんの皆さんが思いをめぐらせる機会となったということでございます。この場をおかりしまして、協力をいただきました文教委員会の皆さんにも御礼を申し上げたいというふうに思っております。
 さて、今回御報告をいたします資料、1点目は、小学校入学を控えた保護者の不安や心配の解消に役立てていただくように作成しましたガイドブックでございまして、幼・保・小連携の取り組みの1つとして作成したものでございます。
 2点目は、三鷹市が進めておりますコミュニティ・スクールの最も基礎となります学校運営協議会、三鷹市ではこの学校運営協議会の委員を、小・中一貫教育について協議する機関としてコミュニティ・スクール委員会の委員としても任用しておりますけれども、このほどこの委員の皆さんに向けた手引書を作成をいたしましたので、御報告したいと思います。現在7つの学園ではさまざまな教育活動が展開されておりますけれども、制度的にも市民が参画する新しい取り組みということがございまして、委員の皆さんが協議する際に必要な学校に関する基本的な知識、それから制度が正しく理解されて質の高い教育が実施されるよう、また、学園長初め学校関係者の皆さん、委員にも年々異動がございますので、そういったことも考慮いたしまして、活動が永続性を持つ取り組みとなることを願って作成したものでございます。
 それでは、以降、順次担当より御説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  それでは、報告の1点目、三鷹市の幼・保・小連携事業の中の「保護者のためのガイドブック」について御説明いたします。三鷹の幼・保・小等連携事業につきましては、平成19年度からいわゆる小1プロブレム、就学前と小学校入学期の生活の変化に対応できにくくて学習に集中できない、そういったような対応のための取り組みを平成19年度から、まず平成19年度は3つの小学校区において開始してまいりました。この平成22年度には、おかげさまで全小学校、15の小学校すべての地区で、三鷹市内のすべての幼稚園・保育園、それから学童保育所、さらには認証保育園も交えまして取り組みを行っているところでございます。
 こちらのかわいらしいピンク色のガイドブックでございますけれども、このガイドブックは幼・保・小連携事業は子どもに対する事業がまず1つございます。2つ目は保護者に対する事業、3つ目が教員、保育士に対する事業ですけれども、本ガイドブックはこのうちの保護者に対するものでございます。特に第1子の就学児を持つ保護者の方の不安、心配の解消に役立ててもらうために作成したものでございます。大きさは、見ていただくとわかりますが、ポケットサイズとして、これ、すべて職員の手づくりでつくったものでございます。
 内容の方は、具体にすべて説明はいたしませんけれども、目次の方でごらんいただきますと、大きな2番目の──表紙のところに目次がございますけれども、入学までに育てたい力ということで、大きくは3点に分かれております。小さい項目としては合計11点ございます。それから、大きな3番目で、身につけておきたい基本的な生活習慣ということで7点ほど挙げてございます。また、就学の流れ、それから三鷹市の教育。三鷹市の教育といいますと、幼・保・小連携事業の紹介と小・中一貫教育を三鷹市はやっているんですよというふうなこと、それから教育支援についての説明などを行っております。大きな6点目としては、学童保育所についてなどの説明をしているところでございます。これは毎年毎年、皆様に見ていただいて、御意見をいただきながら、来年度もまた改善していきたいなというふうには思っております。
 なお、このハンドブックの配布ですけれども、現在10月21日から今月26日まで、各全小学校で就学時健診を行っております。この際にお配りをして、来年三鷹市の小学校に上がられる保護者の方全員に行き届くように配布しております。また、各幼稚園・保育園にも、保育士、教諭の方のために必要部数をそれぞれ配布しているところでございます。来年度の小学校1年生の就学児の予定人数でございますけれども、おおよそ1,400人ほどとなっております。
 私の方からは以上でございます。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  私の方からは、学校運営協議会、コミュニティ・スクール委員会「委員の手引き」につきまして、御説明をさせていただきます。
 既に御案内のとおり学校運営協議会の設置につきましては、平成20年9月に全22校、コミュニティ・スクール委員会におきましては平成21年9月に7学園に設置をさせていただいておりまして、教育委員会で170名余りの委員の方を任命しているところでございます。この手引きでございますけれども、委員の方にコミュニティ・スクール委員会や学校運営協議会についての設置目的、そしてその果たすべき役割や権限などについて、共通の理解や認識をお持ちいただく。また、コミュニティ・スクール委員会等で協議していただくために必要な学校運営についての基本的な事項について理解していただく資料といたしまして、教育委員会でまとめたものでございます。
 この手引きにつきましてですが、教育委員会とネットワーク大学で開催しまして、既に終了をしているところでございます。10月22日、10月29日、11月12日の3回の日程で実施し、今回につきましてはコミュニティ・スクール委員を対象といたしましたみたか学校支援者養成講座のテキストとして使用しております。また、そのほか、10月19日の連雀学園のコミュニティ・スクール委員会を皮切りに、7つの学園のコミュニティ・スクール委員会に教育長が訪問をして、委員の役割等について講話をしているところでございます。その際、手引きを参考に御配布をしているところでございます。また、学園長初め学校長等にも既に配付をしているところでございます。
 手引きの構成でございます。全体で40ページの構成でございます。1ページをお開きをいただきたいと思います。1ページですけれども、本編と資料編に分かれているところでございます。本編は3つでございます。1、学校運営協議会(コミュニティ・スクール委員会)についてで8項目でございます。それから、2、三鷹市が進める小・中一貫教育についてでございますけれども、こちらは4項目。それから、3、学校運営のあらましについてでございますが、こちらは6項目でございます。
 それぞれQアンドA方式になっております。例えば、2ページをごらんいただきたいと思います。1−(1)学校運営協議会及びコミュニティ・スクール委員会制度の目的とは?という形の問いに対しまして、その回答がわかりやすいように、主要な部分、重要な部分につきましてはアンダーラインを引いてございます。例を申し上げますと、学校運営協議会制度は、平成16年6月の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により導入されたというような形で、アンダーラインを引かせていただいております。そのほか、制度のねらいや期待などについてもアンダーラインを、下の段落に引いているところでございます。
 3ページ以下につきましても、同様な形になっております。
 続きまして資料編でございます。資料編につきましてでございますが、23ページをお開きいただきたいと思います。23ページでございますけれども、三鷹市立小・中一貫教育校7学園の総括表、それから学園の教育目標、その他法令等の関係を掲載しております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。
 それでは、質疑の方、お願いいたします。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、保護者のためのガイドブックの件でございますが、やはりこのつくっていただいた趣旨、やはり新しくお子様を入学させる保護者の皆様の不安を少しでもという趣旨でつくっていただいたというところでもあると思うんですが、やはり一番保護者の方たちでずうっと読んでいって、うちの子どもがこれ、できる、できないという判断の中でいろいろな疑問点が出てくるかと思うんですが、例えばといいますか、最終的に18ページのところでございますが、今このさまざまな子どもの状況に応じたきめ細やかな教育支援というところで、やはりこのガイドブックを読み進めていく中で、やはり御自分のお子様ができる、できないという判断の中でやはり不安が、場合によっては支援が必要なという御不安も出てくるかと思うんですが。
 こちらの相談の趣旨は、こういう相談がありますという形で御案内いただいているんですが、じゃ、これをどこに聞けばいいのかと。具体的に窓口等の御案内もあるんですが、最初は電話等の形になるかと思うんですが、その辺の、最終的には学童の最後のところに、その他で詳しくはという趣旨で内線番号等を書いてあるんですが、やはりこの一つ一つの項目の中で、この場合はこちらにお問い合わせをみたいな形の配慮が必要ではないのかと思うのですが、その辺に関してどういう形で保護者の皆様に御案内してるいのかなということを1点、お聞きしたいと思います。
 11ページのトイレの件でございます。和式トイレのことをこちら、取り上げておりますが、やはり機会をとらえてという趣旨でお書きになっておりますが、なかなかこれ、トイレを使う機会が。じゃ、家で例えばトイレへ行きたくなったときに、和式のあるところまで連れて行かなくちゃいけないのかとか、そういう非常に難しいところであるんですが。例えば幼稚園によっては、既に幼稚園の授業というか何ですかね、学習の機会で両方使えるようなカリキュラムを組んでる幼稚園もあったりとかするところもあるんですが、やはり現状としてまだ市内小学校に和式があるということはしっかりととらえて、使えるようにしなければならないという趣旨もあるんですが、場合によっては保育園とか、幼・保・小の連携をより充実するためにも、幼稚園・保育園等でやはり何かしら、トイレをつくるのは難しいと思うんですが、そういう何かカリキュラムじゃないですけど、いろいろなものが必要かと思うのですが。
 ただ、この保護者の方にやりましょうというか、機会をとらえてチャレンジしてみてくださいという趣旨ではなく、市としても、そういう使うチャンスも必要かと思うんですが、その辺の取り組みというか、どうされていくのか、お聞きしたいと思います。
 以上、2点でございます。


◯学務課長(内野時男君)  ガイドブックに関係しまして2点御質問をいただきました。
 まず教育支援の窓口の案内といいますか、例えて言えばですけれども、これらについて一つ一つ、どこに問い合わせたらいいのか案内をしたらどうかということでございます。基本的には背表紙のところにあります指導課、または学務課の総合教育相談室に連絡していただければと思っております。学童保育所などですと所管が違ってまいりますので案内先を記してありますけれども、そのようになっておりますけれども、来年度に向けて、このような相談する窓口などについて、この中にも書ければなお親切になると思いますので、その辺も検討してまいりたいと思っております。
 なお、お子さんで既に就学前から支援を受けていらっしゃる方などは、そのような幼・保・小の連携、または教育支援の方の連携でも既には情報などは来ておりますけれども、今回就学前に初めて保護者の方はちょっと心配になって相談するときという意味では、まさにこちらの方になりますので、そのような配慮もできたらというふうに思っております。
 2点目の和式トイレのことでございます。使うチャンスが余りないのではないかということでございます。私どもの方でもですね、市の保育園などを確認してみましたら、半数の園ではまだ和式トイレももちろんございます。洋式トイレだけになっているようなところもございますけれども、保育園の方でも就学に向けた案内ということで、保護者の方に、小学校に行くと和式トイレがほとんどだということで、外に施設などの見学に行った折にも和式のトイレを経験させるなどをしておりますし、また、保護者にもそのような機会をとらえてなれておいてほしいというふうなことはやっているということでございます。
 今、学校には各階に必ず洋式は最低限1つはございます。数としてはまだまだ少ないんですけれども、今後大改修の折などに施設担当の方と協議しまして、そのような配慮もしていきたいと思っております。ただ、学校では和式でないとだめだというお子さんもいるのが現実でございますので、和式を完全になくすということは、これはできません。そちらの方も配慮しながらやっていきたいと思っております。なお、幼・保・小連携事業の中でも、各幼稚園・保育園に学校体験、それから学校給食の体験をしておりますけれども、その際にもトイレなどを体験していただいております。今後も現実と、それから対応できることについてはできるだけ対応していきたいなというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。やはり、特に第1子目が新しく就学されるお子様をお持ちの保護者は特に支援の件とか、今申し上げた件でうちの子はこれに当たらないという部分で、できますか、できますかというところに、できない、できないとなってしまうと、非常に御不安になる部分も多いと思いますので、今申し上げたとおり──今回はできてしまったのであれなんですが、次回からぜひともその辺の御配慮をいただく中で。また、できれば今回もこれをお渡しする際に、今既に始まっていると思うんですが、またその辺の連絡先のよりスムーズに連絡、問い合わせができるような御配慮ができればと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、トイレに関しましてでございますが、やはり逆に和式が使えないがためにトイレを我慢して体調を崩されたという例もお聞きしておりますので、やはり子どものときから使えるような、できれば今御説明いただいたように御配慮していただきながら、よりよい、子どもたちが教育環境の中で生活できるようにしていただければと思っております。以上でございます。ありがとうございました。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いします。これはどちらにも共通する質問なんですけども、それぞれ基本的な事柄をうまくまとめてあるなと思うんですが、これ、従来は逆に、こういった例えば基本的な事項の説明について、どういった説明をそれぞれされていたのかっていうのが1つと、あと、実際また、従来の基本的な事柄を知らせていく上での問題点とかありましたら、教えてください。


◯学務課長(内野時男君)  今回保護者の方向けにこのようなハンドブックを作成いたしました。今まではどのようにしていたのかっていうことの御質問でしたけれども、従来ですと、小学校で入学に当たっての説明会を、大体どこも年が明けて1月ごろに行うんですけれども、その折に各学校で入学案内っていう中でこのようなことも各学校ごとにつくっておりました。今回このハンドブックをつくるに当たっても、全15の小学校の入学案内で共通しているような事項はこちらの方で取り上げております。あと、私どもの方で幼・保・小連携事業の中で保護者の方にアンケートをして、その結果の中から拾ったものですとか、こちらからアドバイザーを派遣したときに保護者の方から出た質問などでやっております。
 基本的には、今までは小学校の方で入学案内のときに行っていたのと、各幼稚園・保育園でも、連携ということではなかったんですけれども、今まではそのような、やはり何と言うんでしょう、ハンドブックに似たような内容のものを保護者の方にお配りしていたっていうことはございます。以上です。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  従来はどのようにしていたかという御質問でございますけれども、従来におきましては学校運営協議会、コミュニティ・スクール委員会が設置される際に、学校運営協議会に関する規則等を御配付をさせていただきながら御説明をさせていただいたというところでございます。そのほか、各学校運営協議会、コミュニティ・スクール委員会等で運営をそれに基づいてしていただいたというところで、多少コミュニティ・スクール委員会、あるいは学校運営協議会に対する理解が十分ではないところもございましたので、こういった形で第1版という形でつくらさせていただきました。この第1版ですけれども、内容等に不足等、あるいは要望等が出てくれば、第2版、第3版という形で内容を充実させていきたい、そのように考えているところでございます。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。そうですね、特に学校運営協議会とかについては、三鷹にずっといらっしゃる方でしたら結構なじみはあるのかなと思うんですけども、新しく来られた方というのは、ちょっと基本的な理解とかっていうのができていなかったりする部分も、難しいのかなと思いますので、私も全体を拝見しまして、基本事項は結構わかりやすく書いてあるなと思いますので、改善をして、またいただければなと思います。以上です。答弁は不要です。ありがとうございました。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、1つずつお願いします。
 保護者のためのガイドブック、そうですね、比較的わかりやすいものだと思います。こういうものが手元にあれば、それなりに見直して確認していくということができればいいなというふうに思いますが、幾つか細かいことをちょっとお伺いしたいと思います。
 まず、4ページですけども、表があります。1日の例っていう表があるんですけども、これ、登園9時で降園14時って、幼稚園・保育園についてね。これ、基本的に幼稚園の時間ですよね。保育園は8時、17時、あるいは16時っていうふうなことが基本なんですけども。ですから、この時間っていうのがどうなのかなというのが1つ。早朝保育とかっていう書き方はありますけども、その辺の時間の割り振り方、学校の時間に合わせたっていうふうな言い方もあるでしょうけども。あと、その時間のところに自由活動、課題活動と書いてあるのが私の感覚からはなじめなくて、これって左側の欄に行くんじゃないのかなとか、そっちの方がなじむんじゃないのかなと思ったりしてるんですが、それは単に非常に細かいことなんであれですが。1つは、だから、保育園の方たちが、ああ、これ、幼稚園のことを言ってるのねって思っちゃうんじゃないかということが1つあります。
 それと、もう一つは、これ、どこのページになるかちょっとあれですけど、15ページにとりあえず説明会のところで、用品の準備については保護者会での説明をよく聞いてからっていうふうにあります。それで、例えば就学援助についての説明とかね、つまり用品の準備幾らかかるんだろう、できんのかなとかいうふうなこととか、給食費の説明とか、お金に関することですね。これ、子どもについての準備というふうなことが多いんですけども、親の心構えとか、準備とか、そういうようなことっていうようなことは入る余地はないのかなということ。
 次、17ページですけども、地図がありますけども、これ真っ黒で、せっかく学園が書いてあるので、できれば学区がわかるようなね、イラストだとよかったのになと。皆さん、これをいただいているときは就学時健診でもらっているわけだから、どこの学校へ行くんだなと大体みんなわかってらっしゃると思うんですけども、そういうことがわかるとよかったので、そういうふうな工夫は次につくるときにできないのかしらというふうに思ったのと。以上、よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  まず4ページの朝9時からというのは、これは幼稚園の基本的な時間ではないかということでございます。そのとおりになります。保育園のが少しなってないんでないかということですけれども、こちらの方、また何か工夫できるようでしたらば配慮していきたいなというふうに思っております。
 あと、就学援助、給食費の件ですけれども、こちら、基本的にはやはり幼・保・小の連携事業、小1プロブレムに関係する保護者の方の不安ということで、ここに載せてもよろしいとは思いますけれども、これらに経費がどのくらいかかるかっていうことについては、各学校で行っております入学の案内、新入生への説明会で行っております。また、もちろん学校に入ってからも、特に就学援助については全保護者の方に教育委員会の方からも申請書、それから、それの案内などを詳しく差し上げているところでございます。
 それから17ページ、確かにこの学区もはっきり見えた方がよろしいですので、このイラストの濃淡のつけ方など、こちらの方は工夫していきたいと思っております。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。費用については、やはり不安になる方がもしいた場合にね、どこへ相談するのかというようなことも含めて、ちょっと御案内があればいいのかなとは思いますので。現実には1月か2月の説明会ということでしょうけども、できるだけ不安を減らすというふうなことでも考えていただければありがたいと思いますが、それは私の意見ですので。
 それで、じゃ、委員のコミュニティ・スクールの手引きの方ですけれども、1つは教職員、学校長には配付なさったということですけども、教員には配付はされないのかということが1つ。
 それとですね、3ページ、これ、ちょっと細かいことなんですけども、図がありますよね。同じ図が後ろの方にももう一回出てきますけども、この中で学校の指定という、三鷹市教育委員会がコミュニティ・スクールに対して学校の指定っていうふうに書いてあるんですけども、これがちょっとわかりにくいんですよね。何をどういうふうな、何についての指定なのか、何をどう指定することなのかっていうのが。これを見ただけでは、委員の任命とか、意見を上げる、わかりますよね、教員の採用の意見を出すとか。説明をして、協議をしてって、この矢印、ほかはわかるんですが、学校の指定って、これ、何についてなのかというのがちょっとわかりにくいので、指定学校の校長はと、その次に根拠がね、出てきたりするのでそういうことなのかなというのはわかりますけれども、ちょっとこれ何か説明をいただけるとありがたいなというふうに思います。私の理解が違ったとしたら、それはもう逆に委員の皆さんも理解が混乱するというふうなことだと思いますので、ちょっとそこ、説明していただければありがたいです。
 それ以外は、コミュニティ・スクールの委員の皆さんにお配りになるっていうことですけども、これの例えば前半部分、コミュニティ・スクール委員会についてとか、あるいは小・中一貫教育についてまででもいいんですけども、全保護者にある程度これ、もう一回わかりやすく説明するなりというふうなことがあってもいいのではないかと思うんです。やっぱり学校運営協議会って何だか、コミュニティ・スクール委員会って何だかってわからないし、でも、委員になった方は忙しそうだしとかね、どうしてあの人は毎日のようにじゃないけど、学校に来るんだろうとかね、そういうようなことって特にわかりにくいことで、説明しても入りにくいことってあるので、非常にわかりやすく書いているかなというふうに思いますので。ただ、これ全部配るのはかなり大変なので、ちょっとその辺を工夫していただいて、これを全保護者の方にもう一度説明するということを考えていただければと思うんですが、いかがでしょうか。以上、お願いします。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  1点目の教員の配付についての御質問でございます。先ほど御説明をさせていただきましたが、コミュニティ・スクール委員会の開催時に学園長、あるいは学校長に配付をしていると申し上げましたけれども、そのほかに余部部数を、ある程度の部数を各学園の方に配付をしております。コミュニティ・スクール委員会等に参加したその他の教員の方につきまして既に配付をさせていただいておりまして、そのほか余部といたしまして部数をある程度学園の方に置いてございますので、必要な場合はそちらを増刷をしていただく、そのような形での対応をさせていただいているところでございます。
 それから、2点目の御質問でございました学校の指定でございます。大変申しわけございません、これはコミュニティ・スクールの指定ということで、学校運営協議会の指定という形になるところでございます。この辺のところにつきましては、表記の仕方につきまして工夫をさせていただきたいと思っているところでございます。
 それから、保護者の方への御説明ということでございますけれども、委員おっしゃるとおり保護者の方に御説明するには相当な部数が必要だということでございますので、どういった形が一番適当かということを考えながら説明の仕方等工夫をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございました。やっぱり中途半端な知識で、口コミで情報が流れていくっていうことが一番まずいことなので、この間いろんなことが起こったことについてもきちっとした説明がなされていないっていうことについては、教育委員会からきちっとした説明を全保護者に対してなされていないっていうことについて、私は納得できない部分がまだあります。なので、そういうことも含めて、きちっと当事者だけではなくて全保護者に理解していただく。だからこそ、次に例えばコミュニティ・スクール委員が交代するときにもその辺がスムーズにいくんだろうと思うんですね。これは何をやる役割だから、自分はできる、できないとか、自分はやりたいとかっていうような思いにもなっていただくわけだから、そういうことも含めてきちっと何らかの形での説明ということを今後もしっかりしていただきたいと思います。以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。この法律が平成16年ということで、三鷹の小・中一貫、にしみたか学園が平成18年からでしたよね。そういう中でこの法律でこの委員会がつくられてきて、そういう点では初めてっていうか、なじみの非常に薄い中でのいろいろ努力も行われてきたんだと思うんですけども、この手引きを作成するに至った経過ですか、いろいろこのコミュニティ・スクール、学校運営協議会をやる中でいろんな問題点を洗い出されてきたと思うんですよね。したがって、この手引き作成に至った経過といいましょうか、教育委員会の努力も含めてちょっとお話を聞かせていただければというふうに思います。
 それから、委員になった方も初めての経験ですからいろいろ手探りという状況もあると思います。そういう中でも、何か光るものと言いましょうか、またいい面だけじゃなくて、いろいろこれからの新しい課題ということも含めて、そこで議論されたものがあったら、1つ、こういうようなことも議論されているというようなことで紹介してもらえるものがあるのか。
 それから、やはり新しい制度ですから、当然今後の改善課題というのがあると思うんですね。まだ小・中一貫全市展開というのは最近ですから、そういう点では、そういうことが見えるのはこれからだと思うんですけども、今の運営の状況の中でそういう課題といいましょうか、また見えたものがあれば、教育委員会がそれに伝えたいものがあれば紹介してもらえればと。
 それから、ここには公開、傍聴ということがうたわれておりますけども、現実にその傍聴の状況といいましょうか、まだ地域にはこのことが十分に、知らないって言いましょうか、そういう知らす努力はされているんだと思うんですけども、実際にはなかなか知らない。また、参加したくてもできないとかいうことはあると思うんですけども、その傍聴というのがね、これは非常に大切だなと思うんですね、公開という点では。実際に市民、父母の意識ということもあるんですけども、知らされてないということも含めて──知らされてないと言いましょうか、よく知られていないということも含めて、傍聴の状況があれば教えてください。
 それから、ここには会則の中でこのコミュニティ・スクール委員会が年度末終了後に教育委員会に報告っていう報告義務がありますけども、やはりコミュニティ・スクールですから、やはり教育委員会に対する報告とあわせて、やはり父母、地域にね、これがやはり開かれると言いましょうか、コミュニティという名前がついていますから、そのことも非常に大切ではないのかなと。ちょっとその辺がどんなような扱いをされているのか。やはり学校運営協議会という、法律的にはそういう名前ですけども、本当に地域全体でこの学校運営を行っていく、育てていくという方向を考えると、やはり教育委員会の報告とあわせて父母に対してどのような活動の内容や、そこの協力も含めて全体のものにする、そういう努力がされているのか。
 この全体で5点ほどですけども、お答えいただければというふうに思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  5点のうちちょっと何点か、私の方からお答えしたいと思います。
 まず手引きを作成に至った経過ということでございます。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、新しい制度ということもありまして、なかなか理解していただくということに時間がかかるという面がございます。皆さん、一生懸命頑張って活動しようというふうに入ってこられますけれども、いろんな活動が行われているわけですので、その全体像が何で、一番本質的にやっていただきたいことが何なのかというあたりをきちっと共通認識を持っていただくことによって、活動が非常によく、シャープにいくのではないかという問題意識でございます。
 それからまた、学園長さんや何かも、コミュニティ・スクールや何かになれたところで異動になるということがございます、校長先生なんかにしてもですね。異動によってまたゼロからやらなきゃいけないということではあれなので、きちっとテキスト的なものをつくって、伝統として正しい部分が受け継がれていくようにという思いがございます。現実に、コミュニティ・スクール委員会の議論が質の高いものになっていくためには、お互いその委員会の皆さんが学校のことについて共通認識を持つ必要がございます。その辺がなかなか難しいんだというお話を承っておりまして、私ども、ことし、皆さん御存じだと思いますけど、教育・子育て研究所を立ち上げまして、三鷹の教育のあり方について今議論をしているところでございますけれども、中に1人、イギリスのこういった教育制度の研究をされている専門のプロの方がいらっしゃいまして、イギリスでも割と三鷹に近いような学校運営協議会の制度というのを設けておりまして、議論をしております。
 委員の皆さんも三鷹と同じような地域の方たちが入っていらっしゃるんですが、その議論がきちっと目的のような学校の教育、学校の運営がどうなのかという議論をしているかどうかということを相当しつこく聞きましたら、イギリスの方ではテキストを使ってきちっと研修をして、委員さんがそれなりに議論ができる場をするような、そういう仕組みができていますというお話を承りまして、そうか、三鷹はテキストなかったなと思いまして、じゃ、イギリスに負けないのをつくろうじゃないかということで取り組んで、とりあえず第1弾でございますので、第1版とさせていただきまして、5年、10年かけてきちっとしたテキストに仕上げていければなというふうに思っております。
 今後の改善の課題ということですけれども、今申し上げましたように市でもいろんな審議会を持っておりまして、市長の方から諮問をして、そこで賛成の方、反対の方、いろいろありますけれども、一定の専門的に集まった方たちがきちっと議論をした上で市長に答申を上げていただくと。場合には、きょうの議会のように情報提供して、そしてお知恵を拝借するというような、そういう市と、それから市民の方、審議会等の委員会の方とのキャッチボールっていうのがあることによって施策のレベルが上がっていく、そのような取り組みが行われておりますが、それぞれの学校、コミュニティ、学園においても、学園長、校長先生と周辺の学校のことをよく考えてくださっている皆さんとの間に、そういう教育に関する対話、討論が日常的に交わされることによって教育のレベルが上がっていく。あるいは、問題行動ですね、いじめとかそういった問題もありますけれども、小・中一貫教育だとか、そういったものがきちっと議論できるような、そういう場になっていけばいいかなというふうに思っております。
 あと、CS等の中身については、きのうかおとといもいろいろな議論があったようでございますので、担当の方から答弁させたいと思います。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  傍聴の状況ということでございます。規則の方には、会議の公開という形で規定をされております。私、CS委員会、できる限り出席をするようにいたしております。そういった中で傍聴につきましては確かにございます。地域の方かどうかというのは私、ちょっと存じ上げませんが、学校の先生、それから、そういった地域と学校の連携の研究をされている学生さん、あるいは先生等が傍聴に来ているのは確認をしております。こういった傍聴が、常に皆さんに開かれた形で傍聴においでいただけるように御案内等に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、報告書の件でございますけれども、この報告書につきましては、学園便り、あるいはコミュニティ・スクール委員会便りという形で、機会あるごとに地域の方々には便りを出しているところでございます。また、ホームページ等も開設をしておりますので、そういった内容につきましてはそちらでも掲載をしているところでございます。以上でございます。
 申しわけございません、1点漏れておりました。新しい考え方でございますけれども、委員の方におきましては、規則等で決まった中身等につきまして十分踏まえた形で議論をしていただく。そういったことに御理解をいただいた後に、いろいろなお話、夢のある学園づくり等についてお話をしていただいているところでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。教育部長のイギリスのそれが手本になるかどうか、私はイギリスの状況はわかりませんから。しかし、そういう意気込みでつくられたという話がありましたので、改めてそういう立場からもう一度読ませていただきたいというふうに思います。
 それから、傍聴は、今のお話を聞くと、まだ地域の方、本当に最も……。傍聴されている方が、それはそれで学校の先生や研究されている方って非常に傍聴、貴重なんですけども、地域の父母の方、父母や地域の方、そこがまだ、まだその辺は十分ではないという認識でしょうか。そのために学園便り、ホームページということなんですけども、一応年度末、各学園から出ますよね。それ、教育委員会に報告されると。それは、例えば私どもも学園便りはいただいたりしているんですけども、あの裏表では、そこには報告という点では十分ではないのかなと。あるいは、これはこれとして学校運営協議会という活動ですから、もう少しまとまった形での報告というのがあってしかるべきかなと思うんですけども、その辺、今後そういう方向を考えてもいいのか、検討してもらえるのか、その辺はいかがでしょうか。
 それから、どうしてもホームページっていう話があるんですけれども、実際にそういう手段を持っていない方もありますからね、その辺はやはりペーパーという形できちっと報告というのは必要かなというふうに思いますけれども、その辺いかがでしょうかね。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  先ほど御質問をいただきました傍聴の関係でございます。傍聴につきましては、コミュニティ・スクール委員会が開催される時間というのはちょうど6時半、あるいは7時、夕方、夜、そういった時間帯になろうかと思いますけれども、地域の方になるべく御参加いただけるように各学園におけまして広報等をさせていただくよう、お願いをしていきたいと思っているところでございます。
 また、報告でございますけれども、なるべくペーパーでっていうお話でございました。ホームページ等に掲載する際には、ペーパーの容量等につきましてはある程度考慮をしないでも掲載できるということ、そういった利点もございますけれども、ペーパーでの御報告になりますと、ある程度紙容量の制限等もございますので、なるべくエッセンス等を載せられるような形での学園便り、CS便りという形でさせていただければと思っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。これは要望という形で聞いていただければと思うんですけども、やはり、これはどこでしたっけ、栃木県の子どもさんがね、いじめでということがありましたよね。それで、やはり教育の問題っていうのは学校に子どもさんを預けている当事者だけじゃなくて、市民全体でね絶えず努力していく。それから、学校の先生は異動がありますから。しかし、市民は引っ越さなければ、そこにずうっと住んでいるということもあって、そういう継続性とか、全体で教育を考えていくっていう、そういうものをつくり上げていくという角度が、そういう努力といいましょうか、そういう上からも学校運営協議会、このコミュニティ・スクール委員会というのを位置づけるっていうことは必要かなというふうに、私はちょっとそんな思いを持っています。
 そういう点で、法律があるから、それに基づいてやるだけではなくて、こういうテキストといいましょうか、手引きもつくったところですから、やはり市民がそういう努力しようと、また、そういうことに、やはり何と言いましょうか、強い関心ある方が積極的にそこに、委員でないけども参加していくって、こういうことも必要だと思うんですね。そこにいる委員の方、いろいろ仕事を持ちながら、家庭のいろんなことをやりながらこういう委員をやられているって大変だと思うんですけども、改めて平日だけじゃなくて、土曜とか、日曜とか、そういうところにも会議を持っていって、そこで市民が参加できるということも努力していただければというふうに思います。それを一応きょうの議論の中で、ちょっと私考えた点ですので、ひとつ要望という形で検討していただければと思います。以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  それでは、ガイドブックの方からまず。こういうガイドブックっていうのはいいんですけれども、ただ、1年生が入ってきたときに各学校っていろんなチラシというか、案内というか、いろいろなのが来ますよね。この内容なんですけれども、中に入っていることもかなりダブっていることもあるかなというところもあるんですけれども、これ、つくる必要性があったのかなと。学校で今どれぐらいのチラシ──チラシって言っちゃいけないのかしら、いろんな御案内がいっぱい来ますよね。私もPTAをやっていたときに、ああ、随分多いなというふうに思ってたんですけれども、これを出さなくちゃいけないかなっていうふうに思っているんですけども。
 それともう一つ、どうせ出すんならば、じゃ、CS委員会って何だろうと。新しい子どもの保護者の方々が見たときに、このコミュニティ・スクール委員会って何だよっていうふうな疑問に思うんじゃないかなと。それより、むしろそういったことを細かく、こういう委員会はこういうことですよというあらましを書いた方がいいのかなというふうに思ったんですけれども、その点、ちょっとどういうあれかなというふうに。この書いてあるのと、各学校でそういった御案内を出すのとダブっているのと、それからまたちょっと違っているところもあるんではないかなというふうに思うんですけども、その辺はよく精査なさってはいたのかなというふうに思うんですけれども。
 それと、こちらの方のコミュニティ委員の皆さんの手引きなんですけれども、コミュニティ・スクールの委員会の権限っていうのが今どの程度になっているのか。それから、ここに書いてあるとおりなんですけれども、運営委員会と。例えばコミュニティ委員会が何か意見を出して、それが今度は職員会議にかかったときにガチンコになったり、要するに対峙にならないのかなと。そういったときに、どうしてもコミュニティ・スクールは学校の先生ががあんとやられるとしぼんでしまうというふうなケースがあるんではないかなというふうに思うんですけども、その点はどういうふうな考えでいらっしゃるのかなと。権限は権限だと、文書でそれはそうなんですけれども、やはり民間の地域の皆さんにしてみりゃ、ソフトランディングをした方がいいというふうな考え方もあるでしょうから、そういう意味では職員の方々、先生の方々はやっぱりどうしても判で押したような形でやることが多々あるんではないかなというふうに思うんですけども、その辺ちょっとどういう見解なのかお示しいただきたい。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  権限は4ページ、5ページに規則上の決まり事については書いてございます。年間の経過や教育目標だとかそういうものについて示して、承認を得るということでございます。現実問題として、今までガチンコにぶつかってコミュニティ・スクールがないがしろにされたというような事例は聞いておりません。つまり、あくまでも協議機関でございますので、校長先生が責任を持って学校の経営方針や何かについて説明をして、そして委員の皆さんから異論があった場合には、そこで協議をした上で、そして、ある程度校長先生も自分の考えを改めるとか、あるいは協議会の方がなるほど、そういうことだったのかというふうに納得をしてオーケーを出すというような形で、市の審議会や何かが基本的にそういう流れでやっているのと同じような形で進んでいるという現状だというふうに認識しております。
 やはりどちらが最終的に責任をとらなきゃいけないかといいましたら、やはり学校の教育に関しては校長先生が責任者ですから、地域の皆さんのコミュニティ・スクールの委員の皆さんからいろいろ意見を出した上で、最終的に決断をされるのは校長先生がやられる。ただし、そういう校長のあり方がおかしいということであれば、教育委員会にも意見を出すことができますので、そうしますと教育委員会が間に入って、今度は校長先生の人事や何かも含めて考えていくことになると思いますけど。その辺は、制度的にきちっとやれることと、どうやって抑えられるのかということが決められておりますので、その辺の円滑な運用を行うためにということで今回つくったこともございますので、御理解をいただければと思っております。
 こちらの方なんですが、学校でいろんな資料がいっぱい配られている細かな実態についてはよくわかりませんけれども、先ほど担当から説明しましたように、これはあくまでも幼稚園・保育園に、今度4月から上に、小学校に上げようという保護者、しかも第1子で、どうしたらいいんだろう、心配だなという保護者に、こういうことを注意してもらえればスムーズに入学が果たせますよということをつくった小冊子でございますので、コミュニティ・スクールのことをいきなり言っちゃいますと多分混乱してしまうだろうと思いますので、そういう話は学校に入ってから校長先生の指揮下できちっとお話ができるようにしていけばいいのではないかなというふうに思っております。


◯学務課長(内野時男君)  部長の答弁、特に保護者のためのガイドブックについて若干補足いたします。確かに各学校で新入1年生のための説明会のしおりというものをつくって、1月ごろに集中的に説明しております。それについては、学校では入学したら、先ほどもお話ししましたけれども、こんな費用がかかるんだよとか、学校の年間の行事のことですとか、かなりボリュームのあるものが、字が小さいものがびっしり書いてあります。今回この幼・保・小連携事業ので保護者向けにつくった、学校に入る前にこんなことを心がけておくと、学校へ入ってから戸惑いが少なくなりますよというために、保護者の方のためにつくったんですが、まずはわかりやすく、余りボリュームをいっぱいにしないで。ですから、各学校で案内をしている入学の案内の共通事項のものをピックアップしてございます。
 それから、先ほども言いましたように、私どもの方で就学アドバイザーなど行った折に保護者の方から寄せられた意見などがあります。その就学アドバイザーを派遣したり、幼・保・小連携事業に参加できない保護者の方もいらっしゃいますので。それから、もう一つは、入学案内が1月にありますけれども、もっと早く知りたかったという保護者の方が多うございます。それで10月から就学時健診をやっておりますので、就学時健診──来年1年生に上がられるお子さんを持つ保護者の方ですね、その折にこれをお渡ししているっていうことがございます。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。言葉の説明というか、例えば何ページだったでしょうか、終わりの方にコミュニティ・スクールと書いてあるんでね。そういう言葉が書いてあると、やはりこの言葉、この学校、例えばコミュニティ・スクールって学校かしらというふうにね、思われる保護者の方だっていらっしゃるかもしれませんので、そういう意味では何らかの説明というかね、あってもいいかなというふうに思ったんですけれども。
 あと権限の問題なんですけども、本当にガチンコでかなりの意見が出し合えるというのは、本当にすばらしいことで、いいことなんですけども、ただ、それがしぼんでしまうと情けなくなってしまうという。ただ、やはりコミュニティ・スクールの委員の皆さんは民間の方で、お仕事を持っていらっしゃる方が多いもんですから、そんなにガチンコにはできないよっていうことになってしまうと、どうしてもしぼんでしまうかなということが心配があるんじゃないかなと思うんですけども。
 あと1点、コミュニティ・スクールで何か決めたときに予算というのはとれるんでしょうか、逆に今は質問、そういった意味では。例えばこの地域は語学が必要だというようなこと、またこの地域は──三鷹では余りないですけども、ノンジャパが多いからといって語学に力を入れようなんていうのがもしあった場合に、それじゃ講師派遣とかっていうのは、そういう意味ではできるのかしらというふうに、もしその委員会で決めたときにね。そういうのは教育委員会ではどういうふうな判断をなさっているのか。また、そういった予算がついてしまうと、どんどんどんどんいろんなところで地域の特性はもちろんいいんですけれども、切りがなくなってしまうんではないかと思うんですけれども。そういう意味ではね、どしどし本当は地域の特定を出していただかなけりゃいけないんですけれども、予算の問題はどうなっていくでしょうか、今後の。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  今の御質問の点も含めて、この手引きにある目次をごらんいただきますと、本編の方の3、学校運営のあらましについてというところがあるんですけれども、これは中身がすべてコミュニティ・スクール委員会の権限にかかわる部分で、こうしたものを承認したり、意見を言えたりと。要するに予算もその中の1つであります。そうしたことから、そうした意見が出る、そういう場合も想定をされておりまして、最終的にはこれはやはり予算ですから、そういったものを意見が出れば必ずするということではなくて、予算編成の中で学校の状況、それから全体の中の状況等もかんがみながら、教育委員会で最終的には──最後は市ですけれども、予算を決めていくということになります。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。ぜひその地域の特性を生かさないと学園をつくった意味がないものですから、コミュニティ・スクールの意味がなくなってしまうということもございますので、ぜひそんなところを注意をし、また、判こで押したようなことにはならないようなことを注意していただければなというふうに思っております。以上で終わります。


◯委員(土屋健一君)  1点だけ。この委員の皆さんへの手引きの方で、内容に関してではなく、先ほども少し他の委員さんから出ましたけれども、保護者への周知・発信という点でちょっと1点お伺いします。やはり、この三鷹の教育のかなめですので、一番大切なところ、ほかとは違うところです。教育改革フォーラム等で全国発信等されていますけれども、それはそれで大切だと思うんですけれども、何より市内の保護者、地域、市内の方に理解してもらうということが大前提だと思いますので、その辺の考え方。この手引き、簡単に言えば全保護者へ配布するのがベストだと思うんですけれども、その辺の保護者への周知・発信の仕方の考え方をちょっとお伺いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  何人かの方から、コミュニティ・スクールがやられていることの地域への周知とか発信のことについて御質問を受けました。御案内のとおり、教育委員会としてフォーラムをやる、あるいは三鷹の教育っていう市報に準じるものを出す、それからインターネット、ホームページを使って内容について周知をする。全体に対するフォローはできております。先ほど担当が答えましたように、それぞれのコミュニティ・スクール委員会でも機会をとらえてペーパーを出す、それから会合を持つ、傍聴も許すというような形で地域発信はしているわけですけども、ただ、足らないんじゃないかという、皆さん、御指摘でございます。
 実態から申しますと、今後さらにそういった面で周知・広報が活発になっていくように努力していきたいなというふうに思っております。これは結論でございますけれども。ただ、実態を見ますと、例えば議会なんかだと、事務局がいてそういう事務を担いますけれども、学校の場合、市民のコミュニティ・スクールの委員の中からそういった広報媒体をつくる方が出てくるか、あるいは教頭さんとか、担当の先生とか、忙しい仕事の合間を縫ってそういうソフトをつくってホームページに載せたり、通知にしたり、出しているということがございますので、その辺に1つネックがございます。
 それから、あとは予算の問題ですね。地域に出すとなると、印刷物、いいものをつくるとなるとそれなりにお金もかかる。その辺の予算的な面倒をこれから見ていかなきゃいけないという問題もございます。そういったような状況があるということを御理解いただいた上で、ただ、気持ちとしては一緒でございますので、引き続きさらに地域への情報発信が進むように努力をしてまいりたいと思います。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございます。全保護者へこの冊子、手引き、配布するのはかなりの数になると思います。ただ、教育委員会が全部つくらなくても、各学校でつくるとか。あとは、これをホームページに載せてしまえば、あとは各自プリントアウトしてくださいとなればいいのかなと思いますけれども、その辺、工夫して。ホームページの予定とかはどうなんですか。その点だけ1点、お伺いします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  ホームページについては検討していきたいと思います。こういったものを載せて自由にダウンロードできるような形で見ていただくと。ただ、基本的にはコミュニティ・スクール委員会の手引き自体は、中身を見ますとかなり専門的といいますか、まさに委員会の手引きという側面もございますし。あと、例えば今回のフォーラムの件も先ほどありましたけれども、市内の方の御意見の中でも、保護者と地域、学校の関係がわかったとかですね、そういった御意見もいただいておりまして。あるいは、学校要覧でも、いわゆる専門的な中身もそうなんですけれども、まさに学校で、学園でどんなことをやっているか、一番わかりやすくわかるものが学園要覧であったり。いろいろなツールといいますか、出しているものもありますので、そうしたものも含めて保護者の皆さんにさらに御理解いただくようなあり方というのも工夫していきたいなと思っております。


◯委員長(緒方一郎君)  よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で質疑は終了いたします。
 以上で教育委員会の報告を終了いたします。
 この後休憩中に御報告をいただきますが、10分間休憩したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前10時40分 休憩



                  午前10時58分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、再開をいたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会といたします。あと、写真等お配りしますので、散会後ちょっとお待ちください。ありがとうございました。
                  午前10時59分 散会