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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2009/12/11 平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2009/12/11 平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認をいたします。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御確認をいただきましたとおり、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、早速市側の説明をお願いをいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  それでは、まず私から総括的なお話をさせていただきます。
 本日は、報告事項が4件でございます。
 1つ目の報告事項は、お手元の資料1のとおり、調布飛行場における航空機事故調査報告等についてでございます。平成20年9月26日に──昨年でございますが、調布飛行場において航空機の滑走路逸脱事故が発生いたしましたが、この事故についての調査報告書が本年9月18日、運輸安全委員会から公表されました。この調査報告書の概要と東京都の今後の対応等について、東京都港湾局から報告がありましたので、この後担当から御説明させていただきます。
 2点目は、資料2の第14回調布飛行場まつりの実施結果についてでございまして、10月18日に行われたところでございますが、こちらも後ほど担当から御説明させていただきます。
 その他、3点目、4点目につきましては、定例的に御報告をしております調布飛行場の離着陸状況と、味の素スタジアムの輸送人員についてでございます。それぞれの担当、報告事項につきましては、この後御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  それでは、私の方から順次説明をさせていただきます。
 まず資料1、調布飛行場における航空機事故調査報告等について御説明いたします。昨年9月26日に調布飛行場におきまして発生をした航空機の滑走路逸脱事故につきまして、事故を調査しておりました運輸安全委員会から9月18日に調査報告書が公表されました。これを受けまして東京都から調査報告書の概要と、東京都の今後の対応について通知がありましたので、御報告いたします。
 まず調査報告書の概要でございますが、事故の概要につきましては昨年度の本委員会に報告をしているところですが、昨年9月26日の午前8時43分ごろに個人所有のセスナ機が調布飛行場の滑走路を逸脱し、滑走路南側の草地に停止をし、機体が中破をしたということで、乗員にけがはなく、火災等の発生はありませんでした。また、滑走路を初め飛行場の施設については物理的な損傷はありませんでした。
 事故の分析といたしまして、事故機は有効な耐空証明を有し、所定の整備及び点検がなされていたと。自動車等の例でいいますと、所定の車検を受けて、所定の整備、点検がなされているというふうに言えるかと思います。次に、気象状況と事故の関連性はないというふうに推定をされております。そして、着陸時の機首の引き起こし操作を十分に行わなかったため、沈下が制御できず、また、通常の接地姿勢は主輪である後輪から接地をして、緩やかに機首を下げて前輪が接地するというのが通常ですが、今回の事故は接地姿勢が確立できず三点着陸となり──同時に着陸をしたということだというふうに理解しておりますが、機首がはね上げられるようにバウンドしたものと推定され、その後3回バウンドしたと推定されると分析しております。
 事故原因につきましては、まず着陸時にバウンドしたことについては、機長が行った機首の引き起こし操作が十分でなく接地姿勢が確立できていなかったと。また、再離陸できなかったことについては、機長が操作手順を十分に確認しないまま同機を操縦し、着陸復行──着陸のやり直しですけれども、の操作を規定どおり行わなかったことによるというふうに推定をしております。要は機長の操縦ミスということで推定をしているわけでございます。
 裏面をめくっていただきまして、今後の東京都の対応でございますけれども、事故直後には──参考でこれまでの対応というところで書いておりますように、事故直後も調布空港協議会会員及び調布飛行場利用者に文書により安全確保の要請をしたところでございますけれども、今回調査報告書が公表されましたので、改めて運輸安全委員会の調査報告書の周知と安全の徹底を、調布空港協議会会員及び調布飛行場の利用者に文書で要請するとともに、調布飛行場利用者に向けて注意事項や本事故の原因、自家用操縦士の安全講習会の受講の推奨について掲載するリーフレットを作成し、配布をするという予定を立てているところでございます。
 次に、資料2、第14回調布飛行場まつりの実施結果について御報告をいたします。来場者数につきましては、昨年度と同様、天候に恵まれまして約2万5,000人と、多くの来場者がございました。臨時駐車場等の利用台数でございますけれども、延べ304台。このほかに味の素スタジアムの西側の駐車場を確保しましたが、こちらの方が100台ということで、車での来場者数はそれほど多くはなく、違法駐車、渋滞はありませんでした。自転車での来場が一番多いと見られておりますが、そのほか、調布駅ですとか、武蔵境駅とか、臨時のバスが出ておりましたので、こちらの方の公共交通機関の御利用の方が多かったというふうに見ております。そういったところで、地域に密着したお祭りとして定着したのではないかというふうに見ております。
 2以降につきましては、飛行場まつりで行われた体験搭乗、管制塔見学、飛行場見学バスツアーの具体的な内容でございます。人気のある小型飛行機の体験搭乗ですが、飛行場西側の高度約300メートルの場周経路を飛行経路として実施をし、21回のフライトで、3市の事前公募抽せん当選者45人と、当日の抽せん当選者18人の63人が体験搭乗をしたところです。
 3の管制塔見学ですけれども、こちらの方も地元の公募105人と、当日の抽せん当選者75人を合わせて180人が参加をされたということでございます。ちょっと表の方が細かくなっておりますけれども、三鷹市の欄を見ていただきますと、3市それぞれの枠で三鷹市分が35人の枠があったのですが、61人の応募がありまして、当選者10人。1人の応募で5名まで書けると。はがきでいうと10枚ということになるんでしょうが、10人でそれぞれ複数名を記載をして応募がありましたので、当選者10人で35人の枠に達したということで、3市で105人という状況でございます。
 それから、飛行場見学バスツアーにつきましては、これも昨年度に引き続きまして午前、午後、9便ずつ、各270名の参加がありました。全体として事故もなく、盛況のうちに終了したところでございます。
 続きまして、離着陸状況について。7月から9月分の離着陸状況について報告をいたします。まず、5ページの7月でございますけれども、2地点間輸送は465回で、前年同月に比べまして122回の減、合計は1,008回で、前年同月に比べ463回の減になっております。大幅に減っておりますけれども、これは昨年度の就航率がかなり高かったということで、その反動で大幅な減となっているということで、2年前の水準にまた戻っていると、こういう状況でございます。それから、次ページの8月でございますが、2地点間輸送は726回、前年同月に比べ17回の減で、合計は1,537回で、前年同月に比べ101回の増となっております。9月ですが、2地点間輸送が612回、前年同月に比べ95回の増、合計は1,391回で、前年同月に比べ45回の増となっています。前年同期の7月から9月と比較をいたしますと、前年が4,253回で、ことしは3,936回と、317回の減となっております。なお、こちらの飛行の分類分けの最下段の別表1から4に属さないものというのは、これは自家用飛行機のフライトを意味しておりますので、よろしくお願いをいたします。
 あと1点、ちょっと補足をさせていただきますと、前回の9月18日の委員会において、森委員より調布飛行場を会場とした8月30日の東京都、調布市等の合同防災訓練で、防災ヘリの重量制限オーバーがあったのではということで、三鷹市はこの事実を承知しているかというような御質問をいただきました。当日は東京都や調布市からそのような報告を受けておりませんでしたので、事実関係を調査をして報告をするということでお答えをさせていただきましたので、きょうはその調査結果を簡単に御報告をいたします。
 まず重量制限オーバーとの御指摘の関係ですが、御指摘の防災ヘリは6月の本委員会で新機種の事前協議をお願いをいたしまして、了承された機種でございます。これは、調布市、府中市も同様に事前協議を踏んでおりまして了承しているところでございます。今回のケースは、通常の重量制限が、いわゆる換算単車輪荷重といっておりますけれども、1つの車輪にかかる荷重ですけれども、これが2.6トンのところ、当該機は4.95トンで協議がありました。2.6トンのところを11トンという御指摘もありましたが、11トンはあくまでヘリコプターの総重量ということで、換算単車輪荷重に直しますと4.95トンということでございます。
 換算単車輪荷重の制限を超えておりますが、事前に調布飛行場での離着陸には施設面で影響、支障がないということを確認の上、都条例のただし書きがございまして、こちらに基づき、都知事が特別に認める場合としてこれを協議をしたという経過がございます。あと、調布市の方でも議論になったのではという御指摘もありましたけれども、調布市では市民も入った対策協議会、それから議会の特別委員会で本件を協議しておりますが、こちらの方は特に問題なく了承されたというふうに聞いているところでございます。なお、念のために補足させていただきますが、8月30日の当日、当該機につきましては、事前協議を受けておりましたけれども、調布飛行場の上空に飛来をしましたけれども、着陸はしなかったということでございます。
 以上、確認した結果を御報告させていただきました。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  私からは、味の素スタジアムの輸送人員について御報告いたします。
 資料4の8ページをごらんください。平成21年3月7日から8月29日までの期間に行われた試合等につきましては、前回の委員会で御報告しておりますが、集計の都合上3月から11月までの輸送人員を報告いたします。3月27日から11月28日までの9カ月間にサッカー、Jリーグが35試合行われました。このほかに、8月の22、23日には野外音楽フェスティバルが開催されました。
 資料12ページをごらんください。この期間のシャトルバス等の利用実績を報告いたします。シャトルバスはJRの三鷹駅、吉祥寺駅、武蔵境駅、西武多摩川線の多磨駅、小田急線の狛江駅の5駅から味の素スタジアムまで運行しております。シャトルバス利用者ですが、全体でこの期間5万5,262人、入場者総数に対する利用率は4.7%となっております。このうち三鷹駅利用者は1万2,336人、入場者総数に対する利用率は1.1%でございます。昨年同期との比較では、5駅全体で0.4ポイントの減、三鷹駅利用者は0.1ポイントの減となっております。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で市側の説明は終わりました。
 質疑をお願いいたします。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いいたします。まず事故報告書の件なんですが、この操縦者の操作ミスが原因ということなんですけれども、この方の操縦のキャリアといったものについては何か報告があるんでしょうか、教えてください。
 あと、飛行場まつりに関しまして、ことしは車での入場、来場者数がかなり少なく、臨時バス等の公共交通機関の利用がふえたのかなと、この報告を見ては感じたんですが、このとおりと理解していいのか、車が減って公共交通機関を利用する人がふえたというふうに理解してよろしいのかということが1つ。
 あと、広報が、呼びかけがうまくいった要因につきまして、どういったことがうまくいったと考えておられるのか教えてください。
 私の方からは以上です。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず最初に御質問いただきました、当該機の機長のキャリアでございますけれども、総飛行時間は256時間と23分ということで、その直近の30日間の飛行時間が18時間20分ということでございました。それで、事故報告書の中では、直近の30日間は別の機種を運航していたことも影響をしているのではないかという点も、若干触れられておりました。直近のところで操作をしていた機体と比べて、操舵系というんですか、それが少し重かったということが触れられていたところでございます。
 それから、調布飛行場まつりの実施結果に関連をして、車とバスの方の利用について御質問をいただいたところでございますが、自家用車での利用につきましては、この間の推移を見ますと、平成18年度が約1,800台、平成19年度が1,270台、平成20年度が892台、平成21年度が404台ということで、この状況を見ますと、公共交通機関の利用、それから自転車での利用がふえているのではないかなというふうに思っておりますし、アンケートを実施をしておりまして、その中での参加者の住所地をちょっと見ますと、大体三鷹、調布、府中、それぞれ15%から20%ということで、4割強は3市だということでございまして、御近隣の方については自転車等でお越しいただいているのではないかなと。それ以外のエリアの方についてはバスの方を利用されているのではないかと思いますし、事前にいろいろチラシですとか、ホームページ、広報等で駐車場については──駐車場といいますか、公共交通機関を御利用くださいということで徹底してPRをしたところでございますので、そちらの方が功を奏したのではないかというふうに見ております。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。事故報告に関しましては、操縦ミスが原因であれば、キャリア、要は単に不注意でのミスなのか、経験が少ないからミスなのか。この方は、経験自体はあるけれども、今回の機種ではなれていなかったとか、経験はあるけれども、何らかの要因で事故が起きたということだと思うんですが、そういった要因も報告にはあってもよいのかなと、人為的な原因であればと思いますので、これは要望ですけれども、そういった操縦者の経歴についても、そういった状況も報告していただけるよう要望いたします。これは要望です。
 飛行場まつりの方なんですけれども、アンケートで来場者のどこから来たかというような結果があるということですので、より効果的なPRをしていただくために、そういったアンケートの結果も踏まえまして、効果的なPRの方を今後も継続して考えていただければなと思います。


◯委員(伊東光則君)  最初、まず飛行場の事故の方なんですが、この事故は幸いけが人、亡くなった方がいなかったりとか、どうにか命には影響なかったと思われるんですが、この場所が飛行場を外れて民間の家に不時着というか、着陸、墜落ですか、そういう危険性も少しはらんでいるのかなと思うんですが。まず、この程度の事故といいますか、日本国内ではどのぐらい頻繁に起きているのか。人身事故の場合は結構報道とかで厳しくされるので何となくわかるのですが、こういうぐらいの事故というのは普通に起きている事故なのかどうかという点が、まず1点です。
 それと、都の今後の対応で、利用者に文書による要請をする。文書だけでいいのか。次に、安全講習会の受講の推奨とかがあるんですが、再発しないためにやられると思うんですが、具体的にどんなことをされるのか、お示しいただければと思います。
 次に、飛行場まつりのことなんですが、例年並みに天気もよくて、多くの方が来ていただいて楽しんでいただけたのかなと思うんですが、この開催日、10月18日という設定なんですが、住民の方の中には、地域の方の中には、このおまつりの中に模擬店を出店してさまざまな物を売ったりしていたんですが、日程を調整する都合上、飛行場まつりの開催日、なかなか例年決まらないようなんですが、少しでも早く決定していただけるように取り計らっていただきたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず最初に、この程度の事故はどの程度発生をしているのかということでございますけれども、私ども運輸安全委員会のホームページ等で事故調査の報告書等の件数等を見ますと、調布飛行場そのものとしては本当に年に1件あるかないか。ないと思いますね。調布飛行場を経由してどこかに飛び立ったとか、多少関連性のある事故といえばあるかもしれませんけれども、調布飛行場そのものでの事故というのは本当に、恐らくほとんどないと言っていいのではないかというふうに見ております。前回は平成18年にありました。それについては御報告をさせていただいたところでございます。
 それから、文書だけでよいのかということでございますけれども、調布飛行場の方では、まず空港に入っております事業者で構成をする空港協議会というのがございます。そちらの方で文書はもちろんですけれども、常時連絡等をとり合っておりますし、また、2地点間輸送等で運航を担当している事業者とのそういった協議会といいますか、会合も設けておりますので、そういった会合の中で文書はもちろんですけれども、種々、運航の安全確保について徹底をしているということでございます。安全講習会等については、こちらの方は、この安全講習を実際に年間数十回実施をしている社団法人等がありますので、そちらの方に積極的に自家用操縦士等の操縦士については参加をしていただくということでございます。
 それとともに、例えば2年間に何回とか、操縦経験等に対応して一定の講習を受けなければいけないとか、そういった決まり等もありますので。それですとか、あと飛行機の場合は身体検査ですね。機種の場合は耐空証明ということで毎年そういった検査がありますし、それにあわせてといいますか、操縦士の方も健康状態を保っていなければならないということで、そういった検査も受けなければならないということで、そういった縛りの中で運航の安全確保に努めているというところでございます。
 それから、今回は10月18日に開催をしたわけですけれども、恐らく今後は時期的には10月の3週あたりの日曜日ということでほぼ固まっていくのではないかと思います。もちろん、私どもの方も、恐らく地元のいろいろな行事の日程──市ですと、例えばわくわくフェスタとかの日程と重なったりと、なかなか全部の日程を調整をして、うまく日程がはまればいいんですけれども、そのあたりはある程度重なるところもあろうかとは思いますけれども、天候等も安定している時期等も考えますと、今後はこういった時期になるのではないかと思います。ただ、御指摘の早目に決定ということにつきましては、いろいろな他の行事との関係もあると思いますので、東京都の方にしっかり働きかけていきたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。事故の方なんですが、今の基準で多分指導とかされているのかなと思うんですが、実際に事故が起きているわけですので、その基準を上げるとかいうことは考えられないのかなと思うんですが、いかがでしょうか。その辺、事故が起きないぐらいの基準に上げるという考えはないんでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  調布飛行場独自に基準を設けてというところになりますと、ちょっと厳しい部分はあるのかなとは思いますが、当該機種の機長に対しては、飛行場の方では、調布飛行場の利用については自粛を要請をしたというような経過があるようでございます。
 基準ということでございますけれども、先ほど御質問にありましたように、安全講習会の中で離着陸時の基本的な操作手順の確認を含め、そういったところをやっぱり再確認をしっかりしていただくということが一番なのかなというふうに思っております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。事故の方は、やはりどんな事故でも、近隣の人は特に動揺する部分がありますので、ぜひ事故がないように努めていただきたいと思います。
 また、飛行場まつりの方は、さまざまなほかのイベントとの兼ね合いもあるんでしょうが、計画としては4月ぐらいには出てくるんじゃないのかなという気もする──3月末ぐらいにはある程度の線でいつやろうとかいうのが出てくるのかなと思うんですが、大体9月ぐらいになってから確定というふうに聞いていますので、1カ月前では、なかなか調整もできませんので、せめて4月、5月ぐらいの、イベントをこんなのをやろうというのが全体に出てくると思うんです、ほかのイベントが。それとの兼ね合いを調整していただいて、決定を1カ月、2カ月早く出していただけるように努力してほしいと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(土屋健一君)  では、よろしくお願いします。まず事故調査報告についてですけれども、先ほど来質問がありまして、機長への対応なんですけれども、その後自粛要請というお話がありました。この報告書が起きるまでの約1年あるわけなんですけれども、この1年間が要請なのか、それとも今後──言い方は悪いかもしれないですけれども、出入り禁止みたいなことなんでしょうか。
 それと、免許証というんですか、何というんでしょうか、車でいえば免許証みたいなものの罰則みたいなのはどの程度──減点とか、免停とか、取り消しとか、車の場合はありますけれども、飛行機の場合はどのような措置がされるのでしょうかという点。
 あと、飛行場まつりです。管制塔見学で、三鷹市の場合10人で35人分、1人で3.5人分なんですけれども、1枚で5名までという、この件についての皆さんの要望というか、5名が適切かどうか、もう少し少ない人数にして、いろいろな方にという意見は、もしありましたら、今後の対応とか、どうするのかという点と。この2番の体験搭乗の方も、1人で何人分なんでしょう。これは各1人ずつなのかという点もお伺いします。
 それともう一点、スタジアムへの輸送人員なんですけれども、一番下にこの平均乗車率というのがあるんですけれども、これは利用者の全体からの平均乗車率でしょうけど、各バスの1台の乗車率、意味合いは全然違うんですけれども、乗車率──満員率というんですか、その乗車率も、ぎゅうぎゅう詰めなのか、閑散としているのか、その辺について。要するに、バスが足りているのかという、その点をお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  まず最初の御質問です。当該機長に対しての飛行場からの自粛要請の期間でございますけれども、こちらの方については、具体的な期間についてはちょっと確認できておりません。なかなか飛んでくるなと言うのは、以後というのはちょっと現実的には難しいので、しばらくの間ということではないかと推測をするところでございますけれども。
 2番目の罰則でございますけれども、当該機長に対する罰則等については公表されておりませんので、把握しておりませんけれども、通常といいますか、過去の例等でいきますと、滑走路オーバーランというのは資格停止10日間というふうな、1つの基準がございます。
 それから、3番目の管制塔見学のところの申し込みに関連して、1人、1枚5人までということですけれども、もう少し少ない人数にしてということでございますけれども、こちらの飛行場まつりに来場される方というのは家族連れ、お子様連れが非常に多いという状況でございますので、こちらの方についてはそれぞれ来場される御家族の状況に応じて応募していただくのがいいのではというふうに思っておりますけれども、今アンケート等詳細な分析は東京都の方がしておりますので、またいろいろ御要望がありましたら東京都の方でも工夫をするのではないかというふうに思っております。
 それから、体験搭乗の方ですけれども、こちらにつきましては搭乗人数も本当に限定をされておりますので、はがき1枚にお1人という申し込みの方法でございました。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  スタジアムへのシャトルバスの各バスの込みぐあいということで御質問をいただきました。資料4、10ページの9月6日と9月13日の例を用いて若干説明をさせていただきたいと思います。一口にJリーグの試合と申しましても、そのカードによって、お客様の多く集まるカードと、さほどでもないというカードがございます。9月6日のFC東京と清水エスパルス戦はJ1の試合ですので、2万2,000人余の入場者がございました。1週間後に行われたセレッソ大阪戦については4,000人弱という、こういう入場者でございます。
 それで、9月6日の例でいいますと、先ほど御説明いたしましたように、味の素スタジアム周辺の5駅からそれぞれバスが出ておりまして、行きのバス、スタジアムへ行くバスと、帰りのバス、スタジアムから各駅に帰るバスと、こういうふうな運行をするわけですけれども、総じて帰りのバスの方がお客さんが多く乗っております。駅によっては利用客の多い少ないがあるんですが、平均1台のバスに50名から60名乗っているという状況が見てとれます。座れないというか、満員の状況というふうに言っていいと思います。
 一方、9月13日の3,000人余の試合のときは、武蔵境と狛江の駅、2駅にシャトルバスを運行いたしまして、狛江の駅からは13人、武蔵境の駅から15人と、こういう状況でございました。帰りも同じように武蔵境と狛江に向けてバスを運行しておりますが、それぞれ2便出しまして、2便の合計で33人の乗車、あるいは27人の乗車ということで、非常にすいている状況と、こんなふうな結果が出ております。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。最初の機長への対応というか、資格停止10日間ということなんですけれども、この事故原因をお聞きしたところ、飛行場側には落ち度がない。気象状況も良好だということで、あくまでも機長の技術というか、不注意というか、そういう点での事故だと思います。もう少し厳しくてもいいのかなと思いますけれども。別に意地悪を言うわけじゃないですけれども、やはり先ほど委員さんからも質問がありましたけれども、たまたま条件がそろって軽い事故であったということで、一歩間違えれば大事故につながりますので、その辺の三鷹市民並びに周辺住民への安全安心を考えると、もう少し厳しい処置があってもいいのかなと思いますけれども。先ほどの質問とちょっと重なるかもしれませんけれども、いかがでしょうか。
 その他についてはわかりました。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今、機長に対する厳しい処分をということでございました。こちらの方は行政処分になりますので、航空法の規定に基づいてそういった処分がなされると思われますけれども、委員会、また地元でそういう御意見が強かったということで、飛行場の方にはそういった意向を伝えていきたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  何点か質問させていただきます。
 まず事故の件です。この手の話が来るたびにいつも思うんですが、事前対策、事後対策という次元の分け方が私は絶対に重要だと思います。事故が起こった後に、事前の予防のために今後何をすべきかという議論と、起こってしまった後、その場で何をやらなきゃいけないかという議論とは、当然別です。実際はこれ、航空行政ということで東京都の方なわけですから、三鷹市から事前に起こらないためにこうしてくれ、ああしてくれというのは現実的にはなかなかないと思います。
 そう考えると、私どもの方で考えなければいけないことは、実際に起こってしまった後にどういう対応がとれるだろうかということを、やはり再度点検することにあるのではないかと思うわけです。免許剥奪云々とか、いろいろ御議論は今後も出てくるかもしれませんし、私はその辺は全く素人なので言及するつもりはありませんが、実際に発生した後にどういう対応で臨むのかという確認は、やはり地元自治体では必要なのではないかと考えます。
 実際に飛行場で事故が起きた場合、当然人がいらっしゃるわけですから、ここの部分についてはすぐに救急態勢云々というのはあろうかと思うんですが、この事故を受けて私が直感で大丈夫なのかなと思ったことは、現実的には考えたくない話なんですが、直前の部分にある野川公園、この野川公園の頭上をこう通っていくわけですよね。さっき考えてしまいました。野川公園に万が一墜落があったらどうするのと。そういうときに救急態勢、防火態勢、すぐの連絡がとれるのか。つまりは、野川公園というのは1つの例で言ったんですが、飛行場の近隣の地域に事故が発生した場合の緊急対応策というのは、東京都さんがどうのこうのということとは別に、三鷹市は三鷹市で、やはりこの事件の教訓として考えておくべき必要があるのではないかと思うわけでございます。その点についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。事故が起きた後に、すぐに三鷹市独自に何ができるのかを今まで考えたことがあるのかという質問になります。
 飛行場まつりの件について、2番目の質問をいたします。確認をさせていただきたいんですが、飛行場まつりのそもそもの目的をいま一度教えていただきたいと思います。あと、当初予算額、東京都さんでどのぐらい計上していらっしゃるのか。あと、予算の使われ方について、三鷹市の方から調査をしたことがあるのか、ないのか。たしか1,000万円だったと記憶しているんですが、どのような相手先に支払われているのか、その名目はどういう内容なのかについて、御存じでしたらお聞かせをいただきたいと思います。以上2点、よろしくお願いをいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  事故に関連して事前対策、事後対策の必要性について御質問をいただきました。事故発生後の対応ということで、市として何ができるのか考えたことがあるのかというような御質問でございますけれども、調布飛行場の特性として、市街地の中にある飛行場ということで、御指摘のような危険性をはらんでいるということで。飛行場自体もそうですけれども、消防隊等を備え、それで常に訓練等、さまざまなそういった航空機事故であったり、またテロ対策であったりということで、それぞれの場面を想定をしながら訓練をしているところでございます。ただ、そこのところで、市とどこまで連携をしてやるのかというのは1つの課題だと思いますし、十分私ども、大沢という地元エリアでもありますので、連携をとりながら対応を考えていく必要があると思います。
 最初の御指摘の部分の、明確に事故が起きた場合の具体的な連絡の体制ということについては、改めてちょっと確認をする必要があるというふうには考えております。
 それから、そもそもの飛行場まつりの目的ということでございますけれども、まずは飛行場を知っていただくということが1つでございます。それから、もう1つは、島嶼との2地点間輸送を担当しておりますので、島嶼を含めた地域との交流ということ。物産展なんかもやっておりますけれども、そういった交流。それから、広い意味では、多摩エリアの活性化ということで、大きく分けると3点ほどの目的があろうかと思います。
 それから、具体的な予算の使われ方については、申しわけないんですけれども、私どもでは把握をしておりません。いろいろ事業を実施するに当たって企画を練ったりですとか、警備ですとか、いろいろな面で支出があると思われますが、全体、個別含めて、私どもの方では現状では把握をしていないというような状況でございます。


◯委員(半田伸明君)  ありがとうございました。事故の部分については、先ほど申し上げたように、事前対策としてこういうことをしたら事故が起こりにくくなるんじゃないかということを三鷹市から言っても、やっぱりしょせんそれは限界があるわけですね。それはもう重々おわかりだと思います。だから、事後対策について、似たような事例があった場合にどうするべきかというシミュレーションをやっぱりきっちり今後つくっていく必要があるのではないか。その意味でいうと、やはり消防行政との連携というのが重要になろうかと思います。
 例えば野川公園に墜落をした場合、もしくは大沢五丁目あたりに、密集地に墜落した場合、実際に複数の、かつ大勢の死者が──考えたくないことなんですが、本当に発生した場合に、果たしてすぐに消防が活動できる状況なのかというようなことは、やはりいま一度確認をしておく必要があろうかと思います。その旨、御提言申し上げたいと思います。
 それと、調布飛行場まつり、予算の使われ方を把握していないということについては了解をいたしました。私も個人的に調べてみようと思いますが、今、調整担当部長から、飛行場を知っていただく、あと島嶼を含めた地域との交流、多摩エリアの活性化という3点の御指摘がございました。この3点の御指摘をどれだけ効果を──たしか1,000万円だったと私は記憶しているんですが、お金をかけた分、これだけの効果が得られたかということになると、正直これは疑念を感じます。どういうことかといいますと、いわゆるマンネリ化の現象が考えられると私は思います。
 調布飛行場まつりをしなければいけない必要不可欠な条件とは一体何なのか。また、例えば予算の使われ方で、例えば邪念、推測になりますが、ある一定のコンサルタント会社に払っておしまいという形になっているのではないかという部分については、三鷹市民というより東京都民として私は疑問を感じております。この点についても疑問を表明しておきますので、機会がありましたら何らかの対応を東京都さんに訴えていただければと思います。これも提言でとどめておきます。
 それと、最後の質問になります。そうは言っても、調布飛行場まつりの現場ということになるわけですが、実はことし、お子さん連れが多かったというお話を聞きました。私は正直びっくりしました。お子さん連れ、いたんだなと。なぜか。直前に行われたMISHOPの祭りで、その直後ですね、高山地域が一斉に新型インフルでだあっと大変なことになりました。行政の現場の皆さんも当然御承知だと思います。あのときはパニックになったと言ってもいいんじゃないかというぐらい、かなりすさまじい反応だったことを私も覚えております。その2週間、3週間後ですか、この調布飛行場まつりだったわけですね。限られたエリアの中に大勢いらっしゃるということの危険性をMISHOPの祭りの後に、私は身をもって思い知らされました。たまたま私の家族はMISHOPの祭りはちょうど所用で行けなかったんですが、こう言っちゃなんですが不幸中の幸いと申しますか、行かなくてよかったなというのが正直な感想でした。
 その後に子育て仲間でいろいろ情報交換して、やっぱり限られた地域に大勢押しかける場所に行くのはちょっと怖いねというような話も出たんですね。実際に東京都の事業なわけですから、新型インフルエンザ対策についてどうだったかということについてはなかなかやはり難しい部分があろうかと思いますが、実際にまつりをやる以上、まつりに来るなと言うわけには当然いかないわけですから、ここで考えられるべき知恵としては、やはりまつりの開催時期の問題になろうかなと思います。
 つまり、新型インフルってこれだけ騒がれた時期がことしなわけですから、これを教訓として、東京都さんに言えるかどうかはちょっと正直わかりませんが、例えばそういう流行病がある程度抑えられる時期であろう、夏場のちょっと涼しくなり初めの時期だとか、もしくは、お祭りなんだから秋にやらざるを得ないということであるならば、何かしらの対策を講じることはできないだろうか。例えば、いろいろな屋台さんのところにアルコール消毒液を置けないだろうか。もしくは、チラシを配るんでしょうが、広報でも言うんでしょうが、そこでお体の体調がちょっと悪い方はあらかじめマスクをしてきてくださいだとか。少しでもそういった知恵や工夫が今後、必要になってくるかなと思います。
 この飛行場まつりの直後に西側で集団発生したというのは、私は聞いておりませんので、よかったのかなと思いますが、MISHOPのことは本当にいい経験になったと思いますし、それを踏まえて、まつりのあり方についても考える時期が来ているのではないかと思いますので、その旨よろしく御検討いただければと思います。これは答弁は不要です。以上で終了いたします。


◯委員(森  徹君)  それでは、質問をさせていただきます。その事故の調査報告の件ですが、この安全運営委員会の調査で火災の発生はなかったわけですけれども、その危険性といいましょうか、可能性、そういうものはこの調査の中で指摘があったのかどうなのか。
 それから(3)の事故原因のところで、着陸復行というんですか、この操作、規定どおり行われなかったというんですが、この運輸委員会としては、今回の場合それをやるべきだというふうに判断をしていたのか。それに基づいて、しかし、実際にはやっていなかったという判断結果なのか。この辺をちょっとお聞きしたいと思います。
 それから、先ほど、前回の委員会のときの私の質問に対する御報告がありましたけれども、飛来したけれども、着陸はしなかったということで、そのときもちょっと報告があったかもしれませんけれども、着陸しなかったわけですけれども、飛来をした。その飛来の目的ですね。着陸はしないんだけれども、飛来をしたと。それは単なるデモ的なものだったのか、着陸をしないことでの何か防災のそういう訓練が行われたのか、その辺、つかんでいれば報告いただければというふうに思います。
 以上、3点ですか、お願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  お答えいたします。最初の、まず火災の可能性はあったのかということですが、報告書では直接その点は触れておりません。もちろん、航空用のガソリン等を積んでいたことは事実ですけれども、報告書自体については直接その点には触れておりません。
 2番目の着陸復行の判断ということでございますけれども。これは、報告書の中では最初にバウンドをしたときに判断をして着陸復行の手順をしっかり踏んでいれば、再着陸の事故につながらなかったのではないかというふうに、そういった記述はございます。
 それから、3点目の防災ヘリの関係ですけれども、訓練そのものには直接参加をしておりません、飛来をしておりますけれども。具体的には、訓練と言うと語弊があるんですけれども、直接着陸をしたりしての訓練はしておりませんので、上空からの指揮ということになります。いわゆる幹部の方が乗っての指揮であったり、訓練状況を見たり、そういう状況でございます。


◯委員(森  徹君)  では、最初の火災の件、これはわかりました。そうしますと、着陸復行というのは、着陸のやり直しなんてよく聞きますね。そういうことをやっていれば、例えば一たん着地、バウンドしたけれども、すぐそこでタッチ・アンド・ゴーじゃないけれども、そういうことをやっていれば、こういうことはなかったと、事故調はそういう報告になって、そういう記載があるということですね。そういうふうに理解していいんだろうと思うんですが。
 最近も、全然状況、違うと思うんですけれども、たしか自衛隊のF15ですか、これが足、出さないで着陸しちゃったと、胴体着陸ですよね。足が出なかったんじゃなくて、車輪出さないで。そういう、やはりパイロットの人為ミスというんですか、これは自衛隊でしたけれども、こういうセスナでも人が操縦するわけですから、当然人為ミスというのがありますので、先ほどの安全性の問題、野川公園の質問もありましたけれども、やはり住宅密集地の中にある飛行場という点では、そういう安全の対策とか。例えば都知事が判断するというふうにいろいろ言われましたけれども、やはり地元市として、これは受け入れたときの合意条項というんですか、いろいろあると思うんですが、それに対して最終的な都営空港ですから都知事の判断に当然なると思うんですけれども、しかし、地元市という点で、この辺はやはりきちんと厳しく、市民の安全という角度から、絶えずこういう問題が起きた場合でも、起きないようにするためにも、しっかりと東京都に市長としても意見を述べ、また、しっかりとした対応をしていくということで、ぜひそれはお願いしたいというふうに思います。
 以上、先ほどの点の説明で一応わかりましたので、その辺の問題。それから、着陸しなかったというのは、もう一度確認しますけれども、それはあくまでも指揮官の乗っていたヘリであったというふうなお話がありましたけれども、それは指揮官が乗っていて上空からということになると、当然これには防災の訓練に参加しているわけですから、そういう参加したヘリと、それが着陸はしなかったということを再度確認したいんですけれども、そういうことでいいんでしょうか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  お答えいたします。現地確認ということで、飛来をしたということで確認をしております。


◯委員(森  徹君)  現地確認、先ほど指揮みたいな話があったと思うんですけれども、現地確認というのはどんな確認なんですかね。どういうことで飛来したのか。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  フォトミッションという言い方をするそうですけれども、指揮官が搭乗して、現場の状況を確認をしながら指揮をしたというふうに御理解をいただいてよろしいかと思います。


◯委員(宍戸治重君)  それでは事故、それから、今、森さんが質問していた飛行場に予想外の飛行機が来たという問題について。それのいい悪いはともかくとして、まず事故に対しては、近隣の市民、住民に対して、もしものときの対応については、東京都または市で対応をきちっと考えておいていただきたいというふうに思いますし、防災上の訓練については、法を犯すというか、決まりを犯すのはなかなか難しい問題ではあるけれども、三鷹高校での訓練もありましたよね。そういうことからすると、やはりそういうところの視察や、もしくは、そういう訓練をきちっとやっておく必要もあるというふうに思いますから、そういうときの訓練への参加は積極的にぜひ進めていただきたいと思います。
 また、一度も経験のないところには、やはりなかなか災害時飛来するにしてもできないんだろうというふうにも思いますので、防災という観点からしたら、飛行場、もしくはヘリコプター、医療の関係からも、訓練は三鷹市内でもぜひ進めていただきたいと思います。
 飛行場まつりについてですが、私もことしは全部を見ることはできなかったんですけれども、にぎやかになるという意味では、本当の目的はどうなのかとかは別にしても、あちこちでお祭りがやられている時期ですから、インフルエンザはともかくとして活発にやっていただけるようにお願いしたい。
 それと、僕が言いたいのは次の離着陸回数とバスの運行についてなんですが、離着陸回数については、私たちがきちっと目を見張っていなければいけない数字だというふうにはとらえることができるんですけれども、バスの運行の表というのは何を見りゃいいんだというような感じもするわけですよ。この表を提出される目的は当初何だったのかなと。
 それと、これを見て、じゃ、私たちは何を言えばいいのか。三鷹にもっと客を連れてこいとか、それから、あと、このスタジアムの運営状況のことを考えれば、何で6,000人きり来ねえんだと、もっと呼ぶ努力をしろというようなことを言うための表なのか。または、三鷹駅に、では、このうちの何人が、もちろん駅に来るんだから駅を利用するんでしょうけれども、じゃ、商業の活性化にどれだけ寄与しているのかとか、また、それに対する対応策はとってんのかとかという質問ができるのかどうか。この表の意味合いを少し再確認したいなと思うんですけれども、いかがでしょう。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  バスの方の関係、ちょっと私からあえてお答えをさせていただきますけれども、味の素スタジアムを建設するときに、やっぱり一番課題となったのはアクセスの問題だったわけですね。それとともに、車等が集中することによる交通渋滞等が懸念をされていたという状況があります。当初のそもそもということになりますと、どういった形で利便性といいますか、アクセスを向上させるかということが主眼で、それに関連して、例えば三鷹駅前の商業の活性化につなげられないかとか、そういったような御質問が付随して、いろいろ事あるごとに課題とされてきたという状況でございます。


◯委員(宍戸治重君)  そういうことでしたら、そうなってくると質問もまたおのずとね、じゃ、今何やっているんだと。三鷹駅で活性化に向けた受け入れ体制はどうなっているのかとか、それから交通状況も、既に武蔵境の踏切はなくなってしまったし、そういうことからすれば、非常に交通の便もよくなってきたというようなことの変化もあるわけだね。じゃ、この表をどう活用していくのかということを検討しなきゃいけないんじゃないかと思うんだけれども、その辺どうでしょう。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  表の活用ということで、当初は実態を把握していただくために定期的に報告をさせていただいたという経過があります。それがずっとこのまま定期的に報告をさせていただいている状況が継続をしているということでございます。
 商業関係について言いますと、正直申し上げて厳しいと思っております。実際にスタジアムで観戦をされた方が、また三鷹でおりて市内のどこかへ寄って、また地元に帰られるかというと、正直厳しい面があるのかなというふうに思っております。
 今後の活用方策については、私どもも改めて御指摘をいただきましたので、後で見直してみますが、要は観客の動員の状況ですとか、スタジアムの運営状況等を、副次的にそういったこともわかりますので、全体、もう一回ちょっと、御指摘もありますので検討をさせていただければと思います。


◯委員(宍戸治重君)  余りくどく言うつもりはありませんが、この入場者数を考えてみても、また、今ネーミングライツがいろいろ話題になる時期でもあります。そういうことからすると、この運営状況がどうなっているのかなという感じもするわけなんですね。そうなると、このFC東京なら人は集まるけど、ほかはだめだみたいな話だけで、出資金を出している三鷹市として果たしていいのかなという感じもしますので、受け取れますので、ぜひ検討をお願いしたい。
 それと、最後に、報告があるのかなと思ったんですけれども、飛行場で発掘されたというか、出てきちゃったというか、プロペラ等の関係について因果関係等、お願いできたらと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  先日も報道がありましたけれども、11月の中旬になりますけれども、大沢グラウンドの整備をしておりますが、野球場の予定地のところで戦前の戦闘機のプロペラが出てきたということで、一応3機分のプロペラということで、機種は専門の方にちょっと見ていただきますと、飛燕、それから五式戦闘機。飛燕のプロペラが2機分、五式戦闘機が1機分ということで、戦後に飛べないようにするためにプロペラを外して、本体は燃やしたというふうに言われておりますけれども、そういった戦後三十数機、飛行機が残っていたというふうに聞いておりますけれども、そちらの方の一部というふうに思われます。
 それで、ある意味、そういった戦史的には貴重な資料といいますか、機材でございますので、保存に向けてどうするかということでございますが、私どもの工事に関連して出ましたけれども、当該地は東京都の武蔵野の森公園ということで、東京都の土地から出てきたということもありまして、現在、大沢の武蔵野の森公園に掩体ごうが大沢1号、2号ということで2つ保存をされております。その前には飛燕の模型なども展示をされているというような状況でございますので、私どもの方としましては、生涯学習課ともちょっと協議をしましたけれども、東京都の西部公園緑地事務所の方に、今のそういった大沢の掩体ごう1号、2号とあわせて展示保存ができるような工夫をしてほしいということで、要望をしているところでございます。現物につきましては、今、西部公園緑地事務所の方で保存をしているという状況でございます。


◯委員(宍戸治重君)  なかなか僕はちょっと自分の話をすると、基督教大学のもとは中島飛行機ということでね、最近──最近と言っても何年か、もう大分たちますけれども、「富嶽」という本が出ている、こんなね。それは、アメリカ本土を爆撃するための大型の飛行機を中島飛行機が研究していた、実現はしなかったけれどもね。でも、その当時からすれば、中島飛行機は世界有数の飛行機生産する会社であったという、その技術をもうそろそろ三鷹も評価したり、中島知久平というのは政治家でしたから、それがいいかどうか、すぐ、即戦争のものだからだめだというんじゃなくて、それを中島飛行機──昭和飛行機もあるけれども、中心にした城下町みたいな工場発展を三鷹がしていたことを考えれば、ある意味では中島飛行機が基督教大学の本館もそのものなんだよね。そういうことも評価とは言えないけれども、検証をしたり、または、ちょっと話がずれちゃったけれども、飛燕もそうだし、隼もそうだし、何か、そんなことを考える時期に来ているんじゃないかという、改めて提案をさせていただきたいと思います。
 以上で終わります。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、これで質疑を打ち切ってもよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、市側の説明に対する質疑はこれで終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時50分 休憩



                  午前10時51分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、次に入りまして、継続審査申し出の確認をいたしたいと思います。調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくことについて、継続審査の申し出を行うことで御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように決定をいたします。
 続きまして、次回の委員会の日程ですが、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副の委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように決定をいたします。
 その他、何かございますでしょうか。
 休憩いたします。
                  午前10時51分 休憩



                  午前10時59分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、以上のことを踏まえまして、特にございませんでしたら、以上をもちまして本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
                  午前11時00分 散会