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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成22年まちづくり環境委員会) > 2010/02/05 平成22年まちづくり環境委員会本文
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2010/02/05 平成22年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。ただいまからまちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(高畑智一君)  おはようございます。本年1月1日付で生活環境部長を拝命いたしました高畑でございます。どうぞよろしくお願いいたします。生活環境部から、早速でございますが、アの平成21年度公共施設アスベスト除去計画の策定につきまして、担当の環境対策課長より行政報告をいたします。よろしくどうぞお願いいたします。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  平成21年度公共施設アスベスト除去計画の策定について御報告させていただきます。平成17年度及び平成19年度に三鷹市公共施設のアスベスト対策基本方針というのを定めまして、それに基づきまして、三鷹市公共施設について、アスベストの一斉調査を実施いたしました。そこで確認されたものにつきましては、すべて除去を行ってまいりました。その後国内では、使用がないとされておりましたトレモライト等が幾つか発見されたことに伴い、これが社会問題となりまして、国がJIS法を改正いたしまして、測定方法を明確にいたしたということがあります。そこを受けまして、三鷹市公共施設アスベスト対策基本方針を改正いたしまして、公共施設の環境対策という目的のために、三鷹市の公共施設アスベスト使用実態調査を平成21年8月から11月にかけて、改めて新しい測定方法にのっとって実施いたしました。この調査によって、露出した吹き付けアスベストが確認されましたので、御報告させていただきたいと思います。
 1つが市民センター庁舎棟ペントハウス1階エレベーターホール。ペントハウスというのは、5階の上にあります、屋上に出る出入り口のところ、そこのちょうど5階のエレベーターホールの上というところになります。この天井にアスベストが確認されました。それから、議場棟3階傍聴人ホール天井。議場棟に入る手前の傍聴人さんが待つところの天井に1つございました。それから、公会堂1階側廊下天井。こちらは、公会堂の舞台に上がるときに側廊下が左右にございますが、この2つの側廊下の天井にございました。それと、あけぼの保育園1階の玄関天井部分。
 こちらトータル4カ所につきまして、露出した吹き付けアスベストが確認されましたので、これを別表の下表のとおり、順次除去すべく計画を策定いたしました。なお、露出した吹き付けアスベストが確認された場所のすべての空気環境測定を行ったところ、すべてアスベストが飛散していないことを確認しております。今後、除去までの期間、定期的に空気環境測定を実施いたしまして、安全を確認してまいります。
 除去時期につきましては、表のとおりなんですが、簡単にお話しさせていただきます。市民センター庁舎棟のペントハウス1階につきましては、平成24年1月から3月、市民センター議場棟3階傍聴人ホールにつきましては、平成23年7月から8月、市民センター公会堂1階側廊下天井につきましては、平成23年7月から9月、あけぼの保育園1階玄関天井につきましては、平成22年5月に除去する予定でございます。なお、あけぼの保育園につきましては、保護者説明会を1月26日火曜日及び1月28日木曜日に実施しておりまして、合計31名の父兄の方が御参加いただいております。
 私の方から報告は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。質疑に入りたいと思います。


◯委員(加藤浩司君)  おはようございます。よろしくお願いします。これだけのアスベストが出てきたということで、除去の時期が平成22年、今年度やるものと来年になってしまうものというのがあるんですけれども、緊急性に対しては特段の説明は今なかったんですけれども、緊急にやる必要はないのでしょうか。その辺を御質問したいと思いますので、よろしくお願いします。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  除去の時期につきましては、あけぼの保育園がことしの5月、いわゆる連休中に実施したいと考えております。というのが、お子さんがいるということで、なるべく早く除去を行いたいというのと同時に、父兄の方に御迷惑がかからないように、通常、面積が非常に小さかったのですけれども、それでも4日程度はかかるだろうと予測しております。連休中に除去ができるところと考えております。
 それから、その上の市民センター等につきましては、改修等がある時期に合わせて実施をしたいと思っております。公会堂につきましても、改修予定がこの時期ございますので、そこに合わせて行いますと市民の方々に御迷惑がかからないと考えております。先ほども御説明しましたように、空気中への飛散がございませんので、一応安全であるということ、それから、工事を行うまで定期的に空気環境測定を行って安全を再度確認してまいるということで、この時期を設定させていただきました。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。あけぼの保育園に関しては、早期にやると理解しておりました。それと、市民センター庁舎棟のペントハウス1階は、ほぼ人が、市民の方も入らないので、先送りというか、何かの機会に一緒にやるんだなという理解をしました。ただ、市民センター公会堂や何かの、これは多分舞台の袖に入るところの廊下の天井だと思うんですけれども、ここに関しては、特に張り紙だとか、舞台の装置だとか、大道具とかを搬入するときにぶつけたことによる飛散という危険はないのでしょうか。お願いします。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  側廊下ですので、舞台への荷物の搬出入は、舞台袖の出入り口になると思います。ここにつきましては、舞台に上がる際、人が通る、あるいは、会場の市民の方がトイレに行くとか、その際に通る程度だとこちらは認識しておりますので、一般的に天井まで何かを削るということはないと考えております。


◯委員(加藤浩司君)  わかりました。子どもたちがいろいろなので使うと、学芸会じゃないですけれども、そういう物を持って出たり入ったりとかすることも多いと思いますので、特に張り紙なんかをすると、逆に市民の方が過剰に反応してしまうというのもあるので、上手な周知の仕方をお願いしたいと思います。以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、ここで、質疑がないようですので、生活環境部報告を終了いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時43分 休憩



                  午前10時21分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、おはようございます。それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  それでは、都市整備部、5件の行政報告を行いたいと思います。1件目は、三鷹風景づくり計画でございますが、これは、策定に向けた考え方をまとめる作業を始めておりまして、現状で、例えば背景ですとか、言葉の定義とか、そういうものがまとまってまいりましたので、御報告を申し上げたいということです。
 2点目は、連雀通りですが、これは都の受託を受けて交差点の改良事業をする部分と、八幡からの交差点改良事業に対して狐久保の先まで東京都自身が事業をするということを決定しておりますから、その中身について御説明を申し上げます。
 3点目は、連雀通りのまちづくり推進地区に指定されているわけですが、骨子案ということでどういうふうにまちづくりを進めていくかというのをこれまでまとめたわけですけれども、それに御意見をいただいて、その上で整備方針の素案という形でまとめておりますから、その中身について御説明を申し上げるということです。
 4点目、エ、花と緑の広場、これは6,900平米、ただでお借りして、整備を進めておるわけですが、やっと市民向けに開放するというところまで来ましたので、その内容を御説明申し上げます。
 オ、5点目、緑の確保に関する総合的方針ですが、これは都が区市町村と一緒になって緑を確保する、都全域で緑を確保するための方針を策定しつつありますから、現状についてどういうものかということを御報告申し上げる。
 よろしくお願いいたします。


◯事業担当課長(田口久男君)  おはようございます。それでは1点目の三鷹風景づくり計画(仮称)策定に向けた取り組みについて御説明させていただきます。昨年の11月の本委員会で、それまでお示しした内容を確認していただいた上で、今後の進め方等について御報告をさせていただきました。今回は、その後の取り組み状況ということで、取り組みを進めるに当たっての考え方等を整理しましたので、そちらの方を御報告させていただきます。
 それでは1ページ目をお開きいただきたいと思います。まず計画を進めていく、定めていく理由というか、そういったところを背景として整理をいたしました。段落で2段目あたりに、社会経済状況の変化、あるいは都市の更新・再生時期の本格到来、そういったことを踏まえて、3段落目で、長期的な視点に立ったまちづくりの方向性を示す時期にある。また、市民生活の質を維持・向上させる。また、安心して心豊かに暮らし続けることができるよう、快適性を確保して、持続可能で品格のあるまちづくりを進めていくというような考え方を整理しております。
 その下に、今、土地利用総合計画、緑と水の基本計画、今後の改定に向けて、部内の方で調整しておりますが、風景づくり計画(仮称)を含めて、3つの計画を相互に連携させて、質の高いまちづくりを進めていきたいという考え方を整理しております。
 続いて、隣のところ、右側のところに、風景あるいは景観、そういったものの定義をそれぞれ整理をしてみました。風景、景観、そこに記述しているような形で定義をした上で、風景づくりということについて整理をしたものが3つ目のぽっちに出ておりますが、「人の営みを中心としつつ、歴史・文化・地形なども活かしたまちづくりにより展開するもの」と考えております。こうした考えに基づきまして、時間的・空間的な奥行き、広がりのある市民生活を中心としたまちづくりをこの計画により拡充していくということを考えております。
 また、1月に行われましたまちづくり推進委員会でもこういった考え方を一定の御理解いただけたことから、今後「風景づくり」という表現でまちづくりの展開が図られるよう検討を進めていきたいと考えております。
 一番右側の枠の表の青い中の最後の3行目のところに、用語の使い方ということで整理をしておりますが、この取り組みを進める中でも、比較的狭い区域を対象とした計画とか取り組み、また景観法に基づく表現などから、「景観」という用語を用いる方が適切な場合はその用語を使っていく。こういった整理をしております。
 続いて、その下の三鷹風景づくり計画(仮称)の位置づけと役割のところをごらんいただきたいと思います。先ほど背景の中で3つの計画のことを御説明しましたが、その関連イメージをこちらの右側の図で表現しております。風景づくりとしましては、三鷹らしいルールづくりを検討していくということで、景観法に加えて独自の制度を導入するなど、ソフトな仕組みを検討していきたいと考えております。
 続いて、2ページ目をお開きいただきたいと思います。ただいま御説明した3つの計画の連携について、それぞれ体系化したものを表としてあらわしております。中央上部に基本構想、基本計画に基づく土地利用総合計画、左側の下に、緑と水の基本計画、そして右側に風景づくり計画という配置をしておりますが、風景づくり計画の方を御説明いたしますと、今までお示しした5つの方向性、1つ目は「緑と水の公園都市にふさわしい景観形成」、これを総合的な方向性として示した上で、まる2として、「公共施設を中心とした景観形成」、そしてまる3、「地域特性を活かした調和ある空間形成」、そしてまる4として、「にぎわいをもたらす景観形成」。それぞれ内容によっていろいろな施策を考えていきたい。まる5が2から4の下に配置されておりますが、「開発事業にあわせた景観形成」というのは、今の2から4にすべて関連してかかわってくるということで考えております。
 その横に白抜きで箱が縦に3つありますけれども、こちらについては、先ほど御説明したまる1からまる5を進めるに当たって、どのように施策展開をしていくかという整理をしております。1つは、独自のルール。これは景観法に限らず、いろいろなルールを考えていきたい。そして、景観法に基づく施策展開がその下、一番下が諸制度との連携ということで、これまでもあるような制度とも関連、連携を図りながら進めていきたいと考えております。
 そして、一番右側に市民自治による協働のまちづくりということで、これまで取り組んできた協働の進め方はもちろん継続していきますが、新たな担い手、花と緑のサポート組織等との連携もこの中で図っていきたいと考えております。
 続きまして、3ページ目をお開きいただきたいと思います。こちらからは、現在進めています業務委託の方で市内の調査状況を整理しております。まずこちらは、都市の骨格的な特性と課題ということで、野川などの河川敷、あるいは国分寺崖線などの地形の特性を整理したり、また、この骨格の交わり、そういった特性を整理して、イメージ図としてあらわしております。いろいろな凡例で表現されておりますが、各拠点あるいは軸となる、そういったところを今後面的に広げていくという必要があるという考え方でこの風景づくり計画を展開していきたいと考えております。
 続いて4ページ目をお開きください。コミュニティ単位の特性と課題ということで、それぞれ住区ごとの課題、特性を整理しております。また住区ごとに学校がございますけれども、学園歌・校歌に見る景観要素なども抽出して、今後の市民参加の取り組みの中で、こういった資料をもとに検討を深めていくことを考えております。
 続いて5ページ目をお開きいただきたいと思います。対応を求められる景観に影響する土地利用変貌の可能性ということで、生産緑地とか工業用地、適切な施策を講じないと急速に用途変換の可能性があるところや、また外環ジャンクション、あるいは市民センター周辺、都市計画事業等に伴いまして、適応な対応を求められる地域を抽出しております。こういったところを今後基礎データとして整理をした上で、来年度実施を予定されています市民参加による取り組みに活用していきたいと考えております。
 また、来年度実施予定の市民参加につきましては、先ほど触れました土地利用総合計画、あるいは緑と水の基本計画、そういった改定作業にあわせて、市民参加については一体的に進めていければということを検討しております。
 説明は以上でございます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  それでは、引き続きまして、イの資料2の三鷹都市計画道路3・4・7号線(連雀通り)整備について御説明をさせていただきます。
 資料2をごらんいただきますと、図に示してございますように、八幡前交差点改良事業、図の上部の左側、それと、東京都の道路の整備で行う街路事業ということで、東京都の事業の区間が示してあります。これをトータル的に見ますと、約1キロ区間において、歩道の拡幅、また段差の解消、交差点改良などの整備が予定されているものでございます。
 具体的な内容を申し上げますと、市が行う八幡前交差点改良事業といたしまして、みちづくり・まちづくりパートナー事業を活用して、平成11年に事業に着手したところでございます。その着手したときの状況でございますが、予算や工期の関係などから、本来全区間が一気に整備することが望ましいということでございましたけれども、なかなか実施に至らなくて、西側に示してございます、紫色と称しましょうか、この区間を平成15年に完成をしているところでございます。今回東側の赤色区間につきまして、予算の関係から事業が凍結され、平成21年度から新たに新みちづくり・まちづくりパートナー事業が復活しました。それに基づいて、平成21年4月に東京都と三鷹市で協定を結んで、市が事業を行うことになったものでございます。
 また、東京都が行う街路事業予定区間につきましては、図に示してございます緑色の狐久保交差点から南浦交差点区間までのものについて、地元商店街を含め、平成16年9月に連雀通りまちづくり協議会が発足しております。この沿道のまちづくりの計画について議論を重ねてきたところでございます。その結果、道路整備とまちづくりを一体的に実施すべきという意見をまとめてございます。これらの意見を受けて、三鷹市は東京都に連雀通りの整備を推進することを強く要望してきました。その結果、緑色で示した区間について、東京都が測量作業を実施することになったものでございますが、このような状況下、先ほども申し上げてございますように、平成21年4月からは新みちづくり・まちづくり事業が東京都より採択されて事業化されております。それぞれの事業が独自に進めていくと、むらさき橋通りから交差点改良区間までの間が未整備区間となってしまって、いわゆるボトルネックになってしまいます。このようなことを避けるために、東京都は各種事業と連携して、歩行者空間の連続性の確保と交差点を一体的に整備を進めるということから、図に示してございますように、青色のまるぽち区間の750メートル区間を街路事業予定区間として取り組むことになったものでございます。
 引き続きまして、2ページ目をお開きいただきますと、東京都が街路事業予定区間の説明会を平成22年1月29日に実施しております。そのときのお知らせの資料と、以降3ページから9ページまで資料が添付してございます。これにつきましては、当日説明会でお配りいたした資料でございます。後ほどごらんいただければと思います。
 また、当日の説明会は、88人の方が来場しております。主に事業の概要と今後実施される測量等について説明があったものでございます。当日は9人の方から御質問がございました。御質問の中身の内容については、今回事業の範囲に入っているのかとか、早期に整備を実施してもらいたいとか、いつごろまで具体的に営業ができるのかとか、あと、自転車道がどうなっているのかとか、もろもろそういうような質問をいただいております。また、狭小地で残地が残った場合、都は買っていただけるのかという御意見も出ております。また、整備に当たっては、点字ブロックがちゃんと歩道のセンターに設置されて歩きやすいようにしていただきたいとか、緑地帯よりも歩道空間を大きく確保していただきたいとか、そのような御質問が出ていたところでございます。
 それと最後になりますが、10ページ目には、今度は2月10日に三鷹市が交差点改良事業としての説明会を行う予定でおります。そのときの御案内のパンフレットを添付させていただいています。当日は概略設計や用地測量など、具体的な用地交渉の簡単な概要までを説明しようと思っているものでございます。
 以上でございます。


◯事業担当課長(田口久男君)  それでは、3点目、連雀通り商店街地区まちづくり推進地区整備方針(素案)について、資料3について御報告いたします。ただいま板橋課長の方から、こちらの関連もあるという御説明がございましたが、この整備方針につきましては、昨年12月の本委員会でこの骨子案を御報告させていただきました。また、昨年の11月末に開催しましたまちづくり情報コーナーなどで、この骨子案についてさまざまな御意見をいただいております。ちょっとページが先になってしまうんですが、いただいた意見、7ページ目から14ページ目の方に整理をしております。いただいた意見とそれに対する三鷹市の考え方ということで、反映するもの、あるいは整理するものということで、こちらについては後ほど確認していただきたいと思います。
 それでは、資料3の3ページ目をお開きいただきたいと思います。一番上から、名称、位置及び面積ということでございますが、こちらは骨子案の内容と同じ内容になっております。6ページ目の方に、そちらの内容を示した整備方針の区域図をお示ししておりますので、あわせて御確認いただければと思います。
 ページ戻っていただいて恐縮でございますが、3ページ目の方の、次の地区の位置づけについて御説明いたします。こちらは、三鷹市全体として、当該地域の位置づけを整理したということで、土地利用総合計画と三鷹市の計画などに整合してこの方針を策定していくということをお示ししております。それぞれの内容については、御確認していただければと思います。
 次に、その下の地区のまちづくりの目標でございます。骨子案と同様に、道路づくりとまちづくりを一体的に進めていくという方針としております。そして、いただいた御意見などを反映して、具体的に地域特性に基づいて4つの目標を掲げております。1番目に地域密着型の商店街、2つ目に商店街の再生、3つ目に特徴のある商店街、4番目にいやしの空間としての商店街、こういった地域特性を配した目標を掲げております。
 続いて、4ページ目をお開きいただきたいと思います。公共施設の整備に関する方針ということでございます。こちらも骨子案と大きくは変わっておりませんが、まず2行目のところに、自転車交通についても安全対策を検討する。こちらもいただいた意見を反映して、そういった検討を進めていくということにしております。
 そして、3番目の駐輪場・駐車場の確保、そして4番目のイベントスペースの確保、こういったところ、残地を活用して整備を検討していくという考え方とあわせて、商業施設整備の工夫により、駐輪場・駐車スペースの確保、あるいはイベントスペースの確保。建てかえ等に伴ってそういった工夫もしてもらうということで、こちらもいただいた意見を反映して載せているものでございます。
 また5番目のバス停の整備とデザインのところで、2行目のところになりますが、バス停に情報発信の拠点となるような連雀通りの由来や地域の情報を伝える工夫を行う。こちらもいただいた意見を反映しております。
 また、最後の6番目の荷さばきスペースの確保。こちらは、項目として新しく加えたところでございますが、こちらもいただいた意見で、荷さばきスペースの検討を進める必要があるということで加えているものでございます。
 続いて、その下の第12条第1項に定める事項の推進に関する方針ということで、こちらはですね、重点的にまちづくりを進めるための方針ということで、骨子案と同様に4つ大きく挙げております。1番目は、災害に強い都市基盤の整備。そして5ページ目に行きまして、良好な都市景観の形成、そして緑と水の保全または創出、地域の特性に応じた事項ということで挙げております。こちらも、いただいた意見から、3つ目の緑と水の保全または創出のところで、1番目の道路等の緑化の推進とありますが、道路の緑化を推進していくという内容は変わりませんが、維持管理について新たに触れております。東京都、三鷹市、地域住民の協働のもと、適切な維持管理に努め、質の高い都市空間づくりを行うということを加えております。
 地域特性に応じた事項の4番目に、商店街活性化手法の検討ということで、商店街活性化のソフト対策等をうたっているものでございますが、こちらにつきましては、17ページから18ページ目の方に、参考資料ということで、その目標と方向性、あるいはテーマ・話題づくり、仕組みづくり、そういった整理をしております。目標については、整備方針と一致させたものでございますが、それぞれの仕組み等については、こちらも情報コーナー等でさまざまな御意見をいただいたものを反映した上で載せております。こちらにつきましては、今後、商店街あるいは地域の住民の方が主体として検討していく。当然行政の役割としてそれを支援するということは進めていきたいと考えておりますので、そういった方向で進めるという整理をしております。
 また、ページ戻っていただいて恐縮でございますが、5ページ目の最後になりますが、土地利用の方針ということで、こちらも骨子案の方で示しておりますが、先ほど御説明した2つの方針を都市計画の枠組みとして補完して、こちらに記載しているような誘導容積型の地区計画などの都市計画の手法を検討して、道路事業実施後も店舗や住宅の再建が存続できるよう取り組んでいきたいという方針でございます。
 最後に、この整備方針策定の進め方について御説明しますが、この素案について、先日2月3日でありますが、協議会の方に御説明をいたしました。そして、こちらの15ページ目の16ページ目の方に、説明会の案内のチラシを載せておりますけれども、こちらにありますように、2月7日に地域の住民の方々に説明会を開催し、御意見をいただいた上で、素案を案として取りまとめ、その案をまた再度御意見をいただいて、確定に向けて取り組んでいきたいと考えております。
 説明は以上でございます。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  資料4をお開きくださいませ。花と緑の広場の開園について御報告させていただきます。これは平成21年6月の補正予算で議決していただきまして、花と緑の広場を、平成21年分の整備が完了しまして、開園をいたします御報告をさせていただきます。
 名称は、仮称がとれまして、花と緑の広場ということでございます。所在地は、三鷹市牟礼一丁目11番26号でございます。地図は下の部分でお示ししたところでございまして、もとのゴルフ練習場でございます。面積は約6,900平方メートル。供用開始日は平成22年2月8日、月曜日を予定しております。
 周知の方法といたしましては、こちらにございます2月7日号の広報でこのような形で皆様の方にお知らせをするとともに、ホームページでもお知らせをし、それから現地のところのフェンスには看板等でお知らせをしておりまして、また近隣の住民の方々にもお知らせをしているところでございます。
 開園時間といたしましては、3月から10月までは、午前9時から午後5時まで。冬の11月から2月につきましては、午前9時から午後4時30分までとして、閉鎖管理で行います。休園日でございますけれども、12月28日から1月3日までの年末年始でございます。
 施設概要は、そちらの表にお示ししたとおりでございまして、管理棟、倉庫とトイレ──車いすの対応のトイレになってございます。
 それから、2ページ目をお開きください。これが今言った整備のイメージでございます。ここに丸で囲った数字が書いてございます。これは、次にございます3ページ、4ページ目に写真がございますけれども、撮った写真の位置と方向をあらわしたものでございます。
 管理体制といたしましては、常駐の管理員を2人配置いたします。
 花と緑の広場につきましては、以上でございます。
 次に資料5をお開きくださいませ。緑の確保に関する総合的方針について御報告をさせていただきます。本方針は、現在策定中のものでございます。本方針の目的は、今ある東京の貴重な緑の保全やあらゆる都市空間への緑化等、民有地の緑が抱える課題に対して、区市町村が共同で策定するものでございます。三鷹市策定の緑と水の基本計画を含みます都、区市の緑の基本計画等と連携いたしまして、事業推進を図ってまいります。今回の方針は、民有地に対してでございますので、公共が整備する緑であるとかの公園、緑地につきましては、平成17年策定いたしました都市計画公園・緑地の整備方針と一緒に車の両輪となりまして、広域的な緑地計画の一端を支えるものでございます。
 方針の策定のスキームといたしましては、3つで構成されております。1つ目は既存の緑を守るでございます。今ある緑のうち、丘陵地、崖線、屋敷林といった緑の種類ごと、系統分類ごとに、今後の10年間で確保することが望ましいものと、これ以外に、この10年間にとらわれず、確保地に挙げていくものとして、確保候補地として設定してございます。
 2つ目は、緑のまちづくり指針でございます。まちづくりにあわせて、今後の10年間に目指して緑化誘導策を示していくものでございます。まちづくりとは、具体的には、地区計画ですとか、土地区画整理事業、公園事業など都市計画決定されたものでございます。
 3つ目は、推進のための新たな施策でございます。先導的、積極的施策の具体的な提案でございます。
 対象区域としては、東京都全域でございまして、計画期間は平成22年からの10年間でございまして、策定主体は東京都、各区市町村でございます。
 本方針の策定は、平成20年8月から開始いたしまして、現在方針案を都区市町村が各議会への報告をしているところでございます。今後は、2月中旬に行われます合同検討委員会で方針案を確認し、2月下旬にパブリックコメントを実施し、4月中旬に合同検討委員会の確認を経て、本方針を公表するものでございます。
 2ページ目、3ページ目が、緑確保の総合的方針案の概要版でございます。これは、都または各区市町村共通のものでございます。まず2ページ目には、方針の必要性、方針の位置づけが記載されております。さらに、策定の経緯、方針のポイントと枠組みが記載されております。
 次に、3ページ目をお開きください。先ほど述べましたように、これは3つの構成をされておりまして、1つ目が既存の緑を守る方針ということでございまして、丘陵地、崖線の緑、農地等の緑を系統的に分類し、その箇所、面積をリスト化し、5万分の1の図面に記載して、公表していくところでございます。
 確保することが望ましい緑を水準1から水準3に区分しております。水準1は、計画期間内に緑地の買収により保全するもの、または法や条例に基づいて強い規制をかけることによって確実に保全していくものでございます。東京都全体では292ヘクタールでございます。水準2は、計画期間内に法や条例に基づいて比較的強い規制をかけることにより保全していくものでございます。東京都全体で13ヘクタールでございます。水準3は、計画期間内に行為の届け出や緑地の所有者さんと保全に関する協定を結ぶなど、緩い規制により保全していくものでございます。東京都全体で約1,100ヘクタールでございます。確保候補地は、計画期間の10年にとらわれず、保全を目指して水準1から3に上げていく考えのあるものでございます。
 2つ目は、緑のまちづくり指針で先ほど説明したとおり、都市計画決定をされたものということで、緑化誘導策をリストとして1万分の1の図面であらわすものでございます。
 3つ目は、新たな施策、プロジェクト事例が列挙してございます。そこにお示ししたとおりでございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  たくさんですが、説明は終わりました。質疑に入りたいと思います。


◯委員(川原純子さん)  それでは何点か質問させていただきます。まず、風景づくりの名称に関しては、今御説明を聞いて、またこの資料を読ませていただきますと、ほぼ風景という形にまとまってきているのかなというふうな感なんですが、この間にいろいろと議論もされてきていますし、要するに進士先生の御意見が非常に強いのでしょうか。風景ということの言葉に関してお聞きしたいなと思います。
 それとあと次に、連雀通りの整備に関してと連雀通りの商店街のまちづくりの推進、地区整備方針の素案なんですが、ここに関しては、長年にわたって商店街の方だとか、またここに住む方々、まちづくりの方たちが検討されてきた経緯がございます。そして、商店街の方たちに関しては、それこそお店を閉められているところもありますし、それから、さまざまな、これだけの拡幅整備をしていくとなると、立ち退きの件だとか、さまざまな問題、課題があります。それに伴っていくと、新しい店舗ができた場合にも、そこに入った場合でも、それまでの維持費ですとか、お金に関する問題が出てくると思いますけれども、それに対してどのような補助等を市としては考えていらっしゃるのか、その点をお伺いさせていただきたいと思います。
 それからあと、最後ですけれども、花と緑の広場の開園、きょうも市報を見させていただきまして、2月8日、いよいよ開園なんだなということで、気持ち的にもうれしい限りでございます。多くの市民の方々がこれを利用して、本当に三鷹市を花と緑でいっぱいにしようという気持ちになっていただければと思うんですけれども、ここも土地を好意でお借りしているわけですけれども、今後三鷹市にもこういった広場等が出てきた際には、花と緑の広場をこれからも拡大していく方向でいるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。以上でございます。


◯事業担当課長(田口久男君)  まず1点目の風景づくり計画、仮称でございますが、その名称に関しての御質問でございます。進士先生、まちづくり推進委員会の委員長を長年やられているというのは事実でありますけれども、三鷹市として、これまで取り組みの中で、特に土地利用総合計画等の展開の中でも、緑と水の公園都市ということを最大の目標として進めてきた経緯がございます。今までのいろいろな取り組み、あるいは今言った緑と水の基本計画とか、あるいは都市計画の制度の中でも、高さ制限を定めたり、最低敷地を定める。こういった取り組みというのは、市民生活の質の向上ということを重点的に進めてきたという経緯がございます。そういったことに照らし合わせて、これからそれをさらに拡充して、安心して本当に心豊かに生活ができる、そういったところを目指すために、この風景づくり計画という、仮称でございますが、それをもとに進めていった方がいいと、そういった考え方で整理をしているところでございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  2点目、連雀地区の商店街のこれからの方針に基づくさまざまなリニューアルがあるわけですけれども、保持をどう考えているのかということですけれども、商業ですから、産業振興計画の中でも、今後方針を固める中で、補助制度、あるいはどういう支援策があるのかというのを固めていかなければいけないことになるわけですね。産業振興策になるわけです。現在の方針ですと、具体的にどの場所にどういう商店街をどういうふうにつくっていくかというのはまだ見えないですね。これから具体的に産業振興策と絡めて、生活環境部とも一緒になって検討していく内容であろうと考えております。
 それから、花と緑の広場のことですけれども、関連して、今後土地を地権者が提供するようなことがあったらどういう利用をするのかというお尋ねですけれども、今回は土地の形状、広さ、それから地権者の思い、こういうことで花と緑の広場というふうにさせていただきましたけれども、これは、例えば単なる広場で、貸してあげるから使ってくれみたいになって、それで開放するとどうなるかというと、例えば地権者の思いとは別に、広場だから、空閑地で、市が持っている空閑地だから既得権が生まれて、それがずっと広場として継続してほしいとか、扱いが難しくなっちゃうんですね。公園なら公園、こういう花と緑の広場で、市民活動する場所なら市民活動する場所というふうに、土地の広さと形状と地権者の思い、こういうものを総合して、一つ一つ、提供あるいは使ってほしいという申し出に対しては検討して、結論を出していくということになって、一括して、もしかしたらこういう形の使い勝手もあるかもしれませんけれども、とりあえずその都度その都度判断していこうと考えております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。ちょっと後ろの方から済みません。花と緑の方なんですが、以前にも私お話ししたかもわからないんですが、これだけ三鷹市を花と緑でいっぱいにしていきたいという思いはだれしもあると思うんですね。そうなった場合、どうしても種地というか、そういったところも必要ですし、それからあと、草木というか、回復させていかなくちゃいけない場所とか、それが、それこそ、何でしたっけ、あの公園、新しくできた、30メートル道路の、東八道路にある農業公園との関連とかもしてくるのかもわかりませんけれども、そういった種地的な部分の草木の休憩場所というのでしょうか、そういったものも兼ね備えていらっしゃるのではないかと思うんですね。ですから、そういった地権者の問題等々もあると思いますけれども、三鷹市をそれだけ広く多くの花と緑でいっぱいにしていくためには、こういったような広場がもっともっと必要になってくるのではないかなということも思いますし、行く行くは、私の常々言っていることなんですけれども、園芸療法等にも使用できるような形にしていきたいと思うんですけれども、またその観点からお聞かせいただければと思います。
 それからあと、後ろからで申しわけないんですが、まちづくりの方に関してなんですけれども、連雀通りですよね。これは今現在、それこそ商業の活性化ということ、本当にここは、私としても、本当に活性化できたらいいなと、本当に三鷹にもっともっと商業の活性化ということを考えたときに、商業を続けていきたい、またお店を続けていきたいとなったときにも、拡幅のために余儀なくどかなければいけない。そういったことを考えたときに、どうしても先立つものはお金になってしまって、そのことを考えると、ちゅうちょされるということも考えられるのではないかと思うんですね。ですから、そういったことも、まず先立つもののことも相談に乗ってさしあげていただければと思うんですが、その点もお聞かせいただきたいと思います。
 それからあと、私は三鷹の風景づくり計画、本当にこれは、仮称ですけれども、風景になるのか、景観になるのかと、私も実際のところ悩んでいます。辞書も引きました。風景と景観の違いというか。私自身も、景観ということが長年しみついちゃっているからかなということも自分ながら問いかけたりもしていたんですけれども、ここに関して、言葉というのは非常に大切な重みを持っていますので、この点に関しても、広く皆様の御意見も聞きながら進めていっていただきたいと思いますし、私自身も考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  まず1点目ですけれども、逆からになりますけれども、花と緑の広場的な広場があることが本当に大切なんだという委員の御意見に私も賛成しております。ただ、実際に提供される、あるいは申し出がある土地がどういう土地かによって、例えば1年しかお借りできないとか、それは10年なんだとか、形状と広さと申し上げたのは、そういうところもありますし、また地権者の思い、そういう使い方は困るんだという地権者もおられますから、花と緑のそういう活動ができる拠点を広めること、あるいは福祉との関連で園芸療法等を考えられるような、そういうまちにしたいというところは念頭に置きながら、先ほど申し上げたとおり、そういう御意見も反映しながら、1件1件、そういう申し出があったときには検討させていただきたいな、こういうふうに思います。
 それから、2点目、補助制度なんですけれども、産業振興計画のお話をしましたけれども、例えば融資なのか、それとも、東京都が持っている商業活性化の仕掛けもありますから、そういうものを支援策として適用するのか、それもありますし、それから、個別の商店が活性化するための施策というのは、幾つかの商店が一緒になって合築ということもありますし、それから、前にもお話ししましたけれども、特定のお店を持ってくるという、そういうこともありますし、さまざまな手法があるわけですね。ですから、今の時点で……。お考えはよくわかりました。要するに、きちっと腹をくくって、市も支援策を考えないと、商業の活性化はできないんだという、そういう思いだろうと思うんですね。それは同じ思いです。ただ、今の時点でこういうことをやりますとまだ言えませんので、先ほど申し上げたとおり、十分に生活環境部とも協議しながら、一つ一つ、これも決めていきたいと思っております。
 3点目、風景なんですけれども、御議論があるということも承知しておりまして、今回あえて定義をお出ししました。それで、市としては風景でいきたい、こういう考え方なんですね。先ほど進士先生の御意見とおっしゃいましたけれども、一応まちづくり推進委員会の中でも、進士先生は提案されましたけれども、では、風景がよかろうということでまとまっておりますが、ただ、きょうも御意見をいただきましたから、まだいろんな視点がありますので、そういうものも踏まえながら最終的に決定していきたいと思うんですが、今の段階では、一応風景計画という形でやりたいということで検討しているということです。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。それでは、連雀通りに関しての件は、これは本当に個別に、個々に、1件1件というか、みんな違うと思います。内情も違うので、そこは丁寧に対応をしてさしあげていただきたいと思いますし、これ、先ほど部長もおっしゃったように、生活経済課も関係してくるかもわかりませんし、いろいろと横の連携をとり合いながら、ぜひともこれは整備を進めていただきたいという観点からお願いしていきたいと思います。
 あとの2点に関してはわかりましたので、その点、よろしくお願い申し上げます。


◯委員(伊藤俊明君)  では、三鷹風景づくり計画策定に向けた取り組みについてお尋ねいたしたいと存じます。基本的には、風景づくりという、もちろんまだ仮称ですが、その方向性で行くという。進士先生のお書きになったものも読ませていただいたんですが、要するに、1ページにも書いてありますが、比較的狭い地域を対象とした計画や取り組みに関しては景観法というような使い方をして、三鷹としては、風景づくりということで、進士さんも、景観の方は狭い意味でというか、年代的にも10年スパンぐらいで、自然的に人間がつくったものであっても、なじんできて、それが風景として風格を、品格を持つんだなんていうようなことで、景観10年、風景100年、風土1000年ですか、というような話もお聞きしたので、そういう観点でこれを認識して、これからもそういう意味で、ただ一般的には景観法なんていう言葉が、今、有名というか、それで通り相場がいいというか、通っているところが多いので、その辺は三鷹市としては、その場に応じてというか、臨機応変に使い分けて、三鷹市としては風景づくり計画と呼びますが、場合によっての運用方法によっては景観というふうに使うという認識でよろしいのでしょうか。
 それと、土地利用総合計画、緑と水の基本計画、風景づくり計画という、この3つの計画を相互に連携させて、質の高いまちづくり。まさに実現してもらう方向性はもちろんありがたいんですが、とにかく3つが連携して、いかに相乗効果を高めていって、あとは、都市計画との連携の中での位置づけと、特に三鷹らしいルールづくりを中心にとか、三鷹独自の制度というようなソフトの面の仕組みを検討すると書いてあるんですが、具体的にはどのようなことを念頭に置きながら進めるお考えなのか。
 あと、風景づくりの計画の中の2ページ、5つの方向性というところで、ここにも先ほど独自のルールだとかガイドラインをつくってということが書いてありました。ここの風景づくり計画を作成するに当たってのより効果的な取り組みとして、またこれ全体を動かしていくためのイメージとしても、市民自身による協働のまちづくりとして、花と緑のサポート組織だとか、農業生産法人だとかということを書いてありますが、こちらとの連携もお尋ねいたします。
 それと、連雀通りのまちづくりに対しても、商店街の活性化ということで、この地域が単なる16メートル道路になるんじゃなくて、かなり歩道の部分も広くとってありますし、それで、ただ、この辺が駅から決して近いわけじゃないですし、いろんな意味で特色を出しながら、商店街の再生ということも大きなテーマだと思いますので、この後全体のまちづくりの中で商店街の再生とか活性化ということを、先ほどの委員からもありましたが、市としてどのようにサポートできるかというか、特に駅前から人を呼ぶための仕組みだとか、ほかの商店街との連携とか、ジブリとか井の頭公園を初め、あの辺もいろいろなところを誘導する仕組みというんですか、活性化の手だてをどのようにお考えなのか。また、前の委員会のときにも、神田でしたっけ、神田連雀町ということで、商店街としてかなり特色あるまちづくりをしていかないと、なかなか、周辺の人たちはある程度来てくれるかもしれませんが、周りからも人を、来訪者をふやすためのことが難しいんじゃないかと思うので、その辺の取り組みをお聞かせください。
 あと、花と緑の広場もいよいよ近々開園ということで、本当によかったなということで、周知方法としても、広報で知らせていただけるということで。ただ、とにかく行政の全く外れであるということで、あと、入り口もどこなんだなんていうことで、前のゴルフ場跡ということでは結構認識してくれているんですが、あとあそこは、交差点の、非常に交通量の多いところであるし、また歩道も狭かったり、それとあと、子どもたちの通学路なんですね、北野小にも行く、先端の方から来てくれる人の。2人の方が常駐ということなんですが、安全確保だとか、中の管理体制だとか、あと使用規約みたいなものを具体的にお知らせいただきたいと思います。
 あと、土地の権利者の方の意向もこういうふうに大きく左右していると思いますが、とりあえず何年契約で、これからどのような形で、方針とかの形もあるのか。その点を御所見をお聞かせください。


◯事業担当課長(田口久男君)  今6点ほど御質問いただきましたが、5点、担当している私の方から答えさせていただきます。
 まず風景づくりの名称に関連しての御質問でございますが、委員さんが今お話ししていたとおり、考え方というか、計画の進め方、あと、市民の方にこの計画によって何をつくっていくかという部分で、風景づくりというタイトル、そういった考え方を広めながら、共有意識を持って、まち全体を良好な環境にしていくということで進めることを考えております。
 用語につきましては、こちらにも、1ページ目の方にも書いてございますが、当然これからいろいろな施策を考えたときに、景観法も活用していく必要がある。計画を策定するには、景観行政団体にならないと策定が、東京都からの計画を移行できないということもございますので、当然そういった部分でも景観法の活用で。例えば2ページ目の方に、先ほど御説明した体系の中で、独自のルールとか景観法と書いてありますが、今後の検討の中で当然これは決まっていきますが、例えば景観重要公共施設、あるいは景観重要樹木とか、そういったものを位置づけをはっきりするには、景観法を活用することが必要となりますので、そういったことで、法的なものもきちっと活用しながら施策展開をしていこうと考えておりますので、ですから、用語の使い方については、当然そういうところの中では出てきたりとか、あるいは表現の中で、狭い範囲は余り風景ととらえられない場合は、景観というふうに使わせていただくという考え方で考えております。
 そして2点目、3計画を連携して進めていく中で、特に景観の方の具体的な施策という御質問だったかと思いますが、こちらも2ページ目の方に、体系で整理しておりますが、例えば公共施設を中心とした景観形成、こういったところでは、これもまた市民の方の皆さんの御意見を聞いた上でございますが、例えば公共施設の景観形成の指針といったものを策定したりとか、3番目の地域特性を生かした調和ある空間形成、一般住宅地という言葉が書いてありますけれども、なかなか一般住宅地の景観誘導は難しいところがございまして、例えば住宅地における良好な景観誘導の、そういった仕組みというか、ルールづくり的なものを考えたり、あるいは農地に関しての保全が当然求められているところでございますので、都市農業の拡充施策の中で、土地利用のあり方等について景観の中で整理をできれば。まだ具体的にはこれから検討していかなくてはいけないと考えておりますが。また、まる4番のにぎわいをもたらす景観形成では、商業施策や観光施策の連携ということで、屋外広告物を規制するというより、イメージを統一化したり、そういったことでイメージアップしたりとか、あるいは、場所によってなかなか難しいのですけれども、オープンカフェみたいなものも景観施策の中で展開できることも可能ですので、そういったことも検討していきたいと考えております。
 そして、その隣の新たな担い手との協働ということで、これはどのような連携があるかということで、これも今後いろいろその組織と協議をしながら進めていきたいと思っておりますが、例えば先ほど申し上げた住宅地の景観誘導、そういったところで、一般住宅地に大きく何かで規制をかけるとか、そういうことは余り今、私ども事務局の方では考えてないんですが、例えば生け垣化をなるべくできるようにするとか、花とか緑を誘導できるような、そういった仕組みを、こういった花と緑のサポート組織と連携して進められたらと考えております。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  連雀通りの商店街につきまして、どういう位置づけなのか。それから、活性化の手だて、特色はというお尋ねがございました。支援策については、先ほど川原委員にお答えしたとおりですから、さまざまな、1個1個考えていかなければいけないんですが、全体のイメージというか、位置づけはどうかということなんですけれども、資料の3の17ページを見ていただくと、今検討されている方向性のところ、下の段の想定顧客を見ていただけると、連雀通りの商店街の活性化の手法で議論されているのは、以前、神田の淡路町のやぶそばの話をしたと思うんですね。ああいう魅力的な商店が来れば、それは歴史的にもすばらしいというお話をしましたけれども、すぐそうなりませんよね。それから、どういう議論されているかというと、やはりそこに書いてあるように、子育て中のお母さん方や高齢者、これというのは全域に広がっている課題でもあるわけですね。そうすると、地域の商店街、コミュニティマートと言うんですけれども、地域の商店街というのがそういう人たちにとって必要な存在なんですね。だから、ジブリや、あるいは中央通りと関連した商店街というのではなくて、ここはコミュニティマート、地域の商店街のモデル的なものとして、高齢者にも、子育て中のお母さんにも有効な商店街にしたらいいんじゃないかという議論がされているわけです。だから、モデル商店街のようなイメージですね。ジブリと関連するには、ちょっとジブリと離れているじゃないですか。中央通りやメーンの商店街とも、駅ともちょっと離れている。でも、必要な商店街で、例えば生鮮3品なんていうのは、野菜と魚と肉ですね。こういうものと豆腐があると大体人は生活できると言われているんですけれども、生鮮4品、こういうものがそろっていて元気がないと、買い物はストアに行っちゃうんですね。そういうふうになるので、ここは、高齢者や子育て中のお母さん方にもすごく有効な、それがあるから住みやすくて買い物もしやすいわねという、そういう議論が今の協議会の中でされているので、そういうことを生かして、これから議論を詰めていきたい。それぞれの商店の活性化は、さっき言ったような手法ですよね。腹を決めて、補助制度も考えなきゃいけないし、融資も考えなきゃいけないし、合築とか、そういうことも議論に出てくるかもしれませんね。でも、基本はここなんですね。三鷹市内のコミュニティマートのモデルにしなければいけないかなと思っています。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  花と緑の広場について御質問がございましたので、お答えさせていただきます。まず歩道のところが非常に狭いという御指摘がございまして、その辺は私どもも整備をする際には、フェンスを1メートル、セットバックをさせていただきまして、既存の歩道がたしか1メートルだったと思いますので、2メートルになって、少しはより安全になったのではないかなと思っております。
 それから、特に安全管理の問題ということで、先ほど申しましたように、常駐の管理を、最低でも、平日でも、どんなときにも1名、通常は2名置きまして、管理をしていく。それで、その管理人がいない場合は、完全に門を閉鎖してしまいまして、万一のとき、夜間等、いたずらをされないような形で、閉鎖管理をしていくということで、安全に努めてまいりたいなと思っております。
 それから、使用の方法でございます。一応ここにつきましては、既存の都市公園と同様に、野球ですとかサッカーですとか、そういうものは、申しわけありませんが、御遠慮をしていただく。それから、火ですね。バーベキューとか、これにつきましても御遠慮をしていただきたいと思っております。また、ペット、犬等につきましても、これは議論をしていたんですけれども、犬のふんの場合は何とかとることも可能だと思いますけれども、小便の場合は、非常に不衛生ということもございますので、ペットについてはやはり御遠慮をしてもらうということでございます。
 また、幾つか、先ほどの資料4の2ページにありますイメージの花畑等につきましては、各ボランティアさんとか、そういう方々に、ぜひ市民活動の一環として積極的に花畑を活用していただきたいなと考えているところでございます。
 それから、契約の方でございますけれども、今地権者さんと一応5年ということで契約を結ばせていただいております。今後につきましては、契約の際には、5年後に、更新につきましては、また新たに地権者様と市とお話し合いをさせていただくということになってございます。
 それから、1つ、最後に、入り口が若干わかりづらいという場所もありますということでございますので、これにつきましては、出入りの方法とか、看板等、いろいろなことで、設置等を配慮していきたいなと考えてございます。
 いずれにせよ、まだできて間もないところで、まだ至らないところがございますので、供用している中で、いろいろな問題がございますれば、少しずつ改善をしてまいりたいなと思っております。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御丁寧に御答弁ありがとうございました。三鷹風景づくり計画に関しましては、そうやって景観法をうまく使いながらやってもらいたい。ただ、一般市民の用語の混乱というんですか、せっかくこういういいことであれなのに、ここの最初でつまずいちゃうというか、誤解とか招いちゃうとあれなので、その辺の混乱だけが、あと、みんなでいろいろな組織を使いながらやっていくんだということで、決して規制をかけて頑とやるようなイメージになっちゃうと困るので、その辺の丁寧な進め方をお願いしたいなと思いますので、その辺のお考えがあれば、もう1点。
 あと、今の花と緑の広場の開園につきましては、入り口、わかりやすいようないろいろとやっていただける。とにかく余りにも行政の境で、せっかくあれだけいい場所ができているので、ちょっとアクセスも余り、本当はバスがどんどんとか、三鷹駅の方からも来ていれば、もっといいんですけれども、そこの辺だけが、利用者が、駐車場の方が25台ということで、これであれなのかなとは思うんですが、余り最初から大勢あれでも混乱したりしていけないのかなと思います。とにかく安全確保を第一にしつつ、周知して、より大勢の方が有効に利用していただけるような公園になるような取り組みをしていただければと思います。


◯事業担当課長(田口久男君)  今、委員さんの方から御指摘ありましたように、これから市民参加をしていただきながら、計画、策定してまいります。その際には、丁寧な説明の仕方、あるいはきちっと理解をしていただいた上で進めていきたいと考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  では、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(加藤浩司君)  それでは、連雀通りの整備についてお尋ねをいたします。本来都市計画道路は、恐らく東京都ですべてを進める事業だと思っているんですけれども、今回、新たな取り組みの新みちづくり・まちづくりパートナー事業というものを活用しながら、お互いの連携で進めるというお話を今お伺いしました。これはやはり土地の買収等は、用地の買収に関しては東京都が負担する。あと、測量に関しても、東京都の方が費用は負担して、それに対して市の方で行っていくというのが、このみち・まちパートナー事業だと思うんですけれども、工事に関しては、市の費用でやらなければいけないということですから、本来であればこれは全部東京都でやっていただきたいなと思うんですけれども、その点についての取り組みについて御説明をいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  新みち・まちの事業の制度のあり方の御質問だと思います。委員さんおっしゃるとおり、本来であれば、都道ですから、東京都がすべて実施をしていただくというのがベストと三鷹市としても考えているところでございます。ただ、ここの連雀通りの整備につきまして、再三、交通渋滞なり、本来の都市計画道路の三鷹市内における状況においても、南北道路の都市計画道路は比較的整備の推進がよく進めさせていただいていたところでございます。東西にかかわる道路が非常に整備がおくれているということで、代表的には連雀通りなんかが挙げられるものでございます。その中で、従来から八幡交差点の交通さばきが非常に悪いということもございまして、この辺の地区についても、例えば都計道じゃなくて、交差点改良事業での東京都が行っている事業にもこの地区が外れておりましたし、新たにそういう改善をしていくんだということで、当時、別のメニューで、みち・まち事業ができたと。その中で、パートナーシップを組んで、本来都がやらなきゃいけないものですけれども、地元自治体にとっても重要な道路の一部だということで、三鷹市としてもそういうところのポイントとして八幡交差点の改良事業が生まれた。そういう中で、既に実施させていただいていますし、用地や測量に関する費用については、当然東京都が出していただく。整備については、残念ながら、そういうような、市としても早期に事業を進めた方がメリットがあるだろうということで、市税の方の負担もしいて整備に入っているということでございます。
 今回、赤色の部分の新みち・まちについても、制度上また復活していただいて、この事業が行われることが呼び水となって、青で示した丸ぽち部分の約750メートル区間がすべてつながって、事業に導いたということで、市としても、大きな成果があったのではないかと理解しているところでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


◯委員(加藤浩司君)  連雀通り商店街の方々やまちづくり協議会の人たちが熱心にいろいろ三鷹市とのやりとりの中で、三鷹市もそのように考えて、ここの都道の整備について、恐らくこのやり方が突破口になって進められたんだなというふうには多少は思っていたんですけれども、これからはできればなるべく三鷹市の予算を使わずに進めていく手法をもっともっと考えていただきたいというのが1つでございます。
 それと、先日の1月29日の説明会にも私も伊藤委員とともに参加させていただいたんですけれども、とても道路整備は賛否両論あって、殺伐という表現がいいかどうかは別として、そういう環境でやることが多い中、かなり和やかに進んだ説明会だったと認識しております。これもやはり連雀通りの商店街の方々、それとまちづくり協議会の方々が熱心にこの地域に関して、非常に地域のことを考え、動いていらっしゃることの結果だなと思っております。そこで説明があったのが、用地測量に関して約2年、それから整備を進めていくと、予算の関係も含めて、単年度ごとに用地買収のお金をつけていくということだと思うんですけれども、5年から7年、そうすると、トータルすると7年から9年、連雀通り商店街で御商売を営んでいる方々も、ちょっと7年という、9年という言葉を耳にすると、いつまで商売をしていけるのかなというのも実は耳に入ってくるところでございます。三鷹市として、この道路整備にスピード感を持って都に促していく方策とかというのがもしあれば、お聞かせいただきたいと思います。


◯事業担当課長(田口久男君)  今委員さんの方からお話があったように、この事業は、協議会の方の取り組み、協議会側の取り組み、あるいは都へ要望している内容、そういったものを地域に情報発信を積極的にしたことによって、今回の説明会では、ほかの、今まで協議会に参加されてない方からの反対とか、そういった意見がまるっきり出ないという状況だったと認識しております。
 そして、これから、今、事業スケジュール、都の説明で7年から9年ということでありますけれども、全体を考えると、長くかかるという印象はあるわけなんですが、これから個々の地権者の方に、東京都が測量した後に、用地交渉等入っていくことになります。その中で、準備されている方もいらっしゃれば、これからそういう対応をどうするか、ここを検討される方もいらっしゃるので、最初の2年間、その中で、個々の方の方向性は決めていただく必要があるのと、三鷹市としては、その2年間の中で、今回提示させていただいていますまちづくりの素案を確定した後に、地区計画と、あるいは先ほど部長の方からお話があったような、商業施策の展開も含めて、あわせていくことによって、その中で、2年間の中で、地権者の方のできる限り望むような対応ができるような進め方をしたいと考えています。そこをしっかりすることによって、東京都もその後の道路事業に着手できるのかなと思っていますので、三鷹市としては、そこを都と連携しながらでございますけれども、しっかりやっていきたいと考えています。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。できる限り早く進める手法として、三鷹市の方からできる限り協議会を通じて、補償がどうなるかということに対するプライバシーの問題も当然あるとは思うんですけれども、一般論として補償に関する情報開示が例えばできることによって、説明会のときにもあったんですけれども、個々に何軒も行くから時間がかかる、それは1人でやっているわけじゃないよというお話、説明があったと思うんですけれども、それだけでなく、都の職員さんと対峙して話すよりは、身近にいる地元の人たちから、こういうこともあるから安心だよとかという話、情報を開示していただきながら、取り組みが早くいくような方策をぜひ三鷹市の方で考えていただければなと思っております。これは御検討いただければと思っておりますので、答弁の方は必要ありません。
 それともう一つ、説明会の中で、単年度で予算を組んでいくから、これだけのものをやっていくには時間がかかるだろうという答弁があったと記憶しております。それに対して三鷹市では、土地開発公社等々を利活用しながら、先行取得をしながら進めるということはできないものでしょうか。お教えいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  新たに赤で示されている連雀通りの新みち・まちにつきましては、当然市で任された事業でございますから、公社の活用によって先行的な用地買収というのは当然あり得ると考えております。ただ、東京都で行う事業につきまして、それが三鷹市ができるかといいますと、なかなか今難しい状況にあろうかと思うんですね。ですから、そうなりますと、今後東京都とも協議しながら、全体的な連雀通りのまちづくりの連携もあわせて、今後新たな方法論を見出していく解決策を見つけたいなと考えています。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひ、生活緊急何とか制度、ごめんなさい、正確には忘れましたけれども、そういう手法を使って、東京都ではこういう発表をして、こういうスケジュールでやっているけれども、三鷹市がこういう取り組みをしたらすごく早く終わったよねというようなことが後で皆さんで話ができるようにぜひ対策を練っていただきたいと思います。
 それと、この道路は都市計画道路3・4・7号線と言われておりまして、当日配られた資料にも、ここに3・4・7号線の絵がかいてありまして、ピンクのぽっちで、とんとんとんとんとんと3・4・7号線のその後の道が書かれているんですけれども、たしかこれに関しては、三鷹市と東京都では考え方にかなり温度差があったところだと思っているんですけれども、その点について、今回連雀通りを進めることが、東京都において三鷹市が望まない計画道路を推進されてしまう危険性というのはないのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  3・4・7号線の整備についての御質問でございます。多分御指摘の点は、狐久保交差点より東側の区間において、現道の連雀通りと都市計画道路が分かれていくという状況があるという御指摘だと思います。市は、この3・4・7号線については、外環の事業においても、要望書やら意見書の中で、はっきりと3・4・7号線については、現道の連雀通りの拡幅によってその機能を図るべきだということをかねてから要望しているところでございまして、その見解は変わっておりません。今後もそういう考え方のもとに東京都に要請していきたいと考えております。以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。このピンクの線は、点々はどう通るんだという質問を当日受けたものですから、きょうここでお聞きしておいた方がいいかなと思いました。ぜひとも市民が望んでないものは、きちっと東京都と話を進めていっていただきたい。そして、市民が早急にやってもらいたいと思うものに関しては、早急にやれるような対策を講じていただきたいと思います。以上で終わります。


◯委員(栗原健治君)  2点ほどお伺いします。1つは、三鷹都市計画道路3・4・7の整備ですけれども、細い都道の拡幅ということで、地域の市民の当該者というか、当事の人の要求もあると思うんですけれども、市全体の市民の願いでもあると思います。ただ、三鷹通りから吉祥寺通りまでの間のこの区間の整備ということでいうと、産みの苦しみというか、実際に渋滞が問題になっている中で、工事が入るとなれば、期間、数年、7年から8年という、うまくいってもかかる中で、その間の対策というのが、実際に市民は生活しているわけですから、すごく重要な点だと思います。吉祥寺通りからむらさき橋通りまでの間というのは、バス通りにもなっていて、朝とか夕方とかということでいうと、通勤・通学の関係もありますし、連雀通りを使っている車ということでいえば、市内ではない、都心の東西の道路ということでいえば、関係があります。ここのところを、工事の区間、期間を短くする努力というのは十分説明をしながら、できるだけ前倒しをしていく努力を重ねていただきたいということは思うんですけれども、その区間、期間の間の渋滞対策、市内だけではなくて、全都的な視点に立った働きかけ、広報していただければ、避けて、通りを渋滞対策をすることができる部分もあると思うんですね。そこのところでの努力をぜひお願いしたいと思うんですけれども、そういう点での広報活動ですとか、東京都全体、ここにかかわって、現地、当事者だけではなくて、全体のお知らせの方法をどういうふうに市の方、都と連携してかと思いますけれども、しているのかお伺いしたい。またそういう取り組みがあるのかどうなのか、お伺いしたいと思います。
 もう一つ、緑の確保に関する総合的方針ということで、東京都の全体、最後のページの3になりますか、確保する面積の目標値でしょうか、あるんですけれども、三鷹市においてはどのぐらいになっていくのか。都心と多摩地域との境にある三鷹市、また緑が特に残っている住宅街として環境のいい部分でも典型的な場所になるかと思います。屋敷林の部分が明確にされていて、緑の保全ということでは、農地ですとか、そういう方の位置づけというのはすごく大きな課題だと思うんですけれども、三鷹市においてはどのくらいになるのか。また、現時点で、屋敷林ですとか、緑地として三鷹市が位置づけている部分がもし明確になっているのであれば、教えていただきたい。
 都の方でこの間も検討がされてきているという報告ですけれども、具体的に地域的な聞き取りみたいなことというのは、三鷹市においてあったのか、伺いたいと思います。保全ということでいうと、やはり相続税というか、市有地であれば保全ができるわけですけれども、民有地の維持ということでは、具体的な方向性というのは、将来的に相続税制の部分での検討も視野に入るものなのか。また、そういうものでなければ、具体的に位置づけをしても難しい、また、市がそれでは確保しろということになれば、財源的な裏づけが当然出てくる課題になると思うので、そういう点での議論はどうされているのか、現状を教えていただきたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  連雀通りの実際工事に入ったときの御心配事のことでございます。渋滞対策等、またそれをどう広報していくかという御質問でございます。先ほどの説明にもあった約1キロ区間が対象になるということでございまして、当然工事は、夜間工事は想定されます。バス等の運行もありますので、非常に難しくはなると思いますが、具体的に言いますと、まず事業の進捗、進め方として、新みち・まちが先行するのかなと思います。その後、いわゆる東側に移っていくのかなということでございます。整備の形というものは、同じような、同様の、事業の進め方は新みち・まちと都市計画街路事業ということで違うんですが、結果できるものは全く同じということでございますので、ある意味では、市が先行するという部分で、見本を示さなきゃいけないのかなというプレッシャーを質問を受けたときに感じまして、車の回し方とか、迂回対策とか、その辺をうまくやっていくことが東京都さんに対する、1つの事業を、いわゆる市民の皆さんに御迷惑をかけない事業の進め方ということでできるのかなと思っていまして、まず市が見本を見せなければいけないのかなということで、これまでのいろいろな経験、ノウハウをそこに集積して、すばらしい工事をしていただこうかなと都市整備部全体で考えたいと思っています。
 東側の区間につきましては、これまで、今日に至るまで、水道事業で連雀の商店街の方たちが非常に苦しんでいたというお話も十分聞いているところでございますので、またその辺も踏まえて、新しい施工方法を東京都とも協力しながら進めていきたいと考えております。以上です。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  緑確保の総合的な方針について御質問がございました。資料5の3ページの確保地の水準1から3に該当する数字が三鷹で具体的にあればということでございますが、今後の10年間で、今現在のところまでは三鷹市ではこれに該当するところはございません。それで、次の下に掲げております確保候補地というところでは、候補として0.75ヘクタールを今候補の中に考えているところでございます。これにつきまして、地域の方々とか、聞き取り等、お話をしたかということでございますが、これについてはしてございません。そのような形で今進めているところでございます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  4点目のお尋ねで、民有地の維持についてのお尋ねがありました。例えば相続税法の改正とか、あるいは相続税に対する何らかの補助策とか、そういうものが視野に入っているかという、そういうお尋ねなんですけれども、東京都は、この方針をつくるときに、すべての自治体の緑の施策を寄せて、現状について水準1から3とか、分析をしたりしたんですけれども、具体的に、では、市町村に何か補助制度をつくるのか、そういうことではなくて、特に最後の資料のところにあるんですが、3ページを見ていただきたいんですが、実は、東京都の今回のこの総合的な方針のねらいは、3ページの下に書いてあります先行プロジェクトなんですね。プロジェクトを先行させて、例えば崖線を持った自治体を集めて、崖線の保全をどうするかとか、幾つかの取り組みを先行させて、充実させたいというのがねらいで、補助制度とかいうのは、会議でも質問があったんですけれども、そこまで東京都は今方針としては出せませんというお答えでした。


◯委員(栗原健治君)  連雀通りの整備の点では、ぜひそういう心意気を示していただきたいと思います。工事している期間が渋滞の原因になっているという部分で、それをどのように把握して、それを避けさせていくのかという視点が、地域にとっても、また車を使っての利用者にとっても大きいので、ぜひお願いしたいと思います。
 緑の確保に関する総合的な計画、方針ということでいうと、絵にかいたもちにならないように、屋敷林というところでいうと、ちょうど23区から多摩地域にかけての、三鷹がそういうところが残っている部分かなと。屋敷林自体が限られていると思うんですね。ですから、箇所づけというか、明確にそこのところをアピールすることで、都の計画ということでは、これからどうなっていくのかというのはありますけれども、位置づけとしても、市民にとってすばらしい、協力できる部分かと思いますので、積極的な位置づけ、取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
 それでは、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 それでは、休憩します。
                  午前11時55分 休憩



                  午後0時07分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。次回の委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございました。
                  午後0時08分 散会