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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2009/06/16 平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2009/06/16 平成21年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、そのように確認をさせていただきます。
 市側の入場のため休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の御説明をお願いいたします。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  おはようございます。本日、私の方からまず総括的にお話しさせていただきますが、提出しております資料、6項目ございます。そのうちの資料1、新たな機種の調布飛行場の使用について、本件が協議事項となっておりまして、新たに2機種の使用について協議がなされているものでございます。本件は御案内のとおり、「東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書」に基づく協議でございます。内容については、この後竹内部長から詳細を御説明させていただきますが、本日御審議をいただきまして結論をお出しいただければと考えておりますので、どうぞよろしくお取り計らいをお願いしたいと思います。
 資料2以降は報告事項でございます。資料2の武蔵野の森総合スポーツ施設基本構想についてでございますが、本件につきましては2月に特別に本委員会を開催していただきまして、その際、協議事項として同構想の骨子について御了承いただいたものでございます。その後、4月14日におきまして、調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協が開催されまして、三鷹市を含めた地元3市の市長が都側の提案を了承いたしたところでございます。そのことを踏まえまして、東京都において確定いたしました武蔵野の森総合スポーツ施設基本構想について、本件を4月23日に公表したところでございまして、その冊子につきましては、本委員会の委員各位にも資料を御送付させていただいているところでございます。
 次の資料3でございますが、平成21年度東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練実施に伴う調布飛行場の利用について、そして4点目の株式会社東京スタジアムの経営状況等についてにつきましては、その後それぞれの担当より詳細を御説明させていただきます。また、5点目、6点目の調布飛行場の離着陸状況などの定例報告につきましても担当より御説明させていただきます。私からは以上でございます。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、順次資料の説明に入らせていただきます。資料1の1ページをごらんください。今回は新たに2機種の使用について協議がございました。対象機種でございますが、1機目につきましては、ホーカー・ビーチクラフト式G58型固定翼機でございます。使用目的は、整備、給油。使用者は、大阪八尾空港に本社を置く朝日航空株式会社でございます。2機目でございますけれども、ユーロコプター式EC225LP型回転翼機でございます。使用目的は、災害訓練、消防業務ということで、後ほど資料3で説明いたします8月末の防災訓練で使用が予定されている機種でございます。使用者につきましては、立川に配備されております東京消防庁の装備部航空隊でございます。
 次のページをごらんいただきたいと思います。こちらは、ホーカー・ビーチクラフト機の仕様について左ページ、右ページにつきましては、主要寸度を記載した三面図でございます。騒音値等は基準値をクリアしているところでございます。
 4ページをごらんいただきたいと思います。こちらにつきましては、ユーロコプター式ヘリコプターの仕様と主要機体寸度を記載した三面図でございます。こちらの方は騒音値の基準の記載がありませんけれども、これは消防用ヘリの場合は、航空法の施行規則によりまして規制の適用除外ということになっておりますので特に記載はございません。今後の飛来予定は防災訓練の1回ということが想定されております。
 次に、資料2をごらんいただきたいと思います。武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本構想でございますが、10ページをごらんいただきたいと思います。この基本構想の位置づけでございますが、下段にございますように、今後、この基本構想を踏まえまして、各施設が持つべき機能や詳細な施設内容・規模についてさらに検討を行い、基本計画の策定につなげていくという予定になっております。
 次ページ、11ページ以降でございますが、基本的考え方では、まず総合スポーツ施設の必要性について触れているところでございます。スポーツニーズの多様化とともに、400万人を超える人口を擁しながら大規模な公立スポーツ施設のない多摩地域への施設展開や国体の開催に触れながらその必要性が述べられているところでございます。
 13ページにつきましては、施設整備の目的と施設の位置づけということで、点線の囲みの中に3点まとめてございます。都民の多様なスポーツ活動に対応する総合スポーツ施設、国際大会、全国的・全都的なスポーツ大会が開催可能な施設、味の素スタジアムとあわせたスポーツ拠点の形成ということで3点にまとめております。
 次、14ページでございます。施設整備の基本的考え方でございます。こちらにつきましては、既に2月の骨子案等でもお示ししている5つの柱を基本的な考えとしております。1点目につきましては、多摩地域のスポーツ振興、まちづくりに貢献する施設。2点目としまして、トップレベルの競技大会に対応できる施設。3番目としまして、「スポーツ・フォア・オール」を実現できる施設。4番目として、安心してスポーツができる、人と環境に優しい施設。5番目としまして、「武蔵野の森」の景観にふさわしい施設ということで5点に取りまとめております。
 17ページ、建設予定地につきましては、味の素スタジアムの西側の6.7ヘクタールの土地を活用するという予定でございます。
 次に18ページ以降、各施設の概要でございますが、1のメーンアリーナ、こちらにつきましては、競技フロアにつきましては、バレーボール、バスケットボールの場合、同時に4試合が実施可能な面積の確保を目指しております。規模的には東京体育館とほぼ同程度の規模を想定しています。観覧席につきましては、国内有数の規模となる8,000から1万席程度で、国際大会の会場として十分な収容力の確保を目指すとしています。また、メーンアリーナにつきましては、スポーツ大会だけでなく、そのほかの多種多様なイベント開催が可能となるように座席の配置形態や音響設備の仕様等についても今後検討を進めていくということでございます。
 サブアリーナでございますが、メーンアリーナの補完的役割を担うということで、競技フロアにつきましては、バレーボールやバスケットボールが同時に2試合実施可能な面積の確保を目指しているということです。観覧席につきましては、数百人程度の席を想定しています。それから、サブアリーナにつきましては、武道等を実践できる施設ということで、畳を常備するなどの設備も検討していくということでございます。
 3番目の屋内プールでございますけれども、こちらについては、個人が利用できるプールとして活用するほか、50メートルの国内公認プールとして整備をするという内容でございます。
 4の補助競技場でございます。これは東京多摩国体の開催に必要な第3種公認陸上競技場として整備をします。1周400メートルの全天候舗装のトラック8レーンで、フィールドは天然芝を想定しています。観客席についても、数百席程度の観覧席ということで想定しています。また、補助競技場のフィールドにつきましては、陸上競技だけでなく、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどの多様な種目に対応できる施設を目指すということでございます。施設整備につきましては、後ほどスケジュールで出てきますけれども、補助競技場につきましては、東京国体の前年のリハーサル大会が平成24年に予定されておりまして、これに活用するため、それに間に合うように整備を進めていく必要があります。
 それから、5点目、駐車場でございますが、当該総合スポーツ施設につきましては、6.7ヘクタールでございますが、面積上の制約がありますので、駐車場については利用者等の利便性を考慮しながら構造上の工夫を行い、必要な量について整備を検討していくということでございます。あわせて、味の素スタジアムとの一体的な歩行者動線を確保していくために、東側施設に現在設置されている歩行者用デッキと接続するペデストリアンデッキを整備して、安全で快適な歩行者空間を整備していくという想定でございます。
 あと、21ページ、こちらの方につきましては、今申し上げました施設に対応した数多くのスポーツが展開できるということで表示されているところでございます。
 22ページでございます。施設整備スケジュールでございますけれども、補助競技場は先ほど申し上げましたように、平成25年に開催する東京国体の会場施設として建設いたしますが、国体の前年、平成24年のリハーサル大会で利用するという予定があるため、他の施設に先行して整備を進めます。下のスケジュール表にありますように、平成21年度から設計に着手し、平成24年度までに完成させる予定でございます。そのほかのメーンアリーナ、サブアリーナ、屋内プールについては、表の上段にありますように平成21年度に基本計画を策定した上、平成22年度から設計に着手、国体の開催前には工事契約を行って、平成28年度の施設完成を目指す予定でございます。
 右ページの23ページですが、今後検討すべき事項でございますけれども、大きく2点ございます。1点は、施設の整備手法や運営方法。2点は、スタジアム等の東側施設との連携ということでございます。こちらの囲みの中にございますように、運営経費の節減等、効率的な運営ということでこれから運営主体も含めていろいろ検討がなされていくということでございます。あと、一番下の段ですけれども、これらの今後検討すべき事項につきましては、4月に開催された四者協、それから昨年の3市長での連名でも要望しておりますけれども、三鷹市の場合はこれらの施設へのアクセス面の工夫等、府中市さんですとにぎわい施設の設置といったような要望がそれぞれの市で出ておりますけれども、そういった地元3市の要望も含めてこれから連携して検討を進めるという予定になっております。以上が資料2でございます。
 次に、資料3をごらんください。平成21年度東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練実施に伴う調布飛行場の利用について。これにつきましては、東京都港湾局から報告といいますか、情報提供がございました。訓練内容につきましては、そこにありますように8月30日に予定されておりまして、災害時における飛行場利用の実効性の確認ということで、ア、イ、ウにありますように、それぞれ回転翼機を使いまして広域医療搬送訓練による被災地からの負傷者の搬送、それから緊急支援物資の投入、最後はヘリコプターの新機種の協議がありましたけれども、東京都指揮要員の離着陸といった内容でございます。
 裏面をごらんいただきたいと思います。こちらの方は参考までにということで、今回の総合防災訓練の概要でございます。
 それから、資料4、株式会社東京スタジアムの経営状況等についての27ページをごらんください。まず最初に損益計算書でございますが、最初に売り上げですが、平成20年度に初めて10億円を超えまして、過去最高の11億126万9,000円を計上しています。イベント事業では、そこにございますように、今年度、当該年度ですね、Jリーグ公式戦の伸び、具体的には東京ヴェルディの1部昇格。また2部に落ちてしまいましたけれども、平成20年度はそういった昇格の影響ですとか、アミノバイタルフィールドの利用の伸び、大型コンサートなどが貢献しております。また、商業施設等では、CM・ドラマ撮影などの誘致による増加が売り上げの増に貢献しているところでございます。営業費用が9億6,900万円で、営業利益が1億3,226万8,000円、営業外利益──受取利息が主ですが、3,837万円ということで、当該年度は計上利益が1億7,063万9,000円ということで、税引き後の当期純利益が9,880万3,000円で約1億円を確保したという状況でございます。最終的には繰越利益剰余金(累積損失)が昨年度の10億円から9億1,136万8,000円に縮小したところでございます。貸借対照表については、ごらんいただきたいと思います。
 28ページの事業実績でございますが、今申し上げましたとおり、スポーツイベント、それから商業イベント、アミノバイタルフィールドの利用増に見られますように、厳しい経営環境の中ではありましたけれども、経営努力を重ね、施設貸出回数──最後の段をごらんいただきたいと思いますけれども、これが平成19年度の737回から910回ということで、回数的には23%増ということになっております。来場者数も、約151万人から161万人ということで増加しております。
 続きまして資料5、これは定例的な報告でございますけれども、1月から3月の調布飛行場の離着陸状況でございます。1月が1,369回。これは全体ですけれども、昨年同月比で252回の減。2月が1,160回で、昨年同月比168回の減。3月が1,429回で、昨年同月比154回減ということで、昨年に比較しますと減少傾向にあります。
 私の方からは以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  よろしくお願いいたします。では、私の方からは、味の素スタジアム輸送人員について御報告いたします。資料6の33ページをごらんください。平成21年3月1日から5月5日までの期間に行われた試合等につきましては、サッカーJリーグが14試合でございます。資料の35ページをごらんください。この期間のシャトルバスにつきましては、JRの三鷹駅、吉祥寺駅、武蔵境駅、西武多摩川線の多磨駅、小田急線の狛江駅の5駅から運行しております。利用実績ですが、利用者が1万6,991人、入場者総数に対する利用率は4.8%となっております。このうち、三鷹駅利用者は4,166人、入場者総数に対する利用率は1.2%でございます。昨年同期との比較では、5駅全体では0.2ポイントの減、三鷹駅利用者は同率となっております。
 報告は以上でございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で市側の説明は終わりました。市側の説明に対する質疑がございましたらお願いいたします。


◯委員(伊東光則君)  おはようございます。まず、世田谷、調布との合同総合防災訓練のことについてなんですが、ここには三鷹ということは載っていないんですが、三鷹の対応というか、三鷹がここに入っていない理由等がありましたらお答え願いたいと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今回の総合防災訓練に三鷹市が入っていない理由ということでございますが、私どもの方も一応経過を尋ねたところ、三鷹、府中等にもお声がけがあったということでございますが、これだけ大がかりの訓練になりますと、予算、人員等のそれなりの準備が必要で、一定の時期に、それなりの時期にお話があってということになろうかと思いますけれども、今回はそういった面での調整が整わないということで、私どもの方については見送らせていただいたという経過がありますし、府中市さんの方も、5月に大規模な水防訓練等を予定しておりまして参加できないということでございました。以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  なかなか調整がつかなかったということで三鷹は参加しなかったという認識でよろしいですね。予算等も含み全部加味してということだと思うんですが。この調布飛行場のところで訓練等をすると、多分、大沢総合グラウンドの北側の道ですか、要するに三鷹の一部をどうしても通って搬入したりとか搬出したりすることになると思うんです。そうすると、三鷹の市民に対して何やってるんだろう、そこの地域の方たちが何をやっているんだろうということになると思うんですが、その辺に対してどんなお考えがあるのか。また、三鷹市にある道を通る可能性があると思うんですが、その辺についてどういう認識をされているかお聞かせください。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  調布市さんについては、都派遣の当該の防災関係の職員もいるということで、そういったこともあって準備が早くから始められていてこういった形になったということですが、私どもの方は、正式にこういった形でということで早い時期にあったとは聞いておりませんので、どうしても予算、人員等の確保が必要になってきますので、そちらの方の関係で今回は見送ったということでございます。具体的な防災訓練の内容につきましては、現在詰めているところということでございますので、三鷹市にかかわる部分等が当然想定されますので、そういったところについては近隣の方への一定のPRが必要だとは思っております。


◯委員(伊東光則君)  実際に開催されると思うんですが、訓練そのものに参加というのは三鷹市はできないという、今の状況ではやらないということなんですが、ぜひ近隣の人が見学できるようなことは可能にしていただければなと思いますので、その点、できそうなのかどうかということをお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  近隣の方の見学ということでございますけれども、そういった点につきましては、私どもの防災課、それから先方の防災担当でそういったことが可能かどうか調整させていただきたいと思っております。


◯委員長(白鳥 孝君)  次の方。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いします。まず、武蔵野の森総合スポーツ施設についてお聞きしますけれども、この施設については今までも随時報告を受けておりましたけれども、4月に基本構想が正式に発表されたということで、この段階で新しく具体化した点ですとか、盛り込まれた点などはあるのでしょうかということを1つ。
 あと、全体的に概要を見ていて感じたのは、どちらかというと競技会向けの施設というような色が強いのかなと。もちろん、そういう競技会に対応できるような施設の設計というのは必要だと思うんですけれども、一方で地域の住民にとってみては、日常のスポーツの活動の練習場所としての期待というのが大きいのかなと思っているんですが、そういった練習場所としての日常のスポーツ活動の拠点として特にこういった点が盛り込まれたということがもしありましたらですとか、日常のスポーツ活動の拠点としての視点から新たにどういったことが盛り込まれたのか教えてください。以上です。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  骨子からこの基本構想で新しく盛り込まれたことがあるかということでございますけれども、基本的には2月にお示しした骨子案をベースにして肉づけをしたということですので、特にこれがということで新しく盛り込まれた内容はないと理解をしております。
 あと、施設として競技的な施設の色合いが強い、地元市民の利用はどうなのかということでございますけれども、これについても、前々回ですか、委員会等でもいろいろ御質疑があったと聞いております。総合スポーツ施設の必要性ということで12ページに書いてありますけれども、1点は多摩のスポーツの振興拠点ということで、区部の東京体育館ですとか、駒沢オリンピック公園総合運動場、東京武道館、東京辰巳国際水泳場などの──こちらは区部ですけれども、多摩地区にはこういった公立の施設が整備されていないということで、多摩地域への施設展開、こういった施設規模からしますと、委員さんがおっしゃるように、国際的な試合、それから全都的な試合が開催可能なということでの施設整備も目指しておりますので、そういう色合いは強いかと思いますけれども、一方でスポーツニーズの多様化に対応して、基本的な考え方の中でも「スポーツ・フォア・オール」という考え方ですとか、まちづくりに貢献というようなことで「基本的な考え方」に述べられておりますので、具体的に地元──全都的な施設ですので、東京都の立場からするとオール都民という立場かとは思いますけれども、施設の立地からしますと、本当に地元3市の利用をどうつなげていくかということが大きな課題と考えておりますので、このあたりにつきましては、今後の運用の課題検討という中で引き続き3市連携しながら地元での有効利用というんでしょうか、利用率向上に向けて働きかけていきたいと考えています。


◯委員(浦野英樹君)  わかりました。この御時世、基礎自治体レベルでスポーツ施設の拡充というのはなかなか難しいのかなと思いまして、多摩地域のスポーツの拠点というか、そういった要素というのも非常に期待されておりますので、そういった視点からの働きかけをこれからもよろしくお願いしたいと思います。以上です。


◯委員長(白鳥 孝君)  次の方いらっしゃいますでしょうか。


◯委員(岩見大三君)  済みません、よろしくお願いします。
 武蔵野の森総合スポーツ施設の件につきまして、毎回同じようなことを聞いていてあれなんですが、メーンアリーナにつきまして、スポーツ大会ではなくて多種多様なイベント開催可能というようなこともありまして、非常に集客というものがさまざまな観点からも可能な施設になってくるのかなと思いますけれども、こういったことの今後どういうイベントをやるということはまた別にしまして、三鷹の観光的な見地、あるいは商業的な見地からどういうようなことをお考えになっているかということを1点お聞きしたいのが1つでございます。
 あとは、済みません、東京スタジアムの経営状況につきまして、過去最高の数字を計上したということで、参考までにお聞きしたいんですが、先ほどCM・ドラマ撮影の貢献というものが結構されているということなんですが、これはどのようなドラマ撮影といいますか、CMも含めましてどういう活用をされているかということをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  武蔵野の森総合スポーツ施設を活用したといいますか、観光・産業振興についてという御質問をいただきましたけれども、現状でもかなりスポーツ関係では土日になりますと、3市すごいにぎわいを見せているところでありまして、この間、5月には味スタのファン感謝デーですとか、それから5月の末にはわんぱくサッカーということで、それぞれ三鷹市民も入って施設の活用をさせていただいたところでございます。ちょっと地理的に遠いというところで、アクセス面の一層の工夫というのはこれからまた望まれるところでございますけれども、本当に一大スポーツエリアといいますか、それを形成しておりますし、一方で、大沢、野川のああいったエリアですね、個人的には私もあの近辺が地元ということもありましていろいろ見て回る機会も多いんですけれども、自然とスポーツに触れ合いながら、にぎわい施設がいま一つ、これからまた充実させていかないといけない状況かなと思っておりますけれども、そういった自然とスポーツを組み合わせながら、産業振興に結びつけていくということも考えられるのではないかと思っております。この間のそういったイベントでも、観光協会ですとか、ジブリの美術館ですとか、そういったところが出展をしながらいろいろPRをしているところですので、そういったところでもっと市民の参加を広げていければと思います。
 あと、CM・ドラマ撮影なんですが、もちろんフィールド内といいますか、デッキを使った撮影が多いように思います。私もテレビを見ていて、スタジアムを使っているなというのが何回かありましたので。具体的にどのCMでどのドラマをというのは、ちょっと今のところではお答えできないんですけれども、割と、月9とは言いませんけれども、有名なドラマ等で活用されているのを見かけることがあります。そういった営業努力を東京スタジアムの方でやっているというところでございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。観光面、あるいは商業振興というような観点からいろいろお考えになっているということはよくわかりました。今後とも、アクセス面というものを工夫していただくと相当数、三鷹からの市民の活用も含めて、三鷹駅からの付近の人員の輸送というのは相当ふえてくると思いますので、その辺も勘案していただきましていろいろな形の商業振興等につなげていただければと思います。済みません、以上でございます。


◯委員(森  徹君)  それでは、協議事項でお聞きします。新たな機種ですが、今までのこの申請書は、いわゆる騒音値ですね、上空通過時しか入っていないんですけれども、実際に飛行場に飛来するので、進入時、離陸時という。ことしの2月の新機種の場合でもそこのところの数値があったんですけれども、これが抜けているんですが、この数値はわかるでしょうか。それから、今後の飛来回数。今までは年何回と書いてあったんですが、5回というのは、これは年ですか、いつまでで5回なんでしょうか。この点をお聞きしたいと思います。
 それから、総合スポーツセンター施設の必要性、11ページですか。都民のスポーツ離れが年々進行と書いてあるんですけれども、これはここでお答えいただけるものなのかどうなのか、この辺、背景はどんなことが考えられるのか。実際にこういう施設をかなりここに集中させるという方向なんですけれども、これがスポーツ離れとの関係でどうなのか。ここにわざわざこのことが書かれているというのは何を背景として考えているのか、わかればお聞きしたいと思います。
 それから、駐車場ですけれども、必要な量について整備を検討すると。必要な量というのはどの程度の量なんでしょうか。それから、施設の整備手法──14ページですけれども、施設の稼働率を高める工夫を行う必要がありますという点では、実際に年々スポーツ離れという背景の中で、最初から稼働率が高まらないと危惧される面があるのか。あればその辺の具体的なデータ的なものがあるのかどうなのかお聞かせいただければと思います。以上です。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最初の新たな機種の協議のところで、騒音値で進入時、離陸時、側方時ということですが、今回については、こちらの方は手元に数字はいただいておりません。
 それから、回数でございますけれども、これは今後1年間の飛来回数ということで想定をしております。
 それから、スポーツ離れの背景──私の方が答えると一般的な話になってしまいまして……。
 駐車場、どの程度の量が必要なのかということでございますけれども、これは本当にスタジアムをつくるときにもどの程度必要なのかとさんざん議論した経過があるんですけれども、今回、スタジアムに加えて、こちらの4つのスポーツ施設ということになりますと、いろいろな場合を想定して駐車場の台数を検討しなければならないと思いますけれども、これについては、今後検討をするということでございます。現時点ではどの程度の量ということは申し上げられませんので、よろしくお願いします。
 あと、スポーツ施設の稼働率の点ですけれども、これまでの他のスポーツ施設の稼働の状況を見てみますと、特に、例えばサッカー等でワールドカップで整備した競技場ですとか、陸上競技場というのは、その施設の性格ということもありますけれども、各自治体とも運営にかなり苦労しているというのが実態だろうと思います。味スタについては、ネーミングライツの先駆けで、そういった2億数千万円の収入があったり、立地条件等もありまして良好な運営状況というふうに言えるかと思いますけれども、全国的に見ますと苦戦をしているというのが実態でございますので、そういった点を踏まえて新たな施設をつくる場合については、そういった厳しい状況も想定をしながらより効率的な運営につなげていかないといけないという視点が重要で、この5館構想が延期になったのも、東京都の財政状況もありますけれども、財政健全化計画の中で経費節減と効率的運用ということの点があって凍結になったような経過もありますので、効率的な運用ということはもちろん有効活用につなげての話ですけれども、一般的な課題ということもありますけれども、繰り返しになって恐縮ですけれども、そういったこれまでの利用実態を踏まえて追求していくべき課題というふうに考えております。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  スポーツ離れにつきましては、東京都が考え方を持って記述しておりますので、私どもからは東京都の考えを想像してお話ししますけれども、東京都スポーツ振興基本計画、これは平成20年7月に出されておりますが、その中でも、やはり状況についてアンケート調査をもとにしたデータ等が示されているところでございます。それから推察すると、やはり若い世代の、あるいは稼働世帯、そうした世代のスポーツの実施率は比較的低いと。そうしたところが読み取れるもので、そうしたところを背景に記述されているものと、このように考えております。


◯委員(森  徹君)  では、再度質問、お聞きしますが、新たな機種、このことで、やはり実際に上空通過時だけで、飛行機は飛来して整備して飛んでいくわけですから、ここがわからなくて協議してくれという点はどうなんでしょうか。やはりちゃんとこの辺のデータはもらわないと、我々もめくら判を押すみたいな形になると思うんですけれども、この辺、わかるんだったら調べていただければと。そうしませんと、書類だけで、この協議事項が形骸化していってもよくないと思います。この点、再度、気になるところです。
 それから、こういうスポーツ施設ができるというのは、スポーツというのは非常に大切なことですので、これ自体は、スポーツに対する施設の整備というのはいいとは思うんですけれども、いわゆる国体、多摩国体ですよね、これ。多摩国体との関係で位置づけられているので、国体のあり方もいろいろ検討されてきていますよね。それから、こういう大型施設ができると、その後のランニングコストも含めていろいろ課題を残すという点で、若い人がスポーツ離れ、実際にはスポーツをしたくともなかなかスポーツができないという、そういう社会的な背景というのはやはりあるんだろうと思いますし、身近なところで、また若い人だけではなくて、国民的に身近でスポーツのできるような、そういう環境整備というのが今後検討されなくてはならないと思いますし、こういう大型施設をつくるということだけでという、その辺が懸念という形でこういう文言で出ているのかなと考えます。全国的に苦戦もしているという稼働率の問題でありましたので、この辺は、これはお答えいただけるということではないと思うんですが、やはりその辺は東京都の計画の中で、今後1つの大きな課題かなと思います。その新たな機種についての御答弁をお聞かせいただければと思います。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  説明がちょっと丁寧でなかったかもしれませんが、2ページを見ていただきますと、上空通過時というのが基準で決まっておりまして──というか、騒音値においては上空通過時がその騒音の基準であるということで定められておりますので、それとその対応するところということで申請書には記載されているところでございます。


◯委員(森  徹君)  私が言っているのは、そのことは理解しているんです。理解しているんですけれども、例えば2月のセスナのT206H型という、ここでも手書きなんですけれども、離陸時88デシベル、申請値は81.07デシベルと書いてあるんです。今回書いていないのはどうなのかと。その数値がわかればここに出すべきではないかということで、上空が基準だからそれでいいんだと。説明不足ということではなくて、現に今までの資料でもこういうのが出ているわけですから、今回ないという点で、そこに不安を感じるものですからどうなのかという質問なんです。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  基準等の考え方については部長が申し上げたとおりでございますけれども、航空法の施行規則で規定されている騒音の基準値というのがありまして、この基準というのは、いわゆる以下を国際民間航空条約に依拠しているわけですけれども、この騒音値が上空の80デシベルということになります。今回は申しわけないんですが、申請者の方でそういった記述がありませんでしたので、私どもの方も、この上空通過時の基準は満たしているということでこちらの方は受け付けたところですが、こちらの方は今後、東京都の方の調布飛行場といいますか、港湾局の方に対しまして、こちらの方もできるだけ記載をしていただくように要望していきたいと思います。


◯委員(森  徹君)  三鷹市としても、地元市としてこういう協議事項で特別委員会にかかるわけですよね。ですから、受け入れる側としてもやはり厳しいといいましょうか、きちんとその辺のチェックが必要なんだろうと思います。ちなみに、平成18年6月21日のこの跡地委員会でもユーロコプターのEC130B4型というのが申請されているんですが、上空通過時が84.3デシベル、進入時が90.5デシベル、離陸時が85.5デシベルと、上空よりも高いんですよね、数値が。こういうことがきちんと申請の中で記載されていて、それを三鷹市としてもそこのところは落とさないと。そして、特別委員会に協議として出されるということでないと協議のしようがない。知らないで我々は受け入れましたというふうになるのではないでしょうか。数字的に書いていないけれども上空通過時の数値から判断すると大丈夫だろうというふうには思えるかもしれませんけれども、そこがない中で、私の持っている資料ではここがきちんと数値が記載されて協議して特別委員会でやってきているんですよね。今回それがないということ。今後ここでそのことで進んでいくと、今後、だんだんとその辺が抜けている形で協議してくれというふうになる心配があるんですけれども、いかがでしょうか。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  御指摘の趣旨は十分理解したところでございますけれども、私どもの方でこの協議に当たっては、まず飛行機によって何が基準として書くべき値で、それに対応する数字に対応しているのか、こうしたことも把握しながら、御指摘の中で任意の記述まで求める必要があるのかどうかも、その必要性も含めて今後適切に対応を図ってまいりたい、このように考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  やはりここは再度、必要性ということではなくて、今までやってきたことが抜けているという点で、それをきちんと掌握して──これは朝日航空で八尾ですよね。調布飛行場より八尾空港というのはもっと大きい、整備的にもしっかりとしているところだと思います。私も八尾に行ったことがあるんですけれども。ですから、当然こういう数値はわかっているはずなんですよ。そういうものがないということ、そういう協議事項に瑕疵があるんだという点で検討ではなくてきちんとやると。と同時に、今わからなければ、この特別委員会でその数値を報告してもらう。それから、きょう、協議事項として市長に報告しますよね、正副委員長さん。そのことをこれが出たと、そういう議論があったという点で、申請する側に問題があるんですけれども、受け入れる側としても、行政としてもその点、やはり厳しくみずから対応していただきたいということ。私はむしろこの件については要望として厳しく要望したいと思います。よろしく委員長の方でお取り計らい願いたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  私の方でその点、取り計らいをいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  森委員から御指摘をいただきましたけれども、できるだけそういった形をとりたいと思いますけれども、私ども、過去の例でも必ずしもすべて記載できているという状況ではないという状況です。飛行場の制限、都営空港条例では重量制限を明確としたものはありますけれども、騒音値等につきましては、先ほど申し上げた基準を運用しているというような状況で、一般的に個々の航空機の騒音制限は滞空証明の基準値をクリアしていればよいというような理解がございますけれども、そういったことも含めて、今回は法の方の基準値を尊重してこういった形で載せさせていただいた状況でございます。部長も申し上げましたように、いずれにしましても、できるだけ数値を入れるように努力したいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  そのようにおはかりをお願いいたします。特に単発機ではなく双発の機種なものですから、その点、やはり騒音問題等々がいろいろとこれから論議もなされてしまうのではないかと思いますので、その点留意していただければと思っております。以上です。
 森委員、いいですか。


◯委員(森  徹君)  はい。


◯委員(土屋健一君)  よろしくお願いします。現在、味の素スタジアムへさまざまなアクセス方法があると思うんですけれども、先ほど最後にお示しいただきました吉祥寺、三鷹駅、武蔵境駅という中央線からのアクセス方法は、三鷹の地域を通過していく方法だと考えています。すべてとは言いませんけれども、ほとんどの方が三鷹市民でないと私は考えているんですけれども、どの程度の方がこの中央線3駅から三鷹市民の方が利用されているかという点と、三鷹市を単なる通過地域としない工夫を今どのようにされているのかを質問します。
 それとあわせて、先ほど三鷹市民のアクセス方法の質問がほかの委員さんからありましたけれども、三鷹市民にとって──特に東地域の自転車等で行かれないような遠方の三鷹市民への配慮というか、三鷹市民にとって利便性向上に向けてどのようなお考えがあるのかということをお伺いします。
 それともう一つ、総合スポーツ施設が完成しますと、今でも月何千人、2,000人とか3,000人とか利用されていると思うんですけれども、さらにふえることが予想されますけれども、同時開催の場合どの程度ふえるのかという点と、やはりそれに向けての、先ほどと同じ質問なんですけれども、スポーツ施設が完成後の三鷹地域を通過地域としない等のこれからのお考えをお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最初に三鷹駅を例にとって、どの程度三鷹市民といいますか、それ以外の市民が利用しているのかというような御質問でしたけれども、実際のところ、比率は把握しておりません。立地条件的といいますか、市民でも、恐らく駅の近辺の方、それから市外の方は三鷹駅を利用していただいていると思いますけれども、そういった三鷹駅を利用している方が三鷹駅付近で単に通過するのではなくて商店街等の利用ということになりますけれども、そのあたりは開業時からの課題でもありますけれども、FC東京さんのお店ですとか、スポーツカフェですとか、そういった感じのところもありますけれども、主催者と商店街の方が一体になって引き続き引きとめ策を検討していくという状況だろうと思います。これといって非常に効果的な策が今あるというところではありませんが、引き続きそういった関係者の協力によって検討していくという段階だろうと思います。
 それから、アクセスの工夫ですけれども、これはこれからの課題というふうに思っています。いわゆるバス路線の拡充というのも一時期検討されたことがありますけれども、そういった公共交通のバス路線の拡充ですとか、あとは主催者側の考え方にもありますけれども、今あるようなシャトルバスの運用とか、そういったことを組み合わせてバスの利便性──特に、やっぱり公共交通で来ていただくというのが基本だと思いますので、そういった工夫が、今後また検討していくべきだろうと思っております。
 あと、同時利用の場合は、これについても申しわけないんですが、これからどういったイベントをやってどういった集客があるのかというのを、西側のみならず、東側の味スタも含めて検討していくということになろうかと思います。以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございます。三鷹市民にとって本当に利便性のいい施設であってほしいし、もっと極端なことを言うと、迷惑施設になってほしくない。特に近い大沢地域とか、西側の地域にとって交通渋滞ほか、いろいろ考えられますけれども、そういう迷惑施設にならない工夫をもちろんしていただくのが当然であるし、さらに三鷹市民にとって、1回中央線の方へ行ってから、駅に行ってからまた戻ってくる、施設の方に向かうというのはちょっと何か違うなということもあるので、やはり三鷹の真ん中から、市役所からどんどんアクセスできるような方法も検討していただきたいと思いますけれども、その点についてお願いいたします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今いただきましたようなお話も含めて、今後アクセスの工夫ということで、これが三鷹市にとっては一番大きな要望事項でもありますので、関係市も含めて、東京都と十分協議をしていきたいと思います。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  次の方いらっしゃいますか。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、よろしくお願いします。まず、協議事項の2つなんですが、先ほどほかの委員からの御指摘もありましたけれども、私たちはこの覚書に基づいて判断さぜるを得ない。ここに書かれていることだけがすべてなんです。かといって、飛行機の形を見せられても、本当は専門家でないので余りよくわからない。この数字を見るっきりないんです。そういう意味からすれば、より正確に、またはほかの情報もあれば開示をしてもらうというか、私たちに知らせていただければ。ぜひそういうような形で情報提供をお願いしたいというふうに思います。また、きょうの協議事項について判断をしていかなければいけないんでしょうけれども、覚書に反しないところであれば、これは仕方がないのかなというふうに思います。
 それと、つい最近、新しいヘリコプターでしたかね、あれが別の場所ですけれども、試験飛行をしているさなかに扉が落ちて気がつかずに飛んでいたなんていう話もありますし、またそれがどこに落ちたのかもいまだわからないという状況であるというような新聞報道がありました。そんなことを考えると、1つだけ御質問させていただきますと、安全確認というか、整備でよく飛んでくるんですけれども、その整備がきちんとできているかどうかという。また飛行中に落下物がないかとかというような確認は、整備士の腕とか信頼性にかかわるんでしょうけれども、そういう点では何か検討できるとか、検査のあれがあるとかというのはあるんでしょうか。まず1つそれ。
 それから、補助競技場なんですが、19ページの400メートルのトラックということなんですけれども、国体のことを考えると、メーン会場というのはもっと華やかでたくさんの人間が集まっているという思いがあるんですけれども、この400メートル、数百という数字はどうなのかなという思いがするんですけれども、その辺のところをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
 それから、先ほどからお話が出ている駐車場の件なんですが、もちろんアクセスを含めてですけれども、駐車場が新たに検討されるということですと、今駐車場がないという状況で味スタが進められておりますけれども、どのような数で予想ができるのか。また、それに伴って天文台通り、それから人見街道を含めてどんなシミュレーションを描いていけるのかなというような気がします。そういう点でそのシミュレーションだと、今後検討していくという、多分、答弁になってしまうんでしょうけれども、それに伴っていろいろな形で──都内から来るのが多いのか、こちらの施設は三多摩地区ということからすれば、三鷹は余り影響がないのかみたいな思いもするんですけれども、そういう点では今のところ考えていることがありましたらお聞かせ願いたいと思います。
 それと、先ほどほかの委員から、商業についての振興策を考えているのかという質問がありましたけれども、私も同じような思いでいます。もう一方で三鷹市の総合スポーツ施設として、またはこれを機会に三鷹のスポーツ振興をどうしていくのかということも考えなければいけないんだろうという思いがします。そういう点についてはどんな考え方を持っているのか、ぜひお話をいただけたらと思います。
 あと、味スタの経営状況なんですけれども、大変数字的にはよく上がっているなというふうな思いがするんですけれども、実際に先ほどのスポーツ離れということも含めて考えますと、広告収入や商業施設としての活用が進んで利益が出たようにしか思えないんですけれども、ことしのスポーツの移り変わりを見ていくと、野球の盛り上がりは大変よかったんですけれども、ここのところでサッカーのワールド大会に出るのが決まっても余り盛り上がってなかったような気がしますけれども、そういうことからすると、野球とサッカーとの入れかえが始まっているのではないかみたいな気もするんですけれども、そういう点での経営上の思いがありましたらお聞かせ願いたいと思います。以上です。よろしくお願いします。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  最初にヘリコプター等の安全確認ということでございますけれども、こちらの方につきましては、車と同じで定期的な点検、特に飛行機の場合は飛行のたびに点検をするというのが一般的でございますので、そういった意味でしっかり確認をされていると思いますけれども、今回の朝日航空株式会社は八尾が本社でございますけれども、全国展開をしておりまして、調布にも運航証を持っていまして、整備点検等の登録点検業者ということで、そういった面でも実績のある業者さんでございます。
 あと、2点目。補助競技場に関連して質問がありましたけれども、国体のメーン会場は味の素スタジアムで、今後、平成22年度以降になると思いますけれども、フィールドの周りのトラックを整備していくということになろうと思います。味スタがメーン、補助競技場はそれを補完するためのサブで3種の競技場として整備をするという整備内容でございます。味スタの方は5万人収容でございますので、それなりの規模で展開できるのではないかというふうに思っております。
 それから、駐車場の関係につきましては、西側が6.7ヘクタールということもありまして、その中に4つの施設を入れたということで、この基本構想にもありますように、構造上工夫という文言が入っておりますように、まずどれぐらいの集客でどれぐらいの台数が必要なのかというような検討が前提になりますけれども、そういったことを踏まえながら、あとは施設の構造上の工夫も重ねながら、できるだけそういったニーズに対応していくという方向になるのではないかと思いますけれども、あくまでこれから検討に入るという状況でございます。
 あと、商業振興等につきましては、ここで明確な方針というものは、スタジアム等こちらの総合スポーツ施設に絡めて今の段階では出しておりませんけれども、これも施設の拡充にあわせて今後検討していく必要があると思います。
 あと、味スタの経営状況ですけれども、平成20年度につきましては、さっき報告申し上げたように非常にいい状況でございましたけれども、平成21年度は、思いということで御質問をいただいたんですが、ヴェルディが降格になりまして、この間の輸送状況を見ていただくと、やはり集客、ヴェルディの部分については半減しているというような状況でございますので、ヴェルディにまた戻っていただくというのが一番だとは思いますけれども、それ以外についても、広告についてはやはり経済状況が厳しいのでちょっと右肩下がりという状況でございます。そのほかのいろいろな誘致を図って、平成21年度の売り上げの増につながっているという状況ですので、引き続きスタジアムの方では厳しい状況ではありますけれども、そういった営業活動を強力に進めていくということを伺っております。以上です。


◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君)  御質問の中で三鷹のスポーツ振興施策の中で、この施設についてどのような期待という御質問かと思います。御案内のとおり、三鷹市は市民スポーツを非常に重視しておりまして、さらに基本計画でも健康長寿の礎として健康のチェックと同時にスポーツについて非常に重視しているところですので、そうした市民利用の施設として非常に期待しているところでございます。また、市の施策としましては、現在抱えております第一・第二体育館の更新、こうしたところにも非常に影響があるものと考えておりまして、また、別途検討しております総合スポーツセンター建設計画、こうした見直しの中でもこうしたことを背景にやはり検討できるのではないかと、このように考えているところでございます。
 そして、最後に味スタのことを御質問いただきまして、サッカーの盛り上がりに欠けつつある懸念、まさに御指摘のとおりでございまして、まず1つは、サッカーの振興、先ほど竹内部長が申し上げましたけれども、あと、味スタではジャパンの、日本代表戦をやっていないんです。これはこれまで、いわゆる地方のスタジアム重視でやってきた経緯があったところなので、ここらでジャパン戦を味スタでということを検討事項として掲げておりますので、こうしたことを起爆剤として期待しているところでございますので、ぜひそれをなし遂げていただきたいと、このように会社に対しては私どもも申し上げたところでございます。
 また、経営状況からすると、スポーツの多様性ということからしますと、アメリカンフットボールが非常に盛んなわけです。そうしたところでアミノバイタルフィールドでも、なかなか土日しか埋まらないところがウイークデーでも埋まるようになってきたと。こうしたところの多角的な努力もスポーツの振興と同時に経営状況の目配りと、こうしたところで努力されていることを聞いておりますので、そうしたところを今後も見守っていきたい、このように考えているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  御丁寧にありがとうございます。整備状況の安全確認といいますか、そういうものについてはまた機会がありましたら、ぜひ各社に申し入れができるものなら申し入れをして、市民の安全の確保に努めていただきたいと思います。
 それと、交通関係についてはこれからというお話ですが、いろいろなことが想定されますし、それが直接市民に不満といいますか、不足といいますか、迷惑がかからないような方向でぜひ検討をお願いしたいと思います。
 それと、三鷹のスポーツ振興との関係についてですが、国体とかそういうことに向けてぜひ──ここで皆さんに言えることなのかどうかわかりませんが、さらなるスポーツ振興に向けたいい機会だと思いますので、ぜひ取り組んでいただけるようにお願いしたいと思います。
 それと、味スタのことについては、なかなか経営者となると難しい点もあるんでしょうけれども、工夫をしていただいて、よりスポーツ施設ですから、スポーツ施設なりのいい運営ができるようにお願いをしたいと思います。以上で終わりたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  末端議員は一番最後ということで質問させていただきたいと思います。
 まず、新たな機種の申請の森委員と宍戸委員の指摘は至極ごもっともであって、2ページの表の申請書の中の4番、基準を見てみますと、「上空通過時のみが基準であっても、他の測定値がわかる場合は記入」とあるわけですね。進入時、離陸時、側方時、この部分の数字がないとなると、これ、上空通過するだけなのと。ところが、裏面をひっくり返すと、そうじゃない、整備・給油となるわけです。これはやっぱりおかしいですね。過去、朝日航空さんが同じように空欄でうちの特別委員会に申請があったかどうかというやぼな質問はあえていたしませんが、これは今後気をつけて、協議というものの意味をもう一度深くお考えいただきたいと思います。森委員の方から委員長にお取り計らいをよろしくお願いしますとありましたので、私の発言はこれで、この部分は控えさせていただきたいと思います。
 それと、あと、味スタですね。私自身が跡地利用委員会は本当に久しぶりですので、ああ、随分変わらずなんだなという印象を受けましたが、これはざっくり見ますと、もうかった分、その分都への権利金償却に消えているというだけの話ですね。だから、都への権利金償却が9,885万円とありますけれども、これは毎年定額なんでしょうか。つまりは、売上高経常利益率という発想からすると実は逆に悪化しているなという目で私は見ていました。1億円ちょっとふえたからといって、営業利益がどれだけふえたかといったら、パーセンテージは実はこれは悪化しているのではないでしょうか。では、中身は、費用はどうなっているんだということをよく見てみたら、都への権利金償却というのが大きな理由になっているんだなと。これって利益によって変動するものなんでしょうか。それとも、毎年一定金額を返すというふうに決まっているものなんでしょうか。確認のため質問したいと思います。まずそこから入ります。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  権利金の関係ですが、開業時にたしか45億円で使用権の取得をした。それの毎年の償却ということでございます。毎年同額かどうかというのは定かではありませんが、基本的には同様の金額で償却をしているというふうに……。あ、同額で。済みません、今確認をしました。同額で償却しているということです。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。同額ですね。1億円以上売り上げが上がって、その他のところで4億800万円。前期が3億3,500万円なんですね。ということは、都への権利金償却が一定金額ということであると、それ以外の要因で7,000万円ほどふえたということになるわけですね。株主総会でどういった議論があったのでしょうか。あえて聞きませんが、こういうところに目くばせをしておく必要があろうかと思います。この点については特に答弁は要りません。
 それと、あと、別の質問になります。この調布基地の跡地については、過去さまざまな議論があったようです。六者協から始まって四者協に移るときもそうでしたし、管制塔から人がいなくなるときもそうでしたし、田無高校に飛行機が落っこったときもそうでしたし、さまざまな議論が過去にございました。その中でこのスポーツ施設というのは、やっぱり一定の議論が過去、何度も白熱した記憶がございます。その中でこういった形がだんだん見えてきたというのは、ある意味1つの終着点なのかなという気はしています。これが今後どのように活用されていくか、もしくは活用されていかないのかについては、地方公共団体である三鷹市と東京都との国体が終わった後の以後の管理のあり方についての議論になっていこうかと思いますが、ここで私がお伺いしたいことは、非常に抽象的な質問になってしまいますが、過去、調布基地跡地利用については、先人の議員さんがさまざまな議論を繰り返されてきて、御引退なされた榛澤先生もかなり手厳しい質問を、以前城所さんが企画部長だったときにやりとりをしていた、そのことを私は端で見ていた記憶がございます。その中でも東京都とのやりとりをどうしていくかというのでスポーツ施設のことを何度も取り上げていらっしゃいましたし、そのことについての真摯な答弁も市側からございました。ここで1つのめどが見えてきました。果たして今後、この調布基地の跡地については、1つのスポーツ施設というめどがついた後に、今後はどういった問題が果たして発生していくだろうか。毎度毎度のこと、このように飛行場の使用について協議、飛行場の使用について協議ということで今後推移をしていくものなのか、それとも新たな火種、もしくは課題、問題が今後発生する可能性があるのか。東京都との関係について、非常に大ざっぱな議論で大変申しわけないんですが、どういったことが今後展開されていくのか、私には全く推測ができません。スポーツ施設について一定のめどがついたと──2年ぶりにお邪魔していますので、そういうふうに見えるんですが、これについて完結に持っていくというのは当たり前の話なんですが、それはそれとして、今後は積み重なった課題がこれとこれとこれがあって、それについてはまだ未解決だから今後はこういうふうに話を進めていこうと思いますというようなものが今何かあるのかないのか。それについてお聞かせいただきたいと思います。


◯企画部調整担当部長(竹内冨士夫君)  今後のことでいろいろ御質問をいただきましたけれども、これまでの協議の進め方といいますのは、それぞれスポーツ施設ですとか、道路整備ですとか、下水処理場であったり、まだいろいろ課題はありますけれども、それぞれの課題ごとに課題別協議会を設置して協議をさせていただいて、なおかつ、今は四者協と呼んでおりますけれども、副知事と3市長を交えた協議の場で大きな問題については正式に決定させていただくという流れで来ておりますので、今後も、当面スポーツ施設等の整備が課題でありますけれども、そういった課題別協議会で東京都の関係部局と協議を十分詰めながら、個々の課題解決に当たっていくという流れになると思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかに質疑はございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、市側の説明に対する質疑はこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩



                  午前11時00分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 先ほどの協議事項につきまして、森委員の方から特に注意がございました。私の方からその旨お伝えしたいかと思います。それで、今回この協議2件、そういったことの条件でおおむね了承ということで報告したいかと思うんですけれども、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしということで、そのように決定させていただきます。
 次に、継続審査の申し出の確認についてでございますけれども、調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、また本件について議会閉会中の継続審査を申し出ることを確認することで異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定させていただきます。
 次に、次回委員会の日程ですけれども、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 さよう決定させていただきます。
 ほかに何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にございませんので、これをもちまして本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
                  午前11時02分 散会