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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成22年文教委員会) > 2010/05/14 平成22年文教委員会本文
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2010/05/14 平成22年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(緒方一郎君)  文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとりまして本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 行政報告に入る前に、人事異動による説明員の変更等を、報告をお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  それでは、改めましておはようございます。
 それでは、まず、今、委員長からありましたように、4月1日付の人事異動に伴いまして、職員の異動がございましたので、御報告をさせていただきたいと思います。
 これまで本委員会でお世話になりました岩下理事、それから岡崎生涯学習担当部長、工藤学務課担当課長、後藤指導室長、川崎指導室担当課長、大倉生涯学習課長が教育委員会を離れまして、かわりに、今回このような体制で行います。まず、八代図書館長、図書館担当部長が、図書館長は兼務したまま、生涯学習担当部長に就任いたしました。それから、新たに組織改正に伴いまして、指導課と名称が変わった指導課長には、松野課長が東京都の方から参りました。それから、指導室の教育施策担当課長に海老澤課長が昇任でなっております。それから、生涯学習課長に久保田課長が。それから、4月より設置されました国体推進室長なんですけれども、スポーツ振興課岡崎担当課長が新たにスポーツ振興課の担当課長も兼務しながら、着任ということでございます。
 以上でございます。
 もう1点、今回の行政報告に絡みまして、1点、今後のスケジュール等に絡みますので、御報告させていただきます。3月の議会で、設置について御報告をいたしました南浦小学校で発生しました服務事故にかかわる検証・再発防止委員会、これにつきましては、現在報告書の取りまとめに向けて検討を重ねておる段階でございます。
 それから、また本年は、平成23年度から使用する小学校等の教科書採択の年に当たりまして、採択までの進め方、手法等につきまして、現在検討・調整を進めているところでございます。
 この2点につきましては、近日中に一定の方向が出ますので、まとまる予定ですので、6月定例市議会の本議会で御報告の機会を持ちたい、そのようなスケジュールで考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。議会事務局側も新たに星野さんが文教委員会の担当ということになりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。まず項目アについての説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  それでは、報告の1点目といたしまして、平成22年度三鷹市教育委員会の基本方針と事業計画について、御報告させていただきます。なお、本基本方針、事業計画は、毎年作成をいたしまして報告しているものでございます。特に基本方針につきましては、前回の本委員会で御報告させていただきましたので、今回は事業計画について御報告をさせていただきたいと思います。
 なお、3月の報告の機会と同様に、昨年度から修正を加えた部分を中心に、そして全体の像がつかめるように説明をさせていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 まず、学校教育に関しては、私の方から、生涯学習の部分につきましては、八代部長の方からということでお願いしたいと思います。
 14ページをお開きいただきたいと思います。今回の事業計画の大きな特色といたしましては、子ども政策部に事務移管された事業については、カットをしてございます。このことは基本方針と同様でございます。
 14ページ目の下の方、小・中一貫教育の部分につきましては、昨年度9月に全市展開がなされたということを踏まえまして、推進・充実という形で項目立てをすると同時に、学校順の入れかえ等々について修正を加えたところでございます。
 15ページの中ほどでございます。(f)、今回市制施行60周年記念事業ということで、三鷹教育改革フォーラム2010の開催及び記念誌、記念図書の発行を行いますので、そうした内容についてつけ加えているところでございます。
 それから、16ページをごらんいただきたいと思います。16ページ以降、何カ所かございますけれども、中ほどのちょっと上ですけれども、総合教育相談室という表記がございまして、今回の条例改正に合わせまして、総合教育相談窓口と言ってたのが、窓口っていうのはちょっと名称としてふさわしくないのではないかということで、名称の変更のみでございますけれども、室という名称変更をさせていただいたところでございます。
 17ページ、ごらんいただきたいと思います。17ページの一番上ですが、教育支援学級のところで、第七中学校に固定制の教育支援学級の開設の準備を進めて、今年度まいりますので、そのことを明記してるところでございます。
 それから、同じページ下の方、真ん中よりちょっと下の方を見ていただきまして、(f)、教育支援の関係でございますけれども、これにつきましては、後ほど教育ビジョンの関係、申し上げますけれども、平成22年度に見直しに着手いたしますので、これとこの中で、新たな計画の方向性及び主要課題の検討を行った上、そうした内容に、中身に反映させていきたいというふうに考えているところでございます。
 めくっていただいて、18ページ目、ごらんいただきたいと思います。eの多様な学習機会の提供の下、(a)の1で、全国学力調査の問題でございますが、これは3月の議会でも大分議論になったところでございますけれども、国の事業見直しがございまして、今回抽出校のみで学力調査、実施をいたしましたので、そういった表記になっているところでございます。
 それから、19ページ目、ごらんいただきたいと思います。ここでは、1項目カットしてございまして、児童・生徒の発達段階に応じた国際理解教育の充実のところで、この項目の1、2、3、4の3番目に、中学生海外派遣事業、これまで実施ということで入っていたところでございますけれども、新型インフルエンザ等の関係で、平成22年度事業については、事業カットいたしましたので、この内容から落としているところでございます。
 次に20ページをごらんいただきたいと思います。これ後ほど出てまいります観劇会とか音楽鑑賞会、学校でやっております助成事業との絡みなんでございますけれども、上段からまる2、まる3、まる4と来ておりますけれども、まる7、伝統芸能や芸術文化に優れた地域の人財の活用という項目をつけ加えております。これについては、後ほど申し上げますところとの絡みで、これは新たな取り組みということでございます。
 それから、20ページの下、幼・保・小の連携の絡みでございますけれども、(a)、これまで幼・保・小の連携ということで、推進委員会を設置してまいりましたが、11校でモデル事業を行っていたところでございますけれども、今年度中に小学校全15校において実施するということで取り組みを進めてまいりますので、その文言を強化したところでございます。
 21ページ、hの三鷹市教育ビジョンの見直しで、先ほども申し上げましたけれども、教育ビジョン、基本計画の見直し等々とも踏まえまして、計画年度が参りますので、今年度新たな計画の方向性及び主要課題の検討を進めてまいりたいと考えております。見直しに際しましては、今準備を進めておりますけれども、教育・子育て研究所、今のところまだ仮称でございますけれども、研究課題として方向性を今年度検討してまいりたいというふうに考えております。
 それから、その下の自律した学校の部分でございますけれども、これまでの校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学校づくりのところでは、これまでの取り組みを検証していくという方向性でございますけれども、特に(a)の学校自律経営支援予算について、昨年度あった問題も含めて検証を進めていくという流れと。しかしながら、やはり学校の自律的・主体的な活動を推進していかなければいけないという方向性でいろいろ検討してまいりたいと思っております。
 それから、(b)の校長の裁量権の拡大のところ、(b)のまる2でございますけれども、小1問題・中1ギャップの予防・解決のための教員の加配ということで、東京都の方で小1プロブレム等の解決のための加配制度を設けたところでございまして、この内容についてつけ加えているところでございます。
 それから22ページ、ごらんいただきたいと思います。21ページの一番下ですが、これも3月の議会の一般質問等でかなり議論が出たところでございます。今までコミュニティ・スクールということで進めてまいりましたけれども、一応コミュニティ・スクール全市展開されたということも踏まえまして、学校を拠点にしたスクール・コミュニティ、コミュニティづくり、学校を核としたコミュニティづくりを進めていこうということで、その方向性についてつけ加えているところでございます。
 24ページをごらんいただきたいと思います。24ページ、教育環境を整備していこうということでございますけれども、これにつきましては、下の方でプール改修とか、芝生化工事等とか、今年度事業として展開する内容について明記しているところでございます。
 それから、25ページ目、ごらんいただきたいと思います。ここでは、先ほど申し上げましたが、保護者負担の軽減措置の中で、観劇会、音楽鑑賞会等の実施助成というのがございまして、市の方で一定の予算を持ちまして、各学校で、演劇会、鑑賞会等を行ってきたところでございますけれども、今年度は、先ほど申し上げましたように、地域のボランタリーな活動で活躍されている方等に学校に来ていただきまして、地域芸能文化の鑑賞会みたいなような形で実施していくという方向性を出しておりますので、ここでは、観劇会、音楽鑑賞会等の項についてカットしているところでございます。
 それから、校外学習事業の充実ということでは、これまで多摩六都科学館で行っていたところでございますけれども、アントレプレナーシップ教育というのを今各学校で推進してございますので、そういったことが体験できる商業施設等も選択できるように幅を広げたところでございます。
 それから、その下の学校給食の充実と運営の効率化のところで、eでございますけれども、今年度中原小学校で給食の民間委託が始まってございますので、その内容についてつけ加えているところでございます。
 それから、25ページの下、東台小学校・第三小学校の建てかえでございますが、ここは予算の内容の中でも議論されました、事業の進捗に合わせまして、内容を補強させていただいているところでございます。
 26ページ、六中・東台の芝生化の関係ですね。これについても、前年度までの取り組みを踏まえまして、今年度、六中の芝生化事業、それから東台も、新校舎に合わせて芝生化の整備を推進していくという内容についてつけ加えているところでございます。
 それから、五中の体育館の建てかえ事業についても、現在着々と進んでおりますので、その内容について補強しているところでございます。
 それから、26ページ、川上村の自然の村、川上郷の関係でございますけれども、これまで平成18年度以降の実績の成果について若干文言を補強させていただくと同時に、平成22年度は、浴室等の全面改修等が入りますので、その内容について記述しているところでございます。
 それから、27ページの(カ)でございます。コンピューターの関係でございますけれども、一応教員1人1台の配備が完成いたしましたので、その利活用を今後さらに進めていきたいという内容を加えているところでございます。
 学校教育関係、主な修正点は以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  それでは、引き続きまして、生涯学習につきまして、私の方から御説明申し上げます。お手元の資料29ページからごらんいただきたいと思います。
 生涯学習につきまして特徴的なことは、先ほど部長の方から一部御紹介ありましたけれども、組織の改正に伴いまして、児童・青少年にかかわる施策が移管をされたということに伴いまして、事業から削除しているということを前もって御説明させていただきたいと思います。
 まず生涯学習でございますけれども、前文のところでございますが、中に「みたか生涯学習プラン2010」を推進しというふうにございますけれども、今年度をもちまして、「みたか生涯学習プラン2010」の計画期間が満了いたします。したがいまして、その後に続きます計画のプランにつきまして、準備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 同じページの主要施策のところをごらんいただきますと、今の内容が掲載してございますけれども、(ア)「みたか生涯学習プラン2010」の推進ということで、本年度につきましては、その前提となります市民の生涯学習に関する意向調査を実施するというところが大きな大事業となってございます。
 続きまして、30ページ、次のページをお開きいただきたいと思います。(カ)のところでございますが、市民芸術文化活動の普及・奨励。aに第100回親子音楽会やとございますが、本年度、市制施行60周年にちなみまして、たまたま親子音楽会も第100回目を迎えますので、この100回目の親子音楽会を周年事業に位置づけたものでございます。
 続きまして、同じページの(ク)をごらんいただきますと、a、b、cとございます、dのところでございますが、大沢二丁目古民家(仮称)の復原に向けた実施設計というふうにございます。平成21年度におきましては、古民家の復原に向けた調査・整備でございましたけれども、それらが整いましたので、本年度は実施設計に入りたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、その行のgでございますが、「武蔵野(野川流域)の経営農家」水車動態保存による公開の実施というふうにございます。これも平成21年度、整備事業でございましたけれども、整備が整いましたので、本年度、今目標としておりますのは秋でございますけれども、動態保存の公開を行いまして、市民に公開をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、31ページをごらんいただきたいと思います。こちらからは社会教育会館になります。社会教育会館に関しましても、児童館事業が市長部局に移管をされたというところが、この中には削除をされているところでございます。
 この中の重点目標といたしまして、新たに(キ)、生涯学習の拠点の整備ということで、一言、1項目入ってございます。この内容につきましては、次のページの32ページをお開きいただきますと、(キ)といたしまして、生涯学習の拠点整備の推進ということで表記してございます。社会教育会館については、市役所東側の東京多摩青果(株)三鷹市場跡地に、防災公園とともに計画する多機能複合施設に集約化し、「生涯学習の拠点」として新たな整備をするため、市長部局と連携して取り組んでいくという表記をさせていただきました。
 続きまして、33ページからは図書館でございます。図書館に関しましては、平成19年度から平成20年度にかけまして、主にハード面の図書館システム、そしてICタグを活用いたしました新資料管理システムが整いました。おかげさまで、非常に順調に利用者も伸びているという状況にございますけれども、昨年に続きまして、本年度も、ハードからはソフトサービスの充実に力を入れていきたいというふうに考えております。
 重点目標をごらんいただきますと、(ア)南部図書館(仮称)の整備の推進。これにつきましては、現在AA財団と協議をしているところでございますが、引き続き双方誠意を持って協議を進めていきたいと考えているところでございます。
 また、次に(エ)のところでごらんいただきますと、図書館の所管しております個別の計画といたしまして、「みたか子ども読書プラン2010」というのがございます。これも、平成22年度をもちまして、一応計画期間が満了いたしますので、本年度は次のプランにつながる準備をしていきたいということで、項目立てをさせていただいたところでございます。
 続きまして、イの主要施策のところをごらんいただきますと、重点目標の詳細について触れているところでございますが、主な御説明をさせていただく部分といたしましては、(エ)の子ども読書活動の支援と「みたか子ども読書プラン」の改定の推進ということで、内容といたしましては、今申し上げたとおり、読活プラン2010、これの次の計画に向けた研究・検討を推進するという内容を盛り込んでいるところでございます。
 図書館につきましては、全般的にソフト面でのサービスの充実をすることを念頭に置いておりますので、以降、サービスの推進から充実といった文言が目立つかと思いますけれども、そうした取り組みに力を入れていきたいと考えているところでございます。
 続きまして、35ページの地域情報拠点としての図書館サービスの充実の内容の中で、kビジネス支援事業の充実というところをごらんいただきたいと思いますが、これまで駅前図書館を中心にビジネス支援関係につきましての支援事業を展開しておりました。資料の充実、そして講座の開催などを行ってまいりましたけれども、三鷹の資源の活用ということで、これまでも図ってまいりましたまちづくり三鷹やネットワーク大学との連携のもとに、本年度につきましては、既にネットワーク大学におきまして、連続的な企業支援の講座が開催されているということを踏まえまして、その役割を徹底するということで、図書館につきましては、講座を取りやめることといたしまして、まちづくり三鷹のアドバイスなどを受けながら、図書資料の充実に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、次のページをごらんいただきたいと思います。36ページからは、スポーツ振興となっております。スポーツ振興につきましては、重点目標のところの(ア)でございますが、健康・スポーツの拠点整備の推進という項目が新たに起こされました。続く主要施策のところをごらんいただきますと、(ア)に表記してございますけれども、健康・スポーツの拠点整備の推進ということで、内容といたしましては、文章的には社会教育会館の移設に関する表記とほぼ同様となっておりますので、読み上げることは省略させていただきますが、新たな総合スポーツセンターの建設に向けての動きがここで始まっていくということでございます。
 続きまして、ページで申し上げますと、38ページをごらんいただきたいと思います。38ページに参りますと、(エ)の施設の円滑な運営と整備充実でございますけれども、a、b、c、dのところで、dでございますが、三鷹市大沢総合グラウンドのリニューアルオープンを項目として挙げさせていただきました。この件につきましては、既に各議員御出席を賜りましたもとで、4月3日にリニューアルオープンに、完成を祝する式典を、完成をさせまして、4月から市民に広く御利用いただいているところでございます。
 続きまして、次のページ、(オ)東京国体の推進でございます。御案内のとおり、平成25年の第68回国民体育大会、東京多摩国体と通称呼んでおりますけれども、開催に向けまして、平成21年度は準備委員会を立ち上げたところでございますが、本年度につきましては、実行委員会にさらに一歩前進をした取り組みを進めて、三鷹が担当いたしますサッカー、ソフトボール、アーチェリー等について、協会と連携を含めて、着々と準備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 生涯学習からは以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず事業計画、17ページの総合教育相談室のまる4の巡回発達相談事業の件でお聞きいたします。実は先般、私どもの会派で、米子の方の巡回発達相談の視察に行ってまいりまして、こちらの取り組みが、実は教育委員会というよりも、厚生に近いのかもしれませんが、幼稚園と保育園に巡回発達相談事業を展開しておりまして、やはり個別指導もやっておるんですが、やはり集団に入って初めて気づくという点も踏まえて、具体的に幼稚園、保育園等に巡回相談、行っているんですが、やはりその中で、なかなか気づかない部分も、巡回員が行ったことによって初めて気づかれたという事例もあるということを見てまいりました。その件で、今回、下段にもあります幼・保・小の連携も踏まえた上で、やはりその辺の巡回発達、具体的に、本市においては、幼稚園が私立の幼稚園でございますので、なかなかその辺の連携が難しいかと思うんですが、やはり早期発見という観点からも、その辺の事業展開が必要ではないかと思いますが、その辺の御計画、またお考えをお聞きできればと思います。
 続きまして、18ページでございますが、下段の方の(b)、生き方・キャリア教育、アントレプレナーシップ教育等の件でございますが、今回、特に、先ほど部長からもありましたアントレプレナーシップ教育(起業家教育)という点の充実だと思いますが、この辺の従来の社会体験の教育等もやっていらっしゃるかと思いますが、その辺との違いといいますか、キャリア教育、アントレプレナーシップ教育との違いをちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、19ページの中段の中学校における異文化理解教育(中近東文化センター見学)でございますが、この辺の異文化理解教育の充実に関して、今後どのような展開をされていくのかということと、昨年度中近東文化センター見学は実施された学校といろいろな事情によって実施できなかった学校があると決算のときにも御報告いただきましたが、今年度は、この辺に関してどのような御計画をされているのか、お聞きいたしたいと思います。
 下段の方の、同じく19ページ、(f)のまる6、プロの演奏家による小学校音楽室での訪問演奏。これに関して思い出すのが、先般の賀詞交換会のときに演奏家の方が、民主党の今回の政権においての事業仕分けで、重箱の隅をつつくようなという壇上での切なる訴えを思い出しました。この辺に関して、本市において、ただ、市長はしっかりとまた継続というお話もありましたが、具体的にこの辺の、本市において、何とか単独でやっていく事業でもあるかと思うんですが、今回の事業仕分け、先般の事業仕分けだと思うんですが、その辺の影響がどのような形で本市に影響を及ぼしてしまったのかということをお聞きしたいと思います。
 続きまして、21ページでございますが、中段の三鷹市教育ビジョンの見直しでございます。これに関して、具体的にどのような今後のスケジュールを、お聞きしたいということと、また、この子育て研究所の構成メンバーといいますか、どのような方がこの研究所等の中で今回の三鷹市の、本市の教育ビジョンの御検討をいただくのかということをお聞きしたいと思います。
 続きまして、下段の(b)の2、小1問題・中1ギャップの予防・解決のための教員の加配についてでございますが、これに関しては、たしか東京都の事業でやはり加配事業が今回決定したかと思うんですが、やはりその辺に関連しての今回の加配の取り組みなのかということをお聞きしたいと思います。
 あと、ちょっとあれなんですが、今まで小1プロブレムという表記があったかと思うんですが、今回は小1問題という表記になっておりますが、これは何か変更があったのかということも、あわせてお聞きしたいと思います。
 続きまして、22ページでございますが、下段のウの「コミュニティ・スクール」制度の充実のところでございますが、再三、議会等、また前回の委員会等でも、コミュニティ・スクール、スクール・コミュニティ等の御説明をいただいていますが、いま一歩、ちょっとこの辺の、要はただ字がひっくり返っただけじゃないかといいますか、ちょっとわかりづらいところでございますので、この辺をもう一度詳しく、コミュニティ・スクールとスクール・コミュニティの立て分けといいますか、どう違うのかということをお聞きしたいと思います。
 続きまして、飛びまして、26ページの五中の体育館建てかえ工事でございます。これに関しまして、もう粛々と今、進んでいるところでございますが、実は、体育館の建てかえ工事に伴って、既存の市民プールと唯一ほかにもある温水プールが、今、使用できないということで、停止になっておりますが、この辺に関して、工事の安全上という観点から使用が縮小されたということも利用者の方からお聞きしておりますが、いろいろなプロポーザルという観点からも、その辺の安全、また周りへの環境と、また利用者に対する配慮ということが非常に必要な観点だったと思うんですが、その辺のプールの利用の今回縮小に対してどのようなプロポーザルの際の御配慮をされたのかということ、また今後、やはり今、市民プールの方に移行されてもおりますが、やはり利用制限がかかってしまう、回数が減ってしまうという実情もございますので、何とか安全を確保しながら、やはり五中のプール、ふじみができた後またどうなるかという課題もあると思いますが、その辺の今後の利用方法の拡充とかをお考えか、また御検討いただければと思いますが、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。
 続きまして、27ページの(カ)の教育用コンピュータ機器の利活用と運用管理体制の整備でございますが、今回はやはりいよいよ1人1台配置となりまして、その上において、実は今まで現場の先生方、個人個人でいろいろな資料、また教材等をつくられておったのが、例えば従前のワープロというものでつくっていたり、また一太郎とかいうものでつくっていらっしゃったかと思うんですが、その辺の資料が今回、利活用を踏まえた上での活用において、埋没してしまうというか、消えてしまうということが非常に残念だなという観点もございまして、その辺の互換性といいますか、今の資料をより有効に、また今回の新しいシステムでうまく使えることができるのか、またその辺の御検討はどうされていかれるのかという点を御説明いただければと思います。
 続きまして、29ページの「みたか生涯学習プラン2010」の推進でございますが、これに関しましては、先ほど担当部長の方から意向調査を今後されていく中で策定されていくということでございますが、具体的にどのようなスケジュールで、どのような形で意向調査を展開されていくのかということを1点お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 あと、32ページの一番下段、(キ)でございます。生涯学習の拠点整備の推進でございますが、社会教育会館が今回跡地の方にということで、計画になっておりますが、やはり今回の新たな移転に伴って、例えば既存の今の社会教育会館のシステムの中で、また施設の中でやむを得ず縮小しなければならないもの、また逆に今度新しく今回施設整備することによって、こういう新しい試みというか、こういう新しい、使い勝手がよくなるとか、その辺、もしあれば、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、33ページの南部図書館でございますが、いよいよというところでもございます。AAとの関係もございますが、具体的には市民と協働という具体的な検討を進められますが、どのような形で市民参加をされていくのかということをお聞きしたいと思います。また、それに伴いまして、これにあわせても、具体的な、今後どういう形で検討をされていくのか、スケジュールをあわせて教えていただければと思います。
 あと、最後でございます。多岐にわたりましたが、最後でございますが、34ページの地域の情報拠点としての図書館サービスの充実の点でございますが、今年度、市制60周年という、この節目のときでもございますが、実は三鷹の歴史という点でございます。三鷹の歴史に関して、今まで本当に生き字引のように、語り部のようにいろいろな方が三鷹の歴史を後世に語りつないでいただいた歴史でございますが、残念ながらそういう方々もお亡くなりになってしまう等々の現状で、非常に語り部等が少なくなってきている現状もございますが、ただ、まだまだお元気な方もいらっしゃいますので、そういう方に対する、今後の大事な三鷹の資料の点からも、そういう三鷹の歴史という点から、何かデータとして残すとか、また資料として、紙ベースとして残すとかいうような、そういう取り組み等をされていくべきではないかと思いますが、その辺のお考えをお聞かせいただければと思います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  多岐にわたった御質問でございますので、各担当から適宜、適切な回答をさせたいと思いますが、理念的な問題なんで、コミュニティ・スクールのところを私が。御案内のように、学校というのは、今まで、教育関係者の方たちだけが入る場所で、そして、親御さんたちはもちろん入りますけれども、卒業してしまうとその中に入ることはないというような、典型的な教育施設でした。ただ、三鷹市では、住民参加、市民参加ということを進めておりますし、風通しをよくしようということで、学校自体に地域の方たちが入っていただくことによって、学校をコミュニティ化していくのがコミュニティ・スクールですね。そこまでよろしいですよね。それが一応、質の問題、中身の問題、これから充実させていかなければいけませんけれども、市内7つで小・中一貫が始まりまして、そこがすべてコミュニティ・スクール化されたという現状にございます。
 じゃあ、コミュニティ・スクールそのものの充実という課題はもう一つございますけれども、それが円滑に、あるいは今後発展していったときにどうなるかというと、学校が1つの人材バンクになる。学校を拠点に防災のことを考える。教育だけじゃなくて、防災も考えられる。福祉も考えられる。まちづくりももしかしたら考えられるかもしれない。青少年の育成や何かももちろんですね。そういうように、学校自体が1つのコミュニティづくりのための拠点。要するにスクールのコミュニティというように、さらにコミュニティづくりにつながっていくんじゃないか、つなげていかなければいけないんだという問題意識がスクール・コミュニティです。だから、コミュニティ・スクールはあくまでもコミュニティのスクール、スクール化ですね。それに対して、スクール・コミュニティは、スクールを拠点にコミュニティづくりをしていこうという概念でございまして、このあたりが、御指摘のように、これからきちっと中身を形成していく概念ですので、これが皆さん、ごらんくださいと、これぞスクール・コミュニティですよという実態が5年、10年先にきちっと見えるような形に努力をしてまいりたいと思っております。


◯学務課長(内野時男君)  巡回発達相談員について、幼稚園、保育園にもということで御質問がございました。三鷹市の場合は、御存じのとおり、巡回発達相談員として、7学園に5人の相談員がいまして、こちらの方を学校に派遣しております。年でいいますと、平成21年ですと、小・中21校に延べ140回実施しております。それで、幼稚園、保育園の方なんですけれども、こちらもハピネスセンターの方が各幼稚園、保育園の方に派遣を実施しております。三鷹市の学校の方の巡回発達相談員なんですけれども、実は平成8年度から全国に先駆けて実施しておりまして、米子市などでも、この実績を見ながら開始したっていうふうに聞いております。
 以上でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  それでは、指導課関連の御質問について何点か答えさせていただきます。
 まず18ページのアントレプレナーシップ教育についてお答えいたします。アントレプレナーシップ教育ということですけれども、このアントレプレナーシップというものが、リスクを恐れずに、それを受けとめて、新しいことに挑戦する精神というふうにとらえておりまして、アントレプレナーシップ教育が、狭い意味では起業家教育というふうに日本語訳されることもございますけれども、変化の激しいこういった時代において、チャレンジ精神を発揮して、新しい価値と社会を創造していこうという、またなし遂げたことをさらに改善していこうと、こういう意欲、あるいは能力を培っていく教育というふうにとらえております。
 ですので、子どもたちが、想像力ですとか、積極性ですとか、決断力ですとか、そういったものを身につけていくように支援をしていくことでございまして、社会体験、職業体験というのは、あくまでも進路選択の可能性としてまた行っているものです。それに対して、アントレプレナーシップ教育というのは、即職業に直結したものというよりも、ここで身につけた力が将来適切な場面で発揮して、社会に通用する人材を育てると、こういったような内容で取り組んでいるものでございます。
 2点目でございますが、異文化理解教育の充実ということで、中近東文化センターの見学について御質問いただきました。こちらは、指導課といたしましては、バスの借り上げ、見学をされる学校に対して、バスの借り上げについて予算計上しておりまして、希望校に支出をしております。地域にあります国際理解教育のための施設ということで考えておりまして、この訪問につきましては、各校がそれぞれ判断をして、校外学習の学習場所の1つの選択肢としてとらえておりますので、その中で、学校の希望によってバスの借り上げ料を支出するということになっております。今年度の計画ということになりますと、各学校の状況について、まだ訪問の実態が把握できておりません。またわかりましたら、御回答することになるかと思います。
 それから3点目でございますが、小1問題・中1ギャップの予防・解決のための教員の加配ということで御質問いただきました。小1問題・中1ギャップの予防・解決のための教員の加配につきまして、これは御指摘のとおり、東京都の教員加配の事業でございます。ですので、小学校1年生、あるいは中学校1年生の学級の人数が39人を超えるというようなときに1人加配をする。その加配について、各学校で、学級を分割したり、あるいはティーム・ティーチングの教員として活用したりということで、校長先生の判断で運用をするというようなことになっております。
 この小1問題という表記につきましては、都の事業ですので、都の表記に合わせたというようなことになっております。
 以上でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは2点。まず1点目に、文化的活動等に関する御質問でしたが、その中でありました賀詞交換会での事業仕分けというお話は、私も賀詞交換会、事務で従事しておりましたけれども、当時沼尻さんと、芸術文化振興財団で行っている事業については引き続きここにございますプロの演奏家による小学校音楽室での訪問演奏として実施をいたしますので、ちょっと何かほかの事業で勘違いされたところがあるのかなと思っております。市の、教育委員会で行います文化的活動等に関する事業におきまして、国の事業仕分けの影響はないということでございます。
 それから、2点目の教育ビジョンの見直しですけれども、今回の基本計画、それから個別計画の見直しの中では、平成22年度は基礎的な調査の年度ということで位置づけられております。今回初めて三鷹市においては基本計画と個別計画を同時並行的に見直し、改定を行っていくという中でありますので、平成22年度はそうした基礎的な調査、教育・子育て研究所を活用して、そうした基礎的な調査を行っていきたいと考えているところでございます。
 またメンバーにつきましては、現在、人選中、選任中でございますけれども、まあ、並行してですね、まずは教育・子育て研究所の設置というところをし、それから三鷹ネットワーク大学推進機構と協議を進めている、詰めの段階にあるということでございます。メンバーにつきましては、できるだけ若いといいますか、実態的に研究のできる方ということで人選をしていきたいと考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  私から2点です。まず第五中学校体育館の建てかえに伴いますプールの利用の制限です。こちらは、御存じのとおり、今回建てかえをする五中の体育館のスペースが非常に狭い空間になります。校舎とプールとの間ということで、安全管理上どうしてもプールの出入り場所も、まさに工事の区画に入ってしまいますので、出入りに制限がかかってしまうという内容になります。ただ、夏の時期、当然学校でも授業でプールを使いますので、夏の時期は、隣の環境センターにも御協力をいただいて、環境センター側からの出入り口を確保するということを考えています。子どもたち、学校でプール指導を行う期間、これについては、地域への開放もあわせてやっていこうということで調整をしております。ただし、秋からは本格的な建設工事が入ってしまいますので、また出入り口のところが工事区画になってしまうという状況がございます。これが1点目です。
 それから2点目、コンピューターの利活用ですが、過去の資料の活用、こちらも、いろいろセキュリティー上の対策をとっているんですが、過去の資料、こちらは多分フロッピーディスクあたりが中心なのかなと思うんですが、こちらの読み込みだけは可能にしていますので、過去のものを参照していただいて、直していただいたときには、ネットワーク上のサーバーに安全に保管していただくという形で対応をとっていただくようになっています。
 以上です。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  新たな生涯学習プランの策定に向けた市民の生涯学習に関する意向調査のスケジュールということで御質問いただきました。これにつきましては、現みたか生涯学習プラン2010の策定に当たったときにも調査を行っておりまして、8年前になるんですけれども、そのときに、調査対象としましては、市内在住の満18歳以上の男女、そして標本数については2,500サンプル。そして抽出方法ですが、これは住民基本台帳から単純無作為抽出ということで行っておりまして、調査方法としましては、郵送による配付と回収という形で実施しております。今回につきましては、一応同じような形で実施を予定しておりまして、日程につきましては、6月から7月ぐらいに2週間程度調査票を市民の方に送らせていただいて、その調査結果に基づいて調査報告書を9月末までに作成するというふうな予定でございます。私からは以上でございます。


◯総合スポーツセンター建設準備担当課長(内田 治君)  私、もう一つ、都市再生推進本部の事務局次長として、多摩青果の跡地等の事業の調整も携わらせていただいている立場から、社会教育会館の移転に関連した御質問ということでお答えさせていただきます。大きく2点ございました。1点目は、既存の施設、システム等の中でやむを得ず縮小等の影響を受けるところがあるかということ。もう1点は、逆に新しい試みや使い勝手の改善などはどうかということであったかと思います。これらにつきまして、もとより今年度の基本設計を検討していく中で、全体の最適化をこれからまさに議論していかなければならないというふうに考えておりますが、基本的には既存の施設の専用部分の規模については、ひとつこれを前提としながらも、よりよい使い勝手などが、複合施設になりますので、多々、種々の取り組みの融合等を考える中で、調整の可能性があれば、これらは適宜やっていきたいと思っております。現場の方からは、これまで利用者の皆様や施設の関係者などからは、現在の施設の部屋割りでありましたり、例えばでございますけれども、施設の機材、設備等の点での将来への期待感というのがございますので、今後そういったところについては考えてまいりたいと思います。
 また、利用者、運用の面では、生涯学習、社会教育の活動に加えまして、これまでに加えて福祉の分野、それからスポーツの分野、こういう他の分野との事業の面での連携や市民のレベルでの交流、こういったところが広がっていくような期待感もございますので、それらを踏まえた施設づくりなどを考えてまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  南部図書館についてお尋ねをいただきました。市民参加の方法ですとか、スケジュールといった御質問をいただきましたわけでございますが、もう既に現在、昨年の秋より精力的にAA財団と協議を重ねている段階でございます。本年度のスケジュール的な目標といたしましては、8月の末ぐらいまでに整備に向けての協議が調いますれば、直ちに市民会議を立ち上げまして、年内に提言をいただくと。それに沿った、そうした提言、意向を反映した基本プランを年度内に取りまとめていきたいというのが私どもの現在考えているスケジュールでございます。
 市民会議の関係につきましては、もちろん学識を初めといたしまして、関係機関を初め、それから公募市民を募りまして、幅広い分野の方から構成する検討会議を想定しているところでございます。
 次に、図書館におきます郷土史の関係につきまして御質問いただきました。委員御指摘のとおり、非常に郷土史というのは地域にとって重要な課題というふうに私どもは考えている次第でございます。2008年度末では、三鷹市の図書館といたしましては、約1万4,000点の地域資料を持っているわけでございますが、まだまだ十分なものとは言えないという状況にあるかと思います。それと一方で、地域に三鷹の歴史について研究をされている方、あるいは三鷹の歴史について詳しい方がたくさんいらっしゃるかと思うんですが、そうした方たちの資源をどう集約していくか、また新たに郷土史を研究していただく方たちの、そういった横の関係をつくり上げていくということも必要かというふうに思っております。決して地域に埋没することなく行政とうまく関連できるように御協力いただくというような方向で、行政の中で十分調整をいたしまして、そうした仕組みも考えていかなければならないというふうに考えておりますので、今後そうした取り組みに入っていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  御丁寧な御答弁ありがとうございました。何点か再質問といいますか、社会教育会館の件でございますが、実は利用者の方の方から、今回のどうしても移転という件だけが先に話が先行してしまいまして、先ほど、今、質問の中にも入れさせていただきました、今後の中身の運用とか、どういう建物ができるのかなということが、非常に、逆に我々の居場所がなくなってしまうんじゃないかなとかいう御不安のお声をいただいているところでございますが、その辺に関しましては、先ほど担当課長の方からもお話があったとおり、しっかりと利用者のお声を受けとめていただきまして、しっかりとまた形が変わることもあり得るかと思いますが、その辺も踏まえた上で、しっかりと御協議いただいて、よりよいものをつくっていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 また、先ほどの異文化理解教育の点でございますが、中近東文化センター見学はあくまでも教育充実のための参考のというか、行くのが教育の1つではないということで、あくまでも利用していくという観点で、各学校にということでございますが、そうしますと、逆に、異文化理解教育というのは、各、具体、学校としてどのような取り組みを今後されていくのかということを1点。確かに施設、見に行くだけが教育ではないという観点もありますので、具体的には各中学校において、どのような形で異文化に対する理解教育を進められていくのか。またどのような、今後計画をされていくかと思いますが、教育委員会としてどういう形で進めていくのかということをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  再質問いただきました、この異文化理解教育についてでございますけれども、やはり中学校において、自国の文化、あるいは他国の文化、これを尊重するということは非常に大切なことでございまして、総合的な学習の時間など、あるいは社会科などの中で、授業の中で、当然さまざまな文化がこの世に存在するということ、そしてそれを尊重するということ、これを学んでいく機会を充実させていくということが非常に大事かと思います。先ほど、ちょっと把握していなかったということでお答えしたんですけれども、今、手元の資料では、ことし、中近東文化センターについては、中学校2校が現在では予定をしていると、訪問の予定であるということでございますので、また見学の状況等について、学校等も連絡をとり合いながら、それをどのように今後活用していくのかということを指導課でも考えてまいりたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  わかりました。そうしますと、行かなかったところも、まだ2校でございますが、その他5校が今後行く可能性もあると思うんですが、逆に行かなかったときに、どういう形で異文化教育に対して、具体的にどういう授業というか、どういう手だてをされていくのかということを、申しわけございません、ちょっと具体的に御説明いただければと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  私も教育に来てから、各学校や何かいろいろ回っておりますけれども、今、相当数、外国人の先生が授業の補助や何かに入っておりまして、もう生きた異文化の手本が教室に入ってやるような授業をされております。
 それから、学校によっては、駅前のギャラリーで外国の展示会をやったときに、そこを図書館部員が見に行ったりとかいうような形で異文化に触れるだとか、音楽鑑賞だってそうですよね。中近東文化センター、確かに地域の大事な文化施設ですので、私も前の職場ではそれを担当しておりましたので、積極的にこういう機会を利用して、外国のペルシャだとか、あっちの方ですけれども、外国文化に触れる機会にしてもらいたいというようなことは、これからも各学校の方に紹介をしていきたいと思いますけれども、あに中近東文化センターのみならんやで、いろいろなツールで外国の文化に触れるという機会は必要かと思いますので、その辺についてはこれから十分配慮してまいりたいというふうに思っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。今、部長の御答弁、御説明ありましたとおり、やはり施設よりも人に触れることも大事な異文化交流でもございますので、例えば今回のAA財団も1つのやっぱ人材の宝庫ではあるかと思います。生徒さんに関しましても、今回も1人、韓国の留学生と知り合ったんですが、やはりどんどん積極的に地域のお子様たちと触れていく中で、自分も日本の文化を学びたいし、我々も住んだ三鷹の子どもたちに何か伝えるものがあればというお声もいただいておりますので、その辺の活用もうまくしていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。ありがとうございました。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いいたします。まずページですと、22ページ、三鷹にふさわしい教員の配置のみたか教師力養成講座の拡充について質問させていただきます。今の時期、ちょうど5月ぐらいというのは、ちょうど来年度の教員採用の受け付けを、東京都はもう締め切っているようですけども、他府県では、5月に採用ということで、いろいろ募集要綱とか、公表されておりますけども、ほとんど、東京都もそうなんですけども、社会人の採用ですとか、また経験者枠、例えば臨時講師等の経験者枠等の枠が拡大されておりましたが、東京都でも、例えば他府県の臨時講師の経験が経験として生かせるというふうになっているんですけども、教師力養成講座において、こういった社会人枠ですとか、経験者枠の拡大を受けて、何か対応を考えておられるのか、お聞かせください。
 また、やはり都会では、教員自体の仕事にネガティブなイメージを持っている方がやっぱり多いのかな、教員に興味はあるけど、いろいろ大変そうだとかというようなイメージというのが非常に大きいのかなということを感じておりまして、私の周りの学校の先生、小学校の先生がいるんですけれども、人に「小学校の先生やっています」と言いますと、大抵返ってくる言葉が、「いや、大変ですね」という言葉が返ってくるような状況があるのかなと。もちろんそういったネガティブなイメージもあるのかもしれませんけども、教員自体の仕事の魅力というのをもっと伝えていく、広めていく、そして潜在的に興味を持っている人材を掘り起こしていくっていうことも必要なのかなと思うんですけども、教員の仕事自体の魅力を伝えていくような広報を充実させていく必要があるんじゃないかと思いますけども、何か考えていることがありましたら、お聞かせください。
 続きまして、ページですと、29ページ、生涯学習。先ほども質問ありましたけども、「生涯学習プラン2010」の意向調査について質問させていただきます。市がさまざま展開している生涯学習のプログラムを利用されてる方というのは、本当にいろんな、複数のいろんな講座を利用されているっていう方が多いと思うんですけど、一方で、どんなことをやっているか全然知らないってような方も非常に多いのかなと。そういった意味では、全然利用していない層、また知らないような、市が生涯学習についていろいろやっているんだっていうことを知らない層の方の声も吸い上げていくということが重要なのかなと思いますし、そういった意味じゃ、意向調査というのは、この時期に意向調査されるっていうのは、利用していない方の声を反映させるという意味では非常に大きな意味を持つのかなと思うんですけども、意向調査の実施に当たって、今お話ししました、市の生涯学習のプラン、講座を利用していない層の声というのをどのように位置づけられて、そういった方の声をいかに反映させていくのかと考えておられるのか、お聞かせください。
 続きまして、ページですと、35ページの図書館のビジネス支援事業の充実、kですね。この問題については、私も予算委員会でも質問させていただいたんですけども、やはり図書館が本来持っている機能を強化させるということだろうと思いますし、私も図書館ができるビジネス支援としては、やはり図書館の本来持っている機能、図書館に行けば必要なものがある。わからないことがあれば、図書館に行けば解決するというのが一番重要なのかなと思うんですけども、では、図書やデータベースの充実に関して、具体的にどういった形で充実を図っていこうと考えておられるのか、お聞かせください。
 続きまして、スポーツに関しまして、ページ、37ページの項目e、総合型地域スポーツクラブの支援と拡充。総合型地域スポーツクラブの支援と拡充というのは、ここ数年ずっと全市的な展開を検討すると事業計画に挙がっているんですけども、ただまだまだ広がっていかない状況が、広がっておりませんし、まだ全市的な状況ではないというのが現状なんですけども、全市的な展開を検討するに当たって、今年度、特に具体的に何かプランなり考えがあるのかどうか、お聞かせいただければと思います。
 以上です。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問いただきました点、1点について、三鷹ネットワーク大学の件についてお話をさせていただきます。三鷹ネットワーク大学の教師力養成講座でございますけれども、先ほど社会人のということが、お話がありました。実際に昨年度も、また今年度も、これからまたネットワーク大学、始まっていくわけですが、受講される方々の中には、大学生中心ですけれども、社会人の方もいらっしゃるということでございます。そして、教員がつらい仕事であるというイメージを変えていくように、ぜひ我々も指導していかなければいけないんですけれども、講師として、例えば昨年この養成講座を出られて、そして現在教職についている方、そういった方を講師として招いて、楽しさですとか、よさですとか、そういったことを伝える。同様に、現職の中堅どころの教員や管理職、あるいは市の指導主事等、学校に関連している職業を持っている人が、教師力養成講座の受講生に学校の楽しさ、子どもたちと接する喜び、こういったものを最大限伝えていくように努力してまいりたいと、このように考えております。
 また、私どもも、教育委員会として、先生方がやっぱり元気に働いているということが一番いい広報になるんではないかなと思いますので、先生方の支援をそういった面からもしてまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  生涯学習に関する利用、周知のことについて御質問いただきました。前回の市民の意向調査の中で、具体的に、例えばきっかけ、どういうことで生涯学習を行うきっかけになったかとか、それとか、生涯学習を始めようとしたことの理由とかということを調査の中では聞いておるんですけれども、今回については、今現在、調査項目の洗い出しをやっておる最中ですが、今、委員さんの御指摘のあったようなことも含めた上で、項目として検討していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  ビジネス支援の図書資料の充実につきまして、お尋ねをいただきました。私どもは、当然駅前図書館を中心に、このサービスを継続していくつもりでございますが、数量の拡充とあわせまして、まちづくり三鷹の企業支援関係のコーディネーターの方がいらっしゃいますので、具体的にはそうした方々の助言を仰ぎながら、選書につきましても、利用者の御希望ですとか、質的な向上を図れるような資料の収集に努めていきたいというふうに考えております。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長(柳川秀夫君)  総合型地域スポーツクラブの支援と拡充で、全市的な展開はプランはあるかという御質問いただきました。37ページに記載してございますように、今、三鷹市には、東部地区に1カ所、西部地区に1カ所の地域スポーツクラブが活動しております。全市的な展開ということで、中部地区にないもんですから、このことを現在、住民協議会の体育部会とか、現在活動いただいております体育指導委員協議会等とも連携を図りながら、何らかの駅前を中心とした中部地区に何とか展開が図れないかと検討しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。教師力養成講座に関しましては、わかりました。とにかく、もちろん今、教師力養成講座を利用されている方はもちろんですけれども、新たな人材を掘り起こすという意味で、教員の仕事の魅力というものを、実際経験している方の声っていうのを外に向けて発信するような取り組みというのも今後充実させていただきたいなと思います。
 あと、生涯学習の意向調査につきまして、わかりました。逆に言うと、こういった意向調査をするっていうことを1つの生涯学習のプログラムの広報の手段にもなるのかなっていう気もするんですね。現在こういうことをやっていますということを逆に知らせる機会にもなるのかなと思いますので、広報の1つのきっかけとして、ぜひ、この意向調査も活用していただきたいなと思います。これは要望です。
 ビジネス支援の図書に関しまして、私は思うんですけども、かなり特化しちゃってもいいのかなと。ビジネスコーナーというのを完全につくっちゃって、だれにもわかるように、広報もビジネス書は駅前図書館に行けばいいんだというふうにかなり特化をしてもいいのかなと思います。現在の例えば駅前図書館のビジネス書の貸し出しの状況というのは、どういった状況なのでしょうか。本館と比べて、ビジネス書について、現時点で貸し出しが多いのかどうか。現時点の動向について、ビジネス書の貸し出しの状況について、再度教えてください。
 地域型スポーツクラブについては、中部地区という話が出ましたけども、私もそれをぜひお願いしたいなと。やはり市の中央部というのは、民間の施設等はあることはあるんですが、やはりどうしても民間のスポーツクラブというのは、どうしても内容に偏りがあるんですね。例えば競技的なスポーツをやろうとすれば、なかなかできない。いわゆる一般的なトレーニングはできますけれども、例えばバスケをやりたいとか、バレーをやりたいだとか、そういった競技に関しては、なかなか民間のスポーツクラブではそういったものは対応できていないところがありますので、ぜひ市の中央部分にも、こういった総合型地域スポーツクラブ、何とか展開できるよう、引き続きお願いしたいと思います。
 では、再質問は、駅前図書館のビジネス書の動向につきまして、お願いします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  貸し出しの状況でございますけれども、駅前におきまして、ジャンル別に申し上げますと、トータルとして1万5,616というのが、これは平成20年度の貸出利用者数でございますが、この中におきまして、社会科学が1,315、それから工学が1,192、それから産業が270といった形で、数字としては把握をしているところでございますが、突出して駅前においてこれらが特徴的という状況では十分ではないという状況でございます。今後とも、選書に当たってのまち鷹のコーディネーターのアドバイスを受けながら、おそらく現在も私の認識しているところでは、コーナー的なテーマ図書的な扱いは行っているはずではございますが、さらにそれを周知していくような方法とあわせまして、選書につきましても、利用いただけるようなものに集約をして、収集をしていきたい。御活用いただくように努力をしてまいります。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。私も駅前図書館はよく利用していますし、ビジネス書も、今、コーナーというふうにあるんですけど、もっと外向けにアピールしてもいいと思いますし、外向けにアピールすることによって、あのあたりはビジネス街、いわゆる事業者が多いですから、いろんな事業者の方が来ることによって、もっとこういった本を充実という声も出てくると思いますので、引き続き広報の充実もあわせましてよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  ちょっと休憩をしたいと思います。11時まで休憩いたします。
                  午前10時47分 休憩



                  午前10時59分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、委員会を再開いたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いします。最初の15ページというか、22ページも絡むんですが、スクール・コミュニティ、コミュニティ・スクール、あるいは学校運営協議会というふうなところで、この間、ずっと地域とのあり方も含めて、学校をどのように運営していくかって形をつくってきたというふうには思います。それで、文科省の方針と、そもそも、そのコミュニティ・スクール、国が言うのと三鷹がやるのとは違うんだというところから始まって、いろいろどういう形で三鷹の中で、三鷹のまちの中で、地域の中で学校を位置づけ、学校を支援していくのか、あるいは学校教育を充実させていくのかっていうふうなことをやり続けてきたところでの、スクール・コミュニティっていう言葉自体も国の方で言っている言葉でもあると思うんですけども、ただ、やはり先ほど来、あるいはこの前から出ているように、言葉としてね、非常にわかりにくいということと思うんです。1つは、学校運営協議会、小・中一貫の中での学校運営協議会のあり方が国で言うあり方と違うとか、コミュニティ・スクール委員会のあり方とか、学校支援地域本部事業のあり方とかってような、保護者の方もよくわからないで、でも、言われて、この委員会に参加して、こういうふうに、あるいはこういうことをやるというふうな形で、毎日のように学校へ行かなくちゃいけないっていうふうな声があったりとか、いろんな形での協力支援をしている。その中で、新たにまた、こういう新たな概念が入ってきたときに、余計混乱すると思うんですね。それについてどのように今後進めていくのか。スクール・コミュニティっていうものは、また新たな委員会なり、推進母体なりをつくるのかどうか。どういうふうな形で具体的にこれを持っていく予定があるのか。それは、コミュニティ・スクール委員会や学校運営協議会でどう位置づけられるのか。あるいは、住民協議会や地域ケアネットですね、先ほど来言っていらしたように、福祉や防災や何とかがありますよね。それと、あるいは交通対とか青少対との関連がどうなるのか。そのようなことをどのように考えていらっしゃるのか、そういうのを大まかなね、わかりやすい図で見せていただかないと、結局概念としてわからないまま。しかも、言葉としてはコミュニティ・スクールをただひっくり返しただけのようにしか聞こえないあたりで、これをどうやって三鷹の中で位置づけようとしているのか。これができることによって、どう位置づけられるのかというのは、多分4次計との絡みできちっと位置づけができるのかどうかということにかかわってくると思うんですね。第4次基本計画と今回教育の方でも、教育ビジョン、生涯学習プランというふうなもの、個別計画の改定、子ども読書もありますけれども、それとありますけれども、結局のところ、三鷹のまちをどのようにつくっていくのかっていうことに学校がどうかかわるのかっていう、あるいは教育がどうかかわるのかって問題だと思うんです。それについて、もう少しね、わかりやすい形の提示、説明の仕方があってしかるべきではないかと思うんですが、今後これについて、ちょっと今、答えられる範囲で答えていただきたいというのが1つあります。
 それと、特別支援教育について。今回、今年度は七中に学級をつくるというふうな話ですけれども、まだ全体、市内全域に特別支援学級が展開できるっていうところまでたしかいってないと思うんです。ごめんなさい。ちゃんと確認してこなかったので。全市的に、各小・中学校区ごとに特別支援学級をみたいな計画があったと思うんですけども、そういうふうなことについて、今どれぐらいの段階、今回七中につくるっていうことで、どの程度これが達成できて、三鷹市内で特別な支援を要する子どもたちの需要というか、教育要求にこれでどの程度こたえられるというふうな判断、あるいは予測を立てているのかというふうなことをお伺いしたいと思います。
 それから、学校図書館について、文言、ほとんど変わらない、前回とね、ここのところ変わってないですけども、図書館司書の方たちが、この間、更新時期を迎えてどんどん交代していると思うんですね。もう10年、十何年たったんでしょうかね。というふうなことで、図書館司書の方たちの待遇、あるいは研修というようなもの、専門性をね、どう生かして、この方たちが学校に位置づいて、それこそ図書館なり資料を活用し切っていくのかっていうふうなところ、あるいはこれが小・中一貫との絡みでどう生きてるのか、生きていないのかっていうふうなことがあれば、お願いします。
 それと、21ページになるのかな、自律した学校ということで、校長の裁量権の拡大の検討とありますけれども、これ、この間のいろんな一連の問題で、その部分が非常に問題だったのではないか。これについての何の検証もないのかということを確認したいと思います。だれが校長の裁量のチェックをするのか。だれが校長先生が正しい、あるいは本当に子どもたちのことを思った、教育のことを考えた指導、実践をしているのかということを、だれがそういうことをきちっと確認していくのか、チェックをしていくのか。それについてどのように考えているのか。それについて何もないので、ちょっとそれは確認したいと思います。
 25ページに教材、教具の適正管理を進めていくっていうのが入ってます。ちょっとこれが引っかかっていることかなと思うので、それもあわせて、答弁に入れてもらえればと思います。
 それと、26ページの芝生化事業ですけども、北野小、大分広い面積で、芝生がきれいだというふうに見える状況があります。今まで実施してきた芝生化事業の成果というか、状況というか、どのように評価しているのか。あるいは、思ったよりも手間暇がかかっているのか、維持できていると思ってるのかということと、それらを含めて、今後の六中の整備というのは計画がなされているのかどうかということを、確認をしたいと思います。
 27ページ、教員配置のコンピューター、まあ、資料の再活用という話が出ていましたけども、もう一つは、情報保護、個人情報保護も含めて、どのように情報を管理していくか。それは管理をしてくっていうふうなね、話もずっとありましたけども、紛失等々の、あるいは勝手に廃棄をしたというのがよかったのか、悪かったのかとわかりませんけども、いろいろな情報が出てきています。問題が出てきたというふうに思います。現実には学校のパソコンで仕事をしなければいけないことによって、残業がふえているのではないか。学校の滞留時間、先生たちのね、いる時間がふえているのではないか。それについては確認をしているのかどうか。うちへ持って帰れない。今まで風呂敷で持って帰ったということがかなりあったと思うんです。それができない、例えばね、というふうなことで、当たり前に夜中までいるっていうふうな事態があるのかどうか、その辺の調査をしているのかどうかっていうのを確認したいです。
 落としましたね。20ページの幼保連携じゃないか、幼保連携か。小学校、これは単純ですけど、小学校全15校において実施するとなっていますが、そうすると、幼稚園、保育園も三鷹市内にある全園で実施するということになるのかどうか。その際に、幼稚園、保育園に対する負担というのがどの程度あるのかどうか、そのような声があるのかどうかっていうふうなことをお伺いしたいです。
 では、済みません。生涯学習の方は、31ページの市民大学総合コース等々の、今、これちょっと、希望しても、申し込み、満員で入れないみたいな話も聞いたりもします。ニーズが、特に団塊世代の方々のリタイアも含めて、今ニーズが変わってきているようにも聞いています。これについての対応、対策というのが、今後拡充っていうふうなことも含めて検討できるのかどうかというふうなことと、あと、前に一度質問したことがあるかと思うんですが、現在どういう講座が行われているのかという情報提供っていうのが、ネット上では、これから募集する講座しかなくて、今何をやってるのかというのも見えない。そうすると、何があるかというのが一般に見えない状態じゃないかっていう話を一度前にしたかと思うんですが、それについて今改善されてるのかどうかということを確認させてください。
 それと、35ページですかね、図書館のコミュニティ・センターの図書室との連携っていうふうなことがあります。本来であれば、市内7カ所、あれが図書館の分館となればね、図書館機能って物すごい拡充されると思うんです。でも、それができていない。図書の協力貸し出しの拡充っていうふうなことにしかなってないので、これ、もし本当にきちっとやるとしたら、それなりにタグをつけたり何なり、予算のかかる問題になってくると思うんですが、あるいは、レファレンスができる専門職員を各住協のね、図書館に置く、毎日開館するということになればね。今、三鷹の市内、例えば調布に比べれば、分館は少ないわけですよね。でも、あれがちゃんと機能すれば、新たな建物とかって必要なく、あるいは新たな資料購入も必要なく、できるわけですよ。中身的な問題はいろいろあるとしてもね。そういうようなことを本当に、本気でね、これからやれば、三鷹の図書館は物すごく充実していくものとさらになっていくってふうに思うんですが、その方向性っていうのが、単に協働で取り組むだけでいいのかどうか。その方向性を持てるのかどうか。あと、星と森と絵本の家についても、あそこでの貸し出しができない。あそこはあそこの予算で買った本だっていうふうなことの位置づけがあって、あれはつまり教育委員会ではないですからね。星と森と絵本の家はね。だから、その辺の位置づけのあり方。あそこも、西部図書館がそれほど遠くはないとはいえ、大沢の下の方というのは、そういうところが少ないわけですから、それとの関係できちっと図書館との関連性ってのを位置づけるっていうふうなことがあってもいいのではないかと思うんですが、その辺を今後図書館の充実っていうふうなところで含めて、サービス充実になるのかな、それとの関連性でどう考えていくのか。あるいは、子ども読書プランとの関連性の中でそれを位置づけられるのかどうかということをお伺いしたいです。とりあえずそれでお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  まずコミュニティ・スクール、スクール・コミュニティの関係ですが、御案内だとは思いますけれども、コミュニティ・スクールとか学校運営協議会については、ちゃんと規則で定められた、制度として決められたものでございます。スクール・コミュニティといった場合には、学校を拠点として地域のコミュニティづくりに貢献していこう、それを進めていこうじゃないかっていう理念です。ですから、スクール・コミュニティで、何か組織、どうしよう、こうしよう、あるいは協議会をつくろうとか、そういうことは全く考えていません、現時点では。コミュニティ・スクールがしっかりと機能することによって、学校が1つの地域の拠点化していきますので、ある意味でですね。そうすると、当然学校が地域のコミュニティの拠点としてコミュニティづくりに大いに役立つようになっていくだろうと想像されます。ですから、今言ったように、それ以上のことは全く考えていません。あくまでも、将来的に学校がコミュニティの1つの大きな拠点になっていくようにということで、今使っている言葉だと御理解いただきたいと思います。


◯学務課長(内野時男君)  2点御質問がございました。私の方で、支援教育の関係でまず最初にお答えいたします。今年度、正確に言いますと来年度4月開設を目標に、今、七中で、知的な障がいの方の固定の学級を、支援学級を開設するということで、今年度整備いたします。これによりまして、当面課題でありました、これまでは大規模化の解消ということを、主に解消するということを当面の課題として取り組んでまいりました。これである程度大規模化の解消についてはめどがつくのではないかなというふうに思っております。
 それで今、委員が御指摘ありましたように、これで小・中一貫の各学園の全部設置されているかということなんですけれども、ほとんどこれで各学園に設置されるっていうことがございます。ただ、今後、まだ具体的に大規模解消というのは、当面の課題が終わったばかりですので、これは今後の需要なども見ながらのことですけれども、やはり教育支援も、小・中一貫で、9年間を通したっていうことを考えていきますと、まだ小学校にその学区に支援学級があって中学区にないというところが1学区ございますので、こちらの方も様子を見て、需要などの様子を見ながら考えていきたいなと思っております。
 もう一つ、幼・保・小の連携ということで、今年度、平成22年度には小学校全15校で実施いたします。これは新学習指導要領の幼稚園、保育園との連携をしなさいっていうものが、平成23年度から本格実施になりますので、それまでの平成22年度中に全校で実施するということでやってきたものでございます。対象の幼稚園、保育園、すべてに呼びかけております。各15の地区で、連携の連絡会、地区連絡会というのを設けておりまして、各幼稚園、保育園に呼びかけておりまして、そこから担当者に出席していただいて、いろいろな、どんな授業をやったらいいだろうかとか、お互いに情報交換や研修をどうしましょうかとか、そういうような事業の計画も立ててるところですので、今年度は全幼稚園、保育園に呼びかけて、こちらの方に参加してくれるものというふうに考えております。
 私の方からは以上でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは2点。まず1点目の学校図書館の活用と司書の処遇、待遇の話とかありましたけれども、御質問いただきましたけれども、学校図書館につきましては、御案内のとおり、パソコンも配置をしまして、図書館司書間のネットワーク、それから図書の検索等も含めて、充実も図っているところです。また、御質問の中にもありましたけれども、今年度も募集を行いましたけれども、かなりの高倍率といいますか、多くの方が応募をされておりますので、処遇が非常に悪くて、待遇といいますか、条件が悪ければあれほど来ないだろうな。まあ、景気の影響もあるかと思いますけれども、そのようには考えているところです。
 また、研修ですけれども、三期の休業中に研修も充実を図っておりまして、図書館司書の方の中から提案をいただき、総務課でも調整しながら、研修等の実施も行っているところでございます。
 また、小・中一貫との関係におきましては、例えばにしみたか学園では、3校で司書が連携を図る中で、合同研修会を開いたり、そうした相互の意見交換等を密に行っておりまして、そうしたところが子どもたちの図書館を活用した教育活動の充実につながっていけばと考えているところでございます。
 それから、2点目の校長のチェック体制といいますか、これは冒頭部長の方からも全体のスケジュールの中で、今回御報告できませんでしたけれども、検証・再発防止委員会の中でも大きな課題の1つになっているというところでございます。この点につきましては、学校管理職、校長、副校長の相互のチェックも含めまして、どのようなあり方がいいのかと、なかなか伝票処理でここを注意するとかいう話とは違う、大どころのコンプライアンスの問題もありますので、そこを今最終的に、最終的にといいますか、そうした委員会の中で検討しておりますので、再発防止委員会の報告の中ではお話ができるかなと思います。
 それから、教具、教材の管理、これも学校管理の中では非常に重要といいますか、大事なところでありまして、かなり事務としては煩雑になる部分もありますけれども、そうしたところ、校長、副校長、それから担当の先生、そうしたところがきちっと管理をしていく。このあり方につきましても、例えば理科教材の管理とか、そういったところも含めて、教育委員会といたしましても、きちっと徹底を図っている。機会をとらえて、小・中学校校長会等の機会をとらえて徹底していると。そういう状況でございます。
 私からは以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず芝生化の問題です。これまでの成果の状況ということですが、現段階では、細かなトラブルもあるとは思うんですが、全体としては、まあまあうまくいっているのかなというふうに考えています。とはいいながら、第一小学校でようやく芝生化が終わってからようやく1年、それから北野小においてはまだ半年という状況です。ほかの地区の状況等も、やっぱり二、三年、あるいは5年くらいかかっていく中で、学校のそれぞれの土地の状況、それから支援をしてくれる地域の皆さん、この人たちの都合というのもありますので、3年、5年かけて熟成されていくというような状況がありますので、まだまだこれからかなと考えているところです。
 第六中学校の整備計画なんですが、短い期間ではありますが、一小の状況、それから北野小の状況も考慮しながら、また中学校になりますので、校庭の利用の状態が小学校とはまた大分違います。このあたりは、学校とも十分協議をした上で、第六中学校の整備計画を整理しているところとなります。
 それから、パソコンになります。パソコン、これは情報管理の適正化ということになりますが、情報管理については、技術的にいろんな対策をとること、それから取り扱いのルールを決める、それからそれを守るか、運用していくという点での人的な対応、大きく3要素に分かれると思っています。その3点は、バランスをとるような形でこれからも継続して取り組んでいきたいというふうに考えています。例えば具体的には、先週には初任者の研修会の中では、ちょっと短い時間だったんですが、セキュリティーの扱いについての研修も組み込むような形で進めている状況です。また、持ち帰りについて、あるいは学校内での残業、現段階では、個人情報を含むものは学校から持ち出さないという大前提がございますので、学校内で処理をしていただいているという状況にございます。
 以上です。


◯社会教育会館長(小田俊雄君)  2点、委員の方から御質問ございました。募集時のいろいろ申込状況についてどういう対応をしているのかということと、情報について、募集時期じゃなくて、それらの履歴についてもきちっと周知されているのかという御質問かと思います。
 初めの方ですけれども、おかげさまで平成22年度の市民大学総合コース等の募集も終わり、実はきょうが総合コースの起業コースの開講式ということで、本来私どももそちらにいなきゃいけないんですけども、かち合っておりまして、ごあいさつができない状態ですけども。私が館長として就任してから、例年講座の申し込み等は、人数の推移としては確かにふえております。それで、当然会場の関係で、定員数を設けてはおりますけども、それぞれ若干定員数を膨らませながら、その一方でやはり快適な学習環境というものを堅持しなきゃなりませんし、当然御指導いただく先生、講師の方の御判断もいただかなきゃならないということで、定数以上に実際には当選者の方をとってるということで、1つの対応をしておりますけども、それでもやはり何人かはお断りしなきゃならない。年間を通してやる講座ですと、夏休み前に一定の受講状況が把握できますので、明らかに転勤だとか転居によってお見えになれないという方につきましては、補欠の順位の高い方から、再度9月以降御案内を出すというような対応もしております。今後もそういうことで、きちっとした形で、1人でも多くの方に参加いただけるような状況をつくっていきたいなというふうに思っています。
 それから、情報の関係ですけども、これも前、委員の方から御指摘、御質問あったかと思いますけど、私もちょっとメカニックには余り強い方ではないんで、調べましたところ、過去の履歴はきちっと見れるような状態になっておりますので、募集時期は当然募集の関係がメーンになりますけども、例えば年度途中にお引っ越しをされてきた方が4月以降どういうものを例えば社会教育会館でやっていたのかというような履歴は、きちっと追えるような形でホームページ上でもなってるというふうな理解をしております。その辺またきちっと整理をしながら、丁寧な対応をしていきたいというふうに思っています。
 以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  まず1点目に、コミセン図書室との連携についてお尋ねをいただきました。御案内のとおり、今御指摘いただきましたとおり、現在コミセンとの連携につきましては、協力貸し出しという形で、大沢、連雀、井の頭コミセンと連携を図っているところでございますが、なかなか現状、件数が伸びないという実情にあるのは事実でございます。連携という意味では、他のコミセンとも積極的にそうした連携に向けての交渉をしているところですが、なかなか難航しているというのも事実でございます。現状私どもがコミセンに伺って、図書室を拝見しますと、非常にすばらしい図書が蔵書されておりまして、私どもといたしましては、より一歩進んだ、今御指摘のありましたような、例えばタグによる資料管理ですとか、あるいは司書の配置ですとか、そうしたことまで一歩踏み込んでいただければ、図書館の分館的な機能も市民にとってはより利用の機会がふえるということで、利便性が高まるというふうに考えております。
 しかしながら、一方で、図書館といたしまして、現在図書館網のネットワークということに関しましては、南部図書館の設置という課題を抱えているわけでございますので、ここを並行してやっていくべきか、非常にこの辺は大きな問題ではございますが、当面私どもは、南部図書館の整備ということによりまして図書館としてのネットワーク化を進めたいというふうに考えているところでございます。
 今後、そうしたコミセン図書室が活性化することによりまして、私どもとしましては、コミセンそのものの活性化にもつながるというふうに考えておりますので、事務的には所管とよく連携をして話を進めていきたいと。いつでもそういうふうに臨めるように事務的には進めていきたいというふうに考えています。
 それから、星と森と絵本の家との連携でございますが、御承知のとおり、現行は、先方の依頼によりまして、ブックトラックにテーマ図書を配置いたしまして、貸し出しを図書館が引き受けるというような形をとっているわけですが、これで十分かというと、決してそうは思っていないわけでございまして、特に読書活動プランをつくっていく中におきましては、より深めた連携のあり方などを模索していく必要がございますので、今後絵本館の担当とも十分その辺については話を詰めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございました。1つは、特別支援学級について、大規模化の解消にめどがついたとおっしゃいましたけれども、じゃあ、今年度の大沢台、あるいは六小の学級数っていうのは一体幾つになっているのか。そこはどの学区から、小学校区でいうとどれくらいの幅から通っているのか、再度お答えください。
 もう一つは、学校図書館の司書については、司書職というのがね、ほかに採用が少ないですからね、どうしたって高倍率になります。それは、だからといって三鷹の司書が待遇がいいというふうには判断できません。申しわけないけども、それはきちっとした客観的データに基づいて答えていただかないと、感覚ではなくてね。なので、実際には専門職であるにもかかわらず、だから三鷹の学校司書だけではなくてね、専門職としての待遇というのが十分得られてないのが司書であるというふうに思います。それは実際の図書館本館の方でもそうですね。レファレンスサービスをきちっとやろうとする、それだけの専門職、特に先ほどビジネス支援の話も出ましたけども、そういうレファレンスをできる専門職であるっていう位置づけというのがね、非常に薄い。なので、非常勤の窓口業務、ただ単なる貸し出しというふうな位置づけではなくてね、そういうところでしっかりと司書の資格を見ていただいて、研修を充実していただきたいって思います。これはそういうことなので、いいです。
 それと図書館のもう一つ、済みませんね、今の図書館ネットワークの話ですけども、よく調布はね、分館できちっとレファレンスしてもらえてすごくいいという話も聞いたりはするんです。なので、そういうことから比べると、三鷹の分館機能の弱さとか、そこでのレファレンス機能っていうところの充実をどうしても前向きに考えていただきたいっていうふうに思います。なので、建物、既にある資源をね、有効活用するというところで、住協にしても、ただ単にやってくれっていうだけでは、そんな手間暇、余裕がどこにあるんだっていう話になるでしょうから、その辺を支援するような体制というのを図書館側が持つ必要があるのではないか。その辺のことをきちっと、それこそ第4次基本計画の中にでもね、位置づけていただけるようなことをしっかり考えていただきたいと思います。ちょっとその辺について、もう1回これからの図書館の充実っていうことについて、再度答弁があればお願いいたします。
 以上、お願いします。


◯学務課長(内野時男君)  支援学級の関係で、具体的に大沢台と六小の今年度の学級数でございます。大沢台小のわかば学級でございますけれども、今年度、学級数、4学級でございます。それから、六小のふじみですけれども、5学級でございます。六小は、多いときには6学級あったわけでございます。
 それで、各こちらの学区域なんですけれども、大沢台ですけれども、二小、井口小、大沢台小、羽沢小っていうふうな学区域になります。それから、六小のふじみですけれども、四小、六小、南浦小、それから一小、北野小の東八道路の北側というふうなことでなっております。
 少しずつ小学校も、高山とか、七小が開設されましたので、順次大規模化は解消されていくんですが、大規模化の解消がすぐには効果が出ないんですね。というのは、新しく学校を設置しましても、これまで行っていた、例えば六小ですとか、大沢台小に行っていた方が、やはりそこでお友達もできているとかいうことの関係がございますので、やはり新1年生から徐々に減っていくということになります。そういう効果は出ておりますので、具体的に、中学校にしても、小学校にしても、大規模化解消の効果が出るのは、もう少し、二、三年かかるっていうのが現状でございます。
 以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  まずレファレンスに関しまして、近隣市と比較して、分館における機能が弱いのではないかというような御指摘をいただきました。確かに、調布さんなどでは分館の数も多いですし、司書の数も多いといった環境的な部分での違いはあるかと思います。私ども、ここの間、システム的な充実を先行させましたので、その意味では、全国最先端のシステムを投入させていただきましたが、やはりそうした個別なサービス、ソフト的なサービスについてはまだ十分ではないというふうに認識をしております。現在、近く将来的にホームページのリニューアルを考えておりまして、この中で代表的なレファレンス例を御紹介できるようなための、いただきましたレファレンスの代表的なもののデータベース化を今行っているところでございます。それからあわせまして、分館におきましても、レファレンスサービスを受けられるというような方向について、今、体制を組んでいるところでございます。
 またもう一ついただきましたコミセンとの、図書室との関係の問題でございますけれども、これはなかなか、図書館側の意向と、それから住協側のイニシアチブの問題もありますので、その辺の調整の部分がございますので、非常に微妙な問題かとは思いますが、市民にとってみれば、委員御指摘のような形が実現できれば、身近な図書館が実態としてふえるということになりますので、私としては、所管がどっちにあろうとそういった方向を目指すべきではないかと考えておりますので、何らかの形で具体的な計画として表記できるように努力をしたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。どちらにしても、いろんな計画をね、これからつくっていくところでの、それがどう生きていくかっていうふうなことがさまざまかかってくると思います。まだいろいろ、細かいことはいろいろありますが、その時々、それぞれ担当の方にお伺いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問いたします。最初に、図書館も、それから生涯学習も非常に重要だと、大事だと認識しているんですが、八代部長、兼務ということで、非常に大変だと思うんですが、1カ月半過ぎまして、この兼務、ちょっと御感想をお聞きしたいということ。率直な、御遠慮なく感想をお聞かせいただければと思います。
 それから、ページが15ページで、教育改革フォーラム2010、これは理解啓発を図るためということで、これは秋に実施されると思うんですね。前に企画がありましたよね。ことしでしたでしょうか。あれは、私も参加させてもらったんですが、非常に参加者が少なかった。私も写真を撮ってホームページに載せるのにえらい苦労した。主催者としてどう絵をつくるかと苦労するんですけど、私、主催者ではありませんけどもね、非常に少なかったんですね。そういうことで、理解啓発をということで、秋にやられると思うんですけども、少なかった参加、この企画、どのように検討といいましょうか、今後に生かそうとしているのか、この点があったらお聞かせいただければと思います。
 それから、ページ、17ページで、先ほども野村委員の方から同じようなちょっと質問がありましたけども、私の方は、ページ17のところで、教育ビジョンの見直しが行われますね。教育ビジョンの中では、校長の裁量権の拡大ということが行われて、私も、教育ビジョンのときには、この問題、かなり質問させてもらったんですが、この点では、校長先生が学校の運営の中心になるってことは非常に大切なことですよね、校長先生ですから。しかし、昔は教頭、今は副校長ですか。教頭っていうのは、教員の頭、長男。副校長となりますと、校長の副ですから、単なる名前が変わったというだけじゃなくて、そういう位置づけも変わってきたのかなと、管理的な面でですね。学校の構成員全体の運営っていうのは非常に大切だと思うんですよ。この前の南浦小学校の元校長先生の問題がありましたので、この教育ビジョンの見直し、そのことも当然念頭にあると思うんですけども、この見直しに対して何か検討されていることがあれば、今ここでお答えしていただけることがあったらお願いしたいと思います。
 それから、21ページですが、教育・子育て研究所(仮称)ですね、これはどのような構成といいましょうか、どういう内容なのでしょうか、この中身をお聞かせいただければと。
 それから最後に、32ページで、今、新しい政権がやっている事業仕分けですね。事業仕分けがやられて、逆にいろいろ、例えば中退金というんですかね、中小企業なんかでは、逆に国の金が来なくなって、えらい苦労しているっていう面がいろいろあるみたいですけども、東京新聞に載ってましたけども、社会教育会館、歴史のある公民館活動、これが多摩青果跡地というところの計画で載っておりますけども、今行われている事業仕分けの進める中で、どんなふうに見ているのか。事業仕分けの方向とこの計画との関連、その辺、心配されてることがあれば、これもまた率直にお聞かせいただければというふうに思います。
 以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  1点目といたしまして、生涯学習担当部長と図書館長事務取扱という立場で、どう感じてきたかというようなことを聞きたいということを御質問いただきました。1カ月半というのは、ある意味、まだ時間としては短いようで、ただ、実感としては、非常にスケジュールが、かなり厳しいというのはあります。私のスケジュール表が、4月に入っても真っ黒になる。空欄がなくなってしまうというぐらいです。それだけ各所管においていろいろな事業が展開されていることが把握できますので、そういった意味では、トータルして、非常に私自身としては、やりがいのある立場にあると思っています。しかしながら、図書館長ということでもありますので、現在席をどこに置こうかということも悩みつつ、図書館で踏みとどまっているわけではございますが、そのことが生涯学習全体として今後プラスになるのかどうかということも含めて考えていきたいと思いますし、それぞれの課題の中で、図書館に関しましては、やはり地域の情報拠点として実際にいかに重要かということが身をもってわかるようになってきたというプラス面もございます。私の感想と言えるかどうかわかりませんけれども、現在まだそういう中で十分自分の気持ちを、考え方を伝え切れてない部分もあるかもしれませんが、所管の各課長さん方が非常に支えていただいておりますので、この仕事を両立できるように引き続き頑張りたいと言わせていただきたいと思います。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  先ほど教育改革フォーラムについて御質問いただきました。教育改革フォーラム2010でございますけれども、11月5日、これは各小・中学校、学園で開催するものでございます。それから、11月6日につきましては、公会堂のホールで開催を予定しております。11月5日の学校での公開でございますけれども、午前中は小学校での授業公開、午後におきましては、中学校での授業公開、それから特色ある教育活動等の公開という予定をしております。それから、先ほど入場者が少なかったのではないかと言われております公会堂ホールの件でございますけれども、1月30日のプレ教育改革フォーラムの実施を踏まえまして、今回11月6日につきましては、郷土芸能あるいは児童・生徒の合唱、それから記念講演の講師につきましては、著名の方を、予定をしております。それから、パネルディスカッションも予定をしておりますが、パネリストにおきましても、著名の方を予定して、入場者数の動員を図っていきたいと思いますと同時に、皆様に御案内を1次、2次というような形でさせていただき、なおかつ、マスコミ等にも広く広報をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは2点。まず1点目の校長の裁量権の拡大の記述とビジョンの見直しの関係ですけれども、校長の裁量権の拡大に対する、これまでも質問委員さんから質問いただいておりますので、先ほどの質問委員さんとも関連すると思いますけれども、まず1つは、検証・再発防止委員会の中できちんと対応を考えていくと。これがビジョンの見直しの中でどのように関連してくるのかという話ですけれども、ビジョンの見直し、先ほど少し説明が足りなかったかもしれませんけれども、大きなスケジュールとしては、平成22年度は基礎的な調査研究であると。その中には、通常調査研究の中、当初は、まず検証から入ります。今のビジョンの達成状況、それからどのような効果が上がっているのかという、そういったものをまずしっかり検証していく。その後、新しい要素、例えば我々職員は通常、今の現状の業務の一歩先というのはすぐわかるわけですけど、全く新しい方向性とか、海外の事例であるとか、そういうところを研究しながら進めていくと。現段階では、そのようなビジョンの検討状況を考えておりますので、ストレートに今のお答えにはなってないかもしれませんけれども、きちっと検証する中で、校長の裁量権の拡大等に含めましても考えていくと。しかしながら、基本的には、今回の不適正な事務があったことと校長の裁量権をきちっと拡大していくことというのは必ずしもイコールで結ばれるわけではないと考えておりますので、そこは御質問の趣旨も踏まえながら、しっかり検討していきたいと考えているところです。
 それから、2点目の教育・子育て研究所についてですけれども、教育・子育て研究所につきましては、三鷹市と市教育委員会、それから三鷹ネットワーク大学推進機構、3者によりまして協定を締結し、そうした中で、共同設置をしていきたいと考えているところでございます。そうした中で、まず機能といたしましては、大きく2点。1点目は、いわゆる調査研究機能として考えているところですけれども、主要な計画等の提言をいただくとか、それから2点目は人材育成でございます。こうした中では、今教師力養成講座、こうしたものもネットワーク大学と連携してやっておりますけれども、そうしたことも含めて、次の教育、子育て支援を担っていく人材の育成、そのようなことを考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯総合スポーツセンター建設準備担当課長(内田 治君)  御質問で、生涯学習拠点施設の整備に関連いたしまして、国において進んでおられる事業仕分けの影響やいかにということでのお問い合わせがございました。御案内のとおり、4月26日の午後に、今回の整備に関連し、協働の取り組みを考えております独立行政法人都市再生機構の取り組まれております都市再生事業、5事業につきましての事業仕分けが行われております。私ども、大変高い関心を持って見守ってまいったところでございますけれども、結果も公表されておりますとおり、御案内のとおり、今、都市再生事業につきましては、当該法人が実施し、事業規模は縮減という表現がなされた上で、事業の進め方、基準の明確化等々の指摘がされたところでございます。
 これをもちまして、私ども、どのように分析をしているかということですが、個別の防災公園街区整備事業という、本件につきまして、直接的な問題提起、指摘があったということがございませんでしたことと同時に、UR都市機構におきましても、今回の仕分けによる影響については、基本的に現時点では、これはないという判断に立っておりまして、三鷹市といたしましても、これまでの経過、それとこの間の強い信頼関係をもとに粛々とこの事業を推進すべく取り組んでまいりたいと考えておりまして、教育委員会の取り組みとしてもそのように前進をさせてまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  兼務というのは本当に、それぞれが重要ですから、このことはしっかりと本来なら行政、市長部局の方できちっと対応しなくちゃいけないことだと思うんですね。やはりこの間の経緯を考えても、部長の方の体が心配です。真っ黒だという、スケジュールがね。ただ、それを本人のやりがいで見るというわけにはいかないだろうということで、ここでの質問というのは、ちょっと場違いかもしれませんけれども、今のお話を聞いて、ちょっとそんな感想を持ちました。またこれはこれで、必要な議会での質問等で取り上げていきたいなというふうに思います。あまり難しく考えないでいただければと思います。
 それから、教育改革フォーラム、ここには小・中一貫教育校のいわゆる実績といいましょうか、特色、これを情報発信すると。それから理解啓発を図る。これはだれに向かって情報発信と理解啓発を図るのかということですよね。プレ企画はやはりね、市民の方、非常に少なかったと思うんですよ。それは、なぜ少なかったのか。単なるPRが弱かったのか、それとも小・中一貫教育という、これが市民から、現場から出た要求からスタートしてないというところに、そこで一生懸命やっているんでしょうけども、そこでの課題というのもやはりあるんではないかなと。そこのところをしっかりと押さえないと、力を入れてもなかなかそれが市民全体の財産といいましょうか、教育の成果につながっていかないという心配があります。その点では、理解啓発の対象というのは、先ほどいろいろ著名な方を呼んできて、企画というのは、ネームバリューのある方呼ぶと、当然顔が向きますから。ただ、そこだけでやっては、これは会場はいっぱいになったと、ホールは。しかし、本当の意味で小・中一貫、これを市民のものにしていくし、三鷹の教育のものにしていくということにはならないんではないかと。ましてやそれが周年行事という位置づけで、単なる周年行事だからってなっては、全く目的と方向が違っちゃいますから、その辺十分に検討してもらって、事業的な中身でいっぱいにするというよりも、やはりもっとやってきた実践がどうなのか。いいことも悪いこともつまびらかにしていくっていう改革フォーラムにしていかないと、やる意味がないと思いますが、いかがでしょうか。
 それから、教育・子育て研究所、3者で共同でやるということで、これは具体的なメンバーとか、そういう構成はまたこれから、まだ決まってないっていうと、今の答弁だとそういうふうに理解をしてるんですが、そういうことでしょうか。
 それから、いわゆる多摩青果跡地のURとの関係ですね。信頼関係というのは、人間、人と人との間でも大切ですし、企業、行政との関係でも、国と市との関係でも重要なんですけども、鳩山さんね、これはURと違うんですけども、普天間の問題見ても、非常に信頼関係っていうのがね、本当に大丈夫なんだろうかっていうふうに思いまして、しかし、これだけの大きな事業を進めていくに当たって、もう少し裏づけっていいましょうか、きちっとしたものをやらないと、方向として大変なことになるんではないかということ。相手が相手であるもんですから、ちょっとその辺、本当に信頼関係ということで、信頼関係という答弁があったんですけども、その辺がどうなんでしょうか。これはちょっと危惧するところですけども、お願いします。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  先ほど御質問いただきました、フォーラムはだれに向かって発信するのかという御質問に対してお答えをさせていただきます。教育改革フォーラム2010でございますけれども、これにつきましては、先ほど御説明をさせていただきましたが、11月5日につきましては、各小・中学校を対象にして、小・中一貫教育の授業公開、あるいは特色のある教育活動等について発表させていただくということで、身近な市民の方も対象になるということと思っておりますので、そちらの方では、市民の方がたくさん御参加いただけると思いますし、その企画に当たっては、各学校運営協議会及びコミュニティ・スクール委員会等と諮りながら、内容を考えていくということも考えられますので、より市民の方の考え方も反映されるのではないかと思っております。
 それから、11月6日につきましては、これは市民の方も当然のことながらですが、全国に三鷹の教育改革を発信していくという考え方もございますので、そういった意味では、三鷹の教育改革の評価をいただき、その質の向上を図っていくというような考え方も持っているところでございます。
 以上でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  1点、今の答弁、補足いたしますけれども、5日の日は、全校で授業の公開等も行っていく。そうした中では、単に自分のお子さんを見に来るとか、そういう趣旨ではなくて、この授業がどういうねらいであるのかとか、そういったものも含めて、広く小・中一貫をPRするようなものにしていきたい。周知するようなものにしていきたい。また、午後には、中学校で特色ある授業ということで、研究活動も含めてやっていきますけれども、そうした中では、例えば小・中の交流事業でありますとか、いわゆる小・中一貫教育として三鷹市が取り組んでいるものをできるだけ各学校運営協議会、学校とかが工夫をしながら、より地域の人に内容を知っていただくような取り組み、そういうようなことで考えているところでございます。
 また2点目の教育・子育て研究所の人選等につきましては、今調整中でございます。


◯総合スポーツセンター建設準備担当課長(内田 治君)  再度御質問ございました。私どもの理解といたしましては、平成22年度の政府予算、これに私どもの事業も含めました防災公園街区事業の予算というものがきちんとまずは計上されているということが、まず事実としてございます。そして、それについては、今回の事業仕分けの影響を受けているという状況にはないということも、重ねて、私どもが現時点でできる限りの情報収集と確認の中で承知をしておりますので、今のところ、ついていた予算が縮減の指示があったとか、もしくはそれについて執行停止の動き、もしくは気配があると、そういったことは全くないと承知してございますので、粛々と平成22年度の政府予算に基づいて執行していただくという方向で準備を滞りなく進めたいと、このように考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(森  徹君)  じゃあ、時間が来ていますので、いわゆる教育改革フォーラムですね、これはあくまでも、全国に当然注目されてくるんでしょうけども、やはり三鷹の教育を市民の中にという、この立場はね、きちっと貫かなければいけないんだろうと思いまして、そのことをお願いして、質問を終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  以上で、項目アについての報告を終了いたします。午後に項目イについての報告を求めたいと思いますので、1時まで休憩いたします。
                  午後0時00分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、委員会を再開いたします。
 続きまして、教育委員会報告の項目イについての報告を求めます。


◯学務課長(内野時男君)  それでは、お手元にA4で1枚、資料2ということで配付させていただきました。こちらの方について説明させていただきます。インフルエンザの新型インフルエンザにつきましては、ちょうど昨年の今ごろ、連休明けごろからですけれども、ずっと対策をとっておりました。5月16日には国内で海外渡航歴のない患者さんが初めて出ました。5月20日には、東京都内で発症者が出ました。続いて5月22日には三鷹市内で患者が出たというところでございました。その後の状況については、当文教委員会にも、昨年の11月に一度、今お手元にある資料と同じような形式で御報告させていただきましたけれども、ほぼ1年たちましたので、その状況ということで報告させていただきます。
 三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況ということでございます。お手元の方に、見え消しでなっていると思います。赤いのが4月現在での数値を記入させていただきました。あえて1月末時点の見え消しのような状態で消してございます。その後の状況がわかりやすいようにということでさせていただきました。平成21年9月から平成22年4月末までの臨時休業の状況ということでございます。
 (1)の小・中学校の状況ですけれども、9月1日に第五小学校で学級閉鎖が初めて三鷹市内でもございました。これまで4月末までで小・中学校で延べ374学級の閉鎖がございました。そこの括弧の中に小学校と中学校の内訳がございますが、小学校が276校、中学校が98校、そういう意味でございます。
 それで1つ飛びまして、インフルエンザ様症状の欠席者数でございますけれども、4月末までで2,292人。そのうちインフルエンザというふうに確定した者が1,170人ちょうどでございます。
 それで三鷹市の状況では、平成22年2月13日以降については、学級閉鎖は一切出ていないという状況でございます。
 この資料で言わんとしているところは、1月末現在の数字をあえて残させていただきましたけれども、1月以降ですと、すべての小・中学校でも学級閉鎖が1学級だけですね。小学校に1校あっただけということになっています。インフルエンザ様症状の欠席者数も、1月以降は5人、これすべて小学校ということでございます。この状況は12月末と比べてもさほど変わりません。12月末と比べましても、小学校で5校あったというだけになります。また、12月末と比べましても、インフルエンザ様症状の欠席者数も33人ということで、ほぼ12月で一息ついたといいますか、当初は年明けにもう一波来るのではないかということで警戒しておりましたけれども、ここのところで、ほぼ12月でおさまってきてるっていうことでございます。
 国の見解では、今回の新型インフルエンザの最初の流行は、現在は鎮静化しているっていうふうに判断しているということでございます。ただ、終息したものではないので、今後再流行する可能性もあるので、注意深く見守っていきたいというふうな見解が出ております。
 それから、2番目のところですけれども、東京都や多摩府中保健所との連絡体制ということですが、学校関係については、もう昨年の12月12日からサーベイランスによる報告の方は廃止されました。社会福祉施設については、その後も残っておりましたけれども、これも3月26日で一たん終了したというふうに聞いております。
 こちらの資料の方の説明、それからインフルエンザのこの1年間の状況については以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。では、質問の方、お願いいたします。質疑お願いいたします。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。もう既に終息になって、東京都も何かそんなようなことで、三鷹市のホームページにもそんなことが書いてあったんですけれども、この状況の中で、学級閉鎖っていうのは、昔はたしか、例えばクラスで何人とかと決まっていたんですけれども、今の状況っていうのは、例えばクラスの中で10%とか、学級の中で10%とか20%とか30%とか、そういうふうな決め方をしているのか。また、先生の、保健医の方の相談で決めてるのか、その辺ちょっとお伺いするのと、もう一つ、クラブ活動等の指導はどのような形でやっていて、また、家庭内における指導というのはどのようなことでやってたのか、ちょっと参考までに。


◯学務課長(内野時男君)  学級閉鎖の基準の決め方ということでございます。よくそういうふうに、10%ぐらいになったらなんていうふうに言うんですけれども、それはあくまでも前から目安でございまして、明確な、何人休んだら、何%になったらっていうものは今も、学校保健安全法ですか、そちらの方には何も規定はございません。クラスの中で急激に感染者が出た場合、というふうになっております。
 ただ、今回の新型インフルエンザにつきましては、途中から、流行が大分、患者さんが出てから、都立学校の方で一定の基準を示しました。クラスで何%とか、どのくらいでしたかね、3人以上とか、学級数が30人以上の場合にはこのくらいだという基準がありましたので、三鷹の小・中の方についても、その基準にのっとって、その後はそれをあくまでも基準にしながら行っていました。ただ、それについても、患者さんの発生した状況も、既にお医者さんに行ったら感染の危険性はないよというお子さんもいますので、そういうふうな状況なども見合わせまして、学校医の方と相談しながら決めてきたというふうな状況でございます。
 あと、クラブ活動についてなんですけれども、クラブ活動について、やはり対外的な練習試合など、運動系のですと、行きまして、そちらの方で感染したのではないかっていうふうな例もございました。そのような場合には、一時的にクラブ活動を休止したということもございます。
 あと、家庭内の方については、これは私どもの方で、その都度お知らせを保護者向けに出しまして、最新の情報を。学校の方でインフルエンザの対応についてのマニュアルを4回出しました。その都度、そこの最新の情報を学校を通じて保護者の方にも出して、その間については、朝方、お子さんの様子を十分観察してもらうとか、日ごろの基本であるうがい、手洗い、それからマスクなど、こちらの方を徹底していただきたいというふうなことでやってきたところでございます。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  それで家庭内で、学習面は各学校の校長先生なり、また先生にお任せをしてやって、その基準というのはないわけでしょうか。それと、給食なんかは、もし発生した場合の体制というのはどういうふうな形でやっているのか、ちょっと。


◯学務課長(内野時男君)  私の方から給食の対応についてお答えします。給食の方にもかなり影響が出ました。2学期から学級閉鎖が始まったわけですので、これまで明確な基準がなかったんですけれども、こちらの方、当文教委員会にも報告させていただきましたけれども、学級閉鎖が決まって、次の日については、これは食材などのキャンセルがききませんので、こちらの方については、給食費については返還はできませんということで、保護者の方の方には連絡をして、了解をいただいたところでございます。
 学級閉鎖を決めて、当日も含めて、その次の日、3日目からは返金対象にしたっていうようなことでやっておりました。


◯指導課長(松野泰一君)  学級閉鎖中の家庭での学習についてというお尋ねでございますけれども、学校に対して指導課の方から校長先生に家庭学習の教材等をきちんと提供して、学習を進めるようにというような指示を出しております。ただ、元気な子はそれでいいんですけどね、もちろん休んでいる子というか、ぐあいの悪い子もいますので、その分すべてそこで補充できるかというと、そういうこともないものですから、実際に時間が学級閉鎖によって少なくなってしまったところにつきましては、それぞれの学校で、例えば週の時間数を1時間ふやすというような対応を一時的にして、最終的にすべての学校が学習指導要領に規定されております標準時数、授業時間数をきちんと実施できたという報告を受けております。
 以上でございます。


◯委員(浦野英樹君)  1件だけ。ことしに入って、三小だけちょっと季節外れという表現が正しいのかどうかわからないんですけども、1校閉鎖になったということなんですけども、これは何か特別な、特殊な事情とかというのはあるんでしょうか。


◯学務課長(内野時男君)  三小は2月10日ですので、季節性のインフルエンザの場合でも、この辺がいつもピークになっております。これが季節性だったのか、新型だったのかっていうのは、判断は今はやっておりませんのでわかりませんけれども、これが最後でなっております。
 ちなみに、通常の年ですと、平成16年から平成20年度までのおおよその平均ですけれども、1シーズン30学級ぐらいの学級閉鎖があります。欠席者数にすると、300人弱ぐらいでしょうか。ですから、ことしは12月まではかなり猛威を振るっていたんですけれども、年明けはほとんど、通常の季節性のインフルエンザに比べてもほとんどなかったというふうな状態でございました。
 以上です。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。いろいろインフルエンザに対する関心が高まったことで、予防接種だとか、そういったものだとか、日常の手洗いだとかうがいとかが進んだ結果っていうふうに考えてよろしいんですかね。


◯学務課長(内野時男君)  今言われましたように、12月までに、こちらは2,292人とありますが、12月末でもほとんど変更ないような数字でございますけれども、これは学級閉鎖のときに確認された欠席者数ですので、その後にも学級閉鎖中にも発症したようなお子さんもいらっしゃると思います。ですから、かなりその時点で罹患していた児童・生徒さんの率も多かったと思います。それに12月末ごろからは、予防接種も始まりましたので、そのような影響もあるのかと思います。今、国の、厚生労働省の方になりますけれども、国の方でもこれについての総括を行っているそうですが、そこでも、やはり今言ったような事情と同時に、インフルエンザについての理解がかなり、何て言うんでしょうか、幸いって言っちゃいけないんですけれども、かなり認識できてきたっていうことも広がらなかった原因の1つではないかなっていうことが言われております。


◯委員長(緒方一郎君)  では、次の委員の方、いらっしゃいますか。よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、教育委員会側の項目イについての報告を終了いたします。
 以上で教育委員会報告を終了いたします。ありがとうございました。
 休憩いたします。
                  午後1時15分 休憩



                  午後1時16分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次は、その他でございますが、休憩いたします。
                  午後1時16分 休憩



                  午後1時18分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、委員会を再開いたします。
 その他の中で、本年度の視察について御協議いただきました。視察の案につきまして、次回の委員会の中で御検討いただくという方向で御確認させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、確認させていただきました。
 ほかに何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。どうもありがとうございました。
                  午後1時19分 散会