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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成22年度予算審査特別委員会) > 2010/03/18 平成22年度予算審査特別委員会本文
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2010/03/18 平成22年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成22年度予算審査特別委員会を開きます。
 それでは、初めに休憩をとって附帯意見について確認をいたしたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは委員会を再開いたします。
 附帯意見については、これを付したいという意見がありましたので、そのような形にしたいと思います。
 それでは、次の集合を11時55分といたしますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは休憩いたします。
                  午前9時36分 休憩



                  午後5時10分 再開
◯委員長(石井良司君)  委員会を再開いたします。
 これより議案の取り扱いに入ります。議案番号順にそれぞれ採決いたします。
 初めに、議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。


◯委員(栗原健治君)  議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議を提出します。事務局の方、資料を配ってください。
     (議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議を配付)


◯委員長(石井良司君)  それでは、本件に対しまして、栗原委員より動議が提出されました。お手元に配付したものでございます。
 議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議をあわせて議題といたします。
 この際、提出者の説明を求めます。


◯委員(栗原健治君)  それでは、ただいま資料とあわせてお配りをしました動議を読み上げまして提案させていただきます。

   議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 上記の動議を別紙のとおり提出する。
  平成22年3月18日
 予算審査特別委員長 石 井 良 司 様
                       提出者 予算審査特別委員 栗 原 健 治
                       賛成者    〃     岩 田 康 男

        議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算について、市長はこれを撤回し、下記要領により速やかに編成替えを行い、再提出するよう求める。
                      記
歳入
 歳入を55,827千円増額する。
1 第12款 使用料及び手数料を997千円減額する。
 (1) 税証明交付手数料について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改定を取りやめ、1,487
  千円減額する。
 (2) 戸籍証明書交付手数料について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改定を取りやめ、
  516千円増額する。
 (3) 住民票写し交付閲覧手数料について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改定を取りやめ、
  3,812千円減額する。
 (4) 印鑑登録証明等交付手数料について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改定を取りやめ、
  3,561千円増額する。
 (5) 外国人登録原票記載事項証明交付手数料について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改
  定を取りやめ、181千円減額する。
 (6) 住民基本台帳カード交付手数料を新設し、1,000千円を計上する。
 (7) 証紙収入について住民票の写しの交付等の事務に係る手数料の改定を取りやめ、594千円減額す
  る。
2 第17款 繰入金を56,824千円増額する。
 (1) 財政調整基金とりくずし収入について歳出増に対応し、56,824千円増額する。
歳出
 歳出を55,827千円増額する。
1 第2款 総務費を665千円増額する。
 (1) 非核・平和事業費について住民協議会主催の憲法・平和事業への補助金廃止を取りやめ、憲法・
  平和事業補助金665千円を計上する。
2 第3款 民生費を55,032千円増額する。
 (1) 心身障がい者福祉手当支給事業費について特定疾患手当支給額の改定及び一般障がい手当との併
  給見直しを取りやめ、一般障がい一般障がい手当(扶)を8,640千円、特定疾患手当(扶)を
  12,392千円それぞれ増額する。
 (2) 乳幼児医療費助成事業費について所得制限を撤廃し、医療費助成金(扶)を34,000千円増額する。
3 第5款 労働費を130千円増額する。
 (1) 労働行政事務関係費についてメーデー補助金額の見直しを取りやめ、メーデー補助金を130千円
  増額する。
 以上です。
 あと、資料をお手元にお配りをしましたので参考に見ていただきたいと思います。あわせて、済みません、歳出の2の第3款 民生費なんですが、一般障がい手当に正確に訂正したいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(石井良司君)  それでは、提出者の説明は終わりました。
 これより動議に対する質疑がありましたらお願いします。


◯委員(半田伸明君)  では、質問させていただきます。
 歳出2(2)乳幼児医療費助成事業費について所得制限を撤廃し、医療費助成金(扶)を3,400万円増額するとなされている点について質問いたします。我が会派は、乳幼児医療費助成事業についての所得制限の撤廃の前に、そもそも子どもたちが病気にかからないための事業の展開が今後必要になってくると考えます。この3,400万円の金額を子どもが病気にかからないための施策に振り向けるべきと考えますが、御所見をお聞かせください。


◯委員(栗原健治君)  お答えします。
 病気にかからないための施策の充実は、子育て支援策としても私は重要だと考えています。しかし、今回提出した乳幼児医療費の就学前所得制限の撤廃の提案は、すべての子どもを対象にした子育て支援策として、とても重要だと考えて提出したものです。
 3点お答えしたいんですが、まず初めに、この乳幼児医療費の助成の制度なんですけれども、所得、経済対策ではなくて、子育て支援策として必要であるということです。2点目なんですけれども、この点を裏づける上で専門機関である三鷹の医師会との懇談、私たちが重ねてきたんですが、その中でも要望が出され、また医師会からも要望が出されています。また、東京都のすべての自治体で、島部を除いて医療費の就学前までの無料化、所得制限が撤廃されているということと、23区では中学生の医療費の無料化まで拡大、拡充されている点で、自治体間の格差を撤廃する必要があるということで提出したものです。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって動議に対する質疑を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後5時19分 休憩



                  午後5時20分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは再開いたします。
 これより、議案第23号及びこれに対する動議に対する討論に入ります。


◯委員(栗原健治君)  それでは2010年度三鷹市一般会計予算について、日本共産党三鷹市議団を代表して反対の討論をします。
 一昨年以来の金融危機、経済危機の中で国民所得は減少し、市税収入、特に個人市民税の大幅な減収を市が予測しているように、市民生活は本年度も大変厳しい状況に置かれることが予測されます。
 このようなときに一番身近な自治体である三鷹市が最優先で取り組まなければならない施策は市民生活に対応した三鷹市独自のセーフティーネットです。
 長年の市民要望であった認可外保育園の保育料助成月額1万円の実施、商工支援策としてのむらさき商品券事業、緊急不況対策として無利子融資のあっせん事業をこの厳しい財政下において継続拡大することは評価するが、市民アンケートなどに寄せられた市政に望む最優先課題は、子育て支援策では安心して預けられる認可保育園の増設、保育園待機児の解消、島部を除き東京都ではすべての自治体で実施されている就学前乳幼児医療費の所得制限撤廃による完全無料化と中学生までの医療費無料化の拡大、高齢者支援策では特別養護老人ホームの増設による待機者解消と経済的負担の軽減策の拡充が特に求められた。しかし、それにこたえたものになっていない。日本共産党三鷹市議団は本予算の編成替えを求める動議を提出したが、各種の、市民のための事業縮小・廃止は認められない。
 平和施策における住民協議会への憲法・平和事業補助金をばっさり切り捨てる大なたは「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」に反するものです。三鷹市児童手当の廃止、敬老金の給付減は市民の暮らしの応援に逆行するものです。また、住民票の写しや印鑑登録証明の交付窓口手数料の値上げは、市民負担増と高齢者・障がい者に配慮のないものになる。学校給食調理業務、学童保育、保育園の子どもの分野の企業委託は安定した安全性の確保、質の保証からも認められない。
 本予算で三鷹市が踏み出そうとしている市民センター周辺地区整備事業は、用地取得費を含む総事業費が明確に示されていない。独立行政法人「UR都市機構」の防災公園街区整備事業の手法を用いても財政規模は大きく、市民サービスの財政に今後、影響を与えかねない。外環道路計画に対しても、「対応の方針」に対する市民の要求に耳をかさず、市民とともに現時点での疑問と不安を解消する自治体の責務を果たしていない。スクラップ・フォア・ビルドというのなら、環境破壊、財政破綻を引き起こす外環道路の計画をスクラップして、切実な保育園、特養ホーム、安全な生活道路、児童館などのビルドに切りかえるべきです。
 本予算は、深刻な経済危機から市民生活を積極的に守る視点に立った予算になっていない。市民の求める三鷹市独自の希望の持てる施策の充実が求められる。
 よって、本予算に反対します。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、三鷹市議会政新クラブを代表して、平成22年度三鷹市一般会計予算について賛成討論をさせていただきます。
 厳しい社会状況の中、平成22年度予算編成に際し、直面する課題の解決を、確かな自治体経営の手腕をもって取り組まなければならない。
 本市では、歳入の約6割が市税収入である。市税の大部分が個人市民税と固定資産税で成り立ち、不交付団体として、施策の遂行に当たっている。市長の方針には「温故知新」の表現をもって「過去」に学び、「現在」を直視し、「未来」を見通し、着実な取り組みを進める必要があるとあります。その中で、「都市再生ビジョン」を策定し方向性を見出す必要があります。
 住民ニーズに対応した「高環境・高福祉のまちづくり」を展開してきましたが、市税収入の落ち込みにより厳しい財政運営を強いられることから、「安全安心のまちづくり」や「地域ケアの推進」など行政課題に対応するため、行財政改革による内部努力を進めること。また、限られた財源の「選択と集中」による施策の重点化を図るなど、創造的で風通しのよい自治体経営に向けて取り組む必要があり、人・物・財源・情報の4つの資源を事業に投入することで、快適社会を築くことだと思います。
 市民の価値観も多様化しており行政も一層の「選択と集中」が求められております。そこで、市民に資源投入の理解を求めることが大切です。ランニングコストやリスクを考えながら、重要施策である「都市再生ビジョン」等の策定に取り組まなければ、他の重点施策にも影響を及ぼしてしまうのではないでしょうか。
 現政権の多くのマニフェスト違反により、国民が「マニフェスト」という言葉に落胆している現状において、施政方針には、「マニフェスト」の時代にふさわしい計画行政のあり方を三鷹市から提起するとありますが、第4次基本計画そのものが首長のマニフェストのようにも受け取ることができる中で、基本計画を首長任期に連動させ10年から12年にしていく必要があるのか、注視していかなければなりません。
 今回の一般会計予算額はとても厳しい社会経済状況の中、自治体に大きな負担と疑問が残る「子ども手当」は当初予算に計上するのではなく、補正予算を組むなどの方法もあり、この予算編成には不満が残るところでありますが、市民から誤解を招くことのないよう努める必要があります。
 今後も絶え間ざる行財政改革を行い、市の施策全般に企業的発想を取り入れ、常に歳入の確保に努め、特に産業振興策等により法人市民税の減収に歯どめをかけ、増収を図る必要があります。
 また、セーフティーネットが十分機能するためには、自助努力の支援施策を考える必要があります。
 教育においては、全国学力テストを悉皆方式に戻すよう国に要望するとともに、子どもたちの学力向上と学力検証のため、自主参加の検討を積極的に行う必要があります。
 以上を申し添えて賛成討論とします。


◯委員(半田伸明君)  本予算案の最大の特徴は資金繰りにある。
 質疑の過程及び施政方針で明らかになったのは次のとおりである。10月の時点で市税収入の大幅な減が想定され、予算編成時に事業見直し・財源確保の取り組みを徹底するように指示をした。確保した額は7億8,000万円余り。冬になって国民健康保険事業特別会計への大幅な繰出金増加が判明、臨時財政対策債の大幅増加を期待するも、1月25日の時点で不交付団体の場合変化がないことがわかり、不足分の基金取り崩しとなったというものである。
 つまり見込み違いが続き、結果として基金取り崩しをせざるを得なかったというのが、一番の特徴点であると考える。
 経営の基本は、返す以上に借りないこと、収入を先取り期待して借りないことの2点である。
 この基本すら守れていない予算案なのである。昨年、我が会派は、「予算審議は政策判断を伴うものである」との前置きの後に、具体的に事業名を挙げて反対の論拠を示したが、本予算案の場合、それ以前の問題であると判断した。借金をふやし、貯金を崩してまで、不要不急の事業に取り組むのは、「市民の感覚と視点」に立った自治体経営とはいえない。しかも、取り崩すその貯金はこの3月に借金をしてまで積み増したものである。減収分を借金で回す次元を既に超えてしまい、貯蓄食いつぶしが始まった本予算案は、まさに三鷹市が自転車操業状態に入ったことを如実に示すものである。
 よって、本予算案に反対する。


◯委員(赤松大一君)  三鷹市議会公明党を代表いたしまして、一般会計に対する賛成討論をさせていただきます。
 リーマン・ショックに端を発する世界同時不況の影響は、平成21年度に続き平成22年度の税収にも大変深刻な影響をもたらすことが予想されます。また、新政権のマニフェスト固執政策や都議会の第一党のリーダーとしての経験不足も相まって、予算の組み立てには大変御苦労されたと拝察いたします。
 今回の予算は、さらなる行財政改革への取り組みを初めとして、基金の取り崩しや公債発行等の財政手段の駆使や、スクラップ・フォア・ビルドの観点から、諸補助金の見直しも敢行され、まずは全体として大変評価させていただきたいと思います。
 市制施行60周年の佳節を迎える三鷹市にとって、今後の三鷹の将来への取り組みの基盤ともなる第4次基本計画策定に向けた準備の年であり、多くの個別計画の策定に向け備える意義ある年となります。
 その中で、市民の命を守る施策として、安心して暮らせるため、がん検診の拡充を推進され、中でも女性特有の乳がん、子宮頸がんにおいて検診手帳と無料クーポン券送付による検診推進を継続し、妊婦歯科健診の個別化の実施に当たっては、多くの女性の健康維持と安心につながる施策となったことは、大いに評価させていただきます。
 また、認可外保育施設を利用する児童の保護者への保育料の一部助成による負担の軽減は多くの市民に喜ばれる事業であります。
 我が会派として課題ととらえるのは、公会堂リニューアル整備事業に当たり、ユニバーサルデザインを心がけるとともに、制度・設計上で設置可能となった時点でエスカレーターの設置及び周辺の整備は優先して行うべきであり、北野ハピネスセンターにおける、新たな小集団療法構築に当たっては、その効果を分析するとともに、親の会等から要望のある、ダンスや絵画等のアートセラピーへのメニューの広がりや、そして子宮頸がんワクチン、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチンの国や都における助成が行われるまでは、市としての対応を検討すべきと考えます。
 税収の落ち込みにもかかわらず、歳出のむだを排し、「セーフティーネット」の役割を極力担いながら、市民センター周辺整備を初めとした「都市再生」、待機児童解消への取り組みや若い世代が安心して暮らせる「子育て支援」、長寿社会へ備えるべく「コミュニティ創生」の中核的施策の位置づけを行い、「高環境・高福祉のまちづくり」を推進し、三鷹市民が未来への安心と希望を持てるよう予算編成に努められ、当該年度の予算を市民の基点に立ち、総合的にバランスをとられ、「人間のあすへのまち」の実現に向けたものと評価し、一段と運用に取り組んでいかれることを要望し、本予算一般会計の賛成討論といたします。


◯委員(浦野英樹君)  平成22年度三鷹市一般会計予算案について、三鷹市議会民主党を代表して討論します。
 わずかな景気回復の兆しが見えるものの、先の見えない経済情勢のもとで、多くの市民が、現在そして将来の生活に不安を抱きながら生活しています。
 当該年度一般会計予算案が、まず第一に、三鷹市がセーフティーネットの役割をできる限り果たすことを目指して編成されたことを、我が会派は評価いたします。
 また、子育て支援諸策については、認可外保育所・企業内保育所の開設支援、認可外保育施設等利用者への助成などが盛り込まれました。国・東京都との連携を強化しつつ、より一層、市民ニーズに即した子育て支援諸策の展開を期待するものであります。
 そして、市町村が果たすセーフティーネットとしての最大の役割は、金銭的な給付もさることながら、生活に身近な場所で、顔と顔を合わせた形で、総合的な相談体制を提供することにあると考えます。子育て、介護、離職者支援など、市民の抱える諸問題について、身近な場所で、素早く、問題解決する役割を、本予算の執行の過程で確実に果たしていくことを要望するものであります。
 一方、当該年度予算案は、大幅な税収減が見込まれる中、財源確保のため、経常経費についての3%マイナスシーリング設定のほか、市政全般にわたり、さまざまな事業の見直しを経て編成されたものであります。我が会派は、歳出削減の努力については評価するものでありますが、一方で歳出削減が市民サービスの低下につながってはならないと考えます。職員の創意工夫と能力を最大限に発揮させるとともに、市民の持つ力を最大限に活用し、歳出削減を実現しつつ、市民満足度を向上させる予算の執行を求めるものであります。
 「市民センター周辺地区整備に向けた取り組み」の実施については、昨今の財政難の折、多額の事業費がかかることから、なぜ今この事業を行うのかということについて、多くの市民へ、より丁寧な説明を行い、理解・協力を得るとともに、国や都からのさらなる補助金の獲得について、研究を行うことを求めるものであります。
 以上、意見を申し上げて本予算案に賛成とします。


◯委員長(石井良司君)  これをもって討論を終わります。
 これより、議案第23号に対する栗原委員から提出された動議について採決いたします。
 本動議に対する賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手少数であります。よって、動議は否決されました。
 次に、原案について採決いたします。
 議案第23号について、お手元に御配付の附帯意見を付して、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第24号 平成22年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(半田伸明君)  課税限度額の引き上げは評価できるが、一方、均等割額について、200万円から300万円の給与所得世帯の負担は相当重いものになる本予算案である。
 長引く経済不況下で日本の貧困率は悪化し、世界ワーストフォーとなった。
 国民健康保険税を引き上げれば、高い保険料は滞納世帯の増大につながる。短期保険証はまだしも、資格証になれば病気になっても医療機関にかかれない事態を生じる。
 そもそも、国民健康保険制度は社会保障制度なのである。しかし、市町村国民健康保険の総収入に占める国庫負担率の割合は、現在24.4%にまで減らされている。官の最大の役割は「民(みん)の命」、そして生きることそれ自体を守ることであり、そのために本来税は使われなければならない。国の負担増を求めるのは当然であるが、国庫負担率がこのような状況下であるからこそ、地方公共団体は「民(たみ)の命」、そして生きることを守るために、一般財源からの繰り入れにより何とか歯を食いしばって頑張らなければならない。
 よって、本予算案に反対する。


◯委員(栗原健治君)  平成22年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党三鷹市議会議員団を代表して反対の討論をします。
 国保財政を困難にしている最大の要因は、国庫補助金が1984年には49.8%あったものが今年度24.4%まで落ち込んだことである。そのために他の健保組合の支援金引き上げと被保険者負担が増加をしてきた。また、今回の国保税均等割と限度額引き上げは、国庫補助や都補助の削減とともに多額の不用額を発生させる医療費見積もりや国保制度の広域化の影響によるものと思われる。特に均等割の引き上げは、収入がふえなくても負担増となり家族数が多いところなどは大きな影響を受け、引き上げには反対である。滞納世帯の増加の中で、さらに拍車をかけるもので、滞納者に資格証の発行はするべきでなく、また納付相談は「まるごと生活相談」の立場で行うことを求めるものである。


◯委員長(石井良司君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第24号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第25号 平成22年度三鷹市下水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第25号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第26号 平成22年度三鷹市老人医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第26号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第27号 平成22年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第27号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第28号 平成22年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(半田伸明君)  地域包括支援センターについて、介護予防事業支援業務に追われて、本来業務である高齢者の生活を支える総合相談支援などの包括的支援業務に十分対応し切れていない課題があるとして、厚生労働省も「介護予防支援業務と包括的支援業務に従事する職員を適切に配置することが重要である」としてきているが、それに対応できる予算となってはいない。
 また、第四期の保険料設定において、12段階という多段階性を導入したことは評価できるとしても、第三期に比べると低所得者の保険料が低減されていない実態がある。本予算における保険料給付額から考えれば、厳密な見込み額を算定し、さらなる低減が可能であったのではないか。現状の保険料設定が、所得の再配分機能を十分に果たしていないと言わざるを得ない。
 よって、本予算案に反対する。


◯委員(栗原健治君)  平成22年度三鷹市介護保険事業特別会計予算について、日本共産党三鷹市議団を代表して賛成の討論をします。
 群馬県に続いて北海道でも高齢者施設での火災による大惨事が発生し、介護施設の防火対策や宿直体制を万全にすることは急務になっている。そのために消防署の指摘があれば直ちに改善策がとられるよう市内の高齢者施設の総点検が必要である。特別養護老人ホームなど高齢者施設増設にも特別な努力を図るとともに、保険料にそれがはね返らないために介護保険制度の改善も国に強く求められたい。介護サービスの拡充に努力をされていることは評価しつつも、自費介護や家族介護の問題はふえつつあるのが現状である。介護の社会化の定着を目指すとともに負担軽減に努力をされたい。制度的に介護現場の声や要望が市役所に届きにくくなっているので、積極的に現場や利用者市民の声を事業に生かすシステムをつくる必要がある。
 以上、介護保険制度がより市民の安心安全の制度になることを求め、本特別会計に賛成する。


◯委員長(石井良司君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第28号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第29号 平成22年度三鷹市受託水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第29号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第30号 平成22年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(栗原健治君)  平成22年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算について、日本共産党三鷹市議団を代表して反対の討論をします。
 この制度は、最悪の後期高齢者いじめの制度であることが明らかなのに政府は即廃止に踏み切らず当面存続の対応になっている。この制度の存続のために後期高齢者医療制度の保険料引き上げだけでなく、各健保団体が提供する支援金が増額に追い込まれ、一斉保険料引き上げになるものである。国民の健康と暮らしを守る制度に改変するために即廃止を求めるものである。また、申請することにより3割の窓口自己負担が1割になる人で未申請のものについては、何らかの方法で周知することを求めるものである。


◯委員(半田伸明君)  これは廃止するしかない。
 以上指摘して、本予算案に反対する。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。ございませんね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第30号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 以上で議案の審査はすべて終了いたしました。
 予算審査特別委員会審査報告書は、次回に正副委員長案をお示しいたします。なお、先ほど付された附帯意見については、若干の字句の修正など、正副委員長に御一任を願いたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をさせていただきます。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、3月25日木曜日、午後1時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしということでございますので、それでは特にないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。どうも長い間、御苦労さまでございました。
                  午後5時48分 散会