メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成21年文教委員会) > 2009/06/11 平成21年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2009/06/11 平成21年文教委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(緒方一郎君)  文教委員会を開会させていただきます。
 これから2年間、このメンバーで文教委員会、頑張っていきたいと思いますので、御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、初めに休憩をとりまして審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れについては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、異議なしということで、そのように確認させていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時35分 休憩



                  午前9時36分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。まず、項目アの説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 平成21年度の基本方針と事業計画、資料1をごらんください。基本方針につきましてはですね、その位置づけを申し上げますと、毎年2月の教育委員会にお諮りいたしまして、翌年度の基本方針として策定をしているものであります。文教委員会には、例年ですと3月の常任委員会に御報告をさせていただいております。基本方針につきましては、既にことしの3月、1度文教委員会に御報告しているものでございます。その後、予算の議決を受けまして、4月にその予算に基づきまして事業計画を策定をいたします。4月の教育委員会に協議をいたしまして、教育委員会で議決をいただいたものが事業計画というふうになります。
 したがいまして、基本方針と事業計画というのが、平成21年度教育行政を進めるに当たってのベースとなる考え方、あるいは計画ということになります。基本方針を2月に策定いたしますのは、学校の方で4月からの新年度の学校経営方針を校長が策定をいたしますので、教育委員会の基本的な考え方を各校に示しまして、校長がそれに基づきまして学校運営方針を策定するということになるわけでございます。
 スケジュールと位置づけは以上のとおりでありますが、それともう1つ、昨年度から教育委員会の点検、評価というのが入ってまいりまして、昨年度の場合はですね、これも3月議会に報告をさせていただいておりますけれども、平成20年度の事業の進捗状況についての点検と評価をいたしました。したがいまして、その点検と評価に基づきまして、基本方針、それから事業計画も策定をしておりますので、点検、評価とも一定程度リンクをしているということです。
 ただ、昨年の場合は暫定的に点検、評価を当該年度につきまして実施をいたしましたが、平成21年度につきましては、市長部局の決算とあわせまして、7月から8月にかけて平成20年度のもう一度点検と評価をして、議会にも御提出をしていきたいというふうにも思っておりますので、そういう意味では市の方の予算年度と決算年度の考え方に次回からはセットされるといいましょうか、そういう形になります。
 以上が位置づけと基本的なスケジュールということで、基本方針と事業計画についてはおおむねそのように御理解をいただきたいというふうに思います。
 目次をごらんいただきたいと思います。目次の1ページです。第1ということで基本方針がございまして、そのうち1、学校教育、2、生涯学習という構成になっておりまして、学校教育につきましては、学校教育の指導目標が(1)、(2)が学校教育の基本方針ということであります。そして、アからイ、ウ、エとございますが、これは教育委員会が平成18年12月に策定をいたしました三鷹市教育ビジョン、その項目立てとこの部分については一緒になっておりまして、学校教育、生涯学習につきましても、進むべき教育行政の方向としましては三鷹市教育ビジョンに基づいているというふうにお考えいただければと思っております。
 そして、生涯学習の方も、(1)生涯学習の推進目標、(2)生涯学習の基本方針。アでは「みたか生涯学習プラン2010」の推進、イとしまして地域に開かれた学習活動の推進、そして図書館関係でございますけれども、ウ、図書館活動の推進、エではスポーツライフの推進、オとしまして青少年の健全育成という形での項目立てとなっております。
 この基本方針を受けまして、主にきょう御報告いたしますのが第2の事業計画でございます。1が学校教育、大きな2が生涯学習。これも基本方針と同じ分け方でございまして、(1)さらに教育指導ということ、(2)が教育環境、(3)が教育センター、そして、2の生涯学習の(1)が生涯学習、(2)が社会教育会館・児童館・子どもひろば、(3)が図書館、(4)がスポーツ振興という形で、ほぼ課のですね、構成別という形で事業計画の方は編成をしているところでございます。
 それでは、1ページ、基本方針をごらんください。平成21年度に向けての基本方針としましては、前書きのところでは、三鷹子ども憲章が策定をされましたので、平成20年度、その趣旨の徹底を図りながら、学校教育、生涯学習を推進するということ。それから、もう1つは、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部改正されまして、先ほど申し上げましたように教育委員会の点検、評価を実施をするということになりましたので、あわせてそれを取り組むということであります。
 1の学校教育、(1)学校教育の指導目標。箱がありますが、これは教育ビジョンから持ってきているものでございます。その下から5行目ぐらいのところですが、「人間力」と「社会力」とを兼ね備えた子どもの育成を目指すというふうになっておりますが、さらに続けまして、平成20年の3月に文部科学省の新学習指導要領が告示をされましたので、その部分も含めて、この部分については改正をしているところでございます。
 2ページをごらんください。「めざす子ども像」ということで、これも四角い箱に入っておりますが、これも教育ビジョンから持ってきている内容でございます。(2)学校教育の基本方針。その下に箱がありますが、アからエにつきましても、これも教育ビジョンの構成立てと同じということであります。
 以下、アから御説明いたしますけれども、本年度は事業計画と基本方針で前年度は重複しているところがございましたので、今回はですね、その重複部分を見直しまして、事業計画と基本方針で区分がはっきりするように内容を精査しているところであります。
 それから、項目立てにつきましても(ア)から(ク)までございますが、小・中一貫教育校の全市展開を最初に持ってきまして、以下、若干順番をかえております。何と言いましても、今年度の学校教育の目標としましては小・中一貫教育校の全市展開というのが最重点課題でございますので、最初に持ってきているということでございます。
 4ページの(オ)をごらんください。多様な学習機会の提供ですが、上から4行目ぐらいのところですけれども、本年度は心の教育とアントレプレナーシップ教育を中心としたキャリア教育を充実するということで、具体的に各校でアントレプレナーシップも推進していこうということになっておりますので、その部分の表記をしておりますし、さらにその下、3行目以下ですけれども、ICT教育とともに小学校外国語活動や中学校の外国語の指導。具体的に学習指導要領の改訂に伴いまして取り組みが始まりますので、そのような記載をしているところであります。
 それから、5ページの(カ)ですけれども、きょう後ほど御報告しますが、幼稚園・保育園と小学校の連携ということで、上から3行目ぐらいのところにありますけれども、本市の教育委員会の目的といたしましては、小学校入学時の児童の不安や学校生活への不適応等を未然に防止するということとともに、コミュニケーション能力や規範意識等を育成するというのが幼・保・小の主なねらいでございます。
 (ク)の教育環境の充実ですが、ここの部分では、東台小学校の校舎の建てかえとともに、第三小学校の校舎、それから第五中学校体育館の建てかえ計画を検討し、実施をするということにしております。さらにその項の一番下のところですけれども、平成23年に行われます地上波デジタル放送への移行に向けての学校のテレビ等の備品類の更新などを図るということを、ここでは明らかにしております。
 あとは、前年度と大きく変更した点はございません。内容を精査して記載をさせていただいております。
 それから、9ページ、2の生涯学習ですが、(1)の生涯学習の推進目標。これは、「みたか生涯学習プラン2010」から「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」ということで推進目標を箱に入れています。それから、(2)生涯学習の基本方針ですけれども、アからオまで、ここにも前年と同じように出しているところであります。
 それから、ちょっと飛びますが、10ページの(ウ)の家庭教育支援の推進のところでは、地域SNSを活用をした家庭教育を支援するネットワークの形成ということで、これも新たにここのところで取り組んでおりますので、それをさらに推進していこうということ。そして、(オ)ではですね、エコミュージアムの推進ということで、一番下になりますが「大沢二丁目古民家」の調査等に取り組むということでございます。
 11ページから図書館活動の推進になりますが、南部図書館(仮称)の整備につきましては、前年度に引き続きまして基本プラン等の作成に向けて努力していきたいということでありますし、(イ)のところの三鷹ゆかりの資料収集・情報提供の推進では、太宰 治の各種資料を寄附をしていただきましたので、そういったものの展示を桜桃忌にあわせてやりたいということであります。さらに(ウ)のところでは、図書資料のバリアフリー化の推進としまして、デイジーシステムの積極的な活用を推進していくということにしております。それから、(オ)のところでは、ICタグを活用した迅速で確実な資料提供ということで、貸出冊数もふえておりますし、利用者の利便性が大いに向上しているというふうに現在考えているところであります。
 それから、スポーツライフの推進ですけれども、13ページの(ウ)の施設の円滑な運営と整備充実のところでは、施設整備ということで大沢総合グラウンドの整備、総合スポーツセンター(仮称)建設の取り組み、こういったものに力を入れていきたいということであります。また、(エ)では、平成25年に第68回国民体育大会が東京都で開催されます。東京国体の開催に向けて着実に準備を進めていきたいということです。
 最後になりますが、児童青少年の健全育成の推進では、「三鷹市子どもコミュニティ推進計画」を、これもしっかりと取り組んでいきたいということであります。
 以上が基本方針でございます。14ページが、その基本方針を受けまして、さらに予算の審議、議決を受けた中で具体的にどのように事業を進めていくかというのが事業計画になるわけでありまして、14ページ以下がそれに当たります。
 14ページの(1)教育指導のアの重点目標は、先ほど御説明しましたように基本方針と同じであります。イの主要施策のところでは、小・中一貫教育校の全市展開、これが今年9月予定しております鷹南学園──第五中学校区ですけれども、そこが9月に取り組みが始まりますと、すべて設置がされて推進していくということになります。
 その下の(d)から(g)が新たに加えておりまして、(d)のところでは学校支援地域本部事業の推進、(e)は新学習指導要領に対応した小・中一貫カリキュラムに基づく学習指導の推進、(f)では英語教育の充実のためのALTの配置。これも前年に比べますと相当充実をしているところであります。それから(g)のところでは、市制60周年の記念事業のその前年の取り組みといたしまして、「プレ教育フォーラムinみたか」というふうに銘打ちまして、小・中一貫教育校の全市展開に合わせてですね、市内の保護者の方々、あるいは市民の方、また、全国的にも三鷹の取り組みを情報発信していきたいということで、60周年の記念事業の前段として1月の30日を今のところ予定しておりますが、取り組んでいきたいというふうに考えております。
 それから、bが人権教育の推進。そして、cがさまざまな子どもの状況に応じた教育支援ということであります。特に教育支援のところにつきましては、中段ほどに(a)まる1とございますが、教育支援計画、それから個別指導計画のガイドラインを作成しておりますので、今年度はそのガイドラインに沿って、きめ細かな、丁寧な教育支援の指導を、実践を充実していきたいと考えているところでございます。
 それから、17ページの(d)の総合教育相談窓口が担う教育支援でございます。まる3のところにございますが、スクールソーシャルワーカーを昨年の7月から配置をしておりまして、後ほどこれも行政報告させていただきますが、非常に好評といいましょうか、ニーズが非常に高い事業というふうに考えておりまして、この事業を継続していきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、18ページのeの多様な学習機会の提供の部分でございますが、この(b)生き方・キャリア教育、そしてアントレプレナーシップ教育、進路指導と体験交流活動の充実ということで、具体的にアントレプレナーシップ教育の推進ということで、今年度は目標として掲げているところでございます。
 19ページ、(d)児童・生徒の発達段階に応じた国際理解教育の充実ということで、小学校1年生から中学3年生まで、それぞれに必要とされる外国語活動の実施を今年度さらに充実していくということで記載をしております。下の方の(g)の児童・生徒の心と体の健康づくりの推進のまる1でありますが、「スポーツ教育推進校」を設置をしておりまして、その拡大も今年度あわせて取り組んでおりますので、子どもたちの体力向上等を含めてスポーツ振興を図っていきたいと思っております。
 21ページの(イ)自律した学校の(b)の校長の裁量権の拡大の検討というところ、それから(c)の組織的な学校運営の充実のところですけれども、学校の組織体制が法律の改正等で非常に充実をしてまいりまして、統括校長、副校長、主幹教諭、主任教諭というような、それぞれの職制的なレベルの整備がなされてきておりますので、それに合わせた学校運営の充実を図っていきたいということで記載をしているところでございます。
 それから、22ページの(ウ)地域とともにつくる学校、a、「コミュニティ・スクール」制度の充実ということで、この部分につきましても、本年度、先ほどから申し上げていますとおり、コミュニティ・スクールが全市展開、これも設置をされますので、地域の保護者や市民の要望にこたえる学校運営ということで、コミュニティ・スクールの制度も充実を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
 24ページが、(2)としまして教育環境でございます。こちらの方は施設整備が主になりますので、重点目標、そして主要施策ということで、校舎等の整備で小・中学校別に大きな工事、主なものにつきまして列挙をしているところでございます。
 それから、25ページの(エ)、学校給食の充実と運営の効率化では、そのeの部分になりますが、第六小学校、本年4月から1校、民間委託に学校の給食調理業務を出しておりますので、新年度、平成21年度は5校で実施をするということになります。(オ)のところが第三小学校の校舎の建てかえ事業ということで、昨日、初回の検討委員会を行ってまいりましたが、平成21年度の実施設計に取り組めるよう努力していきたいということであります。それから、芝生化につきましては北野小学校の校庭芝生化、そして第六中学校では実施設計をやりたいというふうに考えております。
 26ページ、(キ)が第六小学校、北野小学校、羽沢小学校の給水管の改修工事、それから(ク)が第五中学校の体育館の建てかえ工事、(ケ)が第四小学校の学校用地の取得ということで、学校用地の取得につきましては、本年度取得することによりまして、用地取得、第四小学校の分につきましては終了するということです。
 (サ)の校外学習施設の積極的活用と効率的運営でございます。指定管理者制度移行後3年が経過しておりますけれども、引き続きサービスの向上を図っていきたいというふうに思っております。施設改修につきましては、管理棟の外壁改修工事を行いたいと思っております。校外学習施設につきましては、本年の11月ごろから携帯電話の使用が可能になる見込みでございますので、引き続き御利用方よろしくお願いしたいと思います。
 (3)が教育センターでございますが、教育センターにつきましては、28ページの(カ)教育用コンピューター機器の拡充整備と運用管理体制の整備でございますが、昨年度導入しました学校の教職員の事務負担の軽減等を目指しまして校務事務支援システムを導入しておりますので、それの利活用をさらに進めていきたいということ。それから、(キ)の部分では、「地域SNS」の利活用、それらにあわせまして、情報セキュリティーの確立についても意を用いていきたいというふうに考えているところでございます。
 学校教育につきましては以上のとおりですが、生涯学習につきましては、それぞれ担当部長の方から御報告をさせます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  おはようございます。生涯学習の方を担当しておりますので、私の方から御説明をさせていただきたいと思います。
 29ページからになります。先ほど部長の方から説明をいたしましたが、生涯学習については、基本的な方針として「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」学ぶことができる生涯学習社会の構築ということを目標にして進めているところでございます。具体的には、(1)生涯学習にありますように「みたか生涯学習プラン2010」に基づいて実施をしているところでございます。重点目標が(ア)から(サ)ということで、多岐にわたっての活動を展開しているところでございます。
 個別のことについて御説明をしたいと思いますが、要点のみということにさせていただければと思っております。まず、次のページ、30ページでございますが、(エ)ICTを活用した生涯学習の推進ということで、生涯学習情報システムの積極的な利用を今後とも進めてまいりたいというふうに思っております。それから、それぞれの団体の活動を支援をしていくということになりますが、(ク)で具体的に市民の方々と協働で行っていくという意味で、エコミュージアムの推進というふうにさせていただいているところです。地域文化財については市民の皆様と協働で保存し、さらには活用していくという考え方でエコミュージアムの事業は進められているわけでございまして、特に、今年度でございますが、大沢地区、古民家の調査に当たらせていただくということになります。また、水車の動態保存に向けても検討をさせていただくということになります。さらに文化財については、貴重な文化財がございますので、指定や登録に向けても推進をしてまいりたいというふうに思っております。
 この(ク)の中で、31ページのlでございます市制60周年記念事業に向けた写真集の発行に向けて、今年度取り組んでまいりたいと思います。
 それから、(ケ)でございます。児童青少年健全育成事業の推進ということで、「三鷹市子どもコミュニティ推進計画」に基づいて実施をするわけですけれども、このところでは、地域子どもクラブを全市展開する中で、市民の方々と協力して子どもたちの居場所づくり、放課後の活動の場所について展開をしてまいりたいというふうに思っておりますし、それから、bで姉妹市町等との子ども交流会の実施とありますが、矢吹町との子ども会の交流を実施をしておりまして、今年度、三鷹市が担当することになっておりまして、川上郷自然の村の方にお連れをして、キャンプ等を行っていく予定としているところでございます。
 次に、(サ)でございます。学童保育所の整備と指定管理者による効率的な運営等の推進ということで、放課後の子どもたちの健全育成に取り組んでいるわけですけれども、aにありますように羽沢小学校の学童保育所の整備に向けて今年度取り組んでまいりたいという点と、日常的に定員の弾力的運用による入所者の拡大等についても指定管理者の方と検討を重ねてまいりたいと思っております。それから、dにありますように平成22年度の指定管理者の選定を行う年度ということになっております。
 次に、32ページをごらんください。(2)でございます社会教育会館・児童館・子どもひろばの事業でございます。市民の方々の具体的な学習の機会の提供、さらには子どもたちの体験を行う活動を実施しているところでございますが、重点目標(ア)から(ケ)にありますように、自主的な活動が行われることをきちんと支援し、充実をさせてまいりたいというふうに思っております。
 (イ)でございます。自主グループや指導者等の育成ということで、連携事業の実施ですとか、自主グループ並びに高齢者・障がい者自主グループへの講師の派遣の充実を図ってまいりたいというふうに思っております。
 (ウ)でございますけれども、市民要望に対応した生涯学習の機会を提供するということで、cに生涯学習相談の充実ということを挙げさせていただいておりますが、相談窓口の利用者の利便性を高めながら、さらなる充実を図ってまいりたいというふうに思っております。
 それから、(オ)にありますけれども、児童青少年の居場所づくりということで、夏休みの期間、小・中・高校生を対象に、社会教育会館でございますけれども、学習室を開放させていただいて、学習の場としてこれらの児童青少年の居場所に向けて取り組んでいるところです。
 34ページ、(キ)児童館事業の実施でございます。児童館は市内には東と西、1館ずつありますけれども、児童館から遠い子どもたちに向けても移動児童館事業を充実してまいりたいと考えているところです。そして、今年度はそれぞれ児童館が25周年、30周年を迎える年ということになりますので、これらを記念する事業も実施をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 次に、少しページを飛ばせていただいて38ページをごらんいただきたいと思います。スポーツ振興でございます。スポーツは市民の皆さんに楽しんで行っていただける活動を支援をさせていただくということで、健康づくりにも推進をしてまいりたいというふうに思っているところですが、重点目標が(ア)から(エ)にございます。
 特に今年度、地域スポーツ活動の振興と組織づくりというところで、39ページになりますが、上の方に(a)市民駅伝大会というのがございます。これは総合的なスポーツ行事の実施ということでございますけれども、大変市民の方々からも関心の高い事業で、昨年も200チームの御参加をいただいたところです。今年度はICチップを組み込んで省力化に努めながら、安全確保に努めて実施をしてまいりたいと思っているところでございます。
 40ページでございます。(ウ)施設の円滑な運営と整備充実ということで、先ほども御案内させていただきましたが、一番下の方、dでございます、三鷹市大沢総合グラウンドの整備を行うということで、今年度は特にサッカー兼ラグビー場の整備、野球場・ソフトボール場の整備ということ、さらには管理棟の整備等々に努めてまいりたいと思います。
 41ページにございますように、eでございます、総合スポーツセンター(仮称)の建設ということで、総合スポーツセンターの建設準備を進めてまいりたいということで、「三鷹市都市再生ビジョン」の市民センター周辺の整備基本プランにおける「スポーツ・健康づくり拠点」として、スポーツ施設整備の可能性もあわせて、総合スポーツセンター(仮称)でございますけれども、建設計画の見直しについても検討をしてまいりたいというふうに思っております。
 最後でございます。(エ)東京国体の推進に向けて、本年度準備委員会の組織づくり、さらには、具体的には三鷹市で実施するのが、サッカー、ソフトボール、そしてアーチェリーでございますので、これらの組織とも協議を重ねて、実施に向けて推進をしてまいりたいというふうに思っております。私からは以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部図書館担当部長(八代 誠君)  それでは、残り最後となりました図書館に関しまして私の方から御説明を申し上げます。
 資料の34ページをお開きいただきたいと思います。(3)図書館でございますが、生涯学習活動と地域の情報拠点として、市民要望に対応した図書館機能の充実と改善を図りたいというものでございます。アの重点目標でございますけれども、(ア)の南部図書館(仮称)の整備の推進から、(オ)の地域の情報拠点としてのICT環境の提供と効率的な活用までにつきましては、基本目標に明確化したところでございます。特に重点的に事業推進をしていきたいという部分でございます。また、その後の(カ)から(ク)までにつきましては、従来からも継続的に力を入れてやってきている事業でございます。
 次のページ、個々に主要施策について簡単に御説明を進めさせていただきたいと思います。(ア)の南部図書館(仮称)の整備の推進でございますが、引き続き本年度も昨年度と同様に、基本プランの作成というところに重点を置いて進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 次の(イ)でございますが、三鷹ゆかりの文化人図書と地域資料の収集、情報提供。特に、ことしは太宰の生誕100年という節目の年に当たりまして、昨年度市民の方から寄贈いただきました資料990点の中から、桜桃忌が行われます6月を中心に現在、企画展を開催をしているところでございます。6月2日から7月5日まで、初版本を中心に約47点の資料を図書館本館において展示をしているところでございます。また、そのほか、ゆかりの文化人の資料等の収集についても積極的に努めていきたいというところでございます。
 続きまして、(ウ)でございますが、図書館資料の整備充実とバリアフリー化の推進でございます。昨年度デイジーシステムと申しまして、従来、視覚障がい者の方に対するサービスにつきましてはカセットテープを主体に運用してきたところでございますが、時代の流れとともにですね、徐々にカセットからCD化に移行しつつあるということを踏まえまして、デイジーシステムを導入いたしたところでございますが、まだまだ利用者は、ボランタリーの方も含めましてカセットの方にまだなれていらっしゃるということもありますので、ことしはさらにデイジーシステムが浸透するように利用者の利便性の向上を図っていきたいというものでございます。
 (エ)の子ども読書活動の支援を中心とした読書活動の推進でございますが、読活プラン2010を推進するとともに、aからgに及びます各事業についても積極的に展開いたしまして、幼児期から児童青少年期における読書の日常化を図っていきたいと考えているものでございます。
 (オ)でございますが、地域の情報拠点としてのICT環境の提供と効率的な活用ということでございます。ここにつきましては、平成20年度、昨年度ですね、ICタグシステムを導入いたしまして、すべての図書資料にICタグを貼付いたしました。このことによりまして、新たに自動貸出機ですとか返却機、予約等について簡便なシステムを導入いたしまして、昨年度の1月8日からリニューアルオープンをしているところでございますが、本年度も引き続きましてこのICタグを活用いたしまして利便性の向上に努めていきたいというところでございます。
 次の、(カ)の図書館サービス活動の充実でございますが、主なポイントを申し上げますと、ブックスタート事業の推進、児童サービス事業の推進、それから、ことし特にレファレンスサービスにつきましても、さらに一歩進んだ活動を進めていきたいというふうに考えております。eの障がい者サービスにつきましては、先ほど申し上げましたデイジーシステムの積極的な活用ということでございます。それから、hのビジネス支援事業の充実でございますが、従来のワンストップ型のビジネス支援事業を展開される図書館もございますけれども、三鷹市の場合には、まちづくり三鷹ですとか、ネットワーク大学とかいった、そういった施設が三鷹駅前に集中しておりますので、こうした機関と連携をしながら、それぞれの役割に応じましてすみ分けをしながら、連携を図りながらより効果的なビジネス支援事業を展開をしていきたいというふうに考えております。
 それから、jの開館日の拡大でございますが、ICタグを導入した関係でございまして、ハンディーモバイルといった機器を活用することによりまして、従来9日程度かかっておりました蔵書点検による休館日をですね、3日程度に縮小できるというふうに見込んでおりますので、こうしたことによりまして開館日を拡大できるというふうに計画を立てているところでございます。
 次の(キ)、(ク)につきましては、従来どおり継続して実践をしていきたいというふうに考えているところでございます。図書館は以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。休憩いたします。
                  午前10時17分 休憩



                  午前10時18分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 各委員からの質疑に入ります。挙手をして、最初の方からお願いしたいと思います。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いします。私は予算委員でして、そのときに一応予算という包括的な観点からも質問させていただきましたので、そのときに質問しなかったようなことにつきまして質問させていただきます。
 まず、細かい話なんですが、18ページの下の方の(b)ですね、生き方・キャリア教育、アントレプレナーシップ教育と。生き方ですとかキャリア教育というのは今までも結構あったと思うんですけれども、アントレプレナーシップ教育というのは具体的になってきたのは今年度からと思うんですが、ここにちょっと書いているだけなんですけれども、具体的にどういったことを考えられているのか詳しく聞かせてください。
 あと、20ページの中段の(j)です。中学校の部活に関して、中学校における部活動の充実ということがあるんですけれども、これは小・中一貫と絡めまして、第二中学校でサッカー部ができたとかいうのが過去ありましたけれども、具体的に、これもできればもう少し詳しく、何らか展望があるのかとか、現時点でお話しできる話がありましたら、こちらも聞かせてください。
 ちょっと飛びましてですね、31ページ、(サ)学童保育所の整備と指定管理者による効率的な運営等の推進で、指定管理者の選定に関して、南浦小学校と第六小学校がことし選定になると思うんですけれども、やはり当事者の保護者や子どもの意見を聞くと、結構不安に感じている方が多いのかなと思うんですね。今、1校、第四小学校に民間の企業が入っていますけれども、やはり実際民間がやってどうなのかだとかということも、もうちょっとオープンにしてもいいのではないのかなと。逆に、指定管理によってどういったメリットがあったのかということをもうちょっとオープンにして、オープンにすることによって保護者や子どもの不安も、単なる漠然とした不安でなくて、具体的にここはこうしてほしいんだというのが出てくると思うんですが。指定管理者の選定に当たりまして、既存の指定管理先といいますか、民間企業の現状ですとか、現状の情報提供について、方針について聞かせてください。
 図書館に関してICタグを導入されて、私も実際何度か利用しましたけれども、37ページのjでも、開館日の拡大、蔵書点検の日数を減らせるというようなことがありますけれども。ICタグの効果について、ほかにどういった効果が出て、今年度こういったことができるんではないかといった、ICタグを導入したことによる事業の充実について、ICタグという切り口からほかにもないか聞かせてください。
 あと、39ページの真ん中よりちょっと上の「総合型地域スポーツクラブ」の支援と充実ですね。これ、今きちんとした形で活動できているのは三鷹ウエストだけですよね。もちろん最初の柱となる活動を充実させるというのも重要だと思うんですが、他地域への検討について全市的な展開を検討するとありますが、具体的にどういったことを考えられておられるのかお聞かせください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  アントレプレナーシップ教育ですけれども、18ページ(b)のまる2のところにですね、三鷹市の事業所等における職場体験等の実施やアントレプレナーシップ教育(起業家教育)の推進とございます。前段の職場体験等の実施というふうにありますが、これが従来の職場体験とか、勤労体験とか、どちらかというと単発的な、中学生などを中心にした取り組みということになりまして、それがどちらかというと生き方・キャリア教育ということになります。
 アントレプレナーシップ教育というのは起業家教育ということでありますので、第四小学校で行ってきているギンナンの販売とか、起業家ということになりますと、商品開発ですとか、広告宣伝ですとか、銀行からの融資ですとか、商品の売り方ですとか、あるいは仕入れ方ですとか、非常に具体性があって、子どもたちが得るものも非常に大きいというふうに言われておりまして、そのような方向での取り組みを、簡単に言いますとアントレプレナーシップ教育ということで、そこで培われる子どもたちが修得する能力というのは、コミュニケーション能力とか、いろいろな能力がそこで培われるというふうに言われておりますので、そういった方向に今年度から各校にも呼びかけてですね、重点的な取り組みの1つにしていきたいということであります。
 それから、部活動の充実ですが、おかげさまでここ3年ぐらい見ますと部活の数もふえてきているということで、この前も一般質問がありましたが、たしか98クラブぐらいあるということです、市内では。そのうち吹奏楽部などは全校にありますし、中学校の場合、そのほか、全校あるクラブ活動もございまして、おかげさまで拡大しつつあるというのが現状です。中でも小・中一貫の取り組みの中でですね、井口小学校と第二中学校の関係とか、第六中学校、あるいは第五中学校、そういったところに小学校の教員が出向くことによって、具体的な、サッカーでありますとか、バレーボールでありますとか、そういったものも中学校で取り組めるようになってきたというような状況がございます。それは小・中一貫の1つの成果というふうに言えるんではないかと思っておりますし、教員同士がそういった中で協力していくことによって、生徒たちのスポーツに対する関心ですとか、あるいは体力の向上ですとか、そういったものが実現できていく。
 さらにもうちょっと申し上げますと、外部指導員なんかも、ここのところ予算増額しておりますので、そういった専門家の導入なども積極的にしていきたいというふうに考えているところであります。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  学童保育所の指定管理者の選定につきまして御質問をいただきました。今年度は御案内のとおり第六小学校のA、B、南浦小学校のA、B、施設的には4施設になりますが、この現在の指定管理者の指定期間を1年としておりますので、今年度に選定作業を行うということになるわけですけれども。今、委員さん御指摘のとおり、保護者の不安感であるとか、あるいは四小で実際に民間の日本保育サービスが入っている、その民間がやっていること、どのような状況なのか、こういったところをオープンにしていったらどうかというような御指摘、御質問でありました。
 確かにおっしゃるとおりでありまして、保護者、父母会にも出席をする中で概要について説明をしているところですけれども、実際問題、第四小学校の保育サービスそのものの保育の中で保護者のアンケート調査等を実施をしております。平成20年度のアンケート調査の結果につきましても、来週正式に四小の方から提示がございますので、そういったものを六小学童の保護者の方にも公開をし、実際の今の四小の民間がやっている学童保育の現状について皆様の方にお示しをすることによって、私はかなり不安が取り除けるのかな、このように思っております。
 また、選定をしていくに当たっても、どんなような視点で選定をしていくのか、こういったようなものもお話をできる範囲内で公開をしていければいいなと。このようなことを進めながら、よりよい指定管理者を選定できるように努めていきたいと考えております。


◯教育委員会事務局教育部図書館担当部長(八代 誠君)  図書館のICタグの導入に伴いまして、開館日の成果以外にもどういった効果が考えられるかということでございました。蔵書点検、それから蔵書管理につきましては容易になったということで、先ほど申し上げたとおりでございますけれども、この自動貸出機の導入などによりまして利用が非常に簡単になったということで、まず利用者がふえております。それから、当然それに伴いまして貸出者数ですとか、貸出冊数なども、昨年度の1月から3月にかけまして、ことしに比較いたしまして、それぞれ10%から30%という高い伸びを示しているところでございます。
 また、従来ですね、図書館の職員の手を経ることによって利用しにくいというような種類の本も多少ございます。例えば、家族関係の問題ですとか、病気の図書ですとか、そういったことでためらわれていたと思われる利用者が新たに新規登録として活用していただけると、こういった効果も出ているようでございます。
 さらには、図書の点検に回る時間が多くとれることになりましたので、いわゆる貸し出しを、落書きですとか、落丁とか、そういった形ではなくて、完全な形で利用者に御利用いただけているということもございます。
 それから、BDSといいまして、ブックディテクションシステムというんですが、いわゆる貸出手続を経ていない図書が持ち出されるということが極めて少なくなっておりまして、従来1.0%ぐらいの割合で見られていたものが、このBDSの導入によりまして0.3%ほどに今、落ちていると、期待どおりの成果を上げているというところもございますので、これらがICタグの私どもで今、把握している効果というふうに考えております。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  総合型地域スポーツクラブのことについて御質問をいただきましたので、お答えいたします。現在、総合型地域スポーツクラブといいますと、西地区ではウエストさんで、東地区ではベッセルが活動をされておりますので、そちらの方の支援を今現在やっているところでございます。
 他地域への展開ということでございますが、できることでしたら住民協議会単位ぐらいのスポーツクラブができればいいなということで目標として掲げておりますが、当面は中部地区にございませんので、まずそちらの方への展開を支援していきたいなというふうに考えております。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。では、まずアントレプレナーシップ教育について、わかりました。昔と違うのは、昔は例えば会社をつくろうと思ったら資本金が300万円とか、1,000万円なきゃいけないという時代でしたけれども、今は会社をつくろうと思えばだれでもつくれる、お金がなくてもつくれちゃうような状況もあるわけで。一方で、じゃ、自分が事業を何か起こすかということについての知識というのは圧倒的に不足をしているなと。昔は会社というのは一部の人がつくるものだったけれども、これからはみんな、例えばサラリーマンをやりながら週末起業するだとか、そういった形態もふえてくると思いますし、逆に子どものころからそういった起業についての知識だとか、バーチャルな体験をするということは本当に重要だと思いますので、子どもが興味が持てるような、おもしろいようなコンテンツをぜひ検討していただきたいなと思います。これは要望です。
 あと、20ページの部活動につきまして、部活はふえているということで、これは本当にありがたいことだと思うんですが。ただ、まだ陸上部がない中学というのはありましたっけ。どこかが1校ないんですよね。私はそこの中学の運動会を見て、ああ、この選手はいいなと思ったら、陸上部がないというのはもったいないなと感じたことがあるんですが、私は単にもったいないなと思うだけですけれども、その生徒にしてみれば、陸上部があれば人生、全然違ってくるかもしれませんので。具体的に、最低限、一般的にこの部活はどこにでもあるという部活については、目標を設定して、外部指導員等も含めて積極的に確保して、部活の機会均等というか、図っていただくよう、これもお願いです。
 学童保育所についてもわかりました。今、やっぱり保護者にしてみれば、指定管理って何というようなところもあると思いますし、子どもにとっては環境が変わるかもしれないというのは物すごい不安なわけで、とにかくきめ細かい情報提供を引き続きお願いしたいなと思います。
 図書館に関して、わかりました。利用がふえているということで、私もあれを実際利用してみると最初びっくりしたんですけれども、今まで利用しなかった層も利用するのかなというのがあると思うんです。ただ、図書館というのはよく通われる方は通われるけれども、通わない人は全然通わないわけで、こういった形でも簡単に借りられますよというのは、私はもっとアピールしてもいいのかなと思うんです。さっき人を介するとなかなか借りにくい本があるという話が出ましたけれども、実際そうで、例えば離婚の話とか、そういった話というのは地域の図書館では借りにくいだとかいうのはあると思うんです。やはり今まで利用してこなかった層へのアピールについてどういったことを考えているのか、これ、再質問で聞かせてください。
 あと、総合型地域スポーツクラブの件に関して、ベッセルスポーツクラブについては失礼しました。今の説明の中で中部地区がないということで、中部地区、私は駅前に住んでいるんですけれども、駅前はコミセンに体育館もないし、どうしてもスポーツということに関しては、スポーツ活動の施設だとか、ソフトというのは少ないのかなという気がしております。中部地区という話が具体的に出ましたので、できれば、これも機会均等じゃないですけれども、市内全域で同じくスポーツが楽しめるような環境というのをつくっていただきたいなと思います。
 じゃ、再質問は、図書館の件につきましてお願いします。


◯教育委員会事務局教育部図書館担当部長(八代 誠君)  利用者層の新たな発掘につきましてお尋ねをいただきました。私どもは、やはり新たに御利用いただく方をふやしていくということにつきましては非常に関心を持っているところでございまして、先ほど申し上げたような経過で新たな利用者がふえているということもございますし、児童読書活動プランに基づきまして、例えば学校の児童・生徒さんが図書館に訪問に来られるというのを継続的に行っております。いわゆる小さいころから読書に親しんでいくということで、図書館のリピーターとして育っていくということが1つ、重要な部分かというふうに考えております。
 また、新規開拓といいましょうか、新しい利用者の発掘も大切でございますけれども、1度お越しいただいた方のリピート利用いただくということも非常に重要かと思っておりますので、それらの2点につきまして、いろいろな方法を用いましてアピールをしていきたいと。つきましては、先ほど申し上げました読書ホールの展示室の活用などを使いまして、図書館に付加価値をつけていくということも重要な観点かと思っておりまして、実は昨年度、2階部分に飲料水の販売機を置きまして、場所によっては食事をしていただいたりとか、そういう滞在していただけるような工夫もしているところでございまして、そういった総合的なサービスが利用者の拡大につながっていくものというふうに考えているところでございます。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございます。そうですね、新しい層の利用者がふえれば、逆に今までなかったような要望等も出てくるかと思いますので、引き続きアピールしていただくとともに、新しい図書館に対する要望も組み入れて、取り入れていただきたいなと思います。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、21ページの上の(d)でございますが、スクールエンジェルスの件でお聞きしたいと思います。今回の一般質問の中でも、スクールゾーンの時間変更の提案等、議員の方からございましたが、その中にありましたとおり、今、生徒さんがクラブ等の事情により登校時間がかなり早まっている事情が学校によってはあります。いろいろな吹奏楽等の練習の兼ね合いで、どうしても通常の生徒さんよりも早目に登校されるお子さんがいらっしゃるんですが、時間帯の変更よりも、具体的なこういうスクールエンジェルスさんのお力をおかりして、ある程度練習時間等も事前にわかっているところもありますので、その辺のスクールエンジェルスの配置の時間の繰り上げ等の御検討等がされているのか、また、その辺の活用をされた方が、お子様の登校に関してより安全確保ができるのではないかと思いますが、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。
 続きまして、25ページになります、学校給食の件でございます。平成21年度、第六小学校がふえて5校実施でございますが、今回、民間委託にしたことによっての成果といいますか、保護者の方から、また具体的に実際食べていらっしゃる生徒さんから、どのような、民間にして非常によかったというお声がもし教育委員会等の方で把握されているようであれば、その辺のお声を聞かせていただきたいと思います。また逆に、民間にして今後の大きな課題も出てくる部分もあると思いますが、その辺、評価といいますか、課題と成果、この辺をお聞きしたいと思います。
 続きまして、26ページの「おいしい水プロジェクト」の件でございますが、今、順次学校の環境等に合わせて工事を進めていただいておりますが、実際に本年度も1,800万円ほど都から出ていますが、これに関しては、本市においては今後の計画に合わせて、万が一、都の支出がとまるようなこととかという可能性はあるのかということ。もし万が一、とまった場合にでも、随時この「おいしい水プロジェクト」、全市展開というか、全校展開されていくお考えはあるのかということをお聞きしたいと思います。
 同じく26ページの(ク)でございますが、第五中学校体育館建替工事、昭和39年に建てた体育館でございますので、かなり老朽化は進んでいるかと思いますが、実は今回、先ほど小・中一貫の兼ね合いもありまして鷹南学園がいよいよオープンということで、また第五中学校自身も50周年、周年行事がことし控えております。体育館というのは非常に大事なポジションといいますか、位置づけになるかと思うんですが、いろいろな行事に関しても、その上で当然代替の体育館等設置もあるとお聞きしておりますが、規模等に関してはやはり小さくなるということもあると思うんですが、その辺の日程的な兼ね合い等も踏まえた上で今後の計画等、どのようにお考えかということをお聞きしたいと思います。
 31ページでございます。学童の件をお聞きしたいと思います。今、浦野委員の方からもありました、保護者の皆様の不安を取り除くという意味での情報公開を質問させていただきましたが、やはり指定管理者、今まででない管理者が入るということで、最初はきっと不安と、もう1つは期待という部分があったかと思います。今回、不安の部分はいろいろなアンケート等をとって情報公開していくという御説明をいただきましたが、期待の部分に、本当に新しいこの株式会社日本保育サービスが指定管理者になってよかった、今までにない、新しい評価の部分のお声があれば、その辺ちょっとお聞かせいただければと思います。
 続きまして、35ページでございます。南部図書館についてお聞きいたします。(ア)のaでございますが、一番最後の行に市民と協働による具体的検討を進めるという欄がございますが、具体的にはきっと市民検討会議等の立ち上げがあるかと思うんですが、その検討会議に有識者、教育委員会、また逆に、具体的にその地域の図書館を使われる方の例えば公募とか、地域でいろいろな文庫連さんを初めとする読書運動、図書運動の運動を展開されている方々の御参加というのはどのように検討されているのか、お聞きしたいと思います。
 あと、37ページのiでございますが、図書館ボランティア活動の推進の件でございます。現状ICタグ導入によって職員の図書館司書等のレファレンスの部分がより充実されているかと思いますが、やはりその辺でまだボランティアのお力をかりる部分も大事な力になってくるかと思いますが、新たな図書館ボランティアの導入ということに関して、これは人的に新たなという戦力と考えるのか、もしくは、また新しいボランティアのお力をおかりして、できる範囲で新しいレファレンスを考えていらっしゃるのか、この具体的な新たな図書館ボランティアの導入の内容等、もし御検討があればお聞かせいただければと思います。
 あわせて、ちょっと戻りまして36ページ、前段の図書館サービス活動の充実でございます。一連のこのaからjまで、図書館サービスを御案内いただいておりますが、実は3次計の第2次改定の欄の中で図書館配達制の導入がうたわれております。いよいよ第2次改定も平成22年、来年で終了でございますが、現状その辺のコンビニエンスストア等を使ってのという文言がありますが、その辺の御検討を今現在──来年まであると言われてしまえばあれなんですが、現状もしこの辺の御検討をされていることがあれば御説明いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  私の方から概括的に申し上げます。
 スクールエンジェルスですが、現在の配置時間で、特に小学校の方から時間帯を前倒ししてくれとか、あるいは後ろに倒してくれというような要望は出てきておりませんが、御質問の中にありますように、小学生のクラブ活動等もございますので、機会を見て学校等に問い合わせをしていきたいというふうに思っております。今のところそういった形の見直しというのは、内部ではしていないところであります。
 それから、学校給食ですけれども、おかげさまで順調に、委託している学校については給食調理業務、進んでおりまして、特に行事に合わせた給食をつくるとか、あるいはバイキング給食をやるとか、今までなかなかできなかったようなことも業者の努力によりまして、また栄養士の指導によりまして実施をできるようになってきておりまして、そういう意味では各校とも非常に好評であります。早く民間委託をしてくれというような声も出てくる状況もありますけれども、私ども、直営の部分も改善をしながら、おいしい給食、安全な給食を提供していきたいというふうに考えております。
 ただ、課題としましては、一部ではありますけれども、作業する人の定着の問題が若干ございます。働く人の権利でもありますので、転職等もあるわけでありますけれども、私どもとしましては、なるべくですね、給食調理業務に支障が出ないような形での引き継ぎでありますとか、配慮でありますとか、職員の増配置でありますとか、そういったものも要請しながら、そういった際にも順調に給食が提供できるようにと考えているところであります。引き続き、食育も叫ばれておりますので、食育と学校給食、それから、むしろ家庭での食育というのもこれから視野に入ってまいりますので、指導室中心にですね、資料の作成等も行いながら、学校、家庭も含めて学校給食を通じた食育の推進といったようなことも課題になってくるのではないかと思っております。
 それから、おいしい水ですね。給水管の改修工事でありますけれども、東京都の補助がここで切れるという話もあったんですが、また2年だったと思いますけれども延長されました。給水管の改修工事計画に合わせまして順次取り組んできておりますので、東京都には補助制度を引き続き続けるという要望をするとともに、実施した事業成果などもきちっと検証する中で、我々としては給水管の改修計画も引き続き努力していきたいというふうに思っております。
 それから、第五中学校の体育館の建てかえでありますが、代替の体育館も今、計画をしておりまして、学校の方と、あるいは学校の保護者、地域の方々ともこれから協議を具体的にしていこうと考えているところであります。今ある体育館は取り壊しをしまして、新しくつくるわけでありますが、その期間、規模は若干小さくなりますけれども、校内に代替の体育館を、仮設体育館になりますけれども、子どもたちの体育初め地域行事などにも使えるようなということで考えております。
 現在の体育館につきましては、来年の卒業式、入学式を終えた後、取り壊しということで考えておりまして、ことしの9月については校舎の耐震補強工事は第五中学校はやっておりますけれども、体育館については使えるということで、地域の行事などにも影響が出ないように。学校行事はもちろんですが、そのような、十分配慮をしながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  学童保育所の指定管理者の評価ということについての御質問をちょうだいいたしました。指定管理者は、現在は、先ほど申し上げましたように株式会社日本保育サービスが第四小学校の学童、そして、それ以外についてはですね、三鷹市社会福祉協議会、これを指定管理者として指定をしているところでございます。
 この指定管理者制度はもう御案内のとおりでございますが、サービスの向上、そして、さらには効率化ということも含めて行うという大きな目的がございます。これを考えますと、この間指定管理者による切磋琢磨というんでしょうか、が行われておりまして、例えばですね、定員の考え方、2割増ですとか、サービスについての運用上の配慮というようなことについて大変それぞれが考慮してくださっておりまして、そういう意味では指定管理者それぞれがですね、子どもたちに対しての安全な居場所づくりはもちろんのこと、保護者に対してもそういう意味では評価をいただいているところでございます。


◯教育委員会事務局教育部図書館担当部長(八代 誠君)  図書館に関しまして3点ほどお尋ねをいただきました。
 まず、南部図書館にかかわります市民検討会議の構成メンバーの関係でございますけれども、これもあえて私の方から申し上げるまでもなく、委員御指摘のとおりの方々の構成を今、考えているところでございます。
 それから、図書館ボランティアにつきまして、新たな図書館ボランティアという表現があるということにつきましては、実は対面朗読ですとか、そうした視覚障がい者の方のボランティアの方がですね、メンバーの皆様が若干高齢化されてきているということと、絶対数が少し少なくなってきているという事実がございまして、この障がい者サービスのボランティアにつきまして、数的な拡充を図りたいというのがここの趣旨でございます。
 それから、最後に、図書館サービス活動の1つといたしまして宅配サービスについてお尋ねをいただきました。これは、先行近隣市の運営状況などもいろいろ調査をしているところではございますが、私どもとしても、ぜひこれは実施をしたいというふうに考えておりまして、なかなか図書館に来たいけれども来れないという方もいらっしゃいますので、そうした方々へのサービスとして考えているところでございます。しかしながら、その対象をどういうふうに決めていくか、それから、そのお届けする方法、これについて現在いろいろ精査をしているところでございまして、なるべく早い段階でその辺をいろいろな御意見をお聞きしながら固めていって、この実現に結びつけていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員長(緒方一郎君)  休憩いたします。
                  午前10時55分 休憩



                  午前11時03分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。


◯委員(野村羊子さん)  文教は初めてなので、わからないことがいっぱいあって多岐にわたるかと思いますが、よろしくお願いいたします。済みませんね、わかっていないことが多くて、今ごろそんなことを聞くのかみたいなこともあるんじゃないかと思いますが。
 1つは、事業計画の方、15ページですね。この学校運営協議会とコミュニティ・スクールというのの位置づけというのは、学校運営協議会の下に、協議機関としてとここに書いてありますけれども、下にあるというふうな理解でいいのかと、非常に単純な質問ですけれども。
 その次の、この学校支援地域本部事業を活用したというふうにありますけれども、教育活動に関する支援システムというのが具体的にはどういうことを指すのか。四小でやっている夢育のようなことを指しているのかどうかということの、まず確認をさせてください。
 それと、特別支援教育において、保護者の支援というのはこの中に入っていないように思うんですが、それについてどういうふうに考えているのかということを、あるいは何か具体的にやっていることがあれば、教えてください。
 次に、18ページ、キャリア教育等についてですけれども、今ね、派遣切りとかで問題になっているのは労働法違反にもかかわらず行われるさまざまな人権侵害というのがありますね。そういうことに対する教育。あしたから来なくていいよと言われて、それで首だというのはおかしいんだよとかいうふうなことも含めて、そういうことって今の子どもたちにも必要だと思うんですが。つまり、キャリアアップとか、起業とかいうのは確かにプラスの面ですけれども、そうじゃなくて、社会で生きていく上ではそういうことも必要だと思うんですけれども、そういうことについてこのような中に入っているのかどうか、検討なさっているのかどうか。
 19ページの帰国児童、あるいは外国人児童の問題ですね。学習支援、外国籍児童への日本語支援とかについて私は以前質問させていただきましたけれども、学校長に対する連絡指導というふうなことがどの程度行われているのか。この春、MISHOP──国際交流協会の方で民間団体と一緒になった説明会をやったと思うんですね。さらにこの夏には、今度は武蔵野の方で高校入学のための説明会みたいなことをたしかやったと思うんですけれども、そういうものに対する理解とか、支援とか、あるいは各学校に対する周知、連絡、情報提供といったことがあったのか、なかったのか、今後どういうふうに考えていくのかということを伺わせてください。
 それと、20ページの食育リーダーというのは、これは教員ですか、栄養士ですか。それと、食育推進チームというのは教員の組織でしょうか。済みません、基本的なところで。
 21ページの「学校自律経営支援予算」の充実ということで、これは2つ多分連動したことだと思うんですが、ほかの地域で学力テストの成績が悪いところには少なくするよみたいな、そういうような話があったと思うんです。そういうようなことも含めて予算の偏重というのか、加重をかけているのかどうか。もしかけているんだったら、どういうことが評価の基準になるのかということをちょっと教えてください。
 22ページの学校運営協議会、あるいはコミュニティ・スクール、地域の人たちにたくさんいろいろ入っていただいてこの協議会等をつくっていると思うんですけれども、3年たってきている。にしみたかでは4年目になるんでしょうか。そういう中で人材が活性化し続けるためには、ある程度の交代が必要だと思うんですけれども、そういうことについて何か、これからさらにそのことが必要だと思うんですけれども、今後に向けてそういうことを検討なさっているかどうかということ。
 それから、23ページ、評価ですけれども、評価をだれが行うのかということを、自己評価と学校関係者による評価ということが(a)、(b)にそれぞれ入っているんですけれども、この学校関係者による評価というのが、だれがどういう視点で、どう評価するのかということが大変重要になると思うんですね。それについて、だれがということと、この評価の視点というのをお願いします。
 28ページですね、飛びますが。地域SNSの利活用というふうにありますけれども、家庭でパソコンがない、あるいは十分活用できないというふうな家庭に対する支援というのは、1度、何年か前には全家庭にパソコン対応みたいなことをしたと思うんです。IDを振って何とかしてというふうな、それはたしかモデル事業だったと思うので、その後どうなっているのか。これが全市展開されている今、どういうふうにその辺のサポートができているのか、いないのか。情報格差ができているのかどうかということを聞かせてください。
 それと、31ページ、学童ですけれども、定員の弾力的運用というのがありますけれども、そのことによるプラス面もあります。メリット・デメリット、もう一度ちょっと。やはり現状を去年も伺わせていただいたと思うんですけれども、定員を超えて2割を超えている、3割になっているような、そういう学童も昨年度はあったと思うんです。今年度、その辺は大丈夫なのか。どうしても、希望する学童がいる地域って偏って、偏在するので、全体で見れば足りているはずだけれども、そうはいかないという現実があるわけですよね。そういう中で、本当にぎゅうぎゅうな中で大変緊張を強いられる保育をせざるを得ない事態というのは起こっていると思うんですけれども、今現在どの程度になっているのかということ。
 それから、33ページの(オ)児童青少年の居場所づくり、これは毎年夏休みの期間やっておりますけれども、これにかかわってユースリーダーみたいなスタッフというか、あるいは勉強の面倒を見てあげる。今、やっぱり貧困なんかの問題で、家族が子どもたちの面倒を見られない。親がちゃんと学習指導、見てあげられないという子どもたち、出てきていると思うんです。そういう子たちに対してどういう支援をするかといったときに、この長期休みの間に補習授業じゃないけれども、それをちゃんと必要な子にできるような状況とか、あるいは学校とは違う場所で子どもの力をちゃんと引き伸ばすとかいうふうなことって必要だと思うんですけれども、そういうことを検討、可能なのかどうか。今まで多分、たしか場所、会議室を1つ開放するだけだったと思うんですけれども、本当に居場所づくりということを考えたときに、人というのが非常に重要だと思うので、そこの辺、今後検討の余地があるのかどうか。
 それから、図書館の方ですが、1つは、35ページのデイジーシステム、バリアフリー化というのがありました。さっき対面朗読の拡充が必要だという話がありましたけれども。たしかこのデイジーシステムをCD化にするに当たって、CDの聞く機械を貸し出すという話があったと思うんですけれども、それについて、必要な方に貸し出しますよとちゃんとアナウンスされているのか、利用されているのかということ。カセットの方が便利だと皆さん思われているけれども、機械を買わなくちゃいけないなら無理だわと思っている人もいるんじゃないかとか、そういうようなあたりで、せっかくCD化して使いやすいものにかえているので、利用者の方が利用しやすい環境をどう整えていくかということが重要だと思うので、それについてちょっとお願いします。
 もう1つ、36ページのレファレンスサービスです。先ほどもちょっと出てきましたけれども、むしろ本の整備ということに関しては、逆にボランティアをね、例えば製本講座みたいなことをやって、そういうことをやりたい方たちに本の整備をしていただくと。レファレンスそのものは本当に専門的なものであって、きちっといつもレファレンスしますよという人が窓口にいる必要があると思うんです。ちょっと使いにくくなったという声を聞いたので、行っても職員がいなくて、だれにどう聞いていいかわからないみたいなことを聞いたので、その辺について、どういう状況、あるいは今後どういうふうに利用者サービスをきちっとしていけるのかということをお伺いしたいと思います。
 それと、41ページ、総合スポーツセンター。総合スポーツ建設計画、何年でしたっけね、結構昔につくったものがそのまま生きているというお話だったので、それを現状にどう合わせていくのかということがこれから必要になると思うんです。そのときにちゃんと市民参加でやるのか。どっちにしても、都市再生ビジョンを見れば、第一体育館や第二体育館、社会教育会館は施設が老朽化して、何とかしなくちゃいけないという事態ですよね。何とかしなくちゃいけないということに対して、どういう方向性、今持てないと思うんですけれども、場所がどうなんていうのは言えないというのはわかりますけれども、市民の声をもう一度聞く準備というか、そういうことは今から始めていかないと遅いと思うんですけれども、今年度、市民検討というか、総合スポーツセンターの建設計画の見直しに市民参加をするとか、あるいは社会教育会館についてどうしていくのかというふうなことを、市民の意見をどう取り入れるかということを何か考えていることがあれば、お願いいたします。
 以上、とりあえずお願いいたします。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  最初の学校運営協議会とコミュニティ・スクールの位置づけなんですが、そもそも小・中一貫教育校を立ち上げるときに、学園に1つ学校運営協議会というものを置きたいというのが三鷹の考え方でした。ところが、小・中一貫教育校は学校教育法の第1条にある学校ではないことから、コミュニティ・スクール、つまり小・中一貫教育校に学校運営協議会を1つ置くことはできないと。
 では、小・中一貫教育校である学園にそうした機能を持たせるためにはどうしたらいいかと考えたときに、各学校に学校運営協議会を立ち上げていく。そして、その方たちをすべて同じメンバーとする。さらに、その協議機関という位置づけで学園にコミュニティ・スクール委員会の方をつくる。これもすべて同じメンバーにする。そうすると、そのコミュニティ・スクール委員会の方たちは、すべての学校に対して学校運営協議会の委員としての法的な責任と権限があるという形になっております。
 ですから、学校運営協議会とコミュニティ・スクール委員会が上下の関係にあるのではなくて、学園として3校の学校運営を考えていくために三鷹市の方が各学校に学校運営協議会を立ち上げていっていたというのが流れです。ですから、上下関係にあるものではないということで御理解ください。
 2つ目なんですが、学校支援地域本部事業につきましては、今、にしみたか学園の方、それからさまざまな学園の方ではコミュニティ・スクール委員会が中心になって学校教育に、あるいは子どもたちのためにさまざまな御支援等をいただいているところです。ところが、三鷹の小・中一貫教育校のこの理念であるとか、市、地域の方たちが支援していく学校の理念については、今後、人も入れかわる中で後継者を育成していく必要があるだろうと考えております。その後継者を育成していくために、その後継者育成に当たる方たちに対して、コミュニティ・スクール推進参与という形でお願いをして御活躍いただいているということになっております。ですから、支援システムというのは、これからも小・中一貫教育校を中心として地域の方たちに御支援いただくようなシステムづくり、あるいは継承者をつくっていくということで御理解いただけたらと思っております。
 3つ目になります。労働法等について、子どもたちが基本的にどれだけの理解をしていくかということなんですが、キャリア教育は望ましい勤労観、職業観を培っていくという形での教育です。ですので、その中で当然そういった話題に触れることもありますが、中学校の社会科の公民的分野の中で、基本的人権という中で当然労働についても扱っていくわけで、このような中でも現在の時事問題に触れながら労働者としての権利などについては勉強していく形になっております。
 それから、コミュニティ・スクールが3年、4年になっていって、人材の活性化、交代ということについては、現在スタートしたばかりのところがありますが、人材については、より地域の方たちとのコミュニケーションや、さまざまな人脈をたどっていくことによって、たくさんの方たちがまだまだ地域の中には学校教育に対してさまざまな御支援をいただける方たちがあるということは、実はにしみたか学園なんかも実感しているところです。これにつきましては、まだ始まったばかりなので、当然継続していく意味では、やがて視野を広げていって次の世代の方たち、次に支援をしていただく方たちのことも視野に入れながら、コミュニティ・スクール委員会の方で人材などの発掘などをいただけるように言っているところでございます。
 それから、評価についてなんですが、これは学校評価にしても、学園評価に対してもですが、学校関係者評価というのは、先ほど御質問がありました、この学園にありますコミュニティ・スクール委員会、こちらの方が学校の行った自己評価について、このコミュニティ・スクール委員会のメンバーが、学校がやった自己評価が、例えばそこにあるコミュニティ・スクール委員会の方たちが学校など、いろいろな姿を見る中で、あるいは学校が、家庭や地域や保護者の方、あるいは児童・生徒などのアンケートの結果などを踏まえながら、学校が行った評価が本当に適切であったかどうか、これを評価していくものでございます。


◯指導室長(後藤 彰君)  まず、帰国児童の、また日本語等の支援の件でございますが、特に学校長に対する指導でございますが、こちらは各学校に帰国子女、または日本語指導、あるいは支援が必要な子どもたちが在籍してきた場合にはですね、当然私どもが学校と連携をとりまして、指導主事を学校に派遣いたしまして、指導主事、そして学校長、さらには担任、あるいは学年主任等々で協議会を開きまして、その子にとってどのような支援が必要かということを検討した上で必要な支援に当たっているところでございます。
 また、MISHOPとの関係でございますが、MISHOPとは日本語指導員の派遣も含めまして、私どもは十分な連携を図っているところでございます。したがいまして、MISHOPの行う事業等につきましても資料提供、あるいは高校の説明会ですと、都立高校になりますが、都教委との連携、パイプ役、そういったものも私どもで支援をしているところでございます。なお、MISHOPとの連携の中で学校への周知につきましては、校長会の方でMISHOPの方の担当の方に来ていただいて、直接説明をしていただいたり、私どもで文書を配付したりして周知をしているところでございます。
 次に、食育リーダーでございますが、食育リーダーにつきましては、各学校におきまして教員1名をリーダーとして決めていただき、食育の中心となっていただいて、計画の策定から推進に当たっていただいているところでございます。また、チームの構成につきましては、これは管理職を含め教員で構成するようになってございます。
 次に、学校評価の中で学校自身の自己評価はだれが行うかということでございますが、これは学校で学校管理職を中心に教員が一丸となってやるものでございます。評価の観点につきましてはですね、学校運営全般にかかわることから学習指導、あるいは学校行事等の活動、その観点につきましては、各学校ごとにそれぞれ校長の経営方針、また経営計画に基づきまして、さまざまではございますが、大きくくくりますと、先ほど申し上げました学校運営、学習指導、あるいは健全育成、そういった部分でくくられております。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  特別支援教育──本市では教育支援と呼んでおりますが、の保護者への支援はどうかという御質問がございました。本市におきましては、保護者との連携、また、子どもの課題や障がいの理解も含めた保護者への支援というのは、三鷹市では教育支援プランを立てておりますが、その中にもありますとおり、大前提で基本的な考えの中に入っております。
 具体的には、各校における保護者面接の充実というものがございます。各校におきまして教育研修の中に、保護者支援の観点からの保護者面接を入れております。そこで研修をしております。また、総合教育相談窓口での相談もございます。課題について相談をいただいた場合、こちらで相談を受けるとともに、また必要なときには、例えば市の福祉部門を紹介していくとかいうことも行っております。
 また、保護者向けの教育支援の研修会を教育委員会主催で行っております。ペアレントトレーニング、要するに発達障がい傾向の子どもさんに対する接し方でございますとか、家庭でできるソーシャルスキルトレーニングという題名で研修も行っております。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  学校自律経営支援予算についてお尋ねがございました。この制度は平成18年度から導入をしておりまして、校長がみずから教育理念、教育方針に基づきまして、自主的、自律的な学校経営を行うことを支援していくと、このような制度でございます。教育委員会内の関係の部課長で審査委員会を設けておりまして、その中で学校の申請、提案に基づきまして審査を行いまして、配当しているところでございます。したがいまして、お尋ねにありましたような学力テストの結果で差があるということはございません。一定の学校間のバランスといいますか、そういったものには一定程度配慮をしているところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  お尋ねのありました地域SNSに関連して、過去の実験の様子、それから、御家庭でパソコンを余り利用されていない家庭への対応ということでした。
 まず、過去の実験なんですが、国の実証実験で、モデル校に限って、御希望する御家庭にパソコンを貸与するという実験を行いました。これについては国の実証実験がもう既に終わっていまして、貸与されたパソコンも回収済みのものでございます。
 この地域SNSの活用の中で、御家庭でパソコンがない、あるいは使わない御家庭も当然あると思っています。このSNSについては、まず携帯電話でも御利用が可能になっています。また、新しい仕組み、SNSを使うということで、これだけにということではなくて、これまで使ってきている対面による会合、それから、紙によるお知らせというものも、使いながら、御家庭と学校とやりとりをする連絡の手段が1つふえるということで位置づけをして、対応していくものとなります。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  学童保育の関係で定員の柔軟、弾力的な運用に伴うメリット・デメリットという御質問をいただきました。当然メリットということになりますと、これ、学童に入所させたい保護者、相当、今こういう社会状況も踏まえて多いわけですから、入所をできるだけ柔軟に対応するというのは、希望する保護者にとっては大きなメリットとなるわけでございます。
 どちらかというと、デメリットの問題があるわけですけれども、4月の段階で六小、四小と記憶しておりますが、若干ですけれども、2割を超えて入所をすることになった施設がございます。実際問題は、子どもの通所率そのものが年間を通じまして8割弱、七十七、八%ということになりますので、そういった意味では、実際に通ってきている子どもの数としては定員に近い数が平均となるわけですけれども、やはり特に雨天時等はホール等で皆さん、子どもたちが過ごすわけですから、そういった意味での狭隘感というのは若干あるわけですけれども、市民の方のニーズを考えたときに、それを上回るメリットも考えられますので。特に通常、当初の入所時において2割を超えるような場合には、指定管理者の方とも協議をした上で、ある一定の人数であれば、2割を超えた中でも入所を認めているところでございます。


◯社会教育会館長(小田俊雄君)  児童青少年の居場所の関係でですね、補習支援的なことをやっているのかというような御質問として受けとめておりますけれども、基本的には、この事業につきましては、各子どもたちに与えられる夏休みの課題を自主的、自発的に取り組んでもらうという意味で、場の開放として受けとめております。御存じかと思いますけれども、併設されております下連雀図書館にも教材用の本がたくさんありますので、本来なら、その持ち出しは原則禁止されておりますけれども、この期間につきましては、自主学習で使うための図書につきましては持ち出しも認めてもらっているという形になっております。
 それから、補習的な意味合いということからいきますと、年間を通しまして本館、分館で青少年の体験学習ということでですね、年間で18コースぐらい実施をしておりまして、なかなか学校の方では経験できないような、科学の関係だとか、陶芸の関係だとか、これらの事業は水曜日の午後、また土曜日、それから夏場、冬場の長期休業期間中に実施をしております。いずれにしましても、この居場所の夏休みの件につきましては、場を提供して自由に、本来は団体貸し出しが中心ですけれども、この間だけは個人登録で会場を使ってもらうというような形をとっております。


◯教育委員会事務局教育部図書館担当部長(八代 誠君)  図書館につきまして2点お尋ねをいただきました。
 1点目のデイジーシステムの関係でございますけれども、今後利活用を活性化するためにどう環境を整えるかといった趣旨の御質問でございましたけれども、デイジーシステムを導入いたしましたのが昨年の夏以降ということもございまして、昨年につきましては主にボランティアの方々への講習、いわゆるスキルの向上、こういったところを中心に展開をしたところでございます。
 デイジーシステムの利点といたしましては、まず媒体が劣化しないということが1つございます。それから、もう一点は編集がしやすい。ボランタリーの方が編集がしやすいという利点がございまして、今後テープからCDに移行していくということは必然的な流れかというふうには考えているところでございますけれども、利用者に対してのPRにつきましてはもう少し工夫が必要かなと考えているところでございます。利用者の絶対数は比較的落ちついてはいるんですが、その職員にかかる負担というのが意外と大きいというのも現実でございまして、そういったことも含めまして、今後障がい者の方への宅配サービスなどと含めて、館内におきましてそういった障がい者の方への体制づくりも1つ課題かなというふうに考えているところでございます。
 いずれにいたしましても、今後いろいろなデイジーに関する資料が導入されてまいりますので、利用者に対するPR、扱いのですね、御教示といいましょうか、御指導なども十分にしていきたいというふうに考えているところでございます。
 また、レファレンスサービスにつきましては、システムが導入されたことによりまして、本の貸し出しが御利用者自身でできるということによりまして、カウンターを経ないで御利用されるという方もいらっしゃいますので、若干カウンターにおける市民との接点が薄れたという感を抱かれている方もいらっしゃるかと思いますが、1つには、予想以上の貸出冊数ですとか、利用者数の増ということに伴いまして、職員の対応がそちらの方に当初は力点が行っていたという事実もございます。
 しかしながら、ここに来まして、総合カウンターと申しまして、本館の場合ですと入り口の正面にカウンターを設置いたしまして、常に職員が在駐しております。比較的簡単なレファレンスに関しましてはそこで対応させていただいております。もちろん、従来のカウンターの部分におきましても、嘱託さんなどが配架するときなどにもお声がけをいただいたり、させていただくなどして市民との接点を図っているわけでございますが、一方で、2階に資料室というレファレンス専門の部屋もございますので、そちらに御案内をしながら、なかなか難しいお尋ねについては専門的にそこで対応させていただいているということでございます。
 しかしながら、図書館の司書の資格を有している職員の割合が現在3割程度となっておりまして、専門的なレファレンスの勉強をしたことがないという職員も同じレベルで市民から要求されることがございますので、全体的なレファレンスに対する研修などもここに来て実施しておりまして、全体の力量を上げていくということも、1つ重要な視点だというふうに考えておりますので、そういった意味も含めまして、本年度はレファレンスの充実に努めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  総合スポーツセンター(仮称)の建設の検討に関して、市民の方々の御意見を聞きながら行っていく準備はあるのかという御質問と受けております。御存じのように、これは平成7年に市民の検討委員会に基づいた報告書が、まずは総合スポーツセンターに関してはございます。その後、平成10年に凍結をされたという経緯の中で、ただ、この間ですね、市民団体の方々と御一緒にPFIの方式でできる方法とか、あるいは先進事例とかを見学、あるいは研究させていただいた経過があります。そして、なお現在も市民団体の皆様から、このスポーツセンターに関する御要望もちょうだいをしております。したがいまして、今後新たにプランという形で出していく場合については、これまでもそうでしたけれども、そういった市民の皆様方の御意見を伺う機会は持ってまいりたいというふうに思っているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  いろいろありがとうございました。1つは、キャリア教育の中での話ですけれども、望ましい勤労観、職業観とおっしゃいましたけれども、あるいは公民分野での労働の中でと言っていますけれども、現実に本当に権利として教えられていないことがたくさんあるというふうに思いますので、そこは力点を入れるということが大変重要なことだと思うんですね。仕事をしていく上で何が大切なのか。もちろん、その人の個性とか能力を伸ばすということですが、その伸ばす環境というのがベースにあることが必要だと思うので、その辺は今後検討の中にきっちり入れていただきたいというふうには思いますが、御検討いただければと思います。これは要望で結構です。
 あと、学校評価の件ですけれども、コミュニティ・スクール委員会が学校の自己評価を評価するというふうに伺いました。もっと第三者的な評価ということが可能なのかどうか、あるいは必要ないのかどうかということを検討なさったことがあるかどうか、もう一回それは再質問で。つまり、福祉施設であれば東京都が第三者評価機関というのをわざわざつくって、ここに評価させろみたいなことをするわけですけれども、関係者がアンケートをとるのと、全くの第三者がアンケートをとるのでは聞き方も違うでしょうし、反応も違ってくる可能性があるというあたりで、本当に第三者ということをね、検討したことがないのか、あるいは必要とは思っていないのかということですね。
 それから、特別支援教育、保護者の連携支援ということについてはいろいろなさっているということはわかりましたが、日常的な中で保護者の方がどうしていこうと悩むということは結構あると思うので、北野ハピネスに通っていた方たちが、その後学校に入ってどうしようと思うみたいな、その辺の、もちろん連携のシートをつくってやっていますけれども、それだけではなくて、きちっとスムーズにそこへ着地していくというところの支援とか、その先の進学、普通学級から支援学級へ移る、あるいは支援校に移るみたいな、学年が上がっていくにつれてそういうことが必要になってきたりということがありますね。そういうところの相談、あるいはきちっと保護者の思いを受けとめるような相談体制、支援体制というのが必要だと思うんですけれども。あっちの方がいいよと、普通学級は、あんた、だめみたいに言われちゃったというふうに思っちゃう、受けとめちゃう方もいらっしゃるので、そういうところのきちっとしたサポート、本当にその子の人生にとって、将来を見通した計画というのを一緒に考えているんだということをちゃんとわかるような体制って必要だと思うんですが、その辺のことで、もう一回何かもし御回答があれば、お願いいたします。
 それと、社会教育会館での青少年の居場所ですけれども、場所の開放だというのはわかっています。今までもそれでしかなかった。それで本当に十分なのかということを問いかけていますので、そのことについては、児童館を含めてね、子どもたちの居場所、あるいは居場所がなくなってしまう子どもたちの受けとめというふうなことを考えていく必要があるのではないか。特に今の経済状況が厳しい中で、家庭がそういう機能を果たせない状況というのはいっぱい出てきているわけで、そういう子どもたち、特に思春期に入る高学年、中学生の子どもたちをどう受けとめていくのかということを視野に含めた対策、対応というのが今後必要なのではないか。そういうことを今後の計画なり、事業の中に考えていく必要があるのではないかということで伺っていますので、そういうことを検討する可能性があるか、余地があるか。いろいろな体験をするのはいいんだけれども、基礎学力というところをね、落ちていく子たちに対する対応というのをどう考えていくのか。それは学校教育ともちろん連携が必要なので、社会教育の方だけではやり切れない部分はありますけれども、その辺のところはどうなのかということを、もう一回教えてください。
 あとは、レファレンスは実施中だということで。総合カウンターでレファレンスを受けますよみたいなことを、きっちり利用者にわかるようにしていただければと思います。だれにどう聞いたらいいかわからない、カウンターにだれもいないし、どうしようみたいな事態になっていますので、そこはちょっと気にしていただけばと思います。
 総合スポーツセンターについても、もっと広く一般市民にわかるような意見の聞き方というのを検討していただければと。これからだと思うので、それは要望でいいです。
 3点、再度お願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  学校評価であります。福祉施設の場合はですね、かなり第三者評価が進んでおりまして、国の方もサービスのメニューに合わせて、どのようなことでということで基準づくりも進んでおりまして、かなり、そういう意味では学校よりは一定程度進んでいるという認識は持っております。
 ただ、学校の場合、客観的な基準で、全国統一の評価基準でやりますと、一番学校で心配されておりますのは学校の序列化というんでしょうかね、学力を含めて、学校の序列化が始まっていくのではないかという危惧を、国を初め持っておりまして、そういう意味では、福祉で言うような第三者評価については、今のところ研究等はしているようでありますけれども、具体的には進んでいないというふうに理解をしております。
 学校はそれぞれ地域性といいましょうか、三鷹市内でもかなり学校の運営方針、あるいは地域の方々の活動状況などを見ますと、地域性がありますので、そういった地域性、それから子どもたちの置かれている家庭環境とかですね、そういったもので非常に微妙なところもございますので、我々としてはその学校を一番よく知っているコミュニティ・スクール委員会の方々に評価を当然していっていただいて、その学校の独自の評価といいましょうか、そういったものも出てくると思いますので、その視点も大切にしていきたいと思っております。
 それから、教育支援の関係ですが、これは教育ビジョンで言っておりますが、ゼロ歳から15歳までということで、その子どもたちの成長を保障していきましょうというのが、学力、健康、障がいの面でも推進していきましょうというのが教育ビジョンの考え方でありますので、あくまでも子ども中心ではありますけれども、子ども中心の成長の過程の支援、あるいは子どもたちが自己実現をしていく過程への支援といったところを中心にしながらも、子どもたちのライフステージに合わせて支援の必要性というのは変わってきますので、そういったものをきちっと体系化していくことが必要だろうというふうに思っておりまして、そういう意味では、就学支援シートから始まって、成長の過程に伴う記録などもしっかりしていこうというふうに考えているわけです。
 また、保護者の方々も、子どもたちの乳幼児期でありますとか、児童、中学生、高校、あるいは就職といったそれぞれの段階で、保護者の方々の要望、あるいは御心配事というのも変化してまいりますので、その点もですね、関係機関とも連携をとりながら、しっかり支援の体制づくりもしていきたいというふうに思っているところであります。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  再質問ということで、児童青少年の居場所づくりの一環としての社会教育会館における学習室の子どもたちの利用ということについて、基礎学力への対応などということもあわせての御質問がございました。ここは、実はあくまでもですね、自主学習ができる環境を夏休みの期間つくっていこうという姿勢でございます。夏になりますと、皆さんも多分御存じのように、各図書館とか、あるいはそういった勉強のできる施設が超満員になるというようなことを見聞きされるかと思います。家庭環境でなかなか御自宅では学習のできない児童・生徒、おられると思いますが、その子どもたちに対して、少なくとも学習のできる居場所をここでは考えておりまして、例えば補習教室のようなところまでは現在のところ考えておりません。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。それぞれ具体的なことはまたその都度出てきたときに、これからということになると思いますので、きょうはありがとうございました。


◯委員(白鳥 孝君)  お昼まで十数分なんですけれども、なるたけ簡潔に御答弁、よろしくお願いいたします。
 さまざまな子どもたちの状況に応じた教育をこれからやっていかれるということでございますけれども、このところというか、ことしに入って新任の校長先生というか、経験を積まれた新たな校長先生が市外から入ってこられ、また、校長先生だけではなく、副校長先生も同じ学校に赴任なされるという方がいらっしゃったように思うんですけれども、その中で、先ほどもお話がございましたけれども、コミュニティ・スクール委員会、またその学校運営協議会等々、いろいろな地域の中で、先ほども答弁ございましたけれども格差があったり、地域の人々の思いというのもあったり、それから地域諸団体ということでいろいろなギャップも生まれてくるんではないかなと。
 要するにスクール委員会、また協議会の中、そして新たな校長先生が赴任なされたときに、校長先生も面食らうようなギャップというものがあるんではないかなと思うんですけれども、その辺のところをお伺いをし、そして、現場の中のギャップというのはどのような指導というか、埋めているんでしょうか。そして、その指導のあり方によってよいものがつぶされてしまっては何の意味もないということ、それは地域のことも踏まえてですね、そんなところをお聞きをいたします。
 それから、幼・保・小の連携なんですけれども、幼と小はある程度指導があるかもしれませんけれども、保というのが非常に難しい。その中で、先ほどもお話ししましたギャップというのをどのように埋めていかなければならないのか、その辺をお伺いをいたします。
 あと、これは個々のことになってしまうんですけれども、人口増加に伴う教室が多分足らないという現象が生まれてきているのではないかなと思うんですけれども、その辺の学校の区割りがまた変更になるとかいう可能性というのが、要するに足らない学校、教室にはほかの学校に行ってもらう区割りを新たに考えていかなければいけないみたいなところが出てくるのかどうか、その辺をお伺いをいたします。
 あと、これも質問が出ちゃったんですけれども、ICTですか、学校でのあり方、そして子どもたちがどのような使い方、学校間、そして、もっとこれからのあり方みたいなところをお伺いをいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  校長先生、それから教員の方々も、特に小学校中心で退職教員の方がふえていますので、三鷹にも新人の若々しい先生がふえてきておりまして、学校の年齢構成もですね、若い方々がふえている。そういう中で指導体制をどうしていくかというのも、1つ課題になっておりますが。
 実は、人事の関係ですけれども、この前も東京都の教育委員会の管理主事の方が見えまして、いろいろ教育長初め意見交換をしました。教育長の方からは、三鷹が進めているコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校、このシステムを十分に理解する人を、校長先生はもちろんですけれども、教員も、三鷹の方に人事異動の際には十分考慮してもらいたいと。特に、コミュニティ・スクールを基盤としたということですので、地域に対する理解、それから地域の皆さん方とのコミュニケーション力に富んだ教職員の方の配置をお願いしたいということで、お願いをしております。
 また、その一方でですね、コミュニティ・スクール委員会、学校運営協議会ですけれども、教職員の人事に当たって一定の責任と権限がありますので、教育長の方からも地教行法に基づく学校運営協議会の人事についての権限については十分に尊重してくれと。コミュニティ・スクール委員会も要望をいたしますのは、やはり閉じられた学校ではなくて、地域に開かれた、また小・中一貫教育校の推進に当たって理解のある校長先生、それから教員の先生というのが希望が多いわけでありまして、その点も十分に配慮してくれということを申し上げました。
 そういう意味では、何の予備知識もなくて三鷹に来た場合はギャップを感じられると思いますけれども、私ども、教員の公募制というのも一方で広がっておりまして、学校単位で公募もできるようなシステムもできてきておりますので、指導主事を中心に指導体制、研修体制も確立をしていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、幼・保・小の連携でギャップという問題があります。これは小1プロブレムに象徴される問題でありますけれども、特に集団生活という面では、幼稚園と保育園というのは若干違いがあります。ただ、厚生労働省などに言わせますとですね、保育所運営指針と幼稚園の教育要領、これは整合性がとれていると、違いはそんなにないんだというふうに説明を伺っておりますけれども、実態の面では、どちらかというと保育園は生活の面を重視をされた保育運営ということになりますし、幼稚園の方は、どちらかというと集団生活とか、一定程度の成長を見込んだ指導というものが幼稚園の特徴にもなっておりますので、その辺のギャップがあるだろうということで認識しておりますので、私ども、幼・保・小の連携の中で、小学校の先生からも、幼稚園、保育園、特に保育園の方についても十分な配慮ができるようにということで取り組んでいるところであります。
 それから、人口増加でありますが、御指摘のように社会増が三鷹の場合は顕著でありまして、三鷹に転居される方というのが多いわけです。それも、乳幼児を抱えていらっしゃる保護者の方、あるいは抱えようとする保護者の方々が非常に転入してくるということで、教室が年々1クラスずつぐらいふえるというところもございます。御指摘のとおり、その辺の調整が近い将来出てくるかもしれませんけれども、今のところは通学区域の変更等の検討まで至らないというふうに見通しておりますので、当面は普通教室の確保に向けて学校の中の教室の需要なども十分精査して対応していきたいというふうに思っておりますが、御指摘の点は非常に重要な点だと思っておりますので、教育委員会としても留意をしていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、ICTの関係ですけれども、ここ数年でですね、飛躍的に整備が進んでおります。ここに来まして、国におきましては経済危機対策で補正予算の措置がここでできました。私ども、今、耐震補強工事、それから東台小学校で見られます太陽光発電、あるいはエコスクールの取り組み、その次はICTなんですけれども。ICTの面では、地デジの関係、この関係を前倒しで何とかできないだろうかということで、国の補正予算を活用して取り組んでいきたいというふうに思っております。
 学校の方も、国の指定を受けて第一小学校、第七中学校で地デジ関係の研究校にもなっておりますので、かなりコンピューター機器の整備とあわせまして、またインターネットの校内LANの関係の整備にあわせましてかなり充実してきていると。学校間の格差があるとすれば、それは教職員の方々の取り組む姿勢ということになりますので、教員の皆さん方も習熟度を高めるということも含めて十分な対応をしていきたいというふうに思っております。
 児童・生徒につきましても、私どもの時代とは随分変わりまして、携帯電話を使う子どもも中学生ぐらいになるとかなりいるようでありますけれども、ICTの関係の機器につきましても、正しい使い方、それから情報セキュリティーの問題、そういったものを十分念頭に置きながら情報教育を推進していきたいと考えているところであります。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。教育センターに若い、リタイアなさった先生も入っていらっしゃるということも理解はしているんですけれども、ぜひそこの活用の仕方を考えていただければなというふうに思っております。
 あとちょっと2点ばかり。何とか学園といろいろとつくられて、学園長の位置づけというのはどうなんでしょうか。例えば、入学式に学園長のあいさつがなかったり、卒業式に学園長のあいさつがないというのは。学園長ですね、その辺の位置づけというのが、各学校の入学式には来賓として呼ばれることはあるんですけれども、学園長としての位置づけというのはどういう。例えばまた、逆に学園として何か事業をやったときに、その保険は学園長の責任になるわけですね。だから、その辺のところの位置づけというのはどのように見ていらっしゃるのか。
 それから1点、最初質問しなかったんですけれども、一小、二小というのは、今まで何年か前までリニューアルということであったんですけれども、二小の活字がいつの間にかどこかへ行っちゃったんですけれども、その辺をちょっとお伺いしたい。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  学園長のあり方でありますが、にしみたか学園は相当、もう3年たっておりますので、学校間の連携、それから諸行事の取り組み、事業のあり方、そういったものを含めて、学園長の存在というのが大きくクローズアップされ、また評価もされてきております。その経験をされた先生が今、教育センターにいますので、各小・中一貫教育校の学園長のあり方もですね、その先生を活用いたしまして十分な指導もいただきたいと思っております。それぞれの学園、まだ経験も浅いところがありますので、実は学園長会議というのを今、設置をしまして、月1回ぐらいは意見交換、課題の把握、そして、その課題の解決に向けての会議を開催しておりますので、委員の質問にありましたように、卒業式、入学式に学園長がいないとか、行事のあいさつとか、そういった点もございますので、そういうことも含めて十分検討してまいりたいというふうに思っております。
 リニューアルにつきましては、一小でやりまして、ただ、一小が3カ年計画でやるのが4年間になってしまったということと、それから、長期間にわたるということで、それの学業への影響というのもございますので、二小につきましてはそれらの総括を含めた上で、まだ若干時間がありますので、基本計画ではスーパーリニューアルの項目から外れておりますけれども、いい方法を検討していきたいとは思っております。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。ぜひそのような方向でよろしくお願いいたします。


◯委員長(緒方一郎君)  質疑の途中でありますが、暫時休憩をいたします。
                  午後0時01分 休憩



                  午後0時58分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開をさせていただきます。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問をさせていただきます。私も新しいメンバーなものですから、この基本方針と事業計画、小・中一貫が今年度全市展開ということで、それに向けて、この平成21年度は特別に検討、またこの部分は位置づけたと、そういうものがこの中にあるんでしょうか。その点をお聞かせいただければと思います。
 それから、この事業計画にあります15ページで、「プレ教育フォーラムinみたか」ですね、この内容と規模、来年の1月というお話がありましたけれども、どんな企画といいましょうか、内容と規模を教えていただければと思います。
 それから、ページ22ですが、ネットワーク大学との連携における研修の充実という中で、いわゆる教師力講座ですか、スクールリーダーコースの実施とあります。これの講座の内容、どういう方が講師でやられるのか。
 以上、この3点をお聞きいたします。よろしくお願いします。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  今年度ですね、小・中一貫教育校が全市展開するに当たって何か特別な位置づけはあるかという御質問については、とりたてて特別な位置づけとしたもの等はありません。逆に、3年間の検証が終わっておりますので、今後は各学園ごとに学園の評価という形で検証の方を実施していただくという形になっております。
 「プレ教育フォーラムinみたか」については、まだ事務局の方で検討をしている段階でありまして、今わかっておりますのは、7つの学園が開園しますので、学園のそれぞれの特色のある教育活動等を御紹介をポスターセッション形式で各学園の取り組みを御紹介いただこうと思っております。細かいことが決まりましたら、また御連絡をさせていただきます。
 ネットワーク大学の方で行われております教師力錬成講座のスクールリーダーコースの内容なんですが、1つは副校長の実務研修という形で、新たに副校長先生になられた方たちが、実際にどのような実務を、どのような手順で、どのような段取りでやらなければならないのか、見落としてはいけないことは何かということで、実際に副校長を経験された校長先生の方から御指導いただいたりしております。また、職員の育成がありますので、コーチングのあり方であるとか、危機管理の対応の仕方であるとか、あるいは保護者や市民の方たちへの接遇についての研修を、民間などでこのような研修をされている方を招聘して実施をしているところでございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございます。それでは、基本方針と事業計画、わかりました。それで、このプレ教育ですが、まだ検討中ということですけれども、実は議会の一般質問の中で教育長の答弁が、小・中一貫の問題では、非常に教師の多忙、これはあるという点は挙げられておりました。それで、何というんでしょうか、このプレ教育フォーラム、これが来年やられて、今の答弁によりますと、実質的に、にしみたか学園は3年間やって検証も行われている、実績があると。それ以外はこれからだし、鷹南は9月からですね。そういうところも含めて7校全体でこういうフォーラムをやるというのが、ちょっと。本来こういうものは全校的な発信というよりも、小・中一貫というのは三鷹の子どもたちの小・中一貫ですから、やはり市民に向けて、また、にしみたか学園の3年間の検証がどうであったのかということも、周年行事的なね。このこと自体が、あとの6学園がスタートした、そういうときに来年の1月にこれをやるというのは、余り意味がといいましょうか、そこまで言い切っていいかどうかわかりませんけれども、そこでやるというのがちょっと理解できないといいましょうか、効果がですね。
 むしろ、三鷹が小・中一貫、こういうふうにやっていますよという全国的な発信の場みたいで、そういうPR的なものがあって、もっと小・中一貫のよさならよさで、市民に、また保護者に、地域に、スクールカウンセラーと言っているわけですから、そこに重点を置くべきだと思うんです。にしみたか学園以外はまだ始まったばかりというところで、これが現場の先生たちに負担にならないのか。この辺がちょっと気になるところですので、検討中ということですから、その辺、どのようにお考えがあるのか。
 それから、ネットワーク大学のことはわかりました。ただ、こういうのはネットワーク大学というところでやらなければならないものなのか。例えば、教育委員会の中でいろいろな研究会がありますよね。そういうところで、何でも理解できるようでちょっとわからない面があるんですが、この辺はネットワーク大学に持っていったという点は、何か特別な目的というんでしょうか、やる講師の問題だとか。講師だって、やはり教育委員会に来てもらえればそういう効果があるんだろうと思うんですけれども、この辺は何か特別な検討された内容があるんでしょうか。ちょっとその辺、お聞かせいただければと思います。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  1点目のプレ教育フォーラムなんですけれども、この事業は市制施行60周年記念事業のプレ事業ですから、プレ教育フォーラムという形でプレという名前がついています。本番に向けて、今年度はしっかり次の年度に、本番につながるような内容にしていきたい。その中で、今、1つの例示といいますか、小・中一貫、学園の取り組みというお話をさせていただきましたけれども、三鷹の教育というのは小・中一貫だけではなくて、広くいろいろな取り組みがあると。本番ではそうしたところも広くPRをしていきたいと。まさにPRは内向きだけではなくて、市外にもPRをしていく。それから、地域の皆さん、保護者の方、そうした方々にもより一層ですね、この三鷹の小・中一貫教育を含めた教育改革をPR、周知していくと、理解していただくと、それがまさに目的でございまして、実施については、質問委員さんが御指摘のような内容で教育委員会としても考えているところです。
 また、負担ということはありますけれども、そこのところはしっかり相談しながら、各学園でもう既に内容等を検討を進めておりますので、そうしたことも配慮しながら進めてまいります。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  先ほどのネットワーク大学でスクールリーダーコースを行っていく理由は、1つは勤務時間外に先生方が来れる、そして教育委員会で行う場合は勤務の時間内で、管理職の先生が一律に同じ講座をという形になりますが、管理職の先生方の経験年数であるとか、あるいは課題であるとかによって、そこが選択できるように。そして、勤務の時間の外で研修を自己研さんという意味で行っていただくということで、開講したものでございます。


◯委員(森  徹君)  ネットワーク大学のところはちょっと私の理解が足りないのかもしれませんけれども、わかりましたというふうにはなかなかいかないんですが、この程度にしておきましょう。
 それで、プレ教育フォーラム、これはもう日にちが決まっていますから、会場はどこでやるんでしょうか。そういう会場押さえも──中身の検討はこれからということですけれども、会場はどこなんでしょうか。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  会場につきましては、公会堂のホールとホワイエを使いながら実施したいと考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  わりました。私の聞きたいところは以上です。確かに先生方も、先ほど学園長の問題も出ていましたけれども、いろいろこのメリットもあると同時に、これからも課題も当然あるわけですよね。それで、小・中一貫のところで先生が忙しいということは、先生は子どもたちの教育のためですから、多少は忙しくても頑張ろうというのがあるのは当然だと思います。そこで頑張っていただいたと思います。しかし、その影響は何かというと、実際には子どもたちにその影響が具体的に出ているんじゃないだろうか。
 私が以前に聞いた場合でも、小・中一貫の学園の中での打ち合わせが大変で、自校の打ち合わせがなかなかできないという悩みを持っている先生方もおられました。やはり、小・中一貫の今後解決されていかなくちゃならない問題というのはいろいろ出てくると思う、すべてがいいわけじゃありませんから。その点もきちっと検証しながら、このフォーラムの中でもですね、そういうことも情報発信できるようなものにしていければなと、その辺の検討もお願いしたいということを要望しまして、質問を終わります。


◯委員(土屋健一君)  では、よろしくお願いします。まず、21ページの統括校長の配置の件なんですけれども、特に重要かつ困難な職責を担うという意味はですね、三鷹で言ういわゆる学園長を指しているのでしょうか。いや、そんなことないよ、学園長とは限らないよと。私、これを読んだ瞬間に、ああ、この統括校長は学園長なんだなという思いがありますけれども、先ほど学園長の位置づけの質問もありました。組織的な学校運営の充実において、東京都がスタートしたから設置をするということなんでしょうけれども、その辺のお答えをお願いします。
 次に、31ページの羽沢小学校の学童保育所の整備なんですけれども、これ、設置予定場所とその理由等がありましたら、お願いします。お答え願います。あと、規模等もわかっていましたらお願いします。
 次に、39ページの市民駅伝大会なんですけれども、ICチップを利用すると。これ、たすきにつけてタイムの計測とかをすると思うんですけれども、スタート地点の設定とかもお考えなんでしょうか。もしそれが可能でしたら、200チームになって、かなり狭い場所での大人数のスタートということになるので、ある程度時差スタートも可能になってくるのかなと。今現在ですと、何十秒も前と後ろというのは差があると思いますけれども、そんな正式な競技でないにしても、公平性が担保、もしかしたらICを使って最先端技術で担保できるのかなと。そういう時差スタートも可能になってくるのか、その辺の検討をされているのかということと。あと、コースの方なんですけれども、今年度は連雀通りの拡幅工事とか、かえで通りの自転車道の整備等でコースがどうなのかなと、ちょっと心配があるんですけれども、時期的に影響があるのか、ないのか。それによってコースが大幅に変更になったり、距離が変わったりするのか。その辺の検討をされているのかをお答え願います。
 最後に40ページ、大沢総合グラウンドの整備なんですけれども、まず駐車場の点で、今月中で無料の駐車場がなくなるということで、来月から整備にかかって無料駐車場がなくなる。それにあわせて今度、東京都の有料駐車場を使うことになると思うんですけれども、先日お聞きしましたら、恐らく東京都の公園の値段ということで、1時間300円、延長が30分100円になるだろうというお話でした。
 三鷹市民の利用のときとか、あとは団体、先日消防団もソフトボール大会をやりましたけれども、そういう点の割引サービスというか、市民サービス、そういうのをお考えなのか。あと、ちょっと5分、10分の用があって行く方も、スポーツ関係の方でいらっしゃるとお聞きしております。その場合、5分行ったらもう300円、そういうことになりますので、まさか5分なら道路にとめておけという指導はできないと思いますので、最初の1時間の300円は無料にするとか、そういういろいろ案はあると思うんですけれども、そういう検討をされているのかどうかということ。
 今回の整備については、グラウンドの照明施設は天文台の関係で無理だというお話は前々から聞いております。私、いろいろ調べたんですけれども、今、光害対策型の投光機とか、環境配慮型の投光機とか、かなり技術進歩しまして、いわゆる外に光を漏らさない、そういう投光機があらわれて、しかも光学設計上、シミュレーションシステムみたいなのもできるそうです。三鷹独自でそのような検証というか、天文台との検討等も含めてされているのか。かなり市民の要望、特にスポーツ団体、子どもたちの大会等で、今は、日の長いときは余り出てこないんですけれども、また三、四カ月たつと、もう4時ぐらいで暗くなって使えなくなってしまうということですので、その辺、御検討されているのかということ。お願いします。


◯指導室長(後藤 彰君)  統括校長の配置についてでございますが、こちらは今年度から東京都教育委員会が配置を進めたものでございまして、その基準につきましては、教育支援学級も含めた形での大規模校、国や都の研究指定校、あるいは生活指導等々の困難校等々ということで、最終的にはもちろん都教委が選定して決めているものではございますが、三鷹市教育委員会といたしましては、その中に小・中一貫教育校の学園長ということで都の方にお願いをしてございます。
 ですから、今回のは第六小学校の小山校長先生が統括校長ということで、学園長ということで都から配置されたところでございます。当然今後につきましても、学園長が統括校長ということで都の方に教育委員会としては要望していきたいということでございます。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  羽沢小の学童の件で御質問をいただきました。羽沢小の学童につきましては、現在新たに設置する予定場所としましては、学校の校舎内の1階部分。今の現在学童保育所があります、ちょうど向かいの部分の校舎の2教室分を活用しまして、来年の羽沢小全体の耐震工事の際に、それに合わせて整備をすることにしております。
 その設置場所をそこに設けた理由ということでございますが、基本的には老朽化に伴い建てかえをするという前提で行うわけですが、1つは、今、話しましたとおり、ちょうど耐震工事が行われて、学校そのものの耐震性も担保されるということ。それから、羽沢小そのものが東京都の方の資料にも、この先5年間で児童が現在の約8割ぐらいに減少するという推計がなされているということ。また、それに伴い、学童の通所する子どもの数もですね、これまでの過去4年間の中で最も高かったところが30.88%なんですが、この最も高かったところで計算をしても50人いかないというような計算結果のもとに、今まで整備をしてきた六小、七小、北野小等のように2学童を増設する必要性はない、1学童で済むと。こういうようなことから、学校内の校舎を2つ使いまして整備をするということになります。
 その結果としまして、従来の学童そのものは、平米数としては102平米だった学童保育所が、実際には面積が128平米に増加をする。約2割近く床面積が増加をし、保育環境が改善されるというようなこともございまして、このような整備を行うということにしております。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  市民駅伝について御質問をいただきましたので、お答えいたします。本年度はたすきに設置したICチップで各選手、スタートしていくと思います。昨年200チームいうことで、スタート地点にかなり集中して、走者の方たちも大変だったという話は一応お伺いしております。確かにICチップですので、そういうスタート、可能かどうか、この辺は検討はしていませんけれども、そういうことは可能なのかなとは思いますけれども。ただ、全体の時間とか、そういうものを考えますと、かなり長い時間ランナーが市内を走ることになりますので、その辺は今後検討させていただければと思います。
 あと、コースの問題なんですが、確かに昨年実施したコースをベースにスタート、ゴールを検討しているところですが、事実、委員さんおっしゃるとおり、連雀通りも含めて、かえで通りも自転車道ができましたし、ことしですと三鷹台団地も建てかえの関係で従来のところは通れなくなっているということはもう確認しております。先般も警察の方とも御相談をしまして、間違いなくその時期までに工事が終わらないところについてはコース変更もやむを得ないだろうという話もしておりますけれども、連雀通り、かえで通りにつきましては、まだ実際には大幅な変更は考えておりませんけれども、場合によっては双方検討しなきゃならないかなというところまでは話し合っております。コース全体は昨年度とほとんど変わらない状況で実施したいと考えております。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  大沢グラウンドにつきまして2点質問をいただきました。
 まず、大沢グラウンドの駐車場の件ですが、確かに7月から大沢グラウンドの整備が本格的に始まりまして、今の無料の駐車場は閉鎖ということになります。そのかわりに、公園を利用する人たちは東京都が設置・管理する有料駐車場になるわけですが、これも東京都が設置・管理するものであってですね、ですから、市民に対しての減免措置というのはないようです。ただ、また、うちの方もこれから東京都に要望してみますが、なかなか難しいかなと思っております。
 それともう一点、照明灯の件ですが、こちらも天文台との協定を結んでおりますので、今のところ、照明をつけるということは現時点では考えておりません。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。順番に、統括校長なんですけれども、学園長ということで、ということは7人になるということですか、いずれは。7人全員が統括校長になると考えてよろしいのでしょうか。
 それと、羽沢の学童なんですけれども、確かに平米数もふえて、耐震性も担保できて、保育環境が向上という、いいことばかり御答弁されましたけれども、確かに建てかえとなると、仮設とか、そういう問題が出てきます。しかしながら、先ほども他の委員さんからの質問がありましたけれども、三鷹はこれからも人口がふえていくだろう、教室もどんどん足りなくなっていくだろうということが考えられ、羽沢地区は例外だよということかもしれないんですけれども、実際、教室に学童をつくって、教室が足りなかった学校もありますし。もし、今後、中長期的に見てそのようなことが起こらない保証があってのことなんでしょうか。とりあえずあいているから使っちゃえみたいな、そういう安易な考えではないとは思うんですけれども、その辺の御検討されたことをお願いします。
 あと、照明の方も、いろいろシミュレーションとかはやってみていただけたらなと思います。なかなか難しいと思うんですけれども、よろしくお願いします。
 市民駅伝の方、先ほど時差スタートという言い方をしてしまいましたけれども、別に2つに、3つにと分けるんじゃなくて、スタートがばらばらでも、スタート地点から計測されればちゃんとしたタイムが出るのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。


◯指導室長(後藤 彰君)  統括校長につきましては、こちらは給与等の処遇の面もあることから、東京都の人事委員会の方で協議いただいて、その数等を決めているように都から伺っております。ちなみに今年度は、小・中学校合わせまして統括校長が37名という数でございますので、その中の1人が三鷹市で配置されたということでございます。ただ、今後とも学園長7名目指して、東京都の方には要望してまいりたいと思っております。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  今、委員御指摘のようなことも、将来的な問題の中では全くゼロということは言えないのかもしれませんが、現在のところ、私どもがこの計画を立てた段階では、平成25年度までの児童の推計、あるいはそれまでの過去の児童の数、そういったことを勘案しまして、各学年全2クラスを想定して、それでも十分学校の方は教室的にはゆとりがあるということでしたので、そういった意味では、今回こういった形で学校内に入れることにいたしました。
 実際に費用的な問題も、かなり学校内に入れるのと、仮設をつくり、そして壊し、また新たに平屋建てに、今回は新築をすればなるわけですけれども、費用を考えても、かなりの費用差があると。こういったことを考えて、今、現在予測できる範囲内の状況も総合的に勘案しますと、教室内につくるのが今の段階では妥当だという判断をしたところでございます。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  先ほど御質問いただいた中で、たすきのICチップでばらばらにスタートできるかという話なんですけれども、スタートラインで当然チップが通ると計測するラインを引くわけですけれども、これはスタートラインにはありませんで、きのう打ち合わせしたんですけれども、スタートは今現在、ことしも、昨年来ずっとやっている電子時計で9時20分、ドンとスタートなんです。そこから第1中継所で初めてICチップを計測するテープが張ってありまして、そこから9時20分以降どのぐらいで回っているかということが計測されるものですから、もしばらばらで後ろの方からスタートされる方は、東京マラソンなんかもそうですけれども、スタート地点に立つまでに相当時間がかかってしまう。そのロスタイムは当然計測されていっちゃいますので、ですから、後ろの方にいる方をどう対応させるかというのは、できないことではないとは思いますけれども、これは安全性の面は十分配慮するつもりなんですけれども、200チームということもありますので、ちょっと検討させていただければと思います。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。スタート地点、我先に一瞬にだっと行っちゃいますので、けがとかが起こる前に何か方策があったらなと思います。
 羽沢小学校の学童も、やはり学童があるために普通教室が足りなくなって、地域の方、PTA、保護者たちが使う教室がなくなってしまうような事態が実際に井口小学校で起こって、本当にあそこはPTAじゃないですけれども、保護者の会の方たちもかなり憤りを聞いております、どういうことなんだという。そのぐらいの先見の明がなかったのかなと言われてもしようがないなと思いますので、その辺のことは十分気をつけて検討、設計されてほしいと思います。以上で終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  土屋委員の質問を一たん終了いたします。
 全体に係ります平成21年度の大事な事業について1点だけお聞きしたいので、委員長を交代させていただきます。


◯副委員長(土屋健一君)  委員長を交代いたしました。


◯委員(緒方一郎君)  去年の場合は小学校の教科書採択がございまして、このことは8月の後半の閉会中の行政報告があったんですが、今年は中学校の教科書の採択があると思いますので、事後になってはいけませんので、流れについてだけちょっと情報提供していただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯指導室長(後藤 彰君)  それでは、教科書採択の流れについて御説明をさせていただきます。本年度は中学校及び小・中学校の教育支援学級用の教科用図書の採択の年度でございます。こちらにつきましては、最終的には7月31日金曜日、ここの教育委員会の定例会におきまして教科書採択をする予定でございます。その採択までに向けまして、選定の資料の作成を事務局の方で進めているところでございます。メンバーは、校長先生方を初め副校長先生方、それから保護者の代表の方も入っております。こういったメンバーの中で選定委員会を設置し、既に5月の25日月曜日に第1回を開催して、検討を進めたところでございます。
 なお、今後の日程でございますが、第2回等を6月の22日に実施する予定でございます。そして、7月の16日に教育委員の皆様と選定資料作成委員の方々の懇談会の中できちっと選定資料の説明をそこでするような予定でおります。なお、あわせまして教科書の展示会でございますが、特別展示が6月の5日から6月18日、また法定展示が6月19日から7月8日ということで、場所は教育センターの2階の第二中研修室の方で展示をしているところでございます。
 なお、皆様御案内のことかと思いますが、今回は中学校の社会科の1社が新たに文部科学省に検定の申請をいたしまして、それで検定を受けた会社が1社ございます。それ以外の教科書は中身が変わっておりませんので、前回の選定資料の見直し等で進めているわけですが、中学校の社会科の教科書1社につきましては、新しく検定が通った教科書でございますので、これにつきましては、各学校の先生方を代表にした社会科部会の方で、その教科書についてのさまざまな基礎資料の作成をお願いして、それをもとに選定委員会の方の資料に上げるというところを設けて進めているところでございます。なお、東京都の方にはその旨、採択結果を報告しまして、そういった採択結果の公表につきましては9月ということで進めさせていただいたところでございます。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。よろしくお願いいたします。


◯副委員長(土屋健一君)  それでは、委員長を交代いたします。


◯委員長(緒方一郎君)  委員長を交代いたしました。
 どうもありがとうございました。長時間にわたっての御説明、ありがとうございました。以上で項目アについては終了いたします。
 説明員の入れかえのため、しばらく休憩いたします。
                  午後1時35分 休憩



                  午後1時36分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開をさせていただきます。
 説明を求めます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  それでは、資料2の新型インフルエンザの対応につきまして、御説明をいたします。資料2をごらんいただければと思います。
 初めに、これまでの経過等につきまして、資料はございませんけれども、御説明をいたします。今回の新型インフルエンザにつきましては、海外の発生に始まりまして、関西圏での国内発生、それから東京都、三鷹市におきましても感染者が確認されるなど、感染が拡大したところでございます。こうした状況を受けまして、三鷹市教育委員会といたしましては、全部課長による対策会議を開催するとともに、国、それから東京都の方針、市も新型インフルエンザ対策本部を設置いたしましたので、そうした方針等を踏まえまして、迅速かつ的確に、例えば学校、保護者への情報提供、あるいは通知等を行ってきたところでございます。
 また、こうした中でですね、5月15日にはニュージーランドへの中学生の海外派遣事業、この中止を確認し、金曜日でしたので、週明け月曜日に、5月18日に通知をしたところでございます。また、同じ5月18日には、5月下旬に修学旅行を予定しております一中、四中の校長と修学旅行の実施につきまして協議を行い、秋への延期というものを決定したところでございます。
 そのほか、この資料に戻りますけれども、5月の25日にはまた臨時の校長会を開催しまして、児童・生徒の健康と安全を第一に考え、こうしたインフルエンザの対応につきまして周知徹底を図ったところでございます。
 それでは、資料2をごらんいただきたいんですけれども、まず四角の囲みの中に共通事項の確認ということで記載をしております。対応の基本的な事項をまとめたものでございますけれども、Iとして、原則を記載しております。感染経路、感染者の動静、その他発生状況等の情報によりまして、柔軟な対応が求められることから、正確な情報の把握と冷静な判断が必要であること。それから、過敏な対応や不安をあおるような対応は避けること。これを基本的な対応としております。この点につきましては、市のインフルエンザ対策本部会議で確認されたものとも整合が図られているものでございます。
 また、IVのところをごらんいただきたいんですけれども、特に感染予防の徹底、こうしたものを図ってまいります。児童・生徒にうがい、それから手洗い、マスクの着用など、せきエチケットの励行、規則正しい生活について指導いたしまして、感染予防の徹底を図ると、これが非常に大事なことであると考えているところでございます。
 続きまして、具体的なケースにおける対応ということですけれども、まず1の市内の公立小・中学校の児童・生徒に感染が確認された場合、こちらをごらんいただきたいと思います。まず、まる1といたしまして、市教育委員会及び保健所等の関係機関への連絡及び対応の確認でございます。これは疑似症例等が発生したときの初動の対応ということで、御案内のとおりでございます。
 まる2ですけれども、こちら臨時休校等の措置がございます。校長は、校内における感染の拡大が懸念される場合には、市の教育委員会と協議の上で、臨時休校の措置をとることとしております。また、臨時休校に伴う授業確保の措置を別途計画し、市教育委員会に届けることを明記をしているところでございます。
 2ページをお開きください。まる3ですけれども、こちらに保護者への通知の発出、まる4といたしまして、家庭における学習課題の提供がございます。学校が臨時休校した場合には、自宅学習の実施と外出の自粛等を明記した通知を保護者に配付するとともに、自宅学習につきましては、各学校に事前に7日間分の学習課題を準備しておくよう指導をしております。
 そのほか、次の2から3ページにございます6番、市内の私立大学の学生に感染が確認された場合と、ここまではそれぞれのケースごとに対応をまとめております。こちらは後ほど御確認いただければと思います。
 次に3ページですが、7の学童保育所の対応というところですが、学童保育所につきましては、当該校が臨時休校となった場合には、当該校と同期間閉鎖することとしております。また、8の地域子どもクラブも同様の対応となっております。
 そのほか、次の4ページをごらんいただきたいんですけれども、こちらでは11番に社会教育会館の対応、12番に児童館、13番に図書館など、施設につきまして対応をまとめております。こうした施設につきましては、市内の小・中学校の全部、または一部が臨時休校となった場合には、来館する児童・生徒に対して自粛を促すとともに、閉館等の措置については市全体の対応に準じて教育委員会が判断するということといたしました。
 以上が、この対応についてのポイントでございますけれども、実際にはここに記載されていないようなさまざまなケースが想定されると思います。例えば、教育支援学級の通級制の児童はどうするんだとか、いろいろなケースが想定されると思いますけれども、この対応を基本といたしまして、正確な情報の把握、それから迅速な対応、こうしたことを念頭に、市の対策本部、都の方針等を踏まえまして、しっかり教育委員会として対応してまいりたい、そのように考えているところでございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  私からは、お手元の資料3−1、3−2、3−3に沿いまして、三鷹市立第三小学校校舎の建替検討委員会についての御報告をさせていただきます。
 まずは、お手元の資料3−3、A3判の大きなものを御確認いただければと思います。御存じのとおりですね、第三小学校の校舎については、この平成21年度からの耐震補強工事に向けて、昨年度耐震診断、それから耐震補強に向けての実施設計というものを行っていました。その中で、思ったよりも施設の老朽化が進んでいるということから、現在の校舎が建築から38年、39年という年数が経過しているということで、補強にしても非常に大規模であったり、結果として児童・生徒に非常に負担がかかるということから、建てかえということに至ったということになります。
 この建てかえに当たっては、バリアフリー化であったり、地域の防災体制ということも考慮をしながらプランづくりをしていこうということで考えているところです。また、体育館については、耐震診断の結果、十分強度があるということで、こちらは建てかえをしない。また、第三小学校のプールが屋上にあります、ちどりこども園、こちらの建物についても耐震性が確保されていますので、これはそのまま使うということで準備を進めてきたところです。
 また、校舎については、周辺に仮設校舎等を建てるような用地等も検討したんですが、近隣、特に第三小学校の学区内には適切な用地が確保できないということから、現在の校地内での建てかえを行うということで準備をしているものです。また、第三小学校の敷地内には第三小学校の学童保育所がございます。こちらもこの建てかえ工事に伴って影響が出ますので、こちらは学校の南側にあります学校農園の用地に一たん仮設の建物を建てて、校舎の建てかえが完了後、新しい学童保育所を建てて、そちらに移転をするというような全体の計画をつくってきたものです。
 お手元の資料3−1に戻ります。以上のようなことの経過の中で、この新しい校舎の基本設計、基本プランニングに広く学校関係者の意見を求めようということで、このたび校舎建替検討委員会を設置したものになります。この要綱の第2条に、委員会の所掌事項ということで大きく3点挙げてございます。新校舎のコンセプト、基本的な考え方であったり、校舎に対する特色といったものを考えましょう。2点目として、新校舎の規模や設備、レイアウト等についてを考えていきます。3点として、地域開放の機能についての検討を行う。また、その他の関連する機能も検討していきましょうと。ここで検討された内容に沿って専門の設計業者さんによって実施設計を行っていくということになりますと。
 第3条、組織として次のような構成で設立をしました。まず、1つ目が学校運営協議会の委員の代表の方、8名。こちらは三鷹中央学園の3校が、先ほどのお話のとおり3校合同の学校運営協議会になっていますので、全体の中から第三小学校により関係の深い方ということで8名、それから2番目として同窓会の代表、敷地内にあります学童保育所の父母会の代表、ちどりこども園の保護者の代表の方、地域の住民協議会ということで、連雀と三鷹駅周辺から各1名ずつ、それから三鷹市の医師会。こちら、この地域の第三小学校は医療拠点となっておりますので、その機能も検討しなければいけないだろうということで、医師会の代表の方。それから、防災機能ということで、駅前地区の自主防災組織の会長の方。それから、今回は市民公募ということで公募委員を2名、これは第三小学校の学区内にお住まいの方ということで2名入っていただいて、合計17人ということになりました。
 第5条、任期としては11月30日までというふうになります。
 最後なんですが、裏面の第8条になります。この委員会の会議については公開としていきます。また、審議の内容については随時お知らせ、あるいはホームページ等で審議の経過を公表していくということを予定しているものです。
 今後の進め方、資料3−2になります。昨日、6月10日、第1回の検討委員会を行いました。この後、10月の下旬から11月くらいまでにかけて都合6回の検討会の実施を考えています。この間、基本プラン説明会ということで、保護者の方、あるいは地域の皆さんに対する説明会を2回考えています。1回目が夏休みに入るあたり。ここでは、学校の基本的な校舎配置だったり、コンセプトの案であったりということを、この後2回かけて検討した内容の経過を御報告をして、また保護者の皆さんからの御意見を聞きながら基本計画に反映をしていこうというものになります。
 また、その後、基本プランの案がある程度まとまりましたところで、第2回目の説明会を行い、最終回で皆さんからの意見も含めて基本プランの確定をしていこうということになっています。約半年なんですが、非常に短期間になりますが、市民の皆さんの御意見を生かしながら夢のある学校にしていこうということで立ち上げたものとなります。
 また、昨日、6月10日、第1回の検討委員会が行われまして、その中では委員の委嘱から委員長の互選ほかがあったんですが、委員の皆さんに建替検討委員会の職務、それから三小の新しい校舎の建設の概要ということで、今までの経過、また法的な規制といった内容についての御報告を行いました。また、建てかえに当たって第三小学校、校長先生中心に、子どもたちの新しい校舎への願いというものをまとめていただきましたので、この内容についても御報告をしたところになります。
 その後は、皆さんからの意見交換ということで、何点か建てかえの中でちょうどこの大きな資料にあるように、北側に建てることが困難だろうということで事務方では考えているんですが、そこについては実際にどうなんだろうかという疑問が何点か寄せられたというようなことが、昨日の検討委員会の内容でございました。
 以後、6月以降ですね、詳細な内容の検討を進めていくということになります。以上となります。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  私から4番の平成20年度「三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携推進事業」報告について、御報告させていただきます。お手元の資料4−1と4−2をごらんいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 ピンク色のものが平成20年度の連携事業の報告でございます。カラフルなリーフレットにつきまして、これは幼稚園・保育園・小学校に、取り組み内容の参考になるようにということで作成したものでございます。この連携事業は、御存じのとおり、近年子どもたちの中で集団行動がとれない、授業中に立っていられない、あるいは人の話が聞けないなど、いわゆる小1プロブレムと言われる問題に対しまして、小学校入学前後の学校生活が一人一人の子どもたちにとって円滑で実り多いものにするために、関係各機関が連携していろいろな取り組みを行っていこうというものでございます。
 平成19年度から本格的に実施いたしまして、平成20年度の連携事業につきましては、小学校8校に拡大いたしまして、幼稚園9園、保育園12園に参加をいただきまして実施をいたしました。報告書を1枚めくっていただきまして、2ページでございます。大きな見出しのII番でございますが、共通の取り組み、全8校で取り組んだものでございます。1、教諭・保育士の懇談会。まためくっていただきまして、3ページの2、行事への招待、3、4と行ったところでございます。
 大きなIII番でございますが、これは地区で独自に取り組んだもので、1の給食体験から、4ページの2、3、4、5という形でこの中で行ったものです。この取り組みは、学校での学習以前の主に生活にかかわることについて行っておりまして、この生活の面の段差の解消を目指しているものでございます。
 5ページですが、講演会も実施したところでございます。
 6ページからはアンケートの内容でございますが、小学校・幼稚園・保育園の簡単なアンケート、それから7ページの(3)、下の方ですが、保護者からの回答というところがありますが、ここは南浦小学校地区の幼稚園・保育園の保護者の方にアンケートをお願いをいたしまして、その内容が10ページまででございます。保護者からは、学校生活への不安が和らいだ、あるいは子どもの表情が楽しそうだったなどと、比較的評価していただいた意見が挙げられております。学童保育所も参加していただいていますが、特に幼稚園はすべて私立幼稚園でございます。独自の経営方針がおありでしょうが、この事業には快く御協力をいただいているところでございます。ただ、余り大きな負担にならないように、幼稚園・保育園・学童保育所、そして小学校がよく話し合いをいたしまして、できることからやってもらおうと考えているところでございます。
 これまでの実績を踏まえまして、今年度はモデル校を小学校11校にふやしまして、幼稚園11園、保育園19園に参加いただきまして実施する予定にしております。子どもたちの小学校入学前後の学校生活が楽しく安心して送ることができるように、引き続き相互連携と交流を進めていきたいと考えております。


◯委員長(緒方一郎君)  教育委員会側の説明を終わりました。題名を言わなくて済みません。イが新型インフルエンザの対応について、ウが三鷹中央学園三鷹市立第三小学校校舎建替検討委員会の設置について、エ、平成20年度「三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携推進事業」報告についての、以上3点でございました。
 質問も3点通しでお願いしたいと思います。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、インフルエンザ対策の方から質問をさせていただきます。まず、3ページにございます4、5でございます。市内の都立高等学校、私立小・中・高等学校の児童・生徒に感染が確認された場合ということでございますが、隣の武蔵野市も成蹊大学がということもありました。成蹊大学、私立でございますが、速やかな小・中・高・大すべて休校という対応をされておりますが、実は武蔵野市、近隣の公立小・中学校は休校していないという現状があると思います。当市においても都立三鷹高校、また大成高校、法政等、私立がございますか、休校の場合には保護者に対して通知を出されるかと思うんですが、逆に武蔵野市のように私立は休みと判断した上で、公立の学校は休まずにそのまま継続という例もあるかと思うんですが、その場合に、通知等に関しては保護者に対してどのようにされていくのかということを1点、お聞きしたいと思います。
 また、同じく7の学童保育でございます。こちら、当該校が休校になった場合に学童保育、閉所ということになっておりますが、やはり学童の大前提は昼間親御さんがいらっしゃらない方が学童の対象になっているかと思うんですが、そういうことになりますと、親御さんのいないところに小学校のお子さんが1人、おうちでぽつんといるということもあるかと思うんですが、その辺の教育委員会としての対応といいますか、何か受け皿的なところ、ないし考えるところがあれば、お考えをいただければと思います。
 あと、建てかえ工事の方でございますが、ここは1点でございます。やはり大人の目線からのコンセプトと、逆に今回は児童のワークショップを計画しているということでありますが、お子様の目からというか、お子様の意見もしっかりと取り入れていくこと、非常に大事な観点だと思うところなんですが、このワークショップ、どのように展開をされていくかという1点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 あと幼・保・小の連携でございますが、非常にこれは大事な観点で、今、御説明をいただいた小1プロブレム等に向けての大事な観点でもありますが、このキーマンなのは地域コーディネーターが非常に大事なポジショニングといいますか、大事なところになっていくと思います。現在、今この平成19年度始まったところでございますが、どのような方に地域コーディネーターをお願いしているのかをお聞きしたいと思います。


◯学務課長(内野時男君)  インフルエンザに関しまして、1点目、武蔵野の成蹊大学が休校いたしました。武蔵野の公立の小・中学校は休校措置、とっていないわけですけれども、これについては、東京都の方から患者が発生した段階で、その状況について逐一情報提供といいますか、向こうから指示とまではいかないんですけれども、通知がありまして、今回の場合も武蔵野市内の感染者が出ましたけれども、その感染の経路が明らかで二次感染のおそれがないとか、行動が限られているというふうな場合があります。そのような場合ですね、公立小学校・中学校については、今の現段階では休校の措置はとる必要はないだろうという通知が参ります。
 そういうふうな東京都との連携、それから、三鷹の市内で起きた場合でも、その具体的な状況がどうなのかということで判断することになると思います。関西地区で起きておりましたように、もう既に関西圏内で人から人への感染がこれは明らかであるというふうになった場合で、しかも三鷹市内で発生したというときには、東京都などともよく相談し、また市の対策本部会議とも連携をとりながら措置を決めて、教育委員会から各学校の方に通知をしたいと思っております。
 学童について引き続いてお答えいたします。学童についてですけれども、もし三鷹市内の公立小・中学校、当該の学校が休みになった場合には、そこの当該の学童保育所については、これは当然学童も一緒にお休みにならざるを得ないと思っております。そのときの受け皿のことなど、今後検討していきたいと思っております。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  児童のワークショップについてです。昨日行われました1回目の検討委員会に学校長から報告をいただきました。その内容は、建てかえになりますよということで、子どもたちに新しい校舎への願いということで、自由にアイデア、あるいは自分たちの考え方を出してもらいました。その後、学校内にあります児童会ということで、多分高学年の子どもたちなんだと思いますが、児童会を中心としてたくさん出てきたアイデアを集約をした、そのものを御報告をいただきました。
 その中で大きく3つございました。たくさん自然のある学校、交流があふれる学校、一人一人に優しい環境の学校ということで、子どもたちのアイデアが整理をされたということだそうです。この内容は検討委員会で報告をさせていただいていまして、今後はさまざまな建設上の法的な規制もありますし、検討委員の皆さん、それぞれ組織からの御意見もあると思いますが、この子どもたちの意向、それから学校の教育目標、これも考慮しながら、この後、基本プランの検討を進めていくという形になります。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  地域コーディネーターの件について御質問がございました。これは、いわゆる例えば放課後の居場所づくりですとか、地域子どもクラブ、あるいはサタデイ開放事業などに就学前の子どもがどういうふうにかかわっていけるのかということを検討していこうということで挙げたものでございます。
 この地域コーディネーターさんというのは、生涯学習課の方で進めております三鷹市子どもコミュニティ推進計画の中のコーディネーターの配置されたコーディネーターさんに、小学校の地区ごとの連絡会に入っていただきまして、それで中身について少し、どういうものがやっていけるのだろうかということを検討していこうということで、入っていただこうというふうに考えているものでございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。まず、インフルエンザの対応でございますが、今の私立学校と公立学校の関係について御説明をいただきました、その流れといいますか、通知でございます。あわせて、教育委員会から学校に通知は、今、御説明いただいたんですが、具体的に今度は学校側から保護者に対しての通知に関してでございます。やはり、一番心配なのはお子さんを抱えている保護者の皆様が、例えば近くの学校が休校になったのに、幾ら私立といえども、何でうちの子は学校に行っていいのみたいなところもあるかという御心配が大きくなると思います。その辺の通知に関しては、どのような手だてを考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。
 あと、申しわけございません、もう一点、地域コーディネーターの件でございます。地域コーディネーター、具体的にどういう方が、お名前等はいいんですが、どういう背景といいますか、どういうプロフィールといいますか、例えば昔学校の校長先生をやっていらしたとか、そういうことがあるかと思うんですが、また地域の有力者というか、いろいろな人脈を持っていらっしゃる方とか、いろいろな選定があるかと思うんです。どういう方が具体的に今、一生懸命頑張っていただいているか、お聞きしたいと思います。
 2点でございます。よろしくお願いいたします。


◯学務課長(内野時男君)  まず、インフルエンザの関係でございます。例えば、三鷹市内の私立の学校で感染者が出た場合で、公立で休校にならなかった場合などの、保護者の方への通知でございます。去る5月22日ですか、三鷹市内でも感染者が御存じのとおり1人出ました。そのときにも、東京都、それから市の対策本部などとも協議いたしまして、また東京都の対応なども勘案しまして、あのときもですね、関西から帰ってきた方でした。経路が、行動が極めて限定的であって、二次感染のおそれがないということで東京都の方から連絡がございました。休校の措置はとる必要はないだろうと。それを受けまして、三鷹市の対策本部会議の方でもそのような決定をいたしました。
 その折にも、保護者にもその経過を逐一、このようなことで今回は休校にしませんというふうな通知を出しました。ですから、もし私立高校で感染者が出た場合も、その状況にもよります。もし公立の方で休校にしないという場合には、その理由もお知らせしながら通知していきたいというふうに思っております。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  地域コーディネーターの具体的な内容ということでございます。三鷹市子ども推進計画に位置づけられている立場の方でございまして、現在市内には4名の方がおられます。これは地域子どもクラブが全校、小学校ですが15校ありまして、将来的にはそれぞれの学校に配置をしたいというふうに考えているところですけれども。
 この方々の役割でございますけれども、もちろん地域子どもクラブの運営の支援をするということがございますけれども、学校を拠点とした子どもさん方のさまざまな活動の調整役に当たっていただいてもいますし、さらには学童とか児童館の活動などにも目を配っていただきながら、ネットワークの会議なども行っていただいている方ということで、現在は4名の方、御活動いただいているところでございます。
 出身は、それぞれ背景ありますが、PTAの活動をされておられた方とか、地域子どもクラブの実施委員長をなさっておられた方とか、地域で青少対の活動などにも加わっていただいておられた方ということで、さまざまな背景を持っておられる方でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。インフルエンザに関しては、なかなか終息しそうで終息しない現状がございます。先ほど伊藤課長の方からありました教育支援学級の固定、通級とか、いろいろな気配りをしなければいけないところもあります。固定の場合は、住んでいる地域が休校なのに、固定先はまだ休校になっていないとか。あと、通級先が休校なのに、本校の方がまだ休校になっていない。その辺の非常に複雑な関係性があると思うんですが、その辺もしっかりと、また課長からあったとおり臨機応変といいますか、細かく手を打っていただければと思っております。
 また、しっかりと保護者の皆様には不安感を与えないように、先ほど内野課長からもありました丁寧な御説明をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。


◯委員(浦野英樹君)  インフルエンザにつきましては本会議でもいろいろありましたので、今回は質問しません。
 三小の件につきまして、まず。実際、いろいろ私も地域の方から声をいただきますと、やはり現時点では新校舎への期待よりも校庭が使えなくなることへの不安というのは相当大きいのかなと、実感としてありまして、先ほどもそういった声があったということなんですけれども。検討委員会をつくって、新しい校舎のコンセプトとかについて進捗状況を報告していくこととあわせて、やはり校庭の使用の制約についても、これは工夫してやっていくしかないと思うんですけれども、どのようになるのかということを、提供できる情報というのは出していく必要があるかなと思うのですが、御意見を聞かせてください。
 あと、子どもたちのワークショップの意見を中に反映させていくということなんですけれども、今、5・6年生の児童というのは校舎ができるころには高校生とかになってしまっていると思うんです。ただ実際の、中学に上がって四中に通ったら、校庭とかが小学生の子どもも利用するということで、何らかの形でかかわっていくと思うんですけれども。高学年の児童に対して、実際校舎ができたときは、もう卒業しちゃっていますけれども、何らかの配慮というのはあってもいいのかなと。特別に配慮するというものでもないと思うんですけれども、何らかの気遣いというのがあってもいいのかなと思うんですけれども、校舎ができるころには高校生になっている児童への配慮というか、何かありましたらお願いします。
 あと、幼・保・小の連携なんですけれども、この報告を見ていまして、小学校の方にはさほどの負担感はないのかなという気もするんですが。保育園に例えば結構移動ですとか、同じ交流行事をするにしても、保育園の負担の方が結構大きいのかなという印象を受けたわけなんですけれども。そういった声というのはアンケートにもありますけれども、保育園側の負担感について何か補足等の説明がありましたら、聞かせてください。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  建てかえについて2点、校庭を使用できない、あるいは工事に対するいろいろな影響。こちらについては、もちろん建てかえの検討の内容とともに、設計がまとまってきますと、仮設の計画であったりということが、だんだん状況が変わってきます。また、授業であったり、休み時間であったりの活動ということも当然影響が出てきます。こちらも、わかり次第、もしくは検討の経過をなるべく細かく──これはホームページもそうなんですが、まずは学校中心にきちんと情報提供していこうということで考えているところです。こちらは学校側とも連携をして、対応をしていきます。
 また、高学年の子どもたち、確かに建築が終わるころには中学生になったり、一番早いと高校生になったりしますが、校長先生の御報告の言葉をかりると、先ほどお話ししたような自分たちの夢というものを形になっていくと、校舎というのは長い期間残りますので、自分たちがこのプランのもとを書いたんだよということで、卒業した後も自分の学校だよということでとらえてもらえるようにということで学校側が取り組んでくれているということですので、我々の側もそれをバックアップできるような取り組みを進めたいというふうに考えています。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  保育園の方の負担感ということで御質問がございましたが、実を申せば、その保育園の方からのそういう声というのは余りこちらでは伺っていないところでございます。保育園の方は公立、あるいは私立ございますが、いずれも本当に積極的に、まだ連携事業が行われていない保育園さんにつきましては、早く進めてほしい、やってほしいという意見がございまして、特にはそういう意見は伺っていないところですが、やはり小学校の方では日程調整が一番大変なようでございます。
 それから、受け入れの準備、あるいは幼稚園児、保育園児を案内するときに、じゃ、何年生の児童にやってもらおうかとか、そういう準備ということで、小学校では一定のものが必要というふうに聞いておりますが、今のところ保育園の方からの負担感というのは特には聞いておりませんが、十分これからも耳を傾けてお聞きしていきたいと思っております。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。校庭の問題につきましては、とにかく先ほども言いましたけれども、工夫していくしかないと思いますので、素早い情報提供をお願いしたいと思います。
 高学年の児童への配慮なんですが、この学校のこの柱のこのデザインはおれのアイデアだとか、みんなで、うちの学級で決めたアイデアなんだと、そういった思い出に残るような進め方というのをお願いしたいと思います。
 幼・保・小の方なんですけれども、このアンケートを見たら、保育園の方が移動とかで結構大変なのかなという印象を受けたのですが。今のお話を伺いまして、確かに小学校の方が準備ですとか時間調整というのは、それを受け入れるためには大変なのかなというのが理解できました。ただ、保育園の側からは期待もあれば不安もあるし、何か1校事故が起きたら、またちょっと新たな課題が出てくるということもあるかと思いますので、いわゆる細かい問題でも吸い上げて、問題だとか負担がふえないような配慮をお願いしたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、委員長。項目ごとにやらせていただいてもよろしいでしょうか。


◯委員長(緒方一郎君)  はい。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。インフルエンザについては私も結構です、今回何回も聞きましたので。この先のことはいろいろありますけれども、とりあえずここの確認事項の中で行われるということで、今後の状況を見させていただくということで結構です。
 第三小学校の建てかえについてお伺いします。この間、私もちゃんと経緯を知らないので、校庭の南側に建てるということに対していろいろ意見があったかに思います。それについて、本当に保護者や地域住民の方たちから理解が得られているのか。この形でほぼ決まりなのかということの確認。それと、これを見ていて、思いつきで今言っているんですけれども、T字型というのはあり得るのか。北側とちどりの南側に延びるみたいな、そういうことはあり得るのかとか、つまり違う形も多分検討なさったと思うんですが、その辺のことを含めて、今のイメージになっていることについて、済みません、今までの経過を知らないものですから、改めて教えてください。
 それと、このちどりの東側に建つということであるならば、ちどりに対する影響というのは結構大きいと思うんです。日照と圧迫感ですね。3階建て、4階建てになるんでしょうかね、すぐ際に高い建物が建つことによる圧迫感、あるいは園庭への影響といったようなことについて、どのように考えていらっしゃるのか。
 その2点についてお願いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  主に2点ということです。校庭の南側に校舎を建てることについての危惧ということなんですが、この検討委員会の中、昨日もなんですが御説明をして、この検討委員会で再度法的規制、それから用地の有効利用ということも含めて再検討して、最終的に確定をしていきましょうということで確認をしています。
 また、T字型ほかなんですが、このA3の資料が、我々事務方で検討していく中で可能な方策を探ったものをまとめたものです。これについてのポイントは日照の問題になります。現在の第三小学校の校舎というのは敷地のほぼ北側に建っています。現在4階建てなんですが、この建物のこの状態は現在の建築基準法、日影の規制で違反になっています。そのために、同じところに同じ高さのものというのは、現行の法制度上、建てることができないという、これは避けられない現実がございます。
 その中で、現在ある敷地を使いながら、また第三小学校、決して校地が広いわけではありませんので、子どもたちの要望にもあった広い校庭ということも考慮をしていくと、どうも事務方の中では南側に建てる形が一番用地も効率よく使えますし、法的な規制からもクリアできるということで考えているものです。また、保護者の皆さんが一番御心配をしている校庭が日陰になるんじゃないかということについてなんですが、あくまでかなり粗いシミュレーションなんですが、冬至の時期の午前中の早い時間は、校舎の近いところが直接の日陰になってきますが、夏であったり、春先は十分日が当たってくる。つまり東側が建物がない構造になりますので、午前中を中心に、冬の段階でもかなりの時間の日照が確保できるというふうに考えているものです。
 T型はわかりましたが、そうしますと、これは実は検討はしていないんですが、北側の部分については今の法的規制がありますので、敷地の北側にある程度の空地をとる必要があります。それから、高さの部分も、より南側に近いところが3階建てができるくらいになってしまいます。敷地の北側に近いものは2階建てしかできないだろうというふうに思われます。そうしますと、第三小学校は今、現在の校舎が延べ床面積で5,000平米をちょっと超えたくらいの建物です。クラス数も非常に多い学校ですので、その5,000平米強を確保するのは非常に困難ですので、今のT型の縦棒のところがかなり大きな校舎を建てないと延べ床が確保できないことになるかなというふうに思われます。
 そうしますと、結果的として何が起きるかというと、恐らく校庭が相当に狭い状態になってしまうだろうと。もう一点、我々事務方で検討をする中で南側に校舎をつくった方がよいかなという考え方の1つが、子どもたちの居場所の問題です。それから、工期の問題です。南側に建てますと、もちろん先ほど御質問のあったとおり校庭の使用の制約はございますが、現在の建物を使いながら、新しい校舎を建て終えることができる。すべて引っ越しが終わった後に取り壊しができることになりますので、トータルの工事期間が短くなること。それから、子どもたちへの負担も、工事の期間が一番短くなりますから、より小さくなるだろうということで、事務方では考えました。今後、検討委員会で設計会社が入ってきますので、詳細な資料をつくっていきます。
 それから、ちどりへの影響です。これも詳細なものは今後の設計会社さんの資料によっていきますが、現在までの事務方によるシミュレーションでは、日陰については、冬場の早い時間は建物の東側3分の1ぐらいが日陰になることが予測されています。ただ、それ以外の季節については、ほぼ問題ない日照が確保できるだろうということが予測されています。つまり、ちどり保育園、ほぼ真南がずっと全部あいていますので、本当に早い時間だけ少し日陰になるぐらいの影響であろうということで考えています。
 あと、圧迫感の問題については、これは建物のつくり方であったりを工夫しながら、視覚的に何とか負担感が小さいものというのを設計屋さんと検討していくようになるかなと考えているところです。
 済みません、説明がよくなかったです。現在の建物は法律用語ですと既存不適格ということで、制度としては、現在では新しく建てようとすると認められない。ただ、建っているものをいきなり壊すというわけにはいきませんので、既存不適格ということになっています。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。現状が変わるということに対していろいろな反発というか、あるわけですから、ただ、その中で本当に事務方の方が一生懸命考えてくださっている。でも、それが前提だというふうに父兄がとっちゃって、どうせ決まっているんでしょうみたいなことにならないように、丁寧に話し合いというか、検討をね。検討委員会で再度検討するというようなお話でしたのでちょっと安心したので、丁寧にやっていただければと。また、それを公開されるということなので、いろいろな方がそこに思いを持って多分入ってくる可能性はありますので、その方たちも含めて公開をしていくことをしながら検討いただければと思います。ありがとうございます。
 そうしたら、幼・保・小連携のことで1件伺いたいんですが、いろいろな形で負担……。子どもたち自身は新しい体験をできるということで非常にわくわくする。幼稚園・保育園・小学校ともにね、異年齢集団というのは今すごく少ないですから、そういうところでわくわくするということを含めて広がっていくことはいいと思うんですけれども、確かに準備を含めた負担というのをどう──特に、さっき言った小・中一貫でもいろいろな形で動いて準備が大変で、今度は幼・小、高学年が主に中学校といろいろやって、低学年は今度幼稚園・保育園と、常に忙しい状態でわさわさしちゃうんじゃないかというあたりが、年間行事の中では本当に動かしがたい状態がいっぱい出てきているんだろうと思うんです。
 その辺、どれだけ整理ができるのか。特に準備する先生たち、これが子どもたちにどういう効果なり、影響なり、学習性を果たしていくのかということの検証も多分できないまま、次をやらなくちゃいけないみたいなことも起こり得るんじゃないかという、ちょっとその辺が不安が残るので、その辺についてどういうふうな対処というか、対応が可能なのかということと。
 もう1つ、これは基本計画の方で出ていた。幼稚園と保育園というのは、もちろん幼稚園は文科省で、保育園は厚労省で、一応ガイドライン、指針がそれぞれ違って、カリキュラムが違ってというので、生活全体で保育園の子たちは落ちつきがないとかよく言われるわけですけれども、年齢による発達段階で、何時間座っていられるかみたいなことというのはあるわけですね。そういう中で、場がかわることによって成長が促されるということがありますよね。幼稚園・保育園から小学校という場に入ることで成長できる。小学校から中学校という場がかわることで成長する。1段階、つまり成長というのはなだらかに坂道を上るんじゃなくて、階段状になっていくようなところがあるわけだから、そういうようなところとね、ただ単になだらかに流し込むということではなくて、成長の一歩階段を踏ませるというようなことを含めて、このことをきっちり見ていらっしゃるのかどうか、その辺の観点でどういうふうにとらえていらっしゃるのか、お伺いできればと思います。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  準備の件でございますが、一番難しいのは日程調整ということになっております。これは早い段階で年間行事予定といいますか、その中に組み込めるような時期に話といいますか、この連絡会を設けまして、そこで調整していくという方法が一番いいのではないだろうかという話が出ておりまして、その辺で一番の難しいところは何とかクリアしていきたいなと思っております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  それから、私の方から若干補足させていただきたいのですが、この事業の効果と検証、そういういとまもないのではないかということなんですが、確かに幼稚園の先生方、あるいは保育園の先生方、小学校の先生方も、必ずしも決まった人が出られるというような状況にはない状況もあるようであります。かわりにこの人が行きますとか、そういったこともやっていただいていますが、非常に忙しいのが実態みたいでして、また、それが幼稚園、保育園なんかの人員配置と就役というんでしょうか、そういう関係もあってなかなか厳しい状況があるというのはお聞きしております。
 ただ、この事業の実施に際しまして連携の検討委員会というのを設置しておりまして、定期的に調査検討を行ってですね、その結果を教育長に報告するということになっておりまして、交流のあり方でありますとか、小学校体験の実施の内容ですとか、そういうのを一定程度区切って検討していただくような期間も設けておりますので、その中で丁寧に声を聞いて次年度以降の事業に生かしていくというような考え方を1つ、持っているところであります。
 それから、成長段階に応じて今の幼稚園から小学校、あるいは保育園から小学校というふうに変わっていくわけでありますけれども、子どもたちの成長過程というのは個人差が小学校低学年まで、あるいは中学年ぐらいまで相当あるというふうに言われておりますので、成長の発達段階というのもきちっと頭に入れながら、画一的な体験にとどまらず、その子の成長の過程を大事に見守る中で体験を積み重ねていくということも必要だろうと思っておりますので。画一的な、無理をするような、そのような事業にはしていきたくないなというふうに思っております。また、十分に保護者の方々の御意見も聞きながら取り組んでいけたらというふうに思っているところです。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。いろいろなことがあるとは思いますけれども、基本的に今、この報告とか、アンケートとかを見ると、保護者の方の不安感を和らげるということになっているということなので、その辺を丁寧に今後も実施していただければと思います。どうもありがとうございました。


◯委員(白鳥 孝君)  全般聞いてしまったので、最初のことでお願いというか、質問というか。これからスケジュールの中でプレハブを建てて、仮設校舎を建てて、壊しが入って、工事中が入って、完成となるんですけれども、その中で環境問題、騒音ですね、また学校関係者、保護者、周辺の住民等のお話し合い等々あると思うんですけれども、要するにそういったスケジュールがきちんとなされていかなければならないと思うんですけれども、既に東台小学校で経験もし、また今やっている最中でございますので、要望なんですけれども、ぜひそういったスケジュールを細かくやっていただければなというふうに思っています。また、これ、五中の体育館初め、みんな耐震の工事すべてそうなんですけれども、ぜひよろしくお願いして、終わりにします。


◯委員(森  徹君)  それでは、三小のことで、一般質問をしていますので、重複しないように、しかし、皆さん方の質問があって、改めて少しお聞きしておきたいと思うんですが。
 まず、南側というのが三鷹で初めてで、それで日影の問題の心配が出てというのが当然ありましてね、2月と3月の説明会のときに、副市長さんが東台小学校の仮校舎ですか、あそこもそういう状況だけれども何ら問題ありませんという答弁が、意外と地域の中で、建てかえの校舎とね、今度本格的な新しいのにあの答弁は何だと。きょうは副市長さんはいませんから、別にそれで答弁をもらうわけじゃないんですけれども、あれは説明になっていないんじゃないかという声もあって、北側にあるということの心配はどうしても出ていますね。
 ですから、今の担当課長さんもいろいろ検討して、どうしたらいいのかということでこういうふうになったんだと。しかし、先ほどで再検討していきましょうということも含めて、また、一般質問のときには、教育長がこれは絶対的ではないと、検討委員会で確認してもらうんだということで納得ということをきちっとやっていくという答弁がありましたから、そういうことだということで、一応これは確認させてください。そういう理解をしてよろしいかということで、私の理解が間違っていなければそういうふうに理解していきたいと思います。
 それで、新しい校舎を建てるという点では、当然これは歓迎されるし、しかし、位置の問題でいろいろあったと、副市長の答弁でそれを複雑にしちゃっているということがあるんですが、ちょっとお聞きしたいのは、体育館とちどりは、これは耐震が終わっているからこのまま残るんですが、しかし、校舎の方は新しくできまして、いずれ体育館とちどりも、これから保育園・幼稚園との関係、どういう要求が出てくるかわかりませんけれども、これが今度建てかえになったときに、ちょうどこのL字型が校庭の敷地の真ん中に残っちゃうというね、その辺が、引き家か何かでよそに移せればいいんですけれども、そうはいかないんですよね。ですから、その辺で何かいい方法がないのか。耐用年数、具体的に体育館、ちどりというのは、どのぐらいを今後これで使っていけるというふうに判断されているのか、この辺、わかればお聞かせいただきたいと。
 次に、公募委員が2名とありまして、広報、小さく載っていましたよね。それで、5名ですか、それで1名は第三小学校の区域外だったので4名ということなんですけれども、2名の公募で4名ですから、応募されたのが。これは、4名応募しても2名ということでなったんでしょうか。あと2名ですから、その方も採用されたのか。それから、このアナウンスの仕方で、広報にはそういうことで公募が案内されたんですけれども、保護者の方に例えば案内か何かでこういうことがありますからということがされたのかどうか、この辺をお聞かせください。
 それから、昨日第1回を行ったということなんですけれども、これは最初はいろいろ、委員の委嘱とか、そういうことがあって多少審議時間も短かったと思うんですけれども、きのうはどのぐらいの時間でどんな意見が出されたのか、傍聴があったのか、今後2回から6回までやられますけれども、1回のこの質疑の時間、どのぐらい検討されているのか、この辺、お聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  まず、レイアウトの件については、今、御指摘のとおり、今後、検討委員会できちんと確定をしていく、そこは変わりはしません。
 体育館の耐用年数です。こちらについてはですね、今、正確な数字は出しかねます。体育館、それからちどり、ともに昭和46年の建築です。当面の間は十分引き続き使えるであろうと。こちらも公共施設全体のメンテナンスの状況ほかを、今、公共施設課でこれまでの修理の来歴も含めて台帳を作成しています。その中で整備をして、補修工事をしたり、あるいは大規模な改修をしたりということを計画を立てていこうということですので、そこの中でここの体育館の扱いについても示されていくかなというふうに考えているところです。
 それから、公募委員です。こちらは最終的に5人の方から御連絡をいただきました。1名は、第三小学校の学区内という条件だったんですが六小の学区にお住まいでしたので、対象外ということでお断りをさせていただきました。対象4人の中で、抽せんによりお2人の方を当選とさせていただきました。外れたお2人には抽せんの結果、落選ということでお知らせをさせていただいたということになります。
 この募集についてのアナウンスについては、ホームページでは扱いが小さかったんですが、紙の広報、学校では全御家庭あてに広報の出た時期と同じ時期にお知らせを配っています。ですから、三小にお子さんが行っている御家庭には漏れなくお伝えをしたということになります。
 それから、人数の方は、どうしても会議室が非常に狭いということから、要綱上も17人というふうに決めさせていただきましたので、公募は当初予定どおり2人ということになっています。
 昨日の検討委員会、今後の検討委員会の内容についてなんですが、時間的にはおおむね1時間半程度くらいの会議ということを想定をしています。昨日も18時半から20時までということで、2分後ぐらいには終わったんですが、ということでおおむね同じぐらいの時間帯を想定をしています。昨日は、委員の委嘱ほかがありましたので、討議の時間は30分ほどの内容になってしまいました。以降はそういった委嘱等の手続がありませんので、会議の中身そのものが基本的にすべて討議時間になっていきます。
 きのう出された意見は、特徴的には、このレイアウトの問題についての御心配が中心で、校庭がきちんと確保できるように配慮してほしいであったり、ちどり保育園の代表の方からは、日影の問題がちょっと心配ですねとか、当然狭い地域ですので、地域全体の行事も行っていますので、そちらへも配慮した計画づくりをぜひお願いしたいということがございました。
 今後、次回はですね、近隣の最近の校舎の動向ほかの情報も出しながら、レイアウト、あるいは校舎に求める機能といったものの検討に入っていきたいというふうに考えています。


◯委員(森  徹君)  きのうは傍聴者というのは、最初の日でしたから、あったんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  済みません、1つ忘れました。傍聴者は昨日1名ございました。


◯委員(森  徹君)  わかりました。いわゆる現在の校舎を使いながらという点で、南側にという説明もありまして、いわゆる南側に校舎を持っていくと、校舎の南側というのは民地ですね。現在3階建てぐらいですか、アパートというか、マンション風のコンクリートの建物が1棟あって、その南はいわゆる戸建ての新築がずっと並んで、西の方はクリ林ということでしょう。学校というのは、特に小学校は子どもたちの元気な声が出るのは当たり前で、しかし、そういう中でもいろいろ地域環境に対する配慮というのは当然なされると思うんですが、南側、校庭がないですから、その辺の検討というか、何かそこに持っていった上に当たって何か検討されているものがあるのか。
 それから、この南側にまたとんでもないものが建っちゃうという心配はないのか。そうすると、逆に南側の校舎が日陰になっちゃうというようなこと、心配すれば切りがない。校庭が南にあれば、その心配はないわけですね。せっかくやったんだけれどもという、ちょっとそこまで考えたらってあるかもしれないけれども、その辺はどうなんでしょうか。そのためにもいろいろ皆さんから知恵をもらいながらということは、そういう点で時間は1時間半、皆さん忙しい中で集まるからなかなか時間はとれないと思いますけれども、1時間半の中でいろいろ意見を出してもらうというのも非常に厳しいかなという面があるのと、参加できなかった。しかし、学校に通っている保護者に案内を出しても、4名しか出てこないという点では、どうなっているのかなというのがあるんですけれども、逐次、何か検討会のニュースだとか、そういうのは絶えず出して、出しながら意見を集約していくというんでしょうか。保護者にも関心を向けてもらうというような努力というのも必要かなと思うんですけれども、この辺は御検討いただくんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  南側の様子なんですが、今また図面を見たんですけれども、今建っている学童保育所の南側にちょっと人家がございますが、あとは畑といいましょうか、そういうふうになっていますので、南側に今つくっても、すぐにはどうのこうのというのはないと思います。ただ、将来的には、質問委員さんのような心配もあるかもしれませんが、我々、今回のところはエアコンも全部つけようと思っておりますので、そういう意味では、子どもたちの声とか、音楽教室の音だとか、そういったものはなるべく南側に行かないようにということでは、十分な対策を講じていきたいというふうに思っております。
 それから、きのうも各委員さんにお願いしたんですが、PTAでありますとか、あるいは青少対、交通対でありますとか、いろいろ団体の代表という方で参加していただいておりますので、できる限りそれぞれの団体に検討委員会の様子をフィードバックしていただいて、また意見を集約していただくとか、そのような努力をお願いしたいということを申し上げましたので、PTAの関連の方も出ておりますので、学年の集まりですとか保護者会のときには必ず報告していただくというような御努力をお願いしたいというふうに思っております。
 検討委員会のニュースは、資料にお配りしておりますが、定期的にニュースとして発行していきたいと思っておりますので、なるべく進捗状況については、関係者には御理解をいただくような手だてを講じていきたいというふうに思っているところであります。
 それから、1時間半の間ですので意見交換も不十分な点が出てくるかと思いますけれども、会議と会議の間中にメールですとか、いろいろな手段で、御意見があればどんどん出してくださいということでお願いもしておりますし、なるべく実り多い検討時間が持てるようにいろいろな工夫をしてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。


◯委員(土屋健一君)  では、何点かお願いします。新型インフルエンザの対応なんですけれども、市内のことはほとんどきちっと網羅されていると思います。中学生が市外に部活やいろいろな大会等で行く場合が多々あると思います。その場合、対戦した相手とか、行動をともにした相手の学校で発生した場合の対応等をお聞かせ願います。あと、マスコミへのプレス発表等、通達方法をお願いします。
 それから、第三小学校の建てかえの方は1点だけ、今度、学童の関係で学校農園がどうなるのかなと思いますけれども、学校農園の代替とか、一たん中止にするのか、その学校農園の点についてよろしくお願いします。
 あと、幼・保・小の連携は特に質問はありませんけれども、やはり負担がかかるのは、先ほど答弁ではそのような答弁はなかったんですけれども、やはり保育園とか幼稚園の方が負担がかかるのかなと私も思いますし、実際そういう声も聞いております。小学校1年生のためというのが根本なので、ちょっと不適切だとは思うんですけれども、幼稚園・保育園にとって余り関係ない、小学生のためにというのもここのどこかにあるというのも事実だと思います。やはり、あくまでも幼稚園・保育園に御協力をお願いするという形で、なるべく負担をかけないでやっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。


◯指導室長(後藤 彰君)  主に運動部活動等々の市外での対戦や試合の際のインフルエンザの対応かというふうに思いますが、特に公式戦につきましては、例えば都でしたら、東京都中学校体育連盟が主催者側としてございます。当然そういった主催者側が東京都からの情報なり指示を得て、大会の運営等々については適切な措置を施した中で指示があるかと思います。
 また、私どもの対応につきましても、特に自分の学校が臨時休校をとっている場合には、原則として参加は見合わせるというふうになってございますので、当然主催者側もそういうことを踏まえましてですね、相手校にも同様な形で伝えていくかと思います。
 また、練習試合につきましては、これは互いの学校で連絡をとり合っておりますので、互いの学校で連絡をとり合う際に、当然どちらかが臨時休校の場合には対戦を控えると、これは常識だと思いますので、そのあたりを確認しながら進めていることかというふうに思います。
 それから、マスコミ等への連絡でございますが、これは今回すべて市長部局の広報を通しまして、マスコミの方に情報を提供して進めていった次第でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  三小の建てかえに関して、学童保育所の建てかえ、仮の学童について、学校農園との関係での御質問でございます。委員御指摘のとおり、現在三小の学校農園として活用させていただいている土地に仮の学童を建てるという計画になっております。
 ここの農園については、地主さんの方から学校農園としてということで御提供いただいているものなものですから、事前に私どもの方もきちんと御説明をしまして御了解を得たという経緯があります。そこで、この間の三小の農園活動についてどうするかということでございますが、今後、学校とも検討してまいりたいと思いますが、学園として七小とともに、七小の農園がありますので、これらの活用等も含めて今後検討してまいりたいというふうに思っております。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。先ほどの市外の学校は、後々のお話なんですよ。大会とか、行動をともにした相手の学校が、後に生徒に発生して休校等になった場合、要するに感染している可能性があるわけですから、どういう対応をとるのかなという点です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  今、教育委員会でまとめた対応方針にはない例でございますけれども、やはりこの原則はきちっと感染者の感染経路、それからその後の動静、どのような動きをされていたのか、どのような接触があったのか、そうした情報を正確に把握をいたしまして、国、それから東京都の指示といいますか、そうした方針等も踏まえながら、適切に、適時に対応していきたいと考えておりますので、そのケースに応じて対応してまいります。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。関西方面で、要するにバレーボールでしたっけ、何だか忘れましたけれども、スポーツで──バスケットですか、そういうので現に感染していますし、その辺の対応もしっかりとしていただきたいと思います。
 三小の農園の方は七小がありますので、せっかく小・中一貫のある意味、これを利用してさらに連携が深まればいいのかなとは思います。よろしくお願いします。


◯委員長(緒方一郎君)  以上で項目イからエについては終了いたします。
 暫時休憩いたします。
                  午後2時57分 休憩



                  午後3時09分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 次に、項目オ、平成20年度スクールソーシャルワーカー活用事業の実施状況についてと、カ、三鷹市立小・中一貫教育校「にしみたか学園」の実践に関する検証報告書(平成20年度)についての説明を求めます。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  それでは、資料の5−1と5−2をごらんいただければと思います。平成20年度スクールソーシャルワーカー活用事業の実施状況を御説明いたします。この事業は、御存じのように文部科学省のスクールソーシャルワーカー活用事業の調査研究の実施団体として指定されましたことにより、スクールソーシャルワーカーを配置したものでございます。児童・生徒の課題が本人だけでなく、本人を取り巻く環境、主に家庭の環境などに問題があるときに、スクールソーシャルワーカーが学校、あるいは場合によっては市の福祉機関や関係機関と連携して課題を解決していくために活動するというものでございます。配置は、平成20年7月からで、市非常勤職員としての身分ですが、週4日の勤務についているものでございます。
 2の活動の内容などはごらんのとおりでございます。
 ここで実際にかかわったケースをちょっと御紹介いたしますと、小学校で不安をすごく感ずる児童がおりまして、不安なことがあるとトイレにこもったりする傾向があったと。不安になる原因については、対人関係や学習面、病気のせいなど次々に変わっていくというようなケースでございます。家庭環境も不安で、そちらの支援も必要な家庭だったんですが、たまたまかかりつけの病院が杏林大学病院だったために、杏林大学病院の医療ソーシャルワーカーとも連携を図った。それで、さまざまな機関がかかわっていたので支援会議を開きまして、役割分担を明らかにして、それぞれの機関からの情報はスクールソーシャルワーカーに集まるようにして、外部機関と学校とのつなぎ役を担ったというケースがございました。
 また、もう1つは、児童が学校に来なくなった、あるいは毎日同じ服を着てくるなど、児童の養育に問題があるのではなかろうかというケースですが、親が関係を持たない、逆に関係を切ってくるといった事態がありまして、学校としてどう家庭に向き合っていくかを悩んでいたときに、スクールソーシャルワーカーが学校に出向きまして対応をアドバイスしたり、方策をお話をしまして市福祉機関につながっていったケースがございました。とりあえず事態が動かなかったのが、やっと動き始めたということで、校長先生からも風穴があいた気分だったと、本当にありがたかったというふうな感想を聞いたケースもございました。
 4番のアンケート調査の実施でございますが、この事業の効果的な活用などを検討するために、アンケート調査などとその分析を杏林大学の研究者──准教授ですが委託いたしました。その報告書の概要が、これ1枚めくっていただきまして、冊子の概要をまとめたものでございます。2枚目以降が別紙になっております。これは冊子の概要ということでお目通しいただければと思います。小・中学校の全教員を対象にアンケート調査を行いまして、1の(4)でございますが、回収率等のところでございますが、右側、有効回答数は466(82.0%)でございました。
 1枚めくっていただきまして、左側の方にIIのインタビュー調査、それで右側の方に関係する子ども家庭支援センターの活動状況等もございます。
 最後のページでございます。この調査の分析したまとめということでございます。ほとんどの教員が課題のある児童・生徒の対応は教員だけでは限界で、学校外の関係機関の協力が必要と考えている。あるいは、ほとんどの教員が課題のある児童・生徒は家庭に課題を抱えていると感じたことがあると。あるいは、実際の連携の経験で事態が好転したときなどは、その関係機関の理解、連携の推進につながる可能性が大きいことが推測されました。あと、スクールソーシャルワーカーは、学校、学校外の関係機関との連携を活発に進めまして、期待を感ずるというものでございました。
 冊子につきましては、後ほどごゆっくりお目通しいただければと思います。今年度も実施団体に指定されましたので、この事業の効果がさらに上がり、児童・生徒の課題が解決するように引き続き努めてまいりたいと思います。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  資料6−1、資料6−2の方が渡っているかと思います。御案内のように、市教育委員会の方では、「にしみたか学園」の小・中一貫教育校の検証をするに当たりまして、平成18年度から三鷹市立小・中一貫教育校検証委員会、こちらの方を設置しました。3年間にわたりまして、小・中一貫教育校の学校運営、小・中一貫カリキュラム、それからコミュニティ・スクールの実践という視点から、毎年ヒアリングやアンケート調査、それから視察、あるいは公の調査等、それをもとにしながら検証を行ってまいりました。
 最後の検証の年に当たります平成20年度の検証報告書について、ただいまから浅黄色の概要版に沿って説明をさせていただきたいと思っております。にしみたか学園の取り組みで、大きくは3つ成果が上げられているというふうに言われております。最初の成果でありますが、見開いていただきますと、にしみたか学園では3つ基本方針を挙げて、この3年間取り組んできました。1つは「学力を保障する学園づくり」、2つ目は「共に生きる学園づくり」、3つ目は「協働する学園づくり」。この3つの基本方針に沿って、では、どのような成果が上がったのかというところでございます。
 1つは「学力を保障する学園づくり」に当たりましては、にしみたか学園の方では年間20回以上の先生方の合同の授業研究・研究協議会を行ってきました。この中で、これまで小学校の先生が培ってきた力であるとか、中学校の教員の専門性であるとか、また、子どもたちに触れ合う中で直接小学校の子どもの実態、中学生の子どもの実態に触れ合う中でそれぞれの教員が学び合い、また現在の子どもたち、児童・生徒の学習上の課題、生活指導上の課題をともに共有する中で、1つは先生方の授業改善が推進されたということ、そして、子どもたちの中に授業がよくわかるという評価があらわれてきたこと、伸びてきたこと、また、子どもたちの学習意欲が向上してきたこと、そして、児童・生徒の基礎的・基本的な学力の定着が大分図られてきたこと、このようなことが報告されております。
 2つ目ですが、「共に生きる学園づくり」のところでは、にしみたか学園では小学校相互が交流したこと、小学校と中学校の生徒、また先生方が交流したこと、そして、3校の先生方が20回にわたってさまざまな研究をしてきたこと。このことで小学校段階から中学校のさまざまな生活や先生方、あるいは出会う仲間と触れ合うことによって、見通しが持ててくることから安心して中学校に進むことができること。そして、小学校段階である程度中学校で出会う仲間と出会うことによって、中学校に入学してから早い段階で友人関係が構築できること。このようなことの中で、この平成17年度から見ますと、4年間にわたり不登校の数が減少してきたという現象があらわれております。また、これまで違う学校の先生ということであったものが、先生同士が一つの学園の先生としてのスタンスに立って相互理解が深まったということが挙げられております。
 右のページに行きますが、「協働する学園づくり」では、にしみたか学園のコミュニティ・スクール委員会の方が非常に組織的に大規模に学校の方を支援していただきました。このような保護者の方、地域の方からの御支援があったことが、授業が大変充実してきたと、自分たちのニーズに合った授業が展開されるようになったというふうな、子どもたちが感謝の気持ちを述べております。そして、その子どもたちの感謝の気持ちが、では、自分たちが今度は地域のために何か貢献できることはないだろうかという地域貢献の心が出てきて、地域の行事や活動に参加をし始めたこと。そして、そのようなさまざまなことの中で、学校も、家庭も、地域も、それぞれが子どもの教育にとって必要であるという実感を得たということが挙げられておりました。
 2つ目の大きな成果です。2つ目は、教員も、児童・生徒も、そして保護者や住民の方たちの意識も変わってきたというふうな1つの成果があらわれました。教員にとってみますと、相互乗り入れ授業や三校研究会を初めとする違った校種の授業、それから児童・生徒の実態に触れるなどの交流を通して、先ほどと重複しますが授業改善が推進してきたこと。そして、それぞれの発達段階で取り組むべき生活指導上の課題が明確化してきたこと。やがては、すべての子どもが思春期を迎えていくわけですが、その思春期を乗り越えるために、では、その各段階でどのような取り組みをしたらいいのかというあたりの理解が深まったということでしょうか。
 そして、小学校・中学校ではこれまでこの生活指導のあり方が全く違ったスタンスに立っていたんですけれども、そこを中学校に来てギャップを感じないための生活指導はどうしたらいいのかというような形での歩み寄りが始まったことでございます。
 また、児童・生徒の意識の変容では、小学校相互の交流、それから小学校と中学校の交流をすることによって、小学校の生徒にとってみますと中学生としてのモデルと出会うこと。ですから、中学校の生徒の姿が自分の中学校入学後の目標であったり、モデルとなるということ。そして、小学校も、中学校も、ともににしみたか学園の児童・生徒であるという所属感、帰属感が高まってきたこと、このようなことがアンケートやヒアリングの結果からわかりました。
 保護者、住民の意識の変容ですが、これも、にしみたか学園から積極的な情報発信をしていただいたり、また、にしみたか学園の管理職の方が大変頑張っていただいて、地域の方や保護者の方とのコミュニケーションの機会がふえました。このようなことから、にしみたか学園の教育活動についての取り組みについて保護者や地域の方の理解が随分促進されたこと。そして、開園前には同じ調査を、小・中一貫教育に対する期待というところで調査をしたものと、今回の平成20年度のアンケートを比較したところ、小・中一貫教育校のさまざまな教育に対する期待が2倍から3倍に上がっていたことがわかりました。
 また、学校から積極的な情報発信をしていただいたり、コミュニケーションの機会をふやしていくことが、情報不足からくる学校への苦情から、学校に対して具体的な意見や、提案や、また相談、あるいは自分が何かできることはないかというふうな、地域の方々の、あるいは保護者の方々のスタンスが変わってきた。このような変容が見られたというふうに言われております。
 そして3つ目の成果としましては、アンケートであるとか、ヒアリングであるとか、あるいは通常の子どもたちの姿であるとか、または公の調査であるとか、このようなさまざまな調査の中から、つまり量ではかれるものと、質ではかれるものと、その両方を組み合わせることによって1つの検証方法を見出すことができたのではないか、このようなことが報告されております。
 ただ、最後のページになりますが、今後の課題としましては、このような、にしみたか学園がやってきた小・中一貫教育校、確かにその教育的な意義はあった、その効果も高かったと。ただ、これについて、きちんとこれからも先生同士が共有していくことも必要ですし、やがては今いる先生方、管理職の先生方も異動があります。そうすると、この小・中一貫教育校の理念とか意味、意義、これを全員で共有化していくことも必要ですし、これを継承していく組織を学校だけではなく、地域の中にもつくっていくことが必要であろうと。
 2つ目は、平成20年度に先生方の校務をできるだけ効率的に能率よく行っていただくということで、教育委員会の方では教員一人一人に1台ずつパソコン等の整備をしてきたわけなんですけれども、この整われた環境、ICT環境を使いこなしていく先生方のスキルも向上させていくことが必要であること。そしてまた、先生方のニーズに合ったICT環境の整備もしていくことが必要であろうということです。
 そして、3つ目なんですけれども、ある意味では小・中一貫教育校の、ここでシステム的なものについては動き出しました。しかし、一人一人の子どもたちの学びの蓄積であるとか、あるいは学びの、学習履歴というんでしょうか、これに基づいて適切な支援を9年間行っていくということが、ある意味ではこれから必要なんだと。それに当たって、そのシステムづくりであるとか、あるいは法的な整備なども行っていくことが必要であろうと、このような課題が挙げられております。
 以上が報告書の報告でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  御説明ありがとうございました。
 それでは、質疑に入ります。オ、カにつきましての質疑をお願いいたします。


◯委員(赤松大一君)  それでは、オの方の質問をさせていただきます。スクールソーシャルワーカーでございます。配置が平成20年7月1日からという資料をいただいておりますが、現在、本市においてのスクールソーシャルワーカーという方、どういう方が今、ついていただいているのかお聞きいたします。やはり、内容にとっても非常に大事な内容でございますので、配置といいますか、着任していただく方の年齢とか、また人生経験等いろいろな形で考慮した上での配置が必要かと思いますが、その辺に関してどのような御配慮された上での配置をされたのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  スクールソーシャルワーカーの人物ということで御質問がございました。スクールソーシャルワーカーは、平成20年7月に配置いたしまして、4月1日から平成21年度も同じ者を配置しております。臨床心理を学んできた者で、年齢は30歳代前半でございます。学校に配置しているスクールカウンセラーの経験がありまして、そういう面で学校の様子もわかっているという人物でございます。非常に機敏に動ける人物だということで、昨年の7月に配置いたしました。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。もう一点だけちょっと質問でございます。冊子の方の29ページでございますが、今回のスクールソーシャルワーカーの活動に希望する内容ということで、アンケート結果をいただいております。管理職の校長・副校長の御希望ですと、「教職員に対する助言」、「保護者と学校との間のパイプ役」で、「児童・生徒に関する情報収集と評価・判断」でございましたが、逆に、現場の先生からすれば、ソーシャルワーカーに望むものというのが、「保護者への働きかけ」、「保護者と学校との間のパイプ役」、「教職員に対する助言」という、1位と3位が逆になっているというところがございますが、教育委員会としては、やはり一番、現場の先生たちが保護者と生徒との間に入ってという部分も、アンケートを見ますと、その辺が非常に大きな負担といいますか、大きな課題になっているのかと思いますが、その部分でも橋渡しも必要かと思いますが、教育委員会としてはこの辺のスクールソーシャルワーカーの活動上位は、このアンケートを踏まえた上でどのように、すべて大事なことではありますが、やはりどちらに重きを置くかということをお考えになっているか、お聞きしたいと思います。お願いいたします。


◯総合教育相談窓口担当課長(工藤信行君)  管理職の方、それから一般の教員の方、若干の違いはあるわけですが、いずれにいたしましても、保護者に対する対応ということがやはり一番、あるいは保護者とのパイプ役ということが非常に高いということでございますので、その辺につきましては十分、スクールソーシャルワーカーはまず学校から要請がありますと学校に行きまして、その校内委員会でお話をしまして、それでどういうふうな支援をしていこうかというものを話し合うわけです。保護者への助言というのは、直接は学校が行うものではございますけれども、その必要に応じてそのパイプ役、あるいは橋渡しということをやっていけばいいのかなと思っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。やはり、お子さんにとっても、また現場の先生たちにとっても非常に難しい問題でもございますが、しっかりその辺の連携を密にとっていただきまして、対応を今後していただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(浦野英樹君)  にしみたか学園の方、これは私、この報告は平成18年度版から報告を受けていまして、成果というのは確実に上がってきているのかなと。あとは、課題のところでICT環境の整備とありますが、いかにその成果を出すために効率的に上げていくかというのが課題になってくるのかなと思います。そのICT環境の整備とあわせて、各校の打ち合わせだとか連携の効率化ということについてどう考えておられるのかお聞かせください。
 あと、スクールソーシャルワーカーについては、今までも総合教育相談窓口で相談を受けていた経緯、対応されていたということなんですけれども、例えば教育相談窓口で対応するのと、スクールソーシャルワーカーの方で対応するのと、どっちがいい悪いということではないんですけれども、スクールソーシャルワーカーの方で対応してどういったメリット、いい点があったのかというのが、もしあれば教えてください。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  委員御指摘のとおり、先生方の中で一番実は時間をとられるというところは会議というふうに聞いております。当初の間は──1年間、2年間は綿密な打ち合わせをしていかなければならないんですけれども、3年くらいたちますと大体1つのサイクルが見えてくるので、そのあたりのところは随分、ある程度距離が離れたところでもできるとか、いわゆるインターネット環境でもできるとかという形で、ひざを突き合わせてやる必要がなくなるものも出てくる。また、あえて集まっていく必要もないだろうというふうな、会議そのものも開催する必要がなくなってくる、あるいは開催する回数を減らしても大丈夫になってくるということが、にしみたか学園の方の報告からいただいているところなんです。
 開園当初のところは多少そういったところの時間はとられますが、ある程度、連携等が円滑になってくることによって、そのあたりのところは解消されると思います。ただ、その意識でやっていかないと、会議とかそういった打ち合わせですか、このあたりを精選していくのと、あるいは、なるべく簡略化していくかという意識を持って、学校の方もやっていただくことが必要なのかなというふうに思っております。
 それから、2つ目の御質問のSSWの方になりますが、基本的にはスクールソーシャルワーカーというのは、どれだけその子どもの問題に対して社会資源を使えるかというところがスクールソーシャルワーカーの大きな役割だと思っております。教育相談というレベルではなくて、社会資源に働きかけながら、その子どもの解決に役立つための社会資源をどれだけ発掘し、それと連携していけるかという役割が大きな意味だと思っております。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。にしみたかのICT環境の整備については、確かに、例えばメールやインターネット環境で済むことでも、顔を合わせて話をした方がいいものが生まれるということはあろうかと思いますけれども、一方、今お話にありましたように、もうこれは別に会わなくてもインターネットの環境で大丈夫だということもあろうかと思いますので、ICT環境整備によって効率化できるところは効率化していくということで、これは市内全域にもかかわってまいりますので、ノウハウ等を他の地域にも伝えていただきたいなと思います。
 スクールソーシャルワーカーの件についてはわかりました。これは、一時的な事業であろうかと思いますが、教育相談窓口についても、逆にその専門性というか、教育相談窓口ならではの強みというのもあろうかと思いますので、それぞれの専門性だとかというのをこの機に検討してですね、よりレベルの高いというか、相談体制というものをつくっていただきたいなと思います。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、スクールソーシャルワーカーについては一般質問でもちょっと触れさせていただいたので、基本的には、1つは、ワーカーの人というその人が持つスキルとか、そういうものに大きく影響してしまうようなワーカーという存在そのものがね、スクールソーシャルワーカーだけではなくて、ケースワーカーでも何でも、こういう相談のワーカーという、そういう人の持つもので左右されてしまうということがあって、今回はいい人にきちっと来ていただいて、結果的に成果が出せたということがあると思うんですね。
 そういうことをきちっと押さえた上で、でも、今これだけこういうことが必要とされているということをしっかりと押さえて今後やっていくという必要があると思うんです、その成果の継承というところでは。社会状況が本当にきつくなればなるほど、社会資源を必要とする子どもたちがふえていくわけですので。保護者はその社会資源の使い方がわからないという、あるいは教師もどういう社会資源があるか知らないというふうなところを、しっかりとつないでいく働きというのが本当に重要だと思うので、今後もしっかりこの成果というのを押さえていっていただきたいというふうに思います。
 1点ね、資料の相談内容で、相談件数55件と。相談内容を区分けしてありますが、これは重複というのはないんでしょうかね。つまり、家庭環境の問題と不登校の問題が重なっているとか、発達障がいと家庭環境が重なっているとか、あるいはいじめと発達障がいが重なっているとか、何かそういう困難ケースというのはいろいろ重複して、重なってしまうことによって解決が困難になるということが多いと思うんですけれども、これはそういう区分けをしていないんでしょうか。ちょっとそれだけお伺いします。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  基本的にケースは重複しているんですね。ただ、相談の窓口としては、主訴としては何かという形で来ておりますので、主訴でデータが出ております。ただ、そのケースをたどっていけば、おっしゃるように幾つかの背景というものが重複してあるのが現実です。ここにある数字は、ただ主訴で来ているものなので、1件1ケースとなります。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。現実にどれだけ困難ケースになっているかということは、逆に言えばいろいろな要素がそこに絡み込んでいるということを見せるということも1つ必要だと思うんですね。なので、主訴だけではない分類方法ということも1つ、それだけのことが1件の相談の中に入り込んでいて、それをほぐすのにスクールソーシャルワーカーが必要だというふうな、そういうこともあるかと思うので、その辺も今後のまとめのときに考えていただければというふうに思います。
 にしみたかについてお伺いします。にしみたかは3年やってきて、保護者の方もそれなりに評価をなさっているというふうに私も聞いています。先生たちの努力というのが物すごくあるなというふうにも思っています。1つは、やっぱり年間20回という研究、研修授業ということでの先生たちの負担というのは物すごく大きいのではないかと思うんです。3年目になってきて、会議とかの減少、効率よくできるようになって、あるいはICTを整備してというようなことがありましたけれども、その辺、ここまで、逆に年間20回までやらなくてはいけないのか。それくらいの発表をし続けていかなくてはいけないのかというところ、先生たちの負担感というのをどういうふうにしていくのかというところで、何か考えようがあるのか、ないのか。やっぱりこれだけやった方がいいんだということであるのかということが1つ。
 それと、もう1つは、住協の住区分けと小・中一貫の学校の学区の区域が違いますよね。それについてどういうふうに考えていらっしゃるのか。それはそれでいいんだというなら、それはそれでいいんですけれども、その辺のことについてどういうふうにお考えになっているのか聞かせていただきたいということと。
 それから、このような検証を、にしみたかについてきちっとやってきました。ほかの小・中一貫についてはここまでのことはやらないというふうに聞きますけれども、各学校の先ほど聞いた自己評価とコミュニティ・スクール委員会の評価というような形で、どの程度、今後ほかの小・中一貫に関して、学園に関して検証結果というのはどういう形で出していくつもりなのかどうか、その点も伺わせてください。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  まず、確かに先生方は授業研究や研究授業をすることによって力がついてくる、やればやるほど力がついてくるというのは紛れもない事実なんです。何で20回が必要だったのかと申しますと、とりわけ小学校と中学校の先生方がこれまで余りにも違い過ぎる教育環境の中でいたので、小学校の先生と中学校の先生が歩み寄るためには、やはりそこまでですね、実際に小学校なり中学校の子どもの授業に携わっていかないと、実感としてわからない部分があった。そのためにやはり20回という数は必要だったと思います。
 ただ、これから、にしみたかを初めとしたさまざまな学園の方でこういうことをやっていくことによって、今いる中学校の教員も、今いる小学校の教員も、ある程度こういうふうなものなんだとか、小学校の先生の物の考え方や視点はこうなんだということがわかれば、今度は中学校の中でこれを伝播していく、伝えることができるかと思うんです。なので、同じようなことで恐縮なんですけれども、スタートしたばかりでは全くこれまで文化が違う中でいた教員ですので、そこの歩み寄りにはやはり必要だったと。
 今後、中学校の教員の中でキーパーソンがこのあたりを理解していくことによって、回数は学校の負担のない中でやっていくことは必要だろうと。ただ、やはり先生方の授業力を伸ばしていって、子どもたちにいい授業を提供するためには、授業研究や研究授業というのはなくてはならないものと思っております。
 2つ目です。この住区とか、あるいは、もう1つ話題になったのは、コミュニティ・センターとの区分けのところと小・中一貫教育校の区分けがぴったり合致していた方がいいんじゃないかとか、いや、合致しない方がいいんじゃないかというところ、どうもここまでいろいろ御意見をいただいたところなんですけれども、にしみたか学園の管理職の先生にこのあたり聞いてみたんです。そうすると、これで完全に住区まで分けてしまうと、今度は学園単位の1つの村意識と言うとおかしいんですけれども、そこで学園単位でやっていくのはいいんですけれども、住民の方たちまでが一つのまとまり、あるいは他を排除するようなことが起こると心配だなというふうなことをお感じになられていたことがあったときに、それは私どもがどうこう言えることではないんですが、確かに小・中一貫教育校の学区域とその住区とが整合しているということも1つの考えなんですけれども、逆に、整合することによって起こり得ることも踏まえて慎重に対応していくことが必要なのかなというふうに思っているところでございます。
 3つ目なんですけれども、小・中一貫教育校のこれで全市展開が始まりましたので、既に学園長並びに各校長先生方には、来年度検証の観点をお示しをして、その検証をするに当たってはどのようなデータを用いて検証していくのか、どのような報告書をこちらの方にいただくのかという形ですべてお示しをしております。こちらの方で幾つかの観点を示した中で、そのために学園として何を、どのような取り組みをしたのか、そこでどのような成果があらわれたのか、そこで起こっている課題は何か、その課題を解決するためにはどのような来年度の対応を考えるか、このような形での報告書の提出を求めております。


◯委員(野村羊子さん)  研究授業はもちろん当然必要だと思うんです。しなくていいと言っているわけでは全然なくて、ただ、これだけの回数をするということが、さまざまな形で時間の問題とか、子どもたちの授業への影響とか、いろいろなことがあり得るというところで、回数というのが、これだけ本当にどうなのかというところを懸念として表明したということで受けとめてください、そうしたら。
 ということで、住協と学区については、私は完全にぴったり整合することがいいのかどうかと非常に議論があるところなので、私もどっちがいいということはないんですけれども、それについて御質問をいただいたこともあったので、伺ってみました。そういう両方のメリット・デメリット、これもあるんだということを押さえておいていただければ、それはそれでいいと思いますし。来年のその他の学園の検証報告というのは、来年楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。


◯委員(森  徹君)  にしみたか学園のことでちょっとお聞きしますが、平成18年ですね、スタート。当初、平成17年、1年間延びて平成18年から平成20年度までで一応3年間で検証して、これは平成20年度となっていますから、毎年、毎年だったんでしょう。それを3年間の検証という言い方を当初されていたんですけれども、3年間、にしみたかをやって、それを検証して全体にという話だったんですね。これは毎年、毎年出されているから、それぞれでやったということなんでしょうけれども。この検証のいわゆるコミュニティ・スクールという地域へのフィードバックというんでしょうか、これはどんな形でやられていますか。私は今回、新しいものですから、その辺、地域へのこの検証を返すという点がどんなことをされているのか。
 それで、実は平成17年、実施を1年延期した中でいろいろ検討がされましたね、地域の中でいろいろ話し合いがされて。にしみたかの場合には、そういう地域とのピンポンといいましょうか、どういう小・中一貫をやるのか。そこで教育委員会といいましょうか、その方針の多少手直しというのがやられたと思うんですが、そういう1年間の地域とのやりとりの中で、地域の参加というんでしょうか、そういうものが醸成されたというか、その1年間で。ここは、にしみたかという1つの特徴があったと思うんです。
 残る6学園、ここはそういうものがなくていきなり全市展開ですから、当然その辺での差があるのかなという、ちょっとそういう不安といいましょうか。にしみたか学園がうまくいったから全市展開という点での無理があるといいましょうかね、そういう点で何かその辺を全市展開への留意点。よそはそういうことをやらないでいくわけですから、その辺どんなふうに考えているのか。
 それから、平成18年度スタート時の校長先生、副校長先生、それから学校の先生、スタートしたときの先生が、この3月といいましょうか、4月といいましょうか、どれほどここに残っておられるのか。かなり異動があるみたいで、3年間検証をする中で、校長先生やそこの先生方が3年間いるということが非常にそこでの検証の財産として必要かなと思うんですけれども、実際に、これは東京都ですか、教員の場合には、かなり異動が激しいですね、昔に比べると。現在、スタート時の先生方が何人ぐらい残られているのか、その辺をお聞かせいただければというふうに思います。
 以上、その点でお答えいただければ。よろしくお願いします。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  3年間にわたる検証については、毎年度、「広報みたか」の方、それからホームページの方でもお知らせをしていたところなんですけれども、各学校にこの報告書、そしてこの概要版をお配りしまして、また、コミュニティ・スクール委員会、各学校にありますが学校運営協議会の方たちにこのような概要版をお配りいただいて、御説明いただいて、もしももっと細かい詳しい情報が欲しい場合は御連絡いただきたいということで、学校の方にお返ししているところでございます。
 2つ目の御質問なんですけれども、にしみたか学園の場合は教育委員会の方がかなり主体、ある程度イニシアチブをとりながら説明会をしたり、あるいは準備をしてきた経緯があります。それ以外の学園は、各学園の学校運営協議会、あるいは各学園が学校運営協議会を中心としてつくった開設準備検討委員会、このようなところが主体となって実施方策をつくり、案をつくってですね、そこで住民の方たちを対象とした説明会を行い、そして、それで意見をもらって実施方策をつくるという形で、必ず実施方策をつくる前後に保護者説明会、並びに地域の方々の説明会をして、そこの中でそれぞれ1年間、あるいは1年半かけて設置した経緯がありますので、それぞれの学園が保護者と地域の方たちに御説明、意見をいただく中でやってきた経緯がございます。
 3点目の、平成18年当初、スタート時の先生方のことですけれども、校長先生で現在スタート時にいらっしゃる校長先生は、第二小学校の池田校長先生、そして、副校長先生は、平成18年度のスタート時にいらっしゃる方で現在いる方はおりません。その中で異動が起こっております。また、教員の細かい数は今、私の方では把握しかねております──7割近くはまだ残っているということでございます。


◯指導室長(後藤 彰君)  これは、異動につきましては東京都の異動要綱等々で進めておりますのでなかなか難しいところもあるんですが、その中できちんとした引き継ぎ等々、それから、あと、先ほど教員の方でもですね、小・中一貫教育を推進してきたメンバーは残っておりますので、そういう形で、にしみたかの中身が充実するような形での配慮をしながら、都と調整しながら人事異動を進めてきたというところでございます。


◯委員(森  徹君)  わかりました。初めてのにしみたか学園ですから、少なくともこの3年間はいてほしかったですね。そして、その先生方の感想も含めて、強力な市長のイニシアチブでお願いしたいと思ったんですけれども、なかなか三鷹だけそういうわけにいかないということなんでしょうか。
 子どもたちも、やはりそういう点では、その間先生がいらっしゃるというのは非常に大きいんじゃないでしょうか。だから、全市展開という中で、そのこともあわせて、どうなんでしょうか、余りにも異動が激しいという点では、その辺は都の方に、都教委の方にお願いしていただければというふうに思います。
 それで、他の6学園ではそれぞれのところで検討されてきたから、それでスタートしていると。いきなりということじゃないと、そこで準備されているんですけれども、その中で、私も、にしみたか学園の説明会のときに、あそこで市長が言ったことがよかったのかなと思うんですけれども、教育委員会なので、かなりいろいろ意見が出たことは見ていまして。そういうことはなかったんだろうと思うんですけれども、全市展開のそれぞれの学園ごとの説明の中で、やはり危惧される意見というのもあったのかどうなのか、その辺、何かあれば紹介していただければと思いますが。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  基本的に説明会の折に反対であるとか、あるいは──取り組みに対してはかなり応援のスタンスだったんです。今、委員の方たちが御心配なさっているように、先生方に過重負担がないような形でぜひ考えていただきたいというふうな御意見等はいただいておりました。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございます。わかりました。
 あと、保護者の方にはこの概要版ということですけれども、概要版はある面ではもう限界がありますね。希望された方にはこれが今の説明ですと配られたような感じなんですが、実際にそういうことで要望された方というのが、にしみたかではあるんでしょうか。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  保護者の方にはこれは全部お配りしたんですけれども、こちらに関しては、まだ御要望いただいた方は一人も今のところいません。


◯委員(森  徹君)  それはどんなふうに理解したらいいんでしょうか。何か感想でもあれば。


◯小中一貫教育推進担当課長・教育支援担当課長(川崎知已君)  にしみたか学園はですね、この検証報告をするに当たって、実は学園ごとに学校として学校評価を行っている。そして、コミュニティ・スクール委員会がその評価を行っているんです。そこにかなり細かいデータがあって、それを保護者の方に提示しております。なので、そのことが基本となっているんでしょうということで、多分御理解いただいているんだというふうに理解しております。


◯委員長(緒方一郎君)  以上で項目オ、カについては終了いたします。
 以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時57分 休憩



                  午後4時00分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  報告事項は1点でございます。お手元の各部の運営方針と目標の中で、生活環境部のうち文化行政にかかわる部分でございます。
 ページで16ページをお開きください。まず、絵本館プロジェクトの推進でございます。御案内のように工事も順調に進みまして、今月の15日には工事もすべて竣工するという状況でございます。したがいまして、開館の記念式典を7月7日、七夕の日に当てまして式典を行わさせていただきたいと思っております。後ほど御案内状をお出ししますので、ぜひ来ていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、この星と森と絵本の家に関しまして、先般条例を出した際に附帯意見として、いわゆる祝日の扱いについていろいろ附帯意見をいただきました。市側の方で協議した結果、基本的には祝日につきましては開館、オープンをすると。ただ、火曜日だけは、重なったとしてもお休みをさせていただきたいということで、一応考えさせていただいております。
 それと、次に17ページ、太宰の顕彰事業でございます。文学サロンも平成20年3月にオープンして以来、非常に多くの方がですね、来館、入場されて非常に高い評価を得ているところでございます。ことしは生誕100年ということもございますので、没後60年の、引き続きまた特別企画展を企画をしております。11月の半ばぐらいからおおむね1カ月近く、企画展を開催をさせていただきたいと思っております。詳細につきましては、まだ最終的に詰めておりませんが、没後60年がいわゆる文芸資料を中心とした展示会であったということに対しまして、今年度はですね、どちらかというと違った角度で企画展をやろうかなと思っております。1つは、写真と映像で見る太宰という形で、そういうものを中心に企画展を組んでみたいなということで、今、準備を進めているところでもございます。
 文学サロンを含めまして、この顕彰事業は単に文化事業だけではなくして、まちづくり、あるいは観光振興という側面も強いので、連携をしながら事業を進めていきたいと思っております。
 それから、18ページでございます。公会堂の整備事業の推進でございますが、平成19年度に耐震診断、平成20年度に基本計画策定の調査を踏まえましてですね、公会堂並びに別館の耐震補強、バリアフリー等も含めた整備に向けた設計を現在しているところでございます。まだ最終的に方向性を定めておりませんが、定まった時点でまた御報告ができればなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  それでは、御質問をお願いいたします。御遠慮なさらずに御質問をお願いいたします。


◯委員(森  徹君)  一番関心のあるということじゃないんですけれども、絵本館のことで。もう7月7日、直前ですが、具体的にこの日はどんなようなオープニングといいましょうか、検討されているのか、もしも一定のプログラムが紹介されるものがあれば、ちょっとここで報告していただければと思います。


◯絵本館担当課長(宇山陽子さん)  7月7日のオープンですけれども、7日はたまたまですが、火曜日、休館日に当たっておりまして、これは特別にオープンのお披露目というふうに位置づけをしまして、10時からセレモニーを開催する予定でございます。テープカットのような、ごあいさつもいただきながらという式典の後、それぞれの家でありますとか、庭でありますとか、そういったところをガイドツアーのような形でごらんをいただいて、1時間ほど見ていただいて、11時ぐらいから記念の植樹ということを、木を1本植えるというようなことを考えております。式典としてはそのような形ですけれども、その後、一般向けの特別の公開ということで、11時過ぎから3時ぐらいまで見ていただくということで。そこで一たん締めまして、3時半から国立天文台の台長さんが──観山正見さんですけれども、小学生を主に対象に「七夕の星の話」というミニ講演、30分程度をしていただくというような流れで予定しております。


◯委員(白鳥 孝君)  それでは、せっかくおいでいただいたので、何か質問をしなければいけないかと思うので。公会堂の件を今、清水部長さんの方から言われたんですけれども、あれは都市再生ビジョンの一環で入っていないのかしらと思うんですけれども、それはどうなのかしら。
 それと、あと60周年なんですけれども、これは何か特別委員会というか、各課でいろいろな、花と緑は何かやっている、こっちは何かやっているというのではなくて、何か一貫とした委員会みたいなものができるんでしょうね、これ。ばらばらでみんな60周年、冠くっつけて、それぞれがそれぞれの課でやってしまうのかしら。これは今、担当の課じゃないのでわからないんですけれども、その辺ちょっと。今、ここの課ではそういうふうには考えていますということなんでしょうけれども、それはどうなんでしょう。一貫性は、何かどこかでやっているのかしらというような質問をさせていただいて、終わりにさせていただきます。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  公会堂の件につきましては、御案内のとおり都市再生ビジョンの中で入っております。考え方も入っておりますけれども、私どもが具体的に所管をしている部分でもございますので、そういったビジョンの方向性も踏まえながら、また、現況の調査、あるいは耐震診断とか調査も踏まえながら、総合的に公会堂並びに別館については施設機能の拡充、あるいは利便性の向上という視点で検討をしていきたいと思っております。
 それから、60周年でございますけれども、たまたま書いてありますので、庁内の検討チームがございます。ことしの、たしか4月の人事異動の関係で60周年の担当の課長が定まっておりますので、市長室におります。市長室──企画、市長室が中心になりまして、チームの中で全体的な事業の整合性も図りながら進めていくという形になるかと思います。


◯委員(野村羊子さん)  絵本館プロジェクトについては、いろいろ市民参加のプロジェクトを幾つも立ち上げていると思います。それが今後どういうふうに動いていくのかというのは、具体的に動き出したところで御報告があるのかどうか。3つ4つプロジェクトが動いていると思うので、その辺、ことし、今年度の動きというのがもしあれば、教えていただければと思います。
 それと、やっぱり公会堂ですけれども、耐震補強等をすると。それで、あと何年もたせなくちゃいけないのかというような聞き方なんだけれども、都市再生ビジョンの中で、これはとにかくリニューアル整備するんだということがたしか書いてあったと思うんですけれども、それによって5年、10年、あるいは30年もたせるとか、もし全体のビジョンの中でそういうようなことが、方向性とか位置づけとか、もしあれば教えてください。以上、お願いします。


◯絵本館担当課長(宇山陽子さん)  市民参加の状況でございますけれども、昨年の9月ぐらいから絵本のプロジェクトでありますとか、あるいは、家だとか、星だとかというような形で、それぞれ全体として60人、70人というような方が集まってさまざまな検討をしてきましたけれども。3月ぐらいから徐々に具体的な、実際に家の中でどういうことをやっていくというような再編もしまして、今は、平日読み聞かせをするようなチームですとか、それから、絵本を選んで市民の方向けに御紹介をしていく、展示をするというようなチームでありますとか、そのほか、家の当初の七夕の飾りつけであるとか、いろいろなことを進める、それぞれの具体的なチームのようなものができて。例えば、ちょっと授乳室の部分が寂しいから、みんなでここのしつらえを考えましょうとか。そういう形で、今現在も、4月以降家ができましてからは、具体的にそこに皆さんおいでになって活動しているというような状況です。
 この後、動き出してみないとまだわからないところも、まだたくさんありますので、そして非常に興味を持たれる方も多く、今後、参加をされるというような方もたくさんいらっしゃると思いますので、そういった状況を見ながら、具体的に少し。余り組織化をするというよりは、自由な動きをして、ここは子どものための施設ということとともに、大人の皆さんが子どものために何ができるかということを中心として、創造的な活動をしたり、交流をしたりという、そういうことを施設の目的として持っておりますので、そういう活動が盛んになるようにやっていきたいというふうに思っております。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  耐震補強によって長寿命化を図るという視点でですね、工事を行った場合には、おおむね20年から25年という耐用年数が図られるのではないかという形で考えております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。星と森と絵本の家については、大人の人たちがそこでボランティア活動をするということそのものも施設の目的であるというふうに、今のお話を伺っていいということですね。わかりました。いろいろな形で動いていくということは、それはそれで施設としては活性化していくということで大事なことかなと思いますので。そのコーディネートが一番大変だと思いますので、徐々にそれも市民の人がやるのか、あるいはちゃんと職員がやるのか、その辺の位置づけも含めて今後の動きというのを丁寧にやっていただけたらと思います。終わります。


◯委員(赤松大一君)  申しわけございません。絵本館プロジェクトの方で目標指標のところで、地域の担い手の育成ということが提示されておりますが、この辺に関しては、やはり担い手の育成という非常に大事な、今後の建てた後のいよいよ大きな課題になってくるかと思いますが、その辺の具体的な御計画等があれば、お聞かせいただければと思います。
 また、太宰に関してはグッズの件でございますが、さまざまなしおり、また美大生とのコラボレーションによってのグッズ作成、今、取り組んでいただいておりますが、その辺の売れ行きというか、爆発的な売れ行きを望むものではないんですが、その辺の評判とか、また具体的にこういうのがあったらいいなみたいな御意見を寄せられている、サロン等に来た方の感想の中で何かあれば。
 逆に、サロンでこの前拝見したら、うちがつくっていないTシャツの格好いいのを着ている方がいたりとかいうところがあって、太宰ファンが御自分でオリジナルでつくったみたいなTシャツを着ている方がいて、格好いいななんて思ったのがあったりとかですね。その辺はそれぞれの価値観の違いなんですが、その辺のアイデア等をうまく使っていければより広まるんではないかなというところで、ちょっとその辺の御意見があれば、お聞かせをいただければと思います。
 あと、公会堂でございますが、これは利便性の向上と機能の拡充になるんですが、本当にあそこのどんちょうを見るたびに公会堂の歴史を非常に感じまして、あのどんちょう、同じものはつくれないなと思ってはいるんですが。逆に、例えばいすの大きさを今後大きくするとなると──私が座りづらいというのがあるんですが、大きくした中で客席数を確保という部分で、収用客数というんですか、その辺の変化というのは、今後、計画の中で、数は今までのままで、より利便性を図るのか、それとも、数は減らすけれども、先ほど言ったバリアフリーとか、そういう部分に使い勝手の方を重きを置くのかというお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。


◯絵本館担当課長(宇山陽子さん)  地域の担い手の育成ということでございますけれども、絵本館プロジェクト全体としては、子どもと絵本プロジェクトということで、三鷹市全域を対象に担い手の育成事業ということを取り組んでおりまして、ことしで4年目になりますが、それぞれの新川中原、大沢、駅前とやってきまして、今年度は井の頭コミセンの方で、子どもと絵本ボランティア講座というのを今、5月から開催をしているところです。
 こういった形でやってきた講座からそれぞれのボランティアのグループができて、地域で活動を続けておりまして、また、そういった方たちが星と森と絵本の家の方にもおいでをいただいて、いろいろな取り組みをしていただいているという状況ですので、今後もその担い手の育成ということを大切に取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯生活環境部調整担当部長(清水富美夫君)  太宰関連のグッズの販売でございますけれども、ロゴマークをつくらせていただいて、それを活用して、単純に、先ほど申し上げたように、まちづくりや商業、並びに観光にもつながるような形の1つだと思っております。
 今、基本的には財団が──芸術文化振興財団の方で記念グッズ、今、お話があったように製作販売をしております。ちょっと古いんですけれども、ことしの3月末現在では、おおむね6種類の商品で約250万円の売り上げをしているところでございます。また、財団がですね、事業者さんがつくられた商品を受託販売という形で販売をしております。事業者さんで今、約7事業者さんが手ぬぐいを初めボールペン、あるいはぐい飲み、缶バッジ等々、さまざまな種類をつくられて、財団で受託販売をしておりますが、この部分につきましては、現在のところ、これも3月の末現在ですが、約40万円弱の売り上げを上げております。特に、文学サロンに来られる方が多いものですから、そこに商品を置くと、意外と皆さん買っていただきますので、基本的に事業者さんの商品については文学サロンを中心に置かせていただいて、商業に少しでも振興につながるようにやらさせていただいております。
 それから、公会堂の関係でございますけれども、やはり何といっても耐震補強するということは、安全性を第一に私どもは考えております。公の施設ということでもございますので、安全性を第一にまず考えております。それにプラス、いわゆるバリアフリーも含めて、さらに委員さんから御指摘を受けました客席の関係も含めまして、できるだけ利用者の方がですね、非常に快適性のあるものができればなという形では考えております。いずれにしましても安全性第一に耐震補強をしまして、その上、バリアフリーという部分と、それから一般的なリニューアルも含めてやらさせていただきたいなということで考えております。


◯委員(赤松大一君)  御答弁ありがとうございました。以上で質問を終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  ほかに質問はありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で生活環境部の報告を終了いたします。どうもありがとうございました。
 休憩します。
                  午後4時20分 休憩



                  午後4時21分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 続きまして、管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後4時22分 休憩



                  午後4時27分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御協議いただきましたように、管外視察につきましては、視察日程については、10月20日から、21日、22日と、27日、28日、29日の2つの間の日程で、視察候補地及び視察項目については6月17日までに事務局の方に届け出ることといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、そのように確認いたします。
 次、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 従来から、三鷹の教育・文化・スポーツの振興策についてということでしておりますけれども、このままこういう形でよろしいかどうか。特に何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。では、本件については、引き続き三鷹の教育・文化・スポーツの振興策についてということで調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。さっきの協議会のこととちょっと別にいたしますが、次回の委員会の日程については8月の下旬で、去年が8月19日だったんですが、今回、ちょっとスケジュールを御自分のを見ていただけますでしょうか。
 休憩いたしましょう。
                  午後4時29分 休憩



                  午後4時30分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、8月18日、火曜日、午前9時半からとし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。なお、これとは別に、本定例会最終日、本会議休憩中に委員会協議会を開きたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 そのほか何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしということですので、特にないようですので本日はこれをもって散会といたします。長時間本当にありがとうございました。
                  午後4時31分 散会