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2010/09/15 平成21年度決算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。
 ただいまから、平成21年度決算審査特別委員会を開きます。
 議案第57号 平成21年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(郷原 彰君)  おはようございます。それでは、お手元の実績報告書の132ページをお開きいただきたいと思います。132ページ、第4款 衛生費でございますが、前年度決算比29.5%の増でございます。これは主に調布市と共同で実施します、新ごみ処理施設の整備に伴うふじみ衛生組合負担金の増などによるものでございます。
 特記事項を申し上げます。右側133ページをごらんください。下の方の事項1.妊婦・乳児健康診査等関係費でございます。妊婦が受ける健康診査について、母体や胎児の健康確保及び少子化対策の一環として、健康診査の公費負担を拡充いたしました。
 134ページをごらんください。事項6.乳幼児健康相談関係費でございます。子育て経験がなく、孤立化する親への精神的支援の必要性が高まってきていることから、従来の自由来所制の相談に加えまして、心理相談員による月1回の予約制の相談を実施いたしました。
 右側135ページをごらんください。事項21.がん検診関係費と、次のページになりますが、事項33.女性特有のがん検診推進事業費でございます。がんの早期発見・早期治療を促進するため、胃がんの個別検診対象者数を拡充するなど、受診者数の拡大に努めました。また、特定の年齢の女性に子宮頸がん・乳がんに関する検診手帳と無料クーポンを送付し、受診の促進と、正しい健康意識の普及啓発等を図りました。
 137ページをごらんください。事項2.予防接種関係費でございます。三鷹市発行の予診票により市外の医療機関でも接種できるように、新たに武蔵野市、世田谷区とも協定を締結し、市民の利便性の向上と接種機会の拡大を図りました。下の事項5.新型インフルエンザ対策関係費でございます。新型インフルエンザの発生に際して、対策本部を設置して関係機関との密接な協議、連携のもとで、感染拡大の抑制のための迅速な対応を図るとともに、生活保護世帯や市民税非課税世帯の方のワクチン接種に係る負担軽減事業を実施いたしました。
 139ページをごらんください。事項5.環境学習事業費及び事項8.先導的環境活動支援事業費でございます。エコミュージカルの環境イベントを実施したほか、環境基金を活用して、市民等が行う太陽光発電などの新エネルギー導入設備の設置や、高効率給湯器の設置に対する助成事業を拡充・新設いたしました。事項7.ISO14001運用事業費でございます。市庁舎等の認証を更新し、環境センターは認証を継続しました。また、その他の外部の市直営施設における簡易版環境マネジメントシステムに認定制度を導入し、28施設を認定するとともに、新たに学校版環境マネジメントシステムの構築について、調査・検討を行いました。
 141ページをごらんください。事項1.ごみ減量運動啓発費と、143ページになります事項12.家庭系ごみ減量・有料化関係費でございます。平成21年10月からの家庭系ごみ有料化に当たっては、市民説明会の開催、広報・パンフレットの市内全戸配布、ごみの出し方指導や不法投棄防止のための巡回パトロール等を実施し、円滑な導入を図りました。なお、指定収集袋の作成に当たっては、広告掲載料収入の確保により、経費の節減を図ったところでございます。
 143ページをごらんください。事項16.ふじみ衛生組合関係費でございます。調布市と共同で進める新ごみ処理施設の整備につきまして、事業用地の取得を進めるとともに、環境影響評価書の作成及び公示、都市計画変更の告示及び決定などの法的な手続を実施しました。また、公設民営方式(DBO方式)で、施設の整備と運営を行う事業者を決定し、建設工事請負契約を締結するとともに、施設運営のために設立した特別目的会社エコサービスふじみ株式会社との間で、運営業務委託契約を締結いたしました。さらに、地域環境の保全と住民の安全・安心確保のために設置しました地元協議会との間で、工事協定書を締結するなどの事業の進捗を図りました。
 続きまして、146ページをお開きください。第5款 労働費でございますが、前年度決算比1.0%の増でございます。
 特記事項を申し上げます。事項6.就職面接会事業費でございます。市民の就職機会の拡充に向け、ハローワーク三鷹等との共催で、年齢層別の就職面接会と小規模就職面接会を開催しました。事項7.就職支援セミナー等事業費でございます。ハローワーク三鷹との共催で、きめ細かな就職支援を進めるため、年齢層やニーズ別に内容を構成したセミナーを開催いたしました。また、託児つきの求職者セミナーも、引き続き開催いたしました。
 右側147ページをごらんください。第6款 農林費でございますが、前年度決算比2.8%の減でございます。
 特記事項を申し上げます。一番下の事項3.農業公園管理運営費でございます。開園5周年を記念しまして、シンボルマークの作成や市内産野菜を使った料理の紹介等を行う記念事業を開催し、都市農業の振興と市民との交流事業を推進したほか、農業体験やガーデニング等の各種講習会を開催いたしました。
 続きまして、149ページをお開きください。第7款 商工費でございますが、前年度決算比12.1%の増となっております。
 特記事項を申し上げます。中ほどの事項1.商工振興助成事業費でございます。平成20年度に商店会連合会及び商工会が実施しました市内共通商品券事業、三鷹むらさき商品券に対し、発行総額を、プレミアム分を含めて3倍の3億3,000万円に増額できるよう国の交付金を活用して支援を拡充いたしました。また、商品券の販売期間に合わせて各商店街で行うセールやイベント等を支援し、魅力ある商店街づくりを支援いたしました。
 150ページをごらんください。事項2.中小企業等融資事業費でございます。市内中小企業者の経営を支援するため、借受人支払利子の全額を市が補給する事業を継続して実施しました。また、都の補助金を活用して、融資等に関する公的制度活用のための相談体制を充実させました。事項8.観光振興推進事業費でございます。観光振興のための各種イベントや、みたか散策マップの作成、観光案内所の運営など、みたか都市観光協会が実施する事業を支援し、観光振興及び地域の活性化を推進しました。
 続きまして、153ページをお開きください。第8款 土木費でございます。前年度決算比9.8%の増でございます。
 特記事項について申し上げます。154ページをごらんください。上の事項2.建築基準行政事務関係費でございます。紙ベースで管理しておりました位置指定道路図を電子データ化するとともに、同データを使用した検索・印刷システムを構築し、窓口業務の効率化による市民サービスの向上を図りました。
 右側155ページをごらんください。事項6.市道第135号線整備事業費と事項15.同整備事業費(繰越明許費執行額)でございます。引き続き三鷹台駅前周辺地域においてバリアフリー化整備を実施するため、三鷹台駅前通りの整備に向けた用地取得を進めました。なお、一部の用地の引き渡しが年度内に完了しなかったため、当該経費は平成22年度に繰り越しました。事項11.市道第392号線自転車道整備事業費でございます。国のモデル地区事業として、平成20年度に引き続き、市道第392号線(かえで通り)における自転車道の整備を実施しました。
 156ページをごらんください。事項10.道路環境保全事業費でございます。緊急雇用創出区市町村補助事業を活用して、道路環境の保全のため、雨水浸透施設の清掃や交通安全施設の現地調査等を行いました。
 右側157ページをごらんください。中段の事項3.橋梁架替事業費でございます。老朽化しています新橋のかけかえに向け、平成20年度の基本設計及び関係機関との協議内容を反映させた実施設計を行いました。下の事項3、交通安全推進事業でございます。次のページの中ほどの、幼児二人同乗用自転車購入費として、交通安全の推進と子育て支援を目的に幼児2人同乗用自転車(40台)のレンタル事業を実施いたしました。
 160ページをごらんください。事項10.コミュニティバス関係費でございます。平成21年1月に設置した、三鷹市地域公共交通会議について、法令に基づく地域公共交通活性化協議会に移行いたしました。また、平成21年度は、三鷹市独自の新しいコミュニティバスのあり方についての検討に加え、新規運行や既存ルートの見直しに向けて取り組みました。
 右側161ページをごらんください。事項5.地区計画等まちづくり推進関係費でございます。三鷹台団地地区の地区計画を都市計画決定するとともに、連雀通り商店街地区をまちづくり推進地区に指定し整備方針の策定に取り組みました。また、景観法を活用した三鷹風景づくり計画(仮称)の策定に向けて、風景・景観づくりに関する取り組みの検証や基礎調査を実施し、計画策定に向けた基礎データ及び特性・課題等を取りまとめるとともに、市民参加の手法や時期等について検討いたしました。下の事項1.三鷹都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費でございます。国庫補助事業として、引き続き用地取得に取り組みました。また、用地取得が完了した箇所を歩行者・車いす利用者・自転車等の通路として暫定的に利用するための整備を実施しました。
 162ページをごらんください。事項5.花と緑のまちづくり事業費でございます。NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会を設立し、協働による花と緑のまちづくり事業に取り組みました。また、市制施行60周年記念事業として予定する、花と緑のフェスティバルの開催に向けて実行委員会を設置するとともに、プレ事業としてガーデニングフェスタ2009を開催いたしました。
 右側163ページをごらんください。事項9.大沢の里整備事業費でございます。引き続き野川左岸の用地買収を進めるとともに、教育費において執行していますが、野川右岸の水車「新車(しんぐるま)」の稼働に向けた水循環施設の整備を行いました。
 164ページをごらんください。事項19.都市公園整備事業費でございます。平成20年12月3日に都市計画決定しました井の頭二丁目公園の整備に向けて、引き続き用地を取得しました。
 続きまして、右側165ページをごらんください。事項24.花と緑の広場関係費でございます。牟礼一丁目に花と緑の広場を整備し、花の栽培等をボランティアと協働で行い、三鷹市の花の見どころスポットとなるよう運営を進めました。
 続きまして、167ページをお開きください。第9款 消防費でございますが、前年度決算比4.4%の増でございます。特記事項を申し上げます。168ページをごらんください。下の事項3.消防団詰所整備事業費でございます。老朽化した新川五丁目の第一分団詰所について、同一地区内での移転・建てかえ工事を行いました。これにより、市内の消防団詰所の耐震化率は100%を達成しました。
 右側169ページをごらんください。事項3.防災体制整備事業費でございます。災害発生時に、災害対策本部員等の携帯電話に情報を発信するシステムを構築し、災害時の緊急対応力の強化を図りました。
 170ページをごらんください。事項7、防災施設整備事業費でございます。災害時に生活必需品等の配給を行えるよう、新川あおやぎ公園と国際基督教大学に災害用備蓄倉庫を設置し、この2カ所と第一小学校を合わせた計3カ所に、生活必需品等を配備しました。事項9.高齢者・障がい者等住宅用火災警報器設置普及事業費でございます。住宅用火災警報器の設置が義務化されたことから、高齢者・障がい者等の世帯に対する住宅用火災警報器の設置の支援を拡充しました。事項10.認知症高齢者グループホーム防火対策緊急整備支援事業費でございます。延べ床面積275平米以上の認知症高齢者グループホームにスプリンクラーの設置が義務づけられたため、対象となる市内の3施設に設置費用を助成しました。
 右側171ページをごらんください。事項11.家具転倒防止器具取付事業費でございます。地震による家具の転倒を防ぐための家具転倒防止器具の無料配布を行うとともに、高齢者や障がい者世帯で器具の取りつけが困難な世帯には、取りつけも行いました。事項12.繰越明許費繰越額でございます。全国瞬時警報システム(J−ALERT)を導入する準備を進めましたが、主要設備に関する国の仕様の決定がおくれたため、事業費の全額を平成22年度に繰り越しました。また、平成23年5月末で、現在の地域防災行政無線(アナログ)が使用できなくなるため、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用して、デジタルMCA無線の設置に向け着手しましたが、設置の完了が平成22年度になるため、機器購入経費を翌年度に繰り越しいたしました。
 説明は以上でございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては、簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに民主党。


◯委員(岩見大三君)  おはようございます。きょうも1日よろしくお願いをいたします。それでは、早速質問の方に入らせていただきたいと思います。
 まずは衛生費。決算概要の89ページになります。ISO14001の推進についてであります。市庁舎の14001の推進の中では、以前より各部署の方々と環境対策推進に対する取り組みと御苦労という経緯がありまして、簡易版環境マネジメントシステムの導入が開始され、決算概要によると28施設が認定されたということは、その地道な取り組みは大変評価をしたいと思っております。その上でお伺いをさせていただきますが、今回認定された28施設の内訳をお願いしたいのと、このISO14001の導入に関しては、三鷹はそれほど早い導入ではなかったと思いますが、他の自治体と比較しての進捗の度合いにつきまして、その点をよろしく御答弁をお願いをいたします。また、導入後の課題や各施設の環境維持のモチベーションをいかに保てるかということもあると思いますが、この夏の暑さという例もありまして、気候の変動などにより変化する場合もあると思われます。そのあたり、私も一般質問で別の角度でお伺いしましたが、改めてそのモチベーションを保つという部分に関しての対策、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、同じく衛生費の決算概要の89ページ、公共施設アスベスト使用状況の実態についてであります。公共施設におけるアスベストの調査では、65棟、275カ所で4カ所で確認をされましたが、空気飛散をしていなかったこと……。はい、失礼しました。また、トレモライトの分析調査が可能になったこともよかったのではないかと思っております。ただ、お示しのとおり、市民を対象としたアスベスト調査費助成に関しては、申請がゼロということでもありまして、民間施設に関しては心配が残るわけでありますが、従来の制度の周知に関してどのように行ってまいりましたか。また、今後の周知も含めた対策につきまして、御答弁の方をよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、商工費に入ります。決算概要の100ページ、観光振興の推進であります。みたか都市観光協会との連携によりまして、三鷹の観光の幅が大きく広がったと認識をしております。さきの代表質問でも、会派から観光振興につきまして大枠の質問がありましたので、私の方からは具体的にお伺いをしたいと思います。まず、観光案内所への来訪者が月1,760名になったという中で、外国人の来訪者の数の把握は難しいところだと思いますが、この外国人の対応については、日常はどうされているのでしょうか。言葉の問題もありますので、例えば近くのジブリ美術館までの案内であるとか、その他の対応につきましてどのようにされているか、御答弁をいただきたいと思います。また、関連いたしまして、三鷹の観光資源を外国人にPRすることへの検討についてはいかがでしょうか。ジブリは外国の方にも大変有名だと思いますが、いろいろな媒体を通じてPRするとか、その点につきまして検討されたことはおありでしょうか。御答弁の方をよろしくお願いいたします。また、三鷹に来られた観光客を積極的に地域の商店などに誘致することは、検討されたことはおありでしょうか。この点につきましてお答えいただきたいと思います。次に、観光案内所の運営上に関してということでありますが、ボランティアの拡充が急務という指摘がございました。従来のボランティアの方の定着の度合いに関してはいかがでありますでしょうか。また、それらのボランティアの方々を実際に集める対策のほどは、どのようなものをお考えでいらっしゃいますでしょうか。お願いをいたします。
 続きまして、消防費に入ります。決算概要の117ページ、防災通信体制の整備についてであります。全国瞬時警報システムの導入により、災害時において参入していただける連絡体制が構築できたことは、職員の方の負担がふえる分、市民にとっては心強いシステムが導入できたと思っております。さて、既に運用を開始され、活用が可能と理解をしておりますが、実際に災害が発生した際の具体的なシミュレーションなどは行った経緯はあるのでしょうか。御答弁をいただきたいと思います。また、運用の際に問題と考えられる課題などあれば、お願いをいたします。さて、このシステムが、市民への情報伝達へと発展していけばいいと考えますが、その検討のほどはいかがでしょうか。市民に対する周知なども含めて、対策のほどをお答えいただきたいと思います。
 続きまして、同じく消防費、119ページの高齢者・障がい者等の火災警報器の設置の普及についてであります。高齢者・障がい者の安全の提供や防災意識を持ってもらうという観点から、有意義な事業であるというふうに理解をしております。能美防災さんからの寄贈も、大変ありがたかったというふうに思います。その上でお伺いをいたしますが、最終的に職員の方の御努力によりまして、対象者に寄贈された5,000個を設置、寄与されたということでありまして、それ自体は大変いいことでありますが、この制度をいまだ活用せず、火災警報器を設置していない対象者は、市内にどの程度存在するか検証されたことはおありでしょうか。また、そのことについて、何か対策を検討されたことはおありでしょうか。御答弁をお願いをいたします。
 続きまして、消防費であります。120ページ、家具転倒防止器具の設置の普及についてであります。このような家具転倒防止器具を広く市民に現物配布するという事業は、災害予防だけではなく、市の災害に対する意識を市民に理解させるということに対しても有効であるというふうに思っております。さて、当初予定を上回る申込受理件数ということでありますが、市民の反応もいいように聞いております。3年の初年度を終えて、今後の予算配分の関係もあるかと思うんですが、最終的にはどのぐらいの世帯の設置を検討されているのか。また、今後は設置対象の基準などは検討されているのか、御答弁をいただきたいと思います。さらにこの3年間の補助事業だけではなくて、この配布が行き届かない世帯への対応措置などを検討されたことはおありでしょうか。お考えをお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いをいたします。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  おはようございます。まず、ISO14001の簡易版の施設についてありましたので、お答えしたいと思います。まず、市政窓口が4カ所、それから消費者活動センター、子ども家庭支援センターが2カ所、総合保健センター、北野ハピネスセンター、市立保育園の中央保育園、南浦東保育園、あけぼの保育園、新川保育園、南浦西保育園、三鷹台保育園、山中、高山、中原、下連雀、上連雀、野崎の保育園。それから、社会教育会館と東社会教育会館。それから、西社会教育会館、図書館本館、東部、西部、三鷹駅前、28カ所ありますので、済みません、ちょっと早口になってしまいましたが、以上が認定を受けた施設になっております。他の自治体についてということなんですけれども、近隣では武蔵野市さんとか、あるいは府中市さん、あきる野市さんとか、羽村市さんとか、昭島市さん、西東京市さん等が取得している。ほかにもありますが、最近の傾向としましては、若干ISOを返上するような市も出てきているというふうに聞いております。
 それから、モチベーションを保つ課題として、ISOニュースを配布する、あるいは今、カウンターの前に全庁での取り組み、あるいは課での取り組み等を表示させていただいて、職員一丸となってISOに取り組むという意思表示を、市民の方、事業者の方にあらわしているということも進めておりますので、そういう形で一つ一つ進んでいきたいと思っております。
 続きまして、アスベストに関する御質問ですが、アスベストの状況調査の助成について、アスベスト調査助成事業費についてなんですが、平成21年度は未執行でございました。平成21年度の三鷹市内のアスベスト除去工事が8件ございまして、三鷹市が受け付けた分が3件、東京都が受け付けた分が5件でありまして、そのうちこの事業は戸別、戸建て住宅と分譲、共同住宅の共同部分というふうなくくりがありますので、それで対象になるのが1件ございます。その1件の方も窓口に御相談にいらっしゃったんですが、その際助成制度についても御案内をしましたが、申請されませんでした。1つ理由としましては、書類作成から申請まで若干時間がかかるので、早急に調査を行いたいという方には、ちょっと待つ時間が、猶予がないというのが考えられますが、助成制度ですので、この辺も今後ですね、使いやすいような方法を考えていきたいと思っております。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  観光振興に関しまして、3点御質問をいただいております。まず1点目の、外国人に対する対応に関してでございます。来訪された外国人への案内でございますけれども、これは職員がですね、片言の英語でありましたり、そういうことを、あるいは窓口にあるような資料を使って、今、案内をしていたり、その対応をしているというのが現状でございます。また、どのように資源をPRするかという点に関しましては、観光協会が音声ペンを使ったみたか散策マップという、こういうマップをつくられたことは御存じだと思いますけれども、これによりまして、音声ペンと同時にこのマップを差し上げて、音声ペンについては貸し出すんですが、それによって今、日本語のほかに英語が案内を受けることができますけれども、今後これの改訂版に向けては、中国語と韓国語を加えて4カ国語対応にすることが、今、検討されているところでございます。
 次に、地域商店街への誘導といいますか、そうした点について御質問をいただいております。これに関しましては、観光協会では駅前のにぎわい創造イベント事業と称して、これまで駅前イルミネーションに関する協力、あるいは街角コンサートを実施したり、太宰治スタンプラリーなどを行うほか、太陽系ウオークラリーなどもネットワーク大学と共同で行っておりまして、こうした仕組みの中で、地域の商店街を回っていただくようなことを取り組んでございます。
 それから、最後に、ボランティアに関する御質問でございます。定着がどうかという点と、ボランティアをどう養成、あるいは集めるかということについてですが、観光ガイド協会さんと連携をしたりする、あるいは三鷹「通」養成講座などを行うことを通して、定着の度合いというのは悪くはございませんが、このボランティアさんが大量にふえるということは、今現在ではないところであります。そして、現在も取り組んでいるところでありますが、さきに述べました太陽系ウオークラリーでありますとか、あるいは、多摩信金さんが、「多摩ら・び」というのを三鷹を通して行っていただくことになりまして、この中では市民リポーターさんといって、市民の方にリポーターになっていただくような、こうしたことも今、取り組んでいるところです。こうしたリポーターさんなどを、今後ボランティアさんとして育っていただけるように取り組んでまいりたいというふうに考えているところです。


◯総務部長(佐藤好哉君)  防災通信体制のことについて、私から答弁を申し上げたいと思います。災害本部員等の職員に対する情報の通信でございますけれども、かつて消防団が昔ポケベルでやっていたシステムを更新、変更いたしまして、消防団の携帯電話メール機能というのを構築いたしました。その機能を活用して一括配信システムを拡充いたしまして、職員にも構築いたしたものでございまして、災害時の緊急対応の強化を図ったものということでございます。これは毎月1回、現在シミュレーションといいますか、トレーニングということで通信を行っておりまして、通常の場合2カ所、通常ですと携帯電話と自宅の電話番号というのが多いと思いますけれども、そういう形で通信をし、それを受信したということをきちんと返答するという形で、シミュレーションを現在のところやっているところでございます。
 今後の課題ということでございますけれども、現在は本部員と各いろいろな班があるわけですけれども、その班長にのみのシミュレーション、訓練、トレーニングということをやっておりますけれども、これを本当の全員の体制にということで、全職員への拡充というのを考えていかなければいけないかなということで考えているところでございます。


◯高齢者支援課長(高階豊彦君)  私からは、高齢者・障がい者等住宅用火災警報器の設置普及事業に係る御質問についてお答えをしたいと思います。まず、御質問にありました、能美防災さんから寄贈いただいた5,000個の給付分についてでございますけれども、おかげさまで5,000個すべて、2,559世帯の世帯に配布を完了したところでございます。普及率でございますけれども、8月末現在で、一般住宅については69.5%、それから、共同住宅については93%という報告を消防署の方から受けているところでございまして、今後、この未設置の対象家屋につきましては、今後まだ補助事業等ございますので、周知を図っていきたいというふうに考えているところでございます。


◯防災課長(大倉 誠君)  私の方から、まず、防災通信体制の件で総務部長の答弁に補足をいたしますが、これらを市民への情報連絡への活用はできないのかというのが御質問でありましたけれども、このシステムとは別にですね、この決算年度に結果的にはできませんでしたが、J−ALERTの設備、あるいは現在も行っておりますエリアメール、こういったものも防災無線等も活用しながら、市民への情報連絡という意味では、また今回構築した指令システムとは別のツールで対応をしていきたい、このように考えております。
 それから、住宅用火災警報器の件でございますが、防災課の私どもの方としても、消防署と連携しながら、あるいは消防団の協力も得ながら、未設置の対象者については、ことしに入りましてからも、設置をしていることによって火災にならなくて済んだ、あるいは、最小限で被害が食いとめられた、こういったような報告が幾つかありますので、そういったものも市民の皆さんに知らせながら、今後ですね、設置に向けて努めていきたいと考えております。
 それから、家具転倒防止器具の無料配布の件でございますけれども、平成21年度から3カ年の事業で行うものでございますが、全体としてですね、世帯の約5%をこの無料配布で最低限賄いたい、このように考えておるところでございます。それ以外の皆様へということでございますけれども、これにつきましては、こういった無償配布の中で、家具の転倒防止器具の重要性といいますか、有効性というのもアピールしながら、最終的には市民の皆さん一人一人が自覚を持ってこういったものを設置していただくと、こういった方向に啓発をしていきたい、このように思っているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  御答弁ありがとうございました。それでは、幾つかの点で再質問させていただきたいと思います。
 まず、ISO14001の件であります。ここまでの取り組みと、あるいはそのモチベーションに関する課題についての取り組みは理解させていただきました。それで、今後についてなんですが、学校への導入も検討されているということで、教育委員会と協議されているということをお聞きしました。その点につきまして、生徒・児童を巻き込んでいくというような──巻き込むというのはちょっと言葉が悪いんですが、ということでありますので、なかなかその点も容易ではないのかなというふうにも感じておりますが、この学校への普及に関する青写真といいますかも、できましたらお願いをしたいと思います。また、当該年度の検討の中で、民間に関する導入につきましては検討されたかどうかという、その度合いもあわせてお伺いしたいと思います。
 続きまして、済みません、アスベストの使用状況にも、1点ちょっとお伺いしたいと思います。端的に、調査費助成は、適用範囲というのはどの程度まであるのかという点についてですね、この2点につきましてお伺いをしたいと思います。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  学校版につきましては、現在、教育委員会の総務課さん、指導課さん、それから学務課さんと、あと環境対策課とで内容を詰めているところです。実際に今の状況からしますと、モデル校的に中学校、学園単位で中学校1校、小学校1校、あるいは2校で、モデル的に進めていければなというふうに考えています。内容的には、法的な部分をまずしっかりとつかんで、その後、先ほどおっしゃられたような学校の方、先生も含めて、それから家庭でのというような広がりを持ったマネジメントシステムを構築できればいいというふうに考えておりますが、また今ちょうど詰めているところで、中身についてはちょっとこれからという形になります。
 それから、アスベストにつきましては、ごめんなさい、その前にISOの簡易版の民間への導入につきましては、学校版と、ある程度市の内部のところがめどがついた後に、検討を考えていきたいと思っているところです。
 それから、アスベストにつきましては、先ほど申し上げた戸建て住宅と分譲共同住宅の共有部分、それから、その調査にかかわる経費の2分の1、10万円を限度とするのが戸建て、20万円を限度とするのが分譲共同住宅で、その目視、あるいはアスベストの含有量まで含めた、定性から定量まで含めた費用が対象になりますが、限度額10万円、あるいは20万円というのがございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。14001の推進も、このまま市庁舎から流れまして、やはり市内の関連施設、あるいは学校ということで、今後の市の環境施策を進める上で大変柱になっていくと思いますので、円滑な進行をお願いしたいところでございます。
 あと、アスベストの使用状況に関しましては、書類作成の問題とか、いろいろなハードルがあるかと思いますが、できるだけハードルを低くしていただいて、即時に対応できるような体制をとっていただきたいと、お願いを申し上げる次第でございます。
 観光につきましては、とにかくさまざまな観光資源を三鷹の中で生かしていただきまして、いろいろ商業に関することとかも連動をしていくというような発想の中で、現状もやられていらっしゃると思いますが、今後ともさらに広げていくことをお願い申し上げる次第でございます。
 それと防災に関して、あるいは高齢者の方に関するこのような事業の普及に関しては、できるだけですね……。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、民主党の質疑を一たん終了します。
 次に、日本共産党。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問させていただきます。質問の前に、代表質問で、録画システムがありますね。あれ、非常に便利でして、今回初めて代表質問録画、市長の御答弁を含めて全部もう一度聞かせていただきました。それで、再質問の時間はほとんどなかったんですけれども、あそこでこういうことを言っておけばよかったなということがあったので、その反省の上に立って、衛生費から入りたいと思います。
 家庭ごみの減量化・有料化関係の部分ですが、私、代表質問の中で1つ、親を介護する家族が同居世帯には無料配布がされていないということを1つ質問しました。もう一つは、年金受給世帯よりも非常に収入の低い世帯への有料の問題での対応、この2点質問させていただいたんですが、御答弁の中では一生懸命有料化で混乱なかったとか、それから、不法投棄なかったとか、かなり実績の御答弁があったんですが、この私の質問に対する答弁が、録画を聞いている割には全く欠落しているようなんです。それで、このことを再度質問させていただきます。
 それから、労働費ですが、この実績報告、これは146ページですね。それで、ごめんなさい、その前にあれですか、決算概要の緊急雇用創出事業の実施という、ページは96ページなんですが、この中で雇用の創出、131人の新規雇用を創出しましたという説明になっております。それで、この131人の新たな雇用の創出、非常に喜ばしいことなんですが、今年度はこの方々がどうなっているのかということが最初の質問です。それから、2つ目には、この実績報告の146ページの労働費のところです。労働費全体の予算に対して、この三鷹市勤労者福祉サービスセンター関係費ですか、これが非常に大きいですね。労働費に対して、9,100万円に対して4,600万円、非常に大きいなと。それでこの補助金の4,684万6,000円、これの中身を見てみますと、人件費が68.4%、補助金を使っての事業費が18.4%、862万円、人件費が3,200万円を超えていると。これをどういうふうに見たらいいのか。福祉サービスですから、非常に大切なことをされていると思うんですけれども、労働費全体の中でのここの割合が高いのと、事業に対して人件費が非常に高いのではないかという点で、労働費の中でもこの部分が飛び抜けているという点でどういうふうに見たらいいのか、この点をお聞かせいただければと思います。
 それから、商工費は、時間があったらまた質問させていただきたいと思います。
 土木費で、自転車道のモデル路線整備という、かえで通りですね。これは私は、オープニングにも参加させていただきました。実は、私ども議員にもいろいろ要望等が寄せられておりまして、実は2003年の冬だったんですが、かえで通りが非常に歩道が狭くて、それで、でこぼこしていて、買い物に行くにも非常に危険だということで、車道は割と広いじゃないかと。何とか歩道を整備してもらいたいし、自転車が歩道とは別のところで走らせてもらいたいという要望が出されて、当時京王ストアの駐車場を借りて、自転車置き場を借りて署名も行いました。それで多くの方が、こういうことなら賛同、ぜひやってほしいという声もあってですね、その年の6月議会で私も質問させていただいて、この専用道路は何とかしたいという御答弁もいただいたわけですが、これが実現して、私も利用させてもらっているんですが、やはり非常に走りやすい。逆に、飛ばしている自転車が怖いなというものもあるんです。これはモラルの問題で、これはきちっとまた今後の対策として必要だと思うんですけれども、この自転車専用道路というのは、三鷹市が先駆けて頑張って実現されたという点では、非常に敬意も表していますし、市民の要望が実現されたという点では評価しております。これに対する、まだ前半、後半でやりましたけれども、今の現在でこれに対する評価といいましょうか、また市民から届いている要望、今後の課題など、何かつかんでいるものがありましたらお聞かせいただければというふうに思います。
 それから、消防費のところなんですが、住協を中心に防災訓練がやられています。今回も一中では非常に大がかりな訓練もありまして、私もやはり学ぶべき点が相当ありました。毎回参加させていただいていますけれども、そのたびにいろいろ学ぶべき点が多いと。同時に、私はいつも会場に直接行きませんで、私の住んでいる地元から町会ののぼりと一緒に参加をずっとしているんです。今回は暑かったものですから、市の方から貸与されている服を着るのでえらい大変だったんですけれども、年々高齢化ということで、あの訓練に参加しなくちゃいけないと思っている方も、約──私のところから避難訓練と称して行くんですけれども、30分ぐらいかかるんですね。やはり残念なんですけれども、年々参加者が減ってきている。で、逆に子ども会という旗も立てて、子どもさんも参加している面も、そういう新しい世代継承というのも生まれている。これはこれで非常にすばらしいなと思うんですけれども、やはり高齢の方が参加できなくなってきている。逆に申しわけないねと見送りだけ来るという状況も生まれまして、その中でよく寄せられるのは、あそこに行くといろいろ学べると。
 そういう大きなメリットはあるんだけれども、防災訓練、避難訓練というのは、身近な自分のところで避難するとか、一時避難とか、それから、せっかく市が防災備蓄を、あそこはふれあい公園なんですけれども、つくっていただいていると。しかし、何が入っているかわからないと。一度だけトイレの設置をやったんですけれども、あれもなかなか大変でしてね。しかしそういうことも、そこに集まって、できれば分団や消防署の方が来ていただいて、1年に一遍はあそこの扉をあけて、住民の前で、どんなものが入っているのかと。また、必要なテントを建てたり、訓練もすると。そういう身近なところでの防災訓練というのが必要じゃないだろうかと。ぜひどこかそういう言う場があったら、あんた市会議員なんだから言えというふうに言われましてね。それは本当にそうだなと。全体の住協中心のあれはあれで非常に大きい役割を果たしていると思うんですけれども、やはりもっと身近なところで生きた、また多くの方が避難、防災訓練に参加できる、そういうあり方というのは、今後検討も必要かなということで、ぜひその辺、いわゆるこういう市民の声に対して検討されている内容があれば、お答えいただければというふうに思います。
 商工費の方は、時間があればやらせていただきますので、ひとつよろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  防災訓練についての御質問にお答えいたします。総合防災訓練初め7つの地域を中心とした現在の防災訓練には一定の評価をいただいた上での、さらに身近な地域でということについて、どう考えているかという御質問だと受けとめます。実は、防災訓練の時期についても、一貫して私のところには、毎年8月から9月が暑くなっているので、大正12年の9月1日に関東大震災が起こったということを踏まえての防災の日ということで防災訓練するのもいいんだけれども、その時期もどうだろうかという声も届いています。また、今回、新川・中原の災対連の方では、15年ぶりになるんでしょうか、夜間の防災訓練に変えられたところ、私は行ってはおりませんけれども、参加した人に聞きますと、夜間だったので気温も下がっており、大変多くの人が夜間にもかかわらず参加をしたということもありまして、実はこの時期だとか時間帯だとか、そんなことについても検討課題としております。
 さらに質問議員さんは、身近な防災倉庫があったり、あるいは、町会単位ぐらいでどうだろうかというようなことですが、私たちは、そういうところでもし防災訓練をしたいということであれば、防災課中心にもちろん御協力もしているわけですし、やはり趣旨とか目的とか規模とかそういうことについては、本当にきめ細かく対応できるというふうに思っています。ただ、一斉にすべての町会にお声がけするとか、ある一定の時期にということではなくて、年間通じて、災害は本当にいつやってくるかわからないわけですから、これはがんばる地域応援プロジェクト、款が違うので戻りますが、ほかの款で取り組んでいることなどでも、防災というのが大変重要なかぎになっているということもありますので、今後できる限り、いわゆる総合防災訓練や地域の自主防災組織を中心とした取り組み以外に、さらに身近な地域で参加していただけるような事柄についても、今までも担当は配慮しているわけですが、さらに工夫をしていきたいと考えております。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  よろしくお願いします。減免の関係での年金収入者の方という形、あるいは介護をする世帯という形で御質問をいただきました。私どもの方でも、75歳以上の年金収入という方のところの減免をしているというのは、有料化を実施しているところでも数市でございます、対象をここまで広げさせていただいているところでは。実績といたしましても、おおむね昨年度につきましては、対象となる方の4割ぐらいは御申請をいただいて、減免をさせていただいているところでございます。総体的に見ましても、とりあえず減免の話しますと、5,055件の方が減免という形でさせていただきました。またもう一方では、一般質問でもございましたとおり、年間の皆様の方で御負担していただいた負担の額につきましても、予測では方針の方で考えているよりも御負担額が少なかったという、こういったようなところ。それとあと、いろいろ当然この10月に向けてまた御新規の御申請と、御案内と、広報等をさせていただいているところでございます。こういった中でも、委員さんのお話のあったようなところの方の御質問等受けます。ただ、この中で私ども、制度上のことをお答えしながら、御丁寧に説明して御理解をいただいているところでございますので、そういった手数料の御負担と、制度の周知という2面のところで、現況の範囲という形で減免の方を進めていきたいなと考えているところでございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  労働費について、2点御質問をいただきました。初めに、緊急雇用の関係でございます。131人の新規雇用者、今年度どうなっているのかという点について御質問をいただいております。国の制度が引き続いておりますので、国の制度についての答弁になりますけれども、ふるさと雇用再生特別補助事業に関しましては、これは雇用期間が原則1年以上ということになっておりますので、長期雇用が可能な制度ということであります。こちらの事業では、2人のうちの1人が引き続いて雇用を受けているという状況にございます。また、いわゆる東京都緊急雇用創出事業臨時特例補助金の方でございます。こちらの事業は短期期間、短期の雇用を目的として創設された事業で、6カ月未満というのが原則になっております。しかしながら、1回の更新が可能ということになっておりますので、昨年の秋始まった事業に関しては、この4月の時点でまた更新を受けて、現時点では引き続き就労されておられる方がおりますけれども、大半は9月末で、そうした方は雇用期間は終わると。その後は、いわゆる就労されていない新規の方をまた新たに短期間雇用として雇用していくと、こういう制度になっておりますので、そうした制度に沿って働いていただくということで御理解をいただきたいと思います。
 それから、福祉サービスセンターの役割と、それから、補助金の額について御質問をいただいております。福祉サービスセンターは、具体的には中小企業で働く方に向けた各種研修会、あるいは講習会の実施でありますとか、会報を通じた情報の提供、それから、生活安定のための給付事業。加えて定期健康診断、そのほか自己啓発などに取り組んでいただいているところでございますけれども、こうした性格を見ていただきますと、なかなか市で直接やり切れない中小企業向けの労働全般に、労働環境を改善するための全般にかかわっているという、こうした設立の目的からすると、労働費全体に占める割合が高くなるというのは、一定の御理解がいただけるんだろうと。加えて、その中でも特に人件費が高いという御指摘でございます。これについては、担当している私どもも、そうした意を十分理解して、今、サービスセンターとともに改善に向けて努力をしているところでございます。サービスセンターは内部でも、内部環境などの改善に努めておりまして、若干の改善が図られ、ここ数年をかけて、その大きな目的たる人件費の抑制に向けて努力をしているということについて申し上げたいと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  かえで通りの評価についてということで御質問をいただきました。このかえで通りの自転車道整備事業ですが、これは国土交通省と警察署より指定された自転車通行環境整備モデル事業ということで、平成20年、平成21年度2カ年で実施したものでございます。市の方に届いている評価ということでございますが、思った以上の苦情、要望等が、実は市の方に余り来ていない状況がございます。ただ、地域に入って若干声を聞きますと、自転車のスピードが非常に速くて怖いとか、あとすれ違いが若干不安であるとか、あるいは、バス停にバスがとまったときに若干渋滞が延びたとか、また沿道の方々からは、車の出入りに非常に気を使うようになったと、そういった声が来ております。そこで現在、実は完成後の利用実態調査、これを今、調査中でございます。まだ明らかな数値がちょっと出ていないわけですが、今現在、把握している中では、自転車の通行する量が4割ぐらい多くなっているというのが、現在つかんでいる状況でございます。そして、利用率といたしましては、86%から93%の方が自転車道を利用しているという状況が速報値で入ってきております。今後はできる限り、この自転車道の利用の仕方について、さらなる丁寧な説明をしながら、もっとわかりやすい表示等もしながら対応してまいりたいと、このように考えております。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。じゃ、ごみのところからですが、75歳以上の減免のお話がありまして、私、減免家庭でも、対象の家庭でも、その方を介護する御家族が同居していると、そこは対象にならないというふうに聞いているんですが、この辺の改善といいましょうか、検討、見直しがないのかということでお聞かせいただければと思います。
 それから、やはり生活大変で、これは私どもも一般質問等でやらせていただいているんですが、東久留米市では直前に、決めたことを市長の判断でストップしたと。それから、町田ですか、町田が2割ぐらい手数料を下げたというふうに聞いております。三鷹市としての減免措置とかそういう制度をやっているんですけれども、値下げという今の景気の中で、そういうことの検討というのはないんでしょうか。
 それから、労働費に移りますが、やはり国の制度、これはやはり本来はもっと国・東京都、しっかりとやらなくちゃいけないというふうに思います。新しい首相が決まったんですかね。やはりしっかりとやってもらいたいと思うんですが、やはりそういう上からも、市としても財政との関係ありますけれども、雇用創出の問題で、独自の検討というものもやってもらえればというように思います。
 それから、三鷹市勤労者福祉サービスセンター、やはりその仕事からいってこれだけ──仕事って大切な部分ですから。ただ、労働費全体の中で占める比率が大きいですし、それから、決算資料の参考資料を見ても、この中身を見ると改めて事業そのものよりも、これが余りにも突出している。この資料は、やはり市民の皆さん方に、これ、議会にオープンになったわけですから、市民の皆さん方にこれを知らせたら、やはりまだこういうことをやっているのかと。事業仕分けというのは国だけの問題ではないのかなと。やはりもっと市民生活に密着した、こういうお金があれば、就職支援のそういう部分に回すべきじゃないかとか、そういう声も出るかもしれません。そういう点での抑制に努力ということですので、それをしっかりとお願いしたいと思います。これは要望です。
 それから、土木費の自転車専用レーン。これは私、市民の方から要望を聞いたのは、東野住宅の方から聞いたんですが、これができてから、大沢の人からも歓迎されているようです。交通不便地域。ぜひ大沢の天文台通り拡幅、広げられまして、一部自転車専用で走れる部分はあるんですが、今後この三鷹市の全体のネットワークということが必要なんだろうと。東京都が東八やっていますけれども。こういうことも今後検討していただければ。その辺、どの考え方があるのか。市役所って大変ですよね。苦情は相当来ると、苦情は。しかし、いいことに対しては、ありがとう、だから、市民もやはりそういうよかったこと──私もよく言うんです。いいことはぜひ担当課長や部長さんの方に伝えてくれと、電話一本でいいからと言っているんですが、そういうことも必要かなと思います。
 消防費のことについては、身近なところでさらに地元からの意見は聞きたいと思いますけれども、市の方もそういう行政指導といいましょうか、そういうことも検討をお願いしたいと思います。再度質問内容もありますので、御答弁よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点御質問をいただきました。まず、制度の方の基準の見直しという形でございます。こちらについて、私どもはやはり、真に御支援が必要な方というのを、年金受給者の方のみと考えておりますので、今のところは現況でやらさせていただきたいと思っております。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、日本共産党の質疑を一たん終了いたします。
 これよりしばらく休憩をいたします。再開は、10時55分といたします。
                  午前10時38分 休憩



                  午前10時55分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、質問させていただきますが、第4款 衛生費、第5款 労働費、第6款 農林費、第7款 商工費、第8款 土木費、第9款 消防費まで、答弁時間を含めて25分ですから、私の持ち時間それだけですよね。それで1款1つずつ取り上げても6項目になりますから、とても質問し切れません。そこで私の方も、「選択と集中」で質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
 質問の1つは、がん検診について、決算概要の85ページになりますかね。拡充して取り組んだことについて書いてあるわけですが、一方経営白書の2010の9ページの右側に4行触れているだけなのと、それから同資料編には、探したんですけどないんですよね、記述がね。何か理由があるのでしょうか。これがまず最初の質問です。
 2つ目は、決算概要にあるように、予算額が1億9,742万余円、それから、決算額が1億5,000万円余円ですね。残額が、未執行が4,737万円余というふうになっておりますけれども、その理由は何なのでしょうか。
 それから、子宮がんと乳がんの関係ですね。これについてお尋ねいたしますけれども、現在今、20代、30代にがん患者がふえていますけれども、今の子宮頸がんを確実に予防するには検診が重要だということを、一般質問やその他のところで私ども述べてきました。2009年度は、国の補正予算で子宮頸がん、乳がんの検診クーポンが配布された結果、乳がん検診、2,738人が5,125人、1.8倍、子宮頸がん検診が3,865人から6,101人、1.5倍とふえました。そこでお尋ねをいたしますが、これについて、市は受診してくださいよということで、特段の努力というのを具体的にどのようになさったのでしょうか。この項目の2つ目の質問は、クーポンを配布された人数に比べて、検診率はどうだったのでしょうか。それぞれ年齢別ですね、20代、30代、40代、50代、60代以上というふうに内訳がありましたらお答えいただきたいと思います。そして、この数値をどのように評価をなさっているのでしょうか。さらに先ほど私、残額を申し上げましたけれども、この決算を受けて、今後どう生かしていくのでしょうか。これをお聞かせいただきたいと思います。
 衛生費の質問の大きな点の2点目は、家庭系ごみの減量・有料化についてです。決算概要の91ページに当たりますかね。それから、経営白書では17ページから19ページ、そして137ページ。同資料編では68ページから69ページまで、興味深くいずれも読まさせていただきました。そこでお尋ねいたしますが、有料化に向けた意見を聞く会が14回、131人、ごみの出し方説明会が102回、2,233人というふうになっておりますけれども、両会でのデータは、一覧としてまとめられているのでしょうか。あれば別途提供していただきたいと思うんですが、ここでは時間がありませんので、その中で特徴的なことをお聞かせいただきたいと思います。また、そうしたことから、この市民といろいろやりとりした教訓を、一言で総括するとどのようなことになるのでしょうか。
 この質問の2番目ですが、私も極力両会に参加させていただきました。市民の皆さんの質問や意見、市側の皆さんの答弁を極力聞かせていただきましたけれども、有料化をやめてほしいという声がありました。意見がありました。その人たちは、その後市との関係ですね、どうなっているのでしょうか。それをお聞かせいただきたいと思います。
 この質問の大きなところでは、3番目ですが、多摩川衛生組合の有害ごみ焼却問題です。新聞報道で、灰既にセメント化、搬入先組合に知らせずということで新聞報道もされました。先般、厚生委員会があった日に、市の担当部長、課長に聞いたけれども、持ち込まれた二ツ塚の資源組合ですね、そこから何か情報提供ありましたかと言ったら、ありませんということでした。今度新聞報道されましたけれども、その後あったのでしょうか。私の調査では、実はこの当該年、私ども決算の年度に、有害ごみ焼却試験要領書というのがあって、こうあるんですよね。それで、その中に計画があって、スケジュールがあるんですよ。2009年の11月から処理をしていって、平成22年度までまたがる、2010年度までまたがるんですね。それで、結果とかそういうのが、数値とか出ているんですね。どれだけ蛍光管を燃やしたか、乾電池を燃やしたかって出ているんですよ。去年の11月からそういうことをやっていて、その燃やしたのは狛江市などでね、そこにも知らせてなかったということのようですけれども、エコセメントに既にしてしまった。三鷹市もその資源組合の一員であるということでね、これは大変重大な、私は思うんですけれども、現時点での情報提供、あるいは市側の対応としてどう御認識されているか、お聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず1点目ですね、2010の関係の資料とか、4行ほどのコメントでしかないということなんですけれども、がん検診については、がん対策基本法に基づきまして、平成24年度までに50%ということで、着実に進めるために事務報告書等で数字を記載して、2010の方に関しては、新規の事業を書いているというようなところでございます。
 子宮がん、乳がんについての年代別の受診率、検診率ということでお問い合わせがありますけれども、まず、乳がんに関しての女性特有のがんに関しては、40歳、45歳に関しては24.9%。そして、50歳、55歳、60歳ということでありますと24.4%。平均しまして、乳がんに関して女性特有のがんのクーポンに関して、24.7%の受診率でございます。一方、子宮がんに関しては、これは申しわけございませんけれども、全体的な総枠でございまして、クーポンの受診率が20.7%というところでございます。クーポン以外で、先ほど委員さん御指摘ありましたように、総体ではそれぞれの数字が出ているんですけれども、クーポンを除いたものでありますと、乳がんに関しては、前年度比32.5%、子宮がんに関しては19.4%ということで、波及効果があったところでございます。そして、この執行残なんですけれども、当初国の指導に基づきまして、先ほどがん対策基本法に基づく50%、これが検診率の目標ということで50%、それぞれ乳がん、子宮がんに対しては50%を予定したところです。しかしながら、先ほど言いましたように、それぞれ24.7%、20.7%ということで、大きくはクーポンの女性特有のがんが下回ったというところで、この執行残が残ったというところでございます。
 あと1点ですね、市独自の広報なんですけれども、まずがん検診に対して、ちょうど女性特有のがんに関しては、小・中学校のPTAの会合があるときに、まず学校に行きまして、それぞれPTAの方で子宮がん、乳がんについてのがん検診の広報をしたいんですけれども、時間を割いていただけるかどうかということで、PTAに打診をしていただいているというところです。残念ながら小学校1校、そして中学校1校ということで、平成21年度に関しては実績があります。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  1点目と2点目についてお答えさせていただきます。1点目の市民の皆様との懇談会とか説明会を通してということです。意見を聞く会については、私は6項目ぐらいの、結構いろいろな多岐にわたっていただいたものですので、それについては項目別に分けて意見の方をまとめさせていただいているところでございます。また、昨年実施いたしました、ごみの出し方説明会でございます。こちらについては、やはり出し方が中心という形でございましたので、ほとんどどういったような使い方をするのかという御質問が多かったものですので、それについての内容のまとめというのは特にはしておりません。ただその中で、やはり本当に、傘はどうやって出したらいいんでしょうかと、本当に具体的なもので、その中で我々の方も、実際の収集の中での業者との打ち合わせを、それを反映させながら、使い方とか、出し方とか、袋の大きさとか対応していくような形で、非常に参考になった説明会でございました。
 2点目の方の、実施までに当たっての有料化に対しての御意見をいただいた市民の方。やはりこちらの市民の方も、もうやはり実施後もいろいろ活動をなさっていらっしゃる、協働センター等でですね。私どもの方も、その中での活動の成果というか、やっていらっしゃる報告という形で、私もいろいろ資料等いただくことはあります。そういったような形で、その後の活動についても私も内容については教えていただけるのと、その中での私どもの方の施策としても、何か参考になる、取り入れられるという形で生かさせていきたいなと思って考えております。


◯生活環境部長(高畑智一君)  多摩川衛生組合におきます有害ごみの焼却実験につきましてですけれども、私どもも新聞報道で知ったような状況でございます。全く驚いている状況でございまして、情報収集も電話をかけていたしましたが、詳しいことはよくわかっていません。どうしてそういう実験に至ったのかにつきまして、経過につきまして、なお情報収集をしているところでございますけれども、多摩の広域処分組合におきましても、そういうふうに十分周知をされずにそういう実験がなされたということで、情報の共有化というようなことについて文書が出されているところでございます。委員おっしゃられたように、乾電池と蛍光管を合わせて約6トン焼却実験をしたということでございますけれども、いずれにいたしましても、こういったことにつきまして、焼却灰の中に、電池や蛍光管を含んで燃やすということは考えにくいことでして、例えば、私どもの環境センターでは、こういうことは起こり得ないことでございます。当然のことながら、蛍光管と、それから乾電池につきましては有害物として分別収集をいたしております。そして、ふじみ衛生組合で荷づくりをして、しかるべきところで有償で処理をしているということですので、環境センターでそういうことが起こるということはあり得ないことでございます。
 いずれにいたしましても、しかるべく説明が近々にはなされるというふうに私ども考えておりますので、しっかりとどういう経過でこういうふうになったのかを捕捉してまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  乳がんないし、あるいは子宮頸がんの関係で再質問させていただきますが、私、年齢別に聞いたのは、両方とも子宮頸がんでいえば20代からということがやっぱり必要なんだろうと思うんですね。それから、乳がんの関係とすれば40歳以上ということですから、ぜひその年齢別の把握をされて、せっかく用意されていたわけですよ。やっぱりたくさん受けてもらいたいなというふうに思いますから、受けやすい方法と、なぜそういうことを国が特別こうやってやるのかということがわかると、また若い人も受けてくれるんじゃないかなと思うんですよね。子宮頸がんの要因とされるHPV(ヒトパピローマウイルス)は100種類以上あるありふれたウイルスで、そのうち15種類が子宮頸がんハイリスクと特定されているようですから、検診によってウイルス感染の有無をチェックすることが可能だということだと思います。まず検診だと思いますのでね、そこの受診率を高めるために、さらなる努力をお願いしておきたい。今、こういうことをしていきたいということがありましたら、お聞かせいただきたいというふうに思います。
 それから、ごみの有料化の関係ですけれども、私、今でも反対です。でもね、だからといって実施した直後は駆け込みも含めて減るけれども、その後、リバウンド現象になる。黙ってこまねいて見ているわけにいかないわけですよ。私が懸念したのは、一生懸命努力された市民の皆さんが、ちょっとがっくりしちゃうんじゃないかなと思ったんですけれども、今、齊藤課長からあったように、その後も皆さんの関係をもって、聞くところによると10月2日ですか、何かシンポジウムというか何かあるようですけれども、ぜひそういうところでも生かして実らしていただいてね、資源化・減量化。残るは生ごみということと、それから、プラスチックとその他については法律の改正。拡大生産者責任をまたないと抜本的なものになりません。生ごみは両者の努力でいろいろできることがありますからね、さらに進めていただきたいと思います。10月2日にあるようですけれども、その契機となったようなこと、それでどんなことを目指されているのか、おわかりになったら教えていただきたいと思います。
 有害ごみの処理の検討ですけれども、本当にひどい話ですね。私、さっきちょっと言いましたけれども、スケジュールまで組まれて、要領まであるんですよね。文書であるわけですから、ぜひそういったところも入手されてやってほしいと思うんですよ。バグフィルターでとらえられるのはいいけど、とらえたやつを今度スラグにしてあそこに持ち込んで、既にセメント化しちゃったということでしょう。そのセメント化されたものが本当に使っていいのかどうなのか。やっぱり差しどめしないといけないんじゃないかと思うんですよね。信じられないわけですから、水銀だとかそういうのを含んでいるものをやっちゃうなんていうことは。そこいらはどのように考えておられるのかということと、それから、空気中に出ているわけですね、燃やしているから。蛍光管燃やせば出るの当たり前だし、乾電池燃やせば出るの当たり前ですよね。その空気も取り返しつかないですよね。ですから、これは事実経過と、それから厳重な抗議をね、資源化組合の構成市はする必要があるんじゃないかな。三鷹市はそんなこと絶対ありません、私も信じています。そうだと思いますよ。そういうふうに三鷹市ではやっているにもかかわらずね、持ち込まれてそれがエコセメントになっちゃっていたって、これ、まずいと思うんですけども、市長、どうですかね。そこら辺のところを抗議するとか何とかしていかないとまずいのかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  決算審査特別委員会で、私にそういう質問が出るのがちょっと意外で驚いておりますが。多摩川衛生組合の焼却施設が何らかの事情で稼働しなくなったので、私たちとしてはともにふじみ衛生組合をやっております調布市の関係でいえば、二枚橋衛生組合の関係での府中市のごみなどがそちらで処理されているということもありますから、何らかの支援をしなきゃいけないのではないかなということで、今回多摩川衛生組合のごみについては、広域支援の枠組みで検討してきたわけでございます。ただ、その枠組みの中では、三鷹市の環境センターでは、既に調布市のごみを焼却させていただいているし、ちょっとほかのところで対応しようということで事なきを得たと思っておりましたら、今回私も新聞報道で初めて知ったわけでございますし、たま広域資源循環組合の理事といたしましては、今後、全体として事実関係を確認した上で、協議がなされるものと認識しております。まず構成市の三鷹市単独で何かをするということについては、まだ慎重であると。
 まだ広域たま資源循環組合からは、部長あてに文書が来ておりまして、その内容は、多摩川衛生組合でこういうことがあったので、きちんと三鷹市も構成市として最終処分場にごみをお出ししているので、こういうことがあったら困るので、早急に情報は伝えてくださいというような要請文が部長あてに来ている段階でございます。私たちは御案内のように、ふじみ衛生組合管理者としては、全く二ツ塚にはごみを出していないわけで、ゼロをずっと続けているわけで、環境センターでも極めて減量化に努めて、最終処分場に出していないし、先ほど部長が答えましたように、水銀や乾電池なんか焼却するなんてとんでもないことだというふうに認識しているわけですから、本音は当惑しているというのが現実です。なかなか言いにくいんですが、多摩川衛生組合の管理者の稲城市長さんは、広域たま資源循環組合の管理者でもいらっしゃるので、この辺のことについて、私としては、繰り返しになりますが、まずは正確な情報収集。そして、もちろん広域たま資源循環組合の理事として、理事会での情報共有と、今後の対応と、きちんと協議されていくものと思いますから、構成メンバーの1人としてきちんと対応をしていきたいと、この件については考えているところでございます。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず、それぞれの年代ごとの検診率ということで御質問がされておりますけれども、これはちょっとシステム上考えて、再度集計ができるかどうか検討していきたいというふうに思っております。それから、20代、30代の方々、特に子宮頸がんにおいて、対象年齢が、この年齢が非常に死亡率も高いということもありますので、母親学級とかあるいは両親学級、それぞれこういう年代の対象の講座とか研修にあわせて、広くPRをしていきたいというふうに思っています。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点目の御質問。10月に行われるのは、「ごみゼロサミットin三鷹」というような会合でございます。こちらの方では講演がございまして、それとあと私どもの方も御参加させていただいて1年がたつということですので、この辺の有料化に伴う減量・資源化の成果という形で、私ども御報告させていただきます。それとあと、ほかの市のNPOの団体さんなんかがお見えになるという話でございますので、その中でのシンポジウムという形で、一緒にお話を聞かさせていただきたいなと思っております。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。まずは事実関係ということだというふうに思います。どうぞよろしくお願いしたいのと、日の出町と資源組合との協定、あるいは青梅市と地域住民との協定などにも私は抵触するんじゃないかというふうに思いますからね、そういった点にも配慮しながら、二度と起きないように、ぜひ対策を立てていただきたいと思います。
 子宮頸がんの関係でいいますと、小学校、中学校にお願いしたというのは、あることが低学年化している、低年齢化しているということの社会的な現象も背景に私はあるというふうに思いますから、ぜひ貴重な命、この世に生まれてきた命ですから、防げるものは防ぐということの中で、さらに心した取り組みを私の方からもお願いをいたしまして、この質問を終わりたいと思います。なお、その他の款については、別途別の機会にお尋ねさせていただきますので、よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、にじ色のつばさの質疑を一たん終了します。
 次に、政新クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。衛生費、134ページ、事項の6、乳幼児健康相談関係費でございます。先ほどの委員の質問にもありましたけれども、乳幼児健康相談の拡充ということで、当該年度、月1回予約制が拡充されました。これは前年度、平成20年度に自由来所制、従来やっていました月2回の自由来所制のときには、相談に来たけれども、いっぱいで受けられずに帰られたという事例があったからこういうことを、予約制を取り入れたのでしょうか。その辺をお聞かせください。
 続きまして135ページ、事項の21、がん検診の拡充でございます。今るる、がん検診についてはお話がありました。今回、目標値を達成しなかったとはいいますけれども、今回のこの約6部位ほどのところでの、胃がんから始まって子宮頸がんまで検診を終えられましたけれども、この検診を通じて、どれぐらいの方々から疑いを含め、がんらしきものを発見できたのか、その成果についてお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、137ページの事項の2、予防接種関係費でございます。調布、杉並にあわせて、当該年度から世田谷、武蔵野ということで相互乗り入れということで、市民の利便性を向上させたと思います。実際、市外で接種を受けた人というのは、この決算概要に、三鷹市民で市外で受けた方に関してはここに記述されているとおりだと思うんですけれども、市外の人が市内で受けた人、これはどれくらいの数がいるのでしょうか。お聞かせ願います。
 続きまして、139ページの事項の3、環境調査及び測定関係費であります。この中の公害検体検査等委託料、恐らくここのところに井戸の水質調査の実施をした金額が含まれているのかなと思うんですけれども、これは井戸だけでなく、ほかのものもやられているのでしょうか。この691万9,500円の中に、井戸の水質調査に関する費用はどれぐらいだったのか、お聞かせください。
 続きまして、概要の90ページ。ごめんなさい。環境基金の活用と拡充。新エネルギー導入助成金等々、当該年度より幅広い市民等に利用ができるように、制度内容を一部変更したことや太陽光発電設備を設置している方の売電分を、いずれ未設置者が負担するというような広報も助ける形になって、本年度は前年度比に比べると3.5倍の実績をもたらしました。一方で、この環境活動事業助成金というのが、毎年50万円の予算を計上されているわけですけれども、平成18年度、実績で14万4,966円、2団体への助成が行われました。そして、平成19年、平成20年度とは申請がありませんで、当該年度の平成21年度は1団体、5万5,560円の助成が行われました。この現状についてどのようにお考えになられますか。御答弁のほどお願いいたします。
 続きまして、概要の99ページ。これはちょっと単純な金額について不明なので、ちょっとお教えいただきたいと思います。緊急不況対策の拡充のところですが、この表の中に、信用保証料補助金、そして次の欄に、利子補給分と件数と金額が書かれているわけですけれども、こちらの報告書の150ページ。事項の2、下の方に、同じ項目で、特定不況対策緊急資金信用保証料補助金と、同じく貸付金利子補給金というところのちょっと数字が違っているんですけれども、これ、どれを合わせるとこの数字になるのかをちょっとお尋ねいたしますので、御答弁のほどお願いいたします。
 続いて、土木費に移らせていただきます。155ページの6と161ページの6、市道第135号線(三鷹台駅前通り)の整備と三鷹台駅駅前周辺地区整備基本計画関係についてお伺いをいたしたいと思います。135号線は、市民の歩道設置にかかわる緊急提言を受けて、市が鋭意努力をしていただいて、ここまで広がることができました。駅前にもちょっとした広場ができて、皆さんが今後どのようにこの広場がつくられていくのかを楽しみにしている状況であります。三鷹台に住んでいる私としては本当に喜ばしく、市民とともに喜んでいるところなんですけれども、今年度、駅前周辺地区整備基本計画の検討ということで、340万円余の予算がついていたんですけれども、決算額では4,200円という数字となりまして、基本計画策定に向けての整備方針、基本計画の作業が進んでなかったんだろうというふうに推測いたしますが、この辺についてお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それとちょっと前後してしまいますが、102ページ。概要102ページ。概要の102ページです。バリアフリーの道路整備の促進ということで、これはまちづくり基本構想に基づいて、風の散歩道を改修・整備するということのものでございます。当初、680メートルを予定していたものが、決算では延長390メートルのみの結果となっておりますけれども、この辺何がどうなってこうなったのかというのをちょっとお聞かせいただきたいと思いますので、以上よろしくお願いします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  それでは、まず、乳幼児健康相談の拡充ということで御質問をいただきました。まず、当初自由来所ということで始めた事業でございますが、そのとおり自由に時間を定めずして来るもので、あるときはゆっくりとできるんですけれども、手狭になったときにはその方々の1人当たりの時間が短いもので、やはり予約というニーズが高まりました。平成21年に関しては、自由来所13名、そして予約が147名ということで、特に心理相談は内訳がこうあります。そして、そのうち特にやはり育児不安が顕著にあらわれております。これは160名のうち、重複記載なんですけれども、そのうち134名の方が育児不安を抱えております。そして次に、家族問題ですけれども、これが101名と。その他の健康・発育ということが1件ほどあるんですけれども、あと特筆すべきといいますか、虐待が4件ということで、御自身の問題として抱えているという相談があったところです。
 2番目に、がん検診に伴いまして、がんの発見でございます。胃がんにつきましては、昨年度3名、がんであった方が発見されました。肺がんについては1名、大腸がん検診では1名、子宮頸がんでは1名、乳がんでは9名というところでございます。そして、予防接種の件でございます。市外の方が三鷹市で接種した人数ですけれども、調布市では278名です。杉並では、通常の法定接種が16名、インフルエンザが192名です。世田谷区におきましては、法定接種が127人、そしてインフルエンザが152名、そして武蔵野に関しては、法定接種が58人、インフルエンザがなしというところでございます。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  環境調査及び測定関係費の地下水に関する費用なんですけれども、243万6,000円が120カ所の地下水調査に費用として充てられております。そのほかに河川水質調査、あるいは浮遊粒子状物質、沿道交差点交通量調査、土壌汚染調査、ダイオキシン類調査、大気、あるいはアスベストモニタリング調査、大気中のという、これらのものもあわせて調査をしております。
 それから、2点目の環境活動の助成についてなんですけれども、今まで御指摘のように、平成18年度以降平成19年、平成20年が申請がなかったものですから、環境基金活用委員会に諮りまして、申請の添付資料の簡素化、あるいは申請期間の延長等の改正を諮りまして、それによって募集をしたところ、1件の申請がございました。今まで4月から5月中旬までの申請1回、臨時的に9月に行っていたものを、4月から5月、5月から9月、9月から1月というふうに期間を長くして、回数もまた多くして申請を受け付けられるようにいたしました。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  決算概要の99ページの緊急不況対策拡充事業のうち、中小企業等融資事業に関する表に掲げられた金額その他について御質問をいただいておるところでございます。この事業は、いわゆる10割利子補給分を特徴的に抽出をして、ここに掲げたものでございます。一方では、委員御指摘の実績報告書の中の事項の2の下から、いわゆる3つ目と2つ目ですね、こちらの方に信用保証料補助金と利子補給金というのが掲げてございますが、これは、内容は2つの事業に細々節で分かれております。したがいまして、申し上げました決算概要は、この中の一部を抽出してございます。お手元に事務報告書がもしあれば事務報告書をごらんいただきますと、137ページ、商工振興事業の(7)のいわゆる有利子の特定不況対策に向けた融資あっせん事業と、(8)、いわゆる全額利子を補給する事業、これの合算額を実績報告書ではあらわしております。138ページの中で、今申し上げました8番、それから前に申し上げました137ページの7番、この2つの合算を99ページに掲げてございますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  三鷹台駅前周辺地区整備基本計画関係費について御質問をいただきました。三鷹台駅前のまちづくりにつきましては、平成19年8月にまちづくり推進地区に指定され、その後、三鷹台まちづくり協議会、また商店会、地権者の方々と意見交換を重ねながら進めてまいりました。またそれと並行して、このまちづくりの柱になる都市計画変更、3・4・10号線の変更につきまして、東京都とも協議を重ねてまいりました。決算年度につきましては、この東京都の協議はちょっと時間を要したということもありまして、この予定しておりましたまちづくり計画基礎調査委託等については未執行ということになりました。ただし、東京都との協議の中で、都市計画変更の方向性、また地権者の方からも、まちづくりに対する前向きな検討をいただいておりますので、今後面的なまちづくりへ展開する可能性が開けてきましたので、今年度、当該年度で着手できなかった基礎調査を実施しまして、まちづくり整備方針策定に向けて進めていきたいと考えております。


◯道路交通課長(福島照雄君)  風の散歩道のバリアフリー化改善事業費でございます。この事業は、歩道の段差と、それから、視覚障がい者用誘導ブロックの連続化、これを行うものでございました。この中で、実は東京都の福祉のまちづくり条例の改正がありまして、歩道の色と、それから、誘導用ブロック、これとの色合いが同じになってしまったものですから、輝度比をとるために、両側に黒色のブロック等を設置したと。さらにはそういったことから、大分残りのブロックが少なかったものと、また従来から、目地が広いとか、ブロックの表面が粗いということで、女性でありますとか、あるいはお子さんをお持ちの方から苦情、要望が寄せられておりましたので、今回あわせてやりかえることになりました。これに伴いまして事業費が増加したため、当初予定の駅前広場からむらさき橋の区間を変更いたしまして、駅前広場からむらさき橋までの区間390メートルに変更したものでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。順を追っていきたいと思います。乳幼児健康相談の拡充ということで、次に聞こうと思った、どういった内容の相談が多かったかというところまでお答えいただきましたので、ありがとうございます。非常に内容についても興味があったものですから、次に聞こうかなと思ったんですけれどもお聞かせいただいたので、これをアフターフォローとか、やはり何度も何度も来る人が多かったのかという、ちょっとリピーターについてだけもう一度再質問をさせていただきたいと思いますので、お願いいたします。
 それと、がん検診の拡充です。実際のクーポン利用の目標には達しなかったですけれども、これだけの多くの人のとうとき命を救うことができたということは、非常に有意義な結果だというふうに私は感じております。今後ですね、やはり予防医学という観点から、検診の役割についてどのようにお考えになっているか、お聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
 続いて、予防接種の充実。調布、杉並、世田谷、武蔵野、わかりました。これは済みません、短い時間でほかの答弁も聞いていたので集計をしていないんですけれども、市外で接種を受けた人と、市外の人が市内で受けた人というのはどっちが多かったかというのと、あわせて市内の医療機関の方々の、この辺の市民の利便性向上ということでは非常にいいことだと思うんですけれども、市内の医療機関の方々のメリット・デメリットということからの観点から考えると、また違った答えが出るのかなということを考えているんですけれども、いかがお考えでしょうか。お聞かせください。
 続きまして、井戸の水質調査に関してはわかりました。ありがとうございます。引き続きいろいろこういう調査をしていただきたいと思うんですけれども、例えば、この調査をやりましたという後の話なんですが、環境基準を超えた井戸というのも10数%あったのではないかなというふうに見ているんですけれども、その後、そういう井戸はどのような対応をとっていくんでしょうか。その井戸はどのような利用のされ方をしていて、場合によっては使用の停止だとかということまで考えているのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
 環境基金の件は、数字的なもの、ちょっとせっかくのものがなされていないということで、非常に残念なところもあるんですけれども、実際もう少し方法を考えて、この環境活動事業に対する助成という方法、周知の方法や、もっと突っ込んだ言い方をすると、事業の必要性とかも、根本を考えなければいけないのかなというふうに感じたところでございます。もしお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
 次に商工費の、今、事務報告書を見させていただきましたけど、わかりづらいですよね。ただ、やはり数字どっちかに、この実績報告書にはそこまで説明文が書けないのであれば、こっちの概要にはその辺のことがちょこっと書いていないと、僕はもうちょっと──よく見ればいいと言われればそれまでなんですけれども、もうちょっとどうにかならないか、御提案をさせていただきたいと思います。
 そして、市道第135号線三鷹台に関しましては、御説明いただきましてよくわかりました。ありがとうございます。非常にわかったことは、何か問題があって進んでいるのではなく、非常に前向きなところに、前向きな答えがもらえるというところで、もう一押しのところで、それを解決して次に進もうというところに、非常に見通しの明るいお話をいただきましてありがとうございます。数年間というか十数年間というか、この東京都の都市計画道路に関しては、市の職員の皆様が、東京都との折衝に長く当たられて御苦労されていることはお聞きしておりますので、わかっていて言うんですけれども、引き続きがっつりとよろしくお願いしたいと思っております。
 続いて、バリアフリーの道路の促進、市道第141号線(風の散歩道)です。あそこの道は、三鷹市としてはジブリに向かう、ジブリから帰るということで、吉祥寺よりも三鷹に、あの気持ちのいい道路を通っていっていただこうという、市外の方が通る道路として極めて重要な道路です。いろいろなお考え、それと市民の要望、ましてや市外の方があそこでハイヒールやベビーカー、バギーを押していて何かあったら大変ですので、六百何メートル、680メートルをやるというよりは、390メートルを丁寧にしっかりやっていただいたということに関しては、そのやり方の方が僕も正しいやり方だと思っております。今後、残りのところについて、ぜひまた進めていただけるよう、大事な道路ですから、大事な歩道ですので、ぜひ続けていただけるようにお願いいたしたいと思います。
 幾つかちょっと再質問したんですけれども、済みません、ちょっと新しい質問を2つほどさせていただきたいと思います。申しわけないです。紙が隠れていたので、済みません。決算概要の106ページの市道舗装整備事業費。今年度、市道第781号線、市道第142号線、市道第97号線、この3つの市道に対して、舗装工事をしたことが書かれております。これ、予算計上の際は、牟礼四丁目地内の拡幅整備と中原二丁目内のやはり拡幅整備が含まれていたと思いますけれども、この辺についてはどのような形で今回やられなかったのか、なぜやられなかったのか、お聞きしたいと思いますのでお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  がん検診の点において、予防医学の観点から、検診の重要性についてどのように考えるかという御質問にお答えいたします。先ほど、担当課長が答弁いたしましたように、このがん検診の結果、胃がん3名、肺がん1名、大腸がん1名、子宮頸がん1名、そして乳がんは何と9名も発見されたということです。私たちは、国もがん予防法などを制定して、がん検診については奨励してくれていますが、補助というのはほとんど期待できない中、充実をしてきましたのも、三鷹市医師会との密接な連携の中で、健康診査、健康診断に力を入れ、特定健康診査についても三鷹独自に質を下げずに維持してきた経過があります。特に三鷹市の死亡原因の上位にがんがありますので、ぜひこのことについては、早期発見・早期治療ということに留意をしてまいりました。当該年度は、国の施策もありまして、20歳という節目にこのがん検診、特に女性の子宮頸がんと乳がんの検診の案内がいったわけです。担当課長が申しましたように、低年齢の人というのは、なかなかがんになるなんてという思いが強いので、20代、30代がやはりこの国の重点的な検診によって、何でしょうか、余り実感ないながらも受けていただいたことによって、やはり早期発見できた例もあるのではないかと思います。
 したがいまして、先ほど申し上げましたように、検診は有効なんですが、財政的には大変不交付団体厳しい、なんですけれども、予防医学の観点から、治療費にお金をかけるという経営的なことではなくて、予防にお金をかける転換、それから、何よりも病気になって深刻化したら、御本人はともかく、家族だって本当にがんって宣告を受けただけで、それだけで心はいたたまれないと思うんですね。そういう方が少しでも減るように、早期発見のために引き続き努力をしていきたいと考えております。
 2点目に私からお答えしたいのは、他の市区と医療機関連携して予防接種をしたことについて、市内の医院、診療所は、やっぱりこれはどうなんだろうかと。市内の市民の方に、市の医療機関で受けていただいた方が外で受けるようになったら、そういうことについての反応はどうかということなんですが、先ほど答弁しましたように、反対に関係の市区から、数が応分に同等かどうかは別として来ていただける。そして、そのことによって、やはり市民の皆様には、市長が考えているよりも市境意識というのがありまして、同じ医療サービスなら行きつけのお隣の市区でという声がないわけではなくて、まずは市民優先のことについて、三鷹市医師会はもちろんのこと、他の医師会も理解をしてくださったということです。ですから、これは私は、正直申し上げまして、三鷹市医師会との長年にわたる信頼関係があればこそのことだと思っておりまして、したがいまして、先ほどのがん検診も含め、その他の健康診査等々、医師会としっかりとした意思疎通と、そして、市民の皆様の予防治療の質の向上に向けて努力していきたいと考えております。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  乳幼児の相談の継続のフォローの内訳でございます。当事業のカウンセリングの相談に、大体3分の1がリピーターとしてお見えになっています。その後、2回から3回程度で終了しまして、何らかの治療が必要だという方に関しては医療機関につなげておりますが、この平成21年度においてはそういうケースはございませんでした。地区担当が大体20%、その後継続フォローとして、そのカウンセリング以外で20%の方が地区の担当の保健師がフォローをしております。そのほか、子育てのワークショップとして、集団としての子育ての悩みとか、ワークショップに参加していただくというようなケースもあります。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  地下水の調査の件ですが、120本中16本の井戸が、平成21年度は超過をしております。13%の超過になりますが、120本の井戸をお持ちの方すべてに調査結果をお送りしています。当然超過した方にも、これ、大体テトラクロロエチレンか硝酸性窒素という、そのどちらかになるんですけれども、超過をしておりますのでお気をつけくださいという御案内をしています。基本的には、その井戸は飲まれていないということを伺っております。水やりとかそういったところが基本になっているというふうに思っているところです。それ以外にも、例えば生物的なものとか、飲めるような状況になるには何項目も必要になりますので、実際に、もし飲まれるとすれば、そういった全項目の検査が必要になるなどのアドバイスもしております。
 それから、環境基金につきましては、平成21年度に申請内容を変更しておりまして、先ほど申し上げた環境基金活用委員会の中にも団体の方がいらっしゃいますので、その委員の方の御意見等も伺って、内容を変更しております。当該年度に変更したばかりで、平成22年度、また新しくやっているところなんですが、今後その内容につきまして、状況等を検証して、できればなるべく使いやすいように、多くの方が御利用されて、環境活動が推進できるようにというふうに考えております。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  決算概要と実績報告書の点について、先ほど御指摘をいただきました。10割利子補給分をして、わかりやすいようにということで99ページに出させていただきましたが、委員の御指摘もいただいた上で、今後は改善に努めたいと思います。ありがとうございました。


◯道路交通課長(福島照雄君)  市道舗装整備事業費、当初5路線予定していたが、残りの2路線はどうなったかということでございますが、牟礼四丁目につきましては、実は決算書157ページ、事項2.その他市道舗装整備事業費で行っております。また、中原二丁目につきましては、これは用地の寄附が受けられなかったということで、この工事は実施しておりません。ちょっと施政方針のときの書き方と、それから決算概要の書き方が若干わかりづらい点がございました。この点につきましては、今後修正をして、わかりやすくしたいと思っております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。乳幼児健康相談の拡充、リピーターの方、それをその後のフォローでうまく解決をしていただきたいと思います。答弁で出ちゃったので聞かざるを得ないかなというふうに思っているんですけれども、虐待の相談があったというふうに先ほどお話がありまして、さらっと流すわけにはやっぱりいかないと思いまして、済みません、ここで。その後の虐待の方に対する各方面に対する周知やフォローについて、端的で構いません、お聞かせをいただきたいと思います。
 続いて、がん検診の拡充でございます。今、市長から、いろいろと財政的に厳しい中で、国や都の補助がという中での、これだけのことをやっていただけているということは、非常に市民としてはよくよく知ってほしいなと思っております。そして私ども、予防医学の観点から、こういうふうな検証をやっていくということは非常に大切だし、今後どういうふうにしていけば、病気の方々が少なくなるのかなということもいろいろ会派でも考えておりまして、私どもも今後、今、いろいろ話題に上がっております子宮頸がんワクチン接種の有効性ということで、我が会派も今、全体的に取り上げて勉強しているところでございます。今後、このようなことを市でも、またお金のかかる話にはなってしまいますけれども、検討にはそんなにお金は要さないと思いますので、ぜひその有効性についても、市でも御検討をいただきたくお願いをいたしたいと思います。
 続いて、予防接種の市内の医療機関、そして市外の医療機関との相互乗り入れで、一定の意思疎通を見出してきているという、これはがん検診の話のところも含めての話だと思いますけれども、意思疎通をしてこれだけを進めているということですから、上手にお話を進めていっていただいて、市民もそうですけれども、やっぱり市内の医療機関の方とも、市長のおっしゃるとおり意思疎通が大事だと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 そして、環境基金の活用と拡充についてはわかりました。それについてなんですけれども、もう一つここに概要の90ページに、環境基金を活用して実施した事業と。これはうまく環境基金を、基金から繰入金を利用して使っているんですね。ですから、新エネルギー導入助成金も、基金を上手に利用して1,400万円というふうに拡充をしていただいております。6番の再生資源集団回収事業等補助金というのが、ここに92ページ参照ということであるんですけれども、92ページを見ますと、繰入金3,470万4,531円、これを利用しているということが書かれておりますので、この右の欄にそのように書かれているんですけれども、この平成21年度決算額、これは4,338万5,266円、この数字──実績報告書に基づくと、この数字の方が正しいんじゃないかと思うんですけれども、それについてもお答えをいただきたいと思いますのでお願いいたします。
 商工費、なるべくちょこっとした1行でも入れていただければと思いますので、申しわけありませんが、先ほどの委員の質問の中にもありましたけれども、いろんな款をずっと見ていく中で、なるべく時間短縮を図りたいというところもありますので、できる限りで構いませんので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、市道舗装整備事業費、ちょっと違うところに行っていたのは、私の見落としということもあると思いますけれども、よくわかりました。中原二丁目は寄附が受けられなかったということもよく理解できましたので、ありがとうございます。ちょっと先ほどの表の明記の仕方についてだけ、ちょっとどういうふうになっているのかお尋ねいたしたいところですけれども、御答弁をお願いいたします。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  先ほど、虐待のケースに関しては、子ども家庭支援センター及び我々の方の地区担当の保健師等でのフォローアップをしているところです。
 続きまして、子宮頸がん等のワクチンも含めた任意のワクチンに関しては、やはり子宮頸がんに関しては有効性が非常に認められるところなんですけれども、今後国の補助動向を見ながら検討していきたいというふうに思っています。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  この集団回収の助成金につきましては、団体さん、市民の運営で実施される団体さんに出される補助金と、それから、業者さんに扱う助成金がございまして、決算額の方では、それも含めて4,300万円余なんですけれども、団体さんについての分の3,400万円余について、ここの環境基金から活用させていただいているところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  それはわかっています。それはわかっていて、同じように書かれていて、ここに含まない。このね、参考資料を見れば、事業者に入っているのは、別建てで書かれているのはわかっています。ただ、この項目として、再生資源集団回収事業等補助金というのが決算概要に書かれていて、同じ項目で、ここに書かれて報告書の方に同じ「等補助金」というふうに書かれている以上は、そこも含んだ数字にするべきではないのかという指摘です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  御指摘の項に、概要のところでやはりこれ、真意はやはり市民の活動に対してという形で活用していますので、御指摘のこの「等」が入るとおっしゃるような感じになるのかと思っているので、この辺はちょっと修正等を考えていきたいと思っております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。そうなんです。「等」がなければ市民の方のだけなので、「等」が入った瞬間に事業者に対するものも入ってくるので、430万円何がしになるべきだというふうに関する御指摘です。
 ちょうどいい時間なので、終わらせていただきます。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、現在、政新クラブの質疑の途中ですが、しばらく休憩といたします。再開時間は1時ちょうどといたします。
                  午後0時00分 休憩



                  午後0時59分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 政新クラブの質疑を続けます。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いいたします。まず最初は、決算概要の方で91ページ、家庭系ごみの減量・有料化の実施についてお聞きいたします。まず、当該年度に有料化になったわけですが、ごみの出し方の指導とか、不正投棄防止のための巡回パトロールを行っていただいたということであります。これについて市民からの、何だろう、要望とか、そういうのがあったかとも思いますが、その辺の対応、またその要望の内容とその対応についてお聞かせ願いたいと思います。
 続きまして、衛生費の93ページになります。新ごみ処理施設の整備ということで、ふじみに新しい処理場ができるということで行われている事業だと思うんですが、まずこの中で、エコサービスふじみ株式会社というのがつくられて、そこと業務委託契約を結んだということであります。このエコサービスふじみという会社についてお聞かせ願えたらと思います。それと、まだ現実には動いていないわけなんですが、課題があるのかないのか。ふじみ衛生のこの処理場に対して残されている課題、解決すべきことというのがあるのかないのかお聞かせ願いたいと思います。
 続きまして、100ページ、商工費の中ですが、観光振興の推進ということで、当該年度はみたか散策マップをつくられたということであります。この実績・内容の中に、三鷹市以外の、例えば神代植物公園・深大寺コースというのが出ているわけですが、今まで多分三鷹市の事業の中では、市内をターゲットにしたいろんな展開がなされていて、余り市外のものについて触れていなかったというふうに考えているんですが、ここで調布市さんの市外の事柄にも触れたという経過がありましたら、所見ということでよろしくお願いいたします。また、内容をまだ細かく見ることができていなかったんですが、その内容について、どういう思いでつくられていたのかという、そういう市民の目線に立ったところを説明していただければなと思いますので、よろしくお願いします。
 そして、116ページからの消防費についてであります。まず1点目が、防災指令システムで携帯メールを使うことになったということでありますが、携帯そのものの普及率というのはすごい高いのかなとは思うんですが、団員総数で204名いらっしゃると思うんですが、全員が持っているというのが前提だとは思うんですけれども、実際のところ全員持っていたのかどうか。また、持っていないとすればどういうふうに対応されたのかという点を、1点お聞きしたいと思います。
 それと、J−ALERTの関係で、J−ALERTそのものは国の方で、消防庁ですか、の方で、そういう危険性があるときに発信するシステムで、受けた情報については、例えば三鷹市が受け取ってそれをどう利用するかというところが一番の課題になるのかなと思っていますが、例えば、大震災とかが起きたときに、そういう情報、大震災が起きそうだということで情報をもらえると思うんですが、そのもらった情報の使い方ですね。例えば、そのままだれの判断もなく、来たから市民に公開しようということでは、過敏な考えかもしれませんが、パニックを起こす危険性も出てくると思うんですが、その辺について、情報の取り扱いですか、についてどういうふうに考えられて、実践されようとしたのかという点をお聞かせください。
 それと、消防団の活動全体にわたってなんですが、ことしの夏のようにすごい暑い中でも訓練等、また災害時の出動等で、すごい暑い思いをされていると思うんですね。その中で、今、作業服と言われるやつが、昔、10年、そのぐらい前は夏用に、たしか少し今より服が薄かったような気もしますが、それについて、今の作業服については少し厚手の生地で、暑さ対策的にどういうふうに考えられているのか。また、これからどういうふうに考えていくのかということをお聞かせ願いたいと思います。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  1点目、2点目についてお答えさせていただきます。まず、有料化についての出し方ですね。こちらにつきましては、やはりパトロールは2種類というんでしょうかね、2つやらさせてもらいました。早朝にごみ出しを行うパトロールと、それから、巡回をする臨時のパトロールという形。早朝のパトロールにつきましては、これ、おおよそやっぱり間違って出された方で9,700枚ぐらい指導という形で張り紙を配布をして、皆さんに御周知をさせていただきました。この結果を踏まえまして、どうしても集積所の関係のところでの、やはり有料袋が使われていないとか、よく分かれていないとかというのが多かった。それがそのまま今度は臨時のパトロールの方に引き継がさせていただきまして、こちらにつきましても、当初は約250件ぐらい、集積場を中心に指導の方をさせていただきました。これは粘り強く2カ月やらさせていただきまして、根絶という形ではないんですけれども、件数の方も少なくなってまいりましたので、引き続き市の美化パトロールの方でずっと継続的に見ながら指導を重ねているところでございます。またもう1点、一般質問でも御質問ありましたように、プラスチック類の出し方についても、やはりこの中で指摘されていたもので、プラスチック類にあの有料袋を使ってしまうという形。これについてもずっと引き続いて美化パトロールの方で指導の方をしているところでございます。
 2点目の新ごみの運営に関する問題。エコサービスふじみにつきましては、こちらは特別目的会社ということで、管理、あるいは運営をする専門の会社の方をつくったところでございます。ただ、こちらにつきましては、昨年の11月18日の日に設立をいたしまして、資本金が5,000万円で、100%JFEエンジニアリングさんの会社が出資をしているところでございます。こちらの方で、これからの建設後については維持管理、運営をしていくところでございます。それとあと、今、課題ということでございますけれども、今、昨年から、地元協議会というのを立ち上げさせていただいております。この近隣の三鷹市、調布市の市民の方を交えて、とりあえず今は工事協定書という形でこれから工事に入りますので、それの協定書を結ばせていただきましたけれども、これから建設も含めて、あと維持管理の面での、公害防止協定というのをやはり結んで、適切に安全に運転していかなきゃなりませんので、この公害防止協定の方を皆様と詰めている段階でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  観光について御質問をいただきました。調布市さんも入れて、この散策マップがつくられております。この件に関しまして、三鷹市特有の地形的なこともございまして、調布市の神代植物公園や深大寺を含めることで、散策される方がより散策しやすくなると。ルートがですね、回遊性が高まるといった点から、これについて取り入れられたというふうに聞いています。
 次に、こうした作成した思いといいますか、どんなところに工夫があったかというような点で御質問をいただいておりますけれども、このマップは、観光協会の中の企画委員会という市民の理事の方を中心にこれが練り上げられておりまして、より市民に便利に、また市内の観光資源をわかりやすくPRしたいという、そういう思いが強かったというふうに聞いています。そうしたこともあって、この企画委員会のメンバーの中の方が、英語でも紹介してみようよと。こんな音声ペンがあるよということで、それを活用して、こういう本当に人気があってすぐなくなっちゃうようなマップでしたが、そういう工夫があったというふうに聞いていまして、思いがそこに詰まっているんじゃないかというふうに、市として感じているところです。


◯防災課長(大倉 誠君)  3点ほど御質問をいただきました。まず、消防団が活用しております携帯メールでございますが、ポケットベルにかわるものとして導入をいたした経過がございますが、団の方からの要望もあったことでございまして、その裏づけとして、団員さん全員携帯を今持っているという中で、その持っている携帯を活用しようということで、この携帯メールの制度を導入したものでございます。
 それから、J−ALERTの件で御質問をいただきましたが、J−ALERTの件につきましては、総務省の方で情報伝達したときに、それをすべて放送しなければいけないものと、それから、市町村の判断にゆだねられているものと2通りございます。具体的には、有事の、例えばミサイル攻撃とか、そんなような情報、こういったものについては、これはマストで全地域に放送しなければならない。あるいは、緊急地震速報、これについてもマストな情報でございます。反面ですね、これから検討されています、例えば気象警報、こういったものについては、市町村の方の判断にゆだねられていると。こういったもので、その2通りがございますので、そのマストなものについては当然自動的に放送すると。その他のものについては、今後市の方でも検討していきたいというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても、市民の皆さんにこういった仕組みが今後導入されるということを、ある程度というか、徹底的に事前に周知をしておかないと、たとえマストの情報であっても、市民の皆さんの不安を招くということにもなりかねませんので、そういったものに努めていきたい、このように思っております。
 それから、消防団活動の作業服の件でございますが、今の新しい作業服を導入する段階において、一応夏冬兼用ということで、団との協議をして導入をした経過がございます。確かに兼用でございますから、夏というレベルで考えますと、従前夏服、冬服と分けておりました夏服に比べれば、生地が若干厚いことがありまして、暑さについてはちょっと感じるのかなという部分はございます。今後、団の方の実際の活動での状況なんかも十分分団長会議等で把握をしながら、どうしたらいいか考えていきたいと思っております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。順番にいかせていただきたいと思います。まずごみの方なんですが、私の周りでは、それほど有料化に対して反対という意見を聞かなくて、順調に移行したのかなという感想を持っております。ただ、先ほど言われたように、プラスチック類の扱いについては、やはり少しいまだに当該年度についてですと、ちょっとまだ感覚が、プラスチックという認識が、汚れているものってたしかその他のごみ、燃えないごみになってしまったりするというところで、どこまで厳密に把握できているかというのがまだ不鮮明なので、その辺はもう少し周知をしていただく。きれいなプラスチックはプラスチックらしいんですが、なかなかきれいと、その辺の市民から見ると難しいところがあるようですので、またお願いしたいと思います。それと今、美化パトロールをされていると。これも平成21年度から始まったのかなと思うんですけど、当該年度……。
                (「違います」と呼ぶ者あり)
 そのパトロール、済みません、じゃあパトロールについては、一生懸命回っていただいているとは思うんですが、やはり不意にごみを街角に捨てるような感覚というかそういうのがあって、そうすると、市民の方がすごい不快な思いをして、どうにか対応してくれというところがあるので、美化パトロール──美化パトロールというかパトロールそのものの周知が、まだ市民の方には行き届いていないのかなと。例えば、自分が出したごみに対して、何か出し方がまずかったということになれば、その人が直していただければいいんですが、よそから来た人たちが捨ててしまったごみに対して、優しい方ですと、ちゃんと自分のごみの出すところに持っていって一緒に出していただいたりするんですが、毎日ごみの収集が来るわけではありませんので、その辺で、まちにごみが残っている状況が少しあるようです。特に住宅街の表通りから見えないところにそういうのが捨てられていたりする場合もいまだにあると思いますので、パトロールというか、パトロールだけではないんですが、ごみの出し方についての周知という点、また、もしくはそういうのを見つけたときにどういうふうに対応していいのかという点、周知していただければと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 それとふじみについてでありますが、このエコサービスふじみという会社、JFEさんがつくった会社ということなんですが、三鷹市または調布市の関係の方がそこに入るという、そういうことはないのかどうか。出向というかそういう形で、会社の役職というか職員ということで、三鷹市、または調布市さんの関係者が入ることがあるのかないのか。また、要望等、これから今後いろいろ出てくるのかなと思いますが、そのときのポジションというか、この会社の、今、実際の業務をされる会社だということなんですが、それに対して直接エコサービスふじみさんとやりとりができるのかどうかということ。それと、協議会が今あったと思うんですが、その辺との兼ね合いについて、もう少し詳しく教えていただければと思います。
 あと、観光のことでありますが、調布市さん、神代植物公園、または深大寺についても取り込んでいただいたということで、大変いいことなのかなと思っております。なかなか三鷹に住んでいる方も、三鷹のことがわからないと。わからないというか知らないという方が多いと思います。自分の家から歩いていける範囲ででも、すばらしい観光名所みたいなものがあっても行ったことがないとか、そんなのがあったんだという方も多いように感じていますので、そういう方のためにも、観光についてのPRを推し進めていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次、最後、消防のことでありますが、まず携帯メールの件ですが、これ、実は汎用性があるのかなという気がします。特に三鷹市の場合は、ICTで先進的な都市ということであります。今、消防団の活動の中で取り組まれていることが、将来にわたって他の業務にも使えるのではないかなと。款が違いますのでなかなか難しいかもしれませんが、例として、学校の連絡網。例えば、緊急連絡網にそれが応用できるのかなという気もいたしますので、ぜひ消防団で今使われている携帯メールのあり方を、汎用性を少し考えていただいて、ほかの業務でも使えるんだというようなところにまで検討していただければいいと思うんですが、その辺について、どういうふうに今考えられているのかということをお聞きしたいと思います。そして、J−ALERTについては、今の現状でどういうふうに、今言われたように、市民に対して全部伝えなくちゃいけないものと、市の判断でというお話がありましたけど、それをどういうふうに三鷹市は取り組むのかについてお聞かせ願いたいと思います。そして、服については善処していただくということですので、ぜひ団員の健康管理の面もありますので、ぜひ進めていただいたらいいと思います。再質問何点かありましたけれども、よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  防災の通信体制について、私からお答えします。J−ALERTの運用については、これ、法律に基づいていることと、それから、消防費の中で示されておりますが、国民保護計画、国民保護の観点からも、先ほど例示で課長がミサイル攻撃等と言いましたようなことを含んでおりまして、これは重い判断が求められることで、基本的には法律、あるいは法令等に基づいて、市長が責任を持つということになります。したがいまして、気象等市町村の判断ということがありますが、基本的にはJ−ALERTを使うようなことというのは、これは国家の安全保障であったり、あるいは緊急の防災対策ですので、まず私が責任を持ってきちんと運用をするということになります。
 続きまして、款は違うけれどもということで、携帯メールのことについて、汎用性のことを御指摘されました。これはですね、防災のことを中心に、現在はドコモのメールでしかできませんが、エリアメールというのに取り組んでおりまして、それは登録をせずとも、現時点ではドコモ社の携帯電話をお持ちの方で三鷹市内にいらっしゃる方の場合には、緊急な地震等の情報、あるいは、その他の災害等の情報について強制的に連絡をさせていただくという、そういうシステムを導入をしております。さらに、今、御提案がありましたような学校の連絡網等々ということですが、これは既に私がつぶさに聞いているわけではありませんが、PTA関係者から、主体的に活用しているというようなお話を聞いたことがありますから、自主的、主体的になさっていることはあると思うんですね。私としては、先ほど防災指令システムということで、災害対策本部員の職員の携帯電話に情報を発信すると。きょう、実はテストがちょうど全員に入ったところでございまして、そういう使い方はしているんですね。いざというときに使うために、もう忘れないようにメールでも音声でもやっているようなことがあります。それをきちんと検証したいなというふうに思っています。
 先ほど質問議員さんが、携帯電話をみんな団員持っていたんですかと確認してくださいましたように、ほとんど普及は日本社会しているんですけれども、あるいは2つ持っている人も、私も公用と私用と持っているぐらいですから、いらっしゃると思うんですね。でも、持っている方と持たない方と不平等があってはいけないので、少なくとも緊急対策の本部員と消防団員は全員持っていますので、こういう仕組みが緊急時は使えます。それ以外に関しては、メディアミックスさせていかなきゃいけないと思うんですね。学校だったら紙媒体での御連絡も必要でしょうし、必要に応じて音声とか携帯メールとかということになっていくし、あるいはホームページの利用ということになっていくと思いますので、質問議員さんの趣旨は、私も共感できるところがございまして、私たちの取り組みが、よりケースとなって検証しながら、汎用性を高めていけるように、きちんと検証していきたいと思います。


◯副市長(津端 修君)  質問ではなかったんですが、消防団の作業服について若干説明をさせていただきたいと思います。この件につきましても、数年前消防団の方からの強い要望、それから、消防委員会の一定の提案のもとに、現在の制服に切りかえをさせていただきました。従前の制服に比べると相当高額でもあったということから、こういう選択をしていただいて、これは一定の配備が終わりました。しかし今、さらに防火着についてその整備を進めているところですが、これもまた非常に高額だということで、単年度では決着がつかない中で、年次計画で進んでおります。そうしたこと、あるいは、消防団が、団員の皆さんが、日夜生業を持ちながら、防火、防災、あるいはそれに備える訓練に活動してくれるという点につきましては、大いなる感謝と敬意を表しておりまして、例えば、消防団詰所についても、第一分団を最後に、すべて改修が終わったと。それから、消防自動車等についても相当の配慮を持って交渉するというふうなことで、相当の配慮をしてきているわけですが、やはり見直すものは見直していかなきゃならない部分もあります。
 そんな中で、今、具体的に作業服のさらなる拡充というんですか、求められたわけですが、当面は防火着の方の対応が相当経費がかさみますので、将来の検討課題ということで理解をしていただく。一定の配慮はしていきたいと思いますが、今すぐにはちょっと手がつかないということで、若干の軌道修正をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯生活環境部長(高畑智一君)  エコサービスふじみ株式会社に職員を派遣するのかというお尋ねでございました。基本的にはそういうことは考えておりませんで、公設民営でございますので、公が責任を持って設置をする。そして、しっかりとした指導体制もとっていくというところでございます。そして、運営に関しましては、地元の雇用も条件として付しているところでございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  1点目、2点目でございます。プラスチックにつきましては、指定袋を使って出される方について、プラスチックとして分別というのはきちっとなされている状況なんですね。ですので、分別ということ自体としては、ある程度皆さん本当に認識をなさっていると思います。ただ、この有料化もきっかけといたしまして、さらにもうちょっときれいにして出していただいて、委員さんおっしゃるように、不燃ごみに回すんじゃなく、あるいは可燃ごみに入れるんじゃなくという形で、さらに引き続き一すすぎという形でPRをしているところでございますけれども、このまま引き続き皆さんにお知らせをしていきたいなと思っているところでございます。
 2点目でございます。よくごみを捨てられてしまうということにつきまして、私どもの方にも市民の方からよくお電話をいただきます。これについては、常にパトロールが行くこともございますし、パトロールの者がほかにいるときには、我々職員がお伺いすることもあります。そういった形で、個別というんでしょうかね、そういったような状況を我々が把握しながら一緒に改善をしていくという形で、皆さんとその状況について立ち会わさせていただいているところでございます。よくその辺で汚くなったのは、先ほど言った集積場の関係もございますので、それについても私どもパトロールは、オーナーさんですとか、あるいは管理会社さんというところまでちょっと調査させていただいて、一緒に改善についてお話をしていくというような状況がございます。また、街角を清掃していらっしゃる方用のボランティア袋というのも、我々御用意させていただいておりますので、そういったような形での御利用というのも、今のところで既に3万7,000枚ぐらいお出ししておりますので活用して、市民の皆さんの御協力できれいになっているのではないかなと思っているところでございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  観光マップの活用という視点でいただいた御質問ですが、市としては観光協会と連携をいたしまして、今後広く観光資源を発掘したり、PRのあり方について努力してまいりたいというふうに思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。まず、市長から携帯メールの件を言われて、そうですね、ICTの三鷹市ですので、研究していただければなと思います。
 また、消防団の服についても考えていただけるという方向で、まあ、将来という、よろしくお願いします。なかなか団員の方、一生懸命やっていただいていまして、消防団のこと、何だろう、事件性で話された方がいたんですが、いろいろな組織がある中で、消防団たまに、全国的に見たときに、たまに事件発生してますけれども、団員の構成人数から犯罪率を見たら、すっごい低い組織だということでありますので、その点からも市民の代表として防災活動をやっていただいていますので、ぜひ将来に向かって努力していただければなと思います。
 最後に、質問ではないんですが、観光マップ。本当に三鷹市が取り組める事業、三鷹市全体を見て取り組める事業として、市民の期待をすごい担っていただけるものだと思っていますので、ぜひこういう、特に不景気という時代です。でもその中で、不景気だといってみんなが外に出なければ、もっと気がめいってしまう。そういうときに、気分転換という観点からも、身近なところに観光スポットがあるんだということを周知していただくのはすごい重要なことだと思いますので、特にその点、要するに、軽い気持ちですっと行けるような観光施設のマップというのはすごい有効だと思いますので、どうか今以上にまた努力していただければなと思いますので、よろしくお願いします。以上で、私の方は終わります。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、政新クラブの質疑を一たん終了いたします。
 次に、公明党。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、よろしくお願いいたします。初めにページ133、事項1.妊婦・乳児健康診査等関係費についてお伺いいたします。この中でも特に里帰り出産についてお伺いしたいと思います。母子手帳を出産前に受け取った方が1,766名いらっしゃいます。また、妊婦健診、健康診査を受けられた方は、1回目は1,568名ということで、その差が200名ほどあります。転出の方も多少あるかと思いますが、里帰り出産との理解でよろしいでしょうか。一方で、里帰りでの助成が567万円ほどになっておりますが、市内で出産される方との妊婦健康診査の利用度の違い等はあるのでしょうか。そこから考えられる課題があれば、どうとらえられているでしょうか。お伺いいたします。
 続きまして136ページ、事項33.女性特有のがん検診推進事業費についてお伺いいたします。先ほど来さまざまな委員から質問がございました。公明党、一貫してこの女性特有のがん、クーポンの事業も推進してきました。本市におきましては、平成20年度実績で、子宮頸がん3,865人から6,107人、体がんが867人から1,070人、乳がんが2,738人から5,125人と、それぞれ大幅な実質的増加が図られました。クーポンを利用したことによる増加もその一因と確信をしております。もっとも大腸がん、肺がんの検診受診者もふえているようでございますので、ここにきてこのがんに対する市民の意識も変わってきているのかなという気がするんですが、特にクーポン利用の市民で、全体では9名でしたけれども、乳がんの中で、4名の方が乳がんの発見に至っているということが大きな大変成果である、このように思っているんですが、三鷹市で当初この事業としてスタートするときの目標と、この結果をどう踏まえて、今後の検診率向上にどう生かされているのかお伺いしたいと思います。あわせまして、当該年度で最低5年、この事業は5歳ごとの女性に送られているクーポン券でございますので、5カ年継続の必要性の議論等がありますでしょうか。お伺いいたします。
 続きまして137ページ、事項5、新型インフルエンザ対策費関係費についてお伺いします。三鷹医師会館の1階に発熱外来の設置を助成していただいたと思うんですが、本来ちょっと考え方というかお伺いしたいんですが、発熱外来を設置していただきましたが、市民向けにはたしか医師会館、エントランスは1つだったかというように思うんですが、この感染予防のための議論と、こうした発熱外来設置のときにどういう議論がなされましたか、お伺いしたいと思います。
 続きまして139ページ、事項7.ISO14001運用事業費でございます。先ほど来御質問がございましたので、ちょっと観点を変えましてお伺いいたします。当該年度、簡易版EMSは、星と森と絵本の家、リサイクル市民工房が加わり、電気、ガス、水道、ガソリンの基本目標と、各施設独自の個別の目標を設定して取り組まれたと思われますが、実施の28施設に対して、何か独特の取り組み、また顕著だった例などがあればお示しください。トピック的なものがあればお示しください。これから、先ほど担当課長から御答弁ございましたが、学校版ということで、今、詰めているという御答弁もいただきましたが、例えば、担当の校務等も大変な教職員の方にやっていただくこともあるでしょうし、作業量がふえるかと思います。そういった部分におきまして、どういうふうに、どういう観点で考えられておりますでしょうか。また、児童・生徒のかかわりについて、参加についてどのように進めていくのでしょうか。お伺いいたします。
 続きまして141ページ、事項2.排出抑制事業費、決算概要92ページです。それから、同じく事項4.集団回収助成事業費。生ごみ処理装置助成件数が、目標の300件に対して179件であるという報告があります。集団回収の助成団体が、回収量が微増したということなんですが、目標団体230に対し、前年比の一減の215であったということです。この目標に達成しなかった原因というのが何かあれば、どうとらえているのでしょうか。また、集団回収というのはもう頭打ちなのかなというふうにとらえられているのか、伸ばす方法についてどのような検討、工夫があったのかお伺いをしたいと思います。
 続きまして商工費、149ページ、事項1.商工振興助成事業費でございます。むらさき商品券なんですが、参加店が、目標の1,000店に対して731店舗の参加となったわけですけれども、こうしたことで市民の使いやすさが推進したかと思うんですけれども、市内全体を見ると、やっぱり参加店の地域偏差があるかと思われます。地域によって、近所で利用できないので買う気も起こらないとか、市内全体のことを全く考えてないという厳しい声が我々の方にも寄せられることもあるんですけれども、今後、すべての市民が平等にできるように、また、平等に購入できる機会をつくるためにどのような御検討がなされましたでしょうか。また、この商品券を使うときだけのおつき合いに終わらないように、地域の商店と市民を結びつけるような議論、また工夫等がなされたのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして151ページ、消費者相談関係費でございます。また152ページ、情報収集提供事業費にもリンクしますが、今、大変市内でも、全国的に振り込め詐欺等悪質な、こういった犯罪による被害が絶え間ない状況でございますが、当該年度は各種消費者セミナーの開催数が15回、総参加数500人を目標にスタートされて、セミナー回数が11回、総参加者数は248人という状況だったんですが、平成19年度の参加者が343人、平成20年度が313人でした。セミナーの参加者が減っているという、この数だけ見ればそういう状況なんですが、年々詐欺の被害が増加しているにもかかわらず、こうした部分のセミナーが減っているという部分はどういったことなのでしょうか。開催場所や時間等の検討があったのでしょうか。より多くの市民が参加できるように工夫をすべきであると思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、商工費でもう1点。先ほど来、観光、みたか散策マップのことがございました。今、大変世の中自転車ブームという状況がございまして、先ほど来自転車道のお話も、今年度、当該年度ございました。当該年度は、例えば市内にサイクルマップみたいな、そういった部分の作成の議論があったのかどうか、1点ちょっとお伺いしたいと思います。
 続きまして土木費、160ページ、事項10.コミュニティバス関係費でございます。北野ルート、三鷹台ルート見直しにおける市民意見の聴取を行ったわけなんですが、そうした部分でどのような御意見が多かったのか、また、事業者、企業側の声などもありましたらお伺いしたいというふうに思います。
 続きまして消防費、170ページ、事項8.自動体外式除細動器設置関係費でございます。今回我が会派の同僚議員も、AEDに関して質問をさせていただきました。当該年度は新たに2カ所設置されまして、市内が56カ所になりました。また、民間の寄贈で4カ所に市のグラウンド、テニスコートなどに設置がされておりますが、それぞれの設置箇所で、設置管理者等が実際にAEDを使えるように、設置箇所の職員や関係者、こうした方々、関係する皆様方へのAED講習が、どのように当該年度行われましたでしょうか。お伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  女性特有のがんについての御質問にお答えいたします。私は、自分自身も女性ということもありますが、女性が、なぜこれだけがんの発生がふえているのに、検診の機会に恵まれてこなかったかといったら、やはり女性は、主として働き手である男性の健康管理や子どもたちの医療費、あるいは健康管理や学費に思いを寄せる傾向があるので、みずからがなかなか検診を受けない。ましてや人間ドックなどは受けないというような傾向が、日本にはまだまだあります。私は、市が主催するがん検診の中に、ぜひ子宮頸がんや、あるいは子宮がん、さらには乳がんをできるだけ拡充したいと思って取り組んできました。徐々に徐々に受診者もふえ、また発見して救われる方もふえてくる中で、当該年度は、国が年齢を区切って集中的に取り組むということをしてくださいましたので、私としては全体としての検診率が上昇したし、今まで受けなかった人が受けるきっかけというのが提供された年度ではないかと思っています。
 したがいまして、目標の数値はもちろん100%、私などは描けるわけですが、でも実態が100%というわけにはいきませんが、一定の動機づけがなされた年度だと評価したいと思っています。ただ、ここで課題が生まれているわけです。おっしゃいましたように、5カ年連続やらなければ、すべての人が該当しない。しかし、今までも一生懸命三鷹で、私も皆様に御審議いただきながら拡充してきましたが、すべての市民の皆様に受けていただくだけの財源を確保しているわけではなく、国がまだ不透明でございまして、本当にこれを5年間継続していただければ言うことないんですけれども、そこが不透明で一般財源化してきたときに、いや、これはちょっと困ったなというのが正直なところです。そこで、国や都に対しまして、日本国民であるならば、東京都民であるならば、どなたも区別されることなくこのような機会が享受できるようにということで、この検診の補助を要請しているところです。いや、もしそれがなかったら三鷹市どうするんだと言われたときに、じゃあ自力で頑張りますと今の段階では言えませんが、問題意識としては、当該年度の実績を踏まえて、そういうふうなあり方をできる限り求めていくのが重要ではないかなと認識しています。
 次に、ISO14001の簡易版についての御質問をいただきました。私自身、28カ所のすべてではありませんが、数カ所直接行って認定書を授与しました。この簡易版EMSの取り組みというのは、もし簡易版でなければ、環境マネジメントシステムというのが本庁舎や教育センターだけにどうしてもとどまってしまいます。でも、本庁舎以外の公共のサービスを提供しているところで、ぜひこぞってやるべき取り組みだというふうに考えておりましたので、担当者に工夫して簡易版のEMSをつくってもらったわけです。そこで、直接行きました。例えば、保育園ですと、ティッシュペーパーというのは欠かせないものなんですね。それを1枚ずつ使わないように、半分の枚数を使えるように工夫したり、子どもたちと一緒に太陽の光を少しでも遮断するために、何というんでしたっけ、緑のカーテンを考えてくれたり、あるいは、もう保育園主体で、子どもたちと一緒に環境学習をしたり、電気の使用量やガスの使用量を減らすのは、こんなのはもう経常業務の中に位置づけられておりますが、その他の楽しみながら省エネ、省資源、そして環境というのが進められておりまして、私はこの簡易版EMSというのは、それがあることによって、本庁舎のやる気も衰えないといいますかね、そういう相乗効果があると認識しています。
 そこで、教育委員会のことについて、教育委員会の人、この場にはいないですよね。いないので私が答えざるを得ないんですが、教育の現場にこれを普及していくときに、やはり何よりももちろん教職員が思いを共有していただくということと、環境マネジメントシステムというのは、さまざまな業務の改革を伴うことなんですね。ですから、そういうこととあわせて、何よりも環境学習として役立つものとしていただかなければいけないと考えますと、実は三鷹市の教育委員会は、環境学習については、かなり先駆的にいろいろなことをやってくれていまして、東京都全体としても小学校4年生、あるいは5年生、重点的に学年を決めてやっているようですが、三鷹市は4年生も5年生も両方環境意識を高め、みずから省エネの家計簿をつけるような、そんな取り組みをして、家庭にも影響を与えているようですから、機運はないわけではないと思っています。したがいまして、ぜひ公共施設でもあります学校の場に、教育委員会における環境学習の視点も入れながら、普及をしていただく可能性というのはかなりあるのではないかなと。詳細については、まだ担当も教育委員会と相談しながらということでございますので、当該年度におきましては、先ほど申し上げましたが、本当にきめの細かい着眼点で各施設がやってくれていることをありがたいと思っております。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  妊婦健診の件で、里帰り出産は大体どのぐらいかというと、500人程度です。そして、里帰り出産との違いなんですけれども、違いはございません。そして、今後の課題なんですけれども、お医者さん以外にも助産師の方でも、この健診の助成制度が活用できますので、それを今後広めていきたいと思っております。
 医師会の発熱外来の件なんですけれども、今回行ってみると1カ所というふうに思われるかもしれませんが、当初は、今現在は1カ所の出入り口なんですけれども、これが発熱外来が始まったときは、経路を2つに分けるということで、既に本来の入り口とは別に、西側の方の入り口から入るということで、エントランスといいますか、スロープから入ってくるということで、既にその動線は確保しているところでございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  生ごみ処理装置と、それから、集団回収に関係しての分析という形でお答えをさせていただきたいと思います。生ごみ処理装置につきましては、有料化を実施に当たりまして、他の実施事例を参考にいたしまして、およそ大体3倍から5倍ぐらいに需要がふえるというようなデータの方をいただいておりましたので、予算的には3倍を組まさせていただいたところでございます。ただ、実際のところは2倍増になってございました。やはりこれは分析しますと、ほかの実施市というのは、有料化に伴いまして、分別収集を一緒にやられたりとか、あるいは戸別収集をやられたりという形で、ほかの事業と一緒にやられる。その中で、やはりどうしても生ごみに対しての可燃ごみを減らしていこうというのになると、生ごみ処理機を購入して使うというのが、どうしてもそういう意識が働いていたのかなと思っているところで、私どもの方は、既に平成17年のときにやっていたので、そういった改めてまた分別してまた減らして、それぞれ分けて減らしてというところのことは、やはりもう浸透していましたので、ある程度皆さんも適正な大きさの指定収集袋で回収されているというような形の傾向が見られたのかなというふうに分析しております。
 また、集団回収ですけれども、おっしゃるとおり、やはり団体さんについて、やっぱり御高齢化というのはちょっと否めない部分はございます。それでやっぱり当然その分ですと、御活動というんでしょうかね、少し小さくなってくるのかなと思っております。ただ、私どもの方も、ここのところ三鷹の方でも集合住宅なんかも結構できておりますので、助成をする団体の単位も10世帯以上からという形で、ちょっと規模を小さくさせていただきましたので、積極的にそういったところのマンションで取り組んでいただくという形で、集団回収の方の事業の推進を図ってまいりたいと思っております。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  初めに、むらさき商品券について御質問をいただきました。平等になるような、そうした措置をということでございます。販売店につきまして、平成20年度33カ所、平成21年度は75カ所にし、利用の上限金額も10万円から5万円に改善し、それから、売り出し日も平日であったものを、土曜日販売ということにいたしております。こうしたことで、お買い求め、あるいは、市民に平等に行き渡るようになるような工夫を、実行委員会でもしてきたというところでございます。また、この利用券、むらさき商品券と市民を結びつける新たな工夫という点については、個別の店舗の工夫ということによることが非常に大きなところでありますけれども、券の販売を行ったことでその店を覚えていただき、もちろん券を使いに来ていただいたということもございますけれども、その後もそうしたことで店を知っていただいたことで、再利用、リピーターとして利用いただいたというようなことも、この券の効果としては挙げられておりますけれども、市といたしましては、やはり他の事業である、例えば太陽系ウオークラリーのような、そうした事業なども踏まえて、幅広く店舗の活動に参加していただくことでこれを広げていきたい、こうした効果をより一層高めていきたいというふうに考えているところでございます。
 それから2つ目は、消費者相談に関係して、特に振り込め詐欺の関係で御質問いただきました。これは何よりも未然に防ぐというセミナーなど、大変重要であります。そうした上に立って、私どもも努力をしているわけでありますけれども、委員御指摘のように、セミナーへの参加者というのは、どちらかというと減り傾向にあるというようなことでございます。しかしながら、若干相談件数なんかを見ますと、総体としては減る傾向にはありますけれども、なかなか振り込め詐欺では深刻な内容で、被害もかなり多様化するような、そういうことが見受けられていますので、警察などとも相談をしながら、このありようというのを、より多くの市民の参加なんかが求められるようなそうしたことで、今後工夫をしてまいりたいというふうに思っています。これは三鷹市にとってどれだけの効果があるかどうかは別といたしまして、立川にございます多摩消費者センター、こちらの方でもやはり類似するようなセミナーを実施したりしています。市民がそちらにどれだけ出向くかというのはちょっと疑問のあるところであります。しかしながら、こうしたこととあわせて、より効果を高めていきたいというふうに考えております。
 そして最後ですが、散策マップをつくるに当たって自転車、残念ながら、これは検討はまだされてなかったようであります。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  コミュニティバス北野ルート、三鷹台ルートの市民意見についてお答えいたします。まず北野ルートにつきましては、北野を起点に市役所を経由して、また市の西部地域である野崎、塚をぐるっと回って三鷹駅に連絡するというルートになっておりまして、運行間隔が70分というようなルートでございます。北野ルートにおきましては、杏林大学病院を経由して、三鷹駅に直通するルートについて提案をしたところでございますが、地域の御高齢の方から、市役所を経由するルートの要望がございました。また、三鷹台ルートにつきましても同じように、市役所から市の西部地域を経由して、三鷹駅南口に連絡するルートになっておりまして、運行間隔が80分から95分という間隔になっております。三鷹台からの意見では、杏林大学折り返しというような案もいただいておりまして、いずれも運行間隔を短くするような御要望がございました。決算年度に組織いたしました、三鷹市地域公共交通活性化協議会において、今後コミュニティバスの見直しについて検討してまいりたいと考えております。


◯防災課長(大倉 誠君)  AEDの設置先での講習等について御質問をいただきました。AEDについては、実は先週の土曜日も、三鷹市の消防団員がこのAEDを使って実際に心肺蘇生を行った後、AEDで蘇生をさせたという事例が報告を受けました。そういった意味では、非常に有益な機器でございます。委員さん御指摘のとおり、機器は有益であっても、それを使う者が使い方を知らなくては、これはどうしようもないということがございます。
 今、私どもは、三鷹で配備をしております場所は、基本的には公共施設でございますので、そこの大半には市の職員が勤務をしているところに配備をしてございます。そういった意味では、市の職員全員、上級救命の資格を持っておりますので、ある一定の使い方については理解をしております。また、コミュニティ・センターなど市の職員が直接的に配備されていないところにつきましては、設置用の際には、そこでこの使い方についての勉強会を開催をしているところでございます。いずれにいたしましても、市の職員だけではなく、ほかの職員も勤務をしている職場が複数ございますので、そういったところではこのAEDの使い方について、普通救命、あるいは上級救命の取得も含めて推進していくように取り組んでまいりたいと思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。がんの件に関しまして、市長みずから御答弁いただきまして、やはり財源の確保という部分、我々も今、一生懸命5年は継続をということを訴えをさせていただいておりますので、また市の立場からも、ぜひ国や都に呼びかけをぜひお願い、継続していっていただきたいというように思います。
 それから、14001に関しましては、学校、きょうは教育委員会、午後からということで失礼いたしました。本当に、例えば公共施設という部分でもやっているかと思うんですが、例えばエコリーダー的な、各施設にうるさく電気をつけて消すじゃないですけど、うるさく訴えていく責任者みたいな人をつくっていたらつくっていたでいいかと思うんですが、そういう人を置くとか、かなり有効なことだというふうに思いますので、またそういったことも踏まえて、これからも展開をお願いしたいと思います。
 ちょっと再質問なんですが、マップに関しまして、先ほど来いろいろございました。調布の神代植物公園とか、深大寺コースということで出ていました。その経緯とかも御質問がありましたけれども、今、非常に調布の方ですかね、ゲゲゲの関係でテレビに組まれたりとかという形で、先日もテレビ東京かと思うんですが、その際はなぜか大沢の里の方で終わっていたという状況がございまして、本当に一貫した周遊コースというのも、例えば自転車の部分とかも可能かと思いますし、さらにこの三鷹の魅力の発信という、観光振興の部分かと思うんですけれども、部署で連携をして発信をしていっていただきたいなというように思います。御答弁がございましたらお願いしたいと思います。
 あと、むらさき商品券に関しましては、本当にまたずっと継続している事業ではあるとは思うんですけれども、いろんな商店主さんのお声を聞きながら、またさらに進めていっていただきたいというように思います。じゃ、その2点、何か御答弁がございましたら。


◯副市長(河村 孝君)  観光に関しまして、隣接の市区といろいろ協力する関係もあるんじゃないかというふうな御指摘でございます。基本的にそういうことはもちろんあろうかと思いますけれども、まだ三鷹の観光行政、あるいは観光事業、市民の力も限定されている中で、それをどこに一番主力を注ぐかといえば、やはり三鷹独自のものというのが一番最初になると思います。ですから、神代植物公園のことも幾つかある中のコースの1つとして位置づけられていることは、それは別に否定するものではありませんけれども、まだまだ力不足でありますから、そういう意味で、まず観光行政の原点から出発したいというふうに思っています。
 それから、サイクリングのサイクルマップ等も、これも同じような趣旨でございますけれども、もちろん否定するものでも何でもありませんので、ぜひそういうふうにしていけたらというふうに思いますけれども、現状でいけば、まずその拠点から歩いてもらうというところに、マップを含めて主力を注いでおりますので、まずそこを深めていく。限られた経営資源でございますのでまず深めて、それをまた広げていくというふうなことが次の段階になってくるんじゃないかなと思っていますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  学校版につきましては、先ほど市長の答弁のとおり、現在教育委員会と一緒に策定をしているところで、エコリーダー、責任者を置くということも案としては幾つか出ております。子どもたちに環境委員会をつくったらどうだろうとか、表彰をするような場があったらいいんじゃないかとかということを一緒に考えているところでございますので、伺った意見を参考に、ぜひ前向きに検討していきたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。本当に副市長からも御答弁いただきました。深めることということで、またそれも重々承知の上でいろいろ検討していただいて、本当に三鷹、すばらしいところだと私も自負しておりますので、さまざまな御検討、可能性を探っていただければというふうに思いまして、私の質問を終わらせていただきます。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いいたします。134ページ、1歳半と3歳健診の中において、発達障がい系の早期発見についてはどのようなチェック体制、あるいはフォロー体制をされているのか。
 139ページ、アスベストでございますが、URや都営住宅の取り壊し等でも、ここのところあったかと思います。そういう御連絡、あるいは近隣への広報はどうされたのでしょうか。
 それから、143ページの家庭ごみでございます。この有料化によって得た、こちらにお金としてお預かりしたものの有効利用、それから、今後の減免等の拡充についての考え方、御検討をお聞かせください。
 それから、146ページ、これは代表質問でもお聞きしました、就職面接会のセミナー等のことでございます。これ、内定の数は出ておりました。その後のことは追いかけていないということでございましたが、内定後に研修を受けて、テキストも買わされたのに、一遍の内定破棄通知でだめになったという方がいらっしゃいます。つまり、その後のこと、つまり、そういうことのフィードバック、あるいはあり方、内容。逆に言うと、そこに来られる企業の選定含めて、どのような考え方をお持ちでしょうか。
 それから、161ページ、三鷹台の周辺地区で、ここをずっと立ち上がりからいろいろ御苦労を、市の方も御苦労いただいて、住民の方も御苦労いただいた協議会活動が大幅に減少してきてしまっていると。当該年度から、商店会の協議とか地権者協議という、そういったところに広がった。逆に言うと、実際にお金を出したり、営業に携わる方々がそこに組み込まれてきたということが大事なんですが、一方で、これまでせっかく集約をしてきた協議会の活動というものがおろそかにされているのではないか。市のこの辺の御姿勢をお聞かせいただきたいと思います。
 それから、163ページ、児童遊園や公園でございます。砂場についてです。砂場は、一時抗菌性のあるものやネットをかけるということで、ごみですとか猫のふん、おしっこ等を防いだんですが、そのままカバーがしっ放しで、結局砂場が使われないままでいるとか、この砂場に対しての今後の考え方をどう検討されたのかお聞かせください。
 164ページ、遊び場広場でございます。また、プレーパークについてですが、プレーパークは事務報告書の234ページ、これは遊び場広場を使って、コンテンツについてはいろいろな工夫もされ、ICUでもされたんですが、じゃあプレーパークという施設はどこにつくるんじゃいというところが欠けている。この見通しについてどのように考えられているのか。
 それから、169ページ、最後でございますが、防災通信の体制、あるいは白書の41ページ、総合防災計画の中で、いわゆるいざというときの通信、避難所がございますが、学校の場合も、コミセンの場合もございますが、ここと中央防災との連絡、報告というのはどのような形でされるのか。何人の人がどこでという、きょうは何人います、どんなものが不足しています、何が欲しいといった定時連絡というのは、どういう通信体制、連絡体制でされるのか。


◯健康推進課長(佐野光昭君)  まず、1歳半、3歳児の健診において、発達早期発見で、何らかの問題があった方に対してのフォローでございます。こちらの方は、1歳半に関しては個別健診を行っておりますので、その後、事後指導も42%ほどの方が主治医で行っております。その後、専門医を紹介する方々が別建てで10%程度です。そのほか、指導を行う保健、心理、精神発達等の相談を市の方でフォローしております。3歳児においても同様に、やはりこちらの方は総合保健センターで集団健診を行っておりますが、精密健診で10%ほどの方が受診者の再検査があります。精密検査、37人の10%ほどの方がそちらの方に行っております。また、受診勧奨、あるいは他機関への方に指導しております。また、そのほかは経過観察と一時的な指導で、その後のフォローを引き続き地区担当の保健師が行っているところであります。ちなみに、ほかに特に三鷹では、視能訓練士の視力検査も行っているところですので、こちらの方は随時眼科医の方に、何らかの所見があった場合はつなげているところです。


◯副市長(河村 孝君)  三鷹台の関係について、私の方から答弁させていただきます。三鷹台のまちづくり協議会の状況の中で、今までの活動の成果の上に現状があると思いますけれども、現在地権者とか商店会との協議の中で、若干協議会の方に対する対応が、三鷹市として不十分じゃないかと、そういう御指摘だと思いますが、私どもとしては、まちづくり協議会の、自体が自主的にいろいろ活動していくものだというふうに考えていますけれども、その御提言なども踏まえながら、地権者とか、実際のステークホルダーといいますか、利害関係者との調整に入っていっているのが現段階でございます。そういう段階になってきますと、駅前再開発のときの経験からいきましても、やはりそういう実際の財産を持っていたり、そこで御商売をされていたり、あるいは近接して住んでいらっしゃる方、そういう方の御意見をどういうふうに反映させるかという、非常に具体的なお話になってくるわけでございます。ですから、そういう意味では、協議会の御提言に基づいて、次のステップに入ってきているというふうに、そういうふうに御理解いただければいいんじゃないかなというふうに思いますし、そのように協議会の方には御説明しているつもりでございます。全体的な構想を描いたり、イメージをつくるときには、直接利害関係のない方も含めて多くの方の御意見を聞くというのは大変重要なことなんですけれども、一定の段階に入って、1つの案としてまとめていくときには、なかなか今度、直接の利害関係者の方との交渉の方にウエートがやや重くなっていって、まとまった段階でまた協議会の皆さんの御意見を聞くというふうな、あるいは一般の市民の方の御意見を聞くという、次の3ステップ目に入っていくんじゃないかなというふうに思っております。
 当該のまちづくり協議会の対象の範囲というのは大変広い領域でございまして、井の頭地域の大半を占めるような大きなところでございますから、そういう意味で、三鷹台の商店街の通りだけではなくて、さまざまな御提言をこれまでもいただいているわけでございますので、そういった他の拠点、あるいは他の面整備、道路整備のところでも、さらにいろいろ御提言をいただきたいと思っていますので、これからも関係を密にしながら、そのような話し合いを進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  アスベストの解体等の説明についてなんですが、まず吹きつけアスベストがあった場合には、2,000平米以上のものについては東京都の多摩環境事務所に届け出がされます。2,000平米未満のものについては、私ども環境対策課の方に、アスベストの除去についての届け出を受け付けております。当然両方の情報提供、東京都と三鷹市とはその都度情報提供をしているところなんですが、その中に、アスベストの除去をする場合には、外に大きな看板をつけて周知するということになっております。アスベストの除去であると同時に、こちらとしてはなるべく皆さん、近隣の方に説明するようにという指導等も行っております。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  有料化の歳入についてでございます。使途でございます。有料化につきましては、歳入の経費につきましては、有料化に当たっての必要となる、例えば袋の経費、あるいは取り扱いしているお店にお支払いする手数料とか除きまして、あと可燃ごみ、不燃ごみの収集経費が4億4,700万円余ございますので、こちらの方に活用させていただきます。これによって、市の財政で総体的に見たときに、環境基金の方にでも、拡充の方に御利用することができますので、あわせてそちらの方の有効利用が図られているものと思っております。
 あともう1点、減免の関係でございますけれども、現状では、やはり今、対象となられる方、100%来られているわけではございませんので、そちらの方々の御申請、この辺の周知を徹底して、まずそちらの方々に対しての減免を万全にしてからと考えておりますので、現状では拡充等については考えておりません。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  就労の支援について御質問をいただきました。就職面接会、あるいはセミナー、これは市と、それからハローワーク、あるいはわくわくサポート三鷹と共催の事業、共催ということで事業を進めてございます。一定の役割分担をして実施しておりますが、市が担っているところは、会場の確保とPRというところを担ってございまして、御指摘の企業の選定などについては、ハローワークなどが担当しているところでございます。その上で、内定者の状況、その後フィードバックその他御質問をいただいているわけですけれども、内定を受けられる方というのは、ほかの面接もまた受けて、さらにまたそこでも内定を受けて、1人の方が複数の内定を受ける、そういうような状況も見受けられるようであります。そうしたことをして、ハローワーク三鷹でも、その後の追及調査は実施していないというのが現状だそうであります。今、問題の指摘として、具体的な指摘があったわけでありますので、私どももさらにそうした状況を確認しながら、そうした再発は防止していきたいというふうに考えたところです。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  児童遊園等の砂場のネットにつきましてお答えをさせていただきます。確かに現状、砂場にネットがかぶされております。これは委員御指摘のとおり、衛生上問題がございますので、そういう形にさせていただいております。ただ、そういう状況におきますと、御利用されるお母様方が使ってはいけないという、ちょっと誤解といいますか、そのようなことになっておりますので、今後は注意、周知をですね、その利用の方法につきまして、お母様方、それから、公園の方に看板等で周知を図っていきたいと思います。なお、砂場の方の衛生を保持するために、ごみを取ったり、それから、消毒、それから大腸菌とかそういうものにつきまして検査をして、砂場の衛生に関しましては、できるだけ保全を保つように努力をしているところでございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  プレーパークについてお尋ねがございました。プレーパークという言葉だけですと、世田谷の舎人というところで天野という人物が始めた、冒険遊び場広場なんですね。ところが、三鷹のプレーパークというのは経緯がありまして、むしろ運営委員会と行政が協働で、例えば、今やっているのは泥んこ遊びとか、木登りとか、ブランコとか、一般の公園ではできないような遊びを提供する、そういう空間なんですね。ですから、農業公園でやることもあるし、今の場所で、北野の遊び場広場でやることもあるわけで、遊び場を特定したりしないで、活動の中で実現しているものですから、今後やはり活動の中で、要望が運営委員会の方から、場所を特定してほしいとか、新しいものをつくってほしいということの議論があるわけではありませんから、継続をしながら運営委員会の皆さんと協議、検討を続けていきたいというふうに思います。


◯防災課長(大倉 誠君)  いざというときの本部と避難所と理解をいたしましたが、そういったところとの通信方法について御質問をいただきました。基本的には、ツールとしては電話が使えなくても、今、当該決算年度においては、地域防災無線というものが、双方向の無線システムが配備をされております。また、これにつきましては、平成22年度にはデジタルMCA無線に切りかえを行っておりますが、ツールは変わっても、その使い方としては一緒でございますので、そういったものを1つの通信手段として、また各地で今、避難所運営連絡会等が立ち上がっております。あるいは、そこでマニュアルをつくっているところもございますけれども、基本的には自主防災組織の皆さんが、その通信機器を使って通信をするというようなことで、通信の手段の確保、あるいは方法を行っているところでございます。


◯委員(緒方一郎君)  御答弁ありがとうございました。では、おしまいの方から。たしか避難所からは、報告書、書式4とかというのが防災計画に載っておりますが、一定のペーパーに属する何かが報告をされなければいけなかったんじゃないでしょうか。つまり、私はよくわかりませんが、デジタル無線では、例えば言葉でのやりとりはありますが、画像、あるいは表、こういったものは送れないんじゃないですか。


◯防災課長(大倉 誠君)  確かに今までの地域防災無線ではファクス機能がありましたので、ある一定の情報を紙に落としてという仕組みもとれることになっておりまして、委員御指摘のとおり、そういった用紙もございました。今回、デジタルMCAになりますと、紙での送信ができませんので、基本的には口頭での送信が、発受が必要ということになってまいります。ですから、これについては今後、そうはいっても口頭ですといろいろと記入ミス、メモのミス等もございますので、何らかの形でそういったものをやりとりができるような、紙ベース、あるいは電子ベースのものをシステムとして検討していかなければいけないというふうには認識しております。


◯委員(緒方一郎君)  じゃ、そのことは総括でまとめてやります。
 プレーパークについては、そういうお声が運営委員会で聞かれないというんですが、一般の答えが届かない運営委員会なのかなという感じがしますが、運営委員会に所属されない方々の声というのはどういうところから入るんですか。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  実際にプレーパークを実施する際に、お見えになる方々の御意見ということになろうかと思います。


◯委員(緒方一郎君)  これも後でやります。
 砂場のことなんですが、これ、どうするかということがあるんですね。ちょっとイタチごっこというとイタチに失礼なんですけど。つまり、シートをしていると使いづらいけど、シートしなきゃあれだと。じゃ、だれがそれ、やったりとったりするのか。この間、そこに何かたばこがあれして火事になっちゃったということもありましたし、今後砂場の管理、ボランティアの方もいらっしゃるし、市の方もいらっしゃる。どういう形をするのかという今後の検討、根本的な検討は、どういうことを考えられましたか。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  今、御指摘のございました世話人さん、それから、公園ボランティアさん、それから実際に利用されているお母様方に再度お声を聞きまして、この運営方法につきまして、今後検討してまいりたいと思います。


◯委員(緒方一郎君)  三鷹台なんですけれども、これまでの経緯がございますので、いろいろな経緯がございますので、今後じゃあ第3ステージになったら、またいろいろなお声を聞けたり何だりという見通しも含めて、きめの細かい御配慮を、協議会の方々や、また地域の方々にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  もちろんそうしていきたいと思いますが、以前からの経過の中で、いろいろ地権者の方との、まちづくり協議会の皆さんとのイメージの違いということも現にございまして、さまざまな経過を踏まえて現状に至っていますので、その点も御理解いただきたいというふうに思います。その上で、もちろんそういうことは配慮してまいります。


◯委員(緒方一郎君)  アスベストなんですが、これ、ちょっと当該年度ではなくなっちゃうんですが、三鷹台団地でこの間、取り壊しもありました。私、近隣なんですが、もうあそこにあることはわかっておりましたが、飛散をするというようなことのお知らせもなく、御近所の方や、あそこはサミットができてお買い物の方も通り過ぎましたし、なかよし等は小さいお子さん、障がい者の方もいらっしゃるので、その辺のいわゆる連絡、報告も、ぜひこれからもよろしくお願いして、周知も徹底を重ねていただきたいと思います。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、公明党の質疑を一たん終了します。
 以上で、第4款 衛生費から、第9款 消防費に対する質疑を一たん終了いたします。
 市側の入れかえのため、しばらく休憩いたします。再開は2時50分といたします。
                  午後2時21分 休憩



                  午後2時50分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 一般会計歳出 第10款 教育費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(郷原 彰君)  それでは、実績報告書の172ページをお開きください。172ページ、第10款 教育費でございますが、前年度決算比21.7%の増でございます。大沢総合グラウンドの整備事業や鷹南学園東台小学校建替事業などによるものでございます。
 特記事項について申し上げます。175ページをごらんください。事項11.小・中一貫教育校関係費でございます。新たに3つの中学校区で小・中一貫教育校を開園いたしました。これによりまして、市内全校が小・中一貫教育校となり、小・中学校間における相互乗り入れ授業や英語教育外国人指導者の配置など、小・中一貫教育の充実に取り組みました。また、市制施行60周年記念事業のプレ事業としまして、三鷹教育改革フォーラムを開催したところでございます。
 176ページをごらんください。事項17.スポーツ教育推進校事業費でございます。小・中学校において、スポーツ教育を推進するスポーツ教育推進校事業を東京都委託事業として、7校から10校に拡充して実施いたしました。平成21年度は、北京五輪金メダリストなどの著名人によるスポーツ講演会の開催や児童・生徒のためのスポーツ教材の充実を図りました。下の方の事項3.教育ネットワークセンター管理運営費でございます。市内小・中学校共通のホームページ作成・更新システムを導入し、全校の学校ホームページをリニューアルいたしました。
 右側177ページをごらんください。事項3.幼稚園就園奨励関係費でございます。所得状況に応じて保育料を軽減する幼稚園就園奨励費補助金について、補助単価の引き上げや第2子以降の保護者負担割合の引き下げを実施いたしました。
 178ページをごらんください。事項2.学校管理運営費でございます。教員用コンピューターと教育ネットワークの環境整備でございます。教員用パソコンを時間講師や英語教育外国人指導者等にも配置し、教員1人1台体制を充足させました。同じ事項に、学校管理運営費と右側179ページの事項4.施設改修事業費の関係でございますが、地上デジタル放送の利活用を図るため、全小・中学校で、受信機、受信設備の対応を行いました。下の方の事項8.教育支援学級設置関係費でございます。教育支援学級(通級制)に通う児童数の増加に対応し、平成22年4月開設を目指して、北野小学校に通級制の情緒障がい学級を開設するための整備を行いました。
 181ページをごらんください。事項2.学校給食関係費でございます。小学校2校、中学校2校に加え、新たに第六小学校において、自校方式による学校給食調理業務の民間委託化を実施いたしました。
 182ページをごらんください。事項1.耐震補強事業費でございます。186ページの事項1.耐震補強事業費に中学校費分もありますが、七小、大沢台小、東台小体育館及び一中、五中で耐震補強工事を行うとともに、羽沢小の耐震補強工事に向けた実施設計を行いました。事項2.鷹南学園東台小学校建替事業費と、事項3、同小学校仮設校舎関係費でございます。平成22年度完成を目指して、既存校舎の解体を完了し、新校舎の建設工事に着手いたしました。事項4.三鷹中央学園第三小学校建替事業費でございます。老朽化した第三小学校について、建てかえ工事に向けた実施設計に着手いたしました。
 186ページをごらんください。下の方の事項2.鷹南学園第五中学校体育館建替事業費でございます。老朽化した第五中学校体育館につきまして、建てかえ工事に向けた基本設計、実施設計を行い、既存体育館の解体に着手いたしました。
 右側187ページの事項6です。武蔵野(野川流域)の水車経営農家関係費でございます。三鷹に現存する最も古い民家である水車経営農家について、大沢の里整備とあわせ、水車「新車」を中心とした施設の整備などを行いました。
 188ページをごらんください。事項7.大沢二丁目古民家(仮称)関係費でございます。大沢の里の一拠点施設として活用するため、復原修理基本設計と地盤調査を行いました。
 194ページをごらんください。事項5.東京国体推進関係費でございます。平成25年に開催される東京多摩国体に向けて、大会運営のための準備委員会を立ち上げました。
 197ページをごらんください。事項1.大沢総合グラウンド整備事業費でございます。前年度に引き続き、サッカー兼ラグビー場などの施設整備を実施いたしました。説明は以上でございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。教育費の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔、かつ明瞭にされるようお願いします。
 初めに、日本共産党。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問をさせていただきます。最初の質問は、小・中一貫教育です。児童・生徒の移動学習ですか、相互乗り入れ授業、この授業の評価といいましょうか、この間やってきて、にしみたか学園、長いところもありますし、昨年度スタートしたというところがありますけども、全体的にその評価と今後のあり方。それから、もう一つは、教員のいわゆる交流といいましょうか、乗り入れ授業の現状、評価、課題、この点についてまずお聞きいたします。
 それから、文科省が2011年度概算要求額を出しておりますけども、来年度から6年間で小・中35人学級に移行して、2017年度からは、2年間で小学一、二年生をさらに30人学級にすると。これは私どもも長い間、父母の方々と一緒に運動を行ってきまして、東京都に対しても長年署名を集め、請願もしてまいりました。そういう点では非常に歓迎するところであります。しかし、参考資料ですか、これを見ていますと、実際には余裕教室、それから、一時的余裕教室というんでしょうか、このいずれも全学校でないという、そういうデータになっておりまして、やはり国との関係、財政的な措置ということが必要だと思うんですけども、来年度からというふうになりますと、この点の対応というのはどうなんでしょうか。
 それから、あと、三鷹市教育改革フォーラム2010ですね、この資料もいただいておりますけども、11月の5、6、7日と3日間やられる。ことしの春にはそのプレ企画もやられておりますけども、ここにはパネルディスカッション、「教育再生にかける我がまちの挑戦」ということで、三鷹市では貝ノ瀬教育長がパネリストとして参加され、品川、呉、京都、それから文科省という顔ぶれになっております。それで、このパネルディスカッションの中で、パネリストをお願いをした、そういう三鷹の教育は、「三鷹発!教育改革〜スクール・コミュニティをめざして〜」というサブタイトルになっておりまして、これとの関係でこういう方々にお願いした経過といいましょうか、その辺をお聞かせいただければというふうに思います。
 以上、最初の3点ほどですか、4点ですか、よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  森委員に伺いたいんですが、今のことは予算にちょっと、今年度のことと関係の点はちょっと御答弁が……。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、プレ企画を踏まえて、秋のこの2010ということで計画されたその背景があると思いますので、その点との関係でお答えいただければというふうに思います。


◯市長(清原慶子さん)  学校の設置者として、1点目めの──1点目ではないですね、2点目の、小学校の1年生、2年生を35人学級へということについて、教室の状況についてどのように考えるかという御質問でございます。8月でしたか、概算要求の内容についてのプレスリリースを私も読みましたけれども、私としては唐突というか、そういう方向性でございますので、設置者としては教育委員会と協議しながら、もし仮にこのようなことが文部科学省として予算もとり、やっていくということになれば、整備を計画的に進めなければ対応できないというふうに受けとめております。
 なお、教員も大幅に増員しなければならないということで、東京都の教育委員会でも、教員の採用等についても──私は三鷹市なので東京都と言ってしまいましたが、全国において、教員採用についての条件整備も、これは都道府県が責任を持ってしていただかなければならないというふうに認識しておりますので、大変大きな、重要なテーマでございます。私としては、子どもたちにとって本当によい教育ができるような条件整備をしていく責務があるというふうに考えておりますので、この文部科学省の予算がどうなるのかということは、これから注視をしなければいけませんし、三鷹市としても、あるいは東京都市長会としても、特に東京都は全体としてまだまだ人口が集中しており、教室数等ほかの条件整備もなかなか課題が多いと思いますので、ぜひ今後のことについて情報を入手しつつ、対応を検討していきたいと考えております。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  よろしくお願いいたします。3点御質問をいただきました。小・中一貫教育について、相互乗り入れ授業の児童の評価、それから、教員の交流事業についての考え方、それから、プレフォーラムのパネルディスカッションのメンバー等について御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきます。
 平成21年度におきましては、小・中一貫相互乗り入れ授業でございますけれども、平成21年度の評価・検証につきましては、にしみたか学園は開園4年目になっております。一番新しい鷹南学園では7カ月を経過した段階での評価・検証でございますけれども、7学園とも十分教職員、地域の皆様が協働して活動を続けてきているところでございますけれども、相互乗り入れ授業につきましては、コーディネーター、後補充補助教員、それから、小・中相互乗り入れ後補充教員等を配置をしていただいたことに伴いまして、児童・生徒の評価は非常に高いところでございます。また、相互乗り入れに伴いまして、教員が乗り入れている授業につきましては、小学校は全科、それから中学校は国語、数学、英語、保健体育等でございまして、後補充の補助教員をつけていただいたことによりまして、十分な交流、あるいは相互乗り入れができているところと考えているところでございます。
 それから、プレフォーラムのパネルディスカッションのメンバーでございますけれども、プレフォーラムにつきましては、パネルディスカッションを企画をして、平成22年度におきましてもパネルディスカッションを予定をしておりますが、パネルディスカッションのメンバーにつきましては、小・中一貫の先進的な都市でのパネルディスカッションをさせていただきまして、それぞれの取り組みにつきまして、皆様に発表していただいて御理解をいただいて、私ども三鷹市の小・中一貫についての参考にしていただくとともに、市民、あるいは市外の方に御理解をいただきたいということで、そのようなメンバーにさせていただいたところでございます。


◯委員(森  徹君)  そうですね。11月ですから、今年度予算ですからね。ですから、プレ企画との関係でお答えいただいて、それを踏まえてということでお答えいただければ結構です。
 それで、ただいまの御答弁の中で、いわゆる後補充の配置があって対応できていますよと。それから、児童・生徒の方には非常に評判がいいといいましょうか、そういう教育がされているということなんですけども、学校の先生方が、実際に生徒を動かすというよりも、先生方が動いているっていうことが多いんじゃないでしょうか。三鷹の場合には、現在の既存の学校はそのままで小・中一貫やっていますので。先生方の、移動するというこの問題では、教育委員会としてはどのような評価、判断をされているんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  教員が小学校、中学校、お互いの学校を移動して、それぞれの児童・生徒を指導する。これは確かに行くという手間はございますけれども、実際に小学校の子どもが中学校に行ってどのように成長しているのか、あるいは、どのようにつまずいている部分があるのか。また中学校の先生にとってみれば、小学校の段階でこのような課題がある、そういったことがお互いに理解し合えるということが非常に効果的であるという声をいただいております。


◯委員(森  徹君)  そういう声といいましょうか、いただいているというのは、具体的にどういう形でその報告が教育委員会の方に上がってきている。そういうふうに認識といいましょうか、その辺はどうなんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  子どもたちの指導が十分にできる、また子どもたちの様子が十分に理解できる、そういった声は、先ほど担当課長からもお話がありました、評価・検証の中でもございますし、また、私ども指導課で各学校を訪問し、指導している、そういう機会をとらえて、校長、あるいは職員からそういう声をいただいておるところでございます。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、教育委員会、指導課の方で直接学校を尋ねて、その現場を見てそういう判断、認識をされているというふうに理解してよろしいですね。


◯指導課長(松野泰一君)  そのとおりでございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。小学校の先生が、受け持ちのクラスを離れて中学校に行きますね。そうしますと、後補充の配置の先生、いろいろ授業の進みぐあいというのはありますから、担任の先生は今までこの授業ここまで進んできて、次はここに力を入れようとかというものが対応できるんですけども、先生がその授業を離れて中学校に行くという形になった場合に、生徒さんの話なんかでも、その時間は何をやるかというと、例えば、習字を行うと。いわゆる実質的に後補充といっても、そういう細かい教育といいましょうか、今までの流れがありますから、それができないでいて、結果的には習字という無難──無難なといいましょうかね、自習的なものになっているということがあるそうです。やはり私もそういう話を聞きましてね、これ、ちょっとどうなのかなと。やはり形としては、最初は小・中一貫は小学校から中学校の段差の解消となっていましたよね。ですから、小学校の先生が行くと、子どもたちが安心すると。必ずしもそうじゃないみたいなんです。非常に新規で、そういう発展段階の中で、先生が何で来るのかというのもあるみたいでなかなか複雑で、我々が単純に考えているようにはいっていないみたいなんですが、その辺、先生が行くことが目的化しているのではないかという点ではどうなんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  学校をあけて行くということで、その後に入る先生の授業が十分ではないのではないかという御趣旨の質問だったと思いますが、小学校の指導もそれぞれ学校で年間計画を立て、あるいは週ごとの計画を立てて着実に行っているものでございます。ですので、小の教員が中学校へ行ったときの後補充の時間というものもきちんと計画的に設定されております。先ほどお話をいただいた書写の指導でも、これは書写の時間というのは年間に30時間以上行わなければならないという計画がきちんとございますので、それに基づいて計画どおり行っているものであります。また、行った先の中学校の子どもがどのようにそれを受けとめるか。それは子どもそれぞれかとも思いますけれども、小学校で指導してくださった先生が近くにいるということで安心感を覚えるというのは、これは間違いのないことだと認識しております。


◯委員(森  徹君)  いわゆる中学校に行った生徒への対応という点で評価しているということですけども、逆に小学校に先生が行かれた、残された生徒の方はどうなんだろうかという問題も出てきていますので、これは現状をしっかりとつかんでいただいて、今後、対応をしていただければというふうに思います。ここの部分については以上で質問を終わりまして、次に移ります。
 それで、先生が非常に忙しい。特に小・中一貫になって、これは議会でも、一般質問でも質問しまして、教育長からも多忙化という話、そういう認識をされているというふうには思いますが、いろいろ小・中一貫あるないにかかわらず、今の先生は忙しいんでしょうかね。いろいろ提出するものが数多いということで、それに時間がとられると。それから、パソコンを使っていますよね。今、いろいろフロッピーの紛失とかそういうこともあって、家で、持っていって仕事ができない。家に持ち帰って仕事をしていいということじゃないんですけども、非常に仕事が忙しくて、持ち帰りたくても帰れない。そうすると、休日に出てくるという状況もあるように聞いております。
 それで実はプレ企画の11月の話をしたのは、ちょっとこういう話を聞いたものですから。品川の教育長さんが出席されますよね。品川で昨年、40代の先生がお二人亡くなられていると。それから、そういうことがありまして、教員の多忙化という点で、三鷹では大丈夫だろうかということがあったものですから、そういう点で質問させていただいたんですが、三鷹の先生の置かれている状況。子どもたちを一生懸命勉強が向上する、わからないところはわかってくれるという点で、当然教師というのは子どもの成長、子どもの好きな方々が教師を選んでやられてきたと思います。そこだけに、そこにゆだねてはいけない。健康管理ってしっかりしなくちゃいけないと思うんですが、その辺三鷹では、そういう多忙、忙しいということを聞いているんですけれども、状況は心配ないんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  いろいろと御意見としては承りますけれども、例えば、相互乗り入れ授業で教師が行ったり来たりしなきゃならないということなんですけれども、それぞれの学園で学園評価というのをやっておりまして、例えば、これは1つの三鷹中央学園ですけれども、教員では肯定的な評価が70%だという結果が出ております。それで、まだ制度ができて新しいということもございまして、なれてないという面もございますでしょうけれども、全体として見た場合に肯定的な評価の方が多いと。70%を超える評価があるということをまずしっかり見た上で、それから、先生方も家に個人情報を持って帰るのはもちろんまずいわけですけれども、例えば、教材研究だとかそういうことは家でやられているというのは、先生の場合には市の職員のような勤務時間ございませんので、その辺の時間の使い方をうまく使っていただいて、有効にやっていただきたいと。
 それから、先生方も健康は大事で、しっかりと休みをとってもらいたいというようなことは常々校長会等においても指導しておりまして、まだ今、委員さんが御心配になるような事態はないものというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  ぜひそういうことにならないように、やはり現実に起きているということで、教育長さんも半年間ぐらい体調を崩されたという話も──三鷹の教育長じゃないですよ。三鷹の教育長はお元気ですけども、品川ですが、品川は体調を崩されたと。教育というのは大変だと思うんですが。この部分で最後に、三鷹市は学校選択制というのを──品川はやっていますよね、しかし三鷹は、学校選択制というのはやらないということで、そのことを確認させていただきたいんです。この点ではどうでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  そのとおりでございまして、三鷹市は現在のところ、学校自由選択制は採用しておりません。ただ、ただしですよ、弾力的に措置がえというのは、個々の子どもの状況によってはあり得ますので、これは弾力的に対応しておりますが、本市の場合は、学校自由選択制は採用しておりません。


◯委員(森  徹君)  わかりました。こういうショッキングな話ばかりではいけないんですけども、しかし、やはり先生が子どもたちのためとはいえね、やはりしっかりと健康管理っていうのは大切ですし、したがって、御意見として承っておくという点だけでなくて、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。
 最後に、教育支援学級のことで、この間、いわゆる小・中一貫ということも含めて努力されているという点で認識もしておりますし、評価もしております。現に私もこの間何回か質問させていただいたんですが、やはりすべての小・中でこれが対応していくという方向が望ましいと思いますし、まだ三鷹の中でも、いわゆる大規模というところもあります。そういう点で、今後教育支援学級の方向性、次の計画との関係があると思うんですが、その点でお聞かせいただければというふうに思います。


◯市長(清原慶子さん)  教育委員会から答えてもらってもいいんですが、たまたま今、私、国の方の、いわゆる特別支援教育について、一方では内閣府の障がい者制度改革推進会議の構成員として、もう一方では、文部科学省の中央教育審議会初等教育分科会の特別支援教育に関する検討に携わっていますので、その立場から答弁いたしますが、なかなか三鷹市では、本当に誠心誠意各学校で、中学校も小学校も、いわゆる教育支援学級の増設に努めてきました。ただ、今、国がインクルーシブ教育ということで、そうしたいわゆる特別支援教育に関して、大きな変革が起こるような方向での検討が進んでおりますので、そうしたところを見定めませんと、三鷹市としても、今までの計画どおりやることがいいのかどうか、ちょっとその辺は不透明になってきておりますので、ちょっとその途中経過の中でございますので、もう少し将来展望についてはお時間をいただきたいというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  もう時間がありませんが、きょうは文教委員としても率直な質問をさせていただきました。ひとつこれからもよろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、日本共産党の質疑を一たん終了します。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、何点かにわたって質問させていただきます。
 1つは、学校自律経営支援予算ですね。ホームページには方針などがアップされていますけども、予算執行実績、あるいは概算のところで、その項目がない。トータルとしてはどこかにあるのかもしれませんが、お伺いします。そのホームページをかいま見ますと、2006年度から三鷹市教育委員会は、各学校が重点的に取り組むべき教育課題を明確にし、自律的、主体的に活動するための学校自律経営支援予算を導入し、教育委員会のやり方を見直し、学校のことは学校で責任を持って決められるよう、自律と責任のある学校をつくることを目指し、校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学校づくり、学校長が最高責任者としてのビジョンのもと、自律性をもって各学校の創意工夫に満ちた特色ある教育を実施することができる体制を整備するとしてきました。
 私は、このこと自体は間違っていないというふうに思うんですが、問題は、南浦小学校を舞台に起きた、いわゆる公金の不正処理事件ですね。各校が重点的に取り組むべき教育課題を明確にし、自律的に主体的に活動するために、自律が文字どおり自律として機能していくように予算配分するのは、論をまたないと思っています。しかし、予算がどのように使われ、どのような成果を上げ、課題はどこにあるかを把握することは、お互い大切なことだと思います。その予算配分も、万単位から100万単位までありますよね。で、予算配分と執行状況、成果と課題を含めますけども、各校ごとに明らかにしないのはなぜなんでしょうか。三鷹中央学園長兼市立第七小学校長、事件当時は市立南浦小学校長による事件を教訓に、各校ごとの予算配分及び執行状況を広報した方がベターだと思うのですが、いかがでしょうか。この年度、未配当学校があったと思いますが、それは七小なのでしょうか、南浦小なのでしょうか。金額にすると56万8,152円というふうに私は認識していますけれども、どうでしょうか。
 それから、この事件をきっかけに、契約と実際の履行内容が一致しているかどうか確認できる仕組みが必要になってしまったのではないかなというように思うんですが、検証委員会などでいろいろやっていると思いますが、その点はいかがでしょうか。それから、校長の裁量権の拡大の検討が、教育委員会の方針になっています。今回の事件を契機に、教職員の参加、チームワークの充実がいま一方で必要になったのではないかと思いますが、その辺についてはいかなる所見でございましょうか。
 次に、学校ホームページの再構築事業についてお尋ねをいたします。これは実績報告書の176ページ、概要の127ページになりますでしょうかね、決算概要のね。これは12月に補正を組んでまでやった事業ですよね。で、決算を見ますと、8,129万円のうち、学校ホームページにかかわるものが1,825万円だというふうに思いますが、国の地域情報利活用交付金というんでしょうか、それを使ってやって、ソフトウエアもCMSというんでしょうかね、331万円余使って、教員が更新しやすいようにするというようなことも目的でありましたよね。実際に見てみました。改善前と改善後があるんですけど、どこがどう変わったのかね。当時、アクセス数をカウントしていませんでしたという答弁でした。今回はアクセス数などをカウントできるようにされたんでしょうかね。今後の維持費なんかも、当初は国のお金で来ますからいいですけども、今後お金かかってきますよね。それをどのようにしていくのかということと、教職員の皆さん、市の職員より異動が早いんじゃないかなという、サイクルがね。市内で異動しているならともかくも、市外へ異動されますよね。せっかくなれたのに移ってしまう。新しいシステムにしたから、きょう変わったから即、すぐできるようにしろなんて、そんな乱暴なことは言いませんよ。1年から3年かかったとしてもやむを得ないとは思いますけれども。で、いなくなっちゃった後どうするのという、こういう問題があると思うんですね。その辺のところはどのように考えておられるのか。
 次に、学校給食関係費、決算概要で129ページに関連してお尋ねをいたします。食用油、大量に使いますよね。この内容表示、つまり今、世界的に、遺伝子組みかえの食品を使うことが問題になっているんですよね。この原材料が菜種であったりトウモロコシであったり、まさに遺伝子組みかえの食品が使われている可能性が大きい。学校教育現場では、それをどのようにチェックをされて、遺伝子組みかえでない油を使うようになさっているのか、お尋ねいたします。
 それから、クラブ活動についてですが、顧問が不在で、あるクラブ活動が停止になってしまった。新たな先生が来て復活したというのがあるんですが、近年そういうようなことはもうないのでしょうか。そこをお尋ねいたします。
 次に、小・中一貫校教育についてですが、当該年度ですね。中学校の担任、中学校で担任を持っている教員が小学校へ行くのを拒む、あるいはそこの当該の校長が、そうした申し入れをしたという事実があったのでしょうか。先ほどの別の委員の方の質問で、行った後の補充がされているというか、それは十分なんだということなんですけれども、私の聞いたところによるとね、補充に入った教員が──中学校のですよ、入るべき教員が小学校に行かざるを得なかったと、こんなことを聞いているんですが、まあ、中学校の担任にしてみれば、受験を控えていればね、なかなか四六時中頭いっぱいだと思いますし、離れられないということからいくとそういうこともあっても仕方ないかなというふうに思うんですが、そういう事実があったかどうか。
 最後に、教育センターの床のOA対応化。上にあるんですよね。宇宙船とか旋盤工場みたいな感じで、ここの進捗状況はどういうふうになっているのか。あそこだけ市の職員が執務するところでは残っているところじゃないかと思いますので、お尋ねいたします。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  南浦小学校におけます不適正な事務処理の関係、これは2点御質問いただきました。1点目は、自律経営支援予算に関すること、それから、2点目として、契約と実際の履行が違うものがある。その検証とその対応をどうするんだと。これは関連ありますので、一括してお答えをさせていただきます。
 自律経営支援予算、目的、意義につきましては、質問委員さんも一定の御理解を示されたように、そういう中で、しかしながら、残念ながら不適正な事務処理が行われた、こうした現状がございました。そうした中では、教育委員会といたしまして、原因調査の究明、それから今後の対応につきまして、調査委員会、検証・再発防止委員会等を設置をいたしまして検討してまいりました。その中で、共通する問題として、服務に関するコンプライアンス等の認識の欠如、それから、校長と副校長の相互啓発、チェック体制のあり方についての課題、これがまさに契約と実際の履行内容の違いというところでございまして、この点につきましては、実際の学校現場での適正な対応、それから、教育委員会といたしましても、校長会、副校長会等におきまして、こうしたコンプライアンスの遵守につきまして、さらに一層の徹底を既に図って研修等も行ってきたところでございます。
 それから、自律の方に戻りまして、こちら、自律経営支援予算、質問委員さんがお尋ねなのは、未配当、これは実際には、予算現額2,610万円余に対しまして、実際に学校に配当したのが2,550万円余ということで、この差額の56万円は最初から、当初、予算を見積もるときには、学校がこのくらいやりたいということで予備的に上がってきました。それをさらに学校に配当したときの差額ですので、そのように御理解いただければと思います。また、七小でございますけれども、七小も計画どおり、一部当然変更あるわけですけれども、きちっと校長交代後もこの予算を活用した活動がなされていると、そのように御理解いただければと思います。それから、各校の実態を明らかに、各校ごとにするべきではないかと。これは実は、今、御指摘がありました、1万円台の──具体的に申し上げますと、小学校でいけば最高は200万円余、それから、最低の額では6万1,000円ということなんですけれども、これ実は、予算をつけて、例えば地域の人材の活用、いわゆる外部からの講師を頼むだけではなくて、地域の人材を活用しているところもある。そこをたくさん地域の人材を活用すれば、講師謝礼が要らない。このようになりますので、一概に丁寧な説明なしに、学校ごとの予算だけを明らかにすることは適切ではない、そのように考えているところでございます。こうした内容でございますので、今後も、今後の動向につきましては、しっかりと教育委員会としてもさらに検討を進めていきたいと考えているところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、学校のホームページのリニューアルについてです。こちらは今、御質問のあったとおり、平成21年度の総務省によります補助事業を活用した事業となっています。これが事業の採択の決定が非常に遅くなりましたので、12月議会において補正予算計上して、実際に作業を行ったのは、年明け1月の後半から3月までという非常に短い期間の作業というふうになりました。この主な内容、ねらいとしては、今、御質問にありましたとおり、学校のホームページ全体をリニューアルをするということになります。このねらいとしては、学校のホームページ、平成8年度の終わりに開設して以来、各校の工夫により、そのまま順次更新をしてきていたんですが、やはり長年更新を重ねてますと、ホームページ全体の中で、実は公開をしていないんだけれども、過去のデータが残ってしまっているとか、道路でいいますと袋小路のようなページも多数出てきてしまっていた。これらを使いやすくするという点でリニューアルに取り組んだ。この内容は、三鷹市が6年ぐらい前になりますか、更新したのと基本的には同じねらいになります。また、あわせて見る方、いわゆるバリアフリー対応もきちんと考慮したものにしていきましょうということを考えています。
 もう1点が、質問の中にもありましたように、先生方の人事異動もございます。これまでは特定のソフトウエアを使って、学校内で1台、もしくは2台のパソコンを使った更新を行っていました。ということで、担当する先生が異動するということで、しばらくの間更新が滞るというような事象もございました。この入れかえに伴いまして、教員に1人ずつ配りましたパソコン、これ全台でこの更新ができるような体制をつくりましたので、異動があった際にも、学校の中のチーム全体としてこの更新に取り組んでいただければ、1人の異動が大きな影響を与える率が少なくなるであろうという取り組みになります。
 維持管理費についてです。これは国の補助事業を使っていますので、ここ最近非常に国の補助金も厳しくて、初年だけではなくて、継続して効果をあらわすことというのを、提案の時点で求められます。その際にも、提案書の段階で維持経費についても、維持計画を出してあります。これは予算の側にかかるんですが、提案時点で計上費としては500万円ほどがかかるであろうという計画を提出している。この中では、使っていますソフトウエア、これはウイルスチェックの例にあるとおり、毎年更新をしなければいけない経費というのがございます。また、学校の先生方に、使い方で困ったときのサポートというものもあります。また、使っているソフトウエアシステムですので、壊れたときに速やかに対応する必要もある。こういった経費を計上しているという内容になります。
 それからもう1点、最後の質問項目になりますが、教育センターのフロアのOA床化になります。こちらは教育センター建設以来、大分年数がたっているんですが、耐震補強の検討も行っています。また、さまざまな施設も老朽化をしてきています。これは公共施設全体のリニューアル計画の中で、財源の問題もありますので、そことも見合いながら、適切な対応を検討していこうということになっています。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  校長の裁量権の拡大の件でお答えいたしますが、2000年の地方分権一括法の実施以後、各学校は規制緩和が拡大いたしまして、アカウンタビリティー、つまり説明責任等々が求められて、おっしゃるように自律性と責任というふうなことが強調される中で、教育予算につきましても、これは当然のことながら、校長が1人でもって全部使い道を決めちゃうとかという、そういうことには昔からなっていないんですね、学校は。予算委員会というものをつくって、教員たち、そして事務職員も入って、そしてよく熟議されて、そして執行されるということになっているわけでありますが、また加えて本市の場合はコミュニティ・スクールですので、学校運営協議会の委員さんたちに、この予算についてもお諮りして、承認を得なきゃいけないというふうなことになっておりますが、それらのことを踏まえますと、それらが単に形式化していないかどうかということもやはり問題でありますので、今後は私どもも、その辺十分に留意しながら、各学校を指導していきたいというふうに考えております。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食で使用する食用油の、遺伝子組みかえ作物を原料にしているかどうかのチェックについてという御質問でございました。御存じのように、食用油については、遺伝子組みかえ食品であるかどうかというふうな表示義務はございません。ですから、現在これは業者の任意になっているところでございます。三鷹市の場合、食材はすべて登録制でございますので、今現在、6種類の油。全部で24種の油を使っております。この中で、登録してもらうときに、成分分析表を業者の方に提出させまして、遺伝子組みかえ原料を使っているかどうかということを提出してもらっております。今現在、遺伝子組みかえをはっきり使っているというものは1つもございません。ただし、御存じのように最近は、遺伝子組みかえによる作物はかなり出回っております。不分別、わからないというものも中にはございますけれども、栄養士の方でも、できるだけ国内産の原料、これは遺伝子組みかえを行ったものはございませんので、これを使うようにしております。限られた食材料費の中ではありますけれども、また業者にも登録してもらう際には、できる限り国内産の原料のものでやってくださいということでお願いしている、そういう現状でございます。


◯指導課長(松野泰一君)  クラブ活動の指導者の件についてお尋ねをいただきました。教員の異動によって、部活動の指導者がいなくなるということは、それは確かにあるかもしれませんけれども、学校ではそれに対応できるように、次の指導者を育成する、あるいは教育委員会としては、部活動指導助手を配置するなどして、子どもたちにその部活動の内容の専門的な指導ができる体制を整えているところでございます。廃部になった部もないわけではないんですけれども、例えば、中三のみの部活動であったり、それから、もともと非常に人数が少ない、希望者のない部活であったりするということで報告を受けております。
 そしてもう一つの、中学校の担任が乗り入れ授業で小学校に行けずに、というようなお話がありました。これは中学校の教員も、週の持ち時数に応じてそれぞれの時間割りをつくる作業。これは子どもの時間割りとともに、教師の時間割り。この時間にはここに行く、この時間にはここに行くというものをつくっているわけで、生徒が突発的に何か緊急的な対応が必要な場合などもあるかとは思いますけれども、基本的にはこの計画に基づいて、乗り入れ授業等を行われているというふうに認識しています。


◯委員(嶋崎英治君)  それは私がちょっと問題提起させていただきましたけども、担任を持っている人が小学校へ行かないで、行った場合に補充に入る人が小学校に行ったという事実はないというふうに理解していいんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  これはすべてそうだというふうに、ここであるとかないとかというふうにちょっと答えにくい、答えられないんですけれども、そういうような状況は把握はしていません。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは次の──ぜひ把握をしていただきたいと思いますが、次の質問に移ります。
 遺伝子組みかえの関係ですけれどもね、そういうふうに本当に努力されていることについては、本当に敬意を表したいというふうに思います。これを言うと切りがないですけれどもね、いろいろな種が流れてきて、世界中で問題になっていますけれども、極力そういう形でね、安全安心なおいしい給食に心がけるように、今後も努力していってください。そのことは要望しておきます。
 それから、クラブ活動ですけれども、特にスポーツ活動、私の中学校時代からの思い出から言っても、大人になってもずっとあのときの大変な練習から試合から含めて残っているんですね。従前、バスケット部がないとか、バレー部がないとか、野球部がないとか、サッカー部がないとかとあって、子どもたちがやりたいのにできなかったということがありました。人数が少なくて廃部になったということはあるけども、そういう事例は近年はないというふうに理解しておいてよろしいんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  お尋ねいただきました部活動の廃部につきましては、今のところ質問委員おっしゃるように、特にそのためになくなったということではなく、希望者が少なくなったためというふうに聞いております。


◯委員(嶋崎英治君)  一たん廃止されたけども、この当該年度といったらいいでしょうかね、これが復活したんだというようなスポーツクラブというのはあるんでしょうか。


◯指導課長(松野泰一君)  これ、平成21年度の決算ですけれども、ことし平成22年度になって新設されたというクラブがあることはございます。


◯委員(嶋崎英治君)  いろいろやり繰りしながら大変かと思いますけども、小学生や中学生──中学生です、特にね。スポーツクラブが、自分の好きなスポーツができるかできないか、大変大きな。自由学区というんでしょうか、弾力的な運用で、だからそっちの学校に行きますよということがあるのかもしれませんけども、極力そういう配慮をしてほしいなというふうに思います。
 最後に、学校自律経営支援の関係ですけれども、これは代表質疑でもちょっと教育長に質問させていただきました。あってはならないことがあって、その再発防止のために防止委員会もつくり、それから、服務事故報告というんでしょうかね、東京都の処分の方もあったということであります。私がここで言うよりも、教育長、あるいは教育委員会の皆さんがそのことを深く受けとめて、再発防止というか、よりよく発展するように心がけていらっしゃるのだと思いますが、ぜひ起きてしまったものはしようがないことで再発防止、そのために保護者など市民へのね、理解を求めていくことが必要だと思うんです。本会議場での質疑では、ホームページでは出しているけれども、まだそういう説明会はしていないということでした。大切なのは、向き合って説明したときに、市民からの質問や要望にこたえていくということがあって、結ばれていくんじゃないかなというふうに思いますから、ぜひそういう機会をつくってね、保護者、あるいは市民との信頼関係の回復に努めていっていただきたいなというふうに思います。これは要望しておきますので、答弁は結構ですので、どうぞよろしくお願いいたします。以上で、教育費に関する私の質問は終わりたいと思います。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、にじ色のつばさの質疑を一たん終了します。
 次に、政新クラブ。


◯委員(伊東光則君)  よろしくお願いいたします。まず、何だっけ、決算概要の125ページになります。教育相談事業の充実ということで、まず当該年度、相談件数が何件ぐらいあったのか。また、その内容はどんなものがあったのか、お示しいただければと思います。
 続きまして、次ページの126ページ、スポーツ教育推進校事業の拡充ということで、この目的としては、児童・生徒の体力低下を打開するため、こういう事業が展開されたということであります。当該年度これを行いまして、成果はあったのかどうか。その体力低下の点で、体力が向上したのかどうかの成果があったのかどうか、お示しいただきたいと思います。また、これを行いまして、内容を拝見しますと、スポーツ選手の講演会等を開催されたようですので、それを見た──見たというか、参加した児童・生徒の反応はいかがだったのか、お示しいただければと思います。
 続きまして、次ページの127ページ、学校ホームページのリニューアルということで、前の質問者の答弁にもあったんですが、1点だけお聞きしたいんですが、成果、前回といろんな思惑があって、今回こういうホームページのリニューアルを行ったということですが、実際にメリット・デメリットがあったのかなというふうに思いますが、そのデメリット。操作性が変わってしまったということもあると思いますが、その点についてどういうふうに把握されているのかをお聞きしたいと思います。
 続きまして、同じページの下の方ですね。教員用コンピューターと教育ネットワークの環境整備ということであります。これは予算額と決算額を見ますと、9分の1ぐらいですかね。金額的にそういう金額なんですが、これはなぜこういう額、9分の1になってしまったのか。それで十分成果があったといえばいいんですが、どうも違う理由があるのかなと思いますので、その辺についてお聞かせください。
 続きまして、項目としてはちょっと多岐にわたるのかなと思うんですが、市民スポーツ、一般市民がやるスポーツについてお聞かせ願いたいと思います。また、体育協会との絡みもあるのかなと思いますが、その辺についても総合的に考えていただきたいと思うんですが、今、三鷹市の、高齢者がやはり年々ふえていくという状況の中で、この市民スポーツ、また生涯スポーツと言われるものが大切になってくるのかなと考えられます。そのスポーツを行う上で、市内の施設を利用するわけですが、その辺、今までは無料の施設、有料の施設、また体育協会との連盟の参加された人の競技会等のこともあると思いますが、高齢者がふえるということにおいて、どういうふうにこれから当該年度考えられているのか。従来どおりとはちょっと違ったあり方があるんじゃないかなというふうに考えていますが、いかがお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  平成21年度の教育相談の概要ということでございます。平成21年度の合計、新規のものですけれども、120件ということになっております。何回もいらっしゃるので、累計ですとこれの10倍近くになりますけれども。主な相談内容なんですけれども、一番多いのが、やはり学業上のこと。それから、あと個人のいろいろな悩み、性格上のものですね、そのようなものがございます。ただし、教育センターで行っております教育相談は、三鷹の公立の小・中学校の生徒さんだけではなくて、三鷹市在住のお子さんについても扱っておりますので、その件数も含んでいるということでございます。


◯指導課長(松野泰一君)  まず1点目、スポーツ教育推進校の成果でございますけれども、この東京都の事業として行われておりますスポーツ教育推進校、平成21年度は7校が実施をしていたわけでございます。予算の中で主に使われておりますのは、健康増進に向けたスポーツ用品の購入、そしてトップアスリート等を学校に招いて、講演会等を行うというような事業内容でございます。スポーツ用品につきましては、たくさんボールや道具がそろうということで、子どもたちからは非常に評価が高いのですけれども、講演会等につきましても、児童・生徒の反応というのは、例えばある学校では、レスリングの選手、吉田沙保里選手を呼んで講演会と実際にレスリングの演技をしていただいたというようなことを受けて、子どもたちはその競技に興味を持つというだけでなく、困難にめげずに努力を続けて能力を高めていくといった姿勢等から学んだことが多いというような感想が寄せられております。
 体力の向上につきましては、今年度10月に、都の体力調査がこのスポーツ教育推進校に入りますので、またそれを受けて、来年度の数値、調査をした場合に、それと比較・検証してまいりたいと考えております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  私から2点です。まず学校のホームページのリニューアルについてです。こちらの成果、プラス面とデメリットということなんですが、まず先ほどの御質問の中で答えたとおり、事業そのものが1月から3月にかけてでしたので、この成果でホームページ全体が新しいページに切りかえができたのが、本当に3月の一番終わりになってしまいました。それが実は到達点の限界だったというところになります。実際には今年度、平成22年度に入ってから、各校でこの新しい仕組みを使ってもらうような状況になっています。4月すぐは学校の先生方も非常にお忙しいので、5月の連休の前に全校の先生方を対象として、操作の研修会を延べ4日間行っています。これで使い始めていただいたんですが、その中で、これはデメリットの部分に入ると思いますが、やはり今までの特定のソフトウエアでつくっていたのと、やはり操作感、操作性が違うということで、ちょっとわかりにくいですよということを聞いています。特にこのシステムで使っている用語がややわかりにくいというお声をいただいております。
 それをフォローするということで、運用保守の体制の中で、これはなかなか集まって説明というのは非常に難しいので、各校を先生方の予定を確認しながら、各校巡回する形で、実際の原稿を準備しておいていただいて、その実際の原稿を扱いながら操作の方法を御説明をしていくというようなことをとっています。また、幾つか寄せられた質問の中で、標準のマニュアル以外に、こうすると簡単にできますというような簡単な手引書も、今、順次整備をしていますので、少しずつ改善をされてくるかなと。それから、1点大きな成果なんですが、各学園のホームページというのも、このリニューアルの際に一緒に、いわゆる仕組みを、枠をつくりました。まだ情報量は非常に少ない状態ですが、小・中一貫校としての、学園としての独立した発信もできるようになりました。これも大きな成果だろうというふうにとらえております。
 次です。教員用のパソコン、決算額と予算額の差があるということの理由なんですが、こちらそのものは、各校に2台ずつのノートパソコンを配置をしようということで予算化をしたものです。実際に契約時期が遅くなったということで、台数は予定どおり配置をしましたが、執行額そのものは非常に少なくなったということが直接的な理由です。なぜ遅くなったのかという点については、平成21年度、学校ICT整備事業ということで、国がかなり大規模な補助事業を展開いたしました。この中で、この事業とは直接のつながりはないんですが、学校に置いてありましたサーバー、それから一部のパソコンで非常に古いパソコンがありましたので、この補助事業を活用して更新を行いました。これが昨年度のいろんな事業の取り組みの中で、この補助の採択の決定が、やはりこれも大幅におくれまして、この整備とあわせて、要はパソコンの仕様もできるだけ合わせた調達をかけたかったので、それを待ってこのノートパソコンを発注した関係で遅くなってしまったということになります。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長(柳川秀夫君)  市民スポーツ全般、特に高齢者、ふえているスポーツ人口に対してどう対応しているかということの御質問に対してお答えしたいと思います。中高齢者のスポーツをやりたい、参加したい、体験したいという要望は、確かにこのところたくさん寄せられております。教育委員会としましては、中高齢者の対応ということで、教室を実施しているところでございます。第一体育館、第二体育館を使いまして、らくらく軽体操とか、ナチュラルヨガというんでしょうかね、あとフィットネスサーキットとか、こういう種目の教室につきましては、多くの方の御参加をいただいているところでございます。また、郊外に出ていくということで、市民ハイキングというのも実施しているんですが、前は年1回だったんですが、平成21年度から年2回実施するようになりまして、これも非常に応募者が多くて、2回目に参加する人がなかなか参加できないというぐらい、抽せんで参加される事業でございます。またそれ以外にも、この近辺を歩こう会ということで、市民を対象にした歩こう会、これも年2回ほど実施しまして、やっぱり七、八十人の方が参加されるということで、今、私の方で申し上げたところが、かなりやはり高齢者が対象になっている事業でございます。
 また、体協の方でも、市民を対象としまして歩こう会、市民歩行力測定会というんでしょうかね、井の頭公園で年2回ほど実施しております。また、他の課でございますけれども、健康推進課なんかでは、野川公園までの健康ウオーキングということで、各住協から歩いてきたりというような事業も実施していただいているところでございます。いずれにしましても、教育委員会としましては、年1回大きなスポーツイベントでございますスポーツフェスティバルも、ことしは大沢で開催しますが、例年市役所周辺で開催しております。こちらの方にもたくさんの中高齢者の方が参加していただいておりますので、十分とは言えないまでも、その対応をさせていただいているところでございます。
 もう1点、施設を利用されている中で、無料のなんかもありますけれども、有料の施設を少しずつですが、大沢なんかはそうでございますけれども、施設を整備したから有料施設がふえているということも、今の状態でございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。まず、教育相談の件でありますが、120件で10倍ぐらいということですので、10回ぐらい相談を受けたという、1件当たりですね、というようなことなんですが、ということは、一応解決というか、善処されたのかなという認識なんですが、その辺御答弁いただいてなかったんですが、成果が上がっているというか、その辺についてお聞かせ願いたいと思います。また、内容としては、なかなか個人的な問題でしょうから、直接は触れられないのかなと思うんですが、学力の問題、やはり当事者はみんな大変なのかなというところはありますので、しっかりとフォローしてあげていただければと、そういうふうに思います。
 また、続いてホームページの件でありますが、そうですね、3年前、5年前から比べると、やはりホームページの利用者っていうのがすごいふえているようにも思いますし、今、PTAというか、親の世代の方で、パソコンそのものはどうでしょう、皆さん持っているとは限らないんですが、携帯電話からアクセスするっていう方はとても多くなっていると思います。その辺の対応も、このホームページのリニューアルでされたのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。そして、教員用のコンピューターの方については、他の事業との関係で購入費が安くなったという認識でよろしいんでしょうか。その点、もう1回お聞きさせていただきたいのと、あと、ALTとか時間教師と言われる方のための配置ということでありましたけれども、一般の職員の方に使ってもらうやつと同仕様のものなのか、その辺区別されているのかどうかについても確認させてください。
 あと、市民スポーツについて、もう一度お聞きいたします。当該年度、中高齢者の対応ということでさまざまなことが展開されたということで、教育委員会の中でもやっぱり中高年齢の方のスポーツ、大切に考えていただいているのかなというふうに考えております。再質問をさせていただくんですが、有料の施設が現状出てきているところですが、高齢者が使われるときに、それを何だろう、少しまけるとか、金額を抑えるとか、そういうことは考えられたのかどうか。有料化ということを考えている上で考慮されたのかどうか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。


◯学務課長(内野時男君)  教育相談の解決したものといいますか、成果ということですけれども、先ほどの新規のものですと、終結──なかなかとらえ方は難しいのですけれども、一応御本人がこれで大丈夫ですというような意味になりますけれども、94件ございました。やはりこれは特に心の問題などですと、なかなかすぐに終結ということはございませんので、次年度の方に引き継ぐ件数も、やはり数十件はあるというふうな状況でございます。なお、特に心のケアの方については、これとは別に専門の医師、精神科医ですとかの心と体の相談などもありますので、そちらの方でも相談を紹介したり、いろいろな多方面の方から支援といいますか、相談に当たっているというところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、学校ホームページの携帯への対応です。こちら、実は仕組みの側としては、携帯対応を行ってあります。ですから、携帯用のページも作成は可能となっています。ただし、先ほどお話ししたときに、現状まだちょっと混乱をしていますので、現段階ではいわゆるパソコン用という形でつくっています。当然携帯を使ったり、パソコンによっても表示が変わってしまうといけませんので、いわゆる文字化けをしないような考慮もこの仕組みの中に取り込んでありますので、使う側はそのあたりは比較的考慮せずに、本当に提示したい原稿そのものに注意をしていただければ大丈夫なような仕組みを用意してございます。
 それから、2点目、教員用のパソコンです。これは2つありまして、まず1つ、経費が下がった理由なんですが、ほかの事業、国の補助事業の活用で、この経費とは別にサーバーを購入したんですが、同じ時期の発注にしたかったために発注時期がおくれて、結果として教員用のパソコンは長期継続契約の月額使用料が決算額になっていますので、支払った月数が少なくなってしまったということになります。ただ単価は、例年と比べるとちょっと安かったかなというふうにはとらえています。それから、今回ALTや講師用ということで配置をしたんですが、これが一般教員用と仕様に違いがあるかということですが、これは一切違いがございません。買った時期が違いますので、パソコン若干変わってはいますが、基本的に同じ仕様です。この違いについては、利用者の登録という形で、1人ずつにIDを、払い出しをしています。このIDで使える範囲というのを全部変えてありますので、一般教員とALTさんとは使える資料の範囲が異なるということになります。また、パソコンそのものは共有することが可能です。直前まで使った方が電源切って、次の方が使うときにはその方専用の画面になる、そういう仕組みになっていますので、機械としては共有、使い回しが可能な状態にしてあります。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長(柳川秀夫君)  施設の有料化に当たりまして、高齢者等の減免を考えたかということで御質問をいただきました。施設の利用に当たっては、利用者負担ということで、減免というのは考えておりませんでした。今後、利用されている皆さんの御要望が多くなれば、これも検討しなければならない課題かなと思っています。また、有料の施設というのは、今現在、大沢総合グラウンド、野川グラウンド、第一体育館、第二体育館を利用される方が対象になっておりまして、高齢者の方たちが比較的利用されております井口特設グラウンドのグラウンドゴルフとかゲートボールとか、市内のあと幾つかのゲートボール場はすべて無料になっておりますので、高齢者に対しては、かなり配慮はされているのではないかというふうに考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。教育相談の方なんですが、94件は一応解決されて、残りも当該年度から外れてしまっても解決しそうな感じで、今、受けたんですが、今後も大切に扱っていただいて、心のケアをしっかりとしていただいて、ぜひお願いいたします。
 ホームページの方ですが、携帯用を対応しているソフトを導入されたということですので、その成果が上がることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
 あと、市民スポーツの件でありますが、有料で使うというところで、やっぱり多少は使っていない人と使っている人で差別化を図るのは必要だと思うんですが、高齢者、一生懸命今まで働いてこられたりとかされた方が、生涯スポーツという観点でとらえたときに、全額無料にするということではなくて、多少一般の方と差別化を図ってもいいのかなというふうに思っております。それと三鷹の場合、スポーツの有料施設について、あと市内のプールもあると思うんですが、利用者に、ちょっと他市と比べたときに制限が少しきつくなっているのかなという気がします。というのは、三鷹市のプールは、市外の人は一切使えないことになっているのかなというふうに思っておりますが、有料施設についてもそうだと思うんですが、他市、近隣市を見ますと、料金が高くなったりする場合はありますが、大体使えるのかなというふうに、使わせていただいてもらえているのかなというふうに思います。その辺について、何か考えられたことがないのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長(柳川秀夫君)  確かに三鷹の体育館、プールは調布市と隣接しておりまして、調布の市民の人たちが利用したいという要望は確かにあります。そういうこともありましたので、このことにつきましては、また今後、隣接の市区町村の方たちが利用できるように、市民優先ということもありますけども、料金体系を変えるなり、またそういうことも今後検討していかなきゃならない項目かなと思って考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。


◯副市長(河村 孝君)  施設の有料化の問題については、全市的な方針ということもありますので、今、担当課長からも発言がありましたけれども、全市レベルの統一的な対応をしてまいりますので、その点はぜひ御理解いただきたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。今すぐどうこうというわけではないんですが、実は、他の款になると思うんですけども、新ごみ処理施設の有効利用の中に、多分あそこでできた温水利用で、体育施設、プールとかをやるのかなというちょっと考えがありまして、考えというか思いがありまして、そのときに調布と三鷹の共同でつくっていく施設の利用を、三鷹だけで独占するというのはどうかなという感もありますので、絶対やんなくちゃいけない、やってもらわなくちゃいけないというわけではないんですが、その辺も考慮していただいて、ごみ処理施設はできるということですので、そういう意味合いで要望──要望というか意見させていただきました。ありがとうございます。
 ほかの件につきましては、今後も引き続き努力していただいて、よりよい三鷹市になるように努めていただければなと思います。私の質問は以上です。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、続いて政新クラブ。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。実績報告書、173ページ、事項の1、指導関係費でございます。概要の冒頭にも、教育費の冒頭にも載っていますけれども、確かな学力向上実践研究推進校の事業の実施、それと人権尊重教育推進校事業の実施についてお尋ねをいたします。
 この確かな学力向上実践研究推進校の事業については、今回、指導員謝礼ということで、恐らく指導員が来て、いろいろな学力向上について講義があったというふうに推測をいたします。一方、人権尊重教育に関しては、消耗品等、印刷費程度の費用しかなかったのですけども、具体的にどのような取り組みをしたかお聞かせをいただきたいと思います。
 続いて、地上デジタル放送の利活用ということで、178ページ、事項の2、それと179ページの事項の4というところでお尋ねをいたしたいと思います。本来、うまいぐあいに東京都の補助金がついたということもありまして、2カ年でやるはずの事業が、平成21年度、当該年度すべて賄うことができたというふうに認識をしております。実際、デジタル放送設備だけでなく、周辺機器ということでいろんなものを購入をされているわけですけれども、今後、どのように学習に利用していくかということを、今回はアナログからデジタルということで、双方向のチャンネルを持っているわけですから、これを授業にどのように生かしていくのか、その点をお尋ねしたいと思います。お願いいたします。
 続きまして、実績報告書の179ページの4、施設改修事業費に当たると思うんですけれども、小学校における安全でおいしい水プロジェクトの推進でございます。今年度、六小にこの工事をやられたこと、そして北野小学校、羽沢小学校にその設計をやられたということになっております。この事業は、貯水槽を経由せずに、直接給水管から蛇口までということで、安全でおいしい水を供給できる、そういう仕組みづくりの事業でございます。恐らく学校建設当初というのは、給水本管の水圧が足りずに、3階から4階まで給水水圧が足らないということもあり、高置水槽を置いて、そこからの落下の水圧でいろいろ賄っていたんだろうというふうに推測しておりますけれども、昨今では、道路に埋設されております給水本管の水圧が上がったことにより、このシステムが利用されたのか、それとも、直結給水システムという増圧のポンプを設けてやったのか、その辺をちょっとお伺いしたいと思いますので、お願いいたします。
 続きまして、181ページ、事項の2、それと中学校の方では186ページの事項の2に当たる学校給食関係費についてお尋ねをいたします。効率的な運営を推進するためということで、南浦小学校、東台小学校、第一中学校、第五中学校に続いて、今回六小に、自校方式による給食調理業務の民間委託化をした事業でございます。私ども会派では、三鷹産の野菜を給食に大いに利用していただきたいというふうに長年要望してきているわけでありますけれども、実際三鷹市で生産の方式が、多種で少数というのはふだんからお話を伺っているところでございます。一定量の確保という観点から難しいよという話も賜っているわけでございますが、今回この5校で、平成21年度5校で、どれくらいの市内産野菜を給食に使用されたかということを、まずお尋ねいたしたいと思います。
 続きまして、実績報告書182ページの5、それと186ページの4、校庭芝生化整備事業費についてお尋ねをいたします。一小は、スーパーリニューアルにより芝生化が完了されております。東台小学校も建てかえにより、芝生化ということが実施予定になっておりまして、当該年度は北野小学校の工事が完了し、第六中学校の設計に入られたということでございます。平成21年の10月から、地域、保護者等の協働により、維持管理が北野小学校で始まっております。これによって浮かび上がった課題をお聞かせいただきたいと思います。当然地域独自の課題もありますでしょうし、市内全域共通する課題というのもあると思われるんですけども、この辺を整理して御答弁のほどお願いをいたしたいと思います。
 続いて、191ページ、事項の3、図書館管理運営費でございます。緊急雇用創出事業臨時特例補助金事業分ということで、今年度、図書館の書架の整理と総合案内ということで人数を増員をしたことによります。ICタグシステム導入後、利用者の増加に対応して、利用者の利便性向上をさらに図るという目的でこの増員をしたわけですけれども、移動図書館を除いて、図書館5館、どの図書館にどれぐらいの期間、何人が配置されたんでしょうか。それについてお尋ねをいたします。
 最後に、これは小・中学校費ということになると思うんですけれども、さきの委員に見習いまして、私も新聞をコピーしてまいりました。本日の新聞でございますけれども、文部科学省は昨日、全国の小・中学校を対象とした2009年度問題行動調査の結果を発表いたしました。これは本日の新聞報道です。本日の新聞報道によりますと、暴力行為は6万件を超え、過去最多を更新し、中でも小・中学校では著しく増加し、暴力の低年齢化に歯どめがかからない。ちょっと大げさかもしれないですけれども、そのような報道になっております。私が言っているわけではありません。今回の調査に対し、三鷹市教育委員会では、暴力件数といじめの認知件数をどのように回答いたしたのでしょうか。解消に向け、どのように対応したかなど、平成21年度の三鷹の児童・生徒の状況と、その対策を伺います。以上、ここまでよろしくお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  順を追って回答させていただきます。まず、確かな学力向上実践事業、それから、人権尊重教育推進校事業でございますが、これはどちらも都の事業でございまして、それぞれつけられている予算の費目が示されております。確かな学力向上実践の方は、確かな学力をつけるために、個に応じた細かな対応をするに当たっての少人数指導のための講師の謝礼として、週に例えば算数、この当該の学校では、3年生の算数、週5時間分の講師謝礼。それから、4年から6年までの国語の週15時間分の講師謝礼が計上されておりまして、それを実践をいたしました。当然個に応じた指導を充実させるということで、子どもたちの確かな学力が向上しているというような報告を受けておりまして、今年度また2年目に入っておりますので、またその経過を見守ってまいりたいと思っております。人権尊重教育推進校の方は、こちらはもともと消耗品費等が示されておりまして、研究冊子を作成をし、各学校に配付をするということに使用されたということになっております。
 それから、3点目のデジタルテレビをどのように授業の中で生かしていくかという御質問でございますが、テレビの番組はリアルタイムで放送されているものをそのまま視聴するという授業は、時間割りの構造上なかなか難しいところかと思います。ただ、きれいな画面でデジタル放送されたものを録画して、ビデオ教材として子どもたちに示す。大きなきれいな画面で、その場にある書画カメラを用いて学習資料を示す、そういったような授業展開で、より子どもたちにわかりやすく、興味、関心を呼ぶ指導ができるものと考えております。
 最後に、いじめと暴力行為の件数でございますけれども、暴力行為の件数は、平成21年度、この報道されたものに対して三鷹市で回答したものは、小学校で1件、中学校で5件ということになっております。これはほぼここ数年横ばい状態というふうに考えておりまして、すべて学校内での発生ということで、物を壊すというようなものが多かったように思います。それから、いじめの件数でございますけれども、平成21年は、小学校が7件、中学校が24件、合計31件ということで回答しております。こちらはいじめの認知件数ということで、平成21年度、より細かくアンケート等を実施いたしまして、積極的に実態把握をさせていただいた。その結果、いじめを芽の段階、種の段階から把握をすることで、子どもたちがそのいじめの解消を図るための取り組みがなされていたというふうに思っております。実際にこの回答させていただいた31件につきましては、年度内、あるいは年度をまたいで今年度に入って、すべてそのいじめの実態は解消しているという報告を受けております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  地デジの関係、今、活用については、指導課長から説明をしましたが、今のような内容を実現するためにということで、50インチのプラズマ大画面のテレビ、それから、放送を録画するためのハードディスクビデオ、それから、紙の資料などを拡大するための実体投影機、それから、これをおさめるための架台、キャスターつきの架台というセットで、全校で182セットを整備をしています。うち22台、各校1台ずつは電子黒板の機能を付加したものというふうになっております。配置数とすると、教室に充てて3.5教室に1台という計算になっています。その台数としては、今話があったとおり、リアルタイムで授業、放送を見るというよりは、その他の教材を拡大して映す、あるいは放送をビデオに撮った後、時間を変えて拡大して授業に活用するというような授業実践の実例がありましたので、置き場所の点も考慮しながら、この台数を整備をしたということになります。
 それから、おいしい水です。こちらについては、御質問の中にあったとおり、水道の条件が変わってきましたので、高架水槽から直結化にということで、都の水道局が制度を設けたものです。我々としては、老朽化をしてきたものの、いずれにしても改修が必要であった学校について、本来であれば一般財源で補てん、支弁しなければいけないものを、一部ではありますけれども、都の財源を活用することが可能であるということで、できるだけ改修計画に合わせてこの仕組みを活用していきたいというふうに考えているものです。
 それから、校庭の芝生化になります。こちらはちょうど決算年度の初め、前年度の終わりに第一小学校の芝生化が終わりまして、北野小については、ちょうど昨年の今ごろ工事が終わりました。平成21年度は第一小学校の1年間の維持管理、それから、北野小学校の下半期の維持管理ということを対応しました。特に北野小については、校庭全面を芝生化しましたので、やはり難しい課題が出てきています。まずは、生き物ですので、天候の状況等で対応が変わってきてしまうこと。また、維持管理する側も初めての経験ですので、やりながら考えているというようなところがございます。それから、ちょうど冬に向かう時期に利用を開始しましたので、まだまだ芝の根づきが十分でない状態でした。この春を過ぎてから大分根がしっかりしてきてはいるんですけれども、ちょうど決算年ではまだ優しく使わなければいけない状態でしたので、特に校庭開放の利用団体さんには、利用について一定の制限をかけるようになってしまいましたので、こちらについては一定の負担をかけたかなというふうに考えています。しかしながら、その中で意見交換をする中で、利用団体側も、現在は芝刈りであったり、目砂をまいたりといった維持管理にも協力をしていただけるようになってきていますので、関係者一同、この芝を上手に育てていくような取り組みをしていけるとよいかなというふうに考えております。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食における市内産野菜の活用状況、特に委託校ではどうだということでございます。申しわけございませんが、委託校個別のというものが、今、手元に資料がありませんけれども、市内産野菜の活用につきましては、平成14年度から協力農家2軒で始めました。当初は学校給食で利用する青果物、野菜と果物ですね、これの金額の比率でいいますと0.8%でございました。これが平成19年度からは、全22校、現在では8軒の協力農家の方に御協力いただいて、全校で今、市内産野菜の活用を図っているところでございます。今の状況なんですけれども、当初ですとふぞろいのものは使えないですとか、そういうことがありましたけれども、栄養士と協力農家の方と話し合いまして、献立のメニュー、それから、小規模な学校などですと、形がふぞろいでも使えるということがわかりまして、多少なんですけれどもふえてまいりまして、最近では2%台に伸びております。平成21年度ですと2.2%、パーセントからするとまだまだ少ないんですけれども、今後も栄養士、それから協力農家の方と情報交換をしながら、また協力農家の方も、学校が使う食材に合わせた作付に協力してくださっているというようなこともございます。
 ただ、質問委員さんからもありましたように、三鷹の農家の場合はハウス物がほとんどございません。露地栽培で、しかも多品種・少量生産ということで、学校が給食の食材を、1年間安定的に供給ということがまだできていないところが課題かなというふうに思っております。今後も情報交換をしながら、活用に努めてまいりたいと思っております。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  図書館につきましてお尋ねいただきました。緊急雇用の関係でございますが、これは国の補助100分の100ということで、昨年平成21年度の10月から任用しているものでございます。この年は、お二人を本館に配置をしているところでございます。ICタグの導入による新資料システムが非常に好評を得まして、非常に高い利用客、利用数、そして予約などの実績となって、高いレベルで推移しているところでございますが、本館につきましては、地下に保存庫がございます。約13万冊の図書が蔵書されているわけでございますけれども、これは逐一御利用者から希望がございますと地下へおりていってとってくるという形になりますので、四、五分お待たせするということが従来であったわけですが、ここに配置をすることによりまして、一、二分で対応ができるということで、非常に好評を得ているところでございます。


◯委員(加藤浩司君)  再質問を順にさせていただきたいと思います。確かな学力向上実践研究推進校の実施、これは東京都の全額負担、東京都の支出金、ごめんなさい、東京都のお金を使ってやるということは、支出金でやるということは理解をしていたんですけど、その費目があって、その費目の範囲内でしかやれないということはちょっと事実を認識していなかったので、わかりました。ただ、今、御答弁の中で、人権尊重教育推進校事業の実施については、冊子をつくって全各学校に配付したというふうに書かれているんですけども、済みません、決算概要には、東台小学校でこの委託事業を実施したというふうに書いているんですけれども、その辺は、この3万円という印刷費の中で全各校に配付をできたのか、それもちょっと再質問をさせていただきたいと思います。
 その次に、地上デジタル放送の利活用の件で御答弁をいただきました。ありがとうございます。この授業にどのように取り入れていくかということに関しては、今、るる説明をいただきましてわかったところなんですけれども……。これはわかりました。結構でございます。
 続いて、ちょっと答弁が漏れていたと思いますけれども、おいしい水プロジェクトについて、もう一度重ねてお聞きをします。水圧が上がったからできているだけで、特に増圧システムを使ってやった実績は、これからやるのも実績がないのかどうかを、ちょっともう一度、答弁がなかったと思いますのでお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続いて、給食に関して御答弁をいただきましてありがとうございます。2.2%、約3倍、平成14年からすれば3倍に上がったという表現をあえてさせていただきたいと思います。これからも栄養士さん、農家の方々、協議をしていただいて、ぜひ露地物だから、ハウスじゃなくて露地物だからおいしいという、そういう観点に立って、さらに広げていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。そして、これはちょっと再質問になるんですけども、その他の食材に関して、これは当然鶏や豚や牛を飼っているところが三鷹市内にあるわけじゃないので、そういうところのものを使ってくださいというわけにはいかないと思うんですけれも、どれぐらいの比率で卸の業者さんを、市内の業者さんを使っていらっしゃるか、それもできれば先ほどみたいに年度を追ってお聞かせいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。再質問です。
 それと、校庭の芝生化についてお尋ねをいたしました。市内全域共通する課題というのは、やはり初めての管理ということで、それはどこも市内全域共通して言えることだと思います。当然天候があって、生き物ですからということの難しさがあると思います。この維持管理について、地域によっては初めてだということや難しいのではないかということで、あと枯らしたらどうしようとかといういろんなことで御理解を得られない可能性もあるんですけれども、今後、それ以外にも学校によってはクラブ活動で芝生がいい場合も、そうでない場合ということがありますので、その地域の理解を得られない、学校の理解を得られないということもあると思うんですけれども、今後、どのような方向で進めていくのかをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。
 そして、図書館の件でございます。本館で2人を配置したというふうに報告を受けました。これ、どれぐらいの期間って、今、答弁ありましたでしょうか。なかったと思うので、それを1つお願いいたします。逆にICタグシステムを導入して、たしか随分省力化できるという利点があったということで、このICタグは非常に便利便利というところでされたと思うんですけれども、ICタグが便利で、利用者が来て、またそれに対して利用者を待たせちゃうから人をふやすという、ちょっとイタチごっこみたいなところがあって、どの辺で落ちつくのかよく僕もわからないところなんですけれども、今後これについての目安というか方針がありましたらお答えをいただきたいと思いますので、お願いいたします。
 そして、文科省の発表の件のいじめ等々の件でございます。三鷹市は、近隣自治体と比べてどうかという、発生率についてですね、東京都や多摩地区において、どの辺の今回お答えいただいた数が、暴力行為の状況や、いじめの状況についてどうなのかなというふうにちょっとお聞かせをいただきたいと思います。そして、アンケートの実施、先ほど御答弁で、実態把握を積極的に取り組んだというような御答弁もありましたけれども、どのように積極的に取り組んだのかをちょっとお尋ねしたいと思います。以上、再質問させていただきます。お願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  政新クラブの加藤委員の質疑の途中ですが、委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと御確認いただいているところですが、しばらくの間会議を続けたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定をいたしました。
 それでは、続いて市側の答弁をお願いいたします。


◯指導課長(松野泰一君)  お尋ねいただきました人権尊重教育推進校の決算でございますけれども、174ページに出ております印刷費、3万円。その前のページに、173ページに人権尊重教育推進校の消耗品費として16万5,500円ございますので、紙を買ったり印刷をしたりなどして、再度製本をするというような形でこれらの予算を使って、冊子をまとめ、配付したものというふうに考えております。
 それから、いじめ、暴力行為等の実態でございますけれども、近隣市と比べてということですが、近隣市との比較というものは持っておりませんけれども、この状況は、三鷹市としては、先ほど申し上げたように横ばいでございますけれども、都の中では増加傾向にあるということで、それを比較すれば、三鷹市としては少ない、よい傾向なのかなというふうには考えております。いじめの方は、これは先ほど積極的に実態を把握したというふうにお話をさせていただきましたけれども、アンケートを行ったり、それから、個別に面談をするなど、こういった回数をふやしました。1学期、2学期、3学期、それぞれ何度もそういったことを行いまして、いじめの状況について細かく聞き取りをさせていただいた。その結果、本当に初期の段階で発見をする数がふえたということで、この数がふえたということについて、ふえたことがいいのか、減ったことがいいのかというのはそれぞれ論があると思いますけれども、私どもとしては初期の段階でたくさんとらえられて、それが解決に向かって、いろいろな対応ができたということはよかったなととらえております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、おいしい水についてです。これまで工事やった部分については、すべて本当に直結です。設計の段階で、水道部側との協議を行っています。つまり、そこの水道管の水圧の状況、それから、校舎の状況といったことを確認をしていただいて、大丈夫かどうかということの確認を行っています。ですから、今後整備が進んでいく中で、学校の立地によっては、増圧ポンプを入れなければ給水できないところも当然出てくるというふうに思います。その際、このおいしい水プロジェクトを活用する場合には、若干補助率が変わってきます。という問題があります。ただ、それはもう立地条件との問題になりますので、これは供給している水道部側と、設計段階で十分協議を行うということになります。
 それから、芝生です。確かに使用前は、地域の方々も枯らしちゃったらどうしようというお話がたくさんあったんですけれども、部分的に大分傷んだところも出たんですが、大分芝生も丈夫で、ちょっとの間立ち入りを制限することでしっかり復活をしてきていますので、その点では地域の方々も大分安心をされてきている状態にあります。この年度、平成21年度に設計を行った第六中学校においては、今、御質問にあったような心配もありましたので、学校と協議をする中で、運動との兼ね合いがありますので、グラウンド面を広くとり、グラウンドの周囲に芝生を配置をするという設計を行っています。当面、現在予定をされているのは、建てかえを予定している、進んでいる東台小学校、また、設計が終わりました第六中学校、それから、今建てかえの設計を進めています第三小学校で、この芝生化の検討を進めています。今後については、経費もかかりますし、グラウンドの整備の動向等も含めて、適切な対応をしていきたいというふうに考えています。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食に関係しまして、市内産、業者の割合ということでよろしいでしょうか。学校の給食の食材につきましては、先ほども申し上げましたが、全部食材は登録制でございまして、業者も登録制でございます。まず市内業者、業者数は、先ほどの市内産野菜の協力農家の方も含めまして19。申しわけございませんが、これは平成20年度の数字になりますけれども。それから、市外業者が8社。そのほかに、東京都の学校給食会から牛乳などを納入しております。全体の金額なんですけれども、5億6,489万851円というふうになっておりまして、このうち、先ほどの東京都の学校給食会が1億2,900万円ほどあります。それを除いた市内業者、市外業者の割合でいいますと、市内業者からの購入の金額でいいますと、2億879万7,000円ほどになっております。50%弱ということになりましょうか。そのような状況になっております。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(八代 誠君)  図書館の緊急雇用について再質問いただきました。この緊急雇用の期間につきましては、制度上、原則半年となっております。6カ月間となっております。ただし、御本人が希望される場合にはさらに半年、6カ月延長できるという制度になっております。それから、図書館の利用者数でございますが、平成20年の1月に、この新資料システムを導入して以来、非常に利用者がふえ、そして図書の回転がよくなっているという状況にございまして、高い水準で推移をしているというのが現状でございます。私どもとしましては、第3次基本計画における来館者数の数値目標、100万人という数値を出しておりましたが、これを平成20年度でほぼ達成しておりまして、その後もわずかながらでございますけれども、伸びているという状況にございます。しかしながら、これ以上伸びますと、逆に利用者が1つのホールの中で大変な混雑を招く。特に夏休みなどは非常に混雑をしておりまして、私どもとしては、余りこれ以上混雑することについては、利用者同士の快適性とかを考えますと、今が一番いいレベルではないかというふうに考えております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。幾つか再質問をさせていただきたいんですけれども、確かな学力向上と人権尊重は、あれで各学校に配付ができたということでわかりました。今後、この実施結果の総括を踏まえて、特に確かな学力向上実践研究なんていうのは、ほかの学校でも進めていく意向があるのでしょうか。この点をお聞かせください。
 おいしい水プロジェクトです。やはりため水じゃなくて、直接給水本管から来るおいしい──今、東京水と言われているぐらい、おいしい水を供給するわけですから、とてもいいことだと思うんですけれども、一方で、この貯水槽があるということで、災害時に非常に役立つという観点もあるんですけれども、このことはどのようにお考えになっていますでしょうか。地震等によってインフラが途絶えた場合、マンションや学校などは貯水槽があることによって、何日間、何時間、そういうことで水が蓄えられているという話もあったんですけれども、その辺に関しては何とも言えないところかもしれないんですけれども、もし御見解があればお願いしたいと思います。学校給食に関しては、よくわかりました。市内の業者ができる限り、遠くから来ることで、事故などでおくれてしまうなんてことはないと思いますけれども、あるとも限りませんので、できる限りそういうエコの観点からも、輸送量を少なくするということからも、そういう観点からもう1回、今度見直しとか含めてお願いしたいと思います。
 校庭の芝生化です。やはりいろいろな問題点が出てきてあると思うんですけれども、今後、これを今、三小という話もありましたけれども、例えば、やった人たちが自分たちの経験をもとに御指導に行けるのかとか、最終段階では、やはりプロによる維持管理を委託することになるということまで念頭に置きながらやるのか、お聞きをしたいと思います。それと一緒にお聞きしますが、今後東京都の補助金がいつまで続くかという問題もあると思うんですけれども、その辺、何か認識がございましたら、お伺いをしたいと思います。図書館に関してはよくわかりました。目標100万人を突破したということで、今の状況がとても快適で、私も久々にことしの夏休みに、娘に連れられて東部図書館に行ってまいりました。さほど込んではいなかったんですけれども、この快適な状況で、市民のためにいい図書館づくりを引き続きお願いをしたいと思います。
 そして、いじめ問題の件なんですけれども、確かに全国的には、含めていろいろ三鷹は減少傾向、三鷹は維持していて、全国は増加ということでいい方向なのかなという話が、今あったところですけれども、三鷹でこの実態把握を積極的に実施したことによって、いじめの状況が過去15年からの表、この間、文教委員会で配られたやつだと思うんですけれども、このグラフによっては平成21年、一生懸命やったがために増加したという結果が出てきています。このように高い意識を持って、頻繁に何度も面談したというようなことで、まじめに調査した学校や自治体ほど件数が多くなるという結果に矛盾を感じるところでございます。この調査のあり方についてなど、最後に時間がないところですけれども、教育長の御所見をお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯市長(清原慶子さん)  では、芝生化についてお答えします。財源のことを心配していただいて、心強い限りです。これは石原慎太郎都知事が、とにかく東京を緑にしたい。その一環として、教育委員会と環境局が一丸となって、教育長、市長を説得して、とにかく東京全市区町村、学校の芝生化を進めるようにという、強力なこともございまして、私たちとしても一生懸命相談しながら、負担がかかり過ぎないように、それは維持についてもですね。東京都市長会でも問題提起をしながら、できる限りのことをしてまいりました。市民の皆様にも、本当はこういうふうに今まで校庭開放で使っていたのに、使えなくなる時期があるとかないとか、いろいろ本当に生の声を聞きながら、教育委員会が調整してここまできております。まちづくり三鷹やシニアSOHO普及サロン・三鷹にも協力をしていただいて、また花と緑のまち三鷹創造協会でも、芝生を1回敷いたからといって、それで未来永劫ではないのだから、いかに簡易に、負担を当該の学校や保護者等々、地域の方にかけずにできるかということで、鋭意支援の取り組みをしているところでございます。したがいまして、すべての学校の校庭の芝生化はちょっと無理だと思いますが、できる限り検証しながら、評価も北野小などは特に高いものもいただいておりますので、ぜひ市長部局も協力しながら、このプロジェクトについては継続性を考えていきたいと考えております。財源については、ぜひ市議会からも東京都に言っていただくと心強いと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  いじめ問題にお尋ねがございましたけれども、この問題行動の調査でありますけれども、これは、いじめは御承知のように、教育病理とでもいうべき問題でありまして、これは本当に長年にわたっての問題行動なわけであります。確かにおっしゃるように、一生懸命対応を図れば図るほどいじめが発見されて、件数も、調査の報告としては件数がふえてくるという。ですから、これはほったらかしておくと見えないですから件数も減るということで、大変に矛盾しているということで、国もそういうことについてよくわかっておりまして、学校を経由というよりも、直接子どもに聞くと、そういう方法に変わっていくということであります。それで確かな件数を把握したいということになってきておりますが、ただ、そんなことで矛盾しているような状況がありますので、ただ単にほかの自治体と、表面的にあらわれた件数を比較して、あそこの自治体は非常に問題があるとかないとかというふうなことで、単純に比較はやめた方がいいというふうに思いますね。
 それと同時に、件数をただ調べるだけじゃなくて、これは国も大変問題なんですけれども、やはり原因をきちんとつかんで、解決はどうあったらいいのかということまで踏み込まないと、今までね、これ、やってきてないんですよ、国もはっきり言って。だから、いまだにずっとこの問題は続いている。不登校もそうです、いじめもそうです。こういった問題について、真剣に改革に取り組んできているかどうかということを、私どもは逆に問いたいわけでありまして、そういった意味でも、自治体の方から真剣に私どもも取り組んでいきたいとも思っています。


◯副市長(津端 修君)  学校の貯留槽ですか、貯留槽の災害時の活用についての御質問がございました。マンションも同じなんでございますけども、あの施設につきましては、学校ならば施設管理者、マンションなら所有者の附属物でございます。したがいまして、災害時における飲料水、あるいは生活用水については、もともとそれを期待するような考え方を持っておりませんので、別途の方法で整備を図るということでございます。ちなみに、安全においしい水プロジェクトでございますが、東京都の水道局は公営企業でございまして、今の災害等についても、災害時は市町村で責任を持ってくれというふうな中で、このおいしい水をPRするためにかなりの力を入れて助成金を出しているということで、ほぼ半額近い、事業費の半額近い助成で区市町村に推進している事業でございますので、それは防火貯水槽のあるなし、災害時に関係なく、そうした事業であるということを申し述べておきます。


◯指導課長(松野泰一君)  人権尊重教育推進校、それから、確かな学力向上実践推進校でございますけれども、これはどちらも平成21年度、平成22年度、2カ年の指定を受けております。ですので、先ほど申し上げた報告等については、それぞれ中間報告という形をとっております。これを踏まえて、それぞれが確かな学力であったり、あるいは、自分も他人も大切にする子どもを育てるための指導のあり方について、具体的な指導の工夫、教材の工夫については、最終的な報告を受けて市内の学校に広めてまいりたいと考えております。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食の業者、なるべく市内業者をということで。質問委員さんおっしゃったとおり、学校給食は毎日毎日決まった時間に納品してもらうということも、これは重要な条件でございます。できるだけ市内で条件を満たす業者があれば、そちらの方にお願いしていきたいと思っております。なお現在、市外にある業者もほとんど近隣、そういう条件を満たすということで、近隣業者というふうになっております。


◯委員(加藤浩司君)  いろいろと答弁ありがとうございました。ぜひ私どもとしても、東京都の都支出金を反映して、三鷹に多くの緑をということを願っておりますので、一生懸命鋭意努力、こっちが質問しているのに、何か要望されちゃったような気もするんですけれども、鋭意努力をしていきたいというふうに考えております。
 おいしい水プロジェクトは、大きな金額が確かに東京都から来ているなと。これは工事費にあてがうというよりは、その費用でほかにも防災にもきちっと役立てるようにということの意味があるということは、今、よくわかりました。おいしい水を飲んでもらうためにも、この事業をどんどん進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、政新クラブの質疑を一たん終了します。
 これよりしばらく休憩をいたします。再開は5時10分といたします。よろしくお願いします。
                  午後5時00分 休憩



                  午後5時10分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 では、公明党。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いします。まず、全般的な、今、いじめのお話が出ておりました。結果としてはいじめ、あるいは暴力、それから授業放棄、たむろ、座り込み、服装にあらわれる等いろいろありますが、当該年度において、いわゆるこうした荒れた学校、落ちつきのない学校、あるいは学級崩壊等がありましたでしょうか。
 次に、175ページの小・中一貫でございます。一方で、小・中一貫がきれいにそろったわけですが、同時に中高一貫という都立学校の動きもございます、私立もあります。特に中央線沿線はございます。保護者から見ると、進路指導、小学校2年か3年でこの選択をしなければいけない。それから、やはり残念ながら、例えば中高一貫行きたいという方の受験のこともございます。こうした相談、あるいは冊子、案内、まさに小・中一貫で、三鷹で頑張っていただきたいということが大前提ですけれども、やはり中・高一貫を選択される方への丁寧なそうした相談や資料はどうなっているでしょうか。
 それから、178ページ、水道のことでございます。先ほどから出ておりますが、ことしは特に暑かったということもあって去年のことでお聞きしますが、学校によってちょっと一覧を調べていただきました。市立学校での水道水の飲用指導についてということで調べていただきましたところ、うちの水道水は安全で、どんどん飲んでくださいと奨励していただいている学校が、小学校で11校、中学校で3校、特に指導していない学校が4校ずつ、この水道水は飲めないよといっているところはゼロ、こういう形でございました。ただし、その水道につきましても、ある学校は、水道水は消毒も十分されており──消毒という言葉が使われていますね、されておりとか、入学案内にも、これはどんどん水道水安心だということが明記されているところもあって、ある意味で、水道水に対する基準といいますか、評価といいますか、姿勢がちょっとばらばらではないかと思います。もちろんおいしい水、あるいはおいしい水プロジェクトがなくても、下からの水でおいしい水が事実上飲めている学校もあるかと思いますが、その辺、全体としてはやっぱり一貫性を持たないと、うちの学校ではこうだ、こっちの学校ではどうだということになってしまいますので、その辺の御見解をお聞かせいただきたいと思います。
 また、ことしになって水筒のことがございましたけれども、去年もクラブ活動で水筒を持ってきてはいけないとか、自分の子どもはいわゆる幼児からの糖尿があって水は飲まなきゃいけない。そういったことに対する配慮、水筒に対しての不可、可といったところについてもばらつきがあるようでございます。ことしの9月からは一定の配慮をされているようですが、去年の段階ではどうだったのでしょうか。同じく授業中には、どうしても飲みたい方には飲ませるといったことも含めて、水分補給についての考え方を統一してはどうかと思います。
 それから、いわゆる不適切な支出ということがございまして、管理上の問題、それから、去年の4月からは、いわゆる公金ではない、けれども学校長が預かったりする資金のことについても、台帳等が整備をされました。一方で、保護者が購入されます防災ずきん、あるいは体育着、水泳着といったものが、直接は業者から保護者は買うわけでございますけれども、その業者が1校当たり1業者しか指定をされなかったり、あるいは、案内物で一番下に小学校名が書いてあり、校外で案内はするけれども、あたかも小学校が公認されたような、そうした指導といいますか、案内をされたところがある。ほかのところで買おうとしたら、色が違うとだめだと言われたとかいうことがございました。それから、防災ずきんでいうと、背もたれにかけられるかどうかというようなことで差別をされるということがありました。防災ずきんにつきましては、御承知のとおり、日本防災協会のでないものが、この間、焼けてしまったということがございます。難燃性──燃やすことが難しい性と書きますが、難燃性と書いてあるけれども、防災協会でないものが、この間燃えたやつがありましたね。こういったものにつきましても、1つは、そうした安全点検、あるいは業者の公平性。幾つかの業者が公平にそうした案内ができることも含めて、お考え方をどうあったかお聞かせいただきたいと思います。
 174ページから179ページにかけて、支援学級についてお聞きをいたします。先ほどからインクルーシブについてのお話もございました。しかし、固定級につきまして、次の予定は二小と五中と考えてよろしいのでしょうか。これは各、今までの方針からいきますと、学園外に中学校になったら通学しなきゃいけないということでいうと、やはり東台に抱えていることでいえば五中。それから、わかばも、その5割以上が二小から通っているということもあり、やっぱり二小。こういったことが保護者の方、関係者の方からも要望されております。こういう予定についてあれば、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、バスの運行でございます。これもデータを出していただきました。支援級にはいろいろな肢体不自由の方もいらっしゃいます。主に入札によりまして武州交通さんと契約をされておりますが、年間200日という程度で決まっております。その中に、いわゆる車いすごと乗らなければいけないお子さん、あるいは、車いすをたたんで、それも1つの訓練としているお子さん、それから、小・中学校、行事が逆になってしまって、中学校が先に帰す、小学校が1時間待っている、一番最後のお子さんがおりるまで1時間、計2時間、授業が終わってからもかかるというところもあったと。それから、もう一つは、夏休みのプールについて、これが使えないというようなこともあって、保護者の間から、どういうところにこれは求めていけばいいのか。学校なのか教育委員会なのか、あるいは協議をしていただけるのかということ含めてお話がございました。御対応についてお聞きしたいと思います。
 それから、補助員、支援員さんのことがございました。これも週20時間等の配分がございますが、行事等があった場合には、そこに行けない、あるいは行くような方々が、ノー保険、あるいはボランティアで行かざるを得ない。あるいは、普通の授業時間を削らなければいけないといった状況もあるようでございますが、そうした現実がおありになったでしょうか。対応についてお聞かせいただきたいと思います。
 それから、トイレでございます。これは本来は、そうした主に固定級といいますか、支援級のあるところでは、そのすぐそばになければいけないわけですが、事情があって一般のトイレを使わなければいけないところがあるわけですが、洋式トイレしかできない、あるいは、オストメイトに近いものでしかできないということがございまして、それが障がい者用のがあるんだけれども、遠く離れている。例えば、日常ならばいいんですけれども、女生徒の生理の問題。いろいろこういったものについては、きめ細かい配慮が必要だと思います。ですから、支援級、あるいは通級におけるトイレの整備はどのようになっているでしょうか。
 それから、これはトイレでは、この支援学級のことではありませんが、先回、プレの教育フォーラムがありましたときに御見学の方々から、当該校の中で、トイレの床が壊れそうである、めくれているという御指摘もありました。小・中一貫の大きなそうした催事をするならば、そうした全国から来られる方々がトイレの床、あるいは中も見られるわけですので、そういうところもきめ細かく点検されているのかどうかというお話もありましたので、あわせて御確認いただきたいと思います。
 それから、学校には、いろいろな責任者、管理者がございます。防火管理者、防災責任者、危険物取扱責任者、防犯責任者、食品衛生の責任者、それから、IT情報セキュリティーの責任者というのがあります。かなり前にも御指摘がありましたけれども、先生方は異動が多い。校長でも副校長でも、あるいは特に危険物の場合には理科担当教員。この方が異動したのにもかかわらず、掲示板すら変わってなかった、あるいは掲示板は変わっているけれども、ペーパー上の責任者が変わってなかったということもございます。これも平成21年度においては点検をされたのでしょうか。常に点検しなきゃいけませんけれども、どうだったのでしょうか。
 この中で特に防災の責任者ということで、これは防火管理者を兼ねるというようなこともございますが、先ほどございました、いざというときに多くの方々が避難をされてくるのが学校でございます。そうしますと、そこのトップの方々は、校舎内のことについて、校長、副校長が一番よく知っている。そういうことを兼ねて、どういうヒエラルキーといいますか、位置づけをもって災害時はとらえたらよろしいのか。それから、先ほども申し上げましたとおり、学校からいろんな情報を防災本部に伝えるときに、コンピューター環境、こういったものが整備されているのか。校長室と、校長と副校長のところにしかインターネットをつなげるものがないという状況で、そこのいわゆるBCP、倒れやすいものがあったり、表彰、額、本、全部倒れて、一番そういうものが、コンピューターが壊れて使えないではしようがない。こういったことも管理をしなければいけないと考えておりますが、いかがでしょうか。
 それから、192ページの巡回文庫でございます。これは一時期は南部図書館ができればとか、いろいろな整備がされれば廃止ということがございましたけれども、例の井の頭の三鷹台児童遊園におけるブックカフェ等、むしろルネッサンスを迎えているのではないかと思います。私も何カ所かついて回りましたところ、大変喜ばれており、そこでブックカフェ的なものもしたいと。あるいは、読み聞かせもしたいという方もいらっしゃいますので、このルネッサンスとかよみがえりといいますか、今後の方向性についてどういう御検討をされているのか、いたのか、お聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  幾つかにわたり、答弁をさせていただきます。まず、いじめ、暴力、授業放棄等、そういったような問題行動についてでございますけれども、委員御指摘の学級崩壊、あるいは荒れた学校というものの定義というのがそれぞれあると思うんですけれども、落ちつきのない行動をとっている児童・生徒、あるいは、生活上の問題行動というものは、それぞれの学校であるとは認識しております。しかし、いわゆる社会的に崩壊しているとか荒れているというような学校の実態ではないというふうに考えております。
 それから、小・中一貫だけではなくて、中高一貫を希望する場合の対応でございますけれども、こうした中学校からの小・中一貫ではなく、中学校からまた別の学校に行くということを希望するということは、それぞれの保護者の判断、家庭の価値観によるものと思います。そういった保護者の判断を尊重した上で、進路等の相談については個人面談等で行っているところでございます。
 3点目の、水道水の飲用を奨励しているということですけれども、特に指導していないという回答については、当然飲用をしているということでございまして、また、水筒を持ってきていいかどうかという、こういった配慮でございますけれども、これについては学校の状況によって、それぞれ対応は多少異なりますけれども、水分補給の大切さについては、それぞれについて指導しておりますので、学校として適切に判断をしているものと考えております。
 それから、教育支援学級のバスの運行についてお答えいたします。小・中学校の下校の順序が逆になるという御指摘をいただきましたけれども、現在、この小学校、中学校については、教育支援学級、肢体不自由学級のバスについてのことだと思いますが、現在は車いす生徒の増加に対応いたしまして、小学校、中学校のバスを別にいたしましたので、現在ではこういったことは起きていないととらえております。また、プールの指導については、プールの指導の際にもこのバスの運行、200日程度の、程度の中で含めて、実際に運行している例もございますので、それぞれの学校で要望にこたえて対応しているところでございます。
 それから、教育支援学級の介助員でございますが、これは週30時間という嘱託員の時間数の制限がございます。ですから、週30時間までで、学校の中で運用しているということになります。ですので、例えば、土曜日に公開等を行ったような場合には、その中で時間の調整をして、土曜日にその分を割り振るというようなことが考えられると思います。
 それから、最後に、防火管理責任者についてでございますけれども、こちらはそれぞれの学校で、多くは副校長が消防署等の講習を受けて、その防火管理者というようなことの資格を得て登録をしておりますけれども、その表示等につきましては古いもので、そのままになっていることのないように、こちらは改めて指導してまいりたいと考えております。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  学用品の購入に関連して御質問がありました。学用品の購入につきましては、指導上の必要性から一括購入するものと、学校として望ましいものを提示して、保護者の判断で購入をしていただくと。御質問があったのは後者だと思いますけれども、保護者の要望等もありまして、主に新1年生の対応として、そうした業者の紹介と、学校での購入機会を持っている、このような現状だということを承知しております。具体的には防災ずきんとか、体育着、水着とか、御指摘がありましたけれども、いずれも他の店でも購入可能でありますし、また、兄弟のものを使うとか、そうしたものも含めて、保護者の判断で購入をしていると、そのように承知をしております。また、しかし一方で、その保護者の負担でありますとか、1社だけとか、例えば、制服なんかは1社ではなくて、指定の何社かあるわけですけれども、こうした学用品につきましても、品質、それから保護者の負担の軽減ということもございますし、学区内、あるいは市内、近くで購入ができると。もちろん競争性といいますか、複数の中で選択できるようなものがベストだと考えますし、そのようなことは適切な対応をしていただくよう、教育委員会としても指導していきたいと考えているところでございます。
 また、防災ずきんですけれども、国民生活センターの記事をお読みになったんだと思います。防災ずきん自体は、災害の発生時に頭を保護すると、これが一番ですけれども、当然ながら防災性能が高い方が望ましい。当然でございます。そうしたことから、この結果を見ますと、児童から提出を受けたものの中には、著しく機能が低下しているものがある。そのような結果もございました。要するに、経年劣化によって、機能が低下したということもございますので、この情報につきまして、9月1日に公表されました。それを翌々日の9月3日に小学校校長会が開催されましたので、そこでこのテスト結果について情報提供をし、こうしたことを周知を図ってきた。いずれも、防災ずきんにつきましても、学校長の判断で指導しているものですので、そうしたところはしっかり情報提供をして、そうしたところを防災ずきんの活用に生かしていただきたいという趣旨でございます。
 それから、少し飛びますけれども、フォーラムを例に。これはあれですね、トイレが、フォーラムでは全校公開をしますので、そうしたことも含めて、当該年度、きちっと修繕をしているかという御質問だというふうに理解しましたけれども、当然ながら限られた予算の中ではありますけれども、特に危険なところはしっかりその年度で対応していく。劣化しているところとかかなりあるわけですけれども、そうしたところは計画的に対応していくということでございます。
 それから、最後の質問、指導課長を補足いたしますけれども、学校では非常時の場合には、避難所の運営委員会が設置されます。その中では、学校と市と自主防と、それから、避難者の代表の方がその運営委員会を構成するわけですけれども、御指摘のように、学校というのはやはり校長、副校長が学校の中のことを一番わかっているわけですから、そうした中での対応といいますか、そういったところの御質問だと思います。また、防災の無線のシステムが変更になったこともあり、いわゆる今後、どのように学校のシステムを活用するんだという御質問もあったのかと思いますけれども、そちらにつきましても、防災課とも十分連携といいますか、大もとは防災課ですので、そうしたところと学校側の情報も提供しながら、しっかり対応していきたいと考えているところです。


◯学務課長(内野時男君)  教育支援学級、特に固定級の今後の設置予定ということで御質問がございました。教育支援学級、固定、通級含めまして、ここ3年ほどでかなり整備が進んでまいりました。これまでは一中や、それから、六小の固定級の大規模化の解消ということで精力的に取り組んでまいりまして、一定の、こちらの方はめどが立ったと思います。すぐに来年から解消するということではありませんけれども、二、三年すると、大分その面での解消は図れてくるのかなというふうに思っております。
 それであと、二小、五中という具体的なことでしたけれども、次にこちらの方で検討しなければいけないのは、教育支援の面でも、小・中一貫教育ということになろうかと思います。確かに五中学区では、東台小学校の支援学級にお通いのお子さんは、そのまま五中が本来ですと小・中一貫でつながるわけですけれども、そうなっておりません。こちらの方、今、当面の目標であります大規模化の解消というところを目指してまいりましたので、その様子を見まして、次にはそちらの方を目指していきたいと思っておりますけれども、国の方の動向もございます。こちらの方も見きわめながら、また何とかいろんな工夫もしまして、対応していきたいなというふうに思っております。二小の方は今回、第七中学校に来年度、固定級が開設されますので、教育支援の面での小・中一貫ということが図れるようになりましたので、こちらの方はその面では一定のめどが立ってきたのかなというふうに思っております。


◯図書館システム担当課長(大島克己君)  巡回文庫の今後の方向性について、御質問をいただきました。御存じのように巡回文庫でございますが、多摩、市の中でも残っているところは、三鷹を入れて4市ということで非常に少なくなってきているんですが、三鷹の場合は利用者がふえているというところでございます。この巡回文庫でございますが、当初はどちらかというと高齢の方の利用というのが想定されていたわけですけれども、現在は7割以上が、小さなお子さんを連れているお母さんの御利用がほとんどだというところでございます。したがって、巡回文庫についても、そのことを中心に今後考えていかなければいけないだろうと。利用者の層が変わってきているということでございますので、昨年度ではないんですが、今年度から再雇用の女性の職員を乗せたりしております。それから、蔵書構成もそういうものに配慮しようということで、今やっている最中でございます。質問議員の御指摘にありましたとおり、読み聞かせをしてはどうかという意見も出ておりますので、そういうことも総合的に考えながら、今後対応していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯委員(緒方一郎君)  夢のある方から。今のお話、本当にあれで、例えば、バス自体もTDLの中を走っているような夢のあるバスにしてもらいたいぐらいの話がありまして、これはどこかからもらい受けたり、いろいろなことすることを含めて、ぜひお考えいただきたい。これは要望でございます。
 それから、荒れと落ちつきのない定義は一体何なんですか、それじゃあ。保護者の方が、PTAの方が、うちの学校は荒れていると。包み込むようにして、そういう方々の協力をして、解決しようとされているんでしょう。定義は何なんですか。荒れている学校、落ちつきのない学校、そして学級崩壊、学校崩壊の定義から聞かせてください。


◯指導課長(松野泰一君)  教育委員会として、この学校、荒れている学校、それから学級崩壊をしているというような定義は持っておりません。


◯委員(緒方一郎君)  定義がないところでどうやってやるんですか。これはどう判断するとか、どういう基準とかというのは。


◯指導課長(松野泰一君)  学級崩壊をしている学級だからどうとか、荒れた学校だからというようなということで定義をしているわけではないので、それぞれ個々の問題について、生徒、あるいは児童・生徒が生活指導上落ちつきのない状態、それに対して指導を的確に行うように、こちらから働きかける、あるいは、何らかの教育相談等の措置をする、そういったような対応はいたしますけれども、この学級は崩壊している、学校は荒れているというようなことで対応しているのではないという、そういう認識でございます。


◯委員(緒方一郎君)  せっかくつけていただいた追加資料でいいますと、病気等を理由にしない長期欠席の小・中学生がいます。これらの原因、例えば、今言ったように、いわゆる素行不良、服装の乱れ、そういったことを一つ一つやっていかないと、そこまでたどり着かないということですか。現実に保護者の中で、うちの学校何とかしてほしい、何とかしようという声が、ここではあえて学校名は言いませんけれども、ある。そうしたことも含めて、どういうふうな名前をつけるかわからないけれども、1つは包括的に、1つは個別に、先ほど教育長の言われたとおり、原因を一つ一つ確かめて、それが個別のものがあるのか、あるいは、教職の環境にあるのか、あるいは校内委員会、いろいろなシステムにあるのか、やっていかなきゃいけないんじゃないですか。どこにも出てきてないじゃないですか。


◯指導課長(松野泰一君)  質問委員おっしゃるとおり、それぞれまず包括的にというのは、学校として落ちつきのないような行動をとる生徒が減るように対応するということももちろんですし、そして、それぞれの個別の、例えば心理的な状況、情緒的な状況、あるいはまた社会的な背景、そういったことによって、子どもが問題行動をとってしまうということについては、それぞれ個別に指導していくということは非常に大事なことだと考えております。


◯委員(緒方一郎君)  ここではこれで終わりますが、続いて、小・中一貫、中高一貫についてなんですけど、先ほど、いろいろな個別でのあれがあると言いました。どこかの学年で、そうしたやはり進路先についてのまとまった相談の機会を構えとして持っているんですか。保護者の方から何か来たから、うちの子は中高一貫行きたいからではなくて、小学校3年生のどこかに、こういう選択肢もありますよ、4年のときにこういう選択肢もありますよというシステムがあるかどうかお聞かせください。
 それから、もう一つは、防災ずきん等々、学用品のことでございます。いろんな御相談が来たときに、防災ずきんは色としてオレンジとシルバーがあった。これはうちはオレンジでなければいけない、シルバーしか持っていない、オレンジしかいけない。わざわざ調布の業者まで買いに行かれた方もいらっしゃいました。それから、先ほどそれらを背もたれにかける、かけられないということで買いかえてくださいということがあったり、それから、市内業者でない方が、これはもううわさがうわさを呼んでしまって、じゃあ校長先生の出身校の近くの学校でそのまま引きずってきたのかという話があったりするんですね。これらはやっぱりそうしたことが変なうわさにならないように、やっぱりどこかで公平、公正、1人の先生の何か言い方でもって何かが決めつけられるんじゃなくて、やっぱりそれは平準化しておかないと。そのためには、複数の業者がここに入られるような仕組みをつくっておかないといけないと思うんですが、その辺の、先ほど指導もというお話もありましたけれど、もう一度確認をしていただきたいと思います。
 それから、トイレでございますが、ちょっともう一つ聞きますが、洋式トイレ。これは半分は頑張ってやろうという気持ちがおありになったわけですが、小・中学校における洋式トイレというのは半分まで、目標までいったんでしょうか。それと今の関連でいうと、こうした支援級、通級や固定級との位置関係ですね。遠いとかばたばた行かなきゃいけないとか、階を超えていかなきゃいけないとか、そういうところは点検されているのでしょうか。
 バス運行のことはわかりました。それから、30時間の介助員のことでございますが、これ、事実上として無保険とかボランティアでやったり、一番肝心なところで抜けてもいけませんので、例えば、20時間の方を2人でうまく40時間に計するとか、いろいろな柔軟性な取り組みも必要かと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
 それから、災害時のことでございます。これは統括の方で、学校が一番大事な拠点になるときに、学校長の構え、あるいはいろいろな通信施設、報告のたぐいというものがそこから発信できないことは大変危険なことですので、それについては別途総括で聞きたいと思います。


◯指導課長(松野泰一君)  まず、小・中一貫、中高一貫の件でございますけれども、小・中一貫教育を推進する三鷹市として、一律に中高一貫教育の選択肢を示すというような機会は設けてはおりません。
 それから、介助員のことでございますけれども、これは30時間という規定がございますので、それを超えてということは、現段階では難しいと考えております。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  防災ずきんの件で、オレンジでなければだめだとか、調布の業者に買いに行かせたとか、断定的な御指摘がありましたけれども、そのような事実はこちらでは確認はしておりません。しかしなから、やはりそうした学校長の判断により紹介したり、機会を持ったりするもの。これは例えば、市の指名登録のような制度にはちょっとなじまないのかなと。もともと近くの業者さんで購入をしていただいている。一方で、やはり保護者の負担の軽減であるとか、そうしたところが特定の業者をあっせんするような方法というのは、これはやはり問題があるだろう。それは考えますので、こうしたことにつきまして、委員さん御指摘のごもっともでございますので、そうしたことの誤解を招くようなことがないように、これは校長会等通じて、こちらの方で情報提供し、周知をしてまいります。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  トイレの関係です。まず、支援級との位置関係になります。支援学級、こちらは既存の校舎の中で改修工事を行いますが、その場所の選定の際に、トイレとの位置関係というのは、その教室を選ぶ条件の1つとしています。ですから、支援級のあるところには比較的近くにトイレがあるということが、まず部屋そのものを選ぶ条件としています。その際、これはケースによるんですけれども、必要な改修を行うこともございます。それから、全体の問題として、洋式トイレの数。こちらはまだまだ改修が進んでいなくて、全体としてやや古い状況にあります。各校の一固まりのトイレの中には、洋式トイレ、最低1つ以上はあることはあるんですが、半数以上というような状態にはなっていない現状にあります。ただ、こちらも財源の問題、また改修をする際には、非常に大きな音も出ますので、年間に改修できる数というのも限界があります。これは子どもたちに快適な学習環境を提供するという意味で、順次改修に努めていきたいというふうに思います。


◯副市長(河村 孝君)  私ども、市の立場からすると、ちょっと1つだけ問題提起だけしておきますけれども、学校の指定するお店っていうのは御指摘のようにいろいろあって、それが一方で、もうちょっと何店か幾つかあって、競争性があった方がいいという、そういう御指摘は大変よくわかります。一方で、これは商業振興の立場からすると、よく私どもがまちの商店主の人とお話をしていると、そういう指定がなくなってきてつぶれる店がたくさんあるという問題も一方であるわけですね。だから、小学校とか中学校とともに生きていた、地域の小さなお店というのは結構あるわけでございまして、御指摘の提案はごもっともでありますけども、教育委員会の立場もありますから、それはそれでいいわけですけれども、もう一方の視点だけはちょっと御配慮いただきたいなというふうに思ってますので、今後教育委員会の方から問題提起があれば、市長部局としても協議をしてまいりたいというふうに思います。


◯委員(緒方一郎君)  今の点で言いますと、やはり市内業者を優先していただきたいということで共通していると思います。
 それから、先ほどの中高一貫等々進学のこと、それから、介助員のことについては、ぜひ現場に即した柔軟な考え方を検討していただきたいと思っています。それから、荒れや落ちつきのことについては、また改めてお伺いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、続きまして、公明党。


◯委員(粕谷 稔君)  では、教育費、よろしくお願いいたします。
 初めに178ページ、事項2.学校管理運営費でございます。当該年度から、教職員のPCが1人1台提供され、校務支援のソフトについて利活用が始められていると思います。1人1台化の効果の測定はどのように行っているのでしょうか。稼働状況や持ち帰っての作業時間の削減等の結果データ等とっていらっしゃるのでしょうか。また、決められたUSBでの申請したものしか持ち出しができなくなるとのことで、不便が発生することはないかと危惧した声もありましたが、実際1年経過してどうであったのでしょうか。教職員の声があれば御紹介をしていただきたいと思います。また、USBの紛失等の事故、これはなかったのでしょうか。お教えください。
 続きまして、181ページ、事項2.学校給食関係費でございます。中原小が委託され、鷹南学園がすべて民間委託化され、委託実施校での経費削減効果が認められましたが、削減効果以外ではどのような効果があったとお考えでしょうか。今後の委託化の推進を検討される場合の判断基準、これがどういうもので設定されたのか、お伺いいたします。現在は、委託化の検討は1校ずつだと思いますが、今後の検討の際に、例えば小・中一貫の学園単位での検討も必要であり、有効であると考えますが、この点、当該年度御検討はされましたでしょうか。
 続きまして187、事項6.武蔵野(野川流域)の水車経営農家関係費、次の188ページ、事項7.大沢二丁目古民家(仮称)関係費でございます。それぞれエコミュージアム事業のサテライト施設としての大きな役割を持つ施設であると認識しておりますが、ワサビ田や水田、また横穴墓などの社会資源と連携し、大沢の里全体で、いまだに残されている懐かしい里山というか原風景、市内に限らず市外からも多くの人が呼べるスポットになり得ると考えますが、大沢の里全体の今後の方向性、こうした部分に関しまして、当該年度、何か御検討されましたでしょうか。お伺いをしたいと思います。
 それから、ちょっとページ数がわからないんですが、考え方といたしまして、当該年度、我々も要望をずっとしてきたわけなんですが、小・中学校の冷房化設置に向けた協議というのがどういう形でなされましたでしょうか。あればお伺いしたいと思います。
 それから、177ページになるかと思うんですが、川上村の件に関しまして、川上郷自然の村管理運営費についてお伺いいたします。川上村の宿泊については、7、8月、月をまたがっての抽せんがまとめてできるようになりました。そして、片やスポーツ振興課で多分運行していただいておりますスポーツバスなんですが、これに関しましては当月のみの形で、月をまたがった場合、例えば、行きは当たっても帰りの分が外れてしまうということで、このスポーツバスを利用して川上村に月をまたいで行った場合に、帰ってこれなくなってしまうっていう、利用できなくなるという不便な状況が生じているというお声もちょうだいしております。当該年度、このスポーツバスと川上自然の村のそういった部分に関しまして、何か御議論、また改正に向けた検討がなされましたでしょうか。お伺いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、教員1人1台パソコンです。この効果というのについてなんですが、こちら、定量的にはかるのは非常に実は難しい課題です。ただ、稼働状況については、先ほどの御質問にあったとおり、1人ずつにIDを払い出しているということで、要は電源が入って、どれぐらい使っているかという統計はとれるようになっています。この様子を見ていますと、配った当初は少しずつ使われていたのが、最近は多くの方々が非常によく使われているというような、ログインの状況から見えてきています。この持ち帰りの仕事についてなんですが、こちらは非常に難しい問題だというふうに思っています。この環境に整備をし直した際の操作説明の際には、多くの教員から、それではちょっと厳しいよという御意見をいただきました。そのために、持ち出し用のUSBを用意したり、あるいは、CDやDVDに情報を固定して、学校の外部に持ち出せるようなというような仕組みもあわせて用意はしました。ところが、実際に今使われている状況とすると、多分手数も多くかかるということで、電子的な資料の持ち帰り、持ち出しというのは、当初教員側から要望していたような数は、実際には動いていないというような状態にあります。よく言われていますUSBメモリーの紛失については、これまでのところは発生をしていないということになります。
 それから、もう1点、小・中学校の冷房化についてです。ことしの夏、非常に暑かったので、かなり厳しいということなんですが、こちらについては多くの課題があります。1つは、やはり単純に多額の経費を要すること。また、クーラー、これは冷やすための室外機も当然必要になりますので、そこまでの配管と室外機の置き場所といったものも課題になってまいります。また、別の側面からということで、環境への負荷を低減するということで、学校においてもできるだけ消費電力を減らしていこうというようなことも、社会全体として求められています。こちらにも考慮をしなければならない。また、学校の校舎もいろいろなところでの老朽化も見えてきていますので、こちら等も考えながら検討せざるを得ない。1つは、補助事業がちょっと充てられるんですが、クーラーだけ単体で使ってしまいますと、それ以降の同じ学校での利用制限もかかってきますので、全体としてどう整備をしていくか。こちらは財源の部分、それから、工事に対する児童・生徒への負担、これも考慮して検討していきたいというふうに思っています。


◯学務課長(内野時男君)  学校給食に関連して、委託実施校の関連ですけれども、経費の削減効果のほかの効果ということでございます。これは当初から委託による効果というものについて、経費の面のほかに、給食の充実ということを挙げておりました。どういうことかといいますと、朝早くから調理できますので、丁寧な下処理ができているということで、給食がおいしくできるということもあります。それから、学校の行事にあわせて、年間の行事を事前に示しておきますと、その行事のときに合わせて応援要員を配置できるっていうふうなメリットがありまして、それにも柔軟に対応してもらっているところでございます。また、従来バイキング給食など、卒業年度の、小学校でいいますと6年生だけなんていうこともありましたけれども、こちらの方もほかの学年にも広げていけるっていうふうなことで、充実が図られているところでございます。それから、もう一つ、食育の充実っていうことがございます。これはどういうことかといいますと、栄養士に、本来の食育の専門家として、栄養士が直接授業を行うことはできませんけれども、担任の教員とティーム・ティーチングで、食に関する授業などに一緒に参加して、また給食の時間などに食育指導、一緒に指導できるような時間もつくりやすくなったっていうふうなことがございます。
 それから、今後、学園単位での委託の検討ということでございます。私どもとしてもできるだけ小・中一貫で、学園単位でということを検討してはいきたいと思っておりますが、もう一方で、人員配置との関係もございます。こちらの方も人事の方とよく検討しまして、こちらの方も考慮しなければいけませんので、それも合わせて学校の数なども、それからできるだけ小・中一貫の方で、単位でということで、こちらも検討してまいりたいと思っております。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  委員さんから、大沢の里の今後の活用についてということで御質問をいただきました。大沢の里につきましては、現在、生涯学習課で古民家、そして水車経営農家ということで復元事業を進めておりまして、大沢の里には、委員さんがおっしゃるとおり、ワサビ田、ほたるの里、そして水田があり、大沢の原風景というのが集約されているというふうに考えております。都心に近いところで、この里山のイメージがあるというところは少ないと思いますので、ぜひ観光に来て見ていただけるような整備をしていきたいというふうに考えておりますが、大沢の里の整備につきましては、市の事業としまして、都市整備部緑と公園課の方が中心になって事業を進めております。教育委員会生涯学習課も連携をしまして、全体の整備計画との整合性を図りながら、今後整備を進めてまいりたいというふうに考えております。大沢の原風景を大事にしながら、多くの観光客に見てもらえるような整備を都市整備部、それから観光協会とも連携をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長(柳川秀夫君)  川上郷自然の村に宿泊の抽せんにかかわるスポーツバスの利用について御質問いただきました。川上郷の自然の村の宿泊につきましては、確かに夏の期間中だけ2カ月間という抽せんになっておりました。スポーツバスの方は、従来どおり当月のみの抽せんということで、昨年度につきまして、そのケースがありました。運悪くたまたま月日がまたがって31日、1日ということで、このことにつきましては、利用者からもそのような要望がありますので、次年度以降、夏の期間だけは宿泊の方の抽せんに合わせて実施していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございました。まず、自然の村、川上郷の自然の村に関しまして、スポーツバス、7、8月は当該年度以降はまたがって御利用できるということで、ありがとうございます。本当にまれなケースかとは思いますが、こういう何かはざまというか、非常に制度の部分で本当にめったにないことだとは思うんですけれども、非常に行政サービスしている部分としてはいかがなものかという声も我々もちょうだいいたしますので、またそういった部分、使い勝手よく運行していただければと思います。
 それから、大沢の、久保田さんからもすばらしい御答弁をいただきましたので、これからまた私も大沢住民としまして、非常に期待をしたいなっていうふうに思っております。先ほども言いましたけれども、今、先日もテレビで取り上げられて、調布の旅という形で、最後大沢の里で終わっていたという、ちょっと見ていてここは三鷹だよっていうことで思いもありました。本当に今、里山という部分が見直されているという報道等もございます。本当に久保田さんが先導していただいて、済みません、生涯学習の方でも先導していただいて、5階、都市整備部と連携をとって、すばらしい知的資源、地域資源に活用していただきたいというように思います。
 それから、学校給食に関しましては、食育という部分、御答弁いただきました。本当に先ほど質問、同僚議員からもございました。地域野菜っていう、地域の食材という部分でも、また小・中一貫、学園単位となると難しい課題もあるかとは思うんですけれども、非常に大事な食の部分ですので、またしっかりとやっていっていただきたいというように思います。
 それから、PCに関しまして、多くIDから察するに、もう使われているだろうという状況をお伺いいたしました。本当にともするとUSBの紛失というのが結構な頻度で報道されたりとかされます。本当にそういう意味では、三鷹の教職員の先生方はうまいというか、しっかりと気をつけて情報管理にも当たっていただいているんだなっていう思いを新たにさせていただきました。本当にまたこのPCの環境が整備されましたので、本当にPCをめぐるモラルというか、使い方というか、環境の徹底においても、またさらに工夫をしていただきたいと思うんですけれども、今後何かそういった部分、御予定というか、お考えになっていることありますでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今の最後の部分ですね、幸い今まではなかったんですが、これは紙も含めて情報にかかわる事故というのは、だれがいつ起こしても、正直不思議ではないというふうにとらえています。ですから、何を特別にということではなくて、これからも継続をして、階層ごとであったり、あるいは、新任の教員の研修の際にも指導課と連携をして、短い時間なんですが、セキュリティー教育の時間をとっていただいていますので、広く多くの方々にきちんとした注意をしていただくように留意していきたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、公明党の質疑を一たん終了します。
 次に、民主党。


◯委員(岩見大三君)  本日、最初で最後の質問者になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、教育費、まずは学校の校庭の芝生化事業の推進についてであります。先ほどからるる質問があり、また市長からも答弁がありまして、余り聞くことはないんでありますが、緑化ということで環境的な観点から、少しだけ質問をさせていただきたいと思います。この校庭の緑化に伴いまして、やはり芝生を植えるということでありますから、緑を植えるということでありまして、多少の気温並びに湿度の影響っていうものが学校内に存在したのではないかというふうに思うわけでありますが、この影響の観測につきまして、その効果検証というのは何かされていらっしゃいますでしょうか。お願いします。それと関連をいたしまして、校庭の芝生化を推進したいという、先ほども市長からの、石原都知事からというような話もありましたが、緑化推進という観点から、これは屋上緑化とか、そういったことは当該年度内に何か検討されたことはあるのかということも、あわせてお聞きをしたいと思います。
 続きまして、小学校における安全でおいしい水プロジェクトでございます。こちらも先ほど来、るる質問がありまして、詳細なる御答弁もありましたので、一応確認の意味を込めまして、2点ほどお伺いをさせていただきたいと思います。一応認識が正しければ、これは小学校における安全水プロジェクトだと。それが都からの要請というか呼びかけがありまして、中学校まで拡大をされたということで、この水プロジェクトの補助がどのぐらいの期間継続できるかということはちょっとわからないのでありますが、経営白書を拝見しますと、平成28年度工事云々ということも書いてありました。ちょっとその辺の真偽もお伺いしたいんですが、もしこれが長い間継続すると仮定をした場合、工事を対象とする小・中学校は、例えばどこまで拡大するかということは当該年度で何か検討ないし検証されてあるでしょうかということをお伺いしたいと思います。また、もし、まあ、これは喫緊でも構わないんですが、工事を行うといたしまして、その優先順位はどのようにつくられるかということも、検討されたのであればお聞きをしたいと思います。
 済みません、続きまして、みたか教師力養成講座の充実につきましてお伺いしたいと思います。済みません、これはページ数がちょっとわからないので、お願いいたします。この養成力の講座の推進につきましては、大変に三鷹市の教育が、教師を育成するという観点から大変な力強さというものを感じる次第なんでありますが、この要するに養成力講座というものを推進した場合に、かなりたくさんの講座を受講された方というのは、三鷹の教育を理解し、そして推進していくという立場の人になっていくんではないかという観点からも、こういうことを行いながら、三鷹の教育の全国発信ということも同時に行っていただきたいわけでありますが、通常のこの養成講座が全部で3つ用意されておりまして、これは教師力養成講座、そして教師力練成講座、そして学校支援者養成講座というふうな形で行われておりまして、かなり目標、講座の受講数ですね、目標値よりも相当な数で超えているという実績を見せているわけであります。
 その上でちょっとお伺いしたいんですが、この養成講座の、つまり各講座につきましての具体的な成果、あるいは受講された方のその後の配置であるとか、受けられた方の傾向であるとか、その点につきまして検証があればお伺いをさせていただきたいと思います。
 続きまして、最後の質問になります。雑駁ではございますが、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫校に関する質問であります。特にこの質問に関しては、小・中一貫というよりは、コミュニティ・スクールの中の地域住民との連携という観点でお伺いをしたいと思います。私はコミュニティ・スクールを偉そうに語るということではないんですが、これを推進するに当たりましては、やはり地域住民の方の連携、もっと言ってしまえば人間関係みたいなものの構築というのが、かなりやはり重要になってくるんではないかという認識を持っております。例えば、市内で小・中学校にこういったものを導入するという大前提で、地域の人を巻き込んで、そして地域の問題も一緒に当たりながら、こういったものを構築していくということが大変重要ではないかなというふうに思っております。ただ、三鷹の場合でも、恐らくこの17万都市の中でも、多分に地域によって地域性があると。例えば、四小では四小なりの地域性がありますし、それはやはりうまくいった大きな要因も存在するのではないかと思います。そういった意味から、この各地域の地域性の違いというものも加味しながら、この地域住民との連携という部分での課題、あるいは今まで行ってきた検証につきまして、御答弁の方お願いしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、芝生です。気温等への影響です。こちらは芝生化を行いました第一小学校、北野小に百葉箱があるんですが、そこの中に気温等の自動記録計をつけて観測をしています。比較対象ということで、ことしからなんですが、この夏から、芝生化していない南浦小に御協力をお願いして、対象データの観測もこれから始めました。ですから、気候変動もありますので、1年程度継続してとることで、結構違いが明らかになってくるかなというふうに思います。ただ、実際に体感として、ことしかなり暑い時期だったんですが、北野小学校、非常に涼しい、芝生の上に立つと涼しいということを体として感じられますので、データとしてはね返ってくるかなというふうに期待をしています。
 それから、屋上緑化についての検討です。この平成21年度に設計を行いました第六中学校、こちらは校舎の屋上の一部の緑化もあわせて組み入れを行いました。また、今、工事が進んでいます東台小学校においても、一部の緑化を行っています。
 次、おいしい水です。今まで小学校だけが対象でしたが、中学校まで拡大となりました。終わりの時期というのは、東京都さんもまだ明記をされていませんが、施設の改修に合わせて、あるいは施設の老朽化の改修を行う際に、積極的にこの助成制度を活用していきたいというふうに考えています。ですから、優先順位そのものも老朽化の程度、あるいはほかの耐震補強工事やら、大規模な工事との兼ね合いの中で、調整をしていきたいというふうに考えているところです。


◯指導課長(松野泰一君)  みたか教師力養成講座等についてのお尋ねをいただきました。このみたか教師力養成講座等は、御指摘のとおり、三鷹市の教育を理解している人が年々ふえているという成果が上がっております。まず、3つの講座のうちの教師力養成講座については、これは東京都の教員採用試験を受験する大学生等を中心に募集しているわけですけれども、この修了した中から、東京都の教員採用試験の合格者が年々ふえております。それらの合格者については、すべて東京都で採用されておりますけれども、その中から三鷹市に採用された者はこれまで14名おりまして、それぞれの学校で活躍をしているところでございます。
 そして、教師力練成講座、これは実際に、既に教員になった者が、当面する学校の課題、あるいは特別支援教育、教育支援ですけれども、それらの専門性を高めるための講座を受講していただくという形になっておりまして、昨年度は76名がこのそれぞれの講座を受講しているということになり、これもそれぞれ職務に生かすことができているということでございます。
 また、3点目の学校支援者養成講座でございますが、これは地域の方々を中心に、学校支援をしてくれる方、三鷹の教育を理解した上で支援してくださる方を育成するという講座でございまして、これは182名もの受講者がございました。非常に学校支援に対する理解が深まっているものと考えております。


◯教育施策担当課長(海老澤博行君)  先ほど、小・中一貫に関して、地域の連携、それから課題について御質問をいただきました。既に御案内のとおり、三鷹市の小・中一貫教育は、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校ということで、平成21年度に7学園を開設をさせていただきました。これにつきましては、住民の自治の意識の高さや具体的実践を通して醸成されたコミュニティの上にできたものと考えているところでございます。これは、三鷹市がこれまで40年以上コミュニティ施策、住民参加、市民との協働によりまちづくりを進めてきたからだというふうに認識をしているところでございます。また、コミュニティ・スクールについての学校運営協議会、それから、コミュニティ・スクール委員会でございますけれども、これにつきましては、小・中一貫教育の充実を図るために果たす役割は、非常に極めて重要であると考えているところでございます。そういった意味で、コミュニティ・スクールの発展、充実をさせていくためには、地域の方の協力、地域人材を広げていく、あるいは養成、育成していくことが非常に重要であると、そのように考えているところでございます。


◯委員(岩見大三君)  御答弁ありがとうございました。三鷹の1つは、地域の住民との連携という問題に関しまして、恐らく住民自治の意識の高さということも大きな前提としてはあると思います。それで余談なんですが、以前に文教委員会で出雲市というところに視察に行ったときに、そのときの担当の職員の方が言ってたんですが、このコミュニティ・スクールを推進し、地域の住民の方と連携をとるのに一番いい方法は何だという話を聞きましたら、それは住民と飲むことだということで言われまして、別に飲むことをここで推奨するわけではないんですが。つまり、その地域地域によって、出雲みたいな地方であれば一緒に飲んだりして、やはり地域の方と一緒に語らいながらそういうことを醸成していくと。恐らく三鷹の中でも、そういうやはり個々の学校、地区ごとにつながりとかいろんなことがあるんじゃないかと思うんですね。そういうことを、うまくいかない地域もあると思うんですけど、一つ一つ丁寧に醸成していくような──教育委員会がどこまで関与できるかあれなんですが、醸成していくような形で持っていっていただきたいなというふうに考えるわけであります。
 それと、校庭の芝生化に関しましては、よくわかりました。今後とも芝生化の数が、市長の方からは、先ほどは全部はちょっと難しいという話だったんですが、ふえていくとは思いますので、この環境的測定も含めて同時に行っていただきたいですし、屋上の芝生化につきましても、より緑がふえていくっていうことは単純な話いいことですので、そちらもあわせて推進をしていただきまして、よろしくお願いをしたいと思います。
 水に関しては、不透明な部分が多分に多いと思いますので、できるだけ引っ張って、おいしい水を各小・中学校に導入できるように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、養成力講座ですね。お話を聞くと大変すばらしい成果を上げておりまして、三鷹の採用も14名ということで、もう活躍していらっしゃるということで、これを今後とも拡大し、あるいは周知をもっと強化をしていただいて、ぜひともこういうところからまた三鷹の教育ということが大きな宣伝になると思いますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 総括的に申し上げますと、地域の連携から、この教育、学校が地域と連携することによりまして、釈迦に説法の話なんですが、それが大きくやはり地域の福祉であったり、防犯であったり、そういったことにすべて連携してつながっていく話だと思いますので、向こう三軒両隣の世界を、ぜひ三鷹の方でも立ち上げていただいて、それを大きく全国にモデルケースとして示していくというような働きかけを、どうぞ今後とも頑張っていただきたいと思います。まだ時間余っていますけど、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で、民主党の質疑を一たん終了します。
 以上で、第10款 教育費に対する質疑を一たん終了いたします。
 本日の決算審査特別委員会は、これをもって散会いたします。なお、次回は9月16日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日は、どうも御苦労さまでした。お疲れさまでした。
                  午後6時20分 散会