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平成21年第2回定例会(第5号)本文

                午前9時28分 開議
◯議長(田中順子さん)  おはようございます。ただいまから平成21年第2回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 13番 谷口敏也さん、登壇願います。
                〔13番 谷口敏也君 登壇〕


◯13番(谷口敏也君)  おはようございます。6月18日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される意見書(案)6件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 また、請願1件の取り扱いにつきましても、お手元に配付のとおり決定を見ておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 以上、本委員会に諮問された議案等の取り扱いについての協議結果を報告いたします。よろしくお願いいたします。


◯議長(田中順子さん)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いをいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                午前9時30分 休憩



                午後0時59分 再開
◯議長(田中順子さん)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について


◯議長(田中順子さん)  これより日程に入ります。
 日程第1 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について。
 平成21年5月29日付をもって中村 洋議員がふじみ衛生組合議会議員を辞職されました。
 この際、欠員となっておりますふじみ衛生組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 ふじみ衛生組合議会議員に谷口敏也さんを指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました谷口敏也さんをふじみ衛生組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました谷口敏也さんが当選されました。
 ただいま当選されました谷口敏也さんが議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 総務委員会審査報告
        (1) 議案第35号 平成21年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)
        (2) 21請願第3号 所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについて
        (3) 所管事務の調査について
          ICT・地方分権と市民サービスについて


◯議長(田中順子さん)  日程第2 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 28番 岩田康男さん、登壇願います。
                〔28番 岩田康男君 登壇〕


◯28番(岩田康男君)  それでは、総務委員会の報告を行います。

                                     平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                              総務委員長 岩 田 康 男
                 総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成21年5月20日
 (2) 平成21年6月11日
 (3) 平成21年6月23日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第35号 平成21年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,528万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ611億9,342万8,000円とするため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・花と緑の広場(仮称)用地の借用方法が使用貸借によることとなった経緯と契約期間満了後の対応
  及び契約締結の時期について
 ・花と緑の広場(仮称)の管理運営体制と市民や各種団体等との連携及び次年度以降における管理運
  営委託料の見込みについて
 ・花と緑の広場(仮称)の整備内容と財源の確保及び整備内容に係る市民や各種団体等からの意見の
  反映と三鷹3・2・2号線(東八道路)道路用地活用の検討について
 ・ふるさと雇用再生特別補助金を充当する事業の選定方法について
 ・CADデータ作成委託、みたか子育てネットシステム開発委託による雇用機会創出効果について
 ・みたか子育てネットの利用者数と携帯電話からの利用者数見込みについて
 また、委員会は審査の参考とするため、花と緑の広場(仮称)整備予定地を視察するとともに
 ・平成21年度基金運用計画
 ・花と緑の広場(仮称)事業の概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第35号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 21請願第3号 所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについて
3 所管事務の調査について
  ICT・地方分権と市民サービスについて
 以上2件については、なお審査及び調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上です。よろしくお願いします。


◯議長(田中順子さん)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  議案第35号 平成21年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第35号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  お諮りいたします。21請願第3号 所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについて、所管事務の調査について、ICT・地方分権と市民サービスについて、以上2件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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    日程第3 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第30号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正す
                る条例
        (2) 所管事務の調査について
          健康、福祉施策の充実について


◯議長(田中順子さん)  日程第3 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 23番 吉野和之さん、登壇願います。
                〔23番 吉野和之君 登壇〕


◯23番(吉野和之君)  お手元に配付されております委員会審査報告書を朗読いたしまして、厚生委員会の報告とさせていただきます。

                                     平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                              厚生委員長 吉 野 和 之
                 厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成21年5月20日
 (2) 平成21年6月12日
 (3) 平成21年6月23日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第30号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、義務教育就学児の医療費の助成の範囲について、入院、調剤及び訪問看護に係る医療費については自己負担額の全額に、通院(施術を含む。)に係る医療費については自己負担額から一部負担金相当額(通院1回当たり200円)を控除した額に拡大するとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本制度に対する市民の意見や要望と制度改正に至る経緯について
 ・本制度に係る基本的考え方とさらなる制度改正に向けての本市の取り組みについて
 ・所得の制限額の緩和等、助成対象者拡大のための検討と緩和策等を実施している市の状況について
 ・所得の制限額の緩和等による対象者数の増と財政負担の見込みについて
 ・本制度に係る市民への周知について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・義務教育就学児医療費助成事業について
 ・三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第30号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 所管事務の調査について
 下記事件について、議会閉会中の継続審査をしたいので、会議規則第97条及び第103条の規定により申し出ます。
 (1) 所管事務調査事件
   健康、福祉施策の充実について
 (2) 理由
   調査の必要があるため
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(田中順子さん)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
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◯議長(田中順子さん)  議案第30号 三鷹市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第30号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  お諮りいたします。所管事務の調査について、健康、福祉施策の充実について、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について


◯議長(田中順子さん)  日程第4 議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、本件を議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
                〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  ただいま上程されました議案第36号につきまして御説明申し上げます。
 議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
 この議案は、固定資産評価審査委員会委員の上田 定さんが、本年5月25日に辞職されたことに伴いまして、新たに渡邉晃男さんを選任したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。
 渡邉さんにつきまして、お手元の略歴書により、御紹介をさせていただきます。
 渡邉さんは、昭和33年のお生まれで、三鷹市下連雀一丁目にお住まいです。昭和57年3月に慶応義塾大学商学部を卒業後、同年4月、株式会社東京流通センターに入社され、平成8年6月、同社を退社されました。同年11月、株式会社山岸屋に入社され、現在に至っておられます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長(田中順子さん)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                午後1時14分 休憩



                午後1時33分 再開
◯議長(田中順子さん)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第36号は原案に同意することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 意見書(案)第12号 ハローワーク機能の抜本的強化を求める意見書


◯議長(田中順子さん)  日程第5 意見書(案)第12号 ハローワーク機能の抜本的強化を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。2番 赤松大一さん。
                〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  お手元に配付されております案文を読み上げまして、提案とさせていただきます。

意見書(案)第12号
   ハローワーク機能の抜本的強化を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 赤 松 大 一
                        賛成者    〃    寺 井   均
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎
                         〃     〃    粕 谷   稔

           ハローワーク機能の抜本的強化を求める意見書
 現下の厳しい雇用状況の中で、求職や各種助成金の申請、職業訓練の申し込みなどで、地域のハローワークの窓口は、大変な混雑を呈しており、中には、窓口で3時間、4時間待ちの状況が生じており、窓口機能が極端に低下している状況が見られる。
 また、休日・夜間の相談を求めるニーズも高くなっており、現状では対応に苦慮している実態も見られる。
 こうした状況に対応するため、今般の「経済危機対策」においてハローワークの機能強化を図るため、人員・組織体制を抜本的に充実・強化することが決定されている。
 よって、本市議会は、政府に対し、下記の点に配慮の上、機能強化を図るよう強く要請する。
                     記
1 ハローワークの職員や、相談員の増員に当たっては、単に窓口業務が集中する都市部に重点配分す
 るだけでなく、地方のハローワークの業務の実態に応じて、適切な配分を行うこと。また、雇用調整
 助成金の窓口相談に当たっては、つなぎ融資の制度などについても、適切な情報提供を行うよう努め
 ること。
2 地域の実情に応じて、夜間、休日の窓口業務の開庁を行うなど機能強化を図ること。
3 ジョブカードの推進に当たる職業訓練情報等連携推進員については、ジョブカフェなどへの重点配
 分を行い、若者学生などの就職相談機能を強化すること。
4 雇用調整助成金の申請に当たっては、申請アドバイザーの機能を強化するとともに、アウトリーチ
 の相談体制や、必要に応じて社会保険労務士の活用を図るなどきめ細かな体制整備を図ること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(田中順子さん)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第12号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第6 意見書(案)第13号 新型インフルエンザ対策に東京都の公衆衛生行政の拡充を求
                   める意見書
    日程第7 意見書(案)第14号 介護施設の整備促進についての意見書


◯議長(田中順子さん)  この際、日程第6 意見書(案)第13号及び日程第7 意見書(案)第14号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治さん。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして、提案します。

意見書(案)第13号
   新型インフルエンザ対策に東京都の公衆衛生行政の拡充を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治

      新型インフルエンザ対策に東京都の公衆衛生行政の拡充を求める意見書
 本市では5月3日に疑いのある人、22日には感染した人1名が発生し新型インフルエンザの国内感染に多くの市民は不安を感じている。本市を含む患者発生が少数である地域では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき多摩府中保健所か東京都発熱相談センターに電話での相談の後に感染症指定医療機関で受診することになっているために、保健所等への電話問い合わせが殺到した。新型インフルエンザ対応で、日ごろの手洗いやうがいの励行等による感染予防が重要であるとともに、発生時における初期対応が重要である。そのためには日ごろの公衆衛生行政の充実が不可欠であり、発生時には冷静で正確な情報提供を絶えず市民に行うことや万全の相談・受診・入院体制が必要である。
 しかしながら公衆衛生行政の最前線の保健所は相次ぐ統廃合で本市は人口95万人を対象とする多摩府中保健所の担当区域になっている。そのために日ごろの情報交換や「保健所だより」の廃止など市民への情報提供が少なくなっており、相談窓口も身近でなくなっている。感染症の危機はなくなるどころか現在は新たな脅威になっており早急な公衆衛生行政の拡充が求められるものである。
 よって、本市議会は、東京都に対し、下記の要望をするものである。
                      記
1 新型インフルエンザに対する市町村、医療機関との連携体制を強化すること。
2 市町村・医療機関に対し、正確な情報を迅速に提供すること。保健所だよりなど市民向け情報提供
 を行うこと。市民からの相談体制を拡充強化すること。
3 民間病院及び区市町村が取り組む新型インフルエンザ対策に、都として財政支援を行うこと。
4 新型インフルエンザに効果があるワクチンや資材の確保、蔓延期における医療機関への支援と流通
 の確保をすること。
5 保健所設置をふやし、保健所機能を市町村に拡充するとともに「感染症対策」の医師・保健師など
 の体制を拡充強化すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第14号
   介護施設の整備促進についての意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

             介護施設の整備促進についての意見書
 今年3月に群馬県渋川市で県の認定を受けていない老人施設で火災が発生し、10名の方が亡くなるという痛ましい事件が起きた。そのうちの一人は、三鷹の市民であった。被害に遭われた多くの高齢者の方は、東京で生活保護を受給しながら、この施設で介護サービスを受けていた高齢者であった。
 現在の経済不況や雇用情勢の悪化により生活保護受給世帯はふえ続け、また高齢者とりわけ単身高齢者の割合も増加の一途をたどり、身寄りがなく家族介護が期待できない高齢者や、加齢により身体機能が低下し自力での居宅生活が困難となる高齢者がふえ続けている。このような状況に適切に対応するためには、受け入れ可能な施設や住宅の確保が必要となる。都内では、特養ホームに入所を希望しても入れない待機者が4万人とも言われ、三鷹でも400人を超えている。居宅での介護が困難でかつ低所得の高齢者を受け入れてくれる施設が少なく、結果として地方や都内の住・環境の劣悪な無届け施設などにその受け皿を求めざるを得ないという事態が生じている。
 こうしたことから高齢者等が住みなれた地域で安心して生活ができる受け皿づくりを早急に整備するための各種制度の改善や財政的支援の強化を図ることが喫緊の課題といえる。
 よって、本市議会は、東京都に対し、必要な介護を受けることのできない高齢者の現状を十分賢察の上、国へのさらなる働きかけを含め、下記の内容を実現することを強く要望するものである。
                      記
1 老人福祉法に基づく無届け施設の実態把握や届け出の徹底、既存施設の防火体制などの安全確保、
 高齢者の居住環境の改善に向けた対策を早急に講じること。
2 在宅での介護が困難な低所得者等の受け皿が不足している状況を早急に解消するため、特養ホーム
 の用地費補助の復活など施設の整備促進に向けた財政的支援、運営費補助など関連施設が受け皿とし
 て機能するための制度改善など、総合的な支援策を講じること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
 よろしくお願いします。


◯議長(田中順子さん)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(田中順子さん)  意見書(案)第13号 新型インフルエンザ対策に東京都の公衆衛生行政の拡充を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯5番(粕谷 稔君)  それでは、新型インフルエンザ対策に東京都の公衆衛生行政の拡充を求める意見書について、市議会公明党を代表して討論させていただきます。
 東京都議会では、昨年9月の定例会において、公明党は、来るべきインフルエンザの流行に備えるべきとの主張から、400万人分のタミフル、リレンザの備蓄のための補正予算の決定に尽力をいたしました。しかしながら、この平成20年補正予算において、今でなければならない必要性は明らかではないとして、厚生委員会の場において民主党が反対、補正予算案に日本共産党は反対いたしました。
 当初、東京都は、新型鳥インフルエンザ対策として、22年度、23年度、それぞれに200万人分の薬の備蓄予定であったものを21年度から予算に盛り込んだ経緯からも、昨年9月の定例会における都議会公明党、そして都議会自民党の都議会与党の先見的な対応が大変に重要であったと考えられます。
 公明党は早くから対策本部を設置し、今回の新型インフルエンザ対策として、4月28日に5点にわたる緊急要望を提出いたしました。その申し入れの1項目が、区市町村等関係機関への情報提供の徹底、連携の強化であり、一連の迅速な対応となったことは評価できると考えます。また、1つは、発熱相談センターや発熱外来の設置を迅速かつ的確に行うとともに、東京感染症アラート(疑いのある患者の診察から確定・入院まで)を実施するなど保健医療体制の確保に万全を期すこととし、このことにより今回の発熱相談センターと発熱外来の対応が実施されました。
 本意見書では、保健所の統廃合による情報提供・相談の機会が少なくなっているとの指摘がありますが、今回は、区市町村への情報提供と連携強化によって、我が三鷹市でも担当市職員の皆さんによる迅速かつ丁寧な対応が可能となったと考えられます。この秋から懸念される流行に備えた対策としても、外来診療医療機関の確保、重症者のための入院病床確保など、全力を挙げての対策も申し入れを行いました。
 以上の経緯からも公明党は率先して早期からインフルエンザ対策においては、都民の立場になり、あらゆる手を打ってきました。このことから本意見書には公明党として賛成をさせていただきます。


◯議長(田中順子さん)  ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第13号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定をいたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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◯議長(田中順子さん)  意見書(案)第14号 介護施設の整備促進についての意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、討論をさせていただきます。
 今回の群馬県での事件からもわかるように、高齢者の住居問題は、とりもなおさず高齢者の貧困問題でもあります。生活保護水準あるいはそれ以下の低所得者が安心して暮らせる公的住宅の拡充が求められます。人は75歳を過ぎると急速に身体機能が落ち、医療や介護が必要な方の割合が増加します。今後、20年、30年先を考えたとき、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の拡充が必要なのは自明のことです。待機者の多い特別養護老人ホームはもちろんのこと、ケアつき住宅、グループホームなどさまざまな形態の施設が地域にいろいろ存在し、その人の状況に合わせて選択できることが望ましいと考えますので、さまざまな施設拡充が可能となる総合的な支援策が必要です。
 さらに、施設だけで高齢者のさまざまな暮らしを支えるのは不可能であり、場合によっては、費用対効果のバランスがとれません。地域で暮らし続けたいという当事者の思い、関係性の中で生きる方がその人なりの生活の質が維持されることなどもあわせて考えたとき、医療や介護が必要な程度だけでその人の居住場所を定めることはできないと考えます。コーディネーターがいることで、施設入所なくしても地域で生活が可能な人たちはたくさんいます。シルバーピア、シルバーハウジングでは、入居者の身体機能などが低下しても、生活協力員がコーディネーターとなって介護・医療のサポートを組み立て、地域で生活をし続けられるよう援助している現状があります。生活協力員の働きは長期的視点で見れば、社会保障費、医療費の削減につながっていると言えます。シルバーピア事業は、都営住宅、公的住宅を活用することで簡単に拡充が容易なものです。現状の生活協力員の契約条件やバックアップ体制を見直し、高齢者が地域で安心して暮らせる公的住居をより多く設置する等の支援体制の拡充を求めて、本意見書に賛成いたします。


◯1番(寺井 均君)  介護施設の整備促進についての意見書について、三鷹市議会公明党を代表して討論します。
 経済危機対策として公明党が与党をリードし、介護職員の処遇改善、介護拠点整備に取り組んでいるところであります。介護人材の処遇を改善し、人材確保を図るとともに、介護基盤の緊急整備により新たな雇用機会を創造するための具体的施策としては、介護職員の処遇改善やスキルアップの取り組みを行う事業者に対する3年間の助成や、介護施設や地域介護拠点の整備に対する助成及び融資の3年間の拡大、社会福祉施設等の耐震化、スプリンクラー整備、施設に対する優遇融資の拡充等があります。
 三鷹市においても、介護が必要になってもいつまでも安心して地域で暮らせるまちづくりを目指し、井の頭地区、新川・中原地区、西部地区での地域の市民団体との協働によるネットワーク活動の拡充を図り、さらに4カ所目のネットワークの成立を目指し、準備しているところであります。また、傾聴ボランティアの養成や活動支援、認知症サポーターの養成に引き続き取り組みながら、新たな地域福祉ファシリティーの養成を行うなど、地域福祉を担う人材の育成を図っているところであります。これらの施策をさらに進めるためには、地域への介護施設とともに、その誘致拡充等への施策が重要であると判断し、本意見書について賛成します。


◯議長(田中順子さん)  ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第14号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定をいたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第8 意見書(案)第15号 日本軍「慰安婦」問題に関する意見書
    日程第9 意見書(案)第16号 女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書


◯議長(田中順子さん)  この際、日程第8 意見書(案)第15号及び日程第9 意見書(案)第16号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。
               〔16番 野村羊子さん 登壇〕


◯16番(野村羊子さん)  お手元に配付した案文の朗読をもって提案理由とかえさせていただきます。

意見書(案)第15号
   日本軍「慰安婦」問題に関する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子
                        賛成者    〃    谷 口 敏 也
                         〃     〃    岩 田 康 男

             日本軍「慰安婦」問題に関する意見書
 かつての戦争において、日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから既に64年がたつが、人々の戦争被害の傷はいやされていない。日本軍「慰安婦」問題は、その象徴的なものといえる。
 アジア各地で被害にあった元日本軍「慰安婦」の方々の多くは既に80歳を超え、被害者の訃報が相次いでいる昨今である。日本政府は1993年に河野内閣官房長官談話を発表し、「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である」とおわびと反省の気持ちをあらわした。
 この談話に対し、被害者の女性たちからはさらに日本政府が「公的に責任を認め、公的に謝罪しなければ、自分たちの真の名誉と尊厳の回復にはつながらない」との声が相次いだ。
 また、国際社会からも2007年には、アメリカ、オランダ、カナダ、EUなどの議会において、また、2008年にはフィリピン、韓国、台湾などでそれぞれ日本政府に対し、「慰安婦」問題の責任を認め、公的に謝罪することなどを求める決議が採択された。
 また、国際的な人権擁護機関からも現在に通じる重大な人権侵害として、誠実に対応することが要請されている。
 被害者の女性たちの真の願いは、戦争を遂行するために女性の性が侵害されることが二度と起こらないように、また、未来の多くの女性たちのためにも過去に行ったことには公的なけじめをつけてほしいというものである。
 1993年の河野談話は、第一次、第二次調査を経て、「われわれは、このような歴史の真実を回避することなく、むしろ教訓として直視し、歴史研究、歴史教育を通じ永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を表明し、今後とも民間の研究を含め十分に関心を払っていきたい」旨の発表がなされている。
 今、この精神を維持・発展させ、内容を具体化することこそがアジアの人々の戦争被害の傷をいやし、和解して、平和的に共存していく道筋をつくることにつながることと確信する。
 被害者の存命中に名誉につながる納得できる解決が急がれる。
 よって、本市議会は、政府に対し、下記の事項について、国の誠実な対応を強く求めるものである。
                      記
1 被害者の声に耳を傾け、真相究明を行うこと。
2 「慰安婦」問題の責任を認めて、政府は公的に謝罪すること。
3 過ちを繰り返さないために、学校などで歴史教育を通じて次世代に事実を伝えること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第16号
   女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治
                         〃     〃    半 田 伸 明

           女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書
 あらゆる分野における女性差別の撤廃をうたった「女性差別撤廃条約(以下本条約)」が1985年に批准されて以来、四半世紀近くを経た現在も、女性に対する差別は今なお社会、結婚、地域、雇用等に根深く存在している。
 本条約の実効性を高めるため、個人通報制度と国連女性差別撤廃委員会(以下委員会)の調査制度を定めた「女性差別撤廃条約選択議定書(以下選択議定書)」は、1999年の国連総会で採択され、2000年12月に発効。現在までに、世界で96カ国が批准している。
 しかしながら、日本政府は「司法権の独立を侵すおそれ」を理由に、いまだに批准していない。経済協力開発機構(OECD)加盟国で、未批准国はアメリカと日本の2国のみである。
 2003年夏、委員会は、日本政府に対して「選択議定書により提供される制度は、司法の独立性を強化し、女性にたいする差別への理解をすすめる上において司法を補助するものであると強く確信している」と批准を「勧告」している。
 「世界経済フォーラム」の「世界男女格差報告」2008年版によれば、日本の男女格差指数の順位は130カ国中98位と、前年の91位よりさらに後退しており、女性差別の是正が国際的に見ても極めておくれていることを示している。
 加えて、昨秋以降の未曾有の経済・金融危機の中、妊娠・出産を理由にした不利益な扱いや、育児休業などを理由にした女性の解雇などが急増していることから、妊娠中の女性に特別の保護を与えることを定めている本条約の徹底が緊急の課題となっている。地方議会は、こうした女性たちの苦悩に日々直面させられている。
 一方、政府は、男女共同参画社会基本法の理念の実現を「21世紀の最重要課題」と位置づけている。「選択議定書」についても、男女共同参画審議会答申において「男女共同参画の視点から積極的な対応を図っていく必要がある」と明記され、批准へ積極的姿勢を示している。
 こうした現状に則し、日本における女性差別撤廃の取り組みの強化を促す選択議定書の批准を、早急に実施するよう求める声が各地から上がっている。本条約が真の実効性を持ち、男女の人権がともに保障される男女平等社会の実現を促進するためにも、選択議定書の批准が求められている。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、選択議定書採択10年の節目に当たる本年こそ、選択議定書を批准するよう、強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
 よろしくお願いします。


◯議長(田中順子さん)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(田中順子さん)  意見書(案)第15号 日本軍「慰安婦」問題に関する意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決をいたします。
 意見書(案)第15号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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◯議長(田中順子さん)  意見書(案)第16号 女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯3番(川原純子さん)  女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書について、三鷹市議会公明党を代表し、討論いたします。
 本年は、女子差別撤廃条約が国連で採択されて30周年、選択議定書の採択から10周年、そして本日6月23日から29日まで男女共同参画週間であり、男女共同参画社会基本法が制定され10周年という節目の年に当たります。
 女子差別撤廃条約は、加盟国に偏見や慣習などによる女性差別をなくすための措置を求めています。
 日本は1985年に女子差別撤廃条約を批准し、女子差別撤廃委員会に専門家委員を送り出すなど、同条約の実施のために貢献してきました。一方で、個人通報制度などを定めた選択議定書を批准しておらず、経済協力開発機構(OECD)加盟国で選定議定書を批准していないのは、日本とアメリカだけです。しかし、オバマ大統領は議定書の批准を選挙公約に掲げており、このままでは日本だけが取り残される可能性が大きいと思われます。
 これまで議定書批准に向けて、関係機関において慎重に検討が重ねられてきました。本意見書に「「司法権の独立を侵すおそれ」を理由に」とありますが、今、政府はこのスタンスではありません。公明党はこの問題にも積極的に取り組んできており、今月の4日に浜四津代表代行と国会の衆・参女性議員の代表で首相官邸に出向き、麻生首相に対し、女性差別撤廃条約の選択議定書の早期批准を要請いたしました。
 選択議定書を批准することは、女子差別撤廃条約の実効性を高め、我が国における女性の人権の保障、女性に対する差別の解消に資するものであり、また、日本が男女共同参画社会の実現や人権保障に積極的に取り組んでいることを国際社会に示すためにも不可欠であります。討論に時間を要したことがかえって男女共同参画や女性の人権の確立をおくらせる結果になっているとの指摘もあります。国は、節目であります本年こそ女子差別撤廃条約の選択議定書の批准を推進すべきであることを申し述べて、本意見書に賛成いたします。


◯議長(田中順子さん)  ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第16号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第10 意見書(案)第17号 乳幼児医療費の財源保障を行うことを求める意見書


◯議長(田中順子さん)  日程第10 意見書(案)第17号 乳幼児医療費の財源保障を行うことを求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。15番 嶋崎英治さん。
                〔15番 嶋崎英治君 登壇〕


◯15番(嶋崎英治君)  お手元に配付させていただきました案文を読みまして提案理由の説明にかえさせていただきます。

意見書(案)第17号
   乳幼児医療費の財源保障を行うことを求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成21年6月23日
 三鷹市議会議長 田 中 順 子 様
                        提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治
                        賛成者    〃    野 村 羊 子
                         〃     〃    半 田 伸 明

          乳幼児医療費の財源保障を行うことを求める意見書
 子どもの命と健康をめぐる問題、とりわけ医療費助成制度については、政策優先度や財政力などに影響されながらも、自治体独自に乳幼児等の医療費の無料化や助成を進めている。少子化社会にあっては住民の医療費助成拡充への要望は高いものがある。
 しかし、国が制度化していない中での取り組みであり、現状では自治体の財政負担がかさみ、大きな自治体間格差も生じている。このような格差をなくすために、乳幼児医療費制度は国が全国横断的に取り組むことが望ましく、国の制度化、財政支援が講じられてしかるべきものである。ドイツやフランス、イギリスなど、多くの国々で既に無料化されている。
 小学校就学前まで医療費助成拡大を行うための国の費用は1,500億円といわれている。
 よって、本市議会は、政府に対し、自治体間格差をなくし、少子化社会にあって安心して子育てをするために、国にあっては特段の配慮を行い、就学前までの乳幼児の医療費国庫負担の制度化を強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成21年6月23日
                            三鷹市議会議長 田 中 順 子
 よろしくお願いいたします。


◯議長(田中順子さん)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯2番(赤松大一君)  乳幼児医療費の財源保障を行うことを求める意見書に対して討論いたします。
 子育て世代の経済的負担を少しでも軽くしたいとの強い思いで、公明党は乳幼児の医療費の無料化に取り組んできました。都議会においては、1991年の12月に無料化を訴え、その後も都議会で公明党が主張し続けた結果、94年1月から3歳未満児を対象とする医療費助成制度が始まりました。
 しかし、各自治体においてはまだまだ格差があり、子育て支援の地域格差、とりわけ多摩格差の解消については、都議会与党を構成する公明党、自民党の尽力のたまものでありますが、より一層の格差是正に向け、党派を超えて声を上げなければならないとの立場から本意見書に賛成いたします。


◯議長(田中順子さん)  ほかにありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第17号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま可決されました意見書の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。
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    日程第11 21請願第4号 「家庭ごみ有料化の実施」凍結を求めることについて


◯議長(田中順子さん)  日程第11 21請願第4号 「家庭ごみ有料化の実施」凍結を求めることについて、本件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件は厚生委員会に付託し、議会閉会中の継続審査を願うことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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    日程第12 文教委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について
    日程第13 まちづくり環境委員会所管事務調査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          まちづくり、環境について
    日程第14 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第15 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第16 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          議会運営について
          〜議会の円滑な運営を図るため必要な事項を協議する


◯議長(田中順子さん)  この際、日程第12から日程第16までの5件を一括議題といたします。
 以上5件は、各委員長から、会議規則第97条及び第103条の規定により、議会閉会中の調査及び審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付のとおりであります。
 お諮りいたします。以上5件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続調査及び審査とすることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定をいたしました。
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◯議長(田中順子さん)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成21年第2回三鷹市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
                午後2時13分 閉会