メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成21年文教委員会) > 2009/02/12 平成21年文教委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2009/02/12 平成21年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから文教委員会を開会いたします。
 本日の流れを確認させていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  文教委員会を再開いたします。
 休憩中に確認をしたとおりで進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それでは、行政視察ということで、9時40分に市役所前──正面玄関前を出発したいと思います。よろしくお願いいたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩
              (星と森と絵本の家(仮称)を視察)


                  午後0時59分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯公共施設課長・学校施設再生担当課長(若林俊樹君)  それでは、資料1をごらんください。三鷹市立第三小学校校舎建てかえ計画の概要ということで御説明申し上げます。
 まず、第三小学校の建てかえについてでございますけれども、三鷹市立第三小学校の校舎については、平成21年度の耐震補強工事の実施に向けて、今年度耐震診断等の調査を行ったところ、耐震に向けて対応が必要であると。そればかりではなくて、施設の老朽化が進んでおりまして、大規模な改修工事と工期の長期化が予想され、児童に多大な影響が出るということが明らかになりました。このことから、ライフサイクルコスト等、さまざまな観点を総合的に検討した結果、現在の校舎は築後38年から39年経過しており、老朽化が著しいことで、校舎のバリアフリー化とか、防災体制の確立などの新たな時代の要請にこたえる必要があることから、第三小学校校舎については、現在の校地で建てかえを行うことといたしました。なお、体育館とちどりこども園──これ屋上には第三小学校のプールがございますけれども、こちらにつきましては耐震性が確保されているということで、現在のまま使用していきます。
 2番目として、新校舎の建設についてでございますけれども、第三小学校周辺地域に仮設の校舎を設置できる用地がないため、新校舎の完成までの間、現在の校舎を使用することとし、新校舎は現在の校庭内に建設します。新校舎の建設工事により、第三小学校の校庭の使用に制限がかかるために、同じ三鷹中央学園となる第四中学校の校庭をですね、工事期間中使用するなど、連携・協力を求めてまいります。現在の校舎は平時のときには安全性に問題がありませんが、新校舎への移転の間は定期的な施設の点検と、市と学校が連携を図った避難訓練等を実施して安全対策を十分に努めてまいります。
 3番目として、新校舎の建設でございますけれども、第三小学校用地は第一種低層住居専用地域でございまして、高さ制限や日影規制により、現在の校舎の位置では現状と同規模、4階建てで、面積的に5,000平方メートルの建物及び一定の校庭の広さを確保することが、現在のところでは困難です。そのためにですね、3ページ目をごらんください。こちらに現在の校庭の南側と西側を使って4階建て、一部3階建ての新校舎を建設します。
 三小学童保育所が、地図でごらんになりますと新校舎と重なっておりますけれども、南側に現在ありまして、新校舎の建設に伴って解体する必要がありますので、工事期間中の学童保育所を平成22年の夏に第四中学校の校舎内に設置して、現校舎の解体後に新しい学童保育所を設置するという予定になっております。新しい校舎のプランにつきましては、平成21年5月ごろからですね、市で基本計画を作成しまして、学校関係者、保護者、地域の住民を含む検討委員会を設置して検討していきます。周辺は住宅地域であり、道路が狭いとか、いろいろありますので、工事に対しては十分安全を図ってまいります。
 4番目として、説明会の実施でございますけれども、第三小学校及び第四中学校の保護者に対しては、平成21年2月22日と3月1日、それぞれ午後1時から第三小学校で行います。第三小学校近隣住民に対する説明会も2月22日の午後3時から、こちらにつきましても第三小学校の体育館で開催します。
 2ページ目をごらんください。スケジュールでございますけれども、先ほど申し上げましたけれども、新校舎検討委員会を5月中旬ごろ立ち上げまして、基本設計を固めまして、平成21年10月より実施設計に移りたいと考えております。実施設計を行いますけれども、翌年、平成22年8月、夏でございますけれども、学童保育所の移転と解体が終わりまして、平成23年1月より新校舎の工事に取りかかり、約2年かけまして平成25年3月に竣工、児童の移転と。その後に現校舎を解体し、校庭整備並びに学童保育所の建設を行いまして、平成26年3月に学童保育所が移転するという形でございます。
 下につきましては、第三小学校の位置の地図でございます。
 説明は以上でございます。
             (「続けてやってください」と呼ぶ者あり)
 それでは、2番目の三鷹市立第五中学校体育館建てかえ計画の概要についてでございます。資料2をごらんください。
 三鷹市立第五中学校の校舎並びに体育館につきましては、平成21年度から平成23年度に実施する予定の耐震補強工事に向けた実施設計を行ってきました。この中でですね、体育館につきましては、建築後40年以上経過しており、施設の老朽化が非常に進んでおりまして、耐震補強工事では十分な耐震性が確保できないということで、建てかえの必要があることが明らかになりました。さまざまな観点から総合的に検討した結果、第五中学校体育館につきましては現在の場所で建てかえを行うこととします。平成21年度は新体育館の実施設計、平成22年から平成23年にかけて旧体育館の解体及び新体育館の建設を行います。現在ある校舎につきましては、平成21年度と平成23年度に耐震補強工事を実施して、今後も使用していく予定でございます。
 新体育館の建設でございますけれども、第五中学校の校庭面積が5,089平方メートルと、非常に他の中学校に比べて小さいこともありまして、グラウンドに体育館を建てるとなると、グラウンド機能が著しく劣るために、現在のところに建てるのが一番いいだろうということで、現在の場所に建てかえするということになります。ですから、体育館の規模につきましても現在とほぼ同程度のものとなります。
 3番目として、今後のスケジュールでございますけれども、平成21年5月から新体育館の実施設計に入りまして、仮設を今ちょっと検討しておりますので、可能であれば仮設ということで、平成21年12月から仮設の工事にかかり、平成22年4月、これは予定では入学式を終わった後から体育館の解体に入りまして、第五中学校の区域が遺跡区域でございますので、解体した後、遺跡調査を行いまして、平成22年10月より校舎の建設工事にかかり、平成23年5月に竣工する予定です。
 ただ、遺跡が非常に多いところでして、実際に遺跡調査をしてみないと、かかる期間というのが、現在のところ3カ月を予定しておりますけれども、実際してみないとわからないところもありますので、それによっては若干スケジュールが延びたりすることはあるかと思います。
 説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。
 休憩します。
                  午後1時08分 休憩



                  午後1時12分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 休憩中の議論を踏まえて質問をお願いします。


◯委員(緒方一郎君)  お聞きします。前回の東台小学校のときもそうだったんですけれども、これを聞いて保護者の方も大変御心配になるのと同時にですね、一連の耐震化についての調査をした上で、またこれが出てきた、つまり後追いでこれが出てきたということについては、やっぱり一定の反省といいますか、総括というか、どういうことで前回見逃してしまったのかということがあると思うんですね。その辺をどうとらえていらっしゃるのか。
 例えば、今回これを施工した業者が東台小学校を施工した業者と同じであったということでいえば、東台小学校のときに同じような手抜きと言ったら語弊がありますけれども、心配があったんじゃないかということで、これについて、すぐその時点で調査をするとか、そういうこともあってしかるべきだったんじゃないかと思いますので、その辺の経緯と、それから、今後そういうものの見方といいますか、ある程度想像力とか──想像力だけじゃなくて、幾つかの基準とか、視点とか、観点というものを明確にしておいて、二の次、三の次がないようにしていくためにはどう考えていらっしゃるのかということを、まずお聞きしたいと思います。
 もう1つは、今回の東台小学校との違いで一番大きいのは、仮設校舎ではなくて即建てかえということになりますので、周りの地権的なことも含めてどのような御努力というか、調査とか、お願いした上で仮設校舎をつくらずに、即新校舎ということになったのかということをもう少し詳しくお聞かせいただきたい。
 3番目に、そうであるならば、本当にこれは工事と並行して授業が行われるわけですけれども、その辺の学習環境における特段の配慮。同時に、第四中学校にも大変御協力をいただきますし、今度は第四中学校の校庭を使うことになってしまいますので、同じ学園区内の第七小学校との協力関係とか、できるだけ負担が1カ所にならないようにすることも大事だと思いますので、その辺の御配慮をどうされているのか。
 同時に、それはちどりこども園も近所になりますので、乳幼児を含めた子どもたちへの配慮、心配等もありますので、その辺についてどう考えられているのか。
 5点になりましたか、お聞かせください。


◯公共施設課長・学校施設再生担当課長(若林俊樹君)  御質問でございますけれども、東台小学校をやった、その後の対応が遅いではないかということでございますけれども、東台小学校は昨年度行いまして、第三小学校につきましては、そのときのこともありましたので、今回につきましては耐震の調査と並びに老朽度という、別の方法でございますけれども、そちらについても調査を行ったということで、その中で特に老朽化が激しいということが明らかになったということで、対応的には、昨年で、今年度の予算の中でやったということなので、若干遅いと言われるとそれまでなんですけれども、それほどではなくて、それを踏まえて対応を行った結果、こういうことになったということでございます。
 ですから、昨年度の東台小学校がありましたので、第三小学校につきましては今年度、耐震だけではなくて老朽化等を調べる耐力度調査というのも一緒に実施して、その中でこういう事実が明らかになったというところでございます。
 仮設につきましてですけれども、仮設の用地でございますけれども、南側とか西側に、現在生産緑地等が第三小学校の周りにはあります。それについても調べたところ、ただの生産緑地だけではなくて、特例農地とか、そういうものがかかっている場所が非常に多くて、規模的に学校の仮設を建てられるほどの規模のところがございませんでした。あと、よく御存じのように、第三小学校周辺は結構建物が建ち並んでおりまして、仮設を建てる場所がないということで、今回につきましては校地内に建設をしてという形の方法をとることにいたしました。
 あと、第四中学校さんとの関係でございますけれども、これにつきましては、現在第四中学校の方と校庭等の使用について協議を重ねているところでございます。当然三鷹中央学園として第七小学校もあるわけですから、その中で、どこまで第七小学校さんのところが使えるかというのは、今後の検討の課題になるかとは思います。
 あと、ちどりこども園につきましては、確かにすぐ隣接するという形になります。現在考えているのは、当然工事におけるときに、工事については防音シート、防音パネル等を設置してですね、低騒音の機械を使って、極力影響のないようにというふうに考えております。それと、保育園の方に遮音カーテン等を設置して、極力影響のないようにしたいというふうに、今考えているところでございます。
              (「答弁が漏れている」と呼ぶ者あり)
 小学校の方の工事中の配慮でございますけれども、先ほどもお話ししたように、防音パネル、防音シート等をやって低騒音の工事を行って、極力影響のないようにしたいと考えているところでございます。
              (「答弁が漏れている」と呼ぶ者あり)
 東台小学校と同じ業者、名前でいきますと柴田組というところでございますけれども、実際、現在私どもで調べた範囲では、柴田組自体がもう倒産しているという形で、それ以上追及ができないというのが現状でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  柴田組の追及と今、課長の方から話がありましたが、私ども、東台小学校の施工業者を調べた段階で、御質問にありましたように、柴田組がほかの学校についてはどうだろうかということで、第三小学校の校舎を担当しているということで把握はできておりました。ただ、平成20年に耐震補強工事のための耐震診断をやるということでございましたので、そのときにすぐという考えもあったでしょうけれども、私どもは計画どおり平成21年度の工事に向けて、平成20年度、耐震の診断をやっていこうということで考えておりました。


◯委員(緒方一郎君)  今回のことでいうとですね、やっぱり一般の市民の方から、それから当該の方から見ても非常に唐突のような気がするんですね。例えば、予算の関係があるならば、今、こことここ、例えば当時でいえば東台小学校と第三小学校と第五中学校の体育館があると。だけれども、これは年度を分けてするというようなことがあってずれたのならわかりますけれども、やっぱりあの東台小学校のときだってショックだったわけですね。そのときに、そういうことがあって、皆様の御理解を得て、関係者の御協力を得ながら今もやっていると。ここに来て、また、実は第三小学校もあって、第五中学校もあるんだということの反省がないといけないと思うんですよ。
 順調にやってきたから、耐震化の後だから、老朽化だから発見できたんだということではなくて、しかも業者という1点をとったって、それは先んじてやるべきだと、注目すべきだということがあってもいいんじゃないかと。そういう視点があるか、ないかというのが、ファシリティーマネジメントの生きた視点じゃないでしょうかね。
 今、淡々とやってきたんだと、御説明が私はとれたんだけれども、そうなんですか。何の反省もないんですか、ここには。こうやるべきだという可能性があるという考え方はないんですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  振り返って見ますとですね、平成7年の阪神・淡路大震災が起きまして、その後すぐに全校の耐震診断を実施してきました。第三小学校につきましても、そのときにIs値も把握しておりまして、各校のIs値が出てくるということで、Is値の低いもの、それから大規模改修工事が必要な校舎が結構ございましたので、それとの調整。それから、防災拠点になっておりますので、地域のバランスといいましょうか、拠点のバランス、そういった点を配慮して、今まで基本計画にも施工対象の学校名を公表しながら実施をしてまいりました。
 今、非常にきつい御質問がありましたけれども、私ども、施工業者が同じという点では、確かにもうちょっと配慮すべきだったかなというふうに反省はしております。ただ、平成19年の、平成20年のということで続いておりましたので、第三小学校がこのようなこととは、その時点では数字上は予想できませんでしたので、耐震診断を──精密な第2次診断を待って、もう一度設計するということにもともとなっておりましたので、そういう方向に来てしまったということであります。ですから、同じ業者ですぐにという対応も、今にして考えれば必要だった側面もあると思いますけれども、そのような経過できているということで御理解いただければというふうに思います。


◯委員(緒方一郎君)  これからの22日と3月1日等で、住民の方や説明会がされるわけですね。ぜひ、そのときは御姿勢として、幾つか足りない点もあったけれども、ここまでたどり着いて、こういう形で御迷惑をかけながらでも安全のためにやらせていただきたいという姿勢がないと、やっぱり唐突だというのは、私以上にお子様を通わせている方々は感じられると思うんですよ。でないと、説明会が何だったんだとか、何でわからなかったんだと、また怒号や何かになると思いますので、ぜひ今後に生かせる姿勢、今回のことを見つめる姿勢を持って説明会に臨んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  はい。既にPTAの役員の方、地域の協力者の方々への説明会などを実施しておりますが、私ども、なぜ耐震補強工事から建てかえになってきたのかといった点は詳細に御説明をいたしまして、理解を得るような形で進めていきたいというふうに思っております。
 既に御質問の中では、なぜ第三小学校が今の時期にというようなこともございましたので、先ほどの私が申し上げましたような説明も加えさせていただきながら御説明をさせていただいているということでありますので、引き続き丁寧な説明を心がけていきたいと思っております。


◯委員(緒方一郎君)  では、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(土屋健一君)  説明会のことで1点質問させていただきたいんですけれども、保護者とか近隣住民、要するに地域の方への説明会はわかったんですけれども、それ以外の方への説明というのが予定されていないんでしょうか。具体的に言いますと、例えば二小学区の関係の方とか。やはり、施工業者とか、そういう詳しいことはPTAの方も、住民の方もよくわかっていないと思うので、わかっているのは第三小学校より第二小学校の方が古いだろうということなんですね。何で第三小学校がだめなのに、第二小学校は平気なのとか、そういうことをよく言われるので。
 東台小学校のときも、現実的に大沢台小学校とか南浦小学校の方に、何で、こっちの方が古いでしょうという質問をされたことがあるんですけれども、その辺を踏まえて、この関係者以外への説明責任というか、その辺のことをどのようにお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  前もたしか御質問がございまして、なぜ新しい方、例えば東台小学校と中原小学校を比べますと、中原小学校の方が古いのに、東台小学校の方が何で建てかえで、中原小学校は耐震補強だということもございまして、私どもも御説明したんですが、非常に難しいのはですね、Is値1つとっても、昭和56年以前のものについては、そういった設計思想がなかったものですから、Is値を出して、それを比べるということになるんですが、Is値を出す場合も、コンクリート強度の問題ですとか、そういった施工上の問題点もいろいろあるものですから、それで中原小学校と違って、東台小学校は建てかえというふうになった経過がございます。
 それで、確かに御質問の中で、第二小学校の方が古いわけでして、第二小学校もこれから耐震補強の予定がございますので、各校長会等でよく説明はしていきたいと思っているんですが、第二小学校の地域の方々に説明会を開くという予定は今のところございませんので、古い方の学校はどうなんだろうかという点はよく念頭に置きながら、教育関係者等に説明する機会があれば、していきたいというふうに思っております。


◯委員(土屋健一君)  わかりました。第二小学校に限らず、東台小学校のときは確かに中原小学校がすごく近かったので、中原小学校の関係者の方にも説明があったと思うんですけれども、今回離れた第二小学校とか、大沢台地域に限らず、他地域の方にも、今回こうなって第三小学校が建てかえになったんだよという説明はあってもいいように思うし、あるべきだと思っていますけれども。もう一度お願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  先ほど御説明しましたように、校長会でありますとか、あるいは「広報みたか」、「みたかの教育」などを使いまして、第三小学校の経過について説明するとともに、まだこれからの計画があるところにつきましても、何らかの形で考え方を記載をいたしまして説明をすることにかえていきたいというふうに思っております。


◯委員(土屋健一君)  よろしくお願いします。


◯委員(大城美幸さん)  聞いているといろいろな疑問が出てきて、どう質問していいかわからなくなってしまったんですが。1つは、まだこれからも耐震補強等を進めなければいけない学校があるわけですが、説明していくというお話だったんですが、同じパターンで耐震補強する予定だったけれどもということは、またあり得ることなのか。1度あったことは2度ある、2度あることは3度あるで、またないとは言えないのかなという疑問がとても大きくなってしまったんですが。その辺は、やはりIs値だとか、地域の防災拠点としてのバランスを考えてということでの経過とかもお話ありましたけれども、新校舎を建てたところと、耐震補強で済まされたところと、これからまたどうなるかわからないところとがあって、学校の不公平感というか、新しい校舎で勉強する児童・生徒と、古い耐震補強のところでやっていくところとの、クーラーがついているところと、ついていないところとの不公平感みたいなことについては、教育委員会としてどう考えているのかなということが1つ。
 もう1つは、今後のことで、また同じことが起こるんじゃないかということについては、どうお答えいただけるんでしょうかということ。
 それと、先ほどは説明責任のことがありましたけれども、やはりそういう点では、学校に通わせている、通わせていないは別にしても、私どものところには、何で、古いのにという声が、先ほども言われていたけれども、たくさん寄せられるというか、それに校長会や「みたかの教育」でお知らせするということだったんですけれども、もうちょっと丁寧に説明責任を果たすこと、全市民に何で今回こういうことになったのかということは、納得いく説明をきちんとやはりすべきじゃないかなと思いますので、それは要望したいと思います。
 あと、1ページの説明会の実施で、ほかのことは具体的に聞いているのでいいんですが、ちどりこども園は建てかえはしないんですけれども、そこの保護者に対する説明会というふうには書いていないんですが、それはやらないんでしょうか。
 もう1つ、資料2の遺跡調査をする、そこは遺跡調査をしなければいけないところだという御説明だったんですが、体育館があった場所に建てるんですよね。なのに、遺跡調査が必要なんでしょうかというのが単純な疑問なんですけれども。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  最初の御質問で、学校による教育環境の差といいましょうか、それをどう考えるかということなんですけれども、現状では耐震補強工事について今大車輪でやっておりますので、平成24年度までに終わらせるという、今の基本計画の第2次改定に基づきまして、それに全力を挙げていきたいというふうに思っております。
 その後、施設の老朽化、校舎の老朽化に伴いまして建てかえということが今後、将来出てきますので、そういった計画づくりについても、耐震補強工事が一段落した後、長期的な視野に立ったそういった計画づくりというのも必要だというふうに思いますので、今後の大きな検討課題になるというふうに、今のところは考えているところであります。


◯公共施設課長・学校施設再生担当課長(若林俊樹君)  それでは、今後また今回のようなケースがあるかということでございますけれども、現在、三鷹市の学校につきましては、第二小学校以外のところにつきましては既に耐震工事にかかっておりまして、第二小学校が平成22年度に実施設計をする予定になっております。第二小学校につきましては、平成8年に1度耐震診断をしておりまして、その時点で東校舎並びに屋内運動場──体育館については耐震性は大丈夫だろうと言われているところで、あと、残っているところが西校舎と中央校舎ということでございますけれども、その時点の調査でも、今よく言われているIs値自体は確かに0.6を下回っておりますけれども、極端に低いということではありませんので、私どもは第二小学校については今回のようなことにならずに、耐震補強でいけるのではないかと考えているところでございます。
 ちどりこども園の説明でございますけれども、これにつきましては、実際に工事にかかりますのが平成23年度からになりますので、現在のところ、新しく入園した後、4月以降に説明会を開催しようという予定になっております。
 あと、今、新入園の保護者に対して入園の説明会がありますので、そのときにこちらの件につきましても説明しようかということで、それは今調整段階でございます。
 遺跡の件でございますけれども、体育館が建てられたのが昭和39年です。五中跡地遺跡群が指定されたのが昭和40年ということで、指定される前に調査をしなくて建物が建っておりますので、建物の、その有無についても調査が必要ということでございますので、調査を行うということでございます。


◯委員(大城美幸さん)  Is値、0.6を下回っているけれども大丈夫だろうという第二小学校のお話がありましたけれども、今回、先ほどの説明では、耐震だけではなくて、老朽度の耐力度調査というのをした結果、こうなったという御説明でしたね。それからすると、第二小学校についても同じように耐力度調査というのをするわけですよね。その辺は大丈夫なんでしょうかねということが1つ。
 あと、説明会の件はわかりましたけれども、不公平感の問題で、平成24年度までに終わらせてから、今後の課題だということでしたけれども、今学んでいる子どもたちの間では、30度を超えるような夏にクーラーがあって集中できる生徒と、すごい暑いところと。そういう点では、平成24年度を待たずに考えるべきことじゃないかなと思うんですが、考え方なんですが、いかがなんでしょうか。そういうのでいいんでしょうかということだけ。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  最後の御質問ですけれども、今のところでは先ほど申し上げたような対応以外にないかなと思っています。耐震補強工事だけでも25億3,000万円ぐらいかかりますし、予算の話をするとよくないのかもしれませんが、東台小学校、第三小学校と出てまいりますので、現状考えますと、耐震補強工事等が終了した後、具体的に考えていくときが来るのではないかというふうに思っております。


◯公共施設課長・学校施設再生担当課長(若林俊樹君)  第二小学校につきまして、耐力度調査をしたときに今回と同じようなことにならないかということでございますけれども、今、市の方で考えているのは、先ほどお話ししたように、東校舎については耐震も十分いっているということと、中央部分のところと西校舎というところが若干耐震性が欠けているということでございますので、多分今考えているところでは、耐震補強の工事自体の規模的にもそれほど極端に多くはならないというような形になるかと思うんですね。
 そうすると、耐力度も調査した結果、トータル的に考えて実際建物を建てかえた方が将来的にいいのか、金額──コスト面で耐震補強でいった方がいいのかという判断になるかと思います。今のところ、市としては、多分耐震補強でいった方がいいのではないかというふうに考えているところでございます。


◯委員(中村 洋君)  それでは、何点か質問させていただきます。いろいろ、ここまでの経過のところは、これまでの委員さんの方からのお話があったので、地域の方を含めてしっかりと説明してやっていただきたいと思います。
 また、少し影響ということなんですが、東台小学校の方では小・中一貫教育校の開設が、こういった建てかえがあるということで半年おくらせるということになっているんですけれども、そういった影響というのはどうするのか。三鷹中央学園として4月から始まるというのが、大変学校の建てかえということになると、学校の負担とか、いろいろなこともあると思うんですが、これは予定どおり、スケジュールどおりいけるのかどうかということ、影響がないのかということをお伺いしたいと思います。
 また、この間、一部ではあったんでしょうけれども、説明も地域の方を含めてされたということの中で、どういった声が出てきたのかということを確認のためにお伺いしたいと思います。


◯指導室長(後藤 彰君)  小・中一貫教育につきましては、来年度4月からの開園でございますので、工事がすぐに始まるわけではございませんので、それの影響についてはないと考えております。ただ、その後ですね、建てかえ工事等々が始まってきたときには、当然学習過程等の中で小・中一貫教育の決められた教育活動をどう工夫してやっていくかということは、学校と十分協議しながらやっていきたいと思っております。


◯公共施設課長・学校施設再生担当課長(若林俊樹君)  今まで行ってきた説明会の中でどのような御意見があったかということでございますけれども、多かったところでは、第四中学校で小学生も体育をやると。その辺で、小学校と中学校、体力も大分違う中で、うまく校庭を使えるのかというような心配の御意見。
 あと、現在市の方で提案しました、建物を南側に建てるという形でございますけれども、三鷹市内に、今の東台小学校の仮設は別ですけれども、普通の学校ではそういうところがありませんので、校庭が日陰になって使いにくくなるではないかというような意見が、大方の意見でございました。


◯委員(中村 洋君)  ありがとうございました。建てかえそのものというのは、耐震性の問題があればやらざるを得ないところだと思いますが、いずれにしてもいろいろな声もこれから出てくるでしょうし、ともかくも学校教育というところに支障がないようにとか、そういった御意見をいろいろと入れていきながら、唐突というのは、もちろん保護者の方や先生方も感じていらっしゃることはあるでしょうから、そういった声をしっかりと聞きながら調整をして、本当の意味での教育という部分に影響がないように進めていただければと思います。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午後1時45分 休憩



                  午後1時50分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次に、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくこととしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
 次、その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。大変御苦労さまでした。お疲れさまでした。
                  午後1時51分 散会