メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成22年度予算審査特別委員会) > 2010/03/15 平成22年度予算審査特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2010/03/15 平成22年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(石井良司君)  ただいまから、平成22年度予算審査特別委員会を開きます。
 議案第23号 平成22年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(郷原 彰君)  それでは、予算書の206ページをお開きください。206ページ、第4款 衛生費でございます。前年度予算比15.4%の減でございます。
 特記事項について申し上げます。213ページをお開きください。事項16.歯科保健事業費でございます。妊婦歯科健診につきまして、月2回の集団健診から個別健診方式に変更して、受診率の向上を図るものでございます。
 続きまして、217ページをお開きください。事項5.新型インフルエンザ対策関係費でございます。平成22年度の主な取り組み内容は、市内2カ所の医療機関に対し、発熱外来施設の整備を助成するとともに、医薬品、防護服等の段階的な備蓄や、新型インフルエンザ強毒型対策行動計画を踏まえた具体的な医療マニュアル等の検討に取り組むものでございます。
 221ページをごらんください。事項6.環境学習事業費でございます。市制施行60周年記念事業として、6月の環境月間にあわせて、みたか環境フェスタ2010を開催いたします。この事業は、市民、事業者、市の環境活動が一堂に会する場を提供し、三鷹の環境活動のネットワークづくりを図るものでございます。
 225ページをお開きください。事項1.ごみ減量運動啓発費、及び事項4.家庭系ごみ減量・資源化関係費でございます。ごみ処理総合計画2015の改定に向けた主要施策の検討や、調布市、ふじみ衛生組合と共同で行います分別収集計画の改定作業に取り組むとともに、年4回のごみ減量キャンペーンやリサイクル協力店の拡大等を推進いたします。また、家庭系ごみ処理手数料の減免制度についても、緊急雇用創出事業臨時特例補助金を活用して、申請受付体制の充実を図ることとします。
 229ページをお開きください。事項16.ふじみ衛生組合関係費でございます。平成22年度は公設民営方式により選定した事業者と実施設計書を作成するとともに、粗大ごみ施設管理棟等の解体などを実施した上で、新ごみ処理施設の整備に向けて工事に着手いたします。
 232ページをごらんください。続きまして第5款 労働費でございますが、前年度予算比0.8%の減でございます。
 特記事項について申し上げます。235ページをお開きください。事項13.事業者雇用環境等調査関係費でございます。高齢者、障がい者の就労支援を目的に、緊急雇用創出事業臨時特例補助金を活用して雇用状況、雇用ニーズ等に関する調査を実施いたします。
 続きまして236ページをお開きください。第6款 農林費でございますが、前年度予算比28.6%の増でございます。
 特記事項について申し上げます。右側、237ページの事項1.農業委員会運営費でございます。多様な機能を持った都市農業・農地がより市民から親しまれ、長く保全されることを目的に、魅力ある農家の風景を表彰する農家の四季コンテストを実施いたします。
 239ページをお開きください。事項6.都市農業経営パワーアップ事業費でございます。東京都の補助事業を活用し、農産物の生産性や品質の向上、高付加価値化を実現するための施設整備事業に対して補助金を交付いたします。
 続きまして240ページをお開きください。第7款 商工費でございますが、前年度予算比0.8%の減となっております。
 特記事項について申し上げます。右側、241ページの下の方の事項1.商工振興助成事業費でございます。市内共通商品券事業につきまして、平成22年度は発行総額について、プレミアム分を含めて3億3,000万円とし、前年度補正後と同様の規模で実施いたします。
 その下の事項2.中小企業等融資事業費でございます。市内中小企業者の経営を支援するため、緊急不況対策として平成20年12月に拡充した、借り受け人支払い利子の全額を市が補給する事業を継続して実施するとともに、公的融資制度活用等のための相談体制を充実させることとしております。
 248ページをお開きください。248ページでございます。続きまして、第8款 土木費でございますが、前年度予算比5.5%の増となっております。
 特記事項について申し上げます。253ページをお開きください。事項3.バリアフリー化改善事業費でございます。市道第141号線(風の散歩道)及び市道第724号線について、歩道の段差解消や視覚障がい者誘導用ブロックの整備など、バリアフリー化を推進するものでございます。
 事項6.市道第135号線整備事業費でございます。バリアフリー化整備を実施するため、平成21年度に引き続き用地取得を進めるとともに、京王井の頭線の三鷹台1号踏切を拡幅整備いたします。
 257ページをお開きください。下の事項3.橋梁架替事業費でございます。玉川上水にかかる新橋につきまして、耐震性、耐荷重性が不足し、老朽化も進んでいるため、橋梁のかけかえを行うこととします。かけかえ工事の際には、近隣家屋への影響状況を把握するため、事前に家屋調査を実施いたします。
 259ページをお開きください。事項4.交通安全推進事業費でございます。平成21年10月より実施しております、幼児二人同乗用自転車のレンタル事業につきまして、レンタル台数を40台から65台に拡充して実施いたします。
 265ページをお開きください。下の事項4.土地利用総合計画改定関係費でございます。土地利用総合計画2010(都市計画マスタープラン)の改定について、第4次基本計画の内容との整合を図っていくとともに、関連する風景づくり計画(仮称)や緑と水の基本計画と一体的に計画の策定を進めます。
 267ページをお開きください。事項10.三鷹風景百選(仮称)事業費でございます。三鷹風景づくり計画(仮称)に関連して、市制施行60周年記念事業としまして、市内の自然やまち並み、将来に向けて残していきたい風景などの写真を公募し、選定するものでございます。
 下の事項1.三鷹都市計画道路3・4・13号線(牟礼)整備事業費と、次の269ページの上の事項の2になりますが、三鷹都市計画道路3・4・7号線(連雀通り)整備事業費でございます。いずれも都市計画道路について用地の取得を進め、引き続き整備事業の推進を図るものでございます。
 続きまして269ページの下の事項2.花と緑のまちづくり事業費でございます。NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会の活動を支援するとともに、3つの里の管理等を業務委託いたします。また、市制施行60周年記念事業としまして花と緑のフェスティバルを実施いたします。
 事項7.大沢の里整備事業でございます。市民がふるさと空間として親しめる環境づくりを行うために、国・東京都補助金を活用して、引き続き野川左岸の用地買収を進めるものでございます。
 273ページをお開きください。事項20.花と緑の広場関係費でございます。平成21年度に借地として確保した牟礼一丁目の用地を暫定的に整備して活用し、花や緑をきっかけに人と人とが交流するための広場として開放するものでございます。
 278ページをお開きください。続きまして第9款 消防費でございますが、前年度予算比9.0%の減となっております。
 特記事項について申し上げます。283ページをお開きください。事項5.防災訓練費でございます。防災機関やライフライン関係、応援協定締結団体等の参加協力を得まして、4年に一度から隔年実施に変更して防災関係機関連携訓練を拡充して実施いたします。
 事項8.事業継続計画関係費でございます。災害時におきまして応急復旧対策業務の迅速な実施と、通常業務の継続及び早期復旧を図るため、災害時優先業務を事前に定める事業継続計画(BCP)を策定いたします。説明は以上でございます。


◯委員長(石井良司君)  市側の説明を終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は30分となっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含めておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 それでは、初めに民主党。


◯委員(浦野英樹君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。非常に項目が多いので手短に質問をさせていただきたいと思います。
 まず、衛生費、ページ229の14、喫煙マナーアップキャンペーン関係費について質問をさせていただきます。この喫煙の問題につきましては、ことし1年、平成22年度につきましては、やはり分煙から禁煙化という社会の流れがより明確化してくる1年ではないかと思うわけですが、本年度の喫煙マナーアップキャンペーンのあり方について、そういった社会状況の変化等を考えて、方向性、あり方について何か変更点などありましたら。あるかどうか、もしありましたら、どういった内容を検討されているのか教えてください。
 続きましての質問は、その喫煙問題に関連しまして土木費で何点か質問させていただきますけれどもページ255の7、三鷹駅前デッキ維持管理費に関しまして質問をさせていただきますけれども、昨年、喫煙所を設置していただきまして、やはり見ておりますと、やはり喫煙所で喫煙されている方が非常に多いなというのを実際感じております。間違いなく効果はあるのかなと思うんですが、一方で、まだ喫煙所の場所に気づかないような、いつも三鷹駅を利用されている方は御存じな方が多いのですけれども、たまにしか駅を利用されていない方は、まだちょっと喫煙所をうろうろ探しているというような状況を見かけることがあるんですけれども、このデッキの維持管理に関しまして、喫煙場所の認知について、どのように認識されておられるのか。そしてまた、喫煙所へ誘導していく対策について何か考えておられることがありましたら教えてください。
 また、その喫煙問題に関しまして、土木費、ページ271の14、15、児童遊園に関してなんですけれども、実は児童遊園で例えば先日、市民の方から寄せられた声なんですけれども、お孫さんを連れて児童遊園に遊びにいったら、小さい公園だったのですけれども、その小さい公園の数少ないベンチでたばこを吸っている方がいて、座りたくても座れなかったというような話を伺いました。私も注意してみたのですけれども、確かにそういう児童公園のようなところでちょっと一服されている方は多いのかなというのは、非常に禁煙の場所がふえていますので、そういった児童公園に流れていっているというのも、これはあるのかなと思うんですけれども、時間帯にもよるんですけれども、やはり子どもさんが遊んでいるような時間帯に関しては、やはり児童遊園というのは分煙、禁煙という以前に、そもそも喫煙を想定していないような場所ではないかと思うわけですね。公園の維持管理の中で、そういった児童遊園で喫煙されている方の問題についてどのように考えておられるのか。私としてはぜひ何らかの対応、児童遊園で喫煙されている方はほかに誘導するような、子どもが遊んでいる間はそういった喫煙はしないでほしいというような呼びかけをしていただきたいと思いますが、御所見をお聞かせください。
 続きまして、衛生費、ページ227の6、可燃・不燃ごみ収集の業務委託料について質問させていただきます。この参考資料の方の11−5ですね。11−5の項目44の方に詳しく出ておりますけれども、ごみ減量に伴って可燃・不燃ごみの収集委託料を見直しということで削減するということで、このこと自体は私は大いに進めるべきだと思うのですが、一方で、じゃあ具体的にどれだけ例えばごみが減って人件費が減るのか、業者の経費が減るのかというのは、まだまだちょっと見えていない部分もあるのかなという気も一方でいたします。今回、収集委託料見直しに当たっての積算根拠についての考え方、3%減ということで出ていますけれども、どういった考え方に基づいて3%減という数字が出てきたのか教えてください。
 続きまして、土木費、ページ259の4、自転車道安全走行指導等業務委託料について質問させていただきます。この自転車の走行につきましては、私どもの会派で昨年の秋に市民アンケートを行わせていただいたのですけれども、この自転車の走行が危険なので何とかしてほしいという声は非常に多かったです。それが事故が多いというのもそういう背景にあると思うんですけれども、やはり自転車の安全走行の指導というのは、より実効性を高めるような対応をお願いしたいなと思うんですが、特に目につきますのは、いろいろな場面があるのですけれども、例えば歩道の走行ですね。歩道を走行しているケースで、歩道に人が歩いていなくて、車が通行量が多いようなケースは、それはいたし方ないと思うんですけれども、そうじゃない、例えば駅前の中央通りの商店街等で、余り車も通っていない、歩行者はいるけれども歩道を走っている自転車というのは結構見かけたりするんですね。私も見てみて、かなりはらはらすることが多いんですけれども、自転車の安全走行の指導の中で、歩道走行への注意というか、危ないような走り方はやめてくださいという注意の体制につきまして、現状どのように認識されているのか、どのような対応を行っているのかお聞かせください。
 あと、土木費のページ267の10、三鷹風景百選事業費、これは予算概要の方の紫の方の108ページになるんですけれども、この業務委託料250万円とあります。私もこの事業としては非常におもしろい事業だなというふうに感じで思っているんですけれども、この250万円の内訳ですね。どういった業務内容なのかなというのがちょっといま一つ見えない感じがするんですけれども、業務委託料の内訳について教えてください。
 続きまして、商工費に関して質問させていただきます。商工費のページ、241ページの2、この概要の99ページの3、中小企業等融資事業費ですね。この概要の方を見ますと、先ほどの説明でもありましたけれども、相談体制の充実ということが明記されておりまして、公的制度活用のための相談体制の充実ということがうたわれておりますが、実際に私も融資の相談を受けることも多いのですが、やはりどのような制度があるのか、今の自分の会社がどのような制度を利用できるのかわからないという事業者は非常に多いなということを実感しております。この相談体制の充実ということは非常に結構なことだと思いますし、大いに充実させていただきたいと思いますが、具体的な、どのような体制、相談体制の充実の内容につきまして教えてください。
 最後に、233ページの2、メーデー補助金について質問をさせていただきます。このメーデーの補助金につきましては、今年度見直しをされるということで、過去の予算委員会の議事録等を拝見させていただきますと、やはり見直しをしてはというような発言は結構、議員の方から出ているようなんですが、ほとんどが余り労働組合と関係が薄い政党の方からの発言でして、ただ、私は本来、労働組合と関係が深い議員からこそ、市の支出のあり方として適正なのかどうか、そのあり方について問題提起をしていくべきではないのかなという問題意識を持っております。もちろん、私は、例えば自治体と労働組合が協力し合う場面というのはあってよいと思いますし、労働者の権利、例えば労働者がどれだけ法律で守られているのかということを普及啓発していくことに自治体も大いに関与していってほしいと思っておりますけれども、今回、金額を見直す中で、例えばどのような議論があったのか。また、例えば、メーデーに補助をするという以外の形で補助をするというような形態はないのかというような議論があったのかどうかお聞かせください。以上です。よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  1点目の喫煙マナーのことにお答えいたします。来年度につきましても、私どもとしてやはり喫煙者、非喫煙者の共存という形を考えていこうというふうに考えているところでございます。そのために、今年度について喫煙場所をつくるという形で自主的にそちらの方を御利用いただいてございます。こういう形でデッキに当たっては共存の関係がよい方向に進んでいるのではないかなと思っています。
 また、さらに、周辺に当たっても、やはりどうしてもポイ捨て等、喫煙をしないというようなことで促すために、今、大きなステッカーを路上に張らさせていただいているのですけれども、さらに細かく、よく道路の排水口のあたり、捨ててしまう方、いらっしゃいますので、そういったところの排水口の上のところに張れるような小型版という形でも、さらに皆さんの注意を引いて共存の方の関係をつなげていきたいなと思っているところでございます。


◯道路交通課長(福島照雄君)  2点目の駅前デッキに設置いたしました喫煙所の関係でございます。昨年の11月に駅前デッキ上に喫煙所を設置いたしました。その後、約半年ほど経過いたしましたが、現在、朝と夕方2回ほど清掃しております。2カ所ついておりまして、ほぼ毎回灰皿がいっぱいでございます。まずこういった状況から想定いたしますと、1日約2,000本のたばこが吸われているというふうに想定しております。そういった中で、最近はデッキ上での吸い殻のポイ捨て等も若干少なくなっているのかなというふうに受けております。ただ、しかしながら、まだ一部の者が、ちょっと南側のところでまだ喫煙等をしておりますが、ほとんどの方がこの場所を認知されてきたようだと判断しております。こういった中で、もうしばらくこの状況を見きわめまして、また適切な対応をとってまいりたいと考えております。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  児童遊園と公園で喫煙されている方がいらっしゃるということでございます。緑と公園課といたしましては、ほかの利用者の方に御迷惑のかかることにつきましては御遠慮をいただいているという状況でございまして、愛煙家のマナーに頼るところがございます。ただ、公園の清掃、それから各公園にいらっしゃいますボランティアさん、世話人様との情報交換をしながら、そのような状況がございますれば、禁煙の看板を設置する等の対応をしたいと考えております。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  可燃ごみ・不燃ごみの収集委託料の関係の根拠でございます。やはり私ども、家庭系ごみを有料化した目的の中に、ごみ処理経費の軽減ということも目的の一つとさせていただいたところでございます。ただ、ちょっと期間的に3カ月内のごみ量の変化という形で考えさせていただいたところでございますけれども、車の1台当たりの取扱量の方が、おおむね5%ぐらい扱い量が減っていると。ただ、収集に関しては全市域同じように同じ家庭を回らなければならないということと、それからまた、若干、有料化に伴って戸別になっている家庭とか、そういったところで回らなければならない部分というのも多くなっています。そういったことを考えまして、その辺の緩和は常に3%という形で委託料の方を削減させていただきたいというふうに考えたところでございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  おはようございます。自転車道安全走行指導業務委託について御質問いただきました。当該予算につきましては、かえで通りで今回、自転車道が整備されますので、この際にオープンから1週間程度、自転車走行空間に自転車を誘導するためのガードマン配置について予算要求をしたものでございます。
 御質問のありました中央通り等の歩行における自転車走行につきましては、いろいろと地域から、危ない、危険というような御指摘も寄せられておりますけれども、自転車は軽車両ということでございまして、乗ったら車の仲間入り、原則車道の左側を走行するということになっておりまして、例外として歩道を走行する場合については歩行者に十分注意をして利用するものと、このように定められております。安全対策を所管しております東京都の治安対策本部からも、各中学校、高等学校向けに自転車の安全利用パンフレット等の配布をしているところでございますけれども、市としても交通安全教室等、機会をとらえて安全指導を行うとともに、三鷹署と連携して実効性のある自転車の安全指導に努めてまいりたいと思います。


◯事業担当課長(田口久男君)  三鷹風景百選(仮称)事業費についての御質問をいただきました。こちらの事業は、三鷹らしい風景を市民の方から選定していただき、その内容について、並行して進めます風景づくり計画(仮称)策定に反映をしていくというものでございます。その反映の中で、市民参加の検討の中で百選の内容も検討していただいて、また、一般市民の方からも意見をいただき、そういったことを踏まえて、最終的に専門の委員の方に選考していただくというような流れで考えています。成果品としましては、そういった風景のガイドマップ、そういったものを作成していきたいと考えております。
 内訳についてでございますが、周知するためのポスターとかチラシ作成費、また、展示会等を開催することを検討しておりますので、そういった会場使用料、あるいは選考委員の謝礼、また、成果品の作成費、そういったものを内訳として考えております。以上でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  2点御質問いただきまして、融資の窓口における相談体制の充実ということを一定の御評価をいただいた上で、その内容について御質問をいただきました。御案内のとおり、一昨年、セーフティーネットの窓口が大変混雑する。あるいは、そうした折に、市も新たに利子の全額を補助をする制度を確立をしたわけです。そうしたことから窓口が大変混雑をするということを懸念しまして、体制の充実を図ったところでございますけれども、これに関しては、委員さんも今おっしゃっていただいたように、単に職員をふやすということだけではなくて、専任の臨時職員をしてそうした窓口を行うことで、いろいろな融資に関する相談に対応できるということに最も効果があるというふうに私どもは感じておりますので、引き続きいろいろな側面に関して十分対応していきたいというふうに思っているところでございます。
 次に、メーデーの補助金について御質問をいただいたわけです。この見直しの要因と、他の形式という2点にわたって御質問でありましたが、組合の組織率が全体でも下がっているということを一定のこの見直しに当たって考えざるを得ない背景がございます。近隣の他市などでも、減額または廃止ということが非常に多く見受けられるわけでございます。平成20年度にもお隣の調布市が廃止しておりますし、さかのぼって平成19年度は2市が廃止をしている。それ以前、一番多かったのは平成17年に5つの市が廃止ということに踏み切っている。そうした現状を見ると、やはり見直しというのが適切な時期であったろうというふうに考えているところでございます。結果として27%を減じたという形で協議をしてきたところでございます。
 それから、他の形式は考えられないかと。この検討の過程でそれがあったかということを申し上げれば、今申し上げたような背景から直接はありませんが、私どもとしては三鷹むらさき商品券のような事業を広く勤労市民に対する一つの助成の策だというふうに考えていますので、そうした点あわせて御配慮をいただきたいというふうに思っています。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。
 まず、喫煙関係についての衛生費、土木費について、マナーアップキャンペーン、児童遊園、駅前デッキのことについてですが、やはりなぜ分煙化するのか、禁煙化するのか、していくのか、とにかく喫煙をされない方だとか、お子さんに本当に喫煙の害が及ばないようにするというのが目的ではないかと思います。特に、児童遊園につきましては、やはり常時児童遊園を見ているということは難しいかもしれませんけれども、やはり管理に携わる方にちょっと注意して状況を見ていただいて、もし常習的に、常習的にというか、喫煙されている方が多いような場所につきましては、やはり注意を呼びかけるような対応をお願いしたいと思います。
 また、駅のデッキにつきましては、2,000本というのは、これは私、たばこを吸わないのでわからないのですけれども、それだけやっぱり利用されているのかなという気はしますけど、やはり三鷹駅をふだん利用していない方への周知というのがやはり課題なのかなと。やはり駅を出て、屋根がなくなったところで吸われている方というのは、やっぱりいまだに目につきますので、誘導につきまして検討できることがありましたら、ぜひ検討をお願いしたいなと思います。
 続きまして、ごみ収集委託料についてはわかりました。答弁の中にもありましたけれども、ごみが減ったから、じゃあその分、経費が減るかというわけではないわけで、ルートも変わらないし、じゃあ5%減ったから人件費が5%減るかという問題でもないわけで、このあたりというのは、収集の経費というのは減らしていかなければならないわけですが、やはりそのあたりというのはよく精査の上、検討していただきたいなと思います。
 また、自転車の安全走行ですね。今回はかえで通りがメーンということなんですけれども、やはり非常に市民の方からの自転車走行のマナーの問題というのは要望が多い事項でありますので、自転車走行というのも常時監視しているわけにもいかない問題ですので、やはり今年度、事業が大きく拡大されているということで、そこで得たノウハウをやはりいろいろな市内全域の場面に広げていくような対応をお願いしたいなと思います。
 続きまして、三鷹風景百選についてはわかりました。ただ、これだけ、規模としては250万で、市の予算としては小さな予算の部類かもしれませんけど、結構市民にとっては意外と関心はあるのかなと思いますので、やはりお金をかけてこういった事業をやる以上は、市民にとっても関心があって、それが何らかの経済効果というわけではないのですけれども、そういったつながるようなことを、これを有効に生かしていくということをぜひ考えていただきたいなということを希望いたします。
 中小企業の融資、商工費の中小企業等融資事業費につきまして、内容については本当にわかりました。専任の臨時窓口ということで対応していただくということで、非常にそれは心強いなと思うんですけど、私、結構、融資の相談を受けていて、同時に、国の制度で雇用の助成金、今非常に出ているんですけれども、若年者等正規雇用化奨励金ですとか、また、中小企業緊急雇用安定助成金、融資と相談とあわせて雇用の助成金について質問されることが非常に多いんですね。融資を検討されている方というのは、例えば、ちょっと事業を大きくしようというような方、雇用を維持しようという方なので、当然、人件費についても何か利用できるものがあれば利用したいというふうに考えている方が多いのと、こういった中小企業向けの融資と雇用に関する助成金というのはほとんどが併給可能ですので、事業者向けのワンストップサービスということで、そういう融資の相談で雇用の助成金や補助金について情報提供するというのは非常に効果的ではないのかなと思うんですけれども、今現在そういった雇用に関する助成金について融資の窓口であるのか。多いのかどうか。また、ぜひ、国の制度なので情報提供するだけでもいいと思うんですけれども、融資の相談窓口で、要は事業を拡大していくという観点から雇用の助成金についても情報提供していくということについて御所見をお聞かせください。
 あと、メーデー補助金に関しまして、私もこの補助金については正直申し上げまして、市民との関係がやっぱり見えにくい。もちろん関係している方はそれなりにわかるのでしょうけど、例えば労働組合と関係のない方からすれば、じゃあなぜメーデーなのということなんですね。例えば、市で何か事業を行います。例えば、労働組合が職業体験ができるようなイベントを市内でやられていることがあるのですけれども、そういったものに対して何らかの形で協力するというようなことは労働組合と市民との関係でも非常にわかるのですけれども、なぜメーデーなのというような意識を持たれている方は多いし、それはやはり、じゃあほかの補助のあり方っていうのもないのかっていうのも、私は検討していった方がよいかなと思いますし、その方がよい関係ですね。本来、労働者の権利だとか、労働法というのは、やはりそれを知らせていく役割で市町村の役割というのは非常に大きいと思いますので、金額だけではなく、補助のあり方についてまた今後検討していただきたいなと思います。
 じゃあ再質問は商工費の中小企業の融資の問題についてお願いします。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  今、商工費で2点ですね、事業者向けのワンストップサービス、こうした窓口に期待をするということでございます。もちろん今も私ども生活経済課では、雇用の問題も担当してございますので、いわゆる一次切り分け、窓口のですね、そうした一次切り分けをさせていただいておりまして、この問題については制度としてハローワークが適切であるとか、東京都の方に窓口があるとかといったことを相談に応じておりますので、さらにそうした充実といいますか、職員総体で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 それから、2つ目、メーデー補助金に関しまして、ちょっと形態を変えて新たなあり方という御提案でございます。これについては、今後継続して検討させていただきたいということでさせていただければと思います。以上です。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。やはり融資の問題については、融資の拡大が雇用の拡大につながるというようになれば地域にとっても一番いい、企業も幸せになるし、働く人も働く場所がふえるということになりますので、一次切り分けという答弁がございましたけれども、ぜひ窓口で素早い、的確な情報提供ができるように引き続きお願いしたいと思います。以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  項目も多くて土日じっくり見させていただいたので、細かいことを数多く質問することになってしまうのですが、よろしくお願いします。
 まず213ページ、15の小児初期救急平日準夜間診療事業なんですけど、4年ぐらい前からスタートして非常に子育て家庭には役に立っている事業なんですが、私も何度か利用させていただいたんですけど、土曜日の午後、たまたま子どもを連れていこうと思って、通常、家の近隣を探すんですけど、やはり土曜日の午後っていうのが2時から、遅くて3時ぐらいまでで終わってしまうんですよ。それ以降から結局、この医師会館でやっている日曜日の10時までですか、その間っていうのが、本当の夜間は本当に救急に行くしかないんですけど、要は、この事業がやっている中のはざまといいますか、土曜日の夕方から10時ぐらいまでっていうところがなかなかあいているところがないんですが、そこに拡大をするっていうお考えはございませんでしょうか。
 続きまして215ページの21番、がん検診なんですが、国民健康保険の健康診断の中で大腸がんの検診で今年度から便潜血検査が入って、最初からより詳しい検査ができるようになったのですが、私が、ちょっとうちの父親も大腸がんがもとで亡くなったものですから、なるべく検診をしようと思って、大腸がんの方も申し込んだんですけど、これ、2つはできないんですよね。初めて知ったんですが。それ知っていれば、最初に大腸がんの方を申し込まないでほかの人に譲ったんですけど、結局、行かないで健康診断の方を受けたんですが、それならそれで最初から申し込みする時点で国民健康保険の健康診断の方を受ける方はこっちは受けられませんとかっていう表示が必要ではないかと思うんですが、その辺についてはどうお考えなのかお伺いしたいと思います。
 続きまして217番の一番下の5番の新型インフルエンザなんですけど、今回、今年度、幸いといいますか、そんなに、弱毒性ということで被害がさほど大きくなかったと思うんですけど、今回、新型インフルエンザの対応ということで、学校なり役所なりいろいろなところが対応したのですが、強毒性に向けていい経験になったと思うんですけど、今回のことで何か教訓になったこと、今後の強毒性のインフルエンザに対する対応として、新たにこうした方がいいんじゃないかということが見直されたと思うんですが、その辺のお考え、何かございますでしょうか。お伺いしたいと思います。
 それと、一般質問でもさせていただいたんですけど、インフルエンザに対応するBCPというのも必要ではないかと思うんですが、今回このインフルエンザを経験して、その辺のこともどうお考えなのかお伺いしたいと思います。
 また、次のページにあります、発熱外来施設整備費補助金というのが1,000万円計上されているのですが、これはどこでどのような取り組みをされるのかお伺いしたいと思います。
 続きまして、223ページ、上の9ですね。新エネルギー・高効率助成金なんですけど、これも代表質疑でも質問させていただきましたが、拡充ということで非常にありがたいのですが、高効率の方は200万円で同額なんですけど、こちらの方も拡充するべきではないかと思うんですが、今回こちらの方は見送った経緯というのをお伺いしたいと思います。
 続きまして、225ページの一番上の3番の一番最後の過誤納手数料還付金で55万1,000円ということで今回初めて計上されているんですが、有料のごみ袋の払戻金というお話でしたが、改めて家に帰って見たら、払い戻すということは全然書いていなかったのですけど、払い戻すということ自体が私もあんまり想定していなかったのですが、その辺の明記についてどうお考えなのかお伺いしたいと思います。
 続きまして233ページ、下の11番の三鷹市勤労者福祉サービスセンターなんですが、私は前期まで評議員を務めさせていただいて、そろそろたしか国、都の補助金がなくなってきて自立化計画というのが進んでいかなければいけないんですけど、ことし、去年から比べてたしか予算で600万円弱ぐらい減っていっているわけなんですけど、この自立化計画の進捗状況、どんな状況なのかをお伺いしたいと思います。
 続きまして241ページの地域ブランド。下の1の一番下ですね。地域ブランド創出事業。昨年度までは100万円だったのですが、今回減額で50万円ということで、実績減なのかなという気もするんですが、これまでいろいろと個人の方とかもいろいろな商品を出してきたと思うんですが、予算減の原因と、あと現状やっぱりうまくいかなかったのかなということと、その課題についてどうお考えなのかお伺いしたいと思います。
 続いて243ページの5番、後継者育成事業費っていうことで、今回、緊急雇用対策のあれもありまして、かなり増額、500万円という形になっているのですが、この委託料、どこに委託してどういったことをしていくのかということをお伺いしたいと思います。
 続きまして259番の4番、交通安全推進事業費の中に入るのではないかと思うのですが、スクールゾーンの進入車両についてなんですけど、毎朝、スクールゾーンの進入禁止の馬を立てているのですけど、それでもやっぱり入ってくる車があって、たまにでいいんですけど、警察の方で取り締まっていただかないと、もうわかっている人はどんどん入ってきちゃうんですよ。1カ月に1回でもいいと思うんですけど、そこに警察官が立ってとめられれば、ちょっとやばいかなということで入っていかないっていう抑止もできると思うので、その辺、警察との協力がどうなっているのかお伺いしたいと思います。
 261番の7番、中原交通児童遊園運営費なんですけど、資料の11−6を見ますと、減額の理由として嘱託職員が臨時職員になったということと、あわせて開館時間の変更も行うということなのですが、まず1つ、サービスの低下ということにつながらないのかどうかということ。時間の変更とも書いてありますけど、どういった時間であるのかということ。あと、余り使われていないような印象があるのですが、利用促進に向けての何か策をお考えなのかどうかお伺いしたいと思います。
 最後になりますが285ページ、消防費の10番、家具転倒防止器具取付事業費なんですけど、去年も好評で、かなり早い段階で終わってしまったということで、今回この予算書を見ますと、去年の1,900万円から2,500万円ということで、家具の購入費が上がっています。ただ、取付委託料というのが平成21年度540万円の予算が240万円ということで、これはいただいた方がそのまま自分でつけているという可能性もあるのですが、この減額はどういったことなのか。あと、確認なのですが、購入費がふえた分は数が多くなったという理解でよろしいのでしょうか。お伺いしたいと思います。以上です。


◯市長(清原慶子さん)  多岐にわたる御質問なので、私、1点だけ、一番最初の小児初期救急準夜診療所の曜日、時間の拡充についての御質問にお答えします。平日準夜の診療所についても市民の皆様からの、まさに夜間のニーズにこたえて開設をしてまいりまして、大変信頼をされているのですが、昨年度、新型インフルエンザは、今はようやく鎮静化しておりますが、一時期、8月、9月、10月、11月、もう大変な蔓延状態でございまして、平日準夜も休日診療所もまさに患者さんでごった返すというような状況がございました。担当の部長、課長を中心に医師会と本当に綿密な打ち合わせを詰めてもらいまして、要するに新型インフルエンザでない患者さんと、患者さんとが混在する状況は、まず第一義的に防がなきゃいけないので、施設の改修について支援するということ、それから医師の確保が、これもまた大変ですね。医師会の先生方もそれぞれの診療所、医院で診察されているわけですから。それにもかかわらず夜間、また休日診療されるといったら、医師の皆様の健康状態というのも考えなければいけません。
 本当にこれ、残念なことなんですけれども、保護者の皆さんが平日、お子さんのぐあいが悪かったら、午前中お仕事を休んで診察していただければと思うのですが、お仕事を休まれないで夜間殺到するということが本当、現実的にありました。これ、ワーク・ライフ・バランスができていないからですよね。お子さんは深刻化して、重篤化してから、準夜だとか救急だとか休日だとか、本当に悲しい今の日本の現実があります。
 私、このはざまの時間を認識していないわけではないのですが、まずここまで拡充しておりますので、まずは、しばらくは医師の先生方の健康も大事なので、とりあえずこれで医師会の皆様や杏林大学医学部の皆様との連携で進めていきたいと思いますし、また、関連して後ほど担当部長あるいは課長から答えてもらいますが、弱毒性の経験が強毒性にどのように生きるかというときに、弱毒性でもあれだけの混雑が準夜と休日診療所にあるということは、私たちとしては本当に深刻に受けとめたわけです。ですから、市民の皆様に適切な医療を受けていただくための啓発というのがまず第一義的に重要ですし、感染症の場合には、蔓延を防ぐための区分、発熱外来の取り組みなども必要ですので、ぜひそうしたことを総合的に検討しながら、このはざまの時間の問題についても検討していきたいと考えております。以上です。


◯委員長(石井良司君)  残り10問。次。


◯健康福祉部長(城所吉次君)  新型インフルエンザの関係でございます。ただいま、強毒性に向けての教訓という御質問でございますけれども、ただいま市長からもインフルエンザの関連でございましたが、基本的には感染拡大の防止、そして、なおかつ社会経済機能の維持、混乱を防ぐと。その2つが大きな目標でございます。そうした中で取り組みを進めるということで、私どもの取り組みといたしましては、行動計画がいわゆる案という形で相当な9割以上煮詰まっているような状況でこの時期を迎えたわけでございまして、これを暫定指針としながら国内での発生を受けて、直ちに市長を本部長とする本部を設置し、今申し上げました感染拡大防止の観点で学校・保育園対応とか、社会経済機能の維持に向けて、保育園などでは開園しつつ見守るとかいう対応がとれたということでございます。
 そのほか、幾つもございますけれども、特に医師会との連携で市長が申し上げましたような形での対応がとれたことが、あるいは市内病院、そのほか保健所との連携が非常に大切であるということが最も我々も一番感じたところでございます。
 なお、国の対応といたしまして、地方のそれぞれの対応との、例えば関西地域ではすぐに一般の医療機関での対応が始まる中でも国との対応にずれがあるとか、その後のワクチン接種につきましても、対応が二転三転するとかいうことがございました。これらのことを含めて、今後、いずれにしろ国と市との連携が非常に大切でございますので、その上で基礎的自治体といたしましては、市民への周知広報が大切でございますので、そうした点がさらに改善できるような形の取り組みが必要ではないかと考えております。
 あと、インフルエンザの関係でBCPについての御質問がございました。こちらにつきましても、今回の教訓といたしまして、実際に病原性が強毒であるかとか、弱毒であるかということによって、その後の対応がかなり違ってくると思いますが、今回最も強毒とされるものを想定した形で行動計画の策定の準備を進めていましたので、こうした大枠の中で、その中で本部を設置いたしまして、個別具体の対応を図るということが最も大切だなと思っております。BCPにつきましても、今、地震等の対応での取り組みが進められつつありますので、それに対応した形でのあわせた検討をしていければというふうに考えているところでございます。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  がん検診、大腸がん検診についての御質問をいただきました。市としましては、できる限り年1回は便潜血反応をやっていただきたいという思いでおりまして、特定健診と後期高齢者健診につきましては、上乗せ健診として便潜血反応が入っていますので、広報につきましては社保の方を優先的にという形で記入してございます。健康ガイドに記入しております。
 あと、発熱外来の補助についてですが、基本的に一般の方と区別する。また空気ですね、陰圧にして外に漏れないような形でやっていくと。中の空気がほかの一般の方とまざり合わないような形の工夫をしていきたいと考えております。
 それと、済みません、医療機関ですが、2医療機関で、野村病院と三鷹中央病院を考えております。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  高効率給湯器導入助成金のことについて御質問いただきました。高効率給湯器の助成については、平成21年10月1日より開始した事業でございまして、当初一、二カ月は余り申請がなかったのですけれども、その後周知されまして今年度100件という助成を行っております。今後、申請状況等を把握しつつ拡充についても再度検討していきたいとは考えております。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  過誤納手数料還付金について御質問いただきました。こちらにつきましては、今までも事業系の指定収集袋、あるいは粗大ごみシール等に対しての還付金の方を設けてあったのですけれども、家庭系ごみの収集袋を改めて昨年導入させていただきましたので、ここであわせて集約し直したという形で計上させていただいたところでございます。
 ただ、実際に、家庭系となりますと、お引越し等で御不要になるケースもやっぱり考えられています。ただ、日常的にはやはりお店の方にお話しにいくとか、あるいは御近隣の方で、要らなくなったから使い回しをするという形で日常の中で結構処理されている部分がかなり多いと思っておりますので、改めて還付金で戻しますよという形では、今ちょっとまだ考えていないのですけれども、これ、件数の方が出てくればちょっと考えていきたいなとは思っているところでございます。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  勤労者福祉サービスセンターの件でお尋ねがございました。自立化に向けた進捗状況ということでございますが、こうした厳しい財政環境にありながら、いかに健全経営を確保していくかということが大事かと思っております。そうした意味で、サービスセンターの中でもみずから検討会議を設けまして、財務あるいは業務の両面で一定の見直しをしていく、みずから改革をまず努力すべきであろうということで、あるいは財政基盤の確保をどうしたらいいか、あるいは事業を精査し、一定の見直しをする。さらにはこれまでの従来型のサービス以外の新しい展開も加味した形での事業展開も検討をしているところでございます。ただ、あくまで顧客であります会員の視点に立った見直しが必要だろうかなと思っておるところでございます。また、市の方もそうした財政支援ということで一定の一般財源の補てんをさせていただいているところでございます。以上です。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  地域ブランドについて御質問をいただきまして、これは委員御指摘のように、利用する実績が多少下がったということからこうしたことを考えていることと、それから課題でございますけれども、大量につくるとどうしてもコストが高くかさんでしまうと。それを十分補助し切れないという問題が1つございます。
 それから、現行では平成20年度から平成22年度までは太宰グッズを限定にこれを充てておりますので、初期に比べればやはりその熱が少し薄らいできたということが言えるのかなというふうに考えているところでございます。そうしたところから半分に減額をしたというところでございます。
 次に、後継者育成事業に関する事業内容と委託先というようなことについて御質問をいただいたところでございます。これについては国の補助事業として今回活用させていただくわけですけれども、特に大工さんを、今、大工さんの個々の技能が下がっているということが指摘がございますので、市内の大工さんに視点を当てて、セミナーあるいは講習ということを通じて専門の技能や技術をぜひ向上させていただきたいと。それによって市内の市民が求める、そういう需要、業務に十分対応していきたいということをねらった事業でございます。
 委託先については、現在、商工会さんと、平成8年当時に設立いたしました三鷹市木造住宅耐震診断士協会を、事務局をしていただいている建設ユニオンさん、多摩東さんですね、こちらの方と一緒に内容の相談を図っているところであります。相談相手であります両者については、今後、市内の大工さんなどの組合さんを広く呼びかけて、その参加を求めるということを考えているようであります。以上です。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  スクールゾーンの進入車両についてお答えいたします。スクールゾーンにつきましては、交通の規制標識、それと補助的なものとして路面のペイント、さらにはバリケードというようなことで、規制標識を守らない車について対応をしているところです。こういったことをしているにもかかわらず、無視をしてというか、入ってくる車がいるということで、なかなか地域の方が直接そういったことに対応するというのは難しいところがありますので、私どもの方から、状況がひどいようであれば警察署の方と連携して対応してまいりたいと考えております。
 続きまして、中原交通公園の見直しについて御質問をいただきました。中原交通児童遊園につきましては、中央高速道の高架下を利用した施設であり、日暮れが早いなどということから、上連雀の交通公園と比較して利用者が低迷しているところでございます。今回の見直しですが、現行、月曜日、第1・第3土曜日、祝日を休園としておりましたけれども、利用者促進という観点から土曜、日曜日を開園といたしまして、平日の月曜、火曜を、並びに祝日を休園とするような見直しとしております。開園時間についても9時〜16時半という現行から10時〜16時という、若干時間数は短くなるのですけれども、土曜日を開園するということでサービスの向上につながる見直しというふうに考えております。以上でございます。


◯防災課長(島田 勉君)  家具転倒防止器具の関係でありますけれども、まず、取付委託料の減額でありますが、これについては実績によるものです。というのは、65歳以上、あるいは取りつけが困難な世帯については、当初取りつけを予定しましたけれども、これは高齢者世帯20%ぐらい。実際あけてみますと、同居していない御家族とかお子さんに取りつけをしてもらうということで、御案内はしましたが、お断りもありましたので、実際、900件の予定が250件程度ぐらいになっております。こういったことから来年度は少し減らしているというところでございます。
 それから、購入数については、御承知のように大変好評でありましたので、数をふやして対応しようというところです。以上です。


◯委員(谷口敏也君)  数多く御答弁いただきましてありがとうございました。
 小児救急の件に関しましては、市長も認識していないわけではないということなので、ぜひ期待したいところなんですけど、確かに夜、集中するのは、うちもそうだったんですけど、昼間行ってそうでもなかったのが、夜に熱が上がるんですよ。そういうこともあるので、夜に集中するというのは理解していただきたいなと。何も働いて医者に連れていっていないわけではなくて、1回連れていったんですけれども、夜に上がるからもう1回来てくださいとか言われたりするので、そういうこともあるので御承知、御了承いただきたいと思います。
 それで、次のがん検診の件は、健康ガイドに載せてあるということだったのですけれども、申し込みの段階で広報みたかにそれが載っていないと、私みたいに申し込んじゃうんですよ。だから、そっちの方で、申し込む時点で明示していただきたいんですけど、その辺はどうお考えでしょうか。
 続きまして、インフルエンザの件は、国とのずれというのは、確かに初期の段階でいろいろとあったことも承知しておりますので、ぜひ、これは国の方の問題なのかもしれないですけど、三鷹市は三鷹市の最大限の対応をとっていただきたいと思います。
 あと、BCPの方は、地震のときとは性質が違うものなので、別につくる必要があるのではないかということで専門家も言ってるのですが、先ほどの御答弁ですと、地震の方のBCPに合わせるようなお考えということだったのですけれども、それで果たしていいのでしょうか。お伺いしたいと思います。
 とりあえずその2点をお願いします。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  がん検診の申し込み時点でわかるように記載するという御意見をいただきました。今後、十分気をつけてまいりたいと考えております。


◯健康福祉部長(城所吉次君)  インフルエンザの関係のBCPです。ちょっと答弁が不十分で申しわけございません。基本的にはBCPにおきましては、地震等の関係でのBCPと重なる部分もございますし、また、そうでない部分、当然ございます。したがいまして、よく連携をしながら取り組むということでございますので、基本的には今申し上げました相違点などもございますので、そうしたことを踏まえて対応していきたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 それでは、スクールゾーンなんですけど、地域の人にはできないって、確かにそうで、最初から警察との連携ということで質問しているんですけども、警察の方々にちょっと定期的じゃなくてもいいんですど、月に1回とか、せめて馬を立てているところぐらいは取り締まってもらいたいんですけど、そういうお話とか、今までしていないんですか。


◯委員長(石井良司君)  15秒になりました。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  今までも警察の方と、ひどいところなどについては情報提供をして警察の対応をお願いしているところです。以上です。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、要望で、うちの前もお願いします。


◯委員長(石井良司君)  以上で民主党の質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。再開、15分後です。
                  午前10時43分 休憩



                  午前10時58分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に日本共産党。


◯委員(栗原健治君)  それでは、よろしくお願いいたします。予算書の268ページ、緑化公園費、271ページの児童遊園整備費、273ページの都市公園整備事業費、青少年広場維持管理費など、公園関係維持管理費等に関連して、子どもの居場所、身近な公園の改善の拡充のために質問をします。
 都市公園や児童遊園、また青少年広場は、市民の憩いの場であると同時に、最も身近な公共の施設の一つです。子どもが安心して遊べ、また、保護者が安心して子どもを遊ばすことのできる公園の拡充、整備は大変大きな要望です。特に要望が大きいのが、公園内の施設、トイレや水道、遊具の安全管理などです。また、子どもたちが元気でスポーツのできる広場、公園も切実に求められています。残念なことに、子どもたちに人気のある野球やサッカーなど、ボール遊びが禁止されている公園がほとんどだと思います。また、相続などによっても、長年、地域で親しまれてきた公園が廃止されることも少なくありません。
 そこで質問します。市内の公園の数と面積を守っていくこと、拡充していくことが求められていると思いますけれども、面積を減らさないための、また、公園の数を減らさないための対策、取り組みはどのように本予算で考えられたのかお伺いしたいと思います。
 また、公園の施設の適切な維持管理、特にトイレの清掃や水回りの点検はどのように行われているのかお尋ねします。
 3つ目に、少年サッカーや少年野球、また、ソフトボールのできる公園、広場は市内に何カ所あるでしょうか。増設の計画や、今ある公園の適切な維持管理はどのように行われているのかお伺いします。
 2点目、予算概要では106ページ、予算書で……。コミュニティバスについて質問をします。市内の交通不便地域解消ということで三鷹市の地域特性に適した運行形態でのみたかバスネットの施策に注目して本予算も見ました。新規運行ルートとして、積年の課題である新川・中原ルートの平成22年度の運行は、ぜひ不退転の姿勢で取り組んでいただきたいと思います。この間も、施政方針が出されて、この事業はたびたびのってきている事業だと思います。この点で、新川・中原ルートで、つつじヶ丘駅から調布市を運行する計画になっていると思いますけれども、調布市を経過するルートになった経過と、来年度、平成22年度のいつごろの運行開始の目標を定めているのかお尋ねをします。
 3つ目です。消防費で、予算概要で言うと115ページ、予算書では285ページの高齢者・障がい者等住宅用火災警報器の設置普及事業について質問をします。平成22年の4月から住宅用火災警報器が義務化されます。昨年が三鷹市の延焼面積は都内の80管区の中でも4番目ですか、面積が多く、また、大切な市民の命も奪われることもありました。住宅用火災警報器の普及100%を目指して、今、消防署でも月間で取り組んでいらっしゃいますけれども、100%設置に向けての消防署との連携がより重要と考えます。設置費用の2分の1の助成で、所得制限ありますけれども、三鷹市としてより一層の普及促進のために、家具転倒防止器具取付事業と同様の支援はできないだろうか。また、その必要があると思いますけれども、100%設置に向けての連携の取り組みについてお伺いします。
 最後に、予算書の283ページ、予算概要で115ページのAEDの自動体外式除細動器の設置について、市内の24時間営業のコンビニエンスストアに1カ所設置するという施策ですけれども、コンビニというのは身近な地域の施設というか、お店になっているという点では、どこにAEDがあるのかというのを探すのにも、認知されれば大きな効果があると思うんですけれども、今、コンビニにはどのぐらいこの設置がされているのか、また、今度設置するコンビニの選定はどのようにされるのかお伺いします。
 よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  初めに公園についてお尋ねがございました。公園の、特に現在、借地でお借りをしている公園ですね、面積を減らさないための対策はというお尋ねですが、借地でお借りをしている場合、相続が発生すれば、当然、買えるかどうかという問題があるわけです。財政事情もあれば、その方のお考えもあります。所有者のですね。したがって、トータルで減らさないための対策は立てられないというのが実情なんです。ただ、借地については、もし所有権者に何か相続が発生した場合には、また別の借地を確保する。財政的に余裕があれば公園そのものの所有権を取得していくと。そういうことで、できるだけ減らさないように努力をしてまいりたいと思っております。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  公園の特に水回りということで、トイレという、水飲みという管理につきましての御質問がございました。現在、市内の公園には29カ所のおトイレ等がございます。この29カ所のトイレにつきましては、業者の方に委託をお願いをしておりまして、現在、おおむね週3回の清掃をしてございます。また、水飲み等につきましても職員のパトロール、それから先ほど申しましたように、世話人さん、ボランティア様の、それから利用者の方々の御連絡をいただきまして、その都度、随時対応をさせていただいているところでございます。
 また、公園での少年サッカーですとか野球という遊ぶ場がないという御指摘でございます。当然、我々、公園の利用につきましては、まずほかのお客様の御利用に御迷惑にならないというのを、まず第一にお願いをしているところでございます。そういうことでございますので、多少、親子の方がキャッチボールをする程度、小さな幼稚園、保育園の子どもたちがお父さんとサッカーボールをける程度でございますれば、ほかのお客様に迷惑にならないということで黙認をしているところでございますが、特に小学校の高学年ぐらいになりますと、野球の金属バットを振ったり、大きなボールをける、サッカーのボールをけりますと、相当なスピードがございますので、そこにつきましては御遠慮をいただいていると。また、そういう、特に少年、団体で使われているときにつきましては、その指導者の方にその旨をお願いをしているところでございます。以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  新川・中原ルートのコミュニティバスの状況について答弁させていただきます。まず、新川・中原ルートですけれども、御案内のとおり、つつじヶ丘駅から杏林大学までを結ぶ路線となっておりまして、中仙川通りの区間が狭いことから、バス車両の運行に当たり安全なすれ違いができるような対策を図ってまいりました。具体的には、平成20年度と平成21年度の2カ年にわたりまして、2カ所の道路拡幅工事を実施したところです。
 調布市のルートについて御質問がございましたけれども、当初、このルートにつきましては、京王のつつじヶ丘団地内を通るというルートでございましたが、なかなか地域の御理解が得られないということから路線を変更したという経過がございます。交通管理者である警視庁と現在、協議を継続中でありまして、早期の運行に向けて最大限の努力を進めてまいります。以上です。


◯高齢者支援室長(高階豊彦君)  私からは、住宅用火災警報器の設置費用の助成事業についての考え方について御説明させていただきます。基本的には、やはり自己責任で設置をしていただくということを基本に考えておりまして、ただ、なかなか所得が少ない方で、なかなかつけられないという方のためにこの制度を用意したところでございまして、そういうことから非課税世帯というのは来年度につきましても設定をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。以上です。


◯防災課長(島田 勉君)  住宅用火災警報器の署との連携ということでございますけれども、これにつきましては、先日も、御承知のように広報みたかの第1面を使って普及啓発を行っているところでございますし、また、市役所のロビーにおいては、月1日ないし2日程度、昨年の2月からということになると思いますけれども、ロビーにも提供しまして、住宅用火災警報器の普及啓発も行っているところであります。三鷹消防署の方では全署員を取り組んで、全世帯のローラー作戦ということで、現在80%程度ぐらい回っていると伺っておりますが、大分設置率も上がってきているようでございます。
 それから、自動体外式除細動器──AEDと申し上げますけれども、これについてはコンビニに取りつける予定で今現在、考えておりますが、現在、市内のコンビニにどの程度取りつけられているかという状況については把握はしておりませんが、余りない状況だろうと考えております。それから、今後、コンビニに取りつけてどうするかということでありますけれども、もちろん従業員の方、24時間営業でありますので、そこにいる従業員の方についてはもちろん研修を行ったり、それから、市民の方への周知広報に努めて、AEDの普及に努めていきたいということで考えております。以上です。


◯委員(栗原健治君)  それでは、再質問させていただきます。
 AEDの設置の問題ですけれども、市内でコンビニエンスストアでは設置の箇所は把握していないと。公共施設でどこに設置されているのか、以前からもこの場所がどこにあるのかということでマップをつくったらどうかという議論もされてきたというふうに思います。私は、マップも必要かとは思うんですけれども、実際に自分の家からどこが一番近いのかというのを1カ所知っていればいいと思うんですね。そういう点で言うと、設置する場合に、そのところに設置されたという地図と場所のチラシをつくって、その周辺、5分以内で駆けつけられるような場所にまいて、電話の場所だとか玄関のところに張ってもらえれば対応が素早くできる。一々、地図を開いて、どこどこに、近くにあるというんではなくて、自分のところ、必要になる場合のどこに、近くにあるのかというのがわかる働きかけが必要だというふうに思います。そういう工夫をぜひしていただきたいと思うのと、公共施設に置いてある場所は、設置場所が把握されているわけですから、コンビニエンスストアのどこに設置するのかまだ決まっていないようでしたら、一番薄いところを選定して、優先順位をつけていくという課題があると思いますので、考慮していただきたいというふうに思います。
 住宅用火災警報器の問題ですけれども、大変、三鷹市の取り組みは評価されているというふうに思います。先日もちょっとお話も消防署の方で伺って、2月の段階では55%だったものが60%、個人の住宅では上がっていると。集合住宅では約80%だというふうに伺いました。昨日も、私の家の近所に消防車がとまっていまして、消防隊員の人たちが1軒1軒、地図を持って訪ねて歩いているんですね。やっぱりこういう地道な活動を進めても、4月に向けての取り組みということではまだ課題があるという認識でした。ただ、随分周知もされてきていて、町会を通しての、まとめて買って安く提供するという取り組みだとかも進んでいて、市には感謝しているということでしたけれども、さらなる4月からはもう義務化ですので、100%に向けての取り組みっていうことでは、助成の制度もより充実させていくことが必要だなというふうに思います。住宅用転倒防止器具の取りつけの経過もありますけれども、ぜひ働きかけを強めていただきたいというふうに思います。
 1つ、取りつけでの、機械を持っても取りつけるのがなかなか面倒だからということで進んでいない側面もあると思います。そういう点では、そういう取りつけの支援もするということできめ細かい対応がされていると思いますけれども、普通の人、一般の若い人がいるところでも、警報器は買ったけれども取りつけしていないといううちも結構あるようなんですね。ですから、取りつけの支援ということでも力を尽くしていっていただきたいというふうに思います。
 コミュニティバスですけれども、中原の地域を回っていて、この間の都市化というのでしょうか、高齢者の2人世帯がふえていて、お買い物にも本当に困っている状況が生まれています。市境で調布側にあるショッピングセンターですとかコンビニがなくなって、本当にお買い物に困っている。みそ、しょうゆを貸したりするっていう昭和初期のような話が本当に起こっているんですね。コミュニティバスは新・中ルートどうなっているんだろうかっていう声が本当に大きくありますので、情報提供をぜひ強めていただきたいというふうに、また、この取り組んできた姿勢もあわせて知らせていくことで信頼も得られ、コミュニティバスの事業としてのスムーズなスタートと充実につながるというふうに思いますけれども、目標年月日がまだなんでしょうか。しっかりと掲げて進めていって、年度の事業として来年回ってというようなことよりも、季節のいい時期に開始できるように努力していただきたいというふうに思います。
 公園のことでお伺いをします。相続などの関係で公園、本当に廃止されて、貴重な空間ですので、新たに公園をふやしていくというのは本当に大変な課題というか、難しいですよね。そういう中で、どのように公園を確保していくのかというのは、防災上の避難場所としても重要ですので、対策はなかなかこういう買い取りっていうことができないということを考えれば難しいわけですけれども、市民の理解を求めると同時に、何か対策をとっていかないと難しい部分があると思うので、検討はしていただきたいというふうに思うんですけれども、特に、僕、1点ちょっとお伺いしたいんですけれども、中原青少年広場では、少年野球や、またソフトボールが、フェンスが張ってあってできる状況になっていますが、そういう野球とかサッカーができる数少ない施設というのは市内に限られていて、そういうグラウンドの状況というのは把握しているでしょうか。1点お願いします。


◯副市長(河村 孝君)  私の方からコミュニティバスの件、ちょっとお話を申し上げますが、私も警視庁に行って交渉をした経緯がございますが、警視庁側がやはり交通の問題については今、かなり神経質になっておりまして、条件といいますか、ハードルが大変厳しくなってきたという経緯がございます。そういうことで、季節のいい時期に運行開始をしていただきたいということですが、私どもも全くそう思っていますが、それを今、明示することが大変難しい状況だということは御認識いただきたいと思います。交渉の過程ですからね、ルートがどうだとか、こういうところでちょっとまだハードルがあるとかいうようなお話は、今の段階では関係する住民の方にもお話をすることは、逆に交渉自体が難しくなってしまいますので、もちろん一定の時期が来れば、議会の皆様方にもお話を申し上げて、また検討していただくことになりますし、周辺の方にも御理解を求めることになろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、具体的なお話は担当の方からお答えさせますけれども、少年野球とかサッカーの関係で、そういうものは使えるところというのは大変限定されているというのは御指摘のとおりで、教育委員会の方の学校開放を含めて一元化される中で、しっかりとそういう使える場所は皆さんで使えるように、より進めていくというようなことはしていきたいと思います。財源はこれから厳しいことでございますから、今回も公園の廃止ということも御理解いただいているところでありますけれども、そういうことがどうしても出てきてしまいますので、全体としては、できる中でしっかりと充実を図っていきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。


◯総務部長(萩原幸夫君)  2点、御質問にお答えをさせていただきます。
 まずAEDについてでございますけれども、現在、公共施設関連に、56施設につけておりますけれども、そのAEDの表示については、すべて行うようにさせていただいているのですが、まだ不十分な点があれば再度点検をしながら、周りの人がわかるように表示については工夫をしていきたいと思います。また、そういったことがあるということもその施設の管理者を通して、そこを利用される方に直接お話しするとか、そういうことも必要かなというふうには思っております。
 それから、コンビニエンスストアなんですが、一時はこういう議論があったんです。本部との関係の中で、本部の了解がとれないというようなお話も一時はあったんです。最近の動向としては、どうやらその枠は取り払われているようだということは確認できまして、それで個別にお願いに上がっているというのが今、現状です。その中で、井の頭地区に御了解がいただけそうだということで、今回、予算化に臨んでいるわけであります。こういったことを通して、さらに各店舗さんを回ってお願いをしていきたいというふうには考えております。
 それから、住宅用火災警報器でございますが、御存じのとおり、能美防災さんから寄附をされて、五千余の警報器を無料で配布したということもあります。
 それから、この住宅の家具転倒防止器具につきましては、これは御案内のとおり、市長会が3年間の事業計画の中でおやりになっているわけで、そういったことからすると、全額そちらの負担の中でおやりいただけるということなので、一生懸命、私どもも協力させていただいているわけです。この住宅警報器につきましては、高齢化対策室長が申し上げましたように、市としては御自分で設置をしていただく。御自分の生命、財産は御自分で守るという基本的な自助の精神というのは、こういうところでもやっぱり考えていただかなきゃいけないところがありますので、お願いをしながら、100%を目指して消防署と協力をしながら、また自主防災組織の方もこれについてはまとめて買った方がいいんじゃないかという動きもあって、そういった御案内あるいは御相談を受けながら、一緒に100%を目指していきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。


◯委員(栗原健治君)  済みません、中原青少年広場の現状を把握しているのかという質問をさせていただいたんですけれども、野球とかサッカーができる数少ない公園だと思うんですね。私、現場も近いものですから、見させていただいているんですけれども、これ、私、持ってきたんですけど、苦労して集めたものじゃないんです、これ。公園の中に入って、自分の周りにあるものを軽く拾うだけでこれぐらいすぐに拾えるんです。石ころです。後で見ていただきたいと思うんですけど。数少ない、野球とかができるグラウンドが、石が転がっていて、そういう野球ができるような、また、サッカーができるようなグラウンドとしては私、安全上ちょっと問題があるというふうに感じました。実際に数少ない、これからそういう公園をふやすことがなかなか難しい中で、今ある施設を充実させること、すごく重要だと思うんです。ぜひ、市内の青少年広場ですとかグラウンドの状況が、そういうスポーツをする環境に適している状況なのか、点検をしていただきたいというふうに思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。
 また、トイレの問題なんですけれども、週3回の業者の管理がされているということで、いろいろな催しもあるので、それぞれのところで公園のトイレというのは身近なものだと思うんですけれども、実際に見てみると、トイレットペーパーが雑然となっていたり、照明器具や明かり取りの窓や水道管のそばにクモの巣が張っていたり、薄汚れている状況のところが多くあります。外に設置されているトイレだっていう条件を差し引いても、私、心が痛むんですね。市や都が管理している場合がありますけれども、トイレや水回りの管理っていうのは、すごく重要な市民の要求でもありますし、子どもとか女性が安全に使えるものっていうのは、やっぱり行き届いて管理されている、また、きれいだっていうことだと思うんですよ。この点で、より一層、安心・安全で居心地のいいトイレっていうのは言葉としてあるのかどうかっていう、僕はそういう言葉がいいと思うんですけれども、使えるトイレの整備、また、改修を進めていく計画を持っていれば、それを市民にも周知して整備していくっていう必要があると思うんですけれども、御所見をお伺いしたいというふうに思いますが。
 よろしくお願いします。


◯緑と公園課長(川口幸雄君)  まず冒頭で、子どもたちがスポーツができるかというところの数なんですけれども、独占的にスポーツをする公園と広場等を使うところはございません。委員御指摘のとおり中原を初め、広場という、青少年広場に限られているに理解をしてございます。
 それで、先ほど、今、委員お示しいただきました石等につきましての、中原青少年広場でございます。私どももちょっと把握をしておりまして、今回の予算の中にも青少年広場の改善につきまして予算計上をちょっと増額をさせていただいておりますので、御承認いただければそのように進めてまいりたいと思っております。
 また、トイレ等につきまして御指摘がございました。私どもも日ごろから業者にその辺のところもつきまして指導をしているところでございますが、なお一層指導をいたしまして、パトロールを強化いたしまして、皆様が安全・安心に使える施設に持っていきたいなというふうに考えております。以上です。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。グラウンドの点ですけれども、石ころの大きさというか、サッカーで言えば、スライディングしたり、野球で言えばダイビングをしたりすることがあって、下にそういう石があるっていうことでは、すりむいたり、かなりのけがをすることがあると思いますし、野球だとかで言うと、イレギュラーする、普通のイレギュラーだったらいいんですけど、ああいう石ころが本当に転がっている状況でもしけががあった場合には、やはり管理責任が問われるような状況だと思うんですね。改善をしていただきたいと思うんですけれども、スパイクで野球、サッカーの少年たちがすることで石が掘り起こされてくるような状況もね、どうもあるようだと。で、私も、みんなで石拾いをしているんだけれども、どんどん出てくるような状況なのでね、ぜひ適したグラウンドに整備していただきたいというふうに思います。
 トイレですけれども、ぜひ、公衆トイレは汚いっていう先入観を取り除いて、三鷹のトイレはきれいが当たり前だと、そういう常識をね、つくりたい。居心地のいいトイレを目指して、トイレの整備は課題にしていただきたいというふうに思います。注意して見ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 終わります。よろしくお願いします。


◯委員長(石井良司君)  それでは、次の質問者。


◯委員(岩田康男君)  勤労者福祉サービスセンターについてお尋ねします。これについては、たびたび質問をさせていただきましたが、私の立場は、勤労者福祉サービスセンターについて拡充、充実をしてもらいたいという立場ですので、それを最初に申し上げておきますが、2006年に国の補助金がなくなるということが決められて、ことしまで暫減といいますかね、あるわけですが、そのときにこのサービスセンターをどういうふうにこれから運営していくのかという方針が示されたと思うんです。そのときの、先ほども質問ありましたけど、自立計画のお話がありましたけれども、このサービスセンターの一つは役割をこの機会に一度明確にどこかでする必要があるんじゃないかと。市民的にですね。本当に中小企業で働く人たちの福利厚生が、今、不況の中で特にね、全くおざなりになるっていう、企業ではもうできないっていう中で、この勤労者福祉サービスセンターの役割っていうのは非常に大きくなってきているんだという今日の情勢下での役割っていうのを、ひとつ何らかの形で明らかにしてもらいたい。
 それから、2点目は、このセンターが持っている課題について、やはりどういう方針で行くのかっていうのを明確にしてもらいたいというのは、あの補助金を削減するときに、会費を払っていても、この会費では安過ぎるぐらいのサービスを充実しなさいっていう項目があったと思うんですが。それをするために県だとか市町村はどういう役割を果たしていくのかっていうのを明確にしなさいっていう方針があったと思うんですが、県は、まあ、東京都ですけど、三鷹市がどういう支援をしていくのかっていうことを、どういう形で明らかにしてきたのかっていうのを質問したいんです。このサービスセンターが暮らしと福祉に関する安心サービスを拡充しなさいっていう国の方針なんですけど、言葉としてはいいんですが、実際上の中身はどうなのか。
 課題の2点目としては、どうしたって財政基盤を強化するということが求められていると思うんですが、会員をふやすっていうのがまず第一番の基盤強化の一つだと思うんですよね。その会員をどうふやしていくのかっていう取り組みと、最近はパートの人たちまで含めてこのサービスセンターが取り扱った方がいいんじゃないかっていう議論と、パート労働者に対して会費を安くして、その分を助成しているっていう市もあるわけですけれども、そういった考え方っていうのはあるのかどうかですね。それから、この事業体が他の事業体との連携事業とか、あるいは国や東京都の委託事業だとか、事業の枠を拡大していくと。仕事のあり方をですね。退会費と補助金で会員サービスっていうだけじゃなくて、もっと、こう、事業全体を広げていくとか、そういう対応がとられているかどうかお尋ねします。
 2点目は、メーデーの補助金なんですが、これも私は、メーデーの補助金は維持、継続、拡充をしてほしいという立場です。なぜかっていうことなんですが、現在、雇用情勢っていうのは、もう私が言うまでもないんですが、深刻な状況で、非正規労働者を中心にして大量の首切りっていうのがあって、職も住まいも同時に失うっていう事態の中から、そういう人たちが自治体で生保あるいは住宅対策とか、いろいろな形で自治体がそういう人たちに対する支援策をせざるを得ない。生活保護はふえるものが云々という話がありましたが、生活保護がふえざるを得ない状況がね、そういう背景を持っていて、一方ではそういった労働者と労働組合が、今、雇用をどういうふうに守っていくのかということでね、いろんな運動を開始をしていまして、現実に期間社員だとか正規雇用だとかで雇用を確保していくという取り組みもされていて、賃金も含めて、今、労働情勢っていうのは大変重要な時期に、このメーデーの補助金が削減されるっていうのはいかがなものかということで、この位置づけと、もう一つは、27%削減っていうんですが、連合系と全労連系って書いてあるんですが、どういう削減率かっていうのを聞いたところ、随分差がある。削減率にですね。なぜこういう差が生まれるのかお尋ねをしておきたいと思います。
 むらさき商品券なんですが、私は、むらさき商品券を発行を支援をするという立場です。立場は。この商品券を持っている役割っていうのは、どうも聞いていると、何のためにこれを発行しているかっていう意義、目的がどうも、こう、いろいろな角度から取り上げられるものですから、広く扱われ過ぎている。あれもこれもこの商品券に期待しようという形になっているんじゃないか。この商品券を発行する目的っていうのは、商業振興ですよね。地元の商店に消費者が、どう日常的にこれを契機に結びついていくのかということがもともとの発想だと思いますので、体制とか、この商品券を発行することによって地元商店街の振興をどう図っていくのかという事業がタイアップしていくと。これにですね。というふうに考えるべきじゃないかと思うんですが、お尋ねします。
 最後に、地域猫のことなんですが、いわゆる野良猫というんですかね。最近は野良猫と言っちゃいけないそうなんですけど、地域猫って言うらしいんですが、これで先日、検討会がありましたよね。現実に我々も、地域でえさをやる人と、それに迷惑だと言う人の意見の対立というんですかね、そういうのをよく耳にしたり、相談を受けたり、どうしたらいいだろうかという、こういう対応に直面するんですが、それぞれ市の対応が違います。で、この間の意見交換会で出席をして、三鷹市の対応っていうのはどういうふうに考えていらっしゃるのかということと、去勢手術でしたか、それの5,000円なんですが、これは現実問題としては、これで幾らぐらい費用っていうのはかかるんでしょうか。これで足りるんでしょうか。お尋ねします。


◯副市長(河村 孝君)  メーデーの件に私の方から御答弁させていただきます。前の委員さんからも御質問ありましたけれども、私どもは基本的にこのメーデーの補助金というのは働く人たちの労働政策として一定の意義があるものと思って補助金を継続してきているわけです。そういう意味で必要なものだというふうに思っておりますが、ただ、現状は、大ざっぱなことを私の方から言わせていただくと、先ほど答弁した生活経済課長の答弁にありましたように、非常に高いレベルにある。補助金の額がですね。今までも一貫して、三鷹市の政策として歴代高い金額であったわけですけれども、現状このように削減しても、まだ上の方のところにあるということで、私どもは非常に実態としては武蔵野市も廃止を検討しているそうですし、先ほど答弁にありましたように、調布市も小平市も立川市も廃止しているという現状の中ですから、一定のところを守っていくためにはやはりこういうことで減額をして突出することは、そこまでやることはないんじゃないかなという考え方であります。率等については、後でまた担当の方から説明をさせます。
 それから、むらさき商品券については、あらゆる政策がそうなんですけれども、多元的で多面的な評価があると思います。御指摘のように、基本的には商業振興です。商業振興がベースだというふうに思いますけれども、これまでもいろいろなところで私自身も答弁して市長も答弁してきたように、商業振興で商店がなくなり、商店街が閑散としてくれば、近隣の高齢者とか障がい者の人たちにとっては大変厳しい状況になりますから、そういう意味では地域のコミュニティ政策でもあるし、福祉政策でもあるという側面を持ちます。そして、今の経済状況では大変深刻な状況になってきていますから、商業振興というところから始めて、それがベースでありながらも、やはり商業、商店を営む人たちに対してはやはりセーフティーネット的な性格も一方で持つということでありまして、そういう趣旨でむらさき商品券は本年度も実施していますし、来年度もそういうことで大変意義あるものとして私どもは提案しているということでございます。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  勤労者福祉サービスセンターの拡充という視点で御質問をいただきました。御案内のとおり補助金等が打ち切られるということで平成19年度には、いわゆる自立化を進める計画というものを、考え方をまとめ、実際の事業を見直しながら、どうすれば皆さんに愛されるようなサービスセンターになり得るのかということで、日々検討をしてきているところでございます。具体的には、当然、先ほど申し上げたとおり業務を変革するということでございますが、いわゆる顧客であります会員さんをベースとした事業の進め方、そういう進め方をより鮮明にするということと、ローコスト運営というものを両立をさせ、効率的な組織運営を行っていくと、そういった形でセンター業務が流れていく形で考えているところでございます。
 また、サービスセンターの役割の明確化ということでございます。御指摘のとおり、サービスセンター、財団法人として定款上、当然、中小企業者の働いている方々の福利厚生事業の一翼を担うということが大きな目的でございます。ただ、外部環境等の変化等によりまして、自立化の推進もなかなかうまく進んでいかない状況でもございます。そういう意味では、三鷹市でも財政的な支援をきちんとさせていただきながら、自立化を側面的に支援をしているところでございます。また、財政基盤ということで、当然、会員さんの会費で成り立っている部分が多いわけでございますので、御指摘の点も含めましていろいろな形で幅広い、働いている方々を対象にできるかどうか、今、検討をしているところでもございます。また、その辺については検討会議の中からも御意見が出てきているところでございます。
 最後になりますが、他の事業体との連携でございますけれども、当然、勤労者の方々の福利厚生事業という幅を超えて、これまではどちらかというと従来型のサービスの提供で福祉面的な部分が多かったという部分もございます。それは当然、引き続き行うということも必要ですけれども、新たな活動も必要ですし、新たな事業体との連携をしながら活動の幅を広げていきたい。そういうふうに考えているところでございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  副市長の答弁を一部補足をさせていただきたいと思います。メーデー補助金についての、いわゆる2つの労働団体への配分の考え方についてお答えをさせていただきたいと思いますが、従前からこうした配分というのはそれぞれの組織の大きさだったり、あるいはメーデー自体の参加者、そうしたものを案分する形で配分していたようであります。三鷹市においては長い期間、この見直しをしてこなかったわけでありますが、今回、本格的に見直しに当たってこの配分の率というのも見直したわけであります。そこで、その案分をさせていただいたのは、平成21年のメーデーの参加者で案分をさせていただいております。いわゆる連合系が4万人参加、全労連系が6,800人参加という、この比率をもって配分を決めさせていただいたところでございます。以上です。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  地域猫についての御質問についてお答えしたいと思います。地域猫につきましては、委員御指摘のとおり、えさをあげる人と、それから迷惑をする方、それぞれ皆様、動物愛護の観点ということでえさをあげる方、それから市民生活を守るという観点からふんの害とか、あるいは鳴き声とか、そういったところで御迷惑をこうむっている方、両方の御意見がございます。地域猫はその中で、地域の中で猫を一緒に飼っていこうという、そういったような環境をつくっていくというのが大きな1つの目的になっておりまして、なかなか三鷹市では地域住民の方と一緒にやっていこうというグループは余りないというふうに聞いております。また、武蔵野市でも、委員御指摘の飼い主のいない猫対策に係る情報交換会ということで先ほどお話があったと思うんですが、非常にその相談というのが多くて、12月までで100件程度。三鷹市では大体15件程度なんですけれども、そういったところの地域性も若干あろうかと思います。
 今後、今現状としては東京都獣医師会の武蔵野三鷹支部と協力をいたしまして、飼い主のいない猫の避妊去勢手術の費用の助成事業というのを行っております。先ほど御指摘がありましたとおり1頭当たり5,000円ということで40頭支援をさせていただいているところなんですが、次年度もできれば同様に行っていきたいと考えております。また、5,000円の費用負担がどうかということにつきましては、獣医師さんによって1万数千円から3万円ぐらいの、いわゆる費用がかかるというふうに聞いております。それについては、なるべくこういったケースですのでお安くしていただけるよう、また働きかけをしていきたいとは思っております。以上です。


◯委員(岩田康男君)  勤労者福祉サービスセンターの件なんですが、外部環境がいろいろありましてという答弁なんですが、外部環境なるものというのはどういうものかっていうとわからないんですが、どうも聞こえてくる話が内部の経費削減問題とか、内部の──もちろん重要なことなんですよ、改革していくということはね。経費を節減していくということは大事なことなんですけれども、そういうところは聞こえてくると。本来このセンターが持っている役割を、もっと市内の中小企業にアピールしていくということが大事だと思うんですけれども、その辺が見えてこないんですけれども、それはそんな取り組みにはまだなっていないと。これからということでしょうか。
 それから、現にもう以前から補助金なしで経営しているところというのはあるわけですよね。これは私も賛成か反対かというのは、いろいろ議論はあるのですが、国の方針に従って広域化をしているところですよね。東京の場合には、なかなか広域化というのは難しいんじゃないかと思うんですが、事業の広域化はやっていますよね。組織がそれぞれ単独の組織で、しかし事業内容をもっと広域化するとか、ほかの関連する事業との連携をやるとか、そういう形でこの事業を拡大していくと。何よりも会員数が一定数いるということが条件だと思うんですよ。その辺がどう取り組まれているか、もう一度、済みません。
 それから、メーデーは、ことしは5月1日が土曜日なんですよ。平成21年度は平日なんですよね。5月1日と決めていますので、平日で5月1日の場合には参加者が少ない。全労連の場合ですね。で、日曜日にやったときには1万人超えているわけですよね。ことしは土曜日なんですよ。連合系のはいつも日曜日にやっていて、家族連れでやっているからたくさん多いと。じゃあ、ことし土曜日なんで、全労連系が1万人超えるということになれば、来年のメーデーの補助金は率が変わるんでしょうか。
 地域猫なんですが……ちょっと待って。ちょっと待って。
 地域猫なんですが、武蔵野市にグループがありますよね。支援団体がね、扱っている。三鷹市にはない。武蔵野市の団体が三鷹市の猫まで連れていって対応しているっていうのがあるらしいんですが、三鷹市にそういう団体が存在をして、いわゆる武蔵野や他市がやっているようにそういった活動を、町会の人たちが猫を嫌うっていうか、迷惑だってね、言っている人たちとの連携ですね、こういうものを図っていきたいという場合には三鷹市としては受け入れる要素があるんでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  2回も手を挙げるのをフライングしちゃいまして済みませんでした。
 勤労者福祉サービスセンターの件ですけれども、同組織は独立した団体でありますので、内部的なことについては余り私の方からお答えする立場じゃありませんけれども、支援をしているというところから状況の確認をしておりますので、そういうところでお話をさせていただきますと、外部環境の問題というのは、これは当然のことながら、社会経済状況の悪化ということであります。これは当然、加盟している雇用者側の企業の方の脱会という形で具体的にはあらわれてきますから、会員数の減少になります。当然、それは雇っている、そこに勤めている方がまた大幅に減りますから、そういうことで、この間、同団体では一生懸命、会員拡大ということで財務状況の強化を図り、また、事業の内容をお金がかからない形で変えていくような方法をとりながら合理化を図ってきたという経過がございますが、それだけでは追いつかなくなってきたということで、当然、そうするとどうするかということになれば、中で働いている人たちのコストも含めて効率化を図っていかざるを得ないという状況で、今、いろいろな議論を内部でしているというふうに聞いております。それはそれで必要なことでありますし、市の関係団体、外郭団体幾つもありますが、どこも全部やっていることでございますから、これまでやってこなかった方が私どもとしては問題があるのではないかというふうに思っていまして、そこへの切り込みをぜひ中の議論の中でまとめていただけたらというふうに思っています。それは私どもとしては、勤労者福祉サービスセンターが自立して経営をしていく上で必要なことだというふうに思っていまして、そういう視点で私どもはこれからも経済的な問題だけではなくて、全体的な御相談があれば御支援をしていきたいというふうに思っています。
 それから、メーデーの補助金につきましては、個別に平日と日曜日違うじゃないかとか、いろいろなお話ですけれども、私どもは今回このメーデーについては本当に久しぶりの削減ということになりますけれども、来年度どうするかというのは──再来年度ですかね。再来年度の状況の予算の編成はまたその段階で必要に応じて切り込みをしていこうというふうに考えています。そういう意味では、どんどん減らされている状況、あるいは全面的になくなっている状況の中で、この率を維持していることについてぜひ御理解いただきたいというふうに思います。


◯生活環境部長(高畑智一君)  地域猫についてでございますけれども、今はやはり点としてえさをやる人、そして迷惑する人みたいな構図になってしまっています。これがやっぱり面的な広がりが必要なんだろうというふうに思います。そこではやっぱり地域で適正に管理して共生していくという視点が必要でございます。そして、地域、隣近所の皆さんの理解を得て──ここのところが大事でございます。隣近所の皆さんの理解を得て、そういうことができるような下地をつくっていただくことが大切だろうと。それはやっぱり個人ではなくて、町会やグループとか集団を形成していただくということが必要だろうというふうに思います。そこには役割が、また、きちんとえさ場を確保するとか、トイレの管理をするとかいうふうなことが自主的に行われなければならないだろう。今、御提案の三鷹市の中にもそういう団体が出てきて、根気よくそういうことに実績づくりをしていただくような状況が見てとれれば、私どもでも検討してまいりたいと、こういうふうに考えています。


◯委員(岩田康男君)  サービスセンター、私もこのセンターができた前の互助会の時代の、やっぱりできた歴史的な経過っていいますか、そういうものも多少は理解をしているつもりなんですが、ある意味ではそれのツケが来たっていう感じですよね。やっぱり団体によって公平扱いをするべきでして、特別やっぱり対応するような団体があると、いろいろな意味でのツケが来るわけですよ。だから、そこのところは過去の話は過去の話にしても、しかし、現在の組織のあり方というのは、当然、僕は議論があってやむを得ないなと思っているんです。その中の議論はね。ただ、そのことがやりながらも、このサービスセンターの意義からすれば、中小企業で働く人たちの福利厚生を今どういうふうに守っていくのかということとこの事業の中身がどんなことが要望されているのかと。働く人たちにとってどういう事業を要望しているのか。で、どういう事業が役に立つのかというあたりが、やっぱり早急にまとめてアピールしていかないと、どうも内部の議論ばかり聞こえてくるという感じなものですから、ぜひここのところは、そういったところに足を踏み出してもらいたいと思いますが、くどいですかね。時間があればお答えください。
 メーデーは、他市がどうだからって皆さんよく言うんですが、私、この議論の中でも、他市がこうやっているからやってほしいということを私、言ったことはね、あるかもしれないけど、できるだけないんですけど、しかし、他市がこういういいことをやっているというか、こういう拡充しているから三鷹市も拡充してほしいというのは、他市は他市、私は私って、こういう回答ですよね。だけど、これについては何で他市がやっているから私に正当性があるのかと。ましてやその開催地ですよ、三鷹市は。その人たちがせっかく三鷹の土地を訪れる人たちを、三鷹の商業振興やまちづくりにどう役立てようかということまで研究をしてしかるべきところですよね。ところが、こういう形ではかえってそういうものに戸を閉めてしまうということで、他市云々というのはやめてもらいたいと。
 じゃあ、それだけ。


◯市長(清原慶子さん)  勤労者福祉サービスセンターにつきましては、例えば議会でもゆとり宣言というのをされて、それに基づいて毎年、ゆとりセミナーというのも市とともにさせていただいていますが、その参加者の方からの声が私に直接届くことがたくさんあります。自分たちの事業所は小さいので、なかなか研修といってもこういう有名な方のお話を伺うことができないんだけれども、こういう機会に出て、また元気に戻りましたという声を、市長に直接反応として戻ってくることがあります。あるいは、勤労者福祉サービスセンターに属していない、会員でない方がそういうゆとりセミナーに参加されたときに、ぜひ参加しようと思ったと、こういうことをやっているのであればというお声もありました。ですから、そういうことも含めて、事業に参加される会員の皆様、あるいは非会員の皆様の声なども今まで以上に反映したいと思います。
 なお、他市のことを言うなとおっしゃるので、これから言っていただかないことをこちらからも質問議員さんにはお願いしたいと思いますが、三鷹市は、他市がこういう状況にもかかわらず残したんですよ。そこのところを考えていただきたい。私は、勤労者の皆様を尊重するまちづくりを進めてまいります。


◯委員長(石井良司君)  以上で共産党の質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。再開1時といたします。
                  午後12時00分 休憩



                  午後12時59分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次に、にじ色のつばさ。


◯委員(半田伸明君)  では、よろしくお願いいたします。
 まず衛生費なんですが、保健関係なんですけれども、乳幼児及び1歳半各種健診についてお尋ねをしたいと思います。実際に子どもが生まれた後に、お子さんがなかなか熱を出さない。これはなぜかといったら、母乳の免疫のある時期がありますよね。で、母乳の免疫がある程度薄まってくるのは、大体生後半年ぐらいなんですが、そのときに必ずと言っていいほどお父さん、お母さんが苦しむことがあります。それは何かといったら突発性発疹なんですよね。突発性発疹でかなりびっくりして、慌てて総合病院に駆け込んでですね、という話はよくいろいろなところから聞こえてくるのですが、そこでお尋ねなんですが、実際にお医者さんに対することと、健診事業というのは当然別だということはよくわかるのですが、先ほども小児救急の話ありましたけどね、実際に1歳半とかの健診に来るお母さん、お父さん方に、ただ健診終わって、このぐらいの小さい手帳ありますよね、あの手帳を渡しておしまいというのではなくて、例えば小児救急の御案内ですとか、いろいろなサービスがありますよということについて、やっぱり連関させながら広報していく必要があるのかなと思うわけですよね。
 実際に小児救急の土曜日の議論は、ちょっとここでは割愛をしておきますが、小児救急という制度があること自体はやはり大変重要なことだし、そこをやっぱり認知させていく必要がある。やっぱり子どもが熱出したら、大抵の親はびっくりするわけですよね。一度、二度経験すれば大体なれていくもんなんだろうなと思うんですよね。で、健診事業とほかの保健政策との関係で、実際に健診にいらっしゃったお母さん方にそういった案内をしていくことは必要なのかなと思いますので、御所見をお聞かせいただければと思います。
 あと、ごみ減量関係ですね。225ページでしょうか。ごみについてはさまざまな議論があったわけですが、過去の議論ではなくて、ここでちょっと全然別の話をさせていただきたいのですが、ごみ減量運動啓発でティッシュを配ったりするわけです。ごみの減量の啓発にティッシュを配るということ自体がどうなのかっていうのはちょっと疑問に感じています。現にお隣の小金井市では、これ、いろいろ議論があったようでございます。つまりは、ティッシュ自体が当然ごみなわけですよね。ごみ減量でごみを配るのかという非常に不可思議な現象だというお話を耳にしまして、私は否定はできませんでした。なるほどなと。考え方によってはそういう見方もあるのかと。で、そこでごみ減量について改めて考えてみたのですが、ごみを減量するという啓発は大変重要なのですが、ティッシュペーパーを配るというよりは、例えば生ごみの減らし方、あと、段ボールコンポストの例えば普及だとか、そういったチラシにしていくなどして、ティッシュを配るより、より効果的なごみの減量につなげる方法はあるんじゃないかなと思うんですが、その点について御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 それと、農林費なんですが、農業振興事業補助金についてお伺いをしたいと思います。昭和35年からでしょうか、5人分だったと記憶しておりますが、一定程度の人件費補助がなされております。聞くところによりますと、こういった補助をしているのは都内ではどうも三鷹だけらしいんですが、違っていたらちょっと御指導いただきたいのですが、こういう人件費を削減しろという議論はもう非常に簡単な話なんですが、私、これを勉強していてふと思ったのは、自治体の農政政策って一体何だろうなと思ったんですね。結局、ある目的、政策があって、その政策を実現したり、目的があって、その目的のために必要な手段として補助がある、そういう論理構成で考えるのが当然だと思うんですが、実際に三鷹の農政政策の最終目標って一体何だろうなというのが、やはり今後いろいろ議論になっていくのかなと思います。
 私たちの会派としては、この人件費を上げることで自治体の農政政策に寄与していると言い切れるかどうかはやはりちょっと疑問を感じております。抜本的に見直しをしてもいいのかなと考えますが、その一方で、農政政策というものを議論するきっかけとしては、これは大変おもしろいのかなという気もしております。例えば、地産地消という言葉がありますが、地産地消だけで本当にいいのかとなると、私はちょっと疑問を感じておりまして、地産地消というだけで、やっぱり例えば購買意欲があるかとなったら、例えば地産地消プラス無農薬だったら意味があるんだろうなという気はします。安全な食べ物を子どもに食べさせてあげたいという気持ちがあります。その一方で、例えば物販コストとかを考えた場合に将来的には地産地消は意味があるというのは、もう当然、百も承知なんですが、地産地消というほかに何かをプラスして、三鷹独自の農政政策を考えていく時期が来ているのではないかと考えております。
 人件費の補助のあり方については賛否両論いろいろあろうかと思うんですが、ここいらで、ちょっとやはりもう1回基本に立ち返って、この人件費補助の性格についてとらえ直して、三鷹の独自の農政政策って一体どういうことを考えられるだろうか、そういうことについて議論ができればいいのかなと思います。実際に地産地消プラス無農薬というのをどんどん推進していくというのは、これはもう当然、大きな壁がいっぱいあるわけでございますけれども、そのあたり、現場の農業の方と実際にやりとりしていてどうなのか、率直なところをお聞かせをいただきたいなと思います。
 4点目で商工振興なんですが、むらさきについてはさまざまな議論がありましたので、ちょっとここでは一たん取り上げるのをやめておきます。ここでお伺いしたいのは、商工振興助成事業費全般です。例えば、頑張れだとかにぎわいだとか、いろいろなのがあるわけでございます。都の制度を使っているのもあれば、むらさきのように三鷹市独自でやっている制度もある。そこで、商工振興助成事業費全体についてお伺いをしたいのでありますが、一見すると全部似ているんですね。例えば、街路灯は街路灯って、その文字を見ればわかるんだけれども、例えば、ブランドをつくるだ、にぎわいを創出するだ、いろんな補助の観点があるわけですね。で、それぞれが補助金が整理されていると。東京都などの関係もあろうかと思うんですが、これはやはり一定の交通整理をすべきではないかなと思います。
 そこで、交通整理をするのに必要なのは何かといったら、なぜやっぱり商工振興をしなければいけないのかという観点の議論かなと思います。その観点の議論があったからこそ、むらさきの発想が出てきたのだろうと推察をいたしますが、そのあたりを含めて、この商工振興助成費事業全般について御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 もう9分ですか。
 それと、土木なんですが、交通安全についてお伺いをしたいと思います。257ページ以降の交通安全対策費全般なんですが、まず、交通公園についてです。上連雀とは別個に中原の方向性については事前にお伺いして、なるほどなと思いましたが、交通公園自体の性格、意義、そのことが交通安全対策にどれほど寄与しているかというのは、やはりもうちょっと精査をしていく必要があるのかなと思います。実際に人件費の部分でのこういう切りかえについては賛否両論あろうかと思いますが、例えばいずれは無人化していくのか。完全にですね。でも、そうなってしまったとしたら、おもしろいあれだけの施設があるわけですから、それはやっぱりいたずらなどが怖いわけですよね。そういったことを考えていった場合に、交通公園の意義づけ自体はやはりもう1回議論し直す必要があるかなと思うんですが、どのようにお考えでしょうか。
 あわせまして、交通安全の事業について、幾つか補助金がありますので、これについてもちょっと質問なんですが、例えば、安協があって、地区委員があって、いろんな団体があるわけでございますね。交通安全政策を実行していく上で、これら補助金のあり方が果たして適切なのか。過去の使い方なども含めてどのように検証していらっしゃるのか。統一化することはできないだろうか。そのあたりをお伺いをできればと思います。
 最後に、公共交通関係について質問したいと思います。新・中のルートについては、現場の皆さんの御苦労は察するに余るものがあると思います。先ほど副市長答弁もありましたが、警察とのやりとりというのは、もう本当に一番大変だろうし、私がかつて建設委員会にいたときにかなりいろいろ議論させていただいたことを今でもはっきり覚えています。公共交通のあり方自体は、私も一般質問で、移動の自由が確保できない方の支援ということで再構築し直す必要があるのではないかって、かつて質問しましたが、その観点からちょっとここでも取り上げてみたいのは、実際、コミュニティバスを求めている人は一体だれなんだろうか。例えば、最寄りのバス停まで時間がかかるからっていう人も当然いらっしゃるでしょうが、実際のところはやはり高齢者の方であったり、障がいをお持ちの方であったり、移動するのに何かしらのしにくさを抱えていらっしゃる方がね、実際は求めていらっしゃるのかなと推測、個人的にはしているんですよね。
 そこで、地域の公共交通会議の話とも絡んでくるんですが、今回は衛生費以降ですんでね、民生はもう違いますんで、ちょっと民生のことを言うつもりはないんですけど、1つの例として、例えば民生の方で高齢者、障がい者の実態把握調査が500万円計上されておりますよね。それは介護保険関係で必要なんでしょう。ところが、公共交通は公共交通で当然、調査、いろいろとしていくわけですよね。やはりこういったところでちょっと横の連関ができないかなという気がするんですね。実際に福祉タクシーのあり方と有償運送のあり方等も含めて、この公共交通のあり方は一定程度の整理をしていく必要があるんだろうなと個人的には見ておりますが、そのマーケティングの発想をうまくどうやって取り入れるのか。そのあたりを、例えば高齢者支援室とやりとりをしたり、当然、アンケートの調査の中身がどうするかにもよろうかと思いますがね、そのあたりのお考え、お聞かせをいただければと思います。以上になります。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  健診時、市の事業のときの母子の保健情報の提供というようなお話をいただきました。三鷹市で母子手帳をお渡しするときに、母子バッグというのをお渡ししています。その中に母子事業全般についてのチラシが入っております。また、母親学級で市の母子保健のサービスについて説明の時間もとっております。委員お話しの健診時についてどうかというお話ですけれども、1回大体60人から80人ぐらいの方が見えまして、かなり人がたくさん込んでいるという状態です。それで、チラシ自体は1階にいっぱいみんな置いてあります。ただ、手渡せるかどうかなんですが、その辺はちょっと今、担当と今後話しまして、手渡せるものかどうか確認なり検討してまいりたいと思っております。
 確かに委員お話しのように、母子事業なり、また、子宮がん検診等、がん検診等もその世代の方々と重なるところがありますので、できるだけ情報はお伝えしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  キャンペーンにおける啓発費のあり方という形で御質問いただいたというふうに理解しております。キャンペーンのときに啓発にということでティッシュペーパーの方をお配りさせていただいております。これは、やはり日常の必需品という形で私ども考えておりまして、そのままごみになるという形ではない。当然、お使いになるときになって初めてごみが出てくるというふうな、これは日常の生活の中の一部というふうに考えているところでございます。ただ、その点、中に入っている枚数を1枚ずつ使っているときに、その都度、何か中に書いてあるメッセージなんかも目にとめていただいて、キャンペーンの効果の方も継続していくんではないかという考えでやっておるところでございます。ただ、委員さんの方の御指摘のとおり、今後もキャンペーン、啓発品の方のあり方というか、内容的なものですね、ちょっと工夫をしながら、さらに充実をしていきたいなというふうに考えているところでございます。


◯農業委員会事務局長(板橋久夫君)  委員さんからの御質問ございました案件、3件、農業振興事業費の補助の関連につきまして、自治体の農政政策とは何か、また、地産地消だけで対応する中で、関する質問ということと、あと、JAの方に補助を出しております人件費等、この3点についてお答えしたいと思います。
 委員さんからお話がございました三鷹市からJAの方に、当時は農業協同組合なんですけれども、昭和35年に農業関係の業務を三鷹市の方から移管を行っております。また、現段階ではJA東京むさしなんですが、農業振興につきまして三鷹市から事業費といたしまして、人件費5人分、すべてではないのですが5人分の職員が指導課に配属されております。その配属の人数の中の負担割合ということで三鷹市の方が負担してございます。その事業の内容なんですけれども、農業の事業全体につきまして、農産物の生産振興に関する事業並びに畜産振興に関する事業、あと、農業育成に関する事業、これは後継者とか助成活動等々の業務の活動に対しまして従事している内容になっております。
 また、市の補助率なんですが、総予算額から比べまして、三鷹市がすべての事業に対しての補助を28.68%の負担率となっております。
 続きまして、自治体の農政政策関係について三鷹の独自の対応をしてはどうかという御質問なんですが、まず、自治体レベルといたしましては、三鷹市独自で対応することのできない部分、これにつきましては都市農地保全推進自治体協議会並びに東京都農業会議を通じまして、都市農地を保全していくために相続税等の納税猶予の継続の要望並びに都市農地保全に関する要望をまとめて現在、国に要望等をしている状況になっております。
 また、三鷹市独自としての農業振興につきましては、農家に対して優良農地育成事業の補助を行い、農業者の生産性の向上に寄与するとともに、市民に対しましては、体験農園並びに都市農業を育てる市民のつどい、これにつきましては募集をかけまして、農家のところにお伺いをいたしまして、親子で生産をされております生産物の収穫、これらの体験等を行っております。また、農業の方の従事している方々について援農ボランティア、これらを育てていくためにいろいろ東京都の農業振興事務所の方との共同で、農業者と市民とで対応して、三鷹市独自の政策を行っているところでございます。
 最後に、地産地消だけではよいのではないのですかというお尋ねにつきましてなんですが、三鷹市では無農薬で生産をされている農業者も実際存在してございます。その中で市内の農業者につきましては、低農薬で皆様に提供できるような手法をいろいろ考えてございまして、ビニールハウス、これで害虫をシャットアウトするような形で、完全なる無農薬というわけにいかない部分もございますが、芽を食べられてしまいますと作物がそれで育たなくなってしまいますので、そういう必要最小限な形で生産を努力されて市場出荷をしている状況に現在なっており、そういう状況を、三鷹は御存じのように農地が住宅に隣接しておりますので、日々、住民の方がそこの農作物に対しましてどのような状態で育っていくかを見ている状況になっておりますので、収穫物につきましては、庭先販売が主流になる部分の農家の方もいらっしゃいますけれども、地産地消という形は、より新鮮でいいものを口に入っていかれるような状態を今、皆さん、農業者が大いに勉強されている状態でございます。
 また、一事例なんですが、市内のある飲食店なんですけれども、三鷹の農産物を使っておりますよということのレシピを掲げた状態の中で、お客がふえて非常に評判を得ているという情報もこちらの方に入っております。以上でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  今、委員さんから商工振興助成事業に対しましての補助金の特徴でありますとか、商工振興策の必要性について御質問いただいたところでございます。この趣旨といいますか、商店街振興策としての助成金の交通整理という、委員さん、お言葉をされておりましたけれども、商店街に直接、あるいは商店会に直接支援する制度や、あるいは商工会、まちづくり三鷹を介して事業者に支援するといったものがあったり、今度は地域性で中心市街地向けのもの、あるいは全市域的なもの、そうしたものがあって、バリエーションがふえているというふうに初めに御理解をいただきたいところです。そうした上で似通っている名前のつけ方などについて、確かに似通ったところがあって、御理解いただけるのに大変なんでしょうが、私ども1年に1回、しっかり説明をさせていただいて、商店主あるいは商工会では御理解いただいているんだろうというふうに思っていることを最初に述べさせていただいた上で、商工振興策の必要性ということについてお話をさせていただくわけでありますけれども、商店街活性化条例の趣旨そのものでありますので、ここでしつこく話をするあれはないんですけれども、コミュニティだとか、あるいは防犯、防災といった役割を商店会が担ってくれていると。そうしたところの役割の重要性と、一方で今度、利用者である市民、特にお年寄りの方が買い物難民化しないというための施策をどう講じるかという意味では、こうした制度を単に1つだけを使うということではなくて、複層的に、編み目状にかけて支援していく必要があると。そうした点から、こういう振興策を進めていくということが必要だというふうに考えているところです。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  私からは、交通公園のあり方と補助金について答弁いたします。
 まず、市内には2カ所の交通公園があり、交通安全に関する知識とマナーについて、自転車やゴーカート等の貸出遊具を利用することで道路の安全な歩き方や自転車の正しい乗り方などの実践教育を行っております。また、交通安全映画などということも上映いたしまして、交通安全に対する教育を行っているところです。
 委員御指摘のありました無人化というようなところについては、なかなか困難だというふうに認識しております。
 続きまして、補助金のあり方についてお答えいたします。大きく交通安全に関する補助金としては、三鷹交通安全協会への補助金と、あと、三鷹交通安全対策地区委員会への補助金を支出しております。事業計画書を提出すること、あるいは実績報告書を求めておりまして、この2つの関係団体への補助金の統一ということは困難というふうに考えております。
 補助事業として実施される事業につきましては、その目的を確認し、適切に指導してまいります。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  公共交通に関しましてお尋ねがございました。コミュニティバスを求める人はだれなのか。高齢者や障がい者、子育て中の母親等、そういう福祉の視点から言って、私も担当しておりましたけれども、福祉の膨大な調査をやるわけですね。高齢者の調査とか、そういうものを活用できないかというお尋ねですけれども、やはり目的が違うんですね。ですから、入れ込みになってしまって何でも盛ってしまうと調査も生きませんから、むしろ地域公共交通会議というところでしっかり福祉の関係者、当事者団体の代表者、そういう方々を入れて、昨年1年間議論しまして、アンケート調査の項目を議論しました。それを受けまして地域公共交通会議を法定会議に移行させて、しっかりと市民の意向を今後調査していって、公共交通を整備していくというふうにしたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  御答弁ありがとうございました。
 健診事業で六、七十人。あれ、大変なんですよね。本当に、午後1時からですか、があっと込んで、殺伐とした雰囲気で。健診事業については、健診事業が終わった段階で、その殺伐とした雰囲気もあろうかと思うんですが、正直、いろいろ不満が聞こえてきます。人対人って難しいなと思うんですね。だから、健診事業御担当の方により一層のケアをお願いをできればと思います。
 実際に保健事業との医療との絡みについてはよくわかりました。
 ごみについてもわかりました。これはティッシュを配ることがいいか悪いかではないんですね。啓発のキャンペーンのあり方って何だろうなっていう一つのきっかけだと思うんです。例えば、こういうティッシュを配るっていうのはいろいろあろうかと思うんですが、実際にそのティッシュを配る段階で、もしくはほかの啓発品でもいいです、お配りになる段階で、これはこの事業の目的に本当に合致している商品なんだろうかっていうのを考える必要性があるのではないか。その一つの例として取り上げた次第です。御答弁については了解をいたしました。
 農政についてもよくわかりました。私がこれ、疑問に思っていたのは、自治体の農業政策といっても、これ、やっぱり限界があるわけで、先ほど御答弁で、国に対して要望しているというお話がございました。国レベルでやることと、自治体レベルでやることと、自治体レベルでやるところをJAさんにお願いするところと、やはりそこは議論を分けた方がいいのかなっていうことを最近考え始めております。この点についてはまた別途勉強して、ちょっと取り上げてみようかなと思います。御答弁については了解をいたしました。御苦労さまでございます。
 商工振興もわかりました。以前、建設委員会でさんざんやりとりしたのにまた聞くのかという顔で御答弁いただきましてありがとうございました。
 土木費についてもよくわかりました。土木費について、交通関係はよく了解をいたしました。補助金のあり方については、もう一度要綱を見直して、その目的に合致しているかどうか。これは別に土木に限らずほかもそうだと思うんですが、一つの例として取り上げさせていただきました。御答弁については了解をいたしました。
 公共交通関係もよくわかりました。どうしても、こう、縦割りに見えちゃったんですよね。実際にはそれを横につなげると言ったって、それはボリューム膨らむからだめよという理由は、それはよくわかります。やっぱり難しいんですよね。実際に求めている層は何を考えているかをつかむ端緒の一つとしてあり得るのかなという考え方をお話をした次第でございます。
 もう時間が少なくなりましたが、最後に健診の未受診の親御さん、1歳半、3歳でしたっけ、これ、連続するペースで、本会議でも代表質問でやらせていただきましたが、当然、漏れます。1%、2%でしたっけ。ただ、母体が大きいですから、15人、20人の単位になる。その命は絶対守ってほしい。つまり、未受診の方に対してどのようにケアをしていくかっていうことは大変重要な課題になっていくだろうと思いますので、引き続き庁舎内で御議論いただければと思います。
 ありがとうございました。


◯委員長(石井良司君)  以上でにじ色のつばさの質疑を一たん終了いたします。
 次に政新クラブ。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。早速質問させていただきます。まず衛生費に関連して、施政方針93ページ、空きびん・空き缶の戸別収集の拡充をお聞きします。今まで1地区で、オレンジかごを使わないでポリ袋で出してくださいという方法が、モデル地区として実施されていたわけなんですが、それが拡充されていくということになっております。これもまだまだモデル地区という位置づけなのでしょうか。また、今、ポリ袋収集している、戸別収集しているところもオレンジかごに戻る可能性があるということでしょうか。
 また、戸別収集とオレンジボックス、うちのあたりは戸別収集のモデル地区になっているのですが、いい点も悪い点もともにあるのが、その双方の収集方法かなと思っております。利点、欠点の評判と、市におけるその分析評価をお聞かせいただければと思います。
 続きまして、資料の207ページですが、医薬品備蓄管理関係費についてお伺いいたします。備蓄の関係の項目で2つの項目があるんですね。医薬品購入と医療救護所用医薬品購入という2つの分野に分かれておりますが、後者の方は多分、災害時用のことを想定しておるんじゃないかと思いますが、前者の方も基本的には災害用ではないかと思っております。医薬品は外用薬や内服薬とあり、また、市販薬と処方せんがないと使えない処方せん薬とありまして、それらをそれぞれ備蓄していると思いますが、備蓄の指導に当たってはどのような方が行っているのでしょうか。
 また、今、医療費の削減などでちょっと話題になっておりますジェネリック薬の活用がキーポイントになりつつあるようですけれども、そのジェネリック薬の活用などでコスト削減に努めていらっしゃるのでしょうか。その点お聞かせいただければと思います。
 続きまして商工費に関連してなんですが、先日、商工審で三鷹市都市型産業誘致条例に関する考え方が示されました。これ、ちょっと、いつ条例化されるのかというのがまだ定かではないところなんですけれども、三鷹市内のスペースがいつ発生するかわからない状況下であるのはたしかでありますので、余りゆっくりとしていられないのかなというところが実感でございます。この条例の制定に関して方向性をお伺いできればと思います。
 続きまして観光振興推進に関してお伺いいたします。これは市制60周年ポキのロゴに関して観光分野でお聞かせいただきたいのですが、ポキのロゴ、市制60周年という文字が入っただけで、非常にいいデザインになったなということを感じています。この、たった1年間の、1年間しか使えない大事な期間に、このすばらしいロゴをどんどん使いたい、商品にも使いたいという話が出ているんではないかと思いますが、問題はやはりパテント料の問題ではないかと思っております。たしか、小売価格の1割ぐらい……。5%ですか。5%ぐらいがかかるということで、その分、値上げしなきゃいけないのか、商品代として吸収しなきゃいけないのかというところが作成側としては悩ましいところだと思うんですけれども、このパテント料の減免とか補助が時限措置的にあってもいいのかなという時期ではないかと思っておりますが、その辺の御見解をお聞かせいただければと思います。
 続きまして、資料243ページに三鷹の森アニメフェスタがございます。こちら、私も3年続けて拝見しております。ただ、3年続けて拝見しているところで感じたのが、このアニメフェスタの焦点というか、意義がちょっとぼやけているなというのが感じております。三鷹においてはジブリ美術館があって、アニメ先進都市、そしてアニメを盛り上げようという意識のもと、このアニメフェスタをやっているのかとは思うのですけれども、一昨年がケロロ軍曹、去年がヤッターマン、ことしがゲゲゲの鬼太郎と、ちょっと統一性がない。子どもだけ集めればいいのかなというふうな感じのイベントになっております。アニメ産業、アニメの振興に関しては集客するのも大事だと思います。その焦点としては児童文化型のアニメをやるのか、アニメ産業型のものをやるのか、または秋葉原代表的なおたく文化系のものをやるのか、あるいは芸術として認められるようなアニメを振興していくのか。そのあたりのポイントを決めて、この三鷹の森アニメフェスタが継続的にされていくことがよいことなのかなと思ったりしております。その辺の、三鷹におけるアニメ、アニメフェスタ哲学というものがありましたらお聞かせください。また、このアニメフェスタの実施形態ですね、外部委託なのか、市の職員のアイデアであのような形のフェスタが開かれているのか、そのあたりもお聞かせいただければと思います。
 続きまして、土木費なんですが、資料の259ページ、交通安全に関する項目についてお伺いしたいと思います。交通安全推進などの事業もいろいろ取り組まれておるのですけれども、以前、私も交通安全の大切さの中で、歩車分離式信号などを一般質問させていただいたことがあります。先日も新聞に出ていたのですけれども、三鷹市で事故が起きやすい交差点に警察官を常駐させる。私が毎日通っている杏林大学病院北の東八道路の交差点もその一つで、ほぼ1日中、朝から夜まで警察官が交通整理をしているというのは見かけております。しかしながら、人の力で交通安全を守るというのも限界がありまして、やはり信号システムなど、もともとシステムとしての交通、信号というものの見直しが手っ取り早いというんでしょうか、有効的な交通安全の方法だと思っております。その後、歩車分離式信号など、お考えが変わった、それから何か推進したようなことがあればお聞かせいただきたいと思います。以上、一たん終わります。


◯市長(清原慶子さん)  御質問の三鷹の森アニメフェスタについて考え方をということですので、私の方からお答えいたします。これは私が市長になる前から、石原慎太郎知事がアニメーションということを発信しようということで、東京アニメフェスティバルをされるということもあり、三鷹市を初め、全都にやっぱりお声がけをされて、それぞれでさまざまな取り組みをしていく一貫として、既に三鷹市では三鷹の森アニメフェスタを始めていただいておりました。私は、始めた当初の経過を受けて、私自身としてさまざまな試行錯誤をしてまいりましたけれども、1つ、私が申し上げたいのは、今、議員さんが紹介されたのは芸術文化センターの下のギャラリーの展示の傾向のことで、お子さんを対象にしたものということで、しかもキャラクターあるいは主人公が毎年違うのでどうなんだという観点からの御質問だと思うんですが、この三鷹の森アニメフェスタは子どもたち、親子の皆さんに親しみのあるキャラクターを含めて、その成り立ち、背景、あるいはつくるプロセス等々を学んでいただくということもありますが、あわせて三鷹の森ジブリ美術館がある三鷹市ですので、ジブリ美術館にも御協力をお願いして、毎年アニメーション芸術の観点から選択をしていただいて、上質のアニメーション映画というのを上映していただいたり、関連のシンポジウムとか御講演を企画して、質の向上に向けて取り組んでいただいているわけです。
 そして、それは初日ですが、2日目は、当初は大学生を中心としたNPOにお願いしておりましたが、昨年からは三鷹ネットワーク大学にも関与してもらいまして、これもまた有数の専門家を審査員とする全国でも注目のインディーズアニメフェスタというのを実施しているわけで、これにつきましては質の高いアニメーション文化をビジネスチャンスともしていただくような若いクリエーターの発掘と奨励、そして全国的なネットワークの構築を目指しているものです。おかげさまで毎年、応募作がふえておりまして、あわせて三鷹ネットワーク大学及び教育委員会が連携をしてアニメーションづくりを子どもたち、つまり三鷹市内の児童にやってもらうという、総合的な学習の時間を生かした取り組みがありまして、その作品も上映をさせていただいて、身近な地域の子どもたちですらアニメーションがつくれると。そして、つくる過程でチームワークですとか、新しい芸術、さらには職業意欲、期限を守らなければいけないとか、そういうことも含めて教育をしているということがトータルで三鷹の森アニメフェスタとなっているわけです。
 そういう意味で、アニメーションというものの1つを中心にして親子のコミュニケーションを高め、地域の触れ合いを深め、また、芸術文化のさらなる質的向上を図りつつ、ただ楽しんでいるだけではなくて、地域のSOHOの皆様にも参画をして運営をしていただいておりますので、ビジネスの志向も持っていただこうということになっていますので、どこから入っていただいても三鷹の立地条件と活動のよさが感じていただけるようにというふうに考えて構築はしております。
 ただし、本日、質問議員さんからそのような観点からの御質問が出たわけですから、私たちも常なる検証と、常なる発展のための検討を進めておりますし、これは市主導というよりも、さまざまなアニメーション関係者とのコラボレーション、協働の中で進めているものでもございますので、改めて検証しつつ、より一層市民の皆様に楽しんでいただけるとともに御評価いただけるようなものとして平成22年度、さらに取り組みを強めていきたいと考えております。
 そんなわけで、私たちとしては、三鷹市直営でないことのメリットが、ひょっとしたら質問委員さん言われたような、何か素人っぽさとかですね、あるいは何とも言えない、よく言えばみずみずしい、ふなれなところがあったかもしれませんけれども、全体としては市が直営とか、あるいは1つのところに丸投げするという取り組みではないところに一定の意義があるというふうに認識をしております。以上です。


◯副市長(河村 孝君)  市長の答弁に補足をさせていただきます。企業誘致の条例に関して、現在どんなふうな基本的な考え方で進めているのかということで御質問がございました。我々は今考えていますのは、これは前から大きな課題であったわけですけれども、都市経営上の問題として、超高齢社会に入っていって、そういう状況の中で税収等の問題が出てきています。そういう意味では、バランスのいい財政構造、また都市構造をつくっていくために企業を誘致していこうということでございます。これによって法人税的な面もございますけれども、あわせて雇用の確保、あるいは企業が来ることによるシャワー効果といいますか、商業的な環境へのよい影響が考えられるのではないかなというふうに考えております。ただ、既に委員会等で御説明があったと思いますけれども、三鷹市にふさわしい企業でなければいけないということでございまして、やはりICTとか研究開発型、創造型の企業を特に誘致するというふうなことを考えていきたいというふうに思っているわけです。
 それで、私どもは市長を先頭にこれまでも一定の大きな企業の打診なんかしたりとか、引き合いがあれば説明をしたりしていますけれども、タイミングが合わない、あるいはスペースが小さい、あるいは用途が企業の誘致に合わないとか、位置が交通至便の地域じゃないとかいうような、いろいろな問題が具体的に出てきたときにはあるわけです。それが後手に回らないように、今特に具体的にどういう動きがあるということはありませんけれども、現段階からしっかりとしたそういう制度をつくっておいて、そういう各企業への営業活動をしていける基盤をつくりたいということでございます。
 これまでの反省から、準工地域であいているところというのは大体、駅から遠いわけですけれども、そういうところに適したところもありますけれども、同時に、駅の至便なところで、ほうっておくと大体マンション開発に三鷹ではなってしまいますので、そういうことがないような誘導策も検討しているところです。ですから、来ていただく企業、それからまた実際に土地をお持ちの方、その両方に一定のメリットを持って誘導できるような、そういう仕組みづくりを今回の条例化の中では考えているところでございます。
 この条例とは同時じゃありませんけれども、少し間があくかもしれませんけれども、私どもとしてはまた、現在市内に立地されている企業の方に対しても、来る方だけではなくて、今実際にやっている方にもメリットのある振興策をまた考えるべきではないかということで、これは条例がいいのか、単に具体的な政策誘導でいいのかということも担当の方で検討させているところでございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  瓶・缶の戸別収集についてお答えをさせていただきたいと思います。瓶・缶の戸別収集のモデルで井の頭地区等、収集させていただきまして、こちらにつきまして住民の方のアンケートの方をとらさせていただいたところでございます。この中では戸別収集がいいという方は48.6%、あと、どちらでもいいという方を加えますと、おおむね70%ぐらいの方から好評だというような御意見を受けたところでございます。また、こういったような御意見と、それからあと、収集業者からのヒアリング等を受けながら、この戸別収集については拡充をしていきたいなというふうに思っているところでございます。
 ただ、やはり来年度につきましては、今度は収集の方の面から言いますと、連続して収集をしていくというところの、収集の効率の方の検証を1年間ちょっとさせていただきたいなというところを考えておりますので、1地区を連続してふやしていくというような考え方でございます。
 ただ、やはりよい面、悪い面というところでも御質問ありましたけれども、やはり目的としております、例えばペットボトルが中に入ってしまうとかっていう形もありませんで、分別の方は徹底が進んでいるというところでございます。
 それと、あと、やはりコンテナの方を前日に配付するという形でありますので、どうしても音や、それからにおいとかっていうので、設置している隣接しているところでは御迷惑をかけたところなんですけれども、これについて全く解消をしているところでございます。ただ、拠点の方の収集の方でよい点といいますと、やはり収集日というのがわかる目安、コンテナがあるから、ああ、この日はこれを出す日だなっていう形の目安になっているっていうのは、それは非常に大きな利点だったと思っております。また、あとは、集合住宅などでは当然、常時コンテナを置ける状況もあったので、常に瓶・缶の方を出せるという状況もありました。
 こういったようないろいろな御意見もいただいておりますので、引き続きこの御意見も参考にしながら、来年度の方、実施に当たっては生かしていきたいなと思っているところでございます。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  医薬品の購入について御質問いただきました。市内7カ所に医療救護所がございまして、今回買いかえるのが破傷風の注射液でございます。また、コミュニティ・センター、小・中学校の救急箱の買いかえ、保存期限が切れるものの買いかえとなっております。
 薬の購入、また、品目を決めるに当たって、医師会、薬剤師会、歯科医師会、また防災課及び健康推進課と、その5者で会議を持って決定しております。
 あと、ジェネリックの薬品について御質問がありました。先般、私もジェネリックについて活用を医師会の方にボールを投げかけたこともあります。そのときは、同じ中身でも外側のコーティングとかそれが微妙に違うんだというお話はいただきましたけれども、今後とも個別の買いかえに当たる中でジェネリック薬品が活用できないか、また、協議してまいりたいと考えております。以上です。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  ポキのロゴについて御質問いただきました。これまでポキのロゴの使用については、公共のものは大体許可をいただいておりましたが、一般商品、販促品にこれをつけるということは、財団の方が極端に嫌いまして、許可をいただくことができませんでした。しかしながら、60周年の、委員さん御指摘の今回の新しいロゴについて、ぜひとも使わせてほしいと、具体的に酒販組合さんがキウイワインのラベルに使いたいということで御提案がありまして、その大変な交渉、市も間に入って交渉を重ねた結果、使用することを御承諾いただいたというような経過がございます。
 そうした上で、今回初めてそうした商品に使えることになったわけですが、その上でさらに交渉してきたわけですが、やはり実際に売り上げた分のうちの5%ですので、それについてはぜひ欲しいということを先方が申し述べているという状況であります。また、私どもとしても、じゃあそれについての減免はならないわけですから、補助というようなことがお話も来たところでありますが、大変申しわけないのですが、今の段階でやはり売り上げたうちの一部であるということを考えれば、即それを適用して助成するという考えはないということを申し上げたいと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  歩行者の安全を守るための歩車分離式信号についてでございます。歩行者の安全を守るためには、この歩車分離方式が一番望ましいわけです。三鷹市におきましても中央通りとさくら通りとの交差点、この1カ所についております。ただ、この方式を行いますと、車の流れ等に大分影響があるということで、なかなか数多く設置するのが困難でございます。また、それ以外にも障がい者対応の盲人用の信号でありますとか、あるいは最近では高齢者用信号ということで、横断する時間帯を延長する信号、これはちょうど市役所の前にもついておりますが、そういったものも設置されております。また、最近では、夜間の横断歩道を、歩行者の横断歩道に人を感知して歩行者をライトアップする方式、こういった新しい方式も出てきておりますので、今後、交通管理者の方にも要請する中で、三鷹市市域内の設置も働きかけてまいりたいと思います。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  御答弁ありがとうございました。では、何点かお聞きしたいと思います。
 三鷹の森アニメフェスタの件、市長、御答弁ありがとうございました。全くおっしゃっているとおりだと私も思っております。なかなかインディーズアニメですね、その場に行かないと見られないということもあって、例えば受賞作だけでも期間限定でユーチューブで流すことを作者に許可いただいて、三鷹のアニメフェスタの受賞作ですよっていうことをやってもいいのかな。そうすれば、我々も行かなくても受賞作だけでも見ることができるという、そのアフターの部分もさらに付加価値ができるのかなと、今聞いていて思いました。
 また、そのような子ども向け展示と芸文センターの地下だけではなくて、アニメ制作ですとかインディーズアニメフェスタ、その部分をもっと大きくPRしてもいいのかなということも感じました。そういう意味では、チラシのつくり方も今後ちょっと研究していただくべきところかなというふうに感じましたので、その点、お考えあればお聞かせいただければと思います。
 それと、横断歩道の件、質問させていただきました。歩車分離式信号がなかなか信号のタイミングとか長くして難しいというのは存じ上げているんですね。この辺は徐々に検討課題としてやっていっていただければいいと思うところと、あと、東八道路のように2車線、3車線あるような道路ですと、信号によって、自動車が右折するときに、青信号で対向車がいなければいつでも右折できる信号と、矢印が右折で出たときにしか右折できない信号と2種類があるんですけれども、フリーで右折できる信号っていうのは、バイクの直進、バイクの右折車衝突っていうのも多いですし、対向車がいないと思ってぱあっと行っても、今度、横断歩道をさあっと自転車が渡ってきたりして、そこで事故が起きるというパターンも見ております。そのような事故をなくすためには、右折専用信号、矢印の信号だけでないと右折できないという交差点のピックアップも進めていかなくてはならないし、警察にそれをどんどん設置するように働きかけも必要ではないかと思うんですが、そのあたりの可能性、お考えをお聞かせいただければと思います。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  アニメフェスタについて再質問をいただきました。委員さんの御指摘に、先ほど市長も基本的答弁をさせていただいたように、今、御指摘の、受賞作品をユーチューブで流すでありますとか、あるいはPRのあり方、そうしたことを含めて、これは協働といいますか、観光協会、それからジブリ財団、そのほかの関係する箇所もありますので、広くそうしたところで協議をしながらお話の方向に沿うように検討してまいりたいと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  右折時における右折信号の設置でございます。これ、実は、前、都道におきましても右折レーンはできたのですが、右折の矢印がついていない箇所も何カ所か実はございました。これ、なぜできないのかということで警察の方にも確認しましたところ、右折する車両の交通量だそうです。ある一定の交通量がないと、右折用の信号がつかないそうです。そういった中で状況を見て、大概、右折レーンをつくってまいりますと、その条件がクリアされるような状況になれば、必ず右折用の信号機が設置されてまいりますので、まず先行して道路構造として右折レーンを設置することが、その右折の矢印をつくる近道かなとも思っております。そういった状況があるということでございますので、御理解願いたいと思います。


◯委員(渥美典尚君)  歩行者の安全、これ、非常に大事です。青信号の横断歩道上で人がけがするようなことというのは、本当にあってはならないことですので、ぜひ積極的に推進していただければと思います。
 終わります。


◯委員(土屋健一君)  では、早速お願いします。211ページ、事項の8、213ページ、事項の13、妊産婦及び新生児訪問指導関係費と産後うつ病対策事業費についてお願いします。最近、新聞、テレビ等で幼児または乳児の虐待のニュースが多く見られます。産後の母親をしっかりケアし、地域で支援する施策として、大変重要で大切な事業と考えております。三鷹市の現状、また課題等があればお答えください。また、この訪問指導を助産師会に委託されていると思いますけれども、対象者全員に訪問できることが理想だと考えます。御所見をお願いします。
 次に215ページの21、がん検診関係費、217ページ、31、女性特有のがん検診推進事業費について質問します。私たちの会派、政新クラブでも、乳がん、子宮頸がん検診の無料クーポン券の存続を要望していましたが、平成22年度も継続予算化されてよかったと思っております。若い方の受診率を上げていただき、予防に努めてほしいと思いますけれども、どのような啓発活動を行うのでしょうか。
 昨年10月にがんのうち唯一ワクチンで予防できる子宮頸がんの予防ワクチンの使用が認められ、接種は3回ほどで4万円から5万円かかりますが、今、各方面から中学生のワクチン投与の政府による控除、助成が求められております。実際、独自に助成を始めた自治体等もありますけれども、三鷹市でも検討しているのかお伺いします。
 次に、229ページ、16、ふじみ衛生組合関係費。稼働し始めてからは多くのごみ収集車が集まってきます。今でも比較的交通量の多い地域ですが、周辺地域の渋滞対策についての御所見をお伺いします。1日に延べ何台程度の収集車がどのようなルートで処理場に来るのでしょうか。また、周辺地域へどのようにしてシミュレーションを周知するのか、シミュレーションの内容と周知方法についてお伺いをします。
 次に、商工費、241ページの1、商工振興助成事業費です。むらさき商品券の販売を3倍の3億円に、プレミアムつきで3億3,000万円に大幅に拡充したにもかかわらず、心配をよそにわずか2日ほどで完売したと聞いておりますけれども、本当でしょうか。この際、買えなかった人がいない、そして市内商工業のより活性化のためにも3億円から、いっそのこと5億円、10億円と拡充すべきとの意見をことしも買えなかった市民に聞きました。なるほど、完売までの期間がせめて1カ月ぐらいあった方が、さらに多くの市民にも知れ渡り、そして行き渡り、より認知度が上がるとも言えます。もし10億円でしたら、もちろん効果も3倍以上です。御所見をお伺いします。
 また、なかなか売り切れないにしても、長期にわたり販売すること自体が販売枚数以上の経済効果を生み、より活性化するとの意見もありますが、この考えをどう思いますでしょうか。
 次に、土木費の253ページ、11、路面状況調査等事業費のかえで通りの自転車道について質問します。自転車道の利用者や沿道在住者にアンケートを実施するとありますけれども、さらに、この沿道には数々のお店がありまして、ガソリンスタンド、レストラン、スポーツクラブ、コンビニ、スーパー、量販店、そして多くの事業所、商店などに、自転車ではなく自動車での利用者の声も聞くべきだと考えます。課題を知るにはそれぞれにお客様アンケートを置いていただき、自転車道を利用する方と、逆に自転車道を横断する方の立場の意見を収集することも大切かと考えますけれども、御所見をお願いします。
 一部整備前より渋滞がふえたと思いますけれども、その主な原因は把握していますでしょうか。全線整備後の渋滞比較調査もお願いしたいと思います。御所見をお願いします。
 また、一部整備後の交通事故の事例、件数、原因等をお伺いします。また、今後の対策をお伺いします。
 277ページ、5、6、住宅バリアフリー改修助成事業費、住宅の修繕や改修に関する相談を三鷹市住宅リフォームセンターが受け付けしていますが、その対応は紋切り型であり、さらに建築業者も補助金等に余り精通していないとお聞きします。制度をよく知らないで相談する市民も多いと思いますけれども、センター窓口でのお客様に適した、それぞれのお客様に適した補助金等の紹介や手続等の説明はどのようにされているのでしょうか。改修を希望する市民や工事を請け負う業者等への制度の有効利用の説明やフォローの現状を伺います。
 最後に消防費、279ページ、事項の2、消防団運営費です。退職団員報償金の支給額は平成3年から平成17年まで毎年わずかにふえていたと思います。平成18年4月以降は据え置きですけれども、なぜでしょうか。既に4年が経過しようとしていますので、改正賃上げしてもよろしいかと思いますけれども、いかがでしょうか。
 消防団が火災現場等で安全に活動できるように、団員被服の充実は重要であります。引き続き新型の防火衣が購入予定ですけれども、何着購入予定でしょうか。また、すべて変わるのはいつごろの予定となっておりますでしょうか。お伺いします。以上です。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  新生児訪問について御質問いただきました。妊産婦・新生児訪問ですが、新生児訪問、平成20年度で641人の訪問実績がございます。出産後90日以内で、希望された方のところに訪問しております。また、産後うつのスクリーニングなんですが、これは産後30日以内にこちらから評価票をお送りしまして、一定の点数以上の方についてこちらでフォローを行っております。保健師が電話しましたり、心理相談員による相談の個別事業を行っております。
 今後、全戸訪問どうかということがありました。3歳児健診、健診等、97%とか、そういう実績はありますけれども、そこから漏れている方のフォロー、それも大事でありまして、それとともに産後うつのフォロー、新生児訪問とのフォロー、それをクロスしながら漏れのないような形で今後取り組んでいきたいと考えております。また、全戸訪問につきましては、やっぱり地域的なサポート体制とか、そのような観点も必要かなと思いまして、これも今後、検討していかなければいけない課題だと認識しております。
 あと、がん検診について御質問いただきました。がん検診は、受診者につきましては大体平成18年で8,000人です。ことし、今段階でおかげさまでクーポンも含めて1万3,423人という実績になっております。引き続き次年度もクーポンによる女性の特有のがん、乳がん、子宮がんを進めてまいりますが、特に若い人についての啓発なりどうなのかというお話をいただきましたけれども、健康推進課では女性の健康づくりということで保健師が幼稚園に出向きまして、その保護者の方、お母さん方を対象に乳がんの検診の周知を行っております。また、医師会の先生方に御協力いただきまして、小・中学校に出向きまして、PTAの会議とか、そんなところで時間をいただきまして、乳がんの検診の啓発事業を行っております。今後とも若い世代、特に子宮がんの方は二十からですので、そういう若い世代にも積極的に接点を持ちながら啓発していく必要があるかと思っております。
 子宮頸がんワクチンにつきましては、今後とも研究、検討してまいりたいと考えております。以上です。


◯生活環境部長(高畑智一君)  ふじみ衛生組合の方の新ごみ処理施設の完成後の関係の、いわゆるパッカー車等の車両の関係というふうに理解いたしました。今、東八道路側からをメーンに入っているわけでございますけれども、工事中は東八道路側、それから西側から入るというような形でございますし、それから、暫定管理地の方から不燃ごみ施設の方へ入るというような形にしてございます。それで、完成後でございますけれども、東八道路側の今の門よりも少し西側に寄ったところにメーンの門をつくります。それから、暫定管理地の側の東側の方にも出入り口をつくります。それから、西側にも1カ所つくります。合計3カ所でございます。そして、東八道路側から来ます、つまり西側の大沢の方から来ます車両につきましては、調布側からもそうですが、三鷹通りを境といたしまして回ってくれば、左折入場、左折出場というふうな形をとります。それがちょうど車両の50%がそこを使うということでございますが、最大マックスで可燃と不燃を合わせまして延べ500台の車が来るだろうというふうに思っております。ただ、皆様、ちょっとどうしても500台も来るのかなってすぐに思われるかもしれませんけれども、この交差点は1日2万台から3万台通っておりますので、そのファクターからすれば、この収集車両によって渋滞を引き起こすということは考えにくいというふうなことでございます。
 そして、暫定管理地の方から30%、そして西側の方からは20%、そのような形で50、30、20で車両をさばいてまいりたいというふうに考えております。で、東側から来る方と、それから不燃ごみに関しましては中心に西側の方から入るというようなことで、大分シミュレーションもいたしまして、説明会でも十分に説明をしてまいりました。ということで、この車両の集中によることで渋滞は起こらないというふうに思っております。
 時間帯でございますけれども、大体8時からパッカー車は回っておりますけれども、荷をつくるのに大体1時間程度ありますので、そういう通勤帯の一番込むところ、それから夕方のところには既に終了しておりますので、そういう時間帯の中では渋滞には巻き込まれないだろうというふうに考えているところでございます。以上でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  むらさき商品券について御質問いただきました。買えなかった人のために5億円から10億円での所見ということでございます。なかなか市の財政状況などを勘案して、今回も3億円というような判断をしている以上、簡単に5億円、10億円というふうにはいかないのだろうというふうに思っているところです。仮になかなか売れないというようなことになって残った場合も、これ、法的に6カ月以内で全部終えないといけないという制限もございますので、ちょうど長期販売どうかという御質問にかかわるわけでありますけれども、なかなかたくさんの額を発行することが三鷹市の実情に合うかどうかというようなことは、これをしばらく続けてみた上でないと、なかなか軽々に返事はできないかなというふうに思っています。
 次に、申し上げたように長期販売の御質問がございましたが、この販売を携わってくださっている方も参加している事業者の方なんですね。今回、4日ほどかかって完売しておりますけれども、この4日間においても、券のやっぱり保管が大変だったということを事業者の方、述べておられますので、1カ月間、その事業者の方、販売分を保管するということは、現金を持っているのと同じことでありますので、事業者の方に相当の負担感を強いることになってしまうのではないかというふうに考えておりまして、やはり私どもはできるだけ早く販売が実るようにしてあげたいというふうに考えております。


◯道路交通課長(福島照雄君)  自転車利用状況調査についてでございます。かえで通りにつきましては、今年度末をもちまして全線完成いたします。昨年一部開通いたしまして、その後の状況、大分心配したわけでございます。まず最初に事故の件数からなんですが、昨年開通してから今まで、大きな事故、ほとんどありません。つい先日、実は、並走して2台走っていた自転車が急激に右折したことによる接触事故が1件発生したという情報は得ております。ただ、この整備をする前に、平成16年から平成18年の3カ年間では、28件の接触事故が起きておりました。そういったことからすれば、事故件数そのものは相当減っているのかなというふうに思っております。
 また、アンケート調査につきましては、委員御指摘のように、自転車を利用する者、それから沿道に住んでいる人、あるいは、あそこ、お店等たくさんございますから、そういったところのお店の方等にも幅広くアンケート調査を行いまして、ぜひともかえで通りの自転車道が、これから本当に安全で安心して走れる自転車道づくりに役立ててまいりたいと思っております。
 そしてもう1点でございます。渋滞が若干ふえているのかなという御指摘でございます。これにつきましては、余り、言われてみればそうかなという感じはしておるわけですが、具体的な渋滞地の調査等を行っておりません。ただ、土日はまだ相変わらず相当な渋滞があるというのは認識しております。これらにつきましては、また警察の方とも十分連携をとりまして、この渋滞の解消に向けた対策も今後考えてまいりたいと思っております。以上でございます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  住宅バリアフリーについてお答えをさせていただきます。まず、この住宅バリアフリー改修助成事業でございますが、介護保険等の住宅改修を支給を受けていない方、それと、もう一つ、高齢者自立支援住宅の改修の給付も受けていない方、それから、障がい者住宅設備改善の給付を受けていない方が対象とした助成事業でございます。住宅の周知、それから改修のPRについてでございます。住宅リフォームセンターにつきましては、会合のごと、周知徹底していただくように申し入れをさせていただいているものでございます。また、その都度周知もしていただいているということでございます。それから、パンフレットの作成や、直接窓口に来場される方について、私どもの方で御説明をしているということでございます。以上です。


◯防災課長(島田 勉君)  まず退職報償金の改定ということでございますが、このことにつきましては、国家公務員の給料に準じて行っておりますので、現在、国の方の改定の動向については、今のところ予定あるということでは伺っておりません。
 それから、防火衣についての購入数ですが、今年度は50着予定しております。当初3カ年計画でやろうということで進めておりましたけれども、ここで消防団詰所の整備とか、その他、消防団の充実強化を図る中で、財政状況等を勘案しながら、できるだけ速やかに装備をしていきたいということでは考えています。以上です。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。
 女性特有のがん検診ですけど、先日、3月2日に東京都でも来年度から公費助成を行う区市町村に対し財政支援の実施の考えを答弁として表明しております。東京都のその後の動向把握、また、国もそうですけれども、そういう動向を見まして、それによる三鷹市の今後の対応のお考えをお願いします。
 あと、むらさき商品券、財政的にも期間的にもとんでもないという答弁だったと思うんですけれども、4日間ですか、もう少し枚数、今後ふやす検討もできるかなと思います。あと、このむらさき商品券をほかに活用できないかとちょっと考えまして、三鷹市が贈呈しているお祝い金、ちょっと具体的には言いませんけれども、款が飛んでしまい……。お祝い金とか顕彰用の商品券で今、図書券とかビール券とか、そういう商品券とか活用していると思いますけれども、そういう支給に利用できないのかとか、あと、支給している現金もあると思いますけれども、こういうのにも活用できないのかななんて、ちょっと思ったんですけど、もし実現できるならば、受け取る方も、期間限定ですけれども1割お得なので、もちろん市内で消費されるということで一石二鳥ではないかと思いますけれども、この提案というか、いかがでしょうか。
 自転車道はわかりました。1台、ガードレールの上に車が乗った、すごい大事故もあったとお聞きしていましたけれども、まあ、大きな事故が余りなかったということで、事故のないように、今後、先ほど1週間ほどガードマンつけるというお話でしたけれども、いろいろアンケート調査してお願いしたいと思います。
 バリアフリーの方はわかりました。
 消防団も、国家公務員の給料に準じるということで、わかりました。


◯副市長(河村 孝君)  むらさき商品券について、私の方からも御答弁させていただきます。都内でも商品券、いろいろやっているところあるんですが、売れ残っているところもあると聞いています。それは、なぜそうなるかといいますと、やはり三鷹の場合は商工会が頑張って、自分たちで一生懸命担おうということで、利便性も高めるといいますかね、各商店の方でやったりしておりまして、そういった工夫や実務面での情熱ある取り組みが今回そういった成果を上げてきたんじゃないかなというふうに思っていますが、やはり今回、来年度予算に向けて市商連と商工会から要請文をいただきましたが、ぜひ、こういった不況期ですから続けてほしいという強い要望とともに、今の実力からすると、このぐらいの規模が適正かなというふうな、これが今、1億円で最初が3億円というふうになって、今年度3億円で取り組んで、やはりそれを担う運動として頑張っているところがありますので、そういうところからいって、現状、向こう側の力量もそういうところがあるだろうというふうに思っています。今回も先様のそういった事情と、やはり財政的な全体のバランスからいって、そういうところで今、考えているということでございます。
 そういう意味で、年間を通してとか、期間をもっと長くするとかいうようなことが前提としてあれば、いろいろ御提案のあった、ほかのお祝い金とか顕彰金のお話がありましたけれども、そういうことも考慮するべき対象に入るのかもしれませんが、現状ではそういったところまで今年度提案させていただいた中身でございますので、今後、商工会とも、市商連とも十分協議しながら、さまざまな方法を考えていきたいと思いますが、そういう実態的なことについてもぜひ御認識いただきたいというふうに思います。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  女性特有のがんにつきまして、平成21年度が検診委託料等国庫10分の10の補助金になっております。ただし、平成22年度につきましては、その半分の2分の1の補助となっております。
 都の補助につきまして、子宮頸がんワクチンにつきまして、都の包括補助の対象になるかどうか、これは3月の末に区市町村の担当職員を集めての説明会がございまして、そのときに東京都が発表するという日程になっております。以上でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  むらさき商品券について一部補足をさせていただきます。委員さんから祝い金や顕彰金など、この制度を活用できないかというような御提案ございました。私どもも市役所の中から発行するそうしたものがありますので、昨年も同じように検討いたしましたが、10%のプレミアム分を、いわゆる元金で買う。それが仮に税金だとすると、税金でその税金分を負担するということになってしまうということになりますので、その10%のプレミアム分を除いた券、等価券ですね、それを発行することで可能だろうというふうに考えています。
 ですから、プレミアムがついた部分を総じて先様にお渡しするというのは、商工会、市商連の事業者側も、原則使う人がみずから買うということを、これを一つの原則に置いているようでありますので、等価券を市役所でつくれば、それは商品になり得るというふうに考えています。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。以上で終わります。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、質問させていただきます。まず、ページ221ページ、事項の6、環境学習事業費、みたか環境フェスタ2010の開催についてお尋ねをいたします。これはまた市制60周年記念という位置づけもございまして、6月の環境月間にあわせて市民と事業者、市の関係者が一堂に会するということで、例年以上により多くの市民の方々に参加していただけるような仕組みを期待しておりますが、どのような内容でお考えなのでしょうか。その取り組みについてお聞かせください。特に時間帯も会場も参加者でやってということと、また、協力団体が国立天文台、海上技術安全研究所、宇宙航空研究開発機構ということで、非常な可能性というか、期待に膨らむようなので、皆さんも市民の方も楽しみにしているんじゃないかと思いますので、ちょっとお聞かせください。
 続きまして221ページ、同じく。事項の8、ISO14001運用事業費についてのところで、この推進についてお伺いいたします。これはまさに高環境・高福祉を理念とする三鷹市にとっては当然の取り組みというか、これだけ大きく今、既にもう新規取得はもちろんのこと、定期の審査、そして更新の審査も迎えて、そういうことで大きく取り組みを拡大しているところではありますが、自治体によってはなかなかこれが高額な定期審査にも、初期の新規審査もかなり高額というふうに聞いていますが、それで更新料もまた相当ということで、なかなか二の足を踏む自治体もあるという中で、三鷹市のやはりその成果といいますか、費用対効果、これだけしっかりと、こういう形で、当然それなり以上な、投資に見合った以上の予算の削減効果っていうんですかね、いろいろな意味で意識改革もあるでしょうし、こうなっているから取り組んでいるんだと思いますが、その辺の意義をお聞かせいただきたいということと、実際問題、どのぐらい、これ、新規取得にはかかって、審査とか更新にはかかっているものなんでしょうか。ちょっとお聞かせください。
 続きまして223ページ、事項の9、先導的環境活動支援事業費ということで、環境基金を活用した顕彰制度には、いろいろ身の回りの環境の向上に資する先導的な活動や環境をテーマに取り上げた団体とか個人があろうかと思いますが、代表的な取り組みがあれば1例ほど御紹介していただき、また、市民の皆様にこの広報の仕方はどのようにしておりますかお聞かせください。
 また、その中の新エネルギーの導入補助金というのがその下にあるんですが、その中で、これは環境基金を活用して実施する事業だと思うんですが、一昨年、平成20年には当初200万円が計上されていまして、9月の補正でまた400万円に増額されたということで、平成21年には800万円、今回は1,000万円ということなんですが、やっぱり今、非常に注目されている新エネルギーというような観点から考えますと、このぐらいで大丈夫なんでしょうか。どういう見込みでこの数字が出たのか、根拠をお示しください。
 続きまして、ページ229ページ、事項の13、エコ野菜地域循環モデル事業の拡充ということでお尋ねをいたします。こちらの取り組みも、もうモデル事業というような名がついてから相当たつかとは思うのですが、もうそろそろモデルっていう名前もとれてもいいのかなと思いますが、この中で特にさらに今回は1カ所増設するということで、既存の大沢台小学校、南浦、中原保育園、野崎保育園、南浦東保育園から1つ増設ということとともに、その予算の方がかなりの、984万円ということなんですが、これはいろんなあれが、お金が含まれてのことだとは当然思うんですが、今、堆肥でつくっているところが、この間もちょっと見させてもらったら、今、更地ということになっていたんですが、一応、今度の、今後の拡充とありますエコ野菜地域循環型モデルの方向性、現状と課題と今後の展開についてお伺いをいたします。
 続きまして237ページ、事項の1、農業委員会運営費についてということで、この農家の四季コンテストの実施ということで、四季折々の農家の、農村の風景ということのイメージが、この名前を聞いただけで膨らむわけですが、これはいろいろな意味で多様な機能を持った都市農業・農地が市民に親しまれ、理解されるために有効な取り組みだとは思いますが、これは年に何回ぐらいの予定で開催して、期待する効果といいますかね、課題、また、今後の展開をお聞かせください。
 次に、257ページ、事項の8、これは遊歩道の整備事業費ということで、これは中川遊歩道の整備ということで、北野ゲートから給田の区境までということで、この地域も都市型水害というか大雨のときには床上浸水まで出てしまうような地域で、なかなかすごく整備がおくれていたところで、このような取り組みは非常にありがたいんじゃないかと、市民の方も感謝するんじゃないかと思いますが、これに当たって、世田谷の方も、給田の方からなんですが、そちらの方も整備してきているんですね。それで、この整備に当たっては、お互いに話し合いっていうか、何か世田谷との話し合いはお持ちになったのか。それとともに、そこ、今度は通学路でもありますし、自転車もやっぱり通行してしまうということがありますんで、その安全確保だとか、この整備に当たって、整備効果とか、また、その課題があればお聞かせください。
 次、257ページ。橋梁架替事業費っていうんですかね。安全安心な橋梁の整備ということで、玉川上水にっていうのは、東京の歴史環境保全地域で指定してあり、また、国の史跡の指定がされているので、何かと工事に当たっても制約があって大変なんじゃないかと思います。また、この辺は、ここはバスも通っていますし、また、近くに学校もあるということで、いろんな観点から工事の進め方とか安全確保とか、いろんな配慮があろうかと思いますが、その進め方に対しても課題とか、特に注意すべきことあれば。また、ちなみに、三鷹市内にこのように注意すべきっていうんですかね、まあ、とにかく橋の数が幾つあるんでしょうかね。それと、今このように早速というか、整備しなければならない橋がどのぐらいあって、玉川上水の三鷹分としては何個かかっているんでしょうか。お知らせ願います。
 続きまして263ページ、コミュニティバス関係費。地域公共交通のことでお尋ねをいたします。みたかバスネット、これに対しまして、新川・中原ルートのは先ほどの委員がお聞きしたので、これはもう結構ですが、ほかのルートに対して見直しとか進捗状況をお知らせいただきたいと思います。
 また、この地域もほかのところも、確かに交通不便地域解消でなかなか乗り手は少ないとは言いつつも、近年は着実にふえているという実態もありますので、この辺の周知の仕方とか、もう1つ、何か一歩改善すれば、乗り手が、乗客の方もふえるんじゃないかなという思いがしますので、その点を1点お聞かせください。
 それと、資料の2−28なんですが、そこでコミュニティバスの運行補助金というところで、これ、すごく平成18年からでもばらつきがあるんですね。平成18年が940万円で、次が2,460とか、480になったり、2,800で、予算額今度は4,300っていうことなんで、このコミュニティバス運行の補助金で多少車両とかの入れかえだとか、いろいろなことは考慮に入れたとしても、どうしてこれだけばらつきがあるのかというようなことをちょっとお聞かせ願いたいんで、済みませんけどその辺。
 何点かお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から2点お答えいたします。
 1点目はISO14001の取り組みの成果、それから今後の方向性についてお答えいたします。ISO14001というのは環境マネジメントシステムの取り組みではありますが、同時に環境マネジメントシステムというのは私たちの働き方、要するにビジネス・プロセス・リエンジニアリングと申しましょうか、働き方の見直しも伴うものなんですね。かねて、さきの市長のころからISO14001の取り組みの必要性は先行事例なども参考にしながら検討されてきたようです。ただ、私は、今申し上げましたような全般的な業務の改革を伴うことから、ISOの27001、つまり情報セキュリティーマネジメントシステム等々連携させながら、有効なタイミングを見まして、まずは環境センターで取り組んでもらいました。ごみ処理の施設として、三鷹市と同時に事業者にも同様にこのISO14001の認証を取得してもらいました。その経過を基礎にして全庁的にこのISO14001の取り組みをいたしまして、この間、ほかの先行の事例のところでは運用のための事業費がそれなりにかかるということで、もうやめたというところもあるということから、質問議員さん、御質問いただいたと思うんですが、私たちは1つ大きな工夫をいたしました。
 といいますのは、ISO14001について運用をするときに第三者評価を尊重する立場から、認証について、運用についてそれなりの経費を最小限計上しておりますが、あわせて三鷹市役所や教育委員会以外の外部施設については、簡易型のISO14001という、三鷹市独自のタイプのものを職員が主導してつくってくれました。その普及を図ることによって、庁内だけではなくて外部職場でも省エネの取り組み、それから保育園であれば子どもたちへの環境学習の取り組みなどが進んでいます。おかげさまで環境に関する外部職場も含めた三鷹市及び三鷹市教育委員会の取り組みが向上してきたと思います。それは、来年度、平成22年度、改正省エネ法の施行などもあって、三鷹市も1つの事業者として省エネについてはさらなる取り組みを進めなければなりませんが、その基礎となる、まさに省エネ及び私たちにとって重要な環境の取り組みが、この間、庁内で徹底してきたということは大きいと思います。
 具体的にそんなことがございまして、この衛生費の環境関連の予算につきましても、三鷹市として取り組むべきものを縮減しつつも、外部の補助金を得るとか、あるいは三鷹市だけが省エネを進んでもいけないので、ちょっとほかに担当から補足してもらいますが、ほかの環境基金などの使い方についても市民の皆様のニーズと適合的な使い方を検討することができたということです。
 今後もCO2の削減、省エネの取り組みについては、三鷹市が事業者として、あるいは地域として大いなる数値目標を求められてくるかと思いますので、いい意味で環境マネジメントシステムの事業費の分以上の削減が、効果が上がりますように今後も努めていきたいと思います。
 私がお答えします2点目は、農業委員会の取り組みの中の農家の四季コンテストの意義についてです。実は、三鷹市の農業協同組合と一緒に農業祭というのを毎年11月に実施しておりますが、その中で、このところ三鷹市の農業協同組合の地区の青壮年部の皆さんが、農のある風景画コンクールというのを重ねてきてくださっています。風景画コンクールですから、まさに農地というのは建物ではありませんので、景観というよりも風景ということで、人がおり、働く人がおり、そこで青壮年部が農のある風景画コンクールを実施し、その成果を食育カレンダーにまとめてくださっているわけです。その中で、大変子どもたちが農のある風景画をかいているのを、全体の農業委員会の皆様が着目されまして、そうであるならば、パトロールとして、なかなか問題のある農地を点検し、指導する役割も農業委員会にはあるけれども、しかし、美しく、農のある風景画の対象になるような農園を営んでくれている農家を顕彰する、表彰するということは重要ではないかということでこの取り組みをしてくださいまして、昨年度、農業祭のときに初めて表彰式をさせていただきました。
 見事な農のある風景が選ばれたわけでございまして、来年度も農業委員会の方で、昨年、つまり今年度ですね、平成21年度とは違う季節でまた表彰するということが重要ではないかと言ってくださっていますので、私としては、三鷹市風景百選を、この市制施行60周年で取り組むわけではございますが、都市農業が農業者の皆様の御苦労で成り立っている、この三鷹のよさを農業委員会が表彰していただくというのは大変意義深いことでありまして、詳細はちょっと担当から補足してもらいますが、三鷹市としてもその意義を尊重して応援をさせていただくと、このように考えております。以上、2点、いたしました。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  市長の答弁に補足させていただきます。まず最初はISO14001の成果のことについてですが、1つ事例を挙げますと、平成20年度の実績でございます。対平成19年度比で、紙は約400締めの削減、ガソリンにつきましては約1,000リットルの削減、軽油につきましては約1,500リットルの削減、電気につきましては1,000キロワットの削減、都市ガスにつきましては1万5,000立米の削減、水につきましては2,000立米の削減、ごみについては若干、引っ越し等もありましたので7トン増加しましたけれども、おおむね大幅な削減が実績としてあらわれております。
 また、審査手数料についてなんですけれども、環境センターにつきましては、58万3,000円を計上しております。それから、市民センター、教育センター等で61万5,200円を計上させていただいております。
 それから、簡易版のことも触れましたので、ちょっと触れさせていただきたいと思うんですが、市内29施設の直営の施設に当たりますが、平成20年度の実績では紙が1.6%の削減ですね。電気で7.6%の削減、それからガスで20.7%の削減、水道で6.2%の削減、ガソリンで12.8%の削減、軽油につきましては若干2.5%ふえておりますけれども、これもかなりの大幅な削減がなされております。
 それから、続きまして、みたか環境フェスタの内容について御質問がありましたのでお答えしたいと思います。こちらにつきましては、先ほど、平成22年6月26日の土曜日、10時から17時、市民センター中庭を初めまして公会堂ホール、それから公会堂別館会議室、第一体育館等を利用させていただきまして、みたか環境フェスタ2010「みどりと地球を未来に残そう」という、そういったテーマで、市民一人一人が何ができるのか、それを考える場としてこちらのフェスタを企画しております。
 それで、参加団体なんですけど、現状まだ交渉中も含めましてお話を差し上げたいと思いますが、まずネットワーク大学、あるいは住民協議会、それから市民団体、学校、あるいは消費者の会、いろいろなボランティア活動の皆様、それからJA東京むさし、その他の小・中学校、あるいは市内の日本無線さんとか富士重工さんとか、あるいはFC東京さんとか、いろいろなところが20あるいは30団体の方々、あるいは場合によってはそれ以上になるかもしれませんが、参加をしていただくような方向で今、お話を差し上げております。それから、先ほどもお話がありました海上技術安全研究所等、近隣の研究機関等も含めてお願いをしているところです。国立天文台も含めてお願いをしているところです。
 その成果につきましては、非常に将来的なものも視野に入れまして、これから三鷹市の高環境をつくり上げる上で大きなスタートになれば、改めた飛躍につながればというふうに考えているところです。
 それから、先導的な活動、環境基金の活用等に含めた御質問ですが、代表的なものとして、先ほど新エネルギー導入助成金のこともありますが、例えば顕彰事業といたしまして環境のポスター展を開催いたしましたり、あるいは環境標語を募集したりとかして、小学校の皆様にポスターをかいていただいて何百点という応募がありまして、市長賞を初め13点ほどの表彰をさせていただいたり、あるいは環境標語は一般の方も含めた募集をさせていただいて、やはり数百点の応募がありまして、それについては本のしおりをつくりまして、市内小学生の皆様、あるいは図書を関係する書店等にお願いして配布していただいたりとかしております。
 それから、新エネ導入助成金のことなんですけれども、平成22年、1,000万円という予算を計上させていただいているんですが、お願いしてあるところなんですが、平成21年度まではやはり国の方向性が非常に高まりまして、募集が多うございました。予算も既に今現在でもうない状態にあります。それで、その方向性としまして、平成22年度は1キロワット5万円、20万円を上限に今までしていたところを半額の2万5,000円、上限10万円にして、件数をふやして、なるべく幅広い皆様に御活用いただきたいというふうに考えております。というのも、国の方で1キロワット7万円、東京都の方で1キロワット10万円という補助がございますので、これだけ普及されますと、いわゆる設置費用もどんどん下がってきております。そういったところから市の方では若干上限等を下げさせていただいて、それに対する助成をしていきたいと考えております。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  エコ野菜の地域循環モデル事業について御答弁させていただきます。エコ野菜につきましては、私どもの方とJAの東京むさし青壮年部さんと連携してできたものを地域に循環していこうという事業でございます。今現在につきましては、やはり堆肥化センターというのを軸にしまして、コンポストと、それから剪定枝等で堆肥をつくっているのが主となっております。どうしても今、新しくセンターの方も、これも新しく4月以降は場所をかえてセンターを設けるわけでございますけれども、まだまだセンターを軸としました堆肥化業務というのが必要な状況になっているところでございますので、現状としましては、このセンターを軸とした堆肥化を進めていくことと、さらに、できた成果品につきましては、青壮年部さんの方の会員の方、20軒の方々の畑の中で成果品をつくっていただいて、主に学校の給食に御提供していただいているような現状でございます。ただ、さらにまだまだ秋野菜とか、あるいは冬野菜とかっていうところでも使える可能性も秘めておりますので、そういったところもさらにPRしていくことと、それと、一般市民の方にも御提供できるような形でJAさんの方と、それについては販売等々について研究を進めているところでございます。以上です。


◯農業委員会事務局長(板橋久夫君)  市長の答弁に補足させていただきます。農家の四季コンテストの年間の実施回数でございますが、作付の関係がございますので、年間何回も対応するということができませんので、年一度で対応していくということを考えております。
 課題につきましては、まず市内の中には、JAさんの方なんですが、野菜組合、果樹組合、園芸等、畜産等々がございます。たまたま第1回目の受賞作品につきましては、野菜部門の関連の畑がすべて受賞されている状態になりましたので、絞っていく方向性につきまして、他の部門からどのように対応していけばいいかという課題で今いろいろ議論をして、重ねてきたところでございます。
 平成22年度の実施のテーマといたしましては、春と初夏の2つのジャンルを入れさせていただきまして、野菜部門を除きました植木、果樹関係を対象として対応していこうという方向性を考えております。
 また、効果につきましては、市内の市民の方々に、地元の目の届く農地以外にどのようないい状況のものが三鷹市にはあるかを皆さんにお伝えできるという効果が非常に高いのではないかなということになっております。
 それで、実施期間につきましては、一応、春夏秋冬全部対応していきたいところなんですが、冬につきましては、生産物等が選ぶのが非常に困難だという大きなところがございますので、その辺については今後検討してまいりたいと思います。
 それで、1つ、情報なんですが、第1回目の農家の四季コンテストの秋部門の作品を第15回まちづくりフォトコンテストの展示会会場、3月の17日から3月の20日まで、会場の中に、一角に第1回の農家の四季コンテストの秋部門の作品5点を展示をしていただくことになっておりますので、お時間があればごらんいただきたいと思います。三鷹駅の産業プラザの会場、7階で展示してございますので、よろしくお願いしたいと思います。説明は以上でございます。


◯道路交通課長(福島照雄君)  まず第1点目、中川遊歩道の整備についてでございます。この中川遊歩道、下流の世田谷区境、今年度中に完成いたします。そうなりますと、世田谷境から上流約95メートルの区間が未整備となりますので、来年度整備を行う予定になっております。具体的に、委員が御指摘のとおり、自転車も、そして歩行者も安全に通れるような整備方法につきましては十分検討いたしまして、安全に使える遊歩道整備を行いたいと思っております。
 また2点目でございます。新橋のかけかえ事業でございます。玉川上水にかかります三鷹市が管理する橋、これ、人道橋を除きますと8橋ございます。その8橋のうち、8つですが、昭和55年度から随時行っておりまして、既に6橋かけかえが終わっております。残りますのが新橋、そして宮下橋のこの2橋です。これらにつきましては、来年度、新橋を、そしてその後、宮下橋のかけかえを予定しております。
 また、委員御指摘のとおり、この新橋、明星通りに位置しておりまして、非常に交通量も多くて、また、路線バス、あるいは通園バス、さらには地域内車両が非常に頻繁に往来する路線ということでございます。このようなことからかけかえ工事に当たりましては、できるだけ交通への影響を避ける方法、そういったものも現在考えております。ただ、橋梁かけかえ、やむなく一時的な通行どめはあるかもしれませんが、影響をできるだけ少なくする方法を選んで整備を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  コミュニティバスの新・中ルート以外の進捗状況と、あと、コミュニティバスの運行補助金の状況について答弁いたします。コミュニティバスにつきましては、6路線を運行しておりまして、特に運行経路が長い西部ルート、北野ルート、三鷹台ルートについて検討を重ねてまいりました。平成18年に作成いたしましたコミュニティバス事業基本方針に基づきまして、路線バスの強化、それからコミュニティバスの見直し、具体的には運行本数の見直し、さらに乗りかえ制度の拡充ということで、この3本を柱として改善に取り組んでいるところです。
 北野地域についての検討状況ですが、路線の短縮、短いルートでの提案などということについて地域にお話をする機会がございましたけれども、さらに改善を求める多くの声がございまして、今後は平成22年度から設置予定であります地域公共交通活性化協議会、地域交通の活性化について協議をする協議会でございますが、この中でさまざまなアンケート調査等もやりながら検討を進めてまいりたいと思っております。
 続きましてコミュニティバス運行補助金についてでございます。恐れ入ります、参考資料の2−28をごらんいただけますでしょうか。下から2行目にコミュニティバス運行補助金の記載がございまして、年度ごとに相当ばらついているというような御指摘でございました。コミュニティバス6路線のうち、ジブリルートについては、いわゆる運行補助を行っていない小田急バスの独自路線でございまして、他の5路線につきましては運行にかかる経費と料金収入との差額を運行補助金として補助しております。この5路線に関しては、バス車両の減価償却が終了し、近年の運行補助金については約、年間1,000万円程度の支出でありました。さらに平成20年度は5路線の乗降客数の合計が前年比約5万2,000人となっておりましたので、480万円余の運行補助金となりました。
 運行補助金につきましては、経常的な経費のほかに、特殊要因と呼ぶべき経費が含まれております。具体的には、平成19年度に北野地域において小型バス車両による実証実験を行いまして、これに要した額が含まれております。また、平成22年度予算につきましても、経常的な経費のほかに老朽化に伴うバス車両の買いかえに関する費用2台分、新川・中原ルートの開設に向けたバス車両の新規購入費用2台分、さらには運行にかかわる経費の補助分、さらに北野ルートと西部ルートの見直しに伴いまして、東西を結ぶ新たなコミュニティ活動支援型の循環バスの運行にかかわる経費等を計上しております。以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御丁寧に御答弁ありがとうございました。私からは以上です。


◯委員長(石井良司君)  じゃあ、委員長を交代します。


◯副委員長(緒方一郎君)  委員長を交代します。


◯委員(石井良司君)  それでは、2点ほど聞いておきたいんですが、1点目は三鷹台の駅前の再開発のところなんですが、三鷹台、大分進んでいて、基本的には道路が16メートルのところを12メートルにして、東側っていうんですか、大分進んできているんだけれども、ここで土地を大分購入されて、大分いい方向に行っているんですね。それで、一つの質問としては、もともとあった三鷹台駅前再開発の広場というのは、今の道路の東側になるわけだよね。それで、今、西側について一定の方向で進んでいるようなことを聞くんだけれども、私も四、五年前から、あそこの家を建てかえるときがあったときに、あれを西側にできないかというようなことを聞いたような記憶があるんですけれどもね、予算委員会がそういう委員会ではなくて、そういう話をしたことがあると思うんだけど、今そういう方向に行っていると思うんですけど、現計画の、要するに駅前広場の計画と、今の計画をどういうふうに方向に進めていくのか、その点を1点聞いておきたいと思います。
 それと、もう1点は、今、市長も大分、風景づくりということで、数えていたら10回ほど言ったんですけれども、この風景ということ、確かに言っていることはわかるんですけど、やはり山の風景とか川の風景だとかいうんでしたらば、風景でいいと思うんだけれども、三鷹市のような大変都市に近いところの風景というのはどうなのかなと。確かに見てみて幾つかの市とかまちとか、または県でも、風景条例というのは持っているところが当然あるけれども、滋賀県でしているのは琵琶湖もあるし、彦根城もあるし、確かにそういう意味では風景ということを言ってもいいのかしれないけれども、三鷹の場合、風景というのはどうなのかなという、私は疑問がありますので、その風景と景観についての考え方についてお聞きをいたしたいと思います。以上2点です。


◯副市長(河村 孝君)  まず三鷹台の方の状況ですが、今、委員長御指摘のように、三鷹台の駅前につきましては、現状の都市計画上の広場は従前、駅が西側に、今の三鷹台通りの西側にあったものですから、そちら側に広場があった、今でも計画されているわけです。実態と合わなくなってしまったんですね、駅の移転によりまして。ですから、それは駅の現状に合った計画の変更をしようという従前からの考え方はございます。
 今回、道路の拡幅に当たりまして、駅に隣接している2つのビル、地権者が底地は同一の方なんですが、そこが歩道の整備に協力していただく過程で、歩道に接続している東側の土地の一部も市の方にミニ広場的に活用したらどうかということで協議が調いまして、そこの買収が一定の方向で進んできたという経過がございます。ただ、都市計画としての駅前広場にするには、何せちょっと狭いのでございまして、今後どうするかということは周辺の土地の所有者、大きく土地を持っていらっしゃる方もいらっしゃいますし、ほかの地権者の動向もございますので、十分いろいろ協議を進めていく中で確定をしていきたいというふうに思っております。今の段階では、今回の若干の拡幅が、それがイコール都市計画変更につながるというところまで行っておりませんので、地権者の方、それから東京都とも十分協議をする中で変更を詰めていきたいなというふうに思っています。
 従前からの、あそこではまちづくり協議会の皆さん、それから地元の商店街の皆さん、いろいろ御意見も交わしておりますので、十分そちら側の皆さんともそれぞれ協議を進めて、方向性を出していきたいと思っていますので、ちょっとまだ時間がかかろうかと思います。よろしくお願いいたします。
 それから、風景という言葉については、風景づくり計画とか風景づくり条例等、今、仮称ということで我々、今、事務的に詰めておりますけれども、まだ確定したものではございませんので、御指摘の点なども踏まえて十分検討を進めていきたいと思います。
 ただし、うちのこの三鷹市と隣接している世田谷区は、世田谷の風景づくり計画、あるいは風景づくり条例というのを持っていまして、うちと似たような農地が残っているとか、そういう樹林が残っているというようなところにとらまえまして、まち全体を風景づくりということでやっていますので、必ずしも都市だから風景という言葉が似合わないというふうには我々は思っていませんので、きちんといろいろな方の御意見をお聞きしながら、最終的に案を詰めていきたいというふうに思っております。現状、事務局といいますか、三鷹市側で市長を含めまして、絶対それじゃいけないというふうな、そういうふうなことではなく、よく議論をして詰めていきたいということで考えておりますので、そのように御理解ください。


◯委員(石井良司君)  まず、三鷹台の方なんですけれども、地元の方も大分広場が移動することによって心配もあるし、今後の開発──開発じゃないな、そういう駅前の再開発というか、そういう点では大分心配もされているんですね。それで、今、西側に延びているような状況であると、狭いとは言うけれども、あそこに、地主さんに交渉すれば当然オーケーと言ってくる地主さんもいらっしゃると思うんでね、ですから、一部のところについては問題があるのかもしれないけれども、将来的な方向として駅前広場を移すなら移すなりのやはり考え方でやっていきませんと、地元の問題もそうだけど、当然、三鷹市としても予算的な問題があるわけだから、そういう点についてしっかりやっていただきたいと思うんですけど、それについて今後の考え方を再度お聞きしておきたいと思います。
 それと、あともう1点は、今の風景づくりなんですが、確かに世田谷でもやっています。これ、国分寺崖線とかね、農の風景ということを中心にやっていっていますよ。それで、この間もパブリックコメントじゃないけれどもやったときに、私が聞いているところでは、1名の方からファクスで来ましたという、そういうような私は報告を受けているんですよ。それで、私が言うのは、確かに世田谷区でもやっているし、近くのところでもやっているところはあります。ただ、やはりいろいろな考え方があると思うんですよ。例えば、都市計画をやっている方々といいますれば、これは例のまちづくりの推進協議会をやっている方が一部言われているところだけれども、都市計画ではアーバンデザインということを言っているし、または土木関係ではシビックデザインと言うし、または造園関係の方はランドスケープデザインだとかいうことを言うと。ですから、それぞれ考え方が各専門家によって違うんですよ。ですから、そういう考え方の上にのっとって都市計画をやっている方、土木やっている方、またはそういう造園関係やっている方、そういう皆さんを含めた上でやはりまちづくりというものを考えていかないと、私はまずいかなと思うんですよ。
 ですから、単に私は風景だけではないかなと。要するに、三鷹の駅前を見れば、ビルが大分建っているし、狭隘な道路もあるし、また、大沢に行けばほたるの里もあるし、田んぼもあるし、ワサビまでありますから、そういうところを見れば、風景でもいいなと思います。だけども、三鷹市全体を見れば、また隣の北野なんかも大変、農の風景がすばらしいところですよ。ですけれども、そういうところもあるけれども、全体からやはり私は見る必要があると思うんですよ。そういう全体構想というか、全体のまちづくりの中からやはりしっかりと私はしていただきたいということを言っておりますので、その点のお考えを聞いておきたいと思います。
 それともう1点。あと、風景百選と言うんだけど、その風景百選ってどういうことを考えているのかと。単純に百選ということだから100選ぶというわけではないとは思うんだけれども、例えば、大沢だけが8割方風景であったというのもこれはまずいし、やはり駅前でもそういうような風景にふさわしいものを選ばなくちゃいけないと。また、当然、ほかの地域でも選ばなくちゃいけないと。そういうことを考えると、どういう考えでその風景百選を選ぶのか、その点も聞いておきたいと思います。以上。


◯市長(清原慶子さん)  まず、三鷹台駅前の再開発のことですが、質問の委員長は、何か、地権者の方もいろいろ大丈夫な人もあるんじゃないかと、非常に喜ばしい方向性の印象を受けていらっしゃるということで、私たちもそれを信じたいと思うんですが、この間、大変やはり皆様にとって思いのある土地ですから、それを三鷹台駅前の再開発に向けて御協力いただくには、並々ならぬ地権者の皆様の思い、そして地域の皆様の思い、そして交渉をさせていただいている職員の思いがあって今に至っているわけでございます。したがいまして、その広場の位置につきましても、これまでの都市計画上の広場だけを固執するのではなくて、柔軟に考えていきたい。安全な駅前をつくるのは、三鷹台駅を利用されている三鷹市民のみならず、杉並区民の皆様からも、武蔵野市民の皆様からも、どうにかした方がいいんじゃないかというお声はもうずっと強く伝えられておりますので、私としても実態に合う、駅の実態に合った、何よりも安全第一にということで、平成22年度におきましては、踏切の拡幅工事というのも進めることにいたしましたので、そういうことも含めながら、あの地域の皆様の思いだけではなくて、利用される皆様の思いが反映されるように臨んでいきたいと考えております。
 2点目の(仮称)風景づくり計画については、副市長答えましたとおりで、仮称がついておりまして、もう一般質問でも、例えば都市計画審議会でも、まちづくり推進委員会でも、さまざまな角度から、さまざまな意見が寄せられていて、私としては、景観であれ風景であれ、市民の皆様にとって質の高い都市であるということについて、これだけ関心が高まり、議論していただくのは本当にありがたいことです。私としては、率直に申し上げれば、風景づくり計画であれ、景観計画であれ、あるいはランドスケープ計画であれ、アーバンデザイン計画、あるいは条例であれ、もう少し丁寧に議論が必要だなということを実感しています。
 そして、委員長もお調べいただきましたように、多角的な研究もなされているわけですし、何か言葉がちょっと、何ていうんでしょうか、先行して、皆様の思いがまとまる方向ならいいんですけれども、ただ何か無用な、景観なのか風景なのかというような、そんなことになることを私は全然願っていないので、もう委員長が御質問いただき、問題提起をしていただいたようなことを私たちもよくよく承知しておりますので、平成22年度はそういう意味で、仮称ということで臨んでいるわけでございますが、仮称でございますから、どう落ちつくかというのはもう少し本当ざっくばらんな、しかも専門家も複数いらっしゃいますので、そういう御意見をお聞きしながら議論を進めてまいりたいと思っています。
 なお、じゃあ、風景百選どういうふうに選ぶのか。これについても、今おっしゃいましたように地域的な偏りがあってはいけないし、やっぱり農業委員会は農地のすばらしいのを表彰してくださるわけですし、また、今までも、先ほど担当課長が紹介しましたが、まちづくりフォトコンテストってやってきましたり、阿波踊りの写真展なんかもやったりですね、映像を集めるだけでも多様でございます。文化財の観点もあれば、人の営みを評価する方もいらっしゃるでしょうし、あるいは自然を評価する方もいらっしゃるでしょう。この点については、私たちとしましても、これも風景づくり、あるいは景観計画と、何でしょうかね、同一のことがあると思うんですけれども、できる限り多角的、多元的にと思っていますが、市制施行60周年記念事業としても実施いたしますし、本年度中に一定の、100に満ちるか200になるかわかりません。数は象徴的に百選と言ったのであって、応募が150あって、どれも捨てがたければ150になってしまうかもしれませんし、いや、厳密にこれはスタートだから丁寧にやった方がいいって言えば20、30にとどめるかもしれませんが、それにつきましても、きょう問題提起いただきましたようなことで軸が多様に考えられるので、募集をさせていただきますときには、市民の皆様や専門家の皆様、あるいは審議会等もございますので、そういうところでの御意見を反映しながら、なるべく幅広い市民の皆様に三鷹市内を見渡して、見直して、応募していただけるような、そういう取り組みでいきたいと思います。
 まとめて言わせていただきますと、三鷹の風景百選が専門家の方に選んでいただければそれなりのものもできるかもしれませんが、私たちは、市民の皆さんに、三鷹を歩き、見直し、発見し、そして提案をしていただけるような、そういう形になるように運営をしていきたいと考えています。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。そういうお気持ちでやっていただければ、大変に私どももうれしいわけで、やはり三鷹の基本計画にあるように、基本計画では「公園的な都市空間の創造を目指して」という題で始まっているわけだから、それに合った、人の手が加わってすばらしいまちづくりができている三鷹でありますから、そのような形で今後とも考えていっていただきたいと思っております。ですから、その件についてはわかりました。今後とも御検討のほどよろしくお願いしたいと思います。
 それと、三鷹台については、今、市長も言っていただいてわかったんですけど、一番心配しているのは、広場がどっちになるかということで、いろんなやはり地元というか、また、その近辺の人というか、心配される方もいらっしゃるから、そういう意味では、やはりある程度の、確かに一部、土地のね、副市長が大分苦労されたとは思うんだけど、難しいこともあったから、それはわかるんだけれども、やはり方向づけをしっかりしてあげないと、地元の人なりその周辺の方が困るわけだから、そういう点はしっかりしていただければいいのかなと思いますので、そういうことでよろしくお願いしたいと思っております。
 時間、まだあと10分あるんですけど、以上で終わります。


◯副委員長(緒方一郎君)  以上で政新クラブの質疑を一たん終了します。
 委員長交代いたします。


◯委員長(石井良司君)  委員長交代しました。
 しばらくの間、休憩いたします。
                  午後15時20分 休憩



                  午後15時51分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは、委員会を再開いたします。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず初めに213ページ、事項16.歯科保健事業費について伺います。本事業に関しては、私ども市議会公明党が昨年から強く要望させていただきました事業でございます。今回、本当にこの厳しい状況の中、踏み切っていただきましたことに関しましては、大変評価させていただいております。実は、今回、この事業を提案させていただいた件に関しましても、歯科医師会の方から強く要望もちょうだいいたしまして、今回この事業の提案をさせていただいたところでございますが、本来、市でも集団健診をしていただいておりましたが、歯科医師会の御意見からも、実は虫歯等の心配もございますが、今、現状、歯周病による──出産に伴って低体重児、また早産が非常に多くなっているのが歯周病の原因でないかという研究がもう研究発表されたということもお聞きしまして、これは本当に速やかな対応が必要ではないかということで今回提案をさせていただく中での事業開始で非常に喜んでおりますが、現状、今回その拡充によって、昨年、集団健診の際は230人が集団健診をされたということで、約5人に1人でございましたが、今回、金額で申し上げますと580万円から900万円に拡充をしていただきましたが、市としては受診者を何名と想定されているかお聞きいたします。また、その想定数字の根拠はどのような形で算出されたのかあわせてお伺いいたします。
 続きまして223ページ、事項9.先導的環境活動支援事業費についてお伺いいたします。先ほど、さきの質問委員の方からもこの事業に関して質問がございましたが、やはり平成19年度、平成20年度にはゼロだったこの事業、申請なしということでゼロだったのが、昨年一気に対象団体が5になったということに関して非常に興味深く思っておりますが、やはりこれに関しましては、市民の皆様の環境に対する思いが強くなってきたという、あわせて担当の皆様が広く拡充に向けての取り組みをしていただいたというところを推測いたしますが、どのようなことにされて5団体という大きな結果を出すことができたのかお伺いいたします。また、この事業に関して、今後も助成金の活動に関しまして継続をされるのかお伺いいたします。この件に関してはその2点をお伺いいたします。
 続きましては労働費になりますが、予算概要95ページの緊急雇用創出事業の実施についてお伺いいたします。本事業は国の寄附金を活用した東京都の基金の事業でございますが、今回、何人ぐらいの方の雇用を予定されているのかお伺いいたします。また、その雇用対象者に向けて、例えば年齢による──年齢といいますと、やっぱり高齢者とか、また、若者雇用という観点とか、また、男女の性別等のその辺の視点はどのようなふうにとらえられているのかお伺いいたします。
 続きまして商工費でございます。241ページ、事項1.商工振興助成事業費についてお伺いいたします。商工会との記念イベントの実施とは、どのような規模をお考えかお伺いいたします。また、具体的には市民の消費活動において変化や結果がかぎであるかと思っておりますが、今回の市制施行60周年とあわせて商工会も50周年を迎えられますが、1回こっきりのイベントではなく、やはり市制施行60周年という大きな周年行事という1年間のスパンで考えてのイベントも必要ではないかと思っております。
 また、あわせて先ほどから各委員からもございましたむらさき商品券でもございますが、実施時期はまだ未定であるかと思いますが、やはり今回のこの大きな大事な節目のイベントでございますので、そのようなイベントと連動させてのむらさき商品券事業との成功に結びつくような企画等があれば、お考えがあればお聞かせいただければと思っております。
 続きまして消防費に移ります。283ページ、事項7.自動体外式除細動器設置関係費、AEDの件でお聞きいたします。現在、市内で、先ほども各委員からありましたが、現在設置されているAEDで使用された事例があったのか、まず実績があったのかお伺いさせていただきます。
 また、あわせて市内の高齢者住宅でワーデンさんが本当に今、頑張っていただいている実態をかんがみまして、既にもうワーデンさんの皆様にもこのAEDの研修はしていただいているとお聞きしております。ただ、その研修後に、中には一番近いAEDがどこにあるかということがわからなかったというお声も出ておると聞いております。例えば、中原三丁目、都営のシルバーですと一番近いのが消防研究所か杏林大学病院というところに設置されているということでございますが、やはり心肺停止に伴って1分1秒を争うような蘇生をするためのAEDにもかかわらず、設置箇所が余りにも遠いんではないかと思います。その点からも、やはり高齢者住宅にAEDの設置が必要ではないかと考えますが、市のお考えをお聞きいたします。以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  妊婦歯科健診について御質問いただきました。積算の基礎ですが、妊婦さん1,800人と考えまして、それで30%の方が受診していただけるということで540人の方が受診していただけるという形で考えました。この健診を通じまして、かかりつけの歯医者さんをぜひ市民の方が通っていただきたいというような思いで行いたいと考えております。以上です。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  先導的な活動の中で環境活動事業助成金の御質問を承りました。今まで過去平成18年度に2件実績がございまして、平成19年度、平成20年度につきましては実績がございませんでした。平成21年度なんですが、当初4月に募集したところ、応募がございませんでしたので、要綱をちょっと改正させていただきまして、申請書類等の簡素化、あるいは中身についても若干精査させていただきまして、再募集を平成22年2月に行いまして、1件、申請がございまして、助成対象にしております。今後、やはり継続的な環境活動を進めるという観点から再度見直しを次年度以降図っていきたいというふうに考えております。以上です。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  緊急雇用について御質問をいただきました。雇用の人数でございます。もう終わりました平成21年度、それから平成22年度、それぞれでございますが、全体の雇用が平成21年度は3つの事業がございました。東京都の事業、それから国の2つの制度を活用した事業。659人雇用がございまして、そのうちの97人が新規雇用でございます。それから、平成22年予定してございます国の2つの事業でございます。こちらでは200人を予定してございまして、うち171人新規雇用の予定をしているところでございます。
 また、それぞれの事業が募集に当たって年齢あるいは男女、雇用のそうした要件、特別なものがあったかというお尋ねですが、これについては特にその定めを設けておりませんで、その得意の方に応募していただくということで募集をかけたところです。ハローワーク等も活用してございます。
 次に、商工会の記念イベントについて御質問いただきました。この事業、年間を通してというのが最も効果的であるというふうにおっしゃられたとおりでございます。商工会としては、商工まつりにあわせまして、この連休後から子どもものづくりコンテストというのを開催いたしまして、いわゆるアイデア募集を、製造業に対するアイデア募集を募ると。それによって、アイデアの内容にもよりますが、製作可能であれば、そのものづくりの部隊がしっかりそれを製作をして、いわゆる三鷹ブランドをつくっていきたいというようなことの考えがあるようですが、今年度、今決まっておりますのは商工まつりにあわせてその募集の発表、募集を連休過ぎから行って、発表の時期を商工まつりにあわせて行うというところまで決まっているところでございます。
 それから、次に、むらさき商品券について連動した取り組みの企画ということでございます。担当のセクションとしては、今、手のうちがないわけでありまして申しわけないんでありますが、参加してくれた事業者にアンケートを事業主体の方でとっております。そのアンケートの結果で、この商品券発売にあわせて、商品券獲得セールといったような、いわゆる企画をしているかと尋ねておりまして、同時に、残念ながら「していない」が73%ございまして、「実施した」が24%で、「しない」の方が大きく上回っているところでございます。こうしたことから考えますと、委員さん、おそらく御心配いただいている独自の工夫というようなことだと思いますが、これら商業主みずから努力をして、いろんな取り組みをしていくということが今後の1つの課題になろうというふうに思っていますし、市としてはそれをサポートするために先進的な取り組みを情報提供に努めたいというふうに思っています。以上です。


◯防災課長(島田 勉君)  AEDの実際に使われた実績があるかということでございますけれども、ことしの1月に大沢グラウンドでテニスをしていた40代の男性が倒れまして、その大沢グラウンドにあるAEDを使いまして、友人の方が救命をしたという事例がございます。一命を取りとめた事例はことし1月に発生しております。
 それから、AEDの設置の基準でありますけれども、これまで56カ所については不特定多数の方、市民の方が利用するところについてということで原則取りつけてまいりました。福祉住宅については、限定的になるかなということも考えておりますけれども、いずれにしましても、市民の皆様の安全安心にかかわることでありますので、担当部署ともよく情報交換をしながらAEDの設置については考えていきたいとは思いますけれども、協議をして進めていきたいと考えております。
 それと、情報提供については、担当部署とも情報提供する中で、AEDの場所については同じく情報提供していきたいということで考えております。以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。それでは、2点ほど再質問させていただきます。
 商工振興の点でございますが、これに関しまして非常に、よりむらさき商品券を市民の皆様に、先ほども今の金額で妥当ということで御説明もいただきながら、やはり金額をふやすというよりも、より興味を持っていただくというのも一つ大事な観点ではないかということと、やはり大事な、ことしまさに60周年、また、50周年という大きな節目のときでもございますので、やはりここは、例えば、既にもう今、プレミアムが1つついておりますが、ダブルプレミアムという形にして、商品券にナンバリングをして、例えば宝くじではございませんが、そこで商工イベントのときに、例えば大根がもらえるとか、そういうことも可能性があるんではないかという御提案でございますが、その辺のことの御検討をまたしていただく。それによってまたいろんな形での農協さんとの連携とか、また、いろんな考えもあろうかと思うんですが、その辺のまたお考えをお聞きしたいと思います。
 また、AEDの件でございますが、これは今、先ほど質問の中でお話しさせていただきましたが、まず先ほど言った距離感というところで、やはり発見した後に1人が人工呼吸しながら、だれかがとりに行かなければいけないということで距離感が非常に大事なんですが、例えば、使い方の講習はしていただきましたので、今度、より実践的といいますか、リアリティーを持たせて、もし心肺停止された方を発見したときに1人が実際にそこのAEDをとりに行く。で、もう1人残った方が実際に人工呼吸をするとか、そういうふうに、より本当に可能性、申しわけないのですが、高齢者住宅、ある意味で可能性の高いところでもございますので、その辺はより、ただ使い方を学ぶのではなくして、そのようなシミュレーション等の訓練を必要ではないかと、設置ができないのならばそういう訓練も必要ではないかと思いますが、その辺に関して御答弁いただければと思います。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  むらさき商品券について、具体的にダブルプレミアムの可能性ということを御提案いただきながら御質問いただきましたが、昨年、市商連と商工会で設置しております実行委員会で委員御提案の内容に本当に近い形で検討が行われました。しかしながら、十分な検討期間がなくて、最終的に番号が付すことができなかったということで流れてしまったわけですけれども、可能性としては十分あり得るというふうに考えておりますので、今後は幅広く検討してみたいと思います。


◯高齢者支援室長(高階豊彦君)  福祉住宅へのAEDの設置についてでございますけれども、これにつきましては基本的に生活協力員さん、ワーデンさんというのが定義づけとしてよき隣人ということで協力をお願いしているところがございますので、このAEDの使用につきましては、今後、ワーデンさんなんかとよく協議をしながら、その設置も含めて協議をしていきたいというふうに考えております。以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。以上で終わります。


◯委員(緒方一郎君)  では、よろしくお願いいたします。211ページ、衛生費の3歳児健診でございます。この1.6、3歳児と健診があるわけでございますが、発達障がいのお子様を早期発見をするという一つの考え方があって、以前には私も5歳児健診とか、就学前とか、いろんな形の健診を御提案したり、御検討いただいたわけでございます。現実に4歳、5歳になってきますと、保育園ないしは幼稚園にいらっしゃるということで、幼稚園や保育園で人間関係の中から、自閉症の方ですとか、いろいろな方を発見するということがあるのですが、同時にやはり保護者の方の受容というのが大変、今、厳しくなっておりまして、あしたの教育費でも取り上げますけれども、早く発見をすることによって二次障がい、あるいは理解や受容に行くまでのある程度の一定の時間を、やっぱりいろいろなところで、いろいろな方の御意見をお聞きしたり、診断をしたりして過ごすためには、やはり3歳児なり何なりで1つ発見できるものは、あるいはその後でも発見できるものはという考え方もあります。三鷹市としてはそうした発達障がい児の早期発見ということに対して、これらの節目節目の健診で今後どのようにお取り組みになられるのか、また、そうした発見された事例等があって、そういうことを通して方向性をお持ちであればお聞かせいただきたいと思います。
 それから、226ページのごみの減量化等々でございます。ごみの有料化になりまして、初年度、次の年度を迎えるわけでございますけれども、やはり2年目に迎えてバックをさせないこともあるし、それから、いろいろ市民の方からのお声もあり、提案もあり、より工夫もありということもあると思いますので、次年度として三鷹市は有料化の後どう取り組むのかということをもう1回整理をしていただきたいということと、それから、先ほどもいろいろなモデルケースが出ておりました。お年寄りの方が高層階のマンションとか、あるいは都営住宅等々から下へおろせない。今回の瓶や缶もそうなんでしょうけど、重い物を持って下におりられないということでサービスを始められた。そうしたいろいろなモデル事業や何かがどういうところまで来ているのか。特にそういう高齢者や障がい者の方のという部分を、今の時点でどのようにとらえて、今後、モデルから拡充へ、あるいは一般化へ、あるいは地域特性に応じてというふうに拡充されていかれるかをお聞かせいただきたいと思います。
 それから、土木費に参りまして、267ページの、先ほども委員長と市長の間でやりとりがございました風景づくりでございます。私もちょっと違う点からこれは心配をしておりまして、確認をさせていただきたいのですが、我が会派といたしましても、このままで仮称がとれるということは大変心配、危惧をいたしております。それは、そのことよりも手続的に、特に都計審の中で、ある学識の方が非常に上から目線で、いろいろな審議に参加されている方を押しつけるような、あるいはそう思わせるような言い方で、この風景という言葉を押しつけてきたというお声を聞きましたし、我が会派でもそのようにとらえております。
 それからもう一つは、観点は、法律的には景観団体とか、あるいは景観条例とか、景観法とか、いろいろな名前がついております。何を風景、何を景観、あるいは景色、先ほど横文字では委員長の方からもいろいろお話がございましたけれども、やはりその辺は整理をしておかないといけないなと。やっぱりどこで何をやっているかというよりも、三鷹市としてのそれぞれの言葉についての定義づけや階層づけをしていかないといけないというふうに思います。それから、今、生で、自然な形で市民の方が景観、あるいは景色、あるいは風景という言葉をとらえていることも尊重していかなければ、これは風景と呼ぶんだという言い方はぜひやめていただきたいと思っておりますので、そうした議論をね、先ほども市長からはそういうことで安心したんですけど、議論を深めていただきたい、平らかにしていただきたいということをぜひ確認をしておきたいと思います。
 その上で、やはりここでも紫表紙でもございましたけれども、この風景とか景観とか使われるものの総覧を今回の新しい予算づけではなくて、既にあるもの、景観法、景観条例等も含めて全部出した上でやはり整理をしていただくという形で、全体観ということをお願いしたいと思います。
 それから、275ページ、あるいは261ページになりますが、三鷹駅の南口の地区再開発に関してお聞きしたいと思います。今後の方向性なんですが、実は、去る3月9日、武蔵野市市議会建設委員会で民主党の松本清治さんという、私も副議長のとき御一緒した方なんですが、こういう発言をされました。
 今ちょうど三鷹駅の北口のパチンコ店のことでちょっと問題がありますので、三鷹駅北口、武蔵野口を語る上で非常に失礼な言い方になりますが、いつも三鷹駅の南口と比較しています。一番わかりやすいからです。三鷹駅の南口は三鷹市民にとっても、また、そこを利用する武蔵野市を含む他の自治体市民にとっても、どういうふうに映っているのだろうというアンケート調査をいたしましたと書いてあります。
 つまり、今の現状の武蔵野口、北口と南口の違いを知るために、それと、意外に本当に失礼な言い方で申しわけありませんが、三鷹駅の南口は評価が低いです。それは、ペデストリアンデッキも含めてですけれども、非常にこう、何といいましょうか、時代ニーズに沿わない駅前広場と、そういうふうに申し上げてよいのですが、そう思っております。本当に三鷹市の方に申しわけございません。
 こういう、アンケート調査をもとに評価をされているんですね。これ、担当の方にお願いしまして、武蔵野市がこういうアンケート調査をとったのかということを調べていただいておりますので、後でお聞かせいただきたいと思いますが、冗談じゃないと思っておりまして、三鷹市では、その後、ヒアリングやアンケートをとられたと思います。どういう評価だったのか、きちんと議事録に残していきたい。それを生かして、ちょっとこれから課題になっておりますループ道路のことであるとか、URのことであるとか、そういう平成22年度における方向性、こう踏み出すんだと、そういう評価をもとに踏み出すんだということをちょっとお話をいただきたいと思います。
 あわせて、新規ではありませんが、同じ武蔵野市が武蔵境駅南口の第4駐輪場、境南の駐輪場が今回、相続の問題があってなくさなきゃいけないということになりまして、4者協議会の席なんでしょうか、どの席かわかりませんが、三鷹市の担当者の方、あるいは市長に大変失礼な物言いを武蔵野市の担当の者が言ったと。そこで、向こうの要求は、ここの駐輪場は三鷹市民が6割使っているのだから、今後、仮設や、あるいは固定的な駐輪場を新たにつくる際には三鷹市が金を出せと言ったと。そんなことは各自治体間のしきたりとしてはありませんよと、そこのある市がやるんですよというお話をしましたところ、そんなことを言うなら、今後、三鷹市民はどうなっても知らないぞという捨てぜりふを言ったと。本当なんでしょうか。
 で、そうはいっても、6割近い方がここをお使いになっている。1,500台の6割ぐらいでしょうか。そうすると、武蔵境駅に通勤・通学をされている方が困ることは事実で、ことしの9月ぐらいまでしか暫定がないということでございますので、じゃあ、その方々は駐輪場はどこにするのか。今年度の予算の中でそれらが入っているのかどうかということをお聞かせいただきたいと思います。以上です。


◯副市長(河村 孝君)  私の方から、まず風景づくり計画(仮称)につきまして、別な委員の方からも御質問ありましたが、再度御説明したいと思います。私どもは、風景づくりという言葉はそれ自体大変いい言葉だと思っています。それを今の段階で否定するものでもありませんから、仮称という形で御議論のまずベースに持ってきております。それはまちづくり推進委員会の委員長のこれまでの学識的な研究の中でも考えられてきた言葉でありますから、一定程度それを尊重したいと思いますが、先ほど私も、それから市長も申し上げたように、それは仮称でありますから、余り過大評価せずに、過小評価もせずに、それをそのまま受けとめていただければいいんじゃないかなというふうに思っています。これからの議論の中で詰めていくことだというふうに思っています。一般の方の考えも大切ですから、風景百選とか、いろいろなまちづくりの中で市民の方の御意見も広く集約しながら、考え方をまとめていきたいと思います。
 それから、次に三鷹駅前の再開発で、そういう武蔵野市議さんの御質問の中での御意見があったようですが、具体的な調査がどうであったか、あるいは三鷹市側でどういう調査をやったかについては担当の方から御説明させていただきますが、それぞれいろいろお考えがありますから、私どもとしては武蔵野市と協調しながら三鷹駅を中心としたまちづくり、北も南も調和のあるまちづくりをしていきたいと思いますので、そういうふうな御理解をまず前提として、していただきたいなというふうに思います。
 それから、武蔵境駅の駐輪場につきましては、言った、言わないのことではなくて、私どもとしては駐輪場の原則というのは質問委員さんが言われたとおりでございまして、私どもはそれを駅があるところの市がそこの駐輪場を設置するのが当然のことでありまして、そこの原則を変えてしまうと、国内各全自治体がめちゃくちゃなことになってしまいますので、その原則は私どもはきちんととらまえていきたいなというふうに思っております。
 ただ、これは正式に武蔵野市長さんからはそういう御要請があるわけではありませんから、ただ、両市としてはなくなってしまったことについて、三鷹市は三鷹市の責任においてしっかりと対応していきたいと思っていますので、そういう意味で駅近くで三鷹市域の中で何か対応できることがあるのか、あるいは三鷹駅前の駐輪場のところで拡充すればいいのかとか、そのほかの方法も含めて、今、事務的に一生懸命詰めているところでございますので、それが明らかになり次第、今回の予算の中に直接入ってはいませんけれども、予算にかかるものと、かからずに工夫で済むものがありますので、これは一生懸命対応していきたいというふうに思っています。今後、私どもとしては、市民の方がお困りになるのが一番、私どもとしても不本意でございますので、早急に詰めさせているところでございます。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  3歳児健診等につきましてのお子さんの発達の確認について御質問いただきました。3歳児健診は身体発育及び精神面からも大変重要だと考えております。三鷹市では平成9年度より、3歳児健診のとき、視能訓練士さんを配置していまして、これは他市に先駆けて行っていることでございまして、現在も続いております。目につきましては、視能訓練士の方に必要な場合は見ていただきまして、それから日赤なり杏林大への医療につなげております。
 また、健診の結果、心理面の経過観察が必要とか、そういうようなお子さんにつきましては、個別相談を行ったり、また、コロちゃんグループ、ウサギさんグループというグループ活動を通しまして母子の支援を行っております。また、必要に応じてハピネスセンターに紹介したりして、子どもさんの療育の方にもつなげております。
 また、保護者の受容の問題がありました。三鷹市では、医師会と共同で健診を受けられたお母さん方に小さな冊子をお配りしております。それは、日ごろのお母さん方がお子さんと一緒にいて、例えば音を立てたときこっちを向きますかとか、そういうのを日ごろ確認していただいて、また、何か気になることがあったらこちらの方に、保健センターに言ってください、医師会に言ってください、また、現在、各保育園、幼稚園さん、こういうポスターを張ってくださいっていうお願いをしに行っています。そういうふうなことを通じて、お母さん方、保護者の方が発達を確認し、また、気になったらぜひこちらの方に御相談くださいっていうような形をつなげることで、その受容のことについても対応していきたいなと考えております。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  有料化に伴って2年目の考え方ということでございますけれども、私どもの方はやはり、済みません、おっしゃられたとおり、リバウンドということがやはり翌年であっても心配しているところがございます。やはりリバウンドの方をなるべく少なくしていくということは、やはり皆様に有料化に伴うごみの量の変化、あるいはこれだけ手数料が入ってきたというような形で情報の方を常に出していくというところが御理解を得て、有料化の方の実績が継続していくんじゃないかというふうに考えております。これはもちろんキャンペーンとかそういうところでも継続してやらせていただきますし、広報についても特集号という形でまた来年度も発行を考えております。そういったところで、皆様に実情をお示ししながら、さらにキャンペーン等では、ある程度具体的な減量のやり方を踏まえた目的を持ってキャンペーンを臨んでいくという形もとりながら、リバウンドの方に対して対応をしていきたいなというふうに考えております。
 また、あと、障がい者、高齢者の方に対してのサポートという形でございますけれども、私どものふれあいサポートという形でごみ出しの方の支援をさせていただいています。これはあわせて安否確認の方もさせていただいているところでございますけれども、これも100人ぐらいの規模で年々ふえていっていただいております。特に、ケアマネジャーさんとかですね、ところにも、こういった私どものやっている事業というのも浸透してきておるところでございますので、皆さん御承知しておりますので、担当なさっている方に対してこういう支援もやっぱり実情見ていると必要じゃないかという形でいただいて、御申請していただくケースも本当に多くなっておりますので、こういう形でふれあいサポートも使いながら、ごみ出しに対して不自由ないような形で進めていきたいなというふうに考えているところでございます。以上です。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  再開発に絡みましてデッキの評価ですね、駅前の開発の評価のお尋ねがございました。我々も委員会の中でどういう議論がされたかはともかくとして、アンケート調査を武蔵野市がやっているのであれば、どういうアンケートかということは確認をしたいと思って、確認させていただきました。アンケートについてはですね。個人的に何人かに聞いたという、そういうアンケートだというふうに確認をさせていただきました。ただ、自治体が違いますし、そのこと自身の問題ではなくて、大事なのは、やはり市民にとって再開発はどうだったかという、そこですね。きちんと評価をしておきたいと思うわけですが、2期の工事が終わりましたのは平成18年、そして19年には南口の西側の協同ビルへデッキを延伸することによって今の形が完成いたしました。このデッキの構造なんですが、当時、ペデストリアンデッキというのは完全にふたをかけてしまう大井、川口、川越、それから仙台もそうですけれども、完全にふたをかけると、下の部分ですね、バスターミナルの部分が暗くなるとか、雰囲気としては、上はやたらと明るいんですけれども、分断されるとか、そういう構造的な問題もありました。そうではなくて、適切な空間をあけて、そして緑も配置して、広場もつくってと、そういうことで考えられた再開発であったわけですね。
 それで、もちろん正式にアンケート調査もやっております。市としてですね。それは平成20年の1月でございまして、市民を対象としたアンケート調査の結果でございますけれども、結果は利便性とかバリアフリーの観点で全体の8割の方から、満足とまあまあ満足と両方あるんですけれども、両方足すと8割の方がそういう御返事をいただいております。8割の方からですね。バス、タクシーの乗降については、普通とする回答が多かったんですけれども、もともと基本的に同じ構造でしたから、その構造を生かして広げていったわけですから、今までとそんなに普通だろうというふうな認識だったとは思うんですが、それが評価が低いということにはならないというふうに思うわけです。全体的に見て、やや満足であるという比較的高い評価が得られているのは、これは我々が行ったアンケート調査の結果であります。
 また、重要なのは、費用便益分析、BバイCという、そういう分析を行っておるわけですが、この便益比については、総便益ですね、得られた利益と、総費用、Cですね、BバイCは1.6倍という高い数字を示しておりまして、これは特にデッキを延ばすことによって東側に回遊性が出てきたんですね。公共施設が市政窓口と消費者活動センターとコミュニティ・センターがあるわけですけれども、そちらに向けて非常にアクセスが、利便が向上しているわけですね。東西に広がって人の動きが出てきて、そしてビルにも直接入れるようになったということがあります。
 こういうことを総合すると、先ほど言ったように、大変そういう意味では充実した再開発、30年をかけてやったことでございますから、自信を持って充実した再開発ができたのではないかというふうに評価しているところでございます。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございます。
 まず3歳児健診のことですが、本当に受容の部分があれで、実はいろんなパンフレット、それからアンケートシート等ということは各自治体でも考えられております。あしたの教育費で申し上げますけれども、通級あるいは固定級に行く御案内が緑1色のパンフレットで、特にそういう発達障がいだけのパンフレットを最初にぽんと渡されたりですね、説明もなく。例えば、同じアンケートやヒアリングでも、これ、何かおかしい、気づかなきゃいけないというのをぱんと渡されると「えっ、うちの子が」っていうふうになるんですね。1つは、そうしたヒアリングをする、あるいは読んでいただいて、「あ、ちょっと子ども、これかしら」と思うようなときは、もう通常のお子様と同じラインのアンケートの中にあって、そっとその中から、例えば行く先が3番目で、3番目のところを見たら、こういうところも診断を受けたらどうですかというふうになっていないと、最初から何か発達障がいのお子様のためにというと、それだけでショックを受けるということもありますので、ぜひそういういわゆるヒアリング物やパンフレットについては御工夫をいただきたいと思っているんです。
 それから、もう1つは、そうなったときに、今、さっき保健センターにとか、あるいはお医者さんにとか、幼稚園にとかって言うんですが、やっぱり御相談の行き先が明確でないんですね。例えば、今回できました世田谷のげんきさんのように、相談発達支援センターで、だからそれが北野ハピネスなのかもしれないんですけど、北野ハピネスと言うと、実はそれで全国的にも評判が高いんですけど「えっ」というふうにやっぱりなってしまって、もうちょっと平らかなところで何か最初は受けとめられないかっていうお話もあるんですね。ですから、その最初の第1回目の窓口をどこにして、そこからバックアップが、フォローが行くかということ。この窓口の2つの面、だからインターフェースというのか入り口というのか、そこをぜひ御工夫いただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
 それから、ごみの方でございます。まさにそのとおりで、実はいろいろな情報提供をしていただくことが大事ということと、先ほどのふれあいサポートも戸別収集もそうなんですが、市民から見れば有料化になった分だけ、どこかにやっぱりごみ対策に、環境の方に還元されていると。そういうサービスが、こういうものが生まれているというふうになると、非常に納得をするんですね。ですから、こちらのキャンペーンと同時に、このお金をこういうふうに使わせていただきました、今回はこういうサービスでというふうな比較といいますか、先ほどBバイCという話がありましたんですけど、こちらのもの、そういう何か、やっぱり啓発のパンフが欲しいなというお声があるんで、その辺どうお考えかということでございます。
 それから、風景づくりについてはこれ以上言いませんので、穏やかで平らかで広い議論をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、三鷹駅の南口のことで大変安心をいたしまして、憤慨をしておりましたけれども、本当に安心しました。実際にその後、最初は滑りやすいとか、それから今でもエスカレーターに屋根がないよとか、いろいろなこともありました。ありましたけれども、郵便ポストもつけていただきました。で、今、抜けていましたけどね、私、これがあったので、バスの運転手さんとタクシーの運転手さんに聞きました。安全ですって、こっちの方が。使いやすいです、私どもはって言っていましたよ。そっちもちゃんとアンケートをとってくださいよ。ねえ。そうしたら、いやいや、普通、だって、それはお客様にとっては普通かもしれないけど、それを安全運転される方たちはよくなりましたっていうことなんで、ぜひそういうアンケートもして、これからまだまだ一方通行のことや何か出てきますから、動線のことは御協力いただかなきゃいけないので、そういう交通、あと、納品業者さんなんかも含めてぜひ聞いていただきたいと思いますが、私ども、ここにいる全会派の議員も演説がしやすくなりました。お訴えをしやすくなりました。本当に感謝しております。そういったことも含めて、私はもっとアピールをしていただきたいと思っております。
 あと、駐輪場のこともそうなんですが、先ほど調和ということを言いました。武蔵野市さんとこういう交通体系とか再開発とか、物の考え方は全然違う──全然違うと言うと語弊がありますが、まちづくりに対しての温度差や何かありますね。私、さっきので言うと、南口の再開発というのは17ヘクタールという大きなゾーンをきちんとやって、重層的にエリアも決めてやった。向こうは決めていないからパチンコ屋さんができたり何かするんですよ。ところが、こっちはちゃんとゾーンでやっているからいいんですね。先ほど、調和というお話をされましたけど、駐輪場のこともあるんで、何かそういう交通体系とかまちづくりに対しての調整会議とか、何か連絡会議というのは持っていらっしゃるんですかね。4者協議会だけのパーティーというのは、どうも何か実質的じゃないような気がするんですね。
 今後、あしたまた下水道で聞きますけど、また武蔵野が勝手な計画図面かいている。そういうことを含めて、いや、仲よくしなきゃいけないと思いますよ。だから、そのための何かシステムも、あるいはつくっていかないと、何か急にガスがぽっと出たりね、火をつけたりっていうことになってしまうので、その辺の連携体制についてもお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯市長(清原慶子さん)  私からは1点目の3歳児健診の対応を初め、発達障がいの皆様の早期発見と早期対応についての窓口のあり方という御質問にお答えいたします。質問議員さんの問題意識と三鷹市の取り組みも共通しておりまして、それはどういうことかといいますと、発達障がいという概念も、それからその様相というのも、私たちにはかなり浸透してきて、理解も増してきたと思うんですね。その中で何よりも、医学的にも、あるいは教育的にも早期発見をするということが、子どもを中心に考えたときには不可欠でございます。それでは、御質問にありましたように、保護者がそれをなかなか受容できないという現実の中でどのような相談体制が有効かということなんですが、私は、三鷹市の現時点ではですよ、1つの窓口が発達障がい窓口になっていないことのよさが早期発見につながっているというふうに思っています。3歳児健診のみならず、1歳半であっても、乳幼児の早期であっても、さまざまなことで保護者が御相談されます。保健師が対応したり、看護師が対応したり、栄養士が対応したりしておりますけれども、あわせて、すくすくひろばとか、のびのびひろばとか、あるいは保育園を利用されている方は、その保育園の保育士であるとか、それは民間保育園も問いません。あるいは私立幼稚園でも早期発見には御努力をいただいておりまして、そのときにいつでも三鷹市と私立の幼稚園や保育園や公立の保育園が風通しよく連携をしてきているという経過があります。
 ですから、最初の窓口が、今言いました、すくすくでもいいし、のびのびでもいいし、ハピネスでもいいし、保健センターでもいいし、あるいは教育の総合相談窓口でもいいと思うんです。私は質問議員さんが御懸念されましたように、よかれと思って相談を受けた者が、お子さんが発達障がいの可能性がありますと言うときの対応に、きめ細かさが増せば、私は、今、どこでも発見できるし、どこでもつながるし、結果として子ども本位のことで親の受容を支援するような取り組みができるようにというふうに願っています。
 ですから、産後うつの問題にしても、1つには保護者の精神的な安心の面もありますが、もう一方では、やはり児童虐待、幼児虐待の早期発見にもつながるわけですし、できる限り、発達障がいの問題が家庭内の虐待とか、あるいは保護者の心理的な負担だとか、そういうものを連鎖反応というんでしょうかね、そういうものが起こらないように心がけて取り組んでいるつもりです。
 したがいまして、何かいい取り組みをしているけれども、ハピネスと言うと、ちょっとそれだけで参ってしまう保護者がいるんじゃないかという事柄につきましては、連携をしつつ、今申し上げました各機関のどこでもが駆け込みの窓口になれるような連携をさらに強化をしていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯副市長(河村 孝君)  最後の御質問の、武蔵野市との間で調整会議等のものを常設したらどうかというお話がありました。実務的には適宜、担当の方では各部門すべて調布保谷線の話にしろ、先ほどの駐輪場のこととか再開発についても、いろいろ意見交換をしたり、情報交換をしていると思いますが、最近では特に三鷹駅の北口の問題とか、玉川上水沿いの北側の道路も武蔵野市さんも力を入れて整備していますから、その関連のことや何かで三鷹駅絡みでのお話もいろいろ出てきているところであります。
 今、武蔵野市と三鷹市とは、本当に一時合併の話がかつてあったように、よき隣人であり、また、非常に昔の言葉で言うと、一衣帯水というふうに言っていましたけれども、そういう、非常に関連が強いまちでありますので、御指摘のような点は大変必要だと思います。ただ、よき隣人とともに、ライバルみたいな性格もやや、向こうが持っているかどうか知りませんけど、こちらではやっぱり立派な市ですから、頑張る見本の1つとして、私ども意識しているところもあるわけでありますけれども、それがちょっとしたことで、先ほど御質問の中で出たような議会の中での言葉とか、あるいはそういう行き違いみたいなことを生んでしまうと非常に問題がありますので、今すぐかどうかわかりませんけれども、適宜必要に応じてそういうような調整を、会議みたいなものも想定しながらしっかりといいまちづくりを、利用して、協力してやれる部分はやっていきたいというふうに考えています。


◯生活環境部長(高畑智一君)  ごみの減量につきまして、今、10月1日から始まったわけですけれども、3カ月で御存じのとおり1,100トンを超えるごみの減量が達成されている。可燃ごみですけれども。そこからやはり分別をされまして、そして可燃から、不燃がまじっていれば不燃が分別される。紙があれば紙が分別されるということで、まさにごみ減量・資源化の推進という所期の目的を達成しつつあるというふうに考えているところでございます。
 それから、負担の公平化ということで、一生懸命やっぱり分別してごみを少なくすれば、買うごみの袋の量も少ないということで、そういうふうに主婦の皆様方は、そういった点では努力をされるということで、自分の努力が報われるということで、そういうインセンティブが相当働くだろうというふうに考えているところでございます。
 そして、1年間を経過した段階できちんと検証しながら、今度、平年度化したときに、今、緒方委員さんがおっしゃられていた、いわゆるこうしたらこの部分で生かせるよというようなところを、やはり快適な環境に資する部分につきまして、私どもも次の年度に向けてその中身を検討してまいりたいと、こういうふうに考えております。


◯委員(緒方一郎君)  高畑さんに御答弁いただくと、本当に説得力がある。ありがとうございました。
 3歳児健診、市長が言っていただいたことが本当にそのとおりだと思いまして、多様なあるいは多面的な面でそれらが受けとめられる、発見されるということと、それから、ただ逆にそれをバックアップで、今度どこでフォローしたらいいかというときに、かなりまだ実力差といいますか、がある。例えば、これもあした出てきますけれども、あることが起こったときに、「あなたのお子様の方にこそ原因があるのではありませんか」と、自閉症のお子様を指して言われたと。市内のある方が言ったわけですよ。職員の方。やっぱりそういう言葉遣い1つというのは、その前に意識や誤解や理解が足りないところがあるので、やっぱりそういうところをインターフェースのところをやっぱりレベルアップをしていかないとと思うんですね。受けたところはよかったんだけど、次のところでおとしめ込められちゃったとかいうことがあったら、本当に微妙なところがありますので、ぜひ全体を耕し、磨いていくという形でそろえていただきたいと思います。
 それから、副市長から今、御答弁いただいたことは、武蔵野市は行政革新度って、三鷹市がずっと1位でしたね。向こうが151位っていって、グローカル1枚めくらないと市が出てこないって言って泣いているんですね。富裕度だったら1位と5位で差がないって言って、この間、サステナブルは1位とって三鷹に勝ったって言って、そういう市なんですね、今。だから、ライバルじゃないんですよ。向こうはやきもちやいているんです。だからね、いろんなこと言ってくるんだと思いますよ。しっかりと受けとめてあげてやらなきゃいけない。そう。いや、上から目線じゃいけないんですけどね。
 で、さっきのこと、玉川上水沿いのこともありました。それから、向こうが外環2を、何か向こうの市長がつくんない、つくんないと言っているうちに、実は早くつくっちゃおうかとか、3・4・13号線をそのかわりに、だから井の頭公園から北側の東京女子大に抜ける方を、その「外環ノ2」の準備工事車両を通すために先に通しちゃおうかとかね、こっちも影響するわけですよ。そういうことをどんどんどんどん進められたら。だから、やっぱりね、連携や何かっていうのをこちらからとってあげた方がいいんじゃないかと思います。
 そういうこともありまして、ぜひそういう形はお願いしたいと思います。また、高畑さんが言われたとおり、ぜひアピールに努めていただきたいと思います。以上で終わります。


◯委員長(石井良司君)  それでは、以上で公明党の質疑は一たん終了いたします。
 以上で第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一たん終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。
 なお、次回は3月16日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 本日はこれをもって閉会します。御苦労さまでした。
                  午後4時46分 散会