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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成21年まちづくり環境委員会) > 2009/11/4 平成21年まちづくり環境委員会本文
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2009/11/4 平成21年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。本件については、アからウ、エからカに分けて報告を受けます。
 それでは、ア〜ウに対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  おはようございます。本日、大石田都市整備部長は体調を崩しましたので、本委員会を欠席させていただくことを御報告いたします。
 それでは、本日、今、委員長の方からありましたように、行政報告として6点ございます。まず1点目でございますが、調布保谷線の環境施設帯整備検討に関する説明会の報告でございます。これにつきましては、10月10日に説明会が実施されました。その内容について御報告させていただきます。
 2点目のJR中央線立体交差事業の進捗について。これは、12月の5日、6日、土日に三鷹−国分寺間の上り線が開通をするということを含めまして報告をさせていただきたいというふうに思います。
 3点目の三鷹風景づくり計画(仮称)策定に向けた取り組みについてでございますが、これは昨年の6月に当委員会、前は建設委員会でございましたけれども、そこに報告をさせていただきまして、その後、これまでの議論と見直しのポイント等を踏まえまして、今後の検討の内容について御報告させていただきます。
 4点目の三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業でございます。これも、当委員会に概念的な図面をお示ししているところでございますが、本日は再開発協議会の内部で議論されたものを、平面図ではございますが、御報告させていただきます。
 それから、環境配慮基準の見直し、それと、幼児2人同乗用自転車のレンタル事業につきましての2点は、本日資料はございませんが、口頭でもってこれまでの経過等を報告させていただきたいと。
 詳細につきましては、担当の方から報告いたします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  おはようございます。それでは、早速アの調布保谷線の環境施設帯整備検討に関する説明会の報告の方から御説明をさせていただきます。
 資料1をお開きいただきまして、1ページ目をお開きいただきたいと思います。本説明会につきましては、記載のとおり、東京都の主催のもとで平成21年10月10日に、日本獣医生命科学大学1号棟の2階の講堂にて開催をしているものでございます。当日は、三鷹市、武蔵野市、両市の職員も参加をさせていただいています。来場された市民の皆さんは137名ということでございます。
 次に、内容につきまして、当日配付された資料が2ページ目から27ページ目までに記載されている事業の概要、検討が必要な項目、検討の仕組みや進め方、また最後に玉川上水の架橋部についての御説明があったものでございます。
 19ページ目をお開きいただきたいと思います。よろしいでしょうか。この19ページ目に、検討の仕組みということで、進め方が記載されています。まず最初に、全体の説明会ということで、実際に行われた10月10日の説明会をこの全体説明会として充てているものでございます。次に、ブロック検討会として、沿道住民を対象として10個のブロックに分けて検討を進めていくということになっています。その次に、地区検討会ということで、地域の住民を対象として、今度9つのブロックに分けまして行うと。また、それ以外の市民についても参加が可能ということにしているものでございます。次に、合同地区検討会として、1つの路線を、統一性を図るために9地区での合同検討会を一緒に行って進めていくというものでございます。これも他の市民の参加が可能となっています。最後に、全体説明会として、整備計画案の報告をまとめて行うというようなイメージをしているものでございます。
 次に、24ページ目をお開きいただきますと、24ページ目の検討の仕組みや進め方のスケジュールというところにございます、東京都が初めてこの整備工事の実施についての完成予定年次を示したものでございます。平成26年度には全線の完成を予定して目指すというものでございます。
 次に、また最初の1ページ目に戻っていただきますと、質問の事項の内容でございます。大きく分けて5つの項目に分かれています。1つ目は、説明会や協議会に関する意見が7件ございます。これは、チラシの配布範囲の根拠とか、説明会は1回では少ないとか、そういうような内容でございました。次に、玉川上水に関することが1件、歩道の舗装はどのようなものにするのかということでございます。3点目には、調布保谷線の事業の計画に関することで2件ございました。4車線は必要ない。将来の交通量はどうなっているのかという質問です。4点目、整備時における質問ということで3件ございます。堀合通りはどうなるのか、玉川上水はなぜトンネルにしなかったのかと、舗装と遮音壁の関係がどうなっているのかという御質問です。最後に、5点目として、その他、4件いただいています。個人で遮音壁を設置した場合、補償は出るのかと。それから、沿道住民を軽視しないでほしいというような質問と、あと、ほかに全く関係ない、東京八王子道路計画はどうなっているのかというような御質問をいただいたところでございます。
 最後に、28ページ、29ページには、東京都さんの方で当日アンケート調査を実施しています。その資料が一緒に添付されているものでございます。
 調布保谷線につきましては以上です。
 次に、資料2のJR中央線連続立体交差事業の進捗について、御報告させていただきます。資料2の1ページをお開きいただきますと、この資料は去る平成21年10月9日に東京都において、東京都、鉄道関係者、沿線6市が集まって連絡の調整会が開催されました。当日報告された内容につきましては、本事業に伴う工程の見直しを行うということの内容でございます。ちょうど中段にグラフが表示されていると思います。
 まず上の方の東側区間の三鷹−国分寺駅間につきましては、平成21年の12月に高架化、要するに踏切の除却工事が始まって高架化がされるということです。下段の西側区間の西国分寺−立川駅間につきましては、平成22年度の末を目標に高架化がされるという工事の報告がなされたものでございます。この工事の見通しが明らかになったことによって、今後の予算措置や側道整備に向けた工事の調整などを踏まえて工程の見直しを行うということを報告受けたものです。
 具体的には、今の工程表に示してあるとおり、平成23年度以降が、高架化に伴って、切りかえ後の駅部分の工事、それから側道及び附帯工事の整備というものを平成23年度以降に行っていくというものを示しています。主な延伸の理由としましては、武蔵小金井駅、国立駅の切りかえ工事の分割による作業量が大きくなったということと、2つ目には、安全性・安定性を確保することを徹底したため、列車の運行していない時間帯の工事が増加してしまったと。3点目には、仮線の撤去後、側道整備に伴う企業工事などの工事期間を確保することをしたために、やはり延びてしまうというような内容のものでございました。
 次に、資料2から3、4にわたりましては、色分けで切りかえ、高架されたものと、高架された後に行う工事の図のイメージが示されているものでございます。それと、冒頭、技監の方から、三鷹−国分寺間の東側区間については、切りかえ工事が12月の5日、6日で行われる予定ということを御報告しましたが、これに伴いまして、関係機関で式典などの話題の話が上がっているということを、あわせて報告させていただきます。
 さらに、先日、京王線の笹塚−つつじヶ丘区間の複々線化の資料も郵送させていただいたところでございます。この件につきましても、11月の上旬にパンフレットができ上がるという報告を東京都から受けておりますので、でき上がり次第また郵送をさせていただくということでございます。
 以上でございます。


◯事業担当課長(田口久男君)  おはようございます。それでは、報告事項の3番目、三鷹風景づくり計画(仮称)策定に向けた取り組みについて、資料3について御報告させていただきます。
 先ほど技監の方からも話がありましたが、昨年の6月の建設委員会にて、三鷹市における今後の景観行政について、中間のまとめということで御報告をさせていただきました。景観行政の取り組みのまとめ、今後の施策の5つの方向性の概要及び推進体制の考え方などを報告させていただきました。
 その建設委員会でいただきました意見としましては、生産緑地周辺の土地利用のあり方などの検討を進めるべきである、また、市民参加を丁寧に取り組むべきである、緑を優先した考え方で進めるべきである、三鷹市の独自のまちづくりを貫いて景観についての取り組みを拡充すべきである、そういった御意見をいただきました。その後、まちづくり推進委員会などでも意見をいただきまして、こうした意見などを踏まえ、見直しを行い、本日、今後の進め方(案)をお示ししているものでございます。
 それでは、資料3の1ページ目をお開きいただきたいと思います。まず1番目としまして、これまでお示しした内容であります。(1)としまして、平成20年12月のまちづくり推進委員会で御報告した内容でございますが、先ほど申し上げました建設委員会で報告した内容と同じ内容をお示ししたものでございます。その際にいただいた意見の要旨を、2番の本委員会の要旨というところの(1)に掲載しております。「景観」と「風景」というとらえ方について意見をいただき、三鷹市のこれまでの取り組みや今後の施策展開では、時間、記憶などの要素が加わった風景というとらえ方で、さらにまちのなりわい、生き方、経済活動から暮らし方まで、そのすべてが表現された景観まちづくりという視点で検討すべきである旨の御意見をいただきました。また、取り組みを進めるに当たり、市民参加が重要である旨の御意見もいただきました。
 次に、その上の1の(2)のところに戻っていただきまして、ことしの2月のまちづくり推進委員会では、三鷹風景計画(仮称)策定の進め方(案)と、三鷹風景計画(仮称)骨格(案)ということで、進め方のスケジュール案と、全市的な方針や住区ごとの方針など、7つの方針を骨格として進めていく考え方をお示ししました。
 その際にいただいた御意見の要旨を2番の(2)に掲載しております。計画の名称などについて意見をいただきました。今後、市民参加の取り組みの中でも議論をしていただきますが、市民意見を反映した三鷹市にふさわしい名称、また計画内容として進めていくことを確認していただきました。
 次に、こうした議論を踏まえまして見直しした点が3番目の、これまでの議論を踏まえ見直したポイントでございます。まず(1)、先ほど御説明しましたように、今後、市民参加の取り組みの中でも議論をしていただき、決定していきますが、名称を仮称でありますが、風景づくり計画ということにいたしました。次に(2)としまして、充実した市民参加の取り組みを見直しのポイントとしてとらえました。次に、この市民参加の取り組みの見直しなどを取り入れたスケジュールが(3)ということでございます。
 そして、その見直しを反映したものが、4番目の今後の進め方(案)ということでございます。大きな表の左側の表が、2月のまちづくり推進委員会で示しました2年間で進めるという案でございます。これを、右側の表のとおり、今年度、平成21年度から22年度、23年度と、3カ年の計画、進め方として策定していく予定でございます。今年度は平成21年度、今後の施策の5つの方向性と7つの方針の骨格案を踏まえ、現況調査などを実施し、その結果を反映した三鷹風景づくり計画(仮称)策定方針を策定していく予定でございます。平成22年度は、その方針をもとに市民参加の取り組みを実施し、市民意見を反映した上で計画の素案、原案、そして案を策定していくという方向で考えております。そして、平成23年度は、計画及び条例の施行に向け、景観行政団体への移行などの手続を進めていく予定でございます。
 また、この平成23年度には、三鷹市の第4次基本計画の策定や、土地利用総合計画、あるいは緑と水の基本計画などの三鷹市のまちづくりの基本となる計画の改正が予定されております。この仮称三鷹風景づくり計画は、今後の三鷹のまちづくりの仕上げを誘導する計画となるものと考えております。したがいまして、まちづくりの基本となるこのような計画の改正などとの整合を図り、進める必要があると考えております。また、市民参加の取り組みなどもほかの諸計画と連動して進めていくことを、今後調整していきたいと考えております。
 最後に、2ページ目になりますが、先ほどの1ページ目の1の(2)の平成20年度の第2回まちづくり推進委員会で御報告しました三鷹風景づくり計画(仮称)骨格(案)と、景観誘導を図るための基本的な考え方の参考図を掲載しておりますので、あわせて御確認していただければと思います。
 説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  以上、説明は終わりました。質疑に入りたいと思います。


◯委員(川原純子さん)  まず、調布保谷線の件ですけれども、この間、10月10日に説明会があったということで、私、ちょうど行かれなかったものですから、参加された方に状況をお聞きしました。今、市民の中の方たちからも、政権がかわって、いろいろと工事がストップされているんではないかという、ちょっとそういう問い合わせもあったものですから、都市整備部の方にお聞きしましたら、そういうことはないということで、この説明会のときにも東京都が初めて平成26年ということで、初めてそういうふうな計画──当初は平成22年ということでしたけど、平成26年ということでお話があったということを聞きました。
 調布保谷線の、これは環境施設帯に関する整備のことでありますけれども、今後そういった環境施設帯も含めて、自転車とそれから歩行者の分離のことですとか、それからかえで通りでもそういったことはあったんですけども、やっぱりガードレールに車がぶつかってしまった例もありますので、分離の仕方に関しても今後検討されていくのかとは思いますけれども、そういった検討事項にも入っているのかどうか、その点、ちょっとお聞きしたいと思います。
 ですので、まずは、住民の方々、来ている方たちは平成26年云々ということは知っているんですけれども、来られなかった方たちも、そういった不安等々もあると思いますので、そういった来れなかった方たちに対しての説明等はどういうふうにされていくのかもあわせてお聞きしたいと思います。
 それからあと、JRの中央線の立体交差事業の進捗ですけれども、三鷹に対して影響されることというのはどういったことがあるのか、再度お聞きしたいと思います。
 それから、ウの三鷹風景づくり計画ですけれども、私もこれ、どうしても風景づくり計画(仮称)となっていますけれども、まだ名称等は、三鷹にふさわしい名称ということになるということで今お聞きしましたけれども、風景と景観に関して、私もどうしても風景というと軽いイメージがしてしまいまして、広辞苑でも調べたんですけれども、やはり景観という部分の方がふさわしいんではないかなというものがありますけど、これはきちんと市民の方々のも多く、広く意見を聞いていきながら、やっぱり三鷹にふさわしい名称をつくっていただけるのかどうか、その点もお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  3点御質問いただきました。私の方から、調布保谷線と連立の方の回答をさせていただきます。
 調布保谷線の進捗状況につきまして、冒頭このパワーポイントの資料にも載っていますように、初めて東京都において、本来、平成22年度だったんですけれども、平成26年度に工事が明確に延びますということを宣言したのとあわせて、平成26年度までには完全に整備をしたいということを表明されたものでございます。これに伴って、今後、御質問の趣旨にあったような歩道と自転車のあり方についても検討を進めながら、設計図書をつくっていくということになります。
 その中で、やはりブロック検討会というのが、沿道住民の方に環境施設帯のあり方をどちらが望んでいるのかということを、10個のブロックに分けて、そのブロックごとに意見を聞くと。地区検討会においては、9つのブロックに分けて、具体的に歩道の整備の仕方ですとか、あり方とか、既存との道路の取り合い、こういうところもあわせて検討を進めて、最後に、合同地区検討会ということで、路線1つとしての9地区を一体的に考えたときに、どういうふうに調整をしながら完成形に持っていくのかという議論を進めるということになっておりますので、その辺のことにつきましては御心配のないような形で進めていかれるのかなというふうに、三鷹市も今思っているところでございます。
 参加されない方の説明につきましては、東京都さんとしては、議論を重ねて、要約版をニュースなどをつくって、また同じ部分についてのチラシの配布等をするということと、あわせて三鷹、武蔵野の方でも広報等にもそういうものを、情報をいただければ、載せていきたい。広報というよりも、ホームページ等で載せていくということも思っていますので、何らかの対応はできるのかなというふうに思っています。
 それと、連立の切りかえについて、具体的に、正直申し上げて、三鷹市につきましては電車庫から高架が始まっていくものですから、直接駅には大きな影響がないというのが正直なところでございます。具体的には、お隣の武蔵境、東小金井、小金井というような、武蔵野、小金井市については大きな変化が生まれてきますけども、統一的に考えたときに、踏切の切りかえができるということが、やはり三鷹市にとっても大きなメリットかなというふうに思っていますので、直接駅に対しての具体的な方法論とか、影響とか、そういうものはございませんけど、全般的に地域性で見たら効果が上がっているのかなというふうに思っているところでございます。


◯事業担当課長(田口久男君)  計画の名称についての御質問をいただきました。先ほど御説明しましたように、この計画の名称についてはまだ確定したものではなく、今後の市民参加の取り組みの中でも御意見を聞きながら考えていきたいと。市民参加で、まだ今はいろいろ調整中でございますが、懇談会とか、まち歩きとか、ワークショップ等、そういったことも含めて実施していきたいということで、今検討しているところでございます。
 この名称につきましても、検討内容、要するに景観法に沿ったまちづくりを誘導していくところでございますが、もともと三鷹市が取り組んできた緑と水の公園都市を目指したいろいろな取り組み、また、市民生活という部分を重視して、市民の御意見をボトムアップしていくような形で取りまとめていきたいと考えております。
 また、計画の策定時には当然パブコメ等を実施させていただいて、その中でも御意見を聞いていきたいというように考えております。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  板橋課長の答弁にちょっと補足をさせていただきたいと思います。内容につきましては、JRの立体事業についてでございます。
 これは、立体化の、下り線がまず立体化されたことによって、これまで踏切の延長が半分になったということで、むらさき橋通りとか、三鷹通りの交通量にいい影響が出てきたということがございます。今度は、それが全部踏切がなくなってしまうということでございますので、三鷹市内における交通量、南北の通りに関しまして大きな影響が出てくるのではないかと。それも、いい影響が出てくるのではないかということで、期待しているところが大きいところでございます。
 以上です。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。いい影響が出るということは本当にうれしいことだと思っておりますので、よろしくお願いします。
 1点だけ要望というか、調布保谷線の環境施設帯の件なんですけれども、私もちょっと個人的に懸念していることなんですけれども、今現在できているところに関しても、自転車道ですとか、歩行者道のところに車がとまっていたりとか、駐車されていたりとか、かえで通りなんかもそうなんですけど、自転車通りのところに、まだまだ住民というか、通る人たちの理解ができていないのかもわからないんですけど、やはり車がとまっていたり、それから自転車のところに歩行者が歩いていたりとか、そういったことが本当に多々見受けられまして、危険だなと思うことがあります。
 ですので、この調布保谷線のこれからできるこの三鷹区間におきましては、私もできる限り参加もし、意見も言っていきたいなと思っておりますけども、どうか職員の方々、こういった事故防止につながるような、駐車等が……。これは多分、三鷹以外の他地域の方たちの車──この間は練馬ナンバーでしたけど、とまっていましたし、だから、他地域の人たちがわからなくてとめているのかなという思いもありますので、そういった徹底をお願いしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。


◯道路交通課長(福島照雄君)  自転車道の関係でございます。東京都といたしましては、歩行者道という中で、自転車と歩行者を分離していこうと。また、一方、三鷹市におきましては、かえで通り、あれは自転車専用道という形で整備をしておりまして、なかなかその辺の利用の仕方について市民が非常にわかりづらいという部分がございます。
 そこで、現在東京都とも連携を深めまして、この都の整備した自転車道と、それから三鷹市が整備した自転車道、これらをやはり、統一的に連携を組んでネットワーク化を進めようということで現在動いております。その一環といたしまして、都といたしましても、今地域住民を対象にアンケート調査等も考えているようでございますので、今後できるだけ自転車の走行について、わかりやすい方向へ、ぜひ行政といたしましても、三鷹市ももちろんですが、東京都にも要請をしていく中で、この安全な走行ができるような方向に持っていきたいと、このように考えております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  調布保谷線の整備事業なんですが、全体説明会は平成22年度中の予定ということで、工事に実際に入るのは、平成22年度のこの説明会が行われて、その上で入っていくのかどうなのか、そのスケジュールの点をもう一度確認したいのと。
 全線完成予定が平成26年ということで、5年近くかかる。その間、全体整備される中間の過程、5年間というのは結構長いかと思うんですけれども、仮施設的な、道路が整備されない間も細いまま残って、危険が放置されるというか、不便な状態が整備されないという、ある面で整備されていない不利益の区間は残るかと思うんですね。その期間も、市民の利用というのは当然ある道路ですから、その間対策というのはどのようにされる予定なのか。
 また、もしされる予定がないのであれば、計画を完成されるまでの間の期間を補う対策というのが必要かと思うんですけど、そういう対策が考えられているのかをお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  大きく2点御質問をいただいたと思っています。
 1つは、実際、平成22年度中、こういう中の検討をしながら設計を進めていくわけですけど、平成22年度中にもインフラ整備については部分的な工事が入ります。これは、例えば玉川上水の架橋のかけかえに伴って、現在ある水道管とか、そういうのの切りかえというのが当然出てきますから、そういうのは先行して行うということを聞いています。それ以外の区間につきまして、具体的にインフラ整備がどこの部分が先行するかという話については、まだ明確になっていないということです。
 それと、確かに5年間という工期の長い期間の中で、これは施工業者が決まらないと、具体的に進める工事のイメージというものが出てこないものですから、設計の段階でのイメージは当然つくって積算等もするわけですから、常に切りかえ工事を行いながら、できたところから暫定でも供用をするというのが今までの大きな流れになっていると思います。ですから、そういうような形でより安全性を高めた上で、なるべく市民の方が使いやすいような形で進めていただくことを、三鷹市としても要望していこうというふうに考えているところでございます。
 済みませんでした。もう一度明確に。平成22年度中については、インフラ工事が先行して入りますというのが1つ。2つ目には、5年間の工期の中で切りかえ工事もしながら、あとまだ用地買収等も完全に完結しているものじゃないですから、あわせて用買も進めながら、その5年間の間に工事と用地買収を順次進めながら、進めていくと。整備についても、多分工事は、要するにある一定の区間を整備しながら、また道路を切りかえて、また整備してという形になりますから、それも明確にしながら、なるべく市民が安全に使えるような形態を求めていきたいというふうに思っています。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。調布保谷線の説明会には私も参加させていただいたので、内容については理解をしているので、あそこで、この質問の中に取り上げられているかどうかは別としてお聞きしたいんですけれども、沿道住民に対して今回の説明会のビラを配ったということの話があって、随分の方々がうちには届いていないというようなお話がありました。あれについて、何かその後の、個別でやりましょうというお話で、説明会が終わった後、話を聞かれたと思うんですけど、何かあれば、その辺のことを教えていただければと思います。お願いいたします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  御質問者17名の中で、たしか7名以上の方がパンフレット、チラシが入っていないという御質問もいただいています。具体的にどうしてそうなってしまったのかというのは、東京都さんの方にも照会しているんですけれども、まだ明確なお返事がいただけていないものですから、またあわせて情報の提供を求めていきたいというふうに思っています。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。説明会というものの根本の話の前に、ああいう説明会を揺るがすというか、なぜ周知できないんだというようなことの話から入ってしまうと、根本の話につながらなくなってしまう。そこで市民の感情がちょっと変わってきちゃうのかなというところがありますので、三鷹市が説明会を行うときには十分注意を、その検証をもとに注意をしていただきたいと思っております。
 それと、もう一つ、ウの三鷹風景づくり計画なんですけれども、先ほど川原委員の方から名称について留意をしていただきたいというお話がありました。私も同感に思っております。市民の意見を多く取り入れるということもとても大切だと思いますけれども、先ほど川原委員がおっしゃった大事なお話の中で、やはり風景とか景観という言葉の持っている重みだとか、そういうこともしっかりと踏まえて、皆様の意見の多数決だけで決めるのでなく、三鷹市にふさわしい名称を決めていただければと思います。
 私も別の委員会でこの話は聞いているので、中身としてはいいんですけど、ここに書いてある2ページ目の(2)なんですけれども、景観誘導を図るための基本的な考え方の参考図がここに示されております。米印になって、右下に東京都景観計画で指定しているということで、東京都では、この大きく分けると3つのエリアが景観計画で何か規制をされているエリアだということの認識でよろしいでしょうか。


◯事業担当課長(田口久男君)  2点ほど御質問をいただきました。
 1点目の名称につきましては、委員さん御指摘のとおり、名称も含めまして、計画内容についても、当然専門的な部分もございますので、行政として専門的な部分を整理し、そういった整理をした課題を市民の方にお示しをして、そこから御意見をいただくというようなことで考えております。
 2点目の、この2ページ目の参考図につきましては、ちょっと表現が不足しているところがありました。申しわけありません。東京都の方の景観計画で定めておりますのは、左側から国分寺崖線景観基本軸、これは崖線のこの緑のエリアの部分です。それと、玉川上水景観基本軸、これは玉川上水の両側から100メートルの区域。それと、神田川景観基本軸、これについては、神田川の両側から30メートルの区域ということで、それぞれ区域に沿った基準が定められて、運用されております。
 また、そのほかの地域についても、東京都の景観計画の中で一般地域ということで、区域をそのほかの部分、黄色い部分でございますが、定められているということでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。わかりました。三鷹市にとって、東京都から、この神田川、玉川上水、国分寺崖線に対しては、非常に重要に景観を守るようにということで指定されていることと思います。
 1つお聞きしたいのは、玉川上水はそんなことはないのかもしれないですけれども、神田川は、今形成されている神田川の形状と、都市計画でもともとあった川の形状が違うと思うんですけれども、この表記も多分中心からという言葉が抜けているのかもしれないですけれども、両側30メートルというのは、今現況の川幅の両端から30メートルということでよろしいでしょうか。


◯事業担当課長(田口久男君)  神田川景観基本軸に関しての御質問でございますが、区域については、今委員さんのおっしゃったとおり、川の両側から30メートルということです。委員さんからの御指摘にありました神田川緑地という形で、これは河川の区域とずれた形で、蛇行したような形で定められております。そういった区域も、30メートルの区域でおおむね取り込んだというか、そういった形になっているということで、そういった中で運用されているということでございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。では、現況の川幅の両側から30メートルということで了解してよろしいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 済みません、どうもありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、アからウについての質疑を一たん終了いたします。
 続いて、エからカについて説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  それでは、資料4をお開きいただきたいと思います。資料4の1ページ目でございます。よろしいでしょうか。前回の本委員会で、施設配置図のたたき台として報告をさせていただいているものでございます。今回は、三鷹駅南口中央通り東地区再開発協議会で議論された施設の平面図(案)を報告するものでございます。また、この施設の平面図(案)につきましては、UR都市機構が協議会から意見を踏まえて策定したものでございます。ですから、確定した計画でないことも、あわせて御報告させていただきます。
 それでは、早速中身を御説明します。資料2の2ページをお開きいただきたいと思います。開きますと、右下に小さく方位図が示しています。したがいまして、左側が北側で、三鷹駅方面ということを御理解をいただきたいと思います。大きく薄い黄色というんですか、白い部分というんですか、に示されている部分が地下2階の駐車場の位置を示しています。そのほか、色が着色されている部分につきましては、住宅棟のバックヤード、機械室等を示しているものでございます。
 次に、3ページ目をお開きいただきますと、地下1階の平面図が配置されています。ちょうど左下部分に店舗ということで、商業施設関係を、約1,280平方メートルぐらいのスペースを、今配置しています。そのほか、濃いピンクにつきましては、商業施設等のバックヤードになっておりまして、白い部分につきましては、駐車場、それから、ちょうど中央部分については自転車の駐輪場ということを、地下ではイメージしているものでございます。
 次に、資料4の4ページ目をお開きいただきますと、ここの部分につきまして、ちょうど左の下部分につきましては、スクランブル交差点の部分を示します。斜めに左側の上に上がっていく部分につきまして、さくら通り、下段の直線にしている部分が中央通りでございます。そのまま一番上にある道路部分につきましては、本町通りということになります。あわせて、右側の上部に位置している道路につきましては、しろがね通りを示しているものでございます。この敷地全体の周辺と建物の離隔距離としまして、すべて4メートル、オープン空間をとって、その中に施設計画を配置しているというものでございます。
 それと、具体的に中身の内容に入りますが、やはりピンク部分につきましては、さくら通りと中央通りになるべく店舗が配置されるようにということで、スクランブル交差点の角っこの部分に五角形部分として、約1,700平方メートルの店舗、その上のさくら通り沿いにつきまして300平方メートルの店舗、それと、中央通りのメーンとして広場の左側にございますスペースとして550平方メートル、それと、南側の部分の建物として270平方メートルと70平方メートルの店舗の配置をしているものでございます。それと、建物のやはり公有分につきましては、商業施設等のバックヤード部分になりまして、黄色い部分につきましては、住宅等の部分になっているものでございます。
 それと、申しおくれましたけど、広場の周辺には、大きく3つの広場が設けられていまして、スクランブル交差点部分で約270平方メートルの広場、中央部分として750平方メートルの広場で、南側部分で180平方メートルの広場というような広場構成をしているものでございます。
 それと次に、5ページ目をお開きいただきますと、2階の平面図になります。2階の平面図につきましても、施設計画として商業施設を配置しておりまして、一番左側の方からいきますが、左側が1,320平方メートル、ちょうど中央部分として620平方メートルと、南側の建物を渡りながら280平方メートルと、下の中央通りに面している部分が110平方メートル、さらに一番南部分で360平方メートルの店舗等の施設を配置しています。
 それと、特徴ですけど、黄色い部分につきましてが、先ほど申し上げたように住宅ゾーンになります。ここは2階部分が住宅としてのメーンのエントランスを設けておりまして、車の出入りからも上がって、斜路で上ってきて、2階部分で住宅棟の車のタワーでの出入りをさせるというような構成になっているものでございます。
 続きまして、6ページ目、3階の施設計画になります。ここでは緑部分で示されている部分が、大きく屋上緑化を、今検討しているものでございます。まだ中身の内容についてはこれから検証していきたいというふうに考えておりまして、この広場もかなり大きな面積を示しております。やはり、スクランブル側の方が1,570平方メートルという、かなり大きな面として設けています。上に上がった本町通り部分でも、約1,000平方メートルぐらい。合わせて、グリーンベルトで回っている部分が、おのおの中央通り側としろがね通り側で340平方メートルぐらいずつというものを、今イメージしているものでございます。店舗につきましても、おのおの、その屋上庭園を活用できるようなイメージとして四方に店舗が配置されていまして、南側部分につきましても、この屋上緑化と連動して渡れるような店舗構成を設けているものでございます。
 以降、7ページ目、8ページ目が住宅ゾーンに入っていきます。この住宅ゾーンに入っていく部分でも、4階の平面図につきましては、基本的には住宅棟の駐輪場を配置しておりまして、南棟につきましては集会室や住宅を配置しているものでございます。以降、8ページ目に記載しているものにつきまして、住宅の基準階ということで、今イメージしているものでございます。ただ、住宅につきましては、まだ具体的な検討に入っていない状況にございますので、地権者からも特にこの辺についての御意見等が出ていないというものでございます。
 申しおくれましたけど、協議会からこの今、御説明したプランの中で、もう既に何件かの意見が出ています。それについてUR都市機構もその意見を踏まえて、既に図面の修正をまた加えているというような状況でございます。簡単に申し上げますと、4ページ目の1階の平面図部分につきましては、ちょうど本町通り側の方に商業施設のバックヤードがございます。バックヤードを1階に設けるのはもったいないんじゃないかと。ここを商業施設として活用するために地下か何かに持っていく検討はできないのかという意見と、バックヤードから運搬する距離が長過ぎると、これはもう少し明確にするべきじゃないかとか、あと、濃いピンク部分に階段が集中していますけど、この階段ももっと分散する方法があるんじゃないかという御意見が出ています。
 それとあと、3階部分につきましては、屋上の活用の仕方を基本的にもっと検証する必要があるだろうというのと、やはりこれだけの面積にもし屋上緑化が本当にできれば、ここが1つのポイントとなるので、そういうことを生かしたレストランや休憩施設等を持ってくることができないのかというような御意見等も出ているものでございます。あと、実際にこの屋上を運営するに当たっては、地元の団体も参加できる仕組みづくりを検討する必要もあるのかなというような、あわせて御意見も出ているものでございます。
 簡単ですが、中央通り東地区につきましては以上でございます。
 引き続きまして、環境配慮制度の見直しについてでございます。この件につきましては口頭で報告させていただきます。前回の本委員会で報告させていただき、御意見や検討課題をいただいているところでございます。現在も引き続き検討を重ねている状況でございますが、なかなか早期に結論が出る状況に至っていないということで、あわせて今後も引き続き検討していきたいと考えていますが、この環境配慮基準の運用の開始について、前回の委員会で私の方から平成22年4月から運用を開始するということを御報告していますが、これを平成22年1月から時期を早めて実施をしたいということを考えています。
 なぜかと申しますと、本委員会報告後のことでございますけど、この社会経済状況がかなり厳しい中でも、緩やかですけど、開発や中高層の相談案件がふえてきています。こうした状況を踏まえて、実態に即した指導をすることが望ましいのではないかというふうに考えていまして、本委員会からいただいた課題等につきましては今後も引き続き検討することといたしたいと考えています。したがいまして、平成22年の1月から実施をさせていただくということで御報告をさせていただきます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  それでは、幼児2人同乗用自転車レンタル事業について御報告いたします。前回、9月10日の本委員会で募集中という御報告をいたしましたが、その後、10月1日からレンタル事業が無事スタートしておりますので、その経過について御説明いたします。
 レンタル自転車については40台用意をいたしまして、51人の方から申し込みがございました。したがいまして、抽せんを行い、利用していただける方40人を確定し、その後、安全な自転車利用を図っていただくために、この方々を対象に自転車講習会を開催しております。9月の25日、26日の2日間に分けて安全講習会を開催いたしまして、10月1日からレンタル事業がスタートしております。
 以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、エからカについて説明をいただきました。
 質疑に入りたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  では、ちょっと何点か質問させていただきます。
 三鷹駅南口の中央通り東地区再開発事業について、ちょっとお尋ねをいたしたいと思います。先ほど、この中でも早速何点か修正の意見が出たという話がありました。それで、その点、もう一回出た意見をお尋ねしたいんですが、それとともに、特にその中でもありましたが、3階の平面図のところの特に屋上緑化、これも僕もすばらしいなとは思うんですが、単に緑化をするというだけではなくて、やはりそれを利用した商店の活性化につながるような、そういうような取り組みも、先ほど意見も出ていると言ったんですが、ぜひその点をもう一度お聞かせいただきたいし、また、その点で活性化と緑化、温暖化対策とかいうこととのコラボレーションというんですか、それでともに発展できるような形。
 それと、今非常に問題になっております環境に配慮するという観点からなので、このビル全体の中で、屋上緑化だけじゃなくて、例えば太陽光発電システムをどこにとかいう、全体に当たっての環境への配慮というんですか、その考え方をちょっとお聞かせください。それと、このように具体的に取り組んでいるということがあれば、お尋ねいたしたいと存じます。
 それと、幼児2人乗りの自転車レンタル事業についてお尋ねいたしたいと存じますが、これは40台で51人の申し込みということは大体想定内というか、予想どおりの形だったんでしょうか。それとも、意外に少なかったなとかということと、かなり盛り上がりというんですか、話題性はもちろんあって、斬新な、画期的に、イの一番に手を挙げて取り組んだという三鷹市のそういう意味での取り組みは高く評価しているところですが、なかなか普及というんですか、まち中なんかに行くと、こういうのを見ていても、意外とこれは値段が高いせいか、だから三鷹市もあえてこういう形でレンタル事業に取り組んだというのもあるのかもしれないんですが、やっぱりその点の、三鷹市で余計に借りてくれている方に対しての安全講習初め、25日、26日にやったということですが、安全対策というんですか、安全のためにつくった自転車をレンタルしているわけですから、より安全確保に向けた取り組みと、これから先への普及に向けての広報活動についての考え方をお尋ねいたします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  中央通り東地区につきまして、大きく分けて3点の御質問をいただいたかなというふうに思っています。
 協議会からの修正意見、もう一度確認の意味で申し上げますと、1階部分の平面につきましては、商業のバックヤードを地下に移したらどうかというのが1つ。それから、バックヤードからの搬入の出入り口の動線が長過ぎるのではないかというのが2つ目。それと、荷さばきスペースが大き過ぎるのではないかというのが、1階で出た主な意見でございます。
 それと、地下1階には、前回の協議会でお示ししたときは、1階に駐輪場がございました。それを今回、地下1階に変更していることによって利用がしにくくなったのではないかと。南棟に移動して検討したらどうかというような御意見が出ています。
 2階部分につきましては、住宅部分のエントランススペースが広過ぎるんじゃないか、ここをもっとコンパクトにできるんじゃないかというような、そんなような御意見です。それと、商業部分の階段が固まって配置し過ぎているということでございます。
 3階部分につきましては、これは2つ目の質問と、緑化の取り組みについても重なりますけど、屋上緑化の活用方法について、今後よく検証しましょうということと、管理運営についても、地元の団体が手を挙げれば、そこに手入れしていただくシステムも考えてみるべきではないかとかですね。それから、屋上緑化が施設として大きな特徴になることから、レストランや休憩施設の検討も進めたらどうかというような内容でございます。それと、この屋上緑化に対する、当然ビルとしての環境の面から配慮しても望ましいことですけど、まだプランを検証している段階でございますから、具体的な全体的な検証というのは、これから多分行おうと思っています。ただ、目標としては、新エネルギーの利用や、要するに積極的な緑化を行うことによってヒートアイランド現象の対策を講じるとか、そういうことは念頭に入れながらも、多分プランが確定して、具体的にそういう部分を取り入れて今後の検証に入っていくというふうに思います。
 3点目の、ビル全体としての考え方も、あわせて住宅棟の議論もまだ進めていないものですから、その辺についても、新エネルギーの利用を住宅棟にも付加させるのか、商業施設だけで検証するのかというのは、正直申し上げてまだそこまでの議論に至っていないというのが実態でございます。
 以上です。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  レンタル事業について御質問いただきました。40台を用意してということで、予算の範囲でできる限り多くの台数を用意しようということでスタートしたところですが、正直言って締め切りの1週間前はたしか14人の申し込みでして、非常にはらはらしたところでした。しかしながら、締め切り間際の二、三日で非常に多く駆け込みというか、お申し込みいただきまして、結果として抽せんということになったところです。
 こういったレンタル事業というやり方と、隣の西東京市が始めましたけれども、購入助成、新車を買う半分を助成しますという2つのやり方があるわけですが、なかなか購入助成というのも非常に低調ですというような新聞記事がありまして、そういった中では、レンタル事業というこのやり方、取り組んでいる自治体は非常に少ないんですけれども、いっときに大きなお金を必要としないというところと、安全な自転車を普及する1つのやり方として、今後も継続してやっていきたいなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧に御答弁ありがとうございました。では、最初の方の、まず三鷹駅の東地区再開発についてお尋ねいたします。まさに今、またこの図面を見て修正意見という、なるほど、まさに生活というか、商売の実態の中から出てきている意見かなというような気がします。やはり我々がちょっとこうやって見ても、1階というのは一番最高の場所なので、なるべくバックヤードというか、そういうものは陰の方へというか、利用勝手が悪いところというか、地下とかに持っていった方が──地下も悪くはないんですが、確かにそのように思いますし、なかなかいろいろな形での意見が出ての折り合いが難しいとは存じますが、皆さんの意見を聞きながらよりよい形へと集約していっていただけたらなと。
 特に私もこの今、地球温暖化というか、環境に対する皆さんの関心が深いところなので、ぜひともこの全体を環境ビルというか、そういうコンセプトで、商業とともに、経済の発展というか、商店街の活性化と環境とを両立した、そして、何ていうかな、発展する商店街であり、ビルであるというような形にぜひ持っていっていただきたいので、この新エネルギーへの先ほど来の取り組み、そして住宅棟と環境等ともうまく共存できて、なおかつ今のように売電できたりというんですかね、環境に配慮しながらも、住民たちがより快適でコスト削減にもつながるような取り組みというものをぜひ、まだ形があれですから、これからも積極的にそういう形で行政としても取り組んでいただけたらなと。
 特に、それと、この屋上緑化のこの緑、すばらしい。これだけで見ても、かなり緑の部分が多いので、ぜひ、管理システムもそうですし、これを商売にというか、活性化に生かしてもらえるような形にと思います。それで、またそれに当たってこの関係者の方たちを、うまく行政が主導してコーディネートしていただけるような形に持っていっていただきたいと思いますが、その点に関してもう一度お聞きしたいと思います。
 それと、2人乗りの自転車レンタル事業についても、1週間前がそこまで厳しい状況だったとは知らなかったんですが、取り組み自体はいいんですが、なかなかこれが、広報活動がというか、うまくいっていなかった点もあるのかなという思いと、確かに金額もいろいろ高かったりということなので、これからも続けていく事業だと思いますので、くれぐれも安全確保をしつつ、これからも普及というんですか、こういう取り組みをしているんだということを市民に広報するような取り組みをよろしくお願いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  中央通り東地区の全体の取り組みでございます。前回の委員会でもお示しをしたと記憶しているんですけど、参考資料でお配りして、このビル全体の開発のテーマということで、大きくここにも示してあるんですけど、商業の環境、地理的環境、自然環境、生活環境、歴史・文化、最後に社会環境、これをテーマとして、このビルの開発に取り組んだらどうだということを、一応たたき台として挙げています。
 具体的に何を目標にしようかということですけど、1つ目には、緑や水の自然環境と利便性が調和する高い都市を目指しましょうと。2つ目には、清潔で美しい環境が維持され、市民が生き生きと生活する都市を目指しましょうと。3点目には、安全で安心できる生活空間の中で市民が触れ合いをもって活動する都市を目指しましょう。4点目には、郷土・歴史を大切にし、新たな文化を創造する都市を目指しましょう。5点目には、開放された都市空間が市民の「共有の財産」となっている都市を目指しましょうということを掲げて、今後、委員さんが言われたような具体的な検証に入っていきたいということも、あわせて大きな課題として持ちながら、三鷹市もそうなることを望んで、1つでも、2つでも、お力になってあげればなというふうに思っているところでございます。
 以上です。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  幼児2人乗り同乗用自転車のレンタル事業について御質問をいただきました。今後の取り組みですけれども、今年度の状況を見てということを当初考えておりまして、大変反響が多い事業でございました。したがいまして、事務局としては新年度の予算要求をしたいと思っておりますし、議会の議決が得られれば、また継続してやっていきたいと思います。
 また、その折には委員から御指摘のありました事前の広報、今年度も「広報みたか」、あるいはホームページ、メディアの取材も積極的に受けまして、そういった媒体も使いながら広報したところです。同じように、事前の周知を十分に行った上で継続して事業を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  御答弁ありがとうございました。今後とも積極的な取り組みをよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(川原純子さん)  まず、エの三鷹駅南口通り東地区再開発事業について、今、図面を見ながら説明いただいた中におきまして、まず、商店、要するに店舗がかなり多く入れられております。この店舗に関しまして、また全体についてなんですけど、障がい者の方たちが車いすで行くことができるような状況なのか。それから、トイレ等のことが私はわからないんですけれども、この図面の中ではよくわからないんですが、そういった障がい者の方たちがもし利用できるような形態であるならば、だれでもトイレですとか、あと非常ベルの場所に関しても、今設置されているところについて、障がい者の方が車いすで倒れられたときに、大体トイレに座って、すぐのそばに、右側に、どのトイレでもそうなんですけれども、ついていますけれども、実際にひっくり返ってしまった場合に、それでは役に立たないと。下の方についているべきではないかというような、両方つけていただきたいというような障がい者の方々からの要望もありましたので、新しくできるところに関してはそういった配慮もしていただきたいと思うんです。
 ですから、まず障がい者の方たちも使えるような店舗形態なのかどうかということと、それからあと、広場がかなり、このように設置していただいているということで、ありがたいと思います。この広場の形態がどのような形になっているのか、また、利用の仕方というのもどのような形になっているのか、あれば聞きたいと思います。
 それとあと、屋上の部分なんですけど、屋上緑化という形で広くこのようになっておりますけれども、この屋上の利用の仕方というか、ここもどのような──これからということも今お話がありましたけれども、ここで例えば商業スペースというか、簡単な軽食だとか、お茶ができるような、そういったところが設置される予定があるのか否か、そういったことも、どのような利用の仕方を考えていられるのか、もしあれば聞きたいと思います。また、今後そういったことも考慮されているのでしょうか。
 それと、幼児2人乗用自転車レンタルについてなんですけれども、前回の委員会でたしかお聞きしたと思うんですけど、耐用年数というのか、償却年数というんでしょうか、たしか2年というふうに前回聞いたと思うんですけど、その点、2年というのはもったいないなと。その以後、例えば自転車が使えるような状況であるならば、引き続き使っていくのであろうと思いますけれども、この使い方というか、整備の仕方というか、そういった点をお聞きしたいと思います。
 まずその点、お願いします。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  じゃ、中央通り東地区の方からお答えをさせていただきます。商業施設にしろ、業務施設にしろ、当然その障がいの方がお使いになる施設構成のことは、当然念頭に入れて整備を今後もしていただきますし、あわせてそういう設計に対しても細かい配慮をしていただくのが大前提だというふうに思っていますので、現段階ではまだゾーニングを決めている状況でございますから、具体的にトイレの位置がどこにあってどうのこうのというのは、この図面の中では大まかなゾーンしか示されていませんので、そのように御理解をいただきたいと思います。当然、非常ベルの位置についてもそういう御意見があるようでしたら、私どもの方からも申し伝えて、上下につけられるのであれば、そういうような工夫もしていただきたいと思います。
 2点目の広場の利用、運営、どういうふうに考えているかということでございます。正直申し上げて、まだ具体的にこういうイメージを提示しただけにすぎなくて、今後どうやったらこれが本当に実現できて、これだけの、本当に面積を維持・管理できるのかということもあわせて検証していきたいと思いますし、当然、そういう屋上緑化での、あわせてですけれども、1階の利用の運営の仕方、屋上の利用の運営の仕方、これ、イコール、一緒だと思うんですね。ですから、そういう意味では、今後それが存続というか、必ずできるようなイメージの方策を議論していきたいと思っています。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  レンタル自転車について、耐用年数の御質問をいただきました。自転車の耐用年数というのは使い方によって随分違うので、2年ということでしたが、これは減価償却の期間が2年ということでございます。実際には、このレンタル自転車、1年ごとに自転車店で点検整備を行って、そういうことを繰り返しながら使っていくという自転車なので、一般にお使いの自転車よりは非常にしっかりとした点検整備がなされる自転車というふうに理解しております。
 今回お申し込みをいただいた方の平均的な使用期間が3年弱でございました。したがいまして、3年弱の期間が終了した時点でも、その自転車の点検整備を行って、その状況にもよりますが、もう一回ぐらいは次の御利用をしていただく方にまた使っていただけるのではなかろうかというふうに考えております。
 以上でございます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  済みません、もう一点だけ追加で御報告しておきます。あわせて障がい者対策としまして、東京都の福祉のまちづくり条例も改正をされていまして、バリアフリーに関しては、建物に対する基準が強化されていますので、今まで以上にかなり厳しいというよりも、手厚い整備がなされるというふうに理解していますので、あわせて御報告しておきます。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。まず、三鷹駅の東地区の再開発なんですけれども、広場に関して、先日でしたかしら、やはり中央通りで、三鷹駅再開発で駅前に広場ができましたけど、なかなかあそこは警察の許可ですとか、道路ということで、利用の仕方がなかなか難しいですよね。それで、中央通りで店舗の一部を借りてミニコンサートのような形を行っておりました。
 やはりこれから地域活性化とか、そういったことも配慮してのこういった再開発ですから、せっかくのこの広場があれば、そういった路上ライブのようなミニコンサートですとか、また、この住民の方たちが利用してだとか、いろいろな形で音楽いっぱい運動を含めながら、地域の活性化につながるような広場の活用方法をしていけたらいいなと思っております。できれば、本当に三鷹駅前の広場ももっともっと自由に使えるような形になれば理想的だと思いますけれども、まずはこの形態ができればという思いでおりますので、その点、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、この幼児2人乗り用の自転車ですけれども、こうやって1年ずつ点検していけば、より多くの方たちがまた利用できると思いますので、減価償却という形で2年というふうにお聞きしたんだと思います。それでこれは、今後、これだけ希望者が多いわけですから、この事業は続けていかれるんではないかと思いますけれども、予算的に自転車がこれからふやしていけるのか。それから、また、この減価償却で大丈夫であるという自転車であるならば、これからもそれに伴って台数を確保していくのか、その点をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  委員さん御指摘のように、広場の活用につきましては私どももそのように思っていますので。ちょっと説明が不足しておりましたので、あわせて資料の5ページ目の2階の平面図を見ていただきますと、さくら通りと中央通りに面して、2階部分でグレーがちょっとピンクがかっちゃった色がついている部分が屋上のデッキ、テラスを示しています。ですから、中央通りをずっと2階のデッキ階から、そういうイベント等があった場合、ちょうど見おろせるような形態もとっていますし、ちょうど中央にある1階部分の広場についても、デッキ上での見おろしができて、イベント等の参加が身近に使えるような工夫も一応念頭には入れて設計のプランを今考えていますので、今後もあわせてこういう部分がなくならないように取り組んでいきたいというふうに思っています。
 以上です。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  レンタル自転車に関して御質問いただきました。来年度以降はどのくらい買っていくんだというところなんですけれども、非常に難しい問題がございまして、今回は40台を用意して51人のお申し込みがあったということですが、これから先、また既に使っていた自転車が戻ってくる自転車というのもありますし、ということもあって、そういうことを総合的に見ながら予算を、購入台数を決めていきたいと思っております。
 まず、このレンタル事業をスタートしたそもそものきっかけというのは、自転車は非常に高いと。いっときに買うには非常に高いということと、使う期間が限られている自転車だからということでレンタルをスタートしたところです。市の方で用意した自転車は、今量販店で恐らく7万円から8万円ぐらいします。なので、この自転車が普及してくると、この価格というのも下がってくるのかなと。その辺が市としてレンタル事業の役割の区切りをつける指標になるのかなというふうにも考えております。
 いずれにしても、今、大変高い状況が今のところ変わらないので、来年度については継続して取り組んでいきたいと考えております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。じゃ、よろしくお願い申し上げます。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いいたします。建物全体のイメージがだんだんわいてきたところだと思うんですけれども、この南口中央通り東地区再開発について御質問させていただきたいと思います。今、地下部分に駐車場、これが非住宅用駐車場ということでスペースが設けられているのと、地下2階にも非住宅用駐車場というふうに設けられております。これは、上に住んでいる方じゃなくて、店舗を利用される方、または三鷹駅付近を使われる方の駐車場だというふうに思いますが、さくら通りの今ここの場所にある駐車場もなくなってしまうのですが、これは大体どれぐらいの台数を見込んで設計しているのか、このスペースで大体何台ぐらいなのかというのがわかれば、教えていただきたいと思います。そして、その台数にした根拠があればお示しいただきたいと思います。
 それと、資料3の地下1階の平面図に、やはり公共用の駐輪場が北棟の方に示されておりますけれども、これも大体何台ぐらいを見込んでいて、今の三鷹駅周辺にある放置自転車や、駐輪場に入れられないというふうにお困りの方々の自転車に対して対応ができるような体制になっているのか、その辺もお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  質問を2点いただきました。
 地下2階、1階に示してある駐車場につきましては、委員さんの御指摘のように商業施設並びに利用者の関係の駐車場でございます。住宅につきましては、先ほども申し上げたようにタワーで上に上がっていくということでございます。
 この今現在の駐車場の台数につきましては、商業施設等が入るという前提に基づいて、大店立地法に伴った台数をクリアするということをイメージしておりますので、今目標値としては230台程度をイメージしています。既に、今あるさくら駐車場の平置きで、たしかあれが百数十台と聞いておりますので、その辺の台数はクリアできるかなと思っています。それと、地下1階にございます駐輪場でございます。これは公共施設の駐輪場をイメージしておりますので、今さくらにございます駐輪場はおおむね1,000台程度ということでございますので、ここもやはり1,000台以上の確保をしたいというふうに思っているところでございます。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。大店舗法にのっとって230台程度というのは、恐らく少ないんじゃないかというふうに思われます。今後の御検討が必要になってくるんじゃないかなと。駅に近いから大丈夫じゃないかということもあると思うんですけれども、恐らく今の利用実態、三鷹駅周辺でも駐車場がちょっと少ないかなと思うところもありますので、実態を踏まえてぜひ考えていただくように働きかけていただければと思いますので、お願いいたします。
 それと、駐輪場は今のさくら通りの駐輪場と同程度だと、やはり放置自転車はなくならないと思いますので、南口のあのデッキの下に多少なりとも自転車がとまってしまう実態だとかもまだまだありますし、しっかりとその辺が確保されていれば、景観上よくないカラーコーンの固まりも消えていくと思われますので、ぜひその辺も台数のことに関してはお考えいただければと思います。
 そして、この建物の全体をざっと見させていただいて、店舗が多く配置されているわけですけれども、残念なことに、今までの方針で決まってきたと思われますが、公共のエリアが非常にというか、全くない状態でございます。三鷹駅にコンベンション的な施設がないこの実態を踏まえて、何かそのような床を三鷹市で押さえることができないのかなということを、ちょっと見させられました。
 そこで、あとこれだけの大きな開発をやるのであれば、この地域の熱源を確保するというインフラ整備があってもいいのかなというふうに、これを見ながら考えました。川崎市なんかでも、第三セクターでつくっている建物なんかは、地下に都市ガスによる熱源をそこで配置しまして、近隣の住宅や店舗に熱源を配ることによって、近隣地域は非常にランニングコストが抑えられるというようなメリットもございます。これだけの大きさでやるのであれば、もう一階だけ地下に掘って、そういうものを整備することによって、三鷹駅周辺ではランニングコストを抑えることによって店舗や事業が展開できるというメリットを醸し出すことができるんじゃないかと思いますけれども、そういった話題がURとの話し合いの中で出てきているのかどうか、お教えください。お願いいたします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  2点あって、1点の方は、公共施設が確かに現在の中では、施設計画上、どこもスペース的には載っておりません。これは、いろいろ市の方としても長い期間、検討のイメージを重ねてきたところでございますけれども、社会情勢の厳しい状況の中と、今の財政運営をしていく中では、現段階でこの施設に公共施設を盛り込むのはかなり難しいだろうというふうに、今判断をさせていただいています。これから10年先にでき上がるまでの間について、大きな社会の状況が変化して、また、必要性が高まってくるようであれば、変更してまでもそういう施設の望みというものも可能性としてはないわけではないというふうに、今理解をしているところでございます。
 したがいまして、現段階では、このまま運営を、民間の活力をかりて、そういうコンベンション的なイメージも膨らむのであれば、ぜひぜひ誘致をしていきたい、そういうふうに思っているところでございます。
 2点目のインフラ整備の件でございます。残念ながら、まだ具体的にそこまでの議論は正直言って行っておりません。そういう熱源を確保している施設なども視察をして、見ていることは見ています。ですから、今後もう少し検証されたときに、本当にそういう熱源をここの地から発して運営が成り立つんであれば、最後、三鷹で残された土地ですから、そういう活用もあってはいいのかなというふうに私も思います。今後の課題とさせていただきたいというふうに思っています。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。社会情勢、経済情勢を考えると、三鷹市の財政だけでなくて、今民間もすべてそういうことですので、これだけの店舗が埋まるのかなという、今の現段階ではその不安もあることだと思います。実際できるころには、またいろいろな事情が変わってくると思いますので、そういったものは常にちょっとどこかに、片隅に残しながら話を進めていっていただければありがたいと思います。
 そして、熱源の話ですけれども、なるべく電柱を地中化するだとか、いろいろな景観のことを考えてやっていくのであれば、非常に得策と考えます。ぜひとも今後の方向性の中で、三鷹市がやはり駅前でそういう建物をやるときに、熱源までそこに設置させて近隣の建物に供給していく、そういう試みをやることによって、また他市からもきっちりと認識されるということもありますので、それがまた、この近隣で営業をやっている事業者に対しても非常にメリットがある策だと思いますので、引き続きの御考慮をお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  1点だけ。幼児2人乗り同乗自転車のレンタル事業なんですけれども、以前、ちょっと確認したいんですけれども、車両の保証期間が2年だったかのようで、減価償却が2年というふうに今答えているんですけれども、これはレンタル料で七、八万円の費用が回収されるという意味なんですか。ちょっと、実際に、レンタル事業なので、3年弱、平均利用期間はその期間だと。その期間のレンタル料を利用者に負担してもらうという計画で、長く使えば使うほどレンタル料が入ってきて、最終的には市の負担がある面ではない、なくなる事業ということも言えるかと思うんですね。
 私は、ニーズもあるということで、拡充していきたいということで、ふやして、これからも新規予算に盛り込んでいこうということだと思うんですけれども、潜在的な利用者はどのぐらいいるのか。今回40人の方というのはどういう利用者なのかという点を分析して、保育園など、その利用者のニーズ把握を簡単なアンケートなどをすれば、今乳幼児の子が大きくなるときに乗せていくという、ある程度の目算もできるのではないかと思うんですけれども。ちょっとその減価償却ということ、2年というふうに言っていたので、そこのところの確認をお伺いしたいなと思うんですけれども、お願いします。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  自転車の減価償却の期間が2年というふうに理解しております。ただ、これは会計規則に定める減価償却で、2年以降は価値がなくなるというものではございません。したがって、これは自転車の小売店の方とも話してはいるんですが、丁寧に使っていただければ10年はもつ自転車だと、そのようにおっしゃっておりました。
 このレンタル費用と、レンタルでいただくお金でイニシャルコストが回収できるのかということですが、基本的に子育て世代の支援ということで、あくまでも適正な費用負担をしていただくということから、月1,000円という金額を定めておりまして、先ほど、3年弱の利用が多いということで、仮に3年とすれば3万6,000円かかります。新車を買えば、その倍費用がかかるということで、新車を買う値段のおよそ半分の負担をしていただくことで、レンタル自転車を3年程度御利用いただける、そういう整理をして1,000円の利用料を定めました。
 それから、利用者アンケートとか、利用者の見込みというお話がございまして、私どもでも幼稚園や保育園などで利用者アンケートをいたしました。使うつもりがあるかとか、幾らぐらいならいいのかとか。さらに、市民課の電算を回していただいて、該当する世帯数も把握はしておりますが、この自転車を使うか使わないかというのは、非常に微妙なところがありまして、従前の自転車も、3人乗せて使っている方がいらっしゃいまして、東京都の道路交通規則では違反ではありますが、積極的な取り締まりはいたしませんと、指導にとどめますということで、従前の自転車も利用できるわけです。
 我々が考えていたターゲットというのは、新たに自転車を購入する世帯、これがどのくらいいるかというところで、非常に見通しが難しい問題でございました。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。幼児2人同乗用自転車はより安全性を確保しているということで認められているわけですから、そういう点では、市がレンタルという形でその制度を充実して、そういう自転車をその限られた期間利用する機会をつくるというのは、すごく先進的でいい事業だと思うんです。平均利用期間が3年間で3万6,000円だということで、七、八万円の自転車だとすれば、二回り、1回返して、もう1回それを利用できるというふうになって、7年近く使えば、ほぼ自転車の市が購入する代金を回収できるということですね。市は負担しないということ。私は、それをレンタル料を取って、言ってみれば購入するよりも安く使うことができるというレンタルの意味をプラスに生かしていければ、市の負担がなくて──全くないとは思わないけれども、全部補助金みたいに出すのとはちょっと違う事業をしている三鷹市の利点というんですか、そういう部分を発揮できるような、将来の拡充施策に結びつけてもらいたいというふうに希望しておきたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  これで、エからカについての質疑を終わります。
 それでは、都市整備部の皆様には大変ありがとうございました。
 休憩といたします。
                  午前11時13分 休憩



                  午前11時19分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(藤川雅志君)  改めまして、おはようございます。本日、生活環境部からは1点、御報告がございます。それは、市で保管しておりますPCB廃棄物の処理について、ちょっと新しい動きがございましたので、余り我々にとって喜ばしい話ではないんですけれども、御報告をさせていただきます。細かな説明は担当課長の方からやらさせていただきます。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。生活環境部環境対策課、アのPCB廃棄物処理の一部延期についてという資料をごらんいただければと思います。平成16年度に市内の公共施設のPCB含有照明器具等の点検・交換・撤去を行って、そのPCB廃棄物を保管してまいりましたが、日本環境安全事業株式会社東京PCB廃棄物処理施設という、100%政府出資のPCB廃棄物を処理する施設が平成17年11月に稼働したことを受けまして、平成18年度に三鷹市のPCB廃棄物の処分を予定しておりました。
 しかしながら、平成18年3月及び5月の2回の事故、あるいは、平成18年10月から操業再開後に新たな処理能力の不足という状況が判明したことにより、処理計画の再度の見直しがございました。三鷹市のPCB廃棄物の処理は、平成21年度、今年度処理というふうな形で変更となったんですけれども、そのうちの安定器、照明の器具の中に入っている安定器なんですが、そちらの処理に技術上の問題点があるということが判明しまして、処理できるめどが立っていないことから、その照明の安定器に関しては平成22年度に先送りされました。
 これは昨年度のことですが、今年度になりまして、この平成22年度に先送りされた安定器を、さらに処理のめどが立たない、処理することが難しいということで、別紙1枚めくっていただければ幸いなんですが、PCB廃棄物の処理についてという、この日本環境安全事業株式会社の東京事業所長から三鷹市長あてに文書をいただきまして、平成21年9月18日付ですね、この中でPCBの処理について3段落目になりますが、安定器に関しましては、アスファルト充てん材型安定器の処理が困難なことにより受け入れを一時中断しており、PCB汚染物等をあわせて処理方針を策定すべく国と相談していくこととしております。つきましては、貴市に保管されているPCB廃棄物の処理に関しまして、標準的なコンデンサーは平成21年度に処理させていただくことにいたしますが、安定器は計画にあります平成22年度の処理ができないことから、今後弊社より受け入れの御案内が行くまで保管を継続いただきますようお願い申し上げますと、そういうような文書になっております。
 これは、処理ができないので、処理ができるめどが立つまで保管を継続してほしいというような内容になっております。なかなか今の技術ではできないということになりますと、アセスを始めて新しい処理施設をつくり直さないといけないというような話も聞いております。なかなか2年、3年ではちょっと処理ができないことになりますので、そのことを今回御報告させていただきたいということで。
 1枚戻っていただきまして、平成21年9月18日付のこちらの文書で、先ほど申し上げた提示がないことから、当分安全に保管を継続していきたいというふうに考えております。
 なお、コンデンサーの処理については、予定どおり今年度中に処理するための委託契約を、平成21年10月14日に日本環境安全事業株式会社と締結いたしました。これにつきましては、今後安全に処理をしてまいりたいと思っております。
 私の方から報告は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(川原純子さん)  以前にも、この委員会ではない委員会なんですけれども、質問したことがあったと思うんですが、この日本環境安全事業株式会社というのは、こういったPCBの廃棄物処理施設を持っているところという、この会社1社だけでしたかしら。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  処理を、いわゆる私ども公共施設とか、地方公共団体、東京都さん、あるいは民間のPCBを持っているところというのは、この会社で委託をするというようなお約束になっております。この会社しか、逆に言えば処理ができない。
 そのほかにないかというふうなお話ですと、東京電力さんが処理をする施設を持っていらっしゃるということで、それは自社の、たくさんございますから、それを処理するというふうなことは伺っております。ただ、どうしても私どもが処理をお願いするところは、この日本環境安全事業株式会社さんのみというふうになっております。


◯委員(川原純子さん)  そうしますと、ここの会社だと100%政府出資ということですけども、例えば、じゃ、東京電力にお願いした場合というのは、お金は市から出さなくちゃいけないという形になるんでしょうか。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  済みません、私の説明が足りなくて申しわけございません。東京電力さんは自分のところのやつだけを処理するということで、ほかのところは受け入れないというふうな形になっています。ですので、100%政府出資なんですが、処理するには、やはり数千万円のお金をかけて処理をしていただくような形になって、今年度予算でも約2,700万円余の、処分費だけでそのぐらいの予算をとっております。
 以上です。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。そうしますと、三鷹市もこれだけ毎回、毎回、延びに延びちゃっていますので、これを読ませていただいたときに、ああ、またかというような、正直思いがいたしました。これは、ですから、三鷹市だけが保管していくという形じゃなくて、ほかの自治体も同様ということでありますね。
 めどとしては、そうすると、ずっとめどがつくまで市で保管をしていくという形になるわけですね。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  おっしゃるとおり、この日本環境安全事業株式会社さんから、受け入れられるというような御案内が来て初めて処分ができるという形になりますので、それまではずっと保管を続けるという形になります。
 以上です。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。やむを得ない事情ということなので、市で今も一生懸命厳重に保管していただいていると思いますけれども、再度、厳重に、漏れることのないようにお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  処理の期間が延期されるということで、保管期間が延びると。現状、確認で、保管の状況はどういうふうになっているのか、お伺いしておきたいと思います。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  現状といたしまして、基本的にはステンレスの容器に入れられるものは詰めて、ちゃんとふたをして施錠するというのが基本になっています。保管している施設としましては、市民センター、環境センター、東部下水処理場、社会教育会館、そのほか井口コミュニティ・センター、総合保健センター、東部図書館等々あります。あと、現在使用中で、まだ廃棄物になっていないところも、三鷹図書館の本館とか、あるいは西部図書館等がございますが、そこでも、管理をする上では、廃棄物になったものにつきましては、特別管理産業廃棄物の管理責任者というものを設置しまして、しっかりと資格者が管理をしております。


◯委員(栗原健治君)  かなり各施設、分散して、量も数多くあるために1カ所に集めるわけにはいかないという事情もあるかと思うんですけれども、保管場所の引き継ぎとか、そういうことも必要になる場合もあるかと思うので、安全対策については十分留意して徹底していただきたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、質疑を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時30分 休憩



                  午前11時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続いて、その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでございました。
                  午前11時31分 散会